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平成28年 3月18日文教常任委員会−03月18日-01号

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  1. 門真市議会 2016-03-18
    平成28年 3月18日文教常任委員会−03月18日-01号


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    平成28年 3月18日文教常任委員会−03月18日-01号平成28年 3月18日文教常任委員会       平成28年 第1回定例会            文教常任委員会記録 〇開催日  平成28年3月18日(金) 〇会議時間 開会 午前10時00分 〜 閉会 午後4時10分 〇開催場所 委員会室 〇出席者氏名 ・出席委員(7名)  委員長  佐藤 親太   副委員長  豊北 裕子  委 員  後藤 太平   委 員   高橋 嘉子  委 員  大倉 基文   委 員   森  博孝  委 員  戸田 久和 ・説明のために出席した者  副市長      北村 和仁   副市長     川本 雅弘  教育長      三宅 奎介   教育次長    稲毛 雅夫  学校教育部長   藤井 良一   生涯学習部長  柴田 昌彦  こども未来部長  河合 敏和  その他関係職員
    ・職務のために出席した議会事務局職員  局 長  吉田 清之   次 長   坂本  裕  課 長  山下 貴志   課長補佐  隈元  実  主 査  黒崎 智彰   係 員   山下 真介 〇付託議案  1 議案第8号 門真市立総合体育館条例の制定について  2 議案第15号 門真市立保育所条例等の一部改正について  3 議案第20号 平成27年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、所管事項  4 議案第23号 平成28年度門真市一般会計予算中、所管事項  5 議案第31号 平成27年度門真市一般会計補正予算(第9号)中、所管事項  6 議案第35号 平成28年度門真市一般会計補正予算(第1号)中、所管事項 ○佐藤 委員長  ただいまから文教常任委員会を開会いたします。開会に当たりまして、北村副市長の御挨拶をお願いします。 ◎北村 副市長  おはようございます。委員各位におかれましては、早々に御出席をいただきまして、まことにありがとうございます。  文教常任委員会に付託されました案件は、議案第8号、門真市立総合体育館条例の制定についての外5件となっております。  詳細につきましては、担当の者より御説明を申し上げますので、何とぞ慎重に御審査の上、御決定をいただきますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが、開会の御挨拶とさせていただきます。本日は、どうかよろしくお願いいたします。 ○佐藤 委員長  審査に先立ち、委員並びに理事者の皆様にお願いいたします。  委員会記録作成上、録音を行いますので、質疑、答弁など発言に当たっては、私から指名後、起立し、大きな声で明確にお願いいたします。なお、答弁に当たっては、所属、職位を発言の上、お願いいたします。また、本日は、審査案件が多数ございますので、質疑は項目をまとめ簡潔に行っていただきますよう、委員の皆様には、委員会運営に御協力いただきたいと思います。なお、携帯電話の電源は必ず切っておいてください。雑音の原因になりますので、よろしくお願いします。  これより、本委員会に付託されました6議案を議題といたします。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  まず、議案第8号、門真市立総合体育館条例の制定についてを議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎柴田 生涯学習部長  ただいま議題に供されました議案第8号、門真市立総合体育館条例の制定について御説明申し上げます。  議案書47ページをお願いいたします。  本件は、市民が生涯にわたり、自主的、自律的に行う多様なスポーツ及びレクリエーションを通じ、相互に交流を深め、もって生涯スポーツの推進を図るため、市立総合体育館を設置するにつき、本条例の制定を行うものです。  次に、条例の主な内容でありますが、議案書48ページ以降をごらん願います。  第1条では目的及び設置場所、第2条では指定管理者による管理が行える規定、第3条では指定管理者が行う業務の範囲、第4条では開館時間、第5条では休館日、第6条から第8条までは利用の許可や制限並びに取り消しについて、第9条では権利譲渡等の禁止、第10条では設置目的以外の利用、第11条では特別設備等の設置、第12条では原状回復、第13条では損害賠償、第14条では利用料金、第15条では規則への委任をそれぞれ定めております。  なお、附則第1項では、施行日を教育委員会規則で定める日及び公布の日としており、第2項では、本条例施行前においても準備行為ができる経過措置を、第3項から第5項までは、教育委員会による管理を行う場合の特例措置をそれぞれ規定しております。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第8号の説明といたします。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ◆森 委員  無所属の森です。おはようございます。  控室から見ておりますと、新しい体育館も何かやっと何となくおぼろげに姿をあらわしてきたなというふうに思っております。完成が大変楽しみだなというふうに思っております。  今回、門真市立総合体育館条例の制定について、少し質問をさせていただきたいというふうに思います。  まず、この本条例につきましては、指定管理者制度導入を想定した内容になっているというふうに思います。指定管理者制度の導入、とりわけ教育委員会所管施設に関しましては、これまでの実績から見ても、パートナーシップ方式と呼ばれる指定管理者と市民団体との連携事業実施など、門真市独自の制度によりまして、市内団体と指定管理者がコラボによる運営を行っており、一定評価できるものであるというふうに思っております。そこで、新体育館においては、市が推進しようとしている生涯スポーツの推進と、どうリンクされていくのか、お伺いをしたいと思います。 ◎丹路 スポーツ振興課長  スポーツ基本法におきましては、地方公共団体は、地域スポーツクラブを育成、支援する責務がうたわれております。基本法の前に制定されていたスポーツ振興法の基本計画によって、国を挙げて、総合型地域スポーツクラブの育成に努めること、その上で地域の実情に応じた拠点となる施設の提供とともに、その指定管理者への指定を含めた活用促進がうたわれております。そこで、本市でも、連携等による総合型地域スポーツクラブの育成支援と活用を視野に入れ、指定管理者の公募を考えております。  以上です。 ◆森 委員  それでは、改めまして、本市における地域スポーツクラブと市との関係について、現在どんな状況なのか、お答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  地域スポーツクラブというもの自体、PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)という公民協働の考え方に基づきまして、自治体と生涯スポーツ推進というテーマに向けた協働のパートナーとしての役割を法律により位置づけられた存在であります。  本市では、現在のところ、総合型の地域スポーツクラブでありますNPO法人門真はすねクラブが市全体の生涯スポーツ推進における市との協働のパートナーとして活動されており、市民プラザを拠点として、その指定管理者とパートナーシッププランによる事業運営を行っているほか、市との最大の協働事業として、スポーツ・レクリエーション大会において中心的な役割を担っていただいております。 ◆森 委員  それでは、具体的に新しい体育館が新たな生涯スポーツ拠点となるべく、どのような施策を求めていくのか、伺います。 ◎丹路 スポーツ振興課長  指定管理者は総合型地域スポーツクラブと連携して、これまでの実績をもとに自主事業として事業展開をしていただくこと、また、市民プラザ等における本市独自の協働促進策であるパートナーシッププランを指定管理者の必須の事業として条件づけ、さまざまな団体とのコラボによる事業展開を基本線に考えております。 ◆森 委員  この指定管理者というのは、公益的な事業運営が主体であって、一部の団体とか個人に特化するような共益性あるいは利益に絡むような事業、実施事業と偏りがないようにしていかなければならないと思います。指定管理者とその総合型地域スポーツクラブが連携することで、その市の考え方が反映されるのかどうかについてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  あくまで指定管理者には、公益的な事業を実施することを募集要項で定めることで、市としては一定の制限をいたしております。それに加えて、常日ごろから総合型地域スポーツクラブの総会や会議には、市全体の生涯スポーツ推進という課題に対して、市も公民協働のパートナーとして参画いたしており、特定の団体だけが参加する共益的な事業あるいは私益につながるような事業ではなく、あくまでも公益的な活動を通じて役割を果たしていただくことを前提として、市の考え方を情報発信してまいりましたし、今後も継続したいと考えております。 ◆森 委員  続きまして、スポーツ・レクリエーション大会なんですけれども、26年度からスタートして2年が経過したというところでございます。生涯スポーツの推進という大きな目標からいえば、特にレクリエーションの部門については、年1回の開催ということでは、ちょっと物足らないように感じております。また、各地域にアウトリーチ的な形で市内のあちらこちらでの開催というのも検討すべきではないかというふうに課題として思っております。  本市の総合型地域スポーツクラブは、それを実践し得る組織力であるとかノウハウを持っているのか、有しているのかについてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  現在、スポーツ・レクリエーション大会には、総合型地域スポーツクラブを初め、スポーツ推進委員協議会各種競技種目団体やNPO、子ども会育成連合会、大阪府レクリエーション協会及び包括連携協定を締結している近隣大学も実行委員会に加わり、連携し合っております。委員御指摘のとおり、スポレク大会の回数や開催場所等の見直し検討も喫緊の課題であると認識をいたしております。  本実行委員会の役割が単にスポレク大会開催に限定されるものではなく、活動の領域を拡大することになれば、言いかえれば、この実行委員会自体が市民の健康づくりに向けた総合型地域スポーツクラブ的な役割を持つ組織となり得るものであります。  ちょうど今、実行委員会内でもそのような趣旨のことを発意されておられまして、レクリエーション大会の回数等も含めて検討されつつある状況であります。  その成り行きを見つつ、市の生涯スポーツ推進の大きな動きにつながるのであれば、市としても支援させていただきたく存じておりますし、それが実現すれば、門真はすねクラブが既に培っておられるものを活用することはもちろん、現実行委員会の活動領域の拡大につながり、地域等へのアウトリーチ活動を初めとして、生涯スポーツ推進の諸事業の検討・実施も進むものと考えております。  以上でございます。 ◆森 委員  ありがとうございます。ぜひ、今後においては、介護もそうですし、医療もそうです。高齢化が進む中で、高齢化というよりは、健康増進、その健康増進の部分が非常に将来的にそこにかかわってくるというふうに思っておりますので、若いうちからそういうスポーツに触れていけるというような、そういう新たな拠点として、ぜひ推進をしていきたいというふうに委員としても思っておりますので、ぜひ皆さん方も御協力をよろしくお願いしたい。  以上で質問を終わります。 ○佐藤 委員長  ほかに質疑はありませんか。 ◆豊北 副委員長  よろしくお願いします。  今回、市立総合体育館ができるということで条例をつくるものだと思いますが、一通りしっかりと読ませていただきました。  この総合体育館条例は、施設開設当初から指定管理者制度の導入を想定したものとなっております。総合体育館は、市民の健康維持・増進にとって非常に重要な役割を担う施設となります。こういうことから、市は直営で管理していくのが本来ではないかなと思うんですけれども、なぜ当初から指定管理を導入されるのか、これについてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  従前より、指定管理を導入する施設においては、経費削減だけでなく、団体等が持つ事業展開等のノウハウを求めることが重要であると認識をいたしておりますが、本体育館も単に貸し館業務のみならず、市民の健康づくりのための事業を数多く幅広く積極的に行うため、民間事業者の豊富なアイデア、スキルを活用することで、より質の高い行政サービスの提供と効率的かつフレキシブルな管理運営を行うためでございます。 ◆豊北 副委員長  今、説明していただいたんですけれども、ちょっと抽象的でわかりにくいなと思うところがありましたので、お聞きしますが、団体等とは、応募する団体や企業のことですよね。この団体等が持つ事業展開等のノウハウということなんですけれども、もう少しわかりやすく説明をお願いします。 ◎丹路 スポーツ振興課長  団体等のアイデアやスキルを活用した新しい概念のサービスの提供によって、創出される効果につながるものであり、行政側におきましても、既存の公共サービスの概念にとらわれない新しいサービスを許容するだけの柔軟な発想を持つ必要があると考えております。  よって、団体等が有する成功事例をもとに、柔軟な考えを取り入れ、本施設に見合う活用策を実施していただき、市民の健康づくりのための事業を行うことであるというふうに考えております。 ◆豊北 副委員長  最初の質問に対しての答弁の中で、もう一つ、民間事業者の豊富なアイデア、スキルを活用することで、より質の高い行政サービスの提供、これについても具体的にどんなイメージなのか、お答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  公民協働の概念から、団体等が持っておられます手法や実行力を通じて、市民ニーズにお応えするものであると考えております。  具体の例といたしまして、市民プラザの指定管理者によるスポーツ教室やロビーコンサート、朝市門真もん等を提案し実施されたことで、さまざまな主体間の新しいつながりを生むなど、市民の生涯学習活動の活性化が図られた成功事例の一つであると考えております。 ◆豊北 副委員長  今、市民プラザの指定管理による活性化ということが言われたわけですけれども、市ではできないのかなと考えたときに、やはり市でもしっかりそのための人的配置などをやったらできないことはないというふうに考えます。  次の質問なんですけれども、本条例の第1条には、「市民が生涯にわたり自主的・自律的に行う多様なスポーツ及びレクリエーションを通じ相互に交流を深め、もって生涯スポーツの推進を図るため」というふうにうたわれておりますけれども、この第1条における、設置目的を果たすために教育委員会としてはどんな責務を果たし、どのように果たしていこうと考えているのか、これについてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  教育委員会と指定管理者は、基本協定に基づき業務の範囲を決めることとなります。そこで、本条例の設置目的を果たすべく、指定管理者選定委員会におけます審査を通して、その後におきましてもしっかり見きわめてまいりたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  わかりました。その次、この条例をいろいろ見させていただいたら、損害賠償とか、何か壊したりしたときのことは書いているんですけれども、事故が起こった場合ということは載っておりませんので、この指定管理者による管理運営の中で事故等が発生した場合、この市と指定管理者との間というか、事故の対応、これをどのように考えておられるのでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  指定管理者と市とのリスク分担につきましては、これまでも仕様書等に明記しておりますので、本体育館も同様に考えております。 ◆豊北 副委員長  12月議会のときもちょっと指摘させていただきましたが、指定管理者が管理している施設で多々事故が起こっているということで、大学教授というか、そういう専門の方が課題やら問題を挙げているんですね。例えば、その体育館で使っていた器具が折り畳み式で、そこに首が挟まって亡くなったとか、いろんな本当に考えられないような事故も起こっておりますので、その点は十分想定した中でしっかりと対策を練っていただきたいなと思います。  それから、次の質問なんですけれども、指定管理者による指定管理運営に対して、利用者である市民の声がどのように反映されるのかということが心配されるんですけれども、これについてのお考えをお聞かせください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  指定管理者が管理運営する施設において、十分な安全管理や適切な施設運営がなされているか、また良質なサービスが市民に提供できているかなどをチェックし、評価する仕組みとしてのモニタリング制度を活用し、施設の管理運営に対し、利用者である市民の声を反映してまいりたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  ぜひ実行していただきますようによろしくお願いします。  次ですけれども、第14条5項、「規則で定める基準に従い、利用料金を減額し、又は免除することができる。」、これについて御説明お願いします。 ◎丹路 スポーツ振興課長  制定の予定であります門真市立総合体育館利用料金に関する規則において、他の施設同様、主に障がい者で構成される団体が利用する場合は10割減免、また、主に中学生以下及び65歳以上で構成される団体が利用する場合は5割減免するなどの規定を設けたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  わかりました。次、附則3の委員会による管理の特例なんですけど、天災そのほかやむを得ない事情により、指定管理者が総合体育館の管理業務を行うことができないときなんですけど、このように災害が頻発していますし、こういったときにどういった、指定管理者がふだんは運営管理されていて、こういう災害が起こったとき、どのような対策が、緊急の最も最良の対策を講じていかなければならないんですけれども、これについてどのようにお考えなのか、お答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  施設の維持管理においては、連携の必要があると考えられますが、大規模災害等が発生した場合は、本市の災害対策本部としての使用も想定をしており、必要な事項は仕様書等で定めたいというふうに考えております。 ◆豊北 副委員長  ぜひ、もしもということじゃなくて、本当に必ずこういった災害は起こることで、対策をしっかりと取り組んでいただきますようによろしくお願いします。  指定管理者を取り入れるということですけれども、この選定方法というのはどのようにお考えなんでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  本市の他の施設同様に、専門分野2名、学識経験者2名、行政職員1名の計5名で指定管理者選定委員会を組織し、一次審査として書類審査、二次審査としてプレゼン審査を実施し、その合計得点が一番高い事業者を指定管理者候補者として決定していこうというふうに考えております。 ◆豊北 副委員長  その選定に当たっての審査では、どのような点を重点に考えているんでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  本体育館は、生涯スポーツ推進の拠点でありますので、市民の健康づくりのため、団体等が持つノウハウによる事業等に資する提案であるというふうに考えております。 ◆豊北 副委員長  以上で終わります。 ◆戸田 委員  口頭ではちょっとしゃべったんですが、文書メモとしては出してなかったものなんですが、第4条の営業時間、開館時間、朝9時から午後9時までなんですけども、ルミエール等は10時までなんですが、門真では、文化施設は10時までで体育施設は9時というふうに、そういうふうにずっと前から決まっているものなんでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  他の体育施設も21時というふうな形では運営はさせていただいております。 ◆戸田 委員  わかりました。それ自体はそういうことだと受け入れた上で、前にちょっと言ったんですが、十数年前、議員になってからかな、なる以前かな。守口の総合体育館でテニスクラブをやったんですね。7時から9時という時間割で行ったと。あそこも9時までだったんです。その時間帯、当然勤め人が非常に多いわけです。9時といっても、10分ほど前にはみんなでモップがけをして、御苦労さんでしたというふうに終わると。ところが、僕はバイクで行って、ヘルメットで汗もかくものだから、シャワーを使おうとして、みんなと同じように使って、それからシャワーをするとなると、そこのガードマンが何をしているんだと、えらい高圧的にやって、ここはあれかと、守口の市民は、ここに来る人は、スポーツをやって汗をかいた後、汗も流さんと帰るような人間ばっかりかと言うてちょっともめたことがあったんですね。  門真の場合、これからのことなんですけどね、大体夜の時間帯というのは、仕事が終わって来て、7時ぐらいからという場合も多いと思うんです。そこは、そのスポーツが終われば、掃除、片づけ等もして、御苦労さんで皆で帰ると。だから、守口のような、厳格にシャワー室までも9時で閉めるみたいなのをやられたら、汗を流していきたいという清潔な好みの人とか、汗かきの人とか、そういう人は、もうみんな仲間でやっている掃除等を自分だけ抜けてシャワーに行くという非常に気まずいことになるわけですね。ですから、体育館の使用は9時までとしても、例えばシャワーを使いたいという人がおれば、そういっぱいおることは多分ないでしょう。自転車で来るとか、車で来て、すっと行って、家で風呂、シャワーを浴びるという人が多分多いでしょうけれども、バイクで来るとか、家にシャワー、風呂がないとかいう人も清潔に気持ちよくスポーツを楽しめるようにという点では、シャワーを使うところは、10分、15分程度はちょっと大目にみると。そこは守口の場合は、ガードマンも厳しく言われたと思うんですね。ですから、規則の運用において、体育館のいろいろなスペース自体は9時でおしまいと、ただし、そこで汗をかいて、ちょっと帰るのは10分、十二、三分のほうはシャワーを容認するというふうな運用をしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  ただいま委員のほうから御指摘のあった21時までの閉館ということでございますけども、これにつきましては、指定管理者と協定を結ぶ上でいろいろ検討してまいりたいというふうに考えておりまして、それの一部として、柔軟な考え方の取り入れというふうな形で先ほども御答弁させていただいた次第でございます。  以上です。 ◆戸田 委員  ぜひよろしく本当にお願いします。やっぱり清潔にさっぱり、みんな平等にそこを使えてやっていけるようにということで配慮を強くお願いしておきます。  以上です。 ○佐藤 委員長  ほかに。 ◆大倉 委員  私のほうからも、この総合体育館のことで質問させていただきますけど、いよいよ来年の5月ですか、オープンになって、市民の方が利用を始めるということでありますけれど、この総合体育館でありますが、メーンアリーナ、サブアリーナ、多目的スタジオに会議室が1、2と、あとクラブハウストレーニングルーム、またランニングコース、本当にたくさんのことを市民の方が利用できるような形で用意した、まさに総合体育館であるんですけれど、そうであるがゆえに、多くの市民の方が、これは先ほど戸田委員がおっしゃいました夕方の利用もあるでしょう。また、それ以外に生涯スポーツとして、仕事、現役を引退されて日中に利用される方もたくさんあると思います。その中で、この駐車場です。駐車場が今26台の予定で運営されようとしておりますし、現状でいくと、利用者は1時間無料であるけれど、その24時間の運営の中で、この開館されている間は30分につき150円ですか、ということは、1時間300円かかるんですね。そういうことで考えますと、その26台のスペースだけではなくて、市が持っている実際の駐車場、旧本庁舎前の駐車場がありますし、第2駐車場、また、あいまち門真ステーションがあった、今、砂利を敷いている駐車場、その辺をお金を払わんと使えるところと実際にお金を使って払わないと使えない場所と、確かに体育館の真横ですから便利なので、そちらを使う選択は自由かとは思いますけれど、日中にその第2駐車場も含めて利用がたくさんになってしまう可能性も考えられますし、その辺を一般を含めて、駐車場問題について、この混雑時にどう対応するように考えているか、お答えいただけますか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  旧第六中学校グラウンド駐車場を併用するほか、総合体育館の駐車場は、障がい者用スペースの2台を含めて合計26台分の有料駐車区画を整備する予定となっております。市役所が閉庁している日は、庁舎管理担当課と連携を図りまして、必要に応じて市役所第2駐車場や旧本館前の駐車場を開放してまいりたいと考えております。  以上です。 ◆大倉 委員  今あるのを使うしかないんですけれど、実際にいざ使い出してみないとわからないこともあります。もともと私たち緑風クラブは、この駐車場問題については、いろんな他市の駐車場を見に行かせていただいたときに、例えば大きな大型バスがとめられるように工夫をされているところもありました。その話を聞くと、やはり大きな大会をしようと思うと、そして、大型バスを利用されるケースもあるというようなこともお聞きしたので、駐車場問題について、また、緑風クラブは、この総合体育館については、ぜひとも観覧席を多くとってほしいということを強く要望してまいりましたけれど、今回、200席ということでかないませんでしたけれど、この施設が利用されるに当たっては、ぜひ市民の立場に立って考えていただきたいし、今後、役所の問題を、今、本庁舎が一応仮庁舎になっていますけれど、新しく建てることになった場合に、その辺についても、やっぱり駐車場問題というのは、これは大きく関係してまいりますし、そこについてはしっかりと熟慮していただいて、今の有料駐車場を一部つくることが、それだけでいいのか、全体を有料化していかないといけないか、そのことについてもしっかりと検討いただいて、利用者が困らない施設にしていただきたいなということを要望させていただいて質問を終わります。 ○佐藤 委員長  ほかにございませんか。 ◆戸田 委員  今の駐車場の有料、無料の件、なるほどと思って聞いたんですが、役所が休みのときは、役所の無料駐車場も開放しますよと、少し遠いけれども、こちらは無料ですよというやり方です。でも、使っているうちに、ああ役所も使えるんだと遠くからの人もわかるし、地元の人は最初から知っているから、平日のとき、こちらは有料で、少し遠いけれども無料でということで、体育館を使うのが少し時間も長くなったりして。そうすると、普通に役所を使う、役所に用件がある人が圧迫される危険性もあると。それはどうなるか調べてみないとわからない部分もありますけども、そこら辺の想定は、今の段階ではどのようにしていますか。
