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令和 2年第 3回定例会−09月18日-03号

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  1. 門真市議会 2020-09-18
    令和 2年第 3回定例会−09月18日-03号


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    最終取得日: 2021-04-27
    令和 2年第 3回定例会−09月18日-03号令和 2年第 3回定例会            令和2年門真市議会第3回定例会議事日程第3号   令和2年9月18日(金)午前10時開議  日程第1  市政に対する一般質問  日程第2  議員提出議案第3号  地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書  日程第3  議員提出議案第4号  新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書  日程第4  事務事件の調査     ───────────────────────── 〇出席者氏名出席議員(20名)                  1番  中 道    建                  2番  大 西  康 弘                  3番  滝 井  稔 元                  4番  坂 本  拓 哉                  5番  池 田  治 子                  6番  寺 西  敬 子
                     7番  坂 本  大次郎                  8番  池 田  美佐子                  9番  松 本  京 子                  10番  森    博 孝                  11番  大 倉  基 文                  12番  吉 水  志 晴                  13番  土 山  重 樹                  14番  後 藤  太 平                  15番  岡 本  宗 城                  16番  内 海  武 寿                  17番  福 田  英 彦                  18番  亀 井    淳                  19番  五 味  聖 二                  20番  今 田  哲 哉     ───────────────────────── ・説明のために出席した者(15名)   市長                 宮 本  一 孝   副市長                下 治  正 和   副市長                三 原  淳 子   教育長                久木元  秀 平   副教育長               邉 田    憲   企画財政部長             宮 口  康 弘   総務部長               大 兼  伸 央   市民生活部長             水 野  知加子   保健福祉部長             重 光  千代美   こども部長              内 田    勇   まちづくり部長            木 村  克 郎   上下水道局長             大 矢  宏 幸   会計管理者              溝 口  朋 永   教育委員会事務局教育部長       満 永  誠 一   行政委員会総合事務局長        南 野  晃 久     ───────────────────────── ・職務のために出席した者(3名)   総務部次長              山 口  勘治郎   企画財政部秘書課長          白 川    豊   総務部総務課長            吉 井  義 輝     ───────────────────────── ・職務のために出席した議会事務局職員   局長                 岡    一十志   次長兼課長              丹 路  保 浩   課長補佐               笠 置  真 記   主査                 西 脇    優   係員                 西 川  祥 平   係員                 岸 ケニー龍之介 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――  令和2年9月18日(金) 午前10時開議 ○今田哲哉 議長  本定例会の本会議におきまして、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策として、議場でのマスク着用アルコール消毒液使用の御協力をお願い申し上げます。  傍聴される皆様も同様の御協力をお願い申し上げます。  なお、換気のため議場のドア等を現在開放しており、適宜開閉いたしますので御了承願います。  また、おおむね1時間ごとに10分から15分程度の休憩をとることといたしますので、重ねて御了承願います。 ○今田哲哉 議長  ただいまの出席議員は20名であります。  これより本日の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― △市政に対する一般質問今田哲哉 議長  日程第1、市政に対する一般質問を行います。  この際申し上げます。各議員質問時間は、議会運営委員会の決定により、再質問を含めおおむね20分以内といたします。  それでは、質問通告順により14番後藤太平議員を指名いたします。後藤太平議員。            〔14番後藤太平議員登壇、拍手〕 ◆14番(後藤太平議員) 議席番号14番、公明党の後藤太平です。通告に従い順次質問をさせていただきます。  本市の障がい者支援現状についてのうち、本市の障がい者施設現状についてを伺います。  国の障がい者施策においては、平成25年4月1日から障害者自立支援法障害者総合支援法とするとともに障がい者の定義に難病等を追加し、平成26年4月1日から重度訪問介護対象者の拡大、ケアホームグループホームへの一元化などが実施されました。  そして、国及び大阪府の障がい者施設などにおいて、地域定着支援地域移行支援といった施設や病院から地域での生活への移行が進められています。そのような中、本市北河内7市の中でも人口規模に比べて地域における受け皿となる短期入所等社会資源が少ない状況であると思われます。  そこで北河内7市において、本市の障がい者施設等現状を教えてください。  また、理事者の見解もお聞かせください。  障がい者等への支援は主に介護者が行うわけですが、この介護者の役割を担っているのはほとんどの場合家族であります。