昭和60年 9月
定例会(第4回)〇 議 事 日 程 (9月21日〔土〕午前10時開議)第 1 市政に関する
一般質問 一般質問通告一覧表 第4回
定例市議会 (9月21日)| | | | | || |議席| | |答弁を求||通告順| | 氏 名 | 質 問 要 旨 | || |番号| | |める
者 || | | | | || 1 |4 |水 山 正 夫|1
学校教育について |市 長|| | | | (1)
学校教育方針について |教 育 長|| | | | (2)
教育施設の
平均化について | || | | | (3)
学校通学道路の交通安全対
| || | | | 策について | || | | | (4) 校庭の
砂塵防止対策につい
| || | | | て | || | | |2 都市の
緑化推進について | || | | | (1)
緑化推進の方針と対策につ
| || | | | いて | || | | |3 本市の
交通規制について | || | | | (1)
交通規制の目的とするもの
| || | | | はなにか | || | | | (2)
交通規制の効果はどうか | || | | | (3) 問題点はないか
| || | | | | || 7 | 1|岩 瀬
ふみ子|1
浄化槽法が60年10月より |市 長|| | | | 施行になるが準備は万全か |教 育 長|| | | | (1)
浄化槽設置状況について | || | | | (2)
浄化槽調査を行ったが
把握 | || | | | はできたか | || | | | (3)
管理指導の体制は万全か
| || | | | ア 市内某地域で
浄化槽が機
| || | | | 能を果たしていなかった
| || | | | イ
保守点検実施済のものに
| || | | | シールを貼らないか
| || | | | ウ 全ばっ気の便槽はどのく
| || | | | らいあるか
| || | | | エ 全ばっ気は6ヵ月に一度
| || | | | 汚泥の処理が義務づけられ
| || | | | る
| || | | | オ 第一水光園の受入れは万
| || | | | 全か。この場合の
料金指導 | || | | | は | || | | | (4) 今後の
指導方針は
| || | | | ア
水質検査は万全か
| || | | | イ
水質調査区域を
拡大しな | || | | | いか | || | | |2
保育所について | || | | | (1)
保育所の現状について
| || | | | 公立、
私立別収容園児、
園児 | || | | | の
年齢分布、保母数、
所在地 | || | | | 等 | || | | | (2)
民間事業所、営業所で実施
| || | | | している
保育室の実態を
把握 | || | | | しているか | || | | | (3)
障害児保育の現状は | || | | | (4) 今後の展望と計画について
| || | | | | || | | | 零歳児と
障害児の保育に
重点| || | | | をおいて
| || | | | | |〇本日の会議に付した事件
議事日程のとおり〇
出席議員(33名) 1番 岩 瀬
ふみ子 君 2番 原 田 雅 夫 君 3番 河 西 昌 美 君 4番 水 山 正 夫 君 5番 島 野 直 君 6番 久 保 勝 之 君 7番 恩 曽 新 平 君 8番 江 森 茂 美 君 9番 富 岡 清 君 10番 湯 本 勇 君 11番 小久保 貞 利 君 12番 大 井 勇 一 君 13番 清 水 信 夫 君 14番 野 口 康 男 君 15番 河 田 勇 君 16番 栗 原 真三郎 君 17番 田 口 茂 治 君 18番 中 島 常 夫 君 19番 小 林 熊 二 君 21番 原 田 徹 君 22番 富 田 嘉十郎 君 23番 神 沼 広 司 君 24番 坂 田 友 一 君 25番 三 浦 和 三 君 26番 山 田 胤 雄 君 27番 松 本 重 行 君 28番 宮 城 喜代次 君 29番 清 水 忠一郎 君 31番 欠 員 32番 高 橋 広 良 君 33番 鈴 木 保 政 君 34番 吉 野
長左衛門君 35番 大 島 徳四郎 君 36番 鳥 場 重 徳 君〇
欠席議員(2名) 20番 田 中 剛 毅 君 30番 峰 岸 寿 郎 君〇説明のための
出席者 市 長 増 田 敏 男 君 助 役 湯 澤 進 君 収 入 役 柿 沼 吉 男 君 参事兼
秘書課長 山 下 光 男 君 企 画 部 長 志 村 桓次郎 君 総 務 部 長 新 井 勝 君 市 民 部 長 上 野 正 男 君 福 祉 部 長 太 田 精 一 君 衛 生 部 長 森 田 博 君 経 済 部 長 並 木 千之助 君 建 設 部 長 新 井 寛 君 開 発 部 長 曽 根 真 二 君 水 道 部 長 四分一 幸 夫 君 会 計 課 長 雲 田 勇 作 君 教 育 委 員 会 関 根 幸 夫 君 教 育 長 教 育 次 長 並 木 良 輔 君 監 査 委 員 石 坂 初五郎 君 事 務 局 長
選挙管理委員会 金 子 茂 君 事 務 局 長 農 業 委 員 会 内 村 武 雄 君 事 務 局 長〇
事務局職員出席者 事 務 局 長 西 木 東 一 次 長 富 森 義 長 主幹兼
議事係長 小 堀 征 大 主 査 金 井 美喜雄 主 査 神 沼 一 郎 主 査 新 井 賢 治 主 査 舟 橋 秀 和 午後 2時10分 開 議
○
大井勇一副議長
出席議員が定足数に達しましたので、これより本日の会議を開きます。 ただいまの
出席議員は26名であります。
欠席議員は議長、
田中剛毅君、同君から届け出がありましたので、ご報告いたします。 開会前お手元に配付いたさせました書類は、1、本日の
議事日程、以上1件でありますので、ご了承願います。
○
大井勇一副議長 直ちに日程に入ります。
△市政に関する
一般質問
○
大井勇一副議長 昨日に引き続き
一般質問を続行いたします。 最初に、4番、
水山正夫君の
一般質問を許可いたします。 〔4番
水山正夫君登壇〕
◆
水山正夫議員 議長より
一般質問の許可をいただきましたので、通告の順序に従いまして質問をいたします。 質問は大きく分けて3点でありますけれども、あらかじめ
関係課所と打ち合わせをさせていただきましたので、簡潔に申し上げたいと存じます。 1点目は、
学校教育についてでございますが、戦後政治の総決算として
中曽根内閣は国の歩みを変える
臨調行革を推進しようとしております。とりわけ教育の分野では内閣に
臨時教育審議会を設け、これまた戦後教育の総決算に乗り出そうとしております。言いかえれば、戦後教育の是非、功罪に触れて教育全体の改革を進めようとしておるわけであります。そして、
教育改革の
焦点的課題をめぐって、大げさに言わせていただければ世情騒然となりつつあります。しかし、その
基本目標は
憲法改定、
軍事大国化と
技術立国化、それに向けて
国家主義、
能力主義の原理に立っての
教育体系の効率的な再編成を目指すにあると言われております。 したがって、戦後の教育は文部省の方針にしても、
中央教育審議会の
審議基準にしても、かつて
占領軍指導によるいわゆる外来の
教育理念や制度の上で今日まで若干の少しの手直しをしたにすぎない、そうしております。
中曽根内閣の
民族主義的国家主義、これは現代流に言えば新
国家主義と呼ぶそうでありますけれども、一つとしては
行政改革の断行、そして
教育改革の実行、防衛力の強化、これから戦後の
教育改革の発想が生まれる。こうした動向を危惧する側からとってみれば、国民による
教育改革を、草の根の
教育改革運動をと、それぞれの立場でそれぞれの人たちが大合唱を繰り返しております。 こうした中で、今学校で、
地域社会で問われていることは一体何でありましょうか。過ぐる目に文部省で発表いたしました。今全国の
高校中途退学者は10万6,000人を超えている。そして、そのことが
小中学校にも波及してきている。例えば、
中学校で
長欠者が3万8,000人、このうち3万人以上がいわゆる
学校嫌いであると言われております。今の
小中学校で非行、暴力問題が社会的な現象、事象としてあらわれておりますけれども、事態がさらに
学校荒廃の深みに踏み込んだ感じすらいたします。 埼玉県におきましても、昭和59年度に県の
教育局による
公立小中学校のいわゆる
長期欠席生徒の調査によりますと、県内の小中学生の
長期欠席児童がこの10年間増加の一途をたどっているとしております。
小学校では1,507人、これは昭和59年度の調査でありますけれども、
中学校では3,297人、10年前に比べますと約4倍に増加しております。そして、この中で
小学校では21%、
中学校では68%がいわゆる
学校嫌い、そういう規定で呼ばれております。そういう数が占めてきているわけであります。したがって、県の
教育局ではこうした調査結果から、今年度は
長欠者対策を重点に取り組む方針で各学校に指導をしたと伝えられております。 しかし、私はその
指導方針の中身について具体的にどういうことなのか知りませんので、指導を受けた側の
教育委員会に、
教育長にぜひその具体的な方針について、中身について
お尋ねをしたいと思います。翻って、それならば国の状況、県内の状況、本市にとっては一体
小中学校の実態の把握はどうしておるのか、そのことについて
