令和元年12月第4回
定例会令和元年
第 4
回与那原町議会定例会会議録(第2号)
令和元年12月11日(水曜日) 午前10時01分開議 [議 事 日 程 第2号]
令和元年12月11日(水曜日) 午前10時開議日程第1.
一般質問 ───────────────────────────────────────── [本日の会議に付した事件]日程第1.
一般質問 ───────────────────────────────────────── [出 席 議 員(12名)]1番 識 名 盛 紀 議員 8番 山 口 修 議員2番 德 田 将 仁 議員 9番 上 原 昌 之 議員3番 舩 谷 政 喜 議員 10番 上江洲 安 昌 議員4番 新 垣 真 一 議員 11番 上 原 晃 議員5番 松 長 康 二 議員 13番 喜屋武 一 彦 議員6番 宮 平 正 傳 議員7番 当 真 聡 議員 ───────────────────────────────────────── [欠 席 議 員(1名)] 12番 我 謝 孟 範 議員 ───────────────────────────────────────── [職務のため議場に出席した
事務局職員の職、氏名]事務局長 照 屋 基 主事 仲 村 健 二主任 登 川 真由美 ───────────────────────────────────────── [説明のため出席した者の職、氏名]町長 照 屋 勉 教育長 當 山 健副町長 城 間 秀 盛
学校教育課長 新 里
健総務課長 上 原 謙 生涯学習振興 新 垣 政 孝
課長財政課長 仲 里 武 徳
福祉課長 岡
剛まちづくり課長 饒平名 幹 貴 住民課長 宮 平 律 子
公共施設課長 仲宗根 祥 徳
健康保険課長 上 原 丈 二
上下水道課長 大 城 哲 税務課長 上 原 宏
章会計課長 宮 城 きよみ
子育て支援課長 伊 集 京
美観光商工課長 比 嘉 義 明 生活環境安全 比 嘉 哲 也
課長企画政策課長 石 川
毅政策調整監 前 城 充 ─────────────────────────────────────────
○議長(
識名盛紀) これから本日の会議を開きます。 午前10時01分 開議 ─────────────────────────────────────────
○議長(
識名盛紀)
△日程第1.
一般質問を行います。 まず、
上原晃議員の
一般質問を許します。 〔上原 晃 議員 質問席に着く〕
◆上原晃 議員 皆さんおはようございます。
首里城火災、私の火災の第一報が娘からの電話でした。10月31日早朝、多分6時ごろだったと思うんですが、広島にいる娘から首里城が火事だよという電話に起こされました。そして一瞬ぼやでも起きたのかなと思ったんですが、テレビのスイッチを入れて画面を見てとてもびっくりをしました。赤く大きく燃え上がる炎、そして
首里城正殿の屋根が燃え落ちる映像には、まるで映画の
ワンシーンを見ているようでとても信じられなくてショックを受けました。当日は、皆様も同じ気持ちだったかと思います。沖縄の宝、沖縄のシンボルである
首里城火災消失から1カ月余りが過ぎましたが、今
沖縄県民をはじめ、日本全国、世界中から
首里城再建に向けての支援の輪が広がっております。先月11月4日の新聞には、
首里城焼失についての41市町村長の
コメントが掲載されていました。
照屋町長も再建に向け何でもやると。県民を含めた多くの人が大きな喪失感を感じている。しかし、必ずや復元しようと職員も、町民からもたくさんの声が上がっていると。心を一つに復元に向かおうとしているとの
コメントをしております。私も全市町村長の
コメントに心強く賛同し、胸が熱くなる思いをしました。町長には改めてお伺いします。
首里城焼失について、今の思いをお伺いしたいと思います。
◎町長(照屋勉) それでは
上原晃議員の1点目の御質問に御答弁申し上げたいと思います。まさに今、
上原晃議員からもありましたように、沖縄全県民は今喪失感で大変な思いをしていると思います。この関心の高さは、10月31日の火災以降、今日まで県内の両新聞には首里城に関する話題が一度も消えることがなく、紙面には何らかの形で首里城への話題といいますか、記事が載っていることからも、やはり県民にとっての一大事だというふうに感じます。とりわけ首里城においては、かつてNHKの
プロジェクトXでも紹介されたように、
奥原崇典さんが創意工夫をしながら何度も何度も失敗を繰り返しながら瓦を作成し、その瓦が首里城の瓦は全て与那原でつくったもの、
奥原崇典さんが試行錯誤をしながらつくったものということは町民の誇りであります。また与那原の赤瓦組合もその後、町長室にやってまいりまして、再建へ向けて熱い決意を私のほうにも述べておりましたので、再建に向けて我々も町民挙げてできることは一生懸命に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。以上です。
◆上原晃 議員 今、町長からいろんな思いの言葉がありましたけれども、沖縄のかなめであった首里城を失ったことは非常にショックだった。ほとんどの県民が同じように衝撃を受けたと思う。しかし、立ちどまってはいけない。ショックを乗り越えて前を向き、復興に全力をかけるしかないと。これは
本町商工会会長、次郎工業の会長でもあります上里幸誼さんの
コメントも載っておりました。
沖縄関係者と申しますか、
スポーツ関係、芸能関係の皆様からの多くの声も寄せられております。
全国知事会でも首里城の
早期再建に向け、全力で取り組むよう国に求める緊急決議を全会一致で採択をしております。県のほうには、
首里城再建に向けた知事直結の組織、
首里城復興戦略チームを知事公室内に設置したとのことでもあります。県議会のほうでも党派を超えて
早期再建に一致したとのことでもありますし、また本町議会でも琉球王国の歴史と文化を象徴する首里城の
早期再建を求める意見書を全会一致で可決しております。そして県内各市町村、地域で募金箱も設置されまして、この1カ月余りで再建に向けてのいろんな動きがあるのですが、町長も今までに県との会合等も参加されたかと思います。今後の町としての
取り組みをどのようにお考えなのかお伺いします。 それと突然で大変申しわけないんですけれども、町長に1点だけお聞きしたいと思います。沖縄の心とは何ですか。という問いに答えられるのであればお聞きしたいのですが。沖縄の心とは何でしょうか。大丈夫でしたらよろしくお願いいたします。
◎町長(照屋勉) 上原議員の御質問にお答えしたいと思います。町としては、既に募金箱を設置しております。先ほども申し上げましたが、瓦組合からさまざまな表明があったり、それから与那原町としてどうするかのことにつきましては、先月も町村会の理事会がございまして、もう少し期間を置いて、町村会としてどのような
取り組みをするか。それは再建に向けてのお金の面も含めてこれから議論をしていくということで、一旦、町村会としての結論がまだ、行動といいますか、それについてはまだしっかりとしたものが固まっていないという状況でございます。 沖縄の心とは何かということを、いきなり言われても何と答えればよいのでしょうか。さまざまな問題がありますし、これまでのかつての大戦をふまえたさまざまなことから言いますと「命どぅ宝」という言葉もありますし、
沖縄県民の心である「ちむぐくる」人の情けというんですか、そういうものが沖縄にとっての心といえば、そういうことが言えるのではないかと思います。以上です。
◆上原晃 議員 さすが町長だと思います。おとといの月曜日に
ドキュメンタリー映画「沖縄戦」を見てきたんですけれども、とてもすばらしい映画でありました。ぜひ本町の
子どもたち、小学生にはちょっと厳しいかもしれないんですけれども、中学生、高校生、そして多くの若者たちにぜひ見ていただきたい映画だと私は思っております。そしてこの映画の後に、
映画終了後に
照屋町長…、この映画には
照屋町長も与那原駅関係で、
上江洲議員も登場いたします。そして
映画終了後に
トークショーがありまして、
照屋町長も登壇しまして、すばらしいお話をしていました。町民のひとりとして大変誇りに思っております。町長には急で大変申しわけなかったんですけれども、私がなぜ、沖縄の心は何ですかと聞いたのは、実はある新聞記者が故
