富士見市議会 2023-12-13
12月13日-06号
令和 5年 第4回
定例会令和5年第4回
定例会議事日程(第6号) 令和5年12月13日(水曜日) 午前9時30分 開議日程第 1
市政一般質問 質問順 13 山 下 淑 子 14 篠 田 剛 16 村 元 寛散
会出席議員(20名) 1番 小 泉 陽 2番 田 中 栄 志 3番 佐 野 正 幸 4番 根 岸 操 5番 伊 勢 田 幸 正 6番 村 元 寛 8番 熊 谷 麗 9番 木 村 邦 憲 10番 宮 尾 玲 11番 尾 崎 孝 好 12番 斉 藤 隆 浩 13番 関 野 兼 太 郎 14番 篠 田 剛 15番 篠 原 通 裕 16番 山 下 淑 子 17番 深 瀬 優 子 18番 勝 山 祥 19番 今 成 優 太 20番 小 川 匠 21番 川 畑 勝
弘欠席議員(1名) 7番 加 賀 奈 々 恵 欠 員(なし)地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人 市 長 星 野 光 弘 副 市 長 浅 井 義 明 危機管理監 古 寺 優 一 総 務 部長 古 屋 勝 敏 政 策 財務 水 口 知 詩 協 働 推進 新 山 司 部 長 部 長 市 民 部長 塩 野 英 樹
子ども未来 小 日 向 哲 也 部 長 健 康 福祉 鈴 木 貴 久 経 済 環境 渋 川 久 部 長 部 長 都 市 整備 新 井 雅 彦 建 設 部長 森 田 善 廣 部 長 監 査 委員 岡 部 泉 教 育 長 山 口 武 士 事 務 局長 教 育 部長 磯 谷 雅 之 学校統括監 武 田 圭 介本会議に出席した事務局職員 局 長 近 藤 徹 次 長 野 本 和 宏 主 査 西 澤 康 美 主 任 戸 谷 薫 主 任 幕 田 祐 二 主 任 伊 藤 沙 耶 子
△開議の宣告
○議長(田中栄志) ただいま議員の出席が定足数に達しておりますので、議会の成立を認め、これより令和5年第4回
富士見市議会定例会第16日の会議を開きます。 (午前 9時31分)
○議長(田中栄志) お手元に配付した議事日程(第6号)に従って議事を進めます。
△日程第1
市政一般質問
○議長(田中栄志) 日程第1、
市政一般質問を行います。 質問順15番、
加賀奈々恵議員から
市政一般質問取下げ願い書が提出されましたので、
加賀奈々恵議員の
市政一般質問は行いません。 昨日は、質問順12番、
川畑勝弘議員の質問まで終わっておりますので、本日は、質問順13番、
山下淑子議員の質問を許します。
山下淑子議員。 〔16番
山下淑子登壇〕
◆16番(山下淑子) 16番、山下です。皆様、おはようございます。公明党の山下淑子でございます。今日は、年末のお忙しい中、早朝より傍聴にお越しくださりありがとうございます。また、
インターネット中継を御覧くださっている皆様もありがとうございます。 それでは、議長からお許しをいただきましたので、令和5年12月議会での私、山下淑子の
市政一般質問を始めてまいります。今回は、大きく4項目を質問させていただきます。 まず初めに、大きな1番、
セカンドライフ支援についてです。2040年に高齢者が人口の約35%を占めると言われ、世界に先駆けて日本が超高齢社会に突入する時代になろうとしています。社会全体の構造が変化する中、高齢者の活躍が今後重要なテーマとなります。フレイルや
軽度認知症等の方を含め、高齢者一人一人が地域で必要とされる役割を担い、自分らしく活躍していくことがこれからの
地域共生社会を支える大きな力になるに違いありません。 一方、高齢者の活躍には様々な形態があると思います。具体的には、地域における
生きがい就労、
福祉的就労、有償無償の
ボランティアを含む
社会参加活動、社会貢献などです。そうした中、雇用以外の形態については、アプローチの方法が分からない、何をしたらいいか分からないといった高齢者の方の声、中でも
シニア世代の方の声をお聞きすることがあります。人生100年時代に向けて、心身ともに充実した健康な人生を送るために、市としても定年後の
セカンドライフをなお一層応援してはどうかと考えます。そこで、以下4点にわたって質問させていただきます。 (1)、定年後の家計相談について。老後資金や家計管理など定年後のお金に関する相談につきまして、本市の現状の取組についてお伺いいたします。 (2)、就労支援について。働く意欲のある高齢者が働き続けられるようにするため環境を整備し、多様な就労機会を提供することは時代の要請と思われます。定年退職後の
シニア世代への就労支援について、本市の現状の取組についてお伺いいたします。 (3)、シニアの
地域デビューについて。生きがいを持つために地域で活動をしたい、社会貢献したいと思うシニアの方は多く、また地域人材を発掘するためにも、シニアの
地域デビューを応援することは大切なことと考えます。生涯学習活動や町会活動の活性化等の観点から、本市の現状の取組についてお伺いいたします。 (4)、
セカンドライフ支援のための窓口開設について伺います。高齢者がこれまでに培った豊かな経験と知識、技術や能力を生かしながら社会に参加し、社会の中で役割を持つことは地域の活力となるとともに、
高齢者本人の健康の維持につながると考えます。これからの
地域共生社会のためにも、高齢者の社会参加や
生きがいづくりの促進に向けた相談や情報提供の充実が必要ではないかと考えます。
高齢者保健福祉計画の推進を図る見地から、本市のお考えをお伺いいたします。 次に、大きな2番、高齢者にやさしい
市民サービスについてです。(1)、
スマートフォンの使い方を教える
ボランティアについて伺います。今年度は、
スマホ教室の回数や場所を増やして開催していただいていますが、
高齢者世代への
スマートフォンの普及が進んできていることから、まだまだ高齢者へのニーズに対応し切れていない現実を感じることがあります。もっと身近で教えてほしいとのお声もお聞きしています。 そこで、調べてみたところ高校生、大学生の
ボランティアによる
スマホ教室の事例が全国で展開されていました。例えば横浜市泉区
新橋地域ケアプラザでは、学生主体で
ボランティアの
スマホ教室を行っています。そのほか、熊本県宇城市では
地元高校生ボランティアを活用した
スマートフォン講座や、所沢市柳瀬地区では
大学生ボランティア中心の
スマホ教室を月2回開催などの事例があります。
スマートフォンの使い方を教える
学生ボランティアの活用について、本市の見解をお伺いいたします。 (2)、高齢者に対する
移動支援サービスについて伺います。
市議会議員としてスタートしてよりこれまで、高齢者の方より生活のお困り事などのお話を伺ってくる中、ご自身の移動手段について、公共交通の本数が少なく足がないなどと、今現在の大変なことや今後の不安に対するお声を特に多く聞かせていただいてきています。 そこで、今以上に市として取り組んでいただけることはないかとほかの自治体を調べたところ、福祉的な観点からの
高齢者向け移動支援サービスを行っている自治体が多々ありました。そして、様々な高齢者のための移動手段の
事業モデルが国土交通省からも提示されており、その中で運転を
ボランティアで活用したものも数多くありました。静岡県島田市金谷地区では個別支援の形態を取り、
金谷応援隊として
生活支援サービスと一体型で、車両も運転手も
ボランティアで行っています。また、埼玉県杉戸町の
高齢介護課では地域支え合い
型移動支援事業として、地域の
運転ボランティア活動を支援するため、
送迎ボランティア活動中の事故を補償する
損害保険送迎サービス補償の
加入保険料の補助を今年4月より行っています。この
ボランティア運転手による新しい移動手段の導入に関して、本市としての見解をお伺いいたします。 次に、大きな3番、外国籍の家族に対する
子育て支援についてです。外国籍の方が日本に住み、慣れない言葉や文化の中での子育ては、常に不安でいっぱいであることは言うまでもありません。そこで、本市における外国籍の家族に対する
子育て支援について3点お伺いいたします。今回は、ゼロ歳から2歳くらいまでのお子さんを持つ方を対象に質問いたします。 (1)、妊娠中及び出産時について。本市における外国籍の家族に対する現状の対応や
提出書類等の外国語訳などの状況についてお伺いいたします。 (2)
母子保健推進員の訪問について。本市では、生後2か月から3か月の乳児に対し、
全戸訪問事業を
母子保健推進員の方々が担ってくださっています。また、その後も希望があれば、生後7か月から8か月の乳児にも訪問していただいています。そこで、外国籍の家族に対する現状の対応についてお伺いいたします。 (3)、
保育所入所について。日本に来て一番に困ることは手続で、保育所に入るときのシステムが分からないという方が多いと伺いました。そこで、本市における外国籍の家族に対する現状の入所手続の対応についてお伺いいたします。 最後に、大きな4番、地域要望についてです。(1)、歩行者の安全のために鶴瀬駅北側踏切(東第111号踏切道)の道路拡幅をについて伺います。場所は、鶴瀬東2丁目、上沢1丁目、鶴瀬西2丁目、3丁目の境目の踏切で、
鶴瀬小学校辺りからつるせ台小学校につなぐ道にあり、車は1台しか通れないほど狭く、歩行者や自転車は常に危険な状況です。また、電車の本数が多い時間帯では、踏切が上がる時間が短いとさらに危険度が増していきます。先日も後方の自転車が、踏切を待つ時間が長かったためか、前の自転車と車を追い越して踏切を渡っていた方を目撃しました。この踏切道の拡幅に関して、本市の見解をお伺いいたします。 (2)、
ピアザふじみの駐輪場に
防犯カメラの設置をについて伺います。先日、
ピアザふじみの駐輪場に駐輪してある自転車に対して鍵などへのいたずらが発生していることを知り、私も現地を改めて確認させていただきました。
ピアザふじみの駐輪場のある位置は館内から見えづらく、駅の近くであるため不特定多数の方がそこを通り、不審者が分かりづらい部分があります。児童館も併設されていることから、
子どもたちの安心安全を考えますと、
防犯カメラの設置が必要と考えますが、本市としての見解をお伺いいたします。 壇上からの質問は以上です。ご答弁よろしくお願いいたします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) おはようございます。よろしくお願いいたします。山下議員ご質問の大きな1点目の(1)、定年後の家計相談について、
高齢者福祉を所管する立場でお答えいたします。
高齢者福祉課や
高齢者あんしん相談センターでは、高齢者の方やご家族などから介護に関する相談や認知症に関する相談などを受けております。そのような相談の中で、水光熱費などの管理に関することやお金のやりくりに関することなども受ける場合がございます。その際は、
社会福祉協議会と連携し、
生活サポートセンターふじみが行っている
自立相談支援事業の
生活資金相談や
福祉サービス利用援助事業「あんしんサポートねっと」により適切な支援につなげております。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) おはようございます。本日もよろしくお願いいたします。ご質問の大きな1点目の(2)、就労支援につきましてお答えいたします。
少子高齢化が進行し働き手が減少する中、経済社会の活力を維持するためには、
シニア世代の活躍が重要であるものと認識しております。このことから、市では毎
年度就職支援セミナーを開催しており、今年度も12月に3回の
オンラインセミナーを予定しております。内容は、就職活動の進め方や
社会保障制度の理解促進など、
シニア世代を含めた幅広い年齢の方が活用できるセミナーとして積極的にご活用いただけるよう、広く周知しているところでございます。 また、
ふるさとハローワークでは、働く意欲のある
シニア世代の就職相談を多数受けており、希望職種などに関する聞き取りから就職先の紹介まで一貫した相談を実施することで、
シニア世代の就労を支援しております。加えて、就労に関する情報提供では、市窓口等のラックに
ハローワーク求人情報や就職相談、
各種就職支援セミナー等の案内チラシを配架しているほか、
市ホームページにおいて埼玉県
セカンドキャリアセンターや働く
シニア応援サイト等の情報を掲載することで、
シニア世代の就労の促進を図っております。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) おはようございます。よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな1点目の(3)、シニアの
地域デビューについて、市民の生涯学習活動を支援している教育部の立場からお答えいたします。 公民館につきましては、市民の教養の向上、健康の増進、生活文化の振興、社会福祉の増進等を目的とした
社会教育施設として様々な講座の開催や事業を実施し、学習を通した人づくり、絆づくり、
地域づくりに努めているところでございます。 議員ご質問の
シニア世代を対象とした本市の取組につきましては、市内の4公民館では、名称は異なりますが、60歳以上の方を対象とした
高齢者学級を開催しております。おおむねコーラスや毛筆、料理やウオーキングなど興味のあることを学ぶ
クラブ活動と、学級生全員が対象となって健康や金融、時事問題などについて学ぶ講座等を行っております。 今後におきましても、公民館では学びによる
仲間づくりや地域との結びつきを深める取組など、
シニア世代をはじめ市民の皆様が心豊かに生き生きと生活を送るための機会を提供していけるよう努めてまいります。
○議長(田中栄志)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(新山司) おはようございます。よろしくお願いいたします。続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(3)、シニアの
地域デビューについて、町会を所管する立場からお答えいたします。
地域デビューとは、それまで地域とのつながりがなかった方が地域で行われている活動に初めて参加することとされておりますが、長年仕事をされてきた方の中には、まだまだ働きたい方、退職を機に自分の趣味や得意分野で生きがいを求める方などいらっしゃると思います。いずれにいたしましても、新たな行動の軸足は、職場から生活圏である地域へと移っていくケースが多くなっていくことから、豊かな経験や知識を持った
シニア世代の地域活動への参加は、地域の活性化や誰もが互いに助け合う
共助づくりを進める上で大変重要であると考えております。 ご質問の町会活動の活性化等の観点から、
地域デビューへの応援につきましては、
シニア世代を含め富士見市にお住まいの方、これから富士見市にお住まいになる方が、ご自身の町会がどのような活動をしているのかなどを知っていただき、町会活動に気軽に参加していただけるような
環境づくりを進めることが重要であると考えております。このようなことから、現在各町会のご協力の下、
市ホームページ内の町会紹介のページの更新作業を進めており、各町会の特徴や年間行事、町会長からの一言などを掲載し、町会活動に参加するきっかけの一つとして活用していただきたいと考えております。 今後、
市ホームページや
町会加入促進チラシ等も活用し、定年退職後の
シニア世代を含めた町会の加入促進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、(4)、
セカンドライフ支援のための窓口開設についてお答えいたします。
高齢者福祉課では、令和6年度から令和8年度までを期間とする第9期富士見市
高齢者保健福祉計画の策定に向け
パブリックコメントを実施しておりますが、本計画では多様な主体による多様なサービスの展開を施策として盛り込み、高齢者を含めた幅広い世代の市民、NPO法人、
ボランティア、事業者など、様々な人や団体の活動を支援し、活動できる機会を増やすことで高齢者に対するサービスの充実を目指しております。 また、市はそうした活動の場を創出するプラットフォームビルダーとしての役割を担う必要があると認識しておりますことから、計画を推進していく中で、議員ご提案の窓口についても研究してまいります。
○議長(田中栄志)
政策財務部長。
◎
政策財務部長(水口知詩) おはようございます。よろしくお願いいたします。ご質問の大きな2点目の(1)、
スマートフォンの使い方を教える
ボランティアについてお答えいたします。 現在、総務省の
デジタル活用支援推進事業による
民間事業者を活用した
スマートフォン講習会を開催してございます。先週から始まった
スマートフォン講習会を見ていると、講習会の講師が備えておかなければいけない幾つかの要件が見えてきました。例えば講師の技量が一定程度必要であること、
スマートフォンの種類に応じた説明ができること、講習会の最中に起きるトラブルに対処できることなどでございます。 ご提案の学生の協力による講習会については、
通信事業者などの協力が必要であり、市単独では開催できないと考えております。したがって、学生の協力による講習会の開催は今のところ考えておりません。しかしながら、議員ご案内のようにニーズに十分に対応できていないことを踏まえ、高齢者のそれぞれのレベルに対応するような講習会などを研究し、その際は学生の協力なども視野に入れていきたいと考えております。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、(2)、高齢者に対する
移動支援サービスについてお答えいたします。 議員ご案内の
ボランティア運転手による新しい移動手段の導入につきましては、介護予防・
日常生活支援総合事業による高齢者の移動支援に係る
サービス類型BやD等のことと存じます。そのうち
訪問型サービスBでは、町会等の
