△質疑
○
大石健一議長 それでは、ただいまの各
常任委員長の報告に対し、質疑を行います。 質疑はありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 質疑なしと認めます。
-----------------------------
△休憩の宣告
○
大石健一議長 ここで、暫時休憩します。午前9時14分
休憩 -----------------------------午後1時0分再開
出席議員 30名 1番 2番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 11番 12番 14番 15番 16番 17番 18番 19番 20番 21番 22番 23番 24番 25番 26番 28番 29番 30番 31番 32番 33番
欠席議員 1名 27番
地方自治法第121条の規定による説明のための出席者 市長 副市長
経営企画部長 総務部長 財務部長 市民部長 福祉部長 こども未来部長 健康推進部長 環境クリーン部長 産業経済部長 街づくり計画部長 街づくり計画部所沢駅
西口まちづくり担当理事 建設部長 会計管理者 上下水道事業管理者 上下水道局長 市民医療センター事務部長 教育長
教育総務部長 学校教育部長
△再開の宣告
○
大石健一議長 再開します。 休憩前に引き続き、会議を進めます。
-----------------------------
△
議会運営委員報告
○
大石健一議長 初めに、
議会運営委員長の報告を求めます。
議会運営委員長 末吉美帆子議員 〔9番(
末吉美帆子議員)登壇〕
◆9番(
末吉美帆子議員)
議会運営委員長報告を申し上げます。 先ほど、本
会議休憩中、
議会運営委員会を開催いたしましたので、その協議の結果について御報告します。 議案第73号から議案第101号まで及び請願第4号に対する討論は、3名から通告がありました。 採決の方法については、議案第73号から議案第101号までについては、委員会で多数で決したものは
起立採決、その他のものは
簡易採決とすることを確認しています。また、請願第4号については無記名投票により決することとなりました。 以上で、報告を終わります。
-----------------------------
△討論
○
大石健一議長 それでは、これより討論を行います。 初めに、8番
平井明美議員 〔8番(
平井明美議員)登壇〕(拍手する人あり)
◆8番(
平井明美議員)
日本共産党所沢市議団を代表して、
健康福祉常任委員長と
総務経済常任委員長の報告に対し、反対の討論を行います。 今回提出された議案は、議案第73号から議案第101号まで29本ですが、反対するのは議案第79号「所沢市
個人情報の保護に関する
法律施行条例制定について」、議案第83号「
所沢市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例及び所沢市常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する
条例制定について」、議案第85号「所沢市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について」の3本です。以下、その理由を申し上げます。 まず、議案第79号の
個人情報の保護に関する
法律施行条例制定についてです。 これまで全国の自治体が培ってきた
個人情報保護条例を廃止し、国に一括し、共通のルールと法解釈を一元化するもので、
地方自治の根幹を揺るがす大問題であり、とても認められません。 これまで各自治体は、
保有個人情報の
目的外使用、
提供制限について、具体的に要件を規定し、
オンライン結合の制限も規定する中で、制限を解除する場合は
個人情報保護審議会へ諮問するなど、手厚い内容を条例で定めてきた自治体も数多くありました。本来の狙いは、自治体の
オンライン結合の制限を定めている条例を改めさせ、国や自治体の持つ膨大な
個人情報の
データ利活用を成長戦略に位置づけ、外部に提供した企業に対しAI、
人工知能で分析させ、企業が活用することを目的としています。これが
デジタル関連法の重要な柱と位置づけられたゆえんでもあり、
デジタル革命と名づけられ、進めております。 市は、個人の権利を基本的な権利として位置づけ、
プライバシー侵害や
個人情報の流出が行われないよう、
独立機関による
監視制度の設置や、
個人情報保護委員会には政府からの独立性や権限を与えることなど国に求めることを申し上げ、意見といたします。 議案第83号「
所沢市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例及び所沢市常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する
条例制定について」ですが、物価高で生活が大変になっている職員の
期末手当引上げには賛成しますが、議員については市民の理解が得られないとの理由で反対いたします。 議案第85号「所沢市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について」です。 今回の改正は、
