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平成29年 3月17日文教常任委員会−03月17日-01号

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  1. 門真市議会 2017-03-17
    平成29年 3月17日文教常任委員会−03月17日-01号


    取得元: 門真市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-27
    平成29年 3月17日文教常任委員会−03月17日-01号平成29年 3月17日文教常任委員会       平成29年 第1回定例会            文教常任委員会記録 〇開催日  平成29年3月17日(金) 〇会議時間 開会 午前10時00分 〜 閉会 午後5時26分 〇開催場所 委員会室 〇出席者氏名 ・出席委員(7名)  委員長  大倉 基文   副委員長  松本 京子  委 員  春田 清子   委 員   中道  茂  委 員  豊北 裕子   委 員   今田 哲哉  委 員  戸田 久和 ・説明のために出席した者  市長      宮本 一孝  副市長      北村 和仁  副市長     中迫 悟志  教育長      久木元秀平  教育次長    森本 訓史  学校教育部長   満永 誠一  生涯学習部長  柴田 昌彦  こども未来部長  内田  勇  その他関係職員
    ・職務のために出席した議会事務局職員  局長   吉田 清之   次長    坂本  裕  課長   隈元  実   課長補佐  谷澤 知宏  主 査  西脇  優   係員    山下 真介 〇付託議案  1 承認第1号 専決処分の承認を求めることについて(平成28年度門真市一般会計補正予算(第10号)について)  2 議案第10号 門真市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正について  3 議案第11号 門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例の一部改正について  4 議案第15号 門真市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について  5 議案第16号 門真市立旧第六中学校運動広場条例の一部改正について  6 議案第17号 平成28年度門真市一般会計補正予算(第11号)中、所管事項  7 議案第20号 平成29年度門真市一般会計予算中、所管事項 ○大倉 委員長  ただいまから、文教常任委員会を開会いたします。  開会に当たりまして、宮本市長の御挨拶を願います。 ◎宮本 市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席賜りまことにありがとうございます。  文教常任委員会に付託されました案件は、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち平成28年度門真市一般会計補正予算(第10号)についての外6件となっております。  詳細につきましては、担当の者より御説明申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定いただきますようにお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いいたします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、本日は審査案件が多数ございますので、質疑は項目をまとめ、簡潔に行っていただきますよう、委員の皆様には委員会運営に御協力のほどよろしくお願いをいたします。なお、携帯電話の電源は必ず切っておいてください。雑音の原因になりますので、よろしくお願いをいたします。  これより、本委員会に付託されました7議案を議題といたします。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  まず、承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち平成28年度門真市一般会計補正予算(第10号)についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎満永 学校教育部長  ただいま議題に供されました承認第1号、専決処分の承認を求めることについて、すなわち平成28年度門真市一般会計補正予算(第10号)につきまして御説明申し上げます。  議案書3ページをごらん願います。  今回の補正は、仮称市立南認定こども園整備工事に係る入札の実施に当たり、予算計上内容に誤りが判明したこと、また、30年4月の開園に向け早期の入札の実施が必要でありましたことから、地方自治法第179条第1項の規定により、2月1日付をもって専決処分いたしたもので、同条第3項の規定により報告し、承認を求めるものであります。  その内容についてでありますが、6ページから7ページをごらん願います。  まず、7ページの歳出であります。3款民生費、2項児童福祉費の3億8675万2000円の減額は、仮称市立南認定こども園園舎整備工事の入札の実施に当たり、債務負担行為での予算措置が必要でありましたことから、工事費の減額分を計上いたしたものであります。  次に、6ページの歳入でありますが、17款繰入金、1項基金繰入金の3865万2000円の減額、及び19款市債の3億4810万円の減額は、仮称市立南認定こども園園舎整備工事費の減額に伴い、それぞれ減額分を計上いたしたものであります。  次に、8ページから9ページの第2表債務負担行為補正であります。  (仮称)市立南認定こども園整備事業(2)につきまして、8ページに記載の限度額から9ページに記載の限度額に変更いたしたものであります。  最後に、10ページから11ページの第3表地方債補正でありますが、社会福祉施設等整備分につきまして、10ページに記載の限度額から11ページに記載の限度額に変更いたしたものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、承認第1号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御承認賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。春田委員。 ◆春田 委員  今回の専決処分につきましては、本会議で御報告もいただいております。そしてまた、公明党からも武田議員のほうから質疑をさせていただいておりますので、改めてここで経緯等はもう聞かないと思っております。  ただ、やはり金額の大きさ、また臨時議会終了後ということで、大変びっくりしたところでございますけれども、改めまして、ただ一つ聞きたいのは、やはり再発防止ということでございます。この再発防止に対しましてはどのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  初めに、今回の専決処分に至った予算措置誤りの原因といたしましては、門真市公共工事の前払金に関する規則に対する認識不足とあわせて、庁内チェック体制の不備により起こったものと考えております。  今後の再発防止策といたしましては、前払い金規則の周知徹底とあわせ、公共工事に係る債務負担行為などで予算や事業が複数年度にわたる場合には、契約担当部署を含めたそれぞれの関係部署との連携調整を十分に行うなど、同様の事務誤りを繰り返さないよう努めてまいりたいと考えております。  その具体の方策といたしましては、総務部において毎年行っている契約事務の職員研修により、各課のスキルアップに努めるとともに、総合政策部における事業計画及び予算編成におきまして、事務手引書への注意事項の記載を行うことや、関係書類のチェック欄の追加等を行うことにより、再発防止を図ってまいりたいと考えております。  また、事務事業を進める上におきましては、課題・問題が発生した場合には速やかに関係部署間での連携を図り、市長、副市長、教育長まで報告するとともに、必要に応じて議会にも進捗状況を説明し、細やかな対応を行っていくよう、徹底してまいりたいと考えております。 ◆春田 委員  これは要望ですが、議会に対しましてもこれでもかというぐらいの丁寧な報告、また状況報告というのをしっかりとこれからもお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。中道委員。 ◆中道 委員  自由民主党の中道茂でございます。本日はよろしくお願いしたいと思います。  先ほど春田委員もおっしゃいましたとおり、本会議等でこの専決処分に関しての前払い金の経緯につきまして、専決処分につきましてお聞きしておりますので、経緯についてはお聞きしませんが、前払い金制度に関し今回の事例で発生したそごについて具体的に教えていただけますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  門真市公共工事の前払金に関する規則では、第2条の「前払金は、請負金額の4割を超えない範囲内において支払うものとする。」の規定とあわせて、特例として、第3条で、継続費または債務負担行為に係る請負契約の前払金は、当該会計年度の予定出来高に相応する請負金額に対する旨が規定されております。今回の事例では、28年度中には契約行為のみであり、出来高が発生しないことから、28年度の当初予算措置が誤っていたものであります。 ◆中道 委員  ありがとうございます。今回の再発防止策というのも春田委員のほうで聞かれましたので、再発防止についてさまざまな角度からチェックを重ねていただいて、関係各部局が一丸となって取り組んでいただくようお願いをしておきます。  以上です。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。豊北委員。 ◆豊北 委員  今までも説明聞いているんですけれども、改めてこの予算措置の誤りについて、もう一度具体的にお願いいたします。 ◎山 こども政策課長  公立認定こども園整備事業は、当初から30年4月の開園の予定で進めており、営繕住宅課による見積もり、こども政策課による予算要求、企画課、財政課での予算査定を経て、28年度当初予算には建設工事費の4割を前払い金として計上し、残りの6割を債務負担行為として設定しておりました。  しかしながら、門真市公共工事の前払金に関する規則により、今回の事例では、28年度内に出来高予定額が発生しないことから、28年度の当初予算措置に誤りがあったものであります。 ◆豊北 委員  前払い金に関する規則に当てはまらなかったということですね。今回この専決に至った理由についても、もう一度お聞かせください。 ◎山 こども政策課長  30年4月の認定こども園開園に向けては、本定例会において契約議案の議決が必要であり、そのためには2月初旬が入札告示の期限でありました。一方、1月上旬に当初予算措置の誤りは判明していたものの、実施設計業者からの発注図書提出のおくれから、最終的な設計金額が確定せず、これが確定した1月31日には入札告示の期限に間に合わず、工期がずれると判断し、2月1日付で補正予算の専決処分を行わざるを得なかったものであります。 ◆豊北 委員  専決しなかったら認定こども園の工期に間に合わないということですね。先ほども春田委員のほうからも述べられましたけど、やはりこの議会への説明というのがもう少し早くできなかったのかなというふうにも思います。これまでの経過を聞きますと。もう一度改めて、説明は適切だったのか、議会への今回の説明は適切だったのかについてもお答えください。 ◎山 こども政策課長  補正予算の必要性が判明した日以降において、議会運営委員会を初め臨時会が開催されており、当該事象を臨時会に提出できない状況ではあったものの、早い段階において特別職への報告や議会に対する状況説明など細やかな対応をすべきであったと考えております。 ◆豊北 委員  これからもしっかりとこういったことを早く把握されて、一層早い段階で議会へも報告していただくようによろしくお願いいたします。  以上です。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。戸田委員。 ◆戸田 委員  はい、失礼します。これは初日本会議の上程のときに、説明のときに私は質疑をしました。そして、いろいろただした上で、今回の失敗について、門真市が、私の提起でずっと定着している行政事例集の中の失敗事例集にちゃんと載せると。その失敗事例集に載せる、どういう文案で載せるのかということをつくって出しなさいということで、本会議までに私に出して、そしてほかの議員にも本会議が終わったら希望者にはこれを全部配って、そして議員からの意見があればまた聞くということを約束したわけですね。  これは全部基本的には配られたと思いますけども、その後、素案という行政事例集失敗事例集に載せる素案について、議員の側から注文、何かここは足りないとか、あるいはここはこうちょっと記述がおかしいとか、何かそういう注文はありましたか。 ◎山 こども政策課長  議会終了後、素案につきましては、各会派のほう、あと無所属議員さんにお配りさせていただきましたが、内容についての指摘については受けておりません。 ◆戸田 委員  はい、わかりました。事実関係の確認しました。あとは反対討論で意見を述べます。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、本件に対する討論を行います。戸田委員。 ◆戸田 委員  なぜこういう問題が起こったのかと、議員に隠すつもりは全くなかったと、市長や副市長らにも言わずに、とりあえず金額が確定した後からやったほうがいいというふうに、この案件を担当する課長や課長補佐や部長だけの判断でこうなってしまった。何にも悪気はなかったんです。こういう説明で、そういうことに基づいて失敗事例集もつくられて、それに対して特段意見もないということです。形の上ではこれでおさまっています。  しかしながら、私はもう到底これは信用できない。今の安倍内閣で行われているような、自衛隊の日報があったのなかったのというあの説明と本当に通じるものを感じますね。宮本市長以前の市長の体制において、何かミスが起こった、絶対に補正予算そのものは組まなくちゃいけないことははっきりしていると。金額がまだちょっと決まってないだけだと。しかしながら、しかもその間に議会を開催している。それも市長みずからが無理無理呼びかけてやった臨時議会、議員を招請しておきながら、同時並行的にそんな重大な案件を、補正予算組むための準備を実は裏で並行でしていたと。こういうことは普通考えられませんよね。この字面でやって、これ自体について新しい情報はないですから、これはこれで認めて、形の上ではおさまると。けれども、私としては到底信用できないということがまず1点。  それから、こういうふうなやり方でオーケーとすると、専決ですから、仮に議員の反対多数となっても、これはこれで無効でなくて、有効としてそのまま通っていくという仕組みでありますけども、ここはやっぱりこういうおかしな行政をやっているということ、それで金額が定まらないから後でいいんだというやり方も、いかにも不自然ですね。  しかも、その臨時議会、金額が定まったのが1月31日。臨時議会は当初予定どおり1月27日で終わったけれども、これは1月27日ぴたっと終わったからこそ問題にならなかったわけで、議員に発表されたのは2月6日ぐらいですからね。要するに議会が紛糾して延びるということはないんだと、もう絶対大丈夫と、そういう安心感、あるいは裏の予定のもとにそういう金額が、議会が終わってからわかった、そして市長にもそのとき初めて知らせた、こういう筋書きになっていると。私は非常に疑問に思ってますね。  そういうことも含めまして、私はこういう専決には賛成しないということをはっきり申し述べておきます。 ○大倉 委員長  以上で、討論を終了いたします。  これより、承認第1号を起立により採決いたします。  本案に賛成の委員の起立を求めます。               〔起 立 多 数〕  起立多数であります。よって、承認第1号は、承認すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第10号、門真市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎内田 こども未来部長  ただいま議題に供されました議案第10号、門真市こどもの医療費の助成に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書99ページをごらん願います。  本議案は、子ども医療費助成制度において、入院医療費助成対象者を、現行の「中学校3年生まで」から「高校3年生(18歳)まで」に、通院医療費助成対象者を現行の「小学校6年生まで」から「高校3年生(18歳)まで」にそれぞれ拡大することにより、本制度の一層の充実を図るため、所要の改正を行うものでございます。  具体の改正内容につきましては、議案書100ページから101ページに記載のとおりでございます。  なお、附則といたしまして、第1項におきましては、本条例の施行日を平成29年10月1日とし、第2項におきまして、適用区分を定めております。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第10号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。松本副委員長。 ◆松本 副委員長  おはようございます。公明党の松本でございます。どうかよろしくお願いいたします。  子ども医療費助成制度において、子ども医療費助成対象者を満18歳以上に拡大することによる条例の一部改正の議案でありますが、10月1日拡充に向けた4月以降のスケジュールについて教えてください。 ◎山 こども政策課長  子ども医療費助成の年齢拡大に向けたスケジュールにつきましては、先進市等への聞き取りを行いつつ、まず、4月にシステム改修に着手します。また、速やかに医師会、歯科医師会、薬剤師会の3師会に対する御説明を行い、8月には市内各医療機関に掲示していただくポスターを送付するとともに、広報、ホームページにて制度の内容、手続方法を掲載し、市民周知の徹底を図ってまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  それでは、対象者の具体的な手続について教えてください。 ◎山 こども政策課長  年齢拡大対象者への手続につきましては、まず、8月中旬に拡大の対象となる中学校1年生から高校3年生(18歳)のお子様がおられる世帯に申請書を送付いたします。対象世帯におかれましては、必要事項を記載の上、対象となるお子様の健康保険証の写しを添付し、郵送もしくは直接窓口において申請をいただきます。申請いただいた世帯には、9月下旬をめどに順次こども医療証を送付する予定でございます。 ◆松本 副委員長  対象年齢の拡大は大変喜ばしいことでありますので、手続に漏れがないようにしっかりと市民周知をお願いし、質疑を終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。中道委員。 ◆中道 委員  この門真市の子ども医療費助成の拡充の経緯と、近隣市の状況についてお教えいただけますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  門真市の子ども医療費助成の拡充の経緯につきましては、平成5年に乳幼児に対する医療費の助成を開始し、これまでの間、議会要望や財源的な見通しを踏まえつつ、その後、所得制限の撤廃や対象年齢の段階的な拡充に取り組んでまいりました。  最近では、24年7月にそれまで就学前までであった通院及び入院の対象を小学校3年生までに、25年10月には入院対象を小学校6年生までに拡充し、27年10月には、通院対象を小学校6年生までに、入院対象を中学校3年生までにそれぞれ拡充したところでございます。  近隣市の状況につきましては、北河内7市のうち、寝屋川市が通院、入院とも高校3年生(18歳)まで、他の5市につきましては通院、入院ともに中学校3年生までを対象としております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。今回の年齢拡充の具体内容について、詳しく教えていただきたいと思います。
    ◎山 こども政策課長  今回の拡充は、通院対象を、現在の小学校6年生までから高校3年生(18歳)までに、入院対象を、現在の中学校3年生から高校3年生(18歳)までにそれぞれ拡充しつつ、所得制限は従前どおり設けず、また、入院時の食事療養費も助成対象として継続する予定としております。  なお、18歳までの拡充につきましては、高等学校に在籍していない社会人等も含め、ひとしく満18歳に到達する最初の年度末までを対象とするものでございます。 ◆中道 委員  先ほど松本副委員長も言われましたけど、今回の対象年齢の拡充は府内各市と比較して進んだ取り組みであると思います。市民にとっては大変喜ばしいことだと思います。しかしながら、継続的な財源も必要となってまいりますので、今後も安定した運用ができますよう、実施していただくことを要望しておきます。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。豊北委員。 ◆豊北 委員  この子どもの医療費助成の拡充というのは、我が党共産党もずっと中学校卒業、高校卒業までということで、何度も要望もしてきていました。少しずつ少しずつ、3年生まで、6年生まで、中3までという感じできたわけですけれども、今回一気に高校卒業までということで、歓迎はしております。なんですけれども、窓口負担は要るわけですよね。窓口負担はどのような状況になってますか。 ◎山 こども政策課長  現在、こども医療証を御利用いただく場合には、1回当たり500円を自己負担としてお支払いいただいております。 ◆豊北 委員  1回500円要るということで、ここに、以前もちょっと紹介したことがあるんですけれども、子どもの歯科検診、学校でするときに、歯科検診で受診が必要と言われた小学生のほぼ半数が受診してないというふうなこともニュースで話題になっています。もう小学校6年で虫歯全部なってしまって、もう口腔崩壊ていうんか、そういうふうな事例も起こっているそうです。虫歯になってしまうと、もう自然治癒はしないので、もうそのままでいかなくてはならないというような、悲しい状況の子どもたちもいるそうです。  多くの養護教諭がこの子どもたちの背景には家庭の貧困があるということを指摘しています。ひとり親家庭生活保護世帯、洋服が汚れたまま、入浴していない、こういった、これ府内の小・中学校、高校までアンケートをとった結果からなんですけれども、そこで、こういった子どもたちの状況から子どもたちの健康を守るために、行政に望むことという質問がアンケートであったそうなんです。これ、誰が答えているかいうと、学校の養護教諭が答えているんですけれども、その中で、まず治療費を何とかしてほしいというのが回答の大多数で、今回18歳まで助成というのはいいんですけれども、でも、全ての市町村で1回500円の窓口負担がある。これもせめて子どもの医療費は無料にしてほしいというのが切実な声ということで紹介されているんですけれども、ちょっと長くなったんですけども、この500円負担をなくすということが、本当に本市は困窮家庭も多いような状況なので、必要ではないかなと思うんですけれども、これに対してどのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  本市におきましては、子育て施策の充実に向け、子ども医療費助成の高校3年生(18歳)までの拡大や、5歳児の教育・保育・療育の無償化等に集中的に財源を投入しているところであり、府内での実施例もないことから、18歳まで拡充した後もこの一部自己負担は継続する予定であり、現時点において考えておりません。 ◆豊北 委員  それはよくわかります。29年度の予算は子どもの医療費も初め、5歳児保育とか、図書館司書とか、たくさんの子育ての施策がたくさんありますので、今すぐというわけではありませんけれども、今後考えてほしいなとは思います。  それでなんですけれども、もしもこの一部自己負担をなくすとなったときの影響額について、就学前、小学生、中学生及び高校生、それぞれの額を教えてください。 ◎山 こども政策課長  一部自己負担を無料にした場合の影響額としましては、0歳から就学前までが約3730万円、小学生が約2660万円、中学生及び高校生と合わせて約2380万円、合計で約8770万円が見込まれます。 ◆豊北 委員  ありがとうございました。結構な金額がかかるんですけれども、今後においては拡充もしてほしいなという要望をいたしまして、質疑を終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第10号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第10号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第11号、門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎内田 こども未来部長  ただいま議題に供されました議案第11号、門真市ひとり親家庭医療費の助成に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書102ページをごらん願います。  本議案は、児童福祉法等の一部を改正する法律による児童福祉法の一部改正に伴い、引用条項の整備を行うため、所要の改正を行うものでございます。  具体の改正内容につきましては、議案書103ページに記載のとおりでございます。  なお、附則といたしまして、本条例の施行日を平成29年4月1日としております。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第11号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第11号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第11号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第15号、門真市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎満永 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第15号、門真市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書の117ページ以下をごらんください。  本件につきましては、大阪府の臨時的任用職員の給料の改定に伴い、任期付市費負担教員の給料の改定を行うため、門真市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教員の任用、勤務条件に関する条例を改正しようとするものでございます。  改正の内容でございますが、任期付市費負担教員の給料、諸手当の待遇などにつきましては、大阪府が費用を負担する常勤講師に準じた内容で本市においては定めており、平成29年1月1日に大阪府の給料表が改定されたことに伴い、それに準じた給料表に改正するものであります。  附則といたしましては、本条例は平成29年4月1日から施行するものでございます。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第15号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。豊北委員。 ◆豊北 委員  門真市少人数学級編制の実施に係る任期付市費負担教員といいますと、35人学級を本市は実施してますけれども、その加配につく教員の給料に係る条例なのかなと思うんですけれども、今もなぜ改正するのかという理由も述べられたんですけれども、もう少し詳しくお聞きしたいのと、どの程度の給料の変更があるのかについてお答えください。 ◎高山 学校教育課参事  大阪府の職員給与が民間給与を平均0.28%、額にして1075円上回っていることから、平成29年1月1日に大阪府の給料表が引き下げられたことにより、今回、同様の引き下げを行うものです。  具体的な額につきましては、32号給までは改定はありませんが、33号給においては21万2500円から21万2400円となり、月額100円の減額となり、その後は給料号給が上がるにつれて減額幅が大きくなります。最高号給である125号給においては、31万3500円から31万2700円となり、800円の減額となります。 ◆豊北 委員  100円の方は12カ月掛けたら1200円下がる、800円減額の方は12カ月掛けたら約1万円の減額というふうに、生活費にしたら厳しいなというのは感じます。来年度は何人採用される予定でしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  小学校に6人、中学校に5人の採用を予定しております。 ◆豊北 委員  そうしたら、その採用される方の、1年契約だと認識してるんですけれども、採用される方の給料の号給というのはどのように決定されるんでしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  大阪府の常勤講師の号給決定と同様の基準にしております。一例を挙げますと、4年制大学卒業の方の初任給は28号給となっており、卒業後に職歴がある方については加算が行われます。加算については、原則として1年間で4号給の加算となりますが、職務内容によって換算率は異なります。 ◆豊北 委員  はい、わかりました。この任期付市費負担教員というのはすごく重要な役割を果たしてくれているなと思うんですけれども、1年契約であり、100円、800円、わずかといえばわずか、多いといえば多いというこの額なんですけども、やはり1年で終わらず、またもう1年という、そういった雇用で頑張る教員にしてみたら、やっぱり下がるというのは厳しい、モチベーションも下がるということもあると思うんです。何とか下げずに維持していただきたいなというのは、難しい話だと思いますが、要望にさせていただきます。  以上で終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第15号を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認め、よって、議案第15号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ─────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第16号、門真市立旧第六中学校運動広場条例の一部改正についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎柴田 生涯学習部長  ただいま議題に供されました議案第16号、門真市立旧第六中学校運動広場条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書123ページをごらん願います。  本件は、門真市立旧第六中学校運動広場内の体育館を廃止するにつき、所要の改正を行うに当たり、本条例を提出するものでございます。  124ページ、125ページをごらん願います。  改正内容といたしまして、条例本文中の体育館の文言を削除するとともに、残るグラウンドの位置づけを条例名である運動広場とすることに伴い、同じくグラウンドの文言を削除または運動広場と置きかえるものでございます。  附則といたしまして、第1項において、施行日を平成29年10月1日とし、第2項において、使用料の納付及び還付、原状回復並びに損害賠償に関する経過措置を規定するものでございます。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第16号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。中道委員。 ◆中道 委員  いよいよ待望の市立総合体育館が5月にオープンすることとなりました。市民の皆様もオープンを心待ちにしていることと思います。  今回議案として上がっております旧第六中学校運動広場体育館であります。かねてから旧市立体育館が廃止されて新総合体育館ができるまでの代替施設として運用管理されていたものと聞いて、そのように理解をしております。したがいまして、市立総合体育館が5月にオープンするということでありますが、本来であれば4月末に閉鎖して撤去工事に入るものと考えられますが、議案では施行日が10月1日になっているというのはどのようなことなのか、教えていただけますでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  委員御指摘のとおり、旧第六中学校運動広場体育館につきましては、新しい総合体育館ができるまでの代替施設として位置づけておることから、本来であれば総合体育館のオープンと同時に閉鎖することを想定しておりました。  しかし、将来のまちづくりの用地として確保する前提で、体育館の撤去に対して建物補償を受けることができ、そのためには、体育館自体の現在価値を建物調査により算定する必要があります。建物調査につきましては、29年度予算で地域整備課において行うこととしておりますが、調査や算定に約半年間が必要であるとのことから、その期間については、建物調査に影響のない範囲で引き続き市民利用に提供してまいりたいと考え、閉鎖を9月末に設定させていただいたものであります。 ◆中道 委員  ありがとうございます。将来のまちづくり用地としての確保と、それとまた体育館の撤去に対して建物補償を受けるためにということと、体育館自体の現在の価格を建物調査で算定をするということと、その期間を引き続き市民の皆様に利用していただくということを理解させていただきました。  