門真市議会 2016-12-08
平成28年12月 8日民生常任委員会−12月08日-01号
局長 吉田 清之 次長 坂本 裕
課長 隈元 実
課長補佐 谷澤 知宏
主 査 西脇 優 係員 山下 真介
〇
付託議案
1 議案第81号 門真市
農業委員会の選挙による委員の
定数条例の全部改正について
2 議案第84号 平成28年度門真市
一般会計補正予算(第7号)中、
所管事項
3 議案第85号 平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)
4 議案第87号 平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)
5 議案第94号 平成28年度門真市
一般会計補正予算(第8号)中、
所管事項
6 議案第95号 平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号)
7 議案第97号 平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)
○武田
委員長 ただいまから、
民生常任委員会を開会いたします。
開会に当たりまして、
宮本市長の御挨拶を願います。
◎宮本 市長 おはようございます。
委員各位におかれましては、早々に御出席賜りまことにありがとうございます。
民生常任委員会に付託されました案件は、議案第81号、門真市
農業委員会の選挙による委員の
定数条例の全部改正について外6件となっております。詳細につきましては担当の者より御説明申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定いただきますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いいたします。
○武田
委員長 審査に先立ち、委員並びに
理事者の皆様にお願い申し上げます。
委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いします。また、本日は
審査案件が多数ございますので、質疑は項目をまとめ、簡潔に行っていただきますよう委員の皆様には
委員会運営に御協力のほどよろしくお願いします。なお、
携帯電話の電源は必ず切っておいてください。雑音の原因になりますので、よろしくお願いします。
審査に入ります前に、
理事者から発言の申し出がありますのでこれを許可します。
◎浅田
高齢福祉課長 さきの第3回
定例会の
民生常任委員会の質疑におきまして、誤った答弁をいたしましたので、訂正させていただきたいと思います。
具体には、
武田委員長の
所管事項質問、2025年問題と
地域包括ケアシステムについての質疑におきまして、本来、
高齢福祉課長として答弁したと答弁いたすところ、くすのき
広域連合支所長として答弁したと誤った答弁をいたしたものでございます。この場をおかりしましておわびし、訂正させていただきたいと考えておりますのでよろしくお願い申し上げます。まことに申しわけございませんでした。
○武田
委員長 これより、本
委員会に付託されました7議案を議題といたします。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 まず、議案第81号、門真市
農業委員会の選挙による委員の
定数条例の全部改正についてを議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎重光
市民生活部長 ただいま議題に供されました議案第81号、門真市
農業委員会の選挙による委員の
定数条例の全部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書15ページをごらん願います。
本議案は、
農業協同組合法等の一部を改正する等の法律による
農業委員会等に関する法律の一部改正に伴い、
農業委員会の委員の
選出方法を市長の選任制にするとともに、委員の定数を変更するにつき本条例を全部改正するものであります。
主な
改正内容につきましては、16ページをごらん願います。
まず、条例名を門真市
農業委員会委員定数条例に改め、本則中、門真市
農業委員会の委員の定数を「12人」から「9人」に改めるものであります。
次に、附則といたしまして、本条例の施行日を公布の日といたすものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第81号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
亀井委員。
◆亀井 委員 今回の全部改正については、名称を変更するということなんですけども、その
名称変更の理由は何なんでしょうか。
◎清水
農業委員会事務局長 農業協同組合法等の一部を改正する法律による
農業委員会等に関する法律の改正により、
農業委員の
選出方法が公選制から市長が議会の同意を得て任命する制度に変更されたため、条例の名称を変更するものです。
◆亀井 委員 この今回の条例案というのは、昨年の
通常国会の中で、
農協中央会制度の廃止、
全国農業協同組合連合会を株式会社化できる規定とか、それから
協同組合としての性格を弱める、そういう一連の
改正農協法を成立させた。このことによって今回名称を変えるという流れになってきたということなんですね。
まず、この中で問題と思うのは、今までは選挙で選出されてきた。それが市長が任命するということになった、ここが一番大きいんですね。今までは自治が、言うたら農業に関することで守られてきたところが、もう完全に行政の
下請機関になっていく、そこに問題があるということなんですね。今までは、
農業委員会は、農地の番人って言われてきたんですけども、この農地の番人の
位置づけが骨抜きにされるいうことなんですよ。農地の管理については、
農業委員会に
許認可権が与えられてきました。その地域、地域の実情をやっぱりしっかりわかっている方たちが、どう農業を発展させていくのかという立場で行われてきたもんやということですね。
もう1点は、建議というものが今回変えられた法律の中では除外されてるんですね。建議というのは申し立てをするということなんですね。今の現状についてこうやから、こういうふうにしていってくださいと、こう思いますというふうなことが旧法においてはできたんですけども、そういうことができないという点で、非常に問題がある全部改正であるという点をまず指摘をさせていただきます。
その上で、今回、
農業委員会を構成するに当たって
認定農業者いうものがあるんですけども、この
認定農業者の
認定対象というのはどのようになっているんでしょうか。
◎清水
農業委員会事務局長 認定農業者とは、
農業経営基盤強化促進法に基づき、
農業者が5年後の
経営改善目標を記載した
農業経営改善計画を作成し、市の
基本構想に照らし認定された者であり、
認定対象は個人及び法人になります。
◆亀井 委員 今ありました法人いう部分がね、言うたらくせ者なわけなんですね。今回の一連の流れというのは、現在の
安倍政権、時の
安倍首相が、世界で一番企業が活動しやすい国にするための改革やと言うてるんですけども、内容がもう完全に
規制緩和の対象なんですね。誰のための
規制緩和の改革なのかという点では、やっぱり、今のTPPの問題を含めて、アメリカ、また財界、こういうところからの強い要望のもとでの改革、その流れの中での今回の
認定農業者と。企業が農業に参入していく、そういう道を開くもんやいうことなんですね。ただ、門真の場合は、農業の規模から言うても、こういう
認定農業者が入っていくいうことはまず考えられないけども、こういう内容が含まれているんやいうことについて指摘をしておきます。
次にですけども、定数の問題なんですが、
農業委員会ではどのような議論がされましたか。
◎清水
農業委員会事務局長 当初、事務局より、法に規定された
利害関係を有しない者及び女性、若者をそれぞれ1名ずつ、
農業従事者6名を含めた計8名体制とし、全委員に
担当地区を割り当てた上、
農地パトロールを実施する案を提示いたしました。その
事務局案に対し、
農業委員より委員の職務として、
農地パトロールがあり、地域に精通している
農業従事者が実施することが望ましいとの御意見等を伺い、最終案として、委員のうち
利害関係を有しない者には
担当地区は割り当てず、地区を担当する委員とともに各地区の
農地パトロールを一定回数経験していただくこととしました。したがいまして、
委員構成は
農業従事者8名及び
利害関係を有しない者1名を含め9名体制とするものです
◆亀井 委員 私も、この
農業委員会の委員として出席をさせていただいて、今回のこの全部改正に当たっての議論をさせていただきました。その中で、当初は8名って言われていた内容が、
農業委員の皆さんの議論と要望の中で、当初の8名を9名にしていただいたことについては、頑張っていただいたんやなというふうに思いますし、その点についてはよかったなと思っています。ただ、全体の委員の数については、やはり十分とは言えないという点については思うんですけども、しかしながら、何遍も言いますけど、
農業委員の皆さんの声を踏まえた上での対応をしていただいたことについては感謝するところです。
最後なんですけども、今回の法律の改正、条例の中で、以前、
農業委員会で、説明はあったんですけども、
農地利用最適化推進委員というのがあるんですけども、門真ではどのようにされていくんでしょうか。
◎清水
農業委員会事務局長 市域の
農地面積が200ヘクタールを超えない市は、
農地利用最適化推進委員を配置しないことができるとされているため、
農地利用最適化推進委員を置かず、その役割を
農業委員が担うこととなります。
◆亀井 委員 今もお話あったんですけど、この農地の利用最適化推進
委員会いうのは、農地の集積、集約化が必須の役割と
位置づけられております。農地の適正化の名のもとに、農地は
農地中間管理機構に集められると。そして、機構を通じて、代々守り続けてこられた農地が、地域を知らない企業などに預けられることになるんですね。
借り手企業にとっては、優良な農地が
初期投資もなく安く借りられると、そして利益を上げられるという内容であります。そういう点では、門真の場合は規模の関係でありませんが、こういう今回の
農業委員会の構成、
位置づけの変わりの中にはいろんな問題が含まれているんやということについて指摘をしておきます。
以上で質問を終わります。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
次に、本件に対する討論を行います。
亀井委員。
◆亀井 委員 答弁で、
農業委員の
選出方法が公選制から市長が議会の同意を得て任命する制度とありましたが、これは、法改悪によって、これまでの
農業者による自治が守られてきた
農業委員会の根幹である公選制が廃止され、行政の
下請機関に変えられるということです。
農業委員会は、農地の番人と
位置づけ、農地の管理について、
農業委員会に
許認可権が与えられ、地域の
農業者にとって農地が守られてきました。さらに、先ほども述べたように、
農業者からの建議が削除されるなど、
農業者の自治が大きく後退するものです。
農業委員会の定数が当初は
利害関係を有しない者及び女性、若者をそれぞれ1名ずつ、
農業従事者6名を含めた計8名体制としましたが、
農業委員より
農地パトロールは、地域に精通した
農業従事者が実施することが望ましいとの声を受けとめ、
委員構成は
農業従事者8名及び
利害関係を有しない者1名を含めた9名体制とした点は一定評価するものです。しかしながら、
