戸田市議会 2024-03-26
令和 6年 3月定例会−03月26日-09号
1.
市長提出議案第52号 戸田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
1.
市長提出議案第53号 戸田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
1.
市長提出議案第54号 戸田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
1.
市長提出議案第55号 戸田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
1.
議会運営委員長報告の承認について
1.
市長提出議案第56号 戸田市副市長の選任について〜同第60号 戸田市監査委員の選任について 一括上程、一括説明
1.
市長提出議案第56号 戸田市副市長の選任について 質疑、
委員会付託省略、討論、採決
1.
市長提出議案第57号 戸田市
教育委員会教育長の任命について〜同第60号 戸田市監査委員の選任について 一括質疑、
委員会付託省略、一括討論、一括採決
1.
議員提出議案第1号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書、同第2号 地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書 一括上程、説明、一括質疑、
委員会付託省略、一括討論、一括採決
1.閉会中
継続審査事項の
委員会付託
1.退職副市長挨拶
1.市長挨拶
1.議長挨拶
1.閉 会
〇出席議員(26人)
1番 小金澤 優 議員 2番 みうら 伸 雄 議員 3番 佐 藤 太 信 議員
4番 宮 内 そうこ 議員 5番 むとう 葉 子 議員 6番 竹 内 正 明 議員
7番 三 輪 なお子 議員 8番 林 冬 彦 議員 9番 古 屋としみつ 議員
10番 野 澤 茂 雅 議員 11番 矢 澤 青 河 議員 12番 本 田 哲 議員
13番 石 川 清 明 議員 14番 峯 岸 義 雄 議員 15番 斎 藤 直 子 議員
16番 そごう 拓 也 議員 17番 浅 生 和 英 議員 18番 酒 井 郁 郎 議員
19番 花 井 伸 子 議員 20番 三 浦 芳 一 議員 21番 伊 東 秀 浩 議員
22番 山 崎 雅 俊 議員 23番 細 田 昌 孝 議員 24番 遠 藤 英 樹 議員
25番 榎 本 守 明 議員 26番 熊 木 照 明 議員
〇欠席議員(なし)
〇説明者
菅 原 文 仁 市長 秋 田 大 輔 副市長 戸ヶ崎 勤 教育長
住 野 昌 洋 危機管理監 吉 野 博 司
企画財政部長
山 上 睦 只 総務部長 五 條 宏
市民生活部長
香 林 勉
環境経済部長 櫻 井 聡
健康福祉部長
秋 元 幸 子
こども健やか部長 早 川 昌 彦
都市整備部長
飯 島 昌 一
市民医療センター所長 後藤英明
市民医療センター事務長
渡 邉 昌 彦
水安全部長 佐々木 敏 典 消防長
川和田 亨 教育部長 石 橋 功 吏
行政委員会事務局長
内 山 敏 哉
市長公室長
開 議 10時00分
△開議の宣告
○石川清明 議長 これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでありますので、御了承願います。
△
市長提出議案等に関する各
委員長報告並びに質疑
○石川清明 議長 これより
市長提出議案等を一括議題といたします。
各委員長から審査結果について、それぞれ報告書が提出されておりますので、お手元に配付しておきましたから、御了承願います。
各委員長から審査の経過並びに結果について、順次、報告を求めます。
総務常任委員長、23番、
細田昌孝議員。
◎細田昌孝
総務常任委員長 おはようございます。
それでは、今定例会におきまして、
総務常任委員会が付託を受けました各案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。
初めに、議案第9号戸田市水道事業及び
下水道事業の設置等に関する条例及び戸田市
監査委員条例の一部を改正する条例につきましては、審査した結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第10号職員の給与に関する条例及び現業職員の給与の種類及び基準に関する条例の一部を改正する条例について、委員から、新たに設置する専門官の位置づけについて質疑があり、執行部から、専門官は副主幹と同位の職であるが、副主幹とは違い決裁権がないといった違いがある。それまで管理職であった職員が、60歳以降は被管理職に降任するという
定年延長制度の規定に基づき、降任先の職として、これまでの豊富な経験を生かし、課内全体へのアドバイスや技術継承に注力してもらうために設定するものであると答弁がありました。
そのほかにつきましても、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第11号職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例、議案第12号職員の勤務時間、休日及び休暇に関する条例の一部を改正する条例及び議案第25号戸田市
消防手数料条例の一部を改正する条例については、種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第27
号新曽小学校教室棟(
含給食調理場)
増築等工事請負変更契約については、当該施設を所管する文教・
建設常任委員会の意見を踏まえ、審査を行ったところであります。その内容といたしましては、
賃金増額分及び
資材高騰分が、労働者及び購入業者に支払われることを確認するよう努めること、労働者の確保に努め工期を厳守すること、地中の埋設物については適切に処理を行うことの計3点であります。
これらを踏まえ、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第28
号芦原小学校教室棟(
含給食調理場)
増築等工事請負変更契約については、当該施設を所管する文教・
建設常任委員会の意見を踏まえ、審査を行ったところであります。その内容といたしましては、
賃金増額分及び
資材高騰分が、労働者及び購入業者に支払われることを確認するよう努めること、労働者の確保に努め、工期を厳守することであります。
これらを踏まえ、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第29号財産の取得については、審査した結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)のうち、当
委員会所管部分について申し上げます。
諸支出金の
財政調整基金費について、委員から、基金の積立金額の考え方について質疑があり、執行部から、
財政調整基金は60億円を目安として積み立てながら、必要に応じて取崩しを行っていきたいとの答弁がありました。
そのほかにつきましても、種々質疑を交わし、審査した結果、討論に際し一委員から、物価高騰の影響により生活必需品を中心に様々なものの値上げが続く中、市民は大変な暮らしを強いられており、
財政調整基金への約30億円の積立てが可能なのであれば、市民生活のさらなる支援に生かせたのではないかと考えることから、本案に反対する旨の討論がありました。一方、他の委員から、本市は物価高騰に対応する
緊急支援策として、15歳までの子供の給食費を6か月間無償化するなど、市民生活のために必要な措置をしっかり講じられてきた。また、本市は普通交付税の不交付団体であり、市税の減収分がそのまま歳入の減少に直結するため、必要な
市民サービスを継続するためには適正な
財政調整基金残高の維持が不可欠であることから、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により本案の当
委員会所管部分については、原案のとおり可決するものと決定いたしました。
次に、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算のうち、当
委員会所管部分について申し上げます。
初めに、総務費の
財産管理費について、委員から、庁舎における
バリアフリーの考え方について質疑があり、執行部から、
バリアフリー法の基準にのっとり進めており、利用者の意見を聞きながら改善を図っているとの答弁がありました。これに対して、委員から、庁舎内で車椅子やベビーカーが引っかかってしまうことをよく目にするため、段差をなくしていくよう要望がありました。また、他の委員から、
電気自動車の充電設備について質疑があり、執行部から、公用車用として導入する予定であると答弁がありました。これに対して、委員から、今後
電気自動車が普及してくることから、一般の来庁者も使えるよう整備してほしいとの要望がありました。
次に、
DX推進費について、委員から、
施設予約システムについてシステムのリニューアルに伴う利用者の声について質疑があり、執行部から、
公共施設予約システムと
スポーツ施設予約システムを統合し、
ウェブ決済機能を追加しているが、使い勝手が変わったことで使いにくくなった意見もあることから、導入業者と調整しながら改善に努めていきたいとの答弁がありました。
次に、
賦課徴収費について、窓口業務に従事する
パートタイム会計年度任用職員の税に関する
各種支援制度等の理解について質疑があり、執行部から、
各種支援制度や減免制度について適切に説明するようにしているほか、必要に応じて他の窓口への案内を行うよう、職員も含め理解を徹底しているとの答弁がありました。これに対して、委員から、滞納してしまった市民の状況は様々であり、適切に聞き取りをして各制度の紹介をすることは難しいことであるため、より丁寧に対応していただきたいとの要望がありました。
次に、消防費の
常備消防費について、委員から、
少年少女消防クラブにおける地域との連携について質疑があり、執行部から、幼少期から防災意識を醸成させることは重要であることから、今後検討していきたいとの答弁がありました。
また、他の委員から、現在消防に配属されているが、消防の現場経験がない管理職の職員については、市民の生命、財産を守るため消防大学校に入校し、適切な指揮能力や技術を磨いてほしいとの要望がありました。
次に、予備費について、委員から、増額した予備費の考え方について質疑があり、執行部から、予備費は緊急時など使い道が限定されるものの、必要な科目に直接充てることができるため、基金を取り崩すことに比べ、災害発生時などに迅速な対応が可能になるとの答弁がありました。
そのほかにつきましても、種々質疑を交わし、審査した結果、本案の当
委員会所管部分については、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、令和6年陳情第3号国に対して離婚後の
共同親権制度の導入を拙速に進めないように求める陳情については、一委員から、DVの問題や家庭裁判所の人材不足など、複雑多岐な課題がある中で、
共同親権制度を導入することは拙速であることから、本陳情を採択すべきとの意見が出されました。一方、他の委員から、離婚後の状況は当事者ごとにそれぞれであり、様々な課題については当委員会において丁寧に議論していく必要があることから、継続審査とすべきとの意見が出され、本陳情は継続審査と決定いたしました。
次に、令和3年請願第1
号日本政府に
核兵器禁止条約への署名・批准を求め、条約の実効性を高めるための主導的役割を果たすよう求める意見書を提出してほしい旨の請願、令和4年陳情第5号及び令和5年陳情第8号核も戦争もない平和な二十一世紀を求める要望書、令和5年陳情第1号日本全体で解決すべき問題として、
普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める陳情、令和5年陳情第2号及び第4号庁舎内における職員への政党機関紙の勧誘・配達・集金を自粛するよう求める陳情及び令和5年陳情第5号の2「別居・離婚後における良好な親子関係を維持する制度」を求める陳情、以上7件については結論に至らず、継続審査と決定いたしましたので、御了承のほどお願い申し上げます。
次に、当委員会の
年間活動テーマについてでありますが、
能登半島地震を受けての
避難所運営の在り方についてに決定しましたので、御報告いたします。
本年1月に発生しました
能登半島地震では多くの被害が出ており、現在においても避難生活を続けている方が多くいらっしゃいます。長期化する
避難所生活を安心・安全に過ごすために様々な配慮が必要です。例えば、清潔で安心して使えるトイレや、寒さ対策や
感染症予防にもなるベッドの整備、プライバシーの確保、要配慮者への対応など、多くの課題がございます。
当委員会では、令和2年12月に執行部に対して、避難所における防災備蓄及び
感染症対策に関する要望書を提出していることから、本要望書の検証を踏まえ、誰もが安心・安全に過ごせることができる
避難所運営の在り方について、調査・研究することにいたしました。
以上をもちまして、
総務常任委員長報告といたします。
○石川清明 議長 文教・
建設常任委員長、7番、三輪なお子議員。
◎三輪なお子 文教・
建設常任委員長 おはようございます。
今定例会におきまして、文教・
建設常任委員会が付託を受けました各案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。
初めに、議案第21
号戸田市営住宅条例の一部を改正する条例、議案第22号戸田市
空家等対策審査会条例の一部を改正する条例、議案第23号戸田市
道路占用料条例の一部を改正する条例、議案第26号戸田市
就学支援委員会条例の一部を改正する条例、以上4件につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)のうち、当
委員会所管部分につきまして申し上げます。
教育費のうち中学校費の
学校建設費について、委員から、小学校費の
学校建設費に比べて
マイナス補正額が大きい理由について質疑があり、執行部から、小学校及び中学校の空調設備の更新工事をいずれも入札した結果、契約差金が生じたが、中学校の空調更新は小学校の更新台数よりも多く、工事規模が大きかったことにより、入札による差金が小学校に比べて大きくなったことが理由であるとの答弁がありました。
その他の費目についても、種々質疑を交わしたところでありますが、審査した結果、本案における当
委員会所管部分につきましては、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第33号令和5年度戸田市