そして、一般的に介護者の負担は非常に重く、365日24時間の介護が行われています。  レスパイト入院レスパイトケアなどの言葉がありますように、レスパイトとは一時休止や休息という意味であります。介護者の日々の疲れ、冠婚葬祭、旅行などの事情により一時的に介護者負担軽減を目指す仕組みであります。このような仕組み受け入れ施設がなければ介護者を支える力が低下し、障がい者の皆さんがたちまち地域生活を送ることが困難となります。  そのようなときに短期入所ショートステイ)の施設などが近場にあるということは、介護者からすれば非常に助かると思いますし、行政においても目を向けなければならない施策であると思います。  そこで、短期入所ショートステイ)ではどのようなサービス、内容が行われているのか。  また、介護者に役立つことについてお答えください。  そして現在、城垣町に建設中であると聞いています障がい者施設実施予定事業について教えてください。  次に、災害時の福祉避難所についてと今後の取り組むべき課題についてを伺います。  昨今は地球温暖化により台風などの災害も甚大化広域化の傾向があります。そのため、高齢者や障がい者、乳幼児など特に配慮を要する者を滞在させる避難所として福祉避難所を確保することは自治体として重要であります。  内閣府防災担当が出している福祉避難所の確保・運営ガイドラインによると、自治体は平時において福祉避難所の対象となる者の把握と利用可能な施設の把握をするようになっていますが、どのような状況か教えてください。  その上で、とりわけ障がい者の福祉避難所の整備及び社会資源をふやすための今後の取り組みについてお聞かせください。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。重光保健福祉部長。             〔重光千代美保健福祉部長登壇〕 ◎重光千代美 保健福祉部長  後藤議員質問本市の障がい者支援現状につきまして、私より御答弁申し上げます。  本市の障がい者施設現状といたしましては、国及び大阪府の障がい者施策において施設や病院から地域での生活への移行が進められている中、北河内7市の中でも人口規模に比べて地域における受け皿となる社会資源が少ない状況でございます。  令和2年9月1日現在、市内にある障がい者のグループホーム事業所の数は25カ所で、短期入所事業所は6カ所となっております。  障がい者等が住みなれた地域で安心して自立した生活を営むことができるまちづくりを進める上で、社会資源整備拡充に向けた取り組みは重要なものと考えております。  次に、短期入所についてでありますが、介護者の用事及びレスパイトや疾病などの一時的な理由により介護を行うことができなくなった場合に、介護者にかわり入浴、排せつ及び食事の介護その他必要な支援を行うものでございます。  短期入所介護者の負担が軽減され、介護者が休息をとり日々の介護によるストレスを解消することができるなどのメリットがございます。  次に、現在城垣町で建設中の障がい者施設につきましては、市外の社会福祉法人令和3年4月の開設に向け施工しているもので、生活介護及び短期入所等事業を行うものと聞き及んでおります。  次に、福祉避難所として利用可能な施設といたしましては、現在市内に介護保険施設が8施設、障がい者支援施設が1施設の計9施設が整備されております。今後も起こり得る大災害に対応するためにも、障がい者等受け入れを可能とする福祉避難所の整備は必要であると認識しております。  引き続き障がい者支援施設新規開設を促進するとともに、福祉避難所としての利用に向けた情報提供及び働きかけを行ってまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  後藤太平議員。              〔14番後藤太平議員登壇〕 ◆14番(後藤太平議員) 最後、少し要望になりますが、障がい者施設等がどれだけ少ないかという話になりますけども、先ほどグループホームの数を市内には25カ所であるというふうな答弁をいただきました。  北河内の他市の状況を見ますと、例えば人口規模がほとんど変わらない大東市が47カ所あります。人口が約7万7000人の交野市においても本市よりも多い28カ所あるということであります。あと、枚方市なんかは100カ所、寝屋川市では59カ所あるということで、本市の25カ所がいかに少ないかということが明らかであると思います。本市の障がい者やその御家族を取り巻く環境は、この数字だけを見れば非常に厳しいと思われます。  今後、本市としましても社会福祉法人も含め多くの事業者本市での事業に参入していただけるようなインセンティブなども考えられないか、検討していただくよう要望いたしまして質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○今田哲哉 議長  これで後藤太平議員質問を終わります。  次に、4番坂本拓哉議員を指名いたします。坂本拓哉議員。             〔4番坂本拓哉議員登壇、拍手〕 ◆4番(坂本拓哉議員) 4番、大阪維新会緑風議員団坂本拓哉です。通告に従いまして、一括方式にて質問いたします。  リサイクルプラザエコ・パーク運営状況と今後の活用についてお伺いいたします。  門真市立リサイクルプラザエコ・パークは約50億円という予算のもと平成14年4月に開設され、ことしで開設19年目を迎えます。  開設当初はNPO法人リサイクル活動機構かどまに運営を委託され、年間1500万円の委託費で運営されてこられました。フリーマーケットを初め自転車や家具の修理をし、また、使えるようにしたり、修学旅行の勉強先であったりと、イベント時だけでなく平素から大層にぎわっていたとお聞きしております。その後、施設あり方について前市長の行財政改革の一環で市が直接運営するに至っている状況でございます。
     現在行われている啓発事業等ソフト事業におきましては、市民等協働による実施など一定の効果が期待できるものと認識しておりますが、施設の一部の老朽化が目立ってきております。  私も実際現地を見てまいりましたが、施設の一部での雨漏りを初め、かつてのガラス工房には陶芸のもう使えない窯や不要なものが置かれたままで倉庫として使われております。陶芸の窯などは門真市民プラザでの活用も御検討されたそうですが、移送する費用などの面と古くなっていたということもあり、やむなく断念されたとのことです。  また、ガラス工房の転用につきましては改修費の面で現状では実施できていないとのことです。  5階の屋上庭園につきましては、雨漏りの一因であることやデッキの腐食等で危険であることから現在使用中止となっており、温室があった部分はさびており、端の部分には大きな木が落ちてきそうな状況で、こちらもまた、危険かつ雑草も伸び放題となっております。  また、4階のすき間の部分におきましても木が生い茂っており景観もよろしくありません。  5階の会議室に関しましても、以前集会での利用を申し込まれようとしたとき、リサイクルに関係のない内容であるとして利用を断られた事例もあると聞き及んでおります。施設を有効活用する発想から、使っていないところも積極的に御利用いただく工夫も必要であると私は考えます。  