羽曳野市議会 2010-12-22
平成22年第 4回12月定例会−12月22日-05号
平成22年第 4回12月定例会−12月22日-05号平成22年第 4回12月定例会
目 次
△開 議 午前10時1分
〇日程第1
会議録署名議員の指名について(10番 黒川 実君、13番
樽井佳代子君)… 189
〇日程第2から日程第5を
一括付議………………………………………………………………… 189
※日程第2 議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」
※日程第3 議案第80号「平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第5号)」
※日程第4 議案第82号「平成22年度羽曳野市財産区
特別会計補正予算(第2号)」
※日程第5 請願第1号「
安全管理員配置業務の継続を求める請願」
1
. 総務文教常任委員会審査報告(委員長
新岡健志君)………………………………… 189
o議案第79号
1
. 反対討論(嶋田 丘君)…………………………………………………………………… 191
1
. 賛成討論(
田仲基一君)…………………………………………………………………… 192
1. 採 決(
原案可決)………………………………………………………………………… 193
o議案第80号
1. 採 決(
原案可決)………………………………………………………………………… 193
o議案第82号
日程第9 議案第89号
平成22年度羽曳野市
公共下水道特別会計補正予算(第3号)
日程第10 議案第90号
平成22年度羽曳野市
介護保険特別会計補正予算(第3号)
日程第11 議案第91号
平成22年度羽曳野市
後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)
日程第12 議案第92号
平成22年度羽曳野市
水道事業会計補正予算(第2号)
日程第13
意見書案第7号
B型肝炎訴訟の
早期全面解決を求める意見書
日程第14
意見書案第8号
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書
午前10時1分 開議
○議長(
松井康夫君)
おはようございます。
これより第4回
定例市議会第5日目の会議を開きます。
直ちに本日の日程に入ります。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
日程第1、
会議録署名議員を定めます。
本件は会議規則の定めにより、議長において10番黒川実君、19番
樽井佳代子君を指名いたします。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
日程第2、議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」から日程第5、請願第1号「
安全管理員配置業務の継続を求める請願」まで、以上4件を一括して議題といたします。
それでは、本4件につき、委員長の報告を求めます。
新岡総務文教常任委員長。
〔
総務文教常任委員会委員長 新岡健志君 登壇〕
◎
総務文教常任委員会委員長(
新岡健志君)
おはようございます。
議長の命により、去る11月29日開催されました今定例会第1日目において本委員会に付託を受けました、議案第79号、第80号、第82号と請願第1号の以上4件について、審査の概要と結果を主だった点に絞って報告いたします。
初めに、議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」報告いたします。
まず、本改正により、5歳児の保育料を月6,000円から4歳児と同額の7,000円にすることに伴い、どの程度の増収が見込まれるのか、また、それをどのように活用するのか尋ねる質疑がありました。
増収額は約460万円と見込まれ、それについては幼稚園における
緑化事業などの
環境整備や園児へのよりきめ細かな指導など教育の
指導内容の充実へ向け活用し、よい環境の中で、よい教育をしていきたいとのことでした。
次に、これまで差のあった4歳児と5歳児の保育料を同額にする理由について尋ねる質疑がありました。
これにつきましては、4歳児と5歳児には成長の差はあるものの、兄弟が少ないことなどにより人間関係が希薄化していることによって、5歳児においても4歳児と同様に配慮を要する行動が起こってきており、こうしたことから
指導内容については似通ったものとなっていること、また、個別の支援、配慮が必要な園児への、きめ細かな指導を4歳児、5歳児ともに実施しているという意味で、