それでは、体育館撤去のスケジュールと、また撤去後の跡地の活用について、あくまでも現時点の見込みで結構ですので、お教えいただけますでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  建物調査が終了した10月以降に撤去に関する工事請負契約を締結し、約4カ月間の工事期間を経て、おおむね30年2月末には更地になる予定となっております。  また、跡地活用についてでありますが、用地管理につきましては、まちづくり用地として地域整備課に移管いたしますが、総合体育館を初め、旧第六中学校運動広場、文化会館におけるさまざまな行事の開催時に、駐車場並びに駐輪場が一時的に不足する場合は、地域整備課と協議し、当該用地を臨時駐車場とするなど有効活用を図ってまいります。 ◆中道 委員  現在も旧第六中学校運動広場体育館を利用されている市民の皆様は大勢いらっしゃると思います。私も利用させていただいたこともあります。また、総合体育館の完成を機に、新たな活動を始められる方もいらっしゃると思われますが、それらの皆様を受け入れられるだけのキャパが新総合体育館にあるのか、見込みを教えていただきたいと思います。 ◎十河 スポーツ振興課長  旧第六中学校運動広場体育館と総合体育館を比較いたしますと、旧六中体育館でのバレーボールコートが2面に対し、総合体育館では5面、同じくバスケットボールコートにつきましては2面に対し3面、バドミントンコートにつきましては3面に対し11面と、大幅に面数が増加いたします。  また、実際に27年度における利用状況を見ましても、旧六中体育館でのバレーボールやバスケットボール、卓球などのアリーナ競技の使用こま数が年間1635こまに対し、総合体育館で年間に使用できるこま数がメーンアリーナ・サブアリーナ合わせて4308こまと、約2.6倍になります。  さらに、旧六中体育館では、先ほど申し上げました競技以外にも剣道や体操などで御利用いただいているのが実情ですが、総合体育館では、剣道場や柔道場、また、体操やダンスなどで御利用いただける多目的室も設置いたしますことから、アリーナで行う競技とのすみ分けも可能となり、現状、六中体育館をお使いいただいている利用者の方々がそのまま総合体育館に移行されても、十分受け入れることができる上、新たな利用者に対しても御利用いただけるキャパがあると考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。昨年のリオオリンピックで日本選手が活躍されて、人気の高いバドミントンが3面から11面、卓球も2.6倍になったと。ダンス、体操も多目的室も設置されているということで、十分なキャパであると思われます。旧六中体育館を廃止した後でも、総合体育館で受けられるキャパが十分あることはわかりました。撤去後の跡地活用についても、臨時駐車場として有効活用を検討されているということも理解できました。  さまざまな考えの中で、10月以降も引き続き旧六中体育館を併存させるということは、効率的な行政運営の観点からも考えられないことであるかなとは思いますが、仮にそのようなことをすると、併存すると仮定した場合に、財政的にどの程度の負担が見込まれるか、教えていただきたいと思います。 ◎十河 スポーツ振興課長  まず、歳出につきましては、光熱費として年間約62万円、消防点検や清掃業務などの委託料として約65万円が必要となります。修繕料は、施設自体の老朽化が進んでいることから、過去3カ年平均で年間約43万円かかっており、今後この修繕料はますます増加する見込みとなっておりますことから、維持管理経費だけで少なくとも年間170万円以上が必要と想定されます。  また、引き続き施設を運営するには、耐震性の有無を把握する必要があり、仮に耐震補強工事を行うとなれば、実施設計業務委託料、監理業務委託料で約1000万円の費用が必要となります。また、工事費につきましては、一概には言えませんが、同規模、同年代の第七中学校体育館の耐震工事を参考にすると、約2400万円の費用を要しており、旧六中体育館は屋上にプールがある特殊な形状であることや、老朽化の度合いによって、さらなる費用の追加が必要になることも想定されます。  次に、歳入につきましては、体育館の撤去に対して、建物自体の現在価値分を含めた建物補償費が歳入として見込まれておりますが、撤去の時期をおくらせればおくらせるほど現在価値も低下し、一般的には1年おくれるごとに3から5%低下するとのことで、単純計算で約600万円分の歳入が減少していくと想定されます。 ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。仮に旧六中体育館を今後残すとなると、ただいま答弁いただきましたように、財政負担が強いられるということであります。本市の財政状況を勘案すると、決して賢明な方策ではないと考えます。  したがって、先ほど申し上げましたが、建物調査に要する期間は施設の有効活用という観点から市民の皆様に御利用いただくことは理解できます。10月以降に撤去工事を開始して、できるだけ速やかに跡地活用へ移行することが望ましいと考えます。廃止に向けた市民周知もこの間にしっかりと行っていただくことをお願いして、終わります。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。豊北委員。 ◆豊北 委員  この一部改正は、運動広場のこの体育館を廃止し、撤去するということが前提になっているんですけれども、まず撤去の考えに至った理由についてお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  これまでも議会において御答弁してきましたとおり、旧第六中学校運動広場体育館はあくまでも総合体育館が建設されるまでの代替施設として運営管理を行ってまいりました。このことから、本年5月より総合体育館の運用を開始するに当たり、旧六中体育館の役割は終了したものとみなし、当初予定どおり29年度中に廃止並びに撤去を行うものであります。 ◆豊北 委員  それでは、考えるに当たって、今この六中体育館を利用している人たちの、中道委員も御質疑されましたが、今使っている人たちが十分使えるのかということが重要になってくるかなと思うんです。土・日の利用率についてお答えいただきたいのと、新総合体育館で吸収されるのかということについては、中道委員もお聞きしたので、簡略でいいですので、お願いします。そういった試算というんかな、実際の利用した数とか、そういったことで計算されているのか、それについてもお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  土曜日・日曜日などの曜日別利用率についての詳細なデータはございませんが、平成27年度の年間を通した利用率は約58%となっており、特に土曜日や日曜日・祝日につきましては、ほぼ100%に近い状態となっております。  次に、受け入れのキャパシティにつきましては、旧第六中学校体育館と総合体育館を比較いたしますと、先ほど御答弁いたしましたとおり、各種目ごとの面数がいずれも増加すること、また、実際に27年度における利用状況を見ましても、旧六中体育館でのアリーナ競技の使用こま数が年間1635こまに対し、総合体育館で年間に使用できるこま数がメーン、サブ合わせて4308こまと約2.6倍になること、総合体育館では剣道場や柔道場、また多目的室も設置いたしますことから、アリーナで行う競技と、こういうことも踏まえまして、今まで以上に御利用いただけるキャパは十分あるというふうに考えております。 ◆豊北 委員  私は先ほど土・日の利用率についてお聞きしたんですけれども、ほぼ100%に近い状態となっているということなんですけれども、これはどうしてわかるんですか。 ◎十河 スポーツ振興課長  この利用につきましては、スポーツ施設予約システムというものを使って運用しておりまして、利用状況というのは画面上で表示できますので、それを見た段階でおおむね100%の状態になっておるというふうに把握しております。
    ◆豊北 委員  この土・日は抽せんになっているというふうにも聞いておりますけど、この土・日の、どれだけの団体が申し込んだというのはわかるんですか。 ◎十河 スポーツ振興課長  曜日別でどれだけの団体さんが申し込まれて当たったかというのはわかりません。 ◆豊北 委員  土・日ということではわからないということですけれども、抽せんしてる曜日というたら、大概土・日・祝になるんですかね。 ◎十河 スポーツ振興課長  状況といたしましては、そういう状況になっております。 ◆豊北 委員  新総合体育館ができましたら、門真の市民が全体使いたいわけですよね。今、門真市にある体育館というのは、六中体育館、そして市民プラザの体育館があると思うんですけれども、やっぱり六中で使っている人、待ってる人、その人たちが全部吸収されても、やはりまだ市民プラザで抽せんして待っている人たちというのもあると思うんです。市民プラザでの土・日の状況はどうでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  市民プラザ体育館の土・日利用を見ましても、ほぼ100%になっております。 ◆豊北 委員  そうしたら、ちょっと資料をいただいているんですけれども、抽せん申し込み件数と抽せん当選確率というのがあると思うんですけれども、これ六中のをいただいているんですけれども、抽せん倍率について、平均でどれぐらいかというのをお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  27年度1年間を通した旧六中体育館の抽せん倍率の平均は2.3倍となっております。 ◆豊北 委員  そうしたら、市民プラザも土・日の当選確率というんですか、それも同じような率でしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  市民プラザの体育館の土・日利用を見ましても、ほぼ100%の状態となっておりますことから、抽せん倍率もほぼ同様と考えております。 ◆豊北 委員  そうしたら、市民プラザでの利用者、それから六中体育館での利用者、利用したい、応募している人たち、こういう人たち皆、大方新しい総合体育館で、あふれた人ですけれども、吸収されますかね。 ◎十河 スポーツ振興課長  全ての利用者が抽せんなしに希望どおりの枠を御利用いただけることは理想ではありますが、特に利用希望の多い土曜日・日曜日につきましては、抽せんとなることも一定やむを得ないものと考えております。抽せんを回避する目的で六中体育館を存続させるといたしましても、先ほど御答弁いたしましたとおり、費用対効果の点では低いというふうに考えております。 ◆豊北 委員  せっかく今まで、老朽化しているとはいえ、今まで代替の施設であってもやってきたわけですから、もう少し、1年ぐらいは一度残してみて、その利用状況を見てから判断しても遅くはないのではないでしょうか。これについてのお考えをお願いします。 ◎十河 スポーツ振興課長  あくまで旧第六中学校体育館は総合体育館が開館するまでの代替施設として位置づけ、運営管理してきたものであり、並行稼働することに伴う費用対効果等を踏まえますと、9月末をもって廃止することが適切な判断であると考えております。 ◆豊北 委員  先ほど一番最初に聞いたときは、新総合体育館で市民の皆さんが十分吸収されるというふうに考えるというふうな答弁やったんですけれども、土・日のデータも残ってないような状況の中で、ほんまに果たして市民のニーズを十分賄えるのかなっていうのを思います。ですから、私としましては、せめてあと1年、新しくできたからといって壊すんではなくて、様子を見て、その利用状況に応じてまた判断の仕方もあろうかと思いますので、そういうふうな考えを申し述べまして、質疑を終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。戸田委員。 ◆戸田 委員  豊北委員の出された疑問で、それで言うと、土・日のほうは希望する人全部を合わせれば新体育館であっても吸収し切れないと。それはそうだと思いますわ。今度、片や平日のほうで言うたら、今のキャパシティの大きい新体育館がぼんとできると。なおかつ市民プラザは市民プラザの体育館が残っておると。旧六中体育館だけは廃止するとなったときに、平日だったらもう、仮に旧六中の体育館も残してたら、利用状況、平日の場合はすごく下がるということになって、設備の維持に対する利用料の収入のぐあいが非常に悪くなると思いますけども、その点はどうでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  委員おっしゃるとおりの状況になるというふうに想定されます。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、本件に対する討論を行います。豊北委員。 ◆豊北 委員  議案第16号、門真市立旧第六中学校運動広場条例の一部改正について、反対の討論をいたします。  この一部改正については、旧第六中学校運動広場内の体育館を廃止することに伴う条例改正が行われるものですが、そもそもなぜ撤去するのかただしたところ、総合体育館が建設されるまでの代替施設だった総合体育館が5月より運営を始めるので、旧六中体育館の役割は終了したとみなすとのことでした。  質疑の中で明らかになったように、土・日においては100%の稼働率で、抽せんが行われているような状況です。5月からの総合体育館で利用したい市民や団体がみんな吸収されるのかをただしましたが、応募の記録も残っておらず、どのぐらいのニーズがあるのかもわからない状況です。抽せん率では2.3倍、市民プラザの土・日の稼働率も旧六中体育館と同じぐらいだろうとのことですが、こんな現状がありながら、総合体育館ができたからといってすぐに撤去するのではなく、1年ぐらいは市民ニーズの様子を見て判断すべきと考えます。  以上、討論とします。 ○大倉 委員長  次に、戸田委員を指名します。 ◆戸田 委員  無所属の戸田です。賛成の立場で討論します。  共産党が述べておる反対の理由について、私非常に、はっきり言うてあきれております。せっかく新しい、すばらしい総合体育館がぼんとできる。その本当すぐそばに、隣り合わせでぼろっちい旧体育館があって、これをまだ残しておくべきだと。およそ理解できない。残したら維持費用、いろんなことがかかる。平日はがらあきになってくることも十分に予想される。  今、二つの体育館があって、土・日・祝日は抽せんで2倍ぐらいになると。旧体育館を廃止して、新体育館をどんと、キャパが大きくても、それでもやっぱり土・日の抽せんで落ちる人が出る。これはこれでやむを得ないでしょう。少なくとも今までよりはずっと救済される人が多い。はっきりわかってますよね。  そして、ぱっと見た目で言っても、せっかく新しい体育館ぼんとできて、その裏に分譲マンションで、非常に納税が期待できる人たちがどんと新しく住む、グラウンドは今度、門真まつりをもう一遍復活させようかというあたりで、ぱんと使える。そういう新しい開発ができているというところに、なぜわざわざ古い、お金もかかるところを残すのか。これはもう普通の市民から見たら、箱物行政をやって、まだ古いおんぼろのやつを何で維持するのかというふうな不満が出るほうが普通だと思いますよ。抽せん希望、とてもいい施設ができて、土・日使いたい、普通の仕事人であれば土・日・祝日しか自由に動けない。それで抽せんが当たる。それは誰でも諦めるでしょう。そこでこれはけしからんといって文句言う人がいるとは、僕は全然考えられませんよ。  しかも最初、共産党が言ったのは、すぐに撤去するのはおかしいからということを言った。市のほうはすぐに撤去しないといけませんと言った。でもいろんな事情があって、9月末まで残ることになった。御の字じゃないですか。それでなおかつ1年間延ばして様子見ろというのは、私は到底理にかなったものとは思えません。これは市のほうの提案が正しいものと思って、賛成いたします。 ○大倉 委員長  以上で討論を終了します。  これより、議案第16号を起立により採決いたします。  本件に賛成の委員の起立を求めます。               〔起 立 多 数〕  起立多数であります。よって、議案第16号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ─────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第17号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第11号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎満永 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第17号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第11号)中、本委員会の所管事項につきまして御説明申し上げます。  議案書129ページをごらん願います。  第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。  2款総務費、2項総務管理費の1425万6000円の減額は、市民文化会館に係るバリアフリー化等を含めた施設改修の総合的な見直しに伴い計上いたしております。  次に、3款民生費のうち1項社会福祉費の277万2000円の追加は、ひとり親家庭医療助成事業費について、当初の見込みより医療費が増加したことに伴い計上いたしております。  次に、2項児童福祉費の1114万9000円のうち、1877万円の追加は、平成27年度子ども・子育て支援交付金国庫補助金、平成27年度児童虐待防止対策等支援事業費国庫補助金、平成27年度母子家庭等対策総合支援事業費国庫補助金、平成27年度児童入所施設措置費等国庫負担金、平成27年度児童入所施設措置費等府費負担金及び平成27年度保育対策相互支援事業費補助金国庫補助金について、27年度の実績報告に基づく額の確定により返還金を計上いたしております。また、762万1000円の減額は、浜町保育園の耐震補強工事内容の見直しによる実施設計業務委託料の減額、浜町保育園、上野口保育園の耐震診断業務委託料の確定に伴う減額、及び上野口保育園の耐震補強工事に係る実施設計業務委託料の確定に伴い計上いたしております。  次に、9款教育費、4項幼稚園費の11万5000円の追加は、公立幼稚園の時間外教育の27年度実績報告に基づく額の確定により、平成27年度子ども・子育て支援交付金国庫補助金の返還金を計上いたしております。  次に、6項保健体育費の1826万4000円の減額は、(仮称)市立総合体育館建設事業における備品費購入の確定に伴い計上いたしております。  次に、歳入でございますが、議案書128ページをごらん願います。  13款国庫支出金、2項国庫補助金の6840万1000円の減額は、総合体育館建設工事費等に係る補助金の確定に伴い計上いたしております。  次に、14款府支出金、2項府補助金の138万5000円の追加は、ひとり親家庭医療助成事業の歳出の追加に伴うひとり親家庭医療助成補助金の追加分を計上いたしております。  次に、17款繰入金、1項基金繰入金の1191万9000円の減額のうち、365万6000円の減額は、市民文化会館に係るバリアフリー化等を含めた施設改修の総合的な見直しに伴い計上いたしております。  また、1826万3000円の減額は、当該基金を総合体育館の備品購入費に全額充当いたしておりましたことから、確定後の1826万4000円を減額するものの、国庫補助金の減額分を市債で賄うにつき端数である1000円を基金により対応する必要があることから、その分を差し引いた額を減額することに伴い計上いたしております。  次に、19款市債、1項市債の5200万円の追加のうち1060万円の減額は、市民文化会館に係るバリアフリー化等を含めた施設改修の総合的な見直しに伴い計上いたしております。  また、580万円の減額は、上野口保育園耐震補強工事実施設計業務について、より有利な起債への振りかえを行うため、公共施設等耐震化事業債の限度額700万円を廃止し、緊急防災・減災事業債の限度額を120万円追加するものであります。  また、6840万円の追加は、総合体育館建設工事費等に係る国庫補助金減額に伴い、市債により賄う必要があるため、追加分を計上いたしております。  次に、議案書130ページの第2表繰越明許費補正についてであります。  3款民生費、2項児童福祉費の公立保育所運営事業、9款教育費、6項保健体育費の(仮称)市立総合体育館建設事業(体育施設用備品)を29年度にそれぞれ繰り越すものであります。  次に、議案書132ページから133ページの第3表地方債補正の変更についてであります。  市民文化会館に係るバリアフリー化等を含め、施設改修の総合的な見直しに伴う公共施設整備事業債1060万円の減額、総合体育館建設工事費等に係る国庫補助金減額に伴う住宅市街地総合整備事業債6840万円の増額及び公立保育所運営事業のより有利な起債への振りかえを行うことによる緊急防災・減災事業債120万円の増額をするため、それぞれ地方債表を変更するものであります。  最後に、議案書134ページをごらん願います。  地方債補正の廃止でございますが、防災対策につきまして、公立保育所運営事業のより有利な起債への振りかえを行うため、廃止するものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第17号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。豊北委員。 ◆豊北 委員  143ページの市民文化会館及び市民交流会館運営事業の減額1425万6000円、この減額についてなんですけれども、減額した理由と、事業の変更を行うということをいつ決めたのかについてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  減額の理由としては、今年度実施した特定天井耐震化等改修基本計画策定業務において、現況調査を行った結果、つり天井の耐震性や空調設備等の老朽化等に対応すべき課題が判明したため、舞台設備等の設計と、これらを一本化することで、効率性のある総合的な設計業務を行えると考えたためです。  また、いつ減額することを決めたかにつきましては、12月の改修基本計画策定業務の最終報告があった後、関係部署と協議の結果、1月に決定しました。 ◆豊北 委員  ありがとうございました。  その次、145ページ、公立保育所運営事業の減額についてですけれども、この減額と補正の概要についてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  浜町保育園・上野口保育園につきましての耐震工事にかかわる補正予算の概要でございますが、浜町保育園・上野口保育園については、当初計画では両園ともに28年度に耐震診断、耐震補強工事実施設計を完了し、29年度に耐震補強工事の実施を予定しておりましたが、耐震診断結果により当初の想定から工事の規模や工程等の見直しが必要となったことから、浜町保育園については、実施設計に係る予算を全額減額するとともに、29年度当初予算において改めて予算計上し、上野口保育園については、28年度から29年度に予算を繰り越すこととしたものです。また、あわせて入札差金の減額と、より有利な市債への振りかえを行おうとするものです。 ◆豊北 委員  それでは、今後のスケジュールと、工事後、受け入れ児童数には変更はないのかについてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  上野口保育園については、29年度に耐震補強工事実施設計を完了するとともに、耐震補強工事を開始し、30年度に工事完了の予定であります。なお、上野口保育園では、現在、保育定員の弾力化により、定員の70名を超える80名の児童を受け入れておりますが、今後の工事期間中の園児の安心・安全な保育環境の維持を考慮し、29年度は弾力化による定員を超えた新たな受け入れについて一定抑制する予定であります。  浜町保育園については、29年度に耐震補強工事実施設計を行い、30年度に耐震補強工事を実施する予定です。なお、設計内容に応じ、園児の安心・安全な保育環境の維持を考慮した上で、状況により受け入れ児童数の調整を行う予定であります。 ◆豊北 委員  今回、上野口保育園と浜町保育園の耐震化がされるということはいいことなんですけれども、以前に私、一般質問で、耐震化進めるべきではないかというような質問もさせていただきました。そのときには、2010年に耐震診断をして、耐震化が必要と言われてるけれども、手法については建てかえなのか新設なのかということを検討しているというような答弁だったんですね。それからもう何年たってるんですか。そういう耐震化を必要とされながら、なぜ今までできなかったのか。耐震化か建てかえかの議論もされたのか。これまでの経緯についてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  浜町保育園・上野口保育園の耐震工事に係るこれまでの経緯といたしましては、21年度及び22年度に公立保育所3園の耐震診断を実施し、各園ともに耐震化等が必要であると判断されました。  その後、市としては、一定規模以上かつ2階建て以上の施設、災害時の避難所となる小・中学校等の耐震化を優先して実施してきたところでありますが、南保育園については、27年度の事業計画により、南幼稚園との統合による認定こども園としての新設整備の方向性を打ち出し、浜町保育園・上野口保育園については、具体の耐震化手法について、費用対効果も含め、より現実的な実施方法を検討してきた結果、28年度事業計画により、耐震診断を再度実施した上で耐震補強工事を行うとの方向性を決定したものであります。 ◆豊北 委員  優先されるところから財政面においても優先してきたということで、今、この予算に上がったということなんですね。子どもたちが安心・安全に過ごせる環境を整えることが本当に重要ですので、今後の工事におきましても安全に行われるよう、しっかりと子どもの安全には配慮して行っていただきますように要望しておきます。  以上です。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第17号中、所管事項を採決いたします。  本件は原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認め、よって、議案第17号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、議案第20号、平成29年度門真市一般会計予算中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎満永 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第20号、平成29年度門真市一般会計予算のうち、本委員会の所管事項につきまして御説明申し上げます。  別冊1の平成29年度門真市一般会計予算書の5ページをごらん願います。  第1表歳入歳出予算のうち、歳出より御説明申し上げます。  2款総務費、1項総務管理費では、1億5055万9000円増の3億1422万8000円となっており、市民文化会館及び市民交流会館運営事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、3款民生費、1項社会福祉費では、787万4000円増の3億7885万7000円となっており、職員等の人件費、ひとり親家庭医療助成事業に係る経費を計上いたしております。  次に、2項児童福祉費は、こども医療助成事業、幼児教育・保育の無償化及び公立認定こども園整備事業等に伴い、18億1133万1000円増の97億8517万9000円となっており、主に児童手当支給事業、放課後児童クラブ運営事業、民間保育所入所委託事務、こども発達支援センター運営事業、こども医療助成事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、4款衛生費、1項保健衛生費では、354万3000円増の1073万3000円となっており、未熟児養育医療給付事業に係る経費を計上いたしております。  次に、6ページをごらん願います。  9款教育費、1項教育総務費では、896万5000円減の6億7515万円となっており、主に教育委員会運営経費、魅力ある門真の教育づくり事業、きめ細かな指導を実現する35人学級事業、学校図書館司書配置事業、中学生放課後学習支援Kadoma塾事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、2項小学校費では、沖小学校校舎等大規模改造及び門真小学校プール建てかえ事業が完了したことに伴い、11億3662万8000円減の9億5353万5000円となっており、主に沖小学校の給食棟の空調設備工事、二島小学校の給食棟空調設備工事実施設計委託などに係る経費を計上いたしております。  次に、3項中学校費は、1256万4000円増の4億2086万8000円となっており、主にきめ細かな指導を実現する35人学級事業の人件費や、門真はすはな中学校施設建設費割賦払金等に係る経費を計上いたしております。  次に、4項幼稚園費は、3933万4000円減の3億1500万8000円となっており、主に公立幼稚園運営事業、私立幼稚園就園奨励費補助事業等に係る経費を計上いたしております。
