八尾市議会 2019-03-11
平成31年 3月11日予算決算常任委員会(総務分科会)-03月11日-01号
平成31年 3月11日
予算決算常任委員会(総務分科会)-03月11日-01号平成31年 3月11日
予算決算常任委員会(総務分科会)
┌─────────────┐
│ 予算決算常任委員会 │
│ 総務分科会次第 │
└─────────────┘
┌─平成31年3月11日──┐
└─第1委員会室 ──┘
1 開 会
2 審 査
【消防関係】
(1) 議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防所管分
(2) 議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防所管分
(3) 議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの消防所管分
(4) 議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防所管分
【消防を除く当
分科会所管分関係】
(1) 議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分
(2) 議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分
(3) 議案第24号「平成31年度八尾市財産区
特別会計予算の件」
(4) 議案第27号「平成31年度八尾市
土地取得事業特別会計予算の件」
(5) 議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳出の消防を除く当
分科会所管分
(6) 議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分
【当
分科会所管分関係】
(1) 議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳入
3 閉 会
〇出席者氏名
出席委員
委員長 平 田 正 司
副委員長 重 松 恵 美 子
委員 奥 田 信 宏
委員 大 道 彰
委員 内 藤 耕 一
委員 小 枝 洋 二
議長 田 中 久 夫
説明のため出席した者
市長 田 中 誠 太
副市長 平 野 佐 織
副市長 轉 馬 潤
<危機管理課>
危機管理監 石 田 隆 春
危機管理課長 相 原 貴 史
<政策企画部>
部長 吉 川 貴 代
理事 吉 村 公 一
理事 一 ノ 本 大 治
次長 馬 場 正 浩
秘書課長 福 井 良 仁
政策推進課長 藤 本 寿 江
行政改革課長 岩 井 耕 二
参事 阪 本 聡 史
参事 目 黒 靖 忠
参事 金 廷 成
<総務部>
部長 渡 辺 孝 司
人事担当部長 太 尾 利 治
理事兼
選挙管理委員会事務局長 三 谷 美 佐 緒
次長 浅 井 啓 志
総務課長 大 井 雅 博
政策法務課長 北 川 英 樹
市政情報課長 林 田 眞 希 子
人事課長 魚 住 哲
職員課長 上 野 山 喜 之
参事 森 本 享 秀
<財政部>
部長 松 岡 浩 之
理事 森 本 悦 次
理事 山 原 孝 英
次長兼市民税課長 辻 内 直 樹
財産活用課長 白 井 正 明
資産税課長 宮 崎 正 浩
<人権文化ふれあい部>
部長 村 上 訓 義
市民ふれあい担当部長 山 原 義 則
理事 網 中 孝 幸
次長兼
桂人権コミュニティセンター館長
山 崎 敦 子
次長 太 田 浩 子
人権政策課長 山 本 和 弘
文化国際課長 鎌 田 邦 治
安中人権コミュニティセンター館長
北 口 茂
龍華出張所長 亀 谷 健 次
久宝寺出張所長 廣 瀬 孝 二
西郡出張所長 冨 田 義 克
大正出張所長 近 江 健 悟
山本出張所長 時 武 巌
竹渕出張所長 高 原 健 至
南高安出張所長 前 田 匡 貴
高安出張所長 高 萩 朋 幸
曙川出張所長 酒 井 英 紀
志紀出張所長 杉 島 敏 則
コミュニティ政策推進課長 的 場 清 信
市民課長 奥 田 紀 明
参事 表 木 栄 治
<地域福祉部>
部長 田 辺 卓 次
理事 浅 原 利 信
地域福祉政策課長 北 野 洋 英
<
健康まちづくり部>
部長 西 田 一 明
保健所長 高 山 佳 洋
理事 山 内 雅 之
次長兼
健康推進課長 福 島 英 彦
保健企画課長 萩 原 伸
<こども未来部>
部長 新 堂 剛
理事 浅 川 昌 孝
次長 築 山 裕 一
こども政策課長 河 野 聡
こども施設課長 永 澤 行 彦
子育て支援課長 下 村 利 幸
<経済環境部>
部長 植 島 康 文
環境担当部長 鶴 田 洋 介
次長 吉 田 博 文
産業政策課長 西 野 賢 二
<都市整備部>
部長 宮 田 哲 志
理事 松 井 清 重
次長兼
都市政策課長 堀 俊 二
次長兼
都市基盤整備課長 米 重 豊 裕
交通対策課長 西 村 義 文
土木管財課長 石 元 修
土木建設課長 木 村 智 哉
みどり課長 真 田 洋
<建築部>
部長 比 留 間 浩 之
次長 梶 山 隆 彦
次長兼
住宅政策課長 稲 葉 守 弘
住宅管理課長 北 園 了 三
<会計課>
会計管理者 佐 野 正 樹
会計課長 上 谷 洋 子
<消 防>
消防長 藤 原 正 彦
次長 岩 本 真 一
署長 森 本 勝 久
副署長 丸 尾 京 弘
予防課長 山 口 康 英
警防課長 川 村 明
指令課長 福 井 英 次
救急救助課長 橋 本 和 彦
<教育委員会>
教育長 中 山 晶 子
副教育長 吉 川 慎 一 郎
(教育総務部)
教育総務部長 尾 谷 祐 司
生涯学習担当部長 田 中 淳 二
教育政策課長 式 龍 一 郎
生涯
学習スポーツ課長 南 昌 則
参事 田 頭 正 光
(学校教育部)
学校教育部長 今 岡 誠 司
学務給食課長 大 木 英 和
<
選挙管理委員会>
局長代理 久 世 恵 史
参事 谷 口 伸 広
<監査事務局>
事務局長 大 谷 め ぐ み
局長代理 松 井 正 夫
<
公平委員会事務局>
事務局長 大 谷 め ぐ み
<
農業委員会事務局>
事務局長兼
経済環境部次長 村 田 法 洋
<その他関係執行部>
若 干 名
職務のため出席した
市議会事務局職員
事務局長 小 田 泰 造
議事政策課係長 山 本 尚
平成31年3月11日(月曜日)午前11時30分開会
○委員長(平田正司)
出席委員が定足数に達しておりますので、ただいまから
予算決算常任委員会総務分科会を開会いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
当分科会では、担当する各予算の質疑を行い、討論と採決は3月14日の全体会で一括して行いますので、よろしくお願いをいたします。
それでは、お手元配付の次第書のとおり審査を行います。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
初めに、消防関係について審査を行います。
議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防所管分を議題といたします。
岩本消防本部次長から提案理由の説明を求めます。
◎
消防本部次長(岩本真一)
ただいま議題となりました、議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります。第9
号補正予算書の46ページをお開き願います。
歳出予算の補正でございますが、款8消防費、項1消防費、目2非常備消防費では、
消防団管理経費におきまして、
消防団員退団者に対する退職報償金等の増により674万5000円を増額補正するものでございます。
同じく、
消防団消防機械器具置場整備事業費におきまして、
志紀分団弓削分隊屯所改修工事について、入札中止により事業実施が見込めないため6316万6000円を減額補正するものでございます。
次に、目3
消防施設整備事業費では、
消防体制充実・
強化対策事業費におきまして、
消防署高安出張所の外壁改修工事の見送りにより、1578万9000円を減額補正するものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑は終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防所管分を議題といたします。
岩本消防本部次長から提案理由の説明を求めます。
◎
消防本部次長(岩本真一)
ただいま議題となりました、議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防所管分におきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります。第10
号補正予算書の26ページをお開き願います。
歳出予算の補正でございますが、款8消防費、項1消防費、目2非常備消防費では、
消防団活性化事業経費におきまして、国の平成30年度補正予算第2号に伴い、消防団における
救急救助用資機材を整備するため、備品購入費として62万4000円を増額補正するものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの消防所管分を議題といたします。
岩本消防本部次長から提案理由の説明を求めます。
◎
消防本部次長(岩本真一)
ただいま議題となりました、議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの消防所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります。予算書の190ページをお開き願います。
款8消防費、項1消防費、目1常備消防費では19億9635万4000円を計上し、消防職員の人件費から
予防行政推進経費までの各経費でございます。
次に、同じく190ページから193ページをごらんください。
目2非常備消防費では8938万7000円を計上し、
消防団員報酬から
消防団活性化事業経費までの各経費でございます。
次に、192ページから193ページをごらんください。
目3
消防施設整備事業費では4247万4000円を計上し、
消防資機材整備事業費及び
消防体制充実・
強化対策事業費の各経費でございます。
次に、投資的経費のうち、主な事業について御説明申し上げます。
恐れ入ります。平成31年度予算参考資料の12ページをお開き願います。
「4.その他事業」のうち、8)
消防施設整備事業を計上いたしております。
次に、14ページをお開き願います。
平成31年度の主な事業のうち、消防所管分としましては、総合計画の分野①のうち、
自主防災組織活動支援事業でございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入りますが、消防関係につきましては歳入も含めて質疑を行ってまいりますので、よろしくお願いをいたします。
また、先ほどの調査における現状確認と重複しない範囲で質疑をお願いいたします。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
先ほどの第9号補正の関係で、ちょっと申しわけないです。消防団の屯所ですか、志紀の、ごめんなさい。
入札中止による、消防施設の整備事業費の減となったと。その分は今年度の予算の中に盛り込まれてるという理解でいいですか。
○委員長(平田正司)
川村課長。
◎警防課長(川村明)
今、内藤委員のおっしゃっている第9号予算の件で、志紀分団の屯所の減額のところやと思うんですけども、引き続き平成31年度の予算で組み入れております。
○委員長(平田正司)
他に。
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
私、13期52年間の最後の質疑の場になりました。一つよろしくお願いしたいと思います。
今回は骨格予算ですから、中身について聞くということはいたしませんが、ただ、今後の大きな方向性や、課題認識について、皆さんの考えだけをしっかりとお聞きしておきたいと思います。
さきの本会議でも質問いたしましたが、これから大きな課題は、やっぱり少子化と高齢化が同時に進む
人口減少社会だと思うんです。
この八尾も無縁ではいられないこと。それは消防行政、消防の皆さんも十分認識をされてるんではないかと思います。
そこで消防長にお伺いをしたいんですが、市民の安全・安心、そして命を守る最前線の担当部局として、
人口減少社会が消防行政に与えるだろう将来課題について部局の長としてどんな認識をお持ちか。まず、お聞かせをいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
岩本次長。
◎
消防本部次長(岩本真一)
今後、人口減少期を迎えるに当たって、我々消防力をどう維持、あるいは増強していくのかというのは非常に大切、重要な課題だと思っております。
自治体消防が発足して74年、幸いにもこの八尾市は東日本大震災、阪神大震災、あるいは広島の水害のような大きな被害には見舞われてきませんでした。
しかしながら、我々、今後もこれで大丈夫なのかというようなことになると、非常に懸念を抱かざるを得ない部分もあります。
先ほどの内藤委員の質問にもありましたけれども、人員に関しても、今後人口減少期を迎えて、これ以上増強していけるのかどうなのか。非常に大きな問題であると思っています。
そういったところを踏まえると、今後、消防力を維持・増強していくためには、都市間連携あるいは他の消防との連携、あるいは指令センターの統合、そして消防の広域化と、一つの課題として消防力の増強のために検討をしていかなければならないと思っておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
誰も経験したことのない時代がこれから来るわけですから、特にその点はじっくりと将来を見据えて頑張っていただきたいなと思います。
先ほども救急車の話等も出ましたが、これから特に、高齢化が進む中でこのことはもっともっと大きな問題になってくるんではないかと思いますので、過去、現在で大体何分に1回ぐらい救急車が出ているのか。その経過だけお答えいただけますか。
○委員長(平田正司)
橋本課長。
◎
救急救助課長(橋本和彦)
まず、救急車の出場につきましては、平成30年中につきましては1日平均46件、31分に1件の割合で出場しております。
平成29年中と比べますと数字的な面で1330件という大幅な増加ということで、年々平均件数が増加傾向にございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
僕が初めて議会に出していただいた当時は、よく問題になったのは、救急車が呼ばれて、行ったら妊婦さんが荷物を持って待ってたというのがぎょうさんあったと。そういうのは今はないだろうとは思いますが、これからは、先ほどから、いろいろお答えをいただいた、救急車の使用の問題については正しく、そして、本当によかったと言える体制を、これからも進めていただきたいなと思います。
今、数字も聞かせていただきました。もっともっと改善してほしいなと思う。言うのはたやすいことですが、現実にはそうはいかん面もあると思いますんで、四苦八苦しながらでも、市民の命と安全を守るように頑張っていただきたいなと思います。
昨年、3月定例会の市民クラブの代表質問でも示しておりますが、あと6年後、2025年には、
高度経済成長期を支えた団塊の世代が75歳以上の後期高齢者になって、国民の3人に1人が65歳以上と。こういう状況になること。
もっと先の2040年ごろには、いわゆる団塊ジュニアの多くが高齢者になることで、何と2.8人に1人が高齢者になる。高齢者の高齢化が現実になってくる時代になってくるんです。
先にも言ったように、消防は市民の安全・安心、そして命を守る最前線やから、超高齢者大国になってから事を構えて、そのときにどうしよう、ああしようと言うとったんでは遅い。消防長も定年まであと何年あるか知りませんが、先の話やからということではなく、今いる若手の消防職員を守るためにも、ここにおられる皆さん、幹部職員の皆さんが英知を集めてしっかりと中長期の視点に立った消防行政のあり方について議論をされ、早目早目に対応をしていただくことを特に強くお願いしておきたいと思います。
常日ごろ、緊張感のある中で市民の命を守ってもらっていることについて、改めて敬意を表しますとともに、私も過去52年間、言い過ぎた面もあろうかと思いますが、お許しをいただきたいと思います。
本当に、お疲れさまでございました。私も一市民に戻りますんで今後とも一つよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(平田正司)
消防長。
今、小枝委員さん、五十何年間の思いを述べられたので、消防のトップとして決意のほどを答弁してください。
◎消防長(藤原正彦)
今、小枝委員からお話をいただきましたように、高齢化問題というのは本当に喫緊の課題であると思っております。救急が1万6000件を超えるということは正直なところ予想もしておりませんでした。年間500件ぐらいの増加というのはあったんですけれども、1330件ということです。ただ、その中で軽症者が1万件ほどある。65歳以上の方が7000件ということで、救急を必要とされる方がおられるときに救急車が全台出場という事案も多々ありますので、適正利用ということも促していかないといけません。
また、火災は現実に減っておりますので、救急車の台数という部分も検討していかなければならないのかなと思っております。
本当に、小枝委員につきましては、私が消防へ入ったときにもう議員として活動をされておりまして、いろんな御指導もいただいたと思いますけれども、今後ともそういうことを受けとめながら市民のために頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞ、よろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
ありがとうございました。
他に。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
新年度の予算、よろしくお願いをしたいと思います。
まず最初に、ことしの4月からなのかな。当然、新しい職員さんとして入ってこられる方もおられるのかなとも思いますし、今まで消防行政の中で消防職員として頑張ってこられて、地域の安心・安全、生命・財産を守るために日夜御活動をいただいた方が、退職されるという方もおられるのかなとも思います。
先ほどの所管事務調査の中で、現状の職員体制の話もありましたし、それから整備指針という部分の話もあった。現状の定数というところの話もありました。
その辺の新体制が現況とどのように変わって、どのような体制で臨まれるのか。
消防行政の中で、それぞれの役割、各部署、各課の状況もあろうかと思います。その辺のところ、どのように異動があって、人員の増減です。その辺のことを当然、4月からまた新たな体制でスタートをされていくと思うんですけれど、その増減は適正なのかどうか。今の現状を踏まえた中で、こういう異動をして、この体制で臨むんだというようなところは、当然、御検討をされて結果として示されておられる部分やと思いますし。
定数の部分、これまでからもずっと議論をしてきました。生命・財産を守っていく上で、整備指針がある中で、それに近づけて職員体制を強化していく。この必要性、私は感じるよと。もっと充実した職員体制で市民の安心・安全を目指してよという話はしてたんですけれど、限られた定数、限られた職員の中でしっかり進めていかせていただきますと、これまで何度も御答弁をいただいていたように思います。
平成31年度当初予算です。どういう体制で、市民の安心・安全をしっかり守っていくんやという体制をつくられた中身について、御説明いただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
岩本次長。
◎
消防本部次長(岩本真一)
消防体制です。条例定数260人を目指して、採用も定期的に進めさせていただいております。
我々やはりこの限られた人員の中で、いかに消防力を発揮していくかというところを非常に重要視しておりまして、訓練であるとか、あと研修であるとか。そういった部分に人員を割いて、実施しているところです。
そんな限られた中で、やはりどうスキルをアップしていくかというところが非常に重要なんですけれども、定期的に人事異動を行いながら、いろんな消防に対しての知識を満遍なく吸収させると。必要に応じて幹部へ登用していくというようなところで、我々の一番大きなところは職員、人やと思っておりますので、そこのところはしっかりと皆さん方の御意見を伺いながらスキルアップを図っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
大きな視点でお話しいただいたんですけど、新年度をスタートさせるに当たって、いろいろな部署、部課での増減とかいうこともありますやん。ちょっとその辺の中身の具体を知りたいんです。
当然、新しく入ってこられた方、退職される方、どういう状況になっていて進めていくんだというところも、もうこれは確定してると思いますし、そこを教えてください。
○委員長(平田正司)
山口課長。
◎予防課長(山口康英)
新しく採用してる人員につきましては、5名採用をしておりまして、現在入校しているところでございます。
それで、また退職につきましては、今年度はございませんので、その点は変更はございません。
平成30年度に機構改革というところで、救急救助課も創設していただきまして、また、予防課におきましては、査察係と建築係、これは同様の許認可をしている部門を統合を図りまして、現在事務の改善等に図っているところでございますんで、一定その辺の効果はあらわれておりますんで、平成31年度もその体制で実施してまいる所存でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今の御説明からいくと、純増で消防職員が5名増加した中で、市民の安心・安全を守っていくと。これについては、先ほど言う消防署職員としての人の部分が、実質的にも強化されたし、それでしっかり臨んでいくんだ、レベルも引き上げていくんだという御説明もありました。
新しい体制、そこら辺のところはより高めていただきたいなとも思います。
今回、所管事務調査のところで、救急車の適正利用の話であったりとか、火災予防の平常時からの啓発。特に、独居老人、あるいは高齢者を中心とした見回りの強化やとか丁寧な火災を起こさない周知です。意識啓発というところも進めていただいて、より一層の市民の皆様方への接し方といいますか。対応という部分についても、今後も御努力、御尽力いただきたいということをお願いさせていただいたところです。
予算でございますので、数字のところ、確認をさせていただきたいと思います。
まず予算書の191ページ、中核市移行に伴って救急高度化経費として、これは1385万9000円を今回予算として計上していただいております。その辺の中身についてまず御説明もいただきたいですし、今回の予算計上の内訳の御説明もいただきたいですし、中核市に移行する際に当たって、高度救助隊、これは設置しなければいけないというような要件もございます。前年度のその取り組み実績、そして今年度、さらに何をどう進化させていくんだということも御検討をいただいて、取り組みされると思います。その辺の中身を御説明いただけますでしょうか。
○委員長(平田正司)
橋本課長。
◎
救急救助課長(橋本和彦)
まず、救急高度化経費の内訳につきまして御説明申し上げます。
平成31年度につきましては救急隊及び救急救命士等の養成。こにおきまして救命士課程に3名派遣するに当たっての負担金として395万円、あと指導救命士等に1名派遣予定でございます。
そのほか、主に救急車の活動に必要な感染防止着であったり、救急処置する場合の現場消耗品、これについて救急件数増加に伴いましてふやしております。具体には、救急活動資機材の消耗品に関しましては250万円程度、あと感染防止着、ここについても250万円程度を予算計上しております。
そのほか、救急車内には高度な資機材を積載しておりますので、そこの保守点検というのも定期的に行っているかげんで、心電図を図る機械であったり、電気ショックを与える機械に対しての保守点検費用として72万円、これを計上しております。
そして、あと高度救助隊、レスキュー隊につきましては、来年度、大阪府下で大きな国際イベントが開催されるということで、具体にはG20サミットであったり、東大阪ではラグビーワールドカップ、こういった国際的なイベントに対応をするために、特殊な化学防護服等の整備をするに当たっての消耗品。ここをしっかり計上させていただいて、整備を進めていくということになっております。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
予算の内訳、わかりました。しっかり理解もさせていただきます。
平成30年度、締めてはいないですけれど、当然そういうことを踏まえた中で資機材の充実、あるいは高度救急隊のスキルアップというようなところも含めて充実を図っていただいてるんですけど、今期の実績というか。今期の総評が、ちょっとまだお聞かせいただかなかったんで、状況というような部分も含めて、現実的な実動も含めて、中身の実動も含めた中で御説明いただきたいなと思います。
○委員長(平田正司)
橋本課長。
◎
救急救助課長(橋本和彦)
救急隊につきましては、平成30年度につきましても救急救命士養成課程に3名派遣し、国家試験の合格に向けて取り組んでおります。
また、救急隊です。救命士になるために、まず救急隊になるための資格、これが必要ですので、ここには府立消防学校に6名派遣させてもらいました。
そのほか、資機材についても整備を図っておりまして、特に救急隊の中に、今、特定行為といいまして点滴、これは救急車内で行うんですが、そのために必要な資機材、血管がライトを当てると浮き上がって救急隊の処置に有効活用できるという資機材も昨年、入れさせていただきました。
また、救助隊におきましても、大阪府の消防学校に救助隊の養成課程、これは3名送っております。また、上級救助といいまして、もう一個上の救助隊です。それに対する養成課程にも2名派遣させていただきました。
また、東京にある消防大学校、これはもっと、もうワンランク上の救急救助課の救助隊になるための養成課程、これにも1名、救助隊として派遣させていただいて高度化を図っているところでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
よくわかりました。どうぞ、よろしくお願いをいたします。
次、行かせていただきます。
これも同じく予算書です。そして、御説明にもありました予算参考資料の14ページ、①の部分、自主防災組織の活動支援事業というところを見させていただいております。
当初予算案ベースで、これは130万2000円の予算になってると思います。これは昨年から比べるとかなり減額になってるということなんですけれど、昨年どういう取り組みがあって、それが終わって、今年度はこの金額でいけるんやという御説明。私も、これはずっと全てのことを調べて把握しとけば、聞かんでいいのですけど、その辺の中身の確認です。お願いいたします。
○委員長(平田正司)
丸尾副署長。
◎消防署副署長(丸尾京弘)
自主防災組織の支援事業の予算についてでございます。
まず本年度、平成30年度の予算について説明させていただきますと、約580万円ということなんですけれども、この内訳、1つ目には毎年定期的にというか、通常、自主防災組織の指導・育成に対しまして、研修であるとか、訓練にかかる経費といたしまして約127万円。
2つ目としましては、自主防災組織、これも訓練指導、強化を図るために、平成30年度は老朽化した訓練資機材の更新あるいは新規整備ということで255万円。
そして3つ目には、自主防災組織リーダー育成に特化した研修、こういったものに国からの助成金も受けたもので200万円ということで、合計約580万円となった次第でございます。
来年度、平成31年度につきましては、この2つ目に説明いたしました老朽化した資機材の更新とか新規整備、この分がもう既に終わっておるということで、約255万円については、来年度は必要ないと考えております。
しかしながら、今のところの減額金額は450万円というところなんですけれども、これはあくまでも骨格予算というところでありまして、最終的には、250万円減となる約330万円ぐらいを最終の予算として、現在のところ考えているところでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
資機材の部分、ここは新しいものに機能更新したら、ある一定の期間は機能更新せずに対応できるということで、よくわかりました。
今回、骨格予算やということでリーダー育成とかの部分には含まれてないんだと、これはまた補正予算等で6月以降、出てくるんやということなんですけれど、それはその考え方でいいのですか。例年、こういったことを常に進めていくということであるのであれば、これは骨格予算の中に組み込んでいてもおかしくないのかなとも思いますし、その辺、ちょっと僕は今、理解できなかったんですけど、これまでから継続的にずっと進めてきていることであるのであればこれはもう骨格やろうと思うんですけど、違うんですか。済みません。
○委員長(平田正司)
丸尾副署長。
◎消防署副署長(丸尾京弘)
リーダー育成につきましては、本年度からもそうなんですけれども、特に女性防災リーダーの育成も含めた防災リーダーの育成というところを進めているところでございます。
また来年度につきましても、引き続き女性防災リーダーの強化、それと合わせて全体的な防災リーダーの育成の強化。こういったところも考えているところでございます。
ただ、女性防災リーダーにつきまして、国からもいろんな形の種類の助成金がございます。こういったところを活用するに当たって、今のところまだ確定的な数字が出せないというところで、現在は見送っておると。この後、そういったいろんな補助金であったりとか、助成金がこれはメニューとして出てきますので、そのときに改めてしっかりと経費として計上してまいりたいという考えでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
当然、消防として必要な部分、これはもう全てにおいて認識もしてるし、しっかり前に進めていかないといかん事業やというところでは理解はしてるんやけれど、国の補助金も活用したいんで、メニューがおりてきた段階でしっかり手を挙げてとりにいくよということなんですね。それでしっかり進めていただきたいですし、必要な部分なんで予算要求をちゃんとしていただいて、事業として実のあるものにしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをしておきたいと思います。
それから、次に高機能消防指令センター運用事業経費、8700万円が予算計上されています。これの中身を教えてください。
○委員長(平田正司)
福井課長。
◎指令課長(福井英次)
高機能消防指令センターの主な経費としまして、通常保守点検費用でございます。
これが年間定期的に実施します機器点検、機器障害が発生した場合の24時間365日、電話対応及び係員の派遣など、緊急障害保守費及びデータメンテナンス費等で3563万8120円を予算計上しております。
また、そのほかに年間維持費としまして、電信・電話回線使用料、インターネット回線使用料、発信地表示システム利用料等として約1049万1000円となっております。
さらに、平成31年度は特別保守点検費用として、高機能消防指令センターのシステム中枢部であるサーバー系統、ハード機器等の更新整備、改元に伴うシステム更新、スポット修繕料として、合わせて4124万円を予算計上しております。
これら通常保守点検費、年間維持費、特別保守点検費と合わせますと、消防指令センターの経費として8701万4000円を予算計上しています。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
よくわかりました。ありがとうございます。
そういった中で、今ちょっと話もありました高機能消防指令システムの機能更新というところが、当然これは八尾市においても、これは平成36年に機能の更新時期を迎えるということになってると思います。
これは機能更新を迎えて、それを実施するということになったときの、当然、これまでから機能更新もやってきて新たなもの、進化したものに変えてもいっていただいてると思うんですけれど、大体これは機能更新するのにどのぐらいの費用がかかるんですか。
○委員長(平田正司)
福井課長。
◎指令課長(福井英次)
現在のシステムがある、現在のシステムでそのままやるということであれば、約5億円程度を考えております。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
八尾市単独でもかなり大きな費用がかかるということです。
もう時間がありませんので、まとめさせていただくようにします。
そういった部分の中で消防行政の部分についても広域連携、そういったものの必要性ということも出てきておりますし、これまでからの協議会報告等でも他市との連携を図る中で、消防体制の強化を図っていきたいんだというようなことも出ております。
また、国の通知・通達によりますと、消防組織の広域化を推進しているという現実もあります。しかしながら、現場においてなかなか困難な状況で連携が図りづらいというようなことも、実際問題、課題として出てきてるように思います。
国の指針、方向性、そして現場での実態というところを総合的に判断した中で、八尾市の消防体制の充実も図っていただかなければならないと思います。
本市の指令システムの部分、あるいは広域連携の部分、しっかり充実した中身で少しでも経費を抑えながら市民の生命・財産を守っていかなあかんというところが、原点です。国の方向性も含めた中で、もう時間がないんで消防長、まとめていただいて、お話しいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
岩本次長。
◎
消防本部次長(岩本真一)
先ほどもお話しさせていただきましたけれども、指令センターが平成36年に機能更新を迎えるというようなところで、多額の費用がかかるということで、現在、大阪市・松原市と指令センターの統合に関して協議を行っている最中でございます。
それも含めながら、消防力自体が人口減少期を迎えて非常に増強が難しい中で、あるいは高齢化が進む中で消防救急需要が増加していくのはもう目に見えているわけです。