取り組み内容の差はないということなどから、同額の保育料としたいとのことでした。
次に、他市の保育料の状況や
幼稚園運営における
経費回収率について尋ねる質疑がありました。
府内各市町村の保育料については、41市町村中、32市が月8,000円を超えており、そのうち1万円を超えているのは20市で、別途入園料が必要な市もあるとのことでした。なお、府内で4歳児、5歳児の保育料に差があるのは、本市を除き1市のみとのことでした。
また、本市における
経費回収率は、人件費を含めると14%前後となっており、保育料のみで幼稚園を運営するのは難しく、また、1小学校に1幼稚園という形で運営をしていることから、それに係る設備や
人件費等は、他市に比べ決して少ないものではないとのことでした。
以上、審査の結果、本市の
幼稚園行政は非常によいシステムで運営しており、現在の不況の中、たとえ1,000円であっても値上げすべきではなく、現状の保育料でよいとして反対する者1名。一方、
近隣市等の保育料から考えても今回の改定は妥当なものであり、今後、市民に納得してもらえるよう、十分に説明するとともに、
環境整備や教育の充実を要望するなどとして賛成とする者5名の、賛成する者多数により、本件につきましては、可決すべきものと決した次第であります。
続いて、議案第80号「平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第5号)」について報告いたします。
初めに、国からの交付金を活用して計上されている
地域介護福祉空間整備等補助金について、その
事業内容等を尋ねる質疑がありました。
本事業は、消防法の改正により、平成24年3月末までに設置が義務づけされた
グループホームのスプリンクラーの設置に伴い、工事費を補助するもので、今回1件分を追加するとのことでした。本市に7件ある
グループホームのうち、建設時に設置済みの1カ所を除き、平成21年度1件、22年度3件、23年度2件実施し、平成24年3月末までにすべての
グループホームについて予定しているとのことでした。
次に、大阪府からの
地域福祉子育て支援交付金を活用して計上されている
図書館資料費について、書籍の内容や選定方法などを尋ねる質疑がありました。
大阪府
地域福祉子育て支援交付金については、当初645万円の申請をしていたが、今回323万円増額の変更申請するもので、これらを子育てや子供用の資料等に充て、小・中学校、幼稚園、
子育て団体等に各約50冊程度を長期間貸し出す予定であるとのことでした。また、選書については、
図書館司書が行っているとのことでした。
以上、審査の結果、本件につきましては、
全員一致で可決すべきものと決した次第であります。
続いて、議案第82号「平成22年度羽曳野市財産区
特別会計補正予算(第2号)」について報告いたします。
初めに、中池の売却額が当初の見込みより増額となったことについての要因を尋ねる質疑がありました。
売却に当たっては
不動産鑑定士による土地の評価に基づき、取引価格を設定しており、評価時においてはリーマン・
ショック等による不況に伴い地価が下落していたが、
不動産業者の在庫調整が進んだことなどから、最終的には非常に高い金額で売れたのではないかとのことでした。
次に、山の池の一部の
使用許可に伴う
財産運用収入について、その経過や
一般会計への
繰出金等を尋ねる質疑がありました。
これにつきましては、山の池の奥の土地を所有する
開発業者が、進入路・搬出路として使用するため、地元の
水利委員、地元役員の了承の上、
使用許可を出したもので、
使用期間は5月中ごろから23年3月末の予定とのことでした。
また、使用料については、
行政財産使用料条例の
目的外使用料に準じ算出しており、財産区取扱要綱の財産処分の条項を準用し、その使用料の2割を地元の了承のもと、
一般会計へ繰り出すとのことでした。
以上、審査の結果、本件につきましては、
全員一致で可決すべきものと決した次第であります。
最後に、請願第1号「
安全管理員配置業務の継続を求める請願」について報告いたします。
本件は、子供たちが安心して
学校生活を送れるよう、これまで大阪府の補助金及び交付金を活用し、小学校に配置してきた
安全管理員を、
財源措置がなくなるとされている平成23年度以降も継続するよう、強く求められたものであります。
審査を行うに当たりまして、これまでの経過や現状等の説明がありました。
学校安全管理員は、平成17年度より大阪府が緊急対策として実施してきた事業で、平成21年度からは
財政再建プログラム案による見直しによって、補助金から交付金化され、平成22年度までの期限つきとなったとのことでした。