     次に、5項社会教育費は、3292万円減の4億5018万7000円となっており、主に文化芸術振興事業、めざせ世界へはばたけ事業、市立文化会館運営事業、公民館運営事業、図書館運営事業、市民プラザ運営事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、6項保健体育費は、(仮称)市立総合体育館建設事業等の完了に伴い、30億477万円減の5億5013万7000円となっており、主に給食運営事業、学校体育施設開放事業、スポーツ・レクリエーション大会事業等のほか、新たに市立総合体育館の指定管理料やオープニングイベント事業などの管理運営経費に係る経費を計上いたしております。  次に、歳入についてでありますが、予算書3ページをごらんください。  11款分担金及び負担金、1項負担金では、主に保育所個人負担金等1億4377万7000円を計上いたしております。  次に、12款使用料及び手数料、1項使用料では、主に放課後児童クラブ使用料、幼稚園使用料等7844万2000円を計上いたしております。  次に、13款国庫支出金、1項国庫負担金では、主に子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金等25億5188万を計上いたしております。  次に、2項国庫補助金では、主に社会資本整備総合交付金、子ども・子育て支援交付金等1億7951万5000円を計上いたしております。  次に、3項委託金では、特別児童扶養手当事務取扱交付金66万7000円を計上いたしております。  次に、14款府支出金、1項府負担金では、主に子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金等8億739万9000円を計上いたしております。  次に、2項府補助金では、主に保育対策総合支援事業費補助金、子ども・子育て支援交付金、教育コミュニティづくり推進事業費補助金等15億5276万2000円を計上いたしております。  次に、17款繰入金、1項基金繰入金では、主に市民文化会館の大規模改修工事基本設計・実施設計業務委託、(仮称)市立南認定こども園園舎整備工事、学校図書館司書配置等に充てるものとして、合わせて3億3525万5000円を計上いたしております。  次に、18款諸収入、3項貸付金元利収入では、学校給食用物資購入運転資金貸付金元利収入等403万円を計上しております。  次に、4ページをごらん願います。  5項雑入では、主に障がい児通所給付費、給食棟設備等使用料、東和薬品RACTABドームプール入場引換券売払代金等1億5250万5000円を計上しております。  次に、19款市債、1項市債では、主に公共施設整備事業債、市立認定こども園整備事業債、学校教育施設等整備事業債等11億2930万を計上しております。  続きまして、予算書7ページ以降の第2表債務負担行為をごらん願います。  表に掲げております事項のうち、8ページ、保育料徴収コールセンター業務委託(3)、保育料コンビニエンスストア収納代行事務委託(3)、放課後児童クラブ運営業務委託(14)及び10ページ記載の3件につきまして、それぞれ期間及び限度額を設定するものであります。  最後に、予算書11ページの第3表地方債をごらん願います。  公共施設整備は、1億5950万円のうち、主に市民文化会館ルミエールホールの大規模改修工事基本設計・実施設計業務委託分として1億410万円、社会福祉施設等整備は、主に(仮称)市立南認定こども園整備事業、浜町保育園の耐震化分として10億1020万円、学校教育施設等整備は、主に沖小学校及び二島小学校給食棟空調整備事業として1500万円を、それぞれ限度額、起債の方法等を定めるものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第20号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。これより質疑に入ります。松本副委員長。 ◆松本 副委員長  それでは、予算書53ページ、インクルーシブ教育システム推進事業補助金についてお伺いいたします。  インクルーシブ教育システムについてお聞きします。国は、障害者権利条約の理念を踏まえ、障がいのある子どもと障がいのない子どもが一人一人の能力に応じて必要なサポートを受けながらともに学ぶインクルーシブ教育システムの構築を目指しているところですが、実際に門真市としてはどのような取り組みをされているのでしょうか。お聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  本市におきましては、ともに学びともに育つというインクルーシブ教育の理念のもと、府に対して支援学級の増設や通級指導教室の新設を求めるとともに、市独自の全小学校に対して支援教育支援員を配置し、通常学級在籍の支援を要する子に対してもサポートを行うなど、多様な学びを可能とする環境づくりに努めてきております。  さらには、今般国が推進しようとしております医療的ケアを必要とする児童・生徒への支援の充実につきましても、全国的には、27年度時点で医療的ケアを必要とする839人の児童・生徒に対して看護師配置が350人にとどまる中、本市におきましては、医療的ケアを必要とする全ての児童・生徒について看護師配置の予算を計上するなど、積極的に取り組んでいるところでございます。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。インクルーシブ教育では、ともに学ぶことが大切とされていますが、子どもの困難に応じ環境を変えることも必要であります。子どもの力や思いに合わせた環境を整えてあげることも大切であると思います。今後ともさらなる取り組みをよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。269ページ、子どもの貧困対策事業費が計上されておりますが、昨年実施した子どもの生活に関する実態調査の単純集計において厳しい結果が出ていることから、今年度末に大阪府立大学から報告される分析結果も厳しい内容になることが予想されます。大阪府では知事重点施策として子どもの未来応援ネットワーク事業がモデル事業として検討されておりますが、門真市で活用できるのでしょうか。お聞かせください。 ◎山 こども政策課長  副委員長御質問の、大阪府の子どもの未来応援ネットワーク事業につきましては、大阪府ホームページでの公表や新聞報道等もされており、興味深い事業であると思っております。 ◆松本 副委員長  大阪府のスキームを見ると、そのまま門真市で実施するには実情に合わない部分があるように思われます。しかしながら、門真市に合う形での修正が可能であれば、モデル事業の活用は本市の子どもの貧困対策にとって有益であると考えますが、どうでしょうか。 ◎山 こども政策課長  本事業につきましては、現在、大阪府議会2月定例会においてさまざまな議論がなされているところでありますが、本市でも可能な範囲で情報収集に努めつつ、動向等を注視しているところであります。  副委員長御指摘のとおり、現時点の大阪府モデルを本市で実施していくには、調整が必要な箇所もあるように思っておりますが、モデル事業の活用は、本市の子どもの貧困対策にとって有益な施策の一つとなるのではないかとも考えておりますことから、引き続き情報収集に努め、調査研究してまいります。 ◆松本 副委員長  私ども公明党でも府から聞き取りを行わせていただきました。答弁にもありましたように、このままでは門真市の実情に合わない部分もあると思いますので、よりよいものにすべく協力していきたいと思いますので、またよろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。273ページ、子育て応援ポータルサイト運営事業についてお伺いいたします。  先日、視察で千葉県柏市を訪れた際、同市の子育てサイトはぐはぐ柏に、夜間休日の病気の際の対応として、公益社団法人日本小児科学会が管理運営を行うこどもの救急というサイトにリンクされていました。そのサイトには、子どもの症状別に対応が記載されており、いざというとき非常に役立つと思いますが、門真市の子育て応援ポータルサイトすくすくかどまっ子ナビにおいても、同様にリンクすることは可能なのかどうか、お聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  子どもの急病の際の対応方法は、本市の子育て応援ポータルサイトすくすくかどまっ子ナビにおきましても、休日・夜間の急病の時はというバナーを作成し、門真市保健福祉センター診療所や北河内夜間救急センターなどの診察時間を掲載しているところです。  副委員長が視察された柏市が子育てサイト内でリンクしている公益社団法人日本小児科学会が管理運営を行うこどもの救急では、保護者自身が子どもの症状を用意された項目から選択し、その結果、救急車を呼ぶのか、経過を観察するのかなど、症状に合わせて保護者がとるべき対応を教示してくれることから、保護者が冷静に子どもの病気に対応することができるという点では、非常に効果的で、本市サイトにも有効なリンク先であると考えます。  すくすくかどまっ子ナビに当該サイトをリンクするには、管理運営者の公益社団法人日本小児科学会と一定の調整を行えば可能であると聞き及んでいることから、リンクに向け、速やかに同会との調整を行ってまいります。 ◆松本 副委員長  それでは、リンクが可能となった場合どのように周知していくのか、お答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  市ホームページを初めとして、さまざまな子育て支援に関連する事業等において広く周知してまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。私自身も子どもが小さいころ、大阪には親戚、友人もなく、子どもの体調等で右往左往することがありました。皆様の不安解消の一助となるこのサイトの一日も早いリンクを要望し、次の質問に移ります。  予算書285ページ、病児・病後児保育事業についてお伺いいたします。病児・病後児保育事業に係る今後の方向性についてお教えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  病児・病後児保育事業につきましては、現在、市内1カ所にて病児保育が実施されており、門真市子ども・子育て支援事業計画において、今後、実施の利用状況を見きわめながら、量の確保を図る旨をうたっております。  計画上の延べ利用見込み人数については、27年度994人、28年度959人、29年度928人としており、少子化等の影響により緩やかに減少するものと推計しておりましたが、実際の延べ利用人数は、27年度実績736人、28年度では780人程度を見込んでおり、計画上の延べ利用見込み人数には至っておりませんものの、実績は増加傾向にあり、また、施設の定員や立地条件等により利用に至らなかったケースもあることから、子育て世帯にとってニーズが高く、受け皿の拡大も必要なサービスであると認識しております。  29年度には、私立認定こども園に併設する形で病後児保育事業が新たに開始されるとともに、利用の対象者を小学校6年生までに拡大することにより、一定利用者の拡大につながるものと考えておりますが、今後につきましても、引き続き市民ニーズの把握に努め、新たな設置を含めたサービス提供について検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  現在、働く女性が非常にふえ、ニーズがますます高まっている事業でありますので、拡充を要望して、次の質問に移りたいと思います。  予算書295ページ、公立認定こども園整備事業についてお伺いいたします。仮称南認定こども園開設に向け、実際の園運営に関する調整が必要と考えますが、今後どう検討を進めていくのかについてお教えください。 ◎山 こども政策課長  認定こども園開園後の運営に対する検討のため、公立幼稚園及び保育園の園長代理を中心に構成する(仮称)南認定こども園の運営に関する調整会議を28年11月に立ち上げ、26年度以降取り組んできた先進市への視察や研修等を参考に、幼稚園と保育園で異なっている日々の保育の内容や流れ、園行事を初めとする年間を通した園運営をいかに融合していくか、また、それに伴う職員体制等についても議論を進めており、30年4月の開園に向け、今後も引き続き鋭意議論を深めてまいります。 ◆松本 副委員長  認定こども園名称検討委員会の設置が予定されておりますが、園の名称は今後どのように決まっていくのでしょうか。お聞かせください。 ◎山 こども政策課長  園の名称につきましては、まず市民公募により園名を募集し、そこで出された名称の中から、南幼稚園や南保育園の保護者、地域の代表を中心に構成を予定している認定こども園名称検討委員会での議論を踏まえ、平成29年第3回定例会において、いわゆる認定こども園設置条例の審議をいただき、決定してまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  門真市の公立として初めての認定こども園となります。私も注目し、大いに期待をしておりますので、子どもや保護者に喜んでいただける魅力的な園になるよう、引き続き取り組みを進めていただきますようお願い申し上げます。  続きまして、予算書491ページ、幼児教育推進事業についてお伺いいたします。  29年度中の完成を目指し、就学前カリキュラムの策定に取り組んでおられますが、イタリアにレッジョ・エミリア市発祥の幼児教育実践法であるレッジョ・エミリア・アプローチがあります。個々の意思を大切にしながら、子どもの表現力やコミュニケーション能力、探求心、考える力などを養うのを目的としております。1991年に世界で最もすぐれた10の学校に選ばれた学校が実践していたことから世界的に有名となりました。  このアプローチの特徴の一つに、一つのテーマを長い場合は数カ月から1年といった長期間、子どもたちや保育士、保護者が一体となって掘り下げていく活動をしています。子どもたちの実践を大変育てていると聞いております。このように、子どもたちの将来に大きな影響を及ぼす就学前教育は非常に重要であると思っております。  そこでお伺いいたします。どのように幼児教育の重要性を捉え、本市の就学前教育、就学前教育・保育共通カリキュラムを策定しようとしているのか、その意義や現在の策定状況についてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  乳幼児期における教育、保育は、子どもの生涯にわたる人間形成の基礎を培う極めて重要な時期であると捉えており、今般、本市の全ての就学前教育・保育施設等で育つ子どもたちに対して、乳幼児期に大切にすべき基本的な心身の発達や学びを確保するとともに、円滑な小学校への接続を図るための教育・保育を実施するための指針となる本市共通のカリキュラムを策定すべく、取り組みを進めているところであります。  これまでの間、主にカリキュラムの位置づけ、基本理念及びめざす子ども像などについて、門真市幼児教育振興検討委員会からの意見を踏まえつつ、策定委員会において検討を進めてきたところであり、未来をひらく子どもを育てるを基本理念としたカリキュラム素案の総論部分を取りまとめたところであります。  現在は、めざす子ども像を達成するための具体的な年齢別カリキュラムの内容について、公私立の現場レベルの職員による作業部会において詳細な議論を進めているところであり、29年度中の完成に向け、鋭意取り組んでまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。続きまして、予算書501ページ、子ども悩み相談サポート事業についてお伺いいたします。今年度、各学校においてSSWやCSWが活用された実績や、その効果についてお教えください。 ◎三村 学校教育課長  子ども悩み相談サポート事業につきましては、スクールソーシャルワーカーを各校に派遣しており、28年度はこの2月末時点においてケース会議を74回実施しております。その中には、子どもを取り巻く環境が複雑・多様化しており、子どもの抱える課題が学校だけではなく、生活課題も含めた支援をする必要性も踏まえて、スクールソーシャルワーカー及びコミュニティソーシャルワーカーが同席して情報共有を図ったケース会議もございました。  その効果といたしまして、スクールソーシャルワーカーが学校の教職員や子ども家庭センター、警察等関係機関の情報を集約しながら見立てを行い、役割分担を調整することにより、チーム支援体制を構築し、子どもへの丁寧な指導や支援を行うことができている例もございます。 ◆松本 副委員長  SSW、CSWの活用が必要となるような学校のさまざまなトラブルの背景には、発達に対する支援について考えていくべき支援教育の部分に関係するものも少なくないと思いますが、学校現場ではその部分まで十分手が回っていないように感じることもあります。実際のところはどうなのでしょうか。  回っていないとすれば、現在、小学校全校に入っている支援教育支援員だけではなく、さらに学校の中で柔軟に子どもたちにかかわることのできるような、学校教育支援員のような人員が必要ではないかと思いますが、いかがでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  副委員長御指摘のとおり、学校における子どもたちの特性は、成長過程における家庭環境の影響によるものも含め、一層多様化してきております。学校教育課といたしましては、これまでも通常学級に在籍する発達障がいのある児童を対象とした支援教育支援員を配置してまいりました。  しかしながら、じっとしていることが苦手で授業中に教室を出て行ってしまったり、相手の気持ちを推しはかることが苦手で、相手に誤解を与える言動をとってしまう、言語によるコミュニケーションが苦手で相手をたたいてしまうなど、おのおのの特性から生きづらさを抱える子どもたちは年々増加しております。こういった子ども一人一人の思いを受容しながら、同時に自他を傷つけないための方法を学習させることが支援教育においては重要であると認識しております。  教育委員会といたしましても、引き続き市内各校の状況を把握し、副委員長御指摘の部分も含めて、どのような制度が適切なのかを見きわめながら、全ての子どもたちが障がいの有無にかかわらずより安心・安全な充実した学校生活を送るための支援教育体制のあり方について検討を進めてまいります。 ◆松本 副委員長  次の質問に移りたいと思います。507ページ、英語指導員配置事業についてお伺いいたします。  先日、ルミエールホールでは、英語プレゼンテーションコンテストが開催されました。プレゼンをされた方だけではなく、受験を控え、激励をしてくださった3年生の方々、応募された全ての方、また運営に携わってくださった全ての方々、さまざまな方の御尽力で大成功のうちに終えることができました。英語を学ぶだけではなく、人としてのあり方を学ぶすばらしい本事業のさらなる発展を願っているものであります。  そこでお伺いしたいと思います。英語教育にかかわって、次期学習指導要領では、小学校3年生、4年生での外国語活動の導入や、5、6年生における教科化、中学校では英語による授業など、重要な改訂が行われることになっているとのことで、私もこの点について非常に関心を持っております。  本市においては、既に小学校に対して外国語活動支援員を6名配置して取り組んでおられるとのことですが、この配置による成果を教えてください。よろしくお願いいたします。 ◎高山 学校教育課参事  外国語活動支援員についてであります。28年度につきましては、英語が堪能で子どもたちへの指導経験がある外国語活動支援員を6名配置し、市内小学校全校において外国語活動に活用しております。  具体的には、学級担任とのティーム・ティーチング等による授業を通して、児童が英語になれ親しむとともに、外国の文化に触れ、英語への興味関心を高め、コミュニケーションの素地を築いております。27年度に小学校で実施した児童アンケートでは、外国語活動支援員が参加する授業について、楽しい、わかりやすいとの回答がおよそ8割に上るなど、興味・関心の向上に成果があらわれております。 ◆松本 副委員長  12月の文教常任委員会において私も紹介させていただきました英語教材DREAMは、英語が得意ではない小学校教員にも使いやすい内容で、すばらしい教材と聞き及んでおります。全校にこの教材を配布すべきであると考えていますが、このDREAMのメリットと今後の活用について、教育委員会の御見解をお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  DREAMは、大阪府教育庁によって開発された次期小学校英語に対応したDVD教材で、28年度教育委員会として購入し、全小学校に1セットずつ配付し、試行的に活用しているところです。  この教材のメリットといたしましては、英語の歌や物語を通して子どもたちが楽しみながら自然に英語を学習していくことができるほか、英語のつづり字と発音の関係を重視した指導法、フォニックスを取り入れているものであり、英語の基礎・基本的な読み書き能力の習得にも有効であるということです。  今後の活用につきましては、29年度各小学校にさらに追加配布し、試行的活用を行いながら、府内の活用事例等も収集しながら市全体で情報共有し、効果的な活用方法を研究してまいります。  30年度以降につきましても、外国語活動支援員のさらなる活用や、教員研修等を通した小学校教員の英語指導力の向上等も含めた包括的な取り組みを推進していく中で、DREAMの有効活用を図り、小学校への円滑な英語教育の導入を実施してまいります。 ◆松本 副委員長  このように非常に有効なDREAMでありますので、全校全クラスへの配付を重ねて要望いたしまして、次の質問に移ります。  予算書507ページ、中学生放課後学習支援Kadoma塾事業についてお伺いいたします。今年度のKadoma塾の状況や実績と、来年度に向けた募集等の状況や今後の予定についてお教えください。 ◎三村 学校教育課長  28年度のKadoma塾は、門真二中から4名、三中から3名、四中から2名、五中から8名、七中から2名、はすはな中学校から3名の合計22名の生徒が参加いたしました。全国学習塾協会の指導のもと、数学・英語を中心に、他の教科についても補充的に問題演習等を行っていただきながら、土・日等の休日も合わせて合計100回以上にわたる講義を実施してまいりました。多くの受講生が風雨や暑さ寒さに負けることなく、意欲的に通っている姿が見られております。  進学実績につきましては、本日3月17日が大阪府公立高校一般選抜の合格発表の当日となっており、今後、各学校に問い合わせを行いながら、進学率等を確認する予定でございます。  来年度の募集につきましては、現在、各学校及び広報・ホームページにて周知し、募集を受け付けているところであり、少しずつ学校から申込書が届いている状況でございます。電話による問い合わせや申し込みの意向も例年より多くお受けしており、一定の認知が図られているものと感じております。今後の予定といたしましては、3月22日に一旦締め切らせていただいた後、4月初旬に選考テストと面接による選考を実施し、4月中旬には開講式及び第1回目講義の実施を予定しております。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。  それでは、次の質問に移りたいと思います。予算書519ページ、533ページ、高ストレス者対象カウンセリング報償費についてお伺いいたします。今年度から各学校において職員のストレスチェックを実施されていると思いますが、その結果から見えた本市の学校全体の傾向と、それをもとにした今後の改善対策等についてお聞かせください。 ◎高山 学校教育課参事  26年5月の労働安全衛生法の改正に伴い、ストレスチェック制度が新たに創設されました。本市におきましては、28年度から門真市立小・中学校の教職員を対象にストレスチェックを実施しております。  本市では、仕事の量的負担という項目は全国平均よりも高いものの、上司の支援や同僚の支援という項目については、ともに全国平均より高いという結果でありました。全体といたしましては健康リスクが低いという結果になっております。  しかしながら、仕事の量的負担については、全ての年齢集団において全国平均よりも高く、仕事量が多いということが本市の傾向であり、課題であると考えられます。今後、個々の教職員の勤務実態、ストレスの状況をしっかりと把握するとともに、校務分掌の見直しや行事の精選等について、学校へ指導助言を行ってまいります。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。  それでは、次の質問に移りたいと思います。予算書553ページ、(仮称)市立生涯学習複合施設建設事業についてお伺いいたします。設計事業者選定委員会の委員の人数と構成を教えてください。また、設計事業者の決定はいつごろになるのかも教えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  委員の人数と構成につきましては、建築に精通した学識経験者など3名、市職員2名の計5名を予定しております。  次に、設計事業者の決定ですが、古川橋駅前のまちづくり事業が予定どおり進捗されれば、30年8月ごろに設計事業者を決定できる見込みです。 ◆松本 副委員長  それでは、今の見込みで大丈夫なんですけれども、複合施設の開設がいつごろになるか、教えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  基本設計・実施設計業務と並行して、24年度に実施した埋蔵文化財の試掘調査結果に基づく発掘調査を行い、その後建設工事がそれぞれ計画どおり進めば、35年秋ごろに開設できるスケジュールとなっております。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。間もなくオープンいたします市立総合体育館と並び、門真市の顔となる仮称市立生涯学習複合施設でありますので、本当にまた検討よろしくお願いいたします。  それでは、次の質問に移ります。予算書573ページには、図書館なんですけれども、読み聞かせ講座やブックスタート事業関連の予算が計上されているほか、さまざまな取り組みをされ、図書に関する魅力発信の事業実施がされると思いますが、29年度に取り組まれる事業において新たに工夫されることがありましたら、お聞かせください。 ◎西中 図書館長  読み聞かせなどの講座につきましては、テーマ設定などの工夫をしていきたいと考えており、ブックスタートなどの読み聞かせ事業につきましては、ボランティアの方々と連携しながら、子育てにおいて活用していただけるものとして実施していきたいと考えております。  また、子どもの生きる力を育むことを目的に、学校支援の方策として調べ学習に対する支援に取り組んでおりますが、これまで以上によりよい内容となるよう、図書費増額分を調べ学習用に活用し、資料の充実を図るとともに、市内全校に配置される学校図書館司書を対象に、選書方法や図書館資料の探し方などの研修を実施してまいります。  新たな取り組みといたしましては、開館40周年記念事業を開催するほか、市民に多様な資料情報の提供を行うため、絶版等の理由で入手困難な資料を図書館の端末を使って本文を画像で見ることができる、国立国会図書館の図書館向けデジタル化資料送信サービスを提供する予定であります。 ◆松本 副委員長  図書館開館40周年ということですが、何か事業は行われるのでしょうか。予定しておられるものがあれば、その内容をお聞かせください。 ◎西中 図書館長  40周年に当たり、改めて市民の読書活動の推進、さらなる図書館の利用促進につなげるための記念事業を幾つか考えております。  4月のこどもの読書週間には、こどもの本展示会として、絵本で楽しむかがくと図書館が開館した1977年に生まれたこどもの本という二つのテーマで、開館当時に発刊され長く読み継がれている児童書を手にとって借りていただけるよう展示いたします。
     また、4月以降は、絵本や写真の表紙を面展台に約300冊並べる、えほんのひろばの開催や、司書が選んだお勧め本をテーマごとに袋詰めした、本のおたのしみ袋、一般の利用者向けに書庫開放を開催する予定であります。 ◆松本 副委員長  図書館の充実という視点からすれば、さまざまな事業の実施のみならず、図書館の環境を整えることも必要不可欠であると考えております。他市図書館に視察に行った際、書籍の消毒機が置いてあったのですが、本市図書館にも導入してほしいと思っておるのですけど、考えをお聞かせください。 ◎西中 図書館長  返却時には目立つ汚れは確認し対応しているほか、館内の薬剤散布を年1回実施し、清潔な本を提供するよう心がけております。消毒機は、紫外線を使用し衛生面での一定の効果があることは認識しており、今後は、他市の動向や費用対効果を考慮しながら、導入に向けて検討してまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。多くの幼い子どもたちも手にする本でありますので、ぜひとも導入を前向きに検討いただきますようお願い申し上げまして、次の質問に移りたいと思います。  予算書579ページ、給食の安全性についてお伺いいたします。本年2月、東京都立川市内と和歌山県御坊市内の小学校などで食中毒が発生し、多くの子どもたちが苦しみました。  そこで、給食の安全管理についてお伺いいたします。調理業務についてどのような安全管理をしているのか、お聞かせください。 ◎西岡 教育総務課長  調理業務につきましては、調理業務に携わる全ての従事者が学校給食衛生管理マニュアルをもとに、食中毒が発生しないよう、各調理工程の中で作業区域ごとのエプロンの入れかえ、手洗いや消毒等を行っているとともに、調理作業でのメニューごとの細かな温度チェック等をするなど、児童・生徒に安全で安心な給食を提供できるよう努めております。  また、児童・生徒の喫食15分前までに安全確認のため学校管理職に給食1食分を検食していただいております。万が一食中毒が発生した場合には、原因の特定ができるよう、調味料等を除いた当日の献立を2週間保存をしております。 ◆松本 副委員長  それでは、調理員の健康管理についてはどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎西岡 教育総務課長  調理員の健康管理につきましては、健康診断を必ず受けること、また、月2回の検便でO−157等の腸内細菌をチェックすること、給食棟入る前に本人が下痢、発熱、嘔吐等がないか、本人または同居人に感染症やその疑いがある者はいないか等の健康チェックを行っております。  また、本人または同居人に下痢、発熱、嘔吐等の症状がある場合につきましては、給食棟への立ち入りを禁止するとともに、学校管理職に連絡し、病院で検査及び治療をしていただきます。その場合に、万が一感染症等であった場合には、その調理員は休業後、再度検査をし、陰性であれば調理作業に復帰できることとするなど、児童・生徒に影響が起きないよう努めているところでございます。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。今後とも安心・安全な給食の提供をお願いし、質疑を終わります。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  質疑の途中ですが、間もなく12時となりますので、この機会に午後1時まで休憩いたします。                 (休  憩)                 (再  開) ○大倉 委員長  委員会を再開いたします。  質疑を続行いたします。ほかに質疑はありませんか。春田委員。 ◆春田 委員  予算書の285ページ、保育定員拡充事業についてお伺いさせていただきます。保育定員の拡充については鋭意、市としても取り組みをしていただいてますけれども、改めまして今年度の待機児童の状況はどのようになってますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  待機児童数といたしましては、28年4月1日に33人となり、年度当初としては平成14年以来、14年ぶりに発生したところであります。また、10月1日時点では満3歳以上の2号認定の子どもが24人、満3歳未満の3号認定の子どもが159人であり、全体で183人となっており、特に3歳未満児において例年以上の数となっております。 ◆春田 委員  来年度の待機児童の状況が大変心配なところでありますけれども、29年の4月1日、この待機児童の見込みがどのようになっているのか、また、現時点における利用調整はどのようにされてますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  29年4月1日からの利用希望者に対する選考につきましては、現在実施しているところであり、正確な待機児童の見込み数についてはお示しできませんが、申し込み期日までに申請のあった児童のうち、申し込みの取り下げや内定辞退などを除く3月14日時点の利用調整の状況につきましては、532人中、内定者が473人、保留者が59人となっております。  これに対し、入所枠は602人となっており、全体では残る入所枠が保留者の人数を上回っておりますが、昨年度と同様、3歳未満児を中心に利用調整に苦慮している状況であり、現時点においても、入所枠の拡大も含め、調整を行っているところであります。 ◆春田 委員  今年度における待機児童の状況からも、引き続き定員の拡充というのは必要と考えられますけれども、29年度に予定しているこの保育定員の拡充の内訳はどうなってますでしょうか。  といいますのも、済みません。国のほうでも待機児童解消加速化プランというのがありまして、門真市におきましてもこれを利用してかなり整備はしていただいているんですけれども、この加速化プランが平成29年度末となっております。保育の受け皿につきましても、この29年度末が一つの大きな山場と考えておりますので、積極的な受け皿の拡充をしていただきたいと思っておりますけれども、その辺の御見解をお伺いさせていただきます。 ◎山 こども政策課長  29年度に予定している保育定員の拡充としましては、まず、既存施設の建てかえによる定員増としまして、認定こども園1園で38人、保育園2園で53人であります。次に、既存事業者による認定こども園新設が1園で66人、また、既存事業者による小規模保育事業の新設が2園で38人となっており、さらには、新規事業者による小規模保育事業3園の募集により57人であり、合計しますと252人の定員増を見込んでおります。 ◆春田 委員  定員増もかなり進んでおるところでありますけれども、やはりなかなか解消できない一つの理由が、ニーズがまたその分ふえているということで、この辺が難しいところかなと考えておりますが、今後の見通し、解消に向けた見通しはどのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  30年度以降につきましても、既存事業者による認定こども園や小規模保育事業の実施等によりさらなる保育定員の拡充を見込んでおり、3歳児以上の保育定員につきましては、31年度の計画の利用見込み数に対し確保できる見通しとなっております。  しかしながら、0歳児の保育定員につきましては、利用見込みに対し不足が見込まれることから、今般、小規模保育事業者の新規募集に係る効果を踏まえながら、待機児童の解消を図ってまいりたいと考えております。  なお、事業の実施に当たりましては、国・府の補助金を積極的に活用するなど、財源の確保も含め、さらなる保育定員拡充を進めてまいりたいと考えております。 ◆春田 委員  国のほうでも加速化プランの参加実績のある市町村に関しましては、設置の主体にかかわらず保育所等整備交付金も交付の対象になると聞いておりますので、こういった交付金の活用、またしっかりとしていただきまして、大変ではありますけれども、待機児童の解消にしっかりと取り組みをしていただきますように要望させていただきます。  続きまして、285ページの施設型給付事務、これは具体的に5歳児の幼児教育・保育・療育の利用者負担の無償化になりますけれども、日本におきましても幼児教育に係る支出が、大変負担割合が、先進国の中でも公費負担の割合が低いということが大変問題になっております。また、子どもの貧困、少子化など待ったなしの課題解決のためにも、公共においても国においても市町村においても今後手厚い支援が必要なところです。  本市におきましても、来年度この予算がついているということで、大変喜ばしいことでありますけれども、総額1億2776万円と大きな額ではありますが、本当に教育の面からは歓迎すべき予算と思われます。本市でも積極的に幼児教育の無償化・保育・療育、取り組んでいただいてるんですけれども、実は国においても幼児教育の無償化が段階的に進められている状況にあります。国における取り組みについては来年度はどのような内容で実施されるのか、お聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  国施策での29年度における幼児教育の段階的無償化の推進の内容としましては、3点の変更が予定されております。まず1点目としまして、市町村民税非課税世帯の第2子の無償化、2点目としまして、年収約360万円未満のひとり親世帯等の第1子の保育料を市町村民税非課税世帯並みに軽減、3点目としまして、年収約360万円未満の世帯の1号認定の保育料の軽減となっており、新制度の教育・保育施設等については、子どものための教育・保育給付費国庫負担金に係る予算において、新制度に移行しない私立幼稚園については幼稚園就園奨励費補助に係る予算において措置されることとなっております。  これらの変更に伴い、既に本市独自で第1子より無償としている2号・3号認定の非課税世帯の利用者負担額を除き、国制度に準じた軽減の拡大を実施すべく、準備を進めているところであります。 ◆春田 委員  国のほうでも段階的に進められているところでありますけれども、門真市におけるこの5歳児の幼児教育、また保育・療育の無償化に伴いまして、施設型給付費の増額などが計上されております。具体的にさまざまな施設がありますので、どのように対応されているのか、無償化を実施される中でどのような対応になるのか、予算への影響についてもあわせてお聞かせください。  5歳児といいましても、保育園にいらっしゃる方、また幼稚園にいらっしゃる方、認定こども園、発達支援センターに在籍される、いろんな方がいらっしゃいますので、その対応が大変かと思いますけれども、その影響についてお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  今般の5歳児の幼児教育・保育・療育の無償化に係る対応や関連予算につきましては、施設・事業の種別等により多岐にわたっております。  まず、市において月々の利用者負担額を決定する認定こども園、保育所及び新制度移行済みの幼稚園のうち、認定こども園の利用者及び市外の公立保育所または私立幼稚園の広域利用者につきましては、事業者が保護者から直接利用者負担を徴収することから、市から各事業者に対し本来の利用者負担相当額を施設型給付費に上乗せして支払うことで無償化による影響を補填することとしており、歳出として5024万8000円の増額を見込んでおります。  