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平成30年福祉企業委員会協議会( 2月 6日)
平成30年市街地整備促進特別委員会( 2月 6日)

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  1. 高槻市議会 2018-02-06
    平成30年市街地整備促進特別委員会( 2月 6日)


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    平成30年市街地整備促進特別委員会( 2月 6日)        市街地整備促進特別委員会記録              平成30年2月6日(火)
                  高槻市議会事務局    日  時  平成30年2月6日(火)午後 2時 0分招集  会議時刻  午後 2時 0分 開議        午後 3時17分 散会  場  所  第3委員会室  事  件  別紙審査日程のとおり  出席委員(9人)  委  員  長    太 田 貴 子     副 委 員 長     五十嵐 秀 城  委     員    真 鍋 宗一郎     委     員     米 山 利 治  委     員    岡 井 寿美代     委     員     灰 垣 和 美  委     員    宮 本 雄一郎     委     員     中 浜   実  委     員    久 保 隆 夫  議     長    山 口 重 雄     副  議  長     吉 田 忠 則  理事者側出席者  市長         濱 田 剛 史     副市長         石 下 誠 造  総合戦略部長     上 田 昌 彦     総合戦略部参事     蓮 井 小夜子  技監         上 仙   靖     都市創造部長      梅 本 定 雄  安満遺跡公園整備室長 松 本 憲 道     都市創造部参事     北 口 悦 男  都市創造部部長代理  小 西 政 治     都市創造部参事     葛 谷 伸 雄  都市創造部部長代理  新 井   進     産業環境部長      土 井 恵 一  産業環境部理事    徳 島 巳樹典     産業環境部部長代理   一 丸 和 雄  その他関係職員  議会事務局出席職員  事務局長       内 方 孝 一     事務局主幹       籠 野 修 明  事務局副主幹     清 水 丈 二     事務局職員       天 川   卓       〔午後 2時 0分 開議〕 ○(太田委員長) ただいまから市街地整備促進特別委員会を開会します。  ただいまの出席委員数は9人です。  したがって、委員会は成立します。  委員会の傍聴がありますので、よろしくお願いします。  議事に入ります前に、理事者から発言があります。 ○(濱田市長) 市街地整備促進特別委員会の開会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日は、本委員会の開催をお願い申し上げましたところ、正副委員長を初め、委員各位におかれましては、公私何かとお忙しい中、ご出席を賜りまして、まことにありがとうございます。  さて、本日お諮りします案件は2件でございます。  まず、1件目のJR高槻ホーム拡充及び駅周辺整備につきましては、平成28年3月に供用した新ホーム昇降式ホーム柵に引き続き、整備に取り組んでいる既存ホームへのホーム柵事業や、駅周辺道路事業等の進捗について、ご報告申し上げます。  このホーム柵事業につきましては、JR西日本に対し、国・府・市が協調して支援をしているものですが、JR西日本管内に数多くある駅の中で、高槻駅が唯一、既存ホームを含めた全てのホームに整備が進められているものです。  2件目の富田駅周辺地区まちづくりにつきましては、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化に関する取り組みを初め、富田地区交通まちづくり基本構想に基づく取り組み状況について、ご報告申し上げます。  このJR京都線鉄道高架化につきましては、平成27年度から、大阪府をオブザーバーに、JR西日本、茨木市とともに検討を進めているもので、本日は、高架化に向けた概算事業費や、まちづくり効果について、ご報告させていただきます。  この鉄道高架化は、多くの費用を必要とする事業ではありますが、これまで課題解決が大変困難とされていた狭隘なJR横断の解消を初め、事故が多く発生している富田村踏切の除去や、さらには南北分断の解消による地域の活性化など、本市の今後のまちづくりに大きな効果が期待できる事業であると考えています。  今後とも、本委員会を初め、市議会のご意見を伺いながら、慎重かつ丁寧な検証を適切に行いつつ取り組んでまいりたいと考えておりますので、委員各位のご理解をよろしくお願い申し上げます。  以上、まことに簡単ではございますが、開会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 発言は終わりました。  それでは、ただいまから議事に入ります。  まず、JR高槻ホーム拡充及び駅周辺整備についてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件1のJR高槻ホーム拡充及び駅周辺整備について、前方のスクリーンを用いて説明させていただきますので、よろしくお願いします。  本日は、目次に示しております2項目についてご報告をいたします。  初めに、項目1のJR高槻ホーム拡充についてご説明します。  まず、主な経過でございますが、昨年2月の本委員会以降の主な経過といたしましては、平成29年3月にJR西日本特急サンダーバードの一部停車を開始され、平成29年7月に既存ホームの2番線及び5番線のホーム柵の工事に着手されています。  次に、既存ホームホーム柵設置について、ご説明をいたします。  快速列車の停車する2番線及び5番線につきましては、当初、平成30年春を完成予定とされていましたが、ホーム補強工事に時間を要しているため、工期延期され、平成30年秋ごろに可動式ホーム柵使用開始を予定されております。また、普通列車の停車する3番線及び4番線につきましては、平成32年春の完成を目標に計画されているところでございます。  ここで、ホーム柵のタイプについてご説明をいたします。  2番線・5番線には、可動部が一重引戸式のものを設置され、3番線・4番線には、可動部が二重引戸式のものを設置されます。  次に、ホーム柵の詳細でございますが、2番線・5番線に停車する快速列車スリードアであることから、ホーム柵可動部をおさめる戸袋の寸法を十分にとることができるため、一重引戸式を採用しています。  一方、3番線・4番線に停車する普通列車フォードア車であることから、戸袋の寸法を十分にとることができないため、可動部をコンパクトに収納することのできる二重引戸式とされているものでございます。  次に、年度別事業計画でございます。  ホーム柵設置に係る支援は、国・府と協調して行い、市は事業費の6分の1を補助するものでございます。  工期につきましては、表にありますように、全工事を平成31年度に完成される計画とされています。  続いて、項目2、周辺道路整備についてご説明をします。  進捗のあった内容について説明させていただきます。  