国民健康保険税の
医療費給付分の限度額を63万円から65万円にし、
後期高齢者支援金等の
賦課限度額を19万円から20万円にして、計3万円を
引き上げ賦課限度額を102万円にしました。低所得者への配慮はしておりますが、引上げの
対象世帯は1,499世帯、影響額は3,200万円となります。 国は被保険者の税負担の公平性を理由としていますが、
国保加入者の約6割が低所得者や高齢者が多いので何らかの軽減を受けています。また、今回引上げになる4人世帯、45歳夫婦で子供2人、
固定資産税なしの事例では、所得が300万円でも
軽減措置の対象にはなっておりません。 市は、国に対して、
国庫補助金の増額や、所得1,000万円以上の
高額所得者は1億円の所得者でも保険税は102万円で頭打ちという
上限賦課限度額の基準について、所得に見合った額に改正し、本来の公平性を図ることを求めます。
コロナ禍で給料は上がらず、年金は下がるばかりで、物価高に苦しむ市独自の軽減策の検討もなく、この値上げには反対します。 以上で、
日本共産党市議団を代表しての反対討論といたします。(拍手する人あり)
○
大石健一議長 次に、20番
石本亮三議員 〔20番(
石本亮三議員)登壇〕(拍手する人あり)
◆20番(
石本亮三議員) 皆さん、お疲れさまでございます。 それでは、議案第85号、所沢市
国民健康保険税条例の一部改正について、
ところざわ市民会議を代表して討論を申し上げます。 議案の賛否には、同じ賛成、反対でもいろいろと思いが異なるものです。苦渋の思いでこの議案には賛成しますが、気分は限りなく複雑な気持ちであることをあらかじめ申し上げておきます。
高齢化社会の到来で、医療費の増加傾向が避けられないことは私たちの会派も十二分に承知しています。
国民健康保険税という税の一番の機能である所得再分配機能から、所得の高きから低きに流すのが基本ということも、これまた十二分に承知しています。しかし、今回の
賦課限度額の引上げで、いよいよ大台を超え、102万円が最高額となりました。その理由は、医療費の増大を賄うために、少しでも
高額所得の方々に御負担をお願いするというものです。しかし、そもそも
国民健康保険という
保険制度そのものが棄損しているのではないでしょうか。 先月、年収443万円という本が出版され、書店の店頭で多く積まれています。この本は今の日本の
平均年収の実像をルポした内容です。 今回の質疑を通して、4人家族でいわゆる
世帯年収がこの443万円とほぼ同じ
世帯所得が300万円の
世帯保険料の負担率が14%、そして保険料の
軽減世帯が全体の約6割近い状況が分かりました。労使折半の組合健保、
協会けんぽと異なる
国民健康保険税の加入者の所得はそもそも低いです。近年では、一人親方などをはじめ、健康で医療費をあまり使わない層が年金問題の解消のために厚生年金に加入すると、それに伴い
国民健康保険から
被用者保険に移ることで
国保加入者の数は急減の傾向です。結果、75歳未満の高齢者の
加入割合が高まります。 要するに、国の政策で国保には低所得の方や高齢者の方の
加入割合を高めているわけです。所得税の負担率に1億円の壁があることは有名ですが、例えば、2人家族で資産割がないケースでは、所得900万円で保険料の上限となる、いわゆる国保の所得の900万円の壁があります。これでは医療費の抜本的な解決がなされるはずがありません。 そして、所沢市に目を向けると、今回の
賦課限度額の引上げも、
国民健康保険運営協議会に諮問され、答申をいただいての議案の提案とのことです。以前、所属していた会派が主張していた
運営協議会のメンバーに公募を実施するべきとの主張を採用し、公募の委員がいることは評価いたします。しかし、公募の要件に毎回のように負担増となる方がいないのでは、本当の痛みを感じる層の意見はどこで反映されるのでしょうか。今後は公募の在り方も再検討していただきたいと思います。 今後も
賦課限度額の引上げは避けられないばかりか、賦課方式も現行の4方式から2方式に変更される可能性が極めて高いです。そうなれば資産を持っている加入者は減税になりますが、そうでない加入者は増税となります。減免対象者が今でも加入者全体の57%を占めていますが、この数字がさらに増加することが見込まれます。そうなれば、国保財政を支える構造は今以上にゆがみが生じてくることは火を見るより明らかです。これが本当に保険という仕組みなのかということも疑いたくなります。 過去には、平成30年12月定例会において大石議長が当時、国保税の
賦課限度額引上げの議案の賛成討論の中で、納入する方からすれば、いいかげんにしろと怒りが込み上げてきます。また、薬局において、ジェネリックでお願いしますと取り組んできたことも、とてもむなしく感じてしまうわけですとお怒りの意見を述べていました。 令和元年6月定例会においては荒川議員が、法律が改正されて、また限度額が引き上げられたわけですよ。それで、これに対して当市はそれに合わせていくのか。そうすると本当に私たち市議会議員のレベルがみんなまた上がっちゃうんですよ、本当にと先輩議員の悲鳴のような御発言がこの議場でありました。 私たちの会派は、自分たちの負担増だから言っているのではありません。しかし、幾ら何でも現在の国保税の課税構造は改めてほしいと、本当はいろいろと言いたいことがありますが、現状、国の制度なのでやむなく賛成いたします。そして、所沢市も国に対して以下の2点の改善を求めていただきたいと思います。 先ほど平井議員の討論の中にもありましたが、1点目は、国保会計への財政支援の充実、2点目は、国保の所得900万円の壁に見られる国保税の
