豊能町議会 2007-03-22
平成19年第2回定例会(第4号 3月22日)
平成19年第2回定例会(第4号 3月22日) 平成19年第2回
豊能町議会定例会会議録(第4号)
年 月 日 平成19年3月22日(木)
場 所 豊 能 町 役 場 議 場
出席議員 18名
1番 小寺 正人 2番 植村 壽雄
3番 山下 忠志 4番 藤田 隆
5番 永並 啓 6番 中村 宏幸
7番 竹谷 勝 8番 池田 勇夫
9番 岡 茂 10番 西川 隆夫
11番 塩谷 宣子 12番 木寺 喜義
13番 秋元美智子 14番 平井 政義
15番 高尾 靖子 16番 西岡 義克
17番 川上 勲 18番 久保 豊茂
欠席議員 0名
地方自治法第121条の規定により議会に出席を求めた者は、次のとおりである。
地方自治法第121条の規定により議会に出席を求めた者は、次のとおりである。
町 長 日下 纓子 教育長 小川 照夫
総務部長 上西 典男
生活福祉部長 上林 勲
建設水道部長 乾 晃夫 教育次長 下林 晃
消防長 室木 伸治
本会議に職務のため出席した者は、次のとおりである。
議会事務局長 大西 俊秀 書 記 田家 充
書 記 中谷 匠
議事日程
平成19年3月22日(木)午後1時02分開議
日程第1 第 1号議案 豊能町一般職の職員の給与に関する条例改正の件
第 2号議案 職員の
管理職手当に関する条例改正の件
第 3号議案 豊能町
手数料条例の一部を改正する条例改正の件
第 4号議案 豊能町
老人医療費の助成に関する条例及び豊能町
国民健康保険
条例改正の件
第 5号議案
豊能町立自動車駐車場条例改正の件
第 6号議案 豊能町
下水道条例改正の件
第 7号議案 豊能町
公共下水道水洗便所改造資金貸付基金条例改正の件
第 8号議案
豊能町立幼稚園条例改正の件
第 9号議案 町道路線の認定及び変更の件
第10号議案 町道路線の変更の件
第11号議案 平成18年度豊能町
一般会計補正予算の件
第12号議案 平成18年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件
第13号議案 平成18年度豊能町
下水道事業特別会計補正予算の件
第14号議案 平成18年度豊能町
水道事業会計補正予算の件
第15号議案 平成19年度豊能町
一般会計予算の件
第16号議案 平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計事業勘定予算の件
第17号議案 平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計診療所施設勘定予算
の件
第18号議案 平成19年度豊能町
老人保健特別会計予算の件
第19号議案 平成19年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件
第20号議案 平成19年度豊能町
下水道事業特別会計予算の件
第21号議案 平成19年度豊能町
土地取得特別会計予算の件
第22号議案 平成19年度豊能町
野間口地域下水道特別会計予算の件
第23号議案 平成19年度豊能町
生活排水処理事業特別会計予算の件
第24号議案 平成19年度豊能町
水道事業会計予算の件
日程第2 第 2
号議会議案 豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件
日程第3 第 3
号議会議案 豊能町議会会議規則改正の件
日程第4 第 4
号議会議案 豊能町議会委員会条例改正の件
日程第5 第 5
号議会議案 2008年
関西サミットの実現ならびに大阪での首脳会合
開催を求める決議の件
日程第6
議会運営委員の選任について
追加日程
日下町長の不信任決議について
議長辞職について
議長の選挙
議会運営委員の選任
開議 午後1時02分
○議長(池田勇夫君)
皆さん、こんにちは。
ただいまの出席議員は18名であります。
定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。
本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。
日程第1、第1号議案から第24号議案までを議題といたします。
これに対する各
常任委員会及び
特別委員会の報告を求めます。
総務文教常任委員会委員長、
中村宏幸議員。
○
総務文教常任委員会委員長(中村宏幸君)
皆さん、こんにちは。
去る3月15日に本定例会、平成19年第2回定例会におきまして、当委員会、
総務文教委員会に付託されました案件についてのご報告をさせていただきます。
まず、第1号議案、豊能町一般職の給与に関する条例改正の件であります。提案説明の概要といたしましては、職員を昇格あるいは降格させた場合の号級等について定めるとともに、国で行われた一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律の改正の内容に準じ、扶養手当の額について改定するものであります。
質疑といたしまして、昇格時の取り扱いについて、2級以上、下の級へ降格させた場合は1級下への級への降格が順次行われたとはどういうことか。また、評価制度との関係はあるのかといった質疑がなされました。
答弁といたしまして、格付の仕方を決めていると。例えば課長が主任に降格した場合、給料は5級から3級になりますが決め方はないと。そこで給料の格付として、4級に降格して3級に格付したという決め方を行っていると。実際、4級の給料は支払わないということで、また
勤務評価制度は導入いたしましたが、この条例とは関係がないというご答弁でした。
討論なし、採決の結果、挙手全員で可決いたしております。
次に第2号議案ですが、豊能町の
管理職手当に関する条例改正の件であります。
提案説明の概要といたしましては、
地方自治法の一部を改正する法律が平成19年4月1日から施行されることに伴い、町に設置する
会計管理者の
管理職手当を定めるものでございます。
質疑はなし、討論なし、採決の結果、挙手全員で可決いたしております。
次に第5号議案、
豊能町立自動車駐車場条例改正の件であります。
提案説明の概要としては
野間口駐車場の管理運営を行うに当たり、必要な事項を定めるものでございます。
質疑として、光風台の駐車場に比べ安いと思うが、また
野間口駐車場使用料の原価計算は幾らかといった質疑がございまして、答弁として使用料、野間口の駐車場の料金ですが2,000円は行財政改革に基づく原価計算ですと。また、光風台の駐車場は原価計算では1,000円台になるが、民業の圧迫となるため周辺の民間に合わせ8,000円とした。さらに、光風台や希望ヶ丘、余野にも民営はあるが、野間口周辺にはないので行政改革の中での
使用料手数料の見直しにより決定した。駐車場の場合は公的負担なしの利用者100%負担とするものです。また、使用料の改定については内部で議論し3,000円、4,000円の考え方もあったが、使用者に説明責任がつかないということからだそうです。原価計算については
野間口駐車場の原価計算は1,821円に消費税額を加え、合計1,912円というご答弁でした。
さらに、なぜ今の時期に直営にするのかといった質疑に対して答弁では、
野間口生業駐車場については当時、国の財政上の
特別措置法に基づき、
同和対策事業で地区内の所掌な道路環境、生業用の車などを駐車するため必要な施設として設置されたものです。時期は昭和60年前後に整備され、地元の方が利用者組合を組織されていて、利用者に普通財産として無償で貸与をしていたが、それが平成13年度末に
特別措置法がなくなり、課題の残る取り扱いになったので行政財産として町が直営運営するといった答弁でした。
次に質疑として、地元の説明がどうなっているのか、また、管理者責任を問われることはあるのかといった質疑がございまして、利用者に対しては4月から町が管理運営をする旨説明し了解を得た。また、自治会に当たっては2月に了承を得ているという答弁であり、管理責任については
光風台駐車場ではなかったということの答弁がありました。
さらに質疑として、現在、
野間口駐車場では15ないし6台が駐車され、月額収益3万円なりますが、この十五、六台の駐車台数と満車台数41台を比較すると、現状ではプラスなのかマイナスなのかといった質疑がございました。今の現状、十五、六台ではマイナスになるというご答弁でした。
次に、この野間口の駐車場もしくは光風台の駐車場について車庫証明を発行させるのは町の取り組みか、また企業や法人などに賃貸するのは可能かといった質疑がございました。答弁として、車庫証明については専用駐車場ですので承諾書は発行する。また光風台の駐車場においても承諾書を発行する。利用者については、
各種関連法令がクリアできれば広く利用していただきたいという答弁でした。
車庫証明に関してもう1点質疑がございました。
車庫証明発行について、発行すると転出した場合、車が車庫の移動をした場合、そこまで管理できるのかといった質疑に対して答弁は、自動車の管理場所の確保等に関する法律により車を持つ側に義務づけられているので、利用者に法律の遵守を促すといった答弁がございました。
結果、討論として、
維持管理費の多少にかかわらず中長期的な方向が見えない、いつまでも直営管理すべきではない、行政改革に沿ったアウトソーシングの方向で早急に結論を見出すことといった意見の表明がございました。採決の結果、挙手全員で可決いたしております。
次に第8号議案、
豊能町立幼稚園条例改正の件であります。
提案説明の概要として、幼児の減少に伴い、
豊能町立高山幼稚園を廃止するものであります。
質疑として、開設時ではどれぐらいの費用がいったのか、また、地元自治会に報告されているのかという質疑に対し答弁では、平成14年度まで開設したが、人件費1名の職員で800万円〜1,000万円、
維持管理費は100万円〜150万円かかると。現在は休園中であり、電気代、水道代などは小学校から引いている。地元の報告に対しては、幼稚園については昨年9月に相談したと。その後、足を運んだがやむを得ないということであったという答弁がございました。
討論なし、採決の結果、挙手全員で可決いたしております。
次に第11号議案です。平成18年度豊能町
一般会計補正予算の関係部分のみであります。
提案の説明としては省略をさせていただきます。
質疑として、教育費、
教育総務費、事務局費の
外国青年招致事業、
来日渡航費用負担の全額を減額されたのはなぜか。また、中学校費での
庁用器具費881万6,000円の減額理由はの質問に対し、答弁で、2名の該当者がおられるが任期を終え帰られる予定であったが、引き続きお願いができたので不用額となった。また
庁用器具費は当初1,400万円の予算で入札差金が464万円、また、主に保健室で使える備品があったので買わなかった額が417万5,000円になったという答弁でございました。
次に諸収入、雑入、総合賠償金2,062万5,000円という額で町の負担額は幾らなのかという質疑に対して、賠償額と利息を合わせて6,875万455円で、それに対する30%で2,062万5,137万円を受け取るので、町の一般財源の持ち出しは4,812万5,000円ほどであると。
次に、
教育総務費の
奨学資金貸付金88万8,000円の減額であるが、何人に支給しているのかといった質疑に対して、大学生14名、専門学校生2名、高校生5名で合計21名。予算は大学・専門が18名、専修学校・高校が7名の計25名であり、4名の減というご答弁でございました。
討論なし、採決の結果、挙手全員で可決いたしております。
以上が、当
総務文教常任委員会に付された案件でございます。
以上、報告とさせていただきます。
○議長(池田勇夫君)
次に、
住民福祉消防常任委員会委員長、
秋元美智子議員。
○
住民福祉消防常任委員会委員長(秋元美智子君)
住民福祉消防常任委員会は3月14日、委員6名、全員出席のもと開催されました。付託された案件は3件でした。
第4号議案、豊能町
老人医療費の助成に関する条例及び豊能町
国民健康保険条例改正の件は、
結核予防法廃止により文言の整理をするものです。
第11号議案、平成18年度豊能町
一般会計補正予算の件は関連部分のみ審査をいたしました。ちなみに20ページの児童措置費は、新制度によって
児童手当支給の所得制限が引き上げられたこと、また、小学6年生まで拡大されたことから、対象児童の90%を見込んで予算措置をしたものです。
町では4月、12月と2回にわたって、小学校、幼稚園、保育所のすべての児童の保護者に向けてチラシを配付いたしました。結果63.1%、約1,300人から申請があり4,113万円を減額するものです。なお、公務員の場合は事務所から交付されます。
第12号議案、平成18年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件では、3ページに記載されている繰越明許費262万5,000円。
介護保険システム改良事業は国庫事業ですが、その内容はこれから決定することから、平成19年度に繰り越すものです。
これら4、11、12号の3議案はいずれも討論なし、全員賛成で可決されました。
以上をもって
住民福祉消防常任委員会の報告を終わります。
○議長(池田勇夫君)
次に、
建設農林水道常任委員会委員長、
西岡義克議員。
○
建設農林水道常任委員会委員長(西岡義克君)
それでは、ご指名をいただきましたので、
建設農林水道常任委員会の報告をさせていただきたいと思います。
去る3月16日、
委員全員参加のもとで議案を協議いたしました。
まず第1点、第3号議案、豊能町
手数料条例の一部を改正する条例改正の件であります。これは鳥獣の保護及び狩猟の適正に関する法律の一部について、大阪府知事より委譲を受けたことによりまして、同事務に係る手数料について定めるものであります。
質疑といたしましては、大阪府知事から委譲されるのは
愛玩用メジロ以外に被害の大きいイノシシ、シカ、アライグマについての権限は知事にあるのか、また、町は関与しているのか、手数料、対策はどうなっているのかという質問でございました。
これに対しまして答弁は、イノシシ、シカ、
アライグマ等の有害鳥獣については捕獲等の許可を事務委託を受けています。そして手数料の関係は、愛玩用のみですので、その部分を改正いたしましたという答弁でありました。さらに、今回の事務委譲で、
手数料条例にかかわる部分は
愛玩用メジロの登録、さらに更新、再交付の事務でございますと。それに対する経費は大阪府から5万円の交付金を受けて、歳入として予算計上しているということでございます。また、手数料の3,400円の根拠はどこにあるのかということでございまして、それに対しては答弁は、もともと大阪府で3,400円の設定をしていたものであります。また、他の市町村でも同額と聞いておりますという答弁でございました。
これに関しまして反対討論がございまして、今回の条例改正にはメジロの表現がないと。条例や規則には対象物や期間等の表現が必要であると、したがって反対するということでございました。
採決をいたしまして、挙手多数で可決いたしました。
次に、第6号議案、豊能町
下水道条例改正の件でございます。これは豊能町の新
行財政改革推進計画に基づきまして、使用料の適性を図るために提案したものでございます。
質疑といたしましては、住民が住宅購入の際に設備費も負担していると。1億2,000万円は料金改定ではなくて一般会計から繰り入れていいのではないかという質問でございました。それに対しまして、下水道については独立した会計で運営しておるところでございます。そのために今回は、今まで国で定められた基準で一般会計からも繰り出ししてもらって、今の料金体系できました。ですから国から基準外の繰り入れをしているとの指摘から料金の見直しを行いましたという答弁でございました。
また、
上下水道料金は定増制で使用量が多いほど料金が高くなると。大きな事業所はそれなら来てくれないのではないかと、制度を見直す考えはないのかという質問に対しまして、現在も定増制を採用しており、今回の改正でも採用しております。近隣でもまだまだ定増制を採用しています。今後調査して検討はしてまいりますという答弁でございました。
また、説明資料において、この資料にはグラフでございますけども1〜1,000までの部分が示されておらず不備があると、正確な情報を示すのかという質問に対しまして、答弁としては、資料はよりわかりやすくするためにその分を抜いて作成しましたという答弁でございました。
続いて、国で一般会計からの繰り出しの率は決まっているのか、今までその基準以上に繰り出していたのかという質問に対しまして、下水道の建設費に起債をしており、その2分の1が交付税算入されております。その分を一般会計から繰り出されていますが、国、府は
繰り出し基準外であるとの指摘があり、新行財政改革の中で減額することになりました。19年度以降で1,000万円ずつ段階的に減額し、最終的にはゼロにする予定でありますという答弁でございました。
また、国は今後どのように指導されていくのかということでは、また国からの税源移譲ということで補助金が削減されているが、国等に対して何か要望等をしているのかという質問に対しまして、国では均衡を図る観点から20立方メートル当たり3,000円程度の料金設定をするように指導されております。また、国、府に対しては協議会等を通じて要望活動はしております。国からは料金設定の指導がありますので、今回の改定案でも豊能町は現在20立方メートル当たり1,461円にしかならず、約半分でございます。国ではまず料金改定ありきで、それから要望という考えでございます。したがって本町においても、まず30%の料金改定との考えで上程いたしましたという答えでございました。
また町の使用料の分布はどうなっているのかという質問に対しまして、段階的な使用の関係ですが、年間累計での件数を出しています。基本料金が延べで4,537戸、20立方メートルまでが1万5,800戸、30立方メートルまでが1万4,626戸、40立方メートルまでが7,278戸、50立方メートルまでが2,482戸、60立方メートルまでが605戸、80立方メートルまでが229戸、1,000立方メートルまでが48戸、100立方メートル以上が148戸ですという答弁でございました。
また、グラフの中からの質問でございますけれども、池田市の使用量が極端に低いのはなぜかという質問に対しまして、池田市につきましては早くから下水道普及に取りかかられて起債償還がほとんど終わっております。維持管理のみでございますので使用設定が低いと聞いておりますという答弁でございました。
また、原田処理場の処理費用についても他の流域下水道に比べて安いので、猪名川流域の
下水道料金は相対的に低く設定されているのが現状でありますという答弁でございました。逆に豊中市はどうかという質問に対しまして、これもグラフにあるわけでありますが、豊中市は合流式ということで、まだ雨水と汚水の両方を処理されており改修が必要で、古い団地などの改修が必要なところである程度料金が上がっていると思われます。
今回の改定で豊能町は高くなりますが、効率的な運用という点で豊中市は住宅が密集しており、受益者からの負担で回収できますが、豊能町は農村部がありますので経費的には回収が多くなりますという答弁でございました。
また、今回の改定率は29.98%、約30%で赤字解消する方向ということだが、今後も料金改定をする予定なのかという質問に対しまして、今回の改定率でも赤字が累積していきます。平成23年度に黒字にするためには92.48%にまで改定しなければなりません。今回すぐに黒字にするためにはさらに127.96%の改定が必要になります。また今後、平成21年から22年ころに料金改定が必要になると考えております。ただ、今後も上下水の中で節減の方法を図っていきたいと考えておりますという答弁でございました。
質疑を終了いたしまして、討論といたしまして下水道は住民生活の中で最も重要なことの一つである、豊能町の最も誇れる部分を改定することに反対するということで反対討論がございました。討論を終結しまして採決を取りました。挙手多数で可決いたしました。
次に第7号議案であります。7号議案、豊能町
公共下水道水洗便所改造資金貸付基金条例改正の件でございます。
これは公共下水道の
水洗化済み戸数の増加に伴い、水洗便所の改造資金の貸付基金の利用者の減少が見込まれるため同基金の減額を行うというものでございます。質疑といたしましては、1件当たりの貸付限度と件数について質問がありました。これにつきまして答弁は、11件の貸し付けで、貸付金額は540万円で、返済が262万円で、残額が278万円であるということでございます。そして限度額はトイレ1カ所につき30万円ですということであります。また、滞納があるのかという質問に対しまして、毎月返済を求めているので滞納はありませんということでございました。
討論なし、採決いたしまして全員賛成で可決をいたしました。
次に、第9号議案であります。第9号議案、町道路線の認定及び変更の件についてでございます。
これは高山地区の生活道路を町道に認定するため、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
質疑といたしましては、この路線の延長を認定することでの事業費、補助率及び町の負担はどれくらいかということでございます。これにつきましては、町道認定して事業費は確定をいたしております。補助率は
まちづくり交付金で行い、事業費の40%が交付金で入りますということでございます。
また、今回、高山地区があがっているが、戸知山につながる
高山木代線は豊能町の総合計画で言われて20年経過しているがどうなっているのかという質問に対しまして、
高山木代線は以前に計画されましたが現在は進行していないというのが現状であるという答えでございました。
また、これは
まちづくり交付金でされる事業だが、
高山自治会にはもう説明されたのか、また問題はないと受けとめているのかという質問でございました。これに対し、この道路につきましては以前の
農空間整備事業で挙がっていた事業でありまして、地元には説明が終わっておりますと。また、この道路については
農空間整備事業のときに既に同意はいただいておるということでございました。
討論といたしましては、この件だけにとらわれず、もっと道路行政を考えるという意味で反対するということでございました。採決をとりまして挙手多数で可決いたしました。
次に第10号議案であります。町道路線の変更の件でございます。これは
東ときわ台地区の水緑の
健康都市事業区域内との接道が生じたため、道路法第8条第2項及び第10条第3項の規定により議会の議決を求めるものでございます。
質問といたしましては、
都市計画道路止々呂美吉川線ということで、この変更は
東ときわ台自治会には説明されたのかという質問に対しまして、この件は水と緑の健康都市の方から説明がなされているということでございます。
また、これは同意事項とかではなく説明で済んでいいのかという質問につきまして、道路認定については同意等は必要ありません、既に
都市計画決定がなされているので、その延長が変わるだけでありますという答弁でございました。
また、
都市計画決定をしたのはいつごろかという質問に対して、平成6ないし7年ごろだと思いますという答弁でございました。
討論なし、採決をいたしまして挙手多数で可決いたしました。
第11号議案、平成18年度豊能町
一般会計補正予算の件でございます。提案理由は説明省略させていただきますが、質問としまして衛生費、清掃費、猪名川上流ごみ処理施設組合負担金6,786万7,000円が着工遅延になった理由を具体的に説明してほしいという質問に対しまして、工事を進めている中で土地造成工事において岩盤が出て、予想よりかたく、構内への進入道路を確保するのに日数を要したことと、ごみ処理施設建設工事部分でピットに当たる部分でもかたい岩盤が出て、掘削するのに予想外の時間を要したため、全体的に工程がおくれた。そのために次年度に繰り越すものであるという答弁でございました。
