現在の
財政計画の中で、100%未満を
目標に取り組んでまいりたいと掲げております。
◯京西且哲委員
ということは、
目標を達成しているということですか。この表に丁寧に、
府内の平均95.7%と書かれているので、やっぱりまたここは
目標にしているのかなという思いをしていたんですけれども。100ではやっぱりあきませんよね。前に掲げていたように、せめて
大阪府内の平均ぐらいを
1つの
目標として、それよりも下げていくという戦略がないと、100も無理ですよ。そこは指摘しておきます。
それと、もう一つ教えていただきたいのは、この
府内の同
規模の自治体といってAからDまで挙げていますよね。これの自治体名は教えてもらえないんですか。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
申し訳ございません。この場で公表することはしておりません。
◯京西且哲委員
何でですか。これ、出したら駄目なものなんですか。
というのは、例えばC市については、
経常収支比率ががんと下がっていますよね。いろんな動きあるんですよね。やっぱりそれぞれの自治体の事情がどういう事情でこうなっているかというのは、我々も調べないかんし、研究もしないといけないと思って聞かせてもらっているんですけれども、これは伏せる意味はどこにあるんですか。
府内の同
規模って、どこを同
規模の基準にしているのかも聞きたいんですけれども、出したらいかんというルールは何かあるんですか。そこを教えてください。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
明確な回答になるか分からないんですけれども、今掲げていますAからDまでの市につきましては、同
規模団体ということで、人口が似通ったところという形で載せておりまして、各団体名の公表につきましては、こういった場で、もしくはこういった
資料の中で、市の名前として載せていいかという各市への確認も取っておりませんでして、そこら辺で今回、掲載はしておりません。
◯京西且哲委員
難しいものですね。でも、条件は人口やと言うてますよね。だから、それは調べたら分かるのかも分からんけれども、この場では無理というのであれば、それはまた提示していただきたいと思います。
やっぱりコロナの関係で、かなり特殊事情が発生していると思うんですよね。だから、それによって、それぞれの自治体での
市民に対する支援のやり方とかも違うと思う。そういうものがこういう数字に反映されてきていると思うので、今後の
行政運営とか
財政計画を立てる中で、こういう突発的なことが起こってきたときに、それぞれの自治体がどう対応しているのかも研究しておかないかんなと思っているので、その点はぜひまた教えてください。
以上ですけれども、やっぱり、過去20年を見ると、これの
繰り返しなんです。悪化することが見えて
計画を打って戻して、また戻って悪化していく、これの
繰り返しでしょ。ここを、もうそろそろ、多少波があっても、ある程度揺れ幅が少ない形で
財政運営もできないと、その都度、その場面、場面でいろん
なしわ寄せがいろんなところへ行くので、そこは、こういう
報告書であまり気が緩まないように作ってほしいなというのが私の思いです。
◯殿本マリ子
委員
4ページにあるんですけれども、
行財政再建プランの
取組効果額についてお聞きいたします。
人件費の
見直しなど、
行政機構内部の適正化、
ふるさと寄附金の
増収確保や
資産売却によって歳入が確保されたということなんですけれども、山手の丘陵地区には数多くの会社ができました。現在、この会社の
税収なりが増えてきていると思うんですけれども、ここには一切書かれていないんですが、その会社においての
行財政への効果はどういうふうになっているんでしょうか。
◯小林大樹
行財政改革課長
今の御質問ですけれども、丘陵地区で企業を誘致して、企業にたくさん来ていただいて
税収が増えているということですけれども、
行財政改革プランの中では、そこの
部分は特筆して挙げているわけではございませんでした。ただ、丘陵地区で
土地の
売却等で上がっているところについては、
収入確保の
取組のところで入れさせていただいている
状況になっております。
◯殿本マリ子
委員
それでは、工場なりのいろんな
行財政への効果はこれから見込まれるということでしょうか。
◯小林大樹
行財政改革課長
その点も考慮しながら、今後また進めていきたいと思っております。
◯殿本マリ子
委員
