• アメリカオニアザミ(/)
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  1. 狭山市議会 2019-06-13
    令和 元年  6月 建設環境委員会(第2回)−06月13日-02号


    取得元: 狭山市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-16
    令和 元年  6月 建設環境委員会(第2回)−06月13日-02号令和 元年  6月 建設環境委員会(第2回) 建設環境委員会記録(第2日) ◇開催日時  令和元年6月13日(木曜日) ◇開催場所  第3委員会室付議事件  議案第53号 市道路線廃止について        議案第54号 市道路線認定について        議案第55号 市道路線認定について        (採決) ◇所管事務  狭山市における外来生物現状対応  調査 午前 9時00分開議出席委員 7名  千 葉 良 秋  委員長      福 田   正  副委員長  高橋ブラクソン久美子 委員       土 方 隆 司  委員  猪 股 嘉 直  委員       大 島 政 教  委員  加賀谷   勉  委員
    欠席委員 な し ◇説明のための出席者  都市建設部長環境経済部長関係部次長関係課長委員会に出席した事務局職員  佐 藤 宏 毅  事務局主査 午前 9時00分開議  (市内視察)                                         (休憩) △議案第53号 市道路線廃止について △議案説明管理課長 それでは、ご説明申し上げます。  議案第53号 市道路線廃止についてご説明申し上げます。  議案書の25ページと別冊議案第53号から議案第55号参考資料の1ページをあわせてご参照いただきたいと思います。  本案は、狭山大字水野地内の市道B第493号線に隣接する個人及び宗教法人から当該路線終点付近の一部道路敷地につきまして申し出のありました買い取り申請により、市道路線廃止いたしたくご提案するものでございます。  それでは、ご提案いたします路線概要につきましてご説明を申し上げます。  議案参考資料市道路線廃止位置図をごらんいただきたいと思います。  なお、当該路線起終点表現といたしましては、起点黒丸印終点矢印として記させていただいております。  まず、起点狭山大字水野字逃水214番1地先とし、南東に向かい、位置図では右下になりますが、こちらに向かい、狭山大字水野字逃水218番1地先終点とする、延長938.70メートル、幅員1.52メートルから13.13メートルを有する路線でございます。以上でご提案を申し上げます廃止路線説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 △議案質疑高橋ブラクソン久美子 委員 ここ認廃になりますけれども、議案第53号の廃止においては、つけかえも何もやらないで単に売ることになりますが、どのくらいの単価で、2者に売るということになっていますけれども、どうなっていますか。 ◎管理課長 現時点で売り払いの価格、総額でございますけれども、総額約446万5,000円を予定してございます。  先ほど委員のほうからお話がございましたとおり、今回、既設の路線から路線まで結ぶ間に、売り払いをさせていただきます個人1名と法人1名となっておりますので、それぞれの価格的なものになるんでしょうか。そちらのほうについては、まず北側というんでしょうかね、駐車場皆様方にごらんをいただいたところの付近ですが、そちらのほうが約91万7,000円と、それからまた残る南側部分、そちらのほうが約354万8,000円というような形になっております。以上でございます。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 広さもついでに。 ◎管理課長 面積でございますけれども、まず北側駐車場部分でございますが、約39.37平方メートルでございます。また、南側につきましては約181.04平方メートルでございます。以上でございます。                                         (休憩) △議案第54号 市道路線認定について △議案説明管理課長 それでは、ご説明申し上げます。  議案第54号 市道路線認定についてご説明申し上げます。  議案書の27ページと別冊議案第53号から議案第55号参考資料の2ページをあわせてご参照いただきたいと思います。  