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平成30年第2回定例会−06月15日-07号

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  1. 新座市議会 2018-06-15
    平成30年第2回定例会−06月15日-07号


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    平成30年第2回定例会−06月15日-07号平成30年第2回定例会  平成30年第2回新座市議会定例会 議事日程第7号                             6月15日午前9時開議 第 1 一般質問    23番 白井 忠雄 議員    16番 工藤  薫 議員    17番 小野 大輔 議員    11番 辻  実樹 議員 出席議員 25名      1番   鈴  木  明  子         2番   助  川     昇      3番   小  池  秀  夫         4番   伊  藤  信 太 郎      5番   島  田  久 仁 代         6番   池  田  貞  雄      7番   平  野     茂         8番   中  村  和  平      9番   森  田  輝  雄        10番   石  島  陽  子     11番   辻     実  樹        12番   笠  原     進     13番   芦  野     修        14番   高  邑  朋  矢
        16番   工  藤     薫        17番   小  野  大  輔     18番   塩  田  和  久        19番   平  松  大  佑     20番   鈴  木  秀  一        21番   野  中  弥  生     22番   佐  藤  重  忠        23番   白  井  忠  雄     24番   滝  本  恭  雪        25番   川  上  政  則     26番   亀  田  博  子 欠席議員 1名     15番   木  村  俊  彦 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平   総合政策           永  尾  郁  夫      総務部長    細  沼  伊 左 夫   部   長                           市民生活   財政部長    遠  山  泰  久              大  塚  力  也                           部   長   総合福祉                    こども未来           鈴  木  義  弘              一 ノ 関  知  子   部   長                   部   長   いきいき                    都市整備           竹 之 下     力              広  瀬  達  夫   健康部長                    部   長   上下水道           橋  本  吉  弘      教 育 長   金  子  廣  志   部   長   教育総務                    学校教育           渡  辺  哲  也              梅  田  竜  平   部   長                   部   長                           選挙管理   会計管理者   江  原  達  夫      委 員 会   河  尻  広  海                           事務局長                           いきいき   監査委員           三  上  文  子      健康部     今  村  哲  也   事務局長                           副部長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    島  崎  昭  生              生 田 目  真  一                           副 局 長   専門員兼           佐  藤  寛  之   議事係長 △開議の宣告  (午前 9時30分) ○議長(島田久仁代議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配布してあるとおりであります。 △議長報告 ○議長(島田久仁代議員) 議長報告を行います。  15番、木村俊彦議員から病気療養のため欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。  以上でございます。 △一般質問 ○議長(島田久仁代議員) 日程第1、一般質問を行います。 △白井忠雄議員 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員の一般質問を許可いたします。  23番、白井忠雄議員。    〔23番(白井忠雄議員)登壇〕 ◆23番(白井忠雄議員) おはようございます。23番、白井忠雄です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従って一般質問をさせていただきます。  今回は、行政問題3点、防災問題2点、公園問題1点、福祉問題1点、建設問題1点を取り上げます。市長、教育長、関係部長の皆様、市民の皆様からのご要望にお応えする、希望が持てる答弁をよろしくお願いいたします。  1、行政問題です。1として、市制施行50周年に向けた取り組みについてです。新座市は、昭和45年11月1日に埼玉県で30番目の市となり、市制が施行されました。当時の人口は7万5,000人余りであったとのことです。その新座市は、現在16万5,000人を擁する埼玉県内の中堅都市として発展を遂げることができました。そして、今なお発展を続けている成長都市であります。その間、市民の皆様の市政運営に当たってのご理解とご協力があって今日の新座市があります。  2020年11月1日には、いよいよ市制施行50周年という大きな節目を迎えます。日本は、人口減少社会に突入したと言われる社会構造にあって、成長をとめずに、市民の皆様のお力をいただきながら、もっと住みよいまちづくりを目指して、一層取り組んでいかなければなりません。2020年11月1日の市制施行50周年の折には、市を挙げて、市民の皆様とともに盛大にお祝いをして、ずっと住みたい魅力ある新座市として、次の50年へ新たな出発とすべき重要な年であると考えます。そのために、今から十分に検討を重ねながら、その準備を進めていくべきではないでしょうか。  そうした観点から、以下3点についてお伺いします。  (1)は、50周年記念事業及び施行記念式典の検討についてです。2020年は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。本市は、射撃競技の開催地、またブラジルのホストタウンです。ホームページによれば、オリンピック競技大会の開催期間が7月24日金曜日から8月9日日曜日、そのうち射撃競技は7月25日から8月2日、パラリンピック競技大会は8月25日火曜日から9月6日日曜日、そのうち射撃競技は8月26日から9月2日です。この期間は、直前からも市を挙げて競技大会を大成功させるとともに、大会を盛り上げることは当然であります。  本市が市制施行50周年の年に東京都で競技大会が開催され、なおかつ本市でも競技が開催されることは一世一代のことであり、歴史に残る一大事であります。記念事業を検討する上で、競技大会に関連したイベントは外せません。また、50周年を機に、さらに他の自治体との友好拡大、交流促進を図っていくべきと考えます。  新たな友好姉妹都市の締結については、以前も提案をしました。現在締結して交流している栃木県那須塩原市は東北自動車道沿い、新潟県十日町市は関越自動車道沿いです。今圏央道の直結による効果と期待が高まっています。昨年2月には、茨城県区間の境古河インターチェンジからつくば中央インターチェンジ間が開通して、湘南から成田市までの地域が圏央道で結ばれました。これにより、関越自動車道からの利便性が一段と向上しました。このアクセスを利活用して、中央自動車道、東名高速道路の沿線にある自治体との友好姉妹都市締結を結び、さまざまな交流を図りながら新たな地域活力を生み出していくべきであります。  50周年の施行記念式典では、新しい自治体との友好姉妹都市の締結を目指していくべきです。この記念事業、記念式典の検討に当たっては、市でも検討委員会を設けるなどしっかりと進めていくべきです。あわせて、市民の皆様のご意見もお聞きしながらの検討も大切です。  同じく2020年に50周年を迎えるお隣の志木市では、市制施行50周年記念事業検討委員を市民から公募し、市職員とともに検討していくようです。市制施行50周年記念事業推進室等の部署もつくるなど本格的です。本市も、新たな友好姉妹都市締結などを含めた記念事業、記念式典について、市民の皆様のご意見をお聞きしながら検討していくべきです。市の考えをお伺いします。  (2)は、新座市50年史の作成についてです。スライドをお願いします。議会図書室の新座市50年史がございますが、全5巻から成り、第1巻が自然・考古、古代・中世、985ページ、第2巻が近世、883ページ、第3巻が近代・現代、1,117ページ、第4巻が民俗編、562ページ、第5巻が通史編、1,265ページとなっています。第1巻が発行されたのは昭和59年、最後の第5巻が昭和62年です。第3巻の近代・現代では、市制施行後の新座市というところまで編集されています。スライドをありがとうございます。  そのほかに、本市の発展における歴史的な出来事を取りまとめたものとして、こちらの郷土の歩み、そしてリーフレットとして、新座市制40年の歩みが発行されています。今回50周年に向けて、市の貴重な歴史を後世に残すためにも、新しい新座市50年史の編さん作業を行うべきと考えます。  本年新庁舎が完成して、1月4日から業務開始となりました。市にとっても大きな歴史です。これからの本市のさらなる発展を見据え、成長を遂げていくため、これまでの市の歩みも知らなければなりません。50年といえば半世紀です。50年の歴史を形に残すためにも編さん作業に取り組むべきです。市の考えをお伺いします。  (3)は、次の50年へのビジョンについてです。市では、平成28年3月に新座市人口ビジョンを策定しました。それによれば、「本市の特徴を最大限に生かし、土地区画整理事業の実施による良好な市街地の形成、待機児童ゼロを目指した保育園の整備などの子育て支援施策のさらなる充実によって、将来にわたる人口増加を図り、2060年に目標人口約18万4,000人の達成を目指します」となっています。50周年は、次の50年へのスタートでもあります。市制施行100周年に向けた市の将来ビジョンを市民にお示しすべきです。人生も100年時代であります。50年、100年の展望を示し、まちづくりを進めるべきではないでしょうか、市の考えをお伺いします。  次に、行政問題の2は、JR武蔵野線新座駅のさらなる利便性向上についてです。駅利用者の方にとって、さらに安全安心で便利な駅となるように、以下2点について引き続き要望していくべきです。  (1)は、ホームドアの設置についてです。JR東日本では、ホームでの事故防止対策として、山手線や京浜東北線など、70駅でホームドア整備計画を示しています。今後は、整備対象駅を拡大して、2032年度末ごろまでに東京都圏在来線の主要路線全330駅に整備していくと発表しました。東京都圏在来線の主要路線全駅となれば、JR武蔵野線の新座駅にも設置されることになりますが、市ではどのように認識していますか。志木駅では、ホームドアの設置工事費用が今年度の当初予算に計上されています。大変明るい話題であります。次の設置は、JR新座駅と期待をするものです。利用者の安全安心を守るために早期の設置が望まれることから、JR東日本に設置要望すべきです。市の考えをお伺いします。  (2)は、JR武蔵野線の女性専用車両導入の進捗状況についてです。JR武蔵野線への女性専用車両導入の要望が多くありました。この件に関して、平成18年に我が党の北村由江議員が質問したときの答弁では、JR武蔵野線は8両編成で短いため、予定はないとの旨のものでありました。女性の社会進出活躍を促すためにも、安心して通勤通学できる環境づくりは欠かせないと思います。女性専用車両の導入に向けたその後の状況についてお伺いいたします。  行政問題の3は、スマートフォンによるにいバス運行状況確認についてです。ことし2月、会派で愛知県日進市を行政視察しました。日進市では、バスの現在位置やおくれ時間などの運行状況を携帯電話やスマートフォン、パソコンから閲覧できるサービス、市内循環バスでバスロケーションシステムを実施しています。コミュニティバスでの導入は大変画期的であると思いました。本市のにいバスについて、利用者の方から、渋滞なので、おくれているときにバス停留所で待っていても、状況がわからずに困るとのご意見を伺います。「到着がおくれます」と、防災行政無線で放送してほしいと話される方もいらっしゃいます。スマートフォン、タブレットがこれだけ普及して、アプリを使えば何でもできるようになりました。そうした中で、バスロケーションシステムは市民サービスの一つであると思います。  日進市では、にっしんまっぷというものに市内循環バスの現在のバス走行位置を地図上で表示しています。これであれば、利用者は常に運行状況を把握できます。スマートフォン、タブレットを活用したにいバスのバスロケーションシステムを導入すべきです。市の考えをお伺いします。  2、防災問題です。1は、新座市家族防災会議の日の取り組みについてです。本市では、毎年9月の第1日曜日を新座市家族防災会議の日と定めています。「広報にいざ」9月号に防災特集を組まれ、我が家の防災チェックシートが掲載されます。また、子供たちに対して、小・中学生版防災チェックシートが各学校で配布され、各家庭で行うことで防災意識の啓発が図られています。この小・中学生版を有効活用して、さらなる啓発を図っていくべきであります。  家族防災会議の日に、我が家の防災チェックシートと一緒に小・中学生版を実施すれば、効果も大きいです。ただ、小・中学生版を家族で行わず、児童生徒だけで行うことも考えられることから、小・中学生版の質問項目の中に、「新座市家族防災会議の日をご存じですか」、「家族で話し合いをしていますか」などの一文を入れるだけでも、家族での会議を行うPR効果につながります。  また、浸水想定区域の学校では今年度から避難訓練も実施されています。第四中学校、新座小学校などでは、小・中学生版防災チェックシートに、水害への備えに対する内容を盛り込むことも検討すべきです。市の考えをお伺いします。  防災問題の2です。国の洪水浸水想定区域が改訂されました。市では、洪水浸水想定区域、土砂災害警戒区域の約4,600世帯に新座市洪水・土砂災害ハザードマップの改訂版とリーフレット「水害への備え」を郵送で配布したとのことです。我が家にも到着したことで、市が送付したことがわかりました。特に水害への備えは、A4サイズ1枚、両面でコンパクトにまとめられています。日ごろ目につく場所、例えば冷蔵庫などにマグネットで掲示しておき、いざというときにみずからの身を守るためにぜひ活用してほしいと思います。  4,600世帯に届いたハザードマップとリーフレットを、今後どのように活用、啓発をしていく考えでしょうか、市の考えをお伺いします。  3は公園問題です。スライドをお願いします。これは、昨年8月30日の全員協議会配布資料のイメージ図です。開所した野火止五丁目待望の新設公園は、野火止フォレストパーク、愛称くわがたの森公園となりました。憩いの森と隣接する9,117平方メートルと広大で、自然豊かなすばらしい公園が完成しました。  園内を雑木林エリアと遊具や健康器具のエリアに分け、子供たちから大人まで楽しめる大変すばらしい公園で、地域の皆様から大変喜ばれています。平林寺様のご協力に心から感謝申し上げます。  その野火止フォレストパークの安全確保とさらなる利便性向上について、以下3点お伺いします。  (1)は、公園周辺の交通安全対策の実施についてです。次のスライドになります。北野入口通りから入りました沿道の住宅、市道第21―135号線、赤い色ですけれども、この沿道の住宅は大変子育て世代の多い地域でありまして、またこの道路の抜け道として通過車両も多く、冷やりとすることもあるそうです。以前、ここは公園ですけれども、その前に凸版印刷の寮があり、その脇の道路、地図では緑色の線で記してありますが、この市道第21―135号線と丁字路があります。これが拡大したものですけれども、この交差点が大変危険で、地域の方から安全対策を実施してほしいとの相談をいただき、市にも交通安全対策を要望してきました。
     しかし、凸版寮脇のこの緑色の路線ですけれども、ここは公道ではなく具体的な対応ができませんでした。野火止フォレストパークが開園し、居住者だけではなく、公園利用者も通行するようになり、さらに安全確保が求められる状況となりました。現在は、凸版寮跡地の住宅開発で、こちらでは青く示しておりますけれども、新設道路がつくられました。  そうした中で、本定例会に市道第21―152号線、この緑色の路線と、それからまた市道第21―151号線、青い路線が、この2本の市道路線の認定の議案が上程をされました。承認されれば、旧凸版寮脇の緑色の路線は市道となり、交通安全対策を実施できます。  次のスライドになります。こちらが現地であります。懸案であった丁字路に一時停止の交通標識と一時停止線、また左側の見通しの改善のため、カーブミラー等の設置などを検討すべきです。  次のスライドです。市道第21―135号線、この赤い路線、それからこの路線から野火止フォレストパーク側から見て、市道第21―125号線から緑色の路線を見たときに、ちょうどこの右側になりますけれども、高いブロックが積まれていて見通しが悪い状況です。  次のスライドです。これが現地ですけれども、ここにカーブミラーの設置など見通しの改善を図るべきであります。  また、通過車両の多い地域であります。周辺道路などに多くの公園利用者がいることを看板等で啓発するなどの対策を検討すべきであります。  また、地元住民、公園利用者などの安全確保のため、交通安全対策を実施すべきです。市の考えをお伺いします。  (2)は、公園入り口の増設についてです。次のスライドです。全体の敷地が横に長い形をしています。地図では、階段スロープ部分、ここは公園と憩いの森の入り口になります。現在この1か所が入り口であります。  次のスライドです。以前野火止五丁目児童遊園があった地域、この辺にあったわけですけれども、こちらの地域の方が公園を利用しようとすると、一度北野入口通りに出て、市道第21―135号線、赤いルート、ここを通って公園に来る、そういうルートになります。北野入口通りに一度出ることは、交通量も多く、幅員も狭いので、子供たちも危険を伴います。子供から大人まで誰もが利用できるようにつくられた公園であります。多くの方に楽しんでもらえるように、利便性、安全性を高め、行きやすい公園となるよう入り口をふやせないでしょうか、市の考えをお伺いします。  (3)です。次のスライドです。憩いの森は、貴重な武蔵野の森の中を散策路がきれいに整備されています。ただ、入り口が1か所なので、散策する場合は、憩いの森は陸上のトラックのように1周して帰ってこなければなりません。そこで、改善の要望をお聞きします。  次のスライドです。これは、憩いの森の通路、散策路であります。自然のままでいいのですが、乾いた土でほこりが立ち、歩きにくいとのお話です。  次のスライドです。よく見ると、土質からも利用者、また近隣の方にも配慮して改善をすべきであります。また、憩いの森を1周するにはかなり時間もかかるため、途中にベンチ等を設置してほしいとのご要望もお伺いしました。高齢者などの利用者に優しく、歩きやすい通路の整備とベンチ等の設置を検討すべきです。市の考えをお伺いいたします。スライド、ありがとうございます。  4は福祉問題です。第二老人福祉センター開所に伴うUR三角公園の利用についてです。新施設は、JR三角公園に沿った敷地であるため、ここをお借りできるようにと、URとの協議を要望してきました。特にゲートボール場については、何度も取り上げました。大和田地域では、児童センター建設予定地を利用してプレーされています。しかし、大和田公民館の駐車場のほか、夏には大和田ファミリープールの駐車場となること、住宅に隣接していることもあり、近隣への配慮も必要です。シーズンを通して楽しくプレーできる新設コートの設置要望に対して、新しい場所の確保には厳しい財政状況であるとの答弁でありました。第二老人福祉センターが新設されるので、敷地内や隣接地、また屋上の有効活用など、何とか設置ができないかと訴えてきました。  そうした中で、一番現実的なのが、敷地に面した自然豊かな公園をゲートボールコートとしてお借りすることであります。ゲートボール場としての使用など、隣接する公園の利用に向けて、協議はどのように進んでいますでしょうか。UR三角公園の利用実現に向けた進捗状況をお伺いをいたします。  最後に、5の建設問題です。大和田二・三丁目地区土地区画整理事業が順調に進む中で、事業区域に沿った柳瀬川での川の国埼玉はつらつプロジェクトの進捗状況についてお伺いします。  資料要求した計画概要をいただき、全体計画がよくわかります。スライドにしてもらいました。お願いします。  当初の計画に比べて、プロジェクトの内容が変更になった部分もあります。協議会の中でさまざまな議論が交わされ、現在の計画が固まったことと思います。  各事業の実施期間が示されています。護岸・親水階段の整備は平成30年度から平成31年度となっています。今年度から工事が開始される計画です。そのほかも、平成31年度、平成32年度と、3か年で完了となっています。  これまで大和田二・三丁目地区土地区画整理事業柳瀬川周辺整備計画を一体整備と言ってきましたので、計画が実現することは評価できます。このプロジェクトの進捗状況と今後のスケジュール、土地区画整理事業との整合性はどのようになっているのかお伺いをします。  また、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業は「広報にいざ」などで事業が紹介されていますが、この川の国埼玉はつらつプロジェクトは目にしません。今年度事業着手となるこのプロジェクトを、市民の方、地域の方に周知するべきです。今後どのように行っていきますでしょうか、市の考えをお伺いをいたします。  1回目の質問は以上です。今回も、気がつけば大変多くの質問になりましたが、前向きな答弁をよろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) 皆さん、おはようございます。それでは、白井議員の多くの質問に順次お答え申し上げます。  行政問題の1、市制施行50周年に向けた取り組みについてのご質問でございます。本市が市制施行50周年を迎える平成32年度は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催の年でもあります。競技会場となっている本市では、さまざまな取り組みを通じて、スポーツの振興、学校教育の充実など、効果が随所に波及することが期待されるほか、市のブランドイメージを内外に広く発信し、シティプロモーションを行う絶好のタイミングでもございます。  このような世界最大規模のスポーツイベントに加えまして、平成31年度には市役所本庁舎の第2期工事及び志木駅南口周辺整備事業が、平成32年度には大和田二・三丁目地区土地区画整理事業が完了を予定しております。  さまざまな事業や取り組みが実を結び、成果があらわれる年でもございます。市制施行50周年記念事業の実施につきましては、11月1日の記念式典を中心に検討してまいりたいと考えております。  検討に当たりましては、関係団体ともしっかり連携を図りながら、白井議員のご提案の新たな友好姉妹都市の締結も一つの案として、市民の皆様と市が一体となった記念事業の実施に向けて、議員の皆様や市民の皆様からご意見をいただきながら進めてまいりたいと存じます。  十文字学園女子大学が締結をしておりますハワイ大学なんかも、今後姉妹都市の一つとしてハワイなんかもいいかなとは思っております。  また、志木市、和光市におきましても、同じ年に市制施行50周年を迎えます。イベントが重なり、近接する地域と連携して一体的に節目の年を盛り上げていけると、またとないチャンスでもあると思います。現時点では両市と調整はしておりませんが、こうしたメリットをいかせるような事業展開も視野に入れて検討していきたいと思います。  2年後に控える市制施行50周年でございますので、本市といたしましては半世紀に1度の大変貴重な機会でありますので、できるだけ早く検討体制を整えまして、全市を挙げた事業展開を考えるとともに、50周年に向けた今後のさまざまな取り組みを通じて、市民の皆様の機運の醸成を図ってまいりたいと思います。  2020年は忙しい年になると思います。オリンピック・パラリンピックもありますし、ホストタウンもありますし、事前キャンプもあるということでございます。また、市長選挙もあるということでございますので、よろしくお願いします。  (2)、新座市50年史の作成についてのことは、教育長のほうからご答弁申し上げます。  (3)、次の50年へのビジョンについてのご質問でございます。白井議員からご提案ありました、今後もずっと住みたい、魅力あるまちづくりを進めていくためには、市の将来的なビジョンを示すことは大変有効であると考えられます。  現時点では、市制施行50周年に合わせて、次の50年のビジョンを打ち出すという具体的な考えはとりあえずございませんけれども、今後策定を行う第5次基本構想総合振興計画におきまして、計画期間となる2021年度から2030年度までの10年間の構想とするだけでなく、さらにその先の将来に向けて、目指すべき市のビジョンも見据えて、必要な施策を位置づけてまいりたいと考えております。  いずれにいたしましても、今後人口減少時代の到来が見込まれる中、新座市に住んでみたい、ずっと住み続けたいと思っていただけるよう、新座市らしさを生かした魅力あるまちづくりに努めてまいりたいと思います。  行政問題の2、JR武蔵野線新座駅のさらなる利便性についてのご質問でございます。  (1)のホームドアの設置。  (2)の女性専用車両の導入についてのご質問でございます。一括でご答弁を申し上げます。  初めに、ホームドアの設置につきましては、JR東日本が本年3月8日に公表したホームドアの設置に係る取り組み方針につきまして、2032年度末までに武蔵野線を含む東京都圏の主要路線全駅にホームドアを設置していくこととされております。これによりまして、新座駅にも将来的にホームドアが設置されることとなりますが、現時点では具体的な設置の時期や駅の優先順位について示されておりませんので、新座駅への早期の設置について引き続きJR東日本に働きかけていきたいと思います。  次に、女性専用車両でございますけれども、当該路線の沿線自治体8市で構成する武蔵野線旅客輸送改善対策協議会において、毎年JR東日本へ要望を行っております。  しかしながら、JR東日本におきましては、特に痴漢の多い埼京線、中央線の路線では女性専用車両を導入しております。武蔵野線は、車両運用上の問題、ご発言がありました8両編成ということが非常にネックみたいです。現時点では、その8両編成を改善することはできないので、導入予定はないという回答を受けているところでございます。  いずれにいたしましても、ご提案を含めまして、新座駅及び武蔵野線のさらなる利便性向上について、JR東日本に対し、同協議会を通じて今後も粘り強く要望してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  3、スマートフォンによるにいバス運行状況確認についてのご質問をいただきました。ご提案いただきましたコミュニティバスのバスロケーションシステムは、スマートフォンやタブレットの画面の地図上でバスがリアルタイムに動く様子が一目でわかり、バス利用者にとってバスの利便性を向上させるとともに、バス事業者にとってもバス車両の位置情報を的確に把握することができ、緊急時の迅速な対応が可能になるものでございます。  例えば研究を進めていきますと、日進市や深谷市のコミュニティバスの利用料金は、日進市は定額の料金になりますが、一般学生が1か月6,000円、65歳以上の高齢者1,200円、深谷市は一般、学生、高齢者が一律で1か月4,000円でございました。新座市と比較しますと、新座市では70歳以上の方及び障がい者手帳をお持ちの方は、500円の交付手数料を負担していただくことで2年間乗り放題という運行を行っております。導入に当たりましては、費用対効果も勘案しなければいけないと考えております。  いずれにいたしましても、にいバスは利用者の8割が70歳以上の高齢者であります。スマートフォンやタブレットを使ってのバスロケーションシステムの需要がどのぐらいあるのかを含め、今後新しい公共交通システムの検討におきまして、このシステムの導入について調査研究をしていきたいと思います。  2、防災問題、1、新座市家庭防災会議の日についてご質問いただきました。教育長からもご答弁申し上げますが、私からも答弁申し上げます。  本市では、9月の第1日曜日を新座市家族防災会議の日と定め、各家庭において災害時の連絡方法や集合場所などを話し合っていただくよう啓発を行っております。  