お尋ねをしたいと思います。 3点目の
お尋ねですけれども、したがってそういう状況に対してどう対策を立てて実施を具体的にしておるか、そして、これは昨年度1年間で結構でございますけれども、その効果はどうなっているか、そのことを大変恐縮でありますけれども、学校の教育上の方針としてこの4点について
お尋ねをしておきたいと存じます。 (2)でありますけれども、
教育施設の
平均化についてと題して質問をいたしたいと存じますけれども、これは父兄の側、あわせて教職員の側からも異口同音に訴えが来ていることなのでございますけれども、例えば学校の教科の中で
理科実験設備など、各学校によっては
大変設備や施設に差異がある。教育の
機会均等から見れば不平等であるという訴えが来ております。もちろん、市内の各学校によっては教育上の方針、
学校経営というのですか、それぞれ独自性を持った学校の
教育方針があろうかと思いますけれども、しかし別の次元の話をすれば、
義務教育課程における教育を受ける権利を主張する側から言えば、いかに現在
臨調答申前段のかしましい世代の中からであっても主張は当然なことだというふうに私は受けとめるわけであります。この辺について
教育長の見解を
お尋ねしたいと思います。 続いて3番目でございますけれども、
学校通学道路の
交通安全対策についてでありますけれども、この問題は過去何回も議会で取り上げられております。いわゆる古くて常に新しい社会的な課題であろうというふうにも思っております。今日急速な車社会の発展は逆に、古い言い方ですけれども、
交通戦争という言葉を生んできております。 実は、このことについても市民の側から常に具体的な事例や方策、いろいろと私
自身提言や要請を受けております。そこで、
通学道路の取り決め、これは各学校で行うそうでありますけれども、取り決める際に
危険箇所の存在、その対策についていろいろ各地域から要請が出ているわけでありますので、全般について見直す必要があるのではないでしょうか。ぜひひとつ
通学道路の見直しについて、
危険箇所の箇所づけと
安全対策についてご見解を承りたいと存じます。 4番目ですが、校庭の
砂じん防止対策について
お尋ねをいたしますが、実はこれも同じように市民の側から訴えがあります。今日のように
都市機能が発展をしてまいりますと、住民の側は常に安全であり、快適であり、利便な
日常生活環境を求めるものであります。だれでもそうでしょうが、騒音や震動、
大気海染の地域へわざわざ住まいを構えるより、比較的環境のよいところとされているいわゆる
文教地帯、
学校周辺に住宅を構えたいというのが当然の住民の志向だろうというふうに考えております。よろず
文教地域の方がよいということでその
学校周辺に住居を構える。ところが、風の強い日、特別でありますけれども、学校の
砂じんによって窓をあけていられない、もちろん洗濯物も干せない、こうした
生活環境の改善について何とかならないものだろうか、そういう相談もかけられます。このことは必ずしも本市に限ったことではありませんが、
地市町村では例えば防じん、
砂じん防止に
スプリンクラー設備などを備えている、そして学校によっては学校の校庭の上そのものが
砂じんにならないようなもので造成をされていると聞いております。 一例を申し上げますけれども、
県立熊谷高校の校庭の
砂じんはとりわけ
付近住民にとっては
大変環境悪化につながっているということで、住民から何とかしてほしいという要請も私自身いただきまして、過日、県の
教育局学校建設課に問い合わせたところが、木で鼻くくったような返事だけで、さっぱり進捗しないという状況があるわけでありますけれども、ぜひひとつ市民の側に立った訴えといいますか、行政として耳を傾けて対策を立てられる、そういうお気持ちがあるかどうか
お尋ねをしたいわけであります。 次いで、大きな2点目でございますけれども、都市の
緑化推進について
お尋ねをいたします。今日
都市機能の
高度化を図るために欠くことができないのは、その施策の一つに緑化の推進があります。樹木による大気の浄化は、一つとしては都市の中にあっては大切な
公害防止につながるわけでありますし、そしてさらに静かな美しい緑滴る環境は都市の美化に、さらにまた欲を言えば一面的には防災上の利点もある。今日やはり
都市機能としては欠かせない施設になっております。 とりわけ、今申し上げましたように緑は目にもいい、都市の生活上のいろんな緊張を緩和させること、見た目にもやはり市民には健康で明るい
生活環境をもたらすことになると考えます。もちろん埼玉県における新
長期構想の中でも緑の保全と創造と題して、現状と展望ということで訴えておりますけれども、激しい
都市化現象が県南から県北へ進行する中で、武蔵野の緑を保全をする、そういう努力にもかかわらず減少の一途をたどっているとしております。 今申し上げましたように、緑の豊かさ、
環境づくり、健康で文化的な生活を営む、欠くことのできない身近な大きなやはり生活上の問題、したがって緑の確保、緑化の推進は、なお今日重要な課題であるとしております。 そこで、都市の緑化は私は行政と市民の側の
共同作業で行うことが最も大切だろうし、そしてさらには
市民自身の自発的な
緑化運動、そのきっかけとして具体的には、例えば
中央公園に建設中の
緑化センターの活用、充実、それを図るために熊谷市には行政に対する
諮問機関として
緑化推進協議会があります。緑化の
推進計画として快適な
生活環境整備計画と題して施策の策定が必要だろうと、そういうふうに考えておるわけでありますし、また
緑化センターの主たる役割について、昨日どなたかご質問申し上げて
お答えをいただきましたけれども、具体的なやはり
緑化センターの
活用方法が必要なのだろう、そういうふうに私自身が考えるわけでありますし、せっかく緑化を進めていく、そういう方策がありながらも、具体的な施策について何もないだろうというふうに私は判断いたしませんけれども、一つの施策をお示しいただきたい、そのことを質問をしておきたいと思います。 最後ですけれども、本市が対象となって熊谷の
警察署、
埼玉県警が熊谷市の
都市総合交通規制の実施を発表いたしましたし、これがこの30目から実施をきれる。なぜ
交通規制が必要なのかということについては、新聞の報道でありますし、また
警察署の説明でもありましたけれども、
交通総体の量が増加などしてきている、したがってそれに伴って
交通環境が変化をしている、それに対処するためだ、そして既に
規制区域になっている部分については見直しを図りまた
規制区域を拡充して
交通規制を図るとしております。 先日の新聞には、具体的な
実施区域と
規制方策を発表しておりますけれども、今回の
交通規制の目的とするものは一体何なのか、ぜひひとつ行政としてお示しをいただきたいと思います。そして、行政としてこの
交通規制の効果についてどう期待をしているのか。さらに、市民の側にもこの
交通規制の発表をめぐっていろいろと問題を提起をしているはずであります。具体的な要望や要求があるわけでありますし、本市としてどのくらい把握をしておられるのか
お尋ねをしたい、そういうふうに考えるわけであります。
交通規制については、とりあえず以上のような方法で
お尋ねをいたしたいと存じますけれども、大変簡潔ですけれども、以上で質問を終わります。再質問のある場合は自席において行いたいと存じますので、よろしくお願いしたいと存じます。どうもありがとうございました。 〔
市長増田敏男君登壇〕
◎
増田敏男市長 水山議員さんの
お尋ねに
お答えを申し上げます。2の
緑化推進について。この関係の基本的なことを私から
お答えを申し上げ、他はそれぞれに答弁をいたさせます。
水山議員さんからのご質問の2、都市の
緑化推進について、(1)の
緑化推進の方針と対策について
お答え申し上げます。現在本市には
熊谷運動公園を初めといたしまして
児童公園、
近隣公園等、また
国営北武蔵丘陵森林公園を含めまして67ヵ所の
都市公園が整備され、それぞれ緑化が図られ、憩いの場、スポーツ、レクリエーションの場として広く市民の皆様に活用されております。 次に、街路の緑化について申し上げます。
市役所通り線、
北大通り線等からなります市道の
緑樹帯等、
街路緑化の総延長は約14.4キロメートルとなり、市の
木イチョウを主体といたしまして10種類1,975本が植樹されております。申し上げるまでもありませんが、街路の緑化は
道路利用者や
沿道利用者に安らぎを与え、憩いのある良好な
都市景観を形成し、潤いのある良好な
都市景観を形成し、さらには騒音の軽減、防風、
防火等の
災害防止等、
生活環境の保全に大きな役割を果たしております。一方、近年の
都市化の進行によりまして平地林や
屋敷林等の緑は減少の傾向にあります。 これらの現状を踏まえ、去る5月11日には
市立勤労会館におきまして埼玉県主催、本市が後援して緑の集会を開催し、500人に上る多くの市民の皆様のご参加をいただきまして、緑の認識と普及のために講演を行い、この終了後、
参加者の皆様にキンモクセイ、
ムラサキモクレン、ハナミズキ、ヒメクチナシ、ユスラウメの苗木をそれぞれ300本、合計1,500本を無償交付いたしまして、各家庭への
植樹普及に努めました。 今後も来年1月に完成いたします
緑化センターを活用しながら積極的に機会をとらえまして、本市の
緑化推進に努めてまいります。また、市内の貴重症緑を守るため、ふるさとの森の
