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令和 6年 3月定例会-03月18日-07号

  • "指定地域密着型介護予防サービス"(/)
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  1. 戸田市議会 2024-03-18
    令和 6年 3月定例会-03月18日-07号


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    最終取得日: 2024-09-17
    令和 6年 3月定例会-03月18日-07号令和 6年 3月定例会              3月定例会 第27日(3月18日) 令和6年3月18日(月曜日) 第27日議事日程 1.開 議 1.(続)一般質問  9番 古屋としみつ議員  7番 三輪なお子議員  5番 むとう葉子議員  1番 小金澤優議員 1.市長提出議案第52号 戸田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例~同第55号 戸田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、委員会付託 1.散 会 〇出席議員(26人) 1番 小金澤   優 議員  2番 みうら 伸 雄 議員  3番 佐 藤 太 信 議員 4番 宮 内 そうこ 議員  5番 むとう 葉 子 議員  6番 竹 内 正 明 議員 7番 三 輪 なお子 議員  8番 林   冬 彦 議員  9番 古 屋としみつ 議員 10番 野 澤 茂 雅 議員  11番 矢 澤 青 河 議員  12番 本 田   哲 議員
    13番 石 川 清 明 議員  14番 峯 岸 義 雄 議員  15番 斎 藤 直 子 議員 16番 そごう 拓 也 議員  17番 浅 生 和 英 議員  18番 酒 井 郁 郎 議員 19番 花 井 伸 子 議員  20番 三 浦 芳 一 議員  21番 伊 東 秀 浩 議員 22番 山 崎 雅 俊 議員  23番 細 田 昌 孝 議員  24番 遠 藤 英 樹 議員 25番 榎 本 守 明 議員  26番 熊 木 照 明 議員 〇欠席議員(なし) 〇説明者 菅 原 文 仁 市長    秋 田 大 輔 副市長   戸ヶ崎   勤 教育長 吉 野 博 司 企画財政部長  五 條   宏 市民生活部長 香 林   勉 環境経済部長  櫻 井   聡 健康福祉部長 秋 元 幸 子 こども健やか部長  早 川 昌 彦 都市整備部長 川和田   亨 教育部長  内 山 敏 哉 市長公室長  開 議 10時00分 △開議の宣告 ○石川清明 議長  おはようございます。これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程につきましては、お手元にお配りしたとおりでありますので、御了承願います。 △(続)一般質問 ○石川清明 議長  一般質問を続行いたします。  順次、発言を許します。  9番、古屋としみつ議員。(拍手) ◆9番(古屋としみつ議員) みらいの会の古屋としみつです。昨日、おとといと荒川親水公園にてテント1泊のキャンプを行ってまいりました。戸田市公園リニューアル計画の社会実験の一環でして、市長も見学にいらしていただけて、天気もよく、多くの参加者と語り合い、とても有意義なものとなりました。今後、検証をしっかり行い、公園リニューアル計画に役立てていきたいと思います。昼には、多くの花粉を浴びたみたいでして、時折、くしゃみが連発するようになってしまいました。本日はタオルを持参しました。御了承ください。夜には、一人テントの中で荒川の流れを感じながら、一般質問の最後のまとめをしました。  それでは、一般質問を始めたいと思います。  件名1、独り暮らしの高齢者の見守りについて、私事ではありますが、昨年末、12月24日頃、義理の父が85歳で亡くなりました。6年ほど前に連れ合いを亡くし、私の義理の母なんですけれども、父は栃木県足利市にて独り暮らしを続けてまいりました。母が亡くなってから、足利を引き上げ、戸田市で一緒に暮らさないかと何度となく話しましたが、父は長年の生活圏である地から離れられることはできず、小まめに電話で連絡を取ったり、頻繁に父のところに出向き、また戸田に遊びに来てもらったりしていました。独り暮らしを続けていたのですが、数年ほど前から、つえがなければ思うように歩けなくなり、年々ひどくなり、自家用車に乗り込むことにもやっとといった状態が続いていました。家族としては、会うたびに自動車免許返納を促しましたが、父は断固として拒絶しておりました。昨年10月、この状態では、いつ事故を起こして、社会に迷惑をかけてもおかしくないと判断して、私たち家族、弟家族、子供たちと相談して、免許を返納してくれるまで連絡を取らないということを決断しました。苦渋の決断でした。このような状況の中、二、三か月後に父は一人で亡くなりました。私たちは連絡を取っていなかったことがとても心残りで、考えることが非常に多くありました。今回は、高齢者の親を持つ世代にある様々な課題を含んでおりますが、その中で、高齢者の独り暮らしの見守りについて質問させていただきます。(1)本市の現状について教えてください。  先ほど父を亡くしたのは12月24日頃と申しましたが、推定時間ですのでこのような表現になりました。もう少しお話しさせていただくと、父は脳出血で自宅内の玄関で倒れて亡くなっているのが発見されました。その生活する栃木県足利市では、75歳以上の独り暮らしの高齢者に対し乳酸菌飲料を配付し、配達員が基本手渡しで日々の様子を観察しています。父は手渡しをせず、ポストに入れてもらっていたそうですが、翌日、乳酸菌飲料がポストから取り出されていないことに気づいた配達員の方が市役所に連絡、それを受け、市役所から連絡があり、消防、警察に通報していただきました。自宅内で亡くなっている父が発見されました。今回連絡を取っていないこともあり、この見守り制度がなければ、父はいつ発見されたのか分かりません。私たち家族は複雑な心境でありましたが、父を発見してくれた足利市の見守り制度に非常に感謝いたしました。(2)栃木県足利市の愛のひと声事業についてお尋ねいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井健康福祉部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  件名1、独り暮らしの高齢者の見守りについて、(1)本市の現状についてお答えいたします。  本市では、民生委員が75歳以上の高齢者世帯を訪問する見守り活動のほか、ガス、水道等のライフライン事業者や郵便局、保険会社等との協定に基づく見守り活動など、地域住民をはじめする様々な主体に御協力をいただきながら、高齢者の見守りを行っております。  また、高齢者福祉サービスとして、食事の確保が困難な高齢者に対して配食と見守りを行う高齢者食事サービス事業独り暮らし等により緊急時の連絡が不安な単身高齢者等緊急通報機器を無料で貸与する高齢者緊急時連絡システム事業を実施しており、高齢者緊急時連絡システム事業では、緊急通報に係る対応のほか、見守りサービスとして、月に1回、利用者に連絡して、健康相談等を行うお伺い電話も行っております。  次に、(2)栃木県足利市の愛のひと声事業についてお答えいたします。  足利市の愛のひと声事業は、独り暮らしの高齢者の安否確認、孤独感の解消を目的に、乳酸菌飲料を安否確認の必要な日に配達するもので、本市におきましては、社会福祉法人戸田社会福祉協議会の自主事業として、愛の一声運動を平成16年度まで実施をしておりました。当時の実施方法としては、寝たきり及び独り暮らしの高齢者を対象に乳酸菌飲料を週3日配達するものでしたが、配達事業者側より配達体制の維持が困難であるとの申入れを受け、本来の趣旨に対応できなくなったことから、平成16年度をもって事業終了となった経緯がございます。  本市において愛のひと声事業を実施することについては、既に様々な主体による高齢者の見守りサービスを実施していること、そのほかにも各企業において多様なサービスが提供されておりますことから、高齢者のニーズを踏まえ、他のサービスも含め、調査研究をしてまいります。  以上です。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) それでは、再質問させていただきます。  (1)独り暮らしの高齢者の見守りについて、市では、様々な方法で見守りを行っている御答弁をいただきましたが、それぞれの対象となる方の人数及び見守りの頻度についてお尋ねいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  高齢者食事サービス事業につきましては、1か月当たり約100人の方が利用しており、最も多い方で平日5日分の配食及び見守りを行っております。高齢者緊急時連絡システム事業につきましては、1か月当たり約600人の方が利用しており、月1回のお伺い電話のほか、365日24時間体制で随時、お悩み事に対する相談対応を行っております。民生委員の見守り活動につきましては、令和5年度では約6,600世帯を対象としており、協定に基づいて見守りを行っていただいているほかの事業者同様、見守りの回数等は定めず、可能な範囲で実施していただいております。  以上です。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 高齢者食事サービスの100人は、費用もかかることから人数的に少ないように感じます。高齢者緊急時連絡システムにおいては、相談を受け付けるなど、今回の質問の日々の様子を見守るということには違った見守りだと感じております。民生委員の見守りについても様々な課題があり、委員の方々も御苦労されています。見守り頻度などもどうしても少なくなってしまうのが現状です。  これらのことを踏まえお聞きします。足利市の愛のひと声事業では、先ほどもお話しさせていただきましたとおり、週5日の見守りを行っております。高齢者は、健康状態が急変的に悪化するリスクが高いこと、特に独り暮らしの高齢者は、緊急事態でも自分一人しかいなく、対応することが難しい状況です。高い頻度で見守っていくことで、本人及び御家族の安心感も高まります。先ほどもお話ししたとおり、足利市に住んでいた父が急変し、結果的に亡くなってしまいましたが、この事業のおかげで早期発見することができたことが私たち家族にとってせめてもの救いであり、日々の見守りの重要性を感じました。本市においても、様々な取組を行っていますが、見守りの頻度を増やすという点において、平成16年度に終了した愛の一声運動を含め、事業を検討できないかお伺いいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  高齢者の見守りにつきましては、多様なニーズがあり、需要も増えていくものと考えられます。現在実施しております事業との兼ね合いや多種多様な市民ニーズ、見守りの頻度など、様々な側面から事業手法について調査研究をしてまいります。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 今後、本市におきましても、独り暮らしの高齢者が増えていくことが考えられます。また平成16年度から時間もたっていまして、社会環境も変化しています。若いまち戸田ではありますが、その御家族、御両親や御祖父母の方々の安心感のためにも、見守り頻度の高い方法で見守り事業を進めていっていただきたい。要望といたします。  続きまして、件名2、彩湖・道満グリーンパーク内のソフトボール場について、(1)E面付近トイレ設置について、彩湖・道満グリーンパーク内にはソフトボール場が7面あります。南側であるヤクルトスワローズの野球場の隣にF面とG面の2面、北側にはA面からE面までの5面が設置されています。戸田市ソフトボール協会が開催する多くの市内ソフトボールチームが参加する大会や市内女子ソフトボールチームや子供たちのチームにも利用されている人気のある施設です。その中でE面は、グラウンド入り口から奥まった場所に位置しています。子供たちによく利用されていますが、奥まった位置にあることで、既存のトイレが比較的遠く、練習中や試合中にトイレを我慢してしまうことがあるとのお話をお伺いしました。E面に隣接している彩湖を周遊する管理道路にも多くの人々がウオーキングやランニング、サイクリングなどを行っていて、にぎわいのある場所となっています。周遊の道路においても、この付近にはトイレがありません。この状況を改善するために、E面付近にトイレを設置してみてはいかがでしょうか。  (2)内野グラウンドの整備について、人気のソフトボールグラウンドですが、市民、利用者の皆さんからグラウンドの状態が非常に悪いと多くのお声をいただいています。私は、日頃より市内の歩道や施設などの段差をなくすため、活動をしているところですが、まさかここにもあったかというほど、内野と外野の境に段差があります。また、水はけが悪く、先日も、当日の天気がよかったにもかかわらず、水はけが悪いことによるグラウンドの不良から大会日程が延期になるなど、グラウンドの整備の不良が目につき、実害も出ています。希少なソフトボール専用球場でもあり、多くの利用者がいても、このような整備の不良がありますと、グラウンド価値が半減してしまいます。先ほどもお話ししましたが、夏には全国から小学生が集まります。内野グラウンドにおいては、場当たり的な修繕をするのではなく、抜本的な整備を行うことはできないでしょうか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林環境経済部長。 ◎香林勉 環境経済部長  件名2の彩湖・道満グリーンパーク内のソフトボール場について、(1)E面付近トイレ設置についてお答えいたします。  ソフトボール場のE面から横堤を挟んだ南側の比較的近い場所にあります遊戯広場には、既存のトイレが隣接しております。また、E面からは多少離れた位置にありますが、ソフトボール場にも既存のトイレが隣接しております。E面付近にある彩湖脇の管理用通路につきましては、公園エリアではないことから、ここに新たにトイレを設置することはできません。こうしたことを踏まえますと、E面付近への新たなトイレの設置は難しいものと考えられます。  次に、(2)内野グラウンドの整備についてお答えいたします。  昨年12月に内野グラウンドのコンディション不良を確認したため、既に表土を補充して整地する緊急的な修繕を実施いたしました。このコンディション不良の原因は、夏場の猛暑や雨不足により内野グラウンドが異常に乾燥し、表土が風で飛び散ったことによるものと推測されます。今後も同様の状態が生じる可能性がありますことから、令和6年度当初予算にはグラウンド深くの基面をかき起こし、表土を補充する本格的な修繕の経費を計上いたしました。これによりグラウンドのコンディションが改善する見込みでございます。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) それでは、再質問させていただきます。  (1)についてです。近くにトイレはあるとの御答弁でしたが、距離の感じ方は個人差があり、それぞれなのかもしれません。皆さんも経験したことが1回はあると思いますが、練習や試合中など、抜けるタイミングが難しく、極限まで我慢した場合、少しでも近くにトイレがあり、トイレに入ったとき、間に合ってよかったとほっとし、この上なく幸せな感じになります。健康的なスポーツを行っているときにトイレを我慢するという不健康な行動を取らざるを得ない状況は本末転倒です。ぜひとも彩湖を周遊する道路の管理者にも働きかけ、この付近にトイレを設置していただけるよう要望いたします。  本年の夏には、全国の小学生のソフトボール大会が開催される予定となっています。全国から40チームほどの小学生チームが戸田に集結する予定です。選手、引率者、保護者の皆様を考えると非常に多くの人たちが想定されます。このままではトイレを我慢する人たちであふれる可能性があります。このような状況を回避するためにも、常設のトイレ設置ができないのであれば、せめて仮設のトイレを設置していただけないでしょうか、お伺いいたします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  これまでも公園全体の利用者が通常より非常に多く、全体の利便性の引上げが必要な場合、例えば大型連休、ソフトボールやテニスの大会が開催されたときについては、指定管理者が期間を限定し、臨時的に仮設トイレを設置したケースがございます。したがいまして、仮設トイレにつきましては、これまでどおり、公園の利用状況を常に把握している指定管理者において、ニーズに応じた設置期間、設置場所や配置数などを検討の上、適切に必要性を判断してまいります。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 大会などの利用人数が多い場合は仮設トイレを設置していただけるとのことですので、夏の大会も含めて、今後よろしくお願いいたします。  続きまして、(2)、要望なんですけれども、内野グラウンドの状態が悪いことを確認していただいていて、原因も把握している。緊急的な修繕ではなく、本格的な整備を進めていただけるとのことです。ただ、これも遅くては意味がなくなってしまいますので、早急な改善をしていただけるよう要望いたします。  以上、件名2を終わります。  続きまして、件名3、戸田橋花火大会について、戸田橋花火大会はコロナ禍での中止が続いていましたが、昨年、4年ぶりに開催されました。9月定例会においては、そごう議員、本田議員、むとう議員より一般質問がありましたが、今年夏頃に予定されている本大会の準備期間を考えますと、前回大会の課題の具体的な解決策を講じていく時期であると考えます。  私事ですが、結婚を機に32年ほど前に戸田市での生活が始まりました。仕事や子育て等で日々に追われる生活でした。そんな中、年に一度の花火大会が楽しみで、ほっとしたひとときの時間が持てていたことを覚えています。子供の成長とともに観覧の場所や観覧の仕方も変わり、毎年、様々な角度から楽しい時間を過ごしていました。戸田市での生活が長くなってきますと、地域で多くの方のお知り合いができ、皆さんと一緒に観覧を楽しむようになりました。