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平成28年第3回定例会(第2号) 本文 開催日: 2016-08-31
平成28年第3回定例会(第2号) 名簿 開催日: 2016-08-31

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  1. 泉南市議会 2016-08-31
    平成28年第3回定例会(第2号) 本文 開催日: 2016-08-31


    取得元: 泉南市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-28
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1        午前10時 開議 ◯議長(堀口武視君) おはようございます。ただいまから平成28年第3回泉南市議会定例会継続会を開議いたします。  直ちに本日の会議を開きます。出席議員が定足数に達しておりますので、会議は適法に成立いたしました。  これより日程に入ります。  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において、1番 松田英世議員、2番 古谷公俊議員を指名いたします。  次に、日程第2、前回の議事を継続し、一般質問を議題とし、順次、質問を許可いたします。  まず初めに、7番 大森和夫議員の質問を許可いたします。大森議員。  なお、大森議員よりパソコンを使用して一般質問を行いたいという申し出があり、これを許可しておりますので、御報告申し上げます。 2 ◯7番(大森和夫君) おはようございます。日本共産党の大森和夫です。  先月、参議院選挙がありまして、民主党、日本共産党など野党4党と、プラス市民ということで、初めて野党共闘というのが成立いたしました。参議院選挙では一人区、今までは自民党が圧勝してきたんですけれども、このうち32の選挙区で野党統一候補が実現すると。いろんな紆余曲折がありましたけれども、そして、11議席で野党共闘の候補者が激戦を制して自民党候補者を押さえて勝利すると。その中には現職の大臣を、福島と、それから沖縄県ですけれども、そういうところで現職の大臣に競り勝って勝利すると、そういう大きな成果をおさめることができました。共産党も今まであんまりつながりがなかったような野党の皆さんとか市民団体の皆さんとも共闘が広がって、新たしいきずな、連帯が広がったと思います。  私自身も、参議院選挙を通じてというわけではありませんけれども、安保法制、戦争法と言われるものですけれども、これの反対する、廃止をする、そういう運動を通じて泉南市の中で署名活動する中でSEALDsの活動している若い方と会うことができたりとか、それから、ピースパレード、それから、9条の会の活動を通じて本当に今まで知らなかった平和を望んでいる人、憲法を守って本当に当たり前の政治をしてほしいと、そういう願いの人たちともつながりができたというふうに思っています。  おかげさんで参議院選挙の結果というのは共産党は改選議席が3でしたけれども、それが6議席に倍増できると。非改選と合わせて14議席に前進するという結果が出ました。引き続き、安保法制──戦争法ですね、の廃止、それから、憲法に基づく当たり前の政治、それを目指して頑張っていきたいというふうに思っています。  いよいよ泉南市会議員選挙も来月行われるわけで、自分自身としては、この間、子ども、教育、それを充実するために頑張ってきたつもりです。これは子どもたちだけの問題ではなくて、若い世代、子育て世代が泉南市に長く住んでもらう、ずっと住んでもらうということによって、子どもたちがいるまちというのはやっぱり元気が出ますしね。それから、税収を考えても、そういう方たちに住んでもらうということは大事なことだというふうに思っています。  それから、地域のことをとことんよくするためにも頑張っていきたいし、頑張ってやってきたというふうにも思っています。僕だけの力ではもちろんありませんし、市の皆さんの頑張りもあって、議会ももちろんいろんな皆さんの質問もあったんですけれども、新家の駅前の交通混雑解消につながるようなこととか、駅前の海側の改札口設置とかロータリーの設置、それから、うちの家の新家の周辺の穴だらけの道が直ったりとか歩道が広がるとか、そういうこともできたので、引き続き、泉南市全体、地元のために頑張っていきたいというふうに思っています。  それで、質問に移りますけれども、まず、一番初めに子ども医療費助成制度ですね。これが来年度から中学卒業まで拡充されると。4年前に共産党の候補者全てが中学卒業まで実現ということで公約に掲げてきました。なかなかこの地域は最も医療体制が悪いとこだったし、子ども医療費助成制度も府下で最悪の状況やったのでね。これは本当にやり切るのが大きな仕事だなと、大変な仕事だなというふうにも思っていたんです。ほかの候補者の方を見ますと、そういう公約に掲げたりとか広報に掲げている方はいらっしゃらなかったので、ほんまに最初は共産党の議員の孤軍奮闘から始まったというふうにも思っているんですけれども。  いよいよ来年から、現在は小学校4年生で、これは府下で最低基準なんですけれども、来年度は中学卒業までということになって、これは府下の中位ぐらいになりますね。全国的には高校、大学までやっているところも、府内では高校卒業までやっているところもありますし、先陣を切ったというところまで行っていませんけれどもね。その点、今の中学卒業まで拡充できたということについてどのように考えておられるのかね。その点、まず最初にお答えください。 3 ◯議長(堀口武視君) ただいまの大森議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。薮内健康福祉部長。 4 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) 子ども医療費の助成制度については、もともと福祉医療制度として福祉的配慮の必要な方への助成として開始されましたけれども、国の少子化対策、また、子育て支援の必要性から、子育て支援対策として所得制限の廃止、また、年齢の拡充等を進めてまいり、平成29年度より中学校3年生まで拡充ということで、今回議案として上程させていただいているところです。  ただ、子ども医療費助成制度につきましては、国、府の制度設計に基づいて実施されるべきというふうに考えておりまして、今後とも市長会等を通じて、国の制度として全体で統一したようなそういった公費助成というのを要望してまいりたいと考えております。  以上です。
    5 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 6 ◯7番(大森和夫君) 市民の皆さんがどんなに喜んでいるのかとか、これで子どもたちが安心して、お金の心配をしなくても保護者も病院に行かせられるようになるとか、泉南地域は、特に泉南市は医療体制が十分じゃない。これは市長の施政方針にもありましたけれども、そういう地域の中でやっぱりこういうことが大事だと、そういうことがあるというふうに思います。  これは泉南市が小学校4年生まで引き上げたときというのは、ちょうど大阪府が子ども医療費の助成をふやす、市に対する補助をふやすということで、市長もそのときには引き上げたいということもおっしゃっていたんですけれども。ところが、大阪府がやったことというのは、拡充する年齢はふやすというふうに言うたけれども、所得制限を設けたために、結局、大阪府から泉南市に流れる補助というのは減ったわけですよね。竹中さんも当時おっしゃっていたんですけれども、府のああいう補助のやり方というのは市にとってはプラスじゃないと。そういう中で引き上げるということを取り組んでいたけれども、府のあの補助なら、ああいうやり方をされるとなかなか難しいというふうにおっしゃっていましたけれども、その中でも何とか小学校4年生まで引き上げてもらうことができたというふうにも思っています。  しかし、私たち共産党がずっと掲げてきた要望というのは中卒でありましたし、他市では府内でも中卒がどんどん広がっていくということがありました。その中で市長に何とか中卒までやってもらう、そういう決断をしてもらういい方法がないかというふうに思って考えていたときに、市長の選挙公報を見ると、中学卒業まで無料化にするということが書いてあることを発見したということですね。ほんま、発見したという言い方で、誰も教えてくれませんからね。市長も、実は私の公報には中卒までを主張しているけどなかなかできていませんというふうに言うてくれるわけでもありませんので、たまたまそういうのを発見したと。これが決め手になって市長に決断していただけるかというふうに思いましたけれども、市長のほうは、やっぱり財政難があるから順次やっていくしかないというふうなことでね。あのころは、市長、公約にあるから任期中にはぜひやってくださいというふうに言いましたけれども、中卒までやるというふうにはなかなか言ってくれなかったということがありました。  そういう中でも、議会で質問していく中で最もおくれていた4市ですね。泉南市、それから、泉佐野市、岸和田市、それで、もう1個府内にあるんですけれども、この4市が小学校3年生まで、小学校4年生まで。しかも、助成制度は設けてなくて、これは府下最低の基準だったんですけれども、昨年、調査とかする中とか、あと、新聞記事にも出ましたけれども、そういう市が中卒まで引き上げるということがあって、このまま泉南市だけが小学校4年生で終わると府下最低になってしまうということで、昨年から市長に早く引き上げてくれというふうに決断を求めていく中で、市長は任期中には何とか中卒までやってくれると、そういう答弁をしていただき、その任期中ということであれば、年度当初から始めるということであれば来年度からやるということではないかということで質問すると、そのとおりですと。  来年度からやるということで、来年から実現するということで、大変喜ばしいことなんですけれども、市長は大変ですけれども、引き続き高校卒業まで何とか取り組んでほしいんですよ。こういう財政状況の大変な中ですからね。早くからそれを考えてやってもらう必要があると思うんですよね。  今、部長からも答弁ありましたけれども、国がやらないとあかん制度やということが1つですね。それから、府の制度をもっとよくしてもらうと。例えば東京などは中学卒業まで東京都が都内の各自治体に補助金を出していると。それで、京都は小卒まで出していると。それから、兵庫県は中卒と。大阪は府下最低のレベルで小学校入学前で、なおかつ所得制限を設けて前よりも補助額を減らしているという状況なんですよね。ここを変えさすということと、国の制度としてきっちりやらすと。国が今、子ども医療費を助成しているところにペナルティーをかけていますわね。そういうのをやめさすと。  部長もおっしゃったように、全国の自治体でそういうことをやめろというふうにやっているというふうに言いましたけれども、そういうことを解決しながらやっていけば、高校卒業までというのもやれるというふうに思うんですけれども、そういう展望を持ってこれから市政運営に当たっていただきたいというふうに市長にはお願いしたいんですけれども。その点、市長はどうお考えですか。お答えください。 7 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 8 ◯市長(竹中勇人君) 子ども医療費ですけれども、以前からもお答えしておるとおりでございまして、そもそも子ども医療費助成制度そのものが日本全体でするべきものだというふうに私は思っております。日本全体でできないのであっても、少なくとも都道府県単位とか、さらに広域のエリアで考えるべきものだというふうに私は思っております。したがいまして、単独でやるのは少なくとも義務教育まで、市町村でやれるのはそこまでだと。それ以上やるのは、裕福な市はやっているとこもあるかもしれません。しかし、本来やるべきものは義務教育まで。教育も義務教育までが市町村で、それ以上がそれぞれの都道府県であったりとか国であったりとかということがやっているわけでございます。同じように物を考えるべきだというふうに考えております。 9 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 10 ◯7番(大森和夫君) 市長のおっしゃるように大変な泉南市の財政状況を抱えながらやってはるから、その苦労はもちろんわかるんですけれどもね。ただ、言うたように裕福な市というのは、いえば裕福な市民がおったりとか、それから、企業が張りついて税金がたくさん入ってくるというそういう状況で、そういう市は医療体制が充実していたり、割と親も裕福であったりすると、お金の心配なく病院に行けるということなんですよね。  ただ、本当に、ここはほんまに市長のおっしゃるように何とか国がしなあかん問題ですけれどもね。泉南市のように裕福じゃない市でいうと、例えば泉南市は大阪府下でも平均寿命も健康寿命も少ないと。病院に行く医療費も少ない。つまりは病院にあんまり行かない、予防体制も十分とれていないと。所得が低い人はやっぱり、一番窓口負担とか医療費が値上げになると医療を控える、医療抑制するふうになってしまうんですよね。だから、悪循環になっていくのでね。だからこそ、反対に言えば、そういう裕福じゃない市こそ子ども医療費助成制度を拡充して、国がやってないことでもやっぱり泉南市は率先してやって病院に行ってもらうと。そうじゃなければ、そこで市民の、それから子どもたちの健康を守れないということになっていると思うんですよね。それは本当に財政状況が大変でやっと中3までやっとるのにもう高校かというふうに市長は思われるかもしれませんけれども、そういう全体の中で考えていただくと。それから、国や府への要望も強めてもらうというふうなことを重ねてお願いしたいというふうに思います。  次に、エアコンの設置の問題についてお聞きしたいと思います。  エアコンも、これも4年前の選挙公約に共産党としては設置をずっと挙げてきました。向井氏のときに、せめて中3までは教室にエアコンをつけてくれと、中3教室は20教室じゃないかと。1教室200万円として4,000万円、これは幾ら財政難、財政難と言うたって、それぐらいのお金は準備できるやろうと、やってほしいということで議会で取り上げる中で、向井さんの時代につけてくれたということですよね。  ただ、そのときに向井さんが中学校につけてくれると言うたときに、ある議員が、ほんまにエアコンが大事なのは小学校の低学年と違うのかという質問をされましてね。それを聞いたとき、僕自身も中3までつけてくれというふうに言うたんですけれども、子どもたち、そういう低学年こそ必要じゃないかという質問に対して、心に残るというか、大事なことが抜け落ちていたんじゃないかという今でもその心苦しい思いがあるんですけれども。  近隣が中3につけていますのでね。だから、泉南市もせめて中3までと、近隣に負けんように中3までということで、僕自身も中3というのをやったし、多分、向井市長もそういう中で中3の設置をやったというふうに思っているんですけれども。ただ、中3以降のエアコンの設置といっても、これもなかなか進まない現実があって。  ただ、女性議会を泉南市で開いてもらって、そこの議員さんになった人たちがその後もっともっと市政にかかわれるようにということで、議員になった方が「れでぃご」という会をつくられたと。これは女性のレディーということとレッツゴーとかいう、さあ、やろうとかいうような意味も含めた「れでぃご」という名前らしいんですけれども、その皆さんがエアコン設置を何とか全教室にやってほしいということで取り上げられたわけですよね。各会派を回られてそういう要望をして回ると、どこの会派でもそれは大事なことや、何とか応援したいということで、全会一致で決議が進んだということですよね。しかし、この決議が進んでも、これは1年前の話ですからね。なかなかエアコンが進まないと。来年度から設置という話にはなっているんですけれども。  そこで、共産党議員団としては、何とか市長の決意を促すためにもと思って署名を集めました。3月議会、予算議会までにということで、12月議会を中心に3カ月ほどで集めたんですけれども、やっぱり1,500筆の署名がすぐ集まると。これを見ても、やっぱりエアコン設置、中学校だけしか今度は設置されませんけれども、小学校を含めたエアコン設置というのが大事だというふうに思うんですよね。この点、市長、教育委員会なり、小学校の設置というのはどんなふうに考えておられるのかお答えください。 11 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 12 ◯教育部長(上ノ山正人君) エアコンの設置につきましては、昨日の市長答弁のとおり、来年度の稼働を目指しまして、まずは、中学校1年生、2年生の教室の設置することを検討して、所要の経費を12月の議会には提案させていただきたいというふうに考えております。また、教育委員会としましては、これを受けまして鋭意検討を進めて、エアコン設置が滞りなく実施できるように取り組んでまいりたいというように考えているところでございます。  御質問の中学校の整備以降の小学校への設置ということでございますけれども、これにつきましては、まずは中学校の設置に全力を傾けたいと考えておりますけれども、現在、教育委員会では今後の学校のあり方の検討ということに取り組んでおります。審議会に諮問もさせていただいております。これらの結果、あるいはこの小学校のエアコン設置に要する事業費、財政的な問題、こういうものを総合的に判断しながら今後検討をしてまいりたいというふうに考えております。 13 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 14 ◯7番(大森和夫君) ちょっと今この資料を出してもらいたいんですけれども、先ほど言いました「すべての小・中学校にエアコン設置を求める決議」というもので、これが議会で決議されたものなんですよね。ちょっと黄色のマーカーで引いていますけれども、「中でも、体温調節機能が未成熟な低学年の子どもたちにとって苛酷な教育環境だと言わざるを得ない」ということで書いていますように、きのうも市長は、中学校のエアコン設置を進める上で決議を重く受けとめましたというふうにお答えになったんですけれども。ここなんですよね。決議の中心というか、全教室なんですよ。全教室なんやけれども、きっかけというか、こういう保護者の皆さん、女性団体の皆さんがまず考えておられるのは、順番づけがどうなのかわかりませんけれども、未成熟な低学年の子どもなんですよね。その辺の重みをどう考えておられるのかね。  市長がちょっともうこういう答弁をやめはったのかも知れませんけれども、以前は、低学年の子どもたちは体温調節の機能を高めなあかんのやと。そのためにはエアコンをつけるとそういう機能が働かない。だから、エアコン設置は要らない、そういう議論があるんだと。そういうのを受けて考えたいと。エアコン設置が低学年の子どもたちには悪い影響を与えるみたいなことの答弁もあったんですけれども、その辺はどう考えておられるのかね。すぐにはいかない問題があるかもしれませんけれども、このような立場で低学年のエアコン設置、小学校の設置を重要な問題だと考えておられるのかね。その辺のことをもうちょっとお答えください。 15 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 16 ◯教育部長(上ノ山正人君) 先ほども御答弁させていただきましたように、小学校の設置につきましては、中学校設置の後、取り組みたいと。ただ、量的には小学校は中学校の倍ということになりますので、これはかなりの経費を要するということですので、その辺の財政的なものも踏まえて計画的に進めていく必要があるかというふうに考えております。  以前の市長の発言ということの御質問もございましたけれども、これは私ども、この発言というのは、成長過程におけます子どもの体温調整機能の発達と、それから、過度なエアコンの使用についての一般的に言われている1つの見方について述べたものというふうに理解をしております。現にこの泉南市におきましても、保育所、幼稚園におきましても従前からエアコンを導入済みでありまして、要はその使い方が大切であるというような趣旨の発言であるというふうに理解をいたしております。 17 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 18 ◯7番(大森和夫君) 使い方が大事やということですね。エアコンを設置されても過度につけたりしたらあかんと。つけたり消したりしながらやらなあかん、そういうことなんですよね。そういうことなんやけれども、エアコンをつけてから言うてほしいですわね、そういうことは。エアコンをつける前からそういうことを言うと、エアコンをつけるなと言うているんじゃないかというふうなことになりますのでね。実際その発言を聞いたときにはそない思いましたわ。低学年にはエアコンは要らないというふうに聞こえましたのでね。そういうのはちょっと考えていただきたいというふうに思います。  ちょっとまた新しい資料を今出していますので、ちょっと見てみていただけますかね。これが泉南市の各学校の建設経過と改修状況なんですけれども、特別教室もまだついてないところがあるんですよね。これを見てもらったらわかりますように、図書館でいうと雄信小学校、一丘小学校がついてないと。それから、特別教室の中の教育相談室が小学校は軒並みついてないという状況ですね。こういう特別教室の設置、これは何よりもましてやっていただきたいというふうにも思うんですよね。  それと、学校修理費でやるということなんですけれどもね。これは問題だと思うんですよ。2,000万ぐらいしかない中でね。だって、これを見てもらったらわかりますように、一番古い西信達小学校で59年たっていて、どの学校も老朽化が大変な中で、2,000万の修理費を学校整備のために修理はたくさん出ているという中で修理費から出すというのは大間違いだと思うんですよね。  その点、ちょっと市長、どうですかね。エアコン設置について特別教室なんかは修理費から出さなくてもいいようにね。きのうの質問もありましたけれども、議会関連の費用などのその予算も浮いてくるお金もありますし、そういうのでちょっと活用できないのかね。ちょっとこういうエアコン設置の状況を見て、図書館と特別教室がついてない状況を見て、この改善を早く求めたいんですけれども、どのようにお考えかお答えください。 19 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 20 ◯教育部長(上ノ山正人君) まず、子どもたちがホームベースにします普通教室、各クラスですね、こういうもの、それから、その内容に鑑みまして支援教室、これらは優先的に整備をしたいというふうに思っておりますし、普通教室の場合は、先ほど申しましたように、学年ごとにやるにしてもかなりの経費が要るということで、これは計画的に進めていきたいと思っております。  御質問の中で図書室でまだ未整備のところがあるだとかいうようなものについては、その利用状況に応じまして、エアコンの必要性というようなものにも強弱があると思いますので、できるだけ快適な状況でその部屋の使用目的が達せられるように、普通教室に先行してできる分は、先ほど限られた予算ということでございますけれども、修繕費等から捻出して、順次整備はしていきたいというふうに考えております。 21 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 22 ◯7番(大森和夫君) もう一度ちょっと出してもらえますかね。  市長、予算があれば、特別教室のエアコン設置というのは教育委員会が優先的にやると思うんですよ。これも建設年数を見てもらったらわかるように、本当に60年を超える。一番新しくたって35年ですわね。こういう中で修繕費の中からエアコン設置というのはどだい無理な話で、そんなことをさせるということはやっぱりおかしいと思うんですよね。検討課題かもしれませんけれども、今すぐどうのこうのできないかもしれませんけれども、エアコン設置を修理費から出すというようなことはやめさせて、ちゃんと予算をつけるということでの質問に対してちょっとお答えいただきたいというふうに思うんですよ。どうですか。 23 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 24 ◯市長(竹中勇人君) 予算の範囲内で執行するということで今はやっていただいているわけでございます。小学校のエアコンですけれども、小学校、それから、学校の適正化の問題もございますので、その辺のあり方がどういうふうな方向になっていくのか、それを見定めた上で学校の整備とあわせてその辺は整備していきたい。したがいまして、どこからやっていく、学年ごとにやるのか、学校単位でやるのか、その辺の整備方針を教育委員会の中でしっかり決めていただいて、検討していただいた上でその辺の整備は進めていきたいというふうに考えております。 25 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 26 ◯7番(大森和夫君) 今のお答えでいうと、具体的に特別教室のエアコン設置についても言及がないと。  もう一遍出してもらえますかね。  こういう古い学校は放置されている中で、やらなあかんということは市長はおっしゃるけれども、具体的にこれから考える的な話ですよね。教育委員会が出せばやるということなんですけれども。教育委員会とか泉南市が老朽対策についてスケジュールを持ってないかということで言うと、そうではないですよね。  今また新しい表を出したんですけれども、これが老朽化対策の具体的な進め方ということで、平成25年5月に出されたものですね。これはなかなか学校の老朽化対策が進まないと。泉南市も一番財政状況が大変なときでしたよね。そういう中で、成田議員がとにかく計画をつくれと。それはそうですよね。財政がない中で一つ一つやっていこうと思ったら、一気にできないですからね。計画をつくれということを議会で何度も何度も取り上げる中でできた基本的計画と。  でも、このとき思わず僕も市長にお礼が言いたいと言うてしまって、これは取り消すと言うたんですけどね。今までほっていたことが問題なんですからね。ただ、教育委員会もこれで、向井氏のこういうのをつくれという指示を受けてやって、できて非常にうれしいと市長にお礼を言いたいと。教育委員会も同じことを何度も言うていますけどね。そういう中身なんですよね。  これで言うと、建設から29年たつ泉南中学が今この計画どおり進んでいますけれども、次は西信達中学が平成29年からという基本構想になっていますよね。こういうちゃんとした計画を持っているわけですよね。これを順次計画どおり進めていくということが大事なのであってね。あれこれの理由をつけてすることはもう先延ばしにしかならないですよね。議論の蒸し返しにしかならないことです。この点、教育委員会の方ではこの段取りで進めていっているのかね。この基本的計画、老朽化に対する基本的な考え方、この段取りで進めていくということなんですよね。その点についてお答えください。 27 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 28 ◯教育部長(上ノ山正人君) 平成25年に策定をしましたその老朽化対策に関する基本的な考え方、これに掲載をしております事業実施のスケジュールでございますね。これは何度か御答弁させていただいておりますけれども、これは現在の施設の建築経過年数をもとに、古いものを3校、泉南中学校、西信達中学校、信達小学校というふうに古い物から3校を挙げまして、今後の事業の進め方ということを例示させていただいたというものでございます。そのところにははっきりと学校規模の適正化あるいは小中一貫施設の導入あるいは他の公共施設との関係などを考慮したものではないと明記をしておりますし、個々の学校施設の老朽化対策のあり方については、将来の子どもたちの数の動向、新たな教育内容、他の公共施設の老朽化対策などを十分に勘案した上で検討するということをお示ししているというふうに思います。  現在は、教育問題審議会におきまして、今後の学校規模適正化を含めました学校のあり方の審議が行われているところでございます。また、全庁的には全ての公共施設を対象とした最適化の方策が検討をなされているというような状況でもございます。このような中で今後の学校施設の老朽化対策の進め方につきましては、先ほど申しました審議会での検討、それから、庁内的に行われているFMの検討、これらを踏まえた上で建築年数が経過している施設から、これは基本的な考え方と同じですけれども、建築年数が経過している施設から順次整備を進めていくことが合理的であるというふうに考えております。 29 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 30 ◯7番(大森和夫君) 古い学校から直すというのは当たり前のことでしょう。そんなことを聞いているわけじゃないし、そんな答弁を求めているわけじゃないんですよ。もう一遍ちょっと今資料を出しましたけどね。これは西信達中学校、もう59年ですよ。泉南中学校は58年ですよ。信達小学校は51年。これはこの3つが一応計画に挙がっているんですよね。同じ51年でも西信達小学校は挙げてないと。これは、おっしゃるような多分この当時から統廃合なり一貫教育なりがあったんだと思いますわね。  これをちゃんとやるかどうかでしょう。あれこれの理由をつけてこれだけ古い学校を置いておくと、そんなことが許されるわけですか。真摯にこれに、まして泉南市は財政難の市でしょう。お金がないわけでしょう。そういう中で、それは楽ですよ、何やかんや理由をつけてやらないというのは。一貫校にするとか何とかかんとか言うて放置するのは楽ですよ。楽ですよ、そのほうが。ちゃんとこういう計画どおり進めていく、一つ一つやっていくと。やると言うて市が挙げた中身でしょう。何でやらないんですか。