平成26年 9月 定例会(第3回) 第3回
箕面市議会定例会会議録9月2日(火曜日
)◯出席議員 1番 増田京子君 13番 尾上克雅君 2番 北川照子君 14番 武智秀生君 3番
田中真由美君 15番 二石博昭君 4番 名手宏樹君 16番
内海辰郷君 5番 中西智子君 17番 西田隆一君 6番
中嶋三四郎君 18番 牧野芳治君 7番
川上加津子君 19番 林 恒男君 8番 岡沢 聡君 20番 上田春雄君 9番 原田 亮君 21番 稲野一三君 10番 中井博幸君 22番 神代繁近君 11番 永田義和君 23番 印藤文雄君 12番 神田隆生君
◯欠席議員 なし◯説明のため出席した者の職氏名 市長 倉田哲郎君
みどりまちづくり部長 中井浩己君 副市長 奥山 勉君
会計管理者 南 悦司君 副市長 伊藤哲夫君 教育長 具田利男君
市長政策室長 稲野公一君
公営企業管理者 出水善博君
総務部長 宇治野清隆君
病院事業管理者 重松 剛君 市民部長
千葉亜紀子君
監査委員事務局長 (併任)
公平委員会事務局長 吉田譲二君
地域創造部長 広瀬幸平君
農業委員会事務局長 吉田卓司君
地域創造部鉄道延伸・
選挙管理委員会事務局長 まちづくり政策統括監 印藤公裕君 柿谷武志君
地域創造部専任理事 子ども未来創造局長 大橋修二君 (
鉄道整備担当) 仲井信雄君
健康福祉部長 小野啓輔君 子ども未来創造局子育て政策統括監 木村 均君 生涯学習部長
上下水道局長 武藤晴弘君 (併任)
人権文化部長 浜田徳美君 消防長 室留圭二君
競艇事業局長 栢本貴男君
◯出席事務局職員 事務局長 竹内正夫君
議事課担当主査 山根貴之君 議事課長 三浦 竜君
議事課主事 吉田一規君
議事課長補佐 林 直子君
◯議事日程(第1号) 平成26年9月2日 午前10時開議 日程第1
会議録署名議員の指名 日程第2 会期決定の件 日程第3 報告第25号 平成25年度箕面市
一般会計継続費精算報告書 日程第4 報告第26号 平成25年度箕面市
特別会計介護保険事業費継続費精算報告書 日程第5 報告第27号 平成25年度決算に基づく
健全化判断比率報告の件 日程第6 報告第28号 平成25年度決算に基づく
資金不足比率報告の件 日程第7 認定第1号 平成25年度箕面市
一般会計決算認定の件 日程第8 認定第2号 平成25年度箕面市
特別会計競艇事業費決算認定の件 日程第9 認定第3号 平成25年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費決算認定の件 日程第10 認定第4号 平成25年度箕面市
特別会計財産区
事業費決算認定の件 日程第11 認定第5号 平成25年度箕面市
特別会計介護保険事業費決算認定の件 日程第12 認定第6号 平成25年度箕面市
特別会計公共用地先行取得事業費決算認定の件 日程第13 認定第7号 平成25年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費決算認定の件 日程第14 認定第8号 平成25年度箕面市
病院事業会計決算認定の件 日程第15 認定第9号 平成25年度箕面市
水道事業会計決算認定の件 日程第16 認定第10号 平成25年度箕面市
公共下水道事業会計決算認定の件 日程第17 報告第29号 平成25年度箕面市
教育委員会活動の点検及び評価に関する報告の件 日程第18 報告第30号 専決処分の報告の件(事故に係る
損害賠償請求に関する和解) 日程第19 第76号議案 財産処分の件 日程第20 第77号議案 市道路線の認定及び廃止の件 日程第21 第78号議案 箕面市廃棄物の発生抑制、資源化、
適正処理等に関する条例改正の件 日程第22 第79号議案 箕面市証明その他の
手数料条例改正の件 日程第23 第80号議案 箕面市
病院事業の設置等に関する条例改正の件 日程第24 第81号議案 箕面市
火災予防条例改正の件 日程第25 第83号議案 平成26年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号) 日程第26 第84号議案 平成26年度箕面市
特別会計介護保険事業費補正予算(第1号) 日程第27 第85号議案 平成26年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号) 日程第28 第86号議案 平成26年度箕面市
病院事業会計補正予算(第1号) 日程第29 第87号議案 平成26年度箕面市
水道事業会計補正予算(第2号) 日程第30 第88号議案 箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件 日程第31 第89号議案 箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件 日程第32 第90号議案 箕面市
自転車安全利用条例制定の件 日程第33 第91号議案 箕面市
暴力団排除条例制定の件 日程第34 第92号議案 箕面市子ども・
子育て支援条例制定の件 日程第35 第93号議案 平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号) 日程第36 第94号議案 平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)----------------------------------- (午前10時 開会)
○議長(
内海辰郷君) 皆さん、おはようございます。 ただいまより平成26年第3回
箕面市議会定例会を開会いたします。 開議に先立ち、市長からご挨拶をいたしたい旨の申し出がありますので、これをお受けいたします。市長 倉田哲郎君
◎市長(倉田哲郎君) おはようございます。 本日、ここに平成26年第3回
箕面市議会定例会が開催されるに当たりまして、ご挨拶を申し上げる機会を与えていただきましたことを深く感謝を申し上げます。 議員各位におかれましては、議会活動を通じ、市政発展のため日夜ご尽力をいただいておりますことに対しまして、心より敬意を表する次第でございます。 また、先般の集中豪雨では、箕面市内でも多数の被害が発生をいたしました。人的被害がほとんどなかったことがせめてもの救いであり、
災害状況下におきましては、住民の皆さま方、そして議員の皆さま方にも多大なるご協力をいただきました。心から感謝を申し上げます。 今議会におきましては、災害復旧のための予算もご提案をしておりますので、どうぞよろしくお願いを申し上げます。 さて、このたび本定例会にご提案申し上げます議案といたしましては、報告関係におきまして6件、事件・議決関係におきまして2件、条例関係におきまして7件、予算関係におきまして7件、人事関係におきまして2件、決算関係におきまして10件をご提案いたしております。
提案理由及び内容につきましては、ご上程の都度、私をはじめ関係職員から詳細にご説明をさせていただきますので、何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いを申し上げまして、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより本日の会議を開きます。 この際、諸般の報告をさせます。事務局長 竹内正夫君
◎
事務局長(竹内正夫君) まず、議員の出席状況をご報告申し上げます。 本日は全員出席でございます。したがいまして、本日の出席議員は23名で、
地方自治法第113条の規定により会議は成立いたしました。 次に、本
定例市議会に付議される事件の説明員をご報告申し上げます。 (以下報告)
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第1、「
会議録署名議員の指名」を行います。 本日の
会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において9番 原田 亮君及び13番 尾上克雅君を指名いたします。 次に、日程第2、「会期決定の件」を議題といたします。 お諮りいたします。
今期定例会の会期は、本日から10月8日までの37日間といたしたいと存じます。これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、会期は9月2日から10月8日までの37日間と決定いたしました。 次に、日程第3、報告第25号「平成25年度箕面市
一般会計継続費精算報告書」を議題といたします。
総務部長に報告を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまご上程になりました報告第25号「平成25年度箕面市
一般会計継続費精算報告書」につきまして、その内容をご説明いたします。 本件は、まず、
次期住民情報システム(H24稼働)開発事業(継続費)につき、全体計画5億8,854万円、
支出済額5億8,824万3,844円をもって、平成23年度から平成25年度までの
継続期間が終了しましたこと、次に、箕面駅前駐車場・
駐輪場整備事業(継続費)につき、全体計画1,800万円、
支出済額1,799万9,260円をもって、平成23年度から平成25年度までの
継続期間が終了しましたこと、次に、第五
中学校エレベータ整備事業(継続費)につき、全体計画3,332万8,000円、
支出済額2,760万5,400円をもって、平成24年度から平成25年度までの
継続期間が終了しましたこと、次に、
中学校給食室整備事業(継続費)につき、全体計画5億5,771万4,000円、
支出済額4億6,866万6,350円をもって、平成24年度から平成25年度までの
継続期間が終了しましたため、
地方自治法施行令第145条第2項の規定によりご報告いたします。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第25号のご説明といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第4、報告第26号「平成25年度箕面市
特別会計介護保険事業費継続費精算報告書」を議題といたします。 市民部長に報告を求めます。市民部長
千葉亜紀子君
◎市民部長(
千葉亜紀子君) ただいまご上程になりました報告第26号「平成25年度箕面市
特別会計介護保険事業費継続費精算報告書」につきまして、その内容をご説明いたします。 本件は、
介護保険システム改修事業につき、全体計画4,742万7,000円、
支出済額4,727万6,250円をもって、平成22年度から平成25年度までの
継続期間が終了しましたので、
地方自治法施行令第145条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第26号のご説明といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第5、報告第27号「平成25年度決算に基づく
健全化判断比率報告の件」及び日程第6、報告第28号「平成25年度決算に基づく
資金不足比率報告の件」、以上2件を一括議題といたします。
総務部長に報告を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまご上程になりました報告第27号「平成25年度決算に基づく
健全化判断比率報告の件」及び報告第28号「平成25年度決算に基づく
資金不足比率報告の件」につきまして、一括してその内容をご説明いたします。 まず、報告第27号「平成25年度決算に基づく