翁長知事が知事になって初の日に記者会見の中で沖縄の心とは何ですかと聞いたと。突然の質問だったので即答はしなかったが、後に県議会の中で沖縄の心とは「ウヤファーフジを敬い、誇り高く生きる心」と見解を述べたそうです。先ほど町長も同じようなことを述べていました。さきの大戦、沖縄戦は国内で唯一の大規模な
地上戦本土決戦に向け時間稼ぎの捨て石にされたと。軍隊が住民を防波堤にした理不尽さが本土と決定的に違う。
翁長知事は慰霊の日の平和宣言で悲惨な戦争の体験こそが平和を希求する沖縄の心の原点だと述べております。世界の宝である首里城、沖縄最大の文化遺産を失った損失ははかり知れないのですが、今でも歴史の中でも何度も失火し、消失し、そして1945年には沖縄戦で首里城が壊滅しておりますが、
沖縄県民は何度も立ち上がり復興、復活、再建の実現をしております。県民が今回の
首里城焼失の衝撃、悲しみを乗り越えてうちなーんち
ゅのちむぐくるで心を一つにして一丸となって早期の再建の実現ができるよう願いまして、この件は終わります。 2番目の
子育て支援、
環境づくりについてお伺いします。この件につきましては、先日の全協の中でも関連する説明がありましたが、再度確認させていただきたいのですが、①の質問としまして、町内には公立、私立、
認可外保育園、あるいは
小規模保育園、学童等も何カ所があると思いますが、全体でどのような状況なのか。それと各保育所には何人の園児が預けられているのか。そして各施設の保育士は何人いるのかも含めてお聞きをしたいと思います。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 議員の皆さんおはようございます。それでは
上原晃議員の2点目の質問、
子育て支援、
環境づくりについて。まず
①町内施設の現状についてお答えしたいと思います。
町内施設の現状については、皆さんのお手元のほうにもお配りしています資料をごらんください。保育所については、
法人保育所が9カ所、小規模が4カ所、
家庭的保育が2カ所の計15カ所であります。そのほか、今、晃議員のほうからもあったように、
認可外保育施設が1カ所ということになっています。
入所児童数は、今現在、認可園に入所しているということで数字を述べさせてもらいますが、10月現在926名となっています。学童については、その裏面のほうにあります
学童クラブについては、
認可施設が8施設、
認可外施設が2施設の計10施設で、
利用児童数は336名となっています。すみません、質問のほうにはなかったので皆さんのほうには資料を配っていないんですけれども、保育所の職員数については各保育所、それぞれ言うと大変なのかなと思っていますが、少ないところで24名、多いところで31名というような状況になっています。以上です。
◆上原晃 議員 いろいろと資料も準備していただきありがとうございました。進めていきます。 ②としまして、本町の
待機児童の現状を聞きたいのですが、県は
待機児童の解消、2021年度末、
待機児童ゼロ目標の先送りを決めたとのことですが、受け皿が足りず
保育士不足も懸念される中、いろんな影響が出てくるかと思いますが、保育所の
待遇改善策等、
待機児童問題解決に直結するということも言われておりますが、この点も含めまして、②をお願いしたいと思います。
◎
子育て支援課長(
伊集京美)
②待機児童数の状況についてお答えしたいと思います。
待機児童数についても皆さんお配りの下のほう、保育所については保育所の施設の下、学童については
学童施設の下のほうに書かれているとおり、
待機児童数、保育所については10月現在131名、
学童クラブが11名ということになっています。県では、
施設不足、
保育士不足での
待機児童に関しては解消が困難という話になっていますが、与那原町としては、今現在、
子育て支援会議の中で、その確保策をどうするかということで前回の全協でお話ししたとおり、
待機児童のほうをごらんいただければわかると思うんですけれども、
待機児童に関して、4月当初は3歳以上はなく、1歳、2歳ということで、数にしても1歳で21名、2歳で26名ということがあるので、その21名、26名を各
保育施設で分担というか、各
保育施設の定員を拡大することで確保ができないかということの議論をさせていただいたところです。そうすると、各
保育施設1歳で3名から4名、2歳でも3名から4名の受け入れを拡大することで可能ということで施設の広さに関しては十分な広さがあるということでありましたので、施設をつくるということではなくて、その施設での定員枠を大きくしていただくと。ただ、もう一つの課題である
保育士確保に関しては、今後もいろいろと議論が必要な課題になるかなと認識しています。以上です。
◆上原晃 議員 申し込んでも保育園に入れない
待機児童の割合が沖縄県は2.08%と、全国でも最悪であると。県内の最低賃金も
全国最下位、子どもの貧困率29.9%と衝撃的な調査結果が明らかになり、県内の3人に1人が貧困状態に置かれており、沖縄の子どもの貧困率の高さは全国に比べて県民所得の低さや
ひとり親家庭の出現率の高さにも要因があるというふうに考えられているとのことであります。国の責任で上質な保育、地域に応じた支援が鍵ともいわれておりますが、そこで③の質問に入ります。 本町としての今後の
子育て支援、
環境づくりについてどのような
取り組みをお考えなのかお聞きをします。そしてあわせまして、幼稚園の預かり保育の状況が次年度から変わっていくとのことでもありますが、その部分がどのように変えたいとお考えなのか。
先ほど保育所の確保、
保育所問題等もありましたけれども、もしほかにもあればこの点も含めてお願いします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) ③の今後の
取り組みということで答弁申し上げます。今後の
取り組みについては、全協でもお話して、前回の議会でもお話しているんですけれども、現在、子ども・
子育て支援会議を鋭意開催しているところです。第2期子ども・
子育て支援事業計画策定に取り組んでいるところであります。計画には教育・保育の確保策及び
子育て支援事業の確保策について基本方針を盛り込む予定としておりますが、教育・保育の確保について、施設等の確保については今回の、今現在、話し合い、
子育て支援会議の提案と以前に
公立幼稚園のあり方についての提言等をいただいていますので、それを参考に0歳から3歳児の
待機児童対策としては、先ほど申し上げたように現在ある保育園で受け入れの拡大を目指し、1号、要するに保育を必要としない3歳の教育が今確保できていないところであるので、その教育については
公立幼稚園のほうで実施していきたいと考えています。
公立幼稚園で3歳児を受け入れるということから、そうするに当たって教室の確保、教諭の確保をするため現在実施している5歳児の預かり保育を廃止する方針としています。以上です。
幼児教育の保育の教育の無償化の大きな趣旨は3歳から5歳までの全ての
子どもたちへ質の高い
幼児教育を保障してあげるというのが大きな狙いだと認識しています。保育を必要としているお子様については、保育所という施設の整備が整いつつあるところで、保育を必要としない3歳児、要するに
家庭保育を受けている3歳児の保護者が今現在、
子どもたちが教育・保育を受けていないという状況にあることから、それを行政として優先的に3歳児教育を実施していきたいという方針であります。以上です。
◆上原晃 議員 今までの答弁、説明の中で理解できる部分はあるんですけれども、わからない点もあるので再度確認させていただきますが、私が園児の母親数名何人かから聞いた話では、先ほどから説明がありましたように、今までの幼稚園には4歳児と5歳児が入園できて、午後の預かり保育がありましたので、安心して仕事もできたと。次年度からは3歳児の入園が可能となり、その部分で午後の預かり保育がなくなると。そして役場のほうからはまだ決定ではないので、
申し込み手続をするようにと言われ、3歳児から5歳児までの親御さんは仕事もしないといけないし、幼稚園に預けたほうがいいのか、保育園に預けたほうがいいのかと、とても不安であるというお話がありました。そこで3点ほど再度確認したいんですが、幼稚園に新たな3歳児が入園することによって、午後の預かり保育をなくす、その