我々、そういった部分も踏まえながら、今後の広域化に関してもやはり議論をしていかなければならないと、消防力を増加させるために広域化についても議論していかなければならないと認識しておりますので、よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
他に。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
2回目ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防所管分を議題といたします。
岩本消防本部次長から提案理由の説明を求めます。
◎
消防本部次長(岩本真一)
ただいま議題となりました、議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります。第1
号補正予算書の22ページをお開き願います。
歳出予算の補正でございますが、款8消防費、項1消防費、目2非常備消防費では、
消防団活性化事業経費におきまして、国の平成30年度補正予算第2号を活用するに伴い、平成30年度補正予算に事業費を計上したため、
消防団活性化事業経費12万9000円を減額補正するものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
以上で、消防関係の審査を終了いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
執行部交代のため、暫時休憩をいたします。
午後0時10分休憩
◇
午後1時10分再開
○委員長(平田正司)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、消防を除く当
分科会所管分関係の審査を行います。
まず、議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第16号「平成30年度八尾市一般会計第9号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、補正予算書の1ページをお開き願います。
歳入歳出予算の補正といたしまして、歳入歳出予算の総額から歳入歳出それぞれ3億9780万4000円を減額し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ1071億5171万9000円といたすものでございます。
それでは、歳出予算の補正につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、30ページをお開き願います。
款2総務費、項1総務管理費、目4財政管理費で2億5593万1000円を、目10地域安全費で517万円を、目18防災対策費で239万円をそれぞれ増額し、目9自治推進費で971万4000円を減額いたすものでございます。
次に、項2徴税費、目1徴税費で370万円を増額いたすものでございます。
次に、34ページをお開き願います。
款3民生費、項5国民健康保険事業特別会計繰出金で4000万円を、項6介護保険事業特別会計繰出金で536万6000円をそれぞれ増額し、項7後期高齢者医療事業特別会計繰出金で1億6486万8000円を減額いたすものでございます。
次に、48ページをお開き願います。
款9教育費、項5社会教育費、目6文化会館費で650万円を増額いたすものでございます。
以上が、歳出予算の補正内容でございます。
次に、歳入予算の補正につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、22ページにお戻り願います。
今回の補正の財源といたしましては、まず款1市税、項1市民税、目1個人で8444万円を増額いたすものでございます。
次に、款14国庫支出金、項1国庫負担金、目2民生費国庫負担金で8147万9000円を増額いたすものでございます。
次に、項2国庫補助金で、目2民生費国庫補助金から目7教育費国庫補助金まで、合わせて8億8321万2000円を減額いたすものでございます。
次に、22ページから25ページにかけてまして、款15府支出金、項1府負担金、目2民生費府負担金で6168万円を減額いたすものでございます。
次に、項2府補助金、目2民生費府補助金及び目6土木費府補助金で、合わせて5億9844万6000円を増額いたすものでございます。
次に、款17寄附金、項1寄附金で、目1総務費寄附金から目5教育費寄附金まで、合わせて3281万円を増額いたすものでございます。
次に、26ページをお開き願います。
款18繰入金、項1基金繰入金、目14市営住宅整備基金繰入金で1233万3000円を減額いたすものでございます。
次に、款20諸収入、項6雑入、目1雑入で934万6000円を増額いたすものでございます。
次に、26ページから29ページにかけまして、款21市債、項1市債で、目1総務債から目8教育債まで、合わせて2億4710万円を減額いたすものでございます。
以上が、歳入予算の補正内容でございます。
次に、恐れ入りますが12ページにお戻り願います。
地方債の補正でございますが、小学校区集会所整備事業外10事業につきまして、それぞれ限度額を変更いたすものでございます。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
お願いします。ぎょうさんの管理職の皆さん、お入りいただいています。ありがとうございます。
私も、2期目4年間、総務常任委員会でお世話になって、今回、骨格予算ということで、平成31年度の予算の審査をさせていただきます。
この後、4年に一度の選挙に臨ましていただくということなんですけれど、エントリーはしてますが結果は自分では決められませんので、本当にこの4年間、総務常任委員会で皆様方に少しでも八尾市の発展・成長のためにお取り組みいただいている職員の皆さんと熱き議論をさせていただいて、いろんな勉強もさせていただきました。自分自身の思いも少しずつ高めさせていただいたなと思って感謝しております。当然、次の統一地方選挙にはエントリーしてますんで、頑張ってまた戻ってきて、熱き議論を展開できたら、この総務常任委員会の場でまたできたらなと思っています。では、質疑をさせていただきます。
補正予算の概要をちょっと見せていただいていて、2ページのところに文化会館費が出てるんですけど、これはこの総務常任委員会でお聞きしてええやつですかね。
この文化会館費で、650万円の増額補正ということになっています。指定管理の委託料という部分の増額なんだと思いますし、プリズムホールの老朽化に伴う施設の改修が一部入ってくるのかなと。指定管理者との契約上、それを必要とするので八尾市で負担するというような内容なのかなと思うんですけれど。この増額分の内訳というか、中身をまず教えていただけますでしょうか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
この補正予算の内訳でございます。
文化会館老朽化も進んでおりますが、当初予算で指定管理料として432万円ということで設定しておりますけれども、その範囲内で修繕ができる部分については修繕をさせていただいて、余った分は精算ということになりますけれども。今回、文化会館も音響設備でありますとか、照明設備についても老朽化は進んでおります。丁寧に修繕しながらということでやっておりますけれども、そちらの修繕代でありますとか、また、廊下部分の非常誘導灯、こちらのほうも修繕しております。
それから屋上の給水設備、高架水槽、こちらのほうも修繕しております。あと会議室等の空調設備についても、故障しておりましたので、そちらについても修繕しておるということでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
プリズムホールの今後のあり方ということはこれまでからも御提案をいただいてたり、進めていかなければならないという八尾市の大きな課題の一つで、今後どのような維持管理をしていくのか。あるいは、施設自体をどのようにリフレッシュさせるのか。八尾市が直営でか、あるいは民間の力をかりるのか。さまざまな議論が出てるのかなと、御検討をいただいているのかなと思います。
ここ近年、プリズムホールの修繕費、委託料の範囲の中で賄えてきたのか。それとももう毎年このように修繕費が八尾市の増額として、繰り返されて行っているのか。もうほぼ修繕しなくてよいところがないぐらい修繕していかなあかん状態にあるのかどうか。その辺も含めて、ここ近年のこのプリズムホールの現状、予算執行の現状、委託指定管理者との委託内容の変更という部分について、詳細に教えてくれる。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
文化会館の修繕費ということで、昨年度もかなり修繕費として432万円の中ではできなかった部分があります。
その前についても、はみ出ておる部分がございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
それだけでええか。吉川さん、プリズムホール、どないするねん。もう毎年、こんなことばかりやってるねん。今、企画はしてくれてるし、急いで前に進めていかなあかん。方法論というのを整理して提案もしていかなあかん。当然、そこには大きな予算もかかる可能性もある。
今のこういう現状で指定管理者以外に毎年毎年、本体から修繕費用をずっと出し続けている。これはどこかで打ち切るんか。これからもまだそれをずっと繰り返し繰り返しやっていくんか。方向の見えない、しんどい維持管理になっていってるねんけど、僕はそう思うねんけど、どうですか。
○委員長(平田正司)
吉川部長。
◎政策企画部長(吉川貴代)
文化会館、ちょうど開館30年でございます。したがいまして、いろいろ修繕が必要な箇所が出てきておりまして、大規模な修繕が必要な状況でございますので、現在、修繕改修の範囲と手法について検討をしているところでございまして、平成31年度にはその手法等々また御提案をさせていただきたいと考えているところでございます。いましばらくお待ちいただければと思っております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今、まさにこの平成31年度予算についてこの後、また審査もさせていただきますけれど。平成31年度に方向性を見出したいといっていただいているんですけども、平成31年度の当初もう始まりかけてるわけです。
だから、その辺のところの方向性というものもある程度、内部で検討をしていってもらっとかんと。それを平成30年度にずっとやっといてもうて、平成31年度には方向性を示すという順序でないとなかなか、平成31年度も最後のほうになってしまうともう終わりということになってもうたら、これも心配な部分も出てきます。
そういう意味では、今も現実的にこういった修繕改修というのが、もう何年も何年も繰り返されている状態です。そういう状況の中で方向性は早く出してもいただきたいと思いますし、文化会館の所管、村上部長、何かあったら言って。
○委員長(平田正司)
村上部長。
◎人権文化ふれあい部長(村上訓義)
全体の計画につきましては、ただいま政策企画部長が答弁させていただいたとおりでございます。
今、鋭意調整をとりながら、いろいろ検討をさせてもうておりますけども、一方ではやはり待ったなしで出てくる。本当にそういう修繕が必要な箇所が出てまいります。
できる限りまとめてできるようなものにつきましてはいろいろ精査をしていきながら、できるだけ二重投資にならないようにと考えております。対応はしておりますけども、やはり必要最小限やっていかなければならないものというのがやはり出てまいりますので、そのことにつきまして文化振興事業団と協議をしていきながら今、対応をさせていただいている結果が、補正予算等で出させていただいていると。こういう状況でございますので、我々としてもできる限り、やはり最小限度の投資でできるだけ済むようにという、こういう考え方を持って対応をしているところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
もうこれで最後にしますけど、八尾市のプリズムホール、文化会館、これは市民に愛されて市民に喜んでいただける会館として積極的にも御利用をいただきたいですし、八尾市の顔として魅力ある文化会館であり続けたい、あり続けるべきものやとも思ってますので。当然、この文化会館のあり方、文化会館をどのように新しい施設として維持管理、運営していくんやという方向性も、近々に早いレベルで情報収集も進める中で提案をいただきたいと思いますんで、よろしくお願いしときます。
○委員長(平田正司)
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
なければ、2回目ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第35号「平成30年度八尾市一般会計第10号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
今回の補正予算につきましては、国の平成30年度補正予算第2号に伴います、国補正予算の対象事業につきまして、増額補正を行うものでございます。
恐れ入ります、補正予算書の1ページをお開き願います。
歳入歳出予算の補正といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ2億7512万2000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ1074億2684万1000円といたすものでございます。
それでは、歳出予算の補正につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、18ページをお開き願います。
款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費で999万5000円を増額いたすものでございます。
以上が、歳出予算の補正内容でございます。
それでは、歳入予算の補正につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、16ページをお開き願います。
今回の補正の財源といたしまして、まず款1市税、項1市民税、目1個人で75万8000円を増額いたすものでございます。
次に、款14国庫支出金、項1国庫負担金、目2民生費国庫負担金で2166万3000円を増額いたすものでございます。
次に、項2国庫補助金では、目1総務費国庫補助金から目7教育費国庫補助金で、合わせて7750万1000円を増額いたすものでございます。
次に、款21市債、項1市債では、目2民生債から目8教育債で、合わせて1億7520万円を増額いたすものでございます。
以上が、歳入予算の補正内容でございます。
次に、恐れ入ります、4ページにお戻り願います。
繰越明許費でございますが、多文化共生推進事業につきまして999万5000円を繰り越すものでございます。
次に、6ページをお開き願います。
地方債の補正でございますが、社会福祉施設等施設整備費補助事業外2事業につきまして、それぞれ限度額を変更いたすものでございます。
以上、提案理由の御説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
引き続きです。御説明いただきました10号補正です。
総務管理費のところ、999万5000円。外国人市民相談窓口の整備に係る経費として多文化共生推進事業費を増額補正するという中身。国の整備に伴う八尾市での拡充ということになっていくんかなと思いますけど、この辺の中身、わかりづらいんで、わかりやすく説明していただけますか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
今回、10号補正で上げさせていただいております999万5000円について御説明させていただきます。
中小企業等の人手不足の深刻化を踏まえまして、国のほうでは入管法の改正を行いまして、一定の専門性、技能を有し、即戦力となる外国人材に関し、就労を目的とする新たな在留資格が創設されました。
ことしの4月からの施行でございます。国からは生活者としての外国人を支援する施策として、外国人材の受け入れ、共生のための総合的対応策が出されました。
国が示しました総合的対応策の中の一つに行政生活情報の多言語化、相談体制の整備が上げられておりまして、地方公共団体が情報提供、相談を行う窓口の設置について支援を行うこととなりました。
相談窓口の新設拡充に伴います整備に係る経費として、1自治体1000万円を上限として100%の交付金により財政措置されることとなりました。
八尾市でも現在、約7400人の外国人市民の方が居住をしておられます。従来から多文化共生の取り組みを進めてきておりまして、多言語によります情報提供事業、外国人市民相談事業、市役所窓口における通訳者の配置等、さまざまな事業を行っております。
八尾市におきましても、多文化共生の取り組みをさらに進めていくために、今回の外国人受け入れ環境整備交付金を活用いたしまして相談窓口の整備・拡充を行うと。このような内容になっております。どうぞ、よろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
これまでから八尾市役所としても、外国人に対しての相談窓口等々進めておられるという御説明ですね。
今回、またさらに約1000万円の国の補助金で事業を拡充していくと、事業内容をさらにグレードアップさせていくということなんですけど。今まで進めているのに、どこの何をどうグレードアップして、この1000万円の使い道というのはどのようになっていくの。今までからやってるよね。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
今回の新しい在留資格の設置に伴いまして、今後も外国人の市民がふえていくであろうということで、そちらについてしっかり充実していくというところもございます。
また、相談事業といたしまして八尾市、現在でも安中人権コミセンと桂人権コミセンにおいて中国語、ベトナム語の相談事業を行っておるところでございますけれども、ベトナム語の相談も、相談員が1人いておるんですけれども、既に800件ぐらい、年間の相談件数がございます。これも拡充していかないと、今現在ぎりぎりの状況で進んでおるところでございますので、こちらについても拡充していくという考え方でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
言っておられることは、十分に理解するんです。この1000万円のお金の使い方です。どこの場所にどういう窓口を新設してとか、あるいは窓口のボリュームをふやしてとか。あるいは人員を拡充してとか。そういう中身のお答えがちょっといただきたいなと思ってるんです。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
こちらは八尾市国際交流センターを中心にと考えておりまして、約1000万円の整備、交付金の内訳ですけれども、例えば翻訳機でありますとか、パソコンでありますとか、カウンター、それからパーティーション、相談室の設置等にかかります費用としてこの金額を計上させていただいております。
今現在、国際交流センターを中心にということで考えておるところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
そういう費用で拡充する中で、外国人対応をしっかりと果たしていきたいという思いで八尾市もこれから臨んでいかれるということなんでしょうけれど。外国人の方々の主な相談というか。外国人の方々は、市役所に何の相談に来はるねん。それに対応すべく、当然、窓口を設けておられるねんけど、どういう相談、どういう対応で、どういう解決をしてあげてるの。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
生活相談として、さまざまな相談を受けておるところでございます。子育てでありますとか、学校のことでありますとか、暮らしのこと、それから福祉関係のことについて相談をいろいろ受けているところでございます。
その中でも大きなものとして病気とか、医療関係の相談というのが大きいところでございます。
そういう中で、現在、医療通訳というのはなかなか難しいので、病院に同行してお医者さんとのコミュニケーションを助けるということで、同行しているケースもございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今現状として、これまでの取り組みとして外国人の方のお世話というか、御相談に対してある一定、御納得いただいて日々の生活、安定的に不安なく過ごしておられるという状況にあるのかな。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
やはり相談事業で、いろんな相談をすることによって生活に少しでもお役に立てていると思いますけれども。まだ完璧ということではございませんので、いろいろとまたこういうふうに推進していきたいなと考えておるところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
課題があったら、それをおっしゃっといてください。
○委員長(平田正司)
鎌田課長、課題は。
どうぞ。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
やはり先ほども申しましたとおり、相談件数が年々増加しておるということで、相談員さん、これ以上たくさんの件数をさばくのは難しいということが一つの課題であるのかなと思っております。
それから先ほど申しました医療に関しましても、専門的な知識も要りますので、今は専門ではないですけど、コミュニケーションをサポートするというところに同意するという、同意書にサインをしていただいて、行っていただいているということでございます。
それから、日本語学習の支援なんかについてもこれからしっかりと取り組んでいかなければならないなというところが課題かなと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今現実に、外国人労働者の方が7400人ぐらい八尾市でも就労されておられるという御説明もありました。
当然、国の方向性も含め、八尾市にもこれから数多くの方が、それぞれの場所で頑張っていただけるということが予測されるということなんでしょうけれど。そこで今回のこの提案の中身の中で、八尾市の実情です。産業になるのかもわかりませんけれど、中小零細、個人商店者、あるいはものづくりのまちといわれる、この八尾市で外国人労働者の人口増、受け入れを期待されておられる中小企業がたくさんおられるのか。いや、今現状ではなかなか厳しい状況の中で、そういう状況にないということなのか。
ある一定の方向性なんかは、八尾市としても現実的に外国人労働力というところの検証もされておられるでしょうし、今後の推移というところの予測も推定されておられるのかなと思うんですけど、八尾市の場合はどうなんですか。その辺の実情と今後というところを教えていただけたら、情報として持ってる範囲で結構です。
○委員長(平田正司)
わかる範囲で答えてください。
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
労働の実情についてはちょっと所管が外れてしまうんですけども、労働支援課等とも、今回いろいろと話している中でも、その企業さんに説明会とかに行ったときでも、やはり八尾市の人手不足というのは深刻だという話は聞いておるということでございます。
企業向けのセミナー等も実施して、昨年もまいりました。こちらについては活用していければと考えているということでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
八尾市としての情報収集の中身を聞くと、中小零細、ものづくりのまちと言われる八尾市においても人材不足、その人材不足を外国人労働力に頼っていきたい、期待するよという状況を、今、八尾市としては把握してるということですか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
そのような厳しい状況であると、企業からは聞いてるということでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
よくわかりました。これは国の方向性の中で八尾市が国費を使って拡充していくということなんで、しっかり外国人の方々がお困りにならないようなサポートをして、しっかりと日々の生活をサポートできるように、アドバイスできるように、手助けできるように進めていただければとも思います。
もう一つ、こうやって外国人の方が八尾市で働いていただくと、それぞれの企業でお勤めいただくという状況の中で、今後御家族とか、今、本人さんは1号に当たるねんやろうね。あと2号の方々というところの外国人の方々が、お働きになる御家族とか、そういった方向性というのは、今、国からも示されてるのか、示されてないのか。その辺の考え方というのは、今後どのようなタイムスケジュールで進んでいくのか。わかってるのやったら、僕、わからないので教えていただけますか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
国の制度でございますけれども、特定技能1号ということで、ことしの4月から入るということでございます。
14業種で新技能の試験を開始いたしまして、実施されるということでございます。特定技能2号につきましては、そのうちの2業種、建設業でありますとか、造船業でありますとか。その中のかなり高度なレベルの方ということで、4月から直ちに2号の方が適用されるということではないということで聞いておりまして、国土交通省の所管になるということで、2021年度ぐらいから試験が実施されるのかなという見通しと聞いております。
それから家族の帯同についてということでございますけれども、特定技能2号につきましては、家族の方も帯同して来られることができるということになっております。
八尾市におきましても、当然、現在でも永住者の方でありますとか技能の方でありますとか、御家族で一緒にお住まいになっている方もおられます。相談事業についてもそういう御家族の方、子どもの教育とか、子育てのことについても対象としておりますので、そちらの相談にもしっかり応えていきたいと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
最後にします。部長、多文化共生推進事業の中の外国人に対する市民窓口の強化というか。外国人対応、その辺をしっかり手厚く進めていくんやということやと思います。
その辺の事業を進めていく上での総括、これをちょっと言ってくれる。
○委員長(平田正司)
村上部長。
◎人権文化ふれあい部長(村上訓義)
今回、外国人の方がこれからふえていくというような前提のもとに、今回の補正では窓口の整備事業費という形で上げさせていただいております。
これから、ますます多文化共生に向けた対応というのは必要になってくるかと思っておりますが、八尾市ではこれまでも、多くの外国人の方が住んでおられます。
そして、それらの方々への多文化共生というのをしっかりと進めてきたという考え方を持っております。
その中で、これから安全・安心に本当に生活をしていけるような環境づくり、これが何事にとっても重要だろうということで、我々は多文化共生の推進計画というのをつくって、これまでも課題への対応というのをしっかりと進めてきたところでございますし。また、一方では外国人市民会議という、いろんなさまざまな意見を聞く場も持って、現在の問題点等もいろいろ出していただいております。
それらについて、なかなか全てのことをすぐに解決できるというところではございませんが、今回の法改正をきっかけに、八尾市でも前向きに取り組んでいけるものをできる限り進めていきたいと。このように思っておりますのでよろしくお願いしたいと思います。
○委員長(平田正司)
他に、よろしいか。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
先ほどの続きみたいになるんですけども。今回で言えば窓口の充実ですね、予算で言えば。国の一元化がええのかどうかは別にしても、先ほどの説明から言っても入管法改正に伴って外国人労働者の方がふえると。そういう人たちの日常生活の支援やサポートというのが目的になってくるんだと思うんですけれども、国会の審議の中でも外国人労働者自身が過酷な状況で働かざるを得ない状況というのが一種、明らかになってきてると思うんです。
ただ、八尾でそういう状況があるかどうかは別にしても、そういうのをひっくるめて産業とも連携を図りながら、相談の窓口というのを、八尾で解決できるかどうかというのは別にしても、相談窓口を持っていく、充実させていくという方向は何か検討をされていたりするのかどうか。確認したいんです。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
外国人労働者の方がふえるということですけど、従来から外国人労働者だけではなく普通に生活されておる方も含めてということで、今回の整備交付金は従来の方も含めた支援を拡充していくというところでございます。
それから、今後も適切な情報提供ということでいろんな情報提供事業も引き続き続けていきたいと思っておりますし、労働実態なんかについても関係課としっかり協議して連携しながら進めていきたいと考えております。
○委員長(平田正司)
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
今までやっておられることを充実させるということは、もう充実させていく必要はあると思うんです、ふえていくだろうという予測の中で言えば。ただ、ふえていく中で、分野が違うんで申しわけないんですけど、労働相談も含めて、充実できる状況というのは必要ではないのかなと。
こっちが聞いてるのは、1件あるんですけど、働いてるけど最低賃金も守られてない。有給休暇も取れない。そんな状況の中でどこにどう行って相談したらいいのというのがあったりとか。中にはあるわけで、そういうのも即座にここに来てくれたら、一定、相談に乗りますよと。
また、ある機関にはしっかり、ここにも書いていただいているんですけども、結びつけながら先ほど医療で同行してるということもあったけど、そういうところも含めて同行できるように、しっかり体制充実というのも含めて、この事業そのものを拡充していくという必要があるのではないのかなと、改めて思うんですけど。先ほどで言えば共有はしていくということですけども、そこで共有だけではなくて今まで取り組んでた日常生活の分野、新たな分野も含めて拡充して、しっかり支えていけるような体制をとっていく必要もあると思うんですけれども、そこら辺についても改めて見解をお伺いしたいなと思います。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
こちらの所管から少し外れてしまうかもしれませんので、委員長の御了解をしていただきたいと思います。労働分野でセミナー等を開かせていただいている中では、外国人の方を労働力としてだけ見ないで、人として見て労働環境の中、雇用をしていただきたいというような思いもあってセミナーを開かせていただいております。
今、内藤委員からあったのは、全国的にも単なる労働力として外国人が安く働いてくれる労働力として見られてしまって、人としての生き方がなかなかできないんだというような切実な思いなどが出てきているところに対応していかなければならないんではないかという世論がございます。
そういったことについても、労働分野ではしっかりと雇用主の方々に、どのような形で受け入れるのがいいのかということについてお話をさせていただいてるという場面がございます。
そういう姿勢を御理解いただいた上で、今回は相談分野について拡充をさせていただきたいと思っておりますし、ここで完結できるような内容だけではないと思います。
各分野が連携をして支えていくという場面もあろうかと思いますが、そちらについてはしっかりと人として受け入れていくという姿勢でいきたいと思ってございます。
○委員長(平田正司)
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
本当に、全ての人がしっかりと権利を守られるような、それをしっかり支えられるような体制充実も含めて、ぜひ今後、推し進めていっていただきたいなと思います。
○委員長(平田正司)
他に。
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
このたび国の2号補正、総額2.7兆円。本市も申請して配分いただいてきたものかなと思って見ております。
この2号補正では、本当に内容的には喫緊の課題ということで生活、市民生活、また国民生活に、本当に即座に対応していこうということで今回、所管は違いますが、私も個人質問させていただいた風疹等のいろんな検査とか、予防接種の費用も含まれておる大事な補正予算でございます。
この中で、今いろいろ議論がありましたが外国人の方々の市民相談の窓口ということの拡充ということで、これは大変必要なことであると認識しておりますが、確認したいことがございます。
今まで相談件数、今も一生懸命やっていただいておりますけれども、相談内容というのは、その件数も含めてふえてきている状況なんでしょうか。件数ももし教えていただけるんでしたら、この二、三年の動向ですね、相談件数を教えていただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
相談件数でございます。平成29年度の相談件数としては1026件ということになっておりまして、ベトナム語が841件、それから中国語が185件ということになっております。
平成28年度につきましては、908件という状況でございます。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
これからますますふえて、お見えになる方々に対する市としての市民サービスということでなるかと思うんですけれども、先ほど答弁いただいた中で、翻訳機なんかの拡充というのがあります。具体的に翻訳機はボイストラのことかどうか。そこなんですが、翻訳機について詳細を教えていただけますか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
翻訳機については、ボイストラも考えております。