雨漏りも頻繁にある中で、根本的に直せるほどの修繕費もないそうです。来館者数に関しましても、NPOにより運営されていた平成19年度は年間約2万5000人、翌年の平成20年度は1万9000人だったそうです。門真市の直営となられてからの平成21年度は1万1000人、その翌年平成22年度は7000人と過去の議事録に書いてありますように、その年のイベントの数と全く同じ状況でないにしても市の直営になってから3分の1ほどになっており、明らかににぎわいは減っているわけです。  門真市民プラザにしろ、中塚荘にしろ、ルミエールホールにしろ、委託で運営されているのに、なぜリサイクルプラザエコ・パークは委託から外されてしまったのか、そのあたりも不可解な部分でございます。  一中の跡地等、モノレールの延伸等新しいところをどんどんつくるのも、もちろん市の魅力向上につながるわけですし、こちらもぜひとも進めていただきたいところですが、そちらと並行して市が保有している既存の施設市民のために活用することも重要ではないでしょうか。  今現在エコパーク利用されている方々も全てではございませんが御年配の方ばかりです。実際に活動をしてらっしゃる方からお話を聞きますと、あと何年活動できるかわからない、やることは違ってもエコパークでいろんなことで有効活用したいという人が出てきてくれたらとてもうれしい、それに対して協力は惜しまないし、人材が必要ならば今までしてもらった人にお願いもできるとおっしゃっていました。  本当はこういう呼びかけを市でやるべきではないでしょうか。このエコパークは市の財産、市の持ち物なわけでございます。市の方から市民に向けて、もっと言うと門真市民でなくても活用していただいて、市に利益をもたらしてくれればよいわけです。普通の会社であれば、保有している資産が古いからほっとけみたいな話はまずないわけです。そこが潰れてしまったら会社は責任をとらなければならないわけですが、その責任が結局行政の場合は税金から出るわけです。  予算がないのは重々承知しておりますが、ましてやこのコロナ禍により今後税収が落ち込むことが懸念されております。だからこそ何かやらないといけないと、今の現状ではただお金だけ出ていくだけという意識を改めて持っていただかなければなりません。  かどま折り鶴12万羽プロジェクトを例に挙げますと、ゆめ伴プロジェクトin門真から始まった企画で、もちろん市も懸命にPRされておられたのは存じております。まさしく、公民協働のたまものでした。  また、費用もゼロではありませんが、各種メディア、24時間テレビでも取り上げられるなど効果等考えれば、破格で実施できているわけです。お金がなくても活動はできるわけです。アイデアを持っておられる方はいらっしゃるわけです。そのようなアイデアをお持ちの市民の方が窓口でお話しても、もう予算がないからできないんですという返答で終わってるんではないかと、とても心配になります。そうなるとですね、例えば来年もっと予算がないときに何もしないんですかという話になり、一中の跡地等お金をかけてるのはどうなるんですかと否定的な考えを持たれてしまう可能性も出てくるわけです。  私は実際にエコパークがにぎわっていた時代を目の当たりにしたわけではございませんが、環境行政の先進地として全国的にも脚光を浴び、各方面からも多くの方が視察に訪れてこられた、すごくよい財産だと思っております。  少しさかのぼりますが、2013年5月に関西広域連合により原子力災害に係る広域避難受け入れ調整方針が示され、避難元自治体と県外の避難先自治体マッチング案が提示されました。  大阪府においても府内市町村に対し、原子力災害に係る広域避難受け入れ候補施設の調査が行われ、本市ではこのリサイクルプラザ受け入れ可能施設として回答されておられ、このような活用姿勢はもちろん防災訓練や学習に関してもとても有用な場所だと感じました。  新しいところに財源を投入することもとても大切ですが、既存のものをどう利活用して、うまくいけば売り上げを上げていく、それが大切です。市が売り上げを上げなくとも、その施設市民がどう活性化させるのか使ってもらうのか、それがもし必要ないのであれば、潰して売却するなりなんなりしないと、ずっとお金だけがかかり、大した効果が出ない、本当にもったいないわけです。  先ほど申し上げました、リサイクル関連でないなら利用できないというのは条例の設置目的から一定の理解はできますが、そのせいで空きテナントがあるのであれば、条例を変えるなり発展的な話に変えていかねばなりません。せっかく市民の方からいろんな御意見が出ているわけですから、真摯に受けとめるべきかと考えます。ほったらかしにするほうがお金がかかるという意識を持たないと、やはり後手後手になってしまうわけです。  大阪市でも大阪城公園や天王寺公園といった市営だった公園を既に民間活力を導入し、魅力向上にぎわい創出という結果を出しております。近隣でいえば、鶴見緑地公園も今一生懸命魅力向上に取り組んでおられるところです。  市が賃料をいただいて活用する人たちはいろんなことができるわけです。エコパークに関しましても、使わなかったところを使うことでプラスになるかもしれません。  このまま年月が過ぎ先に進めば進むほど、お金も人を突き動かす原動力といいますかエネルギーも必要なわけです。今その声があるうちに、その思いを取り込むのか、それとも取り込めない事情があるのか、今はできないならできないでこうしますという筋が通るようなお話をしていただき納得できるように、常日ごろから利用者との対話を図っておくべきとも考えます。役所の方針さえ見えれば、市民の方はそれに従って動きます。その方向性が見えないので、どうしたらいいのかがわからなくなるのではないでしょうか。  また、情熱の大小あれども何かをしたいという市民の方がいらっしゃっても、役所に行ったら行ったで、予算がないからできませんと門前払いをされてしまう。そしてその情熱もいずれは冷めてしまい、もういいわと諦められて言うことをやめてしまいます。幾ら言っても仕方がないと、そういった姿勢がこの門真市の人口減の一因にもなっていると私は考えております。  さて、それを踏まえて私がお聞きしたいのは、近年のリサイクルプラザ来館者数の推移とイベント実施方法コロナ禍にあっての本年度の状況、今後の施設老朽化に対する維持管理及び事業実施についての市の明確な考えです。よろしくお願いいたします。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。大矢環境水道部長。             〔大矢宏幸環境水道部長登壇〕 ◎大矢宏幸 環境水道部長  坂本議員質問リサイクルプラザエコ・パークにつきまして、私より御答弁申し上げます。  現在のリサイクルプラザエコ・パーク運営状況と今後の活用予定についてであります。  まず、近年のリサイクルプラザ来館者数の推移とイベント実施方法についてであります。施設来館者数につきましては、ここ数年、年間約8000人から9000人で推移しております。  その内訳といたしましては、リフォームや裂き織りなどの団体活動による工房利用がおよそ半数の約4000人、残りが環境学習各種講座エコフェスティバルなどのイベントによる来館者となっております。  