これ、信達小学校は、この上、トイレの改修もまだやっていませんわね。学校へ行くと本当ににおい、トイレはしますわね。こんなのをずっと放置していくつもりでおるんですか。  市長、どうですかね。この老朽校舎の対策、あれこれ理由をつけて先延ばしにするということですかね。その点についてお答えください。 31 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 32 ◯市長(竹中勇人君) それについては、今現在、学校の規模の適正化で教育問題審議会の中で検討しております。 33 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 34 ◯7番(大森和夫君) それであれば1つお聞きしますけれども、平成29年から西信達中学校基本構想のそういう説明に入ると。基本構想、基本計画、関係者の周知などに入るということですけれども、ことし平成28年ですからね。この準備をもう今から始めていかなあきませんけれども、西信達中学校の平成29年からのそういう計画については、この計画どおり行うのか、行わないのか、その点はどうですかね。お答えください。 35 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 36 ◯教育部長(上ノ山正人君) 先ほども申しましたように、今後の学校の整備につきましても、基本的には古いものから順次やっていくということでございますので、現在で言えば泉南中学校の次に西信達中学校が古いということでありますので、これをやっていく。ただ、先ほどから申しておりますように、現在、学校のあり方というのを検討しておりますので、その中でも小中一貫教育というようなことを目指したいというふうにお話をさせていただいていますので、この学校のあり方自体がどのような形になるのか、これを今御審議いただいているところでございます。  ですから、先ほども申しましたけれども、あくまで考え方で示した例示でございますので、これは着手の年数につきましては若干ずれるというようなことも考えられるかと思いますけれども、何も泉南市の学校老朽化をそのまま放置するというわけではございませんで、先ほどから答弁させていただいていますのは、基本的な考え方を作成した時点では14校ということでございますけれども、現在の状況では、今後の子どもたちの動向、それから、子どもたちの学力の向上のために小中一貫教育を取り入れた、そして、それに適した学校の形態をしていくということでございますので、14校がどうこれから変わっていくのかというようなこともございますので、全ての学校の固有名詞をそのまま持って、それをどの地点に着手する、どういう順番で着手するというのは今の時点ではまだ未確定であるというようなことを申し上げているところでございます。 37 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 38 ◯7番(大森和夫君) この基本計画ができたときに、上ノ山さんじゃなかったね。どなたか教育長、忘れましたけど、おっしゃいましたよ。うれしいと、これができて学校への改築、改修、建てかえ、老朽化校舎のそういう段取りが道筋がついたと、これでやっていけるんだというふうに言うた中身ですよね。これを市みずからがやらないと、誠実に向き合わないと、あれこれの理由をつけて先送りするというのは問題ですよね。これ、平成29年からやるというふうにはおっしゃらない。そういう準備に入らないと。  西信達中学校と泉南中学校は、西信達中学校のほうが1年古いんですよ、建設年数は。  もう一遍あけてもらえますか。  1年古いんですよ。だから、本来なら西信達中学校からすべきですよ。そういうことも守れないと。それから、それならばトイレの改修、それから、特別教室のエアコン設置、これだけでもきっちりしていったらどうですか。それさえもあれへんでしょう。エアコンも修理費の中でやりなさいと。そういう本当に子どもたちに冷たいというか、もうちょっとできないならできないで、それはいろんなことがありますからあれですけれどもね。もうちょっと誠実に対応してもらわないと、子どもたちからも信頼を失うという風に思いますよ。  ちょっとトイレの改修とかエアコン、それから、一緒にもお願いしたいんですけれども、給食センターですね。これも41年たっています。今では本当に時代おくれのウエット方式ですね。これでは食中毒が起こるということで、何とかウエット方式を使わんようにしてやられているとおっしゃっていましたけれども、この辺の改築についてちょっと簡単にお答ください。 39 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 40 ◯教育部長(上ノ山正人君) 給食センターについては従前から御答弁させていただいておりますように、築40年を経過しているということで、その改築の必要性は認識をしているところでございます。公共施設の最適化基本方針におきましては、学校給食センターにつきましては広域施設としての機能もしくは民間活用に向けてあらゆる可能性について検討するというふうに定められておりまして、当初の10年間につきましては関係機関と調整し可能性を検討するとの基本的な考え方が示されております。  これを受けまして、給食センターを建てかえる場合におきましても、現在のような本市単独の施設としてのあり方にこだわらず、近隣市等との共同設置あるいはPFI方式を活用しました民間活用というようなことも視野に入れて検討を行う必要があるというふうに考えております。 41 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 42 ◯7番(大森和夫君) もう1つ資料をちょっと出したいんですけれども。これが泉南市の10年間の決算状況ですわ。平成17年から27年までの10年間なんですけれども、これを見てもらったらわかるように、平成21年以外は全部これ、黒字になって、金額はそう大きくありませんけれども、トータルで言えば27億9,800万円という、こういう黒字になっているわけですよね。これは財政難と言いながらこつこつ頑張ってきたり、それから、市の職員らの頑張りもあるやろうし、それから、市民にやっぱり負担を多くかぶせてきたということもありますわね。そういう中でつくったお金ですわね。  こういうものを特に教育、福祉に回してもらうと。それで、本当に未来を展望して、泉南市の将来にやっぱり子どもたちのために返してもらうと。おくれている教育、福祉に回してもらうということもぜひ考えていただきたいと。財政難と言えば何かもうおしまいというようなことは、ちょっと反省していただきたいというふうに、見直していただきたいというふうに思いますのでね。よろしくお願いします。  結局、トイレとかは改修も予定には考えてないんですかね。端的にお答えください。 43 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 44 ◯教育部長(上ノ山正人君) トイレの改修につきましては、従前から御答弁をさせていただいておりますように、小規模なものはこれは修繕でありますけれども、大規模な改修につきましては、その施設の大規模改修時あるいは建てかえの時期を捉えて行いたいというふうに考えております。 45 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 46 ◯7番(大森和夫君) 建てかえの時期が示されへんわけでしょう。建てかえの時期に直しますなんて、いつになるかわからないということじゃないですか、それ。  ちょっともう一遍資料を出してもらえますか。  建てかえって、どこの学校だって泉南中学以外建てかえの時期はないわけでしょう。基本的計画に従ってもやるとも言わないし。どうやってこれ、トイレを改修するというんですか。  この間ちょっと聞いた話ですけれども、就学前の子どもさんが小学校へ行くのに、家で洋式トイレで、今度小学校は和式トイレやと。やり方がわからないと。練習しなあかんと言うてね。これは全国でもそういう話を聞きますけれども、泉南市でもそんな話が起こっているわけですよ。それでも早く直しますという答弁があればいいですよ。いついつまでに直しますと。それもない。そんな建てかえ時期に直しますなんて最も無責任な答弁じゃありませんか。建てかえをする時期を一つも示されないのに。  市長、ちょっとやっぱり予算をふやしてあげてくださいよ。黒字で何とか今回ってきているんですからね。やりくりすればできると思うんですよ。その点、市長、どんなふうに考えておられるかお答えください。 47 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 48 ◯市長(竹中勇人君) 最近の黒字になっているのは、当初予算を組んで、そこから後、職員も市民の皆様も御協力いただいた上での黒字が発生しているわけです。あえて余らせているわけではないわけですね。いろんな事業を一生懸命進めていって、その結果として余ってきたお金。それはどういうところに使っているかといいますと、やっぱり最終的には今まで残ってきた累積赤字を少しずつ消していこうということで、それを減らしてきているわけです。その結果が今こういう形で出ていますので、決して市の財政が裕福になって、黒字だから金が余っているというのじゃありません。それは非常に大事な税金ですので、着実に使わせていただいているということでございます。 49 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 50 ◯7番(大森和夫君) 僕は泉南市が裕福だとかそういう議論もしてないし、そんなことは一言も言うてませんよね。こういう学校の状況を見て、お金を回してくださいと。市長は財政難だから無理なんだとおっしゃるけれども、こういうお金、29億、累積、ずっとお金がたまってきている。お金があるから何とかやりくりをしてできませんかということなんですよ。そういうやりくりできるのも市長だけやし、そういう判断できるのも市長だけですよ。だから市長にお願いしているわけでね。もうちょっと学校現場の現実とか、教育委員会の皆さんの大変さとか、子どもたちの置かれている状況ね。今も言ったように小学校に行くまでに和式のトイレの練習をしなあかんというようなことがないようにね。それもいつ解決できるかということも明らかにできへんということは、やっぱり異常ですよ。そやからもう、それは毎年毎年赤字だって実はやらなあかんような問題だと思いますよ。そういう上に立って、ちょっと一遍、もうちょっとこの検討をしてもらわないと困ります。  市長はいっとき市政報告の中に日本一の子どもたちの教育環境を充実したいというようなこともおっしゃっていたんですからね。やっぱりそれに見合う財政なり、そういう努力ですよね。回す努力、ぜひともやっていただきたいというふうに思います。  あんまり時間がないので、あと1つ。ちょっと図書館の状況について聞きますけれども。  夏休みに今度学校プールの一般開放がなくなったので、図書館の利用もしてもらおうということで、いろんなことをされているというふうにお聞きしているんですけれども。もちろん来年度からプールは一般開放をやってもらいたいし、引き続き夏休みのそういう図書館の利用なんかも頑張っていただきたいというふうに思うんですけれども、利用状況についてお聞きしたいのと、あと、特にプールに行くような世代だけじゃなくて、例えば自主学習なんかで図書館を利用できないかというようなこともどんなふうに考えておられるのかお答え願いたいと思います。  それと、新聞記事でも、9月1日、学校が始まる前後に自殺が最も多いということを言われていますね。それで、去年も僕、ちょうどたまたま9月2日に質問していたときに、鎌倉のほうの図書館で、自殺したいとか今息苦しいとか学校へ行きたくないと思っている人は、無理しなくてもいい、鎌倉のそういう図書館に来なさいという、メーリングリストというんですか、ツイッターか何かで発信して、それで、ああ、いいということでなった話を紹介したんですけれども。  ぜひ泉南市でも、そういう例えば不登校とかいじめに遭っているとかいうことで9月1日を本当に迎えるのがしんどいという子どもたちに対して、図書館でも利用したらどうですかというような形でのその対応というか、対策というようなのはできないのかどうかね。ちょっとその辺のことについてもお答えください。 51 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 52 ◯教育部長(上ノ山正人君) まず、この夏におけます子どもの居場所づくりとしての御質問でございますけれども、図書館では幾つかの事業を計画し、実行いたしました。例えば「しかけ絵本をつくろう!」というようなことで、飛び出す絵本のようなもの、これをつくろうと、小学生以上を対象にしまして2回開催をいたしました。合計150人というような参加がございましたし、あるいは、人形劇団を招きました催し物、これにつきましては文化ホールで行いましたけれども、508人ということで、文化ホールは506席ですので、ほぼ満員の状況であったというふうな報告を受けております。いずれの事業も企画どおり、あるいはそれ以上の成果が上がったというふうに考えております。  それから、自習室の開放の御質問もあったかと思います。市立図書館では2階の会議室をこれまでも自習室として開放したところでございますけれども、その拡充につきましてこれまでも御要望をいただいたところでございます。  そこで、図書館としましても、子どもたちの居場所の提供というような観点から、本年度は去年までの夏休み、それから春休み、これに加えまして、春休みの期間中もこの自習室として開放する。あるいは、これらの学校の長期休業期間中以外の期間につきましても、毎週土曜日と日曜日、それから、中学校の定期テストの2週間前から定期テストが終わるまでの期間、これを開放するということで、午前10時から5時まで自習室の提供を行っているということでございます。利用者につきましても、昨年度は年間を通して301人ということでございましたけれども、ことしにつきましては、8月28日の時点でもう既に400人を超えているというような状況でございます。  御指摘の9月に開放してはどうかというようなことでございますけれども、自習室としての開放がいいのか、もちろん図書館としては9月もあけていますので、子どもたちの居場所としての利用もできるのかなというふうに考えてございます。  図書館の御質問は以上でございましたかね。答弁漏れ……。(「いいです」の声あり) 53 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 54 ◯7番(大森和夫君) 夏休み以降もそういう形でぜひ、今聞きますと土日開いたりとかしているということなんですけれども、本当に学校に行けない子どもたちが図書館に行けば安心できると、そんなふうな体制もつくってもらいたいというふうに思います。
     きのう質問を聞いていて思ったんですけれども、市長はああいういじめなんかを受けている子どもから手紙をもらって、それにお応えするような形の取り組みもされているということで、いい活動だなというふうにも思ったんですけれども。  それを聞いていて思ったんですけれども、9月1日、自殺が最も多いと。青森なんかはやっぱりいじめの自殺で亡くなったりしていて、その対策としてはどんな形があるのかというふうなこと、新聞なんかを読んでいる範囲ですけれどもね。1つは、そういう居場所、学校に行かなくてもいいんだ、行けるところがあるんだということと、1つは、やっぱり信頼できる大人から、守ってあげるというか、命を大事にしなさいというメッセージというか、そういう働きかけも大事なんだということを読みましたのでね。  ぜひ市長から、今もしか、これ、どれだけの人が見ているかどうかわかりませんけれども、そういう学校へ行けないとかいじめに苦しんでいるとかあしたから学校どうかと思っているような子どもに何か話すようなことがあれば、一言でもちょっと言うてもらえればと思うんですよね。ぜひよかったら答弁お願いいたします。 55 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 56 ◯市長(竹中勇人君) 御指摘のとおりで、学校でのいじめとかそういうものは、子どもの声を聞く制度というのは今実施をしているわけでございます。学校に行けない人がいつでもどうぞという場所をただ提供するだけでは、根底からその原因をなくしてしまうというのが一番大事やと思いますので、そういう意味では子どもの声の制度を使っていただいて、どういう状況であるかということを私のほうに知らせていただいて、根底からその解決をしていかなければならないというふうには思います。  したがいまして、そういう場所も必要ですけれども、まずは子どもの声の制度を充実させていって周知させていただき、できるだけたくさんの子から手紙をいただけるような、その声を拾い上げられるような、そういうシステムにしていきたいというふうに思っております。その結果として根底から原因をなくしていく、そうすることによって、また学校で皆友達と一緒に楽しく学び遊び生活していっていただけるようになるわけでございますので、そちらのほうの解決を望んでいるところでございます。  以上です。 57 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 58 ◯7番(大森和夫君) 今苦しんでいる子どもたちに何か一言市長のほうからメッセージがあればというふうにも思ったんですけれども、ぜひその制度なんかも充実させてもらって、学校施設の整備のほうもよろしくお願いいたしますね。そういう声に応えることと、学校施設の整備のほうもよろしくお願いいたします。  それと、続きまして、学校図書館の図書司書が4人派遣されたということで、ちょっと学校の図書館の利用状況というか、どんなふうに声が上がっているのか、効用などちょっとあればお答えしてもらえますか。 59 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 60 ◯教育部長(上ノ山正人君) 学校図書館の司書につきましては、この4月からは4人を配置しておりまして、現在のところ、週1回は中学校に、それから、その他の週につきましては校区内の小学校を巡回するというふうなことをしております。これの子どもあるいは教員からの反響ということでございますけれども、おおむね好評ということ、図書館の雰囲気が変わったとか、あるいは図書館を利用しやすくなったというようなことで、いろいろ司書のほうで工夫をしていただいていますので、より子どもたちに読書が身近なものになったというふうに考えてございます。 61 ◯議長(堀口武視君) 大森議員。 62 ◯7番(大森和夫君) ちょっと資料を上げてもらえますかね。  これ、学校図書館の蔵書数ですね。その達成率の表なんですけれども。見ていただいたらいいですが、小学校でも50%台のところがあるんですね。西信達小学校、樽井小学校ですね。それから、中学校が軒並み100%以下なんですよね。ちょっとこの図書館の蔵書の充実ですね。交付金からいえば、2校に1名ぐらいの割合で図書館司書も派遣しなあかんと思うし、蔵書ももっとふやさなあかんと思うんですよね。その点、ちょっとどう考えておられるのかお答えください。 63 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。時間がないので簡潔に。 64 ◯教育部長(上ノ山正人君) 御指摘の部分は交付税算入、需要額への算入の件だというふうに考えますけれども、これは一般財源として入ってくるものでございますので、教育委員会としては全体の予算の中でできるだけ確保して、蔵書数の充実なり司書の充実を今後図れるように努めてまいりたいというふうに考えてございます。 65 ◯議長(堀口武視君) 以上で大森議員の質問を終結いたします。  次に、13番 竹田光良議員の発言を許可いたします。竹田議員。 66 ◯13番(竹田光良君) おはようございます。公明党の竹田でございます。議長に発言の許可を得ましたので、通告に従いまして一般質問をさせていただきたいと思います。  きのうもどなたかがおっしゃっていましたけれども、いよいよ我々のこの任期もこの定例会が最後ということになります。個人的な感想なんですけれども、この4年間というのは非常に一番今までで早かったなというか、あっという間だったなという感じがいたしております。  前回改選されて、大きな例えば1ついろいろ課題があったと思うんですけれども、例えば土地開発公社、これの解散があったりとか、それからまた、この庁舎の耐震、こんな問題もやっぱり出たなというような気がいたします。  それから、議会は結構この間、基本条例を策定したりとか、また、それから、ちょっと忘れかけていたんですけれども、近畿の議長会ということで、これは100年に1回回ってくるということなんですけれども、私どもの中尾議員、それから木下議員がこれを引き継がれて、お二人ともやっぱりこの近畿議長会の会長として立派に務められまして、そして、泉南市議会というのが非常にアピールというか、宣伝をしていただいた、こういうこともありました。  それからまた、議会においては、今やっております98条、また100条、こういうことを調査特別委員会をしたり、それから、この間の第2回の定例会、それから臨時議会にまたがったんですけれども、身を切る改革ということもやったわけであります。  そういったいろんなことがあったんですけれども、その中でも泉南市全体として大きな1つとしましては、やっぱり20年間向井市長が市長でおられたわけなんですが、僕らも当然議員として初めてここへ、壇上へ送っていただいいてずっと向井市長だったんですけれども、これが市長がかわられて、そして、竹中市長が2年前に誕生するということで、大きく泉南市としては変わってまいったというような印象を持っているところであります。  ただ、先ほどの大森議員もそうでありましたけれども、きのうもずっといろんな方の質疑を聞いておりましたけれども、やはり泉南市の持つ課題というのはまだまだ山積しているなという印象を持っております。財政の問題もそうでありましょう。それから、やはり安心安全、どうまちづくりをしていくかということもそうです。福祉もそうですし、そして、今ありました教育の問題もそうでありますし、これは非常に、後で触れさせていただきますけれども、FMに関係する、また、地方創生であったりとか。  いよいよ特にこの20年間というのは、どちらかといえば関西国際空港ができたということがあって、その関空とともにどうこのまちをしていくのかということで、そこへインフラ整備を中心に変わってきたわけなんですけれども、それが一旦落ちつき、そして、竹中新市政が誕生いたして、逆に言うたら、これから5年先、それから10年先というのが新たな泉南市のまちづくりとして非常に大切なやはり時期を迎えるのかなというふうに思っております。私どもはこの後一気に改選ということで、選挙に向かっていくわけでありますけれども、いずれにいたしましても、泉南市議会としては、やはりこれは地方自治法からいえば二元代表制でありますので、一方の市長を中心とした理事者側の方たちときちっと向かい合って、そして、議会は議会のなすべき仕事をしながらしっかり議論をして、そして、これからの泉南市をしっかり、市民の皆さんから負託をされるわけですので、つくっていかなければならないのではないかと、こういうふうに思います。  それで、私は今回この期の最後の質問として4点を一応通告させていただいたわけでありますけれども、1点目に、今回、水道事業ということで通告をさせていただきました。今御存じのとおり、昨年。それからことしと常任委員会の委員長をさせていただいていまして、その関係でたまたまなんですけれども、この2年間というのはこの企業団議会の議員ということで今行かせていただいています。その中で、いろんな課題であったりとか、また、それから情報を共有しなければならないなというふうに思いましたので、きょうはちょっと質問をさせていただきます。  本来、委員会でもまた御報告もさせていただかなあかん分もあるというふうには思うんですけれどもね。いずれにしましても、一般質問でその情報の共有化というのは非常に大事かなと思いましたので、まず、早速この1点目から質問させていただきたいと思います。  御存じのとおり、大阪広域水道企業団ということで今動いているわけなんですけれども、これは平成23年4月1日から旧大阪府の水道部が実施をしておりました、水道用水の供給事業、それから工業水道事業をそのまま継承して、そして実施をしているわけであります。  水というのは御存じのとおり、これは命の源であります。また、生命と健康を守り、そして、社会活動を維持するために本当に不可欠なものであります。また、この水道というのは、その利用者へ届けるやっぱり大切なライフラインであるということであります。  この大阪府の水道部から水道企業団へ流れが変わっていくわけなんですけれども、この間のことにはちょっと触れませんが、まず、今この大阪広域水道企業団が誕生して、その将来における理念、それから目標であります府域一水道、これを目標にしてやっとるわけなんですけれども、まず、この概念について改めてお尋ねをさせていただきたいと思います。  それから、2つ目は、その府域一水道に向けてのこれは1つの一環として取り組みであろうかと思うんですけれども、この広域水道企業団と要するに各自治体との統合が今図られているわけであります。先行して今3団体、四條畷市、太子町、それから千早赤阪村、これが進めておりまして、現行の予定では来年の4月からはもう統合が図られるというふうになっております。  まず、この3団体の状況についてお尋ねをするのと、あわせて、その後、7団体が今、統合について検証、それから、検討協議へと入っております。この7団体の中には泉南市が入っておりまして、泉南市、阪南市、それから、豊能町、能勢町、忠岡町、田尻町、岬町という7団体が続いているわけであります。  昨日も梶本議員のほうからこの点について聞かれて詳しく説明がございましたので、簡潔にこの7団体との検討協議、その進捗もあわせてお尋ねをしたいと思います。  以上3点、まずお願いします。 67 ◯議長(堀口武視君) ただいまの竹田議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。竹中市長。 68 ◯市長(竹中勇人君) ただいまの3点ほどの質問がございましたけれども、うち、7団体の現在の統合の進捗状況、これについて私のほうからお答えさせていただきたいと思います。  先般、4月25日だったんですが、泉南市、そして、隣の阪南、田尻、岬、それから忠岡、それと、北のほうで能勢、豊能の7団体が水道事業の統合に向けての検討協議をするための覚書の締結をさせていただきました。これは大阪の広域水道企業団、竹山企業長との間で覚書を締結させていただいたわけでございます。  これからの後の作業でございますけれども、今現在、私どもの水道部の事業の内容、この事業を全て企業団のほうに提出いたしまして、統合した場合のメリットといいますか、どういう状況になるかということの検討を今分析していただいているところでございまして、統合しない場合と統合した場合のどれだけのメリットがあるかということをこれから検討していただくわけでございます。  来年の春ごろまでには検討が終了するかと思いますので、その後、6月議会にはその最終報告案を御審議いただこうというふうに考えておるところでございます。その後、企業団とそれぞれの首長との会議で、この企業団の中で我々7団体との統合が承認をいただき、それから、この規約についての改正を私どもだけじゃなしに大阪府下全部の市町村で議案として提出していただきまして承認をいただかないといけないわけでございますけれども、その後、統合に向けての実際の作業といいますか、統合が進んでいくということになります。となりますと、最終の統合案というのは平成31年4月の事業開始を予定しておるところでございます。  まだまだこれからいろんな問題が出てこようかと思いますので、それを踏まえた上での統合に向けての調整ということに予定をしておるところでございます。  以上です。 69 ◯議長(堀口武視君) 本田上下水道部長。 70 ◯上下水道部長(本田正弥君) それでは、私のほうから府域一水道の概念について御説明申し上げます。  大阪府内における市町村の今後の水需要は、やはり人口減少とともに同じように減少する見込みでございまして、また、給水収益もそれに伴って減収となってまいります。また、施設や管路の老朽化に伴う更新事業費の増加も見込まれておりますので、水道事業の経営にとってはより一層厳しさを増す状況となってございます。一方でまた、災害に対する対応、また、経験豊かな職員の退職に伴います技術力の低下といった問題もございます。  このような状況の中、将来にわたって安定した事業運営を行っていくためには、水道施設の耐震化の推進、人材確保、施設や組織の効率化、経営の健全化の維持、サービスの向上といったそれぞれの経営基盤の強化が重要であります。しかし、市町村単独で経営基盤を強化するのは限界があることから、大阪広域水道企業団を核とした水道事業を行うことにより安定した事業運営を行うためにも府域一水道を目指すというものでございます。  府域一水道に向けては、大阪府が策定いたしました大阪府広域的水道整備計画、いわゆるおおさか水道ビジョンと呼ばれるものですけれども、それに基づき、協議の整った市町村から順次統合を行っていくとしております。また、各市町村水道における施設の水準、料金の水準、自己水源の保有状況等、それぞれの事情が異なりますことから、広域化は、まず、業務の共同化と経営の一体化、事業統合の段階に分けて、地域や市町村の実情に応じて業務の共同化から段階的に進めていくというものでございます。  それと、今現在の3団体の状況でございますけれども、先行されております3団体については本年の1月25日に基本協定を締結し、平成28年4月から事業認可の取得、給水条例の策定、人事、予算調整などの統合に向けて準備を行ってございまして、来年の4月の事業開始に向け準備中でございます。  