あとはほかの専用機といいますか、ボイストラというのはタブレットに入れて使うようなものでございますので、翻訳の専用機なんかも今、検討しているところでございます。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
タブレット型のボイストラを庁舎の中でも使っていただいて、先日テレビ等で報道されてということで、課長がインタビューに答えていたという報道があったと聞いたんですが、本庁での経緯、それに庁舎の中でも多くの外国人の方もお見えになって、御相談もいただいているんかなと思うんですけれども、その経緯を教えていただければと思います。
○委員長(平田正司)
太田次長。
◎人権文化ふれあい部次長(太田浩子)
ボイストラの導入の経緯でございますが、コミュニティ政策推進課に中国語とベトナム語の通訳を2名配置しておりまして、それに合わせて、過日の本会議でもそれに加えて、ボイストラというソフトが活用できるという御意見もいただいておりましたので、早速、こちらのほうで、庁内でタブレットが未使用ではないですけど、使用されていないタブレットがございましたので、そこにボイストラのソフトを入れまして、コミュニティ政策推進課で本庁内の窓口関係者の会議というものを持っておりまして、1階から7階までの主に市民さんが来られる窓口の担当者による会議なんですが、その場で御提案させていただいて現在17台、タブレットを配置して、ボイストラを活用した通訳も、職員ができるようにということで配置させていただいております。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
窓口、チラシをいただいたんですけども、ここでは本庁の3階とか、あと桂人権コミセン、また安中人権コミセンと、今までも国際交流センターでも、外国人の方の相談をいただいているということで、本市、府下でも本当に先進的に取り組んでいただいていると思っております。
その上に、こういう予算をつけてまた拡充をしていこうということなんですけれども、やはり私たちも庁舎の中でいろんな部署へ行かせていただく、その途中でも多くの外国人の方とお会いすることがあります。エレベーターの中であるとか、フロアとかありますので、タブレットにインストールしたら使えるアプリかなと思っておりますので全庁的に、どこかの箇所だけとかいうんではなくて、やはり市民の方、本当にこれからふえていくであろう外国人の方対応で、サービスの向上ということも含めまして、ボイストラの導入。私たち公明党のほうが推進させていただきました。
これをしっかりと導入していただいて全庁的に、八尾にお住まいになって働いていただいて、そこで生活をしていただく。そういう方々に対するサービスというのは、しっかりと向上していただきたいと思っております。
私も地域のほうで、特に集合住宅なんですけれども、そこでよく生活相談で、外国人の方のやっぱりトラブルというのをよく御相談いただくことがありまして、特に、ごみ問題なんですけども、そういう生活上のトラブル。だから市民の方がやはりそういう苦情をおっしゃったり、訴えられると。
そういう対応も、ぜひともお願いしたいなと思っておりまして、環境部局のほうにも私も言って、外国人対応のいろんなものを、冊子みたいなものがあるんですけれども、原課でもきめ細かく生活の、八尾市はこういう決まりで、こういうルールになってますよというような生活の簡単な、そういうことで結構だと思うんですけれども、やはり一定のことも暮らしの中で、しっかりとまた皆さんが気持ちよく生活できるようにしていただくような工夫も、また考えていただきたいと思うんですけども、そういうトラブルで御相談いただくこともあるかと思うんですけど。具体的にどういうことがあるか、教えてもらえたらと思います。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
先ほどおっしゃっていただいたように、ごみ出しの習慣でありますとか。音に関することでありますとかというお話は聞くところでございます。
そういうお話もあるということで、外国人市民会議の中でも、こういう声も聞いてますということで議題にさせていただいて、いろんな意見をいただいているところでございます。
やはり生活習慣でありますとか文化でありますとか、いろんな違いがございますので、お互いにそれを認め合いながら、理解を深め合いながら、お互い尊重していけるような地域づくりになればなと思っておるところでございます。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
わかりました。外国人市民会議には、地域の方というのは、どういう方々が参加されておられるんでしょうか。外国人の方だけの、それとか役所の担当だけなのか。例えば、地域の役員さんとかお見えになるということはあるのか。教えてもらえますか。
○委員長(平田正司)
鎌田課長。
◎文化国際課長(鎌田邦治)
外国人市民会議につきましては、学識経験者の方を座長にいたしまして、外国人市民の方、それから学校関係者の方でありますとか、さまざまな方に集まっていただいて会議を開いているところでございます。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
わかりました。しっかりこういう会議体があるんですので、地域の住民の方とのいろんなあつれきがないように、気持ちよく市民生活していただけるように、充実させていただきたいと思ってますので、よろしくお願いいたします。
以上です。
○委員長(平田正司)
他に。よろしいですか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、2回目ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第24号「平成31年度八尾市財産区
特別会計予算の件」を議題といたします。
白井財産活用課長から提案理由の説明を求めます。
◎財産活用課長(白井正明)
ただいま議題となりました、議案第24号「平成31年度八尾市財産区
特別会計予算の件」につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、予算書の323ページをお開き願います。
平成31年度八尾市財産区
特別会計予算の総額は、歳入歳出それぞれ2491万5000円と定めるものでございます。
その内容でございますが、歳出から御説明申し上げます。
予算書の336ページをお開き願います。
歳出予算といたしまして、款1財産区費、項1財産区費、目1総務費では159万6000円を計上し、財産区ため池施設管理者賠償責任保険料、予算書の印刷製本費などの財産区財産管理経費でございます。
目2基金積立金では706万1000円を計上し、全財産区基金から生じます利子収入金と財産区財産売払収入金を全財産区基金に積み立てるものでございます。
次に、338ページでございます。
款2地区財産区費、項1万願寺財産区費では2万6000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入金を基金に積み立てるものでございます。
次に、項2黒谷財産区費では70万8000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入金の基金への積み立てと、黒谷地区整備事業費充当金として支出するため一般会計に繰り出すものでございます。
次に、項3垣内財産区費では2万1000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入金を基金に積み立てるものでございます。
次に、項4太田財産区費では1400万3000円を計上し、太田財産区財産売払収入金と地区財産区基金から生じます利子収入金を基金に積み立てるものでございます。
次に、340ページでございます。
亀井財産区費では、本年度の予算の計上はございません。
次に、342ページでございます。
款3予備費、項1予備費では150万円を計上したものでございます。
歳出は、以上でございます。
引き続きまして、歳入について御説明申し上げます。
恐れ入りますが、お戻りいただきまして332ページをお開き願います。
歳入でございますが、款1財産区収入、項1財産区基金収入につきましては315万7000円を計上し、全財産区基金から生じます利子収入と、先ほど歳出で御説明申し上げました財産区財産管理経費及び予備費に充当するための財源として、全財産区基金からの取り崩しによる繰入金でございます。
次に、款2地区財産区収入、項1万願寺財産区収入では2万6000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入でございます。
次に、項2黒谷財産区収入では70万8000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入と、黒谷地区整備事業の財源に充当するため、黒谷財産区基金の取り崩しによる繰入金でございます。
次に、項3垣内財産区収入では2万1000円を計上し、地区財産区基金から生じます利子収入でございます。
次に、332ページから334ページにかけまして、項4太田財産区収入では2100万3000円を計上し、太田財産区財産売払収入と地区財産区基金から生じます利子収入でございます。
次に、亀井財産区収入では本年度の予算の計上はございません。
以上、簡単ではございますが説明を終わらせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第27号「平成31年度八尾市
土地取得事業特別会計予算の件」を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第27号「平成31年度八尾市
土地取得事業特別会計予算の件」につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、平成31年度予算書の447ページをお開き願います。
土地取得事業特別会計の歳入歳出予算の総額につきましては、歳入歳出それぞれ8億0802万3000円と定めるものでございます。
また、地方債では公共用地先行取得等事業及び借換債を、一時借入金では借り入れの最高額を2億円と定めるものでございます。
それでは、歳出予算の御説明を申し上げます。
予算書460ページをお開き願います。
款1土地取得費、項1土地取得費では、6億2072万3000円を計上し、公共事業用地に係る先行取得等の事業費でございます。
次に462ページでございますが、款2公債費、項1公債費、目1元金では、1億7190万円を計上し、土地取得に係る公共用地先行取得等事業債に係る長期債元金償還金でございます。
次に、目2利子では、長期債元金に係る利子及び財政運営上の資金調達のための一時借入金の利子として1440万円を計上いたしております。
次に464ページでございますが、款3予備費、項1予備費では100万円を計上いたしております。
以上が、歳出予算でございます。
次に、歳入予算でございます。恐れ入ります、458ページへお戻り願います。
まず、款1財産収入、項1財産売払収入、目1不動産売払収入におきまして、取得した公共事業用地の事業化による売払収入といたしまして9434万4000円を計上いたしております。
次に、款2繰入金、項1一般会計繰入金、目1一般会計繰入金におきまして、長期債及び一時借入金利子、予備費等の財源といたしまして1637万8000円を計上いたしております。
次に、款3諸収入、項1市預金利子、目1市預金利子におきまして、市歳計現金等預金利子で1000円を計上いたしております。
次に、款4市債、項1市債、目1公共用地先行取得等事業債では、公共用地の先行取得の際の財源といたしまして6億1970万円を計上いたしております。
次に、目2公債費では、平成30年度の借換債として7760万円を計上いたしております。
次に、恐れ入ります、450ページにお戻り願います。
地方債でございますが、公共用地先行取得等事業及び借換債につきまして、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきまして本件のとおり計上させていただくものでございます。
以上、提案理由の御説明とさせていただきます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
ないようですので、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳出の消防を除く当
分科会所管分を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳出の消防を除く当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、平成31年度予算書の1ページをお開き願います。
一般会計の歳入歳出予算の総額につきましては、歳入歳出それぞれ992億3141万6000円と定めるものでございます。
また、債務負担行為で15件、地方債で29件、一時借入金といたしまして、借入金の最高額を150億円と定めるとともに、歳出予算の流用といたしまして、歳出予算の各項に計上いたしました給料、職員手当等及び共済費に係る予算につきまして、同一款内でのこれらの経費の各項間の流用による執行をお願いするものでございます。
それでは、歳出の消防を除く当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、予算書72ページをお開き願います。
まず、款1議会費、項1議会費、目1議会費では5億2102万円を計上し、議員報酬等と事務局職員人件費並びに事務経費の各経費でございます。
次に74ページから77ページにかけまして、款2総務費、項1総務管理費、目1一般管理費では、当
分科会所管分といたしまして契約検査課の予算額を除く61億6228万3000円を計上し、政治倫理審査会委員7人分報酬から77ページの総務課事務経費までのうち、入札等監視委員会委員3人分報酬、契約検査課職員人件費、電子入札システム関係経費の予算を除く各経費でございます。
次に76ページでございますが、目2文書広報費では1億1556万5000円を計上し、文書管理経費から政策法務課事務経費までの各経費でございます。
次に78ページでございますが、目3人事管理費では、人事管理の事務経費として4969万2000円を計上しております。
次に、目4財政管理費では8028万6000円を計上し、財政調整基金積立金から事務経費までの各経費でございます。
次に、目5会計管理費では、事務経費として223万7000円を計上しております。
次に、目6財産管理費では2億3525万8000円を計上し、庁舎機能更新事業費から事務経費までの各経費でございます。
次に80ページでございますが、目7企画費では4103万7000円を計上し、総合計画審議会委員26人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に、目8人権啓発費では2904万9000円を計上し、人権尊重の社会づくり審議会委員15人分報酬から八尾市人権教育・啓発プラン推進経費までの各経費でございます。
次に82ページでございますが、目9自治推進費では3億7066万4000円を計上し、市民活動支援基金事業助成金審査委員会委員5人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に84ページでございますが、目10地域安全費では7186万7000円を計上し、地域安全・安心のまちづくり基金事業助成金審査委員会委員6人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に、目11出張所費では、出張所の管理運営経費として62万4000円を計上いたしております。
次に、目12人権コミュニティセンター費では6461万9000円を計上し、職員7人分人件費から安中人権コミュニティセンター活動経費までの各経費でございます。
次に86ページでございますが、目13公平委員会費では253万1000円を計上し、公平委員会委員3人分報酬及び事務経費でございます。
次に、目14職員研修及び厚生費では5666万円を計上し、公務災害補償認定委員会委員4人分報酬から職員厚生事業基金積立金までの各経費でございます。
目15恩給及び退職年金費では、退職年金及び遺族年金の年金給付費として608万1000円を計上しております。
次に88ページでございますが、目16文化振興費では3448万1000円を計上し、芸術文化振興プラン推進経費から事務経費までの各経費でございます。
次に、目17情報化推進費では2億7764万2000円を計上し、ICT活用推進経費から電算管理経費までの各経費でございます。
次に、目18防災対策費では8518万2000円を計上し、防災会議委員8人分報酬から防災対策経費までの各経費でございます。
次に90ページでございますが、項2徴税費、目1徴税費では7億4183万4000円を計上し、固定資産評価員1人分報酬から納税課事務経費までの各経費でございます。
次に92ページでございますが、目2固定資産評価審査委員会費では45万3000円を計上し、固定資産評価審査委員会委員3人分報酬及び事務経費でございます。
次に、項3戸籍住民基本台帳費、目1戸籍住民基本台帳費では3億9286万7000円を計上し、市民課等の人件費から事務経費までの各経費でございます。
次に94ページでございますが、目2町名地番改正費では87万円を計上し、町名地番改正審議会委員8人分報酬、町名地番改正及び住居表示事務経費でございます。
次に、項4選挙費、目1
選挙管理委員会費では6057万5000円を計上し、選挙管理委員4人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に、目2明るい選挙常時啓発費では、選挙の啓発経費として58万4000円を計上しております。
次に96ページでございますが、目3参議院議員通常選挙費では7985万5000円を計上し、投票立会人等157人分報酬から参議院議員通常選挙経費までの各経費でございます。
次に、目4府知事選挙費では7089万3000円を計上し、投票立会人等147人分報酬から府知事選挙経費までの各経費でございます。
次に、目5府議会議員選挙費では4933万9000円を計上し、投票立会人等112人分報酬から府議会議員選挙経費までの各経費でございます。
次に、目6市議会議員及び市長選挙費では1億0377万円を計上し、投票立会人等128人分報酬から市議会議員及び市長選挙経費までの各経費でございます。
次に、100ページでございます。
府議会議員選挙準備費、市議会議員及び市長選挙準備費は、平成31年度の計上はございません。
次に、項5統計調査費、目1統計調査総務費では、職員3人分人件費として1616万8000円を計上しております。
次に、目2基幹統計調査費では2066万3000円を計上し、統計調査員等270人分報酬から基幹統計調査事務経費までの各経費でございます。
次に102ページでございますが、目3単独統計調査費では、単独統計事務経費として11万8000円を計上しております。
次に、項6監査委員費では5931万8000円を計上し、監査委員4人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に104ページでございますが、項7土地取得事業特別会計繰出金では1637万8000円を計上し、長期債等の利子、予備費等に対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、108ページをお開き願います。
款3民生費、項1社会福祉費、目2国民年金費では3217万6000円を計上し、国民年金嘱託員等3人分報酬から事務経費までの各経費でございます。
次に、134ページをお開き願います。
項4災害救助費では、災害発生時の災害見舞金として84万円を計上しております。
次に、項5国民健康保険事業特別会計繰出金では29億0639万1000円を計上し、保険基盤安定分、職員給与費などに対します一般会計からの繰出金でございます。
次に136ページでございますが、項6介護保険事業特別会計繰出金では37億1582万2000円を計上し、介護給付費、地域支援事業費などに対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、項7後期高齢者医療事業特別会計繰出金では35億6619万1000円を計上し、医療給付費負担金などに対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、項8母子父子寡婦福祉資金貸付金特別会計繰出金では1282万9000円を計上し、母子父子寡婦福祉資金貸付事業費に対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、158ページをお開き願います。
款4衛生費、項3病院事業会計繰出金では15億4094万6000円を計上し、長期債利子等負担金を初め、11項目に対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、項4水道事業会計繰出金では1億0411万2000円を計上し、消火栓整備費等及び安全対策事業費に対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、186ページをお開き願います。
款7土木費、項5公共下水道事業会計繰出金では44億6879万円を計上し、公共下水道事業の管渠築造費、流域下水道事業建設負担分などに対します一般会計からの繰出金でございます。
次に、214ページをお開き願います。
款9教育費、項5社会教育費、目6文化会館費では、文化会館管理運営経費として2億1211万8000円を計上しております。
次に、220ページをお開き願います。
款10公債費、項1公債費、目1元金では、長期債元金償還金といたしまして82億5787万7000円を計上しております。
次に、目2利子では6億1489万6000円を計上し、長期債利子及び財政運営上の資金調達のための一時借入金の利子の各経費でございます。
次に、222ページでございます。
款11諸支出金、項1諸費、目1黒谷地区整備事業費では、地区整備事業に係る地区公共事業交付金として70万円を計上しております。
なお、亀井地区整備事業費は平成31年度の計上はございません。
次に224ページでございますが、款12予備費、項1予備費では1億2000万円を計上いたしております。
次に、恐れ入ります、8ページにお戻り願います。
債務負担行為といたしまして、市政だより及び市議会だより印刷製本業務、八尾市庁舎電話交換業務、情報記録物の保管・集配に係る業務、住民情報システムデータ入力業務、OAサポート業務、納税通知等印刷製本、封入封緘業務、固定資産情報管理システムデータ更新業務の7件につきまして、それぞれ期間、限度額を設定するものでございます。
次に、平成31年度予算参考資料をもとに当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
予算参考資料10ページ、11ページでございますが、歳出にあらわれた特徴といたしまして、人件費、扶助費、公債費、物件費、補助費等、繰出金について記載をさせていただいております。
なお、人件費におきまして、定年前早期退職手当につきましては補正予算にて対応することとしており、当初予算には計上いたしておりません。
次に、12ページ、13ページの投資的経費のうち当
分科会所管分といたしまして、「その他事業」のうち庁舎機能更新事業、コミュニティセンター整備事業などを計上いたしております。
次に、14ページでは、平成31年度の主な事業のうち、当
分科会所管分といたしまして、総合計画の分野①のうち地域防災計画推進事業、自主防災組織の育成事業及び、16ページの分野⑥の各事業でございます。
以上、議案第22号のうちの歳出の消防を除く当
分科会所管分の提案理由の御説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
引き続き、平成31年度
一般会計予算案に関連いたしまして、執行部から報告を求めることにいたします。
「平成31年度組織機構の見直し」について、岩井行政改革課長から報告を求めます。
◎
行政改革課長(岩井耕二)
それでは、平成31年度
一般会計予算に関連して、組織機構の見直しにつきまして御報告申し上げます。
お手元配付の資料、「平成31年度組織機構の見直しについて」を御参照願います。
平成31年度における組織機構の見直しについては、この間の組織機構の見直し以降に政策課題が顕在化したものであって、早急に課題解決を図る必要があるものや、平成30年度をもって組織が従前より担っていた任務や課題が完了あるいは縮小等するものについて限定的に実施するものとしており、実施内容といたしましては、水道局施設整備課において、水道局新庁舎が平成30年8月に完成したことから庁舎建設室を廃止するもののみとなっております。
今回の組織機構の見直しの結果といたしまして、室が1減となり、市全体で部が17、担当部長等が8、局・署が3、課が94、室が16、係が158の組織体制となるものでございます。
以上、甚だ簡単ではございますが、組織機構の見直しについての御報告とさせていただきます。
何とぞ、よろしくお願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
次に、「八尾市地域防災計画の改定」について、相原
危機管理課長から報告を求めます。
◎
危機管理課長(相原貴史)
それでは、八尾市地域防災計画の改定につきまして御説明申し上げます。
恐れ入りますが、お手元配付の資料もあわせてごらんください。
今回の改定は、法令改正及び国・府計画が変更されたこと等に伴い、本計画の見直しを行ったものでございます。
計画改定の概要といたしましては、組織機構改革による組織名称の変更、中核市移行に伴い、大阪府八尾保健所が八尾市保健所となったことによる災害時医療体制の見直し、南海トラフ沿いでの異常な現象が観測された場合の当面の対応などでございます。
なお平成31年1月4日、金曜日から同年2月4日、月曜日まで本計画改定素案に対する市民意見提出制度を実施しましたが、提出意見はございませんでした。
計画につきましては今後、製本印刷ができ次第、配付させていただきます。
以上、御説明とさせていただきます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
一般会計予算の歳出、お願いします。
まず最初に今回、骨格予算ということで予算が出されております。992億3141万6000円という予算です。
これは平成30年度の当初予算と比べると1035億9732万9000円。これは平成30年度の当初予算と、平成31年度の骨格予算というところの対比やと思います。
そうなってきたときに、これは骨格ということなんですけれど、この差が約43億6000万円ぐらい、44億円ぐらいの数字になるのかなと思います。
だから、これは骨格の後の肉づけ部分というか、想定される前年度と同じような事業費、市政運営ということであれば、これは、残り40億円程度というような想定をさせていただくんでええんですか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
予算参考資料におきまして、当初予算におきまして、毎年留保財源ということで上げさせていただいています。
平成30年度は市税で4億円、そして普通交付税で2億円ということで、補正財源としては約6億円ほど平成30年は上げさせていただいています。これも中核市になった初年度の予算ということでちょっとなかなか、平成31年度、今回の骨格予算と比べられるというところになると難しいところはあるんです。
平成31年度の今言ってる補正のための、6月の肉づけのための予算の部分の留保としてという部分で、市税で8億0100万円ほど、これは予算参考資料の8ページ、歳入にあらわれた特徴の市税の表の下のところになるんですけども、そこの注記、それが8億0100万円という形で、例年ここは4億円でさせていただいている分からすると、約4億0100万円ほどのせていると。
それと、あと普通交付税のほうは同じく2億円ということで、歳入でいきますとその分が、これは一般財源になりますので、あと市債とか補助金とか出てくる部分はあろうかと思いますけれども、市の一般財源におきましては、約10億円ほど今後の補正予算のために留保しておるという状況でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
わかりました。そこに国の補助金とか、あるいは箱物が現実的にあるんであれば、市債とかいうものも含めて、6月に肉づけ予算として追加される可能性があると。
今の部分では、市税部分においては8億円程度の余裕があるという御説明で認識させていただくのでいいのかなと思います。
それが、これから肉づけまでの流れなのかなとも思います。今回、一つこれまでから議論をさせていただいている部分でお尋ねしたいんですけれど、基金の取り崩しのところです。予算ベースでの話、結果は違いますよ。最終の結果は、入札での差益とかさまざまな部分で、それだけの費用はかからなかった。大きな基金の取り崩しには至っていない。それだけ市政運営を進めていく中でさまざまな御努力をいただいた結果やと十分理解してるんですけれど、予算を立てる段階で、そもそも基金を取り崩した予算組みをするというルールが、私としては気に入らんのです。
そのルールが常識化してしまっている市役所が、僕はそれはどうかなと思うんです。
だから、どこまで行っても歳入の範囲内で予算を組むというところから始めていただかないと、何か数字のトリックでだまされているような、スタート部分で違和感を感じて、結果的には、頑張ったから基金を取り崩さんでよかったんですよという結果の御報告はいただくというところ、何か始まりと終わりのバランスの悪さを私は覚えるんです。
そういった中で今回も基金、これは33億円ぐらい予算ベースで取り崩して、歳出予算を組んでおられます。その辺の考え方、最後はちゃんとしはるねんけど、もうそれやったら予算ベースから取り崩さんでええやん。基金は何やといったときに、八尾市で何か災害が起きたときとか、もうどないもこないもいかんという事態のときに対応すべくとっとかんとあかんお金ですね。臨時的な対応をすべく必要なものとしてためてあるお金やと僕は認識してるんですけれど。そこの部分を切り崩して予算組みせなあかんと、そのルールが、僕はやっぱり合点がいかんところがあるんです。ちょっとその辺の御説明をお願いできますでしょうか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
この間も不用額、また予算での財調等の切り崩しについては御指摘いただいているところでございます。
我々予算を組むに当たりまして、さまざま原課でも見積もりでありますとか、試算をしっかりしていただいている部分はあるんですけれども、ただ、そこについてぎりぎりでつけていくというところになりますと実際の入札、今回も入札不調等、いろいろ御迷惑、御心配をかけてる部分もあるんですけれども、歳出においては一定、やはり多目に見積もる状況があります。
それと、あと入ってくるお金については、厳し目に見積もった中で当初の予算を立てていくという形になってございます。
ですので、実際の入札をしますとかなり金額的に競争性も働きまして、当初に見積もってた部分よりも安く済む部分はある。そしてそれが不用額になってくるということで、もうちょっと正確に見積もるべきではないかということは、これはもう随分お叱りも受けてる状況でございます。
ただ、当初の予算を組むに当たってはそういった形で、歳出は多目に見積もり、歳入は厳しく見積もると。そして今、言っていただいている基金も、最終的に今、平成29年度は60億円ぐらい残させていただいている部分がありまして、その部分がある中で予算組みがようやくできてるということで、これがなければ予算をどうやって組んでいくねんというところはあるんですけども、今、八尾市の財政状況の中では、こういう形で、今、予算を組ませていただいている。
ただ繰り入れのほうも35億円から33億円ときっちり金額を減らして、繰り入れを減らしていくと。歳入が上がっていく、景気等で上がっていく部分はあるんですけども、基金も精査をさせていただいているという状況でございますんで、御理解をよろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
確認です。6月に肉づけ予算という部分が出てくるんかなと思います。
これから、それぞれ平成31年度の年度内にさまざまな補正が出たりとか、臨時的な歳出があったりとかいうところの御提案もあるのかなと思いますけれども。この基金の取り崩しについては、もう当初予算での33億円以外に予算ベースで取り崩すということはもう今後はありませんか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
今、当初予算でお願いしている基金33億円につきましては、このままということで。あとは歳出、ふえた部分につきましては、今、先ほど申しました留保財源の中で対応できるものと考えております。よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
一番最初に質問させていただいた中で、8億円程度の余裕のあるお金、自由度のあるお金が肉づけ予算も含めた中で8億円程度あるんやという御説明やったと思います。
この8億円が大きいんか、小さいんか。あるいは、国からの補助金であったりとか、市債が要る、要らん。そういった部分も含めて、どういった金額になるのか。この辺の推移も当然見守ってもいかなあかんやろうし、見てもいかなあかんやろうと思うんですけれど。もしか、今、そこに我々がよく指摘させていただく経常収支比率、ここに含まれる人件費部分というところの数字が含まれてると思うんです。160億円とか170億円、人件費部分のお金やと思うんですけれど。この辺、経常収支比率がぐっと下がってきたときには、この今、お示しいただいた自由度のある8億円というのがもっと大きな金額になって、肉づけの部分で、時の執行権者の思いの中の肉づけ、市民サービスの充実というところをもっと大胆に発揮することができるという考え方は間違ってますか。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
1点、誤解がないように、先ほどから説明させていただいています、今回の補正予算概要の8ページの8億円というところがございます。