本当にたくさんの会社が来られていますし、そして全国的に有名なところも来られていますので、これから
岸和田市においての
行財政がうまくいくように、そういう会社もいろんな努力をしていただきまして、今は
土地を売るばかりで収益が上がっていると、こういう言い方をしたら悪いんですけれども、株式会社antiqua(アンティカ)にしても約14億円で買っていただいた。それは今、
行財政再建プランで再建されているんですけれども、やはりこれからは何も売らなくてもいいような
行財政再建プランをしていかないと、これからまた、先ほど
京西委員が言ったように、10年後、20年後にまた詰まってくるのではないかと思います。そういうことも踏まえて、会社のことも、これからいろいろな
行財政へ組み入れることをよろしくお願いいたします。
◯井舎英生委員
何点か質問したいと思います。
まず私の感想は、
行政改革の上で
財政も
改革できたというのが、本来の
行財政改革という名前の由来はそこにあるんだと思うんですが、その点からすると、確かに
財政調整基金は積み上がってきました。これの大きなものは、先ほどの
説明を聞くと、
土地財産の
売却効果がかなり大きいんだろうと。率直に言いまして、これは別に
改革じゃないんですよね。
行政改革じゃない。すなわち、
市民サービス、
行政サービスのやり方を変えていって、そして
市民サービスもよくして、そして
財政も豊かになってくる。すなわち、
財政を豊かにするというのは、出るのを抑える、無駄を抑えるのは当然だけれども、やっぱり入ってくるところをきちっと確保していかないと継続性がない。だから、批判めいた言い方をしますけれども、一番楽な
土地を
売却するというのだけで、それが目立ってくるようなのは本当に寂しいなと思います。
質問は、まず4ページを見ているんですけれども、毎年決算のときに1年間の不用額はかなり出ますよね。5億円から7億円、10億円近く出るんかな。その辺が、決算の不用額がこの中にどれぐらい含まれているか。例えば、2020年度の決算はもう終わっているわけですけれども、どれぐらい含まれているのか分かりますか。
何を言いたいかというと、何も別に
行政改革をしなくても不用額が出てくる。それは
財政調整基金に結果的に行くという感じになるんですけれども、それは各年度そんな計算はないんですか。
◯小林大樹
行財政改革課長
答えになるか分からないですけれども、不用額というよりも、ここに掲げさせていただいている項目につきまして、
取組のプランを作っていく段階と比べてどれだけ効果があったかという形で示させていただいております。
◯井舎英生委員
何が言いたいかというと、
行財政改革の推進をしなくても、自然に不用額が累積で出ていくんだろうと。すなわち、予算を組むときに、多少げたを履かすというか、余裕を持って各原課がやりますから、そういうのが残ってくる。そしたら、4ページの
歳入確保の
取組効果というのは、ここのところの金額が大きいわけですが、これは
土地の
売却はここに入っているんですか。
◯小林大樹
行財政改革課長
委員おっしゃるとおり、ここに集計させていただいております。
◯井舎英生委員
それから、その4つ上の特別会計繰出金・一組負担金の
見直しというのは、これは例えば
岸和田市貝塚市クリーンセンターへの分が入っている感じですか。
◯小林大樹
行財政改革課長
こちらも、
岸和田市貝塚市清掃施設組合が作られておりました
財政推計の
見直しを行っていただいたということで計上させていただいています。
◯井舎英生委員
それは、
行財政改革課からの指示で
岸和田市貝塚市クリーンセンターが
見直したということなんですか。
岸和田市貝塚市クリーンセンターの
見直しは
行財政改革の一環なんですか。
◯小林大樹
行財政改革課長
この
行財政再建プランにつきましては全庁的に取り組んできたところでございまして、当然、我々のところでもこのような
課題点を抽出いたしまして、こちらからお願いするというか、調整させていただいたところでございます。
◯井舎英生委員
全部聞きたいことを聞いて、後でまたまとめます。
6ページに
改革の視点というところがあって、一番上に
社会情勢の変化に合わせた施策の再構築とあるんですけれども、幼保の再編とか小中学校の適正化と適正配置、それから公民館とか体育施設や社会施設の再編とか、これは
財政改革が目的で進めるというふうに考えたらいいんですか。
◯小林大樹
行財政改革課長
こちらにつきましては、
一定財源を生み出すというところではなくて、先ほども理事から申し上げたように、持続可能な
