岸和田市議会 2014-01-09
平成26年総務常任委員会 本文 開催日:2014年01月09日
2014年01月09日:平成26年
総務常任委員会 本文 ▼最初の
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◯委員長
ただいまから
総務常任委員会を開会します。
本
委員会に付託されました事件は、お手元に配付しております
付託事件のとおりです。
審査の方法は、
議案番号順に審査することとし、議案第91号及び議案第92号の2件については一括して審査したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
それでは、そのように進めさせていただきます。
まず、議案第80号の審査に入ります。
議案の説明を求めます。
◯企画調整部長
それでは、
議案書の11ページをお願いいたします。議案第80
号岸和田市
住民投票条例の一部改正につきまして、私からご説明させていただきます。
まず、改正の理由でございますが、
地方自治法及び
公職選挙法の一部改正に伴いまして、これらの法を引用する条項の規定の整備を図ろうとするものでございます。
改正の内容につきましては、13ページをごらんください。
まず、第4条の改正ですが、
地方自治法の一部改正により条項が追加されたことに伴いまして、
住民投票の署名に関する
手続等の規定において、同法を引用する条項の規定の整備を図るものでございます。
第11条の改正は、
公職選挙法の一部改正による成年被後見人の選挙権の回復に伴い、本市の
住民投票における規定におきましても法と同様の
取り扱いとするため、同法を引用する規定の整備を図るものでございます。
附則としまして、この条例は公布の日から施行することとしております。
私からは以上です。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
次に、その他の事項に入ります。
あらかじめ報告のありました委員は順次発言願います。
◯河合委員
私のほうから、今回の発令のありました広報広
聴専門委員についてお尋ねしたいと思いますけれども、1月6日付で広報広
聴専門委員ということで発令をされております。
私自身もこの名称を聞いたときに、どんなものかというのは全くわからないままでスタートしたと。私自身も、実は互礼会の時に
浪切ホールの
エレベーターの中で、ご本人がたまたま
エレベーターへ入ってはって、一般の方に今辞令もらってきたというふうにおっしゃっているのを耳にしました。
全くわからなかったんですが、今回市長が新しくなられて、いろんな
取り組み、この間も質問ありましたけど、仮称の
子育て支援専門監ですか、そういったことも今後検討しながら充実をさせていくんやというお話も聞いております。
きょうは、この広報広
聴専門委員という分について、今後何をしていくのか、またどんな目的でやっているのか。その点についてまずお尋ねしたいと思います。
◯広報広
聴課長
ただいまご質問のございました広報広
聴専門委員につきましては、本市における広報広聴事務の推進、効率的かつ広角的な実施を目的として設置いたしました。
広報広聴課に関することはもちろんですが、広く
市政全般をPRするための
ノウハウをご提供いただきたいと考えておるところでございます。
以上です。
◯河合委員
広報広聴課の職員の皆さんへ市のPRのための
ノウハウを提供いただくということなんですが、具体的にはどんなものが想定されておるんでしょうか。
◯広報広
聴課長
広報広聴課がかかわる部分で申しますと、昨今、行政といえどもさまざまな点でPRをすることが必要になってきております。その中で、上手なPRというのはなかなか難しいものでございます。
そこで、
本市行政における
取り組みや
イベント情報などを報道発信する際に、効果的な発信の仕方を助言いただき、
新聞記事などに取り上げていただく機会を増加するということを期待しております。
以上です。
◯河合委員
専門委員とかというのはよく耳にしますが、今お示しいただいたPRもしくはそういった新聞紙上等に掲載していくということを広く深めていくためのアドバイスということでございますけれども、実際には私もこの近隣では余りそういった
名称そのものを耳にしないんですが、
全国レベル、またどんな形でもいいんですが、ほかの自治体でそういうことを実施なさってるところは把握していただいてるんですか。
◯広報広
聴課長
兵庫県では、
イベントの司会や
広報活動の
企画立案を目的としまして、
広報専門委員というものを設置しております。
また、本市のように
新聞記者経験者を活用したという事例になりますと、島根県松江市で
新聞記者経験者を
広報専門監としたという事例がございます。
以上です。
◯河合委員
今2つの事例をお示しいただきましたけれども、私自身もインターネットとホームページでそういった関係の資料を集めてはおるんですけれども、この点についてはまた後ほど触れさせていただくとしまして、実際に急遽1月6日にこの広報広
聴専門委員という形で発令されてるわけですが、根拠となる法令といいますか、そういったものはどこから導かれてるんか、お示しいただけたらなと。
◯広報広
聴課長
地方自治法第174条に「
普通地方公共団体は、常設又は臨時の
専門委員を置くことができる。」とございます。これに基づいて設置いたしております。
また、あわせて
岸和田市広報広
聴専門委員設置要綱を設けまして、本市における広報広
聴専門委員の
取り扱いを定めてございます。
以上でございます。
◯河合委員
きのう実は
設置要綱というのも見せていただいたところですが、その内容については後でまたちょっとお尋ねしたい点がございますけれども、この
専門委員──
専門委員といっても広報広
聴専門委員ですけれども、任期、またはどういうふうな位置づけ、身分で採用というか、辞令をお渡しになってるんか。その点お聞かせください。
◯広報広
聴課長
要綱におきまして、1年を超えない範囲内で市長が定める期間とするとあります。ただし、市長が特に必要と求める場合は再任を妨げないとしております。
今回の1月6日の発令では、平成26年3月31日までを任期としており、以降1年ごとの更新を考えております。