特にイベントにつきましては、近年、工房利用団体環境関係事業者等との協働により実施する手法が定着しており、工夫を凝らした多彩な内容で盛り上がりを見せており、多くの皆様に御参加いただいております。  次に、コロナ禍にあっての本年度の状況についてでありますが、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から5月下旬まで閉館しておりましたが、感染防止策に十分配慮いただきながら、工房利用者活動も徐々に戻ってきている状況でございます。  しかしながら、イベント等につきましては協働実施する団体や事業者等と随時調整しながら実施の可否を検討しており、現在のところ全てのイベントを中止しております。  これらのことから来館者数につきましては、8月末現在で昨年度の約4650人に対しまして、本年度は約950人となっており、昨年度の約2割にとどまっております。  次に、施設老朽化に対する維持管理及び事業実施についてでありますが、今後とも将来的な施設あり方及び費用面等を検討しつつ、利用者の皆様が快適に御利用いただけるよう適切な管理を行うとともに、イベント等事業実施に当たりましては工房利用団体及び環境関係事業者等との意見交換などを十分に行い、環境意識の啓発に資する事業に取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  坂本拓哉議員。              〔4番坂本拓哉議員登壇〕 ◆4番(坂本拓哉議員) 御答弁ありがとうございます。市が運営されてからは来館者数は劇的に減ることはなく、エコフェスティバル等利用団体の皆様との協働イベント時はにぎわいを見せておられ、よい流れができつつある中で、このコロナ禍で出ばなをくじかれてしまい、さぞ悔しい思いをされてらっしゃることとお察し申し上げます。  ですが、今後も御答弁でおっしゃっていただきました意見交換をですね、有効利用したい方々と密にとっていただいて、どうすれば今後利用者がふえてるようになるのか、エコパークで利益が出せれるのか等発展的なお話ができるように努めていただきますようお願い申し上げます。老朽化に対する維持管理におきましてもあわせてよろしくお願いいたします。  新しいものをつくるのは、やはりお金はもちろん時間もかかります。できるまでをただ待つだけではなく、その空白の期間をいかにして埋めていくのかが重要です。となると手持ちのカード、エコパークも含めた既存の施設の利活用でやりくりするしかないわけです。にぎわい魅力向上というのは行政も事業の補助金等利用できるものは活用していただくとともに、それに加えまして、やる気のある市民の方々の力なしではなし得ないものだと私は思っております。  ぜひともそこの意識を強くお持ちいただきますよう要望いたしまして、私の質問を終了いたします。御清聴ありがとうございました。 ○今田哲哉 議長  これで坂本拓哉議員質問を終わります。  次に、8番池田美佐子議員を指名いたします。池田美佐子議員。            〔8番池田美佐子議員登壇、拍手〕 ◆8番(池田美佐子議員) 議席番号8番、公明党池田美佐子です。通告に従い、一括方式質問させていただきます。  まずは、新しい生活様式に向けた諸施策の具体化についてお伺いします。  本年1月に国内初の新型コロナウイルス感染が確認され8カ月が経過しました。そのような中、手洗い、うがいは日常生活で自然に励行されるようになってきたと感じています。  また、マスクに関しては高齢者から子どもまで真夏の期間もしていることが当然になり、逆にマスクをしていないことでさまざまなトラブルが起こる現状になっています。このようにコロナ禍で新しい生活様式に向けた動きが官・民に広がりはじめています。  わかりやすいところで言えば、例えばトイレの手洗いの蛇口を自動センサーにして手を触れなくても手洗いができるように変わっているようにも聞いたりもします。  本市では、市の公共施設の蛇口などの状況はどのようになっているかお聞かせください。  コロナ禍で新しい生活様式が推奨される中、市民の皆さんは密を避け、外出を控え、買い物もインターネットを使うことがふえる中で宅配業者に配達をお願いすることも多くなりました。  そんな中、お隣の大東市では宅配ボックスの設置に市の補助金を出すなどの試みもされていると聞きますが、宅配ボックスの設置補助についての考えもお聞かせください。  次に、市役所の窓口業務の取り組みについてお伺いします。  本年は、世界中で多くのことを変革せざるを得ない大転換の年になりました。国においては、新型コロナウイルス感染症への対応で日本がデジタル後進国であるということが広く国民に認識される結果となりました。そのことでこの門真市においても多くの人がマイナンバーカードの申請や交付窓口にお越しになり、密集した空間をつくり出すことにもなりました。  門真市の窓口業務については、主に一般市民の方が通常利用する窓口は別館の一階に集中しているわけですが、別館の庁舎の構造が回廊形式であるため窓口に来られた方が密集してしまう構造になっています。  この問題の解消については新庁舎の建設という議論になるのでここでは申しませんが、このコロナ禍市民課などはどのような工夫をされてきたのか教えてください。御清聴ありがとうございました。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。宮口企画財政部長。             〔宮口康弘企画財政部長登壇〕 ◎宮口康弘 企画財政部長  池田議員質問の一部につきまして、私より御答弁申し上げます。  新しい生活様式に向けた諸政策の具体化についてであります。  議員質問の市の公共施設の蛇口の状況につきましては、各公共施設、あるいは同じ公共施設内におきましてもつまみやレバーなど人手で操作するものや自動水栓のものなど、さまざまな設置状況となっております。  今次定例会で議決いただきました補正予算におきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、公立保育園等における自動水栓の設置を盛り込んでおり、今後新たに設置する場合や既存の蛇口につきましても必要に応じて検討してまいりたいと考えております。  次に、宅配ボックスの設置補助につきましては議員御紹介のとおり大東市で実施していると聞き及んでおり、コロナ禍で増加した通販等で宅配業者との対面での接触機会を軽減することにつながるものと考えておりますが、同感染症対策として、その有効性や必要性について調査研究してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  水野市民文化部長。             〔水野知加子市民文化部長登壇〕 ◎水野知加子 市民文化部長  池田議員の御質問コロナ禍の市役所改革についてのうち、一部につきまして私より御答弁申し上げます。  窓口業務の取り組みについてであります。  庁内の市民対応窓口におきましては、今般の新型コロナウイルス感染症拡大を踏まえて密閉、密集、密接いわゆる3密を避ける対策といたしまして、窓の開放による換気、一定の距離を保った待合用椅子の配置、ビニールカーテン等の設置などに取り組んでまいりました。  