◯市長公室長
各会計、各款にわたりまして人件費を計上いたしておりますので、私から一括してご説明申し上げます。
まず、一般会計からご説明いたします。
お手元に「平成25年度決算 給与費明細書」をご配付いたしておりますので、お願いいたします。この資料は、予算書の給与費明細書の書式に合わせまして作成したものでございます。この資料に沿って人件費の決算状況をご説明させていただきます。
資料の1ページをお願いいたします。この表は、特別職並びに一般職の給与関係の総括決算表でございます。給与費、共済費に分けまして、1行目に平成25年度当初予算額を、3行目に現計予算額を、4行目に決算額を、5行目に不用額を、また6行目には平成24年度の決算額を、最下段に対前年度と比較したその増減額を記載しております。
合計欄をごらんください。現計予算額123億7,356万7千余円に対しまして、決算額121億6,010万5千余円で、平成24年度決算額125億1,259万3千余円に比べ、3億5,248万8千余円の減額となっております。なお、退職手当を除きました額の比較で申しますと、3,905万7千余円の減額となっております。
次の2ページをお願いいたします。この表は、一般会計のうち、特別職の給与関係分の決算表でございます。報酬の欄の決算額2億3,820万余円は、市議会議員の皆様並びに各種審議会や委員会などの各委員の方々の報酬にかかわるものでございまして、対前年度比較で212万4千余円の増額となっております。これは、主に選挙の回数が増したことによる立会人などの報酬の増でございます。
給料欄につきましては、市長以下特別職の給料で、対前年度比較で196万1千余円の減額となっております。これは、副市長の不在期間があったためによる減でございます。
また、職員手当の対前年度比較で2,709万5千余円の増額につきましては、主に市長及び副市長の任期満了に伴う退職手当によるものでございます。
次の共済費の決算額1億377万7千余円につきまして、対前年度比較1,117万6千余円の減となっております。これは、主に
議員年金制度廃止に伴う負担金の減によるものでございます。
以上、特別職の給与関係決算につきましては、予算現額5億1,354万3千円に対しまして、決算額4億8,473万6千余円で、前年度決算に対し1,608万2千余円の増額となっております。
次の3ページをお願いいたします。この表は、一般会計のうち、一般職の給与関係分の決算表でございまして、職員1,307人、任期付職員5人、再任用職員56人、嘱託員174人の人件費の決算状況を記載しております。
まず、給与費欄の給料のところをごらんください。予算現額51億4,894万8千余円に対し、決算額50億7,192万4千余円で、前年度比較では4,769万5千余円の減額となっております。この減額につきましては、職員の減員及び新陳代謝にかかわるものが主な要因となっております。
次に、職員手当でございますが、予算現額49億5,066万3千余円に対し、決算額48億6,205万3千余円で、前年度比較では3億2,179万6千余円の減額となっております。
次に、共済費でございますが、決算額は17億4,139万余円で、前年度決算に対し、92万1千余円の増額となっておりますが、これは主に共済年金などの負担率の増によるものでございます。
次の合計欄、給与費と共済費を合わせました決算額は116億7,536万8千余円で、前年度決算額120億4,393万9千余円に対し、3億6,857万余円の減額となっております。
4ページをお願いいたします。この表は、職員手当について各項目の決算状況並びに前年度比較を記載したものでございまして、主な項目についてご説明申し上げます。
まず、1項目の扶養手当でございますが、前年度比較346万7千余円の減額分は、扶養人数の減によるものでございます。
次に、管理職手当につきましては、対象人数の増によるものでございます。
また、次の地域手当につきましては、主に給料の減によるものでございます。
次に、住居手当につきましては、対象人数の増が主な要因でございます。
次に、嘱託手当につきましては、人数の増が主な要因となっております。
次に、超過勤務手当は、前年度比較1,298万8千余円の増額でございます。これにつきましては、選挙事務の増額が主な要因となっております。
下段、2項目の期末勤勉手当の1,154万5千余円の減額は、職員数が減じたこと、また新陳代謝などにより減となったものでございます。
次に、退職手当でございますが、当初予算額8億7,312万3千余円に勧奨及び
自己都合退職者に対する補正流用2億5,730万2千余円を合わせました予算現額11億3,042万5千円に対し、決算額は同額となっておりまして、対前年度比較3億4,093万7千余円の減額となっております。
また、退職者の内訳でございますが、定年退職者32人、勧奨退職者5人、任期や期限による退職者41人、
自己都合退職者20人、死亡退職2人の計100人となっております。
全会計では定年35人、勧奨9人、任期や期限41人、自己都合67人、死亡3人、計155人でございます。
その他の項目につきましては、例年どおりの執行状況でございまして、特に変わりはございません。
一般会計に関する人件費の説明は、以上でございます。
次に、
国民健康保険事業、自転車競技事業、介護保険事業の各特別会計についてご説明申し上げます。
5ページをお願いいたします。
国民健康保険事業特別会計分でございまして、5ページに特別職、6ページにはこの事業にかかわる職員に関する給与関係分、7ページには諸手当の計算表を記載しております。
以下同様に、各特別会計の決算状況を8ページから12ページにかけて記載しております。
なお、この会計の職員手当、共済費の執行状況につきましては、先ほどご説明いたしました一般会計の内容とほぼ同様でございますので、説明を省かせていただきます。
説明は以上でございます。
◯総務部長
続きまして、人件費を除く総務費についてご説明申し上げます。
決算書の124ページ、125ページをお願いいたします。2款総務費は、予算現額81億4,195万4,000円に対しまして、支出済額は78億1,038万7,635円で、3億3,156万6,365円の不用額となるものでございます。
1項総務管理費は、予算現額69億2,381万5,000円に対しまして、支出済額は67億4,847万2,311円で、1億7,534万2,689円の不用額でございます。
1目一般管理費でございますが、職員給与費等を除いた主なものは、少し飛びますが、130ページ、131ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄の上から2つ目の
庁舎等管理事業に2億3,960万余円の支出で、これは主に本庁、別館、第2別館の光熱水費、設備等の修繕、電話代などの経費でございます。
また、下から2つ目、
土地取得事業特別会計繰出事業に9億6,814万余円の支出で、これは
土地取得事業特別会計の公債費の償還に充てるため繰り出すものでございます。
132ページ、133ページをお願いいたします。2目情報化推進費でございますが、主なものは、次のページ、事業別区分欄一番上の
基幹系システム運用事業に2億9,809万余円の支出で、これは主に基幹系システムのサーバー等の賃借料、保守料などに要した経費でございます。
最下段、3目人事管理費でございますが、主なものは、次のページ、事業別区分欄一番下の人事・給与管理事業に7,569万余円の支出で、これは主に産休や育児休業などで職員が欠けた場合の代替アルバイトの賃金などの経費でございます。
138ページ、139ページをお願いいたします。4目広報広聴費でございますが、主なものは、
事業別区分欄1つ目の広報事業に3,596万余円の支出で、これは広報きしわだの印刷、配布に係る経費、及び広報番組制作などの経費でございます。
140ページ、141ページをお願いいたします。5目文書費でございますが、主なものは、事業別区分欄上から2つ目の
郵便物管理事業で6,275万余円の支出で、これは主に郵便物等の発送、出先機関との連絡物の配送業務に係る委託などの経費でございます。
142ページ、143ページをお願いいたします。8目財産管理費でございますが、主なものは、事業別区分欄一番下の
公共用地取得円滑化事業で3億6,418万余円の支出で、これは
土地取得事業特別会計により取得した土地の買い戻しの経費でございます。
144ページ、145ページをお願いいたします。最下段、10目企画費でございますが、主なものとしましては、少し飛びますが、150ページ、151ページをお願いいたします。事業別区分欄上から3つ目、地域の
元気臨時交付金基金積立事業に3億6,857万余円の支出で、これは平成25年12月に国から交付されました地域の元気臨時交付金4億4,641万余円のうち、平成26年度に実施する事業の財源に充てるため基金に積み立てたものでございます。
次の11目文化国際費でございますが、主なものは、下から2つ目の
文化会館管理事業に9,858万余円の支出で、これは主に施設の維持管理及び光熱水費などに要した経費でございます。
154ページ、155ページをお願いいたします。事業別区分欄上から2つ目の
浪切ホール指定管理事業に2億3,155万余円の支出で、これは浪切ホールの指定管理者であるJTB・南海グループが施設の管理運営を行うための経費でございます。
156ページ、157ページをお願いいたします。13目
市民センター費でございますが、主なものは、
事業別区分欄1つ目、
市民センター整備事業に14億5,058万余円の支出で、これは八木・桜台の両市民センターの建設整備に要した経費でございます。
160ページをお願いいたします。14目自治振興費でございますが、主なものは、次のページ、
事業別区分欄1つ目、
地区市民協議会支援事業に1,571万余円の支出で、これは24小学校区の各地区市民協議会への補助金でございます。
その2つ下の
町会等施設整備支援事業に1,382万余円の支出で、これは町会館の用地購入や
町会館有線放送設備の改修に対する補助金でございます。
166ページ、167ページをお願いいたします。16目
女性センター費は3,417万9,798円の支出でございます。支出の主なものは、職員給与費等でございます。
続きまして、2項徴税費につきましてご説明申し上げます。
少し飛びますが、176ページ、177ページをお願いいたします。2項徴税費は、予算現額7億5,336万9,000円に対しまして、支出済額は6億2,786万8,542円で、1億2,550万458円の不用額でございます。
最下段、2目賦課費でございますが、主なものは、事業別区分欄一番下、
市民税等賦課事業に3,108万余円の支出で、これは個人市民税、法人市民税、軽自動車税等の賦課業務や
税関係証明書発行業務などに要した経費でございます。
1枚めくっていただきまして、事業別区分欄1番目の
固定資産評価事業に5,883万余円の支出で、これは平成27年度評価がえに伴う
土地鑑定評価委託及び地価の下落による時点修正委託に要した経費などでございます。
最下段、3目徴収費でございますが、主なものは、次のページ、
事業別区分欄1つ目の
市税等過誤納還付事業に7,719万余円の支出で、これは法人市民税の中間納付額の還付などの経費でございます。
次の3項1目
戸籍住民基本台帳費は、予算現額2億5,037万8,000円に対しまして、支出済額は2億4,145万2,044円で、892万5,956円の不用額でございます。
184ページ、185ページをお願いいたします。4項選挙費は、予算現額1億3,645万円に対しまして、支出済額は1億1,665万3,717円で、1,979万6,283円の不用額でございます。
主なものといたしましては、1枚めくっていただきまして、3目の
参議院議員通常選挙費の4,542万余円及び最下段の4目市長選挙費の4,182万余円などでございます。
188ページ、189ページをお願いいたします。5項統計調査費は、予算現額2,335万7,000円に対しまして、支出済額は2,248万6,412円で、87万588円の不用額でございます。
192ページ、193ページをお願いいたします。6項監査委員費は、予算現額5,458万5,000円に対しまして、支出済額は5,345万4,609円で、113万391円の不用額でございます。
総務費の説明は、以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯友永委員
1点お聞きします。
170ページ、171ページなんですけども、
地方消費者行政活性化事業について少しお伺いしたいんですけども、まず、事業の内容をお聞きしたいんですけども。
◯自治振興課長
地方消費者行政活性化事業についてのお尋ねでございます。
こちらのほうにつきましては、
消費生活センターの機能強化と、
あと消費者生活相談員の
レベルアップ事業、また相談窓口の高度化事業、あと消費者への教育・
啓発活性化事業等を行っておる事業でございます。
以上でございます。
◯友永委員
最近、詐欺であったりとか、悪徳商法的な報道とかよく目にするんですけども、本市でもそういった悪徳商法のような、そういった被害というのはどれぐらいあるんでしょうか。
◯自治振興課長
悪徳商法や詐欺商法と言われる類いなんですけれども、岸和田市内でも発生しておるということで聞いております。
警察からの発表では、悪徳商法という分類はないんですけれども、平成25年に岸和田市内で発生しました詐欺の件数については、63件というふうに聞いております。
以上でございます。
◯友永委員
それを防ぐというか、市民の方へ啓発をするための事業と考えてよろしいんですね。
最近でしたら、SNSを利用した子どもに対しての詐欺被害とか、非常によく耳にしますので、今後もそういった啓発活動を続けていただきまして、未然に防げるようによろしくお願いします。
以上です。
◯村野委員
平成25年度決算の給与費明細書の中身のことでありますけども、先日来から超過勤務についての超過勤務手当のことで、本会議等でもいろいろとご質問させていただき、また答弁もいただきました。
ただ、この中で、年間を通じて1,000時間以上の超過勤務をされてる方が3名おられると。ここ数年そういう1,000時間を超えてる方というのが何人かずつずうっとおるわけですね。それは先日来からご説明もいただいておるわけなんですけども、平成25年度では一番多い人になると1,186時間という結果になってるわけですが、この人の場合、先日も申し上げたように、1日に約5時間程度、5時間弱の要するに超過勤務をされてると。
就業規則では、午前9時から午後5時半になってるわけですから、この午後5時半から5時間ということになってくると、これは午後10時半という形になるわけですが、その日に3時間残業したとしたら、次の日は7時間するというようなことでなければ、このつじつまが合わないわけですね。このことはよくわかっていただけると思うんですよ。
そういった、要するに年間約250日間出勤をされて、毎日そういうように残業されてるということについてはね、労働基準法第1条に、要するに労働条件というのは、労働者が人たるに値する生活を営むための必要を満たすべきものでなくてはならないというふうに出てるわけですね。第1条でこのようにうたわれてるということは、要するに労働基準法全体の中でやっぱり一番大切なことだというふうに私は考えてるわけです。