本市においては、この交付金を活用し、
シルバー人材センターへの委託により、平成22年度4月までは、休業日を除き1日8時間45分、5月以降は4時間、
安全管理員を全小学校に配置しているとのことでした。
また、児童・生徒の安全・安心については、以前より、門扉への
オートロックや
カメラ付インターホンの設置、1年生への
防犯ブザーの配布、
青色回転灯防犯パトロールの実施、安全見守り隊の市内巡回、子ども110番の家の設置など、市及び学校の責務として、地域や保護者の協力も得ながら、
安全対策に取り組んでおり、さらに、平成22年度には全小学校に
防犯カメラを設置し、門扉の開閉状況や児童の登下校の
安全状況の確認ができるようにするなど、
安全管理の充実を図っているとのことでした。
当委員会といたしましては、平成22年度をもって廃止される大阪府からの交付金の額や、これまで実施してきた
安全管理員の効果、また今後の対応など種々、質疑、答弁がありました。
以上、審査の結果、
安全管理員は単に学校の
安全管理というだけでなく、地域とのつながりや、安全面以外での子供とのかかわりにおいても効果があることから、この制度自体は存続すべきであり、また、大阪府に対しても
財源措置の継続をさらに要望してもらいたいとの意見や、請願の趣旨に合った形で対応してもらいたいなどとして、本件につきましては、
全員一致で採択すべきものと決した次第であります。
以上、本委員会に付託を受けました4件の
審査報告といたします。
以上でございます。
○議長(
松井康夫君)
報告が終わりました。
それではまず、議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
嶋田丘君。
〔12番 嶋田 丘君 登壇〕
◆12番(嶋田丘君)
おはようございます。
ただいま上程されております議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」、反対の意見を述べたいというふうに思います。
まず、
反対理由の1点目でありますが、今若者を取り巻く経済状況を考えてみますと、働きたくても働けない、うまく仕事についたとしましても年収200万円以下、いわゆる働く貧困層が大きな社会問題となっております。また、結婚し、家庭を持ち、幸せに暮らしていけるという将来への展望も見えない、そんな状況が続いているのではないでしょうか。それを自己責任ということで片づけていいのでしょうか。そんな社会でいいのか、本当に疑問に思います。行政が、社会が、政治が子育てを応援する、支援することは何よりも重要であります。そのことを考えてみれば、たとえ1,000円の値上げであったとしても、
子育て支援の後退と言わざる得ません。これが、反対の第1の理由であります。
第2に、値上げによる増収分460万円ということが出ましたが、幼稚園の
教育環境の整備を促進するということですが、そんな保証が果たしてあるのでしょうか。増収分は、
幼稚園関連の予算の使途を明確にするというのなら、基金を創設すべきですが、そうしたことはやらないわけですから、ただ単に
一般会計全体の収益というか、増収となるだけであります。
財政健全化に向けた取り組みであること、それにより、市民負担をふやすということは明白であります。一歩譲って、増収分は幼稚園の
教育環境整備だと仮にいたしましても、保護者が負担をして
教育環境を整備する、こんなことは普通は考えられません。
義務教育は、原則無料、これは国や府、地方自治体が責任を持ってする義務であります。もちろん幼稚園は
義務教育ではありませんが、この
義務教育無料の原則、こうした精神は
高校授業料の無償化にもつながっているものであります。今回の理由は、行政の責任を投げ捨てるもので、認めるわけにはまいりません。これが第2の理由であります。
第3に、他市との比較も話されました。なるほど、羽曳野市の
幼稚園保育料は他市に比べ安いものであります。しかも、年齢で保育料に差をつけているところも当市を除いて1市しかないということであります。しかし、それが1,000円の値上げになる理由でしょうか。羽曳野の
幼稚園行政の優位性、これを示しているのではないでしょうか。実に誇るべき制度であります。この誇れるものをみずからなくすのではなくて、誇れるシステム、それを続けていくべきであります。
財政健全化の名のもとに財政黒字を目的にし、市民に負担をふやす、市民の暮らしを顧みない値上げであると考えます。市民の暮らしよりも羽曳野市の黒字を優先する施策であり、認めるわけにはいきません。
以上3点を主な理由といたしまして、反対といたします。
○議長(
松井康夫君)
ほかに討論はありませんか。