指定等の推進と公園、
街路等公共用地の一層の
緑化推進を図るとともに、ご発言にもございましたが、市民の皆様にご参加をいただきまして、
住民共同緑化事業等を積極的に進めてまいりたいと考えております。 以上でございます。
◎
関根幸夫教育長 大きな1番の
学校教育につきまして順次
お答えを申し上げます。 (1)の
学校教育方針について。最初に、
長期欠席者について
県教育委員会の
指導内容はどのようであるかという
お尋ねでございますが、このことにつきまして最近では、本年8月6日の埼玉県
公立中学校長等研究協議会で、学校が緊急に取り組むべき事項として次のような指導をいただいております。それは
長期欠席者、家出、
無断外泊者などに対する指導の再点検を行うことでありました。そして具体的には、1、
家庭訪問などにより1人1人の
実態把握を的確に行うこと、2、個々に応じた
指導プログラムの作成と、きめ細かな指導を全職員で行うことでありました。したがいまして、各学校ともこの趣旨を体して
学校経営に取り組んでおるところでございます。 次に、本市の
学校嫌いによる
長期欠席者の実態についての
お尋ねでございま一すが、昭和59年4月から昭和60年3月までの1ヵ年間の状況を申し上げますと、50日以上の
長欠者は
小学校におきまして31人で、このうち
学校嫌いの理由による者は6人で、さらにこのうち怠けによる
長欠者を除いた、いわゆる
登校拒否的症状による者は4人でございます。同様に
中学校におきましては、
長欠者95人のところ、
学校嫌いは64人で、このうち
登校拒否的症状による者は35人という実情でございます。 次に、このような実態に対します各学校への指導でございますが、まず
学校嫌いに陥る原因を考えてみますと、怠けの理由のほか、いじめの問題、学習への不適応、自主性の弱さなどによる所属する学級への不適応や家庭内の問題など児童生徒自身にかかわるものと、それを取り巻く環境等が考えられます。 したがいまして、
教育委員会といたしましては、1、児童生徒の日常生活の中で環境面だけにとらわれることなく、心理的にも深く入り込む生徒理解に努力すること、2、保護者や関係機関等の協力をいただきながら早期発見と早期指導に努めること、3、学校を挙げて根気のよい取り組みが大切であることなどを骨子として毎年度の
指導方針に生かすとともに、学校訪問の折や教員の自主的研究団体であります熊谷市教育研究協議会の組織を通しても取り組んでおるところでございます。 次に、長欠考に対する指導の効果について
お答えを申し上げます。このことにつきましては、個々の事例によりさまざまな方法がとられてまいりますが、これまで各学校でとられてきた方法といたしましては、1、担任と家庭との連携の強化、2、継続的な
家庭訪問、3、学力向上対策、4、友人関係の改善、5、学級経営の改善、言いかえますと、認め合い、助け合い、励まし合う学級づくりなどでありますが、この結果昭和59年度に比較して現在、1、出席状況がよくなった者、
小学校3人、
中学校8人、2、出席状況がよくなりつつある者、
小学校はなし、
中学校7人という状況でございます。 次に、(2)
教育施設の
平均化について
お答えを申し上げます。教育水準の向上を図るため
教育施設の整備は基本であり、かつ大変重要であると考えております。特に授業を進めるに当たり直接必要とされる設備、教材等につきましては、その確保、維持、向上に努力いたしておるところでございます。 ご質問いただきました理科等の設備、教材の整備状況が地域的に学校により差があるのではないかということでございますが、
教育委員会といたしましては、従来から教育の
機会均等を基本とした上で各学校の教育目標、整備水準等を踏まえ、所要の予算確保、配分を行ってきたところであり、今後におきましても引き続き十分な配慮をしてまいりたいと考えております。 次に、(3)の学校通学路の
交通安全対策についてでございますが、最初に通学路について申し上げます。通学路は各
小中学校が年度ごとに当該学校通学区域の道路状況や交通事情及び事故傾向等を考慮して指定しておるところでございますが、地域の事情により道路工事や側溝工事等でやむを得ず一定期間通学路を変更しておる場合もございます。 次に、このことに関係いたしまして通学路の見直しのことでございますが、このことにつきましてはご指摘のとおりでございまして、通学路は年度当初に指定されてはおりますが、その後道路事情の変化により支障が生じると懸念される場合には、その都度学校は状況に合った変更をとるなどして
交通安全対策には極力留意しておるところでございます。 次に、
交通安全対策そのものについて
お答えを申し上げます。その1つとして、児童生徒の登校時PTAの皆さんによる立哨指導を市内102ヵ所、187人で行っていただいております。それに加えて警察官及び交通指導員の皆さんによる指導もいただき、交通事故防止に努力しておるところでございます。また、
小中学校ごとに交通安全教育につきまして特別活動の中にも位置づけ、公害安全課の協力もいただきながら実施しておるところでございます。さらに、熊谷市教育研究協議会の交通安全部では、今年度の研究課題として、1、正しい歩行や安全な道路横断、2、自転車の正しい乗り方の徹底に取り組んでおるところでございます。 次に、(4)校庭の
砂じん防止対策について
お答えを申し上げます。初めに、市内
小中学校における防じん対策の現況について申し上げます。
小学校では防じん対策といたしまして散水設備のある学校が15校、芝生の植えられている学校が1校、校庭の一部に芝生が植えられており散水設備もある学校が1校、まだ防じん対策はないという学校が2校でございます。次に、
中学校については、散水設備のある学校が8校、一部に芝生が植えられているが散水設備は安いという学校が1校、防じん対策はないという学校が3校でございます。 このことに関係いたしまして今後の対策でございますが、初めにご質問にありました熊谷高校のことですが、地域住民の方々が大変迷惑をこうむっておるとのお話でございますので、当該高等学校や
県教育委員会にもこの旨連絡してまいりたいと考えております。また、市内
小中学校につきましては、現行の防じん方法といたしましては、一般的には芝張りあるいは散水等でありますが、当面は散水設備のない
小中学校合わせて6校につきましては、その方向で検討してまいりたいと思いますので、ご了承いただきたいと存じます。 以上でございます。
◎曽根真二開発部長 2、都市の
緑化推進についての中で、
緑化センターの役割と活用について
お答えいたします。 緑化普及のため緑化の相談、緑化講習会、緑の集い等を実施してまいり、積極的に緑の推進を図ってまいりたいと考えております。そのほかの活用といたしましては、茶道、華道、盆栽会、菊花展、書道展、絵画展、写真展等幅広い利用の方法が考えられるわけでございます。 以上でございます。
◎上野正男市民部長 3の本市の
交通規制について、(1)の
水山議員さんのご質問に
お答えいたします。
都市総合交通規制につきましては、関係各位のご理解とご協力によりまして来る9月30日から施行される予定でございます。ご承知のように、
都市総合交通規制は車の便利さを生かしながら人間優先の
交通環境をつくるため、都市全体をとらえた総合的な交通に対する見直しと新地域への規制を実施したものでございます。 (2)この
交通規制の効果はどうかとの
お尋ねでございますが、県内で既に実施した結果を見ましても交通事故が減少しており、その効果は実証済みであるとの県警察の報告を受けております。生活面で一部の方にはご不便になろうかと存じますが、都市部に集中的に発生する交通事故、交通渋滞など交通障害をなくし、安全で住みよい
生活環境が確保されるものと期待しているところでございます。 (3)問題点はないかとの
お尋ねでございますが、警察の担当部署では広く市民の声を聞きながらよりよい規制を検討してまいりました。9月30日施行されますが、関係者からその後3ヵ所につきまして規制解除の要望を受けております。これらの点につきましては、熊谷
警察署と協議しなしがら上申してまいりたいと思っております。 以上でございます。
◆
水山正夫議員 お答えをいただきました。 質問の順序を外れて
お答えをちょうだいしてまりますので、
お答えの順序にならって質問なり意見なり申し上げたい。
緑化推進の計画ですけれども、今熊谷市で行われている
緑化推進のいろんな方法については、実は先日の勤労会館で行われた緑の集会などにも大変意義の深いものだというふうにも考えております。一つ提言を申し上げておきたいのですけれども、そうした考えがあるかどうかひとつお聞きしたいのですけれども、
緑化センターの建設、竣工というのは私たちにとっての大変大きなやはり期待を持っているわけでありますし、本市独自で例えばそういう
緑化センターの開設を記念をして当市独自の緑化フェアなど、これはむろん市民の協力や、とりわけ造園業者の人たちの協力も必要だろうと思いますけれども、あの
中央公園の一部の中に例えば日本式の庭園なり、それから洋式の庭園なりを造園業者の人たちに一定の日時を切ってセットをしてもらうというような方向、私は寡聞にしていろいろ
緑化センターの使用の仕方については、まだまだ決まっている部分ではないだろうというふうに思っていますけれども、方向としては今
