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平成30年第2回定例会-06月12日-04号

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  1. 新座市議会 2018-06-12
    平成30年第2回定例会-06月12日-04号


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    平成30年第2回定例会-06月12日-04号平成30年第2回定例会  平成30年第2回新座市議会定例会 議事日程第4号                              6月12日午前9時開議 第 1 一般質問     8番 中村 和平 議員    18番 塩田 和久 議員    20番 鈴木 秀一 議員     7番 平野  茂 議員 出席議員 25名      1番   鈴  木  明  子         2番   助  川     昇      3番   小  池  秀  夫         4番   伊  藤  信 太 郎      5番   島  田  久 仁 代         6番   池  田  貞  雄      7番   平  野     茂         8番   中  村  和  平      9番   森  田  輝  雄        10番   石  島  陽  子     11番   辻     実  樹        12番   笠  原     進     13番   芦  野     修        14番   高  邑  朋  矢
        16番   工  藤     薫        17番   小  野  大  輔     18番   塩  田  和  久        19番   平  松  大  佑     20番   鈴  木  秀  一        21番   野  中  弥  生     22番   佐  藤  重  忠        23番   白  井  忠  雄     24番   滝  本  恭  雪        25番   川  上  政  則     26番   亀  田  博  子 欠席議員 1名     15番   木  村  俊  彦 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市   長   並  木     傑      副 市 長   山  崎  糧  平   総合政策           永  尾  郁  夫      総務部長    細  沼  伊 左 夫   部   長                           市民生活   財政部長    遠  山  泰  久              大  塚  力  也                           部   長   総合福祉                    こども未来           鈴  木  義  弘              一 ノ 関  知  子   部   長                   部   長   いきいき                    都市整備           竹 之 下     力              広  瀬  達  夫   健康部長                    部   長   上下水道           橋  本  吉  弘      教 育 長   金  子  廣  志   部   長   教育総務                    学校教育           渡  辺  哲  也              梅  田  竜  平   部   長                   部   長                           選挙管理   会計管理者   江  原  達  夫      委 員 会   河  尻  広  海                           事務局長   監査委員           三  上  文  子   事務局長 職務のため出席した事務局職員                           事 務 局   事務局長    島  崎  昭  生              生 田 目  真  一                           副 局 長   専門員兼           佐  藤  寛  之   議事係長 △開議の宣告  (午前 9時30分) ○議長(島田久仁代議員) おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の日程は、お手元に配布してあるとおりであります。 △議長報告 ○議長(島田久仁代議員) 議長報告を行います。  15番、木村俊彦議員から病気療養のため欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告いたします。  以上でございます。 △一般質問 ○議長(島田久仁代議員) 日程第1、一般質問を行います。 △中村和平議員 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員の一般質問を許可いたします。  8番、中村和平議員。    〔8番(中村和平議員)登壇〕 ◆8番(中村和平議員) 皆様、おはようございます。8番、中村和平です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従い一般質問しますので、市長及び執行部の皆様には、市民の皆様に対して、住んでよしの観点から、前向きで希望が持てる答弁をよろしくお願いいたします。  それでは、行きます。1、行政問題です。東久留米志木線についてお伺いいたします。  (1)、信号機設置についてお伺いいたします。第六中学校付近、水道道路と東久留米志木線の交差点への信号機設置について進捗状況をお伺いいたします。  (2)、路線バスについてお伺いいたします。路線バスの運行について、西武バスとの進捗状況をお伺いいたします。  (3)、開通式についてお伺いいたします。神宝町二丁目交差点から東久留米駅までが本年9月ごろに開通しますが、開通式を行うお考えはあるかお伺いいたします。  ここで一回切らせていただきまして、(1)の信号機設置についてなのですが、4月ぐらいに議員のほうで、開通するのだとか、信号機が設置されるとか、いろんな方たちが市民の皆様に対しても言っていますが、執行部として、正式な設置をされるのか、いつごろ設置されるのか、お伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  (2)、路線バスです。再三こちらのほうも各議員の方たちが西武バスの運行状況を聞いております。  ただ、ことしも9月ごろ、東久留米市から新座市の水道道路まで開通をいたしますので、もう待ったなしの状況でございます。西武バスが運行されるのか、それとも新座市でコミュニティバスを運行させるのか、これは本当に喫緊の課題だと思いますので、その辺を答弁のほうをよろしくお願いしたいと思います。  (3)、開通式でございます。ようやく待ちに待った東久留米市から水道道路までが開通をいたします。  まだ水道道路から平林寺のところまでは開通していませんが、東久留米市と新座市の境界線は今現在でもすごく突貫工事をされていて、地元、石神地区の皆様は待ちに待っていますので。これは昭和36年からの話でございます。本来であれば平成20年に開通をしなければならないものが10年も経過をしておりますので、ようやく東久留米志木線が9割方開通をするということでございますので、並木市長、その辺の市民との喜び、その辺の気持ちがあるのか、お伺いいたします。よろしくお願いいたします。  それでは、2番です。石神地区暫定線引き地区区画整理事業についての推進についてお伺いいたします。  地権者も期待している事案であります。埼玉県との約束で、区画整理は可能な事業でもあります。大至急地元説明会を実施し、埼玉県との協議に入るお考えがあるか、お伺いします。  では、スライドをお見せしますので、よろしくお願いいたします。今この地図でございます。先ほども質問をしましたが、東久留米志木線の新座市の部分の石神地区の通りの約290メートルの通りの区画整理、逆線引きの土地でございます。  地元の議員でございますから、その辺のお話を少し聞きました。地権者の方が18名おられるそうで、それでやはり数名の方が少し反対していると。ただ、大半の方は、何とかしてくださいというご相談があります。やはり市として、市長として、税収が伸びるまちづくり東久留米志木線の発展のためにしっかり区画整理をされて。区画整理をされれば何らかの住民がふえてまいりますので、そこで西武バスが開通をするのかとか、いろんな意味で人口の伸びを考えますと、早急に区画整理をしていただきたいという強い要望がありますので、その辺の進捗状況をお伺いいたします。  3、可燃物ごみ回収についてお伺いいたします。ごみステーションごみ散乱防止策として、ごみボックスの設置について購入費の一部を助成してはどうでしょうかという質問でございます。  では、またスライドをお願いします。    〔「自分でやってください」と言う人あり〕 ◆8番(中村和平議員) 自分でやるのですか。私もなかなか。    〔何事か言う人あり〕 ◆8番(中村和平議員) はい。私が質問する今回の提案は、このボックス型のごみボックスのお話でございます。こちらです。  こちらも地元の地区の10軒の方が1軒3,000円ずつ出し合って、カラスのごみが散乱しているということで設置した状況でございます。周りには、盗まれないようにちゃんとチェーンをされているとか工夫がされていまして、この角に住んでいる方が全部管理をしてくれるといういい状況なので、これぐらいきれいになっていますが、実際東京都の杉並区では先進市として、市民の皆様にただで上げているという状況なのです。ホームページを見ますと、ことしもとりあえず抽せんとは書いていますけれども、ほとんどの地区で配られているという状況があります。  練馬区でもカラス対策で、カラスがつっつくのが多い箇所は、先ほどのこういったごみボックスの貸与をしているという状況なので、新座市と朝霞市、和光市、志木市の状況を見ましてもまだそういうボックス型の対応はしていません。  ですから、ごみの環境を考えますと、ネットでもいいのですけれども、やりたい地区の方に対して補助金が出せないかということでございます。別に差し上げろということは言っていませんので、補助金を出してボックス型の改善をしてはどうかという質問なので、前向きな答弁をよろしくお願いいたします。  4、不法投棄について。堀ノ内三丁目の堀ノ内少年運動場への私道にごみが不法に放置されている状態になっていますが、どのように対応していくのかお伺いいたします。  こちらもスライドをお見せします。今このように写真に写っていますが、実はこの不法投棄はもう数年前から放置されている状況でございます。ただ、実態は私道なのです。ですから、対応は難しいかもしれませんが、この写真の右側のところに堀ノ内少年運動場がございます。そうなりますと、市民の方が通行して利用をされる場所でございます。ですから、市として、環境の観点から市が動かざるを得ない状況にあるのではないかということでございますという質問でございますので、撤去するのかどうかという質問でございますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上、1回目の質問を終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) 皆さん、おはようございます。それでは、中村議員のご質問に順次お答えを申し上げます。  1点目、東久留米志木線信号機設置の質問でございます。第六中学校付近、水道道路と東久留米志木線の交差点への信号機設置につきましては、平成30年4月、埼玉県公安委員会の意思決定により第六中学校付近へは押しボタン式信号機、水道道路と東久留米志木線の交差点には定周式信号機が設置されることが決定されました。
     信号機設置の進捗状況でございますけれども、新座警察署へ確認しましたところ、信号機の早期設置に向けて事業を進捗しているところでございます。  信号機の整備時期につきましては、埼玉県警察本部が工事業者と調整中とのことでございました。東久留米志木線の開通時までには設置されるとの回答をいただいておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。  2、路線バスについてのご質問をいただきました。前回もご答弁申し上げました。西武バス株式会社の意向として、東久留米志木線へ路線バスを乗り入れるためには、現行ダイヤの減便による車両の確保、新たな運転手の確保、そして十分な利用者の見込みが必要であり、現状での乗り入れは大変難しいため、今後は東久留米志木線開通後の開発状況等を見守った上で総合的に判断し、検討していくとのことでございました。引き続き、東久留米志木線開通後の開発状況を見守った上で、西武バス株式会社と交渉していきたいと考えております。  また、現在、平成33年度中の運行開始を目指し、新しい公共交通システムを検討しておりますので、路線バスの乗り入れが見込まれないようであれば、次善の策といたしまして、この新しい公共交通システムの検討におきまして、にいバスを通す案なども研究していきたいと考えております。  3点目、開通式でございます。現在東久留米市によって都市計画道路東久留米駅神山線の早期開通に向けて順次施工を行っているところであります。東久留米市へ都市計画道路東久留米駅神山線の開通に伴い開通式を行うか確認したところ、開通式の実施予定はあるものの、詳細につきましては未定であるとの回答をいただいております。今後につきましては、東久留米市側が開通式を行うことが決定された場合には、本市も同時に行えないかを含め調整してまいりたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。  2、石神地区暫定線引き地区区画整理事業の推進についてのご質問をいただきました。新座都市計画道路3・4・8東久留米志木線との一体的な整備によって良好な市街地整備を図ることを目指し、都市計画道路の用地買収を行った後、市街化区域への編入と土地区画整理事業を行う方針として、これまで地元説明会を行ってまいりました。その後、都市計画道路の用地買収が進み、平成29年12月15日には本路線が開通されたことになったことから、これを機に同年10月から各地権者に対して、現状の説明と組合による土地区画整理事業の実施の希望について意向調査を行いました。意向調査では、18名の地権者の方に対して行い、土地の面積割合では賛成が約66%、反対が27%、保留が7%という結果になりました。  本地区の土地区画整理事業は、地権者の皆様に組合を立ち上げていただき実施していく事業となりますので、全員の方の賛同がなければ、組合設立以降の事業実施が実質的に困難であると考えております。市といたしましては、本地区における土地区画整理事業の機運が高まった場合には、事業の実施に向けて、地元説明会や県との協議を行ってまいりたいと考えております。  3、可燃ごみ回収についてのご質問をいただきました。現在本市では、ごみ散乱防止策として、防鳥ネットを無償貸与しているところでございます。中村議員からご提案いただきましたごみボックスにつきましては、ごみ散乱の原因とされるカラス対策として大変効果的であり、実際にごみボックスを使用している自治体において効果があると伺っております。  しかしながら、集積所の中には、やむを得ず道路上をごみ集積所としている場合もあることから、ごみボックス設置につきましては、自転車や自動車の通行時にごみボックスを原因とする接触事故などの発生が懸念されます。そのため、通行時の安全を考慮したごみボックスの設置基準をきめ細かく設けた上で、補助を行っている自治体もあるようでございます。  他自治体で導入しているごみボックス1個当たりの単価は、現在本市で貸与している防鳥ネットの約30倍となる3万円と伺っておりますので、本市の厳しい財政状況を鑑みますと、今すぐに補助を行うことは難しい状況でございます。  このためごみボックスの購入費用の助成につきましては、設置に当たっての安全面、財政面の観点において課題がございますので、現在市で貸与しております防鳥ネットを引き続きご利用いただきたいと存じます。  また、リサイクル推進課が考案したごみの散乱防止に大変効果的な袋状の防鳥ネットのつくり方を市のホームページや「広報にいざ」7月号に掲載するとともに、作成方法のさらなる周知に努めてまいります。  さらに、今後のカラス対策についても、他市町村の状況を注視しながら研究してまいりたいと思います。  4、不法投棄についてのご質問をいただきました。堀ノ内少年野球場に通じる私道は、市を含む沿道の土地所有者が共有する私道ですが、平成19年ごろから隣接する一部の住民によってごみの放置が常態化するようになり、市はこれまで再三にわたって原因者に対し、ごみ撤去をするよう指導してきたところでございます。  しかしながら、原因者の経済的事情もあり、今後も改善のめどが立っていない状況のため、これ以上は堀ノ内少年野球場の管理運営に支障を来すと判断し、早急に原因者と協議し、市でごみを撤去する方向で問題の解決を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 1回目の答弁をありがとうございました。では、順次再質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。  最初から、東久留米志木線についてでございます。