また、都市計画審議会を開く必要がなかったので減額ということだが、東ときわ台の斜面地を利用した住宅開発はどうなっているのかという質問に対して、その開発は「たいせい」が行っています、その部分は東ときわ台の開発区域に入っていますという答弁でございました。
また、塵芥処理費、ごみ資源化再生事業で高速道路通行料が100万円の減額になっているが、阪神高速道路の回数にしたら1,428回だが、もともとの予算は幾らだったのかという質問に対しまして、高速道路の通行料についての当初予算額は127万8,000円を見込んでおりましたが、今回100万円を減額したのは、平成18年4月から川西市の南部処理場へのごみ搬送が可能となり、そこへ搬入する量がかなり多く、結果、差し引きで減額したということでございます。
また、ごみ減量化再資源化事業で平成12年からコンポストの補助をしてごみを減らしているが、実際、12年と18年を比べて減っているという認識があるのか。減っているのならどれほど減っているのか、総量、再資源化以外のごみについて聞きたいということでございました。それについて答弁でございますが、平成15年、16年、17年度のごみ排出量につきましては、わずかでありますが徐々に減っています。15年度は家庭系と事業系のごみを合わせて7,588トン、16年度は7,577トン、17年度は7,435トンとなっていますという答弁でございました。
また、町長もごみに関して減っているという認識があるのかという質問に対して、毎月の町報にも掲載していますが、資源ごみはふえていますが家庭ごみは減っていると認識いたしておりますという答弁でございました。それに対しまして、これは実際は減っていない、ふえていると。なぜなら人口が減っているからごみが減っているのだと。平成12年から18年で人口が10%減っていると、ごみの量は10%も減っていない、わずかだ、だからふえているということだ。コンポストやモニター制度は実際に成果がないのではないかという質問に対しまして、ごみはほうっておくと幾らでもふえます。ですから啓発をしながらできるだけふやさないように頑張っていきます。平成9年にダイオキシンが出て、平成10年から11年にはすごくごみが減量できました。しかし、ある程度減量はしますが、そこからの減量はかなり厳しいと思います。今後も減量には努力してまいりますという答弁でございました。
また、さらなる減量化をするにはごみの有料化しかないと思うが、その考えはあるのかという質問に対しまして、答弁として、ごみの減量化については19年度にごみ減量等の審議会を開催し、3年前にも審議していただいた状況から、周辺が有料化になってきているなどのごみの現状等を説明して、有料についての意見もお聞きしたいと考えています。また1市3町のごみ処理施設ができるときには、1市3町で有料化に向けて進めていこうという話し合いを進めていますという答弁でございました。
また、猪名川上流広域ごみ処理施設組合負担金で、土地造成工事、掘削工事に伴い1年おくれるとのことだが、掘削に伴う汚濁水が一庫ダムに流出したことがあったが、町長は以前、議員時代にダムについて問題にされていた副管理者、町長としての考えを聞きたいという質問に対しまして、猪名川上流広域ごみ処理施設組合議会の中できっちりと答弁はできていると思っていますという答弁でございました。
また、高山
農空間整備事業の土地購入費、補償金等があるが、もう一度詳細を説明してほしい、まちづくり事業との関係についても再度説明してほしいということでございまして、これについては、まちづくりと農空間の事業の関係ですが、18年度予算で説明しましたが18年度からまちづくり事業ということで交付金をいただいていますが、町で予算執行する場合の項目として農空間事業と同じものであることから、農空間事業という呼び方の中でまちづくり事業の予算を組んで進めてまいりました。農空間事業の中身は
まちづくり交付金の事業でありますという答弁でございました。
また、用地購入費については、当初は設計もできていない段階で、一定方向で拾い出して積算して予算計上しましたが、誤差等が発生して今回は補正いたしました。補償金については当初道路がどこを通るか決定されていませんでした。その結果、決定された時点で電柱の移設とかが決まりましたので今回補正予算をあげたわけでございますという答弁でございました。
また町長が議員当時から一庫ダムの汚染流出について川西市の議員とともに活動されていた。今、副管理者としていち早く情報を知る立場であることから、豊能町代表としてどのような対処等の意見を言ってこられたのか聞きたいという質問に対しまして、調整池からの原因についてはダムに排出する蛇腹の底に泥がたまっていたということで、それをポンプアップして一度に流したということで泥が流出しましたが、調査し、安全性には問題がないということで議論なく、組合議会で答えられました。
かつて、私は一庫レイクリゾート事業で、事業に対してダム周辺でのレジャー開発行為に対して費用も高いと反対しました。当時、パターゴルフを計画ということで除草剤等の心配がありましたが、計画はなくなり、今は問題がないと考えておりますという答弁でございました。
反対討論でございます。第11号議案には一庫ダムの上流で鉱毒が発生する危険性があるにもかかわらず、法令違反が多くあるごみ処理施設を建設する負担金が組まれているので反対ということでございました。採決をとりまして、挙手多数で可決いたしました。
第13号議案、平成18年度
下水道事業特別会計補正予算の件であります。提案説明は省略いたします。
質疑に関して、資本費平準化債とはどういう性質の債権なのか説明してほしいということでございまして、答えは資本費平準化債というのは、建設して供用開始が行われますが、当初は使用者、利用者の接続が少ないので、収入を考えると運営しにくいということで、資本費平準化債という起債を起こし、それを収入として扱い起債の償還の平準化をしていき、料金の抑制を目的として発行されるものでありますというご答弁でございました。
また、豊能町の場合は比較的短時間で下水道の普及をしたが平準化債3,000万円が必要なくなるという理由はどういうことかということでございまして、当初予算では6,000万円の借り入れを予定していましたが、減額して3,000万円しか借りないということで、今回料金改定を予定している中で、これ以上、平準化債を借りても償還しなければならないので料金改定の収入があることによって減額は可能と判断し、今回上程いたしましたという答弁でございました。
討論なし、挙手全員にて可決いたしました。
第14号議案、平成18年度豊能町
水道事業会計補正予算の件でございます。提案理由は説明省略いたします。
質疑は、上水にとって18年度は一庫ダム負担金の最終年度であり、そんなに赤字にならない予算が維持できているが、東西間が開通することもあり今後の水道事業の全体像をどう考えるのかという質問に対しまして、18年度で一庫ダムの負担金が終わりますが、一般会計からの助成もあり、実質全額の負担金がなくなるということではありません。東西間の水道管の布設については来年から工事に入りますが、4年間で終了し、西地区も安定供給できるようにと考えています。今後も府、箕面市、豊能町とが協力して事業を進めていきたいと考えておりますという答弁でございました。
また、今のスタイルはわかるが今後水道経営が将来にわたり安定する見込みが持てるのかという質問に対しまして、府営水道の東地区から西地区に送る件ですが、以前の計画では余野から箕面病院まで、全額、豊能町が単独で工事を行うということでしたが、大阪府と箕面市との共同で行うことになり、豊能町の負担が35%ほどになったということでございます。それと箕面森町を通り東ときわ台への入水地までの工事についても、森町への暫定給水を行うことから、箕面市とで工事費が半額ということになりました。今後については森町の中は市道ですので管布設について箕面市との関係が残るであろうと思っておりますという答弁でございました。
討論はなし、賛成挙手全員で可決いたしました。
以上で
建設農林水道常任委員会の報告を終わります。
○議長(池田勇夫君)
次に、予算
特別委員会委員長、木寺喜義議員、よろしくお願いします。
○予算
特別委員会委員長(木寺喜義君)
第15号議案から24号議案の19年度当初予算案のすべての予算案件が、この予算委員会に付託をされました。委員は9名でございました。3月12日と3月13日に開催いたしましたので報告をいたします。
3月12日、月曜日には、
一般会計予算案だけの審議となりました。午前10時から開催し21時15分まで時間を要しました。明く13日は特別会計と水道事業会計の審議を行いました。
では、順に報告をいたします。膨大な議事録ですので少々長くなりますがよろしくお願いをいたします。
第15号議案、平成19年度豊能町
一般会計予算です。
議会からの提案説明を受ける冒頭に総務課長の方から全予算に対する人件費事業についての概要の説明を受けております。それから順次、費目ごとの説明を受けました。
議会費については質疑はございませんでした。
総務費、ここの審議で人件費事業に対して質疑がございました。平均給料と平均給与月額の違いはと、それから初任給が国より高くなっているが、どういうことかと。また予算書の巻末、これは164ページにありますが、級別職務内容がありますが、これは国と同じかという質問がございました。
答弁といたしまして平均給料月額は給料表に基づく給料で、平均給与は各種手当、地域手当や扶養手当を含む金額との答弁です。そして初任給の件につきましては、近隣の市町村に準じております。国よりは高くなっているが大阪府下では平準になっているとのことです。級別職務内容の件でございますが、国は現在9級制で、9級が部長級ですが国の指導で、国どおりの給料表を使うときは町村は7級が部長級というふうに指導されている。そういうことから19年度から7級制になっているとのご答弁がございました。これに対しまして委員の方から、18年度は9級制で19年度は7級に変えた、この理由はと最後の質問があり、答弁として、国で平成18年4月1日に給与構造改革され豊能町でも導入したという答弁です。
次に、一般管理費の職員研修について。職員研修事業で研修内容について、また職員の自己啓発について質問がございました。答弁といたしまして、庁内では階層別研修を行っていると、そして現業職も行っていると。専門研修については階層に関係なく勤務評定、倫理、人権研修を行うと。派遣研修はマッセ大阪、府の市町村職員研修センターに年間、二、三十名を受講させようと考えていくとのことでした。そして自己啓発としましては先進都市派遣研修があり、職員みずから申し出て研修に行かせる制度であるとの答弁でございました。
次に、防災諸種の防災対策備蓄品について。
防災対策事業について、備蓄品の乾パンとかで賞味期限があるが、どのようにこれを処理しているかという質問があり、答弁としては期限前に防災の講演会などを開催し参加された方に啓発用品として配付したり、学校で希望があれば備蓄品を防災教育の一環として配付しているとの答弁でございました。
続きまして、野間口の駐車場の件につきまして、駐車料金が他の駐車場に比べると3分の1という料金設定だが、自立できるような方向で検討すべきではないかと質疑がありました。答弁といたしまして、
光風台駐車場でも行政改革に基づく使用料、手数料の原価は2,000円ほどですが、民間の周辺駐車場との均衡を図るため8,000円としていると。一方、野間口の駐車場については周辺に民間駐車場がないので原価の2,000円の駐車料金としたと答弁がありました。
次に、ふれあい文化センターに関しまして。ふれあい文化センター事業の地域交流促進事業で生け花等の長期教室、短期教室及び地域交流を促進する団体への支援とあるが、人権事業としてどうかかわるのか説明を求めるとありました。答弁として、町民意識調査等でも同和地区の人に対する奇異意識、差別意識があるという状況の中で、教室等を実施することにより地元の方や他の地域の方々が交流することで実情を知っていただくということで差別の解消、啓発等につなげていくという認識ですとの答弁がありました。
さらに同委員から、地域シンボル事業が平成18年度で終了したが報告があったのかとありまして、答弁として、全員協議会の場で新
行財政改革推進計画の中で18年度で終了すると報告をしているとあり、その理由としては時代のニーズに合っていない点もあり再度見直したところ、この事業については廃止して、新たな定住化に向けた施策に再構築すべきであろうという結果を見出し、現制度を廃止しましたとの答弁がありました。
また、企画費の中の地域活性化方策検討事業は、これはどのような調査をするのか。また、この調査はプランナーが行うのかと質疑がありました。答弁として、戸知山について意向調査を実施する予定です、それに基づき提出された提案の精査、基本的な方針の作成、選定委員会の設置、事業コンペの実施、19年度で企業の選定を完了させるために事業を実施すると。また住宅地では空き地や空き家が増加しており、調査して住宅地の活性化につなげていきたいと考えているとの答弁がございました。
さらに、別の委員からは戸知山については企業プランナーを引っ張ってくることが必要だと意見を含めた質疑がありまして、戸知山についてはプランナーを選んで計画を立てていきたいと思いますとの答弁がありました。
また、同企画費の家族サポート交付金に質疑がありまして、この発想、理念はわかるが固定資産税の5年間の免除であり、賃貸の方は対象外だと。この制度の内容、意図する点を聞きたいとありました。答弁として、19年度は町制施行30周年ですので記念事業を開催する中で地域住民に町の魅力を感じていただき、内外に発信していきたいと。そして住んでみたいと思われたときにこのような交付金制度があれば支援になると思っていると。人口について調査したところ、福井県で出生率が増加しており、大きな家で三世代同居というような例がありました。豊能町でもそのような条件に支援できたらと考え施策を構築したと、こういう答弁がありました。
さらに、この答弁に対しまして、この制度は物件取得者が対象で賃貸者は対象外であると、これで効果があるのかと。賃貸者に対しても何らかの制度を考える必要があるのではないかとありまして、答弁としては、豊能町の場合はほとんどの場合が持ち家であり、住宅地は既に開発から30年以上が経過し、空き地や空き家が増加していると。その空き家を一つでも解消できるように10万円を限度として固定資産税の交付金として制度化したという答弁がありました。
さらに別の委員から、家族サポート交付金のニーズはどう把握しているのかとありまして、答弁として、転入者のニーズ把握は必要と思って考えている。今後、不動産業者から聞き取り調査を行っていきたいと考えているとありました。
次に、会計管理費の手数料。これは庁舎内の銀行窓口派出事務手数料です。425万2,000円についてどのように進められてきたのかと、そして現在の状況はとありました。答弁としては16年度の後期から続いておると、府下でも数団体が手数料を支払ってると。こうした状況から一定の負担はやむを得ないと考えていると。指定金融機関について他の銀行等にも話をしましたが、この費用負担に問題があるとして話が進まない状況だとのことです。
さらに先ほどの家族サポート交付金について質問があり、2世帯住宅助成補助事業についての結果を検討し、それを反映させ、次の家族サポート交付金に至る流れ、町の方針を聞きたいという質疑がありまして、答弁としては家族サポート交付金は新築2世帯住宅助成事業の再構築したものです、新築2世帯住宅助成事業の検証として15年度から今年度まで申請件数は6件、補助対象となる2世帯住宅建築が少ないのと、建築しても売られてしまう傾向があるということから、今回こういう制度を創設したと答弁がございました。
さらに、先ほどの指定金融機関の負担ですが、今後もこれを続けていくのかと、他の金融機関と交渉する気はあるのかと別の委員からありまして、答弁では、本町では本庁と支所の2名を配置しているという特殊事情もあり、一定の負担はやむを得ないと考えているとありました。
また、家族サポート交付金事業にも質疑があり、条例制定なしで運営できるのか、件数や人数はどれくらいを予定しているのかとありまして、答弁として、住民の義務を課す、また権利を制限する場合には条例制定する必要はあるが、今回はそうではないので要綱でいけると。件数については本町では現在、空き家が874区画あり、3年で30区画を減らしたいと考えていると。今年度10件の予算を計上していると、その人数ではなく空き地や空き家を減らす思いの計画であるという答弁であります。
続きまして、人権相談事業について。今後、大阪府の、たとえ補助金がなくなっても、この人権相談を続けていくのかとありまして、答弁としては、人権相談は町単費でも続けていくつもりだとのことです。
またちょっと問題が前後しますが、別の委員からですので。
地域活性化方策検討事業で、郊外住宅地における地域活性化方策の検討に資する資料とはどういうものがあるのかと質問がありました。答弁として、この資料は郊外住宅地の空き地、空き家を有効に活用した先進地の事例の調査を考えているとのことです。
それから今度、予算書全体の立て方の問題でございまして、実は行財政改革進めていって経費を削減して歳入を図っても行き先は知れてると、そうしたことから包括予算制度というものが流れとなってきていると。東京都足立区では2年前からこの制度が導入されたが、豊能町としても財政規模は小さいがこれを検討する必要があるのではないかとありまして、答弁としては、現在、行財政改革を進めておりまして、ある程度個別事業を順次見直しているが、今後、こうした包括予算も考えていきたいと考えているとの答弁がございました。
また別の委員からは、前後しますが家族サポート交付金について、この実施要綱はできているのかとあり、要綱は完了しているとあって、定住化施策であるならば、町内に親が住んでいなくても若い世帯が転入してきた場合や、借家を借りた場合とかの適用をされない点を考える必要があるのではないかと。親がいる家に同居した場合はどうなのかなど、実施要綱でどうなっているのかよくわからないとありまして、答弁として、町内に親が住み、実家があるということです、そこに子どもが帰ってくることを目的に交付金制度を設立していくと。本町の場合は転出するケースが非常に多い、再転入されるのが40代のころで、子どもが小学生ぐらいの家族が多いという結果があり、それを促進するということを目的にしているとありました。親の近くで家を購入された方にこの制度を活用していただきたいと考えていると。今回は人口減少ということを考え、福井県の事例も参考にして、親に子育てを支援してもらう等の環境を整えるため、今回の制度を創設したとありました。
それに対しまして、定住化施策や子育て支援等で人口をふやすというならば、新しい世代との不均衡が生じることになるとありまして、答弁としましては、今後、新しい世帯についても制度を検討していきたいと答弁がありました。
前回の制度も新築でなければならないという条件で利用者がなかったという反省が生かされてないと、この制度に対して質疑が別の委員からありまして、今回は新築及び中古住宅購入も対象としているとの答弁でございます。
以上で総務費の答弁の報告とさせていただきます。
続きまして民生費。
まず、東西巡回バスの運行について。
来年春の本格運行の前に、ことしの春から試験的に箕面森町経由で運行してはどうかと、最低、秋か夏には箕面森町経由を運行しないと住民から苦情がくるとありまして、答弁といたしまして、すべてのダイヤ改正が必要であると、阪急バスは秋から試験的な運行をし、来年春に本格運行で増便する予定だと。仮に町のバスをこの秋に運行させると年2回のダイヤ改正が生じて混乱を招く恐れがあると、だからバスが来年春の本格運行されるときにあわせて町の巡回バスも運行したいと考えているとの答弁でした。
これに対しまして、住民周知には秋までに十分時間があるではないかとありまして、答弁として、年2回ダイヤ改正をすることになり、やはり混乱を招く恐れがあると答弁がございました。
また、別の委員からは、それではダイヤ改正に伴う経費は幾らかと質疑があり、東西の巡回バスと、東、西おのおの巡回バスの改正で、時刻表の印刷だけで1万5,000枚必要だとありました。
さらにまた別の委員からは、千里中央への連絡は二の次で、まず箕面森町を通っていく短時間の時間短縮の方が住民にとってメリットがあるのではないかと、印刷にそんなに費用がかかるのかどうか再検討すべきだとありまして、答弁からは、東地区から箕面森町を通るバスには先に吉川地区を回っていかなければならないと。当然、東西間バスのダイヤを変更すると、東地区の巡回バスのダイヤも変更しなくてはならないと。17年5月にダイヤ改正で1年以上もダイヤ改正による苦情が続いてきたと、こういう答弁がございました。
また、それに対しまして阪急バスのダイヤはいつごろ決定するのかとあり、答弁として、現在、阪急バスと水緑との間が十分な協議ができていないとございました。町としては朝晩の何便かは直接トンネルを通っていく便を考えてほしいとの要望をしているが、阪急バスとしても認可をとるには最低3カ月が必要で、3カ月前にはダイヤなどすべて決定していなくてはならないと。ですから、ことしの12月には決定されると思うと。ただ、町の巡回バスも阪急バスに認可申請してもらう必要があり、3カ月前となると来年4月に改正になると思われるとの答弁でございました。
これに対しまして、仮に現在の東西間の起点、希望ヶ丘の営業所からシートスまでが森町経由で行くと時間や距離の短縮が幾らになると計算しているのかと質疑がございまして、答弁としては、約10分程度の短縮と考えているとありました。
また、バスの許認可は阪急バスが行うという答弁をされたが、最初からそういうことだったのかとありまして、答弁としましては、平成8年にシートスまで運行したときは町の貸切バスでお金を支払いしているが、お金等の責任はとれないということで、当初は現金の回収は町の職員が行っていたと。そこで乗車のごまかしやモラルの問題が発生し、そうした問題から阪急バスに許認可をとってもらい、すべて対応することにしてもらったということです。平成14年の東地区巡回バスのときから阪急バスの路線として料金やバス停留所、ルートを申請して認可を得てもらうようになっているとのことでございます。
続きまして、社会福祉協議会への負担金ですが、前年度と変わっておらないと。以前の説明では大阪府の社協の補助率によって割り出した額との説明だったが、どのような計算方法なのかとありました。答弁といたしまして、18年4月1日から豊能町社会福祉協議会補助金交付要綱を作成したと。そして社協の人件費で町長が必要と認める経費。2点は大阪府小地域ネットワーク活動推進事業に対する経費。3点目は地域福祉権利擁護事業に要する経費。4点目が献血推進事業に要する経費の負担ということでございます。
19年度も府の補助金があり、3名分の人件費が18年度と同額だと、小地域ネットワークも18年度と同じ金額で活動するので同額となっていると。権利擁護事業も3分の1が府補助ですが、これにおいても18年度と同額で献血についても人件費との相殺で結果的に同額となったとの答弁がございました。
次に、老人福祉センター運営費で、おふろが壊れてるということで、修理は22年まで行わないのかと、そういう答弁だったが、その方針に今も変わらないのかと質疑がありまして、答弁として、地下に埋設した燃料タンクに雨水が混入しボイラーの故障になっていたと。おふろのボイラーについては、これは暖房です、おふろのボイラーについてはそれ自体が老朽化して湯の混合性や浴槽の衛生面などの問題があり、全面的改修をしなければ再開できないと。財政面を考慮して22年ごろからの改修を予定しているとの答弁でございました。
