門真市議会 2014-02-27
平成26年第 1回定例会−02月27日-01号
平成26年第 1回定例会−02月27日-01号平成26年第 1回定例会
平成26年門真市議会第1回定例会
〇 議事日程第1号
平成26年2月27日(木)午前10時開議
日程第1
会議録署名議員の指名
日程第2 会期の決定
日程第3 諸 報 告
日程第4 施政方針説明
日程第5 報告第1号 専決処分の報告について
日程第6 議案第1号
公共下水道東田第1
管渠築造工事請負契約の一部変更について
日程第7 議案第2号 訴訟上の和解について
日程第8 議案第3号 字の区域の廃止及び変更並びに町の新設について
日程第9 議案第4号 くすのき広域連合規約の一部変更に関する協議について
日程第10 議案第5号 門真市附属機関に関する条例の一部改正について
日程第11 議案第6号 門真市一般職の
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について
日程第12 議案第7号 門真市手数料条例の一部改正について
日程第13 議案第8号 門真市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について
日程第14 議案第9号 門真市
障害程度区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部改正について
日程第15 議案第10号
門真市立保育所条例等の一部改正について
日程第16 議案第11号 門真市
社会教育委員条例の一部改正について
日程第17 議案第12号 門真市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について
日程第18 議案第24号 門真市
国民健康保険条例の一部改正について
日程第19 議員提出議案第1号
門真市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について
日程第20 議案第13号 平成25年度門真市
一般会計補正予算(第6号)
日程第21 議案第14号 平成25年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)
日程第22 議案第15号 平成25年度門真市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)
日程第23 議案第16号 平成26年度門真市一般会計予算
日程第24 議案第17号 平成26年度門真市
国民健康保険事業特別会計予算
日程第25 議案第18号 平成26年度門真市
公共下水道事業特別会計予算
日程第26 議案第19号 平成26年度門真市
都市開発資金特別会計予算
日程第27 議案第20号 平成26年度門真市
公共用地先行取得事業特別会計予算
日程第28 議案第21号 平成26年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計予算
日程第29 議案第22号 平成26年度門真市
水道事業会計予算
日程第30 議案第23号 副市長の選任について
日程第31 議員提出議案第2号
門真市議会委員会条例の一部改正について
日程第32 議員提出議案第3号
門真市議会議員定数条例の一部改正について
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〇 本日の会議に付した事件
1 日程第1から日程第32まで
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〇 出席者氏名
・出席議員(22名)
1番 武田 朋久 君
2番 岡本 宗城 君
3番 内海 武寿 君
4番 大倉 基文 君
5番 木津 英之 君
6番 豊北 裕子 君
7番 高橋 嘉子 君
8番 春田 清子 君
9番 中道 茂 君
10番 土山 重樹 君
11番 五味 聖二 君
12番 田伏 幹夫 君
13番 井上まり子 君
14番 戸田 久和 君
15番 平岡久美子 君
16番 鳥谷 信夫 君
17番 佐藤 親太 君
18番 今田 哲哉 君
19番 吉水 丈晴 君
20番 日高 哲生 君
21番 福田 英彦 君
22番 亀井 淳 君
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・説明のために出席した者(16名)
市長 園部 一成 君
副市長 北村 和仁 君
副市長 川本 雅弘 君
教育長 三宅 奎介 君
水道事業管理者 辻中 健 君
総合政策部長 稲毛 雅夫 君
総務部長 森本 訓史 君
市民部長 市原 昌亮 君
健康福祉部長 下治 正和 君
環境事業部長 河合 敏和 君
都市建設部長 中野 勝利 君
会計管理者 名越 節子 君
水道局長 西口 孝 君
教育委員会事務局学校教育部長 藤井 良一 君
教育委員会事務局生涯学習部長 柴田 昌彦 君
行政委員会総合事務局長 政 純子 君
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・職務のために出席した者(4名)
教育委員会事務局生涯学習部次長 山田 益夫 君
行政委員会総合事務局次長 渡辺 勤 君
総合政策部秘書広報課長 南野 晃久 君
総務部法務課長 狩俣 政美 君
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・職務のために出席した
議会事務局職員
局長 松下 司
次長 吉田 清之
課長 山下 貴志
課長補佐 隈元 実
主査 山田紀久子
係員 黒崎 智彰
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平成26年2月27日(木)午前10時開会
○議長(平岡久美子君) ただいまの出席議員は22名であります。
これより平成26年門真市議会第1回定例会を開会いたします。
○議長(平岡久美子君) 開会に当たり市長の御挨拶があります。園部市長。
〔市長園部一成君登壇〕
◎市長(園部一成君) 平成26年門真市議会第1回定例会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、万障お繰り合わせの上御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。
さて、このたびの定例会に提出いたしております案件につきましては、既に議案書をお手元にお届けいたしておりますとおり、平成26年度の市政運営の根幹をなします一般会計予算など予算関係議案10件を初めといたしまして、報告案件1件、契約案件1件、条例案件9件、人事案件1件、その他案件3件の合計25件となっております。
これらの案件につきましては、それぞれ御上程賜りました際に担当の者より御説明を申し上げることといたしております。何とぞ慎重に御審議をいただき、いずれも原案のとおり御協賛賜りますようお願い申し上げます。
新年度予算案につきましては、新たな50年のスタートとして、自律発展都市の形成に向け、これまで皆様方と築き上げてきた財政基盤を土台に、公民協働の概念を融和させた施策展開を図るべく、予算編成を行ったところであります。
このような状況の中で、後ほど平成26年度施政方針におきまして私の所信の一端を申し述べ、皆様方の御理解を賜りたく存じております。何とぞ格段の御支援を賜りますようお願い申し上げ、簡単でありますが、開会の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いを申し上げます。
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午前10時2分開議
○議長(平岡久美子君) 直ちに本日の会議を開きます。
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△
会議録署名議員の指名
○議長(平岡久美子君) 日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第122条の規定により11番五味聖二さん、12番田伏幹夫さんを指名いたします。
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△会期の決定
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。本定例会の会期は、本日から3月25日までの27日間といたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認めます。
よって会期は、27日間と決定いたしました。
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△諸報告
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第3、諸報告を行います。
まず、閉会中の委員会活動について申し上げます。
総務建設、文教の各常任委員会においては、
委員会所管事項について管外行政調査を行いました。調査報告書はお手元に配付しておきましたので、御了承願います。(文書別掲)
次に、監査結果報告について申し上げます。
監査委員から議長宛てに監査結果報告書が提出されましたので、その写しをお手元に配付しておきました。御了承願います。(文書別掲)
以上で諸報告を終わります。
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△施政方針説明
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第4、市長の施政方針説明を求めます。園部市長。
〔市長園部一成君登壇〕
◎市長(園部一成君) 平成26年第1回定例会の開催に際しまして、予算を初めとする諸議案を御審議いただくに当たり、26年度の市政運営の基本方針を申し上げ、議員並びに市民の皆様方の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
まず初めに、本市は昨年8月1日で市制施行50周年を迎え、今また新たに100周年への歩みを開始いたしておりますが、改めまして先人たち、そして市議会、市民の皆様の御努力、御尽力に敬意を表するとともに、この新たな第一歩となる市政運営を引き続き担わせていただく光栄さとその重責に身の引き締まる思いであります。
私は、市長就任以来、誠実かつ愚直にという政治姿勢を信念とし、市政の改革を旗印に、我が身は清廉に、あくまでも公のため、市民の皆様の暮らしの向上のため、将来のまちの発展のためにと、全身全霊を傾け、行政に携わってまいりました。これは私自身の人生の誇りのためでもあります。
これまでの2期8年間の市政運営では、財政の再建なくして市政の再生はないとの考えから、徹底した内なる改革をもとに約150項目に及ぶ行財政改革を断行し、約300億円に及ぶ効果を生み出すと同時に、財政の健全化を進め、その効果額を市政の再生、つまり自律発展都市の形成を図るべく、数多くの新たな施策に、持続可能なまちづくりに投資してまいりました。
振り返りますと、改革に次ぐ改革は、市民の皆様にとりましても厳しい道ではありましたが、数々の成果、未来の希望となってあらわれております。
その中には、門真の奇跡とまで言われる現象も生じております。例えば国保会計でありますが、毎年度数億円もの赤字が生じ、累積赤字は膨らむばかりで、収納率も70%台半ばにまで落ち込んでおりましたが、今日では単年度の黒字体質となり、累積赤字は約59億円から32億円へと大幅に減少し、収納率は88%を超え、府内平均を上回るまでになっています。
また、
四宮土地区画整理事業では、約40年余の歳月が流れ、相続による地権者が増大するばかりで、長年終結の展望を失っていましたが、担当職員の精力的な地権者との協議、交渉や専門家の投入の結果、これも無事清算に至り、事業費も予測より大幅に少ない額で解決となりました。
財政面では、まさに
早期健全化団体に落ち込みかねないという黄信号を脱し、経常収支比率は平成22年度より12年ぶりに100を下回るまでに改善し、新総合体育館や図書館を含む生涯学習複合施設の整備も見据えた
中期財政見通しを指し示せる段階に達してまいりました。
職員につきましても、約1100人から800人にまで削減し、府内で最も職員の平均年齢が若い中で、時には事務処理の失敗を学びながらではありますが、かつてと比べると、遥かに高度で効率的、かつスピード感のある行政執行になってきていると考えております。
これらの現象を過去の本市の行政から比較して見ると、まさに門真の奇跡が起こったのだと、過分なる評価をくださった方も少なからずおられます。
しかしながら、これらの事象は、決して偶然で自然発生的に起こったことではありません。明確なビジョン、目標を定め、職員の日々の努力と、市議会議員を初め市民の皆様の御理解、御支援の賜物であると、私は思慮いたしております。
「生せば生る。成さねば生らぬ、何事も。生らぬは、人の生さぬ生けり」という名言がありますが、これは江戸中期に米沢藩の窮地、今で言う財政危機を救い、藩政を立て直した名君とうたわれている上杉鷹山の言葉であります。
私は、今、この言葉をかみしめております。門真の奇跡は、門真市自治基本条例の用語を用いて表現すれば、市民、議会、市役所が三位一体となってたゆまぬ努力と強い思いを継続させ、なし遂げられたことであります。
「生せば生る」。市民の皆様、この間の努力と成果に胸を張っていこうではありませんか。そして、公民協働を広げ、まちの至るところで第4、第5の奇跡をつくり出し、自律発展都市を確固たるものとする、今がそのときであります。
さて、私の市長としての集大成となる3期目の本格的なスタートである26年度は、これまでの成果に甘んじることなく、さらなる好循環、奇跡をつくり出すため、確固たる施策を強力に展開し、さらに進展させ、それを深め、浸透させていく、まさに深化の時期であると考えております。
少子高齢・総人口減少という縮小する社会背景の中で、今日の成熟社会と調和し、下降を上昇に、ピンチをチャンスに、過密を快適に変える方策を打ち出し、引き続き教育の向上、まちづくり、産業の振興の重点施策に加え、子ども、女性、
コンパクトシティの
キーワード施策の充実を図り、住んで広がる幸福な暮らしが大きく前進できるよう取り組んでまいります。
これよりその深化の骨格となる施策につきまして、まず御説明申し上げます。
第1の深化についてでありますが、市の根幹となる将来のまちづくりに向けたロードマップである門真市第5次総合計画が5年目となり、幸福度指標も取り入れた中で、中間見直しを実施いたします。
見直しは、当初の計画どおり「人・まち・“元気”体感都市 門真」という基本構想のもとで、基本計画部分について、施策体系及び目標の進捗状況の検証に加え、指標の見直しを行い、より見える化し、進捗状況を実感していただける計画としてまいりたいと考えております。
なお、幸福度指標につきましては、
市民アンケート調査等を行い、先進事例も研究しながら、本市の状況に即した指標の設定を行ってまいります。
第2の深化は、公民協働の飛躍的な発展へ向けての施策展開についてであります。
私は、2期目より市政運営の基軸として公民協働の発展を位置づけ、市が行政サービスの主体となる従来の体制から、市民の皆様やNPO、あるいは各種団体等との協働による実施体制への変革により、市民力及び地域力を高め、みずから生成し発展し、地域の課題の解決を図っていく新たな仕組みづくりに力を注いでまいりました。
このような中、この公民協働の考えを明文化した門真市自治基本条例が、約4年の歳月をかけて練り上げられ、昨年12月に可決・制定され、本年1月1日より施行されました。まさに、これからの50年へ向けた地方自治の発展への大きな一歩が踏み出されたわけであります。
その大きな核となるのが、自治基本条例に掲げる地域会議であります。
地域会議は、地域の皆様がみずから地域の課題を整理し、その解決に向けた取り組みを実施する新たな施策であり、これまで行政では目が行き届かなかった、また対応が困難であったさまざまな課題解決につながるものと期待いたしており、市といたしましても、地域予算の確立とも言える財政的支援及び地域担当職員の配置による人的支援を充実させ、早期に全中学校区で設置できるよう支援してまいる所存であります。
また、地域会議の活動拠点であると同時に、市民の皆様のさまざまな用途での活用も可能となる中学校区単位での
仮称地域協働センターの構想を実現するため、国の交付金制度を活用するなど効率的かつ計画的に整備してまいる考えであります。
なお、このことにより、身近で利用可能な公共施設の地域偏在性も解消していくものとなります。
第3の深化といたしましては、これまでの重点施策及び
キーワード施策のさらなる充実についてであります。
まず、教育の向上では、この間の施策の実施で学力向上の成果が出始めておりますが、さらなる成果を生み出すため、府内の先駆的な自治体として小学5・6年生及び中学1年生での35人学級の実現に向け、市の単独施策により任期付教員を採用し、きめ細かな学習指導体制を構築いたします。また、学ぶ環境の整備も重要であり、学校の計画的な改修整備も進めてまいります。
次に、まちづくりでは、防災性の向上、過密住宅の解消に向け、
住宅市街地総合整備事業を一層推進するとともに、まちの顔づくりを推進し、市民の皆様より早期の建設要望が強い新総合体育館につきましては、28年度の開設を目指し、実施設計を進めてまいります。
また、図書館と文化会館機能もあわせ持つ生涯学習複合施設につきましても、
住宅市街地総合整備事業の進捗状況を見定めながら、可能な限り早期の施設整備を図っていけるよう取り組んでまいります。
北島地区の開発及び府営門真住宅の建てかえに当たりましては、
中部まちづくり整備ゾーンでの一体的なまちづくりを視野に取り組んでまいります。
その他、門真市第5次総合計画に掲げる北西部及び
北東部まちづくり整備ゾーンにつきましても、モノレールの南伸を初め、門真市駅や大和田駅の周辺など駅前の活性化に向けた取り組みを推進してまいります。
加えて、まちづくりのハード面での基本となる仮称門真市
まちづくり基本条例の27年度制定に向け、委員会を発足し、検討を深めてまいります。本条例は、良好な住環境を目指し、都市部における課題解決に向け、実効性のある条例とすべく、調査研究してまいります。