(1)の信号機設置についてでございます。設置されるということで、地域の方は本当に感謝しております。9月ごろ、東久留米志木線が開通するということと同時に設置していただくということで今伺いました。  やはりさんざん質問すれば、いつかはかなうのかなと、本当にありがたく思っております。とともに、やはり信号機設置というのは県の案件でございますので、新座市担当の安藤県議会議員にも感謝しております。よろしく言っておいてください。よろしくお願いします。  (2)の路線バスについてでございますが、進捗状況を見て再度西武バスと協議をすると。新座市のコミュニティバスを開通、もし東久留米志木線にぶつけろということであれば、平成33年からの協議に入ると。ことし平成30年なので、3年たって協議をして、地元の議員は地域の方から言われるのです。石神から東久留米駅まで、きれいな道ができて真っすぐ見えてしまうのです。それを右側の東久留米団地のほうにバスが行ってしまうというのは、地元の市民、住民の方から言わせれば、何でなのだと言われてしまうのです。だから、何とかバスを通してくださいという質問なのです。  それで、わかりました、平成33年度から協議をしますなんて言って、3年後だったらどうなるのですか。ちょっとその辺の詳細を教えていただきたい。もっと早急にできないのか、再質問します。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) ただいまの議員がおっしゃった平成33年度から協議ということではなくて、平成33年度から新しい公共交通システムを導入したいというふうに考えております。  ですから、これから準備を進めて、平成33年度には始めていきたいというふうには考えているわけでございます。  今回の西武バスの導入の件でございますけれども、先ほど市長答弁がございましたように、西武バスでは今後東久留米志木線の開通後の開発状況等を見守った上で判断するということをおっしゃっておりますので、これから東久留米上の原地区の開発につきましては、平成30年度末でほとんど整備されるということも聞いております。  その前の段階で東久留米志木線も開通になるということでございますから、かなりの方が施設を利用になると。当然新座市からも、ご利用になる方、石神地区、北原地区、西堀、堀ノ内と、いろいろそういう利用される方もふえてくると思いますので、そういう状況を開発後ちょっと勘案をして、そういう状況を見ながら、西武バスのほうには、市としてもまだ諦めているわけではございませんので、粘り強く要望はしていきたいと思います。  また、それと同時に、平成33年度から新しい公共交通システムを始めるという計画で今進めておりますので、にいバス等の導入等についても並行して検討していきたいというふうに考えているわけでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 今市民生活部長の答弁はわかります。でも、実態はやはり石神地区の、次の質問にもありますが、やっぱり暫定逆線引き区画整理だとか、そういった事業がきれいに行われなければ、要するに今のままでは西武バスは運行はしないと言っているのです。ですから、平林寺まで、新座市役所まで行けるように何か市役所でも考えられて、まず住民の方は、一日も早く新しい道路ができてバスを開通させてもらうことが一番だと。そのために、東久留米志木線区画整理事業に賛成して立ち退いた方もいるわけですから、本来であれば平成20年度に完成していなければいけない工事だったのです。それが10年もたち、待ちに待って開通をすることになりますけれども、再三申し上げていますけれども、やはり住民の目線に立ちますと、一日も早く、何とかしてでもどういう状況の形であっても開通をさせていただかなければいけないのです。ですから、それを平成33年度からではなく、少し特別に考えて、開通、コミュニティバスでも構いませんし、開通させる方策はないかという再質問でございます。  よろしくお願いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 今考えている平成33年度からの新たな市としての公共交通のシステムということでございますので、これは市全体で考えていかなければいけないことですので、一部だけ先にというようなことは考えてはおりません。  やはり全体的な考えでにいバス、あるいはデマンド型、そういったものを含めて、市全体として考えていかなければいけませんので、一応今当初の計画、平成33年度を目途に進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 再三再質問しまして、地元に帰りまして、平成33年度ぐらいから開通、にいバスが運行するのではないかなという、確かに前向きなのですけれども、そういった説明をしなければならないという、ちょっと残念でございますけれども、要するにことしの9月ごろには東久留米駅から新座市の水道道路まではしっかりとした開通はするのですから、市長への手紙とか質問が多分またふえてくると思いますけれども、何とか住民の皆様のために、ウルトラCではないですけれども、何か考えていただき、早急に運行していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  (3)の開通式でございます。一定の東久留米志木線としまして、90%以上が開通することになります。ここの9月で開通をいたしますので、これが最初で最後かなと。東久留米市と新座市が一緒に手をとり、長かったけれども、開通できたねという。一つの区切りとして、新座市側のほうからも、東久留米志木線といっても新座市部分のほうが大半でございますので、少し執行部側も東久留米市側に全面的に協力させてくれということを言えないのか、再質問させてください。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 開通式の問題でございますけれども、新座市部分については1,440メートル、これは昨年の12月開通して1,440メートルが東久留米市境まで開通したと。そして、東久留米市のほうはといいますと、新座市境から東久留米駅までが1,400メートルあるのです。そのうち駅寄りの900メートルというのはかなり前に開通しておりまして、今回今事業をやっているというのは500メートルの区間なのです。新座市の部分というのは昨年の12月に開通いたしまして、今回では開通式をどこでやるかというのはまず問題があると思うのです。500メートル区間が開通するわけですから、東久留米市が駅寄りのほうで開通式をやるとなってしまうと、新座市としてはちょっと絡みづらいのかなと。神宝町二丁目交差点付近であれば、新座市のほうとはできるのかなというところはあるのですけれども、その辺のところを、この質問を機に東久留米市にということで確認したのですけれども、予定はあるのだけれども、具体的なところはまだ決まっていないということでしたので、9月の開通に向けて、再度その辺の開通式をできないかどうかというところは確認して、あわせてできるかどうかも含めて検討してまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 今の都市整備部長の答弁だと、やっぱり都県境だから、少し東久留米市側の意見を聞かなければいけないという感覚で今聞いていましたけれども、実際はお互いが、東久留米市もそうですし、新座市もそうですけれども、あそこの新座市の石神の旧マルフジのサンドラッグのあそこの交差点が起点なのです。あそこで東久留米市と新座市がどのようにジョイントしていくかと。そもそもその交差点は、新座市側にそのままの既存で施工するという考えがあったではないですか。なのに、2020年で工事が完成しないから、うまいかどうかわかりませんけれども、いい形に考えられて、東久留米市側が交差点になってしまったではないですか。  そもそも東久留米志木線は、新座市がしっかりやっていればこのような状態にはならなかったのです。でも、そこで開通式で東久留米の駅のほうでやるというのは、やっぱり東久留米市の、だから、そういった執行部の方にも新座市の思いを伝えて、交差点側でやりましょうよと、それで手と手をとり合って、新座市の並木市長と東久留米市の並木市長で、どうしたって境界線は大変難しいのです、東京都と埼玉県なのですから。だから、今後も東久留米団地もすごく開発していきます。びっくりするぐらいもう見事に団地が生まれ変わってしまって、多分新座市の石神の方たちも多分東久留米市の団地を結構使うでしょう。ですから、お互いが、あの辺の近隣はもう仲間なのですから、少し積極的に開通式は交差点側でやってくださいという、少しそういう提案もしてもいいのかなと思いますので、しっかり協議をしていただきたいと思います。  次、9月の一般質問ではもう質問できませんので、大体そういった日程調整はしてもらいたいと思いますので、しっかりと開通式を行っていただけるように強く要望しておきますので、よろしくお願いします。  では、次、石神地区暫定線引き地区区画整理事業についてでございます。やはり幅員16メートルの幅員でいい道、本当に東久留米志木線がいい道路になったのは感謝しております。  でも、最終章です。最終章があと2か所なのです。水道道路から平林寺までの区間の道路、16メートルの延長をしてもらうということと、あと新座市側の暫定逆線引きのところを区画整理すれば、もう完璧に新座市の志木市から東久留米市までは開通した。いい町並み形成ができたと。ただ、逆線引き、これはずっと地権者の方が賛成しないから無理なのだよと、そういうことを言っていると、またあっという間に3年、5年たちます。市として、市で区画整理事業ができないのか、そういった何か考えていることはないのかお伺いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 区画整理事業の関係でございますけれども、市で施行する区画整理事業は、志木駅周辺ですとか新座駅の周辺の駅に近いところに限られておりまして、こういった石神地区を含めたところにつきましては組合のほうでやっていただいているというのが実情でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 反対者の22%、一番反対されている方を除いて区画整理事業ができないかお伺いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 反対者は27%の方がおおむね反対だと、面積割合でいうと27%というところでございまして、この27%を除いて区画整理ができないかというお話なのですけれども、まず区画整理をやるためには市街化区域に編入しなければならないのです。この反対の場所がちょうど穴抜きになってしまうような状態でございまして、それを除いて、市街化編入の権限というのは埼玉県にございますので、埼玉県のほうではこういった穴抜きの市街化編入は認められないということでございましたので、当然その状態での区画整理はできないといったところでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 地権者の方が1人で27%持っていると、その方をどう説得されるかということが大前提になってきます。ですから、なかなかこういった質問も定期的にはできませんので、ですから執行部のほうで定期的に地権者と、大変かもしれませんけれども、お会いをして、何とか賛成してもらえる方策を考えていかないと。やはり東久留米志木線の開通もそうでした。10年おくれた原因は、地権者の方の案件が多かったです。またこれ逆線引きのところも、また1人の地権者の方で区画整理事業ができないとなれば、当面できないですよね。ですから、執行部の方も本当にちょっとそれ頭が痛いかもしれませんけれども、何とか区画整理事業をできるような方策を考えていただきたいと思いますので、私も地元の議員なので、私もなるたけ力を出してまいりますので、一緒に区画整理事業、賛成のほうに向けていかないと未来はないかなというふうに思っていますので、執行部のほうの皆様もよろしくお願いしたいと思います。  では、3番です。可燃物ごみ収集についてでございます。この質問は、公明党の佐藤議員も質問をしております。議員が2人も6月議会で質問しているということは、やはり喫緊な課題だと思うのです。ですから、東京都の杉並区は無料でごみボックスを配布しているのです。練馬区は、カラスが多い対象のところには貸与すると言って、みんな立派なごみ箱になっているのです。  新座市でいうと、そのほかにごみ処理機、生ごみ処理補助金という、その制度がまだあるのです。だから、それを去年も1年間で何世帯の方が補助金を申請したのだと聞きましたら、10から20だと。ということは、その中の補助金の額が満額で1万円だったのです。ということは、1年間で20人、20件、20万円ぐらいしかそういった補助金制度を使っていないわけです。であるならば、こういったごみのボックスを設置したいという町会など地域の方がいるのであれば、補助金を出してもいいのではないかという質問なのですけれども、全く最初の答弁は、やらないありきみたいな形の答弁でしたので、少し前向きな回答が欲しいのですけれども、よろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) こちらのごみボックスのご質問でございますけれども、確かに練馬区と杉並区、無償貸与ということでしておりますが、本市としてみますと、やはり財政的な面もございます。また、本市が今取り組んでいる防鳥ネットのほうですけれども、こちらにつきましては確かに安いということもございますけれども、この利用勝手が先ほど市長答弁にもありましたように、そういう集積所等がなくて、やむを得ず道路上に出しているところも数多くございます。そういった狭いところであっても、この防鳥ネットにつきましては大小2種類ございますし、またこちらの使い方、市長答弁にもありましたが、袋状にして使っていただきますと、これはしっかりつくっていただきますと、カラスの被害といっても、4ミリ程度のすき間しかありませんし、しっかりつくっていただければカラスの被害もかなり防げるというものでございますので、また狭いところでも実用的、機能的な部分もございますから、当市としてはこの防鳥ネットのほうで進めていきたいというふうに考えておりますので、ごみボックスのほうの補助金のほうについては今のところ考えてはおりません。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) 今市民生活部長のおっしゃっていることはわかるのです。ただ、やっぱり練馬区、杉並区、そういった区もしっかりカラスのごみの散乱を見ていて、やむを得なくそうやって設置していただいているのに。だから、並行でいいではないですか。  というのは、高齢者の方はしっかりネットの中に置くのです。通勤している若い人たちは、ネットをぽんとあけてぽっと出してしまうのです。本当に丁寧に、最後に地区のお母さんがきれいに袋をこうやって地面にまとまって丸くして出していてくれているのです。だから、そういうところには、やるかやらないかわかりませんけれども、全部にやれとは、補助金を出してくれとは言っていないのです。ですから、補助金を出している先進市の事例を見ますと、設置するのにいろんなクリアしなければいけない部分というのはいっぱいあるのです、幅員が何メートル以上だとか、狭いところはだめだとか。ですから、全世帯に補助金を出すかもしれませんけれども、多分設置されないところもあるのですから、ただ興味を持って、ではうちは設置してみたいなと。仮に長いごみボックスでも、インターネットとか見ますと3万円ぐらいで買えるのです。でも、長いごみボックスというのは大体8世帯から10世帯ぐらいの方が使用するので、そうすると1件3,000円ぐらいで済むのです。そういうのをでは10分の1の負担で補助金を出したらどうかと。そんなに、では1万円出しますよ、では無料で貸与しますよということではないのです。補助金制度を確立して、一回3年ぐらいでもいいから試験的にやってみたらいいではないですか。またお伺いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 今本市で取り組んでいる防鳥ネットにつきましては、6,000か所以上、6,200か所ぐらい今集積所がございますが、6,000か所ぐらいにはこれ無償で今貸与している状況でございます。このごみボックスということですけれども、本市としてはごみネット、防鳥ネットのほうで進めていきたいというふうに考えております。  ですから、先ほど若い人はということで、その防鳥ネットの使い方のことを言っておられましたけれども、やはりきちんと石か何かですき間をつくらないようにですとか、その使い方、そういったものとか、あるいは先ほど言いました袋状の防鳥ネットのつくり方、こういったところを周知を徹底して、そういったことでカラス対策、ごみの集積ということでは、市のほうとしては進めていきたいと思っておりますので、このごみボックスのことについては、今のところは考えておりません。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 8番、中村和平議員。 ◆8番(中村和平議員) よく市の財政状況も見ますとわかるのですけれども。ですから、違った形での補助金制度も、一応の結果が出たのだったら、そういった補助金も見直しをして、今度ではごみボックスの補助金で3年ぐらい試験的にやってみようかなとか、ちょっと考えられて、前向きに1個でも2個でもごみが散乱しないようなごみボックスの貸与とか、いろいろな補助金制度を考えてください。強く要望しておきますので、よろしくお願いいたします。  では、最後です。不法投棄でございます。先ほども写真でお見せいたしました。