富士見市議会 2024-03-14
03月14日-09号
令和 6年 第1回 定例会 令和6年第1回
定例会議事日程(第9号) 令和6年3月14日(木曜日) 午前9時30分
開議議会運営委員会委員長報告日程第 1
市政一般質問 質問順 16 村 元 寛 17 熊 谷 麗 18 勝 山 祥 19 今 成 優 太日程第 2 議案第43号 富士見市税条例の一部を改正する条例の制定について散
会出席議員(21名) 1番 小 泉 陽 2番 田 中 栄 志 3番 佐 野 正 幸 4番 根 岸 操 5番 伊 勢 田 幸 正 6番 村 元 寛 7番 加 賀 奈 々 恵 8番 熊 谷 麗 9番 木 村 邦 憲 10番 宮 尾 玲 11番 尾 崎 孝 好 12番 斉 藤 隆 浩 13番 関 野 兼 太 郎 14番 篠 田 剛 15番 篠 原 通 裕 16番 山 下 淑 子 17番 深 瀬 優 子 18番 勝 山 祥 19番 今 成 優 太 20番 小 川 匠 21番 川 畑 勝
弘欠席議員(なし)欠 員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市 長 星 野 光 弘 副 市 長 浅 井 義 明 総 務 部長 古 屋 勝 敏 政 策 財務 水 口 知 詩 部 長 協 働 推進 新 山 司 市 民 部長 塩 野 英 樹 部 長 兼 協 働 推進 課 長 事 務 取扱
子ども未来 小 日 向 哲 也 健 康 福祉 鈴 木 貴 久 部 長 部 長 経 済 環境 渋 川 久 都 市 整備 新 井 雅 彦 部 長 部 長 建 設 部長 森 田 善 廣
会計管理者 佐 々 木 恵 司 兼会計室長 危 機 管理 深 迫 国 宏 監 査 委員 岡 部 泉 課 長 事 務 局長 教 育 長 山 口 武 士 教 育 部長 磯 谷 雅 之
学校統括監 武 田 圭 介本会議に出席した事務局職員 局 長 近 藤 徹 次 長 野 本 和 宏 主 査 西 澤 康 美 主 任 幕 田 祐 二 主 任 伊 藤 沙 耶 子
△開議の宣告
○議長(田中栄志) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和6年第1回
富士見市議会定例会第24日の会議を開きます。 (午前 9時30分)
○議長(田中栄志) お手元に配付した議事日程(第9号)に従って議事を進めます。
△
議会運営委員会委員長報告
○議長(田中栄志) 本日、
議会運営委員会が開催されましたので、委員長から報告をお願いします。
議会運営委員会委員長。 〔
議会運営委員会委員長 勝山 祥登壇〕
◆
議会運営委員会委員長(勝山祥) 18番、勝山です。おはようございます。本
日本会議開会前に開催した
議会運営委員会の報告をいたします。 初めに、追加議案に対する資料の確認を行い、不備等がないことを確認しました。 次に、本日の日程確認について協議しました。内容は、
タブレット端末に登録の議事日程(第9号)のとおりです。 報告は以上です。議会運営に対する議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げまして、
議会運営委員会の報告とします。
○議長(田中栄志) ただいまの
委員長報告のとおりご了承願います。
△日程第1
市政一般質問
○議長(田中栄志) 日程第1、
市政一般質問を行います。 昨日は、質問順15番、
加賀奈々恵議員の質問まで終わっておりますので、本日は、質問順16番、
村元寛議員の質問を許します。
村元寛議員。 〔6番 村元 寛登壇〕
◆6番(村元寛) 村元です。皆様、おはようございます。傍聴の皆様も朝早くお越しいただきまして、ありがとうございます。また、
インターネット中継を御覧の皆様もお忙しい中ありがとうございます。議長のご挨拶にもございましたけれども、いよいよ一般質問も本日最終日となります。本日は、草の根のメンバーの質問が続きますので、いい流れをつくってバトンを渡せるように、また質問内容を充実させて、少しでも市民の皆様に価値にある60分にしたいと思いますので、皆様のご協力どうぞよろしくお願いします。 それでは、私、村元寛の
市政一般質問を始めさせていただきます。大きな1番、教育政策について、(1)番、
勝瀬中学校の
長寿命化工事について伺います。以下の各項目について伺います。 まず、施設点検の業者や
工事見積りをする段階での専門職からの技術的な指摘はあったのか。 生徒や教員からの要望が反映された点は。 改修工事や改修後の維持管理に関わるコストについては。計画的に管理をされていると思いますが、その詳細について伺います。 学校のゼロ
エネルギー化について、
太陽光発電がその一つだと思いますが、ほかに工夫していることがあるのか、伺います。 また、沈下している体育館や正門などの改修については今回の工事に含まれるのか、伺います。 また、
駐車場スペースの拡充について、考え方を伺います。 学校の体育館が工事で使用できない間の運動や活動場所について、
市民総合体育館などと連携した体育教育や行事、部活動の支援など。こちらは、特に今回保護者の方や地域の方からご要望もいただいておりますので、ぜひご配慮をお願いしたいと思いまして、ご見解を伺います。 部室の維持管理につきまして、ドアの交換や便器の洋式化など環境が整えられ、現状でも適切に管理されていると感謝をしておりますが、今回の工事の計画に部室棟の改修が含まれているのか、伺います。 大きな2番、産業団地について。産業団地については、毎年のように質問しており、まさに埼玉県による募集企業の選定が行われているタイミングだと聞いています。そこで、以前も伺いましたが、進出企業に市としての要望を伝えること、それを協力してもらうためにどのように準備をしているのか、伺います。 (1)番、誘致企業との連携や協力依頼について。今後誘致企業が決定された場合、企業への協力を要請する際に各企業個別に対してではなく、協議体のような企業のまとまりがあれば、よりスムーズに進むものと考えます。このことに対する働きかけも含め、企業による地域貢献の観点から、以下の4点について協力を求めていくことについてご見解を伺います。あわせて、国や県に対する働きかけや補助制度の活用についても伺います。 9月議会で質問しましたが、企業バスの活用についてどのように協力要請をしていくのか、検討内容の進捗を伺います。電力不足が社会課題となっていますが、
省エネルギーや本市の脱炭素化への協力要請について、
再生可能エネルギー100%の工業団地、例えば福島県などを参考にお考えを伺います。
企業型保育所の設置については、雇用促進や地域貢献のためにもぜひ働きかけをするべきだと考えますが、お考えを伺います。 また、避難所としての企業敷地の提供や災害提供の締結など、どのように協力要請をしていくのか、検討内容の進捗を伺います。 最後に、大きな3番、交通政策について。交通政策についても毎年のように質問しており、私9月議会で聞いたばかりですが、状況が変わりましたので、改めて今回私からも伺います。 (1)番、
近隣自治体との連携について、9月議会で同じ質問をしましたが、この間の状況変化を受け、進捗状況を伺います。 (2)番、ワゴン車の活用などの工夫について。ワゴン車の活用を含め、
近隣自治体などが実際に進めている取組が幾つかありますが、それらを参考に国や県の補助金や制度を活用するための工夫を伺います。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) おはようございます。よろしくお願いします。 村元議員ご質問の大きな1点目、教育政策についての(1)、
勝瀬中学校の
長寿命化工事に対するご質問につきまして順次お答えいたします。初めに、専門職からの技術的な指摘についてでございますが、建築物や消防設備をはじめとする建築設備に係る点検において、老朽化や不具合に関する指摘を受けていることから、
長寿命化工事に係る設計をする中で対応を図っております。 次に、学校からの要望でございますが、体育館前の
ピロティーを駐車可能なスペースとすることや、
体育館ギャラリーへ階段を設置することなどを反映してございます。 次に、学校の改修工事や維持管理にかかるコストの管理についてでございますが、改修工事にかかるコストについては、
個別施設計画に基づき市の
実施計画事業として位置づけた上で、
関係所管課による確認を経て予算化しております。また、維持管理にかかるコストについては、
教育政策課にて適切に予算を措置し、執行しております。 次に、学校のゼロ
エネルギー化につきましては、富士見市
市有建築物の脱
炭素化基本方針に基づき、
太陽光発電設備の導入を検討しているほか、空調設備やLED照明など高効率機器の導入、
複層ガラスへの更新、外壁等の断熱化など
省エネルギー化に向けた改修を進める予定でございます。 次に、
体育館周囲の沈下による体育館の基礎等の亀裂や空洞化の改修につきましては、
長寿命化工事の中で対応する予定でございます。一方、正門の改修につきましては
長寿命化工事に含まれておりませんが、雨天時に水たまりができることは確認しておりますので、緊急性等を勘案の上、対応策について検討してまいります。 次に、
駐車スペースの拡充につきましては、学校からの要望に関する答弁の際に申し上げたとおり、
ピロティーを駐車可能なスペースとするなど可能な範囲内で対応してまいります。 次に、学校の体育館が工事で使用できない間の運動や活動場所についてでございますが、近隣の
学校体育館や校庭を利用するほか、
市民総合体育館の利用について関係課と調整を行っているところでございます。 次に、部室棟の改修につきましては、今回の
長寿命化工事に含まれていないため、修繕等が必要な場合には既定の
修繕料予算の中で対応してまいります。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) おはようございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、ご質問の大きな2点目、産業団地についての(1)、誘致企業との連携や協力依頼について
産業団地整備に係る総合調整を所管する立場でお答えをいたします。協議体のような企業のまとまりにつきましては、企業の業種や規模などにより必要となる取組や課題も変わるものと思われますことから、設置は企業側の判断になるものと考えております。しかしながら、議員ご提案のとおり、市と企業の連絡調整がスムーズに進むことが期待できるほか、環境対策や防災対策など、単独の企業での解決が困難な課題など、複数の企業が解決に向けて協働することができるなど、設置による効果が期待できますことから、
進出企業決定後に予定されております意見交換の場において、企業体などの組織の設置の必要性も含めて、市として必要と思われる要望や補助制度などを企業に伝えてまいりたいと考えております。 また、
企業バス活用の協力要請についての検討内容の進捗につきましてですが、9月定例会の答弁と同様となりますが、
進出企業決定後、
企業バス運行の考えをお伺いするとともに、市としましては運行による効果や運行活用による効果なども含めまして、意見交換を実施できればと考えております。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) おはようございます。よろしくお願いいたします。 議員ご質問の大きな2点目の(1)、誘致企業との連携や協力依頼についてのうち、電力不足が社会課題となっている
省エネルギーや本市の脱炭素化への協力要請について、
再生可能エネルギー100%の工業団地を参考に考えを伺うについてお答えいたします。議員ご提案の福島県浪江町にございます
二酸化炭素排出量が実質ゼロの産業団地では、太陽光による
再生可能エネルギーや
水素製造事業所から供給される
グリーン水素などを活用して、100%
再生エネルギーによる事業運営を目指しているとのことでございます。この浪江町の事例を参考にしてはとのことでございますが、
産業団地整備における背景や目的が富士見市産業団地と大きく違うことから、富士見市において同様の取組を行うことは難しいものと考えております。 しかしながら、
カーボンニュートラルに係る取組は、企業に対しての社会的要請でもございますので、市では令和4年5月に埼玉県企業局に対し
エントリー企業への要望として、
カーボンニュートラルに向けた取組の推進をお願いし、県の
富士見上南畑地区産業団地分譲案内では、審査項目として埼玉県の
エネルギー施策への貢献が明記されておりますので、
当市産業団地への進出企業においては、何らかの
カーボンニュートラルに向けた取組が行われるものと考えております。 今後におきましては、進出企業が決定した段階で行う予定の意見交換の場におきまして、進出企業に対し積極的な
カーボンニュートラルに向けた取組を要望するとともに、市の
地球温暖化防止活動支援補助金をご案内させていただくことで、進出企業の取組を後押しし、脱炭素に配慮した産業団地を目指してまいります。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) おはようございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、村元議員ご質問の大きな2点目の(1)、誘致企業との連携や協力依頼について、
企業型保育所の設置に係る働きかけにつきましてお答えいたします。企業が設置する
保育施設等につきましては、認可施設である
事業内保育事業と
認可外保育施設がございます。
事業所内保育事業につきましては、従業員枠のほかに、従業員以外の子どもを受け入れる地域枠を設けることとなっておりますので、議員ご案内のとおり、事業所の地域貢献につながるものと認識しております。一方で、
認可外保育施設につきましては、従業員の福利厚生を目的とし、従業員の子どものみを受け入れる施設として設置することが可能となっております。このようなことから、企業の
保育施設等の設置につきましては、雇用促進だけでなく、地域の受入れ枠を設けていただくことで、本市の保育環境の充実にもつながるものと考えておりますので、誘致企業への働きかけができる機会が設けられた際には、企業と市、双方にとってメリットのある手段について話合いを進めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志)
危機管理課長。
◎
危機管理課長(深迫国宏) おはようございます。よろしくお願いいたします。 続きまして、避難所としての企業敷地の提供や災害協定の締結など、どのように協力要請していくのか、検討内容の進捗についてお答えいたします。県企業局の
富士見上南畑地区産業団地の分譲案内では、災害時の地域貢献への取組について、企業の選定に伴う審査の項目の一つであると伺っております。議員ご提案の避難所としての企業敷地の提供や災害協定の締結などにつきましては、進出企業の決定に併せて企業側の提案や災害時に有効な取組を含めて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 続きまして、ご質問の大きな3点目、交通政策について、2点ご質問をいただいておりますので、順次お答えをいたします。 初めに、(1)、
近隣自治体との連携についてですが、令和5年9月議会でご答弁したとおり、広域的な連携につきましては各自治体が行っている公共交通の施策の課題などがありますので、長期的な視点で考える必要があるものと捉えており、現時点においては具体的な方策等は定まっておりません。 次に、(2)、ワゴン車などの活用や工夫についてですが、現在市内の移動手段については、
民間路線バスを軸として、
市内循環バスやタクシー、
デマンドタクシーなどにより公共交通を構成しており、さらに公共交通を補完する
シェアサイクル事業を展開している状況でございます。本市におきましては、現状の公共交通の維持、継続を目指しておりますが、
バス運転士不足によります
市内循環バスの運行が厳しいとされる状況の中、議員ご提案の
ワゴン車両を利用した運行は市内移動の手段の一つとして捉えており、
ワゴン車両の
利用手法等について検討していく必要があるものと考えております。 なお、議員ご提案の補助金につきましては、国や県の補助制度において該当するものがあれば積極的に活用してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 村元議員。
◆6番(村元寛) 一通りのご答弁、ありがとうございました。それでは、再質問をさせていただきたいと思います。 まず、
勝瀬中学校の
長寿命化工事の関係から伺います。最初のご答弁で、業者の今回の工事に当たり、業者の指摘等を受けて、この工事の内容を設計なり施工について、そこの部分をやっていくというようなご答弁だったかと思いますが、通常からこの学校施設の点検というのは、今18校あるかと思いますけれども、定期的に業者が入って点検してくださっているものという認識でよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 施設の点検につきましては、消防点検をはじめ、いわゆる12条と言われる建物の点検については定期的に行っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) また、先ほど業者の指摘に基づいて工事が進められるというふうに受け取ったのですが、今回の
勝瀬中学校において、何かここの部分は手を入れたほうがいいですよみたいなことというのはあったのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 点検において、設備等の老朽化というところについては指摘を受けてございますので、例えば消防点検におきましては
火災報知機受信機の劣化が見られるという指摘もありますので、そういったことについては工事の中で見てまいります。そのほか建物の点検の中では、サッシ、建具の劣化等が見られるということでございますので、そのほか外壁等の劣化、そういった指摘がありますので、
長寿命化工事の中で見ていくという形になってございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 日々そこで生活している先生方ですとか生徒だとなかなか気づかない点も、そういう外の目が入ると非常に有効かなと思いますので、今後もそれを続けていっていただきたいなと思うわけですが、続きまして生徒ですとか教員方、日々学校で生活している皆さんからの、何かここが気になっていますというようなお話というのは実際に工事に入れたという項目なんかはあるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 先生方も日々点検のほうはしていただいておりますので、何か不具合等が分かれば、すぐにこちら
教育委員会のほうにご連絡いただいておりますので、対応できる分についてはなるべくスピード感を持って修繕は行ってきております。これまで行ってきたものとしては、窓のサッシについてはちょっと外れるところがあったので、そこについても即座に対応してきたという過去がございます。 今回学校からの要望としては、やはり駐車場の関係がありましたので、今回は
ピロティーのほうの車が今段差があって入れないところをうまく改修して、
ピロティーの中にも車が止められるようにしていくということも中で考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) この大規模修繕の件ですか、
長寿命化工事にどうしても、次に来るまでというのがかなりサイクルが、18校あると長いと思うので、そういった日々の修繕みたいなものは現場でされているというふうに私も聞いているのですが、代々、菅野校長、中島校長、今は内海校長、一生懸命全体を見ながら修繕を行ってくれてはいるのですけれども、また例えばサッシのお話というのが今ありましたけれども、私も実際数年前ですけれども、生徒からサッシが落ちてなんていう話は聞いたのですけれども、そういったものを全部点検して、話が前後しますけれども、先に進んでしまいますけれども、全体のさっき窓の複合的なというような工夫をされるというお話がありましたけれども、そういったところにもつながっていくようなことで認識でよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今回
長寿命化工事ということで、性能向上を図るという点において、窓ガラスについても
複層ガラスを入れていくということになっておりますので、そういった対応が今回の
長寿命化工事に入ってございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) では、話を戻しまして、今度はコストの面でお話を伺いたいと思います。 市内18校の学校をそれぞれ計画的に
教育委員会のほうでは進めていって修繕をしてくださっているというふうに思うわけですけれども、そのコストの管理という視点で見ると、どういうふうに各校に振り分けていって、計画を立てているのかというもとの考え方みたいなものを聞いてもよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) まず、大規模改修や今回の
長寿命化工事のようなものというのは、時期が来ればそういったことをしないと長く使うことができませんので、計画的に行っております。そのほかの突発的に起きる不具合ですとか、そういったものについては随時対応してございますので、既定の修繕料の予算の中から対応しているものもございますし、大きなものについては実施計画なりで
施設保全計画というものの中で対応するというものもございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 実施計画のほうでも例えば6年度は幾つか項目があって、各校やりますよというような、例えばプールの修繕とか、いろいろな学校がたしか実施計画のほうに載っているかと思うのです。それはどういうサイクルで、例えば短期で見ると今回の
勝瀬中学校とか
水谷中学校とかあると思うのですけれども、長期の視点で見たときにどういうような流れで計画を立てているのかという、その根本のところのお話を伺えればと思います。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) それぞれ
公共施設マネジメントの観点から様々な施設設備の内容については既に登録してありまして、その中で営繕担当のほうとも調整しながら、計画的にこの年にはこういった工事をというようなことで考えておりますので、その中で進めていっているという状況でございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) その計画を立てるに当たり、優先順位というのはどのように決めているのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 優先順位というと、やはり年数的なところから見てというところと、日々の点検からの状況から判断するということかと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) よく分かりました。 続きまして、学校のゼロ
エネルギー化というのが、これから文部科学省と国土交通省のほうで進めていくというふうな流れになっているかと思うのです。今回も先ほどありましたような窓の複合窓の採用ですとか、あと照明も少し触れていらっしゃったかと思いますけれども、全体的な
長寿命化工事という中には、先ほどおっしゃった以外にも例えば換気だったり空調だったりとか、全体のエネルギーをマネジメントするみたいな観点というのは入っているのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今回の
長寿命化工事につきましては、
省エネルギーの観点という点では太陽光も乗せる予定でございますし、そのほか断熱性能を向上させる取組としまして、そういった塗材を使うですとか、
複層ガラスもそうですし、そういった断熱向上を図る改修を見込んで工事を立ててございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) ゼロエネルギーというタイトルのテーマというのは、学校で消費するエネルギーを学校でつくりましょうという考えがもとだと思うので、今回の