また、これ以外の施設は、市が利用者負担を徴収しておりますが、影響額としましては、歳入として、保育所個人負担金で2927万3000円、市立幼稚園の利用者負担で477万1000円の減額をそれぞれ見込んでおります。  次に、新制度に移行していない私立幼稚園につきましては、各幼稚園が保育料等の額を決定しており、保護者が支払った1年間分の保育料等に対し、所得に応じた私立幼稚園就園奨励費補助金を補助しておりますが、これを一律補助上限額までかさ上げすることで実質的な無償化を行おうとするもので、歳出としまして3624万8000円の増額を見込んでおります。  また、児童福祉法等に基づき利用者負担額を決定する児童発達支援事業のうち、民間の事業者につきましては、保護者が事業者に支払った利用者負担額相当額を給付金として支給することで実施することとしており、歳出として、障がい児通所サービス費給付金で50万2000円の増額を見込んでおり、市が直接利用者負担額を徴収するこども発達支援センター使用料については、減免申請を行っていただくことで無償化を行うこととしており、歳入として67万5000円の減額を計上しております。  これら事業実施に必要なシステム改修経費等604万9000円を合わせ、影響額全体として1億2776万6000円を見込んでおります。 ◆春田 委員  この事業は来年4月からすぐされるわけですけれども、やはり大変話題になっている事業でもありますし、当初予算の、マスコミにも発表された内容でありますけれども、保護者への周知については今後どのように実施をされていくのか、予定についてもお聞かせください。 ◎花城 保育幼稚園課長  当初予算議案の御審議をいただいた後、速やかに市ホームページに無償化に関する記事を掲載するとともに、広報4月号に記事を掲載する予定としております。また、無償化の対象となる施設を中心に、ポスター、チラシにより周知を行うとともに、窓口における案内を実施してまいりたいと考えております。  さらに、保育所等の利用者負担決定通知や就園奨励費補助金の申請書等を送付する際に、無償化の趣旨を記載した周知文書を同封することで、直接利用する保護者への周知を実施するなど、幅広く無償化の趣旨を知っていただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ◆春田 委員  公明党でも国のほうで、幼児教育の無償化についても党の全国大会の政策ビジョンとして打ち出しをさせていただいております。また、保護者の経済格差が子どもの教育格差につながらないように、全ての子どもにひとしく教育を受ける機会を保障する、これを支えるのが幼児教育の無償化の拡大です。本市におきましても、まず5歳児ということですが、財源確保も大変ですけれども、さらなる取り組みを要望させていただきますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、519ページの警備業務委託料、校門開錠業務委託料についてお聞かせください。この件に関しましては、学校警備、特に安全面のほうからお伺いしたいんですけれども、現在、侵入者によるさまざまな障害がありまして、学校の安全対策というのが大変進められてきております。  門真市におきましても、人的警備、また機械警備でかなり24時間しっかりとしていただいていると聞いておりますけれども、24時間ですので機械警備で賄えると思うんですけれども、例えば放課後なんかで、放課後にスポーツをされる方が鍵を持ってられたとか、そういったお話を私ちょっと市民の方から聞きまして、確認もさせていただいたところ、今は改善もされているかと思います。  また、それはちょっと名前言うて申しわけないんですが、私が地元におります四宮小学校で放課後にスポーツされる方が持ってられてということを聞きましたので、すぐお話をさせていただいて、対応していただいてるんですけれども、最近、門真小学校におきましても、菜園関係の方かわからないんですが、警備の面から以外の方、そういった方が鍵を持ってられたという、ちょっと聞きまして、大変心配しておりましたけれども、その辺についての御見解はどんなふうにお持ちでしょうか。 ◎西岡 教育総務課長  過去にそういう事例はございましたが、現在は改善しておりまして、鍵をその方についてはお渡ししておりません。  現在ですけれども、避難所開設等の防災面の観点から、自治会等には学校の門の鍵をお渡ししております。また、校門開錠業務を委託しております関係上、その委託業者には学校の門の鍵をお渡ししているというような状況でございます。 ◆春田 委員  やはりセキュリティに関することですので、どなたが鍵を持ってられて、どういう目的を持って、その辺はしっかりと確認していただきたいし、鍵に関しては余り、校門の鍵ですけれども、柔軟な御見解というのは持たれないほうがいいんじゃないかなと思っておりますので、またしっかりと、セキュリティの面から心配しておりますので、よろしくお願いいたします。  続きまして、529ページの教育用コンピュータ機器保守業務委託料についてお伺いをさせていただきます。これは特に教育のICT化についての質問なんですけれども、国のほうでも教育のIT化に向けた4カ年計画というのがあります。これは期間としては平成26年から29年の4カ年、国の予算としましては総額6712億円と聞いております。学校ICT環境の目標水準を設定して、これは地方財政措置で賄われていると聞いております。  現在、門真市におきましては、タブレット型パソコンとかの導入などさまざまな整備が進んでいると聞いておりますけれども、現在どの程度ICT機器の導入が進んでいるのか、お聞きをさせていただきます。 ◎杉井 学校教育課参事  本市のICT環境につきましては、小・中学校ともパソコン教室に40台の教育用パソコンを整備し、普通教室の無線LAN整備率は100%でございます。また、教員1人に1台の校務用パソコンを整備しており、これらは国の目標水準に達しております。  一方、電子黒板につきましては、国の目標が1学級当たり1台のところ、本市小学校は各学校に1台であり、そのかわりとしまして、全ての普通教室に50インチのテレビを導入しております。また、中学校は各学校に電子黒板を5台導入しており、タブレット型パソコンの整備につきましては、国の目標が各学校40台に対し、本市小学校は30台ずつ、中学校は23台ずつの導入となっておりますが、いずれも現状では国の目標より少ない台数となっております。 ◆春田 委員  国の目標に達してない部分があるということですけれども、その水準に対して今後どのように環境整備を目指していかれるのか、市教育委員会の見解をお聞かせください。 ◎杉井 学校教育課参事  国は25年に第2期教育振興基本計画を策定し、学校におけるICT環境整備の具体的な数値目標を掲げました。これを踏まえて、本市は27年度に門真市ICT推進プランを改定し、今後のICT環境整備の方向を定めました。  具体的な内容としましては、まず、各中学校の全普通教室に電子黒板の導入を検討しております。また、校務支援システムの導入や、各校に設置しているサーバーを集中管理するセンターサーバー化に向けた環境整備を目指しております。 ◆春田 委員  環境整備に関しましては、これもやはり財源が必要であります。国の4カ年計画の財源措置が29年度までとなっておりますけれども、今後の財源確保についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事  ICT機器は、児童・生徒が主体的に学ぶ授業を推進する上で、また、21世紀を生き抜く子どもたちが必要な情報活用能力を習得するためにも重要なものであると認識しており、限られた財源を活用しながら環境整備に努めてまいりました。今後も財政部局と連携を図りながら、国の動向を見据え、補助金等の財源を積極的に確保し、一層ICT環境整備が進められるように検討してまいります。 ◆春田 委員  先ほど御紹介しました国のほうの取り組みの中にも、ICT支援員の配置も入っております。この支援員の配置についてはどうなっていますでしょうか。  また、専門的な知識も必要でありますので、ICT支援員の派遣とか、教員をサポートするための学校個別の支援も大変重要でないかと考えております。教育委員会におきましては、これは現状どのような対応をされているのか、教えてください。 ◎杉井 学校教育課参事  学校個別のICT活用支援としまして、本市ではICT校内研修サポーターを各校に年間3回派遣しております。具体的な支援内容としましては、ICT機器活用や、情報モラル教育等に対する校内研修への支援、教員がパソコン教室で授業を行う際の補助的な支援、学校のホームページ作成に対するアドバイスなど、学校それぞれの必要性に応じて支援をしております。  今後もICT校内研修サポーターを継続して派遣することにより、教員のICT活用に対するハードルを下げるとともに、校内研修等を通じて教員一人一人のICT活用力の向上を支援してまいります。 ◆春田 委員  先ほども申し上げましたタブレット型のパソコンの導入なんかも、大変子どもさんの学習意欲を高める効果があると聞いております。今後もさらなる取り組み、ICT教育環境の整備についても、これも財源が必要ということで難しいかもわかりませんが、しっかりと取り組みをしていただきますように要望とさせていただきます。  続きまして、555ページの文化芸術振興事業の中のまちかど・まちなかコンサート開催業務委託料についてお伺いさせていただきます。これも私も何回か見させていただいたんですけれども、この門真のまちにああいった芸術のそういったコンサートが開催されているいうことで、大変うれしく思いました。事業は何年か前に開始されておりますけれども、そもそもこの事業が開始された経緯について教えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  門真市文化芸術振興基本方針に基づき、市民が音楽等を楽しむ機会をふやし、市民であることの誇りを育むことができる環境を整えるとともに、市のイメージ向上を図ることを目的とする、音楽と活気のあふれるまちづくり推進事業の一環として事業計画化し、26年度から開始しております。 ◆春田 委員  26年の開始ということで、とりあえず昨年の実施状況、また市民の皆さんの反応、効果についても教えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  28年度は、5回開催する予定のうち、これまでに二島小学校ロビー、幸福本通商店街、柳町園中庭の3カ所で行い、およそ延べ292人の市民の皆様が鑑賞されました。出演者については、音大卒の若手アーティストやルミエールジュニアコーラスなどを起用し、貴重な出演機会をつくるようにしました。  次に、事業の効果につきましては、アンケートの結果、多くの方が、よかった、楽器の説明がとてもよかった、生演奏はすてきです、今後の開催を期待していますなどの声をいただきました。ふだんはコンサートが行われないような場所で、ピアノやバイオリンなどによる音楽に身近に触れられたことにより、まちの魅力アップや、市民の皆様が楽器に興味を持っていただいたことなどの効果があったと考えております。 ◆春田 委員  それでは、29年度はどのようなことを計画されているのでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  29年度につきましては、駅前など同じ場所で定期的に多彩な形で実施し、市内に在住するアーティストや音楽活動を行われている方などに協力をいただき、潜在的な人材の発掘と活用を推進するなど、より身近に文化を感じられる事業となるよう努めてまいります。 ◆春田 委員  初年度におきましては、地方創生の交付金を活用されたと聞いておりますけれども、これも単年度しか使えなかったということで、今後の財源確保についても大変重要ですけれども、これはどんなふうにお考えでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  今後も関係部署と協議を行い、引き続き事業が行えるよう、財源確保に向けて検討してまいります。 ◆春田 委員  予算の中の最後の質疑ですけれども、587ページの門真市スポーツ・レクリエーション大会についてお伺いさせていただきます。このスポーツ・レクリエーション大会の概要について、改めて教えてください。 ◎十河 スポーツ振興課長  本事業は、日常的にスポーツをしている人のみならず、日ごろは運動に縁のない人でも気軽に参加でき、スポーツを日常生活の一部として取り込めるきっかけづくりを目的として、平成26年度から実施しております。  概要といたしましては、毎年5月から7月にかけて、サッカーや軟式野球を初め、バレーボールや卓球などの球技から、剣道・柔道などの武道に至るまで幅広い種目において日ごろの練習の成果を発揮していただける競技部門を、また、11月にはさまざまなニュースポーツの体験や、健康に関する各種教室、講座を開催し、運動経験の有無にかかわらず幅広い世代が気軽にスポーツに触れていただけるレクリエーション部門を開催しております。 ◆春田 委員  これまで3回実施されたということで、その実績についてはどのようなものがありますでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  第1回大会におけます競技部門の参加者は11種目約2600人、レクリエーション部門は約1100人、第2回大会では、競技部門で17種目約2900人、レクリエーション部門で約2000人、第3回大会では、競技部門で19種目約2850人、レクリエーション部門で約2700人となっており、両部門とも開催種目、参加者の増加が見られ、回を重ねるごとに充実が図られております。 ◆春田 委員  第4回大会から少し変更があると聞いておりますけれども、この大きく変更する点がありましたら教えてください。 ◎十河 スポーツ振興課長  本実行委員会会則では、当初から委員の任期を3年とし、第4回大会に向けては、委員の改選とともに内容の見直しを行うこととしておりました。これまでの3回で両部門とも参加者の増加が見られるなど、まずは体を動かすことの楽しさ・大切さを実感していただけるきっかけづくりという所期の目的は一定達成できたと考えております。  このことを踏まえ、第4回大会を検討するに当たり、実行委員会内部から、引き続き同様の取り組みを進めるよりも、競技部門はより競技性を重視した、また、レクリエーション部門はより市民の健康寿命の延伸に力点を置いた次なるステップへと進んでいくことが重要であるとの提案がなされました。このことから、競技部門では、競技スポーツを主とする体育協会やスポーツ少年団にも実行委員会の一員として参画いただくこととなり、レクリエーション部門では、門真市レクリエーションクラブや総合体育館の指定管理者を加え、目指す方向に向け充実した取り組みが行えるよう、体制を拡充したものであります。 ◆春田 委員  あくまでも市内の大会ということですけれども、例えばこのスポーツ・レクリエーション大会を利用して、上部につながる大会になるのか、今後の方向性についても教えてください。 ◎十河 スポーツ振興課長  実行委員会の議論において、今後、競技部門では、本来持つ技術力を高め勝ち抜いていくという競技性を重視するとともに、市内にとどまらず、北河内大会や大阪府大会につなげていけるものにしていくこと、また、レクリエーション部門では、個々の団体が持つ専門性を生かし、より多くの市民の方々にレクリエーションの楽しさを体験していただけるものにしていくことが望ましいとの結論に至りました。  さらに、現時点では、年に1回の大会を実施するために活動している実行委員会でありますが、これまでの検討過程において、単に本大会の開催のみにとどまらず、年間を通して広く市民に対し運動機会の提供が図れる組織となるべきではないかという積極的な意見も出ております。  今後は、競技とレクリエーションというこれまであった垣根を越えた両部門間での連携・協力も新たに生み出し、それらの活動が年間を通して行われ、結果として運動を通した市民の健康づくりにつなげていけるような組織の構築を実行委員会として目指していくとのことから、教育委員会といたしましても、協働を基軸に、より一層の支援に努めてまいりたいと考えております。 ◆春田 委員  市民の皆様に参加していただけますスポーツ・レクリエーション大会ですので、大成功を期待しておりますけれども、この第4回の競技の部門に、特に軟式野球の部については募集チームをふやし、多くの市民の皆さんが参加できるようになっているということは大変喜ばしいことでありますけれども、参加チームが多くなればなるほど大会に要する日数もふえますので、かえって一般の方の利用がなかなか困難だと。グラウンドにつきましても確保できないのではないかと、こういった点、大変危惧されておりますけれども、この辺はどのようにお考えでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  委員御指摘のとおり、軟式野球競技の部につきましては、前回の32から56へと募集するチーム数を増加させております。要因といたしましては、第4回大会から、競技性を重視するというコンセプトを踏まえ、参加チームの持つ技術レベルに応じAクラスからCクラスまでのクラス分けを行い、レベルに応じた試合を繰り広げていただけるよう配慮したものであり、また、年に1回の大規模な大会となることから、団体に属していない一般の利用者である野球チームにも多く参加していただけるよう工夫したものであります。  仮に、募集の結果、上限の56チームに満たなかった場合は、大会日程または開催時間の短縮を行い、市民の皆様のグラウンド利用に提供してまいりたいと考えております。 ◆春田 委員  今まで3回開催し、4回目からちょっと内容も変更ということで、やはり3回開催された背景には多大なる皆さんのお力があったわけであります。そういった3回の開催に対して御尽力いただいた皆様にもしっかりと合意、納得していただきながら、この第4回の大会、しっかりと成功させていただきたいと思っておりますので、皆様には丁寧な対応をお願いしたいと思っております。よろしくお願いいたします。  以上です。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。中道委員。 ◆中道 委員  それでは、私のほうから質疑を幾つかさせていただくんですけど、松本副委員長、そして春田委員と重複するところが出てくるかと思いますが、そこら辺よろしくお願いしたいと思います。  それでは、平成29年度門真市一般会計予算書の中から幾つか質疑させていただきます。  まずは、503ページ、教職員研修事業についてであります。学習指導要領は約10年ごとに改訂されますが、文部科学省が先月その改訂案を公表いたしました。今回の学習指導要領では、新たに小学英語の教科化やプログラミング教育、討論、意見発表を重視した指導が求められ、指導要領の記述量も現行の1.5倍に増加していると聞き及んでおります。ふだんの授業に加えて行事やクラブ活動、いじめ対策、保護者対応等にも取り組んでいる中でありますが、今回教える内容が一層ふえてくることを考えますと、教員の指導力向上は非常に大きな課題になってくると私は懸念しております。  そこでお聞きします。新しい学習指導要領の実施までの計画的な研修によって教員の指導力を高めていくことが大切ではないかと思われますが、教育委員会としてのお考えをお聞かせください。 ◎杉井 学校教育課参事  委員御指摘のとおり、次期学習指導要領の実施に向け、計画的に教員の指導力を高めていくことは大切であると認識しております。教育委員会といたしましては、授業改善を中心に、次期学習指導要領の実施も見据えて各種研修を実施し、力ある教職員の育成を推進しております。  具体的な内容としましては、初任者や10年経験者、管理職など教職員の経験年数や職務に応じた資質を育成する研修、外国語活動、英語、ICT活用や生徒指導など、個別の教育課題に応じた研修、指導主事やスクールアドバイザーを学校に派遣する校内研修支援などを実施しております。  また、次期学習指導要領で大切にされている討論・意見発表を重視した指導である主体的・対話的で深い学びのある授業につきましては、現在作成中の新たな門真市版授業スタンダードに係る研修を今後実施していく中で、計画的に教員の授業力向上を図ってまいりたいと考えております。
    ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。教員の授業力は、単に子どもの学力の向上のために求められるものではなく、子どもの人間形成に深くかかわる重要な資質、能力であると考えております。引き続き計画的な教職員の研修の取り組みをお願いしたいというふうに思います。  続きまして、523ページ、学校安全推進事業についてお聞きいたします。  昨今、集団登校の列に自転車が突っ込むような事故が後を絶ちません。27年5月には豊中市の市道において集団登校の列に自動車が突っ込み、児童を含む6人が重軽傷を負いました。また、ことし1月に島根県で起こった事故では、33年前、下校中の次女、7歳の娘さんを交通事故で亡くしたことから、長年登下校の見守り活動を行っていた男性が、集団登校に突っ込んだ軽トラックにはねられて死亡いたしました。安全のための集団登校でさえ危険にさらされている状況です。  本市におきましても、交通専従員の配置等で児童の通学時の安全を見守っていただいているところでありますが、現在、市内には何名の交通専従員が配置されているのでしょうか。  また、本市においても登校時の危険な場所は多数あると考えられますが、そのような箇所を教育委員会としてどのように把握しているのでしょうか。お教えいただけますでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  現在、市内の通学路26カ所に38名の交通専従員を配置しております。交通専従員配置箇所につきましては、2年に1回、教育委員会が子どもたちの通学時の様子を点検し、配置状況の適正化を図っております。  また、27年1月の門真市通学路交通安全プログラム策定に伴い、市内の小学校を三つのグループに分け、それぞれ3年に1回、夏休み中に警察・教育委員会・土木課・学校・地域やPTAが校区の危険箇所を巡回し、安全対策について合同で検討しております。登下校指導や集団下校の際に教職員が危険箇所をチェックしたり、地区懇談会や自治会等から通学路に関する要望を吸い上げるなど、各小学校区で事前に準備をしていただいた上で、合同点検を行い、関係機関が危険箇所についての共通認識を持ち、対応を協議しております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。登校時における危険箇所を把握された場合、どのような対策を講じられるのでしょうか。教えてください。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会として対応可能な部分、具体的には、注意喚起看板の設置、交通安全指導、通学路の学校との調整などにつきましては随時行っております。  道路標示やカラー塗装、道路の拡幅や歩道整備、交通規制にかかわることなどは、警察や道路設置者等各関係機関との調整が必要になりますので、関係機関との連携を密にとりながら、対策を講じていただくように教育委員会として要望を提出しております。28年度は、横断歩道の塗装を警察に、カーブミラーの設置を道路設置者に要望しております。  しかし、道路の拡幅や歩道の整備等の抜本的な対策がなかなか進まない危険箇所があることも認識しております。引き続き市・府の道路設置者と緊密に連携しながら取り組んでまいります。 ◆中道 委員  ありがとうございます。通学路の子どもの安心・安全を今後とも引き続きよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、527ページ、小学校運動場芝生化事業についてお聞きいたします。この事業につきましては、私は、メンテナンス等を地域のPTAと自治会が協働で実施することで、災害時の連絡、助け合いに役立ち、地域コミュニティを再構築することができるなどのメリットを前から申し上げておりました。そのような部分も含めて、現在の運動場芝生化の取り組み状況はどのようになっているか、お教えください。 ◎高山 学校教育課参事  小学校運動場芝生化事業についてであります。22年度より府の補助金を活用し、五月田小学校、二島小学校、門真小学校において取り組んでおります。現在は、各校にて組織される実行委員会を中心に芝生の維持管理に努めており、休み時間等に子どもたちが安心して遊べる環境となっております。実行委員会には地域の方や自治会、PTAなども参加し、協働して取り組んでいただいているところであり、委員御指摘の地域コミュニティの再構築の一端を担っているものと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。今後の展開等につきましては、教育委員会としてどのようなお考えを持たれているのか、お教えください。 ◎高山 学校教育課参事  運動場の芝生化は、緑化による景観の向上、ヒートアイランド現象の緩和、児童のけがの防止等による運動機会の増加等の利点がある一方、定期的なメンテナンスが欠かせず、その期間は子どもたちが芝生の上で遊べなくなること、芝刈りや水まき、草抜き、目土入れなどの維持管理に多くの人手がかかることなど課題が多いことも事実であります。  教育委員会といたしましては、現在、芝生化を行っている3小学校に対して、肥料や目土などの維持管理費の一部を負担しており、今後も現状を維持できるように努めてまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  なかなか生芝というのは大変維持管理が難しいと思いますので、水があっても水が少なくても枯れてしまうというものなので、これからの管理が難しいと思いますけど、引き続きよろしくお願いしたいと思います。  続きまして、547ページ、私立幼稚園就園奨励費補助事業についてであります。5歳児の幼児教育・保育・療育の無償化については29年4月から実施されるということですが、私立幼稚園就園奨励費補助事業を初め、それぞれの施設での無償化の実施に向けたスケジュールについてお聞きいたします。 ◎花城 保育幼稚園課長  29年4月実施に向けたスケジュールといたしましては、当初予算議案の御審議をいただいた後、速やかにホームページ等による市民周知を行い、同時に必要となる規則改正等を行うとともに、市で利用者負担額を決定する保育所、認定こども園及び新制度の幼稚園につきましては、29年4月からの利用者に対する利用者負担決定通知を送付する中で、無償化をお知らせしてまいりたいと考えております。  また、新制度に移行していない私立幼稚園利用者への私立幼稚園就園奨励費補助事業につきましては、30年2月ごろの支給時期に向けて、システム改修を含めた準備を進めてまいりたいと考えております。  児童発達支援事業につきましては、民間事業の利用者への給付金及びこども発達支援センター利用者への減免について、4月利用分から反映できるよう、順次準備を進めてまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。まさに市長のおっしゃる優先すべき政策である就学前の教育ということで、子育て世帯の負担の軽減を充実することが教育の向上につながると思っております。私も孫が3人いてまして、ことし5歳を迎える女の子2人いてますので、よろしくお願いしたいなと思っております。お願いします。  続きまして、553ページの仮称市立生涯学習複合施設の設計に関することなんですけど、先ほど松本副委員長されましたので、割愛させていただきます。  続きまして、555ページ、文化芸術振興で、門真の第九事業交付金についてお伺いをいたします。28年度に比べて29年度予算は減少しておりますが、減額についての理由をお聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  27年度から市民を中心とした実行委員会がコンサートを開催されるに当たり、市は3年を目途に交付金に頼らない自立した運営を図ることを求めて、実行委員会と共通認識を持った上で、27年度は80万円、28年度は50万円を交付し、29年度交付予定額は30万円と、段階的に減額しております。 ◆中道 委員  第九コンサートの開催に当たりまして、実行委員会ではどのような目的を持って取り組んでおられるのか、お聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  門真の第九コンサートについては、一人一人がこのまちを愛する心と、このまちを変えていこうとする情熱を持ち寄って、みんなの手でつくり育て、門真市民であることを誇りに思えるまちをつくるために、そして、門真市のイメージを高めていくことを目的としておられます。 ◆中道 委員  今後、市のかかわりを含め、この事業の展望をお聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  公民協働を基本としてスタートした事業であることから、引き続き企画運営に参画し、市全体の文化芸術活動の振興や市のイメージ向上につながるよう、門真の第九をますます発展させていくことが望ましいと考えております。 ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。毎回この第九コンサート、ルミエール大ホールが満席状態でありますので、今後ともイメージの向上につながることで、また取り組んでいただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。  続きまして、561ページ、青少年が活躍できる場づくりの中の成人祭事業についてお伺いいたします。ことしも新成人を祝う取り組みとして、ルミエールホールで門真市成人祭を開催されましたが、ことし出席させていただいている私、市民としても、ここ数年大きな変化がなく、新成人の方はそうでもないと思うんですけど、目新しさがないようにも思いますが、他市ではどのような成人祭を行っておるんでしょうか。お聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  他市では、式典のほかにアトラクションとして芸能人のステージや高等学校吹奏楽部の演奏などをされているところがあります。 ◆中道 委員  他市ではさまざまな取り組みをされているようですが、何か新たな取り組みや開催単位の変更などは考えていらっしゃらないのでしょうか。また、今後の本市の成人祭の取り組み方もお聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  以前は、本市成人祭におきましてもアトラクションを行っておりましたが、ここ数年は、公募した成人祭プロジェクトメンバーが中心に、新成人の新たな門出を祝うにふさわしい式典となるよう意見交換を重ね、会場インタビューや恩師からのメッセージなどをいただく等を行い、式典を盛り上げるようにしてきたところであります。その結果、例年とほぼ同様の内容での開催となっております。  今後につきましては、プロジェクトメンバーに他市の新たな取り組みなどをより積極的に紹介し、時代の流れや方向性を確認しながら、一緒に進めてまいりたいと思います。 ◆中道 委員  ありがとうございます。今後ともプロジェクトメンバーに期待して、引き続きまたよろしくお願いしたいなと思っております。  続きまして、563ページ、めざせ世界へはばたけ事業についてお伺いをいたします。今年度の中学生英語プレゼンテーションコンテストの実施の状況と、前年度と比較して新たに取り組まれたことがあるのか、お教えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  773人の応募の中から、一次、二次審査を経た18人が2月26日のプレゼンテーションコンテストに臨みました。新たな取り組みとしては、二次審査に臨む生徒の不安軽減を図るため、質疑応答練習用の事前研修教材を用意しました。また、前回より協力いただいている海外派遣研修生OB、OGの役割を発表者の支援や会場整理及び受付の応援など明確化し、協力体制の充実を図りました。特に、OB、OGは事前研修からポスターづくりや発表の仕方、質疑応答練習などに積極的に協力し、本事業に還元しており、先輩から後輩に協力の輪がつながっているという好循環を生み出しております。  このほか、事業の充実・改善の参考とするため、生徒や保護者、英語教員へのアンケートの実施や、コンテスト開催周知とこれまで5年間の事業報告を兼ねた特集記事を広報2月号に掲載しました。 ◆中道 委員  ありがとうございます。今後のこの事業、コンテストの方向性についてもお教えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  これまでもコンテストは、PDCAサイクルにより、開催のたびに検証を行い、改善し、推進してきました。具体的には、派遣校とのインターネットを介した交流や海外派遣研修生OB、OGの報告、パンフレットの充実があります。  今後においても、コンテストに参加した生徒の声や事業推進委員会の意見及びアンケート結果を踏まえながら、一人でも多くの生徒たちが応募していただけるよう常に改善に努め、門真市と世界を舞台に活躍するグローカルな人材を育成するという本事業の目的にふさわしい取り組みとして進展させていきたいと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。800人近い方が応募されている、二次審査を終えた18人がプレゼンということで、私、前から言うとったんですけど、18人全ての人が海外派遣行けるような機会をつくってあげたほうがいいかなと思っておりますので、また拡充されますように要望しておきます。  最後になりますが、予算書の587ページのスポーツ・レクリエーション大会事業並びに593ページの総合体育館運営管理事業についてお伺いいたします。  まず、スポーツ・レクリエーション大会事業につきましては、来年度で第4回を迎えることとなりました。年々盛り上がりを見せ、非常に充実した大会になってきていると感じております。