8ページのちょうど市税の表の下に、「注」ということで、8億0100万円ほど補正財源として当初予算に計上していないと。
右に行きまして、9ページの同じく地方交付税の表の下に2億円留保財源として、補正財源として持っておると。これが去年の当初予算と比べると市税のところが4億円、右の2億円はそのままなんで、肉づけ用として一般財源は差し引き4億円とお考えいただきたいと思います。
それからこの補正予算のための留保財源、これは最後まで使いませんと当然、黒字として残ります。そして、基金にまた戻すことができる。
それから、同じく予備費も一億数千万円ありますけど、これも使わなければ、またこれも最終、お金として残るということになります。
それと、補正の内容によりまして、補正財源はむしろふえていくケースというのも当然ございます。他の特定財源の補正が中心になって、財源組み替えとかがあって一般財源が減るケースもございますんで、この分を全部使うかどうかはわかりません。
そういった中で、当然、人件費の補正等があれば、一般財源の補正財源が必要な場合には、ここを使っていくと考えていただければと思います。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今、経常収支比率の部分の関係性、自由度と、肉づけ部分に反映できるのかの部分。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
経常収支比率は、決算の数字でございまので、なかなか予算のときに議論はさせていただきにくいお話でございます。
ただ、お話があったように、経常収支比率を上げる要因となるお金、例えば人件費もそうでございますけども、経常的な歳出が当然膨らめば、経常収支比率を押し上げるということになります。
また、経常的な歳入、市税もそうでございますし、地方交付税もそうでございますけども、経常的な収入が引き下がれば、少なくなれば経常収支比率を押し上げるということになりますんで、当然、大体私どもばくっとですけど、5億円で1%と思ってますんで、そういった部分でいくと、人件費だけではなくて公債費も含めて経常収支比率には影響が及ぶと。
ただ予算の段階では、そこは読みにくいと。ただ、おっしゃっているように、この補正用の留保財源が残れば、一般財源の余裕、経常的な財源の余裕があったということであれば、それについては、どちらかというと経常収支比率を低くする要因になろうかなと思います。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
もう一回確認しますけど、経常収支比率が100%を切った段階でというか。経常収支比率が低くなれば低くなるほど、財政の硬直化はしない。財政の弾力的運用を進めることができるということでしょう。
だから、経常収支比率が低ければ低いほど、八尾市政運営のさまざまな施策に反映できて、財政運用の自由度が高まるということは、合うてるんですかね。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
おっしゃるとおりで、経常収支比率というのは経常的に必ずというか、ほぼ毎年出ていくお金とほぼ毎年入ってくるお金の比較の係数、率でございますので、当然、そこが下に行くほうが行くほど使途が広くなる。おっしゃっているように柔軟性が高まる。
逆に言えば、硬直化と逆の方向になってくるということでございますんで、柔軟になってくるということで間違いございません。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
もう一遍聞きますけど、予算と決算の違い。それはようわかります。予算のとき、出と入りの部分の考え方の違い。これはさっき示していただいたとおりやと思いますし、それでええと思うんですよ。結果がよかった。一番最悪の部分を想定して、結果がそれ以内の中でいい結果を生み出すということが数字上もバランスのええことやと思いますけれど、やはり予算組みの段階で、基金の取り崩しを組み込んでいるというところの考え方は僕、違うと思うんですけど、これは違うことないんやな。
今回も、これまでからもずっとしてるけれど、これは間違うてはない。考え方として正解やということですか。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
予算と決算の考え方でございますが、これまでにも御説明させていただいております。
市の財政と申しますのは、一般的な家庭の家計簿のような考え方ではなくて、議会で議決をいただいて予算執行してまいります。となりますと、それぞれの予算の中に款項目と色のついたお金になってまいります。
その中で執行をしていくということになれば、一つ一つ事業を進めていく中で、歳出については最大値でやっていこうという考え方であります。
それから歳入については、先ほどもありましたけれども、入ってくるものが少なければ運営できなくなってしまいますので、できるだけ小さいところで見ていこう、安全を見る予算の組み方をさせていただきます。
そうした中で、当然、入札差益もございます。それから事業執行していく中で、調整をすることもございます。
でも、歳出について最大値を見ながら、しかも横で簡単には動かせないような状況になってございますので、これだけの規模の財政を組んでいくとなれば基金を取り崩して充てながら、予算を見積もり、そして、実際に執行するときには基金の取り崩し額ができるだけ小さいところまで持っていこうという努力をするのが、基礎自治体の動き方と思ってございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
平野副市長、わかるねんで。結果はいつも最終的には、本当に基金の取り崩しも少額でという結果を残していただいている現実も、私たち、これ、もうずっと見てきてます。
だけど、予算を組むときの考え方として、必ずこの基金を取り崩して予算を組まなければいけないという考え方が合うてるのかどうかというと、僕はそれは違うと思うんです。できる限り、やはり基金は何かあったときのための基金なんだ。それ以外の市税収入、あるいは交付金等々でしっかりとした予算を組むという考え方が、俺は合うてると思うねんけどな。
基金を必ず取り崩す予算を組まなあかんということではないでしょう。平野副市長、違うんかな。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
財政上、例えば景気の物すごくよいときで市税がふんだんに入ってくる。そういった時期にあれば今、奥田委員のおっしゃった考え方で成立するかもしれません。
ただ扶助費であるとか、人件費もそうでございます。経常的な経費というのはどんな状況にあってもかかってまいりますし、これは簡単に切り落としていくことができないからこそ経常経費なんです。
その中で、国の財政的な考え方、基礎自治体と国の関係で、例えば臨財債のように一定活用するほうが市民サービスを大きく膨らませられるものがあれば当然、基金を取り崩して予算を積みながらでもやってまいりますし、臨財債も活用してまいります。
そのあたりについては、単に出てくるものと、入ってくるものを均衡とるということだけではなくていかに市民サービスを、この中でできるだけ大きな市民サービスをつくり出すということの考え方の中では、現在、八尾市としては基金を取り崩す、当初予算を組みながらできるだけ基金については残していく方向での決算をしていく。そういうような考え方で進めさせていただいているということでございます。
○委員長(平田正司)
そろそろ一遍まとめてください。
◆委員(奥田信宏)
平野副市長が、今の厳しい財政状況下で、理屈のいい運用も含めた中で、しっかり市民サービスの充実も図っていきたい。経常収支比率、経常的な経費、こういったものも今、現実的にはあるんで、その辺も加味した中で予算組みをして、結果としては最小値を求めた中でしっかりと決算を打っていきたいんやと、何とかそこを理解してほしいという中身なんかなとも思います。
私自身の中で、基金を取り崩した予算組みという部分については課題として、またしっかり勉強していきたいなとも思います。
そういう状況の中で、職員人件費のところだけ、あと一点だけ質問させていただいて終わります。
歳出にあらわれる特徴のところを、予算参考資料で見せていただいてる中で、職員人件費が前年度に比べて、これは184億3000万円かな。前年度が180億4000万円。3.9億円増加しているということです。これは、悪いとかええとか言ってるんではないんです。この数字の中身、項目ごとには載っとるけどわかりやすく説明いただきたい。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
今、お示しいただいている部分、数字の部分でございます。
今、御指摘いただきましたとおり、10ページのところで、平成30年度、平成31年度、人件費を計上させていただいているところでございます。
主な要因ですけれども、まず来年度、幾つか選挙が想定されております。選挙事務従事の関係の選挙手当で9166万5000円、あと退職手当の関係で6405万7000円増となってございます。
その他の要因でございますけれども、主なものとしましては、人事院勧告に伴う給与改定と考えてございます。
なお、平成30年度、平成31年度で見させていただきますと、人事院勧告、平成29年度分、平成30年度分、2回分含まれておりますので、おおむね二億数千万円程度、そこに入っているかなと認識してございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
他に。
大道委員。
◆委員(大道彰)
お願いします。
私も大体同じような観点から質問させていただきます。
まず、全般的に見て平成31年度の予算は平成30年度よりも少し縮小になってるんですが、やはり八尾市の今後の安定的な発展を願うためには、ヒト・モノ・カネのお金がはっきり安定してくれることが大切やと思うんで、財政状況というのが非常に大切やと私は思っております。
そして、財政状況をどう見るかということについてはいろんな見方があって、専門家でない私にはよくわからないんですが、まず一つは経常収支比率だということは教わっております。
それについては、平成31年度の予算の1年半後の経常収支比率、幾らですかとお聞きしても、それはわからないと去年も言われました。ですが、決算は何のためにやるかといったら、常に予算に反映するために決算をちゃんとしようということでやってきたはずです。
ですから、前年度の決算がどうやったかということから見て、例えば経常収支比率が101.0%とか、100.8%とか、明らかに100%を超えてるというようなことがあれば、それを何とかしようというのが決算の目的であって、それを踏まえて次の予算を立てるということが大事やないかと思うんです。
だから、予想はしたいんですけど、何とかこの予想ができないもんかということが一点と。
それから、100.8%と値が100%以上ということは市の財政状況にとってどのくらいの危険度があるのか。例えば100点満点においてどのくらいのところであるかということを、わかりやすく御説明していただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
この間、ずっと経常収支比率については御心配いただいているとおりでございます。
一応100%を超えてるということで、非常に危機感を持って臨んでいるということはこの間も御答弁させていただいているところでございます。
今、直近で申しましても平成30年度の決算、これはまた協議会で報告をさせていただくんですけども、そこの段階においても、まだ経常収支比率をはじくまでには至らないと。これからまた決算審査に向けてやっていくわけでございますけれども、そこで我々、今、何を見てるかといいますと基金です。奥田委員さんからもありましたように、もともとそこがなくて歳入歳出の均衡を図っていければ、60億円についてはずっと安定的に残していけるというところ。
ただ、今言ってるようにこれは、都市部におきましては経常収支比率、高くなってきてございます。昔で言いましたら建設ラッシュのときとか、あと資金不足の経済であったときに起債ができないとか。そういった状況におけます経常収支比率、90%を超えるということになってまうと、逼迫してくるということでございましたが、今のところ、100%を超えて、直ちに八尾市がもうどうにもこうにもいかないという状況になっておらない。これは以前から言っておりましたように、都市計画税の考え方がございます。
その辺もありまして、ただ、100%を超えるのは大道委員指摘のとおり、これはうちもええとは思っていません。何とか切っていきたいと考えております。
ただ、予算につきましては、これは平成31年度に必要になるお金、それと入ってくるであろう見込み、これを踏まえた上でとってる部分でございます。
そこで、33億円を切り崩さないと均衡を保てないという状況をもって、去年は35億円でした。これを33億円でおさめてると、骨格予算ではありますけども、そこを一つ、努力の幅ということで見ていただきましたら決算なり、去年の予算や決算の状況がこの平成31年に改善されている部分という形で御了解いただければと、経常収支比率、今の予算の段階で出すということは前回も答弁してますように、今のところ考えておらないということで御了解いただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
去年もそんな話でした。
もう一つ、現在の八尾市の財政状況はどうであるかと、100点満点でいうとどうでしょうか。大ざっぱでよろしい。軽症なのか、中等症なのか。重症なのか。そのあたりはどうでしょうか。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
これはいろいろ見方があろうかと思います。血圧一つとって体が悪いかというのと同じで、経常収支比率だけではなかなか判定もできませんし、私ども、そういう点では専門委員の先生からいろいろ毎月アドバイスもいただきまして、その中で議論もさせていただいております。
当然、国の審議会も入っておられますし、あちこちの自治体も見られておる中で、八尾市さん、経常収支比率は厳しいけど、八尾市の財政構造から見ると経常収支比率よりも基金の残高を気にされるほうが大事やと思いますと、アドバイスもいただいております。
ですから私ども、経常収支比率は確かに100%を超えたことがいいとは思っておりません。ただ、先ほど申し上げたように都市計画税を、下水道の繰り出しに充当しておる部分が相当額ございます。その部分、平成29年度決算で40億円ありますので、大体、それが、もし都市計画税が固定資産税であればこれは95%の経常収支比率になるということでございますので、それぞれの自治体によってどういう財政収入があるかというようなことによっても数字が変わってくる。そういった面では、よくはないですけども危機的な状況だということではないとお聞きもしております。
逆に経常収支比率だけでは危険だというので、他市の例を余り上げたくないんですが、福井市さんが豪雪で財政危機に陥られたとお聞きをしております。こちらの経常収支比率は当時96.4%、当時だったそうでございますけれども、基金が、ほぼ我々と同じ標準財政規模の中で7億円であったということで、約13億円の財源不足が生じたと。我々の財政規模であれば、大体やはり60億円近いお金を持っておるのが一つの目安かなと思っております。やはり我々それをお聞きする中でも一定、基金を持っておるということについては、それなりの成績ではないですけど、A・B・Cとなかなか言いにくいですけどもそんなに悪い状況ではない。
ですから、一つ申し上げたいのは、先ほど山原理事からもございました経常収支比率も、ほめられたわけではございませんが基金の取り崩し額も徐々に良化はしております。たとえ少々よくてもどんどん悪化していったら先が心配ですけども、基金の取り崩し額も減少傾向でございますし、経常収支比率も良化の傾向でございます。
したがって、今の方向をきちんと続けていけばそんなに厳しい、悲観するようなものではないのかなと考えております。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そう言われるんですけど、心配なんです。まず財政改善、改革と言うならば、今の状態がどうやと、診断です。診断を誤るとやぶ医者になりますんで、ここが重症やと少なくとも中等症以上やということをはっきり認識しなあかんのではないかと思うんです。
そうすると予算を立てるときでも正確に、今のシステムでは1年半後しか決算は出ないんでしょう。そんなまどろっこしいことをせんと、半年後にやってはどうかという発想は生まれませんか。中小企業ではそういうことをしていると思いますけど、まずそこからちょっとお伺いします。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
これも従前から、大道委員さんから御指摘もいただいています。
ただ、私ども年に1回、決算書とか付随する資料、議会からの資料請求もいただく中で、また監査委員さんの意見書もいただく中で決算審査ということに臨んでいくということで、かなりの資料等の作成もさせていただいています。
今、八尾市も新公会計制度への対応とか、また中核市とか、さまざまこれに対応することが出ておりまして、その部分で言いましたら、毎期、この半期ごとに決算審査をする形の資料というのは、当然追いつきませんし、それをやっていくということになりますと、かなり人材もお金も投入せなあかんことになりますので、ここはもう年に1回しっかり、決算審査で御議論をいただいて、それをしっかり次の予算に反映する。
私ども、要は決算審査をしていただいた後、当然予算を組むに当たっては、そこで出た意見とか、その部分については当然反映をさせていただく形で予算組みもさせていただいていること、これはもう間違いなくさせていただいておりますので、書類等を整備することに、余り力を費やすということになりますと厳しい部分が出てこようかと思いますので、そのあたり御理解をいただきたいなと思います。
○委員長(平田正司)
了解したって。
大道委員。
◆委員(大道彰)
できるだけ理解したいんですけど。もうこのこと、一言だけ言って終わらせてもらいますけども、部長さんも言われたように、病気になった後で考えてみたらわかると思うんですけど、血圧が150や140ぐらいやったら、1カ月後来てください、薬、はいといって、今は3カ月分認められてるんですけど。しかし180も190にもなったら、合うてる、この薬は合うかどうかわからんから来週必ず来てねと、こういうでしょう。だから、危なければ危ないほど頻繁にやるというのは、当たり前で、また、そういうことができると思うんです。
私も詳しくないから会計の人に聞きますけど、汎用の勘定奉行、テレビによく出てるあんな勘定奉行でさえ、額が1億円であろうと、100億円でも余り変わりませんよと。出るんだそうです。
そしてまた連結できると、総務部の分も教育のものも、みんな連結を後からできると。こんなことも言うてましたから、私、詳しくは知りませんけど、今のIT機器を用いればさほど難しくはないんではないかと思います。
だから、正しい病識、うちは危ないぞという病識をみんな持ってもらって、そして、あとは小まめにやるしかないと思うんです、小まめにやる。そういうことをぜひやってもらいたい。
そして、ここにも何と予算編成の基本方針の2番目、財政の弾力性を高めるための財政構造の見直しをします。そして、出たのがこうなんですというんでしょう。どこに一体、その見直しが出たんだろうかと思うんです。
明らかに経常経費の合計は去年が624億円やのに、ことしは635億円になっています。明らかに経常経費、ふえてますやん。総体の合計はむしろ減ってると、これやったら明らかに経常収支比率は上がるぞと見てもらいたいんです。
1年半後の正しい経常収支比率は出ないとしても、見込みというお言葉をよく使ってますから、半年後の見込みはこうではないですかと、そういうことを出していただきたい。そうしなければ、もう1年後だからどうなってるかわからないということでは非常に危なっかしいと思うんです。
ですからこの基本方針どおりに、硬直化しないように、それはまず経常収支比率を頭に入れて組むということを、当然やられていると思ってるんですが、ここには逆のことが出てますから、どうかそういうことをもう一度よく考えてやっていただきたいとお願いしたいと思います。
○委員長(平田正司)
他に。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
大きなところで、聞きたいんですけど。先ほどもあったみたいに、今回の予算の基本方針のところで、予算配分についてということで改めて八尾市行財政改革指針で示された視点等を踏まえて予算配分を行ったと。こういうことが書かれていて、ベースがこれですね。この指針に基づく平成31年度も予算になってると思うんです。
それに基づいて、その上のところで、4のところで行財政改革行動計画の着実な実施ということもあるんですけれども。この指針に基づいて行財政改革を推し進めて、予算配分も推し進めてきたということやと思うんです。
その中で今年度、何を重点、骨格やから言えないのかもしれないですけど、してるのかというのと。
もう一点聞きたいのは、この行動計画の中で言うと、目標効果額があると思うんです。行財政サービスのあり方と水準の見直しというのとか、事業の実施主体と手法の見直し、組織の適正管理と人件費の総額抑制、歳入の確保ということであります。見直しされてるんですけれども、見直し前と見直し後と言えば、行財政サービスのあり方と水準、歳入の確保かな。それが違ってきてるのかなと思うんです。
ここら辺でどういうことを見直してきていて、今後どういう方向に進もうとされているのかということを、大きくて大変申しわけないし、改めていうと骨格やから大変申しわけないんですけど教えていただきたいなと思って。
○委員長(平田正司)
岩井課長。
◎
行政改革課長(岩井耕二)
予算における行革の部分での御質問でございます。
行革の行動計画につきましては、平成28年度から平成32年度までの計画ということで、これまで進めていっておるという中で、大きな考え方としましては中期財政見通しを踏まえまして行政の仕組み、また仕事の仕方を見直していく中で効果を出していくという考え方でさせてもらっております。
大きな柱としましては、先ほど内藤委員からもお話がありました行政サービスのあり方と水準の見直し、また事業の実施主体と手法の見直し、人件費の総額抑制、歳入の確保と。こういった大きな柱の中で取り組みを進めていっておるというところで、今まで、平成28年度から取り組みを続けてきた部分に平成31年度、さらに取り組みをオンして進めていっておる中身でございます。
特に歳入の確保の部分で言いますと、どういう取り組みをしてきたのかという部分で言いましたら、これまでも税の課税客体の捕捉を強化していくとか。あと、公有財産、こういったものを貸し付けする、もしくは法定外公共物などを積極的に売っていくという形の財源確保。また、ふるさと納税の拡充等々の歳入確保を果たしていったと。
また、行政サービスのあり方と水準の見直しの部分で言えば、例えばごみの部分で言いますと、指定袋を見直す中で焼却費の縮減みたいなことも取り組みさせてもらっておりますし、また、補助金等の見直し。また、平成30年度から効果の出ている部分では入院時食事療養費等々を見直しさせてもらった部分が効果として出てきておるのかなと。そういった部分をさらに進めていくということで考えておるところでございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
最後、早口やったんでよく聞こえなかったですけれども、入院時の食事助成の見直しかな、言われたのは。一つは行政がやってたことを民間の人と協働で進めていくと。それとともに、他の施策を推進する上で切るところは切りますよということですね。
その一つの大きな行財政改革指針の中で言えば、もう視点1で選択と集中を図るということ、視点2で行政や財政の仕組みを変えていく、3つ目で、行政の仕事の仕方を変える。こういうところで言うと、本当に、僕らもよく言ってますけども、ここがベースになって、出張所の窓口業務も廃止されていったのかなと思うんです。
特に、今後で言っても手数料・使用料の適正化と言えば、この間で言えば下水道使用料とか上がってますけれども、マイナンバー制度の導入を契機に窓口業務を見直して、全廃にすると。市民の負担を押しつけていくと。そういう行政の仕事の仕方を変えるんではなくて、行政の仕事を市民の負担に変えてくるということですね、これで言えば。仕組みを変えるというので、出張所を地域の拠点として機能再編すると言ってるけれども、その中身というのはいろいろ議論があると思いますけれども、今までの業務をやりながらさらにそれを、今言われていたこと、プラスをしていくということも検討課題ではあったと思うんです。
選択と集中で言えば、事業そのもの、力を入れるところがどこなのかということを含めて、市民の合意を得ながら本来は進めないとだめなのを、出張所業務もほぼない中で進めてきたというところが、行財政サービスのあり方の水準の見直しで、効果額というところで上がってくるかなと思うんですけれども。そういう行政でいいのかなというのが改めて今年度、問われると思うんですけれども、そこら辺はどういう施策を、予算も含めて推し進めていこうかなと検討されているのか。お聞かせ願いたいなと思います。
○委員長(平田正司)
藤本課長。
◎
政策推進課長(藤本寿江)
先ほど岩井課長が申し上げました行財政改革につきましては、市の重点施策、さまざまな施策を進めているところですけれども、下支えとして進めているところです。
この間、町は人、八尾は人という考え方のもとで、自治を育む地域分権の推進、健康づくりの推進、若い世代を育む未来の八尾づくりといったこと、男女共同参画、男女がともに輝き誰もが活躍するまちづくりといったところをしっかり進めてきているところです。
出張所の機能再編とかを行う中で、届け出とか、そういったところの見直しはさせていただいておりますけども、一方で、市民さんに寄り添いながら地域のまちづくりを進めるというところで、困ったことがあれば解決に向けたコーディネートをしっかりと進めていくということも進めさせていただいております。
それと、健康づくりにつきましてもこの10月に健康まちづくり宣言をさせていただいたところですけども、これも地域に入った中で、地域の皆さんとともに、職員も専門職も入りながら健康づくり、地域でしっかり進めてきているということもございます。
子どもの施策につきましても、認定こども園の整備でありますとか。妊娠がわかったときから寄り添いながら切れ目なく支援をするという取り組みも進めてきたところでございます。
こういったところも進めているところですので、行財政改革、選択と集中をしっかり進めて必要なところに必要な財源、資源を投入して、引き続き施策を進めていくという考え方でございますので、6月に市政運営方針とか重点施策とかをお示しする中でそのあたり、しっかりとお示しをさせていただきたいと考えてございます。
○委員長(平田正司)
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
確認をとりたいんですけども、もう一つ、認定こども園推進と言ったけど、認定こども園計画も1000通ぐらいのパブリックコメントが出されて、皆さんが公式に計上されたのは八百何通で、あとの200通はこの計画の内容外やから含めてませんという話、当初してたと思うんですけど。一番多かったのが、認定こども園計画は推進しないでほしい。この計画撤回を求める声というのが一番多くて、その声へ全く向き合おうとせずにこの間、進めてきた結果は文教常任委員会でも議論されていたかなと思うんです。それはそれで文教常任委員会の議論なんでいいですが、出張所窓口で言えば中身は変わる。けど体制そのものというのは、何か大きく充実されたとか。職員体制を充実されたとかというのはあるんですか。
○委員長(平田正司)
太田次長。
◎人権文化ふれあい部次長(太田浩子)
平成29年10月以降、出張所の機能再編ということで、新しい出張所ということでスタートをさせていただいていますが、人員体制としてはそのままで、出張所の証明届け出業務というものをやめますが、その分、全職員が地域に寄り添って、地域に出向いてまちづくりを支援していくという形で行っておりまして、人員体制はそのままの状態であります。
○委員長(平田正司)
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
今のままでとにかく業務をやめたのを、地域に出ていくということに振りかえたということですよね。この間の議論でも2人張りつけていかないとだめだということは、さんざん言われてるんで、2人張りつけていかないとだめなんだろうなと思いますが、2人固定というわけではないですね。誰かが1人とその他、所長であったり補佐であったり、係長なんかもそういう順番で窓口業務というのは当然できますね、やろうと思えば。今まででもやってこられたん違うかなと思うんですけれども、そこら辺ちょっと認識、まずお伺いしたいなと思います。
○委員長(平田正司)
太田次長。
◎人権文化ふれあい部次長(太田浩子)
職員の体制でございますが、まず所属長各1名、それからコミュニティ推進スタッフを兼任しました課長補佐1名、あと係長、保健師、一般職ということで構成されております。
窓口のいわゆる証明届け出の手続は、これまでも申し上げましたように、誰もができるといいましても、専門的な知識も必要でございますし、職員全員が地域に出向いていくということであれば、ずっと証明発行や届け出に来られる方を待ち続けるということに人材を費やすのではなく、全員が地域に寄り添って出向いていく中で、お互いに出張所の職員、それぞれがそれぞれの立場を生かしながら地域に出向いていく。地域に寄り添っていく、まちづくりを支援していく。
また、市の方針でもあります健康なまちづくりを支援していく。困ったことがあればいつでも訪ねていただける、そういう体制で臨んでおりますので、証明発行や届け出をまた再開するということは現在考えておりません。
○委員長(平田正司)
もうそれぐらいでおいとけ。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
わかりました。再開する意思はないけども確認だけとらせてもらっていい。
この間、全ての職員が基本的には出向いていくということやけど、出張所、今は地域拠点というのかな、その部屋というのをゼロにする、誰もいない状況になるということはあり得るんですか。
○委員長(平田正司)
太田次長。
◎人権文化ふれあい部次長(太田浩子)
窓口を閉めたわけではございませんので、いろんなお問い合わせに来られる方々もいらっしゃるので、職員がゼロになるという状況はまずないかと思います。
また、職員が出張所にそれぞれおりますが決してぼうっと待ってるということではなくて、それぞれのイベントの準備をしたり、地域からのいろいろな御要望に対応するべく、さまざまな機関とつながったりとか。執務室におりましてもさまざまな仕事、業務がありますので、それぞれ業務を遂行しているという状態でございます。
○委員長(平田正司)
出張所の所長、たくさん来てるやろう。
我と思う者、手を挙げて一遍答えたってくれ。
廣瀬所長。
◎
久宝寺出張所長(廣瀬孝二)
実際に出張所でやってる業務につきましてこの間、八尾スタイルの地域分権を進める中で、総合行政の窓口、総合行政の施策展開の拠点であるということでやってきた事例を、若干報告したいと思います。
まずは、まち協に対する下支えという点、それと関係課との調整等をやってきた事例をと思います。
まず、直近なんですが、実はきのう、久宝寺小学校区まちづくり協議会主催の婚活Ⅲというやつをやりまして、男女それぞれ16名ずつ32名集まって、それで実際にきのうは8組、約半分の成功率ということになりました。成功率がいいのではなくて、地域のまち協から地域の人が司会進行をする。それから地域から、お菓子を出したりとか、裏方を全部する。
それと、皆さんが考えているのが、結婚支援という観点だけではなくて、久宝寺という町を知ってもらいたいという思いを我が事としてやってはるというところが一点、大きなことかなと。
それと、私のところにはもう一つ、美園地区のまち協の女性の方5人、防災リーダー育成ということで去年、今年度、約5回のワークショップを開きまして、そこで実際にみんなに優しい避難所づくりというワークショップをやって、1月20日に、久宝寺出張所で実際に立ててみましょうということで、それをやって皆さんにお披露目をしました。その中でここでも実際に参加していただいた女性防災リーダーになっていただける人については、これは我が事として考えてると。
自分のことと考えてる、大きな課題だと。やらされてる感とかではなくて、そういう意識でやっていく。これを我々は下支えをしているというところがあります。
それと、関係各課で言いますと、実際にうちが予算を計上してどうのこうのではなくても、労働支援課が行っておられる会社説明会、それから面接会につきまして、地域版というのを前からやろうやということでやってまして、それを地域で展開するときに、我々、地域拠点職員から地域の会社に出向いて、これからどういう結果、何人来るかわかりませんができたら一緒にやっていただけませんかと。やはり地域の思いを含めて動くことで、身近に住んでいただくことで、やはりこの町に住み続けていただきたいということについて考えていただけると。
それと、健康につきましては去年、本町地区のメンバー、河内音頭体操を基本とした月3回、そういう健康体操をやってる中で健康体操だけでは飽き足らずといいますか。そこから自分らで勉強会もしましょうというようなことの広がりがある中で、防災ずきんをつくっていったという部分、すごい活動をしているんですが、それを去年の大阪府の健康アワードに、こちらから推薦して、実際に皆さん、すごいことをしてますねんでということをアワードに推薦したところ、優秀賞をいただいたと。
今回、その流れが今年度は山本出張所でも高齢クラブの動きを推薦して、実際にことし、アワード、優秀賞をいただいたという経緯がございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
もうわかった。
それでええ。
やることはやってるということやな。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
だから、ぼうっと座って何もやってないなんて言ってないです。言われたんはそちらで、要するにゼロにはならへんということですね。