長寿命化工事がそういったタイミングにあって、要はゼロエネルギーが実現できる見込みというふうな認識でよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) なるべくそういったゼロエネルギーの方向に改修を進めていければというところはあるのですけれども、もちろん太陽光にしても、どれだけの容量が乗せられるのかですとか、様々そういったことを勘案しながら、よりいい方向に改修できればいいというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) これが、多分ゼロエネルギーという流れが全国的に進んでいくと思いますので、ぜひこういった市内の学校で、自分の学校で消費する電力は自分の学校でつくるという流れをつくっていただければなと思うのですが、やはり今教育部長がおっしゃったように、例えば災害とか天候とか台風とかあるかと思うので、その辺のバックアップ的なこともしっかり勘案していって、学校の活動が止まらないような工夫が必要かなと思うのですが、そういったお考えというのはどのように並行させていくのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今回の
長寿命化工事に当たりましては、設計段階から学校とも協議を重ねてまいりました。その中には、やはり今村元議員がおっしゃるとおり、学校運営に支障が出ないように、極力行事等の影響が出ないような工期でというところがございました。今回は令和6年度において、春の体育祭が終わってからの工事というところと、2学期まで工事がかかるということで、3学期からはなるべく体育館が使えるような形でということで、学校とも調整しながらそういった工期で進めていきたいというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) そうしましたら、これもゼロ
エネルギー化ということなので、先ほど申し上げたように、文部科学省とか国土交通省が進めている施策、国全体としての施策だと思うのですけれども、いろいろ補助事業ということで国あるいは県のほうから補助の制度が用意されているかなと思うのですが、この辺の情報の取り方、こういったところに工夫が何かされていれば、お示しいただけますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 国庫補助の関係のご質問でございました。 毎年国庫補助の補助の対象というものも変わってございまして、以前ともまた変わってはきているのですけれども、
長寿命化工事ということになれば、国庫補助の対象になりますし、地方債にしても有利な地方債が借りられるということもこちらとしては把握してございますので、しっかりそういったものを活用して、財源確保に努めてまいりたいというふうに思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 今おっしゃられたように、どんどん新しい補助メニューなんかも国のほうから示されると思うので、しっかり情報を取っていただければと思います。 続きまして、沈下というふうに壇上で言いましたけれども、恐らくあの地域がもともとどちらかというと低地で、台風19号なんかの被害は、かなり道路が全部埋まってしまったような地域ですから、地盤としては多少課題がある地域なのかなというふうに思っています。今回は、現地を見ていただいたらすぐ分かると思うのですけれども、体育館なんかは特に基礎部分がぼきっと折れているような印象を受けて、空洞がかなり空いていたりとか、あるいは横から見ると床を支えているくいみたいなのが結構見えていたりして、要はくいの部分だけ残って、周りが落ちていってしまうのではないかなというような危惧をしたわけですけれども、やはりその部分というのが長く今回
長寿命化工事をせっかくしていただくので、先ほど対応をしていきたいというようなご答弁だったのですけれども、正門も含めて改めてどういうような進め方をしていくのか、伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 体育館の周囲の沈下については、点検等でも指摘がございまして把握してございます。今回のこの
長寿命化工事の中でそのところについてもしっかり対応はしていきたいというふうに思っております。 それから、正門のところについては、今回の
長寿命化工事には入ってございませんが、水がたまることは把握してございまして、どういった手法がいいのか、今検討してきているところでございます。全部やり替えるまでもなくできるのであれば、その水がしっかり流れ出るような方法を、しっかりとそこを把握した上で工事をしていきたいというふうには考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) なかなか正門のところを全部やろうと思うとかなり大規模になって、予算もかなりかかるというふうには思うのですが、結構水にかなり深く入るので、私も足がくるぶしの辺りまで1回ずぼっと入ったことがあってびっくりしたので、外から来るお客様なんかは少しびっくりするのかなというふうな、今後工夫が必要なのかなというふうに思ったので、今後検討をしていただけるということなので、進めていただければと思います。 続きまして、
駐車スペースの関係で、これは学校からの要望も出ているというふうに先ほどご答弁いただきました。現状やっぱり先生方も通勤に負担があったりとか、あるいは外部の訪問者も駐車が手一杯なので、厳しかったりという現状があると思います。
ピロティーを活用してというお話がありましたけれども、これは業者ともどのような検討がされているのか、もう少し詳しくお話を伺ってもよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) まだ業者とはそこについては話はしておりませんけれども、そういったご要望をどういった工夫でできるのかの中で検討した結果、今段差があって入れない
ピロティーの中に入れれば、数台は駐車場の確保はできるだろうというところで考えておりますので、今回
長寿命化工事の中でその辺りも対応していきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) やはり駐車場は今どこの学校もかなり手狭になってきて、大変な問題なのかなというふうに思いますけれども、しっかり対応していただければと思います。鶴瀬小学校は、東門を整備していただいて、以前ご要望を受けてお話しさせていただいたところ、実はもうその保護者の方はお子さんが卒業しているので、今いないのですけれども、やっぱり喜んでいただきましたし、あるいはずっとそれが駐車場が広がるといろんな活動、外との連携なんかもさらに活発になっていくのかなと思いますので、ぜひ進めていただければと思っています。 続きまして、体育館です。これが、一番今回保護者の方とか地域の方からご要望いただきました。近隣の小学校だったりとか、体育館とも今調整中ですというお話がありましたけれども、ちょうどこれから夏に向けて今の2年生が新3年生になって、学校総合体育大会があって、こちら部活動の話ですけれども、体育館を使っている
勝瀬中学校でいうと男子バスケット部、男子バレーボール部、女子バスケット部、女子バレーボール部、それから卓球部の皆さんが、学校総合体育大会が終わって、それですぐ今の1年生、新2年生が新人戦を迎える、ちょうど夏場一生懸命やらなければいけない期間だとので、そこで全然部活動になれない、励めないとなると、やっぱり市内の中でもバランスが崩れるのかなと思います。ぜひここは
教育委員会がしっかりと学校と連携しながら、所管はまたがると思うのですけれども、協力をいただいて、活動ができる時間を、場所を提供するように協力が必要かと思いますが、改めてその辺を伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 体育館の工事中使えないときにつきましては、近隣の小学校の体育館や
市民総合体育館の活用をということで学校のほうにもお話をさせていただいております。担当課のほうとも調整をしておりまして、学校のほうの要望、それを踏まえて、そういったところでうまく活用ができればいいなというふうには思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) やはり保護者の方からすると、お兄ちゃん、お姉ちゃんたちが、例えばコロナ禍の世代でなかなかそういった大会とかできなかったなんていう思いがある方は特に思い入れが強い方もいらっしゃるので、ぜひそういったなるべく支障を減らしてあげるような、子どもたちが活躍できるような場をぜひ提供してあげたいと思います。ただし今現在他の団体も例えば体育館でいうならば使っていると思うので、そこら辺の配慮というのも必要なのかなと一方ではあると思うのです。その辺についてはぜひ所管課ともしっかりと連携をして、進めていただければと思っております。 最後、学校関係は部室棟なのですけれども、本当に昨年末ぐらいですか、例えば
勝瀬中学校でいうならばトイレも洋式化していただいて、非常に子どもたちにも好評でした。なので、今回の長寿命化には含まれていないというお話でしたけれども、今後の維持管理については学校とはどのような話になっているのか、少し詳しく伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 学校とは何か不具合があればすぐにご連絡をというふうには常日頃からお話をさせていただいておりますので、部室棟についても何か不具合があればおっしゃっていただければ、そちらについても内容によってもあれですけれども、計画的に進めていきたいというふうには思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 学校で例えばですけれども、校長先生の裁量である修繕費とはまた別に
教育委員会のほうで対応する場合もあるみたいなことで認識しておいてよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 基本的な予算というのは、
教育政策課についている修繕料になりますので、小さい修繕であれば学校側のほうですぐに対応ということもございますけれども、
教育政策課のほうにご相談いただいた上で行う修繕についても計画的にやっていきたいというふうに思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) いろいろ
長寿命化工事を聞いてきましたけれども、今後もぜひしっかりと進めていっていただきたいと思います。ありがとうございます。 そうしましたら、次に進みまして大きな2番目、産業団地の再質問をさせていただきたいと思います。こちらにつきましては、やはり今ちょうど企業の選定が県のほうで進めているということなので、企業が決まらないとなかなかお話が進まないというのももちろん理解するところなのですけれども、ただ決まってしまったらもう話ができないみたいなことも、場合によっては社会一般的にはあるのではないかなというふうに思います。だからこそ、このタイミングでいろいろな働きかけが必要なのではないかというような発想の下、ご質問させていただいているわけです。まず前提として例えば壇上でもお話ししましたけれども、複数の企業がこれから入ってくる中で、富士見市としては埼玉県の企業局というのは基本的に売ったら、基本的にはもうその業務から離れるわけです。そういう認識でまずはよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) そのとおりです。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) そうした中で、なので維持管理ということがこれから富士見市の業務として始まっていくわけだと思いますけれども、そうであるならばやっぱりしっかりした準備が必要かなというふうに思います。 そこで、それぞれ各企業にお話をする場合と、来ていただいた企業が協議体なり組合を、ほかの産業団地みたいにつくっていただいて進められるかで大きく違うと思うのです。細かく先ほど幾つか項目を言いましたバスだったり、保育所だったり、避難所だったりというのも、それぞれの企業に言うパターンと、大きなそういった企業体なり協議体なり組合にお話をしに行くという場合では全然変わってくると思いますので、ここはやっぱり埼玉県の企業局にも協力をお願いする場面かなというふうに思います。そちらについての働きかけについて、どのようにしているのか伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 今まさに企業の契約の準備をしているということになるのですけれども、その段階において市のほうと、あと県企業局はもちろんですけれども、契約に値するような企業と3者でお話合いを持てる場がつくっていただけるということもございますので、そのときにいろいろとお話を、情報交換をさせていただきたいと思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) ぜひもう何かが決まってしまう前、こちらもすぐに対応できるような体制というのをぜひつくっていただければと思っております。 個別に先ほど壇上で幾つか聞きましたので、聞いていきたいと思うのですけれども、まず企業バスです。やはり前提としてこれからお話しするのは、複数が組合のようにまとまってくれるのか、それぞれ個別の企業によって動かしていくのかというので全部変わってくるのですけれども、バスが個別の企業で、そういった組合みたいのはできないとなった場合、それぞれ各企業にお話をしなければいけないと思うのです。鶴瀬駅西口なんかを見ていると、恐らく各企業が、多分三芳町の工場とかですか、働いている方々の送迎というのが幾つかバスが来ている状況があります。なので、鶴瀬駅東口に関して、あるいはもしかしたらふじみ野駅の東口もそうなのかもしれませんが、各企業がいっぱい何台も何台も来ると、特に雨の日なんかは駅前のロータリーが渋滞というふうになると想像できるわけですが、やはりこちらの対応というのを今どのように考えるのか、伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) おっしゃるとおり、バスの送迎があると送迎の発着のときに安全対策上とか、交通渋滞を巻き起こすような原因になることも考えられるかと思います。それを複数の企業が共同で行うことによって、そういったことも最小限に抑えられるということもあろうかと思いますので、ただ共同でバスを送迎する、運行していただけるかどうかというところに関しましては、入居いただく企業間での調整が必要になるということでございますので、協議体のような団体をつくっていただけないかということも一つの要望事項になろうかと思います。そういう中で送迎についても皆さんでやっていただくような考えがあるのかどうかということはお話ができる機会を持てるのではないかと思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) では、お話を変えまして、次に電力不足の関係を伺いました。 先ほど
経済環境部長のご答弁で、脱炭素化というようなお話をこれからしていくのだというふうにお話を伺いました。もちろんそれも大事ですけれども、どちらかというと今年の冬はそんなにあまり報道もされなかったですけれども、毎年夏になると電力が不足して、計画停電みたいなことも場合によっては発生するかなというふうに思うのです。これから産業団地は大きな電力を使うと思うので、そういう意味合いでもしっかり来ていただく企業には電力の確保を働きかけるべきだと思いますが、その視点についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) どのような業種の企業が来るか、まだ不明でございますが、基本的には電力に限って言えば電力不足もございますが、電気価格がすごく高騰していますので、企業にとっても
再生可能エネルギーを活用するのは当然の理かなと思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) ありがとうございます。再エネルギーも電気価格がありますので、まずは電力不足にならないように、プラス脱炭素という視点でお話ししていただければと思っております。 それから、保育所です。保育所については、こちらも先ほど2パターンありますよというご説明をいただきました。できれば地域のお子さんたちを受け入れられるようなところが、そういう施設が望ましいです。中で働く方のため用でも、ないよりはいいと言っていいのか、市内からできれば雇用を増やしたい。そういった若いお父さん、お母さんたちがあそこで安心して働けるような環境づくりというのを市から積極的に働きかけるべきだと思いますが、改めてお考えを伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) ただいま村元議員おっしゃいましたとおり、新しい企業が入ってこられたときに、そこの企業の従業員の皆さんのお子さんだけでも受け入れていただくと、また保育環境が違うのかな。さらにその上に地域の枠ということで設けていただければ、私どもとしても助かる部分はあると認識しております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 同様に避難所も、これは災害が近年激しい災害が増えていますので、ぜひ協定なりを結べるような準備をしっかり今からするべきだと思いますが、担当課としてのお考えを改めて伺います。
○議長(田中栄志)
危機管理課長。
◎
危機管理課長(深迫国宏) 災害時の取組、対応につきまして、こういった企業との連携も欠かせないものでございますので、積極的に協定の方向へ向かっていきたいと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 埼玉県の企業局が土地を進出企業に売って、売却したらもう今後は富士見市の維持管理の業務に移っていくというお話で、ということは富士見市の庁内の中でも土地なりの整備というのは都市整備部のご担当だと思うのですけれども、今度は主力が企業誘致という面では経済環境部に移るのかなというふうに思うわけです。まず改めてこういったお話をするときに、やはり治水の話というのも当然進出企業はご心配な部分もあろうかと思うのです。前回も言いましたけれども、県が今回124億円ぐらいかけてあそこを整備していただいて、大きな調整池とかも造っていただくわけです。これは非常に来ていただく企業のみならず、その辺りにお住まいの市民の皆様にもより安心感というものを提供するために周知していくべきだと思いますが、その辺りについてのお考えというのは現在の担当課としてはどのように考えているか、改めて伺います。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 多額の費用を埼玉県のほうにかけていただいて造成している産業団地であります。なので、そういう施設整備の中でも、またあの場所が内水被害が懸念される地区でありますので、治水対策もしていただいているということで、これはいろいろな機会でご紹介もさせていただいておりますけれども、埼玉県の雨水流出抑制施設の設置等に関する条例というのがございまして、この条例に基づいて内水の調整池を造っていただくわけでございます。それに加えて、公共施設の提供していただく公園の底地を使って、公園内にも雨水貯留をできるような仕組みを造っていただくということで、条例以上の治水対策、貯水容量を施すということでございます。こういったことについては、今現在工事の進捗についてもホームページでご紹介させていただいておりますので、池や公園の整備、進捗に合わせて、治水の対策、向上もしていくのだよというふうなことは周知してまいりたいと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 非常に大きなプロジェクトですので、それだけ県が大量の資金を投入してくださっているわけですが、一方市の持ち出しといいますか、全体にかかる土地なりの整備についての予算というのは、今までとこれからを含めてどのくらいの量的な、資金的なものというのは、コストとしてはどのぐらいかかっているというのは改めて伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 周辺整備については、産業団地の整備に伴って協定を結んでおります。事業地内及びその周辺の公共施設整備ということで事業費負担をしているわけなのですけれども、申し訳ございません。詳細な額等は今持ち合わせていないので、申し訳ございません。例えば地区内では、先日もご質問がありました上下水道などもやっていますよという中で、水道工事なんかは市のほうで施工はいたしますけれども、完了後には工事費用については県からお金が戻ってくるということと併せまして、協定の中で事務費負担金というのもありまして、事業が完了しますと3,000万円でしたか、負担金として市のほうに頂くということで、今回の予算議案にもそういった予算を計上させていただいているところでございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 恐らく全体を通しても、数億円や10億円いかないぐらいの認識でよかったでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) そのとおりでございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) なので、本当に県のほうですごくお金を大量に投入して整備していただいているこういった大きなプロジェクトですから、それぞれ先ほど聞いてきましたけれども、産業団地の整備という意味ではそれぞれをしっかり進めていってもらえたらと思っています。 最後、この問題について市長に、産業団地における今いろいろお話を聞いてもらいましたけれども、企業に対する今後お話合い、意見交換の場なりが非常に重要になってくると思います。市長も自らいろいろ企業誘致のセールスマンとなって、トップセールスでいろいろ働きかけを行った部分だと思いますので、今後の改めて方針について市長のご見解を伺います。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 産業団地についてのご質問をいただきました。 本市におけるメリットとして、地域経済の活性化、団地が来る、企業が来るだけでなく、周辺の富士見市内の事業者の皆さんにもしっかりお取引が出るように、こうしたものを目標に商工会の皆さんとともに頑張ってまいりたいと思います。また、税収の確保、それから雇用の創出であります。こうした大きなメリットを頂戴いたします。そして、法人市民ということで、ご指摘いただいたとおり、進出いただく企業の皆さん、トップの皆さんや代表者の皆さんと顔を合わせて協議ができるということが大変重要だと考えております。それは、ご指摘いただいた通勤者の足の問題、または企業保育所等々、または渋滞等も起こる可能性が高くなります。こうしたものを課題、問題をしっかりと話合いのできる、また解決に向けて建設的な議論ができる場というものは私ども必要なものと考えております。 それから、企業でありますので、それぞれ目指すべき法人としての目標などもあるわけでございますが、私どもは法人市民の皆さんがお入りいただくという受入れ側の立場、これにつきましては様々便宜を図りながら、ワンストップで建設中も、それから特に操業後もこうした立場を取ってまいりたいと思っております。それから、今申し上げた法人としての目標や、あとは社会貢献をしていただきたいということで、内部選定を経て、県の選定を受けて買うという権利を取られた会社ばかりでありますので、その貢献についても私どもお願いしていた部分になりますので、こうしたものもそうした話合いの中から引き出してまいりたい。または、企業のほうも持てる人材や持てる技術やノウハウなどもご提供いただいて、地域に、子どもたちにというお考えもまとめてまいりたいと考えております。 大変大きなプロジェクトで、また企業の皆さん、5つ、6つおいでになるということであります。これにつきましては繰り返しになりますが、しっかりと準備をさせていただくこと。そして、操業後、ただいま申し上げたような企業との皆さんとの話合いの場をしっかり設けて、ウィン・ウィンの状況をつくってまいりたいと、このように考えております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 力強いご答弁ありがとうございました。ぜひしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 次に、最後に大きな3番、交通政策についてを伺います。時間もありませんが、それぞれ9月議会に聞いたことも含めて、また状況変わりましたので、もちろん今回の一般質問でも各議員が取り上げて、まずは民間バスの継続が一番重要だと。もちろんそうです。その協議を進めていっていただきたいのですけれども、やはりどちらかというとお金の問題よりも、東武バスウエスト株式会社の人手不足というもし問題ならば、これはもう致し方ないといいますか、東武バスウエスト株式会社の広告を電車で見たら、入社するとバスの運転手、入社祝金30万円出しますみたいな、いろいろ工夫はされていると思うのです。それは見かけたことがあって。だけれども、やっぱりそれでもいろんな意味で労働環境なのかどうなのか、賃金の問題なのか、なかなか運転手が集まらないのだったら、バスが動かせないということになりますので、次の手を打たなければいけない。なので、それは本当にしっかりと今ぜひ庁内で進めていただいて、これは本当にインフラという意味では一番大事な部分だと思います。 あともう一点、ごめんなさい。富士見市は、埼玉県の昼夜間人口比率が一番低いではないですか。なので、市外に行く方が、ほかと近隣と比較しても全然多いわけです。要は近隣の自治体の状況というのは実は富士見市は少し違う、独自の政策を進めていかないといけないのかなというふうに思っています。なので、ぜひその辺も意識をして、庁内で調整を進めていただきたいのですけれども、それについてのお考えを改めて伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 昼夜間人口比率というお話もございましたけれども、そこについては市内にある法人の数もあるのかもしれませんし、ただ市外に出るにはやはり鉄道という交通機関を使うことになろうかと思います。そこについては市内には3つの駅があるので、それぞれの駅に行くための交通の軸というのが