以上です。
◯河合委員
身分は。
◯広報広
聴課長
身分につきましては、先ほど申しました
地方自治法第174条における
専門委員という格好になっております。
◯河合委員
職員扱いなのか非常勤扱いか、臨時職員なのか、その点お尋ねします。
◯広報広
聴課長
職員ではございません。
専門委員という形での臨時の特別職というような格好になろうかと思います。
◯河合委員
非常勤という扱いになってきたときに、今回の当然報酬というのは日額なり、ほかの委員と同じような形で示されてくるのかなと思いますが、報酬そのものと、またそこの報酬に対する予算措置というのはどういうふうな形で進められてますか。
◯広報広
聴課長
本市におけます特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償に関する条例というものがございます。そこにおきまして、
専門委員は日額9,000円となっております。
予算につきましては、第1節の報酬という形で対応いたしたいと思っております。
以上です。
◯河合委員
平成26年度予算は3月に審査があって、そこでまた要求されているかと思うんですけども、今も本会議の中でいろいろな
補正予算等々の審議もございますけど、今回の分は本年度予算の報酬の中での流用ということで対応するというふうな話ですね。
これは概念的な発想になるのかなとは思いますけれども、今回の冒頭にもお話しさせていただきましたように、この広報広
聴専門委員というのは総務常任委員の方やその他の議員の方についても恐らく互礼会のときに初めて知ったのかなと、発令後に知ったのかなというのが現状かと思いますけれども、この年度の予算の中で流用──本来流用というのは、私もその予算というものを理解したときに、当初からいろんな事業を計画している中で、
担当課等々の中で予算の部分を動かしていくということでの流用というのはわかりますけれども、今回のようにいきなり新設された
専門委員に対しての流用というのは、予算関係の認識からしてもちょっとなじまないというか、理解しがたいと思う点があるんですけど、その点はまた最後に市長のほうからそのような形で設置された中で、どういうふうにお考えになられたのかというところをあわせてお尋ねしたいと思います。
実は、今回いただいてます広報広
聴専門委員設置要綱ですけども、先ほどもお話しありましたように、
地方自治法第174条に基づき設けているということで、私なりに目を通しましたが、この
設置要綱そのものはいつ交付されてる形になってますか。
◯広報広
聴課長
岸和田市広報広
聴専門委員設置要綱につきましては、平成25年12月27日付となっております。
以上でございます。
◯河合委員
平成25年12月27日、年末ぎりぎりですよね。かなりタイトなものやったんかなと思いますが、市長の肝いりでいろんな
取り組みをなさるというのは大いに結構だと思うのですが、そんな中で、もう一遍整理をさせていただきたいなと思いますのは、先ほどのお話の中では、役割、目的というのは広報広聴課のPRもしくは全市におけるPR、広報について新聞等への掲載を幅広くしていくために、アドバイスをしていただくんやという目的ということはお聞かせいただいたんですけども、実際に先ほどお話のありました松江市と兵庫県、これは他市の参考ですから、本市はこういう形で進めるということで、ちなみに松江市のホームページを見てみますと、ここは市政の情報をよりタイムリーに、かつわかりやすく市民に公表、提供するために専門的な知識、経験を有する者を
広報専門監ということで、この監は本市で仮称で使ってる
子育て支援専門監の監を使っております。
身分は、実際には次長級というふうな形で政策部に所属して、内容はいろんな実務的な指導助言をするとともに、人事課所管の職員研修であるパブリシティ研修の講師として部長級、課長級、係長級の職員の講師をするというふうな位置づけで採用されてるんですね。これはある意味では専門監という形でやってます。
兵庫県の場合はまた違いまして、要するにこれは募集しまして、半年で再任もあるんですけども、これはあくまでもテレビ番組の部分の情報発信ということとかをメーンにやっていただいてるという、本市とはまた違う形で進めているんですが、ちょっと私、気になって再度確認をさせていただきたいのは、広報広
聴専門委員設置要綱では第2条で「
専門委員は、市長の委託を受けて市政に関する広報広聴について調査または研究し、市長に報告または助言するものとする。」と。
第5条の中には「市長は、
専門委員から報告または助言を受けたときは、これを公表するよう努めるものとする。」ということがうたわれております。
その部分から私なりに把握すると、先ほど説明いただいた広報広聴課へのアドバイスというか、そういう
ノウハウの部分についてやっていくというのはちょっと違うような気がするんですが、これは市長というのを広報広聴課として読みかえて理解したらいいんですか。
◯広報広
聴課長
私が先ほど説明させていただいた事例は、あくまでも一例という形になります。
最初に申し上げましたように、広報広聴課のことはもちろんですが、広く
市政全般のPRに対する助言をいただくという格好になっております。
以上でございます。
◯河合委員
ありがとうございます。
るる説明いただきましたけれども、今回、
地方自治法第174条に基づく
専門委員というところから、新しくこういう形で本市で使われてきたかなという部分は、今後どれだけ本市のPR、もしくは市政運営の中で大きな役割を担っていけるのかということは、本当に期待するところでございますけれども、最後になりますけども、市長に先ほどるる質問をしましたが、もうちょっと3点だけお尋ねしたいと思います。
まず、1点目に一番気になるところが、やはり平成25年12月27日付の交付をしながら1月6日の辞令ということの動きの中で、ちょっと余りにも早急であったのではないかなと。ある意味では、早急にこの発令をして動かなければならなかった、そういったものは何かあったのかなという点がまず1点目。
それと、これは認識の問題で、今最後にお話しいただきましたけど、私も広報広
聴専門委員というのは、最初言ったように、ちょっと国で言うたら官房長官、スポークスマンみたいな感じにも受けとめられる、この