何らかの相談機能もあるし、そういう取り組みというのも、来られた方と、これはどういう協働をしようかと打ち合わせも当然あるだろうし、ゼロにはならないと。だから、そこを充実させていけばそれは可能になってくるという可能性もあるということですね。
今は職員体制、これ以上充実できないから業務を仕分けたということやけど、その大もとにある指針に基づいた適正管理、職員の。80減というものが大幅にネックになっていると思うし、本当に窓口を充実させて、そこでいろんな相談業務ができるというのは、それは理想やと思いますわ。だって、地元、地域で特色があって、それぞれの地域の色を出していろんなこと、取り組みというのはやっぱり出張所ですもん。ここで何かできるかというのは、それは不可能ですよ。
それを総合的窓口やというけど、総合的にしていく上でも、窓口業務というのは総合行政のかなめになってくると思うし、そういう体制を充実させる必要があると。その点でネックになっているのは、改めて言うとこの指針に基づいた適正管理やと言わざるを得へんなと思います。
とりあえず1回目、終わっておきます。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
議事の都合により、暫時休憩をいたします。
午後3時15分休憩
◇
午後3時35分再開
○委員長(平田正司)
休憩前に引き続き会議を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
質疑ありませんか。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
先ほどの続きで、今年度の骨格予算の続きになります。
前年度対比で約40億円ぐらいの予算、43億6000万円の違い。これは平成30年度の予算と、今年度は骨格予算ということなんで、その差であるのかな。それプラス、事業を実施するに当たって事務事業の選択と集中とか、そういったところの中身も反映されていたりとかいうことやと思いますし、また、これは6月以降に肉づけ予算として投資的部分が主として、補正予算として上がってくるのかなという流れやと思います。
その辺のところで今回、骨格予算の中には事務事業の部分、これまで継続的に進められているものが計上されていると思いますけれど、先ほど来の行革の話も含めて選択と集中というところを市役所、進めていかなければならないということやと思いますけど、これが具体的にどういったところに選択と集中が発揮されて、これまでの事務事業の部分が反映されているのかというところの説明、これはできますか。
大体同じような流れでこれは進めてきていただいている部分があって、選択と集中の中身を個別具体に、これについてはしっかりと選択と集中が図れて、こういう予算取りになってるんだよというところをお示しいただける部分があるのか、ないのか。その辺のところを教えていただきたいなと思います。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
骨格予算の基本的な考えのところから、まず重点、拡大事業につきましては原則、これは6月以降の肉づけ予算でさせていただくと考えています。
事業のスケジュールの都合とか、事務事業を実施していかないともう市民生活に支障が出るとか不利益が出るとか。そういうものに限って骨格予算のほうに上げさせていただいているというのが一つ、あります。
あと、
投資的経費は、基本的には原則、肉づけ予算と。ただ、今言いましたように道路の維持補修とか、そういった日常生活上必要な部分につきましては当然、これも骨格の中へ含めてございます。
計画策定とか、新たに策定していく部分についても、法的にもう策定が義務づけられているもの。こういったものにつきましては、骨格予算の中に入れてやってると。ですので、平成30年度のときに重点・拡大というような形で事業を予算づけしたもの。これにつきましては引き続き平成31年度も重点というような位置づけはできようかと思うんですけども、骨格予算におきまして改めて、今、委員おっしゃるような形で、政策的にこれを重点的に出していくんやというものについては、6月送りという形で予算を組ませていただいていますので、そこの部分で政策的にこれは重点的に今の骨格予算の中でどれやと、平成31年度に向けてということでいいますと、骨格予算なので、そこのところは御理解いただきたいと、こういう答弁になります。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今の説明、よくわかるんですけど、これまでから継続的に進めておられる一定、市民サービスとして、事務事業を進めている中の部分で、それでは重点以外のところで選択と集中が図れて予算措置に反映されたというところはありますか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
選択と集中ということでいいますと、先ほど行革からもございました。スクラップ・アンド・ビルドの中で、平成30年度の部分で出してきた。
また、平成30年度は、中核市移行の経費ということで、平成30年度にはその部分、多く乗せてきたということがございます。それを一定、継続していくというところが今の骨格予算ということになってございますので、平成31年度に新たにという形は、先ほど申し上げてますように、申しわけないですけども骨格予算ということで御理解をいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
言っていただいていることは、理解するんです。理解するんですけど、これまで長きにわたって市政運営を進めていく上で、しっかり行革も進めていかなあかん。事務事業として進めてる部分の役割が低下したりとか、役割の中身を縮小できる、あるいはその役割のかわりに新たな役割が出てきたんだという事業をずっと進めていただいていると思うんです。
前年度予算と今年度の骨格予算が同じものやとは言いませんよ。当然、この後、肉づけも入っていって、平成31年度の新たな市政運営がスタートをしていくというところの中で、6月の補正で肉づけが入って、市政運営を前に進めていくということも理解できてるんです。これまで進めていただいた中での選択と集中の部分が、しっかり発揮できてきたんだということがあれば、その中身を教えてとお願いしてるねんけど、違うんかな。
○委員長(平田正司)
岩井課長。
◎行政改革課長(岩井耕二)
行革、これまで取り組んできております。
先ほど、藤本課長からもお話がありましたけども、施策を進めていく上での下支えとして行革というものがあるのかなと考えておるところでございます。
これまで、中期財政見通しも踏まえながら歳入歳出、両面にわたって一定、見直しする中で財源を捻出してきたというところでございます。
当然、財源につきましては、先ほども話がありましたけど、基金の取り崩し、当初の中期見通しではかなり取り崩さなければ財政がやっていけないという状況がございましたので、基金の取り崩しを極力なくしていくということをしっかりやっていくという部分がございますけども、それプラス、生み出した財源で可能な部分については重点的な取り組み等々をこれまで進めてきたというところでございます。
具体的に言えば、先ほど歳入や歳出で説明させてもらったように、例えば課税客体の捕捉をしっかりしていく中で歳入を確保していく。また、公有財産を有効活用していく中で歳入を確保していく。ふるさと納税なんかもそうです。
また、歳出の部分でも先ほど話させてもらいましたように、指定袋を見直す中で、焼却にかかる負担金なんかの削減に取り組んできたりとか。そういった財源を生み出す中で、まずは基金の取り崩しを減らしていくという観点で行革を進めてますけども、プラス施策の重点の部分にも取り組めるところがあるのかなと考えておるところでございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
僕が言ってること、間違うてたらまた指摘もしてほしいんです。1035億円の平成30年度予算に対して、今年度は骨格部分で992億円の骨格予算を組んだ。そこに40億円の開きがあるよねと、その40億円部分が重点取り組みであったりとか、あるいは投資的経費で今後埋まっていくんやということやねんけれど。前年度の40億円を差し引いたところの選択と集中が図れたような内容を、具体に教えてくれと言ってるねん。
○委員長(平田正司)
岩井課長。
◎行政改革課長(岩井耕二)
同じ答弁になってしまうと思うんですけど、平成28年度から行革の行動計画を進めさせてもらっております。
これは仕組み、仕方を見直すということで、経常経費等々、人件費も含めた取り組みをさせてもらっている中で、見直しをしたものにつきましては、次の年に効果額というものを一定、見直した中で進めていっておるわけですから、見直しを進めたものについては引き継がれていくと。そういった中で、財源が生み出されたものに、新たな取り組みを毎年度加えていく中で効果を出していき、それが新たな施策につながっていくと。そういった内容かなと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
2回、同じ答弁をしてもらったと思います。今、私が提案をさせていただいた選択と集中の中身の具体を教えてよというところの部分。重点取り組みについては新しい部分で市の考え方というところをしっかり反映させた中で予算をつけてやっていかれると思うんです。これまでの役割が事業として低下したり新たに生まれ変わったり、予算組みが大きく変わったということがあったら、ほんまは教えてほしいという話なんです。
吉川さん、何かこの辺のことで、今言ってる中の話の中で、言っとくことある。俺、この件についてはこれで終わりにするから。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
当初予算、今回のように選挙を控えて、骨格予算、それから肉づけ予算という言い方になる。その場合に、奥田委員のおっしゃったような選択と集中によって、6月議会で提案をさせていただくときの財源を確保しているわけではございません。
投資的経費というものについては、経常経費と違いまして、事業が一定、終息をするとそこで一旦予算上は必要がなくなります。例えば建設にかかわるものであれば、一旦建設してしまえばとまります。
それからあと、例えば道路の修繕補修とか、維持補修のようなものであれば、これだけの枠の中、半分ぐらいの枠の中で経常的にいくけれども、その上乗せの部分、もう少し姿勢を持ってやっていこうというところとか。
そういったところについては、一旦まず6月に送って、もう一度判断をし直そうというようなことも起こってまいります。
一例で申しわけないですけれども、今、奥田委員がおっしゃっている考え方で選択と集中をすることによって6月の予算を生み出そうというものではなくて、今回のような場合については、これはもう一定、毎回毎回、繰り返してることでございますけれども、投資的経費としてそのときに判断をするものを6月に送ろうという考え方ですので、選択と集中については異なった考え方でございます。
それから、選択と集中を(「もうええ」と呼ぶ者あり)もう一つだけ、選択と集中についてどんなことをやってきたのかということでございますが、八尾市行財政改革行動計画の実績報告書ということで、中身についてはしっかりと議会にも御説明をさせていただいてるとおりでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
平野副市長がおっしゃっていただいた、投資的経費の肉づけの部分で、予算として上げていただく部分、そこは俺、十分理解してるねん。それは今おっしゃっていただくまでもなく、投資的経費、本来の形として肉づけで上がってくる可能性がある予算として、十分理解してる。
そうではなくて、今、事務事業をさまざまにずっと進めてるやん。俺が言ってるのは。危機管理課があっちこっちで講演してくれたりとか。政策企画部が総合計画に向けて動いてるとか。そういう事業の中身で、スクラップ・アンド・ビルド。八尾市が進めてる事務事業で、ある一定、精査もしながら役割が低下してきたものについては予算から省くとか。あるいは、事業の必要度が増したというものであれば事業を拡充させるという作業もした中で、中身の選択と集中と。僕、そういう意味や思ってるねん。これまでずっと進めてきてくれた事業の中身の見直し、あるいは拡充、あるいは削減、そういった部分が反映されてる具体を教えてと言ってるんやで、投資的経費のところは理解してます。一つ一つのものができたら、それはそれで完結するやん。当然やんか。そこの部分は十分に理解してるから、平野副市長の今の答弁の投資的経費の肉づけ予算のところは、俺は理解してるねん。それを改めて教えていただく必要もないし。
俺が言ってるのは、これまでの事業の中身の選択と集中で、今、御出席いただいている幹部の皆様が、この大きな分厚い予算書を出していただいたでしょう。そこの具体を教えてくれと言ってるねん。そういうことやで、そこが間違うてるねんやったら示されへんと言ってくれたらええし、大きな視点でも構へんやんか。この課においては、こういうことが反映されて、骨格予算として提案させていただいたんやということさえ教えてくれたらそれでええねん。教えてと言ってるねん。
○委員長(平田正司)
吉川部長。
◎政策企画部長(吉川貴代)
選択と集中ということで、この間、行財政改革において不必要な事業、または必要性の低いものについては縮小・廃止。大事なものについては重点化をしていくということで行財政改革を取り組んでおります。
そのベースになるのが総合計画、実施計画で毎年度の事業を明らかにする。
本来でしたら、この3月のときに第5次総合計画、第9実施計画の中で新規とか充実させる事業を出していくんで、それは6月にさせていただきます。
選択と集中の事例ということでございますが、平成31年度のこの予算の中で、一例を挙げるとすれば、認定こども園を挙げることができると思います。認定こども園、公立5園、この4月から開園いたします。一方で、公立幼稚園が廃園となっております。したがいまして幼稚園の経費が縮小、その分で認定こども園の経費と。こういったものが、今回の当初予算では一番典型的な例ではないかなと考えているところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
次、進めさせていただきたいと思います。
今、全国の自治体でも進めているものでありますけれども、IT化、それからICT化、こういったもの、各自治体がしっかりと反映させる中で、職員の皆さんが効率よく仕事できるように、積極的な導入、通信技術、その辺のことを進めていただいていると思うんです。そこにこの前、本会議でもあったように、人工知能を取り入れたもの、AIであったり、ロボットなんかも取り入れて事務事業の効率化、職員の労働条件の改善、あるいは効率化を図っていくんやということやと思うんです。八尾市においてその辺の考え方、まず、教えていただけますか。
○委員長(平田正司)
岩井課長。
◎
行政改革課長(岩井耕二)
ICTの推進の御質問でございます。
これまでも職員の仕事の省力化、事務の効率化であったりとか、市民サービスを充実していくというところでICTを推進してきたところでございます。
主には、各業務のシステム、プログラムを組んで、システムを組むという中で効率化を図ってきたと。また、そういった部分についてしてきたんですけども、その部分については一段落ついたのかなというところでございます。
今、委員がおっしゃっておられた、新たな部分で、AIであったりとか、あとロボティクスという部分について国でも検討されてると。先進市でも実証事業等をされておられるところでありますので、そういった部分、我々も今後検討をしていかなければならないのかなと考えておるようなところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
人工知能とか、あるいはロボット化ということが、八尾市役所でどういうことに反映ができて、職員の効率のいい作業につながるのか。その辺の中身がようわからんねん。先進事例があるんやったら、それはどういうことなんか。
それを八尾市に導入したらどういう結果が生まれるんやという、検証ぐらいはしてくれてるやろうと思うんや。もうこれだけ他の自治体で進んでたりとか、国が進めてたりとか。国が進めるもの、条例なんかすぐ、速攻で条例に落として施策に反映させていってるやんか。ロボットとか、AIとか。これはどないなるねん。八尾市でどないするの。
○委員長(平田正司)
金参事。
◎政策企画部参事(金廷成)
AIのお話ですけれども、今、岩井課長がお話ししましたように、他の自治体では先進的に取り扱っていったりしてるところなんですけども、私どもも新聞報道、あるいは国から、そういった情報は得ているところです。
ただ、新聞報道以外の各自治体、行政の中でどのような検討をされて、どのような課題を持ってというところは、まだまだ見えていないところもあったりします。本市といたしましては、そういった情報を引き続き、収集しながら検討していきたいと思っているところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
次に、行きます。
女性活躍の話をさせていただきたいと思います。
政策のところやと思うんですけど、全ての女性の活躍推進経費とか男女共同参画推進事業経費とか、男女共同参画の推進拠点施設事業経費とか。
その辺の部分、ここら辺のところは女性の活躍も含めて積極的に動いていっていただかんといかんし、前に進めていかんとあかん。市役所の役割として国の方向性もあってやるべきことやと思うんですけれど、前年の取り組みと、ことし平成31年度の取り組み、この違いも含めて、事業が前に進んでるのかどうか教えてくれる。
○委員長(平田正司)
藤本課長。
◎
政策推進課長(藤本寿江)
女性の活躍についてでございます。
まず平成30年度の取り組みにつきましては、仕事で活躍する、地域で活躍する、生涯活躍するという、3つの視点で取り組みを進めてまいりまして、仕事で活躍するという部分の取り組みにつきましては、市内の各企業、ものづくりの企業さんなどについて、女性が働きやすい環境づくりとかに、積極的に取り組まれているところもありますので、そういった好事例を啓発、情報誌をつくって広めていくという取り組みでありますとか。あと、ものづくり企業の女性の社員さんと近畿大学の女子学生さんとの交流を進める中で、八尾市内の企業の、ものづくりの企業の取り組みを知っていただく機会をつくっていくというようなこと。
地域で活躍する取り組みにつきましては、美園小学校区でモデル的に取り組んだんですが、避難所のワークショップというものを実施したりでありますとか。既にまち協さんとかで活躍される女性の役員さんたちにお集まりいただいて、交流会を実施するという取り組みなどをさせていただいたところです。
それと、生涯活躍するという部分で起業とかをやっていきたいという女性もいらっしゃいますので、そういった方々の知識とか能力とか、スキルアップを図るセミナーとか、そういったことを実施しつつ、その成果を生かす場所として、きらめき応援フェスタというのを先日、取り組ませていただいたんですが、そういう場づくりというところを進めてきたところでございます。
平成31年度の取り組みといたしましては、こういった成果を踏まえつつ、引き続き3つの視点、仕事で活躍する、地域で活躍する、生涯活躍するという3つの視点から、今年度もバージョンアップして取り組んでいきたいと考えています。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
今、お話しいただいたんですけど、すべての女性活躍推進経費というところが、前年度と比べて100万円ぐらい落ちとるやろう。ことしが462万円の計上やけど、前年度、600万円の予算を組んでるで、違うか。
○委員長(平田正司)
藤本課長。
◎
政策推進課長(藤本寿江)
今回、骨格予算ということですので、啓発事業とか、そういった冊子をつくったりとか。そういう経費について主に上げさせていただいておりまして、今後、肉づけ予算が6月にございますので、そういった部分でふえてくる可能性もあるというところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
もう最後にしてくれ。
◆委員(奥田信宏)
これから中身の部分については、予算も取っていきながら、拡充もしていくということの考え方もあるし、逆に言ったらそうでもないかもわからんということやな。それやったらな。
だけど、ここはそうでもないかもわからんということではあかんのやろう。しっかり前に進めていかなあかんし、肉づけの部分で中身のいいものを取りにいって、しっかり事業として実のあるものにしていかんとあかんということを、その辺のことをしっかり理解した上で、6月ないし、それ以降の効率のいい条件のもとの補助金なんかがあるんであれば、それはしっかり取りにいってやってもらわなあかんとも思いますし、最後にしときます。
女性の活躍を進めていく上で、まだまだ日本はおくれてると思います。今ここにお入りいただいている管理職の方を見てても、9割以上、男性の方ですもんね。もっと八尾市役所の中には優秀な女性の職員さんがおられると思うんで、できればどんどんどんどん管理職になっていただいて、女性の活躍を我々もしっかり応援もしていきたいなと思いますし、そうあるべきやとも思います。
最後にします。3月8日、世界で、これは国連で国際女性デーというのが定められてますねん、3月8日。これは八尾市役所として女性の推進ということをうたってる以上、この日、何かイベントをしてるやろうな。世界が女性の活躍をしっかり推進していこうと言ってるのに、この日に八尾市がイベントをしていないということであれば、公の責任として、それは情報不足ではないのかな。推進を前に進めていこうという思いに欠けるのではないのかなという指摘をせなあかんようになるんで、やってるなら何か言って。
○委員長(平田正司)
藤本課長。
◎
政策推進課長(藤本寿江)
国際女性デーという日があるのは存じ上げております。
ただ、3月8日にやってるかというと、取り組みについてはやってないんですが、ただ、3月9日に先ほど平成30年度の取り組みで申し上げましたきらめき応援フェスタということで、八尾市内でこれから起業をしたいとか、いろんな趣味とか、特技とか生かして、何か前に進んでいきたいという方々の集まり、交流の機会と能力を披露する場。そういったことをさせていただいてますので、時期は同じく、日にちは違いますけども、1日おくれですけども、そういった機会といいますか。国の動きも捉えた形で実施はさせていただいてるところです。
○委員長(平田正司)
他に。
大道委員。
◆委員(大道彰)
私も先ほどに引き続き質疑させていただきます。
やはり財政の健全化ということになると、財政が硬直しないように自由に振る舞える予算内容が必要やと思うんですが、その中では、人件費、扶助費、それから公債費。これがもう義務的になりますからできるだけこれを切り詰めると、切り詰めたくないなら税収をもっと上げればいいんですけど。市税、歳入の増収が見込まれない限り、主にこの3つを義務的経費、経常経費という、これを下げないかんと思うんですが、具体的に人件費はどうされるかということなんです。
人件費については、予算編成の基本方針の中にも総額の抑制をするということが書かれているんですけども、実際、次のページを見ると、人件費は上がっていると。こういうことはどうなのかと。もし、人件費を抑制するのなら、人数で抑制するのか、あるいは報酬、給料で抑制するのか。そしたらその場合は、また市民サービスとの兼ね合いからどういう具体的な内容になるのか。そのあたりをお聞きしたいと思います。
それからここの中にも、基本方針の中にも財政構造の見直しをしてやるということも書いておりますが、何かすばらしそうですがこの内容もお聞かせください。
以上です。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
まずは、私から人件費の総額抑制という観点で御説明させていただきたいと思いますけど、この間も幾たびか御説明させていただいたかとは思うんですけど、人件費の総額抑制という観点で、職員の採用抑制及び超過勤務の縮減、行財政改革行動計画に基づいて取り組みをさせていただいているところでございます。
職員の採用抑制につきましては、平成32年度を目指して、再任用短時間勤務職員を含めて、事務職等行政職職員を80人減じていくという取り組みを、今現在、計画に基づいてさせていただいているというところでございます。
超過勤務縮減につきましても、平成26年度比20%縮減というところで、平成28年度から取り組みをさせていただいておりまして、この間、計画の見込み、達成見込みで推移させていただいているという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
超過勤務を減らしてると言うんですが、それは人件費のどこを見たらいいんですか。どこに書かれているんですか。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
今、申し上げました総額抑制の部分につきましては、中期財政見通しをもとに計画を立ててさせていただいた部分でございます。
ですので、例えば超過勤務の縮減というところでございますと平成28年度で大体1億4000万円程度、平成29年度で1億1000万円程度。金額ベースでは縮減効果が見込まれているというところでございますけども、あくまで当初予定されていた人件費の総額抑制をしていくということでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
この参考資料の中の10ページの、人件費の中の「その他の人件費」というのは、これが超過勤務代に当たりますか。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
超過勤務につきましては、今、お示しのところでいきますと「一般職の職員手当等」の中に含まれている数字でございます。
その数字、計画を立てさせていただいた時点で見込まれていた数字よりも、総額抑制をさせていただいてるという状況でございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そこは去年と比べて2億円増額してるんですが、これで抑制していることになるんですか。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
今回、お示しいただいている増額分につきましては、その内訳として記載させていただいていますとおり、来年度予定されております選挙関係事務の関係手当9166万5000円を含んでおります。
その他につきましては、先ほども御説明させていただきましたけども、当初予算ベースで見させていただきますと、平成29年度、平成30年度に実施いたしました人事院勧告に伴う給与改定による手当の増と見込んでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そしたら、超過勤務手当はどこに入ってるんですか。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
先ほどの答弁と同じ形で申しわけございませんが、超過勤務手当につきましては「一般職職員手当等」に含まれてございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
わかりました。それが増額2億円で、そして選挙手当がおよそ1億円、それから人事院勧告のでまたふえてるんですが、その差が超過勤務になるんですね。それではそう解釈します。
違いますか。
○委員長(平田正司)
ちょっともう一遍。
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
先ほどの説明と同じになるんですけれども、今、申し上げました人件費の総額抑制につきましては、計画を立てさせていただいた時点で見込まれる人件費の増の見込みを、しっかり抑えさせていただくという部分でございます。そこの議論の総額抑制をさせていただいてるというところでございます。
今、お示しの当初予算ベースで比較させていただく部分につきましては、先ほども御説明させていただいたとおり、選挙関係手当、人事院勧告に伴う給与改定という部分による増と見込んでいるところでございます。
○委員長(平田正司)
次に移って。
大道委員。
◆委員(大道彰)
それでは、次の課題に移ります。
人件費を抑制するのに、人数で減らそうとするのか。あるいは、給与を抑えていこうとするのか。そのどちらなのかということと。
人数を抑制していった場合に、市民サービスが落ちないようにするためには、どんな手だてを考えておられますか。
○委員長(平田正司)
岩井課長。
◎
行政改革課長(岩井耕二)
人数で減らすのか、額で減らすのかという話なんですけども、人数、先ほど魚住課長からも御答弁がありましたけど、行政職について80人程度の削減をしていくというところで、効果を図っていく部分と。
先ほど御説明がありましたけれども、超過勤務につきまして、平成26年度実績から20%縮減という目標で取り組んでおりますので、そういった取り組みを進めておるというところでございます。
その部分につきましては、行政の仕組み、仕方を見直す中で、仕事を効率化する中で達成していくということで考えてございます。
例えば、事業を集約化する、もしくは審議会等の会議体がありますけど、そういったものを集約化する。もしくは、公民協働を進めていく。こういったことで業務を効率化する中で総額を抑制していく。そういった考えでございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そういう行革の手だてでもって、抑制していくというのが一番いいと思うんですが、その中には、例えば時差出勤をしてるとかいうこともいいことだと思うんですが、それをもっと進めて、フレックスタイムのようなことも考えられていますかということと、その他の手だてがあったらお聞かせください。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
まず、今、御指摘いただきました時差出勤につきましては、我々、1日7時間45分の勤務時間がございますけれども、そこを維持したまま出勤時間、就業時間をずらすことによって対応をさせていただく制度でございまして、平成29年度から全庁的に実施させていただいているところでございます。
また、今、御指摘いただいておりますフレックスタイムでございますけども、確かに、国家公務員、国でそういった議論もなされておりますけれども、やはり国家公務員と市役所窓口、地方自治体の業務の関係ではなかなか簡単に移行できる部分と、できない部分とございますので、そのあたりはしっかり検証をさせていただきたいと考えてございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そのあたりは行革の肝ではないかと思うんですけど、現に、例えば病院とか、消防とかは明らかに時差出勤してるでしょう。だから、24時間、本当は市役所は24時間市民のことを守らなあかんと、私は思いますけど。だけど、そのころ合いがみんなあると思いますけど、極端な場合は病院の例や消防署の例があるということを考えて、抜本的に考えてもらわなければ、このことは達成されないんではないかと、そう思います。
それについての見解を伺うと同時に、ここに予算編成の基本方針は確かに立派に書かれております。だからここでもう一度、悪いですけど聞かせてください。
2番目の財政の弾力化を高めるために、弾力性を高めるために財政構造を見直すと。これはどういうこと、具体的な例はどういうことですか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
一つは、直近の例でいいますと、地方債の発行額を減らしつつ、要は財政運営をやっていけるようにしています。
あと、これもよく言われる臨時財政対策債ですけども、これはふえていってる分はございますが、事業充当市債につきましてはずっと削減をしてきていると。市の借金は減ってきているという形での体質改善をさせていただいているという部分ございます。
また、先ほど来出てます、経常収支比率に反映されます公債費。これにつきましても、より有利な市債を選択するとか、交付税措置がある分を選んでいくとか。市債を発行するに当たりましても、市の財政にとって有利なものを選んでいくという形で健全化に向けて取り組んでおるというのを、一つの例として御説明させていただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そうですか。それは今までもやってくれたことだと思うんですが、お聞きしておきます。
それから、財政をよくするためには不要になったものは除却するとか、そういうことも非常に重要ではないかと思いますけど。現在、八尾市ではこども園計画が終わりまして、施設としては5つの施設が立派に建ちましたけども、あと21の幼稚園、保育所が余ってるわけです。これをどのようにするのか。これも非常に財政にかかわることやないかと思うんですが、行革的な観点からどのようにされるのか、御説明いただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
計画的に検討をさせていただいて、またお示しすべきときにはお示しさせていただこうと思っておりますが、もともと子どもの施設でございます。
ですから、子どもに対してしっかりと使えるところについては使っていきたいと思っておりますし、また、地域でもいろんな活用の方法があったりとかいう検討をさせていただいております。
ただ一方で、認定こども園を建設するに当たりまして、国からの交付金等をいただくに当たっては条件がございます。面積を下げていくという条件もございます。
そういった中で、子どもをしっかり受け入れながら、面積を下げて、交付金等を活用させていただくという手段もとってきておりますので、そこについては行革的な視点でしっかりと進めさせていただきたいと思ってございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
幼稚園、保育所はまだ一、二年のことですからいいとしても、その前にも学校があったでしょう。3つのうち、1つは決まりましたけど、あと2つ残ってるかと思うんですけど、こういうのを計画的にやってると言いますけど、余りにも日がたってるんではないでしょうか。時期を長引かせば無駄ということになるんではないでしょうか。このことについての処置なんかもお聞かせください。
○委員長(平田正司)
だから、学校のことやからもういい。
大道委員、学校のことやからな。今、担当と違うねんから、考え方は言えるけど、違うねんから。そんな具体的に聞いたったらかわいそうや、それは。
