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平成28年 6月 9日文教常任委員会−06月09日-01号

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  1. 門真市議会 2016-06-09
    平成28年 6月 9日文教常任委員会−06月09日-01号


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    最終取得日: 2021-04-27
    平成28年 6月 9日文教常任委員会−06月09日-01号平成28年 6月 9日文教常任委員会     平成28年 第2回定例会           文教常任委員会記録 〇開催日  平成28年6月9日(木) 〇会議時間 開会 午前10時00分 〜 閉会 午後3時05分 〇開催場所 委員会室 〇出席者氏名 ・出席委員(7名)  委員長  大倉 基文   副委員長  松本 京子  委 員  春田 清子   委 員   中道  茂  委 員  豊北 裕子   委 員   今田 哲哉  委 員  戸田 久和 ・説明のために出席した者  副市長      北村 和仁    教育長      三宅 奎介  教育次長     森本 訓史    学校教育部長   満永 誠一  生涯学習部長   柴田 昌彦    こども未来部長  河合 敏和  その他関係職員 ・職務のために出席した議会事務局職員
     局長   吉田 清之   次長    坂本  裕  課長   隈元  実   課長補佐  谷澤 知宏  主査   西脇  優   係員    山下 真介 〇付託議案  1 議案第50号 平成28年度門真市一般会計補正予算(第3号)中、所管事項 ○大倉 委員長  ただいまから文教常任委員会を開会いたします。  議事に入る前に、一昨日、6月7日に御逝去されました園部一成市長の御冥福をお祈りするとともに謹んでお悔やみを申し上げ、黙祷をささげたいと思います。  皆様、御起立をお願いいたします。              〔全 員 起 立〕  黙祷。              〔全 員 黙 祷〕  黙祷を終わります。御着席ください。              〔全 員 着 席〕 ───────────────────────────────────── ○大倉 委員長  開会に当たりまして、北村副市長の御挨拶をお願いします。 ◎北村 副市長  おはようございます。開会の御挨拶に先立ちまして、改めまして御逝去されました園部市長の御冥福をお祈りいたしたいと思います。  また、一昨日、地方自治法第152条第1項の規定によりまして、市長の職務を私が代理する旨の公告を行ったことを御報告させていただきます。今後も、委員、皆様方の温かい御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願いいたします。  それでは、御挨拶を申し上げます。  委員各位におかれましては、早々に御出席をいただきましてまことにありがとうございます。  文教常任委員会に付託されました案件は、議案第50号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第3号)中、所管事項についての1件となっております。詳細につきましては、担当の者より御説明を申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定をいただきますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日はどうかよろしくお願いいたします。 ○大倉 委員長  次に、さきの臨時会において、委員会が新たに構成されましたので、この機会に理事者の紹介を願います。  森本教育次長。 ◎森本 教育次長  おはようございます。  私は、教育次長の森本訓史でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 ◎満永 学校教育部長  私から学校教育部の課長級以上の職員を紹介させていただきます。  私は、学校教育部長の満永誠一でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  次に、次長の山口勘治郎でございます。  次に、総括参事の成田明子でございます。  次に、教育総務課長の西岡慈敏でございます。  次に、学校教育課長三村泰久でございます。  次に、学校教育課参事の杉井信夫でございます。  次に、学校教育課参事の高山拓也でございます。  以上が学校教育部の課長級以上の職員でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◎柴田 生涯学習部長  続きまして、私から生涯学習部の課長級以上の職員を紹介させていただきます。  私は、生涯学習部長の柴田昌彦でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。  次に、次長の岡一十志でございます。  次に、生涯学習課長牧薗友宏でございます。  次に、スポーツ振興課長十河大輔でございます。  最後に、図書館長西中敏美でございます。  以上が生涯学習部の課長級以上の職員でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ◎河合 こども未来部長  続きまして、私からこども未来部の課長級以上の職員の紹介をさせていただきます。  私は、こども未来部長の河合敏和でございます。よろしくお願いいたします。  次に、次長の南野晃久でございます。  次に、こども政策課長の山敬史でございます。  次に、子育て支援課長の三宅聖子でございます。  次に、保育幼稚園課長の花城勉でございます。  次に、こども発達支援センター長の宮下勝仁でございます。  以上がこども未来部の課長級以上の職員でございます。  どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願い申し上げます。委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いいたします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、質疑は項目をまとめ、簡潔に行っていただきますよう委員の皆様には委員会運営に御協力のほど、よろしくお願いいたします。なお、携帯電話の電源は必ず切っておいてください。雑音の原因になりますので、よろしくお願いします。  これより、本委員会に付託されました1議案を議題といたします。 ───────────────────────────────────── ○大倉 委員長  議案第50号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第3号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎満永 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第50号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第3号)のうち、本委員会の所管事項につきまして御説明申し上げます。  議案書34ページから35ページの第1表歳入歳出予算補正をごらん願います。  まず、35ページ、歳出より御説明申し上げます。  3款民生費2項児童福祉費の1069万2000円の追加は、児童扶養手当の制度改正に伴う児童扶養手当システム多子加算対応委託料を計上いたしております。  次に、9款教育費6項保健体育費の908万5000円の追加は、(仮称)市立総合体育館建設事業において、消防設備等の変更並びにシャワー料金設備の設置に伴う工事請負費の追加分を計上いたしております。  次に、34ページの歳入でございます。  17款繰入金、1項基金繰入金の1008万4000円の追加のうち8万4000円の追加は、仮称市立総合体育館建設工事費の追加に伴うまちづくり整備基金繰入金の追加分を計上いたしております。  次に、19款市債、1項市債の900万円の追加は、仮称市立総合体育館建設工事費の追加に伴う住宅市街地総合整備事業債の追加分を計上いたしております。  次に、36ページから37ページの第2表地方債補正でございますが、仮称市立総合体育館建設工事費の追加に伴い、住宅市街地総合整備分につきまして、36ページに記載の限度額から37ページに記載の限度額に変更を行うものでございます。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第50号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○大倉 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ◆春田 委員  今回の改正児童扶養手当法ですけれども、5月2日の参議院本会議で全会一致で可決いたしました。公明党はこれまで、ひとり親家庭の支援ということで、皆様の声、子育て支援のNPO法人などの意見をもとに、国会質問でひとり親家庭の支援をしっかりとするようにということで、この同法の成立に関しまして大変国のほうで後押しをさせていただいておりますけれども、今回のひとり親家庭の支援をするために実施された児童扶養手当法の改正の中身はどのようになってますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  今回の児童扶養手当法の一部改正の内容といたしましては2点ございます。  1点目は、子どもが2人以上いる場合に支給される多子加算額の増額であり、従前月額5000円であった第2子分を最大で1万円に、月額3000円であった第3子以降分を最大で6000円にそれぞれ増額するものです。なお、従前多子加算額については所得による変動はなく一律の金額となっておりましたが、今回の法改正により、第1子分と同様に年収に応じて支給額を変動することとし、第2子分については1万円から5000円の間で、第3子分以降については6000円から3000円の間でそれぞれの家庭の所得に応じて加算額が決定されます。  2点目は、多子加算に対する物価スライド制の導入でございます。  物価スライド制とは、物価の上下に合わせて支給額が変わるものであり、従前より一人目の子どもの手当額にはこの方式が導入されておりましたが、多子加算額についても物価スライド制を導入することとしております。 ◆春田 委員  改正前の児童扶養手当では、子どもさんの貧困を防ぐ観点から、第2子以降に対する加算額が低いと、かねてより公明党が指摘をさせていただいておりました。2人目以降の引き上げは、1980年以来と実に36年ぶりと聞いておりますし、第3子以降の加算につきましては22年ぶりの引き上げになると聞いておりますけれども、今回の改正に関しましては、とてもひとり親家庭支援ということで大変いい改正だと思っております。  今回の法改正によります児童扶養手当額の増額や物価スライド制の導入は具体的にいつから適用になるのでしょうか。 ◎山 こども政策課長  多子加算の増額につきましては、28年8月分の児童扶養手当額から適用され、実際の支払月としましては、8月から11月分の4カ月分を12月に支給することとなります。  また、多子加算額への物価スライド制につきましては、29年4月分から導入されるものでございます。 ◆春田 委員  今回の法改正に伴います市民の方への周知はどのようにされますでしょうか。 ◎山 こども政策課長  今回の法改正に伴う額改定等の市民への周知としましては、広報8月号に掲載予定の児童扶養手当の現況届けの御案内とあわせて掲載するとともに、市ホームページ子育て応援ポータルサイトを通じて広く周知を図ってまいります。また、対象者につきましては、7月末に個別に郵送する児童扶養手当現況届の御案内に、厚生労働省作成の制度改正に関するチラシを同封する予定としております。 ◆春田 委員  今回、システム改修に伴うということで、一定の市の負担はあるとは思いますけれども、児童扶養手当は50年以上前に始まった制度です。子どもさんが1人だけの家庭に比べまして、2人以上いる家庭に関しましては1人当たりの手当額が制度上低過ぎたため、公明党では改善を強く国のほうで求めておりました。  また、2016年の予算の中にも、児童扶養手当以外にもひとり親家庭の予算がついていると聞いておりますので、今後ともしっかりとひとり親家庭の支援に関しましても取り組んでいただきますように、これは要望とさせていただきます。  以上です。 ○大倉 委員長  ほかに、質疑はありませんか。 ◆松本 副委員長  議案書の44ページ、(仮称)市立総合体育館建設事業についてお伺いいたします。  新体育館は、防災機能も兼ね備えた体育館ということで、スポーツを行うためのみならず、さまざまな機能が備えられているということですが、今回の補正予算の中にはシャワー料金の設備のほか消防設備の追加が多数あるということで、特に消防設備の追加では、どのような工事が予定されており、実施することにより、どのような安全確保が図られるのでしょうか、お聞かせください。 ◎十河 スポーツ振興課長  消防設備に関する追加工事の主な内容でありますが、停電時におけるバックアップ電源を確保するための自家用発電装置について燃料である軽油を地下タンクからくみ上げ、屋上にある発電機を稼働させる仕組みとなっておりますが、稼働時に余った燃料について迅速かつ確実に地下タンクに戻すための返油ポンプを新たに追加するほか、火災感知器につきまして、1階のメーンアリーナのうち、奥行き3mあるポケットスペース並びに3階屋外機械置き場にある給排水管を覆う部分のうち電線ケーブルが通っているものに対して、漏電等によりケーブル火災が発生した場合の対策といたしまして感知器を増設するものであります。  また、消火栓につきましては、3階屋外機械置き場にて、万が一火災が発生した場合に、消火用ホースがそのエリアを全て包含できるように移設並びに1基増設を行うものであります。これらの工事を実施することにより、防災面、特に火災発生の未然防止並びに発生時の安全確保の充実が図られるものと考えております。 ◆松本 副委員長  今回の追加工事ですが、実施しなければならなくなった理由をお聞かせください。特に、消防設備の追加につきましては、一般的に他の工事においても当初の設計には盛り込まれなかったものなのでしょうか。当初設計に盛り込まれていなかった理由もお聞かせください。 ◎十河 スポーツ振興課長  まず、シャワー料金設備につきましては、総合体育館条例制定の検討過程において、受益者負担の観点に立った場合、シャワー利用に対して一定の料金を取るべきとの結論に至り、その後追加する機器の選定、並びに積算に時間を要したことから、このたびの追加工事となったものであります。  また、消防設備につきましては、当初設計段階におきましても消防法に適合する消防設備に関する事項を盛り込み、建築確認申請を提出し、消防からも同意を得ていたところであります。しかしながら、他の工事においても、建設が進んでいく過程において、消防と協議を重ねる中で、法には適合しているものの、より安全に配慮した指導を受けることは通常あるケースと聞き及んでおります。  総合体育館は、防災機能を兼ね備え、災害時には災害対策本部などの拠点となることも想定していることから、消防からの指導のうち、防火上追加の設備として必要であると判断したものを計上させていただいたところでございます。 ◆松本 副委員長  新体育館のアリーナや多目的室などは、これまでの団体利用のみならず、個人利用が可能となり、ほかにランニングコーストレーニングルームなどを兼ね備えるとともに、近隣では珍しい幼児体育室も設けられ、多くの市民の皆様に御利用いただける施設として大きな期待が寄せられています。そこで重要となるのは、スポーツ用具などの備品ですが、どのようなものをそろえられるのか、また、それは指定管理者が用意されるのでしょうか、お聞かせください。 ◎十河 スポーツ振興課長  総合体育館に設置予定の備品につきましては、物品の検討段階から主に体育館を利用されている各競技種目の団体の方々に対し、ニーズを確認させていただいており、利用者にとって使いやすいスポーツ用具を設置できるよう準備を進めているところであります。  ただし、トレーニングルームに設置する機器につきましては、トレーニングルーム自体運営コンセプトも含め、指定管理者に提案を求めていること。また、機器自体のトレンドも短期間で変わることが予測されることから、この点につきましては指定管理者に用意していただくものとしております。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。 ◆中道 委員  おはようございます。私からも議案書の44ページの市立体育館の建設工事についてお尋ねさせていただきたいと思います。  今の、松本委員の御質問で消防設備の内容は理解させていただきました。市民の皆様からよく、新総合体育館がいつ竣工するんかという質問を受けたりしております。現在、市のホームページでは、体育館の建設の工程がわかりやすく、写真入りで、昨年の9月から12月、1月から3月までと3カ月単位で詳しく載っておるんですが、また、指定管理の募集も開始されていることから、オープンに向けて順調に進んでいると思っておりますが、今回の消防設備が補正予算に計上されていることから、工期に少なからずも影響があるのではないかと心配しております。  そこで、確認になりますが、現在までの工程の進捗状況とオープンまでのスケジュールについてお伺いいたします。 ◎十河 スポーツ振興課長  これまでの進捗状況でありますが、ことしの3月には予定どおり基礎工事が完了し、7月には地上階の躯体工事が完了する予定でありまして、10月には屋根や壁などの工事を終え、11月からは内装工事や電気工事等に入る予定となっております。今回の追加工事は、電気設備や機械設備の軽微な変更であることから、工期に影響があるものとは考えておらず、現時点では当初の予定どおり来年2月の竣工を見込んでおります。その後3月中に工事検査が完了し、3月末から4月にかけて順次備品等の搬入を行い、開館に向けた準備を行う予定となっております。これらのことから、総合体育館の供用開始につきましては、平成29年5月下旬から6月初旬で検討しております。 ◆中道 委員  わかりました。待望の施設がようやく開館するということで、オープニング記念イベントを行っていただきたいと考えておりますが、現段階で何か検討されておるのか。また、検討しておられるのであれば、指定管理者に任されるものなのか、それとも市で何か考えておられるのかをお聞きかせいただきたいと思います。