    ◎丹路 スポーツ振興課長  混雑が予想されるのは、先ほど申し上げましたように、市役所が閉庁している土曜日・日曜日・祝日等が想定されますので、駐車場の使い方といたしましては、先ほど御答弁させていただきましたが、平日につきましては、第六中学校の駐車場なんかがかなりふだんはあいておりますので、そこにとめていただくことは十分可能であると考えております。 ○佐藤 委員長  ほかに質疑はありませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第8号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第8号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  次に、議案第15号、門真市立保育所条例等の一部改正についてを議題といたします。  これに対する理事者の説明を求めます。 ◎河合 こども未来部長  ただいま議題に供されました議案第15号、門真市立保育所条例等の一部改正につきまして御説明申し上げます。  議案書143ページをごらん願います。  本件につきましては、国家戦略特別区域法及び構造改革特別区域法の一部を改正する法律による国家戦略特別区域法の一部改正に伴い、国家戦略特別区域限定保育士、すなわち地域限定保育士が創設されるにつき、地域限定保育士資格保有者が本市で就労できる枠組みを構築するため、所要の改正を行うものでございます。  具体の改正内容につきましては、議案書144ページから145ページに掲載のとおりでございます。  最後に、附則といたしまして、条例の施行日を公布の日と規定いたしております。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第15号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ◆豊北 副委員長  今回の地域限定保育士を保育士として認めるということなんですけれども、この地域限定保育士、御説明あったんですけれども、もう少し詳しく概要についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  地域限定保育士試験につきましては、全国的に保育士の確保が喫緊の課題である中、大阪府がいわゆる特区制度を活用し、資格を取得する機会を充実するため、通常の保育士試験に加え、2回目の試験として10月に実施されたものでございます。 ◆豊北 副委員長  保育士資格者をふやすための機会をふやすということで、地域限定という説明だったと思うんですけれども、この地域限定保育士というのは、初めに通常の試験で受けた方とどのように違うのか、これについてお答えください。 ◎山 こども政策課長  地域限定保育士試験の合格者は、地域限定保育士として登録後、3年間は受験した都道府県のみで保育士として働くことができる資格であり、登録後3年を経過すれば、その後は全国どの自治体においても保育士として働くことができることとなっております。 ◆豊北 副委員長  地域限定保育士は3年間そこで働かんとあかんと、こういうふうな限定があるということですね。通常の試験と、この2回目に地域特定保育士のこの試験について、難易度といいますか、難しくなるのか、それとももう少し簡素になるのか、というような違いはあるのでしょうか。 ◎山 こども政策課長  今回実施されました地域限定保育士試験は、あくまで試験の機会をふやすことを目的に実施されたものであり、試験の実施機関である保育士試験事務センターにも確認しましたところ、試験の難易度に違いはないとのことでございます。 ◆豊北 副委員長  今回、保育士不足であることから、こういった対策がとられたのかなと思いますけれども、門真市での今の状況、公立においても、民間においても、保育士不足の状況についてお答えください。あるのでしょうか。 ◎山 こども政策課長  公立園におきましては、ここ数年、臨時的任用職員の登録者数が少なく、保育士の欠員補充等の対応に苦労している状況はございます。  また、民間事業者からも、求人に対し応募者数が少なく、必要な保育士の確保に苦慮しているとの状況と聞き及んでおります。 ◆豊北 副委員長  保育士の不足で、保育士の選定というか、確保に苦慮されているということなんですけど、今回の施策で、保育士がふえることはいいことなんですけれども、こうやって機会をふやすことでの対策のみで保育士になる方がふえるかと、どうかなと、それは疑問に思うんですけれども、どうなんでしょうか、どのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  今回、大阪府で実施されました地域限定保育士試験におきましては、727人が合格しておりますことから、保育士不足の解消策の一つとして、一定の役割を果たしているものと認識しております。 ◆豊北 副委員長  保育士の資格者がふえているということなんですけどね、保育士の資格、処遇をよく問題にされると思うんですけれども、保育士の平均年収は323万円で、全産業の平均の年収よりも166万円低いということが言われております。やっぱり試験の回数をふやすことも一つの施策かもしれませんけれども、保育士に対する処遇の改善を図るということが求められます。門真市のみでできることではありませんが、しっかりと国に処遇改善を要望していただきますとともに、子ども・子育て会議の中でも委員の方がおっしゃっていましたが、保育士の仕事の内容について、もっと周知されていない、この保育士の魅力と重要な仕事ということがまだまだ社会に認知されていないというようなこともおっしゃられておりましたので、いろんな対策を練っていただいて、保育士を希望される方がふえるように頑張っていただきたいと思います。  以上です。 ○佐藤 委員長  ほかに質疑ございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第15号を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第15号は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  次に、議案第20号、平成27年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎藤井 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第20号、平成27年度門真市一般会計補正予算(第8号)中、本委員会の所管事項につきまして御説明申し上げます。  議案書161ページをごらん願います。  第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。  3款民生費のうち、1項社会福祉費の124万3000円の追加は、ひとり親家庭医療助成事業費について、当初の見込みより医療費が増加したことに伴い計上いたしております。  次に、2項児童福祉費の2億1706万3000円の減額のうち、243万2000円の追加は、平成26年度児童虐待防止対策等支援事業費国庫補助金返還金及び平成26年度母子家庭等対策総合支援事業費国庫補助金返還金について、既交付額と実績額に差異が生じたことから返還金分を計上いたしております。  また、2億1949万5000円の減額は、平成26年度保育所運営費府費負担金返還金、延長保育延長事業における利用者数の当初見込みからの減少及び保育定員拡充事業における保育所等整備計画の延期に伴い計上いたしております。  次に、9款教育費、2項小学校費の974万8000円の減額は、古川橋小学校給食棟建替工事の実施の見直しに伴い計上いたしております。  次に、9款教育費、5項社会教育費の10万円の減額は、幸福町・垣内町地区整備事業スケジュールのおくれにより、(仮称)市立生涯学習複合施設建設事業における設計業務委託事業者選定委員会に係る委員報酬等の減額分を計上いたしております。  次に、歳入でございますが、議案書160ページをごらん願います。  13款国庫支出金、1項国庫負担金の135万1000円の追加は、児童入所施設措置費等の額の決定により助産施設等委託負担金を計上いたしております。  次に、13款国庫支出金、2項国庫補助金の1億7180万1000円の減額のうち、1億6513万円の減額は、延長保育事業の減額に伴う子ども・子育て支援交付金及び保育定員拡充事業の歳出の減額に伴う保育所等整備交付金の減額分を計上いたしております。  次に、14款府支出金、1項府負担金の67万5000円の追加は、児童入所施設措置費等の額の決定により助産施設等委託負担金を計上いたしております。  次に、14款府支出金、2項府補助金の1737万9000円の減額のうち、62万1000円の増額は、ひとり親家庭医療助成事業の歳出の増加に伴う、ひとり親家庭医療助成補助金の追加、1800万円の減額は、延長保育事業の歳出の減額に伴う子ども・子育て支援事業費補助金の減額分を計上いたしております。  次に、19款市債、1項市債の1200万円の減額のうち、1470万円の減額は、民間保育所等整備助成事業債を減額するもので、730万円の減額は、古川橋小学校給食棟整備事業債の減額分を計上いたしております。  次に、議案書162ページの第2表繰越明許費についてであります。  3款民生費、2項児童福祉費の保育定員拡充事業を28年度に繰り越しするものであります。  次に、議案書163ページの第3表債務負担行為補正についてであります。  (仮称)市立生涯学習複合施設建設事業につきましては、事業実施見直しのため廃止するものであります。  最後に、議案書164ページの第4表地方債補正の変更についてであります。  保育定員拡充事業の整備計画の変更に伴い、社会福祉施設整備事業債1470万円の減額、古川橋小学校給食棟建てかえ工事の実施の見直しに伴い、学校教育施設等整備事業債730万円を減額するため、それぞれ地方債表を変更するものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第20号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ◆豊北 副委員長  180ページ、181ページ、その中の古川橋小学校給食棟建てかえ工事についてですけれども、実施設計委託料が減額されています。今回、この古川橋小学校給食棟建てかえ工事の実施の見直しとなった理由についてお答えください。 ◎西岡 教育総務課長  古川橋小学校給食棟の建てかえの見直しにつきましては、27年度から国の補助対象基準が変わり、本市の財政力指数が国の基準を上回っていることから対象となりませんでした。  事業実施に当たっては、莫大な費用が見込まれることから、本市では、補助金の活用なくして実施はできないという観点から、事業の実施の見直しを行ったものであります。 ◆豊北 副委員長  古川橋小学校の建てかえというのは、やっぱり老朽化に伴うものだったと思うんですけれども、今、この老朽化によって、直さなければならないというところが多々あるんだろうなと思うんですけれども、今後その老朽化に対して、この費用が出ないからしないということにはならないと思うんですけれども、どうなるんでしょうか、対応についてお答えください。 ◎西岡 教育総務課長  建物は築51年を経過し、老朽化により修繕の必要な部分も出てきておりますが、給食棟の内部は、厨房機器の定期点検やメンテナンスを行っており、また、衛生面におきましても、学校保健安全法に基づき、学校薬剤師などが定期的な点検を実施しております。  今後につきましても、修繕が必要な部分につきましては、その都度、対応してまいりますとともに、給食棟の建てかえにつきましては、国や府の補助金の動向を注視し、実施時期を見きわめてまいります。 ◆豊北 副委員長  やはり子どもたちの重要な給食をつくる重要な建物でありますので、衛生管理とか、そういったことにしっかりと配慮もしていただき、実施時期を早めていただきますように、国の補助金などしっかり、今おっしゃられましたように、見きわめていただいて、早く実施していただきますようによろしく要望をしておきます。  以上です。 ○佐藤 委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより、議案第20号中、所管事項を採決いたします。  本件は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第20号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  次に、議案第23号、平成28年度門真市一般会計予算中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎藤井 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第23号、平成28年度門真市一般会計予算中、本委員会の所管事項について御説明申し上げます。  別冊1の平成28年度門真市一般会計予算書の5ページをごらん願います。  第1表歳入歳出予算のうち、歳出より御説明申し上げます。  2款総務費、1項総務管理費では、700万6000円増の1億6366万9000円となっており、市民文化会館及び市民交流会館運営事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、3款民生費、1項社会福祉費では、2943万円増の3億7098万3000円となっており、職員等の人件費、ひとり親家庭医療助成事業に係る経費を計上いたしております。  次に、2項児童福祉費は、沖小学校放課後児童クラブ改修工事等、私立の保育園・幼稚園の認定こども園の移行等による施設型給付費等に伴い、2億7680万9000円増の79億7384万8000円となっており、主に児童手当支給事業、民間保育所入所委託事務、放課後児童クラブ運営事業、こども発達支援センター運営事業、こども医療助成事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、4款衛生費、1項保健衛生費では、3万5000円増の719万円となっており、未熟児養育医療給付事業に係る経費を計上いたしております。  次に、6ページをごらん願います。  9款教育費、1項教育総務費では、4126万3000円減の6億8411万5000円となっており、主に教育委員会運営経費、きめ細かな指導を実現する35人学級事業、学校図書館司書配置事業、中学校放課後学習支援Kadoma塾事業、また、新規事業として、魅力ある門真の教育づくり事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、2項小学校費では、門真小学校のプール建てかえ工事及び同校南校舎撤去工事、沖小学校大規模改造2期工事等に伴い、1億6323万5000円増の20億9016万3000円となっており、主に教育用コンピュータ機器借上料や交通専従員委託料などに係る経費を計上いたしております。  次に、3項中学校費は、第三中学校、第四中学校給食棟建てかえ工事及び第五中学校大規模改造第2期工事の完了に伴い、18億8514万4000円減の4億830万4000円になっており、主にきめ細かな指導を実現する35人学級の人件費や、門真はすはな中学校施設建設費割賦払金等に係る経費を計上いたしております。  次に、4項幼稚園費は、2152万1000円増の3億5434万2000円となっており、主に公立幼稚園運営事業、私立幼稚園就園奨励費補助事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、5項社会教育費は、市立図書館の耐震工事等の完了に伴い、1184万4000円減の4億8310万7000円となっており、主に文化芸術振興事業、めざせ世界へはばたけ事業、市立文化会館運営事業、公民館運営事業、図書館運営事業、市民プラザ運営事業等に係る経費を計上いたしております。  次に、6項保健体育費は、仮称市立総合体育館建設工事等に伴い、21億1369万8000円増の35億5490万7000円となっており、そのほか給食運営事業、学校体育施設開放事業、スポーツ・レクリエーション大会事業費等に係る経費を計上いたしております。  次に、歳入についてであります。  予算書3ページをごらん願います。  11款分担金及び負担金、1項負担金では、主に保育所個人負担金を2億1600万7000円を計上いたしております。
     次に、12款使用料及び手数料、1項使用料では、主に放課後児童クラブ使用料、幼稚園使用料等9110万円を計上いたしております。  次に、13款国庫支出金、1項国庫負担金では、主に子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金等25億1300万7000円を計上いたしております。  次に、2項国庫補助金では、主に社会資本整備総合交付金、子ども・子育て支援交付金、学校施設環境改善交付金等16億8837万3000円を計上いたしております。  次に、3項委託金では、特別児童扶養手当事務取扱交付金55万8000円を計上いたしております。  次に、14款府支出金、1項府負担金では、主に子どものための教育・保育給付費負担金、児童手当負担金等7億7297万6000円を計上いたしております。  次に、2項府補助金では、主に保育対策総合支援事業費補助金、子ども・子育て支援交付金、教育コミュニティづくり推進事業費補助金等2億6829万7000円を計上いたしております。  次に、17款繰入金、1項基金繰入金では、主に(仮称)市立南認定こども園整備事業、仮称市立総合体育館建設工事費に充てるものとして、合わせて4億6489万6000円を計上いたしております。  次に、18款諸収入、3項貸付金元利収入では、学校給食用物資購入運転資金貸付金元利収入等403万円を計上いたしております。  次に、4ページをごらん願います。  5項雑入では、主に障がい児通所給付費、給食棟設備等使用料、東和薬品RACTABドームプール入場引換券売払代金等1億4308万5000円を計上いたしております。  次に、19款市債、1項市債では、主に公共施設整備事業債、社会福祉施設整備事業債、学校教育施設等整備事業債、公共施設等除却特例債等33億2760万円を計上いたしております。  続きまして、予算書7ページ以降の第2表債務負担行為をごらん願います。  表に掲げております事項のうち、8ページ、放課後児童クラブ運営業務委託(13)、(仮称)市立南認定こども園整備事業(2)、こども発達支援センター通園バス運転業務委託(2)及び9ページ記載の3件につきましては、それぞれ期間及び限度額を設定するものであります。  最後に、予算書10ページの第3表地方債をごらん願います。  公共施設整備5120万円のうち、市民文化会館ルミエールホール舞台設備等大規模改修実施設計分として1060万円、公共施設除却1億3630万円のうち、北巣本幼稚園園舎及び門真小学校南校舎の撤去分として5930万円、社会福祉施設整備は、主に沖小学校の児童クラブ改修、(仮称)市立南認定こども園整備事業及び保育定員拡充事業等について4億4020万円、防災対策1260万円のうち、上野口及び浜町保育園の耐震化実施設計分として700万円、住宅市街地総合整備23億5430万円のうち、仮称市立総合体育館建設工事分として18億3970万円、都市再生整備は、門真小学校南校舎の撤去分として1390万円、学校教育施設等整備は、主に沖小学校校舎の大規模改造、門真小学校のプール建てかえ工事事業等について、9億6750万円をそれぞれ限度額、起債の方法等を定めるものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第23号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。 ◆後藤 委員  おはようございます。公明党の後藤太平でございます。  平成28年度門真市一般会計予算について、大きく5点にわたり質問させていただきます。  まず最初に、予算書の227ページにありました保育定員拡充事業についてお伺いします。  最近、さまざまな報道でも話題になっている待機児童の解消についてお伺いします。  現在、本市においても、年度途中には待機児童が多く発生していると聞いております。待機児童解消に向けた取り組みをされていると思いますが、この4月には、市全体としてどのぐらい定員がふやせる見込みなのか、また今後の予定数についてもあわせてお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  現在、年間を通じた待機児童の解消を図るため、保育定員の拡充を鋭意進めており、27年4月1日時点で1933人だった保育定員は、保育定員拡充事業の活用などにより、28年4月1日時点では150人増加の2083人となります。  また、現在、定員拡充に向けた施設整備等を進められている園も幾つかあり、29年4月1日時点では、さらに152人増加し、2235人となる見込みであります。それ以降につきましても引き続き各事業者による取り組みが進められる予定となっており、今後も定員の増加を見込んでおります。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。28年4月1日で150人、また、その次の年で152人ということで、頑張っていただいているということを御答弁いただきました。  次の質問ですけども、現在、本市では、施設整備の一部を補助する方法で保育定員の拡充を進められていますが、今後の進め方についてお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  門真市子ども・子育て支援事業計画における保育定員拡充の考え方は、当初3年間は、幼稚園の認定こども園化などによる施設整備を進め、中間年度である30年度以降に新規事業者の参入を含めた待機児童解消に努めることとしておりました。しかし、新制度開始後における実際の利用人数が当初の見込み数を上回る状況などを踏まえ、できる限り早期に待機児童解消を図るためには、新規事業者の参入についても、前倒しで実施すべきであるなどの御意見を先日開催の子ども・子育て会議でも答申をいただいたところであります。  これらの議論も踏まえ、28年度前半には、市内事業者に対し、小規模保育事業等新規事業の実施を含めた最終の意向確認を行い、それでも保育定員に不足が見込まれる場合は、29年度の新規事業者の募集に向けた準備を進めるなど、できる限り早期の待機児童解消に向け取り組んでまいります。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。今後も引き続き待機児童解消に向けた取り組みを積極的に進めていただきますようよろしくお願い申し上げます。  続きまして、予算書の391ページにあります門真小学校の南校舎撤去工事についてお伺いします。  門真小学校の南校舎撤去後に仮称地域協働センターが建設予定とされておりますけども、校舎の南側には、田んぼ、レンコン畑、畑などがあり、栽培した作物を子どもたちが販売したり餅つきをしたりする様子が市のホームページに掲載されております。今後そのような教育活動に差しさわりが出ることはないのでしょうか。これまでの経緯等も含めてお聞かせください。 ◎西岡 教育総務課長  まず、門真小学校南校舎撤去をするに当たり、市有財産の土地の活用として、仮称地域協働センターの土地として活用できないかとの打診が企画課及び公民協働課からあり、この間、学校を含め協議をしてまいりました。  田んぼ、レンコン畑、畑等は、教育活動の一環として活用しているので、活動を継続させていただきたいとの学校からの要望を踏まえ、仮称地域協働センターの土地のあり方や、畑等について協議を重ねた結果、学校が望む畑等の土地を確保し、移設することが可能となりましたので、教育活動には差しさわりはないものと考えております。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。南校舎の撤去をするに当たっては、児童の安全確保と学習環境の妨げにならないよう努めるべきであると思いますが、門真小学校南校舎撤去のスケジュールはどのようになるのでしょうか、お教えください。 ◎西岡 教育総務課長  撤去のスケジュールにつきましては、現在調整中ではありますが、委員御指摘のように、子どもたちの安全確保を最優先とし、学習の妨げにならないよう考えております。  