さらに、平成28年度からは、新座市家族防災会議の日に合わせ、小・中学生版防災チェックシートを配布し、お子様を交えて実践的な災害対策について話し合う機会としていただくようお願いしております。  今後につきましては、新座市のホームページや「広報にいざ」9月号、防災特集において、小・中学生向け防災チェックシートの活用を促すとともに、浸水洪水想定区域に含まれる学校、例えば第四中学校、新座小学校もありますので、それらに関する内容の記載を強化してまいります。  2の新座市洪水・土砂災害ハザードマップ改訂版の周知と活用についてのご質問でございます。ご答弁申し上げます。  国の洪水浸水想定区域の改訂に伴い、新座市洪水・土砂災害ハザードマップを改訂し、去る3月に洪水浸水想定区域及び土砂災害警戒区域の周辺にお住まいの方へ、水害への備えをまとめたリーフレットをあわせて郵送いたしました。  また、過日開催された新座市防災組織連絡協議会総会にて、ハザードマップ及びリーフレットを配布し、活用型を周知したところでございます。今後につきましては、出前講座や防災訓練といった機会を捉え、ハザードマップ及びリーフレットを活用した水害に対する備えを啓発するとともに、広く市民の皆様に配布するため、出張所や公民館においても配布してまいります。  あわせて、市ホームページや「広報にいざ」9月号、防災特集に改訂したことを掲載し、引き続き周知を図ってまいります。  3、公園問題、1、野火止フォレストパークの安全確保と利便性向上についてのご質問をいただきました。安全対策といたしましては、既に交通安全啓発看板を設置しているとともに、凸版印刷社員寮跡地に開発行為が行われた際には、事業者に対して一時停止を促すドット線の設置を2か所指導し、設置されたところであります。  さらなる安全対策についてでございますが、交通規制の新規設置につきましては埼玉県公安委員会の所管であり、新座警察署に要望いたしました。規制の設置は、安全対策の最終手段であり、当面は停止を促すドット線や看板の設置など、その他の安全対策により対応を図ってほしいということでありました。公園付近の「この先公園あり 飛び出し注意」の啓発看板を設置させていただきました。昨日設置をいたしました。  道路反射鏡の設置につきましては、当該箇所以外にも多数の要望を受けており、ほかの案件と精査の上検討していきます。今後も周辺状況を周知する必要に応じて新たな交通安全対策を検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと思います。  次に、(2)、公園入り口の増設についてのご質問をいただきました。当初市といたしましても、北野入口通り側から通り抜けができるよう検討いたしましたが、隣接する土地は既に駐車場やレンタルボックスなどに活用されており、現状の利用状況から、歩行者専用道路を設けることは難しく、事故等の際の保険の適用ができないことから断念した経緯がございます。  また、その後のほかの公園入り口の増設を検討してまいりましたところ、市道第21―57号線の公園に隣接する地権者の方から、自宅敷地の一部を通路として使用することについて、土地を提供してもよいとの申し出をいただきました。  現地には、ご自宅の庭には物置が存在し、公園の専用通路として整備することは難しくて、ちょっと狭いということでお借りすることはできませんでした。しかしながら、地域の皆様から出入り口の確保について要望をいただいておりますので、新たな入り口の設置につきましては引き続き検討してまいりたいと存じます。  (3)、憩いの森の通路整備とベンチの設置についてのご質問をいただきました。憩いの森の園路は、1周400メートルで雑木林を囲む大変長いコースとなっております。高齢者の方々にも楽しく散策していただけるよう、短いコースを設けることや、歩きやすいようにウッドチップを敷くなどの工夫をするよう検討してまいります。  また、ベンチにつきましては、設置をすることにより、早朝、夜間の利用に伴う騒音などの問題が懸念されることから、設置につきましては慎重に検討してまいりたいと思います。  福祉問題、1、第二老人福祉センター開所に伴うUR三角公園の利用についてのご質問をいただきました。第二老人福祉センターにつきましては、平成32年1月供用開始を目指し、現在は実施設計を進めているところでございます。  開所に当たりましては、隣接する三角公園を活用して、ゲートボール場及び新座団地側から当施設に来館するための連絡通路の整備は可能であるか、検討を進めております。  当初三角公園の所有者である独立行政法人都市再生機構からは、無償での土地使用にご了解をいただいておりました。しかしながら、交渉を進める中で、担当者レベルではございますが、有償で賃貸借契約を結んでいただけないかという申し出もいただきました。  本市といたしましては、あくまでも無償での使用を前提として検討しており、昨今の厳しい財政状況を鑑みますと、新たに有償で土地を借り受ける契約を結ぶことは難しいことから、無償貸与ができないか、改めて交渉しているところでございます。いましばらくお時間をいただきたいと存じます。  5、建設問題、1、川の国埼玉はつらつプロジェクトについてのご質問をいただきました。ご答弁申し上げます。  このプロジェクトは、県民誰もが川に愛着を持ち、ふるさとを実感できる川の国埼玉の実現に向けた取り組みを一層促進するため、市町村の地域振興の取り組みと連携した水辺空間の整備、拡充を行い、市町村が利活用することによってその効果をまち全体に広げ、人もまちも川もはつらつとする計画でございます。  進捗状況といたしましては、平成29年度に地元町内会や地域活動団体、学校関係者で構成する川の国埼玉はつらつプロジェクト協議会を設置し、柳瀬川の水辺空間の整備や利活用について検討してまいりました。  協議会からの意見や埼玉県による検討の結果、当初市が提案した整備内容について、水辺空間の整備範囲と利用用途の変更が生じております。  要求資料をごらんください。資料に青枠で明記された部分が埼玉県施工で、赤枠が市で整備を行うものになります。当初の提案では、柳瀬川上流、新設の橋から中央部にかけて、バーベキュー広場やわんぱく広場の整備を予定しておりましたけれども、調査をした結果、予定地は土砂が堆積した場所であり、河川施設を設置できる状況ではないことが判明いたしました。  柳瀬川中央部から下流部、国道254号までにかけての広場の整備を行うことが決定されております。  また、協議会において、子供たちが自然と触れ合うことのできる広場整備に対する要望が多く出され、一方、利用後のごみ処理問題の管理上の問題を不安視されるバーベキュー広場を整備することは好ましくないご意見から、バーベキュー場は設置せず、柳瀬川下流付近にわんぱく広場の整備を実施することとして変更しております。  次に、大和田二・三丁目地区土地区画整理事業との整合性については、整備時期としてプロジェクトの施工期間に合わせた整備を目指してまいりたいと考えております。  なお、今後のスケジュールといたしましては、河川内の工事の着工前に協議会を開催し、整備及び維持管理の協議を行う予定でございます。  本プロジェクトの周知の方法といたしましては、市ホームページに過去の協議結果等の掲載をするとともに、広報については掲載時期のタイミングを図りつつ掲載を検討してまいりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  1回目、私からの答弁は以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) おはようございます。白井忠雄議員から、行政問題、防災問題のご質問がありましたので、私のほうからお答えを申し上げます。  まず、1点目、行政問題、市史編さんについてでございますが、昭和59年から昭和62年にかけまして、通史編、それから民俗編、資料編の3冊を刊行いたしましたけれども、それ以降市史編さんは滞っている状況でございます。  新座市が歩んできた足跡を後世に残す市史編さんは大変重要な作業であり、教育委員会としても速やかに取り組むべき重要な課題であると認識をしているところでございます。市史編さんを行うためには、市史編さん室を設置したり、あるいは専門の職員を配置したり、編さんの委員会を組織する必要がございます。  幸いなことに、教育委員の一人に、こうした市史編さんにかけては専門的な方がいらっしゃり、教育委員会を開くたびに、いつもこの市史編さんを始めようという話になっていますので、これはご提案いただきましたように、市制50周年を迎えるに当たって、作業が進められるような環境を教育委員会としても早急に整備をしてまいりたいと存じます。  続いて、防災問題でございますが、白井議員の発案から始まりました新座市家族防災会議の日の取り組みは、大変有意義なものであると認識しておるところでございます。  危機管理課作成の防災チェックシートにつきましては、2学期の初めに全校で配布をいたしまして、家族防災会議の周知とともに取り組んでおります。  水害についての項目ということでご質問がございましたけれども、今市長が答弁したとおり、危機管理課にお願いをして、つけ足せるような方向で取り組んでまいりたいと思います。  また、第四中学校、新座小学校は、柳瀬川が近くを流れているということがございまして、防災時の避難計画をこの2校独自に水害ということで、洪水時の避難計画を作成をし、その計画に基づいて避難訓練等も行っておるところでございます。  南海トラフ地震の発生の確率が高まっている中、防災意識を高めるということは大変重要なことだと考えます。生活環境を防災の観点で見直し、視野を広げ、予測して、対処できる子供の育成を図ることは、私どもも喫緊の課題であると考えておるところであります。チェックシートの活用とともに、さまざまな教育活動において防災意識の向上を図るよう各学校に働きかけてまいりたいと存じます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 1回目の答弁、ありがとうございます。順次再質問させていただきます。  1点目の市制施行50周年ということで、市長のほうから、その50年の節目にはさまざまな事業の節目でありますとか、いろんな時期に重なるという答弁をいただきまして、改めて大変な年だなというふうにも、私も質問した上で改めて感じましたけれども、先ほど市長選挙というお話もありましたけれども、オリンピックは先ほど申し上げたように7月24日から始まりますので、そういう面でも大変な時期かなというふうに思いますけれども。  その上で、何点か確認させていただきますけれども、庁内の検討委員会等、これからしっかりと審議をしていかなければいけませんけれども、具体的にいつごろからそういった庁内で検討していこうという考えというのはあるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 50周年に向けた庁内体制の関係なのですけれども、まずは早急に庁内の体制を第一に、できるだけ早く体制を整えていきたいとは考えております。  また、その後に、その中で市民の方とか関係団体との連携については、その中で検討していきたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 50周年、あと2年といっても、あっという間だと思いますので、やはりこれは具体的にいつからということを決めてスタートしないと、こういう計画というのは早ければ早いほうがいいと思いますので、ぜひ具体的な開始時期は早急に決めていただきたいと思います。  今の答弁にも少し関係しますけれども、例えば志木市のような市民参画による記念事業検討委員会みたいなものということは考えてはいますでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。
    ◎総務部長(細沼伊左夫) 市民参加による検討委員会等のご質問なのですけれども、志木市のほうがここで本年1月に50周年記念事業の推進室というところを設けていまして、その中で検討委員会の設置ということをお聞きはしております。  今まで過去の本市のそういう周年事業のときの状況なのですけれども、実際のところ内部の検討委員会等は30周年、40周年等もやっているようなのですけれども、これまで市民を交えた検討は実際のところは行っていないような状況でございます。  50周年を迎えた県内他市の状況をもうちょっと確認させていただいたところ、そういう市民の方の検討委員会とか設置しているところとしていないところがある状況でございます。  実際のところは、今後早急に重ねますけれども、できるだけ早く早急に内部の検討会議を、組織体制を整えさせていただいて、その中で検討していきたいとは思っておりますけれども、いずれにしても、今のところでは市民の検討委員会を設置するかどうかというのはまだ未定という形になっておりますけれども、いずれにしても市民の50周年という大変貴重な機会ですので、そういった市民の方のご意見を踏まえた周年事業を開催できるようには進めていきたいと思います。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) これまで20年、30年、40年と歩んできましたけれども、やっぱり50年というこの重みというものは、市の歴史にとっても大変大きなことであるというふうに私は思います。  そういう面で、この50周年をどう迎えるかということがこの後のまた50周年につながっていく、市の発展につながっていくことだというふうに思いますので、しっかりとこの50年の節目を市として迎える体制づくりというのは大切にしていただきたいと思います。  いろんな意味で大変かと思いますが、市長、改めてご答弁をお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 先ほど答弁申し上げましたけれども、ちょうどさまざまな事業が完成して成果が出るということなので、それをしっかりアピールしながら、新たな50年を進んでいきましょうということで、100年に向けて頑張っていくというような意味合いだと思います。  また、市史編さん、教育長のご答弁をいただきましたけれども、しっかりやっていきたいと思います。宮瀧教授が専門ですので、そういう方もいらっしゃいますから、市長部局もバックアップしていきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) ありがとうございます。こちらからはお聞きできない部分を市長のほうからお答えいただいて、やはり50年史といっても当然予算もかかってくるというふうに思いますので、そういう面では市長のご協力も必要かと思いますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  市長、先ほど友好姉妹都市に触れて、十文字女子大学のハワイ大学というようなスケールの大きな話もいただいたわけですけれども、その辺についてちょっと詳しくお聞きできますか。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) たまたま私の友人が、日米協会という100年を超えた伝統ある協会がありまして、その上役をやられている方がいらっしゃって、親しくしているのですけれども、ぜひやりましょうというふうに言われているのですけれども、実はハワイ市と長岡市が姉妹都市なのです。ですから、長岡の花火をハワイのダイヤモンドヘッドで花火を打ち上げるらしいのです。長岡市は、そのときに合わせて飛行機をチャーターして、長岡市民がハワイに行くのですと。ですから、すごくスケールが大きい話なので、ちょっとうちでは難しいのかなとは思いますけれども、学生の交流もありますので、今後静かに深めていきたいと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 50周年の年はオリンピックもありますし、むしろ世界中の方が日本に来る機会にもなりますので、逆にそういったことを活用するということも一つの方法かと思いますので、そういう夢を持って、ぜひ50周年に向けて取り組んでいただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  50年のビジョンということで答弁いただきましたけれども、きのう、あるいはこの議会でも、人口ビジョンや地方創生総合戦略などの議論もありましたけれども、やはり一番市の基本となるのが基本構想総合振興計画であるというふうにも思います。これから第5次を作成していくわけですけれども、そこには将来都市像なども当然示されていくかというふうに思います。  今申し上げた、こういったそれぞれ3つの整合性といいますか、そういった部分について、当然人口ビジョンなどは2060年まで先のことにも触れておりますし、そういった部分で、今後それをどういうふうに整合性を図っていくかというふうに考えているかお聞きしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 第5次の基本構想総合振興計画については、まさに来年度、再来年度あたりが検討の中心になってくるわけですけれども、ここのところでそれをどういった考えで進めていくか、どういった体制で進めていくかということを検討を始めようという段階で、全く今のところは白紙の状態ですけれども、議員のご指摘のとおり気づけば50年という節目でありますから、確かに100年目というものを意識しながら、大きなビジョンというものも一つ議論しつつ、次の10年について検討を深めていこうという機会にしたいと思っていますけれども、ほかの議員の方からも質問をいただいているとおり、地方創生の総合戦略についても人口ビジョンと関連して、深く関連するところはありますので、長期の計画ということで、それぞれ整合を図りながら検討はしていきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 本当に新座市がこれからも発展を続けていく上で、こういった計画というのは大変基盤になる重要な問題だというふうに思いますので、市のビジョンを示す一つの形かなというふうな気もいたしますので、ぜひその辺も含めて今後進めていただきたいと思います。  次、ホームドアの設置についてですけれども、本当に志木駅の設置が始まります、今年度から。そうなれば、当然次は新座駅という流れの中で、JRのほうも設置をしていくという部分で、いいタイミングかなという気もいたします。  本当に我が市は、新座駅周辺の土地区画整理事業に力を入れて、良好な町並みが今形成をされている中で、やはり一つの玄関口となる新座駅の整備というのは非常に重要であるというふうに思いますので、今の状況ですと、具体的な部分はわからないという答弁でありましたけれども、新座市としてもやはりJR東日本にしっかりと要望していくことも大事ではないかというふうに思いますが、市長、いかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) ご指摘のとおり、JR東日本に要望してまいりたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) いろいろ協議会等の機会はあるかと思いますが、新座市の意思を示すという意味でも大切であるというふうに思います。  女性専用車両につきましても、引き続きずっと要望してきていただいたということでしたので、これからもぜひ要望をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  先ほどちょっとお話がありましたけれども、例えば女性専用車両が物理的に不可能ということになったときに、防犯カメラの設置とか、そういったことが次の手段として考えられるわけで、そういった設置の情報等は何か伺っていますか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 武蔵野線を含めての車両の中に防犯カメラを設置するということで、先日も新幹線の中で起きた事件等もあって、改めて防犯カメラの必要性ですとか、その限界の部分を含めて議論されているところですけれども、特にこの要望等の中で、車両に防犯カメラ、もしあったら申しわけありません。新座市から設置の要望はしておりませんので、今後そういう必要性も高まっていく中で、そういう要望がいいのかどうか、検討はしていきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、バスロケーションシステムということで、最近高齢者の方でもスマホをお持ちの方も大分ふえてきて、本当にスマホの普及率もふえているのではないかというふうに思いますし、そういった意味で、今後こういったコミュニティバスにおいてもバスロケーションシステム、こういったサービスというのはすごく重要であるというふうに思いますけれども、そういった角度で調査研究を進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) バスロケーションシステムの関係でございますけれども、導入コスト、それからランニングコストもかかることでございますので、その辺、費用対効果、その辺も勘案しなければいけないと思っております。  今後新しい公共交通システムの検討の中で、その辺も含めて、ロケーションシステムについては調査研究をしていきたいと考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 平成33年から新しい運行形態というようなお話もございますので、ぜひそのときにこちらとしては実現をしてほしいというふうに思っておりますので、このタイミングで実施できるように調査研究を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、家族防災会議の日についてですけれども、内閣府がことし1月29日に発表した世論調査の結果ですけれども、その中で家族などと災害について話し合ったことがあるというふうに答えた方が57.7%、一方でないというふうに答えられた方も47.1%ということで、ないという方もやはり5割近い状況です。そういう意味で、本市が行っております市を挙げた家族防災会議の日の取り組みというのは大変に有効的であるというふうに改めて思いました。  実際に、これは制定からもう12年がたちまして、ことし12回目の会議になります。そういった面で、いろいろ毎年広報していただいておりますが、これまでの取り組みの成果について、担当課としてはどのようにお考えになっていますか。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 成果という点なのですけれども、ただいま白井議員からご質問あったとおり、こちらの家族防災会議の日の設定ですと、平成19年に設定をさせていただきました。記憶なのですけれども、たしか白井議員のほうからもご質問等を受けてやったような記憶があるのですけれども、おっしゃるとおり10年以上がたちまして、その成果なのですけれども、実際のところこちらは毎年9月の広報とかで家族防災会議の日ということで促させていただいて、家族で、家庭の中でそういう防災を考えてくださいというところを促してきたのですけれども、また小・中学生版防災チェックシートにつきましても平成28年からということでやっております。  先ほど白井議員のほうからアンケートということで数字が57.7%あるということと、一方で47.1%がないということなのですけれども、実際本市としては、もう10年以上そういう家族防災会議の日を促している中で、このアンケートよりは実際はやっていただいているだろうということは、勝手ながらちょっと期待しているといいますか、そういうところはございますけれども、実際のところこの成果というのが、実際災害があったときに、初めて成果といいますか、発揮されるものなのかなということは感じておりまして、ただこういったものには家族でそういう災害の防災、例えば連絡方法とか待ち合わせ場所とか、災害があったときにどうやっていくか、家族同士でどうやっていくかというのは非常に大変重要なことだというのは認識しておりますので、引き続きあらゆる機会を捉えて、こういったもの、また防災に対する啓発活動は行っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) ぜひよろしくお願いします。  水害についても、子供向けのバージョンのほうにも内容を加えていただく検討ですとか、あるいはさらに広報等でもPRしていただけるということでありますので、引き続き効果がさらに広がるようによろしくお願いいたします。  次に、ハザードマップですけれども、こちらは新しく改訂されたハザードマップですけれども、4,600世帯に配布をされました。ポスト投函あるいは広報の同送に比べて、世帯主宛てのA4サイズのしっかりとした封筒によって郵送されてきたという意味では、これは確実に各家庭に届いているというふうに思うのですが、問題は、それがでは届いたところでどう有効に活用されているかという部分が大事であるというふうに思います。  いろいろ私もお会いした方にそのお話をするのですけれども、当然届いたということの意識のある方もいれば、そういった意識のない方もいらっしゃるわけで、これはやはり有効に活用していただいて、いざというときにそれを生かしていただくということが大事であるというふうに思います。  そういった面で、ちょっと言葉は悪いですけれども、送りっ放しではいけないことであるというふうに思います。  先ほどいろいろ自主防災会等で活用するとかいろんなお話がございましたけれども、やはりしっかりとこの4,600世帯の皆様お一人お一人が、これにしっかりと目を通していただくなり、活用していただくという流れまでしていかないといけないと思うのですけれども、その辺についての認識はもう一度確認させてください。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 洪水・土砂災害ハザードマップにつきましては、本年3月に改訂をさせていただいて、白井議員からご質問あったとおり、また答弁させていただいたとおり、洪水浸水の想定区域の方々には有効活用していただきたいということで、直接郵送させていただきました。  また、その中でリーフレットということで、災害に備えるということで、時系列の日ごろからとか、例えば時期の前にはいろんな危険地域を確認しましょうとか、そういった促したA4、1枚のチラシなのですけれども、そういったものも入れさせていただいて周知を図っているところなのですけれども、こちらの効果、こちらは今後の活用というところなのですけれども、先ほど市長答弁を申し上げたとおり、これについては、例えば自主防災会の実習的な訓練とか、あと市のほうでは防災に関する出前講座というのは毎年かなり依頼を受けまして、そういったところにも出前講座をやらせていただいておりますので、また市がやっている避難所参集訓練とか、そういったところの訓練等も多々やっておりますので、そういった機会を捉えて、こういったハザードマップの周知については、特に区域内の方々には強くこういったものを活用してくださいということは働きかけていきたいと思います。  また、今回ハザードマップということ、浸水想定区域内ということだったのですけれども、今回新たに内水氾濫の実績というのも載せさせていただいておりますので、こういったものは地区の方だけではなくて、各出張所等にも置かせていただいていますので、そういったところも含めて、こういったものがあって、また活用していただくようなことは強く働きかけていきたいとは思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 今総務部長答弁にもありましたように、水害への備えというリーフレットは本当にコンパクトにまとまっていまして、大変有効的だというふうに思います。  実際、昨年もそうですけれども、道路冠水ですとか、あるいは床上、床下浸水、また大雨で柳瀬川の避難準備情報が発令をされたりとか、さまざま昨年も被害が発生した中でこういったすばらしいものができて、せっかく4,600世帯に配布をしたわけなので、この後ことしもまたこのシーズンになりまして、台風が来ないことを願っておりますけれども、またもし台風や水害が発生をしたときに、また後になって何か対策をといったときに、こういったものを知らなかったというような話になってもいけないなというふうに思います。  せっかくつくっていただいた、こういったハザードマップ、そしてリーフレットが、本当に特に昨年被害に遭われた地域の皆様や、あるいは柳瀬川沿線にお住まいの皆様にしっかりと周知がされるように、今後もどういった方法がいいかということにつきましては、引き続き検討していただきながら、それぞれやはり自助、共助、公助といったときに、まず自助の部分というのはすごく大事でありますので、水害への備えの万全な対策に向けて検討していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、フォレストパークについて再質問させていただきます。答弁いただきまして、まず交通安全対策ですけれども、看板については市長のほうからおっしゃっていただきましたけれども、ドット線等については、実際のところどういう形なのかもう一度確認をさせていただけますか。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) ドット線につきましては、ここで議案のほうにも上程させていただいておりますけれども、市道第21―151号線ですか、そちらについては開発の関係でドット線を両端に設置をしていただいているという答弁をさせていただきました。  あともう一つ、議員のご指摘のところでございますけれども、こちらにつきましては、とりあえずは看板を設置させていただいて、今後の状況を見させていただいて、その状況次第でドット線については検討させていただきたいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) その検討の内容ですけれども、実際に先ほど1回目で申し上げたように、これまでも公園ができる前からこの部分というのは大変危険だということを言われていて、ただ交通安全対策といってもできなかったわけです。  