農業者の自治が大きく後退する門真市
農業委員会の選挙による委員の
定数条例の全部改正を許すことはできません。
以上、
反対討論といたします。
○武田
委員長 以上で、討論を終了いたします。
これより、議案第81号を起立により採決いたします。
本件に賛成の委員の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
起立多数であります。よって議案第81号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第84号、平成28年度門真市
一般会計補正予算(第7号)中、
所管事項を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎重光
市民生活部長 ただいま、議題に供されました議案第84号、平成28年度門真市
一般会計補正予算(第7号)中、本
委員会の
所管事項につきまして御説明申し上げます。
議案書26ページから27ページの第1表、
歳入歳出予算補正のうち、27ページの歳出を御説明申し上げます。
2
款総務費、1項
総務管理費の117万4000円の追加のうち、門真の
まつり検討事業として48万5000円を計上いたしております。
以上が
市民生活部所管分でございます。
◎市原
保健福祉部長 続きまして、
保健福祉部所管分につきまして御説明申し上げます。
同じく、議案書26ページ及び27ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
27ページの歳出から御説明申し上げます。
まず、3
款民生費、1項
社会福祉費でありますが、8億103万円の追加は、平成27年度実施の
臨時福祉給付金給付事業費補助金及び
給付事務費補助金の
国庫補助金返還金として1786万9000円、29年度から受け付けを開始する
臨時福祉給付金(
経済対策分)
給付事業として5億7627万5000円、障がい
者等支援給付費の
追加分として1億9345万8000円、高額障がい
福祉サービス費の
追加分として32万9000円、27年度
介護保険料軽減措置負担金の国庫及び
府費返還金として3000円、重度障がい
者訪問看護利用料助成の拡充に伴う
事業費の
追加分として127万円、27年度
老人医療府費補助金返還金として3000円、27年度身体障がい者及び知的障がい
者医療府費補助金返還金として1万3000円、
後期高齢者医療事業における
保険基盤安定負担金の確定に伴う
特別会計への繰出金の
追加分として1181万円を計上いたしております。
次に、3
款民生費、2項
児童福祉費の2231万7000円の追加のうち、27年度実施の
子育て世帯臨時特例給付金給付事業費補助金及び
給付事務費補助金の
国庫補助金返還金として1048万6000円を計上いたしております。
次に、3
款民生費、3項
生活保護費の970万円の追加は、
中国残留邦人生活支援給付事業の
医療支援給付費の
追加分を計上いたしております。
次に、4
款衛生費、1項
保健衛生費の22万8000円の追加は、27年度
感染症予防事業費等国庫負担金返還金を計上いたしております。
次に、26ページの歳入について御説明申し上げます。
13
款国庫支出金、1項
国庫負担金の1億399万6000円の追加は、
中国残留邦人生活支援給付事業の
医療支援給付費の増額に伴う
追加分として727万5000円、障がい
者等支援給付費の増額に伴う
追加分として9672万1000円を計上いたしております。
13
款国庫支出金、2項
国庫補助金の5億9981万1000円の追加のうち、
臨時福祉給付金(
経済対策分)
給付事業の実施に伴う
追加分として5億7627万5000円を計上いたしております。
次に、14
款府支出金、1項府
負担金の5730万4000円の追加は、
後期高齢者医療事業における
保険基盤安定負担金の確定に伴う
追加分として885万8000円、障がい
者等支援給付費の増額に伴う
追加分として4844万6000円を計上いたしております。
次に、14
款府支出金、2項府
補助金の85万9000円の追加のうち、重度障がい
者訪問看護利用料助成事業の拡充に伴う
追加分として63万4000円を計上いたしております。
次に、18
款諸収入、5項雑入の2622万9000円の追加は、平成27年度
後期高齢者医療広域連合療養給付費負担金精算金を計上いたしております。
次に、28ページの第2表、
繰越明許費でありますが、3
款民生費、1項
社会福祉費、
臨時福祉給付金(
経済対策分)
給付事業につきまして、29年度支出に係る5億7238万円を29年度に繰り越すものであります。
次に、29ページの第3表、
債務負担行為補正でありますが、
追加分として、
生活困窮者就労準備支援事業及び
就労支援等事業(2)につきまして、それぞれ期間及び限度額を定めるものであります。
以上が
保健福祉部所管分であります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第84号中、本
委員会の
所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
内海委員。
◆内海 委員 私のほうから1点だけお伺いしたいというふうに思っております。
45ページの門真の
まつり検討事業48万5000円についてお伺いします。
これは、29年度の門真の祭りを検討していくというふうにお伺いしているんですけれども、29年度の祭りということなんですけども、この28年度中に予算を計上しているということなんですけど、なぜ、この28年度中に予算計上するのかお伺いします。
◎丹路
地域活動課長 まず、事業の内容につきましては、現在、市内で行われていますさまざまな祭りの
実施状況等を把握するため、
仮称門真の
まつり懇話会を設置し、
意見聴取、検証等を行い、まずは祭りのあり方を検討いたしたいと考えております。また、事業の実施時期につきましては、今年度内で検討した内容を反映させ、29年度の事業化に向けた
取り組みを進めてまいりたいと考えておりますことから、今般、
補正予算案として上程させていただきました。
◆内海 委員 この門真の
まつり懇話会をつくるということなんですけれども、さまざまな内容を検討していくということなんですけど、意見を聞いてということで、この
懇話会というのは、10名程度というふうに聞いているんですけれども、
構成団体はどのように想定されているのか、また、
選定基準などがありましたらお伺いします。
◎丹路
地域活動課長 構成団体につきましては、市内において幅広い分野で御活躍されておられますさまざまな団体などを想定をいたしております。また、
選定基準につきましては、忌憚のない御意見を頂戴するため、現在、地域で開催されているさまざまなイベントに主催や
協力団体として参画されている団体等を想定をいたしております。
◆内海 委員 この
補正予算の中に
印刷製本費というものが含まれておりますけれども、この内容と、もう一つもあわせてお伺いしたいんですけれども、その
パンフレットはどういうふうに配布をしようと考えているのかお伺いします。
◎丹路
地域活動課長 まず、
印刷製本費のほうでございますが、
懇話会における議論の過程において、頂戴した意見をもとに、委員や市民、各団体等の皆さんと門真の祭りの
イメージを共有するため、以前に実施していた
ふる里門真まつりの資料やデータを活用した
パンフレットを作成し、来年度の
取り組みに生かしていきたいというふうに考えております。
その
パンフレットの
配布方法でございますが、祭りは市民の皆さんが主役であることから、市民、団体及び企業等幅広い分野の方々にその祭りの
イメージを共有していただき、市民が一堂に会した祭りの実施に賛同いただけるよう、さまざまな機会を活用して配布してまいりたいというふうに考えております。
◆内海 委員 現在、
地域コミュニティ活性化ということで、校区の
門真まつりというのが開催されてるんですけれども、それと、今回それも含めて門真の祭りを検討するということなんですけれども、市としてどういうふうに、この辺、お考えになっているのかお伺いします。
◎丹路
地域活動課長 校区門真まつりにつきましては、地域の連帯感の高揚、
コミュニティ活動の活性化を図るため、
小学校単位で実施されているものであります。
今般、検討を進める祭りにつきましては、門真の郷土愛を育むとともに市民としての意識を高め、市としてのにぎわいを創出するなど、市民が一堂に会することにより、さまざまな効果があると期待をいたしております。市、市民、企業等が一体となった新たな祭りのあり方について、
校区門真まつりとの共存、統合等につきましても皆さんの御意見を伺いながら検討を進めてまいりたいと考えております。
◆内海 委員 最後に、市長としてお考えがありましたらぜひお伺いしたいというふうに思うんですけれども、今までの答弁の中で、以前の
ふる里門真のまつりの資料、データを活用してパンフをつくっていくと。市民が一堂に会するようなもので、さまざまな効果があり期待をしているというふうな答弁でした。7月の市長選のときにも、市長当選されて、そのときにさまざまな
街頭演説等々、また、御発言の中で、
門真まつりの復活という言葉、私、強く残っているんですけれども、そのような、以前の
門真まつりというものを
イメージしているのかどうか、また、それにこだわっているのかどうかというのが1点。
これは、10月28日に市の
総合教育会議というのが1時間程度催されまして、
教育委員、また
関係理事者の方が1時間の内容でいろいろ、第1回目の討議されてるんですけれども、これ全部読ませていただきました。冒頭、市長としてのお考えということで、例えば
若年出産のことであるとか、
あと就学前教育のことであるとか、
あとクラブの活動のあり方とか、るる述べられておりまして、その中で、御自身の
小学校時代を振り返られて、神社のお祭りというのがすごく自分の中に残っていると。そういうものを通して地域の結びつき、また、
地域愛着を持つ機会がすごく私の中にはありますというふうな御発言もされているんですけれども、今回の
門真まつりというのは、いわゆる
市民祭りということだと思うんですけれども、その
市民祭りと、また、地域のこういうふうなお祭りとの考え方みたいなのがありましたらお伺いしたいと思います。
また、最後に1点なんですけども、今回、29年度の門真の祭りを見直すということでこの事業を立ち上げられるということなんですけれども、28年度、形になって実施されるんだろうと思うんですけれども、それを受けて、検証して、30年、31年、それ以降もこの
検討事業というのは続けられるお考えなのか、この3点、お伺いします。
◎宮本 市長 ただいまの
内海委員からの御質問にお答えさせていただきますが、まず、今回の
パンフレット作成におきまして、以前の
門真まつりの写真を使ったりということで、どのような
イメージということなんですが、この点は、先ほどお話させていただいておりましたように、これまで多くの市民の方々から伺ってきた御意見、声というのは、昔の
ふる里門真まつりを復活させてほしいというものでした。その御意見に合わせて私の思いも強くしてきたものでありますが、今般、
懇話会の中で、現在、本当に市民の皆さんがどのような思い、どういうニーズがあるのかというのをしっかりマッチしていけるような祭りをつくっていくことが大事なのかなと。まず、出発点としては、以前の
ふる里門真まつりということがたたき台にはありますが、