メリットと申しますか、どっちもいろんな考えがあると思うんですけれども、なぜ預かり保育をなくすのかという点と、3歳児から預けたいと思う親御さん、今までどおり5歳児の預かり保育をやってほしいという親御さんの考え方が大分違うものですから、そして同じ3歳児から5歳児を預かる幼稚園と保育園とはどこがどう教育方針といいますか、大きな違いがあるのか。小学校に入る前に大きな違いがあるのか。5歳児に関しては6歳から小学校1年生になりますので、いろいろ慣らすための違いはあると思いますけれども、3歳児からというのがちょっとよくわからないものですから、違いは何か。そして決定するまでの、該当する親御さんになぜ事前の説明がなかったのか。説明会等も開いてほしかったというような、窓口だけの、決まらないから申し込みはするようにという、この辺がとても不満といいますか、納得しない部分があるという話もありましたので、その点についてお願いします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 再質問にお答えしたいと思います。再質問、3点あったかと思います。まず、3歳児を行う
メリットということですが、3歳児に関しては
幼児教育の無償化が10月から始まっています。これは先ほども申し上げたように3歳の全てのお子さん、3歳から5歳の全てのお子さんに質の高い
幼児教育・保育を提供するというのが大前提というふうに認識しています。そうした場合、今現在与那原町としては保育所というのは、
先ほどお話があったように働いている保護者の方たちを受け入れる場所という
保育福祉施設となっているところですね。そこについては、今ほぼ施設整備が進んできました。その中で保育を必要としない保護者を受け入れる先としては幼稚園ということになるんですが、その幼稚園が以前は5歳まででした。それが平成27年に本町としては2年保育をしましょうということで、本来はそこから3年という議論もあったんですけれども、施設の整備、教諭の確保等も含めてまずは4歳からということで進めたのが平成27年と御理解ください。そのときに預かりについてはその以前からやられていたところですが、4歳については、預かりはそのときにも実施していません。というのは、やっぱり仕事をしている保護者は保育所が整備されていて、その中で4歳、5歳というのは空きも出ているというような状況でしたので、そこでしっかりと保育をしていただきたいということで、そういうことで4歳に関しては預かりはやっていませんでした。5歳児に関しては、預かりをやっていたのはその以前から実施していたということもあってやっていませんでした。その以前というのは、
保育所整備がまだ進まない中、幼稚園というのは、沖縄は
幼稚園保育は優先的に進んでいたところですよね。5歳児の幼稚園をやっていたということもあって、保育所のほうが5歳児保育が遅れたという経緯があります。その中でやっぱり働いている保護者は保育所でも預かっていただけないとなると幼稚園に行く、じゃあその幼稚園の午後をどうするかとなったときに、以前はそれを学童が担っていたという時期もありました。その学童も受け入れができなくなるということもあったので、そこで幼稚園の預かりを5歳児は継続してやっていたという状況がありますので、すみません、ちょっと預かりも重なっていますが、3歳児の
メリットはそういうふうに全ての
子どもたちに保育と教育を提供できるというのが3歳児を実施する
メリットであるというふうに認識しています。預かりについては、今申し上げたとおりに5歳児は継続してやっていたところなんですが、その3歳児を本町としては全ての
子どもたちをしっかりと教育・保育していきたいということで、その3歳児保育を実施するに当たっては今の幼稚園ではお部屋がないということがあって、5歳児の預かりを今行っているということで、先ほど言ったように4歳から、保育所からそのまま幼稚園のほうに来るという保護者も多くあって5歳児の2クラス、3クラスが今成り立っているんですけれども、その預かりをなくして、その保護者が保育所に行くことで1教室があくということと、あと先生が確保できるということもあって、5歳児の預かりをなくす方向ではどうかというような議論が
子育て支援会議、以前の
公立幼稚園の
あり方検討委員会の中でも話が出ていました。その中で決定をしていったところですが、保護者への周知に関しては、
幼稚園募集に関してはその議論の真っ最中でしたので、募集要項の中でしっかり話をさせていただいていたところです。確かに二、三名の、私の認識では2人です。2人の保護者からどうしてですかという意見がありました。それについて窓口でお話させていただいて、3歳をやることの
メリット、3歳をやる必要性をお話して、疑問はあったかもしれませんが、そういったことで理解していただいたところであります。その決定を受けてからは、個別で預かりを希望している保護者については、そういう決定に至りましたということで、個別に案内させていただいて、今
問い合わせが1件、同じ人かどうかはわからないんですけれども、1件
問い合わせがあったというような状況で、確かに幼稚園を行って、預かりをしながら幼稚園で教育を受けさせたいという保護者のニーズには少しそぐっていないところはあるんですけれども、町全体として3歳児の教育を保障してあげるというところで、その教室を確保に至ったというようなことです。 もう1点、保育所でいる子どもと幼稚園にいるのとの違いはあるのかということですけれども、これについてはないという。場所の環境の違いはありますが、平成30年4月、その前の28年もそうですけれども、教育内容、新教育課程のカリキュラムがスタートしています。それについては保育所のほうも同じような内容で整合性がとれるように改訂されてきていますので、3歳から5歳についての
教育保育の内容というのは、幼稚園であろうが、保育所であろうが、違いはないというふうに認識しています。県のほうの
黄金っ子応援プランのほうでも、教育大綱のほうでも乳幼児期の
教育保育についてはどの教育・
保育施設にあっても、その発達段階に応じた質の高い教育・保育が提供できるように整備していきますというような大綱ができ上がっていますので、本町としてもそれに準じた形で保育所であろうが、幼稚園であろうが、3歳から4歳の教育は保障していきたいと考えています。以上です。
◆上原晃 議員 今、本町では急激な人口増加と申しますか、若い夫婦、あるいは母子家庭等の皆さんが一生懸命働きながら子育てに頑張っている方もいます。本町でも与那原町に住んでよかったという、楽しく子育てができる支援、
環境づくりが必要だと思いますので、取り組んでいただきたいということを申し上げ、次に進めていきます。 それでは3番目の南部広域ごみ施設(新炉建設)についてお伺いをいたします。その前に、①としまして、東部環境美化センター施設の稼働状況と申しますか、数年前から毎日のように満杯状態が続いてフル稼働ということだと思うんですけれども、この数年間、何かトラブル等はなかったのか。順調にいっているかどうかをお聞きしたいと思います。
◎生活環境安全課長(比嘉哲也) 議員の皆さんおはようございます。ただいまの
上原晃議員の(3)南部広域ごみ施設(新炉建設)について。①東部環境美化センターの稼働状況は順調かの質問に御答弁申し上げます。東部環境美化センターの稼働状況ですが、平成30年度、1号炉、2号炉ありますけれども、1号炉が年間345日で94.5%、2号炉は基幹的設備の改造工事がありまして、稼働率は80%となっており、合計で平成30年度87.3%となります。令和9年度に東部環境美化センターと糸豊環境美化センターが統合され、新たな施設となることから施設の維持管理や延命を図るため、平成29年度より東部環境美化センターの設備機器の修繕工事を実施しております。しかしながら、東部環境美化センター構成市町の人口が著しいことから、可燃、不燃、粗大ごみの増加傾向にあり、今後もごみの発生抑制を図るとともに、資源リサイクルを推進する必要があるものだと考えております。あとここ数年で何かトラブルがなかったかということですが、2年ほど前にちょっと工場の設備が故障しまして、2年ほど前の年明けだったと記憶しておりますが、1月ごろですね。少しパンクをしてほかの施設に運んだという経緯はございます。以上です。
◆上原晃 議員 それでは、②の新炉建設について伺います。10月の新聞記事に南部ごみ施設、具志頭に建設との見出しで、ごみ処理施設と最終処分場の建設地を八重瀬町具志頭地区に決定したとの記事がありましたが、まずその経緯と新炉建設についてどの辺まで進められているのか、進捗状況をお伺いします。