なおかつ今回は、公園ができて、近所にお住まいの方だけではなくて、公園に向かう方、公園利用者の方も通行するようになって、さらに危険な状況が生まれるのではないかという心配をされている中で、今回市道路線の認定をこの後最終日に議案で可決をされれば、ようやく公道になるわけです。そうしたら、交通安全対策ができるということになるわけなので、そうしたらこれは真っ先にこのドット線については路面標示をしていただきたいというふうに思うのですけれども、その辺の状況というのは把握されていますか。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 確かに議員おっしゃるとおり、ここで寄附を受けまして、議案ご議決いただければ公道になるということでございますので、市としてそのドット線というものを線を引くということができるようになりますので、今回はちょっと看板ということで、一旦交通安全対策させていただいたのですが、これからの状況次第でそのドット線については設置できるように状況を注視していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 状況次第というか、これまでも地域の方から交通安全対策の要望が強かったわけです。ようやく公道になることで設置ができるようになったわけですから、先ほど申し上げたように、歩行者の方もふえるわけです、公園に向かうということで。であれば、ここはもう本当に真っ先にドット線を設置して、交通安全対策を図ってほしい場所であるわけなのですけれども、様子を見てとかいう状況ではないと私思うのですけれども、いかがですか。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) それでは、ドット線につきましては、こちらも開発されるということで、そこを通行する車両もふえるということでございますので、今後ドット線のほうについては設置できるようにしてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) ありがとうございます。ぜひ市道路線の認定がされた暁には設置をお願いしたいというふうに思います。  次に、入り口の増設ですけれども、先ほど市長答弁でもありましたけれども、個人のお宅の庭というお話があったわけですか、結局それはいろんな事情があってだめになってしまったわけです。いろいろ検討したのでしょうけれども、だめだったということなのですけれども、再度検討しても無理なのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 申し出のあった方について、再度ご事情を説明して、市でもし借り受けるということであれば、協力してくださる方としては、今現在物置とお庭で使っていらっしゃるのですけれども、お庭では使えなくなってしまいますと、市で管理することになりますと、やっぱりそこの部分は専用通路になりますので、お庭にはなりませんよというお話をしたら、ちょっと私勘違いしていたということで、そういうことであれば協力はできないなということで、この件については入り口にできなかったということでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) そうしますと、答弁にもありましたように、コンテナのところですか、駐車場のところも大変難しい状況であるというお話でありまして、そうなると今のところは、これ以上の増設の可能性は全くない状況であるという認識でよろしいのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) この公園、大変細長い公園で、今1か所ということでございまして、開園というか、整備当初は北野入口通りのほうから、コンテナハウスですとか、今駐車場として利用されておりますけれども、そこの一部を借り受けて、両側から出入りできるような公園を想定して整備を進めておったのですけれども、平林寺のほうから、その北野入口通りのほうについては今現在も土地利用がされていて、そこについてはお貸ししているところからも協力を得られなかったということで、そちらについては申しわけなかったのだけれども、お貸しすることはできないというお話をいただいた中での整備と、着工ということになりましたので、4月開園ですから、2か月ちょっとということで、開園してそういった要望をいただいていることは確かでございますので、入り口の増設設置につきましては、引き続き関係者の協力を得られるようなところがありましたら、増設は検討してまいりたいと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) わかりました。引き続き検討をお願いいたします。  憩いの森のほうの整備ですけれども、ウッドチップの検討をしていただけるということでありますので、よろしくお願いいたします。  それから、今1周400メートルのものをもうちょっと細かく切るような形のお話もあったわけですけれども、そこら辺について何か詳しくわかれば教えていただけますか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) コースでございますけれども、1周400メートルということで、なるべく多く歩いていただくためには土地を設けないほうが一番いいのです。  ただ、そういった要望もあるということでございますので、中間付近で途中ショートカットできるようなスペースがあれば、通路のほうは改修のときにそういったコースも設けてまいりたいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 逆に、その分ベンチは難しいという話になるかなというふうに思いますけれども、ベンチというと財政的にかなり負担の大きいものをイメージしてしまいますけれども、本当に腰をちょっと落とせるような、そういった気軽なものというのでしょうか、そういったものでいいのです。先ほどいろいろ騒音等の心配も市長の答弁からありましたけれども、本当に高齢者の方が散策しようと思うと、そういったちょっと腰を落とせる部分というのは非常に大事でありまして、そういうちょっとしたものでいいのですけれども、それも難しいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 経費の問題というよりは、早朝ですとか夜間の利用ということを考えたときに、隣接する方、そういった方々のご理解ということが得られれば設置は可能だと思っているのですけれども、この公園というのは近隣の方だけでなくて、憩いの森も併設されておりますので、ちょっと遠くのほうからいらっしゃる方も多いのです。公園というのは、遠くの方にとってはいい施設なのですけれども、近隣の方にとってはある意味迷惑施設という部分はあるのです。ですから、特に憩いの森を散策される方というのはちょっと高齢の方もいることを想定しますと、朝早起きなわけですから、早朝の利用というのもかなり考えられると思うのです。
     そういったことで、地元のご理解が得られれば設置は可能だということで、ご理解願いたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) そうしましたら、ぜひ地元町内会、あるいは近隣の方のそういった状況を、ご意見をお聞きした上で、もしいいですよということになれば、設置していただけるということでよろしいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) まずは、町内会の意見は聞いてみたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) ぜひよろしくお願いいたします。  次に、UR三角公園の利用ですけれども、突然有償というお話が出てきたということで驚くところですけれども、本当に今までほかの敷地とか、あるいは敷地の中、また屋上というような中で、ようやくすぐ隣接するUR三角公園であればというような話が進んできた中で、突然そういった有償の話が出てきてしまったということでありますけれども、これはこれから工事に入るわけで、もう少し完成まで時間がありますので、引き続き無償でお借りできるような交渉をしていただきたいというふうに思うわけです。  実際にお借りする場合に、幾らぐらいかかるかというところまで話が行っているのかどうかわかりませんけれども、これは市長、有償となると財政的には厳しいという先ほどお話がありましたけれども、例えば条件をつけて、週何回だから幾らとか、そういう部分での交渉の余地というのはあるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部長。 ◎いきいき健康部長(竹之下力) 金額につきましては、まだ正確な交渉ではありませんので提示はされておりません。  そういった中で、条件つきで有償の中でも期限を決めて借りられないかというご質問でございますけれども、現状ではまだ交渉している段階でございますので、全額無償ということで交渉させていただければというふうに考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) その有償、無償の件でこの話がなくなってしまうということが、非常にそれは大変困る話であります。まず、しっかりと無償でお借りできるように交渉をお願いしたいというふうに思います。  最後に、はつらつプロジェクトですけれども、細かくご丁寧に答弁をいただきました。いただいた資料でちょっと気になる点は、橋梁の新設、それから英橋の部分で、遊歩道が途切れているわけですけれども、この部分のスロープについてはどのようになっていますでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) あの区域の両側は、それぞれ下流が英橋と、それと上流のほうが仮称ですけれども、大和田・坂之下橋ということでそれぞれつながりますけれども、英橋の下はアンダーパスで往来が可能となる計画でございます。  ただ、上るに当たっては、河川の維持管理の関係で階段になってしまうということでございます。  それと、坂之下橋のほうについては、当初公園側にアンダーパスを設ける予定でおったのですけれども、その公園自体が柳瀬川の土手と同じような高さで公園を計画しておりますので、そうしますと橋に行くまでの道路と同じ高さに公園になってしまうのです。そうすると、アンダーパスができませんので、ここについては平面交差となるという状況でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 済みません。平面交差ということは、横断歩道で渡るというような意味なのでしょうか。  それから、英橋のほうですけれども、これは私は以前から新座団地から所沢市、清瀬市まで遊歩道を一直線に結ぶ、そういう整備をずっと申し上げてきまして、そういった中でこの英橋のアンダーパスが当然上流側も下流側もスロープということで、この辺について強く強調してきたわけですけれども、今階段というお話があったわけなのですけれども、これについて、今これだけユニバーサルデザインと言われている中で、階段を新設するというのはどうも納得いかない部分ではあるのですけれども、その辺の協議経過についてお聞きできますでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) まず、英橋のほうでございますけれども、この英橋の下流のほうが川の断面積というのですか、上流に比べて英橋から下流というのは川の断面積が何か狭いそうなのです、現況が。そういったところに、なおかつさらに川の内側にスロープ等の工作物を設けるということは、さらに川の断面積を狭くしてしまうということらしいのです。そうしますと、やっぱり大雨が降ったときに、柳瀬川というのは川の高水敷までずっと水が上がってくるような状態でございますので、そういった中でスロープと、確かにふだんは便利なのですけれども、大雨等が降ったときにそういったスロープがあることによって大きな被害になりかねないということで、今回についてはスロープはこの場所についてはできないと。ただ、そのほかの場所、広場におりていくようなところについては可能な限りスロープは設置していきたいというご説明がございました。  それと、あと大和田・坂之下橋のほうなのですけれども、確かに平面交差ということでございますので、そこに横断歩道が引かれるかどうかというのは今後公安の関係、判断するということになるのですけれども、もともと公園側につける計画でおったところ、公園のほうの整備の検討の状況の中でアンダーパスが消えたものですから、こちらについては、区画整理事業で川のほう側に階段になるか、アンダーパスになるか、ちょっとこの辺のところはまた川の維持管理のほうの関係もあると思いますので、その辺については区画整理事業のほうでできないかどうかというところは今後埼玉県のほうと協議してまいりたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 実は、新座小学校と新開小学校では、全校遠足で滝の城址公園に行かれるのです。そのときに、せっかく大和田二・三丁目の土地区画整理事業が進んで、この柳瀬川の遊歩道の整備もされて、ぜひここを通って行っていただきたいなというふうに思っていた中で、一つはですから、新しい新設橋梁については交通安全対策をしっかりしていただきたいなということと、それから英橋のアンダーパスにつきましては、これはいろんな状況というのは確かにあるのかもしれません。このアンダーパスの部分の幅員はどれぐらいあるのでしょうか。  例えばそれを半分階段、半分スロープみたいな、そういった検討というのはされたのかお聞きできますか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 階段の幅員でございますと、今のところ3メートルで計画されているということでございます。  例えばこの半分をスロープにできないかというご質問なのでございますけれども、階段は基本的には堤防の斜面に沿ってつくるわけなのです。アンダーパスであれば、堤防より内側に斜路をつくって、緩やかな勾配でつくるわけなのですけれども、階段となりますと斜面と同じ角度で階段ができるわけなのです。そうなりますと、やっぱりその角度が前提となりますので、そういった角度でスロープを無理やり設置したとしても、例えば自転車を押して上るようなことぐらいはあると思うのですけれども、車椅子とかそういったことには使えないと思いますので、それは現実的には無理かなと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 23番、白井忠雄議員。 ◆23番(白井忠雄議員) 今都市整備部長の答弁の中にもありましたように、本当に車椅子の方がこれではせっかく整備されても通れないなということで、そういう面ではすごく残念です。  この計画概要、資料でいただいたもので進んでいくのかというふうに思いますけれども、引き続きそういう意味でバリアフリー、ユニバーサルデザインについては研究しながら、今後改良できることについてはぜひ改良していきながら、本当にこの区画整理と一体で、この柳瀬川の親水整備が進むということは楽しみな事業でありますので、市民の皆さんに喜んでいただけるような施設が完成することを願って質問を終わります。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、23番、白井忠雄議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。    休憩 午前11時00分    再開 午前11時16分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △工藤 薫議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、16番、工藤薫議員の一般質問を許可いたします。  16番、工藤薫議員。    〔16番(工藤 薫議員)登壇〕 ◆16番(工藤薫議員) 16番、工藤です。通告に基づきまして質問しますので、どうぞ前向きなご答弁をよろしくお願いします。  初めに、学校給食問題です。学校給食費の無償化について。無償化の実施と当面の助成事業について。しんぶん赤旗が2017年に公表した調査によりますと、小中学校給食費の保護者負担を全額補助、または一部補助している市町村が全国417市町村にふえています。義務教育は無償の原則から、首長の決断で始まった自治体が多く、新座市でも決断を求めます。当面1人1,000円の助成を実施してはどうでしょうか。特に第3子の無償化は、第4次新座市基本構想総合振興計画などにも明記されており、速やかに実施すべきではないでしょうか。  全国417ということですけれども、全額補助しているところが55自治体で、一部補助が362だそうです。今自治体数は1,741ありますので、率にして23.95%、約24%の自治体が全額または一部補助に踏み出しています。群馬県が一番多くて、3分の2の自治体を補助しています。渋川市は、平成27年から全額、3億316円です。みどり市も平成29年から始めています。埼玉県は、15の市町村だということがわかりました。  私たち市議団で、滑川町というところを視察しました。平成23年から吉田町長が子育てNo.1を宣言して、小・中学校、幼稚園、保育園、2,474人の児童生徒、園児に対して給食費を無料にしました。平成29年の予算は9,578万円で、約1億円です。一般会計の規模が58億円ですから、この規模の1.6%、新座市でいえば7億円相当を給食費で補助しているということでわかりました。これも、一旦払ってもらってから同額を返還するのは事務が煩雑になるということで、保護者からは免除申請を提出してもらっていました。  子供は平等にしたいということで、町外の保育園、市立に通う子などにも漏れなく申請漏れがないように、園長が代理申請をしているということがわかりました。  若い世代が転入をして、その結果人口が増加し、出生率が向上していました。1万2,090人が1万8,200円と1.4倍にふえ、合計特殊出生率は1.29から1.82と、15年間で県内順位第1位を9回獲得しているという状態でした。導入に当たっては財政負担も大きくて、継続するには不安があったが、町長の決断で実現し、現在町の活性化に大きく貢献している。少子高齢化と人口減少という自治体の課題に対する一つの回答であって、先見の明があったと職員の方が誇らしく語っておられたのが印象的でした。  そこで、市長にお尋ねしますが、こうした自治体課題に一つの回答ということで、首長の決断で始まっています。まちが活性化し、若い人に喜ばれる、選ばれるまちになっていくためにも、この学校給食費の問題、ぜひ決断してはいかがでしょうか。  特に第3子の問題については、後期基本計画、32ページに学校給食費の充実ということで、第3子の給食費の原則無料化を実施していくと、また地方創生総合戦略の中でも、子育てを支援するために、第2子、第3子と産み育てていけるように、特に第3子については、ゼロ歳児、1歳児、2歳児の保育料無料化は続けるとともに、小中学校の給食費の原則無料化をしていきたいと、このように明記されています。みずから立てた計画ですので、ぜひ速やかに実行すべきだというふうに思います。  次に、給食費の口座振替です。給食費の集金は口座振替にして、学校現場での事務量の軽減を図るべきではないでしょうか。  今教職員の働き方改革でも、この給食費は口座振替にして、学校現場の事務職員の事務量の軽減をということが文部科学省からも提案が出されています。新座市では、何校がまだ現場で徴収しているのでしょうか。これは、速やかに口座振替にかえられないのか伺います。  次に、教育問題です。小中学校のエアコンの改修について伺います。ことしも猛暑が予想されており、小中学校全教室のエアコンが正確に作動できるように、3年計画ではなく、速やかに全教室のエアコンの改修を実施すべきではないでしょうか。  これは、新座市はエアコンを早く設置していただいて大変感謝しています。平成23年から普通教室、平成25年には特別教室も全部設置されて、子供たちの環境がよくなりました。しかし、この間メンテナンスがされていなかったのではないかというふうに思います。今まで一回も分解掃除ということがなかったのではないでしょうか。設定温度が下がらない、上がらない、また水漏れがするということでありました。ことしは、普通教室は半分しかやらないということでした。11校について、どこの学校なのかお尋ねします。  ことしも猛暑で、また冬の寒さなどに備えて、このようなふぐあいが出ないのかどうか、残りの学校が心配です。今までのメンテナンス、7年間にわたってやっていないのであれば、やはりこの改修については速やかに全校やっていただきたいというふうに思うわけです。分解掃除の委託料などについても伺います。  次に、福祉問題です。元気な高齢者の外出支援について。元気な高齢者から、東京都のようにバスや電車に乗れるシルバーパスが欲しいという強い要望があります。  横浜市、横須賀市、川崎市などでは、70歳以上の方に敬老パスの交付や半額助成事業などを行っています。高槻市は、市営バスを無料化し、外出頻度の増加、環境負荷の低減など、その波及効果を市がみずから検証して継続しています。このような先進例を研究、調査するとともに、当面70歳以上の高齢者の外出支援、例えば鉄道、バスの共通ICカードなどの制度を創設してはどうでしょうか。  これは、市民の皆さんから大変強い要望があります。免許を返上した後も交通費が大変かかるとか、新座市は東京都と隣接していますので、友達と一緒に外出すると、友達は都民なのでシルバーバスを使っていて、本当に差を感じるとか、1回外出すると4,000円かかるとか、本当に交通費がばかにならないということであります。  ぜひここで挙げました、幾つか例を挙げましたが、例えば横浜市の敬老パスは、70歳以上の方に所得に応じてパスを交付しています。非課税の方は年間4,000円でバスに乗れます。66万人の対象者のうち交付者数は37万人で、56%の交付率だそうです。  川崎市では、70歳以上の方にフリーパスか半額乗車券、どちらかを選択する申し込み用紙を郵送しています。フリーパスのほうは1か月1,000円で、市バス、小田急バス、東急バス、神奈川中央交通バスに乗れます。半額の方は、特別乗車証を提示すると、バスの乗務員が料金箱の設定を半額に切りかえるので乗れるということです。財源は、国の地域住民生活の緊急支援のための交付金を活用して行っています。  隣の朝霞市は、70歳以上の方にデポジット500円分を含む3,000円のバス・電車共通カードを配布しています。予算額は、ことしは3,080万円だそうで、約1万人分を予定しています。一回これは2,000円に下げましたが、平成29年からまた3,000円に増額したということでありました。特徴として、多くの高齢者の方がこのパスを利用して外出されています。ぜひ新座市もこうした先進例を研究し、その効果を検証してほしいと思います。  高槻市は、私は驚きましたが、市が高齢者無料乗車証制度の利用実態調査というのを行って、この乗車証を持っていると、外出する機会が持っていない人より1.3日ふえていると。そして、健康増進効果としては1日当たり869歩多く歩いている。また、経済効果では、1回の外出につき平均3,080円のお買い物などをするので、年間波及効果が32億円に上る。また、最後に、環境負荷低減効果では、自動車利用が1万1,000人削減されたので、その結果806トンの二酸化窒素が削減され、杉の木1本分吸収する二酸化窒素を14キロとすると、15万本分もCO2が吸収されている。このように市がみずから効果を検証しています。この高槻市は、6億円かけて70歳以上の方の無料乗車証を渡していますが、費用対効果がよいということで市長は継続をしていると表明しています。このような先進例をぜひ研究していただき、新座市についても導入に向けて研究、調査していただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。  次に、私道の公道化です。池田五丁目2番及び3番目の境を東西に走る私道の公道化について。現地は、相変わらず道路の傷みが激しく、雨が降れば水浸しで歩行が困難な状況です。地権者の意向調査のその後の進捗状況はどうでしょうかということです。  写真を見てください。これは、いつも問題になっている道路の柿の木ハウスのほうから大泉学園のほうを向いています。この前、ちょっと雨がしとしと降ったときに見に行きましたが、もうこういう状態でした。  次のは……    〔何事か言う人あり〕 ◆16番(工藤薫議員) これは、逆方向から見ました。大泉学園のほうから新座市を見ています。両側、左右とも水があふれていて、どこも歩けないという状態です。これも同じような状況です。本当にわずかな雨だったのですが、排水溝などもありませんので、非常に水浸しになってしまうという状況です。車が来ましたが、歩行者の方はこういうふうに避けて歩行しているという、こういう状況です。  地権者アンケートをとっていただきました。ぜひ市が公道化を目指す道路として位置づけてほしいというふうに思うわけです。アンケート結果は、37人の所有者の中で回答があったのが28人ということで、市が舗装することには全員が賛成ですが、寄附採納するのには17人が賛成で、反対が9名います。このままだともうまとまらないということで、住民たちは困っているわけです。ぜひ市が音頭をとって住民を集めて説明会を開いて、現状を打開してはどうでしょうか、伺います。  次に、要綱の改正です。私道寄附採納基準、また私道の準公道化に関する要綱、コミュニティ施設整備事業補助金交付要綱では、市道の道路形態を有効幅員4.8メートル以上、排水設備が完備、2メートル以上の隅切りなどと定めており、条件が厳しくて活用しづらいのではないでしょうか。市民の安全な通行や生活環境の改善のために、要綱が活用できるように要綱の緩和や補助限度額の引き上げなど、要綱の改正を求めます。  まず、寄附採納基準なのですが、公道化するには私道を寄附しなければなりません。この基準を見ますと、第3条は有効幅員は4.8メートル以上あること、路面はアスファルト舗装され、排水施設、U字溝またはL形側溝が完備していること、そしてまた第4条は、添付書類は公図、実測図、道路構造図などを添付し、また4条の2では私道に既存埋設物がある場合は既存埋設物の種類、位置、埋設時期を明らかにする資料、ガス管がある場合はその調査をして、その調査結果を添付するというふうになっていました。素人である市民が、どこでこういう資料を手に入れていいかわからない、調べ方もよくわからないという状況ではないでしょうか。事前調査でも、もう実測図や公図などが求められています。  資料で、過去10年間でどのくらい活用されているかいただきましたが、寄附採納は15件、私道の舗装は11件、準公道化は1件だけでした。大変少ないというふうに思います。  次に、コミュニティ施設の私道の舗装のほうですけれども、これもこの10年間で大変少ないです。少ない理由は、どこにあるというふうにお考えでしょうか。これも私道の舗装補助があることも知らない方が多いというふうに思います。ですけれども、住民がなかなかまとまらないということもあると思います。それで、補助率や補助限度額も下げてしまいました。ぜひ前のようにふやすべきだというふうに思います。ぜひ使いやすいようにしていただきたい。  また、ホームページ上に要綱を出していません。私道を舗装できる制度があるのだということを知らない市民が多いというふうに思います。もっとPRをお願いしたいと思います。  また、最後の準公道化についてもそうです。利用が1件だけということでした。なかなか利用しづらい原因についてどう考えるか伺います。  次に、道路問題の3ですが、私道補助制度の創設について。川崎市では、幅員1.8メートル以上の私道の舗装工事に9割相当を助成する制度があります。助成に該当するかどうかの事前調査も申請することができます。本市でも創設に向けて調査研究を求めます。  1.8メートル以上ということでありました。そして、舗装する場合は9割です。行きどまり道路の場合は8割、もう一回補修する工事の場合は7割でした。事前調査についても、新座市のように細かい計画書を出す必要もありません。道路の幅員と延長と世帯数を書くだけで申し込めます。本格的に補助が決まってから見積書などを出すようになっていました。申請書類も全部記入例もあって、全てダウンロードできます。市民のご利用が多く、年間14件から20件だということでありました。そして、私道の舗装助成制度のパンフレットもつくっていました。このような例も見て、ぜひコミュニティ施設整備のほうがもっと目立つように、PRとともに内容についても9割やっているところもあるわけですから、新座市は3分の2ですけれども、その補助率、補助限度額などについても改正してもらいたいというふうに思います。  次に、最後に行政問題です。平林寺の雑木林再生事業、歩道整備、ボランティアガイド活動について伺います。  これは今、平林寺の保存管理計画に基づいて伐採が始まっています。これは、5年ずつ3期に分けて15年間かけた大規模な計画だそうです。私は、第1期でないところのこもれび通りや大門通りが広く伐採されたので、もう歩道ができるのかというふうに思っていました。しかし、きのうの助川議員への回答では、歩道の拡幅は陣屋通りだけということなのでしょうか。やはりあとは、文化財なので平林寺の中での歩道整備は難しいということなのでしょうか。平林寺様のところを削っての歩道拡幅はないのかということをもう一回確認したいと思います。  また、この大規模な再生事業ですが、積極的にもっと周知すべきだというふうに思います。ホームページを見ますと、平成28年度の事業予定地だけが出ているだけで、最近のものは出ていません。市民からは、桜はなぜ切ってしまうのかとか、なぜあんなふうにたくさん広い面積で伐採するのかとか、お問い合わせがあります。  平林寺のこれは今度広報に載ったものですが、庁舎が見える形です。大門通りの伐採の様子です。広い範囲で伐採が行われて、樹木がそのまま置いてあるというふうになっています。  保存管理計画の41ページには、本計画の理念を市民に積極的に発信する必要があると書いてありました。一時的に景観が多く変化するので、市民に違和感を抱かせることになりかねない。どのような目的、意図でこの伐採や再生事業が行われるのかを積極的に周知して、市民への情報発信、啓発は市の教育委員会が主体となって行うものとするというふうに書かれています。  また、22ページには、外壁のところは周辺の伐採はパトロール用通路になるというふうに書いてありました。保安用や境内林の管理の利便を図るために、軽トラックが走行できるようなパトロール用通路を外構の柵沿いに全部整備すると、このように書いていました。これは、そのための伐採なのでしょうか。その点もお願いしたいというふうに思います。とにかく市民は大変関心を持っておりますので、積極的な周知が必要だというふうに思います。  次に、観光ボランティアガイドについてです。昨年度から観光ボランティアが平林寺の中で活動できなくなっていますが、従来どおり平林寺内でもガイドを行い、(1)の再生事業への理解や本市の魅力をより多くの市内外の方に広げられるようにしてはどうでしょうか。  観光ボランティアの方は、市民大学を卒業して、平林寺についてもよく研修を深めていらっしゃいます。市内外の方の要望は、やはり平林寺を案内してほしいということがご依頼が多いのではないでしょうか。最近のボランティアの活動実績はどのようになっているのか伺います。  活動できなくなった理由と、それからぜひ中でまた活動できるように提案したいというふうに思います。  以上です。1回目、よろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、工藤議員のご質問に順次お答えを申し上げます。  1、学校給食の無償化につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  給食費の口座振替についても、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  小・中学校のエアコンの改修についても、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  元気な高齢者の外出支援についてのご質問をいただきました。元気な高齢者が外出の頻度をふやすには、健康増進や地域の活性化につながる大切なことと認識しております。本市では、高齢者の外出支援の一助を含め、70歳以上の高齢者の方に交付手数料500円で2年間のにいバスの無料乗車券を発行しております。ご紹介いただきました、東京都、横浜市、川崎市など、大きな都市と同様の事業はちょっと難しいと思います。先進例並びに本市と同規模の自治体における元気な高齢者の外出支援につきましては、今後調査研究してまいりたいと思います。  また、当面70歳以上の外出支援、鉄道・バス共通ICカードなどの制度の創設ですが、本市の財政状況を鑑みますと、直ちに新しい制度を創設することは難しいと考えます。  4、道路問題、1、私道の公道化について、(1)、池田五丁目2番及び3番の境を東西に通る私道の公道化についてのご質問をいただきました。平成29年9月から本年1月にかけまして、池田五丁目の私道所有者を対象に寄附採納に係る意向調査を実施いたしました。