    ◎十河 スポーツ振興課長  オープニング記念事業につきましては、総合体育館基本コンセプトであります、誰もが身近に利用しやすい生涯スポーツ推進拠点ということを踏まえ、より多くの市民の皆様に体育館を身近に感じていただけるようなものにしてまいりたいと考えており、そのためには、行政のみならず、市民や企業などそれぞれの持つ力を合わせ、形式にとらわれず気軽に御参加いただけるイベントの実施が望ましいと考えております。  このような中、現在、門真市スポーツレクリエーション大会実行委員会におきまして、来年度以降スポレク大会の開催にとどまらず、生涯スポーツの推進のために幅広い取り組みを行っていくことはできないかという議論がなされているところであり、その中の一つとして、体育館のオープンに合わせ、誰もが気軽にスポーツに触れることができるレクリエーションの要素を含んだイベントを企画運営してはどうかという検討が開始されるところであります。  教育委員会といたしましても、市民のための体育館において、市民が中心となってオープニング記念事業を検討されることは大変望ましいことと捉えており、体育館の指定管理も含め、その実現に向けた協働のパートナーとして連携支援を図ってまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。何はなくてもお金はかかると思うんですけど、市制施行50周年記念の分で大相撲の門真場所というのが大成功に終わったと思うんですけど、それは言わんといてくれということなのでここでは言いませんが、費用ですね、歳入を確保するためには、大きな課題であると考えますが、現在検討しておられるオープニングイベントや今後のさまざまなスポーツの事業に企業の協賛等を求めていくなどのお考えはあるのでしょうか、お聞きします。 ◎十河 スポーツ振興課長  これまでのスポレク大会におきましても、スポーツ関連企業にとどまらず、さまざまな分野の企業に御協賛いただき、大会に参加された市民の方々への参加賞などの提供をいただいております。今後におきましても、オープニング記念事業を初め、スポレク大会以外のスポーツ事業に対しましても、さまざまな形で御協賛いただけるような働きかけが必要であると考えており、それぞれの事業主体となる団体や組織とともに検討してまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。先月の22日に守口門真の青年会議所というところで、これは継続事業となっている、私が一番大好きな事業なんですけど、わんぱく相撲の守口門真場所というのが旧六中体育館で開催されました。私も二十数年携わらせていただいているんですけど、当日は400人を超える小学校1年生から6年生までの男女が参加されまして、お父さんやお母さん、御兄弟ですね、おじいちゃん、おばあちゃんも友達も応援しに来てですね、家族総出でお越しになられて、すごいにぎわいの中で開催されました。今後、オープニングのイベントにとどまらず、多くの方々が来館し、活用いただけるような取り組みが重要やと考えます。この点についていかがお考えでしょうか、お聞かせ願います。 ◎十河 スポーツ振興課長  総合体育館では、世代を超え、個人、仲間同士、家族などさまざまな形態で多くの市民の皆様が生涯スポーツに関心を持ち、運動に親しんでいただけることを目指しておりますことから、体育館における取り組みといたしましては、指定管理者が持つノウハウも活用し、市民ニーズに即した自主事業を積極的に展開することや、先ほど御答弁いたしましたとおり、スポレク実行委員会において生涯スポーツの推進のために検討されているさまざまな取り組みの実現に対し、公民協働により一層の充実を図ってまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。市民の皆様が身近に利用しやすい新総合体育館になりますように期待しておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○大倉 委員長  ほかの質疑はありませんか。 ◆戸田 委員  体育館のことについて、ちょっと言います。指摘要望から先にしますが、シャワーを有料にするということはちょっと残念だなと。理由としては、まず、スポーツをして汗を流すというのは一体のこととして考えるべきであって、特別な優遇措置というふうに思うべきじゃないと。衛生的にスポーツを楽しもうというのであれば、そこにわざわざ別料金にするのは本来的におかしいというところが1点。それから、門真市全体で考えると、とにかく節水技術がめちゃくちゃ進みまくって、水道局としては水が売れずに経営的に苦しいということが一方にあるわけですね。だから、大いに水を使っていただきたいということもあるわけで、文化的に、生活的に必要な水というのは遠慮なく使ってもらいたいというのが、市全体からすればそういうことも考えるべきであります。一旦、わざわざ手間暇かけて有料にする料金システムはつくるわけですけども、これは、コイン式のやつと一緒で、多分そういう機械はあっても無料にすると。100円玉でも入れて、後で戻ってくるというふうに切りかえも多分可能であろうと思いますから、今後の動向も見ながら無料化ということも検討していっていただきたいということをまず要望として出しておきます。  それから、これに絡んでの質問なんですが、念押しといいますか、規則で利用時間が夜9時までとなっていると。しかしながら、主として勤労者がやってきて、7時、9時のパターンでスポーツを楽しむと。しかし、9時で、はい、出ていきなさいとなってしまうとシャワーも浴びれないし、あるいは普通みんなサークルで、みんなでやるフロア掃除とかも参加せずにシャワーを浴びようとすれば早く抜けなくちゃいけないといういろんな不合理や肩身の狭さが生じるので、せめて、規則としては使用時間が9時であってもシャワーを浴びたり何やかんや、身繕いしていく時間というのはせめて20分程度は余裕を持ってですね、大目に見るというか、運用面でも柔軟にやっていただきたいと、そういうことを基本的には了承しているというふうに思いますけども、改めて確認したいと思います。よろしくお願いします。 ◎十河 スポーツ振興課長  ただいまいただきました意見につきましては、当然指定管理の運用の中で検討していきたいというふうに考えておりますので、御理解いただきますようお願いいたします。 ◆戸田 委員  指定管理を依頼する中で云々と言ったら、それはおかしいでしょう。最初から指定管理者に出す条件の中で、規則はこうだけどもこういう事情があって、これは勤労者、一般市民の幅広くスポーツをやっていただくというためには必要なことだから、部屋は、体育館とかトレーニングの部屋は9時に閉めるけれども、シャワーを浴びて帰るぐらいについては、こういうことをちゃんとやるということをちゃんと最初から指定するべきです。前言った守口の例で言うと、ガードマンも何もかも全部9時で人を追い出すということで条件づけられているから警備員も非常にしゃかりきになって追い出すということをしているわけで、最初から9時20分程度までは、シャワーでも来る人がちょっとおって、それでいいんだというふうなことをやって、警備とか人員体制を見込んでもらわなくちゃいけないわけで、これは条件としてちゃんと提示するべき話であります。再答弁を求めます。 ◎十河 スポーツ振興課長  現在、指定管理者の募集の手続を進めておりまして、説明会等々の中で、そのような条件も含めて提示させていただきたいというふうに考えております。 ◆戸田 委員  確認します。提示していただきたいと思いますではなくて、提示しますということですね。それで確認しました。オーケーです。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。 ◆豊北 委員  私も前の委員の御質問と重なる部分が多々ありますので、その分は省いてなんですけれども、松本委員もおっしゃいましたように、なぜ初めからこの追加工事ですけれども、入れることができなかったんかというのですけれども、シャワーのことに関してはこういった理由でなのかなって思うんですけども、消防設備にしましたら、やはり専門家である設計士に頼んで設計してもらっているのに後からこんな、より安全にというのは悪くはないんですけど、より安全に初めから何でできなかったんかなというふうに思います。今後、この設計も委託されているんですから、そういったところもしっかりとチェックするといいますか、慎重にやっていただきたいなということを要望しておきます。今回予定している工事財源につきましては、先ほども説明がありましたのでそれは結構です。要望だけです。  もう一つ。児童扶養手当のほうなんですけれども、こちらも多子のひとり親の家庭に対しての支援を拡充するという内容を御説明いただきました。この制度改正に伴うシステム改修費が今回1000万円超える予算になっております。今回は一般財源を充てておりますが、財源としましては、今後そういった交付金とか国からの負担とかどういうようなことになっているのかお答えください。 ◎山 こども政策課長  今回の法改正に伴う地方負担につきましては、制度拡充に伴う扶助費の増額やシステム改修の費用も含め、国において普通交付税措置が講じられることになっております。 ◆豊北 委員  普通交付税の措置が講じられるということですから、全額措置というのは難しいのかなと思います。児童扶養手当の業務は法定受託事務であることから、やっぱり法改正に伴うシステム改修費というのは普通交付税措置ではなくて、全額国庫負担で実施すべきだと考えますけども、どのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  これまでから児童扶養手当の支給に要する費用につきましては、全額国庫負担とするよう市長会を通じて要望しており、今後も引き続き要望してまいります。 ◆豊北 委員  国の改修による措置でありますのでしっかりと要望していただきますようにお願いして質問を終わります。 ○大倉 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第50号中、所管事項を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第50号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○大倉 委員長  以上をもって、付託議案の審査は終了いたしました。  次に、所管事項に対する質問の通告がありますので、中道委員の発言を許可します。 ◆中道 委員  それでは、私から所管に関して質問させていただきます。  まず、ルミエールホールについてなんですけど、先日文化協会の芸能発表会でもピンチヒッターでひんや節のかねをたたかせていただいたこともあるんですけど、時にはプレーヤーとなって出演者となって、時には観客ということで利用はさせていただいているんですけど、ルミエールホールのバリアフリー化についてお尋ねさせていただきます。  4月から障害者差別解消法が施行されまして、このことにより障がい者の方や高齢者の方が利用しやすい施設となることを望んでおります。現在、車椅子の使用の方などの自力による移動が困難と聞き及んでいますが、バリアフリー化に向けてどのようなお考えをされているのかお聞きさせていただきたいと思います。 ◎牧薗 生涯学習課長  本年4月に施行された障害者差別解消法を踏まえ、トイレや廊下等の共用の部分及び大ホール舞台へのアクセスルートなど、ルミエールホールの内外を再検証し、車椅子使用者や高齢者など誰もが利用しやすく人に優しいホールとなるよう検討を進めているところであります。 ◆中道 委員  ありがとうございます。ルミエールホールのトイレについては前々からいろいろ使い勝手が悪いと、高齢者がふえているので、洋式にしてくれないかということの要望はいろいろ聞くんですけども、スペース的にとれないとかね、そういう問題があると思うんですけども、今年度においてのバリアフリー化について、専門家を含めた、どのような検討をされているのか教えていただきたいと思います。 ◎牧薗 生涯学習課長  今年度、耐震改修等の調査を委託する予定であることから、バリアフリー化についてもあわせて意見を求めた上で、今後改修計画の策定を行ってまいりたいと考えております。 ◆中道 委員  よろしくお願いしたいと思います。  次に、ルミエールホールの利用率についてお聞かせいただきたいと思います。  特に、小ホールの平日の利用率が低いように、私どもも前々から御指摘はさせていただいたんですが、過去5年間の平日と休日の利用率を教えていただきたいと思います。 ◎牧薗 生涯学習課長  平日は23年度から27年度まで順に、51.8%、75.7%、66.6%、64.9%、69%、平均65.6%となっており、休日は、同じく順に、84.1%、86.6%、86.2%、83.9%、86.4%、平均85.4%となっております。休日に比べると平日の利用率は低くなっていますが、5年前と比べると17.2ポイント増加しております。なお、夜間の区分では、休日が74.1%に対し、平日が78.6%と平日のほうが高くなっております。 ◆中道 委員  ありがとうございます。休日に比べると平日の利用率は低いものの、5年前に比べると増加しているということであります。これはいろいろレストランの方も経営努力をされていろいろ試行錯誤されてはおると思うんですけどね、もう一つ回転が悪いように、努力が報われずに、もう一つ客が入らないみたいなことは言われているんですけどね、レストランともどもにぎわいづくりは指定管理者のさまざまな事業が影響してこういう上向きにはなっていると思うんですけどね、今後は平日の利用率をさらに向上させるためにどのような取り組みが考えられるのか教えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  これまでも利用率向上を図るための方策として、利用率が低い平日の練習室でピアノやバイオリン、演劇などを学べるよう、カルチャースクールを指定管理者と協議し実施しております。その事業を初め、今後につきましては、多くの方が御利用いただけるよう、新たな利用者につながる企画を引き続き指定管理者とともに検討してまいります。 ◆中道 委員  ありがとうございます。これも前々から言わせていただいたように、平日が幼稚園であるとか小学校であるとか、そういう生活発表であるとかね、練習の機会とかね、そういうときに無料で開放できるものではないかなということも、私指摘させていただいています。今後、市民の皆様が手軽に利用できるような小ホールにしていただきたいなと。それとバリアフリーを検討していただきまして、鋭意努力していただきたいなと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○大倉 委員長  次に、春田委員の発言を許可します。 ◆春田 委員  ことしの4月から改正学校教育法が施行されまして、9年間の義務教育を一貫して行う義務教育学校が開設できるようになりました。希望する自治体では順次導入していくこともできますけれども、これは国公、市立いつでも設置できると聞いております。小学校6年生と中学3年生、この6・3制の変更を可能にするこの改正は、実に学校教育法制度以来の、1947年以来の大きな制度の改革と聞いておりますけれども、義務教育学校の現在つかんでおられるメリット、そしてまた課題についてはどのようになってますでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  委員御質問の義務教育学校についてでございます。この義務教育学校は、学校教育制度の多様化及び弾力化を推進するため、現行の小中学校に加え、小学校から中学校までの義務教育を一貫して行う義務教育学校を新たな学校の種類として、28年4月に施行された改正学校教育法に新たに規定されたものであります。  9年間の学年の区切りを学校が柔軟に決めることができ、これにより、子どものつまずきの原因の一つである中一ギャップの解消や中学校での内容を小学校で先取りできるといった特色ある教育が展開できるとされております。義務教育学校は、義務教育を施す点において、これまでの小学校・中学校と同等でありますが、9年間の系統性を確保した教育課程の編成や原則、小・中学校免許状を併有している教員の配置なども留意点として示されております。 ◆春田 委員  今までは、特例として小中一貫教育が認められてましたけれども、既に先行実施している自治体での成果がかなりあると聞いております。そしてまた、先ほどおっしゃっていただいたメリット以外にも、お子さんたちの学力の向上とか生活態度の向上、また小中学校の教員同士の交流による授業内容の改善などもあると、このように聞いておりまして、メリットとしたら、本市での導入についてもどうかなと思っておりますけれども、お隣の守口でも本年度開設したと聞いております。義務教育学校の本市での設置についてはどのようにお考えでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  義務教育学校の設置のあり方につきまして、文部科学省は、学校関係者・保護者・地域住民との間において学校づくりに関する方向性や方針を共有し、理解と協力を得ながら進めていくことが重要としております。  本市におきましては、28年3月に策定した門真市教育振興基本計画に掲げる基本理念の実現に向けた施策内容を具体化するために、門真市魅力ある教育づくり審議会を設置します。その中で、就学前教育との円滑な接続並びに義務教育学校を含めた小中一貫教育や学校環境のあり方についても検討を行ってまいります。 ◆春田 委員  義務教育学校についても検討が行われ、それが有効であるとの意見が出た場合は、教育委員会としても考えていく必要があると思いますけれども、そうなりますと、以前、適正配置審議会から出されました実施スケジュール、広報にも出て私も覚えているんですけれども、それとの適正配置審議会からの出された答申との整合性についてはどのようになりますでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  第3次適正配置審議会答申の時点では、義務教育学校の規定は当然ながらございませんでした。したがいまして、もし、義務教育学校について検討していくことになれば、適正配置審議会の答申も含めて義務教育学校のあり方等を総合的に考えていく必要が生じてくるものと思われます。 ◆春田 委員  学年の区切りが異なる、6・3制がちょっと自由になるということで、万が一転校になった場合も不安を感じる保護者もいると聞いております。市は地域の実情に合わせた学校教育制度の取り組みについても、義務教育学校の導入についても含めて、これからも地域の実情に合わせた取り組みをしっかりとしていただきますように、これは要望とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○大倉 委員長  次に、松本副委員長の発言を許可します。 ◆松本 副委員長  よろしくお願いいたします。何点かにわたって質問させていただきます。  まず初めに、いじめ問題についてお聞かせください。  いじめは、学校現場においても看過できない問題であることは教育委員会も十分認識されていると思います。いじめられている子ども本人はもちろん、その保護者にとっても悩み、苦しむのがいじめであります。実際、先日、私のところに市民の方から、子どもさんがいじめを受け、登校させられないという相談がありました。市教委を通して学校の対応を促し、少しずつ解決に向けて動いているところですが、今回の件で私が感じたことは、保護者にとってはいじめ事案に対する学校の具体的動きがわかることが解決に向けての第一歩であり、その動きには、学校におけるいじめ対応がきちんと組織化されていることが大切であるということです。そこで、お聞きしますが、門真市内の各学校にはいじめが起こった場合の対応についての具体的方針等が作成されているのでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会といたしましても、いじめは決して許されないことであり、その兆候をいち早く把握し、迅速に対応することが大切であると考えております。