市民主体団体による生活援助として、掃除や洗濯、調理などの日常生活に対する援助を行うサービスで、布団干しや階段の掃除、買物代行及び同行や調理、ごみ出し、電球の交換、書類の代筆等を行います。また、
訪問型サービスDは、
通所系事業所等への送迎のほか、通院、買物等をする場合における送迎前後の
付添い支援を行うサービスでございます。また、
一般介護予防として、通院、買物等をする場合における送迎を行うことも可能とされております。 このような
サービス類型を基に
ボランティア運転手による新しい移動手段を導入するためには、担い手となる
ボランティアを組織、または育成することを検討する必要が生じると考えております。また、検討に当たりましては、
ボランティアに対する
費用負担等についての判断や道路運送法の許可や登録、
地域公共交通会議との調整、
社会福祉協議会や町会等との連携、事業実施に係る費用対効果などを踏まえ、市として意思決定が必要となりますことから、慎重に検討していく必要があるものと考えております。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) おはようございます。よろしくお願いいたします。続きまして、山下議員ご質問の大きな3点目の(1)、妊娠中及び出産時についてお答えいたします。
子ども未来応援センターでは、妊娠届を出された全ての妊婦と保健師が面接を行っており、外国籍の方の場合は妊婦ご本人の日本語の理解状況に応じた説明、ご案内を行っております。日本語での対応が困難な外国籍の方の場合には、パートナーやご友人など日本語での通訳対応が可能な方の同席をできる限りお願いしておりますが、通訳対応が可能な方の同席がない場合には、タブレットや
スマートフォンの翻訳機能を利用して対応しているところでございます。 交付する
母子健康手帳に関しましては、日本語版のほかに英語、
ベトナム語、
ネパール語、中国語の4か国語の
母子健康手帳を用意しており、妊婦ご本人のご希望に応じて日本語版、もしくは外国語版、どちらかの
母子健康手帳を交付しております。妊娠届出時に全ての妊婦にお渡しする書類は日本語版のみとなりますが、ご本人の理解状況に応じてイラストが多い資料や
公益財団法人かながわ
国際交流財団の
ホームページに掲載されている
多言語対応の資料などを活用しながらご案内を行っております。 また、病院受診や関連する手続、赤ちゃんを迎える準備に関することなど、より丁寧なサポートが必要と判断された場合には、出産予定の医療機関やクリニックと連携を図り、適切な時期に必要な援助が受けられるよう妊婦に合わせた支援を行っているところでございます。 続きまして、(2)、
母子保健推進員の訪問についてお答えいたします。
母子保健推進員の訪問は、生後二、三か月のお子さんがいる全てのご家庭を対象に、不安や悩み事を伺い子育てに関する情報提供を行い、また支援が必要な場合には適切な支援につなぐことを目的に行うものでございます。
子ども未来応援センターでは、妊娠届を出された全ての妊婦に保健師が面接をしておりますので、妊婦ご本人の日本語の理解度を把握しており、対応が困難な場合はパートナーやご友人等、対応可能な方がいらっしゃるかを確認させていただいております。妊婦ご本人が日本語を話せる場合や通訳対応が可能な方が訪問時に同席していただけるようでしたら
母子保健推進員に依頼をしておりますが、対応が困難な場合には、
子ども未来センター職員がタブレットや
スマートフォンの通訳機能を利用しながら対応しているところでございます。 続きまして、(3)、
保育所入所についてお答えいたします。外国籍のご家族に対する入所手続の対応でございますが、理解が難しい言葉や表記等については、かみ砕いて分かりやすい説明を心がけるとともに、読めない文章等は読み上げるなどの対応を行っているところでございます。また、中には日本語を書くことが難しい方もいることから、保護者の同意を得た上で申請書への記入のお手伝いをするなどの対応をしているところでございます。 なお、説明に当たっては、言葉の認識の相違が生まれないよう時間をかけて丁寧な対応に努めております。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。ご質問の大きな4点目、地域要望についての(1)、歩行者の安全のために鶴瀬駅北側踏切(東第111号踏切道)の道路拡幅をについてお答えいたします。 東上本線第111号踏切道につきましては、つるせ
台小学校北側の市道第5109号線と東武東上線が交差する踏切道で、約4メートルの幅員となっております。議員ご案内のとおり、当踏切道につきましては自動車が通行する際、踏切内での擦れ違いができないことから、踏切の手前で停車し、譲り合って通行していただいている状況でございます。 今回、踏切道が狭く歩行者や自転車が危険な状態であるため拡幅してはとのご質問ですが、踏切道の幅員は接続する道路の道路幅の小さい道路よりも広げることができないとされております。したがいまして、踏切道を拡幅するためには東側の道路を拡幅する必要がありますが、建物が建ち並ぶ現状から道路の拡幅整備には課題が多く、拡幅することは難しい状況と考えております。
○議長(田中栄志)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(新山司) 続きまして、議員ご質問の大きな4点目の(2)、
ピアザふじみの駐輪場に
防犯カメラの設置をについてお答えいたします。 現在、
ピアザふじみ館内には
防犯カメラを8か所設置し、防犯対策に努めているところでございます。議員ご案内の
ピアザふじみの駐輪場に
防犯カメラを設置することにつきましては、設置場所の検討や盗難対策などの課題や現行システムが設置から9年が経過していることからシステム全体の見直しも必要であると考えております。したがいまして、既存システム全体の更新時期と併せて、駐輪場の
防犯カメラ設置も検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 山下議員。
◆16番(山下淑子) ご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。 1番目の
セカンドライフ支援についての(1)の定年後の家計相談についてですけれども、様々高齢者のお金に関する相談を受けていただいていることと思いますけれども、私が質問したいのは、そういったこともひっくるめて定年の前にも講座が聞けないかなということで、いろいろ調べてみましたところ、ふじみ野交流センターで行われていますふじみ野じゅくでは、今年度の7月に日本ファイナンシャルプランナーズ協会の方を講師に招き、
セカンドライフのマネープランの講演がありました。その参加者の感想などをお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(新山司) ふじみ野じゅくにおける参加者の感想ということでご質問いただきました。 まず、アンケートを参加者に取っておりまして、参加者30人中21人の方にご回答いただいております。その中で、まずこのマネーライフプランの講座に参加したいと思った理由は何ですかという質問がありまして、主な回答として、
セカンドライフプラン、特に医療、介護等に関心があった。それから、老後の資金に興味があり、具体的情報、投資についての情報を知りたかった。老後にかかるお金を勉強したかったなどがございます。 それから、参加してみていかがでしたかという問いに対しましては、21人中18人の方が参加してよかったというふうにご回答いただいております。その中で、主なよかった内容でございますけれども、資産運用の話が特に面白かった。それから、改めて家計を見直す機会となり、とてもよかった。あと、もう少し長く時間が欲しかったなどのご意見がございました。これとは逆に、投資の話が長くて、もう少し短くてよかったのではないかとか、資料が少し分かりにくかったとか、そういうご意見もいただいております。全体を通しましては、おおむね好評であったというふうに理解しております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 私も、こういった講座があればぜひ参加したいと思うほうなのですけれども、例えば交流センターなどで中高齢者向けのライフマネープランセミナーを定期的に開催してはどうかと考えますけれども、見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(新山司) 交流センターにおける中高齢者向けのライフマネープランのセミナーを定期的にということでご質問いただきました。 ふじみ野交流センターにおきましては、8月を除いた毎月第3金曜日にふじみ野じゅくという雑学講座を開催しており、その中で本年7月に、今ご案内のあったファイナンシャルプランナーを講師とした
セカンドライフマネープランの講座を開催いたしました。このふじみ野じゅくにおきましては、毎回異なる内容の講座を市民の運営委員の皆様と協議、検討して年間プログラムを決定しておりますので、定期的な開催は難しいと考えておりますが、今後も運営委員の皆様のご意見や開催時に実施する参加者アンケート等を参考にしながら、中高齢者向けのマネープランに関する講座を取り入れることについても検討してまいりたいというふうに考えております。 また、鶴瀬西交流センターにおいても、今後の開催に向けて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきますようお願いいたします。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ぜひふじみ野交流センターだけでなく、鶴瀬西交流センターでも検討をということで、よろしくお願いいたします。 では、続きまして(2)の就労支援についてですけれども、先ほど様々、また幅広く
シニア世代への就労支援をやっていただいているということを伺いました。シルバー人材センターとの連携のことについてお伺いしたいと思いますけれども、本市ではどのようにその連携はなっていますでしょうか、お伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) シルバー人材センターとの連携につきましては、まずは市の
ホームページの中でシルバー人材センターのご案内を行っております。また、窓口に
シニア世代の方から就労に関するご相談がありましたら、その相談内容に応じましてシルバー人材センターのほか、
ふるさとハローワークですとか県の
セカンドキャリアセンターなど、それぞれニーズに合わせた、相談内容に応じて機関をご案内しております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) それでは、特にシルバー人材センターの例えば求人内容とか、またどの職種に就労したいというところのニーズとかの把握はしていないということでよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) 特に別団体でございますので、そこまでは市は承知しておりません。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 承知しました。 続きまして、(3)、シニアの
地域デビューについてですけれども、これまで地域貢献に関する相談、受付状況、内容からどのような点が課題となっていますでしょうか、お伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 地域貢献に関する相談からの課題ということでございますけれども、教育部、所管する部署におきまして、まず鶴瀬公民館をはじめとした公民館に地域貢献に関しての相談があるかどうか確認したところ、特に地域貢献というキーワードに対する相談というのはないと確認してございます。 教育部内において地域貢献というところでの相談となりますと、生涯学習課において市民人材バンクというのがございまして、その登録に関してのご相談といいますか、そういったことはございます。その市民人材バンクの課題ということになりますと、これはシニアだけではないのですけれども、登録していただいても、必ずしも活躍できる場が提供できるとは限りませんので、その辺のマッチング、そういったところの課題があるものと認識してございます。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ありがとうございます。町会活動に関しては、先ほど
協働推進部長からも話がありましたけれども、本当に地域で何かをしたいという方が、取っかかりとして
ホームページを見て、それで連絡を取るというのはとても重要なことだと思うので、さらにその更新を続けていただけたらと思います。よろしくお願いいたします。 続きまして、(4)ですけれども、
セカンドライフ支援のための窓口開設ということで、まず
市ホームページで
セカンドライフ応援ページを作成してはどうかと考えますけれども、見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久)
セカンドライフ応援ページにつきましては、求人や
ボランティア、地域活動などに関する情報などをウェブサイトにより広く提供するものと認識しております。実施に当たりましては、職業安定法の規定を遵守しなければならないことなど、一定の課題の整理が必要と考えております。 なお、
ボランティアや地域活動の情報につきましては、市の
ホームページで既に対応を図っておりまして、各課作成のページへのリンクもございます。また、
社会福祉協議会へのリンクも対応しておりまして、現在のところ情報を見つけにくかったというようなお声はいただいておりませんので、改めて
セカンドライフ応援ページを作成するという考えはございませんが、今後も市民にとって必要な情報を分かりやすく掲載することに努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) それでは、続きまして、姫路市では今年の10月に、自分らしい充実した
セカンドライフの過ごし方を考えたい人、おおむね50歳以上を対象に
セカンドライフ応援講座として、3回の連続講座を開催いたしました。本市でもこのような講座を開催してはどうかと考えますが、見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 議員ご案内の姫路市で開催している
セカンドライフ応援講座につきましては、自治会や老人クラブといった地域活動の担い手づくりを目的として開催していると確認してございます。 講座の内容は、よりよい人間関係を築く話し方、聞き方、
セカンドライフとマネープラン、私らしい
セカンドライフの過ごし方といったもので、講義の中で
ボランティア活動や自治会の活動へとつなげていく話をされているとのことでした。 本市の公民館といたしましても、生涯学習活動等を通して
地域づくりや人づくりにつなげていくことが大事であると考えておりますので、他の部署とも連携し、姫路市の取組等を参考に今後も引き続き研究してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 先日さいたま市の
セカンドライフ支援センターを訪問しましたけれども、様々1つの情報が1か所に集まって、その方が必要とする地域だったり就労だったりの情報が、すぐに手に取れるところとなっていました。そういったワンストップで定年後の生き生きとした生活を維持できる相談窓口の設置が効果的であると考えます。このような相談窓口の開設には、庁内関係課や外部機関とのさらなる連携が必要と考えますが、見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久)
高齢者福祉を所管する立場としてご答弁申し上げます。 日常、窓口へ相談に来庁される高齢者の方で、生涯学習をしたいという高齢者の相談があった場合には生涯学習課へおつなぎし、また再就職先を探したいという高齢者のご相談があった場合には産業経済課を通じ、埼玉県
セカンドキャリアセンターやシルバー人材センター等を紹介しているところでございます。新たに
セカンドライフ支援センターなどの相談窓口を設けることは、利便性の向上につながるものと存じますが、その一方で既に実施している各課との業務分担の再編や事務の整理などの課題も多いものと認識しているところでございます。 また、
セカンドライフという形で年齢を区切ってしまいますと、年齢で区切ることが適当でないような事業、例えば趣味、サークル、
ボランティアとのすみ分けも課題になると考えているところでございます。このようなことから、健康福祉部といたしましては現在の組織を継続しつつ、他自治体における活用状況等を研究してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ありがとうございます。それでは、市長にもお伺いしたいと思います。 今回
セカンドライフ支援の質問に対して、部をまたいでの答弁をしていただきました。今までもそうでしたけれども、これからもより多くの方が必要となる支援だと考えます。さいたま市以外にも、新潟県三条市のように既に相談窓口の開設をされている実態もあります。
セカンドライフ支援に関して、市長のお考えをお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 私どもの富士見市にお住まいになられる高齢者の皆さんにとりましては、一定のお仕事を終えられた後の時間をどのように、またより豊かに過ごしていただけるかということは、大きな課題だというふうに思っております。 今日ご質問いただきました
高齢者福祉課、ICT推進課、または
