2010年02月25日:平成22年
文教民生常任委員会 本文 ▼最初のヒット発言へ(全 0 箇所) ◯委員長
ただいまから
文教民生常任委員会を開会します。
岸本市民病院事務局長が病気療養中のため欠席しておりますので、ご報告いたします。
本委員会に付託されました事件は、お手元までご配付しています付託事件のとおりです。
審査の方法は、議案番号順に審査したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
〔「異議なし」の声あり〕
それでは、そのように進めさせていただきます。
まず、議案第4号の審査に入ります。
議案の説明を求めます。
◯保健福祉部長
議案書その1、37ページをお願いいたします。議案第4
号利用者負担免除申請棄却処分取消等請求事件に関し和解するについて、ご説明申し上げます。
本件につきましては、昨年12月の当委員会におきまして、
障害者自立支援法の利用者負担に関する訴訟についてご報告いたしましたが、別紙のとおり和解するため、地方自治法第96条第1項第12号の規定により、議会の議決を求めるものでございます。
事件の概要等についてご説明いたします。
原告は、平成18年4月から平成19年3月までの本市在住期間に
障害者自立支援法に基づく介護給付費、
訓練等給付費及び
地域支援事業のうち移動支援の給付を受けていた者で、本市が決定したこれらの給付に対して利用者負担をゼロ円とせずに決定したことが違憲であるとして、原告が負担したこれらの給付に係る利用者負担について、本市及び国を被告として、
不当利得返還請求権に基づく
金銭給付請求または国家賠償法に基づく賠償請求を求めているものでございます。
障害者自立支援法違憲訴訟原告団、弁護団は、全国各地の14地方裁判所で地方自治体と国とを被告として訴訟を行ってまいりました。
このたび、原告団、弁護団と国(厚生労働省)は協議を重ねた結果、平成22年1月7日付、基本合意いたしました。その後、各地で和解に向けての手続が進められている状況でございます。
まず、基本合意の主な内容についてご説明いたします。
41ページをお願いいたします。
1つ目として、
障害者自立支援法廃止の確約と新法の制定といたしまして、おそくとも平成25年8月までに
障害者自立支援法を廃止し、新たな総合的な福祉法制を実施する。
2つ目として、
障害者自立支援法制定の総括と反省として、違憲訴訟を提起した原告らの思いに共感し、これらを真摯に受けとめる。障害者の人間としての尊厳を深く傷つけたことに対し、心から反省の意を表明する。新たな
総合的福祉制度を制定するに当たり、障害者の参画のもとに十分な議論を行う。
3つ目として、新法制定に当たっての論点として、障害者が安心して暮らせるよう、その意向が十分に反映される制度とする。
4つ目として、利用者負担における当面の措置として、平成22年4月から市民税が非課税である低所得者の
障害福祉サービス及び補装具に係る利用者負担を無料とする。
5つ目として、履行確保のための検証として、原告団、弁護団と国(厚生労働省)との定期協議を実施するとのことでございます。
次に、和解条項についてご説明いたします。
39ページにお戻り願います。
和解条項についてでございますが、1点目は、先ほどご説明しました平成22年1月7日
付基本合意文書のとおり合意したことを確認する。
2点目は、原告は、被告に対する請求を放棄する。
3点目は、訴訟費用は各自の負担とするということでございます。
本市としましても、原告団、弁護団と国とが
基本合意文書のとおり合意したことを確認し、和解に応じることといたしたいため、議会の議決を求めるものでございます。
今後の手続でございますが、本年4月21日に正式に和解が成立する見通しであるとお聞きしております。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑に入ります。質疑はありませんか。
◯岸田委員
この和解案というものは、国において1月7日に結ばれたということで、先ほど部長からも国の弁護団と
基本合意文書についてるる説明があったわけですけれども、市としてこの
基本合意文書をどのように受けとめているのか、お尋ねします。
◯障害福祉課長
私どもにつきましても、この基本合意について真摯に受けとめさせていただいて、今後の障害者施策に取り組んでいきたいと考えております。
以上です。
◯岸田委員