設置要綱の中で見ますとね。そういうふうな受けとめ方もしたのですが、それは払拭されましたけども、市長のお気持ちの中でそういうものもあったのかどうかという点を2点目にお尋ねしたい。よろしくお願いしたいと思います。
3点目、これが今回一番市長にお尋ねしたかった点なんですが、市長は議員として10年間、議長としても2年されまして、十二分に議会の中の進め方というのは熟知しておられる方で、お聞きしますと過去に事例のない、議員から市長になられたということで、私もその点についてはある意味ではすごく議会とのバランスをとり、しっかりと二元代表制でやっていただけるのかなという思いを持っておりましたが、今回の、確かに
地方自治法と要綱から考えますと、市長の権限でできる項目とはいえ、先ほどの予算の流用の概念の問題も含み入れていただいて、この議会のほうにちょっと報告といいますか、説明があったほうがよかったのかなということを強く思ってるところですが、その点含めて3点ちょっとお示しいただければありがたいなと。
◯市長
本市における広報広聴の充実がいち早く実現するために、速やかな設置をしたわけでございます。
本市の魅力を各界に発信することで住みたいまち、そして観光したいまち、こういったまちを目指せるということで期待をいたしております。
また、今後もスピード感を持って事に当たることはもちろんですけれども、昨日の事業常任
委員会でもご指摘がございまして、丁寧な議論を市民、議会の皆様方とともに事に当たりたいと、このように考えております。
以上でございます。
◯河合委員
今簡単にそのようにお示しいただきまして、私なりにもし100%近寄ってお聞きできるということになれば、十分なお答えやったのかなという気もしますが、ある意味ではこの本会議からの流れ、また市長の今後の運営の中でやはり一番これからも、今も言葉にもありましたけども、市長はよく市民の方と十分に対話をして、丁寧な議論をしてということを言われております。
今回のこの広報広
聴専門委員だけではなしに、やはり議会のほうへもしっかりとタイムリーな説明をいただきまして、寄り合いではなしに、きっちりとした二元代表制で議論をしていって、きのうも話ありましたけれども、市民、行政、議会、これはやっぱり三位一体で1つの形を進めていくというのは市長も十二分にお考えのもとにあろうかと思いますから、今後もリーディングシティ
岸和田ということも、市長も思いを込めてやってはるんであれば、やはりその点を言葉は簡単に発することができる──立場上難しい部分があろうから慎重にならざるを得んとは思いますけれども、その点をしっかりと今後も実行に移していただいて進めていただくことを強く要望いたしまして、終わります。
◯鳥居委員
新年の広報きしわだ1月号なんですけども、市長の新年のご挨拶ということで、先ほど河合委員からも出てましたリーディングシティ
岸和田、そして三世代が支え合って暮らせるまちづくりを目指してと、タイトルの中にも三世代が支え合って暮らせるまちづくりをということがご挨拶の中にありました。
本市の現在迎えている市全体としての人口の移り変わり、世帯数の推移についてちょっと議論していきたいと思います。
まず、市民課からいただいた資料では、平成21年から平成26年の5年間の間に大体1年間680世帯ぐらいが増加してると。世帯は増加してると。5年間で3,427世帯が増加してると。しかし、人口はこの5年間で2,932人、3,000人弱が減っていっているということです。
政策企画課と話をするのに、国勢調査の結果という資料がもとになってくると思いますが、先ほど言いましたように、世帯がどんどんふえてるが人口が減っていってると。そういう流れの中で質問に入っていきたいと思います。
国勢調査の結果、平成12年、平成17年、平成22年と5年ごとにあるんですけども、単独世帯、これは独身者はもちろん高齢者の方の単独世帯もありますけども、この移り変わり、推移についてお聞きしたいと思います。
◯政策企画課長
国勢調査における世帯の、特に単身世帯といいますか、単独世帯の数字の推移についてのお尋ねでございますので、お答えさせていただきます。
過去3年分といいますか、3回分ですね、平成12年以降の国勢調査の分でございますけども、平成12年の国勢調査結果では単独世帯、いわゆる単身者世帯が1万3,368世帯、平成17年では1万6,919世帯、平成22年、直近の国勢調査では1万9,547世帯ということで、回を追うごとに増加をしているといったような状況でございます。
以上です。
◯鳥居委員
後でもう少し聞くんですけど、もう一つ、市長のおっしゃってる三世代世帯というのが3回の国勢調査の中でどういう数字になってるのか、それについてお聞きしたいと思います。
◯政策企画課長
国勢調査の世帯分類といいますか、世帯類型の中に三世代世帯というものもございますので、その数字についてお答えさせていただきます。
平成12年では6,828世帯、平成17年には6,039世帯、平成22年には5,133世帯といったような感じで、回を追うごとに減少しているといったような傾向になってございます。
以上です。
◯鳥居委員
答弁いただきましたその数字を私も拝見しまして、単独世帯はこの2回、3回の国勢調査の中で6,000世帯がふえていってると。
高齢者のひとり世帯がふえていってるというのはどの場面でも出てきてるんですけども、それと三世代世帯が3回の国勢調査の中で6,800世帯から5,100世帯に減っていってると。
こういう状況でありますので、市長は三世代支え合って暮らしていけるまちを目指してという政策は、非常に大事な政策になってくると思うんですけども、もう少し分析していきたいと思います。
もう一つ、生産できる世帯がどういうふうな経過になってるか、これも国勢調査の中で明らかになっておりますけども、この点について生産者世帯の推移というのはどういうふうになってますか。
◯政策企画課長
生産年齢人口ですね。人口のことでよろしいでしょうか。
いわゆる統計上は14歳までが年少人口、15歳から64歳までが生産年齢人口、65歳以上が高齢者人口ということになってございます。
15歳から64歳までの生産年齢人口の部分なんですけども、1つ、分析の考え方といいますか、例えば5歳刻みの年齢区分という集計がございます。
