・職務のために出席した議会事務局職員
局 長 吉田 清之 次 長 坂本 裕
課 長 山下 貴志 課長補佐 隈元 実
主 査 黒崎 智彰 係 員 山下 真介
〇付託議案
1 議案第8号
門真市立総合体育館条例の制定について
2 議案第15号
門真市立保育所条例等の一部改正について
3 議案第20号 平成27年度門真市
一般会計補正予算(第8号)中、所管事項
4 議案第23号 平成28年度門真市一般会計予算中、所管事項
5 議案第31号 平成27年度門真市
一般会計補正予算(第9号)中、所管事項
6 議案第35号 平成28年度門真市
一般会計補正予算(第1号)中、所管事項
○佐藤 委員長 ただいまから
文教常任委員会を開会いたします。開会に当たりまして、北村副市長の御挨拶をお願いします。
◎北村 副市長 おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。
文教常任委員会に付託されました案件は、議案第8号、
門真市立総合体育館条例の制定についての外5件となっております。
詳細につきましては、担当の者より御説明を申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定をいただきますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日は、どうかよろしくお願いいたします。
○佐藤 委員長 審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願いいたします。
委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いいたします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、本日は、審査案件が多数ございますので、質疑は項目をまとめ簡潔に行っていただきますよう、委員の皆様には、委員会運営に御協力いただきたいと思います。なお、携帯電話の電源は必ず切っておいてください。雑音の原因になりますので、よろしくお願いします。
これより、本委員会に付託されました6議案を議題といたします。
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○佐藤 委員長 まず、議案第8号、
門真市立総合体育館条例の制定についてを議題といたします。
本件に対する理事者の説明を求めます。
◎柴田 生涯学習部長 ただいま議題に供されました議案第8号、
門真市立総合体育館条例の制定について御説明申し上げます。
議案書47ページをお願いいたします。
本件は、市民が生涯にわたり、自主的、自律的に行う多様なスポーツ及び
レクリエーションを通じ、相互に交流を深め、もって生涯スポーツの推進を図るため、
市立総合体育館を設置するにつき、本条例の制定を行うものです。
次に、条例の主な内容でありますが、議案書48ページ以降をごらん願います。
第1条では目的及び設置場所、第2条では指定管理者による管理が行える規定、第3条では指定管理者が行う業務の範囲、第4条では開館時間、第5条では休館日、第6条から第8条までは利用の許可や制限並びに取り消しについて、第9条では権利譲渡等の禁止、第10条では設置目的以外の利用、第11条では特別設備等の設置、第12条では原状回復、第13条では損害賠償、第14条では利用料金、第15条では規則への委任をそれぞれ定めております。
なお、附則第1項では、施行日を
教育委員会規則で定める日及び公布の日としており、第2項では、本条例施行前においても準備行為ができる経過措置を、第3項から第5項までは、教育委員会による管理を行う場合の特例措置をそれぞれ規定しております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第8号の説明といたします。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○佐藤 委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
◆森 委員 無所属の森です。おはようございます。
控室から見ておりますと、新しい体育館も何かやっと何となくおぼろげに姿をあらわしてきたなというふうに思っております。完成が大変楽しみだなというふうに思っております。
今回、
門真市立総合体育館条例の制定について、少し質問をさせていただきたいというふうに思います。
まず、この本条例につきましては、
指定管理者制度導入を想定した内容になっているというふうに思います。
指定管理者制度の導入、とりわけ
教育委員会所管施設に関しましては、これまでの実績から見ても、
パートナーシップ方式と呼ばれる指定管理者と市民団体との連携事業実施など、門真市独自の制度によりまして、市内団体と指定管理者がコラボによる運営を行っており、一定評価できるものであるというふうに思っております。そこで、新体育館においては、市が推進しようとしている生涯スポーツの推進と、どうリンクされていくのか、お伺いをしたいと思います。
◎丹路
スポーツ振興課長 スポーツ基本法におきましては、地方公共団体は、
地域スポーツクラブを育成、支援する責務がうたわれております。基本法の前に制定されていた
スポーツ振興法の基本計画によって、国を挙げて、
総合型地域スポーツクラブの育成に努めること、その上で地域の実情に応じた拠点となる施設の提供とともに、その指定管理者への指定を含めた活用促進がうたわれております。そこで、本市でも、連携等による
総合型地域スポーツクラブの育成支援と活用を視野に入れ、指定管理者の公募を考えております。
以上です。
◆森 委員 それでは、改めまして、本市における
地域スポーツクラブと市との関係について、現在どんな状況なのか、お答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 地域スポーツクラブというもの自体、PPP(パブリック・プライベート・
パートナーシップ)という公民協働の考え方に基づきまして、自治体と生涯スポーツ推進というテーマに向けた協働のパートナーとしての役割を法律により位置づけられた存在であります。
本市では、現在のところ、総合型の
地域スポーツクラブでありますNPO法人門真はすねクラブが市全体の生涯スポーツ推進における市との協働のパートナーとして活動されており、市民プラザを拠点として、その指定管理者と
パートナーシッププランによる事業運営を行っているほか、市との最大の協働事業として、スポーツ・
レクリエーション大会において中心的な役割を担っていただいております。
◆森 委員 それでは、具体的に新しい体育館が新たな生涯スポーツ拠点となるべく、どのような施策を求めていくのか、伺います。
◎丹路
スポーツ振興課長 指定管理者は
総合型地域スポーツクラブと連携して、これまでの実績をもとに自主事業として事業展開をしていただくこと、また、市民プラザ等における本市独自の協働促進策である
パートナーシッププランを指定管理者の必須の事業として条件づけ、さまざまな団体とのコラボによる事業展開を基本線に考えております。
◆森 委員 この指定管理者というのは、公益的な事業運営が主体であって、一部の団体とか個人に特化するような共益性あるいは利益に絡むような事業、実施事業と偏りがないようにしていかなければならないと思います。指定管理者とその
総合型地域スポーツクラブが連携することで、その市の考え方が反映されるのかどうかについてお答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 あくまで指定管理者には、公益的な事業を実施することを募集要項で定めることで、市としては一定の制限をいたしております。それに加えて、常日ごろから
総合型地域スポーツクラブの総会や会議には、市全体の生涯スポーツ推進という課題に対して、市も公民協働のパートナーとして参画いたしており、特定の団体だけが参加する共益的な事業あるいは私益につながるような事業ではなく、あくまでも公益的な活動を通じて役割を果たしていただくことを前提として、市の考え方を情報発信してまいりましたし、今後も継続したいと考えております。
◆森 委員 続きまして、スポーツ・
レクリエーション大会なんですけれども、26年度からスタートして2年が経過したというところでございます。生涯スポーツの推進という大きな目標からいえば、特に
レクリエーションの部門については、年1回の開催ということでは、ちょっと物足らないように感じております。また、各地域にアウトリーチ的な形で市内のあちらこちらでの開催というのも検討すべきではないかというふうに課題として思っております。
本市の
総合型地域スポーツクラブは、それを実践し得る組織力であるとかノウハウを持っているのか、有しているのかについてお答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 現在、スポーツ・
レクリエーション大会には、
総合型地域スポーツクラブを初め、
スポーツ推進委員協議会、
各種競技種目団体やNPO、
子ども会育成連合会、大阪府
レクリエーション協会及び包括連携協定を締結している近隣大学も実行委員会に加わり、連携し合っております。委員御指摘のとおり、スポレク大会の回数や
開催場所等の見直し検討も喫緊の課題であると認識をいたしております。
本実行委員会の役割が単に
スポレク大会開催に限定されるものではなく、活動の領域を拡大することになれば、言いかえれば、この
実行委員会自体が市民の健康づくりに向けた
総合型地域スポーツクラブ的な役割を持つ組織となり得るものであります。
ちょうど今、実行委員会内でもそのような趣旨のことを発意されておられまして、
レクリエーション大会の回数等も含めて検討されつつある状況であります。
その成り行きを見つつ、市の生涯スポーツ推進の大きな動きにつながるのであれば、市としても支援させていただきたく存じておりますし、それが実現すれば、門真はすねクラブが既に培っておられるものを活用することはもちろん、現実行委員会の活動領域の拡大につながり、地域等への
アウトリーチ活動を初めとして、生涯スポーツ推進の諸事業の検討・実施も進むものと考えております。
以上でございます。
◆森 委員 ありがとうございます。ぜひ、今後においては、介護もそうですし、医療もそうです。高齢化が進む中で、高齢化というよりは、健康増進、その健康増進の部分が非常に将来的にそこにかかわってくるというふうに思っておりますので、若いうちからそういうスポーツに触れていけるというような、そういう新たな拠点として、ぜひ推進をしていきたいというふうに委員としても思っておりますので、ぜひ皆さん方も御協力をよろしくお願いしたい。