民間路線バス、みずほ台のほうには
市内循環バスしかございませんけれども、そういったものをしっかりと
民間路線バスも撤退しないように、民間の交通事業を圧迫させないような交通施策を考えていくということが大事だと思っております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) そうしましたら、今度予算面です。9月も聞きましたけれども、ワゴンを運行させているふじみ野市は、大まかに言うと令和5年度8,164万円、富士見市は市内公共交通対策事業で4,975万円、だから5,000万円ぐらいです。ふじみ野市のほうが大体3,000万円ぐらい、ワゴン車運行に予算を使っています。富士見市を見ると、5,000万円のうち3,300万円ぐらいがバスの補助金ということで、要はふじみ野市と3,000万円差があって、もし富士見市が8,000万円ぐらいこの予算を使えるとしたら、3,000万円ぐらい差額があって、バスに出して3,000万円、この6,000万円が浮くわけですから、これで新しい施策というのを今から準備するべきだというふうに考えますが、その辺についてお願いいたします。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦)
市内循環バスに使っている我々の富士見市の予算を違うことに、それがなくなるのであればということで理解しますけれども、
民間路線バスを軸として
市内循環バスがあるよということで何度もご説明させていただいております。今現在要望書に対する回答ということで先日各議員にご案内させていただきました。そこについては、運行計画の変更に向けて協議ということで少し撤退から何となくニュアンスが変わってきたようなところも出てきておるのですけれども、そういう回答も受けてございますし、我々としてはこれまでどおり、東武バスウエスト株式会社に維持継続を望んでいくと、求めていくということでまずは詰めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 以上で私の一般質問終わります。どうもありがとうございました。
○議長(田中栄志) 以上で
村元寛議員の
市政一般質問を終わります。 休憩します。 (午前10時33分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午前10時50分)
○議長(田中栄志) 次に、質問順17番、熊谷麗議員の質問を許します。 熊谷麗議員。 〔8番 熊谷 麗登壇〕
◆8番(熊谷麗) 8番、熊谷です。皆様、こんにちは。熊谷麗でございます。傍聴にお越しくださった皆様、いつも本当にありがとうございます。また、
インターネット中継を御覧いただいている皆様にも感謝申し上げます。 議場にもいらっしゃるかもしれませんが、今私は花粉症に悩まされておりまして、先日くしゃみをした際にぎっくり腰になってしまいました。日常生活は問題なく送れるようになりましたが、くしゃみでぎっくり腰になったことにショックを感じております。ただ、子どもたちがあきれながらも優しく接してくれることにうれしさと情けなさとの両方の感情がありますが、今朝子どもたちが家を出る際、「ママ、くしゃみに気をつけて頑張ってね」と言ってくれたことを素直に受け止めて、しっかりと質問をしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 今回は、大きく3つの項目について質問をさせていただきます。大きな1番、平和への取組について、これまでも多くの議員が平和への取組に関する質問を議会でも取り上げています。当市は、1987年に非核平和都市宣言を行い、その理念を多くの市民に広げる目的として、ピースフェスティバルの開催や平和学習会などをはじめとした様々な事業を行っています。当市は、全国的に見ても平和に関する事業に多く取り組んでいると感じております。平和への取組は多くの自治体で行われておりますが、実際の取組については自治体によって差が大きいように感じます。広島市や長崎市をはじめとする戦争被害の象徴的な存在の自治体では、独自の理念と政策に加え、市民との協働により平和への取組を行っています。そういった自治体の中には、平和の日を制定している自治体もあります。一方で他の多くの自治体では、戦争の悲惨さや平和の大切さの重要性は理解しているものの、どのような形で施策として反映させていくのか、限られた予算の中で具体的な事業展開をどうしていくのかなど、課題が多いように感じます。当市では様々な取組を行っておりますが、より充実したものになるよう、さらなる取組についての検討も必要であると考えます。 市民の方から、戦争を風化させないための取組をもっと積極的に行ってほしいというお声や、戦争を実際に体験された方のお話を伺いました。その方は、7歳のときに戦争を体験され、ご兄弟をだっことおんぶをし、火の粉が降る中走って逃げたそうです。途中、火の粉が着衣についてしまい、夢中で払い、とにかく必死にその場から逃げられたというお話でした。戦争の悲惨さや平和の大切さは、資料や映像で見ることでも伝わることももちろん多くありますが、実体験を聞くというのはとても大切であるということを感じました。 そこで、(1)、現状について、市民の方とお話をしていると、当市の平和への取組としてどのようなものが行われているのかが、まだ市民の方に伝わっていないように感じます。そこで、これまで市が平和への取組として行ってきたものについて、改めて伺います。 (2)、平和への願いを次世代へつなぐ取組について。戦争を風化させず、平和への願いを次世代へつなぐ取組として、市として検討しているものについて伺います。 大きな2番、びん沼自然公園について。びん沼自然公園は、令和5年4月1日のリニューアルオープン後、多くの市民や市外の方から利用されています。特に週末や大型連休などは多くの方でにぎわっていることを実感しています。リニューアルオープン後、約1年になりますが、この間キャンプ場のチェックイン、チェックアウトの時間変更など、利用者の声をしっかりと聞き、より利用しやすい施設の運営に取り組んでいただいていることが伝わってきます。多くの方が利用できる施設だからこそ、市民の方からご要望をいただくこともあります。 (1)、平日の利用者を増やすための取組について。びん沼自然公園がより利用しやすい施設になるための取組として、週末に比べ利用者がまだ少ない平日の利用者を増やすために、交通手段の強化が必要であると考えますが、市の見解を伺います。 (2)、ポップジェット(噴水)の設置について。ポップジェットは、地面に空けられた小さい穴からリズミカルに水が噴き出す噴水のことで、子どもたちがその噴水で遊べるように造られています。近隣ですと、ららぽーと富士見の屋外広場に設置されており、夏季は子どもたちが水遊びをすることができます。びん沼自然公園には大型遊具がありますが、ポップジェットの設置をすることで子どもたちがさらに楽しむことができると考えます。総括質疑の際に、来年度夏季のウォーターパークイベントの計画があるというご答弁もありましたが、改めて市の見解を伺います。 (3)、キャンプ場・バーベキュー場のさらなる充実へ向けた取組について。先ほども申し上げましたが、チェックイン、チェックアウトの時間変更やナイトバーベキューができるようになったことで利用しやすくなったという声を聞いております。キャンプやバーベキューを好む方にとって、びん沼自然公園は立地、設備など魅力の多い施設であると感じています。アウトドアが好きな方の中には、年間を通して楽しまれる方が多くいらっしゃいます。そこで、年間を通して利用しやすくするために、ポータブル電源の貸出しや炊事場に温水機能をつけるなど、さらなる充実へ向けた取組をしてはどうかと考えますが、市の見解を伺います。 大きな3番、ふるさと納税について。ふるさと納税は、寄附者が自分のふるさとや応援したい自治体を選んで寄附を行い、寄附を受け入れた自治体は寄附者の思いを具体化し、活力と個性あふれるまちづくりを進めていく制度です。各自治体において、ふるさと納税に対する返礼品を充実させていることや、市民税等の税額控除が受けられるなど、寄附者にとって多くのメリットがあることから、制度の利用者は年々増加しています。当市では、富士見市まちづくり寄附条例を制定し、平成23年4月から富士見市まちづくり寄附制度を開始しました。この制度は、富士見市を応援してくださる個人または団体から広く寄附を募り、これを財源として各種事業を実施することで、寄附された方の富士見市に対する思いを具体化し、活力と個性あふれるまちづくりを進めていくものです。多くの方が利用しているふるさと納税ですが、令和元年度以降、当市では寄附収入額は年々増加傾向にあります。しかしながら、市民が他の自治体へ寄附することによる減収額は年々増加しています。市民税は、市の様々な行政サービスの貴重な財源であり、この状態が続くと市民への行政サービスの低下などの影響が出ることにつながるものと考えます。 そこで、(1)、現状について、市としてこれまでどのような取組を行ってきたのかを踏まえ、現状について伺います。 (2)、課題について、その中で当市が感じている課題について伺います。 (3)、今後の取組について、市のホームページを見ますと、ふるさと納税による影響額というページが更新されていました。年度ごとの本市への寄附額、返礼品等の経費とその差引額、市民が他の自治体に寄附したことによる控除額の記載があり、ふるさと納税の影響額が分かるようになっています。控除額の75%は普通交付税で措置されるものの、市の自主財源である市税は年々減少している状況が分かります。ふるさと納税額の影響を抑えるために、ふるさと納税ポータルサイトの拡充や返礼品の充実を図るなど、寄附額の増加に向けた取組を進めることが大切だと考えます。体験型のメニューを取り入れるなど、当市の魅力をさらに発信し、より多くの方に利用していただけるような取組について、市の考えを伺います。 壇上からの質問は以上です。ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) よろしくお願いします。議員ご質問の大きな1点目、平和への取組について2点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。 初めに、(1)、現状についてでございますが、議員ご案内のとおり、例年市、
教育委員会、実行委員会の共催により、平和について考え学ぶ機会としてピースフェスティバルを開催し、平和に関するパネル等の展示のほか、舞台発表や講演会、市民の戦争体験談を聞く会などを実施しております。また、毎年8月6日に行われる広島市平和記念式典への市民派遣事業や、令和3月頃に平和学習会を開催しているほか、小学校6年生を対象とした戦争体験を語る市民派遣事業や、その授業の様子を撮影し、DVDへ保存することで、戦争体験談を後世に残していく取組などを行っております。 続きまして、(2)、平和への願いを次世代へつなぐ取組についてお答えいたします。現在
教育委員会で検討している平和に関する新たな取組といたしましては、核兵器廃絶と平和への願いを継承していくことを目的に、日本非核宣言自治体協議会から写真パネルを借受け、市内各公民館で展示することを検討しております。また、ピースフェスティバル実行委員会においては、次世代に伝える取組としまして、伝承者による講話者の派遣制度の活用について協議しているところでございます。市としましては、戦争を風化させず、平和への願いを次世代につなぐ事業について、今後も継続して取り組んでまいります。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 続きまして、ご質問の大きな2点目、びん沼自然公園について3点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。 初めに、(1)、平日の利用者を増やすための取組についてですが、リニューアルオープン以降、大型連休や土、日、祝日を中心に、市内のみならず市外からも多くの方々にご来園をいただき、公園のコンセプトである全ての世代が憩い、楽しめる空間として大変にぎわっております。一方、平日の来園者数は、議員ご指摘のとおり、土、日などの休日と比較すると少ない状況となっております。議員ご案内の共通手段を強化することについては、さらなる来園者の促進として有効な手段の一つであるものとは認識してございます。しかしながら、
市内循環バスや
民間路線バスの運行本数の充実、運行経路の変更などの交通手段の強化につきましては、バス運転手の人手不足やバス事業者から見た収益性の観点などから困難な状況となっております。このため現時点におきましては、現状の
市内循環バスや民間バス路線、
デマンドタクシーやシェアサイクルなど、それぞれの利用者に合わせた交通手段をご利用いただきたいと考えております。 次に、(2)、ポップジェット(噴水)の設置についてでございますが、ららぽーと富士見をはじめ市内の水遊びができる公園では、夏休みなどの暑くなる季節において子どもたちを中心ににぎわっており、水遊び場の設置は子どもたちがさらに楽しむことができ、来園者の増加につながる有効な取組の一つであると認識しております。ポップジェットの設置をとのご提案ですが、設置や維持管理に係る費用のほか、指定管理者の業務負担などが生じることから、設置の検討は現在はしておりません。なお、議員ご案内のとおり、子どもたちがさらに楽しむことができるよう、指定管理者の自主事業の中で水遊びができる場として、巨大なプールやエアー遊具などの仮設式のウォーターパークの開催を夏季の期間に予定しておるということでございます。 最後に、(3)、キャンプ場・バーベキュー場のさらなる充実に向けた取組についてですが、指定管理者としても現在調理器具やテントをはじめとするアウトドア用品のレンタルのほか、手ぶらでキャンプが利用できるコースなどもご用意をしておりますが、市といたしましても、キャンプ場、バーベキュー場の施設機能を充実させることは利用者の増加につながるものと考えておりますので、指定管理者の可能な範囲において利用者ニーズに対応できるよう、提案をしてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) よろしくお願いいたします。 続きまして、ご質問の大きな3点目、ふるさと納税についての(1)、現状についてについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、本市では平成23年度に富士見市まちづくり寄附条例を施行し、市を応援していただける皆様から広く寄附を募り、その寄附金を市の事業への財源として活用させていただいております。また、令和元年6月からは、総務省によるふるさと納税に係る指定制度の運用が開始され、取り扱える返礼品が地場産品であることや、ふるさと納税の募集に係る費用を寄附金の5割以下とする基準などが示され、本市も現在まで毎年総務大臣による指定を受け、運用を行っているところでございます。 これまでの取組につきましては、総務省の基準を遵守しつつ、より多くの皆様から本市を選んでいただけるよう、ふるさと納税における募集サイトの拡充や返礼品の充実などに取り組んでまいりました。これらの取組により、令和元年度以降、寄附金受入額も伸びているところでございます。 続きまして、(2)、課題についてお答えいたします。本市といたしましては、ふるさと納税を自主財源の確保における施策の一つとして位置づけております。本市への寄附金受入額が伸びてきている一方で、市民の方が他自治体に寄附をすることによる流出額も毎年大幅に増加しております。令和4年度の実績における寄附金受入額と流出額の収支は、理論上の交付税措置を踏まえましても約8,600万円のマイナスとなっており、自主財源の確保の観点において大きな課題と捉えております。 続きまして、(3)、今後の取組についてお答えいたします。議員ご案内の体験型のメニューにつきましては、本市におきましても過去に体験型の返礼品としてJAいるま野の協力を得て野菜の収穫体験を提供しておりましたが、区画の買い取りなどに課題があったことから現在は取扱いは行っておりません。しかしながら、体験型の返礼品については、本市の観光資源を活用した魅力の発信や関係人口の創出にも寄与するものと捉えております。そのため、これまでの経験や他自治体の事例を踏まえ、現在新たな体験型の返礼品としてびん沼自然公園におけるパークゴルフ場やバーベキュー場、キャンプ場において使用ができる返礼品の導入に向けた検討を進めているところでございます。また、ふるさと納税には、市内産業のPRやシティプロモーションの効果もあると認識しております。こうした点も踏まえ、今後におきましても新たな返礼品の発掘などに取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ご答弁ありがとうございました。では、順次再質問をさせていただきます。 まず、大きな1番、平和への取組についての(1)、現状についてですが、今の市内では戦争体験を語るDVDの貸出しというのを行っているかと思います。今年度を含めて3年間の貸出し件数というのは把握されていらっしゃいますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) DVDのほうにつきましては、鶴瀬公民館のほうと中央
図書館のほうで取扱いをしてございます。貸出しのほうを行っておりまして、鶴瀬公民館のほうではDVDの貸出しについてはこの3か年で2件ございました。それから……
○議長(田中栄志) 暫時休憩します。 (午前11時13分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午前11時13分)
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) すみませんでした。中央
図書館のほうでの貸出し件数については2件というふうに伺っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。そうしますと、鶴瀬公民館も中央
図書館も2件ずつというようなことかと思いますが、この貸出し件数について部長のご見解といいますか、どういうふうに感じられていますか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 件数的には少ないかなというふうには思っております。公民館のほうの貸出しにつきましても、小学校のほうから依頼があっての貸出しです。これまで話者が直接小学校に伺ってお話をするということも進めておりますので、それ以外でのDVDの貸出しが2件ということです。中央
図書館のほうについては、一般の方が貸出しを行われたというふうに伺っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。東京都の調布市では、戦争体験の映像記録、DVDにあるものをユーチューブでも配信しています。多くの方に見ていただくという点では、当市でも検討の余地があるのではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) ユーチューブのほうに上げるというふうになりますと、話者のほうの承諾等も必要になってまいります。そういったところを含めて、可能であればそういったことも検討はしてまいりますけれども、なかなか現状難しい状況かなというふうには思っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) やはり多くの方に知っていただく、聞いていただく、触れていただくという面では、メリット、デメリットもちろんあると思うのですけれども、メリットのほうが大きいのではないかなというふうに思うわけです。もちろんお話しする方の承諾というのが必要になるのは大前提なのですけれども、調布市のような先進自治体がございますので、ぜひ話を聞いて研究していただきたいと思いますが、再度いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) そういった研究については、今後も行っていきたいというふうに思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 市内在住の講話者の方の人数というのはお分かりになりますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 講話者の方につきましては、かなりご高齢の方でして、今現在各公民館、その地域にお一人ぐらいの講話をお願いできる方はいらっしゃるというところなのですけれども、実際に今直接講話をしていただけるかというと、最近はなかなか難しくなってきているというのが現状でございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 分かりました。 当市も参加している日本非核宣言自治体協議会というのがあるかと思うのですが、こちらの情報交換とか意見交換とかを行って、平和行政の施策の推進を図っているというような協議会だと思うのですけれども、自治体によって意識だったり取組だったりに差があるのではないかなというふうに思うのですが、内容としてはどのような協議をされているのか、伺えますか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 協議会のほうでは、ピースフェスティバルの開催について毎年協議を重ねているという中で、様々な平和に関する取組についてどういったことが必要なのかの協議を毎回開催して、検討しているというふうに伺っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 現状については確認ができましたので、(2)の平和への願いを次世代へつなぐ取組についてに移ります。今お話しした日本非核宣言自治体協議会の事業で、次世代の平和の担い手を育成するために行っている親子記者事業というものがあります。当市での取組状況について伺いたいと思うのですけれども、先ほど確認したら、昨日の市のホームページが更新されておりまして、令和6年度の親子記者事業の参加者の募集というページが更新はされていたのですが、市としての取組状況についてお伺いします。
○議長(田中栄志) 暫時休憩します。 (午前11時18分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午前11時19分)