田仲基一君。
〔8番
田仲基一君 登壇〕
◆8番(
田仲基一君)
おはようございます。
ただいま上程されております議案第79号「
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例の制定について」、賛成の立場で討論いたします。
本市では、地域に根差した
幼児教育の
拠点づくりとして1小学校1幼稚園という先進的な園運営を行っている中、耐震基準を満たさず、Is値が相当低い0.006の
埴生幼稚園、0.09の
羽曳が丘幼稚園など、
老朽化等による
耐震補強や改築などによる対応が急務となっています。そのような状況の中、平成23年度は、
埴生幼稚園の
移転改築、本議会の
一般質問の中でも答弁がありました
羽曳が丘幼稚園についても、
移転改築を順次進めていくなど、
幼稚園施設の
耐震補強、改築において積極的に施設の更新施策を行っています。また、平成22年度からは、
モデル事業として
駒ヶ谷幼稚園で
延長保育も実施し、
園内保育の充実にも努めています。
こういった状況のもと、少子化で園児が減少してる中で、先ほど触れました1小学校1幼稚園の14園の運営を持続していくため、さらに
幼稚園施設の更新、
幼児教育の充実のためには限りある財源を効果的に運用するとともに、適切な財源の確保が必要であると考えます。当市の保育料は、近隣市との比較においても先ほどの
委員長報告でありましたように、低水準であり、かつ府内の市町村において
幼稚園児、4歳児、5歳児の保育料を見ると、府内41市町村中39市町村が同額、金額差があるのは大東市と当市、2市のみであり、本市においても4歳児、5歳児の保育料を一律化することは決して不自然なことではないと考え、以上のことを考慮し、このたびの
条例改正はやむを得ないものであると考えます。
ただし、増加する
保育料収入については、
幼稚園運営に対し有効に活用していただくことを条件としまして、本議案については賛成とし、討論とさせていただきます。
以上。
○議長(
松井康夫君)
ほかに討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
それでは、起立により採決をいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。本件を委員長の
報告どおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
〔賛成者 起立〕
○議長(
松井康夫君)
起立多数であります。
よって、議案第79号は原案どおり可決されました。
次に、議案第80号「平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第5号)」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
本件を委員長の
報告どおりに決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第80号は原案どおり可決されました。
次に、議案第82号「平成22年度羽曳野市財産区
特別会計補正予算(第2号)」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
本件を委員長の
報告どおりに決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第82号は原案どおり可決されました。
次に、請願第1号「
安全管理員配置業務の継続を求める請願」の
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
本件に対する委員長の報告は採択であります。
本件を委員長の
報告どおりに決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、請願第1号は採択されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
日程第6、議案第78号「羽曳野市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」を議題といたします。
それでは、本件につき委員長の報告を求めます。
樽井建設企業常任委員長。
〔建設企業常任委員会委員長
樽井佳代子君 登壇〕
◎建設企業常任委員会委員長(
樽井佳代子君)
おはようございます。
議長の命により、去る11月29日開催されました第4回定例会第1日目において、本委員会に付託されました議案第78号「羽曳野市
手数料条例の一部を改正する条例の制定について」の審査の概要と結果を主だった点に絞って報告いたします。