とりわけ市民課の窓口におきましては、混雑緩和のため従来より市ホームページを用いて窓口呼び出し状況確認システムの運用や、混雑が予想される日をカレンダーでお知らせするなどできる限り市民の皆様がみずから混雑を避けて御来庁いただけるように周知するとともに、郵送請求やコンビニ交付の活用など来庁せずとも行える手続等につきましても改めて市民周知を行いました。  しかしながら、マイナンバーカードの利活用の拡大に伴う申請数の増加によりまして、今後も来庁者の増加が見込まれますことから、新たな混雑回避策等につきましては、先進事例も参考に調査研究してまいりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  これで池田美佐子議員質問を終わります。  次に、5番池田治子議員を指名いたします。池田治子議員。             〔5番池田治子議員登壇、拍手〕 ◆5番(池田治子議員) 5番、自由民主党、池田治子です。通告に従いまして、分割方式で質問いたします。  まず初めに、ムーンショット目標について質問します。  内閣府が2020年1月に開催した、48回総合科学技術・イノベーション会議の中で六つの目標案が示され、その後7月に目標7が追加された、国のムーンショット目標とは何か御説明ください。  ムーンショット目標1では、誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター基盤の構築が掲げられています。  2018年11月に、分身ロボットカフェが実験的に開かれたという報道がありました。このカフェでは、全長120cmほどの遠隔操作可能な分身ロボット、OriHime−DがALSなどの難病や重度障がいの外出困難な方の操縦によって接客、配膳の仕事をこなしました。これまで外出が困難であった障がい者の方が、その場にいなくともコミュニケーションをとりながら働ける可能性を開きました。すばらしい成果だと思います。  この技術は、その後さまざまな会社が開発に参入し、アバターロボットとして接客や家事支援など既に実用化段階にあり、今後ありとあらゆる分野での活用が見込まれています。多くの市民にとっては、サイバネティック・アバターという言葉にまだまだなじみがなく、よくわからないというのが正直なところだと思いますが、国の目標の最初に掲げられているものであり、実際に民間の技術が本格的に実用化されている現状を見れば、いずれは市民生活に大きくかかわってくるものであろうと考えられます。  サイバネティック・アバターについての門真市としての認識をお伺いします。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。宮口企画財政部長。             〔宮口康弘企画財政部長登壇〕 ◎宮口康弘 企画財政部長  池田議員の御質問につきまして、私より御答弁申し上げます。  ムーンショット目標につきましては、国が設定している超高齢化社会や地球温暖化問題など重要な社会課題に対し、人々を魅了する野心的な目標のことでございます。  国において挑戦的な研究を推進するムーンショット型研究開発制度では、人々の幸福を目指し、その基盤となる社会、環境、経済の諸課題を2040年または50年までに解決すべく現在七つのムーンショット目標が定められております。  次に、サイバネティック・アバターにつきましては、ムーンショット目標1に掲げられており、2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現するために、サイバネティック・アバター基盤を整備し、遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、その場にいなくても必要な能力を身にまとい、誰もが多様な活動に参画できる技術を開発することを目標としております。  議員御紹介の分身ロボット、OriHimeにつきましては、兵庫県赤穂市が遠隔行政サービスの実証実験を行い、子育て相談、観光案内、式典行事に活用したと聞き及んでおります。  本市といたしましては、コロナ禍においても行政サービスを停滞させないようテレワーク端末の整備、庁内ネットワークの無線化、ウエブ会議端末の導入及びリモート相談を実施していくこととしており、アバターや遠隔ロボットの活用につきましては、本市にとって有用なものかどうかなども含め、社会動向を注視してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  池田治子議員。              〔5番池田治子議員登壇〕 ◆5番(池田治子議員) 次に、拉致問題についての人権教育の内容についてお伺いします。  北朝鮮による日本人拉致問題では、大阪の方1名を含め12名の政府認定の拉致被害者がいまだ北朝鮮に残されたままであり、拉致の可能性を排除できない行方不明者は883人に上ります。  この拉致問題は日本の国家主権並びに国民の生命、安全にかかわる極めて重大な問題であり、これについて大阪府下の自治体の議会に所属する地方議員有志が集まり、北朝鮮拉致問題の解決を促進する大阪地方議員連絡会、略称大阪拉致議連を設立しています。これは超党派の集まりであり、令和2年8月現在327人の議員が参加しています。  この会の目的は、北朝鮮により拉致された拉致被害者並びに拉致の可能性を否定できない特定失踪者の早期救出を日本政府に求めることとあわせて、府民に対し拉致問題の啓発教育を推進することであります。  日本政府に対しては、府下の20議会で拉致問題の早期解決を求める意見書を採択し、門真市議会においても昨年12月全会一致で可決し政府に提出しました。  拉致問題の啓発教育もしっかりと推進し、この問題の解決のために前に進めていかなければならないと考えます。  拉致問題について、門真市教育委員会として各校にどのような内容を通知しているのかお聞かせください。  アニメ「めぐみ」等映像作品の活用についての市教育長の考えについてお伺いします。  大阪拉致議連では具体的な活動として、アニメ「めぐみ」を学校で視聴することを推進しています。この作品は政府拉致問題対策本部が企画、制作したもので、実際に日本で起こった拉致問題についてわかりやすく描いたドキュメンタリーアニメ作品です。このアニメ「めぐみ」は政府インターネットテレビでも公開されており、ネット環境があれば誰でも簡単に見ることができるようになっています。  また、学校の授業で使う場合の利便性を考慮して、約25分のフルバージョンに加えて、約15分の短縮版もつくられました。本年度はコロナ禍による休校の影響で授業時間の確保にあまり余裕がない状況であるとは思いますが、15分であれば視聴もしやすいのではないでしょうか。横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されたのは13歳、中学生のときでした。親御さんの苦しみは到底はかり知れるものではありません。