お答えをいただいたような状況でほぼいいのではないかと思いますけれども、
緑化センターの主たる役割についてまだまだ市民の方の側で別の期待もあるわけでてありますし、総体的にやっぱり熊谷市が緑化を推進していく、緑をそれぞれやはりふやしていくという努力を払うならば、今例えば成人式で記念植樹などをなさっているわけでありますけれども、例えば市民の誕生日だとか、成人式だとか、結婚式だとか、いろいろ受賞記念だとか、そういうのを記念して各種のやはり記念樹を植樹する、そういうのを習慣化したらどうだろうか、そのことについてお考えがあるかないのか改めて
お尋ねしたいと思いますけれども、なければない、あるならあるということで
お答えいただければ結構です。 それから、もとへ戻りますけれども、教育の方針でありますけれども、
学校教育の場で具体的な事象として
義務教育課程における学童の長期欠席は、疾病等の場合は真にやむを得ないという事情があるけれども、家庭の事情、
学校嫌いという範疇の中には実はもう少し違った部分があります。なぜならば、6月議会また3月議会で我が党の河西議員や公明党の野口議員の方からいじめに対する質問の部分で
教育長の答弁があります。質問に対する答弁をさらっと聞く限りについては余り深い重大な意味はないわけでありますけれども、議事録ということで文章上に記録をされますと、何回も読み返したわけですけれども、読み返した感想ですが、結局結論的なことを言えば実はこの種の解決の手段の一つは、教育現場における教職員自身の感受性というのですか、問題というふうにされている。言いかえれば、教職員の質の問題だというふうになっているようであります。 実は、ある教職員と話したのですけれども、
教育長にもちょっと
お尋ねしたいのですけれども、テレビ映画で「金八先生」というのをやっているのをごらんになったことがありますか。坂本金八というのだそうでありますけれども、九州の出身だそうで、何か坂本竜馬を大変尊敬をして、直情的な人間、情愛といいますか、ヒューマニズムを大事にする教師で、そういうことについてどう思うかというふうに私が質問したら、あれはドラマの世界だ、ただそれだけなのです。 そして、私は今こう思うわけでありますけれども、例えば学校職員が当然校内、校庭で起きているいわゆる非行や暴力、校内暴力などについて実態がよく見えないのではないかと思うわけであります。中には、これはもう埼玉新聞に毎回のように出ておりますけれども、学校教職員による逆のいじめ、この間も、先日もそういう質問があったように記憶しておりますけれども、そのことについて特にやはり今日教職員の質が問われているような気がしてなりません。そのことについても、ぜひひとつ
教育委員会としてどういうふうに資質について考えているのか、素質ですね、教員の、どういうふうに考えておられるのか、その辺についても再質問をさせていただきたいと存じます。 それから、
教育施設でありますけれども、
教育長はそれぞれ公平にやっていらっしゃるという
お答えでございますけれども、教師の側からも実は余り公平ではないというような意見も出ているわけでありますから、もう一度少しくお調べをいただきたい。このことについては
お答えは結構であります。 それから、学校通学路対策でありますけれども、例えば具体的なことで恐れ入るのですけれども、学校通学路というのは例えば大型車の運行なんかについて規制をできるはずだというふうに私は思っております。ぜひひとつ、これは例えば大型車を運行なさっている企業についてはその場を通らなければ仕事にならない、生活にかかわるということですから、そういうことで何でもかんでもとめてしまえということではないわけでありますし、とりわけそういう面では私どもはプロのドライバーですから、子供たちの、児童の歩行中の行動に対してもあながち神経を使っていないというふうに私思っておりませんし、大型車を運転する方に聞いてみますと、子供とすれ違うということは全くもう気の細くなるような気持ちで運転をしているのだという、そういう人もいるわけであります。 ぜひひとつ企業を通じても一定程度のやはり指導というものも行政としてはお願いをしたいし、具体的な事例で恐れ入りますけれども、例えば学童歩行注意標識などを建値をされる、そういう努力も必要だろうし、時間を区切って新たにやはり
交通規制などを、これはそれらの企業の人たちの生活要件や企業の営業に差しさわりないような状況も勘案をしながらそういう標識などの建値、そして横断歩道橋というのも、これは実は大切な部分でありますし、大人は守らないけれども、児童はよく守る、私はそういうふうに思っております。横断歩道を渡りだからない児童はいないわけでありますし、横断歩道を渡って国道17号線やバイパスなどを横断をしているという部分もあるわけであります。 そういう部分と、できる限り一つ一つのやはり学校区ごとの、先ほど申し上げましたように
危険箇所の掘り出しをしていただいて、その手直し的な対策も立てる必要があるのではないか、私はそういうふうに思うわけでありますので、その辺についても意見として申し上げておきたいと存じます。 それから、学校の
砂じんでありますけれども、なるほどこれだけあればそんなに問題はないわけでありますが、やはり散水の設備があったとしても、なおかつまだまだ
付近住民にとっては問題のある箇所だというふうにも見ているわけでありますから、具体的な事例が上がってきた部分についての対応については、ぜひ対策をお立ていただくようにお願いをしておきたいと存じます。 それから、緑化の関係は先ほど申し上げましたね、いいです。
交通規制の関係ですけれども、どうも
交通規制という言葉から受ける印象からすれば、一定の規律や約束ごと、ルールを設けて律してしまう、交通事故さえ減少すれば多少市民が不便になっても、問題が残ってもやむを得ないのだというふうに受けとられがちでありますけれども、ぜひひとつそういう市民の声に対して懇切な、丁寧なやはり
お答えを行政の側としてお願いをしたいというふうに考えておるわけであります。 今の車社会、車洪水と言われる中で
交通規制という一面的な考え方は、車がスムーズに右から左、左から右へ通りさえすればいいのだというふうにとられがちでありますけれども、しかし
交通規制の実施をしていく上で果たして成果や効果が上がるかというと、必ずしも今の、例えば国道17号線の石原の旧東武熊谷線のガード下から警察へ抜ける道路のとにかく渋滞はあのまま、市の西部の籠原駅周辺の渋滞についても、そして熊谷市へ入り口の国道17号線の渋滞、それから日常通勤時における籠原駅陸橋の自衛隊通りの渋滞等についてもあのまま依然として放置をしているというような状況の中で、駐車禁止帯を設けても、その駐車禁止はこの間の警察の説明の中で、動くものだからとまるものだ、とまってもやむを得ないという判断だと、駐車禁止帯に駐車しても構わないのだという、そういうふうにとられがちであります。 したがって、新たに、これは話を戻しますけれども、市民の側から
交通規制とあわせていろいろ要望が上がってきているはずなのです。その辺のところについてぜひひとつ一つ一つの対策をお立てになって、多少手直し的な部分もあろうかと思いますけれども、是正をさせていただくようなご努力を願えないものかどうか、その辺については要望として申し上げておきたいと思います。 以上です。
◎曽根真二開発部長 2の都市の
緑化推進の中でただいま一つの提案といたしまして、例えば緑化フェアを行い、日本庭園、洋式庭園等の展示などを行うかどうかというふうなご質問がございましたが、貴重なご提言でございますので、今後十分研究、検討をしてみたいと考えております。 次に、
中央公園に記念樹をつくる考えはないかとのご質問でございますが、これにつきましては以前富岡議員さんからのご質問がありまして、たまたま昭和60年は国際青年年でもございますので、あの中の一画に青年の森の記念植樹を現在考えておるところでございます。
◎
関根幸夫教育長 教職員の資質の向上につきまして
お尋ねいただきましたけれども、まさにご指摘のとおりでございます。
県教育委員会といたしましてもそのように判断しておるところでありますし、本市といたしましてもそのように認識をしておるところでございます。 先ほども教師自身の感受性ということもご指摘いただいたところでございますが、私はやはり基本的には教師が生徒を、人間をどのように見ているかという人間感にかかわってこようと、こういうふうに考えます。つまり1人の人間を刺激反応方式でとらえていくのか、やはり心が成長していくのだという精神的成長の過程にあるのかというふうにとらえていくのか、そのとらえ方によって教師のまた指導の方法も変わってこようと思います。年齢が低いほど刺激反応方式でもよろしいかと思いますが、年齢が高まるにつれてやはりそうでなくて、精神的成長をしているのだというふうなとらえ方でないというといけないのではないかというふうに考えております。 したがって、それを土台といたしまして、今後教職員の研修につきましては一層努力をいたしまして、教師1人1人の自覚を高めてまいりたい、このように考えております。
◆
水山正夫議員 大変それぞれの担当から優等生的な
お答えをちょうだいいたしまして、貴重な意見ということで提言を受けとめますということでありますし、相変わらず
教育長の立派な
お答えなので、これ以上あえて再質問をする気はございませんので、
一般質問を終わりたいと思います。