懇話会の中では、そのことを一つたたき台とはしていただきますが、それにとらわれることなく自由に御議論いただければと思っておりますし、ちょっと答弁前後しますが、これだけ、来年度だけのことではなく、ある程度しっかり続いていくためにも、市民の思いと同じような形で祭りのあり方を考えていくほうがいいのかなと思っておりますので、そこはしっかり
懇話会の中での議論に委ねてまいりたいと思っております。
それと、先ほどの教育総合会議の中で発言させていただきました、私の、いわゆる村の祭りというか神社の祭りなんですけども、基本的には
市民祭りと、いわゆる地域の村の祭りというのは別物なのかなというふうに思っております。こないだの青少年の主張ですね、僕中学校2年のときに作文で出させていただいたのは、まさしく地域の祭りをきっかけに、大阪の天神祭りで獅子舞のはやし方で出させてもらったときの思い出を書かせてもらったんですけども、別に、門真のことだけではなくそういう天神祭りに行かせてもらったときにでも、やっぱり郷土愛というものを感じさせてもらうことがあります。また、同じような流れの中で、当時、
ふる里門真まつりででも地元の太鼓台が出て、私も獅子舞で出させてもらうということもありましたし、また、この間、50周年の折であったり、また、伝統文化まつりというところで、地域のだんじり、太鼓台が一堂に結集するというような形のものもありました。この辺のところは、相関関係というのは、また、先ほどの
懇話会の中でも御議論いただいたらいいのかなと思いますし、基本的には別々のものではありますけども、いかにそれを融和させていくかというのは、一つのこれからの可能性ではないかなと思っております。
3点目についてですが、今後のことに関してですが、私自身は、先ほど来申し上げますように、来年から、昔やっていた規模で、2日間あれだけの人が集まってきてというようなところが、来年から一気にできるとは思っておりませんし、また、その思いを門真市民全員がきっちり共有できているとも思いません。ある程度、ニーズはそれなりにあるだろうと自分は感じてますけども、やっぱり、余り無理して大きくやって、続かないというのが一番よろしくないのかなと。そんな面では、小さな規模からでもいいですから、しっかりみんなのニーズに合わせて祭りの規模というのを合わせていくというのが一番大切なのかなと思うのが私自身の思いでもありますので、その点をしっかり、
懇話会の中でも御議論いただきまして、市民から求められる
市民祭りを開催していきたいと思っております。
◆内海 委員 ありがとうございました。門真の祭りを見直すということで、とりあえず29年度は、校区まつりはやるということなので、これ団体が10名程度ということなので、本当に幅広い、忌憚のない意見が出るような形。特に校区まつりもされるわけなのでいろんな御意見あると思います。例えば、もう担い手が本当になくて大変だという校区で、市で一本でやってほしいとかそういう声があればそういうふうにする流れになってくるでしょうし、今、市長のお話に出た、そういう話も全部ひっくるめて検討していただきたいというふうな答弁いただきましたので、本当に、多くの方がなるべく賛同していただけるような形にしていただきたいなというふうに要望させていただきます。ありがとうございました。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。池田副
委員長。
◆池田 副
委員長 自由民主党、池田でございます。私も門真の
まつり検討事業につきまして質問させていただきます。一部質問のほう、重複するかもしれませんけれども御容赦願います。
門真の祭りのあり方を検討するということなんですけれども、祭りといいますのは多種多彩であります。門真市では、昔から伝統的に行われている夏祭り、秋祭りも盛んですし、約8年ほど前から地域の皆様の手づくりで育てられてきた
校区門真まつり、そのほか、現在、ふれ愛・にぎわい!ラブリーフェスタ、門真市ボランティアフェスティバル、市民プラザ生涯学習フェスティバル、門真エコフェスティバルなど市内全域の皆様がかかわる大規模イベントもありますし、スプリングカーニバルや象鼻杯&真夏のカーニバル、ふれあい感謝祭、プラザde朝市〜門真もん〜、かどま元気バルなど、新しく生まれて、回を重ねるごとににぎわいを増している個性的なお祭りもたくさんあります。
懇話会を設置する前提として、これらの現状を踏まえ、
ふる里門真まつりが行われていた昔とはまちの状況が変わっているという認識のもとで検討する必要があると思われます。今回検証しようとしている祭りの対象範囲について教えてください。
◎丹路
地域活動課長 各地域におけるさまざまな祭りの現状把握をするため、
校区門真まつりの検証を初め、市内で活躍されておられます各種団体等が実施主体や
協力団体になっているイベントなどを想定をいたしております。
◆池田 副
委員長 祭りの中でも市内の各地域で伝統に行われている秋祭りにおいては、神社を核とし、だんじりの曳行や太鼓台の巡行、龍踊りの奉納など伝統行事が地域の皆様の団結力によって大切に保存継承されています。本来、祭りは神聖なものであり、代々受け継がれる大切な文化でもあります。それゆえに地域の皆様が結集し、精魂込めて取り組んでおられるわけであり、次世代を育て、地域の子孫の繁栄を願う気持ちが深く込められていると考えております。
さて、今回の
検討事業では、
校区門真まつりの検証もされるということですが、
校区門真まつりもまた市民の皆様が主体となり、市民力を結集して、地域ににぎわいの場をつくり出しておられます。先般行われた決算特別
委員会での答弁においては、27年度は12校区で
補助金を活用して実施され、その効果としては、事業を継続することにより、地域でのつながりが深められ、近隣者との顔の見える関係が築け、地域の活性化が図れているとの見解が示されています。
校区門真まつりもその根底にあるのは、地域で子どもたちをすくすくと育てたい、子どもや孫がいつまでも住み続けたいまちをつくりたいという思いであり、そのエネルギーで祭りを大切に育ててこられたと考えますが、今回の
検討事業のスケジュールと構成人数について教えてください。
◎丹路
地域活動課長 まず、スケジュールでございますが、本年12月末までに庁内で調整を行いまして、1月から
仮称門真の
まつり懇話会を立ち上げ、順次、各団体等から
意見聴取をさせていただくため、28年度中に
懇話会を3回程度実施する予定であります。また、
懇話会の構成人数は10名程度と考えております。
◆池田 副
委員長 10名程度から意見を聴取する
懇話会を3カ月間で3回程度開催するということですが、人数が少なく、期間も短く、
懇話会の回数も少ないのではないかと考えます。さきに述べたとおり、祭りの根底には、次世代を健やかに育てたいという共通の思いがあり、さらに、
校区門真まつりにおいては、地域のつながりを深めて地震などの災害時にもともに助け合える共助の関係を築いておきたいという意識も高いと聞き及んでおります。今回の
懇話会についても、設置するのであれば、丁寧に市民の皆様の御意見を聞く機会にすべきであると思います。そのために、もっと長いスパンで考えてはいかがでしょうか。
◎丹路
地域活動課長 懇話会は、今年度中で3回を目途に議論を進めていく予定ではありますが、必要に応じて、個別の
意見聴取や取りまとめなど、検討の熟度を高めるべく柔軟に対応してまいりたいというふうに考えております。
◆池田 副
委員長 ありがとうございます。本
定例会で大きな問題となっている地域協働センターの方針転換についても同じですが、地域会議も
校区門真まつりも地域の皆様が地元のためにと何年もかけて時間とエネルギーを費やし、工夫と改善を重ねてつくり上げてこられた経緯があります。今後、どのように実施していくかについては、まずは、現在中心となって尽力してくださっている地域の方々の御意見をしっかりとお聞きするのは当たり前のことです。まず、最初に地域会議の問題であれば、地域会議を運営しておられる方々に、
校区門真まつりであれば、
校区門真まつりを運営しておられる方々に、丁寧にじっくりと御意見を聞くことが当然求められます。
懇話会という形で御意見を承るのであれば、その点を踏まえてお願いしたいと思います。
校区門真まつりだけでも既に多くの方々がかかわっておられますし、ましてや、各団体等から広く御意見を聞くのであれば、相当な回数が必要だと思われます。多くの市民の皆様から、公平かつ丁寧に御意見を聞くように設定していただくことを要望しておきます。
これで質問を終わります。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。土山委員。
◆土山 委員 先ほど、
理事者の答弁の中から、共存、統合とか、それから
校区門真まつりの検証とかいうお言葉があったんですけど、この10人程度の人数の中に各校区の理事とか、
校区門真まつりを検証するに当たり、そこの
校区門真まつりを開催している人たちの意見というのを何らかの形で反映も必要なのかなと思うんですけど、10人程度の中にそういう人たちっていうのは、全員、皆さん入りはるんでしょうか。
◎丹路
地域活動課長 確かに、校区では13校、
校区門真まつりを実施されておられますけども、自治連合会の校区理事の方がメーンでやっていっていただいてますので、そこでは、一つの団体という形で捉まえたいなというふうに思っております。だから、校区1人ずつを、先ほど申し上げました10名のうちの1名という形ではなくて、その
校区門真まつりをやっていただいている自治連合会をメーンとして一つの団体という形で捉まえたいなというふうに考えております。
以上です。
◆土山 委員 池田副
委員長からも地域の声をという形でお話があったと思うんですけど、それを、あえて市全体みたいな形でやってしまうと、地域の声ではなくて全体の声になってしまって、例えば、理事の会長が出はったとして、それが各校区の、地域の特徴を生かした校区まつりの声として反映できるかなっていうと、ちょっと弱いんじゃないかなと思いますので、その辺十分、本当に校区理事の方の声が反映できるような形でやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。
亀井委員。
◆亀井 委員 41ページの臨時福祉
給付事業にかかわる歳出予算の追加の件なんですけども、ヒアリングの中等でも、この
臨時福祉給付金の対象年限が前倒しをされるというふうなお話やったんですけども、なぜ前倒しをされるのかお聞かせください。
◎北井 地域福祉課長 今回の
経済対策分の給付金につきましては、消費税率の引き上げが2年半延長されたことを踏まえ、経済対策の一環として、社会全体の所得の底上げに寄与するとともに、所得の低い方々の安心感を確保するため、平成29年4月から平成31年9月までの2年半分を一括して支給するものでございます。
◆亀井 委員 2年半ということなんですけどね、今回の給付金いうのは、例えば、29年度に非課税になっていた場合についてはどのような対応がされていくんでしょうか。
◎北井 地域福祉課長 給付金は、国の要領に基づき、28年度の課税状況に応じて支給することとなっており、御質問のケースでは支給対象外となります。
◆亀井 委員 今、29年度に非課税になった場合は支給対象外ということなんですけども、給付金をもらった方がこの期間にお亡くなりになった場合はどうなるんですか。
◎北井 地域福祉課長 今回の給付金につきましても、国の要領に基づき、支給決定時の状況に応じて支給されるものであり、これまでの給付金と同様、既に支給された給付金の返還等は発生いたしません。