そうなってくると、先ほどのような、それだけ長いこと仕事をしてね、その人の健康状態というものについては、一般的には本当によほどでない限り、なかなかやっぱりそれに耐えていくということは難しいんではないかなというふうに思うわけです。
そういったことから考えたときに、これは本来からいうなら、これは残業ゼロでいかなければならないわけですけれども、特別な理由によってこれはやっぱり残業しなきゃならない、超過勤務しなきゃならないということは、これはあり得ることですし、またこれは労働基準法の中でも認められてることですから、それはそれでいいわけですけども、やっぱり人たるに値する生活、いわゆる営みというものをするについては、やっぱりそれが労働基準法第1条にうたわれてるということから考えれば、それに近い方向に持っていくというのが、これが普通ではないかなというふうに思うわけですね。
昨日も書類閲覧のときに見せていただいたんですけども、
超過勤務そのものの申請なんかにしても、申請の理由を書く欄なんかにしても非常に小さいわけですし、全く本当の超過勤務の理由をその中に記載するのは難しいような、そういう書類になってるわけです。
本来なら、この超過勤務をする場合は、一般企業でもそうですけれども、たとえ3日前でも4日前でも、まあ中には1週間前にでも、やっぱりこの日はこういうようなことをするために超過勤務の申請をしますとして出すのが普通なんですね。
そういうことから、それを出すと、例えば課長などの管理職がそれを一つ一つやっぱり確認して、そしてこれはこれでいいんだというふうに、許可を出したりするようなシステムになってるところが、私は一般企業でも多いと思うんです。
そうなってきたときに、そこでチェックをすれば、今も言うように、その労働時間というものが、どういう形で超過勤務をされてるんかということもわかるし、そこには超過勤務手当というものがどれだけつくんかと、そういうふうにきちっとそこでわかるわけですね。
年間通じて1,186時間超過勤務する人なんかは、263万円からの金額が、ほぼそれに近い金額が超過勤務として年間払われてるということからこれを考えたとき、私は、そういった超過勤務の人件費というものについても、これはやっぱりできるだけ抑えていかなければならないんではないかなと。
これは労働基準法の中にはちゃんと、要するに超過勤務した割合のことについてもきちっと示されてることですし、それはそれでもちろん、当然超過勤務した時間については払わなきゃならんというのは、これは当然の話なんですが、そういった面で改善していかなければならないということついては、何点か今も言うように申し上げたことがあるわけですけれども、もう少し詳しく、こういうようにやっていきたいというふうに考えを述べていただきたいと、こういうように思うんですが。
◯人事課長
超過勤務縮減のための今後の方策というご質問でございます。
現状をまず申し上げますと、超過勤務につきましては、超過勤務命令という形で所属長が部下に対して発するということで、事前にというのが原則でございますが、当日突然に業務が発生する場合もございますので、その場合は事後という部分もございます。
あと、人事サイドとしましては、年間の配当時間ということで、年間で業務の波があるんですが、ピークに合わせて配属しておりませんので、どうしてもそのピークに来たときに超過勤務が発生するという事象がございますので、一定の配当時間というのを前年実績から配当してるわけでございますけれども、それを目安に、それより多くならないようにということでの各所属での努力をお願いしているところです。
今後の部分としましては、委員ご指摘のとおり、超過勤務命令の理由欄ですね、余りに小さいということで、所属長が判断するにはちょっと情報量が不足してるんじゃないかというご指摘がございますので、今後は書式の見直し等を内部で協議しながら、できるだけ上司のほうも査定しやすいように変更等を考えていきたいと考えてございます。
以上でございます。
◯村野委員
本来、どの部署にあっても、職員というのは自分の担当する仕事というのは決められてるちゅうんか、この範囲であなたはやりなさいということで、やっぱりそれぞれの役割というものを持って仕事されていると思うんですね。
その中で、確かに、きょう言うてきょう超過勤務しなきゃならんという点は、それはいささかそういったことはあろうかと思うんですが、本人のちゃんとしたスケジュール、計画というものを自分の仕事の中で立てていけばね、そんなに、今も言うように1日5時間も超過勤務するというようなことは、それも1日とか2日ならともかくとしても、年間通じてそれだけのことをしなきゃならないということについては、やっぱりそのことについての精査というのはきちっとしていかなければ、この職員に対しても、何も残業を好んでしてるとは私は言いませんけれど、その人自身の生活ということから考えたときにね、1日平均5時間もやってですよ、午後10時半に仕事が終わって帰っていく。その人自身の通勤距離もありますけれども、帰って食事をして、お風呂にでも入って寝るとかというようなことになってくるとね、こんなもん午後12時には恐らく睡眠できないでしょう。もっと遅くなるわけや。それで、朝早く起きて、また勤務すると。
そんな態勢で仕事が本当にできるのかどうかということについては非常に疑問を抱くとこですから、そういった面については、やっぱり一つ一つをきちっと精査して今後は気をつけていただかなきゃならないと、こういうふうに思います。
ちょっとこのことについて、一度市長から話をお聞きしたいと私は思うんですけどね、総務常任委員会で私が申し上げてもう約3カ月になるんです。3カ月たって、今この現状というものを本会議場でも、この残業手当、超過勤務手当の問題、超過勤務の時間、そういったものを私はいろいろな角度でお話しをさしていただいたんですが、自分が最高責任者として、またこの行政庁としてどのようにお考えになってんのかね、またどのように指導をしようとしてんのか。その辺をまずお聞きしておきたいと思うんです。
◯市長
超過勤務手当につきましての私どもの対策といいますか、方針のお尋ねかと思います。
本会議で問題をご提示いただきました。その中でも発言させていただきましたように、まずもって職員の健康、これが大切であるというふうに認識をしてございます。
その中で、先ほど人事課長が答弁申し上げましたように、縮減に向けての方策について協議をしているところでございます。
何をおいても、事務移譲に伴いまして仕事量が増加したり、あるいはその時々によって波がある、それからそれぞれの部署におきましての定員管理の問題等、多々ございますので、早急に協議をということで進めております。
以上でございます。
◯村野委員
今市長から答弁をいただいてるんですけども、本当に超過勤務が年間1,000時間を超えるというようなことは全く異常な話だということは、これは理解できますよね。
そういったことも含めて、要するに月60時間以上超過勤務をする方にしてもかなりの人数であると。特に、昨年に比べて今年の場合は、4月、5月、6月、7月という4カ月間でね、50%近く、45%ぐらいまで人数が多くなってるわけです。ということは、
超過勤務そのものというのはやっぱりどんどんふえていってるという傾向にあるわけです。
先ほどの給与費明細書の説明の中で、超過勤務がふえてるということから考えていくとね、こういったことについての精査というものは十分やっていかなければ、経費というものを節減していかなければですね、財政というものはよくなっていかないということは、これは基本原則だと思うんで、そういったことについてはよくよく精査をしてきちっとしていただきたいと、このことを申し上げておきたいと思います。
◯京西委員
148ページ、総務管理費の庁舎建替検討事業についてお伺いいたします。
昨年の平成25年5月に庁内検討委員会報告書をいただきました。そこからまた具体的にいろんな動きがあるかと思うんですが、まず平成25年度の動きというのを、大まかで結構なんで、どういう流れになってるか、ご報告をお願いします。
◯政策企画課長
お答えをさせていただきます。
報告書の中で建設候補地として3カ所を候補に上げており、その中で、第1候補地ということで、福祉総合センター等敷地を上げております。
報告書をご説明させていただいた後、平成25年度は、私どもだけではなしに、庁内の技術系の職員等々集まって、プロジェクトチームといいますか、一定議論を続けてまいったところです。
その中で、交通量の問題であるとか、入り口、間口の問題であるとか、いろいろ多角的な検討をさせていただいて、幾つかの想定パターンといいますか、こうすればできるんではないかなというような議論を1年間かけて進めてきました。
今年度は、一定そのパターンをもとに、もうちょっと熟度を深めていきたいということで、実際の交通量調査を今年度に委託をさせていただきまして、現在作業を進めております。もう間もなく業者のほうから報告書が上がってくるというような段取りになってございます。
以上でございます。
◯京西委員
その報告書の中で、建てかえに伴う基金という項目もあって、そこで、庁内検討委員会の中でも、基金の積み立てがなければ実現性が薄いということを明確に書かれてます。
まず、そのことも含めて、平成25年度は基金をどうするかというような議論はどのように進んでるか、ご報告いただきたいと思います。
◯政策企画課長
今のところ、あくまでも第1候補地ということでございまして、今ご説明させていただきましたように、本当にそこに建設ができるのかどうかというようなとこら辺を最終検証させていただいてるところでございます。それが、今年度中には一定の方向性を見出せるのかなと思ってございます。
どこに建てるのかということがまず決まりませんと、交通量をさばくにしても、どうふうに手を入れらなあかんのか等々、事業費が変動するということもございますが、今のところはまだ総事業費もはっきりとはつかめてなくて、報告書の中には一定想定のもとに試算をさせていただいてますけども、具体のある程度のボリュームといいますのは、もう少し熟度が高まらないと具体的な数字が見えませんので、具体的に基金云々というようなことにつきましては、今のところは、具体の検討という話にはまだなってございません。
以上でございます。
◯京西委員
しかし、報告書の中で、基金の積み立てがなければ実現性が薄いって言うてはりますよね。ここはやっぱり並行して具体的に進めとかないと、それは想定の、総予算、総事業費が決まらないととか、あとは候補地が決まらないとというような話はわからんでもないですけども、ここに出てるように、90億円から100億円という、まあ大まかな予想、出てますよね。どう考えてもこれぐらいの事業費は要るという判断をされてると思います。
そうなってくると、かなりの額、起債の充当率からいうと、やっぱり自己資金が20億円から25億円ぐらい必要というような判断をされてると思うんですけども、これを数年で積み立てないと何もできないというのは認識されてると思うんですけども、ここはもう着手していかないといかんと思うんですけども、この辺の認識はいかがですか。
◯政策企画課長
今ご指摘いただきましたように、どういう手法によるのかということもございます。自己資金で建てるということになりますと、今委員ご指摘のように、起債を仰いだといたしましても、25%の自己資金が要るよというお話です。
他市事例なんかを参考にさせていただきますと、例えばですけども、PFIであるとかですね、民間の資金を活用して、もう少し金額がどうにかなるのかなといったような事例も今、研究をさせていただいているところです。
ただ、いずれにしましても、ある程度のといいますか、一定の蓄えといいますか、基金というものは必要であると、十分認識をさせていただいてございます。そういう意味を含めまして、今後もできるだけ早い時期に基金を創設できるように努力してまいりたいというふうに思ってございます。
以上でございます。
◯京西委員
認識だけしてても、これ、まさしく開会前に委員長からも報告があったように、この後、避難訓練をやります。これは何のためにやるかというと、やはり目の前に迫ってきてると言われてる南海トラフなどの巨大地震に対応するための訓練なんです。
阪神・淡路大震災のときに耐震診断をこの庁舎も含めてやって、やはり危険であるという判断、出てますよね。で、平成23年に東日本大震災がありました。これを受けて、庁舎の耐震化の問題については全国的に大きな問題になりました。で、我々も議会も含めて何とかしないといけないということで、庁内に検討委員会ができたと思います。
しかし、実際実行するためのお金を全く積もうとしない、実行性を高めるための動きを全くしてないというふうに私は見えるんです。
ということは、やはり市の幹部の方も含めて全く危機感が足りない。今、地震が起こったら、皆さん死にますよ。この庁舎も含めて、そろえてある備品も設備も何もかもやっぱりパーになるんですよね。
そういうことを考えると、どう考えても一日も早く実行性を高める、そこに取り組んでいくというのが、これはやっぱり今の職員も含めて、将来の職員、市民の安心・安全のためにも早急にかかるべきテーマやと思うんですけども、なかなか担当課では判断──判断というか、しんどいと思うんで、まず市長、きょう避難訓練もやります。こういう問題に対する危機感、これはやっぱりトップが示さないと、なかなか職員というのも、やはりトップを見て動きますから、この辺の庁舎の問題に対する危機感というもの、基金がなければ何もできないということの認識も含めて、どういった危機感を持っておられるか、まずご説明ください。
◯市長
現庁舎に対する防災の観点からの危機感というお尋ねでございます。
防災の観点から、委員ご承知のように、耐震性に欠けるということは認識しております。しかしながら、財源等の問題も含めまして、なかなか庁舎検討のものに踏み出せないというのが現状でございますので、先ほど政策企画課長が申し上げましたように、いろんな手法を検討しながら進めてまいりたいと、このように考えております。
以上でございます。
◯京西委員
例えばPFIの手法を取り入れるにしても、これ、市が自己資金ゼロでPFIの手法を取り入れたとしても、民間との交渉の中で勝てるわけないですよ。やはり民間主導の庁舎の建て方、あるいは設計も含めて民間主導になってしまいますよ。市が一定の自己資金を持った中でPFIなどの交渉にかからないと、市民が望むような、あるいは職員が働きやすいような庁舎にできるかというのは、かなり疑問があると思います。その辺の危機感が全く欠如してると思います。
やっぱり危機管理意識というのは、最悪の事態を想定して備えるのが危機管理なんで、そこを本当に一日も早く着手しないと、地震は起こらないというような思いでいてはるみたいですけども、きょうやるその訓練も全く意味ないですよ、そういう意識でかかってると。
そこはもう一回、ちょっと市長から職員も含めて幹部が協力しないと基金も積み立てることができないんですから、もう一回ちょっとその辺の意識を説明というか、述べていただけませんか。
◯大原副市長
京西委員のほうから、危機意識が不足してるんじゃないかというご指摘でございます。
先ほど市長からもご答弁をさせていただきましたように、今、新館と言われてますこの庁舎でさえも40年たつわけでして、平成7年の阪神・淡路大震災のときにも、この辺は震度は4ですけれども、庁舎の中には、いろいろと大きい小さいはありますけれども、クラックが入ったと、そういう状況でもあります。