産業の振興では、門真市
中小企業サポートセンターの設置・運営により、事業所からは大きな反響をいただき、また成果も大いに出ておりますが、引き続きこれらサポート体制を充実するとともに、
新規ビジネス創出支援事業にも取り組んでまいります。
次に、
キーワード施策についてでありますが、まず子ども、女性施策では、27年度にいわゆる子ども・子育て関連3法が本格施行されることを受け、現在、本市の子ども・子育て会議において、市民意向調査結果をもとに幼児期の学校教育・保育や
子育て支援事業の議論が行われており、その事業計画を策定いたします。
新制度においては、新たな給付制度の創設や認定こども園の普及促進に向けた取り組みなど大規模な国の制度変更が見込まれており、引き続き子ども、女性にとりまして、安心して子どもを産み育てられる環境の整備、子どもの発達や育ちの支援体制の確保など、その充実が図られるよう取り組んでまいります。
また、女性施策では、現在の
男女共同参画社会への取り組みに加え、女性の社会進出や参画をさまざまな場面でサポートできる拠点となる仮称門真市
女性サポートセンターについて、具体化に向けた検討を行い、27年度の設置に向けて取り組んでまいります。
次に、
コンパクトシティ施策では、本市の特性である交通の便がよく、平たんな地形で市域が小さくまとまった利点を最大限に活用し、誰もが便利で住みやすさが実感できるよう、まちづくりを推進いたします。
とりわけ26年度は、快適に暮らせる生活基盤である下水道について、早期に100%に近い普及率を目指す計画を策定し、その体制整備に着手いたします。また、市民の皆様に潤いを提供する親水空間の創出や公園整備、自転車道や遊歩道の整備に取り組んでまいります。
これら重点施策はもとより、さまざまな施策を実現していく体制につきましては、本年4月より機構改革を実施し、組織の整備を予定いたしております。
主な改革といたしましては、教育委員会内にこども未来部を創設し、保育園と幼稚園に関する事務を一体的に所掌し、教育・保育及び地域子ども・
子育て支援事業を一元的な体制により実施し、乳児期から幼児期、そして小・中学校まで切れ目のない支援体制を構築してまいります。
また、市民生活に密接にかかわる部署として市民生活部を設置し、福祉と保健を一体的に所掌する保健福祉部を、またまちづくり部を設置するとともに、上水道と下水道を一体的に所掌する上下水道局を創設いたします。
なお、人的体制につきましては、定数・定員の見直しの中で必要となる人員を確保し、一層市民サービスの向上が図られるよう取り組んでまいります。
次に、本市を取り巻く政治・経済・暮らし、地方自治の情勢と展望についてであります。
まず、政治経済の動向でありますが、第2次安倍内閣では、長引く円高・デフレから脱却するべく、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3本の矢による一体的な取り組みであるアベノミクスの効果により、株価の上昇や
企業収益等一定の改善が見られ、国においても堅調な内需に支えられた景気回復が見込まれ、好循環が徐々に実現していくと考えられ、国内総生産の実質成長率は1.4%程度、名目成長率は3.3%程度と見込まれ、景気の本格的な回復への期待が高まりつつあると分析しております。
このような状況を受け、本市の26年度の市税収入では、個人・法人市民税の増加の見込みから当初予算ベースにおいて対前年度比1.9%の伸びとし、決算ベースで見ると、平成19年度以来7年ぶりの増収になると考えております。
しかしながら、景気回復の実感は、中小企業や地域経済にはまだ十分に浸透しておらず、デフレ脱却はいまだ道半ばであり、市民の皆様の暮らしにおきましても、賃金の上昇は実感しづらく、円安の進行に伴う物価の値上がりに加え、4月からは消費税が8%に引き上げられるなど、依然として厳しい状況が懸念されており、国の
経済政策パッケージによる予算活用を可能な限り前倒しで行い、地域経済の活性化に寄与できる取り組みを推進してまいります。
次に、地方自治制度におきましては、事務・権限の移譲等に関する見直し方針についてが昨年12月に閣議決定され、国から地方公共団体への事務・権限の移譲等を一層推進するという基本的な考え方が示され、また三大都市圏では、面積は狭いが規模・能力が一定以上ある都市の間で、水平・相互補完的、双務的な役割分担を促進していくべきであるとされており、新たな広域連携の仕組みが検討課題となっております。
本市といたしましても、大阪発“地方分権改革”ビジョンの動きも26年度より第2フェーズに入る情勢下で、今後の権限移譲、地方自治制度改正の動きを注視し、積極的な権限移譲を受け入れるべく、広域連携の拡充へ向け、調査研究を推進してまいります。大阪におきましては、府市による大阪都構想の議論も混沌としてきておりますが、その動向に注視し、本市への影響等を分析していく必要があります。
また、26年度は、生活困窮者自立支援法の27年度施行への準備、消費税増税への対応策である臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金の実施、南海トラフ地震等の大規模災害に備えた門真市地域防災計画の27年度見直しへの着手、さらにはマイナンバー制度の関連法の成立により28年1月から番号の利用が開始予定であるなど、市民の皆様の暮らしと行政に係る課題が山積している状況であります。
このような中、市民の皆様の暮らしを守り、幸福度の向上を実感していただけるよう、住民福祉の増進を図る基礎自治体といたしまして、地方自治の本旨である住民自治と団体自治を発展させ、本市のあるべき将来像を見据えながら、選択と集中によるめり張りのある施策を展開し、持続可能な自律発展都市の形成の実現に向け、力強い一歩を邁進してまいる所存であります。
それでは、これよりさきに御説明申し上げました施策のほか、門真市第5次総合計画に掲げる六つの基本目標ごとに順次、各施策の主要な取り組みにつきまして御説明申し上げます。
初めに、みんなの協働でつくる地域力のあるまちについて申し上げます。
まず、市民公益活動の促進についてであります。
市民力、地域力を一層高めるため、引き続きかどま市民大学や市民講座等の充実に努めるとともに、新たに協働のまちづくり人材バンクの運用を図ってまいります。また、地域コミュニティのさらなる活性化を目指し、地域におけるコミュニティ・ビジネスの展開に向けた調査研究、セミナー等の開催を実施し、より一層公民協働の推進を図ってまいります。
地域通貨「蓮」の市内流通額につきましては、22年度の発行から3年が経過し、年々増加いたしておりますが、発行の本来の目的である地域コミュニティの再生及び地域の活性化を図るため、発行団体と一層連携を行い、ボランティア活動への感謝の気持ちを形にあらわしていく活用が市民の間に広く浸透していくよう努めてまいります。
また、市民公益活動事業補助金を継続し、市民公益活動の促進を図るとともに、市民公益活動支援センターの中間支援機能をさらに高め、行政との協働を促進してまいります。
次に、市役所組織の改善についてであります。
組織・機構につきましては、先ほど述べましたとおり4月に機構改革を実施いたしますとともに、庁舎レイアウトを変更し、市民の皆様の利便性の向上に努めてまいります。
また、窓口サービスの改善といたしまして、市役所でパスポートの取得が可能となるよう、市民課窓口で新たに旅券発給事務を7月より開始いたします。
次に、計画的な執行管理についてであります。
総合計画を初め、各種計画等の進行管理につきましては、進捗状況を確認し、見える化に努めるとともに、総合計画の進行管理では、引き続き市民ご意見番制度を活用した事務事業評価、市民の皆様や学識者で構成する施策評価委員会による施策評価を通じ、計画的で効果的な施策展開を図ってまいります。
次に、効率的、効果的な行政運営についてであります。
持続可能な都市経営の実現に向けて、効率的、効果的な行政運営を推進し、将来の職務遂行体制を見据える中で、引き続き少数精鋭の組織運営に向けた適正な定員管理に努めてまいります。
また、職員の意欲喚起や資質向上の視点から人事評価制度を行い、さらなる拡充を図るとともに、本市独自の地域課題を認識し、問題解決能力を養成することで、時代の要請に的確に対応できる行政の確立を図ってまいります。
次に、将来を担う子どもが育つ教育力のあるまちについて申し上げます。
初めに、子育て支援環境の充実についてであります。
保育サービスを拡充し、保護者の多様な選択を保障するため、2園の私立幼稚園において1歳児及び2歳児の長時間預かり保育を開始するとともに、25年度より実施しております認可外保育施設の利用料軽減施策を拡充いたします。また、放課後児童クラブの利用ニーズの増加に対応するため、特にニーズの高い2校の小学校において、利用可能な教室を活用し、夏休み期間中の放課後児童クラブを増設いたします。
次に、母子保健の充実についてであります。
子どもや母親の健康づくりの支援と経済的負担の軽減を図るため、妊婦健康診査の公費負担額を大幅に拡充してまいります。
次に、子どもの安心な暮らしづくりについてであります。
登下校時における子どもたちの安全確保を図るため、交通専従員の拡充を行うとともに、多くのボランティアの皆様により活動いただいておりますキッズサポーターにつきましては、小学校区を単位とした組織化に取り組んでまいります。
次に、子どもの教育環境の充実についてであります。
幼児教育では、公立幼稚園で時間外教育を導入し、教育内容の充実を図るとともに、一部地域につきましては通園距離に配慮した通園バスの運行を行うなど、公立幼稚園の再構築を図ってまいります。
また、学校教育におきましては、25年度にPTA協議会と教育委員会で作成いたしました門真市学びのススメをさらに活用し、児童及び生徒の学習習慣の確立を図ってまいります。
加えて、25年度より実施しております家庭訪問による相談を中心とした家庭教育支援事業につきましても、子どもたちがひきこもり傾向にある家庭に対し、学校や社会に参画できるよう、引き続き実施してまいります。
次に、青少年の健全育成についてであります。
青少年健全育成関係団体で構成される門真市少年補導活動ネットワークによる夜間パトロールなどを引き続き実施し、青少年の健全育成に努めます。
次に、児童・生徒の確かな学力の育成についてであります。
小学5年生を対象に市独自で実施しております学力調査につきましては、実施教科を拡充し、児童の学習状況をより広く把握してまいります。
加えて25年度に作成した標準的な授業の進め方を示した門真市版授業スタンダードについては、各学校での活用に加え、教育フォーラム等でも紹介するなど、一層の普及に努めてまいります。
さらに、現在4校で配置しております学校図書館司書を1名増員し、6校に拡充してまいります。
また、小学5年及び6年生の外国語活動の時間に本市在住の英語が堪能な市民等を補助教員として配置し、子ども英会話講座KEIKやめざせ世界へはばたけ事業による中学生英語プレゼンテーションコンテスト等とともに英語力の向上を図ってまいります。
土曜自学自習室サタスタ、まなび舎Kids及びまなび舎Youth事業につきましては、効果検証も行いつつ、地域や大学との連携のもとで引き続き実施し、また学校外での学習機会の充実を図るため、地域の公益活動団体、企業、大学等と協働し、理科講座事業ノーベルも実施してまいります。
次に、学校施設の充実についてであります。
現在、計画的に大規模改造に取り組んでおり、26年度におきましては、第五中学校の1期工事、五月田小学校の2期工事に加えて、沖小学校の実施設計を行ってまいります。
また、給食調理場の建てかえでは、第五中学校、第七中学校の建てかえ及び第三中学校、第四中学校の実施設計を行ってまいります。
次に、安全・安心で快適に暮らせる明るいまちについて申し上げます。
初めに、防犯対策についてであります。
市内の街頭犯罪認知件数は、自転車盗や車上ねらい等で増加しており、引き続きLED防犯灯の設置補助や自治会設置の防犯カメラへの補助を進めるとともに、防犯灯の電気料金補助を継続し、地域の防犯対策の充実に取り組んでまいります。
次に、交通安全対策についてであります。
本市域は自転車利用が多く、自転車の事故の割合が依然として高くなっております。このことから、自転車の安全利用の向上を目的に仮称門真市自転車安全利用に関するマナー条例の制定に取り組んでまいります。
次に、消費生活対策についてであります。
全国的に新しい手口による消費者被害が発生しており、悪質化・複雑化する消費者被害対策といたしまして、引き続き国の補助金を活用し、相談員のレベルアップ研修や弁護士との連携による相談体制強化を図るとともに、小・中学生や新成人に啓発用冊子の配布を行い、若年層における消費者被害の未然防止にも努めてまいります。
また、5月の消費者月間中におきまして、新たに市内の消費生活にかかわる団体との協働により啓発活動を実施してまいります。
次に、危機管理と災害時対策についてであります。
危機管理につきましては、国や大阪府が策定した上位計画を踏まえつつ、門真市地域防災計画の大幅な見直しに着手し、防災体制の再構築を初め、地域防災の主体となる市民の意見を取り入れることにより、実効性のある計画策定に努めてまいります。また、引き続き自主防災組織育成への支援や消防団員への防災士研修助成など地域防災力の強化を図ってまいります。
次に、地震や治水対策の強化についてであります。
大規模地震から市民の皆様の生命と財産を守るには、建築物の耐震化を図ることが喫緊の課題であり、引き続き周知啓発活動を進め、耐震診断や耐震改修補助制度の有効活用を図り、建築物の耐震化の促進に努めてまいります。
また、近年はゲリラ豪雨による浸水被害が多発しており、治水対策の強化といたしまして、流域下水道増補幹線の早期供用を大阪府に要望していくとともに、桑才排水機場のポンプ施設及び二島制水門の樋門施設を改修することにより排水能力の向上を図り、浸水被害の軽減に努めてまいります。
次に、まちの顔づくりについてであります。
北西部まちづくり整備ゾーンの幸福町・垣内町地区におきましては、引き続き土地区画整理組合の設立に向け、事業区域の拡大に取り組んでまいります。
また、中町地区においては、公共施設整備等を推進し、魅力的なまちの顔づくりに向けた取り組みを進めてまいります。
さらに、泉町・松葉北地区におきましても、25年度に実施いたしました意識調査をもとに、まちづくりの基本構想並びに基本計画素案の策定に取り組んでまいります。
北東部まちづくり整備ゾーンにおきましては、大和田駅周辺地区の事業着手に向けた基本計画の策定に取り組んでまいります。
北島地域を中心とした
中部まちづくり整備ゾーンにおきましては、先行地区として北島東土地区画整理準備組合が設立したところであり、市街化区域への編入に向け、鋭意支援に努めてまいります。
次に、快適に暮らせる生活基盤の整備についてであります。
門真市水道ビジョンに基づき、災害時において水の安定供給を図るためには配水施設の耐震化が必要であることから、上馬伏配水場内、配水池の耐震化に着手するとともに、引き続き老朽化配水管の更新を実施してまいります。
公共下水道につきましては、中部排水区及び西部排水区を中心とする整備を計画的に進め、加速的な普及率の向上を図ります。
また、公共下水道施設の長寿命化及び適正な維持管理を図るとともに、29年度での地方公営企業法の適用に向け、基本方針の
策定、施設の資産評価等を行ってまいります。
水路整備では、通行の安全性の確保や浸水被害の軽減を図るため、さらなる有効活用に取り組んでまいります。門真第3水路及び北巣本・城垣水路につきましては、27年4月の供用開始を目指し、自転車・歩行者専用道路の整備を進めてまいります。また、小路町の老朽化した水路再整備の実施設計を行い、門真第6水路の整備方針の策定に着手してまいります。
ごみの適正な処理と施設管理につきましては、施設の効率的な維持管理を計画的に推進し、長期的な安定稼動を図るとともに、し尿処理につきましては、公共下水道の普及状況や処理施設の稼働状況を踏まえ、今後の適正なし尿処理のあり方を見据えた調査研究に着手してまいります。
次に、道路・交通網の充実についてであります。
道路・橋りょうの維持管理におきましては、橋りょうの点検や修繕の設計、道路構造物の総点検、舗装の計画的な改修工事を実施してまいります。
また、歩行者、自転車の安全性の確保を図るため、大和田茨田線の拡幅に向けた調査に取り組んでまいります。
大阪モノレールの南伸につきましては、大阪府が南進計画を進める方針を正式に決め、26年度中にも事業化への意思決定を行うこととしており、早期実現に向け、引き続き大阪府に対し要望を強化するとともに、事業着手に向け積極的に協力してまいります。
駅前広場の不法駐輪対策につきましては、現在の古川橋駅に加え、大和田駅、門真南駅へのサイクルラックの設置に向け、民間事業者と協議を進めてまいります。
次に、住宅・住環境の整備についてであります。
新橋市営住宅2期の耐震補強工事に係る実施設計を行い、27年度以降、速やかに補強工事を実施できるよう準備を進めてまいります。
また、耐震性及び不燃性が著しく劣る老朽住宅の建てかえを目的とした除却工事に対する補助制度につきましても継続し、耐震化が促進される環境及び良好な住環境の整備に努めてまいります。
府営門真住宅の建てかえにつきましては、大阪府営門真住宅 まちづくり基本構想を府と市により策定し、25年4月から第1期新築建てかえ工事が着手されております。引き続き大阪府と市によるまちづくり会議等において、建てかえが安全・安心、環境への配慮や地域の活力と魅力の向上につながる新たなまちづくりとなるよう協議、調整を進めてまいります。
次に、いきいきと人が輝く文化薫るまちについて申し上げます。
まず、基本的人権の尊重についてであります。
全ての人々が平等であり、互いの人権を尊重するという基本的人権尊重理念の一層の定着を図り、全ての市民が幸せに暮らせるまちを実現するためには、市民一人一人の人権意識の高揚を図ることが重要であり、さまざまな人権問題に対して適切に対応していくため、引き続き市民を対象とした講座などを実施し、人権の擁護と人権尊重の啓発に努めるとともに、職員研修につきましても人権教育を進めてまいります。
次に、生涯学習環境の充実についてであります。
子どもの読書活動を推進するため、第2次門真市子ども読書活動推進計画の27年度での策定に向け、取り組んでまいります。