子ども未来部ということで、部をまたいだご質問もいただきました。私は、ここにもう一つ教育委員会、公民館の事業なども、やはり幅広く地域の皆さんに、高齢者の皆さんにお取りいただけるいろんな講座ですとか、または集まる場所としての公民館の存在というようなことで期待をしているところでもございます。 こうした形で、まずは特に、すみません、自分が想像してしまうのですが、男性にとりましては
地域デビューというのはなかなか難しいところがありまして、ちょうど私の世代が今65、66歳でありますので、この世代が少し仕事をしている仲間もおりますが、地域へ出ていただく、町会のお仕事をやってもらえないだろうか、または民生委員になってもらえないだろうかとか、そうした入り口のところが一番肝腎なところかなと、こんなふうに思っています。その役割を、ただいまご質問いただきました
高齢者福祉課、または公民館などもそうした場所になろうかと思っておりますので、横のつながりをつくりながら、分野分野ではなくて、とにかく引っ張り出して、言葉悪いですか、引っ張り出してくる、または背中を押してあげる、そうした仕組み、仕掛けが必要と考えておりますので、我々も知恵を絞って、特に男性部長ですからそうした気持ちが分かると思いますので、ご質問いただいた
セカンドライフの支援にしっかりとつなげてまいりたいと思います。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ありがとうございます。市長の力強いお言葉、しっかり胸に刻みましたので、よろしくお願いいたします。 続きまして、2番目の高齢者にやさしい
市民サービスについての再質問ですけれども、(1)の
スマートフォンの使い方を教える
ボランティアについて、現状では難しいということのお話でしたけれども、全国では高齢者のスマホ
ボランティアを育成している自治体もあります。例えば石川県加賀市では、市民
ボランティアシニアスマホアンバサダーが
スマホ教室やよろず相談所に入って対応している例や、千葉県のところでは
スマートフォン教室サポート
ボランティア、東京都では日野市のスマホお助け隊養成講座などがあります。本市でも取り組んではどうかと考えますが、ご見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志)
政策財務部長。
◎
政策財務部長(水口知詩)
スマートフォン講習会等につきましては、先ほどの答弁と重なりますけれども、まだまだ開催数が少ないのかなというふうには認識しております。高齢者の協力、それから
学生ボランティア等の協力も併せて、よりよい
スマートフォン講習会の在り方を研究させていただいて、その研究の中でそれぞれの協力者の導入についてしっかりと検討していきたいというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 加賀市では、シニアスマホアンバサダーの市民の方が8名、全員が国のデジタル推進委員に去年任命されたという報道もありました。本当に生きがいを感じますし、本当に誇らしいことだと思いますので、ぜひ富士見市でもそういった方が誕生できるような仕組みづくりをよろしくお願いしたいと思います。 続きまして、関連しまして、千葉県船橋市では、公民館の職員がスマホコンシェルジュとして相談に応じています。本市としても取り入れてはどうかと考えますが、見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) 議員ご案内のとおり、船橋市の公民館では研修を受けた職員がスマホコンシェルジュとなり、スマホの基本操作などちょっとした質問に答えるサービスを令和3年度より実施しているものと認識してございます。 本市では、公民館全4館でソフトバンクから派遣されたスマホアドバイザーによるスマホ講座を開催しておりますが、本年度水谷東公民館では、公民館職員によるスマホ講座についても試行的にですけれども、開催をしたところでございます。また、各公民館とも日常の窓口対応の中で、気軽に窓口で
スマートフォンの取扱いについてご質問される方もいらっしゃいますので、そうした折には、操作等に関する簡単な質問には職員のほうで回答してまいりたいというふうに思っております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、(2)の高齢者に対する
移動支援サービスについてですけれども、埼玉県の
ホームページに、新たな移動手段を活用した先進的取組について掲載されています。例えば病院や介護保険施設などのバスを利用して、バスの空白時間により足の確保ができるようになっている自治体もあります。この件に関して、本市としての見解をお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) 今後、人口構造が変化し、生産年齢人口が減少していくことが見込まれている中、介護事業所の運営を効率化し、生産性を向上することが課題と捉えております。また、ニーズ調査からは、自分が要介護状態になったときの買物や通院などのための移動手段を不安に思う方が一定程度いることは、高齢者等実態調査で確認しているところでございます。
高齢者福祉を所管する健康福祉部では、通所系事業所が共同で送迎業務を外部に委託することで朝夕の通所系事業所の送迎負担を軽減し、また送迎を行わない昼の時間には一般の方の送迎を可能にするような取組について情報収集を行っているところでございます。社会情勢が今後劇的に変化していく中で、高齢者等の移動手段をしっかりと確保していくことは喫緊の課題であると考えており、議員ご紹介の事業も参考にしながら検討を進めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 先日以来、昨日もありましたけれども、高齢者の足に対しての、本当に皆さん困っていらっしゃるというお話が多々ありました。確認ですけれども、この高齢者の足を確保するための福祉的な移動手段は、これから
高齢者福祉課が主体で進めていくということの認識でよろしかったでしょうか、お伺いいたします。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) ニーズといたしましては、やはり高齢者の今後75歳以上の方が増えていく見込みでございますので、免許返納で不便を感じる方が一番多いかなと思っております。それ以外にも、高齢者とか妊産婦とか、そういった方がいらっしゃると思いますので、
高齢者福祉課、健康福祉部だけではなくて、
子ども未来部とか、あと
地域公共交通会議を所管しております都市整備部と連携して対応してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ぜひこの事業を早急に予算化していただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 続きまして、3番目、外国籍の家族に対する
子育て支援についてですけれども、(1)の外国籍の方で妊娠届を出された人数と、外国籍のうち多い順に5か国の人数についてお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 本市におきまして、外国籍の方で妊娠届を出された方は、令和2年度50人、令和3年度41人、令和4年度56人でございます。 また、直近で妊娠届を出された方の国籍は、多い順にベトナム国籍の方が19人、ネパール国籍の方が15人、中国国籍の方が14人、フィリピン国籍の方が3人、スリランカ国籍の方が2人となっております。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 多くの方が富士見市に住んでいらっしゃって、お子さんを出産されていることが分かりました。 そうしましたらば、その書類等も、もちろんそばにサポートする方がいらっしゃればとても安心なのですけれども、書類自体もいろんな言葉で訳されているほうが、本当にもっとスムーズにいくかなと思います。例えば豊島区では、NPO法人Mother’s Tree Japanと連携しまして、外国籍のお母さんの出産前後のケアサポートをしています。そのNPO法人では、7か国語対応の出産に対する動画の配信や11の言語に対応した指さしお産ボードがあります。妊婦の方がお伝えしたいこと、イラストを指さすことで意思表示ができるようになっています。また、
ホームページからもダウンロードができるようにもなっています。本市でも、これらのアイテムを
ホームページなどで紹介してはと思いますけれども、見解をお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 日本語での対応が困難な外国籍の方の場合には、通訳対応が可能な方の同席をできる限りお願いしまして、同席がない場合にはタブレットや
スマートフォンの翻訳機能を利用し対面で面談を実施しております。また、イラストが多い資料や
公益財団法人かながわ
国際交流財団の
ホームページに掲載されている24の
多言語対応の資料などを活用しながらご案内を行っているところでございます。 内容といたしましては、手続の仕方や出産、育児の準備についてのご紹介、家族のサポート状況やお母さんの体調、育児の心配事などをお尋ねする質問票となっており、このような形で対応しているところでございます。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) では、続きまして(2)の再質問ですけれども、
母子保健推進員が訪問する際に、書類の外国語訳などの状況についてお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 訪問時の書類でございますが、外国語訳のものはございません。日本語が困難な方を訪問する際には、
子ども未来応援センターの職員がタブレットや
スマートフォンの翻訳機能を利用しながら対応しているところでございます。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) そうしましたら、
母子保健推進員が外国籍家族の訪問時に苦慮された点などの声があればお伺いしたいと思います。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 繰り返しになりますけれども、日本語が困難な方をご訪問する際には
子ども未来応援センターの職員が訪問しておりますので、
母子保健推進員からの声は特にございません。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 分かりました。私の知っているお声をいただいた方は、外国の方のところに伺ったということをお聞きしたのですけれども、そこはまた別の対応があったということの認識でよかったでしょうか。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 外国籍の方でも、日本語がしゃべれる方、あるいは日本語通訳ができる方が同席いただける場合につきましては、
母子保健推進員のほうにご訪問のほうお願いします。 なお、その際には、どの方にご連絡をすればいいかですとか、何時に行くですとか、そういった旨を
子ども未来応援センターの職員のほうで事前に調整を行いまして、
母子保健推進員のほうにきちんとお伝えをして、安心してご訪問できるように準備しているところでございます。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 先ほど来から神奈川県のたくさんの言語で訳された書類を使って推進しているという話がありましたけれども、そちらのほうは訪問時には使わないのでしょうか、お伺いいたします。
○議長(田中栄志)
子ども未来部長。
◎
子ども未来部長(小日向哲也) 様々な資料をお持ちする形になります。その中で、そういった資料をお見せしながら、あるいはまたタブレット、
スマートフォンの翻訳機能を活用しながら面談で対応しているところでございます。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) 了解しました。豊島区のNPO法人では様々ダウンロードもできるようになっていますので、ぜひこちらのほうも利用できたらというふうに考えます。 続きまして、4点目の地域要望についてですけれども、(1)の踏切のことですけれども、難しいということですけれども、踏切を挟む両側道路の歩道の整備も必要と考えますが、本市の見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 踏切を挟みます両側道路の歩道整備も必要というご質問ですが、交通安全上、大変有効であるというふうに認識しております。しかし、本路線につきましては移転補償ですとか用地の取得、こういった問題がございますので、予算的に大変大きなものとなります。したがいまして、整備までには時間を要すものと思われますので、ご理解のほどよろしくお願いします。
○議長(田中栄志) 山下議員。
◆16番(山下淑子) ここの踏切は、もう長年狭く、少しずつ両側道路が拡幅されてきているかなと思いました。なので、踏切も少し幅が広げられるのかなと思った次第で、この質問をさせていただきました。なので、本当にここの踏切が広がることを将来的にお願いしつつ、取り組んでいただけたらというふうに思います。 続きまして、
ピアザふじみのほうですけれども、次の駐輪場に関してですけれども、次の更新時期に検討してくださるということで、それをありがたく、本当にうれしい限りでございます。
○議長(田中栄志) 以上で
山下淑子議員の
市政一般質問を終わります。 休憩します。 (午前10時32分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午前10時50分)
○議長(田中栄志) 次に、質問順14番、篠田剛議員の質問を許します。 篠田剛議員。 〔14番 篠田 剛登壇〕
◆14番(篠田剛) 14番、篠田剛です。皆様、こんにちは。公明党の篠田剛でございます。傍聴にお越しの皆様、大変お忙しい中ありがとうございます。また、インターネットで傍聴していただいている方も御礼申し上げます。ありがとうございます。 それでは、市民に分かりやすい
市政一般質問を目指して、価値のある質問と議論を創造できるように、通告要旨に沿って質問させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。 大きな1番、雑がみの収集について。志木地区衛生組合広報最新号の11月号を拝見いたしました。「大掃除の時期、ごみ量を少しでも減らすために。」として、富士見市、志木市、新座市で構成される志木地区衛生組合では可燃ごみの一部を採取し、どのようなごみがどれほどの割合で含まれているかを調査しています。令和4年度の調査では、可燃ごみの中に紙、布類が51.3%含まれていることが分かったので、紙をごみとして捨ててしまう前に資源としての分別をお願いいたしますと表紙で訴えてきました。また、平成25年6月定例会において、ミックスペーパーを分別収集する制度の新設についてとして
市政一般質問を行わせていただきました。この質問は、富士見市に住むご婦人のご実家が山梨県甲府市ですが、お母様が富士見市にいらしたときに紙をごみ箱に捨てている様子を見て教えていただいたことがきっかけでした。甲府市の公明党議員の働きで始まったことを誇り高く語っていたそうです。来年、立党60周年を迎える公明党は、国や県と市町村を合わせると約3,000名の議員が縦と横のネットワークの絆があります。支えていただいている党員支持者と創価学会のネットワークと絆にも、改めて感謝を申し上げたいと思います。また、ここで、11月15日に池田大作公明党創立者が亡くなった訃報を18日に知った多くの方からお悔やみの言葉をいただきました。多くの方の優しいそのお気遣いに、この場を借りて感謝申し上げます。ありがとうございました。 さて、平成28年6月定例会において、紙のリサイクルについてとして関連した2回目の
市政一般質問を行わせていただきました。前回から7年経過し、技術の発展や環境の変化などを考え質問させていただきます。大きな1番の(1)、富士見市の取組はとして、1つ目、富士見市が行っている定期収集についての取組をお伺いいたします。 2つ目、令和元年度から4年間における定期収集の回収実績と課題をお伺いいたします。 3つ目、集団資源回収は、町会単位やPTAなどで行われていますが、市からの奨励金交付に必要な登録手続についてどのように周知しているか、お伺いいたします。また、集団資源回収の目的と、令和4年度の回収実績、効果と課題をお伺いいたします。 4つ目、公共施設及び教育施設において、収集方法と令和4年度の回収実績、効果と課題をお伺いいたします。 大きな1番の(2)、志木市や新座市の取組はとして、志木市や新座市では紙袋にまとめて入れ、そのまま集積所へ出すことができるようですが、志木市や新座市の取組についてお伺いいたします。 (3)、志木地区衛生組合について。1つ目、志木地区衛生組合における雑紙に対する認識についてお伺いいたします。 2つ目、志木地区衛生組合における本市の負担金の算出方法についてお伺いいたします。 3つ目、志木地区衛生組合と本市の関係性において、本市の雑紙回収実績が増えた場合にどのよう影響や効果があるのかお伺いいたします。 続きまして、大きな2番、下の谷公園付近の旧富士見江川の護岸と治水について。毎日のように、貝塚の寺下住宅に住む独り暮らしの母のところに行ったり、諏訪グラウンドゴルフ同好会が練習を行っていることもあり、多くの市民と同じように、私も下の谷公園は自分にとって身近で大事な場所の一つです。また、小学生の頃は公園としてまだ整備されていませんでしたが、放課後や休みになると友達と野球などで遊んだ思い出があります。 さて、前回の9月定例会で、今年6月の台風2号の影響を受けたと推測される下の谷公園内の旧富士見江川付近における道路復旧工事について
