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平成22年第2回定例会(第2号 3月 8日)

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  1. 豊能町議会 2010-03-08
    平成22年第2回定例会(第2号 3月 8日)


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    平成22年第2回定例会(第2号 3月 8日)      平成22年第2回豊能町議会定例会会議録(第2号)   年 月 日 平成22年3月8日(月) 場   所 豊 能 町 役 場 議 場 出席議員 14名        1番 橋本 謙司      2番 井川 佳子        3番 高橋 充德      4番 岩城 重義        5番 小寺 正人      6番 山下 忠志        7番 永並  啓      8番 竹谷  勝        9番 福岡 邦彬     10番 秋元美智子       11番 平井 政義     12番 高尾 靖子       13番 西岡 義克     14番 川上  勲 欠席議員 0名 地方自治法第121条の規定により議会に出席を求めた者は、次のとおり である。 町    長  池田 勇夫      副町長     前田 真二 教育長     小川 照夫      総務部長    室木 伸治
    生活福祉部長  乾  晃夫      建設環境部長  川上 和博 上下水道部長  高  秀雄      教育次長    下林  晃 消防長     西本 好美      会計管理者   上林  勲 本会議に職務のため出席した者は、次のとおりである。 議会事務局長  大西 俊秀      書記      杉田 庄司 書    記  玉川  徹 議事日程 平成22年3月8日(月)午前10時00分開議 日程第1 一般質問            開議 午前10時00分 ○議長(秋元美智子君)  おはようございます。  ただいまの出席議員は14名であります。  定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりでございます。  日程第1「一般質問」を行います。  順次発言を許します。  質問者は質問者席に登壇して、質問を行ってください。  町政会代表永並啓議員を指名いたします。  持ち時間は、質問及び答弁を合わせて40分といたします。  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  7番、永並啓です。  それでは、時間が限られておりますので、すぐに質問に入らせていただきます。  まず教育問題からであります。前回も質問しましたが、小学校の統廃合についてお伺いします。  将来的に、西地域に三つの小学校を存続させることは、現実的に不可能だと思います。不可能であるにもかかわらず、学識経験者地域住民に議論してもらうのは余りにもむなし過ぎる会議であります。可能性のある選択肢を提示し、その中で議論してこそ、具体的に地域の声を反映することが可能になります。反映できないにもかかわらず地域の声を聞くということは、単に住民から意見を聞いたというパフォーマンスでしかありません。直前になってどたばたするというのではなく、今のうちから検討し、少ないお金を集中的に投資し、よりよい教育環境をつくっていくことが重要と考えます。  確かに、地域にとって学校の存在は非常に重要なものであります。しかし統廃合は、子どもたちの教育を第一に考える必要があります。子どもたちの教育について的確に現状を把握し、常に研修を行い、さまざまな角度から子どもの教育について知識を積み上げているのは教育委員会であります。また財政面の把握をしているのも、学識経験者ではなく教育委員会であります。教育委員会リーダーシップを発揮し、よりよい統廃合を進めていくことが必要と考えますが、教育長のお考えをお聞かせください。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  小川教育長。 ○教育長(小川照夫君)  お答えいたします。  今、永並議員がおっしゃいましたように、年々減少する少子化に対応して町立の小学校がどうあるべきかということで、我々もやはり現状を踏まえながら検討していく必要があるということで、昨年の5月に小学校の適正配置審議会を立ち上げたわけでございます。当然、今もお話がありましたように、学校というのは地域の中で育っていくというふうに考えておりまして、単なる学校教育だけではなくて、地域にとってはやはり生涯学習の場であったり、あるいは町の行事に使ったり、あるいは災害時における避難所であったりという、そういうのが学校であるということでございますので、そういう意味で学識経験者や地域の方々、あるいは自治会、PTAの方々にお集まりをいただきまして、多様な面からいろいろご審議いただいたというところでございまして、先月おかげさまで第6回の審議会が終了いたしまして提言書をいただいたところでございます。現在、一部文言の修正等がございますが、年度内には公表できるものと思っておりまして、教育委員会といたしましてもさらにそれを踏まえながら具体の政策を進めていきたいと考えているところでございます。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  ぜひとも教育委員会がもっとリーダーシップを発揮して、子どもたちのよりよい教育環境というものをこれから構築していっていただけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。  次に職員の不祥事についてお伺いいたします。  昨年の10月に、豊能町の50歳の教育委員会に当時所属していた職員が、20歳の女性のスカートの中を盗撮して逮捕されました。こんな恥ずかしいことはありません。処分は停職3カ月ということであります。確かにいろいろ調べてみますと、こうした事例では、停職3カ月は妥当な面もあります。しかし私はやはり軽いと思っております。なぜなら豊能町は他市町村と異なり、教育の町として知名度があるからであります。教育の町豊能町の、しかも教育委員会に所属していた職員が女性のスカートの中を盗撮したという現実は、豊能町にとって他市町村よりもダメージが大きい。現在豊能町は、不審者を発見した場合、たんぽぽメールを配信し注意喚起を行っておりますが、たんぽぽメールを配信するところに不審者がいたことになるわけであります。懲戒審査委員会で処分を検討した際、豊能町が教育の町として知名度があるということも考慮されたのか、お聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  懲戒処分審査会におきましては、あらゆる面から審査をしておるわけでございまして、先ほど言われましたように、大阪府下の今までの処分事例を参考にいたしまして実施したわけでございますけれども、停職3カ月だけの処分ではございませんでして、分限処分を実施いたしまして、課長職から課長補佐級に落としたということでございまして、これはなぜかと言いますと、町全体のイメージが当然ダウンしておるということで、先ほど言われましたように、教育委員会の総務課長という職でありましたので、当然教育に間接的にも携わっておるということで、ほかよりも厳しい処分をいたしたところであります。  以上であります。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  やはり豊能町は教育の町として知名度があるわけですから、そういった、ほかより厳しい処分を実施してこそという姿勢が、対外的に豊能町は教育の町だなということを認識してもらう機会になりますので、よろしくお願いします。  罰則についてですが、停職3カ月というのは基本的に、単に家に3カ月いるだけということになってしまいます。それで例えば何かが変わるというのは、なかなか考えにくい。特に性癖という部分というのは、なかなか変わりません。そこで例えば罰則に加えて、停職の間はボランティアをするとか、行政のイベントを手伝うとか、そういったことを加えることは、今後、起きないにこしたことはないですけど、起きた場合、そういった罰のあり方、処分の加え方等は可能でしょうか。お聞きします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  単に家でじっとしておれということではなしに、たまには人事課長もしくは私が連絡をとって、「今何しておるのや。ちゃんと反省しておるか。」というような、そういうこともやっておりますが、先ほど言われましたような部分も確かにこれから必要かなというふうにも思っておりますので、また内部で議論をしたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  ぜひとも、やはり電話でそういうのを確認するだけでは、なかなか更生にもつながっていきませんので、そういうことを本当に反省するのであれば、地域住民に何か役に立つような、そういった行動で反省するという方法もありだと思いますので、よろしくお願いします。  今度は逆の観点から、日本の刑事政策というものは、罪を犯した人も社会の一員であり、極刑にならない限りまた社会に戻っていきます。社会に戻ってきた人が反省して生きていくために、教育的配慮の側面を強化してきたという点に重きを置いていますので仕方ない部分はあるんですけども、罪を犯した人が社会に復帰した場合、例えば今回の場合ですと、一緒に働く人のことなどは考えられていますでしょうか。例えば特に女性の場合ですね。盗撮したことのある人と一緒に働くことに対して抵抗が出てくると思います。こういったときに、心の部分かもしれませんけども、何らかの対策は考えておられますでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  確かにそのとおりでございまして、同じ職場に、例えば同じ教育委員会に、またもとへ戻すというふうなことは考えておりません。周りの人のためにも、今のところ別の場所で粛々と仕事をさせておるわけでございますけれども、4月1日以降につきましては、今何らかの方法で適切な仕事につかせたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  このマイナスイメージというものを取り戻すために、二度とこのような情けない犯罪というものを発生しないよう、職員に対する厳しい態度を示すということも必要になってきます。  豊能町は前回、談合事件が発生した際に、職員の倫理行動規範を設けております。現在そこに盗撮などは含まれておりません。こんな当たり前のことを書かないといけないというのは恥ずかしいことではありますけども、二度とこのような犯罪を起こさないために、今回のことを忘れないために、倫理規定に、具体的に想定されるこういった性犯罪等も加えてもらえないでしょうか。それ以外に、このマイナスイメージを取り戻す対策を考えているのであれば、お聞かせください。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  確かに言われるとおりでございまして、例えば職員が今回と同様の不祥事を起こした場合につきましては、当然もっと、豊能町の信頼が一層損なわれるということでございますから、より重い処分を検討しておるということころであります。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  その目に見える形としましてそういった倫理行動規範がありますので、そちらの方に飲酒運転とか入ってますよね。そこにも一文、そういった盗撮などの性犯罪等もやはり加えていくと、それを見ることによって、自分たちの身を律することが必要になってきますので、こういったところからも改定をお願いしたいと思います。  また、この懲戒審査委員会が副町長と各部署の部長で構成されております。例えば今回のように、処分にいろいろと意見があったりした場合、3カ月というのをいろいろ調べると妥当な部分もあるんですけれども、仲間うちを守る委員会というふうに見られる可能性もあります。こういったことを防ぐために、この委員会の中に、例えば弁護士等の外部の有識者にもメンバーになってもらうことは可能でしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  答えいたします。  先ほどの件でございますけれども、審査委員会行動規範の中に、「わいせつ行為等」というものが既に入っておりまして、三つありまして、強制わいせつまたは淫行または痴漢行為というのも既に入れておりますので、今さらながらといいますのは、それは普通、人間ではしないだろうということで、とりあえずわいせつ行為というのは入っておるということでございます。先ほどの続きのご答弁でございます。  それと弁護士等ということで、大阪府下ではまだ二つ三つしかやっておりません。それと大阪府におきましては、弁護士または税理士等いろいろな人が入っておるというのを聞いておりますけれども、そこら辺は大きい会社の弁護士とか人事労務担当者が入っておるというふうに聞いておりますけれども、我々につきましてはやっぱり、職員の中で、職員が厳しくするということで、今のところ副長以下の部長級でやっております。弁護士を入れるかどうかというのは、これから内部で議論しなければならない、そこまでするのかなというのも今のところありますので、まだまだこれからの問題であるというふうに考えております。  以上です。
    ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  本当は細かいことまで書くということはなかなか恥ずかしいことではあるんですけども、そういうことを書くことによって、こういう犯罪が豊能町で起こってしまったんだなということを、これから入ってくる職員であったり、ずっと永遠にそれを忘れないということにもつながりますので、ぜひとも行動規範の中に、あった事実ですから、それを加えていただきたいなと思っております。  また外部の有識者、弁護士等ですが、頻繁に起こるわけではありません。起こってもらったら困ります。たまに起こるんですから、それこそより中立的に、だれが見ても公平性を保てるような審査委員会になっていかなければいけないと思いますので、そういった検討も今後よろしくお願いいたします。  続きまして、豊能町の情報発信についてお伺いします。  住民税でなり立っている豊能町の今後を考えますと、豊能町の高齢化は深刻であります。一人でも多く他市町村に住んでいる若い世代に来てもらう必要があります。その際に、豊能町の知名度の低さは致命的な弱点になってまいります。知名度を上げるための情報発信について、これまで何かしてきたのであれば何をしてきたのか。そして今後何か考えておられるか、まずお聞きします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  永並議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  知名度を上げる対策はとおっしゃっておられますけれども、それはできておりません。豊能町というところは能勢の一角ということで、永並議員もご承知のとおり、豊能という名前よりも、まず能勢というのが先にきます。そのために平成22年度は「にぎわい創出事業」ということで、これから先、協働のまちづくりのために、町民の皆さんとともにまちづくりをしていきたいという私の思いがございます。これにつきましては、知名度はそういう形の中で事業等をいろいろと行いながら、豊能町という知名度は後からついてくるものではないかなという私の思いがございますので、これから先、そういう形の中で知名度を上げていきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  町長と、現状の認識については同じであります。豊能町よりも能勢の方が有名であります。何かをするにしても能勢の方が、自然という観点からするとすぐに能勢という言葉が出てきます。能勢の方が、いろいろなイベントをするにしてもやりやすいんじゃないかなと思いますけども、今後豊能町内でもイベントを実施していくということですので、その内容にまずは期待したいと思います。  情報発信がうまくいってない一つの原因というか、そういったことがわかる一つの理由について、ホームページバナー広告というものがあります。一時は豊能町のホームページであっても4件ぐらいのバナー広告がありました。しかし今は箕面森町の1件のみとなっております。このことをまずどうとらえておられますでしょうか。お聞かせください。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきます。  この点につきましては議員のおっしゃるとおりでございまして、12月の定例会でも申し上げましたとおり、豊能町は確かにホームページの宣伝といいますか、そういうものについては本当に認識も薄いといいますか、私を初め職員の皆さんも非常に下手といいますか、そういう問題がございます。  今後につきまして、これから先、秘書広報課の方で一生懸命に何かそういう形のものがないかということで、私の方も今、これから先のホームページについてどういう形をとっていくかということについて検討しているところでございますので、どうかひとつよろしくお願い申し上げます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  町村レベルで、どこのホームページというのも広告というものは余りないんですが、問題なのは件数ではなくて、減ったという事実なんですね。4件あったものが1件になった、つまりこのホームページバナー広告の費用は月に7,000円なんですが、企業から月に7,000円の広告費すら支払う価値がないというふうに判断されたわけですね。この減ったという事実が非常に深刻なんです。ぜひとも、同じように情報発信するのであれば、広告収入が得られるようなホームページを今後も検討していっていただきたい。  ちなみに大阪の一番南に位置する岬町では、なぜか24件、これはずば抜けております。ほかの、いろいろ市町村調べましたけども、大抵三、四件です。岬町だけが24件という圧倒的に多いバナー広告をつくっておりますので、こういったところも参考にし運営を考えていってみられてはどうでしょうか。お願いいたします。  それで、町長おっしゃられましたように、どのようにして発信していいかわからないということですので、一つ提案があります。まずバナー広告についてですけれども、豊能町内の個人商店のお店の広告はありません。こうしたお店の経営方針は薄利多売ではありませんので、数万円のコスト、数千円のコストをかけて新聞折り込みなどのチラシを出すこともほとんどいたしません。こうしたこともあり、町内の商店街はさびれていってしまっております。常連さんしか来ず、新規のお客さんの獲得が非常に困難な状況になっております。まずはお店というものを知ってもらうことが重要になってまいります。そこで豊能町の活性化のために、豊能町内の店舗限定でバナー広告の広告費を無料にしてはどうでしょうか。今現在1件しかないわけですから、いろいろと試みるにはいい機会だと思いますが、いかがでしょうか。豊能町のホームページを見に来る人が増えれば他市町村の企業も広告を出すようになります。人が来ればいろいろなことができます。まずは興味を持ってもらうことが必要になってきてますので、いかがでしょうか。回答をお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  今、永並議員のご提案をいただきましたけれども、確かにそういう問題等について今後検討していかなくてはならないかなあという思いもございます。その点につきましては部内で検討をいろいろいたしまして考えていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  商店街が衰退していった一つに、今までの地域活性化策というのが、地域に行政が大体お金をばらまくだけというような活性化策だったということが原因にあると思います。大型店舗の進出だけではないと思っております。そういった地域活性化策では、一時的にはそういった店舗は生き延びますけども、会社自体が強くなるわけではありません。経営のバックアップをするような地域活性化策が必要になってまいりますので、ぜひともこういったことを考えていただきたいと思います。  引き続き、ホームページの活用についてお聞きします。  現在、豊能町のホームページを見たとしても、どこにでもある行政らしいホームページで、豊能町のイメージというものは一切わいてきません。自然に囲まれた町と豊能町内ではよく言っておりますが、先ほど町長の答弁でもありましたように、自然と言えば能勢というイメージが非常に強い。他市町村では自然のまち豊能町ということはほとんど耳にしません。それだけ豊能町のイメージは他市町村の住民にとっては残念ですが非常に乏しいものとなっております。  現在インターネットの世界では、写真だけではなく動画を配信することが非常に増えております。個人でも自分で撮影した映像を簡単にインターネットに流すことが可能になっております。遠くにいながらでも少しでも豊能町の自然を体験してもらえるように、バーチャル豊能観光ツアーなどを行ってみてはどうでしょうか。豊能町のさまざまな施設、観光スポット、自然、例えば町長のあいさつも含めていいと思います。ビデオカメラで撮影し、それをホームページから見れるようにします。そしてできれば、夜は豊能町の満天の星空を見れるようにライブカメラを設置し、いつでもホームページからそういった星空が見られるようにしてはどうでしょうか。確かに星空というものは、なかなかカメラの性能上難しいという側面もありますが、昔と同じような紙面や写真だけの情報発信、これではほとんど効果はありません。自然は実際に来なければ体験することができませんが、映像という形で流すことにより、豊能町のよさをリアルに詳細に伝えることが可能になります。情報発信というものは相手のニーズ、都会にないものを発信してこそ、豊能町のホームページを見てもらえるようになります。何か施策を行う場合は、相手の側に立ってその要求を満たす対策をしてこそ効果が出てきます。ですので、ぜひとも豊能町のバーチャル豊能観光ツアーなどを行ってみてはどうでしょうか。回答お願いいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきます。  今、永並議員、たくさんの提案をしていただいておりますけれども、行政とあるいは商工会とあるいは農協と、いろいろな形の団体がございまして、その枠の中で提案はいただけるんですけれども、行政がこういう形のものをやらなくてはならないという分と、それから町の皆さんでもやっていただきたいという分と、私はあると思うんです。だから、今回私が提案をさせていただきました協働のまちづくり、これは議会の皆さんも、そして町民の皆さんも、そして行政も、それぞれがそれぞれの町をやはり元気づけるために、あるいは観光のまち豊能、あるいはそうでない情報発信まち豊能という形の中で物事をやるためには、提案もありがたいことなんですけれども、やはりそういう形の中で皆さんとともにやっていきたいという私の思いがございますので、どうかひとつその点ご理解をいただきたいと、このように思います。