続きまして、おでかけくんにつきまして、その今後はという質疑がありまして、おおむね30分圏内で近くを目的で利用していただこうという計画でやっていると。2台運行で計画し、利用者の負担を200円、町負担は300円とのことです。これに対しまして委員から、おでかけくんは箕面森町は通れないのかとありまして、答弁として、おでかけくんの現状運行は町内と池田、箕面、川西の公立3病院ですと。野間峠による隔たりで東西の分担を今まで考えてきたが、西地区が平日の午前中飽和状態に対して、東地区では比較的すいている、こうした状況から箕面森町の開通にあわせて相互利用できるように運行方法を改めていきたいとの答弁でございました。
これに対しまして、箕面森町の開設からおでかけくんの運行が変わるとの答弁だが、どのように変えていくのかと、さらに質疑がありました。答弁として、運行協力員の体制が運転者の資格管理ということで義務づけられ、講習などが義務づけられ、また、もしくは2種免許取得者という厳しくなりました。NPOにサービスの充実を依頼したら、常駐できるよう体制を組まれたと、この箕面森町開設にあわせて西地区で集中管理をし、西から東に予約時間に間に合うように走っていく、こうした体制にしていきたいとの答弁がございました。
以上が民生費の報告とさせていただきます。
次に、衛生費ですが、母子衛生費の妊婦検診でありまして、全国平均では年間2.14回だが、かなりの市町村が年2回以上行っていると、これを見直す必要はないのかとありまして、答弁として、妊婦の一般検診は70人で年1回と。大阪府下ではほとんど1回であると。ところが本町に産婦人科の先生がおられませんので近隣市町の先生にお世話になっていると、こういうことで回数を合わせているとのことでございます。ただ、今後、厚生労働省の方針などもあり20年度には見直しを考えていきたいとの答弁でございました。
引き続きまして、豊能郡環境施設組合の負担金のダイオキシンに係る処理の経費、これは出ておらないが18年度で事業がすべて精算される見込みなのかとありまして、答弁として、ダイオキシンに係る処理の経費は、当初予算では含まれておりませんが、今後その処理については何らかの予算措置がされると思っていますとの答弁がございました。これに対しまして、予算措置されるということだがどのような内容かとありまして、これに対しては町長から答弁がありまして、9,000トンの土壌は全部終了しましたけれども、まだ1,700トンの砂が余分にあったということで、その砂の処理を進めていただいております。その処理費用が発生するのではないかということで、現在、鴻池と費用について詰めているところですと、それがはっきりしたら補正予算を計上せざるを得ないというのが現状の状態ですとの答弁でございました。
これに対しまして、1,700トンの砂が余分にあったということだが、どちらが負担していくのかとありまして、答弁として、経費負担を幾らにするのか、今、鴻池と交渉しているとのことでございました。
また別の委員からは、高濃度汚染物に係る処理の費用は出ていませんが、今後予定があるのかとありまして、答弁として、ドラム缶についてはクボタが追加費用を求めておりますが、灰の処理が決定しておらないということで処理費用については決定しておりませんので灰の処理と絡めて話し合いを進めていくというのが現状ですと。組合としては追加予算は計上したくない方向ですが、新たな事業とか、やむを得ないと思われる経費が出てくれば予算計上しなければならないかもわかりませんが、今のところ話し合いは平行線ですとの答弁でした。
続きまして、し尿処理の件で、余野のし尿処理施設で箕面市のし尿の一部を処理するということを聞いたが、どのような経緯でそうなったのか、周辺住民の対応はどうかとありまして、答弁として、昭和53年ごろから平成元年に豊能町に衛生センターができるまでの間は箕面市に処理をお願いしていた経緯があると。箕面市の処理施設は昭和42年に建設して、昭和62年に改良したが老朽化していると。それと都市計画区域内にあり施設の更新ができないということであります。そういうことから本町の衛生センターで処理をしていただきたいという申し入れがあったということでございます。豊能町の衛生センターは一日7キロリットルの処理能力があり、箕面市に一日2.1キロリットル、豊能町が一日3.2キロリットルであり、一日5.3キロリットルということで処理能力の7キロを下回るから受け入れを前提に検討しているとのことでございます。周辺住民の対応については今現在、説明をしているとの答弁でございました。
これに対しまして期限はいつまでかと委員からあり、期限は今のところ決まっておらないという答弁です。
次に、農林水産業費。
高山地区のまちづくり事業につきまして、将来どのようなまちづくりを目指しているのかとありまして、答弁として、生活道路が4カ所とコミュニティ施設ですと。高山地区で救急車両の入れない道路があり、その解消が第一の目的だと。その後、消火栓も完備して防災面からも安全を確保したいという答弁でございました。
次に別の委員から、公営住宅の解体事業で、吉川の町営住宅2戸を解体するということだが、住んでおられる住宅があるが、これの耐震補強を考えているのかとありました。答弁として、現在のところは考えておりませんが検討したいと思っているとの答弁でした。
また、別の委員からは先ほどの高山地区のまちづくり事業にありまして、今後の施設運営についてとありまして、答弁といたしまして、
まちづくり交付金を使った事業の一環として、18年度は基本構想、19年度には自主設計、20年度には工事を行い、その後の維持管理については地元の方であるとか指定管理者制度を利用される場合もあるが詳細については決定しておらないとの答弁でございました。
また別の委員からは、この事業はコミュニティ整備とあるが、後の維持管理はどこが行うのかと同様の質問がありまして、答弁としては、町立のコミュニティ施設という位置づけであるから豊能町全体の方の利用ができるような形にしていきたいと。維持管理については今後、地元と協議していく中でまだ現在は決まっておりませんが、検討委員会の中ではあくまでも町立でやっていくとのことでございました。先ほど言いましたように指定管理者制度を取り入れて考えていっているとのことでございます。
また、地産地消推進事業について、地元スーパーとの協力、学校給食での食材の利用率はとありまして、答弁として、地産地消推進については地元スーパー等にアプローチはしたが、商品の回収等に少し問題があり、ただいま検討中だと。学校給食については昨年の10月ごろから本格的に各農家と調整をして1月、2月と入れており、3月には2回ほど提供をすると。しかし、なかなか作物のしゅんというのと献立が合致していないのが現状であり、来年度についてはメニューなども教育委員会や地元生産者も入って、地産地消の会議を進めていきたいとの答弁でございました。
また別の委員から、高山まちづくり事業について、
農空間整備事業から
まちづくり交付金事業に移行に当たって問題点は解決されたのかとありまして、大阪府の方に変更申請を上げて、認めていただくというところまで現在きているとの答弁でした。
次に、公園の花いっぱい運動について、自発的な住民参加により行うという当初の目的がそろそろ達成されたのではないかと思うが、今後の事業展開はどう考えているのかとありまして、答弁として、若い方が育ってきていないのが現状ですと、ある一定支援は続けたいと思っているとの答弁がありました。
消防費では、住宅用火災報知機の設置促進事業について、どの程度の火災報知機の設置が求められているのかと。住宅の場合、1軒に1カ所でいいのか、既存の建物も義務化されるのかとあり、答弁として、通常、ホームセンターなどで売っている五、六千円の感知機を寝室の天井等に設置するものであると。新築の建物は18年の6月1日から義務化されているが、既存の建物は23年の6月1日からですので、まだ猶予の期間があると。設置する場所は寝室が、例えば2階建ての建物で1階に寝室があり、2階にも寝室がある場合は、それぞれの天井または壁の部分に一つは設置しなくてはならないとの答弁がございました。
次に教育費です。
学校教育充実事業の学習支援事業で、子どもたちをサポートする支援員の配置とあるが、資格や経験などの要件があるのかとあり、答弁として、教員免許を持っている者を募集し、現在2名の方にサポートをいただいてるとありました。
また別の委員からは、子育て教育アピール事業でホームページを作成する予算が100万円計上されていますが、豊能町のホームページの中に学校のホームページがあるが、新たに別のホームページをつくるのかとありまして、答弁として、豊能町のホームページの中に教育環境のすばらしさをPRするページを作成し、その中に学校のページを織り込むというもので、新たにホームページを立ち上げるものではありませんとありました。費用としてはデータの作成や処理費用や大学の先生、住民の方による資料提供などに係る経費で、指導課を中心に子育て健康福祉課やまちづくり課、生涯学習課が集まってデータを集めていきたいと、そして作成していきたいとの答弁でした。
図書館について。移動図書館のやまびこがなくなり、中央公民館の図書室の蔵書を充実させるということだが、スペース的に問題はないのかとありまして、答弁として、中央公民館の方で木工の講師の先生に書棚を手づくりで作成していただいておると。移動図書館の分はそこへ十分入る予定であるとのことでございました。また、最後のレイアウトについては今、検討しているとの答弁です。
次に吉川プールの解体事業につきまして、本町内部でどのような検討をされてきたのかと、また余野プールについてはどのように考えているかとありました。答弁として、委員会としては計上している予算については整地までというのが予算計上の範囲ですと。現在、教育財産であるが、これは行政財産とも呼ばれるもので、普通財産にまず戻さなければ何もできないとの答弁でございました。また地元の方は、もとあった農地の高さに戻してほしいという話があり、そこまで仮に戻すならば1メートルの土砂やコンクリートがらを出さなければならないと、現状の高さで調整がつくなら、今あるプールの水槽の中にうずめ、その上にアスファルトで舗装する工事で済むかと思う。工法によっては2,500万円というお金で駐車場まで可能ではないかと考えているが、中身については決まっておらないと。
余野プールについては、公有地活用検討委員会のメンバーに伝えられた話ですが、城山高校があと1年で廃校になるため、そのグラウンドを私立の女子高が買いたいとの申し出があるようなので、それならば買ってもらえばなと思っているとの答弁でございました。
また別の委員からは吉川プールの解体事業の内訳はとあり、答弁として、16年度の段階で建設課が積算すれば3,200万円との数字が出たと。その数字をもとに大阪府の建築都市部の設計管理業務委託算定基準に基づき計算すると、設計委託が259万円となり、管理委託が78万円になると。今回計上した工事2,500万円には設計委託と管理委託は含まれておりませんと、16年度に算出した2,800万円をもとに2,500万円の内示をいただいたものだから計上したと。設計自体はこれから行いますので、実際の金額は工法によって変わり、すべて持ち出す計算をしたものが総額3,200万円になるということの答弁でございました。
公債費、予備費等の質疑はございませんで、歳入の審議を行い質疑はございませんでした。
最後に討論がありました。反対討論、賛成討論おのおの1名ございました。
反対討論の概要は、人権相談については府の補助金がなくなっても事業展開していくという考え方は同和の根本的解決につながらない。2点目は、定住化施策及び人口減に歯どめをかけるための町の方針に一貫性がない。3点目はダイオキシンの問題で、19年度予算ではダイオキシン処理に係る費用計上は計上されておらない、しかし、19年度に予算計上される可能性があり、それは18年度の契約不備が問題だと。以上の要点から反対するとありました。
賛成討論としては、非常に財政が厳しい中で、予算が小さくなっている中でよくやっていると。包括的な見直しの中で推進体制もきっちりとして、完璧に予算を消化することが住民サービスにつながるということで賛成するとありました。
採決の結果、賛成者4名、反対者4名の可否同数となり、委員長の裁決により可決、成立をいたしました。
終閉会は21時15分でございます。
続きまして、翌13日に特別会計を審議いたしました。
第16議案、平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計事業勘定予算の件でございますが。
質疑に入る前にちょっと1点だけ説明をさせていただきますと、196ページ一般管理費の節13委託料の中に2,457万円があるわけですが、これは電算の処理が2,181万3,000円計上していると。これは20年4月から施行される後期高齢者医療制度に対する国保としてのシステム改修とプログラム変更に1,444万円と。それから19年度の更新時から個人カードに切りかえるプログラム変更が114万4,000円かかるとあります。
これに対しまして委員から質疑があり、後期高齢者は国の制度であるが補助が少ないと、国の補助はないのかとありまして、大阪府に増額の要望をしてると、町としても電算の処理に経費がかからないよう努力をしていきますとの答弁がございました。
さらにカード化に伴う予算は幾らかとありまして、114万円であるが、後期高齢者制度がなければ保険証のカード化はしないと。また、後期高齢に伴う経費の総額は1,558万6,000円とありました。
また別の委員からは、資産の差し押さえはすべきでないと思うが、今後の国保税の徴収方法についてあり、答弁として、納付相談や分納で現在お願いしていると。税務課が差し押さえもしておりますが、連携をして滞納処分をとっていると。ただ、国保税だけでの滞納処分はしておらないとありました。
また、先ほどの常任委員長の報告にもありましたように、一般会計からの繰り入れ、いわゆる国基準外繰り入れですね、これは行革でこのように書いてあるが、この会計はどうかと質疑がありまして、答弁として、一般会計繰入金その他についてはルール分としてお願いしているが、一般会計に繰り入れを行政改革として取り入れるならば、国保税の引き上げになるので、これでは大変困ると申し入れているとありました。しかし、20年度からは特定検診の費用については法律で3分の1は国保税に転化されるようになるとの答弁でございました。
討論としては1件、反対討論がございまして、資格証明書は発行すべきではないと。後期高齢者制度についても国の制度でありながら自治体に負担を負わせていると、だから問題だとありました。
採決の結果、賛成多数で可決しております。
第17号議案、19年度豊能町
国民健康保険会計診療所施設勘定予算でございます。
質疑といたしまして、ジェネリック医薬品の検討はどうかと。これを使うと財政的にも非常に潤うではないか、国の指導もあるだろうと。だからぜひ検討すべきだとありまして、答弁としては、医師、歯科医師と相談しながら進めており、一部使用していると、それは支持書で使用しているとの答弁でした。ただ、薬剤の成分自体は問題がないが、それを包む、いわゆるオブラートというものですが、それによっては問題があるものもあるとありました。
また医薬分業と行政改革の取り組みについて質疑があり、医薬分業は採算が合わないとありました。また、行革については2年前から取り組んでおり、人件費や材料、消耗品の削減をしていると。大きな病院から地域に帰ってこられるので、往診に力を入れて取り組んでいるとありました。
また、建設起債を一括返還して診療所を民営化にしてはという意見もありまして、答弁として、これは意見としては賜っておくが、診療所の建設起債はあと9年は残っているとの答弁でございました。
また別の委員からは、診療科目を充実することで池田医師会などから医師を呼べるのかとありまして、答弁がありまして、協力はしてもらってるが難しいとありまして、さらに町長から補足の答弁がございまして、医師会という大きな組織がありますのでかなり難しいのではないかという答弁でございました。
討論はございません、採決の結果、挙手多数で可決しております。
18号議案の平成19年度豊能町
老人保健特別会計予算の件でございますが、質疑、討論ございませんで、採決の結果、挙手多数で可決成立をしております。
19号議案、平成19年度豊能町介護保険特別会計事業勘定予算の件でございますが、質疑として利用料の独自減免の考えはとありまして、答弁として、ただ一言、考えていないとの答弁でございました。
また負担金のケアマネーリーダー養成研修認定審査会に年間何人の認定の求めがあるのか。また、ケアマネは足りているのかとありまして、ケアマネリーダーの資質向上のため研修経費で毎年一、二名参加してもらっていると。認定については12月現在で755人、ケアマネは十分足りていると。平成19年1月末で16人おられるとの答弁でございました。
討論はございませんでして、採決の結果、賛成多数で可決成立しております。
第20号議案、平成19年度豊能町
下水道事業特別会計予算の件でございます。
質疑といたしまして、東地区の公共下水の接続率はとあり、答弁として79.36%と、西地域は100%ですので町全体で見ると98.04%になっているとありました。さらにこれに対しまして、法に基づいて供用開始3年以内の接続で本町は罰則規定を設けていないが、行政指導で効果は上がっているかとありまして、答弁として、各地へのつなぎ込みは広報誌などで啓発をし、また個別的にも案内をしているとの答弁でありました。
先ほどもありましたが、これに対し、また資本平準化債に質問がありまして、資本平準化債は18年度3,000万円を返却して19年度は計上されていないがどうされるのかとありまして、答弁として、19年度は料金改定を予定しておりますので平準化債の借り入れはしない方向だと答弁があり、これに対しまして行政改革方針案では平準化債のことが記載されてると、今後もこれは活用できるのかと質疑がありまして、答弁として、平準化債は供用開始ですぐに収入が上がらないので、借りることによって使用者の負担の軽減と料金抑制を図るためのもので、19年度は料金の改定をするので借りませんが、改定の状況により20年、21年は借り入れは可能である、推移を見ていきたいとの答弁でございました。
また別の委員からは、下水道使用料の水量と負担額は平成22年に料金改定をするのだとありまして、答弁として、各家庭の平均下水使用量は24立方メートル、料金改定の影響額は年間4,000円程度と。今後の推移を見て、平成22年度に改定のお願いをしたい見込みだとの答弁でございました。
しかし、町で経費の節減に努めていきたいとの答弁がございまして、討論はございません。採決の結果、挙手多数で可決成立をしております。
21号議案、平成19年度豊能町
土地取得特別会計予算の件でございますが、質疑、討論ございませんで、採決の結果、挙手全員で可決成立をしております。
22号議案、平成19年度豊能町
野間口地域下水道特別会計予算の件ですが、質疑ございません、討論もございませんでした。採決の結果、挙手多数で可決成立をしております。
23号議案、平成19年度豊能町
生活排水処理事業特別会計予算の件でございますが、1件、質疑がございました。説明資料の合併浄化槽の新設はどこかということで、公共下水道区域外に申し込みがあった場合を想定して1件の予算計上しているとの答弁がございました。
討論はございません、採決の結果、挙手多数で可決成立をしております。
24号議案ですが、平成19年度豊能町
水道事業会計予算の件でございます。
質疑として箕面森町のルートの管の工事は終わっているのかと。また、東ときわ台から川尻経由での工事の進捗状況はと質疑があり、答弁として、平成19年秋、10月ごろから暫定給水を行う予定だと。これに先立ち、18年度補正予算で管の布設を完了したと。10月1日をめどに算定給水できるよう進めていると。また東地区の余野分岐から西地域にかけての工事については、本格的に実施するのは19年度から施工していくので、現在は0%の進捗だとありました。
さらにこれに対しまして、箕面森町ができる秋には暫定的に池田の水で給水するのかとあり、答弁として、府営水道が池田市に入っていると。それを古江浄水場から送ってもらい、町がポンプで東ときわ台6丁目の受水場に持っていき、それを水緑の町へ給水する予定だと。東地区については昨年の10月と11月1日の2回に分けて給水を開始していると。工事の完成については余野から東ときわ台の受水場までは平成22年をめどに行っていきたいとの答弁がございました。
東西間の管はどうなってるのかとありまして、答弁としては、町内では余野分岐はできる予定であると、中央公民館から分岐をして、川尻地区を上がり423号線、箕面病院の付近から水緑の中に入っていくと。その余野分岐から箕面病院までの工事が19年から22年までかかる予定だと。19年度は余野分岐から川尻地区までの間を布設を予定していると。そして高低、高さ低さの関係で川尻地区内で減圧タンクの設置が必要のため設計と用地の調査もするとの答弁でございました。
討論はございません、採決の結果、挙手多数で可決成立をいたしました。
時間長くなりましたが、以上が予算
特別委員会の質問と、その答弁の報告です。各費目からかいつまんでの報告ですので、何かありましたら後ほどの質問で聞いていただければと思いますが。
これで報告を終わらせていただきますが、報告を終わるに当たり、一般会計の予算案の審議は先ほども申しましたように21時過ぎまでの長時間の時間を要しました。しかし、お尋ね形式の質問が多く、問題点を指摘したものは少なかった。そして結果的には可否同数となり、委員長採決で可決をみました。時間を費やして問題点のない、しまりのない委員会になってしまったのではないかと思っております。空虚さと疲れだけが残った感じです。このことは私、委員長としての采配の不手際であったことで、議員や関係者の皆さんにおわびを申し上げたいと思います。
さて、当初予算などは全員賛成とか、もしくは大多数の賛成で可決するのが望ましいと私は考えておりますが、そうしたことから委員会運営に当たりましては事前に修正ということも視野に入れて臨みましたが、結果的には審議途中においてそうした方向の議論がなく、また私自身もそうしたことを導き出すことはできませんでした。
反対討論は1名あったわけですが、その他の反対が明確にされないまま今日まできております。そのまま委員会を閉会としたのでした。法や条例、規則など定めにあるないにかかわらず、こうした重要案件は討論などをもって、その立場を明快にすることが、これも議員の務めではないかと私自身、勉強させられた委員会でもございました。
以上で報告とさせていただきます、ありがとうございました。
○議長(池田勇夫君)
この際、暫時休憩いたします。
再開は2時50分といたします。
(午後 2時37分 休憩)
(午後 2時51分 再開)
○議長(池田勇夫君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
これより、委員長報告に対する質疑を行います。
審議がスムーズに行われるということと、委員会の意思の安定という原則がありますので、当該委員会所属の委員各位の質疑は差し控えていただきますようお願い申し上げます。
はい、木寺議員。
○予算
特別委員会委員長(木寺喜義君)
質問に入ります前に1点だけ修正をさせていただきたいと思います。
先ほどの私の15号の
一般会計予算案の報告の中で、ちょっと報告が膨大になりますのではしょって説明したので皆さんに誤解を与えているのではないかと思いますので、訂正して報告をさせていただきます。