次に、市民スポーツの振興についてであります。
生涯スポーツの振興を図るため、競技スポーツはもとより、子どもや高齢者、また障がい者の方など、それぞれのライフステージに応じたスポーツに親しむ機会づくりの一環といたしまして、新たに(仮称)門真市スポーツ・レクリエーション大会を26年度におきましては秋季に開催いたします。実施に当たりましては、市が主体となり、実行委員会形式による運営を進めてまいります。
次に、市民に息づく文化・芸術の振興についてであります。
音楽と活気のあふれるまちづくり推進事業につきましては、音楽に親しむ機会の充実を図るため、ルミエールホール内外でのコンサートを開催いたします。
次に、地域文化の保存と継承についてであります。
伝統文化の保存・継承や文化資源の活用のため、歴史遺産整備事業として、茨田堤をテーマにしたシンポジウムの開催、旧街道の路面への表示シートの設置を行い、また文化財ガイドボランティアの育成を図り、市内の歴史遺産の案内や歴史ウォーキングを通じて、案内される側もする側も地域への愛着を一層深めていただけるような取り組みを進めてまいります。
次に、健やかな笑顔あふれる支えあいのまちについて申し上げます。
初めに、地域福祉の推進についてであります。
25年6月改正の災害対策基本法において、大規模災害発生時における安全な避難体制の確保等について定められ、市町村に対し、避難支援を行うための名簿作成が義務づけられたところであります。今後につきましては、災害時に高齢者や障がい者など特に支援が必要な方に対しまして円滑で迅速な避難支援が行えるよう、避難行動要支援者名簿の充実に向けて取り組むとともに、地域や関係機関とのより一層の連携強化を図ってまいります。
次に、社会保障制度の適正な運営についてであります。
国民健康保険事業の運営につきましては、多額の累積赤字を抱えているため、その解消を本市の最優先課題として全庁体制で取り組んでまいりました。引き続き収納率の向上に努めるとともに、医療費適正化対策の推進及び保健事業活動の促進を一層図ることにより、さらなる国保特会の健全化に努め、早期の累積赤字の解消に取り組んでまいります。
次に、高齢者福祉の充実についてであります。
介護予防及び高齢者の自立支援を推進し、またあわせて高齢者が住みなれた地域や家庭で生き生きと安心して暮らすことができるように、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築をも視野に入れ、平成27年度から3カ年を計画期間とする第6期門真市高齢者保健福祉計画の策定に着手するとともに、くすのき広域連合の第6期くすのき広域連合介護保険事業計画との整合性を図りながら、高齢者に対する保健福祉施策の一層の充実に取り組んでまいります。
次に、障がい者(児)福祉の充実についてであります。
障がい者(児)に対する総合的相談、専門的な指導・助言等を担う機関として仮称門真市障がい者基幹相談支援センターを設置いたします。このセンターを中核として、社会福祉法人が運営する相談支援事業所との連携のもと、障がい者(児)やその御家族が安心して生活できる環境の整備に取り組んでまいります。
さらに、25年12月に実施いたしました市民意識調査をもとに門真市第2次障害者計画の中間見直し及び門真市第4期障がい福祉計画の策定に取り組んでまいります。
また、障がい児支援の拠点施設として門真市民プラザ内に門真市立こども発達支援センターを開設し、さつき園・くすのき園の通所機能に加え、新たに発達障がい児への個別療育事業を実施するとともに、保育所等訪問支援や相談支援を初めとする地域支援を実施するなど、地域における障がい児への支援を行う中核機能を果たしてまいります。
次に、生活保障と自立支援対策についてであります。
保護受給者のさらなる就労自立の促進を図るため、25年度から就労支援員等を増員しており、引き続き効果的に就労支援を実施してまいります。
また、26年7月から施行される生活保護法改正法の趣旨にのっとり、生活保護制度が市民の信頼に応えられるよう、生活保護情報専用ダイヤルの活用等による急迫状況にある方の把握や不正・不適正受給対策の強化、及び後発医薬品の使用促進等による医療扶助の適正化を図ってまいります。
次に、保健活動の推進についてであります。
がん検診の受診率向上と早期発見のため、がん検診推進事業を引き続き実施し、子宮頸がん検診、乳がん検診並びに大腸がん検診について、特定の年齢の方を対象として検診手帳と無料クーポン券を交付いたします。
加えて、女性支援のための女性特有のがん検診につきましては、過去に無料クーポン券を送付した対象者へ再度受診を勧奨するとともに、未受診者には無料クーポンを交付し、より一層受診の促進を図り、健康管理を支援してまいります。
また、将来を担う次世代を初め、家族の健康づくりに向けた規則正しい生活習慣の定着及び生活習慣病予防を推進するため、子育て中の女性の参加を促すべく、健康教室等を充実してまいります。
次に、病気の予防対策の充実についてであります。
風疹の感染や蔓延を未然に防ぎ、あわせて先天性風疹症候群の発症も予防するため、25年度に引き続き独自施策として、妊娠を希望される女性とその配偶者を対象に風疹等ワクチン公費助成を実施いたします。
次に、環境と調和し、産業が栄える活力のあるまちについて申し上げます。
初めに、環境保全対策についてであります。
平成25年10月施行の門真市環境基本条例に基づき、環境行政を総合的・計画的に推進するため、門真市環境基本計画の策定に取り組んでまいります。
次に、うるおいづくりについてであります。
親水空間の整備として北島町の門真第9水路の整備に取り組んでおり、地域の皆様との調整会議をさらに進め、現存する水路を生かし、集い安らげる空間を創出してまいります。
次に、環境美化活動の充実についてであります。
飼い主のいない猫による生活環境への被害等の対策として、地域猫活動を行う団体に対し不妊・去勢手術費の一部を補助することにより、地域猫活動を推進し、生活環境の保持に努めてまいります。
次に、公園・緑地ネットワークの充実についてであります。
下三ツ島公園の拡張整備、また沖町の地域高齢者交流サロンと一体となった公園整備を行うとともに、桑才市営住宅跡地を活用した公園整備への具体的な検討及び実施設計を行ってまいります。
次に、既存産業を生かした産業活性化環境の形成についてであります。
門真市ものづくり企業ネットワークは、参加企業が70社近くとなり、市内企業間の交流の輪の広がりに伴い、企業間の受発注も生まれつつあります。
また、門真市
中小企業サポートセンターについては、機能拡張を行い、これまでの経営面、技術面の支援に加え、門真発の新規ビジネスの創出が図られるよう支援を行い、メイドイン門真となる製品・技術・ビジネスを生み出す環境整備に努めるとともに、商工会議所や金融機関等の支援機関とのネットワークを強化し、産業振興を一層推進してまいります。
商業の振興につきましては、引き続き商業振興対策事業補助金を交付するとともに、国の各種補助制度利用の支援に努めるなど、さらなる地域経済の活性化策についても検討してまいります。
農業の振興につきましては、本市の特産物であるレンコン及びクワイの生産に対する支援に取り組むことにより、都市農業における営農環境を守ることに努めてまいります。
イメージキャラクターガラスケにつきましては、引き続き市民や市内事業者に活用してもらえるよう進めるとともに、招き猫まつりに参加するなど、知名度が広がるよう取り組んでまいります。
次に、労働環境の向上についてであります。
引き続き市内企業の活性化による雇用の創出や地域就労支援センターでの相談支援の充実を図り、労働環境の向上に努めてまいります。
以上が門真市第5次総合計画に基づき26年度に取り組む主な施策であります。
なお、これらの施策以外にも市民サービスの向上に資する予算配分を行っており、平成26年度予算につきましては、一般会計で531億1000万円となり、また国民健康保険事業特別会計等を含めた全会計では、総額約845億円の予算といたしたところであります。
市制施行50周年という節目を終え、新たな本市の歴史の幕あけを迎えているわけでありますが、将来を担う子どもたちに住みたい、住み続けたいと思えるまちを引き継いでいくため、市民の皆様の幸福度の向上が図られるよう、私はもとより職員も持てる能力を最大限に発揮し、今後とも一丸となって取り組んでまいる所存でありますので、議員並びに市民の皆様のなお一層の御支援・御協力をお願い申し上げまして、私の平成26年度の施政方針とさせていただきます。
何とぞよろしくお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 以上で施政方針の説明は終わりましたが、本日は説明を聞きおく程度にとどめ、本件に対する質問は、後日の本会議において行うことにいたします。
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△報告第1号「専決処分の報告について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第5、報告第1号「専決処分の報告について」の報告を求めます。森本総務部長。
〔総務部長森本訓史君登壇、議案別掲〕
◎総務部長(森本訓史君) ただいま御上程賜りました報告第1号、専決処分の報告につきまして御説明申し上げます。
本件は、地方自治法第180条第1項の規定により、市長において専決処分できるものとしまして議会より指定を受けました事項の専決処分の報告でありまして、平成25年中に示談いたしました交通事故等にかかわり、本市が負担した損害賠償額等につきまして報告するものでございます。
内容といたしましては、議案書1ページ以下にお示しのとおり、公用車両によります交通事故に係るものが1件、物損事故に係るものが1件、道路管理事故に係るものが2件の合計4件でありまして、これら損害賠償の総額は202万1294円でございます。
なお、これら賠償額につきましては、全額、自動車損害賠償責任保険及び全国市有物件損害共済制度より補填を受けております。
従来から公用車両の運行に際しましては、所属長を通じまして事故等のないよう注意を喚起しておるところでございますが、今後さらに安全運転を徹底し、交通事故の防止に努めてまいりますとともに、施設管理上の事故など、その他の事故防止につきましても徹底してまいる所存でございますので、何とぞよろしく御理解賜りますようお願い申し上げます。
以上、まことに簡単ではございますが、専決処分の報告とさせていただきます。
○議長(平岡久美子君) 以上で報告を終わります。
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△議案第1号「
公共下水道東田第1
管渠築造工事請負契約の一部変更について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第6、議案第1号、「
公共下水道東田第1
管渠築造工事請負契約の一部変更について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。森本総務部長。
〔総務部長森本訓史君登壇〕
◎総務部長(森本訓史君) ただいま御上程賜りました議案第1号、
公共下水道東田第1
管渠築造工事請負契約の一部変更について御説明申し上げます。
議案書3ページ及び4ページをごらん願います。本件につきましては、平成25年門真市議会第2回定例会において、東急建設株式会社大阪支店と契約金額2億3661万2250円、工期を「議会の議決のあった日から平成26年3月31日まで」として議決を賜り、契約を締結したものでございます。
現在、施工中でありますが、地元調整に日時を要し、当初予定の工期内での施工が不可能となったため、工期を「議会の議決のあった日から平成26年7月31日まで」に変更するものであります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第1号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第1号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第2号「訴訟上の和解について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第7、議案第2号「訴訟上の和解について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。下治健康福祉部長。
〔健康福祉部長下治正和君登壇〕
◎健康福祉部長(下治正和君) ただいま御上程賜りました議案第2号、訴訟上の和解につきまして御説明申し上げます。
議案書5ページをごらん願います。本件は、大阪地方裁判所平成25年(ワ)第10925号、生活保護法第78条に基づく費用徴収金請求事件につきまして、訴訟上の和解をするにつき、地方自治法第96条第1項第12号により議会の議決を求めるものでございます。
和解の経過につきましては、平成25年第4回定例会において承認をいただいておりました相手方からの督促異議の申し立てにより訴訟に移行しております案件でございますが、平成26年2月4日に大阪地方裁判所から和解勧告があり、その対応について総合的に判断いたしました結果、和解に応じようとするものでございます。
和解の内容といたしましては、まず第1点目といたしまして、本市に対し、連帯して本件費用徴収金の支払い義務があることの確認。
第2点目といたしまして、滞っていた徴収金の返還方法の確認及び返還の再開。
第3点目といたしまして、再び返還が滞った際には、本市に対し、既払い金を除いた残額を直ちに支払うこと及び支払いを求める強制執行権の取得。
第4点目といたしまして、枚方簡易裁判所平成25年(ロ)第1547号仮執行宣言つき支払い督促に基づく強制執行は行わない。
第5点目及び第6点目につきましては、和解条項に定めるほかに債権債務のないことの相互確認及び訴訟費用は各自の負担とすることであります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第2号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第2号は、民生常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
△議案第3号「字の区域の廃止及び変更並びに町の新設について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第8、議案第3号「字の区域の廃止及び変更並びに町の新設について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。中野都市建設部長。
〔都市建設部長中野勝利君登壇〕
◎都市建設部長(中野勝利君) ただいま御上程賜りました議案第3号、字の区域の廃止及び変更並びに町の新設について御説明申し上げます。
議案書7ページ以下をお願いいたします。本議案は、地方自治法第260条第1項の規定により、別図1の斜線で示す区域の大字下島頭及び大字三ツ島の区域を廃止し、別図2に示すとおり、その廃止した区域をもって三ツ島4丁目、三ツ島5丁目及び三ツ島6丁目を新設するものであり、面積は67.1ヘクタールでございます。
なお、実施日につきましては、平成26年11月22日を予定いたしております。
今回の事業が完了いたしますと、実施率は全市域面積の92.02%となります。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第3号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第3号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第4号「くすのき広域連合規約の一部変更に関する協議について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第9、議案第4号「くすのき広域連合規約の一部変更に関する協議について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。下治健康福祉部長。
〔健康福祉部長下治正和君登壇〕
◎健康福祉部長(下治正和君) ただいま御上程賜りました議案第4号、くすのき広域連合規約の一部変更に関する協議につきまして御説明申し上げます。
議案書10ページをごらん願います。本件は、地方自治法第291条の3第3項の規定により、くすのき広域連合規約の一部を変更することについて関係市と協議するに当たり、同法第291条の11の規定により議会の議決を求めるものでございます。
規約変更の内容についてでございますが、議案書12ページをごらん願います。
くすのき広域連合規約第17条第2項別表の経費の区分及び負担割合等を変更するものでございます。
従前2区分でありました経費の区分を4区分といたし、負担割合につきましても、それぞれ第1号の事務費関係経費につきましては、均等割100分の20、高齢者人口割100分の80とし、第2号の介護認定関係経費につきましては、高齢者人口割100分の100とし、第3号の保険給付費関係経費につきましては、高齢者人口割100分の10、保険給付費割100分の90とし、第4号の地域支援事業関係経費につきましては、高齢者人口割100分の100といたすものでございます。
議案書13ページの附則をごらん願います。
附則第1項において本規約の施行日を平成26年4月1日といたし、附則第2項において本規約による変更後のくすのき広域連合規約別表の規定は、平成26年度分以後の関係市の負担金について適用し、平成25年度分までの関係市の負担金については、なお従前の例によることといたすものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第4号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第4号は、民生常任委員会に付託いたします。