特に競技部門につきましては、実施体制の拡充が図られたとお聞きしておりますが、第4回大会において実施される種目数は幾つになる予定であるか、お教えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  第4回大会からは、より競技性を重視するというコンセプトに基づき、競技スポーツを主とする体育協会やスポーツ少年団が実行委員会に参画いたしました。その結果、実施を予定する種目は22種目となり、第3回大会と比較して3種目の増加となっております。 ◆中道 委員  第3回大会よりもさらに盛り上がりを見せているということで、大いに期待はしております。  それでは、引き続いて、総合体育館運営管理事業のうち、総合体育館オープニング記念事業交付金についてお伺いをいたします。4月30日に予定されておりますオープニング記念イベントにつきましては、来場される誰もが気軽に体験できるレクリエーションの要素をふんだんに盛り込んだ内容であるとお聞きしておりますが、メーンイベントでありますスポーツシンポジウムについては、新たな試みと感じております。そこで、このシンポジウムについて、現時点で想定されている内容をお聞かせください。 ◎十河 スポーツ振興課長  出演予定者といたしましては、教育長を初め、本市出身でシドニーオリンピック銅メダリストの岡本依子さん、元ボストンレッド・ソックスの川畑健一郎さん、指定管理者であるコナミスポーツクラブが抱える北京オリンピック団体銀メダリストの沖口誠さん、本市子育て支援親善大使の川崎美千江さん、及び大阪国際大学スポーツ行動学科の高見教授をお招きし、それぞれの経験等をもとにしたお話をパネルディスカッション形式にて行う予定となっております。  概要といたしましては、スポーツを通して子どもたちに“夢”を、をテーマに、トップアスリートの皆様の輝かしい功績の裏に隠されたさまざまな苦労や挫折、またそれらを乗り越えられた秘訣などを多くの子どもたちに伝えていただくとともに、子育て中の親御さんに対しましても、子どもの才能の見つけ方や伸ばし方など、スポーツの持つ力を通した成長について親子で一緒に考えていただけるような内容にしたいと考えております。 ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。最後に、市民の皆様より早く総合体育館の中を見せていただきたいという声が多く寄せられております。そこでお聞きしますが、オープニングイベントまでに市民の皆様に体育館をごらんいただく機会は設定されているのでしょうか。お聞きいたします。 ◎十河 スポーツ振興課長  スポーツ振興課窓口におきましても、同様のお声を多数いただいております。よって、市民の皆様向けの内覧会を4月23日、日曜日並びに24日、月曜日の両日、午前10時から午後3時までの間、総合体育館を開放し、自由に中の様子をごらんいただけるよう設定いたします。 ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。私も完成間近なときの工事中のとこを見せていただいたんで、かなり大きな感じがして、先ほど旧六中体育館の取り壊し云々の話は、それを見られると全て解消されるんじゃないかなと。そこでスポーツするより新総合体育館でやりたいなというのがやっぱり人間の感情やと思いますので、本当に一人でも多くの市民の皆さんが内覧会に来ていただけることを要望しまして、終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  ほかに質疑ありませんか。豊北委員。 ◆豊北 委員  私は10点についてお伺いいたします。  まず初めに、167ページ、市民文化会館大規模改修工事実施設計業務委託料と、また基本設計業務委託料なんですけども、これら業務委託に伴う改修工事の内容についてお答えいただきますのと、改修工事に伴う座席数の変更などあるのか、また、リニューアルした後の利用料金への影響などについてもお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  項目として、舞台設備、天井耐震化、建築改修、設備改修、バリアフリー化など、利便性・機能性・快適性を向上させる工事を予定しております。  次に、座席数については、設計の過程において検討していくものと考えております。また、利用料金については、現段階では変更は考えておりません。 ◆豊北 委員  それでは、改修のスケジュールを教えていただきたいのと、また、その工事に伴うルミエールホールの休館日っていうことも言われていると思うんですけれども、それもあわせてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  29年度に基本設計、実施設計業務を行い、30年9月までに工事業者を選定し、32年3月末までの改修工事を行い、32年4月にリニューアルオープンの予定です。なお、休館期間については、31年4月から1年間を予定しております。 ◆豊北 委員  市民が大いに利用している市民文化会館、使いやすい、バリアフリーというのは皆さんがこれまでも要望してきていたもので、その実現が楽しみなんですけれども、ぜひともリニューアルした後も利用料金を上げることのないよう、これは要望しておきます。  次の質問に移ります。269ページ、子どもの貧困対策事業についてです。ここに講演会講師謝礼金というのがあるんですけれども、内容についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  講演会につきましては、子どもの貧困対策に資する内容のものをとは考えておりますが、実施時期や実施方法等の具体内容は、現時点において決定しておりません。 ◆豊北 委員  今、子どもの実態調査も分析が進んでいるとこなので、そういったものも見ながら決定されるのかなと思いますが、何度もお聞きしているんですけれども、生活実態調査を受けて、中間報告は10月末ぐらいに出てたと思うんですけれども、これを今後どのように取り組んでいくのか、また再度お答えください。 ◎山 こども政策課長  29年度には、大阪府立大学から報告を受ける子どもの生活に関する実態調査や、子どもや支援の必要な家庭とかかわりのある機関に対する、いわゆる支援機関調査の分析結果を踏まえ、課長級で構成する門真市子ども貧困対策検討委員会を中心に検討を進めつつ、一方で今後の推進体制もあわせて検討し、子どもたちが生まれてきた環境によって将来に対する希望や夢が左右されることのない支援策の構築に向け、取り組んでまいりたいと考えております。 ◆豊北 委員  先ほども指摘しましたように、これは中間報告は10月末ぐらいには出てたので、そこから11、12、1、2、3と5カ月ぐらいたってるんですね。大学のほうがクロス集計するのを待ってからということをしきりにおっしゃるんですけれども、私なんかも見てますし、大方の人も見られていると思うんですけれども、この単純集計結果をどのように受けとめておられるでしょうか。 ◎山 こども政策課長  厳しい結果であると受けとめております。 ◆豊北 委員  厳しいという一言なんですけれども、ここに大阪社会保障推進協議会が単純な調査結果を載せているんですけれども、その中では、皆さんもう御存じのように、門真市の子どもたちだけではないんですけれども、特に朝食の喫食率、これが今、参加しているところが8市あるんですけれども、そこの平均が10.1というふうに、朝食が食べれてない子どもさんなんですね。まず一つ取り上げますけど、これに至っては、門真市のこのときの結果では20.5、5人に1人の子どもが毎日朝食を食べることができてないというような結果も出てますし、いろんなたくさんの項目がある中で、この社保協さんが最終分析しているところでは、本当に大まかなんですけれども、門真市の保護者の貧困状況が子どもたちの体や心を反映していることが簡単に予想できるというふうなこともまとめておられます。  この子どもの喫食率が、朝食の喫食率とか、土・日、学校がお休みのときにお昼食べれてないというような状況も門真市は高いという、こういったこと、いろんなアンケートでもわかってましたし、また今回もこういったことがあるということを、これは今後クロス集計ができてから手を打っていくということなんですけれども、やはり子どもがおなかをすかして、朝食食べずに学校へ行って勉強するというときに、どれだけ食べてないことで授業に集中できてない子がいるかということは、先生方もしっかり受けとめておられると思うんですけれども、今、子ども食堂とかボランティアで進められていってますけれども、これは本当にその子どもさんのそういったところが保障されていくものではなくて、本当に気持ちを伝えるという部分であるのかなっていうふうにも思います。  この、厳しいというふうに受けとめているのであれば、先ほども言いましたように、何か対策を講じるべきではないんかなと。半年近くもたっているんですからね。これについてお考えをお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  本市では従前より放課後児童クラブの実施や中学校給食の導入、また、子ども悩み相談サポートチームの設置など、子どもの貧困対策につながるさまざまな取り組みを行っており、さらには、子ども医療費助成の対象年齢18歳までの拡充や、5歳児の幼児教育・保育・療育の無償化の開始に向け準備を進めているところであります。  子どもの生活に関する実態調査は、本市の子どもの生活実態をこれまで以上に把握し、今後のさらなる取り組みを効果的に進めることを目的に実施したものであり、単純集計結果により厳しい状況は把握しているものの、今後のさらなる取り組みにつきましては、今年度末に報告を受ける最終の分析結果を受け、課題を整理し、庁内での検討を重ねた上で、具体の対策を講じてまいりたいと考えております。 ◆豊北 委員  はい、ありがとうございました。12月議会でも一般質問で子どもの貧困についての質問をさせていただきまして、済みません、そういったところで、私は子どもの貧困対策、本当に門真市もいろいろと以前から、中学校給食であったり、やられてると思うんですけれども、やっぱり先ほど言いましたように、子どもの食、健康、命という部分に直結する部分での支援を急いでほしいなというふうに思うんです。  子ども食堂のボランティアをしたいという、そういった団体がもう既に始めておられるところもありますし、また、4月に市民文化会館を借りてするというふうなことも聞いております。何にしろ、食材にしろ、そういった、もしするとしたら場所も要りますし、場所代も要りますし、そういった支援を考えていただきたいなと思っております。これは要望としておきます。済みません。  その次ですけれども、285ページ、施設型給付事務、5歳児保育の無償化に伴うところですけれども、先ほど春田委員からも御質疑があったので、かぶるところが多々あるかなと思うんですけども、5歳児保育無償化というところで、これも子育て支援の一環かなと思っております。  それで、5歳児保育無償化の対象なんですけれども、延長保育とか給食費、こういったものもありますけれども、これに関してはどうなんでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  今回は無償化の対象に含んでおりません。 ◆豊北 委員  給食の無償化、保育園ではないんですけども、保育園では聞いたことはないんですけれども、学校の給食の無償化とか、そういった取り組みをしているところもぽつぽつと見られます。例えば本市で実施した場合、どの程度の予算が必要となってくるでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  給食に係る保護者負担額を無償化するための詳細な試算というのは実施しておりませんが、仮に5歳児に係る公立施設の利用者については無償として、私立施設の利用者については平均的な給食費を上限として補助を行った場合、おおむね3000万円程度の事業費を要するものと考えております。 ◆豊北 委員  ぜひとも宮本市長にもお願いしたいんですけれども、たくさんいろいろと次々と子育て応援の施策考えていかれると思いますが、また財政が伴いましたら、そういった給食の無償化もお考えいただきますようによろしくお願いします。  次の質問に移ります。また285ページの病児・病後児保育事業についてです。これも松本副委員長が御質疑されたと思うんですけれども、ちょっとかぶるかもしれないんですけれども、お答えいただきたいなと思います。  今回の病児・病後児保育について、それらの違いも含めた概要についてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  まず、病児保育事業は、病気の回復期に至らない児童の一時的な保育を行うものであり、現在、本市北部地域1カ所にて小児科に併設する形で実施されており、一体の建物内にあるものの、感染症予防等の配慮から独立した出入り口を有した施設となっております。利用定員は5名、常勤保育士3名、非常勤保育士3名、小児科との兼務を含め看護師5名、医師1名の体制で実施されております。利用に際しては、年に1回本市への事前登録を行っていただき、実際に利用される際は、医師が利用可能と判断した場合、直接施設に申し込みをすることとなっております。なお、対象となる児童は、生後6カ月から小学校6年生までとなっております。  また、病後児保育事業は、病気の回復期にあるものの安静が必要で集団生活が困難な児童に対して一時的な保育を行うものであり、29年4月より本市南部地域にて私立認定こども園に併設する形で新たに開始され、こちらも独立した出入り口を有した施設となっております。なお、利用に際しては、病児保育と同様の流れで実施する予定であり、当初の定員は3名、保育士及び看護師等各1名の体制で開始される予定となっております。 ◆豊北 委員  病児保育と病後児保育の違いもよくわかりました。北と南に一つずつというようなことでした。  それでは、利用料金と利用時間についてもお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  病児保育事業の利用料金は、1日2000円、本市在住の生活保護または市町村民税非課税世帯は無料であり、利用時間は月曜日から金曜日までの朝8時30分から夕方5時30分までとなっております。  病後児保育事業については、事業者と詳細を調整中ではありますが、基本的には病児保育事業と同程度の内容で実施される予定となっております。 ◆豊北 委員  病児保育事業の利用実績については、先ほど松本副委員長のほうからお聞きされてましたので、年々ふえているというような状況で、この病後児保育、今度拡充されるんですけれども、3人ということでまだまだ十分ではないなと感じますので、今後とも拡充に向けてよろしくお願いしたいなと思っております。  次に、またこれも何人かの方が御質疑されたんですけれども、285ページ、287ページにまたがる保育定員拡充事業についてです。この定員拡充についての内訳については先ほどの御質疑と答弁でわかりましたので、来月、4月1日入所に向けた利用調整の状況についても、保留者が59人というようなこともお聞きしております。もう一度お答えしてもらおうかな。済みません。4月1日入所に向けた利用調整の状況について、そして現時点での内定数と保留数、そして入所枠についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  申し込み期日までに申請のあった児童のうち、申し込みの取り下げや内定辞退などを除く3月14日時点の利用調整の状況につきましては、532人中、内定者が473人、保留者が59人となっております。これに対し、入所枠は602人となっており、全体では残る入所枠が保留者の人数を上回っておりますが、年齢によっては利用調整に苦慮している状況にあり、現時点においても、入所枠の拡大も含め、調整を行っているところであります。 ◆豊北 委員  この保留者っていうところが、入れていないというところに当たるんでしょうか。 ◎山 こども政策課長  現時点でまだ確定していないということでございますので、入れないと決まった数ではございません。 ◆豊北 委員  現時点でという意味だったんですけども、もうきょうが3月の17日でまだ決まってない。毎年担当課のほうも大変だと思うんですけれども、早く通知を出してあげてほしいなと思います。それが、枠が幾らあっても5歳児枠であれば0歳児も1歳児も入れないので、そういったことなのかなと思います。  寝屋川市さん、どこでも、門真市でもそうなんですけども、待機児童をなくすためにどうしたら、どんな対策がいいやろうということで本市も取り組まれているんですけれども、寝屋川市さんが4月1日、門真市もずっとゼロを貫いてきたんですけど、28年度の4月は33人出たということで、寝屋川市さんもずっとゼロが続いているらしいんです。これはもしかして待機児童が出るかもしれないということで、待機児童対策緊急事態宣言というような、市長が出されて、いろいろ保育士の処遇をアップするような対策やら、いろいろやられてるそうです。ていうのは、4月1日ゼロやったらそれでええねんということではなくて、年中通して待機児童解消が必要やいうことの取り組みをやるという宣言なんだそうですけれども、門真市においてはどうでしょうか。 ◎山 こども政策課長  門真市子ども・子育て支援事業計画に基づく保育の確保方策は、年度途中を含め、年間を通じた待機児童の解消を目指しております。 ◆豊北 委員  待機児童解消どうするんやいうことで、よく私も質問さしていただいてます。ただ、やっぱり3歳児以下の待機児が多いので、小規模保育を新設していく、新規募集していくというふうな答弁をいつもいただくんですけれども、やっぱり小規模保育は0、1、2歳までしかいられないから、どうしても3歳になったらよその保育園に移らないといけないんですけれども、この3歳児が本当に自分の近くで思いどおりに入れるんかなというのが、しっかり確保できるんかなというのが危惧されるんですけども、どうでしょうか。 ◎山 こども政策課長  満3歳以上の保育定員の確保見込みといたしましては、31年度の計画の利用見込み数1250人に対し、1457人を見込んでおり、小規模保育事業所卒園後のお子様を含め、3歳児枠は十分に確保できるものと考えております。 ◆豊北 委員  そうなんですよね。数の上ではそういうふうにしっかりあるよというふうに言えるんですけど、これ門真全体ですからね。こっちの子が、この端までお母さん通わせるかなというような状況も想定できるんじゃないかなと思うんです。
     やっぱり子どもっていうたら、どこでもええから、皆さんもそういうふうに思ってないと思うんですけども、入れたらそれでいいんやということではなくて、やっぱり、よく教育のほうでも小中一貫とか一貫教育とか言われますように、やはり0、1、2歳でええんや、次違うところ行ったらええんやという、その発想が、やっぱり今まで仲よくなった、0、1、2歳であってもお友達という関係とかもできてきますからね。やっぱりそういう発達保障の観点に立った、私は小規模保育事業が悪いと言っているんじゃないんですけども、そこで全部片づけてしまうんではなくて、認可保育所の増設は本当に、本市は本当に子どもの流入を求めてるんですから、やっぱりそういった0から5歳までのそういう認可保育所の増設が私はやっぱり必要やと思うんですけれども、どうなんでしょうか。 ◎山 こども政策課長  本市における待機児童は0歳児から2歳児を中心に発生しており、現時点では認可保育所の増設は考えておらず、まずは、小規模保育事業者を新たに募集することにより、現在発生している待機児童解消に向けた取り組みを進めるとともに、さまざまな施策により、今後流入する子育て世帯への対応につきましても、時宜に応じた柔軟な取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ◆豊北 委員  今のお答えで柔軟な取り組みも進めていくというところに希望を見出して、しっかりとした子どものそれぞれの発達を保障するという門真市の責任ある対策を今後また考えていってほしいなということを要望しておきます。  その次に、295ページから297ページの公立認定こども園整備事業です。この認定こども園建設工事の工事期間についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  仮称南認定こども園の建設工事期間は、29年4月から30年2月28日を予定しております。 ◆豊北 委員  来年度、2月28日、2月末に竣工するということなんですけども、そこから1カ月でもう4月1日開園、子どもたち、新認定こども園でスタートということになるんですけども、そんな2月末で準備とか、いろんな打ち合わせとか、子どもたちを受け入れてスタートというのがちょっと厳しいんじゃないんかなって思うんですけれども、ここについてお答えお願いします。 ◎山 こども政策課長  まず、運営面といたしましては、開園後の運営に対する検討のため、公立幼稚園及び保育園の園長代理を中心に構成する(仮称)南認定こども園の運営に関する調整会議を28年11月に立ち上げており、これまでに取り組んできた先進市への視察や研修等を参考に、幼稚園と保育園で異なっている日々の保育の内容や流れ、園行事を初めとする年間を通した園運営をいかに融合していくか、また、それに伴う職員体制等について議論を進めております。  次に、工期につきましては、全てを含め30年2月28日まででありますが、1月31日までに各種検査を終え、建物の引き渡しが行われる予定となっており、2月以降、順次開園に向けた準備を進めてまいりますので、4月1日の開園に支障はないものと考えております。 ◆豊北 委員  今お聞きしまして少し安心したんですけども、(仮称)南認定こども園の運営に関する調整会議というのが11月から開かれてて、4回も開かれているということなんですけども、これは何人で構成されて、どういったふうに開催されているのか、そしてまたどのような内容で4月1日は大丈夫よというふうに進められているのかについてお答えください。 ◎山 こども政策課長  調整会議は園長代理を中心に10名で構成し、これまで4回開催しております。先進市への視察や研修等で抽出した課題をリストアップし、順に議論を進めております。 ◆豊北 委員  まだまだ具体化はされてないんかなということなんですけど、まあまあ、まだこれから1年ありますので、しっかりと私のほうもチェックをさせていただきたいなと思います。  それでは、その次なんですけども、299ページ、こども発達支援センター運営事業についてです。こども発達支援センターのところで、非常勤嘱託職員(3人分)となってて、前年度を見ましたら2人だったので、1人ふやされたのかなと思うんですけれども、これはどういったお考えでなんでしょうか。 ◎宮下 こども発達支援センター長  非常勤嘱託職員の増員は、保育所等訪問支援事業に従事する臨床心理士に係るものであります。増員の理由といたしましては、現在2名の非常勤嘱託職員の臨床心理士が訪問支援員として保育所や幼稚園、小学校等を訪問・巡回し、発達の気になる児童・生徒の特性や課題を観察し、生活環境の整備等が行えるよう施設や保護者に対し助言・アドバイスを実施しておりますが、訪問する施設及び保護者からの依頼の増加により、訪問頻度の低下が危惧されましたことから、体制を強化しようとするものであります。 ◆豊北 委員  訪問支援といいますか、そういった事業がふえてきたからということで、一定拡充されるのかなというふうに思います。私いつも発達支援センターの職員配置についてお聞きしているんですけれども、以前、一度職員が不足したというようなことで補正予算を組んだこともありますので、それについて、通園施設での保育士、児童指導員も一緒に保育しているということなんですけれども、この人数についてお答えください。 ◎宮下 こども発達支援センター長  こども発達支援センターで行っております通園事業の職員配置につきましては、平成27年度が18名、平成28年度は21名の職員とさせてもらっております。こども発達支援センターの4月当初の在園児数が、旧さつき園・くすのき園から移行した平成26年度当初は46人であったのに対し、平成27年度当初は65人、また平成28年度当初は67人の在園が見込まれたことから、28年度に3名の増員が行われたものでございます。 ◆豊北 委員  ふやされているということですね。では、29年度の職員体制はどうでしょうか。 ◎宮下 こども発達支援センター長  29年度、来年度当初も例年と同様の在園児数が見込まれますが、人員配置につきましては、現在庁内で調整を行っているところであります。 ◆豊北 委員  通園施設の携わる職員の資格ですけれども、保育資格のある方と児童指導員さんということなんですけれども、前回も同じことを指摘させていただいたんですけれども、児童指導員さんというのは保育に携わってきたこともなく、子どもを実際にそういったところで、体験というか、経験とかしたことがないような方もそこに配属されることがあるんですよね。  やはりいきなり、市役所のこういった組織の中での配置ということなので、その人らだけ1カ月先に準備のために研修とか、そういうことは難しいのかもしれませんけれども、何とか研修を、発達支援センターの子どもたちに関しての研修というものを、そこに配属される方は、始まってからではなくて、ある程度初歩的なところは研修されてから私は配置されるべきではないかなと思うんですけれども、この研修についてお答えください。 ◎宮下 こども発達支援センター長  以前の文教常任委員会でも同様の御質問をいただきましたけれども、児童指導員のみならず、保育士であっても、異動等で他園や他課から配置された職員は、センターでの業務内容を認識し、障がい児への療育・支援の知識、技能を身につけていく必要があります。  このことから、4月初旬から園児が登園するタイミングに合わせ、センターの基本的な心得をセンター内で共有した上で、当初は一定の経験、知識を有する職員と一緒にクラス担任として配置し、クラスの園児一人一人の障がいの特性や課題を把握するとともに、児童発達支援計画に沿った支援方法を身につけ、療育、訓練に当たることとしております。  また、クラス担任としての業務を優先しながら、園児の降園後に時間を活用して、センター内で設置する研修係が療育・訓練方法などの支援に係る知識について研修を行うほか、月に一度、センター職員全体で通園児に関する事例検討をすることでスキルアップを図ります。ほかにも、外部講師を招いて研修を行うことで、職員の知識の底上げを図る取り組みを行っておるところでございます。 ◆豊北 委員  配置されてからいろんな研修が、いろいろ取り組まれているということはわかったんですけれども、ここで言ってもしようがないのかなというふうなこともあるんですけれども、やはり子どもの発達に携わる職員っていうことであれば、やはりそれに適した人材っていうのも本当に大事なことではないかなということを指摘させていただきまして、発達支援センターの職員の、子どもたちの発達を保障するそういった体制をとられるように要望をしておきます。  次は、499ページの就学援助事業について御質疑させていただきます。まずは、就学援助事業の概要についてお答えください。 ◎高山 学校教育課参事  学校教育法第19条の規定によって、経済的理由で小・中学校に就学することが困難な児童及び生徒の保護者に対して援助を行い、義務教育の円滑な実施を図ることを目的とした事業でございます。 ◆豊北 委員  この就学援助の中で、29年度の国の要保護世帯に対する就学援助費の予算措置に変更があったと思うんですけれども、どのような内容か、お答えください。 ◎高山 学校教育課参事  新入学児童生徒学用品費等の補助金単価が、小学校は2万470円から4万600円に、中学校は2万3550円から4万7400円に引き上げられました。 ◆豊北 委員  それでは、門真市の就学援助の新入学児童生徒学用品費の支給額をお願いいたします。 ◎高山 学校教育課参事  小学校が1万7000円、中学校が2万2000円でございます。 ◆豊北 委員  国のほうでは2万470円から4万600円に引き上げようとしているときに、本市は29年度も小学校は1万7000円、中学校は2万2000円。ちょっと少ないんじゃないかなと思うんですけども、次の質疑ですけれども、この金額、就学援助の新入学児童生徒学用品費の入学準備金の支給額について、1万7000円に変更した時期と変更額を教えてください。 ◎高山 学校教育課参事  平成21年度に給食費の値上げに伴う見直しを行い、新入学児童生徒学用品費につきましては、小学校1年生1万9900円を1万7000円に、中学校1年生2万2900円を2万2000円に変更いたしました。 ◆豊北 委員  今、お答えの内容を聞きましたら、給食費が値上がりしたから、その分市の負担もふえるから減らしたのかなというふうに思いますが、そうですか。 ◎高山 学校教育課参事  そのように認識しております。 ◆豊北 委員  それでは、29年度の北河内各市の状況についてどのように把握されておられますか。 ◎高山 学校教育課参事  新入学児童生徒学用品費の支給額引き上げにつきましては、現在、近隣他市においても検討しているところであると聞き及んでおります。今後、そのような状況につきましても、把握に努めてまいります。 ◆豊北 委員  私、各近隣市の議員などに聞いてみたんですけれども、各市はふやすということで、この3月の予算に組み込まれていないところも補正予算で上げていくというふうに聞いております。そしてまた、枚方市においては中学校は3月に支給するとか、7月に支給するとか、そういった拡充されるということも私は聞いております。  今回、国で措置されるということも言われてるんですから、当然、財政課、担当課のほうには、担当課から新入学児童生徒準備金の増額については予算要望されたんでしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  29年度より、国の要保護世帯に対する就学援助のうち、新入学児童生徒学用品費等の補助金単価が引き上げられましたが、本市の財政状況にいまださまざまな課題があり、大阪府内でも就学援助率が極めて高い状況の中、支給額の見直しには至っておりません。  今後、子どもの貧困対策という観点からも、委員御指摘の新入学児童生徒学用品費も含め、他の費目における支給額や認定基準額も含めた総合的な見直しを検討した上で、予算要望を行ってまいりたいと考えております。 ◆豊北 委員  そうですね、本当に本市も、今おっしゃられたように、就学援助率、本当に高いというふうにも私も認識はしております。しかし、財政も厳しいのもわかるんですけれども、この事業の趣旨っていうのは、そういった困窮した世帯の子どもを支援していこうという中身ですから、やはりここの部分は、いろんなところを拡充するのは悪くないんですけれども、ここのところはやっぱりしっかり押さえていただきたいなっていうふうに思います。  次、支給時期についてなんですけれども、今も私、枚方市さんの例を挙げさせてもらったんですけれども、入学前に入学準備金を支給している市もあるようです。ていうのは、入学するときには、小学校に上がるときにはランドセルが要り、靴も要り、いろんな新しいノートも買いというようなことで、その準備にお金がかかります。  中学校においては、制服上下合わせるともう3万とか4万とかいうふうにもいっているというふうに聞いています。そのお金がないから、その服を買うことができへんかったら、この子は中学校に入られへんのか、これ義務教育かということで、担当課のほうに私も相談者と一緒に、その方がおっしゃられていたせりふなんですけどね。本当にそんな制服にも今お金もかかってます。  私たちが学生のころは、かばんにも結構お金がかかったものですけれども、今は結構安価なかばんに変わっているというところは、一ついいところなのかなと思いますけれども、他市さんでもまだまだ多いほうではないんですけれども、入学前に支給しようというところもあるんですから、本市もそういうふうに、今年度はもう無理なんですけれども、この先、支給できないのかと思うんですけれども、どうでしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  本事業に係る事務は、入学式または始業式から5月初旬までの申請期間終了後、システム入力、世帯構成の確認、課税台帳等の確認を行い、7月末に1回目の認定をする手順になっております。入学前に支給するには、認定方法の見直しだけでなく、大規模なシステム改修等も必要であり、現時点では入学前の支給は困難であります。今後、入学前支給について対応している他市状況を調査研究してまいります。 ◆豊北 委員  我が党の国会議員が入学前に支給できないのかということで質疑してるんですけれども、国会での答弁では、それはできるというふうな答弁もありますので、これはしっかり調査して、役に立つ入学準備金として実施していただきたいなということを強く求めておきます。  そして、次の質疑なんですけれども、北河内各市の4人世帯に対する認定基準額についてお答えください。そしてまた、本市は北河内では低い認定基準でなかったかなと思うんですけれども、拡充についてもお答えください。 ◎高山 学校教育課参事  平成28年度における北河内7市の4人世帯における認定基準額ですが、枚方市が324万3000円、四條畷市が292万8000円、交野市が借家基準額301万1038円、持ち家基準額235万1038円、寝屋川市が290万1507円、守口市が303万1200円、大東市が272万7000円、本市が273万5800円でございます。  拡充につきましては、本市の財政状況にいまださまざまな課題があり、大阪府内でも就学援助率が極めて高い状況であることから、慎重に検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆豊北 委員  財政が厳しい中ということは本当に私もよくわかるんですけれども、この事業の趣旨をやっぱり考える必要があるんじゃないかなって。特にプラスしたサービスをしてほしいというのではなくて、国が措置しなさいよっていう、この条件にまずは合わせるべきではないかなと思うんですけれども、市長は子どもの貧困対策にはしっかりと取り組んでいきたいというふうに就任来おっしゃっておられますし、今後についてどのようにお考えでしょうか。市長のお考えをお聞きしたいんですけども。 ◎満永 学校教育部長  おっしゃるとおり、就学援助の制度の目的は、経済的理由で小学校・中学校に就学することが困難な児童・生徒の保護者に対して援助を行うと。そして、義務教育の円滑な実施を図るというこの目的は、非常に重要なものであると考えております。  