◆亀井 委員 税金の申告やったらその年度内ですからね、1月1日というふうなことがありますけども、これはもう全く対象になるべきやのにならへんとか、もう既にお亡くなりに、もうたときは御健在でも、この2年半の中にお亡くなりになったとしてもそのままとかね、ちょっと制度的にいかがなものなのかなというふうには感じています。市民にとって助かる内容でもありますので、あえてこれ以上は言いませんけども、制度的事業として問題を感じていることについて述べさせていただきます。
以上です。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。五味委員。
◆五味 委員 私のほうから3点質問させていただきたいと思います。
まず、29ページの
生活困窮者就労準備支援事業のところで、まず、この事業についての概要について御説明願えますでしょうか。
◎北井 地域福祉課長
生活困窮者就労準備支援事業につきましては、生活困窮者自立支援法に基づく任意事業として28年度から実施しているもので、必須事業である生活困窮者自立相談支援事業の対象者のうち、就労を希望しているものの自力の就職活動のみでは早期の就職が難しいと思われる方に対して、日常的、社会的自立から就労までを一貫して支援するものです。
具体的には、本人の希望や生活課題を踏まえた上で、生活習慣の改善からコミュニケーションスキル等社会生活能力の形成、就労体験や企業とのマッチング、就職あっせんまで、相談者の個々の段階に合わせたきめ細かな就労支援を行っております。
◆五味 委員 この就労支援のほうですが、生活保護のほうからも、私何度か聞かせてはいただいていると思うんですけども、なるべく生活が苦しいという方々、一日も早く就職先というのを見つけていくという、こういった事業が常に大事だなというふうに思っているんですけども、門真にとっては、とりわけ生活保護の率というのが高いと、大阪市に次いで、大阪の中で下から2番目ということもありますのでね、これはしっかりと事業としてやっていってもらいたいわけなんですけども、特に、40代、50代ですね、この年代の方々というのは、働き盛りと言われていても、なかなか再就職をする場合に就職口が非常に少ない、20代、30代で言えばいろんな求人もありますので、もし、職がなくなって働けない状態になったとしても、ある程度の疾患があったとしても、就職する可能性というのは非常に高い。ただ、40代、50代になってくると極端に減ってくるように思うんですけども、どういった年齢構成、その就職に当たって、その点教えていただけますでしょうか。
◎北井 地域福祉課長 平成28年4月から9月までの半年間に支援した対象者10名の年齢構成では、20代が1名、30代が4名、40代が1名、50代が1名、60代が3名となっております。
しかしながら、平成27年度の生活困窮者自立相談支援事業において、相談者の状況に合わせ、具体的な支援プランを作成した方の年齢構成を見ますと、40代、50代の方の割合が47.4%と半数近くを占めており、比較的年齢の高い稼働年齢層において、生活困窮に陥ると自力での脱出が困難な傾向が見受けられます。
◆五味 委員 私ごとでなんですけども、私も何度か職をなくしたことがございます。そのときに、就職するの非常に難しい、そういった経験がございます。そんな点で、やはり、いついかなるときにそういった状況になるかわからないこともありますのでね、しっかりと支援をしていってもらいたいと思うんですけど、この40代、50代の方々に対してだけではないんですけども、今後、どのような支援をしていくのか、改めてお伺いします。
◎北井 地域福祉課長 本事業では、自力での就職活動が難しい方々について、就労経験、生活課題などを総合的にアセスメントした上で、就労に従事する準備としての基礎能力の形成及び就職決定までの支援を一貫して行うことにより、就職率の向上を図り、就労に関する課題により生活困窮に陥ってしまった対象者が自立した生活を送ることができるよう支援し、働くことへの意欲や自信を高め、就労による早期の自立を目指すことを目的としております。
また、本事業による独自の求人情報の開拓等により、本人の適正に合った職種の提案や就労先のあっせん等も行っており、引き続き、生活困窮者の早期の自立を図ってまいりたいと考えております。
◆五味 委員 ぜひとも、生活困窮者が1人でも少なく、困窮される方がおられないような門真市にしていただきますように、よろしくお願いしています。
次に、臨時給付金についてお伺いをしたいと思います。
47ページですか。まず、26年度から
臨時福祉給付金給付事業が開始されておりますけども、これまでどのような市民周知をされてきたのか。10月の決算でもいろいろと聞かせてはいただいているわけなんですけども、この点、もう一度お伺いしたいと思います。
◎北井 地域福祉課長 市民周知につきましては、対象と思われる方への申請書類の
個別送付による勧奨を初め、広報紙への毎号掲載、市ホームページにも最新情報を随時掲載しております。
また、申請勧奨チラシを広報紙へ折り込むとともに、点字版や拡大版の作成、配布、公共施設等へのチラシ配架及びポスターの掲示、本館及び別館前広告つき行政情報への掲載活用、さらには民生委員・児童委員協議会
定例会等の場において、給付金の周知や申請書の記入補助等について協力を要請するなど、あらゆる媒体を通じて周知に努めております。
◆五味 委員 周知に努めておられるとすれば、26年度及び27年度の実績についてお聞かせ願いますでしょうか。
◎北井 地域福祉課長 26年度の実績につきましては、申請率は74%で、支給決定者数は2万8086人となっております。27年度の実績につきましては、申請率は73%で、支給決定者数は2万7194人となっております。
◆五味 委員 あらゆる方法でいろいろと周知を毎年図っておられると。おられるんですけれども、このパーセンテージだけでは、はかれることはないと思うんですけどね、74%、そして、大体70%ちょっとを超すぐらいのパーセンテージということは、4人に1人は対象ではあるけれども申請に来られてない。1万5000円のお金を受け取りに来られていないというふうなことにはなってくるのかなとは思うんですけども、これは、申請の段階で、いろんな問題はあると思うんですね。それは、個々の人のほうの問題かなというふうには思うんですけども、これ、なかなかパーセンテージを上げていくということにはつながっていかないのかなというふうには思うんですけども、26年度及び27年度の実績で、本来給付金を受け取れる人が受給できなかったのはなぜなのか、その要因についてお聞かせ願えますでしょうか。
◎北井 地域福祉課長 申請率が伸びない要因といたしましては、市民税未申告世帯についても、支給対象となる可能性のあるものとして申請書類の
個別送付の対象としており、その申請率の伸び悩みが全体の申請率に影響したものと考えております。
しかしながら、あらゆる媒体を通じて周知に努めてきたことから、26年度、27年度ともに未申告世帯を除いた非課税世帯における申請率は80%を超えており、一定の周知は図られたものと考えております。
◆五味 委員 一定の周知のほうは図られていると。給付しなければならない人にはしっかりと給付はできていますということで考えていいと思うんですけども、それでよろしいですね。率としては、なかなか、4人に1人というふうな、人数的な部分で言えば多いのかなというふうには思うんですけども、渡さなければならない人にはしっかりと渡していただけるようにお願いしたいと思います。
最後に、私のほうからも門真の
まつり検討事業について、1点、市長のお考えを、私も聞かせていただきたいなというふうに思っております。
この
ふる里門真まつりというのか、郷土愛をしっかりと育むと、先ほど来から市長のお話もいろいろとお伺いをさせていただきました。また、委員の御指摘もいろいろとお伺いをしました。私なりに思っている部分もいろいろとはあるわけなんですけども、やはり、先般、子ども議会の中で、中学生の子どもが
門真まつりの復活を願うような、そんなお話をされたと。非常に感銘を受けたわけなんですけども、中学生の子どもさんが、なぜこの
門真まつりの復活を願うのかというところが非常に大きな疑問ではないですけども、ということは、ほぼほぼこの以前の
門真まつりというのを見たことのない子どもさんがなぜこの話に至るのか、ということは、家で親御さんが昔を懐かしんで子どもに言って聞かせていると、そういうふうな思いもあるのかなというふうに思っているんですけども、いずれにしても、この
門真まつり、私も復活を願うその1人でもあります。今回、補正の予算の中で、この
検討事業というところでお金を充当していると。先ほど池田副
委員長のほうからも出ましたけども早々に結論を出してほしくない。これ、なぜかというと、やはり、皆が、全員が全員ではないかもしれないですけども、かなりの多くの方々が復活を願っている。ことし、門真みらい小学校においても、
ふる里門真まつりを復活させようということで祭りを開催された方も地区もあります。そんな思いもあって、しっかりと何年も何年も続くような、そんな祭りにしていっていただきたいというような願いもありますので、この点、一つ考えた中で、改めて市長のお考え、ひとつお伺いしたいと思います。
◎宮本 市長 五味委員から御発言いただきましたように、先ほど来お話させていただきました。私も
ふる里門真まつりの復活をということで、多くの方々からもお伺いしております。先ほどの議論の中でもありましたように、
市民祭りとしての全体の話と、校区のあり方と、という話もありましたが、先ほど、五味委員の話でもありまして、僕もことし寄せてもらいましたけど、門真みらい小学校区ですね、そちらはもうまさしく
門真まつりの復活いうことで、もうまち中、周辺、確か黒色のポスターだったと思いますけど、張りめぐらされていました。その中で、そういうような形で校区まつりをされている地域もあるわけでして、この辺のところに関しては、そういう意図からあって、先ほど、共存であったり統合の話含めて、さまざまな形があっていいのかなというふうに私自身も思っております。できるだけ、先ほど来申し上げますように、市民のニーズに応じた祭りのあり方というのを考えていくことが、一番連帯感を持つ必要なことではないかなと思っておりますので、さまざまな意見をしっかり伺いながら、長く続けていくためには、ある程度皆さんが求められてないと当然続かないわけでして、そういうような祭りをぜひ続けていけるように頑張ってまいりたいと思っておりますので、皆さんの御理解をよろしくお願い申し上げます。
◆五味 委員 この
懇話会の人数も先ほどからお話も出ているわけなんですけども、やはり、門真全体の祭りとして大きく考えていくのであれば、人数のほうの検討も一つ含めて考えていく。やはり、来年いきなりやりますいうようなことではなくて、再来年、また2年後でも構わない。ただ、伝統として残していけるような、そういった、また、今回の中学生の話ではないですけども、親が語り継げるような、そんな祭りをぜひとも考えて、持っていって、やっていっていただきたいと思います。今回のこの議会の中でもさまざまな議論、総務建設あるいは文教に対してもいろんな議論があるとは思うんですけども、やはり一つの物事を進めていく中で、時間というのは非常に大事なことかなというふうには思っております。その時間をしっかりと使った中で、市長も若いですから、余命を与えられているわけではありませんのでね、しっかりと時間を費やした中で、皆が共有して喜べるような、そんな愛情にあふれたような祭りにしていってもらいたい。また、施策にしても何にしてもそうですけども、そういった形で、愛情あふれたような形でやっていっていただきますようによろしくお願いをいたします。