昨年は、笹目川の遊歩道でコロナ禍での生活の頃を忘れてしまうような、地域の仲間と楽しい時間が持てました。このように戸田橋花火大会は、市民生活にとってとても大切で、生活の中に溶け込み、それぞれの思いで、市民のための大会となっています。私も大好きな大会です。市民のための花火大会、今年も楽しみにしています。  前回の課題は多く、何とか解決して、市民にとって充実した大会にしたいとの思いから、数ある課題の中から3点について質問させていただきます。  (1)場外の出店について、花火大会では、花火の音や光による非日常的な世界を体験、楽しめるのはもちろん、大会を盛り上げるものとして、焼きそばやタコ焼き、かき氷など、子供から大人まで楽しめる出店があります。今回、人々の動線の安全性やスムーズな運営のため、道路での出店は取りやめたということでした。私も当日、戸田公園駅から西入場門まで歩いたのですが、西入場門までは混乱なく、スムーズに人々が移動していました。このことはよい効果であったと評価できるところです。しかし、一部民地において出店はありましたが、基本的には出店は有料席である会場内にしかありませんでした。そのため、有料席に入れなかった人たちは出店を楽しむことができませんでした。例えば出店の状況を知らずに、子供にお小遣いを渡し、焼きそばでも食べてきなさいと送り出したところ、会場外に出店がないため、子供たちがぺこぺこ状態で帰宅したという保護者の方のお話をお聞きしています。花火大会では、花火と出店は一体であり、出店があることによって花火大会も盛り上がっていくものです。市としての花火大会における出店の見解をお尋ねいたします。  続きまして、(2)入場ゲートの混雑緩和について、昨年の花火大会での有料席への入場ゲートは西と東の2か所でした。私は、戸田公園駅から西の入場門まで歩いたのですが、駅から門までは比較的スムーズでした。ただ、入場ゲートからの入場時、チケットの確認、パンフレットの配布、再入場用のリストバンドの装着などにより、入場までの時間がかかり、多くの人たちの列ができていました。入場ゲート通過に45分かかったとのお声もいただいています。また、本来、西ゲートから入場するチケットを持っていたのですが、間違って東ゲートへ行ってしまった方は、西ゲートから入るよう指示を受け、東からは入れてもらえなかったそうです。そのため、規制の入った道路をぐるっと遠回りし、西入場ゲートから入れたのは1時間以上も後だったとのお声もお聞きしています。入場ゲートでの課題は多くありましたが、市はどのようにお考えでしょうか。  (3)市内先行販売の充実について、昨年は、観覧の有料席を2万席と、これまでと比較して拡大し、無料の自由席は戸田橋から川口寄りの位置など、打ち上げ場所から比較的遠い場所となりました。無料の席の場所は草ぼうぼうで、草刈りさえされていなかったなど、課題はありますが、その中で今回、2万席の有料席チケット市内先行販売についてお尋ねします。市内先行販売のチケットの発売日には、発売店に長い列ができ、その人気ぶりに、やはり花火大会は市民の方々にとって思いの強い大会なんだなと感じておりました。しかし、先行販売の枚数がとても少なかったことや、販売店が1店舗ということを知りました。実際の市内先行販売はどのような状況であったのか。今年の販売拡充についてお尋ねいたします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  件名3の戸田橋花火大会について、(1)場外の出店についてお答えいたします。  昨年8月に開催した第70回戸田橋花火大会においては、来場者の動線上の安全を確保するため、路上での出店を廃止したことから、結果的に会場の外に出店がない状況となりました。場外での出店となりますと、警備員や資機材の配置をはじめ、照明の設置や動線の検討など、解決すべき課題が山積しております。様々な課題を解決する必要はございますが、場外での出店を実現できるよう、今後検討を進めてまいります。  次に、(2)入場ゲートにおける混雑緩和についてお答えいたします。  第70回大会では、入場ゲートの通過に時間を要し、混雑が生じた状況を、当日現場にいた私どもも目の当たりにしており、課題であったと認識しております。このため、次回、第71回大会に向けては、入場ゲートにおけるオペレーションを簡略化し、時間短縮を図ることや入場ゲートの数の見直し、またそこに至るまでの動線についても、関係機関と協議を重ねながら検討を進め、混雑の緩和を図ってまいります。  次に、(3)市内先行販売の拡充についてお答えいたします。  市内先行販売は、市民の皆様へ優先的に席を確保し、会場のよい場所から花火をお楽しみいただけるよう実施しているものでございます。第70回大会では、市内先行販売で用意した席数は1,154人分でありましたが、次回の第71回大会では、より多くの市民の皆様に花火を楽しんでいただきたく、少しでも席数の拡充ができるよう準備をしてまいります。また、第70回大会では、販売箇所は1店舗でありましたが、市民の皆様がチケットをお買い求めいただく際の利便性を向上すべく、販売店舗の拡充について、戸田市商店会連合会及び戸田橋花火大会実行委員会と協議を重ねてまいります。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) それでは、順次、再質問させていただきます。  (1)の場外の出店について、場外での出店を検討していただけるとのことですが、場外の出店について、市はどのような認識をお持ちでしょうか。また、出店の具体的な場所の案はありますか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。
    石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  前回大会では、ボートレース場敷地内において、場内の事業者による出店がございました。また、出店場所の一つの案として、会場西側の堤防内がございます。しかしながら、先ほど申し上げましたとおり、幾つかの課題を解決する必要がございます。前回大会では、風もあり、比較的しのぎやすい天候でございましたが、当日の天候によっては、気温の上昇と来場者の集中によって、熱中症の発生も危惧されることから、水分補給等ができる場所や機会の確保は必要であると認識をしております。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 堤防内での出店を検討されているとのことですが、会場付近の堤防外の空きスペースなどに出店するのはいかがでしょうか。また、市の発表では45万人の来場者とのこと、そのうち、会場の有料席は2万人、その差43万人という、非常に多くの人々が思い思いの会場外での観覧をすることを踏まえまして、私も北戸田駅近く、笹目川の遊歩道で観覧したのですが、それらの近くの市内公園にキッチンカーなどは出すことはいかがでしょうか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  出店につきましては、混雑による安全上の問題と、ごみの回収、清掃といった管理の観点から様々な課題を解決する必要がございますが、場外での出店を実現できるよう、今後検討を進めてまいります。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 先ほどの御答弁にもありましたとおり、健康管理のために水分補給できる場所の確保も行うということでした。それはとても大切なことなんですが、今回、私が意味している出店とは焼きそばやかき氷のようなものであり、花火大会を盛り上げていくようなお店のことです。御答弁では、有料席会場の外でも出店を出していくことを検討していただけるとのことですので、例えば焼きそば、タコ焼き、お好み焼き、焼き鳥、クレープ、かき氷、アンズあめなど、花火大会を大いに盛り上げるような、市民の皆様が楽しめるような出店を有料席会場の外に検討していただけるよう要望いたします。  続きまして、(2)入場ゲートの混雑緩和について再質問させていただきます。  入場口を増やすとの御答弁ですが、入場口を増やすことだけが解決策とは考えませんが、入場者が利用しやすい場所を選定していただきたい。去年のようにならないように早急な選定を要望します。  また、入場時のオペレーションを簡素化するとのことですが、これも重要なことです。例えば再入場用のリストバンドに代わるものとして、紫外線を当てることにより認識できるスタンプなどもありますので、様々な角度から検討することを要望とさせていただきます。  続きまして、(3)市内先行販売の拡充について、市内先行販売で用意した枚数は1,154人分、販売店は市内1店舗ということですが、そのような経緯になったことをお尋ねいたします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  市内先行販売で用意した席の種類は、東側の10名席と西側の2名席であり、会場全体の席種や価格の調整を経た上で、花火がよく見える場所で、かつ高額となり過ぎない価格の席を選定した結果でございます。また、販売店舗は、席数を伝え、商店会連合会に検討いただいた結果を踏まえ、実行委員会において承認を得たものでございます。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 手順を踏んで決定されたということですが、市として販売箇所が1か所という少な過ぎる結果をどのように受け止めましたか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  販売店舗は、席数を伝え、商店会連合会に検討いただいた結果を実行委員会において承認を得たものであり、結果として1店舗となりました。先ほども申し上げましたとおり、販売店舗の拡充につきましては、戸田市商店会連合会及び戸田市花火大会実行委員会とも協議を重ねてまいります。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 今年はまた見直しをかけていただくということですが、もともと去年の時点で1店舗というのは少な過ぎるというちょっとした疑問を持っていただき、初めからそういうのは、例年ですと8店舗とか10店舗あったわけですから、その時点で、市もその辺を指摘して、初めからやっていただけばよかったと考えておりますけれども、ただ今年は、また増やしていく方向性で考えていっていただけるということですので、よろしくお願いします。それで、もうちょっと幅広い人たちから意見聞いてもいいのかなと思っていて、例えば商工会とか、学校関係者の方とか、ちょっとそれぞれ立場の違ったような人たちとお話しできると、またその辺も意見がたくさん集約できていいのかなと考えておりますので、それも含めて、今後、よろしくお願いいたします。  市内先行販売をする販売所も含めて、市民だと考えます。それが1店舗、これは少な過ぎです。私は、前回、12月の定例会において、日頃からの地域企業との市の関わり方が重要ですという内容の質問をさせていただきました。市内でのチケット販売店を増やすということは、購入する市民の皆様の利便性のため、また地域経済の活性化の面、とても非常に有益です。これは非常に重要だと考えております。また、2万人の定員に対して、1,154人分の市内先行販売、あまりにも少なく、市民のためとは程遠いものになっていると考えます。やはり市民の花火大会ということは常に考えていただきながら、チケット販売等も進めていただきたいと考えております。要望いたします。  続きまして、インターネットでの一般発売において市民が購入したチケットの割合を教えてください。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  市民の方が一般販売で購入したチケットの割合は約30%でございました。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 全体の30%ということは、70%の方々が市外からいらっしゃっているということです。先ほどお伺いした市内先行販売1,154人とインターネット販売の30%を合わせても、概算ですが、有料席2万人分の半数以上が市外からの方々と推測されます。市発表の来場者数45万人、そのうち有料席が2万人、その半数程度しか市民の方々が会場内に入れなかったことと推測されます。この状況は、市民のための花火大会とは程遠いものになっております。実店舗の販売する販売枚数を増やし、また販売箇所も市民の皆様が購入しやすいように市内各地に広げる。今回、戸田駅近くで販売していたとお聞きしましたが、例えば、先日みうら伸雄議員が一般質問に上げましたように、例えば美女木地区からチケットを買いに行く場合、路線バスが1時間に一、二本あるかどうか、時間帯によってはゼロ、そんな環境では、全く買いに行くというところに関しては駄目駄目です。市内先行の枚数、場所を増やした上で、インターネット販売の全てを市民先行販売にしてはいかがでしょうか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  チケットの性質上、双方合わせて全席市内先行販売とすることは困難でございます。また、戸田橋花火大会は戸田市の魅力を発信する目的もございますことから、市外の方にも御来場いただき、花火大会を通して、戸田市のよさを知っていただくことも重要であると考えております。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 当然市外の方々が戸田にいらしていただいて、観光的な楽しみを持っていただくというのは非常に重要だと考えますけれども、ただ、半分ぐらいが市民の方しかいなかったという現状は、私はどうしても少ないと思います。  戸田市では、市の主催で彩湖・道満グリーンパークにおいて、戸田マラソンin彩湖が毎年大々的に開催されています。この大会は、市内のみならず、市外からも人気の大会になっていて、私も毎回エントリーしています。エントリーにおいて、市民優先期間が設けられていて、インターネットによる方法で行われています。どのような方法で市民優先のエントリーを行っていますか、お尋ねいたします。 ◎五條宏 市民生活部長  議長。 ○石川清明 議長  五條市民生活部長。 ◎五條宏 市民生活部長  戸田マラソン大会におけます受付方法についてお答えいたします。  令和5年度に実施いたしました戸田マラソン大会におきましては、インターネットによる申込みとして、一般申込期間の7日前から戸田市在住の方を対象とした市民優先申込みの受付期間を設けたところでございます。市民優先申込みに当たりましては、別途定員は設けず、一般申込みを含めました全体の定員の中で受付を行っております。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 戸田マラソンにおいては市民先行期間を設けて、市民に優先にエントリーできるような状況をつくっていただいているということでお聞きしました。花火大会においても、ネット販売の市内先行販売期間を、戸田マラソンの方法と同様に先行期間を決めて、それが過ぎたら一般に開放するなどしたらいかがでしょうか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  戸田マラソン大会において使用しているシステムであるランネットは、マラソン大会に特化したポータルサイトでございます。ほとんどのマラソン大会が市民優先の参加募集を行っていることから、このランネットは住所地を判別できるシステムとなっております。  他方、戸田橋花火大会で使用するシステムであるイープラスは、コンサートやスポーツ観戦などのチケットを販売するためのサイトであり、住所地を判別する仕様にはなっておりません。仮に市民優先販売をするために住所地を判別する機能を追加する場合には、システム構築のための予算や時間が必要となるため、現在のシステムによる市民先行販売は困難であると考えております。  以上でございます。 ◆9番(古屋としみつ議員) 議長。 ○石川清明 議長  古屋議員。 ◆9番(古屋としみつ議員) 私は別に手法はどういう形でもいいのかなと、別にイープラスにこだわる必要はないと思いまして、いろいろなやり方で市民の方に優先的にチケットを買っていただける方法というのはまだいろいろな部分であると思います。しかも、例えばももいろクローバーZというグループがおりますが、このグループは各地でライブを開催しています。ライブ会場の地元の人を大切にして、地元優先販売を行っています。これを利用しているシステムはイープラスなんです。だから、イープラスにはこの使えるような機能というのは、オプションかもしれませんけれどももう既に存在しています。また、三鷹にあるジブリ美術館は、人気の施設なんですけれども、ここは方法は違うけれども、三鷹市と隣接する自治体に対して優先枠を設けています。このように販売手法はいろいろありますが、今年は実店舗での市内先行販売の見直しを検討していただけること、市民の皆様が入手しやすい方法で進めていただくこと、こういうことを御答弁いただいていますので、ぜひともこのところを1つの手法に限らず、いろいろ多様に見ていただいて、進めていっていただきたいと思います。  今年も戸田橋花火大会は開催予定です。来場者数45万人の大きな大会です。戸田市民の皆様がそれぞれの思いのある市民生活に根づいている大会です。会場外での出店の検討をしていただける、入場口の混雑の緩和を進めていただける旨の御答弁をいただきました。開催する人々も観覧する人々も戸田市民の皆様です。市民のための大会であることを忘れずに、開催日に向けて、手後れにならないように、もう3月です。また、先ほどチケット販売においても、また、例えば市民の皆様が自由に見られる無料の席においても、去年は草ぼうぼうで、背丈あるほどの雑草の中で入れなかったというお声もいただいております。ですから、そういうこともないように、市民の方々が楽しく、市民のための花火大会ということで、フルスピード、フル加速で去年の課題を解決しながら、具体案を持って、幅広い意見を聞きながら進めていってください。要望といたします。  以上で古屋としみつの一般質問を終わります。(拍手) ○石川清明 議長  この際、休憩いたします。  休 憩 10時42分  開 議 10時50分 ○石川清明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  7番、三輪なお子議員。