健全化判断比率報告の件」の内容でございますが、本件は、平成25年度決算に基づく
実質赤字比率、
連結実質赤字比率、
実質公債費比率及び将来負担比率につき、
本市監査委員の意見を付して、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項の規定によりご報告いたすもので、
実質赤字比率、
連結実質赤字比率、
実質公債費比率、将来負担比率は、いずれも
早期健全化基準には該当しない状況でございます。 次に、報告第28号「平成25年度決算に基づく
資金不足比率報告の件」の内容でございますが、本件は、平成25年度決算に基づく
資金不足比率につき、
本市監査委員の意見を付して、
地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定によりご報告いたすもので、各公営企業で資金不足を生じていないため、いずれの会計においても
経営健全化基準に該当しない状況でございます。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第27号及び報告第28号のご説明といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第7、認定第1号「平成25年度箕面市
一般会計決算認定の件」から日程第16、認定第10号「平成25年度箕面市
公共下水道事業会計決算認定の件」まで、以上10件を一括議題といたします。 まず、認定第1号から認定第7号まで、以上7件について
会計管理者に
提案理由の説明を求めます。
会計管理者 南 悦司君
◎
会計管理者(南悦司君) ただいまご上程になりました認定第1号「平成25年度箕面市
一般会計決算認定の件」から認定第7号「平成25年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費決算認定の件」までの7件につきまして、一括して
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、平成25年度一般会計並びに
特別会計6会計に係る決算につきまして、
本市監査委員の意見を付して、
地方自治法第233条第3項の規定に基づきご提案するものでございます。 なお、ご提案いたします各決算に係る概要のご説明でございますが、何分、広範囲にわたりますので、まことに恐縮ではございますが、各会計ごとの
実質収支に関する調書に基づきまして、決算の結果のみをご説明させていただきますので、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。 それでは、認定第1号から順次ご説明いたします。 平成25年度
一般会計決算書の450ページでございます。 認定第1号、平成25年度箕面市
一般会計決算におきましては、
歳入総額525億4,840万8,117円、
歳出総額503億2,561万2,164円、
歳入歳出差引額は22億2,279万5,953円となりました。このうち翌年度に繰り越すべき財源として5億5,712万5,070円を差し引いた
実質収支額は16億6,567万883円となるものでございます。その
実質収支額のうち、
地方自治法第233条の2の規定に基づき、基金繰入額として
財政調整基金に8億4,000万円を繰り入れました。この結果、本残額は8億2,567万883円となり、本残額は平成26年度へ繰り越しました。 次に、
特別会計の決算書に基づき、その概要を説明させていただきます。 まず、34ページでございます。 認定第2号、平成25年度箕面市
特別会計競艇事業費決算におきましては、
歳入総額1,025億9,851万3,986円、
歳出総額998億9,207万3,836円、
歳入歳出差引額は27億644万150円となりました。本残額につきましては、競艇事業が平成26年4月1日から
地方公営企業法の規定の全部を適用されたことに伴い、同法第17条の規定により
特別会計に引き継ぎました。 次に、78ページ、認定第3号、平成25年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費決算におきましては、
歳入総額140億9,711万872円、
歳出総額161億486万9,899円、
歳入歳出差引額はマイナスの20億775万9,027円となり、このうち翌年度に繰り越すべき財源として81万円を差し引いた
実質収支の
収入不足額は20億856万9,027円となりました。本不足額は、翌年度歳入を繰上充用いたしました。 次に、98ページ、認定第4号、平成25年度箕面市
特別会計財産区
事業費決算におきましては、
歳入総額21億154万2,081円、
歳出総額2,378万7,657円、
歳入歳出差引額は20億7,775万4,424円となり、本残額は平成26年度へ繰り越しました。 次に、136ページ、認定第5号、平成25年度箕面市
特別会計介護保険事業費決算におきましては、
歳入総額78億5,776万4,904円、
歳出総額76億8,669万194円、
歳入歳出差引額は1億7,107万4,710円となり、このうち翌年度に繰り越すべき財源として311万400円を差し引いた
実質収支額は1億6,796万4,310円となり、本残額は平成26年度へ繰り越しました。 次に、152ページ、認定第6号、平成25年度箕面市
特別会計公共用地先行取得事業費決算におきましては、
歳入総額3億2,453万7,773円、
歳出総額3億2,453万7,773円で、
歳入歳出同額となり、差引残額はございません。 次に、172ページ、認定第7号、平成25年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費決算におきましては、
歳入総額17億6,196万3,748円、
歳出総額16億9,763万9,127円、
歳入歳出差引額は6,432万4,621円となり、本残額は平成26年度へ繰り越しました。 以上、まことに簡単ではございますが、認定第1号から認定第7号までの7件につきましての
提案理由とその概要のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願いいたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、認定第8号について、
病院事業管理者に
提案理由の説明を求めます。
病院事業管理者 重松 剛君
◎
病院事業管理者(重松剛君) ただいまご上程になりました認定第8号「平成25年度箕面市
病院事業会計決算認定の件」につきまして、
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、平成25年度箕面市
病院事業会計に係る決算につきまして、
地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、本市議会の認定をお願いいたしたく、
本市監査委員の意見を付してご提案申し上げるものでございます。 まず、平成25年度の診療業務の内容でございますが、
入院患者数は延べ11万991人、1日平均304.1人、
外来患者数は延べ19万4,022人、1日平均795.2人となっております。これを平成24年度と比較いたしますと、入院は3.3%の増、外来は6.2%の増となっております。入院は医師を増員したことにより入院患者の
受け入れ数が増加したこと、外来は
地域医療連携による
紹介患者数が増加したことなどによるものでございます。 次に、経営成績でございますが、
収益的収支におきまして、
病院事業収益87億3,087万4,478円に対し、
病院事業費用が86億595万8,831円で、差し引き1億2,491万5,647円の純利益を計上いたしました。前年度からの
繰越欠損金からこれを減じた当年度未
処理欠損金は、74億6,179万7,101円と相なるものでございます。 単年度収支は1億2,491万5,647円となり、昨年度と比べて2億2,973万6,299円の収支改善を図ることができ、
市立病院改革プランの
目標収支差である1億4,318万1,000円の範囲内におさめることができました。
改革プランの
目標収支差を5年連続で達成できたことに加え、
改革プラン策定以来初めての黒字を計上することができ、経営改善の成果があらわれているものと考えております。 次に、資本勘定でございますが、
建設改良事業におきまして、
空調自動制御設備、無
停電電源設備等の設備改修を行うとともに、MRI(
磁気共鳴画像診断装置)、
エックス線テレビ装置などの整備を図ってまいりました。これにより、
資本的収支は、収入額7億3,482万8,000円に対し、支出額が13億2,019万1,079円となり、これによる収支不足5億8,536万3,079円は、
過年度分損益勘定留保資金等で補填したものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、認定第8号「平成25年度箕面市
病院事業会計決算認定の件」についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) 次に、認定第9号及び認定第10号、以上2件について、
上下水道局長に
提案理由の説明を求めます。
上下水道局長 武藤晴弘君
◎
上下水道局長(武藤晴弘君) ただいまご上程になりました認定第9号「平成25年度箕面市
水道事業会計決算認定の件」及び認定第10号「平成25年度箕面市
公共下水道事業会計決算認定の件」につきまして、一括して
提案理由とその概要をご説明いたします。 本件は、平成25年度箕面市
水道事業会計及び
公共下水道事業会計に係る決算につきまして、
地方公営企業法第30条第4項の規定に基づき、本市議会の認定をお願いいたしたく、
本市監査委員の意見を付してご提案申し上げるものでございます。 最初に、認定第9号「平成25年度箕面市
水道事業会計決算認定の件」についてご説明いたします。 まず、
事業報告でございますが、給水状況につきまして、年度末における給水人口は13万4,412人で、前年度と比較いたしまして1,452人増加し、年間有収水量は1,419万4,311立米で、前年度と比較いたしまして16万3,155立米増加いたしました。 次に、経営状況でございますが、
収益的収支におきまして、
水道事業収益27億3,003万4,783円に対し、
水道事業費用24億2,329万3,924円で、差し引き3億674万859円の純利益を計上することができました。これに前年度からの
繰越利益剰余金を加えた当年度未
処分利益剰余金は3億5,065万4,594円と相なるものでございます。 なお、未
処分利益剰余金は、
地方公営企業法及び、箕面市
水道事業及び
公共下水道事業の経営に関する条例の規定に基づき、
減債積立金に6,000万円、
建設改良積立金に2億5,000円をそれぞれ積み立てるものでございます。 次に、
資本的収支につきまして、
資本的収入3億5,173万6,566円に対し、
資本的支出9億5,214万6,379円で、
差し引き収支不足額は6億40万9,813円となるもので、この不足額につきましては、
当年度分損益勘定留保資金等で補填いたしました。 次に、認定第10号「平成25年度箕面市
公共下水道事業会計決算認定の件」につきましてご説明いたします。 まず、
事業報告でございますが、
汚水処理状況につきまして、年度末における
汚水整備人口は13万4,434人で、前年度と比較いたしまして1,416人増加し、