吉川プールの解体事業にかんがみ、余野プールについては今後どのように考えているのかという委員からの質問がございました。答弁といたしましては公有地の有効活用検討委員会の、このメンバーに伝えられた話ですがという前置きがあり、城山高校があと1年で廃校になるため、そのグラウンドを私立の女子高が買いたいとの申し入れがあるようなので、それならば城山高校のグラウンドに余野プールはくっついておるので一緒に買っていただくとか、また処分していただくとかも考えられるのではないかというところの段階で検討委員会ではとまっていると、ということの担当課長の報告でございましたので、仮定の事実であるかのように皆さん思われた節があるかもわからないと思いましたので、この際、修正をさせていただきます。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
木寺委員長の方から申し出がございました、私の方がちょっとうっかりしまして申しわけございませんでした。
それでは、これより委員長報告に対する質疑を行います。
審議がスムーズに行われるということと、委員会の意思の決定という原則がありますので、当該委員会所属の委員各位の質疑は差し控えていただきますようお願い申し上げます。
初めに、第1号議案から第14号議案までの14件に対する質疑を行います。
質疑のある方、挙手をお願いします。
○10番(西川隆夫君)
大変壮大な報告をいただいた後でございますので、できるだけかいつまんでの質問をさせていただきたいと思いますが。
まず第11号議案、18年度豊能町
一般会計補正予算について、総務文教委員長、中村委員長からの報告の中で、吉川中学校の生徒死亡事件に係る保険金が4,800万円余り、いわゆる保険給付が受けられなかったと。具体的に言えば6,800万円ほどの町からのお支払いをしたわけですけれども、全国町村会を経由して入っている保険会社、損保ジャパンからは30%に査定されて2,000万円そこそこしか受け取れていないということで、実質上4,800万円の歳入欠陥を生じていると私は思うんです。これに対して当初の、いわゆる付託以前にも質問をしたわけですが、裁判所における判決が1審で終わっているから、1審で終わっているから豊能町としての努力が果たされていない。高裁までいかないと100%給付をできないという趣旨のことでこういうことになっているというけれども、世の中の常識として最高裁判例が決めた計数に基づいて原告が起訴し、第1審の判決がその全額を認めているということについて、仮に控訴をしたとしても覆るはずのない話じゃないかと。もともと6,800万円相当の給付金を渡すについては、既に5%の金利分が1,200万円も含まれているじゃないか。これを高裁に控訴していたら、さらに金額が膨れ上がるということになって結果的には公共側が持つ費用がふえることになるじゃないか、こういうことを指摘して質問をしたはずですが、そういうことについての審議の経過について、いま少し説明をお願いします。私は基本的には、これは保険会社が弱い者いじめにしているだけやと、こんなものを受け取れないなんていう保険やったら、学校保険制度そのものの根幹にかかわる。同時に、他の市町村も豊能町の実例がこうやったからということで、今後こういう扱いを受けるとなったらそれこそ全国の市町村にひびが入る。保険会社との交渉は、これは町をあげて、あるいは全国町村会を巻き込んで損保ジャパンと交渉すべき中身ですよということを指摘してきたところであります。それについての議論、いま一度、中村委員長から可能な限りの答弁をいただきたいと思います。
○議長(池田勇夫君)
総務文教常任委員会委員長、
中村宏幸議員。
○
総務文教常任委員会委員長(中村宏幸君)
西川議員のご質問の件ですけれども、当初説明したとおり、賠償金額と利息を合わせて6,875万455円、それに対して保険会社から行政が交渉し努力したということで30%の2,062万5,137円を受け取り、町の一般財源の持ち出しは4,812万5,000円になったということの質疑があり、西川議員がお尋ねのそれ以後の審議については当委員会ではしておりませんので、ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
○議長(池田勇夫君)
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
私は4,812万5,000円という数字は豊能町の一般財源にとって非常に大きな金額やと思うんです。これを軽々しく何て言いますか請求をやめてしまうと言いますか、30%の査定をされて引き下がっていたのでは、今日のように危険社会、いろんな保険がありますよ、自動車保険もみんな入ってますよ、そして生命保険も入ってますよ。特に生命保険等については保険会社が給付を怠っているというのが社会の大問題になって、金融庁は損保保険会社に対して保険給付をもっと正確にしろということを勧告している時代じゃないですか。そういうことを考えたときにこの問題は、4,800万円というのは豊能町が行政改革をしていると言うけれども、恐らく職員5人を上回る年間経費を超えることになるやろうと思う。一方においてやってることと、こういうことを全くチェックできないで、その日暮らしでやっているこの町の行政というものは大変な、私は問題行動であると、こういうふうに思います。
質問は以上で終わっておきます。
○議長(池田勇夫君)
ほかに。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
ないようでございますので、次に第15号議案から第24号議案までの10件に対する質疑を行います。
質疑ございませんか。
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
私は特に
一般会計予算の含む19年度の予算審議に参画する機会を与えられていない状況ですので、質問をする必要性がありますので、議長においてもその旨、ご理解をいただきたいと思います。
まず、19年度豊能町
一般会計予算、15号議案について4点、質問をします。
第1点目は、家庭サポート交付金事業。これ、木寺委員長、ひとつよろしくお願いします。これについてるる説明をいただきました。従前からやっていた2世帯住宅事案が6件しかなくて、これを再構築したんだと。町制30周年事業で個人給付を固定資産税の減免という形で1年間に10万円単位で5年続けて50万円渡すんやと、こういうことの入り口として本年度は予算100万円であると言いますけれども、こういう事業について、これは国も地方公共団体も一緒やと思いますけども、予算と条例と平行して出してきて、条例が通らなかったら予算は執行できないというのが普通のシステム。世界じゅうに共通するシステムです。にもかかわらず本件について条例が提出されてないということは根本的なプライアンス違反ではありませんか。
第2点目、1市3町のごみの焼却場について、本年度5,242万円という予算が計上されているわけでありますけれども、これは私が機会あるごとに言ってまいりましたとおりに、もと鉱山の跡で、しかも鉱石まじりの砕石のような土砂の埋め立てで、現場は超硬質の岩盤やと、こういうところに発破をかけてやると。大きな構造物を建てようとすると地中に清水の舞台のような基礎を築かない限り建物の構造計算はできないはずやということを言うてきたが、いまだ建築確認も取れてないのに早手回しに言いましたら23億円はもうお金払うた、総事業何と230億円やいうんですよ。北朝鮮の今回のマカオの金庫あけるという話でも、あれ29億円の話ですよ。1市3町の話は230億円、豊能町の分担分だけで二十数億円を超える、11%やからね。そういう壮大な事業について私は少なくとも10項目、10社のプライアンス違反、法令遵守違反があるということを指摘し、あす、住民監査請求書を提出すべく準備を整えてあります。これは違法の連続、壮大な違法。こんなことが日本の社会において許されたならば、ダイオキシン問題を契機に起こった清掃業界が市町村をねらい撃ちした、40兆円産業をまさに彼らは子どもの、赤子の手をねじるがごとく豊能町なり関係1市3町をつぶしにかかってる話なんですよ。こういうことについて議論を十分になされたかどうかということの質問であります。根本問題がとんでもないところにいっていますし、能勢のダイオキシン問題と合わせて、この1市3町のごみの問題がそのまま推移するならば豊能町は財政的に完全に破綻状態になる。そういうことを考えたときに今年度の5,200万円相当の分担金を見過ごすことはできない。そんなふうに思うのでございますが、いかがでございましょう。委員長の議論を通じての感想だけで結構ですので。
第3点、123ページに高山地区のまちづくり事業ということで、これは金額にしても9,784万4,000円、1億円近い数字が計上されている本年度の最大事業であります。今、委員長の報告によりますと、高山小学校廃校の跡地について、まだ明確な使用方針が決まっていないというだけではなくて、先ほど来の説明を聞いていると高山地域の将来ビジョンというのが全く見えてこない。
高山地域はご承知のとおり高山右近生誕の地であり、国際化を提唱するならば大阪を、近畿を代表する地域であるということも言えると私は思ってきました。そこに連たんする形で高山地域のすぐ背後に寄附を受けた22万平方メートルの公共用地を持っているわけですから、
高山木代線と連動させることによって高山地域の将来像を描く絶好のチャンスがきているやないかと。あわせて吉川のオイスカそのものということを言わなくてもいいと思いますが、オイスカのような施設を高山地域に誘致することによって、減りつつある人口をもとへ返すと同時に、国際情報発信基地として千里中央に直結する地域として今回の第二名神や御堂筋線の問題とあわせて、地域の根本を築くチャンスがきているということを私はかねがね指摘してきたところであります。
そういう問題について、委員会審議に分割してしまうものやから、私のこういう議論をしようとしてもする機会がないなりに、この19年度予算が通ろうとしていることについて非常に残念な思いで見ているわけであります。
この際、高山地域の生活道路を整備するということはよくわかる。それ以外に地域の将来ビジョンについて何がしかの方向性というものを確立する絶好のチャンスやないかと、これを逃したら高山地域にひとたび豊能町の財政力をあげて支援しようという機会は、そうたびたびはこない。そう思いましたときにビジョンのない高山地域の振興計画について予算
特別委員会の審議のほどをいま一度聞かせていただきたい。
4番目。157ページの、吉川プールの解体工事に2,500万円の予算を計上していることについて、今、委員長報告によりますと、全体では3,200万円ほどかかるという説もあるけれども、地元の人たちがもとあった田んぼの高さまで復元してくれと言うてる話がある。加えて余野プールについても城山高校の廃校の問題と絡んだ話が委員会でなされたということですが、私はかねがね吉川プールというのは吉川駅前再開発を含む地域の区画整理をやるときに公共減歩を少なくするための土地提供として公共側が持っている非常に大事な土地だと、そういうものを今、2,500万円かけて解体するだけに終わって、何の利用するやわからへん。こんな悠長なことを言うている状況ではないじゃないですか。御堂筋線はこの5月30日に開通し、30年来といいますか。吉川と東の能勢との東西間ルートで言うなら50年前から取り組んできた大課題が今、目の前に完成しようとしているときに、まるで業者の先棒を担いでいるとしか思いようのないような、こういう予算の計上の仕方ということについては極めて疑問を抱かざるを得ない要素がある。私は高山の問題と合わせて広範囲に物事を考えるならば、オイスカの移転こそ吉川地域における区画整理を推進するもう一つ大きな用地をつくり出すことにつながるというふうに思いますから、そのことを機会あるごとに議論してきたつもりです。住民の皆さんにもそのことを呼びかけてきた。今ここで吉川プールを、何か廃棄物処理業者なのか建設業者なのかわかりませんけれども、食い物にされてしまうような形で変形されてしまう。あわせて地元の方がおっしゃるはずや、初谷川の堤防を兼ねてる、そういう状況からもとの田んぼの地盤まで上げてくれないことには河川のはんらん起こりますよという心配なさるようなことを、なぜ今こんなことやるねんということについて議論を十分尽くされたのかどうか。
余野プールの問題について単純に聞きますが、女子高が廃校跡を買いたいと言うてるのはグラウンドだけの話ですか、城山高校全体を含む話として委員会に伝わってるんですか、それを聞いて城山高校の問題も含めますと5点になりましたんで、申しわけございませんが質問とします。
○議長(池田勇夫君)
西川議員に申し伝えます。私が先ほど申し上げましたとおり、一般質問でもございませんし、質疑にないことを尋ねてもらったら困るというお願いをしておりますので、今後におきましてはそういう部分を除いて質疑をしたいというように思いますから、この際、西川議員に対して注意をしておきますのでよろしくお願いしたいと思います。
それでは、答弁を求めます。
予算
特別委員会委員長、木寺喜義議員。
○予算
特別委員会委員長(木寺喜義君)
それでは、西川議員の質問に対しましてお答えをさせていただきたいと思います。
まず1点目の家族サポート交付金事業でございますが、今も報告しましたように、議員から条例制定なしで運営できるのかと、こういうお尋ねでございました。
答弁としては、住民の義務を課す、または権利を制限する場合には条例制定する必要がありますが、今回は要綱でいけるとの答弁でございまして、また別の委員からはその要綱はできているのかとあったら、要綱はできていると答弁がございました。
なお、委員会の提出は求めておりませんのでよろしくお願いします。
それから2点目の、猪名川上流広域ごみの件でございますが、当委員会で審議したのは負担金の支出でございまして、その内訳の資料は出されましたが、その違法性の連続云々、鉱山跡云々という議論は出ておりませんし、そういう審議はしておりません。
また委員長としての感想というお話でございましたが、ここは委員長報告に対しての質疑でございますので、この場では差し控えたいと思います。
それから高山まちづくり事業でございますが、コミュニティ施設の維持運営ですが、これはまだ地元との話があるからどうなるかわからないという答弁でございました。
将来像でございますが、先ほど全員協議会で資料の方が配付されました。全体の構想計画、これが高山地区の将来像でございまして、これは既に議会で決定した事項でございます。西川議員が申されてるようなことは恐らく農振地域の変更とか用途地域の変更を含んでいるのではないかと思いますが、それは今回は問題外ということで議論はされておりません。
それから吉川プールの解体でございますが、今後の利用についてはまだ不明確だということでございます。確かにそうでありますが、報告でもありましたが、現在は教育委員会所轄の教育財産となっております。これは行政財産であり、たとえ駐車場にするにしても普通財産に戻さなくてはならないという説明がありまして、手順としてはそれをまず先行すると。そのための予算要求がこの2,500万円であるとの答弁でございます。
それから余野プールにひっついた近くにある城山高校の件ですが、これはグラウンドだけの話が検討委員会にあったということだけでございますので、仮定、決まってはおりませんのでよろしくご理解願いたいと思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
第1点目の質問をいたしました家族サポート交付金事業について、今、委員長の話では、住民に権利義務を課すことではないから条例を制定する必要はない。これ、50万円出すということは、ほかの住民は、その税の負担を強いられるわけですよ。そしてこのお金が公共のお金、決して町長個人のお金を出すわけでもない、総務部長のお金を出すわけではないんで、議会でいろいろとこの質疑をなさる状況を聞いてると、委員長、先ほどの報告の終盤で厳しいことおっしゃったけれども、教えてください、この内容どないなってるんですか、こういう質疑に終わっている。しかし、問題は1年間に特定人物に対して10万円、5年間で50万円渡すということ。その50万円はみんなが納めた税金の中からそこへ集中するわけですから、これ、条例なしにできるなんていうような見解をとっている市町村は、私は全国広しと言えどもないと思う。こんな法律の基本中の基本がわからずして行政はただ議会における多数の、何て言いますか黙認さえ受けたらいいと思ってる。また議会側も、本来チェックをすべき最も基本的な条例制定権まで奪われているにもかかわらず2世帯住宅に渡すんですか。今の話聞いてると新築と中古も含むのやと。どこかの特定不動産業者との密約でしょう、こんなもの。そんなあほなことをね、議会も無視されて通してしまって、それは特定不動産業者にすれば、そうでなくたって建物買ったら代金だけじゃないですよ、後ほど負担される不動産取得税、びっくりするほどの金額を払わないけません。そこへ固定資産税、その中で10万円ずつ5年間、大体今、我々住んでる光風台で一戸建て住宅で大体全額ですやんか、に相当する金額を5年間にわたって無料にしてくれるというような制度があるならば、それは業者の先棒を担ぐことになるでしょう。
しかし、それは仮に適切な施策であったとしても、住民の意向を反映する条例なしに執行することのできない予算であるということを十分に承知していなければ、これは議会そのものの存立を問われている問題を含んでいるということを思うんですが、委員長、どうですか。
それから第2点目に質問をした1市3町の5,242万円の負担金は確かに今年はこれだけである。しかし、先ほど言いますように230億円ですよ、豊能町にとっては11%ですから二十数億円を超える負担を伴う話ですよ。そこに1200年以上前から、奈良の大仏をつくったときから掘り続けてきた大規模鉱山ですよ。私どもが分析したところによると一番濃度の濃い大銅鉱は銅を30%含み、その銅には必ずカリウム等の有害重金属を伴っているということは明白な事実なんです。この間、NHKの「その時歴史は動いた」で、神通川の問題をやってたじゃないか、そういうことが猪名川流域全体に広がったときに取り返しがつかない事態が発生するという警鐘を鳴らしてるわけですよ。その警鐘を鳴らしているにもかかわらず、委員会においてその議論すらなされないこの実態というものは恐ろしい事態や。これは豊能町の命運を決める話や、そういうふうに考えたときに。
○議長(池田勇夫君)
西川議員、再度注意をさせていただきます。
一般質問ではございません、予算委員会の質疑でございますので、大綱のみでお願いしたいということですから私の方からお願いを先ほどからしております。次にこのような発言がございましたら退席を命令しますのでよろしくお願いします。
○10番(西川隆夫君)
一般質問が1年間に60分しかない、言論の自由が封鎖されている。しかも、こういう機会の発言すら封じようとする議長の態度こそとんでもない話であります。後の内容については討論の機会に譲りますので、今、質問としてはその程度にしておきます。第3点目に質問した高山の問題は、今年1億円かけて高山の地域整備をやるんですよ。そのときに先が見えてない、あるいは鳴り物入りで言うていた22万坪の戸知山の土地との連携すら考えていない。こんなことで御堂筋線が5月30日に開通するという、こんな状況がきている中で眠ったようなことを言ってる。これは、やじっている議員の皆さんも残念ながら申しわけないけどもうちょっと勉強してほしい、自分たちの地元のことだけでも勉強して、こういうていたらくな行政が続いていくことについて重大な損失を招くということを知ってほしい。目先の問題ではない。
以上、2回目の質問とします。
○議長(池田勇夫君)
答弁ございますか。
予算
特別委員会委員長、木寺喜義議員。
○予算
特別委員会委員長(木寺喜義君)
2回目の西川議員の質問にお答えしたいと思いますが。
家族サポート交付金は条例なしにはというお話でございましたが、要綱でいけるという答弁があり、さらならばというふうな西川議員のおっしゃるような委員会の質疑等、追及はございませんでした。
委員長の思いということでございますが、ここはその場ではございませんので差し控えたいと思います。
それから、高山のまちづくりで先が見えておらないという話でございますが、先ほど全員協議会で配付されました全体計画でございます。これは予算委員会で請求した資料でございますので、よく見ていただけると先が見えるのではないかと思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかにございませんか。
川上 勲議員。
○17番(川上 勲君)
一般会計予算の84ページ、巡回バスの件で質疑をさせていただきます。
この件は総括質疑の中で質疑を行いましたけど、その中で一般の車はこの5月30日、東西連絡道路が開通する。一般の車はそれからずっとその道路を通って東西行き来し合うと。しかしながらバスの方は来年の3月まで相変わらず妙見山、野間峠を通って行き来すると。こういうことでは住民から問題が起こるんちゃうかという質疑をさせていただきました。これに対する
特別委員会の中でどのように審査をされたのか、答弁をよろしくお願いします。
○議長(池田勇夫君)
予算
特別委員会委員長、木寺喜義議員。
○予算
特別委員会委員長(木寺喜義君)
川上議員の質問にお答えしたいと思います。確かに、今おっしゃったように巡回バス運行につきまして、ことしの春から箕面森町経由で運行してはどうかと。遅くとも夏か秋ごろには運行しないと住民から苦情がくると、こういうふうな質問がございました。しかし、東西間の巡回バスだけやなしに東地区のバスも妙見口から上ということは山手側ですね、に3カ所の停留所があり、すべての東西間と東地区、西地区すべての三つのダイヤ改正が必要ですと。西地区でも消防署前からときわ台までおりて吉川地区へ行くとなるとこれも必要になってくると。だから、すべてのダイヤ改正が必要だというふうな答弁でございました。そして、仮に東西間だけでもことし、箕面森町を夏か秋ごろ通ると仮定しても、来年の春には阪急バスの方がダイヤ改正するので改正しなくてはならないということで、年2回の改正が必要で、住民に相当苦情が起きるという答弁でございました。そして前例として17年5月にダイヤ改正をしたときに、約1年間、今まで乗れとったのに乗れなくなったやないかと、こういう苦情が多数きたと、こういうふうなつけ加えたお答えがございました。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
川上 勲議員。
○17番(川上 勲君)
町内では東地区の巡回バス、西地区の巡回バス、それから東西連絡バス、この三つが走っておりますので、別に東西のバスが全域を走って西へ行ったり東へ行ったり、そういった形をしなくても東の巡回の拠点、そして西の巡回の拠点から東西へ連絡をすると、こういうぐあいな形でしといたら、それが暫定的であっても阪急バスと連動させて、それを変更しなくていけるような形にしていけるはずだと思います。
阪急バスでもことしの秋から算定的に地区センター、いわゆる森町の地区センターから千里中央まで暫定的にやって、それから何カ月かたって本格的な周りのダイヤ状況とあわせて本格的にするというように聞いてますのでね、豊能町の巡回バスもそういう形で暫定的にしといて、それに本格的にあわすということはできるはずなんですわ、時間的にも十分あるはずなんですわ。それができないということは行政の怠慢そのものやと私は思いますので、もう委員長の答弁で結構ですので、理事者の方でそのような考え方を持っていただきまして、できるだけ早くダイヤ改正、暫定的でもよろしいですので東西連絡道路、つまり止々呂美通って連絡するような形にしていただきたいと、このように思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかに。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