私のほうからは以上です。 71 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 72 ◯13番(竹田光良君) 答弁ありがとうございました。今お聞きをいたしました府域一水道、また、今3団体、それから、当市も今回参加をいたしました7団体の進捗というのは今進められていますよと、そういうお話でございました。  きょうはたまたまうちの公明新聞のほうで、1面に日本の安全な水を守れと、それから、水道管等々の押し寄せる老朽化の波ということで、今後、本当に老朽化であったりとか、また、耐震であったりとか、このことが非常にやっぱり心配をされる昨今であります。  また、先ほど部長の答弁もありましたけれども、例えばその企業団の統合について一般論的な今現状と課題というのは先ほど部長が披露していただいたとおりで、いわゆる水需要の減少であったりとか、また、施設、また管路の老朽化、それからまた、その施設、また管路の耐震化であったりとか、それから、安定給水の確保をするとか、また、水質の管理、経営環境、技術力の確保、こういったことが非常に大事になってくると。  一昔前は、とにかく水道水を引っ張れば、これは水道というのはもう御存じのとおり企業会計でやっておりますから、いわゆる水道料金をいただいて、それで特会という形なんですかね、特別会計をしておるわけなんですけれども、水道管を引っ張って水道を供給していればそれだけのものがあって、そして、やっぱり十分本当に事業そのものが賄っていたんですけれども、最近はやっぱり本当に人口減少であったりとか、それから、節水ですね。これがやっぱり各家庭でされることも多くなってきている。  それから、あえて水、今、非常に蛇口をあければ本当においしい水なんですけれども、ここ何年、何十年かでやっぱりそのおいしい水ということでこの水が売られるような形になって、そちらにも随分市民の皆さんも目も行って、どんどんやっぱり水道事業のほうが少し先細りになってきている。  そういった点において効率化だけではないんですけれども、さまざまな先ほどの課題を解消するということで、大阪府はさまざまなこの間いろんなことがありましたけれども、大阪広域企業団ということで、今、水供給をしているということであります。これ、42市町村が加入しているんですが、本来大阪市も入っていただいて、きちっとやることのほうが本来の趣旨にかなっておるわけなんですが、これは別の話ですので、きょうは質問はしないでおこうというふうに思っております。  そこで、少し確認でありますが、今、大体タイムスケジュールなんかも市長のほうからいただきました。今後そのメリット、デメリットを十分に検討して、そして最終判断をしていくわけなんですけれども、今回各7団体も、例えば豊能町さんなんかも企業団との統合について具体的な検討協議を早急に進めていきたい、こういうことを表明して、7団体に参加をされています。例えばお隣の阪南も、近隣市町と歩調を合わせ企業団との統合に向けて検討協議を行っていこうと、こういうことを言っております。田尻町もそうなんですけれども、個別の自治体による経営努力に加え、広域化による事業費の低減及び交付金の活用等が有効であると考えるため、統合に向けての検討協議を進めていくと、こういうふうな表現をされている。  泉南市は、広域化に伴う交付金が平成41年度までの時限措置であることから、そのメリット、デメリットを十分に検討しながら早期統合に向けて進めていくんだと、こういうふうに発表されていますね。  そこで、いわゆるこの泉南市が最大にメリットというふうに思っております交付金の問題、これ、いわゆる生活基盤施設耐震化等の交付金制度、これ、国の交付金ですよね。こういう制度ですね。企業団としては水道事業運営基盤強化推進事業というこの交付金なんですけれども、実はこの交付金そのものが少しこの平成28年度から本来いただくものがちょっと様相が変わっているというふうなことで、今非常にちょっと課題になってきているんですけれども、その点についてのちょっと詳しく説明を部長のほうからお願いしたいと思います。 73 ◯議長(堀口武視君) 本田上下水道部長。 74 ◯上下水道部長(本田正弥君) 交付金について、改悪の問題について御答弁させていただきます。  平成27年度以前と申しますのは、統合による交付金というのは全ての事業で対象となってございまして、国にとっても広域化を促進してまいったわけでございますけれども、今回、平成28年度に入って交付金制度が改悪されました。その中身と申しますのは、平成27年度まではほぼ全ての事業で対象となっておったのが、まず、連絡管などの整備に限定されること、また、集中監視設備の整備に限定されること、それともう1つ、統合浄水場等の建設に限定される。  それと、ここが一番私どもで重要なんですけれども、いわゆる施設整備に係る費用、これが水道施設の更新改修に関する整備費のうち、過去5年間に行った施設投資額の平均を上回る額と限定されてしまったんですね。これ、そうすると、5年間何も事業をしなかったら、全てが対象になるんじゃないかという話が出てきて、本末転倒ということでもございますのでね。ここの部分を何とかして、少なくとも制度が一旦改正されると、それをもとへ戻すというのは難しいかと思いますけれども、また別枠で何とか交付金をいただけるように頑張ってまいりたいと考えております。 75 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 76 ◯13番(竹田光良君) ありがとうございました。  この交付金というのは厚生労働省から出されるわけなんですけれども、さまざまななぜ、部長は率直に改悪というふうにばちっと言うておられるわけなんですけれども、確かに我々から見れば、何でこんなものを変えてまうねんという話なんですけれども。厚生労働省が一括して所管をして、そして、各いわゆる都道府県、また市町村に対して交付しているこれは交付金だと思うんですけれどもね。この背景にはいろいろあろうかなというふうに思うんですけれども、なぜこういうふうに。  意外とこの交付金というのは、ちょっと年々ではないんですけれども変わってきているという体質があるみたいなんです。この辺は部長としてはどう見てはるのか。それと、現実問題、3団体がこの交付金を使って、そしてシミュレーションを使って来年の4月から要するに実施しようとしているわけなんですけれども、ここにも影響が来ているというふうに思うんですけれども。この点についてはちょっと何か情報があれば、どうしていくのか、その補填策というのは何かあるのか、その点、わかっておれば御答弁いただきたいと思います。 77 ◯議長(堀口武視君) 本田上下水道部長。 78 ◯上下水道部長(本田正弥君) まず、平成22年に広域化の促進事業といって国庫補助事業が創設されて、ここから広域化を進めていこうということで始めてきたんですけれども、平成27年度に交付金事業になってきて、それからずっと進んできているんですけれども、ただ、やっぱり手を挙げる団体がふえてきてパイが少なくなってきたという事情もあろうかと思うんですけれども、それで今回改悪になったというふうに私は感じているんです。  先に進めておられる3団体、これはそれがフルに活用できるということで手を挙げて、平成29年4月には統合というところまで行っていてこの改悪がなったと。その際は、まず統合される市町村におりる交付金と企業団におりる交付金と二本立てであるんですね。企業団は自分のところにおりるものを市町村に全て持っていって、今まで改悪する前と何ら変わらない状況で統合していくというふうに決めておられますので、先の3団体について今回の改悪については影響がないというふうに考えてございます。 79 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 80 ◯13番(竹田光良君) ありがとうございました。  実際に泉南市が今後統合していくかどうかというのは、今のシミュレーションをきちっと見定めていくということが大前提であるわけですけれども、ただ、先ほども申しましたように、この交付金がやっぱり泉南市としてはもともと最大のメリットであって、これを活用するにはどうしていくかというところから1つ統合ということを導き出してきたわけであります。  今この10市町村のこの団体から平成28年7月7日に知事宛てに要望を出していただいております。要はこの交付金の活用についてであります。その中でも特にこれはどうしても泉南市が中心になって、そして要望していかなあかんわけですけれども、大阪府へするのと同時に、それから国に対してもまたしっかりと要望していかなあかんなというふうに思うわけでありますけれどもね。この辺の決意のほどを最後に市長にお聞かせいただきたいなというふうに思います。  あとまた、それと非常に大事な今後の泉南市の水道事業に係る問題でありますのでね。これは行政側の知り得た情報、それから、企業団の議員としては任期は今年度はあるわけで、次の実は定例会に出れなくて非常に残念なんですけれども、その次は出ることができるんですけれども、お互いにしっかりと共有しながら、そして議論を深めながら最終判断をしていかなあかんと思いますので、そのこともお願いしたいなというふうに思いますので、最後にちょっと、市長、お願いしたいと思います。 81 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 82 ◯市長(竹中勇人君) 私ども、その覚書を締結した後でその詳しい内容を知り得たわけでございます。知った途端にすぐに近隣の市町村に話をさせていただいて、ともかくこの改悪された内容をこのままの状態では統合は難しいだろうと。しかも、大阪府一水道、これを目指すということになれば、この改悪された内容ではとてもじゃないですけれども府下の市町村はついていけないということを思いましたので、私から阪南、田尻、岬、そのほかですね。たまたま南部の市が多いものですから、そこに声をかけさせていただきまして、ちょうど5月に震災の物資を堺から搬送するという日がございました。そのときに堺市まで皆さんで行く機会がありましたので、その際に、企業長でございますので竹山市長にその状況をお話しさせていただきまして、このままではいかんので、企業長、力をかしてくれと、一緒になって要望しに行きましょうやということでお願いをしてきました。竹山市長も全く同感だということで、まず、それでしたら、企業団として、まずは大阪府知事に動いていただかんといかんのやないかということで、知事に要望をすることになりました。続いて、知事から、あるいは企業長とともに国のほうにまた改めて直接要望に行かせていただこうというふうには思っております。  ちょっとその辺の日程調整は9月を回って10月ぐらいにならないとちょっと難しいかと思いますけれども、企業長もそれに関しましては全く合意をしていただいてございますので、皆で力を合わせて大阪府一水道を目指すには絶対この条件であってはいけないと。もちろん私ども、交付金だけを目当てに統合をしようとしているわけではございません。当然広域化のメリット、これは将来にわたって残っていくものでございますので。  ところが、泉南市の場合、老朽化した配管等が非常に多いものですから、まず、この老朽化した配管をこの交付金制度を使って改修して、その上で統合に向けていくということが前提ということで統合の方向に進めたものでございますので、この交付金がなければ統合のメリットはほとんど出ないんじゃないかなというふうに思いますので、この改悪はもう一度白紙撤回していただくように力強く要望していきたいと思っております。 83 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 84 ◯13番(竹田光良君) ありがとうございました。  この先のやっぱり泉南市の水事業ということは大変重要な課題だと思いますのでね。また、議会もできるだけのやっぱりいろんな努力をしながら協力をし合っていきたいなというふうに思っております。  時間がちょっと超過いたしましたので、次に教育についてお尋ねをさせていただきたいと思います。大綱の2点目、教育についてでございます。  1点目は、2020年度から英語がいよいよ全国の小学校の高学年で正式な教科になるということをお聞きいたしております。そこで、大阪府は、今年度から府内の354校で府が独自に開発をいたしました英語学習、これは6カ年プログラムといって「DREAM」という名前がついとるそうでありますけれども、これを使った英語学習を行っているというふうにお聞きをいたしております。  まず、この「DREAM」についてでありますけれども、簡単にどんな中身なのか、そして、この「DREAM」の今の泉南市の学校での活用状況、これをお聞かせいただきたいと思います。  2つ目は、これまでも何度かお尋ねをしてまいりました給食費の公会計化についてでありますけれども、改めてその御見解をお聞かせいただきたいと思います。  それから、3つ目は、いわゆる教育問題審議会ということでお願いしていたんですけれども、せんだっての厚生文教常任委員会の中でも報告が示されました。また、きのう松田議員も質疑をされておりまして、きょうも答弁の中で幾つかありましたけれども、小中一貫ですね。今後これがいわゆるあり方ということで今の教育問題審議会で審議をされていくわけでありますけれども、この小中一貫についての考え、これを改めてお聞かせいただきたいと思います。  以上3点、お願いします。 85 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 86 ◯教育長(福本光宏君) それでは、私から英語学習教材の「DRREAM」についてお答えいたします。  この「DREAM」ですけれども、児童がコミュニケーションツールとして英語を使って自分の夢、ドリームを語ることができるようにということで、そういうことを目標に小学校での6年間の英語学習をサポートするという、そういうプログラムとして大阪府教育庁が開発したDVD教材ということです。議員おっしゃったように、現在、府内でも導入を進めているということです。  内容は、小学校の6年間で英語学習に求められている聞く、話す、読む、書く、この4技能をバランスよく身につけられるように、そして、楽しみながら英語に親しめるように、そういうふうに構成されておりますし、小学校の1年生から英語のつづりと発音の関係を重視した指導法ということで、それを活用しながら、グレードはいろいろ1から6まで分かれておりますけれども、1から4までの間に基本となるサウンドパターンに一通り触れることができるという、本当によくできた使いやすい教材かなというふうに思っております。  次の新しい学習指導要領の改訂によりまして、小学校では現状の高学年の外国語活動が3・4年生に前倒しになります。5・6年生は、英語科、教科として英語の学習をするということになります。その折にこの「DREAM」を効果的に使えるようにということもあるんですけれども、大体の構成は週3回、1回15分、この単位の活動を基本的に設計されているというふうに認識しております。これを使いながら、担任は教え込むのではなくて、活動の支援者。子どもと一緒に英語を体験する。体験しながらコミュニケーションのモデル、その様子を子どもも見ながら、それと、子どもと一緒に活動しながら活動を認めたり気づきを促したりというような、そういう一緒に学ぶという役割を担うというふうになっております。  泉南市でも今現状では、全学校において朝の学習タイム、それから、休み時間を活用しながら実施を進めているところです。実際に使った教員に聞いてみますと、本当に自然な感じでリズムや音楽を通じて英語に親しめる。また、ゲームとかダンスとか身体表現を使っても英語を体験するそういう楽しさ、おもしろさを味わいながら、自然に英語の学習を進めていけるということで、効果が期待できそうという手応えを聞いております。  以上です。 87 ◯議長(堀口武視君) 上ノ山教育部長。 88 ◯教育部長(上ノ山正人君) それでは、給食費の公会計化について御答弁をさせていただきます。  御案内のとおり、本市の給食費の取り扱いにつきましては、学校給食会によります私会計、私の会計方式で行っているという状況でございます。これまでも御答弁をさせていただいておりますように、この私会計の方式は全国的に見ても7割を超える多数の市町村で行われている一般的なものであるということでございます。  ただ、一方では、最近の傾向といたしまして、公会計への移行または移行を検討するという自治体が出てきておるというような状況でございます。大阪府におきましても茨木市さんがことしの4月から、これは小学校給食に限ってでございますけれども、これを公会計化したというふうに聞き及んでおります。
     この公会計化への流れと申しますのは、市の会計に位置づけられて、その会計が議会の予算あるいは決算審議の対象になるということで、その会計内容が明確になる、あるいは学校給食事務の透明性の向上、そして、保護者の負担の公平性の確保に寄与するものであるというような考えのもとから、この公会計化への流れがあるというふうに考えてございます。  他方、公会計化を進めていくためには、徴収管理のための電算システムの整備等を行うというような課題も一方ではございます。ことし4月から実施をしております中学校給食の会計につきましても私会計方式を採用いたしまして、小学校給食と同様に、保護者、それから、各中学校の校長あるいは給食担当者から構成されます泉南市中学校給食会というものを設立いたしまして、ここで中学校給食の会計を管理運営しているところでございます。  公会計に向けて整理すべき課題がいろいろあるわけでございますけれども、茨木市さんの例はこの近くでございますので、こういうところにも聞き取りをいたしまして、今後も引き続き、それぞれの方式の整理課題とそれぞれのメリット、デメリットの検討をしてまいりたいというふうに考えております。 89 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 90 ◯教育長(福本光宏君) それでは、私から小中一貫校についてお答えいたします。  小中一貫教育あるいは小中一貫校ですけれども、小中学校が目指す子ども像を共有する。本市の場合でしたら、今後、中学校区を中心に連携を強めながら目指す子ども像を共有するということになりますけれども、義務教育9年間を通した教育課程を編成して、小中学校系統的な教育を目指すということで、大変効果があるものというふうに思っております。  小中一貫教育の形ですけれども、きのうもお答えの中で説明させていただきましたけれども、3つの類型がございまして、施設一体型、隣接型、それと、中1、小1の施設分離型、中1、小が複数の施設分離型というふうに大きく分けて3つの形があります。それぞれ取り組み方もこの形態によって変わってくるかと思いますけれども、一番効果が最も期待できると考えているのは1小1中の施設一体型ではないかなというふうに思っております。  ですけれども、校区あるいは地域の状況、児童生徒数の動向などを考えながら、また、4中学校区の状況に応じて柔軟に段階的に小中一貫教育を進める、そして、条件に合ったところから子どもたちにとってよりよい教育環境を整備できる、提供できるように努めていきたいというふうに考えております。  この小中一貫校、小中一貫教育のメリットを最大限に生かして、何とか教育の充実、それから、施設の充実に努めていきたいというふうに思っております。 91 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 92 ◯13番(竹田光良君) ありがとうございました。  今ちょっと3点にわたって質問させていただいたんですけれども、まず、いよいよ冒頭お話をさせていただきましたけれども、やっぱり小学校のほうにもこれから英語の学習が始まるんだというのがありました。  私、以前、ちょっといつだったか忘れましたけれども、やっぱり教育ということで、その中身についてやっぱり充実をさせていただきたいという、たしかそんな議論をさせていただいたと思うんですけれども、例えばということで、例えば泉南市が、小学校に入学すると6年生が卒業するときには結構日常会話、英語が本当にやっぱりしゃべれるような、そんな教育というのはどうですかみたいなお話もさせてもらったときもあったのでありますけれども、いよいよ教材として英語というのが小学校に入ってくると。これはいいことだなというふうに思うわけなんですけれども。  そうなると、これは特に教育長は現場でおられましたのであれだと思いますけれども、やっぱり1つはどう人材を確保していくかと、この問題が恐らく出てくるだろうなというふうに思います。一気に大阪府下でというか、全国でやってしまうと、これは本当に先生が足りなくなるというちょっと心配もあるんですけれども、そうなったときにこういうやっぱり教材を使って、そして勉強しましょうということに大きなウエートを占める可能性があるなと思うんですけれども。  そこで、ちょっと今回資料請求させていただいた中で、いわゆるこの活用方法についてなんですけれども、これはDVDで視聴しとるわけなんですけれども、そのDVDを視聴する資材そのものなんですけれども、いわゆるデジタルテレビと、それから、議長、実は僕も今回初めて知ったんですけれども、泉南市、ブラウン管テレビがいっぱいあるんですよ、学校に。ブラウン管テレビを使って実はこれを視聴しているんですよ。さっき大森議員のほうから学校の施設とか老朽化とか、そんないろんな話がありました。この間からもあったわけで、我々もずっとそのことについてここで質問しました。  ここ最近ICT化のいわゆる資材のことについて僕は質問させてもらったんですけれども、今回始めて知ったんですけれども、ブラウン管テレビがまだいっぱいあるんです、実は。ちょっとこれが数字が合うているのかどうかわからないんですけれども、単純に足してみたら、各学校でデジタルテレビよりもブラウン管テレビのほうが多いと、こういう状況なんですね。  確かに使えるものは使っていこうというのは大事なのかもしれませんけれども、ですが、しかし、パソコンであったりタブレットであったり、それから、電子黒板であったりとかデジタルテレビであったりとか、全体的な老朽化もそうなんですが、やっぱりこうやってみると泉南市が要するに学習教材のそういう資材の面でもちょっと相当やっぱりおくれているというか、やっぱり手をつけていないという現況がこういうところにもあらわれているんですね。今なかなかブラウン管テレビはないですよ、家に、やっぱり正直な話。それが今まさにそのまま使われているというちょっと実態が浮き彫りになりましたのでね。ちょっと紹介をさせていただいたわけなんですけれども。  どうか市長、こういうところもちょっと目配りをしながら、限られた予算ではありますけれども、教育委員会もしっかりと、前回、前々回から引き続いた話になるかもしれませんけれども、実態を知っていただいて、教育環境をやっぱり変えていくことが大事だなというふうにも僕は非情に率直に思いましたので、意見にかえときたいと思います。  それから、給食費の公会計の問題でありますけれども、いつお聞きしてもこれからまた検討しますということで、そうだというふうに思います。これはいろいろメリット、デメリットがあると思います。先ほど部長が答弁していただいたとおりで、例えば議会の目に触れるであるとか、それから、チェックがあるとか、透明性の問題とかあると思いますけれども、やっぱり僕はあわせて給食のさらなるやっぱり充実を目指す上においても、やっぱり公会計化というのは非常に大事かなというふうに思うんですね。あとは、当然滞納の問題等々もあるかもしれませんけれどもね。  ただ、これで1つなかなか実は公会計化に進まないのは、これは僕が勝手に思っとることなんですけれども、教育委員会だけの問題ではなくて、これはやっぱりこちらの行政にもかかわってくる話であるということではないかなと思うんですね。そういう意味じゃ、野澤総務部長のほうが、いやいや、それは教育委員会でしょうという話なんかもしれんけど、実は部長のほうにもかかわる問題であってね。例えばこの問題について改めてちょっときちっと行政のほうでも検討してくださいよと言ったら、それは部長、検討していただける余地があるのかなといって、ずっと気にはなっとるんですけれども、初めてお聞きしますけれども、ちょっと答弁いただいてよろしいですかね。 93 ◯議長(堀口武視君) 野澤総務部長。 94 ◯総務部長(野澤幸徳君) 給食の公会計化というところで、第一義的には、教育委員会のほうで御答弁ありましたようにメリット、デメリット、この辺を比較考量され、よりよい方式、それを選択されるものとは考えております。  一方、全庁的な部分で、今のお話の中にもありましたように未収金ということがございますので、未収金の縮減というのは市の大きな課題でありまして、歳入の確保であったり債権の適正な管理、市民の負担の構成、これを図る上では大事なものと認識しております。現状におきましては担当課で個別の債権ごとに管理を行っているところでございますが、今後の課題としましては、庁内の横断的な課題であることから、債権の分類も異なりますので、課題の整理を行いまして、その辺、組織の見直しも含め、実施の是非について検討するということもございますので、その辺も含めて給食の公会計化、これもあわせて検討の課題であるというふうには認識しております。  以上でございます。 95 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 96 ◯13番(竹田光良君) 別に僕は教育委員会を代弁して聞いたわけではないんですけれども、検討すると言うていますのでね。またお互いにちょっと情報を交換しながらしていただいたらなと思います。  それから、小中一貫の話でありますけれども、今回教育問題審議会のほうに諮問書というふうな形で出されておるわけなんですけれども、きょうやきのうの質疑を聞いていますと、これは小中一貫が随分これからの泉南市には大事なんだというような教育委員会がそういう主張をされとるわけなんですけれども、ちょっと我々からすれば、随分この間方向転換されたなというふうな実は印象を受けております。  特にこの件については、私どもの澁谷議員が小中一貫について何度か質問もされとったわけなんですけれども、どうもそのときはそんな、これはやりましょうみたいな雰囲気ではどうもなかったなというふうな形がするわけなんですけれどもね。これからこのことが議題となって教育問題審議会でこれが審議されていきますのでね。その審議の中に踏み込むつもりは毛頭ないわけなんですけれども、まず見守るということになろうかなと思うんですけれども。  ただ、諮問をするということは教育委員会の中で小中一貫で行こうというある程度の議論が僕はなされて、そして、我々から言うたらまさに方針転換だというふうには思うんですけれどもね。一体これがいつどこで、要するにどのような形でちょっとそういうふうになってきたのかお聞きをしたいなというふうに思うわけであります。お答えいただいてよろしいですかね。 97 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 98 ◯教育長(福本光宏君) 小中一貫教育ですけれども、最近になって急に実践、実施する自治体、学校がふえてきました。議員の皆様からもいろいろ御意見を伺っていたんですけれども、そういう中でも、文科省の調査あるいは府の指示事項等の中でも小中連携を強化していくことで教育を充実させるということと、もう一歩、小中連携を進めて小中一貫教育、小中一貫校という、進めていくという方向性が示されておりました。  この2年ほどの間で、いろいろとこの小中一貫教育を実施するとしてどういうメリットがあるか、また、どういうデメリットがあるか、実践校ではどういうことが行われているかということを部内でも話をしてきましたし、視察も行きましたし、また、研究もしてきました。その中で最もこれからの泉南市の学校教育を進めていく上で、この小中一貫教育を進めていくことが最も教育効果を期待できる、そういう動きをつくれる部分かなというふうに考えが至った次第です。  よろしいでしょうか。 99 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 100 ◯13番(竹田光良君) いつどこでどのような決定がなされたというふうにちょっとお聞きしたんですけれども、教育委員会の中でされたのか、また、最近市長も入っての総合会議もあって、その中でも議論をされたのか。そういった過程をちょっと聞きたかったんですけど。結構です。  今お話をいただいて、それで、諮問書をざっと改めて読ませていただきましたけれども、例えばFMとの関係、あるでしょう。これも実際そうでしょう。ファシリティマネジメントにおいては、40年間で確かに延床面積の40%を削減しましょうと。全体の施設の大体47%、50%近くが教育委員会の持っている施設ですよとあった場合、これをどうするか。議会もこのことについてはやっぱりこの場でいろいろ議論もしてまいりました。やっぱりそういうことも関連があるでしょう。ただ、しかし、今そのことについて賛成とか反対とかと、そういうわけではなくて、今本当に教育長がおっしゃられたとおり、次の泉南市の教育をどうしていくのか。そして、教育力をどう上げていくのかという観点でしっかりと、要は中身ですよね。ここを議論して、そして、説明をし尽くしていかないとやっぱりだめではないのかなというふうに思うんですよね。  かつて泉南市も、ちょうど私が議員になってすぐでありましたけれども、やっぱり幼稚園の統合問題がまずありました。これは議会のほうでも否決ということになるわけなんですけれども。それから、幼稚園のまた最近では9園から2園にしたりとかありました。幼稚園、保育所問題でしたら隣の阪南市が大きなお話になっとるわけなんですけれども。  今回、きのうや、それからこの間からお話を聞いていると、4中学を残して、それに1校、要は4中学校の4小学校ですね。単純に言えば、小学校6つがなくなっていくという話になっていくわけなんですけれども。