放っておくとこういうふうな形で、あっという間に数年がたち、勝手に不法投棄してもいいのだという結果だと思うのです。  ですから、今回は堀ノ内少年運動場の駐車場の車の質問をしていませんけれども、再三注視してみて、やはり多くごみがたまる前に市民の方に注意をしていけば、このような状況にはならないと思うのです。ですから、今後撤去していただけるという前向きな回答ですから、本当に楽しみに待っております。  その少年運動場を使う児童の方も多分、あれ、いきなりきれいになってよかったねという感覚になると思いますので、さすが新座市の執行部の皆様だと言われる対応をしっかりお願いしたいと思います。  やはり今後もこういった箇所を市民からの皆様からでも要望がありましたら、すぐ対応していただいて、またごみがふえないように早急に撤去していただきたいと思います。  以上で、私の質問を終わりにさせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、8番、中村和平議員の一般質問を終わります。 △塩田和久議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、18番、塩田和久議員の一般質問を許可いたします。  18番、塩田和久議員。    〔18番(塩田和久議員)登壇〕 ◆18番(塩田和久議員) 18番、塩田和久です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告順に一般質問をさせてください。  4つお尋ねいたします。行政問題の一番最初に、温水プールの利用者拡大についてお尋ねいたします。  立教大学新座キャンパス内にある、これ読みにくいのですけれども、セントポールズ・アクアティックセンターというのですか、なかなかうまく言えませんけれども、が市民開放されてから約3年がたちます。認知度が低く、利用者も限定的ですというふうに。私もそんなに家から遠くないのですけれども、近所で行ってきたよとかいう話は余り聞いたことがありませんので、こういうふうに書かせてもらいました。  市の負担を考えても利用者を拡大すべきと考えますが、周知方法、周知の拡大だったり、あと開放日及び開放時間の拡充ができないか伺いますということです。  本当に開所式という言い方でいいのでしょうか、3年ぐらい前のオープンのときに、私も伺わせてもらいました。行ったのはそれっきりなのですけれども、実際この資料を出していただきました。その中に、私も利用したことは残念ながらもちろんないのですけれども、行ってみたいという気持ちはあります。私なんかも開所式に行ったぐらいなので、プールがあるというのは知っている一人なのですけれども、なかなか踏み出せないのは、多分市民の方も同じだと思うのです。そこを背中を押してあげることが何とかできないかなという、工夫してもらえないかなという質問になります。  2番目に移ります。敬老祝金の廃止についてお尋ねいたします。これは、新座市だけではなくて、結構最近いろんな自治体で見直しされているところが出てきていますので、本市においても現状を検討できないかという質問をさせてもらうのですけれども、近年本市でも100歳を超える方は決して珍しくなくなりました。本市の財政状況を勘案すると、この6月で質問させてもらったのは、個人的には9月、今すぐことしからぜひとも廃止していただきたいという気持ちで質問させてもらっています。  今すぐこの敬老祝金を廃止すべきと考えます。今後は、心のこもった記念品やお手紙、心のこもったお手紙なんかは本当になかなか受け取ることもないでしょうし、今。かといって、一人一人、本当ならば市長から直筆のを送ることができるといいのですけれども、なかなかそれも難しいでしょうから。ただ、この心のこもった記念品やお手紙でお祝いできないか伺いますというお尋ねです。  本当にお金ではないと思うのです。この制度が始まったときというのは、どういう経緯で始まったのかというのはわかりませんけれども、今時代も変わりまして、決してお金だけではない。それ以上の、よく言う英語でプライスレスの価値があるものをお送りすることによって、もっといいものにできるのではないかという工夫をしていただけないか。そして、もちろんそれは、市の財政的にも優しいものになれば、本当にほかにも予算を回すことができるという、できるのではないかという思いで質問させてもらいます。  3番目に移ります。液体ミルクについてお尋ねいたします。災害時の備蓄品に液体ミルクを導入することについてなのですが、今後国内でも流通がふえると思われる液体ミルクは、災害時に特に重宝されることが予想されます。本市が先頭に立って備蓄品に液体ミルクを導入すべきと考えますが、いかがでしょうかということで、これはテレビか何かで見る機会がありまして、こんな便利なものがあるのだと。実際にミルクをつくったことがある人はたくさんいらっしゃると思うのですけれども、結構大変なのです。今は、ウオーターサーバーとかポットがあるとはいえ、言ったらそれがあるにしても、また冷やしたりするというのも結構な作業になります、毎日毎日することなので。とは言うものの、この災害時においてこの液体ミルクというのは、そのまま飲むことができるのです。その中で、毎日毎日利用するのではなく、こういったものもあるということで、実際に何か大変な事態になったとき、災害時にも利用できるということで、一部でもいいので導入していただけないかということをお尋ねいたします。  また、調べていくうちに、この液体ミルクに関しては、フィンランド共和国というのですか、本市の友好姉妹都市でもあります、これもちょっと言いにくいのですけれども、ユヴァスキュラ市、フィンランドの国なのですけれども、先進であるというふうにお聞きしました。そこから、今ここのところ国内でももう流通が始まるとは言われているものの、せっかくなので、そういう面でも姉妹都市と交流はできないかという質問をさせていただきます。  最後になります。通学路の浸水対策についてお尋ねいたします。この時期に一般質問させてもらうというのは、特に早急な対応をしていただきたいという思いで聞かせていただきます。  野火止六丁目6番付近、武蔵野線のガード下なのですけれども、結構広範囲で浸水している箇所が見受けられます。早急に対策すべきと考えますが、市の見解を伺いますということで、ここ以外にも、これからの時期というのはちょうど梅雨入りしまして、さまざまな場所で、今まで見受けられなかった箇所もあって、経年劣化による浸水も考えられますので、そういう対応もしっかりしていっていただきたいという思いで質問させていただきました。  以上、4点になります。よろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、塩田議員のご質問に順次お答えを申し上げます。  まず、行政問題1点目、温水プールの利用者拡大につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  2、敬老祝金の廃止についてのご質問をいただきました。現在本市では、毎年9月15日現在におきまして、88歳の方に1万円を、99歳以上の方に2万円を敬老のお祝金としてお配りをしております。今回本市の財政状況を勘案し、敬老祝金を廃止して、心のこもった記念品や手紙等でのお祝いにしたらどうかとご提案をいただきました。  高齢化により年々敬老祝金の予算は増加しておりますが、県内のほかの自治体と比較いたしましても決して金額が高いというわけではございません。直ちに廃止する考えはございません。しかしながら、現金以外で対象者に喜ばれるようなお祝いについて、今後他市の状況等を含め、調査研究してまいりたいと存じます。  平成30年度当初予算の予算額730万円でございます。88歳は524人、99歳以上、2万円の方が103人、合計627人でございます。それを私が直筆のサインを全部するということは、ちょっと不可能かなというふうに思います。よろしくご理解いただきたいと思います。
     3、災害時の備蓄品に液体ミルクを導入することについてのご質問をいただきました。災害時の備蓄品に乳幼児用の液体ミルクを導入すべきとのご質問でございますけれども、液体ミルクは粉ミルクのように熱湯で溶かすなどの手間がかからず、育児の負担軽減や災害時の備蓄品として非常に便利なもので、海外では広く普及しております。  一方で、日本では、液体ミルクについて製造の規格基準がないため、一般的には流通されていないのが現状でございます。液体ミルクは、長いものでも賞味期限が1年と短いことや、国内で流通していないため現状では輸入するしかないことから高価であり、また常温保存の必要があるため、備蓄倉庫での保存が難しいことから、市の備蓄品としては適していないと考えます。  一方、液体ミルクは熱湯が必要ないなど利便性があり、各家庭での備蓄品としては有効なものであると考えております。現在厚生労働省でも液体ミルクの規格基準の検討を進めており、今後国内での製造が可能になると思われますので、市場の動向を見ながら、各家庭での備蓄品として啓発することを検討してまいります。  また、現在市では、賞味期限が1年と短いことから、粉ミルクも備蓄を行っておりませんが、今後はドラッグストアなどと協定を締結し、災害の際には粉ミルクなどの提供を受けられるよう協議してまいりたいと考えております。  次に、本市の友好姉妹都市であるユヴァスキュラ市から調達してはどうかというご質問でございます。熊本県の震災の際には、支援物資としてフィンランドから液体ミルクの提供があり、非常に重宝されたと聞いております。本市でも、災害が発生した際に支援物資としてご提供いただけるということであれば、非常にありがたいことでございます。先ほど申し上げましたとおり備蓄品としては適していないと考えておりますので、平常時からユヴァスキュラ市から調達することについては考えておりませんので、ご理解を賜りたいと存じます。  4、通学路の浸水対策についてでございます。野火止六丁目の6番付近の通学路の浸水対策でございますけれども、この通路はJR武蔵野線の高架下に位置しており、底地自体はJR東日本の所有地となっております。そのため、昭和48年に新座駅利用者の通路として利用させていただくため、JR東日本と貸付契約を結ばせていただき、現在におきましても、第二中学校の生徒の通学路や駅へのアクセス経路として広く利用されている状況であります。継続してJR東日本と契約を締結している状況でございます。  浸水対策につきましては、当該通路区間はJR東日本の所有地ということでございますので、今後降雨時の状況を把握させていただき、対策が必要との判断に至った場合にはJR東日本と協議してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) おはようございます。塩田和久議員から、行政問題、立教大学温水プールの市民開放についてのご質問がございましたので、私のほうからお答え申し上げます。  立教大学の温水プールの市民開放につきましては、平成27年の10月から大学との協定を締結をいたしまして市民開放を進めておるところでございます。開放日は、土曜日の午後6時から8時までの3時間、そして日曜日の午前10時から午後7時までの9時間であります。開放当初……    〔「2時間」と言う人あり〕 ◎教育長(金子廣志) 2時間。土曜日は2時間です。それから、日曜日は10時から7時までということでございますが、開放当初から入場者が少なく、平成27年度の登録者数は266名でございました。これは、年度の10月からの登録ということでございましたが、現在でも500人程度の登録者でありまして、登録者数の増加を図るために、今までも広報やホームページで啓発をいたしましたり、あるいは水泳教室を開催をし、この水泳教室も定期的に開催をしながら、登録者数の増加を図ってまいりました。また、中学生からと、利用者は中学生からという、当初そのように制限をしたわけですけれども、現在は小学校5年生までということで登録の制限を少し拡大をしておるところでございます。  また、なるべく近隣の方々が団体で利用できないかということで、東北小学校では団体で利用しているというケースが昨年度見られました。  そのように利用者の拡大は図っているものの、なかなか思うようにいかないのが現状でございます。  このなかなか利用者がふえないという原因は、1つはセントポールズ・アクアティックセンターが大学の中央部、校内の深くに入っていかないとないという、そういう地理的な条件もあろうかと思いますし、また駐車場も十分確保されていないという、いろいろお願いをして、現在は20台程度の駐車場スペースを確保はしていますけれども、なかなかこれ以上ふやすことは難しいというようなことでございます。そういった環境面での問題があろうかと思います。  また、このプールは大変すばらしいプールでありまして、例えば水深も自動的にスイッチ一つで切りかえることができるようなものでありまして、また公認のプールでございますので、競技用プールとしては大変すばらしいものである。しかしながら、家族で一緒に行って楽しむと、レジャーには向いていないということでありまして、こうしたことが利用者の拡大を防いでいる要因ではないかと考えております。  塩田議員がおっしゃるように、開催日を拡大したらどうかというようなご質問にもありましたけれども、今年度夏の利用が一番見込まれる8月におきまして集中的に利用できるように開放日の拡大を図っているところでございます。  立教大学プールの利用については、使用料が年間約1,400万円ほどかかっております。昨年度の決算では、1,430万円という経費がかかったわけであります。費用対効果の観点から見直しも必要ではないかと考えておるところでありまして、立教大学とは負担割合についても協議を進めておるところでございます。いずれにいたしましても、今年度の夏季利用状況も見ながら、引き続き利用者の拡大に努めてまいりたいと存じます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) ご答弁ありがとうございます。何点か再質問させてください。順番にお伺いいたします。  温水プールについてなのですけれども、いろいろ工夫はしていただけているというのを今お聞きすることができました。ただ、ちょっと気になったのは、駐車場がそんなに確保されていないという。結構車で行ってという方もやっぱりいらっしゃると思います。それがやっぱり近隣の方はちょろっと歩いていけるのでいいのですけれども、今びっくりしたのは20台も確保されているということで、今出していただいた資料を見ると、初年度はともかくとして、昨年度、そしてその前の平成28年度を見ても、昨年が一番多いのですけれども、多分1日の利用は87日の開放日に対して3,000人なので、40人いかないぐらいだと思うのです。三十数名でということは、1人が車で行ったとしても十分足りていると思うのです。  何が足らないのかというと、駐車場がこれだけあるのです、確保されているのです。もちろん使っていいと言われているわけですから、そのPRが足らないのではないかなと思います。  確かに今言ったとおり、学校の中に入っていくので、物すごく入りにくいです。やっぱり自分が卒業生とかだったら別かもしれませんけれども、言ったら自分と縁のない学校だと入りにくいというのがあると思うのです。  そこで、ちょっと今お尋ねしたかったのは、駐車場が20台あるというPRというのはもっとするべきだと思うのですけれども、今現状どうなっているのかというのをお尋ねいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) 立教大学のプールの駐車場についてでございますが、立教大学との協議によりまして、最低20台は確保しますということでお約束をいただいているところでございます。  市民の方への周知でございますが、周知用のチラシですとか、あるいは利用の案内をするときには、必ずこの駐車場の台数については20台ということで表記をするように今はしてございます。  実際には、この駐車場が足りないというような苦情は一度も受けておりませんので、台数としては今の状況は足りているとは思うのですが、やはりその周知がどこまで行き渡っているのかというのは確かに課題だなと思っておりますが、今は20台ということで表記をするようにしています。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) 私も、今現状では20台で足りていると思います。もちろんこの利用者数はもっとふえてくれば、ただ学校なので、これ以上ではもっともっとというのは難しい話だと思うのですけれども、今これだけ20台確保されているわけですから、それをもっともっとPRするのが利用者の拡大につながっていくのではないかなというふうに思います。  そこで、先ほど話がありました開放日の拡充ということで、平日は今使えていないわけなのですけれども、もちろん大学側の施設なわけですから、学校で使うときはもちろん先方の優先ですし、ただ検討されているということなのですけれども、今6月ですから、ことし検討されているのか、今大学側との検討状況というのがもしわかれば教えていただきたいです。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 開放日につきましては、今年度8月に12日間、平日に開放していくということで大学との協議は調ってございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) もうそれは決まっているということですが、すごくいいことだと思います。合意ができているということは、先方側からしても開放しても構わないというのが12日間あるということなのですけれども、それはもう日付もないわけですし、しっかりとPRしてもらえたらと思うのです。  