今回のこの合意文書の一番大きなことというのは、まず一つは、障害福祉の充実は憲法上の基本的人権の行使の支援であるということを国として公式に認めた。それともう一つ、福祉施策は財政事情によって今までいろんなことで水準が変化してきたんですけれども、今後の障害福祉のあり方として、生存権や個人の尊厳といった人権を脅かすものではならないということを明確にした和解案だと私も理解しています。
今後も本市としてもそういった立場で施策充実のために臨まれるよう要望して、終わります。
◯委員長
他に質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
それでは、議案第4号の質疑を終結します。
次に、議案第5号の審査に入ります。
議案の説明を求めます。
◯保健福祉部長
議案書その1、152、153ページをお願いいたします。3款民生費に5億1,356万円、1項社会福祉費に7,465万7千円の補正計上でございます。このうち、保健福祉部に係る補正についてご説明申し上げます。
1目
社会福祉総務費に2,300万円の補正計上でございます。これは、費途指定の寄附をいただきましたもので、右ページ、目の説明欄記載のとおり、岸和田市
地域福祉基金に積み立てるものでございます。
なお、ご寄附は、春木若松町の片山千鶴子様からでございますが、片山様は平成19年1月にお亡くなりになられておられまして、片山様のご遺言によりご寄附いただきました。
6目老人福祉費に238万円の
減額補正計上でございます。これは、第2回定例市議会で議決いただきました
住宅用火災報知機整備事業について、契約により事業費が確定したため、減額補正するものでございます。
8目
後期高齢者医療費に1,802万6千円の補正計上で、右ページ、目の説明欄記載のとおり、
後期高齢者医療基盤安定繰出事業で、
後期高齢者医療特別会計に繰り出すためのものでございます。
9目介護保険費に304万4千円の補正計上で、右ページ、目の説明欄記載のとおり、
介護保険事業特別会計繰出事業で、
介護保険事業特別会計に繰り出すためのものでございます。
156、157ページをお願いいたします。3項生活保護費2目扶助費でございますが、右ページ、目の説明欄上から2番目、
法内扶助事業に3億4,500万円の補正計上でございます。これは、生活保護世帯の増加に伴う
生活保護扶助費の不足を補う経費でございます。
158、159ページをお願いいたします。4款衛生費に1億3,447万9千円、1項保健衛生費に7,890万5千円の補正計上でございます。
1目
保健衛生総務費でございますが、右ページ、目の説明欄上から2番目、
泉州北部小児初期救急広域センター運営事業に6,888万円の補正計上でございます。これは、
新型インフルエンザの流行による患者の増加に伴う同広域センターへの運営費の負担金でございます。なお、同額の医療収入を歳入としてございます。
4目母子保健費に5万円の計上でございます。これは、費途指定のご寄附をいただきましたもので、右ページ、目の説明欄のとおり、遊具の購入に充てるものでございます。
なお、ご寄附は、
国際ソロプチミスト大阪南様からでございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◯児童福祉部長
154ページをお願いいたします。上から2つ目、4目
児童福祉施設費としまして1億1,000万円の補正計上でございます。これは、右端、目の説明欄、
保育所整備事業で、国の地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し、各公立保育所の施設整備を実施するためのもので、主なものといたしましては、屋上の防水、外壁の改修、床の改修等を行うものでございます。
次に、50ページにお戻り願います。第2表繰越明許費でございますが、上から2つ目、3款民生費2項児童福祉費の
児童手当支給事業に1,437万9千円の計上で、これは平成22年6月から始まります子ども手当を支給するに当たり、国の平成21年度第2次補正予算の
子ども手当事務取扱交付金をもって給付事務の円滑な実施を図るため、電算システムの構築を行うものでございます。
次の
子育て応援特別手当交付事業に7,537万2千円の計上で、これは
子育て応援特別手当の平成21年度版として本年1月から申請を開始し、支給しているものでございます。
次の