まず、古曽部天神線についてでございますが、すりつけ区間となる西国街道線が、現在、用地買収中であるため、今年度末は暫定形で供用を行う予定でございます。また、自転車走行空間は、平成31年3月に、延伸部を含めて完了する予定でございます。  次に、JR高槻北駅前広場につきましては、現在、用地買収に取り組んでおります。  次に、阪急高槻市駅北駅前広場につきましては、再整備工事を行っており、今年度末に整備が完了する予定でございます。  次に、国道171号の八丁畷交差点は、国が改良事業を昨年6月に完了しており、引き続き無電柱化工事を実施されております。  次に、府道伏見柳谷高槻線別所交差点から、八丁畷交差点までの3車線化につきましては、大阪府が平成29年12月に整備完了されております。  以上で、案件1の説明を終わらせていただきます。ご審査をよろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(米山委員) この昇降式ホーム柵既存ホームホーム柵整備費用について、3点伺います。  1点目、昇降式ホーム柵既存ホームホーム柵との整備費用に違いはあるのか、お答えください。  2点目、この費用の負担割合が6分の1となっていますが、どのように決まっているのか。また、なぜ6分の1なのか、詳細にお答えください。  3点目、我々は健常者なので問題はないのですが、ホーム柵2種とありますが、障がいを持った方や小さな子どもさんたちにとって、戸惑われると予想されます。この件について、障がい者団体等から意見や要望はあったのでしょうか、お答えください。 ○(北野都市づくり推進課長) ホーム柵に関する3点のご質問にお答えいたします。  1点目のホーム柵整備費用につきましては、JRから昇降式スライドドア式、ともに大きな差はないと伺っております。  2点目の負担割合につきましては、国の要綱では3分の1を、府の要綱では6分の1を上限に補助され、市の要綱で6分の1を上限に補助するものでございます。  3点目のホーム柵への意見、要望等につきましては、昇降式ホーム柵については、すき間もあり、障がい者団体等から不安との声もありましたが、JRでは音声案内等の工夫をされているところでございます。  以上でございます。 ○(米山委員) ご答弁いただきました。  JRから昇降式スライドドア式、ともに大きな差はないとの答弁でした。また、国の要綱、府・市の補助金要綱に基づき6分の1にしているのは、詳細にお答えいただき、わかりました。また、昇降式ホーム柵については、すき間もあり、障がい者団体等から不安との声もあったが、JRでは音声案内等の工夫をされていると答弁ありました。  しかし、事故が起きてからでは遅いので、安全対策はしっかりとやっていくよう、JRに意見するよう要望いたします。  最後は、周辺道路整備の中で、阪急高槻市駅北駅前広場の整備について、要望を述べます。  高槻市道路課ホームページを見たところ、阪急高槻市駅北駅前広場工事のお知らせとあり、先ほどのイメージのパースでもありましたが、工事後のイメージの図が載っていました。その中で、もし喫煙所を設置されるのであれば、防犯上見えなくなるのは危ないのですが、JR高槻駅北の喫煙所のように、外から丸見えより、人がいるのがわかるようにすりガラスにしていただく点、また、バス停が近くにあるので、副流煙がバス停で待っている人に行かないよう工夫もしていただきますよう要望します。  そして、たばこのポイ捨てが少しでも減ることを期待して、私の質問を終わります。 ○(真鍋委員) 周辺道路整備について、平成26年から工事が始まった古曽部天神線、その延伸部暫定供用がことしの3月に予定されているということを大変うれしく思っております。車の渋滞緩和等、大いに期待するところですが、では、この古曽部天神線における、本市において利用の多い自転車に関する取り組みについてお伺いします。  まず、古曽部天神線における既存の自転車走行空間の整備の経過並びにその位置づけについて、また、延伸部については、どのような整備形態になるのか。特に、既存の区間と延伸部の、そのつながりについて、連続性はどのようになるのかについて、お伺いいたします。 ○(松永道路課長) 古曽部天神線の既存の自転車走行空間につきましては、本市の中心市街地自転車利用が多いことから、安全快適な歩行空間の確保を目的に、平成21年7月に国土交通省と警察庁が発出した指針に基づき、法規制を伴わない自転車走行空間として平成24年3月に整備を行いました。  現在、整備を進めている延伸部については、平成28年3月に策定した、たかつき自転車まちづくり実行計画や、平成28年7月に国土交通省と警察庁から新たに示された、安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインに基づき、法規制を伴う自転車専用通行帯として整備を行う予定です。
     既存の自転車走行空間については、自転車専用通行帯とは一部仕様が異なることから、部分的に改善を行い、全区間にわたり交通規制を伴う自転車専用通行帯として供用する方向で交通管理者と協議を進めております。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 自転車の通行の安全を確保する取り組みは大変重要であると同時に、市民の皆様並びにドライバーの皆様に広く知っていただかないといけないものであると考えております。  例えば、この市役所の北側のけやき通りとみずき通りの交差点なのですけれども、自転車が車の信号と同じく走るというのが、現在、正しい姿であると。しかし、けやき通りを南から来て左折する車は、自転車交差点を直進しようとしますと、信号無視と勘違いをして、クラクションを鳴らしてしまうと。こうした例が多いので、車の信号と合わせて自転車が通行するのが正しいんだとわかっている人であっても、自転車はとまっているというのが現状あると。  つまり、今回の既存の区間と延伸部がつながるような場所も交差点になろうかと思いますが、市民の皆様のみならず、こうしたドライバーの皆様に混乱の起きないよう、広く周知を図っていただきますようお願いをしたいと思います。  最後に、要望になりますけれども、古曽部天神線が東側でつながる、その西国街道でございますが、たくさんの車の流入が起こるべきではない道路だと考えますので、標識や案内などで大きな幹線へと車が流れるような配慮をお願いしたいと思います。  私からは以上です。 ○(岡井委員) 私も周辺道路整備阪急高槻市駅北駅前広場の整備についてなんですが、ここの場所については、既に工事も始まっているということと、あと、今回バリアフリーの観点からも整備されるということですので、これまでの問題点と、今後、整備において期待されている効果について、お答えいただきたいと思います。 ○(松永道路課長) 阪急高槻市駅北駅前広場に関するお尋ねですが、当該駅前広場は、整備から20年以上が経過しており、老朽化バリアフリーへの対応を初め、隣接施設との段差や、十分な広さが確保できないことによる通行者滞留者とのふくそうなどの課題が生じております。  このような今日的な課題を解消するため、段差解消点字誘導ブロックの再配置などによるバリアフリー化を図り、さらに透水性平板ブロックによる歩道舗装の高機能化を初め、サイン等のリニューアルや休憩施設となるベンチ等を設置することで、利用者が安全、円滑に移動でき、快適に滞留できる機能を確保できるものと考えております。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。  