     5月末までに全地権者36名プラス1法人、そのうちから28名から回答をいただきました。移行アンケートの内容ですが、市が私道の舗装修繕を行うことに対して回答をいただいた中では、反対をする方はいらっしゃいませんでした。全員賛成でした。未回答者の方がいることから、土地所有者全員のご意向は確認できなかったため、現時点においては当該私道を市が舗装補修を行うことは難しいと考えております。  また、回答があった人の中で当市へ寄附採納することについては、9名の方が反対との回答であったため、当該私道は市が管理することは難しいと判断しております。  要綱の改正でございますけれども、条件が厳しくて活用しづらい、改正が必要ではないのという話でございますけれども、私道や市道の後退用地の受け入れに当たりましては、平成15年度に新座市私道寄附採納基準を定め、当基準にのっとって寄附採納を受けております。当基準施行以前に、現にあります私道については、幅員4.8メートル満たさなくても従前の道路幅員を受け入れているところがあります。また、当基準において、排水施設整備の完備など、寄附受け入れに当たっての条件を幾つか列記しておりますが、周辺道路の状況や公共性の高さの度合いなど、個々の実情を踏まえた上で条件を全て満たしていなくても受け入れを行う場合もございます。  また、私道の維持補修工事について、本市で補助金交付を行っているコミュニティ施設整備事業補助金交付要綱に該当する私道の道路形態としては、実測で4.0メートル以上の幅員規定であり、補助金額としては整備事業金額の3分の2以内であり、300万円を限度としております。  現時点において、いずれの要綱についても改正を行う考えはございませんが、事実上公道のように利用されている私道の管理の問題は、その私道を利用される不特定多数の市民の皆様の安全管理上の問題として重要であると考えております。  そのため、市民の皆様が要綱を活用されやすいよう、寄附採納に当たっての事前相談段階において提出書類を簡素化するなど、適宜対応してまいりたいと考えております。利用しやすい方法、周知の方法もさらに工夫をしていきたいと思っております。  (3)、私道の補助制度の創設につきましてご質問いただきました。本市においては、先ほどのご質問で回答しましたけれども、コミュニティ施設整備事業補助制度があり、私道の整備に対しても既に助成制度を実施しているところであります。  現在のところ、補助条件の緩和や補助率や限度額を拡大する考えはございませんが、ご紹介のありました川崎市を含む他市の事例も踏まえ、市民の皆様への周知や手続の簡易さを今後案内をしていく努力をしていきたいと思います。  5、行政問題、1、平林寺の雑木林再生事業、歩道事業、ボランティアガイド活動についてのご質問をいただきました。  (1)、平林寺の雑木林再生事業や周辺歩道整備についてのご質問をいただきました。平林寺周辺の歩道整備計画につきましては、昨日助川昇議員への答弁と重複しておりますけれども、再度答弁させていただきます。  初めに、陣屋通りにつきましては、伊豆殿橋から平林寺黒門先までの約360メートルについて、今年度から3か年かけて実施する予定としております。スケジュールといたしましては、今年度と来年度で平林寺側を整備し、最終年度に反対側の歩道と野火止用水への歩道橋の架橋を実施予定です。  次に、こもれび通りにつきましては一部道路幅員の狭い箇所があり、車道の幅員とともに両側歩道の整備が必要であると認識しております。しかしながら、境内林につきましては、伐採や道路整備などの現状変更を行うためには、文化庁を初め、多くの関係機関との調整が必要となりますので、早急な整備は難しいと考えておりますけれども、事業化へ向けて引き続き関係機関と協議してまいります。  最後に、平林寺大門通りにつきましては、こもれび通り同様、平林寺境内林の現状変更だけでなく、並行して流れる県指定史跡の野火止用水、平林寺堀が存在していることから、これらの文化財の現状変更が必要となります。そこで、平林寺堀の現状変更の可否について関係部署と調整を行いましたが、大規模な改修は認められないとの意向でございました。  なお、市民の皆様への周知につきましては、整備時期、整備内容が決まり次第、随時広報やホームページで周知を図ってまいりたいと思います。  2、観光ボランティアガイドについてのご質問をいただきました。ボランティアガイド協会は、平成20年6月に設立され、現在57名の会員を有するボランティア団体です。ガイド案内の中心は平林寺でしたが、昨年5月末には平林寺様から、修行環境を整えるため境内のガイド活動は遠慮してほしいとの申し出を受けました。そのため、それ以来平林寺でのガイド活動は休止しております。今後も平林寺様に対しましては、機会を捉えてガイド活動再開の申し入れを継続してまいります。  なお、ボランティアガイドにつきましては、従来から実施している野火止用水コースとともに、黒目川コースや大和田コースなど新コースを検討しており、市内外の皆様により一層本市の魅力をPRしてまいります。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 工藤薫議員から、学校給食問題、教育問題、行政問題についてご質問がございましたので、お答え申し上げます。  1点目の学校給食の無償化あるいは補助、一部補助についてでございますけれども、平成29年の第4回の定例会でもご質問をいただきました。過去においても、同様のご質問をいただいておる状況でございます。  市としての基本的な考え方は、給食提供に関する予算については、施設設備の充実を図りまして、安心で安全なおいしい給食を子供たちに提供することを最優先に進めておるところでございます。給食室の改善を図りまして、衛生面でも作業工程においても改善を図っていくことが必要だと考えておるところでございます。  現在スチームコンベクション等の機器を導入して、給食の献立もさらに拡大できるように、あるいは米飯、御飯の給食が提供できるような、そういう施設設備を整えているところでございます。給食においては、食中毒を絶対に出してはならないという、そういう強い信念のもとに、そういった視点で施設設備の改善を図ることが最重要だと考えておるところでございます。そういうところに予算を投入することこそ、行政の務めであると考えておるところです。  給食費の補助につきましては、私どもはセーフティネットをしっかりと張って、本当に困窮している家庭には全額補助していくという、そういう考えのもとで運営を進めているところでございます。現在でも、要保護家庭、準要保護家庭を含めると、1割強の家庭にこの給食費の全額補助を行っている状況でございます。  したがいまして、生活にゆとりのある家庭にまで補助していくという、そういった考えはちょっととれないというふうに思います。  他市において実施しているということでございますけれども、政策の選択の上でそうした状況があるのではないかと。本市においては、さまざまな別の面での補助をしているところがございますので、例えば18歳の医療費無償化とか、あるいは子供たちが学校で事故があったとき保険を掛けるのですが、これらは半分は保護者負担で今まで来ましたけれども、数年前から全額を公費で負担をしているという状況がございます。他市が実施しているからといって本市でも実施するという、そういうことは予算的なことを考えても難しいと考えております。  次に、給食費の集金方法でございますけれども、多くの学校は口座振替で対応しております。23校中4校が手集金で行っているということでございます。手集金のメリット、デメリットもあるわけで、デメリットは現金を子供たちが持ってくるということで、紛失等の事故が起きやすいと、あるいは集金の際に手間が少しかかるというようなことで、教師の負担軽減ということを考えますと、これはやっぱり是正をしていく必要があるかなというふうに思います。ただ、確実にやはり集金ができるということも手集金のよさであります。  口座振替の便利さもあるわけですけれども、口座振替の場合は、一度引き落としで落とせればいいのですが、口座から残高不足で落ちなかった場合、再度それを金融機関から学校に通知が来まして、学校から督促の案内をするというようなことで、これもまたかなりの手間がかかるというようなことでございます。いずれにしましても、一長一短があるわけですけれども、今後は口座引き落としを推奨してまいりたいと存じます。  続いて、エアコンの改修についてのご質問がございましたのでお答えします。エアコンの清掃ですが、市内小中学校の空調の設備につきましては、平成23年度に普通教室に717台を導入をいたしました。そして、1年置いて平成25年度に特別教室へ305台ということで、これ全ての教室にエアコンが設置されるというような状況になりまして、県内でも早期の設置であるということで、近隣の市町村からは随分うらやましがられたという状況がございました。  早いもので、平成23年度に設置した教室につきましては7年を経過をしているという状況でございます。専門的な業者によるメンテナンスが必要な時期となってきているわけです。理想的には、5年に1度ぐらいはメンテナンスをする必要があると言われていますけれども、学校というのは限られた時間しか稼働しません。家庭とは違って、長時間にわたって稼働するというようなことはございませんので、今まで様子を見てきたわけですけれども、本年度、平成30年度にはフィルターの高圧洗浄や熱交換器のメンテナンス、清掃の予算を計上したところでございます。  費用につきましては、1台3万4,914円ということでございます。台数が多いので経費がかかるわけでありまして、1,500万円程度の予算を計上いたしました。今年度は359台、来年度は358台ということで実施する予定になっておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  なお、メンテナンスを施していないから機能しないとか、そういうことはございませんので、通常どおり稼働しておりますので、来年度であっても支障はないかというふうに思っております。  次に、平林寺の雑木林、境内林についてのご質問がございました。武蔵野の雑木林は伐採を行い、切り株から出た芽を育てていくという、これを繰り返しているわけです。これを萌芽更新と呼んでいますけれども、萌芽更新を繰り返している。その伐採したものは、まきとして活用してきたという歴史がございます。  この平林寺の境内林は、昭和43年に国指定の天然記念物になったわけであります。この境内林もしばらくの間伐採等は行ってこなかったということで、かなり高木に、高くなってしまった、伸びてしまったというような状況があります。雑木林のあるべき姿を取り戻すために、国、県、市の補助を活用して、平林寺さんのほうで境内林再生事業に着手をしておるところでございます。この事業によりまして、高く大きく育ってしまった木を切り倒して、切り株は残してありますから、そこから芽を出すというようなことが行われているということであります。  事業主体は平林寺さんでございますので、新座市のシンボル的存在でありますこの平林寺の境内林を理解をしていくために、どうしてこういう伐採をするかということも含めて、やはり市民に啓発をしていく必要があろうかと思います。  現在特集記事を掲載する予定で、教育委員会も準備を進めておるところでございます。これによって、どのような理由でこういう伐採が行われているのかということが市民の前にも明らかになるのかなというふうに思っています。  また、道路沿いの伐採でありますけれども、春になると桜が満開に咲いて、景観的にもよかったのですが、何しろ桜の木もかなり老木になってまいりまして、倒れる危険がある。なおかつ、大門通りのほうに覆いかぶさっているように生えていますので、台風でも来ると倒木のおそれがある。下を車が走っていますので、もし走っている車に倒れてきたら大変なことになるということで、ご老師さんも大変心配をなさっているところでございます。そういった関係もありまして、倒木のおそれのあるような、道路に覆いかぶさっているような木については危険であると。今までも、枝が折れて車を傷つけてしまったと、苦情が随分平林寺さんに寄せられていたようでありまして、そういったことを防ぐということもありまして、道路沿いの高木については伐採をさせていただいたということでございます。  今後は、市民の方々にもご理解をいただけるように広報等で案内をしてまいりたいと存じます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤……    〔「これについては、市長の答弁」と言う人あり〕 ○議長(島田久仁代議員) よろしいですか。休憩にしますか。    〔「休憩」と言う人あり〕 ○議長(島田久仁代議員) 暫時休憩いたします。    休憩 午後 零時01分    再開 午後 1時05分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 △議長報告 ○議長(島田久仁代議員) 議長報告を行います。  市長から、いきいき健康部長が所用により退席するため、いきいき健康部副部長を出席させる旨の申し出がありましたので、ご報告いたします。  以上でございます。  市長。 ◎市長(並木傑) それでは、工藤議員のご答弁にちょっと漏れがありましたので、漏れというか、学校給食費の無償化について市長の見解をということでございます。  教育行政につきましては、市長と教育委員会で構成する新座市総合教育会議において、綿密に連携を図って進めているところでございます。  学校給食費の無償化につきましては、本市の財政状況との兼ね合いもございますので、この会議の中で検討させていただくことにしたいというふうに思っております。  大変厳しいので、現状では難しいということをお答え申し上げたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 給食費ですが、資料をいただきまして、第3子以降を無償化した場合、小中学生で354人で1,559万円でできるということでありました。これは1年半前の資料なのですけれども、1,560万円ということですから、そんなうんと多額というわけではないというふうに思います。  再三言っていますが、第4次新座市の基本構想の中でもしっかりうたわれていますし、地方創生の中でも18歳までの医療費無料化と保育園ゼロと待機児童ゼロと、それから第3子までの無料化というのは、さんざんこれ繰り返し掲載されていますが、この点との兼ね合いについてはどういうふうに考えているのでしょうか。市長と教育長と、両方に伺いたいです。  また、この第3子無料化はみずから決めた計画でありまして、掲げているわけです。平成31年度までやっていきたいということで、地方創生にも入っています。合計特殊出生率が今新座市は低いですから、これを上げて1.6まで持っていきたいというふうに言っているわけです。それで、今現在は幾つなのでしょうか。こうした出生率についても伺います。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 出生率につきましては、資料があればお答え申し上げたいと思いますけれども、財政状況が大変厳しいということで、今新座市は子供に対しまして、まずこども医療費の無償化、高校3年生まで入通院を行っている、大変高い評価をいただいている施策でございまして、こういう施策もある。あるいは、ネウボラの制度もことしから導入をした。あるいは、放課後児童保育室におきましては、待機児童ゼロで全部受け入れるというような体制をとっております。  また、幼稚園と保育園の子供たちの受け入れにつきましても、待機児童ゼロを目指して、毎年保育園の新設、あるいは小規模児童保育室の拡大等々を図っているわけでございます。この給食費の無償化が子育ての部分の一つの施策でありますけれども、新座市は総合的にかなり先進的にいろいろな子供施策はしっかりやっているというふうに思っておりますので、今の財政状況、財政調整基金が3億円を割ってしまったという、こういう状況でございます。1,500万円ぐらいと工藤議員はおっしゃいますけれども、1,500万円もという考えを持っていただきたいなというふうに思っております。  だから、これは導入しますと10年間で1億5,000万円、6,000万円になるわけでございますので、例えば東京都23区のような財政が豊かなところとか、そういうところであればやってみたいなと思いますけれども、この地方創生総合戦略を立てたとき、あるいは第4次基本構想総合振興計画の後期5か年の時期の財政調整基金と財政状況が大分変わっておりますので、今すぐにの導入というのはちょっと厳しいのかなというふうに思います。  将来的に財政調整基金が30億円、40億円と大変豊かになれば考えますけれども、今厳しい財政状況の中では踏み出せないというようなことでございますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 第3子以降の小中学校の給食費の無料化ということにつきましては、確かに第4次新座市基本構想総合振興計画の後期基本計画に記載があることから、教育委員会としても検討してまいりました。  補助額としては年間1,560万円かかるということに加えまして、小中学校在籍の第3子を抽出をするというこの作業が大変困難であるということでございます。抽出ミスを防ぐ観点からも新たなシステムの導入が必要となることから、本市の厳しい財政状況を考慮しますと、実施はなかなか困難かなというふうに考えておるところでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 合計特殊出生率ですけれども、地方創生総合戦略を策定した当時、平成26年に1.29であったものを目標としては平成31年に1.38ということで掲げております。  その後の経過ですけれども、平成27年が1.43、平成28年が1.34ということで、数値が出るまでに1年ほどかかりますので、最新のデータはここまでということになっております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 6月の補正予算でも2,000万円ほどの土地の拡幅とか出ました。本当に1,560万円ということなのですけれども、多子世帯に対する補助というのはずっとうたっていたはずです。  それで、地方創生では、こういうふうにも言っています。少子高齢化で市の財政が不安定になるおそれがあって、市民サービスの維持については市の財政配分で改めて検討が必要ですが、そのような中にあっても子育て支援については優先的に取り組んでいきますというふうに言っていますし、この第3子の無償化をやって、さらなる財政状況を見ながら、さらなる助成の拡大について検討していきますというふうに29ページにも書いてあります。  このように市がみずから決めた中で、これはやると、そしてもっと拡充していく、また財政は厳しくてもこれは優先してやるのだというふうに、これは皆さんがおつくりになった総合戦略の中で明記されているわけです。若い転入者をふやして、都市間競争に勝って、多くの方に選ばれるまちを目指すのだと。だから、区画整理と子育て支援でこうやって定住人口をふやしていく、特に若い子育て世代に来てもらいたいのだと、そういうことを言っている中の一つなのではないですか。  さっき滑川町のも言いましたけれども、ここは出生率が1.82というふうにふえて、県内で順位がずっと第1位だというわけです。だから、18歳までもすばらしいですけれども、市がみずからうたったそういった無償化ですから、それはやはりきちっと実践すべきだというふうに私は思います。  1.38ですか、出生率は来年これは達成できそうなのでしょうか。そのこともあわせて伺います。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 出生率ですけれども、実績としては先ほど申し上げたとおりです。  考え方として、毎年0.017ずつ上がれば1.38ということで、これまでの経緯を見ますと目標の数値は一応クリアしているということで、そういう状況です。平成27年から平成28年にかけて下がっているという状況もありますけれども、もうここずっと10年ぐらいデータを見ると、上がったり下がったりしながら、全体的な傾向としては上昇を続けているので、このペースでいけば、今のところの見込みですけれども、達成できるのではないかというふうに考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 市がみずからつくった計画ですので、それでは総合戦略も基本構想もそれぞれ見直していくと、これはやらないというふうに見直しをするということで、そういうふうに考えてよろしいのですか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 確かにみずから市のほうで検討して導入したいということで書いた立場としては、何とか導入をしたいという気持ちは強く持っているところです。  子育て支援の観点からも、その検討は必要だと思っているわけですけれども、当然財政状況を見ながらということで、先ほど来答弁があるとおり、厳しい財政状況がさらにこの策定当初よりは厳しい方向に向かってしまっているという現状があります。  しかしながら、その子育て支援施策について、さらに充実という検討は引き続き続けていきたいと思いますけれども、さまざま課題がある中でどういったものを選択していくか、今後の計画の中でこれをもう諦めてしまうのか、それともやはり導入に向けて、ほかの事業との兼ね合いもありますけれども、検討していくのかということについては、今後新たな計画を策定する中で改めて考えていきたいと思います。  今の時点では、もうやめたとか導入するとか、はっきり考え方を示すのはちょっと難しい状況です。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 先ほど教育長は、セーフティネットとしては就学援助などで無料にしていますとおっしゃって、ゆとりのある世帯にまでこういった無料化を進めることは考えていないとおっしゃったのですが、今子育て世代の貧困というのは大変大きな問題になっていまして、平成25年の国民生活基礎調査では、今の生活にゆとりがあると答えた国民が4%で、特に子育て世代では65.9%が苦しい、大変苦しいというふうに答えています。  貯蓄ゼロという世帯が今20歳代ではゼロ世帯が4割を占めているということで、非正規雇用が多くなっているというふうになっていますが、今の学校に来ている世代というのはゆとりがあるというふうに、そういうふうに思っていらっしゃるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) いや、そういうことではなくて、私どもはやっぱり本当に困っている家庭にはしっかりとしたセーフティネットを張って援助すべきだと、補助すべきだと考えているわけです。  それで、生活保護家庭プラス準要保護家庭も給食費、学用品費等も含めて補助をしているわけです。給食費については全額補助をしているという状況で、それが今12%程度に及んでいます。少しずつふえていることは事実だと思います。  しかし、全ての子供たちの給食費を無料にするということはいかがなものかというふうに考えているわけでありまして、食というのは生きるための基本でございますから、それぞれ独立した家庭の中で営んでいるわけで、その中で3食のうちの一つの1食ですから、当然やはり食材費程度は保護者に負担していただいて、家庭にいても学校にいても同じですから、そういう考え方で申し上げたわけでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 先ほど紹介した滑川町などの町長の意見をぜひ見ていただきたいというふうに思います。  時間がないので次へ行きますけれども、口座振替については4校やっているということ、手集金なのですが、これは速やかに口座振替に変えていただけるということで、確認でよろしいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。
