川越市議会 2019-12-16
令和元年 文化教育常任委員会 会期中(第1日・12月16日)本文
↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1 △案件
所管事項の報告について
議案第一一四号 川越市
文化芸術振興・
市民活動拠点施設の
指定管理者の指定に
ついて
議案第一一九号 令和元
年度川越市
一般会計補正予算(第五号)の所管部分
───────────────────────────────────
△会場 市役所 第三委員会室
───────────────────────────────────
△
出席委員
委 員 長 吉 敷 賢一郎 議員 副委員長 栗 原 瑞 治 議員
委 員 粂 真美子 議員 委 員 須 賀 昭 夫 議員
委 員 柿 田 有 一 議員 委 員 川 口 啓 介 議員
委 員 片 野 広 隆 議員 委 員 大 泉 一 夫 議員
委 員 小野澤 康 弘 議員
───────────────────────────────────
△
市議会議長
議 長 三 上 喜久蔵 議員
───────────────────────────────────
△説明のための出席者
教育長 新 保 正 俊
教育長職務代理者 梶 川 牧 子
教育委員 長谷川 均
〃 黒 田 弘 美
〃 嶋 野 道 弘
【
教育総務部】
部長 中 沢 雅 生
副部長兼
教育財務課長 松 本 和 弘
参事兼
中央公民館長 久津間 義 雄
教育総務課長 若 林 昭 彦
地域教育支援課長 福 井 康 司
文化財保護課長 田 中 敦 子
中央図書館長 鳥 海 睦 美
博物館長 大 澤 健
【
学校教育部】
部長 中 野 浩 義
副部長兼
教育指導課長 内 野 博 紀
参事兼
学校管理課長 梶 田 英 司
参事兼
教育センター所長 横 山 敦 子
学校管理課副参事 小 山 忠 仁
〃 池 田 靖
学校給食課長 鈴 木 勝 行
市立川越高等学校事務長 松 本 陽 介
【
文化スポーツ部】
部長 田 中 三喜雄
副部長兼
文化芸術振興課長 岸 野 泰 之
スポーツ振興課長 石 川 辰 生
国際文化交流課長 宮 嵜 有 子
美術館長 岡 部 秀 子
───────────────────────────────────
△
事務局職員
議事課主査 内 田 正 英
議事課主任 杉 原 徹
───────────────────────────────────
○開 会 午前九時五十六分
(休 憩)
(再 開)
(
傍聴希望者一人の傍聴を許可した)
(休 憩)
(
傍聴希望者一人出席)
(再 開)
○議 題
所管事項の報告について
使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と川越市
文化施設条例に基づく使用料の今後の取扱いについて
使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と川越市
川越高等学校授業料等徴収条例に基づく手数料の今後の取扱いについて
二件一括報告
○
報告説明
2
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と川越市
文化施設条例に基づく使用料の今後の取扱いについて御報告申し上げます。
資料の一ページ目の一、使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方についてをごらんください。
本市の使用料・手数料につきましては、昨年十一月に策定いたしました使用料・
手数料設定の
基本方針に基づき、現在、使用料・手数料の算定基礎や金額について検証を行い、
見直し作業を行ってまいりました。このたびは、市民の皆様に使用料・手数料の現状を御理解いただくため、施設や事務の概要、過去三年間の利用件数や交付・発行件数、過去三年間のサービスに要する経費と対価としていただく使用料や
手数料収入につきまして、速やかに市の
ホームページに掲載し、公表してまいりたいと考えております。
ホームページで公表を予定しております内容につきましては、添付いたしました見直しを検討している使用料・手数料の現状についてをごらんいただきたいと存じます。
なお、昨年十一月に作成いたしました使用料・
手数料設定の
基本方針は、市の
ホームページにおきまして公表させていただいているところでございます。
次に、使用料・手数料に関する
意識調査の概要についてでございます。
お手元の資料の一ページ下段から二ページをごらんください。
意識調査は、無作為抽出によるおおむね一千五百人の方を対象に来年一月から実施してまいりたいと考えております。
調査項目につきましては、利用頻度、施設の維持管理や手数料を徴収する事務に対する経費負担の考え方、使用料・手数料の料金設定において、
維持管理経費や事務経費以外に考慮すべき事項の考え方、継続的な
施設利用や事務に必要な経費を賄う上での使用料・
手数料改定の考え方などの項目を予定しております。
この調査は、特定の使用料・手数料に関して実施するものではなく、使用料・手数料に関する考え方について、施設を利用したことの有無や手数料を徴収するサービスを利用したことの有無にかかわらず、市民の皆様にお伺いしたいと考えております。
意識調査の項目につきましては、現在も精査を行っているところでございます。
続きまして、使用料に関する
意見聴取の概要についてでございます。
公の施設の使用料につきましては、使用料・手数料に関する
意識調査とともに利用されている皆様からの御意見を伺うことが必要であると考えております。このため施設の
運営事業者の御協力もいただきながら、聞き取りにより調査してまいりたいと考えております。
なお、
施設ごとに利用者も異なるため、具体的な
調査方法は
施設ごとに定めるものといたします。
なお、
意識調査や
意見聴取の結果につきましては、速やかに整備を行い、議会の皆様へ報告してまいりたいと考えております。
続きまして、二、川越市
文化施設条例に基づく使用料の今後の取扱いについてでございます。
川越市
文化施設条例に基づく使用料につきましては、使用料・手数料に関する
意識調査とともに、
施設運営者であります川越市
施設管理公社の御協力もいただきながら、
施設利用者の
意見聴取を実施してまいりたいと考えております。その後、使用料・手数料に関する
意識調査や
施設利用者からの
意見聴取の結果も参考としながら、見直しが必要な使用料の選定や
実施方法等とともに、利用率の向上や効果的な
運営方法についてもあわせて検討してまいりたいと考えております。
意見聴取につきましては、各
文化施設の利用団体を中心に聞き取りにより行い、
調査項目につきましては、先ほどの使用料・手数料に関する
意識調査で伺った内容のほか、
施設利用に当たっての御意見等もお伺いしたいと考えております。
以上、大変雑駁ではございますが、使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と川越市
文化施設条例に基づく使用料の今後の取扱いの説明とさせていただきます。
3
市立川越高等学校事務長 続きまして、
市立川越高等学校提出の使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と
川越市立川越高等学校授業料等徴収条例に基づく手数料の今後の取扱いについての二ページをごらんください。
二、
川越市立川越高等学校授業料等徴収条例に基づく手数料の今後の取扱いについてでございます。
川越市立川越高等学校授業料等徴収条例に基づく手数料につきましては、使用料・手数料に関する
意識調査の結果を参考としながら、見直しが必要な手数料の選定や
実施方法等について改めて検討してまいりたいと考えております。
以上、大変雑駁ではございますが、使用料・手数料の見直しに関する今後の進め方と
川越市立川越高等学校授業料等徴収条例に基づく手数料の今後の取扱いの説明とさせていただきます。
(
傍聴希望者一人の傍聴を許可した)
(休 憩)
(
傍聴希望者一人出席)
(再 開)
○質 疑 な し
川越市立南古谷小学校屋外運動場用地拡張の
検討状況について
○
報告説明
4
教育総務部副部長兼
教育財務課長 川越市立南古谷小学校屋外運動用地拡張の
検討状況について、これまでの
検討状況を御説明申し上げます。
別紙一をごらんください。
現在、
南古谷小学校では体育の時間を一時間に二クラスから四クラス同時に展開している時間がございます。数クラスが同時に展開する場合、運動の内容によって使用する
グラウンドの
スペース等を考えながら、低学年、中学年、高学年を工夫して組み合わせるなど、
時間割編成の面において制約がございます。また、サッカーなど
ボールゲームを行う時期は、他の学年は
グラウンドのあいている場所で活動していることから、通常よりコートを小さくしたり、距離を短くしたりするため、十分な運動量を確保することに課題があります。また、安全面に関しても、接触によるけがは発生しないよう
活動場所や同時に活動する人数を調整するなどの対応を行っております。
このような課題を早期に解決できる方策として、もう一つ別の
屋外運動場が活用できるようになれば、学年により
活動場所を分けることで活動に必要な面積を確保でき、児童の運動量や
練習回数などをふやすことができるようになります。児童が思い切り体を動かせるようになることで、体力の向上とともにストレスの軽減なども図れます。また、時間割の組み合わせについて自由度が高まり、
教育課程全体の円滑化を図ることも期待できます。また、
体力テストでは、
グラウンドで五十メートル走、
立ち幅跳び、ボール投げの三種目を実施していますが、
敷地外屋外運動場を活用することで、種目により測定場所を分けることで、複数のクラスが
同時展開をした場合、
練習回数をふやしたり、安全な測定ができたりする効果があります。さらに、授業以外では、
クラブ活動時の活用や社会体育として地域住民の方の利用も考えられます。
別紙二をごらんください。
これらの
学校現場の問題点を解消するため、今後の川越市小中学校の在り方に関する
検討委員会において、
南古谷小学校の
屋外運動場の狭隘化に伴う
教育環境の改善について検討を行いました。その結果、学区の見直しや分離、新設するには検討に時間を要することや敷地内での
屋外運動場拡張では課題の解消ができないことから、課題を解消するための方策としては、敷地外での
屋外運動場の確保が有効であるとの結論に至りました。
一)用地の選定方法についてですが、学校とも協議を行い、用地を選定するに当たり、休み時間内に徒歩で移動するため、児童が休み時間の十分以内に徒歩で移動できると見込まれる小学校からの
直線距離が三百メートル以内であること、サッカーやハンドボールなど、球技の授業を行うには、コート二面を必要とすることや五十メートル走やハードル走などの
トラック競技にも対応できる面積が必要となるため、まとまった広さが四千平米以上あることの二つを選定条件として設定しました。