◎生活環境安全課長(比嘉哲也) ただいまの
上原晃議員の②新炉建設の進捗状況はどうなっているかの御質問に御答弁申し上げます。新炉建設につきましては、平成30年4月に候補地選定に関する事務の検討を南部広域行政組合、新炉建設室で開始しております。平成30年7月には最終処分場を建設している南城市を除く5市町、糸満市、豊見城市、八重瀬町、与那原町、西原町へ誘致を募ったが、誘致をする自治体はありませんでした。平成30年11月に南城市を除く5市町の自治会、区へ公募を実施しましたが、応募はありませんでした。ことしになって、
令和元年の6月に八重瀬町からごみ処理施設及び最終処分場の両施設を具志頭地区へ推薦したいとの提案があり、現在ある向陽高校の後ろのほうですね、提案があり、
令和元年度8月には担当課長会議、副町長会議、理事会を経てごみ処理施設の建設地を具志頭地区に決定しております。以上です。
◆上原晃 議員 私も、当初のこの記事を見てびっくりました。南部広域行政組合の中には環境衛生審議会があります。この審議会を設置する理由に、構成3市3町の環境衛生担当課をはじめ、副市長で、首長と連携をし、協議を重ねながら平成39年から、平成39年度といいますと令和9年になると思いますけれども、新たなごみ処理施設、一元化施設の供用開始を目指すと。そして各構成市町の議会議員や住民並びに有識者の意見を踏まえながら、処理広域化を推進していく必要があるので、このたび環境衛生審議会を設置するとのことでありまして、私もこの審議委員の一人であります。任期が2018年10月31日から2020年3月31日までとなっておりますが、この1年間会議を開かれたこともありませんし、本町にとっても大事な建設予定地で、いろんなことにかかわってくるかと思いますが、私たち議員がわからなくて、マスコミ、新聞報道が先になると、このような状況でいいのか。新聞報道がされるまで議会にも、審議会にも何の報告もありませんでしたが、この点をどう思うのでしょうか。
◎生活環境安全課長(比嘉哲也) ただいまの
上原晃議員の再質問にお答えいたします。環境衛生審議会の中では、処理方式について審議をする場だというふうに聞いておりますが、一元化のごみ処理施設の場所の決定については、やはり事務局のほうから場所を決定したと。どういう経緯で決定したかという説明は必要だと考えております。以上です。
◆上原晃 議員 町長にお伺いします。最終処分場は15年輪番制で南城市に建設されて、2番目は八重瀬町に決まっております。そして今回の新炉建設を八重瀬町となりますと、重なると申しますか、併設に何も問題がないのか。新聞記事の内容を見ますと、この建設予定地には現在養豚業を営む具志頭畜産がある場所で、同畜産の移転とごみ処理施設最終処分場の整備もあわせて実施するということで、周辺地域の課題だった悪臭問題の解決にもつながると八重瀬町が、先ほど課長からもありましたように八重瀬町が推薦したということになるんですけれども、私が気になるのは、この同畜産の移転、補償問題等も含め、各市町村の予算の増加、そして整備費用はどのような補助メニューが活用されるのか。いろんな疑問があるんですけれども、施設の規模、近隣整備、予算等は今後の協議事項で協議されるかと思うんですけれども、この各構成市町の負担金の問題等も含めて町長はどうお考えでしょうか。
◎町長(照屋勉) 上原議員のただいまの御質問に御答弁申し上げたいと思います。上原議員が入っている審議会の中ではそういう説明が全くなかったと、新聞報道で知ったということでございますが、この南部広域行政組合の中ではしっかりと担当課長会議、あるいは副町長で構成する幹事会を経て、最終的に理事会で決定ということで、それなりの経緯といいますか、手順は踏んでいるというふうには理解をいたしますが、ただ、議員がおっしゃるように内部でもう少しそのような話もあってよかったのかなという気はいたしております。しかし、この問題に関しましては、八重瀬町から前の町長のときに非公式で、非公式の場でございましたが、長年の豚舎の悪臭問題、これは何十年来の八重瀬町としては大きな問題、課題でございましたので、そこに建設することでその問題が解決すると。昨今の最終処分場も含めた新炉は非常に最新鋭ということで、いわゆる前に言われていたような迷惑施設とは違ってきていますので、その八重瀬の問題が同時に解決できるということがあって、他の市町村もうまく了解が得られたというような形になったかと思います。そして新しい施設についての予算のあり方ですね、補助金のメニューも厚労省のもの、あるいは近隣に自衛隊施設があるということから防衛省の予算であるとか、今その辺を事務局のほうで精査しているかと思いますが、予算がどのようになっていくのかは、今後の議論になろうかというふうに理解をしています。以上です。
◆上原晃 議員 この件につきましては、今後もいろいろ
一般質問等で、南部広域行政組合議会もありますし、そこでも問いただしたいと思っております。私の思いを話してから、ことし1年を終わりたいと思うんですけれども、最後はやはり毎日のようにマスコミ報道、テレビニュース番組等で皆様よくごらんになるかと思うんですけれども、桜を見る会と安倍政権の話をちょっとさせていただきたいんですが、一つ紹介します。ごまかすことが得意で自分の仲間だけを優遇する。耳の痛いことを言われたら開き直って、ところ構わず悪口で言い返す。反対意見には耳をかさない。仕事の日報はなくなる。うそをつく。部下にもうそをつかせる。うそが突き通せなくなったら見苦しいいいわけをする。往生際が悪い。飲み食いの領収書は破棄する。土地を売った書類も破棄。遠方のおっさんにたかられて性能の悪いマシーンを買わされ借金をふやす。近所とのトラブルになる。女性は大事だといいながら役職にはつかせない。自分の秘密は死守するが、他人の情報はとり放題。仕事をやっている感を出すのが上手。責任があるといっても責任をとったことはない。そんな人が近くにいたら皆さんどうされますかと。これはある法学者の記事、文章の一部であります。疑惑のオンパレードだ。公的行事の私物化や法律違反、マルチ商法企業が招待を利用し被害者の拡大につながった可能性まで問題が広がっているとの新聞社説の記事もありました。私も今までの国会答弁でも多くの国民が納得できないのではないかと思います。数々の疑惑を晴らすためには一つ一つの根拠を示し、国民に対しての説明責任を果たすことが重要ではないかと思っております。 さて、沖縄県での桜の名所といえば、名護城一帯の桜と、八重岳の桜が1月、2月にかけて満開になり、県内外から多くの人が日本一早い春を楽しみに訪れているかと思います。本町でも運玉森、平和学習広場整備事業の中で桜の木を植栽したいとのお話もあります。私たち18期生の議員の任期もあと1年半しか残っていませんので、桜の視察研修としまして、ぜひ議長の主催で桜を見る会、来年の1月、2月、再来年の1月、2月、あと3回チャンスがあります。議会の親睦、きずなを深めるためにもやんばるへ行きませんか、議長。どぅーちゅい行けと言われそうですけれども。笑う門には福来たるとの言葉があります。いつもにこにこしていて笑いが満ちている人の家には自然に福運がめぐってくるそうです。来年も皆様にとって幸せな一年でありますように、私の
一般質問を終わります。
○議長(
識名盛紀) 以上で
上原晃議員の
一般質問を終わります。 次に上江洲安昌議員の
一般質問を許します。 〔上江洲安昌 議員 質問席に着く〕