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△議案第5号「門真市附属機関に関する条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第10、議案第5号「門真市附属機関に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。稲毛総合政策部長。
〔総合政策部長稲毛雅夫君登壇〕
◎総合政策部長(稲毛雅夫君) ただいま御上程賜りました議案第5号、門真市附属機関に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書14ページをごらん願います。本議案は、地方自治法第138条の4第3項の規定に基づき、新たに附属機関を設置し、委員報酬額を定めるとともに、平成26年4月1日付の機構改革に伴う所要の改正を行うため、条例の一部を改正するものでございます。
具体の内容でありますが、15ページをごらん願います。市長の附属機関では、機構改革に伴い、「門真市子ども・子育て会議」及び「門真市立放課後児童クラブ運営事業委託事業者選定委員会」を削除し、新たに「門真市幸福度指標策定委員会」、「門真市障害者地域協議会」及び「(仮称)門真市
まちづくり基本条例検討委員会」の3機関を設置するものでございます。
次に、16ページ及び17ページをごらん願います。教育委員会の附属機関では、機構改革に伴い、「門真市子ども・子育て会議」及び「門真市立放課後児童クラブ運営事業委託事業者選定委員会」を設置するとともに、新たに「門真市民文化会館舞台設備等大規模改修計画策定業務委託事業者選定委員会」及び「門真市子ども読書活動推進計画審議会」の2機関を設置するものでございます。
次に、附則といたしまして、第1項では、本条例の施行日を平成26年4月1日といたし、第2項では、委員報酬額を規定するため、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例に係る別表の一部改正を行うものでございます。
なお、今回、追加を行う委員会等に係る委員報酬額につきましては、それぞれ日額8400円といたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第5号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第5号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第6号「門真市一般職の
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第11、議案第6号「門真市一般職の
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。森本総務部長。
〔総務部長森本訓史君登壇〕
◎総務部長(森本訓史君) ただいま御上程賜りました議案第6号、門真市一般職の
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の任用、勤務条件等に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書18ページをごらん願います。本議案は、一般職の
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の勤務条件の向上を目的に、国家公務員に準ずる病気休暇制度を導入するとともに、所要の規定整備を行うものでございます。
主な改正内容でございますが、19ページ以下をごらん願います。
まず、第19条の改正につきましては、
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員の休暇の種類に、病気休暇を追加するものでございます。
次に、第20条の2の追加につきましては、
非常勤嘱託職員及び臨時的任用職員に係る病気休暇の取得要件等を定めるものでございまして、負傷または疾病のため療養する必要があり、その勤務しないことがやむを得ないと認められる場合に、無給の休暇を与えるものでございます。
次に、第14条及び第20条第3項の改正につきましては、所要の規定整備を行うものでございます。
なお、附則といたしまして、本条例の施行日を平成26年4月1日とし、第14条及び第20条第3項の改正規定につきましては、公布の日から施行するものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第6号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第6号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
△議案第7号「門真市手数料条例の一部改正について
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第12、議案第7号「門真市手数料条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。中野都市建設部長。
〔都市建設部長中野勝利君登壇〕
◎都市建設部長(中野勝利君) ただいま御上程賜りました議案第7号、門真市手数料条例の一部改正について御説明申し上げます。
議案書21ページをお願いいたします。今回の改正は、社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための消費税法の一部を改正する等の法律による消費税法及び社会保障の安定財源の確保等を図る税制の抜本的な改革を行うための地方税法及び地方交付税法の一部を改正する法律による地方税法の一部改正に伴い、長期優良住宅の普及の促進に関する法律及び都市の低炭素化の促進に関する法律に基づく認定申請のうち、構造計算適合性判定を要するものの手数料を改正するものでございます。
改正の内容でありますが、議案書22ページ以下をお願いいたします。
別表第2の第2の項の構造計算適合性判定を要する場合の「付表4に定める額」を「付表4に定める額並びに付表4に定める額に応じた消費税及び地方消費税に相当する額」と改めるものでございます。
次に、構造計算適合性判定審査手数料を付表4の表のとおりに改めるものでございます。
別表第3の第2の項の構造計算適合性判定を要する場合の「付表4に定める額」を「付表4に定める額並びに付表4に定める額に応じた消費税及び地方消費税に相当する額」と改めるものでございます。
次に、構造計算適合性判定審査手数料を付表4の表のとおりに改めるものでございます。
なお、附則といたしまして、施行日は平成26年4月1日とするものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第7号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第7号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第8号「門真市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第13、議案第8号「門真市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。森本総務部長。
〔総務部長森本訓史君登壇〕
◎総務部長(森本訓史君) ただいま御上程賜りました議案第8号、門真市
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書27ページをごらん願います。本議案は、
非常勤消防団員に係る退職報償金の支給額について、消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令に定める額に準ずるため改正を行うものでございまして、同令の改正に伴い、4月1日以降は、現行支給額から勤続年数に応じ5万円または5万6000円増額するものでございます。
具体の改正内容でございますが、28ページをごらん願います。
第2条の改正につきましては、政令に定める額に適時対応するため、支給額を消防団員等公務災害補償等責任共済等に関する法律施行令別表に定める額とし、これに伴い、個々の支給額を規定する退職報償金支給額表を削除するものでございます。
なお、附則といたしまして、本条例は公布の日から施行することといたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第8号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第8号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第9号「門真市
障害程度区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第14、議案第9号「門真市
障害程度区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。下治健康福祉部長。
〔健康福祉部長下治正和君登壇〕
◎健康福祉部長(下治正和君) ただいま御上程賜りました議案第9号、門真市
障害程度区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書29ページをごらん願います。本件は、地域社会における共生の実現に向けて新たな障害保健福祉施策を講ずるための関係法律の整備に関する法律による障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律の一部改正に伴い、所要の字句整備を行うにつき、本条例案を提出するものでございます。
条例改正の内容でございますが、議案書30ページをごらん願います。
まず、本条例の名称の改正につきましては、「門真市
障害程度区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例」から「門真市障害支援区分等認定審査会の委員の定数等を定める条例」に改めるものでございます。
次に、第1条の改正につきましては、条文の「門真市
障害程度区分等認定審査会」を「門真市障害支援区分等認定審査会」に改めるものでございます。
なお、附則といたしまして、第1項において本条例の施行日を平成26年4月1日といたし、第2項において特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例別表の「
障害程度区分等認定審査会」を「障害支援区分等認定審査会」に改めるものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第9号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第9号は、民生常任委員会に付託いたします。
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△議案第10号「
門真市立保育所条例等の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第15、議案第10号「
門真市立保育所条例等の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。稲毛総合政策部長。
〔総合政策部長稲毛雅夫君登壇〕
◎総合政策部長(稲毛雅夫君) ただいま御上程賜りました議案第10号、
門真市立保育所条例等の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書31ページをごらん願います。本議案は、平成26年4月1日付の機構改革等に伴い、所要の改正を行うため、関係条例の一部を改正するものでございます。
条例の主な改正内容でありますが、32ページをごらん願います。
第1条及び第2条は、機構改革に基づき、保育所及び放課後児童クラブに関する事務を市長から教育委員会に委任することに伴い、関係条例の規定整備を行うものでございます。
第1条、門真市立保育所条例の一部改正では、各条中の「規則」を「教育委員会規則」に改め、第2条、門真市立放課後児童クラブ条例の一部改正では、各条中の「市長」を「教育委員会」に、「規則」を「規則又は教育委員会規則」にそれぞれ改めるものでございます。
次に、33ページ以下をごらん願います。
第3条、門真市立文化会館条例の一部改正より45ページの第14条、門真市立門真市民プラザ条例の一部改正では、市長の権限に属する補助執行事務及び教育委員会事務について、市長、教育委員会のそれぞれの権限を整理するため、字句整理等の所要の改正を行うものでございます。
最後に、47ページをごらん願います。
附則といたしまして、本条例の施行日を平成26年4月1日といたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第10号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第10号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第11号「門真市
社会教育委員条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第16、議案第11号「門真市
社会教育委員条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。柴田生涯学習部長。
〔
教育委員会事務局生涯学習部長柴田昌彦君登壇〕
◎
教育委員会事務局生涯学習部長(柴田昌彦君) ただいま御上程賜りました議案第11号、門真市
社会教育委員条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書48ページ及び49ページをごらん願います。本件は、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律による社会教育法の一部改正に伴い、門真市社会教育委員の委嘱の基準を定めるものでございます。
第2条、定数等におきまして、第2項を追加し、委嘱の基準を「学識経験のある者」、「学校教育の関係者」、「社会教育の関係者」、「家庭教育の向上に資する活動を行う者」といたしております。
なお、附則といたしまして、本条例は平成26年4月1日から施行することといたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第11号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第11号は、文教常任委員会に付託いたします。
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△議案第12号「門真市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第17、議案第12号「門真市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。西口水道局長。
〔水道局長西口孝君登壇〕
◎水道局長(西口孝君) ただいま御上程賜りました議案第12号、門真市水道事業の設置等に関する条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
議案書50ページをごらん願います。本議案は、地方公営企業法施行規則等の一部を改正する省令の施行により、補助金等により取得した固定資産の相当額について減価償却を行わない、いわゆるみなし償却制度が廃止されることに伴い、所要の規定整備を行うものでございます。
条例改正の内容といたしましては、議案書51ページをごらん願います。
みなし償却に係る資産を撤去する際、これにより生じる損失を資本剰余金の取り崩しをもって埋めることができる旨の規定を削除するものでございまして、第5章の標題を改正し、第6条の2の条文を削除するものでございます。
なお、附則といたしまして、施行日は平成26年4月1日からといたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第12号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第12号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第24号「門真市
国民健康保険条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第18、議案第24号「門真市
国民健康保険条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。市原市民部長。
〔市民部長市原昌亮君登壇〕
◎市民部長(市原昌亮君) ただいま御上程賜りました議案第24号、門真市
国民健康保険条例の一部改正につきまして御説明申し上げます。
追加議案書1ページをごらん願います。本議案につきましては、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令が平成26年2月19日に公布され、国民健康保険料の後期高齢者支援金等賦課額及び介護納付金賦課額に係る賦課限度額の引き上げ、並びに国民健康保険料の被保険者均等割額及び世帯別平等割額の軽減所得判定基準が同年4月1日から改正されることに伴いまして、門真市
国民健康保険条例の一部を改正するものでございます。
それでは、改正内容につきまして御説明申し上げます。追加議案書2ページ以降をごらん願います。
第14条の6の10及び第14条の11では、後期高齢者支援金等賦課限度額を「140,000円」から「160,000円」に、介護納付金賦課限度額を「120,000円」から「140,000円」にそれぞれ引き上げるものでございます。
第19条では、所得の段階に応じて均等割額と平等割額の減額を行う規定でありますが、5割軽減の基準につきましては、24万5000円を乗ずる被保険者数に世帯主を含めることとし、2割軽減の基準につきましては、被保険者数に乗ずる金額を45万円と改めるものでございます。