○
大井勇一副議長 以上で、4番、
水山正夫君の
一般質問は終わりました。
○
大井勇一副議長 次、1番、岩瀬
ふみ子君の
一般質問を許可いたします。 〔1番岩瀬
ふみ子君登壇〕
◆岩瀬
ふみ子議員 議長より発言のお許しをいただきましたので、通告の順に従って質問をさせていただきたいと思います。 最初に、
浄化槽法が本年の昭和60年10月より施行になりますけれども、準備は万全かということについて
お尋ねをしたいと思います。この1と2が関連がございますので、一緒に質問させていただきたいと思います。1、
浄化槽設置状況について、2、
浄化槽調査を行ったが把握はできたか。この問題につきまして私は昭和55年の6月の議会と昨年の昭和59年12月議会で質問しております。特に本年の10月から
浄化槽法が施行されることになりまして、その取り扱いが一段と厳しくなってまいっております。本市においても春ごろより
浄化槽の調査を実施し、調査済みの家庭には調査済みのシールを張るように指導しておりますけれども、
浄化槽設置の状況について把握はできたのか、まずこの点を
お尋ねをしたいと思います。 3番目の
管理指導の体制は万全か。アといたしまして、市内の地域を申しますと見晴町の地域でございますが、
浄化槽が機能を果たしておらなかった事実がごく最近ございます。そして、県の保健所と市が立ち会いで不能箇所の発見に努めました。その後この場所はわかったわけでございますが、改善されたのかどうか、ただ単に市民に
浄化槽の機能が不全であるという勧告しただけなのか、それともその後の追跡調査をして完全に
浄化槽が機能を果たすようになったのか、この辺の状況を具体的にお聞かせをいただきたいと思います。 次に、イといたしまして、保守点検は普通
浄化槽の場合は年1回の清掃が義務づけられておりますけれども、清掃済みがどうかシールを貼る必要があると思います。こういうシールを貼ることによって不能の箇所というのも自然となくなってくると思うのですけれども、こういうシールを貼るような指導ができないものか。特に保守点検をした場合の何年何月と、何月まではできないまでも何年なり、そういうシールを張る指導をする考えがあるかどうか、シール使用について
お尋ねをしたいと思います。 さらに、
浄化槽の保守点検を市内の業者に依頼しているわけでございまずけれども、この保守点検についての料金はどのようになっているか、
浄化槽の大きさ、世帯人数の関係、あるいは一律なのか業者によって違うのか伺いたいと思います。この件につきましては、私が去る12月の議会で森田衛生部長からいただきました答弁によりますと、「維持管理は県知事の権限である。料金については県知事に権限がない。もちろん市長にもない。料金はまちまちと聞いているが、統制料金的なものにすることは今の段階ではできない。」というふうに答えられましたのですが、
浄化槽の大きさ、あるいは使用人数等によってもある程度の料金の基準は決められると思いますが、知事にも市長にも権限がないといって野放しにできる問題だとは考えておりません。そこで、料金についての検討をする考えはないかどうか
お尋ねをしたいと思います。 さらに、この10月から変わってまいります厚生省の関係
浄化槽法施行規則というのによりますと、大変厳しくなってくるわけですが、その中の第8条によりますと、技術管理者の資格ということで第8条に法第10条第2項の規定による技術管理者の資格はということで何々何々とあるわけですけれども、
浄化槽管理士の資格を有し、さらに厚生大臣の認定する講習会の課程を終了した者でなければならないということになるわけなのですが、技術管理者というのが現在何人おるのか、これは各業者が今
浄化槽の保守を点検やっておりますので、各業者ごとにどうなっているのか、この点を伺いたいと思います。 さらに、この第11条によりますと、
浄化槽の清掃業の許可の技術上の基準というのがあるのですけれども、これについても、時間がありませんので条文は省略いたしますけれども、非常に1から4まで厳しい基準が決められているわけです。こういう法的に厳しくなっているものに対して、本市の委託業者はどのように清掃業の許可の技術基準というか、こういうものを取る努力あるいは既に取っておるか、これらについて
お尋ねをしていきたいと思います。 次に、ウですが、全曝気の便槽はどのくらいあるのか
お尋ねをしたいと思います。 次に、工ですが、全曝気の便槽の場合には、前には3ヵ月に1度の清掃ということだったのですが、その辺は実情が幾らか緩和されまして、6ヵ月に1度の汚泥を抜くということの処理が義務づけられておりますけれども、この全曝気の
浄化槽汚泥かかなり年に2回、6ヵ月に1回ということになると年2回やられると思うのですが、
浄化槽の汚泥の量がふえてくると思いますけれども、この量のふえることに対してどのように対処しておられるか、この場合の料金の指導がどうなっておるのか、この点についても伺いたいと思います。 さらに、関違いたしましてオですけれども、第一水光園の受け入れの場合ですが、このように汚泥が大変ふえてまいりますと、果たして第一水光園の受け入れが万全なのだろうか。第一水光園は大変立派な設備に今日なったわけでございますけれども、その後の
浄化槽の状態やら、あるいは曝気式の便所の問題、あるいはさらに最近は従量制くみ取りの中で扱われているのですけれども、無臭トイレというのがあって、簡易水洗という形でコップ1杯の水で流せますというので、実際はだけどコップ1杯よりは水が多いのですけれども、こういうので従量制くみ取りをしているわけですけれども、これがやはり第一水光園に入っているわけです。これらのあちらこちらからのそういう汚泥の問題等が出てくるわけですが、これについて第一水光園は果たして万全なのだろうかということを
お尋ねしたいと思います。 さらに、現在の第一水光園は微生物による処理というのをしているわけでございますけれども、
浄化槽汚泥は微生物が少ないということを聞いております。BODが下がるので微生物を助ける薬品を使わないとうまくないというような話を聞いているのですが、そのような薬品の使用をしなければならないような状態なのか。薬品を使うということは、またこれなりにお金がかかるということでございますけれども、これらについてはどのようにお考えになっていらっしゃるか。 それから、さらに現在第一水光園も立派な施設にはなってまいりましたけれども、従来と違ったくみ取りの方式が減ってまいりまして、今度は
浄化槽汚泥とかいろんな形でまた違うものが入ってくるわけでございますけれども、それらの処理をするのに現在の状態で大丈夫なのだろうか。言ってみれば、今の建物のほかに建物が必要になってくるのではないか、その場合の現在のあの構内だけでは処理できないのではないか。したがって、近辺の土地を多少なりとも購入して将来に備える必要があるのではないかという気がするわけですが、これらについてどのようなお考えがあるかを伺いたいと思います。 さらに、4番目に今後の
指導方針はということで、例えばこれは人口100人に対しまして水洗浄化の人口が半分の50人、そして非水洗、水洗になってない人口が50人と仮に仮定するといたしますと、今後の
指導方針というのはどういうふうになっていくのだろうかということを伺いたいと思います。 アといたしまして、
水質検査は万全か。これも12月のときに市民部長の方から
お答えをいただいているのでございますが、現在公害安全課で行っている河川の
水質検査について
お尋ねをしたいと思います。前は22ヵ所の場所で取水をして検査をしておったのですが、現在は20ヵ所の取水ということになっております。それぞれの地点でここ2年間ぐらいの数値の違い、特に要注意のところがあるのかどうか、この点について
お尋ねをしたいと思います。さらに、そういう数値の高いところの原因の追跡調査というのをやっておるかどうかを
お尋ねをしたいと思います。 イといたしまして、
水質調査区域を
拡大しないかということですが、最近団地等がたくさんできてまいりました。住宅密集地域の周辺にある用水路についての水質調査をする必要があるのではないか。一例を申し上げますと、例えば昔伝染病院があった大原地区ですが、あそこに学園台団地というのができて、あそこから、用水があのそばから流れ出しまして、家畜保健所の横を通って、そしてさらには妻沼県道を横断して肥塚神社の方へ流れる水路がございますけれども、これはしょっちゅう雨のたびに、雨というか大雨が降ると大さわぎになる川なのですけれども、これらについてのやはり水質の検査、あるいは大幡団地、あるいは久保島の県営団地、要するに公共下水道に接続をしていない地域の用水路、特に悪水では危い農業用水路との関連が出てくると思うのですが、そのあたりについての水質調査の拡大をする必要があるのではないかという気がいたしますので、これらについてどのようにお考えか、この点を
お尋ねをしたいと思います。 以上が
浄化槽法に関連する一連の質問でございます。 次に、大きく2点目で
保育所について
お尋ねをしたいと思います。
保育所の問題につきましては、10年あるいは15年前は公立
保育所を建設させようという時代がありました。その後、公私立とも
保育所がつくられるようになり、そのうちに出生する幼児も減りました。今では公立
保育所の方が多少の定員割れをしているのではないかということです。専ら私立の