やはりよほど慎重に、そして中身をどうしていくかということをしていかないと、単純にもう大きなFMの枠組みでこういうふうなことを出しましたでは、これはやっぱりなかなか納得を得れない部分があるのと違うかなと。そういった意味におきましては、教育問題審議会でどうかその中身をしっかりとした議論をしていただくように、その議論のリードをやっぱりしていただきたいなというふうに思います。  これ以上話をして中身に入っていきますと、また審議会の邪魔になったらあきませんので、また今後も注視をしながら取り上げさせていただきたいなというふうに思います。  時間がなくなりましたので、泉南市の地方創生についてお尋ねをいたします。  泉南市の地方創生に関しては、泉南市まち・ひと・しごと創生総合戦略を昨年策定いたしました。これは5カ年を集中的に目標にしてスタートをしているわけで、約1年がたとうとしております。改めてこれ、1年がたとうとしている中で検証してみる意味においても、現在の現状と課題についいてお尋ねをしたいと思います。  また、それから、人口減少問題でありますけれども、これ、非常にやっぱり大事だというふうに思います。今後50年間、一応国の指針によりますと、これはもう何度か出てきております。人口が4万数千人となるわけですね。そこで、泉南市はいわゆる人口ビジョンをきちっとつくってあらゆる政策を総動員して、そして、2060年までに何とか5万5,000人を維持しようということでやっとるわけなんですけれども、この人口減少の問題についても改めて対応策についてお尋ねをしたいと思います。  以上2点、簡潔にお願いします。 101 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 102 ◯市長(竹中勇人君) 地方創生の事業は昨年から種々の事業を取り組んできたわけでございます。今現在、幾つかの事業を継続して実施しているわけでございますけれども、まち・ひと・しごと総合戦略の推進委員会でいろいろと御議論いただいて総合戦略を立てたわけでございます。その総合戦略の進捗について、あるいは取り組んでいった事業の内容について、この推進委員会の中で改めて御検討していただいてございます。  昨年27年度は5回の委員会を開催していただきまして、その中で事業の内容についての議論をしていただいたわけでございますけれども、ことしは、まち・ひと・しごと創生推進委員会、この委員会のほうで最終の今やっている事業の進捗状況についての検討をしていただいてございます。内容につきましてはいろいろと説明させていただいた結果、今現在の事業についてはそのまま進めてくださいということでございました。ということで、さらにこの事業をそのまま続けていきたいというふうに考えてございます。  それから、人口減少ですけれども、やはり市の規模ですね。少なくとも5万人を下回ると市としての機能がやはりなくなってしまうのではないかということを思いますので、その人口の減少を歯どめをかける意味で、まずは産業をつくっていかなければならない。今、休耕田がどんどんふえていますので、それの対策やとか、あるいは漁業につきましてもアナゴの養殖だとか、産業の拡大をしていけるような手だて、それと、活性化をつくるためのりんくうタウンの事業とか、そちらのほうを進めていきたいというふうに考えてございます。  まずは人口の減少に歯どめをかけるためには、産業の充実、にぎわいの創生というのが一番大事なことかなというふうに思って、そちらのほうにさらに事業の展開を進めていきたいなというふうに考えてございます。 103 ◯議長(堀口武視君) 竹田議員。 104 ◯13番(竹田光良君) 引き続いて、まちづくりについてもお尋ねいたします。安心で安全なまちづくりについてですけれども、今回は防災ではなく防犯についてちょっとお尋ねしたいと思います。  特に超高齢化社会においておひとり暮らしの方や、また高齢者の方もどんどん地域にあってふえてまいりました。空き巣とか軽犯罪、こういったものが報告されるわけでありますけれども、きのうも和歌山のほうでちょっと大変な事件が起こっとるわけなんですけれども。こういったお年寄り、高齢者の方、それから障がい者の方や子どもたち、この方をしっかりと守っていくやっぱり必要性もあろうかというふうに思います。行政として防犯面における取り組みについてどのようにお考えか、お尋ねしたいと思います。  それから、もう1点は、スポーツの振興でありますけれども、この間までオリンピックがあったわけなんですけれども、大変熱狂いたしました。もう少しスポーツの振興に対して何か行政が今後戦略的にしていったらいいのではないかなというようなお考えがあれば、お聞かせいただきたいと思います。  すいません、時間が少ないので、以上でお願いします。 105 ◯議長(堀口武視君) 薮内健康福祉部長。 106 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) まず、安心で安全なまちづくりのため、市民の方々に一人一人の防犯意識の向上をしていただくことが重要であると認識しております。本市におきましては、泉南市安全なまちづくり推進協議会、これが主な活動といたしまして、住民に対する防犯意識の啓発、また、学校通学路等における子どもを犯罪から守る取り組み等を行っております。また、泉南市防犯委員会では、各種犯罪の防止、青少年の非行等の防止のための防犯活動体制の整備強化と市民の防犯に対する意識の向上に努めてございます。  また、高齢者を対象とした防犯対策といたしましては、振り込め詐欺防止キャンペーン、また、悪質な訪問販売等の被害防止、ひったくり等の防止活動等の推進を行っております。  今後とも引き続き防犯に係る啓発活動を積極的に実施して、市、警察、地域が一体となった防犯体制の確立に努めていきたいと考えてございます。  以上です。 107 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。時間がございません。簡潔に。 108 ◯市長(竹中勇人君) スポーツですけれども、きょうもトランポリンの選手が国際大会に参加するということで報告に来ていただきました。オリンピックの明くる年には関西ワールドマスターズゲームズでオープンウオータースイミング。国際大会を目にすることによって皆さんのスポーツに対する意識を変えていこうかなと思っております。 109 ◯議長(堀口武視君) 以上で竹田議員の質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後1時30分間まで休憩いたします。       午後0時02分 休憩       午後1時29分 再開 110 ◯副議長(澁谷昌子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、8番 和気信子議員の質問を許可いたします。和気議員。 111 ◯8番(和気信子君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の和気信子でございます。質問の前に一言述べたいと思います。  きょうの読売新聞に刑務所に介護スタッフという見出しがありました。その中で、政府が来年度から受刑者の高齢化が著しい刑務所などに介護専門のスタッフを配置する方針を固めたという記事がありました。現在、一般的にも介護人材が不足しているということもありますし、政府は資格がなくても一定の研修をして勤務してもらう方針というのを述べております。しかしながら、人材確保するには介護職の労働条件をよくしていくことが一番大事だというふうに考えております。  また、つい先日、ひとり暮らしの高齢の方が私の顔を見るなり、「働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」、そう言って私の手を握って、この気持ちを安倍さんに伝えてほしいと石川啄木のこの短歌を読みながら言っていました。私もびっくりしたんですけれども。私は安倍首相に伝えることはできませんので、この議会で少しでもその気持ちを伝えられたらいいなと思って、これから発言をさせてもらいます。  では、一般質問をいたします。  まず、大綱1点目は、国民健康保険の広域化がされようとしています。この問題についてお伺いいたします。  持続可能な医療保険制度を構築するための国民健康保険法の一部を改正する法律が平成27年5月29日に施行されました。大阪では、府下統一化で平成30年に財政基盤が大阪府主体となります。統一となり、保険料となると思いますが、同じにされたら難問があります。国の保険料は、今、最高限度額が89万円となっております。泉南市は現在67万円です。大阪市内、北部は医療機関が充実していますけれども、泉南市は公立病院もありません。また、産科も出産するところもありません。こういったように医療環境にも格差があります。こうした中、保険料を同じにするには納得がいきません。広域化によるメリット、デメリットについての対策をお答えください。よろしくお願いします。 112 ◯副議長(澁谷昌子君) ただいまの和気議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。竹中市長。 113 ◯市長(竹中勇人君) 健康保険の広域化についてのメリット、デメリットということでございますけれども、持続可能な医療保険制度の構築のための健康保険法等の一部を改正する法律、これが施行されたことによりまして、平成30年度に財政基盤の主体が大阪府に移行いたしまして、市町村ともに国保を運営しようということになってございます。  国保を取り巻く状況でございますけれども、退職してから国保に入られるということが多いということで、年齢構成が比較的高い。そして、その年齢が高いがゆえに医療費が高くなってくる。それから、退職してから後の方ですので、所得水準が低い。年金が中心ということになろうかと思いますけれども。こういうことから、国保に関する財政の悪化というのが発生しているわけでございます。  この累積赤字が増大することによって、今の赤字財政がますます進化しているというか、ふえてきているわけでございますけれども、まず、この広域化によるメリットといたしましては、国民皆保険を維持するための公費の拡充とともに、運営のあり方を市町村単位でやっていたものを大阪府とともに運営するということで、規模の拡大をすることになりまして、医療費の大幅な変化、増額とか大きな変化があったとしてもそれに対応できるような医療制度というふうになろうかというふうに思っております。  また、デメリットといたしましては、市町村ごとに行っていた今までの独自制度、これが比較的やりにくくなる、あるいはなくなってしまう可能性があるわけでございまして、また、医療費適正化に向けての種々の取り組みがなくなる、あるいはそれが変更されていくという可能性もあるということでございます。  これらのことにつきましては、広域化の調整会議の中で具体的な調整が図られているところでございまして、今現在はその議論の最中でございます。  以上です。 114 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 115 ◯8番(和気信子君) 今、メリットのほうもおっしゃっていただきましたけれども、デメリットのほうがすごく大きいんじゃないかというふうに考えます。これから都道府県ごとに標準保険料がこの10月ぐらいに示されるというふうにお聞きしているんですけれども、こういった中で、この保険料を例えば今、泉南市は67万円で、それで、国に合わせれば89万、これ、20万の差がありますし、また、大阪府下で決めたにしても、今、泉南市は低いほうで、本当に頑張ってきたかというふうにも思いますけれども、それでもなかなか払えない方もたくさんいらっしゃる中でこれがどうなるかということでは、本当に大変やなというふうに思っています。  そこで、この国保広域化調整会議で統一保険料を議論されるということですけれども、地域の実情に応じた一定の差異を認める、それができるというふうにもこの中でも言われていますけれども、この泉南市の実情、先ほど述べましたように公立病院がないとか産科がない、そして、収入も少ない、納税者の税率も低い、そういった中でのこういった格差についてのそれを、この広域の調整会議ですか、それは誰がどのようにそれを言ってくださるんですか。その点をぜひお聞かせください。しっかりと泉南市のことを述べて、泉南市の国保に入っている方々が安心して加入できるようにしていかないといけないと思いますので、それを1点お聞かせください。  それからもう1点は、条件があると思うんですけれども、赤字解消する、それで、滞納もゼロにする。そういったような形で条件があったと思うんです。それについて、そうなれば滞納者への取り立て、それとか、本当に大変な状況になると思うんですけれども。  それと、もう1点は、今は泉南市役所の中の窓口で、ちょっと今月厳しくて払えないんだけれども何とかと相談とかできるんですけれども、こういったことは広域になればどうなるんですか。身近な相談とか、しにくくなるんじゃないでしょうか。その点についてお答えください。 116 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 117 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) まず、統一保険料ですけれども、これは当然広域化になればそういったことが示されるわけですが、地域の実情に応じた一定の差異、これを認める仕組みというのもあわせて今検討はされております。  それと、広域化調整会議ですけれども、これは市町村については各ブロックから2市ずつ代表として参加してございます。この中には泉南市は入ってございませんが、そこで協議された内容というのは各ブロックに持ち帰りまして、またブロックの中で意見交換等なされております。その中で各種の状況や意向を意見として吸い上げながら進めておりまして、さらに、そのまとまった内容というのは私が参加いたします部長会議、その中でも当然議論をさせていただき、また、市長会でも論議されてまいります。  それと、滞納者の対応についてでございますけれども、現状は、今、国保税ということで、地方税法に基づきまして各期の納期限から一定の期間内に督促状を発送いたしております。特に新規加入者については、督促状を送る前に電話等で納付を促した上で、その後毎月督促状を発送、また、年3回程度納税の催告書というのも対象になった方には送付させていただいております。納付がなく約半年で財産調査、これを行って、適時対応させていただいております。また、未納者には、電話、また臨戸面接等で納付相談を行って、生活の状況を把握しながら分納の相談に応じてございます。また、未納の方に対しましては短期証を発行するなど、できるだけ接触する機会を確保して早期の対応に努めているところでございます。  今後広域化になりましたら、この税から保険料ということになりますけれども、この滞納者の対応については現状各市のほうで対応させていただくので、大きな変更はないと考えてございます。ただ、時効につては5年から2年という形に変更になるというふうに考えられます。  あと、窓口ですね。今まで対応していたことができなくなるのではないかということですが、広域化後の市町村の役割については、引き続き保険税の賦課徴収、資格管理、保険給付の決定とか保険事業の実施などが窓口で行われますので、大きな変更はないと。今後とも相談には対応させていただくということになります。  以上です。 118 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 119 ◯8番(和気信子君) 変化はないというふうにおっしゃいましたけれども、泉南市の直接の国保の部分と、それから、広域化になれば大阪府全体ですのでね。その声が届くというのかね。相談をしても、すぐに直接そういった解決方法とかその相談についても本当に大変になるのと違うかなとすごく心配なんですけれども、その辺を再度確認したいというのと、それから、その条件、先ほど言いましたけれども、赤字解消、今、泉南市は累積5億何ぼでしたかね、あるというのと、それから、滞納についてもゼロにしないといけないという、たしかその広域化のときにあったと思うんですけれども、その辺についてはどのようにされるんですか。そうすることによって、今現在の国保の人たちにその分が覆いかぶさってくるし、取り立ても厳しくなるんじゃないかと。その生活実態に合わないようなそういうことになるんじゃないかなというのがすごく心配なんです。その点は、きちんと泉南市として責任を持ってしわ寄せのないようにしてほしいんですが。その点、再度答えてください。 120 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 121 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) まず、その滞納者についての相談とか対応につきましては、先ほど申し上げましたように、保険料の納付とかについては各市が行うということですので、窓口で対応させていただけるものと考えてございます。  それと、保険税が統一化されると、保険料の値上げですね。これにつきましては、現在、標準保険料等がまだ示されていないので具体的な回答というのはちょっとできませんけれども、被保険者数、また、世帯数等、所得水準に応じて負担していただくということでございます。議員御指摘のとおり、本市においては赤字解消計画、これに基づきまして適正なこの保険税を今後設定していく中で、必要な保険料というのを算定させていただいた上で、また議会等にお諮りさせていただきたいというふうに思っております。  以上です。 122 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 123 ◯8番(和気信子君) これから後、どんどんといろんな形で進められていくわけですけれども、そこの中に行くのは部長と市長とその中できちんと意見を言えるということでしたのでね。泉南市の実情とやっぱり被保険者の人たちにしわ寄せのないような形でしっかりと発言をしていただきたいというふうに思います。そしてまた、市独自の減免制度についても今後しっかりと検討をお願いいたします。  引き続きまして、大綱2点目の介護保険について質問させていただきます。
     介護保険制度が導入されて6期目、16年になりますね。介護保険制度は社会保障で本当に安心して暮らせるためにというふうに新しく制度ができましたけれども、できてから年間で約2万円が上がっています。基準額の保険料ですけれども。といって、よくなるというのが悪くなっているんじゃないかなというふうに思います。年金も上がっていませんしね。下がる一方ですし。なのに、2万円も年間この保険料が上がるということは大変な生活に響いているというふうに思います。  こういった社会保障の改悪が進められているんですけれども、また、介護保険料を2割負担に要介護1、2の訪問介護と通所介護を保険外し、ベッドなど福祉用具の貸与も自己負担とすると、新しくですけれども、今、国でそういったことが計画されようとしているそうなんです。そうなればますます介護サービスが受けにくくなるんじゃないかというふうに危惧しています。  実際に今、要支援の1、2が総合事業に来年度から移されていますが、答申においては現行のサービスを提供ということで今までずっとお答えいただいています。安心はしているんですけれども、再度確認させていただきたいんですけれども。現行とは何年間それを続けられるのか、また、そういった状況の中で泉南市が、梶本さんにも答えていたと思うんですけれども、新たな部分で何をされようとしているのか、その点をお聞かせください。  2点目は、病院から退院、そして在宅復帰を進める中で、一般病棟に居住費負担導入ということで、この4月からされました。それで、食事代が値上げされて、1日1,700円になって、1カ月で5万1,000円の負担がかかるそうなんです。それで、本当にぎりぎりの中で入院している方は退院をしたい、そう思っても、在宅に帰っても老老介護とか、そういった情勢の中で介護体制が整わない中で本当にどうしたらいいかわからないという方がふえていらっしゃいます。そういった中で在宅に帰っても24時間型のサービスの対応策がぜひ必要かというふうに思います。何回もお願いはしているんですけれども、24時間体制の介護の進捗状況を含めて、今後どうなさろうとしているのかもお答えください。 124 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 125 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) まず、1点目の総合事業についてでございますけれども、この総合事業につきましては、平成29年4月から、来年度現行サービスの移行分の予定で、これは泉佐野以南の3市3町で協議を行っておりまして、足並みをそろえて準備を進めてございます。  現行サービスのこの移行分につきましては、期限でございますけれども、国は一定の期限等を今定めてはございませんので、今のところ継続されるということでお聞きしてございます。また、平成29年の4月以降につきましては、この基準等の緩和したサービスまたはこの住民主体のサービスと体制、準備等が整い次第、順次実施していきたい。期日についてはまだ未定ではございますけれども、いろいろ研究調査した上で進めてまいりたいと考えております。  また、病院から退院、在宅復帰への対応でございますけれども、安心して病院から在宅復帰ができるようにするために、平成21年度から開催しております病院とメディカルソーシャルワーカーとケアマネとの交流会、これを発展させておりまして、平成24年度から医療と介護の多職種の連携会議、これを開催するなど、医師会とも連携しながら在宅医療と介護の連携体制の強化を図っております。  また、この24時間体制の訪問看護ステーションも今現在開設はされており、これで在宅での支援というのも行われているということですが、さらに、来年度、平成29年度中に24時間対応の議員御指摘のこの定期巡回・随時対応型訪問介護看護、これのサービスの事業所を1カ所指定したいと考えてございまして、今現在、事業者を公募して、今年度中に事業者の選定を行ってまいりたいと考えてございます。  以上です。 126 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 127 ◯8番(和気信子君) ありがとうございます。  何度か質問する中で、この24時間の介護ステーション、それはもうしてきたいということで何回かお聞きしています。確実にそれは進められていくということで確約されているということなんですかね。そういうことに基づいて次の質問をしたいと思うんですけれども。  認知症対策についてですけれどもね。現在、泉南市において認知症というふうに診断されている方は何人いらっしゃるのでしょうか。当市はWAOなど取り組みが進んでいますけれども、このサポーターの役割と、また現状はどうでしょうか。  それと、認知症の家族が在宅介護されていて、夜中に急に目覚めてわけのわからないことを言ったりとか暴れ出したりというような形で、本当に介護される方が悩んだりとかどうしようということで、本当にそういう方がいらっしゃって、睡眠不足やストレスでいっぱいということで言われています。もちろん昼間でしたらケアマネさんに相談されていることもあるんですけれども、警察を呼ぼうかどうしようかとか、本当にそういう心境になるというふうにおっしゃっておられました。  そういったときに先ほど言った24時間のサービスがあれば、そこでタイアップした形で相談事業という形でちょっと、私のときにも夜中にかかってきたときもあったんですけれども、しょっちゅうそれも困るので、やっぱりそういった公的なこういう場の中でちょっと相談してみたいとかいうところが必要なんじゃないかというふうに思います。  虐待にしても、それから、救急を呼ぶときでも、システム的に今いろんな形でサービスされているというふうに思うんですけれども、介護のほうでも実際にそういうことが必要じゃないかと思いますので、そのタイアップはできるのかどうなのか、その辺はぜひお答えいただきたいと思うんですけれども。  そうでないと、本当に虐待してしまいそうや、手を上げたくないんだけど、ついつい上げたくなりそうやというて、怖いということでおっしゃっておられますので、一言電話すればそこでとまるというふうに思いますので、ぜひその点、よろしくお願いします。お答えください。 128 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 129 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) まず、先ほど御答弁させていただきました定期巡回の24時間対応の訪問介護看護ですけれども、当然これは事業者があってのことでございますが、今のところ、その事業をやりたいという事業者を聞いてございますので、進めてまいりたいというふうに考えております。  それと、認知症の人数でございますけれども、これは一応推計ということでございますが、平成22年度に国が示しました推計では、65歳以上人口の10.2%が認知症ということで、本市の人数で申し上げますと、約1,650名の方々、そのうちの在宅で暮らす認知症の高齢者は約2分の1の830ぐらいの人数というふうに推測いたしてございます。  サポーターの役割、現状でございますけれども、本年の6月末現在で認知症サポーターは1万3,038人、人口比に対しましては20.39%ということで、この認知症につきましては府下でトップで推進を図ってございます。役割につきましては、何か特別なことをするということではなくて、認知症を正しく理解して、認知症や御家族の方を温かく見守る応援者という位置づけでございます。  相談の窓口でございますけれども、地域包括支援センターがその役割を担ってございますが、また、認知症ケア研究会や地域密着型サービス事業所においても相談できる体制を今現在構築してございます。また、本年7月に認知症初期集中支援チーム、これを設置いたしまして、既に活動を行ってございますが、認知症の進行が進む前の対応ができるように普及啓発をしていく考えでございまして、この活動につきましては、認知症の方の御自宅を訪問して、必要なこと、困っていることなどお話をお伺いして、御家族と一緒に今後の対応を考えていくと。必要であれば、医療介護サービスの情報提供や助言を行っていくと。このメンバーにつきましては、認知症専門医と医療介護福祉の専門職がチーム員となって活動していくという体制でございます。  また、先ほどありました24時間いつでも対応ができるサービスは、サービスを受けていただくという方が当然限定でございますけれども、先ほどお話しさせていただいた定期巡回・随時対応型訪問介護看護、これが24時間依頼等があれば適切に対応させていただくというところと考えてございます。また、小規模多機能型の居宅介護、これにつきましても、その人の状況によって、泊まり、また訪問、またデイと、そういったいろんな状況で対応できますので、そういった職員が対応可能であるというふうに考えてございます。  以上です。 130 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 131 ◯8番(和気信子君) これから本当に高齢化が進む中で、また病気になったり認知症になったりする方もたくさんいらっしゃいますので、ぜひしっかりとその対策をよろしくお願いします。  続きまして、大綱3点目は、子どもの貧困問題についてお伺いいたします。  当市の就学援助を必要とする要保護、準要保護家庭を合わせた割合は小学校で5人に1人、そして、中学校では4人に1人というふうに報告されておりました。また、家庭の社会経済的背景が高い子どものほうが各教科の平均回答率が高い傾向があるということも研究報告、この前されておりましたね。そういった中で、子どもの貧困対策の推進に関する法律の第2条には、「子どもの貧困対策は、子ども等に対する教育の支援、生活の支援、就労の支援、経済的支援等の施策を、子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのない社会を実現することを旨として講ずることにより、推進されなければならない」、こういうふうに書いていますね。  そういった中でお伺いするんですけれども、何回も質問をしているんですけれども、就学援助費、現在、給食費7割支給、修学旅行費は8割、1年前に1割上げて8割になっていますけれども、これは大阪府下的にもほとんど全額支給、そういった形になっている中で、泉南市はなぜこのままの現状で甘んじているのか。何回も言っているのにその辺は平行でずっと来ているのか。幾ら教育の中でゼロシーリングといえども、本当に大事な部分についてはやっぱりちゃんと全額にすべきじゃないでしょうかね。  質問の中でもありましたけれども、エアコンの問題、子ども医療費の問題、何かすごく重点課題を先にすると言いましたけれども、私はこれも本当に最大な重点する泉南市の教育に関する、子どもたちに関することは重大な課題だというふうに思っています。ぜひこの計画的にやってほしいんですけれども、それは計画すらもないんですか。いつぐらいまでにめどをつけてとかいうのもないんでしょうか。その点はぜひお答えください。  それからもう1点は、入学準備金というのがあって、就学援助費の中でも、中学入学するときとか制服代とか、これからクラブのそういう服代とかいろんな形でお金が要るんですけれども、その就学援助の中でもお金が支給されていますけれども、これは本当は入学する前に準備しないといけないのに入学してからしか、後払いになっているんですよね。そういった問題でお母さん方は本当にそれを受けられているぎりぎりの生活をしている方は、お友達に借りたりとか、キャッシュカードで借りたりとか、本当に後回し、後回しの後からお金を受け取ってそれを返すような形で、貧乏が貧乏を加速しているということで、本当に言われています。  