以上で質問を終わります。
○佐藤 委員長 ほかに質疑はありませんか。
◆豊北 副委員長 よろしくお願いします。
今回、
市立総合体育館ができるということで条例をつくるものだと思いますが、一通りしっかりと読ませていただきました。
この
総合体育館条例は、施設開設当初から
指定管理者制度の導入を想定したものとなっております。総合体育館は、市民の健康維持・増進にとって非常に重要な役割を担う施設となります。こういうことから、市は直営で管理していくのが本来ではないかなと思うんですけれども、なぜ当初から指定管理を導入されるのか、これについてお答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 従前より、指定管理を導入する施設においては、経費削減だけでなく、団体等が持つ事業展開等のノウハウを求めることが重要であると認識をいたしておりますが、本体育館も単に貸し館業務のみならず、市民の健康づくりのための事業を数多く幅広く積極的に行うため、民間事業者の豊富なアイデア、スキルを活用することで、より質の高い行政サービスの提供と効率的かつフレキシブルな管理運営を行うためでございます。
◆豊北 副委員長 今、説明していただいたんですけれども、ちょっと抽象的でわかりにくいなと思うところがありましたので、お聞きしますが、団体等とは、応募する団体や企業のことですよね。この団体等が持つ事業展開等のノウハウということなんですけれども、もう少しわかりやすく説明をお願いします。
◎丹路
スポーツ振興課長 団体等のアイデアやスキルを活用した新しい概念のサービスの提供によって、創出される効果につながるものであり、行政側におきましても、既存の公共サービスの概念にとらわれない新しいサービスを許容するだけの柔軟な発想を持つ必要があると考えております。
よって、団体等が有する成功事例をもとに、柔軟な考えを取り入れ、本施設に見合う活用策を実施していただき、市民の健康づくりのための事業を行うことであるというふうに考えております。
◆豊北 副委員長 最初の質問に対しての答弁の中で、もう一つ、民間事業者の豊富なアイデア、スキルを活用することで、より質の高い行政サービスの提供、これについても具体的にどんなイメージなのか、お答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 公民協働の概念から、団体等が持っておられます手法や実行力を通じて、市民ニーズにお応えするものであると考えております。
具体の例といたしまして、市民プラザの指定管理者によるスポーツ教室や
ロビーコンサート、朝市門真もん等を提案し実施されたことで、さまざまな主体間の新しいつながりを生むなど、市民の生涯学習活動の活性化が図られた成功事例の一つであると考えております。
◆豊北 副委員長 今、市民プラザの指定管理による活性化ということが言われたわけですけれども、市ではできないのかなと考えたときに、やはり市でもしっかりそのための人的配置などをやったらできないことはないというふうに考えます。
次の質問なんですけれども、本条例の第1条には、「市民が生涯にわたり自主的・自律的に行う多様なスポーツ及び
レクリエーションを通じ相互に交流を深め、もって生涯スポーツの推進を図るため」というふうにうたわれておりますけれども、この第1条における、設置目的を果たすために教育委員会としてはどんな責務を果たし、どのように果たしていこうと考えているのか、これについてお答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 教育委員会と指定管理者は、基本協定に基づき業務の範囲を決めることとなります。そこで、本条例の設置目的を果たすべく、
指定管理者選定委員会におけます審査を通して、その後におきましてもしっかり見きわめてまいりたいと考えております。
◆豊北 副委員長 わかりました。その次、この条例をいろいろ見させていただいたら、損害賠償とか、何か壊したりしたときのことは書いているんですけれども、事故が起こった場合ということは載っておりませんので、この指定管理者による管理運営の中で事故等が発生した場合、この市と指定管理者との間というか、事故の対応、これをどのように考えておられるのでしょうか。
◎丹路
スポーツ振興課長 指定管理者と市とのリスク分担につきましては、これまでも仕様書等に明記しておりますので、本体育館も同様に考えております。
◆豊北 副委員長 12月議会のときもちょっと指摘させていただきましたが、指定管理者が管理している施設で多々事故が起こっているということで、大学教授というか、そういう専門の方が課題やら問題を挙げているんですね。例えば、その体育館で使っていた器具が折り畳み式で、そこに首が挟まって亡くなったとか、いろんな本当に考えられないような事故も起こっておりますので、その点は十分想定した中でしっかりと対策を練っていただきたいなと思います。
それから、次の質問なんですけれども、指定管理者による指定管理運営に対して、利用者である市民の声がどのように反映されるのかということが心配されるんですけれども、これについてのお考えをお聞かせください。
◎丹路
スポーツ振興課長 指定管理者が管理運営する施設において、十分な安全管理や適切な施設運営がなされているか、また良質なサービスが市民に提供できているかなどをチェックし、評価する仕組みとしての
モニタリング制度を活用し、施設の管理運営に対し、利用者である市民の声を反映してまいりたいと考えております。
◆豊北 副委員長 ぜひ実行していただきますようによろしくお願いします。
次ですけれども、第14条5項、「規則で定める基準に従い、利用料金を減額し、又は免除することができる。」、これについて御説明お願いします。
◎丹路
スポーツ振興課長 制定の予定であります
門真市立総合体育館利用料金に関する規則において、他の施設同様、主に障がい者で構成される団体が利用する場合は10割減免、また、主に中学生以下及び65歳以上で構成される団体が利用する場合は5割減免するなどの規定を設けたいと考えております。
◆豊北 副委員長 わかりました。次、附則3の委員会による管理の特例なんですけど、天災そのほかやむを得ない事情により、指定管理者が総合体育館の管理業務を行うことができないときなんですけど、このように災害が頻発していますし、こういったときにどういった、指定管理者がふだんは運営管理されていて、こういう災害が起こったとき、どのような対策が、緊急の最も最良の対策を講じていかなければならないんですけれども、これについてどのようにお考えなのか、お答えください。
◎丹路
スポーツ振興課長 施設の維持管理においては、連携の必要があると考えられますが、大規模災害等が発生した場合は、本市の災害対策本部としての使用も想定をしており、必要な事項は仕様書等で定めたいというふうに考えております。
◆豊北 副委員長 ぜひ、もしもということじゃなくて、本当に必ずこういった災害は起こることで、対策をしっかりと取り組んでいただきますようによろしくお願いします。
指定管理者を取り入れるということですけれども、この選定方法というのはどのようにお考えなんでしょうか。
◎丹路
スポーツ振興課長 本市の他の施設同様に、専門分野2名、学識経験者2名、行政職員1名の計5名で
指定管理者選定委員会を組織し、一次審査として書類審査、二次審査としてプレゼン審査を実施し、その合計得点が一番高い事業者を
指定管理者候補者として決定していこうというふうに考えております。
◆豊北 副委員長 その選定に当たっての審査では、どのような点を重点に考えているんでしょうか。
◎丹路
スポーツ振興課長 本体育館は、生涯スポーツ推進の拠点でありますので、市民の健康づくりのため、団体等が持つノウハウによる事業等に資する提案であるというふうに考えております。
◆豊北 副委員長 以上で終わります。
◆戸田 委員 口頭ではちょっとしゃべったんですが、文書メモとしては出してなかったものなんですが、第4条の営業時間、開館時間、朝9時から午後9時までなんですけども、ルミエール等は10時までなんですが、門真では、文化施設は10時までで体育施設は9時というふうに、そういうふうにずっと前から決まっているものなんでしょうか。
◎丹路
スポーツ振興課長 他の体育施設も21時というふうな形では運営はさせていただいております。
◆戸田 委員 わかりました。それ自体はそういうことだと受け入れた上で、前にちょっと言ったんですが、十数年前、議員になってからかな、なる以前かな。守口の総合体育館でテニスクラブをやったんですね。7時から9時という時間割で行ったと。あそこも9時までだったんです。その時間帯、当然勤め人が非常に多いわけです。9時といっても、10分ほど前にはみんなでモップがけをして、御苦労さんでしたというふうに終わると。ところが、僕はバイクで行って、ヘルメットで汗もかくものだから、シャワーを使おうとして、みんなと同じように使って、それからシャワーをするとなると、そこのガードマンが何をしているんだと、えらい高圧的にやって、ここはあれかと、守口の市民は、ここに来る人は、スポーツをやって汗をかいた後、汗も流さんと帰るような人間ばっかりかと言うてちょっともめたことがあったんですね。
門真の場合、これからのことなんですけどね、大体夜の時間帯というのは、仕事が終わって来て、7時ぐらいからという場合も多いと思うんです。そこは、そのスポーツが終われば、掃除、片づけ等もして、御苦労さんで皆で帰ると。だから、守口のような、厳格にシャワー室までも9時で閉めるみたいなのをやられたら、汗を流していきたいという清潔な好みの人とか、汗かきの人とか、そういう人は、もうみんな仲間でやっている掃除等を自分だけ抜けてシャワーに行くという非常に気まずいことになるわけですね。ですから、体育館の使用は9時までとしても、例えばシャワーを使いたいという人がおれば、そういっぱいおることは多分ないでしょう。自転車で来るとか、車で来て、すっと行って、家で風呂、シャワーを浴びるという人が多分多いでしょうけれども、バイクで来るとか、家にシャワー、風呂がないとかいう人も清潔に気持ちよくスポーツを楽しめるようにという点では、シャワーを使うところは、10分、15分程度はちょっと大目にみると。そこは守口の場合は、ガードマンも厳しく言われたと思うんですね。ですから、規則の運用において、体育館のいろいろなスペース自体は9時でおしまいと、ただし、そこで汗をかいて、ちょっと帰るのは10分、十二、三分のほうはシャワーを容認するというふうな運用をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