なお、附則といたしまして、本条例の施行日を平成26年4月1日とするものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第24号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第24号は、民生常任委員会に付託いたします。
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△議員提出議案第1号「
門真市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第19、議員提出議案第1号「
門真市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) この際、お諮りいたします。本件に対する説明は、省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認め、説明は省略いたします。
お諮りいたします。議員提出議案第1号は、委員会の付託を省略し、直ちに原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認めます。
よって議員提出議案第1号「
門真市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
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△議案第13号「平成25年度門真市
一般会計補正予算(第6号)」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第20、議案第13号「平成25年度門真市
一般会計補正予算(第6号)」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。稲毛総合政策部長。
〔総合政策部長稲毛雅夫君登壇〕
◎総合政策部長(稲毛雅夫君) ただいま御上程賜りました議案第13号、平成25年度門真市
一般会計補正予算第6号につきまして御説明申し上げます。
議案書53ページをごらん願います。今回の補正は、主に国の経済対策を活用し、平成26年度に予定しておりました
住宅市街地総合整備事業に係る中町地区整備事業及び小・中学校校舎等大規模改修事業等を25年度に前倒しするため、また負担金の調整等を図るものでございます。
第1条におきまして、既定の歳入歳出予算にそれぞれ26億8315万8000円を追加し、予算の総額を562億8191万7000円といたすものでございます。
第2条では繰越明許費を、第3条では債務負担行為の廃止を、第4条では地方債の追加及び変更を行うものでございます。
具体の款項の費目でございますが、54ページ及び55ページの第1表歳入歳出予算補正をごらん願います。
まず、55ページの歳出より御説明申し上げます。
2款総務費、1項総務管理費の3690万8000円の減額は、まちづくり整備基金の減額分を計上いたしております。
次に、3款民生費、1項社会福祉費の1647万9000円の追加は、くすのき広域連合負担金等の追加分を、2項児童福祉費の339万7000円の追加は、放課後児童健全育成事業費補助金返還金を計上いたしております。
次に、7款土木費、1項土木管理費の218万3000円の減額は、公共用地購入費分の減額分を、2項道路橋りょう費の878万6000円の減額は、桑才市営住宅跡地道路整備工事等の減額分を、4項都市計画費の2億2957万3000円の追加は、
住宅市街地総合整備事業に係る中町地区整備事業及び幸福町・垣内町地区整備事業の追加分等を計上いたしております。
次に、8款消防費の9384万4000円の減額は、守口市門真市消防組合負担金の減額分を計上いたしております。
次に、9款教育費、2項小学校費の7億890万7000円の追加は、五月田小学校校舎等大規模改造2期工事費の追加分を、3項中学校費の18億2045万9000円の追加は、第五中学校校舎等大規模改造工事及び給食棟建てかえ工事、また第七中学校給食棟建てかえ工事の実施に伴う工事費等の追加分を計上しており、6項保健体育費の3952万8000円の追加は、仮称市立総合体育館建設に伴う基本設計及び実施設計業務委託料の追加分を計上いたしております。
予備費の653万6000円の追加は、財源調整として計上いたしております。
次に、54ページの歳入でございますが、まず13款国庫支出金、2項国庫補助金の6億744万8000円の追加は、社会資本整備総合交付金及び学校施設環境改善交付金等を計上いたしており、14款府支出金、2項府補助金の9448万5000円の追加は、中学校給食導入促進事業費補助金等を計上いたしております。
次に、17款繰入金、1項基金繰入金の1億3035万9000円の減額は、財源調整による財政調整基金繰入金等の減額分を計上いたしております。
次に、18款諸収入、5項雑入の5571万6000円の減額は、中町地区老朽建築物等買収補償費の減額分を計上しており、19款市債の21億6730万円の追加は、小・中学校校舎等大規模改修事業に伴う学校教育施設等整備事業債の追加分等を計上いたしております。
次に、56ページをごらん願います。第2表繰越明許費でありますが、障がい者自立支援給付支払等システム改修事業を初めとして、表に掲げております全8事業を26年度に繰り越すものでございます。
なお、詳細につきましては、84ページの繰越明許費説明書を御参照願います。
次に、57ページをごらん願います。第3表債務負担行為補正は、仮称市立総合体育館基本設計・実施設計業務委託につきまして、25年度当初予算に計上いたしておりましたが、今回、補正並びに繰り越しを行いますことから、債務負担行為を廃止するものでございます。
次に、58ページをごらん願います。第4表地方債補正でありますが、大阪府施設整備資金貸付分として全3件を追加するものでございます。
最後に、60ページ及び61ページにおきましては、社会福祉施設整備(大阪府施設整備資金貸付金分)ほか全4件につきまして、60ページの記載の限度額から61ページ限度額にそれぞれ変更を行うものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第13号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第13号は、関係各常任委員会に分割付託いたします。
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△議案第14号「平成25年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第21、議案第14号「平成25年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第5号)」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。市原市民部長。
〔市民部長市原昌亮君登壇〕
◎市民部長(市原昌亮君) ただいま御上程賜りました議案第14号、平成25年度門真市
国民健康保険事業特別会計補正予算第5号につきまして御説明申し上げます。
議案書87ページをごらん願います。第1条におきましては、既定の歳出予算総額214億5784万円の範囲内で更正するものでございます。
具体の内容でございますが、議案書88ページの第1表歳出予算補正をお願いいたします。
10款諸支出金、1項償還金及び還付加算金2万円の増額は、平成22年度国民健康保険都道府県調整交付金返還金を計上いたしております。
次に、11款予備費、1項予備費2万円の減額は、財源調整のため計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第14号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第14号は、民生常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
△議案第15号「平成25年度門真市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第22、議案第15号「平成25年度門真市
公共下水道事業特別会計補正予算(第4号)」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。中野都市建設部長。
〔都市建設部長中野勝利君登壇〕
◎都市建設部長(中野勝利君) ただいま御上程賜りました議案第15号、平成25年度門真市
公共下水道事業特別会計補正予算第4号について御説明申し上げます。
議案書の95ページをお願いいたします。今回の補正は、公共下水道整備事業の一部を26年度に繰り越すものでございます。
具体の内容につきましては、96ページの第1表繰越明許費及び97ページの繰越明許費説明書をお願いいたします。
既契約工事の
公共下水道東田第1管渠築造工事ほか3件におきまして、地元調整に日時を要したため、工事請負費2億5000万円を26年度に繰り越すものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第15号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第15号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
○議長(平岡久美子君) この機会に午後1時まで休憩いたします。
午前11時50分休憩
◇
午後1時再開
○議長(平岡久美子君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────────────────────
△議案第16号「平成26年度門真市一般会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第23、議案第16号「平成26年度門真市一般会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。稲毛総合政策部長。
〔総合政策部長稲毛雅夫君登壇〕
◎総合政策部長(稲毛雅夫君) ただいま御上程賜りました議案第16号、平成26年度門真市一般会計予算につきまして御説明申し上げます。
別冊1の平成26年度門真市一般会計予算書の1ページをごらん願います。
平成26年度予算は、第5次総合計画に示す将来都市像である「人・まち“元気”体感都市 門真」の実現に向け、自律発展都市の形成、市民の幸福度の向上を図るべく、引き続き教育の向上、まちづくり、産業の振興の重点施策とともに、子ども、女性、
コンパクトシティの
キーワード施策に力点を置き、選択と集中に基づく予算といたしたものでございます。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ531億1000万円といたすもので、対前年度400万円の減でございます。
第2条では債務負担行為を、第3条では地方債を、第4条では一時借入金の限度額を、第5条では歳出予算の流用につきまして、それぞれ定めているものでございます。
それでは、予算の主な増減内容でございますが、16ページをごらん願います。
まず、歳出でありますが、1款議会費は、前年度と比べマイナス1.8%、約800万円減の4億2318万円、2款総務費は、まちづくり整備基金積立金及び退職手当の減等により、マイナス24.1%、約13億8800万円減の43億6131万5000円でございます。
次に、3款民生費は、妊婦健診公費負担の拡充、臨時福祉・子育て世帯特例給付金給付事業等の増により、プラス2.7%、約7億2900万円増の278億7984万7000円、4款衛生費は、保健福祉センター中央監視設備更新工事等の増により、プラス3.1%、約1億円増の33億1267万9000円でございます。
次に、5款農林水産業費は、プラス13.4%、約400万円増の3603万1000円、6款商工費は、
新規ビジネス創出支援事業等の増により、プラス23.1%、約2300万円増の1億2324万3000円でございます。
次に、7款土木費は、道路及び河川・水路整備工事、公共下水道事業特別会計繰出金等の増により、プラス5.7%、約3億1500万円増の58億5142万9000円、8款消防費は、守口市門真市消防組合負担金等の減により、マイナス5.6%、約1億200万円減の17億1709万9000円でございます。
次に、9款教育費は、35人学級の実施、市民プラザ外壁改修工事等の増により、プラス3.0%、約1億500万円増の36億2769万2000円、10款公債費は、借換債及び退職手当債の償還金の増により、プラス4.0%、約2億1800万円増の57億2748万5000円でございます。
次に、主な歳入でありますが、15ページをごらん願います。
1款市税は、市民税等の増により、プラス1.9%、約3億3500万円増の177億8846万4000円でございます。
次に、9款地方交付税は、社会保障関係の増があるものの、市税の増加の影響等により、マイナス4.8%、3億3400万円減の66億3000万円でございます。
次に、13款国庫支出金は、臨時福祉・子育て世帯臨時特例給付金等の増により、プラス7.0%、約9億4300万円増の144億9991万6000円、14款府支出金は、プラス9.8%、約3億3100万円増の36億9785万9000円でございます。
次に、15款財産収入は、未利用地の売払収入の減により、マイナス55.8%、約5700万円減の4545万7000円でございます。
次に、17款繰入金は、財政調整基金繰入金等の減により、マイナス4.2%、約5200万円減の11億8740万7000円、18款諸収入は、老朽建築物等買収補償費等の減により、マイナス61.7%、約10億1400万円減の6億2808万1000円、19款市債は、こども発達支援センター建設工事に伴う社会福祉施設整備事業債及び退職手当債の減により、マイナス6.6%、約3億8600万円減の54億8387万4000円でございます。
次に、7ページから10ページをごらん願います。
第2表債務負担行為につきましては、本会議録画映像配信業務委託を初めとする全28件の期間及び限度額を定めるものでございます。
最後に、11ページをごらん願います。
第3表地方債といたしましては、公共施設整備分を初めとする全12件、総額40億3555万円につきまして、限度額、起債の方法等を定めるものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第16号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第16号は、関係各常任委員会に分割付託いたします。
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△議案第17号「平成26年度門真市
国民健康保険事業特別会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第24、議案第17号「平成26年度門真市
国民健康保険事業特別会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。市原市民部長。
〔市民部長市原昌亮君登壇〕
◎市民部長(市原昌亮君) ただいま御上程賜りました議案第17号、平成26年度門真市
国民健康保険事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
別冊2の平成26年度門真市特別会計予算書の3ページをお願いいたします。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ183億2643万2000円といたすもので、前年度比プラス1.03%、1億8676万円の増額となっております。
第2条では債務負担行為を、第3条では一時借入金の限度額を、第4条では歳出予算の流用につきまして、それぞれ定めているものでございます。
それでは、予算の主な増減内容でございますが、予算書の12ページから13ページをお願いいたします。
まず、歳出でありますが、1款総務費は、人件費及び電算委託料等の事務的経費で、マイナス8.3%、3103万4000円減の3億4074万3000円、2款保険給付費は、医療費の法定給付の療養諸費や高額療養諸費等の経費で、プラス2.2%、2億6910万7000円増の125億5029万7000円でございます。
次に、3款後期高齢者支援金等は、後期高齢者の医療費の一部を支援金として国民健康保険の被保険者数に応じて負担するもので、プラス0.5%、1029万8000円増の22億6953万2000円、4款前期高齢者納付金等は、65歳から74歳の前期高齢者の給付費について保険者間の調整により負担するもので、プラス19.5%、26万3000円増の161万円でございます。
次に、5款老人保健拠出金は、事務費の拠出金でマイナス17.9%、1万7000円減の7万8000円、6款介護納付金は、介護保険法の規定による医療保険者納付金でプラス0.2%、204万円増の9億3456万5000円でございます。
次に、7款共同事業拠出金は、1件80万円以上の高額な医療費に対応する高額医療費拠出金と、1件30万円以上80万円未満の医療費分の保険財政共同安定化事業拠出金等を合わせまして国保連合会へ納付するもので、マイナス2.1%、4388万1000円減の20億1273万2000円、8款保健事業費は、特定健康診査等に係る費用が主なものになっており、プラス6.8%、688万6000円増の1億868万3000円でございます。
次に、9款公債費は、一時借入金の利子でありまして、マイナス40.9%、2990万2000円減の4319万円、10款諸支出金は、プラス25.0%、300万円増の1,500万2000円、11款予備費は、前年度と同額の5000万円を計上いたしております。
次に、歳入でありますが、予算書の11ページをお願いいたします。
1款国民健康保険料は、マイナス0.2%、660万8000円減の37億2264万3000円、3款国庫支出金は、6705万8000円減の46億9053万9000円でございます。