(拍手) ◆7番(三輪なお子議員) 公明党の三輪なお子でございます。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。  件名1、保育士の負担軽減についてお伺いいたします。  厚生労働省が2019年に発表した保育分野における人材不足の検証によると、全国の9割の都道府県で保育士不足が起きているとされています。保育士不足は、早期退職や潜在保育士の人数増加も原因の一つと考えられています。早期退職の理由には、保育士は業務量が多いのにもかかわらず、給料が低いことや、子供と接する業務における責任感の重さや事故への不安等があり、こうしたことも早期離職につながっています。保育士の6割が5年以内に退職しているとのことです。保育士の待遇改善は進んでいるものの、それでも、他の職業と比べて平均給与が低いのが現状です。なお、保育士の資格を持ちながら、現在は保育士として働いていない潜在保育士の増加も課題であり、早期退職者の大部分が女性であることから、女性の働き方改革の必要性が浮き彫りにもなっています。保育士不足が深刻化すると、待機児童問題にもつながってしまいます。本市におきましても、12月定例会中の健康福祉常任委員会にて、執行部より保育定員に対して十分な保育士の確保が困難な状況が続いているとの報告がありました。  そこで、本市では、新たに保育士確保に向け、給与体系の見直しを行い、さらなる保育士の処遇改善のための予算を組み込んでいます。これらのことから認可保育園等の保育士が働き続けられる環境の整備について、また、保育士の業務負担軽減のための施策について伺います。  (1)保育環境の整備について、①処遇改善による保育士確保に向けたその経緯と概要についてお伺いいたします。②潜在保育士の確保に向けた施策についてお伺いいたします。③国における保育士の配置基準見直しについてお伺いいたします。  (2)に、保育士の業務負担軽減のための施策についてお伺いいたします。①保育所等の入所手続のオンライン化について、現状をお伺いいたします。②に、保育所等のICT化の現状についてお伺いいたします。  以上、1回目の質問とさせていただきます。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元こども健やか部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  件名1、保育士の負担軽減について、(1)保育環境の整備、①処遇改善による保育士確保に向けた経緯と概要についてお答えいたします。  現在、全国的に保育士不足が深刻な状況となっており、市内保育所等におきましても、令和6年4月入所の受入れ児童数について、保育士不足を理由とする削減希望が多くの施設から出されたこと、また、一部施設で保育士の退職や休職等により、年度途中で通常保育の受入れ枠を削減したことなど、これまでは見られなかった状況が生じました。令和5年10月に市内保育所等を対象に実施したアンケート調査では、6割以上の施設が人手不足で安定的に保育所を運営するためには合計93人の保育士が不足しているという結果となったところでございます。このままでは、保育ニーズに応えられなくなるだけでなく、保育の質の低下等も懸念されることから、令和6年度から新たな支援策として準備していた、とだ保育士応援手当の開始を令和6年3月に前倒しして、新設することといたしました。とだ保育士応援手当は、一人でも多くの保育士の確保と離職防止を図るため、現行の賞与への上乗せ補助制度から月額支給へと見直し、金額についても、現行の年額20万円から年額40万8,000円に倍増したところでございます。  次に、②潜在保育士の確保に向けた施策についてお答えいたします。  保育士として就職する学生が減少する中、潜在保育士の活用は大変有効であると考えており、市では令和6年1月から潜在保育士再就職支援事業を開始いたしました。この事業は、現在、保育所等で働いていない保育士の方を対象に、職場復帰についての迷いや不安を少しでも軽減できるよう、市内保育所での見学や職場体験を行う機会を提供するものでございます。この取組を積極的に活用いただけるよう、制度の周知を行ってまいります。  次に、③国における保育士の配置基準見直しについてお答えいたします。  保育所等の保育士の配置基準は、子供の数に対して必要な保育士の配置人数を定めるもので、国において、令和6年度中に見直す方向で検討されております。具体的には、保育士1人当たり、4歳児及び5歳児は現行30人から25人に、3歳児は現行20人から15人に改正されることが見込まれております。なお、認可保育所の認可権者は都道府県知事であることから、市内の認可保育所における保育士の配置基準見直しの時期につきましては、県の動向を注視してまいりたいと考えております。  次に、(2)保育士の業務負担軽減のための施策、①保育所等の入所手続のオンライン化についてお答えいたします。  本市では、令和5年11月から開始した令和6年4月の入所手続から、従来の窓口や郵送での申請に加え、市のホームページ上で申込みができる電子申請を開始いたしました。これにより保護者の利便性が格段に向上しただけでなく、職員の業務負担軽減にもつながりました。今後につきましても、電子申請の積極的な利用を促してまいりたいと考えております。  次に、②保育所等のICT化の現状についてお答えいたします。  公立保育園では、全ての園において、園児の登降園時間の管理や保護者へのメール配信等の業務システムのほか、睡眠中の園児の体勢の変化等を自動記録する午睡チェックセンサーを導入しております。また、多くの民間保育園においても同様のシステムを導入しているほか、一部の保育園では、出欠連絡や連絡帳のやり取り等を行うアプリも導入されているところです。なお、本市では、国の補助金を活用し、保育事業者にシステム導入費用の一部を助成することで、保育所等の業務のICT化を推進しております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  ①の処遇改善による保育士確保に向けた経緯と概要について御説明をいただきました。とだ保育士応援手当については、令和5年10月に市内保育所等を対象にアンケート調査を実施したとのことでした。その結果、戸田市の保育の現場では、6割以上の施設が人手不足で安定的に保育所を運営するためには93人の保育士が不足しているという結果となり、保育の質の低下等なども懸念されるという、かなり衝撃的な報告を受けました。そこで、打ち出された新たな支援策として、給与体制の見直しを図ったことは頑張りが評価されることにつながり、多くの保育士の方にも喜ばれているのではないかと思います。また、1か月前倒しをして、令和6年の3月に実施したとのことでしたが、そこでお聞きいたします。現在に至るまでのどういった反応があったかお伺いいたします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  本手当につきましては、保育所等においても、保育士確保に向けた有効な施策として期待されており、一部の保育所からは、今年度末に退職することを検討していた保育士がとだ保育士応援手当の新設を知り、来年度も継続して勤務することになったことから、削減予定であった本年4月の受入れ児童数について、削減せずに受入れができるようになった旨の報告もございました。なお、本手当の効果検証につきましては、本年4月以降に行う予定でございます。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。
    石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 確認をさせていただきました。ありがとうございます。  続きまして、②の潜在保育士の確保に向けた施策についてでございますが、2月4日に戸田市/ハローワーク保育のお仕事面接会&説明会が開催されています。このイベントの内容と潜在保育士も含め、参加された方の人数が分かれば、お伺いいたします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  本年2月4日に戸田市役所において、ハローワーク川口、埼玉県社会福祉協議会の保育士・保育園支援センター、戸田市の三者の共催により、戸田市/ハローワーク保育のお仕事面接会・説明会を開催いたしました。冒頭の説明会では、本市独自の保育士支援制度の説明や保育士・保育園支援センターによる求職者向けセミナーのほか、初開催となる先輩保育士の体験談を実施し、保育士や戸田市の魅力等についてお話しいただきました。説明会終了後には、個別ブースでの保育事業者との面接やハローワーク職員との就職相談等も実施したところでございます。また、来場者数につきましては29名で、昨年度の17名から12名増となっております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 保育のお仕事面接会・説明会にもたくさんの保育士の方に参加いただけたのではないかと思います。冒頭で、保育士不足の様々な原因の一つに保育士の6割は5年以内に退職しているとのことを上げさせていただきました。保育士資格を有しながらも、保育士として就労してない潜在保育士について、市においても潜在保育士の活用は大変有効とされ、潜在保育士の再就職支援事業にも取り組み、職場復帰への不安の軽減や見学会や職場体験などの機会を提供されているとのことでした。  文部科学省の科学技術情報発信事業によりますと、潜在保育士の退職理由と再就職意欲の実態というデータがありまして、潜在保育士が生まれる理由は様々あって、早期退職の理由には、給与や仕事内容、職場の人間関係、また結婚や出産など、ライフスタイルの変化等が上げられていました。また、一方の再就職の意欲として、保育現場で働く上で、どんなサポートがあれば働きやすいかという質問に対しては、必要なサポートとして、急な休みでも対応してもらえる、子育て、介護をしながらでも働きやすいよう、時短勤務やシフトの考慮など、勤務体系を整えてくれるなどが、多数求められていたということでした。今後、保育現場のサポートとして、保育士の方々の声をしっかり聞いていただくということを要望したいと思います。  続きまして、③の国における保育士の配置基準見直しについてでございます。再質問させていただきます。  保育所の認可権者は都道府県知事であることから、時期については県の動向を注視していくとのお答えがありました。戸田市の状況からして、今の保育士不足が深刻な状況の中で配置基準が見直されるということですが、現場の保育士不足という問題が解決されるわけではないと思います。戸田市の保育への配置基準について、3歳児、4歳児、5歳児の配置の状況についてお伺いいたします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  市内の認可保育所44施設のうち、4歳児及び5歳児の受入れ児童数が新たな基準となる見込みの25人を超えている大規模な保育所は6施設で、これらの施設では、現行の国の配置基準のとおり、子供30人に保育士1人を配置しております。また、3歳児の配置につきましては、国の運営費の算定において、3歳児15人に保育士1人を配置する施設に加算する制度があることから、既にほとんどの認可保育所で新たな基準となる子供15人につき保育士1人を配置しております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 国の配置基準の見直しがされると、4歳児及び5歳児の受入れ児童数が25人を超えている大規模な保育所は本市では44施設のうちの6施設ということでした。県の動向を注視していくとの答弁をいただいているところですが、全国各地で保育事故や不適切保育が相次いだこと、保護者や保育士たちが切実な声を上げ続けていることを一番に考えていただき、特に先生たちが安心して、長く楽しく働けるよう考慮していただけますことを要望いたします。  続きまして、(2)保育士の業務負担軽減のための施策についてお伺いいたします。  ①の保育所等の入所手続のオンライン化についてお伺いいたします。本市では、令和5年11月から開始しました令和6年4月の入所手続から、従来の窓口や郵送での申請に加え、市のホームページ上で申込みができる電子申請を開始いたしました。市のホームページ上で申込みができる電子申請により保護者の利便性が格段に向上しただけでなく、職員の業務負担軽減にもつながったということでした。それでは、電子申請に至った経緯と電子申請の割合についてお伺いいたします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  現状では、対面で希望施設や添付書類の相談などを行うことができる窓口申請を希望される方が多いため、多くの自治体では、窓口や郵送のみで申請を受け付けております。本市では、生活スタイルが多様化している中、時間にとらわれず、夜間や休日でも入所手続ができるよう、申請の新たな選択肢として、他の自治体に先駆けて、電子申請を導入いたしました。なお、令和6年4月入所の申請件数全体に占める電子申請の割合は1割程度でございました。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) オンライン化について、続いてお聞きしたいと思います。  日経新聞記事によりますと、こども家庭庁は、自治体ごとに異なる申込み内容を統一し、2026年度から全国でスマートフォンなどがあれば、ウェブ上で手続を完結できる仕組みをつくるとあります。自治体が導入すれば、保育所への入所申請がオンラインでできるようになります。保育所への入所の手続について、多くの自治体は、現状では紙や郵送で申請を受け付けています。本市において、他の自治体よりもいち早くオンライン申請に取り組んでおりますが、今の時点、入所の申請件数全体に占める電子申請の割合は1割程度ということでございました。今後の保育所への入所申請について、オンライン申請の方向性についてお伺いします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  保育所等の入所手続における電子申請につきましては、今後も様々な機会を捉えて、積極的に周知し、電子申請率の向上を図ってまいりたいと考えております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) ありがとうございました。確認をさせていただきました。  次に、②の保育所等のICT化についてですが、ここでは答弁は求めませんが、2022年には、登園のバス車内に取り残される事故、お昼寝中の事故、遊び中の事故など、人手不足等による原因により、これまでも幼い命が奪われてきました。保育所等のICT化の現状について、ICTシステムの活用は、保育士の業務負担の軽減だけでなく、経費節減のほか、保護者へのコミュニケーションを図る上でも役立つことが報告されています。人材の不足に伴いICTシステムの活用による業務量軽減、効率化が求められています。本市においては、公立保育園、多くの民間保育園でも園児の登降園時間の管理や保護者へのメール配信等の業務システムのほか、睡眠中の園児の体勢の変化等を自動記録する午睡チェックセンサーを導入するなどの対応がされています。様々な対応に感謝したいと思います。保育士の先生方が、今後も子供と向き合う時間の確保ができるよう、ICT機能の活用をぜひ広げていただきたいと要望いたします。  最後に伺います。榎本議員の総括質問にもお答えになっていた保育の質と魅力の向上についてお伺いいたします。  本市でも、保育士不足により、今後はニーズに応えられないだけでなく、保育の質の低下にもつながることが懸念されることから、保育士の処遇改善をはじめ、潜在保育士の確保や保育士の負担軽減等の様々な取組を講じておられるところでございます。今後の戸田市の保育について、掲げる目標、ビジョンについてお伺いいたします。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  議長。 ○石川清明 議長  秋元部長。 ◎秋元幸子 こども健やか部長  ますます深刻化する保育士不足への対策のほか、安心して預けられ、働ける保育園となるためには、とだ保育士応援手当等の経済的支援と合わせて、その両輪となる保育の質と魅力の向上が必要であると考えております。  そこで、来年度から2年間の新規事業として、これらの課題に取り組むための保育の質・魅力向上プロジェクトを立ち上げる予定でございます。内容につきましては、榎本議員の総括質問において、市長より答弁させていただきましたが、このプロジェクトで得られた成果を本市の保育を取り巻く様々な関係者が共有し、実効性のある取組を継続的に行うことで、利用者や保育士に選ばれるオールとだの保育園づくりを推進してまいりたいと考えております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 処遇改善の経済的支援と併せた保育の質・魅力向上プロジェクトの取組に大いに期待しております。保育担当課の方々等のヒアリングの中で、これまでも戸田市では市内の各園が抱える課題、悩みを共有し、アドバイスを相互に提供し合って、市オリジナルのアドバイス集を作成したり、保育内容や安全面、衛生面での工夫、職員間、保育園の横の連携等、多岐にわたって話合いを進めてこられたことなど、熱く語っておられました。今後とも、保護者や子供たちにとって安心して預けられる保育園、また、保育士さんが働きやすく、よりやりがいを持って働ける環境づくりをお願いいたしまして、件名1を閉じます。  件名2、若者の薬物乱用防止についてお伺いいたします。  近年、若者を中心に大麻や、オーバードーズといって市販薬の過剰摂取による薬物乱用が急増しています。子供たちを取り巻く薬物乱用の現象について、どこか実感がわかない保護者の方も多いかと思いますが、昨年末には、都内の小学生が学校で市販薬を過剰摂取し、救急搬送されたというNHKのニュースもあり、驚いています。薬物乱用がなぜ駄目なのか、人間が生活していく上で最も大切な脳を侵してしまうからです。脳は20歳頃まで成長すると言われています。特に小学生、中学生、高校生の時期は心身ともに急速に発達するときです。この時期に薬物を乱用すると、脳や体の成長がストップし、感情のコントロールができず、意欲がなくなる、怒りっぽくなるなど、心身の発達が損なわれてしまいます。  