市政一般質問をさせていただきました。早速担当課が様々動いてくれていると、町会長や近隣住民の方から伺いました。町会長や関係者、地権者の皆様や担当職員に感謝申し上げます。 関連して、今回は隣接した関係のある護岸、擁壁と併せて下の谷公園の環境整備を目指して質問させていただきます。今回質問に当たり、議長の許可をいただきモアノートに資料を掲出させていただきました。モアノートの中の①の図では、大字鶴馬と下南畑の境界線の形から、整備される前の新河岸川と旧富士見江川の形が推測されると思います。①の図の右側に下の谷公園があり、今回質問させていただく旧富士見江川沿い、市道第2891号線付近の擁壁部分を赤く囲ませていただきました。その擁壁には4か所の特徴があると考えました。②の写真にあるように、擁壁の一番東側のA地点付近では、擁壁の北側に土の盛土の護岸に高さがある状態です。続いて、隣の西側のB地点付近では、擁壁の北側、下の谷公園側に盛土が少ない状態で高さがないので、擁壁の基礎部分なのか、下端が現れている状態が③の写真で分かります。⑤の写真では、B地点付近の擁壁が下の谷公園側に倒れているように見えます。⑥の写真では、B地点付近の擁壁に上から下まで真っすぐクラックが入っているのが分かります。⑦の写真では、割れ目が大きい別のクラックがあることが分かります。⑧の写真では、B地点の西側に位置している大きな樹木があるC地点の擁壁部分は、コンクリートの平板がH鋼材によって3段の高さで補強された工事が過去に行われたと思われます。さらにその西側には、ひばり台住宅に向かう道路を橋からボックスカルバートに変更した工事に伴い施工された、高さが少し低く積まれている擁壁をD地点と考えました。さらに、写真⑨や⑩では、擁壁の厚さや表面化した鉄筋が写っています。 そこで、質問させていただきます。大きな2番、(1)、護岸の現状はとして、旧富士見江川沿いの護岸に隣接した市道第2891号線付近の擁壁の構造や現状についてお伺いいたします。 大きな2番の(2)、治水機能はとして。1つ目、下の谷公園が不測のゲリラ豪雨や線状降水帯により急激に降水量が増加した場合、下の谷公園の治水的役割についてお伺いいたします。 2つ目、旧富士見江川沿い市道第2891号線付近の擁壁は、築年数がかなり経過していると思われます。また、下の谷公園側の一部において土の盛土が少なく、擁壁のコンクリートがほかに比べて多く露出している部分に強度の低下があるのではと考えています。そこで、補強や新設した場合に見込まれる効果や費用と課題についてお伺いいたします。 続きまして、(3)、新河岸川の堤防天端であるサイクリングコースのアスファルト舗装整備について。モアノートの資料にある写真④のように、新河岸川の堤防天端であるサイクリングコースのアスファルト舗装に関して、下の谷公園付近では堤防ののり面が大きいせいなのか、ひび割れや一部傾いている状態が見受けられると思いますが、見解をお伺いいたします。 続きまして、大きな3番、グラウンドゴルフについて。今年10月22日、富士見市健康増進スポーツ大会実行委員会主催のグラウンドゴルフ大会が第2グラウンドで行われ、118名の方が参加し、盛大に開催されました。また、先日11月8日、富士見市臨時議会が行われた日ですが、諏訪グラウンドゴルフ同好会の35周年記念大会と祝賀会が行われ、さらには12月10日に諏訪小学校の校庭で忘年大会が行われました。グラウンドゴルフは、学校の校庭以外にも下の谷公園や第2運動公園、東大久保スポーツクラブグラウンドなど、多くの団体が活発に活動されていることを一緒にプレーする中で知ることができました。 そこで、下の谷公園にある看板に記載がありますことから、グラウンドゴルフ場にふさわしいさらなる環境整備や新たな環境整備に向けて質問させていただきます。 大きな3番の(1)として現状や取組はとして、1つ目、市内のグラウンドゴルフの団体や人数と地域についてお伺いいたします。 2つ目、市内で本市が把握しているグラウンドゴルフの活動状況についてお伺いいたします。 続きまして、(2)、下の谷公園のさらなる環境整備をとして、1つ目、下の谷公園の面積及び施設状況についてお伺いいたします。 2つ目、利用団体の地域性や回数など、利用状況についてお伺いいたします。 3つ目、グラウンドゴルフ以外の利用状況についてお伺いいたします。 4つ目、草刈りなど取組や費用についてお伺いいたします。 5つ目、台風などの影響で浸水した場合の影響と対応についてお伺いいたします。 6つ目、比較的大きいボールのサッカーなどに比べて、小さいボールでプレーするグラウンドゴルフは草や地面の凹凸の影響を受けやすいため、現状の下の谷公園のグラウンドや学校の校庭では、プレー環境に厳しい状態と考えています。そこで、川越市萱沼びん沼公園のように芝生を整備することについて見解をお伺いいたします。 続きまして、(3)、富士見上南畑地区産業団地の調整池の底面を利用することについて市の考えはとして、1つ目、調整池の底面の面積と形状についてお伺いいたします。 2つ目、県と本市の協議状況についてお伺いいたします。 3つ目、調整池の底面をグラウンドゴルフで利用することについてお伺いいたします。 続きまして、大きな4番、びん沼自然公園のパークゴルフについて。本年4月に、富士見市びん沼自然公園にキャンプ場やバーベキュー場、展望台と一体となった大型遊具とともにパークゴルフ場は36ホール整備され、7月20日付で公益財団法人日本パークゴルフ協会の公認コースとして認定されました。パークゴルフ場の整備は、私もそうですが、関野議員、瀬戸口議員など、過去に多くの議員が一般質問などで取り上げてきました。今回、富士見市の新たなにぎわいの大きな目玉となることに向けたさらなる取組として、質問をさせていただきます。 (1)、現状や取組はとして、1つ目、びん沼自然公園のパークゴルフに対する取組についてお伺いいたします。 2つ目、利用者の市内と市外や年代別の傾向など、状況についてお伺いいたします。 3つ目、営業を開始してからの課題や要望に対する取組と検討状況についてお伺いいたします。 4つ目、利用者のさらなる増加に向けた取組についてお伺いいたします。 5つ目、令和4年12月定例会でまちづくり寄附(ふるさと納税)の拡充に向けた
市政一般質問を行わせていただきましたが、その中にパークゴルフを取り上げさせていただきました。志木市が行っているように、パークゴルフのプレー代をまちづくり寄附の返礼品にすることに向けた検討状況についてお伺いいたします。 続きまして、(2)、アクセスについて。1つ目、利用者のアクセスに関する現状の取組についてお伺いいたします。 2つ目、富士見
市ホームページにおける老人福祉センターびん沼荘に掲載のある市内循環バスふれあい号を利用される場合を参考に、びん沼自然公園におけるプレー時間を考慮した具体的なバスなどの発着時間の表記を
ホームページなどで行ってはどうかと考えますが、見解をお伺いいたします。 3つ目、行楽シーズンなど駐車場が満車状態の影響による交通渋滞と近隣に対する課題についてお伺いいたします。 続きまして、(3)、老人福祉センター『びん沼荘』と連携してバスを活用する考えはとして、1つ目、老人福祉センターびん沼荘のバスの台数と運行状況や利用状況についてお伺いいたします。 2つ目、老人福祉センターびん沼荘の事業または企画としてパークゴルフを行い、参加者がびん沼荘のバスを利用することに対する市長の見解をお伺いいたします。 最後に、大きな5番、帯状疱疹ワクチンについて。帯状疱疹は、過去に水ぼうそうに罹患した方が、加齢や疲労、ストレスなどによる免疫力の低下により、体内に潜伏する帯状疱疹ウイルスが再燃し発症するものです。日本人では、50歳代から発症率が高くなり、80歳までに3人に1人が発症すると言われ、特にこのコロナ禍ではストレスや疲れで患者が急増しているとの報告があります。また、この夏、猛暑の影響でご高齢の市民の方が罹患した話を多く聞くようになりました。残念ながら、治療が長引くケースや後遺症として痛みなどの症状が残るケースもあると言われています。この帯状疱疹の発症予防のためにワクチンが有効とされていますが、費用が高額になることから接種を諦める高齢者も少なくない状況です。帯状疱疹による神経の損傷によって、その後も痛みが続く帯状疱疹後神経痛と呼ばれる合併症に加え、角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などを引き起こし、目や耳に障がいが残ることもあると言われています。過去に富士見市議会では、全会一致で可決された帯状疱疹ワクチンへの助成及び定期接種を国に求める意見書の提出を行い、山下議員や佐野議員が
市政一般質問で取り上げてこられました。今回、私の観点からも質問をさせていただきます。 (1)、本市の現状はとして、帯状疱疹に関する本市の取組についてお伺いいたします。 続いて、(2)、国や県の取組はとして、帯状疱疹に関する国や県の取組についてお伺いいたします。 最後に、(3)、ワクチン接種費用の助成などの取組はとして、1つ目、県内における先進他市の取組や状況についてお伺いいたします。 2つ目、本市でワクチン接種費用の助成を行うことで見込まれる効果や費用と課題についてお伺いいたします。 以上で壇上での質問を終わります。ご答弁よろしくお願いします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) ご質問の大きな1点目の雑がみの収集につきまして3点ご質問を頂戴しておりますので、順次お答えいたします。 初めに、(1)、富士見市の取組はのうち雑紙の定期収集の取組でございますが、平成12年4月より紙類の資源ごみとして週1回収集しております。排出方法は、当初はひもで縛って出すほか紙袋に入れて出すことも可能としておりましたが、紙袋の中に紙以外の異物が多く購入していたことから、現在紙袋で出すことは中止しております。 次に、令和元年度から4年間の定期収集の回収実績でございますが、雑紙につきましては雑誌類と雑紙を合算して集計していることから雑紙だけの実績数値は把握してございませんが、総体的に減少傾向となっております。また、課題といたしましては、雑紙のみをひもで縛って出すという市民の負担感があるため、しっかりと分別でき市民の負担感を軽減できる排出方法を現在検討しております。 次に、集団資源回収の周知につきましては、広報「富士見」や
市ホームページにおいて周知しておりますが、全体的な流れにつきましては
市ホームページに詳しく掲載しております。 次に、集団資源回収の目的につきましては、日常生活から排出される廃棄物の中で再利用できる資源を集団で自ら回収する団体に対し奨励金を交付することにより、ごみの減量化と資源化を図ることを趣旨としております。 次に、令和4年度の回収実績でございますが、紙類全体では74万9,356キログラム、そのうちの雑紙は2,780キログラムで、紙類全体の0.37%となっております。効果につきましては、資源の再利用化とごみの減量化に資するとともに、集団で組織的に行う資源回収を通じて地域コミュニティの醸成が図られるなど、市民参加、協働の取組により環境に優しいまちづくりが推進されているものと評価しております。 なお、課題につきましては、長期化したコロナ禍の影響などにより、近年実施団体や参加者が減少していることが挙げられます。 次に、公共施設及び教育施設における収集方法につきましては、市役所本庁舎は週1回、その他の施設は2週間に1回、収集運搬業者が回収を行っております。また、令和4年度の公共施設等における回収実績につきましては、雑紙と雑誌類を合算して集計しておりますことから雑紙だけの実績数値は把握しておりません。効果につきましては、雑紙を分別して排出することで資源の再利用化とごみの減量化が図られているものと認識しております。課題につきましては、雑紙はごみではなく資源であるという職員の意識の醸成と、分別の徹底が必要であるものと考えております。 続きまして、(2)、志木市と新座市の取組はにつきましてお答えいたします。志木市と新座市での雑紙の排出方法は、ご家庭にある紙袋を利用して、中身が分かるよう袋の入り口を開けてひもで縛ってから出すルールとなっていると伺っております。 続きまして、(3)、志木地区衛生組合についてお答えいたします。志木地区衛生組合における雑紙に対する認識でございますが、組合に確認したところ、組合が実施しているごみ性状分析において紙、布類の割合が全体の5割を超えていることから、雑紙をはじめとした紙類の分別、資源化が課題であると伺っております。 次に、本市の組合負担金の算出方法でございますが、均等割が20%、搬入量割が80%となっております。また、雑紙の回収実績が増えた場合の影響や効果につきましては、組合への可燃ごみの搬入量が減少することから当市負担金の減額や焼却炉の延命化が考えられます。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) よろしくお願いいたします。ご質問の大きな2点目、下の谷公園付近の旧富士見江川の護岸と治水について3点ご質問をいただいておりますので、順次お答えいたします。 初めに、(1)、護岸の現状はについてお答えいたします。議員ご質問の市道第2891号線付近の擁壁につきましては、昭和40年頃に貝塚地域の民間開発がされた際に造られたと思われ、旧富士見江川と高低差が著しい箇所に設置されたものとなり、構造については現場打ちコンクリート造りとなっております。 続きまして、(2)、治水機能はについてお答えいたします。下の谷公園は、旧富士見江川と新河岸川堤防の間に整備されており、ふだんはグラウンドゴルフなどを楽しむ方に利用されておりますが、ゲリラ豪雨や線状降水帯により急激に新河岸川の水位が上昇した際には、逆流を防止するため樋管のゲートを閉じ、旧富士見江川の一時的な貯留地として周辺地域の浸水被害を軽減する治水的役割がございます。 次に、下の谷公園側の土の盛土が少なく擁壁が多く露出している部分に強度低下があるのではとのご質問ですが、公園側に盛土がされていることにより現在の擁壁にかかる圧力は少なくなりますが、現在の擁壁の基礎付近には洗掘も見られないこと。また、擁壁の構造がL型擁壁であると思われることから、現状において強度への影響は少ないものと考えております。 また、擁壁を補強、新設した場合の効果、費用、課題についてですが、効果といたしましては、道路、住宅の長期的な安定を図ることが見込まれます。費用、課題につきましては、工法によって費用が大きく異なるほか、埋設管の切り回しや工事用通路の確保、地域合意などが課題と思われます。 続きまして、(3)、新河岸川の堤防天端であるサイクリングコースのアスファルト舗装整備についてお答えいたします。議員ご質問の下の谷公園付近のサイクリングコースのアスファルト舗装について現地を確認いたしましたところ、議員ご指摘のとおりひび割れや舗装端部の崩壊が確認されました。新河岸川を管理いたします埼玉県に確認したところ、堤防の変状等を定期的に確認しており、堤防への影響は確認できないとのことですが、今後も埼玉県の河川パトロールにおいて当該箇所付近の状況を注視していただくよう要請をいたしました。
○議長(田中栄志)
協働推進部長。
◎
協働推進部長(新山司) よろしくお願いいたします。篠田議員ご質問の大きな3点目、グラウンドゴルフについての(1)、現状や取組はについて、学校体育施設開放事業におけるグラウンドゴルフ団体の登録状況や富士見市スポーツ協会に加盟するグラウンドゴルフ協会の活動状況に基づきお答えいたします。 現在学校体育施設開放事業には、
鶴瀬小学校、関沢小学校、勝瀬小学校、水谷東小学校、諏訪小学校、みずほ台小学校、つるせ台小学校の7校に21のグラウンドゴルフ団体が登録しており、合計人数は507名となっております。また、学校体育施設開放事業登録団体と一部重複いたしますが、6団体179名が富士見市スポーツ協会に加盟するグラウンドゴルフ協会に所属しております。 活動地域につきましては、7つの小学校に学校体育施設開放事業に登録する団体があることと、グラウンドゴルフ協会には南畑地域を活動拠点とする団体も所属していることから、市内の多くの地域でグラウンドゴルフが行われているものと考えてございます。 また、活動状況につきましては、それぞれの団体での活動に加え、文化・スポーツ振興課において実施しているグラウンドゴルフ用具の貸出し状況から、町会の行事や地域のイベント等でもグラウンドゴルフが行われているほか、グラウンドゴルフ協会による市民健康増進スポーツ大会等のグラウンドゴルフ大会が年3回開催されていることから、様々な機会にグラウンドゴルフが行われているものと認識しております。
○議長(田中栄志) 都市整備部長。