◎丹路
スポーツ振興課長 ただいま委員のほうから御指摘のあった21時までの閉館ということでございますけども、これにつきましては、指定管理者と協定を結ぶ上でいろいろ検討してまいりたいというふうに考えておりまして、それの一部として、柔軟な考え方の取り入れというふうな形で先ほども御答弁させていただいた次第でございます。
以上です。
◆戸田 委員 ぜひよろしく本当にお願いします。やっぱり清潔にさっぱり、みんな平等にそこを使えてやっていけるようにということで配慮を強くお願いしておきます。
以上です。
○佐藤 委員長 ほかに。
◆大倉 委員 私のほうからも、この総合体育館のことで質問させていただきますけど、いよいよ来年の5月ですか、オープンになって、市民の方が利用を始めるということでありますけれど、この総合体育館でありますが、メーンアリーナ、サブアリーナ、多目的スタジオに会議室が1、2と、
あとクラブハウスに
トレーニングルーム、また
ランニングコース、本当にたくさんのことを市民の方が利用できるような形で用意した、まさに総合体育館であるんですけれど、そうであるがゆえに、多くの市民の方が、これは先ほど戸田委員がおっしゃいました夕方の利用もあるでしょう。また、それ以外に生涯スポーツとして、仕事、現役を引退されて日中に利用される方もたくさんあると思います。その中で、この駐車場です。駐車場が今26台の予定で運営されようとしておりますし、現状でいくと、利用者は1時間無料であるけれど、その24時間の運営の中で、この開館されている間は30分につき150円ですか、ということは、1時間300円かかるんですね。そういうことで考えますと、その26台のスペースだけではなくて、市が持っている実際の駐車場、旧本庁舎前の駐車場がありますし、第2駐車場、また、あいまち門真ステーションがあった、今、砂利を敷いている駐車場、その辺をお金を払わんと使えるところと実際にお金を使って払わないと使えない場所と、確かに体育館の真横ですから便利なので、そちらを使う選択は自由かとは思いますけれど、日中にその第2駐車場も含めて利用がたくさんになってしまう可能性も考えられますし、その辺を一般を含めて、駐車場問題について、この混雑時にどう対応するように考えているか、お答えいただけますか。
◎丹路
スポーツ振興課長 旧第六中学校グラウンド駐車場を併用するほか、総合体育館の駐車場は、障がい者用スペースの2台を含めて合計26台分の有料駐車区画を整備する予定となっております。市役所が閉庁している日は、庁舎管理担当課と連携を図りまして、必要に応じて市役所第2駐車場や旧本館前の駐車場を開放してまいりたいと考えております。
以上です。
◆大倉 委員 今あるのを使うしかないんですけれど、実際にいざ使い出してみないとわからないこともあります。もともと私たち緑風クラブは、この駐車場問題については、いろんな他市の駐車場を見に行かせていただいたときに、例えば大きな大型バスがとめられるように工夫をされているところもありました。その話を聞くと、やはり大きな大会をしようと思うと、そして、大型バスを利用されるケースもあるというようなこともお聞きしたので、駐車場問題について、また、緑風クラブは、この総合体育館については、ぜひとも観覧席を多くとってほしいということを強く要望してまいりましたけれど、今回、200席ということでかないませんでしたけれど、この施設が利用されるに当たっては、ぜひ市民の立場に立って考えていただきたいし、今後、役所の問題を、今、本庁舎が一応仮庁舎になっていますけれど、新しく建てることになった場合に、その辺についても、やっぱり駐車場問題というのは、これは大きく関係してまいりますし、そこについてはしっかりと熟慮していただいて、今の有料駐車場を一部つくることが、それだけでいいのか、全体を有料化していかないといけないか、そのことについてもしっかりと検討いただいて、利用者が困らない施設にしていただきたいなということを要望させていただいて質問を終わります。
○佐藤 委員長 ほかにございませんか。
◆戸田 委員 今の駐車場の有料、無料の件、なるほどと思って聞いたんですが、役所が休みのときは、役所の無料駐車場も開放しますよと、少し遠いけれども、こちらは無料ですよというやり方です。でも、使っているうちに、ああ役所も使えるんだと遠くからの人もわかるし、地元の人は最初から知っているから、平日のとき、こちらは有料で、少し遠いけれども無料でということで、体育館を使うのが少し時間も長くなったりして。そうすると、普通に役所を使う、役所に用件がある人が圧迫される危険性もあると。それはどうなるか調べてみないとわからない部分もありますけども、そこら辺の想定は、今の段階ではどのようにしていますか。
また、そのような声もほかから聞いておりません。共産党からゆがんだ競争があおられているという事実・実例を指摘したことがあるかについては、多額の懸賞が問題との指摘がありますが、そのような具体のものはないと認識しております。
次に、英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成はできないかという御質問ですが、そのような事実はないと認識しております。先ほど申しましたように同事業はグローカルな人材を育成をすることを目的としており、事実チャレンジした中学生たちは英語だけではなく、そのほかのことに関しても、積極的であり海外留学や英語教師の道を目指す人もあらわれております。
共産党が英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成ができないという事実・実例を指摘したことはあったかについてでございますが、そのような事実・実例の指摘はなかったと認識しております。
◆戸田 委員 これが危惧があると指摘して外れる場合も時々あるわけですね。もし私であれば自分の見込みや危惧が外れたら、これは私、外れてましたということを率直に認めて次のことに取りかかっていくもんなんですけども。
ところが共産党側から当初の厳しく指摘するということが見込み全く外れてましたと、事実完全に外れているわけなんですけど、そういうことの反省の弁とか、あるいはということを率直に認める話とかあったんでしょうか。私はなかったように記憶しますが、教育委員会としてはそういう話は聞いてますか。ちょっと打ち合わせなかったことですが、簡単なことなんで。
◎牧薗 生涯学習課長 そのような指摘等はなかったと認識しております。
◆戸田 委員 見込みは外れたは外れたで素直に認めて次に進むべきだということを指摘し次に行きます。
次の質問ですけれども、2015年12月議会、去年、共産党の福田議員は決算反対討論の中でこのはばたけ事業について批判的に取り上げて、学校ごとの応募のアンバランスや校内での選抜の論議など、今後、あり方をしっかりと検討することを求めるものですと述べておりますけども、事業開始以降今に至る5年間で、(1)学校ごとの応募のアンバランスとは具体的に何を指しているのか。どこがどのように問題なのかを共産党は教委に具体的に示したことはあるのか。(2)また、学校ごとの応募のアンバランスなるものについて、どう改善すべきかの具体を教育委員会に示したことがあるのか、まとめてお答えください。
◎牧薗 生涯学習課長 学校ごとの応募のアンバランスとは具体的に何を指すのか。どのように問題なのかについてでございますが、2015年、平成27年10月15日決算特別委員会において本市公立中学校6校について、2012年度、平成24年度から2014年度、平成26年度の3カ年のコンテスト応募者数について御質問をいただいており、1桁の学校もあれば3桁の学校もあるという応募者数の差を指しておられるものと考えております。
なお、コンテスト応募状況については、毎年教育委員会にて報告しており、内容については市ホームページに掲載しております。応募数の改善については、具体的に示されることはございません。
学校ごとの応募のアンバランスについてどう改善すべきなのかとの御質問ですが具体にお示しいただいたことはございません。
◆戸田 委員 次に、クエスチョン3として、共産党が述べていた校内での選抜の議論ということについて聞きますけれども、(1)校内での選抜議論とは何のことなのか。共産党は教育委員会に具体的に示したことがあるか。(2)学校現場や保護者、その他市民などから、校内での選抜ということに絡んでの声が上がったことがあるか。(3)校内での選抜の議論などについて今後あり方を検討することを求めるものですと共産党は12月議会で言ってるわけですけれども、校内での選抜の議論に関することについて、どこをどう改善すべきかの具体を教育委員会に示したことはあるのか。(4)そもそもルミエールホールでのコンテストに18人の生徒が出場するに至るまでの過程を知っていれば、校内での選抜などは全く考える余地もない学校単位での選抜とは無縁な話であるとわかるはずだがどうか。
ルミエールホールでのコンテストに18人の生徒が出場するに至るまでの応募や審査、選抜がどのように行われるものなのか。具体的に示して説明してください。
以上、まとめてお願いします。
◎牧薗 生涯学習課長 2015年、平成27年10月15日の決算特別委員会において、事業推進委員会の会議録をもとに校内選抜も一つの方向ではないかという議論に対して見解を問われました。具体的に示されたことはございません。
市教委といたしましては、校内選抜になりますと応募者数の増を学校に求めながら結果として選抜で減らさなければならないという矛盾が生じるものと考えており、現段階では現行の方針を変更することは考えておりません。
声が上がったことがあるかについてでございますが、校内選抜の件につきましては本事業推進委員会内において、議論されていたものではありますが、校内選抜した学校もございませんので、問題があるなしについて伺ったことはありません。具体に教委に示したことがあるかにつきましては、具体的なところはお示しいただいたことはございません。
応募や審査がどのように行われているかについてですが、募集は例年7月から9月に市在住中学1・2年生を対象に行い、応募用紙にテーマに沿ったタイトルを英語と日本語で、応募理由や発表内容を英語と日本語で記入し、生涯学習課まで提出いただいています。