拡充につきましては、先ほど申し上げましたように、財政状況等も勘案しながら、本市の就学援助率が非常に高いということもございまして、慎重に検討を行ってまいりたいと考えておりますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆豊北 委員  ぜひともしっかりと検討していただきますようによろしくお願いいたします。  この就学援助制度についての最後の質疑なんですけれども、私ここに門真市の就学援助の制度案内についての紙を持ってきました。これも市民の方から御指摘されて、ああなるほどなと思ったんですけれども、大変小さくて字が見にくいということで、何を書いてるのかっていうことがわからないんですね。入学援助金も上げられたとかいうこともあるんですけれども、その入学援助金というのはどれぐらいなのかということも書かれてませんし、入学援助金っていうその言葉が本当にこう虫眼鏡でも見ないとわからない中身になってるんですね。どうしてなんでしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  制度について必要な事項を全て載せると文字が小さくなってしまうことから、現時点でそのような状況となっております。 ◆豊北 委員  それは納得できます。それで私も各市はどうしてるんだろうと思って、早速お隣の市に送っていただきました。そうしたら、これ守口市さんなんですけどね、大きいんですよ。これ実物大で、A3でつくっておられました。そうしたらもうよくわかるんですね。どれぐらい出るかとか、幾らからの認定基準とか、そういうこともしっかりと書かれてありますし、字のポイントも大きいです。ぜひともこういったことを工夫していただきたいなと思うんですけども、まず、この就学援助制度の案内についてはどのように周知されているでしょうか。 ◎高山 学校教育課参事  毎年、始業式の日に全学年の児童・生徒を通じて保護者にパンフレットを配布するとともに、市の広報紙、ホームページに掲載し、周知を図っております。 ◆豊北 委員  そういうことで、今、私が皆さんにお見せしましたように、本当に見にくい内容なので、やはり今後、保護者が理解しやすいように改善していただきたいと思います。再度御答弁をお願いいたします。 ◎高山 学校教育課参事  今後、他市の状況等も参考にしながら、用紙を大きくするなど改善策について検討してまいります。 ◆豊北 委員  やはり保護者を支援する、困窮な世帯の子どもたちの教育を支援するための制度であるから、しっかりとやっぱり必要なところにこのことが届き、またそれが実用的にそのサービスが行き渡るように、担当課として今後取り組んでいただきますように要望しておきます。  その次の質問に移ります。503ページ、わかる授業の推進です。わかる授業の推進のところに昨年度までは学力向上支援員というのがあったんですね。これが今年度ないんです。これがないのはどうしてなんかなって思いまして、まずは事業の概要と今年度の予算に上げてない理由というのをお聞きしたいんですけれども、まずこの事業を始めた理由と、この事業の概要についてお答えください。 ◎杉井 学校教育課参事  本事業は、学校が主体的に授業改善などの学力向上策に取り組むために、学力向上担当者を中心とした組織的な学力向上推進体制を確立することを目的として、本市独自施策として22年度から開始したものであります。学力向上支援員は、各校の学力向上担当者が学力向上に向けた学校の組織体制づくりに専念できるよう、担当者の授業や校務分掌等を軽減する役割を担っております。 ◆豊北 委員  この事業によってどんな成果があったのか、お聞かせください。 ◎杉井 学校教育課参事  学力向上担当者の授業や校務分掌等が軽減されたことにより、学校全体で組織的に学力向上対策に取り組む体制が整ったことや、少人数指導等によるきめ細かな指導により、児童・生徒の学習意欲と自信が高まったことなどの成果がございました。 ◆豊北 委員  そういった効果、少人数指導によるきめ細やかな指導とかができたとか、いろんな学力向上に取り組む体制も整ったということなんですけど、こういったいろんな効果があったにもかかわらず、この事業を縮小して、来年度予算には計上されてないということの理由についてお答えください。 ◎杉井 学校教育課参事  校内における学力向上方針の統一や、校内研究体制の充実等、組織体制が確立されたことから、本事業の目的は果たしたものと判断し、来年度予算には計上しなかったものでございます。 ◆豊北 委員  目的は果たしたというふうに判断したということなんですけど、そうしたら、今現在、学力向上担当者は校内には位置づけられてないんでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事  学力向上担当者は各校に位置づけられております。 ◆豊北 委員  位置づけられているのに、そういった状況は変わってないのに、この支援員をなくすっていうことで、同様の取り組みが本当に継続できるんでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事  学校では、校内における学力向上方針の統一や、校内研究体制の充実等、組織体制が確立されており、継続できるものと考えております。 ◆豊北 委員  先ほどどんな成果があったのか聞かせていただいたところで、授業や校務分掌が、学力向上担当者の校務分掌などが軽減されたということで、学力向上対策に取り組む体制も整えられた、少人数学級によるきめ細やかな指導もできた、それによって子どもたちの学習意欲も自信も高まったということなんですけども、こんな少人数学級の指導とか細やかな指導とか、支援員さんがいなくてできますか。 ◎杉井 学校教育課参事  少人数指導につきましては、別の少人数指導の加配というのが別にございますので、それは継続して続けております。 ◆豊北 委員  いやいや、違うんですよ。35人学級は35人学級でやっておられて、またこれは習熟度別指導とか、そういった学力に課題のある子どもさんにまた別途教える機会をつくったりっていうことは、評価、点検の毎年出している部分にこの事業の成果として載せてあったんですけどね。そういったことができるんですか。 ◎満永 学校教育部長  加配と申しますのは、府からの加配をいただいております。少人数をやるための加配をいただいております。そういった方々も含めて、今、少人数をやっているところでありますし、また、この学力向上支援員と申しますのは、導入したころは学校の研究体制というのがかなりまちまちでございました。したがって、学力向上担当者がそういう体制も立てられるようにということで、補助的に入れたんです。  現在、各学校体制として、研究企画委員会でありますとか、あるいは研究グループ制度があって、そこにそれぞれの長を置いて、そして校長のもと企画委員会などを置いて、組織的に研究する体制が整ってまいりましたので、一定これはその使命を果たしたものであると考えております。  そのかわり、我々といたしましては、一方では図書館司書を全校に配置するなど、また違った方策の中からきめ細やかな指導をしていこうと考えているところでございますので、御理解賜りますようお願い申し上げます。 ◆豊北 委員  学校図書館司書は学校図書館司書で必要ですし、学力向上支援員というのもやはり、本市は特に学力に厳しい市でもありますし、やはりこの時点でやめてしまうのではなくて、やはり学力向上担当者がもっと専念できるように、私は残すべきだと考えます。ということを指摘させていただきます。  最後に、565ページ、海外派遣研修業務委託料、これの内訳についてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  海外派遣研修業務委託料506万5000円のうち、府交付金192万円、教育振興基金220万円、一般財源94万5000円を充当する予定としております。 ◆豊北 委員  29年度は506万5000円ということで、府交付金が192万円、教育振興基金220万円、一般財源が94万5000円っていうことで、どれも税金です。当たり前ですけど。私たちはめざせ世界へはばたけ事業の英語プレゼンテーションはいつもすばらしいなというふうに見させていただいておりますが、この海外派遣研修業務に関しましては、やはり税金の使い方としてふさわしくないなということを申し述べておきます。  以上で質疑を終わります。 ○大倉 委員長  質疑の途中ですが、一定時間が経過しておりますので、この機会に午後3時15分まで休憩いたします。                 (休  憩)                 (再  開) ○大倉 委員長  休憩前に引き続き委員会を再開いたします。  質疑を続行いたします。ほかに質疑はございませんか。戸田委員。 ◆戸田 委員  無所属の戸田です。質疑に入る前に、ちょっと指摘をしておきます。  先ほどの質問にかかわって、就学援助のビラ、これはもう驚いたね。就学援助を求める人というのは、とにかくお金が欲しい、助けてほしいという気持ちで、わらをもすがるつもりでおる人ですよ。その人に就学援助金で最高何万円出ますと、まずばんと書いて、それから、それを導入口にしてちゃんとやるというのが当然で、こんなビラをつくるなんてあなた、市職労時代にろくにビラつくったことないんじゃないかというのがまず1点。  それから、確かに伝えることはいっぱいあるから、A4におさめようと思うとこうなっちゃう。なぜA4におさめなければならないのかと。A4でないとすれば、B4とかで何やかや、A3がある。そうすると紙をようけ使う。また上司からちょっとそれはなと言われるんじゃないかとかいうのもある。これを認可して決裁した側も、こんなビラでええやん、書いてあるからというふうに思ってるなら、本当に困っている人らを助けて、わかりやすくしてあげようという職員としての奉仕の気持ちがない。ノルマを果たして、保険の約款みたいなことで、それでも書いてあるじゃないかと、そんな行政してはならない。許されないでしょう、こういうのは。  だから、先ほど答弁の、最初の答弁で、必要な事項を書いたらこうなりましたって、こういう答弁をよくするなと。よくまた上司もそういう答弁で認めたなということは厳しく糾弾しておきます。  それから、それはそれで終わります。次に、私は答弁するときに必ず西暦、元号併記でねと頼んで、私についてはそうしてくれる。ところで、去年の3月議会で、これからは天皇の在位、退位というようなことも含めて、西暦併記で市の文書も、役所で議会に出してくる文書も極力そういうふうにするべきだと言って、そういう方向でやりますという答弁はした。それから市長がかわって、しかし、その維新の親玉である維新の大阪府松井知事も、去年の秋ぐらいでしたかね、行政の文書、西暦をもっと書くというふうなことを言いましたね。  しかし、ことしのこの予算議案書から答弁とか何とか見ても、全然変わってないどころか、皆さん、平成というのは30年でもうないんですよ。平成31年度、32年度、34年度だったらないということをほぼ100%わかってるのに、そんな元号で答えて何かしゃべるということは、とんでもない。平成31年以降の話としたら、まず西暦に変えてくださいと。そのことも強く言っておきます。それで私の質問のほうに移りますね。  それと、ちょっと軽くですけども、まずはばたけ事業ね。これはずっと共産党反対等、云々何をばかな反対しとるとがんがんやってきて、去年の6月議会で詳細にこの反対が全く筋が通らないということをはっきりさせたんだけども、ところで、去年の6月のときに私は、はばたけ事業が税金の使い道としてよろしくないというのは、門真12万人市民中、共産党4人の議員以外に全然いないはずだと、そういう声をよこした人は共産党の支持者、1万人ぐらい投票すると思うけども、ほかにいないだろうといって、そのときいませんと。それから今に至るまで、共産党の4人の議員以外にこのはばたけ事業は税金の使い道でよくないというふうな声が教育委員会や市に寄せられたことがあるのか否か、ちょっとそれを聞きます。 ◎牧薗 生涯学習課長  その後そういった御意見等は頂戴しておりません。 ◆戸田 委員  市民の意見がないから言ったらいかんということはないですよ。僕だって言っていることの、俺の主張していることの9割以上は市民の意見が特になくても俺が思って言っていることが多いですからね。しかし、それは事によりけりです。  さて、先ほどから共産党の人、ずっとそうだけども、プレゼンテーションはすばらしいと。でも海外派遣事業はよろしくないと。今回のプレゼンを見た福田議員のブログの感想もすばらしいと。でも海外派遣はよろしくないと。  海外派遣の事業があるからこそ、それを土台としているからこそあんだけ盛り上がって、あんだけ熱意があって、レベルがみんな向上しているはずなんで、海外派遣事業というのがなしで、他市みたいなただのプレゼンだったら、これほどの深まり、広がり、盛り上がり、レベルの向上があり得るのかどうか、それについてはどうお考えですか。 ◎牧薗 生涯学習課長  本事業の目的であります門真市と世界を舞台に活躍するグローカルな人材を育成するために必要な事業だと思っております。 ◆戸田 委員  まさに税金を使ってやるのにふさわしい、よそにほとんど例がない、すばらしい事業。しかも年々やり方が深まっていると。これだけのふさわしいことはないということを指摘して、じゃあ私の本来用意していた質疑のほうに移ります。  小学校費について、予算書で言うと512から527ページの間です。35人学級の話とかいろいろありましたけども、小学校の関係で、これは本会議でこの間質問の、もう少し踏み込んでということなんですけども、まずクエスチョンの1として、少人数小学校の三つ、北巣本小、古川橋小、砂子小について、この3校区で児童数が減少を続けている要因というのは、行政として当然把握してないとおかしいことです。それぞれについて、児童数が減少を続けている要因として考えられるものを挙げてください。北巣本小校区について、古川橋小校区について、砂子小校区について。これはざっくりとしたもので結構ですから、よろしくお願いします。 ◎三村 学校教育課長  門真市全体として少子・高齢化が進んでいることが児童数減少の大きな要因であると考えておりますが、北巣本小学校区につきましては、公共施設やスーパー等の大規模店舗が少ないことに加え、新しい大型マンション等の建設予定等もないことが要因として考えられます。
     古川橋小校区につきましては、大規模な区画整理や住宅地の再開発が予定されていないことが要因として考えられます。  また、砂子小学校区につきましては、駅から遠いといった地理的条件のほか、建てかえられている府営門真住宅における新規入居の制限も要因の一つと考えられます。 ◆戸田 委員  ざっくりと言えばそういうことですね。それで、もちろん今これは、ある意味素人考えというか、大ざっぱな話でしかありません。しかし、まずこれをばんと表に出す。そうしたら、いや、この問題もあるはずだよ、それはちょっと重点の置き方が違う、こっちのほうが大きな原因である、いろんな意見があるでしょう。そういうのを出して、大体行政としてこういう要因であろうというところを出していくという、要因がわかれば、じゃあ対策はどうするという、自動的に、ある意味で、考えることは少なくともできるわけなんですね。  まして、宮本市長が人口増に歯どめをかける、子育て世帯を呼び込むとばっと言っているわけですから、宮本市長自体は本会議ではこれほどまでには思ってなかったみたいですが、ここでこういうことがざっくり出されましたので、こういうことをざっくりやって、もう少し掘り下げて、原因というのは、市の市長部局も市長も教育委員会も全部これを共有する。共有して、じゃあどうしたらいいのかということを考えるという第一歩が今始まったと考えます。  次に、さて、宮本市長の選挙公約には、門真市の人口減少にしっかり歯どめをかける施策を実施するということが大きな比重で含まれていたと私は認識しておりますけども、この私の認識は正しいのか、それとも、いやそんな比重なんかないのか。私の認識が間違っているのか、どちらなのか明確にお答えください。 ◎三村 学校教育課長  人口減少問題につきましては、近隣市と比較しましても、本市の人口減少率は高く、急激な人口減少となっていることは大きな課題であり、早急に歯どめをかける対策が必要であると考えております。 ◆戸田 委員  じゃあ、市長自身の答えじゃなかったけども、これは大きな課題なんだということは、これははっきり議会答弁で確定したということですから、これを前提に次に考えていくということにできるわけですね。  では、クエスチョン3番目。子育て世帯や近い将来の子育て世帯、まだ赤ちゃん段階か赤ちゃんまだいない、そういうことを含めて、そういう世帯を門真市に呼び込むためには、その子育て世帯や近い将来の子育て世帯にとって門真市に住むことの利点を、その対象者やその関係者にアピールしていく必要が当然ありますね。  教育委員会はこういった子育て世帯、あるいは近い将来の子育て世帯にとって門真市に住むことの利点を、今、例えば五つか六つ挙げるとすれば、どういうことが挙げられるのか。大阪市の周辺、あるいは北河内で、ここら辺がぬきんでていますよと、こういうことを挙げてもらえればですね。これがぱっとできないと、本来おかしいわけです。よろしくお願いします。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会といたしましては、義務教育における門真市に住むことの利点といたしまして、一つ目、全国的にも早い時期から取り組んでいる中学校も含めた全校自校式給食の提供、2点目、経済的負担が少なくサービス性の高い各小学校における放課後児童クラブの設置、三つ目、近隣他市に先駆けて教育環境を整備した全校へのエアコン設置、四つ目、府内でもいち早く対応した市内公立学校校舎の耐震化、五つ目、子どもの読書環境の改善に向けた学校図書館司書の全校配置、六つ目、Kadoma塾やはばたけ事業における子どもの夢の実現を応援する事業展開がございます。 ◆戸田 委員  まさにそのとおりだと思いますね。しかしこれ、門真市以外の人はほとんどそういう認識持ってないだけじゃなくて、門真市に住んでいる人や門真市の議員だって実はこういうすごいところ、先進的なところがあるよとぱっと思い浮かばない。無自覚でいるということがすごく多いと思います。  こういう私自身、もう小・中学校のエアコン化がぱっと早く始まったということは、今回ちょっと教育委員会に指摘があるまで忘れてましたね。もちろんこれは先進的にばっと始めたけど、今ほかのところが追随してきてますから、すごくぬきんでたというものにはならなくなったにしても、そういう考えで学校をやっているということは大きな利点です。それと耐震化も進んでいるし。やっぱり学校給食が中学校まで、ちゃんと自校調理で温かくて安心の、民間委託については僕はちょっと反対ですけども、それをのけて、温かくて安心なものがあるというのは物すごく大きなメリットなんですね。  これを、一方で、医療費を何歳まで助成だとか、幼児教育無償だ、これはこれでいいけども、門真市そういうことで打ち出していく、財源は少なくとも、よそよりは比べると弱い。けれども、そういうふうに安値売りの値札競争でわあわあとやっているだけじゃ余り意味がないと思うんです。しかも日々月々かかるお金、働きながら子どもを育てようと思ったら、日々月々かかるお金や安心の度合いということについては、門真市は児童クラブ、そして学校給食、そういうものがしっかりとありますからね。例えば門真市で英語を頑張ったら、オーストラリア行けるでって、これもうすごい魅力だと思いますよ。  こういうことについて、やはりちゃんと発信しようと、あるいはこれはちゃんと、もちろん門真市はマイナスの要因、マイナスイメージはたくさんあります。何回も言っているように、都市品格が低い、大きな道路があって、空気が悪い。いかんともしがたいこといっぱいありますよ。しかし、それはもう仕方がないですね。ある意味ほとんど仕方がないことですよ。けれども、これは大きなメリットですよということをやっぱり出していかなくちゃいけない。  それで、門真市の職員、教育委員会のほうもここら辺の自覚というのが弱かったんじゃないかと思いますけども、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  委員御指摘のとおりでありますが、本市以外のほうの発信につきましては、ホームページ等では行っておりました。 ◆戸田 委員  さて、具体的に、これだけ利点は実はあるんですけども、どこか住むところ探そうかと思っている人に、いや、特に子どもができる、今あるという人に、門真市に行ったら学校給食すごくレベルがいいものがあるよ、児童クラブもかなり安くてちゃんとしたものがあるよとか、そういうような話をぱっと目にしてもらうにはどうしたらいいのか。ホームページや広報で書いているだけでは、これはもう決定的に弱いわけなんですね。  これは私も具体的にぱっというのは、すぐには思い浮かびませんが、例えば、電通の、安倍政権がやっているみたいな宣伝の少しでもまねして、ネットで門真市と検索したらこういうのがよく出るとか、門真市、学校とか、こうやればこうよく出るとか、いろんな手があるんじゃないか。そういうことを門真市の、例えばIT関係に詳しい人や、不動産関係者とか、そういう人に投げかけてみて、アイデアを求める、あるいはサポートを求めるということをしていって、少しでも門真市の安心の度合い、コンパクトで小ぢんまりとして地域と密着した学校、宮本市長がよく言うように、人情味あふれて温かい土地柄だと、そういうことも含めまして、そこら辺の魅力をどんどん発信していくような工夫を、市の役所の外へそういう投げかけをしていってもらいたい。そうすると、必ず応えてくれる人がいるはずです。よろしくお願いしたい。  次に、この問題についての5番目で、私が前住んでた地域でもある北巣本小学校の児童数減少の問題は、何度も文教委で私も取り上げました。児童数増加対策について、共産党の側はあそこら辺だけはなぜか公共施設がなくて、非常に寂れている、寂しいと、もっとちゃんと活性化してほしいということを提起した。  私は、四宮小学校との校区の見直しをして、163号線以北の宮前町と下島町を北巣本小学校校区に編入すれば、北巣本小の少人数は解消するし、逆に四宮が非常に大きな人数おるということの解消の両方が一挙に解決すると。兄弟が通ってるとか、どうやこうやということで言うと、過去の二島小と速見小の校区をきちんと線分けするときに、6年でしたか、5年でしたか、どちらへ通ってもいいということを経過措置をやったと。こういう自由通学制にすればいいと何回も提起してきました。  が、最近、教育委員会のこの議会の前にして、ちょっとそういう話をしたところ、教育委員会の幹部職員から、北巣本小と四宮小の校区変更については、市が地元に提起したが猛反発を受けて断念したことがあるので難しいという話を聞かされたんですね。しかし、私は1999年当選以来ずっと文教委をやっておって、最近の話として、北巣本小と四宮小の校区変更について、市が提起したが猛反発を食らったという話は一度も聞かされたことがありません。逆に教育委員会のほうから、議員の提起はわかるけども、行政の側から校区変更を提起することは、越権行為、住民の反発を起こすからだめなんだという話ばかり聞かされてきたのが実態です。  では、この北巣本小と四宮小の校区変更、境界線の変更について、市が地元に提起したと、あるいは教育委員会が地元に提起したということについて、どういう実態なのか、それを明らかにしてください。 ◎西岡 教育総務課長  北巣本小と四宮小の校区境界変更については、市が地元に提起したが猛反発を受けて断念したことがあるので、難しいという教委幹部からの話につきましては、2009(平成21)年1月に、門真市学校適正配置事業実施方針の策定を受け、市立第五中学校区の小学校適正配置に伴う、四宮小学校を廃校し北巣本小学校と東小学校に統合するという案について、地域住民より多数の反対意見をいただいたことと思い違いをしておりました。教育委員会から地元に提起したことはございません。  また、四宮小学校との校区変更を見直して、163号線以北の宮前町と下島町を北巣本小校区に編入すれば、北巣本小の少人数と四宮小の過大人数の両方が一挙に解決するとのことにつきましては、戸田委員から2011(平成23)年9月16日の建設文教常任委員会及び2014(平成26)年12月11日文教常任委員会において御提案がありました。  なお、委員御提案の校区編成に関しまして、地域住民からの御意見等をいただいたことはございません。 ◆戸田 委員  そういうわけで、教育委員会側のとんでもない勘違いだったわけですね。校区の一部を、163から北側を北巣本小に入れるかどうかという話と、四宮小を廃止するのに反対が起こった、全然違う話ですね。そういうとんでもない勘違いしたということと、それと、要は、僕は今言われた議会のもうちょっと前に、一旦僕は権力弾圧で首切りされて2年間いないんだけど、その前にも1回ぐらい議会で提案しています、これはね。地元でも2回ぐらいはこういうビラをまいたことがあります。しかしながら、教育委員会は全くそのものを、もう意見聞いただけで何もせずに忘れておったということですよね。それから、教育委員会のほうで校区を変更しようというのをこうやると反発を受ける。だからそういうときには必ず何とか審議会というお墨つきを得てさっとやっちゃおうということばっかり考えてると。  でも、どうでしょうかね。実際に、確かに教育委員会の内々の話で聞いたのは、神社の氏子の関係が昔からこうあると。子ども会とかそういうふうなつながりがあると。一方で、確かに163を越えて小っちゃい子を渡らせるのは危険だ、それはわかるけども、古い住民の人たちからの反発等もある。あるいは、四宮小は大きくて立派でにぎやかだ。北巣本小は小さくて、はっきり言うたらちょっとみすぼらしい。ほんなら、学校行きたがるかどうかという問題もあると。いろんなことは聞きました。しかし、今、北巣本小学校を小学校として残していくということを、最も合理的な手を考えれば、あの近辺に急にでっかい新興住宅ができる余地は全くありませんからね。この校区の変更というのは現実的じゃないかなと私は思います。  ただし、これは北巣本小を絶対残そうと思う熱意を持った北巣本小校区の人たちが、これを残して盛り立てていくために宮前町や下島町の方々にこれで協力してもらえないかというふうなことを持ちかけていくとか、そういう住民相互の話し合いというのがやっぱり土台としてないと、これは無理だなと思うんですね。北巣本小校区には豊北さんがおり、宮前小には春田さんがおると。住民の意見がどうなのか、それは思いますよ。  けれども、どうでしょうかね、一つの小学校を廃止すると、もし廃止するとなったら、いずれにしてもこの門真であればどこの小学校であっても大きなところを越えて遠いところへ子どもをやらないかん。どこを廃止したってね。そうしたら、やっぱりそれよりは、地域のコミュニティとしての続いてきた小学校を、仮に小規模であっても、ちゃんと続いていけるぐらいの人数は確保しながら残して、そこでも地域に密着したコミュニティ、そして中学校へつないでいく、そういうふうなまちづくりというのはやっぱり頑張ってみるべきだと思うんですね。  今まではこういう手がありますよということは行政側から全く提起はしておりません。それをやると反発されたら困るからということもあります。しかしちょっとそれは消極的過ぎるんじゃないかなと思うんですね。行政が余り何でも上からということにとられたら、もうよくない。これはわかります。しかし、北巣本小の人数を維持して、一方で四宮小は、全般的な児童数減少すると言いながら、あのあたりはまだまだ新しい住宅が建って、子どもがふえる可能性はまだまだ強いところですから、しかも大きな第二京阪と163という道路で一部隔たれていると。そうすれば、校区を一部変更するというたら、お互いにとって最も合理的じゃないか。それは住民としてもいろんなタイプの考え方の住民の人がいますから、それはまた話し合いで、あるいはこれからどうなっていくかについては、それはこうやって解決しませんかとかという提案とか、お互いにし合う。それこそ地域の自治、隣まち同士の話し合いでやっぱりいくと。そういう方向に教育委員会もちょっとシフトするということを求めたいわけですね。  仮に、例えば北巣本小の校区の住民の方々からこういうふうなことで考えてもらいたいとか、あるいは宮前町の、下島町の方からも、それは検討してあげてもいいよとか、仮にですよ、そういう話があった場合、教育委員会というのはやっぱり前向きに検討すべきだと思いますけども、どうでしょうか。 ◎西岡 教育総務課長  もしもの話ですけれども、地域住民の方々の御意見が多数出されるようであれば、それについては検討していかなければならないものと考えております。 ○大倉 委員長  戸田委員、質疑の前に、質疑の要点をまとめて簡潔にできるだけお願いいたします。戸田委員。 ◆戸田 委員  では、この三つの小学校のことについてはこれで一旦終わります。ほかのところについてもいろいろ具体策というのは教育委員会で考え、それで足らんところは大いにオープンに意見を求めるということでやっていってもらいたいと思います。  続いて、予算書の545ページ、幼稚園費に絡んでであります。  質疑のまず1点目。市長は、自分の後援会や資金管理団体たる門真の明日を語る会などに政治献金をしている人が役員をしている団体や業界団体に優遇措置をするようなことがあってはならないはずだが、どうでしょうか。 ◎宮本 市長  特定の優遇措置はあってはならないことだと認識しております。 ◆戸田 委員  わかりました。そうですね。  さて、クエスチョンの2番目。宮本市長は府会議員の時代に、自分の団体が民間幼稚園の団体から政治献金を受けたということはありましたでしょうか。よろしくお願いします。 ◎宮本 市長  寄附につきましては、いずれの団体からも受けたものではなく、あくまで個人からの寄附であり、適法に処理しております。 ◆戸田 委員  これが見解が分かれるところですね。献金禁止団体の理事長とか会長とかが、個人という形であったって、それは脱法行為じゃないかというのが私の考え。いや、それは違うんだ、適法なんだというのが宮本市長の考えです。それはそれで置いておいて、次に行きます。  クエスチョン3番目。大阪府私立幼稚園連盟とはどういう団体で、どういう活動をしているのでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  大阪府私立幼稚園連盟は、大阪府内の私立幼稚園が加盟する幼児教育団体で、主に幼児教育内容の研究や職員研修、保護者への幼稚園情報の提供などの活動を実施されていると聞き及んでおります。 ◆戸田 委員  続いて、質疑2項目一緒にしますけども、門真市内の民間幼稚園もそれに全て加盟していると思いますが、どうでしょうか。また、門真市内の民間幼稚園の役員が大阪府私立幼稚園連盟の役員をしている例はありますでしょうか。あわせてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  市内全ての私立幼稚園が加盟されていると聞き及んでおります。また、現在、同連盟では15の支部が組織され、29名の理事が各支部より選出されているとのことで、そのうち、門真市、守口市、大東市、四條畷市で構成される南京阪支部からは、門真市より2名、守口市及び大東市より各1名の計4名の理事が選出されているとのことであります。同連盟の役員は、各支部の理事の中から選出されるとのことであり、南京阪支部の理事である、たちばな幼稚園の理事長が教育研究委員長を、大阪ひがし幼稚園の理事長が振興対策委員長をそれぞれ務められていると聞き及んでおります。 ◆戸田 委員  じゃあ次の質疑、クエスチョンの4番、例えば、大阪ひがし幼稚園のホームページの事業計画の部分を読みますと、こういうことが書いています。私学助成を継続するためには、私学助成の予算が確実にキープされることが最重要である。当園としては、予算単価を上昇させるよう、大阪府私立幼稚園連盟を通じて大阪府に今まで以上に働きを強めていくと明記されております。大阪府に今まで以上に働きを強めていくとはっきり書かれているわけで、これは今までも大阪府に働きかけてきたということの自認でもあります。そして、こうした大阪府への働きかけは、どこの民間幼稚園も行っているものと考えるのが当然であります。  そして、補助金等の助成の権限を持っているのが大阪府私学課であり、こことのスムーズな関係を維持することが必要になってくるが、その大阪府私学課と幼稚園との間で、府会議員がパイプ役を果たすことが十分に考えられます。そういうパイプ役を果たすこと自体は正当な府議の業務でありますけども、幼稚園側から献金を受けてパイプ役を果たすのであれば、賄賂政治になってしまいます。  このように、大阪府への働きかけを重ねている民間幼稚園において、例えば2011(平成23)年度では、府から経常補助金5971万円を受けている大阪ひがし幼稚園、三ツ島にある、の理事長A氏から10万円の寄附。府から経常経費補助金4887万2000円を受けているたちばな幼稚園、柳田町の理事長M氏から10万円の寄附を受けております。また、宮本氏の政治資金管理団体である門真の明日を語る会では、2012年度で、府から経常経費補助金3977万6000円を受けているふじ幼稚園、泉町の理事長H氏から6万円の寄附を受けております。  これは賄賂政治になると考えますが、宮本市長は、9月議会答弁でも、この3月議会の本会議答弁でも、これをあくまで合法的であって問題ないとの態度を崩そうとしません。それならば聞きますけども、こういうことについては、宮本市長が言っている市民の肌感覚からしても問題ないと、こう認識されているのでしょうか、お聞かせください。 ○大倉 委員長  春田委員。 ◆春田 委員  ちょっと予算とどんな関係があるんでしょうか。ちょっと精査してください。 ◆戸田 委員  ちょっと待ってください。何ですか。民間幼稚園の補助金のことにかかわっているのに、なぜいちゃもんつけられなくちゃいけないんですか。 ◆春田 委員  いちゃもんじゃありません。精査してください。 ◆戸田 委員  何を精査するんですか。 ○大倉 委員長  今、春田委員から提案がありました。 ◆戸田 委員  何をどう精査するんですか。 ◆春田 委員  予算のどこから聞いてはるんですか。 ◆戸田 委員  幼稚園費にいろいろ補助金出てるでしょう。幼稚園、民間幼稚園に対して。 ◆春田 委員  今の御質疑とどういう関係なんですか。 ◆戸田 委員  関係あるじゃないですか。 ◆春田 委員  戸田委員、さっき何か声だんだん小さくなってましたよね。 ◆戸田 委員  何。