保育所に幼児が抱えられる時代になったのではないかと思います。まさに時代の流れは移ったというような状況です。この変わり行く時代の
保育所について
お尋ねをしたいと思います。 まず、現在の公立、私立別の収容園児数、それから園児の
年齢分布、保母の数、それから市内に公立、私立点在するわけですが、所な地等について
お尋ねをしたいと思います。さらに、ゼロ歳児を公立
保育所でなかなか見られないということで、本市が昭和47年ごろだと思いますが、実施を始めて今日に来ております家庭保育室、これは市民の協力によって保育室が市内の各所につくられているわけでございますが、この家庭
保育室の現在の状況についても具体的に
お尋ねをしたいと思います。 さらに、2番目といたしまして、民間の事業所、営業所で実施している
保育室の実態を把握しているかどうか。これは一例を挙げますと、現在ヤクルトというのが清涼飲料を売っておりますが、あそこの従業員さんは昔はヤクルトおばさんといって年齢の方が配達していたのですが、最近は非常に若い方たちを採用しております。したがって、生後間もない子供を抱えているお母さんが多いものですから、
保育所まで預けに行かれないと、したがってヤクルトの店に子供を連れてきて、自分は自転軍に乗ってヤクルトの配達に行くと、そして子供はそこのヤクルトの販売店の2階に、専門の保母さんがいるのかどうかそこはわからないのですが、とにかく2階に預けて自分の仕事が終わるまではそこに子供を置いて、仕事が終わるとその子供をつれて帰るというシステムになっているわけです。これはいいとか悪いとかという前に、好むと好まざるとにかかわらず、働くお母さんのためにはより便利であるということで、こういう保育室がつくられたと思います。ですが、このヤクルトだけでなくて、私が思いますのは、食堂、スナック、あるいはスーパー、あるいはレストラン、特に夜間のキャバレーというか、こういうような営業を行っているところで
保育室があるのではないかというふうに推測するわけなのですが、これも推測以上のものではございません。何の問題もなければよろしいのですけれども、つい先ごろもベビーベッドのネットのあいだに挟まれて死亡したというような子供がつい最近のテレビで出ておりましたけれども、そういうような問題が起きたりすると非常に問題だと思いますが、そういう民間の事業所、営業所等で実施している
保育所についての実態を本市はどのように把握されているか、この点をお伺いをしたいと思います。 次に、
障害児保育の現状を
お尋ねしたいと思います。現在
障害児保育につきましては、あかしあ育成園が
障害児保育をしているわけでございますが、これは市内の園児だけでなくて市外からも園児が来ていると思いますけれども、その実態あるいは市内、市外の費用の関係、その他について
お尋ねをしたいと思います。 それから、3点目の中で公立の保育園で
障害児をどの程度保育しておるか。公立の保育園で
障害児を扱うという場合はあかしあ育成園の場合と状況が違って、
障害児でもごく当たり前の子供さんと同じ状態で保育をするという形でやることだと思いますが、そのような軽い
障害児を公立保育園で保育しているかどうか、その状況、それから、同じように私立の保育園で軽度の
障害児の保育をやっておるかどうか、この状況を
お尋ねをしたいと思います。 最後に、今後の展望と計画ということで、ゼロ歳児の保育と
障害児の保育に重点を置いて本市として今後どのような展望と計画に基づいてお進めになるか、この点についてお聞かせをいただきたいと思います。 私の質問は以上でございます。大変細かく質問をいたしました。したがいまして、
お答えも面倒だろうと思いますが、細かく
お答えをいただけば再質問をしなくてもよろしいのではないかと思いますので、どうぞその線に沿って
お答えをいただきたいと思います。ありがとうございました。
○
大井勇一副議長 暫時休憩いたします。 午後 3時23分 休 憩 午後 4時29分 再 開
○
大井勇一副議長 休憩中の会議を再開いたします。
△会議時間の延長
○
大井勇一副議長 この際、お諮りいたします。 午後6時まで時間延長したいと存じますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○
大井勇一副議長 ご異議なしと認めます。 よって、午後6時まで時間延長することに決しました。
△
一般質問続行 〔
市長増田敏男君登壇〕
◎
増田敏男市長 岩瀬議員さんの
お尋ねに
お答えを申し上げます。 1と2に分けましてご質問をいただきました。大変専門的範囲にわたっておりますので、
保育所についての3、4につきまして私の方から
お答え申し上げ、他は担当の方から答弁をいたさせたいと思います。 2の
保育所、(3)
障害児保育の現状について、このことに
お答えをいたします。現在
障害児保育につきましては、保育に欠ける軽度、中程度の
障害児であって、健常児とともに保育することによりその
障害児の発達を促進させる。また健常児にとっても
障害児と触れ合うことによって
障害児に対する理解を深めることから、現行の
保育所で行っている保育になじむものであって、集団保育が可能で日々通所できる
障害児の保育を推進しているところであり、9月1日現在におきましては、入所している
障害児は公立
保育所1ヵ所1人であります。民間
保育所6ヵ所9人で、公私立合計で7ヵ所10人の
障害児を保育しています。 また、心身
障害児通園施設であるあかしあ育成園は、心身に障害のある児童に対し、通園の方法により日常生活における基本動作の指導及び集団生活への適応の訓練を行い、あわせて保護者に訓練の方法を会得してもらうための施設であります。現在市内から18人、市外から8人、合計26人が保護者とともに通園しております。使用料につきましては、市内からの入園児は無料ですが、市外からの入園児については月額2万円を徴収いたしております。 続きまして、(4)今後の展望と計画について。ゼロ歳児と
障害児の保育に重点を置いてとの
お尋ねに
お答えをいたします。保護者の労働や病気等のために保育に欠ける児童を保護者にかわって保育するための施設である
保育所を取り巻く環境は、
都市化、核家族化の進行、母親の就労の増大、母子家庭の増加、さらには近年の子供の出生率の低下から来る定員割れ等、目まぐるしく変化をしており、こうしたことから保育ニーズも多様化してなるところであります。ご発言にもありましたとおりでございます。 このような環境変化や保育ニーズに対応して保育行政を推進していくためには、従来の量的設備の拡充から質的保育内容の充実へと長期的展望のもとに
保育所機能の充実強化を図っていかなければならないと考えております。第1に、複雑化する社会の中でよりよい保育を推進すべく、新時代の保育需要に対応した乳児保育の推進が必要と考えます。乳児保育については、現在のところ公立5ヵ所、民間12ヵ所で対応しているところですが、そのほかの
保育所においても対応できるよう検討してまいりたいと思います。 次に、
障害児保育の推進ですが、さきに述べましたとおり保育に欠ける軽度、中程度の
障害児であって、健常児とともに保育することによりその
障害児の発達を促進するための
障害児保育について、現在公立1ヵ所、民間5ヵ所で対応しているところですが、今後児童相談所等の専門機関とも連携を密にし、その拡充を図っていかなければならないと思います。今後
保育所が
地域社会に開かれた施設として子供の成長、発達の視点に立って、あすの社会を担う子供たちが心身ともに健康で、人間性の豊かな子供を育成するために
保育所の環境整備を図ってまいりたいと存じております。 以上でございます。
◎森田博衛生部長
浄化槽法が昭和60年10月から施行になるが、準備は万全かということで数点ご質問をいただきました。 (1)の
浄化槽設置状況について、(2)の
浄化槽調査を行ったが把握はできたかとのご質問について一括して
お答えを申し上げます。 本年10月1日
浄化槽法が施行されるため、本年6月から
浄化槽の実態調査を保健所の協力を得て実施しております。調査がまだ完了しておりませんので、市内全域についての設置状況等は判明しておりません。従来から保健所で把握している基数は約5,000、そのほか把握できていないものを入れますと市内には約8,000から1万ぐらいの
浄化槽があるであろうというふうに推測をされておりましたが、今回の実態調査、まだ完了はしておりませんけれども、約9,000基ぐらいはあるであろうというふうな見込みでございます。 現在まで調査が完了し、集計された基数は6,648基ございます。人槽別基数を申し上げますと、5人槽が2,756基、パーセントで41.5%、6人槽が940基で14.1%、7人槽が2,357基で35.5%、10人槽が311基で4.7%、その他284基で4.3%となっております。 それから次に、処理方式別で申し上げますと、腐敗式555基、8.3%です。全曝気式2,923基、44.0%、分離曝気式、これが2,820基で42.4%、分離接触曝気式322基で4.8%、その他28基で0.4%となっております。 地域ごとの設置基数でございますが、ほぼ調査が完了した地区の基数を申し上げますと、肥塚地区では279基、佐谷田地区で459基、久下、太井地区で372基、中条地区で177基、奈良地区で259基、吉岡地区で328基、星宮地区で129基となっております。この地区別の集計については、先ほど申し上げました6,648基、これが全部まだ地区別に集計できておりませんので合計しても2,003基だけでございます。 それから、公共下水道の供用開始区域の曙町におきましては、