今まで広報だったり、ホームページだったりでしても、結局500人ぐらいの方しか登録されていないわけなのです。この登録の方法というのも結構工夫してもらっていると思うのです。当初は、顔写真が必要だったりしたのもなくしたりとか、さっき年齢も小学校5年生からにしたりとかいうふうにしているのですけれども、年間これだけ1,430万円だったり、当初の初期投資もありましたし、これではやっぱり合わないと思うのです。ことし、夏かなりの利用拡大が図られるというのを今お聞きしましたので、広報とかホームページだけではやっぱり、せっかくこれだけいい方向に向かっているのに、結果がもし伴わなかったらもったいないと思うのです。  この広報とかホームページ以外の広報方法というのは全く考えられていないのか、お尋ねいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 教育総務部長。 ◎教育総務部長(渡辺哲也) プールの広報の方法でございますが、「広報にいざ」とホームページ以外には、現在にいバスの車内への広告の掲載、あるいは公共施設への掲示板、公共施設へのチラシの配置、あるいはポスターの配置、あるいは市営プールですとか新座元気アップ広場、また庭球場等の体育施設にチラシを置くなどして周知を図っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) わかりました。ぜひことしは、利用登録者数が一気にふえるようにしてもらえたらと思います。よろしくお願いいたします。  2番に移ります。敬老祝金の廃止についてなのですが、ざっくり言うと、先ほど金額をおっしゃっていましたけれども、ただ現状は続けていくというふうにお聞きしましたが、今後は他市の状況も参考にしながら変えて検討もしていくというふうにお聞きしました。  そこで、ちょっとお尋ねしたいのですけれども、現状で他市がどのような、例えばですけれども、私がお伝えしました、心のこもったお手紙だったり記念品なんかを導入したりするという、その状況をどのくらい把握しているのかというのをお尋ねいたします。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部長。 ◎いきいき健康部長(竹之下力) 他市の状況でございますけれども、今他市の状況については、一つ一つ調査をして手元にあるのですけれども、今何件と具体的な数字は示せないのですけれども、調査はして把握はしております。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) 見直しをされているところも結構多いですし、全くばっさり廃止したところも出てきていますし、両立して、例えば隣の朝霞市なんかは、市長から心のこもったお手紙を90歳以上の方に、直筆ではないのですけれども、心のこもったプリントされたお手紙を敬老の日前後でしょうか、毎年毎年お送りするようにするサービスというか、それが去年から始まったというふうにお聞きしました。  本当に財政状況も、金額にすると何百万円という単位なのですが、結構ほかのところでサービス水準の見直しをされているところもあります。でも、優先順位をつけていくと、お祝いなものですから、正直言って、これがないと生死にすぐに直結するかというとそうではないと思います。でしたら、まずできるところからやっていっても、高齢者の方に、この制度がなくなっても納得してもらえるものなのではないかなと私は思っているのです。  それよりも、もっと優先して、かといってこれは制度をなくすというよりも、予算は抑えて、ぜひとも記念品で対応してもらいたい。そして、残るものですから、お金ではない対応をやってもらって、市にとってもいいし、受け取る側にとってもいいしというものをぜひやっていただきたいというふうに思っていますので、研究していただけるということですから、ぜひよろしくお願いします。  次に移ります。液体ミルクについてなのですが、確かに今お聞きしたとおりちょっと高いのです。そこでなのですけれども、確かにいいものであるというのは把握されているということなので、お尋ねするのは、今後状況も変わればということなのですけれども、こういうものがあるのだよというのを市としてPRしていくことは検討するという答弁をいただいたのですけれども、実際にこのようなものがあるのだよという、知らない人もいるので、そのぐらいは市でできると思うのです。実際に備蓄する量ぐらいではなくて、サンプルぐらいの数を本当ならユヴァスキュラ市から輸入というか、仕入れることができるといいと思うのですけれども、こういったものがあるという紹介を市役所ですることはできないでしょうか。これは今です。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 液体ミルクの紹介というご質問なのですけれども、確かに先ほど市長答弁にありましたとおり、液体ミルク、特に熱湯等が必要ないということで、災害時にも非常に重宝するものかとは認識はしております。  また、ご質問にありましたとおり、2016年ですか、熊本地震ではフィンランド大使館のほうから救援物資として配布されたということで、非常に重宝したということもお聞きしております。  ただ、その中で、現在液体ミルクについてが、厚生労働省のほうでその規格、これは乳及び乳製品の成分規格等に関する省令というのがあるのですけれども、そこに液体ミルクの規格基準が粉ミルクは定義されているのですけれども、液体ミルクに関しては定義されていない状況がございまして、なかなか日本ではそういったことで流通していなくて、例えば購入するのであれば海外から輸入品を買うのか、あとは直接という形になるかと思うのですけれども、今現在そちらがことしの3月に薬事食品衛生審議会というところで省令の改正の手続を進めることが決まりまして、早ければ夏ごろには改正される見通しということをお聞きしております。  ですので、現状では、液体ミルクは重宝するのは認識しているのですけれども、まだ実際のところ日本国内で流通というのがなかなかできていない状況もありますので、今後法の改正が進めば、そういったものも普及されていくことも想定されますので、その辺の時期を見まして、その辺の周知といいますか、そういったものを図っていきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) わかりました。いいものではあるので、9月以降に私自身も状況を見ながらまた伺えたらと思います。  最後に移らせてください。まだ雨が降っていなかったからですか、現場がわかり次第JRと協議というふうに今市長の答弁だと聞こえたのです。お尋ねしたいのですけれども、これは現場は把握されていますね。ヒアリングのときにも細かく地図を使って説明したのですけれども、現場は把握されているということでよろしいでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 現地の確認の件でございますけれども、昨日結構雨が降りましたので、昨日も職員には見てもらっていました。私自身も先週金曜日ですか、一通り歩いて現地のほうは確認させていただいております。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) それでしたら、先ほどの答弁ですと、現場の状況が確認でき次第JRと協議してもらえるということなのですけれども、結構降ったと思います。その現場の状況がどうだったかというのをお尋ねいたします。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) きのうの雨は結構降りましたけれども、降りはそんなに強くなかったのでしょうけれども、かなり長い時間降っていたと思うのですけれども、その範囲では、きのうの状況では、塩田議員がおっしゃっているような広範囲での浸水というのは見られない。水たまりは当然ありました。ありましたけれども、広範囲にわたる浸水というのはちょっと確認できなかった。ですから、もうちょっと強い雨が降ったときに、たまるのかどうかというのを今後見させていただいた上で状況を判断させていただいて、必要があれば、底地がJRでございますので、勝手に工事をやるわけにいきませんので、JRと協議しながら進めていきたいなと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) 済みません。ちょっとこれ表現の仕方が悪かったです。広範囲というのは、何メートルから何メートルどっぷりではなくて、この区域で、ここもあそこもそこもという、バンカーではないですけれども、ところどころでという意味で、広範囲でこの地域はという意味なのです。なので、そこが一面がプールになるようなという意味ではないです。ただ、確認していただいたということなので、これからまたこういうのというのはまた行ってもらえるものなのですか。要するに先週確認してもらったということなのですけれども、これ以上もう一回強いのが来たときに、また行ってもらえるというのは確認させてください。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 次回、きょうよりも強い雨が降ったときには確認させていただきたいなと思っております。 ○議長(島田久仁代議員) 18番、塩田和久議員。 ◆18番(塩田和久議員) ありがとうございます。ぜひお願いします。  通学路になっているので、結構跳びはねて通学していたりするという状況を聞いておりますので、ぜひ確認してもらって、このJRと協議ということなので、すぐにはということなので、確認次第すぐに工事というわけにはいかないでしょうから、なるべく早く対応してもらえたらと思います。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、18番、塩田和久議員の一般質問を終わります。  暫時休憩いたします。    休憩 午前10時54分    再開 午前11時10分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を再開します。 △鈴木秀一議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、20番、鈴木秀一議員の一般質問を許可いたします。  20番、鈴木秀一議員。    〔20番(鈴木秀一議員)登壇〕 ◆20番(鈴木秀一議員) 20番、鈴木秀一です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  今回の一般質問は、行政問題2点、福祉問題2点、教育問題、交通安全問題2点、水道問題を取り上げ質問いたします。並木市長初め執行部の皆様には、市民にとって希望の持てる、前向きな答弁をどうかよろしくお願いいたします。  まずは、行政問題の1点目です。ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化周知拡大について。ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化が4月26日に実現をいたしました。北口ロータリー工事の完成は平成31年3月です。北口は、町並みが一変しています。ひばりヶ丘駅北口の利用客の6割が新座市民です。ホームページや広報等でバリアフリー化の周知の拡大をすべきです。市の見解を伺います。  前議会で公明党が取り上げ、質問してまいりました。私が議員に初当選した初の議会が平成24年第1回定例会の1番に取り上げたのが、ひばりヶ丘駅北口の整備問題です。私の質問から6年での実現となり、こんなにうれしいことはありません。忘れもいたしません。初めてひばりヶ丘駅の北口に駅立ちをして、一番最初の要望が、この急な階段が何とかならないかとの相談でした。  3月議会で会派の亀田議員も訴えをいたしましたが、もとをたどりますと平成13年1月に西東京市において、重点施策のひばりヶ丘駅周辺のまちづくりの推進が盛り込まれ、これを受けて、公明党では平成14年12月に北口整備を栗原、野寺、石神地域中心に署名活動を展開、6,000筆余りの署名を当時の保谷高範市長に提出をさせていただきました。この運動が発火点になり、平成15年9月に総合計画を策定、翌年7月にはマスタープランが策定され、そこでひばりヶ丘駅周辺のバリアフリー化が位置づけをされました。その後ひばりヶ丘駅北口地区まちづくり基本構想が策定、そして北口駅前広場整備計画にて事業が開始をされました。その後北口バリアフリー化に伴う店舗が全て移転したため、再度ひばりヶ丘駅北口駅舎バリアフリー化を駅前工事前に先駆けて行ってほしいという署名活動を公明党が展開をいたしました。平成27年1月30日に8,164筆の署名を当時の新座市長から西東京市長に要望いたしました。  あるお一人のご高齢の方、私と顔を合わすたびに、「鈴木さん、急な階段上るのがつらい、何とかエレベーターだけでも設置してもらえないか」、4月26日にその方に報告をしたかったのですが、その方は残念ながら、ことしの3月にお亡くなりになりました。何とかご存命中に報告したかったです。そして、平成29年5月12日、西武鉄道と西東京市が工事に関する協定を締結し、ついに4月26日、エレベーター、エスカレーターの供用が開始をされました。皆様からの熱い、熱い要望が実現をいたしました。駅前広場の工事の完成予定が、先ほども言いましたが、平成31年3月となっています。駅前広場が完成すれば、タクシーやバスも駅前で乗れるようになります。  現在公明党では、全国100万人訪問調査アンケート運動を展開しています。一軒一軒地域を回り、挨拶がわりに「ひばりヶ丘駅北口にエレベーター、エスカレーターが設置されたのですよ」と話しかけると、大半の人が「へえ、知らなかった」と反応します。まだまだ浸透していないのだなというのが実感です。西東京市の事業とはいえ、1日の利用客が3万5,000人で、その6割の2万1,000人の方が新座市民です。また、2回の署名運動を展開し、総計で1万4,164名の新座市民に署名を協力していただきました。その新座市民の方々に応えるためにも、ぜひ新座市の広報やホームページ、フェイスブック等で、ひばりヶ丘駅北口が便利になり、バリアフリー化が実現しましたと、また来年4月からはロータリーからバスに乗れますなどのお知らせを新座市から発信していただきたいと思い、質問をいたしました。よろしくお願いいたしますと書いたところで、6月の「広報にいざ」を開いてみると、15ページに、ひばりヶ丘駅北口のエレベーター、エスカレーターの使用開始の記事が掲載をされていました。本当にこのニュースは、新座市の南部に住む人間にとっては念願のニュースであります。ぜひ来年の3月までひばりヶ丘駅北口駅前周辺が変わるというニュースの引き続きの掲載をよろしくお願いいたします。通告を出したのが5月22日です。「広報にいざ」の発行が6月1日でしたので、答弁のほどよろしくお願い申し上げます。  続いて、行政問題の2点目です。全集会所へのテレビ設置についてであります。集会所は、元気アップ広場の会場や各老人会の活動の場となっており、DVDを使った健康体操や健康カラオケの利用で、テレビは必要不可欠と考えます。いまだ未設置の集会所にはテレビを設置すべきです。市の見解を伺います。  6月の「広報にいざ」で、健康長寿のまちが大きくクローズアップされ、健康づくりのための元気アップ広場での活動の特集が組まれていました。健康長寿の施策は、新座市の一丁目1番地の施策です。その施策の推進のためにも、全集会所へのテレビ設置は必要不可欠と考えます。  3月議会の質問で、石神集会所にテレビを設置していただき、地域の方は大変喜ばれ、感謝の声をたくさんいただきました。「今までカラオケをやるたびごとに、家のテレビを運び込んでいた。テレビが設置され、こんなにうれしいことはない」、また地域を回っていると、「石神集会所には鈴木さんが設置してくれたんでしょう。北原集会所にもぜひ設置してください」という要望や、あるいは堀ノ内集会所を使っている自主グループの方には、「テレビがあれば、体操の先生が来られないときでも、DVDを使って体操ができます。ぜひ設置してほしい」と、たくさんの要望をいただいてしまいました。  集会所は、地域の交流の場です。本当に頻繁に使用されています。テレビを通じて、会合の内容自体がぐんと明るく楽しいものになります。DVD上映やカラオケができ、会そのものが内容としてもバラエティーに富みます。また、緊急事態の際は、情報収集のツールにもなります。テレビ未設置の集会所には、テレビが不可欠です。ささやかな市民の要望をぜひ実現していただきたいと思い、質問に取り上げました。市の見解をお伺いいたします。