まず初めに、本
条例改正案の趣旨について尋ねる質疑がありました。
本案は、優良宅地及び優良住宅等の認定に係るもので、「府内市町村への特例市並みの権限移譲」を実施する大阪府の方針により、平成23年1月1日から、当該事務については当市において行うこととなるものであり、その手数料を条例で規定するものであるとのことでありました。
次に、本案に係る過去の実績について尋ねる質疑がありました。
本案に係る処理件数については、昭和49年から56年にかけて年間十五、六件あったものが、昭和57年から平成9年にかけては、年間二、三件に減少し、平成10年以降は実績がないとのことでありました。
次に、本案に係る事務は今後も少ない見通しだが、大阪府からの権限移譲について、当市はどのような方針で受けているのか尋ねる質疑がありました。
権限移譲については、平成22年から24年までの3年間で集中的に実施されるものであり、大阪府から73事務の提案があるうち、当市は54事務を受ける予定とのことで、移譲を受けるに当たっては、まず市民にメリットのあるものを優先に、市で事務執行が可能であるかを検討した上で決めているとのことでありました。
以上で審査を終え、採決に入りましたところ、本案は大阪府からの権限移譲であるが、市民のメリットを最優先し、市の事務執行上、大きな負担の掛らないものであることを要望し、
全員一致で原案どおり可決すべきものと決した次第であります。
以上、本委員会に付託されました議案の
審査報告といたします。
○議長(
松井康夫君)
報告が終わりました。
それでは、
委員長報告に対する質疑に入ります。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
お諮りいたします。
本件に対する委員長の報告は
原案可決であります。
本件を委員長の
報告どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第78号は原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
日程第7、議案第87号「平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第6号)」から日程第12、議案第92号「平成22年度羽曳野市
水道事業会計補正予算(第2号)」まで、以上6件を一括して議題といたします。
これより、本6件一括しての質疑、討論に入ります。
まず、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
それでは、6件一括してお諮りいたします。
本6件を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、議案第87号、議案第88号、議案第89号、議案第90号、議案第91号、議案第92号の6件はそれぞれの原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
日程第13、
意見書案第7号「
B型肝炎訴訟の
早期全面解決を求める意見書」及び日程第14、
意見書案第8号「
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書」、以上の2件を一括して議題といたします。
それでは、提案理由の説明を求めます。
まず、
意見書案第7号について、林義和君。
〔3番 林 義和君 登壇〕
◎3番(林義和君)
おはようございます。
意見書案を提出いたします。
意見書案第7号
B型肝炎訴訟の
早期全面解決を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提出します。
平成22年12月22日
羽曳野市議会
議長 松 井 康 夫 殿
提出者
羽曳野市議会議員
林 義 和
田 仲 基 一
新 岡 健 志
若 林 信 一
乙 宗 孝 衞
案文の朗読をもって提案説明とさせていただきます。ご賛同のほどよろしくお願い申し上げます。
B型肝炎訴訟の
早期全面解決を求める意見書
B型肝炎訴訟は、国が法律により全ての国民・住民に強制した集団予防接種での注射器の使い回しによって、多くの人々にB型肝炎ウイルス感染被害が生じたことについて国の責任を明らかにし、被害救済することを求める裁判である。集団予防接種は、予防接種法等に基づき感染症から国民・住民の発症を防止するという目的で実施されたものであるところ、予防接種法が施行された昭和23年から注射器の使い回しが通達で禁止された昭和63年までの間に集団予防接種を受けたすべての国民・住民にはB型肝炎被害者と同じウイルス感染の危険性があったのであり、原告らB型肝炎被害者の被害はすべての国民・住民にとって決して「他人事」ではない問題である。