本格的な撤去工事は、児童の少ない夏休みから行い、工事エリアと工事車両が出入りするゲートには、常にガードマンを常駐させて、9月末には撤去を完了する予定としております。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。最後に、要望でありますけども、学校の畑等については、学校の特色ある授業の一環として、子どもたちの育ちに大変よいものであるというふうに考えております。これらの畑について、今、御答弁されましたように、市の土地を有効活用され、なおかつ、学校の要望も聞き、畑を移転されるということなので、農作物を育てるには、これまでと余り変わりない環境で子どもたちも作物を育てられるということでありました。門真小学校の児童、地域の方にとっては、最善の方法であるというふうに思っております。  また、撤去のスケジュールについても、児童の安全確保や学習の妨げにならないように配慮されているということなので、安心いたしました。  今後も少ない財源の中ではありますが、子どもたちや地域の方が有効利用できるような方法を維持していただけたらというふうに思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。  続きまして、405ページの北巣本幼稚園撤去工事についてお伺いいたします。  我が会派の春田議員が平成26年第2回の定例会において、一般質問で、旧北巣本幼稚園の跡地活用について伺っていますが、そのときには、旧北巣本幼稚園施設の除却について、平成27年度をめどに検討していきますとの答弁をいただいておりました。しかし、結果的には、平成27年度には除却、撤去がされませんでした。そこで、今後の撤去についてのスケジュールがどのようになっているのか、お聞かせください。 ◎宮下 保育幼稚園課長  旧北巣本幼稚園の撤去工事のスケジュールといたしましては、まず、28年5月末から9月末にかけまして、PCBシーリング調査やアスベスト調査なども含め実施設計を行い、本工事に要する費用を積算する予定です。  また、8月から10月末に本工事による周辺建物への影響が発生していないかを確認するための事前調査を行った上で、11月から29年2月にかけて撤去工事を実施し、2月から3月の間で工事による影響の有無について事後調査を実施する予定です。 ◆後藤 委員  先ほどの質問の中で申し上げましたけども、27年度をめどに撤去されるということだったものが28年度に実施が延期となった、まず理由をお聞かせください。 ◎宮下 保育幼稚園課長  撤去工事の実施時期につきましては、当初27年度をめどに実施する方向で関係部局において検討を行っておりましたが、現在、総合政策部で策定中の公共施設等総合管理計画に基づく公共施設等除却特例債を活用することにより、財源を確保するため、28年度に実施することとしたものであります。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。それでは、この工事実施に当たり、地元への周知はどのように行われるのか、お聞かせください。 ◎宮下 保育幼稚園課長  撤去工事実施に係る周知につきましては、事前に地元自治会を通じた周知を行うとともに、建物事前調査の際や工事着手前など適宜丁寧な周知に努めてまいります。 ◆後藤 委員  最後、要望なんですけども、一つ目の答弁でもいただいておりましたシーリング材のPCB調査とかアスベストの調査など、近隣の住民の方々には安心していただけるように周知や情報の提供について丁寧に行っていただきますように重ねて申し上げておきます。  また、この旧北巣本幼稚園の跡地利用についてですが、地元の三つの自治会さんからも要望が出ております。交流広場としてぜひとも活用させてくださいという要望をいただいておりますので、その辺もまた今後考慮していただきたいなというふうに要望いたしまして、次の質問に移らさせていただきます。  次に、予算書の423ページにあります、学校等読書活動推進支援事業についてお伺いします。  配送業務委託料26万円というふうにありますけども、これは第2次子ども読書活動推進計画に基づき実施されるものとお聞きいたしましたが、具体的な内容についてお教えいただけますでしょうか。 ◎西中 図書館長  学校等読書活動推進支援事業の具体的な内容についてでありますが、子どもの読書活動を支援するため、学校図書室だけの資料ではなく、市立図書館資料の配送要望があり、それに応えて、委託業者により、市内小・中学校へ図書館所蔵資料を配本・回収する事業であります。  配本につきましては、希望者を把握するため、年度当初に各学校のクラス担任より配本申請書を提出してもらい、図書館で配本時期を調整いたします。  配本・回収時期でありますが、学期始めに配本、学期終わりに回収し、年6回実施いたします。 ◆後藤 委員  学校との連携ということでありますけども、配送以外にどのような連携をお考えでしょうか、お聞かせください。 ◎西中 図書館長  学校との連携についてでありますが、学校からの依頼による学校訪問、図書館見学、小学生の1日図書館員や中学生の職業体験受け入れなどを引き続き行っていくとともに、読書離れが進む小学生の高学年から中学生に向けて、心に響くすてきな一冊の本と出会い、読書のきっかけづくりを進めてまいります。  具体的には、学校へ積極的に訪問し、図書館の利用案内、読書手帳のPR等を行うことと、司書のおすすめ本の紹介や行事のお知らせなどを載せた図書館だよりを作成いたします。  また、学校の図書館担当教諭に対する児童書の選書方法や本の修理の仕方などの研修会実施も検討しております。  27年度中に学校から要望がありました読み聞かせなどは、今後もニーズを把握し、読書支援のため、ボランティアとの協働で行ってまいります。 ◆後藤 委員  同じく予算書の423ページにあります、子ども読書活動推進啓発事業ですが、著名な児童文学作家による講演を行うということでありますが、より多くの方に参加していただくことが大切であるというふうに考えております。  山形県新庄市の福袋のように、お楽しみ袋として司書が選定した図書を貸し出すサービスが好評であり、来館する市民にも楽しみにしていると聞き及んでおります。  このように工夫ある取り組みを通じ、図書への魅力を高めていくことが重要と考えますが、開催日時や開催場所などの設定、どのように周知を行うのか、また具体的に工夫ある取り組みをどのようにするのかをお聞かせください。 ◎西中 図書館長  多くの市民に子どもの読書活動推進を呼びかけるため、児童文学作家による読書講演会を開催いたします。開催場所につきましては、駐車場設備のある門真市民プラザ、開催時期としましては、他の開催事業にあわせて実施する予定であります。  周知につきましては、「広報かどま」、市ホームページなどに掲載するとともに、学校等の教育機関、各種団体にも広く呼びかけてまいります。  また、委員御質問の山形県新庄市の福袋も工夫ある取り組みの一つであると認識いたしております。  本館におきまして、過去に1度、子どもを対象に福袋を提供したこともありますが、PR不足ということもあり余り市民に浸透いたしませんでした。今後は、読書手帳の配布、季節ごとの展示会、児童向けの新着案内のほか、福袋やボランティアの知識やアイデアを生かした事業など創意工夫ある取り組みを検討してまいります。 ◆後藤 委員  第2次門真子ども読書活動推進計画には、今回予算計上している以外に取り組むべき施策を掲げられておられると思いますが、図書館としては、どのようなスケジュール感で取り組んでいこうとお考えなのか、お聞かせください。 ◎西中 図書館長  今回策定しました計画の四つの推進項目、家庭・地域における読書活動の推進、図書館における読書活動の推進、学校における読書活動の推進、連携・協働と普及・広報活動の推進に基づき、28年度から5年間をめどに施策に取り組んでまいります。  読書支援の充実としまして、28年3月から読書手帳を開始するとともに、フロアでの読書相談のためにタブレットを導入いたしました。  28年度におきましては、読書に親しむ事業の充実としまして、ビブリオバトルの実施を考えており、職員と司書が学校司書の配置されている学校に出向き、開催することを検討しております。  また、先ほど申し上げました学校への配本事業、図書館だよりの作成、児童文学作家の講演会を開催いたします。  将来建設予定の生涯学習複合施設の図書館として、目指すべき姿、理念などをまとめた図書館基本計画の策定に向けて、子どもたちの快適な読書空間づくりのために、他市の図書館の状況等を調査するとともに、司書が児童サービスの研修に参加するなど能力向上に努め、家庭、地域、ボランティアなどの意見を頂戴した上で新図書館の方向性や体制について検討してまいります。 ◆後藤 委員  ありがとうございます。予算のない中でも、さまざまな工夫をされて、本当に図書に親しむような、そういった取り組みを今後ともよろしくお願いいたします。  以上で質問を終わります。 ○佐藤 委員長  ほかに。 ◆高橋 委員  私のほうからは、3点にわたって質問させていただきます。  予算書の143ページ、市民文化会館舞台設備等大規模改修実施設計業務委託料についてお伺いします。  門真の市民から愛されているという門真ルミエールホール、市民の文化芸術の活動拠点として代表的な施設であるこのルミエールホールでは、公民協働によるさまざまなイベントが実施されており、つい先日は、市民みずからが組織した実行委員会による第九コンサートが行われたことは、皆さん御承知のことだと思います。  しかし、このルミエールホール、築23年を迎えたということで、障がい者やお年寄りの方など誰もが利用しやすいホールであるためには、まだまだ不便なところがあります。そこで、このたびの大規模改修について、その概要についてお伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  ルミエールホールは非常に専門性の高い施設でありますが、竣工から23年が経過しており、舞台・音響・照明設備等の多くが更新推奨時期に達しており、大規模改修が必要な時期に差しかかっておりますことから、27年度に舞台設備等大規模改修計画を策定いたしました。  改修計画では、つり物・床・幕等の舞台機構設備及び調光盤・スポットライト等の舞台照明設備並びにアンプ・スピーカー・映像機器等の舞台音響設備について、適切な更新及び修繕を実施していくものです。  28年度におきましては、改修計画に基づき実施設計業務を行うものであります。 ◆高橋 委員  大規模改修工事が行われることになれば、その間はホールの利用はできなくなるのでしょうか。どれぐらいの期間が利用できなくなるのか、お教えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  改修計画では、大規模改修期間を約6カ月と想定しており、工事期間中は、音や振動等が発生することから、小ホール、大ホールを含む全館を約6カ月間、利用停止するものです。 ◆高橋 委員  具体的にはどのように改修工事を行うのか、舞台設備等大規模改修のスケジュールについてお伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  平成28年度は実施設計を行い、29年度に工事契約を締結し、実質の工事は30年2月から予定しております。  休館する約1年半前の28年7月ごろに予約停止の周知を行い、29年2月に予約停止、30年2月から7月まで利用停止となり、30年8月にリニューアルオープンができる予定であります。 ◆高橋 委員  中でもよくお声をいただくのがトイレです。特にトイレについては、ホール内68カ所あるトイレのうち、56カ所のトイレが和式なんです。イベントに参加される利用者の方の中には、お着物とかロングドレスのお召しの方とか、足の悪い高齢の方とか、小さい子ども、障がいをお持ちの方、外国の方などさまざまな方がお見えになっております。そういった方々からの最も多いお声がトイレを洋式にしてほしいというものでございます。申しわけないことに、用を足すために、わざわざ向かいにあるコンビニだとかスーパーまで足を運ぶというお声も頂戴している次第です。  また、本年4月からこの障害者差別解消法が施行されることになっていますが、誰もが利用しやすい施設となるためには、トイレの改修だけでなく、このバリアフリー化に向けた改修も、このたびのこの長期休館のときにあわせて一緒に改修できないものかどうか、お伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  障害者差別解消法を踏まえ、バリアフリー化への改修、また、トイレを和式から洋式にすることについては、利用者からの要望が多く寄せられておりましたが、構造や工事に伴う騒音などにより実施が困難であったことから、この機会に、便器の改修だけでなく、ブースや洗面器、手すり設置など、ルミエールホール全体のバリアフリー化を再検証し、車椅子利用者や高齢者など誰もが利用しやすく、人に優しいホールとなるよう、全ての改修を舞台設備等大規模改修とあわせて実施することが望ましいと考えており、財政状況を勘案しながら、トイレの改修のみならず、バリアフリー化に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。 ◆高橋 委員  施設の老朽化によって、舞台設備を初めとする改修工事のほかに、この時期にあわせた他の改修工事の予定はあるのかどうか、お伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  大・小ホール及びエントランスホールのつり天井の耐震調査を実施し、必要があれば、つり天井の耐震改修及びそれにあわせた客席照明等のLED化についても検討していきたいと考えております。  また、空調機器及び自家発電等建築設備の改修・更新についても、総合的に調査し、市民が主体となった文化芸術活動の拠点にふさわしい安全・安心なホールとなるよう引き続き庁内の調整を図ってまいります。 ◆高橋 委員  たくさんの人に、長く、そして、よく利用していただくためにも、利用者のニーズに応えることは大切なことだと考えます。市民の文化芸術の活動の拠点として、誰もが利用しやすいホールとなるよう、洋式トイレをふやすこと、そして、バリアフリー化の推進を強く要望いたします。  続きまして、予算書227ページ、子育て支援サービスの充実についてお伺いします。  全国的に待機児童解消に向けた取り組みが急速に進んでおります。門真市において、認定こども園などの就学前教育・保育施設等に対する補助制度は、現状どのようになっているか、お示しください。 ◎宮下 保育幼稚園課長  現在、民間の認定こども園など保育を必要とする児童を受け入れる認可の施設・事業所に対しまして、門真市民間保育所等補助金等により、利用児童の保育環境の充実や保育体制の強化、保育士等の研修、障がい児の受け入れ、延長保育などの各種事業に必要な費用に対し補助を行っております。 ◆高橋 委員  国において、段階的に幼児教育無償化に向けた動きがある中、施設等を利用していない児童のいる家庭への子育て支援策が重要であり、子育て応援券、すくすくかどまっ子応援券は有効な施策であったと考えます。しかしながら、今回、予算書を見た段階で、そのすくすくかどまっ子応援券というのが計上されていない。本事業が27年度限りで終了し、28年度の事業実施に至らなかったというこの経緯についてお伺いします。 ◎宮下 保育幼稚園課長  すくすくかどまっ子応援券は、国の26年度補正予算、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金(地域消費喚起・生活支援型)補助率10分の10を活用し、27年度限りの事業として実施したものであります。
     なお、28年度につきましては、同交付金制度が27年度限りであったことから、本市の財政状況等を勘案し、事業継続は困難であるとの判断に至ったものであります。 ◆高橋 委員  門真市における子育て応援券、すくすくかどまっ子応援券は、所得制限を設けず、かどまファミリー・サポート・センターや一時預かり、病児保育、月単位で利用できる簡易保育施設などの四つの子育てサービスが受けることができるという本当に使い勝手のよい事業であったと。子育て世代にとても重宝されてきました。まさにそのピンポイントで活用できる施策であったわけでございます。それが国10分の10の施策であって、今年度、門真市では、財政困難という理由で継続使用できないとは、とても残念でなりません。このような事業をもっと門真市が積極的に表に出して展開できるようにしていかなければならないと私は考えております。  限られたこの財源の中ではございますが、より有効な事業を見直していただいて、その事業の中で改善できるものは改善し、さらに発展していけるように強く要望させていただきます。  続きまして、予算書361ページ、魅力ある門真の教育づくり事業についてお伺いします。  門真市教育振興基本計画が今年度に策定されました。この計画は、門真の子どもの夢と幸せをみんなで育む門真の教育を基本理念とされており、門真市の未来を担う子どもたちに対する熱い思いというものがあふれたものと思います。  特にこの第3章、施策の展開にある各種施策の実現に大いに期待しているところでございますが、その中で、実施施策、子どもの居場所づくりの推進の放課後子ども教室の検討についてはいかがなものかと質問させていただくわけでございますが、昨年夏に東京都品川区での取り組みを視察に伺ったこともあって、大きな関心を寄せてきました。昨年の9月議会のときに、品川区では、全児童を対象に、学習支援のみならず、子どもそれぞれのニーズに応えられるよう、さまざまなプログラムが用意されていたということを紹介させていただきました。仕事を持つ親がふえ、さきの国会予算委員会でも話題になった、子どもは社会が育てるものだという発言からも、家庭教育だけに頼っていられないという現実がございます。門真市におきましても、今後さまざまな方向性で施策の実現を図っていただけるものと楽しみにしておるわけでございますが、実際門真市では、放課後子ども総合プランの策定についてどのように考えておられるのか、お聞かせください。 ◎牧薗 生涯学習課長  厚生労働省、文部科学省が示しております放課後子ども総合プランは、次代を担う人材を育成するため、全ての就学児童が放課後等を安全・安心に過ごし、多様な体験・活動を行うことができるよう、一体型を中心とした放課後児童クラブ及び放課後子ども教室の計画的な整備などを進めようとするものであります。  さきの議会で、委員より御紹介がありました東京都品川区の事例は、フリータイム、教室、勉強会という三つの大きな柱で運営され、充実した内容で、先進事例として参考になる点が多いと認識しております。  これまで、放課後の取り組みとして、児童の自発的な活動を支援し、学習習慣の定着を図るため、まなび舎Kidsや土曜自学自習室サタスタを実施してきているところでございますが、国が示す放課後子ども総合プランの策定につきましては、必要であると考えており、多様なプログラムが行えるよう研究してまいります。 ◆高橋 委員  学習習慣の定着のみならず、学校では学べない幅広い教養や知識を身につけられるようとありますが、どのようなイメージをお持ちなのか、お伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  これまで、公民協働の利点を最大限に生かし、子ども理科講座等で実績のある企業や団体、そして、連携大学等の御協力をいただいておりますが、さらに、市民大学を受講された方や地域会議などの皆様からも御協力いただくことを検討しながら、子どもたちの学習習慣の定着を図るほか、生き生きと放課後を過ごせるような体験学習プログラムが実施できるよう準備を進めているところであります。 ◆高橋 委員  さきの施政方針に対する代表質問の中でも取り上げましたが、この事業は、地域を初めとする市民の方々の協力がなければ成立いたしません。どのような取り組みをお考えなのか、お伺いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  現在協力をいただいております学校支援コーディネーター等を初め、学校、PTA、NPO、地域会議、そして、自治会等を通じて、一人でも多くの地域の方に御協力いただけるよう努め、加えて、退職教員、市人材バンク等でも御協力いただけるよう検討してまいります。  また、地域の方が持っておられるさまざまな特技を生かせるような場を提供し、子どもたちが体験学習できるような取り組みも検討してまいります。 ◆高橋 委員  公民協働の理念を教育の中に取り入れることは、家庭教育にまさる力があると私は考えております。地域の中には、子どもたちのやる気スイッチをオンにできるさまざまな能力が眠っております。これを十二分に発揮できる、活用できる、行政の今後の取り組みを期待して質問を終わらせていただきます。ありがとうございます。 ○佐藤 委員長  ほかにございませんか。 ◆森 委員  森博孝でございます。  28年度の一般会計予算の中で、大きく3点ほど質問させていただきたいというふうに思います。  予算書の363ページになろうかと思いますが、病休等代替アルバイト配置事業の中の報酬、非常勤嘱託職員(4人分)というふうに書かれているところが対象になると思いますが、アレルギー除去食対応について質問させていただきたいというふうに思います。  これまでもいろいろと議論になっておって、市費での対応とか、いろんなことをされているというふうに認識をしておりますが、改めまして、27年度を含めた過去5年間の児童・生徒のアレルギー除去食の対象者の人数を教えてください。  また、食物アレルギーを持つ児童・生徒が一番多い学校とその人数を教えてください。 ◎西岡 教育総務課長  過去5年のアレルギー除去食の対象人数につきましては、23年度152人、24年度165人、25年度186人、26年度201人、27年度203人となっております。  また、食物アレルギーを持つ児童・生徒が一番多い学校につきましては、門真みらい小学校で23人ということになっております。 ◆森 委員  ありがとうございます。年々そういう対象のお子さんがふえてきているという認識がよくわかりました。その中で、平成28年度、府費の負担栄養教職員、それと、市費を負担して非常勤の嘱託の職員、何人配置される予定なのか、教えてください。 ◎西岡 教育総務課長  28年度の府費負担栄養職員は、27年度比1名減の9名、市費負担非常勤嘱託職員は、27年度比1名増の4名の配置をする予定であります。 ◆森 委員  今、答弁ございましたように、府費のほうが、アレルギー対象の子どもたちがふえていく中で、府費での職員がどんどん減っていっていると。その中で、それをカバーするように市費でその辺の負担をしている。この辺については、門真市として取り組んでいただいていることに非常にありがたいなというふうに思うんですが、今後については、少しその辺も府への要望も含めてきっちりと対応していっていただければなというふうに思います。  文部科学省で出している栄養教職員については、たしか550名に1人ということでなっておりますし、各学校の人数が少なくなっていく中で非常に大きな課題であるというふうに思いますので、ぜひともお願いをしていきたいなというふうに思っております。  あわせて、これまでにこのアレルギー食という関係で、門真市の中で起こった事件等あれば、ちょっと教えていただきたいんですが。 ◎西岡 教育総務課長  23年度に給食食数の誤りにより、現場が混乱し、誤食によるアレルギー発作が起こり、その後、ぜんそくを誘発する事故が発生をいたしました。それ以降は、事故は発生いたしておりません。 ◆森 委員  23年度以降、事故は発生してないということでございました。過去も議会の中で議論になっておりますけれども、2012年、平成24年だったというふうに思うんですが、東京の調布市のほうで、給食を食べて、アレルギーの反応が出て、アナフィラキシーショックというんですか、その状況で、教職員が、それに処方されている、いわゆるアレルギー自己注射薬というんですか、いわゆるエピペンというものですけれども、そのエピペンを打つのをためらってしまったというようなことがあったそうでございます。  そのようなこともあって、門真市のほうでは、そのエピペンなんかを学校としてどういう対応をしているのか。事故が起こったときに、アナフィラキシーショックが発生したときに、その使用するエピペンについてどのような対応をしているのか、そこについて教えてください。 ◎西岡 教育総務課長  事故が起こる前の対策や起こったときの対応としまして、26年度から実施しております門真市食物アレルギー除去食対応マニュアルをもとに対応しております。  また、長期休業中に教職員を対象としたアレルギー疾患の緊急時対応研修を実施しており、教職員への周知啓発に努めております。  アナフィラキシーショック時に使用する注射につきましては、アレルギーがある児童・生徒が医師の診断に基づき持っており、学校と保護者が話し合いの上、保管場所を決定いたしております。  万が一、アナフィラキシーショックが起こった場合には、現場に居合わせた職員がみずから注射できない本人にかわって、緊急やむを得ない措置として、学校のアレルギー疾患に対する取り組みガイドラインに示されている内容に即して注射をすることとしております。 ◆森 委員  ありがとうございます。教職員に対しては、研修をするなど、あと取り組みのガイドライン、そんなところもきっちりと対応していただいているようですので、ぜひとも引き続きよろしくお願いをしたいというふうに思います。  続きまして、予算書の375ページになると思うんですが、特別支援教育の充実ということで、臨時的任用職員で予算が上がっているというふうに思います。先ほども少しありましたけれども、障害者差別解消法について少しお伺いをしたいというふうに思います。  この障害者差別解消法での合理的配慮義務というものが発生をするというふうに思うんですが、その対象者について、門真市内の小・中学校で何人の児童・生徒がいるのか、お聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  合理的配慮義務の対象者につきましては、支援学級在籍児童・生徒を対象にした場合、27年度は、小学校231名、中学校107名になります。