以上です。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんか。高橋委員。
◆高橋 委員 今、五味委員のほうからもありましたが、
生活困窮者就労準備支援事業について、地域福祉課で行っておられるということで、今年度、4月からその事業が始められたということですが、その実績についてお伺いします。
◎北井 地域福祉課長 本事業は、自力の就職活動のみでは早期の就職が難しいと思われる方を対象としており、平成28年4月から9月末までの半年間では、支援を行った10名の方に対して、就労支援カウンセリングを延べ125回実施し、6名の方の就職が決定しております。また、就労継続に向けた定着支援を延べ27回実施しております。そのほか、就労体験や就労先として、企業、事業所20社、独自の求人情報として37件の開拓も行っております。
◆高橋 委員 今後の事業展開はどのようにお考えですか。
◎北井 地域福祉課長 今年度同様、保護課が実施しております生活保護受給者に対する就労支援施策と連携し、より効率的、効果的な事業となるよう、28年度中に保護課と合同でプロポーザル方式による業者選定を行い、平成29年度から平成31年度までの3カ年契約で事業を進めてまいりたいと考えております。
また、生活困窮者自立相談支援事業を委託しております、門真市社会福祉協議会との連携を密に図るため、今年度同様、保健福祉センター1階の相談室で実施する予定としております。
今後も、個々の希望や状況に合わせた就労支援により、生活困窮者の早期の自立を図ってまいりたいと考えております。
◆高橋 委員 ありがとうございます。続いて、生活保護課における
就労支援等事業と、就労意欲喚起事業の内容についてお伺いします。
◎西本 保護課長
就労支援等事業につきましては、比較的就労能力のある保護受給者に対し、アセスメントシートを活用して、自己理解及び自己分析等を行うとともに、支援対象者の意向を踏まえ、毎週カウンセリングを実施しております。また、早期の就労決定につながるよう、就職活動への心構え、求人票の見方、履歴書の書き方並びに模擬面接等の支援に努めております。さらに、就労が決定した方につきましても、職場定着フォローアップカウンセリングを実施し、離職防止にも努めております。
次に、就労意欲喚起支援事業につきましては、生活能力の低い、昼夜逆転傾向にある保護受給者に対して、日常生活習慣の改善や将来への不安の解消等、心理面からのカウンセリングやアドバイスを行っております。
また、グループワークを定期的に実施することで、生活改善を図っており、就労への準備段階として、ボランティア活動や職場体験への参加を通して就労意欲の醸成に努め、就労の実現に向けた支援を行っております。
◆高橋 委員 保護受給者の就労支援というは、大変根気の要る必要な事業であると思いますけれども、就労支援事業全体としての、この3年間の支援件数、就労決定件数、就労達成率についてお伺いします。
◎西本 保護課長 就労支援事業全体として、3年間の支援件数、就労決定件数、就労達成率についてでありますが、26年度、支援件数368件、就労決定件数225件、就労達成率61.1%、27年度、支援件数352件、就労決定件数204件、就労達成率58%、28年度は、10月末現在でありますが、支援件数278件、就労決定件数182件、就労達成率65.5%であります。
◆高橋 委員 29年度からは、この喚起事業というのと、それから就労支援事業が、この二つの事業が再編されると聞いておりますけれども、その考え方についての御答弁をお願いします。
◎西本 保護課長 現在の
就労支援等事業と就労意欲喚起支援事業の2事業につきましては、事業開始から7年以上が経過していること、また、27年度以降は、全額国庫補助から、事業ごとに4分の1、3分の1市負担が発生しており、新たな委託契約となる29年度以降の実施体制について検討を行ってまいりました。その中で、同じ支援員が意欲喚起から就労決定まで切れ目なく支援を行うなど、これまで以上に支援対象者に寄り添った支援を行うことが自立の助長につながるものとの考えから、両事業を
就労支援等事業として統合し、より効率的、効果的に実施してまいりたいと考えております。
◆高橋 委員 ありがとうございます。いろいろなところに視察に行かせていただき、保護受給者の就労支援については、本当にどこの市町村もあの手この手を使って、働くことの大切さを身につけてもらおうと取り組んでおられるところでございます。就労先の開拓も大変ですけれども、市民の目線も意識しながら、今後もしっかりと取り組んでくださいますよう要望させていただきます。
以上です。
○武田
委員長 ほかに質疑はありませんでしょうか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第84号中、
所管事項を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第84号中、
所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第85号、平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎市原
保健福祉部長 ただいま議題に供されました議案第85号、平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)につきまして御説明申し上げます。
議案書61ページをお願いいたします。
第1条におきまして、既定の歳入歳出予算からそれぞれ5126万6000円を減額し、予算の総額を224億9682万1000円といたすものであります。
具体の内容でありますが、62ページ及び63ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
まず、63ページの歳出から御説明申し上げます。
3款後期高齢者支援金等の5621万2000円の減額及び6款介護納付金の6888万8000円の減額は、それぞれ平成28年度分の金額が確定したことに伴うものであります。
次に、10款諸支出金、1項償還金及び還付加算金の7383万4000円の追加は、国・府
負担金の確定に伴う精算分として、平成27年度国民健康保険療養給付費等
国庫負担金返還金外2件を計上いたしております。
次に、62ページの歳入でありますが、10
款諸収入、3項雑入の5126万6000円の減額は、財源調整のため計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第85号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第85号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第85号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第87号、平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎市原
保健福祉部長 ただいま議題に供されました議案第87号、平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第2号)につきまして御説明申し上げます。
議案書81ページをお願いいたします。
第1条におきまして、既定の歳入歳出予算にそれぞれ1181万円を追加し、予算の総額を14億3321万9000円といたすものであります。
具体の内容でありますが、82ページ及び83ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
まず、83ページの歳出から御説明申し上げます。
2款後期高齢者医療広域連合納付金の1181万円の追加は、
保険基盤安定負担金の平成28年度分が確定したことに伴うものであります。
次に、82ページの歳入でありますが、3款繰入金、1項一般会計繰入金の1181万円の追加は、納付金の追加に伴う一般会計からの繰入分を計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第87号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第87号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第87号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第94号、平成28年度門真市
一般会計補正予算(第8号)中、
所管事項を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎重光
市民生活部長 ただいま議題に供されました議案第94号、平成28年度門真市
一般会計補正予算(第8号)中、本
委員会の
所管事項のうち
市民生活部所管分につきまして御説明申し上げます。
追加議案書18ページ及び19ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
19ページの歳出について御説明申し上げます。
2
款総務費、3項戸籍住民基本台帳費、3
款民生費、1項
社会福祉費、4
款衛生費、1項
保健衛生費及び2項清掃費、5款農林水産業費、1項農業費、6款商工費、1項商工費におきまして、人事院勧告に基づく給与条例の改正等に伴う人件費等の調整による減額分をそれぞれ計上いたしております。
以上が
市民生活部所管分でございます。
◎市原
保健福祉部長 続きまして、
保健福祉部所管分につきまして御説明申し上げます。
同じく、追加議案書18ページ及び19ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
19ページの歳出について御説明申し上げます。
3
款民生費、1項
社会福祉費におきまして、人事院勧告に基づく給与条例の改正等に伴う人件費等の調整による減額分及び
後期高齢者医療事業特別会計への繰出金の減額分を計上いたしております。
次に、3項
生活保護費におきましては、人件費等の調整による減額分を、4項国民健康保険費におきましては、国民健康保険事業
特別会計への繰出金の減額分を、4
款衛生費、1項
保健衛生費におきまして、人件費の調整による減額分をそれぞれ計上いたしております。
以上が
保健福祉部所管分でございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第94号中、本
委員会の
所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第94号中、
所管事項を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第94号中、
所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第95号、平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号)を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎市原
保健福祉部長 ただいま議題に供されました議案第95号、平成28年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第6号)につきまして御説明申し上げます。
追加議案書71ページをお願いいたします。