海外留学奨学事業特別会計補正予算(第1号)、議案第34号令和5年度戸田市新曽第一
土地区画整理事業特別会計補正予算(第4号)、議案第36号令和5年度戸田市新曽第二
土地区画整理事業特別会計補正予算(第3号)、以上3件につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算のうち、当
委員会所管部分につきまして申し上げます。
まず、総務費の
交通対策費について、委員から、公共交通全体の見直しについて質疑があり、執行部から、令和6年度に事業者、有識者、
福祉関係団体及び市民を交えた
地域公共交通協議会の場において、
ビッグデータやAIカメラによる
客観的データを基礎資料として、様々な立場からの意見を取り入れながら計画策定を進め、その中で、
公共交通網全体の見直しを図っていくとの答弁がありました。これに対し、委員から、計画策定に当たっては、市民の利便性の確保について検討するよう要望がありました。また、他の委員から、交通弱者の声をしっかり聞いて意見を取り入れてほしいとの要望がありました。また、他の委員から、
シェアサイクルや
カーシェアといった、いわゆる
シェアリングサービスについては、
地域公共交通計画を策定していく中でどのように位置づけられているのか質疑があり、執行部から、
シェアサイクルについては
公共交通網を補完するものとして認識している。一方、
カーシェアについては想定していない部分だが、新たな取組というところで調査は進めていきたいとの答弁がありました。さらに、他の委員から、路線バスを維持させていくための対策について質疑があり、執行部から、引き続き補助金を継続していくことにより
バス運行事業者への支援を進めていきたいとの答弁がありました。
次に、土木費のうち
交通安全対策費について、委員から、
ヘルメット購入の助成期間について質疑があり、執行部から、令和7年度末までの3か年を事業期間としているとの答弁がありました。これに対し、委員から、助成の実施状況を見ながら事業期間を適切に設定し、進めてほしいとの要望がありました。また、他の委員から、電動自転車の
バッテリー等、ヘルメット以外の補助について質疑があり、執行部から、先進市の状況を注視し、調査をしていきたいとの答弁がありました。
次に、
道路橋梁総務費について、委員から、
道路点検保守業務の内容について質疑があり、執行部から、市内を4地区に分け、4地区別々に月1回、道路の路面及び側溝の状況を確認し、報告を得ているとの答弁がありました。これに対し、委員から、道路の穴や舗装の劣化などの声を市民からいただくことが多いため、パトロールを強化してほしいとの要望がありました。
次に、
都市計画総務費について、委員から、令和6年度の
まちなかウォーカブル推進事業の業務内容について質疑があり、執行部から、
まちづくりワークショップに参加していただいた市民、事業者の方を中心に、にぎわいをつくるための具体的な取組を検討し、それを社会実験として行った上で、将来ビジョン案をまとめていくとの答弁がありました。これに対し、他の委員から、社会実験とはどのような取組を想定しているのか質疑があり、執行部から、今後の話合いにもよるが、マルシェやアート展などが考えられるとの答弁がありました。さらに、他の委員から、
まちなかウォーカブル推進事業について、現時点でモデルのような目に見える成果物があるのか質疑があり、執行部から、現状で形になっているものはないが、新曽第一
土地区画整理事業にて北戸田駅西口の
駅前交通広場を整備し、既存のロータリーを車が進入しない広場的な街路として
ウォーカブルの要素を取り入れ、設計、整備を進めていくとの答弁がありました。
次に、消防費の防災費について、委員から、予算の増額理由についての質疑があり、執行部から、
既存住宅耐震診断・
改修補助金交付事業については、令和6年度はさらなる利用促進のため、木造住宅でも工法を問わず補助が受けられるよう要件を拡大する予定であるためとの答弁がありました。これに対し、他の委員から、制度について広く周知する方法をしっかり考えてほしいとの要望があり、さらに他の委員から、一人でも多くの方々が耐震診断を受けられるようにしてほしいとの要望がありました。
次に、教育費のうち事務局費について、委員から、就学援助の費用について、国の
基準見直しに併せて増額を検討してほしいとの要望があり、執行部から、既に国の
基準見直しによる増額を行っているとの答弁がありました。
次に、
教育センター費について、委員から、個別の
学び支援システムの内容について質疑があり、執行部から、3つの機能があり、1つ目として、個別の支援及び指導計画が作成しやすくなること。2つ目として、その計画に基づいて指導をする際の教材が提示されること。3つ目として、教員の研修資料として活用できること。これらの機能を備えているとの答弁がありました。これに対し、委員から、これは以前から求めていたものであり、前進した予算を評価したいとの意見がありました。
次に、小学校費の
学校管理費について、委員から、トイレの排水管の大規模清掃の頻度について質疑があり、執行部から、配管詰まりを防止するため各校3年に1回の頻度で行っており、令和6年度も同規模で行っていきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、近隣では年に2回排水管を大規模清掃する自治体もあることから、より多くの頻度で排水管の大規模清掃を行うよう検討してほしいとの要望がありました。また、他の委員から、小学校のトイレ掃除の在り方について質疑があり、執行部から、
校務員業務委託の中で定期的なトイレ清掃を行っており、また、令和6年度からは和便器を洋便器にリニューアルする改修工事も、順次、進めていくとの答弁がありました。これに対し、委員から、日々の清掃の中で児童、校務員が清掃し、それでも落とし切れない汚れに対しては、専門的な業者を加えて清掃を行うことも検討してほしいとの要望がありました。
次に、中学校費の
学校管理費について、委員から、部活動の地域移行について質疑があり、執行部から、令和5年度中に部活動の地域移行における
検討委員会を立ち上げたことから、
検討委員会でも十分に議論をし、部活動の地域移行を一歩ずつ進め、令和10年度の地域移行に向けて準備を図っていきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、しっかり進めてほしいとの要望がありました。
次に、中学校費の
学校建設費について、委員から、美笹中学校の再整備計画の策定手法について質疑があり、執行部から、令和6年度は
コンセプト等の検討に当たり、
検討委員会を立ち上げ、PTA、地域の市民を構成員とする
学校運営協議会、教職員及び生徒の意見を伺いながら検討を進めていくとの答弁がありました。これに対し、委員から、死角がないような、安心・安全な校舎整備を検討してほしいとの要望がありました。
次に、
社会教育総務費について、委員から、
人権教育現地研修の内容について質疑があり、執行部から、東松山市にある
歴史的建造物を見学する予定で、身分差別といったところに焦点を当てて学ぶ内容となっているとの答弁がありました。これに対し、委員から、現代に即した人権研修を検討してほしいとの要望がありました。
次に、学校給食センター費について、委員から、給食費無償化の継続について質疑があり、執行部から、本来学校給食費については地域的な差を生むことは好ましいものではなく、今後も国の動向を注視しながら、引き続き多子世帯の支援として第3子以降の給食費免除を実施していくとの答弁がありました。これに対し、委員から、無償化について引き続き検討してほしいとの要望がありました。
次に、教育振興費について、委員から、入学準備金が振り込まれるまでの期間について質疑があり、執行部から、手続の部分においてはいつまでに必要かということを御相談いただいた上で、必要なタイミングに間に合うよう手続をしていくとの答弁がありました。これに対し、委員から、申請側の努力も必要だが、ぜひ柔軟に対応できるよう検討してほしい。また、要件を満たす請求に対しては補助が行き渡るよう、予算の補正等も見据えて対応してほしいとの要望がありました。また、他の委員から、本市の初等教育のみならず、大学院の修士課程や博士課程といった高等教育にも支援が行くような施策を検討してほしいとの要望がありました。
その他の費目についても、種々質疑を交わしたところでありますが、審査した結果、本案における当
委員会所管部分につきましては、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第43号令和6年度戸田市海外留学奨学事業特別会計予算につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第45号令和6年度戸田市新曽第一
土地区画整理事業特別会計予算につきましては、委員から、調整池整備の完了見込みについて質疑があり、執行部から、現在、調整池における計画の見直しを行っており、合理的な調整池の整理を検討し、しっかりと事業を完了させたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、事業最終年度が計画どおり終えられるよう進めてほしいとの要望がありました。また、他の委員から、戸田翔陽高校付近の整備について質疑があり、執行部から、戸田翔陽高校の外周全ての拡幅箇所を整備していくとの答弁がありました。これに対し、委員から、南側道路は利用者が多く危険な箇所があるため、道路拡幅整備を少しでも早く進めてほしいとの要望がありました。
その他の費目についても、種々質疑を交わしたところでありますが、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
続きまして、議案第47号令和6年度戸田市新曽第二
土地区画整理事業特別会計予算につきましては、委員から、6号調整池の貯水能力及び雨水対策について質疑があり、執行部から、6号調整池は760立米の貯水能力があるが、今後、新曽第二地区で約3万3,340立米の調整池整備を計画しており、上戸田川の整備と併せ雨水対策を進めていくとの答弁がありました。
その他の費目についても、種々質疑を交わしたところでありますが、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、陳情第4号「学校における犯罪から児童生徒及び教職員を守る体制整備を求める」陳情につきましては、一委員から、本陳情は令和5年度に文教・
建設常任委員会が市に提出した提言書と重なる部分があり、ぜひ採択するべきという意見が出ました。一方、複数の委員から、本陳情は県で行うべきことと市で行うべきことが混在しており、また、安全対策として警備員を増やす以外の方法も考えられることから審査を継続したいという意見があり、結論に至らず、採決の結果、継続審査と決定いたしましたので、御了承のほどお願い申し上げます。
そのほか、執行部から、戸田南小学校教室棟(
含給食調理場)増築等工事に係る実施設計についての報告がありました。
最後に、当委員会の
年間活動テーマについてでありますが、特色ある学校づくりについてに決定いたしましたので御報告いたします。本市の学校教育については、ICT化を進め、先進の教育が行われております。一方、外に目を向ければ、様々な特色ある学校づくりが行われておりますので、
年間活動テーマとして定め、調査研究を行っていきたいと思います。
以上、申し上げて、文教・
建設常任委員長報告といたします。
○石川清明 議長 健康福祉常任委員長、3番、佐藤太信議員。
◎佐藤太信 健康福祉常任委員長 おはようございます。
今定例会におきまして、健康福祉常任委員会が付託を受けました案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。
初めに、議案第6号戸田市障がいを理由とする差別のない共生社会づくり条例について、委員から、市や事業者が合理的配慮を行うことを義務づけているが、その合理的配慮の判断基準について質疑があり、執行部から、障害のある人から社会的障壁の除去を必要としている旨の意思表示があった場合において、建設的対話を通じて相互理解を深め、その実施に伴う負担が過重でないときに可能な限りで対応していくものと答弁がありました。また、委員から、合理的配慮を促すための取組について質疑があり、執行部から、様々な機会を捉え継続的に周知啓発をするとともに、市職員についても理解促進を図っていくとの答弁がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第7号戸田市認知症とともに生きるあたたかいまちづくり条例については、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第8号戸田市地域で子育て支援を推進する条例については、委員から、地域で子育てを支援していくことは理想的なことだが、地域のつながりが希薄化している状況があることから、理念の実現のための取組について質疑があり、執行部から、条例を制定する背景や目的を年代別に分かりやすく周知し、子育ての機運を高めていきたい。また、地域における子供の把握については、関連部署と連携の上、改めて協議していきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、町会でも全てを把握しているわけではないため、関連部署で情報共有を図ってもらいたい旨の要望がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第15号戸田市
重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例については、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第16号戸田市