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  確かに皆さんとやることは非常に大事ですし、私もそういった方法が正しいとは思っております。しかしそれは思いだけでは変わっていきません。具体策という形で形になってこそ、それが実現していくと考えております。一つの方法として、豊能町は何かを選んでしているというような状況じゃないと思います。できること、私が提案していること、そんなにお金かかりません。今ある仕組み、今ある設備を利用して、少しでも有効に活用して、何でもできることはどんなことでもしていく、それが今の豊能町には求められているのではないでしょうか。ぜひともこういった、どんなことでも提案してできるようなことではすぐ動く、こういったスピード感が非常に大事だと思っております。中小企業の強みはスピード感です。スピード感がない中小企業は絶対つぶれます。豊能町は中小企業と同じぐらいの規模であります。スピード感がなくなれば確実につぶれます。ぜひとも、こういった提案があり、財政的にも問題がないのであればいろいろなことに取り組んでいく、ほかのとこでは実際にやっているとこもあるんです。やっているんですから、豊能町もどんどん取り入れて行っていっていただきたいと思っております。ぜひとも前向きな検討ということをよろしくお願いいたします。  引き続き、今度は豊能町内への情報発信についてお伺いします。議会や行政情報の映像を用いた配信についてお伺いいたします。  これから地方分権が進むことは予想されます。今まで以上に多くの人に、議会や行政に関心を持ってもらう必要があります。しかし、有権者の地方自治体への関心は、投票率を見てもわかりますように、低いものとなっています。最も大きな原因は、地方自治体の情報が余りにも少ないという点であります。そこで、豊能町の各施設はネットワーク化されております。そこで、公民館や図書館、シートス、豊悠プラザなど、人が集まる施設で議会や行政の情報を、映像を用いて配信してはどうでしょうか。  具体的には、議会情報というものは一般質問の光景を流します。定点カメラを用い、質問者と答弁者、この2台だけで構いません。それを切り替えることにより映像を配信していきます。これくらいのことなら本当にお金はかかりません。今はもうインターネットカメラというものもありますので、簡単にテレビ電話が使えます。  また行政情報というものは、ユーベルホールでの公演などの行政のイベントについて配信します。行政情報については動画でなくてもいいと思います。例えばこういったチラシを静止画像で流し、それに声を合わせ、音声で説明するような形にします。大阪では余り見ませんけども、地方にいけば静止画のテレビCMというもの、よく流れておりました。静止画であれば、ほとんどコストもかかりません。豊能町の情報発信の一番の問題点というのは、すべて待ち、待っているんです。待ちという点が一番問題なんです。さまざまなイベントも、知ってる人は来るけども知らない人は来ない。そして来なくてもいいというふうな感じで見受けられます。イベントにどうしても来てもらいたい、活性化したいという気持ちが伝わってこないんです。もっと積極的な情報発信が必要になってきます。そこで映像を用いた情報発信というものは積極的に地域の住民の皆さんに情報を与えることにつながり、地域の活性化にもつながってまいります。いかがでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  確かにそういうことができればすばらしいことだというふうに思っておりますけれども、いつも言っておりますように、財政状況が厳しいということでございますから、映像だけの配信よりも、また行政情報をほかにわかりやすいような方法で考えていきたいというふうに思っておりますけれども、もう既にホームページをやっておる課では、4月に何らかの方向でやりたいということで、あるところにちょっとお願いをして、職員のみんなにどういうようなやり方をしたらいいのかというのを考えさせる、そういうようなヒントを与えていただけるというような方向も考えておるということでございますので、ただでできれば一番いいんですけれども、なかなかそういうわけにはいかないというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  今言った施設は、別に新しい、例えばネットワーク化されていないところに配信しろと言っているわけではないわけであります。既にネットワーク化されているところにカメラを設置する、これだけです。定点カメラなんて何千円で売ってます。これを2カ所つけて情報発信することも可能だと思います。先ほどから言ってますけども、ホームページ上に映像は簡単に流せるように、今なっています。財政難、財政難じゃないんです。お金かかることを私、提案していません。今まで提案していることはほとんどお金かかりません。やる気があるかどうかだけなんです。いつも何か考えたい、検討したい。  そしたらもう一度聞きます。いつまでに考えて、いつ実行されますか。私は具体的にここまで練って出しました。じゃあ行政側は今から職員に聞いて、いつの段階でその答えを出されるつもりですか。お聞きします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  早急に結論を出したいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  なかなか行政の答弁は、いつも期限とか具体的な部分というのはなかなか表示されないんですけれども、これがないというのは企業では致命的なんですよ。いつまでにする、目標をどのくらいにする、できなかったらどう修正する、すべて期限が設けられてます。期限がないということはやらないということにしか聞こえないんです。ぜひとも、早急にと言われたんですから本当に早急に、次の議会でも聞きますので、ぜひともそれまでには確実によろしくお願いします。  この映像を用いた情報発信は、地域の活性化にもつながってまいります。私が提案していることはその1点だけじゃないんです。いろいろとつながってくるんです。アイデアと工夫によっていろいろと、少ない財産をより生かす。こういった政策が重要になってきますので、聞いていただけますでしょうか。  豊能町には個人でされているお店もあるということは先ほども言いました。薄利多売ではないため広告にはほとんどお金も使いません。先ほどは、HPの広告費用を無料にすればということはありましたけども、今度はそういった映像を用いた配信ができるようになれば、そういったお店の宣伝というものも、例えば1回500円か1,000円ぐらいで静止画の映像チラシを流し、「今こういうキャンペーンやってます、ごらんください。」というものをシートスとかで流したら、シートスで運動している人が、「ああこんなことしてるんや。」と思ってちょっと買い物に行く。こういったことにもつながるかもしれません。もっと店の情報を知らない人にも知ってもらう、そういった情報発信の仕方をぜひとも心がけていただきたいと思いますがいかがでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  ただいまの提案につきましては、確かにいいことだなというふうに思っておりますので、内部で検討したいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  ぜひともよろしくお願いします。  続きまして、税収増加策についてお聞きします。  まず若者の定住化策について、今現在何か考えておられますでしょうか。よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきます。  若者の定住化策につきましては近々の課題でございます。税収面から見ましても、非常に今、厳しい状況の中でやらなくてはならないというふうにも思っております。がしかし、具体策としては、なかなか大変なものがあるんじゃないかなというふうに思っております。
     私の考えなんですけれども、私は2世帯住宅ということで、前任者の町長の方からもいろいろとお話がございました。私はいつも申し上げておりますけれども、家族制度から核家族制度に移ってきたというのが大きなやっぱり要因ではないかなというふうに思っております。私は家族制度で生活をしております。子どもがついてきます。あと、私とこ2人だったんですけども、7人の家族になります。こういうことも踏まえて、今後どのように対策を立てるかということが緊急の課題であるというふうには思っておりますけれども、なかなか名案が出てこない。議員何かございますでしょうか。私の方としては、家族制度が一番早いんではないかと。今、豊能町の中で、家族制度で生活をしている家庭が何軒あるかということを考えたときに、非常に少なくなってきている。その中で、若者を定住さすということはなかなか困難やなという思いがございます。しかし、これを私は、協働のまちづくり、にぎわいをつくっていくまちということで、町民の皆さんとともに、そういう形をつくっていきたいという思いがございますので、3月の定例会が終わりましたら、4月から私は町民の皆さんとともに膝をつき合わせながら話し合って、そしてこの解決策に向かって、どういう解決策があるかということについて、これから話し合いをしていきたいというふうに思っておりますので、ご理解の方をよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  私は常に提案しておりますので、また参考にしていただけたらと思います。  町長のおっしゃることはよくわかりますけれども、それはすぐにできることでもなく、かなり長期にもわたりますし、現実的なものでは、かなり、ないのではないかと考えております。私はまず、できることを何でもしていく、この姿勢が非常に重要だと思います。前回の12月議会でふるさと納税についていろいろ提案しましたが、実行する考えはおありでしょうか。お聞かせください。よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えいたします。  ふるさと納税につきましては、職員間の中でも頑張ってやっていただきたいということで、いろいろと朝礼なりでお話をしておりますが、なかなかこれにつきましてもいかない。池田市でかなり多くのふるさと納税があったということで、私も調査いたしましていろいろと考えた結果、職員の皆さんからふるさと納税をとってるということでしたので、朝礼で、私も職員の皆さんにそういう形でお願いをしたい。しかし一般の皆さんからふるさと納税ということにつきましては、前回も確か、12月の定例会だったと思うんですけれども、永並議員の方から、発信をしなさい、発信をしてそういう形の中で、できるだけ多くの皆さんからというご意見もございました。しかしながら、今のこのデフレ施策の中で、なかなか皆さんからそういうものをいただくということについては厳しいものがあるということでございまして、思うようにこのふるさと納税は、なかなか皆さんからいただけないというのが現状でございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  永並啓議員。 ○7番(永並 啓君)  また何度も言いますけど、具体的に豊能町外に住んでいる卒業生とかに、いろいろな学校の行事とかを案内すればというか、特にお金もかからない案を提案してますので、ぜひとも検討して実行していっていただきたいと思います。  以上で私の質問を終わります。 ○議長(秋元美智子君)  以上で、町政会代表永並啓議員の質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。  再開は、10時50分からといたします。           (午前10時41分 休憩)           (午前10時50分 再開) ○議長(秋元美智子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、公明党代表・山下忠志議員を指名いたします。  持ち時間は、質問と答弁を合わせて80分とします。  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  おはようございます。  6番・山下忠志でございます。議長より指名をいただきましたので、時間の許す限り、会派を代表いたしまして一般質問をさせていただきます。どうか理事者の皆様方におかれましては、簡潔明瞭また前向きなご答弁をいただけますようよろしくお願いを申し上げます。  それでは質問通告書に従って質問をしてまいります。  最初は住民の安心・安全についてございますが、まず最初にAED。AEDは、我が豊能町におきましては住民の安心・安全の確保に、学校を初め各行政施設にAEDが配備されたところでございます。住民の皆様方もご存じのところでございますが、このAED、自動対外式除細動器の配備により、緊急救命処置に力を発揮した例が新聞報道などで紹介されております。しかしながら最近の新聞報道によりますと、一部の製品の不具合、また電池切れなどによって、いざといったときに作動しなかったことが報道されているのも事実でございます。  そこでお聞きしたいのですが、我が町においては保守点検はどのようにされておられるのでしょうか。お聞きいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  西本消防長。 ○消防長(西本好美君)  町内におきます保守点検でございますが、現在、公共施設29カ所設置されておりまして、それぞれの施設の方で、国の方から通達で来ております文書並びに取扱説明書によりまして、各施設の方で、日常点検という形の中で保守点検をやってもらっているところでございます。  例えば消耗品のバッテリーとか電極のパッドなどは更新の目安時期というのが明記されておりまして、その時期にきましたら交換ということでございますが、それぞれの施設の中で、消耗品でございますので、当初予算の中でそれぞれ、交換時期になりましたら交換をしてるというのが実情でございまして。ちなみに22年度の当初予算の予算要求の中でも、使用期限に該当しますバッテリーとか電極パッドなどの交換部品代が計上されているというところでございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  各施設において日常点検されているということなんですが、これはその点検表とか、またその記録を残していると、その辺はやっておられるのでしょうか。私は日常点検でなくても、例えば毎月1日は点検の日ということでスイッチを入れるとか、そしてその点検項目をだれがいつやったかということをきっちりと残していくことも安心・安全につながるんじゃないかと思うんですが、その辺いかがでございましょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  西本消防長。 ○消防長(西本好美君)  消防署のことを言いますと、本署と東出張所にそれぞれ、各1台ずつ配備をしております。日ごろの日常点検ということで、消防署にあっては日々消防車両の点検を毎日行っております。あと消防装備。そのときに各係の方で、それぞれAEDの部分も日常点検をやっておりまして、記録としては月1回ぐらいのペースで、消防車両の点検と同じく記録は残しておるところでございます。  各施設にあっても、記録の部分は残してもらっているというふうに私は思っておりますが。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  「思う」じゃなくして、これは早急に、やはりその点検表の確認と、だれがやっておられるのか、毎日は、私は各施設は大変で、また必要もないことだと思いますので、月1回その点検表に記入をしていくと。それを各施設に任せるじゃなくして、例えば半年に1回、その結果を消防署が確認されたらいかがかなと、総合的に確認をするということが必要になってくるんじゃないかと思います。もう一度お願いを申し上げます。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  西本消防長。 ○消防長(西本好美君)  お答えさせていただきます。  点検記録でございますが、私ども年1回、各施設の防火対象物の立入検査等を行っております。そのときに、年1回でございますが、とりあえずは今後はそういう消防の検査のときに、公共施設のAEDの部分についても消防職員の目で確認をしながら維持管理に努めていきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  その結果もぜひ記名式で記録していただきたいと要望して、この件は終わりたいと思います。  次に、AEDは緊急救命に力を発揮しているというのは、もう間違いのないところだと思います。そこで提案をさせていただきたいんですが、自治会などの行事・活動に、要望があれば貸し出しをしてはどうかなと。ますます、私もそうなんですが、豊能町の住民の皆様方も高齢化が進んできて、AEDのお世話にならなければ幸いなんですが、いざというときに必要になる。例えば自治会などでとんど焼などをスポーツ広場でやられたり、そういうとこで、AEDが配備されてないとこでやられたり、また老人会等の日帰りの行事とか一泊の行事、そういうときに、個人では、私は貸し出しは必要ないと思うんですけども、そういった自治会、老人会などの行事、要望があれば貸し出しなんかも、これは大変有効になるんじゃないかと思うんですが、この辺のご検討。今また、もうそのように、実際貸し出しは実行していますというのも、私確認しておりませんので、その辺あわせまして確認をさせていただきます。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  西本消防長。 ○消防長(西本好美君)  現在のところ、AEDの貸し出しは行っておりません。ただ、私どもAEDの普及啓発ということで、日ごろから応急手当の普及啓発活動に取り組んでおります。まずAEDというのを実際使ってもらって、正しい知識とそういう技術を身につけていただくというのが、まず第一ではないかなというふうに思っておりまして、今現在消防署におきましては、普及啓発の活動を重点的に行っておるという実情でございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  普及啓発、ちょっとボタンのかけ違いがあるんじゃないかと思うんですけど、普及啓発は大事なところでございますけれども、貸し出しというのは、その行事なんかの万が一のときに予防になるということですね。例えばスポーツ広場なんかにも配備されてないですね。いざというときは、やっぱり時間がかかりますよね。やっぱり1分1秒も早く手当てするのが救急処置には大切と、私はたしか消防署にお聞きしたと、講習会でお聞きしたことやと思うんですけども。それが住民の皆さんで処置をできるということで、このAEDが有効と、どなたでもできるというのが有効だと聞いておりますので、その辺でそういう自治会とか老人会、またそういった行事にそれが携帯できたら、救急救命に役立つことは間違いないと思います。その辺の貸し出しをぜひご検討を、お金のかかることでございますが、何百万もかからないと思いますので、その辺のご検討をぜひ前向きに考えていただきたいなと思うんですけど。もう一度お願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  西本消防長。 ○消防長(西本好美君)  貸し出しの件でございますが、普及率を高めながら貸し出しのことにつきましても、今後は消防署のみならず、役場の総務部と連携をとりながら、その方法も検討してきたいなと思っております。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  ぜひこれは前向きにご検討をお願いしたいと思います。  それともう一つ、AEDがどの施設に配備されているかというのも、そういったマップなんかも、また各自治会に配るとか、広報紙に載せるとかいうのを、すぐ、私もそうなんですがよく忘れますもんで、半年に1回なり、また1年に1回でもいいですから、広報紙に載せるなどお願いしたいなと思うんですけど、その辺、広報活動についてもお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  先ほどから言われておりますスポーツ広場とか青少年体育館とかには配備されておりますので、それの部分を使っていただきたいというふうに思っております。  それと自治会に貸し出すという話でございますけれども、1個買いますと30万円、40万円するやつを絶えずずっと握っておって、自治会が何かされるときにその場だけで使うというのは、余りにももったいないというふうに思っておりますので、今既に29カ所に、公共施設の大体ほとんどのところに置いておりますので、それをできるだけ使っていただきたいというふうに思いまして。  また例えば、老人会で行かれますときにそれを貸し出し、例えしたとしましても、老人会の中は全部老人さんでございますから、きっちりそれを使っていただけるかどうかというのも疑問があります。それと、それは研修は当然消防の方ではやってくれておりますけれども、それにどうなるのかというのもちょっと疑問があるということと、あと自治会ということでございますけれども、できましたら自治会の方でそれを手当てしていただいたらありがたいなというふうに思っております。町の公共施設29カ所にはほとんどありますので、そこら辺で使っていただくのには、もうすぐにでも使っていただけるようにしております。  それと先ほど最後に言われました、どこに置いておられるかということですが、それにつきましては、年に1回か2回、どこに置いてますよ、正しく使ってくださいというような広報はしていきたいというふうに思っております。  以上です。
    ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  総務部長、スポーツ広場が配備されていないと言うたのは私の不徳のいたすところで、これは存じ上げておりませんでした。この辺もぜひ広報を通じて、広報活動もお願いしたいところでございますが、許されないのは、今の発言の中に、老人の方の能力、パワー、これをばかにされたような、十分手当てされないん違うかと、これは聞き捨てならんと思います。今の老人の方のパワーというのは、すごいエネルギーを持っておられる方がたくさんおられます。日本の三浦雄一郎さんなんかでも、またエベレストに挑戦とかいう方もおられます。一概にこれは言えないと思います。そしてまた使いこなせなければ、これはもともとAEDいうのは、皆さんが簡単に使えるというところがこれのみそなんです。ここに使えなかったら、それこそ消防署に指導していただいて、使えるように、そしてかつこれが有効に貸し出しができる、そうすることが重要でないかと思います。その辺を、皆さん後ろにもおられますけど、皆お若い方ばっかりです。私も見習いたいと思います。その辺はぜひ取り消していただきたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  おっしゃるとおりでございまして、私、別にそういう意味で言ったんじゃございませんでして、大変申しわけございませんでした。これから老人会、また、子ども会いろいろなところに消防の方から研修に行かせていただきまして、みんなが、住民すべてが使えるように研修に努力したいというふうに思っております。  以上でございます。大変失礼いたしました。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  早速のご回答ありがとうございます。  私も行く道でございますので、ぜひ先輩諸氏を見習って元気なこれからを迎えていきたいなと思っておりますので、つい言葉を荒げまして申しわけございません。  次に、これは財政難での予算が組まれてご苦労されているところと思います。その中で、上下水道利用料金の見直しとか、ユーベルホールの新たな使用料金の設定などが定められております。住民の安心・安全のサービス確保には、まだまだ十分な収入確保が必要なのではないかと思いますが、この料金以外にこれから取り組まれること、どのようなことを考えておられるか、町長にお聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  山下議員の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  先ほど総務部長、謝罪をしておりましたけれども、私の方から、このAEDについてお願いがございます。議員の皆さんも地域の皆さんとともに、消防がそういう実施をするときには受けていただきますように、お願いをしたい。これは山下議員、そうおっしゃいますけれども、なかなか皆さん、お集まりをいただけないというのが現状でございますので、その点はひとつよろしくご理解のほどをお願いしたいと思います。  それから山下議員の質問なんですけれども、これはただ公民館のみでなしに、全体的な流れの中で見直しをしていきたいというふうに思っております。これは平成22年度1年間かかってどういう形をとればいいのかということにつきましては、内部で検討していきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  町長が、私聞いてないところでAED、町長、私何回受けてるかご存じなんですか、そういった発言。知らなくてそういうことを言われるのは大変遺憾に思いますね。私、昨年か一昨年、議会でもどなたかの発言で、議会も議員も受けていこうということで、議会でも受けた。そこで1回受けておりますが、その前に、私希望ヶ丘に住んでおるんですが、希望ヶ丘の自治会においてでも、私はやはり皆さんと一緒に受けさせていただいた経緯もございます。記録にもちゃんと、消防署からいただいております。せやからその辺は私も受けておりますので、これは、おっしゃる意味は、やはり毎年受けてなれていくのは大切やと、その辺をおっしゃっておられるのかなと、私もその点では同意でございますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。毎回受けることが、私は大切だと思っております。その件につきましてはこの辺にいたしまして。  次に、児童のアレルギー対策について、この問題につきましては、私が平成20年だったと思いますが、質問をしております。アレルギーの方が日本では、また日本もほかならぬ先進諸国に増えてきているというのは事実ございます。そしてアレルギーショックが起きたときに自己治療で対処できる。たしか製品名「エピペン」とか言ったと思うんですけども、この辺も前回、どのように教育場面で対応されているのかということをお聞きしましたところ、この辺は大変難しい問題でございまして、学校の方としましては、主治医、保護者との連携の上、個別な対応を考えていきたいというご返事だったと思います。その後の取り組みについて、ガイドラインも国から出ているところでございますが、我が豊能町におきましては教育の場面においてどのようにその後進んでおるか、この取り組みについてお聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  小川教育長。 ○教育長(小川照夫君)  お答えいたします。  食物アレルギーの問題でございまして、本町におきましては、例えば小学校においては給食の問題がございます。給食につきましては、事前に、大体1カ月前に翌月の献立表を決めておりまして、その際に使用される材料等についても、保護者の方々に通知をいたしております。まずそこで保護者の方々が一つ一つチェックをしていただきまして、ご自分の児童に影響を及ぼすかどうかというのをまず見ていただきまして、その際に、どうしても除去できないものがあった場合には、最悪の場合給食が食べられないという子どももいらっしゃいますので、その際にはお弁当を持参していただくというようなこと。それから何とか除去できるものについては、材料を替えるあるいは使用する鍋を替えたりして対応しております。  平成21年度のところで見ますと、除去した上で昼食を食べているという児童が、4校で約30名程度いらっしゃいます。それからどうしても除去できないという場合にお弁当を持参していただいておる方が、4校で7名いらっしゃるというのが実態でございます。  それからアドレナリン自己注射という、これ「エピペン」というものでございまして、本人が持参をして、そういう状況にどうしてもなった場合には自分で注射を打つということでありまして、まずそれが基本になっております。それがどうしてもできない場合には、救急車を呼んで救命士の方に打っていただくというのが二つ目の措置になるんですが、それでも例えば一定の時間を要して緊急的にできないという場合には、これは学校の教員が打ってもいいということで、原則としては打ってはいけないんですけれども、そういう対応の場合にはやむを得ないということが、先ほど言われた国の方で定められておりましたので、今、その「エピペン」を持参している子どもがお一人いらっしゃいます。そこの学校につきましては、全教員に周知をいたしまして、研修も受けさせたところでございまして、その対応については万全な措置をとっておるというのが現状でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  次に女性のがんの検診についてお聞きしたいと思います。  昨年平成21年度、我が町においても女性のがん無料検診が実施されたところでございます。これはたしか、25歳から5歳刻みの方が対象であったと認識しております。そこで昨年受診された人数、また率などは、当初予定された率は当初の目標を達成したのか、その辺のことについて、お聞きを申し上げます。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  乾生活福祉部長。 ○生活福祉部長(乾 晃夫君)  それでは女性特有のがんの検診についてお答えをさせていただきます。  昨年の国の経済対策としまして、平成21年度に限りまして、乳がんあるいは子宮頸がんの検診を、先ほど議員も言われましたように、乳がんであれば40歳から60歳までの方を5歳刻みで対象者にすると。あるいは子宮頸がんにつきましては、20歳から40歳までの間の方、5歳刻みで対象にして無料検診をするという形でされた事業でございます。  これにつきましての実績でございますが、まだちょっと年度途中の点もございますけれども、今現在、豊能町の2月末現在では、子宮頸がんの方、対象者が661人ございましたですけれども、その中で受けられた方が、54名ということで8.2%でございます。乳がん検診につきましては対象が1,012名でございまして、これが290名の方が受けていただきまして、28.7%という状況でございました。  国につきましては、国の予算等では50%を目標にするという形で施行された事業でございます。ただ豊能町ではそういったような状況であったということでございます。特に子宮頸がんにつきましては、年齢によって大きくばらつきがございまして、特に20歳から30歳までの方については、20歳の方は0.6%、30歳の方は5.2%、35歳からになりますと11.6、それから40歳になると20.5と、年齢が上回るほど受診率が高いというような傾向でございまして、若い方は受診をされておらないと。これは、よその団体やらも聞きますと、大方そういう状況になっているというように聞いているところでございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  先般、産経リビング社という新聞会社があるんですけども、このリビング新聞が行った「第16回助かりました大賞」というのがあるんですけど、そこの中で、一般サービス部門の金賞は定額給付金でしたんですけれども、この乳がん、子宮頸がんの無料検診、これも入賞といった高い評価を得ている事業なんですね。そこで、町長も先日発表されました町政運営の方針の中でも、少子高齢化社会の対応、また保健福祉の充実を挙げられ、妊婦健康診査の公費14回の引き続き実施を挙げられていることは大変評価するところでございますが、豊能町はご存じのとおり出生率が府下ワースト1というぐあいに私記憶してるんですけど、間違いないかなと思うんですけれども、今年度の女性がんの検診の取り組みについては、どのようになっておるんでございましょうか。よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  乾生活福祉部長。 ○生活福祉部長(乾 晃夫君)  それでは平成22年度の取り組みでございますが、国の方は当初、概算要求では、検診費については100%を見ますけれども、事務費については2分の1、地方公共団体が2分の1持ってほしいということでございまして、その12月時点では、よその団体もどうするかというのは非常に迷っておられて、当然今まで国の方にも要望しておりますけれども、5歳刻みでございますので、必ず全員の方がそういう検診が受けられるようにということで、町村会通じて、5年間は必ず実行するようにということで要望してきたところでございますが、国においても当初予算概算要求ではそういう状況でございまして、ほかの団体についてはどうするかわからないというような状況でございました。町の方でもそういう助成措置ということはございましたけれども、国の方で最終的な助成措置というのがまだ決定されてないということで、財政と話をいたしまして、全額国の方が助成をするという見込みが立ったときに対応しようという形になっておりまして、そういうふうに国の方が決定されたのが、1月末に、全額国の方において1年間5歳刻みでやるというようなことが決定されまして、そのときにはもう当初予算自体が一定できておりましたので、今後は6月補正をさせていただいて、ことしと同様に取り組んでまいりたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  言われましたように、この平等性ということはよく言われるんですが、やっぱり5年刻みですので、やっぱり一回りするまでぜひこれは実行していただき、補正予算で対応していただけるということで安心しておるところです。  それと乳がんの方は、やっぱり約29%まで上がってくれたら、当初からこれはもう上がってこられなかったと思うんです、ここまで受診率が。やはりこれは毎回、毎回実施していくうちに、この子宮頸がんの方も検診率が上がってくると思いますので、ぜひこの受診という契機づけ、特にこの子宮頸がん、特に財政的に余裕のあるところは、また予防ということでワクチンの接種も進められておる。我が町においてそこまでとは申しませんけれども、この無料検診についてはぜひ進めていただきたい。私が聞いた中では、この近隣の豊中とか箕面、池田また能勢の方もこれは無料検診を今年度も続けていくということをお聞きしているところでございます。これはやはり補正でやっていただけるということでございますので、この辺はお願いを申し上げます。  次でございますが、職員の意識改革について、町長もまず、町長になられたときに職員の意識改革、これがやはり重要であると言われて実行されているところだと思います。そしてこの地方自治体において、財政が大変厳しい中でございますが、だからこそますますこの行政サービスというのが、質的向上が住民より要求されているところでございます。ぜひこの辺をどのように、平成21年度、町長は職員の意識改革を重要と考えられ実施された教育とかまた研究とか、その辺の、どういうことをなされたのか。また結果がありましたら、その辺を具体的にお聞きしたいと思いますが、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきます。  意識改革ということで、平成21年度に改革に向けた取り組みを行いました。まず最初に、所属の部課長との懇談を実施いたしました。これにつきましても、それぞれ職員の皆さんに対してきちっとした意識改革をお願いしたいという要請を、平成21年度は3回ほど話し合いをさせていただきました。全職員を対象といたしまして、財政再建をやらなくてはならないというようなお話の中で、この点につきましても2回ほど実施をさせていただきました。  まず、一番最初に私がやらさせていただきました点につきましては、山下議員もご承知のとおりに、平成21年度の4月1日をもって、全管理職を異動したということが、まず第一でございました。その異動につきましては、それぞれが皆さん新しい部署に行って、新しい発想のもとにこの行政をスタートしていただきたいという私の思いがございましたので、その点につきましても各部長・課長さんと話し合いをし、理解を得ているというふうに思っております。ノー残業デーも実施しておりますけれども、これにつきましても、なかなかそれぞれの職員の皆さんが理解に苦しんでおられるということもございまして、一昨日でしたか、先週の水曜日には、6時になりますと総務部長が全部消灯して全員帰っていただくという強行策では非常に問題があろうかと思いますけれども、これにつきましても、粛々と実施していっているというところでございます。  しかしながら、いろいろと話し合いの中で、職員の皆さんと意識改革についてやらせていただいておりますけれども、理解をしていただける方、少し理解が遅い方、いろいろ職員の皆さんでもおられると思います。がしかし、私といたしましては、職員の皆さんは私の考えに対して十分ご理解をいただいているというふうには認識しております。しかしながら、この問題につきましては、山下議員のおっしゃるように、この1年間で結果の出るものではないというふうに思っております。相当時間を要さなければ、なかなか皆さんの意識を全面的に変えていくということは難しい。それにつきましては、個々の職員の皆さんそれぞれが自分なりに意識を変えていっていただくというところまでいかなくては意識改革につながっていかない。この評価につきましては、議員の皆さん、町民の皆さんがお答えを出していただけることであって、私の方からこういう形で意識改革ができたとか、こういう考え方で、こういうふうにして前に進んできましたというご報告につきましては、なかなかできにくいものがあるのではないかというふうに思っておりますので、今後引き続き、続けて意識改革をやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  町長が取り組まれて、まず全職員を異動された。これはやはり沈滞化した組織に活を入れるということでは私はよかったかなと思います。  それとノー残業デーですか。これはやっぱり時間革命といいますか、これをするには必要なことだと思うんですけど、やはり私が思いますのは、これは私の意見でございますが、やはりキーワードが、自治体というは一つにはサービス産業であると、ここにキーワードがあるんじゃないかと思います。そして住民の皆様はお客様である。神様とまでは言いませんが、お客様であるというこのサービス精神、これがまずあって、これをいかに具体化していくかというのが必要ではないかと思います。  そこでやっぱり、意識改革、意識改革と言われましても、やっぱり具体的にそれを指示しなくては無理かなと思います。そこで一つ提案なんですが、目標管理という手法がございますが、年度ごとに職員一人一人が具体的に、今年のサービス向上に、私はこの職場を通じて、この職務に通じて、こういったことを自主的に設定して、あとはそれに取り組んでいく。こういった目標管理。また当然その職員の上司とともに、この目標を設定していくんですけども、この辺を一つ取り入れられたどうかなと思うんですけど、いかがでございましょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  以前から役場では職員の目標設定を既にやっておりまして、それにつきましては、自分で目標設定を何項目か立てるということでございまして、それにいついつまでに何ができるかということを上司と絶えず面談をして、できておるかできてないんかというのをチェックいたしまして、年度の途中でチェックかけて、まだできてなかったら指導すると。それをすべて書く。君は今までできているか、できてないか、こうだったよということで、職員にも上司の方からその場で指示をするということで、それをずっと1年間やりまして、2月にすべてのことが、できたか、できてないかということをやらすということでございまして、それを集めまして、秘書課の方で全チェックをするという制度を以前からとっておりますので、これをさらに深めていくということが大切だというふうに思っておりますので、深めるように努力していきたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  済みません。失礼しました。そうしたらやっておられるということですね。これを今度、勤務評価に採用されて期末手当になんか反映されたらいかがでしょうか。その辺どうでございましょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えします。  確かに今やっておりますのを期末手当等の給料に反映できるように、どうしたら反映できるかというのは、もう既に指示をしておりますけれども、今考え中というところでございますので、あのままで反映できるかできないかというのがちょっとネックになっておりまして、もう少し内容を変えてできますれば、そういうふうなことにつなげていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)
     山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  一時も早くできるように期待しております。  それとやはりこの、サービス産業であるということを自覚していただくために、以前どなたかも言われておりましたけれども、教育というのが、やっぱり身をもって教育を受けるということで、民間企業への出向をされて、一定期間、例えば3カ月なり半年なり教育を受けてくる。そういうぐあいに働きながら教育を受けてくる。その辺も検討されたらいかがかなと思うのですが、いかがでございましょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  ご提案でございますけれども、職員は、今、どんどんどんどん減らしておる最中でございまして、減らしておるにもかかわらず採用は控えておるということで、職員が全体的に多いというふうな感じを見受けられますので、減らしていくということで、少数精鋭でやっていこうということを、町長の方針で頑張っておるわけでございますので、何カ月間もそのところを、よそのところへ研修に行かすのはなかなか難しいものでございますけれども、今現在研修をやっておりますのは、大阪府の市町村課へ1名、研修に派遣しておりまして、それは2年間でございますけれども、それを帰ってきますれば、すぐに行動に移せるということでやっておりますけれども、なかなか民間の企業へ派遣するというのは難しい面も多々あろうというふうに思っておりますが、研修計画の中では、いろいろそういうことも考えておりますけれども、今のところ実施できるにはちょっと難しい面があるのかなというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  これもぜひ検討していただきたいと思います。  そして今お聞きしました人員削減をして、少数精鋭でこれから取り組んでいくということなんですけど、公務員について、退職さすということはできないと思うんですけど、ここのところもう少し人員削減について、どのような形でやられるか。通告にはないんですけども、よければお答えを、よければで結構ですので、どのように人員を削減していかれるのか、お答えいただきたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  人員削減、途中で懲戒処分にするという部分につきましては、何らかの、俗にいう悪いことをしたということになりますけれども、そういう職員につきましては、懲戒処分で懲戒免職ということができると思いますけれども、普通の職員は一生懸命頑張ってくれておりますので、なかなか、それをどんどん生かしていきたいというふうに思っておりますけれども、これから4年か5年後に10何人、ごっと辞めていく、定年でございますけれども、辞めていくというところがありますので、それにつきまして、今から徐々にそのときのために1人か2人を採用しながら、活性化させながら全職員を把握していきたいなというふうに思っておりますので、職員を削減する、削減する言いますけれども、どんどん採用しないというふうな方向で、少数でいきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  自然減を待って採用を控えるということですね。よく理解できました。  次に、町におきまして、道路とか公園とか、多数管理しておられるんですけれども、これは何回か私も取り上げているところでございますが、平成22年度におきまして、公園遊具の保守管理は、どのように計画、また改修などを考えておられるのか。以前も私、言いましたけれども、どこの公園もほとんどが鉄棒、ブランコ、滑り台という3点セットで構成されておるというのも、これも以前、私も特徴ある公園づくりで、何もない広っぱばかりの公園とか、もう詳しくは申しませんけど、そういった提案をした経緯もございます。この辺で、町長も町政運営の中で、いろいろな施設管理事業において住民のニーズの把握が大切やと。私もそのとおり全く同感でございます。またこの遊具についても、公園のあり方についても、この辺の住民のニーズの把握が大切なところではないかと。  またいろいろなところで大分時間が、豊能町も過ぎてきたと思うんですね。やっぱり人員構成も変わってきていると思うんです。その辺、これからの公園のあり方について、この住民のニーズどのように把握されているのかなと思いまして、また平成22年度の公園の保守管理にどう生かされているのか、この辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  それではお答えさせていただきます。  