民間幼稚園補助金を受けている。補助金は……。 ◆春田 委員  予算とどういう関係があるのかを聞いてるので、ちょっと諮っていただけますか。 ○大倉 委員長  委員の皆さんにお諮りいたします。ただいまの戸田委員の質疑に関して、所管外だと、範囲を超えていると思われる方は、挙手を願います。               〔挙 手 多 数〕  挙手多数でございます。戸田委員、質疑を変えてお願いします。 ◆春田 委員  所管でやってください、こういうのは。所管でやってください。やり方がちょっとおかしいです。 ◆戸田 委員  公明党の春田さん、ようこういうことに細かく気がついてもうたらいけるんやね。じゃあこれ飛ばしましょう、ほんじゃあ。市長の政治姿勢の問題ですよね。まあいいや。非常に悔しいけれども、一旦ほかのこともありますんでね。非常に強い防波堤になってくれてるね、公明党は。 ◆春田 委員  関係ないですね、そういうことは。関係ありません。 ◆戸田 委員  政治資金向上に何も寄与してないよ。続けましょう。仕方がないのでね。5、6と飛ばして、一挙にクエスチョン7に行かざるを得ない。  クエスチョン7、大阪府よりさまざまな形で莫大な補助金が交付されていて、門真市からも補助金を受けている、柳田町にある私立たちばな幼稚園が、2013年7月参議院選挙で、維新代表の松井氏の選挙演説会場を提供し、当時大阪維新府議だった宮本氏が司会をしている動画が、3月4日に私のホームページの掲示板への投稿で紹介されておりました。最近、門真市選管に問い合わせたところ、このたちばな幼稚園は、過去何度も宮本府議がかかわる選挙のときに個人演説会場として、宮本府議らに使わせていたことがわかりました。 ○大倉 委員長  戸田委員、先ほどと同様に、所管外だと思われます。 ◆戸田 委員  何を言ってるんだ。門真市の補助金を受けとるたちばな幼稚園のことやないか。門真市から出てないのか、ここに。 ○大倉 委員長  春田委員。 ◆春田 委員  私は妨害しておりません。ただ、その聞き方がちょっと違うんじゃないかと。これやるんだったら所管でやってください。 ◆戸田 委員  関係ない、それは。人の業務妨害やわ。 ◆春田 委員  妨害しておりません。正々堂々とやってください。 ◆戸田 委員  ほなちょっと聞くけどな、たちばな幼稚園に対して門真市から補助金出てないか。出てるだろう。しかも最初にやな、市長は公平でやらなくちゃいけないんじゃないかと聞いとるわな。政治献金をもらおうがもらうまいが公平でやらないかんと言っている。しかし、たちばな幼稚園では、選挙のときにいろいろやっている。もうそれは構へんのだ、合法だという考えを今から答弁する予定になっておるんだけどね。だからそういう事実についてどう思うかということを聞いているんですよ。補助金が出てる団体やないか。 ◆今田 委員  そこの、どこにあるのか言うたらええやん。ページ数。 ◆戸田 委員  この就学援助金自体はね、たちばな幼稚園に対しても適用されるやつですよ。 ◆春田 委員  済みません、私何も妨害してません。ただ、これは戸田委員のやり方が、所管でやるべきじゃないかと、そういう意味で……。 ◆戸田 委員  あんたの流儀はね、流儀の違い。 ○大倉 委員長  戸田委員、静粛に。 ◆春田 委員  見解の相違ですね。皆さんに諮ってください、ほんまに。 ○大倉 委員長  戸田委員。 ◆戸田 委員  いいですか。 ○大倉 委員長  いや、お待ちください。 ◆戸田 委員  私立幼稚園児保護者補助金というのがまず出てるわね。547ページに。それと、私立幼稚園就園奨励費補助事業というので、もう金出てるわね。幼稚園就園奨励費補助金システム改修業務委託料ということも出てるし、私立幼稚園就園奨励費補助金というのも出てるじゃないか。これ全部たちばな幼稚園にもかぶっているわけじゃない。 ○大倉 委員長  そこを質疑してください。 ◆戸田 委員  にかかわって、受けているたちばな幼稚園についてってこと、これはここを見たら、ページ数言っとるんで、ほんなもんわかるでしょう。違います。  じゃあもう一遍言う。こういう、今るる述べたように、門真市からの補助金がいろいろと、吉水さん入ってきたね。入っている、たちばな幼稚園、その幼稚園と宮本市長、当時は府議、今は市長、の関係について聞いてるのであります。 ○大倉 委員長  理事者、答弁願います。 ◆戸田 委員  質疑終わってない。質疑の途中ですよ。演説会場として宮本府議が使わせていたことがわかりましたと。民間幼稚園が、特定の政治陣営に選挙のときに個人演説会場として園施設を使わせる、こういう便宜供与をすることは、府や市から公的補助を受けている団体としてはよろしくないと私は思いますけども、宮本市長は、これは適法で、市民の肌感覚にも反していないと考えるのでしょうか。 ◎宮本 市長  ただいまの御質疑にお答えいたしますが、今、委員会で御議論いただいてたように、そもそも戸田委員もこの質疑する際に選管に問い合わせておられると。まさしく個人的な見解としては所管外だと思っています。その上でお答えさせていただきますが、この施設を借りるに当たっては、公職選挙法に基づく公営施設に位置づけられておりまして、公営施設として当該の施設はお借りした経緯であります。ですので、手続に際しては適正に行いまして、適法な中で行われてますので、一切問題がないと。  いわゆるこのたちばな幼稚園借りるというのに当たっては、例えば門真小学校の体育館を借りる、もしくははすはなの体育館を借りるということと全く同じ手続の中で行われておりまして、これに関しても、この見解を述べるのはこの委員会の中におりません。この見解を述べれるのは選挙管理委員会になりますので、僕自身は所管外に当たるんだろうというふうに思っていることをつけ加えて答弁とさせていただきます。 ◆戸田 委員  そうしたら宮本市長のお話、肌感覚として、あなたが言っている肌感覚としてこれは合いますかということを言っている。  それと、確かに選管には問い合わせましたよ。これ見ると、5年前以上だったら資料廃棄してないというから、2013年の衆参院選からだっと来て、たちばな幼稚園をいつも使ってて、たまに使ってない年もありますけど、去年の市長選、府議選同時のときには、たちばな幼稚園を2回使っています。それは法的には全く問題ない。それはそのとおりですよ。  しかしながら、門真小学校という公立の場所を使うのと民間幼稚園を使うのとではちょっと違うんじゃないですか。公立であれば、誰が申し込んでも借りることができますよ。民間の幼稚園であれば、そこと懇意の人でないと当然貸してもらえるわけありませんから。ただそれを、合法は百も承知。それをしかし道義的、あるいは市民感覚的にどうなのかと聞いたわけです。それは市民感覚的にも問題ないという答えがあったので、それはそれで結構ですわ。次の質疑に行きます。  で、宮本市長は前は府議だったと。府議をやめて市長候補になった。そのときにたちばな幼稚園を選挙演説で使ったんだと。しかし今、あなた市長になったんだ。宮本市長、市長として各幼稚園に補助金を分配する側のトップになったんだ。そういう市長になった現在、今後も、これからも衆院選挙だとか市議選挙だとかいろいろあるでしょう。今後も種々の選挙の事前宣伝的集会や、あるいは政治報告会、あるいは選挙本番での演説会場などにみずから維新勢力のためにも使用しても、これは公職選挙法上問題ないから、全く問題ないというお考えなのか、それを聞かせてください。 ◎宮本 市長  全然言っている意味がわからないんですけど、これね、公営施設なわけですわ。民間で持っておられるとか、要はそこに税金を投入されているやつを政治活動に使ってもいいかという考え方になってしまうと、どんな公立の学校であっても、ルミエールでも、税金入っているところを僕らは政治活動に使えないということになるじゃないですか。そういう論理からいえば、今おっしゃっている意味というのが全然よく理解できないんですけど、もう一度説明してもらえませんか。
    ◆戸田 委員  ルミエールや公立の学校であれば、相手が誰が申し込むかなんて拒否、好き嫌い、より好みはしませんわね。たちばな幼稚園はあなたと後援会長が昔、後援会長がそこの理事長であったいろんな縁があるからこそ、あなたに貸すわけでしょう。私がそれを使わせてくれって、そんなもん相手にしてくれるわけがないです。それは決まっているわけです。でも補助金を配っている。これは法的には、公選法上は問題ないかもしれんけども、市民から見たら、公平性とか、市長はあそこはいつも仲よしにしているから、政治活動にも応じていると。当然、しかしそこの園の人たちは、みんな維新支持者ばっかり集まっているわけじゃありませんからね。けども、理事長の考えなり、政治的な立場で、これは維新には貸してあげよう、こういうことでやっているわけでしょう。その辺を市長になった段階でどうなのかなと。私はちょっとおやめになったほうがいいなと思うんですけれども、それは全く問題ない、通じるというお考えなのかどうかですね。 ◎宮本 市長  二つ申し上げますけども、大体ね、選挙に関してもそうですし、選挙のときの演説会もそうですし、それ以外の市政報告会、府政報告会、いろんなケースがあると思いますけども、常に考えるのは立地とキャパなんですよ。要はどこを使うかどうこうというよりか、場所がどうか、何人入れるか、何人呼び込めるかというのをもとに場所を選定していくわけでありまして、今の考え方は全く当たらないということと、もう一つは、公営施設と位置づけられてますので、もし仮にたちばながそのとき、選挙のときにあいているということで、選管のほうに届けられていると。僕と、もしくは違う、他陣営が同日の日が申し込まれた場合、これ抽せんになるんですよ。この見解って、述べれるのは、選管しか確認できない話です。まさしく所管外だということを申し上げて、僕の答弁を終わります。 ◆戸田 委員  選挙のとき、あるいは政治活動云々の話はもう置いておきます、これで。  それで、最後ですね。このたちばな幼稚園の、門真市からもいろいろ助成、補助を受けているたちばな幼稚園の理事長、もしくは理事が、宮本市長の、府議時代からも含めて、後援会の会長や役員をやっていたとか、やっているとかいう事実はありますでしょうか。やっていたとか、あるいはやっているという場合は詳しくお答えください。 ◎宮本 市長  現在はお亡くなりになられましたが、前理事長につきましては、記憶の中でありますが、平成20年から平成23年の間に後援会長をお務めいただいておりました。そのほかの方につきましては、されておりません。 ◆戸田 委員  はい、わかりました。それで、ちょっとかなり不満もありますけども、幼稚園の問題、予算案についての私の質疑はこれで終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、本件に対する討論を行います。豊北委員。 ◆豊北 委員  議案第20号、平成29年度門真市一般会計予算に対する反対討論を行います。  新年度予算には、子ども医療費助成の対象年齢が18歳まで拡充、図書館司書の増員など、市民生活、また子どもたちの教育の増進施策があることは認識をするものです。しかし、以下の点においては問題だと考えます。  1点目。旧第六中学校体育館撤去工事工事費については、今現在でも日曜日など100%の稼働率で抽せんが行われている状況です。このような市民のニーズに応えようとするならば、総合体育館ができたからといってすぐに撤去するのではなく、1年ぐらいは様子を見るべきだと考えます。  2点目は、わかる授業の推進としてこれまで実施されていた学力向上支援員加配事業を廃止したことです。この事業は本市の教育環境の向上のために配置している学力向上担当者の支援をするものです。新年度も学力向上担当者が配置されているにもかかわらず、一定役割を終えたかのような答弁でしたが、これまでの効果を見ても、小学校では少人数指導、習熟度別指導など、中学校では学力に課題のある生徒に対する個別指導や補充指導、校内適応指導教室の整備をし、学力の底上げを行うことなどできる、また校内の研究体制、生徒指導体制の見直し、充実を図ることができた、支援員をなくしてこれまでのことができるのかをただしましたが、できるとの答弁はありませんでした。門真の学力向上の担当者がこの仕事に専念できるためには、また、これまでの成果を維持向上させていくためには、維持していくことこそ求められ、廃止は認められません。  3点目は、就学援助事業です。国からの予算措置もありながら、平成21年度に見直し、それまでの小学校入学準備金を1万9000円から1万7000円に、中学校入学準備金を2万2900円を2万2000円に引き下げたまま、現在までそのままということが質疑の中で明らかとなりました。北河内7市では国の措置に従い、これまでは小学校が2万470円、中学校が2万3550円、2017年度はこれらの市では小学校準備金を4万600円、中学校入学準備金を4万7400円にすると決めたところと、また、その方向を示したところとを聞いております。本市の今回の予算はふえるのではなく、前年度より1300万円ほど下げられています。国の予算措置があるにもかかわらず財政課にも要望していなかったことは、怠慢と言うほかありません。認定基準額も近隣市に比べ低い状況も明らかです。子どもの貧困対策法では、子どもの生まれ育った環境に左右されることなく、貧困の状況にある子どもが健やかに育成される環境を整備することとうたわれています。すぐに国の措置どおり入学準備金の額を増額することを求めるとともに、支給日を前倒しすることを求めます。  最後に、世界へはばたけ事業の海外派遣研修事業委託料についてですが、29年度予算は506万5000円となっています。何度も申し上げますが、我が党は英語プレゼンテーションはすばらしい取り組みと考えますが、懸賞ともとれる海外派遣研修事業は税金の使い方としてふさわしくないということを申し述べておきます。  以上、反対討論といたします。 ○大倉 委員長  次に、戸田委員。 ◆戸田 委員  無所属の戸田です。反対の立場で討論します。  5歳児の無償化とか司書の問題、子ども医療費のこと、これは大変よかったと思います。それと、ほんの少し心配があったんですが、はばたけ事業をちゃんと継続するということも非常によかったと思います。これは門真の魅力を拡大して、門真の大きな人材づくりにとっても新しい住民呼び込みにとっても非常にプラスになる事業ですから、これを続けたということはよかったと思います。  ただ、これ自体は東市政からずっと続いていることですけども、学校給食の民営化をどんどんどんどん進めていく。本当に全て民営化していいとは僕は全く思わないですね。少なくとも公教育のモデルケースとして何校かはちゃんと直営で残す。ごみ収集もそうですけどね。そういう姿勢にやっぱりちょっと切りかえてもらいたい。それが相変わらずだということです。  それから、先ほど学力支援員の問題や入学の準備金の引き下げ、これも子育て教育に力を入れるという宮本市長の姿勢からいうと、ちょっと反することになるし、ちょっと実害がやはりあるという危惧を非常に感じます。  あと、旧体育館の問題でいえば、これは廃止して当たり前の話であって、残して、これから半年間また延びますけども、新しい体育館ができて、そうしたら、土・日は人がいっぱいだから土・日は両方使うかもしれないけども、平日は旧体育館はがらがらになって、みんな新しいところに行くことはもう目に見えてますからね。市民の土・日を使いたい、もっと使いたいという人がおれば、そういうことも含めて説得しておくのが議員としてあるべき姿だと思います。  そういうことを合わせまして、総合的に反対いたします。 ○大倉 委員長  以上で、討論を終了いたします。  これより議案第20号中、所管事項を起立により採決いたします。  本件に賛成の委員の起立を求めます。               〔起 立 多 数〕  起立多数であります。よって、議案第20号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上をもって付託議案の審査は終了いたしました。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、所管事項について報告の申し出がありますので、発言を許可します。 ◎満永 学校教育部長  職員の処分につきまして、私から御報告申し上げます。  概要でございますが、門真市立小学校の給食調理員が、平成27年12月中に、大阪府の柏原市から門真市内に転入し、通勤手当の支給対象外となったにもかかわらず、通勤届の変更を怠り、平成28年1月から10月までの間、通勤手当12万9000円を不正に受け取ったものであります。  法令を遵守すべき公務員として許される行為ではなく、市の信用を失墜させる行為でもあることから、門真市職員分限懲戒審査会での審議を経て、平成29年2月24日付で停職10日の懲戒処分を行っております。なお、通勤手当の差額につきましては、全額返還済みであります。  今回の事件により、議員の皆様方を初め、市民の皆様方には多大なる御迷惑と御心配をおかけすることとなり、深くおわびするとともに、再発防止に向け、改めて服務規律の確保について徹底を図り、信頼回復に全力を投じてまいります。まことに申しわけございませんでした。 ○大倉 委員長  以上で報告は終わりました。  報告事項に対する質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これをもって所管事項についての報告を終了いたします。 ──────────────────────────────────────────── ○大倉 委員長  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので、発言を許可します。春田委員。 ◆春田 委員  所管について2点お伺いします。  まず、1点目に、キッズサポーターについてですが、このキッズサポーターについても予算書から聞きたかったんですが、該当する予算がついておりませんでした。ということで、今回は所管のほうで質問させていただくことにしました。  門真市におきましても、全くのボランティアということで、キッズサポーター、しっかりと取り組みをしていただいております。現時点でのキッズサポーターの登録人数についてと、また、市が行っている支援については主にどういった取り組みがあるのか、お聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  28年度の登録人数は898人であります。市が行っている取り組みとしては、キッズサポーターの活動状況を広く市民の皆様に知っていただき、担い手の拡充や活動の促進などを目的にしたキッズサポーター通信の発行や、市内12カ所での説明会等を実施いたしました。キッズサポーター通信は、各校区の活動内容を写真やサポーターの声を記事にするなど、全小学校保護者への配布と、自治会の回覧等を活用し、年3回発行いたしました。説明会は、自治会、PTA、キッズサポーターの方を対象に、活動状況の報告、ボランティア保険や市内不審者情報などの説明を行ってきました。 ◆春田 委員  年々こうしてキッズサポーターにつきましても、いろんなところでいろんな方が取り上げをさせていただいているので、支援についてもかなり広がっていると思っております。皆さんに聞きますと、いろんな学校でも行事、お誘いがあると聞いておりますけれども、学校などでキッズサポーターさんに対する、日ごろの活動に対するありがとう会とか、そういったものがあると聞いておりますけれども、どんなものをされてるのでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  沖小学校、五月田小学校では、全校集会などで児童が直接感謝を伝える場があり、上野口小学校、脇田小学校では、1年生が手づくりメダルを贈っております。また、北巣本小学校では、PTA主催でキッズサポーターを招いての昼食会が行われたり、市としましても、今後こうした事例についても広く周知していきたいと考えております。 ◆春田 委員  何年か前にキッズサポーターさんにメッシュの帽子を配布していただいたと記憶しております。以前お会いしたときに、そのメッシュの帽子を今でもかぶってられまして、夏の帽子ですので、ちょっと涼しいというか寒いというお声もいただいております。予算がかかることですけれども、やはりメッシュの帽子は夏用の日差しの帽子ということで、できましたらまた全くのボランティアで頑張っていただいているわけですから、冬用の帽子の配布につきましてもまた、要望ですけれども、よろしく御検討いただきたいと思っております。  そして、全くそのボランティアということで、なかなかこの活動に対してお礼というのが大変かと思いますけれども、本市ではボランティアポイント制度がございます。キッズサポーターさんではこのボランティアポイント制度を活用していただいている地域もありますけれども、これも校区内、校区においてはまちまちと聞いておりますので、ぜひこういったボランティアポイント制度がありますので、広くキッズサポーターさんにもこの制度を使っていただくように、これもしっかりと対応していただきますように、これも要望とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  そして2点目。奨学金制度についてお伺いいたします。  1点目は、給付型奨学金などの制度の拡充についてでございますけれども、子どもの貧困も先ほどいろいろ取り上げさせていただきましたけれども、親の経済格差が子どもに受け継がれる貧困の連鎖を断ち切るためにも、全ての子どもの可能性を開く教育への支援が大切と思っております。子どもたちの夢をしっかりと実現できるように、進学する際のさまざまな経済的支援が必要と考えているところですけれども、そのような中、先日衆議院を通過しました予算の中に、奨学金制度の拡充ということで、大学生に対する給付型の奨学金制度のことが報道されておりました。今回拡充される内容、また経緯については、掌握されてますでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  この制度ですけれども、すぐれた生徒であり大学等への進学目的及び意思が明確であるにもかかわらず、経済的な理由により進学が困難な生徒に対して、返還の必要のない給付型奨学金を交付することにより、大学等への進学を後押しすることを目的として拡充されたものであると聞き及んでおります。これまで70年以上貸与型であった公的奨学金制度に給付型が創設され、学資の支給が法的に位置づけられたということであり、これにより、特にすぐれた学生等であって経済的理由により極めて修学に困難があるものと認定された者に対して学資を支給できるものと認識しております。  29年度は、先行実施として住民税非課税世帯で高等学校等の推薦を受けた者のうち、私立大学等へ自宅外から通学する者及び児童養護施設出身者等の約2800人に対して学資が支給されます。給付月額は4万円であり、さらに児童養護施設出身者等については一時金として24万円が支給されるとのことです。  本格実施となる30年度からは、先行実施されたものに加え、国公立大学等へ自宅から通学する者に対して月額2万円、国公立大学等へ自宅外から通学する者及び私立大学へ自宅から通学する者に対して月額3万円が支給されるとのことであります。 ◆春田 委員  現在、日本におきましても家庭の教育費の負担の割合が高いということで、そこから大学、短大、また専門学校の進学を断念する方も少なくありません。専門家の推計によりますと、大学だけでも8000人程度諦めておられると。また、短大、専門学校も含めると2万人程度こういった経済的な理由から進学を断念される方がいらっしゃると、このようにお聞きしております。  こうした現状の打開に向けまして、公明党が粘り強く取り組んできましたのが、今回返済不要の給付型奨学金制度の創設となっております。こういった制度が創設されましても、広く市民の皆さん、またそういう方々に利用していただくためには、情報提供、また相談体制の充実というのも必要と思っておりますけれども、今後この制度について、どのように本市におきましても周知していただけるのか、教育委員会としての見解をお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  門真市教育委員会といたしましては、毎年9月に保護者を対象とした奨学金説明会を開催しております。例年、説明会では、高等学校等への進学に係る奨学金制度の紹介や、専門相談員による奨学金制度も含めた進路選択全般の窓口相談事業の御紹介をしております。この説明会において、3年後に大学等へ進学するときまでに知っておくべき日本学生支援機構の給付型及び貸与型奨学金についても御紹介し、周知する予定でおります。  また、中学校においては、キャリア教育の観点から行われる進路指導等においてもこの制度に触れることで周知を進めてまいります。 ◆春田 委員  今回の給付型奨学金の創設とあわせまして、無利子の奨学金の貸与人数も拡大すると。また、卒業後の所得に応じて返還額を変えられる新たな所得連動返還型奨学金というものも新たに導入されると聞いております。どちらにいたしましても、こういった制度がしっかり皆様に活用していただけますように、周知徹底をよろしくお願いいたします。要望とさせていただきます。  以上です。 ○大倉 委員長  次に、今田委員の発言を許可します。 ◆今田 委員  2点についてお聞きさしていただきたいと思います。  まず、学校支援ボランティアについて。かどま学校支援ボランティアとはどのようなもので、この制度ができた時期はいつですか。 ◎牧薗 生涯学習課長  かどま学校支援ボランティアは、地域につくられた学校の応援団とも言うべき門真市学校支援地域本部事業の取り組みの一つとして、個人の方が自分の特技などを生かして学校の学習支援や環境整備などを支援するボランティアとして21年度から始まりました。 ◆今田 委員  この中で、門真小学校での畑等のボランティアのことで論議されてるんですけども、畑等のボランティアをされたのはいつごろで認識されておりますか。 ◎三村 学校教育課長  20年ほど前からと聞き及んでおります。 ◆今田 委員  今の答弁で20年ほど前ということですが、学校支援ボランティア制度が始まる前から門真小学校のボランティア活動にかかわられていたということになります。学校のボランティア活動は、この市の制度である学校支援ボランティアに登録していなければできないものなのでしょうか。お教え願います。 ◎三村 学校教育課長  学校支援ボランティア制度はあくまでも登録されているボランティアの方々と各学校をつないでいくものであり、登録されていなければ各学校においてボランティア活動ができないということはございません。各学校は、学校菜園や芝生の維持管理、清掃活動等、学校環境の整備や、授業やクラブ活動、学校行事等における人的な支援において、自治会や地域の方々からそれぞれ独自に多くの御支援をいただいておりますが、そのお一人お一人が全て学校支援ボランティアに登録されているわけではございません。 ◆今田 委員  かどま学校支援ボランティアについて、今、答弁いただきまして、よくわかりました。次に移ります。  平成29年第1回臨時会文教委員会において、大倉議員の門小の畑の作業やイベントにおける挨拶、あるいは学校敷地内での挨拶活動についての質問がありました。この質問の中で、表題の活動に保護者から疑問や苦情が出て、それが自民党のところに寄せられて、教育委員会に対して是正が求められ、その結果、大倉議員に学校敷地内での挨拶活動をさせないことになったという質問に対し、教育委員会は、教育委員会としては承知していませんとの回答がありました。その後、議論がすれ違いのまま動議が入り、質問が中断したわけですが、確認のため、私も大倉議員にその後確認しましたが、学校や教育委員会からは一切そのようなことがないとの回答でした。この教育委員会の回答に至った経緯と、その後新しく判明した内容があれば教えてください。 ◎山口 学校教育部次長  この件につきましては、教育委員会内及び考えられる範囲で校長初め関係者に確認を行いましたが、委員会で答弁するまでの時間的余裕もなく、大倉議員に教育委員会として働きかけをした事実が確認できなかったことから、前回の委員会での回答に至ったものであります。  その後、質問の中でお名前が挙がっていた佐藤議員、さらに関係者の範囲を広げ、当時の教育次長にお話を伺いました。その結果、当時の教育次長はイベント等での挨拶や挨拶活動について認識しており、問題があるのではないかと佐藤議員等とも話をしたが、判断が難しい部分もあり、逡巡するうちに当該行為がなくなったため、教育委員会内にも指示せずに終わったとのことでありました。  また、佐藤議員は、当該行為に問題があるのではないかと教育委員会職員に雑談の中で話したが、特に回答を求めるものではなく、回答もされなかった。その後、指摘したような行為はなくなったとのことでありました。  また、大倉議員にも確認いたしましたが、教育委員会から働きかけはなかった。また、参加していたイベントで促され挨拶をしたことはあるが、ある時期から依頼されることはなくなり、挨拶はしなくなったとのことでした。以上でございます。 ◆今田 委員  今、答弁いただいて、挨拶が悪いとかいうことはないと思うんです。私も以前から委員会で、職員が来庁される市民の方に挨拶をして、挨拶運動したらどうやと言うて推奨してきた人間ですから、そういう意味で何も悪いとは思ってないんですけど、今までの答弁を聞いて、十分な事実を確認もしないまま、うわさと思い込みだけで質疑された結果だと思わざるを得ません。あげくの果てに、思いどおりの答弁とならず、委員会終了後、教育委員会へうそつきと暴言を吐く始末。戸田委員はちゃんと謝罪の上で、後の質疑に進むべきということを促して、質問を終わります。 ○大倉 委員長  次に、松本副委員長の発言を許可します。 ◆松本 副委員長  済みません、私、通級指導について1点だけ質問させていただきます。  通級指導について、今後、定数化されていく方向性であると聞いております。本市における通級指導の現状について、通級を受けている子どもたちの数の推移や、子どもたちや保護者のニーズの状況、今後の通級指導の拡充の見込み等についてお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  通級指導を受けている子どもの人数につきましては、毎年90人前後で推移をしております。本市におきましては、設置校に配置された5名の担当教員が他の2校ないし3校を受け持って指導を行っていることから、通級指導を行える子どもの数には限りがあり、1校当たり4人の枠を設けております。しかしながら、年々子どもたちや保護者からの要望の声が高まり、指導を希望しながらも枠のあきを待たなければならないという状況が生じております。  中学校に設置されている通級指導教室は1校のみとなっており、1名の教員が市内全中学校の対象生徒を担当することは困難であるため、必要性があるにもかかわらず通級指導が適用されていない生徒が多数存在する状況となっております。このような現実を踏まえ、今後も通級指導教室の拡充を府に向けて粘り強く要望してまいります。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。聞きましたら本当に大変だということがわかりましたので、拡充に向けてまた取り組みをしていただきたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○大倉 委員長  次に、戸田委員の発言を許可します。 ◆戸田 委員  所管事項質問のまず1、吉水議員の会派代表質問で部活に絡めて出された学校選択制の唐突性についてお聞きします。今回の3月議会の会派代表質問でそういう学校選択制の、突然出されたわけですけれども、本会議前の議員と当局との協議段階で、吉水議員が、自分の校区の中学校にやりたいクラブがなく、他の校区の中学校にしかないため困っている、そのクラブがある中学校に通わせてもらいたいと思っているというような実例として教育委員会に示したのは、何件あって、どういうクラブと中学校の例だったのか。  次の予定クエスチョンにも一緒に行っちゃいますね。こういう実例があって困っているから対策を考えるべきだ、というふうに言ったであろうと思われるんですけどね、普通であればね。続けて、クエスチョン2、そういう吉水議員からの訴えを聞いて、教育委員会は何か調査をしたのか。調査したとすれば、その調査の結果、わかった事例は何件あって、どういう中学とクラブの例だったのか、答えてください。 ◎三村 学校教育課長  協議段階での件ですけども、協議段階で吉水議員から具体的実例は聞いておりません。また、御質問を受けた段階で調査をしたことはございません。 ◆戸田 委員  ちょっとそれは驚いたんですね。この質問の協議をしていた段階でね。物事を会派代表質問で、本会議で質問する。幾つかの非常に切迫した事例があって、これは解決してほしいというふうなことが普通でありますけれども、具体的な事例を吉水さんが何か挙げたことは全くないと。教育委員会も、入りたいクラブがなくて、これは非常に困ると深刻に悩んでいる例というのは何も把握してない。調査もしてない。何も、いわゆる国会でいうところの立法事実ね、これつくらなくちゃいけない必要性、そこの部分は何もないわけですね、この質問、答弁については。  次に、クエスチョン3に行きますね。もともとこういう、あんたには黙っといてくれるか。邪魔だ。 ○大倉 委員長  静粛にお願いします。 ◆戸田 委員  委員長、私に対して門真の事情を知らんからどうやと誹謗中傷してるけども、あなたね、こんなに困っていることがあれば、なぜ議会質問する前にこんだけの例がある、こことここと、これだけクラブの問題で困っているところがあるということを挙げないんですかということですよね。これは、やじ言おうが何しようが私構いませんけどね、そういうことで質問を続けていきますね。  もともとこの手のクラブ、不自由で子どもが気の毒だ、やる気がある、能力がある子が気の毒だという例は、僕も市民から聞いたことがあるし、議会で過去に何度でも取り上げられたことですけども、それらは過去で議会の中で、五味議員であったり、吉水議員であったり、ほかの議員であったり、それがあったのは大体どういうクラブに関するものだったか。運動クラブの一部に限られた話だったように思うが、具体的なクラブ名や、そのクラブが不在で困るとされた中学校名を挙げてほしい。また、保護者やPTAからの要望としてはどの程度あると教育委員会の側では記録されているんでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  過去には剣道部の例が議会で取り上げられたこともありました。また、保護者やPTAからの要望といたしましては、先ほど申し上げました五中の剣道部の例や、はすはな中学校のサッカー部の例がございました。五中に関しましてはクラブの存続を、はすはな中につきましては新設をしてほしいという要望でありました。 ◆戸田 委員  今、言うたらたったそれしかないわけですね。後で述べますけども、門真でずっと続けている地域指定による校区指定制というのは物すごい門真の長年の伝統であり、門真の教育の全部の土台になっている話です。それの変更云々を言うのに、こういう話ですね。そして、多くの議会での論議の場合は、それは部活の指導の先生がいないからどうしようとか、そういうふうな話になりますね。だから、学校外の外部の人に指導者に、民間の人に指導者になってもらうとか、あるいは生徒が放課後に別の中学校に出かけて行って、クラブ活動に出向するなどの方策が論議されたりして、その都度それぞれに一長一短がある。地域外の普通の同好会、クラブに参加する、それでは公式戦とかどうなるんだとか、いろんな一長一短があるということになって、そういう論議がされてきたと思いますけども、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  2014(平成26年)年9月議会において指導者不足の問題等が議論された経緯がございます。その際は、少子化からくる部員の確保や教職員の確保といった問題も取り上げ、複数校によるクラブ連携や指導教員のスキルアップ等を議論いたしました。 ◆戸田 委員  要するに、いろいろ技術的な、手直し的な問題としてどうかできないかということだけお話しているわけです。それはふさわしい範囲の話題ですから。  そして、次、クエスチョンの5番目に行きますけどね、まず(1)として、小泉改革以降、あるいは、それから維新の教育改革と言われる、今わあわあ言っている現在まで、学校選択制がよい改革であるかのように取り上げられ、それに移行した自治体、東京都とかいろいろあります。いっぱい視察に行ったりしましたね。けれども、門真市ではそういう浮ついた流れに流されることなく、ずっと居住地ごとに指定された小学校校区、中学校校区の小・中学校に進学するという、いわば地域指定校区制を維持してきました。これは、地域と学校とのつながり、地域コミュニティの核としての学校の存在を大切にする、非常にすぐれた考え方だと思いますが、どうでしょうか。  (2)学校の配置や生徒指導その他、門真市では全てこの地域指定校区制を土台として組み立てられているはずだが、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  本市といたしましては、今のところ校区編成に係って、小学校単位で中学校の通学区域を定めることが望ましい、また、地域と学校の連携をさらに推し進める上で、これまでの地域の自治会や社会教育団体等の活動と通学区域の関連を尊重すべきであるという2008(平成20)年12月の門真市学校適正配置審議会第3次答申での考えのもとに指定校区制をとっております。