ですから、そういった対策の中で、池田市なんかだったら例えば小学校6年生で現在就学援助を受けている方については、3月に中学に行く前にその支給をするとか、いろんなことを対策を練られているそうなんです。ちょっと知恵を絞っていただいて、そういった形の中で少しでもお母さん方に教育費、本当に安心して受けれるためにはする必要があると思うんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。お答えください。 132 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 133 ◯教育部長(上ノ山正人君) それでは、まず、就学援助費の給食費と修学旅行費の件についてお答えをさせていただきます。これらの支給の状況については議員御指摘のとおりでございます。子どもたちの義務教育に係ります保護者の経済的負担の軽減、このための重要な施策として考えておりますけれども、御指摘の分につきましては、お話の中にもありました他のいろいろな教育的な諸課題、エアコンなりそういう財政負担を伴うものも山積しておりますので、それら等をあわせてその充実に向けて努力をしてまいりたいというふうに考えておるところでございます。  それから、この就学援助費、特に入学支援の分についての支給時期等の問題でございますけれども、本市におけますこの就学援助の認定の事務の手続でございますけれども、これは毎年5月の末日までに保護者の方から申請の手続を出していただいております。その後、7月に認定あるいは非認定という決定をしまして、認定された方については8月と3月に支給をしているという、こういう流れでございまして、これは近隣市町村でもごく一般的な手法というふうに承知をしております。  多くの自治体と同様に、本市のこの認定基準というものですけれども、これは要保護の認定ということで、生活扶助基準と、それから、それぞれの家庭の前年度の所得、これを用いまして判定をしているということでございます。御承知のとおり、生活扶助基準の現在1.1倍ということでございますけれども。  この毎年の生活扶助基準につきましては、4月に確定をいたします。一方、前年度の所得については、これは確定申告、大体3月の中ごろまでということでございますけれども、これらを持ちまして5月あるいは6月初旬に市の税務情報のほうで確定をすると。それを我々教育委員会が利用して判定をしているというような状況でございまして、これらの時期から認定の時期、それから支給の時期につきましても、先に申しましたような時期と。7月の認定、8月、3月の支給というようなことになるというようなことでございます。  仮に4月に認定をするということになりますと、これは仮の認定というようなことになりますので、その後の状況によりましては認定の取り消しというようなこともございます。現在でも、この手続をしていただいている方の中でも結果的に認定ができないというような方も少なからずございますので、見込みで認定の作業をしますと、さらに多くなるのかなというふうに思います。  一部の自治体では、私どもがしていますような生活扶助基準あるいは所得というのを用いずに、例えば児童扶養手当、これを受けているかどうかというようなことをこの就学援助費の認定基準にしているとこもあるようでございます。これは4月の時点で児童扶養手当を受けておれば、そのまま就学援助費も支給というような手続になろうかと思います。そういうところは4月早々からの支給も可能であると思いますけれども、この就学援助費、準要保護認定に当たっての趣旨といいますか、それを踏まえますと、やはり生活扶助基準と前年度の所得を用いるというのが、これはこの就学援助費の制度の趣旨にかなった合理的なものであると考えておりますので、当面といいますか、現在の制度というのを維持したいと思います。ただ、それぞれの段階におけます作業のスピード、これについてはできるだけ短縮できるように努めてまいりたいというふうに考えております。 134 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 135 ◯8番(和気信子君) 今いろいろとおっしゃっていただきましたけれども、実際に困っているわけですから、困っている方が一番何をしてほしいかということをしっかりと把握していただいて、よそでできている部分がありますので、先ほどおっしゃった扶養の、いろいろありますので、そういったこともよく考えていただいて、できることであればぜひ参考にしていただいてやっていただきたいというふうに思います。  それから、大阪府下で本当に今給食費と修学旅行費、全額ほとんど支給されていますのでね。それを肝に銘じていただいて、一日も早く実施できるように再度お願いしたいと思います。  それから、続けて言いますけれども、小学校では歯科健診されているというふうに思います。結果についての対応はどうなんでしょうか。ただ虫歯のチェックで、虫歯があるから受診してくださいよという報告だけじゃなくて、口腔ケアから生活実態ということがわかるというふうに言われていますので、しっかりと把握していく必要があるんじゃないかというふうに思います。  それから、2点目は、子ども食堂についてですけれども、実施されているところは喜ばれておりますし、今年度においても泉佐野で実施するというような報告も聞いておりますし、この当市での取り組みについてお聞かせください。どういう考えがあるのか、計画がありましたら教えてください。  それから、子どもの貧困の実態調査ですね。大阪府ではしているようなんですけれども、各自治体でやっぱり調査した上で、子どもたちがどういった環境に置かれているのか、何に困っているのかということを把握した上で政策をとるべきだと思いますので、その点の予定があるのかないのか、その点、お聞かせください。 136 ◯副議長(澁谷昌子君) 福本教育長。 137 ◯教育長(福本光宏君) そしたら、私のほうからは歯科健診についてですけれども、歯科健診の結果につきましては、大阪府学校歯科医師会のほうで集計しております。昨年度のデータになりますけれども、小学校6年生で対象者688人中、う歯、虫歯のない児童の割合が81.3%、中学校1年生で対象者670人中、う歯のない生徒の割合が67.9%というふうになっております。  虫歯については、感染症または学習に支障を生ずるおそれのある疾病として学校保健法に規定されている部分ですけれども、これらの学校保健法に示されている疾病は、就学援助制度の医療費補助の対象疾病というふうに同様に扱われております。  参考までに、昨年度の医療費補助の利用状況ですけれども、う歯治療者については、小学校が224件、中学校が82件、治療を受けている状態です。この状況を見る上では、子どもの貧困問題と直接的な相関性というのは大きくは見受けられないかなと思いますけれども、子どもの健康には大変大きくかかわる部分だと思いますので、注意していきたいというふうに思っております。  それから、口の中の検査、口腔内の検査ということですけれども、現状のところ学校歯科健診の中ではまだやっておりません。この歯科健診の結果は歯科健診票へその当日にドクターの指示に従ってチェックを入れていくんですけれども、そこの項目にも今は入ってない状況です。時間的な問題、お医者さんも時間的な問題、学校も両方ございますし、また歯科医師さんの御意見等も伺ってみたいなというふうに思っております。 138 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 139 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) 私のほうから泉南市における子ども食堂、この取り組みについて御答弁申し上げます。  生活困窮者自立支援事業の個別の支援プログラムであります学習支援事業で、今年度、子どもの居場所づくりの一環として、生活困窮者自立支援事業の学習支援事業所の対象者という形でちょっと限定させていただいて、本年8月30日にこの学習終了後、生徒及び生徒のOBの児童とか保護者、また学習支援ボランティアの方々、自立相談支援事業所の相談員の方々が参加して、食事を通しての交流会という形で行いました。この開催につきましては、公費からの支出ではなく、この自立支援相談事業所、また、NPO法人ふーどばんくOSAKA、そういった協力を得まして食材等を提供いただき、開催させていただきました。  今後、定期的な開催というのは検討しておりませんが、この子ども食堂につきましては、地域における子どもの居場所の確保、大人も含めた地域における交流を目的としておりまして、全ての子どもたちの育ちを地域社会で全体で支えるという意味では重要な施策と考えてございます。今後はそういった実施可能な団体とかボランティアの人材とか、また、食材の寄附をいただける団体だとか、そういった課題を整理いたしまして、また関係部局、関係機関と協議、検討してまいりたいというふうには考えてございます。  あと、子ども貧困についての調査の実施でございますけれども、これは国の大綱におきまして、都道府県が調査をして事業計画を定めるということでは位置づけられております。大阪府といたしまして、この平成27年3月に大阪府子ども総合計画、この事業計画の1つとして、子どもの貧困対策についての計画が盛り込まれており、その中で、子どもの生活に関する実態調査事業といたしまして、現在小学5年生及び中学校2年生の子ども、保護者、府下4,000世帯を対象に調査を行っておりまして、子どもの生活状況、また、世帯の経済状況等について調査を行っているということです。  本市といたしましては、この3月をめどにこの調査結果というのが出ると聞いておりますので、大阪府の行う子どもの生活に関するこの調査の結果を参考として、また事業について検討してまいりたいと考えてございます。  以上です。 140 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 141 ◯8番(和気信子君) ありがとうございました。  歯科健診の中で本当にたくさんの子どもたちをだーっと見るわけですから大変だというふうに思います。ですから、その目的も新しい目的でないと多分無理やというふうに思うんですけれども、口の中を見ますと貧困状態がわかるというのは、食生活やとか、本当に多忙な家族の中で、お父さん、お母さんが夜おそかったりしたら、子どもが御飯を食べているか食べてないか、歯磨きをしているかしてないかという中でそれが繰り返されていけば、その中で口の中のそういった状況の中で生活実態がわかったりとかいうことが言われていますので、やはり少しでも、同じきっかけで歯科健診をするのであれば、その口腔の中のほうもちょっと配慮していただければ、早期発見という形でちょっと学校のほうでもその指導、その子どもに対応ができるんじゃないかというふうに思いますので、今後ぜひよろしくお願いします。  それと、子ども食堂については、今やっと困窮者の中での学習支援の中であるということでしたので、引き続きまた発展させていただいて、ぜひ検討をお願いしたいというふうに思います。  続きまして、大綱4点目、学校プールの一般開放についてお尋ねしたいと思います。  今年度の結果と来年度についてお尋ねしたいんですけれども、請願も市民の方から出されていましたし、痛ましいプール事故を安全第一ということで、予算を1,100万円に大幅にふやして学校プールの一般開放が再開されました。ことしについては、開放日を減らしたこともあったかと思うんですけれども、予算も多分削減されていましたよね。そのこともあって、委託業者が決まらない状況の中で開放は中止となって、代替策としてサンエスの温水プールにもバスも出すという形で配慮もして努力もしていただいたというふうに思うんですけれども、やっぱりこれは利用しにくい、そういう声もたくさんありました。  私の近所の方も、親御さんからは、外は暑いし、家の中でゲームをしたりテレビを見たり冷たいものをがぶがぶ飲んだり食べたり、そんなので親子で疲れてきたと。また、子どもたちは、去年は近くの学校のプールに友達と行ったり自由に行き来できたと。また、地域のおばちゃんたちも見守りしてくれたし、地域の中ではおばちゃんたち、あと、子どもたちが歩いて人の動きがあったというふうに思います。でも、ことしの夏は本当に誰も歩いていませんでした。暑いのもあるけれども、地域から子どもや大人が消えたみたいな感じで、やっぱりその地域にプールがあるということは、夏休みのプールがあるということは本当に大事なことやなというふうに私も感じました。  ぜひそういったことから、来年は必ず開催できるような最大限の努力をしてほしいと思うんですけれども、その点、どうですか。お願いします。 142 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 143 ◯教育部長(上ノ山正人君) ことしの夏といいますか、今年度につきましては、インドア系の居場所づくり事業と、そして、学校プールの一般開放事業と、これを並行して行うというようなことで予算措置もさせていただきましたけれども、そのうちの一般開放事業については、御指摘のとおり中止せざるを得なかったということで、開放事業の代替措置としてサンエスプールを利用したというようなことでございます。  いろいろ御指摘がございました。きのうも答弁をさせていただきましたけれども、今般のこの温水プールの利用に際しての子どもたちの感想なり、それから、例年やっております一般開放事業、これらのニーズ、それから、今回取り組みましたこのプールに限らずの居場所づくり、これらについての子どもたちの考え方、ニーズを探りたいということで、子どもたちを対象にしたアンケートを予定しておるところでございます。  そのアンケートを踏まえまして、来年度以降、学校プールの一般開放事業につきましてはこのアンケート、それから、今年度は開催できませんでしたその理由の検証なり、それと並行して行いました夏休みの居場所づくり、これは好評でしたので、これらのことも十分に検討しまして、必要な予算措置を含めて実施に向けた検討を行ってまいりたいというふうに考えてございます。 144 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 145 ◯8番(和気信子君) アンケートによってとかじゃなくて、来年度は必ず開放すると。それが当たり前ですからね。その辺について、教育委員会はアンケート関係なしにするのかしないのか。アンケートによってはそれで決めるんですか。そうじゃなくて、教育委員会の考えをできたら教育長に聞きたいんですけれども、その辺どういうふうに決意されているんでしょうか。開放するのが当たり前だと思うんですけれども。教育長にお願いします。簡単にお願いします。 146 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 147 ◯教育部長(上ノ山正人君) プール一般開放事業につきましては、過去の経験から安全、適法に実施することがこれは大変重要であるというふうに認識をしておりますし、これが確保できなければ実施すべきでないというふうに考えているということはこれまでにも御答弁させていただいております。それも大事ではございますけれども、このプール一般開放事業については子どもたちの事業というふうに考えておりますので、その子どもたちがこのプール一般開放事業に対してどのようなニーズを持っているのか、これを把握することは極めて重要であると思いますので、そのニーズを把握させていただいて、その結果も踏まえて来年度の開催について検討させていただくという、至極当たり前の答弁をさせていただきました。 148 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 149 ◯8番(和気信子君) それは当然のことであって、子どもたちにニーズを聞くことは大事だけれども、ことしにおいてもそのニーズを聞いた上で決めたわけじゃなくて、当然するという形でやっているわけですから、最大限努力、ぜひ来年お願いします。  続きまして、飛ばしまして大綱6点目からお聞きしたいんですけれども、大綱6点目は公共施設最適化についてお聞きしたいんですけれども。  泉南市の教育振興基本計画というのが策定されました。40年間で40%縮減の計画では、小中学校統廃合・複合化が示されて、老朽施設については児童生徒数の推移に従い計画的な再編成・統合を進めていくということでなっていましたし、余剰教室があれば集会所機能を補完するという形で活用するということでこの前提示されて、その中でこういった計画案が出されましたけれども、この中で、この前、厚生文教常任委員会のところですか、泉南中学校改築事業において青少年センターを機能移転するということ、また、人権ふれあいセンターには児童館機能を移転するという報告がありました。ということは、これはこういった場合に教育審議会とかを踏まえてこういった議論がされて決定されてきたのか、この最適化のところで教育委員会がしているのか、行革推進のところとなのか、これは報告を見ますと国の公共施設最適化事業債が活用できたということでこういう計画が案が出たということで実施するということに言われましたけれども、今後はこういった形で国の補助金が出ればそういった形でどんどんと統合をするという形のことが出てくるんでしょうか。だから、どこでどのように決められて議論されて決めていくんですか。今回の場合はどのようにして決められたのか。お金がもらえるから、じゃ、統合できるからという形にしたのか、その辺がわからないので、お願いします。 150 ◯副議長(澁谷昌子君) 菊池教育部参与。 151 ◯教育部参与(菊池智之君) 泉南中学校と青少年センターを合築整備することとした理由等につきまして、私のほうから御答弁をさせていただきます。  老朽化に伴う泉南中学校の改築に……。(「もっとゆっくりしゃべってよ」の声あり)はい。老朽化に伴う泉南中学校の改築に関しましては、全国的な建設費の高騰を受けまして、財源確保の観点から、財政担当部局やFM担当部局と連携をしまして、新たな財源の掘り起こしと今後の進め方について調整をしておりますことにつきましては、さきの6月議会にて御報告をさせていただいていたところでございます。  一方で、青少年センターにつきまして、こちらも経年による老朽化が顕著でございまして、他施設への機能移転が公共施設等最適化推進基本計画に明示をされまして、受け入れ先の確保というものが課題になっておりました。  このような状況におきまして、泉南中学校と青少年センターを合築整備することによりまして、総務省が平成29年度までの時限措置で創設をした公共施設最適化事業債を活用することができ、有利な財源措置を受けられるということがわかってまいりました。このため、今後はこの合築整備を進めまして、不足する泉南中学校改築のための財源の一部に充てるとともに、青少年センターの着実な機能移転を行いたいと考えております。  なお、現行の青少年センターでございますけれども、条例によりまして青少年センター機能と児童館機能の両方を有しておるわけでございます。ただじ、泉南中学校との合築につきましては、青少年センター機能のみ移転することにいたします。一方の児童館機能でございますけれども、こちらにつきましては地域の子どもたちの居場所として残すため、人権ふれあいセンターに機能移転したいというふうに考えておりまして、それぞれの機能移転のタイミングといたしましては、泉南中学校の改築工事が完了する平成31年夏ごろをめどに行いたいと考えております。 152 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 153 ◯8番(和気信子君) この説明はわかるんですけれども、このいろいろ今、小中一貫校とか教育施設のいろんなこれからの40年の中での縮小という形も含めて、これもその1つの一環やと思うんですけれども、そういったことが進められている中でこれが先に出てきて、もちろんいろんな形で、いい形で施設をつくり、そうすればお金も国からもらえればそれでいいんですけれどもね。そういった急に出されたりとか、幾らいい案であっても、どこでどのように決められて、次、中学校、小学校が今度お金が出たからここで、子どもの人数というふうに今ずっと説明がありますけれども、そういった形でどんどんとそのチャンスがあればするみたいな、そういう決め方はおかしいんじゃないかなというふうに思ったもので、それは今回はお金が出たということで両方で話をされて、いいことやなということで決められたということで理解したらいいんですか。今後もそういった形であり得るということなんですか、ほかのこの進め方というのか。その辺がちょっと理解できないんですけど。その辺だけ再確認したいんです。お願いします。 154 ◯副議長(澁谷昌子君) 大北総合政策部参与。 155 ◯総合政策部参与兼行革・財産活用室参与(大北佳生君) FMの今後の実施計画についてというお話かなと思うんですけれども、実施計画、昨年度FMの基本計画というのをつくって、市長を本部長とする市職員で構成されている推進本部というのがあるんですけれども、その中で計画立案して、附属機関である最適化推進委員会に諮問するという形で去年推進基本計画というのをつくっています。それと同じように今年度実施計画というのは進めていきたいと思っておりますので、プロセス的には昨年度実施しました基本計画と同じように実施計画を策定していく。今年度については各施設ごとに考えていきたいというふうに思っています。  今回、青少年センターと泉南中学校については、複合化という形で教育委員会の厚生文教常任委員会の中でもお話があったように、前にFMの中でも部内の中でもこういう合築でどうかというお話がありましたので、今回についてはそういう形で進んだかと思います。また、これについても最適化推進委員会という市民を巻き込んだ委員会についても報告をさせていただいて、一定の了解は得ているところなので、今後の進め方については、昨年度と同じように実施計画については推進本部でしている市全体の本部会議の中で進めていきたいと思っています。  以上です。 156 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 157 ◯8番(和気信子君) これからまた教育施設の最適化の問題でこれからいっぱい課題があると思うんですけれども、しっかりとわかるように議論をして、市民も巻き込んでいろいろ協議会をするということですので、事前にわかること、そして議論することについては、しっかりと報告もしていただきたいというふうに思います。  続きまして、大綱7点目のところから行きたいと思います。買い物難民対策ということでお尋ねしたいというふうに思います。  山手に住んでおられる方で、高齢になり運転免許証などをもう返上している方がたくさんいらっしゃいます。しかし、地域の商店が閉店されるとか、そういった形で日常生活品が買えなくなったりとか、車を運転できないので、家族がいても、昼間は仕事に行って夜遅くしか帰ってこないと買い物も行けないし頼みもできないと、本当に困っている状況です。砂川のほうでは地域の商店の方が協力してもらってトラックで買い物の日用品を売りに来ていると、そういうこともありますけれども、その現状は進捗状況はどのようになっているんでしょうか。それと、移動店舗についても全国でいろんな形で進められているところもありますし、その点、泉南市はどのように考えておられるのかお聞かせください。  2点目は、さわやかバスの運行改善についてですけれども、この間ずっと改善もされてきていますけれども、例えば砂川のほうでしたら、違うコースなんだけれども、何かバスが5分置きぐらいに同じコースをたどっていくというようなこともありますので、それでしたら砂川のほうから砂川駅のほうへ行くというバスが連続で行くんじゃなくて、佐田の交差点のほうとかコースを変えて改善できるんじゃないかと、そういうようなことも言われていますので、その改善策ももうすぐあると思いますので、ぜひ声をどのように聞いておられるのか、どのように改善をされようとしているのかお聞かせください。 158 ◯副議長(澁谷昌子君) 知久市民生活環境部長。 159 ◯市民生活環境部長(知久 孝君) それでは、買い物困難者対策につきまして2点ですね。  まず、おっしゃられるように、山間部等々、買い物できるところまで距離があるというところですけれども、その買い物対策の1つとしては、宅配であるとか移動販売がございます。それにつきましては、先ほどおっしゃったように砂川地区では市場の業者さんが配達しておるということを聞いておりますし、新家地区でも移動販売車による試験運行を開始した事業者さんがおられるということは把握してございます。  今後こういったものに関しましては福祉部局と商工会と連携する必要がございますので、その辺については現状の把握に努めていくということと、もう1点は移動手段の確保になりますけれども、要するにコミュニティバスの充実でございますが、これにつきましては、7月にアンケートを実施してございます。来年4月から更新の予定でございますけれども、買い物困難者に関する個別な要望としましては、今回でしたら特に大規模商業施設へ行ってほしい。結論はイオンへ行ってほしいといった要望はかなり多かったんですけれども、そういったものに関しましては実際にも路線バスが運行しておるということと、それと、さわやかバスの性質上、公共施設循環型ということで、直接商業施設へは乗り入れておりませんので、近くの停留所を活用していただくということにはなってまいります。  今後、せっかくのアンケートでございますので、その辺に関しましてはアンケートにおける最大公約数的な要望を参考に、より利便性の高いコミバスシステムを構築していく必要があるというふうには考えてございます。