水洗化人口は13万4,290人で、前年度と比較いたしまして1,424人増加いたしました。
年間汚水量は1,421万3,902立米で、前年度と比較いたしまして12万9,965立米増加いたしました。 次に、経営状況でございますが、
収益的収支におきまして、
下水道事業収益18億1,721万4,740円に対し、
下水道事業費用15億4,082万7,169円で、差し引き2億7,638万7,571円の純利益を計上することができました。これに前年度からの
繰越利益剰余金を加えた当年度未
処分利益剰余金は3億1,072万9,481円と相なるものでございます。 なお、未
処分利益剰余金は、
地方公営企業法及び、箕面市
水道事業及び
公共下水道事業の経営に関する条例の規定に基づき、
減債積立金に8,000万円、
建設改良積立金に2億円をそれぞれ積み立てるものでございます。 次に、
資本的収支につきまして、
資本的収入2億9,845万5,872円に対し、
資本的支出7億337万952円で、
差し引き収支不足額は4億1,032万1,630円と相なるものでございます。この不足額につきましては、
過年度分損益勘定留保資金等で補填いたしました。 以上、まことに簡単ではございますが、認定第9号及び認定第10号のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご認定賜りますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております認定第1号から認定第10号まで、以上10件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第17、報告第29号「平成25年度箕面市
教育委員会活動の点検及び評価に関する報告の件」を議題といたします。 教育長に報告を求めます。教育長 具田利男君
◎教育長(具田利男君) ただいまご上程になりました報告第29号「平成25年度箕面市
教育委員会活動の点検及び評価に関する報告の件」につきまして、その内容をご説明いたします。 本件は、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第27条第1項の規定により、箕面市教育委員会が、その権限に属する事務の管理及び執行の状況について点検及び評価を行い、報告書を作成したもので、ここにご報告するものでございます。 報告書の内容につきましては、平成25年度の教育委員会の活動の総括と3名の箕面市
教育委員会活動評価委員からの意見書で構成されています。 評価委員からの意見としましては、教育委員会が公募委員を中心とする新体制となり、保護者や地域住民と同じ緊迫感を持って精力的に活動してきたことについて大いに評価していること。今後も保護者や教職員、児童・生徒等との対話の機会をふやすなど、双方向的なコミュニケーションに努めること。また、全ての学校、教員の共通理解・共通実践の基礎となる「箕面の授業の基本」を取りまとめたことについて大いに評価していること。この「箕面の授業の基本」を活用し、各学校においてより主体的な取り組みが進められることが期待されていること。さらには、報告書における教育委員会の活動の総括には、自己評価という視点についてなお改善の余地があること。そのためには、継続実施すべき取り組みや不足している取り組みが市民にわかりやすく伝わるよう工夫を重ねること、などなどのご意見・ご指摘をいただきました。 今後は、これらの意見を参考にして、さらなる教育施策の充実に向け改革・改善を進めていく考えです。 また、この内容は市ホームページや行政資料コーナーで市民に公表するとともに、広報紙「もみじだより」においてもその概要をお知らせする予定です。 以上、まことに簡単ですが、報告第29号のご説明といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第18、報告第30号「専決処分の報告の件」を議題といたします。
総務部長に報告を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまご上程になりました報告第30号「専決処分の報告の件(事故に係る
損害賠償請求に関する和解)」につきまして、その内容をご説明申し上げます。 本件は、2件の事故につきまして、
地方自治法第180条第1項の規定により専決処分したもので、同条第2項の規定によりご報告申し上げるものでございます。 まず、平成26年7月10日に専決処分しました1、市道の管理に係る
損害賠償請求に関する和解についてご説明いたします。 本件は、平成26年4月11日午前11時30分ごろ、箕面市在住の個人所有の車両が、市道阪急小野原住宅3号線を西方面に走行していたところ、歩道上の植樹ますを縁取った石が車道に落ちていたため、この石に接触し、同車両の左前輪のタイヤ及びホイールを破損した事故でございます。 その後、相手方と交渉いたしました結果、本市が相手方の損害額の4割に相当する4万9,809円を支払うことで和解が成立したものでございます。 次に、平成26年7月25日に専決処分しました2、物損事故に係る
損害賠償請求に関する和解についてご説明いたします。 本件は、平成26年6月10日午後5時12分ごろ、箕面市立第四中学校テニス部の練習中に、校門の上のフェンスを飛び越えたボールが同中学校の西側に隣接する道路を走行していた箕面市在住の個人が運転する車両に当たり、同車両の左後部ドアを破損させた事故でございます。 その後、相手方と交渉しました結果、本市が相手方の損害額11万7,718円の全額を支払うことで和解が成立したものでございます。 以上2件の事故につきましては、まことに申しわけなく、ここに謹んでおわびを申し上げます。申しわけございませんでした。 道路施設の管理における日常業務での点検、学校施設におけるクラブ活動時の監督等、安全配慮の徹底を図り、これらの事故の再発防止に努めてまいります。 以上、まことに簡単ではございますが、報告第30号のご説明といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、日程第19、第76号議案「財産処分の件」を議題といたします。
健康福祉部長に
提案理由の説明を求めます。
健康福祉部長 小野啓輔君
◎
健康福祉部長(
小野啓輔君) ただいまご上程になりました第76号議案「財産処分の件」について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、豊中市箕面市養護老人ホーム永寿園の跡地を処分するため、箕面市白島三丁目100番43、宅地、9,720.55平方メートル並びに箕面市白島三丁目115番3、宅地、197.11平方メートルを一般競争入札により落札した東急不動産株式会社に対し、処分金額15億2,202万1,000円、うち箕面市分5億734万333円で売り払い処分いたしたく、
地方自治法第96条第1項第8号の規定によりご提案申し上げるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第76号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いいたします。
○議長(
内海辰郷君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて討論を終了いたします。 よって、これより第76号議案「財産処分の件」を採決いたします。 本案を原案どおり決することに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、日程第20、第77号議案「市道路線の認定及び廃止の件」を議題といたします。
みどりまちづくり部長に
提案理由の説明を求めます。
みどりまちづくり部長 中井浩己君
◎
みどりまちづくり部長(中井浩己君) ただいまご上程になりました第77号議案「市道路線の認定及び廃止の件」につきまして、
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、道路法第8条第1項の規定により、都市計画道路の整備に伴い路線名等を変更する市道瀬川桜井線ほか3路線を認定し、同法第10条第1項の規定により市道瀬川牧落線ほか1路線を廃止するため、同法第8条第2項及び第10条第3項の規定により提案するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第77号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第77号議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、所管の建設水道常任委員会に付託いたします。 次に、日程第21、第78号議案「箕面市廃棄物の発生抑制、資源化、
適正処理等に関する条例改正の件」から日程第24、第81号議案「箕面市
火災予防条例改正の件」まで、以上4件を一括議題といたします。 副市長に
提案理由の説明を求めます。副市長 奥山 勉君
◎副市長(奥山勉君) ただいまご上程になりました第78号議案「箕面市廃棄物の発生抑制、資源化、
適正処理等に関する条例改正の件」から第81号議案「箕面市
火災予防条例改正の件」までの4議案について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第78号議案「箕面市廃棄物の発生抑制、資源化、
適正処理等に関する条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、平成27年4月1日からペットボトルの全戸収集を実施することに伴い、その収集回数を月2回と定めるため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第79号議案「箕面市証明その他の
手数料条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、介護保険法に基づく指定居宅サービス事業者等の指定及び指定の更新の事務に係る手数料を新たに事業者から徴収するため、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第80号議案「箕面市
病院事業の設置等に関する条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、診療科目の設定を
病院事業管理者に委任し、診療体制の変更に速やかに対応できるよう、本条例を改正しようとするものでございます。 次に、第81号議案「箕面市
火災予防条例改正の件」についてご説明いたします。 本件は、台所への住宅用防災警報器等の設置を義務づけるため、本条例を改正しようとするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第78号議案から第81号議案までの4議案についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いいたします。
○議長(
内海辰郷君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第78号議案から第81号議案まで、以上4件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第25、第83号議案「平成26年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」から日程第29、第87号議案「平成26年度箕面市