もう既に今年度には整備されるということですので、私自身も期待したいなというふうに思っております。  ただ、北側が非常に安全に、それこそ道路も含めまして、機能整理をされている中で、この特別委員会でも以前は、南側のまちづくりについてもご議論いただいていて、地元住民の方や、また事業者の方々の思いがすれ違っているということで、なかなかお話し合いの場が持てないということをわかっているわけなんですが、こうして北側が既によくなっていきますと、南側につきましても、やはりまだまだ駐輪・駐車の問題、また看板の道路占有というとこら辺の課題は残っておりまして、ただ、そのことと最近非常に気になっておりますのが、やはりお店の呼び込みの方々が、駅の南側に大挙されていて、通る者からしても、少し圧力というか、圧を感じるような事態になってますし、少しその辺の問題意識も持っておりますので、ぜひとも、大変なことかと思いますが、北と合わせまして、南のまちづくりについても引き続き、ご努力いただきたいなということを要望しまして、質問を終わります。 ○(宮本委員) 私からはJR高槻駅の北駅前広場の整備について、お聞きします。  この北駅前広場については、市のバリアフリー基本構想で、移動経路円滑化として下りエスカレーターの検討を、昨年度、2017年度から2021年度までに行うということを言っておりますが、その検討状況をお聞きします。 ○(齊木道路課課長代理) JR高槻北駅前広場の整備につきましては、回遊性の高い歩行空間の確保を初め、利便性の向上を図るため、エスカレーターバリアフリー化への対応を検討している状況でございます。  以上でございます。 ○(宮本委員) 2問目は意見と要望にさせていただきますが、用地買収にかなり時間がかかっておりますし、下りエスカレーターは、これはまだ先なのかなと思います。  そして、バリアフリー化でいうと、障がいをお持ちの方や高齢の方からすると、エスカレーターよりエレベーターのほうが安全だと思うんですね。エレベーターでいいますと、高槻駅の東側の以前コンビニがあった場所に、JR関連事業者飲食店ビルを建設中であります。新年度、オープン予定とのことなんです。そのビルの3階と高槻市の人工デッキがつながることになっていて、エレベーターを市民に開放すると、これを事業者が提案していると、昨年7月のバリアフリー推進協議会で市は報告をされています。設計の段階から、高槻市障害児者団体連絡協議会(高障連)の皆さんと協議が行われていたとのことです。  営業時間内は誰でもエレベーターを使えるということですから、開館に当たっては、ここにエレベーターがあるということを障がい児者の皆さんを初め、市民、市外から来られた皆さんに案内するような案内板ですね、こういったものを設置することをJRに対して求めていただきたいと思います。この点、要望しておきます。  私からは以上です。 ○(灰垣委員) 3点お伺いしたいんですけれども、JR高槻ホーム拡充周辺道路整備を、ちょっと分けてお伺いします。  まず、JR高槻駅に新ホームができて、昇降式ホーム柵もできて、お客さんも分散されて、非常にピーク時でも遅延性が軽減したように思えるんです。この新ホームができたということ、プラス、ホーム柵ができたということで、安全・安心の部分も向上したように思っているんですけれども。  最初に、これまで、近年で結構ですけれども、全国的にホームでの接触事故発生状況と、JR、阪急の市内各駅における乗降客数状況を確認したいと思います。 ○(北野都市づくり推進課長) ホームでの事故数や鉄道駅の乗降客数についてのご質問にお答えいたします。  国土交通省鉄道局鉄道事故に関する集計では、全国のホームでの接触事故及び転落事故発生状況は、平成26年度は227件、平成27年度は198件、平成28年度は187件となっております。  また、高槻市内ホーム事故等発生状況につきましては、平成26年度から平成28年度の3年間で、JR西日本は9件、阪急電鉄は1件との報告を受けております。  なお、昇降式ホーム柵を整備したJR高槻駅の新ホームでの接触事故転落事故は、これまで発生しておりません。  次に、市内各駅における乗降客数は、大阪府の平成27年度の統計では、JR高槻駅は約12万7,000人、JR摂津富田駅は約4万1,000人、阪急上牧駅は約1万人、阪急高槻市駅は約6万2,000人、阪急富田駅は約2万人となっております。  以上でございます。 ○(灰垣委員) 全国的な事故、転落事故等発生状況をお答えいただきましたが、改めてこれを調べていただいた中で、事前にやりとりしている中で、職員の皆さんも、こんなに事故が起こっていたんですねというような、こういった感想を漏らしてはったというのも実際にありまして、高槻市内では、全くないわけでもないんですが、それほどないということですけれども、昇降式ホーム柵を整備したことによって、これは皆無になったということは、これは如実な事実だと思います。  そこで、以前にも申し上げているんで、早速というわけにはいかないんでしょうが、JRが平成32年春には全てホーム柵がつきます。高槻市内の駅の乗降客数等も今お答えいただきましたけれども、やはり阪急高槻市駅が、次、ホーム柵をつけるとしたら、ここなのかなということを考えたときに、今後の流れみたいなものを、乗降客数を基本に考えるようなことも聞いていますけれど、改めて確認をさせてください。 ○(北野都市づくり推進課長) ホーム柵設置に関するご質問にお答えいたします。  国の方針とされては、駅ホーム安全性向上のため、乗降者数が10万人以上の駅にホームドアの整備を優先して進めるとされ、1万人以上の駅には、内方線つき点状ブロックの設置を進めるとされ、市は国とともに支援を行っているところでございます。  阪急電鉄とされては、可動式ホーム柵の設置を乗降客が多い梅田、西宮、十三、淡路などから進めるとされ、阪急高槻市駅の設置時期等については未定とされておりますが、市では継続してホーム柵設置に向けた要望を行っているところでございます。  以上でございます。 ○(灰垣委員) 最近、椅子の向きをホーム側というか、直角にして、そのまま進んでしまって落ちるというのを回避するような流れになっていますけれども、高槻は、先ほど委員のお話にもありましたけれども、客引きはともかくとして、飲み屋さんが非常に多くて、阪急、JR等の駅でも酔客が非常に多いんですよという、こういったお話もあったようです。  当面そのホーム柵がつくということはないのかなということを考えたときに、内方線つき点状ブロックですか、そういうのも整備されるようですけれども、そういったこともちょっと考えながら検討していっていただきたいなと強くお願いをしていただきたいなと。  平成27年に、国土交通省まで出向きまして、市長も行かれましたが、要望をさせていただいて、その翌年に、「はるか」は通ったわ、新ホームができたわ、昇降式ついたわと、それが全てじゃないんですけども、そういったことも、やはり今後も力を入れていって、職員の皆さんも力を入れていっていただいて、議会とともに、安全に努めていくような整備を促進するような働きかけをしていきたい、また、していただきたいということをお願いしておきます。  あとは2点ですけれども、周辺道路の整備ということで、先ほど阪急高槻市駅北駅前広場の整備のお話がありました。バリアフリーの観点という話もありましたが、これはホームページにアップされている完成予想図みたいなやつですね。