しかしながら、いじめは、現実的にはどの学校でも、どの子どもにも起こり得るものであります。いじめを受けた子どもの気持ちや保護者の心情を考えましても、その問題を解決していくことは非常に重要だと考えております。  さて、学校においていじめが生起した場合の組織的な動きについてでありますが、平成25年に制定された国のいじめ防止対策推進法を受け、26年には門真市内全20校で学校いじめ防止基本方針を作成しております。作成に当たりましては、教育委員会といたしましても、いじめ防止の基本理念やいじめの定義等について校長会と相談を重ねた上で基本形を示し、学校の実態や組織体制などを勘案した上で作成するよう指示をしたところであります。  学校いじめ防止基本方針の内容といたしましは、基本理念や定義を定め、いじめの未然防止に係る年間指導計画やいじめアンケートの実施によるいじめの状況把握に努めるとともに、いじめ事象が生起した場合は、学校として組織的に対応できるよう対応チャート等を盛り込み、それに従って、いじめ問題の解決に当たるようになっております。 ◆松本 副委員長  各学校にいじめ防止対策基本方針が作成されているとのことですが、事象発生時には速やかに対応していただきたいと思います。しかしながら、なかなか簡単になくならないのがいじめです。中には解決に非常に時間がかかったり、困難なケースもあると思います。そういった際には当然教育委員会にも相談が入ったりすると思うのですが、いじめ防止と解決に向けた大きな方向性として門真市のいじめ防止基本方針も必要になってくるものと考えます。市のいじめに対する基本方針はどのようになっているのでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  国の示したいじめ防止対策推進法においては、各市町村におけるいじめ防止基本方針については、その作成は努力義務となっておりますものの、委員御指摘のとおり、市としていじめ解消の方針を指し示すことは必要であると考えており、先般策定いたしました門真市教育振興基本計画においてもいじめ防止対策の推進をうたっているところであります。  さて、今年度と来年度には、門真市教育振興基本計画に掲げる基本理念の実施に向けた施策の内容を具体的に検討するため、門真市魅力ある教育づくり審議会を設置いたします。その中で、参加していただく学識経験者・市民・学校教職員とともに、子どもが安心して過ごせる居場所づくりの検討も行うことになっております。  子どもの居場所づくりには、何でも言える環境づくりや家庭や地域と連携しながら子どもの豊かな人間性を育むこと、道徳教育やコミュニケーション活動を重視した教育活動、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカー等幅広い人材を活用した体制づくりに加えて、第三者的立場から調整・解決する取り組みなどが必要であると考えており、審議の中で、委員の皆様方の意見も取り入れながら、本市におけるいじめ防止に向けた基本方針を明確にしてまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  学校におけるいじめ問題の解消には、事象に対して迅速かつ丁寧な対応が不可欠ですが、学校の先生方も、さまざまな子どもたちを前にして日々大変だろうとも思います。だからこそ、組織的な対応をお願いしたいし、市としてもいじめは絶対に許されないという方向性をしっかりと示し、いじめ解消を推進していただくよう要望いたします。  次に、合理的配慮について質問させていただきます。  この春、障害者差別解消法が施行されました。これによって障がいを理由とする差別が法的に禁止されたのみならず、障がいのある子どもたちが、障がいのない子どもたちと同じような活動ができるようにするための合理的配慮の提供が学校現場においても義務化されました。実際には、合理的配慮がどのような形で行われているのでしょうか、お聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  学校では、支援教育コーディネーターや支援学級担任を中心に、組織的に体制を組みながら、障がいのある児童・生徒に対し学習及び日常生活において合理的配慮を提供しております。  具体的には、介助員や看護師、支援教育支援員など、市から配置されている人員を活用して校内体制を構築するほか、車椅子等を日常的に使用する児童・生徒が必要とする施設面の配慮、動線を意識した教室の配置等が挙げられます。 ◆松本 副委員長  対応不可能なものも含め、多岐にわたる保護者の要望が学校や教育委員会に寄せられることは容易に想像できますが、そのような要望に対して、保護者と教委双方がどうしても折り合えない部分が出てくることも予想されます。法律には合理的配慮についての明確な基準が示されておらず、代替案の提案を含め合意形成を行う際、一定の判断基準は必要であり、そのための審議会や検討会を教育委員会に設けることは、対応に向けての一定のよりどころになるのではないでしょうか。市教委としての見解をお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  御指摘のとおり、本人、保護者の教育的ニーズが学校において負担過重となり、どうしても要望に沿えない事態も想定されます。その場合は配慮を必要とする児童生徒に最も有効な方策について学校が本人、保護者と丁寧に合意形成を図っていく必要があるものと考えております。  本市においては、国・府の示した対応要領をもとに本市教育委員会としての対応要領の作成を進めており、一定の判断基準として活用することを考えております。また、国立特別支援教育総合研究所の作成しているインクルーシブ教育システム構築支援データベースにおいて、学校種別や障がい種別による合理的配慮の数多くの事例が集約されていることから、それらの情報も活用しながら、代替案を含め、さまざまな支援のあり方を幅広く提示し、本人、保護者との合意形成を図ってまいりたいと考えております。  委員御提案の審議会や検討会につきましては、法の施行から間もないことから、今後実績を積み上げる中で、その設置も含めて課題等を調査研究してまいります。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。  次に、仮称門真市立南認定こども園についてお伺いいたします。  仮称門真市立南認定こども園の整備に当たっての現在の進捗状況はどのようになっているのでしょうか、お聞かせください。 ◎山 こども政策課長  仮称門真市立南認定こども園につきましては、30年4月の開設に向け準備を進めております。現時点では、基本設計を終え、大まかな図面作成が完了し、現在その基本設計をもとに、施設の詳細部分についての実施設計作業を進めているところであります。 ◆松本 副委員長  新たな園の特徴はどのようなものがあるのでしょうか、お聞かせください。 ◎山 こども政策課長  新たな認定こども園では、幼稚園と保育所の両方の機能をあわせ持った上で、一体的な就学前教育・保育を提供することに加え、地域の子育て中の親子が利用できる専用スペースも確保し、本市における子育て支援施設として運営してまいります。  また、施設の特徴といたしましては、明るさや開放感のある部屋の配置に努めるとともに、園児間の交流もできるよう保育室の配置を行うこととしております。加えて、調理の様子を見られるランチルーム、また菜園や植栽を設置するなど、子どもがさまざまなものに触れることができるような配慮を行うとともに、保護者の利便性を高めるため、新たに送迎用の駐車スペースを確保してまいります。 ◆松本 副委員長  消防署が隣接されると聞いておりますけれども、影響についてお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  消防署の隣接につきましては、同様の設置事例である豊中市の施設を視察し状況の把握を行った上で進めているところでありますが、その事例において、想定されていた音の問題等につきましては、サイレン音や騒音についての検証も実施し事前に影響がないことも確認した経過等もあり、開設後につきましても園運営に支障はなく、反対に消防署との交流が活発になったと聞き及んでおります。  本市におきましても、消防署と協議を進め連携しながら整備を進めることに加え、開園後におきましても消防署が隣接される利点を生かし、訓練の見学や消防車両等への試乗体験など、子どもがさまざまな体験ができるよう交流を深めてまいりたいと考えております。 ◆松本 副委員長  今後の予定についてお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  今後につきましては、ことし秋ごろまでにおおむねの設計作業を完了させ、年度末に向けて入札・契約手続を進め、29年度当初の工事本格実施に向けて、さらに取り組んでまいります。 ◆松本 副委員長  ありがとうございます。公立としての初めての認定こども園の整備ということもあり、市民の方も大変注目されていると思います。今後も引き続きしっかりと取り組んでいただくよう要望いたします。  次に、図書館について質問させていただきます。  まず初めに、図書館サービスについてお伺いいたします。  28年3月から開始している読書手帳についてお伺いします。利用状況及び利用者の反応についてお教えいただけますでしょうか。 ◎西中 図書館長  図書館に来館された子どもを対象に読書手帳を発行するサービスを行っておりますが、5月末日現在で、本館約170冊、分館は約70冊を手渡ししております。いわゆるお薬手帳のような形式となっており、親子で読書シールを貼っている姿や一緒に来館した友達や兄弟に読書手帳を紹介する姿などが見受けられ、シールがふえるのが楽しくて本を読むことが多くなりそうなど、子どもたちの励みや関心を抱く一因となっているようなお声をいただいております。  また、大人の方も御自身で、有料の複写機を利用して手帳を作成し、有効活用されておられ、自分の読書歴が記録として手元に残るので、改めて読書ペースや傾向などがわかります、いい思い出にもなりますしねなどのお声をいただいております。 ◆松本 副委員長  読書手帳以外の取り組みで、新しい取り組みがあればお聞かせください。 ◎西中 図書館長  本年4月から自分が読みたい本のタイトルや、著者名またはキーワードなどの情報を事前に図書館ホームページで登録いただければ、新しく入った本の中から該当するものを一人当たり10冊まで、毎月1日にメールマガジンとして配信する新着案内サービスを開始しました。また、5月からは、今まで窓口か電話で行っていた本の検索や調べものに対するレファレンスと呼ばれる調査相談業務をeメールで質問を受け付け回答するeレファレンスサービスを開始しました。 ◆松本 副委員長  先ほどもお話しましたけれども、28年4月1日に障害者差別解消法が施行されましたが、図書館で実施している障がい者の方へのサービスについてお聞かせください。 ◎西中 図書館長  これまで、視覚障がいのある方には、対面朗読サービスの実施、録音図書や大活字本の貸し出し、拡大読書器の設置。また、聴覚障がいのある方には、予約資料が用意できた際にファクスで連絡するなどのサービスのほか、コミュニケーションにおける障壁を減らすためのポスター掲示などに取り組んでまいりました。新たな取り組みとしましては、先ほど御答弁しましたeレファレンスサービスの開始、図書館のホームページでの音声読み上げ機能の追加をいたしており、今後もより一層のサービス向上に努めてまいりたいと考えております。
    ◆松本 副委員長  次に、図書館と学校図書館との連携についてお伺いいたします。  図書館協議会でまとめられた新図書館運営のあり方についてお伺いいたします。その提言の中で、学校図書館との連携について、具体的な事例の記載がありませんが、現在取り組んでおられる事業についてお聞かせください。 ◎西中 図書館長  学校からは、図書館見学や学校訪問の依頼があり、調べ学習の問い合わせや学校司書からは、ウェブ予約のできるパスワード発行のお申し込みがあるなど、図書館を活用していただいているところです。今年度は、学校へ図書館だよりの掲示を依頼し、学級配本を開始いたしました。また、司書教諭と学校司書に向けて、図書館の活用方法や学校図書館の管理方法など講習会を開催することや、中学校へは、初めての試みとしてビブリオバトルのデモンストレーションを行うことを予定しております。 ◆松本 副委員長  図書館と学校図書館のシステムネットワーク構築に向けてはどのように考えておられるのでしょうか。近隣市の状況などあわせてお聞かせください。 ◎西中 図書館長  学校図書館とのシステムネットワークを構築することは、学校が独自に収集している資料を学校間で貸し借りできることや、市立図書館の本の取り寄せが容易になることなどの効果があります。  一方、管理運営や人員の配置、図書館と学校間の配送する定期的な学校巡回便が必要であることなどの課題があることから、学校図書館蔵書のデータ化及び市立図書館のコンピュータシステムとのオンライン化の実施を予定されている枚方市など、他市の動向を注視し、費用対効果を十分に分析し、検討していく必要があると考えております。まずは、現行システムを活用した取り組みとして、児童生徒に対する情報リテラシーといわれる情報活用能力の育成を促すために、図書館の蔵書に関してはウェブ上で検索予約ができること及びeレファレンスの利用などを含め、図書館の利用教育を重点に考えてまいります。 ◆松本 副委員長  最後に、先ほど答弁の中にありましたビブリオバトルについてお聞かせください。中学校へビブリオバトルのデモンストレーションを行うことを予定しておられるということですが、いつごろの実施を考えておられるのかお聞かせください。 ◎西中 図書館長  学校としましても、一定の準備期間が必要となりますので、学校司書が配置されている中学校において、2学期以降、今年度中に実施を考えております。 ◆松本 副委員長  図書館ではどのような内容で取り組まれるのかお聞かせください。 ◎西中 図書館長  ビブリオバトルの効果などを生徒に体験してもらうため、図書館司書と学校司書が連携した上で、デモンストレーションの実施を考えております。 ◆松本 副委員長  ビブリオバトルは誰でも開催できる本のコミュニケーションゲームです。人を通して本を知る、本を通して人を知るをキャッチコピーに、日本全国に広がっています。発表参加者が読んでおもしろいと思った本を持って集まり、その本を紹介する。自分の関心を他人にわかってもらいたいという欲求にアプローチし、参加者は楽しくその場を遊ぶとともに知識を得、プレゼンテーション能力が向上、また、より興味を持たれるおもしろい本を探すという好循環を生み出すことができると思います。ひいては、学力向上にもつながるのではないかと考えます。大阪府堺市では、本年既に2回開催されており、今月26日にも通算26回目となる3回目を予定されております。また、愛媛県松山市では、初めて参加した子どもたちから大変緊張したけど、身ぶり手ぶりで訴え、みんながわかってくれてうれしい、またやりたいと多くの声が寄せられています。今後、本市におきましても、英語プレゼンテーション大会のように、全市に広がり、国語版プレゼンテーション大会として実施されていくことを要望し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  次に、戸田委員の発言を許可します。 ◆戸田 委員  では、5項目にわたって所管事項の質問を行います。  まず、1点目。教育委員会作成文書の元号西暦併記の推進について聞きます。  3月文教所管事項質問の私の質問への答弁の中で、教育委員会作成の諸文書、ホームページは元号西暦表記を基本にすることについて検討していくという答弁がされました。ところが、5月下旬に教育委員会の人と話をしたところでは、4月以降作成のものについて西暦元号併記はさっぱりなされていないという感じでした。具体的にはどうなっているのか答弁してください。 ◎三村 学校教育課長  具体例といたしましては、4月に改訂を行った門真市在日外国人教育基本方針は市内全職員に配付しましたが、その表記は並列で行っております。これ以外にも学校から保護者に発出する文書等につきましては、学校長の判断で並列表記をしているものがございます。  庁内の事務連絡及び学校への文書等につきましては、今までのところ元号表記で行っております。 ◆戸田 委員  元号を中心に考える人、西暦を中心に考える人、いろいろ、異文化共生を考えなくちゃいけないということなんですけども、3月議会の審議でも明らかになったように、学校現場では、割と並列的に両立をやっていると。学校の先生も両立でなじんでいるけども、教育委員会に来て、教育委員会の文書が全て元号であることによって元号でしか年号を考えられないというふうな、一種の職業病というかね、そういうふうになっているわけですね。ですから、そこら辺を改善していくためには、教育委員会の使う文書においても並列併記をやっぱりやっていく必要があると。国際化時代への推進とか適合とかいうことも教育委員会自体が掲げているし、元号がある日突然がらっと変わったときのいろんな事務処理的なことを考えても併記を進めるのが合理的であると、そういう認識は共有したはずなんですけども、今の答弁でいうと、教育委員会内部の文書については何も変わっていない。今までのところはね、ということで、これはちょっと遺憾であるなということを指摘して次の質問に行きますが、市当局のホームページでは、というか門真市のホームページですね、5月に入ってからの私の指摘を受けて、5月下旬にホームページ担当の部署の方から、今後の更新分からは元号西暦併記を基本にするようにしていくという回答を受けております。秘書広報課からですね。このことは、市教委も知っていると思うけれども、どうでしょうか。教育委員会所管部分のホームページ、それは民間委託の施設のことも含めて、そこの記載においてはどのようになっているでしょうか。また、今後どのように進めていくでしょうか、お答えください。 ◎三村 学校教育課長  ホームページにつきましては、全庁的に元号西暦併記を基本にしていくということを秘書広報課より聞いております。教育委員会所管部分のホームページにつきましても同様になると考えております。教育委員会作成の諸文書及び冊子等につきましては、可能な範囲で併記に努めてまいるとともに、関係各課と調整してまいります。 ◆戸田 委員  クエスチョンの3に移ります。ホームページはそういうふうにして改善していくということがはっきりしました。問題は、教育委員会が作成して学校現場あるいは施設に渡す。あるいは庁内で回覧する、共有する、市長部局に渡す、そういうふうな文書についてですけれども、こういうふうな紙に書いてね、せめてタイトルと発行年月日の部分は元号西暦の併記にしていただきたい。中身の文章を全てずっとやると字数が、括弧西暦の分、6文字分必ずふえますから、そのたびに、ちょっと目ざわりだという部分もそれはあろうかと思いますが、タイトルのところと発行年月日に併記しておけば、中の文章で元号が苦手な人であっても照らし合わせて考えやすいということもありますし、手間は非常に最小限に済みますよね。せめてそれぐらいはするべきと思います。最初、もちろん、ちょっとふなれであったり、100%ぴしっとなりにくかったりするとしても、半年もやればそれはなじんでいくし、多少ちゃんと直っていないものがあったとしてもそれで誰が困るわけでもないし、そういうことはちゅうちょすることなく進めていってもらいたいと思うんですね。