ですから、まず、今ご指摘されておりますようなそういうことについては、我々何も考えてないということではないんです。当然一日も早く何とかしなきゃならんという思いはありますけれども、それに対して、ほんなら基金はどうなんやと、自己資金なかったら何もできへんやないかいと、まさにそのとおりであります。
ですから、私どもとしましても、やはり幾らかでもですね、今委員言われたように20億円、25億円の自己資金は必要ではないかということですけれども、確かに基金は必要ですから、それに向けてそうしたら今年から何ぼ基金に積み立てていくんやと、計画持ってんかということを言われますと、なかなかお答えできませんけれどもね、それに対するやっぱり基金というものを積み立てていかなければならないという認識は我々、市長もそうですけれども、私もそういう強い思いがありますのでね、ですから、例えば決算をして幾らかの黒字が出れば、繰越金が出れば、そのうち幾らかでも積んでいきたいなというような思いはあります。
ですから、決まった額を計画的に積める、そういう状況であればいいんですけれども、なかなかそうはいきませんので、今申しましたような形で、少しでもそれに備えたことをやっていきたいなという強い思いは持っております。
以上でございます。
◯京西委員
基金は、やっぱり条例つくらなあきませんよね。今副市長おっしゃられたように、担当課で聞くと、基金の条例はもちろん必要ですけども、どれぐらいの額を積まないかんというような決まり、全くないって聞きました。要は、実行性に向けての第一歩やと思うんです。
幾ら積むかというのは、それは最終的に手法も含めて定めたらいいと思いますけども、間違いなく莫大な基金が要るというのは同じ認識やと思うんで、そこに向けて、何年でどう積み上げていくというのは、これはやっぱり庁舎建てかえが、市の事業の優先順位のどこに来るかですよ。
だから、それぞれ各担当部局で持ってる事業、新しい歳入の確保というのは望めない中で、今ある財源の中で、歳入の中でのやりくりしか仕方ないんで、やっぱり市全体でやりくりをしながら認識を同じにして、優先順位の入れかえをしながら、少しでも基金の積み立てに回していくということを協力しないと、これ、いつまでたってもね、多分基金できませんわ。
だから、そこは明確に政策決定会議ででも決めていただいて、基金条例をつくって、額は後で検討されたらいいと思いますけど、間違いなく積み上げていくという方針を決めないと、多分無理ですわ。何ぼ検討委員会で検討しても、実際、資金がなければ実行できないと思います。
そこが危機意識であり、本当に取り組む本気度の問題やと思いますんで、そこは早急に取りかかっていただきたいと思います。
以上です。
◯岡林委員
決算にあんまり関係ないかもわからないですけど、ちょっと聞かしてもらいます。
186ページで、参議院議員通常選挙と市長選挙の費用、これ書いてますんですけども、予算では
参議院議員通常選挙費のほうは5,197万6千円と、市長選挙費が4,851万8千円と書いてます。それで中身はいろいろ、選挙の仕組み等もいろいろあるんで、費用の差が出るんかなと思うんですけども、1つ気になったのが、事務報告書という、こっちのほうの252ページなんですけども、参議院議員の選挙と市長選挙のときの当日の有権者数、書いてあるんですけども、これわずか4カ月しか間があいてないんですけども、1,000人ぐらい市長選挙で減ってるんですけど、何でこんな1,000人も減ってるんかなあと。
この4カ月で1,000人も減ってたら、これ、今どないなってんかなと思うんですけど、その理由、もし関係なかったらいいんですけど、ちょっと答えてもらえますか。
◯選挙管理委員会事務局次長
選挙人の有権者数なんですけども、これはご存じのように、3カ月の要件があるということであります。それで、選挙期日、告示日の前日を基準として選挙期日の日の選挙人名簿の人数をまず出します。その後、期間中の転出及び死亡でその都度消していく、抹消していくわけなんですけども、そうすると、選挙期間が長くなると、それだけ死亡と転出後4カ月経過の抹消数がふえていくという可能性もあります。
通常、選挙人登録の数についてはそんなに多く差が出ておりませんけども、選挙日当日の有権者数は抹消のほうがふえていきますので、選挙期間が長くなればなるほど抹消数が増すということでございます。
◯委員長
訓練、訓練。地震です。大地震です。身の安全を確保してください。
(各自机の下に潜る)
地震による避難、災害対応のため、
決算特別委員会は暫時休憩します。再開は午後1時です。皆さん、落ちついて、至急庁舎外に避難してください。
午前11時1分休憩
午後1時再開
◯委員長
休憩前に引き続き委員会を開きます。
2款総務費の審査を続けます。
◯選挙管理委員会事務局次長
岡林委員から、参議院議員通常選挙と岸和田市長選挙において、有権者数の数が1,000人ほど違うということでのご質問を受けましたので、答弁させていただきます。
選挙人名簿には日本国民で二十歳以上で3カ月以上住所を有すれば選挙人名簿に登録するということで、参議院議員通常選挙については選挙人名簿搭載者は16万458人、市長選挙においては16万39人ということで、その差が419人ですけども、当日有権者数については、参議院議員通常選挙が15万9,629人、市長選挙が15万8,627人ということで、1,002人の差が出ております。
この差については、名簿登録して選挙登録されるんですけども、その選挙に対して有効か、投票できるかどうかというのは別の問題になります。岸和田市長選挙及び市議会議員選挙については、名簿搭載者であって岸和田市内にその時点で住所を有する者になりますので、岸和田市以外に住所を移した場合、1日でもあれば選挙、投票はできません。ということで、国政の場合は転居後4カ月以上経過した場合に抹消しますので、その差で1,002人の差が出ております。
ちなみに、府議会議員選挙、知事選挙も同じように、市外転居で府内転居であれば知事選挙、府議会議員選挙は投票できますけども、大阪府以外に転出された場合には、知事選挙、府議会議員選挙は投票できないということで、選挙人名簿の登録者数と当日有権者数の数のとり方というのはちょっと違うということでご理解いただきたいと思います。
◯岡林委員
よくわかりました。ありがとうございます。
◯委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、2款総務費の質疑を終結します。
次の理事者と交代してください。
(理事者交代)
認知症高齢者等見守りネットワークでございますけれども、これは、徘回等によりまして行方不明になられた高齢者等をできるだけ早期に発見する、それに資するためにファクス及びメール等で本人の情報を協力機関に提供して早期発見を目指すというシステムでございます。
平成25年度は、この情報提供は実際は7件でございます。
以上でございます。
◯友永委員
その協力機関というのは、例えばどういったとこであったりとか、どれぐらいの規模であるんでしょうか。
◯福祉政策課長
徘回高齢者等見回りネットワークの協力機関につきましては、まず介護事業者であります。あと、タクシー会社であるとか、当市のほうから依頼して協力していただいているところもございます。3月末現在で169カ所の協力機関がございます。
以上でございます。
◯友永委員
ありがとうございます。
そういった協力していただいている169カ所の機関に対して、例えば徘回者が出たときに、本市とどういったやりとりでそういう情報の収集をやるんでしょうか。
◯福祉政策課長
原則的には、このネットワークをご使用いただく分につきましては、事前の登録をお願いしてございます。行方不明になる可能性のある方ご本人の身体的な特徴であるとか、そういう情報をあらかじめご登録いただきます。3月末現在では、82名の方が登録をいただいてました。
万が一行方不明になったときに、警察のほうに捜索願いを出されたことをもって、それ以降、本市のほうからその情報を協力機関に流すということになります。
もちろん、事前登録のない方でありましても、警察のほうへ届けを出された後、本市のほうへ連絡いただければ情報を流すようになります。
その流す情報の流れでございますけれども、行方不明になられたときの状況あるいは身体的な特徴等の内容をあらかじめ登録しておりますファクス番号に一斉配信で行うようにしております。また、その169カ所のうちの56カ所は、メールのほうもご登録いただいておりますので、これもあわせて発信をしております。
以上でございます。
◯友永委員
その登録なんですけども、認知症は発症しているのかどうかなかなかわかりにくいと思うんですけども、それはどういうところで……。もうそのご家族の判断で登録という形になるんでしょうか。それはどこに登録するんでしょうか。
◯福祉政策課長
登録先は、本市の福祉政策課のほうで登録を受け付けさせていただいております。
◯友永委員
その発症したという、何かその基準があるんでしょうかね。ご家族の方で医師のほうから認知症だと診断されたから登録できるとか、そういうことですか。
◯福祉政策課長
特に決まった客観的な基準というのはございませんでして、ご家族もしくは本人がそういう危険性があると思われてお申し出いただければ、登録のほうは受けさせていただいております。
以上です。
◯友永委員
わかりました。すんません。
あと、そういった徘回のときにこういう体制を組んでいただいてるのは非常にありがたいことだと思います。ただ、認知症のご家族の方からよくいただくご意見というのは、やっぱり認知症に対してもっとわかっていただきたいというご意見が多いです。ですんで、そういった啓発活動も今後もっと充実させていただいて、本人プラスご家族に対してのケア事業のほうも充実させていただきたいなと要望して、終わります。
以上です。
◯岸田委員
すいません。まず1点目なんですけれども、福祉総合センターの管理事業の中で、多分今回はその修繕箇所が少なかったのかなというふうに思うんですけども、需用費で当初予算で2,052万円で、不用額で2,016万円、ほとんど使ってないというふうなことになってるんです。ちょっとこの内訳をお願いします。
◯福祉政策課長
福祉総合センター管理事業の不用額についてでございますけれども、この分につきましては、修繕の工事のほうを一部予定しておりました。平成24年度でも250万円余りの修繕工事をしておりますが、同様の規模の修繕のほうの工事も予定しておったんですけれども、改築の話が出ましたので、そこでもう一度再確認して、改築まではこのままで何とかもつであろうということで、その分は実施しなかったことによるものでございます。
以上です。
◯岸田委員
その程度の見積もりであったのならいいんですけども、今言ってるように、いつ震災が起こるかわからない状況の中で、もしもこの手当てをせずにそのまま放置しておいて、大丈夫であればいいんですけれども、その辺、福祉総合センターがもう目前にその建てかえの日程も決まってはいるんですけれども、2,052万8,060円という予算を組んでおいて、それで今回そういう形になってるんでね、その辺は大丈夫でしょうか。
◯福祉政策課長
これは、当初、雨漏り等の箇所が非常にございますので、抜本的にそれを直すような大規模な改修工事のほうも、予定というんでしょうか、見積もりも取っておりまして、あと、門扉、北門、南門等の改修そのほかでも取っておったもんでございます。
これらにつきましては、大規模なその雨漏り改修工事をするよりは、応急的といいますか、とにかく改築までもつような形ということで実施しまして、このような不用額になったものでございます。
以上です。
◯岸田委員
わかりました。
もう一点ですけども、同じ196ページ、197ページのコミュニティソーシャルワーカー事業なんですけれども、今、11カ所でコミュニティソーシャルワーカー事業をやっておられます。もしもその相談件数等々わかるのであれば、まずお示しをお願いしたいんですけど。
◯福祉政策課長
CSW、コミュニティソーシャルワーカー事業の相談件数でございますが、平成25年度は2,111件でございました。
◯岸田委員
結構やはりこの需要が高い。本来ならば市のほうのあれですけど、今、11カ所で中学校区単位でやっていただいてるという大変ありがたい事業で、これは以前は府の補助金があったというふうにお聞きをして、これが市単費になって大分予算のほうが削られ、少なくなったというふうにはお聞きをしてるんですけど、ここに配置されてるコミュニティソーシャルワーカーは、この仕事だけを専門にされてるのではなくて、自分のおられる施設の仕事もしながらというふうなことになっているのか、それとももう専属でこのコミュニティソーシャルワーカーの事業に当たっておられるのか。その辺まずお願いします。
◯福祉政策課長
本事業につきましては、事業開始時は専任ということで、11名の皆様にこの事業に全てかかわっていただくということで事業を実施しておりました。ただ、今委員ご指摘のとおり、補助金の削減等もございまして、それぞれ事業実施の機関とも相談させていただいて、若干金額が下がりました分、現在は兼務ということでお願いしております。
以上です。
◯岸田委員
大変ありがたいコミュニティソーシャルワーカーなんで、できたら専任にしていただければありがたいというふうに思います。そういう意味では、補助金の額が削られたためにどうしてもそういう施設の仕事と兼務せざるを得ないという状況もお聞きをしている中で、やはり市としてももう少しこの事業を継続的に実施するためには、補助金というか、その増額も含めてぜひ検討のほうをまたお願いしていただきたいというふうに思います。
◯委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、3款民生費の質疑を終結します。
次の理事者と交代してください。
(理事者交代)
次に、4款衛生費の審査に入ります。
本件に関し理事者の説明を求めます。
◯保健福祉部長
4款衛生費につきましてご説明申し上げます。決算書250ページ、251ページをお願いいたします。
250ページ一番下、4款衛生費の予算現額78億1,352万1,000円に対しまして、支出済額は74億470万4,825円、翌年度繰越額が870万円で、4億11万6,175円の不用額でございます。
252ページ、253ページをお願いいたします。1項保健衛生費は、予算現額15億2,579万8,000円に対しまして、支出済額は13億8,712万5,040円で、1億3,867万2,960円の不用額でございます。
1目保健衛生総務費でございますが、主なものといたしましては、252ページ、事業別区分欄一番下、保健センター管理事業に要した費用で、右ページ、支出済額は5,382万余円でございます。これは、保健センターの管理運営にかかわる光熱水費、清掃警備業務、設備管理業務、防火対策対象物定期点検業務等に要する委託料などでございます。
254ページ、255ページをお願いいたします。254ページ、事業別区分欄上から2つ目、看護師等養成支援事業に4,080万円、これは市内2カ所の看護師養成学校への運営助成金でございます。
256ページ、257ページをお願いいたします。256ページ、事業別区分欄一番上、泉州北部小児初期救急広域センター運営事業に要した費用で、右ページ、支出済額は1億6,211万余円でございます。この1億6,211万余円は、当広域センターの医療費収入分でございます。