その中には、肢体不自由等で介助が必要な児童・生徒、学校生活において日常的に医療的ケアが必要な児童・生徒も含まれております。  また、支援学級在籍児童・生徒以外にも、発達障がい等で通常の学級に在籍をして、支援を必要とする児童・生徒も各校には在籍しておりますので、対象となる児童・生徒はもう少し多くなるものと考えております。 ◆森 委員  その子どもたち、結構多いなというふうに思ったんですが、その子どもたちで、特に多分肢体不自由の子どもたちが対象になるのかなというふうに思うんですが、対応するその教職員であるとか、あと支援員、介助員について、何人ぐらい配置をされているのか、教えてください。 ◎三村 学校教育課長  支援が必要な児童・生徒への対応につきましては、学校長を初めとする各校に所属する全教職員で支援に当たっております。  その中でも、支援学級には支援学級担任が配置されており、27年度は、小学校53学級、中学校27学級であります。  また、各校に在籍する主に肢体に課題があり、移動等の際の安全面を確保する必要がある児童・生徒に対しましては、介助員を配置しております。介助員は、27年度で10名配置しております。  さらに、学校生活において、日常的に医療的ケアが必要な児童・生徒に対しては、看護師を配置しており、27年度は2名を配置しております。  通常の学級に在籍する発達障がい等の児童に対しては、小学校14校全校に1名ずつの支援教育支援員を配置しており、28年度も必要に応じた人材の配置を行ってまいります。 ◆森 委員  ありがとうございます。肢体不自由の方というか、そういう方々には、介助員あるいは医療的ケアが必要な方に対しては、看護師をつけていただいているということでありますが、先ほどございましたように、多くの方が合理的配慮義務を有するということでいけば、いろんな対応が必要になって、大変になるんだろうなというふうに思っております。ぜひその対応の仕方とか、そういったことの研修とか、そういったことも含めて、きっちりと対応をお願いをしたいというふうに思います。  そんなことも含めて、学校現場として、対応の事例であるとか、今後、その何か課題とかあったら教えていただければと思います。よろしくお願いします。 ◎三村 学校教育課長  合理的配慮に関する対応事例ですが、市教委といたしましても、医療的ケアが必要な児童・生徒の泊を伴う行事の際に、看護師に同行してもらえるようにしており、介助員にも校外学習に同行してもらえるようにしております。  また、学校現場においては、車椅子を日常的に活用する児童・生徒に対して、支援学級、通常の学級の教室をともに1階に配置して、移動の困難さを解消しているような事例がございます。  一方で、今後、本人、保護者の教育的ニーズが各校への負担過重となるような事案が生起することも想定されますが、代替案を提示する等、本人、保護者と十分な合意形成を図っていく必要があるものと考えております。  本市では、これまでも各校において、支援が必要な児童・生徒に対して、府の方針にもあります、ともに学び、ともに育つ教育を基本に、個々の教育的ニーズに応じた支援が適切に行われるよう進めてまいりました。この部分は継続しつつ、障害者差別解消法の施行に当たり、今後も児童・生徒が十分な教育を受けることができているかという点に重きを置いた合理的配慮に関する合意形成を本人、保護者と図ってまいります。 ◆森 委員  ありがとうございます。ぜひともきっちりとした対応を継続いただきたいというふうに思います。  最後の質問にまいります。  377ページ、Kadoma塾の件についてであります。  私も議員になって、Kadoma塾ということについては、非常にいいことだなというふうに思っていた一方、目的を見てみますと、家庭に経済的な理由があって、お子さんが意欲を持って、本当は勉強したいんだけれども、経済的な理由でなかなか実現できないというようなお子さんを募集をして、塾講師による指導をやっているというふうに理解をしているんですが、そもそも経済的理由があって、塾とかにも通わせられないお子さんというのを、単純に考えたら、その高い意欲というか、勉強したいのにという意欲も湧かないということが非常に懸念をされるというか、そういうことを反面思ってしまうというようなところでございます。  例えば優秀とか優秀ではないとか余り区別はつけたくないんですが、そういう意欲を持たせなければならないようなお子さんも含めて、そういうカバーというのを、同じように、Aクラス、Bクラスではないですけれども、そういった面も今後検討していく必要があるのではないかというふうに思っております。ぜひとも、これは要望として話もしますけれども、今の現状での考え方についてちょっと教えていただければというふうに思います。よろしくお願いします。 ◎三村 学校教育課長  本市の学力分布は、大阪府や全国の平均と比較しますと、上位層が少なく中低位層が多くなっており、各段階に応じた適切な支援を行い、学力分布を全体的に引き上げていくことが本市の課題であると考えております。  Kadoma塾は、その目的から、受講生に意欲や学力の面で一定の水準を求めており、志望校合格に向け、ある程度高いレベルの内容に取り組むため、それに見合う能力や意欲、集中力や忍耐力といったものも要求されてまいります。  一方、委員御指摘のように、家庭状況と学習意欲の相関は高いものと考えており、経済的、家庭的な困難さにおいて、学習意欲が高まらず、結果として、学力が十分に定着しない子どもたちも見られます。  このような状況にある児童・生徒に対しては、Kadoma塾とは別の事業において、また違った視点からアプローチが必要であると考えております。現在、Kadoma塾と並行して各中学校で実施しております、まなび舎Youth事業においては、27年度の18回から28年度は30回に拡充される予定であり、今後も教育振興基本計画に基づき、子どもたちの居場所づくりや子どもたちの状況に応じた学習支援の推進等きめ細やかな支援を進めてまいりたいと考えております。 ◆森 委員  ありがとうございました。まなび舎Youth事業の回数をふやしてカバーをしていくということでございました。ぜひとも、その対応も含めてきっちりとお願いしたいなというふうに思います。  以上で質問を終わります。 ○佐藤 委員長  質疑の途中ですけども、間もなく12時になりますので、この際、1時まで休憩したいと思います。                 (休 憩)                 (再 開) ○佐藤 委員長  委員会を再開いたします。  質疑を続行します。 ◆戸田 委員  予算案について、主として3点、質問します。  375ページに教職員研修事業があるんですが、それにかかわりましてです。  まず、今回、議会に脳しんとう事故に関する陳情というのが寄せられまして、その内容を知って、私は初めてこの問題というのは、ああこういう大事なことかとわかりました。寄せた団体は、陳情者は、東大阪市に住所を持つ軽度外傷性脳損傷仲間の会という方、賛同者として、全国柔道事故被害者の会、指導死、学校での子どもを教える指導する指導上の死という意味ですね、「指導死」親の会、ラグビー事故勉強会、こういう方々が名前を連ねて、脳しんとうの周知と予防ということです。アメリカでは、毎年380万人がスポーツ障がいから脳しんとうを受けていくと推定されるとか、WHOの2007年の報告によれば、世界で年間1000万人の患者が発生している。今後2020年には世界第3位の疾患になると予測されるとか。そのときは大したことなくても、繰り返すと、非常に後遺症が重くなったり、悲惨な場合では死につながる場合もあり得る、こういうふうなことなんですけれども。私はこれを、こういう重大な問題があるということを初めて知ったんですけれども、教育委員会のほうはこれを知っていたでしょうか。知っていたとすれば、それはいつどういう経過で知ったのか、教えてください。  ついでに聞きますが、その内容、また、その知った内容というのは、今回の意見書に添えられた詳しい説明と同程度のものだったのでしょうか。  (3)また、それは保育や教育、スポーツ等の現場や教育行政に何か反映されたのでしょうか。  そして、今回の予算案の中には、脳しんとう事故に関する研修などの費用は含まれていますでしょうか。  以上、まとめてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  脳しんとうの問題ですけれども、把握しておりました。2013年、平成25年12月末、大阪府教育委員会を通して、文部科学省スポーツ青少年局参事官から12月20日付事務連絡、スポーツによる脳損傷を予防するための提言に関する情報提供の通知がありました。ただし、この時点では、学校教育に限定した通知と認識していたこともあり、スポーツ振興課及び保育幼稚園課と情報共有することなく今日に至っております。  その内容につきましてですけれども、通知の中には、参考となる資料や手引き等の紹介及び一般財団法人日本脳神経外科学会のスポーツによる脳損傷を予防するための提言が資料として添付されております。今回の陳情ほど詳しくはございませんが、頭頸部の事故防止に必要不可欠な情報が盛り込まれております。  このことの反映につきましてですけれども、各学校へは、通知や提言を送付し、脳損傷につながる頭頸部の外傷の予防及び事故発生時の適切な対応について周知しております。  また、毎年、スポーツ事故ハンドブックにより、頭頸部外傷発生時の対応フローチャート、頭頸部外傷対応の10カ条を周知しております。  保育園・幼稚園につきましても、脳しんとう事故が重篤な疾患につながる可能性があるという問題については認識しておりました。このことから、保育現場等につきましては、事故が発生しないよう日ごろから注意喚起を行っております。  また、看護師などが配置されている職場につきましては、事故等緊急の場合、専門知識を有する看護師が対応することとしております。  加えて、他の職員は、スポーツ事故関連の研修受講や関連の文献を参考に日々の教育・保育・療育の中で適切に対応しております。  また、スポーツ施設の指定管理者等につきましては、各種事故に対して、日ごろから適切に対応していただいているところであります。  今後におきましては、陳情の内容を踏まえ、反映できるように検討してまいります。  研修などの経費の件につきましてですが、含まれておりません。 ◆戸田 委員  わかりました。次、2番目として、私は、今回の脳しんとう事故に関する陳情の関連の文書を読んで、重大性を初めて知ったんですけども、教育委員会は、私のほうから、今回の陳情文というのをお見せしましたけれども、これをどのように受けとめましたでしょうか。また、門真市の保育・教育現場や生涯学習及びスポーツの現場で、脳しんとうに由来する重大な事故というのはこれまで起こっていますでしょうか、まとめてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  以前より、頭頸部の外傷につきましては、重大事故につながることから、学校においては安全指導や環境整備等の予防措置を講ずるとともに、万が一、頭頸部による外傷事故が起こった場合は、教職員、家庭との連携による継続的かつ注意深い経過観察が必要であること、脳しんとうの症状が見られる場合は速やかに病院受診をすることなどを注意喚起してまいりました。  しかし、生涯スポーツ及び保育・幼稚園関係との情報共有については、認識が不足しておりましたので、今後、情報共有を図ってまいります。  脳しんとうに由来する重大な事故につきましては、起こっておりません。 ◆戸田 委員  わかりました。重大な事故が起こってないのは幸いなんですけれども、転ばぬ先のつえとして、脳しんとう事故について、例えば教育センターなどが中心となって、この陳情書を提出した団体の作成した資料とか、そのホームページの掲載情報も含めた各種資料や情報を収集して、それを教委の各現場でしっかり教育していくようにするべきことを、とりあえず夏ぐらいまでに行うべきと思いますが、どうでしょうか。  また、この当事者団体の代表の方が、幸いなことに、ごく近くの東大阪市にお住まいのようなので、その方を例えばお呼びして、研修会的に話を聞く機会をつくるようにするというのはどうでしょうか。  門真市の場合は、予算的には苦しくて、遠くの方からの講師はかなり苦しいということのようですから、東大阪市の方であれば、予算的にもほとんど負担がかからないでできると思いますので、ぜひ実行してほしいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  脳しんとうを含む学校における、けがの防止及び適切なクラブ活動等につきましては、情報収集も含めて学校教育課が所管しており、これまでも体育等における事故防止について研修や啓発を行ってきたところであります。  今後は、脳しんとうにつきましても、予防対応の周知を図ってまいりますとともに、スポーツ振興課及び保育幼稚園課とも情報共有してまいります。  研修会的な部分につきましては、委員御指摘のことも視野に入れて検討してまいります。 ◆戸田 委員  では、ぜひよろしくお願いします。  次の質疑に移りますが、予算書の417ページで、めざせ世界へはばたけ事業のことが載っております。これに関連してお聞きします。  2015年12月14日、文教常任委員会での私の所管事項の質問の中でこういうことを聞きました。共産党の4議員以外の共産党支持者も含めたいろんな市民や団体、あるいは教育現場からこのはばたけ事業をやめろとか、あるいは税金の浪費だとかそういう否定的な意見が市や教育委員会に寄せられたことはあるかということについて、全くないということが明らかになっております。さて、この事業について順次聞いて行きます。  クエスチョンの1、2011年の3月議会で共産党福田議員は予算反対討論の中でこのはばたけ事業と海外派遣について、このような多額の懸賞はゆがんだ競争をあおり、結果として目的としている英語によるコミュニケーション能力の向上や、国際社会で活躍できる人材育成はできないということを厳しく指摘すると述べております。ところで事業開始以降5年に至っているわけですけれども、この5年間で(1)ゆがんだ競争があおられたという事実はあるか。(2)共産党がゆがんだ競争をあおられてるという事実・実例を指摘したことはあったか。(3)英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成はできないという事実はあったか。(4)共産党が英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成ができないということの事実・実例を指摘したことはあったか。お答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  本事業は門真市を世界の舞台に活躍するグローカルな人材を育成するために実施しており、英語を学ぶきっかけづくりとして行っているもので、決してゆがんだ競争はあおられているという事実はありません。
     また、そのような声もほかから聞いておりません。共産党からゆがんだ競争があおられているという事実・実例を指摘したことがあるかについては、多額の懸賞が問題との指摘がありますが、そのような具体のものはないと認識しております。  次に、英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成はできないかという御質問ですが、そのような事実はないと認識しております。先ほど申しましたように同事業はグローカルな人材を育成をすることを目的としており、事実チャレンジした中学生たちは英語だけではなく、そのほかのことに関しても、積極的であり海外留学や英語教師の道を目指す人もあらわれております。  共産党が英語によるコミュニケーション能力の向上や国際社会で活躍できる人材育成ができないという事実・実例を指摘したことはあったかについてでございますが、そのような事実・実例の指摘はなかったと認識しております。 ◆戸田 委員  これが危惧があると指摘して外れる場合も時々あるわけですね。もし私であれば自分の見込みや危惧が外れたら、これは私、外れてましたということを率直に認めて次のことに取りかかっていくもんなんですけども。  ところが共産党側から当初の厳しく指摘するということが見込み全く外れてましたと、事実完全に外れているわけなんですけど、そういうことの反省の弁とか、あるいはということを率直に認める話とかあったんでしょうか。私はなかったように記憶しますが、教育委員会としてはそういう話は聞いてますか。ちょっと打ち合わせなかったことですが、簡単なことなんで。 ◎牧薗 生涯学習課長  そのような指摘等はなかったと認識しております。 ◆戸田 委員  見込みは外れたは外れたで素直に認めて次に進むべきだということを指摘し次に行きます。  次の質問ですけれども、2015年12月議会、去年、共産党の福田議員は決算反対討論の中でこのはばたけ事業について批判的に取り上げて、学校ごとの応募のアンバランスや校内での選抜の論議など、今後、あり方をしっかりと検討することを求めるものですと述べておりますけども、事業開始以降今に至る5年間で、(1)学校ごとの応募のアンバランスとは具体的に何を指しているのか。どこがどのように問題なのかを共産党は教委に具体的に示したことはあるのか。(2)また、学校ごとの応募のアンバランスなるものについて、どう改善すべきかの具体を教育委員会に示したことがあるのか、まとめてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  学校ごとの応募のアンバランスとは具体的に何を指すのか。どのように問題なのかについてでございますが、2015年、平成27年10月15日決算特別委員会において本市公立中学校6校について、2012年度、平成24年度から2014年度、平成26年度の3カ年のコンテスト応募者数について御質問をいただいており、1桁の学校もあれば3桁の学校もあるという応募者数の差を指しておられるものと考えております。  なお、コンテスト応募状況については、毎年教育委員会にて報告しており、内容については市ホームページに掲載しております。応募数の改善については、具体的に示されることはございません。  学校ごとの応募のアンバランスについてどう改善すべきなのかとの御質問ですが具体にお示しいただいたことはございません。 ◆戸田 委員  次に、クエスチョン3として、共産党が述べていた校内での選抜の議論ということについて聞きますけれども、(1)校内での選抜議論とは何のことなのか。共産党は教育委員会に具体的に示したことがあるか。(2)学校現場や保護者、その他市民などから、校内での選抜ということに絡んでの声が上がったことがあるか。(3)校内での選抜の議論などについて今後あり方を検討することを求めるものですと共産党は12月議会で言ってるわけですけれども、校内での選抜の議論に関することについて、どこをどう改善すべきかの具体を教育委員会に示したことはあるのか。(4)そもそもルミエールホールでのコンテストに18人の生徒が出場するに至るまでの過程を知っていれば、校内での選抜などは全く考える余地もない学校単位での選抜とは無縁な話であるとわかるはずだがどうか。  ルミエールホールでのコンテストに18人の生徒が出場するに至るまでの応募や審査、選抜がどのように行われるものなのか。具体的に示して説明してください。  以上、まとめてお願いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  2015年、平成27年10月15日の決算特別委員会において、事業推進委員会の会議録をもとに校内選抜も一つの方向ではないかという議論に対して見解を問われました。具体的に示されたことはございません。  市教委といたしましては、校内選抜になりますと応募者数の増を学校に求めながら結果として選抜で減らさなければならないという矛盾が生じるものと考えており、現段階では現行の方針を変更することは考えておりません。  声が上がったことがあるかについてでございますが、校内選抜の件につきましては本事業推進委員会内において、議論されていたものではありますが、校内選抜した学校もございませんので、問題があるなしについて伺ったことはありません。具体に教委に示したことがあるかにつきましては、具体的なところはお示しいただいたことはございません。  応募や審査がどのように行われているかについてですが、募集は例年7月から9月に市在住中学1・2年生を対象に行い、応募用紙にテーマに沿ったタイトルを英語と日本語で、応募理由や発表内容を英語と日本語で記入し、生涯学習課まで提出いただいています。  一次審査である書類審査は10月上旬に教育委員会内部で実施しており、書面の内容を点数評価し、通過者を決定しております。本事業は開始当初は30名程度でしたが、一人でも多くの子どもたちに学びの機会が経験できるようにと通過者をふやし、27年度は65名が通過しました。二次審査では、学識経験者と教育委員会による日本語と英語での面接審査を実施し、面接内容を点数評価して通過者を決定しております。通過者は15名程度とし、今年度は18名が通過しました。  このような過程で選出された18名が関西外国語大学の教員及び大学生、市内中学校の英語教員、先輩海外派遣研修生の協力を得て、4回の事前研修を経た後、ルミエールホールで実施するコンテストに臨んでおります。 ◆戸田 委員  その過去のコンテストの参加者数の一覧というのを年度ごと、学校ごとの表をいただきましたけれども、クエスチョン4として、確かにこんなすばらしい事業なのに1回目から昨年の4回目まででは応募生徒数が1桁台の中学校が複数ある一方で、100人に近い中学や、100人を超える中学があったりしました。  しかし、そもそも学校ごとの応募者数や応募生徒比率は毎年、年ごとにある程度ばらつきがあるのは自然であって、常に同じ程度でいけないと考えるほうがおかしいように思います。そういう考えは学校に余計なプレッシャーを与えてしまうものではないでしょうか。5回目に当たることしは、過去4回はずっと1人から4人というごく少数だった二中が274人に急に激増して、応募者数断然1位になったり、一方、過去4回はずっと1人から8人というごく少数だった四中が90人になったり、また、2回目以降はすはな中として登場するはすはな中は161人、21人、141人、15人と変動していたり、またここ二、三年上位入賞者が多い三中は2人、136人、138人、13人、150人と変動していたり、5回目に当たることしは応募者数1桁台の学校はなくなり、応募者総数が過去最高、昨年の2倍の747人にもふえたと、こういう実態も含めて答弁をお願いいたします。 ◎牧薗 生涯学習課長  応募者数につきましては、さまざまな要因が考えられ、1桁の応募という状況など、その年により違いがありましたが、今後一人でも多くの中学生に参加していただけるよう周知に努めてまいりたいと考えております。  市教委では市在住の全ての中学1年生を対象に考えており、学校割り当てにすることは過度の負担を与えかねないと考えております。  これまで応募者数の経過から年度により学年により、また同一の学校でも年度によって応募者数に大きな変動が生じたこともありましたが、27年度の市全体では26年度の377名より、370名増の747名の応募があり、着実に対象となる中学生の皆様にとって魅力ある事業として認めていただいていると考えております。 ◆戸田 委員  この件については、ちょっと指摘だけして次の質問に移りますけども、700人を超える子どもたちの書面審査をし、数十人規模の子どもを一人一人を面談審査をし、そういう大変な努力を払っているということがわかりました。  共産党が言った当初の危惧ということは全く的外れであったということが、はっきりしたわけです。  また、しかし、一方その後、学校ごとの公募のアンバランスとか言い立ててますけども、どう改善すべきかの具体は言わないし、校内での選抜のあり方に問題があるかのようににおわせてますが、答弁で明らかなように、そもそも校内での選抜ということ自体が存在しない問題であります。  海外派遣が税金の使い方としてだめだという持論をあの手この手で主張するのは、それ自体、私は全くナンセンスな主張だと思いますけども、そういう主張自体するのは構わないとしても、はばたけ事業について自分らが改善方策を示せない事柄や事実に基づかない事柄を議会で発言したり、ネットで発信したりして、市民に対してマイナスイメージを振りまき続けるのはやめてもらいたいものだということを強く指摘して次の問題に移ります。  次は、予算書の421ページ、図書館用図書費にかかわってであります。まず、クエスチョン1、いわゆるベストセラー本については図書館でも借り出し希望は当然多くなって順番待ちが生じます。そこから、もっとこの本を図書館で借りられて順番待ちを少なくしろという要求が強くなりがちであります。  しかしながら、同じ本をたくさん購入するということは、限られた予算の中では、ほかの本を購入することが不自由になるということにもなるし、一般書店の売り上げに悪影響を与えてしまう面もあり、出版文化へのマイナスという要素もあります。また、市民の側にも図書館を無料貸し本屋と一面的に認識している面もあると思います。  そこで聞きますが、(1)図書館側は図書館の原理原則や多種多様な書籍をそろえておく必要などをしっかり市民に説明啓発して理解してもらう必要がありますが、門真市の図書館ではどのようにしているか。(2)ベストセラー本の購入についてはどのように対処しているか。一定の制限数等の基準があるんじゃないかと思いますが、二つまとめてお答えください。 ◎西中 図書館長  図書館では図書館の自由に関する宣言に基づき、市民のあらゆる資料要求に応えなければならないことや、多様な観点に立つ資料を幅広く収集しなければならないことを館運営の原則としており、窓口での対応時など、さまざまな機会を通じ周知しております。  ただ、同じ本を多く希望されるような要望等は以前まで数件ございましたが、御理解いただけるよう説明に努めたこともあり、最近では聞いておりません。  ベストセラー本の購入についてでありますが、一つのタイトルに対し3冊までの購入を基本としております。ただし、予約者が多数になると10人に対して1冊の購入をめどとしており、市民の方から御寄贈いただく場合も含めて上限は10冊としております。 ◆戸田 委員  わかりました。