別紙三をごらんください。
小学校から
直線距離三百メートルの中にある十カ所の一覧でございます。これらのうち球技や
トラック競技ができるまとまった広さとして四千平米以上ある三カ所、黄色で色づけした番号の二)、四)、五)を候補地として抽出いたしました。
別紙二にお戻りください。
候補地番号の二)、四)、五)について、
南古谷小学校の
屋外運動場として使用することができないか、それぞれ複数回にわたり交渉を行いました。その結果、
候補地番号の四)については、
東邦音大が所有しておりますが、十月八日、
教育財務課職員が南古谷の
東邦音大に赴き、改めて運動場の借用について申し入れを行いました。しかし、授業に使用していることや授業に利用しない時間帯は以前より
スポーツ少年団へ貸しているため、大学としては貸し出すことは難しいとの回答でした。
十一月に入り、再度、教育長、
総合政策部長、
教育総務部長が
東邦音大を訪問し、運動場の借用について重ねて申し入れを行いました。
東邦音大担当者も、教育長からの申し出であることから、もう一度、東京の
大学本部へ市の意向を改めて伝えることを約束していただきました。
その後、十二月十二日、
教育財務課職員が
東邦音大に伺い、担当者から、
大学本部としても貸し出すことはできない旨の回答をいただきました。
候補地番号の二)については、地権者が二名おり、個別に訪問し交渉を行いました。一名からは了承を得られましたが、もう一人の方が営農意欲が高く、土地の借用、売却の了承を得られませんでした。
候補地番号五)についても個別に訪問し、交渉を行いました。今後、農業を続ける意思がないとのことで、土地の借用、売却の了承を得られました。
これらのことから、
候補地番号の五)を第一候補と考え、土地の借用と土地取得について、メリット、デメリットの比較検討を行いました。その結果、長期にわたって公共用地としての活用が見込まれることから、用地取得が望ましいとの結論に至りました。
二)他の
代替手段の検討についてですが、
用地選定と並行して他の
代替手段についても検討してまいりました。しかし、
東邦音大運動場の借用については了承が得られないこと、敷地内の拡張では抜本的な解決にならないことから、敷地外への
屋外運動場を確保することにいたしました。
三)児童の安全確保についてですが、
候補地番号の五)へ移動するルートについては、
東邦音楽大の敷地内を移動する予定としております。現在、
東邦音大と協議中でありますが、通行については了承いただける見込みです。また、市道の一部拡幅を行うことを検討しております。
別紙三の
東邦音大南側の市道で
オレンジ色の部分を一部拡幅するよう関係課と調整を行っており、拡幅が可能となる見通しです。これらの対策を講じることで、児童の移動時の安全性が確保できるものと考えております。
今後は、
東邦音楽大学敷地内の通行に係る協定書の締結やガードレール、
グリーンベルトの設置、附帯設備の検討等の課題が残っておりますので、引き続き関係機関と協議してまいります。
別紙四をごらんください。
候補地番号の二)、四)、五)の
現況写真等でございます。
以上、雑駁ではございますが、
川越市立南古谷小学校屋外運動用地拡張の
検討状況についての説明とさせていただきます。
5
学校教育部副部長兼
教育指導課長 追加資料についてでございます。
一こま当たりの体育の
授業時数等を書かせていただいておりまして、
南古谷小学校につきましては、一週間当たり九十二の体育の
授業時数でございまして、
一こま単位にしますと、平均約三・二九ということで、三クラスないし四クラスが
同時展開をしているという状況でございます。これはやはり学級数の多い学校ほど
一こま当たりの
授業時数というのは多くなる傾向がございまして、
南古谷小学校、
仙波小学校、それから
福原小学校、こういったところがやはり
一こま当たりの体育の授業時間数ということでは多くなっているという状況でございます。
○質 疑
6
須賀昭夫委員 今の御説明を伺いますと、土地は購入の方向でお考えということでよろしいんでしょうか。
7
教育総務部副部長兼
教育財務課長 検討状況の中では購入が一番という結果が出ております。
8
須賀昭夫委員 このイメージ図を見させていただきますと、当然のことながら、いざこちらを
グラウンドとして使用する場合には、この図のような施設といいますか、造成する必要があると思うのですが、その費用というのは、おおよそで結構ですが、お幾らぐらいを予想されていますか。
9
教育総務部副部長兼
教育財務課長 おおむね積算でお答えします。
防球ネットや
運動場整備などの土木工事と体育倉庫や日除けなどの建築工事合わせて約二億円程度を見込んでおります。
10
須賀昭夫委員 当然、安い金額ではないですが、
先ほどお話を伺いましたら、将来的に市の土地にもなる可能性もあるということもありまして、第一は、当然子供の安全を確保していただくことが重要だと思いますが、その上でなるべく安価にやっていただくのと、その先の利用する場合のことも継続して御検討いただければと思います。
いずれにしましても、このお話がもし進んだ場合にも、まだまだこれからお時間かかると思うのですが、それまでは、やはり今のままの校庭の広さということで、例えば、都内ではよく見かけるとは思うのですが、屋上を活用したりするお考えというのはございますでしょうか。
11
教育総務部副部長兼
教育財務課長 都内では屋上を運動場として整備しているという例は私も伺ったことがございます。ただ、これを運動場とする場合には、当然、現在の柵では難しいということもありますし、また、人工芝を乗せたりですとか、
さまざま整備をする必要があると思いますので、耐震の問題等も検討する必要があるかなということと、もう一つは、上で当然、運動するということになりますと、防音といったようなことについても検討する必要があるかと思いますので、今後そういった点についても研究をさせていただければと思っております。
12
須賀昭夫委員 まだ本当に時間がかかることだと思いますので、なるべく運動の場所を確保できるような施策を練っていただければと思います。
それと、
クラブ活動のことで、
南古谷小学校は、児童さんも多いということで、当然、教室の数もなかなか厳しいかとは思うのですが、ほかの市内の学校では、例えば
卓球クラブとかを体育館ではなくて教室等を使ってやっている学校もあるかと思います。もし教室を使用することが可能であれば、そういうことも一案として入れていただけると、
クラブ活動等の場所の確保ですとか、危険回避にもなるかと思うのですが、その辺の考えをお聞かせいただければ。
13
学校教育部副部長兼
教育指導課長 南古谷小学校では、現在十六のクラブがございまして、その中で今、御指摘をいただきました
卓球クラブ、これも存在をしております。これについては、校舎の中の生活科室を
活動場所として活用させていただいているという状況でございます。ほかに六つのクラブが
グラウンド、あるいは体育館を順番に使いながらという形で活動している状況でございます。
14
須賀昭夫委員 わかりました。今後もさまざまな検討をしていただければと思います。
以上で終わります。
15 粂
真美子委員 現状、他校と比較して
体力測定値が著しく劣っている等、そういうことはありますでしょうか。
16
学校教育部副部長兼
教育指導課長 毎年行っております新
体力テストの結果によりますと、
南古谷小学校は市の平均よりはやや上といったような状況でございまして、県の平均も少し上回るといったような状況ではございます。
17 粂
真美子委員 こちらの新しい土地を使うとなると、保健室がかなり遠くなると思うのですが、安全面、けが等の対応で何か対策をとられていることはありますでしょうか。
18
学校教育部副部長兼
教育指導課長 連絡につきましては、速やかに連絡がとれるように、今後
インターホン等の設置についても検討してまいりたいと思っています。
19 粂
真美子委員 土地の用地ですが、この三番、開発業者に売却済みとありますが、売却先は決まっているのでしょうか。例えば交通量がさらにふえるような業者が入ったり、環境に配慮できているような、何か問題が起こりそうな業者が入っていたりはしないんでしょうか。
20
教育総務部副部長兼
教育財務課長 聞いたところによりますと、戸建ての住宅販売ということで、十世帯程度だと思います。不動産の関係者の方がお買いになったということは聞いております。
21 柿田有一委員 今、粂さんの質疑でちょっと気になったので教えてもらいたいんですが、
南古谷小学校は養護教諭は何名配置されているかしら、わかりますか。
22
学校教育部参事兼
学校管理課長 南古谷小学校、養護教諭二名配置しております。
23 大泉一夫委員 今、いろいろ詳しく説明を受けました。前回の九月のときに私のほうからも質疑をさせていただいて、まず、
用地選定の上の他の候補地に対するアクションが非常に手薄だなというようなことも言わせていただきまして、あと、学校が実際ここを購入したときにどのように活用するかということもあやふやであったなというような認識がありました。また、地域活用についても、この辺についてどう効果があるのか、明確な答弁もなかったという中で、若干の今回説明も聞けまして。
あと、気になるのは、私としては、人口減少という中で、将来的にこれだけの分散した土地を置いておくことが将来的には必要なのかどうかというのが一つ、若干気になるのと、あと、先ほど御答弁いただいた中では
東邦音大のですね、授業で使っているけれども、後は
スポーツ少年団に貸しているということがありましたが、
スポーツ少年団というのは通常、授業とは時間帯に関係ないので、これは理由にならないかなという認識があります。
またあの土地は水田ですから、当然、運動場にするにはあの用地を埋立てやると。運動場としての水はけを兼ねてやるとなると、あの辺がかなり湿地帯で、湿地帯というか水田地帯ですから、水対策はかなり必要になるのかなと。だから、土壌的にはかなり、その上でやると二億円の金がかかるというふうな答弁だったんだと思うんですが、トータルとして当初の用地取得で三億三千万で用地整備、土壌というか、その
グラウンド整備が二億、都合五億三千から五億五千万ぐらいかかってしまうのかなという気がするんですが、それだけの価値をですね、購入していいものかどうか。あと、資料で別紙二のほうに土地借用と土地取得について、二十年間で土地だけの取得の金額には同等になりますが、土地の整備の金額の二億を加算したときには、この土地の取得、借用のこの試算は合わなくなってくるのかなというような気がします。同時にこの二、三十年考えると、今度は現在の今ある南古谷の学校の校舎自体が耐用年数が逆に過ぎていって、そのときには校舎を建て直さなくてはならないような時期も来るというような状況も懸念されると。そういったときにこのような、たしか南古谷ももう三十年を経過していますよね。そのような状況の中でこれだけの五億を投入して二十年とか三十年という試算が正しいのかどうかというようなちょっと懸念というのがあるんですが。