保育所整備事業に1億1,000万円の計上でございます。これは、
先ほど補正予算でお願いいたしました公立保育所の整備事業でございます。
いずれの事業も今年度中の執行にいとまのないことから、次年度への繰り越しをお願いするものでございます。
私からは以上です。
◯消防長
180ページ、181ページをお願いいたします。9款消防費1項消防費3目消防施設費に537万1千円の
減額補正計上で、これは181ページの目の説明欄、第2回定例市議会で議決いただきました
消防本部庁舎太陽光発電整備事業について、契約により事業費が確定したため、減額補正するものでございます。
続きまして、議案書の50ページにお戻り願います。第2表繰越明許費でございますが、表の下段、9款消防費1項消防費の消防車両・
機器整備事業2,773万3千円の繰り越しにつきましては、平成21年度国の補正予算第1号に係る消防庁の
緊急消防援助隊整備費補助金を活用し救急車両の充実を図るための
災害対応特殊救急自動車及び
高度救命処置用資機材の整備につきまして、全国的に受注が激増したため年度内に納品完了が不可能となったため、翌年度に繰り越して実施したいためのものでございます。
以上でございます。よろしくお願いいたします。
◯教育次長兼務教育総務部長
議案書の184ページをお願いいたします。10款教育費2項小学校費に621万4千円の補正、1目学校管理費に1,075万7千円の補正のうち、右ページ、目の
説明欄2つ目の
小学校維持管理事業1,199万5千円の減額補正は、平成21年第2回市議会で議決いただきました国の1次補正予算による経済対策を活用した
学校ICT化事業における
小学校教師用パソコン購入費が確定したことに伴う1,599万5千円の減額補正、及び国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、小学校6校の
高圧受電設備等の更新工事400万円の追加補正をお願いするもので、当該増減による額でございます。
同じくその下の
小学校整備事業2,000万円は、国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、
中央小学校防水工事、
春木小学校教室間仕切り工事、
太田小学校窓サッシ改修工事を行いたいための計上でございます。
左ページ、2目教育振興費に454万3千円の減額計上で、目の説明欄の
小学校教材教具購入事業でございます。この減額は、平成21年第2回定例会で議決いただきました国の1次補正予算による経済対策を活用した
学校ICT化事業における
小学校電子黒板購入費が確定したことに伴うものでございます。
次の186ページをお願いします。3項中学校費に35万6千円の補正、1目学校管理費に243万8千円の補正のうち、右ページ、目の
説明欄2つ目の
中学校維持管理事業454万1千円の減額補正は、小学校と同様、
中学校教師用パソコン購入費が確定したことに伴う854万1千円の減額補正、及び国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、中学校6校の
高圧受電設備等の更新工事費400万円の追加補正をお願いするもので、当該増減による額でございます。
同じくその下の
中学校整備事業1,000万円の補正は、国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、
春木中学校屋体防水工事を行いたいための計上でございます。
左ページ、2目教育振興費に208万2千円の減額計上で、目の説明欄の
中学校教材教具購入事業でございます。この減額は、小学校同様、
学校ICT化事業における
中学校電子黒板購入費が確定したことに伴うものでございます。
次の188ページをお願いいたします。4項高等学校費1目
高等学校総務費に4,366万9千円の補正のうち、右ページ、目の
説明欄2つ目の
高等学校整備事業に1,600万円の補正で、国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、産業高校第2
体育館天井改修及び
西棟便所改修工事を行いたいための計上でございます。
次の190ページをお願いいたします。5項幼稚園費1目幼稚園費に2,472万5千円の補正のうち、右ページ、目の
説明欄2つ目の
幼稚園整備事業に400万円の計上で、国の2次補正予算による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用して、