     続いて、福祉問題です。1点目、住宅確保要配慮者への賃貸住宅の促進について。ひとり暮らし高齢者や子育て世帯などの住宅確保要配慮者への施策が急務です。市から県に対して、空き家等を活用した住宅セーフティネット機能の推進を強く要望すべきです。市の取り組みを伺います。  平成29年第4回定例会において、我が会派の滝本議員も質問いたしました。背景といたしましては、今後10年間で単身高齢者が100世帯の増加が見込まれています。  一方で、空き家等の増加が見込まれ、空き家の有効活用も課題となっています。需要と供給のバランスで、賃貸住宅に入りたいという方と空き家などを利用してマッチングができれば一番いいのですが、環境整備に時間がかかっているのが実情だと思います。  今回は、先進事例を紹介するとともに、私が経験した高齢者ひとり暮らしの住宅選びの難しさをぜひ知っていただきたいと思い、質問を取り上げました。  今回Sさんは、今までに住んでいた賃貸アパートが取り壊されるということで退去しなければならず、アパート探しを始めました。3月から探し始め、100件ぐらい回りましたが、85歳のSさんは断られ続け、民生委員経由で私のところに相談が来ました。実態は、85歳の高齢の方を受け入れる物件が非常に少ないということと、保証人になれる人も若い方でないと承認されず、Sさんは本当に悩まれました。  今回の経験で、民生委員が自分のことのように真摯にSさんに向き合い、何度も何度も足を運び、Sさんに激励に次ぐ激励の姿に、改めて新座市の民生委員の方々に敬意を表したいと思います。この問題は野放しにはできない、何としても早期に改善しなくてはならないと、問題意識が高まりました。同じ問題で困っている方がたくさんいらっしゃると思います。  今都府県や政令都市で、新たな住宅セーフティネット制度が活発に運用され始めています。大阪府では活発で、大阪府はもとより大阪市、堺市、和泉市、高槻市など、各自治体で取り組みが盛んで、前向きに取り組んでいます。大阪府がリードし、環境を整備し、各自治体の取り組みの下支えをし、非常に有効に機能しております。埼玉県も、県に環境整備を急いでいただき、早急な仕組みづくりを促したいと思います。市から県への働きかけをぜひお願いしたいと思います。市の見解を伺います。  福祉問題の2点目です。3月議会では、がん患者の方への就労支援の強化を訴えました。ホームページを充実していただき、窓口での対応も強化していただきました。相談者からは感謝をされています。  そこで、さらにがん患者の方を支援していくために、がん患者の方も受けられる障害年金の申請ポイントの周知拡大についてを伺います。  障害年金は、がん患者の方も症状によっては対象になり、申請のポイントが非常に大事です。がん患者の方も受けられる障害年金の申請ポイントの周知拡大を提案します。市の見解を伺います。  この質問を取り上げると決まったときに、友人からがん治療を卒業したとの報告が入りました。友人いわく、「これからも生かされていることに感謝して、社会に貢献し、人を信じ、愛して、先に逝ったがん友の分まで元気に生きていきます」と報告を結んでいます。そうです。がんは不治の病ではなくなったのです。友人は、12年間の病との闘いが続きました。思うことは、きちんと治療し、また治療できる環境が長く続けられれば、症状にもよりますが、がんは克服できる時代に入ったということです。その意味で、がん患者の方でも、症状によって障害年金を受け取れる制度がもっともっと知れ渡っていれば救われる患者さんもいるのではないかと思いまして、一般質問に取り上げました。  障害年金は、働く世代でも、病気やけがなどで一定の障がいが生じたときに支給される公的年金制度の一つです。障害年金の認定は、目に見えて体の機能が変わった場合だけではなく、がんの治療による倦怠感や末梢神経障がいのしびれ、痛み、貧血、下痢、嘔吐、体重減少など、客観的にわかりにくい内部障がいの場合も該当します。  ただし、このような障がいは生活や仕事への支障がわかりにくいため、書類の書き方によって受理の可否が分かれることも少なくありません。特に障害年金申請の際に重要となるのが、申請者自身が記入する病歴就労状況申立書です。がんによる障がいによって就労能力が発病する前と後でどれだけ低下したかを具体的に示すことがポイントです。がん患者の障害年金申請のポイントは、申請はがん発症から1年半経過しなければならない、厚生年金に加入している人は障害認定3級から支給されるが、国民年金加入者は障害認定2級からとなる、またがんに罹患して気をつけていかなければならないことは日々の日記を書くということです。書きとどめておくとよい内容は、日常生活で不便なこと、どの程度のことができて、どの程度のことに支障があるか。例として、ペットボトルのふたが以前あけられたが、発症後あけられなくなった、食事の量、職場での様子、仕事をする上で一番困ることは何か、身体的な負担が具体的にわかるように明記すること。例として、物がうまくつかめず、発症後はミスをしてしまった、日々の労働時間、出勤日数や勤務時間、休み時間など、こういった内容のチラシを作成し、がん患者の方に配布したり、窓口に設置したり、ホームページに掲載することを提案します。  本当にがんになり、仕事ができない方は苦しんでいます。申請主義が役所の基本になりますが、申請しやすい環境づくりも大切と強く感じます。本当に苦しんでいる方、困っている方、悩んでいる方に行政は寄り添う大事な観点だと思います。市の見解をお伺いいたします。  続いて、教育問題です。全中学校への学習室設置について。この問題はスライドを使います。よろしくお願いします。  新座市立第六中学校では、いち早く学習室を設置して、早朝や放課後に勉強のできる場として非常に有効です。学習室の設置を全校でできるよう検討すべきです。市の見解を伺います。  ことしの3月26日に、公明党新座市議団全員でいち早く新座市立第六中学校の学習室を視察させていただきました。いろいろと工夫されており、すばらしい取り組みです。学習室はこのようになっています。  これはスライド2です。各机に偉人の言葉が張られています。高杉晋作やプラトン、ピカソ、エジソン、マザー・テレサなどの偉人の言葉が張られており、やるぞという気持ちが湧き出てきます。ちなみに、一番人気は、この写真にあるようにマイケル・ジョーダンの言葉がある席だそうです。すぐ埋まるそうです。これがスライド3です。教科ごとの参考書も一式置いてあり、非常に役立っています。スライド、ありがとうございました。  本当に第六中学校は工夫されています。視察して感動いたしました。第六中学校の学習室利用の決まりは、利用時間は朝と夕方で、朝は午前7時30分から午前8時10分まで、夕方は給食がある日は放課後から最終下校時刻まで、給食がない日は部活の再登校時刻から最終下校時刻まで、また夏休み、冬休み、春休みの平日は、午前は9時から正午まで、午後は1時から午後4時半までで、原則土日、祝日は利用できません。弁当も持参可で、ルールも常識的なもので縛りをかけていません。生徒の皆さんが伸び伸びと自習できるようにしています。利用方法は、先生の許可をとることと、利用者記録簿に入退室時に記入するだけです。このすばらしい取り組みをぜひ全中学校に広めていただきたい。勉強する場がなく、悩んでいる中学生はたくさんいると思います。  また、第六中学校の学習室のように、1人で勉強するよりみんなが勉強する姿を見て、さあ、やるぞとやる気がみなぎると思います。  新座市全体に何とか広げていただきたい。そう強く感じました。教育委員会の見解をお伺いいたします。新座市の中学生に、ぜひ希望の持てる答弁をお願いいたします。  次は、交通安全問題です。1点目、練馬所沢線の車両交差スペースの確保についてです。この問題もスライドを使います。  東久留米志木線の開通に伴い、交通量の増大が予想されます。練馬所沢線の栗原一丁目の12付近で車の交差ができず、住民から苦情が出ています。河川を暗渠にし、車の交差スペースを確保すべきです。見解を伺います。  まず、現状を確認します。こちらの通りが所沢志木線になっておりまして、ずっと上のほうが東久留米志木線に当たるところです。本当にこのカーブになっているこの付近で非常に車が交差しにくいということで、たくさんの方から要望をいただいています。    〔「練馬」と言う人あり〕 ◆20番(鈴木秀一議員) 練馬所沢線です。済みません。練馬所沢線がこれです。  次のスライドです。こういった形で、ここに敷地はあるのですけれども、これは本当に市有地になっていまして、きょうも朝見てきたのですが、軽自動車同士は何とかなるのですが、もう普通車同士の交差はとてもできずに、おまえ、後ろ行け、おまえだという感じで非常にトラブルが多いところでございます。これは、逆のほうから見たところであります。  次のスライドです。ガードレールも本当にさびついて傷が、本当にすれ違いざまに通っていくので、こんな状況になっています。これがその交差しにくいところにある川の今の現状であります。これは、雨がちょっと降って水たまりがたまっていますが、普通は本当に何の河川の機能もしていないというふうな河川であります。こちらも全然水とかは通っていないという状況で、このスペースの有効活用が非常に大事だということで、今回この質問をさせていただいています。ありがとうございます。  この問題は、平成25年第3回定例会でも取り上げさせていただきました。このときの答弁が、「県とすれば抜本的な解決策といたしましては、こういった旧黒目川がありますので、これを何とか活用して拡幅ができるのではないかということで検討はしてみたいということでございますので、ちょっと時間がかかると思いますけれども、ご理解を賜りたい」という、そういう答弁でありました。  今回東久留米志木線東久留米市側の開通がいよいよことしの9月ということで、地域の方々からは不安の声が上がっています。交通量がふえる前に何とかしてほしい、道路が狭過ぎて、ガードレールも車のこすりが半端ではないですという意見をいただきました。  また、使われていない河川も、先日管から漏水が発生し、傷みが激しくなっています。できれば河川を暗渠にし、車の交差スペースの確保をすべきです。市の見解を伺います。  交通問題の2点目です。この問題もスライドを使います。道路標識や路面標示の明確化について。道路標識や路面標示で明確でない箇所があります。市道第56―05号線の栗原六丁目の5付近、また栗原六丁目の4付近、一方通行の道路ですが、一部両方向可能で、表示が明確でなく、わかりにくいとの声が出ています。事故が起こる前に明確な表示にすべきです。市の見解を伺います。  場所につきましては、スライドを見ていただきます。こちらが県道の飯田橋・石神井・新座線になっています。ふれあいの家がここですから、ここがひばり通りなのです。ひばり通りの本当に栗原郵便局の手前のこの道、この道でこっちから一方通行で、ここも一方通行なのですが、ここだけが何と確認しましたら、両方とも通行可ということで非常にわかりにくいということになっています。  相談者からは、わかりにくい、何回か正面衝突の危険を感じたことがある、ぜひ改善してほしいということでしたので、市の見解をお伺いしたいと思います。  最後に、水道問題です。水道事業の技術者の育成について。全国で水道事業の技術者の不足が問題になっています。  荒尾市では、技術者の確保のために包括委託での民間活力の活用で技術者を確保しています。新座市の現状と今後の方策について、市の見解を伺います。  水道事業の全体観に立った質問は、会派の川上議員が平成29年第1回定例会、安定した水の供給のための水道事業の現状と将来の見通しについてという表題で取り上げ、質問しておりますので、私は技術者の育成という問題に絞って質問させていただきます。  5月9日に建設常任委員会で荒尾市の視察に行ってまいりました。視察項目は、水道事業の包括委託についてです。視察で私が最も注目したのが、人材不足に陥っている技術者確保のためにも、民間の活力を生かす包括委託に至ったという点であります。  荒尾市には、解決しなければならない3つのテーマがありました。1つは、給水サービスの維持向上、2つ目が需要減少下での経営の維持、そして3つ目が、今回私が取り上げている人的基盤の確保であります。包括委託の人的基盤の確保の効果は非常時における人的バックアップで、平成28年1月の西日本を襲った大寒波事案、平成28年4月の熊本地震での官民協働の応急給水などで効果を発揮しました。  全国的に見ても、技術者の不足が深刻な問題になっています。現在水道事業の技術者の高齢化が問題視されています。全国レベルで見ると、全体の51%以上が45歳以上である一方、30歳未満は12%程度となっています。これは、高度経済成長期の施設整備や拡張を支えた、いわゆる団塊の世代の熟練技術者が多く在籍する一方で、近年多くの自治体において、行政コストの削減施策での一環で新規採用を抑制したいことに起因します。今後10年以上に水道事業に係る職員のうち37%が定年を迎え、退職すると見込まれる中、先輩の知見や技術を引き継ぐ若手技術者が不足しており、課題となっています。新座市でも今のうちから問題意識を持って取り組むべきと強く感じ、現状と将来の方策について伺いたいと思います。よろしくお願いします。  1回目の質問は以上であります。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、鈴木秀一議員のご質問に順次お答えをしてまいりたいと思います。  1点目、ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化周知拡大についてのご質問でございます。西東京市と西武鉄道株式会社で協力して事業を進めておりましたが、ことしの4月26日、始発電車からエレベーター及びエスカレーターが利用できることになりました。今後既設階段の撤去が行われ、本年夏ごろにはバリアフリー化事業が全て完成する予定とのことでございます。  バリアフリー化の周知拡大についてでございますが、西東京市では「広報西東京」の5月15日号に、新座市でもご案内のとおり、「広報にいざ」の6月号にひばりヶ丘駅北口のエレベーター、エスカレーター等の供用開始を掲載し、市民の皆様に周知を図ったところでございます。今後ともロータリー全体を含め、まちが変わっていく事業展開状況を西東京市と歩調を合わせて発信できるよう調整を図ってまいります。  2、全集会所へのテレビ設置についてのご質問でございます。現在のところ、平成24年度以降に新設または建てかえを行った集会所につきましては、順次テレビの設置を進めております。そのほかの集会所につきましては、寄附をいただいて平成28年度に設置した事例、あたご・菅沢集会所及び土砂災害に係る避難場所に指定されている石神集会所に昨年設置した以外、テレビの設置はしておりません。ふれあいの家を含む43か所の集会所のうち、テレビを設置していない集会所は29か所あるという状況であります。  集会所でテレビを視聴するためには、テレビ本体や付属備品の購入だけでなく、アンテナ引き込み工事費やNHK受信料、またはケーブルテレビ契約等の費用も必要となり、集会所の光熱水費だけでも年間1,400万円を超えている状況でございます。現在の厳しい財政状況から、全ての集会所にテレビを設置することは難しいと考えております。  そんな中で、一部の集会所では、防犯PR用ビデオを鑑賞したり、健康体操をしたりというような目的で、地元町内会が独自でDVD等の映像モニターとして設置している状況もございます。その場合は、手続を行うことで配備することが可能であります。市で行う集会所へのテレビ設置につきましては、新設や建てかえに合わせて整備してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。  2、福祉問題、1、住宅確保要配慮者への賃貸住宅の促進についてでございます。平成29年10月25日付で住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給の促進に関する法律、住宅セーフティネットの改正法が施行されました。  埼玉県では、住宅確保要配慮者、住居支援協議会として埼玉県住まい安心支援ネットワークを設立し、公益社団法人及び社会福祉法人、県、市町村、72団体が会員となりまして、住宅確保要配慮者のための住宅セーフティネット制度の構築に向けて取り組んでおります。  ことしの5月25日に新たな住宅セーフティネット制度への対応検討会議が開催され、今年度中に住宅セーフティネット法第5条に基づき、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給促進に関する施策を推進するため、説明会が行われました。  この促進計画では、住宅確保要配慮者に対する賃貸住宅の供給目標、公的賃貸住宅の供給促進に関する事項、民間賃貸住宅への円滑な入居促進に関する事項などを位置づける予定でございます。埼玉県から、セーフティネット制度に対するため来年度から予算化していく予定との説明が行われました。  本市といたしましては、平成29年11月8日付けでこの埼玉県住まい安心支援ネットワークに正会員として承認され、この会議に出席し、情報を集めているところでございます。今後につきましては、県が策定を予定しておりますこの計画の推進、進捗状況や近隣自治体の動向、制度に対する需要等についてしばらく様子を見たいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと思います。  続きまして、がん患者の方の障害年金の申請要件の周知拡大についてのご質問でございます。障害年金につきましては、障がい者福祉課の窓口に設置しているパンフレット、障害年金ガイド、あるいはリーフレットで「障害年金をご存じですか」、及び市のホームページの障害基礎年金へ掲載することで周知に努めております。対象となる病名やけがの程度については、一定の障がいの状況であることが受給要件となっており、障がいの程度についても細かい基準が定められております。  このパンフレット、障害年金ガイドに主な病気の例としての記載のみとなっております。ご提案をいただきましたがん患者の方の症状によっては対象になることも含め、障害年金の制度を知らない方に対して周知拡大することは重要であると考えております。  早速市のホームページの内容を見直しさせていただきました。今後は、広報へ掲載することで周知拡大を図りたいと考えております。  全中学校への学習室設置につきましては、教育長からご答弁を申し上げます。  4、交通安全問題、1、練馬所沢線の車両交差スペースの確保についてのご質問をいただきました。この路線は県道であるため、当該路線の改良につきましては朝霞県土整備事務所に確認をいたしました。この路線と並行して、現在計画されております都市計画道路放射7号線の整備に着手している状況から、拡幅の改良の考えはないということでございました。  市といたしましては、放射7号線が整備されますと、この地域における交通環境は大きく改善が図られるものと考えておりますので、放射7号線が早期に開通されるよう県に働きかけてまいりたいと存じます。  