これをもとに、先ほど委員もおっしゃってたんだと思うんですが、私が特に気になるのが、今、三井住友銀行と北大塚行きのバス停の間、狭隘であるとともに段差があって、非常に離合するにもできないような状況があります。車椅子の方が通ると、本当に大変な状況であるというのを実際に目の当たりにしておりまして、ここがどうなるのか。それと、その北大塚行きのバス停をもう少し移動できないのか。この2点、お伺いしたいと思います。  それともう1つ、喫煙コーナー、もし設置されるんだったらというふうなお話でしたけれども、設置してください。ということで、この件はどうなるのか、お聞きします。 ○(松永道路課長) 阪急高槻市駅北駅前広場と隣接する銀行南側の状況につきましては、歩道が未整備であるため、歩行者は車道を通行して北駅前広場にアクセスしている状況でございます。  こうした状況を改善するために、今回のバリアフリー化工事において、銀行南側に歩道だまりを設置し、駅前広場と接続することで段差のない安全円滑な歩行動線を確保するものでございます。  なお、バス停の位置につきましては、横断歩道停止線の関係から、交通管理者との協議の上、現状のとおりとしております。  以上でございます。 ○(曽我清掃業務課副主幹) 阪急高槻市駅北駅前広場喫煙場所についてのお尋ねでございますが、デッキ階段下北側、現在の植栽部分への設置を予定してございます。  以上でございます。 ○(灰垣委員) この狭隘な部分は、今ご答弁いただいたとおり、整備していただくということですから、期待をさせてもらいます。  喫煙コーナーは、つけますよというふうに、今、明確におっしゃいましたので、委員のおっしゃったように、余り見た目が透けているよりは、そういった見えないような状況にするのも大事かなと思います。  喫煙コーナーを設置することに対して、JRも推進をさせてもらってお答えいただいたわけですけれども、私は喫煙者の方たちのためだけに申し上げているのではありません。非喫煙者の方たちに副流煙や受動喫煙等がなくなると、減るということと、路上喫煙の防止、美化につながるということで申し上げておりますので、改めてそこは申し上げておきます。これに関しては以上でございます。  それから、もう1つだけ、3点目が、八丁畷の交差点、南北、南行き、非常に整備されて渋滞が緩和されました。これはもう間違いなく緩和されておるんですが、北行きなんですね、170号の北行き、これが、私が実際に見て、ここまで延びているのかというときがあったのが、春日町の辺まで行ってたというのは実際にあります。  これは、新名神のインターチェンジができたことと余り関係はなさそうなんですが、今回の整備の中には、その部分がなかったもので、この辺の認識をどのようにされているのか、ちょっとお聞きしたいなと思います。 ○(松永道路課長) 八丁畷交差点の改良後の状況把握につきましては、国土交通省において詳細な交通量調査を昨年実施され、定量的なデータをもとに検証を行っている状況でございます。  また、今後の取り組みにつきましては、新名神高速道路の開通や関連道路の整備などを契機として、高槻市域の交通体系が大きく変化することから、国土交通省、大阪府、NEXCO西日本、高槻市の4者が連携し、八丁畷交差点を含む市内主要交差点において交通実態調査を行い、今後必要な対策を検討する予定でございます。  以上です。 ○(灰垣委員) 認識はしていただいているということですので、東道路ができて、171号、京都から大阪に向かう、あそこにも渋滞、これも過去にも何度か言っています。できていますので、全てが完成した時点ではスムーズに流れるようなことをお願いしておきたいなと思います。  最後に1点だけ、ちょっと先ほど言い忘れたんですが、阪急の高槻市駅北側には喫煙場所できると。南側にもあっていいんじゃないかなというふうに思いますので、JRも両サイドに、北、南とつくっていただきましたんで、これも要望しておきます。  これで、以上でございます。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  次に、富田駅周辺地区まちづくりについてを議題とします。  理事者側の説明を求めます。 ○(梅本都市創造部長) それでは、案件2、富田駅周辺地区まちづくりについて、前方のスクリーンを用いて説明させていただきますので、よろしくお願いします。  本日は、目次に示しております2項目についてご報告をいたします。  初めに、項目1の取組方針でございますが、本市では、平成21年4月に策定した富田地区交通まちづくり基本構想の実現に向け、3つのまちづくりの基本方針に基づいて、地域のまちづくりに取り組んでおります。  それでは、項目2の取組状況についてご説明します。  まず、まちづくりの基本方針に基づく取組として、都市計画道路富田芝生線の整備に平成23年度から取り組んでおり、用地取得状況として、平成29年12月末現在の取得率は、79.46%となっています。  平成30年度からは、用地取得済みの箇所から順次、道路工事に着手し、平成32年度の工事完成を目指してまいります。  続きまして、富田まちなみ環境整備事業についてご説明をいたします。  当事業は、建築物等の修景や歴史資源を生かした団体活動に要する費用の一部を補助することにより、良好な景観形成による地域の魅力向上などを図ることを目的としております。  この取り組み状況でございますが、建築物等の修景助成は、交付決定が1件、事業中の箇所が2件で、こちらは交付決定を行った物件の事業前の状況でございますが、当事業を活用して、外壁はしっくい調の塗り壁、屋根やひさしを日本瓦ぶきとされ、開口部周りに格子など、木のしつらえが施され、昨年8月に完了しております。  また、団体活動助成は、交付決定が1件と、歴史や文化の周知を図り、地域住民の愛着心向上を目的とする広報誌を2回発刊し、回覧を通じて連合自治会の全戸に配布するほか、地域の催しに活用する内容となっております。  最後に、まちづくり基本構想のさらなる推進に向けた取組として、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化勉強会について、ご説明をします。  当勉強会は、茨木・高槻間における交通及びまちづくり課題解決に向け、鉄道高架化まちづくりの可能性を検討することを目的としており、JR西日本、茨木市、そして本市を構成員とし、大阪府にもオブザーバーとして参加いただいております。  概要といたしまして、摂津富田駅を中心とし、4か所の踏切除却を行い、連続立体交差事業に合わせ、2つの都市計画道路の整備を行うものでございます。  本事業の候補である仮線高架方式の施工手順としては、北側に仮線を施工し、既設線を切りかえ、順次、高架橋の施工と本線の切りかえを4線分繰り返し施工し、全ての高架橋が完成した後に、仮線部に関連側道を施工するものでございます。  これまでの取り組み状況ですが、前回の特別委員会からは、3回の勉強会を開催し、概算事業費の算出や高架化を生かしたまちづくりについて意見交換を行ったところでございます。  次に、整備概要といたしまして、検討範囲はJR総持寺駅から芥川までの約3.2キロとしています。区間内にある富田村踏切、赤大路踏切、中条踏切、奥の院踏切の4つの踏切は、ピーク時、1時間当たりの最大踏切遮断時間が40分を超える、あかずの踏切であり、富田村踏切は、自動車と歩行者の交通遮断量の合計が5万人以上である歩行者ボトルネック踏切であることなど、国の踏切道改良促進法の定義である緊急対策踏切に該当しており、過去に一定の安全対策を図られていますが、抜本対策が必要である踏切と位置づけされています。  