ページの下段、2目予防費でございますが、主なものは、事業別区分欄一番下、予防接種事業に要した費用で、右ページ、支出済額は4億3,924万余円でございます。これは、ヒブ・小児用肺炎球菌、4種混合、はしか、風疹、日本脳炎、高齢者インフルエンザなどの予防接種に要する費用で、医療機関への委託料が主なものでございます。
258ページ、259ページをお願いします。3目成人病予防費でございますが、258ページ、事業別区分欄中ほど、健康増進事業に1億7,444万余円、これは定例実施や地域で実施しております健康教室の講師への報償費及びがん検診推進事業などに係る通信運搬費、各種がん検診や肝炎・歯科健康診査などの検診に要する費用で、医療機関などへの委託料などでございます。
260ページ、261ページをお願いいたします。4目母子保健費でございますが、260ページ、事業別区分欄一番上、母子保健事業に1億6,685万余円、これは妊婦健康診査及び4カ月児、1歳6カ月児などの乳幼児健診の医師への報償費、医療機関などへの委託料などでございます。
その下、未熟児養育医療給付事業に878万余円、これは平成25年4月より、大阪府からの権限移譲に基づき、身体の発育が未熟なまま生まれ、入院養育を必要とする出生体重が2,000グラム以下の未熟児等に対して、指定養育医療機関において養育に必要な医療の給付を行うためのもので、主に扶助費でございます。
5目発達相談費でございますが、262ページ、263ページをお願いいたします。262ページ、事業別区分欄一番上、発達相談事業に442万余円、これは乳幼児発達相談に係る臨時職員の賃金などでございます。
6目葬儀運営費でございますが、事業別区分欄上から2番目の市営葬儀運営事業に418万余円、これは市営葬儀の実施に係るものでございます。
また、その下の斎場管理事業に2,429万余円は、燃料費及び火葬炉耐火材巻きかえ等の修繕料が主なものでございます。
2項環境保全費についてご説明いたします。
同じく262ページ、263ページをお願いいたします。2項環境保全費の予算現額1億5,719万2,000円に対しまして、支出済額は1億4,480万5,795円で、1,238万6,205円の不用額でございます。
264ページ、265ページをお願いいたします。2目環境保全対策費でございますが、主なものといたしましては、264ページ、事業別区分欄一番上、環境保全課管理事務事業に要した経費でございまして、右ページ、支出済額は125万余円でございます。主なものといたしましては、環境保全課の普通旅費、消耗品費、燃料費、印刷製本費でございます。
その下、公害対策事業に970万余円でございます。主なものといたしましては、大気、騒音、地下水などの調査業務委託料でございます。
その下、環境保全事業に29万余円でございます。主なものといたしましては、審議会委員の報酬及び河川美化活動に伴う需用費でございます。
266ページ、267ページをお願いします。266ページ、事業別区分欄一番上、自然環境保全事業に331万余円で、主なものといたしましては、生物多様性地域戦略策定に伴う委託料でございます。
次に、事業別区分欄上から3番目、省エネルギー推進事業に981万余円で、町会等が設置するLED防犯灯への補助金でございます。
その下、新エネルギー推進事業に573万余円で、住宅用太陽光発電システム設置の補助金でございます。
その下、岸和田市環境基金積立事業に1,846万余円で、基金への積立金でございます。
その下、浄化槽指導事業に218万余円でございます。主なものといたしましては、大阪府より事務移譲を受けた浄化槽指導事業の適切な運営のためのシステム管理開発委託料でございます。
3項清掃費についてご説明いたします。
同じく266ページ、267ページ、一番下をお願いいたします。3項清掃費の予算現額44億5,783万9,000円に対しまして、支出済額は42億7,581万3,374円で、1億8,202万5,626円の不用額でございます。
268ページ、269ページをお願いいたします。1目清掃総務費でございますが、主なものといたしましては、268ページ、事業別区分欄一番下、事業所等管理事業に要した経費でございます。右ページ、支出済額は1,230万余円で、主なものといたしましては、環境事務所の管理費でございます。
270ページ、271ページをお願いいたします。2目一般廃棄物処理費でございますが、主なものといたしましては、270ページ、事業別区分欄一番上、ごみ収集事業に要した経費で、右ページ、支出済額は11億4,425万余円でございます。主なものといたしましては、市内全域の一般ごみ収集運搬委託料並びに有料指定袋の製作費や保管配送、受注収納などの委託料でございます。
その下、岸和田市貝塚市清掃施設組合分担事業に25億280万余円で、岸貝クリーンセンター運営に対する本市の分担金でございます。
次に、事業別区分欄一番下、不法投棄防止事業に327万余円で、主なものといたしましては、監視カメラの賃借料等でございます。
272ページ、273ページをお願いいたします。272ページ、事業別区分欄一番上、ごみ処分事業に1億777万余円で、プラスチック類の中間処理等の委託料でございます。
3目環境衛生費でございますが、主なものといたしましては、事業別区分欄下から2番目、し尿処理事業に要した経費で、右ページ、支出済額は1億303万余円でございます。主なものといたしましては、天の川浄苑し尿処理事業に係る事業実施運営委託料でございます。
4目減量化推進費でございますが、事業別区分欄一番下、ごみ減量化事業に4,118万余円で、主なものといたしましては、町会や子ども会等の古紙等の集団回収に対する奨励金でございます。
274ページ、275ページをお願いいたします。4項墓苑費は、予算現額1億4,818万円に対しまして、支出済額は8,958万9,816円で、5,859万184円の不用額でございます。
1目墓苑費でございますが、その主なものといたしましては、事業別区分欄一番上、墓苑管理事業に2,526万余円、これは主に流木墓苑の維持管理業務に要した費用でございます。
276ページ、277ページをお願いいたします。276ページ、事業別区分欄上から2番目、公園墓地整備事業基金積立事業に5,584万余円、これは流木墓苑での新たな使用許可による使用料、手数料を基金として積み立てたものでございます。
5項上水道費1目上水道施設費は、予算現額1億2,451万2,000円に対しまして、支出済額は1億737万800円、翌年度繰越額が870万円で、844万1,200円の不用額でございます。これは、事業別区分欄下から3番目、上水道事業会計出資事業、その下、上水道事業会計繰出事業で、上水道事業会計への出資金及び繰出金でございます。
6項1目病院費は、予算現額14億円に対しまして、支出済額は14億円でございます。これは、事業別区分欄一番下、病院事業会計繰出事業で、病院事業会計への繰出金でございます。
説明は以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯京西委員
清掃費でお尋ねします。270ページ、272ページ、ごみ収集事業とごみ処分事業、両方関連しますので、あわせてお尋ねします。
以前から、ごみ袋の指定袋有料化とともに、市民だけでなくて、行政の努力とともに収集・運搬あるいは処理の事業者に対しても一定の協力というか、コスト削減に向けた努力をお願いするということでスタートしたと思うんですが、今現在、かかる費用は下がるどころか、毎年ふえていってます。1件当たりの手数料、委託料についても、平成16年かな、10年前に改定されたままで、そのまま全く変わることなく来てます。近隣の自治体と比較しても、岸和田市が一番高い位置に来てます。
こういったことも含めて、どういった取り組みをしてるか、ご報告をお願いしたいと思います。
◯生活環境課長
ごみの収集・運搬の委託料のコスト見直しの問題でございます。
今委員おっしゃられましたように、去年、おととしの外部評価のときにこの問題を取り上げられまして、その中で、一定市民のほうにも負担を強いてるんだから、業者を含めてその問題については考えるべきでないかということで答えをいただきました。
それ以降、今年の3月から具体的にこのコストの見直しだけを捉まえまして、業者、9業者あるんですけども、そこの代表の5業者の方々と月1回のペースで協議を行ってきております。
現在、3月から毎月1回行ってるんですけども、今のところ、業者は業者の主張もございますし、市は市の主張もあるということで、お互いの主張を出しながら、どこかの合意点を見つけていきたいということで、私どもは基本的にはコストを見直していくという立場で、現在、協議に臨んでるところです。何とか早期に解決を図っていくべく、引き続き協議を強めていきたいと考えています。
以上でございます。
◯京西委員
今生活環境課長、事務事業の評価委員からのコメントというか、評価について、ちょっと触れられましたけども、改善して継続するという評価になっておって、その中には、今の収集・運搬の委託については市民に選択の意思がない、要は業者を選べない。それと、運営の方法については市民と行政の協働によって成り立ってる事業であるということですよね。その上で、市民の努力、要は減量化も含めて指定袋への協力に応えるためにも、委託料の算出方法や、あるいはコスト削減に向けた努力をすべきであるというような指摘を受けてます。
今生活環境課長が説明されたように、鋭意努力をされてるということですけども、以前も本会議場でも、ある一定のコスト削減に向けた見直しの時期という方向づけもあったと思います。その中では、平成27年度をめどに、それは消費税の問題も含めて、あるいはペットボトルの個別回収も含めて、いろいろと収集・運搬にかかわる方法というか、やり方が変わるその時期に合わしてというような話もあったと思うんですが、その方向は変わりはないでしょうか。
◯生活環境課長
基本的には、平成27年度の予算編成時期までには何とか見通しをつけていきたというふうに考えています。
以上でございます。
◯京西委員
ぜひ努力をしていただきたいと思います。
つけ加えて言うならば、市民の皆さんにご協力いただいておる指定袋の有料化での純利益が約1億4,000万円上がってるということですので、これについては、市民の努力のおかげで市の財政に貢献をしていただいてるということですので、ぜひ行政の努力によって全体的なごみ処理に係るコストダウンをぜひよろしくお願いいたします。
以上です。
◯友永委員
同じ270ページなんですけども、下から2つ目の地域美化事業について少し詳細のほう教えてください。
◯生活環境課長
この地域美化事業そのものにつきましては、1つ、私どもで事務局を担当しておりますまちを美しくする市民運動推進協議会、ここの活動に伴う経費、それとあと、違法屋外広告物の撤去に伴う経費、それと地域の美化活動支援、それと昨年7月に施行いたしましたきれいなまちづくり条例に基づく啓発等々を行ってございます。
以上でございます。
◯友永委員
そのときに意見が出たと思うんですが、駅前、駅付近のたばこのポイ捨てであったり、そういったことがなかなか減らないというお声があったと思うんですけども、それについてどうお考えでしょうか。
◯生活環境課長
駅付近のたばこの吸い殻のポイ捨てにつきましては、当初、灰皿の設置というご意見もいただきました。ただ、これにつきましては、そこが吸い殻を捨てる場所ではなくて喫煙される場所になる可能性もありましたし、あと、またそこにごみが捨てられてしまうということで管理の問題もあるということで、灰皿を設置というよりも、基本的には、これはマナーの問題ですけども、啓発に重点を置いていこうということで、この条例を施行させていただきました。
以上でございます。
◯友永委員
なかなか個人のマナーがかかわってくることだと思いますので、非常に難しいとは思うんですけども、昨年から今年にかけて、駅前に立つことが多いんですけども、減ったなというイメージというか、実感が全くないんで、その啓発が果たして、各町会なり地域のほうでは効果が出てるのかもわからないですけども、駅周辺というのはなかなかその啓発の影響が届いてないのかなという気がします。
ですので、そういう部分を今後強化していただけたらなと思ってるんですけども、その件についてどうお考えですかね。
◯生活環境課長
実は、私どものほうのまちを美しくする市民運動推進協議会、ここで年2回、祭り前に駅周辺の清掃を行っています。その中で参加者の声を聞きますと、空き缶、空き瓶についてはやはり大分減ってきてるということを言われてるんですけども、今委員おっしゃられましたように、やはり吸い殻が目立つということもございます。
また、去年、実は南海岸和田駅前で始発前から清掃をしていただいてるボランティアの方がございまして、その人にご意見を聞きますと、やはり吸い殻が目立つということを言われています。その点で言いますと、やはり空き缶、空き瓶も含めて、もう少し啓発に重点を置いていきたいというふうに考えております。
以上でございます。
◯友永委員
もう要望に終わっとくんですけども、何とか効果が出るように、よろしくお願いします。
以上です。
◯委員長
ほかに質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、4款衛生費の質疑を終結します。
次の理事者と交代してください。
(理事者交代)
次に、5款労働費の審査に入ります。
本件に関し理事者の説明を求めます。
◯産業振興部長
決算書278ページ、279ページをお願いいたします。5款労働費についてご説明いたします。
5款労働費の予算現額5,669万3,000円に対しまして、支出済額は5,027万3,590円で、641万9,410円の不用額となっております。
1項1目労働諸費の主なものといたしましては、左ページ、事業別区分欄上から3つ目、シルバー人材センター運営支援事業883万円の支出でございます。
その下、勤労者互助会事業1,000万円は、勤労者の福利厚生事業を岸和田市互助会に委託したものでございます。
280ページ、281ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から3つ目、労働会館管理事業693万余円は、労働会館の管理に支出したものでございます。
以上でございます。よろしくお願いします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯京西委員
勤労者互助会事業、以前もちょっとお尋ねしましたが、会員数とかは依然変化ないですよね。平成24年度、平成25年度までもらってるのか。目標値にはなかなか届かないということで終わってるんですが、平成25年度で事業所数が263、会員数が1,910人、目標が400事業所で2,800人ですよね。
そのときにもちょっと申し上げたと思うんですが、1,000万円の委託料が毎年出ていってます。これがほぼ人件費と運営費ということで、もろもろのサービス事業については会員の会費で賄ってるということですが、これは実際どうなんでしょう。平成2年でしたっけね、これ立ち上がったのは。もう20年過ぎてきてるんですけども、時代もかなり変わってきてまして、まあ言えば、それぞれの余暇事業、民間もいろんなサービスも向上してきてますし、市が1,000万円を委託料として出して中小零細事業所の福利厚生のためにという目的は、ちょっと時代的にずれてきてるのではないかなと思うんですけども、実際、平成25年度を終えてどんな感じでしょうか。