クエスチョンの2としまして、2014年度、2015年度において、同じ本を5冊以上購入した事例について、その本のタイトルと冊数を答えてください。 ◎西中 図書館長  2014年度(26年度)では有川浩の「明日の子供たち」5冊、「キャロリング」5冊、池井戸潤の「銀翼のイカロス」6冊、岩井俊雄の「うみの100かいだて」5冊、上橋菜穂子の「鹿の王」5冊、西加奈子の「サラバ!」7冊、東野圭吾の「虚ろな十字架」8冊、「マスカレード・イブ」7冊、百田尚樹の「フォルトゥナの瞳」5冊、「殉愛」5冊、宮部みゆきの「悲嘆の門」5冊。2015年度(27年度)では東野圭吾の「ラプラスの魔女」8冊、「人魚の眠る家」6冊、東山彰良の「流」5冊、又吉直樹の「火花」10冊、宮部みゆきの「過ぎ去りし王国の城」5冊です。主に人気のある作家や話題性のある小説となります。 ◆戸田 委員  市民の要望に応える面もわかるんですけれども、今はただブックオフとかヤフオクとかでかなり安く本も買えるということもありますので、その辺は節度を持ってお願いしたい。  ところで、今答弁の中にあった百田尚樹の「殉愛」という本、百田尚樹といえば沖縄の新聞潰してしまえとか、日本会議の代弁者となって憲法を変えろと大騒ぎしてうそ八百を並べることで有名なでたらめ作家なんですが、この書いた「殉愛」というのは、やしきたかじんが亡くなって、その後妻、さくらという後妻の感動の看病の物語みたいなのを書いたわけですね。これがうそだらけで、かつ実の娘さんや長年一緒にやったマネジャーという、全くの私人をうそで名誉を著しく傷つけるということで今大変問題になって、裁判にも訴えられています。  たかじんが死んだのが3年前の1月3日、実はあれほど有名な、僕も初期まではファンだったんですが、いまだに墓がないんですよ。骨がどこにあるかわからないんですよ。後妻が全部そういうの仕切ってしまってる。骨を調べられたらまずいんではないかということが考えられると。遺産はほとんど全部総取り、2年間で業務委託契約したから1億8000万円だとか、イタリアのネイルサロン閉めたんだからその補償だとか、いろんなこと言って、たかじんの意思で遺産は寄附をすると、桃山学院とかそこに行ってそこへ乗り込んで行って寄附金を返せと、たかじんも実は税金対策でこういうことを望んでいたんだという、いわゆるイタコメモという怪しげなメモを出して迫って、そういう事件もありました。  そういうことで、金曜のスマたち、いわゆる金スマ、亡くなったのが2014年の1月で金スマで大々的に突如としてテレビ宣伝して25万部売って、再現ドラマをやってというのがその年の11月です。その本の発売当初から疑問がネット界中心にどわっと出て、この後妻のうそ経歴がどんどん暴かれるということが進んでいるわけですけども。こういうふうな本について、多分、何せ「永遠の0」の超ベストセラー作家ですから実態はともかく、要望もあったんでしょうけども、いつ何冊買いそろえていったのかをちょっと述べてください。 ◎西中 図書館長  2014年(26年)11月19日に2冊、それ以降は、2014年(26年)12月3日、12月10日、2015年(27年)1月7日に各1冊購入しております。 ◆戸田 委員  この問題にあと指摘だけちょっとしておきますけれども、この本を出した「殉愛」というのは幻冬舎、その社長の見城という男が安倍とツーカーの人間。たかじん自体が橋下とツーカー。そして、たかじんのつながりで今の吉村大阪市長、そして出版社、本来であれば物すごいスキャンダルでわあと騒がれるはずがテレビ、ワイドショーで全く触れられない。週刊誌もごくごく一部のところでしか触れられない。ずっと隠蔽されてる問題です。  こういうふうな問題についてはそれなりの情報を収集して、つい最近、百田尚樹が法廷に呼び出されて証言したところ、娘さんや自分があしざまに銭ゲバだ。父親から死ぬまで嫌われていたと言われて書いた。娘さん側はマネジャーの側には全く取材をしなかった。する必要を感じなかった。そんなことでノンフィクション。完全なるノンフィクションですと言って、新聞、テレビといろんな書籍で売り出しにかかってた。これ裁判が今始まっております。  だから、少なくとも政治家の悪口云々はそれは名誉毀損であるというのはいろんな争いはあるでしょうけども。プライベートな人たちに対するあからさまな名誉毀損、かなり怪しげな本については購入について慎重になってもらうよう、そのことを要望してこの質問を終わります。  これで予算についての質疑を終わります。 ○佐藤 委員長  ほかに、質疑ありませんか。 ◆大倉 委員  私からも、予算について質問させていただきます。  375ページをお願いします。こちらに学力調査推進事業について予算が上がっていますけれど、この全国学力テストですね。いろいろちょっと聞かせていただきたいんですけれど、無回答率というのがあるんですけれど、一切答えを書かない。無回答率が大阪は大変高いと聞いておりますけれど、実際に27年度の調査で全国の平均、大阪府の平均、門真市の現状のこの無回答率をお教えください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  27年度全校学力調査における無回答率でありますが、国語、算数、数学、理科の各教科の平均としまして、小学校では全国4.8%、大阪府5.1%、門真市6.2%であり、国・府との差は約1%でございます。また、中学校では全国6.2%、大阪府6.4%、門真市6.6%であり、国・府とほぼ同じ無回答率まで改善してまいりました。 ◆大倉 委員  今お聞きしたのですけど、小学校ではかなり差がありますが、中学校ではかなり改善をしてきているということでありますけど、実際にテストで白紙を出すという生徒は、その理由は多分たくさんいろんな諸事情等、生活環境も含めて学習状況にもよるし、その子の資質にもよるかもわかりませんが、いろんな原因があるかと思います。でも、子どもたちがやる気を持って学習する、先ほど高橋委員も言われましたけど、やる気スイッチという、やる気を少し出すことで無回答率は大きく変わっていくんではないかなと考えますけれど、無回答率の減少に向けてどのような取り組みを行っているかお答えください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  子どもの学習意欲向上の取り組みについてでございます。  本市は25年度に門真市版授業スタンダードを作成し、教師の一方的な講義型の授業から児童・生徒の言語活動を重視した授業への転換を図っており、授業中の話し合う活動の実施など、全ての児童・生徒が参加し、言語を活用して主体的に学ぶような授業形態が定着しつつあります。そのような授業では子どもたちが、生き生きと学習する姿が見られ、学習意欲の向上が図られております。 ◆大倉 委員  今、おっしゃっていただいたように、いろいろ皆さんで話し合いをして、門真市版の授業スタンダードというのをつくられて、いろいろ取り組みをしてきていただいたおかげで、いろんなところが改善をしてきたりもしていると、そのようにも感じます。  しかし、この無回答率というのは、実際に100点からずっとあって0点になるところはあるんですけれど、この鯨の尻尾と言われる最後だけちょこっと上がってしまうんですけれど。100点をとる子を二人、三人をふやすのと、この無回答率を一人、二人減らすのと、この努力というのは大きく変わりますので、実際にいかに少しでもやる気を持たすことで門真の平均回答率といいますか、正答率が上がって行くんではないかなと、そのように考えますし、現に全国でトップクラスの学校を見ると、この無回答率は大変低い、そのようになっています。少しでも学習する気力、そういうやる気スイッチを皆さんで押していってあげてほしいし、その施策をぜひつくっていって確立していただきたいなと要望をしておきます。  次に391ページ、これは後藤委員も質問されましたけど、門真市の南校舎を撤去するというところでの質問をされたので、大きく質問は私はせずに要望とさせていただきますけれど、この畑は私もずっと携わらせていただいておりまして、昔最初のころは大根も、細い大根しかできなかったんですね。ことし広報紙に載った大根を見ると本当に立派な大根がつくられて売られましたし、私もその大根は買わせていただきまして、おいしくいただきましたけれど。そこに至るまでは、本当に時間がかかりました。畑というのは、移転をしたからそこで急にいいものができるよというわけにはいかないんですね。本当に土づくりから始まって、みんなの愛情がずっと重なった上で、やっといいものができるというようなものでありますし、ぜひともそのところを皆さんが心して畑を移転するに当たっては、最低、土の移動であったり、畑を本当によりいいものを残してあげたいという思いで、努力をしていただきたいと思います。  また、先ほど田んぼの話もありましたけど、餅つきも5年生が対象でその世話をして、稲を植えてそれを収穫までして、脱穀もして、それを餅つきをするんですね。そのお米も最初のころは実が余りならなかったり、そんなこともいろいろあったんですけれど、今思ってもその畑で5年生になったらできると思ってる子どもがたくさんいてます。だから、4年生のときには来年僕らは餅つきができるんやということを楽しみにして、学校行事をいろいろ楽しんで、また夢に見て、日ごろ勉学に励んでいる、そんな姿を見ますので、ぜひとも先ほど後藤委員の質問に答弁ありましたけれど、この教育の一環として続くようにしていただきたいのと、この1年は仕方がないとかいうこともならないようにだけ、途切れないようにその辺をしっかり考慮いただいて、子どもたちのために、この食育も含めていろんな学びができる大切な門真小学校にとっての授業でありますので、要望としてお願いをしておきます。  次に、375ページ、381ページにあります教職員研修事業についてということで、これも戸田さんが少し質問されましたけれども、私はちょっと違う観点からといいますか、教職員の研修ということで考えれば、例えば先進校視察であるとか、現場の生の声を聞きに行ったりして、いい部分を実際に肌で感じて門真の教育に生かすというのが本当に望ましいと思うんですけど、実際に私たちも議員としていろんなところに視察に行かしていただいて生の声を聞かせていただきます。最初はペーパーで調べたり、インターネットで調べたり、ここのやり方をぜひ学びたいと思って現地に行くんですけれど、やはり現地で聞くと、そういうネットであったり、そういう書籍といいますか、資料であったこと以外にいろんなことが学べますし、いろんな、こういう事情があってこうなったんだという、本当に起承転結もよくわかります。ですので、研修については本当にいろいろ考えるところはあるんですけれど、実際に門真市の教育の中で何かそんな例があったら教えていただきたいんですけれど。お願いいたします。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  教職員研修についてでございます。  先進的な取り組みをしている学校への視察につきましては、学力向上に関係する視察を中心とし、各中学校で積極的に行われております。今年度の具体例といたしましては、岐阜市立東長良中学校や岐阜市立青山中学校、福井市立足羽中学校、京都市立下京中学校、箕面市立箕面第二中学校、高槻市立冠中学校などにそれぞれ教員が視察に行っております。  教育委員会の取り組みといたしましては、26年度門真市生徒指導あり方懇談会の取りまとめを作成するに当たり、東大阪市立新喜多中学校を本市教職員とともに視察をし、その後教育フォーラムに視察校の教員を講師として招聘し、本市全体の教職員に発信することで開発的生徒指導の理解を深めることができました。 ◆大倉 委員  今最後にお話された、東大阪の教育の関係のフォーラムで呼ばれて全職員で共有したということで、実際この事例はいじめ問題と聞いておりますし、このいじめが門真において半減、かなり半減した、大きく成果を上げていることを思いますと、いかに現場の生の声が大切か、またそれを職員全員が一人でも多くの職員の方、関係する方が生で聞くことが大きな、大切なことかなと思います。ですので、ぜひ予算のこともあるんではないかと戸田委員も言われましたけど、確かに予算的なことをいろいろ考えないといけませんけれど、先進事例をまずしっかり学んで、この話はぜひみんなで共有したいということであれば、思い切って門真市のほうに来ていただいて生の声を全員が聞けるような環境でその成果をこの門真におろしていただきたいなと。  本当に百聞は一見にしかずで、伝言ゲームのように何ぼいいと思って帰って聞いたとしても、その人が伝えることではなかなか伝わらないんですね。その人の感性があったり、その人の琴線に触れる部分が全部に、どう言うんですか、100のことが100ずっと伝えていこうというのは、伝言ゲームされたことがある人はわかると思うんです。なかなか伝わらないんですね。ぜひともすばらしい先進事例については門真市に来ていただいて、一人でも多くの方にそういう事例を共有して門真市で頑張っていただきたいと思います。そのことを要望して質問を終わります。以上です。 ○佐藤 委員長  ほかに、ありませんか。副委員長。 ◆豊北 副委員長  私は、11点について質問をさせていただきます。  まず、初めに221ページ、放課後児童クラブ運営事業についてです。放課後児童クラブといいますか、学童保育というのが始まって大阪では50年余りになるそうです。しかし、国のほうではなかなか法律とかつくられずに、やっと2014年に学童保育の法制化ということになりました。  そして、2015年3月に学童保育の全国的な標準仕様として放課後児童クラブ運営指針というのがつくられたという経過で、子ども・子育て支援からスタートして今があるということを前提にお話しさせていただきまして、予算について質問をさせていただきます。  放課後児童クラブの本市の待機児童というのが、みんなが入れるということが望まれるわけですけれども、28年度4月1日に向けて今どんな状況なのか。これについてお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  28年度につきましては、28年3月10日時点で1419人となっておりまして、現在、待機児童が発生しないよう運営事業者と児童の受け入れについて協議調整中であります。 ◆豊北 副委員長  今お聞きしますと、同じぐらいの子どもが減少している中では、むしろふえているんかなというような状況だったと思います。  次の質問なんですけれども、門真市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例においては、一つの支援の単位を1クラブの支援の単位ですね、構成する児童の数はおおむね40人以下とすると規定されております。  私が昨年全国学童保育集会というのを門真のなみはやドームで開かれたんですけれども、そのときの分科会で、子どもたちの放課後にふさわしい人数はということでの分科会に行きましたら、ひどいとこはというか、100人を超えてるところがあったり、60人、70人超えてるところがあったりとか、そこで働く指導員さんの声とかが聞くことができたんです。たくさんやっぱりいると普通の声では一人一人に届かないので、しょっちゅう声をからしてるというふうなことも言っておられました。  その中で質問なんですけれども、本市でも40人以下とするというふうに規定されてるんですけれども、現状の40人を超えるクラブがありましたら、それについてどんな状況なのか、お答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  1クラブ当たりの児童数が40人を超える児童クラブにつきましては、28年2月1日時点で、市内全14小学校32クラブ中、14クラブとなっており、内訳といたしましては、門真小学校が2クラブ、二島小学校が1クラブ、四宮小学校が3クラブ、上野口小学校が1クラブ、速見小学校が1クラブ、脇田小学校が2クラブ、門真みらい小学校が4クラブとなっております。 ◆豊北 副委員長  今お聞きしますと、約半数弱のクラブが40人超えてるのかなというような状況でした。その中で45人を超えるクラブについてどのような状況かお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  45人を超えるクラブにつきましては3クラブあり、上野口小学校が59人、速見小学校が57人、四宮小学校が49人となっております。 ◆豊北 副委員長  今お聞きしますと、やっぱり60人近い上野口小学校、速見小学校という状況なんだなと思って改めて認識したんですけれども、今後40人以下というふうな基準を設けておりますから、これについての本市の対応についてお答えください。 ◎三宅 子育て支援課長  1クラブの児童数がおおむね40人を超える児童クラブにつきましては、児童の受け入れを最優先に考慮し、基準条例に定める面積基準の範囲内で弾力的な児童の受け入れを実施しております。当該クラブへの対応策につきましては、現状では基準制定を上回る本市独自の指導員配置基準として、児童20人に対して指導員を1人配置することとしており、児童の安全等に十分配慮した上での運営を実施しておりますが、引き続き学校における教室の状況を見きわめつつ、クラブの拡充についても検討してまいりたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  いろいろと配慮されてるということがうかがえたと思うんですけれども、今後においても教室が必要なことですから、学校との調整が重要な課題となってくるのかなと思いますが、今後も努力していただきますようによろしくお願いします。  次の質問なんですけれども、今、私が申しました基準の中には、各クラブに静養スペース、つまり体調がちょっと悪くなったり、熱が出てしまったりとかいう子どもさんのために静養室を設けますと、設けなければならないというような内容があるんですけれども、昨年度3月議会で共産党の亀井議員がこれについて質問させてもらったところ、27年度で設置されるという方向が示されたと思うんですけれども、現在どのような状況になっているでしょうか。 ◎三宅 子育て支援課長  静養スペースにつきましては、専用の静養室がある門真みらい小学校以外の13小学校放課後児童クラブに必要なときに静養スペースをつくり出すことができるよう、今年度にパーテーション及び畳を購入し、対応しております。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございます。一定全クラブに静養スペースがつけられたということは一歩前進かなと思っております。今後も子どもたちの放課後が豊かに過ごせるように頑張ってほしいなと思います。  この質問での最後なんですけれども、昨年市内の児童クラブを見学させていただいたことがあるんですけれども、子どもたちが外で遊ぶときに一輪車で遊んでたんですね。古い一輪車できれいな一輪車が一緒にあったんですけれども、そのときに指導員さんが一番人気あるのは一輪車なんだと。古くなってきたから買いかえたいけどやっぱり高いからということで、安いところ見つけてやっと10台かな、忘れましたけど買えたんだというようなことを。やはり備品費が不足とは言ってませんでしたけれども、備品費がちょっと不足しているのかなというふうに私は感じたんです。この備品費の拡充についてお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  27年度子ども・子育て支援新制度開始に当たって、備品費を含む放課後児童クラブ運営業務委託料につきましては、見直しを図り、1校当たりの基準月額を増額することで対応しております。 ◆豊北 副委員長  増額されたということで、今後も子どもたちの放課後充実のためにこの部分に対しても拡充を求めておきたいと思います。  次の質問に移らせていただきます。221ページ、こんにちは赤ちゃん訪問委託料についてです。  こんにちは赤ちゃん事業でいうと皆さんも認識はされていると思うんですけれども、生後4カ月までの子どものいる世帯を訪問し、状況を見て関係機関につないでいくという事業だというふうに私は認識していますが、このこんにちは赤ちゃん事業の訪問員さんがされる業務の内容についてお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  訪問員の業務といたしましては、その居宅において子育てに関する悩み等を傾聴するとともに、かどま子育て支援マップなど子育て関連などの情報を提供し、支援が必要な家庭に対しては再訪問の確認等を行っております。訪問後には訪問記録票を作成し、市に報告の上、提出をしております。また、定例会に参加し、訪問員間の情報共有を行っております。 ◆豊北 副委員長  それでは、訪問員の人数と経験年数についてお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  訪問員の人数につきましては、現在13名となっております。経験年数につきましては、13名全ての訪問員が23年10月の事業開始当時から従事しておりますので、4年5カ月となります。 ◆豊北 副委員長  それでは、こんにちは赤ちゃん訪問員の委託料が今回削減されてるんですね。その金額と理由についてお聞かせください。 ◎三宅 子育て支援課長  委託料につきましては、1件1200円から1000円とし、その理由といたしましては業務量の軽減に伴うものとなっております。具体には、定例会の回数を減らしたこと及び訪問対象者名簿の受け取りを来庁による手渡しから郵送による対応としたことによるものとなっております。 ◆豊北 副委員長  定例会の回数、交流する定例会ということでお聞きしましたけど、その回数を減らしたことと、訪問者名簿を役所まで受け取りにいってたのを訪問員さんの自宅に郵送する。行ったり来たりというのが少なく削減、減少されたのかなと思いますけれども、この1200円から1000円になったということで、ずっと始めたときからの方ばかりですよね。この訪問員さん方々はこのことを知っているんでしょうか。 ◎三宅 子育て支援課長  訪問員さんに対しての周知方法につきましては、説明会を3回開催し、全ての訪問に対して改定金額について説明し、理解を得ております。 ◆豊北 副委員長  知らせて理解も得てるということなんですけど、今も申し上げましたように定例会と郵送になったという部分は変わったのかなと思いますが、重要な4カ月までの赤ちゃんの健康状態を見たり、いろんな支援ができないかというような市とのパイプ役である訪問員さんの仕事というのはすごく重要だなと思います。やはり4年5カ月もやっておられてたらベテランというか、大分力もついてきてる方と思うので、逆に仕事がよくできるようになってきているのに、逆にそんなことぐらいでと言ったら失礼かもしれませんが、1200円から1000円に減らすということは、本当におかしいなと私は思いますのでその点を指摘しておきます。元に戻していただきたいと思います。  次の質問に移ります。227ページ、保育定員拡充事業についてです。これも先の質問者の方から御質問もあって、重なる部分もあるかもしれませんがよろしくお願いします。  保育定員拡充、5億5361万2000円ということですけれども、この事業の内訳と定員拡充で今回何人が解消されるのかについてお願いします。 ◎山 こども政策課長  28年度に整備予定の施設といたしましては、27年度からの継続分も含めますと、全て私立園で保育所が1施設、認定こども園が2施設、認可外保育施設が2施設であり、これらの施設整備により合計で152人の定員拡充を見込んでおります。 ◆豊北 副委員長  152人の定員拡充ということですけれども、28年度に整備予定なので、この27年度の4月においてはまだこの部分は拡充されないような状況なのかなと認識しております。  28年4月も目前なんですけれども、保育所等の利用調整の状況についてお聞かせいただきたいんですけれども、申込者の人数、そして現時点での内定及び保留の人数について、そして、最終的に待機児童はどの程度発生する見込みなのか。これは何で聞くかと言いますと、1月に行われた子ども・子育て会議の中でこのままで行くと3月末には245名の待機児童が出そうだということを聞きましたので、どんな状況かなと、出るのかなと。それに対応した対応策を講じていかなければならないと考えますので、この点についてお聞かせください。