連続立体交差事業の目的といたしましては、踏切の除却、市街地分断の解消、高架下空間の有効活用とし、富田地区交通まちづくりの3つのまちづくり基本方針に基づく、まちの方向性から、整備効果として、安全快適な歩行空間の確保や魅力と風格のある玄関口の創出、高質な道路と沿道景観の形成などが期待できる事業と整理しております。  次に、連続立体交差事業の国費採択についてでございますが、国費採択の条件として、費用便益分析結果として、B/Cが1以上で、かつ連立要綱採択基準のいずれかの一つに該当するものとされています。  本事業は、国の費用便益分析マニュアルに基づいた試算により、B/Cが1を超え、かつ連立要綱にある事業採択基準のうち、歩行者ボトルネック踏切の除却と、鉄道と道路を同時に3か所以上で立体交差させる条件に適合しており、本事業は連続立体交差事業における国費の採択基準を満たすことを、本勉強会で共有したところでございます。  次に、連続立体交差事業の事業費及び効果についてでございます。  概算事業費としては、鉄道本体の整備費として約590億円、関連側道の整備費が約35億円、4か所の踏切除却費が約40億円、都市計画道路東五百住下の口線の連立事業に係る整備が約20億円、都市計画道路富田奈佐原線の未整備区間が約10億円で、総事業費は約695億円としています。  各事業者の負担額ですが、連立要綱に基づく構成比率から、国が約357億円、地方として大阪府、高槻市、茨木市の負担の合計額が約292億円、JR西日本が約46億円と試算しております。  次に、連立の効果についてでございますが、連続立体交差と鉄道高架化せず道路のみ立体交差させる単独立体交差の効果を比較しますと、踏切事故の解消、安全な通学路等の確保、都市計画道路の整備促進については、連立、単立ともに同じ整備効果が期待されますが、その他の項目については、単立では期待されない整備効果が連立事業では十分に発揮され、地域分断の解消や高架下空間の有効活用はもとより、摂津富田駅南北の回遊性や交通結節機能の向上などのまちづくり効果が非常に大きな事業であると考えております。  最後に、今後の進め方についてでございますが、来年度からは、事業主体の調整と、国費採択に向けて国、大阪府と協議調整を行っていき、短中期のスケジュールでは、国の補助調査採択を受けて基本設計等を実施し、事業効果等を検証した後、着工準備採択を受けながら、検討の深度化を図り、長期スケジュールとして、事業着手からおよそ15年の事業期間で整備を行う計画としています。  連立事業は、長期間を要する事業でありますが、まずは国費採択に向け、今後も、茨木市、JR西日本、大阪府と継続して協議しながら、丁寧に検証してまいりたいと考えております。  以上で、案件2の説明を終わらせていただきます。ご審査をよろしくお願い申し上げます。 ○(太田委員長) 説明は終わりました。  それでは、ただいまから質疑に入ります。 ○(真鍋委員) 鉄道高架化に関してでございます。  鉄道高架化の範囲に、あかずの踏切、歩行者ボトルネックの踏切など、国の踏切道改良促進法に基づく4つの緊急対策踏切があるということでございますけれども、昨今、国でも踏切道対策を推進しておられますけれども、本市におけるJR、また阪急電鉄の緊急対策踏切の現状についてお伺いいたします。 ○(北野都市づくり推進課長) 緊急対策踏切に関するご質問にお答えいたします。  大阪府内にある緊急対策踏切は193か所あり、国の踏切対策の推進により年々改善され、減少傾向にあります。  その中で、JR京都線では7か所指定され、そのうち高槻市内に2か所、茨木市内に2か所あり、いずれも今回の鉄道高架化の検討対象範囲となっております。  また、阪急京都線には8か所あり、そのうち高槻市内には、富田駅の東側と西側の2か所が対象となります。これらの踏切は、いずれも構造改良等の速効対策済みではございますが、抜本的な対策がなされていない状況です。  特に、茨木市域を含む連続したJRの4つの踏切は、短い距離に複数の踏切が存在する、JR京都線の中でも最も踏切密度が高い空間となっております。  以上でございます。 ○(真鍋委員) 実際に富田駅周辺を車で走りますと、線路によってかなり地域が分断されておることを感じております。  この踏切の安全性の確保も含めて、やはり、この完成までかなり長期のスパンということでありますけれども、このJR線の鉄道高架化に向けた動きが出てきていることは、大変喜ばしいことであると感じております。
     また、JR線の高架化が実現するとしたとして、次には、必ず阪急京都線の地域分断が課題になると感じております。  そこで、JRの鉄道高架化を推進しつつ、同時に阪急京都線の高架化に向けた取り組みについても、合わせて検討を進めて、富田地区のまちづくりにつなげていただきたいと思いますので、要望させていただきます。  過去に、阪急高槻市駅近郊、この近辺の鉄道高架化事業が実現したとき恐らくそうであったように、この鉄道高架化事業は、富田地区の居住、利便性、また観光等に係る飛躍的な取り組みの向上ということに大いに資するものであると思いますので、引き続き鋭意取り組んでいただきたいと思います。  私からは以上です。 ○(米山委員) 私からは、JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化勉強会について、ちょっと質問いたします。  この中で、構成員として、JR西日本、茨木市、高槻市の部長級、そして大阪府はオブザーバーとなっていますが、このオブザーバーとした位置づけについて、理由をお聞かせください。  次に、地方の負担は府・市の合計額と事前の説明では聞きました。地方について、府と市の負担の考え方、また府内の事例について、高槻市と茨木市の負担割合の考え方と、JRの負担7%、46億円となっているんですが、この考え方についてお聞かせください。また、いつ負担割合が決まるのかもあわせてお答えください。  以上です。 ○(北野都市づくり推進課長) 高架化に関する数点のご質問にお答えいたします。  1点目のオブザーバーの位置づけにつきましては、大阪府都市整備中期計画の道路・街路整備事業の新規路線着手の考え方では、連続立体交差事業については、地元市における鉄道沿線のまちづくりと同時に、より効果発現が期待できる箇所について、地元市や鉄道事業者との協議熟度に応じ、新たに事業着手するものとされております。そのため、大阪府は、オブザーバーの形をとって協議熟度を判断されるものです。  また、大阪府とされては、勉強会においてオブザーバーという立場であるものの、国における連続立体交差事業を取り巻く環境や府内での事業進捗状況など、適時アドバイスを行うなどの役割を果たされており、これをもとにまちづくり熟度を深めているものでございます。  次に、2点目の府・市の負担割合等につきましては、国の連立要綱では、国、地方、鉄道事業者の負担率がそれぞれ示されており、そのうち地方における配分比率は各都道府県が決定するものとされており、府内の事例では、府と市の負担割合は2対1となっています。  茨木市と高槻市の負担割合については、それぞれの市域内に要する費用をそれぞれ負担することとなります。  本事業の具体的な負担額については、今後、大阪府、茨木市と協議・調整しながら取り決めていくこととなります。  また、鉄道事業者の負担率については、国の連立要綱により7%となるものでございます。  以上でございます。 ○(米山委員) ご答弁いただきました。  