2、道路標識や路面標示の明確化についてのご質問をいただきました。後ほど市民生活部長のほうから詳しく答弁を申し上げたいと思います。この件につきましては、当該市道の道路標識や路面標示は、道路交通法に基づく通行ルールの中で近隣住民の利便性を考慮すると現状考えられる最善の表示と考えております。新たに明確な表示を実施する考えはございません。  なお、市民生活部長のほうから詳しくご答弁申し上げます。  5、水道問題、1、水道事業の技術者の育成についてのご質問をいただきました。議員ご指摘のとおり、団塊の世代の退職や職員の高齢化によりまして、全国的にも大変苦慮している問題でございます。本市も同様でございます。したがいまして、比較的経験の浅い若手技術職員に対しての育成や技術レベルの向上などを目的として、職場における指導に始まり、日本水道協会での研修事業や埼玉県主催の実務研修会への積極的な参加などにより、技術レベルの確保と技術の継承を行っている状況でございます。  しかしながら、今後におきましても一定の技術職員数の確保は継続していくつもりではございますが、将来技術職員の確保は難しくなり、水道事業の運営に支障となる可能性がある場合には、水道事業の広域化や施設の設計、運営を含めた水道事業の運営等の民間事業への包括的委託の活用など、水道利用者の皆様にとって、より安全で強靱な水道の持続を維持できる方法を選択しながら、事業の継続を図っていきたいと思っております。  以上、1回目、私からの答弁でございました。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 鈴木秀一議員から、教育問題、学習室の設置についてご質問がございましたので、私のほうからお答えを申し上げます。  子供たちが主体的に学習に取り組む学習環境を用意する、整備していくということは必要なことだと私どもは考えております。  今までも、中央図書館の改修に伴って会議室を学習室に変更いたしました。これも大変市民から好評でございます。また、ふるさと新座館のロビーにおきましてもテーブルと椅子を用意いたしまして、子供たちが集える、あるいは学習できるような空間を提供しておるところでございます。  今年度は、使用していない部屋を開放していただいて、そこで子供たちの学習室として活用できるような、そうしたことも指定管理者のほうでやっていただけるということになっています。  また、志木駅に隣接したほっとぷらざでございますけれども、この5階は狭い空間ではございますけれども、多くの高校生が勉強しているという姿が見られます。こういう公共の施設に学習室を設置するというのは必要な、そういう時代になってきているのかなというふうに思っているところでございます。  こうした状況から、中学校に学習室を設置したらどうだろうかということで、手始めに第六中学校に学習室を設置したところでございます。大変好評でございまして、特にLEDライトとコンセントを備えた、しかもパーティションで区切ることによってプライバシーを確保できるという、このことが子供たちには大変好評のようでございます。利用者が大変ふえているということでございます。  第六中学校以外の各中学校においても、定期試験の前や学年を限定して学習室を設置している事例もございますけれども、こうした常時使えるような、どの学年も使えるというような学習室をぜひ設置をしていきたいと考えておるところでございます。  ただ、これは教室に設置するということがございまして、今後の見通しの中で、確実に空き教室、余裕教室として残るというようなところでないとなかなか難しいことでありますけれども、比較的そういう場所が確保できるようでございますので、また私どもも調査をいたしましたけれども、これは積極的にこうした学習室を設置するよう進めてまいりたいと存じます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) それでは、4、交通安全問題、2、道路標識や路面標示の明確化につきまして、スライドでご説明をいたします。  それでは、1枚目、お願いします。こちらは、市道第56―05号線の栗原六丁目4番付近図でございます。当該区間は、県道保谷・志木線からひばりヶ丘駅方面へ進行する一方通行、①の矢印方向、左向きの青い矢印となります。と、ひばりヶ丘駅方面から県道保谷・志木線へ進行する一方通行、②の矢印方向、右向きの青い矢印がありますが、それぞれ青い矢印に囲まれた赤い矢印の区間、③と④の間になりますけれども、一方通行の規制はかかっておらず、両方向に通行が可能な区間となっております。このため当該区間の通行ルールといたしましては、県道方面、①の矢印方向から直進していった車は③の丁字交差点で左折をしなければならず、逆にひばりが丘方面、②の矢印方向から直進していった車は、③の丁字交差点では直進も右折も可能となっております。  スライド、2枚目、お願いします。ひばりが丘方面②の方向から見た③の丁字交差点の写真になります。先ほどご説明したとおり、③の地点から直進して④まで進行することは可能でございますが、その間は左折しかできず、当該道路は全て私道となり、進入した場合には住民の迷惑になることが考えられます。  写真のとおり③地点の対面に矢印表示がありますが、②の方向から見ると右折の印象を持たせることができておりまして、この特殊な道路状況におきましては現状がベストであると考えております。  要するに現在両方向で通行できる部分の表示が余り明確でないことが近隣住民の住環境、利便性等にはむしろ効果的であるということでございますので、現状のままいきたいと思っておりますので、ご理解賜りたいと存じます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 暫時休憩いたします。    休憩 午前11時52分    再開 午後 1時00分 ○議長(島田久仁代議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。  20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) 1回目の答弁、ありがとうございました。順次再質問させていただきます。  まず、行政問題の1点目、ひばりヶ丘駅北口のバリアフリー化周知拡大につきましては、今後とも西東京市のほうとも連携して周知の強化を図っていただけるということで、よろしくお願いしたいと思います。  1回目の質問でも述べましたけれども、来年3月には駅前広場の工事が完了になって、駅前からバスやタクシーにも乗れます。新座市民の利便性が向上するのだということもぜひ市民にも周知していただきたいと思いますので、継続しての努力をよろしくお願いしたいと思います。  行政問題の2点目です。全集会所へのテレビ設置について。第1回目の答弁で、寄附があったときと、あとテレビ設置だけではなく、アンテナ工事や受信料などで経費が非常にかかるので、ちょっと厳しいのだというご答弁でありました。  では、例えば次回何らかの寄附があったときに、ここをちょっと設置を考えているみたいなお考えがあれば伺いたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 今のところ寄附のお話もございませんので、設置については今のところ全く考えてはおりません。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。実は、今本当に市民のほうでは、すぐ設置していただきたいという声が、恐らく担当部長のほうにも声が上がっていると思います。  そこで、町会で寄附を集めて購入しようという動きもあります。そういった動きに対して、市として何らかの支援というものができないかを再質問させていただきます。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長
    市民生活部長(大塚力也) テレビの購入については、例えば市の補助ですとか、そういったことについては考えてはおりません。  このテレビについてもお話を聞きますと、テレビ自体の機能というよりも、例えばモニターがわりで使っていることのほうが多いというようなお話も聞いておりますので、例えば14か所には今テレビは設置してあるのですが、それ以外の29か所には設置していないのですけれども、そういったところで各町内会ですとか工夫していただいて、古いテレビを持ってきていただいたりということで、モニターがわりに使っているというところもございますので、そういった申し出につきましては行政財産の目的外使用ということで許可をさせていただいて、使ってはいただいているのですが、テレビということでは今のところはちょっと考えていないというところでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ちょっと厳しい答弁で残念なのですけれども、今の答弁を整理しますと、テレビの受信という形では設置はできないけれども、モニターだけ、結局DVDとか、それを映す媒体ということでの設置は進めていくというような考えでいいのですか、ちょっと確認です。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) モニターがわりということであっても、それを市のほうが提供するということではございません。あくまで町内会のほうで用意をしていただきたいということでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) 私も石神集会所にテレビを設置されたということで、テレビの鈴木と言われているぐらいなものですから、ちょっといろいろ勉強させていただきました。  実は、愛媛県の西条市では、集会所整備に対する補助制度というものを設けています。集会所の補助対象となる備品は、机、椅子、テレビ、テレビは43型まで、あとビデオデッキ、エアコン、冷蔵庫、食器棚、ホワイトボードなどが対象になっています。対象が、備品1点の取得価格が原則1万円以上で、補助率が2分の1以内、補助限度額が50万円ということでやっている自治体もあります。今後市民から要望の高いものについては、このような施策から前に進めることも私は重要であると考えますので、ぜひ今後の検討の一助にしていただきたいと思います。これは要望であります。  続きまして、住宅確保要配慮者への賃貸住宅促進についてであります。るる市長のほうから答弁がございました。県の動きとしては、今年度協議をして、来年度から予算化との予定ということでありました。新座市も正会員として、今後様子をちょっと見ていきたいという答弁でありました。  私は、この問題は、喫緊を要する重要な課題と認識しています。セーフティネット住宅情報提供システムが全国ネットで稼働しておりますが、登録数、平成30年5月16日付で、埼玉県は4戸の登録数に比べて大阪府は登録数320戸に上っています。なぜ大阪府がこれだけ先行して進んでいるか。背景としては、大阪府の高齢者人口は平成27年度で約233万人、平成37年度には10万人ふえ約243万人と推計されております。  一方、空き家が平成28年当時で約68万戸あり、有効に活用することが求められていました。そのため、高齢者や障がい者などの入居を拒まない大阪あんしん賃貸住宅支援事業を平成19年に立ち上げ、平成29年3月に登録する住宅の質を強化した大阪あんぜん・あんしん賃貸住宅登録制度というものを創設しました。高齢者や障がい者などの住まいの確保に対する取り組みというものを強化してきました。一番の決め手というのは、高齢者や障がい者などの入居を拒まない賃貸住宅の登録制度を創設し、実際に登録住宅をふやしたということがありますので、本当にひとり暮らしでアパートが取り壊されて、次の住まいをどうしようという高齢者の方はたくさんいらっしゃいますので、県のほうにも強く働きかけて、本当に実際的な運用というものを一日でも早くできるように努力していただきたいと思います。これも要望にしておきます。  続きまして、がん患者の方も受けられる障害年金の申請ポイントの周知拡大についてということで、早速ホームページの内容を充実していただきまして、あと広報でも周知していくのだというご答弁、ありがとうございます。  ただし、リーフ、パンフですと、本当に対象となる病気でがんというふうに載っているだけで、なかなか自分ががんになっていて、がんも適用されるのだというのが伝わってこないというのが事実だと思います。  1回目の質問でも触れましたけれども、申請のポイントをわかりやすく書いたチラシなどを窓口に置くという考えはないでしょうか、お伺いいたします。 ○議長(島田久仁代議員) いきいき健康部長。 ◎いきいき健康部長(竹之下力) がん患者の方は障害年金を受けられるということなのですけれども、今回ホームページのほうに掲載をさせていただいて、同様の内容でチラシを作成して、そのチラシを窓口で配布するというのは今考えております。早急につくりたいと考えております。  ただ、申請のポイントについて細かく記載する、例えば例示をするとかそういったことについては今なかなか難しいということで、そこにはないのです。ただ、今回ホームページで載せたことと、今回チラシでお知らせしたいというのは、あくまでもがん患者の方も障害年金の対象になりますというようなことの申請はできますよということでの周知になります。ホームページを見ていただきますと、日本年金機構のホームページにリンクができるようになっておりまして、そちらのほうに入っていきますと細かくいろいろと記載があるのですけれども、ただ例えば申請の例示として、こういうふうに書けば受けられますみたいな、そういったようなことをあえて載せるというようなことは考えていないといったところでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。では、窓口で本当にお困りの方が質問があったときとか、そういうときはちょっと年金機構のほうにクリックしてもらって、詳しく載っていますとか、案内の努力というのはぜひよろしくお願いしたいと思います。  がん患者の方というのは、本当に病気との闘いは壮絶なものです。忍耐力と生活の不安、その生活の支えの一助になる障害年金制度、ぜひわかりやすく広げていただきたいと思いますので、今後とも研究方、よろしくお願いしたいと思います。  続いて、教育問題です。全中学校への学習室の設置について。全校設置に向けて努力してくださるということで、力強い答弁ありがとうございました。  確認ですけれども、今年度、来年度、具体的に設置の予定というものがありましたらばお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(梅田竜平) これからの具体的な計画ということですが、申しわけございませんが、現在のところ早急にこの学校ということではございませんが、第六中学校の成果を各中学校長にも伝達しているところですので、先ほど教育長の答弁ありましたように、予算、それから余裕教室を見ながら進めていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) わかりました。具体的に何年度、ここ、あそこというふうにはまだ決まっていないということですね。  実は、運動会で第五中学校の校長先生にお会いしていろいろ話を聞いたら、第五中学校でも具体的に第六中学校のやった結果を見て、活用していきたいという力強いお言葉もいただいていますので、また具体的な推進をよろしくお願いしたいと思います。  また、第六中学校の件なのですが、実際利用された生徒さんからのお声、どういったお声が上がっているかをお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 学校教育部長。 ◎学校教育部長(梅田竜平) 実際に第六中学校で利用した生徒の生の声というのは、残念ながら直接聞いてはいないところではあるのですが、昨年度も平成29年11月1日から3月31日まで、11月から使用可能になったのですけれども、ここで年間の利用生徒が246名、延べ人数です。一応500名を超す生徒数ではあるのですけれども、ことしに入りましても、5月は最高の37名の生徒が活用しているという話を先週文教生活常任委員会の視察の折にも、校長より話を受けているところでございます。1年生から3年生、学年を問わず利用されているということで、かなり定着しつつあるのかなと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ご答弁ありがとうございました。  第六中学校は、10のブースが整備されて、仕切りになっていまして、本当に集中できると。椅子の座り心地も本当にいいのです。私も座らせていただきました。自宅で学習できる家庭環境にない生徒が自由に利用できて、そしてエアコンも完備されて、本当にすばらしい環境だなと思いました。本当に一つ一つの優しい工夫がされているのだなと、本当に肌身に私は感じることができました。引き続き全中学校に設置できることを願うのですけれども、利用する生徒はノートに名前と出退時間を記入して、ノートを見ますとたくさんの生徒が何回も何回も利用していたり、同じ生徒が朝と放課後と、一日何回もの利用があったりと、意欲のある生徒が水を得た魚のように勉強に取り組んでいる様子が感じ取られました。教育長、校長先生を初め、市教育委員会の心のこもった子供たちを後押しする学習室が一日も早く全中学校に設置されることを望みます。よろしくお願いしたいと思います。  次は、交通安全問題です。1点目、練馬所沢線の車両交差スペースの確保について。市も非常に危険は認識しているというご答弁、よくわかりました。また、県の事業なので、なかなか踏み込んだ答弁ができないということもわかりました。  