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令和3年庁舎建設特別委員会 本文 開催日:2021年03月03日

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  1. 岸和田市議会 2021-03-03
    令和3年庁舎建設特別委員会 本文 開催日:2021年03月03日


    取得元: 岸和田市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-11-21
    2021年03月03日:令和3年庁舎建設特別委員会 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所) ◯京西且哲委員長  ただいまから庁舎建設特別委員会を開会します。  本委員会に付託されました事件は、お手元にご配付いたしております付託事件のとおりです。  それでは、議案第7号の審査に入ります。  議案説明を求めます。 ◯寒川成志総務部長  それでは、議案第7号工事請負契約締結につきましてご説明申し上げます。  議案書その1、47ページをお願いいたします。  本案は、去る令和2年6月8日付で公募型プロポーザル方法により公募し、その後、岸和田市新庁舎設計及び施工事業者選定委員会審議を経て選定、仮契約締結した記載の相手方岸和田市新庁舎整備事業設計施工業務の本契約相手方といたしたいためのものでございます。  当該契約につきましては、基本設計実施設計建設工事及び工事監理業務を一括して発注するもので、これら全体の契約金額は126億9,400万円でございますが、そのうち、地方自治法第96条第1項第5号及び議会議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の工事請負に該当する120億4,698万円につきまして、同法第1項に基づき、議会議決を求めるものでございます。  工事の概要でございますが、工事場所は、岸和田市岸城町地内ほかで、本庁舎仮設庁舎及び附帯工事基本設計実施設計建設工事及び工事監理業務でございます。  工期といたしましては、令和10年6月30日までといたしております。 ◯京西且哲委員長  説明が終わりました。  質疑に入ります。質疑はありませんか。 ◯岸田厚委員  この間、特別委員会質問してきた内容とかぶるかもわかりませんけれども、確認意味も込めて、数点お伺いいたします。  今回、1者が決まったわけですけれども、当初、市が行ったプロポーザルでは、2次審査まで3者がおられた。しかし、市が2つの事業者失格とした判断について様々な議論をしてきましたけれども、選定委員会に、この失格とした判断は付すべき内容でないという考えに今でも変わりはないのかお答えください。 ◯寒川成志総務部長  かねてより何度もご答弁申し上げておるかとは存じますが、選定委員会の職責と申しますのは、本市附属機関条例の規定によりますと、新庁舎設計及び施工に係る事業を委託する事業者選定基準策定及び当該事業者選定に関する事項についての調査審議に関する事務と規定されてございます。
     事業者選定基準とは、参加者提案内容をどういった視点で評価するのかといった事項を中心として、これに関連する事項調査審議していただくことと考えてございます。  選定に関する事項とは、まさに提案事業者のうちから最も優れた事業者選定していただくことだと考えています。  したがいまして、今回の件のような参加資格要件に関する判断は、市において判断すべき事項であるという考えに変わりはございません。  なお、参加資格を定めた実施要領は、選定委員会の意見もお聞きしながら策定したものでございます。 ◯岸田厚委員  今回、市民にも大きな疑問を与えたのは、事業者を知っている市が結論を出したことによって、それが恣意的な判断ではないのかということがあったわけです。それの客観的な証明という意味でも、第三者選定委員会に一定の相談をするべきであると思うわけですけれども、そういうことには至らなかったというのが、今回市の取った対応であると思います。  次、もう1点。この間の一般質問でも少し出ていましたけれども、活断層大阪湾南東岸断層の事実について、市が知ったのはいつでしょうか。 ◯佐野成城危機管理課長  ご質問断層につきましては、このたび、国土地理院から公表されまして、令和3年1月に新聞報道がありまして、我々としても知った次第でございます。 ◯岸田厚委員  この断層における被害想定など、どのような情報が提供されているのかお示しください。 ◯京西且哲委員長  岸田委員議案質疑とちょっとずれていると思うので、その点はあまり長くならないようにお願いします。 ◯佐野成城危機管理課長  被害想定でございますが、この断層については公表されたばかりで、被害想定は発表されてございません。 ◯岸田厚委員  ということは、検証についてもなされていないという確認でよろしいでしょうか。 ◯佐野成城危機管理課長  そのとおりでございます。 ◯岸田厚委員  建設費120億円において、今回、活断層検証はなされていない。そういった中で、経費の増加が見込まれるとは考えているのですか。 ◯花田陽庁舎建設準備課長  そもそも、活断層関係なしに、今回の庁舎につきましては、大きな地震があっても使い続けられるような構造体にするとなってございますので、今後においてもその点については変更ございません。 ◯岸田厚委員  今回、安全面において、この地で建て替えるということでの議案であります。そういった意味において、やはりこの120億円もかける庁舎、そしてまた、活断層そのもの検証もまだ進んでいない中でのこの場所での建て替えについては、私としては賛成しかねるということで質問を終わります。 ◯雪清浩委員  まず私からは、前回の委員会で、市長は、元選定委員から頂いた手紙ということで読み上げられたんですけれども、委員長から、それはきちんと相手に確認していただいて、問題ないかどうかを確かめてくださいということがあったんですけれども、その後いかがですか。  これは、我々は書面でもらっているのですけれども、委員会でやったことですから、一応お話しいただけたらと思いますから、お願いできれば。 ◯寒川成志総務部長  せんだっての委員会でございました元選定委員からの手紙につきましては、私信ということでございますので、公開は控えていただきたいと確認させていただいたところでございます。 ◯雪清浩委員  委員長の英断で聞いていただいてよかったなと。本人が、誰もがそうだと思いますけれども、個人的な手紙やり取りを公の場で話されるということは非常に問題があると思います。  委員会としても、今回の失格になった点とか疑問点に対していろいろ質問させていただいたんですけれども、なかなか明確な答弁も頂いておりません。会議録等も、お示しいただきたいと言っても取っていないということですので、なかなか分からないことだらけで、今回のこの手紙のことを出してしまうんですけれども、個人的なやり取り、例えば市に対しての回答書でしたら、当然お話しいただいてもいいんでしょうけれども、そういうところも多々あってこういう状況になったのかと思います。ですから、本当に疑問点がいっぱいなんですけれども、それを例えば、委員会に対して説明いただける内容とかは出てきていますでしょうか。ありませんか。あるかどうかお答えください。  要するに、委員会に対して、ご説明いただけるような内容のものは新たにあるのかどうかということをお聞きしたいんですけれども。 ◯寒川成志総務部長  ご質問の趣旨が、元選定委員との関係において、何か新たにご報告申し上げる内容があるのかということでございましたら、特にございません。 ◯雪清浩委員  この点は終わりまして、あと、以前に記者会見もありましたけれども、他に2グループも参加されていると思いますけれども、この名前を知らされないのはどういうことなのか、お答えいただくことはできますか。 ◯京西且哲委員長  雪本委員議案質疑なので、その点をちょっと踏まえて質問していただかないと、この議案に対する答弁はなかなか難しいかなと思いますので、その点だけご理解いただいて。 ◯雪清浩委員  分かりました。  疑問な点がありますので、そういうことを示していただけない理由とかね。ですから、いろんなことがありましたけれども、我々は、今回の出来事におきまして、いろんな疑問点があるので質問は投げかけたんですけれども、その都度、これ以上言えませんとか、例えば、こんな大きなことを会議して決定したのに、その会議録もないことはちょっと疑問に思っていますので。  市長は、その失格とされた会社の方々の名誉のために名前は公表しないと言われたと思うんですけれども、市が正しいと思うのであれば、例えば、入札して、普通は金額競争入札になるんですけれども、制限価格以下であってもそれ以上であっても失格になっても、これは入札結果に対してはきちんと社名も示されるんですけれども、今回示さないということがなかなか分からないので、何かいろいろ理由があるのかなと思って聞かせていただいたので、お答えいただけなかったら、もう私の質問はこれで終わりますけれども。 ◯京西且哲委員長  議案契約についてどうかといった、ちょっと質問はずれていると思うので、別にいいわけですか。 ◯雪清浩委員  いいです。 ◯京西且哲委員長  分かりました。  他にありませんか。    〔「なし」の声あり〕  それでは、議案第7号の質疑を終結します。 ◯岸田厚委員  休憩をお願いします。 ◯京西且哲委員長  今、岸田委員から休憩を求める提案がありましたが、皆さんいかがですか。いいですか。    〔「異議なし」の声あり〕  それでは暫時休憩いたします。 ◯京西且哲委員長  休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  議案第7号につきまして、討論に入ります。討論はありませんか。 ◯岸田厚委員  議案第7号工事請負契約締結について、反対討論を行います。  まず、新庁舎建設は、多くの市民が望む喫緊課題であり、建て替えることは言うまでもありません。しかし、今回、新庁舎建設をめぐって、業者選定における市の失格とした対応選定委員である4人の辞任という結果を生み出したことに多くの市民が疑問を抱きました。失格判断選定委員会に付すべき案件ではないというのが市の一貫した主張であります。  業者選定において、参加業者を知っている市が失格判断するとき、そこに恣意的なものがないことを証明することが必要です。その意味において、市が判断を行った結果について、第三者である選定委員会に相談し、決定することが、透明性公平性を担保する上でも必要な手順であります。  その担保がない行為において選定され、120億円を超える事業費ゆえに、今回の決定事業者提案内容が新庁舎としてどのようなものなのか、複数業者の案を比較検討し、判断することができないことも賛成できない1つの理由でもあります。  