城北幼稚園外壁改修工事を行いたいための計上でございます。
50ページにお戻り願います。第2表繰越明許費でございますが、下段にございます10款教育費2項小学校の
小学校維持管理事業400万円は、6校の
高圧受電設備等の更新工事費、次の
小学校整備事業1億307万6千円は、
校内LAN整備費及び
中央小学校防水、
春木小学校教室間仕切り、
太田小学校窓サッシ改修の各工事費、次の
小学校教材教具購入事業3,388万8千円は、
デジタルテレビ購入費、次の
小学校耐震改修事業10億5,447万8千円は、7校の
耐震補強工事費、次の
小学校太陽光発電等導入事業2,700万円は、
太田小学校太陽光パネル設置工事費、51ページに移りまして、3項中学校の
中学校維持管理事業400万円は、6校の
高圧受電設備等の更新工事費、次の
中学校整備事業5,179万円は、
校内LAN整備費及び
春木中屋体防水工事費、次の
中学校耐震改修事業9億1,329万2千円は、5校の
耐震補強工事費、次の
中学校太陽光発電等導入事業2,700万円は、
野村中学校太陽光パネル設置工事費、その下、4項高等学校費の
高等学校整備事業1,600万円は、産業高校第2
体育館天井改修及び
西棟便所改修工事費、その下、5項幼稚園費の
幼稚園整備事業400万円は、
城北幼稚園外壁改修工事費、次の
幼稚園耐震改修事業3,620万円は、2園の
耐震補強工事費でございます。
以上12事業につきましては、国の1次補正予算による経済対策を活用して進めている事業及び今回補正をお願いしております国の2次補正による地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用する事業でございますが、いずれも工事期間や納入期間がないため、翌年度に繰り越しして執行いたしたいためのものでございます。
私からは以上でございます。
◯生涯学習部長
議案書の192、193ページをお願いいたします。左端の目欄上から2つ目の7目公民館費をごらんください。右ページの目の説明欄上から3つ目に記載のとおり、
公民館管理運営事業に500万円の補正計上でございます。老朽化が進んでいる施設の雨漏りや床面等の修繕を図るものでございます。
その下、8目
青少年会館費にも500万円の補正計上でございますが、7目公民館費と同趣旨でございます。
これらは、国の補正予算によります地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用するものでございます。
次に、194、195ページをお願いいたします。10款教育費7項保健体育費に4,600万円の補正額で、右ページ、目の説明欄、
市民プール等整備事業に1,300万円、
運動場等整備事業に同じく1,300万円、
市民体育館整備事業に1,500万円、
総合体育館整備事業に500万円の補正計上でございます。
これにつきましても、地域活性化・きめ細かな臨時交付金を活用し、各スポーツ施設の整備を図るもので、
葛城運動広場の
防球ネット設置工事費及び老朽化しております野田プール、牛ノ口運動広場のスタンド、中央体育館の
高圧受電設備、総合体育館のアリーナ床面などの改修工事費に充てるものでございます。
議案書の50ページ、51ページにお戻り願います。第2表の繰越明許費でございますが、51ページ、表の下段、10款教育費6項社会教育費の
公民館管理運営事業、
青少年会館等管理運営事業500万円、その下、7項保健体育費の
市民プール等整備事業1,300万円、
運動広場等整備事業1,300万円、
市民体育館整備事業1,500万円、
総合体育館整備事業500万円につきましては、先ほどご説明いたしました国の臨時交付金を活用し、各施設の教育環境の整備を図る補正予算としてお願いしておりますもので、いずれも
事業実施期間がないため、翌年度に繰り越して執行したいものでございます。
以上でございます。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
それでは、議案第5号の質疑を終結します。
次に、議案第7号の審査に入ります。
議案の説明を求めます。
◯保健福祉部長
議案書の57ページをお願いいたします。議案第7号平成21年度岸和田市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)につきましてご説明申し上げます。