◆上江洲安昌 議員 はいさい(歌唱)、うれー、組踊ぬ自己紹介やいびーん。ことしぇー、組踊から300年、玉城朝薫さんが首里城いてぃ、御冠船踊披露してから300年、玉城朝薫でぃんしぇーなーでーじな偉い人。300年間、やっぱり今このうちなーの芸能よーさい、ずっと受け継いできている大きな礎になっている方。であれー、めーんに話さびたしが、与那原との関係いっぺーちゅーさいびーん。玉城ぬ、じつれーまでういてぃなてぃ。与那原とぅぬ関係でいえば、玉城朝薫しぇー辺土名家なんですよ、こーうじの。だから辺土名の長、なぬいがしらがついているのはてーげーな子孫やいびーん。今で言えば、若者んかい人気がある、やっぱりぬーんでぃがやーさい、うれ。これやる…、ISSA、DA PUMP(ダ パンプ)あれも辺土名なんですよ、名称。だから玉城朝薫の血を継いだまた新しいスターが出たなと思っております。もし、この自己紹介の仕方がうちなーの議会でも採用されたらちゃぬふーじーないがやーんち、まじちちきみそーれー。(歌唱)んでぃいちから議会はじまいねー、あんまりおーえーてぃーえーねーんちうむやいびんよー。とー、ちゅーあんしぇーなー、うぬへんで組踊、1番目の関連ですから、やめてぃ1番目の質問に移ります。 その前にちょっとわんが間違たがそれわからん、訂正がありますので、よろしくお願いします。2番目の私の質問の中で、臨時・非常勤職員の処遇改善についての①処遇改善は「断続的」んちなとーいびーんしが、「断続的」あらん「継続的」、全く反対やいびーん。「継続」に直してください。 では、本日は2点にわたってお尋ねをしたいと思います。まず1点目についてお伺いします。2019年度の国の文化功労者に与那原町民である人間国宝・宮城能鳳さんが選出をされたことについてであります。宮城能鳳さんが国の文化功労者に選ばれたことを受けて、琉球芸能の関係者からも喜びの声が上がっている。宮城能鳳さんは文化功労者に選ばれたことは組踊300周年記念の節目の年に当たり、身の引き締まる思いだと語っています。また組踊は琉球処分と沖縄戦の二度の危機があったが、先人・先達が強靱な精神力で守り抜き、今日に至る沖縄の宝だとも言われております。私自身の芸事の修練はもちろん、若手の育成にも尽力し、正しく継承することが使命だと述べております。大変すばらしい方だと私は思います。私たち町民としても同じ町民である方が選ばれたことを大変誇りに思います。そこで町として、宮城能鳳さんの功績をたたえ、祝賀会なり、組踊300周年についての講演会など、私はすべきではないかと思います。人間国宝になったときも祝賀会とかなされましたが、今回はそれを、また一段とですね、高いまた、現代の玉城朝薫なんですね。そういう方が与那原から選出されたということは大変誇りに思わないといけないし、またこれが沖縄、与那原含めて芸能が盛んになる一つの礎になると思いますので、ぜひたたえてあげることをやってもらいたいと思いますが、町長の所見をお願いします。
◎総務課長(上原謙) 議員の皆様おはようございます。上江洲安昌議員の1点目、宮城能鳳先生の受賞に際して、祝賀会等を開催できないかについて御答弁申し上げたいと思います。まず宮城能鳳先生ですね、ことし6月に日本芸術院賞を県内で初受賞されております。10月には文化功労者に選出されたということを踏まえまして、当初、今月、実は12月に祝賀会を開催する予定で、御本人とほかの方を通して打診を行っております。しかし、10月31日の首里城の火災を受けまして、祝賀会の開催を辞退といいますか、今はそういう気持ちではないということをお伺いしておりまして、実は開催を控えている状況でございます。御本人とも今後調整の上、どのような形で開催できるか、今後調整をしていきたいと考えております。以上です。
◎町長(照屋勉)
上江洲議員の御質問にお答えしたいと思います。今、総務課長からもございましたように、当初12月にはやりたいということで、一部には叙勲と同時にということもありましたが、いやいや、これは叙勲と一緒にはできないと思うということで、宮城能鳳先生の文化功労に対しての祝賀会を計画しておりました。ところが、首里城が焼失したために、本人はそのような気持ちになれないというようなこともございました。しかし、まさにこれは町民としての、我々町としての誇りでございますので、年明けてから、少し落ち着いた形で能鳳先生ともしっかりお話をしながら、祝賀会あるいは講演会、組踊を上演してもらえるかどうかも含めて調整してまいりたいと考えております。以上です。
◆上江洲安昌 議員 今、首里城が焼失して、そういう気持ちにはなれないというのはよく理解できます。首里城の御庭(うなー)でずっと御冠船踊とか組踊をやってきたわけだから、その舞台がないということをふまえれば、時期を見て、ことしは組踊300年ということでありますし、ぜひともみんなでたたえて、組踊がまた沖縄文化のルネッサンスというか、若手が今、かなり多く出ているんです。そういう意味でも人間国宝になったあと、表彰式をした後も与那原の文化からも聞得大君の組踊が出てきましたね。能鳳先生がかかわって、おつくりになられた組踊、与那原にも、またこれから貢献をしていくと思いますので、若手の育成もやると言っていますので、ぜひみんなでたたえてください。よろしくお願いします。 では、2点目をお願いします。町の臨時・非常勤等職員の処遇改善についてお尋ねをいたします。私の質問の趣旨は、今、公共職場においては行革、合理化、地方財政の逼迫などを背景に民間委託と非正規雇用の拡大が進み、2016年4月、全国の自治体で恒常的に働く臨時・非常勤等職員は64万3,000人となっています。その職務は従来の補助的業務、あるいは臨時の業務にとどまることなく、正規職員の代替として同様の業務を担当する臨時・非常勤等職員が急激に増加をしているのが実態であります。一方、2016年の日本自治体労働者の組合である自治労が調査した結果は、臨時・非常勤等職員の、自治体職員の3分の1を占め、都道府県では12.6%、県都政令都市では32.6%、一般市39.6%、町村が40.4%になっていました。また時給額で見た賃金水準は1,000円以上1,500円未満が35.9%、900円以上1,000円未満が31.5%、800円以上900円未満が23.9%、平均の時給額は988.1円となっています。そうした状況の中、同一労働、同一賃金適用に向けた検討が始まり、総務省は地方公務員の臨時非常勤及び任期付職員の任用等のあり方に関する研究会を開催するとともに、任用給付等の見直しに向けた検討作業を実施、臨時・非常勤等職員の任期の明確化と処遇改善に向けた地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律が2017年5月に成立をしました。これを受けて、2020年から4月以降は一般職非常勤職員制度として会計年度任用職員制度が創設をされます。改正法の趣旨は、常勤職員任期の定めのない、いわゆる正規職員を中心とする公務運営を基本として必要な人員の確保等を図るとともに、自治体ごとに大きく異なっている臨時・非常勤等職員の任用と労働条件については、不利益が生じないよう適正化を図り、官製ワーキングプアと揶揄される劣悪な労働条件を解消することにある。しかし、新たに整備される会計年度任用職員は非常勤と同様に、給料、手当の支給対象とする一方、短時間勤務職員には報酬、費用弁償のほか、期末手当のみの支給を想定、職員の多くが短時間勤務職員に位置づけられることが懸念されるのではないかと言われております。任期を1会計年度、最長1年としているため、雇用の安定につながらない、本法改正の趣旨を踏まえた国による地方財政計画が現時点では不透明、そういった重大な問題、課題が残されています。臨時非常勤職員の処遇改善は継続的な重要課題であると思います。この今回の法改正を第一歩に、各自治体適切かつ着実な条例、規則等の改正を進めていると思いますが、町としても速やかにこの改正の趣旨に踏まえて規則等の改正を図ってもらいたいと思います。あわせて給与体系のあり方、任用のあり方について。そして一番重要な財政措置について、やはり国がつくった法律なので国にも要請をしていくということを県も含めて取り組んでもらいたいということでありますが、その件について所見をお願いします。
◎総務課長(上原謙) 上江洲安昌議員の2点目、町の臨時・非常勤等職員の処遇改善につきまして御答弁申し上げます。まず、会計年度任用制度につきましては、次年度4月1日から適用という形になっておりまして、先ほど
上江洲議員からもありましたとおり、処遇改善、給与等について大幅に変わっていきます。今後は、期末手当につきましては支給がされるということでこの分はプラスになります。今まで通勤手当の支給はなかったんですが、そういったところの通勤手当が支給になるというところで、この分についてもプラスになると考えております。また休暇等の服務関係につきましては、国に準ずる形で改正を見ようと考えております。しかし、年休は1カ月に1日、1年に12日支給というんですか、それがあるんですけれども、これが国に準じると10日ということでマイナスになる部分もありますので、この辺については議論をしていまして、国に準ずるのか、マイナスになる部分はそのままでいいんじゃないかとか、そういう議論をしております。現在、職種別の報酬額、休暇制度等の整備を行っているというところでございます。条例につきましては、12月定例会までに関係条例の整備を終えております。次は、順次規則の整備にとりかかっておりまして、早急にということのお話であるんですが、もう少しお時間がかかるのかなというところで、1月からできれば募集もかけたいということですので、これにつきましては1月には規則の整備も終える予定としております。国の財政的な負担ですね、これにつきましても前回の臨時会でもお話したんですが、大体5,000万円ぐらい増える予定をしております。国の財政状況もふまえまして、財政措置がどうなるかというのは確かに不透明な部分もありますが、総務省の総務大臣のほうは財政措置をするということは述べておりますので、これについては何かしらの財政措置があるのかなと思っております。以上です。