それでは、資料を用意しましたので、御覧いただきたいと思います。資料①、厚生労働省ホームページによる資料でございます。警察庁などの調査によると、30歳未満の大麻検挙者数は、2012年の712人から9年間で約5.4倍の3,840へ急増しています。これは全年齢の大麻の検挙者の7割に当たり、若者を中心に大麻の乱用が増えていることが浮き彫りになりました。大麻使用のきっかけの動機は、誘われて、興味本位でが最多、インターネットなどでは、大麻は他の薬物より安全、害がない、大麻は依存性がない、いつでもやめられる、海外では大麻が合法化されているから安全という情報もあり、警戒心を薄れさせています。大麻の有害性、危険性については、時間や空間の感覚がゆがむや瞬時の反応が遅れる、また統合失調症や鬱病を発症しやすくなる、精神障害など、心身に変化が現れます。  続いて、資料②を御覧いただきたいと思います。国立精神・神経医療研究センターの2020年の調査によるものです。この表は、10代にどんな薬物が乱用されているかを調査したグラフです。薬物依存症の治療を受けた10代の患者の主な薬物において、2016年に市販薬が現れ、2020年には市販薬が全体の56.4%を占め、一気に拡大しています。この表には掲載ありませんが、2022年には市販薬が覚醒剤や大麻を上回り、65%を占めています。  次に、資料③を御覧いただきたいと思います。乱用されている市販薬の例と高校生における市販薬乱用の経験率、過去1年間以内に市販薬の乱用経験がある高校生の割合を示しています。乱用されているのは一般的なせき止めや風邪薬などです。これらには、麻薬や覚醒剤といった同じような成分がごく少量含まれています。そのため、何十錠も一度に服用すると、一時的に気分が落ち着いたり、高揚したりします。しかし、同じ量ではやがて効果が出なくなり、飲む量が増加してしまいます。中断すると、かえって落ち込んだり、体調が悪くなったり、つまり市販薬といっても依存性があるので、肝臓や腎臓の障害、呼吸や心臓の停止による死亡例も報告されています。過去1年以内に乱用経験のある高校生の割合は、大麻の使用率の約10倍であり、60人に1人と2クラスに1人という、決して少ない数字ではないと思います。このような深刻な状況があります。 資料④を御覧いただきたいと思います。市販薬の乱用経験のある高校生の特徴についての資料です。男性より女性が多いという特徴があります。ほかにも睡眠時間が短い、学校が楽しくない、親に相談できない等といった社会的孤立や生きづらさがあるとされ、青少年が過剰服薬する理由については、ひどい精神状態から解放されたかったから、死にたかったと、つらい気持ちから解放されたいと精神的に追い込まれている様子が目立つと言われています。  以上、資料に基づき現状を説明させていただきました。  市販薬は違法薬物とは違い、所持することで罪にはならないことから、乱用が発見されにくいという現実があると同時に、オーバードーズによる健康被害は違法薬物よりも深刻になることがあると言われ、過剰摂取は臓器障害や脳にダメージを与え、呼吸、心臓の停止で死に至る危険があると指摘されています。厚生労働省は、市販薬に使用される成分の一部を乱用等のおそれのある医薬品に指定しています。売る際には原則1人1箱とし、子供が買うときは、名前や年齢確認の徹底などを求めています。薬剤師は若者の使用状況や不審な点がないかなどにも注意を払ってほしいと示しています。このような違法薬物による健康被害から子供、若者たちを守る対策、取組について見解を伺います。  (1)児童生徒への薬物乱用防止の取組について、①小中学校でのオーバードーズ、市販薬の過剰摂取等を含む薬物乱用防止教育の取組はどのような内容なのか、予防啓発についてお伺いいたします。  ②文部科学省の令和3年度における薬物乱用防止教室開催状況調査によると、薬物乱用防止教室を学校の計画に位置づけたという小・中・高等学校は、アンケートに回答した学校の97.4%を占めています。確認させていただきます。本市の小中学校でも薬物乱用防止教室が学校の計画に位置づけられているのかをお伺いいたします。  ③家庭での見守りのために、どのように保護者への啓発を行っているのか。学校としての取組についてお伺いいたします。  (2)若年層への薬物乱用防止の取組についてお伺いいたします。  ①に、福祉保健センターによる薬物乱用防止に関する取組についてお伺いいたします。  ②に、薬物乱用に関する相談窓口についてお伺いいたします。  以上、1回目の質問とさせていただきます。 ◎川和田亨 教育部長  議長。 ○石川清明 議長  川和田教育部長。 ◎川和田亨 教育部長  件名2、若者の薬物乱用防止について、(1)児童生徒への薬物乱用防止の取組について、順次、お答えいたします。  ①小中学校での薬物乱用防止教育の内容につきましては、小学校では、体育の保健領域において学習いたします。具体的には、法律で禁止されている薬物などを使ったり、病気を治す目的以外で薬を使ったりすることを薬物乱用ということを確認した上で、法律で厳しく禁止されており、たった1回の使用でも命を失う危険があることや、依存性などによる心身への影響等を学びます。中学校では、保健体育の学習において、薬物乱用の弊害について学習いたします。小学校で学んだことを基に、心身に及ぼす影響だけではなく、薬物乱用が社会に悪影響を及ぼすことを学びます。  また、オーバードーズについては、医薬品の正しい使い方として、決められた使用回数、使用時間、使用量を守ること等、医薬品の間違った使い方は大変危険であることを学んでおります。  次に、②薬物乱用防止教室につきましては、全小中学校が各学校で使用する学校保健計画に位置づけ、実施しております。本市の取組としては、警察職員や学校薬剤師等、専門的な知見を持つ方を講師として、子供たちの発達段階に応じた指導をしていただいております。  最後に、③家庭での見守りや保護者への啓発について、学校が行っている取組についてお答えいたします。  学校では、小学校高学年から中学生とその保護者向けに警察庁が作成したリーフレット等を配布しております。また、薬物乱用防止教室で学習している様子を学校だよりやSNSに掲載するなどして、情報発信し、啓発に努めているところでございます。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井健康福祉部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  (2)若年層への薬物乱用防止の取組について、①福祉保健センターによる薬物乱用に関する取組についてお答えいたします。  薬物乱用防止の取組につきましては、国連の6月26日国際麻薬乱用撲滅デーに合わせて、厚生労働省及び都道府県主催で実施される薬物乱用防止活動の「ダメ。ゼッタイ。」普及活動や、同じく、特に青少年を中心として薬物乱用の未然防止活動として、10月から11月末までに実施される麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動において、市では、県からの協力依頼により、例年、広報への掲載やポスター掲示などの周知啓発を行っております。  また、5月から6月に実施される不正栽培や自生する大麻・ケシを撲滅するための不正大麻・けし撲滅運動においても広報への掲載やポスター掲示による啓発を行っております。  次に、②薬物乱用に関する相談窓口についてお答えいたします。  専門の相談窓口といたしましては、埼玉県立精神保健福祉センターにおいて、薬物乱用・依存に関する本人及び家族からの相談を行っており、薬物依存症、薬物の影響による精神障害の診断、治療については、埼玉県立精神医療センターがございます。  本市では、福祉保健センターこころの健康相談において、薬物摂取に至る悩みや背景などについて専門職が相談に対応をしております。その中で、個々の状況に応じて、埼玉県立精神保健福祉センターや南部保健所などの専門機関と連携し、本人や家族の相談に対応をしております。  以上です。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) それでは、2回目の質問をさせていただきます。  (1)の児童生徒への薬物乱用防止の取組について再質問をさせていただきます。  学校における相談体制についてお聞きいたします。日本学校保健会公式サイトでは、オーバードーズしてしまう理由の中には、自分のつらい気持ちを誰かに伝えたい、この気持ちを分かってほしいといったメッセージが含まれていることがあると言われています。また、授業の中において、精神的にも追い込まれたときにSOSを発信する大切さについて、誰に相談すればよいのかも明示して、言わば助けてと言えるハードルを低くする取組も求められていると指摘されています。本市教育委員会では、不登校対策やSNS相談、全中学校にスクールカウンセラーの配置などを全国に先駆けて、誰一人取り残さない教育の取組を進められています。改めて、学校における相談体制について、現状をお伺いいたします。 ◎川和田亨 教育部長  議長。 ○石川清明 議長  川和田部長。 ◎川和田亨 教育部長  各学校では、教師が児童生徒の変化をキャッチするために様々な取組を行っております。学級担任等による日々の見取りのほか、全児童生徒を対象に心のアンケートや学校生活アンケート等を年複数回実施し、自分から話をすることが得意ではない子も含め、子供たちの心の声も聞けるような工夫を凝らしております。また、新たに1人1台端末を活用しながら、児童生徒の心の変化にいち早く気づき、悩みに寄り添う取組なども行っております。  相談員の配置につきましては、市教育委員会では、県の事業に加え、全小中学校にスクールカウンセラーやスクールサポーターを市独自で配置し、組織的に相談できる体制づくりに努めております。その上で、定期的かつ臨時的に、管理職を含めた関係する教職員で構成される教育相談部会等を開催し、様子の気になる児童生徒に関する情報共有や支援策の検討を行い、教職員全員で支援に努めているところでございます。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 子供たちにとって、誰かに相談してみたいけれども、なかなか勇気が湧かなくて、自分から相談をするということは難しいかもしれません。全児童生徒を対象に心のアンケートや学校生活アンケート等を年数回実施し、心の声も聞こえるような工夫を凝らしているとお聞きし、子供たちの現況や思いを受け止めることが問題の早期発見と予防につながると思いました。また、一人一人の端末の活用によって、SOSを発信しやすい仕組みになり、誰もが気軽に相談できる体制が進み、様々な対応に感謝したいと思います。今後も、相談体制の強化をさらに進めていただきますよう、要望いたします。  続きまして、安全なインターネットの使い方等についてお伺いいたします。  令和6年2月に発表されたこども家庭庁の最新の調査では、満10歳から満17歳の青少年調査では98.7%がインターネットを利用していると回答しています。また、インターネットを3時間以上利用するとした小学生は57.3%、中学生は71.8%、高校生は81.4%に上っています。オーバードーズが増加する背景の一つとして、違法薬物と違い、市販薬が薬局やインターネット通販で誰でも簡単に購入できてしまうことが指摘されています。また、コロナ禍以降、ネットにつながりを求める若者が増えた影響も大きく、SNSを通じてオーバードーズのやり方や若者が使用する様子の動画などが拡散され、乱用を助長しているとも言われています。  そこで、市内小中学校の携帯電話等の保有率や利用時間などが分かれば、お聞きしたいと思います。その上で、安全なインターネットの使い方等、どのように指導されているのかお伺いいたします。 ◎川和田亨 教育部長  議長。 ○石川清明 議長  川和田部長。 ◎川和田亨 教育部長  小中学生の携帯電話等の保有率などについては、戸田市独自では調査を行っておりませんが、埼玉県が行っている調査で、保有率、利用時間ともに年々増加していることが分かっております。各学校では、児童生徒がインターネット等の責任ある使い方や主体的な活用を考えられるようになるための授業に計画的に取り組むなど、いわゆるデジタル・シティズンシップ教育を推進しております。具体的には、小学校5年生の社会科や中学校3年生の公民などの学習において、SNSなどのツールの特徴やマナーなどを学ぶほか、日頃から1人1台端末を活用する中で、安全なインターネットの使い方を指導しております。  また、小学校の体育の保健領域や中学校の保健体育では、薬物乱用防止の学習に関連して、真偽の分からない情報はうのみにせず、確認したり、大人に相談したりすることなどを学んでいる学校もございます。学校だけの指導では十分ではないため、先ほど申し上げたように、家庭の協力も求めているところでございます。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 今や私たちの生活において、コンピューターやインターネットはもはや必需品です。子供たちにはモラルを持った前向きな使い方を学んでほしいと思います。自律的に正しくICT機器やインターネットを使いこなせるよう、引き続きの御指導をよろしくお願いいたします。  先日、先週の笹目中学校の卒業式に参加させていただきました。退場の際、背の高い生徒だと、先生の頭1つ、2つ、3つ分ももう背が高くなって、本当に私たち、小学校の卒業式にも参加させていただく機会があるんですけれども、この中学校3年間でこんなに大きくなるのかと思うほど、そんなところでももう本当感動してしまいます。また、校長先生のお話の中で、あなたたちは幸せになるために生まれてきた、そういうお話と、また、卒業生の友達や家族、そして先生方への感謝の言葉であったり、そして、子供たちの合唱、もう本当に最初から最後まで立派な卒業式に、思わず、保護者目線で感涙をしてしまいました。  学校現場では、日常の業務に加えて、対応する事案が、担任の先生であったり、担当の教員の先生に集中する場合があるかと思いますが、子供たちの課題解決のために御尽力いただいている先生方に本当に心より感謝をいたします。  また、笹目中学校の学校教育目標には、未来を見据え今を生きるとありました。子供たちが、これからどんな困難があったとしても、負けずに一人一人の未来が豊かに、幸せになれるよう願いまして、質問を終わります。
     続きまして、(2)の質問に行きます。①若者層への薬物乱用防止の取組について伺います。薬物乱用防止を啓発する取組として、これまで市では、主に広報への掲載やポスター掲示による啓発を行っているとのことでした。そこで、オーバードーズも含めたホームページの充実についてお伺いいたします。薬物乱用防止の講習会や普及運動、街頭キャンペーンであるとか、大麻、麻薬、覚醒剤、オーバードーズも含めて、薬物乱用防止運動など、市の公式ウェブサイトでそういった活動の様子なども掲載して、市民の目を引くようなホームページの充実を図ってみたらどうかとお伺いいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  薬物乱用防止の周知啓発につきましては、国、県が実施している「ダメ。ゼッタイ。」普及運動、麻薬・覚醒剤・大麻乱用防止運動などの活動内容やオーバードーズについて市のホームページに掲載し、薬物乱用が精神や身体に甚大な影響を及ぼす危険があることなど、正しい知識の普及啓発に取り組んでまいります。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 次の質問に移らせていただきます。  オーバードーズ対策として、市としても薬局に何らかの働きかけが必要かと思います。昨年4月から、厚生労働省より市販薬の乱用対策の販売規制強化がしかれ、大半の風邪薬は1人1点までの購入となっています。薬局やドラッグストアの販売窓口でおかしいと感じたときに、例えば薬の飲み方で何か困っていることはありませんかなどと声をかけていく、薬剤師などのゲートキーパー化を進めるべきと指摘されております。オーバードーズ対策として、市としても薬局に何らかの働きかけが必要かと思いますが、見解をお伺いいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  厚生労働省は、若年者の一般用医薬品の過量服薬による健康被害に関する報道が相次いでいることを受け、大変憂慮すべき事態であるとして、令和5年12月に、一般用医薬品の適正販売及び適正使用について通知を発出しております。通知では、若年者の場合において、使用者や使用目的などを十分に確認し、販売することや、依存が疑われる場合には、購入者に必要な情報提供や確認を行うなど、適正販売をすることとされており、県を通して、医療機関、薬局、店舗販売業者等に対して周知がなされております。  市といたしまして、国、県の取組を踏まえまして、今後、薬局などへの働きかけについて検討をしてまいります。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 水際対策としての検討をよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、②の薬物乱用に関する相談窓口についてお伺いいたします。  本市において、福祉保健センターこころの健康相談において、薬物摂取に至る悩みや背景などについて、専門職が相談に対応している。また、個々の状況に応じて、埼玉県立精神保健福祉センターや南部保健所などの専門機関と連携し、本人や家族の相談に対応しているということでございました。福祉保健センターのこころの相談における相談実績についてお伺いいたしたいと思います。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  相談件数は延べ相談件数となりますが、令和4年度におけるこころの健康相談の相談件数は1,167件で、そのうち薬物依存などに関する相談は21件、令和5年度は、2月末現在で889件のうち、薬物依存などに関する相談は33件となっております。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 令和4年に21件、令和5年に2月末で33件、決して少ない数字ではありません。以前、私がいただいた市民の方からの御相談に対応していただいた案件があります。