水道事業会計補正予算(第2号)」まで、以上5件を一括議題といたします。 以上5件に対して、それぞれ
提案理由の説明を求めます。 まず、第83号議案から第85号議案まで、以上3件について市民部長に説明を求めます。市民部長
千葉亜紀子君
◎市民部長(
千葉亜紀子君) ただいまご上程になりました第83号議案「平成26年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」、第84号議案「平成26年度箕面市
特別会計介護保険事業費補正予算(第1号)」及び第85号議案「平成26年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号)」につきまして、一括して
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず最初に、第83号議案「平成26年度箕面市
特別会計国民健康保険事業費補正予算(第2号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに1億6,244万1,000円の追加で、これにより歳入歳出の総額は158億8,245万円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算からご説明いたします。 まず、第1款総務費、第1項総務管理費におきまして、人事異動に伴う人件費等1,465万8,000円の追加でございます。 次に、第3款後期高齢者支援金等、第1項後期高齢者支援金等におきまして、後期高齢者支援金等の本年度分の金額が確定したことによる1億9,518万8,000円の追加ございます。 次に、第4款前期高齢者納付金等、第1項前期高齢者納付金等におきまして、前期高齢者納付金の本年度分の金額が確定したことによる9万4,000円の追加でございます。 次に、第5款老人保健拠出金、第1項老人保健拠出金におきまして、老人保健拠出金の本年度分の金額が確定したことによる113万8,000円の減額でございます。 次に、第6款介護納付金、第1項介護納付金におきまして、介護納付金の本年度分の金額が確定したことによる4,641万1,000円の減額でございます。 次に、第10款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金におきまして、平成25年度高齢者医療制度円滑運営事業費補助金の精算による返還金5万円の追加でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算の補正額の財源措置といたしまして、第3款国庫支出金、第2項国庫補助金におきまして、高額療養費制度改正に伴う国民健康保険システムの改修で、財政調整交付金が149万1,000円の追加でございます。 次に、第5款前期高齢者交付金、第1項前期高齢者交付金におきまして、前期高齢者交付金の本年度分の金額が確定したことによる9,601万7,000円の追加でございます。 次に、第9款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、職員給与費等繰入金1,316万7,000円の追加でございます。 次に、第10款諸収入、第1項雑入におきまして、財政調整のため雑収入等5,176万6,000円の追加でございます。 以上で、歳入歳出予算の補正額は双方とも1億6,244万1,000円の追加と相なるものでございます。 続きまして、第84号議案「平成26年度箕面市
特別会計介護保険事業費補正予算(第1号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに1億5,682万3,000円の追加で、これにより歳入歳出の総額は88億7,167万2,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算からご説明いたします。 まず、第1款総務費、第1項総務管理費におきまして、人事異動に伴う人件費1,461万1,000円の減額でございます。 次に、第4款基金積立金、第1項基金積立金におきまして、介護保険給付費準備基金積立金1億4,727万9,000円の追加でございます。 次に、第5款諸支出金、第1項償還金及び還付加算金におきまして、平成25年度介護給付費等の確定に伴う国庫負担金等の返還金等2,415万5,000円の追加でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算の補正額の財源措置といたしまして、第4款支払基金交付金、第1項支払基金交付金におきまして、平成25年度介護給付費等の確定に伴う支払基金交付金347万円の追加でございます。 次に、第7款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、職員給与費等繰入金1,461万1,000円の減額でございます。 次に、第8款繰越金、第1項繰越金におきまして、前年度からの繰越金1億6,796万4,000円の追加でございます。 以上で、歳入歳出予算の補正額は双方とも1億5,682万3,000円の追加と相なるものでございます。 続きまして、第85号議案「平成26年度箕面市
特別会計後期高齢者医療事業費補正予算(第1号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております補正予算の補正額は、第1条にございますとおり、歳入歳出ともに827万6,000円の減額で、これにより歳入歳出の総額は20億1,276万4,000円と相なるものでございます。 次に、その内容につきまして、歳出予算からご説明いたします。 第1款総務費、第1項総務管理費におきまして、人事異動に伴う人件費827万6,000円の減額でございます。 次に、歳入予算につきましてご説明いたします。 歳出予算の補正額の財源措置といたしまして、第3款繰入金、第1項他会計繰入金におきまして、職員給与費等繰入金827万6,000円の減額でございます。 以上で、歳入歳出予算の補正額は双方とも827万6,000円の減額と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第83号議案、第84号議案及び第85号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) 次に、第86号議案について、
病院事業管理者に説明を求めます。
病院事業管理者 重松 剛君
◎
病院事業管理者(重松剛君) ただいまご上程になりました第86号議案「平成26年度箕面市
病院事業会計補正予算(第1号)」について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第2条において、予算第4条に定めた
資本的収入及び支出予定額の補正について、支出からご説明いたします。 第1款
資本的支出、第1項建設改良費において、今後も急性期病院の機能を維持し続けるための病院施設改修工事の実施に要する経費1億1,092万9,000円の追加、寄附金を原資として医療機器を整備するために要する経費100万円の追加でございます。 以上で、支出補正額は1億1,192万9,000円の追加となり、補正後の支出予定額は11億2,145万円と相なるものでございます。 次に、収入についてご説明いたします。 第1款
資本的収入、第4項負担金において、医療機器整備のために市に納付されたふるさと寄附金の繰り入れ100万円の追加でございます。 以上で収入補正額は100万円の追加となり、補正後の収入予定額は4億1,970万5,000円と相なるものでございます。 これにより、
資本的収入額が
資本的支出額に対し不足する額は7億174万5,000円となり、過年度分損益勘定留保資金で補填するものでございます。 次に、第3条継続費補正についてご説明いたします。 これは、表にありますとおり病院施設改修事業について、総額及び年割額をもって継続費の設定をお願いするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第86号議案「平成26年度箕面市
病院事業会計補正予算(第1号)」についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) 次に、第87号議案について、
上下水道局長に説明を求めます。
上下水道局長 武藤晴弘君
◎
上下水道局長(武藤晴弘君) ただいまご上程になりました第87号議案「平成26年度箕面市
水道事業会計補正予算(第2号)」につきまして、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第2条におきまして、予算第4条に定めた
資本的収入及び支出の予定額の補正につきまして、支出からご説明いたします。 第1款
資本的支出、第6項水源負担金返還金において、余野川ダム水源開発負担金の府返還金8,342万2,000円の追加でございます。 補正後の支出予定総額は12億9,750万7,000円と相なるものでございます。 次に、収入につきましてご説明いたします。 第1款
資本的収入、第5項水源開発負担金還付金において1億1,149万8,000円の追加でございます。これにより、補正後の収入予定総額は6億3,374万9,000円と相なるものでございます。 これにより、
資本的収入額が
資本的支出額に対し不足する額は6億6,375万8,000円となり、その補填財源である
建設改良積立金を改めるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第87号議案「平成26年度箕面市
水道事業会計補正予算(第2号)」のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第83号議案から第87号議案まで、以上5件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第30、第88号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」を議題といたします。 市長に
提案理由の説明を求めます。市長 倉田哲郎君
◎市長(倉田哲郎君) ただいまご上程になりました第88号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 本件は、本市
固定資産評価審査委員会委員、漆原裕三氏の任期が平成26年10月26日をもって満了となりますので、同氏を引き続き本市
固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、提案するものでございます。 漆原氏は、平成23年4月から本市
固定資産評価審査委員会委員としてその職責を全うされますとともに、税務行政に関し豊富な経験と高邁な見識を持たれ、真に
固定資産評価審査委員会委員として適任者であると存じ、ここに同氏を引き続き本市