今回の補正は、一般会計と同様に、人事院勧告に基づく給与条例の改正に伴う人件費等の予算調製を行うもので、第1条におきまして、既定の歳入歳出予算からそれぞれ577万6000円を減額し、予算の総額を224億9104万5000円といたすものであります。
具体の内容でありますが、72ページ及び73ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
まず、73ページの歳出でありますが、1
款総務費、1項
総務管理費では、577万6000円の減額分を計上いたしており、72ページの歳入では、9款繰入金、1項一般会計繰入金において一般会計からの繰入金の減額分を計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第95号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第95号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第95号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、議案第97号、平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。
本件に対する
理事者の説明を求めます。
◎市原
保健福祉部長 ただいま議題に供されました議案第97号、平成28年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第3号)につきまして御説明申し上げます。
追加議案書99ページをお願いいたします。
今回の補正は、一般会計と同様に、人事院勧告に基づく給与条例の改正に伴う人件費等の予算調製を行うもので、第1条におきまして、既定の歳入歳出予算からそれぞれ425万1000円を減額し、予算の総額を14億2896万8000円といたすものであります。
具体の内容でありますが、100ページ及び101ページの第1表、
歳入歳出予算補正をお願いいたします。
まず、101ページの歳出でありますが、1
款総務費、1項
総務管理費では、425万1000円の減額分を計上いたしており、100ページの歳入では、3款繰入金、1項一般会計繰入金において、一般会計からの繰入金の減額分を計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第97号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○武田
委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより、議案第97号を採決いたします。
本件は原案のとおり決することに御異議ありませんでしょうか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
異議なしと認めます。よって議案第97号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
以上をもって
付託議案の審査は終了いたしました。
─────────────────────────────────────
○武田
委員長 次に、
所管事項に対する質問の通告がありますので発言を許可いたします。
内海委員。
◆内海 委員 私のほうからは2点通告しておりますので、順次質問させていただきたいと思います。
まず初めに、地域高齢者交流サロンの駐輪場についてということでお伺いします。
ここの交流サロンは、隣接するというか含まれている自治会の方から、公園がないということで要望を受けておりまして、私もさまざまお声を届けさせていただきまして、現在、高齢者向けのストレッチであるとか、腹筋台とか、スネークジャングルジムという、角がないジャングルジムをつくっていただきました。また、雨の日、更地というか地道になっていますので、インターロッキングを舗装していただいたりとか、LED照明とかつけていただいたというふうな経緯があるんですけれども、それとは別に、ここを使われている方々から、駐輪場に屋根をつけていただきたいというふうな要望を受けているんですけれども、市のほうにも要望を出しているというふうにお伺いしていますけれども、どのような内容になっているのかお伺いします。
◎浅田
高齢福祉課長 門真市地域高齢者交流サロンは、門真市高齢者ふれあいセンターの分館として、高齢者に対して健康の保持増進、教養の向上、レクリエーション等のために必要な場を提供し、もって高齢者の保健福祉の向上を図るために設置されております。
今回いただいた要望につきましては、現状、建物の南側を駐輪スペースとして活用いただいておりますが、雨の日に自転車を出入庫する際、衣類及び手荷物等がぬれて困っているということから、屋根の設置などについて要望が出されております。
◆内海 委員 この駐輪場に屋根を設置していただきたいということなんですけれども、何か課題があるのか。また、今後どのように、その要望に対して進めていくのかお伺いします。
◎浅田
高齢福祉課長 現在の駐輪箇所への屋根の設置について検討を行ったところ、交流サロンの敷地内に屋根を新設する場合には、建物の増築に当たることから、建築基準法に基づき計画通知の申請が必要となり、既存の建物部分の防火設備等の大がかりな改修工事もあわせて必要となります。
このことから、すぐに敷地内に屋根を設置することは困難でありますが、今後、異なる方法等で自転車利用者の利便が図られるよう指定管理者と連携し、検討してまいります。
◆内海 委員 ありがとうございます。諸課題があるということなんですけれども、指定管理者と連携して、今後検討していきたいというふうな、前向きな答弁をいただきましたので、どうか、どういう形になるかわかりませんけれども、検討していただきますようによろしくお願いします。
次に、近畿経済産業局との人事交流についてということでお伺いいたします。
今現在、近畿経済産業局との人事交流を実施しているということなんですけれども、その経緯を教えていただけませんでしょうか。
◎清水 産業振興課長 第5次総合計画において産業振興を市の重要施策と
位置づけ、ものづくり企業に対する支援を中心に施策を進めていく中で、さまざまな企業等からのニーズや意見を聞き、市単独の支援だけではなく、国や府の施策の活用、専門的な知見、経験が必要であると考え、近畿経済産業局との積極的な交流を始めました。そして、一方的に知識や情報を得るだけではなく、市の職員が国の職員の専門的な知識や高い分析力等を得、市内企業の支援力を上げるために、平成25年度から人事交流を通じた
取り組みを開始したものです。これまでの4年間で近畿経済産業局より管理監として2名の受け入れを行うとともに、市からも2名の職員を派遣しております。
◆内海 委員 近畿経済産業局との人事交流を25年度から開始しているということなんですけれども、人事交流の実績がありましたらお伺いします。
◎清水 産業振興課長 25年度より人事交流を開始してからのこの間、近畿経済産業局、大阪府、守口門真商工会議所、金融機関等との連携が広がり、ネットワークが構築され、情報の共有のみならず事業連携も進んでおります。
具体的には、平成24年7月に門真市ものづくり企業ネットワークを設立して以来、市内企業の交流を中心とした活動を進めておりましたが、平成27年にはよりビジネスにつながる活動に進化しております。さらに、人材確保・育成事業部会を初め、さまざまな企業発信による部会活動が広がっております。また、市内企業の販路開拓のため、府のものづくり支援拠点MOBIOにおいて、MOBIO−Cafe Meeting in門真の開催、インテックス大阪や東京ビッグサイトで行われた新価値創造展への合同出展などに取り組むことができました。
次に、守口市、門真市、守口門真商工会議所及び金融機関等、およそ20機関もの参加のもと、もりかど産業支援機関ネットワークを平成26年2月に立ち上げ、国等の施策の勉強会や若手金融機関職員の交流会、ビジネスマッチングの体制づくりに取り組むことができました。
そのほかにも、国の
補助金申請の支援による中小企業の設備投資の促進や国や府等の各種認証への申請支援などさまざまな企業支援に着手しております。
そのような中で、本市の
取り組みが市内外から広く認知されたことで、中小企業庁が主催する、“ちいさな企業”発展会議の開催地として近畿経済産業局管内で門真市が選ばれたこと、内閣総理大臣による市内企業への訪問などにもつながり、確実に支援の幅を広げることができたものと考えております。
◆内海 委員 この近畿経済産業局から派遣職員に対する事業者からさまざまな声が上がっているのかなというふうに想像するんですけど、何かあればお聞かせください。
◎清水 産業振興課長 事業者からの声についてでありますが、近畿経済産業局の幅広いネットワークを活用し、市内企業との交流、連携が深まった、市外の新たな企業との交流ができている、国とのパイプができ、相談しやすくなった、門真ネットの企業間交流が経営層だけではなく中堅社員層にまで広がったことが従業員のモチベーションの向上につながっているなど、今までにはない企業支援の
取り組みの成果により高い評価の声をいただいております。また、他市の企業からも、門真市が企業支援に力を入れているのがよくわかる。門真市に移転したいなどといった声もいただいております。
◆内海 委員 ありがとうございました。ほかにも近畿経済産業局との人事交流を引き続いて行ってほしいというふうなお声も聞いてますので、どうかしっかりと実施できるようにお願いしたいなというふうに思います。
また、25年度から二人来ていただいているということで、足立管理監から、現在、大平管理監、来ていただいてますので、実際入ってみて、何か感じられたこととか、何か御意見とかがありましたらぜひここでお伺いしたいなと思います。
◎大平
市民生活部管理監 今は、
理事者の1人でございますので、余り個人的なことはとどめたいと思いますけども、私自身、少し感想的なものになりますけども、人事交流をしておりまして、国の機関にいるのと、また、基礎自治体にいること、同じ役所ではございますけども、企業との距離というのが非常に縮まりました。近畿経済産業局に在籍しているときに比べて、いいものも悪いものもすごく身近に感じれます。よって、私自身も非常に勉強になっていますし、また、近畿経済産業局に派遣されている職員につきましても、また、これは違う視点で物事を見ているということだと思います。よってもって、人事交流というのは相互にメリットが働いているというふうには実感しておりますので、あとは、その効果につきまして、これは、行政側、それから議会の皆様がどうお感じになっているかということを、総合的に御判断いただいて、続けるかどうか御判断いただいけたらと思います。
以上でございます。
◆内海 委員 ありがとうございました。本当に、人事交流というのは、総合的に、お互いにすごく相乗効果があるというふうに今お聞きして感じました。どうか、北河内でも、門真だけですかね、ということで、非常に重要な事業やなというふうに思いますので、どうか続けていただきますように要望させていただきます。
以上です。
○武田
委員長 次に、高橋委員の発言を許可します。
◆高橋 委員 私のほうからは、2点についてお伺いします。
一つは、さきの決算
委員会でも同じようなことをお伺いして御答弁をいただいたところの、シルバー人材センターのことでございます。