その方は、薬物依存ではないのですが、アルコール依存症と診断されて、御自分ではアルコール摂取が止められず、繰り返し多量に摂取してしまい、心身ともに慢性的に障害となる状態が続いておられました。救急車を自宅に呼ばれることもしばしばで、御家族からどこに相談に行っていいか分からないと御連絡いただき、保健センターこころの健康相談におつなぎし、対応をしていただきました。福祉保健センターの窓口では様々な専門機関、専門家による相談窓口や、医療機関での治療等続き、長い時間をかけて少しずつ快方に向かっているということでございます。  次の質問に移ります。  こういった依存症に対して、家族の諦めや、何よりも多くの家族がこの問題を家族の恥と思い込んでいて、自分に原因があるのではないかと自分を責めてしまうそうです。私の相談者の方もそうでした。だからといって、親族や友人に相談しても、問題が解決することはほとんどないそうです。そこで必要なのが、専門機関に相談することだと言われています。そこで、依存症の治療を専門に行う病院や薬物依存からの回復をサポートする民間の支援団体も全国各地にあり、厚生労働省のホームページでもその連絡先が公表されています。1回目の再質問と重なりますが、こういった情報も本市のホームページにリンクしていったらどうかと、お伺いをいたします。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  市ホームページにおいて薬物乱用防止の周知啓発を行う際には、あわせて、厚生労働省や埼玉県のホームページにリンクするなど、薬物依存の治療を専門に行う医療機関や、薬物依存からの回復を支援する民間団体、そのほか家族会などの情報について掲載してまいります。 ◆7番(三輪なお子議員) 議長。 ○石川清明 議長  三輪議員。 ◆7番(三輪なお子議員) 様々対応をよろしくお願いしたいと思います。  最後に、オーバードーズを含む薬物乱用に関しまして、重篤な健康被害を引き起こす問題であるとともに、背景には社会的孤立や生きづらさがあることが分かりました。  また、薬物乱用には若年、女性に多いといった特徴を踏まえて、孤立に寄り添う支援、啓発につながるよう施策の検討を要望いたしまして、以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○石川清明 議長  この際、休憩いたします。  休 憩 11時39分  開 議 13時00分 ○石川清明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  5番、むとう葉子議員。(拍手) ◆5番(むとう葉子議員) こんにちは。日本共産党のむとう葉子です。それでは、通告に従いまして一般質問をさせていただきます。  件名1、川岸2丁目の物流施設について、これまでの経緯を要約してお話しします。約4年前の2020年の春頃、田辺三菱製薬の解体工事の説明会が、新型コロナウイルスを理由とし、地域で行われず、印刷物が近隣住民の御自宅に配られたときの相談が最初の関わりでした。その後、10月に事業所からの物流施設建設に関する説明会が平日の夜に行われ、少ない出席者の数名から疑問の声が届いたことで、私も田辺三菱製薬跡地に大型物流施設が建設されることを知りました。  当初の基本設計については割愛しますが、大きな問題点としては、小学校や中学校の通学路に隣接していること、近隣は集合住宅、戸建てのある住宅密集地で、高齢者や障害がある方、健常者であってもこの場所は生活空間であり、通勤や買物、習い事や土手に散歩する方が使用する狭い道路に面していて、交通事故に巻き込まれないかといった心配の声が寄せられました。  この建設に疑問を持つ方は、近隣住民だけでなく、子供や障害者、高齢者の安全を守りたい方、まちづくりの専門家、トラックの運転手から見た構造的な問題を指摘する方が集まり、川岸地区の生活環境を守る会が結成され、改善を求める運動に発展していきました。地元の町会や戸田市議会に対し、守る会から丁寧な説明が行われ、理解を求められ、2021年3月に提出された請願、(仮称)戸田市川岸2丁目物流施設計画における児童生徒、周辺住民の安全確保を求める請願が全会一致で採択され、その後、市長にも約8,000筆もの要望署名が提出されました。その後、物流施設建設を予定する事業者との戸田市建築紛争調整が行われたことで、市民の要求が全てかなったわけではありませんが、市議会と市民が一体となって要望を重ねた結果、当初の設計より改善がなされ、2024年、今年の1月末に建設が完了しております。  現在では、45フィート、約18メートルものトレーラーが利用を可能としていたところが、40フィート、16メートルまでのトレーラーの使用となり、24時間365日営業するということで、物流施設に出入りするトラックやトレーラーの想定数は1日約100台増となっています。夜間の照明がとても明るいことなど、以前は分からなかったことが今分かってきて、市民から事業者へ伝えられ、ほかにも改善の検討をしてもらっているとのことです。現在こういった協議ができているのは、これまでの市民運動の成果だと思っております。  私は、2022年、建築工事が始まる前に、朝の通学・通勤時間帯がどのようなのか調べるために、川岸2丁目交差点に立ち、その状況を調査し、その3月議会で資料を提出して改善を求めました。今はまだ運用が開始されていないようですが、本市でこれからできることについて質問いたします。  (1)トラックの出入口が小学校の通学路に面していることから、物流施設内に公開空地が設けられ、通学路として利用するかどうかが検討されてきました。公開空地を利用する児童は川岸1丁目に住む子供たちで、これまで情報や説明が不足していたと聞いております。利用する児童の安全対策と保護者への説明を行うべきと考えますが、市の考えをお聞きします。  (2)として、物流施設に隣接している道路は、子育て世帯から高齢者が多く使用する地域住民の生活道路です。朝の通勤・通学の時間帯を調査し、夕方の事故が起きやすいとされる西日が当たる時間にも交差点の状況を確認し、危険な時間帯を住民と共にお伝えしてきました。物流施設が建設され稼働するに当たり、これまで市が行ってきた対策についてお聞きします。  (3)都市計画において用途地域を変更してほしい旨の要望があります。今後、市が進めようとしている新たな都市マスタープランの中ではどのように考えられているのでしょうか、お聞きします。 ◎川和田亨 教育部長  議長。 ○石川清明 議長  川和田教育部長。 ◎川和田亨 教育部長  件名1、川岸2丁目の物流施設について、(1)利用する児童の安全対策と保護者への説明についてお答えいたします。  川岸2丁目の物流倉庫につきましては、児童生徒の登下校の安全を確保する観点から、市議会からの請願もあり、施設内の公開空地に通学路を想定した通路が設置されました。教育委員会による現場確認に加えて、戸田第二小の学校運営協議会や喜沢中の学校関係者による現地視察も既に実施されており、その際、通路使用に関するルールの表示やフェンスの補強等、安全面への配慮について管理会社に伝えております。  通路を通学路として利用することにつきましては、該当の戸田第二小、喜沢中、両校ともに全家庭へ通学路が変更となる通学班や、新しい通学路図、通路に設置される防犯カメラ等について通知しております。さらに、関係する通学班につきましては、教師が児童と共に通路を歩き、安全面の指導を行っております。 ◎早川昌彦 都市整備部長  議長。 ○石川清明 議長  早川都市整備部長。 ◎早川昌彦 都市整備部長  (2)隣接している生活道路の交通安全対策についてお答えします。  市では、川岸2丁目物流施設が計画された以降、地域の皆様の声、議会で採択された請願項目、文教・建設常任委員会からの要望事項について、事業者と交渉を行うとともに、戸田市建築紛争調整委員会を複数回開催し、対応を行ってまいりました。  同物流施設が令和6年1月末日にて竣工することもあり、1月29日開催の文教・建設常任委員会へ請願・要望事項について、交通安全対策に関することも含め報告しております。これまで懸念された事項については、紛争調整委員会からの調整案のほか、双方の歩み寄りなどにより合意し、協定締結に向け調整していると伺っております。  なお、市独自の取組といたしましては、川岸交差点から川岸橋区間の植樹帯を縮小し、歩道の有効幅員を広げる改良工事を実施しております。  次に、(3)用途地域の変更要望。新たな都市マスタープランの中ではどのように考えているのかについてお答えします。  本市の都市マスタープランは、都市計画法第18条の2に基づき、市町村の都市計画に関する基本的な方針として定めており、平成31年1月、立地適正化計画との整合を図るため部分改定しておりますが、都市づくりの目標及び理念については、平成24年11月策定の第2次戸田市都市マスタープランを踏襲していることから、第5次総合振興計画との整合、本市を取り巻く都市環境の変化、新型コロナウイルス感染症や地球温暖化などの社会変容に対応したまちづくりを進める必要が生じています。そのため、令和6年度から現行マスタープランを見直すために、必要経費について今議会に予算計上したところです。  都市マスタープランの見直しに当たっては、直接制限を受ける関係権利者の合意形成が重要であることから、地域が一体となって話し合う場を設け、幅広い方々からの御意見を反映できるよう努めてまいります。その中で、地域からの御意見として用途地域変更に関する要望があった場合には、改めて将来の土地利用方針を検討してまいります。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) では、順次、再質問させていただきます。  (1)の教育委員会のところですけれども、公開空地を通学路としておりますが、3月8日の午後の下校時に通学班で先生方と歩き、11日の月曜日から使用開始となっております。拙速なのではないかと思いますが、いかがでしょうか。  また、公開空地内の通路における登下校時の児童生徒の安全確保についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎川和田亨 教育部長  議長。 ○石川清明 議長  川和田部長。 ◎川和田亨 教育部長  4月からの新しい通学班での登校に向け、学校はこの時期に次年度の通学班を編成し、子供たちが新しいメンバーや通学路に慣れるようにするとともに、新1年生も安全な登下校を送れるよう、通学班会議を行っております。  戸田第二小学校は、3月8日に通学班会議を行い、教師と児童が一緒に通学路の安全を確認いたしました。また、通路の使用開始時期につきましては、学校がこの日以降通学路として使用したい旨を管理会社に伝えたことで、早めに準備が進み実現したと伺っております。  なお、引き続き議員の皆様をはじめ、多くの皆様の御支援を賜りながら、児童生徒の安全が守られるよう努めてまいります。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 経緯については分かりました。  1月26日に学校運営協議会と喜沢中や戸二小の先生、教育委員会が通学路を視察し、フェンスの強化などもしていただいたということで改善された部分もあるかと思います。通学路の安全対策については、引き続きよろしくお願いします。  物流施設ができて、子供たちが安全に通学できるようにするために、教育委員会も本当に大変だと思います。しかし、何かあってからでは遅いと思い、私も11日に現地を視察しました。この公開空地は門があり、いつでも開いているわけではないことから、11日の朝に初めて通学班と一緒に歩いてみました。紛争調整で、市道からの見通しをよくするため真っすぐな道をと住民より求められていたことにより、東部センター通りからや、戸二小通りからも見通しがよく、車道を歩くより、子供たちにとっては安全だと思いました。また、通学路といっても一般の人も歩道として使用することができる道となっています。ただ、どうしても一般歩道からは隠れてしまうので、ふだんの見守りは必要だといった声もあります。  子供たちと歩いた感想は、意外と長い距離であり、確かに防犯カメラもついておりますが、随時防犯カメラをチェックする方がいないことから、公開空地が開いている時間帯は事業者側の巡回員が見守りをしていることとなっているそうです。私は子供たちにお行儀よく1列になって通学してほしいと言っているのではありません。子供は失敗を繰り返しながら成長していくと、先日の卒業式でもそのように思いました。一般論として、通学路を見守っていると、子供たちはふざけているうちにいざこざを起こすことがあったり、子供だけで解決できることもあれば、小さなお子さんですと、うずくまったり泣いていて動かなくなったりして、そういったトラブルの解決ができない状況も多々あります。夏は体調を崩す子もいたり、自宅まで引き返すという子もいました。やはり大人の見守りが必要だと思うことから、事業者とも協議して、必要に応じて巡回を通学時間帯に合わせてもらうなどの対応をしてほしいと要望いたします。  では、(2)について再質問いたします。  まだ稼働されておりませんが、交通安全の問題はこれまでも指摘されており、地域の住民による紛争調整や市議会としても要望を重ねてきた結果、先ほどの答弁のとおり改善策が図られてきました。実際私も使っている道なので、事業者によるセットバックで歩道の幅が拡幅されていることや、川岸2丁目交差点の隅切りなど、建設当初の基本設計のときよりとてもよくなったと思います。市独自でも植樹帯を残しつつ、歩行者や自転車が行き交うことがスムーズになるよう有効幅員を造ってもらっております。  ちょうど2年前の同じ時期、通勤時間帯の川岸2丁目交差点に立って、歩行者や自転車、車、バイク、tocoバス、国際興業バスの数を数えた資料を提示しておりますが、朝の通勤時間帯は車の渋滞や自転車、バイク、駅に向かう歩行者が多く行き交う場所です。ごみ収集がある曜日に関しては、収集車を追い越す車が対向車線に出てぶつかりそうになることがあり、ひやっとさせられることが何度もありました。また、川岸交差点では、オリンピック通りと東部センター通りの交差点ですが、この交差点の歩道側にあるゴム製のポールが何度もなぎ倒されており、何度も修繕していただいておりますが、改善されなかったことから、鉄製のポールにしてもらった経緯があります。  先週の木曜日ですけれども、その夜に、乗用車の単独事故ですが、夜、電柱にぶつかる事故があったというふうに市民から聞きました。土曜日に蕨警察に確認したところ、夜22時15分頃、縁石を乗り越えて信号柱にぶつかった事故があったとのことで、私も現地を確認してきました。死亡事故が起きてからでは本当に遅いと思いました。川岸交差点においては、夜は暗くて縁石が見えづらいことから、運転手にとって見えやすい反射板を交差点の4か所に設置してほしいと思います。これは要望といたします。  歩行者がトラックやトレーラーに巻き込まれないための注意喚起についてですけれども、川岸2丁目交差点と川岸交差点に行ってほしいと思います。また、川岸交差点はこれまでも事故が起きており、地域の方々から歩車分離信号機の要望がありますことから、そういった対応ができないかお聞きします。 ◎早川昌彦 都市整備部長  議長。 ○石川清明 議長  早川部長。 ◎早川昌彦 都市整備部長  まずは、川岸2丁目物流施設を運営する事業者に、大型車両運転手に対して安全運転を心がけるようお伝えさせていただきます。  両交差点における歩行者への注意喚起につきましては、物流施設稼働後、大型車両の運行状況を確認した上で、必要に応じてオリンピック通りを管理する埼玉県への情報提供と、注意看板等の設置を検討してまいります。  また、歩車分離信号機の導入につきましては、蕨警察署に確認したところ、交差点の大きさ、歩行者や自動車等の交通量、交通事故発生状況などを総合的に勘案し決定しているとのことです。このことから、物流施設稼働後のテナントの利用状況、川岸交差点の今後の交通状況を踏まえた上で、必要に応じて蕨警察署に相談してまいります。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 事業者に安全運転を心がけるよう伝えていただけるということで、よろしくお願いいたします。  それと、注意喚起の看板の検討や歩車分離信号は、一般的な方法を答弁されたのかなというように思いますが、本当に事故が多い場所ですから、警察と対策を検討してほしいと強く要望いたします。  (3)については再質問ありませんけれども、戸田市都市マスタープランの見直しを令和6年度からスタートするとのことで、今定例会に予算案が示されているといった答弁がありました。第5次総合振興計画との整合、本市を取り巻く都市環境の変化、新型コロナウイルスによる感染症や地球温暖化など、社会変容に対応したまちづくりを進める必要があるとのことで、私もその必要があるだろうと同様の意見です。  都市マスタープランの見直しは、直接制限を受ける関係権利者との合意形成が重要であることから、地域が一体となって話合いを行う場を設け、幅広い方からの御意見が反映できるよう努めていくと。その中で地域からの御意見として、用途地域変更に関する要望があった場合には、改めて将来の土地利用方針を検討するといった御答弁でした。  都市マスタープランは最上位計画ですが、直接関係する関係権利者の合意形成が重要であるということも分かります。しかし、川岸の物流施設建設のように、1,000人規模の小学校と中学校の通学路が隣接していること、障害者福祉センターもあり、狭い道路を通行するにはあまりにも大きなトレーラーが走行可能となっております。生活空間としても、街の構造的なつくりとしても、大きな物流施設建設はなじまない場所だったからこそ、地域住民が一体となってこの問題に声が上がったのだろうと感じます。地域住民がまちづくりに目覚め、自分たちの手で住みよいまちをつくっていこうとする主体的な活動に関わってきた者として、市には住民の意見を聞く機会をしっかりと設けて、地権者の合意形成を図り、今後のまちづくりを進めてほしいと要望いたします。  では、件名2について質問させていただきます。  件名2、戸田市プレミアム付商品券について。昨年第一弾として行った戸田市プレミアム付商品券について、市民から様々な声をいただいてきました。昨年、花井議員や三浦議員が一般質問しており、改善もされてきたところです。私も市内に住む方々のほか、事業所から同じような要望をいただき、担当に改善を求めてきましたが、12月議会で提案された第二弾プレミアム付商品券において、まだ改善がされていないことがあることや、今議会で提案されている第三弾プレミアム付商品券について改善する予定なのかということを知りたいと思い、一般質問で取り上げることとしました。  第一弾プレミアム付商品券では、当選しなかった方々より、当選した人は本当にいるのか、また、何度も抽せんに外れて悔しいなどの訴えのほか、そもそもスマートフォンを持っていない人は抽せんできないけれどもどう考えているのか、と厳しい御意見をいただきました。