◎都市整備部長(新井雅彦) よろしくお願いいたします。続きまして、議員ご質問の大きな3点目の(2)、下の谷公園のさらなる環境整備をについて6点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。 初めに、1点目、下の谷公園の面積及び施設状況についてですが、公園面積は約6,300平方メートルとなっており、施設はベンチ10脚、トイレ1基、手洗い場1か所、日除けシェルター2か所を設置しております。 次に、2点目、利用団体の地域性や回数など利用状況についてですが、本公園においてグラウンドゴルフを楽しまれている利用団体は、水子地域、水谷東、関沢、鶴馬地域など様々な地域の団体にご利用いただいており、各団体とも月5回程度のご利用状況となっております。 次に、3点目、グラウンドゴルフ以外の利用状況としましては、犬の散歩やストレッチなどの体操を行っている方のほか、春にはお花見などでご利用いただいているものと認識しております。 次に、4点目、草刈りなど取組や費用についてですが、公園維持管理業務といたしまして、週1回のごみ拾い、週2回のトイレ清掃及び月1回のし尿のくみ取り、また草が生い茂る夏場の時期には月2回の草刈りなどの取組をしております。これら維持管理業務費用といたしまして、年間約120万円の予算を計上させていただいております。 次に、5点目、台風などの影響で浸水した場合の影響と対応についてでございますが、先ほどの大きな2点目の(2)、治水機能における建設部長のご答弁のとおり、本公園は一時的な貯留地としての機能を有してございますので、議員ご案内のとおり大雨時には度々浸水をしてしまいます。この影響により、降雨後におきましても河川水位が下がるまでは公園利用ができないことの影響があるほか、貯留水による浸食が生じることもございます。こうした場合には、購入砂などによる整地作業により対応しているところでございます。 最後に、6点目、川越市萱沼びん沼公園のように芝生を整備することについてでございますが、先ほど申し上げたとおり一時的な貯留地としての治水的役割を有しておりますので、浸水する頻度が高いこと、また芝生の整備により維持管理に係る費用負担が多く見込まれますことから、現在整備を行う予定はございません。 なお、現状のグラウンド状況は凹凸があるとのご指摘でございますので、凹凸の解消など、可能な限り改善に努めてまいりたいと考えております。 続きまして、(3)、富士見上南畑地区産業団地の調整池の底面を利用することについて市の考えはについて3点ご質問いただいておりますので、順次お答えをいたします。 初めに、1点目、調整池の底面の面積と形状でございますが、面積は北調整池が約3,700平方メートル、南調整池が約2万6,000平方メートルでございます。また、形状はいずれの調整池もコンクリート面となっております。 次に、2点目、県と本市の協議状況でございますが、開発行為に係る協議の中で、北調整池、南調整池いずれも埼玉県雨水流出抑制施設の設置等に関する条例に基づく必要対策量を確保する計画としております。また、南調整池につきましては、底面の利用に向け調整池本来の治水機能を阻害しないことや降雨時の利用者の安全を確保することを中心に協議を行い、底面の一部を利用可能なエリアとしております。 最後に、3点目、調整池の底面をグラウンドゴルフで利用することについての見解でございますが、一般的にグラウンドゴルフは芝、人工芝、土の上で行われる競技でございまして、専用のクラブはコンクリート面などの固い地盤面での使用には適していないようでございますので、コンクリート面となる調整池の底面をグラウンドゴルフで利用することは難しいものと考えております。 続いて、大きな4点目、びん沼自然公園のパークゴルフについての(1)、現状や取組はについて、順次お答えをいたします。 初めに、1点目、びん沼自然公園のパークゴルフに対する取組についてですが、これまでパークゴルフ無料体験会やパークゴルフ指導員によります講習会を定期的に開催するほか、ららぽーと富士見で開催されたカラフルフェスに体験ブースを出展するなど、普及啓発に努めていますとともに、10月には第1回パークゴルフ大会の開催などに取り組んでまいりました。 次に、2点目、パークゴルフ利用者の傾向についてですが、4月から11月までの延べ利用者数は1万1,644名となっており、そのうち市内利用者は5,119名、約44%、市外利用者は6,525名、約56%となっております。なお、年代別の利用状況につきましては詳細な集計はしておりませんが、特に高齢者のご利用が多く、そのほか子ども連れのご家族や学生にもご利用いただいているところです。 次に、3点目、営業開始からの課題や要望に対する取組についてですが、利用者からは、もう一度来たくなるような仕組みをつくってほしいとの声が多くありましたことから、スタンプカードの発行によりリピーターとなる継続利用につながるような取組を行いました。この取組には、利用者からも好評の声をいただいております。今後におきましても、いただいたご意見やご要望など、利用者ニーズを踏まえまして対応してまいりたいと考えております。 最後に、4点目、利用者のさらなる増加に向けた取組についてですが、より多くの方々に足を運んでいただけますよう魅力あるイベントの開催に加え、
ホームページやSNSなどによります発信を積極的に行ってまいりました。 また、現在の取組といたしまして、公園のPRポスターを刷新し、今月1日より市内3駅やららぽーと富士見、公共施設などに掲示を開始したところです。今後におきましても指定管理者と連携し、利用者のさらなる増加に努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志)
政策財務部長。
◎
政策財務部長(水口知詩) 続きまして、まちづくり寄附のコト体験の返礼品としてびん沼自然公園のパークゴルフ利用料を導入することにつきましては、当該施設が令和5年4月にリニューアルオープンし、新たな観光資源として関係人口の創出にも寄与すると捉え、現在指定管理者との、その導入に向け協議を進めているところでございます。
○議長(田中栄志) 都市整備部長。
◎都市整備部長(新井雅彦) 続きまして、大きな4点目の(2)、アクセスについて3点ご質問いただいておりますので、順次お答えいたします。 初めに、1点目、利用者のアクセスに関する現状の取組についてですが、現状として市内循環バスや民間バス路線のほか、デマンドタクシー、シェアサイクルなどのご利用が可能となっており、それぞれの方に合わせた交通手段により、市内からのアクセスができるものと認識しております。それら移動手段につきまして、びん沼自然公園の
ホームページや窓口において利用者の皆様にご案内をしております。 次に、2点目、パークゴルフのプレー時間を考慮した具体的なバスなどの発着時間を
ホームページなどに表記することにつきましては、現在指定管理者において公共交通を利用した交通手段により、より分かりやすくご案内できますよう検討しているところでございますので、議員ご提案の内容も参考とさせていただきます。 最後に、3点目、行楽シーズンなど交通渋滞対策についての取組と検討状況についてでございますが、リニューアルオープン以降、天気のよい週末やイベントなどが開催される特定した日、時間帯に限り、駐車場に入庫するための渋滞が生じている状況となってございます。このため、混雑が想定されるイベントなどの開催日などにつきましては、びん沼自然公園の
ホームページですとかSNSなどを活用しまして、公共交通の利用についてご案内をしているところでございます。このような取組をしておりますが、周辺道路におきまして交通渋滞が発生している状況も確認しておりますので、埼玉県が管理する河川敷を臨時駐車場として活用できないかなど、引き続き指定管理者と協議をしてまいります。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、大きな4点目の(3)、老人福祉センター『びん沼荘』と連携してバスを活用する考えはのうち、バスの台数、運行状況、利用状況についてお答えいたします。 現在老人福祉センターの事業で使用しているバスの台数は、大型バス1台とマイクロバス1台の計2台でございます。また、運行状況でございますが、一般利用者向けの運行は、毎週水曜日にふじみ野交流センターを出発し、市役所や水谷東を経由して老人福祉センターに到着するコースのほか、第1、第3土曜日に勝瀬バス停を出発し、健康増進センターや貝塚を経由して老人福祉センターに到着するAコース及び第2、第4土曜日に下田バス停を出発し、鶴瀬西や水谷東を経由して老人福祉センターに到着するBコースがございます。さらには、ただいま申し上げました定期巡回のほか、毎週火曜日から土曜日は正午に老人福祉センターを出発し、市役所を経由して老人福祉センターに到着する昼便も運行しております。加えて、隔週で火曜日、金曜日は老人クラブ連合会の事業や単位老人クラブの活動に係る送迎、木曜日はコミュニティ大学の授業、日曜日は老人クラブ等を含め15人以上で施設を利用する団体の送迎を行っております。 続きまして、利用状況でございますが、今年度4月から9月までの上半期平均乗車率及び最大乗車率は、一般利用者向け水曜日は平均68.6%、最大71.8%、土曜日のAコースが平均34.0%、最大39.8%、Bコースは平均33.3%、最大39.5%、昼便が平均8.6%、最大9.6%でございます。なお、団体利用につきましては、それぞれ送迎場所や送迎ルートなど条件は異なりますが、平均33.2%、最大98.5%の乗車率でございます。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 続きまして、老人福祉センター『びん沼荘』と連携してバスを活用する考えについてお答えをいたします。 現在、老人福祉センターのバスは指定管理者との協定で、バスは老人福祉センターのために使用し、それ以外の用途には使用してはならないと規定してありますことから、原則この規定に従いバスを運行させております。議員ご提案の老人福祉センターの事業、または企画として隣接するびん沼自然公園を活用し、そのためのバス利用ということであれば協定で締結しているバスの管理取扱事項に合致し、さらには老人福祉センター及びびん沼自然公園双方の利用拡大につながる取組でございますので、びん沼自然公園の指定管理者と老人福祉センターの指定管理者がしっかりと連携を深められるよう、市が仲介役となってまいります。 私といたしましては、双方の指定管理者の協力によって、高齢者の皆さんからお孫さんの世代へ、またご近所の方々へびん沼自然公園のよさが伝わり広がっていくような、まさに相乗効果を期待しているところでございます。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) 続きまして、議員ご質問の大きな5点目の(1)、帯状疱疹に関する本市の取組につきましてお答え申し上げます。 帯状疱疹は、加齢や疲労などによる免疫力の低下に伴い、体内に潜伏していた水ぼうそうウイルスが活性化し、神経に沿って痛みを伴う帯状の斑点と水膨れが生じる皮膚の病気でございます。多くの場合、皮膚症状が治ると痛みも消えますが、神経の損傷によってその後も痛みが続いたり、部位によっては角膜炎や顔面神経麻痺、難聴などを引き起こします。また、近年は子どもの水痘ワクチンの定期接種化により水ぼうそうの発症数が減り、帯状疱疹の原因となる水ぼうそうのウイルスを体内に取り込むことで免疫が再び強化されるブースター効果が得にくくなったことや、コロナ禍によるストレスの影響を受け帯状疱疹を発症する方が増えていると聞いております。 市の取組といたしましては、帯状疱疹や帯状疱疹ワクチンに関するお問合せに対して、予防や早期発見、早期治療につながるよう健康増進センターの保健師が丁寧に相談に乗り、対応しているところでございます。 続きまして、(2)、帯状疱疹に関する国や県の取組につきましてお答え申し上げます。国では、帯状疱疹についてワクチンの新たな知見や費用対効果などの情報を整理し、定期接種化についての検討をしているところでございます。県では、今年度県内市町村の帯状疱疹ワクチンの補助金制度の有無や問合せの受付状況等を調査し、早期の定期予防接種化を国に要望したところでございます。 続きまして、(3)、ワクチン接種費用の助成などの取組につきましてお答え申し上げます。県内では、令和5年10月現在15の市町が帯状疱疹ワクチンの助成を実施しております。助成金額は、接種費用の半額、4,000円から1万円を助成しているところが多く、令和4年度につきましては、各市町の対象人口の約1から3%の方が助成を受けているという状況でございます。 本市では、接種費用の助成を行うことで見込まれる効果につきましては、帯状疱疹に特化した不活化ワクチンの場合、発症予防効果は97%、帯状疱疹後神経痛の予防効果は89%あることから、医療費の削減につながるものと思われます。また、費用につきましては、接種者や接種するワクチンの種類など個々の条件によって変わってまいりますが、50歳以上の対象者の2%の方が接種し、そのうち7割が不活化ワクチン、3割が生ワクチンを接種し、接種費用の半額を助成したと仮定した場合、算出した助成額は総額約1,550万円と試算しております。 課題といたしましては、不活化ワクチン1回当たりの接種費用が約2万円と高額で財政面での負担が少なくないこと、また任意接種であるため接種回数の管理が被接種者本人に任されることから、接種回数不足で効果的な接種とならなかったり、重複接種で助成の対象とならない場合が生じる可能性がございます。現在帯状疱疹を予防するワクチンの定期接種化につきましては、厚生労働省において検討中であり、ワクチン接種費用の助成につきましては、こうした国の動向を注視した上で東入間医師会と2市1町で検討してまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 篠田議員。
◆14番(篠田剛) 壇上での質問対しましてご答弁ありがとうございました。それでは、随時再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。 大きな1番のところでなのですが、様々ご答弁いただきましたが、(1)のところの4番目のところで、公共施設及び教育施設においての実績等を答弁していただきました。それで、雑紙と雑誌類を合算してというようなお話がございましたが、これ金額の実績について、もし数字を把握していたら教えていただけますか。
○議長(田中栄志)
経済環境部長。
◎
経済環境部長(渋川久) 雑紙と雑誌類は、こちら有価物で売却しております。実績でございますが、令和4年度につきましてはこの売却代金が22万4,400円でございました。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) ありがとうございます。続きまして、市長にお尋ねしたいと思います。 市長は、今志木地区衛生組合の管理者でもあられると思います。本市において、雑紙回収のさらなる取組の検討に力を入れるべきだと考えておりますが、市長の見解をお伺いいたします。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 再質問いただきました。 ご案内のとおり、当市の1人1日当たりのごみの排出量の少なさ、人口割をさせていただくと県内市町村の中でも最上位に位置しております。この現状に甘んじることなく、ご提案の雑紙の回収におけるさらなる工夫、または家庭系生ごみ水切りの徹底など、そして生ごみのバイオガス化などを進めることで、ごみの減量化、資源化にしっかり取り組んでまいりたいと思います。そして、その結果、我々志木地区衛生組合で持ちます新座環境センター、そして富士見市の環境センター等の延命化、長もちをさせたいと、このように考えます。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) ありがとうございました。続きまして、大きな2番のところの再質問をさせていただきたいと思います。 治水機能のところで、現状の擁壁がL型擁壁であろうというようなご答弁がありました。それはすみません、何か具体的な調査結果をもってそういうことなのか、何かその辺の根拠がありましたら教えていただけますか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) こちらの擁壁につきましては、開発当時にやられたものでありまして、市のほうで施工したものではないため正確なことは分からないのですが、こういったケースでの擁壁といいますとL型擁壁が一般的ですので、そのように先ほど答弁させていただいた次第です。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) ありがとうございます。 続きまして、擁壁なのですが、一般的に水抜き穴が設置といいますか、整備されていると思います。あそこは、先ほどの答弁の中にもありましたとおり貯留施設の機能もあるというようなお話なので、水抜き穴から擁壁内に水が浸入するようなことがあって、少し心配をするわけなのですけれども、擁壁の強度に対する影響について伺いたいと思います。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) 擁壁の水抜きの穴につきましては、雨水等の浸透により高いほうからの圧力、そういったものを、圧力上昇を防止するために設置するものとなります。 議員ご案内のとおり旧富士見江川の水位の上昇に伴いまして、一時的に水抜きの穴から擁壁の中に水が浸入する、そういったことが考えられますが、その際は擁壁の表裏の水位、擁壁の表側と裏側、こちらの水位が同等ぐらいとなると思われますので、水圧は両側にかかってまいります。したがいまして、擁壁自体への影響というものは少ないのかなというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) 続きまして、先ほどのモアノートの写真等で見ていただくと、分かりにくかったかもしれませんが、現場打ちのコンクリートのせいか、1回目のコンクリートを打ったのと2回目の打ったのと、何か段差が見えるような感じもありました。それから、鉄筋が露出しているところから、あまり強い鉄筋、最近では使わないような細っぽい感じも少し自分は感じたのですけれども、そこで副市長にお伺いしたいと思いますが、治水的観点で考えた場合、下の谷公園付近の擁壁に補強等が必要と考えますが、副市長の見解を伺いたいと思います。
○議長(田中栄志) 副市長。