この大阪府のオブザーバーという位置づけについて詳細にお答えいただき、理解はいたしました。  そして府と市の負担割合は2対1となっていること、そして茨木市と高槻市の負担割合については、それぞれの費用を負担することになっているということでした。それと、この7%、46億円、これについては国の連立要綱によりそうなっているということでした。  次に、阪急高槻駅周辺の連続立体交差、以前やられた分ですけど、これは私も地元で、ここの地元に住んでおりまして、高架化になったときは大変喜ばしいことだと思いました。  昭和45年に具体化検討に取り組まれました。そして昭和53年に都市計画決定され、平成6年の事業完了までおおむね24年かかったと聞いております。  今後の進め方の中で、短期、中期、長期についての説明がありました。この計画が実際に事業化される場合には、補助調査採択や着工準備採択、事業期間を含めてどの程度の期間を有するのかお聞かせください。 ○(北野都市づくり推進課長) 事業期間に関するご質問にお答えいたします。  一般的な連立事業のスケジュールについては、これまでの他地区でも補助調査採択に3年、着工準備採択に5年、事業着手から完了までは15年を要しており、長期的な事業になると考えております。  以上でございます。 ○(米山委員) スケジュールについては、よくわかりました。  また、負担割合についてのご答弁も先ほどいただきましたが、本市として、ビッグプロジェクトを抱えている状況ですし、今後、財政状況も厳しくなると予想されますので、協議調整の場できっちりと意見を言ってくださいますよう要望いたします。  以上で私の質問を終わります。 ○(岡井委員) 私からは、1問目、富田まちなみの環境整備事業についてです。  この取り組みについては、建物や、また団体助成の効果を得られていると思いますけれども、この事業そのものは、この先、何年ぐらいを目途に実施されようとしているのか。どういうお考えなのか、まずお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○(北野都市づくり推進課長) 富田まちなみ環境整備事業に関するご質問にお答えいたします。  本事業は、寺内町である富田地区の良好な景観を地域の方々の中で創出していただこうという事業であり、建築物の更新は数十年と長い間隔で行われることから、本事業は着手時点から長期的な視点で取り組む考え方で進めております。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。  富田芝生線の供用開始も間近に迫っておりまして、この供用が済んだら、もうこの取り組みはなしですよというふうな形で、地域の方も少し不安に感じておられましたので、富田の地域の良好な景観をつくり出していこうという、そのところで支援していただいているということを理解しましたので、まさしくこれからまたこういった事業を利用していただいて、富田のまちづくりを進めていけたらいいなというふうに考えております。  2点目は、先ほど来他の委員もおっしゃっております、鉄道高架化勉強会についてです。  これにつきましては、先ほど現時点での詳しい内容をご説明いただきました。富田地区の住民にとっては、この問題、とても長い間、JRアンダーや富田村踏切での悲惨な事故等、この特別委員会だけではなしに、本議会でも非常に議論していただいていたということも承知しておりますし、また、地域が南北分断ということで、濱田市長を初めとしまして、市議会の代表者の方や府議会の方が、議員を挙げて要望に取り組んでいただいてきたことは、本当にこの問題をどうにかしていこうという思いというのは非常に理解しているところなんですが、この状況を踏まえて、どうにかしないといけないということがあって、今回、鉄道高架化実現へということで一歩踏み出されたというふうに考えるんですが、少し議論が逆戻りするかもしれませんけれども、やはりこの一歩しかないんだというような理由と、その実現における期待すべき効果について、改めてお答えいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○(北野都市づくり推進課長) 高架化に関するご質問にお答えいたします。  本市では、大阪府に対し、JRアンダー部の解消につながる富田奈佐原線の整備を強く要望してきました。  これを受け、大阪府とされては、路側帯の着色など、緊急対策は実施されましたが、抜本的な課題解決につながる富田奈佐原線の整備までには至っておりません。  また、JRアンダー部の抜本的解決には多額の費用を要するなど、多くの課題があり、府に強く要望を行っているものの、実現には先が見通せない状況となっております。  そのため、本市としては、鉄道高架化を新たなアプローチとして、JRアンダー部の課題解消だけでなく、危険な踏切の除却を初め、南北分断の解消、茨木市・高槻市の都市間連携や新たな高架下空間の活用など、富田地区のまちづくり効果を十分に発揮させることのできる鉄道高架化に向け、関係者とともに検討に取り組んでいるものでございます。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。  ただいまのご説明で、この高架化に向けて非常に力強く頑張っていかれるというふうに受けとめたんですけれども、この高架化につきましては、先ほどの委員のご質問にもあったとおり、非常に時間を要する、また莫大な予算も要するというふうな取り組みかと思うんですけれども、今後の取り組みの考え方、この事業が着手するまでは、今の課題と言いますか、そういったものについても現状維持のままとどまってしまうことになるのではないかなというふうなことも思えますので、そのあたりの考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○(北野都市づくり推進課長) 今後の取り組み等に関するご質問にお答えいたします。  これまでも富田地区では、踏切の改良やJRガード下の緊急安全対策等を実施してまいりましたが、抜本的な課題解決を図るためにも、大阪府が連続立体交差事業の事業主体となって取り組んでいただくよう協議・調整してまいります。  以上でございます。 ○(岡井委員) ありがとうございました。  今、お答えがあった、そのとおりかなというふうにも思うんですけれども、事実ですね、やはりJRガード下の問題につきましては、ほぼ毎年といって過言でないと思うんですけど、やはり171号から入ってこられたトラックだったりが、1台、2台が突っ込んでしまって、そのあたりでなかなか引き返せないというふうな課題もまだまだありますし、そのことを少し、どうやったら注意喚起が促されるんだろうということが地域でも非常に問題になっています。  そういった細かいことではありますけれども、高架化を進めていかれるということに加えまして、やはりでき得る限りの市が考えられることについては、引き続きまた取り組んでいただくよう、これは要望にとどめたいと思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  以上で質問を終わります。 ○(宮本委員) 私からもJR京都線高架化についてお聞きします。  今回の費用便益分析として、この検証結果が示されましたが、説明資料では、国土交通省のマニュアルで分析をして検証をしたとのことです。  