公園の通常の保守管理についてございますが、通常の草刈りとは別に、その遊具につきましては年1回総点検という形で点検を行い、現況の遊具についての不具合を確認して、緊急性の高いものについては順次応急処置の対応を行い、予算的に対応が不可能なものについては翌年度に予算措置を行うという形で対応しており、具体的に申しますと、足元の腐食等の応急の対応に予算をつけていただくのが精いっぱいであって、ニーズの把握並びに遊具の利用者の年齢構成変更に伴う代替遊具等についての財源措置は、なかなかそこまで手が回らないという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  以前お聞きしたところの回答には、一遍やはり地元自治会などに、この辺についてもお聞きしたいということで、聞いてみますというご返事をいただいたんですけど、その辺もなされているのかどうか、よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  以前公園の草刈りの関係で、地元のクリーン作戦等との日程調整というお話がございましたですけども、具体的に公園遊具についての地元との意見交換というのは、まだそこは行なっておらないというところでございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  この辺も事あるごとに、やはりこの辺の公園のあり方についてもご検討また住民のニーズを把握していただきたいと思います。  例えば私、最近聞いておりますのが、これは一つの例でございますが、ときわ台の4丁目5丁目のとこに、通称「三角公園」というのがあります。私も余り知らなかったんですが、そこに珍しい滑り台があるんですね。「ご存じですか。」ということで、知らなかったもので早速見にいったら、確かに珍しかった。川上建設環境部長、その滑り台ご存じですか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  ときわ台4丁目の三角公園というのは、池田銀行の斜め向かいの三角公園のことだと思いますが、あそこには滑り台が1台あるというふうには知っております。  形ですか。ジャングルジムの同一にセットされていると、複合体というんですか、そういう形のものが設置されておるというふうに知っております。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  よくご存じで。私知らなかったので申しわけないんですけど、写真に撮ってきたんですけども、こんな遊具があるんやなあと思っております。  それで小さいお子さんをお持ちのお母様方から要望を受けたのは、実はあのジャングルジム、通常は階段で上っていかれて、大体滑り台なんていうのは小さいお子様が使われることが多いと思うんです。大人は滅多に使わない。ジャングルジムは大変上りにくい、落ちやすい、危険であるということをお母さん方にお聞きしたんですが、これも今すぐとは申しませんけども、予算がつくようであれば、来期でも結構ですので、ぜひ普通の、またいつまでももつものではないと思いますので、その辺傷んでくると思いますので、これもぜひ普通の、小さいお子様が利用できる、安心した滑り台に変えていただきたいと思っております。具体的で申しわけございませんが、よろしくお願いします。  それともう1点、年1回遊具について点検されているということですので、例えばこの三角公園の滑り台については、いついっか点検して問題はこうとか、また住民の皆様方のご要望とかを記入できるような点検表というんですか、チェック表、記録してはいかがかなと思うんですけども、その辺、今既にされておられたら、その辺のご報告もお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  本年の一斉点検は、1月18日から2月4日に、職員が直接各施設を見て回ったもので、それらの記録についてはとどめております。  今おっしゃいました滑り台とジャングルジムの件につきましては、その結果がどうなのかというのは、ちょっと今、手元にはございませんが、そういう各種点検をした中で危険度の高いもの、もしくは修理を急ぐものを修理していきたいという状況であり、それらの修理にかかる予算を厳しい中で最大限配慮いただいてるという状況でございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  次に、道路の保守管理なんですけど、今、道路の保守管理は財政難の折大変厳しいということを、前回も建設環境部長からお聞きしておりましたところでございますが、やはり財政難で厳しい、であるからこそ、住民の皆様方により透明性、平等性を持って理解していただくことが、私、必要だと思います。そこで、私も以前に提案したところでございますが、今の遊具のように道路も、年1回なり2回なり、チェックリストなどをつくって、それによって道路の痛みぐあいの評価を持って、順位づけして、この財政難の予算内での順位づけをきっちりしていただいて、住民の皆様方に理解していただくという方がいいと思うんです。ますます財政難が厳しいだけで工事ができないじゃなくして、やはり傷みの激しいとこら、だれが見てもわかるような透明性、平等性をもって説明できる。そして今季はこの道路を補修しますよということで発表して、移ってただけたらなと思うんですけど、その辺の取り組みはいかがでございましょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  道路の維持管理の件でございますが、同じような答弁で非常に申しわけございませんが、予算が非常に厳しい中で順次やっていきたいというところで、道路の傷みが激しい部分というのは、町道のあらゆる部分に及んでいるのが現状でございます。しかしながら、予算的にも非常に厳しい面がありますので、それらの中から道路管理の担当部門といたしまして必要性の優先順位の高いものから対応させていただくという状況でございます。とりわけ舗装の改修となりますと、やっぱりある一定量の改修が必要でございますので、本年度でございますと吉川中央線とかときわ台中央線の路面の改修等を行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  傷んでいるところの把握の仕方ですね。この順位づけが、私はもっと機械的にチェックされるような方法が必要でないかと思うんですね。今、大幅にやっておられるのがたしか、シートスの向かいのところをずっとやっておられるんですけれども、やはり住民の皆さんは自分の生活のところが一番大切だと思うんですけれども、それを納得していただくには納得性、平等性が必要だと思うんです。このようにチェックリストに基づいて評価をして順位づけをしてやっている。この辺が見てわかるような、説明の仕方ができるような評価をぜひしていただきたいと思うんですけど、いかがでございましょうか。再度になりますが。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  ですから、私どもが把握した中で優先順位が高いという判断が、住民に理解を得られるかどうかというのがポイントだと思いますが、現状での対応は十分説明が可能というふうに考えておりますので、我々としてはそのつど説明を行っていきたいと思いますが、今考えている優先順位の予算での取り扱いというのは現状のまま進めていきたいというふうに考えております。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)  その辺の1番肝心なところがなかなかご理解いただけないかなと、これも平行線になっていくのかもしれません。やはり数字的に表すというのが大切だと思うんですね。例えば亀裂がいってるのは、1平方メートル当たり、この路線はなんぼクラックがあるんやとか、なんぼの穴ぼこがあるのやという、そういう数字的に比べて順位づけをするといったことがマニュアル的に行われることが、私、平等性また説明性、納得性がいくんじゃないかと思うんですが、その辺が今現在、今は目視で、感覚的なもんじゃないかと、その順位づけはされておるんじゃないかと思うんですけれども、もう1回だけその辺をお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  おっしゃいますように、道路の亀裂を平米当たりどれくらいの量が亀裂しているとか、陥没とか、道路の陥没なんかの場合は別の応急対策で行いますが、舗装のやり替え等についての数値化というのはある程度必要であろうというふうに考えております。特に本年行いました、先ほどおっしゃいましたシートスのそばの吉川中央線等は、地域連携推進事業交付金をいただいてやっておる関係上、亀裂状況等も、それらを調べたことがありますので、それらのデータの取り方等を参考に、ある程度の数値化というのは必要であろうとは考えるところでございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  山下忠志議員。 ○6番(山下忠志君)
     財政が厳しい折に大変ご苦労されておることは存じておるんですけれども、これからもやはり住民に具体性を持って、また平等性を持って、いろいろな道路の保守管理についてもやっていただきたいと要望いたして、私の質問は以上をもって終了したいと思います。  少し時間がまだございますので、引き続いて関連質問に回したいと思いますが、よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  関連質問ございますでしょうか。  高橋充德議員。 ○3番(高橋充德君)  指名をいただきましたので、3番・高橋充德から関連質問をさせていただきます。  先ほど教育長の方から、「エピペン」について、本当に正解に近いお答えをいただいたんですけれども、追加をして2点ほどお伺いしたいと思います。  先ほどのお答えの中では30名の方が登録されている。要するに食物のアレルギーを持っている方が4校で30名、それとアナフィラキシーショックを起こしたときのアドレナリンの注射器を持っておられる方が1名おられる。それに対応して、給食ですから特に栄養面がありますので、お弁当の面もやはり保護者と連絡をされて、7名の方がお弁当を持ってきておられるというのは、本当に教育現場についての子どもたちの命を守るという面において対処されているというふうにつくづく感じております。  あと、もう1点ですけれども、今回新たに4月入学されるお子さんたちの中に、多種多様なアレルギーを持った方がおられるんですけれども、その点検検査、何名おられるかというのは掌握はされておりますでしょうか。お尋ねしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  下林教育次長。 ○教育次長(下林 晃君)  入学に当たりましては、以前も説明させていただきましたように、私どもは、そういう緊急の子どもたちに対する対応策ということで、平成14年にそういうシステムを立ち上げております。それが緊急覚書というものでございまして、それは議員が申されるように、アレルギーのみならず心臓とか、腎臓とか、学校生活においてとても緊急な場合に対応しなければならないという子どもたちを入学前に学校が把握し、養護教諭あるいは学校長が中心になって、直接にその子どもがかかっておるドクターのところへ、学校生活においてどういう異常があって対応をしなければならないかということは、必ずドクター等から意見をいただき、保護者がその上で緊急覚書という用紙を学校に出していただくと。その用紙は当然学校と教育委員会、そして緊急な場合に対応していただきますために、消防にも持ってまいっております。  人数のことでございますけれども、今そういう形で対応しておるところでございますので、今ここで来年度に向けて何人かということは、ちょっと今のところ、まだ十分把握はできてないですけれども、4月から大体6月ぐらいになりましたら、今申しましたような形で、幼稚園も保育所も含めて、そういう入園に当たっての緊急対応システムを立ち上げて、今運営しておるというのが本町の特徴あるところでございます。 ○議長(秋元美智子君)  高橋充德議員。 ○3番(高橋充德君)  今、次長の方からお答えいただきましたけれども、その対応の仕方の問題もあるんですが、新1年生を受け持つ先生方の不安が多少あるのではないかと思うんですね。早目に聞いておったら対応できたのにというようなこともありますので、早急に調べてもらって、このクラスにはどういうアレルギーを持った方が入学されるよというものも、あらかじめ教育現場の方に下ろしていただくというようなことは、対応はしていただけるかどうかお願いいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  下林教育次長。 ○教育次長(下林 晃君)  今も申しましたように、私どもの小学校へ入学するいうのは、それぞれの保育所、幼稚園からでございますので、当然幼稚園、保育所の入園時にそういう対応もしておりますので、その情報は常々から、保幼と小学校の連携ということは当然とっておるところでございまして、常々、この入学前だけではなくて、年間を通して入学に当たっての子どもたちの、実際に学校自身が、幼稚園、保育所に入学前の子どもたちを観察に行ったりとか、あるいはそのときに担任等からいろいろな情報を得ております。当然入学に当たりましては、その情報をもとに学校では校内健診をもちまして、今度入学する子どもたちについてのそれぞれの個人情報については、全職員があらゆる場面に対応できるというような、対応のための研修会を入学前にきっちり持っておるのが、今の豊能町の現実でございます。 ○議長(秋元美智子君)  高橋充德議員。 ○3番(高橋充德君)  大切な命でありますので、これからも引き続き、よい対応をよろしくお願いをしたいと思います。  それと先般、姫路において「エピペン」を使わないで子どもが救急車が来るまでほうっておかれたという状況がありましたので、この「エピペン」の使い方ですね。普通の注射器と違って、ふとももにぽっと打つんですね。普通の注射ですと、腕をまくって消毒をして、ですからこれは確実な医療行為に入ってしまうのですが、「エピペン」の場合は医療行為に入らなくていいよというふうに文部科学省の方からも了解を得ているのですので、ぜひ、練習キットというのがあるんですね。これを利用しての全教員に対しての普及教育をお願いしたいと思うんです。例えば野外授業で遠足へ行く。食物だけじゃなくて、ハチアレルギーがあるんですね。ハチに刺されたときに非常に強い反応を起こすお子さんもおられるんですので、何も学校内、敷地内だけの教育ではありません。遠足それと修学旅行があります。そのときにもぜひ持っていかれるような処置をしていただいて、その場の先生が大切なお子さんの命を守るんですから、そういう使命を持った学校の先生たちでありますので、ぜひとも普及教育を、使えるような、先生たち全員に対しての普及教育をしていただきたいと思うんですが、普及教育の計画をつくっていただけるかどうかお聞きをしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  小川教育長。 ○教育長(小川照夫君)  お答えいたします。  「エピペン」ですけれども、先ほどお答えいたしましたように、基本は自己注射、本人がやるということでございますので、あらかじめ行政や学校が用意するということはできませんので。ただ緊急時に対応するということで、どの子どもが持っておられるか、あるいはどの場所に置いてあるかというのは全員が知っておるというのは、これは当然のことでございます。そういう教育であるとか、それから実際に打てるように、そういった研修はしておりますので、今後もそういうことで周知していきたいと思っております。 ○議長(秋元美智子君)  高橋充德議員。 ○3番(高橋充德君)  今の教育委員会の対応ですけれども、しっかりと子どもたちの命を守るという意味において、本当の、先手、先手を打っての教育現場にしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで私の関連質問を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  以上で、公明党代表・山下忠志議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。  再開は、午後1時といたします。  よろしくお願いします。           (午前11時55分 休憩)           (午後 1時00分 再開) ○副議長(岩城重義君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、無所属の会代表・福岡邦彬議員を指名いたします。  持ち時間は、質問及び答弁を合わせて80分とします。  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  9番・福岡でございます。  町長の町政運営方針について、多くの時間を割きたいと思います。細かいことにつきましては、予算が開かれる委員会で行いますので、初めから町政運営方針についてお聞きしたいと思います。  平成18年3月に作成された新行財政改革推進計画(案)という大変すばらしい財政計画案がつくられております。その中で、平成18年から5年間に30億円の効果と、15人以上の職員の削減について、目標達成されたと運営方針には書いております。それをさかのぼる前、平成14年11月に作成された行政改革見直し実施計画では、平成15年から19年までの5年間で15億円、職員25人の目標を掲げ、100項目の事業の見直しが行われております。平成15年の15億、そして新行財政改革の30億、そしてこの町政運営方針については平成20年11月に立ち上げた財政再建プロジェクトについては、5年間で20億円というようなお金が次々と目標に達しておられます。そして何でこんだけ目標に達したにもかかわらず、平成24年には町の財政は破綻する、あるいは平成26年には最悪の状態を迎える。何でなんですか。何かがどこかで間違ってると思うんですけど、この点についてお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  福岡議員の1回目の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  町政運営方針につきまして、先ほどからの質問でございますけれども、平成14年から19年、それから平成18年からの財政改革ということでございますけれども、最高ピーク時は福岡議員もご承知のとおり、平成9年ごろが税収のピーク時でございました。それ以後、どんどんどんどん、財政状況が悪化してきているということは、福岡議員もご承知のとおりだというふうに思っております。平成18年に策定しましたその財政改革につきましても、確かに今ご質問のとおり、30億15人の人員の削減は達成はしておりますけれども、それ以上に急速な財政悪化というものがきておりまして、今現在皆さんに財政再建をとり行っていくということで、また新しく平成21年、PT案を出させていただてるという現状でございます。当初から比べますと、税収につきましても半分近くになってきているというふうに私は認識しておりまして、これから先も高齢化による税収の減少、そして地方交付税の減少ということを踏まえまして、なお一層の努力をしていかなくてはならないということでございますので、どうか一つ、よろしくお願いを申し上げます。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  財政悪化というのはどこをとらえて、あるいはバブル期をとらえてピークというのかしりませんが、この10年間に限って言えば3回も財政改革をやった。あるいは行財政改革をやっておられます。そして平成12、3年には39億円の基金がありました。当然この間にダイオキシンの処理費に使った金は、豊能町としては10億円弱でありますが、それを上回る基金の取り崩しもされております。そしてこの小泉改革以降、交付金等あるいは税収も含めて下がってきているのも事実ですが、それに備えて先ほど申した15年、そして18年、非常に抜本的な改革をされておるにもかかわらず、なおかつ新たな財政再建に向いていくというのは、何かが欠けていると思うんですよ。この自覚がなければこの豊能町の町財政やっていけないと思うんですが、この点について再度お答え願いたいと思います。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  福岡議員のおっしゃるとおりでございまして、ダイオキシンにつきましては約10億円、39億円の基金を取り崩していったのは、他には一般財源に投入してきたということが事実でございます。その点につきまして、財政再建に向けて少し甘くなかったんではないかということでございますけれども、ご指摘のとおりだと私も思っております。この点につきましては、今後なお一層財政につきましては努力をしていきたいという思いがございます。しかし、今企業ではほとんどが人員削減をもって帳じりを合わしているという、言葉が悪うございますけど、そういう形になっております。しかし本町におきましては人口推計が3万5,000人というのを目標にしておりましたので、その当時より職員の採用も増えてきておりました。今ここに至って、人口が約2万3,500、当初2万7,500余りあった人口が減少してきております。この問題も踏まえまして、なお一層の努力をしていかなくてはならないということで、PT案としてお示しをさせていただいたり、あるいは部長会議でいろいろとご議論をいただき、そして調整会議でもいろいろと部長との懇談をしているというところでございますので、その点につきましてもよろしくお願いをしたいと、このように思います。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  努力とか云々については、わかります。しかし目標以上に人員の減は大きいです。当初15人あるいは30人とおっしゃいましたけど、その平成15年の時点で、恐らく私の調査では295人、職員が今230何人か知りませんが、60人は減っております。目標以上にはるかに減ってます。その中でこういう財政状況が出ていることを、まずご認識いただきたいということです。  もう1点、私は平成15年の前に、この新行財政改革(案)が出たとき、私は絶えずこのことを行政に指摘しました。効果、5年間で15億あるいは30億の効果というものをお話しされました。単年度でなんぼですかと。だんだん、60億の今の予算の中で、5年間で15億の効果が見込めますと。単年度なんぼですかと言ったら3億だと。3億足して、2年目に3億、3年目に9億、このような状況で効果をいつも出されております。これが破綻の原因ではないかと私は思っております。これをまず認識していただきたい。そして新行財政改革の中の総括では、行革取り組むような姿勢やビジョンが十分に示されていないという総括のもとに、いわゆる平成20年の11月に再建プロジェクトチームを組まれたと思います、この反省に基づいて。そうしたらこの平成21年11月に、財政再建プロジェクトチームはどのような形で総括されたのか、この点でお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  総括ということでございますけれども、先日も総括をしなくてはならんということで、いろいろと話し合いをしております。何分にも企業決済と違いまして、行政サイドは単年度決済ということでございまして、基金の取り崩しを入れても黒字になれば黒字だとかいうような決済をしておるのが現状でございまして、昨年平成21年度につきましても、大体基金の取り崩しが3億5,000万円強ということでございます。