◆上江洲安昌 議員 職場の現状といえば、やはり非常勤、臨時職員を含めて、すごい役割を果たしているんです。だから社会的に果たす役割の労働というのはとっても重要な任務を負っているので、ぜひ処遇の面においても官製ワーキングプアと言われないようなそういう税金を納められるような労働者をつくってもらいたいということを要望しまして、私の質問を終わります。7分も残すというのは初めてです。上原昌之さんから言われていますので、ぜひ午前中で閉じるようによろしくお願いします。
○議長(
識名盛紀) 以上で上江洲安昌議員の
一般質問を終わります。 次に上原昌之議員の
一般質問を許します。 〔上原昌之 議員 質問席に着く〕
◆上原昌之 議員 始める前に、1番目の「保育所」の対応というのを、「
学童クラブ」に訂正をお願いいたします。それと3番目の②のIRの考えはと、4番目の独居老人世帯につきましては、削除をお願いします。この件につきましては3月定例会で出しますのでよろしくお願いいたします。では、
一般質問を始めます。
学童クラブの対応について。昨今、夫婦共働きの時代で、女性が働きたい、家庭を支えたいと思っている方々が多く見られます。しかし、女性が働くためには安心して子どもを預ける体制が整っていなければ全く無理であります。保育が確保されるならば、働こうと考えている方々も多くいらっしゃいます。町長をはじめとした関係各位の努力によりまして、我が町においても保育所の
待機児童は改善しつつありますが、
学童クラブについても利用の申し込みをしても利用できない児童がいると聞いております。あるいは、潜在的な需要でもあるのではないでしょうか。
学童クラブの整備についてはあらゆる施策を駆使して整備していく必要があると思いますが、そこで
学童クラブの
待機児童への対策は、そして今後の整備の見通しはについて。一括で答弁をお願いいたします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 上原昌之議員の1点目の
学童クラブについて答弁申し上げます。今年度の放課後児童クラブの待機については、先ほど
上原晃議員にも答弁したとおり11名でした。待機となった児童に関しては、認可外の
学童クラブを利用したり、あとは児童館であったりとか、生涯学習振興課が実施するきらきらり教室の利用、あるいは町外の祖父母宅で放課後を過ごしているという状況であります。放課後
学童クラブについては、第2期子ども
子育て支援事業計画策定に向けたニーズ調査においても施設整備は必須な状況であると認識しています。現状の放課後
学童クラブが全て民設民営であることから、本町としましては、今後、県の補助事業を活用しながら公共施設、公民館等の利用も視野に入れた施設整備を進めていきたいと考えています。以上です。
◆上原昌之 議員 先ほどの
上原晃議員の質問と大体同じですが、再質問いたします。
学童クラブへの申し込みが増加していく見込みのことですが、その対応として、認可
学童施設を整備するのが一番であると思いますが、施設整備には時間がかかります。そこで認可外
学童クラブへの補助や少人数のお子さんを預かる事業の施設実施など、早急に対応できる対策のお考えはないかお伺いいたします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 再質問にお答えします。今上原議員からあったように、早急な対策として認可外を今実際に利用されているわけですから、そこへの補助ということの考えもあるかと思いますが、先ほど申し上げた、すみません、放課後
学童クラブでは待機というほかに、利用料が高いという課題も一つありますので、本町としましては、先ほど答弁したように公設学童を整備する方向で施設整備を行って、利用料の低減も図っていきたいと考えています。以上です。
◆上原昌之 議員
学童クラブについてはよろしくお願いいたします。 続きまして、三大大綱の違いはの件について質問いたします。那覇大綱挽、「挽」と書いて那覇大綱挽、糸満大綱引、「引」と書いて糸満大綱引、与那原大綱曳、「曳」と書いて与那原大綱曳と3つあります。那覇のヒキは、挽回のように力を必要とするもの。力を入れて挽くことを言います。糸満のヒキは、弓を引くように一定の距離に引き離すこと。我が与那原のヒキはひきずることで、特別の力を要しない。三大綱引きに最もふさわしい文字で、先人たちの造詣の深さに敬服する本員であります。与那原の綱はつくるちゅらさ、最初でつくるちゅらさ、むちちゅらさ、要するに道ジュネーのきれいさ、ちゅらさ。これはどこにもないです。与那原の誇りです、これは。綱のうねるちゅらさ。要するにひいているときにひねるきれいさ。勝負が終わってからの勝ちちゅらさ、負けちゅらさ、これはカリーづなと言われていますが、この件につきまして、弁をもらいたいと思いますが、何かありますか。
○議長(
識名盛紀) 暫時休憩します。 午前11時15分 休憩 午前11時15分 再開
○議長(
識名盛紀) 再開します。
◎観光商工課長(比嘉義明) 議員の皆様こんにちは。ただいまの上原議員の(2)三大大綱曳について。①三大大綱曳の引・挽の違いについてお答えいたします。平成17年に与那原町教育委員会が発刊いたしました『与那原大綱曳』という本がございます。こちらの本になっております。この本から一部抜粋して御答弁申し上げます。この本によりますと、綱引きには力を競うために行うものと、国内に疫病が流行したときに、その原因と想定される邪気を払うために臨時に行うものの2種類あり、前者は那覇大綱挽の「挽」の字を、後者は糸満大綱引や県内各地で採用されています「引」の字が当てられていると言われております。与那原の綱は持ち上げて引くことで波が寄せるかのように大きなうねりとなる様子が大海原で船を曳航する綱のようであるということから「曳」の字を使用しているということが定説となりつつあるというふうに書かれております。以上でございます。
◆上原昌之 議員 綱引きにおかれまして、県は先人たちより伝統を受け継ぎ、古式を現在も重んじている。特に那覇の大綱挽は、琉球王朝時代には国家的祝賀行事として執り行われ、今になっては県民のみならず、多くの観光客が参加する文化的価値の高い一大イベントとなっております。特に与那原の綱曳はぶっつけ本番で沖縄を代表する伝統行事として県内はもとより、内外に広く知られ、本町の観光振興に大きく寄与しています。これもひとえに祭り委員会、実行委員会をはじめ、関係各位並びに町民の皆様方の御尽力のたまものであり、心から感謝をし、敬意を深くあらわします。なぜこの綱曳の件を出したか。私も最近知ったんです、この三大大綱引きの意味というのを。町民がわかるか。県民がわかるかといって、知らしてほしかったからです。以上であります、この件につきましては。 続きまして、大型MICE事業についてお伺いします。県議会で衝撃的な質問がありましたけれども、今、MICE事業で土地を69億円で買って早2年余りが経っておりますが、結局事業ができていない状況でいますが、大型MICE施設につきまして、県の担当部長はアジアのダイナミズムを取り入れながら、沖縄の経済振興の発展に寄与するという大変重要な施設だというふうに理解をしておりましたが、残念ながら内閣府の理解が得られず、MICEが実現できないということを大変残念に思っているところございますと言っておりましたが、町長として、官民一体での跡利用の考えはあるかお伺いいたします。