    ◎山 こども政策課長  期日までに申し込みのありました、4月1日からの新規利用希望の児童につきましては527人となっております。  これに対し、3月16日時点で内定に至った児童が410人、保留となっている児童が90人、申し込みを取り下げられた児童等が27人となっています。また、現在引き続き利用調整を行っており、特に1・2歳児中心とした各施設への利用枠の拡大依頼や保護者の希望変更に伴う調整などを含め、極力待機児童が発生しないよう現在調整しており、待機児童が発生するかどうかは不明でございます。 ◆豊北 副委員長  待機児童が出るのかどうかは不明だということですけれども、きょうは3月18日です。3月の末までもうあとわずかです。この点においてもまだ不明、保留の子が90名いるんですよね。もう待ってられへんからという理由の方もいると思うんですけれども、27人が取り下げてる状況をやっぱりしっかり把握して、私も子どもを産み育てているんですけれども、やはり保育所に預けられるんであればいろんな準備が必要で、今まさに準備をしていかなければならない。これから働く、働けるのかどうかというのがこの時点でもわからないというのはちょっと異常な状況だということを指摘をしておきたいと思います。  そして、次の質問なんですけれども、子どもが産まれて2人目ができて3人目ができて、やはりお母さんは同じところに保育所に預けたい。これは誰しもが思うことだと思うんですけれども、定員拡充をしても入れなかったというような状況でばらばらに同じ子どもを、兄弟でもばらばらになるということがあると思うんですけれども、こういった兄弟がばらばらにならないようにどんな配慮がされてるんでしょうか。現状についてお答えください。 ◎山 こども政策課長  兄弟同時利用につきましては、利用調整においてできる限り同じ施設に通っていただけるよう調整をしているところでございます。結果として兄弟で別々の施設に決定せざるを得ない場合につきましても、施設間の距離や通勤経路等で無理のない範囲での提案を行うよう、できる限りの配慮を行っております。 ◆豊北 副委員長  配慮をしていただいているということで、今後も難しい課題ではあるかと思いますが、その点においては配慮を頑張ってほしいなと思います。  それから先ほども言いましたように、待機児童は不明だということで、先ほどの人数も挙げさせてもらいました。やはり今、保育定員拡充ということが、今現時点である保育園を拡充することによって、待機児童解消を図ろうということで担当課のほうは努力されてるんですけれども、本当に待機児童、待機児童と簡単に言ってますが、その人たちにとっては、本当に生活をしていくために子どもを預けて働かなければならないという、一人一人の人生がかかっているというか、生活がかかっているんですから、思い切って定員拡充のみでなく、公立が望ましいと私は思いますが、認可保育所、私立でもいいですが、公立、私立ともに認可保育所の増設を考えるべきではないでしょうか。これについてお答えください。 ◎山 こども政策課長  新規事業、新規募集を行う際には保育定員の拡充につながる施設を新設する事業者を募集することとなりますため、その対象といたしましては認可保育所のみならず、認定こども園、小規模保育事業などざまざまな施設を想定しております。 ◆豊北 副委員長  いずれにせよ、待機児童を解消するために抜本的な対策を行っていただきますように要望としておきます。  次の質問に移らせてもらいます。235ページ、公立認定こども園整備事業についてです。30年の開設を目指して今計画とかいろいろ進められているところかなと思いますが、進捗状況についてお聞かせください。 ◎山 こども政策課長  仮称門真市立南認定こども園の整備につきましては、27年度において他市施設の視察などにより、それらの事例も参考にしつつ基本設計の取りまとめを行っているところであります。  また、28年度につきましては、実施設計を行った後、年度末に工事契約手続を行い、29年度の建設工事の本格実施につなげるとともに、運営面におきましても認定こども園に関する職員研修等を実施するなどにより、30年4月の円滑な開設に向けた取り組みを順次進めてまいります。 ◆豊北 副委員長  基本設計について進めているところだということですけれども、認定こども園、門真市初めての認定こども園をつくられるわけですけれども、以前の私の質問でも、他市の認定こども園への視察などで、情報を得ていることをお聞きしました。やっぱり私もこれまで一般質問とか委員会でも認定こども園の課題、こんなことが課題になるのではないかということをるる述べさせていただいたんですけれども、これと施設の形がどうかと直接な結びつきにはならないかもしれないですけれども、少し挙げさせていただきたいと思います。  認定こども園というのは保育所に通えること。幼稚園的に教育の部分で通うこと。短時間、長時間というふうに分けられることになります。保育時間が異なることで保育室や保育者が変わるということが、多い子では5回くらいあるというふうなことも、例示挙げさせてもらったと思うんですけど、保育士や子ども同士の信頼関係も形成しにくいと、こういうふうなことも言われてます。そしてまた、短時間と長時間に区別されるということで保育の一貫性も保ちにくい、それから3番目に長期休暇のときでも幼稚園的に利用している子は夏休みに入りますし、保育所の子どもは一日保育を受けるわけです。こういったときに指導する先生のほうは保育内容に課題があるということです。そしてまた、運動会や発表会が一日でできない、多過ぎてね。300人という規模は門真市始まって以来だと思うんですけども、そういった、これだけじゃなくていろんな課題が発生することは予想がつくと思うんですね。その範囲で後からこうしとったらよかったというふうなことにならないように、やはりしっかり課題を洗い出して、少しでも子どもたちが快適に過ごせる、また保護者が通いやすいというか交流もしやすい、そういうふうな取り組みをしていただきたいと思っております。こういったことについてどのようにお考えでしょうか。 ◎山 こども政策課長  本市におきましては、従来より一人一人の状況に応じた教育・保育を提供しているところであります。新たな園におきましても、子どもの在園時間や長期休暇の有無による登園日数の違い等に配慮した教育・保育を提供するとともに、行事の開催方法を初めとした教育・保育内容についてさらなる検討を深めるなど、円滑な開設につなげるための取り組みを進めてまいります。 ○佐藤 委員長  豊北副委員長、もうちょっと質問の内容をわかりやすく。 ◆豊北 副委員長  短く、コンパクトに。努力します。  それでは、次なんですけれども、この認定こども園がつくられることによって、南幼稚園と南保育園は長年建築されてから年数がたってると思うんですけれども、こういった老朽化によって壊されてしまうのかなというようなことも感じております。そうなった場合、その跡地はどのように考えておられるのか。今これだけ待機児童の問題が大きく出ているときに、さてどこに保育園を建てるかというときにはまた土地を一から探さなければならないということにならないように、この幼稚園や保育園の跡地は今後のこういった待機児童解消のために使うべきだと考えますが、もう活用は決まってるんでしょうか。 ◎山 こども政策課長  南幼稚園及び南保育園の移転後の跡地の活用方途につきましては、現時点では未定であり、今後庁内での総合的な議論の中で決定されるものと考えております。 ◆豊北 副委員長  ぜひ今の本当に重要な問題を解決していくためにも、子どもたちの保育所として活用されることを要望をしておきます。  次に進みます。373ページの就学援助事業についてです。これまでの推移と今の現状についてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  過去5年間の人数と認定率は平成22年度で3756人、35.34%、平成23年度で3774人、36.65%、平成24年度で3776人、37.67%、平成25年度で3460人、35.49%、平成26年度で3329人、35.72%となっております。 ◆豊北 副委員長  この就学援助については、よく質問もさせていただいているんですけれども、今お聞きしますと本当に全国に比べても大阪府下で比べても高い状況になってるんだなというふうに感じます。高いんですけれどもこれは現実に沿った、そういう門真は状況なんだということを私たちは認識しなければならないと思います。生活保護の扶助費が下がったことでの影響で就学援助基準も下がらないようにしてほしいと思います。  この北河内7市におきましても所得基準というのがあると思うんですけれども、本市を調べてみますと本市よりも基準が低いところは寝屋川市さんと守口市さんだったんですね。あとの4市においては本市よりも引き上げられている、拡充されているというような状況なんです。本市もこの基準を見直すべきじゃないかと何度も要望させてもらってますけれども、これについての考えをお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  就学援助の基準につきましては、本市の財政状況がまだまだ厳しく大阪府下でも就学援助率が極めて高い状況の中、物価の動向や近隣他市の状況等も勘案しながら慎重に検討を進めてまいります。 ◆豊北 副委員長  私が今申し上げましたように、本市より低いところは2市だけなんですね。多くがもう少し拡充されているんです。慎重に慎重に検討されてるようですけれども、本当に前向きに検討されるように要望をしておきます。  次に373ページ、奨学金についてです。この奨学金の金額は28年度は690万円ということになっているんですけれども、前年度に比べたら大分減っているんですね。前年度は123名分を計上していたと思うんです。今年度が115名ということなんです。そのうち新1年生においては45名、これも前年度は50名だったと思うんです。前年度より減額した理由についてお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  予算要求につきましては、前年度実績に基づいて行っております。27年度当初は新1年生50名の新規認定を見込んで予算計上しておりましたが、実際の認定者数は31名となりました。このことから28年度当初予算は27年度予算から減額しております。 ◆豊北 副委員長  それでは27年度と28年度の申請者の数についてお答えください。 ◎三村 学校教育課長  奨学金申請者は27年度が65名、28年度が47名であります。 ◆豊北 副委員長  27年度は65人申込者がいたのに、認定されたのは31名。半分しか認定してもらってないんですね。何でこういうことになっているのか、そもそも奨学金とはどういうものなのかということを考えざるを得ないんですけれども、今、子どもの貧困率が高くなっているということが大きな問題になっていて、それこそ奨学金というのは経済的に厳しい家庭の子どもさんが高校進学を諦めないで市の支援があったら受けてみようかなという思いを応援するためのものだと思うんですね。そしてまた奨学金を申し込み、実際に申請するのは合格してからのことなんですね。合格したということはそこの高校に行きたいから試験を受けて通れたという子どもさんなんですね。学力の意欲がある子どもさんだと思います、私は。ですから引き下げるのではなくて、前年度並みにこの人数にすべきではないでしょうか。これについてお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  選考に当たりましては、25年度より所得金額に加えてレポート及び面接による選考を行い、一定基準を満たした生徒を門真市奨学生として認定しており、定員は設けておりません。基準を満たす生徒数が当初予算を超える場合は補正予算で対応することも想定しており、向学心に富みながら経済的理由のため修学が困難な市内高校生に対して、教育の機会均等が図られるよう奨学金を給付しております。 ◆豊北 副委員長  一定の基準を満たした生徒を門真市奨学生として認定されているということですけれども、先ほども言いましたように高校に合格してるんです。そして所得基準も満たしているわけです。一定、向学心に富んで経済的理由のために修学困難な高校生じゃないんですか。ですから、予算の範囲内でこの予算以上にというのは厳しいかもしれませんが、予算どおりにやっぱり門真市が支援するということ、その一定基準とおっしゃいましたけれども、これって何なんですか、一定基準って。 ◎三村 学校教育課長  先ほども御答弁申し上げましたけれども、向学心に富みながらという部分を面接とレポート等によって見させていただいているところであります。 ◆豊北 副委員長  はっきりわからないですね。レポートや面接に来られるんですよね、子どもさんが。予算の範囲内ではやっぱり通すべきです。経済的な理由で向学心に富んでいるということは、高校に合格したというその証明書だけでいいんじゃないですか。そして、そこで落とすということの理由が私にはわからないんです。子どもさんがそこでレポートで例えば1行しか書かなかった。たくさん書いた子どもとどっちを取るかいうたら、そりゃたくさん書いた子どものほうが意欲があるというふうに見られるかもしれません。しかし、その時点であって、その1行しか書かなかった子どもさんは高校に行っていろんな出会いがあって、その中でもっともっと勉強したいっていう子どもに変わるかもしれないじゃないですか。ここで拡充しますというような答弁は求めませんが、この点もしっかり踏まえて次の奨学金のこの人数や基準を決めることをしっかりと考えていただきたいなと。本当に支援しようという市の意思を見せていただきたいなと思います。  次に移ります。375ページ、学力向上支援員加配事業についてです。学力向上支援員というのは、いろんな私も学力向上対策委員会とか出させていただいているのである程度わかっているつもりなんですけれども、この学力向上支援員の役割についてと、それと28年度の予算が前年度は8名だったんですね。それを4名減らしているというふうになっているんですけれども、この減らされた理由についてお聞かせください。 ◎三村 学校教育課長  学力向上支援員は、各校の学力向上担当者が学力向上に向けた学校の組織体制づくりに専念できるよう、担当者の授業や校務分掌等を軽減するために配置しているものでございます。28年度、前年度より4名の減となっておりますのは、校内における学力向上方針の統一や校内研究体制の充実等、組織体制が一定整った学校から順次加配を引き揚げていくことによるものでございます。 ◆豊北 副委員長  一定、組織体制が整ったから加配はもう減らしていくんだというような答弁だったと思うんですけれども、やはりこの学力向上支援員がいることによってそういった研究なんかもできる状況であったというふうにも受け取れます。ですから、減らされたということで、学校では1人減った中でのまた厳しい状況になるというふうに考えられます。以上の点から学力の向上のためには、この学力向上支援員というのはこれからも必要な人材であると思います。減らすのではなく拡充するようこれも求めておきたいと思います。  次に、377ページ、学校図書館司書配置事業についてです。学校図書館司書は28年度で今までの年で毎年1人ずつふやされてきたと思うんですけれども、28年度においては2人ふやしていただいたということで喜んでおります。今どの学校に配置されているのか、この現状についてお答えください。 ◎成田 学校教育課参事  27年度の配置校でありますが、全部で8校へ学校図書館司書を配置し、4名の司書の方が勤務していただいております。 ◆豊北 副委員長  どの学校に配置されているのかというふうな質問だったんですけれども、資料は持ち合わせておられないでしょうか。 ◎成田 学校教育課参事  配置校でありますが、現在、門真小学校、大和田小学校、速見小学校、沖小学校、五月田小学校、門真みらい小学校、門真はすはな中学校、四宮小学校の全8校でございます。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございました。それで28年度は今度は2人がふえて4校が拡充されるのかなと考えております。27年度1人ふえたということでどんな取り組みをされてきたのか、これについてお聞かせください。 ◎成田 学校教育課参事  27年度は図書室内の整備や蔵書の整理はもとより、図書担当教員や司書教諭との連携により、20分の休み時間の図書室開放や学校司書によるブックトークなどの取り組みを実施しております。また、子どもたちの図書委員会活動の活性化も図られております。  これらの取り組みの結果、配置校におきましては図書の貸出冊数が前年度に比べ約2倍になるなど大幅に増加したり、家庭での読書量の増加にもつながっております。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございました。いろんな方の質問でも大幅に図書の貸出冊数がふえているということを言われているわけですけれども、そういった状況につながってるということです。2名がふえたということで充実が図れることで喜んでいるんですけれども、まだ配置されていない学校が8校あるわけです。この際、1人や2人をふやしていくんじゃなくて、次年度には一気に全部の学校に拡充することは考えないんでしょうか。お答えください。 ◎成田 学校教育課参事  28年度は学校図書館司書を2名増員し、引き続き読書環境を充実し、読書に対する興味関心を喚起し、読書習慣を身につけ、言語活動の充実を図っていけるよう努めてまいります。今後の拡充につきましては、学校図書館司書配置による効果を検証しながら検討してまいります。 ◆豊北 副委員長  拡充によってよくなっているということは誰しもが認めていることなので、本当にしっかりと学力向上、子どもたちの読書力を身につけていくためにも学校図書館司書に力を入れていただきたいなと要望をしておきます。  次に、417ページ、めざせ世界へはばたけ事業があります。このめざせ世界へはばたけ事業のうち、英語プレゼンテーションというのは私も何回か見させていただいたことがあります。子どもたちが堂々とパネルに向かい自分で絵を描き、必死に全身を使いながらアピールをしている姿はすばらしいなと思っております。  そこで、質問なんですけれども、28年度のこの英語プレゼンテーションコンテスト、プラス海外派遣研修業務委託料というのが439万3000円計上されております。過去3年間の総事業費、そして海外派遣研修委託料、そしてこれに対しての財源についてお答えください。 ◎牧薗 生涯学習課長  過去3年間のはばたけ事業の財源の内訳につきましては、24年度は総事業費469万5223円のうち、海外派遣研修委託料425万4000円、府交付金469万5223円、一般財源0円です。25年度は総事業費472万9847円のうち、海外派遣研修委託料425万1340円、府交付金391万8414円、一般財源81万1433円です。26年度は総事業費487万4349円のうち、海外派遣研修委託料429万613円、府交付金216万5000円、一般財源270万9349円です。 ◆豊北 副委員長  ありがとうございました。毎回460万円から480万円、490万円近い金額がこの事業に出されているということですね。私たち日本共産党門真市会議員団がこの英語プレゼンテーションは本当にすばらしいと思っているんですね。そのうちに懸賞というような、私たちはそういうふうに認識しておりますが、海外派遣研修に行くことが正しい税金の使い道だとお考えなんでしょうか。これについてお願いします。 ◎牧薗 生涯学習課長  海外派遣研修はそもそも懸賞だと考えておらず、英語プレゼンテーションコンテストに参加した生徒たちの代表として海外体験を通じ、英語学習への意欲を高め、国際化に対応できる人材づくりを進める手段、事業内容と捉えております。ホームステイ等を通じ、自文化・異文化の理解を深め、国際化に対応できるすぐれた生徒の育成を図るものとして実施しております。派遣研修生は帰国後の校内報告会などにおいて、他の生徒にも好影響を与えているほか、後のコンテストや海外派遣事前研修にも積極的に協力し、門真の子どもたちに大きく還元しており応募者も増加傾向にあるものです。多くの生徒たちに影響を与えOG・OBにおいても長年アドバイスが続いており、モチベーションを高めつつ今後も好循環につながる本事業は事務事業評価、大阪府教育委員会、市民からも高く評価されており、まさに税金を投入することがふさわしいものと考えております。 ◆豊北 副委員長  お隣の寝屋川市さんでも、英語プレゼンテーションコンテストというのを実施されております。毎年門真ほどじゃないですけれども応募者が一定以上いて、そこで12人の方がルミエールのようなホールで同じようにプレゼンテーションされているということで。寝屋川のほうはそういう海外研修とかいうのはないんですね。それでも子どもたちは生き生きとそれに参加しているということです。それでほかの子どもたちに対してもその状況をビデオに映して、それをクラスで見て、自分と同じ年齢の子がこんなふうに巧みにしゃべっているんだということを皆さんで共有してそれを刺激にして、子どもたち一人一人の英語を学ぶという力にされているそうなんです。そういうやり方もあるんですよね。  私たちは英語プレゼンテーションコンテストはすばらしいと思っております。しかし、やはりこういう寝屋川市のようなやり方のほうが税金の使い方としてふさわしいのではないかと。日本共産党市会議員団として、懸賞ともとれる海外派遣研修はすべきでないと考えておりますので、この点は指摘しておきます。  次の質問にいきます。405ページ、幼稚園施設整備事業です。これについても先ほどスケジュールなど後藤委員がお聞きになられましたので、そこは割愛させていただきまして、その工事のときに今回、建物調査業務委託料というのが1573万円ほど入っていますが、その事前と事後に調査をされるということで、それは十分にしていただきたいと思っております。というのも浜町保育園を撤去されるときに、近隣の方からちょっと苦情が出たというふうなこともお聞きしております。思わぬものが地中の中に埋まっているということがあって、すごい音と振動があったというふうに聞いておりますので、その点もしっかり御近所の方、近隣の方に配慮したやり方で行っていただきたいということを要望しておきます。  それと後藤委員と同じように、地域の方の要望に添った跡地活用を私からも要望しておきます。  次の質問に移らさせていただきます。これで最後です。435ページです。今回、旧第六中学校体育館撤去実施設計業務委託料が計上されています。今なお旧六中のこの体育館というのは盛んに利用されていると思うんですけれども、何で撤去に至ったのか。それと撤去の跡地利用については何か計画を持っているのか、これについてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  当初より総合体育館が開館すれば、隣接する旧第六中学校の体育館は撤去する計画でありまして、総合体育館建設事業の一環として旧第六中学校の体育館の撤去実施設計業務委託料を予算計上いたしております。  また、撤去後の跡地につきましては中町地区の事業用地であるため、庁内で議論を深めてまいりたいと考えております。 ◆豊北 副委員長  旧六中体育館の撤去というのはいつ決定されたんでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  28年度の予算要求におけます実施計画の中で採択されたものであります。 ◆豊北 副委員長  現在の旧六中体育館の利用状況についてお答えください。 ◎丹路 スポーツ振興課長  26年度におきましてはほぼ毎日使用されておられ、バレーボールやバスケットボール等の288団体の登録があり、利用可能こま数3504に対しまして2094こまの使用がありました。利用率は約59.7%であります。 ◆豊北 副委員長  土・日の状況についてはどうでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  土・日はほぼ抽せんとなっており、約100%の利用状況でございます。 ◆豊北 副委員長  土曜日、日曜日は抽せんで100%の状況ということですね。今この旧六中体育館を使用されている団体の方たちが、新体育館ができたときに今利用しているような同じような利用度で、またそれ以上に利用することができるんでしょうか。 ◎丹路 スポーツ振興課長  旧第六中学校のアリーナに対しまして、新体育館のメーン・サブアリーナ合わせて約3倍の広さがあり、さらに多目的スタジオや武道場を兼ね備えるなど施設の充実を図っておりますことから、市民の皆様の御希望に添えるものと考えております。 ◆豊北 副委員長  3倍の広さがあって希望に添えるように考えているということなんですけれども、この旧六中の体育館というのはこの後に何か計画されているんでしょうか。議論の中でまだこれから深めていくということなんですけれども、まだ決まってないのであればせっかく市民が今このように使っておられるんですから、そしてまた抽せんをしなければ利用できないような状況ということから、跡地利用が決まってから撤去するという方法もあると思うんです。ぜひぎりぎりまで市民が使えるように残しておくべきだということを要望しておきたいと思います。 ◆戸田 委員  今の質問に絡んで、少し気になったことがあったのでちょっと聞きます。  奨学金の問題なんですけれども、門真市のほうは血も涙もないようなことをやっているような捉え方をされるようなやりとりだったんですがね。ちょっとお聞きしたいんですけれども、向学心が見られるということを判断した人に奨学金を出しましょう、まさに税金の使い道として。高校に入ったらみんな出しますよではないと、そういう制度としてやっているわけですよね。したがって高校に入ったから全部出せというんだったら向学心には関係ないわけです。その高校に入るだけの学力があった人に全部補助しましょうという制度になるわけですね。門真の場合はどうも違うと。  さらに具体的にちょっと聞きますが、ひょっとしたら教育委員会のほうが実情を言いにくいのがあって、はっきり言ってないのじゃないかなとはたで聞いてて思ったんですがね。豊北副委員長のほうは具体的に面談で書類をたった1行書かない場合でもという例を挙げました。全くの思いつきではなくて、多分そういう例があったのを聞いたからではないかと、私は聞いてて推測したんですけれども、この面談で1行しか書いて出さないとかそういう例は実際にありましたか。  それから、市教育委員会として奨学金の審査に当たって、これは幾ら何でも向学心に富むとはとても言えないなと思う事例。具体的にどういうのがあったのか、ちょっと二、三挙げてください。 ◎三村 学校教育課長  レポートにつきましては、1行でありますとか出していないというような例もございました。あわせて面接の際に連絡なしに遅刻してくるとか、無断で欠席をすると、そういう例も実際にはございました。 ◆戸田 委員  そういうのがあって当然質問のすり合わせ等でも出しているでしょうけども、そういう話があればちゃんと答弁で、個人情報じゃないですからね、誰が誰がってことじゃないわけですから。およそこういう例があったと具体例はちゃんと答弁してくれないと事実が判定できませんよ。教育委員会として子どもに悪いかなという遠慮があったのかもわかりませんけれども。面接やります、税金の中からまさに奨学金を出します、その目的は向学心に富むけれども経済的に貧しいという人を対象に少しでも金額少ないけども救済しますよ、こういうことでやって応募呼びかけているところに、おくれてくるだとか、レポート出さないだとか、1行しか出さないとか、はっきり言ったらふざけんなと。あんた何考えているんだと、そこの親は何考えているんだと。わざわざこっちは時間取って面談面接やっているのに、そういうやり方で向学心が示せると思ってるのかと。そういうふうにしてたしなめるべき話ですよ。  また、教育委員会もはっきりと具体的なことを示すべきですよ。今までの答弁だと、教育委員会が何か血も涙もない非常に機械的なやり方をして、足切りぱんぱんぱんぱんとしているかのようなイメージになってしまいますからね。その辺は今後について、これは問題だと、趣旨に合わないということがあればはっきりと言うということをちょっと答えてくれませんか。 ◎三村 学校教育課長  今回の答弁の中ではそういう具体的な中身については聞かれておりませんので答えておりませんが、今後明確にしていくようにしたいと思います。 ◆戸田 委員  やっぱり委員のほうから問題指摘されてこうだこうだと、仮に答弁すり合わせのときに詳しい話もなくても、こちら側の態度、見解としてこうなんですと反論とか意見が違うという場合には、意見が違う材料、理由というのをはっきりと示してその上でどうですかと。こういうことを論議をしてもらわないと、はたで聞いてて実情が全くずれて認識されてしまう。私だけでなくて議事録を見た市民は当然そう思うわけですよ。そのことについてかねがね留意していただきたいということをまず1点。  それと、はばたけ事業で、共産党が5年にわたって海外に出すのは税金の使い道としておかしいんだと、懸賞だとか何やかんやいろんなことを言ってますね。これは海外に出すということがあるからこそ多くの門真の人が熱心にやってるわけです。ほかよりもずっとすぐれているわけです。ただ、4人の議員がおって大体7500、7000票くらいの票を得ている議員さんたちが、5年間にもわたってずっと言い続けてこの後もずっと何年間も言い続けそうな話なんですから、そうであれば教育委員会のほうで海外に行った人たち、そのOB・保護者たちに実は議会で共産党の方々からは毎年こういう税金の使い道としておかしいんだと、あなた方が海外へ行って喜んでいるのは税金の使い道としておかしいんだという4人もの議員さんからずっと指摘を受けていますと。それをどう判断するかは別として。そういう事実を指摘して、また情報提供をして議論を起こしていくということをされたらどうでしょうかね。共産党の議員以外は誰もそういうことを言っていない。共産党の支持者ですら誰も言ってないということらしいですけども、そういうことをはっきりさせていっていただきたいし、教育委員会から共産党の方と議論するときに当たっても、じゃあ、あなた方は海外派遣に行った人たちやそのOB・保護者たちに面と向かってそう言ってあげてくださいと。言ったらいかがですかと。こういうことを言ったらどうでしょうか。 ○佐藤 委員長  戸田さんの意見としてね。 ◆戸田 委員  いかがですかと聞いていますから、それをどう受けとめてどうしますかとか、しませんとか答えを求めます。 ◎牧薗 生涯学習課長  委員御指摘の件につきましては、さまざまな観点からそういうふうに実施できるのかどうかというのは検討したいと思っております。 ◆戸田 委員  ぜひ伝えてくださいよ。 ○佐藤 委員長  ほかにございませんか。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  次に、本件に対する討論を行います。 ◆豊北 副委員長  平成28年度門真市一般会計予算について、反対の立場で討論をいたします。  まず、こんにちは赤ちゃん事業は、生後4カ月を迎えるまでの赤ちゃんがいる家庭を訪問して子育ての悩みを聞き、関係機関につなぐ重要な事業であります。この業務をされている人は、当初からずっと4年以上も続けられているベテランの方ばかりです。今回1件の単価が1200円から1000円に減額となっています。その理由は定例会の数を減らしたことと、訪問対象者名簿の受け取りを役所に取りに行くのではなく郵送にしたとのことでした。事業の目的である赤ちゃん訪問の内容には変わりなく、単価を引き下げることは仕事のやる気をそぐもので、経験年数がふえスキルも上がるのですからふやしこそすれ、減額することは認められません。  次に奨学金についてです。奨学金は学習意欲があるにもかかわらず、経済的な理由で高校進学が難しいと考えている子を支援するためのものです。前年度は申込者65名もいたのに、採用された子どもはたったの31人。28年度予算では前年度より新規の対象者5名、全体では8名分の減額です。対象者は所得制限と一定の基準をクリアした子どもとしています。審査基準の内容はレポートと面接とのことですが、申請者は高校を合格していて向学心に富んでいる子どもたちではありませんか。予算額を減額せず前年度と同額にし、経済的な理由で進学を諦めてしまう子どもを支援するという本来の目的を果たすべきです。  学力向上支援員については、学力向上に向けた学校の組織体制をつくるため、担当教諭がその業務に専念できるよう加配されているものです。今回組織体制が一定整ったため4名の加配を減らす予算になっていますが、組織体制が整ったとの曖昧な理由で加配を減らすことは学力向上の目的に逆行するもので、今後も学力向上のために必要であり減額は認められません。  次に、めざせ世界へはばたけ事業についてですが、英語プレゼンテーションコンテストはすばらしい事業でありますが、優秀者への海外派遣研修は懸賞の要素も強く、海外派遣研修は市の税金の使い方としてふさわしくありません。  次に、旧六中体育館撤去実施設計業務委託料についてです。この事業は総合体育館ができるので撤去するというものですが、今現在でも日曜日など100%の稼働率で抽せんが行われている状況です。総合体育館ができたからといってすぐに撤去するのではなく、跡地利用が決まるまで市民が使えるようにすべきです。  保育所の待機児童解消に向けての施設整備や、学校図書館司書の2名増員など評価する点はありますが、以上指摘した点において本予算について反対をするものです。以上です。 ◆戸田 委員  私も反対の立場で討論します。この質疑の中では触れませんでしたが、毎年同じということなので触れませんでしたが、学校給食の調理業務の民間委託推進をとにかくどんどん進めると。ちょっと待てよと。少なくとも直営と民間委託は併存させて、まさに今のノウハウというのを直営でこそつくってきたものであって、それの伝統継承っていうのは絶対やるべき話であります。  それから今回の論議で聞いてた、こんにちは赤ちゃん事業での削減、学力向上支援員の削減についても反対いたします。  それから奨学金の問題については市がやったことは全く正しいと。もし文句があるとすれば、奨学金自体の金額をふやしてやるべきだというふうに思います。  また、はばたけ事業については大いに推進するべきで、海外派遣が税金の無駄なんて行った人に面と向かって言ってみなさいあなたと。私は本当にいいかげんこんなけちつけはやめてくれと、私は強く思いますね。  いずれにしても民間委託推進をどんどんやって、現業からどんどん人を間引いて不採用というやり方で現業の人らがあなた方、本来は要らない人間だと早く辞めてくんないかな、市の財政のためなんだという雰囲気をみんなでつくっていって、貴重な、またその女性が真っ当な賃金を得られる本当に数少ない職種をみずから市が潰していくということについては、やっぱり思いとどまるべきだということを述べて私の反対討論とします。 ○佐藤 委員長  以上で討論を終了いたします。
     これより議案第23号中、所管事項を起立により採決いたします。  本件に賛成の委員の起立を求めます。               〔起 立 多 数〕  起立多数であります。よって議案第23号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  次に、議案第31号、平成27年度門真市一般会計補正予算(第9号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎藤井 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第31号、平成27年度門真市一般会計補正予算(第9号)中、本委員会の所管事項につきまして、御説明申し上げます。  追加議案書の13ページをごらん願います。第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。  3款民生費、2項児童福祉費、1億5386万9000円の追加は、国の補助金を有効活用するために、28年度事業を27年度に前倒しするための沖小学校放課後児童クラブ室改修工事、子ども・子育て支援事業システム改修、民間保育所等のICT化推進及び公立・民間保育所等における事故防止対策、保育士等の処遇改善に伴う公定価格の充実、民間保育所の認定こども園化移行における整備計画の変更等に伴う保育所入所委託料の追加及び施設型給付費の減額等を計上いたしております。  次に、14ページをごらんください。  9款教育費、2項小学校費の7億6118万5000円の追加は、沖小学校校舎大規模改造2期工事の実施に伴い、国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業であったものを27年度に前倒しするため計上いたしております。  次に、4項幼稚園費の341万9000円の追加は、幼稚園就園奨励費補助金システムの改修に伴い計上いたしております。  次に、6項保健体育費の2億2106万7000円の追加は、仮称市立総合体育館建設工事における国の補助金を有効に活用するとともに、28年度実施事業の一部を27年度に前倒しすることに伴い計上いたしております。  また、9款教育費の1項から6項の追加には、それぞれ人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加分を計上いたしております。  次に、歳入についてでありますが、追加議案書12ページをごらん願います。  11款分担金及び負担金、1項負担金の2337万8000円の追加は、民間保育所の認定こども園への移行における整備計画の変更等に伴う保育所入所委託事務の追加に伴い保育所個人負担金を計上いたしております。  13款国庫支出金のうち1項国庫負担金327万8000円の追加は、民間保育所の認定こども園への移行における整備計画の変更等に伴う施設型給付負担金5365万3000円の減額及び保育所委託負担金5693万1000円の追加分を計上いたしております。  次に、2項国庫補助金3億1120万円の追加は、民間保育所等運営補助事業の歳出の増額に伴う保育対策総合支援事業費補助金及び仮称市立総合体育館建設事業の増額に伴う社会資本整備総合交付金等を計上いたしております。  14款府支出金、1項府負担金の199万7000円の減額は、施設型給付負担金減額分及び保育所委託負担金追加分を計上いたしております。  17款繰入金、1項基金繰入金の9006万4000円の追加のうち6万4000円の追加は、(仮称)市立総合体育館建設事業の増額に伴うまちづくり整備基金繰入金を計上いたしております。  19款市債、1項市債の7億8770万円の追加のうち、7億8020万円の追加は放課後児童クラブ運営事業に対する社会福祉施設整備事業債の追加、小学校施設整備事業に対する学校施設整備事業債の追加、(仮称)市立総合体育館建設事業に対する一般事業債の減額及び住宅市街地総合整備事業債の追加を計上いたしております。  次に、15ページの第2表繰越明許費についてであります。  3款民生費、2項児童福祉費の保育所入所等事業、放課後児童クラブ運営事業等、9款教育費、2項小学校費の小学校施設整備事業、4項幼稚園費の私立幼稚園就園奨励費補助事業、6項保健体育費の(仮称)市立総合体育館建設事業を28年度にそれぞれ繰り越すものであります。  次に、16ページの第3表地方債補正の変更についてであります。  仮称市立総合体育館建設工事の進捗状況により、公共施設整備事業債1億6510万円を減額、沖小学校放課後児童クラブ室改修工事等に伴い社会福祉施設整備事業債1億760万円を追加、仮称市立総合体育館建設工事の進捗状況により住宅市街地総合整備事業債1億5620万円を追加、沖小学校校舎等大規模改造工事に伴い学校教育施設等整備事業債6億8150万円を追加するため、それぞれ地方債表を変更するものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第31号中、本委員会の所管事項につきましての説明とさせていただきます。  何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第31号中、所管事項を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第31号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  次に、議案第35号、平成28年度門真市一般会計補正予算(第1号)中、所管事項を議題といたします。  本件に対する理事者の説明を求めます。 ◎藤井 学校教育部長  ただいま議題に供されました議案第35号、平成28年度門真市一般会補正予算(第1号)中、本委員会の所管事項につきまして、御説明申し上げます。  追加議案書105ページをごらん願います。第1表歳入歳出予算補正のうち、歳出より御説明申し上げます。  3款民生費、2項児童福祉費の9798万9000円の減額は、人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加及び沖小学校校舎大規模改造2期工事に伴い実施する放課後児童クラブ室改修工事等を国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業であったものを27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。  次に、追加議案書106ページをごらん願います。  9款教育費、2項小学校費の7億5465万1000円の減額は、沖小学校校舎大規模改造2期工事の実施に伴い国の補助金を有効に活用するため、28年度実施事業から27年度事業に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。  次に、6項保健体育費の2億4538万2000円の減額は、仮称市立総合体育館建設工事の一部については、28年度分実施事業であったものを27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。  また、9款教育費の1項から6項の追加には、それぞれ人事院勧告に基づく給与条例の改正による人件費の追加分を計上いたしております。  次に、歳入についてでありますが、追加議案書104ページをごらん願います。  13款国庫支出金、2項国庫補助金の3億784万円の減額は、沖小学校校舎大規模改造事業及び(仮称)市立総合体育館建設事業を27年度に前倒ししたことに伴い、減額分を計上いたしております。  次に、17款繰入金、1項基金繰入金の3002万4000円の追加のうち2万4000円の追加は、仮称市立総合体育館建設工事の事業の進捗状況に伴い、まちづくり整備基金繰入金を計上いたしております。  次に、19款市債、1項市債の7億7420万円の減額のうち、7億6860万円の減額は放課後児童クラブ運営事業に対する社会福祉施設整備事業債、沖小学校校舎等大規模改造工事に対する学校施設整備事業債及び(仮称)市立総合体育館建設事業に対する住宅市街地総合整備事業債をそれぞれ27年度に事業を前倒しするため、減額分を計上いたしております。  次に、追加議案書108ページをごらん願います。第2表地方債補正の変更についてであります。  沖小学校放課後児童クラブ室改修工事等について、27年度の国の補正予算の活用に伴い社会福祉施設等整備事業債8610万円を減額、(仮称)市立総合体育建設事業の進捗状況に伴い、住宅市街地総合整備事業債590万円を減額、沖小学校校舎等大規模改造工事について27年度国の補正予算の活用に伴い、学校教育施設等整備事業債6億7660万円を減額するため、それぞれ地方債表を変更するものであります。  以上、まことに簡単ではございますが、議案第35号中、本委員会の所管事項の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御審査の上、御協賛賜りますようお願い申し上げます。 ○佐藤 委員長  説明は終わりました。  これより質疑に入ります。             〔「なし」と呼ぶ者あり〕  質疑なしと認め、質疑を終了いたします。  これより議案第35号中、所管事項を採決いたします。  本件を原案のとおり決することに御異議ございませんか。             〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕  御異議なしと認めます。よって、議案第35号中、所管事項は、原案のとおり可決すべきものと決しました。 ───────────────────────────────────── ○佐藤 委員長  以上をもって、付託議案の審査は終了いたしました。  次に所管事項に対する質問の通告がありますが、一定時間過ぎておりますので、この際、3時25分まで休憩いたします。                 (休 憩)                 (再 開) ○佐藤 委員長  委員会を再開いたします。  次に所管事項に対する質問。 ◆戸田 委員  ちょっと落ちついていこうと思います。  まず第1項目は道徳教育のあり方などについてであります。これは去年の12月議会で大倉委員が道徳教育について質疑したということで、大倉委員にはかちんとくるかもしれませんが、道徳というのはときによっては自分が殴り殺しにされるような危険も覚悟しないといけない問題をはらむわけです。挨拶運動に一面化して語るような問題じゃない。そんな薄っぺらなことで道徳教育が語られるべきではないという非常に強い危機感を覚えまして今回質問に取り上げます。  まずクエスチョンの1。この社会における禁止事項や処罰対象などを定める法律は、時代や地域などによってかなりの変動がありますけれども、殺すなかれ、盗むなかれ、犯すなかれなどの事柄はおおよそ人類普遍の道徳と考えてよいのではないか。また、自分や自分の組織の物欲、金銭欲、支配欲、名誉欲、出世欲、保身欲などのために人を傷つけたり、殺したり、拷問したり、だましたり、差別したり、財産を盗んだり、有害物質を出したり、うそをついたりすることはいずれも道徳に反する行為だとみなすべきだと思いますがどうでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  委員が例示されていることは、人類の歴史の中で今日広く認められている普遍的な規範の一つであり、法的にも道徳的にも広く承認された価値であると考えております。道徳に反する行為だとみなすべきことにつきましては御指摘のとおりであると考えております。 ◆戸田 委員  次いきます。クエスチョン2。そうした行為が道徳に反する行為であるならば、道徳教育においてはそうした行為を道徳に反する行為であり、人としてやってはならないこと、避けるべきこととして教えるのが当然だと思いますがどうでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  道徳教育の方法は、道徳的価値に反することを禁ずるのではなく、道徳的価値の必要性や人間としてのすばらしさをさまざまな教材や指導により内在化させることによって成立するものでありますが、道徳に反することをしないということを教えることも状況によっては必要だと考えます。 ◆戸田 委員  クエスチョンの3。小学校及び中学校において道徳の教育というのはいつからどのような位置づけや形式で、学年ごとには年間何時間かけて行っているのか、また教科書や副読本はどうなっているか答弁してください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  道徳は1961年度(昭和36年度)から学習指導要領にのっとり実施されています。学校が編成する教育課程において週1時間の道徳の時間をかなめとして各教科や活動のそれぞれの特質に応じ、学校の教育活動全体を通じて道徳教育を行うこととされており、小学校1年生は34時間、小学校2年生から中学校3年生までは35時間行っています。教科書はなく、文部科学省や大阪府教育委員会作成の資料や各教科書会社発行の副読本などを活用して授業を行っております。また2015年(平成27年)3月に、一部改正学習指導要領において特別の教科、道徳として位置づけられ、小学校は2018年度(平成30年度)、中学校は2019年度(平成31年度)から教科書を用いて授業が行われます。 ◆戸田 委員  クエスチョンの4。道徳教育の中で道徳に沿った生き方とか、道徳を貫く生き方とかはどのように教えられていますでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  学習指導要領の解説において、道徳性とは人間としてよりよく生きようとする人格的特性であると記述されており、道徳教育は本来どのように生きるか、どのように行動するかを目標とした教育の領域でございます。具体的には、副読本、「私たちの道徳」において冒頭に、生きていく上で大切なことを考え、自分の生き方に生かしていこうとのメッセージが掲げられており、各学年の発達段階に応じてみずからの生き方を問い定めていく構成となっております。 ◆戸田 委員  クエスチョンの5。では、道徳教育をする側、教育委員会や教員の方は道徳に沿った生き方をしている人間であるとか、道徳を貫く生き方をしている人間であるべきだと思いますけれどもどうでしょうか。それとも道徳教育というのは、教える側の実態とはかかわりなく、知識として教えるものと捉えているのでしょうか。お答えください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  委員御指摘の点につきましては、これまでも隠されたカリキュラム論などで教員の態度や学校の雰囲気が、児童・生徒により大きな影響を与えるとの研究がございます。教師がみずからの生き方で範を示すことは、公教育を担うものとしての教育の本質であると理解しております。 ◆戸田 委員  クエスチョンの6。それでは、三宅教育長や藤井学校教育部長以下、教育委員会の職員の個々人の方々は、自分は道徳に沿った生き方、道徳を貫く生き方をしていると自負されているのでしょうか。教えてください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  道徳に沿った生き方、道徳を貫く生き方につきましては、完全に実現することはなかなか難しい目標ではございますが、我々事務局職員も教育に携わる人間として不断に努力を重ねてまいる所存ですのでよろしく御理解をお願いいたします。 ◆戸田 委員  率直な答弁ですね。誰しも自分に至らないところはある。そういう自覚は普通の人は持っています。自省する気持ちがあるならば。他人様に向かって道徳を説いて、道徳教育だってと大きな声でいう人間っていうのはもう99%そういう自分を省みる気持ちがない恥知らずの人間が権力をかさにわーわー言うようなネット右翼とか、日本会議の連中とか、あんな連中が実際にはほとんどですね。そのことはちょっと指摘しておきます。ちなみに、日の丸政務官とかああいう連中、腐敗、汚職等々でばれてますけども、道徳を大きな声で語る人間っていうのは基本的には信用しないほうがいいというとこを指摘しながら次にいきます。  では、クエスチョン7番目。道徳の観点からすると、いじめの問題について。A、いじめを主導的に行う。B、いじめを付和雷同的に加担する。C、いじめを傍観する。D、いじめられている者を助け、いじめをする者と闘う。E、いじめが行われていることをひそかに通報する。こういうふうな5つのパターンが考えられますが、それぞれの行動は道徳の観点からしてどのように評価されますでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  委員御説明の行動に対する道徳的観点からの評価につきましては、一般的にA・B・Cについては道徳的な行いと評価できないものであり、D・Eにつきましては道徳的な行いであると言えますが、先ほど御答弁申し上げましたように道徳教育は特定の価値観を押しつけるものではなく、A・B・Cについては、そのような生き方が人と人との間にさまざまの問題を引き起こすことに気づかせることや、自分であればどうするだろうという内省や葛藤を通して子どもが一定の判断や行為にたどり着くプロセスこそ重要であり、そのような繰り返しの中からより確かな人格の基盤が形成されるものであると認識しております。 ◆戸田 委員  次、ちょっとこれ、打ち合わせになかったことですが、ごく簡単なことです。ヘイトスピーチ、ヘイトクライムの問題ですね。個人が民族、国籍、いろいろな身体的特徴等、個人の意思ではほとんど容易に変更できないことに対して、憎しみ、罵倒、差別していく。こういうヘイトスピーチ、ヘイトクライムの問題も、このいじめの問題と全く同じはずですね。いじめやヘイトスピーチに加担したり傍観している者が子どもに道徳を語るというのは、そんな語る資格はない、極めて不適切である。こういうふうに思うわけですけどもいかがでしょうか。まずいじめとヘイトクライムの問題、道徳の関係というのはほとんど似たようなものであるというふうに思いますがこの点についてどうかということをまず最初答弁してください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  関係のあるものであると認識しております。 ◆戸田 委員  では、いじめに加担したり、やったり、傍観したりしている人間が、自分はそういうことをしておきながら他人様に、ましては子どもに道徳を語るなんてとんでもない話ですが、ヘイトクライムを傍観したりやったりしたり、やってる人間とすごい仲よしだったり、何のいさめることもない、そんな者が子どもに道徳を語ったりすることはおこがましい。行政的に言うと不適切である、適切ではないと言えると思いますがいかがでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  その点につきましても同様に関係しているものであると考えております。 ◆戸田 委員  それでは打ち合わせの原稿に戻りますので。  クエスチョンの8番。教育委員会は良心的不服従とはどういうものだと考えていますか。道徳と良心的不服従とはどのような関係にあると思っていますか。また、良心的不服従の例を五つ挙げていただきたい。よろしくお願いします。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  道徳と良心的不服従の関係でございますが、中央教育審議会答申、道徳に係る教育課程の改善等についてにおいて、道徳の果たすべき役割として、「高い倫理観をもち、人としての生き方や社会の在り方について、多様な価値観の存在を認識しつつ、自ら感じ、考え、他者と対話し協働しながら、よりよい方向を目指す資質・能力を備えること」とあり、続く文脈の中では、「特定の価値観を押し付けたり、主体性をもたず言われるままに行動するよう指導したりすることは、道徳教育が目指す方向の対極」との記述があり、道徳と委員御説明の良心的不服従と重なる部分もあるものと認識しております。  次に、良心的不服従に該当する事柄についてでございます。歴史的には、ガンジーの不服従運動、良心的兵役拒否の運動、国家や企業などの不当な弾圧に対する不服従などが想起されます。また、道徳教育との関連で述べますと、嫌なことを言う、無視をするといったような相手が不快に思うような行為に対して同調せず、注意したり指摘したりすること。悪いことをしようと誘ってきた場合にみずから判断し、勇気を持って断ること。不正を働いていることがわかった同僚や友人に対して注意をすることや、やめさせることが関連しているものと思われます。 ◆戸田 委員  では、クエスチョンの9。自分が属する組織が、さっき述べたような道徳に反する行為をしていて、職務命令や上官命令等で自分も加担することを命じられた場合に良心的不服従をすることは、道徳に沿った行動として称賛されるべき事柄だと思うがどうか。  また、組織内で実名を明らかにして良心的不服従や組織内闘争をすることが自分の地位や安全を害する危険性がある場合に、ひそかに組織外の機関やジャーナリストなどに通報する、いわゆる内部告発・公益通報をすることもまた道徳に沿った行動として称賛されるべきことだと思うがどうか。  さらに、こうした内部告発・公益通報について、組織規律に違反したひきょうな行為だとする意見について、教委からはどのように考えますでしょうか。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  職務命令や上官命令につきましては、命令が法令に反する内容である場合、それを拒否することは何ら問題とならず、同様に広く認められた道徳的価値に反する命令にも従う必要はないものと考えております。  内部告発・公益通報につきましては、道徳的価値や人権の概念は歴史的にも拡大しつつあり、内部告発についても社会的に認知され、通報者が不利益とならないような法的整備も進められており、正当な行為であると認識しております。組織規律に反するひきょうな行為だとする意見につきましては、そのような意見については誤りであると考えます。 ◆戸田 委員  では、クエスチョンの10ですね。戦前の大日本帝国時代の道徳教育、いわゆる修身教育においては、こうした良心的不服従や内部告発・公益通報については、道徳に沿った行動として教えられることは全くなかったのではないか。それどころか実質的には上官の命令は天皇の命令であり絶対服従すべし的に組織や上司への絶対服従や忠誠の賛美に偏ったものだったはずだがどうか。答えてください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  戦前の修身につきましては、良心的不服従や内部告発・公益通報といった内容はなく、徳目主義で国家主義的な色合いを強く持っていたことは認識しております。