     また、プレミアム付商品券が利用できる店舗からは、プレミアム付商品券の電子アプリにクーポンというタップする場所が設けられていますが、タップしても何も出てこないということで、何のためにクーポンという箇所があるのか分からない、お店としては外れた方に対し残念賞としてクーポンを独自でプレゼントしてあげたいけれども、この機能を有効に活用することはできないか。また、PayPayのように支払いが行われたときにちゃりんという音が小さくて聞こえず、使用した方に画面を何度も見せてもらい支払い確認をしなければならない、手間がかかる、など、アプリ自体の不備を指摘されております。そこで、3点についてお聞きします。  (1)当選率の改善はどのように行うのでしょうか。  (2)紙の商品券も併せて準備するべきと考えますが、市の考えについてお聞きします。  (3)サービスの向上を図るため、電子アプリの改善を求める声がありますが、市の対応についてお伺いします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林環境経済部長。 ◎香林勉 環境経済部長  件名2の戸田市プレミアム付商品券について、(1)当選率の改善についてお答えいたします。  初めに、前回のプレミアム付電子商品券TODA PAY事業では、応募者1万4,160人に対し、最終的な当選者7,346人で、当選率は51.9%でございました。想定以上に反響がありました一方で、当選率が低いという声はこれまでもいただいており、抽せん方法等に課題があったと認識をしております。このため、3月8日から既に抽せん申込みが始まっている第二弾において、より広く市民の皆様にTODA PAYによるプレミアム付電子商品券が行き渡るよう、改善を図ったところでございます。  具体的には、1人当たりの申込セット数の上限を5セットから3セットへと変更するとともに、抽せん方法も前回のように当たるか外れるかの2つの選択肢ではなく、申込数が発行セット数を上回る場合には、抽せん結果が3セット、2セット、1セット、ゼロといずれかになるようにいたします。加えて、発行セット数も2万5,000セットから3万セットへと増加をさせており、より多くの方が当選し、御活用いただけると考えております。  次に、(2)紙の商品券も併せて準備するべきについてお答えいたします。  TODA PAYにつきましては、紙との併用は考えておりません。電子商品券のみとした理由につきましては、利用者にとって1円単位で利用できる電子ならではの利便性があることや、加盟店舗にとって換金に係る事務負担の軽減等のメリットがあることなどを総合的に考慮した結果でございます。仮に紙の商品券を併用した場合には、その分の加盟店の事務負担が生じます。  実際にTODA PAYの加盟店からは、換金の手間が省けて楽になったとの声をいただいております。また、事業の実施主体である商工会の負担軽減にもつながっております。  その一方で、紙の商品券は印刷から発券、回収、溶解処理に至るまでのコストが上乗せされます。今後、継続的に事業を実施していくためには、コスト面も十分に考慮する必要がありますことから、紙の商品券との併用は考えておりません。  次に、(3)サービスを向上させるため電子アプリの改善を求める声についてお答えいたします。  電子アプリは一度構築したらそれを何度も活用することにより、費用対効果を高めるというメリットがあり、また、前回の第一弾が1月末で終了したばかりでありますことから、今すぐにアプリの機能変更は難しいと考えております。  しかしながら、アプリの決済音の小ささの改善や、マップ機能の充実などの要望がありますことは認識をしており、前回の実績や、利用者、参加店舗の声を踏まえ、商工会とも調整をしながら可能な範囲で改善に努めてまいります。  市といたしましては、多くの方に利用していただくための新たな展開として、令和6年度には県の新たな歩数アプリ、コバトンALKOOマイレージとTODA PAYアプリの両方に登録した市民に対し、500円のTODA PAYポイントを付与する取組を実施いたします。今後もTODA PAYのさらなる活用について検討を進めてまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) では、(1)について再質問いたします。  多くの市民が当選するように、第二弾では発行セット数を3万セットに増やし、購入できるセット数も1人3セットまでとし、第二弾では段階的に当選するように工夫しているということは分かりました。では、秋に実施予定の第三弾で2万5,000セットに戻っているのはどうしてでしょうか、お伺いします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  第二弾につきましては、国からの交付金を活用し、物価高騰への緊急対策として実施する側面もありますことから、発行セット数を増やし、あわせて、プレミアム率を20%から30%に引き上げたものでございます。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 秋に実施される第三弾の答弁はなかったと思いますけれども、第三弾で2万5,000セットにしているのはどうしてでしょうか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  プレミアム率を20%から30%に引き上げたのは、発行セット数と同様、国の交付金を活用した緊急対策として実施するためでございます。  また、第三弾につきましては、一般財源より毎年継続的に実施する分として、発行セット数を2万5,000セット、プレミアム率を20%とするものでございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 第二弾についてはもともと20%還元だったところを、物価高騰対策として国からの交付金を活用して10%引き上げたということは分かりました。また、第三弾に関しては国からの交付金がないので、プレミアム率が20%還元で2万5,000セットとなるということを理解いたしました。  (2)については、後でもう一度お聞きします。先に(3)について再質問いたします。  最初の答弁では、電子アプリを一度構築したら、それを何度も活用することにより費用対効果を高めるというメリットがあるとのこと。また、前回の第一弾が1月末で終了したばかりであることから、今すぐにアプリの機能変更は難しいが、アプリの着信音、ちゃりんという音の小ささの改善、マップ機能の充実などの要望があることは認識しており、前回の実績や利用者、参加店舗の声を踏まえ、商工会と調整しながら可能な範囲で改善に努めるということでした。  第二弾では、埼玉県での新たなコバトンALKOOマイレージとともにTODA PAYアプリを導入した方に、TODA PAY500ポイントをお渡しするという取組でさらなる活用をするということですけれども、さらなる活用の前に、利用者や加盟店舗の使い勝手がよくならないといけないと思います。電子アプリのTODA PAYが使える店舗のマップ機能について、現在は最低限の情報しか載っておりません。お店の名前だけでは、美容室なのか、飲食店なのか、書店なのか、何を売っているお店か分からないといった声があります。お店の写真や商品の紹介などの充実を市が率先して取り組むべきと考えますが、市の考えをお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  秋に実施予定の第三弾において、加盟店舗の皆様にマップ機能を御活用いただくことを予定しておりますので、実施主体となる戸田市商工会と協議を重ねてまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) ありがとうございます。  ただ、マップ機能については昨年の第一弾のときに利用できる店舗から改善を求められており、次に行う第二弾のときには改善してもらえるように担当課には伝えてあったものです。利用できる店舗が明確でないと、申込みの段階で市民にメリットがあるのかないのかも分からないという声もありました。マップ機能について、第三弾からではなく、第二弾から活用できるようにするべきと考えますが、市の対応をお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  現在、第二弾が既に動き出している状況の中、加盟店舗への周知など、新たな調整や準備に期間を要しますことから、第二弾からの活用につきましては困難でございます。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) デジタルなのにスピード感がなくて残念ですが、第三弾からは加盟店舗の詳細な内容やお店の写真などがマップ機能に載るようにしてください。TODA PAYをどこで何に使用できるのか、店舗を明確にする必要がありますので、スピード感を持って行うよう要望します。  それでは、第一弾が終了する1月末にいただいた市民の意見ですが、TODA PAYポイントの残金を利用者に使わせてもらえない店舗があったようです。実際、市はどう捉えているのでしょうか、お聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  ポイントの端数につきましては、御利用いただけるものとなっております。先ほど申し上げましたとおり、1円単位で利用できる点が電子商品券ならではの利便性でございますので、加盟店舗には改めて周知徹底をしてまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) そうしてください。  では、(2)の再質問になりますが、本事業はスマートフォンを持っていないとそもそも購入することができず、不公平だという声があり、私もそう思います。公平性が求められており、市民ならば誰でも参加できないとおかしな事業となります。第一弾のときは、同じ時期に高齢者に対する敬老祝い品が通常より8,000円多く、1万円の商品券が出されたので、スマートフォンを利用する働く世代と分けて物価高騰対策としたようですと説明して乗り切ってまいりました。  しかしながら、今後も電子商品券だけというのは、やはり公平性に欠けており、誰一人取り残さないという観点からも説明がつきません。電子商品券と同様に、紙の商品券を併せて準備することを求めます。御答弁ください。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  スマートフォンを活用した電子商品券とした理由につきましては、利用者にとって1円単位で利用できる電子ならではの利便性がありますことや、加盟店舗にとって換金に係る事務負担の軽減等のメリットがあること。コスト面などを総合的に考慮した結果でございますので、紙との併用については考えておりません。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 紙の商品券を作らないという答弁ですけれども、作らないというのなら、市民が平等に参画できることを何か考えてほしいと思います。市民の税金を利用している事業であることから、今後何度も行うのであれば、みんなが平等に参加できるような制度設計を準備してから行うようにしてほしいと要望します。件名2を閉じさせていただきます。  では、件名3、地域福祉のサービス拡充について。毎日生活しているとごみが出ます。ごみ集積所に持っていけば回収してくれますが、高齢で歩行が困難になり、筋力の低下で重いごみを持ち上げる動作にも困難が生じ、障害者も同様な課題がある場合は、ごみを出すのも一苦労です。環境省の調査によると、平成22年度の調査で古い情報ですが、1人当たりのごみの排出量は平均で976グラムとなっています。独り暮らしでも1日に平均1キロのごみを出している計算になります。1週間なら7キログラム、2人の高齢者世帯なら1日2キロ、1週間なら14キロにもなります。若い方はごみを集積所に持っていくことは問題ない家事の一つですが、高齢になると筋力の低下や腰痛、骨粗鬆症による骨折などにより、若い頃と同じように動くことが難しくなります。また、腕や体幹の筋肉の衰え、関節リウマチを患うとごみ袋を持つことも大変です。さらに認知症やその前段階の軽度認知障害になると、曜日や分別ルールを覚えることが難しくなります。加えて集積所まで遠かったり、エレベーターのない集合住宅に住んでいたりする場合、ごみ出しの負担はさらに大きくなります。  また、日常生活の支援の状況についても、介護保険でホームヘルパーを利用していたり、離れて暮らす家族が週末だけお世話に来ていたりする場合もあれば、社会的に孤立していて、一切の支援を受けていない場合もあります。  こうした困難の度合いや支援状況の違いにより、高齢者のごみ出しは、ごみ出しができなくなる、不適切なごみ出しをする、無理にごみ出しを続けるという3つの悪い状態に陥る可能性があると指摘されております。  こういった課題を解決するための施策として、戸田市では高齢者や障害がある方に対しごみ収集を行う、まごころ収集というものがあります。高齢者や障害があり、ごみ捨てに関する課題に対応する施策が整っている自治体と言えそうですが、以前、石川議員も一般質問されていたように、利用件数が少なく、ごみ出し支援が必要な方に行き届いているサービスとは言い難いと、地域の高齢者を見守るケアマネジャーから話を聞きました。  地域の困り事を聞いている地域包括支援センターでは、要支援、要介護者だけでなく、地域で暮らす高齢者が介護保険制度を申請する前からの困り事も聞き取る仕事を担っており、ごみ出しに困っている人が増えていること、また、現在訪問介護で家事援助を行っている方でも、朝8時にヘルパーを位置づけることは人材不足のため困難であり、料金も早出手当等が加算され金額が高くなることなどの課題が上がっていました。簡単に言うと、戸田市のまごころ収集をもっと充実させてほしいとのことでした。  そこで、(1)現状についてお聞きします。  (2)として、まごころ収集の拡充について、市の考えをお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  件名3の地域福祉のサービス拡充、(1)まごころ収集の現状についてお答えいたします。  まごころ収集につきましては、家庭ごみの収集を委託しております戸田環境整備事業協同組合において、業務委託の範囲外の無償活動として平成15年度より実施をしていただいております。対象につきましては、ホームヘルパーの派遣を受けていない世帯のうち、65歳以上の独り暮らし世帯、障害者のみを構成員とする世帯、介護認定者のみを構成員とする世帯で、身近な人の協力が得られず、ごみを集積所に出すことが困難な世帯となっております。  現在9世帯の登録があり、家庭ごみの通常収集が比較的落ち着いている毎週木曜日の午後に、玄関前までごみの収集に伺っております。その際、収集員は安否確認にも気を配るようにしております。市や本人から費用は取らず、あくまで業者によるボランティアとして実施しておりますので、10世帯程度を限度として以前より運用をされております。  市の関わりとしましては、収集の開始に向けて事前に現地を訪問し、御本人の状態やごみ出しができそうな場所の確認などを行い、案内図などを作成して同組合に取り次いでおります。周知につきましては、高齢者福祉部署や障害者福祉部署に利用条件などを情報提供し、ケアマネジャー会議などで情報共有を図っていただいております。  次に、(2)支援体制の強化、拡充をしてはどうかについてお答えいたします。  まごころ収集は収集業者によるボランティアとして実施してきているため、取扱件数を増やしつつ、安定したサービスを対象者に提供するためには、市の事業としての位置づけで制度設計や予算措置を強化する必要がございます。あわせて、収集を行う側も昨今は人手不足の傾向にあり、追加業務を安定的に担える人員体制を整えていくことも必要です。  今後の支援体制につきましては、近隣の状況把握や先進事例の調査を行うなど、研究・検討をしてまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) では、順次、再質問させていただきます。  実態の把握はどうされているのでしょうか。現在行っている地域包括ケア会議の内容や、3年に一度の市民アンケート結果についてお答えください。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井健康福祉部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  初めに、3年に一度の市民アンケートの結果からお答えいたします。  令和6年度から8年度までの第9期介護保険事業計画の策定に向け、要介護認定を受けており在宅で生活している市民を対象に、令和4年12月にアンケート調査を実施いたしました。その中で、要介護認定者が今後の在宅生活の継続に必要な支援・サービスを問う質問に、ごみ出しの選択肢が含まれております。  調査結果では、653人の回答者のうち、13.8%、90人の方がごみ出しの支援の必要があると回答していました。3年前の第8期計画に向けた調査結果時の13.3%から、ほぼ横ばいとなっております。  次に、現場の声についてお答えいたします。  市内居宅介護支援事業所のケアマネジャーを集めて行うケアマネ会において、地域のニーズ調査を行っております。その中で、高齢者の困り事であると同時に、ケアマネジャーにとっての困り事でもある上位3つの困り事として、ごみ出しやごみの分類、病院や銀行の付添い、自宅に届く様々な書類の内容確認や分類整理が現場の声として上がりました。  また、市職員と地域包括支援センター職員が一堂に関する地域包括支援センター会議では、地域包括支援センターにおける総合相談に寄せられたごみ出しに係る相談対応等について、情報を共有し、地域課題の把握に努めているところでございます。
    ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 今の御答弁では、第9期介護保険事業計画に向けた市民アンケート調査は、要介護認定を受けている方が対象で、令和4年12月に実施しており、その結果、回答者のうち13.9%、90名の方がごみ出しの支援の必要があると回答しております。これは、3年前とほぼ横ばいという答弁でしたが、微増していると私は思います。これに対して、まごころ収集の利用実績は9件であり、現在、このアンケートに対してですけれども、1割程度しか利用できていないということになります。  なぜこれほどに少ないのかと私も調べてみたところ、市のホームページを見て、ごみ捨て、まごころ収集、と検索しても該当する内容は出てきませんでした。幾つか該当しそうな文言、例えば高齢者のごみ捨て、課題と検索しますと、2017年、神保市長のときですけれども、そのとき、6月に更新されている地域包括ケアシステムという場所にたどり着きますが、まごころ収集の文言も案内もありませんでした。  これまでも高齢者のごみ捨てについては課題があったにもかかわらず、まごころ収集につながってないと感じました。要介護認定を受けていない方、潜在的にごみ捨てに困られている方に対しても、まごころ収集の情報が行き届いているとは言い難いと思います。周知はどのようにされてきたのでしょうか、お答えください。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  周知につきましては、先ほど申し上げました地域包括支援センター会議の場や、ケアマネ会の場において、まごころ収集について周知のほうを行ってまいりました。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  ごみ収集のサポートを必要とする方にとってどのような福祉サービスが適しているのか、福祉サービスの相談時や提供時に行われる見立てや御案内に際して、まごころ収集が選択肢の一つとなるよう、福祉部門を経由し、現場のケアマネジャーに情報提供をしております。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) ケアマネジャーを通してということだと思いますが、先ほども言ったように潜在的にケアマネジャーにもつながっていない方にとっては、やはり市のホームページ等で周知する必要はあると思います。  まずは市のホームページで、高齢者や障害者のごみ捨てで検索すると、まごころ収集が出てくるように周知を徹底してはいかがでしょうか。また、健康長寿課や障害福祉課、環境課にまごころ収集の分かりやすいチラシを置くことや、高齢者のサービス概要が載っているパンフレット等にまごころ収集の情報を載せるよう求めますけれども、市の考えをお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  広く募集するという周知方法につきましては、かえって混乱を招きかねないと考えております。また、まごころ収集につきましては、福祉サービスの相談の際の選択肢の一つとして位置づけており、引き続き相談者の状況に応じ現場のケアマネジャーを通して情報提供を図ってまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) 混乱を招くというのは、結局現在受皿を担保できていないからです。一答目の御答弁で、まごころ収集は収集業者によるボランティアとして実施しているため、件数が増えても安定したサービスを対象者に提供するためには、市の事業としての位置づけで制度設計や予算措置を強化する必要があると、それなりに私は前向きな答弁をいただいていると思っていました。  今回周知徹底を求めたのは、実態の把握をきちんとしてほしいからです。周知した結果、まごころ収集を申請したい方に手を挙げていただいて、それでも戸田市のまごころ収集の条件が厳しいので対象にならない方もおられるでしょう。それから、ケアマネジャーに周知しているという答弁がありましたけれども、まだケアマネにもつながっていない、先ほど言ったように、年々身体機能が低下して、潜在的にごみ出しに困っている高齢者の方も増えている、そのように聞いております。その数を毎年把握しておく必要があると考えます。    ですから、きちんと周知していただき、同時に受皿をつくっていくということを考えていかないと、せっかくまごころ収集があるのに意義がないと考えます。事業自体が隠されているというふうに思います。  市の事業として制度設計の内容と予算はどれぐらいになるのかお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  現時点で制度設計や予算について仮定としてお答えすることは困難でございます。近隣の状況把握や先進事例の調査を行うなど、研究をしてまいります。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) では、引き続き再質問させていただきます。  先ほどの福祉部の3年に一度のアンケート調査で、約90名の方がごみ出しに課題があると言っておられますから、その数を基に進めていってもらい、その上できちんと制度設計と予算措置を考えて、周知徹底を行ってほしいと要望いたします。  近隣市の調査研究を私もしました。調べたところ、お隣の蕨市では、昨年、令和5年の10月より、ふれあい収集という高齢者や障害者のごみ捨ての課題を解決するための事業を開始しております。蕨市でも、ごみ出しのときに転倒し、横たわって動けないところを通行人の人が助けるなどした経緯があり、対象となる方への戸別収集が必要という判断がなされ予算を計上したということを教えてもらいました。  予算は令和5年10月から令和6年3月までの半年間で70万6,000円。積算根拠は、1人1回280円としてシルバー人材に委託しています。シルバー人材の方は、地域におられる方が担い手となり、お小遣い稼ぎになっているとのことでした。現在のごみ出しの利用者数は30名であり、亡くなる方もいますが、増えていく傾向ということで、令和6年度予算は増やしているそうです。利用者には黄色いカードを渡しており、ごみを出さない日は黄色いカードを出しておくよう伝えてあります。ごみもなく、黄色いカードが出ていない日は、地域包括支援センターなどに連絡を入れ、安否確認をする仕組みになっています。  戸田市のまごころ収集で申請者が増えた場合の制度設計と予算の積算のほか、蕨市のように、ふれあい収集のようなほかの方法も検討してはどうかと考えますが、市の考えをお聞きします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  お隣の蕨市の事例につきましては、利用要件や実施スキーム、予算などについて研究してまいりたいと思います。  以上でございます。 ◆5番(むとう葉子議員) 議長。 ○石川清明 議長  むとう議員。 ◆5番(むとう葉子議員) では、6月議会でも質問しますので、きちんと研究してください。  蕨市の担当もおっしゃっていましたが、ごみ収集車1台の予算を計上すると、トラック1台と人件費として職員2名を配置して、ガソリン代もかかり大きな予算となることから、シルバー人材に委託するふれあい収集で対応したとのことでした。  ネットで調べたところ、ごみ出し支援を行っている自治体は、高齢者世帯から確実にごみ、資源物を収集できるようになった、ごみ屋敷の未然防止につながったという廃棄物管理上の効果や、高齢者福祉として、高齢者世帯の生活の利便性が向上した、高齢者世帯の福祉が充実したという効果があるそうです。ほかにも、地域の交流が深まったり、住んでいる人の顔の見える地域づくりが進められるといった効果もあるようです。地域の中でごみ出し支援が必要な高齢者を見つけ出し、制度の利用を促し、見守りを行うことこそが地域を包括する取組ということです。  第9期介護保険の改定では、在宅介護に従事するホームヘルパーの報酬改定がマイナス改定となっており、国が訪問介護を軽視していると言わざるを得ないひどい改定となっております。各自治体の訪問介護事業所からは、とてもじゃないけれどもやっていけないという声が上がっており、今後ますます在宅における介護職の人材が少なくなるでしょう。  そういったときに、現在の戸田市のように8時まで高齢者のごみ出しを行えるヘルパーはいなくなる可能性があります。せめてごみ出しを9時にしてほしいというケアマネからの要望もありましたので、この場でお伝えいたします。  この問題は高齢者や障害者だけでなく、地域に住む私たちの生活環境にも直結する課題ですので、すぐに前進させてほしいと切に要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。御答弁ありがとうございました。(拍手) ○石川清明 議長  この際休憩いたします。  休 憩 13時57分  開 議 14時05分 ○石川清明 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  1番、小金澤優議員。(拍手) ◆1番(小金澤優議員) 立憲民主とだの小金澤です。まずは、元旦に起きました地震にて被災された方々には謹んでお見舞いを申し上げるとともに、皆様の安全と地域の早期復旧を祈念させていただきます。  このところ、昨日は20度を超える陽気となり、もう寒くならないと思っておりましたが、本日は昨日と比べて風も冷たいということもありますが、10度以上も低くなったとのことです。今週の水曜日には降雪の可能性もあると、一部報道で今日の朝伝えておりました。皆様も体調、そして足元に十分注意してお過ごしいただければと思います。  それでは、通告に従い質問をさせていただきます。  今回は、市民の日常に深く関係のある質問とさせていただくことにしました。まず1つ目は暑さ対策についてとなります。  昨年は記録的な猛暑となりましたが、新型コロナウイルスの5類移行も受けて、市内では多くのイベントが実施されました。また、異常気象の影響で秋になっても気温は下がらず、真夏のような天候が続いたことは皆様も実感されたと思います。そのせいか、四季の間隔もずれてしまい、一部の方たちの中では、四季ではなく季節が2つしかなくなってしまったのではないかという声も聞かれたぐらいです。  市内では、夏から秋にかけてお祭りを含む野外イベントは盛況を極めておりましたが、熱中症による気分の悪くなる方も多かったようです。実際、私もイベント先で倒れた方を何度も見ております。そして、町なかで歩いていた御高齢の方がその場に座り込んでしまい、近くにいた方と一緒に救急車到着まで介抱をさせていただいたこともございます。今までで一番熱中症になった方を多く見かけた1年となりましたが、同じような体験をしている方も多いのではないでしょうか。  命の危険性にも直結していることから、市としてもしっかりと対策を取っていかなければなりません。聞いた話では、暑さを考慮して、毎年定番の行事の時期をずらすといった町会も出ているようです。特に体力が低下している御高齢のことを考えると、あらゆることに合わせて変化していくことも仕方のないことだと考えております。  とはいえ、夏場であっても出かけることは多々ございます。公共交通機関を利用していただくことも重要ではございますが、猛暑の中、歩いたり自転車での移動が避けられないこともあると思います。そのようなときに休養できる場所が、まち全体にあることが重要ではないでしょうか。  以上を踏まえまして、質問をさせていただきます。  件名1、クールシェアスポットについて。(1)クールシェアとだの概要について伺う。  (2)市内におけるクールシェアスポットとして利用できる地域ごとの施設数について伺う。  よろしくお願いします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林環境経済部長。 ◎香林勉 環境経済部長  件名1のクールシェアスポット。(1)クールシェアとだの概要について、(2)市内における地域ごとの施設数につきましては、関連がございますことから一括してお答えをいたします。  クールシェアとは、環境省が推奨しております地球温暖化対策の一環であり、夏の暑い日に家で1人1台のエアコンを使うのではなく、涼しいところに集まり、みんなで涼しさを共有することで省エネルギーを推進する取組でございます。  戸田市では、平成28年度から全市的にクールシェアとだとして取組を開始し、クールシェアの趣旨に御賛同いただいた店舗と公共施設において、これまで継続的に実施しております。例年7月から9月までの3か月間をクールシェア実施期間としてまいりましたが、暑くなる時期も早まってきていることから、今年度は6月から開始と、1か月期間を広げて実施をしたところでございます。  なお、実施に当たりましては、戸田市広報の環境月間に係る特集ページや、市のホームページ、SNSなどでの周知を図ったところでございます。  次に、クールシェアスポットとして利用できる施設数でございますが、今年度は市内全域において48の店舗、16の公共施設、計64か所で実施し、地域ごとの内訳としましては、下戸田地区が15か所、上戸田地区が31か所、新曽地区が9か所、笹目地区が6か所、美女木地区が3か所となっております。  以上でございます。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) ありがとうございます。  笹目地区、美女木地区といった西側の地域が極端に少ないという状況でございます。こういった地域偏向がある状態は好ましくないとは考えておりますので、その辺を踏まえまして再質問をさせていただきます。  西側にスポットが少ないため、施設を増やすことが必要だと考えております。今後どのようにスポットを増やしていくのか、お答えください。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  議員御指摘のとおり、市域の西側にはクールシェアスポットが少ない状況でございます。一方、クールシェアとは別の取組となりますが、熱中症予防として埼玉県保健医療部が取り組んでいるまちのクールオアシスがございます。戸田市内でもコンビニエンスストアやドラッグストア、郵便局等の161店舗が協力をしており、市内の西側の美女木、笹目地区にも28の協力店舗がございます。  今後は、埼玉県及び本市の健康福祉部とも連携しながら、施設の掘り起こしに努めてまいります。  以上でございます。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) 御答弁ありがとうございます。  クールシェアスポットと別に、まちのクールオアシスなるものがあるということでした。こちらに関しては知らなかったのですが、対象となる施設も多く、西側のクールシェアスポットを補填できそうな店舗数もあるようです。そういった施設があるのであれば、クールシェア及びクールオアシスとともに皆さんが使いやすいようにしなければなりません。以上を踏まえまして、改めて質問をさせていただきます。  多くの方が利用していただくための周知が必要であると考えるが、どのように周知を行っていきますか。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  クールシェアの実施に当たりましては、市のホームページに賛同店舗を掲載するとともに、実施施設や店舗を地図で検索できるシェアマップにも掲載を行っております。また、賛同いただいている施設や店舗に対し、クールシェアとだのステッカーを配付し、利用者から見えやすい場所に掲示をしていただくようにお願いをしております。  今後は、クールシェアとまちのクールオアシスの取組を一体的に周知啓発するなど、市内での涼める場所の周知を強化してまいります。  以上でございます。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) 御答弁ありがとうございます。