◆委員(大道彰)
これは行財政改革の一環ではないかと思うんですけど。それは財政に関係することと思うんですけど。
○委員長(平田正司)
所管が違うがな。
◆委員(大道彰)
違うんですか。答えられないんですか。
○委員長(平田正司)
答えたら、また迷うで。
◆委員(大道彰)
幼稚園を、こども未来部がどうするかという問題ではなくて、あの跡地をどうするかと僕は、私は聞いてるんですけどね。
○委員長(平田正司)
吉川部長。
◎政策企画部長(吉川貴代)
御指摘の高安の学校跡地のことをおっしゃっていると思うんですけど、今回の骨格予算には特に含めておりません。
貴重な財産です。市民の財産でございますので、有効な活用策について、できるだけ早く市民の皆様と議論のもと、使ってまいりたいと考えているところでございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
それは聞いておきます。
もう一つ、大変いいことを書いてるんですけど、平成32年度以降を見据えた予算を編成してると。これは大変貴重なことです。将来を見据えたことしの予算であるという、この具体的な内容について、お聞かせください。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
いろいろあるんですけども、特にわかりやすい例で申し上げますと、先ほど山原理事からもありました、地方債です。地方債というのは、1回借りますとその後、何年間も償還が続きます。
本会議でも御答弁させていただきましたが、まず事業を精査する。その上で、事業費を精査する。その上で特定財源を探す。そして、最終的に地方債を発行する場合については、少しでも低利なもの。少しでも交付税算入が後年度あるものということになります。
見かけ上、歳出の公債費だけ見ていただくと、ちょっと見誤る可能性があるのは、例えば公債費、交付税の算入が全くゼロの、公債費が仮に100万円減って、50%算入がある公債費が150万円ふえれば、見かけ上、公債費50万円ふえたかなとなるんですけど、実質負担は交付税が75万円ふえますと、100万円が75万円になるのと同じですので。私どもとしたら、公債費等を、当然後年度の市民負担を考え、財政の負担を考えた上でそういった低利のもの、有利なものを選んでいくと考える。
それで当然、そういうことをすることによって、後年度、平成32年度以降の財政についても影響が及ぶと考えています。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そうです。今、財政逼迫してるからといって、抑制していこう、抑制していこうとなれば将来的に問題が起こることがあると思うんです。
特に、投資的経費が非常に減ってます。65%も減ってると。この参考資料の3ページですけども、投資的経費、下から3番目ですが、61億円のものが12億円まで減ってると、50億円も減ってると。それは財政的にはいいかもしれませんけども、将来的なことを考えると、どういうもんでしょうか。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
参考資料の28ページを見ていただいたら、もっとわかりやすいと思います。投資的経費の推移というグラフがあります。先ほどから何度も答弁がございましたけども、骨格予算でございますので、投資的経費は極力抑制をしております。
したがって、奥田委員の質問にもありましたけども、ここが、がくっと減ってるというのは骨格予算であるという要因が一番強いということでございますので、決して今回、投資的経費を抑えたとかではなくて、骨格予算によるところが大きいと考えてございます。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
次に国から来る特定財源は、やっぱりもう定められてるんでしょう。こういうことをしなさいというところの財源ですね。八尾市として、このところの施設のメンテはどうするか、危ないところをどうするかということについては、必ずしも国とは一致しませんか。
そういった場合、市自身として投資しなければならないんではないかと思うんですけども、余りにも減らしたら、将来に危険が及ぶんではないかと思うんです。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
済みません。今、部長からございましたように、今回、骨格予算というのが一つ、大きな理由としてございます。
あと、曙川南の土地区画整理事業、かなり進捗してきてるという部分がございます。
あと認定こども園の整備、これも投資の事業としては、先ほど奥田委員さんのときに平野副市長が答弁させていただいたように、事業的には一旦終えん、もう終了の方向になっていると。
それと、平成31年は骨格なので、投資的経費については送ってる部分もございます。それも合わせて平成31年、平成30年と比較しますと減っていると、50億円程度減ってると。これはもう物理的に事業が終了していく過程の中で投資が減ってると。
先ほども骨格と肉づけの関係のお話をさせていただきましたように、当然、市民の安全を守るとか、維持補修が必要な部分、これについてはのせていってると。
あとは、轉馬副市長もよく言われる未来への投資という部分、しっかり、これは6月に向けてつけさせていただくと。平成31年の骨格予算におきましては、申し上げているとおりの形で減ってるというところで御理解をいただきたいと思います。
決して何もかも放っといてお金を生んでるということではございませんので、よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
それでは、八尾の資産が減るということになりますから、そのときはスイッチして、今まである施設を財源にかえる。そういうことをしなかったら、八尾市としての財源が安定しないんではないんでしょうか。投資ばかり、借金ばかりで立てるということでは危ないんではないかと思います。それは言わせてもらいます。
○委員長(平田正司)
他に。
内藤委員。
◆委員(内藤耕一)
済みません。わからなくなってきたんで、まとめます。
さっき、選択と集中で、その象徴が認定こども園計画やということを言われてたかなと、他の委員に対してやけど。その選択と集中の結果で、どれだけ今の保護者や子どもたちが深刻な状況になっているのかというのを、まず言っておきたいなと思ってます。
それと、先ほど他の委員さんも言われていて答えられてたけども、それに伴って今、休園してるような施設は本来、子どものための施設であったわけで、そこを最優先しての活用というのが望ましいなと思います。これは他の委員会なので、別に答弁も要らないです。要望です。
それと、聞いていて、行財政改革指針に基づいた行動計画というのは、はっきり言ってどこかで無理が出てくるというのは率直な思いなんです。
職員の数でも80人、ほぼ減らしてきてるという中で、何かの事業を精査していかないとだめだ。僕らはよくそれは出張所の窓口業務のことを言いますけども、それはそういう中で出てきているもんだと思いますし、それは結果として遠いところの人であれば、マイナンバーカード、まだ目標達成もされていないでしょうし、そういう中で言えば負担を強いることになってくると。
その一方でこの間、ずっと言っていて、ここは変わらないですけども、一般財団法人ですけど、八尾市人権協会への運営補助金や啓発関係業務、これに対しての業務はずっと継続されるわけです。これも他の委員会なので別に答弁は要りませんが、就労生活相談事業や地域就労支援事業とか。基本的な専門的な知識があるわけではなく、その団体の行ったセミナーか何かに参加をすれば、それでできる。そういう相談事業を委託と言っていいのか、よくわかりませんけど、それで肩がわりしてると。本来であれば、人件費がかかるので、申しわけないけど行政が直接相談に乗って、それを施策としていくということが本来の行財政改革なんだと思いますわ。その立場に立ってないなというのが、この間の委員会を通じても、つくづく実感するし、先ほどの認定こども園が選択と集中の成果だというのは余りにも余りやなと思います。
そういう点では、行財政改革指針に基づくこの予算については、市民にとっては弊害があるなと思います。
以上です。
○委員長(平田正司)
他に。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
もうこれでまとめていかんと、委員長が怒りはるから、もうまとめるようにしようかなと思ってます。僕の認識とか、間違いがあったら教えてね。
今回の予算には職員人件費が入ってますやんか。超過勤務とか、その辺は入らへんねんな。後でのってくるのかどうか教えて。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
今、御指摘の超過勤務につきましては、既に計上させていただいている状況でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
超過勤務の内容については、どういった金額で、何をもとに出してるのか。それについては、最大限の努力をした数字にしてあるのか。あるいは余裕を見た数字で予算どりしてるのか。その辺の中身はどないやねん。
何年か前の20%削減というところがベースになってくるんやろうけれど、そこに、決算が予算以上のものにはなってはいかんというルールがあるやろう。違うかったかな。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
基本的な考え方でございますけれども、先ほど来御説明させていただきますとおり、平成26年度比20%縮減を目指して平成28年度から取り組んでいくというところで、行動計画の期間中、取り組みをさせていただくというところで既に実施させていただいております。ですので平成28年、平成29年、今年度とその方向で今現在、取り組みをさせていただいているところでございます。
一定、予算ベースにつきましては、当然、人事院勧告に伴う単価改定等もございますので、金額ベースで20%縮減と、見た目上というんですか、そういった部分、あらわれないところもあるかもしれませんけども、そこは総額抑制という観点で、先ほど来、御説明させていただいておりますけれども、一定範囲内でおさめさせていただいていると認識をしているところでございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
平成31年度、将来的に、また、人事院勧告等の勧告があれば、市の職員さんは八尾市としてそれを見にいくというところの議案は上がってくるやんか。いつも上げてるねんから。それを除いた部分で、平成26年度の数字がこうやったんやと。市役所としては、それの8掛けの部分で超過勤務を抑えるねんということを、君らが言ってるんやろう。
だから、そこの数字を示してくれて、今回の予算額が80%以内の数字になってるのかどうかということの数字を示して、説明してくれる。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
今、御指摘いただきました勤務時間ベースで御説明をさせていただきますと、平成26年実績値としまして20万5141総時間というところで定めさせていただいているところでございます。ですので、その8掛けの範囲内で超過勤務を抑えさせていただいてるというところでございますけれども、この間、平成28年度、平成29年度は既に達成させていただいている状況で、平成30年度の現時点におきましても達成見込みという状況でございます。
以上です。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
数字として、当然、10億何がしという数字が出てるやんか、過去の実績としてな。今回、それに対してこういう数字で努力目標も含めて、予算を組ませていただいていますということを言ってくれたら、もう1回でええねんやんか。何を言ってるの。
○委員長(平田正司)
魚住課長。
◎人事課長(魚住哲)
勤務時間ベースで御説明させていただきましたら、今の御説明になります。先ほども御説明させていただきましたけれども、金額ベースで御説明させていただきますと平成28年度で1億4000万円程度、平成29年度で1億1000万円程度、超過勤務縮減によって効果が見込まれているというところでございます。
そういった部分を含めて、総額抑制に今現在、取り組ませていただいているという状況でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
次、行きます。
平成31年度、もう僕、取り組んでいただきたいと思っていますし、市民の皆さんに、少しでも八尾市役所へ訪れられて元気に笑顔で帰っていただきたい。市役所へ来やなあかん用事で来てはるねんから、帰りしなには、元気で帰っていただきたいなと思うんやけれど。市役所の1階、もう物すごい混雑です。その混雑緩和、考えていかなあかんなと、多分、みんな思っていただいていると思います。
その辺の部分、今回、骨格予算なんかもわからへんけれど、当然、1階の市民窓口の混雑の部分、これは、しっかり解消していくんだといって予算に反映されてるんやろうな。
○委員長(平田正司)
奥田課長。
◎市民課長(奥田紀明)
混雑の激しい日があると、こういう御指摘でございます。
これまでも曜日により、時間帯により、あるいは日取りにより、多少込み合ってる時間帯があるというところは、十分認識をしておりますし、その解消に向けてということでこの間、混雑を予想するカレンダーを発表といいますか。公表させていただいて、その時間帯、あるいは曜日を外していただけるような働きかけをしたりとか。あるいは、窓口の事業者さんとの連携によりまして、記載の補助をすることによって、お一方、お一方がスムーズに用務を終えていただける取り組みを重ねております。
今、委員おっしゃっていただいてる今年度の予算の中で、混雑を解消するためのお金をということで特段、積み上げてるというものはございませんが、経常的な経費の中で創意工夫を重ねていくと。こういった状況でございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
ちょっと今、具体的な中身、お示しはいただいたんですけれど、なかなかそれが解消につながっていない。解消するためにはどうしたらええねんやと。窓口を増設するとか、具体的な部分の中身。これは普通、考えてるやろう。このまま窓口混雑したままで緩和せんでもええねんということにはならんでしょう。
当然、初年度に、これは骨格か何か知らんけどやな。1階の窓口、八尾市民の皆さんに御利用をいただいてる。これは八尾の市役所の玄関口や。早いことこんなもん、解消せなあかんの違うのんかいな。そのために何するの。そのために予算をつけなあかんやん。それをちゃんと教えてや。真剣に考えてるんやろう。皆さん、何か事業をしようと思ったら予算が要るやんか。予算をつけなおかしいがな、こんなもん。ちょっと教えて。
○委員長(平田正司)
太田次長。
◎人権文化ふれあい部次長(太田浩子)
窓口混雑の解消ということで、予算をつけてするというのも一つの方法だと、委員の御提案やとこちらも認識しておりますが、今、できることから一つずつ、先日は番号案内の機械を増設して、少しでも待っていただくのをわかるような形にしたりとか。マイナンバーカードを推奨していくというのももちろん一つの方法ですし、そのために、写真を撮影する場所を変えて、マイナンバーカードや印鑑証明、住民票を取りに来られた方が、まだマイナンバーカードをお持ちでなければすぐ横で写真を撮って、申請して、マイナンバーカードで住民票をおとりいただけるような形で御案内したりとか。
日々、業務改善には取り組んでおりますので、その中で、また一つ一つ改善できることがあれば行っていきたいと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
わかった。予算が要らんのやったら、要らんでええわ。直ちに1階の窓口緩和、市民の皆様方が長いこと待たんでええようにしっかりと対応策、これは考えて早急にやってや。もうあれだけ混んだら、ちょっと異常やぞ。状況を見てたら、その辺、直ちに部長、先頭になって1階のあの状況、早よ改善を図ってね。
もうここでは言いません、これまで議論してきたから。マイナンバーカードをとってもうたら、コンビニでもとってもらえるねんとか。あるいは、出張所の廃止に伴う1階の窓口の状態が大混雑してるとか。その諸条件は言いません。出張所のことも議決されて、我々の立場とは違うかったけど、議決事項や。
マイナンバーカードの取得で、コンビニでとるというのも、国の方向性の部分がある。でも、これは市民さんがそれぞれ選択して、それについてはまだできていないと。田中市長のお考えにまだついていけてない状況があって市役所、大混雑してるねん。これは市民さんに直接言うことではなくて、今の大混雑を市役所として、どのように改善していくんやということ。予算も要らんのやったら、それにこしたことあらへんがな。早いこと窓口の状況、スムーズに市民の皆さんが流れるように、用事が済んだら笑顔でどうもありがとうと言って帰ってもらえるような体制、ちゃっちゃとしようや。この辺が、もう不細工でならん。よろしくお願いしておきます。
それに伴って、市役所の駐車場、入られへんぞ。これは市民さんに何て言うねん。もう駐車場に限りがあるから公共交通機関を使ってくださいとか、自転車で来てくださいとか言って、お願いするのんか。大井課長、長いことしゃべってへんからちょっとしゃべるか。
○委員長(平田正司)
大井課長。
◎総務課長(大井雅博)
駐車場の件ですけれども、昨年来、非常に多いときが続いていたと。現実に2万台、1カ月に超しているというときもあったんですけれども、今年度後半あたりから少しずつ減少傾向と。現時点で、大体1万7000台程度でおさまってきておりまして、昨年の混み始めたという時期よりも、やや減ってきていると。
私どもとしましても、今年度の初めに、駐車場の警備員を増員して、なるべく混雑をしないような形で費用をかけたりということもありましたので、その成果も含めて、少しずつ出てきているのかなと思っております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
大井課長が言ってるから、余り言えへんけどやな。せやけど、一定、解消傾向につながってるねんという御答弁をされてるんやったら、今度ふえたら怒っちゃうよ。
だから、もうそれが今の現状の施設の中で対応できへんぐらいの容量になっとんのかということもあったりとか。八尾市の方向として、公共交通機関を御利用くださいという立場で進めるのか。自転車に乗って来てねという形で進めるのか。いやいや、そうではないと、車に乗って来られる方もしっかり対応していくんだという立場なのか。その辺、総務部長としてはどうやねん。
○委員長(平田正司)
大井課長。
◎総務課長(大井雅博)
やはり来庁者の中には高齢者、障がい者、なかなか車でないと来られないという方がおられるのも事実でございます。
御指摘のとおり、駐車場が構造的にもともとやはり少ない台数しか入れないと。
あとスロープ、坂道の部分が非常に狭いといった構造もございますので、なかなか車の運転がお得意でない方は、どうしてもそこで詰まりがちになるというところは事実、あるかと思います。
そういう意味で先ほどの駐車場の警備員を雇ったということなんですけれども、私どもとしましては、さまざまなニーズがございますので、どのような方が来庁されても大丈夫なように、できる限り、私どもできるものは全てやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
もう次に行ったって。
◆委員(奥田信宏)
ここの部分、締めさせてもらおうとは思いますけど市役所の顔である1階ロビー、市民課窓口の混雑緩和。
それと市役所本庁の駐車場、駐車スペースも含めた市民の皆様方に御利用をいただくに当たってなかなか御利用しづらい、入りづらい状況にあったりしてる、今の現状について、市役所の皆さん、担当課の方は理解してると思う。そういう現状を理解してると思う。その理解した現状を、どのように打開していくんか、改善を図っていくんかということに努めていただきたいと思います。努めていただきたいと思います。
そこについても、皆さんは先ほど来からでき得る限りというような発言をしていただいていると思います。できる限り、予算をかけずに混雑緩和、あるいは窓口状況の改善を図っていきたいということやろうと思いますけれど、お金も使わんと限度があるやろう。
そやから、そこも含めて御検討をいただきたいと思いますし、その辺の認識、副市長らも御確認いただいていると思うわ。この辺のことについて、前に進めていくんか。今の現状はどうなのかということの認識の共有もしたいし、どう前に進めていくねんという方向性だけでも、しゃべっていただきたいなと思います。
○委員長(平田正司)
平野副市長。
◎副市長(平野佐織)
1階の混雑緩和というところでの認識と、それから今後の考え方ということでございますけれども、奥田委員もよくごらんになっていただいているので、おわかりだと思います。
物すごく混雑してるときと、がらがらになってるときもあります。そこをできるだけ平準化していくためには、市民の方の御理解もいただかないといけないと思っています。
そういう努力、こういうときには混雑します。こういうときには比較的すいてますよという御案内をさせていただいたり、そういうこともございますし、来庁していただくためには、先ほど総務課長からありましたように、いろんな手段で来られます。これも確保しないと、その方の身体状況であるとか、いろんな状況もございます。それにも対応してまいりたいと思っております。
できる限りの対応をさせていただくというのが基本的な趣旨でございますけれども、例えばハードを全て、この建物をもう全部そのためにつくりかえるんだと、そんなことは財政状況からも到底無理だということも、奥田委員も御存じだと思います。
そんな中で、努力を一生懸命していきたいとは思ってございます。
一方で、マイナンバーカードを推奨しておりますけれども、一度来られて、こういうカードがあるんだということになりますと、2度目、3度目ということについては次、カードをつくっていただいて、簡単な手法があるんだなと御理解いただいてる方も結構たくさんいらっしゃいまして、私も肌で感じています。地域に行かせていただくと、マイナンバーでコンビニでとれるようになったやんかと言っていただく方も、どんどんどんどんふえてきているように、ちょっと感じてはおります。
そういったところもありますので、市民の利便性というところについて、それから必要な手続については、来ていただかなければならないものや、そうでなくても簡易にできるもの。そういったものもしっかりと提示をさせていただきながら、市民の皆さんの御理解をしっかりと深めていく。これが我々の姿勢であるかと思ってございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
市民の皆さんのために、よりよい情報発信というか。そのための強化もしていただきたいなと思います。
最後にします。
危機管理のほうで最後、お願いしたいと思います。
八尾市の現状、さまざまな、これは災害ではなくて防犯の部分、先ね。八尾市の街頭犯罪の今の状況というものを聞かせていただきたいと思いますし、その中で八尾市における主たる街頭犯罪でこういった状況にあって、それが今どういうような状況で推移していて、市民の皆様方への犯罪抑止の啓発活動や、市民の皆様方の防犯意識の向上というところの活動。その部分、全体的なところで総括していただいて今後の、平成31年度の取り組みにつなげていただきたいと思います。その辺の中身を全て時系列でしゃべっていただけますか。
○委員長(平田正司)
相原課長。
◎
危機管理課長(相原貴史)
最近の街頭犯罪の件数につきましては、平成28年度は1765件、平成29年1620件、平成30年については速報値ですけど1348件と、年々減少傾向にあります。これにつきましては、地域の皆様の取り組み、各種関係団体の見守り等の活動がだんだん実を結んできているのかなと理解もさせてもらっています。
八尾市の中での犯罪、今一番多いのは、自転車盗が今一番多いところでございますので、自転車盗についての啓発に努めているというところでございます。
春と秋に警察さんと連携して、市民の集いという形で、安全・安心を市民の方にお話をする機会も設けさせていただいております。その中では、今、話題の特殊詐欺が近年、お話の中心にはなってきておりますけども、街頭犯罪以外に、やっぱり特殊詐欺というところは、件数としてはまだまだ高い数値がございますので、特殊詐欺についても、1件でも減らしていくという形で、関係機関等とも連携しながら進めてまいりたいと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
防犯カメラ等の強化、地域の防犯カメラ、あるいは市が主導でやっていく防犯カメラ。この辺、設置の必要性、あるいは設置による犯罪抑止の効果というのはどうなんですか。
○委員長(平田正司)
相原課長。
◎
危機管理課長(相原貴史)
現在、カメラにつきましては、まちづくり協議会さんを中心に地域でカメラを設置していただいているところでございます。
八尾市につきましてももう平成28年度、平成29年度、平成30年度街頭犯罪の発生抑止になるところ、幹線等に積極的につけさせていただいているところでございます。
カメラにつきましては、設置が目的ではなくて、地域の方の見守り、地域の方のきずな、連携、顔の見える安全・安心については地域の方の関係。向こう三軒両隣とか昔ながらの地域の関係があって、カメラが有効に役立つものと考えておりますので、カメラについても適切に、地域の活動を支援しながら設置していきたいと考えております。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
委員長からもう早うやめと言われてるんで、最後の項目にします。
防災・減災の部分、もうこれは大事なことやし、僕は公的な役割の中で、一番もう一丁目一番地で、最大限に前へ出てもうて市民啓発活動、あるいは市民の安心・安全という部分の中で取り組んでいただきたい項目です。もうそれが公の役割、公的責任です。その辺のところの質問をして終わらせてもらいたいと思います。
平成31年度の予算の中に防災関係の予算も出てると思います。その辺のところの、強化していったところの予算の部分をしっかりアピールもしていただきたいし、必要性も述べていただきたいと思います。
また、どぶ板で職員の皆さんが年間40回ぐらい地域講演会、職員の皆さんでやっていただいていたり、年に2回ぐらいなんかな、講師の先生を呼んで、大がかりな防災の講習会もやっていただいていると思います。
それから、平常時にさまざまな形で、災害に対する意識を高めていただく情報発信、これもしっかりしていただいていると思いますし、去年なんかは台風21号やとか大阪北部地震とか、甚大な被害があって、本市でも木とか、いろんな被害がありました。屋根かわらが飛んだとか。その際には、うちでも環境さんを中心になってもうて、災害ごみ、これは復旧作業、早かったね。地域の人にほんまに喜んでもうた。災害ごみに対しての撤去処理。これには本当に早い対応をしていただいて頭の下がる思いですし、感謝申し上げるところでございます。
そういった平常時の地域での意識啓発、災害に対する、災害に強いまちづくり、人づくり、そして、災害が起きたとき、危機管理課としては、司令塔の役割を担っていただかなければなりません。そういったところでの役割。
それから、今、地域の皆様方にも自助という部分の中でお願いをしていって、意識を高めていってもらわんといかんと思います。そういったところを、今までから私が質問させていただいていろんなお答えを頂戴しているところですし。その辺のところは危機管理課が中心になって強く前へ進めていっていただいているものと認識もしてますし、共有させていただいているつもりです。その辺のところ、ちょっとしっかりと、今、僕、一つ一つ中身をちゃんと伝えたからね。忘れずにちゃんと言いや、全部ね。もうこれで終わるんで、余すことなくしゃべってね。大事なところやから、僕が聞いた中身を一つ一つ、しゃべってくださいよ。八尾市の取り組み、しっかり市民の中にどういうふうに、平成31年度、進めていくんやということもちゃんとつけ加えてくださいね。予算審査ですから、お願いします。
○委員長(平田正司)
相原課長。
◎
危機管理課長(相原貴史)
備蓄につきましては、東日本大震災を受けまして、備蓄の考え方が変わりましたので、それに基づきまして平成31年度につきましても進めさせていただきたいと考えております。
来年度につきましては、防災マップの改定を予定しておりますので、今、大和川と八尾防災マップ、2つに分かれてるものを一つにさせてもらいますし、今年度新しく大阪府さんでも内水浸水等、寝屋川流域の最大想定浸水深についてもお示しされますので、改定を進めさせていただきたいと考えております。
平時の取り組みにつきましては、マップを用いて、御自分の自宅がどんな災害リスクがあるのかというところを御確認いただくところから進めさせていただいて、取り組みとしては耐震補強であったりとか、備蓄についても御説明をさせていただいています。
昔ながらの備蓄方法といいますのは循環、ローリングストック。御家庭の中で余分に買っていただいて、それを災害のときに使っていただくという話もさせていただいておりますし、家具の固定につきましても御説明をさせてもらっています。
なかなか家具の固定ができないところについては、家具の配置、寝る場所の配置についても一度御検討くださいと。地震が起こったときに高いタンスとかが倒れてきて、けがせえへんような配置というのを考えてくださいねということも啓発させてもらっています。
年に一遍、危機管理防災講演会という形で外部の先生に来ていただいての御説明もさせていただいてもらっています。防災に興味のある方だけではなくて、いろんな方に聞いていただくために、今年度はできませんでしたけども、昨年度で言うと河内音頭まつりのときにブースを出してハザードマップを配布するなど、防災に興味がないという言い方は変ですけども、防災のイベントとしてではなく来られてる方についても、防災に関心を持っていただける取り組みもさせていただいています。
委員、言っていただいた、地域の活動の中で説明もさせていただいています。小さなところで八尾市の職員が出向いていって講演もさせていただいているというところで、より身近に感じていただけてるのではないかなと考えております。
防災について、なかなか一朝一夕に進むということはないですけども、地道に啓発活動を進めて、地域の安全・安心を高めていく形で、引き続き取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
他に。
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
消防のときにも申し上げたんですが、僕も今日が最後の委員会になりますんでよろしくお願いしたいと思います。
今期で任期を終える者として、今年度の骨格予算については、細かいことは聞くつもりはなかったんですが一つだけ、まず冒頭に、先ほど来の議論を聞いておりまして心配なことがありますので、まず財政部長に、八尾市の財政状況は、もう難しいことやなくて厳しい状況にあるのか。そうではないのか。簡単にお答えいただけますか。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
非常に厳しい状況であったものが、比較的持ち直してきたとは考えています。
しかしながら決して、例えばお医者さんに治ったよと言われても、むちゃしたらあかんでと言われるのと同じで予断を許さないと。
特に、小枝委員から都度、御心配いただいていますように、臨財債を含めて社会保障費の増とか。それから国の財政状況が地方財政に及ぼす影響というところについては、予断を許さないところもございます。
したがって、八尾市の状況だけを見ますと良化をしてきておるものの厳しい、引き続き厳しいという認識が必要であろうと考えています。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
私が何でこの質問をするかといいますと、先ほど山原理事から33億円、基金の取り崩し。2億円減らしましたと。僕に言わせれば、骨格予算で33億円を崩さないかんということが、本当にそれでええのんやろうかという気持ちを持っております。(「そのとおり」と呼ぶ者あり)その点を、まず指摘をしておきたいと思うんです。
その次に心配なのは、これも部長から説明がありましたが、去年の当初予算では市税で4億円の補正財源として残しておると。それも調べさせていただきました。今年度は8億0100万円ですか。そして、地方交付税は2億円で同じです。
そうすると、この予算に肉づけして本予算を組んだら4億円で組まなあかんと、こういうことです。それぐらいで本当に中核市として、これは今までと違うねん。中核市やからもっともっとやらな、平成29年度以上にやらないかんねん。そういうことで財源は、4億円しか残ってない。
そうすると、33億円と言ってたけども、現実に事業予算を組むというときには、また崩さないかんの違うかという危惧を実は、私は持っております。
それからもう一つ、これは余計なことかもしれませんが、たしか去年でしたか、議長、ここで小西先生の研修会を聞かせていただきました。僕はそのときに個人的に先生、うち35億円を崩してまんねんと。実際は、決算のときにはそんなんではないですが、どない思いますねんと言ったら、もう先生忘れてるかわからんけども、悪いとは思わんけど、ちょっと多いかなということをおっしゃってました。
だから、できれば33億円でほんまに、もうこれ以上取り崩さんでもええように、シビアな予算を組んでもらうように、一つお願いをしたいなと。こういうことであえて冒頭、このことをとり上げさせていただきました。
さらに、もうこれはほんま言って、僕も52年議員をさせてもろて、最近反省しとんです。僕も昔は民謡を歌っとるように、あれもせえ、これもせえと言って、財政状況も考えんと言ったこともあります。これから先は、後ほど言いますけれども、ほんまに僕も反省をしながら思っとるんですが、財政に目を向けんとあれもせえ、これもせえと言っとったなと。今の財政が厳しいということは、執行機関にだけ言うんではなくて、議会もこれを認めてきたという責任は、特に僕は一議員として、一番ひねの議員として、そのことはつくづく考えておると、このことは反省を込めてまず申し上げておきたいと思います。
さて、そこで、この予算の中身のことは結構ですが、ちょっと気になることがありますんで、その点についてあえて私の意見と、そしてお答えをもらいたいなと思います。