固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により提案するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第88号議案についてのご説明とさせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて討論を終了いたします。 よって、これより第88号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」を採決いたします。 本案を原案どおり同意することに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり同意されました。 次に、日程第31、第89号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」を議題といたします。 市長に
提案理由の説明を求めます。市長 倉田哲郎君
◎市長(倉田哲郎君) ただいまご上程になりました第89号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」につきまして、
提案理由とその内容をご説明させていただきます。 本件は、本市
固定資産評価審査委員会委員、岡田 隆氏の任期が平成26年10月31日をもって満了となりますので、同氏を引き続き本市
固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、提案するものでございます。 岡田氏は、平成23年11月から本市
固定資産評価審査委員会委員としてその職責を全うされますとともに、税務行政に関し豊富な経験と高邁な見識を持たれ、真に
固定資産評価審査委員会委員として適任者であると存じ、ここに同氏を引き続き本市
固定資産評価審査委員会委員に選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定により提案するものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第89号議案についてのご説明とさせていただきます。何とぞよろしくご審議の上、ご同意いただきますようお願いを申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。本件については委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本件については委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。討論はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて討論を終了いたします。 よって、これより第89号議案「箕面市
固定資産評価審査委員会委員の選任について同意を求める件」を採決いたします。 本案を原案どおり同意することに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり同意されました。 次に、日程第32、第90号議案「箕面市
自転車安全利用条例制定の件」から日程第34、第92号議案「箕面市子ども・
子育て支援条例制定の件」まで、以上3件を一括議題といたします。 副市長に
提案理由の説明を求めます。副市長 奥山 勉君
◎副市長(奥山勉君) ただいまご上程になりました第90号議案「箕面市
自転車安全利用条例制定の件」から第92号議案「箕面市子ども・
子育て支援条例制定の件」までの3議案について、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第90号議案「箕面市
自転車安全利用条例制定の件」についてご説明いたします。 本件は、市内における自転車の安全利用を推進し、市民の安全な生活環境を確保するため、本条例を制定しようとするものでございます。 主な内容といたしましては、市、自転車利用者、事業者などの責務を定めるとともに、乗車用ヘルメットの着用について努力規定または義務規定を設けるほか、危険な運転をする者に対しては市と箕面警察署が連携して指導または警告を行うことを定めるものでございます。 次に、第91号議案「箕面市
暴力団排除条例制定の件」についてご説明いたします。 本件は、暴力団の排除に関し、市、市民及び事業者の責務、市の公共工事等に関する契約、公の施設の利用、許認可等、市の事務及び事業からの排除措置等を定めることにより、社会全体で暴力団の排除を推進し、市民生活の安全と平穏を確保するため、本条例を制定しようとするものでございます。 次に、第92号議案「箕面市子ども・
子育て支援条例制定の件」についてご説明いたします。 本件は、子ども・子育て支援法ほか関係法律の成立により、平成27年4月1日から子ども・子育て支援新制度が実施されることに伴い、新制度における施設及び事業の運営等に関する基準、その他の子ども・子育て支援新制度に関し必要な事項を定めるため、本条例を制定しようとするものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第90号議案から第92号議案までの3議案についてのご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願いいたします。
○議長(
内海辰郷君) これより一括して質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第90号議案から第92号議案まで、以上3件は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 次に、日程第35、第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」及び日程第36、第94号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」、以上2件を一括議題といたします。
総務部長に
提案理由の説明を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまご上程になりました第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」及び第94号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」につきまして、
提案理由とその内容をご説明いたします。 まず、第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」につきましては、第1条にありますとおり、歳入歳出ともに1億2,000万円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は413億4,621万8,000円と相なるものでございます。 今回の補正予算は、平成26年8月に襲来した台風11号及びその後に発生した大雨や豪雨に伴う災害の応急復旧に必要な経費の追加で、その内容について歳出予算からご説明いたします。 第11款災害復旧費、第1項災害応急対策費において、台風11号及び大雨・豪雨災害の応急復旧に要する経費1億2,000万円の追加でございます。 以上で、歳出予算補正額は1億2,000万円と相なるものでございます。 次に、歳入予算についてご説明いたします。 歳出予算補正額1億2,000万円の財源措置といたしまして、第18款繰入金、第1項基金繰入金において、
財政調整基金繰入金1億2,000万円の追加でございます。 以上で、歳入予算補正額は1億2,000万円と相なるものでございます。 次に、第94号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第4号)」につきましてご説明いたします。 今回お願いいたしております補正予算の補正額は、第1条にありますとおり、歳入歳出ともに9億3,160万5,000円の追加で、これにより歳入歳出予算の総額は422億7,782万3,000円と相なるものでございます。 次に、内容について、歳出予算からご説明いたします。 まず、第2款総務費、第1項総務管理費において、通学路の防犯カメラ設置に要する経費等3億1,864万5,000円の追加でございます。 次に、第3款民生費、第2項児童福祉費において未来子ども基金の積み立てに要する経費3億35万2,000円の追加、第3項生活保護費において生活保護事務に要する経費43万2,000円の追加、第4項国民健康保険費において
特別会計国民健康保険事業費への繰り出しに要する経費1,316万7,000円の追加、第5項介護保険費において
特別会計介護保険事業費への繰り出しに要する経費1,461万1,000円の減額、第6項後期高齢者医療費において
特別会計後期高齢者医療事業費への繰り出しに要する経費827万6,000円の減額でございます。 次に、第4款衛生費、第1項保健衛生費において予防接種に要する経費等1億73万4,000円の追加、第3項市民医療総合施設対策費において市立病院医療体制整備基金の積み立てに要する経費等1,288万5,000円の追加でございます。 次に、第8款土木費、第1項土木管理費において土地開発基金への繰り出しに要する経費等1億6,094万1,000円の追加、第4項都市計画費においてみどり支援基金の積み立てに要する経費等46万5,000円の追加でございます。 次に、第9款消防費、第1項消防費において、非常備消防車両の更新に要する経費等54万8,000円の追加でございます。 次に、第10款教育費、第1項教育総務費において英語教育の強化に要する経費910万1,000円の追加、第2項小学校費において学校配置コンピューターの整備に要する経費1,521万8,000円の減額、第3項中学校費において学校配置コンピューターの整備に要する経費1,014万5,000円の減額、第6項保健体育費において市民スポーツの奨励に要する経費96万円の追加でございます。 次に、第13款諸支出金、第1項諸費において、国庫負担金等の返還に要する経費6,162万5,000円の追加でございます。 以上で、歳出予算補正額は9億3,160万5,000円と相なるものでございます。 次に、歳入予算についてご説明いたします。 歳出予算補正額9億3,160万5,000円の財源措置といたしまして、まず、第9款地方特例交付金、第1項地方特例交付金において、減収補てん特例交付金91万2,000円の減額でございます。 次に、第10款地方交付税、第1項地方交付税において、普通交付税4,533万6,000円の減額でございます。 次に、第14款国庫支出金、第2項国庫補助金において社会保障・税番号制度システム整備費補助金1,030万円の追加、第4項国庫交付金において社会資本整備総合交付金等593万7,000円の追加でございます。 次に、第15款府支出金、第2項府補助金において、震災対策推進事業費補助金等268万2,000円の追加でございます。 次に、第16款財産収入、第2項財産売払収入において、市有地売払収入1億5,194万1,000円の追加でございます。 次に、第17款寄附金、第1項寄附金において、ふるさと寄附金1,395万2,000円の追加でございます。 次に、第18款繰入金、第1項基金繰入金において
財政調整基金繰入金等5億円の追加、第2項他会計繰入金において
特別会計介護保険事業費繰入金15万1,000円の追加でございます。 次に、第19款繰越金、第1項繰越金において、前年度繰越金2億7,519万6,000円の追加でございます。 次に、第20款諸収入、第5項雑入において、予防接種徴収金等1,769万4,000円の追加でございます。 以上で、歳入予算補正額は9億3,160万5,000円と相なるものでございます。 以上、まことに簡単ではございますが、第93号議案及び第94号議案のご説明といたします。何とぞよろしくご審議の上、ご議決いただきますようお願い申し上げます。