本案は、今議会の議案第53号としてご提案申し上げました個人及び法人より買い取り申請のありました道路敷地を除く路線につきまして、改めて市道B第741号線として認定いたしたくご提案するものでございます。  それでは、ご提案をいたします路線概要につきましてご説明を申し上げます。  議案参考資料市道路線認定位置図をごらんいただきたいと思います。  当該路線起終点表現といたしましては、起点黒丸印終点矢印として記させていただいております。  まず、起点狭山大字水野字逃水214番1地先とし、方角では南東位置図では下側に向かい、狭山大字水野字逃水218番17地先終点とする、延長794.40メートル、幅員1.52メートルから9.84メートルを有する路線でございます。以上でご提案を申し上げます認定路線説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 △議案質疑猪股嘉直 委員 1点。今回は認定するのでちょっとあえて聞くんですけれども、ここ地番が逃水という、非常に水の関係の深い名前になっておりますけれども、この辺の地域は特に水の問題がいつも出てくるところなんですけれども、その辺の整備というのか、あるいは今度認定するこの場所については、そういった可能性というかな、水の被害可能性とか、そういったものがあるのかどうか。それからまた……           (「関係ないだろう」「関係ないよ。議題外ですよ」と言う者あり)                                         (休憩) ◎管理課長 当該地区については、排水、特に住宅地等につきましては、もう排水が両側に整備されているというところがございます。また、極端な雨というときも特段寄せられてはいないところもございますので、ですから今の段階では整備の予定はございません。以上でございます。 ◆猪股嘉直 委員 整備しなくも大丈夫だという判断をされているということですね。 ◎管理課長 はい、ご指摘のとおりでございます。以上でございます。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 幅員が1.52メートルじゃない。そして、家が張りついているところは後退もされているけれども、畑状態になっているところがあったりなんかして、この道路そのものを何かちゃんと整備しようとか舗装しようとか、そういうような計画なり考えはどうなの。 ◎管理課長 ただいまのご指摘のとおり、舗装がされていたりされていなかったりとかとするところはありますが、現時点での整備計画舗装を修繕していこうとか、新たに整備しようという計画はございません。以上でございます。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 もう一つ。畑の中に、1.52メートルでもってこの市道が入っていた部分があったじゃないの。そうすると、それは昔ながらの道そのものなのかもしれないけれども、それに関しては、市としては手をつけられる、例えばさっきみたいに拡幅なり、そういう部分、そういうことは不可能なのかしら。これがもっと広がれば、周辺道路がすごく混雑していたじゃないですか。よくなるんじゃないかなという気がしますけれども、そこら辺はどういう感じですか。ここが一番ネックだけれども。 ◎管理課長 確かに路線的に整備すれば、そういう交通の流れとかはよくなるかとは思いますが、現実、道路を広げるということになりますと、やはりそこには協力をいただかなければできない部分がございます。やはり農家の方がまずは耕作をするというところがございますので、耕作はやはりそこが生産される部分が多少なりとも減るとか、そういったこともございますので、そういったところから、まずは拡幅要望とか、そういうものがありましたら、私どものほうでも拡幅の検討はさせていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 では、それは今のところないということなんだろうけれども、この道路そのものは昔の赤道、要するに明治時代からの赤道と考えればいいの。 ◎管理課長 おっしゃるとおりでございまして、こういったような道路がこの地区には多数ございます。以上でございます。 △議案第55号 市道路線認定について △議案説明管理課長 議案第55号 市道路線認定についてご説明申し上げます。  議案書の29ページと別冊議案第53号から議案第55号参考資料の3ページをあわせてご参照いただきたいと思います。  