     国も府も、小・中学校でのアニメ「めぐみ」の活用を推進しています。アニメ「めぐみ」等映像作品の活用について、市教育長の考えをお聞かせください。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。満永教育部長。              〔満永誠一教育部長登壇〕 ◎満永誠一 教育部長  池田議員質問の拉致問題についての人権教育について、私より御答弁申し上げます。  拉致問題についての人権教育の内容についてであります。  学習指導要領解説には、主権や人権、平和などに関する諸課題の一つとして日本人拉致問題について触れ、さまざまな問題が存在していることとともに、それらを解決するためのさまざまな人々の努力が重ねられていることに気づくことができるようにすると記載されており、教科書において小・中学校社会科の歴史的・公民的分野にも取り上げております。  小学校の教科書では、2002年に拉致被害者が北朝鮮から帰国した写真が掲載され、消息が明らかでない拉致被害者も多く、一刻も早い解決が求められているという記載があります。  また、新しい中学校の教科書では、2002年に行われた日朝首脳会談で北朝鮮が日本人を不法に拉致した事件が問題となり、被害者のうち5人とその家族は帰国しましたが、その他の安否は不明ですという記載があり、この問題について小・中学校において学ぶようになっております。  次に、アニメ「めぐみ」等映像作品の活用についての市教育長の考えについてでありますが、教育長以下、市教育委員会事務局といたしましては、北朝鮮による拉致問題は我が国の主権及び国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、また、被害者、御家族にとっては重大な人権侵害でもあり、断じて許されるものではなく、人権教育という側面でもしっかりと取り組んでいかなければならないと考えております。  北朝鮮人権侵害問題啓発週間作文コンクールの周知、拉致問題啓発ポスターの掲出の協力依頼、拉致問題に関する教員等研修の参加者募集、映像作品の活用推進等、国・府の通知に基づき、さまざまな形で市内小・中学校に通知しており、議員御指摘のアニメ「めぐみ」を視聴することにつきましても拉致問題の理解促進を図るために意義のあることだと考えており、今後も教員研修等さまざまな機会を活用して、各小・中学校への周知と活用推進に努めてまいりますのでよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  池田治子議員。              〔5番池田治子議員登壇〕 ◆5番(池田治子議員) 再質問をいたします。各小・中学校への周知と活用促進に努めていくという御答弁でしたが、これまでもそれはなされてきたことであり、これまでと何ら変わらないのであれば、この拉致問題の理解促進に対する真摯な姿勢が感じられないと言わざるを得ません。  府立高校においては、2017年度は1校のみであったが、2018年度は152校のうち67校がアニメ「めぐみ」を視聴し、2019年度は府立高校に対して100%の実施に向けて働きかけると府議会で教育長が答弁し、その結果144校が視聴しました。  拉致問題を重大な問題と捉えられ、アニメ「めぐみ」を視聴することが意義あることと考えられているのに、具体的に学校で視聴していくと答弁がないのはいかなる考えを持ってのことなのでしょうか。真摯な御答弁をお願いします。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。満永教育部長。              〔満永誠一教育部長登壇〕 ◎満永誠一 教育部長  池田議員の再質問につきまして、私より御答弁申し上げます。  学校で視聴していくということについてでありますが、拉致問題は重大な人権侵害問題であり、大阪府の高校では「めぐみ」の活用が進んでいることも認識しております。  一方では報道によりますと、平成30年に政府の拉致問題対策本部がアニメ「めぐみ」を配付した全国3万7000校での活用状況を調査したところ、視聴したとの回答は約7.8%だったということで、小・中学校においては活用がなかなか進んでいない状況にあり、門真市教育委員会といたしましても視聴を促していくことは必要であると考えております。  活用する際には映像が15分程度でございましても、めぐみさんがいなくなったときの両親の気持ち、署名を呼びかけているときの両親の思い、めぐみさんが奪われた権利はどのような権利なのかといったことを話し合う授業を行う必要がございます。  また、6年生の歴史や中学校の公民の時期とも合わせながら、子どもの発達段階も踏まえながら、事前学習や事後学習を行う必要もございます。  さらに、大阪府が発行している人権白書、ゆまにてなにわには、拉致問題は国家による犯罪であり、在日韓国・朝鮮人や北朝鮮の一般の国民には何の責任もなく、拉致問題を考える際には外国人への人権の配慮が必要であるとの記載もあり、多様なルーツを持つ子どもたちがいる教室の状況も勘案し、子どもたちの人権感覚の陶冶も同時に行うことが重要であると考えております。  また、学習指導要領では、教育課程の編成権は学校にあるとなっており、各学校の裁量が大切にされております。したがいまして、副教材の活用は子どもたちの実態も見定めながら、学校現場として判断することも重要でございます。  こうした観点も踏まえながら、各学校においてアニメ「めぐみ」を視聴した授業が展開できるよう引き続き働きかけを行うとともに、教員研修等で教員の知識を深めながら取り組んでまいりますので御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  池田治子議員。              〔5番池田治子議員登壇〕 ◆5番(池田治子議員) 私は教育課程の編成の話ではなく、市教育長と教育委員会の姿勢をお聞きしたく質問いたしました。  拉致被害者は重大な人権侵害を受けている、これは紛れもない事実です。人権に配慮して人権教育に及び腰になっているのだとしたら本末転倒です。この件につきましては今後も注視してまいります。  次に、門真市国土強靱化地域計画について質問します。  国土強靱化地域計画については、令和2年第1回定例会におきまして大西康弘議員が自民党を代表して質問いたしました。  早急な策定が望まれる中、本市の計画に対する考え方と今後のスケジュールについてお聞きし、答弁では、どのような大規模自然災害等が起こっても機能不全に陥らず、強靱な地域をつくり上げるための計画であり、本年度中の計画策定に向けて取り組むとのことでした。  その後、国が6月に発表した国土強靱化年次計画2020の中には、地域の強靱化の推進が極めて重要であり、国土強靱化地域計画の策定の加速化やこれに基づく事業への支援の強化を図ると明記されています。  毎年、大規模な自然災害等が日本各地で発生しており、市民の防災、減災の備えに対する関心度も高まるばかりです。国との情報共有、連携を確保し国からの支援も得ながら、市民の命と暮らしを守るための最も身近な地域計画の策定を図り、地域の強靱化を推進していかなければならないと考えます。  現在の門真市の計画の進捗状況について教えてください。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。宮口企画財政部長。             