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 日本非核宣言自治体協議会のご質問でございました。こちらについては、今本市加入しているということで、そこの協議会で行っている事業について、こちらのほうも本市としても取り組んでいるというところです。今ご指摘の親子記者事業についても、この協議会のほうで実施するに当たってはホームページ等で周知等をしているといった状況でございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。 この事業には、これは市の職員というのは帯同はしないという認識でよろしいのでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 基本的にはお申込みいただいた親子の方ということを対象に実施しているものと認識してございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 学校への周知というのはどのように行っていくのでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) こちらについては、先ほどのように広くホームページ等でまずは周知等をしているといったところで取り組んでいるものと認識してございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ただ、やはりそうはいっても小学4年生以上とこの小学生の保護者が対象になっているものですので、ぜひ学校での周知というか、そういった活動というのはあったほうがいいのではないかと考えるのですが、再度いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 広く周知するということについては、今申し上げたような取組を現在しておりますので、今後さらにそこの周知をより広くするということについては、現在では学校のほうへは特にしておりませんので、検討というようなところで考えさせていただければというふうに思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) よろしくお願いいたします。 講話者の育成についてなのですけれども、戦争体験者が年々減少していく状況の中で、市内でやはり体験の伝承者を探して育成していくということは難しいということだと思うのですが、これは多くの自治体で同様の状況だと思います。なので、市内だけではなく、もう少し範囲を広げて、
近隣自治体ですとか県と連携して行うというようなことについてはいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 戦争体験を語る話者、講話者につきましては、議員ご指摘のとおり、高齢になられていて、なかなか増やすことも難しい状況になっているというところでございます。近隣、それから県のほうにというようなお話でございますけれども、もしそういった登録といいますか、そういった方にお願いができるようなことがあれば、実行委員会等も、そういったことも検討はしていきたいというふうに思っておりますが、先ほど新たな取組の中では、日本非核宣言自治体協議会のほうで話者を派遣していただけるというところもありますので、そういったことを今は検討しているところでございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 今お話があった講話者の方の派遣制度について、こちらもう少し詳しく教えていただくことはできますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 日本非核宣言自治体協議会というところが富士見市も会員というふうになっているわけなのですけれども、そちらのほうでは講話者のほうの派遣というものを費用をかけずに行っていただけるということを確認しておりまして、そういったところでは市としてもより多くの方に講話者のお話を聞いていただきたいというところもありますので、実行委員会のほうと併せて今進めているところでございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) この事業というのは、各自治体単位で申込みが可能ということでよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) そのように認識しております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 年間の何回とか、そういう細かい決まりみたいな、そういった規定というのはあるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) そこまで把握はしていないのですけれども、今そこにお願いするということで話を進めておりますので、回数等についても今後協議していきたいというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 確認なのですが、先ほどおっしゃったかと思うのですが、費用についてはこちらの依頼する自治体が負担するものはないというご答弁でよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 費用のほうはかからないというふうに確認をしてございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 今後そういったものを活用していくという考えをしっかりと受け止めさせていただきました。
学校統括監へ質問をさせていただきます。平和への取組というのは、教育と深く関わるものであると考えます。市内学校での取組についてお伺いできますか。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) お答えいたします。 平和に対する取組というご質問でございましたが、まずは教育課程の中に社会で平和主義について扱う単元というものがございまして、小学校6年生では「私たちの暮らしと日本国憲法」、「平和な日本へ」、「世界の中の日本」、また中学校3年生においては「平和主義の意義と日本の役割」、これは公民の学習です。それから、「占領下の日本、民主化と日本国憲法」、これは歴史において学んでいるところです。ほかにも幾つかあるのですが、主立ったものはこういうもので、また国語においては小学校3年生から中学校3年生まで、年間1単元においては戦争や平和について考えるような題材が組み込まれております。例示すると、小学校3年生「ちいちゃんのかげおくり」、小学校4年生「一つの花」などというようなものでございます。 また、平和学習として、こちらは先ほど教育部長のほうからも話がありましたが、ピースフェスティバルに向けてピースカードというものを鶴瀬公民館等でやっているというのはご承知かと思いますけれども、小学校6年生全校において、そのピースカードを書きながら平和について考えさせるというような時間もつくっているところでございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。 今お話がありました小学6年生が取り組んでいるピースカードというのがあります。こちらとてもすばらしい取組だと思うのですが、今後それにプラスという形で、今小学校、中学校で取り組んでいることを聞くと、中学校になるとさらに学びが深くなるような印象を持ちました。なので、中学3年生を対象にピースカードに代わる何かというか、そういった取組について行ってはどうかと考えるのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 中学生にも何か取組をというところでございました。 ピースカードについては、小学校6年生全校で行っております。中学校3年生となりますと、受験というところもありますので、なかなかピースカードをまたそこでお願いするというのも難しいかなというふうには思っておりますけれども、なるべくこちらのほうも学校のほうとも連携しながら、ピースフェスティバルのほうの参加については周知を徹底して、ご参加していただいて、学んでいただきたい、そういう機会を増やしていきたいというふうには思っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 中学3年生ですと状況的に難しいということもあると思うのですが、特に中学3年生でなければいけないというこだわりがあるわけではないので、小学6年生から中学校に入ったことによって学びがまた深くなっているという点に関しては、もちろん中学2年生でもいいかなというふうにも思いますので、こちらぜひ取組の検討を期待したいと思います。 あと、県内には埼玉ピースミュージアムという施設があるのですが、そちらの施設を学校教育の中で利用したことというのはありますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育長。
◎教育長(山口武士) 私が具体的に把握している事例というのは、コロナ禍もあって校外行事が制限されていたので、直近では耳にしていないのです。平和資料館と呼ばれていた施設だと思うのですけれども、社会科見学の中でコースに入っていた学校が過去にはあったように記憶しております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) この施設なのですけれども、こちらは風化しつつある戦争の体験を次の世代に引継ぎ、県民に戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えることを目的に1993年に開設した施設となっております。こちらでは様々な展示のほかに、戦時中の1日が体験できる疑似体験コーナーがあったり、毎月映画会も行っております。入館料が無料となっていて、団体利用も受付しているということですので、ぜひ学校教育の中に過去にはあったかということなのですが、この施設の利用をぜひ考えてみてはどうかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育長。
◎教育長(山口武士) 今おっしゃるように、学習の中での体験活動の場所として、選択肢の一つにはなろうかというふうには思います。今お話をしながら一つ思い出したのですけれども、平和資料館のほうでは出前事業をやっている事業がありまして、これは本市で活用してきたことははっきり記憶をしております。戦争にまつわるような資料も持ってきていただいて、子どもたちに向けて資料館の職員の方が直接指導していただける機会がございましたので、そういったことも含めて活用していけるようなことを考えていきたいというふうに思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ検討していただければと思います。 それでは、また教育部長にお伺いいたします。来年度の平和・憲法啓発事業の予算が、こちら52万3,000円と計上されておりますが、どのような事業を想定して予算を組まれたのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 平和・憲法啓発事業の予算52万3,000円の内訳というところでございますが、ピースフェスティバルの開催に伴う予算としまして34万3,000円、これはピースフェスティバルを開催するに当たっての舞台機構の操作料ですとか、事業の協力者への謝礼ですとかの計上で34万3,000円、ピースフェスティバル以外の予算計上としまして18万円をお願いしてございます。内容としましては、平和学習会の講師の謝礼ですとか、戦争体験の話者の派遣に関する費用、そこでのDVDの製作費用などを計上して、18万円を計上して総額52万3,000円の予算というふうになってございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 広島市平和記念式典市民派遣事業というのがあるかと思うのですが、こちらに関しての費用というのは市では予算として取っていらっしゃるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 広島市の平和記念式典市民派遣事業につきましては、その派遣する市民の方と一緒に行く職員の旅費については、この平和・憲法啓発事業の予算の中に予算措置をしているという状況でございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) そうしますと、この派遣事業に参加される方の費用負担というのは、こちらはピースフェスティバルの実行委員会が負担するということでよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 実行委員会のほうの予算といいますか、そちらのほうからの支出という形になってございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) では、このピースフェスティバル実行委員会の収入源というのはどういったものになるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 以前は、ピースフェスティバルを開催したときの参加者からの費用負担ですとか、それからご寄附いただいた分ですとか、そういったものを収入源として費用が捻出されていたというふうに伺っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) コロナ禍で開催に支障があった年などもあるのではないかと思うのですけれども、その影響で開催規模の縮小など、今後そういった可能性についてあるのではないかというふうに危惧するのですが、今後足りなくなってしまった分というのでしょうか、そういった分の補填ですとか、そういったことについて市としてはどのようなご見解をお持ちでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) この市民派遣事業については、今実行委員会のほうでもその捻出に苦慮しているということは聞いてございます。市としては、これまでずっと続けてきた事業でございますから、どのような形でできるのかは今実行委員会のほうともお話をさせていただいております。市としても、この派遣事業の在り方については検討をして、どういった形でこの平和事業に取り組むかというところについては今後考えていく予定でございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) では、違う視点からの質問になりますが、この平和への願いを次世代へつなぐ取組、こちらは幅広い年代の方に向けて行うことに意味があると考えます。そこで、地域の方々との協働で行うことも効果的ではないかと考えるのですが、今まで何か取り組んできたものというのはありますでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) ピースフェスティバル自体は、実行委員会と市と
教育委員会で共催という形で進めておりますので、そういったところにおいては地域の方とも協働して行ってきたというふうに思います。そのほかの事業でも、もちろん市民の方と一緒にこれまで取り組んできた事業というものでございますけれども、今後も実行委員会ともよく連携して、取り組んでいきたいというふうには思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 町会など地域で活動されている方々というのは、その地域の安全、安心を守ることにご尽力されていて、町会やまちづくり協議会などもそうなのですが、地域防災などに取り組んでいらっしゃいます。平和への取組ということに関しては、広い意味ではつながっているのではないかなというふうに考えます。市のイベントに足を運ぶ市民の方ももちろん多くいると思うのですけれども、なかなかそこまで足が向かないという市民にとって、地域のイベント、そういったものですと開催場所が近かったりとか、気軽に参加できるイベントが多くありまして、お祭りなど子どもから大人まで幅広い世代が集まる、そういったところに平和への取組というものを何か入れていくというのも効果があるのではないかなというふうに思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 地域の方にそういったところを平和に関しての事業というところでご参加いただけるような形にするというふうになれば、やはり公民館なりでそういった事業を考えていくということになろうかというふうに思いますけれども、今現在考えているところでは、パネルのほうを借り受けまして、各公民館で展示することも考えております。今後もそうした公共施設、公民館をはじめ市内の公共施設でそういったものができれば、地域の方もそういったところでの参加はしやすいのかなというふうに思っておりますので、引き続き考えていきたいというふうに思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ地域の方たちの負担は多くなってしまわないような配慮をしていただきながら、今後研究、検討していただくことを期待いたします。 当市が今まで行ってきた平和への取組を止めることがないように、今後もしっかりと市が先導して実行委員会、また地域の方々と連携をして、平和への願いをつなぐ取組にご尽力いただきたいと思いますが、最後に市長のお考えをお伺いします。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 平和事業の取組ということでご質問いただきました。 本年で戦後79年、80年がたとうとしています。不戦の誓い、平和主義は我々日本国憲法が持つ尊い条文でございますし、これを堅持するという立場を私自身も持っておりますし、市長としてもそうありたいと思っているところでございます。また、今ご指摘をいただきました様々な事業の取組も、やはり長い間取り組んできたもの、また次世代へつなげていく、また世代間の中でも戦争の捉え方や平和の捉え方が違う。これは悪い意味ではございません。悪い意味で違うと言っている意味ではございません。軽んじているという意味では言っておりませんが、やはり世代によって違うものと思います。したがいまして、やはり時期には80年を迎えるこの数年が、様々なこうした平和への取組というものを在り方や、また事業の進め方などを見直す機会でもあろうかと、こんなふうに私自身は思っています。 また、戦争、紛争が現実にこの社会にもあるわけであります。一方で、非核宣言等を持つ我々自身も、やはりここを現実的に捉えなければならないというのが現代の日本人に必要なものと私は考えております。今回、ロバート・オッペンハイマー博士を題材とした映画がアカデミー賞を取られました。この時期に、今日の朝のニュースでもプーチン大統領が核兵器を使うことも辞さないような発言をされたニュースが流れておりましたので、大変タイムリーなショーでもあるし、こうしたものが多くの皆さんに観ていただけるものと、こう思っております。 私がここで申し上げたいのは、現実的に戦争、紛争を回避するということも、この平和主義、戦争をしないということの中では大変大きな力を持っております。政治家の力、国の力、市民の皆さんの力、それは外交努力であり、防衛努力であり、そして我々は市民外交ということで、こうした努力も欠かせないものと思っております。現実的な対応をする意味では、こうした分野への取組も我々はこの平和を守るということについては必要なことだと考えておりますので、新しいそうした考え方も取り入れる必要があると私は考えております。 それから、戦争を忘れないためにということで、話者という表現でよろしいのでしょうか。話者の皆さんをということでございますが、やはり80年たとうとする今日、これを実体験として語れる方が少なくなっているという現実もございます。そこで、これは議論があれば申し上げたいと思っておりましたが、富士見市遺族会の皆さんがいらっしゃいます。これは県の遺族会であり、国の遺族会の支部でもございます。こうした皆さんを通じて、議員もおっしゃられたとおり、広くこうした体験をお持ちの方をネットワークでつなげていただく会としては適切な会なのではないか。また、遺族の皆さんも戦後数十年の中、大変ご苦労の中、今日に至っていらっしゃるということも、戦争をもってご主人や息子やご親族を亡くされた皆さんにとってはつらい経験をされておられます。そういうお話を伺う機会もこの組織の中にいらっしゃると私は考えてございます。これは、また議論の中でぜひ遺族会の皆さんともつないでいただきたいなと考えております。 それから、最後にご指摘ございました広島、長崎についてですが、私自身も2期8年の間に長崎、それから広島と訪問をさせていただきました。とりわけ広島については、私、広島の郊外は行ったことがありましたが、市内にこの日に行ったのは初めてでございました。ご質問の中でも過去に答えてございましたが、鎮魂の日である8月のこの日に私がそこにいたという中では大変重いものも感じ、さらにずしりと核の怖さ、また不戦の誓いというものを改めて感じたものであります。やはり子どもたちにこの場に訪れていただくこと、この日に訪れていただくことは大変尊い経験になると思っておりますので、派遣事業については冒頭申し上げましたとおり、様々な事業を検討していく、在り方をどうしていくかということも踏まえて、派遣事業も我々市の手で派遣をするということも一つの方策であるというふうに思っておりますし、効果のある、子どもたちにより実感していただける事業になろうかと、このように思っております。 私の私見も交えて平和に対するお話をさせていただきました。富士見市長として、平和を守ることにつきましてはいつまでもどこまでも変わりませんが、この取り上げ方、または事業の進め方についてはしっかり議論させていただいて、効果のあるもの、そして市民の皆さんによかったというふうに言っていただける事業でありたいと、このように思いますので、検討を進めてまいりたいと思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。市の取組に今後も注力してまいります。 続きまして、大きな2番、びん沼自然公園について、(1)の平日の利用者を増やすための取組についてのところの再質問に入ります。びん沼自然公園を利用する方の交通手段として、今までも多くの議員から質問があったかと思うのですが、老人福祉センターのバスを利用することについて、市民の方や団体などから老人福祉センターの送迎バスが利用できたらとても便利になるのにというお声を私も聞いております。改めて市の見解をお伺いします。
○議長(田中栄志) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(鈴木貴久) びん沼自然公園を利用する方の交通手段として、老人福祉センターのバスを利用することにつきましては、老人福祉センターのバスの使用目的から、指定管理者との年度協定におきまして、大型バス管理取扱い事項にバスは老人福祉センターのために使用し、それ以外の用途に使用してはならないと規定しております。また、老人福祉センターのご利用者のバス利用状況といたしまして、今年度の上半期で最大乗車率が71.8%である状況や、水曜日と土曜日を除く各曜日は老人クラブ連合会やコミュニティ大学の皆様の団体送迎も行っていることを鑑みますと、老人福祉センターを利用しない方がバスを利用することは現状では難しいものかと考えております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 今、年度協定というものがあるというふうにお話があったのですが、こちら年度決定というのは、毎年見直しというのはするのは可能なのでしょうか。
○議長(田中栄志) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(鈴木貴久) そちらにつきましては、全てというわけではないのですけれども、やはりある程度の範囲の柔軟性を持って可能なものかとは存じております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) 柔軟性を持ってというところなのですけれども、例えばなのですが、老人福祉センター「びん沼荘」を使う方以外が限定されるということであれば、びん沼自然公園を存分に知ろうというような企画というか、そういうものをつくって、そこと老人福祉センター「びん沼荘」を利用できるというのをセットというか、そういったもので利用するというような考えというのはいかがですか。
○議長(田中栄志) 健康福祉部長。