◎企画政策課長(石川毅) では、上原昌之議員の3点目の御質問にお答えいたします。沖縄県は、平成31年1月に大型MICE施設の建設について一括交付金による予算措置が困難となったことから、新たな財源の検討、例えば民間活用、補助金、県債、一般財源などを行い、新たな計画を検討することに決定しております。その結果を踏まえ今年度は沖縄県マリンタウンMICEエリアの形成に向けたPPP導入可能性調査に着手し、その主な調査内容として1番目に大型MICE施設の現行計画の総点検、2番目にまちづくりのさらなる具体化、3番目に事業方式の検討、4番目に財源の検討などを調査しているところでございます。ことし10月末に開催された大型MICEエリア振興に関する協議会において、富川副知事から、今年度末には可能性調査の結果を報告できるとの返答をいただいております。さらに11月24日に開催した新たなまちづくりシンポジウムの際にも、沖縄県文化観光スポーツの担当者からは住民説明会を開催し、可能性調査の結果や整備進捗状況を広く町民へ周知していきたいとの考えであるということを確認しております。以上でございます。
◆上原昌之 議員 この事業につきましては、相当厳しい状況になっております。というのも、県は前回に一括交付金を当ててまでやると言っていたんですが、この一括交付金ももうないんですよ。ましてや今回、東道路が決定しておりますので、これと一緒に本当はMICE事業もやりたかったわけなんです。だけどMICE事業が飛んだと言ってはまずいかな、軌道に乗っておりませんので、これは議会も役場も一緒にタイアップして頑張りたいと思っておりますので、以後、よろしくお願いいたします。課長、一緒に頑張っていきましょう。以上で私の質問を終わります。
○議長(
識名盛紀) 以上で上原昌之議員の
一般質問を終わります。 暫時休憩します。 午前11時22分 休憩 午後1時31分 再開
○議長(
識名盛紀) 再開します。 次に山口修議員の
一般質問を許します。 〔山口 修 議員 質問席に着く〕
◆山口修 議員
一般質問に入りたいと思います。マスコミは来ていないね。きょうはマスコミに初っぱな質問をしようと思ったんだけど…。それでは先般、通告してありますとおり質問に入らせていただきたいと思います。 まず最初に、町長としての権限・裁量権で使える予算は幾らぐらいあるのかを問いたいと思います。①3割自治と言われる中で、政策実行予算と言いかえることもできるのではないかと思いますが、具体的に金額を明示されたい。②次年度に向けて作成中の予算案にどのように反映されていくのかを問いたいと思います。③事業の中でスクラップ・アンド・ビルド、あるいはビルド・アンド・スクラップを考えなくてはならない事業もあるのではないかと本員は思っているのですが、これについてもお答えを具体的に出していただければと思います。④前記、3問の問いに関しては前年度決算を受けて御答弁を願いたい。一括してできるのでしたらやっていただきたいと思います。
◎財政課長(仲里武徳) 議員の皆様こんにちは。ただいまの山口議員の(1)町長としての権限・裁量権で使える予算は幾らくらいあるのかの①3割自治と言われる中で政策実行予算と言いかえることもできるのではないかと思うが、具体的に明示されたいについて御答弁いたします。3割自治と言われるゆえんは、その会計年度における行政経費のうち、自前でまかなうことができる、いわゆる自主財源が3割程度であることからそのように表現されています。与那原町の平成30年度決算を見ましても自主財源、内訳としては町税、分担金、負担金、使用料等ですね、それについて35%程度でしたので、例外ではないでしょうというところです。その中で政策実行予算ということですが、一般的に義務的経費、人件費交際費扶助費ですね、こちらを除く部分が政策経費であり、本町においては約50%の35億円程度が政策実行予算であると。ただし、その中には介護広域や消防などの負担金、また維持費などの行政コストなどが含まれているため、実際の政策経費としてはさらに減少していくものと。仮に資料のほうもお渡ししておりますが、その一番下のほうですね、うち単独分というふうになっていますが、本町でも単独事業で行っている経費の中で政策経費と捉えた場合は、義務的経費を除くと23億8,000万円程度となります。ただし、その23億8,000万円程度の中から、またさらに維持補修、物件費、繰出金、補助費等含まれていますので、そちらのほうを差し引くと実際には2億1,400万円という形になります。ただし、その2億1,400万円の中では単独での工事、または基金の積み立て等に配分している状況にあります。 次に②から④の質問に対し、一括して御答弁いたします。次年度の予算案については、現在ヒアリングを含め作成中です。限られた財源を地方自治法にある最小の経費で最大の効果を発揮できるよう編成を進めていきます。ただし、12月2日、資料の裏面ですけれども、新聞報道でもあったように本町のほうでは経常収支比率が90%を超え、財政の硬直化が見られますので新たな財政需要に対応するのが困難となる可能性もあります。よって必要があれば、議員のおっしゃるスクラップ・アンド・ビルドまたは事業の見直し、または事業の取捨選択も選択肢に入れて検討してまいりたいと思います。以上です。
◆山口修 議員 少々面倒な作業をさせて申しわけないなと思いますが、悪い数字でいえば2億1,000万円、これが政策実行費として使える町長の裁量権の及ぶ範囲ということですが、正直少ないなと思います。町民の多くは、与那原町の70億、80億…、これ全部町長の裁量権で使えると思っているんですよ、多いんです。こういう方々が。それでこういうことをしっかり、はっきりさせておこうと思って質問をしたんですが、これだけあって何で町長はできないのかという、ちょっと一知半解な質問とかもされますので、こういうことを聞いておこうということなんです。実に、本当に何度も言うようですが、2億1,000万円で何ができるのというのが正直なところです。何か災害とかが起きたときにはこれじゃあ済まないよねと。すぐ数億円が飛ぶわけですが、じゃあそのときにはさまざまなところにしわ寄せがいくんじゃないのかと思うわけです。そこで、今財政課長から答弁の中にありましたが、今現在は考えていないということですか。要するにどれが減額、あるいは見直しをかけるとか。今のこの12月の段階で何の考えもないというのはちょっといかがかなと思いますが、あと2年、長くても一括交付金があるとして、それに変わるものは要請していかないとと思いますが、いつまでもあると思うなということですよ。だからそういう意味で今まで潤沢にあるからといってやってきたことが、見直しをかけなければならないということははっきりしていると。これは代表監査である岡村先生も同じようなことを、毎回監査のときに指摘はされていることです。これをちゃんとしていきましょうと、土壇場になってこれを切りますといったときに、町民は本当に真っ青になります。だからそういうことは避けていただけなければ困る。だからこそ、今のうちに取捨選択をする一つの素地はつくっておかなければならないだろうと思いますよ。突然は困るわけです。いろんな主管課があるけれども、主管課の課長の中でうちの予算、これ切っていいよというのは誰もいないわけですよ。当たり前の話です。身内が身内のことをやるわけない、できるわけがないんです。外部から言うしかないんですよ。これ言えるのも議会しかないんですよ。議員の皆さん方が質問する中で見直しを掛けていくということがないとできないはずです。はっきり言って皆さん方、守るのに精いっぱいです。でもそれを断腸の思いで切るしかないんです。これは発生します、必ず。だから今のうち考えていてください。この一、二年の間に考えていてくださいというのは皆さん方に思っているわけです。この辺はしっかりしていただきたい。ということで、企画政策課長、また質問しますけれども。これは予算づくりを企画政策課でもやりますよね。その中でどうされるわけですか。どういうふうな思いを持ってこの次年度予算をつくるのか。はいはい、はいはいと言って、来たものみんなぽんぽん、ぽんぽんというわけにはいかんわけです。それは財政課と企画政策課で話し合いながら、最終的には町長の決裁をもって予算をつくるわけですが、この流れはどうしていくんですか。この辺、わかる範囲でよろしいです。