討論のある方。
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
壮大な議案、24件に及ぶ討論をする機会を得ました。
その中から私は第6号議案、豊能町
下水道条例改正の件、これは
下水道料金を30%程度値上げするという内容の話です。
2番目に、平成18年度
一般会計補正予算、議案第11号。質疑の中で明らかにしてきた吉川中学校の生徒死亡事件に係る保険金4,800万円余りが回収できないという事態に陥っている議案です。
三つ目に、第10号議案、平成19年度豊能町
一般会計予算について、4項目にわたる重大な法令遵守違反、プライアンス違反があることを指摘し、以上、指摘を申し上げました第6号議案、第11号議案及び第15号議案について反対の態度を表明していきたいと思います。
まず第6号議案、豊能町下水道条例の改正の件については、約30%、下水道関係において年間1億2,000万円相当の一般会計の繰り出しをしてきたから、この際、一般会計も窮屈になってきたから独立の原則で下水道分は皆さん、受益者に負担してくださいという趣旨だと思います。しかし、よく考えてください、豊能町の下水道の80%までは皆さん自前の下水道です。団地の購入の際に、購入の値段の中に全部含まれてでき上がった下水道なんです。町が本当に公共的にやったのは農村部の全体としては2割に満たない部分やと。今、豊能町の住民が今日まで払ってきた住民の負担の税金がどこに消えていったか、端的に申し上げますならば約50億円は今日まで進められてきた
同和対策事業に消えたんですよ。あと50億円は農村地域の上下水道整備のために消えたんですよ。100億円使ったんです。それまでは豊能町住民の一員として自分たちが払った税金の行方について寛大な精神で賄ってもらうことについては、ある意味ではお許しをいただける範囲内だと思う。しかし、今、押し迫っているのはダイオキシン問題で30億円をほうってしまうという話。1市3町のごみ処理場で二十数億円をほうってしまうという話。1市3町の件については若干の補助金が期待できますけれども、合わせて50億円をほうってしまうという話。こんなことによって、せっかく歴史と自然環境に由緒のある地域として集まってきた二万数千人のこの町が一網打尽にされてしまうというような状況を許していいはずがありません。
私は
下水道料金の30%値上げは政策の選択の誤りやと思う。ほかで節約するところは何ぼでもある。
下水道料金を今、一番集めやすいんですね、水道料金加算して月に4,000円ほどふえますよと、年間4,000円ですか、ほどふえますよということやから余り抵抗する人もなく、銀行引き落としから集まるから集めようと、こうしてはる。一方でほうっている金の重みを考えてください。この
下水道料金の値上げ条例というのは町全体の経営の根本にかかわる、間違った行政の選択である。このことを皆さん、理解しようじゃありませんか。
私は、
下水道料金約30%値上げによって、ちょっと予算のつじつまが年間にして三千数百万ですか、程度よくなる話。先に4,800万円の欠損が生じる話よりももっと小さな話。しかし、皆さんの台所を直撃することだけは間違いない。私は、もし同じ住民に負担を求めるとしても、ごみの処理でよその市町村がやっているように、少しご負担をいただくということをお願いすることによって、ごみそのものを減量化し、自分たちの生活態度そのものも循環型社会に順応すると言いますか、つつましやかな生活に立ち返ろうということを喚起する意味合いで価値のある数千万円になると思う。こういう行政が選択すべき根本を誤っているのがこの
下水道料金の値上げであり、これは徐々にではありますけども、住民の皆さんの間に浸透したときに、こんなばかなことをやってる町なんかないよということになると思う。
○議長(池田勇夫君)
西川議員、一議案でそれだけやられますと困りますので簡単明瞭にお願いします。
○10番(西川隆夫君)
第11号議案、豊能町
一般会計補正予算の件につきましては、吉川中学校の生徒の死亡に対する保険金が、保険会社によって4,800万円ねぎられてしまっている。こんな理屈の合わないことを一方において受け入れてるというのは、これは根本的な誤りですよということを指摘をし、一般会計18年度予算はほとんど減額予算です。入ってくる金額が4,800万円少なくなるということで、形の上では余り目立たないことやけれども、これまた日下町政の根本を問う重大な内容を含んでいるということを指摘し、反対の理由とします。
三つ目の議案につきまして、第15号議案、平成19年度豊能町
一般会計予算の中には、四つの大きな問題点が含まれています。
一つは、家庭サポート事業などといって特定個人に対して固定資産税相当分10万円ずつを5年間にわたってまけるという制度をつくっているのに、議会も条例も何も制定しない。思いつきだけで町長がやられる、しかも、新築住宅だけやなしに中古住宅も含めてやりますいう、これ、そんな原則なき政治というのをやったらあかんということは、もう古くから言い続けてきてる話ですけれども、そういうことを平気でやりはる。もし仮にこれを実行に移したときには、必ずその損害賠償請求に及ぶことを申し上げ、この条例を制定することを条件に、この事案についての今後の対応を考えられることを特に、総務部長、あなた法律を守るということが仕事であるということを十分考えてほしい。
一般会計予算の中に、2番目に含まれている問題が1市3町のごみの焼却場の問題です。私、さっき聞いたんじゃない、230億円と鉱毒の問題だけは簡単に紹介申し上げただけ、中身はここに私は10ページに及ぶまとめをしてあります。全部プライアンス違反や、法令遵守違反やと。アメリカでは十数年前にプライアンス違反がニクソン大統領の政権崩壊にまで至ったんですよ。また今、国家をあげてこのプライアンス違反ということに取り組んでいるということを皆さん知らなきゃならん。
3人の知事が連続して逮捕された、きのう、おとついのニュースの中に大手ゼネコン5社が摘発されている。その5社がかかわっているんです、この事案に。JEFも入ってるし、大林も入ってるしね、日本を代表する総合設計会社も入っている、環境アセスメント会社も入っている。それらが全部プライアンス違反を犯している。
○議長(池田勇夫君)
西川議員、もう発言とめますよ、最後通告してますから。
関係議案に対する討論ですからプライアンスも何も関係ないんですわ。アメリカの大統領も関係ないですから、きちっとした枠で豊能町の事案ですので、豊能町の中での議論をしてください。討論ですから。
もう次、退席命令しますよ。
○10番(西川隆夫君)
今、議長の指摘されるような豊能町が破滅してしまってからでは遅い。破滅してしまってからでは遅い、財政の破綻を来たしてしまってからでは遅いんです。目先のちょっとした利益じゃないんですよ、根本問題が問われている話なんです。
高山の問題については先ほど質問のときに趣旨はそこそこ申し上げたので、まちづくりの根本が始まろうとして、豊能町の地域は1970年に市街化調整区域になったんですよ、それから37年間放置してある。その3年後に農業振興地域になった、34年間、二つの規制をかぶってにっちもさっちもならない状況できたのが吉川の姿ですよ。高山の姿ですよ。その中で上下水道だけは先ほど言います50億円かけてやったけれども、今、御堂筋線の開通を受け、今後10年以内に第二名神の状況が展望できるときに、この10年間がまさしく地域の将来を決する勝負のときや。そのときに公共が果たすべき役割を今のような次元で経過してしまったら、移り住んでこられた人たちの将来性も含めて全部パアになっちゃう。そんなことを住民の皆さんが望んでおられるはずがない。
私は豊能町の地域こそ近畿のへそに当たると思う。同時に。
○議長(池田勇夫君)
西川議員、発言を停止します。
先ほどから再三注意しておりますけども、全く議長の言うことを聞かないあなたは発言を停止します。
この際、暫時休憩いたします。
(午後 3時45分 休憩)
(午後 4時11分 再開)
○議長(池田勇夫君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
先ほどから討論で非常に混乱を招いたことに対しまして、議長として心からおわびを申し上げたいと思います。
それでは討論を続けます。
ほかに、竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
7番、竹谷 勝でございます。
本日上程されております第1号議案から第24号議案まで賛成をいたします。
その中で、特に第15議案、平成19年度豊能町
一般会計予算について賛成討論をさせていただきます。
平成19年度、豊能町
一般会計予算は平成18年度に比べ約14億円の減少、率にいたしまして18%減の63億2,100万円と大変厳しい予算編成となっております。これにつきましては平成19年度はダイオキシン関係の経費がなくなり、基金からの繰り入れが不要になったこと、あるいは国からの税収等の減によるものであります。
一方、厳しい、こういった財政状況のもと財政再建団体への転落の危機を何としても回避するため、昨年から新たに進めています新行財政改革計画案の進捗につきましては、平成18年度実績で約4億600万円の削減効果が予定されております。平成19年度の計画におきましても約1億6,200万円の削減計画がされております。これは職員が一体となって財政再建に向けて努力をされている結果であると思っております。
このような財政状況で少ない予算の中、新年度はスポーツ施設シートスの指定管理者制度への移行による経費削減や、懸案になってました吉川プールの解体整理事業や高山地域のまちづくり事業などの住民サービスの維持向上に向けて大変工夫を凝らした予算編成をされたものと、私は基本的に評価をしております。この予算をもって安全安心のまちづくりに全力で取り組んでいただきたいと期待をしております。
なお、今後の町政運営につきまして、次の3点について要望をいたします。
1点目、国が進めております三位一体の改革、いわゆる税源移譲、地方交付税改革、補助金改革、これらは本町のような小さな地方自治体にとっては、財政面においては必ずしもプラスに作用してるとは思えません。町村長会等を通じて国への要望活動を積極的に行っていただきたいと思います。
二つ目につきまして、本町にとって念願の東西を結ぶ道路が5月30日には開通予定になっています。住民生活の利便性を向上させるためにも新しい町を経由した東西巡回バスを、できるだけ早い運行に向け努力をしていただきたいと思っております。
3点目、新年度からスタートするスポーツ施設シートスの指定管理者制度の早期の定着と、そのほかの公共施設運営のさらなるアウトソーシングの推進や、地域住民との連携による運営を積極的に検討していっていただきたいと思います。
以上3点を要望いたしますとともに、本予算執行に当たりましては、過日行われました予算
特別委員会での各議員からいろいろご意見やご提案がありました。これらを参考にしていただき、進めていただくことを要望いたしまして、平成19年度
一般会計予算に賛成の討論をいたします。
ありがとうございます。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、高尾靖子議員。
○15番(高尾靖子君)
日本共産党の高尾靖子でございます。
我が党議員団を代表して今定例会に提案されました諸議案について態度と意見を申し上げます。
今年度は豊能町制30周年の年であります。30年の歴史を背景にして新しい出発を始める年であり、これまでの経験を教訓にしてさらなる方策を考える年であります。最近の政治と経済の進め方は憲法25条の、すべての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するという精神を離れて、社会保障を維持する規制を取り払い、それぞれが自由に行動する新自由主義的な傾向を強めています。
本年度の政府予算は、固定資産の減価償却方法の変更や株主優遇制度の延長によって、大企業や資産家にとって1.7兆円減税、収入の少ない人々にとっては定率減税の廃止で1.7兆円、その上に住民税の一律10%課税、社会保障費の削減などによって大きな負担増となっています。その結果、資本力のある企業と個人が大いに力を発揮し、強い者は勝って当たり前、弱い者は負けても仕方がないという風潮がつくられています。働きたくても働く場所がなかったり、働いても働いても暮らしが楽にならないワーキングプアが多数生まれ、貧富の格差の広がりが放置できない状況になっています。
町の予算はこうした状況を少なくし、小さな力であっても住みたい町として、町民の生活を応援するものでなければ町の発展は考えられません。
そのためには、まず憲法を暮らしに生かす努力をすることです。憲法の99条には天皇または摂生及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負うとなっています。憲法は主権在民、恒久平和、基本的人権の尊重、議会制民主主義、地方分権の五原則からなっており、この精神を町政に生かすことが格差是正の出発点であり、ゴールではないでしょうか。
この立場から、自立のまちづくりを進めることを念頭に置いた予算編成をすることが求められています。
次に、提案議案についてでございます。
第5号議案の
野間口駐車場条例設置については、一般行政への移行に前進があり評価いたしますが、車庫証明にかかわる問題点の精査や除草管理と駐車料金の明確化を図ることです。
第6号議案、
下水道条例改正は、今回、新行財政改革の一環で、基本料金約30%を値上げし、さらに数年後、黒字財政を図るべく値上げの計画があります。行革の名でライフラインの住民負担増は避けるべきです。
平成18年度
一般会計補正予算は、猪名川上流ごみ焼却施設建設に多額の土地購入費、水道水源汚染の濁水流出で住民の不安に対し説明がないなど、問題があって見直しを求めてきました。水がめ問題では日下町長の基本的な姿勢が問われるものです。
19年度
一般会計予算は府人権協会の補助金はやめ、ふれあい文化センターの人権相談事業は一般行政で行うべきです。2005年度府と町が出している補助金で、1件当たり、他の自治体は平均5,000円なのに豊能町の相談最高額は96万円、4件で385万8,000円です。さらに、府補助金なくても単費で行うということを答弁されましたが、これは根本的な同和解決につながるものでしょうか。吉川支所、中央公民館同様の人権相談にすべきです。不公正な同和行政の終結を求めます。
子育て支援と言いながら保育料を改正で値上げされました。朝夕の延長保育も30分、1カ月3,000円負担など、保護者の経済的負担を軽減すべきです。
障害者自立支援では国、府が一定の負担軽減を打ち出しましたが、根本的に1割負担はなくなったわけではありません。国に1割負担の撤回を求めることです。
高齢者医療では平成20年の4月から70歳〜74歳の窓口負担は2割になり、75歳以上の後期高齢者医療制度が始まり、これまでの扶養者の人も年金から天引きされます。19年度はこの制度システムに多額の費用負担など、国、府に財政支援、減免制度を求めるべきです。
ダイオキシン問題では19年度は、施設組合におけるごみの焼却施設管理費の負担のみとし、株式会社クボタとの随意契約の不透明さを残し、18年度の解決を見ず、反省の論もなく済まそうとされています。施設組合の管理者としてダイオキシン処理契約の基本的姿勢が問題です。
国民健康保険について、国は医療給付への国負担を大幅に減らした上に市町村の福祉、医療制度に対してペナルティを課しています。老人、障害者、ひとり親医療費の負担増です。保健医療が高くて払えない滞納世帯がふえています。国に国庫負担率をもとの45%に戻すことを引き続き求めていくことです。資格証明書の発行や差し押さえを強制しないように求めます。
介護保険は増税など、雪だるま式負担増はことしも続きます。国の負担率拡大を要求すべきです。町として減免制度を求めます。
第22号議案の野間口地域下水道特別会計については、今後、公共下水道の接続は平成21年度の予定ですが、各戸への新たな接続の管は受益者負担とすべきです。
よって、第6号議案、第11号、第15号、第16号、第19号、第20号議案に反対し、その他の議案は賛成とし、討論といたします。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、
西岡義克議員。
○16番(西岡義克君)
西岡でございます。
今回の案件につき賛成の討論をさせていただきたいと思います。
特に、第15号議案から第24号議案までの予算議案に対する賛成討論をいたしたいと思います。
権力の効用を信じない者には政治家にも経営者にもなれない。人を組織し、党をつくり、会社を運営し、みずから権力を握って、この自他のために役立てる、これが政治であり経営であります。だが、権力ぐらい人を堕落させるものはありません。権力支配にはみおもん離脱が伴い、道徳的腐敗を生じやすいものでございます。ポイズンオブパワー、権力の毒という言葉もございます。長い間権力を握り、それになれると人間は必ず驕慢という毒に犯されます。しかし、一たんこの毒にやられますと尋常なことでは治らないわけであります。小人に国家を治めしむれば災害ならびいたる、また国は一人をもって、ほこり一人をもって滅ぶ。さらに賢者はそのみのしつろを悲しまずしてその国のおとろうるをうれうというように、権力に対するしっかりとした姿勢、明確な原理原則を把握していない人間が上に立つくらい危ないものはないのであります。これは伊藤 肇氏の現代帝王学の中の一説でございます。全く同感であります。権力を自他のために役立てるのが政治家であるならば、間違っても予算の否決はなすべきではないと思います。
特に、選ばれて議員となり志を持って政治にかかわっている議会人としては、住民から与えられし権力を自他のために正当かつ有効に行使しなければならない。フォーザピープル、つまり住民本位の基本的な見地に立てば、無視、首長憎しとか行政憎しというような短絡的な判断は単に住民の嘲笑をかうのみならず、住民不安をあおり、ひいては議会の信用失墜につながるだけであります。議会にも行政にも住民にも何のメリットもないわけであります。むしろ、首長憎しの予算案否決がもしあれば、住民不安をかきたてることとなるだけでございます。準用再建団体陥落の土壇場を目前にして、今なすべき議会の緊急かつ喫緊の課題は、議会と行政が住民本位を基軸とした切磋琢磨の良好な関係の構築を図り、一丸となり一日も早くこの難局を切り抜けることにあります。
今まさに豊能町の背水の陣であり、最大の危機でございます。万難を配しての首長、議員の見識が問われるところでございます。まかり間違って予算否決となったとき、これからの豊能町の長期的展望を模索する第4次総合計画をどうするのか。箕面森町の町開き、箕面トンネルの開通に伴う豊能町の地域活性化事業をどうするのか、また、待ったなしの高齢化社会へのお年寄りの介護予防、包括支援事業、障害者医療助成事業、児童手当等々の福祉施策をどうするのか、インフラ整備に向けての道路整備事業、地域活性化に向けての高山地区まちづくり事業、安心安全を推進する常備消防活動事業等の建設事業予算をどうするのか、さらに町の将来を担う子どもたちの安全と教育の確保、また、雪崩現象に進行する少子化社会対策に向けての対応をどう取り組むのか、難題山積であります。
難問解決に向けての予算執行が皆無となったとき、同時に議員に対する信頼も皆無となるのは自明の理であります。ただ、議員の歳費、首長、職員の給与は義務的経費として執行は可能であります。もしそんなことになれば何もしない議員と首長、また職員がぬくぬくと我々の税金で飯を食っていると、そんな住民からの罵声と嘲笑、そして不平不満の流出はまぬがれないわけであります。
元来、予算は住民のものであります。住民から預かった税金をいかに有効に、かつ的確に使うか。また最高のサービス提供をするために予算が立てられるわけでありますから、予算の否決という短絡的な手法は議会の存在価値すら否定することになるわけであります。たとえ最悪の予算であっても、すべてが悪い予算ではあり得ないわけでございます。そのために議員には修正案という道が開かれているわけでございます。一時の感情で住民の血税である動脈をとめてしまうことは、住民の日常生活を絶つと言っても過言ではありません。その結果、住みたい町ナンバーワンのキャッチフレーズの色あせ押し寄せる少子高齢化の渦中で豊能町の人口流出は目に見えて明らかになるわけであります。そして今後の豊能町議会に後々まで大きな汚点と禍根を残すことになります。住民に対して一時の感情で予算を否決することは議員として許される行為ではありません。また、首長憎しの方法は万とあるわけでございますから、いやしくも議会人として首長のために住民の予算を否決することは言語道断の行為であります。一体、住民にどう説明するのか、どう責任取るのかということであります。ここは見識ある議員諸公の常識が問われるところであります。
今、住民本位の見地に立ち、小異をして大同につく勇断のときであります。首長のための予算ではなく住民のための予算であることを認識いただき、ご賛同賜ることを願い、第15号議案から第24号議案までの予算案に対し賛成の討論といたします。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、
秋元美智子議員。
○13番(秋元美智子君)
会派を代表して、第15号議案から第24号議案に至るまでの第一クラブの態度を表明させていただきます。
先日、理事者側より、ダイオキシン汚染土壌が当初想定していた量よりも約1,700トン多かったこと、それらを含めて6月末には処理が終了するとの報告を受けました。しかし、第15号議案、平成19年度
一般会計予算には、このダイオキシン汚染土壌処理に関する予算が一切計上されておりません。ダイオキシンの汚染土壌は当初の想定量、約9,000トン処理するために約18億円以上の費用を要しております。ここからさらに2割近くも汚染土壌の処理量がふえることを考えると、その費用は豊能町の住民生活に多大な影響を及ぼす莫大なものであると考えられます。すぐ目前に迫っている6月末に処理事業が完了するとしながら、土壌汚染処理の予算を計上しなかったことは予算上の大きなミスであり、大失態であるといわざるを得ません。
また、かねてより第一クラブは吉川プール跡地の現状を問題にし、その有効利用について提案してきました。理事者側の答弁は、その都度、跡地の利用方法について検討しているとのことでした。今回、その吉川プールの跡地の解体工事として2,500万円の予算が計上されております。
ところが、町長の所信表明を読ませていただくと、吉川プールにつきましては、かねてよりその利用方法の検討を進めてまいりましたが、解体整地し景観の保持を図ってまいりますとあるだけで、今後の利用方法について一切触れておりません。これまでの議会答弁の経過から見ても、跡地の利用を明確にした上でその解体工事があるべきです。一度更地にしてから、再度跡地利用について業に経費をかけることは税金のむだ遣いであり、確たる利用方法を計画し、地域住民の了解を得る必要があること、再度ここで指摘させていただきます。
私ども第一クラブは、1月15日に提出された町長不信任案に基本的に賛成しております。今もってその考えも変わっておらず、こうしたことからも第15号議案、平成19年度の
一般会計予算には反対の立場を表明させていただきます。
なお、第16号から第24号に至る特別会計につきましては、一般会計からの繰入金があることから、第21号議案以外すべて反対の態度をとらせていただきます。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、川上 勲議員。