例えばゼロ歳から4歳までの5年間の人数という数字なんですけども、その方々が5年後の国勢調査のときにそのままずっと市内で住んでおられれば、5年後の調査では5歳から9歳の階層に移られるわけですよね。だからどなたも、亡くなられるということをちょっと度外視させていただきますと、ずっと
岸和田市に住んでおられれば、同じ人数がそのまま1個上の5歳のところの数字に出てくるといったような考え方で、ちょっと経年的に比較をさせていただきますと、平成12年ごろまでは大体生産年齢人口の中でも、マイナスのところもあるんですけども、ふえているといったようなところも幾つかございました。
それが、平成17年から平成22年までというこの間につきましては、どの年齢層でもマイナスに転じているということに加えまして、特に25歳から39歳あたり、いわゆる子育てをされてる世代といったような方々のところでの減少率が他の階層と比べて非常に高いといったような傾向が出てるといったようなことになってございます。
以上でございます。
◯鳥居委員
活力ある
岸和田市というのを目指していく上で、働いてる最中の世代の人口がかなり減ってるというのが統計上あらわれておりまして、先ほど言いましたように、独居の老人の方々もふえてると。そして三世代という1つの世帯のくくりからしても減ってきてると。
そういう中で、市長は三世代が支え合って暮らしていけるまち、非常に大事な政策であると思うんですけども、もう一つの資料の中で
岸和田市から自然に人口が増加してる、減っていってるというのが1つあって、仕事の面でふえたり減ったりすると。2種類の増加率というのがあるんですけども、その点について、本市の状況というのは43市町村の中でもどういう状況なのか。
転入が多くなってきてるのか、減っていってるのか、そういう数字があると思うんですけども、それについてお伺いします。
◯政策企画課長
人口の増減の要因というものがございまして、それには自然動態と社会動態というものがございます。自然動態といいますのは、出生と死亡の差が自然動態、社会動態が転出入の差による増減ということになってございます。
先ほどご説明させていただきましたように、人口が減り始めてるということなんですけども、総人口に占める例えば転出者の割合ですね、転出率というような言葉がいいのかとも思いますけども、そういうことを府内43市町村の中で計算して比較をしてみますと、
岸和田市は最下位といいますか、一番低い。逆に言いますと、出ていかれる方が非常に少ない。
人口としては減ってるんですけども、転入される方も少ないかわりに、他市と比べると転出される方も非常に割合が低いといったようなのが1つ、
岸和田市の特性ではないのかなというふうに考えてございます。
以上です。
◯鳥居委員
今の答弁では、
岸和田市に転入される方が少ないということですが、転入率が40位ということでデータはつかんでおりますか。
◯政策企画課長
逆に転入される方の占める割合ですね。それにつきましても、最下位ということではないんですけども、先ほど申し上げさせていただきましたように、転入してこられる人も少ないということで、大体40位程度を前後してるというような状況でございます。
◯鳥居委員
そういう全体人口の推移と現状をしっかり担当の方々も捉えられていますが、市長の政策の1つの大きな三世代が支え合うまちとかいうことで、子育て支援とかいろいろ出てくるんですけども、本当に今の現状をちゃんと把握していただきたい。政策ですからやっぱりお金がかかるわけですね。財源の投入をしていくわけです。それによって、この現状はどう変わっていくんやということも議会に示していただいて、予算化してそれを執行すると。その結果、どういうまちに変わっていくんやと。やはりこういう数字も大事かなと思っております。
この件に関して、市長から三世代が支え合うまちを目指していくということを明確におっしゃっておりますので、市長のお考えもお聞きしたいと思います。
◯市長
今、政策企画課長が申し上げましたとおり、人口の流出が少ない割に転入が少ないということでございます。これはやっぱり都市の魅力として、いわゆる働く世代にとって働きがいのある、生きがいのある、育てがいのある、そういうまちではなくなってきたのかなと、そういう気もします。
そういった形でいくと、やはり三世代──おじいちゃん世代、そして働く世代、子ども世代、私は、三世代が支えるまちというのは、数字の上では同居しか出ませんけれども、三世代とも
岸和田に住み、暮らすというコンセプトでございますので、それにおいていろんな施策を展開していきたいなと考えております。
以上でございます。
◯鳥居委員
今お考えをお聞きしました。これからいろんな政策を打ち出してこられると思うんですけども、やはり何らかの具体的にこういうまちになってきてるんですよという、国勢調査、そして住民基本台帳の上での数字にも表れてますんで、やはりそういったところが改善されないと、今のままでは
岸和田市は高齢化が一段と進んでいく。これは全国どこでも一緒なんですけども、ひとり住まいの方がふえてくる。
市内には、旧市街のところには空き家がいっぱいふえてくると。大体の今の現状のまちの進み方というのはわかってきてると思うんですけども、そういう施策をとっていただいて
岸和田市の活性化に努めていただきたいと、これは要望にとどめておきます。
次に、市長は選挙活動中はもちろん、当選後の年頭の挨拶にしてもそうですけれども、丁寧に議論しながら
岸和田らしいまちづくりを進めたいと発言されています。市民への情報伝達である広報広聴の充実に関して質問を行いたいと思います。
本市において、市民が市に対して意見を述べる方法の一つにパブリック
コメントがありますが、その3年ぐらいの近年の状況について教えていただきたいと思います。
◯広報広
聴課長
パブリック
コメントにつきましては、
岸和田市意見聴取手続に関する条例において規定されております。
近年のパブリック
コメントの状況とのことですので、近年3年ぐらいをご紹介させていただきたいと思います。
平成23年度は6種類のパブリック
コメントを実施いたしまして、合計11件のご意見を頂戴いたしております。平成24年度は13種類のパブリック