次に、4款療養給付費等交付金は、退職者の医療費に充てるため交付されるもので、マイナス6.8%、5331万1000円減の7億2504万4000円、5款前期高齢者交付金は、65歳から74歳の前期高齢者の給付費について、保険者間の前期高齢者の偏在による負担の不均衡を是正するため、各保険者間で財政調整を行うものでございまして、プラス5.4%、2億1428万1000円増の41億7333万6000円でございます。
次に、6款府支出金は、プラス3.6%、4942万6000円増の14億3983万6000円、7款共同事業交付金は、高額医療費共同事業及び財政共同安定化事業に伴う国保連合会よりの交付金で、プラス0.2%、368万9000円増の19億5427万5000円でございます。
次に、9款繰入金は、地方財政措置を伴った制度上繰り入れすべきものといたしまして、プラス3.0%、4566万8000円増の15億9196万2000円、10款諸収入は、返納金等として、プラス2.4%、67万3000円増の2829万6000円でございます。
最後に、2款使用料及び手数料及び8款財産収入は、前年度と同額を計上いたしております。
次に、予算書7ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございますが、保険料徴収コールセンター業務委託につきまして、期間及び限度額を平成26年度から29年度の間で1381万3000円、保険料コンビニエンスストア収納代行事務委託につきまして、期間及び限度額を平成27年度から29年度の間で1922万4000円といたすものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第17号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第17号は、民生常任委員会に付託いたします。
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△議案第18号「平成26年度門真市
公共下水道事業特別会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第25、議案第18号「平成26年度門真市
公共下水道事業特別会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。中野都市建設部長。
〔都市建設部長中野勝利君登壇〕
◎都市建設部長(中野勝利君) ただいま御上程賜りました議案第18号、平成26年度門真市
公共下水道事業特別会計予算について御説明申し上げます。
別冊2の平成26年度門真市特別会計予算書の71ページをお願いいたします。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ68億8375万1000円といたすもので、前年度比プラス8.6%、5億4346万6000円の増加となっております。
第2条では債務負担行為を、第3条では地方債を、第4条では一時借入金の限度額をそれぞれ定めているものでございます。
それでは、予算の主な内容でございますが、予算書80ページをお願いいたします。
まず、歳出でありますが、1款総務費は、人件費及び下水道使用料徴収委託料等の事務的経費でプラス10.3%、2139万2000円増の2億2905万7000円でございます。
次に、2款事業費は、公共下水道の維持管理及び整備費等の経費でプラス12.6%、3億7977万9000円増の33億8820万円でございます。
次に、3款公債費は、市債元金償還金及び市債利子等でプラス4.6%、1億4229万5000円増の32億6149万4000円でございます。
次に、歳入でありますが、予算書79ページをお願いいたします。
1款分担金及び負担金は、下水道事業費負担金でマイナス0.1%、2万4000円減の2352万円でございます。
次に、2款使用料及び手数料は、下水道使用料及び総務手数料でプラス0.8%、999万5000円増の13億2121万5000円でございます。
次に、3款国庫支出金は、下水道事業費国庫補助金でプラス51.7%、2億3252万7000円増の6億8200万円でございます。
次に、4款繰入金は、一般会計繰入金でプラス7.5%、1億4700万円増の21億600万円でございます。
次に、5款諸収入は、下水道事業費分担金等でマイナス16.2%、363万円減の1877万5000円でございます。
次に、6款市債はプラス6.1%、1億5759万8000円増の27億3224万1000円でございます。
次に、予算書74ページをお願いいたします。第2表債務負担行為につきましては、地方公営企業法適化支援事業につきまして、期間及び限度額を定めるものでございます。
次に、予算書75ページ、第3表地方債といたしましては、公共下水道事業債を初めとする全3件分、総額25億2990万円につきまして、限度額、起債の方法等を定めるものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第18号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第18号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第19号「平成26年度門真市
都市開発資金特別会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第26、議案第19号「平成26年度門真市
都市開発資金特別会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。中野都市建設部長。
〔都市建設部長中野勝利君登壇〕
◎都市建設部長(中野勝利君) ただいま御上程賜りました議案第19号、平成26年度門真市
都市開発資金特別会計予算について御説明申し上げます。
別冊2の平成26年度門真市特別会計予算書111ページをお願いいたします。
第1条におきまして、歳入歳出予算の総額をそれぞれ78万3000円といたすものでございます。
それでは、112、113ページをお願いいたします。
第1表歳入歳出予算の歳出から御説明申し上げます。
先行取得用地の維持管理に係る経費73万3000円でございます。
予備費といたしまして、5万円を計上いたしております。
次に、歳入でございますが、一般会計からの繰入金78万3000円を計上いたしております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第19号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第19号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第20号「平成26年度門真市
公共用地先行取得事業特別会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第27、議案第20号「平成26年度門真市
公共用地先行取得事業特別会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。稲毛総合政策部長。
〔総合政策部長稲毛雅夫君登壇〕
◎総合政策部長(稲毛雅夫君) ただいま御上程賜りました議案第20号、平成26年度門真市
公共用地先行取得事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
別冊2の平成26年度門真市特別会計予算書の129ページをごらん願います。
第1条でありますが、歳入歳出の予算総額をそれぞれ7億2238万4000円といたすものでございます。
具体の内容でございますが、130ページ及び131ページをごらん願います。
まず、131ページの歳出では、平成24年度に解散いたしました土地開発公社の経営健全化を目指し、過去に市が用地買い戻しのため発行いたしました市債の公債費として7億2238万4000円を計上いたしており、対前年度マイナス13.6%、約1億1400万円の減となっております。その内訳といたしましては、元金が6億9808万2000円、利子が2430万2000円でございます。
次に、130ページの歳入につきましては、歳出の公債費と同額の7億2238万4000円を一般会計より繰り入れるものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第20号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第20号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第21号「平成26年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第28、議案第21号「平成26年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。市原市民部長。
〔市民部長市原昌亮君登壇〕
◎市民部長(市原昌亮君) ただいま御上程賜りました議案第21号、平成26年度門真市
後期高齢者医療事業特別会計予算につきまして御説明申し上げます。
別冊2の平成26年度門真市特別会計予算書の145ページをお願いいたします。
第1条におきましては、歳入歳出予算の総額をそれぞれ13億8910万円といたすもので、前年度比プラス8.7%、1億1125万3000円の増額となっております。
第2条では債務負担行為を、第3条では一時借入金の限度額につきまして、それぞれ定めているものでございます。
それでは、予算の主な増減内容でございますが、予算書の152ページ及び153ページをお願いいたします。
まず、歳出でありますが、1款総務費は、人件費及び電算委託料等の事務的経費でプラス9.4%、369万9000円増の4287万9000円、2款後期高齢者医療広域連合納付金は、プラス8.4%、1億378万円増の13億3174万7000円でございます。
次に、4款諸支出金は、償還金及び還付加算金といたしまして、プラス46.0%、377万4000円増の1197万4000円でございます。
3款公債費、5款予備費は、前年度と同額を計上いたしております。
続きまして、歳入でありますが、予算書の151ページをお願いいたします。
1款後期高齢者医療保険料はプラス3.9%、3633万4000円増の9億5984万円、2款使用料及び手数料は、1万円増の4万円、3款繰入金は、一般会計繰入金としてプラス18.2%、5240万8000円増の3億3920万7000円でございます。
次に、4款諸収入は、市預金利子等でプラス31.9%、214万1000円増の885万1000円、最後に5款繰越金はプラス33.5%、2036万円増の8116万2000円でございます。
次に、148ページをお願いいたします。
第2表債務負担行為でございますが、保険料コンビニエンスストア収納代行事務委託につきまして、期間及び限度額を平成27年度から29年度の間で166万1000円、保険料徴収コールセンター業務委託につきまして、期間及び限度額を平成26年度から29年度の間で301万7000円といたすものでございます。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第21号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第21号は、民生常任委員会に付託いたします。
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△議案第22号「平成26年度門真市
水道事業会計予算」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第29、議案第22号「平成26年度門真市
水道事業会計予算」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。西口水道局長。
〔水道局長西口孝君登壇〕
◎水道局長(西口孝君) ただいま御上程賜りました議案第22号、平成26年度門真市
水道事業会計予算につきまして御説明申し上げます。
別冊3の平成26年度門真市
水道事業会計予算書の1ページをお願いいたします。
第2条記載の業務の予定量でございますが、平成26年度につきましては、給水戸数を6万1000戸、年間総給水量を1439万5000m3、1日平均給水量を3万9438m3と見込んでおります。
また、主要な建設改良事業として、8億7145万1000円を予定いたしております。
次に、第3条の収益的収入及び支出の予定額でございますが、水道事業収益は、消費税率の引き上げに伴う水道料金の増及び地方公営企業会計制度の見直しに伴う長期前受金戻入の計上等により、前年度比プラス7.25%、2億1492万3000円増の31億7831万6000円、これに対しまして水道事業費用は、会計制度の見直しに伴う減価償却費の計上及び工事請負費等の増により、前年度比プラス7.75%、2億576万2000円増の28億6005万8000円でございます。
次に、2ページをお願いいたします。第4条は、資本的収入及び支出の予定額でございますが、建設改良費、企業債償還金を合わせた資本的支出につきましては、上馬伏配水場工事費等の増により、前年度比プラス67.18%、4億8857万9000円増の12億1583万7000円、これに対しまして、企業債、工事負担金を合わせた資本的収入は、工事負担金等の増により、前年度比プラス109.43%、1億4399万5000円増の2億7558万2000円となっており、資本的収支の不足額9億4025万5000円につきましては、損益勘定留保資金等で補填いたすものでございます。
次の第5条は、債務負担行為をすることができる事項、期間及び限度額を定めております。
次に、3ページをお願いいたします。第6条の企業債では、整備事業費として限度額を5000万円、利率を8%以内とし、第7条では予定支出の各項の経費の金額の流用を、第8条では議会の議決を経なければ流用することができない経費を、第9条では他会計からの補助金を、第10条ではたな卸資産購入限度額をそれぞれ定めております。
以上、まことに簡単ではございますが、議案第22号の説明とさせていただきます。何とぞよろしく御協賛賜りますようお願い申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
上程中の議案第22号は、総務建設常任委員会に付託いたします。
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△議案第23号「副市長の選任について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第30、議案第23号「副市長の選任について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。園部市長。
〔市長園部一成君登壇〕
◎市長(園部一成君) ただいま御上程賜りました議案第23号、副市長の選任につきまして私より提案理由の説明を申し上げます。
現在、副市長に就任いただいております北村和仁氏の任期が、本年3月1日をもちまして満了を迎えます。
北村氏には、平成22年3月より私の補佐役として長年の行政経験で培われた手腕を発揮され、行政全般にわたり多大なる御尽力をいただいておるところであります。特に企画や福祉分野における活躍は大変頼もしく、本市への貢献ははかり知れないものがあります。
北村氏には、これまで積み重ねられた経験を礎とする豊富な知識と的確な判断力を今後も自律発展都市に向けた本市の市政運営に大いに生かしていただけるものと存じ、引き続き副市長として選任いたしたく、御提案を申し上げる次第であります。
なお、北村氏の経歴等につきましては、お手元の参考資料のとおりであります。
何とぞ全員一致の御同意を賜りますようお願いを申し上げまして、簡単でありますが、提案理由の説明とさせていただきます。
どうかよろしくお願いを申し上げます。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。議案第23号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略いたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認め、委員会の付託を省略いたします。
これより議案第23号を起立により採決いたします。
本案に同意することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(平岡久美子君) 起立多数であります。
よって議案第23号「副市長の選任について」は、北村和仁さんの選任に同意することに決しました。
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△議員提出議案第2号「
門真市議会委員会条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第31、議員提出議案第2号「
門真市議会委員会条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) この際、お諮りいたします。本件に対する説明は、省略することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認め、説明は省略いたします。
お諮りいたします。議員提出議案第2号は、委員会の付託を省略し、直ちに原案のとおり決することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認めます。
よって議員提出議案第2号「
門真市議会委員会条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
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△議員提出議案第3号「
門真市議会議員定数条例の一部改正について」
○議長(平岡久美子君) 次に、日程第32、議員提出議案第3号「
門真市議会議員定数条例の一部改正について」を議題といたします。
〔議 案 別 掲〕
○議長(平岡久美子君) 提案理由の説明を求めます。8番春田清子さん。