こういうふうな、せめてタイトルと発行年月日において元号、私の希望は西暦元号だけどもそれは無理だろうから、元号西暦の併記ということについて、それができない特別な理由とかね、あるいは併記することで何かふぐあいがあるのかどうか答えてください。 ◎三村 学校教育課長  特段の理由はございません。 ◆戸田 委員  そうですね。それがふぐあいな理由、できない理由ってあるわけがないわけです。ちょっと教委の人と話して感じるのは、例えば市長部局の文書はこうである。教育委員会がタイトルだけ先に変えると何かちぐはぐなというふうな感覚があるんです。その感覚というのは全くつまらない、ナンセンスな無意味な感覚です。文章の価値に何の変わりもないし、正式文書であることは全く変わりはないわけだしね、そういうところにこだわって全体を変えれないと、少しずつでも変えたらいかんみたいに思ってしまう、いわゆるつまらない形式主義ですね。ここはやっぱり脱却して、できるところからこつこつとというふうに考えを変えていただきたいと思います。  今、答弁したように、せめてタイトルと発行年月日で元号西暦の併記にすることのふぐあいの理由は全くないということなんですから、それをやっぱり実施していってもらいたい。これは、先に述べましたけども教育委員会を初め、役所の元号偏重の感覚を正すため。そうすると、国際化時代に対応するということへの役所としての対応ですね。それから元号がある日突然、何年後かはわかりませんけどね、変わった場合の歴史感覚、何年前、何年後ということが西暦で常にどこかに書いておけば非常に苦労せずにわかるといろんな事務的な便利性ということもありますから、せめてタイトルと発信年月日の併記ということに粛々と変えていくべきと思いますけども、この点について答弁を願います。 ◎三村 学校教育課長  この件に関しましては検討を始めたばかりのところでありますので、少し時間をかけて調整していきたいと考えております。 ◆戸田 委員  粛々と、よいことはスムーズにやっていただきたいということを要望して、次の項目に移ります。  次の所管事項の第2項目、浜町保育園等の設備改善などについてであります。  これは、浜町保育園に参席させていただいて、ことしの3月ですね、卒業式に行かせていただいて、そこで、園長先生が非常にベテランの方で、この3月末で退職されるということもあって、非常に率直に言いやすかったのかもわかりませんが、施設のいろんな、これがちょっと困るんですよ、ここが危ないんですということを動画で撮って説明していただいて、それを私のホームページに公表して、教育委員会にもこの件について6月議会で質問するので、直せるところは直してねという話をしておいたと、そういうふうな前提の上でこの質問があるんですけども、まず1番目として、園庭に古くて立派なクスノキがあります。その風景というのは好ましいように思えるんですけども、実際にはかたい根っこが広がって、うねって、いろいろ露呈しておると非常に危険な状態です。この根っこはコンクリート並みのかたさがあって、園庭の地面の色と同じような色で非常に見分けがつきにくいと。園児がつまずいて頭を打ったりしたら大変危険であるという状態です。また、害虫の発生などの弊害もあるようです。園庭の面積に比べて、昔よりも木が大きくなってますので、大き過ぎるというようにも思います。このクスノキについては弊害のほうが現在大きいのではないかと思いますがどうでしょうか。これは除去すべきではないかと考えますけども、教育委員会の見解を聞かせてください。 ◎花城 保育幼稚園課長  園庭のクスノキの根が年々張ってきており、子どもへの危険性、保育への影響などが発生していることは認識しております。 ◆戸田 委員  では、ちょっと項目まとめて聞きますけどね、クスノキを除去する場合、費用はどれぐらいと見積もられるのか。除去しただけじゃなくて別の木を植え直すという場合の費用は幾らぐらいかかるか、それぞれの見積もりを聞かせてください。 ◎花城 保育幼稚園課長  概算ではありますが、クスノキの地上部を伐採し、周辺に盛り土をした場合は、30万円程度に盛り土の費用が加算されます。クスノキを完全に掘り起こした場合は、関連経費を含め、300万円程度の費用がかかる見込みとなっております。  別の木を植えかえる場合でございますが、樹木の種類にもよりますが、高さ2mのハナミズキの場合、土壌改良を含め、1本当たり3万円程度になると見積もっております。 ◆戸田 委員  とりあえず除去するのには30万円程度ということなので、現に存在している危険性を考えれば、速やかにまずは除去するべきと思います。根っこを全部掘り起こすのはどうするかわかりませんが、除去についていつぐらいの時期か、今のところの考えを聞かせてください。 ◎花城 保育幼稚園課長  今、一定の予算化はしておりませんので、予算確保を含めて調整してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  なるべく早くお願いいたします。  次に、プールのカバーなんですが、小さい園のプールがありますが、使わないときには金属の格子の柵を上にかぶせて、ふたをかぶせて、それで緑のマットを敷いているということなんですけども、金属の格子のカバーが重くて腐ってきている部分があって危ないという訴えが園長先生からされたわけなんですけども、この問題についてはどのように認識しているでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  プールの金属格子カバーが重く、保育士による移動が困難とのことから、以前よりプールの使用時期及び閉鎖時期に保育幼稚園課職員により移動を行っているところであります。また、同カバーを支える木製の支柱につきましては、腐食はしていないものの、老朽化してきており、対応を検討しているところです。 ◆戸田 委員  このカバーについては、非常に縦長で、3分割方式なんですけども、置いているところから取り上げにくいし、それ自体が長くて重たいと。これを例えば6分割方式に変えるとか、もっと軽くて持ち運びやすい材質、例えばアルミにするとか、そういうことの変更はできないでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  軽量化も含め、現在、検討しているところであります。 ◆戸田 委員  このカバーについて、当時の園長先生自体は、ふたはせずに柵で囲ったらどうかという提案もされているわけなんですが、僕としては柵で囲うと全体の景色が狭苦しくなるのと、柵を乗り越えて、小さい子どもたちですから、その危険性を常に監視するのも大変だろうなと思うんですけれども、これについて教委としてはどのように考えますでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  動画によりますと、当時の園長からの発言で、ふたをせずに柵で囲うという案が述べられておりますが、御指摘の弊害への対応も含め、現在、対応方法を検討しているところであります。 ◆戸田 委員  浜町保育園の場合は、大変老朽化して、あちこちがしょっちゅう剥げたり欠けたりするという状況があるようです。園長先生側としては、もう少し小まめな点検と小まめな補修をしてほしいというふうな希望があったわけですけども、これについてどうお考えでしょうか。現状では、私の推測ですけれども、ほかの施設と抱き合わせで、まとめて工事発注するという形式なのではないでしょうか。そのために修理する時期が飛び飛びになり過ぎるんじゃないかと思いますがどうでしょうか。また、動画でありました扉の鍵の不調というのは直すことができてますでしょうか。  以上、まとめてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  予算の範囲内ではありますが、園との連携を密に図ることで、できる限り、小まめな点検と補修に努めているところであります。  また、工事発注につきましては、他の施設と実施することで費用対効果が見込まれる場合は、まとめて発注する場合もございますが、基本的には、施設ごとに一定の改善が必要な箇所等をまとめて発注しております。  なお、鍵の不調につきましては、5月中旬に直しております。 ◆戸田 委員  さて、この浜町保育園の砂場なんですけども、砂場、ほほ笑ましいものとして見ていたんですが、現場の方の説明を聞くと、砂場の縁がコンクリート製で、当然90度の角になってますね。ここは園児が転んで頭をぶつけたりした場合に大変危険であるという指摘を受けて初めて、そうかと、大人とは違って子どもの目線に立って見たらなるほどと思って初めて気がつかされたんですけども、こういう部分はクッション材をかぶせるなどすべきではないでしょうか。南保育園では改良されているようなんですけども、どういう改善が考えられますでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  砂場のコンクリ製の縁をクッション材で覆うなど、何らかの改善が必要なものと考えております。  なお、南保育園の砂場につきましては、砂場の場所を移動する際にクッション性のある材質で砂場の囲いを作成することで対応しております。 ◆戸田 委員  次、ちょっと質問項目まとめていきますけど、クッション材をかぶせる改善をした場合の費用は大体幾らぐらいかかるものでしょうか。また、南保育園と同様の改善を至急行うべきと思いますけども、教委としてはこれをいつから改善する見込みを持ってますでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  費用につきましては、おおむね80万円程度と見積もっております。時期につきましては、砂場の砂をふやしまして段差をなくすなどの応急措置を早急にとるとともに、できる限り早期に改善できるよう予算確保に努めてまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  小さな砂場なんですけども、クッション材を囲うので80万円、かなりかかるものだということですけど、ぜひよろしくお願いします。  次に、南保育園、南幼稚園、大和田幼稚園、民間の保育園、民間の幼稚園など、浜町保育園以外の園では砂場の縁やプールのふたはどうなっていますでしょうか。民間幼稚園の場合は市の管轄外でタッチしにくいのかもわかりませんけども、現状把握はできてますでしょうか。  以上、まとめてわかりやすくお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  砂場の縁につきましては、公立の保育所及び幼稚園は、木製またはプラスチック製の縁となっており、コンクリート製の縁となっているのは浜町保育園のみとなっております。  民間の保育所及び幼稚園につきましては、木製やゴム製、コンクリート製、クッション性のあるもの等、園によって異なるものとなっております。  また、プールのふたにつきましては、公立保育所及び幼稚園は、簡易プールまたは園庭から独立しているため、金属製のふた等を使用しているのは浜町保育園のみとなっております。  また、民間の保育所及び幼稚園につきましては、多くの園が簡易プールとなっており、同じく金属製のふた等を設置している例はございません。 ◆戸田 委員  民間の保育園についても管轄外で、府の管轄になりますが、市のほうが問い合わせをすればちゃんと答えて状況把握はできるということでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  今おっしゃられたとおりでございます。 ◆戸田 委員  安心いたしました。管轄がどうであれ、門真市の子どもたちが通う園でありますので、今後ともよろしくお願いします。  さて、浜町保育園の正門の門扉、門の扉について聞きますけれども、これも園長先生の説明聞いて、初めてなるほどと思ったんですね。最初は、非常に立派な、きれいなものがぽーんとできていいなと思っていたら、いい面だけじゃないと。すごく長くて大きいので、風がぼんと急に吹いたときに子どもたちに当たったら非常に危険であるということ。途中のストッパーがないので、車が入るためにずばっと開けれるようにしてますので、ストッパーがないので途中でとめれない。ふだんはちゃんと人がついてちゃんととめるように見ているという体制ではあるんですけども、例えば子どもが急にどこかに走り出して、あっと追っかけなくちゃいけないようなときだったら手をはなして、そのとき突風が吹くという不運が重なると危険な状態にもなるということを説明していただいて、私もわかりました。そういうことなので、いきなり突風が吹く場合があると、人間のミスは避けがたいと、幼児に扉が衝突した場合の危険性などについての検討はされていますでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  設置当時の検討ではございますが、オートロックを門扉に設置する際に、立地条件や予算面などから1枚扉に変更するとの決定に至っております。また、門扉の開閉は主に児童等の登降園の際に限定されており、通常は締め切りとなること、開閉を伴う際には2カ所で固定するとともに、人的な配置を行うことで対応する旨、設置時に園と協議いたしております。 ◆戸田 委員  現場を見て感じたところでは、門扉を端っこ1mほどで切断して部分的な開閉をできるようにしたほうがいいじゃないかと思ったんですがどうでしょうか。技術的には全く可能であるはずですけどもどうでしょうか。もしくは、使いやすくて安全な形で途中ストッパーを設けると、つまり地面から出てつまずくと、そういう危ないものじゃなくて、扉にさわれる人がすぐに、確実にさっと途中でとめられる、上からものを差して穴に入れるという形になるかもしれませんが、そういう途中ストッパーをつけることについてはどうでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  安全性や利便性から見ますと、部分開閉が可能なほうが望ましいと考えております。  このため、現行の門扉にストッパーを設置し、段階的に開放するなど、安全対策を講じる手法を検討しております。 ◆戸田 委員  切断、分解すると費用もかかるし、ちょっといろんな技術的な面もあるかもわかりませんが、途中ストッパーをつける場合の費用は幾らぐらいになるでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  数万円程度となります。 ◆戸田 委員  わかりました。途中ストッパーはいつからつけていってもらえるでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  今年度予算内で、早期に対応してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  なるべく早くお願いします。  そして、今度、動画の中で苦情として報告されているインターホンがお互いつながらないという問題なんですけども、この不調というのは直したんでしょうか。直してないとすればいつ直すのか。どういう経過でこういうインターホンの感じになっているのかお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  御指摘の場所につきましては、当初からインターホンが設置されておりません。 ◆戸田 委員  3月当時の園長先生のお話では、給食調理室と事務室がつながらない、事務室と0歳児、1歳児のクラスがつながらない、何かあったとき、連絡をとるときにそこにたまたま人がいないとだめ。あるいは1人いた人が何かの用事でぱっと外れたときに連絡する相手がいなくなってちょっと心配であると、そういうふうな話をされておりますけれども、教委のほうとして、つながっていない部分というのはどことどこがつながっていないでしょうか。 ◎花城 保育幼稚園課長  事務室と隣接いたしております0歳児、1歳児、2歳児クラス及び厨房が未設置となっております。 ◆戸田 委員  ここのつながっていないということについて、これはちょっとぐあいが悪いといった訴えが最初にされたのは何年でしょうか。また、あわせて、直すとすれば配線のし直しなど大がかりな工事をしないとだめなのか、もっと簡単な手直しとかはできないのか、今後どのようにしていくのか、あわせてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  設置の要望が最初にされましたのは、保育幼稚園課の記録上、平成25年度に次年度予算要求の一つとして出されたのが最初となっております。  新たに設置する場合でございますが、配線も含め、一定規模の工事が必要と考えております。  緊急時の対応としましては、全館放送の設備にて対応が可能となっております。現在のところ、費用対効果の面から、緊急性までは要しないものと判断しておりますが、今後、園の意見を広く聞き取ることも含め検討してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  3月当時の退職直前の園長さんのお話では、これがないと危ないという認識だった。今、新しく南保育園と、大きな保育園から来られている今の園長さんの認識では、大きな声で言えばわかるからいいんじゃないという感じで、ちょっと園長さんとしても認識が違っているようなんですけども、長いこといろいろやっている職員の人も含めて、幅広く、きちっと率直な意見聴取をしていただいて安全性に欠けることがないように対応していただきたいということを要望して、次の項目に移ります。  所管事項質問の3番目。共産党の旧六中体育館を残せ論のおかしさについて質問いたします。  3月議会でそういうことがいろいろ、共産党議員から言われ、門真民報にも書かれたりしているようなんですけども、この件について。  まず質問の1点目。旧六中体育館の利用者や一般市民から新体育館が開設した後でもこれを残してくれという論が教育委員会や市に寄せられているのかどうか。もし寄せられているとすればどういう理由をその方は述べているのか。  また、2番目として、新たに利用登録手続をするのが面倒くさいというような不満があるのでしょうか。  3番目として、共産党議員と市教委の答弁、協議、その他で共産党議員の側から、我々のところに市民から新体育館開設後も旧六中体育館をしばらく残しておいてほしいという要望が寄せられているという話を聞いたことがあるのかどうか、まとめてお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  現時点では、教育委員会にそのような御意見はいただいておりません。また、利用登録につきましても、利用する施設の追加手続をとることで対応可能となることから、利用者に過度な負担をかけるものではないと考えております。  次に、記憶の範囲ではございますが、共産党議員からそのような市民の御意見があったということはお聞きしておりません。 ◆戸田 委員  一般論として、仮に市民からそういう要望がなくても議員が独自に考えて必要である、合理的であるという要望を出すことは幾らでもあるわけですね。僕もそういう場合もありますけども。ただ、出している要望や指摘が妥当であるか、合理的であるかということは検討しなくてはいけないということで、次の質問に移ります。  クエスチョンの2番目。新体育館の開設後に旧六中体育館を除去した場合、旧六中体育館利用者が新体育館を利用しにくいことが発生し得るのかどうか。