コメントを実施いたしまして、合計426件のご意見を頂戴いたしております。平成25年度は、本日までで1種類のパブリック
コメントを実施いたしておりまして、合計15件のご意見を頂戴いたしております。
案件によってご意見の多い少ないはございますが、以上のようになっております。
以上でございます。
◯鳥居委員
今の答弁は件数でおっしゃっておるんですけども、実際に市のホームページ、また直接意見を述べられた人数ではどういうふうな推移になっておりますか。
◯広報広
聴課長
先ほどの事例ですと、例えば一番最近の事例で申しますと、件数ではなくて人数でということだと思うんですけれども、案件によりましてはゼロ件、ゼロ人というものもございますし、例えばお1人の方で複数件のご意見を頂戴いたしまして、お2人で合計10件という場合もございます。
以上でございます。
◯鳥居委員
今、年度ごとに人数がちょっと出てこなかったんですけども、手元にいただいてる資料では、平成25年度は意見提出が15件で4人の方、その4人で1人当たり4件ぐらいずつ意見を述べられてると。そして平成24年度、これは11回ぐらいパブリック
コメントをやっておるんですけども、1つの
岸和田市公共施設のあり方に関する基本方針素案に対しては399人の方が意見を述べられて、410件がパブリック
コメントであるというふうになっております。
しかし、
岸和田市保健計画ウエルエージングきしわだなどはゼロ件であります。そして
岸和田市暴力団排除条例は2人、
岸和田市都市公園条例の改正はゼロ、ずっとゼロ、ゼロ、ゼロというのが余りにも多いなということであります。
パブリック
コメントというのは、自治基本条例の中で一つの市民からの意見聴取制度であるというふうに位置づけになってるんです。
しかし、これはこういう条例が改正とか新たにできますよということでパブリック
コメントを実施するとしても、この今の状況というのを担当としてもう少し工夫をしていかなければ、ゼロということで終わってしまってるというのは、市長が今いろんな意味で丁寧なとか、いろいろな意見を求めていくという中で、パブリック
コメントのゼロ件が続いてるのはいかがなもんかなと、担当としてどうお考えか、お聞きしたいと思います。
◯広報広
聴課長
委員ご指摘のとおり、ゼロの部分もございますけれども、中身を見ていきますと、やはり市民の方が現在ご利用しているサービスに直接的に影響が出るものと、間接的に影響が出る案件とがございます。やはり直接的に影響が出る案件につきましては、市民の方の反応も大きいものと思われるところでございます。
私どもとしましては、これまでも定期的に庁内にこのパブリック
コメントに関する啓発を行っておるんですけれども、引き続きこういった制度の有効活用といたしまして、啓発を続けてまいりたいと思っておるところでございます。
以上です。
◯鳥居委員
ぜひ工夫をしていただきたい。それと、市長もホームページとかそういうITを使った広報のあり方というのは意見としてもお持ちやと思うんですけども、市民の中にはパソコンとかいろんな方法を余り使ってない方々もたくさんおられますけども、広報広聴課としてはどう考えているのか、お聞きしたいと思います。
◯広報広
聴課長
委員ご指摘のとおり、ホームページを閲覧する環境にない人がいるということももちろん念頭に置いて、幅広い
広報活動を考えておるところでございます。
一番広く市民の目に触れる媒体といたしましては、ご存じのように、広報きしわだという形になろうかと思うんですが、この広報きしわだにつきましては、従来どおり
広報活動の大きな役割を担っておると考えているところでございまして、より手にとって読んでいただける広報紙というものを目指しまして、平成25年8月号、また平成26年1月号と段階的に紙面のリニューアルを実施しておるところでございます。読みやすく、情報を伝えやすくというところで努力しておるところでございます。
また、ホームページというご意見でございましたが、もちろん時代に合わせて若い方々もいらっしゃいますので、平成24年11月からはフェイスブックやツイッターでの情報発信を始めておりますし、本市の行政情報につきましても、定期的に
岸和田記者会に対して報道資料を積極的に提供しておるところでございます。
ほかにもテレビ
岸和田での市政だよりの放映なども実施させていただいておりまして、市民の皆様により広く市政情報をお伝えするということを目的としまして、可能な方法、手段はできるだけ活用していきたいと考えておるところでございます。
以上でございます。
◯鳥居委員
答弁いただきまして、確かに広報は日に日に月を追うごとに進化していってるということは私も思っております。
本当にパソコンとかITにかかわっておらない市民も大勢おられますんで、そういう方々に対する
広報活動をこれからも進めていただきたいと思います。
最後に、市長はこの新年のご挨拶の中で、「実行すべき課題は多々ありますが、まずは市長である私が自ら、市のあちこちに出向き、現場で市民目線で市民の皆様と対話を重ねながら、
岸和田のまちづくりを進めてまいりたい」というふうに述べられてるんですけども、市長としてはどういうふうにこういうことを考えておられるんか、お伺いしたいと思います。
◯市長
丁寧な議論と違って、また市民の皆さんといろんなところに出向いて、今ITとかが話題になりましたけれども、顔を見て話をする機会を多く設けることによってお互いの気持ちが通じる、そしていろんな形が出てくる。そして重要施策、重要課題にかかわらず、いろんな地域に入ることによって地域の人だけが知る、あるいはまた地域特有の問題もございますので、そういったところでできるだけ地域の方々と対話を重ねたいという思いで、年頭の挨拶をさせていただいたところでございます。
◯鳥居委員
今おっしゃってる地域というのは、
岸和田市には地区市民協議会とかいろいろそういう市民の活動組織があるんですけども、地域で有志が集まってる席も地域は地域なんですけども、具体的にどういう──地区市民協議会でしたらたしか23あると思いますし、中学校校区であれば11校区、6館構想であれば6地域というふうになってくるんですけども、就任してまだ日にちもたっておらないんですけども、丁寧な説明というのはどこを中心に考えておられるんか。ちょっとその点だけもう一回お聞かせ願いたいと思います。