一次審査である書類審査は10月上旬に教育委員会内部で実施しており、書面の内容を点数評価し、通過者を決定しております。本事業は開始当初は30名程度でしたが、一人でも多くの子どもたちに学びの機会が経験できるようにと通過者をふやし、27年度は65名が通過しました。二次審査では、学識経験者と教育委員会による日本語と英語での面接審査を実施し、面接内容を点数評価して通過者を決定しております。通過者は15名程度とし、今年度は18名が通過しました。
このような過程で選出された18名が関西外国語大学の教員及び大学生、市内中学校の英語教員、先輩海外派遣研修生の協力を得て、4回の事前研修を経た後、ルミエールホールで実施するコンテストに臨んでおります。
◆戸田 委員 その過去のコンテストの参加者数の一覧というのを年度ごと、学校ごとの表をいただきましたけれども、クエスチョン4として、確かにこんなすばらしい事業なのに1回目から昨年の4回目まででは応募生徒数が1桁台の中学校が複数ある一方で、100人に近い中学や、100人を超える中学があったりしました。
しかし、そもそも学校ごとの応募者数や応募生徒比率は毎年、年ごとにある程度ばらつきがあるのは自然であって、常に同じ程度でいけないと考えるほうがおかしいように思います。そういう考えは学校に余計なプレッシャーを与えてしまうものではないでしょうか。5回目に当たることしは、過去4回はずっと1人から4人というごく少数だった二中が274人に急に激増して、応募者数断然1位になったり、一方、過去4回はずっと1人から8人というごく少数だった四中が90人になったり、また、2回目以降はすはな中として登場するはすはな中は161人、21人、141人、15人と変動していたり、またここ二、三年上位入賞者が多い三中は2人、136人、138人、13人、150人と変動していたり、5回目に当たることしは応募者数1桁台の学校はなくなり、応募者総数が過去最高、昨年の2倍の747人にもふえたと、こういう実態も含めて答弁をお願いいたします。
◎牧薗 生涯学習課長 応募者数につきましては、さまざまな要因が考えられ、1桁の応募という状況など、その年により違いがありましたが、今後一人でも多くの中学生に参加していただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。
市教委では市在住の全ての中学1年生を対象に考えており、学校割り当てにすることは過度の負担を与えかねないと考えております。
これまで応募者数の経過から年度により学年により、また同一の学校でも年度によって応募者数に大きな変動が生じたこともありましたが、27年度の市全体では26年度の377名より、370名増の747名の応募があり、着実に対象となる中学生の皆様にとって魅力ある事業として認めていただいていると考えております。
◆戸田 委員 この件については、ちょっと指摘だけして次の質問に移りますけども、700人を超える子どもたちの書面審査をし、数十人規模の子どもを一人一人を面談審査をし、そういう大変な努力を払っているということがわかりました。
共産党が言った当初の危惧ということは全く的外れであったということが、はっきりしたわけです。
また、しかし、一方その後、学校ごとの公募のアンバランスとか言い立ててますけども、どう改善すべきかの具体は言わないし、校内での選抜のあり方に問題があるかのようににおわせてますが、答弁で明らかなように、そもそも校内での選抜ということ自体が存在しない問題であります。
海外派遣が税金の使い方としてだめだという持論をあの手この手で主張するのは、それ自体、私は全くナンセンスな主張だと思いますけども、そういう主張自体するのは構わないとしても、はばたけ事業について自分らが改善方策を示せない事柄や事実に基づかない事柄を議会で発言したり、ネットで発信したりして、市民に対してマイナスイメージを振りまき続けるのはやめてもらいたいものだということを強く指摘して次の問題に移ります。
次は、予算書の421ページ、図書館用図書費にかかわってであります。まず、クエスチョン1、いわゆるベストセラー本については図書館でも借り出し希望は当然多くなって順番待ちが生じます。そこから、もっとこの本を図書館で借りられて順番待ちを少なくしろという要求が強くなりがちであります。
しかしながら、同じ本をたくさん購入するということは、限られた予算の中では、ほかの本を購入することが不自由になるということにもなるし、一般書店の売り上げに悪影響を与えてしまう面もあり、出版文化へのマイナスという要素もあります。また、市民の側にも図書館を無料貸し本屋と一面的に認識している面もあると思います。
そこで聞きますが、(1)図書館側は図書館の原理原則や多種多様な書籍をそろえておく必要などをしっかり市民に説明啓発して理解してもらう必要がありますが、門真市の図書館ではどのようにしているか。(2)ベストセラー本の購入についてはどのように対処しているか。一定の制限数等の基準があるんじゃないかと思いますが、二つまとめてお答えください。
◎西中 図書館長 図書館では図書館の自由に関する宣言に基づき、市民のあらゆる資料要求に応えなければならないことや、多様な観点に立つ資料を幅広く収集しなければならないことを館運営の原則としており、窓口での対応時など、さまざまな機会を通じ周知しております。
ただ、同じ本を多く希望されるような要望等は以前まで数件ございましたが、御理解いただけるよう説明に努めたこともあり、最近では聞いておりません。
ベストセラー本の購入についてでありますが、一つのタイトルに対し3冊までの購入を基本としております。ただし、予約者が多数になると10人に対して1冊の購入をめどとしており、市民の方から御寄贈いただく場合も含めて上限は10冊としております。
◆戸田 委員 わかりました。クエスチョンの2としまして、2014年度、2015年度において、同じ本を5冊以上購入した事例について、その本のタイトルと冊数を答えてください。
◎西中 図書館長 2014年度(26年度)では有川浩の「明日の子供たち」5冊、「キャロリング」5冊、池井戸潤の「銀翼のイカロス」6冊、岩井俊雄の「うみの100かいだて」5冊、上橋菜穂子の「鹿の王」5冊、西加奈子の「サラバ!」7冊、東野圭吾の「虚ろな十字架」8冊、「マスカレード・イブ」7冊、百田尚樹の「フォルトゥナの瞳」5冊、「殉愛」5冊、宮部みゆきの「悲嘆の門」5冊。2015年度(27年度)では東野圭吾の「ラプラスの魔女」8冊、「人魚の眠る家」6冊、東山彰良の「流」5冊、又吉直樹の「火花」10冊、宮部みゆきの「過ぎ去りし王国の城」5冊です。主に人気のある作家や話題性のある小説となります。
◆戸田 委員 市民の要望に応える面もわかるんですけれども、今はただブックオフとかヤフオクとかでかなり安く本も買えるということもありますので、その辺は節度を持ってお願いしたい。
ところで、今答弁の中にあった百田尚樹の「殉愛」という本、百田尚樹といえば沖縄の新聞潰してしまえとか、日本会議の代弁者となって憲法を変えろと大騒ぎしてうそ八百を並べることで有名なでたらめ作家なんですが、この書いた「殉愛」というのは、やしきたかじんが亡くなって、その後妻、さくらという後妻の感動の看病の物語みたいなのを書いたわけですね。これがうそだらけで、かつ実の娘さんや長年一緒にやったマネジャーという、全くの私人をうそで名誉を著しく傷つけるということで今大変問題になって、裁判にも訴えられています。
たかじんが死んだのが3年前の1月3日、実はあれほど有名な、僕も初期まではファンだったんですが、いまだに墓がないんですよ。骨がどこにあるかわからないんですよ。後妻が全部そういうの仕切ってしまってる。骨を調べられたらまずいんではないかということが考えられると。遺産はほとんど全部総取り、2年間で業務委託契約したから1億8000万円だとか、イタリアのネイルサロン閉めたんだからその補償だとか、いろんなこと言って、たかじんの意思で遺産は寄附をすると、桃山学院とかそこに行ってそこへ乗り込んで行って寄附金を返せと、たかじんも実は税金対策でこういうことを望んでいたんだという、いわゆるイタコメモという怪しげなメモを出して迫って、そういう事件もありました。
そういうことで、金曜のスマたち、いわゆる金スマ、亡くなったのが2014年の1月で金スマで大々的に突如としてテレビ宣伝して25万部売って、再現ドラマをやってというのがその年の11月です。その本の発売当初から疑問がネット界中心にどわっと出て、この後妻のうそ経歴がどんどん暴かれるということが進んでいるわけですけども。こういうふうな本について、多分、何せ「永遠の0」の超ベストセラー作家ですから実態はともかく、要望もあったんでしょうけども、いつ何冊買いそろえていったのかをちょっと述べてください。
◎西中 図書館長 2014年(26年)11月19日に2冊、それ以降は、2014年(26年)12月3日、12月10日、2015年(27年)1月7日に各1冊購入しております。
◆戸田 委員 この問題にあと指摘だけちょっとしておきますけれども、この本を出した「殉愛」というのは幻冬舎、その社長の見城という男が安倍とツーカーの人間。たかじん自体が橋下とツーカー。そして、たかじんのつながりで今の吉村大阪市長、そして出版社、本来であれば物すごいスキャンダルでわあと騒がれるはずがテレビ、ワイドショーで全く触れられない。週刊誌もごくごく一部のところでしか触れられない。ずっと隠蔽されてる問題です。
こういうふうな問題についてはそれなりの情報を収集して、つい最近、百田尚樹が法廷に呼び出されて証言したところ、娘さんや自分があしざまに銭ゲバだ。父親から死ぬまで嫌われていたと言われて書いた。娘さん側はマネジャーの側には全く取材をしなかった。する必要を感じなかった。そんなことでノンフィクション。完全なるノンフィクションですと言って、新聞、テレビといろんな書籍で売り出しにかかってた。これ裁判が今始まっております。
だから、少なくとも政治家の悪口云々はそれは名誉毀損であるというのはいろんな争いはあるでしょうけども。プライベートな人たちに対するあからさまな名誉毀損、かなり怪しげな本については購入について慎重になってもらうよう、そのことを要望してこの質問を終わります。
これで予算についての質疑を終わります。
○佐藤 委員長 ほかに、質疑ありませんか。
◆大倉 委員 私からも、予算について質問させていただきます。