私個人的には、いっそのことそれだけの校舎の耐用年数のリスクを負って、なおかつ五億の資産をかけるんであれば、逆にいっそのこと別な土地に新たな土地と
グラウンド、
グラウンドを兼ねた校舎をつくってしまったほうが効率はいいのかなというような、個人的な見解というか意見を持っておりますが。今回の各対応については、前回の議案についての質疑対応については調査はしているなというような印象を受けました。
24 小野澤康弘委員 すみません、いろいろ調べてくれたんですが、やはり用地の選定のほうで三百メートルが移動可能な範囲としてということでありますが、これは恐らく休み時間の移動ということで書いてありますが、実際に学級から運動場にもし行くと想定したときに、着がえたりあるでしょうが、どれぐらいを想定されているんですか。
25
学校教育部副部長兼
教育指導課長 実際にゆっくり歩いて、昇降口から五分以内でこの現場まで到着したというような状況ではございました。
26 小野澤康弘委員 基本的なことを確認させていただきたいんですが、今の小学校の体育の授業時間というのはどんな状況でしたか。
27
学校教育部副部長兼
教育指導課長 一単位は四十五分でございます。
28 小野澤康弘委員 一単位四十五分ということですと、例えば遠方の距離になった場合に、移動時間がかかるわけですが、二単位でやる実態というのは今まであるんですか、九十分。
29
学校教育部副部長兼
教育指導課長 通常の体育の授業では行われてはおりませんが、水泳の授業だったり、あるいは運動会の予行を兼ねたようなところでは時間を調整して、連続での授業というのは行っていたケースもございます。
30 小野澤康弘委員 そうすると、今、通常ではない水泳とか運動会とかというときはそういうことがあり得るということですが、九十分の授業を想定した範囲の中で距離を検討するというお考えはあったんでしょうか。
31
学校教育部副部長兼
教育指導課長 時期的なものもあろうかとは思うんですが、やはり二時間の体育ということになりますと、児童への体力的な負担ということもございますので、現在では四十五分一単位というのを原則として検討しておるという状況でございます。
32 小野澤康弘委員 もう一点、先ほど大泉委員のほうから土地の借用の件の確認がありましたが、今回資料でいきますと、土地の取得と土地借用、年間の十年、二十年と書いてありますが、まず、南古谷小の二十年後の小学生の推計というのはどれぐらいを予測されているのですか。
33
学校教育部参事兼
学校管理課長 令和元年度、本年度が児童数が千五十六、二十年後の令和二十年度の推計が七百七十二、さらにその先十年後、令和三十年度の推計七百三十七という数字になります。
34 小野澤康弘委員 今、二十年、二十年の小学生の生徒の推計を確認させていただきましたが、こちらの土地の年間の貸借料ですかね、ここに記載されてありますが、二十年ですと取得費とほぼ同額、地権者から返還を求められたら応じなければならないとありますが、この地権者から返還を求められたときに応じなければならないといったときに、今、借地借家法の中では、当然ある一定期間は、取り決めとしていわゆる定期借家みたいなね、しっかり担保することが可能だと思いますが、この地権者から返還を求められたときは応じなければならないというのは、そういうことを前提としてこういうことに記載されているんですか。
35
教育総務部副部長兼
教育財務課長 この設定につきましては、一般的に土地の賃貸借をするときには、地主のほうの意向が強いものですから、そういうところが結構借りるときには地主さんのほうでは長期ではお借しするにはという形、そういうこともございましたので、一般的に地主の方々の意向のところを結構いただいて、そのとおりな契約がちょっとできないということも想定していましたもんですから、そういうことを記入させていただきました。
36 小野澤康弘委員 今回提案されている土地に関しては、それは該当するという考え方でよろしいんですか。
37
教育総務部副部長兼
教育財務課長 地主の方にはそこのところまでは詳しくは話し合ってはいませんでしたが、地主さんのほうでも売却のほうについての承諾は受けましたが、賃貸借について、ここのところについてはまだお話し合いはしていませんので、その点はちょっと不明でございます。
38 小野澤康弘委員 ということは、両方の比較についてはまだされていないということの解釈でよろしいか。
39
教育総務部副部長兼
教育財務課長 現時点ではそうだと思います。
40 片野広隆委員 ちょっと今、借用と取得の関係で小野澤委員からお話があったんですが、土地借用の了承を得られているんですか。借用という場合でもオーケーよという、そんな了承は得られているんですか。
41
教育総務部副部長兼
教育財務課長 一番先におきましては、土地の借用と土地の売却のほうのお願いをしたときに、両方をしてもいいというような話の御返事はいただいております。
42 片野広隆委員 どちらでもいいという話はいただいているが、借用と取得で細かい試算というか、計算はしていない、現時点ではしていないということでよいのか。
43
教育総務部副部長兼
教育財務課長 この件につきましては、庁内におきましては借地と取得との検討というような形になりまして、いろいろそこのところの比較をしたときには、私どもでは取得するということで、地主とも相談しましたところ、取得のほうでも結構ですという御返事がございましたので、このような形になっております。
44 片野広隆委員 今回改めて御説明をいただいているんですが、全体の経緯をたどると、取得予算が提案されて、それに待ったがかかっているわけですよ。であれば、取得しなければならない理由を詳細に説明していただくのも大事なことでしょうし、一方で、何で借用じゃだめなのと問われたときに、細かい説明をできないと、我々どちらがいいかという比較がしにくいかなというところがあるのかなというのが一点。これは意見として申し上げておきます。
あわせて、この十年、二十年、取得のほうで計算されているんですが、この十年、二十年の間に
教育委員会として学区の見直しですとか統廃合、児童の増減は先ほど小野澤委員から聞かれたんでわかるんですが、あと校舎の建てかえ、そういったものはないのかしら。どうなんでしょうか。行う予定はないという解釈でよろしいんでしょうか。
45
学校教育部副部長兼
教育指導課長 学校のあり方等の検討を進めていく中で、今までもそういった見直し等をする機会がございましたので、今後につきましてもそういったことをまた検討しながら、見直し等は随時進めていきたいと考えております。
46 片野広隆委員 仮にこの二十年の中で学区の見直しですとか統廃合が行われれば、当然必要な土地の面積、
グラウンド面積も変わってくる可能性というのはありますよね。そういったときに柔軟に対応できるのは、逆に借地、借用のほうが柔軟に対応できるのではないのかなとも思うんですが、
教育委員会の御見解をお伺いいたします。
47
学校教育部副部長兼
教育指導課長 校舎の増築をする際にこういった見直しを大規模にやらせていただきました。その段で、なかなか短期間に見直しをすることが難しいというようなところもありまして、現在もこういった問題が出た際に見直し等もさせていただいております。また、見直しをした段で、やはりなかなか時間がかかるということとなかなか結論が出づらいという内容でございまして、なかなか見通しを見てというところが難しいところでございました。したがって、今後ちょっと検討していく中でまた、その検討した結果によってというところも大きいのかなというふうに思っているところでございます。
48 片野広隆委員 決して安い買い物ではないですし、川越市の将来の行政財産にかかわってくる話だと思いますので、よく検討してください。
(質疑終結)
川越市中央公民館分室の伝統耐震診断等の結果について
○
報告説明
49
教育総務部参事兼
中央公民館長 川越市中央公民館分室の伝統耐震診断等の結果について、中間報告を御説明申し上げます。
まず、中央公民館分室についてでございます。中央公民館分室の所在地は、川越市六軒町二丁目十五番地一でございます。建物は木造瓦ぶき平屋建てで建築面積は百六十九・五三平方メートルで、昭和十四年の移築とされています。なお、昭和五十八年三月に市が土地と建物を取得し、昭和五十八年七月から中央公民館分室として開設されております。
次に、中央公民館分室の調査についてでございます。
まず(一)中央公民館分室シロアリ診断業務委託の結果です。状況としましては、本建物は貫工法の古民家であり、床下や建物全体に蟻道跡や部分的なシロアリの食害が出ています。特に北側納戸の損傷が激しく、南側の六畳和室の敷居部分からはヤマトシロアリが発見されております。考察としましては、防蟻処理については薬剤処理のほか、床下は全てコンクリートで埋め尽くす等とし、建物内部に入り込めない方法がありますが、相当な時間と費用を要することが予想されます。
続いて、(二)中央公民館分室伝統耐震診断業務委託の結果です。状況としましては、判定結果は六段階評価の上から三段目の「コストがかかりますが、再生可能です」であり、さらに、伝統耐震性能評価指数Cと、総合的にやや危険となっています。計測された固有振動数により、本建物は柔構造の伝統構法と判断されますが、過去の増改築により在来工法の性質も持っています。考察としましては、耐震改修方法は、柔構造の性質を生かすため古民家耐震パネル型面格子壁や制震ダンパー等を使用した補強する手法があります。なお、具体的な経費算出に当たっては、別途詳細な調査を必要とします。
これまでの経緯と今後の対応についてでございます。
平成三十一年一月十七日に中央公民館分室につきまして議長報告をさせていただくとともに、平成三十一年四月から貸し出しを全面停止しております。今回、より詳細な調査を実施し、中間報告をさせていただきましたが、これらの調査結果を踏まえ、著しいシロアリ被害等もありますので、用途廃止等も含めまして、今後の対応について検討を行ってまいります。また参考に床下の現況の写真のほうもつけさせていただいています。
以上でございます。大変雑駁な説明ではございますが、御報告とさせていただきます。
○質 疑
50 大泉一夫委員 ちょっと現在はこれ休館中ということですが、この建物の、これ一般の住宅に隣接していると思うんですが、隣家というか、隣の家との幅は十分あるというか、もしここにですね、耐震性がやや危険と出ていますが、今後発生するような地震等で多分家に倒れて、今の現状のままね、放置しておいて倒れるような危険性はない状況なのかどうかちょっと教えてください。
51
教育総務部参事兼
中央公民館長 土地の敷地面積は一千七十六・八五平米でございます。南側については庭園が配置されておりまして、南側の住宅については、この施設が倒壊した場合は影響がないと考えます。また、北側は隣接する、勤労会館と民家がございまして、北側のほうも倒壊しても影響はないと考えます。また、東側は道路で、西側についても敷地が広いもんですから、直接住宅のほうに被害は及ばないということで考えております。