○17番(川上 勲君)
ご指名をいただきましたので、討論をさせていただきます。
まず、討論とは議会人たる議員がこの場で自分の持論を展開して演説をし、そして議場におられる皆さん方の賛同を得るための討論でございます。討論をすることによってあの人はあかんなと言われるような討論はしない方がよかったかなというふうに思いますので、その点よろしくお願いをいたしたいと思います。
本年、3月定例議会に提出された議案につきまして反対の討論をさせていただきます。
第15号議案、平成19年度豊能町
一般会計予算と、それに関連する特別会計予算のすべてを反対させていただきます。
特別会計はぜひとも通さなければならない議案もございますけれども、一般会計からの繰入金がありますので反対せざるを得ないわけでございます。
反対の理由を述べさせていただきます。
首長たる人物は、一般的に豊能町の住民はもとより町職員の信頼がなければなりません。そして、対当する議会においても過半数以上の支持がなければならないわけであります。日下町長は3年前の9月の町長選挙で再選を果たされましたが、それ以来の政治的そして行政的手腕を総括すると、住民の信頼、町職員の信頼、そして議会の信頼が2年半の間に著しく失墜してきたように思われます。特にダイオキシン類の処理に関して、今日までの経過は管理者として認められない判断をされてきました。なるほど、日下町長は日夜を問わず一生懸命に取り組んでおられましたことは認めさせていただきますが、政治行政は結果責任でございます。結果が伴わなければ、幾ら一生懸命やってきたと言っても認められないわけでございます。一般企業においても、そのトップが一生懸命に仕事をしてこられても利益が伴わなければ株主に対して責任を取らなければならないのと同じでございます。今回の談合事件におきましても大西助役、藤野議員が逮捕されて以来の日下町長は、トップとしてあるまじき言動と行動をされてきたように、だれもが思っているはずでございます。まさしくそんな時期の中で、豊能町の将来計画と、そして平成19年度の予算を立てられての提案でございます。
まず町政運営方針でございますが、18年度と何ら変わりなく、ただ今までどおりの内容であり、抽象的な表現が多く具体的に乏しい内容でございます。豊能町は55歳〜65歳の人口の占める割合が総人口の約30%弱であり、10年後には40%以上の老齢率になる予想ができます。なるほど、平成22年をめどに新行財政改革の計画をしておられるのは認めますが、それも町職員の日下町長に対する信頼と協力がなければ進まないわけでございます。果たして日下町長が言っておられるように、町職員が一丸となってこのことに取り組んでいかれるのか、私は甚だ疑問に思っております。10年、20年後の将来を見据えた政治的な長期計画のない中で、19年度緊急に取り組まなければならない行政的な課題がたくさんございます。
その一つに、町有地の有効利用の計画の予算が何ひとつ組まれていません。このような苦境の時代では、企業ならば本社ビルでも売り払うような時代の中です。戸知山の寄附された土地は、企業がどうにも利用できない、持っていても損をする土地なので寄附されたわけでございます。この件などは一日も早く有効利用をしていかなければならないのに、寄附されてから2年以上もたっておるのに、ただいたずらに先延ばししているだけです。
ダイオキシン処理費の予算でも、必要なことはわかっているのにその予算措置ができていない状況でございます。その上、聖域なき財政改革と言っていながら巡回バス、連絡バスの補助金は18年度と変わりなく、本年5月に東西連絡道路が開通するのに、連絡バスは阪急バス会社の都合で20年の3月まで今のままで通行をしていくような状態でございます。
そのほか、将来のためにも19年度やっておかなければならないことがたくさんございます。緊縮財政の名のもとに予算措置がされていない状況でございます。最初にも言いましたように、行政の課題を先送りすることなく、19年度には必ずしなければならないことがたくさんあるにもかかわらず、町政運営方針、そして19年度一般予算にそれらが見えてこないわけでございます。
しかしながら、1年を通しての予算は住民にとっては大変大事であります。予算が成立しないということは行政の後退にもつながりますが、それ以上の日下町政下の行政を続けていくことによって、将来にもっと禍根を残すことになると思います。住民の方は理事者及び議会に対して不信感を持っています。今の時期こそ、この不信感を取り除くために住民ともに痛みが伴いますが、住民だけにしわ寄せを持っていって、我々、理事者そして議会人がぬくぬくとその職におさまっていてはいけません。町長、議員ともども総辞職をして出直さなければならない時期と決意をしております。
よって15号議案、平成19年度豊能町
一般会計予算の件、そしてそれに関連する特別会計の予算は反対をさせていただきます。
以上でございます。
○議長(池田勇夫君)
お諮りいたします。
本日の会議時間は、議事の都合により延長いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
ご異議なきものと認め、本日の会議時間は延長いたしました。
ほかに討論ございますか。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
第1号議案「豊能町一般職の職員の給与に関する条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第1号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第2号議案「職員の
管理職手当に関する条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第2号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第3号議案「豊能町
手数料条例の一部を改正する条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第3号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第4号議案「豊能町
老人医療費の助成に関する条例及び豊能町
国民健康保険条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第4号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第5号議案「
豊能町立自動車駐車場条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・16:1)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第5号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第6号議案「豊能町
下水道条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・14:3)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第6号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第7号議案「豊能町
公共下水道水洗便所改造資金貸付基金条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第7号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第8号議案「
豊能町立幼稚園条例改正の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第8号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第9号議案「町道路線の認定及び変更の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第9号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第10号議案「町道路線の変更の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第10号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第11号議案「平成18年度豊能町
一般会計補正予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・14:3)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第11号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第12号議案「平成18年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第12号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第13号議案「平成18年度豊能町
下水道事業特別会計補正予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第13号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第14号議案「平成18年度豊能町
水道事業会計補正予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第14号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第15号議案「平成19年度豊能町
一般会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(少数起立・7:10)
○議長(池田勇夫君)
起立少数であります。
よって、第15号議案は否決されました。
第16号議案「平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計事業勘定予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(少数起立・8:9)
○議長(池田勇夫君)
起立少数であります。
よって、第16号議案は否決されました。
第17号議案「平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計診療所施設勘定予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・10:7)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第17号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第18号議案「平成19年度豊能町
老人保健特別会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・10:7)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第18号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第19号議案「平成19年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(少数起立・8:9)
○議長(池田勇夫君)
起立少数であります。
よって、第19号議案は否決されました。
第20号議案「平成19年度豊能町
下水道事業特別会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(少数起立・8:9)
○議長(池田勇夫君)
起立少数であります。
よって、第20号議案は否決されました。
第21号議案「平成19年度豊能町
土地取得特別会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・16:1)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第21号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第22号議案「平成19年度豊能町
野間口地域下水道特別会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・14:3)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第22号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第23号議案「平成19年度豊能町
生活排水処理事業特別会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・14:3)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第23号議案は委員長報告のとおり可決されました。
第24号議案「平成19年度豊能町
水道事業会計予算の件」に対する委員長の報告は可決であります。本件は委員長の報告のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(多数起立・11:6)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第24号議案は委員長報告のとおり可決されました。
この際、暫時休憩をいたします。
再開は5時15分といたします。
(午後 5時02分 休憩)
(午後 5時15分 再開)
○議長(池田勇夫君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
日程第2、第2
号議会議案「豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
7番 竹谷 勝でございます。
それでは、第2
号議会議案、豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件についてご説明をいたします。
豊能町議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例を次のように定める。
平成19年3月22日提出。提出者、豊能町議会議員、竹谷 勝。賛成者、同平井政義。
提案理由でございますが、近隣市における議員定数削減への取り組み状況を視野に入れ、本町の行財政改革への厳しい状況を勘案し、定数を削減するものであります。
ページをめくっていただきまして、豊能町条例第5、豊能町議会の議員の定数を定める条例の一部を改正する条例。豊能町議会の議員の定数を定める条例(平成14年豊能町条例第30号)の一部を次のように改正するものです。
本則中、「18人」を「14人」に改める。附則といたしましては、この条例は次の一般選挙から施行する。
以上でございます。議員の皆様方のご判断をよろしくお願いいたします。
○議長(池田勇夫君)
これより、本件に対する質疑を行います。
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
提案者に伺いますが、議員の定数を減らすということについての方向性については私も決してそれに反対するものではないんですけれども、今、戦後60年を経過して日本の社会がここまで腐敗していることの原因は何かということをよく考えてみたら、昭和20年、あの敗戦のとき以降にアメリカ軍が占領政策として持ち込んだ民主主義の根本的な制度、それは一言で申し上げれば、市町村の議会こそ、まさに民主主義の学校であるべきだと。その学校が全く機能しない。この間からの状況、きょうのこの豊能町議会の現状は、まさしくその姿を露呈したものであると私は思う。一般的に定数を減らしたりすればいいと、そんな短絡的なものでは直らない。
諸外国へ目を転じますと、必ずコミュニティを代表する人たちがその町の議会議員を選抜する制度になっています。小学校区とか中学校区単位に二人ずつぐらいを選ぶとか、あるいは豊能町の実情から考えますと西と東に分断された状況が続いてきましたから、ある意味では中学校区にして西と東に分けるという制度をとりながら、全体としても選べるシステムが必要ではないかということを私は言うてきた。質疑として、この問題については一日かけても住民の前で議員定数をどうしよう、あるいは今の腐り切った状況にある民主主義を立て直すためにどうしたらできるだろうということを考え直さなければ、組織のある人だけ生き残るだけのことになってしまう。そういう短絡的な選挙制度の根本を見ないで数だけふやしたらええもんと違うと私は思うのですけども、提案者はただ単純に18を14にしたらええというだけの議論ですか。まずそれをお尋ねします。
○議長(池田勇夫君)
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
それでは西川議員の答弁をさせていただきます。
質問の趣旨がよくわからないんですけれども、最後の方に定数をふやすというような言葉が出たんですけど、決してふやすものではございませんので、議案書に書いてますように18人から14人名に減らすということですので、ご理解を願いたいと思います。
あとの西川議員の質問に対しては、ちょっとどういう答弁をしたらいいのかわからないんですけども、これを本日提案させてもらうということが先般から議長の方針で、全員協議会で18人全員の皆さんに議論をしていただいて、あるべき議員定数を定めていこう、削減の方向でいこうということで話をさせていただきました。それで議員の皆さん方からは最終的に各議員が理想とする定数等も述べていただきました。そういった中で一定の方向は出たと判断いたしまして、本日、ご提案をさせていただいております。あとは議員、18人の議員の皆さんそれぞれがご判断をして採決に臨んでいただければ私は結構かと思っております。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
議会を、全員協議会でした相談ができたからこれで数の採決だけするのやと、こういうような答弁をなさっているように思う。そのとき私は申し上げた。これは住民の前で公開討論をして、今、腐敗している日本の社会をどのように立て直すかということも含めて議論をしなければならないということで、私は具体的に12名論を主張してます。同時に東で3人、西で5人、全体で4人選ぶという二つの、二重の選挙制度をつくることによって有権者は2票の選択はできる。そういう制度が
地方自治法の中で条例において決めることができるんですよ。あなた方はそういう笑い事のように思っているから、そういうことについて全く勉強しようともしない。日本の社会腐ってるということは民主主義の根本が、選挙がね、18人もあった定数のときに20人の候補者が出たら、たった1票しか投票できないという選挙の中に今日の体制というのができてしまった。これは、民主主義の根本の西欧先進国並みに本当にコミュニティを代表する人たちによって運営した方がいいと、これがね。
夕張市でね、議会が何の機能も果たさなかったやないかという中に朝日新聞の記事がこう書いてます。これやったら町内会長に予算を審査してもらい、事業を決めてもらっていた方がもっともっとまともな事業ができたやろうということを、その地元の人たちが言うてますよ。そういう根本問題を考えない、ただ単なる短絡的に人数だけ減らしたらいいというようなものでは私はないと思うんですが。
そういうことについての認識を、私が今質問します民主主義の再生、西欧先進国はそうなってますよと、赤字再建団体になった夕張市が住民の声としてそういうふうに伝えてますよと、この点についてどんなふうなお考えですか、答弁願います。
○議長(池田勇夫君)
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
西川議員の質問は、先ほどもそうですけども、ちょっと焦点がわからないので答弁がしにくいんですけども。
ただ一点、冒頭の部分で、なぜ全協でやったことが提案されるんやというような趣旨の問いかけがあったんですけども、この件につきましては、これはやはり議会の問題であり、議員それぞれの身分にかかわる問題であるということで前回の
特別委員会を踏まえて、議長の方針で、全員で協議をしよう、議論をしよう、一定の方向を出していこうということで進めさせてもらった。その結果、本日提案をさせていただいているもので、あとは西川議員個人が判断をされて、採決に臨んでいただければ私は結構かと思っておりますのでよろしくお願いします。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
民主主義はまさに住民自治、市町村の住民のタクスペア、税金を払った人たちが本当に自分たちの町の利益をいかに還元し、いかに最小の経費で最大の効果をあげていくかということにおいて世界じゅう民主主義がいいということになっているんですよ。それは先進国の例を見たら、日本のように全体で選ぶような選挙の仕組みをしてね、やってる町はありませんよ、ありませんよ。だからここで、本当に豊能町のことを考えるんやったら、この町は非常にレベルの高い人たちの多い町です、このことの議論がわからないはずがない。だから、このことをしっかりと議論した上で。そういうことを議論しようとしない、ただ数の論理だけで、いや、18を14につっぱしたらええねん、そんな単純なことでしか物事を考えられないのか、そう思ったときに、こういうことが考えられないようなことでは日本の民主主義の再生、蘇生する道がみずから閉ざすことになると私は思うんです。そのことを、もっとやっぱり広く会議を起こし、みんなの意見を聞く、住民の意見を反映する手順を踏むべきではありませんか。
最後に一つだけ質問します。
○議長(池田勇夫君)
質問ほかにございませんか。
中村宏幸議員。
○6番(中村宏幸君)
6番、中村宏幸でございます。
議長のご指名いただきましたので発言させていただきます。
議会議案に対する提出者、竹谷議員にお聞きいたします。簡単明解に問いかけますので、何度も聞きたくありませんので、ひとつ明解なご答弁よろしくお願いします。
大きな点では三つ。
一つ目に、提案理由として近隣市における云々かんぬん視野に入れとありますけれども、なぜマイナス4名の14名なのかというのが1点。
2点目に、
地方自治法の議員定数は民主主義の立場から最低基準として私ども考えておりますけれども、いかがな見解をお持ちなのか。
3点目に、減らした分だけ住民の声が議会に届かない。また議員が減るということは、行政のチェック機能を弱める。そして、なれ合いを助長するというような形にはなってこないのかという、以上、3点についてお聞きいたします。
○議長(池田勇夫君)
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
それでは中村議員のご質問、3点についてご答弁をさせていただきます。
なぜ14名に決まったのかということですけども、議論していただきました内容は、大阪府下の町村の現在の定数と、議員一人当たりに対する有権者の数。それと町外でお隣のI町の数字を参考にしまして14名という数字が多数あったと、そのように理解をしております。