375ページをお願いします。こちらに学力調査推進事業について予算が上がっていますけれど、この全国学力テストですね。いろいろちょっと聞かせていただきたいんですけれど、無回答率というのがあるんですけれど、一切答えを書かない。無回答率が大阪は大変高いと聞いておりますけれど、実際に27年度の調査で全国の平均、大阪府の平均、門真市の現状のこの無回答率をお教えください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 27年度全校学力調査における無回答率でありますが、国語、算数、数学、理科の各教科の平均としまして、小学校では全国4.8%、大阪府5.1%、門真市6.2%であり、国・府との差は約1%でございます。また、中学校では全国6.2%、大阪府6.4%、門真市6.6%であり、国・府とほぼ同じ無回答率まで改善してまいりました。
◆大倉 委員 今お聞きしたのですけど、小学校ではかなり差がありますが、中学校ではかなり改善をしてきているということでありますけど、実際にテストで白紙を出すという生徒は、その理由は多分たくさんいろんな諸事情等、生活環境も含めて学習状況にもよるし、その子の資質にもよるかもわかりませんが、いろんな原因があるかと思います。でも、子どもたちがやる気を持って学習する、先ほど高橋委員も言われましたけど、やる気スイッチという、やる気を少し出すことで無回答率は大きく変わっていくんではないかなと考えますけれど、無回答率の減少に向けてどのような取り組みを行っているかお答えください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 子どもの学習意欲向上の取り組みについてでございます。
本市は25年度に門真市版授業スタンダードを作成し、教師の一方的な講義型の授業から児童・生徒の言語活動を重視した授業への転換を図っており、授業中の話し合う活動の実施など、全ての児童・生徒が参加し、言語を活用して主体的に学ぶような授業形態が定着しつつあります。そのような授業では子どもたちが、生き生きと学習する姿が見られ、学習意欲の向上が図られております。
◆大倉 委員 今、おっしゃっていただいたように、いろいろ皆さんで話し合いをして、門真市版の授業スタンダードというのをつくられて、いろいろ取り組みをしてきていただいたおかげで、いろんなところが改善をしてきたりもしていると、そのようにも感じます。
しかし、この無回答率というのは、実際に100点からずっとあって0点になるところはあるんですけれど、この鯨の尻尾と言われる最後だけちょこっと上がってしまうんですけれど。100点をとる子を二人、三人をふやすのと、この無回答率を一人、二人減らすのと、この努力というのは大きく変わりますので、実際にいかに少しでもやる気を持たすことで門真の平均回答率といいますか、正答率が上がって行くんではないかなと、そのように考えますし、現に全国でトップクラスの学校を見ると、この無回答率は大変低い、そのようになっています。少しでも学習する気力、そういうやる気スイッチを皆さんで押していってあげてほしいし、その施策をぜひつくっていって確立していただきたいなと要望をしておきます。
次に391ページ、これは後藤委員も質問されましたけど、門真市の南校舎を撤去するというところでの質問をされたので、大きく質問は私はせずに要望とさせていただきますけれど、この畑は私もずっと携わらせていただいておりまして、昔最初のころは大根も、細い大根しかできなかったんですね。ことし広報紙に載った大根を見ると本当に立派な大根がつくられて売られましたし、私もその大根は買わせていただきまして、おいしくいただきましたけれど。そこに至るまでは、本当に時間がかかりました。畑というのは、移転をしたからそこで急にいいものができるよというわけにはいかないんですね。本当に土づくりから始まって、みんなの愛情がずっと重なった上で、やっといいものができるというようなものでありますし、ぜひともそのところを皆さんが心して畑を移転するに当たっては、最低、土の移動であったり、畑を本当によりいいものを残してあげたいという思いで、努力をしていただきたいと思います。
また、先ほど田んぼの話もありましたけど、餅つきも5年生が対象でその世話をして、稲を植えてそれを収穫までして、脱穀もして、それを餅つきをするんですね。そのお米も最初のころは実が余りならなかったり、そんなこともいろいろあったんですけれど、今思ってもその畑で5年生になったらできると思ってる子どもがたくさんいてます。だから、4年生のときには来年僕らは餅つきができるんやということを楽しみにして、学校行事をいろいろ楽しんで、また夢に見て、日ごろ勉学に励んでいる、そんな姿を見ますので、ぜひとも先ほど後藤委員の質問に答弁ありましたけれど、この教育の一環として続くようにしていただきたいのと、この1年は仕方がないとかいうこともならないようにだけ、途切れないようにその辺をしっかり考慮いただいて、子どもたちのために、この食育も含めていろんな学びができる大切な門真小学校にとっての授業でありますので、要望としてお願いをしておきます。
次に、375ページ、381ページにあります教職員研修事業についてということで、これも戸田さんが少し質問されましたけれども、私はちょっと違う観点からといいますか、教職員の研修ということで考えれば、例えば先進校視察であるとか、現場の生の声を聞きに行ったりして、いい部分を実際に肌で感じて門真の教育に生かすというのが本当に望ましいと思うんですけど、実際に私たちも議員としていろんなところに視察に行かしていただいて生の声を聞かせていただきます。最初はペーパーで調べたり、インターネットで調べたり、ここのやり方をぜひ学びたいと思って現地に行くんですけれど、やはり現地で聞くと、そういうネットであったり、そういう書籍といいますか、資料であったこと以外にいろんなことが学べますし、いろんな、こういう事情があってこうなったんだという、本当に起承転結もよくわかります。ですので、研修については本当にいろいろ考えるところはあるんですけれど、実際に門真市の教育の中で何かそんな例があったら教えていただきたいんですけれど。お願いいたします。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 教職員研修についてでございます。
先進的な取り組みをしている学校への視察につきましては、学力向上に関係する視察を中心とし、各中学校で積極的に行われております。今年度の具体例といたしましては、岐阜市立東長良中学校や岐阜市立青山中学校、福井市立足羽中学校、京都市立下京中学校、箕面市立箕面第二中学校、高槻市立冠中学校などにそれぞれ教員が視察に行っております。
教育委員会の取り組みといたしましては、26年度門真市生徒指導あり方懇談会の取りまとめを作成するに当たり、東大阪市立新喜多中学校を本市教職員とともに視察をし、その後教育フォーラムに視察校の教員を講師として招聘し、本市全体の教職員に発信することで開発的生徒指導の理解を深めることができました。
◆大倉 委員 今最後にお話された、東大阪の教育の関係のフォーラムで呼ばれて全職員で共有したということで、実際この事例はいじめ問題と聞いておりますし、このいじめが門真において半減、かなり半減した、大きく成果を上げていることを思いますと、いかに現場の生の声が大切か、またそれを職員全員が一人でも多くの職員の方、関係する方が生で聞くことが大きな、大切なことかなと思います。ですので、ぜひ予算のこともあるんではないかと戸田委員も言われましたけど、確かに予算的なことをいろいろ考えないといけませんけれど、先進事例をまずしっかり学んで、この話はぜひみんなで共有したいということであれば、思い切って門真市のほうに来ていただいて生の声を全員が聞けるような環境でその成果をこの門真におろしていただきたいなと。
本当に百聞は一見にしかずで、伝言ゲームのように何ぼいいと思って帰って聞いたとしても、その人が伝えることではなかなか伝わらないんですね。その人の感性があったり、その人の琴線に触れる部分が全部に、どう言うんですか、100のことが100ずっと伝えていこうというのは、伝言ゲームされたことがある人はわかると思うんです。なかなか伝わらないんですね。ぜひともすばらしい先進事例については門真市に来ていただいて、一人でも多くの方にそういう事例を共有して門真市で頑張っていただきたいと思います。そのことを要望して質問を終わります。以上です。
○佐藤 委員長 ほかに、ありませんか。副委員長。
◆豊北 副委員長 私は、11点について質問をさせていただきます。
まず、初めに221ページ、放課後児童クラブ運営事業についてです。放課後児童クラブといいますか、学童保育というのが始まって大阪では50年余りになるそうです。しかし、国のほうではなかなか法律とかつくられずに、やっと2014年に学童保育の法制化ということになりました。
そして、2015年3月に学童保育の全国的な標準仕様として放課後児童クラブ運営指針というのがつくられたという経過で、子ども・子育て支援からスタートして今があるということを前提にお話しさせていただきまして、予算について質問をさせていただきます。
放課後児童クラブの本市の待機児童というのが、みんなが入れるということが望まれるわけですけれども、28年度4月1日に向けて今どんな状況なのか。これについてお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 28年度につきましては、28年3月10日時点で1419人となっておりまして、現在、待機児童が発生しないよう運営事業者と児童の受け入れについて協議調整中であります。
◆豊北 副委員長 今お聞きしますと、同じぐらいの子どもが減少している中では、むしろふえているんかなというような状況だったと思います。
次の質問なんですけれども、門真市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例においては、一つの支援の単位を1クラブの支援の単位ですね、構成する児童の数はおおむね40人以下とすると規定されております。
私が昨年全国学童保育集会というのを門真のなみはやドームで開かれたんですけれども、そのときの分科会で、子どもたちの放課後にふさわしい人数はということでの分科会に行きましたら、ひどいとこはというか、100人を超えてるところがあったり、60人、70人超えてるところがあったりとか、そこで働く指導員さんの声とかが聞くことができたんです。たくさんやっぱりいると普通の声では一人一人に届かないので、しょっちゅう声をからしてるというふうなことも言っておられました。
その中で質問なんですけれども、本市でも40人以下とするというふうに規定されてるんですけれども、現状の40人を超えるクラブがありましたら、それについてどんな状況なのか、お答えください。