◎健康福祉部長(鈴木貴久) 指定管理者の事業として、びん沼自然公園のパークゴルフを使うような企画で考えるようであれば、それは可能なのかと考えております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ありがとうございます。 来年度は、たしかパークゴルフの利用者を増やす取組として、市内小学校に無料券つきのパンフレットの配布を行ったというお話があったかと思うのですけれども、地域で活動している市民団体の方たちにもそういった無料券つきのパンフレットを行って、そこを今のご答弁と併せてパークゴルフの利用と、老人福祉センター「びん沼荘」も一緒に使用するというような形でのイベントというか、そういった計画の検討については再度いかがでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 指定管理者のほうでは、まずは小さなお子さんに楽しんでもらうということから、そこに一緒に来られる保護者の方、大人の方にも魅力を知ってもらおうという狙いからのことでございますが、今ご提案のびん沼荘とびん沼自然公園を掛け合わせて楽しんでいただくということは、指定管理者同士で協議のほうをしていただくようにさせていただいておりますので、その辺は連携をしていきたいと思っております。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ両方の指定管理者にうまく市が中に入って、連携をしていただきたいというふうに思います。 あと、平日と休日の料金設定の検討についてというのは、今現在での指定管理者との検討状況についてお伺いできますでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) 具体的な提案はまだございません。ただ、収益性のこともありますし、売上げの個数のこともあって、値段設定とか、あるいは商品の種類とかを土、日と平日は分けたほうがいいのではないかというような考え方があって、今それを検討しているということでございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ平日の利用者を増やす取組に今後もご尽力いただきたいなというふうに思います。 (2)番、ポップジェット(噴水)の設置について、今の段階だと設置、維持管理とか、そういったところを考えると難しいというお話がありました。一つ、ポップジェットのいいところというか、ポップジェットは水が出る時間が決まっていまして、1回10分程度なのです。そうすると、ずっと水遊びをすることについて心配される保護者の方にも負担が少ないというふうに感じます。そういった点で、再度、今後検討していただくのはいかがでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) お子様の健康管理というところでは利点があるということだと思いますけれども、そういう視点での有効性はあろうかと思います。今課題としているのは、設置費、維持管理等がございますので、その辺の課題の解決ができるような施策を、水を絡めたものということでバージョンアップしていければいいのかなと思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ来年度の計画されているものの中の利用者の方の声を聞いていただいて、今後の研究、検討につなげていただければなというふうに思います。 (3)番、キャンプ・バーベキュー場のさらなる充実へ向けた取組についてのところなのですが、こちらポータブル電源というのはかなり高価なものになりますので、レンタルとしては少しレンタル料が高くても、購入することを考えると需要はあるのではないかと思いまして、こちら柔軟に施設機能の充実というところで声を上げていくというお話だったのですが、再度お伺いできますでしょうか。
○議長(田中栄志)
都市整備部長。
◎
都市整備部長(新井雅彦) その点については、びん沼自然公園があるということの周知活動についても周知がまだ足りていないのかなというところが、今回の入場者数の反省点もあるのです。それと絡めまして、実はレンタル用品の中にもこういったものがあるのだということの周知が足りない部分があったのだろうと思います。ポータブル電源も実績はまだ3件ほどなのですけれども、実はございます。こういうのがあるのだということの周知が足りていないということだったと思いますので、そこは指定管理者によくまた要望していきたいと思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ぜひ周知も含めて今後お願いしたいと思います。 最後に、大きな3番、ふるさと納税のところなのですけれども、すみません。時間がなくなってしまいました。(3)番の今後の取組についてのところなのですが、栃木県佐野市ではふるさと納税の寄附時に選べる事業の中にクラウドファンディングのプロジェクトがございます。当市では、そういったものはご検討されていらっしゃいますか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) クラウドファンディング事業につきましては、これまでも幾度か考えたことがございました。しかしながら、その事業がクラウドファンディングに適しているかどうかという観点からいくと、今のところそれに適しているものが今ないなというところで、見送っているところでございます。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) この佐野市では、生徒、学生の資格試験等の受験料を全額助成するプロジェクトというで、実際に達成したものなのです。こういったものを先進事例を見て検討していただきたいと思いますが、再度いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) ふるさと納税につきましては、あらゆる点から検討はさせていただきたいという考えでいますので、よろしくお願いします。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ふじみ野市や中野区など、ふるさと納税の返礼品の中に人間ドックですとか、そういったものが含まれているものもあるのですが、提案になってしまうのですけれども、そういったものの検討というのもいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) 前向きに検討したいと思います。
○議長(田中栄志) 熊谷議員。
◆8番(熊谷麗) ふるさと納税は、寄附金による税収向上と行政サービスの向上に加えて、自治体のPRにも役立つものと思いますので、今後も多くの方に利用していただけるようなものをご尽力いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 これで質問を終わります。
○議長(田中栄志) 以上で熊谷麗議員の
市政一般質問を終わります。 休憩します。 (午前11時53分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午後 1時00分)
○議長(田中栄志) 次に、質問順18番、勝山祥議員の質問を許します。 勝山祥議員。 〔18番 勝山 祥登壇〕
◆18番(勝山祥) 18番、勝山です。皆さん、こんにちは。傍聴にお越しの皆様、そして
インターネット中継を御覧の皆様、いつもありがとうございます。皆様にもいらっしゃると思うのですが、花粉症に悩まされている方がいるのかなと思うのですけれども、市長も。先ほど熊谷議員はくしゃみで腰を痛められたと言ったのですけれども、私もくしゃみで鼻を痛めてしまって、鼻血が出ただけなのですけれども、今日はだからちゃんとティッシュを持って、出血しないように頑張りますので、よろしくお願いします。 それでは、田中議長よりお許しいただきましたので、質問を始めさせていただきます。初めに、大きな1、工事についての(1)、道路工事を行う際の近隣への周知方法はについて伺います。市道の修繕や補修は、管理者である富士見市が発注を行い、実際に工事作業を行うのは発注を受けた施工業者になります。工事開始前に周辺地域に対して周知を行うと考えます。道路工事実施の近隣への周知については、発注者、施工者など、誰がどのような方法で行っているのか、伺います。 また、周知をする範囲についてはどのように決めているのか、具体的な基準等があるのか、伺います。 続いて、(2)、時期の決定はどのように行っているのかについて伺います。学校の工事は、夏休み期間中に行うなど、工事場所の事情を考慮して実施時期が決められていますが、道路工事の場合、実施時期はどのように決定されているのか。また、実施時期を決める基準、規定等があるのか、伺います。 続いて、(3)、商店など事業者の営業活動に悪影響がないような配慮について伺います。道路工事は必要なものではありますが、工事によって地域にお住まいの方や事業を行っている方への影響は少なくありません。特に商店前に通じる道路で工事が行われた場合、商店にとっては人通りが少なくなるなど営業活動に大きな影響があります。そのような事情も含め、繁忙期に重ならないよう、実施時期の配慮や説明がなされているのか、伺います。 続いて、大きな2、学力テストについての(1)、市内中学生における業者テストの活用状況はについて伺います。県内で行われている業者テスト、いわゆる北辰テストは、その結果が高校受験や進学等に活用され、市内中学生の多くが受験していると思います。テストを受験するかしない内かは、各ご家庭の判断になっています。そこで、市内の中学生における業者テストの受験者数や割合等について把握されているのか、伺います。 続いて、(2)、業者テスト受験者への補助をしてはについて伺います。業者テストは、中学1年生から中学3年生の間に複数回受験する機会がありますが、経済的な理由等から受験を控える家庭もあると思います。業者テストの受験料についての補助を行い、全ての受験生が業者テストを受験できる環境が必要であると考えますが、見解を伺います。 続いて、大きな3、暑さ対策についての(1)、地面の表面温度の上昇を抑えるフラクタル日よけを保育所等に設置してはについて伺います。フラクタル日よけとは、藤棚のような日よけで、よく見ると奇妙な三角形の連続でできています。2006年、京都大学大学院人間環境学研究科総合人間学部の教授が作り出したもの、それがフラクタル日よけです。人工物でありながら、木陰のような涼しさを作り出すとして注目され、2009年のグッドデザイン賞金賞を受賞しました。風通しもあり、熱を発散するなど、暑さ対策として効果が優れているものです。昨年の夏は記録的な猛暑でした。今年も、そして今後も猛暑が続くと言われております。園庭で活動することの多い保育所等に設置して、暑さから子どもたちを守る対策を講じる必要があると考えますが、見解を伺います。 壇上での質問は以上です。ご答弁よろしくお願いします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。 ご質問の大きな1点目、工事について3点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。初めに、(1)、道路工事を行う際の近隣への周知方法はについてお答えいたします。道路工事に伴う近隣への周知につきましては、工事契約後、着工前に発注者と受注者にて現場確認や工事の進め方等について協議を行い、施工方法や工程を検討した上で、実施期間、工事内容、工事規制等を記載した工事のお知らせ通知により周知を行っております。また、周知をする範囲についてですが、基本的には工事箇所に隣接する方々やその周辺地域の方々、及び町会長へ周知を行っております。 続きまして、(2)、時期の決定はどのように行っているのかについてお答えいたします。道路工事の実施時期につきましては、農地に隣接する道路工事の際は農閑期に、学校に隣接する道路工事については長期休耕時に実施するなど、隣接地に配慮するよう実施しております。また、工期が長い工事につきましては早期発注に努めるなど、工事内容や工事期間を考慮し、実施時期を決定しております。 続きまして、(3)、商店など事業者の営業活動に悪影響がないような配慮をについてお答えいたします。道路工事は、沿線の方々などのご協力が不可欠となりますが、議員ご指摘のとおり、個人商店などが工事沿線にある場合は営業活動に支障が出ないよう、事業者の方々と相談をしながら工事を進めさせていただいております。また、現場状況や工事内容、工事抑制期間及び準備期間を踏まえた余裕を持った工期を設定し、工事の実施時期を調整することで、繁忙期であっても商店等の営業活動に与える影響を抑えられるよう努めております。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) よろしくお願いいたします。 議員ご質問の大きな2点目、学力テストについて2点ご質問をいただきましたので、順次お答えいたします。初めに、(1)、市内中学生における業者テストの活用状況はについてでございますが、議員ご案内のとおり、各家庭の判断で受験することから、各業者テストの受験者数や割合等は
教育委員会としては把握してございません。 続きまして、(2)、業者テスト受験者への補助をしてはについてお答えいたします。本市におきましては、高校入試に向けて学校主催で行われる、ふじみ野市、三芳町を合わせた2市1町の全ての中学校3年生生徒を対象とした入間東部班中学校統一学力調査に補助金を交付しており、これを学習到達度や進路指導の参考としているところでございます。今後につきましても、現在行っております統一学力テストが効果的に活用されるよう努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 続きまして、勝山議員ご質問の大きな3点目の(1)、地面の表面温度の上昇を抑えるフラクタル日よけを保育所等に設置してはについてお答えいたします。 議員ご提案のフラクタル日よけにつきましては、日射遮へい率が約80%と高いことに加え、適度に風通しがよいことから、日光から吸収した熱を効率よく放熱し、地面の表面温度の冷却効果につながるものと認識をしております。現在公立保育所で実施している暑さ対策につきましては、暑さ指数計測アラームの設置や園庭に遮光ネットを張る、子どもに帽子をかぶらせる、小まめに水分補給するなど、子どもの様子に細心の注意を払いながら保育を実施しているところでございます。また、市内の民間保育施設や幼稚園の暑さ対策といたしましては、公立と同様の対応に加えて、テントの設置やミストシャワーの設置など、施設ごとに工夫を凝らして子どもたちの安全を守りながら、保育等に当たっていただいていることを確認しております。近年では、夏の暑さが命に危険を及ぼすほどの災害級とも言われる暑さでありますので、議員ご提案のフラクタル日よけも対応策の一つとして研究を進めながら、引き続き子どもたちの安全を第一に暑さ対策に努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 勝山議員。
◆18番(勝山祥) それでは、順次再質問をさせていただきたいと思います。 まず、工事を行う際の近隣への周知方法についてご答弁いただきました。基本的には、発注者、受注者で現場をまず確認してから期間ですとか内容などを協議してお知らせを周知しているということでした。範囲については、隣接する商店の方だとか、あと周辺、それから町会長には行っているということでした。今回この質問に至った経緯をまず先に申し上げたいのです。まず市内の道路工事についてなのですが、もちろん当然これは道路工事というのは市が行うものとして重要なものですし、必要なものだと私も思っていますので、もちろん工事は必要ものはしっかりと進めていただきたいという立場はもちろん私も同じでございます。その上でなのですが、予定期間、先ほどの周知の案内の中の予定期間、何日から何日までを予定していますというものについて、後ろにずれる可能性というのは今までもあったかもしれませんが、前の日に始まってしまうとかいうようなお声をいただきました。つまり5日から始まる予定が4日から始まってしまうとかという部分、そういうことについては特に周知というのは当然行われなかったというようなお声だとか、あと壇上でも述べましたが、一番の商店の繁忙期や年末年始にかけて交通規制を伴う大規模な工事が行われたので、極めて遺憾ですというようなお声をいただいて、今回の質問に至っております。特に商店の方からは、こうした工事が繰り返されないように、対策と説明もしっかりしてほしいというようなことも聞いております。 それで、まず最初にお伺いしたいのですが、工事の周知について伺いたいのですが、この周知を行うというものについて、工事を行う施工業者が周知を行うのか、もしくは市の職員が行うのかあると思うのですけれども、市の職員が工事に関する周知を行う場合というものはどのようなものがあるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) まず、今回の道路工事におきまして大変ご迷惑をおかけしたということで、大変申し訳ございませんでした。 そして、議員の再質問なのですが、市の職員が周知に行くときということなのですが、これはケース・バイ・ケースでございまして、最初から業者と行くときもございますし、そのほかですと例えば緊急の工事、こういったことになったときには市の職員が行ったりですとか、先ほども申し上げましたが、町会長へのご連絡、こういったものは市の職員も出向いて説明などを行っているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) なるほど。本当にケース・バイ・ケースなのだなと。ただ、町会長への説明については、市の職員と業者が一緒に行ったりするのかなということです。 それでは、次にもう一回お伺いしたいのですが、周知の内容です。つまり工事の内容になるのでしょうか。どのような工事を行うのかということについてはどのようにお伝えしているのでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 工事のお知らせ通知の内容でございますが、先ほど答弁した内容のほか、工事名ですとか工事箇所、それから発注の担当者名、それから受注者名などを記載しております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) それでは、重ねてお伺いしますが、実際工事が始まりましたと。始まったときに工事中の手順、どのように実際の工事を進めていく手順とか進行させていくということについては、先ほどの話だと当然発注者である市の担当者と工事の業者とが話し合っているのでしょうが、そうはいっても期間が長いものについてはその都度話しているのかどうかというのはちょっと分からないのですが、どのように進行させていくのかという裁量というのは、発注者である市にあるのか、それとも実際に工事を行う業者にあるのか、この部分についてはどちらでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 工事の手順につきましては、工事の内容に合わせまして工事業者のほうから施工計画書というものが出てまいります。それにしたがいまして、工事の手順を業者のほうで決めているところでございます。また、途中でこういった計画が変わってくるようであれば、随時私どもの監督と一緒に調整をしながら進めているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 基本的には、施工の計画書に従って進んでいくのだなということが確認できました。そして、続いてですが、工事のお知らせなのですけれども、実際のお知らせというのを私頂戴してきたのですが、工事のお知らせというのがあるのですが、浸水対策工事とそうでない道路修繕工事ということで、工事の内容は若干違うのですが、これは周辺の地域の方に配られるものだと思うのですけれども、こういった実際紙を配る、実際ペーパーを作っているのは一体どなたが作られるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) そちらにつきましては請負業者のほうで作っておりまして、配る前には私どものほうで確認をしているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) なるほど、分かりました。実際これを見比べてみると、工事のお知らせというのは書式が結構違っています。これは今お話になられたように、業者の方が作られているので違うのかなと。工事名が書かれていたり、工事場所だとか契約期間、実施日、あと施工業者、発注者という部分ではあまり変わらないのですけれども、デザインというのですか、構成自体はかなり違うなというのが分かります。こういう形で工事の内容は違うのですけれども、書式が異なるという部分についてお伺いしたいのですけれども、これは工事の内容によって書式が変わるのか、それとも作成する業者のことで変わっているのか、この部分はどうでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 工事の内容によりましても変わってくる部分もあるかと思います。ただし、勝山議員おっしゃるとおり、私どもといたしましても書式がまちまちだということに関しまして少し違和感的なものも感じておりますことから、現在統一化というものを検討しているところでございます。今後は統一した書式で皆様に周知できるように取り組んでまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) まさに私も次の質問で書式の統合も検討されたほうがいいのかなというのは思いました。理由としては、やはり工事内容が違うにしても、かなり見た目が違うもので、周辺の方には基本的な書式があってしっかりと工事概要が知らされることが望ましいと考えるからです。加えていうと、先ほどのお声にもあったとおり、この周知の中に例えば通行止めだとかいうようなものが含まれる場合には、実際に通行止めになる期間とか、もしくは多分片側ずつやっていくとかで、お店からすればその期間、自分のお店の前がほぼ工事状態になって、お客さんが入ってきづらい、もしくはなかなか入って来られないような状況になるというのがあらかじめ分かっていれば、また少し違うのかなと思うのです。そういう意味でお知らせの内容もより丁寧なものであるべきだと思うのですが、ご見解はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 当然議員おっしゃるとおり、近隣ないし沿線の方々にご迷惑をかけてはなりませんので、当然工事を進めていく上ではそういった近隣の方々ともお話合いをしながら、どういうふうにしたらいいだろうかというのを相談しながら対策を練っているところでございます。また、通行止めなんかの周知につきましても、一番最初の工事のお知らせの通知、この中に通行止めですとか片側通行ですとか、そういったところも表現してお知らせしているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) それでは、(2)の時期の決定の部分でお伺いしたいのですけれども、先ほど言ったような繁忙期の部分については、地域の方とお話ししている部分もあるのかなと思う一方で、そこの部分うまくいっていなくて、今回のようなお話が出てきているのかなと思うのです。過去、工事に関して地域から実施時期に対して、何か要望等があって、それに対応したというような事例はあるのでしょうか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 工事の前の段階におきまして、そういったお話、相談なりは寄せられているということはほぼないと思います。ただし、工事のお知らせ通知なんかをお配りしたときにそういったお声を聞きますので、そういったお声には真摯に対応していくように努めているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 分かりました。 では、真摯に対応ということですから、これは1点確認なのですが、工事を行う際、そういった通知を出した後に、商店の方も含めた地域の方と調整を行って、商店には商売上の影響が極力少なくなるような方式だとか、あと周辺の方に対してもそういった地域の事情というか、実情を反映された工事を行うということも可能だということでよろしいでしょう。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 今回はそういったご迷惑をおかけしたということでございますが、工事をやるに当たりましては少なからずご迷惑をおかけしている部分があるかと思います。そういった部分を極力なくすように事前にそういったご相談ですとかを行いまして、工事を実施している段階でございまして、今後もそういった沿線の方々などのご意見をよく聞きながら工事を進めていきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 分かりました。では、今市長にお伺いしたいのですが、商工業の部分ということで部長からも十分注意して進めてもいたのでしょうし、今後も直す部分については書式の部分だとか、直すというようなお話がありました。やはり道路工事というのは冒頭申し上げたとおり、必ず必要なものだと思いますし、今後もあると思うのですが、やはりそれによって商工業のマイナスということは本市にとってもあってはならないことだなと思うのです。一定程度の全くゼロにするというのが難しいというようなこともありましたが、そこは工夫したり、いろんな調整をしたり、ご意見をいただいたりする中で、その部分をいかに小さくしていくかというような部分がやはり大切なのかなと思います。実際その方からすると、前年同月日の売上げも35%ぐらい減ってしまったというような数字的なお話もいただきました。市長はこういった議論を聞いていて、市長のご見解をお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 具体的個別の案件につきましては私は承知しておりませんので、一般質問でいただいたお話で答弁をさせていただきます。 基本的に部長が答弁をさせていただきましたとおり、やはり現場、現場で必要性の高いもの、緊急に行わなければならないところなどなど、その現場、現場によって違う面もあろうかと思いますが、基本的にこの道路の目の前の方々、商店主、ご自宅も含めて、やはりしっかりと周知をさせていただいて、その中でご対応いただくということをお願いするわけでありますので、丁寧にお願いをさせていただく。また、時期等も今緊急性等が高い場合には、これはなかなか思うに任せないところもございますが、なるべく影響を受けるであろう皆様方のご理解をいただけるよう、対応、対処してまいりたいと思います。とにかく理解を得る努力は私どもの責任でございますので、させていただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 今部長のほうももうお話いただいていますし、市長からも今そのようなお話をいただきましたので、ぜひ今後の部分で話させていただいた部分を反映させていただきたいと思います。 それでは、大きな2のほうに移りたいと思います。学力テストの状況については、基本的には各ご家庭の判断だということで、人数だとか割合については把握されていないということでした。それを伺った上で聞くのもちょっとあれなのですが、市内の中学生は業者テストというのは先ほど言ったように、北辰テストというのが私は一般的なのかなと。それは各ご家庭の判断だったとしてもあると思うのですけれども、そのほかに業者テストというものでどのようなものがあるかというのは、それについてもなかなか把握はしていないということなのでしょうか。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) お答えいたします。 北辰テスト以外で業者テストと呼ばれるものについては、全国統一中学生テスト、進研ゼミ中学生無料模試、早稲田アカデミー学力診断テスト、駿台中学生テスト、Vもぎなどというものがあると把握しております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) それでは、これは各ご家庭の判断で行っている北辰テストについて、