◯市長
すみません、ちょっと訂正させていただきます。丁寧な議論というか、丁寧な話し合いというか、相談ということでございますので、いろんな案件が出たらという議論ということでございますので、そういったまちづくりについて問題が出た場合の議論ということでございますけれども、定期的というか、できるだけおっしゃったように地区市民協議会、そして中学校区、6館6ブロック、そういった形での地域の集まりもございますでしょうから、そういった所に積極的に出向いて話をしたいと、こういうことでの論旨でございます。
◯鳥居委員
もう最後にしたいと思います。
先日の答弁の中でも市長職というのは公私ともに非常に忙しいということでしたが、地域に出て説明するとかいろいろ話をするとか、そういう点を大事にしていかれるということをいろんな場面でおっしゃってるので、それはそれで実行していただきたいと要望して、終わります。
◯雪本委員
私からは2点お伺いいたします。
まず、先日文教民生常任
委員会におきまして、先ほども出ましたけれども、
子育て支援専門監について指示されたということを副市長からお聞きしたんですけれども、当時
企画調整部のほうへ指示されたということでした。そこでは当該担当者がいませんでしたが、きょう出席されているので、今回文教民生常任
委員会の所管には触れたくありませんけれども、指示とか組織に関してちょっとお聞きしたいと思います。
まず、指示されたとお聞きしましたけど、どういうふうな内容で指示を受けたのか、ちょっと教えていただけませんでしょうか。
◯行政改革課長
お答えいたします。
市長のほうから、子どもをみんなで育むまち、これは市長の公約の中でも非常に重要な柱であると。子ども、それから子育て、これに関しまして福祉の部局とか教育
委員会、これらの関係部局を総合的、横断的に調整する
子育て支援専門監の設置を検討するようにということで指示をいただいております。
以上でございます。
◯雪本委員
そうしましたら、その子ども
子育て支援専門監設置を指示されたということですけども、例えば何名を任命するのか。先ほどもありましたけれども、身分のこともありますけれども、内部、現に市の今職務に携わってる方なのか、外部から来られる方なのか、時期はいつごろかとか、そういうところは指示を受けましたか。
◯行政改革課長
現在、監ということで指示をいただいております。私ども、事務分掌規則のほうで現在、危機管理監という職がございますので、これに準じた検討をしていくという方向で進めてございます。
時期については、重要な施策であるので早急に検討するようにということで指示いただいておりますけども、その他具体の内容についてはまだ内部で検討、調整中でございます。
以上でございます。
◯市長
補足をさせていただきます。
人材の登用は内部か外部かというお尋ねでございますけれども、内部からの登用を考えております。
以上でございます。
◯雪本委員
わかりました。
それで、もう昨年になりますけれども、本会議の一般質問の中で市長はたくさんの公約を上げられて、財政体力等いろいろおっしゃって、優先順位を考えて実行していくということで、新聞報道にもありましたけれども、この
子育て支援専門監につきましては、初登庁のときにお話しされたということですので、これは市長にとって優先順位は1番と考えてよろしいんでしょうか。
◯市長
先ほど答弁しましたように、三世代が支え合うまちづくりにおいて、子育てのしやすいまちというのが第一義に考えておりますので、当然優先度が高いと思っております。
以上です。
◯雪本委員
本会議の答弁の中では、皆さんと相談しながら優先順位を付け、財政体力は当然、内部のことですからそんなに人件費のアップというのは考えることはないと思いますけれども、そういうことも考えて実行するとおっしゃってたんですけど、これは今回サプライズを考えておられたのか、独断で登庁時に話されたということは、例えば、これも報道の中で見たんですけども、訓示の中でどうやったらこれらの施策ができるか、皆さんのご意見を出していただきたいとおっしゃってる一方、内部で相談することなしに、まずこれを持ち上げられたということは、ちょっとこれから内部の方も果たして意見を出していいのかと。単独で出されていることもあるのに、意見を挟んでいいのかという迷われる方も出てくると思うんですけど、その点はどういうふうに考えておられますか。市長、お願いいたします。
◯市長
子育てにつきましては、いろんな部課にまたがりますので、できるだけ早くそういう調整の機能を持った職が必要であると感じて私は判断しました。
以上でございます。
◯雪本委員
私がお話ししたいのは、これから部内で調整していろんなことを決めていくことが多いんで、私もいろいろ選挙中のチラシ等を拝見させていただきまして、数十項目あったと思うんですけども、新年互礼会の中でも市長が挨拶されまして、任期は4年ですので頑張っていかなければならないということで、非常にスピード感を求められてくると思うんですけども、そのために初登庁時に1本目を出されたんだと思いますけれども、昨年の本会議の答弁の中で皆さんと相談しながらということをおっしゃっていたので、議会出身の市長と議会は連携しながらやっていくのかなと思ったら、どこにも調整なしにとか相談もなしに、ぽんと、悪い表現かもわかりませんけど、花火を打ち上げられた形で、以後どうなっていくのかちょっと不安になってきまして、先日他の
委員会で委員が質問されたので付随させていただきました。
この件に関しましては、まずここでおかせていただきまして、今までのことに関連しまして、行財政運営についてちょっとお話させていただきたいんですけれども、先ほど市長は現場の意見を聞きながらということもありますけれども、私、今回の定例会でちょっと驚いたのは、視察報告会、きょうもまたあるんですけれども、理事者の方が非常に多く出席されてるんですね。
ところが、議会出身の市長の姿が見えられないので、当然近隣でも内容が重ならないように、また先進都市を視察して何とか本市に取り入れようという勉強会ですので、ぜひとも市長に出席していただいて聞いていただきたいと思ってたんですけど、出席されなくて残念だったんですけど、その件についてはいかがでしょうか。
◯市長