    ◎教育長(金子廣志) 私どもも、やはり口座振替が働き方改革の一環でもありますから、そういった方向で進めたいとは思いますが、給食費の会計については校長の私会計ということになっていまして、教育委員会がこうしろああしろというような指示、命令を出せるような、そういうものではない。ただ、やはり今後のことも考えて口座振替のほうがよろしいのではないかという方向で学校には指導していきたいと考えていますので、命令一下ですぐに変えるということではございませんので、ご理解をよろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 教職員の働き方改革では、特に給食費の徴収などで教職員の手を煩わせることがないようにということが特に強調されていましたので、よろしくお願いします。  エアコンのほうですが、ことし改修する11校の学校名はどこでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 本年度エアコンの清掃を行う学校でございますが、大和田小学校、西堀小学校、片山小学校、第四小学校、東野小学校、新開小学校、陣屋小学校、新座小学校、新座中学校、第四中学校、第五中学校の計11校でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) ことしも大変猛暑というふうに言われておりますが、改修されない来年度になった学校から、ふぐあいや水漏れ、また温度が下がらない、上がらないということがあった場合の緊急対応については、きちっと対応するということでよろしいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 緊急に対応が必要となった学校には、これまでもそうしておりましたが、直ちに修繕等の手配をして対応を図る所存でございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) それでは、高齢者の敬老パスのほうに移りますが、これが循環バスは500円で2年有効のをいただけますけれども、やはり循環バスの改善とともに、路線バスにも乗りやすくしていくというのも一つの大切な施策ではないかというふうに思いますが、市民からこのパスについては大変強い要望があるということについて、そうした認識はあるかどうか伺います。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部副部長。 ◎いきいき健康部副部長(今村哲也) 要望があるかということでございますが、担当課のほうには直接そういった声はお聞きをしておりません。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) これは、そんなに市に電話をかけるほどではないというふうに思いますけれども、新座市の地形からいって駅に出るにはやはりバスが必要だということで、循環バスは全部通っていませんので、ともかく交通費を補助していただけたらなという声はすごく強くあります。  本当に東京都と隣接していますので、友達がシルバーパスを持っているという例もたくさんあるわけです。このパスを利用している市民の声というのは、これは札幌市ですけれども、運転の機会が減って高齢者の交通事故の防止になるとか、お友達と会う機会がふえたとか、それからまた寝たきりや介護が将来心配だけれども、こういった制度は続けてほしいとか、外に出る意欲が出てきたとか、そういう声がたくさんあるわけです。  さっき同規模の自治体を調査するというふうにおっしゃったのですが、そこは例えば朝霞市とかなのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部副部長。 ◎いきいき健康部副部長(今村哲也) 先ほどご紹介をいただきました横浜市ですとか川崎市につきましては、市営バスがかなり本数が走っているというふうに思います。  新座市と同規模の自治体において、そういった民間のバスのフリーパス的なものが可能なのかどうかというのは、調査研究してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) お隣の朝霞市が年間3,000円のフリーパスを上げているということですけれども、言ってみれば、2回ぐらい外出すればこのくらいはなくなってしまうかもしれませんけれども、行政の気持ちとして、70歳以上の方に外出を応援するという形で差し上げているということで、とてもいいというふうに思います。ぜひこれは研究していただきたいと思います。  それと、先ほど言った高槻市ですけれども、ここの4つの指標で検証していました。外出頻度がふえることと、また歩く歩数がふえること、また経済効果もあるし、二酸化窒素の車の利用が削減されることにより環境もよくなるという。それで、6億円かけているのですけれども、市長はこの施策はいいと継続を表明しています。  こうした高槻市については、これについてもぜひ調査研究していただきたいと思いますが、どうでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部副部長。 ◎いきいき健康部副部長(今村哲也) 民間パスを導入した場合どんな効果があるのかということも含めまして、調査研究してまいりたいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) ありがとうございます。ぜひしっかり導入に向けて研究していただきたいと思います。  私道のほうに行きますが、スライドをお願いします。ごらんのように、道路が右も左も水浸しになっているという感じなのです。ここは、もし公道化する場合でも側溝などがないわけですけれども、排水設備が完備していることという寄附採納基準によると、それはもうだめなのですけれども、例えばここの公道化については、この排水設備については、先ほどの答弁のとおり、それは必ずしも要求しないということでよろしいのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 市長答弁にもございましたとおり、受け入れに当たっては周辺の道路状況ですとか、公共性の高さ等、実情を踏まえた上で条件等を全て満たしていなくても、条件というのは所有権等の条件は別としまして、整備に関する条件等を全て満たしていなくても受け入れを行う場合もありますということでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) ここの道路については、先ほど事実上公道のようになっていて、不特定多数の安全管理上大事だという言葉もありましたが、池田のここの道路については、市が公道化を目指しというか、公道化のように位置づけているというふうなことで確認してよろしいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 公道化に関しては、やっぱり所有者の意向というのが一番大事だと思いますので、今回のアンケート調査の結果でまいりますと反対の方というのが32%もおりますので、公道化を目指していきたいということからちょっとかけ離れているとは思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 反対の方もおられるのですが、9名が……回答がない方もいます。これは、なぜ回答がないのでしょうか。  また、28名の回答をした方には、こういう結果だったよという調査の結果というのは伝えられているものなのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 回答のない方の主な理由ですけれども、書類を一定期間待ったのですけれども、返送されてこなかったということでございます。それで、再度また返送されてこなかったということで、改めて2度送付いたしましたけれども、それでも返信がなかったという方でございます。  結果につきましては、内容を簡潔にまとめて送付してございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 9名の方は宛てどころ不明で返ってきたり、法人が解散してしまったりとか、そういうことで居住がはっきりしないということらしいです。なので、市の要綱で、回答があった方の8割の承諾があれば公道化を目指すと、例えばそういうことというのはできないものなのでしょうか。  あくまで不明な方を追いかけても、いつまでたっても回答がないわけで、所在がはっきりした地権者の方の8割の同意というふうに、例えばそういうふうに解釈していくということはないでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 要綱の中では、10分の8を超える割合の所有者による寄附採納が行われるということでうたわれていますので、8割の寄附採納が行われれば、その他細かい条件はございますけれども、まずは8割ということでございます。  全体では37名の所有者がおりますので、そのうち28名の所有者から回答をいただいたということで、まずこの段階で75%の方から回答をいただいているわけなのです。その28名の中でさらに賛成の方が61%でございますから、これでは8割に達しないと。それで、さらに賛成の方の17名で、回答をいただいた中では61%になるのですけれども、面積割合、持っている面積を割合にいたしますと、賛成の方というのは全部で986平方メートルあるうちの180平方メートルの所有でございますので、面積にしますと持ち分割合では18%にしかならないのです。ですから、人数割合と面積割合の8割ということでうたってありますので、面積割合のほうはかなり低いということで、ちょっとこれでは難しいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 要綱とか規則ですので、市が実情に合わせて解釈したり改正していくということは可能かなというふうに思います。  例えば賛成でも反対でもない、その他なんていう方もいるわけで、どういうご意見があったのかはちょっと教えてもらえなかったのですが、地権者が遠くに住んでいる方もいるみたいだったりして、ともかくここは大泉と片山、ベルク方面を真っすぐ結べる道路で、誰もが公道だというふうに思って、大変交通量が激しいところですので、市が一度音頭をとって住民を集めて、こういう状況だということを説明していただけないでしょうか。  住民は、準公道化の要綱なんかも知りませんし、寄附採納のことも知らないし、詳しいことはわからないと思うのです。だけれども、要望はすごく強いというふうなことなので、市がイニシアチブをとるという点はどうでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 今回そういったこともありまして、アンケートをとらせていただいたわけなのですけれども、アンケートの結果、保留等という方がおりますので、またそういった方については別なのですけれども、はっきりと反対だということで回答をいただいた方が9名もいらっしゃるのです。  そういった中で、賛成、反対という意見がある中で、市のほうが賛成の方のほうを中心に率先して公道化にするということになってしまいますと、私道といえども皆さんが持っている財産だと思いますので、反対の方もいるということで、市としては中立な立場をとって、市のほうに維持管理を任せたいということであれば、やっぱりしっかりと寄附採納していただいて、それでそうしたことであれば市のほうが維持管理するという考えでございますので、一応皆さんを集めて説明会みたいなことをやる考えは今のところ持ってございません。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) アンケートをとっていただいたところまではいいのですけれども、やはり住民の方はいろいろ難しそうだというふうに思って反対だと言っているかもしれないし、固定資産税がふえるのではないかとか、私道を持っていたほうが家が高く売れるとか、いろいろ誤解している方とかもいる場合もあるわけで、やはり公衆用道路になっているところは固定資産税がかかっていませんし、そういうこともやはりご存じない方もいらっしゃるのではないかと思ったりするのです。  だから、やはりこの道路はぜひ公道化を目指す道路として市として位置づけて、次のステップというか打開策を何とか考え出していただけないでしょうか。それで、いかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 市のほうとしても、寄附採納さえいただければしっかりと維持管理はしていきたいなと考えておるのですけれども、やはり反対者ということでおりますので、その中では進められないなと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) まだ進まないです。寄附採納基準を少し緩和するようなことをおっしゃって、具体的に提出する書類を簡素化するとおっしゃいましたが、どのような、例えば道路構造図だとか実測図とか、なかなか専門的な知識のない市民はどこで何を用意していいかわからないわけで、例えばどのような簡素化を考えていますか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 寄附採納基準の中でこういった書類を出してくださいというのが全部で10点あるわけなのですけれども、所有権を移転するという関係で、法務局に出さなければならない書類というのはあるのです。それを出さなければ、やっぱり所有権移転というのはできないものですから、その必要な書類というのは、これは絶対省略することはできないのです。  あとは、測量図ですか、境界が不明瞭な形ででは寄附採納が受けられないということでございますので、測量図というのはやっぱり大事だと思っております。  そのほか、例えば道路構造図も持っていらっしゃらない方もいるでしょうし、でき上がった当時とまた違う形態になっている可能性もありますので、こちらについてはなければやむを得ないのかなと思っております。  そういったことで、全部で10点ありますけれども、登記に必要な書類ですとか、維持管理していく上で絶対必要な書類というのは求めなければならないのですが、そのほかのものについては相談に乗っていただければ、提出が難しければ省略することは可能だと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 今道路構造図などはやむを得ない場合もあるというふうにおっしゃいました。ぜひそこら辺は簡素化していただきたいというふうに思います。  また、いただいた資料で、コミュニティ補助の私道の補助が10年間で11件ですが、例えば平成27年のときは1件で426万円の補助をしていますけれども、この補助制度については補助率や限度額などの変更というのは、この10年間でどのようになったのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 限度額の変更でございますけれども、平成29年度に500万円から300万円に引き下げをさせていただいております。これは、市の事務事業の見直しによって行われたと記憶しております。補助率については3分の2で変わりません。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) わかりました。  先ほど川崎市の9割補助を紹介したのですけれども、例えばそうした8割、9割という補助があれば、私道の補修も非常にやりやすいのではないかというふうに思います。条件の中の4.8メートル、4メートル、それというのはどうしても崩せないものなのでしょうか。  国道、県道、市道は1.8メートル以上と書いてあって、私道のほうは4メートルを規定しているというのは何かふぐあいに思いますけれども、そこはいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 補助に対する道路の幅員の関係でございますが、3分の2の補助率の場合は4メートル以上なければならないのですけれども、その他市長が必要と認めた場合という基準がございまして、その場合は過去に4メートルに欠けていた場合でも補助金を出した例はあります。  ただ、この場合は3分の2という補助金ではなくて、2分の1という補助率に下がります。限度額は変わりません。  川崎市の場合の1.8メートルで補助しているというのは、やっぱり川崎市の状況があると思うのです。新座市の場合は新座市の場合で、やっぱり基準を定めなければ、新座市の実情において4メートルという基準を定めているわけですから、今現在は4メートルという状況になっております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 私道の寄附採納基準もそうだし、コミュニティ補助もそうだし、だから道路は公道、公の道路は1.8メートルなのです。1.8メートルに接していると、接続しているというふうなことが条件で、だけれども、寄附するほうの私道は4.8メートル、または4メートル以上有効幅員があることとなっているわけです。  だから、昔ながらの赤道とかが恐らく国道とかで残って、そこが1.8メートルなのだろうと思いますけれども、どうしてそういうふうに公道のほうが1.8メートルでよくて、寄附して公道になりたいという私道が4.8メートルを要求されるのかと、そこを聞いたのです。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 1.8メートルの場合に何がいいかというのは、工藤議員の意図がちょっとわからないのですけれども、公道で1.8メートルに土地が接していたとしても住宅は建てられないです。中心から2メートル下がらなければ、住宅は建てられません。ですから、両方2メートルずつ下がって、初めて4メートルになって道路になるということでございますので、1.8メートルのままでは住宅は建てられませんので、ご理解いただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) だから、どの道路に接しているかという、公道が起点及び終点が幅員1.8メートル以上の国道、県道、市道のいずれかに接続しているという、そういう言い方ですよね。そこを聞いているだけです。だから、川崎市は恐らく公道が1.8メートルなのだから、私道の寄附の場合も1.8メートルにしたのだというふうに思うのです。  だから、私はそのほうが順当な普通の考え方だというふうに思います。もちろん実際はそんな狭いところはないとは思いますけれども、市の採納基準が、公道の基準が1.8メートルになっていたから、それはおかしいのではないかと言ったのです。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 接続先道路が1.8メートル以上あればということでおっしゃっていたわけですね。公道の場合も、セットバックしていただかないで、幅員が4メートル確保されていない場合もありますので、そういった場合については、公道であれば1.8メートル以上あればいいという基準でございまして、結局そういったところも住宅等が建つ場合は、1.8メートルではなかなか車も通れませんので、中心後退、建築基準法に基づいて2メートル下がって住宅を建てるということになりますので、やはり補助するとなりますと4メートル以上は必要だと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 私道の舗装や寄附採納がもっと使いやすくなるようにしていただきたいというのは筋です。  例えば道路課との交渉で、私道でけがをした場合どうするかと住民の方が言うと、それは地主の責任ですというふうに言われたとか、そういうことを言われては困るわけで、私道の陥没などで住民がけがをした場合というのは地主の責任なのでしょうか。  そこは違うというふうに思うので、例えば町内会でここをみんなが要望しているので舗装したいというふうに市と交渉した場合に、いろんな制度を紹介するとか、それは税金は使えませんとか、そういったような機械的な対応はしていないと思いますけれども、私道の舗装については現場を見ながら、現場を見てからしっかり丁寧に回答するということはできないかどうか伺います。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 私道の舗装に関する補助でございますけれども、当然要綱に基づいて、こういう基準がありますよということはご説明いたしますけれども、現地を見て、要綱の基準に合致するかどうかということは相談に乗れると思いますので、ぜひご相談いただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。
    ◆16番(工藤薫議員) 私道の舗装補助については、ホームページ上ではまるで出ていませんので、川崎市をさっき紹介しましたけれども、補助制度について独自にパンフレットもつくっていますし、事前相談から書式も全部ダウンロードできるようになっていました。なので、そういったところを見て、補助制度のホームページ上や広報などでの周知徹底はいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 先ほど午前中にそういったことでご質問をいただきましたので、戻りまして、ホームページを改めて見てみましたら、3本の要綱とも現在の道路課のほうのホームページには載っております。改めてごらんいただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) では、私も後で確認をいたします。  平林寺のほうですけれども、スライドをお願いします。ここについては、初めの質問のときに、市の管理計画の中で、軽トラックなどが走れるような外周用道路、パトロール用通路をつくっていくという、再生計画の中の22ページにそう書いてあったのですが、そういうことではないのでしょうか。  ここの大門通りのところは、抜根して、保安上そういった道路をつくるという計画がありましたが、そことは関係ないのかどうか、 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 大門通りの平林寺境内林の伐採についてでございますが、こちらについては先ほど教育長が答弁申し上げましたが、倒木の可能性のある危険木を前倒しをして伐採をさせていただいたものでございます。  議員ご指摘の平林寺境内林保存管理計画には、境内林の管理のために境内林の中を軽トラックが走れるような管理道路を作成するということで計画が載ってございますが、こちらにつきましては、平林寺のご意向としても境内林を適切に管理していくための管理用道路として、そういった軽易な道路を今後整備していきたいというか、そういった通路部分を確保していきたいというお話は伺っております。  具体的にそれがいつになるのかということはまだ未定のようでございます。こちらについては、あくまでも道路をつくるということではなくて、危険木を伐採するという趣旨で行ったものということでございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) 平林寺の伐採と再生については、大変市民の関心がありますので、先ほど特集を組むということもおっしゃいましたが、ぜひよろしくお願いします。  観光ボランティアの実績については、直近ではどのくらいの活動があるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合政策部長。 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 直近と申しますと、平成29年度でよろしいですか。    〔「そうです」と言う人あり〕 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 平成29年度の実績ですけれども、ガイドの人数、ボランティアのガイドをされる方の人数が延べで196人、案内されたお客さんの人数が1,553人、団体数で申し上げますと52団体ということでございます。    〔「28年」と言う人あり〕 ◎総合政策部長(永尾郁夫) 平成28年度、その前の年ですけれども、ガイドの人数が363人、案内をさせていただいた人数が1,985人、団体数ですと114団体ということになります。 ○議長(島田久仁代議員) 16番、工藤薫議員。 ◆16番(工藤薫議員) ガイドの方の人数も、市民の参加者も半分になったということがわかりました。  ぜひまた従来どおり、平林寺内でできるように引き続き粘り強く働きかけをお願いしたいと思います。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、16番、工藤薫議員の一般質問を終わります。 △小野大輔議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、17番、小野大輔議員の一般質問を許可いたします。  17番、小野大輔議員。    〔17番(小野大輔議員)登壇〕 ◆17番(小野大輔議員) 17番、小野大輔です。通告書順に一般質問を行います。  まず、行政問題の1番目、新座三丁目地域の溢水対策について。大雨の時期になり、ことしも柳瀬川下を走る汚水管が破裂するのではないか、周辺の地域の方々は不安になっています。去年汚水管から汚水が漏れ出した原因の特定はどのようになっていますか。また、汚水が漏れ出ないように対策は進んでいますか、改善を図ってくださいという質問です。  スライドを用意しましたので、まずスライドをお願いいたします。去年の12月議会にも一般質問させていただきましたけれども、その後ですか、下水道課長にいろいろ教えてもらいまして、そのときに資料をもらって、その地図ですけれども、少し古い地図だそうですが、幹線は変わらないということで、この地図を使わせてもらいました。  新座市の北端の地図を出してもらいましたけれども、これは南もつながっていますが、ぜひ見て知っていただきたいというか、思うのですけれども、真ん中から左側に荒川右岸流域下水道柳瀬川幹線が入っていまして、これは463の下に入っている下水道ということで、柳瀬川が並行に走っているわけですけれども、この管に並行している柳瀬川の下へこの汚水管が入ってこの幹線に流れ込んでいるということでした。この下に入っているのが伏せ越し施設だというふうに教えてもらいましたけれども、去年の10月の22日、23日、衆議院議員選挙の投票日、あのときにこの柳瀬川のところ、その手前でですけれども、汚水が噴き出しました。すぐに担当課ですか、すぐ直していただいて、道路もきれいに舗装されて、今はきれいになっていますけれども、汚水が漏れ出るということは絶対にあってはいけないということだと思います。  ただ、私は破裂したと言いましたけれども、地元の人は1メートルぐらい水が噴き出たということで、すごく怖かったということを言っていました。しかも、雨水でも怖いですけれども、汚水ですから、すぐに改善を図ってもらいたい、二度とこういうことがないようにしてほしいという思いを込めて質問しましたけれども、スライド、オーケーです。ありがとうございます。前回の12月議会では、原因はまだ県と話をして、どういうところに原因があるのかということを調査していくという答弁でした。しばらく時間がたちましたし、ぜひ原因を突きとめて、そして改善策を明確にして図っていただきたいというふうに思いますが、まずどういうふうにお考えでしょうか。  この質問をした後に、12月議会の後にですか、市長が私のもとに来て、プライベートでしたけれども、あれはまずいよねというふうに市長は言ってくれましたけれども、これは新座市の半分以上の部分を流れる北部の汚水管が流れている、その最終末端なところなわけです。だから、新座市の半分ぐらいに影響が出る管だというふうに思いますので、ぜひ考えていっていただきたいというふうに思います。  きょう資料を出しませんでしたけれども、もう少し大きい話をしますと、荒川右岸流域下水道というのがあって、それに今柳瀬川幹線が流れているわけですけれども、最終的には新河岸川の水循環センターというところで汚水処理されて、荒川にきれいな水が流れていくということですけれども、この荒川右岸流域下水道というのは10市3町がかかわっている下水道ということで、新座市だけの問題ではないですし、原因がどこかというのはこの後しっかり述べていただきたいと思いますけれども、もし新座市にも原因があるというのであれば、10市3町にも影響するということなので、やっぱり市としてもしっかりこの問題は考えていかなければいけないというふうに思いますので、雨水の問題も本当に大事、これは雨水とかかわっていると思いますけれども、しっかりと対応していただきたいというふうに思います。  なるべく早く改善していただきたいと思いますけれども、どういうふうに考えているでしょうか。  次の質問です。野火止フォレストパーク(くわがたの森公園)について。  (1)、出入り口の設置について。開園してから、地域からは出入り口をふやしてほしいという要望があります。市として、公園の出入り口をふやすために考えていることはありますかという質問です。  この質問については、午前中白井議員が質問をして、答弁をしていただきましたけれども、入り口が1か所しかないということで、やっぱりふやしていかなければいけないというふうに思いますけれども、地域の方の中には協力したいという方はかなりおられます。ただ、先ほどの午前中の答弁でも、そこに協力して前に進めるということがなかなか難しいのかなと思うのですけれども、いろんな方から私は聞いていますけれども、市としてどういうところが一番妥当な策だというふうに考えているのかとか、地権者から協力があった場合、これ以後協力があった場合、どういうふうに考えていくのかということがあれば教えていただきたいというふうに思います。  一番いいのは、北野入口通りから入れるようにするというのが一番いいとは思うのですけれども、先ほども答弁がありましたけれども、なかなか難しいということだったので、違うところも含めて考えていただきたいというふうに思いますけれども、いかがでしょうか。  続いて、(2)、歩道の木質チップ化について。憩いの森の部分の土が舞い上がり、住居に入ってくるとの苦情がありました。歩道を木質チップにするなど改善をしてくださいという質問です。  大変いい公園で、本当に半分以上が憩いの森になっていて、とってもいい公園なのですけれども、本当に宅地に面しているということで、そこがなかなかこれから大変なところも出てくるのかなというふうに思っています。  今回は、砂ぼこりが出て、住宅地に入ってしまうというご意見をいただきましたので、志木市なんかでは柳瀬川の土手ですか、木質チップにしています。こういうことを新座市でも憩いの森の歩道にしてもらえないかという質問です。ぜひやっていただきたいというふうに思いますが、いかがでしょうか。  次の質問です。3番、グリーンランドの児童遊園、地元の人はへそ公園というふうに呼んでいるそうですけれども、へそ公園について。大雨の後、水たまりができてしまいますと、排水溝を改善するなど、水がたまらないように改善してくださいという質問です。  ここのグリーンランドの児童遊園というのは、へそと言われるぐらいですから低くなっているわけです。ですから、水をためるための調整池ですから、水がたまるのは、そこはしようがないというふうに思うのです。それは、そういう構造になっているのは仕方がないというふうに思うのですけれども、去年かなり大雨が降って、ずっと雨が続いていて、水がたまって、なかなかその水が引かなかったということだったのです。ほかの公園でも、雨が降って水がたまるということはあると思うのですけれども、ここの公園は田んぼのようになってしまう。ずっと水がたまって、それが引かないというふうになっているということで、改善してほしいということでした。  私は新座団地に住んでいて、新座団地の公園なんかは全て低くなっていて、あれは遊水池というのですか、調整池よりももっと大きいですけれども、でも雨が降った後、しばらくするときれいに水がはけるのです。だけれども、ここの公園はとても水はけが悪いということで、地域の方から改善してほしいという要望がありました。  