一方、阪神・淡路大震災以降、多発する大きな地震東南海南海地震での本市への影響も懸念する中、プロポーザル実施中、新庁舎建設場所近接地活断層報道がなされました。しかし、本特別委員会にこのことへの対応、詳細についての報告はありませんでした。  建設において、液状化対応は検討されているとは思います。活断層の近隣での庁舎建設は、安全な場所での建設が一番望まれる市庁舎にとって、検証が必要ではないでしょうか。  また、先ほどの答弁にもあったように、検証もできないこの場所での建て替えについては一旦保留にすべきであり、安全な場所への建て替えを検討することが必要であることも含め、議案第7号工事請負契約締結について、反対討論といたします。 ◯倉田賢一郎委員  発言のお許しを頂きましたので、議案第7号工事請負契約締結についてに対する賛成討論を行います。  今回の提出議案は、令和2年12月27日開催の第5回岸和田市新庁舎設計及び施工事業者選定委員会において、新庁舎設計施工を行う事業者選定されたことを受けて、契約締結を行おうものとするものであります。  委員各位もご承知のとおり、本市本庁舎は、旧館については昭和29年に、新館については昭和46年に建設され、老朽化が著しく、耐震性能にも課題を抱え、その解決が長年の懸案となっていました。耐震改修という方法による補強も検討されましたが、巨額の費用がかかること、耐震改修を行うと、多くの補強擁壁が必要となり、狭隘な執務スペースがさらに狭隘になり、業務の支障となること。また、増築を重ねてきた結果、市民にとっても各課の窓口が分かりにくく、迷っておられる方が多く見受けられるような状況にあることなどから、平成25年度には、庁舎建替庁内検討委員会報告書において、建て替えによる更新を図るとの結論が示されました。  その後、平成29年には、国において、市町村役場機能緊急保全事業という有利な起債制度が創設されたこともあり、建て替え場所選定に取り組み、平成31年3月議会市長施政方針において現位置における建て替えが表明され、令和元年度には基本計画策定令和2年3月議会においては、設計建設に係る予算も満場一致で議決されています。  このような経過を経て、今回ようやく事業者選定手続が終了し、仮契約締結が行われたわけですが、その過程において、応募者失格外部選定委員辞任という想定外の事態により混乱が生じたことは事実です。しかしながら、選定された候補者について、この契約相手方としてふさわしくないといった事情が存するのであれば反対することも当然あろうと思いますが、市が定めた実施要領にのっとって手続を進め、議決を得て成立した予算の範囲内の提案をもって仮契約締結に至ったものであり、本議案に示された相手方との契約締結反対すべき理由はないものと考えます。  市民、職員の安全・安心を守るため、新庁舎建設することは、喫緊かつ重要な課題であることに変わりはありません。岸和田市庁舎課題早期解決のため、これまで積み重ねてきた議論の上に提案された議案第7号が可決されんことを切に要望いたしまして、賛成討論とさせていただきます。  委員各位におかれましては、どうかご賛同のほどをよろしくお願いいたします。 ◯米田貴志委員  それでは、議案第7号工事請負契約締結について、反対の立場で討論に参加させていただきます。  新庁舎建設は、本市において喫緊課題であることは間違いなく、建て替えは必要な事業であります。しかし、多額の起債を必要とする事業であり、十分な市民のご理解を得なければなりません。そして、何よりも公明性を確実に担保しなければならない。  そのために、本市は、本市庁舎設計及び施工に係る事業を委託する事業者選定基準策定及び当該事業者選定に関する事項について調査審議させるためとの目的で、外部5人の有識者本市市長の1名で構成される選定委員会を設置し、その目的を果たすため、推し進めてこられました。  その過程において、公募型プロポーザルにおける参加事業者失格を決定する重要な判断選定委員会に諮問することなく岸和田市単独で決定したことは設置目的を逸脱するだけでなく、市民に対して公明性透明性に欠ける判断であったと言わざるを得ない。  また、本市判断に対し疑義があるとし、選定委員である外部有識者の4人が辞任するという異常な混乱状況を招いたことは誠に遺憾であり、到底そのような運営がなされた事業者選定を認めることができない。  よって、議案第7号工事請負契約締結については反対といたします。  各委員におきましては、ご賛同賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ◯京西且哲委員長  他に討論はありませんか。    〔「なし」の声あり〕  ないようですので、以上で討論を終結いたします。  直ちに採決いたします。  本件につきましては、起立採決をもって行います。  議案第7号につきまして、原案を可とすることに賛成委員はご起立をお願いします。    (賛成者起立)  起立少数です。よって、本件は否決されました。  最後に、委員会報告はいかがいたしましょうか。    〔「正副委員長一任」の声あり〕  それでは、そのようにさせていただきます。  以上で庁舎建設特別委員会を閉会します。               (以 上)
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