高齢化の影響もあって、門真市のこのシルバーの会員登録数が大変ふえてきております。お元気な高齢者が多いのは大変に喜ばしいところですけれども、会員数の増加に伴ってその運営事業も広がってきたように伺っております。会員数の増加の現状と今年度の運営事業として、主に取り組んでおられることについてお伺いします。
◎浅田
高齢福祉課長 シルバー人材センターは、市内在住の60歳以上の高齢者の方々の豊富な知識や経験を生かし、就業の確保、提供という手段を通じて、自己の健康維持管理や地域社会と連携を図り、地域のきずなや活力を育む公益事業を行っております。
門真市シルバー人材センターの会員募集につきましては、月2回開催している市役所別館ロビースペースでの会員の手づくり作品の展示会や市内各種イベント開催時における啓発活動等を通じ、積極的に取り組まれており、全国的に会員数が減少傾向にある中で、本市においては、平成27年3月末の1425人が28年3月末には1495人、28年10月末現在では1583人と増加傾向にあります。
また、事業としましては、就業などの相談事業、個人家庭等の身近な仕事の開拓及び労働力が不足する分野の企業等への派遣事業などの就業開拓提供事業、清掃ボランティア活動やイベント開催などさまざまな
取り組みを行っております。今年度からは、新たな事業として、市民農園の運営、喫茶店チエブクローの開店、地域の高齢者交流のためのサロンつどエールの開設などを行っております。
◆高橋 委員 ありがとうございます。シルバーの方がお元気で本当に頑張っておられるのは、大変喜ばしいことなんですが、一方でたくさんの御要望をいただいております。その中で、1番切実で困っておられるのが、拠点となる施設です。現在の拠点は2階建てのプレハブで、風の強い日や雨の降る日は大変危険な建物になっております。さらに、切実な問題はトイレです。一つしかないトイレは、男女兼用で、暑い日、寒い日、雨の降る日には市役所まで用を足すために来られているという状況でございます。移転先の検討は進んでいるのか、今後、どのようになるのかをお伺いします。
◎浅田
高齢福祉課長 現在、シルバー人材センターの建物及び敷地につきましては、行政財産目的外使用の許可をした市所有施設を活用しておりますが、当該施設は、中町地区の住宅市街地総合整備事業の区域内に存在しており、事業の進捗によりますものの、将来的には移転の必要があり、今後もセンターの事業運営が継続的に行えるよう、移転先について、引き続き庁内関係部局との調整を図ってまいりたいと考えております。
◆高橋 委員 くれぐれも前向きによろしく御検討くださいますようお願いします。
続きまして、新聞紙上で皆様も御承知かと思いますが、公的年金の受給資格を10年に短縮する、改正年金機能強化法、無年金救済法というんですか、それが11月16日に成立しました。これにより、約64万人が新たに年金の受給資格を得ることになるようですが、その概要についてお聞かせください。
◎嶋田 市民課長 今回の法改正は、納付した保険料に応じた給付を行い、将来無年金者の発生を抑えるという視点から、老齢基礎年金の受給資格を25年から10年に短縮するもので、平成24年8月に公布されました。施行は税制抜本改正時の消費税が10%に引き上げられるときとされていたものが、平成28年11月の公的年金制度の財政基盤及び最低保証機能の強化等のための国民年金法等の一部を改正する法律の一部を改正する法律が公布されたことに伴い、29年8月1日より施行されることになったものです。なお、支給は29年9月からで、初回の支払いは10月からとなり、それ以降は偶数月に2カ月分を一括支給されることとなっております。
◆高橋 委員 対象者に対する周知についてお聞かせ願います。
◎嶋田 市民課長 日本年金機構より、受給権を新たに取得した対象者に、随時本人宛てに通知する予定と聞いております。
本市での市民の皆様への周知の方法につきましては、窓口で案内するとともに、日本年金機構の動向を見つつ、広報及び市のホームページの掲載などを考えております。
◆高橋 委員 ありがとうございます。無年金を余儀なくされている高齢者の中には、生活が一時期苦しくて保険料が支払いたくても支払えず、免除手続があることすら知らなかった人がたくさんおられます。金額が少ないかもしれませんが、無年金ゆえに家族の扶養や生活保護の支援、全てに頼らざるを得ない人たちが過去に納めた年金を権利として受給できるようになれば、今後の生活にプライドや尊厳を取り戻すことにもなるという学者もいらっしゃいます。徹底的な周知をお願いして質問を終わります。
○武田
委員長 次に、
亀井委員の発言を許可いたします。
◆亀井 委員 先ほど、近畿経産局の関係で、
内海委員のほうから質問がありまして、私も、実はインテックス大阪に寄せていただいて、現場で説明を聞かせてもろうたんですよ。そのとき、聞いていてすごいなと、そこの会社の人かなって思うぐらいの説明をしていただいて、そういう点では非常に大きく力を発揮してもらっているんやないうことについては、私も実感しました。こういう問題については、やはり、一層充実させていくべき、門真の商工業を発展させる上では大事かなとは思うんですよ。そういう立場に立った上で、今回市内の事業所に対する事業所向けに優遇した融資制度の小規模企業サポート資金ですね、本市でも実施すべきやと思うんですね。質問するに当たりまして、今、府下で25の市町が、この小規模企業のサポート資金を実施しているわけなんですね。北河内では、交野市、それから寝屋川市、枚方市、守口市と。限度額については、府下で1250万円から300万円まで、それぞれの自治体によっていろいろです。それから、融資期間についても7年以内というところから4年以内、それもまちまちです。それから、ただ、融資ということだけやなしに、支援事業として利子補給、そして、保証料の補助しているところ。25のうち五つの自治体については、そういう利子補給とか保証料の補助はしてません。こういう状況のもとで、門真市では、先ほど言いました市としての考えについてお聞かせください。
◎清水 産業振興課長 府の融資制度の一つである、小規模企業サポート資金、市町村連携型につきましては、過去において本市で同様の融資制度を運用していた際に、その利用状況が低く制度を廃止したという経緯がございます。
大阪府の小規模資金といった同様の中小企業への融資制度や、国においても日本政策金融公庫のマル経融資などもあることから、本市としてはそのような制度を紹介し、企業の皆様に活用していただけるよう支援しております。このようなことから、新たな融資制度を創設することは予定しておりません。
◆亀井 委員 私、ある団体が大阪市と堺市を除く市町村に対して要望したことに対しての、各市の回答書を読んでいるんですけども、大阪府とも連携し、中小地場企業を力強くサポートする施策を実施することということで、使いやすい融資制度の拡充という項目に大阪府下の各市が答えてるんですね。その中を見ていきますとね、例えば、川向こうの摂津市なんかでは、文字数にして4行あるんですね、ここね、こんだけあるんですよ。その中で、平成20年4月からは、運転資金の返済期間を延長し、4年とするなど、負担の少ない融資制度に努め、資金支援を行っておりますという答えですね、これは摂津市。それから、東大阪は、今後さらに利便性を高めるため、融資制度について見直しを検討してまいりたいと考えてます。東大阪は1250万円の融資枠を持っているんですよ。それをさらにふやしていくいうふうに言うわけなんですね。それから、門真市の同規模の市、類似市になるんですけども、松原市では、制度融資と連携した本市の融資制度につきましても、より利用しやすい環境整備を行うことにより、事業者の円滑な資金繰りを支援してまいりますと、こう述べてるんですね。そして、門真市よりも規模の小さな熊取町でも、本町では、大阪府が実施する制度融資、経営安定資金の認定申請の受け付けを行うとともに、大阪府連携中小企業融資制度である熊取町中小企業資金融資を実施していますと。また、町融資の利用に際しては、町内在住者で約定どおり完済された方には信用保証料の補助を行うなど、一定の融資制度の拡充に資することにより、地場産業のサポートに努めているところですとあるんですよ。こういう中で、門真市は、この回答でどう答えているかといいますと、府制度融資の限度額の増額など、今後も関係機関に要望してまいりますと。全然違うんですよ。確かに、今、景気悪いからいうことで、日銀がゼロ金利や言うてるから、物すごく金利は低いということはあるかもしれんけどもね、余りにも差があり過ぎるん違うんかなと。先ほどから、ものづくり企業への支援、さまざまな角度から説明いただきました。この支援がどんどんどんどん広がっていって、今はね、優良企業と言われるところがやっぱり中心や思うんですね。裾野をやっぱり広げていくいうことが、門真の地場産業を発展させていく上で非常に重要なんですね。そういう点で、今先ほどの答弁でも、これは恐らく21年の回答なんですけどね、変わってないわけですよ、基本的に、考えが。これで本当に門真の商工業を支えると言えるんかなと。そういう点では、もう少し融資問題については力を注いでほしいと。先ほども、金融関係とも一緒にものづくりの支援をやっているいう話がありました。門真の企業を支えてくれはるところいうのは、大企業でやってはるパナソニックさんやったら何やけども、大きな企業、一定ありますけども、やっぱり地元に根づいた信用金庫とかがね、やっぱり応援してくれると思うんですよ。そういうところも連携しながら、本当に門真の商工業者の皆さんを下支えしていく上でも、やっぱりこの融資制度をね、今のままではちょっと話にならんの違うかなと。ここはやっぱり力入れてください。ぜひ検討していただきたいということをお願いしておきます。
次に、「蓮」の問題について質問をさせていただきたいんですけども、この地域通貨「蓮」は、22年度から始まったわけなんですけども、現在の課題についてお聞かせください。
◎丹路
地域活動課長 地域通貨は、コミュニティの再生及び活性化並びに経済の活性化を図るために発行しており、現在、地域の催し物の景品やボランティアへの謝礼等として流通しているものの、地域通貨が利用可能な加盟店がふえず、また利用しておられる市民が固定化されていること、また地域通貨の流通を通じたボランティア活動の活性化が図り切れていないこと等が課題であると認識をいたしております。
◆亀井 委員 今後の方向性についてはどのようにお考えですか。
◎丹路
地域活動課長 さきの28年決算特別
委員会においても御答弁申し上げましたとおり、地域通貨の発行自体は一定の事業効果があったものと考えております。
しかしながら、市民ご意見番アンケート調査においては、改善、廃止の対象事業となっており、事業のあり方を見直すなどの工夫も必要であると考えております。
今後につきましては事業効果を勘案しつつ、事業継続の可否も含め、総合的に判断してまいりたいと考えております。
◆亀井 委員 この地域通貨「蓮」ですね。あいまち門真ステーションの皆さんとも、私、以前にもこの通貨の問題を質問した後、あいまち門真ステーションの職員の方と一緒にね、地域で「蓮」の利用をしてもらえるように回ったことあるんですよ。その中で、一定件数で、「蓮」ほな協力しようかということでしていただいたところが何件もあるんですね。私は、やる以上はそれなりに成功ささなあかんわけやからやったらええと思うんですよ。ただ、やはり出てくるのは、これやってメリットあるんかいうて、すぐ言われるんですよね。回っていると。そういう点については、十分に考えていかなあかんなと。続ける上でね、やっぱり大事なことは、みんながやってよかったなと思えることにならんとあかんわけなんで、そういう点で、答弁の中で工夫とありましたけども、どういう工夫をお考えなんでしょうか。