先ほど来、過去の連続立体交差事業のことが質問で出ておりますが、私、この検証について、そもそも工事が終わる25年から30年後ですか、これがどういう社会になっているのかなと想定しなくてはいけないと思うんです。  例えば、通学路になっている赤大路踏切の安全でいえば、これまで普通電車など速度が遅い列車の場合、遮断時間を短くする賢い踏切が導入されました。  今後もこういった技術は当然進展していきますから、より安全な踏切になるという可能性もあると。そして、何よりも私が思いますのは、人口がこれから高槻市において減少をしていきますから、他市も同じ傾向となると、電車の本数が減ってくるというふうに思うんですね。  高槻市の人口は、大体25年後でいいますと、高槻市人口ビジョンでは、これ工事がいつ始まるかによりますが、大体25年後のところで30万人台になると。32年後には、もう27万人と、20万台に入る。それから以降もずっと減り続けるだろうということなんです。  そうなると、当然やっぱり電車も減ってきますし、このあかずの踏切の問題が今のままではないと。解決に向かっていく、そういったことも考えなくちゃいけないと思うんです。私、この人口の減少をよしとしているわけではありませんが、しかし、高槻市自身がこういった数値を示しているんです。  これらさまざまな要因を勘案すると、本当に今回の分析に確実性があるのか疑問なんです。お聞きしますが、この社会情勢の変化で、分析の前提が変わることもあり得るんじゃないか。例えば、国土交通省のマニュアル、将来の人口減少などは、そこに入っているのか、その点をお聞きします。 ○(巽都市づくり推進課主査) 費用便益分析につきましては、国土交通省のマニュアルに基づいて行う必要があり、そのマニュアルで評価基準年度については、評価を行うその時点となっております。  以上でございます。 ○(宮本委員) 2問目は意見と要望にさせていただきますが、基準年度が評価を行う時点となると、工事の前ということになります。将来の人口減少、電車の本数は、この分析において加味されないと。これはおかしいと思うんですね。確実性があるのかどうか、これ疑問ですし、そもそもこのマニュアル自体に私は不備というか問題があると思います。それに基づいた分析も不確実で、問題があると指摘しておきたいと思います。  そして何よりも、これまで多くの方が議論されてきましたように、本当に富田地域の皆さんが求めていることは何なのかと。莫大な費用をかけてJR高架化をすることを住民の皆さんが望んでいるかと、そういうことなんです。  委員会質疑で、繰り返し多くの方が指摘されているように、阪急のほうを何とかしてくれと、そういう声が多くあります。  事業費用についても、先ほど米山委員への答弁から計算しますと、大体、高槻市の負担は90億から100億円です。これは余りにも莫大な費用です。高槻市にそんな財政的な余裕があるのか。人口が減って税収も、これ以上ふえてこないということで、やはり市全体としての財政状況を見ながら、判断をいただきたいというふうに思うんです。  そして、JRは費用のうち7%の負担なんですね。あとの93%は国民の皆さんの税金なんです。本来、踏切の安全はJRが責任を持たなくちゃいけない問題です。JRを挟んだ道路の安全、先ほどもありましたが、JRアンダーの改良に根本的に責任を持たなくてはいけないのは、繰り返し述べてきましたが、これは大阪府です。  先ほどの答弁でありましたが、今もされていると思うんですが、ぜひ、その立場でJRや大阪府に責任を果たすように強く要求してほしい。その立場で努力をしていただきたい。そのことを求めて、質問を終わります。 ○(灰垣委員) 富田まちなみ環境整備事業、またJRの高架化とありましたけれども、今、地域住民の皆さん、また、けさたんと会の皆さんが富田のまちをよくしていこうということで、いろいろ議論をされながら進めてはるわけですけれども、我々が過去にも申し上げていました副都心という考え方ですね、富田のまち、この辺に関してはどのようなお考えをお持ちなのか、お聞きします。 ○(北野都市づくり推進課長) 富田のまちづくりに関するご質問にお答えします。  まず、鉄道高架化の中で、今、考えておりますまちづくり、富田のまちづくりの考え方でございますが、まず初めに、鉄道の高架化、いわゆる連続立体交差事業につきましては、単に道路の整備を行うだけでなく、地域分断の解消による周辺市街地の活性化に大きく寄与する事業である、また、高架化によりアクセス道路や駅前広場等の再整備、また西の玄関口としての風格や魅力向上が図られるものと考えております。  また、新たに生まれる高架下空間では、駅を中心としながら、本市西部地域に必要な都市機能の導入も可能となります。このようなことから、鉄道の高架化は西部の玄関口にふさわしいまちづくりへつながるものと考えておりまして、引き続き、そういった視点でまちづくりの検討を行ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○(灰垣委員) 先ほど委員の方から、必要ないんじゃないかというようなお話もありました。しっかり費用対効果も含めて考えていっていただきたいと思いますけれども、富田というまちの考え方で、これはJRの高架化に限らず、今、駅前を初めとして整備を進めていらっしゃる地域の住民を巻き込んで、住民がまちづくりをされているということを考えれば、大きな高槻市の次のまちになるだろうということを改めて考えると、やっぱりその副都心という考え方をもとに、今後、整備を進めていっていただきたいなということを申し上げておきます。  以上です。 ○(中浜委員) JR京都線茨木・高槻間における鉄道高架化勉強会について、何点か質問をしたいと思います。  今回は、前回の特別委員会で私もお願いしていました、大体の勉強会のいわゆる流れとか、お金、財源とか、その辺も全部出していただきたいということで申し上げたんで、それについて、しっかり討論できるような資料を提供していただいたなと思っています。そういう意味では評価をしたいと思います。  ただ、前回、1年前は区間が、もともと目的はJR茨木・高槻間における交通及びまちづくり課題解決に向けての鉄道高架化まちづくりの可能性を検討するということですから、茨木・高槻間ということで、区間がいわゆるJR京都線の(仮称)総持寺駅から芥川までの3.4キロやったね。今回、3.2キロになったんですね。ここに書いてあるように、JR総持寺駅東付近から川西中学校東付近、要するに、川西中学校に入るまでという、距離が短くなったんですね。  これらのまちづくりというのは、やっぱりかなり地域性が関連するわけでして、私はそういう意味では、津之江に住んでおるわけですから、その周辺のまちづくりという意味で、ある種、期待はしておったんやけど、なぜ期待をしてたかといいますと、理由は大きくいって2つあります。  1つは、実は20年ほど前に、いわゆる水害、災害対策として、芥川を何とか改修してほしいと。もともとあそこは天井川ですから、いわゆる河床掘削をどんどん続けていっていると。ところが、JRでとまってしまうんです。  何でとまってるんやといえば、あれは明治時代に橋をかけたから、あの橋桁の構造がはっきりせえへんと。掘削を続けたら橋桁がいかれてしまう可能性もあるので、20年前に、ちょっと10年ぐらい待ってくださいと。10年待ったら、大阪府が何十億円か。お金がかかるそうですわ、あの橋桁をちゃんとしようと思ったら。JRはお金を出さへんと言うてはりますからね。おたくら、勝手にするのやったらやってくださいと。橋桁を補強して、それから掘削を続けていったら、やりますと、10年ぐらいしたら行けるよということで、私は喜んでいたんです。  