新体育館には十分なキャパシティーがあって、あふれることはないはずなんですけども、その点についてまず事実関係としてお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  例えば、6人制バレーボールを想定いたしますと、旧六中体育館では2面であるのに対し、総合体育館ではメーン、サブアリーナを使用した場合、5面での利用が可能となります。また、バドミントンでも同じ考え方で、3面が11面と約4倍の利用が可能となります。さらに、武道場や多目的スタジオなどを別に備えることにより、現在の旧六中体育館を球技や武道、その他ダンスなどで共有している状態から、それぞれの部屋に分散が可能となり、現状と比べましても御利用いただける機会ははるかに増加するものと考えております。 ◆戸田 委員  今の答弁で明らかなように、各段にキャパシティーがふえると。新しく、きれいなところができたので、今まで利用していない人が来たとしても十分に余裕があるようなほどキャパシティーがふえるということがはっきりしましたね。  さて、共産党の側は新体育館ができても旧体育館を残してくれということについて、いつまでとか何年間かとかいう、特に期限を明示した主張はしていないんですけども、仮に、1年間存続させるとした場合、旧六中体育館を1年間維持するための設備費、これは電気、水道とか補修費ですね、それと人件費はそれぞれ幾らかかるのか。1年間の合計推定金額を答弁してください。 ◎十河 スポーツ振興課長  設備費につきましては、年度によって差がありますものの、過去3年の平均では約180万円。人件費につきましては、旧六中グラウンドの管理と併用になりますが、民間の管理委託料として約550万円となっており、合計約730万円の費用がかかると想定されます。 ◆戸田 委員  仮に、1年間併存させたら730万円余計にかかるという金額的にまずそういう数字が出ました。次に、それだけの損害ではないということを質問に移ります。  クエスチョンの4番目。旧六中体育館を併存して存続させた場合には、新体育館の収益のマイナス要因になるはずですけどもどうでしょうか。  また、旧六中体育館の存続は、新体育館が新しくなるという開けた印象、景色としてね、それを大きく損なうものだと思いますがどうでしょうか。新体育館ができたら不用になった六中体育館はすぐに撤去して広々とした空間をつくり出すということこそが公益にかない、市民に対して新しい時代の到来を感じさせるものだと思うのですけどもどうでしょうか。あわせてお答えください。 ◎十河 スポーツ振興課長  仮に、旧六中体育館と総合体育館が併存する状態となれば、利用者の分散も想定され、総合体育館の収益のマイナスのみならず、旧六中体育館の維持管理経費に対する収益のマイナスにもつながるものと考えております。  次に、総合体育館周辺の印象につきましては、総合体育館は中町地区のまちづくりエリアにおいて、地域景観のシンボル的な役割を果たすとともに、周辺地域の良好な町並み形成、景観づくりを先導するまちづくりの核としての役割を担っていることから、旧施設を撤去することにより、中町地区のまちづくりが一歩一歩着実に進んでいることを市民の皆様に実感していただけるものと考えております。  以上のことを総合しますと、旧六中体育館の併存は、収益の面並びに中町地区のまちづくりの着実な進捗を阻害することにもつながると考えられます。 ◆戸田 委員  維持管理の費用のみならず、新しい体育館への収益のマイナスになると。広々とした空間ができるのをあえて阻害して、新しいものができているというイメージを大きく阻害すると、こういうことも明らかになりました。  クエスチョンの5番目。新体育館の開設後も旧六中体育館を残すというのは地方自治法第2条14項でいうところの「最少の経費で最大の効果を挙げる」と行政の大原則に反するはずですけどもどうでしょうか。
    ◎十河 スポーツ振興課長  平成21年、2009年第4回定例会並びに平成23年、2011年第1回定例会において、それぞれ総合体育館建設までの間、旧六中体育館を旧市立体育館の代替施設として使用する旨の答弁をしております。このことから、あくまでも旧六中体育館は総合体育館が建設されるまでの代替施設としての位置づけでありますことから、総合体育館建設後においても旧六中体育館を残すということは前提条件に合わないものであり、これを機に旧六中体育館を撤去することが効率的な資産の活用につながるものと考えております。したがって、旧六中体育館を併存させることは、地方自治法第2条第14項に規定されております「最少の経費で最大の効果を挙げる」ことに反するものと考えております。 ◆戸田 委員  まさに、これは私もそう思いますね。最少の費用で最大の効果を上げる、原則だと。これに真っ向から反するものだということもいよいよはっきりしました。  クエスチョンの6番目ですね。これまでの質問、答弁で明らかになったことを考えれば、共産党側の主張は税金の無駄遣いを市に強要するものだし、市民の意識を誤らせる、まさに愚論でしかないのですけども、教育委員会のこれまでの議会答弁において、どのように説明、反論してきたのか。私が聞く限りでは、どうも教育委員会の答弁の仕方がやわらか過ぎて、共産党側の要求のおかしさをちゃんと指摘し切れていないのではないのかという気がしますけれども、2015年度開催の定例議会や決算委員会での答弁の具体を紹介してください。 ◎十河 スポーツ振興課長  本年3月の第1回定例会、文教常任委員会において、旧第六中学校運動広場体育館撤去実施設計業務委託料が計上されていることに対し、なぜ撤去に至ったのか、また、撤去後の跡地利用について何か計画を持っているのかという質問に対し、当初より総合体育館が開設すれば隣接する旧六中体育館は撤去する計画であり、また、撤去後の跡地利用については中町地区のまちづくり事業用地であるため、庁内で議論を深めてまいりたいと答弁しております。また、特に土曜日、日曜日は抽せんで100%という状況にある中で、旧六中体育館を利用されている団体の方々が新体育館を利用した際に、現在と同じような利用度、またそれ以上利用することができるのかの質問に対し、旧六中体育館のアリーナに対し、総合体育館のメーン・サブアリーナの合計の面積は約3倍あり、多目的スタジオや武道場を備えるなどの充実を図ることから、市民の要望に沿えるものであると答弁しております。 ◆戸田 委員  今は、ことし3月議会、つまり2015年度の最後の議会について質問、答弁があったと。2015年度の決算委員会ではそういう話はなかったということがわかりました。ちょっとついでに、答弁協議にないことですけども、2015年度より以前に、共産党側から新体育館ができてもしばらく旧六中体育館を残してほしい、残すべきだと、そういう論議はされた記憶はあるでしょうか。 ◎十河 スポーツ振興課長  記憶の範囲でございますが、そういう議論はなかったというふうに考えております。 ◆戸田 委員  これも、私もはっきりし切れないですが、決算委員会でそういう指摘、反論がないということは多分なかったと。ということは、ことしの3月議会になって突然出てきたように思うんですね。豊北議員がここにおるから聞けばはっきりするかもわかりませんが、議員同士の討論はできないし、私は、公開質問状を共産党に出しても、どんな質問でも一切回答しないという対応をとってますのでこれもできない。だから推測で言いますけども、ことしの3月議会になって突然言ってきた。しかも反対討論でわざわざ出して。文教の中での意見表明だけじゃなくて、本会議での最終日の反対討論の中でわざわざそういうことも出してくるというのは非常に奇異に感じるところであります。  そういうふうなことも含めて、今聞いた市教委側の答弁含めて、いま一つ説明、反論の仕方が不十分なものであって、どうも私がずっとこの間言っているような、市当局、教育委員会、当局側の答弁におけるディベート力というのが弱いのではないかと感じる次第であります。理不尽な非難、主張があった場合には、論理を駆使して毅然と反論するという姿勢が必要であって、そのような答弁ができるような能力向上の研さんが必要であると思いますけども、どのように考えますか。 ◎十河 スポーツ振興課長  当初より、総合体育館が開設すれば隣接する旧六中体育館は撤去する計画であること。また、旧六中体育館と比べ総合体育館の規模が大きく、武道室等の新たな諸室も整備することにより、利用者ニーズに十分に応えられることなどを明確に御答弁させていただいていると考えております。  しかしながら、費用面や都市イメージなど、先ほどからの委員との質疑の中で明確になった事柄も答弁の意味合いを補強するために有効な場合も考えられますので、今後必要に応じてより丁寧な説明に努めてまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  ぜひ、そのように、研究、研さんに努めていただきたいと要望しまして、第4項目に移ります。  所管事項質問の4項目め。高校奨学金問題についてであります。  これも、3月議会で共産党側が選考に落ちた子どもを含めて予算の見積もり枠中で全員合格させるべきだ、1回の失敗で切り捨てるのはおかしい、けしからんと、そういうことを物すごく強調されていたと。こういうことに絡んで聞くわけですけども、まず、クエスチョンの1番目ですね。高校奨学金について、1行書いただけのレポートしか出さないとか、そのレポートすら提出していないとか、連絡なしで選考面接に遅刻してくるとか、無断欠席するとか、そういうことで選考に落ちた側の当事者で、それでも奨学金を出してくれとか、落とされたのは不当だとかを教育委員会に抗議してきた市民はいますでしょうか。また、共産党議員との答弁協議その他の中で、共産党議員からそのようなことを共産党に相談した市民がいるのだというふうな話は聞いたことがあるでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  市民から直接教育委員会にそのような抗議が出されたことはございません。また、ほかからもそのような市民の抗議があったことは聞き及んでおりません。 ◆戸田 委員  そういう話がない。そういう苦情なり相談なり困り事が共産党に寄せられたという話も教委としては聞いていないということですね。反論があれば、共産党が後でどんどんされたら、別の機会でしたらいいと思いますけども、次の質問に移りますが、クエスチョンの2番目。  低所得世帯の子ども全員について高校進学の奨学金を出すという奨学金の考え方も確かにあります。それ自体は悪いことではなくて、ある意味望ましいかもわかりません。しかし、門真市の場合は低所得世帯プラス向学心に富むという条件をつけた奨学金の方式にしております。高校入試に合格し、入学意思を持つだけでは向学心に富むとはみなさないと考える門真市の理由や根拠を述べてください。多分、高校生全般の実情その他があるのではないかと思いますが。また、このような区分けをしたほうが奨学金としてよいと市が考える理由や根拠を述べてください。 ◎三村 学校教育課長  24年度、2012年までは、門真市奨学生の選考基準は所得のみでした。当時は、年度途中で退学し、門真市奨学生の資格を失うという生徒も相当数おりました。そこで、25年度、2013年から現在の選考方法を採用いたしましたが、その後、年度途中で退学するなど資格を失う生徒の数は減少しております。  経済的に厳しい状況下であっても、高校生活の最後まで夢を持ちながら努力し続けられるような生徒に対しては、教育委員会といたしましても、その夢の実現の応援をしたいと考えております。したがって、高校に入学するだけでなく、高校でしっかりと学び、自分自身で進路を切り開くことのできるような生徒に対して奨学金を給付していきたいと考え、面接や論文を基準として選考しております。 ◆戸田 委員  2013年度から今の方式に切りかえたということがわかりました。その理由、背景も説明いただきました。なるほどなと思う面が多いと思います。  次、クエスチョンの3番目。さて、共産党側はこれまで高校奨学金について、低所得世帯の子ども全員について高校進学の奨学金を出す制度であるべきだとか、選考することには反対だとかを議会で主張したことはあるかもしれませんけれども、2000年度以降の議会においてはどうなんでしょうか。また、現在の選考制度が始まった2013年度以降の議会においてはどうなんでしょうか、お答えください。 ◎三村 学校教育課長  過去におきましては、26年、2014年3月文教常任委員会で、必要とされる方全員に支給されるよう要望されているほか、27年、2015年12月文教常任委員会において、面接や作文等の不備で不認定とされるのではなく、少なくとも予算で予定していた人数は認定すべきである旨の主張をされております。 ◆戸田 委員  そういう主張はされていたということがわかりました。これ自体は、今の選考制度を変えてくれという要望として本来は出されるべきじゃないかなとは思うんですがね。  次に移ります。クエスチョンの4番目。現在の選考制度においてですよ、あくまでも今の制度において、共産党議員が言うように、高校入試に合格し、高校に進学しようという意思があれば、これは同時に皆向学心に富むと認めるべきなんだと。そういうのであれば向学心に富むと認めるということだから、所得証明さえ出せばよく選考をする必要がないはずだとなってしまいますが、それについてはどうなのか。そもそも共産党が主張するような選考に落ちた子どもでも、選考面接に無断欠席した子どもでも、高校に入学さえしていれば、予算の見積もりの枠内ならば皆奨学金を出すべきだという主張は、現在の事業の趣旨や内容、手続を定めている条例や要項などに反することを行政が実施しろと求めるものだと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  向学心に富む生徒に給付するという門真市奨学金の目的からも、高校生活の最後まで夢を持ちながら努力し続けられるような生徒を見きわめるために面接及び論文といった選考を行うことが必要であると考えており、レポート未提出や無断欠席者については門真市奨学条例及び要項にうたわれている趣旨にそぐわない生徒であると言わざるを得ず、奨学生として認定しておりません。予算の範囲内では皆に奨学金を出すべきという主張に対しましては、本市奨学条例及び要項に反するものであり、応じられないものであります。 ◆戸田 委員  まさにそのとおりだと思いますね。  次に、クエスチョンの5番目。多くの子どもたちが奨学金を得ようとしてレポートや面接で頑張っているのに、1行書いただけのレポートしか出さない、そのレポートすら出さない、または連絡なしで遅刻してきたり無断欠席もしたりする。そういうやる気がない、選考をばかにしている、不真面目だと判断されて、選考に落とされるのは当然だと思いますがどうでしょうか。そういうことをした子どもが、レポートや面接で真面目に頑張った子どもと同じく奨学金を得られるとすれば、それはレポートや面接で真面目に頑張った子どもを傷つけるものだし、レポートや面接で真面目に頑張ろうとする気持ちをそぐものであり、総じて教育的配慮におよそ逆行するものだと思いますけれどもいかがでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  先ほども申し上げましたが、高校に入学するだけでなく、高校でしっかりと学び、自分自身で進路を切り開くことのできるような生徒を門真市奨学生として認定し、その夢の実現を応援したいと考えております。レポートを出さない、無断欠席等の生徒が奨学生として認められることはありませんが、そのようなことが認められれば真面目に頑張っている子の気持ちをそぐことになりかねず、教育的配慮の面で問題があると考えます。 ◆戸田 委員  3月議会で、共産党の議員、豊北さんや福田さんが、一度の失敗で切り捨てるものでひどいというような趣旨を言われましたけども、これは一度の失敗で切り捨ててしまわないようにするということは、例えば次の選考の機会を与えるとかいうことであって、選考に対して不真面目な対応をしたことを不問にして合格させることでは決してないはずでありますがどうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  たとえ失敗をしてもそれを生かしながら、次のチャンスをつかむことができるということは、生きていく上で非常に重要なことであり、選考に対して不真面目な生徒を奨学生として認定するということが、一度の失敗で生徒を切り捨てないということと同義ではございません。 ◆戸田 委員  さて、ただ僕は、共産党のいろんな言葉の中で一つ参考になった、自分か気がつかなくてなるほどと思ったことが一つだけあります。一度の失敗で切り捨てないということを、選考にむちゃくちゃ落としても、選考に合格させろということではなくてですね、もう一回選考の機会を与えるというふうに考えるべきじゃないかと思うわけですね。  それで、クエスチョン7に行きますが、新入生のときに選考に落ちたけれども、その後向学心が向上した者あるいは2年生、3年生で奨学金を受けていないが向学心に富む低所得世帯の子どもでも奨学金を得られる機会をつくるということは、高校生たちの向学心を維持する、向上させることに対して大きな効果を持つはずですけれども違いますでしょうか。答弁願います。 ◎三村 学校教育課長  高校在学中でも奨学金は申請する機会があることは、向学心の維持向上の効果はあると考えます。 ◆戸田 委員  クエスチョンの8行きますね。入学した後にですね、家計状況が悪化して奨学金支給を満たす低所得なレベルになってしまうという子どもが発生する可能性は十分にあるはずなんですけども違いますでしょうか。そういう家計状況が悪化した世帯で向学心に富む子を奨学金支援から排除するのは、門真市の子どもの教育レベルの向上を求めるという考えとそごを生じるものであるはずですが違いますでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  委員御指摘のような可能性はもちろん十分あり得ると考えます。生活困窮家庭への経済的支援については、大阪府においては私立高校も高校授業費無償化がなされ、平成26年度より授業料以外の教育費を支援することを目的とし、生活保護世帯はもとより非課税世帯の生徒をも対象とした高校生等奨学給付金事業も始まり、国・府の制度も充実してまいりました。今後、こうした制度との関連性も踏まえながら、向学心に富む生徒が経済的な自由で進学等を諦めることのないよう、門真市における奨学金のあり方を考えていく必要があると考えております ◆戸田 委員  第4項目で後三つほど質問があります。クエスチョンの9番ですね。高校奨学金事業の対象について、2年生、3年生にまで広げて考えてこなかったのは、この制度が発足した当時には、とにかく高校進学を助けることに重きが置かれていたとか、まずはそこに重きを置かざるを得なかったなどの事情があったからではないでしょうか。  しかし現在、より幅広い視野で考えれば、入学してから、2年生、3年生になってからも向学心を向上させる、入学した後に向学心を低下させないという動機づけのためにも、奨学金の対象を2年生、3年生にまで広げることは、十分に合理性、必要性があると考えるべきですが違いますでしょうか。2年生、3年生の向学心の判定については、成績証明書を出させれば基本的に済むので、レポートや面談を加えるとしても、新入生よりも判定が容易だと思うが違いますでしょうか。成績については、申請資格を一定レベル以上であるとするやり方で事前選抜効果を持たせるやり方もあると思いますがどうでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  委員御指摘のとおり、門真市奨学金は、本市の生徒が経済的な理由で高校に進学することを諦めることのないように支援することを目的として始められた事業であります。