◎三宅 子育て支援課長 1クラブ当たりの児童数が40人を超える児童クラブにつきましては、28年2月1日時点で、市内全14小学校32クラブ中、14クラブとなっており、内訳といたしましては、門真小学校が2クラブ、二島小学校が1クラブ、四宮小学校が3クラブ、上野口小学校が1クラブ、速見小学校が1クラブ、脇田小学校が2クラブ、門真みらい小学校が4クラブとなっております。
◆豊北 副委員長 今お聞きしますと、約半数弱のクラブが40人超えてるのかなというような状況でした。その中で45人を超えるクラブについてどのような状況かお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 45人を超えるクラブにつきましては3クラブあり、上野口小学校が59人、速見小学校が57人、四宮小学校が49人となっております。
◆豊北 副委員長 今お聞きしますと、やっぱり60人近い上野口小学校、速見小学校という状況なんだなと思って改めて認識したんですけれども、今後40人以下というふうな基準を設けておりますから、これについての本市の対応についてお答えください。
◎三宅 子育て支援課長 1クラブの児童数がおおむね40人を超える児童クラブにつきましては、児童の受け入れを最優先に考慮し、基準条例に定める面積基準の範囲内で弾力的な児童の受け入れを実施しております。当該クラブへの対応策につきましては、現状では基準制定を上回る本市独自の指導員配置基準として、児童20人に対して指導員を1人配置することとしており、児童の安全等に十分配慮した上での運営を実施しておりますが、引き続き学校における教室の状況を見きわめつつ、クラブの拡充についても検討してまいりたいと考えております。
◆豊北 副委員長 いろいろと配慮されてるということがうかがえたと思うんですけれども、今後においても教室が必要なことですから、学校との調整が重要な課題となってくるのかなと思いますが、今後も努力していただきますようによろしくお願いします。
次の質問なんですけれども、今、私が申しました基準の中には、各クラブに静養スペース、つまり体調がちょっと悪くなったり、熱が出てしまったりとかいう子どもさんのために静養室を設けますと、設けなければならないというような内容があるんですけれども、昨年度3月議会で共産党の亀井議員がこれについて質問させてもらったところ、27年度で設置されるという方向が示されたと思うんですけれども、現在どのような状況になっているでしょうか。
◎三宅 子育て支援課長 静養スペースにつきましては、専用の静養室がある門真みらい小学校以外の13小学校放課後児童クラブに必要なときに静養スペースをつくり出すことができるよう、今年度にパーテーション及び畳を購入し、対応しております。
◆豊北 副委員長 ありがとうございます。一定全クラブに静養スペースがつけられたということは一歩前進かなと思っております。今後も子どもたちの放課後が豊かに過ごせるように頑張ってほしいなと思います。
この質問での最後なんですけれども、昨年市内の児童クラブを見学させていただいたことがあるんですけれども、子どもたちが外で遊ぶときに一輪車で遊んでたんですね。古い一輪車できれいな一輪車が一緒にあったんですけれども、そのときに指導員さんが一番人気あるのは一輪車なんだと。古くなってきたから買いかえたいけどやっぱり高いからということで、安いところ見つけてやっと10台かな、忘れましたけど買えたんだというようなことを。やはり備品費が不足とは言ってませんでしたけれども、備品費がちょっと不足しているのかなというふうに私は感じたんです。この備品費の拡充についてお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 27年度子ども・子育て支援新制度開始に当たって、備品費を含む放課後児童クラブ運営業務委託料につきましては、見直しを図り、1校当たりの基準月額を増額することで対応しております。
◆豊北 副委員長 増額されたということで、今後も子どもたちの放課後充実のためにこの部分に対しても拡充を求めておきたいと思います。
次の質問に移らせていただきます。221ページ、こんにちは赤ちゃん訪問委託料についてです。
こんにちは赤ちゃん事業でいうと皆さんも認識はされていると思うんですけれども、生後4カ月までの子どものいる世帯を訪問し、状況を見て関係機関につないでいくという事業だというふうに私は認識していますが、このこんにちは赤ちゃん事業の訪問員さんがされる業務の内容についてお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 訪問員の業務といたしましては、その居宅において子育てに関する悩み等を傾聴するとともに、かどま子育て支援マップなど子育て関連などの情報を提供し、支援が必要な家庭に対しては再訪問の確認等を行っております。訪問後には訪問記録票を作成し、市に報告の上、提出をしております。また、定例会に参加し、訪問員間の情報共有を行っております。
◆豊北 副委員長 それでは、訪問員の人数と経験年数についてお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 訪問員の人数につきましては、現在13名となっております。経験年数につきましては、13名全ての訪問員が23年10月の事業開始当時から従事しておりますので、4年5カ月となります。
◆豊北 副委員長 それでは、こんにちは赤ちゃん訪問員の委託料が今回削減されてるんですね。その金額と理由についてお聞かせください。
◎三宅 子育て支援課長 委託料につきましては、1件1200円から1000円とし、その理由といたしましては業務量の軽減に伴うものとなっております。具体には、定例会の回数を減らしたこと及び訪問対象者名簿の受け取りを来庁による手渡しから郵送による対応としたことによるものとなっております。
◆豊北 副委員長 定例会の回数、交流する定例会ということでお聞きしましたけど、その回数を減らしたことと、訪問者名簿を役所まで受け取りにいってたのを訪問員さんの自宅に郵送する。行ったり来たりというのが少なく削減、減少されたのかなと思いますけれども、この1200円から1000円になったということで、ずっと始めたときからの方ばかりですよね。この訪問員さん方々はこのことを知っているんでしょうか。
◎三宅 子育て支援課長 訪問員さんに対しての周知方法につきましては、説明会を3回開催し、全ての訪問に対して改定金額について説明し、理解を得ております。
◆豊北 副委員長 知らせて理解も得てるということなんですけど、今も申し上げましたように定例会と郵送になったという部分は変わったのかなと思いますが、重要な4カ月までの赤ちゃんの健康状態を見たり、いろんな支援ができないかというような市とのパイプ役である訪問員さんの仕事というのはすごく重要だなと思います。やはり4年5カ月もやっておられてたらベテランというか、大分力もついてきてる方と思うので、逆に仕事がよくできるようになってきているのに、逆にそんなことぐらいでと言ったら失礼かもしれませんが、1200円から1000円に減らすということは、本当におかしいなと私は思いますのでその点を指摘しておきます。元に戻していただきたいと思います。
次の質問に移ります。227ページ、保育定員拡充事業についてです。これも先の質問者の方から御質問もあって、重なる部分もあるかもしれませんがよろしくお願いします。
保育定員拡充、5億5361万2000円ということですけれども、この事業の内訳と定員拡充で今回何人が解消されるのかについてお願いします。
◎山 こども政策課長 28年度に整備予定の施設といたしましては、27年度からの継続分も含めますと、全て私立園で保育所が1施設、認定こども園が2施設、認可外保育施設が2施設であり、これらの施設整備により合計で152人の定員拡充を見込んでおります。
◆豊北 副委員長 152人の定員拡充ということですけれども、28年度に整備予定なので、この27年度の4月においてはまだこの部分は拡充されないような状況なのかなと認識しております。
28年4月も目前なんですけれども、保育所等の利用調整の状況についてお聞かせいただきたいんですけれども、申込者の人数、そして現時点での内定及び保留の人数について、そして、最終的に待機児童はどの程度発生する見込みなのか。これは何で聞くかと言いますと、1月に行われた子ども・子育て会議の中でこのままで行くと3月末には245名の待機児童が出そうだということを聞きましたので、どんな状況かなと、出るのかなと。それに対応した対応策を講じていかなければならないと考えますので、この点についてお聞かせください。
これより議案第23号中、所管事項を起立により採決いたします。
本件に賛成の委員の起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
起立多数であります。よって議案第23号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○佐藤 委員長 次に、議案第31号、平成27年度門真市
一般会計補正予算(第9号)中、所管事項を議題といたします。
本件に対する理事者の説明を求めます。
◎藤井 学校教育部長 ただいま議題に供されました議案第31号、平成27年度門真市
一般会計補正予算(第9号)中、本委員会の所管事項につきまして、御説明申し上げます。
追加議案書の13ページをごらん願います。第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。
3款民生費、2項児童福祉費、1億5386万9000円の追加は、国の補助金を有効活用するために、28年度事業を27年度に前倒しするための沖小学校放課後児童クラブ室改修工事、子ども・子育て支援事業システム改修、民間保育所等のICT化推進及び公立・民間保育所等における事故防止対策、保育士等の処遇改善に伴う公定価格の充実、民間保育所の認定こども園化移行における整備計画の変更等に伴う保育所入所委託料の追加及び施設型給付費の減額等を計上いたしております。
次に、14ページをごらんください。
9款教育費、2項小学校費の7億6118万5000円の追加は、沖小学校校舎大規模改造2期工事の実施に伴い、国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業であったものを27年度に前倒しするため計上いたしております。
次に、4項幼稚園費の341万9000円の追加は、幼稚園就園奨励費補助金システムの改修に伴い計上いたしております。
次に、6項保健体育費の2億2106万7000円の追加は、仮称