     以上でございます。 160 ◯副議長(澁谷昌子君) 和気議員。 161 ◯8番(和気信子君) ぜひよろしくお願いします。  砂川の駅に行くところについては、公的施設と言われますと支援校がありますのでね。同じところへ行くんじゃなくて、そこを回っていってもいいんじゃないかなという声もたくさんありますので、またぜひ検討してください。  もう時間がありませんので、防災対策についても言いたいことだけ言っておきます。すいません。  この土砂災害区域の防災地域計画が見直しがありますけれども、砂川台住宅とか新家のほうも警戒区域がありますので、この中で土砂災害ハザードマップの作成、そして、近隣住民の説明会をぜひお願いしたいというふうに思います。よろしくお願いします。あとちょっとありますけれども、答えてください。それ、できますか。 162 ◯副議長(澁谷昌子君) 大北総合政策部参与。 163 ◯総合政策部参与兼行革・財産活用室参与(大北佳生君) 土砂災害の警戒区域について、地元の方ですね。今、府のほうでは回覧を回していますけれども、今後、市のほうで警戒避難体制という形で地域のハザードマップとかをつくっていきたいと思っていますので、また地域の方の協力もいただきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 164 ◯副議長(澁谷昌子君) 以上で和気議員の質問を終結いたします。  次に、15番 松本雪美議員の質問を許可いたします。松本議員。 165 ◯15番(松本雪美君) 皆さん、こんにちは。日本共産党の松本雪美です。9月議会の一般質問の前に、一言皆さんにお礼を述べたいと思います。  私が昭和55年、35歳でしたが、10月の市会議員選挙で初めて市議会へ送り出していただいてから、ことしで9期36年が終わります。ことしは4年に1回の市議会議員の選挙の年です。71歳という高齢になり、10月の選挙には出馬をしないことに決めております。今後市政を活性化していくためにも、若者への世代交代と、11月からは市民の信託を得た新議員の皆さんの手で残された市政の課題や問題点を解決することを必ず引き継いでいただきたいと期待をしています。  さて、36年間という長い間ですが、私を市議会に送り出してくださった支持者の皆さん、既に退職された方も含め市役所で働いておられる皆さん、毎議会に傍聴に来てくださった皆さん、議会のたびに激しい議論に明け暮れた議会議員の皆さん、そして、仲間の皆さん、全ての市民の皆さんに、本当に未熟な私に温かい心で叱咤激励をしてくださり、強くたくましく育ててくださいましたことに感謝を込めて、心からお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。  日本共産党はことしで94年です。反戦平和の党として、憲法9条を守り、戦争する国づくりを許さない、2つ目には、国民が困っていることをほっとかない、国民の苦難の軽減にと、これが立党の精神ですが、これに感動をして、子育て真っ最中の30歳のときに共産党に入党しました。そして、今日まで誇り高く生きてきました。議員のバッジを外しても、市民の1人として、今後も市民こそ主人公の立場で議会の外から市民が納めた税金の使い道を監視して、今後、人口減少を食いとめるためにも泉南市で若者が安心して子育てができ住み続けることができる市政を求めて頑張っていきたいと思います。そして、後輩の方々にはこのことを強く託して、私の心からのお礼の言葉とさせていただきます。  それでは、泉南市議会の最後の一般質問を行います。  1点目は、和泉砂川駅前づくりです。和泉砂川駅前整備の問題です。  つぎ込んだ調査費は今日まで1億数千万円にもなっています。市は昭和57年に駅前再開発事業基本構想を策定、昭和62年には泉南市の玄関口として再開発計画を策定し、地元の権利者でまちづくり協議会もスタートしたはずなのに、間組がデベロッパーとしての計画は総額640億円と超過大で、実現性のない無謀な計画であり、この計画が二転、三転、四転と、果てはまちづくり協議会も解散して、再開発計画は廃止されて、改めて策定されたのが駅前広場づくりと街路事業です。事業費はもともと30億円ぐらいだろうと言われていたのに、いつの間にか20億円へと引き下げられておりました。しかし、いまだに全体の事業計画は前に進んでおりません。駅前整備は一体どうなっていくのか、本当に計画どおり進めていけるのかを聞かせてください。  2つ目には、当面危険な朝夕の交通混雑を緩和するために、ことしは仮ロータリー化をするための用地買収費など約1億円が予算化されております。この進捗状況を聞かせてほしいと思います。お答えと、次の質問は発言席からさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。 166 ◯副議長(澁谷昌子君) ただいまの松本議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。竹中市長。 167 ◯市長(竹中勇人君) 和泉砂川駅前の整備の御質問でございますけれども、和泉砂川駅の先ほど言われたのは再開発事業ですね。昭和57年から始めて、平成の初めごろに中断ということになったかと思います。その後、駅前広場の計画をしてきたわけでございます。今現在の駅前の都市計画決定を打っている駅前広場、これにつきましては、かなり大きな面積での事業の実施が計画されているわけでございまして、今現在その全体計画をそのまま直ちにやるというのは非常に莫大な金額もかかりますので、今の泉南市の財政状況では直ちに取りかかることはできないということで。  ただ、砂川駅前は御承知のとおり山手側も海側もどちらも交通渋滞が非常に、特に雨の降った日なんかは車での送迎等で非常に渋滞をしている危険な状況でもございます。これを解決するためにということで、山手側のほうには一応車の駐車スペースを設けまして、少しは緩和できたかなというふうには思います。海側のほうにつきましては、一部売却してもいいよという方がおられましたので、その方と今交渉を進めているところでございます。これからまた隣地の境界立ち会い等もございますので、その辺を進めていった上で一定小さいながらも暫定的なミニロータリーをつくって、交通の渋滞の緩和を図っていきたいというふうに考えておるところでございます。今現在はそういう状況でございます。  以上です。 168 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 169 ◯15番(松本雪美君) それでは、質問させていただきます。元ライフ跡地を使った本格的なロータリーに取り組むのは今すぐは無理だと、こういうふうにおっしゃいましたが、やる気はあるんですか、ないんですか。それを聞かせてください。そして、この仮ロータリーをつくっただけでもうそのまま終わってしまうのではないかと。すごく私たちとしたら、市民の牧野で住んできた者にとっても駅を利用する人たちにとっても、こんな中途半端なままで何十年も放置されてきたこの事態を見逃すことはできないんです。その辺、やる気があるのかないのか聞かせてください。 170 ◯副議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 171 ◯市長(竹中勇人君) 都市計画決定を打っておるわけでございます。都市計画決定を打っているということは、長期にわたって、将来にわたってその土地を担保するという意味ですので、いわゆる意思表示のあらわれが都市計画決定でございます。 172 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 173 ◯15番(松本雪美君) 土地は大体、元ライフ跡地の土地の半分ぐらいを使ってロータリーをつくるということで、駅前に突き当たります信達樽井線の府道部分ですね。この部分は山から海のほうに向かう一方通行と。そして、中のライフ跡地のところでロータリーをつくると、こういう計画でした。たくさんのお金を使って、最初35億円ぐらいと言っていたのに、いつの間にか、きのう聞かせてもうたら20億円の計画だと、こんなふうにおっしゃっていましたからね。何だか前に向けて一体本当にやる気があるのかないのか。土地を担保すると言いますけど、これは民間の土地でしょう。だから、民間がもし、いや、自分とこの開発に使うんだと言ったら、市長、どうしますか。 174 ◯副議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 175 ◯市長(竹中勇人君) 都市計画決定を打っておりますので、都市計画決定を打っている土地につきましては土地の利用制限がかかっております。ある一定の範囲であれば活用することも可能なんですが、恒久的な施設をつくるというのは、法律上、都市計画法上、禁止されておりますので、そういうことはございません。 176 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 177 ◯15番(松本雪美君) 一定の制限はかかっていても、それを自由に民間は使うことができる、こういうことですよね。将来に向けてはっきりした答えを出せないというところに泉南市の市政の甘さがあるんじゃないかなと、そういうふうに思います。とりあえずは都市計画決定しているからやる気はあると、そういうふうに理解をしておきますが。  そうすると、今、仮ロータリーをつくるということですが、いつ完成させるということでお答えを出されるんですか。 178 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 179 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 完成時期について御答弁させていただきます。  駅前広場の暫定整備につきましては、平成28年度内の完成を視野に入れながら、できるだけ早い時期の完成を目指して取り組んでまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 180 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 181 ◯15番(松本雪美君) 今28年度ですが、平成28年度内ということは来年の3月末までにやるということですか。何かそういうふうに今聞こえたんですが、間違いないですか。  それから、先ほどの本格的なロータリー、これは泉南市が計画をしていた第5次行財政計画案における建設事業ということで、平成29年度には完成させるような、そういう計画をたしか発表しておられたと思うんですけれど、そのことについては先ほどちょっと言い忘れたので、実際にはそういう状況にはならずに仮ロータリーが平成28年度中には完成するというふうに私は今の奥田さんのお答えで受けとめておいていいですね。もう一度お答えください。 182 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 183 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 完成時期でございますけれども、平成28年度の完成を目指して頑張ってまいりたいと思っております。 184 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 185 ◯15番(松本雪美君) 目指してですから、目指して、ひょっとしたらおくれるかもわかれへんと、そういうふうに捉えざるを得ないですね。  それから、一番の問題は、和泉砂川駅はもともと駅のエレベーター設置ということもその視野に入れていた計画でしたが、エレベーターは1基少なくて、山側はないですね。それから、トイレも閉鎖されてしまって、本当に大変な事態が起こっていますね。お便所をかりたい人が、突然大便したくなってどうしようかと思ったら、前のお菓子屋さんへ行ってお便所をかしてくださいとかね。それから、向こうへ回ったら便所がありますよと言ったら、そこまでもたへんとかね。それはひどいことが起こっていますよ。だから、私はこういうトイレの復活とエレベーターの設置については、これからも継続してちゃんと交渉してほしいと思うんです。いかがでしょうか。 186 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 187 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 和泉砂川のトイレと、それとエレベーターについてでございますけれども、一定バリアフリーの基本構想の中でああいう形でJRとしては整備しているというふうに聞いておりますけれども、砂川駅前の整備の関係でJRのほうとは協議する機会がこれからもございますので、その辺については伝えてまいりたいというふうに思っております。 188 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 189 ◯15番(松本雪美君) これからまた交渉してくださると、再度の交渉をしてくださるというふうに、私、今のお答えを理解しておきます。  それから、駅の上の改札口には、足の痛い人が来て困っていたことがあるんですよ。だから、ベンチを置くには狭いからちょっと無理かと思うんですけれども、何かホームにありますね。お尻を置けるようなちょっとした小さな椅子がわりのものですね。ああいう変形的な椅子が設置されていますよね、ホームに。ああいうものを私は2つ3つつけていただいてほしいなと思うので、それも要望しておきます。考えておいてください。  それから、もう1つは、市道のバリアフリー化も質問の中には入れておいたんですが、これ、174キロある泉南市道、そのうち9キロがひび割れ道路というふうに資料ではなっています。しかし、そのうち改修されたのは2.6キロ、28.9%でしたね。  それから、ポリボックスまでの信達樽井線、ポリボックスを真ん中にして市役所までと駅までと突き当たりまでと、そこで歩道の中に電柱が立っていたのは何と37本。歩道にですよ。そういう実態があるんですよ。だから、私はそれを全部撤去して早う何とかせいと言っても、そんな電線を地下に埋めるような工事なんてすごくお金もかかるし無理だと思うんですけど。この一番中心の泉南市の玄関口のこの道路がこういう事態になっているということでは本当に悲しい現実やなと思うので、一言だけ、その点、答えていただけますか。道路の整備と、それからバリアフリー化について、段差解消などのバリアフリー化、電柱の歩道の真ん中にある、そういうものの対応について。 190 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 191 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 議員御指摘のとおり、歩道上に電柱が点在しているという状況というのは十分認識しております。それから、電柱というものは、日常生活に必要なライフラインの1つということも十分認識している状況でございます。そのような中で、できる限りの通行スペースの確保を図るために、現在、関西電力、それからNTT双方の事業者による電柱設置につきましては、道路の両サイドにあるものについては片側のほうにまとめていただいたり、1本の電柱として共架していただいたりと。それで、建てかえの際には民地のほうへ移設を申し入れていただいたりといったことを各事業者へ協力依頼している状況でございます。  それから、舗装の関係でございますけれども、先ほど議員御指摘のとおり、一般的に補修が必要となるひび割れが40%以上の道路につきましては、昨年度までに2.6キロメートルの改修を実施しておりまして、約3割の改修率となっておるわけでございますけれども、今後も舗装の改修につきましては、路面性状調査をもとに段差や路面の骨材の浮き出し状況につきましても現地調査を行うとともに、交通量や沿道の利用状況、また、今後の道路占用物の舗装復旧の有無、それから、地元の要望状況等を勘案しまして総合的に検討した上で舗装については取り組んでまいりたいというふうに考えてございます。 192 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 193 ◯15番(松本雪美君) ありがとうございます。  次の2点目の質問に入ります。  国は生活保護の中の住宅費を引き下げました。基準より上回っている家賃は引き下げを交渉せよ、引き下げができない世帯は家賃の基準内のところへ引っ越しせよ。引っ越しの費用は行政が負担してくれても、網戸や電気工事や電話工事やカーテンや棚などもろもろの諸経費は自己負担でやらねばならないという状況。引っ越しできない世帯は基準内の家賃しか出せません。高齢夫婦の家賃は5万5,000円から4万6,000円と、何と9,000円も減額がされて、生活費に食い込んでくる。手元に残る生活保護費は減って、生活保護家庭は死活問題です。引っ越しできない高齢者世帯に対して特例措置というのはないんですかね。お答えください。 194 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 195 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) この生活保護の住宅扶助の基準の改定につきましてですが、社会保障審議会生活保護基準部会、これにおきまして検討結果及びまた報告書、これを踏まえまして、厚生労働省により平成27年7月から基準改定が行われたものでございます。住宅扶助上限額、これが減額となる場合は、生活の維持に支障が出ないよう、住宅扶助上限額の範囲内の住宅への転居が必要になる、そういった場合は転居費用が支給されること、これに加えまして、住宅扶助上限額の適用を契約更新時までに猶予する経過措置等もとられてございます。  また、議員御指摘の特例措置、例外措置といたしまして3点ございます。通院等が必要であると認められる場合にあって、転居によって通院等に支障を来すおそれがある場合、2点目が、現に就労や就学をしており、転居によって通勤または通学に支障を来すおそれがある場合、3点目が、高齢者、身体障害者であって、日常生活において扶養義務者からの援助や地域の支援を受けて生活している場合など、転居によって自立を阻害するおそれがある場合、こういった場合は引き下げ前の基準を適用できるということになってございます。  以上です。 196 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 197 ◯15番(松本雪美君) 今、部長のほうからお答えありましたように、高齢者や身体障害者などであって日常生活において扶養義務者からの援助や地域の支援を受けて生活している場合など、転居によって自立を阻害するおそれのある場合、これは旧基準でいけるというお答えがありました。  私のところに相談に来られた方は、高齢者夫婦お二人、85歳以上の方と以前の方ですけど、15万290円ですわ。それで電気やガスや電話や家賃や共益費を全部引いたら7万円弱なんですね。これでお二人が1カ月生活せなあかんわけで、ここから9,000円の家賃の負担額、減額された分がこの分に食い込んでくるわけですよ。この分の中から払わんとあかん。減っていますからね。減っているから減るわけですね。6万円で生活せなあかん。そんな事態が起こっているという状況があるのですが。その方はおっしゃっていましたが、もう下着も買えない。それから、洋服、もちろん買えませんね。スーパーの見切り品の、夜遅く行って半額になったお魚を買うんだとか、そういうおかずの残ったやつを買うんだとか、そういうふうにいっていました。  買い物に行けるんやから、この家賃の減額するのは当然のことやと、そういうふうな考え方をおっしゃっていたように思うんですけれどもね。しかし、スーパーに行くには、知人の方など、ボランティアの方などに送ってもらったりして、これも1つのぼけ防止とか肉体のリハビリになる一石二鳥の行動なんですよ。こういうとこら辺を理解していただいて、こんな事態が起こっている。わずか6万円で2人が1カ月生活せなあかんのですよ。そんな事態が起こっていることを理解もせずに、頭から決まりだからということで減額してしまう。このやり方について余りにも非道なので、冷た過ぎるので、ちゃんとしたこういう、さっきおっしゃいましたでしょう。厚生労働省社会・援護局長、生活保護法による保護の基準に基づき厚生大臣が別に定める住宅扶助の限度額の設定についてという通知が来ている中に、高齢者や身体障害者などであって日常生活において地域の支援などを受けている場合、転居によって自立を阻害する場合、そういう場合はちゃんと以前の限度額で実施してもいいんだよという通達、来ていますよね。これでどうですか。それが適用されないと言うんですか。されるんですか。 198 ◯副議長(澁谷昌子君) 薮内健康福祉部長。 199 ◯健康福祉部長福祉事務所長(薮内良造君) 先ほど申し上げました3点の特例措置でございますけれども、これは生活保護基準にのっとって個々のその状況に応じてこの経過措置及び旧基準の適用、これを行ってまいりたいとは考えてございます。現在この転居指導の対象者の世帯が187世帯ということになっておりまして、その中で家賃の引き下げ交渉、これを行っていただいたところは125件、また、今申し上げました特例措置、これは20件という状況でございますので、そういった引き下げの交渉等もお願いした上で、個々にその基準に合うかどうかというのはまた検討してまいりたいと考えてございます。  以上です。 200 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 201 ◯15番(松本雪美君) 私の身内も借家をやっているんですけれども、マンションを持っていますけど、すごく温かく接していただいて、生活保護の方についてはお願いがあったから、ひとり暮らし、3万8,000円の家賃に引き下げてあげることにしたんですよと、そういうふうにおっしゃっていました。民間の方でしたらそういうこともありますね。しかし、大企業の場合はそんなわけにはいきませんわ。そういうことも含めて考慮されるように強くお願いをしておきます。再検討してあげてください。  それから、3点目ですが、前畑市営住宅前にある市営の若松湯についてお尋ねします。  昭和46年に建設されて築46年になります。何よりも清潔であるべき当たり前の大衆浴場が老朽化が進んで、大量にタイルが剥がれたり、水とお湯を交互に出せる蛇口は傷んだまま放置されていたり、体を洗うときに使う椅子は黒カビがこびりついていて気持ちが悪い、不潔や、こういうふうになっていること、それから、水質などはいいんですよと言うんですが、実際に調査されているんでしょうか。こんな実態をどこまで確認されているのか、このままいつまで放置をしていくのか。すぐできることから私は改善していくべきだと思うので、その辺、お答えいただきたいと思います。 202 ◯副議長(澁谷昌子君) 小井人権推進部長。 203 ◯人権推進部長(小井敏彦君) それでは、若松湯の管理運営ということで、水質の調査をされているのかということにつきましては、浴槽水の水質につきましては、厚生労働省の公衆浴場における水質基準等に関する指針によりまして適切に水質管理を行っております。この指針に基づきまして、水質検査については毎年1回保健所において実施しております。その検査結果ですけれども、毎年適合しているという検査結果をいただいております。  次に、このような実態をどこまで確認できているのかという点でございますけれども、担当職員が現場に赴きまして、その都度確認はさせていただいているところでございます。また、その際、現場での状況につきましては、委託をお願いしている業者であるNPOワンピースさんと連絡協議、そういうものを密に行いまして、施設や設備等につきまして状況を把握し、対応しているところでございます。  次のこのままいつまで放置しておくのか、また、すぐできることから改善するべきではという御質問でございますけれども、当該施設、この公衆浴場若松湯につきましては、竣工後40年以上が経過しておりまして、施設全体でかなりの老朽化が目立っております。必要性、緊急度を考え、優先順位をつけて順次予算の範囲内で修繕を行いまして、できる限り長く使える施設となるよう維持管理に努めているところでございます。  議員御指摘のシャワーや蛇口等の設備の老朽化、また浴槽等のタイルの剥がれ、そういうものにつきましては、予算の範囲内で順次対応しているところでございます。今後も引き続き対応していきたいと考えております。  また、椅子などの備品につきましては、今年度一定の買いかえを計画しているところでございますので、御理解よろしくお願いいたします。  以上でございます。 204 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 205 ◯15番(松本雪美君) お風呂のタイル、お風呂の底に沈んでいました、こういうのが。こういうちっちゃいのね。見てください。こんなのが沈んだまま誰一人拾うこともなくお風呂に皆さん入っておられるんですよ。恥ずかしいですね。お風呂の湯船の底が剥がれて何カ所もコンクリートむき出しで、そのコンクリートが真っ黒になっていましたわ。  それから、蛇口は女性風呂ですよ。私、入ってきたからね。何か蛇口が4つ、ひもで縛って使えないように、使わないようにしていました。どちらも、4つやから12ぐらいあったのかな。そのうちの4つが縛っていましたね。  それから、シャワーは水が出ません。お湯。水を出してもお湯。これ、どういうことでしょう。こんなことが実態としてあるんですね。  私はこういう幾ら老朽化したからといっても、市営の公衆浴場をこのままこんなにまでほってきたということに私は怒りでいっぱいですわ。やけどするぐらいのお湯が出てくると言うていましたよ。ちょっとそのことも含めてもう一度これ、ちゃんと改善して修繕できる、そういうことのお約束をいただきたいんです。 206 ◯副議長(澁谷昌子君) 小井人権推進部長。 207 ◯人権推進部長(小井敏彦君) まず、タイルの剥がれという点でございますけれども、まず、これも毎年、一度にするにはちょっと予算的にもかかりますので、順次行っているところでございます。特に湯船の中といいますのは、どうしてもお休みにせなあかんということもございますので、また計画的に修繕していきたいと考えております。  また、シャワーにつきましては、確かに傷んでいる部分もあるかなと思いますので、その辺も計画的に改善していきたいと考えております。  以上です。 208 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 209 ◯15番(松本雪美君) 何も物を言わなかったらこのままいつまでも放置しておく。放置してきた。そして、私が今文句を言うて、それで何とかしましょうと。ちょっとでもよくなるようにしましょう、そういうお答えだと思うんですけれども、余りにも利用者をばかにしたお話ではないですか。もちろん市民の皆さんの税金を使ってお風呂を運営しているわけですからね。当然辛抱するところは辛抱しますよ、利用者の方も。しかし、今はもう辛抱し切れなくなって私にまでこういう話をしに来た人がいるわけですよ。牧野の人も利用している、樽井の人も利用している。もちろん鳴滝の人も利用している。お風呂のない市営住宅の人たちは、2、3、8、10棟ね。4棟お風呂がないんですよ。そういうふうに困った人たちがいっぱいいるということをわかった上で、使えるお風呂として改善してください。すぐできることはすぐしてください。お風呂の椅子が壊れているとか真っ黒な黒カビが生えていて、こんなことをほっておく。こんなの1個買うたって1,000円かからないんですよ。わかっていますか。言うておきますね。すぐやったってください。  それからもう1つは、前畑市営住宅の中で水道に赤水が出ているということでね。ちょっと見本。これ、見えますか。水道部長、見えますか。こっち、何色ですか。これ、昼からとった水。これ、朝の一番。それから、きょうこれ、私が買ったペットボトルのお水。これだけね。これでも少し色が違うでしょう。こういう事態が発生しているということ、これでいいですか。  もう1つ見せましょうか。たった2カ月で、ポット、こんなになるんです。皆さん、見てください、これ。ひどいでしょう。こんな色になる。湯を沸かしたらこんなになるんです、たった2カ月で。もう何個ほかしたかわかれへんと言うていました。  これ、ちょっと水道部長に答えてもらおうかな。水道部長、答えてください。命の水ですよ。 210 ◯副議長(澁谷昌子君) 本田上下水道部長。 211 ◯上下水道部長(本田正弥君) 私どもは安全安心な水を安定して供給いたしておりますので、濁った水を供給はいたしておりません。それはメーターから中側の施設の管理の問題だと思ってございますので、管理されている方に対応をお願いしたいと思ってございます。  以上です。 212 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。
    213 ◯15番(松本雪美君) 管理している人が問題を起こしていると言っていましたから、管理している人、誰ですか。言うてください。 214 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。(「これ、奥田さん、ちょっと見てよ、本当にこれ。もう1回出すわ、これ。見えますか、これ」の声あり) 215 ◯都市整備部長(奥田雅則君) はい、見えます。  濁りにつきましては、3戸程度そういうふうな形になっているということは状況把握している状況でございます。御不便をかけているという状況でございますけれども、蛇口をひねってすぐの水というのは濁りやすいということでございますので、ちょっとしばらく流していただいて……。(「やってこれですわ。そんなんごまかしてはだめですよ。流してこれですよ」の声あり)様子を見ていただいてから使っていただくようにお願いしているというふうな状況でございます。 216 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 217 ◯15番(松本雪美君) これ、流してもこれですよ。色ついてますやろう。きょうペットボトルで買ったこれと比べて、この3つ。これ。見てください、これ。(「直接運営せいよ、直営で」の声あり)そうですよ。  まあ、そんな事態ですわ。これをどうするか。実態は把握、一応されていたようですよね。これ、もしこの水で中毒なんか起こったらどうしますか。その責任は誰がとるんですか。これ、本当に住んでおられる方は、高齢者の人の低所得者の方が多いわけですやん。その中で自分たちは水を買いに行って生活の飲み水にしていると言うてましたね。これ、もう一度答えてください。何か答えを出さなあかんでしょう、ここまでひどくなっているんだから。 218 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 219 ◯都市整備部長(奥田雅則君) 現在、改善策ということになってくると思うんですけれども、前畑2号というのは昭和41年度に建設されておるんですけれども、それの水道水につきましては、受水槽を経由して引き込んでございまして、当該受水槽につきましては、水道法の規定により毎年清掃、点検及び水質検査を実施しております。また、受水槽から各水道メーターまでの給水管につきましては、平成14年度に鋼管からビニル管への改修を行っておりますことから、今回御指摘の水道水の濁りにつきましては、住戸内の給水管の老朽化によるものが原因と考えております。  老朽化しました住戸内の給水管につきましては、主に新規入居に伴う模様替えの修繕時に改善していることで対応しておりますけれども、長期間継続して入居中となっております住居につきましては改善できてないところもございます。長期間継続して入居中で現在不具合の出ている箇所などにつきましては、再度原因を調査しまして、対処方法を検討の上、順次改善してまいりたいと考えてございます。  以上でございます。 220 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 221 ◯15番(松本雪美君) こんな実態があるということで、市長、市長にやっぱり最終責任があるわけですよ。ちょっとお答えくださいますか。これ、今住んでおられる方、長期に住んでおられる方はほったらかされているんですよね。新しく入ってくるために、決まったらちゃんと工事するんだと、こういうふうな形でこれまで済まされてきているんでしょう。これ、どうするのか。ちょっと調査もして。余りにもひどいですよ。住んでいる人をばかにしている話ですよ。水道部長はちゃんとしたきれいな水を送っていると言うてるじゃないですか、泉南市の水道は。(「調査と違うねん。あしたから直せって、こんな水飲まれへんから」の声あり)うん。すぐしなさいよ、すぐ。悪いとこ、すぐやりなさい。 222 ◯副議長(澁谷昌子君) 竹中市長。 223 ◯市長(竹中勇人君) 先ほど部長が答弁いたしたように、実際に配管、鋼管を使っているところが多いと思います。鋼管ですので中がさびが進むとか、あるいは塩素系の物質が沈着してくるとか、そいうことが起こってこういう事態になっているというふうに予想されるんですけれども、これ、先ほども部長も答えましたように、原因調査した上で順次改善をする方向で進めていきたいと思います。当然、次はビニル管に改修していくことによりまして、こういうことのないような対応をとっていきたいというふうに考えております。 224 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 225 ◯15番(松本雪美君) これ、家賃も、皆さん低所得者の方ですから低いと思いますよ。しかし、こんな事態が起こっているということを今まで苦情を聞きながら放置してきたわけでしょう。これが問題ですよ。そして、これ、今すぐやり直さなあきませんわ。こんな水、飲めませんでしょう。このような実態があるということは事実ですよ。事実ですからね。これを改善するのが今すぐやらなあかん仕事でしょう。だから、ちゃんと今すぐ、きょうでも仕事が終わったら本当にどうなのかを確認して、こういう水が出ているところ、すぐに工事する手配をしなさいよ。してくださいよ。それが市の吏員の人たちの仕事ですよ。市民の皆さんに迷惑をかけてきたことに対する責任問題ですよ。すぐ工事にかかる、そういうお答えをしてください。 