高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例については、委員から、介護保険料の年額が600円引き上がることは低く抑えられているものの、これまでが高かったと考えるが、市の考え方について質疑があり、執行部から、低く抑えられた要因としては、準備基金が第8期計画を策定する際は4億円弱だったが、それが8億円程度になったことにより介護保険料が抑えられたとの答弁がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、討論に際し、一委員から、介護サービスの充実や介護職の処遇改善の実施は介護保険料の引上げにつながるが、介護保険料を引き下げるために足りない財源を一般会計から繰り入れる自治体がある。本市でも一般会計から繰入れを行うことで介護保険料を引き下げることは可能であると考える。また、高齢者歩行補助つえを値上げすることについて、高齢者は少ない年金で厳しい生活を強いられており、福祉サービスの負担をこれ以上増やすべきではないと考えることから、本案に反対する旨の討論がありました。これに対し、他の委員から、介護保険制度設立当初から、国は法定負担割合を超えて繰入れを行うことは適切でないとしており、これを実施した自治体には指導があったとも聞くことから、実施は適切ではないと考える。また、高齢者歩行補助つえの受益者負担を従来の100円から500円にすることは、本市の受益者負担の見直し方針に沿って考えると、負担見直し後の500円という金額であっても、調達価格に対して25%の自己負担率は非常に低く抑えられていると言え、過度な負担とは言えないことからも、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第17号戸田市
福祉保健センター条例の一部を改正する条例については、委員から、福祉保健センター業務の土曜、日曜窓口開設の見直しに当たり、その影響について質疑があり、執行部から、現在、毎週土曜日及び第2、第4、第5日曜日に窓口で行っている妊娠届出における母子健康手帳の交付については当面継続していくが、本来平日交付が望ましいことから、こども健やか部の親子健やか室で、職員体制も含め、今後の交付状況を見て検討していく。そして、成人保健相談については予約制等で対応が可能であり、相談業務に関しては影響がないと考えるとの答弁がありました。また、他の委員から、施設の積極的な有効利用について質疑があり、執行部から、今回の条例改正により貸室は廃止となるが、福祉保健センター内にある社会福祉協議会において、調理室や交流スペースを活用した事業が検討されているとの答弁がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、討論に際し、一委員から、母子健康手帳の届出や妊産婦からの相談等をこれまでどおり行っていくとのことであったが、利用者が少ないとはいえ、こころの相談窓口等は行わないとのこと。妊娠、出産を経て、子供から大人まで切れ目のない支援を充実させ、誰一人取り残さないという方針に逆行するものと考えることから、本案に反対する旨の討論がありました。これに対し、他の委員から、あまり土曜、日曜の利用がなされていない現状があり、こころの相談窓口を含め、来庁による利用者はほとんどなく、また、電話相談は件数こそ一定程度あるものの、同一人物による相談が大部分であるという、一方、親子保健担当はこれまでどおり窓口業務を行うということで変更はないとのこと。さらには、保健師を平日訪問に充てることができ、福祉保健行政の現状を鑑みると、開館して人が来るのを待つよりも、必要なところに積極的にプッシュ型で支援を行う在り方が望ましいと考える。花よりも実を取る施策に内容を変えていく、全体的な政策改善の在り方の一環として本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第18号戸田市
こども医療費条例の一部を改正する条例、議案第19号戸田市ひとり親家庭等の医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例、議案第20号戸田市特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)のうち、当
委員会所管部分、議案第31号令和5年度戸田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)、議案第32号令和5年度戸田市市民医療センター特別会計補正予算(第4号)、議案第35号令和5年度戸田市介護保険特別会計補正予算(第3号)、議案第37号令和5年度戸田市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)及び議案第38号令和5年度戸田市
在宅介護支援事業特別会計補正予算(第3号)、以上9件につきましては、種々質疑を交わし、審査した結果、それぞれ異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算のうち、当
委員会所管部分について申し上げます。
まず、民生費の福祉センター運営費について、委員から、東部福祉センターの施設老朽化への対応について質疑があり、執行部から、利用者が安全・安心、快適に利用できるように緊急性の高いものから修繕を進めていきたいと考えているとの答弁がありました。これに対し、委員から、東部福祉センターは避難所にもなることから、長期的に避難所となる可能性があるため必要な修繕を行ってほしいとの要望がありました。
次に、児童福祉運営費の病児・病後児保育事業について、委員から、市内に3施設あるが、その利用状況について質疑があり、執行部から、今年度は昨年度よりも利用者数は増えたが、コロナ禍以前の利用者には戻っていないとの答弁がありました。これに対し、委員から、周知の徹底と利用者が安心して預けられる場所として確保していただきたい旨の要望がありました。
次に、衛生費の予防費について、委員から、帯状疱疹ワクチン接種費用の助成が始まるが、想定する接種率について質疑があり、執行部から、先行自治体の状況では、令和4年度は接種対象者の2.5%であったため、3%程度が接種することを想定しているとの答弁がありました。これに対し、委員から、助成開始をきっかけとしてワクチン接種を大幅に増やしてほしいことからも、ワクチン接種を受けようと思えるような情報を積極的に発信してもらいたい旨の要望がありました。
その他の費目につきましても、種々質疑を交わしたところでありますが、本案の当
委員会所管部分につきましては、審査の結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第40号令和6年度戸田市
国民健康保険特別会計予算について、委員から、その他一般会計繰入金における県との関係について質疑があり、執行部から、県ではその他一般会計繰入金の解消を目指しているとの答弁がありました。これに対し、委員から、歳出削減の努力はしっかり進めていただき、健全な国保財政にしてほしいとの要望がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第41号令和6年度戸田市市民医療センター特別会計予算について、委員から、病棟の現状について質疑があり、執行部から、令和5年11月から病棟の一部再開をし、8床で稼働している。再開当初は稼働率が20%のときもあったが、現状では満床になることもあるとの答弁がありました。これに対し、委員から、ニーズが高いことから条件が満たされた際には、病棟の全再開を目指してほしいとの要望がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第46号令和6年度戸田市
介護保険特別会計予算については、議案第16号に関連して、種々質疑を交わし、審査した結果、討論に際し、一委員から、介護保険制度は構造的な問題があり、国に対し介護保険制度を改善し、介護保険料の引下げを行うよう求めることから、本案に反対する旨の討論がありました。これに対し、他の委員から、論旨は議案第16号と同趣旨ではあるが、基金については、将来の介護需要増大、その他の突発的事象に対して十分に積み立てる必要があるため、負担軽減という理由で使用することは適切でないと考えるため、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第48号令和6年度戸田市後期高齢者医療特別会計予算について、委員から、短期被保険者証の交付実績について質疑があり、執行部から、戸田市での納付相談の結果に基づき広域連合で交付決定を行っているが、令和4年度は35件であったとの答弁がありました。これに対し、委員から、万が一滞納が重なってしまった場合でも必要な医療が受けられるようにしていただきたい旨の要望がありました。
そのほかにも、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第49号令和6年度戸田市在宅介護支援事業特別会計予算については、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第52号戸田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例については、委員から、介護サービス事業の管理者業務の範囲について質疑があり、執行部から、利用者サービス提供の場で生じる事業を適時適切に把握しながら職員や業務を一元的に管理指揮命令を行うと定められており、それが果たされる場合には同一敷地内事業所等でなくても差し支えないことが認められるとの答弁がありました。
そのほか、種々質疑を交わし、審査しましたが、討論に際し、一委員から、介護サービス事業所の管理者が兼務できる範囲が人員不足により緩和されたのであれば、現場環境が劣悪になることが懸念されるところであると考えられることから、本案に反対するとの討論がありました。これに対し、他の委員から、各事業者の努力により一定程度効率化を図って経営改善を行うすべを与えるという意味では、今回の改正は妥当であると考えられることから、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第53号戸田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例については、討論に際し、一委員から、議案第52号と同様の理由により本案に反対するとの討論がありました。
採決の結果、賛成多数により、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第54号戸田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例については、種々質疑を交わし、審査した結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
議案第55号戸田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例については、種々質疑を交わし、審査しましたが、討論に際し、一委員から、指定居宅介護支援事業所ごとのケアマネジャーの人員基準が定員の35人から44人に見直されるとのことであったが、サービスの質の低下が懸念されることから本案に反対するとの討論がありました。これに対し、他の委員から、ケアマネジャーの人員基準が引き上げられたとしても、状況によっては担当するケアマネジャーの能力を最大限に活用できると考えることから、本案に賛成する旨の討論があり、採決の結果、賛成多数により、本案は、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、令和4年陳情第8号要介護1、2の人の生活援助等の介護保険給付を市町村の総合事業に移行することについての意見書提出に関する要望書につきましては、結論に至らず、継続審査と決定いたしましたので、御了承のほどお願い申し上げます。
次に、令和6年陳情第1号年金制度における外国人への脱退一時金の是正を求める意見書の採択を求める陳情につきましては、委員から、生活保護が国民の憲法で認められた権利だとしても、意図的に公的支援を利用することは明らかに制度の乱用だと考えるが、意見書の内容については賛同しかねる部分もあるため、本陳情を趣旨採択すべきとの意見が出されました。一方、他の委員から、生活保護は必要な人が必要な支援を受けられるという当たり前の制度であることから特に問題はないとの考えから、本陳情を不採択すべきとの意見が出されました。
その他多様な意見があり、再度検討が必要との意見から結論に至らず、継続審査と決定いたしましたので、御了承のほどお願い申し上げます。
そのほか、執行部から、戸田市国民健康保険税条例の一部を改正する条例に係る専決処分についての報告がありました。
最後に、当委員会の
年間活動テーマについてでありますが、障害福祉を施策展開するために、サブテーマとして、差別解消、合理的配慮、就労強化を目指してと決定いたしましたので御報告いたします。障害理解を市民等に広く知ってもらうための政策提言等を行うことで、共生社会の実現に寄与してまいります。
以上、申し上げまして、健康福祉常任
委員長報告といたします。
○石川清明 議長 市民生活常任委員長、15番、斎藤直子議員。
◎斎藤直子 市民生活常任委員長 それでは、今定例会におきまして、市民生活常任委員会が付託を受けました各案件の審査経過並びに結果を、順次、御報告いたします。
初めに、議案第5号戸田市
スポーツ推進条例につきましては、委員から、スポーツセンターの再整備に向けてどのように検討していくのかについて質疑があり、執行部から、条例にスポーツ施設の強化、環境整備等について規定しており、スポーツセンターの再整備に当たっては、令和6年度に基本構想を検討する委員会を立ち上げる予定である旨の答弁がありました。これに対し、委員から、スケートボード等の都市型スポーツ広場の設置等の検討については令和5年中に陳情を採択しており、市内に団体が確立されていないことで協議に入れないということがないように進めてほしいとの要望があり、執行部から、第3期スポーツ推進計画の中で、都市型スポーツも含め、アンケート調査によりニーズを確認していきたいとの答弁がありました。
そのほかにつきましても、種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第13号戸田市
犯罪被害者等支援条例の一部を改正する条例、議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例、議案第24号戸田市水道事業給水条例及び戸田市布設工事監督者が監督業務を行う水道の布設工事、布設工事監督者の資格及び水道技術管理者の資格を定める条例の一部を改正する条例及び議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)のうち当委員会の所管部分について、以上4件につきましては、種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算のうち、当
委員会所管部分について申し上げます。