    ◆戸田 委員  クエスチョン11。クエスチョンの9と若干ダブるところもありますが、道徳教育において自分の属する組織、国家や企業、各種団体において不道徳な行為が行われていたり、それへの加担を命令されたりした場合に、自分の身の安全を危険にさらしても道徳に沿った行動をとれるかどうか。行動をとれないまでも道徳心を麻痺させずにいられるかどうか。こういう重い問題を考えさせ、道徳的行動の実践方法を具体的に模索していくことは、道徳を考えるに当たって絶対必須の課題であるはずだがどうでしょうか。さらに、この点を抜きにした道徳教育など何の意味もなく、かえって表面的な礼儀正しさや規律遵守に偏重して、組織悪に無自覚・無頓着な良心の麻痺した礼儀正しい不道徳人間をつくるだけではないか。この見解について教育委員会の見解を聞かせてください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  道徳的な行動規範を現実の実践とするためには、組織と個人の問題、集団の中での自分の生き方を考えさせ、行動に結びつけていくことは重要であると考えております。次に、今日の道徳は、戦前の徳目主義的・国家主義的な教育の真摯な反省をもとに、道徳の内容においては、より普遍的な価値を取り扱い、その手法においては繰り返しになりますが、児童・生徒がみずからその価値にたどり着けるような指導を中心として構成されております。また、その価値が心の中にとどまるのではなく、自分の行動規範となってひいては子どもの生き方にもつながることが道徳教育の目的でございます。 ◆戸田 委員  クエスチョンの12です。少し事情説明が若干長くなりますが、いきます。戦前の大日本帝国時代、後発帝国主義、要は後からスタートした帝国主義の天皇の軍隊である皇軍、皇軍たる日本軍は、いわゆる外地において兵隊の度胸試し、度胸づくりのためとして、捕虜にした敵兵や一般住民を柱に縛りつけて銃剣突入させて殺させるという残虐行為を無数に行った。このことは兵隊経験者の多数にとって常識的事実であり、数多くの従軍手記や聞き取り記録、戦争体験小説に載っている絶対的な事実です。こうした敵兵や一般住民の殺害は、当時の法律からしても全く違法で非人道的な行為であって、正当化できる余地は全くありません。しかし、上官の命令は天皇陛下の命令であり、命令絶対服従で軍隊内リンチが横行し、兵隊の命は牛馬より軽い、天皇の軍隊である日本軍の中において、この捕虜への銃剣突撃、刺殺の命令を実行しないことは、その兵隊が猛烈なリンチを受け、殺されてしまう場合さえあり得ることでした。そのために圧倒的多数の兵士は命令どおりに捕虜を銃剣で突き刺した。少数の兵士は命令にたじろいで銃剣突き刺しを不十分にしかせず、ごくごく少数の兵士が何らかの理由をつけて銃剣突き刺しを実行せず、手ひどいリンチを受けたようです。それら兵士の多くは、恐らくそれを悪いと思う心を失ったり長い年月の間封印したりしていました。一定数の兵士は、ずっと良心のうずきにさいなまれたり、今でいうPTSD、心的外傷後ストレス障害になったりしました。近代の一時期、一般的日本国民の決して少なくない人々が、こういう苛烈な選択の場に立たされて苦悩したわけですが、こういう場合どういう行動をとるのが人としての道徳にかなうのか、次善の策としてどういう行為があり得るのかを道徳教育の立場から見て教育委員会はどう考えますでしょうか。また、こういう場合にも通じる究極の選択、現代にもあり得ることですね、究極の選択を強いられる場合があり得ることや、その場合の対処の仕方について、中学校2年生や3年生の道徳においては授業で取り上げて考えさせる、教師も含めてみんなで考えることをしたほうがよいと思うがどうでしょうか。以上、2点についてお答えください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  戦争による残虐行為は、法的にも道徳的にも許されないものであると認識しており、戦中当時の現実において、人道に反することを個人の思いに反して実行せざるを得ない状況にあったことは大変痛ましいことであると考えます。  次に、今日の道徳教育においては、児童・生徒一人一人が課題に向き合い、教員や児童・生徒との対話や討論を行いつつ、内省、熟慮し、みずからの考えを深めていくことが重視されており、厳しい選択をせざるを得ない状況の中で自分なりの判断や選択を迫る道徳も必要ではないかとの御指摘は、その手法において賛同できるものであります。 ◆戸田 委員  きょうの新聞に、女性は子どもを2人産めというばかげたことをしゃべった大阪市内の中学校の校長が、校門に旭日旗、旧陸軍の旗ですね、海軍もですか、それを掲げるだけじゃなくて、そのホームページの中に、大陸、これ中国大陸、戦争当時の大日本帝国当時の中国大陸では、殺すこと、盗むこと、うそをつくこと、裏切ること、あらゆる悪徳が生存のために必要だった。正直な人は生存競争に負け滅びてしまったと。これは事実としてはそうでしょうけれども、これをどう捉えるか、今現在、あの時は仕方なかったんだ、そんなもんだよということを校長がわざわざホームページに書いてるんですよね。そして、この校長は一方で、日本だけが唯一約束を守るなどと、そんなばかげた民族差別というか特別視みたいなことを書いている。こんな連中が学校の校長やって、道徳教育をつかさどっている現実が一部にあるということは非常に恐ろしいことですね。  ちょっと指摘で、私がなぜこういう問題を強く感じるかいいますと、私、中学校のときに柔道部でした。柄の悪い中学校で、シンナー吸ってるのが林に落ちたり、その中で私は戸田先生の息子だったから多少はましだとはいえ、おもしろ半分にいじめる、殴り合いをせいと言われる。野球部とかそういうとこではもっとひどいリンチみたいなのが起こっていると見ていました。そして、高校になって五味川純平の「人間の条件」という本を読んだり、戦時中の日本の軍隊がいかにひどいリンチまみれのところであったか、無責任な連中がおったか、いろいろ映画や小説を見ました。自分が体験したクラブでのいじめ、しごきが実は桁はもう1000桁も違ったにしても、本質的には地続きであると。人間個々でやっても絶対ばれないし、処罰されないと思ったらどんなことでもする、おもしろ半分に差別していじめるっていうやつらが、必ずいるんだ、助長されるんだっていうことを痛いほど感じるから、こういう問題についてはやっぱりゆるがせにできないんです。  続いていきます。クエスチョン13。今使われている道徳教育の副読本では、良心的不服従や内部告発・公益通報による道徳的行動を行った人の事例は紹介されていますか。紹介されているとしたら、何年生でどのような事例で触れられているか答えてください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  文部科学省作成の「私たちの道徳」には、良心的不服従・内部告発・公益通報についての人の事例は紹介されておりませんが、関係する例としましては、インド独立運動を指導したガンジーの非暴力・非服従を貫いたエピソードや、ガンジーの「全ての人の目から、あらゆる涙を拭い去ることが私の願いである」との言葉などが掲載されております。また、小学校低学年、中学年では、自分自身、人との関わりの項目の中で、善悪の判断、正直、誠実について発達段階に応じた指導項目が設定されており、高学年、中学校では、生命や自然、崇高なものとの関わりに関する項目において、よりよく生きる喜びについて考える部分がございます。また、集団や社会との関わりに関する項目において、公正、公平、社会正義について考える部分がございます。 ◆戸田 委員  この件での最後の質問項目です。クエスチョン14。今の教育現場では、産経新聞や右翼、ネトウヨに批判されはしないか。自民党や橋下維新などの右翼政治家及び政府閣僚や文科省に批判されはしないかに戦々恐々とならざるを得ない状況に置かれています。そこで提案ですけれども、産経らの右翼勢力も安倍政権も含めた誰しもが、人間的良心を貫き道徳にかなった行動をしたとして評価しており、世界的にもその評価が揺るがない事例として、戦前の大日本国時代のリトアニア駐在大使であって日本本国からの命令に意図的に反して亡命ユダヤ人約6000人にビザを発給してその命を救って、東洋のシンドラーとも呼ばれた外交官、杉原千畝の事例を道徳の副読本に取り上げて教えるようにするのがよいと思うかどうか。またほかにも、裁判の確定判決などで、社会的評価が定まっていて揺るがない事例、例えば、企業の中の圧倒的少数者が声を上げ、提訴したことによって女性の昇進差別を是正させ、男女雇用均等法制定につながった事例なども、道徳教育の門真市独自の副読本に掲載して教えていくようにするのがよいと思うかどうかお答えください。 ◎杉井 学校教育課参事兼門真市教育センター長  杉原千畝の事例につきましては、中学校の「私たちの道徳」の中の人間の弱さや気高さを信じ生きるという項目において取り上げられております。杉原千畝のとった行動と手記が掲載されており、外交官という立場にありながら苦慮、煩悶のあげく、人道、博愛精神第一という結論の末、国の命令に反していることを承知の上で、職を失うことも恐れず、自身の人道的な判断に従って忠実に実行したとの記述に触れることができます。その後、あなたならどう考え、どう行動しますかという投げかけの言葉とともに、杉原千畝のとった人間としての誇りのある生き方を考える部分となっております。  次に、道徳教育の充実につながる教材につきましては、市の道徳研修などを活用しながら指導方法を含めて共有化を図ってまいります。 ◆戸田 委員  この件で最後指摘します。杉原千畝さんの例が載っている道徳の副読本を見せていただきました。そしたら、その中に、最も肝心なことが本には書かれてないんです。つまり日本本国からの命令にあえて違反したということを書いてない。そして、その当時、まさにナチスのドイツと三国同盟を結んで英・米・ソ連と戦って戦争状態にあって、その同盟国の政策に反することをやった。これがどれだけ危険なことか、大変なことか、その重みっていうのはその本の記述自体には書いてない。彼は戦後になってさえも、外務省の命令に違反した違反者っていうレッテルを張られて、社会的な名誉復権するのはついここ数年ぐらいのものなんですね。それが日本社会なんです。戦後民主となったといってさえそれだということについては、副読本、文科省がつくった記述では大事なところが実は書いてない。これは学校現場でそれを補う説明というのはぜひしていただきたいということを指摘しまして次の質問にいきます。  次は2件目。国際化対応と年号表記についてであります。  まず、クエスチョンの1。元号と西暦の表記の仕方について、元号のみ、元号と西暦の表記、西暦のみの関係では、以下の9項目についてどうなっているのか、小学校・中学校それぞれについて回答してください。(1)教科書ではどうなっているのか。主に社会科的なもの、国語、理科とか。(2)副読本ではどうなっているか。(3)子ども向けの掲示板や連絡的なものではどうなっているか。これは卒業証書なども含めてです。(4)保護者向けの連絡的なものではどうなっているか。(5)学校内の事務や会議記録などではどうなっているか。(6)教育委員会から学校管理職への通知や連絡文書ではどうなっているか。(7)学校や学校管理職から、今度逆ですね、現場から教育委員会への文書ではどうなっているか。(8)学校のホームページではどうなっているか。(9)授業計画や授業報告的なものにおいてはどうなっているか。お答えください。 ◎三村 学校教育課長  まず、教科書ではどうなっているかという御質問について、小学校社会科につきましては、元号と西暦の併記であります。6年生の歴史学習の一部については西暦での表記となっております。また、国語科につきましては教材によって表記が異なっております。理科につきましては西暦表記でございます。中学校社会科につきましては、地理・公民分野において全て西暦表記であります。歴史分野につきましては、明治時代以降の内容について元号・西暦で併記されております。また、国語科につきましては教材によって表記が異なります。理科につきましては西暦表記であります。  続きまして、副読本についてですけれども、小学校社会科副読本「わたしたちの町かどま」につきましては主に西暦表記でございます。中学校社会科副読本「郷土学習かどま」につきましても元号・西暦で併記しております。  次に、子ども向けの掲示板や連絡的なものはどうなっているのかということについてでありますが、小・中学校とも学校長名で出す文書は全て元号で表記しております。学級だよりなどは併記にしている場合もありますが、特に指示はしておりません。卒業証書につきましては、卒業生及びその保護者に希望をとり、その希望どおりの年号を記載しております。  次に、保護者向けの連絡的なものについてでありますが、小・中学校とも学校長名で出す文書は全て元号で表記しております。  次に、学校内の事務や会議記録についてでありますが、小・中学校とも主に元号表記となっておりますが、西暦で表記しているものもございます。  次に、教委から学校・学校管理職への通知・連絡文書についてでありますが、小・中学校とも全て元号表記であります。  逆に学校・学校管理職から教委への文書でありますが、小・中学校とも全て元号表記であります。  次に、学校のホームページについてでありますが、小学校におきましては14校中7校が元号・西暦の両方を使用しております。1校が西暦のみ。残りの6校は元号表記であります。中学校におきましては6校中5校が元号・西暦の両方を使用しております。1校は元号表記であります。  授業計画や授業報告的なものはどうなっているのかという御質問ですが、小・中学校ともに授業計画や授業報告につきましては学校教育計画や授業記録などがあり、これらにつきましては全て元号表記であります。 ◆戸田 委員  今の現状についてはあらかたわかりました。  それでは、クエスチョンの2。教育委員会内部の業務文書では元号と西暦の表記の仕方はどうなっているのか。どうも私が教育委員会の人たちといろいろ接するにして、教育委員会職員の全員が明治以降の日本の社会の問題ではまず元号で考えるという習慣になっているようですけどもお答えください。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会内部の文書につきましては元号表記となっております。 ◆戸田 委員  では、クエスチョンの3と4を一緒にいきますね。教育委員会会議では、元号と西暦の表記の仕方はどうなっているのか。また、クエスチョン4。年号の表記について規則や内規というのはあるのか。あるとすればどういうものかお答えください。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会会議におきましても元号表記であります。また、年号の表記について規則や内規はあるのかという御質問ですが、年号の表記に関しましては規則や内規といったものはございません。 ◆戸田 委員  この問題は、私が職員といろいろやりとりをしたときに、私は大体西暦のほうが多いんですけども、職員の方が全て元号なんですね。議員も多いね。共産党の人でも一部あるね。27年が、28年がっていつのこっちゃと思うんだけど、西暦がね。そうすると非常に不便を感じるんですが、ただ私は思ったのは、私は皆さん御存じのように左翼ですから、天皇制にも元号にも反対ですけれども、それは置いといて、もう文化が違うと思わざるを得ない。そっちの政治的な意思云々とかはまた別で、文化が違うようになってしまっていると。ただし、これは、多文化共生をしないとちょっとぐあいが悪い。特に国際化時代に対応した人づくりとか、これはクエスチョン5に入りますがね。国際化時代に対応した教育というのであれば、日本の歴史的事実での現代の出来事や将来の見込みにおいても少なくとも元号は使うとしても、西暦での位置づけがすんなり出る。えーと、えーと、えーとってやらないと西暦が出ないっていうのではちょっと教育的によろしくないと思うんですよね。西暦での位置づけが少なくともすんなりと出る教育や教育行政が必要だと思うんですけれどもいかがでしょうか。 ◎三村 学校教育課長  グローバル化が進む現代社会において、国際化社会に対応した教育の重要性が増していると認識しており、英語教育の充実とともに、知識活用型の授業を通して国際化に対応できる思考力・判断力・表現力の育成を重視した教育の充実を図っているところでございます。また、歴史の学習におきましては、西暦と元号が併記されている部分があることから、子どもがそれらの両方の位置づけから歴史を捉えられるようにすることも大切であると認識しております。 ◆戸田 委員  クエスチョンの6番。現状では、教育委員会の職員は元号偏重頭脳になってしまっていると。それはつくづく私も議員として接して痛感するところですけれども、今、現状を聞くと、学校では西暦・元号の併記が大分多いんですね。けれども教育委員会に学校の現場の先生であった人が教育委員会に来てくると、すっかり元号偏重に固まってしまう現実があるようです。これは教育委員会がつくる文書の全てが元号偏重。大半は元号表記のみになっているせいであるとしか思えません。そういう文化環境、作業環境に何年もおればそうなってしまう。そのせいだとしか思えませんけども、ほかに何か思い当たる理由があるでしょうか。この点について答えてください。 ◎三村 学校教育課長  行政上の書類や公文書につきましては、国・府に倣い、慣例として元号で表記されているものであると認識しております。 ◆戸田 委員  要するにそういうふうに教育委員会でほとんど元号のみでずーっとやってるから元号でしかものが考えられない、西暦が物すごく苦労するということになっているんじゃないかと原因を問うているので、その点もう一遍ちょっと答えてください。 ◎三村 学校教育課長  教育委員会の中での使用しているものにつきましては元号表記になっているという部分で、その影響があるとも言えます。 ◆戸田 委員  何か歯に刺さったような。それしか影響がないでしょう。環境が人をつくるんですからね。まあそれはさらりと、あんまり言わずに次いきましょうか。  今、天皇さんが82歳。あとどれぐらい生きられるかということ。具体的な数字は言わんといてくれという話も言われたんで、ここは言いませんけども、常識的に考えて、やがては今の天皇は亡くなって元号が変わる時代がそう遠からず来るわけですね。この元号というのは特別な学者しか知らないような言葉、一般の人は見たことも聞いたこともないような言葉が突然あらわれるんですよ。今でこそ平成って当たり前に使ってますけども、最初変わったときのあの平成って、これ何のこっちゃってみんな思いましたよね。突然なんですよね。そうすると、非常に混乱しますよね。今何年だったっけ。平成最後の年と新しい年号の元年とはダブるわけですしね、年として。今書いてある文章、平成35年何やかんや、38年って。そのとき平成なの、はっきりしない。もし変わってたらまた全部塗り直さないといけない。そういうことになりますけども。そういう戸惑いや混乱を最小限に抑えるためにも役所のさまざまな文書、計画や会議録、ホームページや広報物等々、全てにわたって可能な限り最大限に元号と西暦の表記をするようにすべきだと思うんですけどどうでしょう。こんなスペースでね、紙面がどうしてもないとかは別だけども、上の行があったら書けるとか、ホームページなら幾らでも書けるとか、そういうことを今から可能な限り切りかえても併記にしていくということなんですね。さっき言った計画、今の計画文書は平成多分38年云々としかないけども、これは元号が変わったら全てにおいて訂正シールを貼らないといけない膨大なものですよ。西暦併記しとけば、ぱっと平成の部分だけ消せばとりあえず通ずる。あるいは、これは何年前の文書なんだとすぐわかる。こういうことがあります。まあ、そういうふうなことですね。  もうちょっと落ちついて考えてもらいたいんですが、元号表記絶対だと言うてる人だって、明治時代よりかは前は元号で言わないでしょう。何百何年、永何って言うけど、ごくごく一部の話で西暦で言うしかないですよね。天皇が変わって今回言うたって。結局、明治以降の近代国家の歩みと、そのときの天皇の流れと、便利な面はありますよ。明治維新から何年だと。明治維新10年のあのときの西南戦争って、その社会状況もぱっと浮かびますからね。そりゃ便利な面もあります。ただし、明治維新が1870年のパリ・コミューンとほとんど同時代性を持っているというふうなことはわからない。明治よりか前のことは西暦で評価するしかないというふうなこともありますから、ほかの部署はともかく、教育委員現場では国際化時代に対応した人づくりと。ことし、来年のことを平成でしか言えない人が、国際時代に対応したとは到底言えないでしょう。ということも考えてなるべく今から西暦との併用、どっちが先になってもいいですよ。そういうことを努めるべきと思いますけども、その点についての考えを聞かせてください。 ◎三村 学校教育課長  元号と西暦の取り扱いにつきましては、事務作業の効率化や国際化の進展及び日本文化の保持等、さまざまな観点からの議論を参考にしながら、今後は市民の利便性も考慮し、併記も視野に入れて検討してまいります。 ◆戸田 委員  最後に指摘だけね。私は今回主に、実用的な面だけを言いました。でも、もちろん私は左翼なので、天皇の命によって自分の時間がそこからスタートだというふうな、そういう元号制、こと自体には大きな問題ありと考えています。しかし、今のところそういうことを言う人は現代社会においてはあんまり多くはないということも同時にわかっております。お互いにとって便利なように、そして、誰もがすっと何年前の話、何年後の話というのがすっとわかるような物差しを使うほうがいいに決まってると。その上で元号が好き、絶対これだ、そういうことはそれは志向の問題等やればいいし、政府からにらまれないようにそれはそれで言いわけが十分立つわけですからね、その点でぜひ前向きにやってほしいということを要望しまして、私の質問を終わります。どうも。 ○佐藤 委員長  戸田委員、今のこの話ね、教育委員会、文教常任委員会ですので教育委員会に対してちょっと、市長部局に対しても同じ考えですね。 ◆戸田 委員  そういう気持ちは持ってますけども、それは文教常任委員会ですから、教育委員会に要望する。 ○佐藤 委員長  ということですので。  ここで所管事項の質問は終わりました。  先ほどの戸田委員の発言については、後刻速記録を調査の上、措置いたしますので、御了承願います。  以上をもって、本委員会の審査は全部終了しました。  長時間にわたり慎重かつ熱心に御審査賜り、まことにありがとうございました。  閉会に当たり、北村副市長の御挨拶があります。 ◎北村 副市長  閉会に当たりまして一言お礼を申し上げます。  委員各位には、熱心かつ慎重に御審査を賜り、お願い申し上げました案件につきましては、全て原案どおり御決定を賜り、心からお礼を申し上げます。  この後、本会議におきましても、原案どおり御決定をいただき、今後とも皆様方の温かい御支援を賜りますようお願い申し上げまして、まことに簡単ではございますが閉会の御挨拶とさせていただきます。  本日は長時間にわたりまして、まことにありがとうございました。 ○佐藤 委員長  これをもって、本委員会を終了いたします。                                 以  上                          文教常任委員会                          委員長 佐 藤 親 太...