賦課限度額の上限、所得の上限の見直しです。ぜひよろしくお願いいたします。 結びに、さきの決算特別委員会では、佐野議員が令和3年度一般会計の認定に対する反対の意見の中で俳句を一句述べていました。私もそれに倣い、大変拙作ではありますが一句を添えて討論を締めさせていただきます。いつまでも、上がり続ける国保税、納付書届いてため息ばかり。 以上申し上げて討論といたします。
○
大石健一議長 次に、12番 入沢 豊議員 〔12番(入沢 豊議員)登壇〕(拍手する人あり)
◆12番(入沢豊議員) 自由民主党・無所属の会の入沢 豊です。 自由民主党・無所属の会を代表し、議案第79号「所沢市
個人情報の保護に関する
法律施行条例制定について」、議案第83号「
所沢市議会の議員の
議員報酬及び
費用弁償等に関する条例及び所沢市常勤の特別職の職員の給与等に関する条例の一部を改正する
条例制定について」、議案第85号「所沢市
国民健康保険税条例の一部を改正する
条例制定について」に賛成の立場から討論させていただきます。 まずは議案第79号でありますが、本条例は、デジタル社会形成整備法の1つであります
個人情報の保護に関する法律の改正に対応するものであります。また、いわゆる
個人情報保護条例2000個問題によります自治体の基準、解釈の乱立によりまして、
市民生活への支障はもとより、国・地方を含めたデジタル化の推進の足かせになることがその背景にあります。
個人情報が適切に連携されないことでの非効率性がもたらす
市民生活、行政活動の影響への対応として、
個人情報の取扱いは法律による
共通ルール化が必須であると考えられます。 このたびの制定によりまして、
個人情報の保護と関連する
行政サービスの享受は、どの自治体においても大きく異なることはこれでなくなるわけであります。今回の動きを、一部で国による情報統制とする意見もありますが、国が情報を集約するわけではありません。
個人情報の取扱いにつきましては、官民を通じた
共通ルール化を進めるものにすぎません。この
共通ルール化の下、各団体の
個人情報の安全対策を含めた
個人情報保護の運営は、引き続き自治体の責任で行われていくことに変わりはないのであります。 そうしたことから、本市の
個人情報保護施策に支障は全くございません。むしろ共通化による様々な
メリットが大きいことから賛成といたします。 次に、議案第83号でありますが、常勤の特別職の給料や議員の報酬については、経済情勢やほかの自治体の状況を含めて総合的に判断して改定されるものと認識をしております。職員の給与を上げることには賛成するが、特別職、とりわけ議員については、様々な情勢の中でいかがなものかという意見もあるかもしれませんが、我々議員もまた、一市民でございます。そしてまた一生活者であり、一勤労者であり、それこそ住宅ローンや家賃等を抱え、子育て中の議員もおります。決して区別をして差別をして考えていただく必要はございません。 今回、一般職員につきましては、民間企業の動向等を踏まえて勤勉手当を増額する議案が提出されております。
物価高騰の状況の中ではありますが、このような動きを踏まえて、常勤の特別職や議員について期末手当を一般職員と足並みをそろえて引き上げることは適切であると考えます。 次に、議案第85号でありますが、
国民健康保険の被保険者には保険税の負担が少ない低所得層が多く加入する一方で、高齢者の割合も多いことから医療費負担が大きくなり、その分、中間所得層への負担が大きくなるという構造的な問題がございます。 そのような中、今回の
賦課限度額引上げは、埼玉県の運営方針に基づき、また、国が定めた法定
賦課限度額に合わせるための改正にすぎません。これにより公平性が担保されるものとされております。こうしたことから、
高額所得者に対し負担能力に応じた保険税負担を求めていくことはやむを得ないものと考えます。 毎度のことでございますけれども、今後も
国民健康保険財政のさらなる健全化に向けて、国保税の収納率の向上、また、保険者努力支援制度によります公費の獲得、さらに、疾病予防による医療費の抑制など、さらなる経営努力を改めて期待をして、賛成といたします。 以上、3つの議案について、多くの賛同を求め、賛成討論とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手する人あり)
○
大石健一議長 以上で、討論を終結します。
-----------------------------
△採決
△議案第73号~議案第78号の採決-委員長報告どおり
○