◯産業政策課長
勤労者互助会の事業のことについてお尋ねですんでお答えします。
平成25年度では264事業所、それから会員数が1,929名ということで、この9月1日現在ですけども、263事業所、会員数が1,949名と、今年に入ってから20名ふえております。
もう時代の流れで民間でもやってるやないかということですけども、まだまだ福利厚生のない職場もございますので、会員数をふやすべく加入促進に努めてまいりたいと存じております。
以上でございます。
◯京西委員
これ、人件費が主なものかなと思うんですけど、何人いらっしゃるんですか。
◯産業政策課長
現在は、嘱託が1名とアルバイトが2名いらっしゃいます。
以上でございます。
◯京西委員
金額的には、この1,000万円のうち幾らでしょうか。
◯産業政策課長
1,000万円のうち、人件費部分で言いますと600万円程度かなと思っております。
◯京西委員
それで以前も聞いたんですが、なかなか認知されていない、知名度が低いのが会員がふえない原因の一つということで、精力的に訪問をしながら加入の促進に当たるということなんですが、嘱託の方1名とアルバイトの方。このスタッフだけでいけるものなのか、何か新たな動きを考えてるのか、いかがですか。
◯産業政策課長
実際のところは、労働会館での職員についても、配置をしておる職員についても、お手伝いといいますか、補助といいますか、そういうところもやっておるのが実情でございます。
以上でございます。
◯京西委員
そしたら、実際何人の方が携わってるんですか、この事業に対して。
◯産業政策課長
勤労者互助会の職員の3名プラス労働会館にいる職員が2名ほどは携わってるということになろうかなと思います。
◯京西委員
何か、どうも明確にはなってなさそうなんですけども、実際、以前もいただいた資料で、ほとんどこの会員数なんですよね。ずうっと横ばい。ふえることもなく減ることもなく来てるんですけど、続けるんであればちょっとこれ考えないと、実際、この勤労者互助会でされてるメニューも見せていただきましたけども、何ていうのかな、要は余暇活動事業でのプールの券であったりとか割引券をお渡ししてるということが割と多いのかな。
本来の健康管理であったりという部分はそれほど利用者数も多くないんですけども、一番ここらを重点的に動けばいいのかなと思うんですけども、ちょっとこの辺のメニューも見ながら、力入れる部分と、ある程度もう民間でできるサービスというかな、そこらと仕分けをしていって絞っていかないと、何かずるずるとマンネリ化したような活動内容になってるような感じがするんですけども、その辺の見直しというのは何か協議されてますか。
◯産業政策課長
日々のサービスメニューのことなんですけども、今年、余り変わってないということなんですけども、一定のやっぱり需要がある限り、そこを切り捨てて違うもんにしていくということはなかなか難しいんかなというふうに思うております。
ただ、需要の多いものについては、例えば今回、商品券みたいなもんを安価で配ったりとか、会員のお店を利用できる利用券なんかは需要が多かったので、そういうものについてはふやしたりとかいうことはやっております。工夫は必要かなというふうには考えております。
以上でございます。
◯京西委員
この事業の目的に、大手の大企業が行ってる福利厚生事業に匹敵とまで言わなくても、中小零細企業が独自でできないそのサポートをするということであったと思うんですけども、そしたら、例えば岸和田を中心にして、この周辺の大企業と言われておる企業の福利厚生のメニューというのは何か確認とか調査されたことありますか。
◯産業政策課長
調査はしておりませんが、岸和田市職員厚生会のメニューなんかとは一応比べてるということはあります。
以上でございます。
◯京西委員
多分そのとおりなんでしょうね、このメニューというのは。そこを持ってきてるような感じがするんですけども、対象が民間の事業者、事業所で働かれてる従業員の方をということですので、その辺もよく研究されて、よくアンケートとかとられて何を望まれてるかとか、本来の趣旨に合ったメニューはどういうものなのか。残すもの、あるいは新たに追加するものとか、そこちょっと一回精査したほうがいいと思いますよ。
映画のチケットとか美術館のチケット、遊園地とかって書いてますけど、こんなん、浪切ホールのメンバーになったら安う入りますしね。だから、そんな形でよく連携して、もっといい、勤労者互助会という事業名に合ったような形の、やっぱり従業員の方の主に健康面も含めて、なかなか民間では利用できないサービスを出してあげるほうがいいのかなと思うんで、そこらをぜひ今後検討を進めていただきますようにお願いをしときます。
以上です。
◯委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、5款労働費の質疑を終結します。
次の理事者と交代してください。
(理事者交代)
次に、6款農林水産業費の審査に入ります。
本件に関し理事者の説明を求めます。
◯産業振興部長兼農業委員会事務局長
決算書282ページ、283ページをお願いいたします。左ページ中ほど、6款農林水産業費についてご説明いたします。
6款農林水産業費の予算現額4億2,552万4,000円に対しまして、支出済額は3億7,590万5,183円で、繰越明許費が700万円ございましたので、4,261万8,817円の不用額となってございます。
1項農業費につきましては、予算現額3億6,595万4,000円に対しまして、支出済額は3億2,890万6,412円で、繰越明許費が700万円ございましたので、3,004万7,588円の不用額となってございます。
1目農業委員会費でございますが、主なものといたしましては、左ページ、事業別区分欄下から1つ目、農業委員会事業924万余円で、農業委員24名の委員報酬に要した経費でございます。
次のページ、284ページ、285ページをお願いいたします。左ページ中ほど、2目農業総務費でございますが、事業別区分欄下から1つ目、農林水産課管理事務事業に233万余円を支出したものでございます。
次のページ、286ページ、287ページお願いいたします。左ページ上、3目農地費でございますが、事業別区分欄上から1つ目、泉州東部区域農用地総合整備事業5,380万余円で、平成20年度から始まりました事業償還金の第6回目として要した経費でございます。
その下、土地改良施設管理事業2,511万余円で、久米田池環境維持管理等の委託費及び耕地事業補助金などに要した経費でございます。
その下、土地改良施設整備事業2,628万余円で、七池水路工事費及び濁り池地区府営ため池防災事業費負担金でございます。
次のページ、288ページ、289ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、丘陵地区農整備事業1,092万余円で、丘陵地区合理化事業委託、府営農村総合整備事業岸和田丘陵地区負担金等に要した経費でございます。
次に、左ページ中ほど、4目農業集落排水事業費でございますが、事業別区分欄上から2つ目、下水道事業会計繰出事業2,876万余円で、農業集落排水事業に要した経費でございます。
次に、その下、5目多目的研修集会施設費でございますが、事業別区分欄下から1つ目、大沢山荘指定管理事業251万余円で、大沢山荘の指定管理に要した経費でございます。
次に、2項林業費は、予算現額1,087万5,000円に対しまして、支出済額1,076万5,945円で、10万9,055円の不用額となっております。
1目林業管理費でございますが、次のページ、290ページ、291ページお願いします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、林道管理事業1,076万余円で、林道各路線の維持管理及び補修などに要した経費でございます。
次に、3項農林水産等振興費は、予算現額4,869万5,000円に対しまして、支出済額3,623万2,826円で、1,246万2,174円の不用額となっております。
1目農業振興費でございますが、左ページ、事業別区分欄上から2つ目、農業振興事業544万余円で、農業まつり開催事業、農業団体育成事業等に要した経費でございます。
次のページ、292ページ、293ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から2つ目、地域農政推進対策事業859万余円で、青年就農給付金事業等に要した経費でございます。
事業別区分欄下から1つ目、戸別所得補償事業に334万余円でございます。
次のページ、294ページ、295ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、有害鳥獣等対策事業431万余円で、有害鳥獣捕獲業務等に要した経費でございます。
左ページ中ほど、2目林産振興費でございますが、事業別区分欄下から2つ目、森林整備地域活動支援事業352万余円で、森林保全間伐事業等に要した経費でございます。
次に、3目水産振興費でございますが、次のページ、296ページ、297ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、水産業振興事業に212万余円の支出でございます。
6款農林水産業費につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯河合委員
私のほうからは、294ページの有害鳥獣等対策事業についてちょっとお尋ねしたいと思います。
有害鳥獣については、本当に毎年のように農作物をつくっていただいている方の声が被害についてどんどん多くなっている現状の中で、この委託料というのは、実際にはこれは猟友会の皆さんへの委託ということに限定されてるんですか、どのようになってるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
有害鳥獣対策事業のうちの委託料でございますが、委託料の内訳では、有害鳥獣捕獲業務委託としまして猟友会に委託しているものが200万円ございます。そのほかに、有害鳥獣運搬業務委託としまして、アライグマの措置に関する運搬事業を委託しておりますのが10万9,044円ございます。
以上です。
◯河合委員
ちなみに、その委託料の中の運搬事業というのは、どこかへ処分か何かなさるところの運搬なんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
アライグマにつきましては、岸和田市のほうから被害農家におりの貸し出しをしております。その貸し出しましたおりでアライグマが捕獲された場合、その措置をするのは大阪府の衛生家畜保健所に持っていって措置をしていただきますので、そこまで持っていっていただく委託をしております。
以上です。
◯河合委員
その委託料の中での猟友会の実績というか、ここ何年かの実績というのはお示しいただけますか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
猟友会にお願いしております有害鳥獣の捕獲の実績でございますが、平成23年から申しますと、平成23年、イノシシが94頭、カラスが80羽、カワウが8羽、平成24年では、イノシシが199頭、カラスが110羽、カワウが38羽、平成25年では、イノシシが141頭、カラスが110羽、カワウが63羽となっております。
以上です。
◯河合委員
私も、最近イノシシが頻繁に多くなってるということで被害の声をよく聞くんですけれども、今お話聞きますと、イノシシ、カワウというところがすごく現状ではふえてきてるんですけど、そこらの要因というのは何か考えられるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
ふえてきた要因でございますが、野生のものですので、相手のイノシシも動き回ったりしますので、実際どこに何頭おるというのはわからないんですけども、やはり気候とかそれによって、餌のドングリとか、そういうものによって増減ができてきているのかなと思うものでございます。
◯河合委員
その点の生息の内容というのはなかなかつかみづらいのかと思いますが。
もう一点、負担金と補助金というのは今回ここで示されてるんですけども、これはどういった形で使用されてるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
今回出ております補助金になりますけども、国の鳥獣被害防止対策事業という事業がありまして、その事業でイノシシの防護柵、電気柵の設置、それとあと、イノシシの捕獲おり等を購入しております。
以上です。
◯河合委員
ありがとうございます。
本当に一生懸命つくった作物が一夜にして田んぼ全部被害に遭ったという方もお聞きします。ある意味、イタチごっこになっていくのかなという気もするわけですけども、今後も有効な対策を講じていただいて、被害に遭う部分を減少していただくべくお取り組みいただきたいということを要望して、終わります。
◯小川委員
ちょっと教えてほしいんですけども、先ほどのここの中で、地域農政推進対策事業というのがあるわけですけども、ページで言えば292ページですけども。
この対策事業ですけども、研修事業と新規就農者確保事業と、この2つに分かれてるようにも思うんですけども、この研修事業と新規就農者確保事業の内容についてご説明お願いしたいんですけども。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
地域農政推進対策事業でございますが、内訳ということで、主に大きいもので補助金というものがありまして、青年新規就農者支援金ということで、平成25年度は6名の方に合計で750万円を支給している事業がございます。
これは、新規就農される方につきまして、就農当初、やはり作物のできもございますし、農機具購入とか、そういうことで新規就農が難しいということもございますので、国の事業として、新規に就農した場合、5年間補助金を出すというものでございます。
以上です。
◯小川委員
新規就農者6人に750万円ということでは、ちょっとなかなか、もうちょっと中身がわかりにくいんですけども、この新規就農者というのはどういう対象者の方ですか。もちろんもともと農家じゃない、そういう方を対象にしたんですか。そういう対象の中身についてちょっと教えていただきたいと思います。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
新規就農制度ですけども、原則45歳未満の方で、新しく就農された方に対して年間150万円を支給するというものでございます。
◯小川委員
それじゃ、全く今まで農業の経験のない方というふうに限るんですよね。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
全く経験のない方というより、今までやっておられた方でも、全く新規の方でなくても、今まで家族でやっておられた方、そういう方も可能です。
◯小川委員
そうすると、この補助を受けられた方というのは専業農家になるということですね。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
はい、そうでございます。
◯小川委員