しかしながら、先ほども申し上げましたとおり、国・府の制度も充実してきており、生徒を取り巻く状況も変化していく中で、委員御指摘の観点も非常に大切なことであると思われます。  つきましては、こうした御意見も踏まえながら、今年度から立ち上げる魅力ある教育づくり審議会の中で、子どもの学び支援について検討する中で、本市における奨学金のよりよいあり方について御審議いただき、そこでの意見も踏まえながら今後の門真市奨学金のあり方について検討してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  しきりに国・府のうんと言うわけですが、それだけで言うならば、1年生に対しては与えなくていいじゃないかという話になっちゃうんですね。門真市の非常に苦しい世帯が多い状況から考えれば、多少国・府の制度がよくなったって、もっとやっぱり独自に応援する必要があるということは、教育委員会自体も認識しているはずなんですね。ただ、お役所の答弁一つでどうしてもそういうことを言っておかないといけないという習慣があるのかもしれませんが、次のクエスチョンに行きます。  現行では新入生のみ対象で合格人数枠は設けないというやり方ですが、例えば、2年生、3年生については、それとは別枠で、一応の合格人数枠は設けるというやり方でやるなどの工夫を考えて、来年度実施ができるよう検討をしていくべきと思うがどうでしょうか。こういう制度拡充によって、一度の失敗で切り捨てされてしまわない、再度のチャレンジができる、温かい教育的配慮を生徒や保護者に実感してもらえるメリットが生まれると思いますがどうでしょうか。それによる年間100万円から200万円程度の市の支出の増加は、十分に効果を生む支出だと考えるべきだと思いますが違いますでしょうか。答弁お願いします。 ◎三村 学校教育課長  本市の制度を拡充した際のメリットにつきましては、委員御指摘のとおりであろうと考えますが、国・府の制度等も充実してきた中、先ほど御答弁申し上げましたとおり、本市の奨学金制度のあり方についても再度検討していく必要はあると考えております。  今年度より行われる魅力ある教育づくり審議会の中で、委員御指摘の観点も含め、市民、教職員及び学識経験者の方々に御審議いただき、それを踏まえながら、教育委員会として検討してまいりたいと考えております。 ◆戸田 委員  この項目の質問の最後です。魅力ある教育づくり審議会での審議でこういうのが採用されることを非常に切望しながら、最後のクエスチョンですが、この高校生奨学金、選考に落ちた人に与えないのはけしからんという、そういう共産党議員からの批判質問に対する教育委員会答弁での説明、反論というのは非常に不十分なものであって、答弁におけるディベート力が弱いのではないかと、この点も考えるんですけどもいかがお考えでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  前回3月の委員会答弁に際しましても、門真市奨学金制度の趣旨については丁寧に御説明申し上げてまいりましたが、踏み込んだ答弁としては不十分な点もあったと考えます。今後より充実した答弁になるよう、鋭意努力してまいります。 ○大倉 委員長  戸田委員の質問の途中ですが、12時となりましたので、この機会に暫時休憩したいと思いますが、戸田委員よろしいでしょうか。 ◆戸田 委員長  はい、結構です。 ○大倉 委員長  それでは、この機会に暫時休憩といたします。                 (休 憩)                 (再 開) ○大倉 委員長  委員会を再開いたします。  戸田委員の質問からお願いします。 ◆戸田 委員  それでは、所管事項質問の5番目を行います。  はばたけ事業への共産党非難の捏造性についてであります。  これは議会審議に係る非常に重大なことです。3月議会の文教委員会や本会議、門真民報その他で共産党がしきりにはばたけ事業について教委が何か悪いことをしているかのように宣伝していますが、その中に事実を捏造しての不当な非難である部分がありますので、どういう部分で捏造がされているのか、真実は何なのかを明白にするために、以下に質問をみっちりと行います。  まず、クエスチョンの1。福田議員が3月24日本会議、反対討論の中で、平成26年、2014年3月開催のはばたけ事業推進委員会の議事録に言及して、生涯学習課長の発言として、これは聞くところによりますと、各学校で選抜といいますか、事前にコンテストまでされているかは存じませんが、そういうことをされているということで言うと、コンテストに代表を出すがためになっているのではないかという部分も読み取れるのではないかと思っています。中学校全体の英語の能力を上げていくという部分で言うと、少し最初の我々の思いからすれば離れていっているのではないかというところも見受けられますので、いかがなものかと思いますという部分を挙げて、これをもって、事前選抜があったとの認識が述べられたと議会発言で説明しましたがそれは正しいことか。それは正しくないとすれば、その理由根拠は何か述べてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  事前選抜があったとの認識が述べられたとの認識は正しいものではありません。当時の生涯学習課長の発言は、聞くところによりますと、と始まり、コンテストがされているかわかりませんがの前置きを入れた委員会中の発言の一部と考えているからです。また、これまでコンテスト及び事前選抜を実施した学校もなく、御質問以降の推進委員会の中でも事前選抜について議論をされておりません。 ◆戸田 委員  クエスチョンの1の追加質問2。また、福田議員の発言で、また、事務局もある学校で独自でコンテストをしたいということを耳にしたとの報告もされていますという推進委員会での発言も紹介しているが、この発言は実際にはどういう文脈で述べられたものでどういう意味を持つのか。 ◎牧薗 生涯学習課長  事前選抜に関する議員の発言を受けて、事務局が一つの学校からはばたけ事業とは違う独自の英語プレゼンテーションコンテストをしたいという情報を推進委員会に報告したものです。また、その後この話に具体的な進展は見られず、独自コンテストは実施されておりません。 ◆戸田 委員  もう一回確認しますと、はばたけ事業にかかわるコンテストではなくて、それとは全然別の英語スピーチコンテストみたいなものをやったらどうかなという話が一つの学校の校長からなされたことがあったけれども、それはそのときだけの話であって、実際にその後何の進展もなく立ち消えになったということで、はばたけ事業とは関係性がないと、こういうことでよろしいですか。 ◎牧薗 生涯学習課長  先ほども御答弁申し上げたとおり、独自で英語プレゼンテーションコンテストをしたいということで、その後学校でも行われたこともなく、実施されたこともございません。 ◆戸田 委員  はい、わかりました。これが、福田議員の本会議発言では、何かはばたけ事業のコンテストと関係あるかのような説明をされておったわけで、これは間違いなんですね。  次に、クエスチョンの2に行きます。同じく福田議員の3.24本会議発言で、平成26年、2014年開催のはばたけ事業推進委員会議事録に関してこのように述べております。当時の委員会会長で生涯学習部長が、学校でコンテストをするということは、その学校で英語の先生が協力しないとできないものですから、それはそれなりに取り組みとしては合っているのではないかと思いますと、反対の立場から意見を述べ、副委員長で関西外大の委員も校内コンテストについて、そういう学校の取り組みとしては非常にいいことと思いますと述べていますという審議会の推進委員会の議事録を福田議員は紹介して言っておりますが、これらの発言は、実際にはどういう文脈で述べられたもので、どういう意味を持つのか。ついでに、福田議員は、こういう発言を、この議論からも校内選抜推進論が主流になっていることは明らかですと本会議発言でまとめておりますけれども、それは正しいまとめ方なのか。正しいまとめ方ではないとすれば、その理由根拠は何か、答えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  直前の推進委員の意見の流れからの発言であり、参加数をふやすための考え方の一つとして述べたものであります。また、これ以後議論されたことはありません。  正しいまとめ方かにつきましては、さまざまな議論の過程の意見の一つであり、正しいまとめ方ではないと思っております。これまで、推進委員会は11回実施されておりますが、平成26年、2014年3月の発言以外で校内選抜議論は一度もされておりません。 ◆戸田 委員  わかりました。  次の、クエスチョン3に行く前に、ちょっと指摘としてまず行っておきます。そもそも、福田議員が2016年3月の議会ではばたけ事業を論じるに際して、2014年3月の推進委員会議事録のみを使って文句つけをしているということ自体がまず不自然であります。2014年5月、2015年2月、2015年5月、2016年1月分の事業推進委員会の議論も総合して考えなければ推進委員会の議論では何々が主流になっているなどとは到底言えないはずであります。しかるに、2014年3月の議事録のみを扱って、しかもその中から恣意的なピックアップで、事実に反するまとめ方をでっち上げ、それをこの間の推進委員会の議論の流れであるかのようにでっち上げて市を誹謗するというところに共産党議員の異様な悪質さがあらわれております。福田議員は同じく3.24本会議で、はばたけ事業への反対討論において、続けて、懸賞つきのコンテストはこのような性格を持たざるを得ないものでと述べております。ここで言われているこのような性格を持つとは、校内選抜推進が議論の主流になっているということを意味しているとしか考えられません。そして、共産党側が校内選抜をするのはよくないことだという価値判断、認識を前提的に持っていることは、話の文脈から明らかなので、これは、要するに、はばたけ事業では校内選抜推進という悪い風潮が主流になってしまっているという全く事実に反する決めつけを行っているということであります。  これは、はばたけ事業を、海外派遣研修という懸賞つきのコンテストと歪曲して描き上げ、悪い事業であると非難することを正当化せんがために、こんな悪い事業だからこんな悪い性格を持たざるを得ないという論理をでっち上げるための詭弁術であります。別の言い方をすれば、はばたけ事業について、懸賞つきのコンテストと言えるものだから、税金の支出として不適切だという、主観的な歪曲非難以外には、何もはばたけ事業の悪い面を上げることができない。それがまずいということで、校内選抜推進という悪い風潮が主流になってしまっているという悪影響を捏造して、みずからの正当化を図ったものであるとしか考えられません。  そこで、クエスチョン3の質問に移りますが、はばたけ事業について、校内選抜の議論が主流になっているという事実はないはずだが、どうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  先ほど申し上げましたように、そのような議論はこれまで行われておらず、事実ではありません。 ◆戸田 委員  では、次のクエスチョン4に移ります。さて、門真民報4月3日号の、3.24本会議での福田議員の議案反対討論を紹介する記事の中で次のように書いております。世界へはばたけ事業については、英語プレゼンテーションコンテストについては意義あるものと評価した上で、優勝者への海外派遣研修は1人36万円と懸賞的意味合いも持ち、少なくとも税金から支出すべきではないとの認識を示し、校内選抜の論議が主流になっている問題点も明らかにしましたと書いております。  すなわち、紙版とウェブサイトで広く公表されている共産党議員団の記事で、はばたけ事業の事業推進委員会における論議について、校内選抜の論議が主流になっていると報道しているわけでありますけれども、はばたけ事業の事業推進委員会における議論について、校内選抜の議論が主流になっているという報道は事実として正しい報道かどうか、事実として正しい報道ではないとすれば、その理由根拠は何か明らかにしてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  重ねて申し上げますが、これまで推進委員会は11回実施されておりますが、平成26年、2014年3月の発言以外で校内選抜議論は一度もされておらず、事実として正しい報道ではありません。 ◆戸田 委員  次、クエスチョンの5。事業開始から2016年度のコンテストに至るまで、学校で事前選抜をしたことは一度もないと私は教育委員会から聞いておりますけれども、それが真実なのではないでしょうか。お答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  申し上げているとおりであります。 ◆戸田 委員  次、クエスチョン6に移る前に、事実の指摘として行いますが、はばたけ事業推進委員会の議事録について、私は2014年3月、2014年5月、2015年2月、2015年5月、2016年1月、2016年5月の部分を精読しました。このように取り寄せて線を引いてみっちりと読み込みました。その上で述べます。その中では、校内選抜方式を取り入れようとする議論は全くなく、唯一校内選抜に少し似た形として学校推薦枠を設けたらどうかという提案が2015年5月の推進委員会で当時の藤井学校教育部長から、今また思いつきなんですがと断った上で、なされたのみでした。この藤井学校教育部長が、今また思いつきなんですがと断った上で行った学校推薦枠提案というのは、学校間競争を強めるためでは全くなく、書面審査では落ちてしまうが、意欲や能力に秀でた子どもや応募の少ない学校の中に埋もれている子どもをすくい上げるために、各学校2名の推薦枠を設けて面接審査に上げてはどうかというものであって、学識委員の一部から、学校の先生方の意識を変えていく点においておもしろいという評価はあったものの、全体としては柴田生涯学習部長の、それでは今までの検討に意味がなくなってしまうという発言が委員会全体で異論なく受け入れられて退けられたものでした。  そこで、クエスチョン6の質問をしますが、歴代の推進委員会会議の中で、校内選抜方式を取り入れようという論議は全くなく、唯一校内選抜に少し似た形として、学校推薦枠を設けたらどうかという提案が2015年5月の推進委員会で、一人の委員から、今また思いつきなんですがと断った上でなされ、しかしそれは全体に受け入れられず、それ以降は全く話題に上っていないというのが歴然たる事実であるはずだがどうですか。 ◎牧薗 生涯学習課長  委員御指摘のとおり、歴代の推進委員会の会議の中で、校内選抜方式を取り入れる議論はなく、一度だけ校内選抜に少し似た形として学校推薦枠を設けたらどうかという提案が平成27年、2015年5月の推進委員会で1人の委員から出されました。しかし、それは推進委員会内で受け入れられず、それ以降議論はされていないことが間違いない事実であります。 ◆戸田 委員  では、次のクエスチョン7に行く前に、また事実の指摘を行います。歴代の事業推進委員会の議事録を読んでみると、実に多方面にわたって非常に細やかな配慮も行って、その都度の事業をしっかり検討、検証すると同時に、門真市の学校教育や人づくりへの波及も含めて事業の深化発展に心配りをして、技術的具体的な提起も行っていることがよくわかります。  例えば、コンテスト出場まではできたが、海外派遣入賞には漏れた子どもや保護者の心を傷つけないための配慮が非常に細やかに考えられて改善されていったりしています。応募者人数をふやす工夫や、コンテスト会場に中学生や小学生に数多く来てもらうための工夫、採点に不公平感を持たれないようにする工夫、オーストラリアの人々とのコミュニケーションを深める工夫、海外派遣の効果を広げ、継続させていくための工夫等々、実にたくさんのことが検討されています。  また、オーストラリアの受け入れ先の学校や家庭から、門真市からの中学生派遣団がお土産持参やパフォーマンス披露など気配りや交流の意欲において非常に高く評価され、現地でも好意的に報道されていることなども報告されています。  ちなみに、ことし1月の推進委員会では、つまり3月議会の前の、議事録もあるはずですね、3月段階で、その委員会では、ことしで5回目の海外派遣選定を実施し、一つの区切りを迎えたことや、応募者数747人がこれまでのほぼ倍増して定着感を得ていること、ただし、まだ応募者数がかなり少ない学校があり、私学からの応募者数は非常に少ないままなので、この方面で応募者数がふえる工夫をしたほうがいいなどということが話し合われております。  そしてまた、学識委員から、J−BOXという新しいITツールの活用が紹介され、はばたけ事業に参加しなかった子どもも含めて中学生全体が日常の学校生活の中でオーストラリアの人々と画像つきでコミュニケーションをとっていくことが提起されました。これなどは、門真市の学校教育に画期的な変化前進をもたらす提案であります。  はばたけ事業の内容自体も、事業推進委員会での論議内容も年々発展深化して、門真市の学校教育や人材育成、国際化時代への対応、多文化共生社会の認知等々に大きく貢献し続けていることが非常によくわかり、感銘を覚えるものであります。  2016年1月の審査委員会でこのような内容が話し合われて議事録も公表されているのに、福田議員は3.24本会議討論に当たって、これを無視して、あえて2014年3月の推進委員会の議事録のみを使って、恣意的にでたらめな文句つけをしているのであって、非常に不自然かつ卑劣であると私は考えます。  そこで、クエスチョン7の質問を行いますが、歴代の事業推進委員会議事録を読んで、校内選抜の議論が主流になっていると評価するのは、およそ個人の主観として許される範囲を超えた、事実に反する明白な虚偽だと断定するべきだと思うがどうか。歴代の事業推進委員会の議論の流れ、とりわけ2014年3月の推進委員会以降、2016年1月の推進委員会までの主な議論の内容の紹介を行いつつ、校内選抜の議論が主流になっているという共産党の評価は、まず絶対的に事実に反して間違っていること。次に、そのような評価をする余地がないことについて説明してください。 ◎牧薗 生涯学習課長  平成26年、2014年3月の推進委員会内の発言の一部であり、それ以降校内選抜の議論は行われておらず、そのことで校内選抜の議論が主流となっているとするのは事実ではありません。  平成26年、2014年3月以降の推進委員会は、平成26年、2014年5月、平成27年、2015年2月、5月、平成28年、2016年2月そして5月にと5回実施しております。  具体的に申し上げますと、平成26年、2014年5月は、第3回中学生海外派遣研修の内容、改善点、第4回中学生英語プレゼンテーションコンテストの応募、審査方法、実施内容の検討を行っております。特に、一次審査の配点の変更やパンフレットの内容を充実させることについて検討しております。平成27年、2015年2月は、第3回中学生海外派遣研修の報告と、第4回コンテストの改善点の検討を行っております。コンテストにおいて、派遣校関係者とスカイプ交流する内容を説明しております。平成27年、2015年5月は、第4回コンテストの報告、検証、第4回海外派遣研修の事前研修内容の検討、そして第5回コンテストの説明と改善案の検討を行っております。コンテストの一時通過者数をふやすことや、応募用紙の改善などについて検討しております。