初めに、総務費、防犯対策費について、委員から、見守り防犯カメラの稼働と併せた位置情報探知機を活用した子供の見守りサービス「ミマモルメ」が一定期間作動していなかったことについて質疑があり、執行部から、一時故障していたが現在は復旧しており、業者と連携しながら危機感を持って防犯対策に努めていきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、「ミマモルメ」のサービスは多くの保護者から大変ありがたいとの声を聞いているので、子供たちの安心・安全のため、信頼性の高いものとしてほしいとの要望がありました。
次に、文化振興費について、委員から、芸術文化活動の支援に関する今後の展開について質疑があり、執行部から、芸術文化活動を推進する条例の制定に併せて検討していきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、市民が芸術文化活動へ参加を促進するため、展示の機会の提供と同時に、活動記録を次世代に残していくことで参加意欲の向上につなげてほしいとの要望がありました。また、ほかの委員から、市民団体が公共施設で美術品の展示などを行うに当たって、困り事や疑問点があった際の対応について質疑があり、執行部から、具体的な問合せは受けていないが、美術品の展示に当たっては専門業者に聞きながら進めているため、相談があった際には専門業者に確認しながら対応していきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、公共施設ではスペースはあっても機材がなく、うまく活用できないことも多くあるため、文化会館以外の公共施設においても専門的な視点を共有し、市民が参加しやすい環境づくりに努めてほしい旨の要望がありました。
次に、衛生費のじんかいし尿処理費について、委員から、不法投棄への対応について質疑があり、執行部から、ごみ集積所での分別されていないごみや曜日の違うごみについては、ルールを守るようシールを貼って1週間程度置くことで啓発を促していること、また、悪意を持った不法投棄についてはすぐに回収するよう対応しており、悪質な場合には、本人を特定し指導を行っているとの答弁がありました。また、ほかの委員から、外国人住民へのごみ出しルールの周知啓発について質疑があり、執行部から、多言語版の分別収集やごみ出しルールのパンフレットを転入時に配付しており、ルールが守れなかった場合に、勘違いであれば是正を促し、悪意がある場合には指導や警察と連携した対応をしていきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、町会から直接注意を促すことはトラブルにもつながりかねないので、多文化共生の実現に向けて、パンフレットや掲示物での周知啓発だけでなく、外国人コミュニティーへのアウトリーチ型の周知を検討するよう要望がありました。
次に、商工費の商工業振興費について、委員から、住宅改修資金助成事業の内容及び実績について質疑があり、執行部から、自宅を改修する際に市内事業者を利用した場合に、工事費の5%、上限10万円を補助するものであり、令和4年度の実績は40件で、夏頃までに予算額上限の300万円に達したとの答弁がありました。これに対し、委員から、市民からの申請も多く、災害時に備え耐震化を進めるためにも、今後も増額していく方向で予算要求してほしい旨の要望がありました。また、ほかの委員から、プレミアム付電子商品券事業のTODA PAYの電子商品券以外での活用方法について質疑があり、執行部から、今後は市内事業者からのポイント付与による日常的な利用の促進を検討していることや、埼玉県のコバトンALKOOマイレージとの同時登録でのポイント付与を予定しているとの答弁がありました。これに対し、委員から、市の情報をプッシュ型で配信し、市に関心を持ってもらえるよう活用してほしい旨の要望がありました。
次に、観光費について、委員から、戸田橋花火大会事業における実行委員会への補助金が今年度当初予算からおよそ2,000万円減額されていることについて質疑があり、執行部から、主な理由として、令和5年度の実績を踏まえ、会場設営費等、指定席運営費、警備費等の委託料を見直し削減したとの答弁がありました。これに対し、各委員から、事故のないよう安全に配慮した警備体制、有料席エリア外の除草、会場に行くことのできない市民も花火大会を楽しめるよう、会場外の観覧スポット紹介やライブ配信などについて要望がありました。
なお、戸田橋花火大会につきましては、令和5年8月23日開催の市民生活常任委員会で報告を受けました、第70回戸田橋花火大会開催結果において説明のあった課題に対する改善を中心に、当委員会として懸念していることをまとめ、昨日、執行部に要望書を提出いたしましたので、その内容について報告いたします。
1点目として、西会場へのアクセス及び受付対応を改善するとともに、東西会場への混雑状況についてホームページ、SNS配信をするなど、来場者の円滑な誘導に努めること。
2点目として、出店エリアを見直すなど、市内事業者が出店しやすい環境整備に努めること。
3点目として、会場周辺の草刈りを行うなど、有料席以外にも観覧できる環境を整備すること。
4点目として、会場に行くことができない市民も楽しめるよう、会場以外の観覧場所の紹介やライブ配信等を検討すること。
5点目として、障害のある方が安心して観覧できるよう、車椅子席の分かりやすい案内や誘導に努めるとともに、市役所や駅など主要な場所から会場までの送迎について検討すること。
6点目として、そのほか想定される課題等に備え、万全な対策を講じること。
以上6点について要望いたしました。委員会といたしましても、花火大会の開催前と開催後にそれぞれ報告を受け、市民が楽しめる花火大会となるよう注視していく所存でございます。
次に、土木費の河川総務費について、委員から、菖蒲川の臭い対策について質疑があり、執行部から、県にてしゅんせつ作業を実施しているほか、水環境に関する会議の中で情報共有を行い、治水能力の向上と水質改善に取り組んでいる旨の答弁がありました。これに対し、委員から、引き続き臭いの改善に向けた取組を行うこと、また、小学生が川をきれいにする取組を行っていることをいずれかの機会に紹介してほしい旨の要望がありました。
次に、公園費について、委員から、公園内における喫煙への対策について質疑があり、執行部から、市内の公園では、受動喫煙防止ガイドラインに沿って、基本的には利用者のマナーによるところであるが、今後、市としての全体的な健康維持の視点が示された上で研究を進めていきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、園児や児童の利用も多く、横浜市のような社会実験の実施や試行的に時間帯を区切るなどの取組を検討してほしい旨の要望がありました。
また、ほかの委員から、惣右衛門サッカー場の管理について質疑があり、執行部から、市の直営で管理しており、人工芝のブラッシングを行っているが、経年劣化によって元に戻りにくい状況であること、また、令和9年度からの指定管理への移行を予定しており、人工芝の改修についても検討していきたいとの答弁がありました。これに対し、委員から、人工芝の状態が悪いことで、けがのリスクも上がるので、指定管理への移行に当たっては、芝の張り替えと併せて、ブラッシング回数を増やすなどの対応について要望がありました。
そのほかの費目についても、種々質疑を交わしたところでありますが、本案の当
委員会所管部分につきましては、審査の結果、異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第42号令和6年度戸田市交通災害共済事業特別会計予算につきましては、委員から、見舞金の請求には事故証明が必要となるが、特に子供たちは事故に遭った際に自分が悪いと思い込んでしまい、我慢してしまうことがあるため、必ず警察に連絡するよう周知を徹底してほしいとの要望がありました。そのほかにつきましても種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、本案は異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、議案第44号令和6年度戸田市火災共済事業特別会計予算、議案第50号令和6年度戸田市水道事業会計予算及び議案第51号令和6年度戸田市
下水道事業会計予算につきましては、種々質疑を交わしたところでありますが、審査の結果、いずれも異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。
次に、令和6年陳情第2号選択的夫婦別姓制度の法制化を求める国への意見書の提出を求める陳情につきましては、委員から、趣旨は理解できるが、民法第750条を改正するだけの問題なのか、戸籍法の改正によるその後の影響はないかなど、引き続き調査が必要であること、また、制度の在り方について、選択的夫婦別姓の導入を国に求めることについては、意見が分かれるところであり、委員会内でも共通認識を深める必要があるとの意見がありました。また、ほかの委員から、同様に委員会内の意見を深める必要性はあるが、内閣府の調査によると、望まぬ改姓が積極的な結婚を阻んでいるとの結果もあり、将来的には導入する方向としたいとの意見がありました。この意見に対し、他の委員から、パスポートや銀行口座など通称使用も認めることができれば困る人が減る可能性はあるので、通称使用の支援についても研究していきたいとの意見がありました。そのほかの委員からも同様の意見があったことから、結論に至らず、継続審査と決定いたしましたので、御了承のほどお願い申し上げます。
そのほか、執行部より、彩湖・道満グリーンパークの魅力向上を図るエリア拡張について及び自動車検査証、自動車損害賠償責任保険の有効期間満了日以後の公用車の公務使用に関する結果について報告がありました。
最後に、当委員会の
年間活動テーマについてでありますが、文化・スポーツ施策についてと決定いたしましたので、御報告いたします。
令和6年度には、スポーツの分野では、スポーツセンターの再整備基本構想の検討が始まることから、スポーツセンターの再整備を中心に、文化の分野においても芸術文化活動を推進する条例の制定に向けた検討が始まることから、芸術文化活動の観点に踏まえ、文化、スポーツそれぞれの施策について調査研究してまいります。
以上、申し上げまして、市民生活常任
委員長報告といたします。
○石川清明 議長 議会運営委員長、24番、遠藤英樹議員。
◎遠藤英樹 議会運営委員長 それでは、
議会運営委員長報告を申し上げます。
本市議会では、常任委員会における
年間活動テーマを定めた活動を、また、特別委員会を設置しての議会改革をそれぞれ行っているところであります。そこで、去る3月19日に開催いたしました当委員会において、各委員会における令和6年の年間活動計画などを確認いたしました。そして、各委員会活動を本市議会の活動として明確に位置づけ、見える化するため、戸田市議会年間活動計画を作成し、議会だより、議会ホームページ及び議会SNSを通じて周知していくことを決定したところであります。
各委員会における活動テーマ等につきましては、お手元に配付の戸田市議会年間活動計画のとおりであり、本計画により、市政の発展や市民福祉の向上のため、効果的な政策立案及び政策提言を行ってまいりますとともに、議会活動について、市民に対し、積極的に周知を図ってまいりますことを申し上げ、
議会運営委員長報告とさせていただきます。
○石川清明 議長 以上をもって各委員長の報告は終わりました。
これより各
委員長報告に対する質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」という人あり)
○石川清明 議長 質疑なしと認めます。
これをもって質疑を終結いたします。
討論通告受付のため、休憩いたします。
休 憩 11時12分
開 議 11時20分
○石川清明 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
市長提出議案第5号 戸田市
スポーツ推進条例〜同第13号 戸田市
犯罪被害者等支援条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 これより討論、採決に入ります。
議案第5号戸田市
スポーツ推進条例から同第13号戸田市
犯罪被害者等支援条例の一部を改正する条例まで、以上9件について討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案9件に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案9件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。
よって、本案9件は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。
反対討論者、12番、本田哲議員。(拍手)
◆12番(本田哲議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表し、議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例に反対の立場から討論いたします。
本条例の改正内容は、市内
小中学校体育館の空調を使用した場合、1時間当たり500円を新たに徴収するというものです。
市内小中学校の体育館開放は、戸田市が長年にわたり、市民のスポーツ・レクリエーション活動の振興を図ることを目的に実施をされてきた事業です。本議会で、生涯スポーツ推進や熱中症対策として考えると、使用料は徴収せず、市が負担することについて検討はあったのかとの私の質疑に対する答弁は、体育館の使用団体は限られており、空調設備使用時の電気料を新たに負担するに当たり、体育館空調設備を使用する団体と使用市内市民との負担の公平性を確保する観点から、使用料を設定するとの答弁でした。
しかし、市民のスポーツ・レクリエーション活動の振興を目的に行ってきた事業であること、熱中症から市民の命を守ることの重要性を考慮すれば、空調使用料は市が全額負担し、市民のスポーツ・レクリエーションの振興をさらに進めることが必要と考えることから、議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例に反対するものです。(拍手)
○石川清明 議長 賛成討論者、17番、浅生和英議員。(拍手)
◆17番(浅生和英議員) 議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例について、戸田の会を代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。
令和5年夏季の記録的猛暑における熱中症対策として実施されました各
小中学校体育館の空調使用について、本格運用への移行に伴いまして、使用料を新たに規定するための条例の一部改正です。