市政運営を実現するための施策と考えております。
◯井舎英生委員
この前の12月議会でも私、一般質問もしたんですけれども、我々のこの
岸和田市人口ビジョンの
報告を見ると、子育て世代が
岸和田から流出していると。結果、何が起こるかというと、税収入が少なくなってしまうんです。子供が少なくなる、働き手の若い方がいなくなる。すなわち
税収入が減ってくるわけですね。だから、それを放っておいて、そこにやっぱり
行政改革をして若い人たちが住んでくれる、逃げないという、そういう
岸和田づくりが
行財政改革としても必要だと思うんですけれども、これを見ると、
社会情勢の変化というのは自然になっていて、意図的にやればもっと人口が減らない、増えると。この辺の視点が
行財政改革の視点の中に入ってこなきゃいけないんだけれども、この辺が入ってきていないので、それについては
行財政改革課としてはどう思うんですか。
行財政改革というと、人口を減らすことが
行財政改革じゃないんでしょう。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
現在執り行っています
行財政改革につきましては、先ほどから申し上げております持続可能な
市政運営、
行政基盤の強化につきまして取り組んでいるところでございます。
委員おっしゃっていただきましたように、現在我が市からの流出人口が増えておるんですけれども、これを防ぐために、現在執り行っている
取組を実現していく。その中で、人口がまた戻ってくる。そういった形のために、今、
行財政改革を執り行っているところでございます。
◯井舎英生委員
人口が戻ってくる、そのアピールが
行財政改革の中に全くないですよね。減っていくから出ていく歳出も減らす。減らすと、だんだん若い世代がいなくなっちゃって
税収入がない。すなわち、持続可能か、衰退の一途を私はたどると、危ないと。だから、
行財政改革というのは金を、やっぱり入ってくること、出ること、未来への投資もあるし、その辺を変えていくというのは
行政改革の本丸なので、
土地を売って
土地を売ってV字回復しましたというのは、これはおかしい、それをアピールすると。やっぱり、本当の
行政改革をもっともっとやっていかないと、今回のやつは全て、金がこれだけ余りました、これだけ積みましたということばかりだから、未来の展望も何もないんだと思う。だから、
土地なんて売ったらもうそれで終わりじゃない、次、何もないじゃないですか。
あと、12ページ、
財政状況の
推移。こういう
グラフを見たときに、2020年のコロナの影響をこんな
グラフに入れたら駄目ですよ。コロナは災害じゃないですか。だから、
経常収支比率、
財政状況でここへ、コロナの国からの交付金とかは災害対策みたいなものですから、これをこの中に入れると、前からの比較が全くなくなってしまうから、その
部分を取り除いた分を別にして
財政状況の
推移を見ないと、
推移になってないんですよね。これはどうなんですか、
行財政改革課としては。こういう書き方をしていいと思いますか。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
コロナの感染対策における数値を入れておりますけれども、先ほどの御
説明でもお話しさせていただいたんですけれども、当然、
行財政改革の数値も入れ込んでおります。コロナの分を記載しておりますのは、実際の
歳入歳出の数値として記載させていただいているところでございます。
◯井舎英生委員
だから、今指摘しているように、それを入れると真の姿が見えないから、それを取り外したものにしないと、ここだけ上がって
推移が見えませんから、それを取り外してほしいんですよ。こんなことを我々が言わなくたって、あなたたちがちゃんと準備しなきゃ。その辺が非常に
報告としてはまずいと思いますから、ぜひここの表は修正してほしいと思います。
それは、この辺の
経常収支比率の
推移なんかにもどれぐらい影響してくるのかということがありますから、とにかくコロナは災害ですから、台風とか地震とかそんなのと一緒ですから、正常時じゃないので、それを取り除いたものをぜひ
報告してほしいと思うんです。それをもって、これから何にどう手を打っていくかということをやっていくことが必要だと思います。
総合的に言うと、確かに
財政調整基金が積み上がったことは是とするけれども、
土地を売ってよかったよかったじゃなくて、
行政改革をやっぱりやってほしいんですよね。今、財務部の中に