歳入歳出予算の総額に歳入歳出それぞれ1億4,483万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ117億5,299万7千円といたしたいためのものでございます。
まず、歳出からご説明いたします。
238ページをお願いいたします。2
款保険給付費に2,435万2千円の補正計上でございます。
4項
高額介護サービス等費1目
高額介護サービス費に460万6千円、240ページをお願いいたします。5項
高額医療合算介護サービス等費1目
高額医療合算介護サービス費に1,974万6千円の補正計上でございます。これらの経費は、いずれも
サービス利用者及び利用量の増加により補正をいたしたいためのものでございます。
242ページをお願いいたします。3款1項積立金1目
介護給付準備基金積立金に1億2,047万8千円の補正計上でございます。右ページ、目の説明欄、岸和田市
介護保険給付準備基金積立事業で、平成20年度繰越金の一部を基金に積み立てるものでございます。
次に、歳入でございますが、226ページにお戻り願います。
3
款国庫支出金に592万2千円の補正計上でございます。
1項国庫負担金1目
介護給付費負担金に487万円、歳出補正の保険給付費の国庫負担20%分でございます。
228ページをお願いいたします。2項国庫補助金1目調整交付金に105万2千円の補正計上で、歳出補正の保険給付費の4.32%相当分でございます。
230ページをお願いいたします。4款1項
支払基金交付金1目
介護給付費交付金に730万6千円の補正計上で、歳出補正の保険給付費の30%相当分でございます。
232ページをお願いいたします。5款府支出金1項府負担金1目
介護給付費負担金に304万4千円の補正計上で、歳出補正の保険給付費の12.5%相当分でございます。
234ページをお願いいたします。7款繰入金1項
一般会計繰入金1目
介護給付費繰入金に304万4千円の補正計上で、歳出補正の保険給付費の岸和田市負担、12.5%相当分でございます。
236ページをお願いいたします。8款1項1目繰越金に1億2,551万4千円の補正計上で、これは前年度からの繰越金の計上でございます。
以上でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
◯委員長
説明が終わりました。
質疑に入ります。質疑はありませんか。
〔「なし」の声あり〕
それでは、議案第7号の質疑を終結します。
2ページは方針の体系、次の3ページですけれども、縦横の連携を密にしながら、人づくりからまちづくりの流れをイメージ図としてあらわしております。
4ページ以降は、目標や重点項目を具体的に挙げております。具体的に申し上げますと、4ページをごらんください。目標Iは、学校園教育についての目標で、「創意工夫を生かした特色ある学校園教育の推進」に向け、4つの基本とする方針があり、その一つに学ぶ力の育成があります。学ぶ力の育成は、本市教育の重点課題と認識しているところでございます。枠組みにはその取り組みの要点を記載してございます。
その下、4つの重点項目を掲げ、特に学力向上の取り組みに直結する(1)基礎・基本の定着では、1)、6)のような従来の成果のある取り組みに加え、2)、3)、5)を活用した事業や4)ICTを活用して基礎・基本の定着、わかる授業が確かなものとなるよう学校を指導、支援する内容を示しています。
7)は、家庭、地域との連携を一層強化することを述べております。
(2)活用する力の育成については、学ぶ意欲やみずから考える力を育てるための支援を記載しています。
5ページから7ページは、豊かな心、健やかな体の育成、信頼される学校園の創造に向けた取り組みについて記載しております。特に6ページ下段、教職員の指導力アップを図るため、7ページの上のほうに書いております初任者専門指導員を引き続き配置するとともに、学習情報センターを充実し、授業等の工夫や生徒指導などの相談にこたえて支援してまいります。
8ページをごらんください。目標IIは、生涯学習についての目標で、「ともに学び、ともに育む生涯学習の推進」に向け、基本とする方針5つのうち、1「ともに育ちあう生涯学習の人づくり」では、生きがいのある生活を送れるよう、学習機会の拡充や提供の支援等を記載しています。