このたびの改正により、空調使用料を1時間当たり500円と設定した根拠につきましては、令和5年4月時点の1時間当たりの体育館冷房電気料金が試算額約765円であったことから、これを算定基礎とし、体育館使用時に空調設備の使用が想定されることから、市の公共施設使用料の考え方に、順次、受益者負担割合である75%を乗じた設定にしたこと、さらに、体育館の施設規模や空調設置台数、季節に応じて1時間当たりの体育館冷房電気料金使用料は、学校により異なるものの、学校開放事業における設備利用であるため、公平性等、使用者の利便性を考慮し、1時間当たり500円の使用料を設定したものであると執行部より説明がありました。
なぜ受益者負担割合を75%にしたのかと疑問を持たれた方もいるかもしれません。それは、平成28年8月に策定いたしました改訂版受益者負担の見直しの中で、公共施設サービスの具体的分類にある負担割合の分類を、競技場や野球場、サッカー場、武道場と同じレベルであると判断したもので、適正であると考えます。さらに、行政が25%の負担をすることから、スポーツ・レクリエーションの振興を進めていないとは必ずしも言えず、その負担割合を100%とするべきという御意見には一瞬心が揺らぎましたが、SDGsに取り組む本市として、一部の市民に限定してサービスを無料にすることは公平性に欠けると考えます。
また、第2期戸田市スポーツ推進計画は、令和3年度から令和7年度までの5年間にわたる計画でございます。「スポーツを楽しむ・ささえる・未来につなげる 戸田」という理念の下、取り組み、ちょうど3年が経過するところです。この計画を策定するに当たりましては、戸田市在住18歳以上の一般市民男女2,400人を層化無作為抽出し、前もってアンケート調査を行っています。ほかにもスポーツ関連団体やレクリエーション関係団体などもアンケートに答えています。層化無作為抽出の一般市民の調査結果の一部ですが、スポーツ団体、サークルに加入している人の割合は12.7%で、前回の調査結果12.4%と大きな変化はなく、全体の約1割という状況でございました。また、活動日や会費などの条件が合えば参加したいと回答した割合は22.4%でしたが、前回調査と比較すると、8.6%減少しています。さらに、スポーツ団体、サークルに所属したいとは思わないと回答した割合は38.6%と、前回調査と比較し、4.5%増加していました。コロナ前の調査でございましたので、またさらに、このたびの改正の対象となる市民の割合は限定されるものとなっているかもしれません。
そもそも受益者負担とは、特定の利用者がサービスの提供を受けるような場合に、その利用者に応分の負担を求めるという考え方で、公共施設などを利用する人と利用しない人との公平性を担保することであります。スポーツ・レクリエーション活動を推進するため、学校開放事業を実施しているところではあるものの、先ほどのアンケート結果に加え、体育館の使用団体は限られていることから、空調設備使用時の電気料金を新たに負担するに当たり、体育館空調設備を使用する団体と使用しない市民との負担の公平性を確保する観点から、空調設備使用料を設定するものであります。
使用料は徴収せず、電気料金は全額市が負担するべきではという御意見に、気持ちは大変理解できますが、繰り返し申し上げますが、公平性、SDGsの観点からも認められるものではないと考えます。また、
小中学校体育館空調設備の試行運用を実施し、料金設定、温度設定、納付方法について、利用団体を対象としたアンケートを実施し、使用料設定後の利用希望については、約8割の団体から夏季のみ使用、約2割の団体から冬季も使用したいとの回答を得て、体育館利用団体の一定の理解を得られていると考えます。
以上、賛成理由を述べさせていただきまして、議案第14号
戸田市立学校屋外運動場夜間照明施設使用料条例の一部を改正する条例についての賛成討論といたします。(拍手)
○石川清明 議長 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第15号 戸田市
重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第15号戸田市
重度心身障害者医療費の支給に関する条例の一部を改正する条例については、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案件に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案件は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第16号 戸田市
高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第16号戸田市
高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。
反対討論者、5番、むとう葉子議員。(拍手)
◆5番(むとう葉子議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表し、議案第16号戸田市
高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例に、反対の立場から討論させていただきます。
本条例の改定は、国で決められた介護保険法に基づき、3年に一度見直される介護保険料や介護事業における処遇の改定に伴う条例改正です。
戸田市における介護保険料は、令和3年度から令和5年度までの第8期計画の基準額、年間7万6,800円、月額6,400円だったところ、第9期計画では、年間7万7,400円、月額6,450円となり、年間600円の増となります。低所得者に配慮した介護保険料の設定として、低所得者軽減を引き続き実施し、第1段階から第3段階の被保険者が負担する介護保険料は、第8期と比較して引き下げられましたが、最も引上げ額が大きい第12段階においては、年額15万3,600円から17万8,000円へ2万4,400円もの大幅な引上げがなされております。
また、今改定の中で、国は、介護保険事業における訪問介護の報酬改定を減額しております。ヘルパー事業所からは、やっていけないとの声が上がり、ますます訪問介護を必要とする高齢者の在宅生活が困難になると危惧されるものとなりました。介護保険事業が始まった24年前、戸田市の第1期介護保険事業計画での基準額は、年間3万3,720円、月額2,810円であり、今定例会で提案されている第9期計画における介護保険料と比較して、当初と比べて2倍以上の保険料となっています。
戸田市の第8期計画、3年間の介護サービス料は実績より多く見込まれていたため、大きな余剰金ができました。この余剰金を介護給付費準備基金へ積み、令和5年度末残高約8億5,300万円、第9期計画では、基金残高のうち7億6,700万円を取り崩し、介護保険料の上昇を抑える計画を立てているとのことでした。国が介護保険の財源として示している公費負担50%のうちの国から支払われるはずの調整交付金5%が、戸田市の場合、毎年2%前後の交付金しか交付されず、その不足する3年間の合計額は約8億3,440万円と見込み、その額を第1号被保険者の負担としております。仮に、この調整交付金を介護保険事業計画に充てた場合、介護保険料の基準額を年間925円引き下げられるとのことでした。
高齢者の生活は年々年金が下げられる一方で、保険料の引上げが生活を圧迫しているという実態があります。保険料が上がり、利用料が払えないと必要なサービスを受けることができません。保険料が上がっても、介護事業所の処遇が悪くなれば閉鎖に追い込まれ、これまで利用していたサービスが受けられなくなります。そもそも介護保険は、誰もが住み慣れた自宅で生活することや、家族の介護離職を減らし、負担軽減を行うという目的がありますが、現状はそうなっておりません。市は一般会計からの繰入れを行い、県内一高い介護保険料をこれ以上引き上げることがないようにすること、さらに、国に対して国庫補助金を増額して、介護保険料の引下げと介護事業所を守る処遇改善を行うよう、強く求めるべきです。
また、本条例では、高齢者歩行補助つえ交付事業の見直しとして、つえが必要な高齢者に対し100円で支給されていたものを500円としています。転ばぬ先のつえとして、要介護の前の自立した生活を支えてきた本市の誇れるサービスです。これまでの実績では、年間約200名の利用があり、値上げした後の影響額はたったの13万5,000円を見込んでおります。受益者負担の考え方から値上げをしたとのことですが、高齢者の自立した生活をこれからも保障する必要があると考えます。
本条例改正は、高齢者の生活を圧迫するとともに、これまでの
市民サービス後退にもつながることから、反対いたします。(拍手)
○石川清明 議長 賛成討論者、18番、酒井郁郎議員。(拍手)
◆18番(酒井郁郎議員) 戸田の会の酒井郁郎です。議案第16号戸田市
高齢者総合介護福祉条例の一部を改正する条例に賛成の立場から、本条例の論点、2点について、順に申し述べます。
1点目の第1号被保険者、つまり65歳以上の方の保険料改定につきまして、保険料の基準額は、第9期計画の実施期間である令和6年度から8年度、つまり、向こう3年間の高齢者数やサービス利用率、全体の23%という負担率から、一時的に計算される数字を基に計算された金額であります。負担軽減の財源として介護給付費準備基金があり、計画期間終了時の基金譲与額を次期計画期間に歳入として繰り入れ、保険料上昇の抑制に充てるのが一つの方法であります。
年度末段階での基金残高は約8億5,000万円ですが、令和6年度の9,500万円を皮切りに、3年間の計画期間内で基金残高の大部分となる9割程度を負担軽減に充てる計画とのことであります。負担水準については、長期にわたり介護需要が増大する中で、介護サービスの改善を実現しながらも、今期比1%弱の月額50円増と負担軽減への配慮は十分になされていると考えられます。むしろサービス利用の上振れや被保険者の所得段階の見込み違い等による介護費の不足を補うための備えとして、適正な水準の基金額を維持すべきではないでしょうか。
さらに、反対討論者から、市財政からの法定外繰入れについて言及がありましたが、介護保険においては、税金の投入を通じた保険料の軽減や損失補填が原則として禁じられており、負担と給付の関係を明確にするシステムとされています。このシステムを原動力として、制度創設以来、20年以上にわたり安定的な運用がなされてきたことから、可能な限り例外的な運用を減らし、制度の根幹を維持すべきであります。実際に、現状において法定外繰入れを行っている自治体は全国的にも少数のようであり、負担軽減の財源として当て込むのは非現実的ではないでしょうか。
なお、国からの調整交付金については、各自治体の状況、主に後期高齢者の割合と所得状況の格差を調整するためのものであり、その不足額を法定外繰入れにより穴埋めすることを想定したものではありません。
2点目の高齢者歩行補助つえ交付事業の利用負担額を、従来の100円から500円に改定する件につきまして、事業コストのどの程度の負担を利用者に求めるかという水準を決めるのは難しく、高過ぎれば利用されず、安過ぎれば公平性の観点のほか、本来つえが不必要な人も利用するなど、余分な需要が発生するマイナスがあると考えられます。
委員会での説明では、つえの値段は、調達価格2,000円、店頭販売価格6,000円程度であるとのことです。負担見直し後の負担額500円は、調達価格に対して25%、店頭価格に対して10%の自己負担率であり、他の行政サービスと比較して非常に低く抑えられると言え、不適切に負担が重いとは言えません。また、近隣自治体と比較しても、戸田市の制度の支給要件は広く、さらに同様の事業を行っていない自治体もあることなどから、改定後においても、なお手厚い事業内容であることに変わりはありません。
なお、本制度につきまして、利用後のつえが再利用されづらいこと、また、つえの種類が一点つえのみとなっており、安全性、機能性の観点から検証をお願いしたいことなど、今後も継続して制度の改善を御検討願いたいと思いますが、今回の議案についてはその一環と捉え、賛成するものであります。
以上をもって賛成の討論とさせていただきます。(拍手)
○石川清明 議長 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第17号 戸田市
福祉保健センター条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第17号戸田市
福祉保健センター条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありますので、発言を許します。
賛成討論者、18番、酒井郁郎議員。(拍手)
◆18番(酒井郁郎議員) 戸田の会の酒井郁郎です。議案第17号戸田市
福祉保健センター条例の一部を改正する条例に賛成の立場から討論いたします。
本議案の主な内容は、福祉保健センターの土日開所を終了し、休館日とするというものであります。本案への賛成の理由は、土日休館のメリットが大きく、デメリットは小さいことであります。
まず、土日の利用実態につきまして、自身が福祉保健センターの近所に居住しておりますため、子供の遊び場として、また、外遊びの際のトイレ利用のために土日の福祉保健センターを訪れることがあります。そのたびに目にするのが、人けのないフロアに職員さんのエリアのみ明かりがともり、出勤されている状況であります。どうにかならないものかと思っておりましたところですが、資料からも、土日の窓口、電話、いずれの利用も少ないことが分かります。その大きな要因は、開所時からの業務が他の施設に移動したとのことであり、特に、地域包括支援センターが平成27年、ほほえみの郷に移ったことが上げられます。親子保健担当については一定数の利用者がいるため、当面はこれまでどおりの業務を同じ保健福祉保健センター内で実施する予定とのことであります。親子保健担当を除く業務、主に成人保健担当の事業については、こころの相談窓口含め、土日の来館による利用はほとんどなく、電話相談は、件数こそ若干あるものの、同一の方の繰り返しの相談が大部分であるとのことであります。これらのことから、土日休館による実質的なデメリットはほぼないと言えるのではないでしょうか。
次に、閉館によるメリットですが、1点目として、土日休となることで、職員の方たちの働きやすい環境づくりに資することが上げられます。職員の保健師さんたちにとって、休日出勤が減るのは喜ばしいことであるに違いありません。