まず、私が一番心配している行政課題は何か、もう皆さん御承知のとおり何回も言っています。去年の代表質問、ことしの3月の個人質問。やっぱり少子高齢化に伴う
人口減少社会になるということです。このことを一番心配しております。私も52年間議員をやらせていただいて、これまで八尾市の抱えるさまざまな行政課題について見てきたし、執行部の皆さんとも議論をしてまいりました。
昭和40年代から昭和50年代、昭和60年代までは子どもがふえて、人口流入もあって、人口が勝手にふえた時代。学校をたくさんつくらなあかん。僕の地元で言えば、龍華小学校と龍華中学校しかなかった。それが永畑小学校をつくり、亀井小学校をつくり、亀井中学校をつくった。遠いところでは八尾中の校区で桂中学校もつくったし、上之島の中学校もつくったし、方々で小・中学校、2年に1校をつくらないかんような時代でありました。
保育所もつくらなあかんかった。民間事業者は、新興住宅を無計画にどんどんどんどん建てて、道も狭いまま家だけが建て込んでしまった。そんな時代でありました。ちょっと余裕ができてきたら、市民生活も豊かになって、他市にもあるから同じような文化会館や体育館をうちもつくらないかんと。これも、何にも言わんと僕らは賛成してきた。今から考えると本当にあれでよかったんかなと。今まではよかった。これから何年か先には維持管理に100億円かかるねん。そういう時代になってくるわけであります。自治体同士で箱物づくりを競ってきた。そういう時代もありました。
そして、これも私は反省をしとるんですが、昨年の代表質問でも申し上げましたが、全国的にいうと平成22年から人口は減っとるねん。八尾市は平成2年、20年も先から人口が減り続けておったんです。ちょっとずつやったから、それを表で見て俺、議員として失格やったん違うやろうかと、そんな気持ちもあって、昨年の代表質問をさせていただきました。
地方分権の流れの中で、府からの権限移譲も積極的に受け入れた。そういう中で、まちづくりも地域分権をやって、ソフト事業が充実した時代、それが中核市への移行にもつながったと思います。これには歴代の市長、また歴代の皆さんの先輩の積み重ねが中核市につながったんではないかと、私は思います。
これまで国なり、府なりの教科書を参考としながら、また他市のやってることを手本にして、行政はやったらよかった、そういう時代であったかもわかりません。
しかし、これからの人口減少はそうはいかんと思います。今度はそれぞれの自治体の立地、個別の事情が異なるから人口の減り方もまちまちになりますが、特効薬も手本もないんです。未知の取り組みになる。これまでの対症療法では、気がついたときにはえらいことになってもた。手おくれになっているかもしれません。
そんな中で八尾市が自分で道を切り開かなくてはならん、そういう時代になると思うんです。
そこで、八尾市の中長期の行政計画になる総合計画の策定について、担当はたしか一ノ本理事でしたか。今の担当者が、この
人口減少社会に対して、どういう思いを持っているか。お聞きしておきたいと思うんです。
まず、今るる話をした
人口減少社会、こんなに心配してるの、このごろ俺しかこんなことを言ってないので、俺だけがこんなに心配してるのかいな。俺、どこか間違うてるのかいなと思うときもあります。
しかし、総合計画の策定担当者として、必ず来る
人口減少社会について、どういった認識を持っておられるのか。これが、まず第一点です。
それが、次の総合計画とどう関係していくのか。この2点について、考えをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
一ノ本理事。
◎理事(一ノ本大治)
人口減少問題です。非常に、漠然とした不安といいますか、生産年齢が減っていく。財政規模の縮小。生産年齢が縮小しますから、実際に必要な経費はふえるんですけれども、それに見合った歳入がなくなる。今、国がまさに赤字国債なんかを発行してる。一方、地方は地方で臨時財政対策債を発行して、財政を続けているというところ、非常に漠然とした、赤字ばかりがふえていって、この先、この日本はどうなるんだろうかというような不安。そういったものは、私、今、総合計画の担当ですけれども、財政担当をしていたときから漠然とした不安を持ってございます。
ただ、
人口減少社会の中で何もしないわけにはいかないわけでございまして、八尾市は
人口減少社会に対してどう向き合っていくのかという部分では、人の取り合いではないですけれども、転入していただく方、あるいは出ていかれる方、そこの差というのは、少し敏感になって、いわゆる社会的な人口がなるべく減らない。逆にふやしていく。全体としては減っていくんですけれども、そういった転入転出に伴う減少をしっかりと抑えていくといいますか、逆にふやしていく努力。これは八尾の町が、魅力的であるということで、八尾に住みたいなと、あるいは、年を重ねて出て行った方がまた八尾に帰ってきたいなと思えるような八尾の未来をどう市民と、市民の皆さんと一緒につくり上げていくのかというところで、私もこの1年、非常に悩みながら考えてる状況でございます。
今、第5次総合計画の総括ということで、審議会の中で議論、延べでいうと十四、五回ぐらい、議論させていただいてございます。
また、一方では八尾市民を対象にした1万人のアンケートというのをとらせていただいて、今はいろんな集計をしてございます。市民が何に幸福を感じていらっしゃるのか。どんなことに生きがいを感じていらっしゃるのかということを、率直にそれらをしっかりと集約していって、それを次の総合計画にしっかりと反映していくようなものを御提案させていただきたいという思いで今、取り組んでいるという状況でございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
僕は、あなたに物すごく期待をしておりますので、私ももう何日かたったら一市民になりますので、今話も出ましたが、総合計画と財政については、これは切っても切り離せないし、人口が増加していた時代というのは、税収も右肩上がりやったし、将来の矛盾も解決できる状況であったと思うんですが、これからは矛盾が凝縮されていく方向になってくると思うんで、過去には、僕が初めて議会へ出してもらったとき、昭和41年から昭和60年までの第1次総計で緑と太陽と何とかといって、夢もあったけども、これからはそういう形の夢はもう追うことがでけんと思います。
今の国のやり方というのは、はっきり言って絶対にこれはもう人口、ふえないよ。何でか。これは代表質問で言いましたが、非正規が4割以上、非正規と正規の若者の結婚率は非正規は半分以下。もう若い子は給料上がらんし、夫婦では飯を食っていかれへん。だから、国の施策を変えんことには、人口はふえない。
しかし、地方はそう言うてられへん。国がやっとるのは保育所をどうのこうの。そんなこと、地方に任せたらええねん。金だけ段取りしてくれたら、地方で考えるがな。そやなくて、その前段として、結婚できる体制をつくらなあかんねん。それが今の国の政策では、逆のほうを向いとる。
そやけどもその中で地方は頑張らなあかんのんで、そのことを頭に置いて、考えていただかなくてはならんと思います。
今後は、人口減少する。いずれは先ほどありました市税収入にも、影響が出てきて、結果、市の財政にも必然的に影響が出てくる。安心してるのは、一ノ本理事は、前は財政におったから、その前は現場にいてたやん。市民の願いも思いもよく理解をした人が今、そこに座っていただいているということは大変ありがたいことやと思います。
もう一遍、将来のあり方と、財源の関係について、どういうスタンスでこの総計をつくっていこうと考えておられるか。改めてお答えいただけますか。
○委員長(平田正司)
一ノ本理事。
とくと言ったってくれ。
◎理事(一ノ本大治)
考えをまとめないといけないんですけど、当然、地方は国のコントロールのもとに基礎自治体として、市民の最前線で仕事をさせていただいてございます。当然、国から与えられた地方財政計画の範囲の中で、しっかりと予算を組まないといけないというのは、大前提にあるんですけれども。その中で、今、小枝委員もおっしゃったように、要はあれもこれもそれもという時代ではないという認識を、当然、我々も持ってございます。
ただ、我々考えないといけないのは、次の総合計画というのは、何年か後の八尾市の将来像を設定して、そこへ向かっていくために今どんなことをしていかなければならないかということを、考えていくという作業をことし1年、しっかりとやっていかないといけないなと考えているんです。
その中で当然、我々、少なくともその計画は現行の財政計画とも一定、整合させる。ただ、整合させることにばかり目がいくと、市民と一緒に夢とか、将来の八尾市をこうしていこうよと、一緒にやっていきたいという思い、共有したい部分も狭められてはいけないなと思います。
だから、少し頑張って手を伸ばせばそこへ到達できる。そうできるように市民の皆さんと一緒に頑張っていきたいと、そういった計画、総合計画としては現実を見ながらも、夢もしっかりと描くということも大事なんかな。
ただ、その夢は、本当に絵に描いた餅ではなくて、少し頑張れば達成できるんだということを、市民の皆さんと一緒に共感、共有しながら進めていけるようなものにしていきたいという思いでございます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
大いに期待をして、市民に戻っても見させていただきたいと思います。
話が変わりますが、今までは人口が伸びとって、20年ほど前からちょっとずつこうなっとるけども、相対的にそんなえらい人口が減少したという気持ちはなかった。そういう中で、条例や規則も全般的に見直さないかんの違うかなと。
例えば、市民参画と協働のまちづくり基本条例、財政その他ということで、お金は規則に委ねるとなっている。そうすると規則を変えたら我々、議会はもう手がつけられへんねん。国の法律も全部そうなっとる。省令でみんなやっとるわな。間違ってはおらんけれども、これからは時代が変わるんで、一遍そういう面も全部見直さないかんの違うかなと思うんです。
包括外部監査の結果にも、地域活動についての補助金及び交付金の整理、一本化すべきだと指摘をされております。だから、そういうものだけではなくて、条例全体をも一遍見直さないかんの違うかなと。こう思いますので、答弁は結構ですからそういうことを一遍考えてください。
それからもう一つ心配なのは、一昨年の12月、総計の条例。私も賛成をしましたがちょっと気になることがあるんで、そのことも含めて条例全体を見直していただきたいなと思います。
2025年には、
高度経済成長期を支えた団塊の世代が全て75歳以上になるんです。そして、国民の3人に1人が65歳以上の高齢者になるんです。そして、2040年には団塊の世代に次いで人口ボリュームの多い団塊ジュニア世代が全て高齢者になるんです。そのことで当然、火葬場ももう不足してくると書いてあんで、ほんまに。
地域経済も衰退してくるし、3戸に1戸は空き家になる、ゴーストタウン化する。そういうものを乗り越えてまちづくりをしていかないかんわけですから、大変なことやと思います。
こんなことを僕の支持者に言うと、小枝、おまえちょっと騒ぎ過ぎで、心配し過ぎやという人もぎょうさんおる。そやけども、僕も今期で、あと数日で引退させてもらうんで、このことだけは将来、考えてもらわないかんこととして、皆さんにお願いをしておきたいと思います。
将来の人口、これも個人質問で言いましたが、総務大臣主宰の研究会、自治体戦略2040構想研究会が示している本市の将来の人口減少は、10%から20%になる。少なくとも10%に抑えるように、ひとつ、まちづくりを頑張っていただきたい。
次期総計の策定に問われることであって、人口の問題は問われる肝だと、私は思っております。
一ノ本理事を初め、総計プロジェクトのメンバーの皆さんにとっても、未知の世界に臨むことになり、またその重みも、私は十分承知をいたしておりますが、大事な仕事だと思いますけれども、学識経験者の皆さんと、全部局の英知を結集して、ぜひいいものをつくっていただきたい。このことをお願いしておきたいと思います。
ありがとうございました。
○委員長(平田正司)
他に。
大道委員。
簡単に言ってや。
◆委員(大道彰)
今、小枝委員のすばらしい発言もありました。
○委員長(平田正司)
もう人のことは置いといて、自分の意見を言ってくれ。
◆委員(大道彰)
私もそう思います。それで、漠然と財政健全化とか八尾市の将来とか言っても、それだけではだめだと思うんで、小さいことですが逐一、老婆心も含めて言わせていただきたいです。この基金ですけど、今までの質疑の中にもありましたけども、基金は私の個人的な感覚ですけど、案外と簡単に取り崩すんだなと。そう感じますけども、これは大事なことですから、基金の取り崩し等々の規約はあるはずですね。どうしたときには、これを取り崩して幾らぐらい入れる、そういう規約はあるんでしょうか。
○委員長(平田正司)
山原理事。
◎理事(山原孝英)
取り崩しについては、当然、本市の財政の状況に応じて。あと、例えば黒字が出たときに、財政調整基金に2分の1以上を繰り入れると。そういう形の規定はございますが、予算を組む際に幾らまでというようなところでは特にございません。
○委員長(平田正司)
大道委員。
◆委員(大道彰)
そのあたりは、もう少ししっかりとしたルールづけというのもあっていいんではないかと思うんです。もし、それと同時に、そう簡単に取り崩すと、本当に必要なときは何かと言えば、私はもう本当に近未来に迫ってる、確率も高いという南海トラフのことに対する、具体的に南海トラフ基金であると。そして、幾らぐらいは基金を積んでおくんだと。そういう意識を明確にしたほうがいいんではないかと思うんですが、それを一遍考えといてください。
それから、財政をよくするということについてはいろいろ手法がありますけども、やはり何と言っても不適切な使い方、不要なところに入れないということではないかと思うんですが、その点についても、ここにある補助費等の182億円ですけども。これもまたことし8.2億円ふえてるんですが、これもどういうときに補助するか。繰り入れとか、補助の基準があるはずだと思うんですが、これも厳正に守ってもらいたいと。例えば明らかに繰り入れ、補助しようとするところが、そこのところの会計が連続黒字だと。実際に自分の企業の中には、金庫の中には何十億円あると言いながらも、また出すと。これはやっぱりやるべきではないんではないかと思うんです。
特に、財政危機だというんでしたら、厳しくやってもらいたい。財政危機の重症度がわからないといいますけども、こんなところに出すんでしたら割と軽く見てるんかなと。本体の財政を軽く見てるんではないかと、逆説的に考えることもあるんですが、こういうところもしっかりと見ていっていただきたいと思うんです。これはもう私、何度も言ってることで何も隠す必要はないんですが、やっぱり市立病院のことです。
それから、また3点目では、事業をするためには、あらかじめきちんと予算を立てるということだと思うんですけど、例えば今回も待機児童対策で、受け入れできない人数がでると思われると。その原因は何かと言ったら、建物はあるんですけどそれを運営する人がいないんだということで、結局、定員が狭められてる。何で人が来ないんかといったら、十分な予算手当がなかったからではないかと思うんです。ですから、事業にはきちんと必ずヒト、モノ、カネが要るということは、もうよく教わってるんですが、そのことを実行していただきたい。
例えば、去年では、保育師を雇うために。
○委員長(平田正司)
大道委員。
もう外れてるから。
◆委員(大道彰)
お金と人は、もう実は一体なんです。計画というのは、お金があってこそ人が雇える。お金があってこそ建物が、できるということですから、その三位一体となって事業ですから。人とお金なくして、できないという結果に終わらせては絶対いけないことでありますから。どうして、その事業ができなかったか、反省する。人がいなかったから、では、何で人がいなかったか。手当がなかったからと。深く探って、必ず事業を、掲げた事業、この間、掲げた事業はみんなすばらしいと思います。
しかし、途中できなかったということについては、総合的な3つの内容がないからですけど。そういうこともここにちゃんとあらわしていただきたいと、そう思います。
以上です。
○委員長(平田正司)
他に。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
2点だけ。先ほど来、一ノ本理事の総合計画、全国的な課題の部分で
人口減少社会について、魅力ある八尾のまちづくり、しっかりしていかなあかんねんというようなこと。
人口減少社会の中にあって、自治体間競争とまでは言っておられませんでした。だけど、できる限り魅力的なまちづくりのもとで、人口減少を少しでも食いとめていきたいというイメージのニュアンスの話やったと思います。
そういうところから、やはり市民の皆さんが元気で明るく、八尾で住み続けたいと思っていただけるような八尾。
そして、他の地域からも八尾はこんなにすばらしいなと思えるような八尾というところの実現に向けて、政策の方々はそういう思いで総合計画もつくっていただかなあかんやろうし、現実的な部分を見たときに、
人口減少社会が来るけれども、そういう思いで八尾市の魅力あるまちづくりのための総合計画もつくっていただかんとあかんと思いますし、現実というところも含めた中での要望と指摘です。
先ほどの話、魅力ある八尾のまちづくり、八尾に住み続けていただきたいと思えるような八尾のまちづくりという部分の中で、玄関口の1階ロビーがあれだけいろんなお声、不平不満が出てるようではちょっとしんどいで、ほんまに。これは、先ほど来からの議論やし、お答えを求めません。僕からの要望です。いろんな人からやっぱり聞くんです。その辺を、知恵と工夫で、何とかそういう思いが少しでも、そういうお声が少しでも減るような、市役所の1階にもしていただきたいし、それが八尾市の魅力の一翼につながるかもわからへん。ここの部分だけでも怒ってはる人、ぎょうさんおるよ。そやからそういうところの御配慮、知恵と工夫で何とか、打開策をお考えをいただきたいなと、要望をさせていただきます。
もう一点、八尾市においても、災害、去年の台風とか、地震とか。地震というのはなかなか想定できません。だけど、台風については、進路であったりとか、メッシュ情報というところで市民に周知できる部分もあろうかと思います。八尾市だけ割と先行して早目早目の避難勧告、避難誘導、こういった指示を出していただいています。これは市長を先頭にして、やはり市民の安心・安全の部分を願う思いから、少しでも早い段階でそういう準備をしてくださいという思いのあらわれやとも理解します。
だから、市民の皆さんに、そういった少しでも被害のないように、災害で何か自分自身に大きなダメージを与えることのないように、最大限の努力を促す。最大限の配慮の中で、でき得る限りのことをしていただきたいという思いから、危機管理課もそういう避難指示、勧告を出していただいていると思うんですけど、それだからこそ、余計に毎回毎回市民の皆さんに早い段階でそういう情報が行くんで、もうなれてしまうという部分もあるんです。これも市民の皆さんからのお声です。もうなれてしまって、また今回も大丈夫だという思いがどうしても強くなっていくんです。
1人でも安心・安全を守りたい。1人でも命を救いたい。少しでも事件・事故をなくしたいという思いから出していただいているのはわかるねんけど、その反面、意識としてはまた大丈夫だという意識も働くと。この2つが同時に成長していってしまうんで、その辺の危機管理課としての意識づけ。それについては、うるさいぐらいに、八尾市としての今、出させていただいている状況。
それから防災に対しての意識、これを高めていただく。常にそういうことについては、八尾市と共有してくださいよという思いを御発信いただきたい。これもしっかりと要望をさせていただきたいと思います。市民の方々からの直接の声やねん。その2点、お願いをして、これは八尾市をよくしたい。市民の皆さんの安心・安全を守りたいという思い、高いレベルでのお願いです。
今やってることとリンクさせる中で、よりボリュームアップをさせていただきたいというお願いをさせていただいておきます。
以上です。
○委員長(平田正司)
きっちりと取り組んでください。(「僕の答弁もらわれないんですか」と呼ぶ者あり)
もう終わりや。
山原理事。
◎理事(山原孝英)
先ほど済みません、基金の取り決めということで私、答弁しましたが、それぞれ基金には、財政調整基金もあれば特定目的基金もある。これは基金の設置条例の中で使途、目的を決めております。
財政調整基金、取り崩してる分は、健全な財政運営に資するためという目的で設置されておりますので、その点でいいますと、金額的には、幾らしかだめやとかいうことではなくて、基金の範囲内で健全運営に資するというような形で歳出させていただいているということでございます。
○委員長(平田正司)
また後日きっちり説明に行ってください。
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
最後なんですけども、平成31年度の予算、骨格予算ということでございますので、余り細かい話というのはあれなんですけれども、先ほどから多くの委員からいろんな課題とか提案、また要望等々ありました。
私たち議会、一議員としましても、やはり市民の方からいろんなお声を、要望を聞くというのはもちろん日々させていただいております。
ただ、それに対して、私たちもしっかり考えて、打開策というのを私たちも考えていかなければ、職員の皆さんにどうするねん、こうするねんという責めの、そういうのではなくて、私たちはそのために、役所が混むんやったら、マイナンバーカードという方法がある。そういう手法でわざわざ役所に来んでもいいという状況を、いかに推進していくか。それは私たちが推進していく立場やと思うんです。それをしないで、混んでる役所の玄関口、みっともないやないかという、そういうことだけの批判というのは、何の生産性もないと思います。(「ちょっと違うんとちゃうんか」と呼ぶ者あり)
私、資料をいただいたんですけれども。(「委員の発言に対して批判する場ですか」と呼ぶ者あり)済みません。私の感想でございます。
私のいただいた資料の中に、例えば窓口で封筒をわたすときに、例えば八尾市の封筒ですが、ここにはもちろんマイナンバーカードの申請方法とか書いていただいておりますけれども、これは例えば、中央区、こちらは東大阪市に行ってこられた方の用紙をいただいたんです。大阪市の中央区なんかでは、いつまで、コンビニでは6時半から11時までやってます、土日も利用できるとか、発行まで5分でできるとか。利点を書いていただいております。
また、東大阪市さんでもこういう手続でマイナンバーカードが取得できるとか、そういうことも書いていただいております。原課でもいろいろ工夫をしていただいて証明写真の機器を置いていただいたりとか。私たちもそれを進めてまいりました。
そういうことをしっかりと私たちも提案して、推進していくということを、私は考えております。これからもそうやっていきたいと思っております。
先ほど出張所のこともありました。自治を育む地域分権の推進ということで、これは市政運営方針の基本的な考え方の中にあるんですけども、出張所はいろんな取り組みをしていただいておりまして、その中で今月はコミセンまつりを各地域のほうでしていただいて、私たちも行ける範囲で行かせていただいて、皆さんの作品、もう本当に力作ぞろいで、うらやましい。文化的なというか、芸術を披露できるという場を提供できるのは、大きな地域のコミュニティーを育んでいただいているということは本当にスタッフの皆さんも協力していただいていることに感謝申し上げてるところでございます。
その中で先ほど久宝寺の婚活、地域のいろんな課題ということで、その解決に向かってやっていただいているというのは本当にすばらしいことやと思うんです。この間、志紀にも行かせていただいたら、地域の皆さんの声で、中学生に100円朝食、朝の御飯を提供する。開始時間の1時間ぐらい前に来ていただいて、そこで朝食を提供していただいてると。そういうすごい取り組みをしていただいていると。これはどういう経過でされたんですかと聞いたら、本当に地域の皆さんの声から上がってきたんやと。これが地域課題を解決していこうと、そういう思いでされていると。それがまち協を推進して、やってきていただいた一つの大きな成果やなと思っております。
これは地理的な条件も、中学校が斜め向かいにあるのでできると。そういう地理的なことがあるので、みんながみんなやっていかなあかんということではないんですけども、地域地域でできること。また、課題で解決していかなければならないことを、各地域でもたくさんの取り組みしていただいておりますので、本当に今後とも、推進していただきますようによろしくお願いいたします。
それと防災対策費のことでございますけれども、先ほども委員会で話し合いしてたんですけども、避難所の運営マニュアル、私たちも本会議でも質問をさせていただいたりとか、推進をしておりますけれども。きょうは本当に委員長から冒頭あったんですが、3.11ということで、各報道機関、早朝から災害時の取り組み等と、避難所のあり方なんかを報道していただきました。
その中で、受援計画です。援助を受ける時の計画がまだ見えてないので、その考え方について、お聞きしたいと思います。
○委員長(平田正司)
相原課長。
◎
危機管理課長(相原貴史)
BCPのほうを策定させていただいて、あと受援というところでございます。
受援の計画につきましても必要性、十分認識しておりますので、計画策定について、また6月にはお示しできるかとは思っております。
○委員長(平田正司)
副委員長。
○副委員長(重松恵美子)
6月にということで言っていただいた、もっと堂々と言っていただいたらありがたいんですが、私たちもよそで聞いたら、物資を送っていただいてもそれが本当に被災者の方に届いてるのかという、そういうお声も聞いております。
やはり私たち、いつ何時というようなことを、いつも言われるんですけども、平常時にしっかりとそういう計画を立てとかんと、いざといったときにそれがもう活用できなくて、せっかくの真心のこもった支援物資を無駄にしてしまうということがないようにしていただきたいなと思っております。
災害に強いまちづくりというのは、これは本当に、これからの永遠の課題やと思うんですけれども、私たちもしっかりとこれに取り組んでやっていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(平田正司)
他に。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
先ほど副委員長からお話がありました。私の考え方を市役所の皆さんにお伝えをして、創意工夫する中で前に進めていただきたいというお願いをさせていただいた際に、私は地域の皆様方からお聞きした中身を一緒に考えていこうと提案をさせていただいて、市役所の中で創意工夫して、そういった部分の平準化を図っていただきたいという思いから提案をさせていただいたんですが、この場は何ですか。議員間で考え方の違いを否定する場ですか。副委員長という立場で、私が執行部の皆さんに提案をさせていただいたことを、堂々と間違いやと、考え方は違うと否定する場ですか。
○委員長(平田正司)
ちょっと待ってくれ。(「委員長、俺、しんどいで、これ」と呼ぶ者あり)
─────────────────────
○委員長(平田正司)
議員の都合により、暫時休憩いたします。
午後5時35分休憩
◇
午後5時50分再開
○委員長(平田正司)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
委員会での委員の発言については、慎重かつ責任を持った発言をするように、委員長として申し添えておきます。
他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
よろしいですか。
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第36号「平成31年度八尾市一般会計第1号補正予算の件」のうちの消防を除く当
分科会所管分につきまして御説明申し上げます。
今回の補正予算につきましては、国の平成30年度補正予算第2号におきまして、平成31年度に予定していた事業の前倒しによる減額補正や、プレミアムつき商品券発行事業に係る増額補正などを行うものでございます。
恐れ入ります、補正予算書の1ページをお開き願います。
歳入歳出予算の補正といたしまして、歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ5億3599万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出、それぞれ997億6740万6000円といたすものでございます。
次に歳出予算についてでありますが、今回の補正予算につきまして、当分科会所管の歳出はございません。
次に、歳入予算の補正につきまして御説明申し上げます。
14ページをお開き願います。
今回の補正の財源といたしまして、まず款1市税、項1市民税、目1個人で3216万7000円を増額いたすものでございます。
次に、款14国庫支出金、項1国庫負担金では、目2民生費国庫負担金及び目3衛生費国庫負担金で、合わせて1137万6000円を増額いたすものでございます。
項2国庫補助金では、目2民生費国庫補助金から目7教育費国庫補助金で、合わせて5億9254万7000円を増額いたすものでございます。
次に、款21市債、項1市債、目2民生債及び目7教育債で合わせて1億0010万円を減額いたすものでございます。
次に、恐れ入ります、4ページにお戻り願います。
地方債の補正でございますが、義務教育施設等整備事業につきまして限度額を変更し、社会福祉施設等施設整備費補助事業につきまして廃止いたすものでございます。
以上、提案理由の御説明でございます。
よろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
以上でございます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
執行部交代のため、暫時休憩をいたします。
午後5時52分休憩
◇
午後6時10分再開
○委員長(平田正司)
休憩前に引き続き分科会を再開いたします。
─────────────────────
○委員長(平田正司)
次に、議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳入を議題といたします。
山原理事から提案理由の説明を求めます。
◎理事(山原孝英)
それでは、ただいま議題となりました議案第22号「平成31年度八尾市
一般会計予算の件」のうちの歳入につきまして御説明申し上げます。
恐れ入ります、平成31年度予算書の24ページをお開き願います。
歳入予算でございますが、款1市税、項1市民税、目1個人におきまして132億0394万4000円を計上いたしております。
個人分につきましては、給与所得の増等を見込み、年間収入計画額としましては140億0510万円を見込んでおり、前年度当初計画対比で2億0270万円の増、率で1.5%増と見込んでおります。
なお年間収入計画額と予算計上額との差、約8億0100万円につきましては補正財源として留保させていただいております。
次に、目2法人で景気動向等から前年度比1億4620万円の増を見込み、29億9950万円を計上いたしております。
次に、項2固定資産税、目1固定資産税におきまして159億0990万円を計上し、土地においては、地価の下落はあるものの用途変更、地積変更等により増収を見込み、また、家屋においては新築・増築による増収を見込み、対前年度増収を見込んでおります。
次に、目2国有資産等所在市町村交付金で2億7940万円を計上いたしております。
次に、項3軽自動車税で3億6480万円を計上いたしております。
次に26ページでございますが、項4市たばこ税で16億2880万円を、項5入湯税で1690万円を、項6都市計画税で33億7930万円をそれぞれ計上いたしております。
次に、款2地方譲与税、項1地方揮発油譲与税で1億1700万円を、項2自動車重量譲与税で3億1100万円をそれぞれ計上いたしております。
次に28ページでございますが、項3航空機燃料譲与税で110万円を、項4森林環境譲与税で1000万円をそれぞれ計上いたしております。
次に、款3利子割交付金で7600万円を、款4配当割交付金で2億5900万円を、款5株式等譲渡所得割交付金で2億3200万円を。
次に30ページでございますが、款6地方消費税交付金で48億4200万円を、款7自動車取得税交付金で7100万円を、款8国有提供施設等所在市町村助成交付金で4700万円を、款9地方特例交付金で4億1400万円を計上し、いずれも平成30年度の実績見込み等を勘案し見込んでおります。
次に、款10地方交付税で、普通交付税の計画額としまして102億2000万円を見込んでおり、前年度当初計画対比で3億8000万円の増、率で3.9%の増を見込んでおります。
なお年間収入計画額と予算計上額100億2000万円との差、2億円につきましては補正財源として留保させていただいております。
また、特別交付税につきましては5億4000万円を計上いたしております。
次に32ページでございますが、款11交通安全対策特別交付金で3400万円を計上いたしております。
次に、款12分担金及び負担金、項1負担金で、目1民生費負担金から目3教育費負担金まで、合計12億3492万4000円を計上いたしております。
次に、32ページから34ページにかけまして、款13使用料及び手数料、項1使用料で、目1総務使用料から目6教育使用料まで、合計10億0624万9000円を計上いたしております。
次に、34ページから39ページにかけまして、項2手数料で、目1総務手数料から目7教育手数料まで、5億2664万7000円を計上いたしております。
次に、38ページから41ページにかけまして、款14国庫支出金、項1国庫負担金で、目1総務費国庫負担金から目3衛生費国庫負担金まで、合計208億7985万2000円を計上いたしております。
次に、40ページから45ページにかけまして、項2国庫補助金で、目1総務費国庫補助金から目7教育費国庫補助金まで、合計13億5201万6000円を計上いたしております。
次に44ページでございますが、項3委託金で、目1総務費委託金から目5教育費委託金まで、合計5761万8000円を計上いたしております。
なお、消防費委託金については平成31年度の計上はございません。
次に、44ページから47ページにかけまして、款15府支出金、項1府負担金で、目1総務費府負担金から目4消防費府負担金まで、合計55億4946万6000円を計上いたしております。