9ページは、家庭の教育力向上や読書活動の推進等による豊かな地域教育力づくり、10ページは地域が輝くまちづくり、生涯スポーツの推進に向けた取り組み、11ページには郷土に残る文化財や自然の保護・活用にかかわる取り組みを記載しております。
この教育方針は、4月当初、各学校園管理職及び公民館長への説明会を開催し、それぞれ学校の教育方針や公民館運営の立案に生かしてまいります。
以上でございます。よろしくお願いします。
◯委員長
報告が終わりました。
ただいまの報告に対する質問等がありましたら発言願います。
〔「なし」の声あり〕
ないようですので、報告事項を終わります。
次に、その他の事項に入ります。
あらかじめ報告のありました委員から順次発言願います。
◯松本委員
他市の女性議員の知り合いが多いんですけども、先日ちょっとふるさと出産のことでお話し、情報交換したんですけども、泉州でもふるさと出産をしているところというのは少ないんですけども、この手続について教えていただきたいと思います。
◯健康推進課長
委員お尋ねのふるさと出産された方の妊婦健診の手続についてお答えさせていただきます。
現在、妊婦健診につきましては、大阪府内でありましたら、大阪府医師会と一括契約しておりますので、どちらの医療機関でも助成を受けることができます。
府外で妊婦健診を受けられた方につきましては、事前に保健センターへお問い合わせいただければ、保健センターでそちらの医療機関と契約をしまして、助成券を使用していただくことができます。
また、健診の助成券の実費相当額をご本人が負担されて岸和田市のほうへ戻ってこられたと、そういう方につきましては、その助成券実費額につきまして市のほうで償還させていただく手続になっております。
以上でございます。
◯松本委員
ありがとうございます。
そしたら、1年間でふるさと出産された方はどれぐらいいらっしゃいますか。
◯健康推進課長
府外でふるさと出産された方の件数ということでお答えさせていただきます。
昨年、平成21年4月から平成22年1月末までの集計なんですけれども、市と医療機関と直接契約させていただきましたのが16医療機関、16人の方が出産されております。また、岸和田市に戻ってから償還の手続をされましたのが41名で、合計57名の方がふるさと出産されたことになっております。
以上でございます。
◯松本委員
ありがとうございました。
泉州でもなかなかふるさと出産のできる市というのは少ないんです。私、ほとんどの市でふるさと出産の手続ができるんかなと思って、この間ちょっと他市の女性議員と話ししてましたら。
だから、今健康推進課長からご答弁ございましたけども、手続がちょっと面倒くさいと言うたら言い方が悪いんですけど、岸和田市はこのふるさと出産、もう2年ぐらい前から実施しておりますので、本当に面倒くさい手続をやっていただいて、いち早く実施していただいてるということは、本当に高く評価したいと思います。
また、出産育児一時金ですか、これは今までの立てかえ払いというのが一切なくなって、今度から直接払いに変わるらしいですけど、今年4月から直接払いに一本化していくということをお聞きしましたので、市が直接医療機関に振り込むということでございますので、本当に妊婦さんが子どもを安心して産みやすい方向にまた進んでいってるという思いがいたしまして、ありがたいことでございます。これからもまたこのふるさと出産、もっともっと妊婦さんが喜べるようなシステムに改善していっていただきたいと要望いたします。
それと、先ほど信貴委員からのご質問ございましたけど、市長公約の大きな課題の一つでございます市民病院の産科の再開の見通しについて、お聞かせいただきたいと思います。
◯市民病院事務局次長
市民病院の産科の再開の見通しということでございますが、現在、大学医局等に働きかけているほか、複数の紹介業者を通じて産科の医師を紹介依頼しているというのが現状であります。とある紹介業者の紹介で、大阪府南部地域への転職を希望しているという医師の紹介も2月の時点ではございます。引き続きアプローチを依頼中という形でありますが、今のところ確たる再開の見通しということでは、まだございません。
以上です。
◯松本委員
紹介業者から2月の時点ではあるということですけど、何名ぐらいいらっしゃいますか。
◯市民病院事務局次長
今のところ1名でございます。
◯松本委員