◎副市長(浅井義明) ご質問にお答えしたいと思います。 下の谷公園は、旧富士見江川から新河岸川に排水する樋管付近にあって、この公園の成り立ちの経緯ですとか、あるいは地形の状況等から、地域の浸水被害を防止する貯留地として浸水被害の軽減に大きく寄与する重要な施設となっているというふうに考えています。したがいまして、この下の谷公園付近の護岸の補強につきましては、部長の答弁にもありましたように各種の課題がありますので、それを整理した上で、治水機能も含めた河川環境の充実を図る必要があると考えております。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) ありがとうございます。しっかり検討していただければと思いますが、よろしくお願いいたします。 続きまして、富士見上南畑産業団地の調整池の底面についてなのですけれども、先ほどの答弁ではグラウンドゴルフに利用することは、底面はコンクリートなのでそぐわないだろうというようなお話がございました。当然ながら、現状コンクリートのままではそのようなことだと思いますので、グラウンドゴルフに活用できるようなスペースも十分あろうかなとは思っているところなので、そういったことを検討する中ではコンクリートの上にゴムか何かしら、入間東部地区組合のし尿処理施設の隣のテニスコートのような、ああいう舗装をするとか検討していただきたいと思います。 下の谷公園のところで、現状富士見市桜のオーナー制度の看板がありまして、桜の木も植えてありますが、その看板の裏側、南側部分の地面が周りより少し下がっている土地がありますけれども、あそこは現状官地なのか民地なのか、把握していたら教えていただけますか。
○議長(田中栄志) 都市整備部長。
◎都市整備部長(新井雅彦) そこは官地になっています。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) グラウンドゴルフの環境改善の一つとして、市長にお伺いしたいと思うのですが、利用者も多いこともありますし、下の谷公園の凹凸の解消や芝生を整備することが必要であるというふうに考えますが、市長の見解をお伺いします。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) グラウンドゴルフの環境の改善の一つとして、下の谷公園の凹凸の解消、芝生を整備することについてということでご質問いただきました。 下の谷公園につきましては、公園の開園以前から台風など大雨の際に周辺地域の浸水被害を軽減する貯留地としての役割を果たしてまいりました。その後、公共空間の有効利用を図る観点から地域の皆様のご意見を伺い、平成16年にグラウンドゴルフができる公園として整備をさせていただきました。 議員ご提案の凸凹の解消、芝生を整備することなどにつきましては、グラウンドゴルフをより楽しむために、地面の凸凹が少ないことは重要なことでございますので、これは認識してございます。また、芝生を整備することは、よりよいグラウンドコンディションを提供できるとも考えているところでございますが、先ほど担当部長からの答弁にもありましたとおり、本公園は貯留地としての機能を有してございます。浸水する頻度が高い区域となっておりますので、当初の公園整備において湿地に強いとされる西洋芝やホワイトクローバーを植被したところでございます。これまでの浸水の影響などから、現在は一部を残すことでとどまっております。したがいまして、これらの経緯もあることから公園に新たな芝生を整備する予定はございませんが、グラウンドゴルフをプレーする方々が気持ちよく利用できるよう、凸凹の解消については努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) ありがとうございます。また、下の谷公園を整備することは、グラウンドゴルフをプレーする方以外も来園するような機会にもなりますし、幅広い年代の方の憩いの広場になると思いますが、市長の見解をお伺いします。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 下の谷公園のグラウンドゴルフを利用されている方々が大変多くいらっしゃるということは、今日の答弁でもご案内したとおりでございます。したがいまして、まずはその機能を保持していくという方針は、これはしっかりと私ども一義的に必要なことでございますので、頑張ってまいります。 新たに遊具などの施設を設置する考えは、そうした意味からございませんが、富士見江川や新河岸川の堤防の上から見渡す広がりのある水と緑の空間は、散策やランニングする市民の皆様にとりましては大変癒しの空間でもございますので、引き続き適正な管理に努めてまいりたいと思います。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) 先ほど部長の答弁で、浸水する頻度がというような答弁がありましたが、具体的にここ数年、年に何回浸水しているかというのを把握していたら教えていただけますか。
○議長(田中栄志) 建設部長。
◎建設部長(森田善廣) なかなかその年によって大雨の頻度というのも変わってまいりますので、何回というものは把握していない状況でございます。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) 続きまして、びん沼自然公園のパークゴルフについての再質問をさせていただきます。 先ほど新たなPRポスターを作成していただいて、駅やららぽーと富士見に掲載していただいたというお話しいただきました。利用者は高齢者が多いということを考えますと、高齢者向けの掲載場所というのを考えていただきたいと思いますが、見解を伺います。
○議長(田中栄志) 都市整備部長。
◎都市整備部長(新井雅彦) そうですね、工夫していきたいと思います。郵便局とか銀行とかにも置いているのですけれども、もう少し工夫してみたいと思います。
○議長(田中栄志) 篠田議員。
◆14番(篠田剛) 様々な質問に対して今まで検討していただきましてありがとうございました。 以上で質問を終わります。
○議長(田中栄志) 以上で篠田剛議員の
市政一般質問を終わります。 休憩します。 (午前11時51分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午後 2時15分)
○議長(田中栄志) 次に、質問順16番、村元寛議員の質問を許します。 村元寛議員。 〔6番 村元 寛登壇〕
◆6番(村元寛) 6番、村元です。皆さん、こんにちは。会派草の根、村元寛でございます。3こま目が空きまして4こま目、またお集まりいただきまして本当にお疲れさまでございます。眠くならないような質問に心がけて、皆さんを引き込めるような60分にしたいと思いますので、どうぞご協力のほどよろしくお願います。 それでは、私の12月定例会一般質問を始めさせていただきたいと思います。その前に、ごめんなさい、傍聴にお越しの皆さん、どうも本当にありがとうございます。
インターネット中継でご視聴の皆様もありがとうございます。それでは、改めて始めさせいただきます。 大きな1番、市職員の働き方について。(1)番、職員の働き方について。現在の富士見市の働き方改革への取組について伺います。働き方改革は、政府が長時間労働の是正や年次有給休暇の取得促進、仕事と家庭の両立支援の取組といった仕事と生活の調和実現のため施策を社会全体として推進しており、2019年4月に施行された働き方改革関連法により、働き方が従来から大きく変わりました。国家公務員については、これを受け人事院規則が改正されるなどの動きがあり、地方公務員についても、各自治体で時間外勤務の上限変更など様々な取組がなされております。 そこで、取組のある先進自治体を参考に、富士見市における職員の働き方改革の取組の状況と課題を伺います。 (2)番、DX推進と今後の働き方について。DX推進と今後の働き方について、職員の視点と市民の視点から伺います。6月議会でDX推進の取組について伺いましたが、今回は働き方との関連について質問させていただきます。6月議会では、昨年度681時間の事務作業時間削減に成功したと伺いましたが、本年9月までの半年間における事務作業削減時間等の成果について伺います。 また、同じく6月議会でご紹介いただいた議事録作成支援システムなどのDX推進の状況、その他今後新たに予定している取組があるか。また、新たな技術を実際に運用したことによる課題や対応について伺います。 市民の視点では、自分に合ったサービスを受けることができる時代への過渡期となっています。例えば住民票や戸籍などの証明書については、コンビニで交付を受けるか、市役所に来て窓口で交付を受けるか選べます。行政サービスは原則一律だった時代と比べると、大変大きな成果だと考えます。 そこで、DXをより一層推進することで市民が受けることができる、今回は特に市民と接することの多い窓口サービスとして、市民課ではどのようなサービスがあるのか、またそのメリットとしてどのようなものがあるのかお伺いします。 (3)番、職員の表彰や評価について。市民の生活を支える職員には、ぜひモチベーション高く、気持ちよく仕事をしていただきたいと願っています。そこで、他市を参考に、特に顕著な功績があった職員や市の名誉を高揚し、信用を増す行為があった職員やグループなどを市長が直接表彰するなどの取組が必要だと考えますが、ご見解を伺います。 大きな2番、教育行政について。(1)番、教職員の働き方について。富士見市では、2020年に富士見市立学校における働き方改革基本方針が策定され、本年6月に改定がなされました。学校現場でも、教職員の働き方改革に対するさらなる取組が始まった年になったかと思います。教職員の働き方の改革をどのように進めてきたのかを伺います。 (2)番、行事や部活動への影響は。学校での働き方改革を進めるのに当たり、私も教員の勤務時間を減らすことが必要だと考えます。現場の先生方は、学習カリキュラムの進み具合や生徒一人一人への学習面、生活面、進路面の指導など、状況に応じて様々な工夫をしてご苦労されていることと思います。一方、保護者や
子どもたちからは、行事の簡素化や部活動の時間短縮などで、従来と比べて物足りない思いを抱いているという声も聞きます。このことについて、各学校、各教員の工夫で対応でき得るのか、ご見解を伺います。 (3)番、学習支援員等の増員で教員の支援強化を。富士見市には、幾つかの支援項目があり、学習支援員などは各学校で活躍をしていただいております。大変すばらしい取組だと評価をしています。しかし、働き方改革の実現と豊かな教育関係の両立を実現するならば、教員の勤務時間を削減した分の人員補充が必要になると考えます。任命権者は埼玉県教育委員会であるため、教員を増やすのは難しいと考えますので、予算を大きく確保して学習支援員などの増員を図る必要があると考えます。今回は、教育行政ではございますが、予算をつかさどる、あえて市長のご答弁を求めます。 (4)番、特にすこやか支援員の増員を。特別支援学級に通うお子さんが急増しています。すこやか支援員の増員を求めるのは今回で3度目だと思いますが、以前にもすこやか支援員の増員を求める声を届けましたが、そのときよりも、いよいよ現場は大変な負担を強いられています。また、すこやか支援員を増員することは、クラスの学習環境をよりよくするために、発達に遅れのないお子さんにとっても、クラス全体として必要です。ぜひ前向きな検討を求めたいと思いますが、ご見解を伺います。 (5)番、家庭学習応援事業の実施場所の増加を。大変好評な事業と聞いています。しかし、学区内に会場がない地域もあります。6月議会ではリモートについて伺いましたが、今回はこの実施場所の増加ということで伺いたいのですが、出会いと教育こそが子どもの人生の可能性を広げると考えます。家庭環境に左右されず、学習の習慣化に手助けが必要な子どもの可能性を広げるためにも、会場の増設を求めたいと思いますが、ご見解を伺います。 (6)番、進路指導と高校入試支援について。中学3年生は、
期末テストや面談も終わり、いよいよ受験モードに入っている生徒が多い時期だと思います。生徒の進学は、家庭の経済環境にも大きく影響を受けると言われていますが、資金援助制度が埼玉県や富士見市で用意されています。日本政策金融公庫から教育資金の融資を受けた方に、富士見市高等学校・大学等教育資金利子補給制度がありますが、その活用は十分に行われているのでしょうか。また、学習面のサポートについては、具体的にどのように行われているのかをお伺いいたします。 大きな3番、デフリンピックへの取組について。(1)番、取組方針について。2024年にはオリンピック・パラリンピック、2025年には東京で世界陸上とデフリンピックが開催されます。市長は全国手話言語市区長会会長であり、富士見市としてもこの流れや機会を捉えて先頭に立ち、周知啓発等に取り組むべきだと考えます。そこで、デフリンピックに向けた手話の普及啓発に関する支援に対する本市の取組方針についてお伺いいたします。 (2)番、予算についての考え方は。再来年の開催に当たり、来年の秋、冬には積極的な周知活動や手話の啓発活動が必要と考えます。令和6年度予算をしっかり要求して活動する必要があると考えますが、予算についての考え方をお伺いいたします。 最後に、(3)番、小中学校で手話に触れる機会を。障がいを持つ方との交流をしたり接し方を学ぶ大変よい機会として、手話を活用していただきたいと考えています。総合的な時間などで取り入れていただきたいと考えますが、ご見解をお伺いします。 以上、壇上からの質問とさせていただきます。ご答弁のほどよろしくお願いいたします。
○議長(田中栄志) 答弁お願いします。 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) よろしくお願いいたします。村元議員ご質問の大きな1点目、市職員の働き方についての(1)、職員の働き方についてお答えいたします。 働き方改革につきましては、平成31年4月から順次施行されている働き方改革関連法により、時間外勤務の縮減や年次有給休暇の取得促進、多様で柔軟な働き方の実現など、様々な側面から取組がなされているものと認識しております。 本市においては、職員の健康管理に係る取組についての通知を発出し、時間外勤務の縮減や計画的な年次有給休暇の取得、窓口時間延長などの際における勤務時間の割り振り変更、いわゆる時差出勤等を促進し、職員の健康管理も併せてワーク・ライフ・バランスの推進に努めております。また、ワーク・ライフ・バランス推進の一例といたしまして、
子育て支援、女性活躍推進プランを策定し、育児休業や妻が出産する場合の特別休暇、育児参加のための特別休暇等の仕事と家庭の両立を支援する制度を周知啓発しております。 実績といたしましては、男性職員の育児休業取得率について、令和3年度57.7%から令和4年度81.8%、年次有給休暇平均取得日数については、令和3年度11.7日から令和4年度12.5日と上昇していることから、一定程度ワーク・ライフ・バランスの推進が図れているものと認識しておりますが、今後におきましてもよりよい職場環境の醸成に努めてまいりたいと考えております。
○議長(田中栄志)
政策財務部長。
◎
政策財務部長(水口知詩) 続きまして、(2)、DX推進と今後の働き方について、DX推進計画の取組を所管しております立場からお答えいたします。 DX推進計画におきまして、先進技術を活用した取組としてRPAの推進やAIの活用を設定しており、本年4月から9月までの半年間における効果といたしましては、約316時間の事務作業を削減することができました。今後、新たに予定している取組でございますが、来年度におきまして、本年10月に導入した文書管理・電子決裁システムと併せて利用することにより、事務負担の軽減と処理時間の短縮につながるものとして、様々な文書データの編集や管理が可能なソフトウエアの導入に向けて調整しているところでございます。 新たな技術を実際に運用したことによる課題や対応でございますが、RPAやAI―OCRの活用につきましては、各部署における事務処理内容により、その適用性や効果が異なるところがございます。どのような業務に導入すればより効果を得られるかについて担当部署と協議し、新たな部署での導入に向けて取り組んでまいります。
○議長(田中栄志) 市民部長。
◎市民部長(塩野英樹) 続きまして、(2)、DX推進と今後の働き方について、証明書の発行などを行う窓口サービスを所管しております市民部の立場でお答えいたします。 本市の窓口サービスでは、DX推進計画に基づき行かない市役所、待たない窓口、書かない窓口の実現によるスマート自治体への転換を目指しております。まず、コンビニ交付サービスは、市役所や出張所に行かなくても、それぞれのライフスタイルに合わせて全国どこからでも、最寄りのコンビニエンスストア等でも証明書の取得ができ、多くの市民の方にご利用いただいているところでございます。また、今年10月には申請書作成支援システムを導入し、マイナンバーカードや運転免許証などをカードリーダー等にかざすと住民票等の証明書の申請書に自動で氏名や住所、生年月日などが印字され、窓口での市民の負担軽減につながっております。さらに、12月からは有効中のパスポートをお持ちの方は、
スマートフォンとマイナンバーカードがあれば、24時間いつでもマイナポータルを利用した電子申請によるパスポートの更新が可能となりました。 また、今後予定されている窓口サービスにつきましては、令和6年3月から本籍地以外でも戸籍証明書を取得できる広域交付が開始されます。それにより、本籍地が本市にない市民の方も、本市の窓口において戸籍謄本などが取得できることとなります。今後におきましても、他自治体の先進事例なども参考にしながらデジタル化の取組を着実に進めてまいりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 続きまして、議員ご質問の大きな1点目の(3)、職員の表彰や評価についてお答えいたします。 職員のモチベーションアップや組織の活性化等を目的として、顕著な業績を上げた職員やグループを表彰する制度を設けている自治体があるものと認識しております。市といたしましても、職員がモチベーション高く働くための取組として、職員の表彰もその手法の一つと認識しておりますが、表彰の基準に関して各所属の多岐にわたる業務の成果を評価する一律の基準を設けることが難しいなどの課題もあるものと考えております。しかしながら、議員ご案内のとおり充実した