本案は、案内図に記しましたとおり、狭山大字東三ツ木地内江丸橋公園南側において行われた、狭山宅地等開発に関する指導要綱に基づく事前協議を経て開発行為により新設された道路市道C第1196号線として認定いたしたくご提案するものでございます。  それでは、ご提案をいたします路線概要につきましてご説明申し上げます。  議案参考資料市道路線認定位置図をごらんいただきたいと思います。  当該路線起終点表現といたしましては、起点黒丸印終点矢印と記させていただいております。  起点狭山大字東三ツ木字向103番12地先とし、狭山大字東三ツ木103番字向10地先終点とする、延長62.05メートル、幅員4.5メートルから8.75メートルを有する路線でございます。以上でご提案を申し上げます認定路線説明を終わりますが、よろしくお願い申し上げます。 △議案質疑高橋ブラクソン久美子 委員 今、ここ開発地内の道路だと言ったけれども、この開発においてはその道路幅員はどのくらいからなの。 ◎管理課長 こちらの道路につきましては、4メートル以上ということになっております。その中で、協議の中で、実際、幅員が4.5メートルになっているところでございます。以上でございます。                                         (休憩) △採 決   議案第53号   総員   原案可決   議案第54号   総員   原案可決   議案第55号   総員   原案可決                                         (休憩) △所管事務調査  狭山市における外来生物現状対応 △説 明 ◎環境課長 建設環境委員会所管事務調査狭山市における外来生物現状対応についてご説明申し上げます。  お手元資料1ページ目の1、外来生物についてをごらんください。  まず、環境省によりますと、全世界における生物の種の数は約175万種あり、そのうち我が国にとっての外来生物、これは約2,000種存在するというふうに言われております。中でも、生態系へ著しく悪影響を及ぼすもの、もしくは悪影響のおそれがあるものとして特定外来生物指定されている生物は148種類が上げられております。これらの対応に係る根拠法として、外来生物法正式名称特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律が制定されており、この中段の図にありますように、指定された特定外来生物の飼育、輸入等を規制するとともに、防除を行い、人の健康や農林水産業への被害を防ぐスキームが定められております。  それでは、この狭山市で具体的にはどのような外来生物の生息がこれまでに確認されているのかを、2の狭山市内における主な外来生物現状でご説明申し上げます。  ここでは、生物を哺乳類、魚類植物昆虫類に大別し、近年確認されている主な外来生物を掲げておりますが、植物の中のアンダーラインを引いておりますナガミヒナゲシアメリカオニアザミ以外は、全て外来生物法特定外来生物指定されております。  また、昆虫類ヒアリについては、発見時には死骸となっていたため、厳密には外来生物法で規定している生きている状態のものには該当しませんが、極めて毒性が強い昆虫であり、注意喚起等対応を行った事例として掲げているものであります。  続きまして、2ページの狭山市内におけるアライグマによる被害状況円グラフで示したものをごらんください。  なお、アライグマにつきましては、埼玉アライグマ防除実施計画に基づき、市が主体的に捕獲と殺処分を実施しており、あわせて個体分析調査を担っていることから、具体的に数値を把握しているため、過去2年間の推移と構成を円グラフで示したものであります。  サンプル数が比較的少なく、確たる断言はできませんが、傾向として、比較的農地の多いエリアへ作物を荒らしに秩父・飯能方面から野生化したアライグマがやってくるケースや、あるいは空き家にすみつくなどの被害が生じていることがグラフからも読み取れますが、幸い、人的被害に至った事案はございません。  続きまして、3ページ目、主な外来生物捕獲防除対応状況対応主体について説明をさせていただきます。  まず、(1)のアライグマにつきましては、先ほど説明しましたとおり、埼玉県の防除実施計画に基づき、市が主体的に捕獲を行っており、県全体と当市捕獲数を表に示しております。このうち本市の状況を見ますと、平成22年度以降、右肩上がり数値は上昇してまいりましたが、ここ数年間は、年間50から70頭程度推移しております。