1点、先ほどの答弁で、交通量のところで、今後放射7号線が整備されることで改善されるとの答弁でしたけれども、放射7号線の整備までには大分時間がかかります。この直近の安全対策ということについては、市はどのように考えているのかをお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 直近の安全対策ということでございますけれども、こちらの道路につきましては、東久留米志木線のほうにもつながっておりますし、また東久留米市の上の原地区の開発もございますので、そういった関係で車の量というのはふえてくるのであろうと思っております。  そこで、大規模小売店舗立地法ですか、これに基づいての関係で、業者からこの地区の流入といいますか、車の入場、退場の図面が出てきているわけですけれども、そちらについて、施設に入ってくる車、出ていく車をある程度主要な道路に向けて流入させるような形で看板等はつけると思うのですけれども、それ以外のこの道路につきましては、練馬所沢線ですか、この県道につきましてはその道路には該当しておりませんので、ですからそちらの道路に入っていかないような形での注意看板ですとか、そういったものは業者に求めるような意見は今のところ出しております。  あと実際にそういった大きな施設が開業になったりするということで、状況もまたこれから変わってくる可能性もありますので、そういったときには注視をしていって、県道ですから、市でできる範囲は限られておりますけれども、看板等の設置で注意喚起はしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) 道路、本当に看板はたくさんつけていただいています。大型車通行不可とか書いてはあるのですが、どうしてもあの道路の狭さがわからない運転ドライバーが入ってきてしまって、どうしてもおまえ、後ろ行け。だから、本当に軽と軽同士だったら全然、私も軽なのでふっと行けるのですけれども、普通車同士がぶつかるとどうしてもトラブルのもとになっているというのはありますものですから、その辺の解決できるような看板、それをちょっと何か文言を含めて考えていただければなと思います。これは要望であります。よろしくお願いしたいと思います。  続きまして、道路標識や路面標示の明確化ということで、先ほどの答弁で、今の表示が最善の表示なのだというふうな市民生活部長からの答弁をいただきました。地域住民の車の出入りを考えますと現状の表示が最善だと思いますが、初めてあの道路を使う方にとってはわかりにくいということだと思います。今後もわかりやすい表示の検討をお願いしたいと思いますけれども、例えば先ほどの地図、ある一定のところだけは両側通行なのだみたいな、ああいった地図を何らかの形であそこを通るドライバー、あるいは地域の方々に明示するという、そういったお考えはないでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 市民生活部長。 ◎市民生活部長(大塚力也) 地図を看板みたいな形で出すというのは、現実的にちょっと難しいのかなということは考えております。  そうであれば、例えば文字で、この先対面通行で通行はできるのですけれども、私道に入ってしまいますから、結局慎重に通行してくれというようなこと、あるいは注意して通行してくれというような、そういった文言の看板をつけられるかどうか。その辺ちょっと、中に住んでいます住民の方等のこともございますので、その辺は慎重に研究してみたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ぜひ何らかの文言で結構ですので、もうちょっとわかりやすいように、理解できるような形で研究していただきたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  最後に、水道問題の技術者の問題であります。市でも重要課題と認識されており、積極的に技術者の採用に力を入れて、そういうことでしたが、今後も将来を見通した施策の実行というものをお願いしたいと思います。  1点、これ確認なのですが、技術者の確保という観点で、平成31年度、平成32年度の水道事業部での技術者の採用の予定などのお考えがあればお伺いしたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 技術職員の採用ということですので、私のほうから答弁させていただきたいと思います。  現在技術職員の数なのですけれども、平成30年4月1日現在68名ということでございます。技術職員の今後の採用については、基本的には退職する職員数を補充するということで、現状確保していこうというような予定はございます。  ただ、今後の技術職員の退職を見ますと、ここ二、三年、毎年5名ずつの定年退職というところがございます。実際のところ、その数を目安に採用を行っていきたいとは考えているのですけれども、ただ一方で技術職員、全国的にも不足していまして、なかなか確保していくことが困難な状況等もございます。また、場合によっては、途中で退職する職員等も考えられますので、その辺も含めて、毎年5名ずつの確保ができるかどうかというところもありますので、その辺の状況も含めて採用人数は検討していきたいと思います。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 20番、鈴木秀一議員。 ◆20番(鈴木秀一議員) ご答弁ありがとうございました。  計画的にやはり先手、先手で手を打って、技術者が足らなくならないような努力をぜひお願いしたいと思います。  最後に、広島県の福山市では、平成27年3月に福山市上下水道局人材育成技術継承基本方針というものを策定して、技術者の人材育成に積極的に取り組んでいます。基本方針の技術の継承では、このようにうたっています。まず、技術継承。「福山市は、高度経済成長時代に、人口の急激な増加や産業の拡大等による急速な発展に伴い、生活基盤の整備が急務となったため、市全体の中で水道事業においても多数の職員を採用する必要が生じ、水源の確保や配水管の布設など、拡張に次ぐ拡張を行いながら、急激に増加する給水量に対応している」と、「拡張時代である当時は、業務のほとんどを職員自身が行ってきたため、日々の業務を通じて、自然と専門的な知識や経験、ノウハウ等が習得できる体制となっていた。その後拡張から維持管理の時代に入っても、退職者福山市上下水道局人材育成技術継承基本方針の補充等により技術力の維持が図られてきた。ところが、近年では、行財政改革への取り組み等により退職者の全てを補充することは困難であり、加えて公と民の役割分担や行政責任等を総合的に判断する中で、可能なものについては、民間委託等に向けた検討を行う必要がある」と、「さらには、システムの高度化や業務委託範囲の拡大等により、職員が現場業務において技術を培う機会も少なくなってきている」と、「この拡張期から近年にかけての技術継承に関する状況変化については、平成24年4月に組織統合した下水道事業においても水道事業と同じであると言える。このように日常業務においては、おのずと技術継承が図られる環境機会が少なくなってきている状況の中でも、効率的で質の高い行政サービスを柔軟に提供していくためには、公営企業職員としての知識や、高い水準の技術を保持し続けなければならない。そのためには、マニュアル整備等で対応できる技術はもちろん、先輩職員がこれまでの業務の中で培ってきたマニュアルだけでは継承できない経験や判断を要する技術でも、今後も上下水道局にとっては必要なものについては確実に次世代へ引き継がなければならないと考える」と、このような指針を出しております。今後ぜひ市でも参考にしていただいて、技術者不足に対応していただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  以上で再質問を終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、20番、鈴木秀一議員の一般質問を終わります。 △平野 茂議員 ○議長(島田久仁代議員) 続いて、7番、平野茂議員の一般質問を許可いたします。  7番、平野茂議員。    〔7番(平野 茂議員)登壇〕 ◆7番(平野茂議員) 7番、平野です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告書に従いまして質問させていただきます。  まず、教育問題といたしまして、こころのプロジェクト事業についてということで、(1)、事業の展開について、どのような事業を展開をしていくのかをお伺いいたします。  2点目といたしまして、その事業に対して財源はどのように考えているのかお伺いをいたします。  続きまして、行政問題として、1点目、AIについてということで、今後どのように活用していくのか、本市の考え方をお伺いしたいと思います。  2点目といたしまして、放課後児童保育室について。(1)、施設の狭隘化の解消について。狭隘化の解消についてどのように考えているのかを伺います。  (2)、今後の指定管理について。平成30年度で現在の指定管理期間が終了いたしますが、今後どのような指定管理を行っていくか、お伺いをいたします。  3、妙音沢緑地の保全について。倒木等があり、状態が好ましくないように見受けられます。現在の管理状況と今後についてどのように考えているか、お伺いいたします。  以上です。よろしくお願いします。 ○議長(島田久仁代議員) 市長。    〔市長(並木 傑)登壇〕 ◎市長(並木傑) それでは、平野議員のご質問に順次お答えをしてまいりたいと存じます。  1、教育問題、こころのプロジェクト事業につきましては、教育長のほうからご答弁を申し上げます。  2、行政問題の1、AIについてのご質問をいただきました。ご答弁申し上げます。  新座市におけるAI、人工知能の先端技術の活用につきましては、平成30年度施政方針において申し述べましたとおり、働き方改革の一環として、内部業務の効率化を図るため先進事例の研究等を進めることとしております。  また、現在推進している仕事の見直しプロジェクトにおいても、職員負担の軽減や生産性の大幅な向上を図るために、先進自治体の例を含め調査研究を進めているところでございます。  2018年はAI運用元年と言われておりまして、民間企業におきましては、例えば採用試験におけるエントリーシートの評価業務、コールセンターにおける応答業務等、さまざまな企業活動において広く活用されております。  一方、行政機関におきましてもAIの活用を模索する動きが活発化しており、埼玉県においては、職員からの庁内システムやパソコンの利用に関する問い合わせの応対業務をAIが行ったり、大阪市においては、AIが経験の浅い戸籍業務の職員を支援する仕組みを構築している事例がございます。  本市といたしましても、本年5月以降、AIの活用状況に関する埼玉県への視察やシステム事業者からのプレゼンテーション、ヒアリングを実施し、AIの活用に関する調査を進めているところでございます。現状では、行政機関におけるAIの活用は、実証実験、または実証実験が終了したばかりの状況であり、その導入効果を慎重に見きわめていく必要があると思っております。  今後につきましては、先進自治体における実証実験の結果や、本格運用への移行結果の動向を注視するとともに、AIの活用に係る経費、AIに市の業務を担わせることへのリスクも分析し、本市において最適なAIの活用について調査研究を進めてまいります。  過日富士通株式会社のいろんな取り組み、昨日は実はソフトバンクの本社に訪問いたしまして、働き方改革を含めましてさまざまなご提案をいただきましたけれども、なかなか開発途中ということで、先端企業もこれといった目をみはるような革新的な内容はなかったのかなというふうに思います。今後の技術開発が進んでいくだろうと、これも日進月歩だということなので、各企業の先端技術の取り組みが今後どうなっていくか、それを注視しながら、また自治体、三菱総合研究所等が注力している部分もありますので、そういうような国と調査機関が向き合って取り組んでいる取り組みもしっかり今後は把握していきたいというふうに思っております。しばらく様子を見たいということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。  2、放課後児童保育室についてのご質問でございます。(1)、施設の狭隘化の解消についてのご質問でございます。平成30年5月1日現在における放課後児童保育室の入室児童数は1,595名となっており、前年同月と比較いたしますと80名増加している状況でございます。本市といたしましては、放課後児童保育室の狭隘化解消に向け、平成30年5月に栄小学校の既存教室を改修し、栄放課後児童保育室の拡張の整備を行いました。  また、今定例会におきまして、大和田小学校の近隣地の放課後児童保育室増設の整備に係る設計費の補正予算をご提案しております。予算をお認めいただきましたら、速やかに手続を進め、来年度中には放課後児童保育室の整備を完成させたいと考えており、狭隘化の状況を軽減できると期待しているところでございます。  一方、県内40市のうち25市で待機児童制度を採用して、近隣の朝霞市、志木市、和光市も待機児童が発生している状況でございます。  現在のところ新座市におきましては、待機児童制度を選択をしないというようなことでございますので、引き続き施設整備を行っても、入室児童数の増加に伴い、さらなる大規模化、狭隘化が生じることとなってしまいます。今後も教育委員会との連携を図りながら、ココフレンドの新規実施校や開設時間等の拡充に努めるとともに、既存教室の改修、敷地内、隣接地、または学区内の土地での施設整備を含めて、総合的に検討し、対策を進めてまいりたいと考えております。  (2)、今後の指定管理についてのご質問をいただきました。昨日芦野議員、川上議員にお答えしたとおりでございますけれども、現在の指定管理期間が平成30年度末で終了となるため、来年度、平成31年度から次期指定管理者の選定に向けて協議を重ねているところでございます。次期指定管理期間におきましては、現在の指定管理者である社会福祉協議会の支援員の欠員状況や入室希望者数の増加等を勘案いたしますと、現行どおり全ての放課後児童保育室の管理業務を社会福祉協議会のみで対応することは困難であると判断しております。一部の施設について、民間事業者等を含めた公募による選定を行うこととしております。  今後につきましては、引き続き次期指定管理者の選定に向けて準備を進めていくとともに、保育事業者が変更となった場合、不安を抱かれる保護者や児童がふえることが懸念されますので、不安解消が図られるよう、事前説明や保育事業者間の引き継ぎ等を十分に行い、また事業者変更後の児童のケア等についても、新事業者との連携を図りながら、児童が安全に安心して放課後を過ごせるよう取り組んでまいりたいと考えております。  続きまして、妙音沢の緑地の保全についてのご質問をいただきました。妙音沢緑地は、イチリンソウやカタクリなどの貴重な植物が自生し、豊かな生態系を形成する特別緑地保全地区であり、ボランティアの緑の保全巡視員の皆様と市の協働により環境の保全を努めているところでございます。