浄化槽が57基、くみ取り世帯が356軒、それから水洗化世帯が20軒となっております。それから箱田地区におきましては
浄化槽が229基、くみ取り世帯が986軒、水洗化の世帯が273軒となっております。 それから、清掃状況につきましては、今回の調査では清掃の有無という調査項目を設けてやりましたが、6,648基の中で清掃を実施してないと思われるものが1,279基ございます。これらにつきましては保健所と協議しながら対応してまいりたいというふうに考えております。 いずれにいたしましても、一日も早く調査集計を完了し、これらの
浄化槽から排出されます汚泥の総量を推計して適切な処理が図れますよう対処してまいりたいと考えております。 それから、(3)の管理、指導の体制は万全か。市内見晴町で
浄化槽が機能を果たしていなかった例があるというご質問いただきました。ご質問いただきました見晴町地内の関係でございますが、苦情通報を受けまして、環境衛生第一課の職員と保健所との職員とが現場へ出向き調査をいたしました。現場付近には
浄化槽設置世帯が6ヵ所ございました。これらの
浄化槽を調査いたしましたところ、このうち3ヵ所につきましては適正な処理がされておりました。しかし、残念ながら残り3ヵ所については清掃する時期に来ていたが清掃をしなかったとか、曝気用のモーターが故障していたとか、あるいは昭和55年ごろ
浄化槽を設置したが、その後の保守点検、清掃を全然していなかったとか、そういう理由で
浄化槽が機能を果たしておりませんでした。したがいまして、スカムの流出あるいは悪臭等によりまして
付近住民に多大な迷惑を与えていた状態でございました。この3ヵ所の
浄化槽につきましては、保健所の指導によりまして改善され、現在良好な処理がされているという報告を受けております。 次に、
保守点検実施済みのものにシールを貼らないかというご質問でございますが、県では10月1日から施行されます
浄化槽法に関連いたしまして、保守点検業者の登録制度を実施する考えで県条例の制定を予定しているとのことであります。今後は
浄化槽の保守点険につきましては、
浄化槽管理士の資格を持った者が県に登録し、県内での保守点検をするということになるわけでございます。先ほどの保守点検済みのものにシールを貼らないかということでございますが、ご質問の趣旨を参考にして保健所あるいは県等と協議をしてまいりたいと思います。 それから、保守点検または
浄化槽清掃についての料金のことでございますが、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の運用に伴う留意事項として、厚生省からし尿
浄化槽清掃業者が清掃を行う場合は、条例による料金統制はできない旨の通達も出されておるわけでございます。したがいまして、
浄化槽清掃の業者がございますし、また保守点検の業者もおりますけれども、標準的な料金を市の方が決めて指導していくということは非常に困難だと考えております。 次にいわゆる保守点検及び清掃関係、それぞれ資格者が必要であります。この資格者につきましては、市内業者、保守点検業者はちょっと不明でございますが、清掃をやっております4社につきまして資格者の数を申し上げます。熊谷清掃社5人です。後藤衛生コンサルタント6人です。前林清掃社3人、熊谷環境衛生2人です。いずれもこの人たちは従来から持っている資格に今度の
浄化槽法のいわゆる新しい講習を受けて資格を取った者でございます。いろいろ細かい技術上の基準というのはございますが、これらの基準に従って作業が行われているというふうに考えております。 次に、全曝気の便槽、いわゆる
浄化槽はどのくらいあるのか、それから全曝気は6ヵ月に1度汚泥の処理が義務づけられるということでございますが、全曝気の
浄化槽の基数は先ほど申し上げましたとおりまだ全体的には実態調査の集計ができておりませんので、現在の段階で申し上げた数字は2,923基でございます。
浄化槽の清掃につきまして、全曝気式の
浄化槽に限らず保守点検に基づき清掃時期を決めることになっております。
浄化槽法ではいわゆる保守点検とそれから清掃というのを、法の方では年に1回やることが決まっております。ただし、いわゆる施行規則の方で特例を設けて、保守点検の回数も年1回でなくて型式によって余計やるようになっておりますし、それから清掃の回数にしても曝気については6ヵ月に1回以上と、ただしおおむねという数字がつきます、おおむね6ヵ月に1回以上という定めになっております。 したがいまして、現在の廃棄物処理法でいきますと、保守点検の回数はこれは決まっておるわけです。ただし、清掃の回数につきましては、保守点検の結果によって清掃をやるというのが定めでございます。しかし、今度の
浄化槽法では年に1回の清掃をやるのだと、特例のものについては特例の回数でやるのだというような状態でございますので、やはり発生してまいります
浄化槽汚泥は従来よりも多くなるというふうに考えております。ただ、この辺総量がまだつかめておりませんけれども、一応総量がつかめた段階で業者の方といわゆる清掃の仕方、もちろん法で決められております清掃のやり方というのがあるわけですから、それを外れるわけにはいきませんが、清掃の工夫があるのかどうか、その辺も煮詰めていきたいと思っております。 それから、いわゆる清掃の回数とかがふえた場合にそのときの料金についての検討はしているのかということですが、これにつきましてはやはりそれぞれ何といいましょうか、決められた料金があると思いますし、回数がふえたから1回分が安くなるとか、そういうことはちょっと考えられないかと思っております。 それから次に、第一水光園の受け入れは万全かということでございますが、第一水光園は1日160キロリットルの処理能力を有しております。処理能力160キロリットルの内訳し尿は、生し尿が131キロリットル、し尿
浄化槽汚泥29キロリットルの割合です。すなわち、生し尿が81.9%、し尿
浄化槽汚泥が18.1%、これが標準的な処理能力となっております。先ほど申し上げましたように、まだ実態調査全部終了しておりませんので、入ってくるし尿
浄化槽汚泥の全量が把握されておりません。ただ、今後の方向としますと、やはり快適往生活を求める住民の要望から、し尿
浄化槽の伸びはさらに続くものと考えられます。本施設に搬入されましたし尿
浄化槽汚泥も、昭和58年度ですと全体搬入量の8.5%でしたが、昭和59年度になりますと16.9%というふうに増加しております。 先ほど申し上げましたように、標準処理割合は18.1%でございますが、今後調査が終了し、し尿
浄化槽汚泥の全量が把握できました時点でその処理割合がどのくらいになるかその数字を確かめ、いずれにいたしましても第一水光園といたしましては、放流水の水質基準あるいは水先園の放流水目標水質を保つよう全員で全力を挙げて受け入れに万全を期して処理してまいります。 それから、薬品の関係でございますが、薬品の使用というのをどうしてもしなければならないときもございますが、薬品の使用はできるだけ抑えていきたい、抑えて対処していきたいというふうに考えております。 それから最後に、今後の見通しとして建物をふやす必要も出てくるのではないか、あるいはそのために土地が必要なのではないかというご質問でございますが、土壌脱臭のことあるいは生活雑排水等の処理が必要になってまいりますと、やはり土地が必要になってまいります。その辺将来を展望しながら検討を進めていきたいというふうに考えております。 以上でございます。よろしくお願いを申し上げます。
◎上野正男市民部長
水質検査のご質問について
お答え申し上げます。ア、
水質検査は万全かとの
お尋ねでございますが、現在公害安全課で担当しております
水質検査は公共用水域の荒川等の1級河川、都市下水路、農業用水路等の20地点を設定し、
生活環境項目でございますPH、DO、BOD、伝導率について検査しているところでございますが、これからの地点での最近の結果から判断いたしますと、雑排水が流入いたします荒川雨水幹線の排水口を除きますとおおむね良好でございます。 イ、
水質調査区域を拡大する考えはとの
お尋ねでございますが、現在は20地点の採水を行いBOD等々の項目について検査を行っているところでございますが、検査地点のふやす件につきましては、現在検査地点の問題と検査目的、下水道施設課で行っている都市下水路等の測定地点8地点との調整を行いまして総合的に検討してまいりたいと存じます。公共用水水域の汚濁原因の主なものは生活雑排水であろうかと思われますので、各家庭雑排水の水質向上につきまして関係機関と協議しながら公共用水域の水質の保全につきましてPRしてまいりたいと存じます。 以上でございます。
◎太田精一福祉部長 2、
保育所についてのうち(1)の
保育所の現状について
お答え申し上げます。 本市においては、現在公立
保育所8ヵ所、私立
保育所13ヵ所の計21ヵ所が設置され、公立、私立
保育所の総定員数は1,705人となっております。9月1日現在の収容児童数は公立
保育所においではゼロ歳児12人、1歳児52人、2歳児79人、3歳児136人、4歳児104人、5~6歳児113人の計496人が入所しており、入所率は90.2%となっております。私立