52 片野広隆委員 今、貸出停止しているというお話なんですが、ここかなり利用者さんいたんじゃなかったかなという記憶があったんです。実際、貸出状況というのはどうだったんですか。
53
教育総務部参事兼
中央公民館長 まず貸出なんですが、圧倒的に囲碁の方の利用が多くて、こちらについては大体年間のこま数で申しますと百七十回ぐらいとか百二十六回等年間を通して御使用なさっていました。また、現在は中央公民館に囲碁の方は移っておられまして、ほかの方も北公民館に移っているとかの形で分散して使用している状況でございます。
54 片野広隆委員 これまで利用者さんからこちらの建物について何か要望なり、意見というのは、市に寄せられたとかはありますか。
55
教育総務部参事兼
中央公民館長 いつ再開するかというお問い合わせがありましたが、当分の間は使用停止という形で、できるかどうかというのも含めまして検討するということを答えさせていただいています。
56 片野広隆委員 再開の希望があるという話なんですが、一方でこの用途廃止も含めた今後の対応について検討という記載があるんですが、これは単純に耐震したり改修したりという費用面が基準になってくるということでよろしいんでしょうか。
57
教育総務部参事兼
中央公民館長 耐震の補修という形になると思うんですが、御報告させていただいたとおり、コストがかかりますが、再生可能という形でございまして、コストが幾らぐらいかかるか、それによって耐震補強をするかどうかという判断になると思います。
58 柿田有一委員 一点、位置関係なんですが、ここの位置、対応する中学校区と、仮にここがない場合に、近隣というと北と中央と、それから今検討されている西等がありますが、まだ西がないので、ここがなくなると少しこのエリアのところが公民館施設としては薄くなるかなというふうな危惧を、つまり歩いて行けるところという意味でどうなのかなというところがあるので、そのあたりの見解を少し教えていただければありがたいんですが。
59
教育総務部参事兼
中央公民館長 まず中学校区ですが、富士見中学校です。また、徒歩で行けるところの公民館等がないというところでございますが、今年四月からの状況を見ておりますと、囲碁の方たちが中央公民館や北公民館に移っていらっしゃるというところでありますので、徒歩圏内には、なくなると思うんですが、中央公民館等や北公民館等で対応していただいているかなというところでございます。
60 柿田有一委員 承知をしました。ここから西側で一番近いところってどこでしたかね、さわやか活動館、公民館とはちょっと性質が違いますが、そこぐらいまでになりますでしょうかね。比較的市民が使いやすいスペースとしては、西側に行くとという形では。
61
教育総務部参事兼
中央公民館長 もとの給食センターにございます的場のほうのさわやか活動館が西側ですと一番近いところになります。
62 柿田有一委員 わかりました。
63 小野澤康弘委員 写真を見させてもらうと、かなり厳しいかなという気がするんですが、仮に今後検討で、用途廃止も含めたということでありますが、新たな、これは
教育委員会から話すことか、政策企画課でいくのかわかりませんが、新たな利用というと何か、もしもここが検討できない、いわば廃止というような場合というのは、
教育委員会のほうで何か新たな用途というか、お考えがあるんですか。
64
教育総務部参事兼
中央公民館長 現況これからどうするかという形だと思うんですが、用途廃止等を含めまして、その後、例えば用途廃止をした後にどういうものがあるということは検討はしていない状況でございます。
65 小野澤康弘委員 よく市の場合は、利用の先のことも余り考えないで現状対応するケースが比較的に多いような気がするんですが、そのところはですね、こういった今後対応ということで、耐震も含めてということでは、せめて前向きに、今、委員からもあったように、この周辺の部分のところを含めた中で、新しい利用方法も踏まえた中で、この廃止論も含めて考えるべきかなというふうに思いますが、それは申し上げておきます。
(質疑終結)
(休 憩)
(再 開)
蔵造り資料館耐震化事業におけるこれまでの対応状況等と今後の対応について
○
報告説明
66 博物館長 蔵造り資料館耐震化事業につきまして、これまでの対応状況等と今後の対応について御報告させていただきます。
それでは、初めに事業概要を御説明させていただきます。
蔵造り資料館耐震化事業は、市指定文化財であります川越市蔵造り資料館、店蔵、添屋、住居棟、一番蔵について、耐震性能の向上を図るためのものです。
次に、施設の概要につきましては、お手元の資料のとおりでございます。
続きまして、工事中断等の対応状況等について御報告させていただきます。
平成三十年十月二十一日に工事受注者倒産後、工事再開に向け平成三十一年二月から三月にかけて市内の事業者十二社による現場確認後、工事再開に係る課題等について聞き取りを行いました。そこでは、現状の把握が非常に困難である、責任の所在が不明確といったことから中断した工事を引き継ぐことはできないという意見をいただきました。
次に、令和元年八月九日に学識経験者による現場確認後、現状のまま引き継ぐことはできない。そのために工事再開に向けての方針を検討する必要があるとの意見をいただいております。
次に、本事業におきましては、耐震化を主な目的としておりますが、これまでの工事にて、はり、柱等の構造材や壁の腐食などが広範囲で確認されたことから、文化財としての保存修理が必要な状況となっており、また、工事が中断し、施工途中となっておりますので、引き継いで工事を行う業者の選定が難しいことや、引き継ぎに付随する多くの問題が上げられることから、現場の詳細な技術的調査など、それを踏まえた耐震化及び文化財としての保存修理方法の検討のため、蔵造り資料館耐震化及び保存修理方法の検討業務委託を株式会社文化財工学研究所と令和元年十月十九日に締結し、十一月末に中間報告がありました。
続きまして、蔵造り資料館耐震化及び保存修理方法検討業務委託の中間報告の内容について報告させていただきます。
中間報告では、お手元の資料の表のとおり、方法案が提示されました。なお、この表につきましては、提出された内容をもとに作表したものでございます。
方法案として、大きくA案とB案が示されましたが、A案は全解体調査を基本とするものです。A一、二の違いは、この調査を来年度に行うのか、令和三年度で行うかの違いによります。B案につきましては、当初計画を引き継ぐというものです。
それでは、最初にA一案ですが、お手元の資料にあるとおり、文化財的価値を損ねないという観点から、現状のままでの工事再開は好ましくない。工事再開に向けては、全解体調査を基礎とする建物の健全化を図った上での耐震補強が必要である。なお、建物を健全化することで、必要最小限の耐震補強となることが見込まれる。また、来年度に全解体調査を行い、腐朽部分の洗い出しを行った後に実施設計を行うため、手戻りがなくなり、文化財的価値の損失を防ぐことができるというものです。さらに、来年度に建物本体及び足場、素屋根を解体することで、早期に周囲への安全を確保できるものとなります。
次に、A二案ですが、A一と同様に文化財的価値を損ねないという観点から現状のままでの工事再開は好ましくない。工事再開に向けては、全解体調査を基礎とする建物の健全化を図った上での耐震補強が必要である。なお、建物を健全化することで必要最小限の耐震補強となることが見込まれることとなるが、解体部材の保管期間はA一より短くなる想定であるものの、来年度に全解体調査を行わずに実施設計となるため、工事の進捗に伴い、腐朽や劣化が確認される可能性から、設計変更が生じ、工事費の増額及び工期延長が懸念されるというものです。
最後にB案ですが、基本的には発注者、受注者の合意による契約が成立すれば当初計画を引き継ぐことはできるが、この合意にはさきの工事請負業者が倒産に至るまでに行っていた工事の責任を金額で担保する必要が生じる。このことは、必要以上に高額での契約となることが見込まれるため、公共工事の入札には適さない。また、受注後も工事の進捗に伴い、腐朽や劣化が確認され続けることが想定されるため、設計変更の繰り返しが生じ、工事費や工期のめどが立たない状況となることが懸念される。工期が延びることで部材等が劣化し、結果として文化財的価値の損失につながることとなり、法的にも技術的にも現在の中断した工事を引き継ぐことは困難であるというものです。
続きまして、今後の対応でございます。
中間報告として、現在中断している工事を引き継ぐことは非常に困難であることが示されましたが、このたびの蔵造り資料館耐震化及び保存修理方法検討業務委託の最終報告を受け、さらなる検討を重ね対応してまいります。
以上、大変雑駁ではございますが、蔵造り資料館耐震化事業におけるこれまでの対応状況等と今後の対応についての御報告とさせていただきます。
○質 疑
67 粂
真美子委員 一点お伺いします。この(株)文化財工学研究所が、どういった事業者なのか詳細をお聞かせいただきたい。
68 博物館長 こちらの文化財工学研究所につきましては、九月のこちらの委員会報告でもありましたとおり、文化財建造物につきまして専門的な知見と、それから実績を有する、そういった業者になります。具体的には、川越市内の文化財建造物といたしましては、時の鐘の耐震化修繕、それから、本丸御殿、そちらの保存修理、さらには古谷本郷のほうにあります古尾谷八幡神社、それからもう一つ近いところでは三芳野神社、そういったところの文化財的な修理の数々の実績を残している業者になります。
69 大泉一夫委員 工期再開に向けてのこれまでの対応状況という中で、これはことし二月から三月に工事業者による現場確認で、八月に学識経験者による現場確認、その後、十月にですか、文化財工学研究所に委託というんですが、これを受けて、この十一月の中間報告というのが出されたということでいいんですか。
70 博物館長 このたびの中間報告に関しましては、この株式会社文化財工学研究所の業務委託に基づいて、契約期間が三月までになっておるんですが、十一月末の時点で中間報告という形の報告をいただいたとなっております。
71 大泉一夫委員 そうすると、その報告を受けたことに伴って、A一、A二、Bという見解を市のほうが判断したということでよろしいんですか。
72 博物館長 市のほうといたしましては、特に現状では判断はいたしておりません。あくまでも株式会社文化財工学研究所からこういった方向が、Aの一と二、それからB案という形での方法案が示されたということになります。
73 大泉一夫委員 そうしますと、この文化財工学研究所からの報告ということで三つの案が示されたという中で、いずれも現状のままで引き継ぐことはできないような形で書かれておりますが、ちなみにBの中で、ちょっと理解しがたいんだが、この合意にはさきの工事請負業者が倒産に至るまでに行っていた工事の責任を金額で担保する必要が生じるという、この意味というのがちょっと私理解できないもんで、どういうことなんでしょうか。