教育委員会としてなかなか話すのは難しい部分があるのかと思うのですけれども、基本的に北辰テストを中学生、家庭がどのように活用しているという部分については、
教育委員会としてはどのように把握されているのでしょうか。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) これにつきましては、平成5年に文部科学省から通知が出ており、それに沿って埼玉県
教育委員会からも通知が出ている内容で、北辰テストというか、業者テストの偏差値を活用した進路指導について課題が投げかけられ、改善が求められてきた経緯があることから、高校の入試に向けて
教育委員会、または中学校でその業者テストに係る進路指導というのはやっていないことから、そこについては関わらないということになっておりますので、把握をしていないところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) なるほど。平成5年の文部科学省の通知の内容に沿って対応されているということなのかなと思います。となると、実際私は自分の子どもの関係で北辰テスト等を使って、実際高校と学校説明会等にも行ったことがあるのですけれども、ということは実際埼玉県内の高校、私立であれ、県立高校であれ、北辰テストをどのように活用しているかという部分については、なかなか把握は難しいのが現状ということでよろしいですか。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) 把握、言葉が難しいところはございますけれども、それを活用した進路指導は行わないことになっていることから、どのような活用の仕方をしているかについては関わらないということなので、知っている知っていないというところはまた別の問題であるかもしれませんけれども、そこについては関与をしないという立場であることをご理解いただければと思います。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) やはりそういった通知が国、県から来ているということを踏まえると、なかなかご答弁されるのも難しいかなという部分はお察しいたします。 それでは、(2)のほうになってくるのですけれども、業者テストへの補助をしてはということ、今回質問に至った経緯としては、先ほど申し上げたように、私の経験から言うと、私も中学生のときにも北辰テストを実際受けさせてもらった覚えもある中で、自分の子どもについても私のほうでそれをもとにした進路に活用させていただいた思いがありました。実際周りというのですか、現実的には各ご家庭で活用している割合はかなり高いのかなというのが私の実感です。それを踏まえて今回の質問に至っているのですけれども、ここから先は市長ともう一回お話をさせていただきたいと思います。 最初の答弁の中にもあったと思うのですけれども、業者テストについてはやはり今までの文科省の通知だとかがあって、なかなか難しいものもあるのかなというのは認識しました。一方で、業者テストというものを活用することで、中学生が自らの学力状況、現在の学力状況等を他者との比較になるのですけれども、どの位置にいるのかとか、これはまたいい悪いはあると思うのですけれども、一定程度の客観性を持って見ることもできているのかなというふうに思うのです。市長としてはこの部分についてはどのようにご見解をお持ちでしょうか。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 北辰テストは私も受けました。難しい問いなのです。現実的に私立高校を受験される生徒におきましては、県立もそうでしょうけれども、やはり業者テストがある以上、これを用いるということはご家庭、ご本人の判断によってお使いいただくということが原則であるということでありますので、現実そうしたものを使ってご判断される、志望校を決めるということにあるということも分かっておるところでございます。 ただ、やはりここは少し古い、平成5年からの指導で、これも何となく記憶として私も当時のニュースも覚えているところではございますけれども、こうした指導がある以上、通知がある以上、これに従わざるを得ないというのが学校であり、
教育委員会であるというふうに考えております。したがいまして、国等の議論、それから埼玉県
教育委員会との議論なども行っていただくような状況にあるのではないか。ただし、学校側も校長先生会による新たな統一テストなどの変革といいましょうか、新たな物差しを持ってということも行われております。こうしたものも現場のご努力の結果だと、このようにも考えております。難しい答弁でございますが、現在のところやはり通知に従った考え方を持って対応するということが現在の取るべき行動だと考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 市長も北辰テストを受けられたということですけれども、先ほど申しましたように、私も中学生だったときにテストを受けて、しかも当時は私は学校で受けていたような記憶があります。授業というのですか。そういうのがいろいろあって、先ほどの通知につながったのかなと思います。そういった様々な課題とか問題点があった中で、現在の形になったと思うのです。各家庭のご判断という形になったと思うのです。 業者テストについてということになると、今みたいな難しい部分はあるのかもしれませんが、ほかの自治体では学習意欲を応援する取組というものは一方であります。本市でももちろんあるのですけれども。東京都では、塾や高校受験料を無利子で貸付けを行って、高校に入学した場合には返済が免除される場合もあるというようなことです。やはり進学に際して、先ほどもテストの受験料の部分もありますし、高校の受験料、あとテストを複数回受ける受験料とか、そういった意味で各家庭の経済的な負担というものも一方であるというのは事実だと思いますが、こういった経済的な負担があることについての市長のご見解はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 機会均等という言葉がございますが、どのような環境にあるお子様にも望むものをしっかり手に取れるようにしてあげたいということは常々思っているところでございます。 ただ、ご指摘の業者テストに対する負担でありますとか、補助金をもってということになりますと、これはこの原則を曲げられない以上は、それに対する補助金を創設するということは難しい、できないという考えに至ります。しかしながら、総体的に中学3年生のご本人、並びに3年生を持つご家庭に対する費用負担等は、様々準要保護、要保護のご家庭に対する制度もございます。そうしたことで現在のところは対応をいただく以外ないと思います。今後こうした形で受験に対するそれぞれのご家庭等の事情が顕著な状況において、もう少し包括的なご支援ができないかとか、これもごめんなさい、工夫に当たるところになってしまいますが、そういうところも検討する必要はあるかなとは思いますが、もう一度同じ答弁で恐縮ではございますが、現在はこの通知に従って、直接この業者テストに対する補助ということは考えられません。ご理解いただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) やはりどうしても国からの通知というものがありますので、当然それに従った中で、さらに市長がまさにおっしゃられたような工夫という部分で経済的な負担の部分については考える必要があるというのは、私も今答弁をお伺いしたり、市長のお考えを伺って大きく理解をするところです。なかなか現実的な部分というのでしょうか、現実的には業者テストを活用せざるを得ないような状況があるけれども、そういった通知があったりすることでなかなか難しさがあるような部分というのは、これは県とか国のほうで議論が必要なのかなと思いますので、この部分についてはそういった部分を期待するしかないのかなと思います。なので、そういった部分を理解した上で、次の暑さ対策のほうに移りたいと思います。 フラクタル日よけ、実は私のほうで今日本当は実物を見ていただかないとなかなか分かりづらいなと思ったので、許可をいただくためにタブレットのほうに掲載をお願いはしたのですが、今日まで間に合いませんで、実物を見ていただくことはかないませんでした。フラクタル日よけという形で検索していただくと、大体画像は出てくるので、何となくイメージが湧くかもしれないのです。フラクタル日よけの下はいわゆる木陰のような感じで、当然日光も入っているというのですか、少しずつ入っているけれども、おおむね日陰なのですけれども、非常に涼しいということでした。部長のご答弁でも80%の遮へい率という形で、お調べいただいてありがとうございます。そういったフラクタル日よけというのは、本当に今最近新しいとして出てきているので、今回ご提案しているのですが、やはり大きな理由は昨年の夏の猛暑でございます。本当に今までにないような猛暑で、活動が制限されるような猛暑というのはなかなかなかったのかなと思いますし、この猛暑が昨年だけではなくて、今後も続く可能性があるというような報道を踏まえると、やはり今までの対応にさらに一歩踏み込む必要があるのかなと思って、今回の質問に至りました。 そこで、まずお伺いしたいのですが、本市の保育園のときに、猛暑のときには先ほどのご答弁の中でも少し帽子をかぶったりとか、いろいろありましたけれども、いわゆる先ほどお話いただいたように、遮光ネットとか、そういったものを使って日陰を作り出したりなんなりすることで対応してきたということでよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 外活動するときには、そういったことでなるべく涼しくなるようにということで取り組んでいるところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 本市の保育園の部分でお伺いしたいのですが、外に出るのはやめましょうと、あまりに暑過ぎるのでやめましょうと、室内で過ごしてくださいというようなものというのは、昨年でいうと中学校の部活動なんかも何度以上になると控えるみたいな通知もあったと思います。本市の保育園の中では基準というのですか、室内で過ごすようにしてくださいという基準というのは、35度以上とか、そういった目安みたいなものはあるのでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 例えば公立保育所ですと、熱中症警戒アラートの情報ですとか、暑さ指数計測アラームによる測定結果を踏まえて、環境省から示された暑さ指数に応じた注意事項に基づき定められている保育所での熱中症予防のための活動指針により、散歩ですとか園庭遊び、室内遊びなどの活動内容を決めております。 今勝山議員おっしゃられました、例えばなのですけれども、気温が35度以上の場合は危険ということで、原則外での活動は中止とします。室内での活動の際にも室温に注意し、小まめな水分補給を行うなど対応すると。例えばですけれども、気温が28度から30度ぐらいですと警戒ということで、外遊びの場合は注意して活動を行う。子どもたちの様子に注意しながら30分程度置きに休憩ですとか、水分補給を行うというような形で対応しているところでございます。恐らく民間保育園あるいは幼稚園についても同様の対応をしているものと考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 熱中症警戒アラートとか、そういったいわゆる指数を用いて目安になるものがしっかりあるということです。 今の部分はもちろん大人は理解します。大人は理解しますというか、その指針に従ってやるのですけれども、一方で子どもたちはどうでしょうかということで、子どもたちの場合、なかなかそうはいっても室内よりは外に行きたいよというお子さんがいるのもあったのかなと思うのです。実際昨年で言うと気温高くて、基準に従うと室内にいなければいけないけれども、外に行きたいよと言われた場合、保育の現場にはどのように対応されているでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 原則活動指針に基づき保育を行っておりますので、外で遊びたい子どもがいた場合でも、保育士のほうからきちんと話をして、室内での活動を行っているところでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 確かにそうですね。そうなのですけれども、そうはいってもなかなか子どもたちの場合は遊びたいというのがあるのかなと思ったのですけれども、そうはいってもやはり保育士のほうから丁寧に説明をしているのかなと思います。 それでは、次なのですけれども、実際昨年猛暑が続いたときに保育園で熱中症と思われる症状に陥ったお子さんというのはいらっしゃったのでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 公立保育所におきましては、保育中に熱中症になったお子さんはいらっしゃいません。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) いないということで非常に安心しました。やはり一定程度の基準に従って対応されていれば、熱中症になるということはなかったということで、それは非常によかったと思います。一般論ですけれども、お子さんというのは地面からの距離が大人よりも近いので、熱中症とか外で特に熱から受ける反応が強いと言われていますけれども、基本的にはそういう認識で間違いはないですか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 勝山議員おっしゃるとおりでございます。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) フラクタル日よけというのは、先ほどから何度も言って申し訳ないのですが、クーラーのように積極的に温度がコントロールできるわけではもちろんありません。人工的なものであるけれども、自然の木陰のような涼しさを作り出すことができるということで、都会で大きな樹木を大量に導入するというのはなかなか困難です。それはいろんな安全の問題だったり、落ち葉の問題があるのですけれども、フラクタル日よけを積極的に取り入れることで、より環境を自然に近づけることにできるのではないかというのを期待しているということで先ほど京都大学の開発した教授がおっしゃられておりました。実際にフラクタル日よけというのは、鹿児島県の乳児園と書いてあったのですけれども、いわゆる保育園に近いような部分でも実績というのはあるのですけれども、そういった実績等を踏まえてご見解はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 勝山議員おっしゃるとおり、例えば効果検証の部分の記事がありましたので、見させていただいたのですけれども、フラクタル日よけの下と直接日光が当たる地面ですと、約10度以上下がる。今勝山議員おっしゃられたとおり、小さなお子さんであればあるほど地面から近いところで全身で暑さを感じるのは違うのかなと思います。ただ、実際にフラクタル日よけをどのぐらい張るのかというと、全ての園庭を例えば覆うような形で張るのは非常に難しいみたいで、結局張ってあるところと張っていないところという部分はできます。熱風ですとか、そういった部分のこともありますので、そういった部分についてはまた新たな検証なども注視してまいりたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 確かになかなか全部を覆うのは難しい。もちろん覆うことができないわけではないのでしょうが、園庭の広さにも当然よってくるのかなと思います。 フラクタル日よけというのは、実際の実験だと何でできているかによっても若干違うのですけれども、物によっては風速50メートルにも異常がなく、いわゆる台風とかにも影響がなかったということで、風を受けている最中、たわみは見られたけれども、風を止めると形状が回復したと。あと、保育園はちょっとあれかもしれませんけれども、法律上屋根に該当しないために屋上にも設置できるというような、いろいろな設置が可能だというので、利点があります。あと、布製のフラクタル日よけ、開閉式のものもあるということだったので、なかなかバリエーションがあるのかなと思います。 市長にお伺いしたいのですが、このフラクタル日よけというのは一度設置してしまえば、先ほど申し上げたとおり、エアコンみたいにいわゆる電気を使用するものではありませんので、本市が掲げる環境に配慮したという部分についても非常に合致しているのかなと思うわけです。そういったものを踏まえて、先ほど鹿児島県の事例をお話ししましたけれども、実験的にというと失礼かもしれませんが、設置についても検討してもいいのかなと考えるのですけれども、市長のご見解はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 効果の高いものであるというふうにご質問の中で、実際に私はまだ見たことがありません。こういうものがあるなというのは記憶の中にあるのですが、実際に効用、効果というものもお聞かせ願いましたし、担当部長も調べておるようでございますので、しっかり調査をさせていただいて、改修等が必要な保育書等、導入に対する検討を加えるということはお約束をしたいと思います。設置できるかどうか、既存のものとどの程度違うのか、その効果を見て高いものであるということは分かりましたが、そういった査定もあろうかと思いますので、新しい提案をいただきましたことに感謝申し上げたいと思います。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) このフラクタル日よけは、これも私も聞いた記憶なのですけれども、サッカーのワールドカップとか、暑い場所で行われたときにもそういうのを使ったりとか、かなり世界的にも注目を浴びているものですし、何度も申し上げますが、今後の夏の暑さが今までのものと全く違うというものを踏まえると、非常に効果的なものかなと思いますので、ぜひ市長のほうからも検討をしたり、調べたりというようなお話もありましたので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいと思います。 時間はかなり早いのですが、以上で私の一般質問を終わります。
○議長(田中栄志) 以上で勝山祥議員の
市政一般質問を終わります。 休憩します。 (午後 1時48分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午後 2時10分)
○議長(田中栄志) 次に、質問順19番、今成優太議員の質問を許します。 今成優太議員。 〔19番 今成優太登壇〕
◆19番(今成優太) 19番、今成です。皆さん、こんにちは。若干前の議員の方が早かったために5分少々早く始まりますけれども、ご容赦いただければと思います。傍聴の皆様、ありがとうございます。また、ネット中継の方もいつの間にか始まったということでびっくりしたかもしれませんけれども、どうぞよろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、一般質問を始めさせていただきたいと思います。大きな1番、教育行政について、(1)番、入学式について伺いたいと思います。ちょうど明日は市内中学校の卒業式となります。卒業式については、3月15日は中学校、3月22日は小学校となり、日程がもちろん違います。そして、4月8日は入学式です。入学式は、一生に一度の晴れ舞台であり、児童生徒、保護者にとっても特別な行事であると思います。親子そろってこの式を迎えることは、非常に有意義なものであると思いますし、このような行事を共有していくことは、教育上も重要なことかと思います。 その中で、小学校、中学校で両方の入学式を迎える家庭もあります。しかしながら、小中両方の開催時間が重なる学校区もあり、保護者が両方の入学式に出席ができないケースもあります。実は、今成家もこの重なる家庭となってしまいました。両親が別れて出席をいたします。まれではないかと思う方もいらっしゃると思いますけれども、先日私は