次に、46ページから49ページにかけまして、項2府補助金で、目1総務費府補助金から目8教育費府補助金まで、合計16億7317万3000円を計上いたしております。
次に、48ページから53ページにかけまして、項3委託金で、目1総務費委託金から目7教育費委託金まで、合計6億5015万7000円を計上いたしております。
次に52ページでございますが、款16財産収入、項1財産運用収入で、目1財産貸付収入及び目2利子及び配当金で、合計1億0567万4000円を計上いたしております。
次に、52ページから55ページにかけまして、項2財産売払収入、目1不動産売払収入で2000万円を計上いたしております。
なお物品売払収入につきましては、平成31年度の計上はございません。
次に54ページでございますが、款17寄附金、項1寄附金で、目1総務費寄附金から目5教育費寄附金まで、合計8107万1000円を計上いたしております。
次に、54ページから57ページにかけまして、款18繰入金、項1基金繰入金で、目1財政調整基金繰入金から目16杉本久仁一こども食育支援基金繰入金まで、合計35億6069万3000円を計上いたしております。
なお文化振興基金繰入金については、平成31年度の計上はございません。
次に56ページでございますが、項2特別会計繰入金、目1財産区特別会計繰入金で70万円を計上いたしております。
次に58ページでございますが、款19繰越金、項1繰越金で1万円を計上いたしております。
次に、款20諸収入、項1延滞金、加算金及び過料で2088万6000円を、項2市預金利子で293万6000円を。
58ページから61ページにかけまして、項3貸付金元利収入で2億6688万3000円を。
次に60ページでございますが、項4受託事業収入で805万1000円を、項5収益事業収入で1億円を、それぞれ計上し。
60ページから67ページにかけまして、項6雑入で6億5286万6000円を計上いたしております。
次に、66ページから69ページにかけまして、款21市債、項1市債で、目1総務債から目9臨時財政対策債まで、合計67億2490万円を計上いたしております。
なお労働債については、平成31年度の計上はございません。
以上が、歳入の予算でございます。
次に、12ページにお戻り願います。
地方債では、庁舎機能更新事業外28件につきまして、起債の目的、限度額、起債の方法、利率、償還の方法につきまして、本件のとおり計上させていただくものでございます。
以上、議案第22号のうちの歳入の提案理由の御説明とさせていただきます。
何とぞよろしく御審査賜りますよう、お願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
提案理由の説明が終わりました。
これより質疑に入ります。
質疑ありませんか。
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
簡単にさせていただきたいと思います。
歳入を少しでもふやそうというときに、考えられるのは、やはり歳出の際の議論もありましたけれども、
人口減少社会の中においても、八尾に住んでいただいて、現役世代の方がお仕事をしていただいて、八尾に税金を納めていただくということを、少しずつでも八尾から離れていくということではなくて、八尾に入ってきていただく。あるいは人口減少を少しでも食いとめるということ。これは歳入確保につながる手段であると、これはもう間違いないことやと思います。
その辺の八尾市としての考え方、当然、今言ってるとおりやと思うんです。現役世代の方に八尾市にお住まいいただいて、八尾以外のところで働いていただいても結構ですし、八尾市で働いていただいても結構ですけれども、八尾市に税金を落としていただくということによって、税収の部分、確保を強化していけるということにつながるということは、これは間違いありませんので、そういった状況の中で、そういうことを進めていこうと思うと、やはり大きな視点になりますが、魅力ある八尾のまちづくり、市民の皆さんに選んでもらえるまちづくりというものを施策として、事務事業としてしっかり展開しなければならないとも思います。
その辺のところ、歳入確保の観点から、そういった考え方を今後、中長期的にどういう計画をお立てになっておられるのか。どういう方向性で、八尾市は今後進んでいくんだということ。歳入確保という観点からお答えをいただけたらなと思います。
○委員長(平田正司)
吉川部長。
◎政策企画部長(吉川貴代)
総合計画との絡みが出てくるかと思いますが、現在、
人口減少社会でございます。おかげさまで、八尾市の人口、現在、第5次総計の想定よりは減り方が若干緩やかであるということでございます。
なぜかといいますと、社会増が若干続いているというところで、思ったよりは想定よりも約5000人ぐらい、現在の時点で、平成30年時点で多い状況でございます。
ただ、これに甘んずることなく、出ていく方を少なくしていきたいとまず思っております。
私ども、今、住んでおられる八尾市民の皆様の幸せを実現することが最大の願いでございます。ですので、八尾に住み続けていただきたい。幸い定住意向をお持ちの方が7割から8割ぐらいおられることがこの間の調査でわかってきておりますので、引き続き、住みよい八尾のまちづくりを市民の皆様とともに続けてまいりたいと思っております。
また、転入が若干上回っている状況が、平成30年1月から12月の調査の中でもわかってきております。やはり八尾を選んでいただきたいということで、八尾のよさの発信はもちろんのこと、ものづくりのまち八尾の強みを生かして、職住近在のまちづくりをしっかり進めていきたいと考えておりますので、このあたりは今後、一番近いところでは第5次総合計画の第9期実施計画の中の重点事業にも出てまいりますし、引き続き平成31年、平成32年にかけては第6次総計の策定がございます。こちらは市民の皆様とともに、よりよい八尾のまちづくり、計画づくりを進めて、結果的に歳入に結びついて、そして、皆様が健康であることによって社会保障費を若干でも抑えていく。入るものをふやして出ていくものを減らしていけば、これは結果的に市民の皆様の幸福につながると考えておりますので、市民の皆様とともに進めてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長(平田正司)
奥田委員。
◆委員(奥田信宏)
歳入ということで西館ね、宮田部長も入っていただいています。
都市基盤整備、八尾市においても高齢化が進んで、地域の中で世代間交流も少なくなってきたりとか、あるいは、八尾市には調整区域なんかも点在してますし、また、西館が中心になって市街化区域への編入による組合からまちづくりなんかも進んでいってる部分、山手の外環の都塚とか。今後、郡川とか、そういったところの都市基盤整備、新たなまちづくりを進めていただいています。
これまでの議論の中でも西郡地域、この辺を活性化するためにどうしたらいいんだと、いろんな委員さんからの御指摘であったりとか、御提案もあったと思います。八尾全体の中でそういった都市基盤をしっかり充実させていくことによって当然、八尾市を選んでいただけたり、八尾市の定住促進、あるいは子育て世帯なんかが八尾市を積極的に選んでいただけるというようなことの可能性、一端を担う部分が強化されるのかなとも思います。
そういったところの部分の中で、歳入確保の観点から今、進めていただいている部分、今後強化していく部分というところを、御説明いただいといたらなと思いますけど、お願いいたします。
○委員長(平田正司)
宮田部長。
◎都市整備部長(宮田哲志)
奥田委員のほうから、都市基盤の観点で歳入の確保という御質問をいただいております。
この間、八尾市の、特に外環沿道のポテンシャルを生かすという形の町の整備をしております。
特に、今、御案内ありました曙川南地区の都市区画整理事業。20ヘクタールの市街化区域編入ということでして、何度かいろんな場面で御説明もさせてもらってますけども雇用、500人程度の雇用が生まれます。
それと、1300人程度の新しい町並みができます。市内住みかえの方もいらっしゃいます。転入される方もいらっしゃいます。ということで、まさにスプロール化を防ぐこと。それとにぎわい、安心な町が20ヘクタールでき上がったのかなと。
これは特に、外環という沿道のポテンシャルをいかに八尾市が大阪府に対してPRできたかという成果にもつながってるのかなと。
それと、その成果の流れで今後、郡川地区においても
区画整理。地区計画等によって市街化区域編入を目指しております。
スプロール化を防ぐことと。それと特に服部川・郡川地区においては、事業所系を中心として職住近在の新たな雇用も生み出されるのかなと。
それと、あと交通の関係も申し上げますと、来る3月16日には、おおさか東線が久宝寺から新大阪まで30数分でつながると。乗りかえなしで国土軸の新大阪までつながる。ポテンシャルの高い八尾市というところをもっともっとアピールして住んでいただく。選んでいただく都市になると。
それと道路整備、八尾富田林線の整備であったり、さらに大阪柏原線の整備、物流の観点、防災の観点、安心・安全でなおかつ便利で住みよい町というところ、財源を確保して平準化を図りながら、しっかり都市基盤を整備することによって選んでいただける町、安心で便利でにぎわいのある町、しっかり目指していきたいと考えております。
○委員長(平田正司)
他に。
大道委員、どうぞ。
◆委員(大道彰)
健全な財政のためには、歳入も高めるという工夫が要ると思いますが、それは諸所にいろんな観点からなされるべきで、まさに総合力だと思うんです。
そして先ほどお伺いしましたけど、私はこれまでも市民意識調査ということ、ああいう膨大なアンケートをよくとってくれたなと。中には、耳の痛いこともあるのにとってくれた。しかも毎年とってくれたなと喜んでおるんですが、それにもまさるほどの1万人に対するアンケート調査とお聞きしましたが、それは本当にいいことだと思うんです。
まず、民意というか、市民の意向を把握しなければならないと思います。こんなところはすばらしい、こんなところは嫌だということをつぶさに聞いて、市民の意向をつかむと。そして、それに基づいて課題を解決するための施策を打つと。そのことが八尾の人口をふやすことであり、また八尾の繁栄のもとやと思うんです。
もっとそれを緻密に、具体的にやっていただきたい。大きな事業をしようとしたときには早目にそのことを発表し、そしてみんなの意見を聞くと。そして、結果によっては修正もいとわないと、そういう姿を見せてくれたら、八尾の市民は本当に喜ぶだろうと思います。
そして、小さくとも実現させていくと。住みやすい町にしたいと言いながらも、違ったことが出るとみんなは嫌がりますから。小さくとも実現させていくという過程を繰り返していけば本当に八尾市民は喜ぶであろうし、八尾は発展するであろうと思います。
そして、人口が増えなれば税収も必ず上がるはずです。そういうことを目指してやってくれると思いますが蛇足とは思いますけども申し上げておきたいと思います。そのあたりのことは、政策推進課及び全員でやるべきことだと思うんで、よろしくお願いしたいと思います。
○委員長(平田正司)
他に。
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
僕が、歳入で言ったら、恐らく、臨財債言いよんなと思ってますやろう。そのとおりです。
財政、将来心配です。今後どう維持をしていこうと考えているのかについて、お聞きをしておきたいと思います。
以前にもお示しをしたが、国の国債残高、これは去年でしたか、平成29年度末の残高は865兆円、国民1人当たりが実に688万円の借金を背負っていると公表しております。国民は、恐らくえらいこっちゃなと考えていると思うんです。
だから、自治体も地方交付税の満額交付は我慢してもらって、引き続きその場をしのいでくれというおかしな制度、僕に言わしたら、おかしな制度やと思う、国がつくったと思うんです。
ところが、さきの個人質問でも申し上げましたが、元内閣参事官、高橋洋一さんの話として、昨年10月に国際通貨基金、IMFから各国の財政状況の報告があったわけだが、それによると、日本は実質的な債務がないと評価されているらしいと。どんなことかいなと思って、恐らく財政部長は持ってると思うんやけども、インターネットでとってみたら、横文字ばかりで読まれへんねん。せやけど、あの人の論文を今まで読んでみると、財務省は税金を上げるために、いろいろな理屈をつけて国民の危機感をあおっとるようですので。そういう点も含めて、本当に皮肉なもんで、一方で国は金がない、金がないと自治体に負担をかけ、危機をあおって臨財債を乱発させているけれども、国際的に見ればそんな危機ではない。上手に国にそそのかされているという懸念は、IMFの話を私も耳にして一層強くしております。
やはり国のやることをうのみにしていると痛い目を見るのは自治体側やということで、このことは強く訴えておきたいと思うんです。
現に、これは何回も言ってますが国保、国の負担をぐっと減らして、国保、今の現状になった。昔、50年前、自治体から国に対する、国保に対する要望はどんなことやったか。事務経費の差額をもっとくれと言った、それぐらいのことやってん。
近鉄電車をを貸し切って、国保の加入者の健康増進のためにといって伊勢まで連れていったり、そんなことまでできた時代もあったわけや。それが国が財政が厳しいといって、たしか竹下さんが大蔵大臣のときやったと思うけども、国の負担をがばっと減らしたんや。だから今、国保会計がもう本当に壊滅するんではないかという状況をつくったんは国やねん。
そして小泉、竹中、あのときに三位一体改革をやった。現実に地方ようなりましたか。国からの負担金を数兆円減らしただけやん。かえってしんどなったん違うやろうかと思える状況であります。
だから、国のやること。これは反対派でけへんけども、よう見きわめて財政運営、やっていかないかんの違うかなと、こう思います。
といって、臨財債がないと予算が組まれへんということも聞いておりますし、実態はそうかもわかりません。
今年度、54億円を歳入で見込んでおりますが、そこで、臨財債の今後の取り扱いも含めて、人口も今後減っていく中でどうやって健全な財政状況を維持していこうと考えているのか。そこらの点について、財政部長のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
松岡部長。
◎財政部長(松岡浩之)
若干、私見の部分も入るかもわかりませんけれども。先ほどからも人口減少の話がございました。先ほど一ノ本理事に御質問がございましたが、私が一ノ本理事のポジションにいるときに、部長会で最初に、七、八年前だと思いますけど、人口減少をテーマに議論されたのを覚えています。非常に早期の段階で課題認識はあっただろうと思いますけども、それに対する取り組みというのは、国も自治体も進まなかったというのも事実かなと思います。
私が財政部長になったとき、最初の本会議の御質問、五百井議員だったと思いますけども、将来の少子化、人口減少に対する経済の行方、それから税収、財政の行方ということで御質問をいただきました。
ただ、私、そのときにも御答弁申し上げましたし、常に思っておりますのは、福祉も担当をさせていただきましたけども、一番大きいのは社会保障費の問題であろうかと思います。よく言われるのは、先ほども御案内ございましたけれども、今4人に1人が65歳以上で、3人が1人を支える騎馬戦の状態です。これが将来どんどん厳しくなって、そうなるかどうかわかりませんけども、2人が2人を支えるようになれば、肩車の状態とよく言われます。その場合でも、お一方が肩の上からおりていただければまた騎馬戦の状態に戻ると。これは何を示しているかというと、一つは支え手をふやす。ですから子どもさん、少子化に歯どめをかける。
もう一つは、元気な高齢者、支える側に回っていただく高齢者をふやす。これが一つ、重要かなと。そういう面では、私どもが重点的に取り組んでおります子どもに対する施策でありますとか、健康に対する施策というのは非常に理にかなったものではないかなと思っております。
ただ、この問題は結局、国ベースの話に戻りまして、お話がございましたように、いかに、八尾市が少子高齢化、人口減少の部分で課題を解決したとしても、国ベースの財政が悪いという状態になりますと、やはり交付税とか、臨財債の問題がやはり同じように出てまいります。
したがって、国がまずきっちりとプライマリーバランス、基礎的財政収支の黒字化、将来の社会保障に備えた財政運営をしていただく必要がございます。
先ほど、委員からまだまだ、消費税を上げずにまだいけるん違うかみたいなお話もございましたけども、国のほうの経済財政諮問会議に内閣府が提出した中長期の経済財政に関する試算を見ますと、プライマリーバランスの黒字化はかなり先になろう、厳しいという状況がございますので、国を挙げて健康寿命、それから少子化対策に取り組んでいただくことが、やはり一番大事。
八尾市としては、そういった部分を、将来の危機というのを念頭に置きながら財政運営をしていく必要があると。
特に、先ほどから申し上げてますように、基金は少しでも置いておくと、起債はできる限り後年度の負担を抑制する方向での起債を選択すると。こういうことを一つ一つやっていくことで、今回、私ども非常に短期的な話ではございますが、平成31年度の予算の参考資料を見ていただきますと、29ページの表で、真ん中あたりに将来負担比率がございます。
これが、平成25年度40.1%が、今、平成29年度決算では30.5%、その下の実質公債費比率も7.4%、7.1%、6.9%と下がってきております。
こういったことを一つ一つ将来に備えてやっていく、基金も少しでも残すということを財政担当としては目指していきたい。国には臨時財政対策債はあくまで臨時であって、基本的にはきちんとした交付税の総額を確保いただくように、市長会を通して要望していきたと考えます。よろしくお願いします。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
大変難しい時代ですが、国の少子化対策は、間違うとると思う。だから、ちょっとやそっとで少子化を乗り切ることはできへんの違うかなと思えてなりませんので、将来を見据えた財政運営をやっていただきたいなと。
国が消費税を上げてどうのこうのと言ってますが、GDPを上げるということをもっとやらんと。財務省は、GDPが1%上がったら収入も1%やと言っとるけど、違うねん。あれは大きなうそや。1%上がったら3%から4%の税収が上がるという、そういう学者もいてはるねん。
国の御用学者は財務省の言いなりや。今まで過去、消費税を3%から5%に上げたときも、大したことないと言っとったんが20年や。そんなことをいつまでもやとったらいかんので、といって地方でどないもでけへんことやけど。地方もしっかりと考えながら財政運営をやっていただきたいなと思います。
次に、私も今まで行革、行革と言われて、昔は行革三羽がらすとか言われてやってきた。民でできるものは民、公がやらねばならないものは公でやる。行政の無駄、むらをなくせといろんな議論をさせていただきました。
市債の償還も工夫して借りかえて後年度負担を減らす努力もして、将来負担比率、平成29年度で30.5%やったかな。この10年で半減させていることは、私としても随分と評価をいたしております。
市役所の窓口の委託化も進み、市長の言う親切丁寧な市役所づくりの成果で、職員対応の評判がよくなったのは、私も市民の皆さんからよく聞かせていただいております。
しかし、行財政改革は特別にやることではなくて、本来、法律に書いてあるねん。最小の経費で最大の効果を上げるということが書いてある。歳入審査で多くの部局長もおいでになっておりますんで。最後の私の質問の機会ですんで改めて、歳出のときに話したことを再度繰り返させていただきますが、あっという間に3人に1人が65歳以上の高齢者になる超高齢者大国になります。
2040年ごろには、2.8人に1人が高齢者になり、高齢者の高齢化がさらに現実となる。先ほど財政部長から肩車という話もありました。そんなことになったら、もう大変なことやと思う。だから、私も地元の老人会、老人会と言ったらいかんねんな、高齢クラブか。高齢クラブの中に元気な人は青年部をつくって頑張ったらどうやと言ってるねん。元気な高齢者をつくっていかなあかんし、過去にも言ったかもわからんけど、俺、今まで一番この人すごいなと思った高齢者、97歳のおじいさん。会うた場所がすごいんや。富士山の8合目や。3200メートルで会うてん。広島県から1人で来てはってん。俺もこんな高齢者になりたいなと思って、毎年、富士山に登ってるけど、なかなかやっぱりあかん。あの人にはついていけんと思うけども、やっぱり元気な高齢者をふやしていくということも大事やと思います。
最近、よく言われてる、インターネットで日用品を注文しても、配達人員そのものがいない。買い物難民が続出する。3戸に1戸が空き家になる。ゴーストタウン化が進む。地域経済も衰退し、やがて市税収入も減る。それが自治体運営に危機をもたらすとまで言われております。
やはり歳入をいかに確保するのかという知恵を、部局の枠を超えて出す必要があると思います。先ほど宮田部長からいろいろお話を聞かせていただきまして、大変うれしく思っております。ものづくりのまちをしっかりと守り、法人税を確保するためには、若い優秀な人材を集める必要があります。職住近在で優秀な人材を八尾に引き寄せるためには、戸建てや分譲住宅を買うときに、これから、今まで言ってることとちょっと違うことを言って、矛盾するやないかと言われるか知りませんが、市で利子分の補助をする。これは大阪市、やっています。また、空き家とのマッチングをさせる。子育てをしやすい町にもする。長く定住してもらえれば、人口を維持することにもつながり、市税収入も見込める。
さらに、これからはちょっと耳が痛いかもわかりませんが、昨年3月の本会議で会派として提案をしてみたけども、市が率先して市外に住む職員が市内に住むように誘導してはどうかという話をしたことがあります。手前みそになりますが、昨年3月の市民クラブの代表質問の話の内容を、ぜひ部局長の皆さんには再度読み返してほしいと思います。
市の職員が、八尾市に住みたくないねんということ、その職員が何ぼ他市の人に、あるいは八尾市内に住んでる人に長くおってくださいよ。八尾に来てください。誰が信用しますねん。この努力も、いろいろあるよ。いろいろあるのはわかる。そやけども、市の職員が八尾市に住まんような八尾市に他市から来てくれと言っても、説得力がないと思うねん。だから、この点についてはもう少し真剣に考えていただきたいなと思います。
本市の行財政改革と、あと一つ物足りないと感じているのは、今、例示した部局を横断したダイナミックな発想での施策展開ではないか。
さらに、市民を巻き込んだ取り組みが必要ではないかと思うんです。もし、行革をやってることを本当に市民も納得して、市民も理解をしてくれたら、もっとマイナンバーカードも進んでいくん違うか。庁内だけで行政改革をやってるんではなくて、大変難しいことやねん、具体的に小枝、おまえどないすんねんといったら、俺かてその考えは思い浮かばん。そやけども、次期総計も含めて、やっぱり市民を巻き込んだ行政改革をやることによって、もっともっと行政が活性化していくん違うやろうか。その点を含めて政策企画部長、今後の行財政改革を進める意気込みとか思いとを、ぜひお聞かせをいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
吉川部長。
◎政策企画部長(吉川貴代)
行財政改革は、この間、たゆまなく進めてきたところでございます。
小枝委員の御指摘とおり、やはり市民の皆様の御理解がないことには、行革の一つ一つの取り組みはなかなかうまく進まないと思います。
この間、例えば窓口の委託化につきましても、市民の皆様に御理解いただいて円滑に進めておりますし、その他のさまざまな事業も、時には市民の皆様に痛みを伴うもの。これまでやっていたものをやめるということもありますので、痛みを伴うことも少なからずあろうかと思います。
こういったことは、丁寧に御理解いただきながら、100%の理解というのは世の中なかなか難しいところはあるんですが、できるだけ多くの方に御理解いただけるように、丁寧に説明をしながら行財政改革を進めていきたいというのが、まず基本でございます。
それから、横断的な取り組みということでございますけれども、この間、総合計画、第5次総計の評価を審議会の皆様とともに進めてきたわけでございますが、昨今、横断的な課題というのが非常に多くなっております。例えば、人口減少一つにしても、委員御指摘のとおり、これまでの少子化対策の取り組みはどうだったのかという観点もありますし、住宅がふえてきた。今度は今度は住宅があいてくるという、こういった問題もございます。
それから、働く場所の問題とか、都市基盤の問題とか、結構複合的な課題というのはたくさんございます。今まででしたら、割と施策というのは一つ一つ深めていく部分があったんですが、それはもちろんこれからも続けていくんですけど、横連携、横展開というんですか。こういった視点を持って、次の総合計画に反映できればと思っております。
また、総合計画の見直しと合わせまして、行財政改革行動計画の見直し時期も同時に到来してまいります。これまでできてきたことはしっかり私ども、発信していきたいと思いますし、全ての項目を100点満点、できるということはなかなか難しゅうございます。今期のこの行動計画でもしできないものがあるとすれば、それを今後どうしていくかというものを入れていきたいと思っておりますし、また、新たな視点の行財政改革というものも当然、出てくるかと思っておりますんで、今後とも総合計画、行財政改革、これはある意味、両輪みたいな部分がございますので、市民の皆様とともに議論をし、また御理解をいただきながら、庁内でしっかり議論を進めて、深めてまいりたいと思っています。
やはり八尾に住んでおられる市民の皆様にとって、幸せな町。そして、人生100年と言われている時代でございますので、100歳までお元気で、幸福に暮らしていただけるようなまちづくりを進めてまいりたいと考えているところでございます。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
最後に、市長にお聞かせをいただきたいと思います。
きょうは朝から市長、一遍も答えてへんの違うか。腹膨るるということにならんように。もう市長とは何年のつき合いになるんかな。市長は今62歳やったら、36年かな。八尾市政に一緒に携わってきたけど、市長は私と同じで、人口が右肩上がりの、そして、伸びが鈍化してきた、平たんになり、右肩下がりになりました。まさに、今の話です。
いろんな市の局面を見て来られていると思うんですが、ざっと今、職員の皆さんの顔を見て、随分と若返って、恐らく昔の近鉄八尾駅がどんなんやったか知っているの、どのくらいいてる。大半はもう覚えてへんの違うやろうか。
また、そうした職員が多くなった中で、市長はそのときそのとき、いろんな八尾の移り変わりを見てきている数少ないトップの1人やと思うんです。市民の信託を受け、現市政を預かる市長として、経営基盤のもととなる財政基盤を将来にわたっても持続可能なものにすることは、市長が常に職員をリードしてやり遂げなければならないことだと、私は思います。
最後に、行財政改革への新たな意欲も含めて、さきの個人質問でも述べていただきましたが、市の財政をどう維持していくのか。市長の熱い決意をお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(平田正司)
田中市長。
◎市長(田中誠太)
小枝委員とは、市会議員に初めて出たときから数えますと丸々36年のつき合いになるかなと、このように思っております。
時には、選挙では家が近いということもございまして競り合いながら切磋琢磨し、その励みの中で私自身も成長をさせていただいたりしたかなと思っております。
また、市長になってから、あるいは府会議員当時からも、本当にいろんな角度からお支えをいただいたことに改めて感謝を申し上げたいと思いますし、これからも御健康に留意をされながら、しっかりと奥さんを見てあげていただければと、このように思っているところであります。
そんな中で、小枝委員がこの52年間の中でよく訴えられてきた行財政改革、行革、これについては、やはり八尾市の根幹をなすものと、このように考えております。やはりスクラップ・アンド・ビルド、そして今までやってきたものを新たなものにつくり変えながら、財源をつくり、そこに市民サービスを提供すると、このサイクルをしっかりと回していきたいと、このように思っておりました。
市長になりまして、800ぐらい、行政には事業があるわけでございますが、職員とともに一件査定をしながら、これはやめとこうとか、これを推進しようとか。マニフェストもあり、そして行財政改革プログラム、1期目、2期目と、こういう推進をしてきた中で、1期、2期で約145億円ぐらいの財政効果を生んできた。
そして、また3期目になり、行財政改革行動計画を出させていただく中で、この4年間で約二十六、七億円ぐらいの、今、財政効果を生むと考えておりました。
本当に、こういう財源がなければ新しいサービスも市民には提供ができないと、このように考えておりました。
そういった意味では、先ほども申し上げたように、行政を変えていくという意味では時代の流れに沿った、やはり市民の望むもの、あるいは将来そうあるべきだという目標をしっかりと定めながら、市民とともに一緒に歩む行政を目指していきたいなと、このように考えております。
時には、市民の皆さん方に十分な理解が得られないというところもございますが、そこは親切丁寧に説明をし、御理解をいただき、将来の八尾のため、あるいは自分世代だけではなくて、八尾から巣立っていく子どもたちのために御理解をいただけるように全力を挙げて頑張ってまいりたい。このように思っております。
行革、これからも推進をしてまいりたいと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
○委員長(平田正司)
小枝委員。
◆委員(小枝洋二)
最後にしたいと思いますが、きょうの議論にもありましたが、いろんなことをやってきたことで、市民の中には不満もぎょうさんある。例えば、出張所の中身を変えるということについても確かにあるでしょう。
しかし考えてみれば、70年前にやってることを、今も同じことをやっとったんではあかんねん。そんなんでこれからは乗り越えていかれへんと思う。僕は、今、市民の中にいろいろ不満はあるだろうけれども、遠い将来やなくて近い将来、必ず高く市民から評価をされるときが、もうそこに来ると、僕は思います。
逆に言ったら、我々議会もあのとき認めてよかった。あのときの議員はよう頑張ったと言える時が来るんではないかと、こう思います。
人口減少という課題を解決していくためには、今ここにおられる皆さんが柔軟な発想を持って、さまざまに知恵を出し合って、常に市民のことを第一に考えて施策を展開していってもらう。もうこれに尽きると思います。
僕の好きな言葉に「日に新たに、日々に新たなり」何事もきょうという一日に全力を傾けることだと。行革の鬼と言われた土光敏夫さんの言葉であります。この言葉を皆さんに贈らせていただいて、最後の質疑としたいと思います。
52年の長い間、市政発展のために全力で取り組んできたつもりでおります。力不足であった点も多々あったかもしれませんが、それは次の選挙で出てくる同僚議員の皆さん、また、市長を初め執行部の皆さんに託しておきたいと思います。
13期52年間、本当にありがとうございました。
○委員長(平田正司)
小枝委員におかれましては、御苦労さまでございました。
他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(平田正司)
それでは、本件の質疑を終わります。
以上で、当分科会が担当する案件の質疑は全て終了いたしました。
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○委員長(平田正司)
これをもって、本日の日程は全て終了いたしました。
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○委員長(平田正司)
閉会に当たり一言御挨拶を申し上げます。
委員各位におかれましては、慎重かつ熱心に御審査をいただき、議事運営にも格段の御協力を賜りましたことに対し、厚く御礼を申し上げます。
また、執行部各位におかれましては、本日の質疑を十分に精査・検討され、今後の行政運営に積極的に反映されますよう要望しておきます。
さて、昨年の5月の臨時会において、私たち両名が当委員会の正副委員長に就任をさせていただいたわけであります。
今後、急を要する審査案件がない限り、平成30年度の委員会活動も、本日をもって事実上、終了の運びとなりました。
この間、所管事務調査を行うに当たり、執行部各位には調査に係る資料の作成や委員会での説明などで御協力を賜りました。
この1年間、皆様方の御指導と御協力によりまして、無事職責を全うすることができました。
この場をおかりいたしまして、心から厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。
まことに簡単ではございますが、閉会の挨拶とさせていただきます。
皆さん方も、お元気でやってください。ありがとうございました。
それでは、市長から挨拶を願います。
市長。
◎市長(田中誠太)
本日は、委員会並びに分科会を開会いただき、多くの議案につきまして熱心かつ慎重なる御審査を賜り、まことにありがとうございます。
審査に際しまして、種々御指摘、御意見、御要望を賜りました諸点につきましては、十分に検討させていただき、今後の市政運営に生かしてまいりたいと考えております。
また、正副委員長を初め委員の皆様方には約1年間にわたり委員会等でいろいろと御指導・御協力をいただきましたことに心から感謝を申し上げまして、閉会の御挨拶とさせていただきます。
本当にありがとうございました。
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○委員長(平田正司)
以上で、
予算決算常任委員会総務分科会を閉会いたします。
午後6時57分閉会
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〇委員長署名
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│予算決算 │ │ │
│常任委員会│平田正司 │ │
│総務分科会│ │ │
│委員長 │ │ │
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