74 博物館長 これに関しましては、昨年の十月に請け負っていた業者が倒産したわけですが、その業者が行っていた工事が現在残されているということになりますが、施工上設置されたもので、耐震化の例えば鉄骨だとか、そういったものが設置されている状況になっております。さきに現場のほうもごらんいただいたとおりでございます。そういった施工上残されたものを幸いにして次の業者が仮に請け負うことになったとしても、例えば鉄骨であれば、重複してまた施工を行うということになります。そうすると、そこに何か間違い等が生じたり、瑕疵があったりした場合に、その責任を誰がとるんだといった問題が生じる可能性があります。そうすると、請け負う業者にしてみれば、その辺のリスクをある程度担保してもらう意味で、本来だったら工事額が仮に一億だとしたら、二億出してもらえるんだったら契約しましょうというようなことが考えられるということでございます。
75 大泉一夫委員 ちょっと私もそういう工事のことが余りよくわからないんで、理由が余りあれなんですが。物を建てるときというのは設計があって、施工業者がいて、設計されて施工業者、施工業者は設計に基づいてくるかと思うんですが、施工業者が倒産しちゃっても、設計業者、設計業者というか、そういうのはこの工事にはいないんでしょうか。
76 博物館長 設計業者もございました。
77 大泉一夫委員 施工業者が倒産したが、設計業者というのも倒産しちゃったんですか、あわせて。
78 博物館長 さきの工事でかかわっていた設計業者は特には倒産はしておりません。
79 大泉一夫委員 これは大変失礼ですが、素人の考えで。設計業者がこのように建てればという形で設計をしていると。それを施工業者が受けるんで。その設計業者が現存しているのであれば、この設計業者に現状の工事の進捗を見た上で再開ということは、これは全く無理なことなんでしょうか。
80 博物館長 このたびの工事に関しましては、やっぱり非常にちょっと難しいところになってしまうんですが、文化財建造物ととしての価値をどうするかという問題もかかわってきてしまいます。確かに事業名といたしましては、耐震化事業ということで進めてきた事業ではございますが、倒産に至るまでに、追加工事、追加工事ということで、文化財的な柱、それからはり、壁、そういったところに非常に腐朽、要するに傷みが発見されたという事情がございます。そういったところを踏まえると、そういった文化財的な建造物としての健全化を改めて今度の設計に考えていかないと、今回、倒産したという事実があるからこそ、先へ進めることができないという非常に複雑な状況になっております。
そのために、当初考えていた耐震化は、当然進めていかなくてはならないのですが、それとあわせて、前回ごらんいただいたとおり、建物、文化財建造物である蔵造り資料館が施工途中でとまっている。あの施工途中でとまっている状態というのは非常に劣化した状態のままとなっているという状態ですので、それを健全化を図って、あわせて耐震化をしていくというようなところから、今回、別の文化財的な知見、それから実績のあるところの設計業者に御意見を伺ったという形になってございます。
81 大泉一夫委員 今、大変失礼な質疑だったのかもしれないんですが、そうしますと、当初の設計業者というのはこの倒産した時点でもう一切かかわれない、かかわっても無理だと、無駄だというような認識でよろしいですか。
82 博物館長 無駄ということでもないんですが、当初設計していた業者というのはあくまでも耐震ということだけで設計を行っていたというところがあります。ですから、文化財の修理という観点では、設計には関与していない。そこで、先ほど申し上げたとおり、倒産前に文化財的な修理面も考えていかなくちゃいけないという、また別の事項が出てきていますので、そこの辺を並行して考えていくということで、改めて今回は文化財工学研究所のような文化財建造物の修理実績を多々持っているところに、また耐震化のほうも、先ほど申し上げたとおり当然ほかのところで実績がございますので、そういったところにその方法案というところで報告をもらったということでございます。
83 大泉一夫委員 そうしますと、当初この倒産するまでの工事の設計にかかわった業者というのは、あくまで耐震だけの設計であって、実際には、この施工した業者というものが文化財の保護に卓越した技術を持っているという中で取り組んだという認識でよかったんですか。
84 博物館長 さきの工事につきましては、施工した業者は特に文化財に卓越した、そういった実績を持っているような業者ではございません。ですので、あくまでも鉄骨を組むことによって、文化財建造物である蔵造り資料館の建物の耐震化を図ろうということで進めてきていた事業だったんですが、その工事を進める過程において、どうしても壁等ですね、中のぐあいとかを確認せざるを得ない状況が生まれてきました。そういった確認のつど、当初想定していた以上に非常にその建物の劣化が進んでいたという事実がわかってきて、その修理を同時に進めている中で倒産してしまったというところでございます。
85 大泉一夫委員 そうしますと、設計業者は別に何ら文化的な価値を見ないで設計をして、施工業者も当初はそういう見解もなくて取り組んできたという、工事を進めていたという中で、その文化財的な価値があるという、施工が必要だという段階で、同一の施工業者でそれが対応できたということなんですか。対応できたから任せたということですか。
86 博物館長 もともと文化財の保存修理という考え方はなかったんですね。あくまでも耐震化だけだったんです。ですので、前回こちらの委員会でも現場をごらんいただきましたが、中にあった鉄骨を組む、これを主目的とする事業でございました。そういう中で、どうしてもその鉄骨を組む過程において、壁等を落としたりしなくちゃならないことが生じまして、その壁等を落としたときに、非常に建物的に劣化が進んでいるという事実がわかってきたということです。ですので、そういった事実がわかってきた状態の中で、修理を重ねていたんですが、その修理を重ねている途中で施工業者が倒産してしまったと。
ですので、そういった事実も今後に継続する形でどうしても考えていかなくてはならないということに今なっています。そのために三つの案で、全解体、それから当初の計画をそのまま引き継ぐというやり方ということで、今回株式会社文化財工学研究所が中間報告を行いましたということになります。
87 大泉一夫委員 わかったような、気もしないですが、そうすると、最後に一点だけ。川越市の文化財、今回の工事で文化財的な部分の追加部分が出たことに伴って工期がおくれたとか、そのような中で、この企業が、請け負った施工業者が経営に支障を来したということではないんですね。
88 博物館長 特にその影響はないと思います。
89 柿田有一委員 少しお聞かせいただきたいと思うんですが、これを見ると、現段階においては、全体の細かい調査まではできていないという認識でいいんですよね。
90 博物館長 そのとおりでございます。先ほどの御質疑ともちょっと絡んでくるんですが、もともと耐震化事業ということで、文化財の状況までは、もう本当、簡単な調査はもちろんしているんですが、主目的はやはり耐震化ということだったもんですから、現状では行っていないということになります。
91 柿田有一委員 A一とA二の違いがまさにそこだろうということで、A一は全体を調査し詳細まで把握した上で設計をし、施工するという中身で、A二については設計をまずした上で、施工しながら調査をするような流れになるというようなことですから、現段階においては答弁のとおりだと思います。
もう一点なんですが、今回、文化財工学研究所さんは、手は入れていないと思うんで、目視なり何なりの調査というのか、検討だと思うんですが、現場に入って目視以外何か調査というのかしらね、検討いただいたときに、例えば超音波だとか、外から何か光を当てたり等の細かいことはなんかやられたりだとかしたんでしょうか。
92 博物館長 特にそういった細かい調査ということはやっておりません。ただ、さきに現場のほうをごらんになられたときに皆様もごらんいただいたと思うんですが、例えば屋根材もたるきを含めた板のたぐいとか、そういったものが全部今もう既に解体されております。そういった解体された部材がどういう状況にあるのか、また、後は壁等も仕上げ材でありますしっくいだとか、そういったものが現状落ちたりしている状態ですので、ある程度目視で中の状況までわかるというところもございます。ですので、当然そこら辺を踏まえた中で御報告をいただいているということでございます。
93 柿田有一委員 結構です。
今回、中間報告ということですが、最終的な報告、納品物件の中にどれぐらいのものが今後含まれるのかですね。それぞれの案をやった場合に物理的な、例えば工事量ですとか設計量ですとか、何らか工事、我々が今後どういうふうな事業を進めていくかに当たって、お金的なもの、期間的なもの、ボリュームなどがある程度わかる規模みたいなものを示していただけるのか。それから、現在は見解が幾つか示されていますが、ここら辺が詳細な、さらに踏み込んだもので詳細なもの、見解が付されたものが納品されるというようなことになるのか、その点の見通しを少し教えていただけますでしょうか。
94 博物館長 今後のスケジュール的な点から申し上げますと、例えばA一の案で考えますと、全解体調査自体も令和二年度で行っていくことになります。実際に今後の工事費等が具体的にどうなるかというのは、そういった全解体調査を行って、さらにそれを反映させた設計を行う。その設計が出てきて初めて詳細な額とか、あと工事、そういったところが示されるのかなとは思っております。
ただ、このたびの業務委託においても、非常にちょっと時間的にタイトな中で契約を結んだわけなんですが、その中間報告に至るまで、非常に時間も短くなるもんですから、今後、契約期間であります三月までの間に、より現場に残されている、先ほども触れましたように部材だとか、そういったところも押さえながら、概算にはなってしまいますが、工期、それから工事費、そういったところも踏まえた中での最終報告が出てくるというような形で考えております。
95 柿田有一委員 結構です。
見識のある、それから実績のある事業者さんですので、建物の規模からして、必要なところ、ましてや解体が一定程度進んでいますので、正確なところは当然、解体して調査しなければわからないのは重々承知していますが、その点、ある程度の外から見て判断のつくようなものを含めた形で最終報告をしていただけるように、これは市のほうからもぜひそういった意向で作業をしてもらうように、この点は申し上げておきますので、よろしくお願いします。
96 小野澤康弘委員 今まで委員の質疑を確認させてもらったんですが、基本的なことを聞きますが、要するに、前回も委員会で聞きましたが、川越市はこの蔵というのは文化財として、指定されているからということでありますが、残すべき蔵ということの認識でよろしいんですか。
97