〔8番春田清子君登壇〕
◎8番(春田清子君) 8番の春田清子でございます。ただいま上程されました議員提出議案第3号、
門真市議会議員定数条例の一部改正について、提出者16名を代表し、提案理由の説明を申し上げます。
本市議会では、平成19年の議員定数6名削減以降も、平成21年4月から議員報酬月額を10%削減するとともに、本会議の録画映像配信、議会議員政治倫理の確立、さらに議会だよりやホームページの拡充など、さまざまな議会改革に取り組んできたところであり、議員定数の見直しにつきましても慎重に検討を重ねてまいりました。
現在、執行機関において、機構改革や職員数の削減など行財政改革はたゆみなく継続し、進められておりますが、今回の改正は、議員定数の見直しを行うことで議会としても議員みずから改革を進める意思を示す必要性があること、また財政上の経費削減効果、さらに近隣自治体との比較検討など、総合的かつ慎重に勘案した結果、門真市議会議員の定数を22名から21名に改め、次の一般選挙から施行しようとするものであります。
なお、議員定数につきましては、今後も社会経済情勢や他市の動向、市の財政状況等を十分に見きわめるとともに、市民感情なども考慮しながら検討を行うことが必要であると考えております。
以上で提案理由の説明を終わります。
○議長(平岡久美子君) 説明は終わりました。
本件に対する質疑はありませんか。21番福田英彦さん。
〔21番福田英彦君登壇〕
◆21番(福田英彦君) ただいま上程されましたこの議員提出議案の定数削減の条例案ですね。1減ということですけれども、これについて6点にわたって質問をしたいと思います。
今の提案説明でもありましたし、また議案に書かれてある提案理由にもありますけれども、まず第1点は、ここに書いてある「市議会自らも一層改革を進め、市民から負託された議会人として、その負託にこたえる」ためとしていますが、この一層改革というのはどのような内容なのか。これが第1点。
それと、さきの議会運営委員会の議論では、提案理由の一層改革の内容についてコスト削減しかなかったわけです。先ほどの提案理由についても、行革と、コストということが言われてましたけれども、この改革ということもそうですし、みずからをコストとしてしか考えていないのか。この点についてが第2点目です。
あと、3点目ですけれども、市議会は、そもそも行政監視機能、それと政策形成機能を有しています。2000年、そして2006年には、自治法の改正によって議会権限の及ぶ範囲の拡大、また議会の機能が強化されましたが、この定数削減をすることによって、その機能が高まると考えているのか。私は低下するのではないかと考えてますけれども、そして定数削減がこのような流れに逆行しているのではないか。この点についての考えをお答えいただきたいと思います。
また、4点目ですけれども、先ほども市民感情等々理由を言われてましたけれども、また議運の議論の中でも、議員定数削減が市民目線との議論もあります。
しかし、市民がどのような理由で議員定数の削減を求めていると考えているのか。議員は何をやっているのかわからない、またこの間の開発会社への29億円もの建物補償費の支払いに対しては、十分にチェックできず、税金の垂れ流しとも言うべき状況となっていることについて、こういったことを初め、議会及び議員に対する不信感ですね、これがその背景となっているのではないかと考えるんですけれども、なぜ市民が議員削減、定数削減を求めると考えているのか、この点についてお答えいただきたいと思います。
5点目ですけれども、そうだとすれば、市民が議員定数削減を求めるという背景に議員、議会に対する不信感ということであれば、先ほどもるる述べられました議会改革について、さらに進めていくことこそ必要なのではないか。この点が5点目です。
あと、6点目ですけれども、近隣市の状況等を言われましたが、全国市議会議長会の調査結果ですね。これは議員定数に関する調査ですけれども、25年7月に出されてます。これは24年12月時点のものですけれども、人口10万から20万の155自治体、この議員定数の平均は27.1です。これは今の議員定数22人よりも5も上回っているんですね。こういった状況をどう考えるのか。全く削減する必要がないと考えるんですけれども、この点についてもあわせて答弁を求めたいと思います。(拍手)
○議長(平岡久美子君) これより答弁を求めます。8番春田清子さん。
〔8番春田清子君登壇〕
◎8番(春田清子君) 議員提出議案第3号、
門真市議会議員定数条例の一部改正に対する先ほどの6項目の質問について、私より御答弁させていただきます。
平成17年、守口市との合併が不調に終わりました。何もしなければ平成21年には財政再建団体に転落するという状況の中、門真市では単独で徹底した行財政改革が推進されました。この行財政改革の成功こそ、市民生活を守り、決して失敗の許されない取り組みでありました。
同年6月1日、市民の代表からは、議員定数削減を求める請願書が提出されました。住民の代表機関である議会が率先して定数削減を図ることは、議会として取り組むべき行財政改革の第一歩である。議会議員みずから改革の範を示すことで、市民からのより一層の信頼獲得につながるとの内容でした。
財政の再建と市政の再生を掲げ、最大の危機と目された平成21年を無事に乗り越え、取り組んだ財政健全化計画において、その計画を上回る効果が出たことについては、御承知のとおりです。
しかし、今後もたゆみない財政改革は継続していく必要があります。平成24年5月21日には門真市政を考える会からも、門真市議会の議員定数を18名に削減する改革を求めるとの要望書が提出されていることについても、改めて申し上げておきます。
そこで、質問の1番、一層改革とはどのような内容なのかについてでございますが、本市では全国一のスリムな自治体を目指し、全庁一丸となって行財政改革を推し進めてきました。
また、議会としても、議員報酬月額の削減、議員政治倫理条例の制定、開かれた議会の実現に向けて、議会だよりやホームページの拡充、本会議の録画中継などさまざまな議会改革に取り組んできました。現在でも具体的な項目を掲げ、さらなる取り組みを継続しています。今後も、議会として議員みずから身を削るなど、一層の改革を推し進める姿勢を示すことは当然であります。
質問の2番、みずからをコストとしてしか考えていないのかについては、議員はボランティアではなく報酬をいただいています。議員1人当たりにかかる経費は年額約1500万円で、定数削減による効果額も常に視野に入れておく必要があります。
市民の皆様から、財政が危機的状況にあり、財政再建のためには、まず議会の費用を削減する必要があるとの要望があれば、議会が率先して定数削減についても協議をすることは当然です。
共産党議員の皆さんは、市政に対し、市民の意見をどのように集約しているのかとの質問をよくされていますが、このような議員定数削減の要望の声は、今まで聞かれたことはないのでしょうか。
質問の3番、定数削減は議会の機能低下になるのではないかについてでありますけれども、議員定数の削減については、議会改革の最優先課題として、府下の類似都市においても検討されているところです。たとえ定数が削減されても、議員一人一人がさらなる資質の向上を図り、市民の皆様の負託にお応えしていこうと奮起することが大切ではないでしょうか。また、そのような姿勢を示すことこそ、市民の皆様が求められていることであり、喜んでもいただけるものと確信しています。
質問の4番、どのような理由で議員定数削減を市民が求めていると考えているのかについてでありますけれども、先ほども述べましたが、住民の代表機関である議会が率先して定数削減を図ることは、議会として取り組むべき行財政改革の第一歩である。議員みずから改革の範を示すことで、市民からのより一層の信頼獲得につながるとの市民の皆様から提出された請願の内容を真摯に受けとめるべきです。(「自分とこの市じゃないから」と呼ぶ者あり)うるさいですね。
平成19年、議員定数が28名から22名に改正されましたが、チェック機能が低下したとは考えられません。
質問の5番、議員定数の削減ではなく、これまで取り組んできた議会改革をさらに推し進めることこそ必要ではないかについてでありますけれども、議会改革をさらに推し進めることは、これはもう当然であります。
これまでもさまざまな議会改革に取り組み、一定の評価もいただいているところであります。しかし、議員定数の削減だけ、これを論外と考えることは、果たして市民の皆様の御理解を得られるでしょうか。(「得られるよ」と呼ぶ者あり)
質問の6番、全国市議会議長会の調査結果を先ほど取り上げられましたけれども、人口10万から20万の155自治体の議員定数の平均は27.1人と先ほど説明されました。
この現状をどのように考えるかについてでありますけれども、先ほどは全国の平均をおっしゃいましたが、調べてみますと、大阪府下での……(「大阪府下がおかしいんや」と呼ぶ者あり)人口10万から20万未満の自治体の議員定数の平均は、平成24年12月20.6人であり、平成26年2月現在では、施行予定を含めて20.4人となっています。(「近隣市が異常なんや」と呼ぶ者あり)このことは把握されていないのでしょうか。こうした現状を考えると、今回の1名削減の21名でも、まだ大阪府下平均を上回っています。(「全国で見なあかん」と呼ぶ者あり)
○議長(平岡久美子君) 御静粛に。
◎8番(春田清子君) 議員定数については、今後も社会経済情勢、他市の動向、市の財政状況などを十分に見きわめること、また市民感情なども十分に考慮することが大切です。
これまでにも共産党は、議員定数は削減ではなく、むしろふやすべきであると主張されていますが、このことは市民感覚からも大いに隔たりを感じるものであります。(「聞いたけど、そうやな言うてくれたで」と呼ぶ者あり)
議員定数の見直しにつきましては、昨年の6月から12回にわたり議論を重ねてきました。残念ながら共産党から賛同を得ることはできませんでしたが、定数21名での合意をもって、今回議員提出議案第3号、
門真市議会議員定数条例の一部改正についてを提出させていただきました。
以上、6項目の質問に対します答弁とさせていただきます。
〔「自分とこのでっち上げ市民団体やないか、傍聴にも来てない。よう言うわ」「外野うるさいな」「そこら辺が市民の代表。さっきの虚偽答弁や。市民の一部や、それ。市民の代表と言うたら、虚偽答弁ですよ」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御静粛に。
〔「市民の代表は市民の代表。うるさい」「僕の代表であったら、どうです」「うるさい」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 21番福田英彦さん。
〔21番福田英彦君登壇〕
◆21番(福田英彦君) ただいまの答弁について再質問したいと思うんですけれども、これまで議論を重ねてきたというふうなことでしたが、そもそもこれまでどのような形で議論をしてきたのかということで言えば、各会派の代表者協議会ですね。秘密会でやられてきたわけです。そこの議論でも、結局なぜ削減なんかというふうなことで言うたら、もうコストしかないんですね。この理由で書かれている改革ということの中身については、全然一回も出てきませんでした。大東市が17やないかとか、それでもいけてるやないかとか、そんな理由ばっかりだったんですね。
ですから、ここで改革ということについて、なぜ改革が定数削減でできるのかということについては、ひとつも答弁がなかったというふうに思います。
それで、この議員定数削減ですね、これについてどのような今動きというか、あるのかということを御紹介しておきたいんですけれども、北海道大学の公共政策大学院が平成24年度の12月15日に自治体議会の議員定数、報酬はどうあるべきかというふうな報告書に基づくシンポジウムみたいなのをやったんですかね、発表をしています。
ここで自治体議会の現状について、やはり市民が満足してないというふうなこの理由の大きな一つが、議会の活動が住民に伝わらない、行政のチェック機能を果たしていない、議員のモラルが低い、これが市民が議会を信頼してない、評価してない、こういう理由なんですね。ここのことこそ改革していかなければならないし、また議員削減を主張しておられる市民、僕らも聞きますけれども、大きな理由はここにあるんですよ。ここを改革せずに定数削減が改革だということについては、全く的外れだと言わざるを得ません。
それと、昨年11月15日に行われた大阪府市議会議員研修会、これは皆さんも行かれたと思いますけれども、ここで地方自治総合研究所所長の辻山さんは何と言われていたのか。覚えておられると思いますけれども、最近、議員定数の削減が相次ぎ、議会費が総予算の1%未満となっていることについて、これについて問題提起があったんですね。行政コストとして捉え、行革の名によって減らすのではなく、民主主義のコストとして捉えて議論すべきと述べられたんですよ。このことについてどう捉えているんですかね。
さっきの答弁も、コストばかりですわ。議員定数を減らすという、全然民主主義のコストとしても考えていないし、そして市民がなぜ削減を求めているのか、こういうことについても考えていない。このことは明らかだと思うんですね。
ですから、再度質問しますけれども、この議員研修会で言われた内容、民主主義のコストとして考えるべきだということ、それで議員が、また議会が市民から信頼されてないというのは、議会の活動が見えない、チェックする機能、こういったものが十分でない、モラルが低い、こういうふうに思っているんですね。このことについてどう考えているのか、この点について答弁を求めたいと思います。
また、この質問に当たっては、僕はこの月曜日の午前中にこの質問書を渡しているんですよ。当然、答弁をきちっともらって、それについて再質問もし、そしてそれをきっちり答えてくれると、こういうプロセスを踏むのが当たり前の議会だし、議論する議会だと思うんですね。
こういった議会に本当に変えていくために、共産党議員団はしっかりと市民の皆さんと一緒に頑張ることを申し上げまして、再質問を終わります。(拍手)
〔「もうこれまで丁寧に言うてるんやから、もうあれは必要ない」「これはちょっと答弁返さなあかんわな、礼儀として。これはちょっと手抜き過ぎ」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 答弁を求めます。8番春田清子議員。
〔8番春田清子君登壇〕
◎8番(春田清子君) 8番の春田清子でございます。
先ほどの再質問の答弁でありますけれども、今回6項目の質問をいただきまして、私なりに丁寧に答弁させていただいたつもりですが、やはりここに至ってもコストばっかりおっしゃいまして、(「そっちがコストやで」と呼ぶ者あり)報酬も確かに経費であるということを忘れないでいただきたいと思っております。(「白を黒と言うんかいな」と呼ぶ者あり)
それと、先ほどの再質問を聞いておりますと、門真市の議員が何か資質が低いような、そういった印象を受けまして、大変失礼なことだと思っております。(「高くないでしょう、そら」と呼ぶ者あり)これからもたとえ議員定数が削減になりましても、1人が2倍、3倍の力をもってしっかりと働くことこそ……(「21人でも精いっぱい頑張るよ」と呼ぶ者あり)市民の皆様が求められていることと思っております。
大変筋違いの御質問、またこのように今回しっかりと丁寧に答えをさせていただきましたにもかかわらず、大変私としては残念な結果であります。(「こっちが残念や」と呼ぶ者あり)また、今後ともしっかりと議論をさせていただきたいと思っております。(「議長、質問に答えてない」「質問に答えなさい。明らかな答弁抜け。冗談じゃないですよ」「答えてない」と呼ぶ者あり)(拍手)
○議長(平岡久美子君) ほかに質疑はありませんか。
〔「質問に答えてない」「うるさい」「研修についてどうなるか、答えてない」と呼ぶ者あり。発言する者あり〕
○議長(平岡久美子君) 静粛に願います。
〔「議長、質問に答えさせてください、ちゃんと」「この6項目、ちゃんとやりました。ありがとうございました」「再質問に答えてないじゃないか。明らかに答えてないだろう」「うるさい」「ちゃんと答えなさい」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 静粛に願います。(発言する者あり)
ほかに質疑はありませんか。(「答えられへんねや」「はい、静かに」「白を黒にしかよう言わんねや」と呼ぶ者あり)
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 質疑なしと認めます。(「情けないわ、ほんとに」「恥ずかしい」と呼ぶ者あり)
お諮りいたします。議員提出議案第3号は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会の付託を省略することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(平岡久美子君) 起立多数であります。
よって議員提出議案第3号は、委員会の付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。
通告により21番福田英彦さんを指名いたします。福田英彦さん。
〔21番福田英彦君登壇〕
◆21番(福田英彦君) 21番福田英彦です。私は、日本共産党議員団を代表し、議員提出議案第3号、
門真市議会議員定数条例の一部改正について、反対の立場から討論を行います。
反対の趣旨は、明確です。先ほど質疑、答弁があったように、議会の一層改革を進めるということで定数削減が出されたわけでありますが、その改革の内容というのは、ついにコスト削減だけ。自分をコストとしか考えていない、こういったことが質疑の中で明らかになったと思います。(「なってません」と呼ぶ者あり)そして、今なぜこの議員定数の削減、市民からの請願、また要望、こういったものが出されているのか、その点についても考えを及ぼしていない。