いろいろな形の中で総括をするわけなんですけれども、私といたしましては平成22年度の決算から基金の取り崩しなしでの、とにかくあるお金である財政をやっていこうやないかと。そのときに赤字が出れば赤字としてぴしっと計算をすればどうなんだろうかという話も先日からずっとしておりまして、ところがその場合には、赤字決済を行政が出すと、これから起債を受けるときでも結局赤字財政の地方公共団体には金利が高く出さなくてはいかんとか、いろいろな問題等々もございまして、おっしゃるとおりにきちっとした総括はしておりますけれども、その中でどうしても今の現状の中では出てくるということでございます。平成22年度予算につきましても、福岡議員もご承知のとおりに、いろいろな形の中で予定外の予算がかかっていくということでございまして、その分につきましても何とか取り崩さないでやっていきたいという思いはございますけれども、取り崩さなくてはどうしてもいけないという現状でございます。その点ご理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  今、町長が、私のこれから主張することに大事なことをおっしゃいました。この10年間に限って言えば、39億円の基金があった。毎年毎年、平成13年5億9,300万円、その次は1億9,400万円、3億6,700万円、3億1,900万円、そして平成17年度には11億7,400万円。このように基金が削られて取り崩して予算を組んできた事実があります。町長がおっしゃるように単年度予算ですから、基金を取り崩さなければ予算を組めないというのもわかります。しかし住民の皆様には、単年度決済ですから黒字ですよと、赤字になってませんよというのが、今までの現実なんですよ。そして余った金を基金に返すと。平成18年度にはふるさと基金、それから文化振興基金に借金までして組んでるんですわ、10何億円も崩して。こういうのが現状だと思います。これは当然、歳入歳出を同額にするならば、当然借金入れようが何しようが組まなあかんかもしれませんけど、こういう考え方は絶対やめていただきたい。せやないとどこの会社でも、どこの民間、どこの家庭でも、よそからとってきて借りた金をそのままどんどん、どんどん使っていったら、当然基金がなくなれば財政再建団体になるのは当たり前の話ですわ。そこに行財政改革というのが必要じゃないですか。この点についてお考えは。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  おっしゃるとおりでございまして、私といたしましては収入に見合った支出ということを考えていきたい。これを原点とした形の中で、今後の予算組みをしなくてはならんというふうに思っております。がしかし、現在のところ、耐震補強、いろいろな形の中で行政も修繕が回ってきておりまして、その点につきましては、どうしても基金を取り崩していかなくては到底間に合わないという状況でございます。その点も踏まえまして、今後、福岡議員のおっしゃるように対応していきたいと思います。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  また町政運営方針の中で、いわゆる5年後の平成26年度には財政再生団体に転落する恐れがあります、この理由の中で、原因はこの間、平成20年度決算時点から平成22年度当初には、基金が13.3億円から8億円に減少すると言われております。ところがこの8億円に減少するという数字は、この間の行政云々という、昨年12月初め、11月30日でしたかな5年の財政推計やられたときは6億6,000万円ぐらいだと。そして先日やられたときには、ちょっと違った数字が出ております。6億6,000万円から、最近の話の中では9億9,300万円。どれが本当なんですか。手元の財政推計の中で基金の確保についても、ある程度きちんとした、推定は推定でも結構です。推定の中には何々のファクターがあります。どれが正しい数字なんですか。今3月1日現在で。 ○副議長(岩城重義君)
     答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えいたします。  財政推計につきましては、今、福岡議員のおっしゃったように、3回出せば3回違うということなんでございますけれども、それにつきましては、いろいろな要素がございまして、どれを削るとか、どれを削減していくとかいうような問題等々の中で数字が変わってくるというふうにご理解をいただきたいというふうに思います。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  私何もそんなことを言っているわけでもないんです。町政運営方針の中では8億円に減少すると。8億円というのはどういう金額の算定ですか。先日、11月30日に出されたやつには6億6,000万円でしたね。これはいろいろな前提条件、基本的な考え方もあります。今度3月5日に出された財政推計資料の中では、改革前には、平成22年度は9億9,300万円、3月1日現在ですか。あるいはその前にいくならば12億5,400万円でした。改革後には若干減っております。わずか2カ月3カ月で減るというのはわかります。それはいろいろなファクター、条件があるでしょう。しかし町政運営方針について、全然訂正されてないですね、8億だと。おかしい。どこかできちんとした基盤をつくって、何月何日段階でなんぼだという形をつくらなければ、こういう財政の再建の条件なんか討論できないと思うのですが、いかがですか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えいたします。  福岡議員のおっしゃるとおりでございまして、財政推計につきましては、私の方から最低限10億円の基金はおいといてくださいという話をさせていただきました。それにつきましては、危機管理、これから緊急に何かいろいろな形の中で災害が起こったときに、町民の皆さんを救うためにはどうすればいいかということについて、皆さんお考えですかと、職員の皆さんに私、問いかけをいたしまして、そういう形の中で、何としてもその10億円を残していただきたいという私の思いがございましたので、その中での、そうしたら、推計をさせていただきますという答えでしたので、いろいろな形の中で、今、福岡議員のおっしゃるような数字が出てきているというふうに私は理解しております。その中で、今後、福岡議員のおっしゃるように、きちっとした枠の中で基金をこういう形の中でこういう財政推計をやるんだというものを提示させていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  余り言っても前に進めない話かもしれませんが、今後財政推計をする前には、少なくとも町政運営方針等にはきちんとした金額を出していただいて、その俎上で議論したいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、5年後の平成26年度には財政再建団体に転落する恐れがありますとの理由の中で、もちろん基金の8億円、先ほど申した8億円、つまりこの2年間で基金を5億3,000万円も減少したのは、一に耐震対策、ダイオキシン対策、高山地区などのまちづくり事業に多額の財政負担が生じ、財政運営は危機的な状況にありますと、町政運営方針で述べられております。この5億3,000万円も使われたのか、昨年第1次、2次の補正予算そしてことしになっての補正予算、5億円弱の国の予算がきております。このことについても、平成22年度の予算の前倒しもあるからというお話もございました。さきにも述べましたように、この2年間で5億3,000万円も使ったというのは、基金を取り崩したというのは、本当に、耐震対策、ダイオキシン対策、そして高山地区まちづくりの事業なんですか。これについてきちんとお答えください。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  基金の充当は、平成21年3月の補正後の金額で3億5,600万円であります。それと基金の充当で、平成22年度当初予算では3億5,000万円を充当しておりまして、その合計は7億700万円であります。それに比べまして、積立金は平成21年度で1億4,000万円しておりまして、平成22年度では3,900万円を積み立てる予定で予算を組んでおるということでございまして、それを合計しますと1億8,000万円であります。差し引き5億2,600万円の減少であります。だから、平成20年度の決算時点の基金残高13億3,100万円から5億2,600万円を引きますと、当初予算の段階で8億400万円となるということであります。  それと基金の減少の主な要因でございますけれども、町政運営方針をずっとそのまま引き続き読みますと、そのようにとれるかなとも思いますけれども、実際の基金の減少の要因の主なものは、東能勢幼稚園の改修事業また学校の耐震化で少し、それと管理料とかまちづくり事業、退職手当等、そこら辺が基金の減少の要因であります。  以上であります。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  それでは町政運営方針で、「歳出では、学校の耐震化対策、ダイオキシン対策、高山まちづくり事業など多額の財政負担が生じ、財政運営は危機的状況にあります。」というのは、これははっきり言うたら間違いですか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  今お尋ねの事業の経費ということは、平成21年度と22年度の当初予算の合計額で、学校耐震化またこれからのダイオキシン対策の町負担もありますでしょうし、まちづくり事業の事業費もございますので、それを合わせますと、歳出が増加する要因であるということであります。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  これからわかるんです。だから先ほど総務部長が続けてお読みくださいとおっしゃったから、私は続けて読んでいるだけです。それを前提として新行財政改革についての職員見直しがずっと続いていくんですよ。私が疑問に思うのは、財政運営が危機的な状況にありますと言うて、高山まちづくりのまちつくってまんのんかと言うてるんです。町がつぶれるのに、何で高山、まちつくりまんねんな。そういうような発想で書かれているから、わしは疑問に言うてるわけですわ。当然これからは、ダイオキシン対策のお金、それから耐震のお金は絶対わかりますよ。当然来るのわかってる。だから一生懸命行財政改革をやろうと言っているわけじゃないですか。それは住民の痛みにも、それから職員の痛みにも、あるいはいろいろなところの痛みにも通じる話ですよ。だけどこの現状分析がなされてないから私は指摘しているだけですよ。これについてお答えください。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  高山地区のまちづくり事業は、ご存じのような事業を5カ年計画で実施しておりまして、平成22年度が最終年度となっておりますので、その事業につきましては地域振興と安全確保のために最後までやり遂げたいというふうな思いで当初予算にも組ませていただいておるということであります。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  平成22年度の最終予算も知ってますよ。基本的に始まった月も知ってます。しかしながらこう町政運営方針に書かれたら、豊能町が危ないのに何で高山のことやってまんねんと、しかも億の金かけて、その話をしてるだけですよ。これは明らかに引用間違い違いますか、先ほどおっしゃったように。何でも書いておきゃええと、これからも書いておきゃええと違うでしょう。現実にこの町政運営方針に基づいて平成22年度の予算ができてるんですよ。しかも、平成20年11月に立ち上げた財政再建プロジェクトチームの検討結果によってできてるんですよ。検討結果というのは過去を振り返って、どういうことや、こういうことやということからきてるんじゃないですか。これからの話と違うでしょう。そこに僕は疑問を投げかけてるんですよ。おわかりいただけませんかね。  じゃあ、もう話題変えますわ。  「平成20年11月に立ち上げた財政再建プロジェクトチームの検討結果に基づいて、今後5年間で20億円以上の収支改善を目指し、職員の意識改革をするとともに新たな財政再建計画を策定し、事業の廃止、縮小、再構築、施設の統廃合、職員給与の削減、使用料・手数料の適正化などを実施してまいります。」と書いておられます。この5年間で20億円以上の収支改善というのは、また効果ですか。実際20億円全部やるんですか。効果じゃ、先ほど申したように、この財政再建についてはおかしいと思っているので、20億円の効果ですか。それとも20億円を削減するんですか。今の64億円の予算が、5年後には20億円削減するんですか。この点についてお答えください。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  それは効果額であります。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  すると、この平成20年11月に財政再建プロジェクトチームによる検討結果に基づいた今後5年間で20億円というのは、10年後にはなんぼの金額になりますか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  今は平成26年度までの財政再建計画を実施するべく進んでおりますので、10年後はまだ出しておりません。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  単純にわかるんじゃないですか。そういうずるい逃げ方しないでください。そして6年後にはなんぼになりますか。私、言いましょうか。40億円でしょう、効果額は。違うんですか。6年後で結構ですわ。推定出してください。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  5年間で20億円でございますから、単純に割りますれば、1年間にということになりますので、それを足したら6年後は出るというふうに思いますが、それはあくまでも単純な計算でありますので、細かく出してみなければ、そのときにいつの年度に何を、どう効果を出すかということにつきましては、今、単純に効果額があるというふうには言えないというふうに思っております。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  逃げたらいかんわ。あなたがずっと14年、15年から出してきたのは、年度ごとの足した残額を、5年間でどれだけ効果があったという形で出しておられたんですよ。15年の間は。違いますか、15年のときも。そして新財政改革も同じような形で出しておられるんですわ。精査せなあかんとかいうのは各年度の足し算でしょう。だからこっちにありますよ、ここにも、ちゃんと。全部ここに出てますよ、14年で足した。こういう資料がありますよ。それを、各年度はわかりませんじゃないでしょう。だから私は、効果はだめだと言ってるんですよ。実態的に毎年なんぼ、先ほど言ったように、黒字・赤字の決算をしなければ出てこないですよと。だから僕は、効果というならば、今60億円の町の予算ならば、5年後は300億円の予算から20億円になったらわかりますねん。例えば60億円の予算をずっとおいたような、頭に入れながら20億円言うから、あなたたちは間違ってるん違うかと、私もいわゆる15年のときも言ったことなんです。皆さんには余り理解されなかったですけど。よく考えてください。そやないと、この財政難ってやっていけませんよ。例えば5年前に1億円減らしたら2年目は1億円足す1億円で2億円の効果があります。3年目は1億円足す1億円足す1億円で3億円の効果がありますという形で計算されているんですよ、20億円というのは。そのことをご理解ください。  それから、新たに財政再建案として、いろいろなことは別としまして、事業の廃止、縮小、再構築、施設の統廃合、具体的な説明はありますが、使用料・手数料の適正化という言葉を使っておられます。これ一般に言うたら値上げと言いませんか。例えば水道代を例にとれば、今、府下で39番目ですよ、高いのは、20立方当たり。一番べべたが隣ですよ。ところがこの平成22年、24年度の案をもって実施すれば、府下で一番高い水道代になりますよ。これが使用料の適正化と言えるんですか。住民感情をさかなでしてるのと違いますか。この点についてはお聞きしたいと思います。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  確かに適正化ということはそうかなとも思いますけれども、値上げに限ったことではございませんでして、他市町と比較しましたり、本町の必要経費を出したり、適正な住民負担のあり方を考えるもの、それが適正化だというふうに考えておりまして、町の財政負担を考えまして、他市町村よりも高い負担をお願いすることもあり得るということで、適正化という表現を使わせていただきました。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  そうすると、今後委員会等で、水道代については適正化でないという解釈でよろしいですか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長
    総務部長室木伸治君)  町政運営方針では適正化というふうな文言を使用しておりますけれども、上下水道料金につきましては前倒しで引き上げをお願いしたいということであります。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  同じく、町政運営方針の中で「西公民館を生涯学習施設の拠点とした管理運営というような云々の中で、各施設の実施事業につきましては、住民ニーズの把握や社会動向等を見据えながら事業を総合的に展開し、引き続き生涯学習の推進に努めてまいります。」と、ここに書いております。しかしながら、先日お話になった財政推計では、ほとんどの自主事業が平成23年度に終わると書いてますけど、この点の整合性はいかがですか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  ほとんどの自主事業が、財政運営計画の中では、自主事業を廃止するなり、合理化するなりというふうに書いておりますけれども、各原課によりますれば、自主事業をこれからどのようにやっていく、そういう目標で考えてくれておりますけれども、これだけは残したいという事業も確かにあろうかというふうに思いますので、その中で考えていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  それは当然、お金のかからない自主事業と考えていいですか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  おっしゃるとおり、お金がかからなければすべていいんですけれども、必要最低限の予算でやっていきたいというふうに考えております。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  以上で町政運営方針について終わりますが、町政全般についてお聞きしたいと思いますが、国保税とか町民税、さらには使用料等の未収問題あるいは奨学金の貸付金問題の回収等の、水道代も含めてです。いわゆる回収状況の現状について、どのように考えておられるか、また、その未収対策についてどう考えているか、お聞かせ願えますか。 ○副議長(岩城重義君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  歳入の確保というのは、当然、今おっしゃいましたような税収が主なものでございますけれども、その確保には日々努力しているところでございまして、滞納金が発生しますれば、電話催告とか臨戸収集等手段を尽くしまして、なお応じない滞納者につきましては不動産債権を中心に差し押さえを行いまして、収入を確保しておるということでございまして、我々税務課の方でも、払えない者と払わない者とは厳しく区分しまして、払えない人につきましては、納付を毎月にするとか、計画書を出していただきまして徐々にでも払ってくださいねというような、そういうやり方をやっておりまして、払わない者につきましては、悪質な者でございますけれども、先ほど言いましたような不動産債権を中心にどんどん差し押さえを実行しておりまして、税におきますれば、徴収室を昨年の10月に設置いたしましたけれども、10月から2月末現在までで、悪質また高額滞納者から既に200万円以上の滞納金の取り立てを行っておりまして、先週も差し押さえを、私、4件ぐらい決済した覚えがございまして、それも銀行預金等を差し押さえして歳入の確保に努めておるということでございます。  現年度分につきましては、平成20年度でございますけれども、徴収率は府下第2位の99.2%を誇っておりますけれども、滞納分につきましては若干低い徴収率でございますので、先ほど言いましたような手続を踏みまして徴収に努力しておるということであります。  以上です。 ○副議長(岩城重義君)  福岡邦彬議員。 ○9番(福岡邦彬君)  この点については、ぜひともきちんとした、とれない分あるいは今おっしゃった払わない分について分けてもいいですから、きちんとした毅然たる態度で臨んでいただきたいと要望しておきます。  私、2人会派で80分いただいておるんですが、1人みたいなもんですので、これで私の一般質問を終わらせていただきます。  どうもありがとうございました。 ○副議長(岩城重義君)  関連質問はございますか。             (「なし」の声あり) ○副議長(岩城重義君)  以上で、無所属の会代表・福岡邦彬議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。  再開は、午後1時50分といたします。           (午後 1時40分 休憩)           (午後 1時50分 再開) ○議長(秋元美智子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、日本共産党代表・高尾靖子議員を指名いたします。  持ち時間は、質問及び答弁を合わせて40分とします。  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  日本共産党の高尾靖子でございます。  ご指名を賜りましたので、一般質問をさせていただきます。  理事者側におきましては、簡潔でわかりやすい答弁を、どうかよろしくお願いいたします。  2010年度の国家予算では、史上最高規模の数字が並ぶ内容になっています。一方、税収は大幅に落ち込んでいます。本町においても、三位一体改革での地方交付税の減収、また人口減、税収の減、ダイオキシン対策費等々の原因で、財政が逼迫してきています。2010年度は、各事業、住民負担の予算が盛り込まれております。先日の町財政の推計を説明されました。今後見込まれる事業を反映するならば、近い将来、2012年、平成24年には赤字、13年には赤字、また平成26年度には早期健全化団体、財政再生団体に転落することが考えられると想定しています。先日の説明では、平成22年度当初予算の内容として、上下水道料金の値上げ、ごみ有料化、これはパブリックコメントされております。