この補助金の額の算定というんですか、これは一律に1人150万円というのは決まっておるんですね。どういう農業、何反以上耕作するとか何をつくるかとか、そういう条件というのはあるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
特に、何をつくらなだめだとか、そういうものはございません。
◯小川委員
専業農家になるということですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
はい、専業農家でございます。
◯小川委員
これは、特に後継者不足の今の状況から見て本当に意義のある事業かなというふうに思うんです。特に45歳以下の若手の方が農業に従事されるという、こういうことについてはいいんじゃないかなと思うんですけども、これのPRですよね、こういう制度があります、こういうふうにこういう方は応募できますというような、それはどこを通じてやられておるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
これの啓発でございますけども、農協もしくは、今、岸和田市の中で農家をやっている方の集まりとして、岸和田市の農業研究クラブというところがございます。それとあと、認定農業者の連絡協議会とか、そういう地元で農業をやってる方々についての会議とか、そういうところで説明をさせていただいております。
◯小川委員
そういうことは聞くんですけども、そういう組織を通じてPRしていってる、啓発してるということですけども、これは補助は1年限りですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
こちらにつきましては、開始から5年でございます。
◯小川委員
わかりました。今後ともこの点については強化してもらえればというふうにも思いますし、農協また実行組合、いろいろ組織がありますけども、そういう方たちの意見も今後十分反映してもらえればなおいいんじゃないかなというふうに思います。
それともう一つは、研修事業というのが去年34回されたというふうになっているんですけども、これはどんな方が対象で、どのような目的を持ってやられておるんか、お示し願いたいと思います。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
研修事業で、農業実習研修でございますけども、こちらのほうは市のほうで市民の皆さんから水ナスとジャガイモ、サツマイモの栽培について種植えから収穫まで、こちらのほうを現地圃場で体験していただくという事業でございます。
◯小川委員
どちらにしても、市の農業政策で、これは大事な政策だというふうに思いますので、今後とも推進していただきたいということを申し上げて、終わります。
◯京西委員
1点だけお尋ねします。
同じページの292ページ、農業共済組合負担事業、この件ちょっとお尋ねしたいんですが、これというのは、この金額の算定基準とか、これは強制的なのか。この点まずちょっとお尋ねしたいと思います。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
この金額につきましては、現在、大阪府南部農業共済組合というところが取りまとめて行っております。それ以前は各市町村がこの事業を行っておったんですけども、それを堺以南取りまとめて一括して共済組合のほうにやっていただいており、それについてそれぞれの市町村で面積割、農家割というような負担金を設定して、それを市町村が負担しているというものでございます。
以上です。
◯京西委員
これはそしたら強制というか、要は嫌とは言えない形になってるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
何て言うたらいいんでしょう、一応、それぞれ市町村が持つべきものを持っているということと思っております。
◯京西委員
そしたら、この堺以南で負担をしてない自治体というのはあるんですか、ないんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
堺以南では、忠岡町、高石市、もう一市あったと思うんですけども、そちらのほうはこの共済組合に入っておる組合員が少ないということで、現在負担はしていないと聞いております。
◯京西委員
組合員が少ないという基準が、何か揚げ足取るようで悪いんですけど、よくわからないんですけども、結局、例えばその自治体の中に農地がなければええとか、そんな話になってんのかなとか思うんですけど、まあ、いいですわ。
ここへ岸和田市として平成25年度は216万6,000円の負担金を出してるということなんですけども、これを出すことによって、例えばこの共済組合の組合員としての位置づけになるとかならないとか、この辺の権利というのか、この辺の位置づけというのはどうなるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
共済組合につきましては、基本的には個人の農家が入られて共済事業を受けるということです。市町村自体がこれを、共済を受けるとかそういうことはございません。
以上です。
◯京西委員
そしたら、この共済組合へのかかわりというのは、市としてはどんなかかわりになってるんですか。例えば役員会に出るとか理事会に出るとか、何かそういうその運営上のかかわりというのはあるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
実質の運営にはかかわっておりません。今委員おっしゃったように、最終の総会とかで、その年の事業の内容とか、そういう報告を受けておるという状況です。
以上です。
◯京西委員
基本的には個人の加入ということで、その上で運営上、農地を持ってるとか農家のある自治体は負担金を出すということでいってるということですけども、今聞けば、負担金を出してない、加入してない自治体もあるということなんですけども、この辺の違いというのはあるんですか。出してることによって岸和田市で加入されてる農家の方のメリットと言うたら変ですけども、その変の優位性というのは何かあるんですか。
◯農林水産課長兼農業委員会事務局次長
負担金を出している、出してないによって個人でメリット、デメリットというのはございません。
基本的に共済事業というものは、入った方それぞれが、例えば台風でハウスが潰れたとか、そういうときの保険ということですんで、これによって個人の農家が変わるということはございません。
◯京西委員
この共済事業の中に、今、河合委員も言ったような鳥獣被害に対する補償であったりとか保険金が出たりとかというのもあるみたいなんですけども、ここらの活用も上手にやっていただいて、共済との連絡も密にしていただいて、できるだけ市の負担というのか、少ない、あるいは負担金を出す限りはもうちょっと運営にかかわりながら何かいい方法があれば、ぜひ考えていただきたいなと思いますんで、よろしくお願いしときます。
以上です。
◯委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、6款農林水産業費の質疑を終結します。
暫時休憩します。
午後2時51分休憩
午後3時15分再開
◯委員長
休憩前に引き続き委員会を開きます。
7款商工費の審査に入ります。
本件に関し理事者の説明を求めます。
◯産業振興部長
決算書の296ページ、297ページをお願いいたします。7款商工費についてご説明いたします。7款商工費の予算現額4億2,679万4,000円に対しまして、支出済額は3億9,663万137円で、3,016万3,863円の不用額となってございます。
2目商工振興費の主なものといたしましては、左ページ、事業別区分欄下から1つ目、商工業振興事業507万余円の支出で、産業フェアの開催負担や経営革新・創業支援セミナー負担金など、商工業の振興に対する負担金でございます。
次のページ、298ページ、299ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から2つ目、商業共同施設整備助成事業に255万円の支出は、岸和田駅前通り商店街振興組合が整備しました街路灯のLED化に対する助成金でございます。
その下、中小企業支援事業の541万余円の支出は、運転資金などの融資を受けた事業者に対する利子や信用保証料の一部を助成する経費、商工相談などに要する経費でございます。
左ページ、事業別区分欄下から1つ目の計量適正化事業に344万余円の支出で、2年に1回の集合検査に伴い増加しているものでございます。
次のページ、300ページ、301ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、産業振興事業に298万余円は、ビジネスプロモーション事業や異業種交流会の開催業務委託などでございます。
その下、企業経営支援事業177万余円の支出で、展示会出展支援16社分でございます。
その2つ下、岸和田ブランド事業200万円は岸和田ブランド認定委員会の運営負担金でございます。
3目産業会館費の主なものは、次のページ、302ページ、303ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から2つ目、産業会館指定管理事業1,729万余円は、商工会議所に支払う指定管理料でございます。
次に、ページ中ほど、4目観光費の主なものといたしましては、左ページ、事業別区分欄上から4つ目、観光振興事業に2,416万余円の支出は、お城まつりや菊花大会、もみじまつりなど、観光振興協会への委託事業及び岸和田市の観光情報をPRするためのホームページ「岸ぶら」の運用などに要した経費でございます。
次のページ、304ページ、305ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から3つ目、公衆便所管理事業に1,293万余円の支出で、これは5カ所の公衆トイレの維持管理や改修工事に要した経費でございます。
その下、だんじり祭支援事業に3,745万余円の支出でございます。
その下、だんじり新調等助成事業に500万円の支出でございます。
次のページ、306ページ、307ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から2つ目、まちづくりの館指定管理事業に698万余円の支出は施設の指定管理料で、その下、牛滝温泉やすらぎ荘管理事業に4,519万余円の支出は、ESCO事業委託料及びカフェデッキ改修工事に要した経費でございます。
その下、公共公益施設整備基金積立事業に1,848万余円の支出は、いよやかの郷の整備資金に充てるための基金積み立てでございます。
その下、岸和田城指定管理事業に2,547万余円の支出は、岸和田城施設の指定管理料でございます。
次のページ、308ページ、309ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から1つ目、だんじり会館指定管理事業に6,124万余円の支出は、だんじり会館の指定管理料でございます。
7款商工費につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯河合委員
今説明がありましたけれども、私からは、300ページの岸和田ブランド事業のついて、負担金、補助及び交付金の200万円については、認定委員会の運営負担金というお話でございましたけれども、その認定委員会の定めといいますか、年間の行事予定等について、内容をお聞かせください。
◯産業政策課長
まず、岸和田ブランドの認定委員会のことでお尋ねですが、まず、市長を委員長としまして、商工会議所、それから観光振興協会、テレビ岸和田、府立産業技術研究所、それから大阪府の産業デザインセンター、それからあと、府の産業部門での研究員の方、そして和歌山大学の先生と、それからコンサルタント会社というメンバーでやっております。
まず、3月ないし2月下旬ぐらいにその年の分の決算と、それから来年度の方針を決めます。その後、5月にブランドとしての公募をかけ、7月に認定委員会を開いて認定するというような運びで、年3回ぐらいを一応イメージしております。
以上でございます。
◯河合委員
5月に公募をかけて認定というふうなお話しありましたけれども、その公募についてどのような形で、そしてどのくらいの品目が上がっているのか、ちょっと詳しく教えていただけますか。
◯産業政策課長
今年の5月に関しまして言いますと、平成26年度ですけども、応募が1品目でありました。1社1品目でありまして、それは7月で認定され、この9月、昨日ですけども、認定証の交付式がございました。
以上でございます。
◯河合委員
1品目というのは、ちょっと寂しいんか、それとも、認定のあれとしてはどうなんかなという思いもするんですけども、実際に岸和田ブランドとしてこのような形で商品も出ておるわけですけれども、この岸和田ブランドの商品化の認定の基準というのはどんな形なんですか。
◯産業政策課長
岸和田ブランドの認定基準ということなんですけども、ブランド認定委員会で定めております5項目、岸和田らしさでありますとか、それから技術力でありますとか、アイディア力、それから生産過程、当然のことながら岸和田で生産されてるもの、それから特に品質、それから供給力、将来性ということで基準を設けてございます。その基準を5項目あるうちの4項目以上を満たすものについて認定しておる次第でございます。
以上でございます。
◯河合委員
岸和田ブランドの認定を受けた業者はもちろんですけれども、行政側として、このブランド品として認定されてからは、販売ルートを確保するなりして、やはり他地域へ大きく名を上げていただくべく進めていかなあかんという認識はしておりますが、その点について工夫しているところがあれば、ちょっとお示しいただけませんか。
◯産業政策課長
昨年度までは、いろいろ認定のほうに力を入れていくということをしておったんですけども、今年度から、販売促進であるとか、PRであるとか、そういうものに力を入れていくというふうな形で、ブランド認定委員会の予算のほうもそのような形で組ませていただいております。特にイベント等がありましたら、なるべくブランドを出展するというんですか、とりあえず知っていただくということが大切かなというふうに思っております。
以上でございます。
◯河合委員
本当に認定されても、結局そのブランドがどんだけ認知度を増して、また販売頻度も多くなっていくかというのは、ブランド品としてる中でも大きな今後の課題だし、名を広めていただくべくお願いするところですが、先般も彩誉(あやほまれ)ですか、そういった品物もありますし、ちょっとまだ私も詳しい情報はいただいてないんですが、何か岸和田は酢の発祥地やということも聞いたりもしておりますので、今の現代に至っているのはタマノイ酢というふうなことも聞いておりますが、そういった岸和田のよき発祥のものを、結果、商品化してブランド化されていくということも一つの大きな岸和田ブランドに重みを増していくといいますか、そういったところも今後やっぱり検証なりまた発掘なり、そういった努力も重ねていただいて、このブランドの中身を充実させていただくことを要望いたしまして、終わらせていただきます。
◯京西委員
幾つかあるんですけども、お城周辺のというか、観光に関する件ということで順次聞いていきます。