平成28年2016年1月は、第4回海外派遣研修の報告及び事業の振り返り、第5回コンテストについて検討しております。ここでは、新たな取り組みとして、インターネット上で派遣校と情報を共有できるシステムの提案がされ、検討しております。平成28年、2016年5月は、第5回海外派遣研修と第6回コンテストについて検討しております。特に、応募前後の意識調査の実施についてや、5回を記念して市広報への掲載を検討するなどが挙げられております。 ◆戸田 委員  事実が大変はっきりしましたね。  次、クエスチョンの8。私が門真市の行政について、ホームページの掲示板に事実に反する、間違ったことを書いた場合は、市当局側から間違いの指摘がなされ、私はそれに従って記事の訂正を行ってきました。福田議員の本会議発言や門真民報4.3号記事のはばたけ事業推進委員会では、校内選抜の議論が主流になっているという部分について、これほど歴然と事実に反していることが明白である以上、教育委員会は福田議員や門真民報編集責任の共産党議員団に対して誤記の訂正を正式に要求すべきだがどうですか。 ◎牧薗 生涯学習課長  事実と異なった記事、発言については、考え方を訂正していただく必要があり、そのための説明は繰り返し行ってまいります。 ◆戸田 委員  クエスチョン8の追加として、一般論として一応聞きますけども、主観的判断をはるかに超えた事実に反する全くのうそを議会で言われ、紙とネットの刊行物で宣伝されても誤記の訂正要求を出さないとすれば、教育委員会ですね、それは行政としては許されないことだと思いますがどうでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  一般論で、事実に反する間違った表現、捉え方を掲載した記事については訂正を依頼するものと考えております。 ◆戸田 委員  ぜひ、しっかり訂正要求を出していただきたいと思いますね。  私が共産党に公開質問を出しても絶対、どんなことがあっても回答しないというところですから、これは行政からやってもらうしかないですね。  クエスチョンの9に移ります。  3月の文教委員会で共産党の豊北議員が、寝屋川市の英語スピーチコンテストは海外派遣がないけれども盛り上がっていると指摘して、次の質疑に移りましたが、教委としてはこの指摘に対して、海外派遣を付随させればもっと燃え上がることが十分に予想されるとか、門真市では海外派遣を付随させたので、他市にはない、これこれの成果を上げているというふうに事実に基づく説明を行ったほうがよかったのではないでしょうか。教育委員会も内心ではそのように言いたかったんだけども、門真市の議会の答弁の慣習によって自己規制をしたということだったのでしょうか。それとも、そのような考えを思い至らなかったのでしょうか。どちらなのか答えてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  議員御提案の考えもありましたが、御指摘ということでしたので特段発言をしなかったものであります。 ◆戸田 委員  議会での反問権という、そこまで行くほどもなく、議員が指摘をするのであれば教育委員会もそれが余り間違っている、おかしなものであれば指摘し返すということがあっていいかと思います。  次、クエスチョンの10に移ります。
     帰国報告のパンフは毎回すばらしいし勉強になりますが、今回またその思いを新たにして感銘を受けました。海外派遣研修に選ばれた9名は、書面審査通過以降、何度も研修発表を受ける上に、出発前に旅行と滞在についての研修を受けるだけでなく、ホストファミリーやバディとスカイプを使って英語でのやりとりまで行い、IT機器の操作にも習熟したりするなど盛りだくさんの研さんを積まなければならないようで、大人でもかなり厳しい課題を課せられていますが、その具体について、段階ごとに説明してください。 ◎牧薗 生涯学習課長  海外派遣研修までに3回の事前研修で、現地の習慣等を学習し、日常的な英会話トレーニングを行います。具体的には、1回目は連携大学教授から、海外派遣研修に対する心構えや英語の対応の仕方など講義の後、海外派遣研修団の団名とキャッチコピーを決めます。2回目は模擬スカイプを実施し、英会話練習をします。3回目の事前研修においては、保護者も招き、現地派遣校とスカイプを通じて研修中学校内でともに行動するバディと会話を行い、委託事業者から渡航に係る説明を受けることになっております。 ◆戸田 委員  さて、このクエスチョン10のまた追加の2としてですが、通常の海外旅行であれば、宿泊場所に戻れば自分の時間だと。私も何度も海外旅行、1人で行ったことがありますが、全く日本語でない、知らない、読めない文字がだっとあふれた風景の中で、何を言おうか、どうしようか、いろんな、常に言葉を考えながら日常を過ごして、部屋に帰ったら、ああやれやれと、もう自分の時間となって日本語で全部考える時間になるんですが、このはばたけ事業での海外研修の場合は、宿泊場所がホストファミリーのお宅なので寝る寸前まで英語で会話し、家によってはほかの外国人留学生とも会話するなどしないといけないので神経の休まる時間がないぐらいの英語漬け生活になります。これはかなり大変な負担だと言えるのではないでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  負担になることは事実ですが、しかし、それを乗り越えて、研修生はホストファミリーなどとさまざまな体験をすることを認識して参加し、みずからの能力を伸ばし、現地との交流を通じて積極的に行動するようになったと感想を述べており、濃密で意義深い研修となっております。 ◆戸田 委員  クエスチョン10の質問の追加の3。こういう、今まで紹介されたような、普通の大人よりもずっと大変な、たくさんの課題を抱えての海外研修派遣に対して、懸賞的意味合いを持つ海外研修と呼ぶことは、市民に対してお気楽な海外旅行だという誤ったイメージを与えて、また、海外研修に派遣された子どもたちやその保護者らを傷つけるものだと思いますがどうでしょう。 ◎牧薗 生涯学習課長  コンテスト、3度の海外派遣事前研修、海外派遣研修、帰国後交流会に参加し、そしてそれ以降もはばたけ事業に協力している子どもたちや彼らを支援する保護者は、海外派遣研修が懸賞的な意味合いを持つ海外旅行というようなイメージを持たれることになれば、大きな抵抗感があるのではないかと考えられます。 ◆戸田 委員  教育委員会は傷つけられると言わずに大きな抵抗感があると。ちょっと大分無難な言葉で言いましたけども、考えてみたら、もし子どもたちが共産党側の非難を知ったら非常に傷つくことは明らかだと思います。  次、クエスチョンの11番。はばたけ事業における海外派遣は、当該の子どもたちのみならず、海外派遣を準備し、管理する教育委員会にも随行する2名の職員も含めて、年々多大な見識の向上、英語力の向上、IT技術の向上、事業運営力の向上、内外の人脈の拡大等々の大きなプラス効果を与えていると思われるがどうか。大人の側が得られる効果を10点ほど具体的に挙げてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  めざせ世界へはばたけ事業は、多くの方の協力によりさまざまな側面からアプローチを図り、PDCAサイクルに基づいて検証を重ねて実施する総合的な事業であることから、関係部署に与えるプラス効果はあると考えられます。  大人の側が得られる効果は、1、英語は交流ツールの1つということが実感できたこと。2、職員や教員自身にネイティブの英語を学習する機会ができたこと。3、それに付随して、さらなる英語力の向上。4、中学生たちの生の声をより多く聞ける場があり、耳を傾ける機会がふえたこと。5、中学生の潜在能力の発見。6、中学生自身の成長に合わせた対応を考える場。7、PR方法など研究機会の拡大。8、ICT活用に関するアイデアの向上。9、連携大学の学生への学習機会の提供。10、草の根的な国際交流を通じて得られる人脈があります。 ◆戸田 委員  答弁ありがとうございます。今、言われた項目というのは、絵そらごとじゃなくて具体的に年々拡大していることであります。  そのことを確認して次のクエスチョン、12番。相手の学校、オーストラリアの学校が、オーストラリアの中では規則が厳しいほうの学校であるようですが、そうであっても日本と比べるとはるかに自由な学校運営がされていることを毎年目の当たりにすることで、教育委員会側の学校運営や規則や生徒指導に対する認識も当然に視野が広がる、考えが柔軟になる部分があるはずですがどうでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  日ごろなかなか見ることができない海外のさまざまな授業の様子をうかがうことは、引率の教師の見聞を広げ、みずからの授業等を考える意味では効果があると感じており、また教育委員会内において、その様子や取り組み姿勢についての報告、感想を聞くことを通じて、周りの職員も視野が広がっていき、授業改革にも影響を与えるものと感じております。 ◆戸田 委員  私のほうからちょっと指摘してみますと、そういう自由な運営で、子どもたちがすくすく現実に育って、とてもいい効果を与えているという、目の当たりにしていることによって、管理、管理でぐっと締め上げることに対してちょっと違うなという考えが当然出てくるはずなんです。いわゆる、割れ窓理論といって、一つのミスも乱れも許さないと締め上げていく、業務命令で、君が代で歌え、立てと強制する。果ては口を開けたのかどうかみんな見て回る。そんなことがいかにばかげたことであるか、教育の本道と逆行することであるかということも、口には出せないでしょうけども、内面において教育委員会も蓄積していっているというふうに私は指摘しておきます。  次に、このクエスチョン12の追加質問ですが、そういう市教委委員会にとっての海外体験は、門真市の教育行政にもよい影響をもたらしたはずですが、よい影響を受けたと思うことを3点ほど挙げてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  教育委員会にとっても派遣校との交流や異文化を体験することで、引率職員が新たな見聞を広めていると認識しております。  よい影響は、1、改めて使える英語を再認識したこと。2、派遣校との交流は、将来ICT活用による生きた学習につながる。3、引率教員が派遣校の授業を見て参考になり、授業に取り込みたいと思っていることがあります。 ◆戸田 委員  クエスチョンの13。中盤を過ぎましたね。その年々に海外派遣された子どもたちにとってラッキーだったというだけではなく、このはばたけ事業は門真市の子どもたちの英語への関心向上、英語力やコミュニケーション力、自己表現力の向上、多民族多文化共生意識の向上、社会的視野の拡大、行動力の向上等々、多様で重層的な教育効果を上げており、それは保護者のみならず、市民全般にも行政職員にもよい影響をもたらしていると思うがどうか。教育委員会がよき効果と考えるところを10点ほど述べてください。 ◎牧薗 生涯学習課長  御質問のとおり、めざせ世界へはばたけ事業は、1、英語への関心の向上。2、プレゼンテーション能力の向上。3、何事にも積極的に取り組もうとするチャレンジ精神の向上。4、海外に行ってわかる日本や自分たちが住む地域への関心の向上。5、同じく日本の文化やスポーツに対する関心の向上。6、わからないことを積極的に学ぼうとする探求心の向上。7、英語に対する興味が募ることから英語力の向上。8、人に自分の思いを伝え、人の話を聞こうとするコミュニケーション力の向上。9、世界に対する視野が広がることから来る多民族多文化共生意識の向上。10、経験や知識を生かして社会的貢献をしたいという意識の芽生え等の効果を上げていると認識しております。子どもたちの変化により、保護者のみならず、市民、行政職員にもよい影響をもたらしていると考えております。 ◆戸田 委員  今、具体的に上げられたそういうよき効果というのは、税金を使った安定して事業だからこそなし得ることであり、共産党4議員のように、はばたけ事業での海外派遣研修をさせて懸賞的意味合いを持つもので、税金から支出すべきではないと非難宣伝し続けることは不当な誹謗に当たるものであり、海外派遣に行った子どもたちだけでなく全ての関係者を侮辱するものだと思うがどうでしょうか。 ◎牧薗 生涯学習課長  めざせ世界へはばたけ事業の海外派遣のもたらすよい効果は、市の財源を用いて行うことからこそ安定して行えるものであり、懸賞的な意味合いを持つという表現は適切ではありません。その言葉は努力を続ける子どもたちと事業を運営する全ての関係者に対して、感情や努力結果を損なうおそれがあるのではないかと危惧します。 ◆戸田 委員  クエスチョン14の追加ですが、このような非難が議員集団によって、ビラやネットや議会発言で公にされていること、5年間にもわたってですね、海外派遣研修に行った子どもたちや親が知った場合、心が深く傷つけられると思うが、子どもたちと長年接してきた教育長以下の教育委員会各職員としては、当該の子どもがたちが受ける衝撃についてどのように想定するか。 ◎牧薗 生涯学習課長  海外派遣研修に参加した子どもたちは、真剣に海外派遣研修に取り組み、帰国後もさまざまな場面で異文化を紹介し、それ以降のコンテストなどで積極的に協力してくれております。その子どもたちを前に、海外派遣研修を否定されることは、少なからず衝撃を受けるおそれがあるのではないかと危惧します。 ◆戸田 委員  クエスチョン14の追加の3ですが、共産党のそういった非難宣伝は、海外派遣研修に行けなかった子どもたちやその保護者などに、行った子どもやその保護者に対するねたみや非難の感情を生み出してしまい、市民の分断対立をもたらすおそれがあると思いますが、教育委員会はどう考えますか。 ◎牧薗 生涯学習課長  適切でない表現、捉え方による主張は市民の誤った認識を生み出すおそれがあり、弊害をもたらすのではないかと危惧します。 ◆戸田 委員  終盤です。後三つほどね。クエスチョン15、はばたけ事業への応募者の総数が各学校一定数以上のレベルを維持しているのであれば、各学校ごとの応募者数に偏りがあろうとも、応募者人数一桁の学校があろうとも、既に十分な啓発周知をしているのだから、何ら気にせず自然な流れに任せていけばいいと割り切るべきだという考え方もあるかもしれませんが、教育委員会はどう考えていますでしょうか。  また、学校ごとの応募者数を一定以上にしようとすれば、応募者数の少ない学校に多くするように働きかけざるを得ず、それはその学校への圧力となってしまって望ましくないようにも思いますがどうでしょうか。教育委員会の考えや配慮をまとめてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  コンテストの応募につきましては、ここ数年一定レベルに達しておりますが、学校ごとで応募者数を一定確保したいという思いもありますので、自然な流れに任せることなく、関係部署と十分な議論を通じて学校の協力のもと、生徒が自主的に応募し、圧力とならないように今後周知方法を工夫し、一人でも多くの子どもたちが参加してもらえるように工夫を検討してまいります。 ◆戸田 委員  非常に中庸というか妥当な配慮、考えではないかと思います。  質問のクエスチョン16。以前に、私が議会で質問したときには、海外派遣研修をやめるべきという意見を市に言ってくる市民は誰もいない、そういうことを言うのは共産党の4人の議員だけということを答弁で明らかになっておりますが、その後、新たに海外派遣はやめるべきという意見を市に言ってくる市民はいますでしょうか。いるとしたら、いつ、どういう形の内容で何件あるのか。その市民は門真市在住の人なのか。また、共産党議員から、そのような声が共産党に寄せられていると話を聞いたことがありますでしょうか。この件での私の議会質問の時期も明示して、あわせて答弁してください。 ◎牧薗 生涯学習課長  平成27年、2015年12月14日、文教常任委員会において戸田議員から今回と同様の御質問をいただいた際、批判的な御意見をいただいたことはございませんと答弁したところでありますが、その後においても海外派遣はやめるべきという御意見は市民から伺っておりません。また、議員のほうからもそのような声が寄せられているというお話は伺っておりません。 ◆戸田 委員  質問項目としては最後のクエスチョン17です。帰国後の報告懇談会というのは、随行職員以外は三宅教育長だけが行政側から参加しているようですが、これはいかにももったいないと思います。目をキラキラさせて体験を語る子どもたちの姿は、市長、副市長や教委も市長部局も何人かの幹部職員にも学校の先生方にも保護者たちにもぜひ見てもらいたい、そのほうがいいと私は思います。  大人の人数が余り多いと日程調整が難しいとは思いますが、子どもたちは大人の人数が多くても全く萎縮せず伸び伸びと体験を語るはずだと、そのようにも思います。少なくとも次回は、大人側を10人か20人程度にふやすことを提案しますけれども、三宅教育長を初めとする教育委員会の考え方はどうでしょうか。  はばたけ事業のすばらしさや効果を多くの人に実感してもらうためにもそうしたほうがよいと思います。教委の答弁をお願いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  帰国後交流会については、海外派遣研修生が伸び伸びと意見ができるように考えて実施しているところであります。今後につきましては、多くの方から御意見をいただきながらよりよい交流会が実施できるよう検討してまいります。 ◆戸田 委員  この質問の最後に指摘として行います。これは、議会審議そのものに介して重大な指摘でありますので、ちょっとさせていただきます。これまでの、きょうのですね、質問答弁で明らかになったように、共産党福田議員は、推進委員会での議論について全くのうそを捏造して、それを土台としてはばたけ事業への非難を行っていると、これはもうはっきりとしました。このようなうそを捏造した上での議論や宣伝は議員として絶対にやってはならないことであり、断じて許されないことであります。政治倫理条例にも反することであろうと思います。議長を初め、全ての議員の方々にこの問題を深く重く考えていただきたい。福田議員を初めとする共産党議員団には、審査委員会の議論についてのうそ捏造の発言や報道を撤回して謝罪するべきであります。このことをはっきりと明らかにしまして、私の質問を終わります。ありがとうございました。 ○大倉 委員長  次に、豊北委員の発言を許可します。 ◆豊北 委員  私は4点について質問させていただきます。  待機児童について伺います。  まず初めに、保育所の待機児童なんですけれども、保育所や認定こども園などもできましたので、幼稚園なども含まれますが、4月1日現在の待機児童の数についてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  平成28年4月1日時点の待機児童数でありますが、0歳児はなし、1歳児は5名、2歳児は15名、3歳児は9名、4歳児は2名、5歳児は2名、計33名でございます。 ◆豊北 委員  例年は待機児童はどうですか、4月1日で。 ◎花城 保育幼稚園課長  この数年、4月1日時点での待機児童は発生しておりませんでした。 ◆豊北 委員  そうですね。例年は、私も4月1日でいつもゼロというふうに伺っているように思います。今年度は33名だということをまず認識しなければならないなと思います。  それから、次の質問なんですけれども、4月1日時点で、1号認定、2号認定、3号認定、これ子ども・子育て支援新制度になってから認定ということが始まったので、1号認定は3、4、5歳の幼稚園児。