市立総合体育館建設工事における国の補助金を有効に活用するとともに、28年度実施事業の一部を27年度に前倒しすることに伴い計上いたしております。
また、9款教育費の1項から6項の追加には、それぞれ人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加分を計上いたしております。
次に、歳入についてでありますが、追加議案書12ページをごらん願います。
11款分担金及び負担金、1項負担金の2337万8000円の追加は、民間保育所の認定こども園への移行における整備計画の変更等に伴う保育所入所委託事務の追加に伴い保育所個人負担金を計上いたしております。
13款国庫支出金のうち1項国庫負担金327万8000円の追加は、民間保育所の認定こども園への移行における整備計画の変更等に伴う施設型給付負担金5365万3000円の減額及び保育所委託負担金5693万1000円の追加分を計上いたしております。
次に、2項国庫補助金3億1120万円の追加は、民間保育所等運営補助事業の歳出の増額に伴う保育対策総合支援事業費補助金及び仮称
市立総合体育館建設事業の増額に伴う社会資本整備総合交付金等を計上いたしております。
14款府支出金、1項府負担金の199万7000円の減額は、施設型給付負担金減額分及び保育所委託負担金追加分を計上いたしております。
17款繰入金、1項基金繰入金の9006万4000円の追加のうち6万4000円の追加は、(仮称)
市立総合体育館建設事業の増額に伴うまちづくり整備基金繰入金を計上いたしております。
19款市債、1項市債の7億8770万円の追加のうち、7億8020万円の追加は放課後児童クラブ運営事業に対する社会福祉施設整備事業債の追加、小学校施設整備事業に対する学校施設整備事業債の追加、(仮称)
市立総合体育館建設事業に対する一般事業債の減額及び住宅市街地総合整備事業債の追加を計上いたしております。
次に、15ページの第2表繰越明許費についてであります。
3款民生費、2項児童福祉費の保育所入所等事業、放課後児童クラブ運営事業等、9款教育費、2項小学校費の小学校施設整備事業、4項幼稚園費の私立幼稚園就園奨励費補助事業、6項保健体育費の(仮称)
市立総合体育館建設事業を28年度にそれぞれ繰り越すものであります。
次に、16ページの第3表地方債補正の変更についてであります。
仮称
市立総合体育館建設工事の進捗状況により、公共施設整備事業債1億6510万円を減額、沖小学校放課後児童クラブ室改修工事等に伴い社会福祉施設整備事業債1億760万円を追加、仮称
市立総合体育館建設工事の進捗状況により住宅市街地総合整備事業債1億5620万円を追加、沖小学校校舎等大規模改造工事に伴い学校教育施設等整備事業債6億8150万円を追加するため、それぞれ地方債表を変更するものであります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第31号中、本委員会の所管事項につきましての説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○佐藤 委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより議案第31号中、所管事項を採決いたします。
本件を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、議案第31号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○佐藤 委員長 次に、議案第35号、平成28年度門真市
一般会計補正予算(第1号)中、所管事項を議題といたします。
本件に対する理事者の説明を求めます。
◎藤井 学校教育部長 ただいま議題に供されました議案第35号、平成28年度門真市一般会補正予算(第1号)中、本委員会の所管事項につきまして、御説明申し上げます。
追加議案書105ページをごらん願います。第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。
3款民生費、2項児童福祉費の9798万9000円の減額は、人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加及び沖小学校校舎大規模改造2期工事に伴い実施する放課後児童クラブ室改修工事等を国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業であったものを27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。
次に、追加議案書106ページをごらん願います。
9款教育費、2項小学校費の7億5465万1000円の減額は、沖小学校校舎大規模改造2期工事の実施に伴い国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業から27年度事業に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。
次に、6項保健体育費の2億4538万2000円の減額は、仮称
市立総合体育館建設工事の一部については、28年度分実施事業であったものを27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。
また、9款教育費の1項から6項の追加には、それぞれ人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加分を計上いたしております。
次に、歳入についてでありますが、追加議案書104ページをごらん願います。
13款国庫支出金、2項国庫補助金の3億784万円の減額は、沖小学校校舎大規模改造事業及び(仮称)
市立総合体育館建設事業を27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。
次に、17款繰入金、1項基金繰入金の3002万4000円の追加のうち2万4000円の追加は、仮称
市立総合体育館建設工事の事業の進捗状況に伴い、まちづくり整備基金繰入金を計上いたしております。
次に、19款市債、1項市債の7億7420万円の減額のうち、7億6860万円の減額は放課後児童クラブ運営事業に対する社会福祉施設整備事業債、沖小学校校舎等大規模改造工事に対する学校施設整備事業債及び(仮称)
市立総合体育館建設事業に対する住宅市街地総合整備事業債をそれぞれ27年度に事業を前倒しするため、減額分を計上いたしております。
次に、追加議案書108ページをごらん願います。第2表地方債補正の変更についてであります。
沖小学校放課後児童クラブ室改修工事等について、27年度の国の補正予算の活用に伴い社会福祉施設等整備事業債8610万円を減額、(仮称)市立総合体育建設事業の進捗状況に伴い、住宅市街地総合整備事業債590万円を減額、沖小学校校舎等大規模改造工事について27年度国の補正予算の活用に伴い、学校教育施設等整備事業債6億7660万円を減額するため、それぞれ地方債表を変更するものであります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第35号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○佐藤 委員長 説明は終わりました。
これより質疑に入ります。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
質疑なしと認め、質疑を終了いたします。
これより議案第35号中、所管事項を採決いたします。
本件を原案のとおり決することに御異議ございませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
御異議なしと認めます。よって、議案第35号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。
─────────────────────────────────────
○佐藤 委員長 以上をもって、付託議案の審査は終了いたしました。
次に所管事項に対する質問の通告がありますが、一定時間過ぎておりますので、この際、3時25分まで休憩いたします。
(休 憩)
(再 開)
○佐藤 委員長 委員会を再開いたします。
次に所管事項に対する質問。
◆戸田 委員 ちょっと落ちついていこうと思います。
まず第1項目は道徳教育のあり方などについてであります。これは去年の12月議会で大倉委員が道徳教育について質疑したということで、大倉委員にはかちんとくるかもしれませんが、道徳というのはときによっては自分が殴り殺しにされるような危険も覚悟しないといけない問題をはらむわけです。挨拶運動に一面化して語るような問題じゃない。そんな薄っぺらなことで道徳教育が語られるべきではないという非常に強い危機感を覚えまして今回質問に取り上げます。
まずクエスチョンの1。この社会における禁止事項や処罰対象などを定める法律は、時代や地域などによってかなりの変動がありますけれども、殺すなかれ、盗むなかれ、犯すなかれなどの事柄はおおよそ人類普遍の道徳と考えてよいのではないか。また、自分や自分の組織の物欲、金銭欲、支配欲、名誉欲、出世欲、保身欲などのために人を傷つけたり、殺したり、拷問したり、だましたり、差別したり、財産を盗んだり、有害物質を出したり、うそをついたりすることはいずれも道徳に反する行為だとみなすべきだと思いますがどうでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 委員が例示されていることは、人類の歴史の中で今日広く認められている普遍的な規範の一つであり、法的にも道徳的にも広く承認された価値であると考えております。道徳に反する行為だとみなすべきことにつきましては御指摘のとおりであると考えております。
◆戸田 委員 次いきます。クエスチョン2。そうした行為が道徳に反する行為であるならば、道徳教育においてはそうした行為を道徳に反する行為であり、人としてやってはならないこと、避けるべきこととして教えるのが当然だと思いますがどうでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 道徳教育の方法は、道徳的価値に反することを禁ずるのではなく、道徳的価値の必要性や人間としてのすばらしさをさまざまな教材や指導により内在化させることによって成立するものでありますが、道徳に反することをしないということを教えることも状況によっては必要だと考えます。