2点目は、あまり仕事のない土日の人員配置を取りやめることで、より必要の大きな事業に人員を再配置できることです。昨今は、成人のひきこもりへの対応など、訪問の意義が大きく、平日の訪問事業に人員を余分に配置できるようになることは、地域の保健行政に確固とした価値がもたらされると考えられます。保健行政上の課題を鑑みるに、より必要の大きな対象者にプッシュ型で介入を行っていく在り方は望ましい姿であると思います。
なお、少ないとはいえ、土日の利用者の中には平日利用が難しい方もいることが考えられ、そうした方への丁寧な個別のフォローをお願いしたく、また、福祉保健センターの建物は非常に立派で新しい建物でもあり、土日を含めた活用については、引き続き課題として御検討願います。とはいえ、一納税者の立場として、財源が限られる中、事業効果の上がらない分野に資源を投入することはやめ、より高い効果の上がる分野に再配置する政策改善の在り方を積極的に支持したく、本議案への賛成討論といたします。(拍手)
○石川清明 議長 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第18号 戸田市
こども医療費条例の一部を改正する条例〜同第29号 財産の取得について 討論、採決
○石川清明 議長 議案第18号戸田市
こども医療費条例の一部を改正する条例から同第29号財産の取得についてまで、以上12件について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案12件に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案12件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案12件は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第30号 令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号) 討論、採決
○石川清明 議長 議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。
反対討論者、12番、本田哲議員。(拍手)
◆12番(本田哲議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表し、議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)に反対の立場から討論いたします。
本補正予算では、約30億円を
財政調整基金に積立てをします。
財政調整基金の目的に照らし、一定額を積み立てすることに異を唱えるものではありません。しかし、令和5年度も原油・物価高騰の影響により、様々な生活必需品の値上げが続く中、市民からは、生活の厳しさを訴える声とともに、戸田市の豊かな財政を暮らしに生かしてほしいとの声が届いております。
令和5年度予算で余剰金が出たのであれば、原油・物価高騰対策などを含め、積極的に市民生活に生かす補正予算を組むべきだったと考えることから、議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)に反対するものです。(拍手)
○石川清明 議長 賛成討論者、4番、宮内そうこ議員。(拍手)
◆4番(宮内そうこ議員) 議案第30号令和5年度戸田市
一般会計補正予算(第11号)につきまして、戸田の会を代表いたしまして、賛成の立場から討論いたします。
財政調整基金とは、地方財政法に基づく資金として、年度間の財源調整や財政需要に対処するための資金積立てのために設置された積立基金であり、財源に余裕のある年度に積立てを行い、大規模災害の発生や大幅な税収減などがある年度に取崩しを行います。この
財政調整基金は標準財政規模のおおよそ10%から20%が適正とされており、戸田市における
財政調整基金は、最低でも60億は維持することが望ましいと考えます。基金への積立ての金額が見かけ上大きいのは、年度当初の資金需要の多い次期に取崩しを行い、年度末に同水準の積立てを行うというオペレーションを毎年繰り返しているにすぎず、積立金額自体には大きな意味はないものと考えます。
反対討論にありました原油・物価高騰で市民の生活は逼迫しているので、積立てに回すのであれば、市民に還元するべきという点においても、その考えは理解できますが、戸田市は、物価高騰に対応する
緊急支援策として15歳までの子供の給食費を6か月間無償化したり、高齢者の敬老と長寿を祝福し、福祉の増進を図ることを目的として敬老祝い金を支給したり、市内経済の活性化を図るため、戸田市プレミアム付電子商品券であるTODA PAYの発行を行うなど、市民生活のために必要な措置はしっかりと講じられてきており、その上で一定の積立てを行っております。
さらに、戸田市は、普通交付税の不交付団体であるという特徴があり、市税の減収分がそのまま歳入の減少に直結してしまいます。ふだんの市民生活を手厚く支援することは大切なことではありますが、しかしながら、一定程度の積立てがなければ、市民の命や雇用を本当に守られなくてはならないときに政策の実施が困難となることも考えられます。さらに、基金残高につきましては、その水準は類似の自治体と比べても決して高くはなく、震災や水害などの大災害が想定される昨今におきましては、むしろ基金の積み増しさえも検討が必要な状況であると認識いたします。
したがいまして、想定以上の市税収入の減少が生じた際や災害時などの有事の際に必要な
市民サービスを継続するためには、適正な
財政調整基金残高の維持が不可欠であると考えますことから、当該基金への積立ては必要なものと考えます。
以上の理由をもちまして賛成討論といたします。(拍手)
○石川清明 議長 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決をいたします。
本案を各委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第31号 令和5年度戸田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)〜同第38号 令和5年度戸田市
在宅介護支援事業特別会計補正予算(第3号) 討論、採決
○石川清明 議長 議案第31号令和5年度戸田市
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)から同第38号令和5年度戸田市
在宅介護支援事業特別会計補正予算(第3号)についてまで、以上8件について討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案8件に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案8件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案8件は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第39号 令和6年度戸田市
一般会計予算 討論、採決
○石川清明 議長 議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算について、討論の通告がありますので、順次、発言を許します。
賛成討論者、10番、野澤茂雅議員。(拍手)
◆10番(野澤茂雅議員) 議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算につきまして、戸田の会を代表して、賛成の立場で討論いたします。
初めに、昨年10月に市長に提出いたしました戸田の会からの要望が、本
一般会計予算に反映されていますことに、感謝申し上げます。
令和6年度予算は、昨今の度重なる災害、物価高騰、少子化の顕著化、そして、もはや対岸の火事ではない国際紛争問題といった激動の時代に突入したことを踏まえて、子育て支援、人生100年時代のまちづくり、防災対策というポイントに重点を置いていることは大変時宜にかなっており、また、実際に予算に反映されていることが確認できました。
重点施策としての子供、健康、防災を反映した戸田市3大プロジェクトを中心に、私たちの生活に大きく直結する施策であります、子育て、産後ケア、教育、ひきこもり支援、シニアの社会参加、介護、生活困窮者支援、災害対策、浸水対策などの新規事業を含む各予算が提示され、また、経済振興、産業振興、インフラ整備、地域交通、交通安全、犯罪対応、市民相談などの多岐にわたる施策を展開していることを評価させていただいた上で、歳入歳出の予算の総額は、過去最高の624億6,600万円となり、前年度と比べまして5.8%の増となっております。これは、誰一人取り残されないきめ細かい市政を目指す本市としましては、十分に考え抜かれた予算編成であるというふうに感じております。
また、歳入におきましては、人口増や地価上昇などによる影響から市税の増加が見込まれておりますが、今後における健全財政の維持を考慮しながらも、10年先、20年先を見据えた、市税の増減の影響を受けない新たな財政基盤構築を計画する時期に来ているというふうに考えているところでございます。
戸田の会が要望した予算が反映された事業を含め、詳細を御説明申し上げます。
まず、子育て支援につきましては、乳児途中入所促進事業や戸田保育士応援手当の創設をはじめとする保育士の確保や戸田の保育の質、魅力向上プロジェクトに向けた支援等、本市独自の予算を活用した手厚い支援を実施しているというふうに考えます。特に、近隣都市に流動しがちな保育士確保のための施策を前倒しの3月から実施したところは、担当課の練りに練った渋いヒットであるというふうに感じております。
こども医療費につきましては、市民の要望の大きかった通院費の支給対象を高校3年生相当まで拡大することにより、子育て世代の負担軽減につながる重要な施策を展開していると考えます。
また、産後ケアにつきましては、宿泊型及び通所型産後ケア事業、産後ケアプログラム、そして子育て支援アプリ等、事業を拡大するとともに、利用者に配慮した施策で、出生後の育児負担の軽減や心身のケアを施すことにより、少子化対策につながる有効な施策であるというふうに考えられます。
人生100年時代のまちづくりとしましては、これも要望の大きかった帯状疱疹ワクチンへの助成を開始し、シニアの社会参加において重要な就労支援の拡大等、シニア対象の施策に加え、成人保健における近年の重要な課題であるひきこもり支援に向けた窓口を周知することや、臨床心理士を配置した相談支援の拡充をも図り、切れ目のない専門支援が行われることが期待できます。
高齢者補聴器購入費の助成につきましては、戸田の会が以前から要望していたことでもありまして、特に身体障害者手帳を取得できない高齢者からは多くの要望がありました。さらに、県内最高水準の4万円を限度として助成することになったことは、自らの社会参加を促進する上でも極めて有効な施策であるというふうに考えます。
学校教育に関しましては、GIGAスクール構想とともに、平成30年度から整備した児童生徒用のタブレット端末の更新及び予備機の充実を図っており、ICT機器とともに生きる新たな時代の礎として、その活用促進に大いに寄与すると考えます。戸田型PBLをはじめとした新時代を主体的に生き抜く力を育成するための施策や、戸田型オルタナティブ・プランでの多様な学びの構築、そして、データベースやAIの活用といった戸田市独自の施策は、戸田の未来を形づくる貴重な人材を育てるための極めて有効な施策であると大いに期待いたします。
昨年3月の美笹中学校傷害事件以来、様々な考察を重ねていただきました学校の防犯につきましては、外周フェンス、入り口のオートロック及びネットランチャーの配置を行うことにより、より精度の高い、かつ教職員の心理負担の軽減につながる防犯システムになるというふうに考えます。まずは、不審者侵入の確実な防止、そして、侵入した場合の緊急通報と自他の命を守るための防犯備品の充実、これにより、教職員本来の任務ではないところの傷害危機対応に寄与するものと考えます。教職員の働き方改革が叫ばれる中、先生方の本来の役割と業務の負担軽減を両立すべく、その上で、より一歩進んだ子供たちへの指導の在り方を研究、実践している姿には敬意を表したいというふうに考えます。
防災につきましては、本年1月1日の
能登半島地震の被災地状況を踏まえた災害対策に力を注いだ予算配分であるというふうに考えます。災害時の迅速な初動対応のための予備費の倍増や災害備蓄品の強化、現場等との情報伝達、共有を可能とする危機管理防災センター機能の追加、東部分署の建て替えと、指令センター移設による消防力の維持、強化など、中枢的な指令と伝達機能を担う予算が配分され、いつ起きても不思議ではない首都直下型地震を想定した対策、並びに近年の集中豪雨に対処でき得る北大通り下の雨水貯留管の整備をはじめとする各種浸水対策が施されており、市民の安心安全につながる予算編成であるというふうに考えます。防災に関しましてはこれで終わりという限界がありません。常に危機を意識し、備えを意識し、限られた財源の中での最大の事前対策を行うことは並大抵のことではないというふうに認識しております。日々の努力に感謝するところでございます。
豊かな生活環境及び豊かな心を育むまちづくりでございますが、公園リニューアル計画に基づくボール遊びができる公園の整備や戸田の会が市民の声を受けながら要望してまいりました戸田スポーツセンター建て替えの基本構想の策定につきまして、障害者を含めた全ての市民のためのより質の高いスポーツの環境の構築に向けて考慮していただいているというふうに感じております。また、スポーツ・レクリエーション活動や芸術文化活動にも重点を置いていることは、100年健康に向けて生き生きと生きる市民の姿を想定した夢のある予算編成であるというふうに考えます。特に、ボートのまちづくりコンソーシアムの設置は、名実ともにボートのまち戸田となるための機運醸成と、本市が誇るべき地域資源でありますボートコースを生かした近隣のまちづくりを促進する極めて画期的な協議体であると認識し、期待したいと思います。
経済振興、産業振興としましては、プレミアム付電子商品券TODA PAYの今年度2回の実施計画、DX伴走型支援や事業継承等による市内企業の競争力の強化などを図ることにより、市内経済の活性化を期待するとともに、さらには戸田ブランドの向上にも期待するところでございます。特にTODA PAYにつきましては、その制度設計やシステム構築、市民の皆様からいただいた多くの意見の反映、何よりできる限り市民全体に行き渡るような仕組みや利用しやすいシステムの構築等、御苦労を重ねた上での事業であるというふうに感じます。