文化財保護課長 川越市文化財保護課といたしましては、市の指定文化財に指定しております店蔵等につきましては、文化財的な修理をしていただきまして、長く後世につなげるための文化財拠点だと思っております。
98 小野澤康弘委員 今回は当初の施工契約業者が倒産ということで、こういう形のことで議論していきますが、もともとの耐震の工法、いわゆる鉄のアングルを入れていますよね。それはその工法で間違いなかったということでよろしいんですか。
99 博物館長 そのように認識しております。
100 小野澤康弘委員 そうしますと、その工法で今後もしまた継続して、新たにですね、契約したとしても、仮に当初の施工業者が倒産しなかったということを仮定した場合に、同じような現象が当然起きるということでよろしいですか。
101 博物館長 先ほど来申し上げておりますとおり、もともとの主目的であります耐震化というところとは違うところでの問題が発生している中での倒産ということでありますので、仮に施工業者が倒産しなくても、保存修理的なことを改めて考えていかないといけない状況にあったかとは考えております。
102 小野澤康弘委員 改めて確認ですが、この調査の前に新たに仮にあの施工業者が決定したとしても、そういう問題があるという解釈でよろしいんですか、解釈というか、そういうことは引きずる可能性がある工事案件だということでよろしいんでしょうか。
103 博物館長 そのとおりでございます。
104 小野澤康弘委員 であるんであれば、今、柿田委員からもお話がありましたが、このA一、A二、B、非常にわかりやすく書かれておりますが、ここには金銭的なものはあらわれてはありませんが、それだけ残すことが必要だということと、このような調査でこういう結果が出てきたことに関しましては、これは当初、市のほうがこの耐震設計に捉われた部分においての、ある意味じゃ、契約の不適格が新たに露出したということであれば、当然、残すべき必要があるということが前提であれば、いち早く是正をして、報告も結構ですが、もうこれある程度、A一、A二、Bですか、この報告の内容でいくと、明らかにもう選択する方法というのは決まってくるのではないかなと思いますが。その辺は、今の、あそこは蔵の町並みのところですので、そういうことも踏まえて、川越市を全体的に考えた場合には、早く結論を出していくことを優先的に考えなければいけないと思いますので、しっかりした対応を、説明をする過程ももちろん大事なんですが、市のほうがしっかりと方針を出さないと、相手が出したか、調査して出してきたもの結構なんだが、もう明らかじゃないですか、これを見ると。そのところはしっかり、トップなり、それに準ずる方含めて、ある程度一定の方針をしっかり出さないといけないと思いますので、それは申し上げておきます。
(質疑終結)
○
報告説明
市内中学校元生徒らによる損害賠償請求事件の経過について
105
学校教育部副部長兼
教育指導課長 平成三十年六月二十二日に訴状が送達されました市内中学校の生徒らによる損害賠償請求事件につきまして、その後の経過を御報告申し上げます。
本件につきましては、平成二十七年四月に市内中学校に入学した元生徒及びその親権者である父母が元生徒が不登校になったことは中学校でのいじめが原因であり、この学校における対応にいじめ防止対策推進法に規定する速やかな措置を講ずることなどの義務違反があったため、その義務違反が国家賠償法上の違反に当たるとして、本市に損害賠償を請求したものでございます。
令和元年九月までの訴訟の経過につきましては、九月二十日、文化教育常任委員会において御報告をさせていただきました。その後、同年十月十六日の第八回弁論準備手続では、原告らは事実経過一覧表を提出、十一月二十五日の第九回弁論準備手続では、被告は事実経過一覧表を提出したところでございます。
今後、令和二年一月二十七日に第十回弁論準備手続期日があり、その後も争点整理が進められ、訴訟が継続することが想定されますので、訴訟代理人と協議して対応してまいります。
以上、雑駁ではございますが、市内中学校元生徒らによる損害賠償請求事件の経過報告とさせていただきます。
○質 疑 な し
(休 憩)
(再 開)
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一一四号 川越市
文化芸術振興・
市民活動拠点施設の
指定管理者の指定に
ついて
○提案理由の説明(
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長)
○質 疑
106
須賀昭夫委員 幾つかお伺い致します。
先日いただきました、
指定管理者を決めた経緯ですとかの、この資料なのですが、一回目の審査で千五百点満点でたしか審査を行っていたと思います。そのときに千九十七点で一位に選ばれています。今回の点数は千三百八十七点とかなり高いんですが、これも前回と同様千五百点満点で審査したのでしょうか。
107
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 今回の審査につきましては、前回は一人当たり二百五十点満点で六名で千五百点満点。今回につきましては、一人当たり三百点満点で六名ということで、千八百点満点でございます。
108
須賀昭夫委員 わかりました。
こちらの資料を見させていただきますと、何となく、特にウェスタの大ホール、小ホールに関しては市のもののように感じてしまう部分があるのですが、実際この施設は県と市の施設だとは認識していますが、この大ホールに関しての管轄というか、県なのか市なのか、それとも両方なのかというのを改めてお聞かせいただけますか。
109
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 いわゆるウェスタ川越の中の公共施設におきましては、県が所有する施設、それから川越市が所有する施設、共有で所有している施設と分かれております。今御質疑のありました大ホール、それからリハーサル室、小ホールと呼ばれておりますが、これに関しましては川越市の所有ということで、川越市の施設ということでございます。
110
須賀昭夫委員 それでは、先日私の地元で聞いた話なのですが、所沢市が今、ミューズという多分、市の施設だと思うのですが、そちらで市内の中学校等に優先的に使用を許可というか、使用をするようにしているというお話を聞いています。また、ミューズが今、改装中で、使用できないということで、所沢市内の幾つか中学校が合唱祭等でウェスタを使いたいということで抽せんに訪れた。結果、抽せんの結果では川越市内の中学校が抽せんに敗れて、ウェスタを使用できなかったということがあったらしいのですが、その辺、川越の学校が優先されるようなことというのは今のところないということでよろしいでしょうか。
111
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 ウェスタ川越大ホールにつきましては、現在の予約の仕方につきましては、市内、市外の分けという形での予約のシステムはとっておりませんので、皆さん一緒にということになっております。
112
須賀昭夫委員 先ほど、やはり市の施設だというお話を伺ったので、ぜひその辺は、今回のことを機に、なるべく川越市の学校等が優先的に使用できるような何かしらの措置をしていただければと思います。そちらは申し伝えておきます。
また、料金ですが、ウェスタはたしか今回は値上げはしていないと思います。議会の中でも、ここ数年は料金に対してのクレームが大分減ってきているという話は伺いましたが、そうとはいえ、川越市民の感情としては、ウェスタというのはやはり市民会館なき後、市民会館にかわる施設だという認識が強いと思うんですね。やまぶき会館、西文化、南文化のサイズだと、ちょっと小さいんだが、本当は市民会館ぐらいのサイズの規模で使用したい、だけれども、ウェスタは大きすぎるという部分で、当然、建物も新しいですし、旧市民会館に比べたら座席も広くなって、当然使用しやすい、施設もより充実してということで、料金が上がるのは当然のことだとは思うんですが。
先ほどのことと同じように、やはり市民会館で今までやっていたものをウェスタに移動した活動というのもかなりありまして、それによって負担も大分大きくなったということもいまだによく聞きます。最近クレームがなくなったというのは私の感覚では、その金額になれてしまったのか、若干諦めもあるのかなという部分も正直ありまして。今回値段が上がらなかったのでよかったのですが、料金を下げるというのも非常に難しいこととは思うのですが、先ほどの抽せんのことと同じく、川越市民に対しての若干の優遇措置みたいなことは今後検討していただけないのかどうか、お考えをお伺いさせていただければと思います。
113
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 利用料金につきましては、今回の提案につきましては、利用料金の改定等は考えていないということで、候補者のほうからは回答をいただいております。したがいまして、条例につきましては、上限ということで設定しておりますが、その範囲内というか、現行の料金でいくという形になっております。
また、市内の方との優遇といいますか、ホールに関しましては、基本的には入場料徴収の有無ですとか、そういった部分での加算措置は設けておりますが、レインボー区域内、区域外等の料金設定はございません。
今後、市内の方のということは、私のほうにも声は聞いておりますので、先ほどの料金、それから予約のほう、特に予約のほうにつきましては、御指摘の所沢のミューズ、そういったそれ以外にも和光のサンアゼリア、そういったものも市内優先といったようなシステムをとっているところもありますので、その辺のやり方について今後検討してまいりたいなと考えます。
114
須賀昭夫委員 ぜひ御検討いただければと思います。
115 粂
真美子委員 一点確認ですが、NeCSTの構成員に変更があったかと思うのですが、テレビ埼玉ミュージックが抜けた理由はどういうところにあるのですか。
116
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 今回の提案の応募に当たりまして、御指摘のとおりテレビ埼玉ミュージック、確かにテレビ埼玉という部分では非常に強みを発揮していただきますが、それ以外の部分での広報というところを考えたときにどうかというところの全体の判断というところで、そういったPRの方向性ですとか、そういった満遍なく周知をしていくというところのものを考えたときに、今回の構成に至ったということを応募者のほうから伺っております。
117 柿田有一委員 本会議場でも少し質疑があったかと思いますが、やりとりに関しては、特に伝え方やら、市民の方がいろいろな形で使うので、トラブルは、現場ではたくさん起きると思うんですね。代表的なもので、特に懸念をされるところとして、チラシの配架ですよね。特にメーデーのチラシ、政治的な文言等というようなところでやりとりがありました。