私もこの公園の前でよく演説しますけれども、必ずお子さんが平日なんかは遊んでいますし、土日なんかは親子連れでお子さんが遊んでいます。本当によく使われているし、保育園のお子さんなんかもここに散歩に来ます。そういうお子さんたちとか使う方が真ん中で遊べないと、端っこを使って遊んでいると、ずっとそれが続いているのだと。私はここで、排水溝を改善してほしいというふうに書きましたけれども、排水溝の入り口の部分が少し高くなっているわけです。きょう写真は撮ってきませんでしたけれども、これを低くするということなんかはできないのか。私の住んでいる団地の公園は、地面と公園の一番低いところと同じぐらいのフラットの排水溝になっているのです。だから、そういうことはできないのかなと、同じ公園なのにできないのかなというふうに思って質問しました。  それ以外にも、改善方法はあるというふうに思います。例えば土壌を改良したり、田んぼみたいになるということですから、畑、行ってみればわかりますけれども、黒い土で、校庭とかグラウンドに入っている土とは全然違うわけです。そういう土をかえるだとか、あと少し調べると暗渠排水というやり方もあるようです。下に水を浸透する管を入れて、そしてそれから雨水管に流していくということで、排水が悪い公園でも水がはけていくと、グラウンドでもはけていくと、そういうことも考えてもらえないかなと思いますが、いかがでしょうか。  次の質問です。道路問題です。市道第21―150号線から北野入口通りに通じる私道の公道化について。  市道第21―150号線から野火止五丁目の北野入口通りまでの道路は抜け道になっており、道路のひび割れもひどくなっています。地域の方から、市道にして市が管理してほしいという要望がありました。高齢者のデイサービスや幼稚園のバスも通る道路となっています。私道を公道化して、市が管理し、補修を行うなど、改善を図ってくださいという質問です。  スライドを用意しましたので、お願いいたします。これは何度も質問していますけれども、なかなかずっと改善しない、前に進まないところであります。ただ、2016年の3月議会には、市道第21―150号線と市道第21―149号線、先ほど言いましたけれども、横と縦になっている、この接続されている部分は市が私道から公道にしてくれて、それできれいに舗装してくださったのです。本当によかったと思います。地域の方々は本当に喜んでおります。  今私が言った市道第21―150号線と市道第21―149号線は、本当に道路に穴があくぐらい大変で、しかも抜け道になっていて、公道にしてから市に頑張っていただいて、きれいに舗装していただいて本当によかったというふうに思うのですけれども、今私が質問しているところはこの先の部分です。かなり長い部分ですけれども、今言った市道第21―150号線から少し曲がっています、クランクの部分がありますけれども、北野入口までの通り。ここの部分も、地域の方から公道にしてほしい、ここに今言った三生通りと地元の人は呼んでいますけれども、三生通りに面している方から、また今三生通りにつながっている私道に面している方からも、全部一緒にやってもらいたいというふうな声を聞きました。  ただ、それは全部には、この後話が出てくると思う、難しいなというふうに思っているので、まずはこの通りを公道化にして、その後先に進めていってもらえればいいなというふうに思っているわけですけれども、先ほど工藤議員が質問しましたけれども、工藤議員の部分、道路を市道化してほしいという私道の部分はアンケートをとっていただいたということでしたけれども、ここはアンケートもまだとっていないわけです。まだ一歩も進んでいないわけなのですけれども、ぜひまず一歩進めてほしいというふうに思います。  私も、その手前の私道を公道化するときにお手伝いさせていただきましたけれども、すごく大変だなと感じました。この先の道路に面している方々から要望が出ているわけですけれども、その方々もかなり高齢化していて、やっぱり自分たちだけではできないというふうに言っていますので、市が協力するという姿勢をまず示してほしいなというふうに思います。この辺はいかがお考えでしょうか。まずは、一歩進めてほしいと思います。  次の質問です。スライド、オーケーです。済みません。2、新座団地内のマウントアップ型歩道にあるバス停留所の改善について。マウントアップ型の歩道にあるバス停留所で、バスから降車する際に、歩道に段差があるのが見えにくくて怖い」、そういう苦情がありました。高齢者がたくさんおりるマウントアップ型歩道にあるバス停留所には、蛍光のペイントをするなど改善を図ってくださいという質問です。  マウントアップ型の歩道というのは、これからはつくっていかない、フラットになっていくのかなというふうに思うのですけれども、一番いいのは、ノンステップバスが全バスに普及したりだったりとか、先ほど言いましたけれども、マウントアップ型の歩道ではなくて、フラットにして段差をなくするというふうなのが一番いいというふうに思っていますけれども、それをするにはお金もかかるというふうに思いますので、まずは歩道と車道の段差がわかるように蛍光というのをやってもらえないか。新座団地の方からの要望なわけなのですけれども、団地の方はすごく高齢化している人も多くなってきて、目も悪くなってきていて、それから歩幅もそう広くないということで、すごく怖い思いをしたというふうに言われました。  私自身は、こんなことと言ってはいけませんけれども、こういうことは一度も感じたことはないですけれども、やっぱり高齢化してくるとこういうことは思ってくるのだなというふうに思いました。  どこかの自治体でやっている例を挙げられればよかったのですけれども、ちょっと調べたのですけれども、余りそういうところはなくて、どちらかといえば、ノンステップバスだとかフラットにする方向で改善するというのがほとんどだったのですけれども、蛍光にすることでバス停留所の歩道と車道の差がわかるということで、まずは新座団地内のバス停留所で試験的にでもやってみてほしいと、こういうふうに思って質問しました。ぜひお願いしたいと思います。  次の質問です。3、風の子(新座)放課後児童保育室の周辺の安全対策について。夕方の児童の帰りの時間は、街灯があるにもかかわらず周辺の道路が暗いとの苦情がありました。子供たちが利用する通路です。改善を図ってくださいという質問です。  今夕方は大分明るくなってきましたけれども、7時、8時になると暗くなってきますし、いろんな子供たちを取り巻く事件も、新座市ではありませんけれども、ほかでは頻発しているということで、保護者の方々は心配しております。何年かに1度、私もここが暗いよという質問をさせていただいているのですけれども、木が生い茂っていたり、街灯はあるのですけれども、木が生い茂り過ぎてしまっていて、それが隠しているということがあったので、ちょっと地域を見ていただいて、改善してほしいと思って質問させていただきました。この辺はいかがでしょうか。  次の質問です。4番、志木市民体育館前の横断歩道について。志木市民体育館前の横断歩道は、体育館駐車場に向かう車が入ってくるため大変危険です。また、水がたまることや段差があることなども改善してほしいとの声があります。志木市へ改善を要望してくださいという質問です。  これもスライドを用意させていただきました。志木市なのですけれども、これは要望は市民から出ているのです。スライドを見ていただきたいと思います。志木体育館があります。私が危険だと、いつも要望して、改善してほしいというふうに言っているはなみずき通りから体育館脇の道路を通る道が真ん中に通っています。ちょうど境がそのとおりの真ん中を通って、点々と出ていますけれども、これが志木市と新座市の境なのですけれども、真ん中の体育館の前に交差点があって、ここに信号があって、駐車場の前に横断歩道があるわけなのです。ここに新座団地の方、新座三丁目の方、一、二丁目の方もここで車を待って、信号で青になったら横断歩道を渡って柳瀬川駅に行くわけです。どちらかというと、志木市の方よりも新座市の方のほうがここで待って使うのではないかなというふうに、改善されないのはそうなのかなというふうに思っています。  状況を見ましたら、駐車場になっているわけなのですけれども、皆さんがこの横断歩道で待っていると、そこに車が入ってくるわけです。横断歩道で待っている人たちに向かうように入ってくるわけです。すると、大変怖いと。特に駐車場の入り口部分ですから、その歩道部分が破損というか、ぼこぼこになっていて、しかもそこに水がたまるということで、改善してほしいという要求をいただきました。ぜひ志木市へお願いしてほしいと思います。  実は、私からも志木市にもお願いしましたし、志木市の市議会議員にもお願いしましたけれども、ぜひ新座市からも声をかけていただきたいと思ってお願いしました。よろしくお願いします。  1回目、以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、小野議員のご質問に順次お答えを申し上げます。  まず、1点目。新座三丁目地域の溢水対策についてのご質問をいただきました。昨年の台風21号の雨によりまして、汚水の溢水被害の原因につきまして調査をさせていただきました。  本市の汚水管の流末先である埼玉県の管理する荒川右岸流域下水道幹線に、本市のみならず他市からも大量の雨水が浸入したことで、満管状態となっていたことに伴いまして、本市分の汚水が流下不能となったことによるものでございます。このため、汚水管が破裂したことによるものではございませんので、ご理解いただきたいと思います。  これまでの対応につきましては、昨年から3度にわたり、平成29年の10月27日、平成30年1月26日、そして5月1日と、関係者であります埼玉県及び埼玉県下水道公社と協議をいたしました。  新座市といたしましては、主たる原因である埼玉県の流域下水道管路と処理場の能力の向上をお願いし、さらには富士見中継ポンプ施設の運転方法の見直しをお願いし、少しでも問題が改善できるよう協議を進めているところでございます。埼玉県及び埼玉県下水道公社としましても、これらの課題の重要性は認識しているところでございます。今後も引き続き連携を図ってまいります。  そのほかの対策としまして、逆流防止のための逆止弁の設置を行いました。そして、市ホームページや「広報にいざ」におきまして、汚水管に雨水を流さないようとご協力を求める周知活動も進めており、仮に被害が発生しても最小限に抑えるよう努めているところでございます。今後も引き続き関係機関との協議や雨水流入対策等を最優先事項として取り組んでまいりますので、ご理解をいただきたいと思います。  2、野火止のフォレストパークについて2点ご質問をいただきました。先ほど白井議員からも同様のご質問をいただきまして、ご答弁を申し上げました。当初市といたしましても、北野入口通り側からの通り抜けができるよう検討いたしましたが、隣接する土地は既に駐車場やレンタルボックスなどに活用されており、現状の利用状況から歩行者専用通路を設けることは難しく、事故の際に保険の適用ができないことから断念した経緯がございます。  また、その後も、ほかの公園入り口の増設を検討してまいりましたところ、市道第21―57号線の公園に接する地権者から使ってもいいよと言われましたけれども、再度調整しましたけれども、無理でしたということでございます。  しかしながら、地域の皆様から出入り口の確保について要望をいただいておりますので、新たな入り口の設置につきましては引き続き検討していきたいと思います。  (2)、歩道の木質チップ化でございます。野火止フォレストパーク、憩いの森の園路は1周約400メートルで、雑木林を囲む大変長いコースとなっております。高齢者の方々にも楽しく散策していただけるよう短いコースを設けることや、土が舞わないようにウッドチップを敷くなどの工夫をするよう検討をしていきたいと思います。  (3)、グリーンランド(へそ公園)についてのご質問をいただきました。このへそ公園でございますけれども、遊水池を児童遊園として活用しております。集中豪雨の際は、雨水を貯留する、そういう施設になっております。  以前にも、大雨の後に水たまりができて、子供たちが遊べないとのご指摘を小野議員からいただいたところでございます。現地を調査しましたところ、降雨時に雨水が貯留し、降雨後速やかに排水されていることから、遊水池としての機能は十分発揮していると確認しております。  しかしながら、降雨直後の遊具の周辺に若干の水たまりやぬかるみができてしまうことを確認いたしましたので、水がたまる部分に芝を植えることで改善を図っているところであり、本年3月に移植し、現在経過を見守っている状況であります。もうしばらくお時間をいただきたいと思います。  2、道路問題、1、市道第21―150号線から北野入口通りに通じる私道の公道化についてのご質問をいただきました。私道の公道化につきましては、私道の地権者から寄附の事前相談を受けた後、市職員が現地を確認、調査し、市の寄附採納基準に適合している場合に寄附採納手続を進めております。  ご質問のあった私道について、現地の状況を確認したところ、道路幅員についてはおおむね4メートルを確保しているものの、隅切りの長さが不足していること、また道路形状に分筆されていない場所があるなど、現時点では寄附受け入れ要件がクリアされていない状況でございます。  また、本件私道については多くの地権者によって所有されている状況であり、所有者の皆様方において合意形成を図っていただく必要があることから、相当の時間がかかるものと考えられます。市といたしましては、寄附採納の条件をクリアしていただいた上で、所有者の皆様から寄附採納の申し出がありましたら、当該私道を公道化し、管理、補修を行わせていただきたいと考えております。  2、新座団地内マウントアップ型歩道にあるバス停留所の改善についてのご質問をいただきました。職員が早速現地を調査したところ、新座団地内のはなみずき通りに、新座団地バス停留所と市道第22―30号線に、新座団地東バス停留所の2か所について、車道と歩道の間にL形側溝等による段差があることを確認いたしました。  小野議員ご指摘のとおり、新座団地内には多くの高齢者が利用されている状況と聞いておりますので、夜間においても歩車道の段差に気づいてもらえるように、安全対策として蛍光ペイントによる明示を実施する予定ですので、しばらくお待ちいただきたいと思います。  3、風の子放課後児童保育室周辺の安全対策についてのご質問をいただきました。暗いということでございます。現地は既に街路灯が設置されており、設置間隔、基数ともに、ほかの地域と比較としても遜色なく設置されている状況でございます。  暗さの要因としては、道路上への樹木の越境も考えられるため、現地を確認しましたところ、新座小学校の敷地から市管理道路及び遊歩道へ樹木が繁茂し、暗い状況でありました。現在は、すっきりきれいにし、剪定されて改善されておりますので、ご報告させていただきます。  4、新座市民体育館前の横断歩道についてのご質問でございます。現地を確認させていただきました。体育館利用者の駐車場出入り口となる歩道部に横断歩道が設置されており、その歩道と車道との間の管渠部において、コンクリートの破損と水たまりが見受けられました。当該地は志木市域であり、志木市が管理する道路であることから、志木市に早速写真を添えて状況を説明し、改善を要望いたしました。  体育館につきましては、駐車場利用者への注意喚起を促すよう申し伝えていただけるというようなことでございました。  また、歩車道境界のコンクリートの破損、水たまりの改善につきましては、現地を確認後、必要に応じて補修を行う旨、担当課から回答をいただきましたので、もうしばらくお時間をいただきたいと思います。実施されると思いますので、よろしくお願いいたします。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) 通告書順に再質問します。  まず、三丁目の地域の汚水の溢水対策についてですけれども、県の事務所の公社のほうに原因のことを聞いていただいて、満管状態で、管が水でいっぱいになって、逆流というか流れなくなったということなわけです。これは、この満管になった原因というのはどういうふうに聞いているでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(橋本吉弘) 昨年10月の台風の降雨のときですので、汚水が流れるのは不明水という言い方はしているのですが、台風のときですので、雨による雨水の流入ではないかということでした。
    ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) ということは、汚水管に雨水が流入して、それが想像以上に多くて水が流れなくなったということですよね。  先ほど市長の答弁で、県にポンプの処理能力だとか、それから管の流れる能力を上げてくれというお話だったのですけれども、そういうお願いをしたということですけれども、これもなかなか時間とお金がかかることなのかなというふうに思います。  それと、もう一つは、さっき上下水道部長がお答えになった不明水の問題です。これは、両方で解決していかなければいけないというふうに思うのですけれども、市ができることとしたらば、不明水をなるべく少なくすることだというふうに思いますけれども、ホームページを見たら、この前の2017年の10月27日付になっていましたけれども、汚水と雨水を分けて流すようにというホームページで周知されていましたけれども、これだけではなかなか前に進まないのかなというふうに思いますが、新座市内だけで言えば、不明水をなくすために、市としてはどういうふうなことを考えているでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(橋本吉弘) 不明水をなくすための市の取り組みということでございますが、ただいま議員おっしゃいましたようにホームページで市民に周知するとともに、今現在市の下水道のほうで進めております、今後の下水道の維持管理方針となりますストックマネジメント計画の策定というのを行っております。  その中で、汚水管渠の調査等も今後入っていきますので、そこで不明水等が発見できれば、当然積極的に改善はしてまいりたいということで、まず今できることは、市民の皆様、各家庭から誤って雨どい等から接続されている雨水ですとか、外流しについております流しの水がそのまま汚水管の中に入っていますとか、そういった形で接続されているものがありましたら、極力雨水は流さないようにしてくださいということで周知を図っているところでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) 市がそういうふうに考えていただいているのはわかるのですが、これはゼロにするというのはすごく難しい、大変なことだと思うのですけれども、これは答えられるかどうかはわかりませんけれども、上下水道部長、これ頑張ってこれから今やって、これは新座市だけの問題ではないと思っています。他市とも一緒にやっていかなければいけないと思っていますけれども、例えば新座市だけで考えて、不明水をゼロにするというのはどれぐらいでできると考えていますか。 ○議長(島田久仁代議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(橋本吉弘) 不明水をゼロにするということでございますが、原因がはっきりわからないので不明水という言い方をしておるわけでございまして、それをゼロにするのは、これは非常に難しい問題で、何年でできるというのはちょっとご答弁しかねます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) すごく大変なことだと思うのです。不明水と今一言で言っても、たくさんの不明水があるそうです。  先ほど上下水道部長がお答えになったのは、間違って雨水を汚水管に流してしまっている、誤接続という話をされていましたけれども、それ以外も、管が劣化して地下水が入り込んでしまったりだとか、大きな施設で仮設で汚水を雨水に入れておいて、それがそのままになっているだとかあるわけです。それを一々調べるというのはすごく大変な作業だと思いますし、では見つかったとして、指摘して、ではそこをすぐやってくれるのかというところもあります。すごく時間がかかることだと思うのです。  だから、私はすぐ直してもらいたいと思っています。すぐなくなってほしいと思っていますけれども、2つの方法、県が進める方法も、市だけではないです、他市もそうですけれども、新座市だけで言えば、新座市で進める方法もすごく時間がかかることだと思うのです。すぐできないことだと思っているのです。  だから、今上下水道部長が答弁されていましたけれども、基本構想総合振興計画では、長寿命化の中で管の調査と出ています。恐らく上下水道部長の答弁の中で、この中でも不明水のことを調べていくということだと思うのですけれども、しっかり計画に入れて、不明水をなくすのだということを長期的にやっていただきたいというふうに思いますが、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(橋本吉弘) 不明水の問題は、今回の新座三丁目で起こりました逆流、汚水が噴き出したことに限らず、これは以前から問題になっていることでございまして、県のほうからも処理場に過度の負担がかかるということで、各市に不明水をなくすようにということで照会等はございます。  ただいま議員がおっしゃられたように、下水道の施設の長寿命化ということで、これがストックマネジメント計画という形に言葉は変わりましたが、その中で今後の維持管理の方針等も定めてまいりますので、こういった問題も中に入れて、あわせて調査も含めて今後維持管理に取り組んでまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) ぜひよろしくお願いいたします。  今度は、平成32年でこれが一区切りで、その次になるわけです。第4次が終わって、その次にしっかりそういうのを入れていただければというふうに思います。  今の現時点でも調査というところでは入っていますけれども、その不明水という文言は、私調べたのですけれども、見つからなかったのです。だから、そこの部分を入れてほしいというふうに思いますし、公共下水道整備10か年計画だとか、社会資本総合整備計画の新座市における快適環境の実現のところには、その不明水の部分は入っていなかったのです。だから、そこも長寿命化の中には浸透水といって、管に入ってきてしまう不明水の部分は入っていましたから、だから計画にもちゃんとわかるように入れていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  市長、今上下水道部長が答弁して、新座市はそういうことで不明水、今後とも計画的にやっていくというふうに答弁されていましたけれども、先ほど県には要請されたということですけれども、荒川右岸流域下水道の市長、町長とも、やっぱりこういうのは一緒になって進めていかないと、新座市だけ頑張ってもいかないことだと思うのです。だから、市長、事あるごとに、これは私ができない仕事なので市長にお願いしたいのですけれども、ほかの市と一緒になって不明水をなくすということで、声をかけていただきたいと、呼びかけていただきたいと思いますけれども、この辺はいかがでしょうか。  これ、荒川右岸流域下水道、先ほど10市3町と言っていましたけれども、どこか1つの市が頑張っても前へ進まないわけです。不明水があって満管状態になってしまうわけです。全10市3町が頑張って前に進めてこれ解決できるというふうに思うので、市長、その辺、ちょっと意気込みを述べていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。 ◎市長(並木傑) 近隣市長とよく会いますし、話ししますので、今度また会いますので、そのときにまたお話をしたいと思いますし、また県議会で公明党の安藤友貴議員がこの件について一般質問していただけますので、県議会議員を通じまして、かなりインパクトがあるとは思いますので、期待をしたいと思いますので、私もしっかり対応していきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) ぜひよろしくお願いいたします。  私も公社に電話をしたら、県議会議員から電話があっていろいろ話を聞いたという話を聞きましたから、どの県議会議員かわかりませんけれども、1市だけでできる問題だと思っていませんから、計画的にぜひ進めていただきたいというふうに思います。よろしくお願いいたします。  次の質問です。野火止フォレストパークの件ですけれども、住民の方々が手を挙げてやりますよと言っても、条件が合わないとなかなか前に進まないというふうに思うのですけれども、北野入口通りはちょっと今難しいということです。今やりたいけれども、停滞しているというところですけれども、もう一つ、準公道とぶつかっている民地が途中にありますけれども、接している部分があると思いますけれども、そこだったらば、そこを通せば集会所とも道路がつながるというふうに思いますけれども、私としてはそこが一番今妥当なところなのかな、前に進められるのかなというふうに思いますけれども、市もそういうふうに今考えているのでしょうか。そこで考えて、そこで進める展望というのは今あるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 出入り口の関係でございますけれども、野火止フォレストパークに近接している道路といたしまして、東側に市道第21―135号線、これは公道です。それと、あと西側には、途中で終わっていますけれども、私道があります。かなり奥まで行っているのは、結局ぐるっと回ってまた戻る道路ですけれども、市管理道路がありますと。そちらのさらに西側に市道第21―57号線があって、こちらに集会所が面しているわけではない、そちらの通りから集会所に近い部分があるということでございますので、いろんなケースを想定して考えていきたいなと思っているのですけれども、やっぱり近くをいろいろ歩いてみても、もう全て土地利用がなされてしまっているのです。本当に空き地みたいなところは全然ないので、あとはそうなると、先ほど午前中の白井議員の答弁みたいな形で、自分のうちの軒先を提供してもいいよという方があらわれないとなかなか難しいのかなということで、これは市のほうだけで考えてもなかなか難しいと思いますので、地元の町内会のほうとも協力を得て、そういった情報提供を得ながら、出入り口のさらなる増設確保というのをしていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) 余り民地のことなので、深入りはできないので、これ以上そこは質問しませんけれども、ただ地域では入り口をふやすということでは、その話題はすごくホットな話題というか、どうしたらいいのだというふうに住民の方々は本当に考えています。  町内会も、いろいろ声をかけていただいていると思います。私が知っている限りで何軒かいいよという人を知っていますから、だけれども、それは私はここでは言いませんけれども、そこはやっぱり市も協力して話をして、その都度うまくいくかどうかというのは話し合ってやっていっていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。  次の歩道のウッドチップ化についてですけれども、これはやっていただけるということなので、ぜひなるべく早くお願いしたいと思います。よろしくお願いします。  次の質問ですけれども、グリーンランドの児童遊園についてですけれども、遊具の近くがへこんでいて、芝を植えていただいたということで、それはよかったなと、ありがとうございます。  ただ、根本的な改善というところでは、土壌の改良だとか排水溝の改善とかというふうに私はここで言っていますけれども、排水溝の位置を下げるということは、ここはなかなか難しいのですか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 私の手元に写真があるのですけれども、特に排水溝の周りの地盤がちょっと高いようには見えないのですけれども、もし高いようであってそこが原因であれば、水道をつくったり、改善方は図ってみたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) そこの前がたまるのです。都市整備部長の見ている写真と私が見ている部分が一致しているかどうか。地域の方々にそういう面で管理していただいて、土を入れたりもしてくれているのです。入れた後なのか、ちょっとその辺はごめんなさい。その写真を見ていないのでわからないですけれども、そういうふうに地域の方々も手弁当でやっていただいているわけです。だから、なるべく自然に水がはけるようにしてもらいたいなというふうに思っているわけですけれども、ほかの公園と比べて比較的ここの土が水はけが悪い土だというふうに私は思うのですけれども、そこはではそうではないというふうに考えていいのですか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 地元の方々に土を入れていただいているとかということも大変ありがたいのですけれども、ここは単純に低い部分に土を敷けばいいというものではないと思うのです。  例えば土を入れることによって、その土というのは、調整池なものですから、水がたまったときに、水と一緒にまた管の中に吸い込まれてしまうのです。そうしますと、管がまた汚れてしまいまして、下水管の詰まりにもつながりますし、やっぱり改善的な方法としては、芝生で土が動かないような方法で改善したいと思いますので、それは市のほうに任せていただきたいなと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) お金のかかることはやらないと思って、芝生化なんていう話をしなかったですけれども、まずその芝生を植えていただいて、それで改善をするというふうなことでいいのですか。