◆戸田 委員 クエスチョンの3。小学校及び中学校において道徳の教育というのはいつからどのような位置づけや形式で、学年ごとには年間何時間かけて行っているのか、また教科書や副読本はどうなっているか答弁してください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 道徳は1961年度(昭和36年度)から学習指導要領にのっとり実施されています。学校が編成する教育課程において週1時間の道徳の時間をかなめとして各教科や活動のそれぞれの特質に応じ、学校の教育活動全体を通じて道徳教育を行うこととされており、小学校1年生は34時間、小学校2年生から中学校3年生までは35時間行っています。教科書はなく、文部科学省や大阪府教育委員会作成の資料や各教科書会社発行の副読本などを活用して授業を行っております。また2015年(平成27年)3月に、一部改正学習指導要領において特別の教科、道徳として位置づけられ、小学校は2018年度(平成30年度)、中学校は2019年度(平成31年度)から教科書を用いて授業が行われます。
◆戸田 委員 クエスチョンの4。道徳教育の中で道徳に沿った生き方とか、道徳を貫く生き方とかはどのように教えられていますでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 学習指導要領の解説において、道徳性とは人間としてよりよく生きようとする人格的特性であると記述されており、道徳教育は本来どのように生きるか、どのように行動するかを目標とした教育の領域でございます。具体的には、副読本、「私たちの道徳」において冒頭に、生きていく上で大切なことを考え、自分の生き方に生かしていこうとのメッセージが掲げられており、各学年の発達段階に応じてみずからの生き方を問い定めていく構成となっております。
◆戸田 委員 クエスチョンの5。では、道徳教育をする側、教育委員会や教員の方は道徳に沿った生き方をしている人間であるとか、道徳を貫く生き方をしている人間であるべきだと思いますけれどもどうでしょうか。それとも道徳教育というのは、教える側の実態とはかかわりなく、知識として教えるものと捉えているのでしょうか。お答えください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 委員御指摘の点につきましては、これまでも隠されたカリキュラム論などで教員の態度や学校の雰囲気が、児童・生徒により大きな影響を与えるとの研究がございます。教師がみずからの生き方で範を示すことは、公教育を担うものとしての教育の本質であると理解しております。
◆戸田 委員 クエスチョンの6。それでは、三宅教育長や藤井学校教育部長以下、教育委員会の職員の個々人の方々は、自分は道徳に沿った生き方、道徳を貫く生き方をしていると自負されているのでしょうか。教えてください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 道徳に沿った生き方、道徳を貫く生き方につきましては、完全に実現することはなかなか難しい目標ではございますが、我々事務局職員も教育に携わる人間として不断に努力を重ねてまいる所存ですのでよろしく御理解をお願いいたします。
◆戸田 委員 率直な答弁ですね。誰しも自分に至らないところはある。そういう自覚は普通の人は持っています。自省する気持ちがあるならば。他人様に向かって道徳を説いて、道徳教育だってと大きな声でいう人間っていうのはもう99%そういう自分を省みる気持ちがない恥知らずの人間が権力をかさにわーわー言うようなネット右翼とか、日本会議の連中とか、あんな連中が実際にはほとんどですね。そのことはちょっと指摘しておきます。ちなみに、日の丸政務官とかああいう連中、腐敗、汚職等々でばれてますけども、道徳を大きな声で語る人間っていうのは基本的には信用しないほうがいいというとこを指摘しながら次にいきます。
では、クエスチョン7番目。道徳の観点からすると、いじめの問題について。A、いじめを主導的に行う。B、いじめを付和雷同的に加担する。C、いじめを傍観する。D、いじめられている者を助け、いじめをする者と闘う。E、いじめが行われていることをひそかに通報する。こういうふうな5つのパターンが考えられますが、それぞれの行動は道徳の観点からしてどのように評価されますでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 委員御説明の行動に対する道徳的観点からの評価につきましては、一般的にA・B・Cについては道徳的な行いと評価できないものであり、D・Eにつきましては道徳的な行いであると言えますが、先ほど御答弁申し上げましたように道徳教育は特定の価値観を押しつけるものではなく、A・B・Cについては、そのような生き方が人と人との間にさまざまの問題を引き起こすことに気づかせることや、自分であればどうするだろうという内省や葛藤を通して子どもが一定の判断や行為にたどり着くプロセスこそ重要であり、そのような繰り返しの中からより確かな人格の基盤が形成されるものであると認識しております。
◆戸田 委員 次、ちょっとこれ、打ち合わせになかったことですが、ごく簡単なことです。ヘイトスピーチ、ヘイトクライムの問題ですね。個人が民族、国籍、いろいろな身体的特徴等、個人の意思ではほとんど容易に変更できないことに対して、憎しみ、罵倒、差別していく。こういうヘイトスピーチ、ヘイトクライムの問題も、このいじめの問題と全く同じはずですね。いじめやヘイトスピーチに加担したり傍観している者が子どもに道徳を語るというのは、そんな語る資格はない、極めて不適切である。こういうふうに思うわけですけどもいかがでしょうか。まずいじめとヘイトクライムの問題、道徳の関係というのはほとんど似たようなものであるというふうに思いますがこの点についてどうかということをまず最初答弁してください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 関係のあるものであると認識しております。
◆戸田 委員 では、いじめに加担したり、やったり、傍観したりしている人間が、自分はそういうことをしておきながら他人様に、ましては子どもに道徳を語るなんてとんでもない話ですが、ヘイトクライムを傍観したりやったりしたり、やってる人間とすごい仲よしだったり、何のいさめることもない、そんな者が子どもに道徳を語ったりすることはおこがましい。行政的に言うと不適切である、適切ではないと言えると思いますがいかがでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 その点につきましても同様に関係しているものであると考えております。
◆戸田 委員 それでは打ち合わせの原稿に戻りますので。
クエスチョンの8番。教育委員会は良心的不服従とはどういうものだと考えていますか。道徳と良心的不服従とはどのような関係にあると思っていますか。また、良心的不服従の例を五つ挙げていただきたい。よろしくお願いします。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 道徳と良心的不服従の関係でございますが、中央教育審議会答申、道徳に係る教育課程の改善等についてにおいて、道徳の果たすべき役割として、「高い倫理観をもち、人としての生き方や社会の在り方について、多様な価値観の存在を認識しつつ、自ら感じ、考え、他者と対話し協働しながら、よりよい方向を目指す資質・能力を備えること」とあり、続く文脈の中では、「特定の価値観を押し付けたり、主体性をもたず言われるままに行動するよう指導したりすることは、道徳教育が目指す方向の対極」との記述があり、道徳と委員御説明の良心的不服従と重なる部分もあるものと認識しております。
次に、良心的不服従に該当する事柄についてでございます。歴史的には、ガンジーの不服従運動、良心的兵役拒否の運動、国家や企業などの不当な弾圧に対する不服従などが想起されます。また、道徳教育との関連で述べますと、嫌なことを言う、無視をするといったような相手が不快に思うような行為に対して同調せず、注意したり指摘したりすること。悪いことをしようと誘ってきた場合にみずから判断し、勇気を持って断ること。不正を働いていることがわかった同僚や友人に対して注意をすることや、やめさせることが関連しているものと思われます。
◆戸田 委員 では、クエスチョンの9。自分が属する組織が、さっき述べたような道徳に反する行為をしていて、職務命令や上官命令等で自分も加担することを命じられた場合に良心的不服従をすることは、道徳に沿った行動として称賛されるべき事柄だと思うがどうか。
また、組織内で実名を明らかにして良心的不服従や組織内闘争をすることが自分の地位や安全を害する危険性がある場合に、ひそかに組織外の機関やジャーナリストなどに通報する、いわゆる内部告発・公益通報をすることもまた道徳に沿った行動として称賛されるべきことだと思うがどうか。
さらに、こうした内部告発・公益通報について、組織規律に違反したひきょうな行為だとする意見について、教委からはどのように考えますでしょうか。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 職務命令や上官命令につきましては、命令が法令に反する内容である場合、それを拒否することは何ら問題とならず、同様に広く認められた道徳的価値に反する命令にも従う必要はないものと考えております。
内部告発・公益通報につきましては、道徳的価値や人権の概念は歴史的にも拡大しつつあり、内部告発についても社会的に認知され、通報者が不利益とならないような法的整備も進められており、正当な行為であると認識しております。組織規律に反するひきょうな行為だとする意見につきましては、そのような意見については誤りであると考えます。
◆戸田 委員 では、クエスチョンの10ですね。戦前の大日本帝国時代の道徳教育、いわゆる修身教育においては、こうした良心的不服従や内部告発・公益通報については、道徳に沿った行動として教えられることは全くなかったのではないか。それどころか実質的には上官の命令は天皇の命令であり絶対服従すべし的に組織や上司への絶対服従や忠誠の賛美に偏ったものだったはずだがどうか。答えてください。
◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長 戦前の修身につきましては、良心的不服従や内部告発・公益通報といった内容はなく、徳目主義で国家主義的な色合いを強く持っていたことは認識しております。