この問題については、平成18年6月に、最高裁判所が、集団予防接種の際の注射器の連続使用によってB型肝炎ウイルスの感染被害を出したことについて国に法的の責任があることを明白に認めた。
また、平成21年12月に成立した肝炎対策基本法においても、その旨が明文で規定され、国自身が感染被害を出したことの責任を認めており責任はより一層明確になっている。
現在このような状況の中、集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染被害者全員の救済を求めた訴訟が、全国10地方裁判所で係争中であるが、既に札幌、福岡両地裁が相次いで和解勧告を行い、また大阪地裁も和解による解決を促している。しかしながら、国は和解協議には応じながらも、被害者全員の救済に向けて誠意ある対応をとっておらず、解決の引き延ばしを図っている。
B型肝炎は慢性肝炎から肝硬変、肝がんに移行、進行し、あるいは慢性肝炎を経ずして突然肝がんを発症することもある極めて深刻な病気であり、解決を待たずに亡くなった原告は既に10名を超え、解決まで一刻の猶予も許されない。
よって、本市議会は、国において、早急に集団予防接種によるB型肝炎ウイルス感染被害者全員に対して謝罪し、被害者全員を速やかに救済するように強く要請する。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
大阪府
羽曳野市議会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣
以上であります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
松井康夫君)
次に、
意見書案第8号について、
新岡健志君。
〔4番
新岡健志君 登壇〕
◎4番(
新岡健志君)
意見書案第8号
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める意見書
上記の議案を別紙のとおり提案します。
平成22年12月22日
羽曳野市議会
議長 松 井 康 夫 殿
提出者
羽曳野市議会議員
新 岡 健 志
田 仲 基 一
乙 宗 孝 衞
若 林 信 一
林 義 和
案文の朗読をもって提案説明といたします。
脳脊髄液減少症は、交通事故やスポーツ外傷等の身体への強い衝撃が原因で、脳脊髄液が漏れ、減少することによって引き起こされ、頭痛、めまい、耳鳴り、倦怠感等、多種多様な症状が複合的に現れるという特徴をもっています。
今年4月、厚生労働省より、本症とわかる前の検査費用は保険適用との事務連絡が出されました。これは、本来、検査費用は保険適用であるはずのものが、地域によって対応が異なっていたため、それを是正するため出されたものです。これは、患者にとり朗報でした。しかし、本症の治療に有効であるブラッドパッチ療法については、いまだ保険適用されず、高額な医療費負担に、患者及びその家族は、依然として厳しい環境におかれています。
平成19年度から開始された「
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」事業(当初3年間)は、症例数において中間目標100症例達成のため、本年度も事業を継続して行い、本年8月に遂に、中間目標数を達成しました。今後は、収集した症例から基礎データをまとめ、診断基準を示すための作業をすみやかに行い、本年度中に診断基準を定めるべきです。そして、来年度には、診療指針(ガイドライン)の策定およびブラッドパッチ療法の治療法としての確立を図り、早期に保険適用とすべきです。また、本症の治療に用いられるブラッドパッチ療法を、学校災害共済、労災、自賠責保険等の対象とすべきです。
よって国においては、
脳脊髄液減少症の診断及び治療の確立を早期に実現するよう、以下の項目を強く求めます。
記
1.「
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」事業においては、症例数において中間目標(100症例)が達成されたため、本年度中に
脳脊髄液減少症の診断基準を定めること。
2.「
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立に関する研究」事業においては、来年度(平成23年度)に、ブラッドパッチ治療を含めた診療指針(ガイドライン)を策定し、ブラッドパッチ療法(自家血硬膜外注入)を
脳脊髄液減少症の治療法として確立し、早期に保険適用とすること。
3.