市民サービス提供のため、職員がモチベーション高く働くことは非常に重要なものと認識しておりますので、表彰制度に限らず、職員の働く意欲がより向上する取組等を研究してまいります。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) よろしくお願いいたします。議員ご質問の大きな2点目、教育行政について、順次お答えいたします。 初めに、(1)、教職員の働き方についてでございますが、本年6月に富士見市立学校における働き方改革基本方針を改定し、時間外在校等時間を月45時間以内、年360時間以内を目標とし、業務改善検討委員会を中心に教材や指導案の共有化、ICTの有効活用等、工夫を凝らしながら取組を進めているところでございます。今後も国や県の動向を注視しながら、教職員が教育活動に全力で専念できるよう、業務改善検討委員会を中心に継続的に働き方改革を推進してまいります。 次に、(2)、行事や部活動への影響はについてお答えいたします。現在働き方改革の一環として行っている行事の見直しや部活動の対応は、教員が児童生徒と向き合う時間の確保や生徒の健全な成長のための適切な休養を設けることが本質的な狙いであると認識しております。これらの対応が行事や部活動の質の低下にならないよう、各学校において学校応援団や地域の方々、近隣の大学生の力等を借りながら教育活動の充実を図っているところでございます。 議員ご指摘のとおり、教員の働き方改革は進めなければならないものと認識しております。努力や工夫でできることも限界があるかと思いますが、現段階ではまだ業務の効率性や精選が十分ではないところがありますので、まずはできる対応をしっかり取り組み、教職員の指導力向上も図りながら、よりよい教育の提供に全力を尽くしてまいりますので、ご理解賜りたく存じます。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 村元議員のご質問の大きな2点目の(3)、学習支援員の増員で支援強化をについてお答えをいたします。 議員ご案内のとおり、現在配置をしております各種支援員は、教員を力強くサポートし、
子どもたちの学びを充実させるために検討を重ねて予算措置をしてきたところでございます。これまでも、学校の実態を踏まえ主に若手教員の成長を促すために配置した若手教員育成指導員、特別な支援が必要な児童生徒をサポートするすこやか支援員、教員の児童生徒と向き合う時間を増やすためのスクールサポートスタッフ、端末の効果的な活用と促進するためのICT支援員等、その時代時代のニーズに応じ必要な支援員とその勤務日数や配置人数を考慮しながら対応してまいりました。本年度も様々な事情で学校になじめない
子どもたちへの支援として、跡見学園女子大学の協力を得てスチューデントサポーターを新たに予算措置をし、配置したところでございます。 このほかにも、地域の方や大学生の協力を得て、実技指導協力員や補習授業協力者による学習支援も行っており、充実した教育環境につなげておりますので、ご理解賜りますようお願いをいたします。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 議員ご質問の大きな2点目、教育行政についての(4)、特にすこやか支援員の増員をについてお答えいたします。 議員ご指摘のとおり、特別支援学級に在籍する児童生徒数は年々増加傾向にあります。それに伴う学級増に対しましては、教員数も増加されているところでございます。すこやか支援員につきましては、教員の指導をサポートする役割を担っていただいておりますが、特別支援教育の充実につきましては、やはり教員の指導力の向上が不可欠であると認識しております。そのために、特別支援教育に係る知識、理解や指導技能の向上を図る研修を県等と連携し行っていくとともに、市立特別支援学校を設置している本市の強みを生かし、富士見特別支援学校のセンター的機能を効果的に発揮させていかなくてはならないと認識しております。 また、特別な配慮を必要とする児童生徒のみならず、全ての
子どもたちへの支援につきましては、すこやか支援員の配置のほか、温かい学校風土の中で培われる児童生徒同士の人間関係づくり、教員研修による児童生徒理解と指導技術の向上、スクールカウンセラーの活用、保護者や関係機関との連携等、多角的、重層的な支援体制により効果が発揮されるものと捉えております。 すこやか支援員の増員につきましては、現場の声に耳を傾けつつ、教員個々のスキルアップと学校全体の包括的な支援体制の構築をセットとして考え、適正な配置を行ってまいりますので、ご理解賜りたく存じます。
○議長(田中栄志) 教育部長。
◎教育部長(磯谷雅之) よろしくお願いいたします。続きまして、ご質問の大きな2点目の(5)、家庭学習応援事業の実施場所の増加をについてお答えいたします。 中学生イブニングスクールふじみにつきましては、鶴瀬公民館と水谷公民館の2か所を会場とし、小学生サタデースクールふじみにつきましては、2か所の公民館に針ヶ谷コミュニティセンターを加えた3か所で実施しております。各施設での実施状況でございますが、鶴瀬公民館と水谷公民館では平日の夜間2日間と土曜日の午前中に、針ヶ谷コミュニティセンターでは土曜日の午前中にそれぞれ2部屋ずつ、およそ8か月間の長期にわたり占有している状況でございます。 議員ご提案の実施場所を増やすことにつきましては、さらに占有する場所が必要となり、現状の施設利用状況を考慮しますと、これ以上会場を増やすことは難しいと考えております。また、現在の実施場所に対するご意見をいただいていないことや市内全学校から児童生徒が参加している状況にあることから、実施する会場としては適正な場所であると考えておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。 続きまして、(6)、進路指導と高校入試支援についてのうち、利子補給制度に関するご質問についてお答えいたします。富士見市高等学校等教育資金利子補給制度につきましては、教育の機会均等と経済的負担の軽減を図るため、日本政策金融公庫から教育資金の融資を受けた方に対し、返済利子の一部を助成する制度でございます。利子補給制度の利用促進を図るため、広報「富士見」や
市ホームページにおける周知をはじめ、市内公共施設、
社会福祉協議会、市内中学校、特別支援学校、富士見高校へのチラシやポスター配布のほか、日本政策金融公庫を通じて本市市民への周知をお願いしております。利子補給制度の利用実績につきましては、令和3年度が120人、令和4年度が91人でございます。 また、教育委員会では、令和4年度に制度の充実を図るため、入学資金に加え在学資金についても助成の対象とするとともに、利子補給額につきまして、従来は5年間で総額約3万円だったのに対し、高校3年間で最大5万1,000円、大学4年間で最大6万8,000円となるよう充実を図りました。今後におきましても、多くの方に利子補給制度をご活用いただけるよう周知に努めてまいります。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 続きまして、(6)のうち学習面のサポートにつきましてお答えいたします。 学習面のサポートにつきましては、担任だけではなく、学年や教科担任の教員が情報を共有して支援を行っております。つまずきを感じている生徒には、適宜学習支援員や補習授業協力者等の力を借りながら課題の解決に当たるとともに、1人1台端末のAIドリルを効果的に活用しながら、受験に係る学習を進めているところでございます。朝や放課後に学習できる場を設けるなど、学校ごとに工夫しながら生徒が主体的に学ぶ
環境づくりをしているところもございます。今後、これから始まる受験に向けてしっかりと準備ができるよう学校と連携を密にし、生徒をサポートしてまいります。
○議長(田中栄志)
健康福祉部長。
◎
健康福祉部長(鈴木貴久) ご質問の大きな3点目、デフリンピックへの取組についての(1)、取組方針についてお答えいたします。 デフリンピック大会につきましては、聴覚障がい者のための国際総合大会であり、2025年に日本で初めて開催されることを契機に、インクルーシブ社会の推進をはじめ、トップデフアスリートの活躍から、聞こえない、聞こえにくい
子どもたちの夢や希望を広げる極めて重要なチャンスと捉えております。この大会は、全日本ろうあ連盟と会場となる東京都が連携して準備、運営を進めるもので、デフリンピック運営委員長からは、デフリンピックの認知度が向上することとデフアスリートへの支援が課題であることの説明がありました。 市長が会長を務めております全国手話言語市区長会におきましては、デフリンピック運営委員会からデフリンピック大会に向けた機運の醸成、デフスポーツの普及啓発イベントの実施など協力要請を承っております。本市といたしましては、埼玉県聴覚障害者協会、富士見市聴覚障害者の会、富士見手話サークルと協働し、機運醸成に向けてイベントの機会をつくってまいります。 次に、(2)、予算についての考え方はについてお答えいたします。本市といたしましては、聞こえる人と聞こえない人が共に生きる社会を目指し、富士見市手話言語条例の推進を図ってまいりました。令和6年度に向けましても、本条例に基づき手話通訳者や要約筆記者の派遣事業を充実させ、聾者と手話を身近に感じていただけるよう事業を進めているところでございます。 例年、聞こえない、聞こえにくいことの意味を学ぶための講演会を開催しており、昨年度に続き、今年度もデフアスリートを講師に迎えることが決定しております。また、来年度は市内の学校において、活躍する聾者である社会福祉法人トット基金の日本ろう者劇団による手話狂言のワークショップを行う予定でございます。デフリンピック大会を通じ、手話が言語であることを多くの方に認識してもらえるよう手話に対する理解を広げ、それに伴う事業を推進するための予算につきましても計画的に進めていきたいと考えております。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 議員ご質問の大きな3点目、デフリンピックへの取組についての(3)、小中学校で手話に触れる機会をについてお答えいたします。 議員ご提案のとおり、手話は、聾者が大切に育み受け継いできた大切な言語であることから、児童生徒にも発達の段階に応じた学びの機会が必要であると考えております。現在市内の学校では、主に小学校4年生と中学校の総合的な学習の時間の福祉に関する学習や
クラブ活動において手話を扱い、理解を深めているところでございます。また、各学校の音楽会や学習発表会では、歌詞を手話をつけて表現するなど、積極的に取り入れようとしている学校もございます。 教育委員会といたしましては、2025年のデフリンピックの日本開催に関わる情報を各学校に提供するとともに、児童生徒が手話に関心を持ったり体験したりする機会を創出できるよう努め、併せてインクルーシブ教育の推進につなげてまいります。
○議長(田中栄志) 答弁が終わりました。 村元議員。
◆6番(村元寛) 一通りのご答弁ありがとうございました。それでは、再質問させていただきたいと思います。 まず、大きな1番、市職員の働き方についての(1)番、職員の働き方についての今ご答弁いただきましたけれども、いろいろと取組をしていますよということで幾つかお示しいただきました。特にこの取組を始めてから4年ぐらい、いろんな例えばワーク・ライフ・バランスについては産休とかですか、あとあるいはまとまった休みの取得率が向上しているということで今お話しいただきましたけれども、各課から上がってきている課題なんかがあれば教えていただけますでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 年度に入る前に想定していなかった業務というのがやはり入ってきたりとか、あるいは想定した以上に業務量があったりといったところで、仕事の面での業務量が増するといったことなど、こういったことは課題としてお聞きする機会はございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) やはり新しい取組になったかと思うので、いろんなメリットとデメリットあると思います。 その中のデメリットの一つが、想定していなかったことに対する仕事量が増えて、年度途中で人繰りなんかが大変だったというお話だったと思うのですが、例えばそういった場合は、職員配置というのは当然年度で決まっているとは思うのですけれども、どんなふうに工夫をされていったのか、各課いろいろありますでしょうから、特徴的なことがあれば教えていただければと思います。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) そういった中で、結果として時間外勤務が増えてしまうこともあります。また、会計年度任用職員の配置を新たにするといったこともございます。あと、今年で言いますと10月1日に採用する職員を、多分二十数年ぶりだと思うのですが、実施したということで、これは年度の末、あるいは年度当初等で退職したといったことなどもあって、そういった対応も取るということで、それは極めて二十数年ぶりという形ではありましたけれども、そういった形で、できることは何かというのを考えて対応しているといったところかと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 逆に、今デメリットの部分聞きましたけれども、各課から例えば何かこういったメリットありましたよというようなお声というのは上がっていますでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 働き方改革の面で言えば、そういった例えば男性育児休業等、こちらを取る職員が先ほど申し上げたとおり80%を超えているということで、こういった辺りはかなり定着してきているのかなといったところはあるかなと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 様々働き方の改革ですから、思い切り今までの概念と違うことも取り入れたりということで、いろいろな今までやってきた当たり前が当たり前ではなくなるようなことも増えているのだと思います。 副業を解禁している他市、例えば兵庫県神戸市ですとか奈良県生駒市なんかでは、条件付で副業を解禁しているところなどがあるというふうに聞いています。埼玉県内でも、これいろいろリサーチしているときに、県内でもそういった取組があるというふうに勝山議員から聞いたのですけれども、これは部長はそういった情報をつかんでいますでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 私も、生駒市、神戸市のほうは、これまで存じ上げてはいたというところでございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 埼玉県毛呂山町では、特産が柚子のようなので、職員のほうがその収穫を手伝ったりということで認められているというようなケースがあったと聞いております。 富士見市でも、農業の後継者不足なんていう話がありますので、例えばそういったことであれば、大きな意味での働き方改革の一環で、副業という意味でも今後認めていくようなことも検討が必要だと思いますけれども、そういった部分について可能性という意味ではどのような見解か、伺ってもよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 公務員に対する副業の関係のご質問でございますけれども、1つは地方公務員法に規定されております職務専念義務、それから守秘義務、それから信用失墜行為の禁止、こういったものがございますので、市役所に勤務しながら別のところで働くという場合の、いわゆる一般の企業で働くというところは、かなりハードルは高いというふうに考えてございます。 それで、今ご案内があった神戸市などでは、NPO団体での活動を認めていたりとか、あるいは生駒市、それから毛呂山町もそうなのでしょうか、地域貢献活動の場合は、公益性がある場合などについて認めているといったところでございますので、先ほど言った地方公務員法上の規定とのバランス、関係性は非常に難しいところあると思うのですけれども、先進自治体の例もございますので、こういったところは研究できればなというふうに考えております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) やはり職員が地域に入っていってコミュニケーションを取っていくとか、あるいはワーク・ライフ・バランスという意味では、広い意味では非常に業務にしっかり向き合うための何か活力になるのかなと思いますので、検討を今後進めていっていただければと思います。 続きまして、(2)番、DXの推進と今後の働き方についての再質問をさせていただきます。DX推進で、正規職員がやるべき業務に集中できる環境が整いつつあります。業務を整理し、民間の力をより活用することで、正規職員が行う業務と民間に任せる業務を峻別し、それぞれがより業務に集中できる環境を整備することが必要だと考えます。この点について、例えば具体的にはいろいろ地方自治法ですとか地方公務員法もありますから、そういった法律的な部分をクリアしたところから委託することで、全体のコストコントロールを図りながら民間の力の活用や正規職員の専門スキルの向上、マネジメントの強化を図ることが必要だと考えますが、ご見解について伺います。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 議員ご指摘のとおり、行政ニーズが多様化、複雑化している状況において、DXの推進であったり、民間の力の活用等により、より効率的に業務を行っていく必要性が年々高まっているものと認識しているところでございます。