特にこの時期、春から夏にかけては繁殖期ということで活動が活発になり、この時期は連日、職員捕獲に出回っております。  (2)コクチバスにつきましては、昨年の4月、漁業協同組合市民団体協働で、卵の駆除活動を行っております。  (3)ナガミヒナゲシにつきましては、在来植物を枯らして強力に繁茂していくというアレロパシー効果の非常に高い特性があることから、近年、マスコミ等で取り上げられている機会が多い植物でありますが、冒頭の現状でも触れたように、現時点ではまだ特定外来生物指定には至っておりません。しかし、既に市内で見かけた委員もいらっしゃるかと思いますが、4月から5月ごろにかけて、鮮やかなオレンジ色のポピーのような花が道路の植え込みや空き地などに繁殖し、定着し始めているのが当市現状であります。実際に先月、経過観察をしてみますと、たった2週間で約1.3倍の面積に拡大する勢いで侵食していく様子がうかがえました。このため、市の広報だけではなく、環境団体等皆様とともに、まずは外来種であることの周知活動を広く展開しながら、種子が飛散する前の早期の駆除を広く呼びかけております。お手元資料後ろのほう、ちょっと前後して恐縮なんですが、幾つチラシ写真等が入っておりまして、外来植物にご注意くださいという、後ろから2枚目のチラシの中に、下段のほうにオレンジ色ナガミヒナゲシという花がございます。これが先月ごろまでは市内に多数繁茂していたという状況にございます。  それから、平成29年8月にお騒がせしました(4)のヒアリにつきましては、特に毒性の強い小さな特定外来生物であるということから、市民に対する注意喚起を行いつつ、付近公園等監視活動を強化するなど、安全の確保を最優先として対応を図ってまいりました。
     (5)のクビアカツヤカミキリも、近年急激に繁殖し始めている特定外来昆虫であり、まだ狭山市内では発見されてはいないものの、既に県北部南東部当市からたった数十キロメートル圏内で定着し、桜などを枯らす猛威を振るっている様子を確認しております。繁殖力も極めて強く、当市には智光山公園や稲荷山公園などの桜の名所も多いため、危機感を募らせていますが、残念ながら、小さくて空を飛ぶこの昆虫の侵入を阻止する手だてはなく、公園利用者環境団体皆様と連携して、まずは早期発見早期駆除に努めることとしております。  続きまして、4ページに、近隣市の先進的な取り組みというものを幾つかご紹介させていただいておりますが、いずれも完全に排除に至ったというケースはございません。一たび侵入してしまった外来生物を排除して、もとの生態系を人の手で再構築していくことの難しさというものがうかがい知れます。  ただし、アライグマコクチバス、それから一時期、河川敷なんかを覆い尽くしていたセイタカアワダチソウなどは、各方面の地道な取り組み成果もあって、ある程度の抑止にはつながっているという効果も得られておりますので、持続可能な取り組みの体制を築いていくことが最も重要であるというふうに考えております。  最後に、5ページ目の推移と今後の方針につきましては、アライグマに関しましては、横ばいから減少へ転じさせるよう、引き続き防除計画にのっとって捕獲と殺処分に鋭意取り組んでまいります。  あわせて、他の外来生物に関しましても、その危険性ととり得る方策を科学的見地に基づき研究を重ねつつ、公共施設はもとより、市民への周知協力を広く呼びかけてまいりたいと考えております。以上であります。 △質 疑 ◆大島政教 委員 外来植物にご注意くださいのこの絵図の中で、アレチウリ、これ実際、狭山市にあるの、こういうの。どんなあれか見たことないんだけれども、わからないんだけれども、これ、こういうのあるの。 ◎環境課長 実際、狭山市内のどこにいつというデータは今手元にございませんので、後ほど報告をさせていただきたいのですが、確実に埼玉県内での繁殖というのは広がっているという県の報告はいただいておりますので、そういった状況を踏まえて特定という指定にされているということであります。アレチウリ市内での繁茂状況というのは、ちょっと時間いただければと。           (「確認したってあったでしょう、もう」と言う者あり)                                         (休憩) ◎環境課長 ご指摘いただきましたアレチウリにつきましては、2年ほど前に環境団体との合同の調査で、狭山市の堀兼・上赤坂運動公園の近くで繁茂が確認されているという事例がございます。以上であります。           (「堀兼でも出ているんだ。