○議長(
内海辰郷君) ただいま議題となっております2件のうち、第93号議案について、これより質疑に入ります。 質疑の通告がありますので、順次発言を許します。4番 名手宏樹君
◆4番(名手宏樹君) 日本共産党の名手宏樹でございます。 第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」、災害復旧予算への質疑を行います。 8月24日、集中豪雨で如意谷の雨量計では1時間70ミリを記録しました。箕面市では如意谷五丁目と三丁目に避難指示が出され、如意谷住宅団地では、避難指示に対して住民の一部は住宅集会所への一旦の避難がなされましたが、市の指定の避難所が第二中学校であるため、夜10時ごろ、一旦避難した住民に第二中学校への移動が呼びかけられ、その他住宅住民にも避難指示が呼びかけられました。 質疑の1点目は、しかし大雨で、どこで土砂崩れを起こして、どんな被害が出ているのかを多くの住民に伝えられず、避難の必要性が伝わらなかったように聞き及んでいます。市として、災害対策本部として、被害の状況をどう把握して地元住民や自治会などに伝えたのでしょうか。 2点目は、これまでも山の手の如意谷地域の避難所が第二中学校であることについてさまざまな議論がなされてきましたが、豪雨が激しい中を、いまだ水の勢いが激しい中、急な坂や階段をおりて第二中学校まで夜中に移動することは、逆に危険や困難を伴うのではないかと思われますが、見解をお伺いするものです。 3点目に、また市営如意谷住宅の住民の方々も第二中学校に避難されました。先日8月28日に行われた市営住宅評価委員会に出されていた資料では、指定管理者の役割では避難の際の指示誘導が入っていましたが、今回の場合、指定管理者がその役割を行われたのでしょうか。今回の指定管理者の対応をお聞かせください。 次に、今回の豪雨では箕面三丁目から四丁目、五丁目と広範囲にも被害が広がりました。その原因は、さきに述べた1時間70ミリにも及ぶ豪雨が才ヶ原川の上流から川や水路を斜面に沿って流れ落ちたのが原因だと考えられます。そして、箕面三丁目にはその川が大きくあふれた箇所があります。 26日と28日に近所の住民数人から当時の状況をお聞きしました。6時45分ごろ以後から川の水位が急速に上がり、すぐに市と消防と警察に電話を入れて、川側の水門をあけてほしいと連絡を入れてもなかなか来てもらえず、消防と警察は来てもらえたが、水門は市でないとあけられないと言い、見る見る川があふれ出し、たちまち道路が川のようになった。消防は濁流に足をとられながら家にいる私たちを助けてくれようとしたが、外に出るのはむしろ危険で、家の中に待避してほしいということになった。あふれた水の流れはどんどんふえ、近隣の付近の家の壁にぶつかり、坂道に沿って川のように下に流れていった。駐車していた車も水没、水が床上にも上がる勢いで迫り、生臭い泥水が多くの家の周りを覆い尽くしていった。家の前の頑丈なブロックや塀で幸い大きな被害は免れたが、車は水没で廃車、空調機の室外機や風呂用ボイラーが破損するなど、地域の家庭で多くの被害が出た。周辺の方々も口々に、急に水があふれ、水かさが見る見るうちに増し、道路が濁流の川のように流れ落ちていく怖さを語られました。 質疑の4点目は、この箕面三丁目才ヶ原川と才ヶ原川バイパスと呼ばれる分岐点から水が大量にあふれ出したことが箕面三丁目周辺に、ひいては下流の地域の四丁目、五丁目に広範な被害を及ぼした原因ではないかということです。 5点目は、才ヶ原川バイパスの流れ口部分に大きく頑丈な格子がつけられていますが、何が原因で濁流が流れなくなったのか、濁流がのみ込めなくなったのかと考えられるのでしょうか。後に詰まったものが取り除かれ、きれいに清掃されましたが、主に何が水の流れを遮っていたのでしょうか。バイクが落ちていたとの証言もありますが、清掃はどうだったのでしょうか。 6点目に、さらに才ヶ原川の上流では、既に砂防ダムなどが土砂で埋まっているとの話も地域の方からお聞きしましたが、上流の流水を弱める力なども落ちていたのではないでしょうか。才ヶ原池は、市が当時、水道部が非常用水源として買い取り、才ヶ原川も大阪府から箕面市に管理が移管されているのではないでしょうか。その管理のノウハウを箕面市は持ち合わせて、管理の体制があるのでしょうか。 7点目に、現在、山麓線から風の杜までの府道が通行禁止となっています。今どのような状況なのでしょうか。箕面二丁目の墓地開発は今造成が終わったと聞いていますが、今回この造成地が崩れたのではないかともお聞きしています。現在どのような状況なのか説明を求めます。 8点目に、仮に大型のごみなどで水がせきとめられないで、うまく才ヶ原川バイパスを流れていれば、バイパスの容量は今回の水量をのみ込めるだけの容量があったと考えられるのでしょうか。 9点目に、この分岐点では、一方の才ヶ原川に水門が設置されています。近隣住民が、豪雨になり水があふれる前に、市に連絡して水門をあけてほしいと言っておられたのに、なぜ動けなかったのか、なぜ対応できなかったのでしょうか。水門は何のためにあるのでしょうか。どこが管理しているのでしょうか。後日、豪雨がおさまり、27日の朝早く、少し水門をあけましたが、どうして周辺住民に説明もなしに行うのでしょうか。 10点目に、さらにこの分岐点の直近、上には貯水池があります。今回の豪雨ではこの貯水池が機能したとは思われません。この貯水池は何のためにあるのでしょうか。活用の責任はどこにあるのでしょうか。流量調整に活用できるならば、市としても活用すべきではないでしょうか。 最後に、11点目として、地域の住民の方々は、今回の豪雨で、住民がもっと身近な災害対策に関心を持ち、災害を減らす方向にみずからも働きかけていかなければならないと考えています。そのためにも、箕面市に対して、地域住民の方々にしっかりと納得のいく説明を行い、正確な情報を伝えていただきたいのです。市がその立場に立つことが、住民とともに住民参加で災害対策、防災対策を進めることではないでしょうか。 以上、本災害復旧対策補正予算への質疑といたします。
○議長(
内海辰郷君) ただいまの質疑に対する理事者の答弁を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまの名手議員さんのご質疑に対しましてご答弁いたします。 まず、1点目の災害対策本部による避難指示発令についてですが、このたびの災害対策本部による避難指示の発令は、災害対策本部に警察、消防から如意谷五丁目にある共同住宅に土砂が流入したとの情報が入り、その際、あわせて現場としては避難を指示したほうがいいのではないかと感じているとの進言があったため、即座に発令判断をいたしました。また、市民への避難指示の発信については、状況が緊迫していたことから、防災無線の屋外スピーカーでの発信、公用車や消防車による巡回でのお知らせ、タッキー816みのおFM、市民安全メール、ホームページなど、とり得る手段を最大限活用してお知らせに努めたものです。また、その後、一時的に雨が弱まった際に、雨雲の動きから数時間後には再び豪雨が予想されたため、山裾地域に対し自主避難を推奨する避難準備情報を発令したものです。 2点目の第二中学校への避難移動についてですが、他の校区では避難所は小学校ですが、如意谷地区は萱野北小学校が土砂災害危険区域に立地するため、第二中学校を避難所としています。夜間時の避難が望ましくないのは当然のことではありますが、一方で、平成21年8月の兵庫県佐用町での甚大な被害、また先般の広島での大規模な土砂災害では避難勧告のおくれが指摘されており、差し迫った災害の危険度と夜間の避難行動中の危険度の両方をにらみながら判断することになりました。今回の避難指示につきましては、既に大規模な土砂崩れが発生し、降雨によりさらに拡大するおそれがあり、まさに住民に差し迫った危険が強く迫っていると判断したため、迷わず避難指示を出したものです。また、避難準備情報につきましては、豪雨がかなり弱まっていることを確認した上で、安全を期するため判断をしたものです。 なお、当該地区では、地域の方々が自主的に如意谷住宅の集会場に避難されていました。しかし、ご承知のとおり集会所は平家で、かつハザードエリア内にあり、加えて当時の気象予報から、引き続き警戒が必要であり危険も伴うことから、集会所へ職員を派遣し、丁寧にご説明した上で第二中学校への移動をお願いいたしました。なお、ご高齢の方などは第二中学校まで市公用車により数回にわたり移送することなど、緊急対応を行っています。また、車で避難される住民の中には、ご近所で乗り合わせてこられた方も多く見られました。これは一つの互助であると受けとめています。 3点目の市営住宅の指定管理者についてですが、指定管理者との協定書において、市域内で災害が発生した場合は、指定管理者は市の指示に従わなければならないことになっていますが、今回の災害においては急な豪雨で、一刻も早い対応が不可欠であったことから、災害対策本部で対応すべきとの判断のもと、市営住宅も含めた如意谷三丁目、五丁目に避難指示、誘導をしたものです。 4点目の箕面三丁目から五丁目周辺の被害の原因についてですが、山麓部を中心に市内全域で大量の雨が急激に降ったことに加え、才ヶ原川と才ヶ原川バイパスの分岐点から溢水した水が、箕面三丁目から五丁目にかけて広範囲に浸水被害を引き起こしました。これは、分岐点から溢水した水とともに、大量の流木、ごみなどが水路・側溝を閉塞させたことも原因と考えています。 5点目の才ヶ原川バイパスの水の流れが遮られた理由についてですが、当該箇所は、台風シーズンに備え、7月に清掃を実施していましたが、今回は急激な降雨により上流から大量の流木、ごみ、土砂が一気に流れてきたため、これらが分岐点に設置されているごみ防止柵を閉塞させたものです。 6点目の才ヶ原川や才ヶ原池の市の管理体制についてですが、才ヶ原川上流の砂防ダムは大阪府が管理しており、落差工により流水を弱めていますが、今回の状況がどのようなものであったのかの確認を大阪府に対して要請しており、今後は今回の災害を教訓に、より一層、関係機関の連携を強化してまいります。 7点目のドライブウエーの通行どめ箇所についてですが、今回の通行どめの原因となっている土砂崩れは墓地建設の造成地のエリアではなく、府道を挟んで北側ののり面が崩壊したことによるものです。早期の復旧をめざし、まずは片側だけでも通行ができるように大阪府と調整を進めており、9月13日から片側通行ができるように工事をされる予定と聞いています。なお、箕面二丁目の墓地建設の造成地の状況についてですが、宅地造成等規制法に基づく造成工事は完了しており、8月20日に検査済み証も発行されています。 8点目の才ヶ原川バイパスの容量についてですが、バイパスの管渠は、才ヶ原川が箕面地区でたびたび氾濫していたため、箕面地区に浸水防除を目的に、平成2年度から7年間の歳月をかけ、平成8年度に完成させたものです。バイパス管渠の整備においては、計画降雨量として1時間当たり50ミリの雨量を想定しており、今回の豪雨は70ミリで、計画降雨量を大幅に超えるものでした。今後どのような対策が有効なのか、庁内でも検討を始めているところです。 9点目の才ヶ原川水門の対応と管理責任についてですが、水門は農地かんがい用水を維持・調整するため、芦原池の水位や