水谷中学校の入学説明会に参加しましたが、同じような家庭がこんなにも多いのかと驚きまして、今回の一般質問に至りました。このような背景を見ますと、市全体でもこのような家庭は多くいるのが予想されます。 さて、この問題については、以前に熊谷議員も喫緊に取り上げております。いまだ解決がされておりません。入学式の時間をずらし、開催する必要があると思いますが、見解を伺います。 (2)番、水谷小学校の校舎増築工事における影響について伺います。水谷小学校では、児童数の増加による教室不足に伴い、校舎の増築工事が行われ、令和6年度の供用開始に向けた準備が着々と進んでいます。工事期間中は、校庭が資材置場となり、もともと狭い校庭がさらに狭くなっておりました。体育の授業や放課後を見ますと、生徒が入り乱れている状況となっています。また、新校舎は4階建てでありますが、防球ネットは低く、3階、4階の窓ガラスがむき出しとなっております。今後の管理に課題があると考えますが、市の見解を伺いたいと思います。 (3)番、水谷小学校の今後の工事について、水谷小学校はさらに工事が続きます。工事をし、安心、安全な学校運営をすることは最優先事項であり、重要なことであると認識した上での質問です。同校において、校舎の耐震補強など今後予定している工事の概要について伺います。また、工事に伴う学校施設等の利用制限について、併せて伺いたいと思います。 続いて、大きな2番、埼玉県の市町村に対する権限移譲について、(1)番、本市の現状は。少子化や高齢化が進む中で、住民に身近なサービスを提供する市町村の役割は大きくなり、地域の実情に応じたまちづくりが求められています。平成12年の地方分権一括法の施行を皮切りに地方分権が進められ、埼玉県においても地域の実情や意向を反映した施策が展開できるよう、権限移譲が進められています。県のホームページによると、164の事務項目があります。全自治体の権限移譲状況の資料を見ますと、例えばほか市町村で移譲されていて、本市においてされていないものを紹介いたしますと、下水の浄化槽設置関連の事務がそれに該当いたします。このように多くの市町村が権限移譲を受けている中、本市において未移譲、まだ移譲ができていない事務が確認されますが、本市の権限移譲の現状について伺いたいと思います。 (2)番、今後の取組は。今権限移譲についてご説明をいたしました。本市として権限移譲についての考え方と今後の取組について伺いたいと思います。 続いて、大きな3番、スポーツ行政について伺いたいと思います。(1)番、多目的屋外スポーツ施設整備について伺いたいと思います。旧ガーデンビーチ跡地に整備予定の新施設につきましては、先般議会に対して説明がありました。今議会におきましても、質疑、質問が多くありますが、改めて私のほうから伺わせていただきたいと思います。全天候型の屋根つきのテニスコートを中心としたもの、少年サッカーができるサイズのものの2つの多目的運動場、そしてバスケットコート、テニスの壁打ちコートが示されました。スポーツ行政を大きく前進させる取組と評価しておりますが、どのような経緯を経て施設配置案を決定したのか、改めて伺いたいと思います。 また、今後のスケジュールも併せて伺いたいと思います。 大きな4番、キッチンカーについて、(1)番、にぎわいの創出と職員の利便性向上のために市役所前にキッチンカーの誘致を。富士見市役所には、以前は地下に食堂がありました。また、入り口付近に地場産品ショップゆいがありますが、今月をもって閉店をいたします。様々な自治体で市役所前にキッチンカーを出店させ、にぎわいの創出や職員の利便性向上に努めている事例が確認されました。近隣では、志木市やさいたま市の浦和庁舎でこのような取組をしております。本市でも新庁舎の検討の際に、キッチンカーを活用するお考えもあると思います。にぎわいの創出はもとより、職員の皆様も持参するお弁当や出前だけではなく、時にはキッチンカーで購入するランチは、職場の楽しみや気分転換になると思います。ぜひともキッチンカーの誘致を検討してはどうかと思いますが、ご見解を伺いたいと思います。 壇上での質問は以上です。ご答弁よろしくお願いします。
○議長(田中栄志) 答弁をお願いします。 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) よろしくお願いいたします。 今成議員ご質問の大きな1点目、教育行政についての(1)、入学式についてお答えいたします。入学式は、新しい生活への希望や意欲を持たせる上でとても重要な儀式であると同時に、保護者にとって一つの節目でもあり、子どもの成長を実感できる大切な時間であると考えております。これまでに入学式の開催日時につきましては、同一学区内の小中学校の開催日時が重ならないよう、校長会や教頭会、学校行事等の日程調整を行う教育課程研究委員会等において調整を図ってまいりました。各校では、新入生を迎える在校生の登下校の時間や昼食の準備、そして年度当初から在校時間が長くなることへの負担や県立高等学校入学式との時間帯が重なってしまうこと等の様々な事情を踏まえ、総合的に判断し、現在の日程となっているところでございます。令和7年度の入学式の時間につきましては、儀式的行事の意義、在校生の登下校の安全性を踏まえ、再度校長会等を通して検討してまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) よろしくお願いします。 続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(2)、水谷小学校の校舎増築工事における影響についてお答えいたします。工事期間中におきましては、児童や教職員の安全を確保するため、校庭の一部の使用を制限していたことから、ご不便をおかけしておりました。学校関係者の皆様のご理解とご協力をいただき、無事に増築校舎が完成したことにつきまして、改めて感謝申し上げます。 さて、増築校舎の防球ネットにつきましては、既存の南校舎前の防球ネットと高さをそろえて整備しております。これまでも高さ8メートルの防球ネットで問題はなかったことから、学校の教育活動において特段の支障は生じないものと考えております。 続きまして、(3)、水谷小学校の今後の工事についてお答えいたします。令和6年度におきましては、北校舎の改修工事を予定しております。また、令和7年度におきましては、屋内運動場の外壁、防水改修工事を予定しております。工事の際には、校庭の一部を架設駐車場や資材置場として利用することとなるため、学校を利用する児童、保護者、教職員の皆様にはご不便をおかけいたしますが、可能な限り教育活動に支障が生じないよう努めてまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) よろしくお願いいたします。 議員ご質問の大きな2点目、埼玉県の市町村に対する権限移譲についての(1)、本市の現状はについてお答えいたします。議員ご案内のとおり、埼玉県の移譲対象事務は全部で164事務ございますが、人口規模や保健所設置の有無等の要因により、自治体ごとに移譲対象事務数が異なります。本市の移譲対象事務数は、令和5年4月1日時点で112事務あり、うち70事務が移譲済み、残りの42事務が未移譲となっている状況でございます。 続きまして、(2)、今後の取組はについてお答えいたします。権限移譲につきましては、地域課題を地域の実情に応じて解決していくことにつながり、市の自立性を高めるものと認識しております。この趣旨を踏まえ、本市では移譲を受け取ることにより市民サービスの向上につながるか、市で処理することが効率的、効果的であるか等を検討の判断基準としているところでございます。今後におきましても、これらの基準に基づき、関係各課と調整を図りながら事務の受入れについて検討を重ねてまいります。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) よろしくお願いいたします。 続きまして、議員ご質問の大きな3点目、スポーツ行政についての(1)、多目的屋外スポーツ施設整備についてお答えいたします。施設配置案の検討に当たりましては、富士見市スポーツに関するアンケート調査の結果や市内市外の屋外スポーツ施設の状況を基に多目的屋外施設設置に関する市民懇談会や、富士見市スポーツ推進審議会において議論を行い、テニスコートが少ない、少年サッカー公式サイズのコートがない、多目的、多種目に使える運動場があれば多様なニーズに対応することができる、稼働率向上や施設の付加価値の観点から屋根や夜間照明の設備が必要である、バスケットボールができる場所があるとよいなどのご意見をいただきました。さらに建設企業や維持管理運営企業への市場調査も踏まえ、いつでも誰でも多様なスポーツを楽しみ、健康づくり、交流ができる空間をコンセプトとした8人制サッカーとフットサルを主目的として、ミニラグビー、グラウンドゴルフ、幼稚園や保育園の運動会にも活用できる多目的運動場と、テニスコートを主目的として多様な用途に利用できる多目的運動場を中心としたスポーツ施設とする多目的屋外スポーツ施設整備に係る基本計画案をお示ししているところでございます。 続きまして、今後のスケジュールについてでございますが、まず最初の一歩として、令和6年度に旧富士見ガーデンビーチ解体工事を実施する予定でございます。その後、社会情勢を見極めながら、基本計画案に基づき事業者選定、各種設計、建設工事を進め、令和10年度中の供用開始を目指してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) よろしくお願いいたします。 続きまして、議員ご質問の大きな4点目の(1)、にぎわいの創出と職員の利便性向上のために市役所前にキッチンカーの誘致をについて、庁舎を管理する立場からお答えさせていただきます。市役所庁舎につきましては、これまで民間事業者や福祉関連団体により、庁舎内に食堂や売店を設置する形で来庁者や職員に飲食などのサービスの提供を行ってまいりましたが、食堂は既に撤退し、売店についても本年3月をもって撤退する予定となってございます。そのため来庁者の利便性向上、職員の福利厚生を図るという観点から、手段の一つとして認識しております。議員ご質問の出店スペースとして挙げられている庁舎敷地につきましては、来庁者用の駐車場が限られ、安全な動線確保が可能な専用スペースが少ないなど、誘致に当たっての制約もあるため、既にキッチンカーの誘致を実施している近隣他市の状況を参考に庁舎敷地としての機能と安全性を含めた検討を行ってまいりたいと考えております。 なお、検討を行うに当たり、公共空間を専用的に使用する観点から事業者のニーズを把握するとともに、出店手続の公平性や透明性の確保についても課題を整理する必要があると考えております。このようにキッチンカーの誘致につきましては、地域経済の活性化や来庁者の利便性の向上、職員の福利厚生などの関係もありますので、庁舎管理者だけで検討を進めるのではなく、庁内の関係各課と協議を進めながら検討してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 今成議員。
◆19番(今成優太) ご答弁いただき、ありがとうございました。 それでは、大きな1番の教育行政について、(1)番の入学式についてから再質問をさせていただきたいと思います。ご答弁いただきまして、入学式は家族にとって、生徒にとっても大切な時間であり、調整をしたと。ご答弁が、在校生の下校の問題であったりとか、県立高等学校など、これは令和4年6月議会で熊谷議員が一般質問したご答弁と全く一緒だったのかなというところが少し残念に感じたのですけれども、その後熊谷議員が一般質問されて、令和6年度の日程調整をしていくという、そこの間にどういう議論があって、何が変わったのかというところをお聞きしたいと思います。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) お答えします。 昨年1年間かけて行ってきた議論についてということでございますけれども、もちろん小学校のほうにも中学校のほうにも入学式、大切な節目でございますので、保護者の方々に出ていただきたいという思いは我々としても同じでございます。そのことについては、校長会、教頭会を通して話はしてきました。それは、前年度だけではなく、それ以前からもこの問題については取り上げて、何とか両方出られるような状況ができるようにということで話してきたところでございます。その年の入学する児童生徒、また参加する在校児童生徒、それから参加する入学生の家庭になりますか、保護者の皆様、前年度の学校評価や感想要旨、これらのことを踏まえて、どこに一番その子、その子で重点を置かなければいけないのか考えながら進めてきているところです。 我々としては、議員からご指摘いただいたように、両方とも保護者が出られるように単純に時間を空けてもらえると、そういう工夫をしてほしいということは伝えているところですが、それに加えて今お話ししたようなことが学校で話されて、できるところについては今回大きく時間が変わっているところがございます。例えば本郷中は1時間早く、そしてここに進学する小学校のほうはそんなに大きく時間が変わっていないということで、単純に本郷中に行く場合は1時間以上の昨年までの日程よりも差ができているわけです。こういうふうにすぐに全部というわけにはいきませんけれども、対応をお願いして、できるところから始めているところでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 今その年によっていろいろと変わっていくのだよと、生徒であったりとか、そういう状況で変わっていくのだというお話があったのですけれども、そうなりますと学校単位、学区内の判断になってくると。それの学区単位のトップといいますか、あれになると学校長になってくるのかなと。となりますと、学校長が代わることによってその見解というのは結構変わってくる可能性があるということなのですか。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) 今成議員がおっしゃることは本当にごもっともだと思います。そういうことは望ましくないことから、ここについては委員会としての意思を希望は伝えているところでございまして、一旦ある程度落ち着いたところでそれが継続できるように、ここについては委員会も加わりながら調整をしていきたいと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 委員会の思いと、学校長の権限であったりとか、そういったものも様々あるのも重々承知ですし、やはり入学式を両方とも出してあげたい。そういったのも分かります。ほか自治体を見ますと、最初から午前中と午後というふうにずっと分けられている自治体もあるのですけれども、そういったのを今後本市も検討してはどうかなと思うのですけれども。
○議長(田中栄志)
学校統括監。
◎
学校統括監(武田圭介) これにつきましても、今成議員のおっしゃるとおりだと思っております。 一方で、近隣の市町のほうでも午前、午後に分けているところも承知しているところですが、長くそれをやっているので、地域の方々がそういうものだと思っていらっしゃる。なので、それが大きな議論が、議論があるなしはそこまでは分かりませんけれども、通用しているところでございまして、本市におきましては長きにわたって午前中の前半後半に分けてやってきているところがあるので、変えていくにしても少し時間が必要になるかというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 確かにそのようなこともあると思うのですけれども、先ほど毎年こうやって人数であったりとか、その学校区、学校長によって変わっていく。毎年毎年少しずつ変えるのであれば、今後はこの方針で行きますよと言ったほうが、簡単という言い方は少し失礼かもしれないですけれども、そちらのほうがもしかしたらやりやすいのではないかなというところを言わせていただきたいなというところと、すみません。これ最後の質問にしますので。先ほど県立高校云々というお話があったのですけれども、やはり小中連携という話が結構市内に出てきます。やはりそこを一番連携してから県立高校ではないのかなというふうに思うのですけれども、最後にどうですか。
○議長(田中栄志) 教育長。
◎教育長(山口武士) 最後ということで、私のほうで答弁させていただきたいと思いますが。基本的な考え方は、今
学校統括監が答弁してきたとおり、できる限り開始時刻をずらして、保護者の方が両方に出られるように工夫するということでやってまいりました。 県立高校に配慮するのは、午後に中学生のほうが望ましいわけです。小学生が朝から入学式がうれしくてテンション高くて、午後になると集中を欠くという教育長のデメリットが大きいという私自身の校長としての経験からもあります。居眠りをしてしまう子どもがいたり、落ち着かなくて座っていられないお子さんが出ておりました。そういった経験も踏まえて、小学生も午前中のうちに入学式をやることが望ましいというふうに考えています。教育的な配慮なのです。中学生を午後に持っていくと、県立高校の入学式、県立高校は全県になりますので、行き来の時間も保護者の方はかかりますので、どうしてもどこを取ってもぶつかってしまう。ですから、中学校は午前中の早い段階でやるということの選択をしてきております。 小学校を午後に持ってくるもう一つデメリットがあるのが、在校生を出したいのです。1年生だけが入学式をやるのではなくて、これから1年生の面倒を見るであろう6年生と一緒に入場するとか、それからすぐ上の2年生との交流が多いものですから、2年生が何かピアニカの演奏をしてあげるとか、そういうことも教育的には大変多くて、在校生を入学式に入れたいとなると、午後になりますと保護者の方にお弁当をみんな用意していただくようになります。給食の提供は初日からは難しいものですから。そういったことを総合的に判断して、今の形にやってきています。 ただ、今成家をはじめ両方に出たい保護者の方の願いがかなえられないことには大変申し訳なく思いますので、今年午後開催の小学校1校あります。この学校も今年の状況を校長会で共有して、来年度以降、どんな形が富士見市の学校にとって望ましいかを改めて協議させていただきたいと思います。今結論については申し上げられませんけれども、そういったことの協議を繰り返してきていますので、ご理解いただければと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ぜひ様々な検討課題であったりとか、そういった総合的な判断でありますけれども、やはり誰のための入学式なのかというところをぜひ一番に考えていただきたいなというところで、次の質問に行きたいと思います。 それでは、(2)番の水谷小学校の校舎増築工事における影響についてというところで、まず防球ネットの高さをそろえたというところと、学校教育の中では問題がないというご答弁だったと思うのですけれども、今までの防球ネットの高さ、要は旧校舎は3階建てで、新校舎は4階建てですので、出る部分が大きくなってしまうのです。そういったところの配慮というのはいかがだったでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今、今成議員おっしゃっていただいたとおり、南校舎のほうの高さに合わせたというところで、これまでも南校舎の前の防球ネットの高さで特に支障がございませんので、その高さと同じ高さにしたと。さらに言うと、周りにある防球ネットの高さについてもその高さでやっておりますので、特に支障はないものと考えております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) では、続いてこれ3月25日でしたか、そのときの見学会でちゃんと見なければいけないかなと思っているのですけれども、4階建ての新校舎の窓があるのです。今の旧校舎のように窓があって、外にベランダがあるわけではなくて、窓があってそのまま踊り場がないというか、そのまま直結して地面に行くわけです。あの辺の転落防止は大丈夫なのかなと素人目に思ったのですが、その辺のご見解をいただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 窓については、全開しないようにロックといいますか、そういったものの機能がありますし、それから窓自体も下まであるわけではなくて、腰よりも上といいますか、そこの高さになっていますから、基本的には児童がそこをよじ登ってというふうなことがない限り、窓の高さにはなりません。それから、窓も当然全開しませんので、そういったところでは安全確保という点については配慮しているというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) これも詳細、物を見ていないので、なかなか分からないものなのですけれども、人間このぐらいあればはっきり言って外に出られてしまいますので、確認をさせていただきたいと思うのですけれども、一方で割れてしまったらそんなの関係ないのかなと思います。 別の視点から見ますと、3階、4階の窓ガラスがむき出しというところで、防球ネットが2階までと。学校活動を中心にして考えるのはもちろん大前提だと思います。一方で、土、日に学校開放団体、サッカーであったりとか野球、そういうのもやっているわけで、ただ単に大人の団体ではなくて、水谷小学校に通っている子、もしくは近隣の小学校へ通っている子がそこへ通ってスポーツをするわけなのです。また、学校教育の中で勉強やスポーツというお話があって、勉強というのは学校であったりとか家庭でやるのですけれども、スポーツといったら体育の授業もあれば、そういった課外のクラブ活動であったりとか、そういうのも含めてくると思うのです。その辺の配慮というのはなかったのかなというところをお聞きしたいと思います。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今成議員ご心配する割れてしまうという点については、私も業者の方がいらっしゃったので、このガラスがどの程度のものかというのは確認をさせていただいたところです。業者の方が言うには、強化ガラスが入っているので、絶対というふうには言えないのかもしれませんけれども、よほどのことがない限り割れはしませんというふうには業者の方には聞いています。そういったところでは安全な、今回