視察報告会があるというのは十分認識しております。しかしながら、年始ということでございますので、いろんな諸行事がございます。そういった形で、市長の立場で出席しなければならない行事がありました。本当に行きたかったという気持ちはあります。今後は支障のない限りで出席したいと思います。
以上です。
◯雪本委員
就任されてお忙しいと思いますけれども、私にしましたら、
委員会は何時に終わるか分からず、1日あけていただいてると思ってるので、市長さんは当然庁内にいらっしゃると思いましたんで、残念だったなと思いました。そこまで時間を読んで行事を入れておられるとはわかりませんでしたので、申しわけございませんでした。
あと、先ほどもございましたけれども、市長が議長を2年間もされ、10年以上議員の経験もございまして、先ほども言いましたように、議会と連携してやっていただけると思うんですけれども、市長に就任されてから急に何か議会離れをしたような感じがいたしまして、その辺は視察報告会もそうですけど、これから政策討論会も行われます。その辺、市長としてどうお考えなんでしょうかね。
チラシにも書いておられましたけども、やはりかなり前議長ということを強くうたっておられましたので、何とかそれを生かしてほしいと思うんですけども、いかがですか。
◯委員長
ちょっと待ってください。質問がちょっとずれてると思います。通告された質問項目に沿ってやってください。
◯雪本委員
では、財政に関しまして、しきりに昨年の本会議でも財政体力を精査して施策を行っていくということがございましたけれども、財政体力をつけるためにどういうふうな指示をなされているんか、お聞きしたいんです。
◯財政課長
昨年の一般
質問等でもございましたけれども、いろんな公約等を実施するにつきまして、あるいは財政構造を改善して安定的な財政運営をしていくということにつきましては、1つは行財政改革をしっかりしていかなければならないということで、新しい行財政プランも今現在実行してございます。それにつきましても着実に実行するようにというような指示はいただいております。
以上です。
◯雪本委員
今新しい行財政改革プランを実行しておられるということですけども、昨年私たちが説明を受けました財政推計によりますと、大変厳しい状況にあると。その中で新しい施策を実行していくには大変だと思うんで、今以上の新しいものを
歳入歳出で考えないととても新しい施策は実行できないと思うんですけど、その辺の指示はございましたでしょうか。
◯財政課長
昨年秋に財政推計をお示しというか、ご説明させていただきました。その中では、毎年毎年だんだん苦しくなって基金も減っていきますよということで説明させていただいたんですけども、今の状況でいきますと、こういうような形になりますと。しかも──しかもといいますか、これから公約等を実施するにつきましても財源が必要であるということでございます。
これからいろんな新しいことも考えていかないといけないとは思いますけども、まずは今現在実施している行財政新改革プラン、これにつきましては先ほどのご答弁と重なってしまいますけれども、まず着実に実行するようにというところで、現在のところはそういう形で指示をいただいてるというところでございます。
以上でございます。
◯雪本委員
財政課長としましては着実に実行していくということなんですけど、市長でも副市長でもどちらでも結構ですので、当然数度にわたって市長が財政体力を精査して、皆さんと相談しながらやっていくということだったんですけど、どういうふうなイメージといったら失礼なんですけど、どういうことを考えておられるのか、ご意見いただけたらうれしいんですけど。
◯副市長
今委員ご指摘のように、今後、いわゆる防災・減災対策とか、あるいは公共施設の老朽化等々、あるいはインフラの老朽化、さまざまな行政課題がたくさんございますんで、いろんな面で財政需要が増大してまいります。
今、行財政新改革プラン、これに基づいて着実に実行しておりますけれども、市長のほうからも新たな視点で、それからこのプランも増補改訂等しながら、さらに改革を進めるというふうな指示も受けておりますので、我々としまして、先ほどありました行政評価の点も踏まえまして、きっちりと改革を進めていきたい。新たな行政に対応する体力を確保しながら政策推進をしたいというふうに考えております。
◯雪本委員
それで、昨年末の一般質問の答弁をお聞きしまして、要するに財政体力がつかなければ施策はできませんよというように聞こえたんですけども、ですから、行財政新改革プランを実行しても体力がつかなかったらできないということなんでしょうか。それとも、きちんと施策をすみ分けして削るところは削り、もっと力を投入するところは投入するという形で、例えばこれ以上の財政体力がつかなくてもそれを実行していくおつもりなのかどうかを、もしお聞かせいただけるのでしたらお願いいたします。
◯副市長
行政改革の基本は、歳入の増大と、それから歳出の削減等と見直し、この両方がございます。市長が言われてますように、やはり人を
岸和田にちゃんと呼び込んで、新たなまちづくりをしていくと。そういう点も十分見据えながら、その両方の面でさまざま検討していきたいというふうに考えております。
◯雪本委員
先ほどもお聞きしましたけど、生産年齢人口をふやすということなんですけども、例えばお父さん、お母さんが他市で住んではって、その方が息子さんと一緒に住みたいということで
岸和田に引っ越してきてはいけないんでしょうかね。
だから、生産年齢人口をふやすと言ってるんですけど、それはおかしいので、余りに生産年齢人口をふやすとかそういうのはやめていただきたいと思うんですけども、私は昨年お聞きしてどうされるのかなと。これだけのものを掲げて行財政運営をするということなんですけれども、非常に費用がかかるところについて新たな対策もないと。
先日も、ちょっと域が越えますけども、ローズバスの件で早く決断するところは決断して予算を投入して、1つでも早く進めなきゃいけないということだったんですけども、それもできないようでして、なかなか決めていただけない状況にあるように思いまして、これは長々と言ってもしようがないんで、これで締めくくりますけども、たくさんの施策を当然公約として出されたわけですから、早く一歩ずつ解決していただかないと、とても時間的に間に合いません。