確認ですけれども、今お願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) やっぱり遊具の周りが一番水がたまるということを確認してございますので、そこについては3月に芝生を植えてございます。それで、これから伸びるシーズンだと思いますので、しばらく様子を見ていただきたいなと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) 暗渠排水とか土壌の改良とか言いましたけれども、芝生で改善できるのだったらそっちのほうがいいというふうに思いますので、全体に芝生化できればいいと思いますけれども、なかなかそこはやりながらだと思いますので、頑張ってやっていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  次の質問です。北野入口通りから市道第21―150号線の公道化についての質問です。道路問題ですけれども、先ほど市長の答弁で、合意形成ができないと前に進まないよというお話でした。前に進めない、寄附採納も受けないということでしたけれども、合意形成をするのもなかなか難しい道路なわけです。それはなぜかというと、地域の人は公道にしてほしいというふうな思いがあるわけなのですけれども、すごく分割されている道路で、筆数が物すごく多い道路で大変なのです。これヒアリングで聞いてきたので、教えていただきたい。  まず、スライドをお願いしたいと思うのですけれども、三生通り、先ほど私が述べた赤い部分ですけれども、大体この道路に面している方の住宅だけで言うと50軒から60軒なのです。この道路の地権者数というか、持っている筆がどれだけ分かれているかというのをヒアリングで聞いたので、まずそれを教えてください。この延長は何メートルでしょうか。  それから、地権者が何人いるか答えてもらいますけれども、法務局へ行って、その人がどこにいるかと調べると、それが幾らになるか。これはヒアリングというか、課長にお願いしていたので、数字を教えてください。スライド、オーケーです。スライドをありがとうございました。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) まず、延長でございますけれども、当然市で管理している道路ではございませんので、正確なところはなかなか難しいのですけれども、図面上から追いますと、大体三百二十数メートルという状況でございます。それと、筆数については公図がありましたので、24筆ということでございます。関係している筆数は24筆と。  ただ、24筆でも、この道路だけではなくて、そのほかの道路とも合わさっての筆数でございますので、その辺のところはご了解いただきたいと思います。  あと所有者数については、この24筆を当然最新の謄本から地権者を追わなければならないので、その辺についてはちょっと法務局へ行って調べなければならないという時間的な事情がありましたので、調べていないのですけれども、おおむねのところ100名程度ではないかと思っております。  それと、では所有者数が何人いるかということになりますと、やっぱり法務局に行って登記事項証明書というのを取り寄せて調べるのですけれども、24筆を調べた場合、発行手数料というのは1筆当たり600円なのです。24倍しますと1万四、五千円というところで、例えば100名にすれば、人数で割れば150円程度ですか、単純計算ですけれども、そういうことでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) 100名の地権者に声をかけて合意形成を図るというのは、普通に考えてなかなか難しいことだと思うのです。  金額も今のあれだとそんなにかからないということですけれども、私はそこまで調べていないから、どれだけお金がかかるかというのはわかりませんでしたけれども、そうするともしこの道路をこれだけの人に市へ寄附採納してもらおうとしたならば、道路の広さとかというのはありますけれども、その前に全部の地権者に声をかけていかなければいけないわけです。これ普通に考えて、やりたい、公道にしたいなとそのうちの誰か1人が思っていたとしても、なかなか前に進めないと思うのです。そういうところで、市として援助してほしいというふうに思うわけですけれども、その辺はいかがでしょうか。  ぜひ間に入るだとか、手前はやっていただきましたけれども、そういうことをやっていただきたいというふうに思っているわけですけれども、今やらないとすごく大変になってくると思うのです。  高齢化しているという話をしましたけれども、高齢化しているわけだから、亡くなる方もおられるでしょうし、それから引っ越している方も何人もおられます。ここと並行して通っている道路を準公道化しようと思って奔走されていた方はいますけれども、東北のほうまで行って判こをもらったり、関西のほうまで行って判こをもらったりといって、もうすごく苦労して前に進めていったわけです。そういうことは、多分この道路はなかなかできないと思うのです。  そういう意味で、市として力をかしてくれないか、援助してもらえないかと思っているわけですけれども、この辺はいかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 道路の形状をあらかた歩いて調べてみましたところ、幅員についてはおおむね4メートルあるなというところで、幅員についてはクリアしているなというところなのですけれども、これ市長答弁でも申し上げましたけれども、隅切りの長さが不足しているところがあるのです。そういったところも当然クリアしないと、地権者の合意形成以前に形態が寄附採納基準になっていませんので、そこをなしに先には進めないと思っていますので、まずその辺のところは課題ではないかなと思っております。  その上で、さらに合意形成を図って、地権者の合意が得られれば、市のほうでいただいて維持管理はしてまいりたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) だから、ここで余り市民任せにしないでもらいたいと思っているわけです。  最初に戻りますけれども、もう抜け道になっていて、高齢者のデイサービスだとか幼稚園のバスも走っているわけです。それはだめだと言っているわけではなくて、だから本当に利用されている道路なわけです。  また言いますけれども、所有者が誰かわからなくなっていってしまう可能性があるわけ。そうすると、もうこの先公道にできない可能性があるわけです。だから、例えば市のほうでこの道路がどうなっているかというのをストックしていくだとか、あとはもしこの中でやろうとしている人に情報を提供できるような、もしくはその間に入ってできるような体制を、そのために力をかしてほしいと思っているわけなのですけれども、そういうことも全部市民がやらなければいけないというふうに思っているのですか。  そこの部分の援助をしてほしいなと思っているのですけれども、いかがでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) お恥ずかしい話なのですけれども、私道に限らず、私道の維持管理というのは大切だと思っておりますけれども、公道の部分もちょっとままならない、議員の要望にもお応えできていない部分、市民からの要望にもお応えいただけていない部分というのはやっぱりありますので、まずは市のほうで考えるのは市道なのです。市のほうで管理している道路がどうしようもないともう話になりませんので、まずそこを今一生懸命やっているところでございます。  その上で、余力があればこういったことにも手をつけていきたいと思っているのですけれども、やはり基準に合っていない以上は、なかなか手厚くやるようなことは今の段階ではできないかなと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 17番、小野大輔議員。 ◆17番(小野大輔議員) この道路を一気にするということはなかなか難しいと思っているのですけれども、例えば今320メートルと都市整備部長はおっしゃっていましたけれども、これを4分割してとか、まずは10分割して、少しずつ、少しずつ進めていくということでも私はいいと思っていて、10年先、20年先になるかわからないけれども、そんな先にならないほうがいいと思いますけれども、そのときに公道にして、地域の方々に喜んでもらえたらなと思っているわけなのです。これは、私の意見、考えですけれども、そういうために市に力をかしていただきたいというふうに思っているわけです。  ただ、今都市整備部長はおっしゃっていましたけれども、公道のほうで手いっぱいだということをおっしゃっていましたけれども、ぜひこういうことにも目を向けてほしいと思うのです、市長。  本当にこれ、新座市のここだけの問題ではないと思っています。新座市全体の問題で、誰の土地かわからなくなっている空き家の話もありますけれども、道路の問題もそうだと思うのです。前回の議会で、西堀の道路の墓地の問題なんかはすごく時間がかかって進みましたけれども、そういう問題をできるスペシャリストというのも育てなければいけないし、こういう情報もストックしておかなければいけないなというふうに思いますので、これは要望しておきます。よろしくお願いします。  バス停留所の件はいいです。ありがとうございました。  風の子学童保育の周辺の安全対策も、これは学校のほうですか、木を切っていただきましてありがとうございました。明るくなったと思います。  最後、志木体育館前の横断歩道についてですけれども、写真も撮っていただいて、声をかけていただいたということで、ありがとうございました。  私も志木市に電話しまして、ほかの市にいろいろ電話したこともあるのですけれども、他市の議員だからというのか、結構つっけんどんな答えだったですけれども、志木市はすごく丁寧に答えていただいて、新座市の課長なのか、担当課からも電話がありましたよと、頑張りますということで今おっしゃっていたようなことも答えていただきましたので、うまくいっていなかったらまた質問しますけれども、ありがとうございました。これで終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、17番、小野大輔議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。    休憩 午後 2時54分    再開 午後 3時12分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に続いて会議を開きます。 △辻 実樹議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、11番、辻実樹議員の一般質問を許可いたします。
     11番、辻実樹議員。    〔11番(辻 実樹議員)登壇〕 ◆11番(辻実樹議員) 11番、辻実樹です。通告に従って質問します。今回は、福祉問題3点、教育問題1点です。  初めに、ちょうど100年前、1918年、日本の精神病学の創始者と言われる呉秀三の「精神病者私宅監置ノ実況及び其統計的観察」という報告書が発表されました。今その呉秀三の生涯を追った映画も公開されています。  社会にとって危険であり、監禁の対象とみなされていた精神障がい者は、精神病者監護法のもとで座敷牢に入れられ、家族は監督、責任を負わされていました。  東京帝国大学、今の東京大学の精神科教授であった呉秀三は、治療を受けられないまま精神障がい者が幽閉されるだけの実態に心を痛め、全国に渡って私宅監置の実態を調査しました。  361人の悲惨な状況を克明に記録した報告書が発表されて、ことしちょうど100年になります。治安維持だといって人権を奪われた精神障がい者を思い、呉秀三は「わが邦十何万の精神病者は実にこの病を受けたるの不幸の他に、この邦に生まれたるの不幸を重ぬるものというべし」と、社会に対して激しい抗議の言葉を残しています。  精神医療、精神保健福祉分野の整備は、この間大きく進みました。薬もなく、治療法もない時代から、精神疾患の解明は進み、格段にいい薬も開発され、入院ではなく、地域で生活できるように法制度も整ってきました。精神分裂病も統合失調症と名前を変えるなど、差別と偏見をなくすための工夫がちりばめられました。  でも、この数年、衝撃的な事件が起きました。昨年の12月、大阪府寝屋川市で、精神障がいのある30歳代の女性が隔離された小部屋で監禁され、衰弱死する事件が起きました。ことしの4月には、兵庫県三田市で精神障がいのある40歳代の男性がプレハブ内のおりに閉じ込められているのが見つかりました。いまだに精神障がい者もその家族も、社会や情報から孤立し、支援の手が届かないケースが少なくないことをあらわしています。  全国精神保健福祉会連合会が去年行った全国調査では、日中何もしない人が20%、障害者総合支援法のサービスを利用していない人が40%、障害認定区分を受けている人は24%にとどまっています。  一方、73%の家族が日常的にストレスを抱え、60%の親が精神的な健康に問題を抱えています。障がいを抱えていても、医療と生活支援、就労支援が地域社会でつながって、社会から孤立せず、当事者が望む暮らしを実現できるように少しでも前進してほしいと思います。ぜひ前向きな答弁をお願いいたします。  私は、精神科医療の現場に16年間いましたので、その経験を踏まえて質問します。  1、大人の発達障がい者の生活・就労支援について。発達障がいで対人関係や社会性に課題を抱え、転職を繰り返したり、精神疾患やひきこもりなど、二次的な障がいを抱えている方がいます。早期の気づきを促し、個々の障がい特性に適した支援が必要です。  障がい者福祉の手引に、大人の発達障がいについても加え、生活や就労に関する相談窓口など、広報することについて伺います。  市庁舎で、障がい者を非常勤職員として一定期間雇用し、一般就労につなげるチャレンジ雇用を実施してはどうでしょうか。  発達障がいは身近な言葉になってきましたが、大人の発達障がいについては、社会の中で十分に知られているとは言えません。生まれつき脳の発達機能が多くの人と異なるために、社会生活や日常生活に困難を抱えています。得意、不得意の差が激しく、合う仕事、職種が限定されたり、人間関係が狭くなりがちです。二次的障がいとして、ひきこもりや鬱病など精神疾患を患う事例もあります。  大人の発達障がいの方は、子供時代から周りの人と同じようにできなくて、自信をなくしていたり、いじめを体験していたり、人とうまくつき合えず孤立感を抱いて、深く傷ついています。今までの苦労は障がいが原因だったかもしれないと気づき、相談先を知れることで救われることが多くあると思います。自分からの発信が難しいので、多くの発達障がいの方に情報や支援の手が届いていないのが現状だと思います。自分を責めなくていいことや一人で悩まなくていいことを、さまざまな方法で広報していただきたいと思います。市の見解を伺います。  チャレンジ雇用とは、知的障がい者、精神障がい者等を各府省、各自治体において非常勤として雇用し、一定期間業務の経験を踏まえ、ハローワーク等を通じて、一般企業などへの就職につなげる制度です。  平成19年12月25日に策定された新たな重点施策実施5か年計画、障害者施策推進本部決定において、平成20年から全府省で実施されています。  発達障害総合支援センター、ジョブセンター川越に伺い、お話を聞いてきました。発達障害者就労支援センターは、県の事業で県内に4か所あります。コミュニケーション能力や社会性に不安を抱える発達障がい者が潜在的な能力を発揮して就職し定着できるよう、個々の障がい特性に適した就労支援を行うところです。  発達障がいは、もともと作業能力のある方が多いので、作業の訓練というよりも、集団の中に入ったときに持っている能力を生かせるかどうかか課題で、例えば人の話は聞けないけれども、自分の主張はできる、逆に自分の意見は言えないけれども、人の話は聞ける、仕事に集中し過ぎて周りが見えない、空気が読めない、音に敏感など、それぞれの特徴がある。個々に合わせた周りの理解が必要で、それさえあれば得意なところを生かして就労につなげることができると話されていました。  ジョブセンターに相談、問い合わせをした人の38%が診断されていません。また、精神保険福祉手帳を持っている方は23%、不明な方を含めると7割の方が手帳を持っていないで相談しているということです。手帳の有無に関係なく支援をしているとのことでした。就労の相談を進める中で障がいに気づき、受診につながる例もあるそうです。  チャレンジ雇用を実施している多摩市、杉並区、板橋区、練馬区にお話を伺いました。杉並区では、障がい者の就労促進の施策として、平成16年度から区役所実習をしていましたが、平成21年度からさらなる就労促進として、知的障がいの方をパートタイマーとして雇用し、事務作業や軽作業の業務を行っています。  板橋区では、知的障がい、精神障がいの方を臨時職員として3か月から6か月採用しています。障がいの特性で休憩を小まめに入れたり、細かな指示を1つずつ行うようにしたり、工夫しながらかかわっているということでした。  多摩市では、体験実習をしてもらってから就労を勧めるか決めるそうです。真面目で丁寧な仕事をするので、思った以上に力を発揮してもらっていると話していました。広報で募集するのと同時に、地域の事業所などに募集の情報を伝え、紹介してもらうそうです。  新座市は、第5次障がい福祉計画の中で、「福祉施設から一般就労への移行として、平成28年度の一般就労実績の1.5倍以上にする」という目標を掲げています。また、「就労移行支援事業の利用者は増加している傾向があり、福祉施設利用者の一般就労への移行の人数を増加させることが課題だ」と書かれています。チャレンジ雇用は、福祉就労と一般雇用の間をつなぐような役割ができると思います。新座市のスタイルでぜひ進めていただきたいと思いますが、見解を伺います。  2、精神障がい者通院医療費助成制度について。新座市の誇るべき制度です。お金の心配なく安心して通院できることが、一番の社会復帰につながります。対象者の範囲をもとに戻すべきです。  精神科の通院医療費の助成対象者が見直され、7月1日診療分から自立支援医療の所得区分が課税世帯で、精神障がい者保健福祉手帳を持たない人は医療費助成の対象外になりました。463名の方が削減の対象になります。新座市は、平成13年から5%の自己負担分の助成を和光市に次いで2番目に始めました。そして、平成17年に自立支援医療の1割の自己負担分を引き続き助成することを決断し、現在に至ります。これまで精神障がい者の通院医療費の助成を守り続けていただいたことに、感謝と敬意を表します。  この制度がどれほど精神障がい者とその家族、関係者を支えてきたかわかりません。障がいのある人もない人もともに暮らせる新座市をつくるための調査の自由記述でも、「新座市に引っ越してきて、医療費助成が充実していて驚きました」、「今まで暮らしたところは、精神障がい者のサービスは全くなかった」、「一生今の薬を飲む必要があると言われているので、ありがたい」、「安心して病院で治療できるから、何だか元気も出てきた」、「ずっと新座に住みたいです」と寄せてくれています。  精神障がいは目に見える病気ではないので、精神科につながるまでに時間がかかります。初めから精神科にかかる例は少なく、多くは内科や耳鼻科など、ほかの科を受診して、身体的に問題がない場合に、仕方なく精神科に来ることがほとんどです。すぐよくなるかもしれない、気のせいかもしれない、根性がないから自分が悪いのだと、なかなか病気を受け入れられません。医師も症状を見ながら、薬の効きぐあいを見ながら、診断して治療方法を決めていくので時間がかかります。本人が受診を拒否する場合は、家族相談から始まります。家族自身も精神的に疲弊して、体調を崩したり、本人の障がいを受け入れることに時間がかかります。精神科の治療はとにかく焦らず、時間をかけて医療者と関係を築き、しっかり通院を継続することが何よりも大事です。だから、新座市で安心して通院できるように助成を行ってきたことは道理があり、全国の中でも先進的であるし、埼玉県内では1番です。  担当者の皆さんもこの制度を守りたいと思っていることは、やりとりの中でよくわかりました。お金がなくて受診を控えたり、中断して、またお金のことか気になり、病状が悪化する人たちをたくさん見てきたので、この制度の対象者の縮小はすべきではないと思います。  また、今回助成の条件に障がい者手帳の有無を入れたことは、考え直してほしいと思います。委員会の中でも言いましたが、精神障がいの手帳をとることは、ハードルがとても高いです。通院から6か月たっていれば手帳の対象になりますが、まず6か月で病名は確定しないことも多くあります。精神障がい者に対しての誤解や偏見が怖く、手帳によって自分が精神障がい者だと証明されることにちゅうちょがあります。世間に障がい者のレッテルを張られる、手帳を持っていることをばらされるのではないかと葛藤があり、家族も障がいを受け入れられず、とらせたくないと思う方もいます。  手帳を持つメリットも、ほかの障がい手帳と比べると少ないので、あえて手帳をとらないと選択する方もいます。  手帳をとっても、それを知られたくなくて制度を活用できないでいる人もいます。何年も何十年もかけて障がいを持ちながら、自分がどう生きていくのかも含めて、手帳を申請するかどうか悩み、結論を出していきます。どう生きていくかの道筋を出していくために通院を継続する必要があって、社会復帰のステップを踏んでいきます。通院が必要なことと生活を改善するために手帳を持つことは、別の問題です。治療が必要だけれども、障がい者手帳を持たない方は大勢いるし、今回の見直しで、持っている人と持っていない人で格差をつけることになるのではないでしょうか。  医療費助成の条件に精神障がい者保健福祉手帳の有無を入れるのは、当事者にとって酷な話だと思います。医療助成を受けるために手帳をとるような、本来の手帳の目的とは違ってしまうのではないでしょうか。精神障がいの特性を考慮し、助成の対象者をもとに戻してください。市の見解を伺います。  3、精神保健福祉ボランティア講座の開催について。精神障がいへの理解を広げ、精神保健福祉ボランティアとして活動できる人材を養成することを目的に講座を開催してはいかがでしょうか。  精神障害者家族会やすらぎの会の総会に出席させていただいたときに、ご要望をお聞きしたものです。  現在精神疾患は国民病で、がん、心筋梗塞、脳卒中、糖尿病に加えて5大疾病となり、ほかの4つのどれよりも多い患者数となっています。それでも、冒頭に述べたように、精神障がい者やその家族は生きづらさを抱え、将来を不安に思っています。  新座市は、他市と比べても、ボランティア活動や町内活動が活発です。それを強みにして、精神保健福祉ボランティア養成によって市民への理解を広げ、精神障がい者が外に出られる環境、まちづくりを進められないでしょうか。  この間の新幹線の事件でもそうですけれども、何か事件が起きると、犯人が精神科に通院していたかどうかなど、必要のない情報を流すので、精神障がい者は怖いという偏見を植えつけてしまっています。よほど意識的に精神保健福祉について正しい理解を広げる取り組みを広げていかないと、誤解や偏見はなくなりません。  廿日市市では、精神保健福祉ボランティアきっかけ講座という題名で、「地域で生活している心の病気を抱えている方に寄り添い、地域とのかけ橋になってくださる仲間をふやすことを目的にしています」と呼びかけています。関心はあるけれども、よくわからない、どう接したらいいのかわからないなどの思いのある方、一緒に学びませんかということで、2回の連続講座で、1回目は基礎知識の講義、2回目はソーシャルクラブに参加し、当事者と触れ合うという内容です。いろんなやり方があると思いますので、ぜひ新座市でも行ってはいかがでしょうか。  最後に、2、教育問題、1、新座市立中央図書館周辺の整備についてです。  (1)、駐輪場の整備について。煩雑に自転車が駐輪されていると、歩行者等の通路を塞ぎ、危険です。駐輪機を設置するなど、図書館周辺の通路や駐輪場整備の対策について伺います。  スライドをお願いします。図書館の脇ですけれども、以前はこっち側にも自転車をたくさんとめられていたので、歩行者の方が通りづらいということで、市民の方から何とかしてほしいと言われていたのですけれども、駐輪できないようにしていただいて、通路はもう確保されましたので、それは大変よかったです。ありがとうございます。  それで、その反対側なのですけれども、皆さんこうやってとめられているのですけれども、土日なんかは本当に人がいっぱいで、図書館の入り口付近までカラーコーンを置いてあるのですけれども、いっぱいぎっしり詰まっています。こっち側の屋根つきの駐輪場なのですけれども、こっちは割とがらがら。同じ時間で撮ったのですけれども、皆さん、何か遠いせいなのか、屋根の下はとめられないです。  次があって、これが正式な駐輪場ですけれども、正方形の形なので、ここの入り口とこっちの手前に入り口があって、自転車の置き方が多分悩まれて、こっち側とこっち側に置くのですけれども、ここだけが本当に何にもない空間なので、混んでいるときは真ん中にも置かれているのですけれども、うまく活用できないのかなというふうに思います。  私からの提案は、志木駅にあるような1台ずつとめる駐輪機を置いてはどうですかという質問です。  これもそうです。ここの真ん中は何にもないのですけれども、こっち側と手前にいっぱい詰まるように置いてあります。何かうまい使い方がないのでしょうか。  次、(2)、ベンチの設置については、図書館前広場のベンチが撤去されたため、座って休めるところがなく、近隣住宅敷地内のベンチで過ごされています。図書館付近にベンチを設置してくださいという質問で、ここは今駐輪禁止になっています。それで、ここに防火水槽があります。ベンチは、前はここにあったのですけれども、今はなくなってしまっています。ちょっと理由はわからないですけれども。  図書館を利用したり、市民会館を利用したり、ちょっと飲食したいなというときとか、ちょっと休みたいなとか外に出たいなというときにベンチがあったらいいなと思うので、いかがでしょうか。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、辻議員のご質問に順次お答えしてまいります。  1、福祉問題、1、大人の発達障がい者の生活就労支援についてのご質問をいただきました。障がい者福祉の手引に大人の発達障がいについても加え、就労支援につきましては、相談窓口など、周知することについてご質問いただきましたけれども、発達障がいが原因となり、対人関係や社会生活に困難が生じ、精神疾患などの二次的障がいを併発し、さまざまな問題を抱えてしまう方がいることは承知しております。  このような方の相談先といたしまして、市内では障がい者福祉課や委託相談支援事務所、埼玉県ではさいたま市と川越市の2か所の発達障害者支援センターが窓口となり、相談を行っているところでございます。  また、就労関係でお悩みの方につきましては、市内では新座市障がい者就労支援センターや障害者就業・生活支援センターSWAN、あるいは埼玉県内では川口市、草加市、川越市、熊谷市の4か所の発達障害者就労支援センターが窓口となり、相談を行っております。現在発行しております障がい者福祉の手引におきましても、発達障がいに対する支援といたしまして掲載しているところでございます。改訂の時期には、記載内容の見直しを行い、引き続き大人の発達障がいの周知に努めてまいります。  ご提案いただきましたので、早速ホームページに発達障がいの記事を掲載させていただきました。ご報告申し上げます。  次に、チャレンジ雇用のご質問をいただきました。チャレンジ雇用は、職場実習の形式ではなくて、職員として一定期間任用した後に、一般企業への就職を目指す取り組みとなっております。障がい者が市役所において業務経験を積むことで、その結果一般企業への就労機会の拡大が期待されるとともに、障がい者を職場に受け入れることで、市職員の障がい者への理解を深める機会になると考えておりますが、職場環境の整備、業務内容の決定、雇用条件の設定の課題がありますので、当面導入する予定はございません。  本市といたしましては、市役所を活用した障がい者の就労支援につきましては、現状のとおり職場実習を中心に進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  2、新座市精神障がい者通院医療費助成制度についてのご質問をいただきました。平成27年度、平成28年度に実施したサービス水準の適正化に向けた検討結果におきまして、事業の廃止、見直しは行わず、現状維持としておりました事業でございますが、しかしながら平成30年度の予算編成が大変厳しい状況から、事業の緊急性、必要性の観点から事業の取捨選択を行わせていただきまして、私の予算編成権によりまして、市町村民税課税世帯で精神障がい者保健福祉手帳をお持ちでない方への助成を平成30年4月1日実施分から対象外とさせていただきました。  今回この事業を見直しの対象とした点につきましては、市単独事業であり、埼玉県内でも実施市町村が少ないこと、また国の事業であります自立支援医療制度を利用することによりまして負担割合が3割から1割に抑制され、さらに家庭の負担能力、障がいの状態等から負担上限月額が定められており、金銭的な負担が軽減され、受診しやすい環境であることなども考慮したものでございます。  見直しに当たりましては、低所得世帯の負担に配慮いたしまして、市町村民税非課税世帯の方を引き続き対象とし、市町村民税課税世帯の方を対象外とすることも検討いたしましたが、一般的に長期にわたり、日常生活または社会生活への制限がある精神障がい者保健福祉手帳が交付されております方につきましては、引き続き対象とさせていただきました。  見直しに当たりましては、さまざまなご意見があることは承知しておりますが、制度変更に伴う影響を最小限にとどめるよう見直しをさせていただいたところでございます。  