     ご指摘のとおり、現在樹林地内に数本の倒木が残されている状況であります。この倒木は、妙音沢緑地クリーンアップ作戦の際に処分する予定でございましたが、平成28年度及び平成29年度の2年連続で悪天候により開催できなかったため、処分できずに現地に残ってしまったものでございます。倒木の処分を業者に委託する方法もございますが、本市の財政は非常に厳しい状況であり、市内14か所の憩いの森や、その他管理緑地において樹木の越境対策や高木剪定等に多額の予算が必要であることを考慮しますと、本年11月に開催予定の妙音沢緑地クリーンアップ作戦の際に倒木の処分をさせていただければと考えております。  もしことしも雨であれば、市のほうで対応したいと思います。ご理解を賜りたいと存じます。  以上でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) 平野議員から、教育問題、こころのプロジェクト事業についてのご質問がありましたので、お答え申し上げます。  これまで新座市青少年市民会議と新座市、そして新座市教育委員会が共催をいたしまして、未来への玉手箱として、市内の小学校6年生に視覚障がいのあるバイオリニストをお招きしまして、バイオリンコンサートを提供してまいりました。しかし、このコンサートを始めてから既にもう12年を経過をしているという状況にありまして、2年後にオリンピック・パラリンピックを控えていること、そしてまた全ての小・中学校がオリンピック・パラリンピックの教育認定校に認定されていることからしまして、今年度からこのコンサートに変えまして、こころのプロジェクト事業を実施することになりました。  このこころのプロジェクト事業というのは、日本サッカー協会の社会貢献事業でありまして、サッカー選手、あるいはサッカー選手だけではなくて、さまざまなスポーツで日本を代表するトップアスリートが夢先生として各学校を訪問し、子供たちと一緒に、どのように夢をかなえてきたか、あるいはどのように夢を持つか等々について考えていく授業を6年生のクラスで行うものでございます。授業は、クラス単位で行いまして、2時間、2単位時間を使うということで予定をしているところでございますが、1時間目は体育館でスポーツ実習を通じてコミュニケーションを図り、そして2時間目は夢を持つことの意味、そして夢に向かって努力してきたアスリートの話を聞いて、自分たちも将来に向けて夢を持つという、そういう方向で事業が展開されるということで予定しているところでございます。  そして、一人一人の夢を夢シートに書き込みまして、発表会を行って、最後にアスリートと一緒に写真撮影を行うというプログラムでございます。後日夢先生から写真とそれぞれにメッセージが書かれた夢シートが返送されまして、振り返りができるような事業となっております。  子供たちがスポーツの楽しさを知り、子供自身の可能性を広げるとともに、市長が展開しておりますにいざネクストアスリート事業の一環ともなると、そう考えましてこの事業に踏み切りました。  また、バイオリンコンサートの場合は、バスをチャーターをし、多くの時間を使って市民会館に集結しなければならないという状況にございます。授業時間の確保も叫ばれている昨今でございますので、それぞれの学校で展開をしていくという方向に切りかえました。  次に、財源の措置でございますけれども、この事業におきましては総額で約360万円を見込んでおるところでございます。市と共催団体である新座市の青少年市民会議が負担することで進めておるところでございます。  過日開催されました新座市青少年市民会議の総会におきまして、こころのプロジェクト事業の実施について、約160万円の予算措置をお認めいただいたことでございます。残額の200万円の予算措置につきましては、新座市青少年教育振興基金から充当する予定で今調整を図っていろいろところでございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) ありがとうございました。夢先生のお話を教育長のほうからしていただきました。  夢を持つって、多分非常に大切なことだと思いますので、うちの長男が今中学1年生ですけれども、だんだんと自分の目標というか、目的がだんだん明確になってきたなと。自分なりにいろいろ考えながら、方向性を持っているのだなというのを実感しますので、それは多分いろんな人の影響からそういうことを感じて、自分自身が進もうと思っているのだろうなというふうに感じております。  ですので、ぜひこのプロジェクトに関しては実践をしていただいて、子供たちの心に残るようなすばらしい事業となるように願っております。  1点、ちょっとお聞きしたかったのは、青少年振興基金から多分200万円ぐらい使用していこうということで、これ毎年やっていくべきことかなと私は思っているのですけれども、基本的に今年度やってみて、実際にそれがどういうものなのかということで来年度以降のことになるのかなと思うのですが、私自身はどちらかというと、非常にこれいいものだということを何年も前からやっているのも知っていましたし、いいものだなというふうにいろいろ雑誌にも載っていたので、拝見していたものですから、続けていきたい事業だなと思っておるのです。  そうすると、青少年振興基金だけでずっとやっていくというのは結構苦しいのかなというふうに思っています。  これ、ちょっと済みません。私のミスで、教育長にしか、教育委員会のほうにしか質問はできないので、要望というか、話をしておいてほしいなと思うのは、クラウドファンディングなんか、もうきっとこれ活用方法としてはすごくマッチしていると思うのです。  ですので、クラウドファンディング、あるいはふるさと納税であったり、こういったものを活用をしていただけると非常にありがたいなと思うのですが、教育長のほうから要望していただけるかどうかをお伺いできればと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 教育長。 ◎教育長(金子廣志) ただいま質問がございました青少年教育振興基金でございますけれども、毎年毎年多額の出費をしていくということにつきましては、やっぱり枯渇してしまう可能性が当然考えられるわけでございます。  クラウドファンディング、あるいはまたさまざまな寄附をお願いをして、この基金を充実していくという方法をとることも必要かと思いますので、今後どんな方法が考えられるかいろいろ研究をいたしまして手を打ってまいりたいと存じます。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) ありがとうございました。しっかりと検討していただいて、すばらしいものになることを期待しております。  続きまして、AIですが、市長のほうからるるお話がありました。先日ソフトバンクにも市長のほうは足を向けていただいたというか、行っていただいたなんていうお話もありました。きっとここから先何年かの間が、すごく展開が早くなる業界というか、ものなのかなというふうに感じております。実際に働き方改革、あるいは仕事の見直しプロジェクトの一環としても、非常に大切なものなのだろうなと思います。  前に富士通とちょっとお話を聞いたときに、保育園に入る審査というか、マッチングでしたか、そういったもののお話を聞いた機会がありましたけれども、そういったことの検討というのは現在はしてはいないのでしょうか。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 保育所の入所選考に係るAIということで、先日富士通が開発したものなのですけれども、それにつきましては、さいたま市のほうで実証実験が行われまして、そのときには実績として、これまで複数の職員が1週間ぐらいかけて行っていた業務が、入所選考作業ということで8,000人分程度あったらしいのですけれども、それをわずか数秒で完了したということで、大幅な時間短縮とか業務の効率化が図られるものということで、本市でもちょっと注目させていただいて、実際その辺の富士通のほうからも、総務課と情報システム課、また保育課の職員を対象にデモをちょっと行っていただきました。その結果としましては、実際のところ、まず経費面について、システムの導入経費とか運用の保守経費、これ5年間かかるものと、実際職員が今までやっていた職員人件費を比較させていただいたのですけれども、その辺でもまだ5年間で算出した場合でも、導入したほうがちょっと上回っているというような状況もございます。その辺の削減効果というのも感じられなかった部分というところがございました。  また、実証実験についてもさいたま市のほうでやったばかりの段階で、その辺の運用実績というのは他市ではないというところもございまして、今の段階で現時点ではなかなか明確な方針が示せないということで、実際のところ今年度については見送らせていただいたという経緯がございます。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) ありがとうございました。  実際にコスト面での比較までしていただいたということで、コストで考えると、どのぐらいの差が出てしまったのかというのが今もしあるようであれば、お答えいただきたいと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) まず、AIを導入しなかった場合、今までやってきたものとして、まず職員の人件費ということで、本当に概算なのですけれども、5年間で約800万円、人件費ということでかかった想定でございます。これについては、実際やったときに、時間とかそういったもので計算をさせていただいております。  あとは、AIを導入した場合なのですけれども、システム経費ということで、導入費とか運用、保守費等を含めて、5年間で出していただいた金額は約1,800万円強ということで、実際のところ1,000万円程度の増額ということになりました。ただ、これについては、実際このAIを導入したときの補助金がございまして、そういったところはちょっと見込んでいなくて、仮に補助が受けられた場合は補助率2分の1ということですので、そういったところは考慮していないのですけれども、そういったところで金額的な部分はそういう算定で導入したほうが、ちょっとコスト面でかかってしまう状況が現時点ではありましたので見送ったということでございます。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) ありがとうございました。  恐らく現時点ではということで、コスト面でも厳しいかなということで導入を見送りということになったのかなと思うのですが、するとこれ1年たつと、導入する自治体なりがふえたりするとだんだんコスト面が下がったりとかして、変化が生じるのかなというふうに思っていますので、結構スパンを3か月、もしくは半年ぐらいのスパンで常に考えながら検討しておいていただけるとありがたいかなと思うのですが、そのあたりはどのように考えておりますか。 ○議長(島田久仁代議員) 総務部長。 ◎総務部長(細沼伊左夫) 答弁のほうでもちょっと現時点でということで、今のところは見送らせていただいた経緯がございます。  AIについては、保育所の入所以外にもさまざまな活用というのが想定されるのですけれども、それらも含めまして、今後調査、研究を引き続き進めさせていただく中で、保育所の入所につきましても、実態としてはまだ実際富士通にも確認したのですけれども、具体的にこういった新座市みたいに提案というか、そういったものを求めているのも今のところ新座市のみということもお聞きしていますので、ただ今後このシステムが広がって、実際使った後に職員がやったものとAIが判定したものというのは100%マッチングするわけでもございませんから、アンマッチというところもどういったものかというのも見ていかないといけない部分もございますので、そういったところも含めて、今後もこの保育所入所に関するAIについては注視していきたいと考えております。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) ありがとうございました。わかりました。引き続き効果の検証等を行っていっていただければなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。  続きまして、放課後児童保育室です。ちょっと私も勉強不足で、近隣3市が待機児童の方法を活用していたというのをちょっと私も知らなくて、初めて聞きました。本市はそういったことなく、ちょっと手狭になる点もあろうかと思うのですけれども、お預かりをしているという状況を今後も続けていくのが一番よいのではないかなというふうに考えてはおります。  また、できる限り早急に解消していくということを考えていただいているようですので、一応義務というふうに言われておりますので、それがどこまで全国的にどういうふうになっていくのかわかりませんけれども、引き続き解消に向けてご努力をいただければというふうに思っております。  また、指定管理の件ですけれども、一番皆さん気になるのは、別のところになって先生がかわるという不安感というのが、保護者の方、あるいは実際に通っているお子さんが思うところなのだとは思います。  ただ、お子さんというのは、人がかわると最初は不安ですけれども、なれてしまえばいろんなものを吸収してという点で、違う方になるということも、私はすごくメリットというか、よさがあると思っています。  また、当然公募できちっと審査をしていただけることだと思いますので、しっかりと審査をしていただいて、またもし社会福祉協議会ではなくなるという状況になりましたら、保護者への説明、あるいは引き継ぎ等々、しっかりやっていただくようなことも事前に準備をしておいていただければなというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  妙音沢緑地の保全の件ですけれども、市長のほうからのお話はわかりました。今回も倒木の処理は11月まで待っていただいて、年に1回行われているクリーンアップ作戦できれいにしていきたいということのお話でした。  私、たまたま緑の保全巡視員の方にお話をお聞きする機会がございまして、実際に現地も見てきました。確かにここまで状況がというふうになると、少し考えなければいけなかったのだろうなというふうに思いました。  今回は、今度の11月でということで話はわかりました。今後について、例えば今回のような2年続けてクリーンアップ作戦が中止になったと。そうすると、実質ほぼ3年ですよね。変な話ですけれども、3年間片づけというか、そういう倒木とかを処理できないでいたのか。ちょっと間にやっていただいたのかというのは私も聞いていなかったので、やっていただいていたのか、それともやっていなかったら、今後もしそういう事態が起きたときにどういうスパンで、例えば2回あくというのは結構きついのかな。例えば1回で、そこでは半年ぐらいしたら処理してというふうに考えるのかとか、何か方策を考えているかどうかをお聞きできればなと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 妙音沢緑地でございますけれども、遊歩道を散策道として積極的に開放しているところがありまして、栄一丁目集会所から妙音沢の黒目川のほうの下におりていく階段があると思うのですけれども、そこは両側にロープを張って階段で開放していると。それとあとは、妙音沢の大沢、小沢周辺、そちらについても木道を設けて、散策してくださいという状態で、その2か所。あと集会所の前面道路、市道第56―67号線ですか、それに並行して遊歩道があるのです。保全緑地沿いに遊歩道を設置されているのですけれども、そういったところについては積極的にふだんの散歩ですとかということに活用していただいていますので、そういったところで例えば倒木等があれば、当然すぐにクリーンアップ作戦を待たずに処理しなければならないということで考えていまして、現在もそのようには考えております。  ただ、今回倒木等が発見されたのは、ふだん人が余り入らない、知る人ぞ知るようなけもの道を入っていかないとわからないようなところなのです。そういったところについては、こういったクリーンアップ作戦を活用してやるのがやっぱり最善の方法なのかなと思っております。  それで、去年、おととしと2年連続で雨で中止にはなってしまったのですが、平成16年以降は中止になったのはこの2回だけなのです。平成16年以降、平成27年まではずっと連続してできていたのです。ですから、たまたまこの2年間だけがちょっと処理できなかったという状況でございますので、それでことしはないとは思うのですけれども、雨男の課長がおりますのでちょっとわからないのですけれども、市長答弁もありましたように、ことしもしできなければ市のほうで、市の予算で活用して倒木等の処理は行っていきたいと思っております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) わかりました。私もクモの巣にひっかかりながら、けもの道のようなところを確かに歩いて見に行ったのですけれども、一応私が思うのは、遊歩道を歩いたり、人が歩いて見る場所は、もちろんそれはきれいにしているのだと思うのです。結構重要なのは、生息している草木に対してももう少し優しさがあっていいのではないかなと私は思ったのです。  それを考えると、やはりそれが倒れていることによって、そこに日陰ができたり何なりと、ちょっとしたものが変化が生じるというのは、そんな簡単にそこにお金を使ってできないというところもあるのですけれども、ただ今回みたいなケースでほぼ3年あいているという考え方、どの時点で倒れたのか知らないですけれども、もちろん。ただ、それは別としても、もう少しスパンでこういうケースが出たときに、改善の余地がないかなと思うのです。  さっきちょっと私が質問したのは、今後こういうことが起き得る、雨を降らしてしまう課長がいるわけだから、実際にそういうことは想定されるわけで、そうすると3年連続もあるし、今後も2年連続があるかもしれないので、そういったときには対応してもらえますかということをお聞きできればなと思います。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 妙音沢緑地については、保全巡視員の方、現在ことしにかけては14名の方を任命させていただいて、ふだんのパトロールですか、貴重な植物も自生しておりまして、そういったことの盗掘を防ぐ意味と、あとは今言った倒木関係が発見されたときには速やかに市のほうに報告していただくというようなシステムをつくっておりますので、連絡を受けたら、まず現地を確認させていただいて、必要に応じて、すぐに除却しなければならない場合はやろうと。あと例えばクリーンアップ作戦が近ければ、ちょっとそこでお願いしようというようなところで、うまく状況、状況で今後判断して、そういったことで保全を図っていきたいなと考えております。  以上です。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) わかりました。そうすると、済みません、確認なのですけれども、今までもそのようにやってきていると考えてよろしいですか。 ○議長(島田久仁代議員) 都市整備部長。 ◎都市整備部長(広瀬達夫) 議員おっしゃるとおりでございまして、今までも保全巡視の方にパトロールしていただいた中で、報告していただいたことについては行っているという状況でございます。 ○議長(島田久仁代議員) 7番、平野茂議員。 ◆7番(平野茂議員) わかりました。それでは、地域の大切な資源ですので、しっかりと連携を図りながらやっていっていただければなと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。  以上で終わります。 ○議長(島田久仁代議員) 以上で、7番、平野茂議員の一般質問を終わります。 △次会日程の報告 ○議長(島田久仁代議員) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。  明13日は本会議を開きますので、定刻までにご参集くださいますようお願いいたします。 △散会の宣告 ○議長(島田久仁代議員) 本日はこれにて散会いたします。  大変熱心にご苦労さまでございました。    散会 午後 2時00分...