14名と言いますと、豊能町の場合は有権者1,700名ぐらいに1名。府下の豊能町と同規模のとこら辺の平均を見てみましても大体1,800ぐらいということで14名ということで提案をさせていただきました。
この民主主義で最低の人数というのは、ちょっと私よくわからないんですけど、例えば法定定数のことなんですかね。法定定数は豊能町は約2万4,000の人口ですので、
地方自治法からいきますと2万人以上5万人未満の法定定数は26名と、確かそのようになってると思いますので、法定定数からすればかなり下がるということになります。
次に、住民の声あるいは行政のチェック機能、監査機能が落ちるのではないかというようなことでございますけども、確かに人数が減るということは私もそのような思いはあります。それは議員一人一人の皆さんがそれぞれ議員という立場で最大限努力をしていただければ、私は果たしていけるのではないかなと思っております。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
中村宏幸議員。
○6番(中村宏幸君)
ご答弁ありがとうございます。
まず1点目の14名という件ですけれども、例えば能勢町では、当然豊能町にも人口が約ですけれども1万人低いにもかかわらず14名というような形になっておりますよね。今回提案理由として示されてる近隣市における削減への取り組み状況を視野に入れということについては、若干、提案理由としては力不足ではないかなと。
また、提案理由を述べるのであれば、ほかの理由を語った方がより実効力が上がるのではないかと、そのように考えております。
そして
地方自治法の議員定数、いわゆる法定定数については26人だということよりも、下がるけれどもその点について提出者である竹谷議員はどのようにお考えですかという形なので、その中身についていま一度ご答弁いただけたらと思います。
あと3点目でしたけれども、議員数の削減によって行政のチェック機能あるいは行政のなれ合いを助長するのではないかという部分についてもいま一度、そのような形になるかもわからないけれども、みずからが議員一人一人の議員としての自覚を持てというような形でしたけれども、果たして14でその自覚が今以上に生まれるのかなという大きな疑問がありますので、その3点について再度ご答弁をいただけたらなと思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
それでは、中村議員の2回目の質問にご答弁をさせていただきます。
確かに能勢町におきましては、いただいてる資料によりますと人口が1万2,800強、定数につきましては14名と。人口割にしますと921名に1名の議員ということになっておりますけども、一方、2万人以上の豊能町に比較的よく似た島本町におきましては2万9,000の人口に対して定数が16、議員当たりの人口にしますと1,816名ということになっております。こういったところのことも議員の皆さん、それぞれ勘案していただいて14名という方向が出てきたと私は思っております。
次に、法定定数26名から14名に大幅に下がるということですけども、豊能町条例、条例定数は現在18名になってますね。それからさらに4名ということで、確かに一気に4名下がるというのはいろんな面でとまどいがあるかもしれませんけども、今、世の中の流れが定数削減という方向に進んでるんじゃないかなと思ってます。そういう面から先ほど言いましたように人口当たりの人数からいけばこの辺が妥当ではないかというような方向が出ましたので、これに基づいてご判断いただければいいかなと思います。
次に、住民の声あるいは行政のチェック、監査等々について私が先ほど本人の自覚であると、そういうような趣旨のご答弁をさせていただいたんですけども、これが確定をしましたら、またそういったことについての委員会のあり方等々についても議論の場があろうかと思いますので、またその辺で方向が見つけていければいいかなと思ってますのでご了解願いたいと思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
西岡義克議員。
○16番(西岡義克君)
先般の全協の中で18人、16人、14人、12人という案が出まして、最終、議長への一任という形になったわけでありますけれども、次に出ます
地方自治法の一般改正によりまして、やっぱり地方議員のレベルアップといいますか、議長の権限強化もあったり、議員の能力アップにつながるいろんな仕事がふえてくるというような中で、議員の資質の高度化もありますし、これから多忙になるんじゃないかなという気がします。
人口比にしたら、この前の話では10人が妥当やという形でしたけども今回14人になったと、これは今さっき答弁で聞いたんですけども、この
地方自治法の一般改正ということも勘案して、この14にしたのかどうか、その辺ちょっとお聞きしたいと思います。
○議長(池田勇夫君)
竹谷 勝議員。
○7番(竹谷 勝君)
西岡議員のご質問にお答えします。
確かに西岡議員おっしゃるように現行の18名あるいは16名、14名、12名というような各議員からの議論があったと認識しております。一方で、減らすことによって議員の資質の問題とか、いわゆるスキルアップを図っていかなあかんという一方では、そういう中で削減がええのかいうようなことかなと思うんですけども。この辺につきましては、私が答弁なかなかしにくい面があると思うんですよ、これは私の個人的な見解ですけどね、やはり議員は一人一人がその辺自己責任を持って住民の代表やという信念で、意識で、定数が何名であろうがやっていかないけない問題じゃないかなと、私自身はそのように思っております。
次に、
地方自治法との改正との関係についてというご質問ですけども。
確かに
地方自治法の一部が改正されまして、この後、上程されるんですけれども、今回はあくまでも議員定数をできれば下げたいと。下げたことに対する、例えば
常任委員会がどうであるとかいうことは、これから検討をしていくことになると思いますので、またその段階でいろいろご意見を聞かせていただいて、決まった定数で議会運営がスムーズにいくようにまた議論をしていただければええかなと。まことにちょっと回答にはならないと思うんですけども、よろしくお願いします。
○議長(池田勇夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
中村宏幸議員。
○6番(中村宏幸君)
6番、中村宏幸でございます。
日本共産党を代表して、提案されております豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件についての態度を申し述べます。
地方議会は住民の最も身近な議会として、住民の声を自治体に反映する住民の代表機関です。地方議員の大幅な定数削減は地方自治体における議会制民主主義を切り縮め、結果として自治体を住民から遠ざける役割を果たすものといわざるを得ません。
議会の役割については、1、それぞれの地域の住民の意思を代表する機能。2、自治立法権に基づく立法機能。3、執行機関に対する批判、監視機能を持つものであり、大変重要な役割を担っています。
また、議員は住民の意思をより議会に反映させ、地方自治と地域住民の結びつきを強め、地方議会を活性化させるなど重要な役割を持っています。町民の皆さんの中には、確かに議員は少ない方がいい、税金のむだ遣いだという声もあります。これは豊能町政や豊能町議会が町民の願いや要求にこたえていないことへの批判と不信から生まれてきたものです。これらの声にしっかりと答えていく議会と議員が求められます。
この声を広く反映し、少数意見を尊重するなど、名実ともに議会と町政が住民が主人公を貫くことこそ町民の願いにこたえる道ではないでしょうか。
議会で町民の声を代弁しない議員が批判されるのは当然であります。行政改革や地方分権の流れの中、議会の果たす役割は極めて重大であり、行政のむだや浪費をチェックする機能を十分に発揮するためには、むしろ議員定数を削減するのではなく増員すべきと考えます。
地方自治上の議員定数は、民主主義の立場から最低基準として受けとめることが大切であり、4名の削減するというのは減らした分だけ町民の声が議会や町政に届かなくなるとともに、住民自治という民主主義の立場から見ても議員が減ることは行政へのチェック機能を弱めるとともに、議会の権能が低下し行政の専横やなれ合いを助長することにつながります。
さらに不要不急の議会経費の削減については、議会みずからが率先して積極的に取り組むものであり、議員を減らしたから行政改革に熱心だという議論は民主主義の立場から間違っています。
今、政府が合併押しつけなど地方の切り捨てを進めようとしていることに対し、自分たちの地域、自治体は自分たちで守り発展させたいという住民の願いが広がっています。こうした住民自身によるまちづくりを進めていく上で、議会の役割を十分に発揮できるようにしていくことが求められているのではないでしょうか。
今日、間接民主主義制度である議会に当たって、直接民主主義によるすべての民意を反映させることが理想であるとすれば、議員数が多ければ多いほど多様な民意を反映でき、少なければ少ないほど多様な住民の意見や少数意見の排除につながることは明白であります。
住民自治の実現は地方議員の住民による直接選挙と、議員の議会における住民意思の反映によって保証されます。議員定数を減らすことは住民に最も身近な議会とのパイプを細くし、住民にとって自治体を一層遠い存在にしかねません。
よって、私ども日本共産党は、提案されております豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件に反対とするものです。
○議長(池田勇夫君)
永並 啓議員。
○5番(永並 啓君)
5番、永並 啓です。
町政会を代表し、賛成の立場から討論をさせていただきたいと思います。
提案理由に関しては異なるんですが、結果的に14名という数字ですので賛成とさせていただきたいと思います。
一体、議員は何人がベストなのか、この問いに正解はございません。減らし過ぎると少数意見が反映されにくくなる。多過ぎればコストがかかる。どの意見にも長所、短所があります。
また、先ほどから議論になっておりますけども、住民一人当たりの人数に関しても大阪府下を調べてみても千早赤阪村の654人から大阪市の2万9,537人とさまざまであり、議員一人当たりの住民人数で議員定数を決めるというもの間違っていると思います。正解は特にないということです。
ですから私は議員定数に関してやはり直接の当事者である議員が決めるのは難しいというふうに考えたことから、住民に対してアンケートをとりました。そのアンケート結果が14名ということになりましたので、理由としましては異なりますけれども賛成として賛成の立場をとりたいと思います。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
第2
号議会議案、豊能町議会議員の定数を定める条例改正の件に反対する立場を表明したいと思います。
私は、数を14名にすることそのものに反対するものではありませんが、今、日本の社会がここまで腐敗した状況がきている状況ということの根源は住民が直接議会議員を選ぶ過程でそごが生じている。組織のある人しか出られないような選挙の仕組みになってしまっている。22人という候補者が前回の場合出ました。私、両手を広げても10本しかありません、二人並べて20本ですよ、それでもまだ足らん。その中から有権者はたった1票しか行使できないわけです。そうすると組織に乗った人とか親類縁者とか、一定の純粋なもの以外のものを持ってる人しか議会人に選ばれないようなことになっていく過程で数だけ減らしたらね、ますます日本の社会の民主主義というのは崩壊の道に行くと思います。
私は具体的に12名でいいけれども、中学校区もしくは小学校区ごとの分区制度と全体を選ぶ制度の、有権者にとって2票を行使できるシステムを初めて、ほかにありますよ、どっかありますわ。そういうことを実験的にやるレベルの町やと、豊能町は。そういうことによって今、日本の社会が崩壊しつつある流れを食いとめることが必要なことだというふうに私は思います。
今ここで定数削減だけを言い、言論の自由を封殺したような状況でいくということはいつか来た道。いつか来た道いうて私らが言うたらぱっとわかるのやけど、あなた方若い人はわかれへん。戦争の道ですよ。それはあの苦い戦争の経験を知ってる者からすると、全体主義に通じるようなことは絶対にやってはならんのですよ。そういう意味合いからいって数だけ減らしたらいいというようなやり方は、そういうことに一歩近づくということであり、組織のある人以外の人たちは本当に生き残ることのできないシステムになってしまいますよ。そういう意味合いから今ここで、一日かけても三日かけてもかめへんから公開の席で議論をし、自治会あるいはそういうところへも出向いていって住民の世論を聞いた上で次の選挙までに定数を改正する手続を踏んでも、何のおくれも生じない。今ここで短絡的に頭かーっときてるからいうて、ああ18や、ああ14やて、そんな短絡的なことで世の中というのはおさまっているのと違うんですよ。過去の歴史をひもといてみたら滅びる直前までいくけれども、また生き延びてくるのは何かというたら、やっぱりそこに人間の英知が働いて、今、腐敗しつつある日本の民主主義やけれども、欧米先進国に倣って小学校区とか中学校区単位で選挙をするシステムというものを考えるという機会を持とうじゃありませんか。そういうことを考えなければ、日本の社会はまさに雪だるまが転げるごとく腐敗への方向を突っ走ることにつながると私は懸念をいたします。
したがって、本件14名を短絡的に決める条例改正については反対であるということを明確にし、この機会を通して皆さん方に本当の民主主義のあり方というものの原点を問い直す議論をしようではありませんかということを呼びかけまして、本件、反対の討論にかえます。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、
西岡義克議員。
○16番(西岡義克君)
第2
号議会議案、豊能町議会の定員の定数を定める条例改正の件について反対の討論をさせていただきたいと思います。
私は12名の削減を提唱したわけでございます。選ばれて議員となり町の将来像を夢見て、みずからの志のもと議員活動に邁進してきたわけでございますが、果たして全知全能を傾注してきたのか、全力投球で問題解決に取り組んだのか、住民のお役に立ったのか、非常勤の議員でいいのか、歳費分の働きをしているのかと多面的に自問自答することしきりでございます。今回の不祥事件にしても、議会のチェック機能が全く果たせず住民に大変なご迷惑をかけ、また議会の信用を失墜する結果となったわけでございます。
これから住民のために働ける、役に立つ議員の育成が必要であります。前回の議会改革
特別委員会は十分な議論のない、消化不良の委員会として終結したわけでございますが、少なくとも議員定数と歳費は一体として論議すべきものとの意見が大勢を占めたところでございます。今回の
地方自治法一部改正を見る限り、議長、議員と議会の質の向上を目指しているわけでございますが、今後はこれまで以上の激務に対抗できるより有能な議員の育成が求められているわけでございます。つまり財政が厳しい状況の中にあっても議員としての志を完結すべく、住民にとってお役に立つ、働く議員のあり方について、議員の品格も含め十分な議論が必要であろうと思います。
もう議員定数削減のみの短絡的な議論では対応できない状況になってきております。もっと根本的な議論が必要であります。
例えば前回の議会改革
特別委員会の中でも私は申し上げましたが、例えばアメリカのマナサス州では崇高な理念のもとボランティアとして夜間の議会を開催し、議員がみずからの得意とするところを地域に還元しております。
また、歳費と定数を削減しても、お役に立たない議員では財政の実質的な削減にはつながらないわけでございます。むしろ質の向上を図る方が実質的な財政削減につながるということであります。
それには職員の教育システムの構築同様、パーソナルモチベーションの高揚を図ることが大切であります。例えば9人の議員に60万の歳費を支給する、今回の自治法の一部改正により一人3委員会に所属すれば、9掛ける3の27人の力が出るわけであります。同じ財源で1.5倍の力が出せれば、実質コストダウンになるわけであります。つまり経費の削減から生産性の向上イコールサービスの向上への発想の転換ということであります。
これからは多種多様の議論が必要であります。定数は次回の選挙時に実行するものでありますから時間的にはゆとりがあります。そのゆとりの中で住民本位の立場で、お役に立つ議員を育成するシステムの構築が必要であり、広範囲に検討すべきことであります。
せんじ詰めれば、長期の展望に立てば最後は人材育成であります。議員定数と歳費の問題は議員の身分にかかわる重要な問題であることから、議員の育成するシステムをも含めトータル的に再度慎重な議論をすべきであります。
よって、次期選挙までの時間的なゆとりの中で長期の展望に対し多面的に物事を考えて根本的な議論をすべきであり、枝葉末節の議論は避けるべきであります。
以上の観点から枝葉末節の議論ではなく、根本的な議論が必要であり、住民本位の議論が不十分であるため、早急な議員定数の決定には反対であります。
以上であります。
○議長(池田勇夫君)
討論はございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本件は、原案のとおり可決と認めることに賛成の方は起立願います。
(多数起立・13:4)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第2
号議会議案は原案のとおり可決されました。
日程第3、第3
号議会議案「
豊能町議会会議規則改正の件」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
木寺喜義議員。
○12番(木寺喜義君)
それでは、第3
号議会議案を提案したいと思いますのでよろしくお願いします。
第3
号議会議案、
豊能町議会会議規則改正の件。
豊能町議会会議規則の一部を改正する規則を次のように定める。平成19年3月22日提出。提出者、豊能町議会議員、木寺喜義。賛成者、同中村宏幸、同塩谷宣子、同西岡義克、同久保豊茂。
提案理由といたしまして、
地方自治法の一部を改正する法律(平成18年法律第53号)の施行に伴い、豊能町議会会議規則の一部を改正するものである。
次のページをおめくりいただきたいと思います。
豊能町議会会議規則の一部を改正する規則、豊能町議会会議規則、平成3年豊能町議会規則第1号の一部を次のように改正する。
第14条に次の1項、第3項を加えます。委員会が議案を提出しようとするときは、その案をそなえ、理由をつけ委員長が議長に提出しなければならない。
第28条からは文言の整理でございまして、28条中の「職員をして」を「職員に」に変えます。
第29条も文言整理でございまして「職員をして」を「職員により」に改め、第2項においては「職員をして」を「職員に」に改めるものでございます。
第38条、議案等の朗読でございまして、これも文言の整理で「職員をして」を「職員に」に改めるものでございます。
第73条ですが、所管事務等の調査でございまして、73条の第2項中「109条の2第3項」とありますのを「109条の2第4項」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この規則は公布の日から施行するということでございますので、よろしく決定賜りますようお願い申し上げます。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
これより、本件に対する質疑を行います。
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
議会の会議規則の中で、私は最も大切な問題は日本国憲法が保証する言論の自由、議会制民主主義の中で
議会運営委員会が法律の規定を越えて議員の質問を制限していること等は違法やということを繰り返し言うてきた。そのことについて今回の改正には含まれていないということについて。
○議長(池田勇夫君)
西川議員の発言を停止させていただいてよろしいですか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
西川議員の発言を停止します。
ほかに質疑ございませんか。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「討論なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本件は、原案のとおり可決と認めることに賛成の方は起立願います。
(多数起立・16:1)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、第3
号議会議案は原案のとおり可決されました。
日程第4、第4
号議会議案「
豊能町議会委員会条例改正の件」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
木寺喜義議員。
○12番(木寺喜義君)
それでは、第4
号議会議案の説明をいたします。
第4
号議会議案、
豊能町議会委員会条例改正の件。
豊能町議会委員会条例の一部を改正する条例を次のように定める。平成19年3月22日提出。提出者、豊能町議会議員、木寺喜義。賛成者、同中村宏幸、同塩谷宣子、同西岡義克、同久保豊茂。
提案理由といたしまして、
地方自治法の一部を改正する法律(平成18年法律第53号)の施行に伴い、豊能町議会委員会条例の一部を改正するものでございます。
次のページをお開きください。
豊能町議会委員会条例の一部を改正する条例。豊能町議会委員会条例(平成3年豊能町条例第13号)の一部を次のように改正する。
第7条第1項に次のただし書きを加える。「ただし、閉会中においては議長が指名することができる」
同じく第7条第3項に次のただし書きを加えるものです。「ただし、閉会中においては議長が変更することができる」でございます。
これは常任委員、
議会運営委員、特別委員の選任及び変更について、閉会中でも議長において指名または変更ができるように改正するものでございます。
次に、第12条第2項に次のただし書きを加えるものです。「ただし、閉会中においては議長が許可することができる」これにつきましては
議会運営委員及び特別委員の辞任について、先ほどとは逆に、閉会中でも議長において許可できるように改正するものでございます。
次に、第19条中の文言整理でございまして、「対し、」の次に「委員会の審査または調査に必要な」という文言を加えるものでございます。これは委員会での出席者に対しまして説明を求める際に内容を具体的に明記する条例の改正でございます。
第27条中には、これも先ほどの規則と同様、文言整理でして「職員をして」を「職員に」に改めるものでございます。
附則といたしまして、この条例は公布の日から施行するものでございます。
ご審議決定くださいますようお願い申し上げます。
以上です。
○議長(池田勇夫君)
これより、本件に対する質疑を行います。
西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
10番、西川です。
今回、
地方自治法が改正された趣旨は、形式的なことは取り外して実質上の議会の機能を強化しようという趣旨の改正が行われているわけですが、今回の先ほどの規則の改正といい今回の件といい、従来から豊能町がやってきた会派制に名をかりた越権行為に一歩も改善の兆しが見えない。そんなことではね、今のこの難局に耐える議会機能というのは発揮できないと思うんですけど、そのことについてどう考えてるんですか。あなたは1年間にわたって議会改革委員長をやって、やってきた立場でしょう、そのことについてお答えしてください。文言だけじゃない、その機会に改正すべきやないか。