複層ガラスというものにもなっておりますし、そういったところでの配慮というのはしたというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 多分それ絶対はないのかなと思って、私も水谷小学校で小さいときから少年野球をやらせていただいて、体育館の窓は絶対割れないよというふうな話だったのですけれども、そういうふうに事象があったということなのです。 そういった中で、やはりこれはご提案にさせていただきたいと思います。生徒の安全確保であったりとか、防球の双方を網羅できるもので、防球窓枠フェンスというものがあります。窓のところだけにフェンスを造るという格子みたいなものなのですけれども、やはり運用上、今後そういったものを検討して、まだできて、これから供用開始されていないのですけれども、今後状況を見て検討するべきなのかなというところはいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 今後において、何かそういうことを必要とするのであれば、やはり研究はして、安全確保という点についてはしっかり行っていきたいというふうに思っています。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) それと、今窓ガラスの件はそういったところで安全の確保を第一にしていただければなと思うのですけれども、また貯水タンクですか、校舎の横に白いこういうのがあるのですけれども、それがちょっとびっくりしたのが、校庭のグラウンドにどんとせり出しているのです。グラウンドに出て、ここに貯水タンクがあるのだと、ちょっとびっくりしたのです。それ自体についてはフェンスに囲まれていたのですけれども、それに対する安全性の配慮であったり、防球に対する配慮であったりとか、その辺は大丈夫なのかなと。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 確かに東側になりますか、そこに貯水タンクがあって、フェンスで囲ってありますので、基本的にはそういったことでの安全確保という点においては児童が入っていくということはできないというふうには思っているのです。ただ今成議員が言う野球のボールが絶対入らないのかというと、それはと上に蓋をしているわけではないですから、それはなかなか難しいところはあるかなというふうには思います。ですので、もしそういう物が入ってしまったときには、児童生徒がそこに取りにいくということはしていただかないようにお願いするしかないかなというふうに思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 今後そういった様々な安全確保というのはもしかしたら課題になってくるかもしれないので、今後とも臨機応変な対応をしていただければと思います。 続きまして、水谷小学校の今後の工事についてというところで、北校舎の工事があるということで、そのときの工事車両の駐車場について、さっきご答弁いただいていたと思うのですけれども、しっかり認識できなかったので、もう一度ご答弁いただけますか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 令和6年度には、北校舎のほうの改修工事を予定してございます。そのための資材置場ですとかについては校庭にまた設置するというような形になりますので、そういったところではまたご不便をおかけするようになるかなというふうに思っています。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) この工事というのはやはり絶対必要なことであって、これが一番大事だと思うのですけれども、あの狭い校舎にまた駐車場がなるのだと思うと、人数が900人を超える学校で相当だなというところで、近隣のスペースであったりとか、そういったところをお借りできるとか、そういった協議というのはしていかないのですか。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) ほかの学校にしても、基本的には資材置場、校庭内で置いてきているのがこれまででございまして、今回の増築工事についても資材置場としては校庭一部分を活用させていただいたというところがございます。北校舎のほうにつきましても、場所的にはやはり校庭を使うしかないというふうに思っておりますので、これまで使っていた東側から入る出口、そこからまた資材置場のほうを設置するというふうに考えてきたところでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 体育の授業とか、そういったところで支障が出てしまうのは致し方ないかなと思う反面、一方でそれを何とか担保できるような検討をぜひ進めていただければと思います。 それでは、大きな2番の埼玉県の市町村に対する権限移譲についてというところで、本市の意向はというところです。移譲の対象が112事務で70事務今やっていますと。残りが42ですか、が残っていますよというところで、基本的な制度設計のところを確認させていただきたいのですけれども、現状として権限移譲については県が164個中、該当するのが富士見市112ですよというところで、富士見市側が受入れ体制が整って、富士見市側からこれは移譲したいですよというのが始まって、初めて権限移譲になるのか、そういう認識でいいのですか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) お見込みのとおりでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) といいますと、今後の取組についてに行きたいと思っているのですけれども、70事務は整ったけれども、言い方はお粗末かもしれないのですけれども、42事務についてはまだ富士見市のほうではできる対応ができていないよということになってしまいますか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) 先ほども答弁させてもらったかもしれませんが、権限移譲の基準といいますか、考え方というのを我々持っています。大きく3つあります。1つは、まちづくりをより効率的、効果的に進められる事務をまず受け入れましょうと。それから、2つ目としては、市民サービスの向上につながる事務を受け入れましょう。3つ目は、ほとんどの自治体が受けている事務については、私たちも受けましょうよというような考えなのです。その3つが、我々が権限移譲を受けようとしたときの基本的な考え方として持っているものでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) それでは、権限移譲をした際の富士見市としてのメリットというのはどの辺にあるのかなと伺いたいと思います。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) メリットというと、やはり市民の方々が利便性の向上につながっているということが一つだと思います。例えて挙げますと、パスポートの事務ですか、これはご存じのとおり、市役所の窓口で受けていますけれども、あれなんかは本来であれば川越市に行って、申請行為ということで何度か足を運んでやるところが、市役所の窓口でできることになったということは大きな成果ではないかなというふうに考えます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 私、今回埼玉県の権限移譲の話ということで、基本的には進めたらいいねという論点から質問しているのですけれども、一方でいろいろと調べていくと、権限が移譲されることによって仕事量というのは市が増えるわけで、それに対する人的な保障であったりとか、県からの財源措置というのはどうなっているのですか。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) ご指摘のとおりで、仕事は増えます。しかし、人の手当てはありません。ただし、分権推進交付金というのがありまして、一定程度その事務を受けたところにはこのぐらいの交付金ということで埼玉県から交付金は受けております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) なるほど。分かりました。やはりそうだったのかなと。これ少し前の資料なので、平成25年7月に権限移譲に係る状況調査の概要というところで、市町村が一番の課題としているのは、人員の措置と財源の措置というところで団体が答えております。その中で多少の財源の措置はあるのですけれども、なかなか仕事量が増えると。でも、富士見市の皆さんはやっぱり市民のためになると思って大変な思いをされてやられていると思うのですけれども、今後、先ほどもご答弁いただいたかもしれないですけれども、市町村別の資料を見てみますと自治体感というのがあって、やはりこれを見ますとさいたま市であったりとか、中核市と言われる川口市、越谷市とか、その辺が進んでいるというところに対して、富士見市はどうしていくのかと。再度ご答弁いただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 政策財務部長。
◎政策財務部長(水口知詩) 先ほど申し上げたとおり、3つの考え方がございますので、それを原則に考えております。また一方、先ほども言いましたように、人員不足というのはこれは否めないところがございまして、それに併せて権限の移譲を受けるわけですから、その事務に対してのスキル、ノウハウ、そういうのも習得しなければなりませんので、そういう準備ができてからということも一つ考えなければいけないかなというふうに思っています。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ありがとうございました。 それでは、大きな3番のスポーツ行政に行きたいと思います。多目的屋外スポーツ施設の整備についてということで、市民懇談会とかスポーツ推進審議会、様々なことを経てやってきましたというところで、令和6年度は解体工事だけなのですけれども、まず目指すべきものというところで、いつでも、だれもが、多様なスポーツを楽しみ、健康づくり・交流ができる空間というふうなところをコンセプトにしていると。確かにおっしゃるとおりだと思います。でも、全天候型でナイターも可能という施設ですが、目指すべきはそれプラスアルファ、大会であったりとか、他市町から呼び込める施設というふうにしていかなければいけないのかなと思うので、その辺はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 議員おっしゃるとおり、他市町からの利用もぜひしていただきたいというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 確かにこの近隣で公でやっていて、ドームではないですけれども、全天候型があるというのはないですし、近くも熊谷市かな、そういったところしかないので、かなりこれはランドマークになっていくのかなと、それを期待しております。 その中で予算計上は、令和6年度解体費のみであった。これ当初の計画より少しブレーキがかかってしまったなというふうに思うのですが、その辺のご見解を伺いたいと思います。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 議員のご指摘のとおり、議員の皆様にご説明させていただいたときよりも内容的には確かに遅れと申しますか、来年度予算が解体だけになっておりますので、そこのところの理由としまして総括質疑等でもご説明させていただいたのですが、国内における自然災害ですとか大型プロジェクト等の影響により、建設資材ですとか重機、あと人材等の確保が困難な状況になっておりまして、今後さらなる深刻化が想定されますことから、社会情勢を見極めながらというところでご答弁させていただいております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 確かにそれは致し方ないと思います。 それでは、今後の個別具体的な話をしていきたいと思うのです。なかなか今青写真ができたばかりで苦しいかもしれないですが、まず施設名なのですけれども、富士見市多目的運動場という名前ではなくて、例えばなのですけれども、富士見スポーツパークとか、スポーツフィールド富士見とか、そういったいい意味であか抜けた名前になるということでよろしいですか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 審議会の皆様ですとか、市民懇談会の皆様ですとか、ご意見を伺いながら議員おっしゃるようなあか抜けた名前というか、聞き映えのするというと変ですけれども、考えていきたいと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 今富士見市運動公園と富士見市第二運動公園と、結構そんなにあか抜けていないというか、間違えることも多いので、ぜひとも今後そういう名前をしていただきたいなと思っております。 それで、次に人工芝についてなのです。人工芝ということで非常に良質なピッチになると思います。私自身も人工芝でのプレーというのはいろんなところでしたことがあるのですけれども、肝は夏場なのです。天然芝の場合は、芝が温度を吸収して、土の場合は水をまけば下がるのですけれども、人工芝で気温が30度だとします。そうすると、その足元は40度から50度になってしまうのです。これが普通の人工芝なのですけれども、そういったところで、また全天候型には大賛成なのですけれども、屋根があることで熱もこもる。これベルーナドームとかなんかはそうなのです。その辺の対策というのは今後考えていくのでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) ご指摘のとおり、人工芝は暑くなるというふうに認識してございます。ただ、屋根がつきますので、その辺が直射日光を遮りますので、どの程度影響するのかというところも運用しながら改善を図っていきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) これは、専門業者はよく知っているかもしれないですけれども、サーキュレーターであったりとか、空気を回すことによって、空気の流れをつくることによって熱の循環ができるので、ぜひ研究していただければと思います。 続いて、テニスの壁打ちとバスケットコート面の利用について伺いたいと思うのですけれども、こちら壁打ちとバスケットの専用的なものになるということでよろしいですか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 配置案で以前お示ししたとおり、3on3のコートが3面、あとテニスの壁打ちが1面ということで計画しております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ここでご提案になるのですけれども、それ以外のサッカーとテニスのところは様々なイベントで使える多目的というところをコンセプトに、そこの幅を広げているところなのです。言葉で説明するのが難しいのですけれども、壁についてもそんな専用ということにしないで、横一面に幅を取ることによって、例えばテニスでも結構ですし、サッカーでも結構ですし、野球でも結構ですし、壁があれば何でもできるわけで、よく線を引いて、テニスの線だったらテニスの線を引く。サッカーだったらゴールの線を引く。野球だったらこういうふうにストラックアウト的なものをつけるとか、それによって全ての多様性を担保できるのです。そういったのをぜひ検討していってはいかがかなと思うのですけれども、いかがでしょう。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) お示しした案もさることながら、今ご提案をいただいたような内容で、それが可能かどうか、また検討させていただきたいというふうに考えます。ただ、下がコンクリート打ちっ放しになりますので、その辺の影響もどうなのかというのを総合的に勘案しながら検討させていただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 下がそれは柔らかければ柔らかいほどいいのですけれども、コンクリートでも凸凹していなければ、私は問題がないと思います。その中で、次でバスケットコートについては備付け、そこにポールを立てるとか、動かない備付けのものを想定しているのか、どうなのでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) おっしゃるとおりでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) であれば、そこのゾーンも多目的に使うのであれば、備付けではなくて壁打ち、壁蹴り、壁投げ、分からないですけれども、それが実現すれば、様々な利用の頻度によって、バスケットコートもゴールを動かせばいいのであって、そういったものを少し流動的に動ける施設というのをぜひ考えていっていただきたいなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 予定しております場所が、正方形とかそういう形が取れていないので、その辺が例えばテニスコート1面がすっぽり入るかどうかとか、バスケットコートを可動式にしたら1面がすっかり取れるかとか、その辺まで含めまして、総合的に検討させていただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 続いてなのですけれども、利用料金について伺いたいと思います。 何も決まっていないと思うのですけれども、今いろいろと調べたりとかして、その中で私は民業を圧迫しない程度にある程度の施設料金は取るべきだと思います。よい施設維持するには、やはりそれなりの収入を担保しなければいけないと思いますし、安かろう悪かろうでは、やはり駄目だと思うのです。都市近郊のきれいに整備された施設というのは、やはり金額よりもその施設の質で勝負してくるので、十分に利用者は多いと思います。その辺の現段階の試算というのは難しいと思うのですけれども、ご見解はいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) こちらもおっしゃるとおりでございます。先ほど議員からご案内あったように、近隣に屋根つき、照明つきというのがその周辺にはないというふうに認識しておりますので、当然富士見市以外からもご利用いただきたいというふうに考えておりますので、人が呼べる施設として考えるために、まず収益性も確保しなければいけませんので、その辺の総合的な民間のテニスコートが幾らなのか、近隣の公の施設が幾らなのか、またさっきご紹介があった熊谷市の施設が幾らなのかというところも全て調べた上で、総合的に判断していきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ぜひ今後検討がされると思いますので、よろしくお願いします。 続いて、駐車場についてなのですけれども、駐車場は71台と65台と合計136台が今確保されていますよというところで示されておりますけれども、仮に私試算をさせていただきました。フットサルとテニスの大会があると仮定いたしますと、少なく見積もって1度にできる人数、フットサルチームが1チーム7名ということで6チームやります。42名です。テニスでシングル5面でやったら10人です。それでもう既に50人超えるのです。それを50と仮定しますと、大会をやると試合を待機する選手というのはプレーする選手より少なくとも2倍います。前後がいますので。これだけで150人です。さらに運営役員や審判、さらには観客や保護者もいるので、そうなりますと200名は超えて、プラスアルファ、バスケット、壁打ちがありますので、これ300名、400名を簡単に超えてしまうのです。その中で136台というのは、厳しいものがあるのではないかなというふうに思うのですが、その辺の想定はされていますでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) 基本的に大きな大会等がある場合は、乗合のバスで来ることも想定しておりますので、その辺も考えながら駐車場の台数というところでやっているのですが、何分限られたスペースの中にありますので、全て1人1台、車に乗ってくるというところまでは想定してございません。そこら辺も運用しながら、では代替策としてどういうことが考えられるのかというところも検討していきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) 多分もしかしたらこれは間違いなく満車になると思います。その中で、代替案というか、その対応策としてご提案させていただきますけれども、目の前に志木地区衛生組合の駐車場であったりとか、今どうなっているか、記憶はあれなのですが、ららぽーと富士見の開発時に出た三角地であったりとか、近隣するスペースというのはあると思いますので、その辺のぜひ検討というのも、こうなった場合にはそういうところと連携したりというところを検討していく必要があるのかなと思うのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 協働推進部長兼協働推進課長事務取扱。
◎協働推進部長兼協働推進課長事務取扱(新山司) ご指摘を踏まえて検討させていただきたいと思います。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ありがとうございます。 では、続いて大きな4番のキッチンカーについてなのですけれども、今食堂もなくなってしまったというのと、あとゆいも数日でなくなってしまう。ほぼ商品なくなっていますけれども。そういった中で今後場所の検討とかもして、私としてはなかなか厳しいかもしれないですけれども、前向きなご答弁だったのかなというふうに思うのですけれども、今新庁舎の建設の段階でキッチンカーとかの記載もあるかと思うのですけれども、これは新庁舎でできて、今の現庁舎でできるできない、そこはどういうふうに整理したらいいのですか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 先ほどの答弁は、新庁舎というよりも現庁舎の中でも規定の規則であったり、いろいろ確認、調整しなければいけない事項はあるのですが、そういった意味で、現在の敷地においても検討できないかなという意味合いで答弁させていただいたところでございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) ぜひともそういったご調整であったりとかあると思うのですけれども、最後にこれ、にぎわいの創出というよりも、やはり市職員皆さん、奥様のお弁当か、ご自身で作られているか分からないですけれども、持ってきたりとか、コンビニで買ったりとか、時にはららぽーと富士見に買いに行く方もいらっしゃると思うのですけれども、時にはそういった福利厚生の一部として捉えてもいいのかなというふうに思うのですけれども、ご答弁お願いします。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) いろいろ安全性とか火気の使用とか、この辺もしっかり整理しながら、どういった範囲等でできるかという部分を検討してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 今成議員。
◆19番(今成優太) それでは、以上をもちまして私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(田中栄志) 以上で今成優太議員の
市政一般質問を終わります。 暫時休憩します。 (午後 3時10分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午後 3時11分)
○議長(田中栄志) これをもちまして、
市政一般質問を終了します。
△日程第2 議案第43号 富士見市税条例の一部を改正する条例の制定について
○議長(田中栄志) 日程第2、議案第43号 富士見市税条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。 直ちに質疑を受けます。 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 18番、勝山です。それでは、今回の議案についてお伺いいたします。 能登半島地震による住宅や家財等の資産の喪失について、令和6年度の個人市民税申告で雑損控除が可能になるという内容だと思います。周知については、税務課でチラシの配布やホームページで周知するということですが、今回担当課でも人数把握が今のところ難しいというような状況ですので、例えば富士見市に住所があってというような形が前提になっておりますので、自分が対象になっているかというのはなかなか気づかない場合とかもあると思うのですが、こういった部分についてはどのようにお考えでしょうか。
○議長(田中栄志) 市民部長。
◎市民部長(塩野英樹) 今回の対象につきましては、本市に住所があって、他市にそういう資産がある場合なのですけれども、ここの部分につきましてはうちのほうも他市に財産を持っている部分の把握がなかなか難しいものですから、この部分についてはご自分のほうで申告をしていただきたいというのが基本ですが、ただ周知のほうはしっかりさせていただきたいと考えております。
○議長(田中栄志) 勝山議員。
◆18番(勝山祥) 本当に今部長がおっしゃったとおりだと思うのですが、資料を見ても近隣市の対応というのは現状ではまちまちということがよく分かります。本市も追加議案でさらに先議で提案されたというのは、なるべく被災された方に早く対応したいという趣旨なのかなと理解しております。なので、これは議決後になりますけれども、周知の部分とかなかなか難しいということであれば、さらにいろんな検討も考えられるというような理解でよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 市民部長。
◎市民部長(塩野英樹) 勝山議員おっしゃるとおりで、本市としてもできる限り周知のほうは行っていきたいと思います。
○議長(田中栄志) ほかに。 「なし」の声
○議長(田中栄志) 質疑がなければ、質疑を終結します。 ここでお諮りします。議案第43号については、富士見市議会会議規則第36条第3項の規定により委員会への付託を省略したいと思いますが、これにご異議ございませんか。 「異議なし」の声
○議長(田中栄志) ご異議なしと認め、委員会への付託を省略することに決定しました。 これより討論を行います。 初めに、反対の討論を許します。 「なし」の声
○議長(田中栄志) 賛成の討論を許します。 「なし」の声
○議長(田中栄志) 討論がなければ、討論を終結します。 これより採決します。 議案第43号は原案のとおり可決とすることに賛成の議員の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(田中栄志) 起立全員です。 よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。
△散会の宣告
○議長(田中栄志) 以上で本日の日程は終了しました。 明日3月15日は、午後1時から予算決算常任委員会を開催します。 3月16日及び3月17日は休日のため、3月18日及び3月19日は議案調査のため、3月20日は休日のため休会となります。 3月21日は、午前9時から
議会運営委員会を開催し、本会議は午前9時30分から開きます。 本日は、これをもって散会します。 (午後 3時16分)...