最後になりますが、本年度も計画が始まっております第71回戸田橋花火大会、第50回戸田ふるさと祭り、そして、第41回戸田マラソンin彩湖でございますが、これらのイベントが、戸田市内外に関わる一大イベント、いや、3大イベントであることを考えますと、コロナ禍が落ち着いた後のこの予算編成につきましては、並々ならぬ努力があったことと想像できます。特に多くの人々が集まるイベントは、その予算立てから企画運営、後処理まで、限られた財源の中でのより楽しい施策の企画と実行を事故なく行わなくてはなりません。改めて関係者に敬意を表し、成功することを心から期待いたします。
以上、賛成理由を申し上げ、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算について賛成討論といたします。(拍手)
○石川清明 議長 同じく賛成討論者、12番、本田哲議員。(拍手)
◆12番(本田哲議員) それでは、日本共産党戸田市議団を代表し、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算に賛成の立場から討論を行います。
日本共産党戸田市議団は、市民、市民団体から寄せられた声を取りまとめた2024年度予算市政運営の要望書を市長に提出し、戸田市の豊かな財政を暮らしとなりわいの隅々に生かす予算編成となるよう求めてきました。令和6年度予算では、我が市議団が早期実現を求めてきたものが予算化されております。
こども医療費、通院費が、今年7月から高校3年生相当の年齢まで無償化が拡大されます。我が市議団は長年にわたり、お金の心配をせず、子供を病院に連れていきたいとの保護者の要望を実現すべく、署名や一般質問を通じて、こども医療費無償化の年齢拡大を多くの市民とともに求めてきたところです。
民間保育士の確保、処遇改善は喫緊の課題であり、様々な支援制度の充実を求めてきました。年度ごとに延長が検討されてきた戸田市宿舎借り上げ支援事業は、令和6年度から継続して予算を計上することになりました。民間保育士への給与上乗せも、今年3月から前倒しで実施されています。
妊娠、出産前後の女性支援として、産後ケア事業の拡大などを含む様々な支援事業の充実は、安心して子育てができる環境を整備することになり、大変重要な施策の実施であると考えます。
防災対策として、
能登半島地震を受けての非常用電源や発電機などの災害備蓄品の強化、市内におけるさらなる浸水対策の強化も、災害から市民の命と財産を守る取組であり、評価するものです。
今年4月1日より、65歳以上の高齢者を対象とした補聴器購入費助成制度が実施されます。我が市議団は、高齢者の難聴が認知症や鬱病の原因になることを指摘し、補聴器購入費助成制度を実施するよう、一般質問で繰り返し求めてきました。また、市民団体からの助成制度創設に向けた請願の紹介議員になるなど、市民の声を議会にしっかりと届けてきたところです。
全世界において解決しなくてはならない喫緊の課題である地球温暖化解消に向けて、我が市議団は、2050年ゼロカーボンシティ宣言の早期表明と温室効果ガス削減、脱炭素社会の実現に向けての取組を強化することを求めてきました。市長は、今年度中に、2050年ゼロカーボンシティ宣言をすることを表明、我が市議団が求めてきた省エネ家電買換え補助金の創設をはじめ、脱炭素社会の実現に向けての取組を実施する予算が計上されています。また、令和6年度に実施される公共施設などの太陽光発電導入調査は大いに期待するものです。調査結果を踏まえ、速やかに既存の公共施設への太陽光発電導入や建て替えが検討されている公共施設への導入を進めるなど、危機感を持った施策の実施を強く求めるものです。
さて、これから期待されるのは、新年度における市政運営であります。市民生活は、原油・物価高騰の影響による生活必需品をはじめとする様々なものの値上げが止まらず、2023年の年間の消費者物価は、生鮮食品を除いた総合指数で前年度比3.1%増となっています。第2次石油ショックの影響が残る1982年以来、実に41年ぶりという歴史的な物価高騰となっています。
さらに、物価の上昇に賃金の伸びが追いついていません。厚生労働省が2月6日発表した毎月勤労統計調査によると、2023年の現金給与総額に物価の変動を反映させた実質賃金は、前年比2.5%減となり、2年連続で減少しています。総務省が同日発表した家計調査では、23年の1世帯当たりの月額消費支出も2.6%減となっています。賃金の伸びを物価高騰が上回ったため、家計の節約が強まっていることを浮き彫りにしています。さらに、実質賃金も、23年12月までで21か月連続マイナスを記録、消費支出も低迷し、24年1月現在で11か月連続の下落となっています。
戸田市が昨年7月に、市内事業者700社を対象に行った景気動向に関するアンケート調査結果によると、回答した200社の景気状況は、前期に比べ改善傾向が見られたが、見通しについては厳しい状況である。生産高、売上高は改善したが、仕入価格の上昇により、利益は依然厳しい状況であるとされ、各質問項目、業種における見通しについてはほぼマイナス、あるいは横ばいという状況です。今後マイナス金利政策が解除となると、金融機関からの借入金利が上がり、企業の設備投資などますます大変になることが予測されます。景気回復の兆しが全く見られない中、国からの交付金を活用し実施をされた上下水道基本料金の免除、給食費の無償化、敬老祝い品1万円贈呈は、市民に大変喜ばれました。
戸田市の令和6年度予算では、税収の根幹である市税収入において、前年度比6億1.778万9,000円、2.1%の増収を見込んでおり、引き続き戸田市の財政が安定し、豊かであることが示されたと考えます。令和6年度において、誰一人取り残さない市政の実現のため、国の交付金を待つことなく、様々な物価高騰対策を迅速に実施することを要望し、議案第39号令和6年度戸田市
一般会計予算に対する賛成討論とします。(拍手)
○石川清明 議長 以上をもって討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第40号 令和6年度戸田市
国民健康保険特別会計予算〜同第45号 令和6年度戸田市新曽第一
土地区画整理事業特別会計予算 討論、採決
○石川清明 議長 議案第40号令和6年度戸田市
国民健康保険特別会計予算から同第45号令和6年度戸田市新曽第一
土地区画整理事業特別会計予算まで、以上6件について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案6件に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案6件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案6件は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第46号 令和6年度戸田市
介護保険特別会計予算 討論、採決
○石川清明 議長 議案第46号令和6年度戸田市
介護保険特別会計予算について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第47号 令和6年度戸田市新曽第二
土地区画整理事業特別会計予算〜同第51号 令和6年度戸田市
下水道事業会計予算 討論、採決
○石川清明 議長 議案第47号令和6年度戸田市新曽第二
土地区画整理事業特別会計予算から同第51号令和6年度戸田市
下水道事業会計予算まで、以上5件について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案5件に関する各委員長の報告は、原案可決であります。
本案5件は、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案5件は、各委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第52号 戸田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第52号戸田市
指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決をいたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第53号 戸田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第53号戸田市
指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに
指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第54号 戸田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第54号戸田市
指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに
指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
市長提出議案第55号 戸田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 討論、採決
○石川清明 議長 議案第55号戸田市
指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について、討論の通告がありませんので、討論を終結いたします。
これより採決に入ります。
本案に関する委員長の報告は、原案可決であります。
本案は、起立により採決いたします。
本案を委員長の報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。
(起立多数)
○石川清明 議長 起立多数と認めます。よって、本案は、委員長の報告のとおり原案を可決することに決定いたしました。
△
議会運営委員長報告の承認について
○石川清明 議長 これより
議会運営委員長報告の承認の件についてお諮りいたします。
議会運営委員長の報告は、これを承認することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、これを承認することを決定いたしました。
この際、休憩いたします。
休 憩 12時23分
開 議 13時30分
○石川清明 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
市長提出議案第56号 戸田市副市長の選任について〜同第60号 戸田市監査委員の選任について 上程、説明
○石川清明 議長 これより
市長提出議案の上程に入ります。
件名を事務局長が朗読いたします。
◎安部孝良 議会事務局長 議長。
○石川清明 議長 安部議会事務局長。
◎安部孝良 議会事務局長 朗読いたします。
議案第56号戸田市副市長の選任について、議案第57号戸田市
教育委員会教育長の任命について、議案第58号戸田市教育委員会委員の任命について、議案第59号戸田市公平委員会委員の選任について、議案第60号戸田市監査委員の選任について。
以上でございます。
○石川清明 議長 ただいま朗読いたしましたとおり、
市長提出議案5件を上程し、直ちに一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。
◎菅原文仁 市長 議長。
○石川清明 議長 菅原市長。
◎菅原文仁 市長 それでは、追加議案として提案いたしました案件につきまして御説明を申し上げます。
このたび追加議案として提案いたしました案件は、人事案件5件でございます。
初めに、議案56号について申し上げます。
本案は、戸田市副市長であります秋田大輔氏から本年3月31日をもって退職する旨の申出があり、これを承認いたしましたことから、その後任といたしまして、埼玉県企画財政部企画総務課調整幹として在職中の豊島浩明氏を新たに選任したいため、地方自治法第162条の規定に基づき、議会の御同意をいただきたく提案するものです。
次に、議案第57号について申し上げます。
本案は、本年3月31日に任期満了となります戸田市
教育委員会教育長につきまして、戸ヶ崎勤氏を引き続き任命したいため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の御同意をいただきたく提案するものでございます。
次に、議案第58号について申し上げます。
本案は、令和6年3月28日に任期満了となります戸田市教育委員会委員につきまして、仙波憲一氏を引き続き任命したいため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第2項の規定に基づき、議会の御同意をいただきたく提案するものでございます。
次に、議案第59号について申し上げます。
本案は、令和6年3月31日に任期満了となります戸田市公平委員会委員につきまして、牛山久仁彦氏を引き続き選任したいため、地方公務員法第9条の2第2項の規定に基づき、議会の御同意をいただきたく提案するものでございます。
最後に、議案第60号について申し上げます。
本案は、令和6年3月31日に任期満了となります戸田市監査委員につきまして、小川千恵子氏を引き続き選任したいため、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の御同意をいただきたく提案するものでございます。
以上でございます。よろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
△
市長提出議案第56号 戸田市副市長の選任について 質疑、
委員会付託省略、討論、採決
○石川清明 議長 お諮りいたします。初めに、議案第56号は、質疑を終結し、
委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。
本案は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、本案は、同意することに決定いたしました。
この際、休憩いたします。
休 憩 13時34分
開 議 13時48分
○石川清明 議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
△
市長提出議案第57号 戸田市
教育委員会教育長の任命について〜同第60号 戸田市監査委員の選任について 質疑、
委員会付託省略、討論、採決
○石川清明 議長 議案57号戸田市
教育委員会教育長の任命についてから同第60号戸田市監査委員の選任についてまで、以上4件についてお諮りいたします。
本件4件は、質疑を終結し、
委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。