     涼める場所ということになりますが、コンビニやドラッグストア、郵便局等ならばまだ入りやすいとは思います。ただ、それ以外の職種によっては、なかなか入りづらい場所もあるのではないでしょうか。入っただけでは申し訳ないと思う場合もあり、不必要な買物などすることになることもあるでしょう。こちらについては、涼む側への周知はもちろん、賛同していただいて涼める場所を提供していただく方たちへの理解も必要なことではないでしょうか。スポットがあるのは分かっていますが、少し休ませてくださいと気軽に入ることができない状況をつくってしまっていれば何の役にも立たないと考えております。御答弁にあったように、賛同店舗へのメリットを生むような仕組みの研究もしていただくこと、そして、それを夏本番になる前には形にしていただくことが重要と考えております。ぜひ、早急に検討していただきまして、対応していただくことを要望とさせていただき、件名1を閉じさせていただきます。よろしくお願いします。  それでは、続きまして、件名2、市内新規ワンルームマンションへの宅配ボックス設置について質問をさせていただきます。  昨年、東京の江東区がワンルームマンションに宅配ボックスの設置を義務づける条例を、令和6年1月1日からの施行ということで行っております。そして、昨年の12月の川口市議会、こちらでは埼玉県初、そして全国でも江東区に次いで2例目となるワンルームマンションに宅配ボックスの設置を義務づけること、これが川口市ワンルームマンション等の建築及び管理に関する条例の一部を改正する条例、こちらが決定されております。  この背景としまして、単身生活者への配達物の場合、再配達率が二、三割高くなっていることが大きな要因となっているようです。宅配事業者にとっては、業務効率化を図る上で重要であることは間違いない。そして、労働者の負担軽減につながるということは明白でございます。また、建て主にとっても、居住者への利便性が高まることになるため、資産価値の向上も期待できると考えられているそうです。以上を踏まえまして質問いたします。  件名2、市内新規ワンルームマンションへの宅配ボックス設置について。  (1)江東区や川口市で条例化された新規ワンルームマンションへの宅配ボックス設置義務について、本市の見解を伺う。  (2)本市にて宅配ボックス設置の義務づけの可能性を伺う。よろしくお願いします。 ◎早川昌彦 都市整備部長  議長。 ○石川清明 議長  早川都市整備部長。 ◎早川昌彦 都市整備部長  件名2、市内新規ワンルームマンションへの宅配ボックス設置、(1)江東区や川口市の条例化に関する本市の見解についてお答えします。  新型コロナウイルス感染拡大の防止や、不在時の再配達に伴う宅配車両の二酸化炭素排出防止に貢献できると捉え、両自治体においては条例の一部改正を行い、宅配ボックス設置を義務づけており、一定の効果は見込まれるものと考えます。  次に、(2)本市にて宅配ボックス設置義務づけの可能性についてお答えします。  令和4年3月、国が定めた住生活基本計画に沿って、埼玉県住生活基本計画が策定され、主な施策の1つとしてテレワーク対応住宅の普及が掲げられており、新しい住まいを定着させるため、勤務場所に縛られないテレワークや在宅学習、宅配ボックスなど、非接触型の住まい方の普及に努めるとしています。  県計画策定後、本市に申請があった1戸40平米未満で15戸以上ある新築ワンルームマンションの件数は、令和4年度は3件、令和5年12月末現在で3件の合計6件。そのうち5件については宅配ボックスを設置する予定となっており、既に設置率は8割を超えます。  県計画の効果もあり、事業者自らが現在の社会情勢を捉え、宅配ボックスの設置を進めていることから、本市における宅配ボックス設置の義務づけにつきましては、今後の動向を注視した上で判断してまいります。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) 御答弁ありがとうございます。戸田市においては、令和4年以降申請のあった新規ワンルームマンションは6件、そのうち5件が宅配ボックスを設置することになっているとのことです。  地域性もあり、新規ワンルームマンションの数もかなり限られてくると思いますが、時代の流れもありますし、宅配ボックスの設置は入居者にとっても利便性が向上するのは間違いないことでございます。江東区や川口市の新規ワンルームマンションへの設置義務については、今後都市部の多くの自治体で広がりを見せるのではないかと考えております。  それでは、以上を踏まえて再質問をさせていただきます。  戸田市において既存の個人宅や集合住宅における宅配ボックス設置について、どのような考えを持っておられますか。設置をするに当たって、利用できる助成金制度などがございましたら教えてください。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  宅配ボックスの設置につきましては、再配達を減らすことによる配送車両からの温室効果ガス排出量の削減という環境配慮に加え、ドライバーの労働環境の向上等、昨今の様々な社会問題の解決に寄与することから、効果的な取組であると考えております。  そのため本市では、戸田市環境配慮型システム等設置費補助金の制度において、今年度から新たに宅配ボックス設置への補助メニューを創設し、市民、事業者、賃貸物件のオーナー、マンションの管理組合等が戸建て住宅、事務所、集合住宅等に宅配ボックスを設置する際に補助金の交付を行っているところでございます。  以上でございます。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) ありがとうございます。戸田市環境配慮型システム等設置費補助金という制度の中で宅配ボックス設置に対応しているとのことでした。  この制度は、私のほうでも調べてみましたが、環境への負荷の低いシステム等の普及を促進し、地球環境対策の推進に寄与することが目的だという制度だと分かりました。補助対象としても、太陽光発電システム、HEMS(ホームエネルギーマネジメントシステム)、高効率給湯器、エコキュートのことですね。燃料電池システム、こちらはよく名前を聞くエネファームのことですね。そして、そのほか蓄電池、LED照明設備といった環境配慮されたシステムに適用され、その中の一つとして宅配ボックスにも利用できるということが分かりました。理解させていただきました。次年度も同様であれば、設置に係る経費の2分の1の額を補助していただけることになりますが、戸建てですと宅配ボックス1台当たり3万円限度ですかね。集合住宅などでは10万円を限度に出していただけることになると思われます。  宅配ボックスは、私も価格がどれぐらいなのか気になりましたので、インターネットで販売されているものを検索しました。戸建て用であれば、大体3万円ぐらい出せば結構よいものが買えるということであります。設置するに当たり非常に有効な制度だと思いますので、以上のことを踏まえまして再度質問をさせていただきたいと思います。  戸田市環境配慮型システム等設置費補助金における宅配ボックス設置への補助実績や、来年度予算編成について教えていただけますか。御答弁お願いいたします。 ◎香林勉 環境経済部長  議長。 ○石川清明 議長  香林部長。 ◎香林勉 環境経済部長  今年度の宅配ボックス設置への補助実績につきましては、戸建て住宅から11件、集合住宅から5件の申請があり、新築、既存の建築物件にかかわらず申請をいただいたところでございます。  やはり本制度に関する問合せも多く、今後も需要が見込まれますことから、来年度の宅配ボックスに係る予算につきましては、今年度から倍増し、計上をしております。  以上でございます。 ◆1番(小金澤優議員) 議長。 ○石川清明 議長  小金澤議員。 ◆1番(小金澤優議員) ありがとうございます。昨年度から予算を倍増するということで、大変ありがたいことでございます。  昨年までは戸建て住宅で11件の申請があったということですが、周知さえされればもっと人気の出る制度になるのではないでしょうか。  これから宅配ボックスを設置しようと考えている戸建ての方もかなり多いと思います。配送業者によっては、自転車のかごやガスメーター内、玄関前の置き配等も当たり前になっていますが、防犯という観点からいえば、持ち去り問題もありますのであまりよろしくないと考えます。天候によっては、購入した商品がぬれてしまったりとか、飛ばされてしまったりということもあるでしょう。その点、宅配ボックスならば防犯性の向上も期待できます。一定条件が満たされていれば、依頼書を提出しておくだけで郵便局から配達される書留郵便物も宅配ボックスの利用が可能となっているということも分かっておりますので、こういった部分でも利便性が上がるのではないかと思います。  また、SDGsの観点や、配送車の路上駐車による交通への影響、さらには配達業務に従事する労働者の負担軽減にもつながることになります。メリットばかりで、デメリットはほぼ見つからないような状態ではないでしょうか。市民の皆さんにはぜひ活用をしていただきたい制度だと考えております。  質問の趣旨としましては、川口市におけるワンルームマンション、建築管理条例の改正として、新築ワンルームマンションに宅配ボックス設置が義務づけられたところからの質問でしたが、利用しやすい制度があるのであれば周知を徹底していただくこと、これも重要だと思います。マンション等、時代の流れからすればベーシックサービスとして宅配ボックスの設置は当然な部分でもあります。  これを踏まえて、あくまで、私個人の一つの案でございますが、新築のワンルームマンションの建築がある場合は宅配ボックスを義務づけする。そして、既存の一戸建て、アパートなどは補助金を利用してもらう。こういった、市と市民においてより効果的な方法を検討していただき、再配達ゼロを目指していくことは現実的ではないでしょうか。  また、私の認識が間違っていなければ、建築年数のたっている市営住宅、こちらは宅配ボックスを見たことがないような気がします。エレベーターがなかったりなど様々な問題も、市営住宅ではあったりしますが、こちらに関しましては市営ということもありますので、設置していないようでしたら、住人の意見を聞きながら、状況に応じて設置の検討をしていただくこともお願いしたいと思っております。  以上、要望とさせていただきまして、私、小金澤優の質問を締めさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○石川清明 議長  以上をもって一般質問は全部終了いたしました。 △市長提出議案第52号 戸田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例~同第55号 戸田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例 上程、説明、質疑、委員会付託石川清明 議長  これより市長提出議案の上程に入ります。  件名を事務局長が朗読いたします。 ◎安部孝良 議会事務局長  議長。 ○石川清明 議長  安部議会事務局長。 ◎安部孝良 議会事務局長  朗読いたします。  議案第52号戸田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例、議案第53号戸田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例、議案第54号戸田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例、議案第55号戸田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例、以上でございます。 ○石川清明 議長  ただいま朗読いたしましたとおり、市長提出議案4件を上程し、直ちに一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。 ◎菅原文仁 市長  議長。 ○石川清明 議長  菅原市長。 ◎菅原文仁 市長  それでは、追加議案として提案いたしました条例案件4件につきましては、関連がございますので一括して御説明を申し上げます。  本案は、厚生労働省令を基準とする介護保険関連の条例4件について、当該省令が改正されたことに伴い条例の一部を改正するものでございます。  以上でございます。詳細につきましては、担当から説明を申し上げます。 ○石川清明 議長  詳細説明を求めます。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議長。 ○石川清明 議長  櫻井健康福祉部長。 ◎櫻井聡 健康福祉部長  議案第52号から議案第55号までは、介護保険関連の4つの条例の一部改正でございます。介護保険の分野では、法令により全国一律に定められている様々な介護サービスの運営基準等の一部が市町村に権限移譲され、本市も条例を制定し基準等を定めております。  今般、各条例が基準としている厚生労働省令がそれぞれ改正されたことに伴い、それに合わせた条例改正を行うものでございます。  それでは、議案第52号戸田市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。  議案書はNo.8の1ページから11ページまででございます。地域密着型サービスとは、地域の特性に応じた柔軟な体制により提供されるサービスで、戸田市が事業所の指定、指導、監督権限を有し、原則、市民のみが利用できるサービスでございます。代表的なものといたしましては、認知症対応型グループホームや小規模のデイサービスが上げられます。  議案第52号参考資料2により、主な改正点を申し上げます。改正項目は13項目ございます。  項目1から3の人員基準の見直しにつきましては、介護サービス事業所を効率的に運営する観点から、管理者が兼務できる範囲について、同一敷地内の事業所等でなくても差し支えないことを明確化することに加え、テクノロジーなどを活用し、先進的な取組を実施する施設において、人員配置基準を柔軟にするなどを規定するものでございます。  項目4及び5の運営基準の見直しにつきましては、特定の記録媒体の仕様を定めるものについて所要の改正を行うほか、事業所の運営規定等の重要事項について、インターネット上で閲覧が可能となるよう義務づける規定を追加するものでございます。  項目6及び7の身体的拘束等の適正化の推進につきましては、訪問系サービスや通所系サービスにおいても身体的拘束等を行ってはならないこと。行う場合には記録を義務づける規定を設けるほか、身体的拘束等の適正化のため、委員会の開催、指針の整備、定期的な研修を義務づけるものでございます。  項目8の介護現場の生産性の向上につきましては、利用者の安全並びに介護サービスの質の確保及び職員の負担軽減に資する方策を検討するための委員会の設置を義務づけるものでございます。  項目9から11の医療機関との連携強化につきましては、協力医療機関との実効性のある連携体制を構築するため、協力医療機関を定めるに当たっての要件を設けるほか、新興感染症の発生時等に迅速に対応できる体制を平時から構築するための規定等を設けるものでございます。  項目12のサービス内容の明確化につきましては、介護保険法の改正により看護小規模多機能型居宅介護サービスが複合型サービスの一類型として位置づけられたことに伴い所要の改正を行うものでございます。  最後に、項目13のその他につきましては、本条例改正に伴う規定の整備及び文言の整理等を行うものでございます。  各項目の該当条文、施行日につきましては、表に記載のとおりでございます。  続きまして、議案第53号戸田市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。  議案書は12ページから16ページでございます。地域密着型介護予防サービスとは、議案第52号で申し上げた地域密着型サービスのうち、介護を必要とする比較的軽度の方、いわゆる要支援者に対して提供されるサービスでございます。  議案第53号参考資料2を御覧ください。改正項目は9項目ございますが、議案第52号と全て同じ改正内容となっております。  項目1については人員基準の見直し、項目2及び3については運営基準の見直し、項目4及び5については身体的拘束等の適正化の推進、項目6については介護現場の生産性の向上、項目7及び8については医療機関との連携強化、項目9についてはその他となります。  各項目の該当条文、施行日につきましては、表に記載のとおりでございます。  次に、議案第54号戸田市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。  議案書は17ページから20ページまででございます。指定介護予防支援とは、介護を必要とする比較的軽度な方、いわゆる要支援者に対し、地域包括支援センターが介護予防ケアプランを作成し、介護サービスが適切に提供されるよう、サービス提供事業者との連絡調整などの支援を行うものでございます。  議案第54号参考資料2を御覧ください。改正項目は6項目ございます。改正項目1及び4を除き、改正内容は議案第52号及び第53号と同様でございます。  項目1の介護予防支援の円滑な実施につきましては、指定居宅介護支援事業所を市町村から指定を受けることで介護予防支援を実施することが可能となりますことから、所要の規定の整備を行うものでございます。  項目2から4の運営基準の見直しにつきましては、項目4のとおり、指定居宅サービス事業者等との連携促進によるケアマネジメントの質の向上の観点から、一定の要件を設けた上で、テレビ電話等を用いたモニタリングを可能とするための規定を設けるものでございます。  項目5につきましては身体的拘束等の適正化の推進、項目6についてはその他になります。  各項目の該当条文、施行日につきましては、表に記載のとおりでございます。  議案第55号戸田市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例について申し上げます。  議案書は21ページから24ページでございます。居宅介護支援とは、介護を必要とする要介護1以上の方に対し、居宅介護支援事業所がケアプランを作成し、介護サービスが適切に提供されるようサービス提供事業者との連絡調整などの支援を行うものでございます。  議案第55号参考資料2を御覧ください。改正項目は8項目ございます。改正項目1及び3を除き、改正内容は議案第52号から第54号までと同様でございます。  項目1及び2の人員基準の見直しにつきましては、項目1のとおり指定居宅介護支援事業所ごと、1以上の員数の常勤のケアマネジャーを置くことが必要となる人員基準の見直しを行うものでございます。  項目3から6の運営基準の見直しにつきましては、項目3のとおり、事業者の負担軽減を図るため、前6か月間に作成したケアプランにおける各サービスの割合等について利用者に説明し、理解を得ることを努力義務に改めるものでございます。  項目7については身体的拘束等の適正化の推進、項目8についてはその他となります。  各項目の該当条文、施行日につきましては、表に記載のとおりでございます。  説明は以上でございます。 ○石川清明 議長  以上で説明は終了いたしました。
     これより質疑に入ります。  初めに、議案第52号に対する質疑を許します。質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石川清明 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  次に、議案第53号に対する質疑を許します。質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石川清明 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  次に、議案第54号に対する質疑を許します。質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石川清明 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  次に、議案第55号に対する質疑を許します。質疑はありませんか。  (「質疑なし」という人あり) ○石川清明 議長  質疑なしと認めます。  これをもって質疑を終結いたします。  これより委員会付託を行います。  議案第52号から同第55号までについては、健康福祉常任委員会に付託いたします。 △散会の宣告 ○石川清明 議長  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれをもって散会いたします。  散 会 14時44分...