2号認定は3、4、5の保育所に入っている子ども。3号認定はゼロから2歳児の子どもさんでありますけれども、この1号認定から3号認定の子どもさんの認定されているそれぞれの数と合計何人か。それと、そのうち市が行っている認定・利用調整を行う新制度の中でのそういった施設に入れている子どもさんについて、これも1号認定から3号認定までの人数をお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  まず、平成28年4月1日時点の1号から3号の認定者数でありますが、満3歳以上の幼稚園等での教育を希望される1号認定の方が358人。満3歳以上で保育所等での保育を希望される2号認定の方が1345人。満3歳未満の保育を希望される3号認定の方が978人。計2681人であります。  次に、そのうち、市が認定・利用調整等を行う、新制度の幼稚園、保育所、認定こども園等の特定教育・保育施設等を利用している人数につきましては、1号認定は354人、2号認定は1300人、3号認定は851人、計2505人であります。 ◆豊北 委員  今、るる数をおっしゃっていただいたんですけれども、その合計人数を差額にしましたら176名あるんですね。最初の4月1日は33名とおっしゃったんですけれども、認定されている子どもさんは2681人で入れている子どもさんは2505人。その差は176名なんですね。みんながみんな申請していたのかいろいろありますけれども、そんなにね、176名ぐらいが認定されているのに入れていないというのがここでわかると思うんです。今後の待機児童解消に向けた取り組みというのはどのように考えているのかなとも思うんですけれども、今年度の予算の中でも定員拡充に対して結構予算のほうが組み込まれていたと思うんですけれども、ここでの定員拡充の人数と、それと後、0、1、2歳児が、今おっしゃっていただいた数字の中でも、ちょっと戻りますけれども、3号認定の0、1、2歳児は127名が入れていないんですね。今おっしゃっていただいた数字から算出できるんですけれども、この0、1、2歳が定員拡充の中でどれぐらい確保されるのか。これについてお答えください。 ◎花城 保育幼稚園課長  子ども・子育て支援新制度の開始に伴う保育要件の拡大や保育需要の掘り起こしを含め、保育利用への申し込み数が増加しておりますことから、本市においても民間事業者に対し施設整備費を補助する保育定員拡充事業を初め、保育定員の確保に向けた取り組みを進めており、予算ベースで28年度中に0、1、2歳で85人、全体で152人分の定員増を見込んでおります。  現在、市内事業者に対し小規模保育事業等新規事業の実施を含めた意向調査をまとめており、それでも保育定員に不足が見込まれる場合は、29年度の新規事業者の募集に向けた準備を進めるなど、できる限り早期の待機児童解消に向け取り組んでまいります。 ◆豊北 委員  0、1、2歳児は85名確保されるということで、かなり、今の時点で、4月1日時点での子どもたちというのはかなり入れるのかなと思うんですけれども、もう今6月9日ですからね。そこからまた随分待機児童がふえているんじゃないかなというふうに思います。今後においても、新規事業者の募集に向けた準備を進めて、待機児童解消に向けて取り組んでいくということなんですけれども、今年度の3月ぐらいにですね、3月末で245名の待機児童が出る見込みだというふうにも伺ってました。ですから、子どもの人数が減っていても、やはり保育のニーズというのはふえているというのが伺えますし、やはり定員拡充というのももちろん大事ですけれども、やはり抜本的な、3年後に新しい保育所を増設することも含めて拡充していくというふうなことも計画の中ではおっしゃってますから、それをまた1年前倒しで考えていくというふうにも伺っています。本当に、私、他市の豊中市さんにちょっとお話を聞く機会がございまして、豊中市さんと門真市は随分人口の差もあります。3倍以上あるんですけれども、豊中市さんは、新しいマンションとかそういうところがふえてきたので、これから平成30年、2年後に1400名の待機児を確保する準備を今しているんだということで、今幾つか計画があるということで伺いました。私は何を言いたいかといいますと、やはり、今立地適正化計画の中でも人口移動のことをしっかりと検証されておりますけれども、子育て世代がやはり他市に引っ越ししていくとかそういった意味で本市の子育て支援をもっと拡充しなければならないのではないかというふうなことを書いてまとめてありました。そういったことも含めて、本当に、本気になって待機児童を解消する。門真市をこれからも維持発展させていくという意味で、ここ本当にね、真剣に考えて取り組んでいただきたいなということを要望としておきます。よろしくお願いします。  次に、同じく待機児童なんですけれども、次の質問ですけれども、放課後児童クラブについて伺います。  これも現時点での待機児童が出ているのか。出ているのであればどのような状況になっているのかお答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  平成28年6月1日時点での待機児童につきましては、門真小学校12人、大和田小学校8人、古川橋小学校4人の合計24人となっております。 ◆豊北 委員  24名の待機児童が出ているということなんですけれども、過去3年間の入会児童ですね、放課後児童クラブに入れている子どもさんの推移をお答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  過去3年間の4月1日時点での入会児童数につきましては、平成26年度が1364人、平成27年度が1367人、平成28年度が1419人となっております。 ◆豊北 委員  年々、入会児童を拡充していただいているんだなということを伺えます。しかし、昨年度の入会児童の表を見せていただいたんですけれども、やはり7月ですね、夏休みをピークに、やはり4月当初からどんどんふえているというふうなことが伺えるんです。やはり、お母さんたちとすれば、新しい1年生、2年生、そういうふうな新しくなったということで、今まで保育所とかそういったところに行っていた子どもさんが急に1人で家で留守番するということのないように、やはりこの4月、5月、6月、7月、8月、このピークからちょっと下がっていって、1月ぐらいには1人に、昨年度なんですけれども、なっているんですけれども、やはり、ここでしっかりと確保されるということを来年度に向けて今から準備をしていくということが大事だと思うんですけれども、それも含めて待機児童の解消に向けてどのような対策を実施していくのか。これについてお答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  待機の発生している児童クラブにつきましては、定員の弾力的な運用が可能となるよう運営事業者と指導員の確保に向けた調整を続け、待機児童解消に向けた取り組みを実施してまいります。 ◆豊北 委員  定員の弾力的な運用が可能になるように、運営事業者、運営は委託していますからね、そこでの指導員の確保にも向けた調整もしていくということで、今後もそれはしっかりとしていただきたいなと思います。しかし、昨年度におきましたら、7月で40人になっているんですね。こういったことがやはり毎年毎年あるようでは、やはり子育て安心、放課後の子どもたち、安心して置いていけないなということにもなります。しっかりと、定員拡充だけではなくて、本当に抜本的な取り組みをして、4月から7月のピークのときの解消をしっかりと図っていただきますようによろしくお願いいたします。  次に行きます。午前中ですね、松本委員も御質問されたんですけれども、私も公立認定こども園について伺います。新たな場所ですけれども、具体的にどのあたりなのかお答えください。 ◎山 こども政策課長  新たな認定こども園につきましては、現在の門真市立南幼稚園の南東に位置する府営門真住宅跡地での整備を予定しております。 ◆豊北 委員  ありがとうございます。公立認定こども園ができるということで、私たちとしては、認定こども園というのは幾つかの課題も持っているなということで、それにしても子どもたちがしっかりと保育される建物ができるという点では喜んでいます。  しかし、公立認定こども園の横に消防署が隣接するということで本当に驚いたんです。どうして消防署が、消防署というと大きなサイレンを鳴らして緊急事態に出動しなければならないので、大きな音が出るということは初めからよくわかっていることで、どうしてお昼寝とかそういう1日を過ごす子どもたちの保育所の隣に消防署が建てられることになったのか、この経緯についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  当初、認定こども園の整備用地として大阪府との調整を行っている中で、別途、市として消防署の千石出張所につきましても同様に建てかえ用地の確保が必要であったことから、必要面積等を勘案した上で候補地となったものでございます。 ◆豊北 委員  消防署ができたというのはこういうふうなことだということです。今、私が言いましたように音とか消防署が来るということで、誰しも音大丈夫かなとか思うと思うんですよ。そんなことを、課題を認識して、担当部局で検討とかされたのか、これについてお答えください。 ◎山 こども政策課長  消防署と認定こども園が隣接するに当たりましては、豊中市において同様の公立保育所があることを認識していたことから、その施設を訪問した上で、運営上の利点や課題等をお聞きし、保育運営において消防署から出る音などでの支障がないことを確認しております。 ◆豊北 委員  豊中市さんを見に行って大丈夫だったという支障はないということを確認されたということですけれども、私もこの豊中市さんを見に行かせていただきました。園長さんの話、そして隣の消防署の方の話、連携をとって日々やっているということで、消防署にかかわらずお餅つきを一緒にしたりとかね、そういうことで交流も図っているということはお聞きしているんです。  しかし、同じ隣同士であってもやっぱり幅が違うとか、ちょっとあそこは坂になっているんですけれども、坂になっているとか、そういった幾らかの違う点もあるんですね。だから門真市も大丈夫よということには、私は即ならないと思うんです。これからもそういう消防署の音とかについては、子どもたちにどんな配慮がされるのかについてお答えください。 ◎山 こども政策課長  現状におきましても、消防車両等が住宅地内を通行する際には、サイレンの音量を最小限に制限した上で通行しており、新たに整備する認定こども園の近隣道路を通行する際にも、同様の運用がなされることを、消防組合に確認しております。 ◆豊北 委員  音の部分ではそういった、保育所にかかわらず、地域の方に対しても、そういうふうな音を最小限に制限した上で行っていくということなんですけれども、緊急車両というのはスピードを出さないといけませんので、そんなときは、今の状況であれば保育園の前を通ることは余りないのかなと思いますけど、今後、保育所の前も、きょうどんなふうになっているのかお見せしたらよかったんですけれども、ちょっと持ってないので、こんなふうになるっていう地図ですね、その保育所の前を今後、消防車も通過できるようになるっていうふうに聞いてますので、それがみんな保育所の中に入っているときだったらいいですけれども、お散歩中であったりとかそういったときとかね、本当に心配だなと思うんですけれども、こういった消防車が通るときに発生するそういう危険というか安全面に対してはどのような配慮がされているんでしょうか。 ◎山 こども政策課長  従前より、消防組合におかれましては救急車両等の出動時には細心の注意を払い運行しており、子どもの安全対策の観点からも、施設北側の歩道の車道側に柵等を設置する予定でございます。 ◆豊北 委員  柵もつけられるということで一定安心かなと思います。先ほどの豊中市さんの場合ですけれども、やはり、ここはちょっと違うのが、先に保育所が建っていて後から消防署が来たんですね。やっぱり消防署が来るということで、先生たちはびっくりされたそうなんですね。当初の保護者の方とか住民の方とかも反対とかいうのもあって、音の何デシベル出ている、これは子どもたちに大丈夫かというような測定までもされたそうです。0歳が消防署側にお部屋あったんですけども、それを一旦遠ざけた部屋に場所を移動させたりということもあったそうです。今はもう近くであっても音は大丈夫だということで、近くのほうにされているそうなんですけどね、やはりお母さんの中には心配される方も、まだ御存じじゃないのかなと思うんですけどね、今度新しくできる保育所の横に消防署ができるということをお母さんたちどれだけ知っているのかなというふうにも思いますけれども、そういった心配のないようにですね、今後も、本当に実際始まってみないとわからない部分も出てくると、課題も出てくると思うんですね。何もなければいいですけども、そのときは子どもたちの安全環境を守る観点でしっかりと対応していただけますようにお願いしておきます。  最後の質問に入らせてもらいます。  こども発達支援センターについて伺います。以前も、こども発達支援センターの職員体制とかについてお聞きしたことがあるんですけれども、それは昨年の12月議会で補正予算で、臨時職員の採用ということで予算が組まれたと思うんです。初めからわかってなかったんかということで、私もそのとき質問させていただいたんですけれども、今年度の体制というのはどのようになっているのか。正職員と臨時職員、そして保育、療育体制についてもどんな構成になっているのかお答えください。 ◎宮下 こども発達支援センター長  今年度当初につきましては、まず、職員数を割り出します通園児数が67人であり、6月1日現在は69人の子どもさんたちが通園してくださっております。また、それに伴う職員配置につきましては、正職員が18人、臨時的任用職員が10人の合計28人で、重度障がいの通園児を除き、基本的に通園児3人に対し職員1人の体制で療育・訓練を実施しております。 ◆豊北 委員  そしたら、3対1の体制で大体、基本的に療育されているということなんですけれども、1クラスの担任が持つ資格というのはいろいろあるのかなと思うんですけれども、資格についてどのような資格を持っておられる方がつかれているのか、これについてお答えください。 ◎宮下 こども発達支援センター長  児童福祉施設の設備及び運営に関する基準に基づきまして、どのクラスも2人以上の職員を配置し、いずれの職員も保育士資格または児童指導員任用資格を有する職員で構成しております。 ◆豊北 委員  保育士資格と児童指導員で構成されているということなんですけれども、保育士資格といいますとよくわかるんですけれども、児童指導員というのはどのような資格の方なのかお願いします。 ◎宮下 こども発達支援センター長  児童指導員の任用資格といいますのは、保育士資格ですと資格証というのを各それぞれの職員の者が持っておるんですけれども、この任用資格というのは、この業務に従事する際に与えられます資格という形になってございます。児童指導員の資格につきましては、例えば大学で福祉や社会学、教育学、心理学等々を履修等々している職員につきまして任用資格が与えられるというものでございます。 ◆豊北 委員  児童指導員を、私、門真市こども発達支援センターの運営規定というのを見ましたら、やはり保育士資格に児童指導員ということが入っています、職員の中にね。それはそれでいいのかなと思うんですけれども、児童指導員の中には、今まで事務の仕事をされていた職員が突然配置されているということもあるんですね。発達支援センターというのは、まさしく障がいを抱えておられる子どもさん、いろんな障がいを持っておられる子どもさんの療育、保育をしていくのであって、もちろん児童指導員という任用ということで認められている方なんですけれども、4月1日で任命されるんですよね。それでいきなり発達支援センターで、クラスの中に入ってどのようなふうになっているのかなっていうのが、ちょっとそういうふうに思うんです。そこらへんについて、研修とかなされているのか、どのような運営になっているのか、これについてお答えください。 ◎宮下 こども発達支援センター長  児童指導員のみならず保育士であっても、異動等で他園や他課から配置された職員は、センターでの業務内容を認識し、障がい児への療育・支援の知識・技能を身につけていく必要があります。このことから、4月初旬から園児が登園するタイミングに合わせ、センターとしての基本的な心得をセンター内で共有した上で、当初は一定の経験・知識を有する職員と一緒にクラス担任として配置することで、クラスに属する園児一人一人の障がいの特性や課題を把握するとともに、児童発達支援計画に沿った支援方法を身につけ、療育・訓練に当たることとしております。  また、クラス担任としての業務を優先しながら、園児の降園後の時間を活用して、ベテラン職員で構成する研修係が療育・訓練方法などの支援に係る知識について研修を行うほか、月に一度、センター職員全体で通園児に関する事例を検討することでスキルアップを図ります。ほかにも、外部講師を招いて研修を行うことで、職員の知識の底上げを図る取り組みを行っておるところでございます。 ◆豊北 委員  ベテラン職員と組んで身につけていく、子どもたちが帰った後もそういった研修をしているというか身につけるように、能力向上に努力されているのかなと思うんですけれども、やはり、こども発達支援センターと言うからには、門真市のこども発達支援センターの、今もすごく頑張っていただいていると思うんですけれども、これをさらに充実したものにしていくためには、やはり一人一人の能力アップ、子どもたちをまず大切にされて、安心・安全に子どもたちが伸びやかに1日を過ごせる療育、保育を進めていただくためにも、事務職から発達支援センターに変わったときというのはすごく重要な部分ではないかなと思いますので、今でもしっかりされているとは思うんですけれども、そこのところを、言わせていただければ、もう少し手厚くできないものかなということを問題意識を持っておりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。  以上で、終わります。 ○大倉 委員長  以上で、通告による質問は終わりました。  これをもって所管事項に対する質問を終了いたします。  以上をもって本委員会の審査は全部終了しました。長時間にわたり、慎重かつ熱心に御審議賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり、北村副市長の御挨拶があります。北村副市長。 ◎北村 副市長  閉会に当たりまして、一言お礼を申し上げます。  委員各位には、熱心かつ慎重に御審査を賜り、お願いを申し上げました案件につきましては、原案どおり御決定を賜り、心からお礼を申し上げます。  このうち、本会議におきましても、原案どおり御決定をいただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、閉会の御挨拶とさせていただきます。  本日は長時間にわたり、まことにありがとうございました。 ○大倉 委員長  これをもって本委員会を終了いたします。  ありがとうございました。                                以  上                           文教常任委員会                           委員長 大 倉 基 文...