それから、さらに七、八年したら、府議会でも高槻出身の府会議員さんがいろいろ質問をされていたんですけど、平成24年ぐらいには、もうちょっと財源的に無理やから、それ、もう中止しましたということで、計画変更されたんですね、河川改修が。  それなら、いつするのやといったら、これから計画するからというので、未定で終わったんですわ。これは、我々、下の住民からしたら、非常に残念で仕方がない。  JRは、自分とこが金を出すのが嫌やから、今はまだ大丈夫ですよということで進んでいたということで、今回は、それも含めて1つは行くのかなと。それは時期は別にして、めどがついたら、災害対策に大いに役に立つかなということだったんですけど、それがちょっと外れたということと、ご存じのように、まちづくりでいうたら、津之江地区とか東五百住、あの辺は本当に交通不便地になっていて、それで、ご存じのように、今もJR、あれは河川の下をくぐってますやろ。1メーター70しかないので、よく事故を起こしてますわね。あれも含めて、改修されるという。  それとか、あと生活道路でいっぱい通る道があるんですね。あの辺が便利よくなるのかなということで大きく期待してたんやけど、そういう意味では、まちづくりはプラスになるなということは半分期待していたんですけど、費用の問題は別にしまして、期待してたんやけど、それが外されてしもうたということが残念なんやね。  なぜその200メーター減ったのかなという、これ何で短縮されたかというのは、私は残念ですので、まずその辺の一つの理由をお聞かせ願いたいなと思っています。  それから、やっぱりそういう意味で、今、聞いたら、もう1つは、早くて23年、でき上がるのに。これは大変長い期間が要るわけですわ。今の人は災害対策をそれまでにもっとやってほしいです。本当のことを言えば、その改修は逆に23年、もしかしたら30年近くかかって、待ってられへんという状況もある。  それも最終リミットが出ただけでもうれしかったんやけど、いずれにしてもその辺の対策について、今どう考えておられるのか。もし外されるとしたら、その問題をどう考えておられるのか。河川改修の問題も含めて、ちょっと教えてほしい。  まず、その辺だけちょっと質問させてもらいたいと思います。以上です。 ○(北野都市づくり推進課長) 高架化の検討範囲に関するご質問にお答えいたします。  この勉強会では、当初、芥川を含んだ範囲で検討を行っておりましたが、都市計画道路から芥川に向け、一定の勾配ですりつけた場合には、川西中学校付近で現地盤に接するため、連続立体交差事業としては、芥川は対象範囲とならなかったものでございます。  以上でございます。 ○(寺町下水河川企画課長) 芥川の改修につきましては、大阪府の河川整備計画において、改修区間に位置づけられておりますが、現時点において明確な整備時期は示されておりません。  しかしながら、大阪府としましては、昨今の気候変動等を考慮し、早急に治水安全度を向上させる必要があると判断され、大阪府都市整備中期計画に、暫定的ではありますが、河川のかさ上げや、張りブロックなどの堤防補強を位置づけられ、実施されております。  本市といたしましては、ひとたび水害が発生した場合、甚大な被害が想定されること、また、水防活動の拠点となる芥川河川防災ステーションの機能を最大限に発揮するためにも、河川整備計画に基づき、未整備区間の改修を早期に進めていただかなければならないと認識しております。  そのようなことから、早期改修に、引き続き、大阪府に強く要望してまいります。  以上でございます。 ○(中浜委員) 私としては、それとセットでやれば、費用も安くつくのと違うかなと思っていたんで、ちょっと残念だなということで、特に、この河川改修は今回の論議じゃないんで、これ本当に早期に進めていただきたいという要望だけしておきます。  それと、問題は、この勉強会の進め方の問題なんですけど、地域をご存じの議員さんからもいろいろ意見が出ているんですけど、1つは、危惧だけを申し上げますと、やっぱりこういう計画があるから、具体的に、今やっても二重投資になるからやめておこうかという心配が、まず1つあるんですよ。  だから、そうじゃなくて、やっぱり緊急、今、必要な課題解決は惜しみなく、それはやっていただきたいなと思います。今やっても、またお金かかるから、こんな計画あるから、ちょっとしばらく、それはせんとこうということは、ないようにしていただきたいと。やはり必要な改善はやっていただきたいというのが1つです。
     だから、まずそれが1つです。2つ目は、やはりこれ、ここに書いてあるように、平成30年度は茨木市、JR西日本、大阪府と継続して協議しながら、国費採択に向け、国にも要望し、と。ちょっとそこまで、まだ待ってほしいなと思いますね。  これ、要望していったら、やることになるんですよ。やっときょう初めて、この資料をいただいて、やっぱりもっと検証したいと僕は思っています。反対しているんじゃないですよ。これはこれでプラスな事業やから、これはこれで効果があることは間違いないやろうから、それはそれで検討してやっていただくことについては異論はない。勉強してやっていただくけれども、要望まで行ってしまったら、ほんまにここに書いてある効果を検証するときは、もうちょっと議会の論議が必要だと僕は思うんですよ。  決して私は何も反対しているわけではない。ただ、それなりの効果があることはよくわかっていますけど、これだけのお金が要るということは間違いないんですよ。この間ずっとみらい創生ということで、いろんなものを削減したり、いろんな事業をいっぱい中止しているわけですから、それとの絡みで、本当に優先度は何なのかということは、これは真剣に論議をせなあかん問題だと思っています。  ただ、きょう配られた資料1つで、もうやるんやというとこまでちょっと書かれていくと、私はオーケーというわけにはいかへん。ただ、こういう勉強会を続けながら、やはり本当に問題解決にとってもっと何が必要なのかということを、1年ぐらいは最低論議をして、やっぱり必要というならば、僕も問題ないと思うんですけど、額が単費で90、100億とか、どれぐらいかかるかわかりませんけど、かかるとなれば、もうちょっと論議は尽くさなあかんのと違うかなということを感じています。  だから、もちろん富田に住んでおられる住民の要求度合い、またこの30年近く後のそのときの地域の状況とか、いろいろ考える中で、この投資が本当に効果的なことなのか、緊急性を要するのか、この辺はちょっと討論が要るだろうと思っています。  プラスになることは何も否定はしていませんけど、しっかり今、全体的な20年、30年後に向けてのあり方を考えているときなんで、その中で住民の要求とか、福祉や医療や子育て支援とか教育、いろんな課題に要る費用とこれとの関連を冷静に整理していくことが大事であって、それが本当に住民の立場に立った市政につながると思いますので、ここだけでこれを、これ書いてあるからわかったということになれば、ちょっと私は危惧があるので、もうちょっと検証する必要があるんじゃないかなということだけを申し上げたいと思います。  いずれにしましても、本当にまちづくりのインフラ整備には大変お金がかかることは事実ですけど、その辺のトータル的な事業のあり方も含めて、今後も論議をしていきたいなということを申し上げまして質問を終わります。 ○(太田委員長) 質疑は尽きたようです。  以上で、本特別委員会を散会します。       〔午後 3時17分 散会〕  委 員 長...