昨年でしたかね、どなたかが質問されたときに、1名はいらっしゃるとお聞きしたんですが、1名ではとても産科は再開できないということで、もう1名探していらっしゃるということをお伺いしたんです。この1名を足して2名で、可能性も出てきてるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
◯市民病院事務局次長
可能性の問題でございますが、去年、実際のところ、紹介業者を介しまして2名、いろいろアプローチあるいは交渉してまいりました。ただ、結果的には1名の方につきましては他院へ行かれたと。1名は条件提示をしてるんですが、今のところ交渉が中断しているというような状況で、現在は新しく1名と交渉、アプローチしているという状況でございます。
以上です。
◯松本委員
少し前の新聞で、先ほど信貴委員がおっしゃってました院内助産所、この設置と、助産師外来という、これだけでやっている、他府県の舞鶴市と彦根市ですか、産科が閉鎖して、この院内助産所設置と助産師外来、これに今取り組んでいると新聞の記事に載ってございましたけども、このことに関してはうちの市民病院ではどうお考えでしょうか。
◯市民病院事務局次長
助産師外来につきましては、去年、看護師不足ということもありまして、なかなか助産師外来を開くという議論はなかったような現状でございます。ただ、そういうことはできる、あるいは以前は検討したということもございます。今後、こういう形でなかなか産科再開できないということで、検討させていただくような余地はあるというふうに私は思います。
以上です。
◯松本委員
今まで検討してこういう話が出たけれども、知らない間に消えてしまったんですね。
市民病院内で助産師が9名ぐらいいらっしゃいますよね。9名か、私ちょっと不確かですけども、その助産師と今アプローチしている産科の先生とでこういう院内助産所というのは設置できないものでしょうか。
◯市民病院事務局次長
この件につきましては、かなり専門的な要素も含んでまいると思いますんで、この場で答えるのはちょっと難しいんですけども、ただ、検討していく余地はあるなというふうに思っております。
以上です。
◯松本委員
内部的なことで、外からは見えへん大変なご苦労もございますでしょうから、本当に前向きに、市長公約の大きな一つですので、何としてもこの岸和田市民病院産科の、一日も早い再開を要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
◯中塚委員
私のほうからは、就職内定率とその対策についてお伺いをしておきたいと思います。
きのうの産経新聞に高校生の就職内定率が全国では74.8%、大阪府によりましたら67.9%という集計が載っておりましたので、市立産業高等学校のほうも多分ご苦労されてるとは思うんですが、現状と対策をされてきた様子とか、教えていただければと思っておりますが、いかがでございますか。
◯産業高校事務長
それでは、平成21年度の卒業予定者の進路状況についてご説明申し上げます。
就職を希望する生徒の就職先の確保というのは、本校の重要な課題となっているわけでございますが、本校では年度当初より学校挙げての求人開拓ということで、先生方が付き添って生徒たちの応募前の職場見学を実施し、就職指導に取り組んできました。
ところが、経済不況に伴いまして、事務や販売の求人が少なく、男女とも厳しい状況で、1次内定結果といたしましては、就職希望76名に対しまして53名の内定で、内定率は70%でございました。これは、昨年度の同時期の内定率は85%であったため、ほぼ15%の落ち込みでございました。
その後、進路指導部を初め、3学年の先生たちを中心に、2次応募者の就職を進め、その後18名の内定を得まして、内定率を93.4%まで上げることができました。今後、残る就職待機者5名でございますが、につきましては、就職の情報の収集に努めまして、就職先の確保にこれから努めていきたいと考えております。
また、今後の対策といたしましては、生徒たちへの応募前の職場見学の積極的な参加を呼びかけ、面接指導の充実、卒業生との情報交換会の実施とか、生徒本人のコミュニケーション能力を高め、身だしなみやマナーを身につけさせるなどの指導をして、例年以上に今後取り組んでいきたいと考えております。
以上でございます。
◯中塚委員
あと5名ということでございますね。しっかりと頑張っていただいたおかげやと思うんですけれども、この5名について、特にどなたがどこと連携をとられてるというのはどうなんですかね。