226 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 227 ◯都市整備部長(奥田雅則君) まずは早急に実態の調査をさせていただきたいと思います。その上で対策を考えたいというふうに考えてございます。 228 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 229 ◯15番(松本雪美君) お風呂は水質調査をしていると言うてましたね。70歳以上の人、70%お風呂に入っていると言うてましたわ、市営浴場ね。しかし、これはもう、この水は住んでいる方みんながこの水を飲んでいるわけでしょう。それで、新しく入った方のところは工事してきれいな水が出ているとおっしゃいますけれども、それは私は信じることはできないし、ちょっとその辺も含めて、すぐに、即これ、調べて、それで、きれいな水が出るまで家賃を減額してあげなさいよ。そういうことぐらいはやっぱりするべきじゃないですか。 230 ◯副議長(澁谷昌子君) 奥田都市整備部長。 231 ◯都市整備部長(奥田雅則君) まずは実態の改善を図りたいというふうに考えてございます。 232 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 233 ◯15番(松本雪美君) 外野からいっぱいいろいろ飛んできますけどね。すぐやれと言うても今すぐ行くわけにも行きませんしね。実態をちゃんと、きょう終わったら即実態調査に入ってください。そして、この水が出ているところはちゃんとすぐ工事にかかる。それは補正予算ででもお金をつけてでもやるべきですよ。こんなの半年ほっとけませんよ。1カ月もほっとけませんよ。水道部はきれいな水を送っていると言うのやから。お願いします。  それでは、お約束していただいたというふうに私は確認します。いいですね。  次は、教育費の問題に入ります。  6月議会では、私が教材備品、理科備品は児童生徒1人あたり平成9年と26年とを比較したら、小学校では14.6%に減額、中学校は16.9%へと大幅減額、削減されていたことが明らかになりました。これ、三位一体改革の名で補助金を切り捨ててきたり、全て交付税化したりとか、そういう中で起こった、国の施策を受けてどんどん泉南市も教育費を削減してきたという実態がこの数字なんですよ。これ、どうするのか。特別に実態調査、学校にやらねばならないということで、特に調査すると、こういうふうにおっしゃってくれていましたので、どういう状況になってきたのか、調査をした結果を聞かせてください。 234 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 235 ◯教育部長(上ノ山正人君) さきの6月の議会の際に4月で簡易な調査といいますか、学校が希望する備品の調査結果を報告させていただきました。その際に本格的な理科備品等の調査をするということでお約束をさせていただきました。それを受けまして、担当課のほうで各小中学校を訪問しまして、その調査の趣旨を伝えた上で、学校におけます教材備品等の使用状況について事務局と学校と意見交換を行いました。そして、その調査につきましては、文部科学省が示しております学校教材の整備のための指針、教材備品指針、これをもとに新しい学習指導要領のもとで必要となる教材備品を各学校で洗い出すように、そういう指示をしたところでございます。  その調査結果につきましては、現在、一部の学校で十分な洗い出しができていないというようなこともありまして集計中でありまして、全体的な集計結果を今ちょっとここで御披瀝することはできない状況でございますけれども、おおむね担当者が出向いてやりとりをしておりますので、そこでの話とすれば、金額的に今把握できているだけで、小学校、中学校とも約140万ずつの購入希望があるということが今現時点で把握できております。  こういう額になりますと、さきの6月議会で答弁させていただいた既計上の通常の予算では間に合わないということでございます。議員が従前から御指摘をされております理科教材のこの国庫の補助、これの利用についての検討も進めてまいりたいというふうに考えてございます。 236 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 237 ◯15番(松本雪美君) この140万というのは全体でですか。ちょっとその辺。全部でですか。1学校ですか。 238 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 239 ◯教育部長(上ノ山正人君) 小学校と中学校それぞれでということです。(「合わせてですか」の声あり)いやいや、それぞれでということです。掛ける2ということですから。 240 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 241 ◯15番(松本雪美君) それ以外に、特に私が聞くところによりますと、学校にテレビが欲しいと。そういう視聴覚に訴える教育をするための必要な道具としてテレビが欲しいと、そういうのも聞かせていただいているんですが、その辺は特に必要だと学校ではそういうお話が出ている、要望が出ていると聞いています。それはいかがですか。 242 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 243 ◯教育部長(上ノ山正人君) 具体のその備品につきましては、御指摘のようなテレビを初めとしましてICTに関連する機械、こういうような希望が多くこの学校とのやりとりの中では出てきたということでございます。実態につきましては、いわゆるさきの質問でもあったかと思いますけれども、大型の液晶テレビですね。特に50インチ以上のものということで、これは平成たしか21年だと思います。各学校に2台は配置をしているというように考えております。ただ、現場としましては、当然2台では足りないというようなことで、各教室間を移動して使うというような方法をとっておりますけれども、そういうことをしなくても済むようにというような希望があったところでございます。 244 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 245 ◯15番(松本雪美君) 50インチのテレビというたら1台どれくらいするんですかね。かなり大きいお金がかかりますね。先ほど最低限小学校、中学校でこれだけは絶対必要やという要望が出ているのは140万掛ける2、小と中でね。この中にテレビは入ってないでしょう。テレビを1台買ったら、そんなの少なくとも50インチやったら20万や30万するのと違いますか。だから、これは本当の教材備品、例えば顕微鏡やとかそれ以外の細かいものもいっぱいあると思うんですけどね。そういうものも当然必要、そしてまた、こういう大型の備品も必要。これ、備品というんですかね、テレビなんかは。必要。  それから、もう1つは、ICTの教育が絶対に今は避けて通れない時代でしょう。だからこそこの前に質問させていただいたときには地方創生加速化交付金で800万円を使って70台のタブレットを購入するということをおっしゃっていたので、この辺はもう動きとしては出ていると思うんですが、70台というと一体どんな使い方をするのか聞かせてほしいと思います。テレビのことも含めてね。  テレビは、私、資料で前にとらせてもらっているから、各学校で大体2台ずつありますね。しかし、やっぱり階段を上りおりしてそのテレビを運ぶわけにはいかないでしょう。エレベーターがないんですからね。ある学校はいいですよ。ないんですから。しかも、鳴滝小学校と一丘小学校では4台ありますわ、50。あとは、樽井小学校3台、雄信3台、新家東3台、あと、みんな2台しかないですね。新家小学校は40インチが1台あります。あとは全部2台ですわ。そうすると、テレビは本当に大事なものだと最近なっているでしょう。そやから、運ばれへんような形でテレビを見て、そして授業を受ける。それから、そういう状況が必要であるにもかかわらず、なかなか視聴覚教育が実際たくさんの情報を吸収、子どもたちにしてもらうための授業ができない、そういう状況であるということは確認されたと思うので、ちょっと聞かせてほしいと思います。 246 ◯副議長(澁谷昌子君) 福本教育長。 247 ◯教育長(福本光宏君) ICT機器のほうですけれども、児童生徒たちがしっかりと学力をつけ、学習を効果的に教員が進めるためにも大変重要で必要な教育機器であるというふうに認識しております。今までも何度も御指摘されておりますとおり、なかなか十分にICT機器の整備を進めるということができておりませんけれども、できるだけ基準に少しでも近づけるようにICTの環境整備に邁進していきたいというふうに思います。  タブレットの活用のほうですけれども、タブレットの活用のほうは、小中14校を2学期活用する学校、3学期活用する学校の2グループに分けまして7校ずつ、まずはグループ学習に活用するという形で配置をすることになっております。グループ学習に活用する形をとりながら、その導入に当たりましては、まずは機器活用の充実を図るためにも教職員がその機器を十分に使いこなす部分が必要になってきますので、その辺の研修も同時に進めながら、まずは教員がそれを使って学習をスムーズに進めることができるように、それと、子どもたちがまずグループ学習の中でそのタブレットを活用できるように進めていきたいというふうに考えております。 248 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 249 ◯15番(松本雪美君) もう1つ聞きたいんですけれども、これ、テレビ、各学年に1台ずつ必要やということになって、それにタブレットも各学校にちゃんと配置すると。それから、各子どもたちのクラスでちゃんと全員が一緒に使えるものにする、それから、テレビにつきもののプロジェクターですね。それもちゃんと必要な台数をそろえるということになれば幾らぐらいのお金がかかると見込んでおられるんですか。それを毎年教育委員会から財政に要求しているんですか。それをちょっと聞かせてください。 250 ◯副議長(澁谷昌子君) 上ノ山教育部長。 251 ◯教育部長(上ノ山正人君) ちょっと今御質問の具体の金額につきまして手持ち資料を持ち合わせておりませんのでお答えはできませんけれども、一定、国のほうからもICTの備品については基準が示されておりますので、これが充足されるように努力はいたしているところでございます。  それから、申しおくれました。今期のこの定例会に御提案させていただいております一般会計補正予算のほうで今回微々たるものといいますか、38万円でございますけれども、子どもたちのためのタブレットと、それから、それを統括します教員のパソコン、それから大型プロジェクター、これらの備品を購入するための経費、これは大阪府のほうで元は国の補助金でございますけれども、大阪府を通じて照会がございましたので、エントリーをしまして採択されましたので、今回38万円計上をさせていただいております。 252 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員。 253 ◯15番(松本雪美君) 必要な道具をそろえるためにどのくらいのお金がかかるかというのは、今回議会前には計算しておいてということを言っていませんでしたからね。だから、今すぐ言えといっても無理な話だと思うんですが、私は後の方たちにそういうことをちゃんと答えていただけるように準備してあげてください。私のその思いを引き継いでもらえるようにお願いしておきます。  それから、さっきも学習指導要領の改訂時期に情報化時代の教育に絶対必要ということで、国のほうでも文科省のほうでも第2期進行計画をちゃんと立てていろいろ指針を出して計画もつくり、そして、単年度では交付税措置です。補助金がなくなってしまって交付税措置ですけれども、平成26年から29年で4年間で6,712億円交付税措置したと、こういうふうに私たちは確認しています。そして、あと、これが泉南市の地方自治体でどないなるのかと言いますと、年間……。 254 ◯副議長(澁谷昌子君) 松本議員、時間になりました。 255 ◯15番(松本雪美君) はい。年間やっぱり少なくても7,000万円ぐらいのお金がちゃんと教育費にこの4年間で使わないかん、使う状況があるということ、それはちゃんと自治体でそういうことを確認して教育費予算の増額をお願いしておきます。  終わります。ありがとうございました。 256 ◯副議長(澁谷昌子君) 以上で松本議員の質問を終結いたします。  会議の途中ですが、午後3時50分まで休憩いたします。       午後3時34分 休憩       午後3時50分 再開 257 ◯議長(堀口武視君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、4番 田畑 仁議員の質問を許可いたします。田畑議員。 258 ◯4番(田畑 仁君) ただいま堀口武視議長のほうから指名を受けましたので、一般質問をさせていただきます田畑仁でございます。  堀口議長におかれましては、今期引退宣言なさったということで、何かやっぱりここに立たせていただいていますと非常に寂しい思いと、また、この4年間いろんな勉強をさせていただいた思い、複雑な思いでございます。  3月の定例会のときに、私が体育館の使用料で委員会で反対をして、この議会で賛成に回ったと。そのあたりでやはり堀口議長から見るとこの田畑もまだまだひよっこ、甘ちゃんやなと。やっぱり議会のモラルとしてだめなんだよという指導等を受けました。僕にとってはいい勉強でしたし、また、前回の議員定数削減、そして、臨時議会の給料、政務活動費撤廃等々、そのあたりで非常に堀口議長とも少し距離ができてしまったことについては僕自身残念でありますし、また、僕の行動等も何か問題もあったのかなという思いでございます。  しかしながら、3月の定例会で議長に対して申し上げた恩義、また、勉強させてもらったという思い、そしてまた、いろんな面でサポートしてもらったということについては、うそ偽りはございません。議長はお酒を飲みはれへんのでね。またおいしいものでも、この議会が終わればぜひとも御一緒にまたいろんなお話をさせてもらったらなと。王者の堀口議長も王者のまま引退なさるという、我々議会人としてはかがみやなという思いで、私も最後はそういった形でできたら終わりたいなという思いでございます。  今回定例会、大綱5点、質問を書かせていただいたんですけれども、堀口議長を前に、今期最終最後、一生懸命田畑らしい一般質問をやりたいなと思っております。  泉南市議会厚生文教常任委員会の中では、給食のデリバリー、味が薄いとか濃いとか、量が少ないとか多いとか、何かおいしくないとかおいしいとか、北朝鮮が我が日本国に向けてミサイルを撃っているこのさなか、何て泉南市議会は悠長なことを言うているんだなという思いで、僕、ようわからんままずっとその議論を聞いていたんですけれども。  僕、実は中学校3年生まで僕の自宅にはお風呂がなかったんですね。家主のところでお風呂に入れさせてもらっていて、もちろん便所も外で、中学校3年生までぼっとん便所の共同便所で、平屋のアパートで暮らしていたわけなんですよね。高校になって少し大苗代のほうに引っ越ししたんですけれども、中学校3年生まではそういったところで住んでいました。  ただ、中学校3年間では、うちのお母ちゃんは一日たりとも僕に弁当を忘れたことはなかったんですね。必ずうちのお母ちゃんは弁当を持たせてくれました。お父ちゃんも、兄貴は私立の大学を出たし、僕はちょっとぐれていましたので、一生懸命働いて、身を粉にして働いて息子2人を育ててくれて、すごく親には感謝しています。  何が言いたいかというと、やはりずれている部分というのがものすごく見えてくるんですよね。デリバリーが味が薄いとか濃いとか、多いとか少ないとか、そんな問題じゃなくて、どれだけシングルマザーの皆さんや共働きの皆さんがこの中学校給食について喜んでいるのか。まずはここの感覚やと思うんですよ。僕はどの目線でおいしいとかおいしくないとか、味が濃いとか薄いとか、しょうゆが濃いとか薄いとか、そういう目線で物事を言っているのかなというところが実にずれている部分なんじゃないかなと思っています。  今まで私は学校教育改革について、3月の定例会でもきょうも出ていましたけれども、小中一貫ということで絞り込んで、ハード面に対してどんどん質問させてもらいました。きょうはちょっと視点を変えて、このハード面、小中一貫については、思いは教育委員会、地元の西信達の議員としては届いているということを踏まえて、ソフト面、子どもたちとのソフト面について少し議論させてもらいたいなと思うんですよ。  きょうの一般質問でも、いじめのことであったり、いろんな質問が出ていましたよ。昨年では、川崎市の中学校1年生の子が河川敷で、インシュロック、結束バンドで腕を締められたまま、最後は首を切られて亡くなった最低最悪の事件がありました。8月中旬には東松山市で同じく河川敷で16歳の子どもがまた亡くなりました。中には中学校3年生2名が参加していたんじゃないか、暴行を加えたんじゃないか。真っ裸にされて川を泳がされて、その後暴行されたのか、その前に暴行されたのか、今調査中やと思うんですけれども、本当に子どもたちの環境というのは目まぐるしく変わってきているんですよね。その子どもたちの証言からいくと、殺意はなかったということなんですよ。殺意はなかった。僕から言わせれば、そこまでやったら死んでしまうということすらわからないんですよね。そのことが問題なんですよ。  何で僕がこんなスイッチが入るかというと、他市のことやからどうでもええんじゃなくて、冒頭に申し上げたとおり、子どもたちの環境というのは目まぐるしく変わってきているんです。僕ら、これ、年4回、僕はちょっとあんなパソコンをよう使わんので、こんなのになるんですけれども、年4回、これ、問題行動が出てくるんですよ、問題行動。対教師暴力、平成27年、中学校で5件、平成28年は9件、いじめ、平成27年は中学校14件、平成28年は中学校25件、だからどうした。この数字が年4回教育委員会から私たち議会に対して出されるわけなんですよね。これについて私はきょう議論していきたいと思うんですよ。これ、全部やっちゃうと何時間あっても足らんので、1点に絞り込んでやらせていただきたいなと思います。  まずは、この対教師暴力ということなんですよ。僕からしたら考えられへん。5件から9件にふえて、はい、そうですかと言うわけにはいかんのです。実際教育現場においてどういった実例で子どもたちが対教師暴力と言われる行動が9件あったのか、具体的に1つでもいいので答えれるのがあればお答えをください。 259 ◯議長(堀口武視君) ただ今の田畑議員の質問に対し、理事者の答弁を求めます。福本教育長。 260 ◯教育長(福本光宏君) 対教師暴力ということですけれども、今年度に入りましてもその教師暴力が起こりました。学級内でさまざまなトラブル、また、いらいらした子どもたちの様子があります。そういう学級内の状況の中で、周りの子どもたちの学習権を守ろうとした教師、あるいは落ちついた教室の中で授業なり学校生活を送れるようにと考えた教師がその子を指導するわけですけれども、指導したときにいきなり振り向きざまに殴られるという事件が起こりました。  そういうことがあってはいけないというのは当然のことで、それを未然に防ぐための努力というのも学校あるいは教師がそれぞれに一生懸命していることですけれども、なかなか学校だけ、あるいは教職員だけでは対応できないという状況がふえてきております。  もちろん日々の地道な人間関係を結びながら気持ちをつなげながら心を育てる、そういう営みをするのは当たり前でございますけれども、今言いましたように教職員だけで対応できないケースもふえているということですので、この状況の中で外部の方、専門家なりの力をかりながら、チーム学校という言葉も出てきていますけれども、いろんな力をかりながら子どもたちの成長を見守っていく、また、指導していく体制というのが必要になってきているというふうに思います。 261 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 262 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  今、1つキーワードの言葉が出てきたんですよね。教育現場で対応できる枠を超えているという意味で、その言葉はかなりキーワードになってくると思うんですよ。  具体的に聞きたいんですよ。例えば実例じゃなくて、例えば生徒が教師を殴るとしましょう。生徒が教師を蹴るとしましょう。この後の処理というのはいろんな処罰の仕方ってあると思うんですよね。具体的にその処罰、高校なら退学ということもあるんですよね。ただ、小中に関しては義務教育ということで、退学という言葉はなかったとしたら、その対教師暴力に対しての処罰について幾つかあるのであればお答えください。 263 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 264 ◯教育長(福本光宏君) 対教師暴力が起こった場合ですけれども、その程度にもよりますけれども、教師に暴力を振るって教師が今回のようにうずくまって動けなくなったというような状況の場合は警察に通報し逮捕ということもございます。逮捕した後は警察の取り調べもございますし、また、裁判所の中での取り調べ、その結果、鑑別所へ行く場合もございますし、教護院へ行く場合もございますけれども、まず自分のしたことをしっかり自覚し反省させるということが大事やと思います。その後、自分のやったことを振り返って今度は更正する、そういう機会も与えなければいけないと思いますけれども、事が起こった場合は毅然とした対応で厳しくその事の善悪をしっかりとわかるように指導する必要があると思っております。 265 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 266 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  具体的に、僕、具体的な例、いろんなプライバシー等があると思うので、お答えいただいていろんな議論をしたいんですけれどもね。少し突っ込んで聞きたいんですよ。今、警察等とおっしゃいましたよね。僕の中では停学というジャンルもあったと思うんです。今、中学校はないんですか。停学というジャンルね。あくまでも未成年の子どもが警察に逮捕されるということで、その後鑑別所なのか少年院なのかという議論は別として、それまでにとめなきゃいけないんですよね。それまでに何とかしなきゃいけないんですよ。そのことを僕が強く言いたいんですよ。  この被害届については誰が判断するんですか。教育委員会なんでしょうか、それとも学校長なんでしょうか。それとも、やられた先生が被害届を警察に届けるんでしょうか。お答えください。 267 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 268 ◯教育長(福本光宏君) 被害を受けた教員と学校の責任者である校長が話し合って決める、そして、被害届を出すということになります。 269 ◯議長(堀口武視君) 教育長、停学というのはないのはないんですか。 270 ◯教育長(福本光宏君) すいません。停学というお話でしたけれども、出席停止というのはあります。これは学校の教育活動が正常に行えない危険性がある、ほかの子どもたちにも被害をこうむるような可能性もあるという場合、保護者と相談しながらその出停をとるべきかどうかという協議をするということになります。 271 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 272 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  そうですか。そしたら、例えば生徒が先生を一発どつきました。1回だけ。そのパターンと、生徒が教師を殴りました。3回それがあります。この差というのは、今、教育長がおっしゃった事件性というか、事の大きさによって学校側が判断するという解釈でよろしいんですか。 273 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 274 ◯教育長(福本光宏君) ただ衝動的に1回限りというのと、2回、3回と繰り返すというのとでは事の重要性が違うと思います。2回、3回繰り返すことによって、その対応の仕方もおのずと変わってくるというふうに考えています。
    275 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 276 ◯4番(田畑 仁君) ということは、学校サイドとしてもその未成年の中学生をいきなり警察に突き出したのではなくて、ある程度の外である前科ということは別として、学校内において警察に言わなきゃいけない判断もせざるを得ん状況であったという解釈でいいんですか。 277 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 278 ◯教育長(福本光宏君) 一言で言うならそのとおりというふうに認識しております。最初の1回目というのは当然ありますから、その1回目で何とか学校教師のほうもその子どもを指導しようと一生懸命取り組んで、その子どもと向き合うと思うんですけれども、それが指導にもかかわらず2回、3回繰り返すことによって、その子どもにどう対応したらいいか、どういう指導をしたらいいかというのはその後の指導の仕方を考え直すということも必要になってくるというふうに思います。 279 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 280 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  教育長、今、TBSでやっている「仰げば尊し」というドラマをごらんになっていますか。ごらんになってない。10%の視聴率でかなりやっぱり関心がありますね。僕らが小さいころから言うと、「金八先生」「はいすくーる落書き」「ごくせん」「GTO」「教師びんびん物語」、かなり高視聴率をとるんですよね。これ、何でかと。やっぱりこっちなんですよね。今僕があえてそういう実例ではなくて、そういうことがあったときにどう対処するんですかということで、今、「仰げば尊し」を教育長はごらんになっていますかという質問に対して見てないと。  さわりだけちょっと教えてあげましょう。とんでもない不良グループがいてるんですよね、元ロックバンドをやっているグループが。それが文化祭でぼこぼこにやられて手が動けへんようになって、それがきっかけで不良グループになった。あるブラスバンドの講師が帰ってきて、その子らに夢を与えるといってブラスバンドが始まって、今、第5話、6話まで来ているという、結局こっちなんですよね。  僕はその処罰について学校が適正であるとかないとかという議論ではなくて、それまでに子どもたちに気づいてあげなきゃいけない部分と指導してあげなきゃいけない部分と、それと、きっかけをつくってあげなきゃいけないということやと思うんです。学校の中では勉強ができるできない、運動ができるできないということだけではなくて、夢を持つことに対して、夢に向かうことに対しては、皆、平等公平にあるわけなんですよ。そのきっかけづくりやと僕は思っているんですね。  僕はきょうなぜこの質問を入れたかというと、ちょうど8年前、1期当選の一発目の一般質問で向井市長に対して、当時の教育長に対して言った言葉、2期当選したときも同じことを言いました。今、教育長が冒頭におっしゃられたとおりなんですよ。学校現場の学校の先生、教師はその枠を超えたことがどんどんできてきている、もうキャパがそれ以上のものになってきているということなんですよ。それはもちろん家庭環境もあればいろんな環境が違う中でいろんな中学がある。それは大変やと思います。しかしながら、教育長が冒頭におっしゃられたもう教師で対応できないということが、僕はそのままの答えであると思うんですね。だからこそ僕は指導者を入れなきゃいけないということなんですよね。指導者は民間から入れて、外部指導者ということ、これ、何度も教育長にも教育委員会に言ったと思うんですよ。気づいてあげる。  辰吉丈一郎でも超ワル、世界チャンピオン、そうでしょう。千代大海、元大関もあれだけの関取が九州ではめちゃめちゃけんかが強かったと。今、西武ライオンズで4番を打っている森選手も桐蔭高校やけど、中学のときはめちゃめちゃ悪かった。悪いからこそ捕まる捕まれへんではなくて、そのきっかけがどこかにあると思うんですよね。だから、今回のこの件に関しても、この事件が起こる以前に対応してあげなきゃいけないということを僕は訴えているんですよ。外部指導者の考え方について、教育委員会、どうかお答えください。 281 ◯議長(堀口武視君) 福本教育長。 282 ◯教育長(福本光宏君) 今、議員がおっしゃられたように、外部指導者というか、その前に、事が起きる前に子どもたち、子どもの気持ちに寄り添う、その子のいいところを引き出してやるとか、その子のあり余ったエネルギーをいい方向に向けてやる、そういうことで問題行動を未然に防ぐということも十分ありますし、教員のほうも、そういう子どもと心をつなげて、何とかこの子の行動、気持ちを変えてやろうという情熱を持った、熱意を持ったそういう指導、それをするために頑張っています。ただ、先ほど言ったように学校だけで対応できない部分というのは外部の力をかりながらということになります。その中で1つの方法として外部指導者の活用というのが出てくるかと思います。  それもございますし、日常の教育課程の中でも、子どもたち、生徒たちに自分が目指すモデル、大人のモデルになりそうな人、そういう魅力を持った人との出会い、触れ合い、交流、そういう中でこんな人になってみたいとか、頑張ったらこれができるようになるかもわかれへんとか、そういう気持ちがいろんな課題を抱える子どもたちの心の中に湧いてくるようなそういう出会い、これは外部指導者と言えるかどうかわかりません。