大石健一議長 これより、順次採決します。 議案第73号、議案第74号、議案第75号、議案第76号、議案第77号、議案第78号については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。
-----------------------------
△議案第79号の可決
○
大石健一議長 議案第79号については、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者多数〕
○
大石健一議長 起立多数と認めます。 よって、議案第79号については、委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------
△議案第80号~議案第82号の採決-委員長報告どおり
○
大石健一議長 議案第80号、議案第81号、議案第82号については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。
-----------------------------
△議案第83号の可決
○
大石健一議長 議案第83号については、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者多数〕
○
大石健一議長 起立多数と認めます。 よって、議案第83号については、委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------
△議案第84号の採決-委員長報告どおり
○
大石健一議長 議案第84号については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。
-----------------------------
△議案第85号の可決
○
大石健一議長 議案第85号については、委員長の報告のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。 〔起立者多数〕
○
大石健一議長 起立多数と認めます。 よって、議案第85号については、委員長の報告のとおり可決されました。
-----------------------------
△議案第86号~議案第101号の採決-委員長報告どおり
○
大石健一議長 議案第86号、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号、議案第92号、議案第93号、議案第94号、議案第95号、議案第96号、議案第97号、議案第98号、議案第99号、議案第100号、議案第101号については、委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 御異議なしと認め、そのように決しました。
-----------------------------
△請願第4号の不採択
○
大石健一議長 次に、請願について採決します。 請願第4号を採決します。 この採決は無記名投票をもって行います。 議場の出入口を閉鎖します。 〔議場を閉鎖する〕 〔このときの
出席議員29名〕 1番 2番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 10番 12番 14番 15番 16番 17番 18番 19番 20番 21番 22番 23番 24番 25番 26番 28番 29番 30番 31番 32番 33番
○
大石健一議長 ただいまの
出席議員数は、議長を除き29人です。 投票用紙を配付させます。 〔投票用紙を配付する〕
○
大石健一議長 投票用紙の配付漏れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔投票箱を改める〕
○
大石健一議長 異状なしと認めます。 念のため申し上げます。 本件を採択とする議員は「賛成」と、不採択とする議員は「反対」と記載の上、1番議員から順次投票願います。 〔1番議員より順次投票する〕
○
大石健一議長 投票漏れはありませんか。 〔「なし」と言う人あり〕
○
大石健一議長 投票漏れなしと認めます。 投票を終了します。 議場の出入口の閉鎖を解きます。 〔議場の閉鎖を解く〕
○
大石健一議長 これより開票を行います。 開票立会人は、会議規則第30条第2項の規定により、議長より指名します。 8番
平井明美議員 25番
福原浩昭議員 両議員の立会いをお願いします。 〔立会人立会いの上、開票する〕
○
大石健一議長 投票の結果を御報告します。 投票総数 29票 そのうち、 有効投票 27票 無効投票 2票 無効投票中、 白票 2票 有効投票中、 賛成 12票 反対 15票 以上のとおり、反対が多数です。 よって、請願第4号については、不採択と決しました。
-----------------------------
△次会の日程報告
○
大石健一議長 以上をもって、本日の日程は終わりました。 明16日は午前9時より本会議を開きます。
-----------------------------
△散会の宣告
○
大石健一議長 本日は、これにて散会します。 お疲れさまでした。午後1時35分散会
-----------------------------...