周辺農地の状況により、市または水利組合が必要に応じて開閉の調整をしています。この水門には流量調整の機能はなく、水門を開閉してもあふれる場所が変わるだけであり、洪水対策の役割は果たしません。このためバイパス管渠が整備されたものです。 10点目の北側にある調整池の管理責任についてですが、当該調整池は、一段上の北側の開発に伴い、開発区域の雨水を集中豪雨などの際に、河川の流下能力を超過する可能性のある水を一時的にためる施設として整備されたものです。現在も開発者である民間企業が所有・管理されておりますが、調整池は才ヶ原水門等よりも高いところに位置していることから、そもそも流量調節等に活用することは不可能です。 最後に、11点目の地域住民への説明や正確な情報提供等についてですが、災害対策については、行政だけでできることは限界があり、市民との協働が不可欠であり、大規模な地震災害に備えて各小学校区ごとに地区防災委員会を立ち上げていただくなど、市民と連携して取り組んできました。また、災害時の周知については、先ほどもご説明したように防災無線やタッキー816の割り込み放送など、あらゆる媒体を通じて行うとともに、毎月、「もみじだより」では市民の安全や防災に係る情報の提供を行っています。今後は、地震のみならず台風やゲリラ豪雨などの風水害についても、地区防災委員会など地域の団体と連携を強化するとともに、市民への正確な情報提供により一層取り組んでいきます。 以上、ご答弁といたします。
○議長(
内海辰郷君) 次に、5番 中西智子君
◆5番(中西智子君) 無所属の中西智子です。 第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」の災害応急対策事業について質疑いたします。 先日のゲリラ豪雨は市内の各所で大きな被害をもたらしました。市の職員の皆さんには休日を返上して徹夜で対応に当たっていただき、また、その後も大変ご苦労をおかけしました。消防・警察ほか住民間の協力や連携などにより復旧作業が進められ、地域によっては日常生活を取り戻したところもありますが、まだ作業中、または今後の安全性について不安を抱く市民の方々もいらっしゃいます。よい面も、課題が見えてきたこともあわせて、今後に生かしていかねばならないと考えています。私も現地の聞き取り調査や住民の方々との懇談を重ね、また、市から説明を受ける中でさまざまに考えさせられました。先ほどの名手議員の質疑では具体的な事例についての質疑が行われましたので、少し重なる部分があるかとは思いますが、別の角度から質疑を行います。 さて、今回の災害応急対策事業は、11号台風、8月16日の大雨、8月24日の豪雨における応急対策及び予備費であり、内訳は市道、滝道、林道、里道、河川、のり面や水路、池等の工事費5,843万円と、休日や夜間に駆けつけて対応された職員の方々の人件費3,457万円及びそれぞれの予備費分2,700万円となっています。そこで、以下簡潔に質疑いたします。 1項目めに、災害の把握と原因究明について伺います。 1点目として、11号台風や8.16の大雨の後に、その次の週末に大雨が予想されていましたが、災害等については具体的にどのような想定をされ、かつ対策をとられていたのでしょうか。ハード・ソフト面においてご答弁をお願いいたします。 2点目に、8月24日の豪雨による被害の詳細な把握と原因究明について、今後どのように進めていかれるのでしょうか。そのための予算が必要ではないでしょうか。ご答弁をお願いいたします。 3点目は、河川やため池、水路等々の管理や責任の所在について、行政内で情報共有されていたのでしょうか。また、関係機関や住民への周知はどのように図っておられたのでしょうか。先ほどの名手議員の質疑と関連しますが、防災・減災の観点から、いざというとき、また、そのときに備えて最善策を講じるために不可欠と考え、質疑いたします。 2項目めとして、今後の災害対策についてお尋ねします。 1点目に、市民への説明が不足していたのではという点や、避難場所(二中)での避難者受け入れ時の混乱など、箕面市地域防災計画に照らし合わせての総括や、地区防災委員会や地域団体との連携などについての課題の共有化が必要だと考えますが、この点はいかがでしょうか。 2点目に、昨今のゲリラ豪雨に対する対策は急務です。国も1時間の雨量を50ミリから75ミリに対応することや砂防ダムの整備も必要と考えているようですが、ハザードマップの見直しなど今後の対策については、例えば専門家チームの編成などについてはどのようにお考えでしょうか。今回の予算措置には計上されていないので質疑いたします。 3点目に、今回の教訓を生かし、住民とともに協働で防災・減災のまちづくりを進めていくために、今後どのような方向で検討されるのでしょうか。そのための予算についてどのようにお考えなのかお伺いいたします。 以上、私の質疑といたします。ご答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(
内海辰郷君) ただいまの質疑に対する理事者の答弁を求めます。
総務部長 宇治野清隆君
◎
総務部長(
宇治野清隆君) ただいまの中西議員さんのご質疑に対しましてご答弁いたします。 まず、1点目の実態把握と原因究明についてのうち、台風11号や8月16日の大雨以降の災害予想と対策についてですが、本市の特性として、市域の約7割が山林であるため、山間部に位置する止々呂美地区をはじめ、山麓に広がる住宅地の一部は土砂災害の警戒エリアとなっています。台風11号では、止々呂美地区を中心に土砂流出などの被害が出たことから、止々呂美地域の状況把握を強化するため、止々呂美専属の対策部を設置するなどを検討していました。加えて、大雨や洪水の注意報、土砂災害警戒準備情報が出される以前であっても雨の予報には細心の注意を払い、降雨量の増大にあわせて市民安全政策課が情報収集を行い、関係部局に自宅待機を指示するなど、市内の被害現場に速やかに出動できる態勢をとりました。 8月24日については、豪雨の予報は出されていませんでした。しかし、2週間連続して多量の降雨があり、地盤に水分が多く含まれていたことや、それまでの降雨で土砂流出などの被害が発生していたことなどから、あらかじめ豪雨に備えて事前配備の職員を増員し、警戒体制を強化していたところです。また、夕刻に激しい雨が降り出した時点で危険を早期に察知するため、事前に検討していたとおり、まずは止々呂美地区の情報把握のため、応急復旧対策部の職員をいち早く止々呂美地区へ派遣するとともに、箕面警察署や消防署によるハザードエリアを中心とするパトロール、大阪府池田土木事務所と河川や道路状況の情報交換を実施し、これらの情報と被害の発生状況をもとに、午後6時15分に災害対策本部を設置し、市民の安心と安全の確保を図るため、午後6時46分には最初にとどろみの森学園及び第二中学校の避難所の開設指示を行いました。また、如意谷地区でのり面が崩壊し、土砂がマンションに流入しているとの情報があり、さらに雨が激しくなってきたことや、今後も豪雨が予想されることから、午後7時30分に如意谷三丁目及び五丁目に避難指示を行い、避難される市民の移動支援などを行いました。 次に、8月24日の豪雨による被害の把握と原因究明、今後の対策についてですが、災害対策本部へは78件の対応依頼や被害報告が寄せられ、延べ約200名の職員が対応いたしました。被害状況としては、農地・農道・農業用水路16件、道路陥没5件、のり面崩落2件、林道・ため池・緑地でおのおの1件など、市内のあちらこちらで溢水や土砂流入による床下浸水やのり面崩落などの被害が出ました。今回の災害発生の原因は、如意谷地区では午後7時から8時までの1時間に70ミリの降雨が記録されるなど、大量の雨が短時間に集中して降ったことから、側溝・水路等がその機能を十分に果たせなかったことや、数週間にわたる連続した降雨により、大量の水分を含んでいたのり面が崩壊したことなどと考えており、今後は個別の事象ごとにより詳細な分析を行い、必要な対策を講じていきますが、その際には新たな補正予算をお願いすることも想定しています。 次に、河川やため池の管理に係る情報共有と関係機関、住民への周知についてですが、市内の一級河川は大阪府が、準用河川及び普通河川は箕面市が、ため池は基本的にはその所有者と水利権者が管理しています。具体的には、才ヶ原川はみどりまちづくり部が、才ヶ原川下部に埋設されている雨水管は上下水道局が所管しています。なお、災害時においては市で災害対策本部を立ち上げ、所管部署もその一員として災害対応に当たっており、警察や消防も含めた行政内での情報共有に努めています。また、河川やため池等の管理者については市で把握しており、災害発生時には市に連絡いただければ情報の提供や必要に応じて対応を行います。 次に、2点目の今後の対策についてのうち、まず箕面市地域防災計画と照らし合わせた総括と地区防災委員会との連携・課題の共有化についてですが、地域防災計画における風水害時の地域との連携については、被害が局所的であることから、時々の状況に応じた連携を行っていくこととなっています。例えば、止々呂美地区の自治会とは常に連絡をとり合って情報交換を行っており、災害後においては社会福祉協議会や各福祉団体が要援護者の安否確認やボランティア派遣などを実施しています。 なお、地区防災委員会は大規模な地震発生時に出務いただくことを想定しています。地区防災委員会が風水害時に出務いただくことを想定していない理由は、風水害は通常の場合、その災害があらかじめ予測可能で、例えば前日の昼から避難所を開設するなど、その準備が長時間にわたる一方で、災害発生の可能性が曖昧で、台風がそれるなど空振りになることが多く、地区防災委員会の皆さまに出務いただくのが余りに申しわけないことから、行政だけで対応する体制としてきたものです。 しかし、地域や関係団体との連携は大変重要であり、できることならばご協力をお願いしたいとも逡巡してきたのも事実であり、今回自主的に避難所へ駆けつけてくださった地区防災委員の皆さまがおられたのは本当にありがたく感じております。したがいまして、今回の急激な豪雨という経験を踏まえて、ぜひ今後、地区防災委員会も含めた地域団体などとの関係をさらに密にして連携を図っていきたいと考えています。 また、今回のゲリラ豪雨の状況を踏まえ、職員の緊急参集体制や止々呂美など山間部の防災体制のあり方などについて、より強化する方向で見直しを行う予定です。 次に、昨今のゲリラ豪雨に対する今後の対策についてですが、西日本各所で発生した風水害を教訓に、国・府においても各種の対策が検討されています。本市としましても、今回の事象を丁寧に検証しながら、原因が明確なものは個別の対策を講じるなど、ゲリラ豪雨等に対する対応策を検討いたします。 次に、住民との協働による防災のまちづくりについては、名手議員さんにお答えしたとおりです。 以上、ご答弁といたします。
○議長(
内海辰郷君) 以上で通告による質疑は終わりました。ほかに質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 お諮りいたします。本件については、委員会付託を省略いたしたいと存じます。これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。15番 二石博昭君
◆15番(二石博昭君) 箕面政友会の二石博昭です。 第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」につきまして、賛成の態度を表明し、討論を行います。 平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)の補正額は1億2,000万円で、歳出内訳は平成26年8月豪雨による被災箇所の応急復旧工事費と、災害対策本部や避難所開設運営に伴う職員人件費、そして、今後の災害に備えた災害応急対策費となっており、充当財源は