脳脊髄液減少症の治療(ブラッドパッチ療法等)を、災害共済給付制度、労働者災害補償保険、自動車損害賠償責任保険の対象に、すみやかに加えること。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成22年12月22日
大阪府
羽曳野市議会
衆議院議長
参議院議長
内閣総理大臣
厚生労働大臣 各あて
総務大臣
国土交通大臣
文部科学大臣
以上、議員各位のご賛同よろしくお願いいたします。
○議長(
松井康夫君)
説明が終わりました。
これより2件一括しての質疑、討論に入ります。
まず、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
質疑を終結いたします。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
討論を終結いたします。
それでは、2件一括してお諮りいたします。
本2案を原案どおり決することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
松井康夫君)
ご異議なしと認めます。
よって、
意見書案第7号及び
意見書案第8号の2件はそれぞれ原案どおり可決されました。
〜
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
○議長(
松井康夫君)
以上で本
定例市議会に付議されました案件はすべて議了いたしました。
これをもちまして平成22年
羽曳野市議会第4回定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでございました。
午前10時38分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
平成22年12月22日
┌───────────┬──────────┬───────────────────┐
│
羽曳野市議会議長 │ 松 井 康 夫 │ │
├───────────┼──────────┼───────────────────┤
│
羽曳野市議会議員 │ 黒 川 実 │ │
├───────────┼──────────┼───────────────────┤
│
羽曳野市議会議員 │ 樽 井 佳代子 │ │
└───────────┴──────────┴───────────────────┘
付議事件並びに議決結果一覧表
┌────┬────────────────────┬───────┬──────┐
│ 議 案 │ │ │ │
│ │ 件 名 │議 決 年 月 日│ 議決結果 │
│ 番 号 │ │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 報 告 │地方自治法第180条の規定による市長の専決 │H.22.11.29│報 告│
│ 34 │処分の報告について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 74 │南河内地域広域行政推進協議会の廃止に関す│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │る協議について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 75 │大阪広域水道企業団への加入に関する協議に│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │ついて │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 76 │一般職の職員の給与に関する条例等の一部を│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │改正する条例の制定について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 77 │特別職の職員の給与に関する条例の一部を改│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │正する条例の制定について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 78 │羽曳野市
手数料条例の一部を改正する条例の│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │制定について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 79 │
羽曳野市立幼稚園条例の一部を改正する条例│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │の制定について │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 80 │平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第5│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 81 │平成22年度羽曳野市国民健康保険特別会計補│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │正予算(第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 82 │平成22年度羽曳野市財産区
特別会計補正予算│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │(第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 83 │平成22年度羽曳野市公共下水道特別会計補正│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │予算(第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 84 │平成22年度羽曳野市介護保険特別会計補正予│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │算(第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 85 │平成22年度羽曳野市後期高齢者医療特別会計│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │補正予算(第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 86 │平成22年度羽曳野市
水道事業会計補正予算(│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ │第1号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 87 │平成22年度羽曳野市
一般会計補正予算(第6│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 88 │平成22年度羽曳野市国民健康保険特別会計補│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │正予算(第3号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 89 │平成22年度羽曳野市公共下水道特別会計補正│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │予算(第3号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 90 │平成22年度羽曳野市介護保険特別会計補正予│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │算(第3号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 91 │平成22年度羽曳野市後期高齢者医療特別会計│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │補正予算(第3号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 92 │平成22年度羽曳野市
水道事業会計補正予算(│H.22.12.22│原 案 可 決 │
│ │第2号) │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 意 見 │
B型肝炎訴訟の
早期全面解決を求める意見書│H.22.12.22│即日
原案可決│
│ 7 │ │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 意 見 │
脳脊髄液減少症の診断・治療の確立を求める│H.22.12.22│即日
原案可決│
│ 8 │意見書 │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 決 議 │北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)による韓│H.22.11.29│即日
原案可決│
│ 2 │国・延坪島への砲撃に抗議を求める決議 │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 請 願 │
安全管理員配置業務の継続を求める請願 │H.22.12.22│採 択│
│ 1 │ │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 請 願 │子宮頸がん予防公費助成を求める請願 │H.22.12.22│審 議 未 了 │
│ 2 │ │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ 選 挙 │羽曳野市選挙管理委員及び補充員の選挙につ│H.22.11.29│選 出│
│ 5 │いて │ │ │
├────┼────────────────────┼───────┼──────┤
│ │諸般の報告について │H.22.11.29│報 告│
└────┴────────────────────┴───────┴──────┘...