○議長(池田勇夫君)
木寺喜義議員。
○12番(木寺喜義君)
ただいま、西川議員の質問でございますが、この議案は委員会条例の改正でございまして、豊能町議会の委員会条例に会派制云々というのはございませんので、その件についてはまた別で議論していただきたいと思います。
○議長(池田勇夫君)
ほかに、西川隆夫議員。
○10番(西川隆夫君)
今、委員長は会派制による拘束はないと言うけれども、実質上、19年度予算委員会について2名以上の会派を構成していないということによって、事実上、私を除外したじゃない。そんな組んだらええって仲よしクラブの会派制なんかによってね、町政をもてあそぶ姿というものを改正しなければならんということを繰り返し言ってるんです。
○議長(池田勇夫君)
西川議員の退席を求めます。
西川議員、退席してください。
この際、暫時休憩をいたします。
再開は放送をもって行います。
(午後 6時08分 休憩)
(午後 6時31分 再開)
○議長(池田勇夫君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
本件は、原案のとおり可決と認めることに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第4号議案は原案のとおり可決されました。
日程第5、第5
号議会議案「2008年
関西サミットの実現ならびに大阪での首脳会合開催を求める決議の件」を議題といたします。
提案理由の説明を求めます。
山下忠志議員。
○3番(山下忠志君)
ただいま議長よりご指名をいただきましたので、朗読をもって提案理由にかえさせていただきます。
第5
号議会議案、2008年
関西サミットの実現並びに大阪での首脳会合開催を求める決議。
上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出いたします。平成19年3月22日提出。提出者、豊能町議会議員、山下忠志。賛成者、同小寺正人、同竹谷 勝、同木寺喜義、同久保豊茂。
次のページをお開きください。
2008年
関西サミットの実現ならびに大阪での首脳会合開催を求める決議。
サミットは世界の政治経済に係る主要課題について、主要8カ国の首脳が一堂に会して話し合う第一級の国際会議であり、来る2008年にはわが国での開催が予定されている。現在、このサミットを
関西サミットとして実現し、関西の発展を図るため大阪、京都、兵庫の関西三都が連携して誘致活動を推進しており、それぞれの開催プランをもとに関西が一体となったプランの取りまとめが必要である。大阪は首脳会合の開催を目指し、大阪城地区を中心とするサミット開催プランを提案している。大阪城地区での開催は周囲を川と濠に囲まれ、警備面で万全を期しながらすべての行事が地区内で完結することから、住民生活への影響を最小限に抑えることが可能である。
また18カ国、地域の首脳が参加したエイペック大阪会議をはじめ多くの国際会議を開催してきた実績を有し、多数のホテルや高速道路網など、各国首脳をお迎えするにふさわしい都市インフラが備わっている。
さらに2008年には北京オリンピックが開かれ、世界がアジアに注目する中、大阪はアジアと長く深い交流実績を有しており、アジア唯一の参加国であるわが国において大阪こそサミット開催にふさわしい都市であり、世界の首脳を温かくお迎えする地域をあげてのおもてなしの心はエイペック大阪会議において実証済みである。
大阪でサミットが開催されれば、大阪の知名度や国際的なプレゼンスの向上、さらには国際集客や投資の促進にも大きく寄与し、アジアのにぎわい都市としての発展に大きな推進力となるものである。
よって、豊能町議会は2008年サミットを簡素な
関西サミットとして実現し、その上で首脳会合が大阪で開催されることを強く要望する。以上、決議する。
平成19年3月22日。大阪府豊能郡豊能町議会。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(池田勇夫君)
これより、本件に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「討論なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
本件は、原案のとおり可決と認めることに賛成の方は起立願います。
(全員起立)
○議長(池田勇夫君)
起立全員であります。
よって、第5
号議会議案は原案のとおり可決されました。
○17番(川上 勲君)
議長。
○議長(池田勇夫君)
はい、川上 勲議員。
○17番(川上 勲君)
日下町長への不信任決議案を、会議規則第14条の規定によって提出しますのでお取り計らいのほどよろしくお願いいたします。
○議長(池田勇夫君)
ただいま、川上 勲議員から日下町長に対する不信任の動議が提出されました。
賛成者はおられますか。
この動議は所定の賛成者がありますので成立しました。
お諮りいたします。
この動議を日程に追加し、追加日程第1として、日程に順序を変更し、直ちに議題とすることに賛成の方は起立願います。
(多数起立・12:4)
○議長(池田勇夫君)
起立多数であります。
よって、この動議を日程に追加し、追加日程第1として日程の順序を変更し直ちに議題とすることに決定しました。
この際、暫時休憩をいたします。
再開は放送をもって行いますので、よろしくお願いいたします。
(午後 6時50分 休憩)
(午後 7時21分 再開)
○議長(池田勇夫君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
追加日程第1、日下町長の不信任決議についてを議題といたします。
これより町長の一身上に関する事件でありますので、町長、退席をよろしくお願いいたします。
(町長退席)
○議長(池田勇夫君)
提出者の説明を求めます。
川上 勲議員。
○17番(川上 勲君)
ご指名をいただきましたので、第6
号議会議案の提案をさせていただきます。
第6
号議会議案、平成19年3月22日、豊能町議会議長様。提出者、豊能町議会議員、川上 勲、同秋元美智子、同藤田 隆、同高尾靖子。
日下町長の不信任決議案。上記の議案を別紙のとおり、会議規則第14条の規定により提出します。なお、提案理由は朗読にかえさせていただきます。
日下町長への不信任決議案。
本議会は豊能町長、日下纓子君を信任しない。
以上、決議する。平成19年3月22日、豊能町議会。
提案理由。
本来、普通地方公共団体の首長に与えられた人事権、予算の執行権は絶対的な権限である。それゆえ、そのような権限を行使する立場の者は政治的能力、行政的能力はもちろん、経営的能力を持ち合わせていなければならない。昨年の11月に起きた談合疑惑の事件は、日下町長が最も信頼していた大西助役が逮捕された事件であり、日下町長の行政能力、経営能力がないために起こった事件と言わざるを得ない。組織に対する信頼を損なう、このような不祥事、しかもそれが組織のナンバー2が犯した重大事件となれば官民を問わずその組織のトップが引責辞任をするのが当たり前である。
日下町長は、平成18年12月定例会で可決決定された辞職勧告決議の趣旨を真摯に受けとめようとせず、その責任をみずからの報酬削減のみで取り繕うとし、引き続き町政の最高責任者の地位にとどまろうとしている。
この事件の解明のため、日下町長をトップとして原因調査対策本部を立ち上げるということは、警察官がひったくり事件を起こしていながらその捜査に加わっていたことと同じことであり、社会常識から完全に外れている。
また平成19年1月15日の臨時議会で提案された日下町長に対する不信任決議案は、4分の3以上の賛成が得られず否決となった。辞職勧告決議案や不信任案の提案理由は談合事件だけではない、ダイオキシン問題では管理者として経営能力がないために法律違反や条例違反を繰り返し、豊能町、能勢町に莫大な損害を与え、いまもって完全処理に至らず混迷を重ねている。
このような時期に首長の失職は行政の後退につながるという意見もあるが、この先も日下町政が続く限り、より以上の行政の後退につながる。
また、一貫性のない間違った本会議の答弁や事実を歪曲した記事内容で、住民多数に誤解を与え、議員の名誉を省みない程度の低い講演会発行のチラシ、いまもって助役の提案や監査役の提案のできない状況、そして町職員からの信頼関係から考えると、日下町政は裸の王様同然である。
以上から、豊能町の現在の状況を的確に判断をして、町政の刷新のため、小異をすて大同につき、日下町長の辞職を実現し、新しい体制で出直すことこそ我々議員に課せられた責務であると考え、不信任決議案を提案する。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(池田勇夫君)
これより、本件に対する質疑を行います。
(「なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
質疑を終結いたします。
これより討論を行います。
(「討論なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
討論を終結いたします。
これより採決を行います。
町長不信任の議決は
地方自治法第178条の規定によって、議員数の3分の2以上の者が出席し、その4分の3の者の同意を必要とします。
出席議員は17名であり、議員数の3分の2以上です。その4分の3は13名です。
本決議案のとおり決することに賛成の方は起立願います。
(少数起立・10:7)
○議長(池田勇夫君)
ただいまの起立者は4分の3に達しません。
よって、日下町長に対する不信任の決議は否決されました。
町長の入場を許します。日下町長お入りください。
(町長入場)
○議長(池田勇夫君)
日程第6、
議会運営委員会の選任についてを議題といたします。
お諮りいたします。
議会運営委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定によって藤田 隆議員を指名したいと思いますが、ご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(池田勇夫君)
異議なしと認めます。
よって、
議会運営委員は藤田 隆議員を選任することに決定いたしました。
この際、暫時休憩をいたします。
再開は放送をもって行います。
(午後 7時30分 休憩)
(午後 8時04分 再開)
○副議長(竹谷 勝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいま、議長、池田勇夫議員から議長の辞職願が提出されています。
地方自治法第117条の規定により、池田勇夫議員の退席を求めます。
(議長退席)
○副議長(竹谷 勝君)
辞職願を事務局長より朗読させます。
事務局長。
○
議会事務局長(大西俊秀君)
それでは、朗読をさせていただきます。
平成19年3月22日、豊能町議会副議長、竹谷 勝様。豊能町議会議長、池田勇夫。
辞職願。
このたび都合により議長を辞職したいので許可されるよう願い出ます。
以上でございます、よろしくお願いいたします。
○副議長(竹谷 勝君)
お諮りいたします。
この際、議長辞職についてを日程に追加し、議題とすることにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
異議なしと認めます。
よって、辞職についてを日程に追加し、議題といたします。
お諮りいたします。
池田勇夫議員の議長の辞職を許可することにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
異議なしと認めます。
よって、池田勇夫議員の議長の辞職を許可することに決定いたしました。
池田議長、入場を願います。
(議長入場)
○副議長(竹谷 勝君)
池田勇夫議員から発言を求められていますので、これを許します。
池田勇夫議員。
○8番(池田勇夫君)
皆さん方に一言、お礼とおわびを申し上げたいと思います。
私ごときが改選前2年、そして改選後1年6カ月という長い間、議長という重責を預からせていただきました。皆さん方のお力のもとに今日まで続けてきたのではないかなというふうに心からご指導に対して喜んでおるところでございます。
しかし、現町長が誕生いたしましてから今日まで与党、野党という議会と行政の中で隔壁ができたというのがございます。その枠の中で、今日まで私は丸くおさまることが議会と行政の仲ではないかということについて是々非々の議論をもって行政と議会が対立し、そして合意のもとにこの町民の皆さんのために進めていくのが議会の議長としての責務ではないかということを重んじ、今日まで努力をしてまいったつもりでございます。
しかし、今日、こうして3月の定例会を迎えましたときに、町長の不信任決議あるいは19年度の予算の否決というような大きな問題点が出てまいりました。その枠の中でこれすら仕切れなかった私、これは私の大きな責任の一端ではないかということを重々察しまして、こういう形をとらせていただきました。
私、一議員になりましてからも今まで皆さんにお教えいただき、ご指導いただいた分を、これから先、町民の皆様のために努力をしてまいりたいという覚悟でございます。
どうか、一議員になりましてからも皆さんのご指導をよろしくお願いを申し上げまして、いっぱい言いたいことはございますけど、簡単でございますけども、一言皆さん方にお礼の言葉にかえさせていただきます。
本当にどうもありがとうございました。
○副議長(竹谷 勝君)
お諮りをいたします。
ただいま議長が欠員となりましたので、この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
異議なしと認めます。
よって、議長の選挙を日程に追加いたします。
この際、暫時休憩をいたします。
再開は放送をもってご連絡いたします。
(午後 8時09分 休憩)
(午後11時33分 再開)
○副議長(竹谷 勝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。
3月23日の会議は、議事の都合により特に午前0時に繰り上げて開くことにしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
異議なしと認めます。
よって、3月23日の会議を午前0時に繰り上げて開くことが可決されました。
この際、暫時休憩いたします。
再開は放送をもってご連絡をいたします。
(午後11時34分 休憩)
(午前 3時02分 再開)
○副議長(竹谷 勝君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
ただいまより議長の選挙を行います。
選挙の方法は投票によって行います。
議場の出入り口を閉めます。
(議場閉鎖)
○副議長(竹谷 勝君)
ただいまの出席議員数は17名です。
次に立会人を指名いたします。
会議規則第32条第2項の規定によって、立会人に1番・小寺正人議員及び2番・植村壽雄議員を指名します。
投票用紙を配ります。
(投票用紙配布)
○副議長(竹谷 勝君)
念のため申し上げます、投票は単記無記名です。
投票用紙の配付漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
配付漏れなしと認めます。
投票箱を点検いたします。
(投票箱点検)
○副議長(竹谷 勝君)
異常なしと認めます。
ただいまから投票を行います。
事務局長が氏名を呼び上げますので、順番に投票願います。
(事務局長点呼・投票)
○副議長(竹谷 勝君)
投票漏れはありませんか。
(「なし」の声あり)
○副議長(竹谷 勝君)
投票漏れなしと認めます。
投票を終わります。
開票を行います。
小寺正人議員及び植村壽雄議員、開票の立ち会いをお願いいたします。
(開票)
○副議長(竹谷 勝君)
選挙の結果を報告いたします。
投票総数17票
有効投票14票
無効投票 3票
有効投票のうち
木寺喜義議員14票
以上のとおりです。
この選挙の法定得票数は4票です。
したがって、木寺喜義議員が議長に当選されました。
議場の出入り口を開きます。
(議場開鎖)
○副議長(竹谷 勝君)
ただいま、議長に当選されました木寺喜義議員が議場におられますので、本席から会議規則第33条第2項の規定によって当選の告知をします。
議長から発言を求められておりますので、これを許します。
木寺喜義議長。
○議長(木寺喜義君)
皆様のご推挙、本当にありがとうございました。
私自身は議員を14年ほどやっておりますが、ただいたずらに時を長く過ごしてきただけで、議長という大きな役、皆さんをまとめてリーダーシップを図っていく、そうした大きな役の器ではございませんが、皆様方の大きなご推挙をいただきましたからには快くお受けして、今後の豊能町の議会の繁栄のために頑張っていきたいと思います。皆さんも、どうかよろしくお願いします。
この難局を越えるに当たって、私や副議長だけの力ではこれはやり遂げることができません。どうしても議員諸氏の皆様方のご協力が必要でございますので、どうかその辺も含めましてご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
また、私の生まれ育ちましたこの豊能町を少しでも明るく活性化するためにも微力を尽くしたいと思いますので、理事者の皆さんもご協力よろしくお願いいたします。
どうもありがとうございます。
○副議長(竹谷 勝君)
これをもって副議長の職務は全部終了いたしました。
ご協力ありがとうございました。
木寺喜義議長、議長席にお着き願います。
○議長(木寺喜義君)
お諮りいたします。
ただいま
議会運営委員が欠員となりましたので、この際、
議会運営委員の選任を日程に追加したいと思いますが、これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(木寺喜義君)
異議なしと認めます。
よって、
議会運営委員の選任を日程に追加いたします。
この際、暫時休憩いたします。
再開は放送をもってお知らせいたします。
(午前 3時17分 休憩)
(午前 3時35分 再開)
○議長(木寺喜義君)
休憩前に引き続き会議を開きます。
お諮りいたします。
議会運営委員会の委員の選任については、委員会条例第7条第1項の規定によって、岡 茂議員を指名いたしたいと思います。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(木寺喜義君)
異議なしと認めます。
よって、岡 茂議員を
議会運営委員会の委員に選任することに決定いたしました。
議会運営委員会より、次期議会の会期日程の議会運営に関する事項について、広報
特別委員会より広報の発行について閉会中の審査申し出があります。これにご異議ございませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(木寺喜義君)
異議なしと認めます。
よって、閉会中の審査を許可いたします。
以上で、本定例会の会議に付された事件はすべて終了いたしました。
よって、会議規則第7条の規定により本日で閉会したいと思います。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」の声あり)
○議長(木寺喜義君)
異議なしと認めます。
よって、本定例会は本日で閉会することに決定いたしました。
これで本日の会議を閉じます。
本定例会の閉会に当たり、町長からあいさつがございます。
日下町長、よろしくお願いします。
○町長(日下纓子君)
それでは、定例会の終了に当たりましてごあいさつ申し上げます。
本定例会は、3月7日から本日まで17日間にわたり慎重審議をしていただき、まことにありがとうございました。
また、池田議長におかれましてはいろいろとご苦労をおかけいたしましたことに感謝を申し上げます。
さて、去る3月19日に大阪府を通じまして平成18年度特別交付税の交付決定がございました。総額は6億6,669万4,000円が交付されることになりました。その詳細はまだ通知がきておりませんので詳しくは申し上げられませんが、ダイオキシン対策に対する組合負担金に対し、2年分割ではありますが80%認められたものと思っております。したがいまして、平成18年度事業分の残り2分の1も本年、19年度の特別交付税で認められますよう関係機関に要望してまいりたいと思っております。
なお、第15号議案の一般会計につきましては暫定予算を専決させていただき、議会と相談して修正予算を早い時期に提出させていただきますのでよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、議員の皆様におかれましては健康に留意され、さらなるご活躍をお祈りいたしまして閉会のあいさつといたします。
ご苦労さまでございました。
○議長(木寺喜義君)
これをもちまして、平成19年第2回豊能町議会定例会を閉会いたします。
皆様、どうもご苦労さまでした。
閉会 午前3時37分
本日の会議に付された事件は次のとおりである。
日程第1 第 1号議案 豊能町一般職の職員の給与に関する条例改正の件
第 2号議案 職員の
管理職手当に関する条例改正の件
第 3号議案 豊能町
手数料条例の一部を改正する条例改正の件
第 4号議案 豊能町
老人医療費の助成に関する条例及び豊能町
国民健康保険
条例改正の件
第 5号議案
豊能町立自動車駐車場条例改正の件
第 6号議案 豊能町
下水道条例改正の件
第 7号議案 豊能町
公共下水道水洗便所改造資金貸付基金条例改正の件
第 8号議案
豊能町立幼稚園条例改正の件
第 9号議案 町道路線の認定及び変更の件
第10号議案 町道路線の変更の件
第11号議案 平成18年度豊能町
一般会計補正予算の件
第12号議案 平成18年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件
第13号議案 平成18年度豊能町
下水道事業特別会計補正予算の件
第14号議案 平成18年度豊能町
水道事業会計補正予算の件
第15号議案 平成19年度豊能町
一般会計予算の件
第16号議案 平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計事業勘定予算の件
第17号議案 平成19年度豊能町
国民健康保険特別会計診療所施設勘定予算
の件
第18号議案 平成19年度豊能町
老人保健特別会計予算の件
第19号議案 平成19年度豊能町
介護保険特別会計事業勘定補正予算の件
第20号議案 平成19年度豊能町
下水道事業特別会計予算の件
第21号議案 平成19年度豊能町
土地取得特別会計予算の件
第22号議案 平成19年度豊能町
野間口地域下水道特別会計予算の件
第23号議案 平成19年度豊能町
生活排水処理事業特別会計予算の件
第24号議案 平成19年度豊能町
水道事業会計予算の件
日程第2 第 2
号議会議案 豊能町議会の議員の定数を定める条例改正の件
日程第3 第 3
号議会議案 豊能町議会会議規則改正の件
日程第4 第 4
号議会議案 豊能町議会委員会条例改正の件
日程第5 第 5
号議会議案 2008年
関西サミットの実現ならびに大阪での首脳会合
開催を求める決議の件
日程第6
議会運営委員の選任について
追加日程
日下町長の不信任決議について
議長辞職について
議長の選挙
議会運営委員の選任
以上、会議の次第を記し、これを証するためここに署名する。
平成 年 月 日署名
豊能町議会 議 長
副議長
署名議員 4番
同 5番...