財政調整基金からの繰り入れとなっています。 平成26年8月豪雨による箕面市内の被災状況と応急復旧工事費用は、8月10日の台風11号では上止々呂美地域や滝道の笹川良一氏銅像付近ののり面崩壊をはじめ、市道、林道、里道、河川、民有地、のり面など18カ所で災害が発生し、応急復旧工事費用は約5,400万円、そして、8月24日の豪雨災害では、如意谷五丁目の高層マンション地下駐車場への土砂流入や、才ヶ原川バイパス取り込み口付近家屋への浸水被害をはじめ、市道、水路、ため池、公園緑地、農地畦畔など24カ所で災害が発生をし、応急復旧工事費用は約2,800万円となっており、平成26年度8月豪雨に対する応急復旧工事費用総額は8,200万円となっています。 一方で、災害対策本部や避難所開設運営に伴う職員の出動状況は、台風11号では延べ120名、8月16日の大雨では延べ30名、そして8月24日の豪雨災害では延べ200名となっており、人件費総額は1,100万円となっているところであります。加えて、これからの台風シーズンに備えるための予備的な応急復旧工事費用として2,700万円が計上されており、補正予算総額は1億2,000万円となっているものであります。 箕面市災害対策本部は、平成26年8月豪雨に対して箕面市内全域に避難所を開設するとともに、如意谷五丁目と三丁目地区に避難指示を発令し、そして同時並行で災害状況の把握や応急復旧に当たられたところでありますが、8月10日には粟生間谷西地区の民有地内プレハブに挟まれる負傷事故が、8月24日には災害復旧活動中に消防団員が負傷するという2件の人身事故が発生をいたしました。しかし、いずれも人命にかかわる大きな人身事故には至らず、箕面市の人命最優先の迅速な決断と取り組みは高く評価できるものであります。 一方で、市民への情報提供のあり方や市民からの問い合わせ対応のあり方、豪雨時の危険予知のあり方、地区防災委員会との連携のあり方など、多くの課題も露呈をいたしましたので、豪雨災害の教訓から今後の防災対策のあり方を学び、誠実に着実に見直しを行っていただき、市民の命を守り、安全で災害に強い箕面のまちをつくり上げていただきますようお願いを申し上げておきます。 そして、今回の補正予算は災害現場の応急復旧工事が主体となるもので、箕面市議会といたしましては、災害復旧を速やかに実施するために委員会付託を省略して本日即決するものですので、災害復旧工事の契約も優先順位をつけて迅速に行っていただくよう要請をいたしますとともに、充当財源についても国や大阪府の補助金が交付されるよう取り組んでいただくことをお願い申し上げまして、賛成討論といたします。
○議長(
内海辰郷君) 以上で通告による討論は終わりました。ほかに討論はありませんか。1番 増田京子君
◆1番(増田京子君) 無所属の増田京子です。 ただいまの第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」、災害復旧費につきまして、賛成の立場で討論させていただきます。 ただいまの質疑を聞いてからも、どうしようかと思っていたんですけれども、質疑でいろんなことが明らかになりました。さっきの質疑は丁寧にお答えいただいており、この時期にいい質疑だったと思っております。しかし、この8月中に起きた今回の台風や豪雨などの風水害の復旧工事に対する補正予算であるということを認識した上での賛成ですけれども、その質疑をお聞きしておりましても、防災対応に対して、ただいま二石議員もおっしゃりましたけれども、課題があることが明らかになったと思います。そして今回、この件に関しまして、私は下水道課、そして市民安全政策課など、さまざまな質問、どうなっているのかと聞いてきました。今の質疑では大体まとめた答えがありましたけれども、担当から聞く範囲では正確な答えというのはなかなかなかったということも事実ですので、それは認識していただきたいと思います。 そして、今回その台風の後、地盤も緩んでいることがあって、8月24日の大雨の後、すぐに対応すべく災害対策本部が立ち上げられ、消防本部や市民安全政策課、またみどりまちづくり部も4班に分けて準備をされるなど、そして避難所開設もされ、こういう対応をとられ、本当に職員の方も積極的に動かれたということも評価はしております。しかし、私たちも調査を進めているんですけれども、私は、ちょうどその8月24日午後8時前ごろだったと思いますが、雲の動きを確認しながら、桜井にある私の事務所から家に帰る途中、芦原公園東側の才ヶ原川と才ヶ原川バイパスが合流する地点で、足をすくわれるぐらいの勢いで蓮池から水があふれる道路を横断する経験をいたしました。その経験からと、そのときの対応もそうなんですけれども、その後、市民の方からのさまざまなお話やお問い合わせを聞いていましても、今箕面市が認識されている以外の課題があるなということも感じたのも今の質疑でわかりました。 そして、箕面市はこれまでも、今回の水害が初めてではなく、阪神・淡路大震災だけではなく、時間雨量100ミリ、私が100ミリと言いますと、いや99ミリだと訂正されますけれども、その近くの水害の、水害といいますか大雨の経験をしております。また、伊丹空港が浸水したときも、桜井地区などが水があふれるなどの風水害や、先ほどもありました止々呂美地区の土砂崩れ、また平和台後背地の土砂崩れなどの経験がありますが、今回は特に局地的な豪雨であったのかもしれませんが、その経験がどのように生かされたのかと感じる点もありました。 そこで、私はこの24日の翌日から、蓮池からあふれ出た泥水の原因を調べるため、上流へとたどって行きましたが、まず箕面五丁目で市民の方が道路の泥さらいをされており、お話をお聞きすることができるとともに、罹災証明をどうしてとったらよいのかなどの質問をいただき、すぐに担当に電話したのですが、つながらず、市民の方が後から連絡したら、どこが担当かわからず、たらい回しにされたとのことでした。先ほどの質問でも説明が不十分とのことでしたが、確かに担当が混乱していることは理解できます。その市民の方も、ほかも大変だろうからと理解を示されておりましたが、たらい回しにするのではなく、「こちらで調べて即連絡いたします。」などの適切な対応が必要だったのではないでしょうか。 そして、これも先ほどの質問にありましたが、箕面三丁目、五丁目周辺の泥水流出による被害や床下浸水などの被害は、10年確率の50ミリに対応できる箕面三丁目の才ヶ原川とバイパス雨水暗渠に入るところが塞がれたため、被害が大きくなったことがうかがえます。同じく如意谷の山を水源とする鍋田川、これも50ミリ対応ですけれども、私はその鍋田川も同時刻に見ましたが、11日の台風のときとさほど変わらない水量で、あふれることなく流れていたことからも、その分岐点があふれたということは大きな原因だったと思います。 そして私はさらに、この泥水の出水について、この才ヶ原川バイパスとその分岐点上流の山麓側、北側の才ヶ原川、砂防ダムがあるところですが、そこも見てきました。当時この近所の方はごうごうと水の音がすごかったと言われておりましたが、ここは川も深く、あふれることはありませんでした。それは、バイパス分岐点と同じような山麓線道路の下を通る暗渠があるのですが、そこの柵は鉄の棒が折れたのか曲がったのか、何本かがなくなり、水が流れるようになっておりました。ここから流木などが流れたのではないかと思われます。もしここで詰まっていたらここがあふれたのか、そしてまた違うところが被害になっていたのか、また、それとも被害が軽減できたのか、それを感じながら見てきましたが、今後こういうシミュレーションも必要ではないでしょうか。 ただ、ここは下水道課の担当も把握していない排水管がありました。西側から入る排水管は上流の調整池から流しているものですが、南側の排水管はどこから水が入っているのかわからない管とのことでした。府道をつくるときにできたのかもしれません。これについては私も調べていきますが、こういう管がどういう作用をするのかも知っておく必要があるのではないでしょうか。そして、先ほどの暗渠に入る前の網目の柵は、ごみがたまるとそこからあふれるということはこれまでも言われてきました。近くの側溝の柵なら近くの人がごみを取るなどの対応ができるかもしれませんが、直径1.8メートルのこういう管の入り口を流木やごみなどが塞がないようにするにはどうしたらよいのか、これまでどのように検討したのか、それは見えてこないのです。これからの課題として早急に検討するということですので、それを期待しておきます。 今回の一連の雨や豪雨による被害の検証をするためには、雨の降り方、また土砂の崩壊の仕方、河川の流れ方など、科学的な検証が必要です。そこから今後の対策が考えられます。上流で遊水池を設け、少しずつ排水できる場所をつくるなどの対策の検討も必要かと思います。そして怖いのは、今回もありましたが土砂崩れ、山の崩壊です。箕面の山は岩が多くかたいとは言われておりますが、今回崩れた才ヶ原林道などはもろい状況です。早速、山麓委員会やパトロール隊と連携して、崩れやすいところなどを点検されていくとのことですが、山の情報は市民の方のほうが豊富に持っていると思われます。そこで、市民との連携だけでなく、先ほども大阪府と連携していくということでしたけれども、もっと素早くやっていただきたいと思います。 そして、避難所での問題もありましたけれども、私もさまざまな市民の方から声を聞いております。ここではこれ以上詳しくは述べませんけれども、避難した帰りに、どこがどうだったのかと直接職員の方に聞いても説明がなかったと言われました。今後に生かすためには、できたことはできたこととして、できなかったことは何なのか、丁寧に検証する、詳細な分析をするとただいまの答弁でありましたので、その詳細な検証、丁寧な検証に期待いたしまして、この議案に対しまして賛成といたします。
○議長(
内海辰郷君) ほかに討論はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて討論を終了いたします。 よって、これより第93号議案「平成26年度箕面市
一般会計補正予算(第3号)」を採決いたします。 本案を原案どおり決することに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、本案は原案どおり可決されました。 次に、第94号議案について、これより質疑に入ります。質疑はありませんか。 (“なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) ないようでございますので、これにて質疑を終了いたします。 ただいま議題となっております第94号議案は、お手元に配付いたしております議案付託表のとおり、それぞれ所管の各常任委員会に付託いたします。 以上をもって、本日の日程は全部終了いたしました。 お諮りいたします。本日はこれをもって散会し、明9月3日から9月30日まで28日間、委員会審査のため休会し、10月1日午前10時より本会議を再開いたしたいと存じますが、これに異議ありませんか。 (“異議なし”の声あり)
○議長(
内海辰郷君) 異議なしと認めます。 よって、明9月3日から9月30日まで28日間休会し、10月1日午前10時より本会議を再開することに決しました。 本日はこれをもって散会いたします。 (午前11時59分 散会)-----------------------------------
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。 箕面市議会議長
内海辰郷 箕面市議会議員 原田 亮 箕面市議会議員 尾上克雅...