確認だけしたいんですが、チラシの配架拒否に至った経過、誰の判断で最終的に、このときにはチラシが置けないことになったのか、この点確認をさせていただければと思うんですが。
118
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 今の件でございますが、四月二十日ごろ、五月一日に行うメーデーのお知らせするチラシの配架の依頼がメーデーの実行委員会さんのほうからウェスタのほうにございました。広報担当が内容を確認し、館長に相談をしたということでございます。その日ですね、その協議の結果、最終的にはウェスタの館長のほうが配架を見送らせていただくというような決定をいたしまして、その日、依頼があったのが午前中なんですが、その日の午後に、その実行委員会の担当の方のほうにお電話で配架をちょっと見送らせていただくというような御連絡を差し上げたというようなことでございます。
119 柿田有一委員 いずれにしても、中身については検閲がだめだということははっきり示されていることで、そこに関しては、本会議場で答弁があったので、考え方については承知をしています。
改めてですが、
指定管理者という制度を使っている以上は、現場が管理していますので、タイムラグ等が発生することはありますが、重要な決定ですとか、市民から意見やらがあった場合には、きちんと市が入って、管理部分については判断をして対応されると、ルールの取り扱いなどについてもそういうような対応をされていくということでよろしいかしら。
120
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 今回の件に関しまして、その後、実行委員さんのほうから質問状ですとか、そういったものをいただいております。その中の、今回、埼玉県の多目的ホールが会場ということで、埼玉県産業支援課のほうが基本的にはお答えをして、川越市も当然、同じ建物の中にもおりますので、連携をして協議をさせていただいているんですが。そういった中で、今後はこういった決断をする前に事前に県、市のほうに相談をした上で、最終的に利用者のほうへお返事をするというような形をとりますということでの回答もさせていただきました。今後そのような形で対応させていただきたいと考えております。
121 柿田有一委員 取り扱いについては承知をいたしました。
いずれにしても多くの方、いろいろな立場の人が使われる施設だということで、県と密接に、県と市、公がきちんとかかわれば、間違いなく管理できると思いますので、その点についてはよろしくお願いします。
いずれにしてもいろいろな立場の方というのは、個人の方だけではなくて、営利を含めた法人の方、実際には法人の方がたくさん利用されていますよね。それは悪いことではないと思います。一方で、個人の市民の方ですとか市民の団体の方、営利を目的としない方々もいらっしゃって、そういった方々が、先ほど利用料金の話もありましたが、相談しながら使う施設ですので、ぜひそれぞれがどういった立場でかかわるのか、それぞれに対して適切な対応があると思いますので、その点については県と協力をしながら十分な対応をしていただければありがたいなと、この点は申し上げておきます。
(休 憩)
(再 開)
122 川口啓介委員 県の評価といいますか、意見、また、県に寄せられた市民の声等、そういうものは何か把握していらっしゃるものがあれば教えてください。
123
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 県の施設に関しましては、比較的市の施設に比べて産業支援施設ということでにぎわいの創出を目的とした施設ということで、例えば料金の徴収の関係ですとか、また、施設内での飲食の関係ですとか、そういったものは比較的フリーといいますか、自由になっているところから、そういった部分の御意見等に関しては、市の施設に比べて少ないところはございます。
また、開設当初の料金が高いというような話に関しましては、県の施設、市の施設共通していただいていたといった状況を把握しています。
124 川口啓介委員 すみません、伺い方が悪かったのかもしれないんですが、県の施設に対する市の評価、また、市に寄せられた県の施設に対する意見ということではなくて、この施設に対して県の判断として意見を持ったり、評価をしたりということがあるのかないのか、それを市が伝え聞いている、または把握しているということがあるのかないのかというお話と、県の施設に限らずに、県にこの施設全体の御意見、市民、県民が県にそういった意見を届けているというようなことはあるのかないのか。
125
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 県に関しましては、運営の部分ということで、創業支援施設というのがございます。起業する方をサポートしていく施設なんですが、こちらについて、開設当初から入居者が、九割ぐらいが起業にこぎつけているということで、その部分に関しまして、非常に高くというか、評価をしていると聞いております。
また、多目的ホールにつきましても、高稼働率が続いているということで、おおむね良好と評価をしていると聞いております。
126 川口啓介委員 今の御答弁ですと、県が感じた印象というか、そういった部分について伝え聞いているという意味合いに受け取らせていただいたんですが、県が行政機関としてこの施設を評価したりだとか、そういう仕組みというものが特にあるわけではないということでよろしいですか。もちろん県の施設に限ってですとか、そういうことでも結構です。
127
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 詳細は把握しておりませんが、川越市において、先ほど資料をお配りさせていただいたような指定管理業務における報告、こちらは県の、川越市でいう行政改革推進課のような部署のほうが年に一度報告を求めている。また、その中には所管課の評価等もつけた形での報告をしていると伺っております。
128 川口啓介委員 詳細を把握していないということなんですが、できましたら、できる限り把握していただきたいということを申し上げておきたいと思います。
もう一点、ランニングコストについて、先ほども指定管理事業の報告書も見させていただきましたが、当初、さまざまな部分でランニングコストがおおよそ幾らぐらいかかるんだろうかというような想定というのはされているんだろうと思うんですが、年間ランニングコストは当初の想定どおりにおおよそいっているというような認識でよいのか、その辺お伺いいたします。
129
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 ランニングコストにつきましては、利用者の想定が稼働率等含めまして、想定よりも高い状況が続いているというところではございますが、想定している維持管理費、コストのほうに関しては、想定の中でおさまっているといったところでございます。
130 川口啓介委員 結構です。
131 柿田有一委員 一点、ちょっと確認漏れがありました。
ホームページ等で第三者モニタリングが確認できると思うんですが、この点、平成二十八年にやられて、平成二十九年に報告されているかと思います。先ほどいただいた資料等の報告書はありますが、第三者モニタリングは全ての施設を毎年やるわけではないんですよね。まとまった形でやられていて、それぞれの施設をやられていると思うんですが、ウェスタに関して、今後、第三者モニタリングをやる予定みたいなことは検討されているのか、今後、何らか方針を持たれているのかどうかについてだけちょっと確認をしておきたいと思うんですが、いかがでしょうか
132
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 実施された第三者モニタリングにつきましては、指定管理業務を担当しております行政改革推進課のほうが今年度この施設というような形の中で実施されているものでございます。
今後につきましても、当然、対象となってくるとは思いますが、いつといったところまではまだちょっと把握していないという状況です。
133 柿田有一委員 そうすると、ここら辺の第三者にどうやって目で見ていただくかというのは、指定管理全体を統括するセクションでということで、所管がそうなんだろうと思うんで、これはここで報告するということではなくて、総務なり何なりのところである程度報告されるという認識でよろしいでしょうか。
134
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 そのとおりでございます。
135 柿田有一委員 結構です。
136 大泉一夫委員 一点だけちょっと確認させていただきたい。先ほどいただいた指定管理利用報告書を見ますと、非常に意見、苦情が多い中、多いのかどうかちょっとわからないんですが、ここに出ているだけでも百六十二項目出ておりますが、それぞれ対応計画も出ておるんですが、この内容については、市のほうでも把握はしているんでしょうか。
137
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 こちらに載せさせていただいておりますのは、各利用があるごとに利用者様のほうにアンケート用紙を配布させていただきまして、その都度回収したものの集計ということでございます。市と
指定管理者との間におきましては、毎月月次報告会というのをやっておりまして、そちらのアンケートの結果、その対応について、市のほうから指摘があれば、指摘させていただいたりですとか、そういった協議の場を設けております。
138 大泉一夫委員 このアンケート、そうしますと、このアンケートだけではなくて、あの施設の、ウェスタのほうの施設についての苦情というのは直接、市のほうに来ることも、市民意見箱とかですね、また直接連絡で来ることもあるかと思うんですが、そういうものについても、これは
指定管理者のほうにその都度、こういう市民からの要請があったというようなことというのは依頼をしていますか。
139
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 当然、
指定管理者のほうにも、このような要望、またはクレーム等がございました、その対応についてということで、我々はこう答えるのだけどもということで、
指定管理者との協議をしているところでございます。
140 大泉一夫委員 くどいことを言うようですが、市民からの意見というのもなかなか難しいものがあるかと思うんですが、相手が
指定管理者がのめないような実態もあるのかなという部分、当然あるんだと思うんですが、そういう場合は市のほうが折れる形ですかね。
141
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 ケースによって対応さまざまかとは思いますが、どちらかというと、