まず1点目は、元睦会館の件をちょっと確認していきたいと思いますけども、現状、多分変わってないんでしょうけども、今の使い方、変わっておれば変わった部分、同じであれば同じでいいんですけども、ちょっとご報告ください。
◯観光課長
元睦会館についてのご質問です。
現状ですけども、建物と門を閉めた状態で変わってはおりません。
以上です。
◯京西委員
平成23年に寄附を受けて岸和田市が管理をしてるということになってるんですが、観光課が観光を目的にした形で管理をされてると思うんですけども、今聞けば門が閉まったままということなんですけども、決算では委託料と、それと維持管理の部分で約560万円ほどかかってるんですが、この点、いつまで門を閉めたままいくんですか。
◯観光課長
元睦会館の今後の活用の予定ということでございますが、現在示せるものはございません。この建物も老朽化しております。ただし、元睦会館につきましては、立地のとおり城周辺ということで、ほかにも城周辺でいろいろ整備するものとかもございますので、城周辺一帯の面としての観光振興に寄与する全体の活用策を考えていきたい。その中で、城周辺の面的整備を考えた場合ですけども、いろいろと課題等もございますので、そういったことも視野に入れながら、現状でできる元睦会館単体の活用については、観光振興に寄与する方策を調査研究してまいりたいと考えております。
以上です。
◯産業振興部長
すいません。少し補足だけさせていただきます。
平成25年度決算で104万7千余円の支出でございますが、これは元睦会館の維持管理で、きれいに周辺も清掃しながら植木の剪定等の委託をしているところでございます。
今観光課長が説明しましたけども、この城周辺全体の整備ということで観光課が一定やっていかなあかんわけですが、裁判所跡地の駐車場、それと、まだ先の話になりますが、庁舎の移転等も話題になってますし、それと元睦会館、その辺、点じゃなしに面として城周辺の観光の活性化にどのようにすべきかというような視点で考察しなければならないと考えてございます。
今の時点で一定面としての整備での答えが出せていませんので、今のままで運用してるというのが現状でございます。
以上です。
◯京西委員
すいませんけど、訂正します。ちょっと見間違いしてました。元睦会館の決算で上がってる費用は104万7,612円ということで、ちょっと見間違ってました。すみません。
それで、今産業振興部長もお答えいただいて、観光課長もお答えいただいた中で、城周辺を観光を中心にした面的整備をすることを検討し始めておって、元睦会館単体での協議はしてないということなんですけども、それでは、この城周辺の何が動けば何がどうなるんですか。今、例えば例として庁舎の問題、一番大きな問題かと思うんですけども、この話、もう今出ました。ということは、庁舎が、例えば移転をするなり、方向づけが決まるまでは元睦会館はいらわない、活用しないという判断をしてるということですか。
◯観光課長
元睦会館につきましては観光課が所管してるということなので、そういう動きを待ってからということではなくて、観光としての活用策を並行して考える必要はあろうかなとは思っております。
以上です。
◯京西委員
どっちが正しいんですか。その面的な方向づけを待ってという話と、今観光課長が言うたように、そうではなくて単体でも考えていくという話、どっちでいくんですか。それをはっきりしてください。
◯産業振興部長
すみません。今現在、城周辺整備計画というのが第2次まで既に終わっておりまして、石畳の関係で城周辺が一定整備されました。観光課の締めとしましては、第3次城周辺整備計画ということで、岸和田港塔原線の堺町から南側の蛸地蔵までが区域になると思いますが、城周辺整備計画というのを策定するということで、今年度、委員会をというような形で進める段取りになってございます。
ただ、今委員ご指摘のように、具体的なこの庁舎であるとかいうのが出ない状態でどのように進めていくか。また、庁内でのどういう合意、また周辺住民とどのように調整していくかというのが問題であろうかと思っております。
そういう意味で、やはりこの辺一帯は面的整備というのが重要というふうに考えてございますが、今、観光課長が申したように、時間的に長期にかかる中で、元睦会館単体での活用というのも一定考えねばならないと、我々の懸案であるというふうに考えてございます。
以上です。
◯京西委員
第3次城周辺整備計画の策定に向け今年度、平成26年度に委員会を立ち上げるということみたいですけども、第3次の計画ができ上がって動き出すというのは、どうなんでしょう。多分、今年度、委員会を開催して、早くても平成27年度、遅ければ平成28年度というような話になってきますよね。それまで元睦会館を観光課が所管している中で何もしない。現状は観光交流センターの指定管理者の更衣室、あるいは他の所管の部局の倉庫に使ってる。このまま、平成23年にスタートして何年ほっとくつもりなんですか。
以前に確認した中で、経過としては、本来は総務管財課が所管するというような話の中でスタートしたみたいで、要は寄附者との交渉の窓口は総務管財課がやってたけども、城周辺なんで観光課が管理しときなさいよみたいなことになってきてるみたいなんで、どうもその責任というか、その部分があやふやになってるような気がしますので、観光課が所管してる中で、その活用をやっぱり十分考えていかないと、今、置いてるだけで、この維持管理で100万円からかかってるんですよね。この費用というのは、主に庭の剪定だけですよね。
庭の剪定をしてるということは、庭を維持管理できれいにやってるということなんでしょうけども、先ほど言われたように門を閉めたままにしてると。それであれば、庭を管理する意味があるのかなと思うんですけども、この点はどうお考えですか。
◯委員長
京西委員、決算審査で、今後のことずうっと聞かれているようなんですけど、その辺、少しご注意をお願いします。
◯観光課長
1つ、すいません、元睦会館維持管理事業の100万余円については、樹木の剪定と周辺の清掃も含まれてるということを申し上げておきます。
あと、今後の活用についても、地元等のいろんな考えもあるでしょうし、可能な取り組み等ができないかは、また調査研究してまいりたいとは思っております。
以上です。
◯産業振興部長
すんません。補足で申しわけございません。
庭の剪定をちゃんとしてお庭はキープしてますので、その状態で、今委員ご指摘のように、門を閉めたままの状態でということですので、これは確かにいかがなものかというふうに考えます。一応そういう計画の中で、面としてトータル的に観光としての資源活用したいと思いながらも、当然、今でもできるような観光資源としての利用、例えば門を開いてお庭だけ見てもらえると。そういう場合に、中に保管しているもの等の管理上の問題等も検討させていただきまして、使える観光資源は極力活用して、そういう長期的に空白にしないような形で活用してまいりたいと、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◯京西委員
城周辺整備計画の中には、以前から言うてるように、城周辺のまち歩きであったりとか、「カーネーション」も含めて観光客を呼び込むということの目的を持ってますよね。そんな中で、寄附された元睦会館は、もともと寺田家の持ちものであって、周辺には寺田家のいろんな歴史的な建物もたくさんあると。そういうものを楽しみながらまち歩きをするというのがコンセプトになってると思います。もちろん、ボランティアガイドも案内をしている中で、元睦会館の前を通れば、やはり元睦会館の説明もしているはずです。
建物は耐震の問題もあって、なかなか中での滞在は難しいとは思いますけども、そこの改善も含めて、今の現状で、今産業振興部長おっしゃるように、せめて門ぐらいあけて庭を見ていただく、あるいは銅像を見ていただく、中で建物をバックにして記念撮影していただく、そんな形で、やはり観光客に対するサービスをしていかないと、庭の管理で100万円かけながら門を閉めたままで、観光客の方は門から背伸びして中のぞいてる。こんな形では、やはり受け入れる態勢がなってないと思いますんで、ぜひその辺の改善をお願いしたいと思います。
次、南海岸和田駅前の観光案内所、これが先ほど言いましたように、トータルで約560万円の年間の決算が上がってます。ここも、以前聞きましたが、十分な活用ができていない施設であります。今、ここは観光振興協会に委託されてるようなんですが、スタッフは何名で、どういう方がここへ常駐されてるんでしょうか。
◯観光課長
岸和田駅前観光案内所についてのご質問でございます。
体制としまして、2名体制ということで、観光案内等をできる方を置いております。
以上です。
◯京西委員
観光案内できる方の条件というのは何なんでしょうか。
◯産業振興部長
一応、岸和田のことが当然よくわかった方、ボランティアガイドのそういう経験があるとか、ボランティアガイドに入ってる方とか、そういうふうな普通の人よりもはるかに岸和田に精通した方を窓口に座っていただいてるというふうに確認してございます。
以上です。
◯京西委員
思うように利用者がふえてないというのは認識されてると思うんですけども、数字的には旧市の祭礼時がほとんどで、そのときには場所的に一度は立ち寄られ、道案内をするというようなことでふえてる、カウントしてるということになってたと思います。
基本的には、本来の観光案内所という目的上での利用者というのは十分ではないと思うんですが、この辺の課題というのはどのように捉まえてますか。
◯観光課長
これもまた、立地のときにいろんな場所も選定しながら、位置等の関係もあるんですけども、目立ちにくいという部分等がございます。あと、もっとわかりやすくする必要があるかというのが課題として考えております。
以上です。
◯京西委員
対策はあるんですか。その目立ちにくいとか、場所は変えるわけにはいかんのでしょうけども、そこらの対策というのは、今までされてこられたのか、もう検討されてるのか、いかがですか。
◯産業振興部長
岸和田駅前観光案内所につきましては、南海岸和田駅の改札を出て左側、大阪側にございます。出たときに目の前になかなか見えない状態です。問題として、観光課長がお答えしましたように見えにくいというような部分ですが、あの観光案内所については、海側が入り口になってございまして、和歌山側がガラスです。山側もガラスです。大阪側だけが壁というような、3面がガラス状態のつくりになってございます。
今現状どういうようになっているかというと、和歌山側、改札から一番見やすいところに、今やったら岸和田祭りのポスターをどんと張ってて、ガラス越しというか、中に人がいるのがなかなか見えない状態で、ポスターばっかりが周りに張ってると。だから、観光案内所というよりもポスターとか掲示が目立つようになってますので、その辺は、逆にポスターを張る場所じゃなしに──また、山手側についてもポスター等だけを張って閉鎖してたと思うんですけど、その辺も活用して、よりあそこは人が動くような、中に人がいるというのが見えるような形で、また観光案内所というような表示についても、できるだけ目につくところに矢印等つけたらというふうに考えてございますが、いかんせん、南海の敷地等、場所等、制約がございますので、課題としては十分つかんでるつもりですけども、引き続き検討していきたいと考えてございます。
以上です。
◯京西委員
あんまりこういう状態が続くと、やっぱり必要ないんじゃないかなという判断になるんですよね。岸和田市だけではない。ほかも見てはるみたいなんですけれども、なかなか苦戦してますよね。よっぽどの観光地であれば、観光案内所というのは、割と活発に動いてんのかもわからんですけども、残念ながら、うちの観光案内所は今言うた状態です。
ここの運営の仕方というのはどんなことになってるの。何か制約みたいなもんはあるんですか。例えばこの場所で土産を売っていいとか悪いとか、何かもうちょっと幅を持たせるべきかなと思うんですけども、その点は、この運営上の何か決まりとか縛りみたいなんはあるんですか。
◯観光課長
観光案内所のやっていることですけども、パンフレットの配布と岸和田の観光の案内業務をやってる状態で、物販等は行わない形になっております。
以上です。
◯京西委員
それは売ってはだめというになってるんでしょうか。その点はいかがですか。
◯産業振興部長
物販については、一応そのような取り決めは今のところありません。ただ、売ってないと。なぜかといいますと、例えば、村雨がほしいというたときに、どの商品を置いておくかというようなものもあります。ですから、村雨を買いたいんですがというと、こういう岸和田ブランドのこういうところがありますよ、お店はこことここですというパンフレット、地図等示して、案内人の方はそれなりに気を使いながら指示してます。
ただ、駅に来られた方は、一番近くで買える場所はどこですかというような表現も多いとか、幾つも大量に買いたいので駅に置いといてもらえませんかとか、そういうような質問もあると聞いてますので、その辺については、先ほども申しましたが、改善点と考えてございますので、検討してまいりたいと考えております。
以上です。
◯京西委員
委託先は観光振興協会ですよね。まさしく、今言うたような岸和田のお土産は、観光振興協会が指定管理で請けてるだんじり会館でも売ってます。だから、ノウハウは観光振興協会は持ってると思うんですよね。今産業振興部長言うように、そういう物販、販売は禁止してるということではないというんであれば、いいとは言いませんけども、1回、観光振興協会にフリーでこの運営についてちょっとアイディア出させたらどないですか。でないと、このまま利用者が少ない中で、この維持管理に係る費用を出し続けるというのは、ちょっとぼちぼち検討すべきとこに来てるんではないかなと思うんで、その点よく協議をしてください。よろしくお願いします。
次、五風荘の平成25年度の収支を教えてください。
◯観光課長
五風荘の収支についてのご質問でございます。
指定管理者のほうの収支決算書によれば、収入合計4億3,656万6千円──千円単位で申し上げます。支出合計が4億726万9千円で、収支差はプラスの2,929万7千円でございます。
以上でございます。
◯京西委員
おかげさんで市に対する納入金も順調というか、当初の予定どおり入ってるということです。
この五風荘については、1つ申し上げたいのは、この施設は市指定の文化財です。以前も言いましたように、公園施設の中にある施設の位置づけは教養施設です。いわゆる市民の財産でもあり、教育的な、どちらかというと文化財等を見ながらというか、文化財に触れながら教養を深める、勉強していくというような施設になってます。
現在、この五風荘、がんこフードサービスがここを指定管理されながら、年間、市民への開放というのはどのような形でされてるか、教えてください。
◯観光課長
五風荘について一般の方の出入りが自由かどうかということですけども、五風荘は建物と、入り口入ってから庭のほうが見られるような形になっております。
まず、庭のほうは、そのまま店に断りなく自由に入れます。建物のほうには、基本的には入ることはできるんですけども、お客様やお店の方が使ってる場合は入れないというので、完全に自由ではないということになっております。
以上です。
◯京西委員
市民向けの何かイベントもされてるということも聞くんですけども、その点はどんな状況ですか。
◯観光課長
節句とか季節に応じたような行事とか、例えばひな飾り展示会であるとか、節分であれば恵方巻きのつくる体験、あるいはしのや尺八等のコンサート、あと、浴衣の着つけ教室、あるいは中秋の名月の名月観月会などを実施していると聞いております。