◎丹路
地域活動課長 市民ご意見番アンケート結果にもありまように、メリット、デメリットを再考すべき、一般市民には流通していないなどの意見を踏まえ、今後、どのような工夫ができるか調査、研究してまいりたいと考えております。
◆亀井 委員 そしたらそれについてはよろしくお願いします。
次に、生活保護行政のことなんですけども、1点目が、資産申告書の提出についてなんですが、保護受給者の方からこういう用紙が配られてきたと。これは、生活保護を受給されている皆様へということで、保護課のほうから、資産申告の提出についてという文書と表が配られたんですね。この生活保護受給者に対して、この年に1回の資産申告書を提出させるように聞いたんですけど、どういう経過でこれを出すことになっていたのかお聞かせください。
◎西本 保護課長 平成27年3月31日付厚生労働省社会・援護局長通知により、生活保護法による保護の実施要領についての一部改正がされ、要保護者からの資産に関する申告は、書面をもって行わせること、また、申告の時期及び回数については少なくとも12カ月ごとと定められていることから、年に1回提出をお願いしております。
◆亀井 委員 門真市ではいつから実施をしているのか。また、実施に際してはどのような周知方法を行っているのかお聞かせください。
◎西本 保護課長 資産申告書の提出については、28年度より実施しております。保護受給者への周知につきましては、保護開始から1年未満及び廃止を予定している保護受給者を除いた全保護受給世帯に対して、10月末に資産申告書の提出についての文書を発送いたしました。
◆亀井 委員 この資産申告書は提出する義務があるんでしょうか。また、提出しいひんかった場合は、罰則などの対象になるのか。さらに、提出時の対応について、ケースワーカーにどのように説明をされているのかお聞かせください。
◎西本 保護課長 生活保護受給者は、生活保護法第60条に規定されているとおり、主体的に生計の状況を把握する責務があり、その責務を福祉事務所が円滑に支援するには、生活保護受給者の資産状況を適切に把握する必要があることから、特に、提出しないことによる罰則規定は定められておりませんが、実施要領に基づき、資産申告書の提出をお願いしております。
次に、提出時の対応につきましては、統一された対応を行う必要がありますことからマニュアルを作成しており、マニュアルに基づき適切に対応するようケースワーカーへの指導を行っております。
◆亀井 委員 保護受給者の人に、不安に駆られないような対応をしてもらうようにお願いしておきます。
もう1点なんですけども、相続財産の管理人のことについてなんですけど、実は、私の知り合いの方が、11月半ばに1人でおうちでお亡くなりになったんですね。それで、その後の対応、経過についてちょっと聞かせていただけないでしょうか。
◎吉井 保護総務課長 委員御質問のケースにつきましては、門真警察より生活保護受給の有無の確認があり、受給がない場合については、警察署で葬祭等を行ってもらえる親族を捜されます。その結果、親族がいない場合は、再度、警察署より市に対し葬祭の依頼があり、保護費にて葬祭をとり行います。
◆亀井 委員 今も答弁であったんですけど、葬祭については保護費でとり行われるんですよ。その方に金銭とか預貯金があった場合はどうなるんですか。
◎吉井 保護総務課長 現金及び預貯金を持っておられた場合については、警察署より遺留金品の報告を受け、その後、生活保護法第76条の葬祭扶助を行う場合には、その死者の遺留の金銭等を保護費に充てることができるという規定にのっとり事務処理を行っております。しかしながら、預貯金については現金化することができないため、現金のみ保護費に充てるよう対応しております。
◆亀井 委員 現金については葬祭に充てるということなんですけども、預貯金については相続の関係もあるからすることができないと。相続財産管理人を選任することによって、債権者に対して精算することができる制度はあると思うんですけども、どのような制度があって、市として利用が可能なんでしょうか。
◎吉井 保護総務課長 相続財産管理人につきましては、相続人の存在、不存在が明らかでない場合に家庭裁判所に申し出を行うことにより選任され、亡くなられた方の債権者等に対し、債務の支払いを行うなどして清算を行い、清算後残った財産を国庫に帰属させるまでの財産管理を行う制度で、一般的には弁護士等が管理人として選任されます。また、管理人の報酬に充てられる予納金等の費用については、清算後返金となる場合もあるものの、原則申立人が負担することとなります。
次に、清算期間については、官報公告、その他債権者等への通知などでかなりの期間を要することであります。このようなことから、保護受給者に関する相続財産管理人制度の利用につきましては、費用対効果も考慮しながら調査研究してまいります
◆亀井 委員 門真で、全国的にそうですけども、独居の方がふえていくと。お金持っているにもかかわらず、そのお金を使うことができないと。葬祭費については門真市が出さなあかんと、それ返してくれということになったら、弁護士さん雇うて一定の期間かかると。それもかなりの費用がかかると。10万円とか20万円ぐらいの手持ちの方なんかやったら、弁護士費用と相殺したら何してることかわからへんと。何百万円とかあったら、それだけの手間をかけてもええけども、言うたらこれは制度矛盾や思うんですね。門真市が何で出さなあかんのというふうな点もありますし、こういう点については、もう少し国のほうにね、明らかに自治体が費用負担をしたんやというものについては、課題となると思うんですけども、要望等をね、制度の改善、もちろん個人財産ですから、厳格な法に基づいて執行はしないかんけども、しかしながら、今の社会の中で、こういう問題は今後もふえることはあっても減ることはないと思うんですね。そういう点では、これからも大きな課題なんかなと思いましたので、今回問題提起ということで質問をさせていただきました。ありがとうございました。
○武田
委員長 次に、池田副
委員長の発言を許可いたします。
◆池田 副
委員長 自由民主党、池田でございます。私のほうからは、介護人材の確保と介護予防につきまして質問をいたします。
高齢化の進展に伴い、医療・介護サービスの需要はますます増加することが見込まれており、くすのき広域連合においても、同様に介護サービスの利用が右肩上がりになっていると聞いております。今後も、2025年に向け、介護が必要になる可能性が高い75歳以上の高齢者の方が増加することが見込まれる中、全国的に介護に従事する人材の不足も懸念されているところでありますが、市として、介護人材の不足に対する考えがあればお聞かせください。
◎浅田
高齢福祉課長 介護人材の不足につきましては、平成37年、西暦2025年に向けた国の推計によりますと、全国で約37万7000人、大阪府で約3万4000人とされており、大阪府におきましても、各種就職フェアの開催、就職相談会等のほか、27年度から府内を6ブロックに分けた介護人材確保連絡会議が開催され、ブロックごとに人材確保の
取り組みが進められているところであります。
具体には、北河内地域介護人材確保連絡会では、27年度から、小学校高学年の児童を対象とした認知症サポーター養成講座、セラピードッグとの触れ合い、施設見学等を体験する親子で介護サーキットが実施されており、これらの
取り組みにつきましては、長期的な視点に立てば、介護人材の確保にもつながっていくものと考えております。
本市といたしましても、介護人材の確保は今後の大きな課題であると捉えており、今後におきましても、府の事業実施に際し積極的に協力していくとともに、先進市の
取り組み事例につきまして調査研究を進めてまいりたいと考えております。
◆池田 副
委員長 ありがとうございます。親子で参加できるプログラムということで、介護の現場への認識を高めるという点では効果のある
取り組みとは思いますが、現状として、目の前に迫ってきている2025年問題に対応するための介護人材の確保策としては弱いと思います。行政調査で見聞してまいりました他市の例を挙げますと、長崎市では、家族介護支援事業、介護の日イベント、介護者の集いなどを実施して介護者支援に取り組んでおられ、また、武蔵野市では、ケアリンピック武蔵野事業を実施し、介護・看護永年従業者表彰など、介護・看護人材の確保に取り組んでおられました。介護人材不足は全国的な共通課題でありますので、ぜひ調査研究をしていただき、門真市での積極的な
取り組みを要望いたします。
もう1点、質問いたします。今後、介護が必要になる可能性が高い高齢者が増加する中では、できるだけ自立した生活を送る期間を延ばしていくための介護予防の
取り組みが重要となると考えており、他市の事例では、身近な地域で気軽に集える場や、気軽にできる健康体操などに取り組まれておりますが、本市の考えをお聞かせください。
◎浅田
高齢福祉課長 副
委員長の御指摘のとおり、今後、ますます介護需要が高まることが想定される中においては、介護予防が重要になるものと認識しているところであります。
市内での
取り組みにつきましては、御質問の、身近な地域で気軽に集える場としましては、街かどデイハウスや社会福祉協議会の事業である小地域ネットワーク活動、また、平成28年10月からは、シルバー人材センターにおきましても新たにサロンが立ち上げられるなど、さまざまな主体において
取り組みが進められております。
また、気軽にできる健康体操では、週1回、運動ができる身近な住民主体の通いの場を構築することを目指して、第1、第2、第4、第5包括支援センターにおいては、大阪府からの支援もいただきながら、各地で効果検証がされているいきいき百歳体操を、第3包括支援センターでは独自のキラキラ体操に取り組むこととなっており、既に地域の皆様への説明も進められております。
高齢になっても元気で生きがいを持ち、住みなれた地域で自分らしく生き生きと暮らしていけるよう、さらなる介護予防事業の充実につきましても、くすのき広域連合との連携はもとより、地域やさまざまな主体での
取り組みが進むよう積極的に支援するとともに、先進市の
取り組みについて調査研究してまいりたいと考えております。
◆池田 副
委員長 ありがとうございます。この身近な地域で気軽に集える場に関しても、他市ではNPOや住民団体などと連携しながら、さまざまな形態で急ピッチで
取り組みを進めておられますし、気軽にできる健康体操については、効果ある
取り組みとして全国各地の自治体での事例がメディア等で紹介されております。門真市民の皆様がより生き生きと健康長寿を目指して暮らせるよう、市としても
取り組みを進めていただきますようお願いします。
これで、私の質問を終わります。
○武田
委員長 以上で通告による質問は終わりました。
これをもって
所管事項に対する質問を終了します。
以上をもって本
委員会の審査は全部終了いたしました。
長時間にわたり、慎重かつ熱心に御審査賜りまことにありがとうございました。
閉会に当たり
宮本市長の御挨拶があります。
◎宮本 市長 閉会に当たりまして一言御礼申し上げます。
委員各位には、慎重に御審査賜り、お願い申し上げました案件につきましては、全て原案どおり御決定賜り心から御礼申し上げます。
この後、本会議におきましても原案どおり御決定いただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではありますが閉会の御挨拶とさせていただきます。まことにありがとうございました。
○武田
委員長 以上をもって終了いたします。お疲れさまでした。
以 上
民生常任委員会
委員長 武 田 朋 久...