本案4件は、同意することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、同意することに決定いたしました。
△
議員提出議案第1号 若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書、同第2号 地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書 上程、説明、質疑、
委員会付託省略、討論、採決
○石川清明 議長 これより
議員提出議案第1号若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書及び同第2号地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書を上程し、一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。
◎24番(遠藤英樹議員) 議長。
○石川清明 議長
議員提出議案第1号、24番、遠藤英樹議員。
◎24番(遠藤英樹議員) それでは、
議員提出議案第1号につきましては、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。
若者のオーバードーズ(薬物の過剰摂取)防止対策の強化を求める意見書。
近年、処方箋がなくても薬局やドラッグストアで購入できる市販薬の乱用、依存や急性中毒が重大な社会問題となりつつある。実際、市販薬の過量服薬(オーバードーズ)による救急搬送が、2018年から2020年にかけて2.3倍に増加したという報告や、精神科医療施設を受診する患者において、市販薬を主たる薬物とする薬物依存患者が、2012年から2020年にかけて約6倍に増加したという報告がある。
国立精神・神経医療研究センターの2020年調査によると、全国の精神科医療施設で薬物依存症の治療を受けた10代の患者の主な薬物において、市販薬が全体の56.4%を占めているとのことである。また、過去1年以内に市販薬の乱用経験がある高校生の割合は60人に1人と深刻な状況にあることも明らかになった。
不安や葛藤、憂鬱な気分を和らげたいなど、現実逃避や精神的苦痛の緩和のために、若者がオーバードーズに陥るケースが多く、実際、市販薬を過剰に摂取することで、疲労感や不快感が一時的に解消される場合があり、同じ効果を期待して、より過剰な摂取を繰り返すことで、肝機能障害、重篤な意識障害や呼吸不全などを引き起こしたり、心肺停止で死亡する事例も発生している。
市販薬は違法薬物とは違い、所持することで罪にはならないことから、乱用が発見されにくいという現実があると同時に、オーバードーズによる健康被害は違法薬物よりも深刻になる場合もある。よって、政府において、このような薬物依存による健康被害から一人でも多くの若者を守るために、以下の特段の取組を求める。
記。1、現在、乱用等のおそれがある医薬品の6成分を含む市販薬を販売する際、購入者が子供(高校生・中学生等)である場合は、その氏名や年齢、使用状況等を確認することになっているが、その際、副作用などの説明を必須とすること。
2、若者への薬剤の販売において、その含有成分に応じて販売する用量を適切に制限すると同時に、対面かオンライン通話での販売を義務づけ、副作用などの説明と合わせて、必要に応じて適切な相談窓口等を紹介できる体制を整えること。
3、乱用のおそれがある薬の指定を的確に進めると同時に、身分証による本人確認のほか、繰り返しの購入による過剰摂取を防止するために、販売記録等が確認できる環境の整備を検討すること。
4、若者のオーバードーズには、社会的孤立や生きづらさが背景にあるため、オーバードーズを孤独・孤立の問題として位置づけ、若者の居場所づくり等の施策を推進すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和6年3月26日。
提出先は、厚生労働大臣、孤独・孤立対策担当大臣であります。
以上、御決定くださいますようよろしくお願い申し上げまして、説明とさせていただきます。
◎3番(佐藤太信議員) 議長。
○石川清明 議長
議員提出議案第2号、3番、佐藤太信議員。
◎3番(佐藤太信議員)
議員提出議案第2号につきましては、案文の朗読をもって説明に代えさせていただきます。
地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進を求める意見書。
循環型社会形成推進基本法は、天然資源の消費を抑制し、環境への負荷をできる限り低減する循環型社会の形成に関する施策を総合的かつ計画的に進めるために、2000年に制定された。我が国では本法律に基づいて、循環型社会の形成に関する施策の推進に20年以上取り組んできた。
我が国が循環型社会の形成を通じて目指すべき社会は、環境への負荷の少ない健全な経済の発展を図りながら、持続的に発展することができる社会であり、地域におけるサーキュラーエコノミーの推進は、循環型社会を形成する上で重要なツールであるとともに、地方創生、地域活性化の実現に大きく貢献し得るものである。
実際に、地域でのサーキュラーエコノミーの実現を目指し、先進的な取組を進める自治体が現れ始めており、地域特性や産業を生かした脱炭素ビジネスの推進、地域由来の資源を活用してのエネルギーの自給率向上や地域住民の理解醸成を通じた効果的な資源循環ビジネスの構築など、自治体主導によるサーキュラーエコノミーの推進により、地域に新たな付加価値や雇用が創出されている。このように地域のサーキュラーエコノミーを推進することは、地域課題解決とともに、地域に新たなビジネスや価値を生み出すことによる地方創生の実現に資するものである。
以上の観点から、政府に対して、地方創生に貢献するサーキュラーエコノミー(循環経済)の一層の推進のために、以下の事項について特段の取組を求める。
記。1、地域経済の活性化を図るため、プラスチック、金属資源、生ごみ、家畜ふん尿、下水汚泥、紙おむつ等の地域の循環資源や木質バイオマス等の再生可能資源の活用など、地方自治体と民間企業の連携による資源循環ビジネスの創出への支援を強化すること。
2、地域における廃棄物処理の広域化、廃棄物処理施設の集約化、エネルギーの回収の高度化等を推進するとともに、自治体と住民、民間企業等の共同により、地域に適したごみ処理方式や分別区分の選定等による脱炭素かつ持続可能な適正処理に資する資源循環の体制強化に対する支援を拡充すること。
3、製品の長期メンテナンスやリユース製品の積極的な利用といったライフスタイルに係る地域住民・消費者の意識変革や行動変容を促す、携帯アプリ等を活用した新たなサービスの創出等、自治体と民間団体の連携によるリユース製品の循環環境の整備を支援すること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
令和6年3月26日。
提出先は、経済産業大臣、環境大臣であります。
以上、よろしく御決定くださいますようお願い申し上げまして、説明といたします。
○石川清明 議長 お諮りいたします。本案2件は、質疑を終結し、
委員会付託を省略し、直ちに討論、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。
討論を終結し、採決に入りたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認め、討論を終結し、採決いたします。
本案2件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本案2件は、原案のとおり可決することに決定いたしました。
△閉会中
継続審査事項の
委員会付託
○石川清明 議長 次に、各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付の
継続審査事項表のとおり、閉会中の継続審査の申出があります。
お諮りいたします。本件は、申出のとおり、閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
(「異議なし」という人あり)
○石川清明 議長 御異議なしと認めます。よって、本件は、申出のとおり、それぞれ閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
【参照】巻末資料492ページ
△退職副市長挨拶
○石川清明 議長 この際、3月31日をもって退職される秋田副市長から御挨拶をお願いいたします。
◎秋田大輔 副市長 議長から発言のお許しをいただきましたので、退任に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
このたび私の派遣元の埼玉県の人事異動方針によりまして、この3月末をもって県へ帰任することになりました。令和4年3月定例会におきまして、全会一致で副市長選任の同意をいただき、2年間という短い期間ではございましたが、石川議長をはじめ議員の皆様には、様々な御指導を賜りましたことに心から感謝申し上げます。
思い起こせば、私が着任した2年前は、菅原市長の2期目の任期がスタートしたばかりのタイミングでございました。私は、着任してから現在に至るまで、市民の負託を受けた市長の公約をいかにして市政に反映するかということに力を入れてまいりました。具体的には、市長公約は、当選して市民の負託を受けた暁には、市長の政治信条ではなく、市役所の仕事であるということを全市役所の職員みんなで共通認識を持つために、全ての公約事業を総合振興計画の実施計画に落とし込んだこと、それから、部局間にまたがる部局連携を推進するために、3大プロジェクトの推進会議を設置したこと、それから、当初予算編成に当たっては、3大プロジェクトを中心に据えまして、春先から事業の方向性を、年間通じて市長と十分に議論を尽くした上で予算審査に臨むというような仕組みもつくってまいりました。
様々な仕組みをつくりましたが、仕組みよりも何よりも私が重視したことは、職員の皆様と信頼関係を構築して、一緒に力を合わせて仕事をしてもらうということ、お願いするということでございます。やはり私一人では仕事はできません。この2年間、私なりに、職員の皆様の話をよく聞き、一緒に考え、共に汗をかくというスタンスを心がけてきたところ、本当に多くの職員の皆様が力を貸してくださり、市長の公約を事業という具体的な形にしていただきました。
2年間を振り返ってみて、副市長の重責を果たせたかというと、いささか自信のないところもありますが、菅原市政を少しでも前に進めることができたのであれば幸いと考えております。議員の皆様におかれましても、若輩の私に対し、常に前向きで建設的な御意見を丁寧に教えていただきました。本当に勉強になりました。議員の皆様、それから職員の皆様との出会いは、私にとってかけがえのない財産となりました。4月から県職員となりますが、引き続き皆様との御縁を大切にしてまいりたいと考えてございます。
重ね重ね、在任中の御厚意に対しまして御礼を申し上げまして、甚だ簡単ではございますが、退任の挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。(拍手)
○石川清明 議長 ありがとうございました。
秋田副市長におかれましては、これまでの市政に対する御尽力に心から感謝いたしますとともに、今後ますますの御健勝、御活躍をお祈り申し上げます。
△市長挨拶
○石川清明 議長 この際、閉会に先立ち、市長から発言の申出がありますので、これを許します。
菅原市長。
◎菅原文仁 市長 令和6年3月戸田市議会定例会の閉会に当たり、御挨拶を申し上げます前に、2050年ゼロカーボンシティの表明について御報告させていただきます。
今年度は環境基本計画の改定を進め、2050年ゼロカーボンシティの実現を見据えた温室効果ガス排出量削減目標の見直しや、環境施策の拡充等の検討を重ねてまいりました。また、3月13日には、姉妹都市である美里町と森林の保全及び地球温暖化対策の推進に関する協定を締結いたしました。そして、このたび計画改定の事務作業が完了したことから、明日、3月27日に、2050年ゼロカーボンシティへの決意を表明させていただく運びとなりました。脱炭素社会の実現には、市民、事業者、市が一体となって地球温暖化対策を推進していくことが重要でございます。2050年ゼロカーボンシティとだの実現に向けて、議員各位の御協力を賜りながら、脱炭素関連施策を推進してまいります。
報告は以上であります。
それでは、改めまして閉会に当たり、御挨拶を申し上げます。
本定例会は2月21日に開会し、本日まで35日間の会期の中、石川清明議長をはじめ、議員各位におかれましては、御提案申し上げました諸議案につきまして慎重審議を賜り、御決定をいただきましたことに心から厚く御礼を申し上げます。
また、議員各位より賜りました御意見、御要望等につきましては真摯に受け止め、今後の市政運営に生かしてまいる所存でございます。
さて、先週までは厳しい寒さも続きましたが、今週に入り徐々に暖かくなるなど、春の訪れを感じさせる季節となりました。議員各位におかれましては体調管理に十分御留意され、市政発展のため、より一層御活躍されますよう御祈念を申し上げ、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
△議長挨拶
○石川清明 議長 閉会に当たりまして、私からも一言御挨拶を申し上げます。
今定例会は、35日間の会期において、新年度当初予算をはじめとする多くの議案等を慎重審議していただき、ここに閉会の運びとなりました。議員並びに理事者各位の御協力によりまして円滑な議会運営ができましたこと、心から感謝申し上げます。
さて、昨年12月から本市議会における服装の自由化を開始いたしましたが、この3月からは、職員の皆さんにおかれまして、上着、ネクタイ着用の自由化の試行が開始されたところでございます。働きやすさだけでなく、自由かつ柔軟な発想の創出や男女平等、多様性の尊重への意識醸成にもつなげていただき、
市民サービスの向上に寄与されることを願っております。
また、定年の段階的引上げに伴い、4月1日から、いわゆる役職定年が適用されます。適用される職員におかれましては、これまで培ってこられた知識や経験を還元していただきながら、ますます御活躍されますことを期待しております。
ここのところ寒暖差の激しい日が続いております。皆様におかれましては健康に十分御留意され、市政発展のため、さらなる御活躍をされますよう御祈念申し上げまして、私からの挨拶といたします。
△閉会の宣告
○石川清明 議長 以上をもって今定例会の日程は全部終了いたしました。
これをもって令和6年3月戸田市議会定例会を閉会いたします。
閉 会 14時10分...