指定管理者につきましては、同様のクレーム等があると、先ほども料金の徴収の話でもそうなんですが、線引きという部分で、どうしてもクレームがないような方向に行きたがるきらいもありますので、その辺に関しましては、事業者さんごとそれぞれの事情等ございますので、きめ細かな対応というような部分で、市のほうからそういった対応ではどうなんでしょうというようなことで協議を投げかけたりですとか、そういったところもございますので。市のほうが折れるといったばかりではないと認識しています。
142 大泉一夫委員 すみません、あと一点。
修繕が平成三十年度がもう六百二十六万ほどの支出を余儀なくされておりますが、その修繕科目については、これは
指定管理者のほうがここは不備だからということで、修繕かけるんだと思うんですが、それについては市は、その段階で、こういう項目が修繕必要だという依頼、市のほうに報告は来るんでしょうか。
143
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 修繕に関しましては、基本的には予防・保全という考え方で、壊れたから直すというよりも、もう危なくなってきたので直すというような考え方をとっております。
指定管理者のほうからは、短期の修繕の計画等が上がってきておりますので、そちらについて、その内容を市でも検討し、承認して実施していただくというような形をとっております。
144 大泉一夫委員
指定管理者のほうも、あえてそんな不備な修繕方法はしないと思いますが、時々は市のほうで抜き打ちじゃないですが、本当に
指定管理者が報告しているような修繕の項目が実態があるのかどうかというのを市で行うことも必要ではないかなと思っておりますので、これだけはお伝えしておきます。以上です、結構です。
145 小野澤康弘委員 いただいた資料の中で、NeCST、選定理由、前回もそうだったんですが、前回選定した経過の中でも、交流や憩いの場となる交流広場の管理、発展、地域住民にも携わっていく、あと、市民協働の取り組みを行う提案をしており、地域と連携した運営が期待できるということで、今回もまた主な評価のポイントという中で、いただいた資料を見ますと、主な評価のポイントの中で、本施設のみならず地域全体としてまちづくりの観点からにぎわいの創出を目指した取り組みが期待できるということで、市内
文化施設やウェスタ川越、近隣施設との連携とあるんですが、あそこの大きな広場で、所管は観光のほうになるんでしょうが、物産展やったり、いろいろこう、またダンスをやっていたり、いろんなことがあると思うんですが、実際、施設を管理しているところですが、全体を捉えたときに、交流広場を上手に活用していこうと前回おっしゃっていたが、あそこの広場に関して、よく聞かれるんですが、樹木が少ないとか、日当たりがよすぎて非常に日中の利用した場合の日陰が少ないとか、そんな話は具体的に市のほうへはいっているんですか。
146
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 委員御指摘のとおり、樹木が少ないというようなお話は伺ったことがございます。また、そのほか音の関係についても御指摘をいただいたことはございます。
147 小野澤康弘委員 それに対して、有効利用していこうということ、いいことだと思いますが。それに対して、受け手のほうについては、何か対応策なり、これは
指定管理者に求めることじゃないと思いますが、市のほうでは何かそんな考え方というのはお持ちなんでしょうか。
148
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 特に夏場のイベント等の際には、そういった日陰をつくるような形の要請をさせていただきたいなとは思いますし、また、昨年度ですか、ミストつきの、また四角柱の真ん中に樹木というか、緑があるようなベンチの設置というのも昨年度二基、今年度も二基ぐらい設置していくというような予定がございます。
149 小野澤康弘委員 わかりました。
それとあと、今、管理者が管理している施設の中身の問題なんですが、私も何回か行かせていたいただきましたが、これ当初からもそんな話があったのかな。一番上のところから下のところにおりていく段階でね、通路のところが非常に段差が微妙に低いところで、結構あそこでつまづいたりして、特におりるときかな。転んじゃうような人ですとか、比較的多いんだと思うんですよ。そんな施設に対することに対して、
指定管理者のほうに具体的な改善というか、そういう話は何か来ていますか。
150
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 施設設備に関しましても要望というのは、やはりあるというのが現実としてありますので、今御指摘いただいたものについて、私のほうはちょっと把握してはなかったんですが、そういった部分で、当然、修繕で対応というような形がとれるものについては速やかに対応を促していきたいとは考えております。
151 小野澤康弘委員 実際、現場を見まして、見ている前で四、五人が転びましたから、その都度のそのときのことなんで、そのときしか行っていない人はそんなことは言わないと思うんですが。行っていますと、意外と通路のところが、当初からずっと指摘はさせていただいたんですが、高齢の方だと非常に転んだ後のケアがかなり大変なんで。もしそういったことがあるかないかわかりませんが、少し調べておいたほうがいいと思います。これは要望、要求だけしておきます。
152 片野広隆委員 五年間ですか、これまでNeCSTさんが指定管理されてきた中で、労災に該当するような事故というのはなかったということでよろしいでしょうか。
153
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 該当事例はなかったということで認識しております。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○議 題
議案第一一九号 令和元
年度川越市
一般会計補正予算(第五号)の所管部分
○提案理由の説明(
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長、
教育総務部参事兼
中央公民館長)
○質 疑
154 柿田有一委員 債務負担行為ということで、この期間の部分ということですが、先ほどの資料を少し拝見をさせていただいて、施設の運営に係るところの収支等を見させていただきました。これは第三者モニタリングでも指摘をされていますが、特に提案型の事業をぜひやっていただきたいということで、担当の所管のほうからも意見ということで一生懸命言っていただいていると思います。先ほどの指定管理事業の報告書で拝見をさせていただくと、予算に対する決算ですね。まだまだ十分でないと。予算に達していないという状況も伺いますが、ここら辺について、どのように見ているのか、助言だとか方向性だとか、御意見等があれば少し御紹介いただければと思いますが。
155
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 今、御指摘の提案事業に関しまして、やはり事業のラインナップ等で、年度によって大きく予算と実際の決算との乖離があったりというような状況がございます。例えば市村正親氏の屋根の上のヴァイオリン弾きというのがございまして、こちらがあったときに関しましては非常に収入がアップといったような状況となってございます。そういったもので、実際の収入がどれほどあるかという部分の見きわめ、それから、我々のほうからしますと、周知やPRをもう少し頑張ってくれというようなお話は日ごろからさせていただいているところでございます。
(休 憩)
(再 開)
156 柿田有一委員 説明はわかりました。規模からすると、
文化芸術振興課所管の部分が大きいかなと。大規模な催し物となると思いますよね。この先ですが、比較的大きな規模の事業を少し促したりだとかということがあるかどうか。その辺、見通しを教えていただければと思うんですが。
157
文化スポーツ部副部長兼
文化芸術振興課長 次期、六年目から十年目にかけてに関しましては、来年度オリンピックがございます。こちらにまた、ウェスタについて、開館五周年といったようなこともございます。それにふさわしい事業を考えてくださいよといった御提案というか、募集の要項には、そのようなことを書かせていただきました。また、通常の年に当たりましても、鑑賞の部分ですね。一流のものを市民の皆様に御提供するという部分に関しましては、やはり比較的著名な方ですとか、そういった方が中心になってくれると思いますので、規模的にも大きなものになっていくと考えています。
158 柿田有一委員 承知をしました。
いずれにしてもそういった規模のものができる体制として事業者さんも選定をしているところでありますので、ぜひ積極的にやっていただくと。特に収入面では大きくなると思いますので、ぜひ積極的に進めていただきたいと、この点は申し上げておきたいと思います。
もう一点、最後に御報告のありました福原公民館の件ですが、冷暖房、なかなか公民館、細かい修繕とかが滞っているというか、十分予算がという問題を抱えながら冷暖房設備、今回こういうふうに予定をされているということですが、比較的規模の大きい修繕等は、今後どういった形でやっていくのか、順次必要なところを少しずつやられていくのかですね。そういった見通し、公民館施設もたくさんあって、古いところの様子などもありますので、管理上どういうふうにされていくのか、見通しがあれば教えていただきたいと思うんですが。
159
教育総務部参事兼
中央公民館長 既設の公民館の整備につきましては、各公民館の要望等に基づきまして、具体的に実施計画に上げさせていただきまして、予定しているところでございます。令和二年度につきましては、川鶴公民館のエレベーターの改修工事設計委託、令和三年度には川鶴公民館のエレベーター改修工事と北公民館のエレベーターの改修工事設計委託、翌令和四年度に北公民館のエレベーターの改修工事、また、順次古くなった公民館から大規模改修という形で、高階南公民館の改修工事設計。令和五年度に高階南公民館の改修工事と大東南公民館の改修工事設計をして、令和六年度に大東南公民館改修工事という形で、上げさせていただいています。
160 柿田有一委員 財政事情も大変な中、所管はたくさん施設を抱えているということになりますので、ぜひ計画的に、先の見通しを持って対応していただくのが何より大事だと思います。公共施設の管理計画も順次出てくる形になりますので、ぜひそのあたりをお願いしたいと思います。
(質疑終結)
○討 論 な し
○採 決 簡易採決 原案可決
───────────────────────────────────
○閉会中の特定事件については、地方自治法第百九条第八項の規定による継続審査
とすることに決定した。
○閉 会 午後一時二十五分
Copyright © Kawagoe City, All rights reserved. ↑ ページの先頭へ...