巡回バスの減免廃止、またユーベルホールのロビー使用料など、住民生活にとっても厳しい予算になっています。日本共産党は、こうした住民の暮らし、町の今後の展望ができる町民参加で知恵を出し合ってまちづくりを考えていきたいと提案したいと思っております。  さて、これまで全国でも有名であります、財政破綻で有名になった夕張市は、今後15年後も赤字残額が177億円。しかし昨年度、住民アンケートの集計でいろいろと計画がされました。住民生活を守りながら地域再生を図っていくために必要と考えられる経費がかなり盛り込まれたんです。本町はまだ赤字再生団体ではありませんので、この考え方を学び、まちづくりを進めていっていただきたいと思っております。そのもとで町政運営方針についてお尋ねをいたします。  町長は、町政運営方針で、いろいろまちづくりについても述べられておりますが、私は具体的にお聞きしたいと思います。どんなまちづくりを目指しておられるのか、戸知山への植樹のほか、どういうことを計画されているのか、基金に依存しない行財政運営の実現は、タウンミーティング実施など順次計画があるのか、などお尋ねしたいと思いますので、1点目、どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  高尾議員の1回目の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  第4次総合計画では、「人とみどりが輝くまちとよの」をキャッチフレーズに、これから10年間の豊能町のまちづくりをしていきたいという思いで掲げております。これにつきましては、私が先ほども申し上げましたとおりに、町民の皆さんと協働のまちづくりということで進めてまいりたいと、このように思っております。高尾議員と思いはほぼ同じだと思っております。  それからやはり本町におきましてはご承知のとおりに、先ほどからも質問にございましたとおり、豊能町を売り出していくあるいは豊能町ということに対して大阪府下でもなかなか覚えていただけない町といいますか、何もない町・豊能ということでございまして、そういう形の中で、豊能町は、なかなか名前が売れてないなというところを、私も実感しているところでございます。  先日、多分高尾議員もご一緒だったと思うんですけれども、大分県の方へ議員の皆さんが視察に行ってこられたと思うんですけれども、そのときに、私に本を1冊買ってきていただきました。その町もちょうど私の町と同じような町でございまして、名前も売れてない、そういう形の中での町おこしを30数年、40年近くにわたってしてこられた。やはり長期にわたってまちづくりはしていかなくてはならないということでございまして、まず町民の皆さんとともにまちづくりをしていく。もう時期は少し遅いんですけれども、これから先、そういう形のまちづくりをしていきたいという私の思いがございます。先ほどお答えさせていただきましたけれども、4月から各自治会の方へ参りまして、町民の皆さんといろいろな形の中でこの町を今後どういうふうにしていくかということについてお話し合いをさせていただきたい、このように思っております。  それから、戸知山の件につきましては、私は戸知山だけでなしに、やはり今「人とみどりが輝くまち」ということでございますので、豊能町全体を桜ともみじの町にしたいという思いがございます。これから先もそういう形の中で、戸知山の方へも、議員の皆さん、臨時会の後、行っていただきましたけれども、少し職員とともに汗をかいてスタートをしていって、その枠の中で戸知山につきましては町民の皆さんにも見ていただいて、本当にこの町を、この戸知山をどういうふうにすればいいかということについてご提言をいただければありがたいかなというふうに思っております。ただし、ただ漠然とその場を見ていただいてするということでは、なかなか皆さんからのご意見もいただけないという思いがございますので、今そういう形の中で掃除をし、そして今、3月にはクリを植えたい。それとシイタケの、今原木を切っておりますので、それを少しつくりまして、皆さんとともにできる範囲内で、原木がたくさんありますから、お金のかからない、そして労力だけで、これから先この町おこしをしていく、こういうまちづくりにしていきたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  自治会の皆さん方と膝つき合わせて、まちづくりについて話していきたいということで先ほども答えておられました。その中で、まちづくりに活用できる地域資源を生かした仕事起こしが重要じゃないかなと、私は思っているんです。地域資源には、経営資源また自然の資源また観光資源や歴史資源というような、経営資源は人・物・金と言われますが、こういう有形資源、また情報と知識、ブランド、信用、イメージなど無形資源があって、これらが相乗的な効果として、皆さんからの知恵が出されて、いいまちづくりができるんじゃないかと思っているんです。  また地域経済の場合は、小売業や農業などの形態、またマネジメント能力を発揮される技能を持っておられる方とか、生産技術、いろいろな、公共サービスも入りますけれども、こうした総合的なことを含めて、皆さんの能力を活用して進めていっていただきたいというふうに思います。  また自然の資源では、豊能町は本当に山があって、自然が、川があって、夏には子どもたちが喜ぶいろいろな虫がとれるとかいうようなこともあります。そういうところも生かしながら、独自の個性的なまちづくり、また地場産業を生み出す重要な条件もありますので、その点ぜひ勘案して知恵を絞っていただきたいということをお伝えしたいと思うんです。  また歴史もたくさんあります。高山右近の話もありましたが、これはどのように今しようとされているのか、まだ先が見えませんけれども、この点についても豊能町の宝探し、いけいけ我が町の調査隊というような、例えばこういうものをつくって、皆さんと歩いて、いいところを見つけていくいうことも、発見するいうことも大事かと思うんですけれども、人間は発達するために生産的労働が行われて豊かになっていくいうことが特徴的でありますので、この点について、ぜひともあらゆる資源を生かした、また人材を生かした、経営を生かした、そういう方向での皆さんからの知恵をいただきながら、また行政も力を入れて頑張っていただきたいいうふうに思います。その点では、各いろいろな分野がありますけれども、そのような方向を持ちつつというお考えはあるかどうか、その点お聞かせください。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきたいと思います。  ただいまのご質問でございますけれども、「にぎわい創出事業」ということで、これから先、農産物のいろいろな形の中で物事をやっていこうという問題、あるいは漁業組合を通じてアユの地産地消ということで事業をやっていこうという問題等々、いろいろと考えておることは考えております。がしかし、やはり何と申しましても、新たな視点に立った価値観ということにつきましては、行政だけでものを行うということは非常に厳しいという、そういう言葉は使いたくないんですけれども、行政がやるとどうしても「行政何してんねん、行政何してんねん。」と。高山の問題でもそうですけれども、一例なんですが、せんだってからシイタケの菌を入れて、皆さんに買っていただくという事業を農林商工の方でやったんですけれども、そういう場合におきましても、地域の皆さんがそれに参加をしていただくということはない。ただ職員が一生懸命に行って、寒い中菌入れをして、そして皆さんの名札をつけて、その原木を裏の陰の方へ持っていってるというような状況でございまして、行政がやれる範囲というものは、私はもう限定されていると、行政というものはそういうことじゃない。先ほどからの質問でもサービスじゃないかと、「まいどおおきに」言えよと、それは私は違うと思ってるんです。行政というものについては、職員の皆さんは町民の皆さんの指導者であるということを、私は常々、今日まで言い続けてきておりますので、そうじゃなしに、やはり先ほど申し上げましたとおり協働のまちづくり、皆さんとともに考えていただき、そしてそれを行政がどのように指導をし、そして協力していくかという形のまちづくりがこれから必要ではないかなと。それにつきましては、相当の時間を要するというふうに思ってます。皆さんそれぞれ、私が町長をしますと結果はどやねんと、半年や1年で結果の出るような行政ではございません。過去から現在において、これから将来に向かってもそういう形でございますので、皆さんとともに切磋琢磨をして、やはり一つ一つ解決をしていきたいというふうに思いますので、よろしくご理解のほどお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  時間はかかっても町民とともに協働してという強調がありましたので、その点でぜひとも、事業をやったとしても引っ張っていくのは、行政がまず指導者となって、ともにまちづくりを進めていくいうことが望ましいと思っております。  教育関係では、各学校支援地域ボランティアの方々が4校の中で、中学校も入れますと6校になるわけですけども、数百人おられるんですね。その関心と、地域に根ざしてさまざまな知恵を発揮されております。学校で教育関係のものだけではなく、いろいろ家庭でも、子どもたちが家へ帰って、いろいろ家庭の問題、仕事などでも子どもたちが協力できるような、そういうことも含めて学んでいるということが、先日のビラでも伝えられました。そういうことも含めて、たくさんの方が知恵を持っておられるなというふうに感じておるんですけれども、そういうことでのまちづくり、農業発展、担い手づくりについても、ぜひとも力を出していっていただきたいと思うんです。  そのもとで、今、一つ力をまず入れていくいうことでの方向なんですけれども、高山のコミュニティホールの活用の一環として、今おっしゃったような事業がされているわけなんですけれども、私一つ、豊能町の農産物の自給率を高めるための懇談会やシンポジウムというものを一つ開いてはどうかなと思うんです。これは住宅の自治会でも農業をされておられる方もおられるかもしれませんけれども、ほとんどがサラリーマンの方が多いんじゃないかと思うんです。しかし、退職して、今農業をしておられる方もおられますので、これから農業に携わってきたいという方もおられるでしょう。そういう意味での、町がシンポジウムを開いて、農業従事者の知恵もお借りしながら、幅広く取り組んでいくいうことが求められているんですけれども、この点についてはどのようにお考えなのか。懇談会やシンポジウムについてですね。お聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  おっしゃるとおりでございまして、その方向で進めていきたいということで、にぎわい創出事業につきましては、今、旧村の農業を営んでいる方でなしに、家庭菜園等を行っている皆さんで進めていけばどうだろうかというような考え方もあるように聞いております。なかなかそれにつきましても大変なことでございまして、遊休農地の利用、あるいは遊休農地と申しましても、それにつきましては、やはり地権者の皆さんのご理解を得なくてはならないという点もございます。戸知山につきましては町ですから、これは十分無償で提供していきたいなと。しかしそれもやはり畑にして提供しなくてはならないというような事情もございますので、これから高尾議員のおっしゃるように、そういう形のものも踏まえて地域の皆さんと話し合いをして、前向きな姿勢で取り組んでいきたいというように思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。
    ○12番(高尾靖子君)  ぜひとも、前向きということですので期待しております。  そして今、道の駅構想ということが、予算もとられておりましたけれども、道の駅構想は農業発展ということと、町の活気づき、生産ものづくりということで、同じような方向性があるんですけれども、収入にもつながるまちづくりの一環として、この道の駅構想については、今どのように計画をされているのかお聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  道の駅構想につきましては、平成21年度予算をいただきました。いろいろな形の中で、生産者の皆さんともお話し合いをさせていただき、これを事業として進めていくためにということでやっておりますけれども、なかなか皆さんそれぞれの思いをおっしゃられまして、集約していくまでにはなかなかいかないと。だから今回事業を変えてやろうかなという予算を組まさせていただいておる。  それともう1点、温泉という話もございまして、道の駅と温泉、これから高齢化に向かっての、やはり豊能町をどうするかということも踏まえて、全体構想の中で考えていきたいという部分もございますので、いろいろな形の中でこれから先考えていきたいというように思ってます。ただ今年度につきましては、この問題につきましては、いろいろと話し合いをしておりますけれども、まだその集結ができていないという状況でございますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  これは費用がとって、場所の問題、収入にやはりつなげていきたい、そういう大きな経営の問題もありますので、慎重に場所も選んでいかないといけない問題でもありましょうし、その点は時間がかかっても、いい方向での計画ということで期待したいと思います。この農業に関しての質問は、街づくりについては、これで終わりますが。  次にごみ有料化の問題について、人口減と住民の努力でごみは今まで減ってきたわけなんですよね。ごみ処理は自治体の基本的な住民サービスで、税収の範囲内で賄うことはできないのか、さらなるごみの分別啓発で住民の協力によりごみはもっと減らすことができるのではないかと思うんですね。今回具体的な方針案が示されまして、3月23日までに、町民の皆様に対してのパブリックコメントをホームページで出されております。住民の意見をまとめて、これを公開されることと思うんですけれども、いろいろな意見があって、反対の意見が多数の場合は見直しもあるのかどうか。この点についてお伺いしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  お答えします。  今現在パブリックコメント中の家庭ごみの有料化に関する基本的な方針(案)でございますが、これは今ホームページ上、それから役場、吉川支所、中央公民館、図書館におきまして案を公表しており、意見を募集中であります。  提出されました意見につきましては、その意見を考慮し最終案を策定する予定でございます。寄せられた意見及びその意見に対する町の考え方は公表してまいります。また意見を踏まえて修正した部分等がありましたら、修正された意見及びその修正された部分、考え方等も公表してまいります。  ただ基本的な考え方として、減量化計画の案の中の目的とさせていただいております3項目、減量化の推進、資源化の推進、それから排出量に応じた負担の公平化、並びに財政負担の軽減、これらの目的は、当初どおり維持していきたいというふうに考えておるところでございます。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  パブリックコメントの意見を聞いても、町の基本は考えないと、そういうお考えが今あったと思うんですけれども、ダイオキシン発生以来、豊能町、能勢町もそうですが、8分別で本当に町民一体となって協力してきたというふうに思っておりますが、まだ環境のビラなんかでは、その中でももうちょっとやってもらわないといけないというようなことも書いてあるわけなんですけれども、そういう啓発をきちっとしていただきたい。もっと紙は紙で分別したら、本当に捨てるごみはわずかになってくる。そういうことをもっと啓発していただいて、ごみの減量化。資源は増やしても増えますけれども、生ごみの住民負担については減ってくるんじゃないかというふうに思うんですけれども、そういう見方には変えてはいけないと、変えられないということなんでしょうね。ちょっとこの点、もう一度確認させていただきます。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  ごみの分別はもう、議員もご存じのとおり、例のダイオキシン問題を受けまして非常に、10種類の分別を行っており、住民にたくさん細かい分別でご協力いただいているところであり、昨年の4月よりはPETボトルの裸回収とかビンの色別回収等も実施しておりまして、資源化には大分努めておるところでございます。しかしながら、一部混入等が見られるのは事実でございますので、町が発行しております環境特集号等で分別の啓発をもっと行っておるところでございますが、有料化を進めることによって、本来資源になるべきものがごみに出されていたことが、より一層資源化が推進されるという側面も否定できないものというふうに考えており、排出者の量に応じた負担、それから財政的な側面等から、ごみの有料化という基本的な方針は堅持してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  人口も減ってきております。だけど、新しい新建設の施設での建設費用なども確かに高額になっておりますし、ダイオキシンの今の町の負担金も、2億円以上が分担金として出されている。そういう現状から、大変財政は逼迫していることで、現状はよくわかります。そういう意味での多少の負担は住民の皆さんにも理解が得られるのかどうかいうところが、今この問題になっておりますので、パブリックコメントでの意見を集約するに当たって、十分な検討をしていただきたい、そのように強く求めておきたいと思いますので、何が何でも有料化ありきではなく、基本的に住民の皆さんの考え方、また一般質問でも伝えておりますような問題、ごみが余計増えるんじゃないかということもこれまで言ってきておりますが、そういうことも含めて、ぜひ慎重な検討をしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。これは終わります。  今回水道料金の改定案が出ておりまして、私は総務建設水道常任委員会ですので、余りここでは詳しくは言えませんけれども、大変大幅な値上げになっておりますので、この点については、やはり余りにも厳しい大幅な値上げというところで、総務常任委員会にも、何とかこの大幅なところを見直すというところでお願いしていきたいと思う、パーセンテージを見直していただきたいというふうに思うんですね。  今の提案されている分は、生活排水使用料が12.88%、下水道が平成22年度は30.32%、24年度は28.49%、これが、22年、24年度では本当に、生活排水と含めて71.34%という、今までにない大幅な値上げになるわけなんですね。平成22年度では、下水道と上水道を合わせたら71.34%ということになります。そういうことで、平成24年度にも上下水道が値上げされますと、これが合計で49.51%ですから、平成22年度と24年度で合わせますと、三つの値上げのパーセンテージは121.2%という、今までには考えられない大幅な値上げになってくるということになってきます。この点につきまして、従来は値上げに関しても水道懇談会を設置されてきたと思うんですけれども、今回はこのことについてはどのようにお考えなのか。懇談会を開いて意見を聞くというようなことはされないのかどうか。その点についてお聞きいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  高尾議員のご質問に対しましてお答えいたします。  まず水道の料金改定等の懇談会につきましては、平成9年度に料金改定をさせていただく際に懇談会を立ち上げ、答申をいただいております。そのときには、料金改定43%近く上げさせていただきたいということで議会に上程させていただきましたが、修正案がありまして、3年おきに見直しなさいというような状況でお伺いいたしました。それを受けまして、平成9年度並びに平成12年度に料金改定をさせていただき、平成12年度改正をさせていただく際には、平成15年度の料金改定についてのご質問もございましたけども、その15年度の収支見込みを見た上で検討させていただくというような答えをその当時させていただきました。その状況の上、平成15年度にはまだ赤字になるような要素はございませんでしたので、見送らさせていただくということで、平成15年は見送りさせていただき、3年おきになりますので今度は平成18年度ということになりますけども、平成18年度におきましては、単年度赤字が水道では発生をいたしましたが、金額的には少額であったために、もう数年見送ることができるというように内部で判断をいたしまして、見送りをさせていただきました。それから以降、今回になりますけども、累積赤字が出てきましたので、料金改定をお願いしたところでございます。今回につきましては懇談会等は設けておりませんけども、その平成9年度の趣旨を受け継いで、今まで事業を行ってきたという中で、幾らかでも先延ばしはできるように、住民負担がかからないようにということで、最終的には平成12年度が料金改定であったということで、9年近く見直しを行わずに先延ばしにさせていただいたのが今の現状でございます。  答弁は以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  本当に、値上げにがまんしていただいたというんですか、随分確かに踏ん張っていただいたと思うんですけれども、しかしこの大幅な値上げですけれども、住民の皆様に受け入れられるパーセンテージなのかどうか、その点での外部の意見というものを全く聞かないで、これを議会で、常任委員会で決めようと、そういうことになってしまうのかどうか。水道懇談会でしたら、いろいろなメーカーいらっしゃったと思うんですけれども、外部の人のいろいろな意見を聞きながら、モニターの人の発言やらいろいろあると思うんですけど、その点を勘案した上げ幅にもなったんじゃないかと思うんですけれども、この点については何が何でも、これは6月ぐらいから上げはるいうことになるのかどうか。全くこの上げ幅を崩さないいう姿勢なのかどうか、再度お聞きしたいと思います。これは本当に常任委員会で、少し引き下げていただくようなことをぜひ提案したいと思っているんですけれども、この点について、全く懇談会なども持たないでやり切ってしまうと、そういうことなのかどうか、再度お尋ねいたします。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  今回の料金改定につきましては、平成26年度まで水道並びに下水道排水の収支見込みを立てまして料金改定をお願いしたところでございます。今回上程させていただくに当たり、平成22年また24年と2回に分けての料金改定ということで上程をさせていただきましたけども、これにつきましても、一度で料金改定をするか、もしくは2回に分けてするかということで、庁内部でもいろいろと検討をさせていただきましたけども、一度に上げるというのは住民負担の影響が大きいということで、2回に分けて上程させていただくというようなことで今回決めさせていただき、議案として出させていただきました。これにつきましては、先ほども申しましたように、収支見込みの中で今の料金改定率というのを堅持していきたいというように町としては考えておりますので、よろしくお願いします。  