     また、現在も本市において、指定校区制となっておりますので、このことを土台としてさまざまな教育活動を行っております ◆戸田 委員  そうなんですね。自民党の議員であっても、公明党であっても、維新に非常に近い緑風であっても、よそで盛んに自由選択制がもてはやされておっても、門真ではやっぱり地域に根差したそういう今までのやつでやっていきましょう、クラブの問題、少し困った問題あるにしても、根本はこうですよということが、みんながやってきた、よき伝統であるはずなんですね。それが急にぽんとひっくり返すようなことが代表質問で出されたので、私としては非常にびっくりして所管で取り上げたわけです。  クエスチョンの6、そういう門真市の義務教育の根幹的制度をごく少数の、他の措置での救済や当事者の自助努力、つまりそういうクラブがある私学へ行くとか、おばさんの家へ行って中学校の居住地を変えるとか、あるいは学校外でのクラブに参加するとかで代替可能な課題の解決のために、そういう門真の根幹的な制度を崩して校区選択制に移行するということは、到底合理的でないはずですけども、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  今後、門真市魅力ある教育づくり審議会における議論を踏まえてあらゆる選択肢を模索してまいりますが、本市においては、長年指定校区制をとっておりますことから、委員の御指摘も受けとめながら、検討してまいります。 ◆戸田 委員  これは最後の項目ですけどね。仮に、クラブで非常に能力があってやる気がある、この子がその中学校に行けないのは気の毒だと、そういうことから、クラブによって選べる校区選択制にしようと、仮にそれがオーケーだとした場合、どうなるか。部活選択を名目とした、はすはな中学校などの設備のよい施設への集中とか、高校進学率のよい学校、学力テストの、学校への集中などを防げるかどうか。今であれば120%クラブで本当一生懸命の子だけが何とか変わりたいと言っている。何人かですよ、それも。だけども、120%そうじゃなくて、7割方、6割方クラブがやりたい、でもこっちの学校もいいし、こっちのところもいいし、親からしても進学率がどうやという要素も入り込んだものになってしまう。何で文化部はだめなのという話にもなってしまう。  それからまた、そのクラブ、念願かなってクラブがある学校入りました。その子どもがクラブをやめた場合どうなるのと。クラブというのは出入り自由なものですからね。自分の地域の学校にもう一遍転校しなければならなくなるなずですけども、それはまた一方で、クラブをやめると人間関係を含めた大きな負担になるというプレッシャーを子どもに与えることになります。  こういうことを全部合わせると、クラブ活動の健全さを損なうことになりますけども、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  先ほどの委員の御指摘の点も含めまして、どのような課題があるのかをあらゆる視点から洗い出すとともに、他市における先行事例も研究しながら、生徒が望むクラブに入れるような施策のあり方について検討してまいります。 ◆戸田 委員  この質問については最後に指摘だけしておきますけど、おまえは門真の事情を知らんのやとさっき吉水さんがやじで私に言いましたけどね、よく知っているあなたがこの問題を出して、この質問を出すときに、どんな事例があるのか、何もしゃべれてない。ほとんどごくわずかしかないんですよ。しかもいろんな弊害は山ほどあって、到底校区選択制と門真の教育の長年の根幹を変えてしまうというような、そんなバランスのものでは全くない。それを代表質問で行って、教育長がまた与党の側近の議員ですから、やっぱりリップサービス的なのかなと私は思うんだけどね。校区選択制も含めて検討してまいります、そんなやっぱりね、ちょっと軽薄過ぎるということを指摘しまして、次の所管事項の質問に行きます。  次、2番目。門真小学校支援ボランティアグループ代表の悪質なコンプライアンス違反疑惑についてです。  クエスチョンの1、門真小学校支援ボランティアグループとは、どういうものなのか。いつから存在しているのか。どういう活動をしてきたか。その活動は学校にその都度届けられているのか。学校や教育委員会はどの程度把握してきたのか。  (3)その代表者、役員、会員について、氏名、連絡先は、学校や教委は把握しているのか。役員名簿や会員名簿は学校に届けられているのか。  (4)市からの補助金は関係しているのかいないのか。とりあえずお願いします。 ◎三村 学校教育課長  まず、いつから存在しているのかという1番ですけれども、20年以上前から学校の教育活動に協力いただいている有志の方々がいることは聞き及んでおりましたが、門真小学校支援ボランティアグループという名称を持つ団体であることは、学校も教育委員会も認識しておりませんでした。  2番、どういう活動をしてきたかというところですけども、具体的活動につきましては餅つきやそうめん流し、畑や田んぼにおける活動などが行われており、このことは教育活動の一環として学校教育計画にも位置づけられております。また、実施の際には学校と有志の方々との間での話し合いの上で行っておりましたが、ボランティアグループとの正式な協議という認識ではございませんでしたので、書面等を残すといった形もとっておりません。  三つ目の代表者、役員、会員についてというところですけども、代表者、役員、会員といった形では学校も教育委員会も認識しておりませんが、中心となっておられる方々の氏名や連絡先につきましては学校が把握しております。教育委員会には届けられておりません。  四つ目、市からの補助金の関係ですけれども、市からの補助金は関係しておりません。 ◆戸田 委員  わかりました。名前を門真小学校支援ボランティアグループ、名前を見たり聞いたりすると、普通の人、99%は学校が公認した、教育委員会も公認したものだ、似たようなものは多分学校にあるんだろう、何となく思ってしまいますよね。しかしながら、実態としては、ずっと20年前からいろいろお手伝いしてくれる方がおった。けども、そういう組織、そういう名称の集まりだというのは全然認識はなかった。そして、誰が役員、代表者、会員、そんな認識も全くなかった。ただ何人か熱心にやっている、代表格のKTさんだとか、何とか、何人かは知っているというだけの話であったと。で、書面での届け出や書面での記録は全くない。この日畑でこのグループの人がやってくれてるけども、誰が入ってきて、どういうことをやったのか。全ての人を書けとまでは言わんけども、現場の責任者、二、三人ぱっと書いて、こういうことが何時から何時まで起こるからどうしたということも全くない。支援ボランティアグループという名前も全くどこにもない。こういうグループであるということですね。ただし、畑のいろんな活動はとても子どもたちにとって大きなプラスの影響を与えて、非常によい思い出になっていると。これはこれで間違いないことだと思いますけども、次に行きます。  クエスチョン2番目。このグループは、門真小の畑で栽培したものの販売会をやっていたという話を聞きますが、学校や教委は販売行為を許可したのか、こういう販売行為は法や条例的には問題がないのか、聞かせてください。 ◎三村 学校教育課長  野菜の販売に関しましては、このボランティアの方々の協力のもとでとれた作物を、子どもたちが保護者等に販売しており、労働に対する対価を得るという体験活動・教育活動の一環でありますので、問題はないと考えております。売り上げにつきましては、畑や田植えの肥料等に使われているとのことであります。 ◆戸田 委員  はい、わかりました。次行きますね。  クエスチョン3番目。学校ボランティアという名前がつく団体は、門真市の小・中学校に関してはどのようなものがあるのか。また、よく似た名称であるかどま学校支援ボランティアとはどういうものか。登録というのは、団体か個人か。関係はあるのか。けがをした場合などの保険などはどうなのかについてお願いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  ○○小・中学校などという冠をつけたボランティアを聞いたことはありません。かどま学校支援ボランティアは、地域につくられた学校の応援団とも言うべき門真市学校支援地域本部事業の取り組みの一つとして、個人単位で登録し、地域の方が自分の特技などを生かして学習支援や環境整備の活動を行うボランティア制度であり、門真小学校支援ボランティアグループとは異なるものでございます。  なお、かどま学校支援ボランティアの登録者は、活動中にけがをされた場合には、門真市学校支援地域本部事業実行委員会が加入している学校支援者補償制度の保険が適用されます。 ◆戸田 委員  今言われた、門真市学校支援地域本部事業の取り組みの一つとしてあるというかどま学校支援ボランティア、その門真とは平仮名の門真です。また、この間私が問題にしてきた門真小学校支援、これは門真小と漢字で書いていますね。支援ボランティアグループ、これとは全く別のものだということは、紛らわしいけども、全く別のものだということ。そして、この個人登録の場合は、保険代金は市が持っていると。しかし、漢字の門真小学校支援ボランティアグループの人が、こちらの保険に加盟してない、登録してないという場合は、例えこのグループ、門真小学校支援ボランティアグループでいろんな畑仕事なんかしてけがをしても、保険は出ないし、市はそういう人たちの保険料は負担してないと、そういうことですね。 ◎牧薗 生涯学習課長  市のほうでボランティア制度というのはございますが、それが適用されるかどうかというのは承知しておりません。 ◆戸田 委員  まあいいです。市の保険料とか一切関係ないということは、おおむねわかりました。  さて、クエスチョンの4番、この問題となっている門真小学校支援ボランティアグループ及びその支援ボランティアグループ代表のKT氏の名前が、市に出された、去年12月2日付で出された2000名を添えた請願署名、そしてことし1月20日に四十数名の名前を添えて出された1.20要望署名の呼びかけ及び提出の責任者としてちゃんと明記されているにもかかわらず、教育委員会が門真小学校支援ボランティアグループとか、そのグループ代表のKT氏の実態を確認しようとしなかったのは、怠慢だと思いますけども、どうか。なぜそのときに、最低限でも一通りの調査、確認をしようとしなかったのか。  今までそういうグループが存在していることを全く知らないわけですね。畑をやっている何人かの人は知っているけど、そういう名前だというのは全く知らない。まして、KT氏が代表だということも全く知らないけども、市にばっと出してきた、かなり御大層な署名の代表者であると。教育委員会として、これどういう人だったかなと調べてみたらよかったのにと思うんですけども、どうでしょうか。 ◎西岡 教育総務課長  この方につきましては、これまで門真小学校で20年以上にもわたりボランティアをしていただいております実績がございますので、グループの名称や実態等の部分につきましては確認の必要がないものと考えておりました。 ◆戸田 委員  それはある意味無理がないかなという面もありますね。けれども、まあ言うたら、この人たちが自分で自称してやっているんだと。何を名乗ろうが、それはその人たちの自由でしょう。そういうのも考えありますね。一方で、門真小学校支援ボランティアグループといえば、公的な団体、あるいは学校が認知した団体と思う人が非常に、権威づけというか、あると、この両面があるということを指摘して、次の部分へ行きますね。  さて、この門真小学校支援ボランティアグループは、門真小学校PTAとはどういうかかわりを持っているのか。署名を協力した人たちの様子を見ると、PTAの会長や役員と懇意な感じがするんですけども、どうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  PTAの方々につきましては、一緒に作業することもあるので、顔見知りであると考えております。 ◆戸田 委員  次の質問に行きます。クエスチョンの6に行きますね。このKT氏は、私からの提出資料や3月9日本会議質問、3月12日総務建設常任委員会でのやりとりで明らかなように、長年にわたる市営新橋住宅の不法占拠や住所偽装の疑惑で真っ黒な人物である。私はもうほぼ確実だと思ってますよ。これはその新橋町の住所に送った配達証明書の郵便、これ何も反応ありませんと戻ってきたやつです。一方で、守口市のマンションにはちゃんと配達しましたと。本人に渡しましたとなっています。このマンションの写真もあります。かなり立派な写真です。私、現場行って全部見てますからね。外からだけども。そういう人物を門真小に出入りさせ、畑を使わせたり、子どもや保護者への指導をさせたりするのは、とんでもないことで、厳禁、禁止すべきと思うが、どうか。  疑惑が晴れて潔白が明らかになるまでは出入り禁止、疑惑どおりに不正行為が明らかになった場合は、謝罪文提出と、少なくとも数年間の出入り禁止とすべきだが、どうですか。  また、3、一般論として聞きますけども、学校の中に入ってきて、子どもや保護者に何かを教えるとか、啓発するとかする市民ボランティアが、例えば脱税犯であったり、窃盗犯であったり、補助金不正をしていたり、家庭内暴力の加害者で問題になっている人であったりなどのコンプライアンス違反をしている人であってはならないはずである。子どもや保護者に何かを教えるとか、啓発するとかをするボランティアには、コンプライアンス遵守の人であることが求められるはずだが、どうか。コンプライアンス違反が疑われて、身の潔白を証明できない人の場合は、学校の場でのボランティアを断るのが教育委員会として当然だと思うが、どうか。この方はちなみに言うと、私に……何で邪魔するんですか。 ◆今田 委員  さきの総務建設常任委員会で、今、この件については調査中だということを聞いているんですけども。 ◆戸田 委員  それを含めて言ったつもりですよ。真っ黒だとは言ってませんよ。 ◆今田 委員  これは真っ黒もどうもあんたの考えで、それはいいですけど。 ◆戸田 委員  じゃあ訂正します。 ○大倉 委員長  戸田委員、今、今田議員の発言。 ◆今田 委員  これまだはっきりしたことじゃないのに、学校の出入り禁止とか、今おっしゃってますけど、この件についてはうちのほうの所管と違うと思うんで、ちょっと精査してください。 ◆戸田 委員  まさに所管です。ちょっと言いますね。総務建設で今調査中だと、こういう疑惑を調査中だと言いましたよ。私はそれを含めて、私の考えとして真っ黒だと言っただけの話です。 ○大倉 委員長  中道委員。 ◆中道 委員  ちょっと今、今田委員も先ほど市民ボランティアのことで聞かれてて、去年からこの委員会でいろいろと意見が出てましたんでね。大倉議員のこともありますし、これまで、市民の人を呼びつけてどうのこうのということはできませんので、門真小学校の20年前からやられているということで、校長先生、教頭先生の申し送りでそういう市民ボランティアが入ってきてずっと永続されていると思いますので、この機会で、委員長以外でも結構ですので、校長先生、教頭先生、責任者であるね、そのお方を委員会に呼んで意見聴取をしていただいたら、より一層よくわかるんじゃないかなと。今田委員の意見もありますしね。戸田委員の意見もありますし。それをちょっと要望させていただきたいなと。 ○大倉 委員長  今のは要望ですか。 ◆中道 委員  要望です。協議会を開かないといけない。 ○大倉 委員長  委員会協議会による要望。開催の要望ですか。それは後日。今。 ◆中道 委員  後日だったら、終わってしまいます。 ○大倉 委員長  今ですか。今田委員。 ◆今田 委員  今、中道委員からあったんですけどね、個人を委員会に呼ぶと。百条委員会じゃあるまいしですよ、教育のほうから学校のほうにちょっと聞いていただいて、先ほども言いましたけども、市営住宅の問題についてはまちづくりのほうにちゃんとしてもらって、それからの意見じゃないんですか。こんなん、何かいろんなことあったら、委員会に個人を呼んで聴取するとかいうようなことがあってはいけないと思うんで、ちょっと言うてるんですけどね。 ◆戸田 委員  質問を続行させてください。 ○大倉 委員長  ちょっと待ってください。春田委員。 ◆春田 委員  私も今聞いてまして、御本人を呼ぶんじゃないとおっしゃって、多分関係者、学校関係者を呼んできちんとしたらどうですかとおっしゃったと思うんですけど。御本人は民間の方ですので、民間の方を呼んでどうのこうの、そういうことではないと。 ◆今田 委員  私の聞き間違いかもしれませんけど。本人さんがそういう……。 ◆春田 委員  そういうことはしてはいけないから。はい。 ○大倉 委員長  当ててからの発言でお願いします。春田委員、まだ途中であります。 ◆春田 委員  民間の方をお呼びして、そういう話じゃないので、関係者をっておっしゃったので、多分学校関係者、校長先生とか、わかりませんけれども、そういった方に聞いてきちんとしたほうがいいんじゃないですかとおっしゃったと思いました。 ○大倉 委員長  今田委員。 ◆今田 委員  いや、聞き間違いで申しわけない。いやいや、私が個人のことを言うてたんで、その呼ばれるということでちょっと聞き間違いしたもんで。訂正します。 ○大倉 委員長  中道委員いいですか。戸田委員。 ◆戸田 委員  質問を続行いたします。いや、私のさっきの発言から、総務建設常任委員会という言葉は削ってください。これは。 ○大倉 委員長  質問終わってから諮らせていただきます。 ◆戸田 委員  それで、どこまで言ったかな。身の潔白を証明できない人の場合は、学校の場でのボランティアを断るのが教委として当然だと思うがどうかというところまでですね。答弁お願いします。 ◎三村 学校教育課長  まず、出入り厳禁にするべきではないかという部分ですけれども、現在その件につきましては調査中と聞いております。教育委員会といたしましては、本人から聞き取り等も行い、総合的に教育委員会として必要な判断をしてまいります。  それと、一般論の件ですけども、一般的にはそのとおりであると考えておりますが、また個別の事案につきましては、ケース・バイ・ケースで判断してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  それはそれで聞きました。それでね、次のクエスチョン7。 ○大倉 委員長  クエスチョンに行くまでに休憩を入れたいと思います。 ◆戸田 委員  何で。私、質問をちゃんと用意してるんですよ。答弁も用意してるんですよ。これからいろんな、さっき疑問に思ったことも含めて僕の質問全部聞いてから判断してくださいよ。 ○大倉 委員長  戸田委員の質問が終わってから休憩をします。戸田委員。 ◆戸田 委員  この問題について、議員も門真の職員も大きな、ちゃんとしたことを踏まえてない。つまり、刑事訴訟法239条では、公務員は犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。と定められているんです。これは、犯罪の嫌疑があれば、物証がなくても、告発義務が生じるということなんですよ。これは市の職員であれ、議員であれそうですよ。  今回このような、さっきちらっと見せたけど、この間ずっとあいたけど私の調査活動によるかなり証拠があって、証言もある。本人からそういう話を何年も前に聞いたという人の証言もある。それは嫌疑としてもう十二分のところがあるんですよ。しかし、念のためにさらに今、本人による聞き取り調査とか、いろんなことをやっているという問題だという、この公務員の犯罪告発義務ということをちゃんと押さえた上で考えてもらいたいということをまず言いますね。  それで、教育委員会は私から指摘されるまで、こういう犯罪告発の義務を踏まえて物事を考えるということに疎かったとしか思えません。今回のKT氏の事案について教委とやりとりして、それを私は強く感じましたが、これまでの教育委員会の実態としてはどうか。  (2)、これからは何事によらず、このKT氏の事案だけでなく、公務員には犯罪の嫌疑があれば物証がなくても告発義務が発生するという法的立場をしっかり踏まえて物事に対処することを心がけるべきではないかと思いますが、どうですか。 ◎三村 学校教育課長  刑事訴訟法239条の条文については認識不足であったと思います。なお、本事案が告発すべき犯罪であるかどうかについては、教育委員会といたしましては判断するのは難しいと考えております。今後、法の趣旨を踏まえて対応してまいります。 ◆戸田 委員  それで今回はよしとしますね。  クエスチョンの8、最初は市営住宅の正当な住民であっても、途中から別に自宅を持つ、もうこのこと自体もう既に入居資格を失っているんですね。そのことをごまかして、KT氏の場合では2001年の青年会議所の名簿にもう書いてるんだからね。市営住宅の居室を住所と偽って占有する者がいた場合、本来なら新たに入居できるはずの人の入居が不当に妨害されるという、非常に悪質な行為となります。こういうことが私の3.9本会議一般質問で取り上げられ、まちづくり部長から、こういう行為は明らかに公営住宅法や住民基本台帳法に抵触し、門真市営住宅条例にも違反し、また公職選挙法の違反行為もあり得るとの答弁がありましたが、この内容をきちんともう一度述べてください。ここにおる議員さんはそのとき耳で聞いただけですから。 ○大倉 委員長  戸田委員、これは所管の範囲を超えておりますので、質問を変えてください。 ◆戸田 委員  まさに、門真小学校支援ボランティアグループのKTさんの問題について、どういう、あの人は署名出してない。門真小学校支援ボランティアグループ代表何がしの住所として出したのは、新橋市営住宅なんですよ。かかわるじゃないですか、もろに。そういうでたらめな住所で出していいのか、それは門真小支援ボランティアグループ代表という立場にあっていいのかと。教育に対する非常に重大な関係があるから、今聞いているんですよ。 ○大倉 委員長  今田委員。 ◆今田 委員  今言われてますけど、調査中でですよ、新橋に住まれているのが虚偽の、うそだということも何もわかってないわけでしょう。 ◆戸田 委員  わかってる、どこでもわかってるよ、そんなもん。 ◆今田 委員  わかってるって、あんたが言うてるだけやんか。わかってないものを、先ほどもちょっと質問の中で言わせてもらいましたけど、きっちりとした確証のあることだけでちょっと論議していただきたい。疑惑は疑惑でいいです。解明してもらったらいいんですから。そこら辺ちょっと委員長、よろしく頼みます。 ◆戸田 委員  じゃあ、この質問飛ばして次の項目行きます。 ○大倉 委員長  ただ、この質問は、営繕住宅課。戸田委員。 ◆戸田 委員  聞きたくない人がいるみたいだから。本会議でやっているから。  クエスチョン9番、先ほど教育委員会はKT氏に聞き取りをして総合的に判断しますという答弁をしましたけれども、その聞き取り調査に当たっては、教育委員会が法規範遵守に対する強い問題意識を持たずに、漫然とKT氏の言い分を聞くだけであってはなりません。KT氏不正の通報者たる私の主張や資料をしっかり検討し、また、ずっと以前から新橋住宅には住んでいないと言う新橋住宅の住民、及び守口市に引っ越したとKT氏本人から何年も前に聞いたと言う地域会議の住民などからの聞き取りも行って、そしてまた、新橋住宅の住所と称する居室の水道使用量について門真市水道局が持っているデータや、新橋住宅を所管するまちづくり部営繕住宅課による調査結果等々を踏まえたものでなければならないと思いますが、どうか。また、現在、KT氏の門真小学校への出入りはどうなっていますか。 ◎三村 学校教育課長  事実関係をしっかりと踏まえながら、教育委員会として必要な判断をしてまいります。また、今現在のKT氏の出入りですけども、現在も必要に応じて学校に来ておられると聞いております。 ◆戸田 委員  今も自由に門真小学校に出入りしているという話をきのう答弁協議の場で初めて聞いて、教育委員会は初めて学校に確認している。本会議であれほどの疑惑を出して、その前にも証拠をるる出しながらやっている人が、しかも私の質問、あなたはどこ住んでいるのどっちなんですか、一切議員に対して、議会でやいのやいの言いながら、回答を拒否していると。そういう人が、いまだに門真小学校に自由に出入りしている。これはちょっと余りにもおかしいと思いますよ。 まず来て、呼んで話をしていくとか、ちょっと今調査するからちょっと出入りを控えてくれとか、畑の仕事はほかの副代表みたいな人にちょっと代理でタッチしてくれとか、そういうことを言うべきで、何にも、のほほんと、今でも自由に何も変わってないということについては非常に強い不満を述べて、次に行きます。最後ですね、これは。だからもうここ1週間ぐらいにはちゃっちゃと対応策とってもらいたいということを強くあわせて要望しておきますね。  最後に、門真小学校支援ボランティアグループ代表と議員との関係について聞きます。このKT氏は、大倉議員が2011年市議選に初出馬する以前から、自分がリーダーをしている門真小の畑の行事で大倉氏に挨拶活動をさせるなど宣伝をしてきており、市議当選後もそうしたことは周知の事実です。教委から注意があった、なかったについては先ほどいろいろ言われましたが、そういう行為をしていた、敷地内で挨拶活動をしたということは大倉さんも何も否定しておりませんからね。それを大倉さんが否定した事実は一度もありません。私は市議会議員の発言とか、大倉議員弾劾の文書とか、出したりしてます。教育委員会や門真小は、大倉議員からKT氏グループの活動を支援するよう要請されたことはあるか。また、KT氏と大倉議員が行動をともにしているところを見たことはあるか。事実であれば、お答えください。 ◎三村 学校教育課長  そのような要請は教育委員会にも門真小学校長にもございません。また、大倉議員がそうめん流しのときには、保護者やこの方とともにボランティアとして参加していただいたことはあったと校長から聞いております。 ◆戸田 委員  この件はこれで結構です。しかし、そのボランティアをやっている人が、何ぼ畑でいい人、本当に熱心な人と思いますよ。畑に熱心で、農業に熱心で、子ども育てるのに熱心だったと思います。けれども、市営住宅に住んでいながら、自宅というのを別途、守口のマンションに構えてるんですよ。商工会議所の、青年会議所か、名簿にもばんと名前載せて、新橋町の住宅は会社の住所に載せている。2001年、少なくとも、そこから、もっと前からやってるんです。としか思えないよね。そういう人がやっぱり教育の場に出入りして、子どもにいろいろ教えるということはやっぱりよろしくない。  私は、例えばこれを一市民に対してああだこうだ議会でやり過ぎだという人も、そういう議員の人もいるけれども、地域できちっと民主主義やっていくためには、地域の顔役、これは自治会長であったり、何とか協会会長だったり、何だかだったり、校区福祉委員会の委員長だったり、いろんな人たちが、ちゃんとコンプライアンスを持ってしっかりしたことをやってもらわないと、地域の民主化や住民の自治の発現というのはうまくいかない。そのためにあえて、厳しく思われるかもしれないけど、私はこういうことを質問しているということを述べまして、私の質問を終わります。 ○大倉 委員長  先ほど中道委員から参考人についての要望がありましたので、委員会協議会開催のため、暫時休憩いたします。                 (休  憩)                 (再  開) ○大倉 委員長  休憩前に引き続き質問を続行いたします。  次に、中道委員の発言を許可します。中道委員。 ◆中道 委員  長時間、委員会になっておりますけど、通告をしておりますので、質問させていただきます。
     機構改革についてでありますが、今回の機構改革で教育委員会からこども未来部がこども部となり市長部局に移管されることや、文化に関することも市長部局、これは前回も文化振興ということで質問させてもらいました。移管されるということとなりました。このことにより、これまで連携がとれていたものが連携がとれなくなるんじゃないかなということが懸念されますが、教育委員会としてどのように考えておられるか、お聞きいたします。 ◎西岡 教育総務課長  まず、これまでの教育委員会での連携体制等でありますけれども、こども未来部では、26年4月にこども未来部を設置して以降、就学前教育と小学校との連携や放課後児童クラブの運営や家庭児童相談センターと学校等との協力体制の強化を図ってきたところでございます。  また、文化に関することでは、23年4月に協働による文化芸術振興を推進していく部署として、市長部局と教育委員会にまたがっていた文化芸術振興担当部署を教育委員会に一元化し、これまで市民の方と協働でみんなでつくる門真の第九等の事業を構築し、実施してまいりました。  今回の機構改革により、市長部局にこども未来部が設置されることで、子どもの貧困対策や家庭支援の強化など重点的な課題に取り組んでいけること、また、文化では、地域活動の振興や公民協働の推進等を一体的に取り組むことにより、これまで以上に地域における伝統文化の発展や公民協働による創造的な文化振興が図られることになります。  教育委員会といたしましても、今まで築いてきた関係性を有効に活用し、今後も関係部局と密に連携を図ってまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  はい、ありがとうございます。教育委員会の関係部局としっかりと連携の構築をしていただきまして、情報交換なり情報を共有していただきまして、新年度4月からスタートいたします門真市の教育は変わったねと、よくなったねと市民の皆様に言われるように、今後とも頑張っていただきたいというのが委員全員の意見やと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  時間が超過しましたので、教育長にちょっと所感を、見解を聞こうかなと思ってたんですけど、やめておきますので。これで終わります。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  本日の戸田委員の発言につきましては、後刻速記録を調査の上措置いたします。  以上で通告による質問は終わりました。  これをもちまして所管事項に対する質問を終了いたします。  以上をもって本委員会の審査は全部終了いたしました。長時間にわたり慎重かつ熱心に御審査賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり、宮本市長の御挨拶があります。 ◎宮本 市長  閉会に当たりまして一言御礼申し上げます。  委員各位におかれましては、慎重に御審査賜り、お願い申し上げました案件につきましては全て原案どおり御決定賜り、心から御礼を申し上げます。  この後、本会議におきましても、原案どおり御決定いただき、今後とも皆様の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げまして、甚だ簡単ではありますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。 ○大倉 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。ありがとうございました。                                 以  上                           文教常任委員会                           委員長 大 倉 基 文...