ということは、あちこち出ているということだな」と言う者あり) ◆土方隆司 委員 ちょっと全体的なことをお伺いしたいんですが、外来生物ということで、幾ら狭山市が入ってこないように対応しても、やっぱり近隣市の連携も不可欠だと思うんです。その上で、その対応を行政の職員だけでというのもなかなか難しい面もあって、そうするとやっぱり地域団体であったり企業であったりというところの連携もすごく重要になってくると思うんですね。その辺をどのように推進しているのかお聞かせください。 ◎環境課長 今ご意見いただいたとおり、生き物に関しては移動するという特性がありまして、特に例として挙げさせていただきたいのが、この写真がついています魚類コクチバスという魚がおりまして、非常に繁殖力の強い魚であるため、もう20年近く前から漁協と協働でこの駆除に努めております。  ただ、狭山市単体で取り組んで投網をかけて、こういったバス類がいなくなると、川は上流下流つながっているものですから、空き家ができたということで、上流下流からバスが集まってしまうという現象が起きまして、これはやっぱり単独で取り組むには無理があるということで、今、漁協さんを通じて、入間市、飯能市、あるいは川越市と共同で、なるべく一斉に時期を合わせて行おうという取り組みを行ってきた結果、全体としてバスが減ってきているという効果がありますので、先ほどの例えば昆虫類、飛ぶものとか、こういった花の種子についても車のタイヤのほうに付着して広がっていくという性質があるものですから、なるべく近隣と足並みをそろえて一斉に取り組むと非常に効果が大きくなるのかなというふうに考えております。以上であります。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 狭山市は、これらに幾らぐらい予算つけたの。これらの駆除も含めて、観察も含めて。 ◎環境課長 まず、今、重点的に取り組んでいるアライグマ防除につきましては、かかる費用が生態の調査に4,000円程度、それから殺処分に約2,000円かかります。それプラス、わなの設置、運搬という人件費が絡むんですが、実質この殺処分費用調査費用については埼玉県に負担をしていただいておりますので、市の負担は、捕獲をして、運んで殺処分をして、最終的に焼却場処分をするという、その運搬と人件費のみになりまして、そのほか予算というのはついておりません。以上であります。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 では、全般的に、この外来生物駆除、その他には、狭山市としてはお金はほぼ使っていないということでいいのかな。確認です。 ◎環境課長 予算のほうは人件費以外は使っておりませんが、周知が非常に重要であると、広報、ホームページだけではなかなか周知し切れないということで、ここにチラシのほうを添付させていただいております。このチラシは非常に紙質もよくて、金額の張るものなのですが、この費用については、裏面の一番下に小さく囲ってあるんですけれども、今回、ロータリークラブであるとか環境団体トラスト団体の皆さんのご協力により、公費の支出はゼロでチラシをつくっていただいて、PRに活用させていただいているというふうに、協働というスタイルで行っております。以上であります。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 お金をかけないで駆除も何もできるんだったら、それにこしたことないんだけれども、アライグマにしたって少なくなっちゃっているし、ほかのブルーギルや、そのほかもよくなってきているんだし、クビアカツヤカミキリなんて今はいないわけだし、じゃ今のまましていれば、この外来生物繁茂というか、多くなるということはなくて、今の取り組みを続けていればいいということなんでしょうか。 ◎環境課長 今の現状のままでいくということになると、ちょっと懸念されるのが、まだ特定外来生物には指定されてはいないけれども、物すごい勢いで、例えばナガミヒナゲシ繁茂していると。資料の中の5ページ目に、ちょっと日本列島の地図が下のほうに出ているんですが、1961年に初めて1ヵ所、東京都で見つかりました。これがわずか五、六十年の間に、北は北海道、南は九州まで全て繁茂していると。これ現在は、もう狭山市至るところで見られるというような、非常に繁殖力が強い。その分、在来の植物がどんどんエリアを奪われているという実態がございますので、まずはこういう外来種特性を広く市民皆様に知っていただいて、賛同いただける環境団体皆様と一緒にPRと駆除に努めていかなければならないというふうに考えております。