また一つ水道料金でございますけれども、一般家庭用の平均に使用する24立米につきまして、水道料金では、平成22年6月に改定させていただくと、一般家庭で800円程度の負担が増えるというような状況になります。下水道につきましては、6月の改正で644円の負担が増えるということで、トータル1,400円程度、1,500円弱になりますけども、負担になるというような状況でございます。1,400円ぐらいの、今までの負担が増えるということになりますので、申しわけないですけどもお願いしたいなというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  高尾靖子議員。 ○12番(高尾靖子君)  もう時間がありませんので、余り言うてられないんですけども、常任委員会でのいろいろな論議もあるかと思いますので、これに期待もかけて、住民さんの意見がぜひまた豊能町にも入り検討していただく、見直しの問題として何とか考えていっていきいただきたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。  これで一般質問を終わらせていただきます。 ○議長(秋元美智子君)  以上で、日本共産党代表・高尾靖子議員の一般質問を終わります。  この際、暫時休憩いたします。  再開は、午後2時40分といたします。  お願いいたします。           (午後 2時30分 休憩)           (午後 2時40分 再開) ○議長(秋元美智子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、第一クラブ代表・小寺正人議員を指名いたします。  持ち時間は、質問及び答弁を合わせて80分とします。  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  第一クラブを代表いたしまして質問させていただきます。  まず2月4日に、伊丹空港廃港に関して、橋下大阪府知事と豊能町議会議員の意見交換会が催されました。650人を超える傍聴者を集めて盛況のうちに終わったわけですけれど、この意見交換会開催の意義、それと感想をまず町長からお聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  小寺議員の1回目の質問にお答えをさせていただきたいと思います。  知事との意見交換会の意義というお話でございましたけれども、私は率直な意見として、本町に、明治、この村ができてから今日まで、知事が私とこの町へ来て、そして皆さんと意見交換会をされたとか、あるいはそういう長時間滞在をしていただいたということはないということでございますので、パフォーマンスとしては、豊能町が1回目に、議員の皆さんがしていただいたということに大きな意義があるというふうに思っております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  橋下知事が示された構想というのは、将来的に見て非常に夢のある構想であったと私自身は思っておるわけです。ですから全面支持をいたしましたけれど、関空ハブ化、伊丹廃港、これはある意味では天下国家論なんですよね。権限が知事にあったわけでもないし、私たちにあったわけでもないので、ですから我々地方議員として、政治家の端くれとして、たまには天下国家を語るのもよかったのではないかと、私自身はそう思ってるわけです。  それで伊丹廃港ということが大々的に取りざたされて、なるかもしれないし、なる可能性がないとも言えないので、豊能町としてそうなった場合のことを考慮して、公式的もしくは非公式的にそれを検討してるのかどうか、それをお聞きしたいと思います。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  質問に対して回答をさせていただきたいと思いますけれども、今のご質問につきましては国家を語るということでございますので、政府の考え方、そして知事の思い、これは私は、前回の伊丹空港については知事の思いを言っておられたというふうに理解をしております。やはり国交省の方で、大臣の方から伊丹空港についての議論はされるものではなかろうかなというふうに思っております。  私個人といたしましては、12月だったと、ちょっと日にちは忘れましたけれども、伊丹空港の廃港については、今の現状では反対ですというお答えを、行政側は、私町長として出させてはいただいております。がしかし、これにつきましても、今の現状ではということでございます。私の思いといたしましては、なぜ関西空港ができたのかという時点、その当時には、伊丹空港反対論というのが物すごい出ておりまして、そのために関西空港ができたのではないかという思いがありますので、長期にわたっては、やはりあの空港は危険な空港である。やはり大阪のまちを横断して離着陸をしてるということでございますので、近い将来には、やはりもう少し安全なところで安全な飛行ができればという思いはございます。しかし現時点では、私といたしましては利便性を考えた上で、現時点では反対ということで、私の結論を出させていただいているところでございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  小寺です。  私の個人的な意見でございますけれど、この橋下知事のような型破りなこういう人物が、こういう行き詰まった世の中には出てこないと、もうとにかく複雑に絡まった権利関係、この糸をときほどくことはもうできないのではないかと、これも個人的な感覚で、歴史上の人物で言うと織田信長みたいな人やなと、そういうふうに感じているわけです。町長は、橋下知事を歴史的人物としてどのような人物に例えられるか。どうですかね。
    ○議長(秋元美智子君)  一般質問ですので、その先の質問をお願いします。 ○5番(小寺正人君)  私は先ほどから出ている、値上げの問題がたくさん出てますよね。ごみの問題、それから上水道、下水道。これらを橋下知事のように、町長もみずから出ていってタウンミーティングされるとおっしゃってますから、どんどん自分の考えを述べられていかれるようにされたらどうかなと。織田信長じゃなくても坂本竜馬ぐらいで、ちょっとやっていただきたいなと、こう思っています。  次にまちづくりの件でございますけど、今、第4次総合計画が策定中ですけれど、川西市の大和団地と光風台4丁目の都市計画道路の位置づけというのはどのような扱いになるのでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきます。  都市計画道につきましては、以前から議員の皆さんからご質問をいただいてると思うんですけれども、川西市の方は都市計画道として認定し、設定しておるんですけれども、私どもの町は都市計画道としては何もしておりません。がしかし、皆さんにお答えさせていただいておりますのは、都市計画道としてしなくても、その点につきましては川西市と話し合いをしておりますけれども、川西市の方が今、都市計画道の中で、そこまで道路をつけてこれないという状況のように、大塩市長とお話をさせてもらったときにしておられます。それで私どもといたしましては、つけることにつきましては地権者の方にもお願いをしておりますし、川西市の方からそういうお話がありましたら即刻やりたいなという思いはございますけれども、現在のところ、やはり両市町で話し合いをしてやらなくてはならない事業でございますので、今のところ暗礁に乗り上げているというところでございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  第4次総合計画の中には盛り込まれないということですか。  それとは別に、2月中旬に光風台自治会が、大和団地と光風台の間の、あれは都市計画道路じゃなしに、けもの道と一般に言われるところを何とか通してほしいとかいう会合を持たれたという話ですけれど、そういう話は行政の方にも届いておるんでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  お答えします。  光風台4丁目の、我々は通路と申し上げている部分でございますが、その件につきましては2月13日、光風台の自治会で住民に対して説明会が開かれましたということは聞いております。その中で住民さんの意見がいろいろ出たことから、自治会が光風台4丁目の方にアンケートをとっておられるというふうに聞いております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そのアンケートの中で、何か4丁目だけにアンケートをとられたと、光風台の自治会がですよ。4丁目の人が一人でも反対するというか、全員賛成ならば要望書を上げましょうと、豊能町に。そうでないんだったら、もうこれはなかったことにしましょうとか、そういう話があったんでしょうかね。そういうのは聞いてないんですか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  アンケートの取り扱いについては一切聞いておりません。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  わかりました。  それで平成15年の3月に、都市計画マスタープランというのが出ているんですよね。私も行政からいただいて見たんですけど、3万5,000人を想定したというのが、どうも新しい住宅地を計画的につくろうという、計画的市街地ゾーンというのをここに盛り込んであるんですよね。だから3万5,000ということになったわけですよね。それでそれが、余野地区と妙見口駅前、それから「水と緑の健康都市」今の箕面森町ですか、これに隣接する地区を計画的市街化ゾーンとして面整備それから基盤整備、生活環境整備を図りつつ市街地の拡大を図ると、こういうふうに書かれているんですよね。これについて、多分今の現状は何も動いてないとは思いますけど、計画されたとおり、何か企画はされたことはあるんですか。どうなんでしょう。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  平成15年の都市計画マスタープランで、おっしゃっているようなことが書かれているということですが、その当時の第3次総合計画が、計画人口が3万5,000ということから、それをベースに都市計画マスタープランを作成したものであって、おっしゃっている地域につきましては、市街化区域に連担する地域としての市街化区域が想定される地域ということから計画をしたものであろうと思いますが、具体的な動きは今のところございません。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そうしたら、一度も検討しなかったということですよね。  それで、豊能町全域が都市計画区域内に入っているわけですよね。それで市街化区域が大体10%ですか。市街化調整区域が90%というふうに分けられているんですけれど、これを想定したときに、私も大阪府に聞いたことがあるんですよ、電話でね。駅前に市街化調整区域が、何でこんな指定をしたんですかということを聞いたことがあるんですけど、何で市街化区域にしなかったのか、これはどういうことなんですかと聞いたら、大阪府として、これは豊能町が決めないといけないことですよと、そういうふうに言われたんです。だから豊能町がここを市街化区域として申請すれば、駅前に家を建てるなというのは、どない考えてもおかしいので。どうなんですかね。市街化区域申請すればいいじゃないんですかね。5年に一度できるでしょう。 ○議長(秋元美智子君)  なぜ市街化区域にしないかということですね。  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  都市計画法による区域の決定は、都市計画法が施行されました昭和44年、それ以降、豊能町全域は、いわゆる市街化区域と市街化調整区域との決定を見ております。実際市街化区域として町が都市計画の扱いを決定したのは、いわゆる開発地域でございまして、昭和45年にはときわ台地区、昭和52年には光風台地区、昭和61年には東新光風台、平成5年には希望ヶ丘というふうに、開発区域を市街化区域の変更を行ってきたということでございます。さらにそのとき、議員がおっしゃるように、大阪府の答えが豊能町が決めることですよという答えというふうにお聞きになったようでございますが、今現在、都市計画法上の区分を変更するというのは、基本的に大阪府の都市計画の決定権に属するというのがありまして、大阪府が定めます都市計画区分の市街化区域及び調整区域の基本区分の取り扱いの基本的な方針によりますと、調整区域を市街化するという場合の条件というのは、確実に市街化が見込め、かつ社会経済情勢の計画に基づき、都市計画基礎調査等々から確実に市街化が見込めるというような部分については、市街化区域への変更というのは認められる場合がありますが、なかなか今日では、既に市街化区域として認めているところでも、市街化の整備の見込みのないところは調整区域に編入し直しなさいというような基本方針も示されておるところで、なかなか厳しいものがあるかというふうに考えておるところです。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そもそも市街化調整区域というは、無秩序な開発を防止したいというところからできているわけですよね。そうですよね。市街化区域は、既にもう市街化になっているとか、もう明らかに市街化しますよという地域を市街化区域と言っているわけですけど、もっと早く市街化区域に申請しておけば、今はもう、今おっしゃったように、かなり厳しくなっているんですよね。だからなかなか確実な計画がない限りだめですよと、そういうことですよね、今おっしゃっているのは。  もう一つ、市街化区域と市街化調整区域ともう1個あるでしょう、都市計画区域。言いましょうか。非線引き都市計画区域というのがあるでしょう。これは申請できないんですか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  もう一つというのは、いわゆる無指定地と言われる部分で、豊能町は昭和45年に全域都市計画区域に入っておりますので、市街化区域と市街化調整区域の二つに分類される土地である。いわゆる無指定地というやつですね。ということです。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  市街化区域と市街化調整区域と、非線引き都市計画区域です。三つあります。このように鉄道が走っていると。そやけども市街化区域にするにはちょっとどうかなと思われるようなところは非線引き都市計画区域にして、建ててもいいよというふうにしているケースが多々あると聞いてるんですけど、どうですか。聞いてませんか。ちょっと調べてみられたらどうですか。それができるのかどうか。できるんだったら、この鉄道沿線だけでも何とか非線引き都市計画区域にできないかと。いや、現実に篠山市とか亀岡市とか行くと、非線引き都市計画区域がたくさんあるんですよ。それで、山の中でも建てられるんですよ。だからそういうふうにすれば、何ていうか、もう今の市街化区域というのは、いっぱいいっぱいで、開発の余地は全然ないですやん。なんぼ人口を呼び込もう思っても、それは空き家があるから呼び込めるのかもしれないけれど。人口を呼び込みたいわけやから、駅の近くなら建てたい人もおるでしょう。活性化の一つに資するというか、役立つものであると思うんですけど、どうでしょう。 ○議長(秋元美智子君)  今のは、非線引き調整区域が町にあるかどうかということも含めての答弁を求めてらっしゃるんですね。 ○5番(小寺正人君)  そうですね。非線引き都市計画区域を申請できるのかどうか。それをちょっと調べてみてもらえますか。 ○議長(秋元美智子君)  質問はそれですね。どうしますか。  では、暫時休憩した上で答弁をいただきたいと思いますので、この際、暫時休憩をいたします。           (午後 3時03分 休憩)           (午後 3時17分 再開) ○議長(秋元美智子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  答弁を求めます。  川上建設環境部長。 ○建設環境部長(川上和博君)  非線引き区域とは、都市計画地域の中で、市街化区域にも市街化調整区域にも属さない無指定区域のことを言うものであります。この件につきましては、本町についてまた勉強、調べさせていただきたいと思います。  以上、よろしくお願いします。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  小寺です。  趣旨は、計画的市街化ゾーンを決めたわけですよね。そのあたりを家建てようと思ってたわけですよね、そもそもが。だからそこを、非線引き都市計画区域にもしできるんだったら、しておけば、そこに家が建ってくるということに自然になるわけですよ。土地というのは、家が建つか、建てへんかで価値が違う。だからそれが売れるか、売れへんかというのは、家が建つか、建物が建てれるか、建てられへんかで決まってしまうので、建てれるようにしておいてあげれば、持ち主は高く売ることが、売買できるわけですよ。田んぼや畑なんか農地法でだめだになってますけど、そもそもが家を建てられないから安いんです。だから建てれるようにしてあげたらどうですかという趣旨です。  次に進みます。  小学校の適正配置ですね。朝も出てましたけども、そもそも豊能町はどうしたいのかという、橋下知事がこうしたいというような、そういうのがないんでしょうかね、豊能町に。それをこの前から聞いてるんですけど。こうしたいと、だからこれを諮問してくださいよ、議論してください、あるべき姿、あるべき1学級の人数はこれぐらいにしたいと。あとはもう、その遠いや近いやバス走らすやいうのは技術論ですよね。テクニカルな問題やから。例えば光風台小学校1校で、もう全部いけますよと校長先生言われてましたやん、あの中で。ほならあと、遠い人はどうしたらそこへたどり着くのか、スクールバスで行くのか、路線バスが走るんだったら路線バスの運賃を、定期をもってあげるとか、そういうことをすればいいわけですよね。あるべき、それが姿なんだったら。光風台小学校1校で、それが豊能町のあるべき姿なんだったら、それでお願いします言うて、何かまずいことがあるんだったら、いろいろ出してもらえばいいんじゃないですかね。だから主体的に豊能町が聞けばいいんじゃないですか。あるべき姿、これがいいんですと、こうしたいんですという。それをどのようなものを想定しているのか、教育委員会は。その審議会の言いなりになりますかということですよね。そうじゃないでしょう。こうやりたいのがあって審議会にかけてるんだから、それはどんな姿を見てるんですかということをお聞きしたい。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  小川教育長。 ○教育長(小川照夫君)  お答えいたします。  義務教育、小学校につきましては設置者である町が、学校の数それからどこに設置するかというのを決めるわけ、これは議員のおっしゃるとおりでございます。そういうことで、これまで町といたしましては、東に一つ、西に三つつくったということで現在に至っているわけでありますが、その後ご承知のとおり、子どもの数がだんだん減ってまいりまして、これからどうするかということで審議会にお諮りをして、先ほどもお答えをいたしましたけれども、学校というのはやはり地域によってなり立っていくというのが、やはりあると思いますので、地域の皆さんや、それから子どもを通わせている保護者の皆さん、それから学校の先生方、こういった方々にお集まりをいただいて、それぞれのお立場からまずご意見を伺ったと。その上でそれを踏まえて今後どうしていくかというのは、当然教育委員会議で議論をしていくということでございます。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)