〔宮口康弘企画財政部長登壇〕 ◎宮口康弘 企画財政部長  池田議員の御質問につきまして、私より御答弁申し上げます。  門真市国土強靱化地域計画につきましては、本市の強靱化に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため、門真市地域防災計画など強靱化に関する各計画の指針となるべきものとして策定を進めております。  策定経過につきましては、令和2年5月28日に策定した門真市国土強靱化地域計画策定方針に基づき、現在、策定項目の洗い出し、庁内での内容調整を行い、計画案としてまとめる作業を進めているところでございます。  今後につきましては、今月中に案を庁議に諮った後、パブリックコメントを実施し、12月には策定する予定でございますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  池田治子議員。              〔5番池田治子議員登壇〕 ◆5番(池田治子議員) 最後に、市内の就学前教育・保育施設等における食育の取り組みについて質問します。  先日、ルミエールホールにて、映画「いただきます」上映会が開催されました。  この映画は福岡県の高取保育園に通う子どもたちにスポットを当てたドキュメンタリーで、おみそ汁、納豆、玄米、旬の野菜を中心にした和食の給食を食べている子どもたちのエネルギーにあふれた日常を紹介しています。  映画の副題は、みそをつくるこどもたちで自分たちが毎日飲むおみそ汁のみそを年長クラスの子どもたちが仕込むという作業を実践させていることが大変印象的でした。  また、この日は関西医科大学講師の中川氏による講演会、食と発酵についても続けて開催され、みそなどの発酵食品の有用性についてお話しされました。  これまで、市議会においても食育の重要性についてはたびたび取り上げられてきましたが、その多くは学校教育現場や地域活動など小学生以上の子どもたちや大人を中心とした一般市民の食育についてのものでした。  もちろん、それも重要であることは変わりありませんが、この映画においては、保育園児に対し、医食同源に基づいて徹底した食育を実施し、その結果として給食は毎日完食、アレルギー、アトピーの園児の症状を改善、よく食べよく遊ぶ元気な子どもたちの様子が描かれていました。  子どもたちをたくましく育てるための参考になるヒントが満載で、就学前の幼児からの食育の重要性が再認識されるものでした。  門真市において、市内の就学前教育・保育施設等における食育の取り組みについてはどのように行われているのでしょうかお聞かせください。 ○今田哲哉 議長  これより理事者の答弁を求めます。内田こども部長。              〔内田勇こども部長登壇〕 ◎内田勇 こども部長  池田議員の御質問につきまして、私より御答弁申し上げます。  就学前教育・保育施設等における食育につきましては、保育所保育指針及び幼保連携型認定こども園教育・保育要領の内容を踏まえた上で、健康な生活の基本としての食を営む力の育成に向け、その基礎を培うことを目標に実践しております。  具体の事例としましては、公立保育所等においては児童が中心となって野菜や果物を自園で栽培し、収穫した食材を用いて料理体験を行うことを初め、砂子みなみこども園では調理室の窓を大きくとり、給食をつくる様子を自由に見学できるようにするなど、食への関心や知識の向上につなげ、みんなで食を楽しむためのさまざまな取り組みを行っております。  また、民間保育所等におきましても、自園における無農薬野菜等の栽培や料理体験等を初め、収穫した梅やブドウを用いたジュースづくり、園内で魚の解体の見学、みそづくりを行う施設や自園で収穫したモチ米を用いた餅つき大会に地域の方を招き、世代間交流を図りながら食育を行う施設など、特色ある多様な取り組みを行っており、みずからの感覚や体験を通して、自然の恵みとしての食材や食の循環、環境への意識、調理する人への感謝の気持ちが育つよう食育を進めていると聞き及んでおります。  市といたしましては、他市等の事例も参考にしつつ、今後も引き続き児童の食育の推進に向け、さまざまな取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。 ○今田哲哉 議長  池田治子議員。              〔5番池田治子議員登壇〕 ◆5番(池田治子議員) 御答弁の中に、みそづくりをしている保育園があるということで、大変よい取り組みだと思います。  門真市においては、門真市消費生活研究会の皆さんが市民を対象に無添加みそづくりの講座を毎年開催しておられますので、連携を図ることも検討されてはいかがでしょうか。世代間交流と食育の充実につながると思います。これは要望といたします。  以上で、質問を終わります。御清聴ありがとうございました。 ○今田哲哉 議長  これで池田治子議員質問を終わります。  以上で、市政に対する一般質問を終わります。  この機会に午前11時10分まで休憩いたします。  午前10時59分休憩     ◇  午前11時10分再開 ○今田哲哉 議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― △議員提出議案第3号「地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書」 ○今田哲哉 議長  次に、日程第2、議員提出議案第3号、地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書を議題といたします。  本件に対する説明は、提案会派の議員による意見書文の朗読をもって、これにかえることといたします。池田美佐子議員。          〔8番池田美佐子議員登壇・朗読、議案別掲〕 ○今田哲哉 議長  説明は終わりました。  本件に対する質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○今田哲哉 議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。議員提出議案第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○今田哲哉 議長  御異議なしと認め、委員会の付託を省略いたします。  これより討論に入ります。  通告により18番亀井敦議員を指名いたします。亀井敦議員。              〔18番亀井敦議員登壇〕 ◆18番(亀井淳議員) 18番、亀井敦でございます。日本共産党門真市議会議員団を代表し、地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書案について、反対の立場から討論を行います。  新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、から始まる意見書ですが、先日退陣表明をした安倍元首相のもとで従来から政府が財界と練り上げてきた官民のデジタル化政策を新型コロナウイルス感染拡大防止を理由に一気に進めようとするものです。  