以上です。
◯京西委員
それは、今、もちろん、がんこフードサービスの営業時間内の話ですよね。ということは、先ほど観光課長言うたように、店内で飲食されてる方がいる中でのイベントということやと思います。
私、先ほども申し上げましたように、全くそうではなくて、市民の財産、文化財、教養施設ということですので、食事を伴わなくても庭はもちろん見れるんですけども、やはり建物の中もできれば飲食の影響のない範囲で市民に開放していただいて、建物内の見学なりできるようにしてあげないと、全く食事をしない市民の方、あるいは観光客の方は、中の施設を見れない、部屋を見ることができないということになってると思います。その点も指定管理者との協議の中で一度提案をしていただいて、どんな形が可能か、ぜひ実現できるように協議をしていただきますようにお願いしときます。
次、二の丸観光交流センターの収支についてご説明ください。
◯観光課長
平成25年度の収支決算につきましては、収入合計6,578万9千円、支出おきましては8,294万6千円、収支差でマイナスの1,715万7千円の決算と報告を受けております。
以上です。
◯京西委員
利用人数の動きはいかがですか。
◯産業振興部長
二の丸観光交流センターの飲食を伴う人数としましては、平成25年度2万6,388人でございます。ちなみに、平成24年度につきましては、飲食を伴う人数は4万1,573人というふうになってございます。
ただ、平成24年当時には、入り口のカウンターという形ではなかったもので、平成25年度から正面入り口とテラス側、入って左側、無料で入れるところにカウンターを設けました。それで、平成25年度につきましては、正面のカウンターで7万9,982人、テラス側で4万5,575人でございます。だから、平成25年度につきまして、2万6千何がしの飲食された方が、全てテラスを通ったとしても、すなわち4万5千5百何人の中に含めたとしても2万人ぐらいのテラスの利用者はいるというような利用件数でございます。
以上でございます。
◯京西委員
まず、収支ですけど、平成24年度の決算のときも同じように1,700万円近い赤字であったと思います。そのときの説明は、初期投資にかかる費用がかなり負担となってというような話の説明であったかと思うんですけども、2年目を迎えて、同じくやはり1,700万円のマイナスということになってます。飲食を伴う人数も約1万5,000人減少してるという状況のようです。
今産業振興部長が言いましたように、テラス席、要は飲食を伴わないとされる方の人数はふえてるということを考えれば、やはり当初の設置目的にある無料休憩所の範囲を、スペースをふやすべきという結果になってると思います。
もちろん十分理解はしてくれてると思いますが、こういったことも含めて、指定管理で10年ということになってますから、もちろん指定管理者は民間事業者なんで、その辺の採算面も考えながら、どう対処されるのかわかりませんが、行政としては、設置目的を間違わないように運営、管理をしていただきたい、これだけ申し上げときます。
以上です。
◯委員長
ほかにありませんか。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、7款商工費の質疑を終結します。
次の理事者と交代してください。
(理事者交代)
次に、8款土木費の審査に入ります。
本件に関し理事者の説明を求めます。
◯建設部長
決算書の310ページをお願いいたします。8款土木費についてご説明いたします。
8款土木費の予算現額75億8,190万500円に対しまして、支出済額は61億5,911万3,805円で、翌年度繰越額のうち逓次繰越額が3億9,600万円、繰越明許額が2億3,796万円のため、7億8,882万6,695円の不用額となっております。
1項道路橋りょう費についてご説明いたします。
1項道路橋りょう費の予算現額5億7,560万6,000円に対しまして、支出済額は5億5,335万9,579円で、翌年度繰越額が1,000万円のため、1,224万6,421円の不用額となっております。
次の312ページ、313ページをお願いいたします。左ページの事業別区分欄一番上の道路管理事業の支出済額は3,372万余円であります。これは、道路台帳現況平面図及び調書更新業務などの委託料などに要した経費でございます。
次に、事業別区分欄一番下の道路維持事業の支出済額は9,813万余円であります。これは、道路維持管理に伴う道路パトロールの委託及び維持修繕工事などに要した経費でございます。
次に、314ページ、315ページをお願いいたします。左のページの事業別区分欄上から3番目の道路新設改良事業の支出済額は1億335万余円であります。これは、福田土生滝線の道路改良工事や包近流木線ほか3路線の道路舗装工事などに要した経費でございます。
その下の橋りょう維持事業の支出済額は1,803万余円であります。これは、貝塚泉光寺線に係る高橋の橋りょう補修及び橋りょう長寿命化修繕計画策定に要した経費でございます。
次に、316ページ、317ページをお願いいたします。2項交通安全対策費についてご説明いたします。
2項交通安全対策費の予算現額2億6,766万8,000円に対しまして、支出済額は2億4,698万9,445円で、翌年度繰越額が500万円のため、1,567万8,555円の不用額となっております。
次の318ページ、319ページをお願いいたします。左ページの事業別区分欄の上から2番目の自転車駐車対策事業の支出済額は3,237万余円であります。これは、放置自転車の移動・運搬業務とこれらの管理業務及び各駅周辺の自転車誘導業務の委託に要した経費でございます。
次の自転車等駐車場管理事業の支出済額は2,716万余円であります。これは、市営自転車等駐車場の借地等に要した経費でございます。
次の320ページ、321ページをお願いいたします。左ページの事業別区分欄の一番上のバス交通充実事業で、支出済額は5,297万余円であります。これは、市内路線バス葛城線及び福田線に対する運行補助、ローズバスの運営補助及び拡大路線での再試験運行等に要した経費でございます。
その下、交通安全施設整備事業の支出済額は4,461万余円であります。これは、久米田東西線の歩道整備工事及び市内の道路反射鏡設置、交通安全施設設置などに要した経費でございます。
次に、同じく320ページ、321ページの3項河川費についてご説明いたします。
3項河川費の予算現額3,229万1,000円に対しまして、支出済額は2,903万274円で、326万726円の不用額となっております。
左ページの事業別区分欄の一番下、河川管理改修事業の支出金額は1,520万余円であります。これは、準用河川轟川改修工事などに要した経費でございます。
次に、322ページ、323ページをお願いいたします。左ページの事業別区分欄の上から2番目、急傾斜地崩壊防止対策受託事業の支出済額は740万余円であります。これは、大阪府からの受託事業で、大沢町地内の大阪道の上地区急傾斜崩壊防止対策工事に要した経費でございます。
次に、322ページ、323ページの4項港湾費についてご説明をいたします。左ページの中段、予算現額6億7,170万4,000円に対しまして、支出済額は6億5,791万8,320円で、1,378万5,680円の不用額となっております。
324ページ、325ページをお願いいたします。左ページ、事業別区分欄上から3つ目、港振興協会助成事業1,772万円は、港振興協会の運営補助金と岸和田港まつりに要する経費でございます。
その2つ下、岸和田市競輪事業基金返還事業で、支出済額は7,867万余円であります。これは、旧港地区の活性化を図るため、事業用定期借地用地購入に伴い、競輪事業基金から借り入れた費用を基金への返還に要した経費でございます。
その下、企業立地促進事業では、5億1,098万円の支出で、企業立地促進条例等に基づく助成に要した経費でございます。
次に、326ページ、327ページをお願いします。5項水路費についてご説明いたします。
5項水路費の予算現額1億87万8,000円に対しまして、支出済額は9,793万708円で、294万7,292円の不用額となっております。
左ページの事業別区分欄の下から2番目の水路改修事業の支出済額は、4,013万余円であります。これは、旧天の川高潮対策護岸改修工事ほか1件に要した経費でございます。
その下、水路維持事業の支出済額は、2,324万余円であります。これは、水路の維持管理に伴う水路パトロールの委託及び維持修繕に要した経費でございます。
次に、328ページ、329ページをお願いいたします。左端の一番上、6項都市計画費についてご説明いたします。
6項都市計画費の予算現額53億2,725万6,777円に対しまして、支出済額は44億4,851万8,975円で、翌年度繰越額が2億2,296万円のため、6億5,577万7,802円の不用額となっております。
左ページ、事業別区分欄一番下の都市計画事業で、支出済額は504万余円であります。これは、都市計画変更図書作成及び都市計画図更新業務の委託等に要した経費でございます。
次に、334ページ、335ページをお願いします。事業別区分欄の一番上の建築物防災対策事業の支出済額は3,190万余円であります。これは、主に既存建築物の耐震診断及び耐震改修の補助に要した経費でございます。
その下の歴史的まちなみ保全支援事業の支出済額は736万余円であります。これは、本町のまちづくりを考える会への助成金10万円、本町地区の歴史的建築物等の修景2件に対する助成金726万余円に要した経費でございます。
最下段の市街地形成事業の支出済額は818万余円であります。これは、主にインフラマネジメント白書作成に要した経費でございます。
次に、336ページ、337ページをお願いします。事業別区分欄の一番下、岸和田港福田線整備事業の支出済額は1億4,420万余円であります。これは、星和上松台付近山下町交差点から市道包近流木線までの区間の埋め立て工事、物件調査、土地購入、建物補償に要した経費でございます。
次に、338ページ、339ページをお願いします。事業別区分欄中ほど、下水道事業会計繰出事業として26億9,480万余円を執行したものでございます。
次に、340ページ、341ページをお願いします。事業別区分欄中ほどの公園施設改修事業の支出済額は2,036万余円であります。これは、中央公園プール用ロッカー購入等に要した経費でございます。
その下、公園指定管理事業の支出済額は1億2,785万余円であります。これは、市内の公園の維持管理を一般財団法人岸和田市公園緑化協会に委託した経費でございます。
次の342ページ、343ページをお願いいたします。事業別区分欄一番上、城周辺整備事業の支出済額は7,190万余円であります。これは、千亀利公園、五風荘前石垣修景工事に要した経費でございます。
次に、左端の一番下の7目の鉄道高架事業費でございますが、342ページ一番下のJR阪和線東岸和田駅付近高架化事業で、支出済額は7億9,575万余円であります。これは、主に高架事業にかかわるJR西日本への工事負担金に要した経費でございます。
次に、344ページ、345ページをお願いいたします。左端中段の8目丘陵地区整備推進費でございますが、事業別区分欄最下段の丘陵地区整備事業で、支出済額2,816万余円であります。また、繰越明許費として、前年度、国の経済対策による補正予算2億2,296万円を計上いたしております。主なものとして、土地区画整理事業の計画策定や環境調査の実施などの経費でございます。
次に、346ページ、347ページをお願いいたします。7項住宅費についてご説明いたします。
7項住宅費の予算現額6億649万6,723円に対しまして、支出済額は1億2,536万6,504円で、逓次繰越額が3億9,600万円のため、8,513万219円の不用額となっております。
次に、348ページ、349ページをお願いします。事業別区分欄上から2番目の市営住宅管理事業の支出済額は3,723万余円であります。これは、市営住宅のエレベーター、給配水設備の保守点検及び市営住宅の土地賃借等に要した経費であります。
その下の市営住宅整備事業の支出済額は3,000万余円であります。これは、(仮称)尾生第2住宅新築工事に伴う実施設計委託などに要した経費であり、工事請負費として3億9,600万円を逓次繰り越ししています。
次の市営住宅財産管理事業の支出済額は2,319万余円で、これは、市営木造住宅の撤去、市営住宅敷地の整備などに要した経費であります。
8款土木費につきましては、以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑のある方は順次発言を願います。
◯京西委員
土木費の、まずは、道路維持事業でお尋ねします。
主に道路の維持管理ということで、もちろん、その中には街路樹であったり、花壇であったり管理をされてるということなんですが、これは年間の委託ということでの業者発注と聞いてるんですが、契約内容なんですけども、木が枯れたりとか傷んだりとかした場合の後のメンテナンスはどういう形での契約になってるんでしょうか。
◯道路河川課長
街路樹等についてのお尋ねですので、お答えさせていただきます。
街路樹等の委託につきましては、私どもの施設維持業務委託の中の一部といたしまして、岸和田駅西口花壇草花植栽管理委託業務等、それと剪定業務などの計6業務を発注しているところでございます。
剪定については、ご存じのように、草木が茂ってきた場合の撤去、剪定などを行っておりまして、西口花壇については、年間の草花の植栽ということで委託をしているところでございます。
以上でございます。
◯京西委員
枯れたときとかのメンテナンス、また補修とかというのはどういう契約になってるんですか。
◯道路河川課長
委託内容につきましては、南海本線岸和田駅西口花壇とJR下松駅の山側の一部ですが、こちらを植栽の対象地域としておりまして、年間4回の植えかえを委託業務としております。その中で、第1回は6月中旬、第2回は9月下旬、これは祭礼終了後ということになっております。第3回が12月中旬でお正月らしいということで葉ボタンを植えると、第4回が3月中旬ということになっておりまして、年4回の植えかえをやっておると。
委員お尋ねの植えた草花について、枯れた場合ということのご質問かとは思いますが、それにつきましては、業者のほうで適切な維持管理を行うように指導しているところでございます。
以上でございます。
◯京西委員
それは、年4回だけでなくて、例えば植えた後に枯れた場合とかは、それをまた植えかえなさいというような契約になってるんですか。
◯道路河川課長
基本的には、良好な状態を保つというところが委託内容になっております。当然、草花ですんで、やはり経年、これでいうと大体2カ月から3カ月の期間がありますので、若干弱ってくるところはあろうかとは思いますが、基本的には枯れた場合、植えかえの指示はしております。
以上でございます。
◯京西委員
もちろん、植えかえもそうなんですけども、平素の水やりとかもろもろの管理はあると思うんですけども、契約の中では、その水やりの回数であったりとかというようなことまでは決めてるんですか。
◯道路河川課長
特段、水やりの回数というのは決めておりません。
以上でございます。
◯京西委員
全体的、トータルで良好な状態を保ちなさいというような契約になってるということですよね。