以上であります。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 今のままを続けていけば何とかなるのかなという感じですけれども、アライグマに関して言えば、何で急に少なくなっちゃったのかしら。アライグマのかわりにハクビシンが入っているのかしら。 ◎環境課長 これは、この数年の傾向なので、ちょっとまだ確たる理由というのはわからないんですが、アライグマに関してはテリトリー性をかなり意識している動物だと思われますので、ある一定限度の数字になると、それ以上爆発的にふえるということはないのかなというふうに期待はしております。以上であります。(※後ほど、答弁の訂正あり) ◆高橋ブラクソン久美子 委員 あ、そう。ということは、減ることももうないのかな。 ◎環境課長 なるべく減らすように、連日、職員が現場のほうでわなを仕掛けて捕獲をしております。  それと、すみません、1点訂正をさせてください。  アライグマに関しては、縄張りは余り持たないというものでありまして、ちょっとその数字が落ちついている状況というのが、捕獲数と均衡していると、よく言えば成果があらわれているというふうに捉えるのか、あるいは何か餌の量とかでもうこれ以上ふえないのか、ちょっとその辺は定かでないんですが、今のところは落ちついているという状況にあります。以上であります。 ◆加賀谷勉 委員 すみません、ちょっと確認というのも変なんですけれども、実は私、昆虫少年だったんです、実を言いますと、昆虫、結構好きだったものですから。この一番最後にカラーで、クビアカツヤカミキリって今回特定外来種に指定されているんだよという話があるんですけれども、特にこれからの季節ということなんですけれども、そうした自分の部分からすると、こういうのって子どもたち多分喜ぶ部分じゃないかなと。要は、そういった形で例えば虫かご等で飼育というか、要は虫かごにとか、そういうことを仮にしていた場合でも何かあるわけですか。もっとも基本的には禁止ということなんですけれども、その辺ってどう。 ◎環境課長 このクビアカツヤカミキリにつきましては、冒頭説明の中で触れさせていただいたんですが、外来生物法の中で飼育が禁止をされていますので、厳密にはこれは法に抵触してしまうということになるんですけれども、私もちょっと詳しくはないんですが、カミキリに関しては、極めてその同位体というんですか、亜種というんですかね、種類が非常に多くて、なかなかクビアカツヤカミキリであるという判断がDNA鑑定までしないとできないと。全世界中にカミキリは散らばっていて、その地域地域に合わせてどんどん変化をしていく昆虫だということで、なかなかこのクビアカツヤカミキリだという断定が難しいという状況がありまして、実際にこれをだから夏休みの課題か何かで飼育をされているというケースは聞いたことがありませんし、もし仮にそれが明らかにクビアカツヤカミキリだということになると、残念ながら、そこで抹消させていただきたいというふうになるかと思います。以上であります。 ◆土方隆司 委員 ちょっと1点聞いていいですか。ちょっとコクチバスについてお伺いしたいんですが、このバスという種類が、フィッシングですよね、要は、スポーツとしてすごくシェアが高いじゃないですか。当然、外来種なので、漁業組合であったり市の環境団体としては駆除したいわけですよね。でも、フィッシングに関して言ったら、キャッチ・アンド・リリースじゃないですか。これがふえていく要因でもあると思うんですよ。そうすると、何て言ったらいいんですかね、フィッシングの愛好家というか、そういった方々に対しての啓発というのも、必要になると思うんですね。それって例えば組合を通じてやるのか市がやるのか、そういう取り組みってどういう見解をお持ちですかね。 ◎環境課長 かつてはブラックバスのフィッシングというのが非常に愛好家の方が多くて、狭山市でも見受けられていたんですが、ブームがあるようで、今はどちらかというと、コイとかヘラブナとかが多くなってきて、漁協の皆さんと一緒に、コクチバス等に関しては認められた水域もあるというふうに伺っておりますので、なるべくそちらのほうでということでお願いをしている状況にあります。以上であります。 ◆高橋ブラクソン久美子 委員 何か私たち、わざわざこれ所管事務調査するんだけれども、自分たちのやっているところでちょっとこれは困った問題だとか、ここはもうほかの市がうまくやってくれないから困ったとか、そういう課題というのは自分たちで何か持っているのかしら。 ◎環境課長 先ほどヒアリの例を出させていただいたんですが、全く予備知識が欠けているところに、非常に猛毒を持った外来生物が現に存していると、これはヒアリだけではなくて、その前にセアカゴケグモとか、毒性の強い小さな昆虫が非常に多いということで、そういうものへの事前の対策というのが非常にとりにくい、あるいは刺された後どういうふうに処置をしていったらいいのかということも、ちょっとこれからの研究課題になっているという状況にあります。  それと加えて、懸念材料としては、そもそもどの時点をもって外来種という定義をするのか難しい、諸説はあるんですけれども、今、気候変動がうたわれていまして、平均気温もかなり昔と変わってきているということになると、在来も昔の在来ではなくて、今の気候に合った植物というふうにどこかで切りかえていくようなタイミングが来るのかなと、それも懸案事項として非常に心配している点であります。以上であります。 ◎環境経済部長 補足でありますけれども、やはりこういった外来生物への対応については、特に先ほどもナガミヒナゲシ等については、見た目が非常にきれいで、直接悪影響というのが目に見えないというものが結構多いと思います。ヒアリとか危険性があるものについては、非常に皆さん熱心にそういった情報を取得して対応しようとするんですけれども、すぐ被害が目に見えないものについてはなかなか対応できないし、対応する必要がないというふうに思われていて、そうしたときに例えば市内に花がほとんどナガミヒナゲシだけになってしまったといったときに、これは大変だということになってしまうんですが、そういった啓発活動、そういったところについては行政もやっているんですけれども、なかなかそこら辺が浸透するのが難しいということが非常にやはり懸念されるところがありますので、そういった危険性というところを目に見える形でいかに周知して、多くの市民の方にそれを理解いただいて協力いただくかということがこれから必要になってくるんだというふうに考えております。以上であります。 ◆猪股嘉直 委員 ちょっとこういう質問をするといいのかどうかわからないんですけれども、今、外来生物の問題が問題になっているので、ちょっと遠慮しながら質問するんですけれども、ここに規定されていない外来生物でないものというか、それで被害を及ぼすものって結構あるじゃないですか。さっきどこかで出てきた、私の実家も一度やられたことがあるんですけれども……           (「ハクビシン」と言う者あり) ◆猪股嘉直 委員 そうそう。あれは規制、外来生物とは言わないんでしょう。ちょっと確認、まず。 ◎環境課長 アライグマについては特定外来生物であるということで、今、わなを仕掛けて、アライグマ捕獲を行っているんですが、その動物の性質上、ハクビシンも時々そこに入ってしまうということがあります。ハクビシンにつきましては、外来生物ではないんですが、農作物を荒らす有害鳥獣であるという観点から、同様に殺処分という対応をしております。以上であります。                                         (休憩) △意 見 ◆土方隆司 委員 外来生物ということで、単独市での解決は大変難しいと思うので、県であったり近隣市との連携をより強くしていただきたいというふうに思います。 ◆猪股嘉直 委員 やっているとは思うんだけれども、やっぱり周知徹底だよね。わからないものね。さっきの花なんかでも見ていても、こんなきれいなのを何でという話になるわけなんで、そういうことをいかに広めるか、周知させるかということがとても大事なのかなというふうに思いました。                                         (休憩) ○千葉良秋 委員長 先ほどいただいた意見につきましては、当委員会中に意見としてあったということで、委員長報告に入れさせていただくということで、それにとどめさせていただきますけれども、よろしいですか。           (「それで十分だと思います」と言う者あり) ○千葉良秋 委員長 では、そのようにさせていただきます。  狭山市における外来生物現状対応については、所管事務調査を終了いたします。                                         (休憩)  以上をもって閉会。午前11時55分 署 名 建設環境委員長 千 葉 良 秋 建設環境委員会要求資料 1.狭山市における外来生物状況対応...