外部の協力ということになるかもしれませんけれども、そういう本物あるいは子どもが目指すモデルになりそうなそういう人との出会い、触れ合い、そういうものを体験させるということも、これは遠回りになるかもわかりませんけれども、問題行動を未然に防ぐ、子どもの気持ち、やる気、エネルギーを少しでもいい方向へ向けるという1つの方法になるのではないかなというふうに考えています。 283 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 284 ◯4番(田畑 仁君) 今ちょっと教育長、珍しく熱く言ってもらって、珍しくはちょっと失礼ですね。言葉にしてもらったので、大きな期待をしたいと思います。簡単なことやないと思うんですよ。教育委員会はやっぱりどうしても隠そうとしちゃうんですよね。鉄のベールというか、鉄のカーテン、鉄の扉をどうしても閉めがちなんですよね。民間の外部指導の導入なので難しいのはよくわかっています。ただ、教育長が今おっしゃったとおり、学校の先生のキャパを超えていたら、民間の外部指導にこれは頼らざるを得ん、これは僕は最終最後まで訴えていきたいなと。  この泉南市で何かきっかけ、夢に向かうきっかけを子どもたちがやる。これは古谷議員もサーフィンがめちゃくちゃ上手なんですよ。古谷議員、すごく上手なんです。これでもそうです。海へ行ってサーフィンの板を触るということですよ。岡田浦の朝市でも、子どもたちの日曜青空店長とかいうて、泉南中学の子どもたちも来たことがあるんですよ。いろんな経験、いろんなこと、これ、コミュニティでできるんですよね。そういったところからやっていかないと、どんどんエスカレートしていく。もちろんいじめのことも気づかなきゃいけない、見つけなきゃいけない、訴えを聞かなきゃいけない。その教育現場については大事なこと、しかしながら、他府県ではもう殺人まで起こっているんですよね。  子どもたちの環境というのは目まぐるしく変わってきていると、このことだけきょうは訴えたかったなと。それと、指導者についても、ぜひとも今教育長がキャパを超えているともう提言されているのであれば、ぜひその外部指導者、これは元教育者じゃ無理。同じ感覚じゃなくて別の感覚を持った人間が学校内に入るべきやと僕は思っているんですよ。そのあたり、新たな教育改革に打って出てほしいなということでございます。  危機管理のことでもう1つあったんですけれども、もう25分たっているので、ちょっとそれはもうやめておきます。ただ、昨日の岡田議員のいい質問、たくさんありましたよね。その中であった薬物のね。学校で先生を呼んだりいろんなビデオを見たり体験談ということで。  教育長、参与、部長。プロ野球選手の清原和博、覚醒剤使用並びに所持で逮捕。女優の高部あい、コカイン所持で逮捕。長渕剛、大麻所持で逮捕。押尾学、MDMA所持、使用で逮捕。この今言った薬、薬物がありますよね。この説明ができる方、3人の中でいらっしゃいますか。  現実なんです。大人たちがどれだけ子どもたちに薬物はだめですよと言っても、わからないでしょう。これが現実なんですよ。上っ面はもういいんです。薬物の内容がわからん大人たちが子どもたちに何を教えるんですか。これも一緒、同じ感覚。薬物を本当に子どもたちにとめようと思うのであれば、実体験の民間の人間、実例をあらわして、どれだけ薬が難しいものなのか。僕の周りにもたくさんそれで失敗した人間、それと、それをやめて立ち上がってきて今一生懸命仕事をして子どもを育てる子、たくさんいてますよ。  この1個にしてでも教育委員会と我々の差があるんです。ここの感覚のずれなんですよ。子どもたちに岡田議員の答弁があったとおり、ビデオを見たりお医者さんを連れてきても、教育委員会がその4種類、たった4種類、まだまだ腐るほどあるんですよ。この説明ができないというのが、これが大人たちの現状なんですよね。ちょっといけずな質問やって、ごめんなさいね。ただ、でも、これだけ、我々、最初冒頭に言うたとおりずれてきているんですよ。  きのうの質問で団塊の世代といういろんな言葉もありました。我々20代、30代、40代、50代のずれてきているのは、もう肌であるわけなんですよ。うちのお母ちゃんは毎日弁当をつくってくれて、今でも僕の家は共働きなんですよね。このデリバリーの給食にどれだけ家内が、妻が助かっているか。シングルマザーの人たちがどれだけ助かっているか。ここの若干のずれ、うまいとかうまくないとか、辛いとか辛くないとか、そんなことどうでもええんです。これからのことなんですよね。そのずれを気づいてほしいから、ぼくはあえていけずな質問をさせてもらったんですよ。ちなみに僕は全部答えれますよ。  きょうはソフト面でいろいろやりたかって、1つハード面も行きたい。冒頭に小中一貫、3月の定例会ではいろいろ御質問させてもらって訴えさせていただきました。今回の補正予算の中であれがありましたよね、体育館。大阪府の体育館。うちが借りて、100万円ぐらいの予算がついていましたよね。オリンピック等々育成、スポーツ向上ということでね。きょう市長がどこかの答弁で、きょう挨拶に来庁、来られたんですかね、市長に。トランポリンの。(「はい」の声あり)多分そのトランポリンのことやと思うんですよね。これ、トランポリンのことについては、いろんな体育館の耐震後にトランポリンの選手、泉南市の子どもたちが跳べる場所がないということで、民間の箱を借りたりいろいろ工夫されていましたよね。現実、体育館の耐震で跳べなかったということについては。そのために、トランポリンと特化して言っちゃうといろんなことがあったらだめやから、オリンピック育成とかスポーツ選手育成という言葉で上ノ山部長はおっしゃったと思うんですよね。僕はそう感じているんですよ。  ただ、どちらかの議員さんの質問で竹中市長が答えて言ったと思うんですけれども、世界選手権、インドパシフィック、これ、世界選手権なんですよね。すごい。すごいよ、この世界選手権。泉南から出るのやからね。ただ、現状、残念ながら泉南で跳んでいた選手が今、河内長野で跳んでいるんですよね。これ、現実なんです。これ現実なんですよね。泉南市で育っている子ども、泉南市で跳んでいた子どもが今、河内長野で跳んでいる。場所がない。指導者等々のこともあるんでしょうけれども。非常に残念なことなんですよ。  僕はなぜこれを今回入れたかというと、どうしても今度FMの話になってくるんです。3月の定例会ではいろいろ小中一貫で前の副市長に対して言いました。今回、小中一貫が出ていますけれども、結局はFMなんでしょう。大きな金、30億円、どーん、またこっちもどーんやなくて、それをがっちんこした形で小中一貫も視野に入れているんでしょう。ただ、漠然と教育委員会だけの教育だけの感覚ではなくて、財政のことを考えたらFMありきじゃないんですかという質問をどんどんさせてもらったと思うんですよ。  僕、今回思うんです。泉南の体育館の絵が出てきていましたよね。前回の委員会で青少年センターが複合施設、これはもちろん委員会でも僕は言っていましたよ。スターバックスなのかローソンなのか、防災なのかわかれへんけれども、今までどおりの泉南市の中学校の漠然とした建てかえはだめなんじゃないですか。いろんなところへ視察へ行って見てきている議員もたくさんいてる中で、日本一の中学を泉南中学でつくりましょう。どれだけお金をかけてもいいですよということも言ったはずなんですよ。  何か進んでいますか、今。青少年センターの複合説、それはええよ。だけど、現実的に体育館等々の建てかえもあるわけなんでしょう、参与。これ、今、結局FMが進んでいる中では、泉南市立体育館も今指定管理で体協に見てもらっていますけれど、同じように指定管理で見てもらいながらも、大阪にはない、関西にはない、日本にはない体育館、その泉南で跳んでいたオリンピック選手になろうとする泉南の子どもたちが跳べるものを一緒につくったらええんじゃないんですか。そういう発想もやっぱりだめなんですか。 285 ◯議長(堀口武視君) 菊池教育部参与。 286 ◯教育部参与(菊池智之君) ただいまの議員からの御指摘につきましては、今般の泉南中学校の建てかえに当たりまして、文部科学省のほうに補助金申請をするということで考えておりますけれども、この補助金を活用して中学校の体育館と一緒にトランポリン施設をつくれないかという御指摘かと理解をいたします。  文部科学省の補助金でございますけれども、建設工事実施後の竣工時点における生徒数によって必要面積が決まる仕組みになっておりまして、この必要面積に補助単価、補助割合をそれぞれ掛け合わせて算出した額が補助金となります。学校規模が大きい泉南中学校にありましては、体育館について補助金額上限の面積である1,476平米まで資格がございまして、ほぼ上限いっぱいまで泉南中学校は改築をする予定でございます。  若干80平米ほど補助資格面積が残るわけでございますけれども、関係者から聞き取りしたところでは、純粋に安全にトランポリンを跳ぶということだけで見ましても、少なくとも70平米から80平米ほどの大きさが必要だということでございました。その意味で、残りの補助資格面積を使って整備をするということは数字の上では可能ということになってまいりますけれども、そもそもの補助目的にある当該校、泉南中学校の生徒が授業で日常的に使用するということが補助金をもらうための条件になってまいりますので、その意味では、一緒に整備をしてもその部分については補助の対象にはならないということでございます。  もう1点、トランポリンは施設面だけではなくて、必ずしも一般的なスポーツではないということもありまして、誰もが指導できるものではないということがございます。本当にトランポリン施設を市として整備するということであれば、財政面と指導者確保の両面からしっかりと検討する必要がございまして、今直ちにトランポリン施設を一緒に整備するということは申し上げられないというのが現状でございます。 287 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 288 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  難しいんやね、やっぱり。僕らからしたら、どうしても感覚からいくと簡単と思うんですけど、きのうの花火の話やないんやけど、簡単やと思うのやけどね。オリンピック、東京オリンピックに出るかわからんのよ、泉南市の子どもが。何と夢のある話なのよ。その子が今、河内長野で跳ばなあかんのね。悔しいよね。もしあったら。  今回の補正予算の中では、これ、入にも出も出ているということは、やはり保護者からもお金、使用料を取る前提であるということですよね。その辺の何らかの形の減免も、ぜひとも教育委員会も今後のことを思って、これ、体育館で跳べたら問題なかったわけでしょう。そやから、そのことを踏まえたら、いろんな減免措置等々も、これ、また言っちゃうと、トランポリンだけとか、こんな議論になってくるんでしょう。じゃなくて、でも、実際東京オリンピックに出る目の前に来ているわけでしょう。と考えれば、僕はその差別、区別ではなくて、それぐらいのことはやっていただいてもええんじゃないかなと。それが夢のあるまちづくりにつながっていくんじゃないかなと思うんです。ぜひとも御検討いただきたいなと。  この教育の話、いろいろ訴えさせてもらったので、僕の言うことをほんまにちゃんと聞いてもらいたいなと思うんですけれども、今トランポリンだけ特化してできないという感じなんですよね。  今度、観光になってきたら、やっぱり今まで観光については公平平等にやっていかなあかんと当時の担当課に何遍も言うのは趣旨が違うとかね。思い出したら余計腹が立ってくるのでもうやめておきます。  その特化するということ自身ができないということ自身が我々泉南の弱さやと思うんですよね。観光ガイド養成事業ということで、副市長、大阪府から来られたということであえて聞きたいんですよね。当時、ちょうど2年前やったのかな。ここに知久部長に対して、知久部長、待ってくださいよ、失敗しますよ、あと2年待つんですか、ゆるキャラと一緒にどれだけ進めるんですかということで、当時の担当課長は観光協会の事務局長として招き入れるという話やったんですよ。僕はなぜ今失敗に終わったこの観光ガイド養成事業をあえてぶり返すかというと、その事業評価はこの行政内であったのかどうか、まず聞きたいです。 289 ◯議長(堀口武視君) 清田副市長。 290 ◯副市長(清田正彰君) 泉南市観光ガイド養成事業についてということでお答えさせていただきます。  この事業につきましては、平成26年、27年の2カ年事業ということで、大阪府が設置した緊急雇用対策基金を使って実施した事業というふうに認識しております。実際の成果というところで総括をされているかということだと思うんですけれども、もともとこの事業については狙いが多分2種類あったのかなというふうに認識しております。  1つ目は、国並びに大阪府の緊急雇用対策基金ということで実施しておりますので、この事業を行うことによって雇用が発生したかどうか、実際に雇用につながったかどうか、そういった視点での評価が1点あるかと思います。  もう1つの視点は、今、議員もおっしゃいましたように、本市としてこの事業を実施するに当たって、やはり観光振興を図るとか、観光振興につながる人材を養成するということが目的であったということかと思います。  この2点の点から成果について検証するということで、一定事業が平成27年度終了しておりますので、市の内部でも評価をされているということでございます。  具体的に言いますと、1つ目の国なり府、いわゆる緊急雇用対策基金の活用という点でいきますと、この事業を通じて4名の方が就職につながったということで、一定の成果を上げているということで評価をできるのではないかと思っております。  一方で、本市の狙いでありました観光の振興並びに観光振興に資する人材の育成という観点からしますと、さまざまな事業、平成26年、27年度実施されまして、それの実績なり成果としては一定上がっていると思います。ただ、最終の目的である観光振興に資する人材の育成という観点からは、なかなか十分な成果を上げたということは言いにくいというのが現状ではないかという認識をしております。 291 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 292 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  事業評価をなされたということで、ただ、当時の担当課長が言った観光協会の事務局長を雇えなかったということに対しては、議会に対して約束を守れなかったという事業評価については、私はゼロ点やと思っています。  今回何でこれをまたぶり返して入れたのかというと、初めて言うんですけれども、今回いろんな質問の中で98条なり100条、随意契約の調査特別委員会等々ありましたよね。僕、実際このときに企業さんに電話を入れたんですよね。実際入れたんですよ。というのは、35項目以上ある企画書の提案書の制作日数が1週間ぐらい切っているんですよ。当時、秘書課は夜中12時を回ってもホームページのトラブルで上がってこなかったんですよ。次の朝来てやっと上がってきたこの事業が1週間、35項目の中で1週間しかなかった。岡田浦漁業協同組合もここぞとばかり当時観光協会に期待していましたし、何とかこの泉南を盛り上げなきゃいけないということで。コンサルを雇って1週間寝ずに寝らずつくってストレート負けで終わりです。僕、岡田の漁業組合が負けたから怒っているのではなくて、最初から担当職員はこの企業ありきで物事を進んでいるんじゃないかどうかという確認をこの98条の参考人として私は聞きたかったんです。  ところが、現実的に参考人が来られるときには公務のために欠席、それ、たった1つだけ。私の中では疑義が残っているから、あえてこの一般質問でそのことを副市長に、大阪府から来られた副市長に聞いてもらいたかった。  このことについて、副市長、どうですか。1週間です。 293 ◯議長(堀口武視君) 清田副市長。 294 ◯副市長(清田正彰君) プロポーザルの募集期間が1週間ということでございますけれども、この事業が終了した後になりますけれども、昨年度、泉南市のプロポーザルのガイドラインを作成しております。そこでは、募集期間につきましては原則1カ月ということを示しております。その趣旨としましては、やはりプロポーザルの実施の目的といたしましては、民間事業者のさまざまな提案並びにいろんなアイデアを活用するという点から、一定、募集に当たっては期間を設けるというところかと思います。  具体的に今回の観光事業におきましては1週間ということですけれども、土日を含めると13日間ということで募集期間をかけたということで聞いております。今つくっておりますガイドラインからしますと、やはり短かったという点は否めないと思います。しかしながら、この事業、先ほど申しましたように大阪府の緊急雇用対策基金を使っているということもありまして、一刻も早く事業を実施する、それで雇用につなげるという目的もございましたので、そのぎりぎりの線の中で約2週間、土日含めてですけど2週間という期間を設定したというふうに思っております。  設定に当たりまして、当該業者ありきではないかということもありますけれども、そこにつきましては、一定、大手企業でありましたら企画部門が独立して持っておりますので、2週間あれば一定の企画書を出してくるというところは可能かなというふうに思っておりますので、必ずしもこの事業者ありきということで募集をかけたというふうには思っておりません。ただ、中小の規模の業者からもアイデアを出してもらうとか、斬新なアイデアを出してもらうという点からすると、2週間というよりも今のガイドラインにあるような1カ月というような期間を設けながらさまざまなアイデアを出していただくと、そういうところがプロポーザルの本来の趣旨であるかなというふうには認識しております。 295 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 296 ◯4番(田畑 仁君) さすが副市長ですね。すばらしいです。そのとおりやと思いますよね。ただ、地元がわからんものは何をやったって結果なんか出せるわけないんですよね。地元の内情はわからんけど企業のプレゼンの企業資料が最高やっただけで、結果的に何も進んでないやないですか。岡田の朝市に来て、あの焼酎を配ったぐらいですよ、僕から言わせたら。飲んだでしょう、一緒にね。やと思いますよ。そのほか何もないもん。あれがもし成功していたら観光協会ももっとスピーディーに動いていたやろうな。きのうの質問にあった花火に何万人来る、タコカーニバルに何万人来る、来々月のET-KINGも来るんですよね。どんどん泉南が沸いてきているんですよね。そのきっかけをつかむためにはまだ地盤がゆるゆるやから。  竹中市長、担当課は頑張っていますよ、今。農林だって産業観光課だって、政推だって、どんどんキャパは大きくなってきているわけや。チャンスはどんどんあるけど、地盤がまだ固まってないからなかなか難しいという現状なんですよね。  副市長、きょう、すいません。ありがとうございました。感謝しています。僕自身は副市長の答弁で納得、これでします。心の中では疑義が残ったままこの選挙戦を迎えて、来月ここで立っているか立ってへんかようわかれへんですけれども、疑義は心の中で残ったまま今ので納得して、この観光ガイド養成事業についてはもう納得いたす予定でございます。  教育委員会の今トランポリンに特化して、観光ガイド養成事業でもうひとつ成果が出ていないという解釈ね。次に来るのがアナゴの事業なんですよね。これ、実際組合の担当職員はほんま血の小便が出るぐらいの思いでやっているんですよ。もう限界ぎりぎり、この暑い中。ただ、観光ガイド養成事業のように失敗してもかめへんねん、どうでもええねん、知らんわいと言うわけにはいかんのです。絶対にこれ、成功させなきゃいけないんですよね。このプレッシャーというのは、採算性がどうとか、ほんまにいけるの、ほんまに育つのという中でやっているこの我々、我々という言い方はおかしいですね。漁業組合サイドのプレッシャーというのは担当職員が常日ごろ感じながらやっているから、観光ガイド養成事業のように、失敗して終わりました、ある程度の成果は出ました、しゃんしゃん、2,000万ぼーん、これじゃ我々済まないんですよね。そのためには、11月ぐらいにはちょい脂ののったアナゴが100%の形ででき上がってくると思います。ただ、キャパが狭い分、本数が少ないというヒアリング、漁業組合のヒアリングでは聞いているんですけれども、ここからが勝負なんですよね。  政推の方に、真鍋さんに聞きたいんですけれども、やっぱり僕の泉南の難点というのは特化して物事をできない、特化して。当時の担当課長が言うた公平平等ね。ゆるキャラだってそうなんですよ、結局。今、けちをつけているのと違いますよ。特化してやってないでしょう。議長の出身地、金熊寺がモチーフで、アナゴも持っていたり、ここに花があったり何やったりこれやったり、これが泉南なんですよね。  池田市でしたっけ、倉田市長。どうでしたか。倉田市長だったかな、チキンラーメンのまち。ゆるキャラかそのイメージキャラクター、チキンラーメンがなったんですよね。もうラーメンのまちなんですよ、ラーメン。もうラーメンでいく、ラーメン。でしょう。泉佐野は犬鳴温泉、これでいくんですよ、どーんと。ここの戦略、これが産業観光課も政推も農林もつながっていったらどんどん進んでくるんですよね。ばらばら、ばらばらやっていくというのが今の現状やと思うんですよ。  僕、提言しましょう。100%のアナゴができ上がってくると思います。漁業組合も一生懸命やっていますのでね。ただ、でき上がってからのコンセプトなんですよ。政推がどれだけの思いがあるのか。ぜひお答えください。  ちょっとおかしいか。私はその商品開発、これから11月にでき上がったものを漁業組合サイドは3月までには商品開発で焼きアナゴや白焼きアナゴをふるさと納税一本で、なおかつ泉南市にある店には販売するけれども、ふるさと納税一本で力を入れて付加価値をつけて高級アナゴを提供したいという思いを今、政推の岡田さん等々にぶつけていると思うんですけど、そのあたり、どうですか。 297 ◯議長(堀口武視君) 真鍋総合政策部長。 298 ◯総合政策部長兼行革・財産活用室長(真鍋康之君) その話はこの議会に入る前に岡田次長本人からも聞いておりますし、聞いているだけではなく、私本人もこのアナゴの加速化交付金で事業に取りかかった際にもうゴール地点として頭の中には描いていた部分なので、ぜひともアナゴは大きいアナゴができて、その次の段階で調理をやって配送のための真空パックとかという恐らく工程も当然必要になってこようかと思いますので、そのあたり、泉南の目玉の産品として返礼品としてアナゴを我々考えたいと考えてございますので、その節はよろしくお願い申し上げます。 299 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 300 ◯4番(田畑 仁君) これも難しいんですよね。今、漁業組合にヒアリングすると、11月にかなりでかいアナゴができ上がって、あと、業者さんを迎えて白焼きアナゴか焼きアナゴにして真空にして木箱に入れて、ふるさと納税の泉南アナゴという形でお客様に、市民の皆さん、府民の皆さんに提供できるような形をとるという今目標にやっているんですが、これもまた難しいんですよ。泉南にはナスビもあるし梅もあるしアナゴもあるしと。ここをまた特化せんとちんちんばらばらで平等公平にいくと、この戦略が崩れてくるんですよね。  政推の皆さんが岡田浦のそらみつさんという企業さんにオリーブオイルをふるさと納税に出してもらえませんかということで、非常にいいオリーブオイルの会社なんですよね。岡田浦にあるんですけれども。ここも戦略なんですよ。別にアナゴに特化しているわけじゃなし、オリーブオイルでいくのでオリーブオイルのまち泉南でいいんですよね。岡田浦の名前をオリーブ駅でもええわけなんですよ。ここが戦略やと思うんですよね。これを横に並べると戦略的にぼけてくるんですよ。だから伸びしろがこの泉南は少なくなってくる。別にアナゴに特化しているわけじゃない。  この辺については、どうか政推一丸となって、ふるさと納税の攻め口、また、産業観光課、ゆるキャラを使った攻め口、イベント、このあたり手を組んで爆発的に泉南を盛り上げていっていただきたいな。来々月、10月、ET-KINGも何か海のところに来るというのもちらっと聞いていますので、また泉南はそのとき沸くのかなという思いなんですけれども、ぜひともお願いしたいと思います。  今、海手の話をさせてもらったんですけれども、これからホテル誘致が始まったり、りんくうのあの公園地がいろんな形で絵ができてくると思うんですよね。  次、僕、大綱5点のうちにあった1つ、農林水産の発展、改革という、改革なんですよね。  これ、ちょっと思い切ったことを言うんですけれども、これから本市は竹中市長を初め市長部局、担当各関係理事者がいろんな絵を考えて、夢のある泉南をつくるために、あのりんくう公園地サザンぴあからの両サイドの絵というのがこれからどんどん出てくると思うんですよ。僕は思うに、今、府から岡田浦の漁業協同組合が泉南市に移管。今までは二重行政、これ、二重行政やないんやけれども、樽井の漁業協同組合、樽井の港については泉南市の管轄で、岡田浦の漁業協同組合の岡田浦漁港については大阪府の管轄やったんですよね。今、府から打診が来て、両方とも泉南市で見てくれなはれやという話なんですよね。いやいや、そのままの状況やったら、そんなのこっちはもらえまへんがな、ここを直してから持っておいでなという話を今、府と市とやっているはずなんですよね。  僕が思うに、これから竹中市長が描くりんくうの開発、また、担当部局が描くりんくうの絵を成功させるためには、僕は漁業組合、岡田と樽井とありますけれども、これは泉南漁業協同組合でも僕はええと思っています。どっちが本店、どっちが支店ではなくて、これには漁業日数、出漁日数、組合員数等々、具体的な議論をやってもいいんですよ、具体的な議論。だけど、きょうはやめておきます。具体的な議論をやってもいいんです。ただ、きょうはやめておきます。  1つ案としては、本当ならば、ちょっと話が飛んじゃいますけど、大阪府には24漁協あるんですよ。本当を言えば、24漁協が1つ本店で、23支店という解釈であれは、水産庁なり国土交通省と補助金の交渉であったり、いろんな交渉ができる。水揚げ高を上げる。だから、この泉南、泉佐野の間に大阪湾全部の南部魚市を建設するとかね。いろんなことができる。ただ、持っている資産の兼ね合いで、その話が24漁協まとまらんのです。ほんまを言えば、大阪漁業協同組合1個あったら、支店が岡田浦、支店が樽井というような感じで24漁協がまとまれば、この大阪湾、新しい開発が進んでえきて、関空発展につながってくる。これは大きな、もう市会議員のレベルじゃない、府会議員のレベルじゃない、国会議員のレベルの話なんですけれど、それをもとにすれば、私は泉南市にある2つの漁業組合が一体、1つになるということも視野に入れたらどうかなという提案なんですけれども、市長か農林か、お答えください。 301 ◯議長(堀口武視君) 竹中市長。 302 ◯市長(竹中勇人君) 漁協の一本化というのは非常に重要なことかと思います。私も非常にその案に関しては賛成でございます。農協が過去にばらばらであったのが一本化された。大阪泉州で一本化されているわけです。農協にできて漁協にできないはずはないというふうに私は思います。これは将来的には一本化して全体の力をつけていただく、これがやっぱり今後の漁業発展の1つの大きな柱になるんじゃないかと私は思っております。 303 ◯議長(堀口武視君) 田畑議員。 304 ◯4番(田畑 仁君) ありがとうございます。  僕、思い切った提案だったんですけれども、まずは将来的に、ただ、数年後にホテルの誘致ができて、ホテルができたりいろんな開発がなることも踏まえた上でいくと、僕は行政主導でそれをやっていくのはなかなか難しいと思うんですよ。ただ、僕は感覚的にいくと、今、泉南漁業協同組合、どっちが本店、どっちが支店かということはここでは言えないですけれども、そういった新しい形をつくっていかないと、どこかでつまずく可能性があるのではなかろうかなという懸念でございます。  次、人事やったんですけど、もうやめておきます。副市長がちゃんと答えてくれたので、もうやめておきます。  あと5分なんですけれども、冒頭から教育改革。教育長、お願いしておきます。子どもたちの環境というのは目まぐるしく変わってきています。  副市長、観光ガイド養成事業、中身は具体的に前の副市長のときやったのでよくわからなかったかわからないんですけれども、御答弁ありがとうございました。  最後、市長も僕の突拍子もない提案、答弁いただいてありがとうございました。  とにかく夢のあるまち泉南、10月選挙があるんですけど、僕、ここで次はもういてないかわからないので、お礼だけ申し上げて終わりたいと思います。ありがとうございました。 305 ◯議長(堀口武視君) 以上で田畑議員の質問を終結いたします。  お諮りいたします。本日の日程は全部終了いたしておりませんが、本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす9月1日前10時から本会議を継続開議したいと思います。  これに御異議ありませんか。  〔「異議なし」の声あり〕 306 ◯議長(堀口武視君) 御異議なしと認めます。よって本日の会議はこの程度にとどめ延会とし、あす9月1日午前10時から本会議を継続開議することに決定いたしました。  本日はこれをもちまして延会といたします。お疲れさまでございました。       午後4時45分 延会                   (了) 署 名 議 員  大阪府泉南市議会議長   堀 口 武 視
     大阪府泉南市議会副議長  澁 谷 昌 子  大阪府泉南市議会議員   松 田 英 世  大阪府泉南市議会議員   古 谷 公 俊 © Sennan City, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...