行財政改革課が入っていますけれども、そこではなくて、むしろ総合政策部の中に本来私はあるべきだと思います。すなわち
行政の
改革をやってもらわないと、
市民は
行政サービスがよくなるのを望んでいますから、効率的な予算で。
行政の推進、
行政改革はほとんどゼロだと思うので、この辺はどうかと思いますね。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
先ほどから、
委員から、このプランについては
財源の確保に重きを置いているんじゃないかという形でお話を頂いておるんですけれども、本プランにつきましては、
財源の確保も当然、
財政難の
危機を乗り越えるために、プランの
1つとして、項目として挙げておったんですけれども、先ほどから申し上げています持続可能な
市政運営、要は構造的
改革にも力を入れる、これにも重きを置くというプランになっておりまして、
委員がおっしゃっていただいている
構造改革に力を入れることで、
市民の皆様への
行政サービスの仕方を見直すこととか、産業振興、活力のあるまちづくり、
教育環境の
改善等の施策へとつなげることができると考えております。
そういったところもしながら
財源を確保し、先ほども申し上げたんですけれども、人口流出を抑えて、子育て世代、若い世代が
本市に入ってきていただいて、将来世代の負担がなるべくかからないようにという形で、現在、
行財政改革プランに取り組んでおりまして、
財源の確保だけでなく、当然おっしゃっていただいているように、構造的
改革にも力は入れているところでございます。
◯井舎英生委員
最後、本当の真の
行政改革をしてもらって、その結果、
財政も
改善していく、結果として
市民サービスが向上するとなるようにお願いして質問を終わります。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
先ほど質問の中で
経常収支比率の
目標について御質問いただいて、回答で100%という形のみお答えさせていただいたんですけれども、実際は100%未満が正確な数値、言葉となっておりました。非常に申し訳ございませんでした。〔訂正済〕
◯岸田厚
委員
今回のこの4年間の
報告ですけれども、結局この
報告を見ると、
市民サービスがどんどん切り捨てられてきた、また
行財政改革によって、新たな小中幼保の問題も含めて、今後ますます
市民サービスの後退が考えられるような
行財政改革の中身を実行しようとしているものであると言わざるを得ないというのがまず1点であります。
その上に立って、数字の
改善だけが、最終、あたかも指標のように出されているんですけれども、この
行財政改革の後にどれほど
市民サービス、先ほど言われた産業や子育て、様々な問題について、どういった展開が今後考えられるのかという展望みたいなものが全く示されていないんですよね。
だから、結局は、何とかお金の問題で回復すればいいということだけが出されていて、その後にある、そしたら子育て世代、また高齢者、障害者の施策が、こんなふうに充実していくような方向で考えているんですよという展望みたいなものがない中での
行財政改革であれば、本当にどんどん削っていくばかりのプランになってしまうことになってしまうのではないかという、その辺の、
行財政改革と併せて、そういうまちづくりや今後の展望みたいなものは示される
予定はあるんですか。
◯藤川淳次
財務部行財政改革担当理事
現在、構造的
改革、先ほどから申し上げているところについて取り組んでいるところなんですけれども、今後、令和4年度につきまして、現在取り組んでいます
取組と併せまして、新たな
行財政改革の方向性を検討し、示していきたいと考えております。
◯岸田厚
委員
市民にとって見れば、やはり今回、累積
赤字が大きく解消したという中で、けれども、結局、
市民サービスがどんどん削られていく中でなったものであるという捉え方をされている方も多くいると思うので、その辺も含めて、今後の展望をきちんと
市民に示していただきますようよろしくお願いします。
◯今
口千代子委員長
他にありませんか。
〔「
なし」の声あり〕
それでは、ないようですので
報告事項を終わります。
最後に、
委員会の
報告はいかがいたしましょうか。
〔「正副
委員長に一任」の声あり〕
それでは、そのようにさせていただきます。
以上で
総務常任委員会を閉会します。
(以 上)
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