市民の皆さんはそれを期待して、それをやっていただけると思って信貴市長を選んだわけでございます。ただ、市長になったら、今度は財政体力がないのでなかなか実行できませんでは、それはちょっとおかしな話ではないのかなと。
一刻も早い決断をしていただきまして、実行していただくようにお願いいたしまして、終わります。
◯松本委員
私のほうから防犯の
取り組みについてお尋ねしたいと思います。
最近の報道でも事件、事故のニュースがたくさん流れております。昨夜もふとテレビのほうを見ましたら、八王子のスーパーの事件が、これは何年か前に起こった事件なんですけども、再現という形でやってまして、私もちょっと見入ってしまったんですけども、八王子のあるスーパーで、多分女子大生だったと思うんですけど、2人シフトで最後の業務を行うときに、そこは午後9時が閉店のスーパーなんですけども、午後9時に閉店しまして、2人でレジを閉じまして、2階の事務所にそのレジのお金を金庫にしまいに行って、そこから15分ぐらい後に起こった事件なんですけども、5回ピストルの音がしたと近隣の人がいうんです。ちゃんと聞いてるんですけど、頭を直撃ですわ。5発のうち、1人の女性は2発撃たれてるんです。
犯人はいまだに捕まってない。金庫のお金も荒らされた様子もないということで、何が原因でそのような事件を起こしたのかという内容でしたけども、本当にこのように毎日のようにたくさんのニュースが流れ、また高齢化の進む中で一人一人の市民が本当に日々不安を感じることがふえていると思いますけども、そこで
岸和田市として、防犯施策として現在実施されている事業についてどのようなものがありますか、教えていただけますか。
◯自治振興課長
防犯にかかわります質問につきまして、私からご答弁申し上げます。
現在、自治振興課では町会等が設置いたします防犯灯の設置費用と電気代について助成を行っております。また、今年度は町会等が設置いたします防犯カメラについての助成制度を創設したところでございます。
その他、公用車によります防犯パトロール、いわゆる青パトなどがございます。青パトにつきましては、公用車以外に地域で実施されている例もありまして、旭・
太田地区市民協議会や城内地区市民協議会などで実施しておられます。
以上でございます。
◯松本委員
防犯灯の補助について、もう少し詳しく教えていただけますか。
◯自治振興課長
町会等が設置いたします防犯灯につきまして、1灯当たり7,500円の助成があり、その防犯灯がLEDの器具でしたらさらに3,000円の助成が環境保全課から出ることになっております。合計して1万500円になります。
防犯灯に係る電気料金につきましては、全額のおおむね半分を助成するという制度です。平成23年度は設置助成が638灯で478万5,000円、電気料金が169町会で1,987万8,600円、平成24年度は設置助成が1,775灯で1,331万2,500円、電気料金が169町会で2,003万6,620円の実績がございます。
以上です。
◯松本委員
今年実施されている防犯カメラの助成制度について、もう少し詳しく教えていただけますか。
◯自治振興課長
町会等が設置いたします防犯カメラにつきまして、市が助成する制度をつくれば府から一定の補助が受けられますよという制度を府がつくりましたのを受けまして、昨年の9月議会に
補正予算をお願いして、1台当たり20万円を助成する制度をつくりました。
設置をお考えの町会等に手を挙げていただきまして説明会を実施し、検討を重ね、警察とも協議いたしまして、現在設置作業に着手していただいてる状況でございます。
以上です。
◯松本委員
設置をお考えの町会が手を挙げるということですけど、昨年は大体何町ぐらいございましたか。
◯自治振興課長
当初、こういう制度ができましたよという説明を差し上げまして、38町会のほうから反応がございました。その中で、具体的にこういう作業が必要になってきますよというふうな説明会をさせていただいて、実際設置をしたいという具体的な話に至りましたのが23町会でございます。
以上です。
◯松本委員
そしたら、23町会が今年度この設置作業に今かかってるということですね。
◯自治振興課長
すみません。説明が不足しました。
23町会と具体のお話をさせていただきましたけれども、種々やっぱり具体的に町会の中等々のお話をしていきますと、やっぱり今年は見送りますという町会もありまして、最終的に14町会、台数にしまして36台、これが対象となっております。
◯松本委員
ちょっと詳しいことを聞きたいんですが、14町会36台、そしたら前年度手を挙げて設置してもらえない町というのもございますよね。その町はどうされてるんでしょうか。
◯自治振興課長
手を挙げられまして、先ほど申し上げましたように、見送るという町会・自治会もあります。警察等の協議の中で、例えば5台を希望してたのを4台にしていただいたというふうな事例もございますんで、来年度も引き続きやっていきたいなというふうには考えております。
以上です。
◯松本委員
大変ありがたいことで、先ほどテレビのお話もしましたし、本当に身近で昨年も大変本当に怖い事件がございまして、本当に住みにくいというか、夜もおちおち歩いていられない、うちの娘も駅から歩いて帰ってくるときがあるんですけど、夕べのテレビ見てまた思い出して、何か心が引き締まったというか、人間というのはしばらく時間がたつと忘れてしまい、気持ちが薄れてくるんですけど、またきょう教えていただいたことをきっかけに、またしっかり気を引き締めて私も用心しながら、また頑張っていきたいと思いますので、またどんどん毎年のようにこの防犯に関して強く拡充いただくよう要望して、終わりたいと思います。
ありがとうございました。
◯委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
以上でその他の事項を終わります。
最後に
委員会の報告はいかがしましょうか。
〔「正副委員長に一任」の声あり〕
それでは、そのようにさせていただきます。
以上で
総務常任委員会を閉会します。
(以 上)
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