4月22日首相官邸で開かれたIT総合戦略本部と官民データ活用推進戦略会議の合同会議で、この機会にいわばデジタル・ニューディールを一気呵成に進めていく、ピンチをチャンスに変えていく発想が必要だと発言していることでも明らかです。  内閣官房IT総合戦略室が同会議に提出した資料には、コロナ禍のもとでの遠隔教育やオンライン診療などの時限的・特例的規制緩和政策が記載されていますが、従来の規制の意味や緩和により生ずる問題も含めた吟味が求められています。  また、同資料は今後の取り組み方向性として、企業から提供される統計データの活用によるクラスター対策とともに、濃厚接触者となった可能性のある人への通知を知るアプリの実現を明記しています。  一方で、データの収集と利用の際にはプライバシーや個人情報の保護に配慮する必要があることにも触れています。  この問題では各国でもアプリの開発や利用などで同様の動きが進み、懸念も広がっています。  世界の100を超える非政府組織が、拡大感染防止のためのデジタル監視技術が人権侵害や広範な監視システムの運用に利用されるべきではないとする共同声明を発表しています。  そして、各国政府が満たす条件として、正当な公衆衛生上の目的に基づく合法的なものであること、適用範囲と目的が明確であること、運用期間を感染爆発に対応する間に限定することなどを挙げています。  今回の要望項目にマイナンバーの更新手続について触れていますが、コロナ禍のもと、1人10万円給付の支給で混乱を拡大した大きな要因の一つは、オンライン申請を宣伝し利用を推奨したためであります。  その結果、カードを取得したい人、ふだん使わないカードの暗証番号を忘れた人などが自治体窓口に殺到し3密状態になり自治体職員はその対応に疲弊しました。オンライン申請を途中でやめた自治体も少なくありませんでした。  また、自治体情報セキュリティークラウドですが、自治体をまたいで事務処理を標準化しなければなりません。IT推進より、むしろ業務改革をしなければなりません。個人情報漏えいが後を絶たず、これまで以上に情報の取り扱いは慎重にすべきです。  以上の理由などから、到底賛成することはできないものと述べ、討論を終わります。(拍手) ○今田哲哉 議長  これをもって討論を終了いたします。
     これより、議員提出議案第3号を起立により採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                〔起 立 多 数〕 ○今田哲哉 議長  起立多数であります。  よって議員提出議案第3号は原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― △議員提出議案第4号「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」 ○今田哲哉 議長  次に、日程第3、議員提出議案第4号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書を議題といたします。  本件に対する説明は、提出議員による意見書文の朗読をもって、これにかえることといたします。内海武寿議員。          〔16番内海武寿議員登壇・朗読、議案別掲〕 ○今田哲哉 議長  説明は終わりました。  本件に対する質疑はありませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○今田哲哉 議長  質疑なしと認めます。  お諮りいたします。議員提出議案第4号は、委員会の付託を省略し、直ちに原案のとおり決することに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○今田哲哉 議長  御異議なしと認めます。  よって議員提出議案第4号は、原案のとおり可決されました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― △事務事件の調査 ○今田哲哉 議長  次に、日程第4、事務事件の調査を議題といたします。  お諮りいたします。  各常任委員会、議会運営委員会に対しそれぞれ所管の事務事件について閉会中の調査を付託することといたしたいと思います。これに御異議ありませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○今田哲哉 議長  御異議なしと認めます。  よって各常任委員会、議会運営委員会に対し閉会中事務事件の調査を付託することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○今田哲哉 議長  以上をもって本定例会日程全部を終了いたしましたので、会議を閉じます。  午前11時27分閉議 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○今田哲哉 議長  閉会に当たり、市長の御挨拶があります。宮本市長。               〔宮本一孝市長登壇〕 ◎宮本一孝 市長  閉会に当たりまして御挨拶を申し上げます。  今次定例会は去る7日から本日までの12日間にわたり開催をいただきました。  この間、私どもより提出いたしました諸案件につきましては、本会議並びに委員会におきまして慎重に御審議いただき、いずれも原案のとおり御協賛賜りまして、まことにありがとうございました。  今次定例会市民の付託を得て、再び市長という重責を担うこととなりました私にとりまして2期目の初めての定例会でありました。  2期目に当たりましては、議会、市民の皆様の御理解をいただきながら、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえつつ、これまでの4年間にまいてきた多くの種を確実に成果に結びつけていくことに全力を傾注し、住みたい、住み続けたいまちとして選ばれ続けるため取り組んでまいりたいと考えております。  また、御審議の中で賜りました貴重な御意見、御要望等を参考にし、市政運営に当たってまいる所存でありますので、議員各位におかれましては、今後も本市のさらなる発展のため温かい御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。  季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもありますので、議員各位におかれましては、くれぐれも健康に御留意いただき、ますます御活躍御祈念申し上げ、簡単ではありますが、閉会に当たりましての御挨拶とさせていただきます。  まことにありがとうございました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○今田哲哉 議長  これをもって、令和2年門真市議会第3回定例会を閉会いたします。  午前11時29分閉会 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――   地方自治法第123条第2項の規定により署名する。     議     長      今  田  哲  哉     署 名 議 員      内  海  武  寿     署 名 議 員      福  田  英  彦...