保育所においてはゼロ歳児49人、1歳児95人、2歳児169人、3歳児238人、4歳児292人、5~6歳児312人の計1,155人が入所しており、入所率は100%となっております。 次に、保母数につきましては、公立
保育所は総保母数60人、私立
保育所は総保母数116人となっており、配置基準を満たしております。 次に、市内
保育所の所在地につきましては、箱田地区に公立1ヵ所、石原地区に公立1ヵ所、私立1ヵ所、伊勢町地区に公立1ヵ所、見晴町地区に私立1ヵ所、曙町地区に公立1ヵ所、肥塚地区に私立1ヵ所、上之地区に公立1ヵ所、柿沼地区に私立2ヵ所、玉井地区に公立2ヵ所、大麻生地区に私立1ヵ所、佐谷田地区に私立1ヵ所、太井地区に私立1ヵ所、中条地区に公立1ヵ所、私立1ヵ所、星宮地区に私立1ヵ所、奈良地区に私立1ヵ所、三尻地区に私立1ヵ所、吉岡地区に私立1ヵ所が設置されており、人口の集中している市街地に公立4ヵ所、私立2ヵ所が設置され、他の
保育所については本市の東西南北の地区にそれぞれ位置しており、本年4月1日の
保育所希望児童数は1,627人で、このうち入所措置した児童は1,587人となり、97.5%の措置率を示し、
保育所希望児童のほとんどが希望の
保育所へ入所できている状況であります。 また、本市内の家庭保育室の状況でございますが、無認可保育施設の一つでございますこの家庭保育室につきましては、県の指導監督を受けるとともに、熊谷市家庭保育室運営実施要綱に基づいて実施しているところでございます。9月1日現在において12ヵ所が設置され、総定員数は125人となっております。現在ゼロ歳児18人、1歳児21人、2歳児21人、計60人が入室しております。家庭
保育室においては、所育所の施設が不足していた時代の施設であり、
保育所の補完的役割を技つた施設でございますが、今後児童数の減少している状況下においては量よりも保育内容の充実向上を図り、乳幼児の福祉増進に努めてまいりたいと存じます。 次に、(2)の
民間事業所、営業所で実施している
保育室の実態の把握について
お答えいたします。企業が自社の従業員確保のために設置している事業所、営業所内の保育施設は、埼玉県無認可保育施設指導監督要領に定める無認可保育施設として位置づけられており、県において指導、監督が行われているものでございます。指導、監督の内容については、施設調書による報告徴収、実地による立入調査を行い、指摘事項については文書による指導を行い、または改善勧告等を行うというものであります。昭和59年度における県の調査によりますと、県下では28ヵ所の事業所内保育施設が設置されております。この調査によりますと熊谷市内には設置されておりません。 今後本市としては事業所、営業所内の保育施設を把握した場合には、県児童福祉課へ報告を行うとともに、県の指導、監督の実施に当たり協力を行い、無認可保育施設が真に子供の成長を願う施設として児童の福祉が疎外されることのないよう努めてまいりたいと存じます。 また、先ほどご質問の中にございましたヤクルトでございますか、この施設につきましては早速調査の上、県に報告をして対処してまいりたいというふうに考えております。が、その他のスナック、キャバレー等については県と協議をしてまいりたいというふうに思います。
◆岩瀬
ふみ子議員 大変細かいご説明というかご答弁がございました。そこで、私はほとんど了解できるわけですが、1~2要望を申し上げていきたいと思っております。 まず、
浄化槽の問題ですけれども、10月から実施になるわけで、その準備というのが現在行われているというところで、またさらに県の方もこれに対して県会等でも審議をしているという状態があるように聞いております。そこで、先ほどの衛生部長のご答弁の中で、保守点検の実施済みのものにシールを貼らないかという私の質問に対して、保健所と県と協議をするというご答弁がございましたが、これも県等の推移もあろうと思いますが、できればシールを貼るということになれば
浄化槽の点検を忘れておったというようなこともなくなると思いますし、先ほどの見晴町で発生した
浄化槽の問題のような事実というのはこれはなくなってくるのではないか。そこで、ぜひこの点については今後とも県、保健所とも協議をされて、保守点検済みのところにはシールを貼るような努力をしていただきたい、このことを要望しておきます。 それから、料金の問題については、非常にこれは統制ができないのだと、困難なのだということなので、これは今の段階では無理かと思いますが、しかし、まだまだ全域公共下水道というふうにならない本市の実態を見る場合に、これからの建築過程では
浄化槽便用の住宅がふえると思うのです。そういう点で、何人槽何人槽という大きさ等もありますし、そういう場合の料金等についてもあるガイドラインのようなもの、規制はできなくても目安のようなもの、そういうようなものを今後に研究される必要があるのではないか、県もどこも手がつけられない、だけどそれをやっているという事実があるわけで、この点についてはガイドラインのようなものをつくられるような研究をしてほしいと、これも要望しておきます。 それから、
浄化槽の、これは第一水光園ですが、汚泥はふえると思うと、それで、業者と清掃についての工夫があるかどうか煮詰めたいということでございますので、この点についてもぜひ業者との煮詰めをしていただきたいと思います。 それから、第一水光園の関係で1日の処理能力等も伺いました。放流水の関係等万全を期すというようなことを考えますと、いろいろと今後に問題点が多いと思います。さらに、将来的な展望として第一水光園の設備の拡大というような土地購入の問題も絡んでくるかと思いますけれども、この辺の問題については現在調査中という状況です。が、早晩この調査は結果が出ると思いますので、余り後手に回らないような時期に第一水光園の設備の問題等についてもご研究をいただきたいというふうに思います。 それから、
水質検査の問題ですが、調査の範囲を拡大をするというような市民部長のご答弁もありました。何といってもこれは
浄化槽から発生する水質の問題、
浄化槽からならばきれいな水が出るのが本来ですから、そうでない生活雑排水の問題があろうと思いますが、いずれにしてもその水が農業用水、その他に使われているという実情を見る場合に、やはり調査区域を拡大をしていくと。それから従来やっておったところをただそのままやっていくのでなくて、やはりある時期にはほかの地域にもそういう特に先ほど私が申し上げましたような集団というか、団地があるようなその周辺等については、ぜひこれは調査を進めていただきたいというふうに考えます。非常に河川の浄化等を考えなければいけない時期に来ていると思いますので、この点についても配慮をしていただきたいというふうに思います。 大変
浄化槽法の問題にかかわる問題として細かい数字等挙げてご説明をいただきましたので、この問題については了解したいと思います。私が幾つか申し上げました要望事項についてさらにご研究をお願いをしたいと思います。 それから、
保育所の問題ですけれども、最初に市長が答弁されましたように、今後の
保育所の問題について考え方を伺ったわけですが、確かに従来の保育の問題と違った新時代に適応したよりよい保育というのを考えていかなければいけないと思います。そういう意味で、ぜひ心身とも健全な子供の成長を見守るというような点でご研究をお願いをしたいと思います。 公立、私立についての
保育所の数、その他についても伺いました。これらについては了解をいたします。 先ほどの民間の
保育所というか
保育室というのでしょうか、これについては私がヤクルトの販売店を例に挙げましたけれども、これらについてはぜひ、立入調査というと非常に大げさになりますけれども、ぜひ早急にお調べをいただきたい。これは県との対応だと思うのですけれども、今のところは何もないようでございますが、これは一例で、ほかのいろんな営業をしておるところであるいは何かあるのではないかという推測もできますので、大変保育行政にかけても多忙だとは思うのですけれども、この問題についても早急にお調べをいただきたいというふうに思います。 以上、私の質問に対しまして大変細かいご答弁をいただきましたので、私は今申し上げました何点かの要望を申し上げまして、終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
○
大井勇一副議長 以上で岩瀬
ふみ子君の
一般質問は終わりました。
△会期日程の変更
○
大井勇一副議長 この際、お諮りいたします。 9月24目は休会でありますが、議事の都合により会議を開きたいと存じますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○
大井勇一副議長 異議なしと認めます。 よって、9月24日は会議を開くことに決しました。
△延会について
○
大井勇一副議長 続いてお諮りいたします。
一般質問の通告者はあと3人残っておりますが、本日はこの程度にとどめ延会し、9月24日の日程に繰り入れたいと存じますが、これにご異議ございませんか。 〔「異議なし」と言う者あり〕
○
大井勇一副議長 異議なしと認めます。 よって、9月24日に延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。 ご苦労さまでした。 午後 5時12分 延 会...