先ほどの繰り返しになりますけれども、開発会社への29億円もの補償の支払い、こういったものについて住民監査請求が行われ、そして住民訴訟が行われています。議会は何をやっているんかと、税金の垂れ流しになっていると違うんかというふうな声を僕らはよく聞くんですよ。(「逆の声もあるよ」と呼ぶ者あり)こういったことをしっかりチェックすることこそ、議会の役割ではないんですか。それをコスト、コストばかり言って議員定数削減を行う。このことによって幅広い意見、これを議会へと届けていく、こういった議員が少なくなるんですよ。そして、いろんな意見を持っている人、これが議員となる、こういったこともできなくなるんです。ですから、先ほども言うたように、行政監視機能、政策を立案するこういった機能、これが低下するということは、もう明らかなんですね。
そういったことを全然考えることもなく、ただコストだけと言って削減をする、こういったことについては断じて認められない、そのことを改めて言って討論とします。(拍手)
○議長(平岡久美子君) 次に、14番戸田久和さんを指名いたします。戸田久和さん。
〔14番戸田久和君登壇〕
◆14番(戸田久和君) 14番、革命21の戸田です。議員定数削減反対の立場から、なるべく落ちついてじっくり論議します。12〜13分はかかりますので、それはちょっと御了承ください。
まず、この削減案は、12回にわたって論議を重ねたなんて言いますが、しょせんは私を排除した非公開の会派代表のみでの論議です。しかも、そこの中での論議は、共産党を除いたら全く低レベルな床屋談義にすぎない。与党の皆さんは、何か自治体の問題についての本とか研究書とか読んでますか。何も読んでない。そのことははっきりしてますよ。しかも、この議会の改革、活性化にこの門真市で最も見識のあるのは誰か。私ですよ。
この論説集を見てください。(「自分で言うたらあかんわ」と呼ぶ者あり)2011年2月8日につくった議員、議会の実態と本当の改善方策という論説集の1、ここには11の論説、全27ページに及んでいます。
また、4月につくった論説集の2、議員ボランティア論のまやかしを切るでは、23の論説、52ページに及んでいます。ここでは、門真市の議員の定数や報酬の実態等々はもちろんのこと、今までの選挙の全ての分析だけじゃなくて、フランスやイギリス、韓国、アメリカの実態、あるいは調査広報費の問題、そして議会の予算が門真市の場合は全部の予算の0.3%ぐらいにすぎないような実態等の話、定数を削減すればどういう悪影響になるかというふうなこと等々を詳しく書いてます。これは私が2011年4月市議選で復活当選した後に、全部の会派の皆さんに少なくとも1冊ずつ渡しています。
今期は、前と違って議員の皆さんも随分頭を柔軟にして改革に取り組んでいると。私も以前とは随分雰囲気が違うなということはわかっておりますけども、11年度の当初に渡されたものは、残念ながら全く検討もせずに今に至っている。
客観的に見て、日本において自治体議会の改革や実態について提言し、分析している最もすぐれた書籍ですよ。こういった宝の山がこの門真市の議員がつくってあるにもかかわらず、これを利用しない。これを全く読まないで論議をしているということは、極めて残念な話です。今からでもこれをもう一遍読み直して、読んで改めてやってほしい。これを印刷するのは結構大変なんですけれども、皆さん一人一人にお渡ししますからね。まずそのことを言います。
さて、公明党らがしきりに言っている市民目線て何なんですか。市民の代表というのは全くでっち上げですが、市民の一部団体にしても、議会定数を削減するときに決まって何かそういう要望書を出す人たちですね。でも、そういう人たちは、まず議会の傍聴に来ていない。議事録も読んでないんじゃないか。議会の実態等も知ろうとしていない。そういう方々の市民感覚というのは、何なのか。それは勉強し直してもらわなきゃならん。このことをはっきりカメラの前で言うときますよ。
生活費だけの会社員の給料と議員の報酬との区別もわからない。投票する有権者がいるからこそ当選して就任する議員という特別な職種と、辞令1本で登用したり解職できたりする会社役員との違いもわからない。有権者への情報提供と意識向上によってレベルの低い議員を本当に淘汰する道筋も、行政を本当によくしていく道筋も考えない。門真では、予算の総合の約0.3%強にすぎない議員の人件費で、これで何百億円規模もの行政全体をチェックしていると、こういうことを知らずにして、防波堤のアリの一穴、これを大切に育てようというふうな意識もなく、ただただコスト削減こそ正義だとか、議員が庶民より多い金をもらうのは許せんという、そういう雰囲気にかられている、いわゆる市民の状況をそのままにして、やるべき啓発や事実の提示もせずに、そしてそこに市民の目線に従って云々というのは、それでは現状よりも悪くなるのは明白ですよ。
さて、私は、この2011年の10月段階で既に提起してますよ。議会を本当によくしていく、行政チェックを進めていくにはどうしたらいいのか。議員の資質を上げるのはどうしたらいいのか。それはまず議会だよりに質問した議員のことを載せる、その内容も載せる。あるいは常任委員会等の内容も載せる。これは大分実現されてきましたけどね。
それだけじゃなくて、じゃ質問して、とりあえず形だけでも質問したら得になるんじゃないか、そういう人もいるでしょうけども、そうじゃなくて、毎回1回議会だよりか何かで、この1年間自分の活動や成果の報告というのを自己申告で書いてもらう。これは自由に、任意ですけども、書かないなら書かないということで市民の反対があるでしょう。
こういうふうなことを議員の仕事評価システム、自分で──学校の先生なんか無理やりやらされてますね。自己目標を掲げて、それを報告すると、1年ね。議員こそ本来はするべきですね。こういうことを1期4年間続ければ、給料泥棒的な議員というのは、もうかなりいなくなりますよ。
24時間365日、顔と名前をさらして責任を持たされる。そして、選挙での洗礼というのを常に受けなくちゃいけない。選挙で落ちれば、もう年金も失業手当も何もない。そういう議員にそれでもなろうという人を目指していくためには、こういうことをやっていくべきです。
そして、市民目線という言葉をつけるのだったら、こういう議員の職種にチャレンジして、そして市をよくしていこう、あるいはこの人を推していこう、そういう人がある程度のところで通りやすい、こういう議員定数、当選の必要数というふうなところにきちんと設定しておかなくちゃいけないということです。
次に、議員定数の削減というのは、市民の多様性の反映という市議会の重大な意義を損ねてしまいます。私が当選した1999年、最下位ですね。定数28だからこそ、私は当選できたんです。22だったら全くできない。しかし、そういった私が当選できたからこそ、今議員の8割、9割は本会議で一般質問をするのが当たり前の議会になったでしょう。そして、情報開示をどんどん進めて、ブログをつくるような議員もふえたでしょう。私がいなかったら、この動きは5年はおくれていたことは、市民は誰でも知っている話です。
それだけでないですよ。私がいたからこそ門真市が存続しているじゃないですか。あの合併騒ぎの猛烈な圧力の中で、最初から絶対反対をやって、最後は田中康夫知事を呼んで大きな運動をしたからこそ、首の皮一枚で門真市は存続できたんですよ。
こういった今までと違ったタイプの議員が当選できるためには、議員の当選のハードルというのを一定程度緩くしておかなければ、要するに既存の集票能力、既存の組織能力を持った議員しか当選できない、こういうことになるのは目に見えています。
そしてまた、そういうふうな……
○議長(平岡久美子君) 戸田議員に申し上げます。討論は簡潔に行ってください。
◆14番(戸田久和君) いや、簡潔にはいたしますけど、とても大事なお話なんでね。(「宣伝の場じゃないので、討論してください」と呼ぶ者あり)討論してるんですよ。(「聞いたれ、聞いたれ」と呼ぶ者あり)ちょっと待って。私、落ちついてなるべく言おうとしているから、ちょっと聞いてもらえませんか。(「聞いてます」と呼ぶ者あり)
しかも、これは議員の身分にかかわることでありながら、私1人をそもそも全く論議に参加させずに勝手に出した話でしょう。せめて最後のときぐらい、反対討論、自分の考えを言わせてください。あなた方が日ごろ聞きたがらなくて聞かない話、勉強してない話を少しは勉強する姿勢を見せてください。僕も余り怒りたくないけども、落ちついてなるべくしゃべります。
それで、議員を減らすという。じゃ、一念発起して普通の主婦や会社員が、よし応援しようというてなっている。そういう人が頑張れば通れるというぐらいの数にしておくべきなんです。定数を減らせば減らすほど、同時に最低得票ラインも逆に上になります。これは私が過去20年ぐらいの選挙結果を全部分析して、この中にも書いてありますけども、これは紛れもない事実です。
そうなるとどうなるかというと、ちょっと頑張ったぐらいじゃどうせ当選できない。今までの組織、創価学会あるいは共産党、連合、自民党のいろんな組織、こういうことがある人しかどうせ当選できないんだから、チャレンジしても無理だよ、白けた気持ちが出ますよね。自分が知っている、よし応援しようという人が出るんだったら、選挙にも熱が入るけども、どうせいつものメンバーだよと思えば、白けて投票率も上がりませんよ。投票率が低いからすごく得する組織団体の人も、そういう政党もいますけれども、でもこれはやっぱり健全な姿ではないということを指摘します。
それから、端的な話、こういうふうな定数を減らしていけば、既存の集票組織を持ったところが圧倒的有利、現職プラス集票組織が圧倒的有利になりますから、そうしたらそういう議員さんたちは、僕みたいな議員、あるいは第2、第3の戸田みたいな──思想は違っててもいいですよ。ばっと活発に暴れるようなそういう人が出てくれば、それに気押されして、改革も背中を押されて、けつをたたかれて進んでいきますけども、そういう人がもう出てこないとなれば、改革の意欲、切迫力というのは当然なくなりますよ。だから、停滞していくわけです。
かつて公明党あたりは28時代に、いや14でもいいというふうなことを言ったような気もするんですが……(「言ってない、言ってない。18や」と呼ぶ者あり)そこまで言ってないかもしれません。仮に議員のコスト削減で頑張ればいいんだという話だと、14ですよね。僕がシミュレーション計算した14に議席を減らせば、私自身でさえ当選できるかどうか極めて怪しい。共産党は2人か1人しか当選できない。僕の後継者あるいは仲間的な人は、もう絶対ゼロ。要するに定数を減らせば、そういう傾向にどんどんなっていくわけです。そっちに近づくわけですね。
そうなると、新鮮な人材というのは入ってこれなくなる。今の人たちはいいかもしれないけど、それでは議会がよどむということなんですね。こういうことをまず考えていただきたい。
次のほうに行きますね。そして、今回の削減の策動というのは、かつて公明党が自分らの議席割合を実質ふやすためにいろんなことを考えてやったのとは、もしかしたらちょっとは違うかもわかりません。1削減という、形とすれば少し穏便な削減ですけどね。
しかし、そこに共通して見られるのは、現職の議員の皆さんのある種、自信のなさですよ。自分の仕事ぶり、議員というのはこれだけ必要だ、おれがこういう報酬をもらって当然なんだ、議員はこれだけのメンバーでいろんなことをやっているんだということを市民に正面切って説明できない、そういう自信のなさの反映じゃないか。そこをちゃんとしていない、仕事ぶりがいま一つだというところの穴埋めに、定数削減ということによって何かしているかのような形をしようと、こういうところが透けて見えてならない。
例えば、今の議員がどういうふうな仕事をしているか、一般市民はこれは知らされてないわけです。与党の皆さんが知らせてないから。これは今回の3月議会、予算書を含めて、こういう資料ですね。でも、これだけじゃないですよ。これは12月議会でやった指定管理の資料ですよ。これだけ。
今から10年ほど前だったら、予算規模が750億円ぐらいですよ。今は845億円。予算規模はふえている。そのほかに民営化、民営化でどんどん進めるから、前は直営だったから、話が単純な分あったけども、こういう指定管理の議案、これを真面目に審議しようと思ったら、これを全部手にとって調べるべきことですよ。けども、あなた方は、私以外誰もこれを要求して手にとって見てもいない、今回はね。そうじゃなくて、もっとこれでは人数が足らないんですよ。こういうことをしっかりやるためには、一定の人数が必要です。
例えば、僕が当選した99年当時と比べて、今現在行政の事務量は正味3倍ぐらいにふえてます。予算も100億円以上ふえている。一方で議員の手取りは、150万円ぐらい年間減らされている。こういう中で、さらに定数削減でチェックする力を弱めるんじゃなくて、ちゃんとした人数を確保してやりましょうよということです。
正直言って私自身は、一個人としては、これ以上頑張って市政をチェックして何かかんやするのは、私、限界だと思ってます。与党の皆さんが頑張ってもらうしかないですよ。
僕のシミュレーションで、野党というのはどうしても現政権を批判する立場にありますから、僕や共産党の野党が個々人の能力の例えば時間労力を10使っているとすれば、私の実感、じっと見てきたことからいうて、与党の皆さんは平均して3かそこら辺しか自分の力を使ってませんよ。32年間質問しなかった議員もいるから、1とかその辺でない人もいる。この中で私の5割以上は労力を使っているぞという自信のある人は、手を挙げてみてください。多分そんなことはないと思う。
定数を減らせば、野党の側がどうしても不利になっている現状がある。そうすると、チェック力が下がるんですよ。28人時代と、22人になったのは2007年度からですけども、これを僕と共産党のチェック率を10として、与党の皆さんを失礼ながら3として計算したら、案の定、定数減らした分だけチェック力の合計というのは下がっているんですね。こういうふうなこともぜひ考えていただきたいし、そういうことを市民に知らせてもらいたいんですね。
今、それでも議員の皆さんがそれなりの改革を一緒にやってくれているから、カメラで映りますから、市民の皆さんも普通の議員というのは、本来であればこれだけのことを1回の議会や、あるいは毎回のことでやっているんだよということは、少しでもわかってもらえるかなというふうに思いますね。
さて、今回、私は先ほどの共産党も言ったとおり、そして私が当初から言っているように、議員削減というのは全くの改悪であって、議会の権能、機能を低下させるものであって、しかも市民にそれが改革であるかのようにまたうそをついてすり込むという面では、非常に罪が大きいと思いますね。これから市民参画でもっといろいろやっていこう、議会の役割も大いに期待されているときに、そうじゃなくて、これから一緒に頑張っていこうということを考えていただきたい。
今の議会での討論というのは、残念ながら意見を一方的に言ってそれでおしまい。だから、討論を聞く以前に賛成、反対は全部態度を決めているという、世間一般で言う論議とか討論とか言論の府とは実態が違ってますけども、今後はやっぱりそういう実態をしっかり踏まえながら論議をして、論議をしたら意見を多少変えることもあると、そういうふうな議会になっていってほしいし、せめて1削減したら、次の議会で1削減になった今度の新しい人たちは、座席は22あるからね、28に戻すのはかなり難しいかもわからんけども、せめて22に復活させて、しっかりやっていこうと。
与党議員も、行政を応援する立場、それはそれでいいですけども、もっとチェックをしていく、それを市民に明らかにしていく、こういうことをやっていこうよということをぜひ考えていきたい。議会の見える化、公明党さんがしょっちゅう言っていること、本当に見える化をしていけば、要するに仕事をしている議員としてない議員の区別がはっきりしてくれば、有権者が変わってくるんですよ。それが今までずうっとわからなかったから、とりあえず地縁血縁やいろんな人情で選んでたけども、そうじゃなくて、1000万円近くの報酬を税金から払う専門家を雇うんですから、それに見合った活動をしているかどうか。させないといけない。
そして、何回も言いますが、議会全体の経費というのは、この門真市の予算の0.3何%ですよ。その中の1人、2人、5人削るなんていうのは、0.02%、0.01何%の話です。その削ることよって、何百億円、800億円ぐらいの予算をチェックすることにふぐあいが生じてくるわけですよ。通常のところだって忙しい。だから、何か大きな問題が起こった。今、トポスの問題がどうだ、興亜興産がどうだと、何か大きな問題が起こったら、それでずっと取り組みながらでも、通常いろんなことが起こってくる。これをちゃんとやるためには、一定数の議員が要るんですよ。
ですから、それはもう今削り過ぎるぐらい削ってます。皆さんは自分自身として、市民に胸を張ってこれだけの仕事でこれだけの報酬が要る、そしてこれだけの人数が要る、いろいろ分担してやらなくちゃいけないんだということを説明する立場をとっていただきたい。そのことを訴えまして、私の反対討論といたします。御清聴ありがとうございました。
じゃ、しまいますね。これはきょうのために借りてきたんですよ。でも、こういうのを市民にも見せて、議員というのはこういうことをやるんだよと、ちゃんと示した上で市民目線というのはつくってもらわないといけない。今はもう時間が終わってますからね、時間外発言。
○議長(平岡久美子君) これをもって討論を終了いたします。
これより議員提出議案第3号を起立により採決いたします。
本案は、原案のとおり決することに賛成の皆さんの起立を求めます。
〔起 立 多 数〕
○議長(平岡久美子君) 起立多数であります。
よって議員提出議案第3号「
門真市議会議員定数条例の一部改正について」は、原案のとおり可決されました。
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○議長(平岡久美子君) 以上で本日の日程は全部終了いたしました。
お諮りいたします。本日はこれにて散会し、来る3月7日午前10時から本会議を開くことにいたしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(平岡久美子君) 御異議なしと認め、来る3月7日午前10時から本会議を開くことにいたします。
この際申し上げます。
各常任委員会の審査日程は、お手元に配付の審査日程表のとおりでありますから、御了承願います。(文書別掲)
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○議長(平岡久美子君) 本日はこれにて散会いたします。
午後2時27分散会
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