改めて業務の改善、それから効率化を進めていくために、他自治体における例えば外部委託化や、それからDX化、こういった事例なども参考にするほか、職員それぞれのスキルをより生かすことができる職員体制について、今後も検討できればというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 前向きなご答弁だと捉えました。ありがとうございます。例えば今話が出ましたDX人材については、6月議会でDX人材の育成ということで見解を伺いました。ただ、やはりこの世界はすごくDX、特にスピードが速いですから、進化が。なので、例えば中途採用ですとか、民間経験者枠ということでの採用ということをすることで、より今企業で活躍されている方が、特にこの分野詳しい方なんか、富士見市で貢献していただけるのではないかと考えるわけですが、これについてのご見解をお願いします。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) まず、DX除いたというか、そこに特化した形でない民間企業等の職務経験者の採用試験については、平成29年に実施したということで、その後実施しない時期もございましたけれども、比較的他団体に先駆けて、民間企業等の経験者採用試験を実施したという経過がございます。 また、今ご指摘のDXのところについても実施いたしまして、令和4年度に1名の職員を新規採用したといったことになってございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 6月議会でも話しました、都庁のほうでDX人材の育成ということで紹介しましたけれども、そこは民間の方が来て、そのプロジェクトが終わったらまた民間に戻るというような、もう前提として、ワンポイントでDX推進を都庁だったり都民に還元したいので、そういった働き方をしていますなんていう話を聞く機会がありました。なので、どうしても市役所とか行政っていいますと、終身雇用みたいな考え方が前提としてあったと思うのですが、やはりここに来て働き方改革と言っているわけですから、その根底が変わっている過渡期なのかなというふうに感じております。もちろん今までやってきたことの大切な部分というのは、そんな急には変えられないと思いますし、変えてはいけない部分というのもあると思うのですが、逆に今までのやり方がもう通用しませんとか、今まで秩序では立ち後れますとか、あるいは例えばDXの取組というのはみんなが初めてのことをやるので、要するに今までの経験とかが逆に邪魔してしまうのではないかなという部分もあったりするのだと思います。なので、こういった民間で経験、実績のある方なんかをより積極的に採っていくことも必要なことなのかなと思うのですが、ここに力を入れていくというような考え方についてはいかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 先ほども申し上げましたように、平成29年度にそういった形の民間企業経験者等ということで実施させていただきました。その後、行わない時期もございましたけれども、今年度も含めて比較的多くの機会を設けているといったところでございます。こういった形で、様々な経験をされている、社会経験を積まれている方、これを富士見市職員としてお迎えして力を発揮していただくといったところも試みておりますので、今後も職員構成とか、それから社会的なニーズとか、こういったものを踏まえながら、この辺の採用については判断してまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 非常に部長の柔軟な考え方に感銘を受けたというか、富士見市のためにありがたいなと思うわけですけれども、それが次に、業務委託ってお話をさっき触れましたけれども、例えば働き方改革、DXも絡めてなのですけれども、事務についても進めていく上で、壇上でも触れましたけれども、正規職員の方によりコア業務に専念していただいて、ある程度データ処理みたいなことというのはお任せしたほうがよりスムーズに行く場合もあるのではないかなというふうに思うわけです。なので、これ今後の取組になっていくとは思うのですけれども、そういった部分で各課との調整というのはどのようにしていくのか伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 業務量も、いろんな形で複雑化等しています。また、いろんな専門的な視点もあったりしますので、この辺りは各課というところになってきますと、人事ヒアリング等を通じてというところもございますけれども、事務事業のプロセスを例えば見直す方法があるのか、あるいはそういうDX活用による効率化ができるのか、また今議員からもご案内ありましたけれども、業務委託の活用などによる効率化があるのか、こういったことを様々考慮しながら、複雑化したり様々な業務について対応できるような体制を整えていければというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) ぜひ進めていただければと思います。 次に、若手職員の皆さんとのコミュニケーションなのですけれども、働き方改革を進めていく上で、例えば今出ているDXなのですけれども、新しい技術で新しいサービスを提供したり、既存のサービスをより進化させたりするなど、幹部職員の皆様の腕の見せどころでもありますけれども、デジタルネーティブと言われる若手職員の皆さんのアイデアを取り入れて活用するべきだとも考えます。具体的には、研修や評価を行うのではなく、気軽なコミュニケーションの場や意見の言える仕組みを設けるなどが考えられますが、これについてのご見解を伺います。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 若手のアイデアの取り入れというところでございますが、本市においては例えばですけれども、入職2年目の職員に対して、三役や部局長の前で本市が抱える課題に対する解決策を提案する課題研究発表会、これを実施しています。それから、市長のほうと若手、2年目の各職員が自分の業務の内容について直接市長と対話をするティーミーティング、こういったものを実施しております。そのほか、例えば今般の新庁舎整備の検討に当たっても、若手職員中心のワーキンググループを組織いたしまして、若手職員の意見も取り入れてきたといったところもございます。こういった形で、今後におきましても本市の様々な施策を進めていく中で、若手職員の意見を取り入れる機会を設けていけるよう努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) これは通告していない、思いつきなのですけれども、今議会でもびん沼自然公園のいろいろな質問をされた議員いらっしゃいましたけれども、例えばそういった会議とかではなくて、もっとカジュアルな感じで、みんなでパークゴルフやってバーベキューしながらお話をしていってコミュニケーションを取るみたいな、そういう段階から始めるようなイベントを、もうコロナ禍も明けましたし、始めていってもいいのかななんて思うのですけれども、その辺については取組みたいなこと、可能性としてはどうでしょうか。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 業務を円滑に進めるために、時間内外も含めた様々なコミュニケーションを取るというところは、こちらは業務を円滑に進める一助になる部分もあろうかと思いますので、様々な方法があると思いますけれども、その辺は主体的であったり、あるいは皆さんで話し合ったりしながら進めていければなというふうに思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) ちょっと前は、コロナ前は飲みニケーションみたいなのがありましたけれども、なかなか難しいですから、こんなふうにオープンな感じで、カジュアルにコミュニケーション取っていただければなと思います。 次に、市民課なのですけれども、コンビニ交付などDX推進による行政サービスについて、周知方法を改めて伺ってよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 市民部長。
◎市民部長(塩野英樹) 議員ご質問の周知方法についてでございますが、広報「富士見」や
ホームページ、またSNS等の周知、本庁や出張所窓口での案内のチラシの配布、各公共施設等でのポスター掲示などを行っております。加え、コンビニ交付サービスについては手数料の100円引き、値下げも含め引下げも行っております。町会長連合会全体での周知、また二十歳式でのチラシ配布なども、様々な機会を通じて広く周知をしているところでございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 書かない窓口が、サービスがスタートしたということで、私も今回取ってみました。これは、実際皆さんやられた方はいらっしゃいますかというと、コンビニ交付のときも皆さん目を合わせていただけなかったので、今回も聞きませんけれども、ぜひ本当にこれ周知をしていただいて、こんなに便利になったのだよということが市民皆さん分かれば、より身近な市役所になっていくのかなと思いますので、周知のほうも力を入れていただければと思います。 そうしましたら職員の表彰、これも本当に他市でやっているところがあって、先ほどの部長の答弁、なかなか一律の基準をつくるのが難しいというご答弁ありましたが、民間と違って何か成果があったときにボーナスをどんと出すのはなかなか難しいと思いますので、ただ職員の皆さん優秀な方ばかりなので、より力を発揮していただくという意味では、まずモチベーションを高めていただくって効果的なのではないかなというふうに思うので、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思いますが、いかがでしょうか、改めて伺います。
○議長(田中栄志) 総務部長。
◎総務部長(古屋勝敏) 表彰制度にとらわれずということで先ほど答弁させていただきましたが、1つは人事評価というものも、これは地方公務員法の改正等に伴って実施しているというところでございます。こういった人事評価を実施する中でも、評価者となる上司と、それから被評価者となります職員のほうが面談をする機会がございます。こういったところでよいコミュニケーションを取ったりというところで、そういった中で所属長のほうから職員に対するモチベーションのアップ、こういったものもつながっているものと認識しておりますので、様々な手段を講じて職員のモチベーションアップには努めてまいりたいというふうに考えてございます。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) それでは、もう時間がないのですけれども、大きな2番進めたいと思います。 職員の働き方なのですが、この方針を推進した場合、その働き方改革って意味、例えば教職員の勤務時間の削減など分かりやすい成果が図れる一方で、子どもの気持ち、子どもの考えにどこまで寄り添えるのか未知数の部分があります。勤務時間削減の影響をどのように認識しているのか、改めて伺います。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 勤務時間削減の影響についてでございますが、働き方改革の推進として業務量の削減や業務の効率化に取り組んでおり、その実現により教職員の多忙化解消、負担軽減が図られることで子どもと接する時間が確保され、教職員が持てる力を最大限発揮し、生き生きと
子どもたちの指導に専念できるようになるものと認識しております。 議員ご指摘の子どもの気持ちや考えに寄り添う時間を捻出するための働き方改革になるよう、これからも努めてまいります。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 先生方は、日夜もう全ての子どものためにという思いでご尽力されていることは、本当に私も学校応援団なんかで
ボランティアで学校に行くと非常に感じるところで、伝わってくるところでございます。なので、今後方針を、この働き方改革を推進するに当たって、今ご答弁いただきましたけれども、改めて今後さらに、要は働き方改革と
子どもたちをフォローしていくという意味で、両立をさせていくために考えられる課題と対策について伺います。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 在校時間を減らしていくことにつきまして、やはり課題になってくるのは教材研究を含め授業準備の時間や教員としての質を高めるために自らの専門性を身につける時間、これをどのように確保していくのか工夫していかなければいけないところかと考えております。また、その対策としましては、業務の効率化の推進や業務量自体を削減していけるように、そのためには保護者や地域の方々のご理解、それから連携の促進が不可欠なものであると考えております。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 例えば先生方がすごく忙しくて残業80時間やっていたのが、何とか45時間にして、令和6年度中には45時間以内に100%しましょうということの方針だったかと思うのですけれども、要は100やっていたものを、学校とか先生方の努力で60とか80までにしましたってなったとしても、やはりまだまだ埋め切れていない部分が過渡期としてはあるのかなというふうに思うわけです。そういった部分が、どうしてもやっぱり例えば行事だったり部活動にしわ寄せになってしまうのかなというふうに思うのです。また、それがいろんな手だてを考えてやってくださっているとは思うのですけれども、例えば教育長だったり、市長もこの間いらっしゃったと思うのですけれども、中学生の主張大会では、東中学校の2年生の方が「思い出」というタイトルで、バレー部に所属していたという話を覚えていると思うのですけれども、けがをして一旦は離れたのだけれども、高校をまたその夢を持って、バレーボール大好きだから頑張りますという夢を語ってくれた方とか、西中学校の2年生の方は、内気で自信のない自分を変えたい、そういう思いがあったのだけれども、バスケ部の先輩に近づくために、そういった性格、自分自身を変えるのだということで主張してくれたと思います。こういった行事とか部活動って、うちの娘も人生変わった一人なのですけれども、やっぱりそういったいわゆる授業以外の部分も、本当に
子どもたちにとって何がスイッチ入って、あしたからの希望になっていくか分からない。なので、前に教育長も、そこは本当に大切にしたいのだというお話のご答弁いただいたことあったかと思うのですけれども、ここの部分が、どうしても幸せというか、保護者の方なんかと話していると、それって大人の都合ではないですかみたいなご意見もいただいたものですから、やはり本当に慎重にそこは働き方改革を進めながらも、ぜひ
子どもたちの気持ちなり、そこを大切にしていただきたいと思っているわけでございます。 ここは、市長に先ほど壇上からの質問とご答弁いただきましたけれども、やはりどうしても今過渡期ですから埋められない部分というのは、様々な補助員が入ってくれていますけれども、もっと予算かけてやっていかないと、今の段階ではまだまだ足りないというのが現実ではないかなと思うのですが、大体今年度は45億円ぐらいだったと思うのです、予算が。たしかということで、45億円ぐらいなのですけれども、それは多分校舎の増築とか入っていたと思うので、あとエアコンだったり、こういったハードの部分も大切なのですけれども、ソフトの部分で支援員なんかを増やしていくというのは、やはり大きな政治的判断が必要ではないかなと思うので、そこの部分について市長の見解を改めて伺ってもよろしいでしょうか。
○議長(田中栄志) 市長。
◎市長(星野光弘) 学校教育につきましては、山口教育長並びに教育委員会とともに議論をさせていただき、様々な事業提案、実施計画や予算査定等で審査をするということが基本でございます。一義的には、教育委員会の皆さんのご判断でございます。しかし、私も教育の振興については、私は力強くバックアップしたいと、このように思います。 これまで頂いた資料なのですが、平成29年の段階では125名の様々な支援員を配置しておりましたが、それ以降、令和5年におきましては162名まで増やさせていただいております。これも、一つ一つの事業に関して必要な人材を外から求めたいと、こういうことでありますので、これには私も同意をし、また積極的にこれについては支援をしたいと考えております。 今後も
子どもたちのために、またもう一つです。先生に先生としての力をつけていただくために必要な支援員なり様々な仕組みが要ると、一義的にやっぱり先生に力をつけていただくと。短い時間でも、働き方改革の中でも先生の力量が発揮できるということは、私は一義的には必要だと思っておりますので、そういった考えもめぐらしながら、教育委員会とともに頑張ってまいりたいと思います。
○議長(田中栄志) 村元議員。
◆6番(村元寛) 最後、すこやか支援員、ぜひこれも本当に、通常であればゼロだったのが6名になり、また今年度15名に増えています。ぜひここは、やはり増員ということが必要だというふうに求められているので、ご検討を改めてしていただきたいのですが、いかがでしょうか。
○議長(田中栄志) 学校統括監。
◎学校統括監(武田圭介) 先ほどの答弁もさせていただきましたが、すこやか支援員という……
○議長(田中栄志) 以上で村元寛議員の
市政一般質問を終わります。 暫時休憩します。 (午後 3時16分)
○議長(田中栄志) 再開します。 (午後 3時16分)
△散会の宣告
○議長(田中栄志) 以上で本日の日程は終了しました。 明日も午前9時30分から本会議を開き、引き続き
市政一般質問を行います。 本日は、これをもって散会とします。 (午後 3時16分)...