今後におきましても非常に厳しい財政状況が見込まれますことから、対象者の範囲をもとに戻すことは難しいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  3、精神福祉ボランティア講座の開催についてのご質問でございます。精神障がいのある方が地域社会の一員としてともに支え合う社会を実現することは、大変重要なことであると認識をしております。本市では、自殺予防を目的としているものでございますが、日ごろから家族、友人など身近な人が異変に気づき、悩みを聞き、必要であれば専門の相談機関につなぐ、命の門番であるゲートキーバー養成講座の開催に力を入れてまいりたいところでございます。  ご質問の精神保健福祉ボランティア講座につきましては、参加者が講義や実習を通して精神障がい者に対しての理解を深めていただくとともに、講座修了後は精神障がい者と地域住民との交流づくり等のボランティア活動に積極的に参加してもらうことを目的とするもので、本市の目指す、ともに支え合う社会の実現に役立つものと思っております。  本市におきましては、社会福祉法人にいざが運営しておりますにいざ生活支援センターで、地域ボランティアの育成や障がいに対する理解を深めていただくことを図るための普及啓発事業を積極的に実施していただいております。今後は、にいざ生活支援センターとの連携を図りまして、本ボランティア講座を実施していただけるよう働きかけてまいります。  教育問題につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  私のほうは以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 辻議員から教育問題2点についてご質問がございましたので、私から順次お答え申し上げます。  1点目の駐輪場の整備についてのご質問でございますけれども、中央図書館、新座市民会館利用者のための駐輪場が屋根つきの駐輪場と隣接したところに屋根がない露天の駐輪場を用意してございます。屋根つきの駐輪場につきましては、収容台数は20台程度ということでございます。屋根なしの駐輪場については、100台程度駐輪できる状況でございます。特に平日については問題がないわけですけれども、市民会館でイベント等が開催されたときは、屋根つきの駐輪場では収容できませんので、屋根なしの駐輪場への駐輪をお願いをしているところでございます。屋根つきの駐輪場からはみ出した自転車があると通行できないと、通行の邪魔になるというようなことがありまして、駐輪禁止の看板を設置したり、あるいは職員が巡回して自転車整理を行ったりしておるところでございます。  ここは、駅前の常時混雑した場所とは違って、いつも自転車がいっぱいというような状況ではなくて、ほとんどとにかく収容できるような状況にあるわけですけれども、そういった関係から、辻議員のご質問にありました駐輪機の設置は、設置費用、あるいは維持管理も必要となることから、設置は難しいと考えています。  ただ、隣地にあります正方形の屋根なしの駐輪場につきましては、これはちょっとラインを引くような形で、もう少し整然ととめられるような手だてを打つべきかなというふうに私どもも考えておりまして、現在準備を進めておるところでございます。もうしばらくお時間をいただければと思います。  次に、図書館前の前広場のベンチの設置でございますけれども、以前は灰皿つきのベンチを設置しておりました。しかし、受動喫煙防止法の施行に伴いまして、敷地内禁煙ということで10年ほど前に撤去した経緯がございます。    〔何事か言う人あり〕 ◎教育長(金子廣志) いや、たっています、もう10年は。    〔何事か言う人あり〕 ◎教育長(金子廣志) はい。受動喫煙防止法施行からはもう既に10年は経過をしております。  この広場の下は防火水槽になっておりまして、門扉をつけたりするような場所ではございませんので、ベンチを設置するとなると夜間の安全管理上の問題も出てくるということであります。昼間だけではなくて、夜間、要するにたむろするような場所になってしまう可能性もあるということで、ベンチの設置は、その予定はございません。市民会館には、ホワイエにはソファーがございますし、図書館にも休憩できるような椅子も用意してございますので、お休みいただける方はそちらのほうで休んでいただければと考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 再質問します。  最初に、図書館のところの駐輪なのですけれども、ラインを引いていただけるということでよかったと思います。  駐輪機をつけるのに幾らぐらいかかるのかとか、もし試算されているのかどうかお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 駐輪機の設置についての費用でございますが、約100台分の駐輪機を設置しますと、おおよそですが、100万円程度の費用がかかる積算となっております。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) わかりました。維持管理も含めて難しいということで、線を引いていただいて様子を見て、その後また何かあれば相談したいと思います。  1点お聞きしたいのですけれども、スライドをお願いできますか。ごめんなさい。屋根のある駐輪場の脇のこういうところとか、屋根つきの駐輪のこの辺のところとかが結構煩雑になっているのですけれども、そこについては何か対策というか、そこも線を引いてもらうことというのはできますか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) まずは、正方形のところの駐輪場に整然と駐輪ができるようなラインを引いて、そこに誘導をしていくような案内をさせていただきたいと思います。  なるべくはみ出さないような形で、そのほかの部分も必要なラインで誘導ができるような、ラインで整然と駐輪ができるような部分があれば、全体として駐輪スペースについてはあわせて検討してみたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) ベンチについてなのですけれども、そうすると市民会館があいていればいいですけれども、あいていないときは図書館の中で、そういう本を読む目的ではなくても休憩してもいいというふうに思っていいのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 中央図書館につきましては、クールシェアのスポットにもなってございまして、特に本を読む目的でなくても涼みに来ていただいて、雑誌スペースがクールシェアスポットということになっておりますので、そちらで涼んでいただくこともできますし、あるいは2階の学習室の向かいのベンチでは飲食も可能となっておりますので、図書館の開館中はそちらの中でお休みをいただければいいかなというふうに考えてございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) では、私もそれは知らなかったので、ぜひお知らせしていただきたいと思います。図書館でも本を読まなくても休憩していいですよという、読んでもいいけれども、休憩できますよということをお伝え、啓発をお願いしたいと思います。
     それでは、一番上に戻って順番に伺います。発達障がいの生活支援の相談の窓口については、私もきのうたまたまそのホームページを発見してしまいまして、あっと思って、早速載せていただいたのだなと思って、本当にうれしく思います。ありがとうございました。  次のチャレンジ雇用についてですけれども、私も正直このチャレンジ雇用についてはほとんど知りませんでした。当事者の市民の方からそれを、新座市はやっていないのかというふうにお問い合わせがあって、そこから調べたという事情があるのですけれども、亀田議員の障がい者就労に関しての質問の中で、新座市は就労移行支援事業の利用者をふやしていくのだというようなお話もあったと思うのですけれども、就労移行支援事業というのは期限があるのです。基本的に2年間、2年しか利用できない、基本的に一生のうちに2年。それで、2年間就労移行支援で訓練して、その後一般就労を何年かやって、それでまた難しくなったときは2年分のリセットができるのですけれども、例えばその就労移行支援事業で訓練して、それからうまく一般就労につながらなくて、福祉的な就労継続のBとかに行った場合にはリセットできないわけです。要は、今就労移行支援はもう利用できないというような制度になっていると思うのです。  私ずっと前から、その福祉的な就労と一般就労に移行するところが本当にハードルが高くて、その間に何か利用できるものがないのかなとずっと思っていたので、この市民の方から相談してくれたのが本当にありがたいのですけれども、その就労移行ではない場合の福祉から一般に流れていく間になるものというのは新座市で何かあるのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ただいまのご質問でございますけれども、基本的には障がい者就労支援センターで行っている職場実習がそれに近い仕組みになろうかと思っております。  参考までに、このチャレンジ雇用については、私も正直具体的なところを承知してございませんでした。ご質問をいただいて詳しく調べてみたのですけれども、多くの市町村でおやりになられているチャレンジ雇用の業務と今就労支援センターで行っている業務というのは、かなり重複するのです。そういう意味では、おっしゃるような指摘の中身が就労支援センターで行われている職場実習に比較的近いのかなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 職場実習ということと、あと就労継続支援のA型が雇用契約を結ぶので、より就労に近いと思うのですけれども、新座市には1か所、埼玉福祉会がありまして、新座市はそこ1か所で頑張ってくださっていると思うのですけれども、ほかの自治体は結構、2006年の自立支援法ができてから福祉事業の規制緩和があって、民間の営利企業がどんどん参入してA型事業所をいっぱいつくったのです。それが結局営利企業なので、私もそこにお願いに行ったことがありますけれども、本当に障がいのある人とかかわったことのない人たちがA型やりますよと宣伝して、行ってみたら、どう話しかけていいかわからないと私が相談されたりして、本当になれない人たちで、でも頑張ってやろうという気持ちはいいのですけれども、結局昨年度障害A型事業所が廃業して、結局A型で働いていた人も解雇されてしまったのです。だから、総合福祉部長おっしゃるように、就労支援センターの職場実習というのはそうなのかなと思うのです。  それで、1個提案とご相談したいことは、新座市でも職場実習を受け入れてくださっていると思うのです。就労支援センターの方にお聞きしましたら、5月に5人、6月に3人、2か月ごとに募集して、市役所のお仕事、実習を受けてもらっているというふうだと思うのです。  それで、京都市は、そういった同じような形で市のほうで職場実習を就労した人の中から、チャレンジ雇用にどうですかということで、1人とか2人とか、そんなたくさんではないのですけれども、臨時職員として採用しているという。業務の内容も、新座市は印刷の補助とか、ちょっとわからないですけれども、メール便をあけるとか、切手を切るとか、シュレッダーをやるとか、軽作業、そういう業務は今でも障がいのある方に実習でお願いしてくれていると思うのです。  だから、それをさらに発展させて、その人たちの中からどなたかを一定期間、しかもチャレンジ雇用は1年から3年となっていますけれども、調べたら3か月とか半年とか、本当にまちまちで、ちょっと2か月は短いと思うのですけれども、半年とか1年とか、その辺はお任せしますけれども、そういう一定期間、新座市が可能な範囲で受け入れるということは検討できないでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ただいまの職場実習から、そこからチャレンジ雇用にステップアップというのですか、そういうご提案かと思いますけれども、辻議員、都内の状況を少しご紹介いただいたかと思うのですけれども、私は千葉県内の状況を少し調べてみました。  市川市ですとか佐倉市でおやりになられているようで、先ほどの答弁でも私は申し上げたのですけれども、実は新座市でやっている職場実習の業務とこのチャレンジ雇用の業務がかなりラップするのです。具体的に申し上げますと、メールのデリバリーであったりですとか、文書の封入であったりとか、宛名のシール張りであったりとか、判こを押してあったりとか、コピー用紙の補充であったりとか、こういった業務を佐倉市とか市川市はおやりになられているようで、新座市の職場実習もほぼほぼ同じような中身なものですから、なかなかこれを共存して、職場実習もかなりの方のご希望がございますので、なかなかこれを共存させるというのはまずは難しいのかなというふうに思っております。  ですので、現状においてはこの職場実習の充実というか、受け皿をきちっと担保していくことで進めてまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) わかりました。今回本当に初めての提案なので、またいろいろ質問していきたいなと思うのですけれども、今障がい者の就労を進めようということでいろんな取り組みがあって、厚生労働省で精神・発達障害しごとサポーターということで講座を開いているのです。  5月25日は、ベルセゾンでもやっていたみたいで、今度6月25日はハローワーク朝霞で2時からやられるそうですけれども、これに参加できるのかどうかちょっとわからないですけれども、本当に障がい者就労をどうやって進めるかという議論が今どんどん進んでいるので、すぐいいですよとなるとは思っていないですけれども、ぜひ研究していただきたいなと思います。  ことしの4月から精神障がい者の法定雇用が義務化されて、本当にこれから進んでいくと思うのです。  平成29年度の障がい別で、障がい者全体は47万人就労していて、そのうち身体障がいは32万人、知的障がいは10万4,000人、精神障がいは4万2,000人ということで、本当に桁違いで、本当に精神障がいはなかなか今まで就労に難しかったのですけれども、これからどんどん進んでほしいなというふうに思いますし、市役所はやっぱり本当に先頭になって、障がい者就労を進めるぞという立場でああいう計画も出されたのだと思いますので、ちょっと本気で検討していただきたいなと思います。  次の問題に行きます。通院医療費の助成制度なのですけれども、さっきも言いましたけれども、障がい者手帳の有無を入れることになったという話し合いの経緯というか、理由をお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) 少し言い方は恐縮ですけれども、精神医療の助成制度の対象の線引きにつきましては、非常に短い時間の中で議論というか、さまざま検討をさせていただきました。  サービス水準の見直し、これは平成28年度に行った際には、事業そのもの、この助成制度そのものを廃止ということも一時は検討させていただきました。  また、大変恐縮ですけれども、この予算編成の段階では、課税されている方は対象外とさせていただくこともどうだろうかということ。これはほかの市町村でもおやりになられている仕組みですので、そういったことも検討いたしました。  また、今10%相当、ご自身の負担全額を補助させていただいているわけですけれども、これを5%、半分は補助、半分はご自身の負担ということについても検討させていただきました。  まず、この5%部分について言うと、システムの改修が必要になってくると。当然ながら新たな支出、新たな経費の投入が必要になってまいりますので、これについてはなかなか難しいのかなと。短い時間でしたから、お見積もりまではいただけませんでしたけれども、となると非課税の方は補助対象に残したまま、大変恐縮ですが、課税の方を対象外とさせていただくということでどうだろうかということを検討したわけですけれども、極力この対象から外れる方を少なくさせていただきたいという視野、視点のもと、課税をされている中でも手帳をお持ちの方は補助の対象に残させていただこうと。そうすることで、対象から外れる方が最小限になるのではないかというような視点でこういった線引きといいますか、対象外になる方の仕組みの改正をさせていただいたところでございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 本当に短い時間で検討しなければならなかったということなのですけれども、この削減の対象になっている方にとっては重大な生涯の問題だと思うので、短い時間で決めなければいけなかったのでしょうか。  影響額が1,000万円というのですけれども、その1,000万円という金額のために対象の人を選んだのか。このことをとにかく3月に知ったわけです。そのあたりを。だから、1,000万円というその金額と、今回の対象者とのつながりをお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ただいまのご質問でございますけれども、1,000万円という金額が別に前提ありきであったわけではございません。  市長ご答弁申し上げましたとおり、かねてから厳しい財政状況が続く中で、平成30年度の予算編成も非常に厳しい状況でございました。そういった中で、再度業務の見直しを図ることの必要が迫られたわけで、具体的には短い時間というふうに私申し上げましたけれども、率直に本当に短い時間でございましたから、平成28年度にサービス水準の不適正化というのですか、これを行った事業の中から本当にいかなる事業を見直して、いかなる制度改正を図っていくのかという視点で見直しを図られていただいたわけで、1,000万円がありきではあったわけでも、それから今回の仕組みの見直しがありきであったわけでもないということは、ご理解をいただければと思います。  まずは、県内でこの補助制度を行っている市町村が非常に少ないという中から、この事業の見直しはどうであろうかと。その上で、先ほど私が申し上げたとおり、影響する方が極力少なくなるような配慮というか、対応をさせていただいた。その結果がこの仕組みであり、影響額としての1,000万円だということでご理解をいただければと思います。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 1,000万円がありきではなくて、いろんなケースを検討したということで、もっと時間をかけて話し合おうという考えはなかったのか、あとどのような人たちで相談してやったのか、その人たちから意見は出なかったのか、もっと時間をかけて検討しなければいけないよねということとか、専門家の意見を聞いたのかどうかとか。だって、命にかかわる問題なので、どのぐらい重要だと思って決めたのか、お願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ただいまのご質問でございますけれども、まず検討を誰がしたかというお話ですけれども、当然ながら予算編成の仕組みの中で行いましたので、財政当局であるとか、それから私ども、この補助事業を所管しております総合福祉部、当時は福祉部だったかもしれませんけれども、検討をさせていただいたところでございます。  おっしゃるように命にかかわる問題、助成制度ですのでそういう視点もございますけれども、これは市長答弁の中で申し上げました自立支援医療制度の中で、もともと3割負担のものが1割負担に軽減をされているということ、それから所得等の状況にもよりますけれども、上限額も設けられているということ、こういったところを総合的に加味、判断させていただいて、これは短い時間だったということについてのご批判をいただいておりますけれども、どうしても当初予算の中でお示しをしたいというふうに考えてございましたので、非常に駆け足で検討にはなりましたけれども、そういったさまざまな要素を総合的に判断させていただいた結果でございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) こういう大事な問題を駆け足で決めなければいけないというあり方がどうなのかなと、本当に疑問に思っています。  委員会で陳情の方が、自分の病気のことまで全部開示してお話をしてくれました。その方は、課税世帯で手帳がないということで削減の対象になっていますけれども、6年間通院していて、年間10万円ぐらいの助成を受けていた。それがなくなるということで、すごく不安だというお話でした。  ほかにも、私にこの件のことで連絡をくれた市民の方がいます。精神障がいで、以前障がい者雇用枠で働いていたけれども、体調を崩し、退職となりました。何とか社会復帰したいけれども、頑張ろうとすればするほど体調が悪くなって、外へも出られなくなってしまう。情けないと、切ない思いを抱えていますと。この方は、障がい者雇用もやっているので、手帳もあるので削減の対象ではないのですけれども、友達が対象になっていると。本当にその人も心配だし、自分もいつか削られるのではないかと、いつかそれも受けられなくなるのではないかということで、本当につらいと、続けてほしいのだというふうに言っていました。  確かに3割負担が1割負担になる自立支援医療、ほかの自治体はやっていないところも多い。だけれども、障がいの人とか平成13年の議会の議論の中で、本当にマイナスからのスタートなのだと。それをゼロにするために、大事な大きな支えにならなければいけないのだというふうに川上議員がおっしゃっていて、本当にそういうことだなと思うのです。では、ほかの3割の人より1割なのだから、それでいいではないかというふうにはならないと思うのです。  本当にさっきも言っていましたけれども、私たちにはわからない苦労がたくさん障がいをお持ちの方にはあって、だからずっと守り続けていたものですよね。それは、新座市の本当にすごくいいところなのに、それをほかの自治体がやっていないからということでしてしまっていいのかなと、しかもそんな短い期間で議論もちゃんと時間をかけてやっていないのに、それでも削らざるを得ないというところの市政のあり方というか、運営の仕方というのは、本当に普通に考えても大丈夫なのかなと、本当にこれではいけないのではないかと思うのですけれども、そのあたりはどのような見解をお持ちなのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ただいまのご質問でございます。  済みません。私、短い間ということを何度かお話ししてしまいましたけれども、拙速に進めたつもりはございません。先ほどの答弁の中で、今回事業を見直すに当たって、平成28年度にサービス水準の適正化の見直しの俎上に上げた事業を中心に行ったというふうに申し上げたかと思うのですけれども、このサービス水準の見直しを平成28年度に行った際には、非常に多くの会議、検討の場を設けて、私実は福祉部会の部会長を仰せつかっていましたので、けんけんごうごうやって、1週間に2回も3回も会議をやったりとか、資料を戻したり、つくり直してもらったりというようなこと、本当に時間をかけてやった記憶がございます。そういった下地があって、今回急ぎというか、短い時間の中でこの見直しを進めさせていただいたもので、ただただ短い時間の中で、えいやと決めたわけではないということはご理解をいただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) このやり方でいいのかと聞いたのですけれども、いいのですか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) 事業を新たに進めたり、あるいは見直しを図ったり、当然検討の仕方、あるいは進め方にはさまざまなやり方があろうかと思います。  今回のやり方についてご批判があるのも承知はしてございます。しかしながら、繰り返しの話になりますけれども、かねてから厳しい財政状況が続き、今年度、平成30年度の予算編成も非常に厳しい状況がございました。  そういった中で、多少なりとも事業の見直しを図っていかなければならない、そこに注力させていただいた。ですので、このやり方がベストだったというふうには申しませんが、最大限私どもとしてできる対応をさせていただいたということでございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) この制度を使っている人たちは、頑張ろうとすればするほどぐあいが悪くなったりとか、難しいのです。やりたいけれども、やると調子を崩してしまうので、やらないで待つというか、そういうふうな困難を抱えている人たちの制度なので、改めて要望はします。もとに戻してほしいというふうに思っています。  ちょっと時間もあるので、次の問題で、ボランティア講座なのですけれども、そうするとゲートキーパーに力を入れていきたいという中身だったのかなと、あと生活支援センターと協力してやっていくということなのですけれども、ボランティア養成講座は今やっているのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) にいざ生活支援センターでは、精神保健ボランティアについては、平成23年度と平成24年度に実施したというのを伺っておりまして、それ以降の実施については伺ってございません。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 平成23年度と平成24年度はやっていたけれども、それからやっていないということですね。  新座市の障がい福祉計画の中でも、心のバリアフリーというところでは重点施策になっていて、私さっきは他市のは言わなかったのですけれども、精神保健福祉ボランティア講座と調べると、たくさんの自治体がやっているのがよくわかりますが、大体社会福祉協議会がやっているところが多いのかなと思ったのですけれども、5回コースで、とにかく基礎知識とか、ボランティアというのは何だろうという考え方とか、精神障がい者とどうやったらいいコミュニケーションがとれるのだろうとか、本当にいろんなテーマでやっています。こういったことも参考に、これから生活支援センターに働きかけてくださるということなので、お願いしたいと思います。  ヒアリングのときとかも、精神障がい者のボランティアをでは受け入れてくれるところがそんなにあるのかという話にもなりまして、確かにでは精神保健のボランティアを募集していますよというふうなところは実際多くないのです。私もいろいろ考えて、だけれども、ボランティアというのは何だろうというところに立って考えてみたら、そういう施設とかイベントに出向くだけがボランティアではなくて、自分の可能な時間帯とか気持ちとか、そういうことで自主的に本当に小さなことからやれるというものなので、とにかく精神保健福祉に触れる機会がたくさんあるといいなと思うのです。  それで、一つお願いしたいのは、本当にこれから生活支援センターと相談してやってくださると期待していますけれども、啓発のチラシとかを本当にいいものにしてほしいなと思って、目立つものとか、さっきの精神ボランティアきっかけ講座という名前は本当にいいなと思ったのですけれども、精神障がいが本当に気さくに触れ合えるものなのだということがすっと市民の人に入り込むようなものをお願いしたいなと思います。  では、最後にお聞きします。ボランティア講座は、総合福祉部長の中でこれから働きかけるということなので、どういうイメージを持っているかお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 総合福祉部長。 ◎総合福祉部長(鈴木義弘) ボランティア講座の私のイメージというご質問ですけれども、どういう内容のものを考えているかというご趣旨のご質問かと思うのですけれども、にいざ生活支援センターにおいては、先ほどご答弁申し上げましたように平成23年度、平成24年度に実施をしております。  また、少し古くなりますけれども、社会福祉協議会でも平成13年度から平成17年度までですか、実施をしたようでございまして、この社会福祉協議会が実施したときの資料を私手に持っているのですけれども、講座、座学が3日間程度、それから施設事業所に出向いての実習が2日から3日程度というような、そんなカリキュラムになっているようで、現状済みません、私もこういった講座に深く携わったことはございませんので、こういったものをベースに協議、連携をさせていただければなというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 11番、辻実樹議員。 ◆11番(辻実樹議員) 私の要望というか、いろんな様子を見て、こういうものがいいのではないかという要望は、大体初めは3回講座ぐらいで、3日の日程ぐらいで、ほかの自治体、入間市とかいろいろ聞きましたけれども、募集しても余り集まらないのですとおっしゃるのです。  保健センターの家族教室もそんなふうな話も聞きましたけれども、決して募集したから、ではいっぱい来るかといったら、そうではないと思います、初めは。でも、そういうのというのは、細く長くというか、続けていく、ずっとやっていくことが大事と思いますので、参加者が少ないから、ではいいのかなというのではなくて、それでも続けるということにこだわってやっていただきたいなということを要望して終わります。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、11番、辻実樹議員の一般質問を終わります。 △次会日程の報告 ○議長(島田久仁代議員) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  明16日、17日は休日休会、18日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(島田久仁代議員) 本日はこれにて散会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。    散会 午後 4時17分...