     先に、朝も永並さん言うてはったように、あるべき姿を、こうしたいというのを、それを審議にかけた方がいいように思いますけど。  じゃあ次に、大阪府知事がほんの最近、大阪北部の5市町、豊中市と池田市、箕面市、豊能町、能勢町の教育委員会に対して教員の人事権を与えるという旨の発言をしたようでございますけれど、聞いておられますか。聞いておられたら、これは豊能町の教育委員会として歓迎すべきことなのか。どうなんでしょう。 ○議長(秋元美智子君)  いいですか。ちょっと質問項目に上げてなかったんですけども。答弁はいただいてよろしいですか。  小川教育長。 ○教育長(小川照夫君)  お答えいたします。  ただいまの人事権の移譲につきましては、先月、実は3市2町の教育長による会議が定例で行われた際に、府教委の方から、こういった動きがありますよということは承っております。多分、大阪府が進めている各種事業についての、事業を見直して市町村に移譲する中で、そういう教員の問題も出てきたんだという説明はありました。しかし具体的には、これは人事権の移譲と言いましても、どの部分を考えておられるかというのははっきり説明がありませんで、今のわが国の制度からいきますと、教員の人事については都道府県それから政令市が担っているいるわけでありまして、その人事権だけを移すのか、その給与ですね。義務教育費国庫負担金では、都道府県と政令市がそれぞれ国と負担しているわけでありまして、そういった給与の面ではどうなるのかとか、それから学級編成基準というのも、これは都道府県が定めてますので、単なる人事権だけ移譲されてもなかなか難しいんじゃないかなと、そういう認識はしております。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  小寺です。  まんざら歓迎すべきことでもないと、そういう見解ですね。難しいと。検討してください。  じゃあ次に続きます。公会計の制度に関して、企業というのは、支出するものに対して成果というのを期待して、利益を期待して活動を行っているわけですよね。企業会計というのがそこに存在して、適正な利益を測定して、これを行うために発生主義という概念を入れて複式簿記を採用してやっているわけですよ。それに対して地方公共団体は、基本的にその支出したお金の見返りというか、利益、これは要求してないんですよね。道路をつくりました、利益がなんぼ上がりました、はあり得ないし、公園つくったから利益なんぼ上がりました、そういうことを全く期待せずに活動を行っているわけです。今現在は、現金主義、単年度主義、そういうことでやっているわけですけど、公会計においてもその発生主義の考えを採用するという動きになってきて、2007年の10月に総務省から、総務省公式改定モデルというのが出されて、もう一つ基準モデルですか。それと東京都方式とか、3方式があるそうですけれども、これがガイドラインとして公表されました。豊能町も今現在、職員を大阪府庁に派遣して研修中だと、こう聞いてますけれど、その行き着く先の財務4表を作成するためにこれを行うわけですよね。そうですよね。この財務4表について、ちょっと説明できますでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  お答えいたします。  公会計を導入するために、今、大阪府へ派遣しておるというふうに言われましたけれども、そうではございません。職員の研修の一環として、あらゆる高所大所から物事を考えられるようにということで、2年間職員を派遣しておるということであります。  この公会計制度に関しましては、財政課で、今一生懸命勉強してくれておるということでございまして、財務諸表4表というものは貸借対照表、あと行政コスト計算書、純資産変動計算書、資金収支計算書であります。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  小寺です。  企業会計で言う、その行政コスト計算書いうのが損益計算書に当たるわけですね。貸借対照表はそのまま、貸借対照表ですよね。それから今言われた純資産変動計算書、これが企業会計では株主資本等変動計算書、それから資金収支計算書、これがキャッシュフロー計算書、これに当たると。要するに企業会計と同じことをしなさいと、こういうあれですね。平成23年度から公表するんでしたかね。そうですよね。  これをやるに当たって、改定モデルは決算書からつくるんでしたね、たしか。ところがゆくゆくは複式簿記でやろうと、そういうことになってるんですよね。それだけちょっと確認。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  おっしゃるとおりでございます。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そうしますと、地方公共団体が、どこかで企業が赤字を認識する、損益計算書で赤字を認識できるわけですけど、これでいけば行政コスト計算書で赤字ということを認識できると、そういうふうに思ったらいいんですかね。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  私も今ちょっと勉強中でございまして、行政コスト計算書から直ちに、この額とこの額が違うから赤字であるというふうにできるのかどうかいうのを、もう少し勉強させていただきたいと思いますが、できるだけそうありたいというふうに思っておりますが、今の単年度の決算でも、いつ基金を取り崩して入れているか、例えば当初予算でも、先ほどから議論がありましたように、平成22年度予算で何億円、補正予算でもそうですけれども、基金を取り崩して入れているわけでして、決算の時点でその基金を基金の本体に戻して収支をすれば赤字になっておるというふうにおのずとわかると思うんですけれども、それをもう少し詳しくこの公会計ではできるんじゃないかなというふうに思っておりますが、我々は総務省の改定モデルを採用する予定で、今準備を進めておるというところであります。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  総務省の改定モデルも、これは決算書からつくるということですから、ゆくゆくはもう複式簿記にどうもしないといけないということみたいですので、勉強していただかないとどうもだめみたいですよ。  それと今おっしゃった公会計の赤字の認識いうのは、どうも何か、さっきから聞いてて違うように私は思います。基金を取り崩さずに赤字にするいうことは、現金の移動があって初めて会計がなり立っているわけでしょう、今の。そうしたら、そのお金はどこから動くんですかということを考えたら、とこから動くんですか、基金を取り崩さなかったら。赤字のときに基金から持ってくるから、そのお金が動いて会計が動いてるんですよ。そうでしょう。 ○議長(秋元美智子君)  きちっと質問を終えてからしてください。今の質問でよろしいですか。  室木総務部長。  答弁を求めます。 ○総務部長室木伸治君)  基金がなければ、一借りをしなければならないということであります。一時借入金という意味でありまして、一時借入金を借りなければなり立たないということになりますね。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  多分その今おっしゃった一時借り入れというところが、夕張のあれでしたか。違うんですか。  そもそも4月5月に調整する期間がありましたよね。3月までに工事が終わった分の。出納整理期間ですか。ここでお金が動くということは、どこのお金を使うんですか。もし基金がなかったら、どこのお金を使いますか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  室木総務部長。 ○総務部長室木伸治君)  4月5月は支出すべて、3月31日までに支払いできにくいということで、4月5月で、その支払いの調整をするという意味で出納整理期間というのが設けられておりまして、現金とかそういうことを言われましても、我々ちょっとどうかなというふうに思いまして、そのときに支出をするということでありまして、4月5月は出納の整理をする、支出の整理をするということであります。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そのときに、お金がないと、基金がないと、そうしたらどこから持ってくるかというと、4月5月に入ってくるお金を持ってくるんですよ。それを前年のために使うんですよ。             「発言する者あり」  違う、違う。 ○5番(小寺正人君)  そうですやん。 ○議長(秋元美智子君)  暫時休憩いたします。  再開は、放送をもっていたしますので。           (午後 3時34分 休憩)           (午後 3時40分 再開) ○議長(秋元美智子君)  休憩前に引き続き会議を開きます。  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  それじゃあ前へ進めますね。  その水道料金ですね。先ほどからちょっと高尾さんの方からお話がありましたように、その水道料金の値上げが10号議案、下水道料金の値上げが7号議案でしたっけ、盛られているわけですよ。  それでその説明書に書いてあるとおり読めば、水道料金は平成22年度に28.14%、平均ですよ、上げますよと。2年後の平成24年度には21.37%上げますよと、二段階で上げますよと。そうすると、平成21年度を100として考えれば、平成24年度は155.52%、要するに55%の値上げということになるわけですよね。そういうことですよね。  下水道の場合も平成22年度に平均36.32%上げますよ。平成24年度には28.49%上げますよということは、平成21年度を100としたら、平成24年度は175.16%になりますよ。その値上げ幅は75%ですよと、そういうことになるわけです。  それでもう一つ、その説明表の中から、水量24立方メートル、これの料金から推定してみると、水道料金が平成21年度には3,740円でしたっけ。それから平成22年度が4,540円、これで21.39%値上げですよと。それから平成24年度で5,560円になりますと。24立方メートルのところをとってですよ。そうすると平成21年度100と見れば、平成24年度は148.66%になると。48.66%の値上げになりますよと、そういう意味ですよね。  下水道の方は、平成21年度が1,616円、それから平成22年度が2,260円、そうすると39.85%の値上げと。その2年後には3,040円になります。それを平成21年度を100%と見れば、平成24年度は188.12%になると。88%も値上げになりますよと、そういう意味ですよね。これ常識から言うてとんでもない大幅な値上げになっているわけですよね。今、日本全国、大デフレの状態ですよね。とんでもないデフレ状態ですよ。こんなときにこんなに値上げすることが住民の皆さんに受け入れられるか。さっきも高尾議員がおっしゃってましたけど、物すごい、これは説得せんとあかん話やなと思いますね。  きのうでした、図書館に行ったら山のように決算書を積み上げて、一生懸命何か表に書き入れてる人がいてはって、何してはんのかなと思って「何してはりますか。」と聞いたら、ごみの話、ごみが値上げするらしいなと。それで調べてますと。それ何でわかったかいうと、広報でわかったんですよね。広報で値上げします、平成23年度からかな。その話が出たので、それで調べてはるみたいです。この水道と下水道は広報やりましたか。まだですよね。まだ知られなかったみたい。だからごみの、大きな紙に表を書いて、一生懸命書き入れてはりましたわ。何か自分としては意見を出したいとか言うてはった。もうそれ以上は聞かなかったけどね。だからこれはちょっと一騒動起こるような、何か感じがしましたね、僕は。だからこれは本当にそんなに値上げせな、やっていかれへんのかと、私、家帰って、図書館でもずっと見てたんだけど、きのう徹夜して、さっきちょっとしんどくなって裏に引っ込んだんですけど、どうなんですかね。決算書から、これは企業決算、企業会計をやってるので非常にわかりやすいので見てみると、水道水の売上原価というか、45.5%なんですよね。逆に言うたら粗利は54.5%もあると。これで何で経営ができないのと、僕はもう単純にそう思うわけです。これで一般の会社で経営できませんと、粗利が54.5%もあるのに経営ができないなんて言うたら、もう経営者やめなさいよと絶対言われますよ。絶対何かがおかしいんですよ。そのおかしいのをもう追及していかないといけないと思いますわ。原因はどこにあるのか、一生懸命見てみたんですけどね。  その前にこの水道ですよね。最高責任者は町長でしょう。それは間違いないんですけど、あそこの建物の中にだれが実質執行役員みたいなことをやってるんですかね。経営者ですよね。司令官ですわ。だれですかね。 ○議長(秋元美智子君)  質問はそれでよろしいですか。値上げの原因の質問じゃなくて、執行役員はだれかという質問ですね。  答弁をお願いいたします。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  お答えいたします。  まず水道関係の長は、先ほどおっしゃったとおり町長がトップでございます。  東ときわ台の事務所に関しましては、上下水道部ということで私が部長でおりますので、私が執行権を握っているというように考えております。
     以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  それで、要するに部長が、企画からすべてをやっているということですね。上下水道部、同じ場所にいてはるんですよね、全員。水道会計は企業会計を採用してますよね。そやのにその下水道は特別会計で、今までどおりの会計になってますよね。何でこれ、アンバランスにしてるんですかね。同じにしたらいいんじゃないですかね。公営企業体として企業会計にすればいいんじゃないですか。ほな、話一遍で済みませんか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  今、上下水道部が一つの事務所の中にいてます。その中でおっしゃったとおりに、水道部門は企業会計を採用し、下水道部門、生活排水を含めてですけども、特別会計で行っているということで、特別会計は一般会計と同じような単年度会計で行ってますので、先ほどから質問が出ておりましたけども、会計の方式が違うというようなことでわかりにくいかもわかりませんけども、よその団体においても上下水道が一緒になってきているというような状況がこのごろ多いというように思っております。その中で、下水道部が上水の中に統合されて企業会計を採用しておられるという団体がどんどん増えてはきてますけども、豊能町の場合、下水道を企業会計にすることによって減価償却が発生します。その減価償却を発生することによって下水道料金の高騰を招くというようなことも考えられます。そのようなことから、今のところ、検討は行いましたけれども、なかなか企業会計に移行ができないというような状況で、特別会計のまま存続させていきたいなというように考えております。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  処理に当たって、例えば検針を委託してはりますよね。委託費で出ているんですよね。要するに水道のメータ読んでるだけですよね。同量が出ていくというみなし方を多分されているんだろうと思いますから、その作業は一緒ですよね。コンピュータはどうですか、一緒にやってるんですか。コンピュータ処理はどうですか。 ○議長(秋元美智子君)  一般質問ですので、申しわけありませんがそのことを念頭に置いて質問をお願いします。  答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  上下水道部が一緒に作業を行っている部分につきましては、先ほどおっしゃっていただきました検針業務は水道の方で検針を行っております。料金関係の収入関係、支出関係、それにつきましても、収入につきましては水道が一括して収入をさせていただき、水量によっては料金が発生するのがわかりますので、それにつきましては水道から下水道の方に会計上入れさせていただいているというような状況です。その中で下水道の調定額、検針すると幾ら幾らもらえますよというようなことになりますので、その調定額の6%を事務費として下水道から水道の会計に収めていただいているということで、共通でできるものは一つでやっていって、それに関しての事務費をいただいているというような状況でございます。ほかにも契約業務をいろいろ一つで行っているところはたくさんあります。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  今、何か削減するところはないかどうか、ずっと見てみたんです、きのう。これはちょっと聞かないとわからないので、どうしても聞かないといけないんですけど、電算処理はどこでやっているんですか。あの庁舎内でやっているんですか。それとも外部委託出しているんですか。どっちですか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  料金関係の電算処理につきましては、あの事務所の中で職員が行っております。外部委託は行っておりません。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  そうするとインプットからアウトプットまで全部庁舎内でやっているということですね。細かいところはまた聞きますわ。  それでおかしいなと思ったのは、コンピュータを設置してソフト代支払って、ひょっとして外部委託をしてるのかなと思ったものですから質問してみたんです。中でやっているんだったらそれはそれでいいわけです。  この会計のあれをずっと見てみて気がつくのは減価償却費ですよね。1億5,857万円、もうこれ出費しないお金なんですよね。これをどんどんどんどんため込んでいっているわけですよ。当期純損失1億356万円を上回るお金がたまり込んでいるということですよね。  貸借対照表を見たら、現金と未収金が7億9,131万円、無形固定資産が7億4,790万円、これはダムの使用権、施設利用権、これは水道の古江の何かですよね。これらがたまり込んでいるわけですよ。これを府営水に変えた場合は、この無形固定資産というのは要らないんですか。売れるんですか。要らないのか、要るのか。もうそれポイなのか。紙くずになるのか。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員の質問は、なぜ値上げを回避できないかという趣旨で、今質問されてますね。この大きなことについて、まずご答弁いただきたいんですが、よろしいでしょうか。 ○5番(小寺正人君)  はい。 ○議長(秋元美智子君)  行政側はよろしいですか。なぜ今回、大きな値上げをしなくちゃいけないのか、またそれを回避できないのかということで、ご答弁お願いいたします。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  まず、なぜ値上げを回避できないかということで、町側から答弁させていただきます。  水道事業につきましては、平成13年度から豊能町上水道事業第一次拡張事業という認可を受けまして、まず簡易水道の統合、それと府営水の導入ということを1番の目標にして事業を行ってまいりました。平成18年度には簡易水道を統合しまして、それにかかわります簡易水道特別会計もございましたけれども、それも水道事業の会計に統合し、企業会計を行うように始めました。  一方平成18年度に、先ほども申しましたように、単年度欠損を計上し、それ以降ずっと欠損が続いている状況が今の現状でございます。  これまで経営努力としましては、人件費の抑制ということで、職員の削減また漏水調査、漏水修理工事の直営、先ほどから出てますように、事務の効率化の中で職員ができることはすべてやっていきたいというようなことで、先ほども申したした簡易水道の会計の統合、経費の削減なんかを行って、料金改定の先延ばしというようなことを行ってまいりました。しかしながら、簡易水道の統合事業や、また上水道の老朽化した電気計装設備の更新というような事業がございまして、その更新を行ったことによりまして、起債の償還の金額が増えるという一方、また減価償却費が増大したというようなことがございます。このことによりまして、西地区への府営水の導入事業また古江の施設の改修事業、いろいろな費用が多くかかってきました。このようなことから経営が圧迫している状況で、今回改定をお願いしたところでございます。  先ほど申されましたように、施設利用権、古江浄水場になりますけども、そこの改修につきまして豊能町は負担金を払ってますので、施設利用金を発生させて減価償却をさせていってるというところでございまして、認可上は一庫ダムの水利権を持っておりますので、それを破棄するということになれば西地区の水が確保できないということになりますので、それは破棄はできないし、不可能であります。  府営水の導入を行っておりますけども、それにつきましては東地区、西地区の一部というような状況の水量しか確保できておりませんので、先ほど申しますように古江浄水場の施設利用権を破棄して売るというようなことは不可能でございます。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  平成18年からずっと赤字がたまり出したんですよね、一応、企業会計の。多分その原因は府営水の引き込みですかね。国道423号線をずっと引いてくる、それによって生まれたんですよね。それまではそうじゃなかったんですよね。  要するに二刀流にしたがために、たくさんの費用を発生させて、要するにそれが値上げの原因を招いたと、そういうことじゃないんですか。 ○議長(秋元美智子君)  赤字の原因について答弁を求めます。  高上下水道部長。 ○上下水道部長(高 秀雄君)  今、議員がおっしゃいましたように、西地区への府営水導入事業につきましては、費用は当然かかっておりますけども、その費用につきましては4条予算ということで、起債また内部留保資金で行っておりますので、料金に関しての高騰を招く要因の一つというようなことは考えておりません。  今回、料金改定の要因になったのは、やはり簡易水道を統合して企業会計に組み込んだという中で、今まで簡易水道は特別会計で行っておりましたので、減価償却という考え方がございませんでした。収入支出のみでございましたので、それが企業会計に算入されたことによって、簡易水道で整備した管、施設、それの減価償却が始まったということで、一気に1億とは言いませんけれども、それに近い金額の支出が必要になったというのが大きな原因の一つでございます。  以上でございます。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  あとは総務建設水道の常任委委員会で、ちょっと議論していただきたいなと思いますけれど。  次、進みます。  最後に、アドバイザー会議というのが、平成21年度の町政運営方針でアドバイザー会議を立ち上げますよと。目的はみんなの意見を聞きたいというところから始まったと思うんですけど、どうもその1月にアドバイザー会議はもう解散しましたということなんですけど、具体的にアドバイザー会議でどのようなことを諮問されたんでしょうか。また、何回ぐらい開かれたんでしょうか。 ○議長(秋元美智子君)  答弁を求めます。  池田町長。 ○町長(池田勇夫君)  お答えをさせていただきたいと思います。  アドバイザー会議の目的は、町長直属の諮問機関として町長に直接進言をいただきたいということで、皆さんに提案をさせていただいたのが事実でございます。そしてそれも1年間ということでお願いをするという報告を私はさせていただいたというふうに思っております。  それで今、小寺議員の方からアドバイザー会議について、どのようなことを話し合いをされたのかということでございますけれども、ごみの有料化について、皆それぞれいろいろの住民の声としてご意見を聞かせていただきました。また、ダイオキシン問題についてもいろいろと聞かせていただきました。また夢のある施策についてもいろいろと話をさせていただきました。それから若い人の定住策についてもいろいろとご議論をさせていただいて、町の情報発信についても下手やないかというような、いろいろなご指摘もございまして、いろいろとお話をさせていただいて、限りないほどいろいろと議論はさせていただきました。がしかし、なぜ1年間と。1年間でお約束してましたから、このようないろいろなアドバイスをいただきましたけれども、私といたしましては、そういういろいろなご意見の中から私が得たものは何かというと、町民の皆さんと協働のまちづくりをしていくと、今後そういうふうな形でいかなくてはならないというようなお答えをいただいたというふうに思ってます。  個々の問題につきましてはいろいろとございますけれども、なかなかこの問題につきましても、委員の皆さんに最後ありがとうございましたと申し上げたときに、これ以上皆さんにお話をいただき、進言をいただいても、とても私の4年間ではできませんと。やはり4年間でできることにつきましては時間が限られてますから、この辺で終了させていただきたいということで、1月の会合で終了させていただきました。その間には月1回ということでお話があったんですけれども、月1回ははできないときもございましたし、七、八回ぐらいは会合を開いていただいたのではないかなと、これは記憶ですから、きちっと何回開かれたかということでしたら資料をとってきて報告しますけれども、そういうことでなくていいのではないかなと思いますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○議長(秋元美智子君)  小寺正人議員。 ○5番(小寺正人君)  以上で私の質問を終わります。 ○議長(秋元美智子君)  関連質問、ございますでしょうか。             (「なし」の声あり) ○議長(秋元美智子君)  以上で、第一クラブ代表・小寺正人議員の一般質問を終わります。  以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。  本日はこれにて散会いたします。  次回は、3月9日午前10時より会議を開きます。  どうもご苦労さまでした。             散会 午後4時05分 本日の会議に付された事件は次のとおりである。 一般質問
     以上、会議の次第を記し、これを証するためここに署名する。     平成  年  月  日署名       豊能町議会 議 長       署名議員  9番        同    11番...