◯産業高校事務長
この5名の方について、進路指導部に聞いてきたんですけども、やはり各種資格検定を取ってる生徒というのはなかなか就職先がいいということもございます。それから連携につきましては、各担任の先生が中心になって、それぞれ自分たちが3年間教えてきた生徒ということでございますので、その先生を中心に、進路部の先生と一緒にこれからまた進路の開拓ということで進めていきたいと考えております。
以上でございます。
◯中塚委員
進路も相談しながらということも含めてですね。3月末で卒業されるわけでございますんで、親御さんも本人も多分不安定になってるかと思うんで、早急に、どちらにしても、就職するか進学するか、やっていただきたいと思うんですが、きのうの産経新聞で、大阪府の専修学校が受け皿になってるという記事ありましたね。その辺のタイアップはどうなんですか。
◯産業高校事務長
ちょっと私、専修学校ですかね、その関係はまだ調べてなくて申しわけございません。
◯中塚委員
これ多分、今説明いただきましたけれども、この5名というのは大変に残り残った数字というか、なっておられると思うんで、多分今報告の中では、教育委員会、校長先生の今の状態では非常にしんどいというんか、この壁を打開しようと思ったら、本当に学校だけではしんどいんじゃないかなと今お聞きして思ったんですが、その辺の状況はどんなもんでしょうか。
◯産業高校事務長
今後、進路との関係、それからあと、職業安定所、ハローワークとの関係ございますね。その辺のところも詰めていくように先生方も動かれるということで聞いております。
以上でございます。
◯中塚委員
泉州の高等学校がほとんど5名から7名ぐらい残っておられるようでございますんで、ハローワークも産業高校だけではなしに、泉州全体の学校から来るわけでございますんで、この問題は、今の報告では去年よりも15%内定率が悪くなってるということですので、これはいかがなもんでしょうかね。これは学校だけの問題ではなしに、教育委員会だけの問題ではなしに、これは一つの、何というか、経済がこうやということでおさめられない部分があると思うので、だから全体で市としても取り組む必要があるんではないかなと。
そんな大げさなことと思うかもわかりませんけれども、子どもさんは3月に卒業しても不安になる。国のほうも一生懸命やってるわけでございますけれども、5名の皆さんにちゃんと就職できるように考えていかなきゃならんかなと思うんですが、その辺はだれに聞いたらいいんでしょうかね。
全体的に、これは社会現象ではなしに、市を挙げてというんか、取り組むべきではないかなと思うんでございますが、社会的な問題としてこれは取り上げていただくとなったら全体になるんかなと思うんでございますが、これはあと1カ月ですんでね、何年も先があればゆっくりとできるわけでございますが、高校の生徒たちにとってみたら3月24、5日ぐらいで卒業されるんでしょうか。そうなるとあと1カ月しかございませんので、その辺どうでしょうか。
◯教育長
まともな答えというのはご用意できませんが、非常に世の中は厳しい状況の中で、いよいよこれから社会人という、そういった歩みを持った生徒たち、今93%という数字が出ておりますが、明らかにまだ残っている。これは学校挙げてこれまでの先輩方、あるいはいろんな企業、これまで産業高校が送り出してきました企業がございますので、ご協力いただきながら何とか確保していきたい。しかし、これとても世の中の状況を見ますと、非常に厳しいなと思っております。
先ほど委員から専修学校で受け入れ枠をという、これは府知事に申し出ておりますが、ぎりぎりのところまで努力をしながら、進路も一定考えていかなければならない。さらに専門的な技能を磨きながら、少し時間がかかりますが、その後また自分の進路に向けていきたいと思っております。
願っていることは、もう少し求人の幅が出てくればいいなという思いでございます。
以上でございます。
◯中塚委員
要望にさしてもらいますけれども、学生から見たら、学校として絶対に未就職は出さないということを考えてくると、今おっしゃるとおりでございますので、あらゆる機関、あらゆる人たちでサポートできるような、この時期、何というんか、協議会であるとか、そのための対策本部とは言いませんけども、ちょっと大きな立場で検討していただいて、解決いただけるような体制づくりを要望して、終わりたいと思います。
◯委員長
他にございませんか。