◎企画政策課長(石川毅) 急に振られてあれですけれども、再質問にお答えします。一括交付金の観点から申しますと、先ほどおっしゃっているように、監査時点、総務財政委員会等で非常に指摘を受けております。先週ですか、令和2年度に向けての一括交付金に関するヒアリング、あと検証委員会は1回目は終わっております。特にヒアリングですね、ヒアリング時にまずは財政課と共同で一括交付金の事業を行うかについては、おのおのヒアリングして、ほぼ事業費は決まっております。その中でも令和3年度に切れる一括交付金後についてどう思っているかということを確認しております。特に人件費等が多く輩出される事業並びに一括交付金が始まる前の、始まって新たに入った事業については基本的にはゼロベースで考えていきましょうということで、お互いの主管課、事業課との話し合いはしております。やはり事業費が非常に次年度は大分上がってきていますので、さらに検討しながら一般会計とも含めながら、今後、さらに圧縮していきたいと考えております。以上です。
◆山口修 議員 具体的な名称を今出すことはやばいかなと思いまして、私も出しません。これを切れとか何とか言いませんが、これは本当に考えていかないといけない。そういった中で町長、副町長、よく1,000万円、これをどう与那原町としての政策を、町長としての政策ですね、これを実行していくにはどう使っていくのかが問われてくるかと思うんです。MICEの件しかり、バイパスの件しかり、要保護の件しかり、教育の関係もしかり、いろいろあろうかと思います。これは非常に微妙なことになっていくと。断腸の思いでやらなければならないことも出てくるかと思います。その中で町長、どうなんですか。次年度に向けてお気持ちは。
◎町長(照屋勉) 山口議員の再質問にお答えしたいと思います。今、山口議員からもおっしゃったこと、それから財政課長からありましたように、スクラップ・アンド・ビルドをしながら、あるいは創意工夫、より需要の高いものの優先順位をしていく。それからもう一つ、それぞれの各省庁と国の補助金があります。それから県の補助金等がありますので、その事業をやろうとしたときに何かしらひもづけで財源がないかというような情報収集もしながら、限りある財源でありますので、しっかりとこれから精査をしながら次年度の予算編成に向けて取り組んでまいりたいと思います。以上です。
◆山口修 議員 なかなか答弁は難しかったと思います。私の聞くほうもちょっとしんどい気持ちで聞いているわけですが、この辺はしっかりと、我々議会もバックアップするところはしていかなければいけない。また国費との関係で取れるものは取っていく努力を各議員がみんな協力していくかと思いますので、切ることだけが改革だとは私は思っていませんから、その辺は重々配慮の上やっていただければと思います。それでは2番目に移ります。 2番目、与那原町土地開発公社所有の物件、土地についてお伺いしたいと思いますが、最後の東浜分譲地、この状態でいいのか。これはファーマーズ横の空き地の件でございます。①JA東浜市場横の土地、いつまで無償無料開放するのか、理解できない不合理である。見直しが必要ではないのか。この辺について問いたいと思います。
◎企画政策課長(石川毅) では、山口議員の御質問にお答えします。JA東浜ファーマーズマーケットに隣接する東浜107番地につきましては、現在、周辺地域への法人へ無償で駐車場として開放していますが、最近は迷惑駐車などが目立つようになり、管理運営上、支障が生じております。5月の公社の監査におきましても、同様な指摘がございました。公社としても次年度は法人専用有料駐車場として運用を開始する予定でございます。既に周辺地域への法人へは意向調査を終えており、今後は駐車する必要台数や契約内容の確認作業を進めていく予定でございます。また、公社の方針として107番地は、将来分譲することも視野に入れ、次年度には関係各課との意見交換、集約を行い、町にとって最も有益的な土地利用計画を検討していきたいと考えております。以上でございます。
◆山口修 議員 一応考えているということだよね。このままずるずる行かないということですよね。あそこは非常にクレームが多いところです。この辺は、もうこれ以上言いません。しっかりと管理と収益は上げていただきたいということでございます。この土地公社…、もういいや、やめておこう。 では、最後の質問に行きます。町内のバス実証実験についてお伺いをしていきたいと思っております。基本65歳以上と明記されておりますけれども、妊産婦や1歳児以下のお子さんを抱えている方も同乗できないのか、検討されたいと思うのですが、どのようにお考えなのか答弁をお願いいたしたいと思います。
◎
福祉課長(岡剛) 議員の皆様こんにちは。ただいまの山口議員の御質問にお答えいたします。本事業は、今年度10月より実証実験を開始しております。与那原町交通施策検討委員会における答申により、高齢者及び障害者手帳所持者を対象とした外出支援を検討するようにという結論から本事業がスタートしております。そして一括交付金計上上もそのことを踏まえた対象者で開始をしております。しかし、今後行うアンケート調査等の結果も踏まえつつ、対象者の拡充については検討していく余地はあるというふうに考えております。また現在、高齢者や障がい者の乗車券申請者数が408名であることから、さらなる周知に努め、本来の利用者の利用を高めていきたいと考えております。以上です。
◆山口修 議員 見直しをするというふうに理解してよろしいか。見直しというか、前向きにやっていくという。
◎
福祉課長(岡剛) ただいまの再質問にお答えいたします。対象者、あるいはルート、運営方法、そういったもろもろも含めて外出支援が必要な方へのサービスがいかに適切に実施できるか。これについて多角的に検討してまいりたいと考えております。現在の対象者以外の方も対象に含めるか、ということも含めて検討してまいりたいと思います。以上です。
◆山口修 議員 そのように検討していただければ幸いかなと思いますね。ちょっと後先、逆になりますが、4番目の質問は全面削除いたしますので、最初にこれを言うのを忘れていました。ごめんなさい。ですから、今の質問が最後になります。企画政策課長、また前触れもなく申しわけないが、これを検討していくとして、障がい者あるいは65歳以上の、前々からこの話は出たと思いますが、年齢関係なしに必要な方が乗るような形にしてはどうかというのも、総務委員会の中でも話はありましたけれども、決定はしておりませんよ。こういったことが要望として、仮に町内から、あるいはそういった形で出てきたとき。もちろん前提は、小学生、中学生はだめです。当然ですね。歩くというのが教育委員会の指導ですから。それ以外の方。そういったときに今のこの路線は路線としてあったとしても、全町民を対象にしてこれをやっていこうということが、方向性として出たときに当然主管課も変わるでしょうね。福祉課から総務課になるのかな、これは企画政策課になるのか。そういったことも念頭には考えておられますか、将来の話としてですよ。そういうことも聞かれているんです、実は。これは1年半実証実験でやるけれども、その後はどうなるのかと。全町対象にしてやるのかということも、私個人的に聞かれてもいるんですが、答えようがないというわけです。そういったことになった場合、じゃあどうされるのか。これは予算の問題が一番大きいわけですから、こういうことは企画課長として検討されたことがありますか。なければないで答えてください。
◎企画政策課長(石川毅) では、再質問にお答えします。先ほど平成29年度、30年度で、今回福祉課でやっている事業については検討会議を行っております。その中で当初、まず高齢者、障がい者、観光客、公共交通空白地域、その他の町民という形で検討をしております。当然、最重要優先課題としまして高齢者と障がい者ということになっております。それで決定して今運用しているという形ですね。先ほど山口議員おっしゃっているように妊婦さんとか1歳未満等ですね、先ほど
福祉課長も言っていたんですけれども、今後運用しながらそういった意見が出てきた場合、仮に妊婦さん、例えば3歳児未満とかいろいろ対象者があろうかと思いますけれども、今後、運用しながらそういった意見があれば検討してまいりたいと思っております。域内交通につきましては、町域内の交通につきましては、当然企画政策課が担当しますので、今は高齢者、障がい者という形で福祉課のほうに事業が行っていますけれども、将来的には全町域的な考えとなると、企画政策課のほうが主管となりますので、よろしくお願いいたします。
◆山口修 議員 このお話ですけれども、検討委員会あるいは協議会なりは早急にしていただいて、早目の結論を、ケツを切ってですよ、きっちりと。いつまでにやるとかそういったことを含めて早目にして、1年後に結論を出すでは困る。現実に必要とされている人もおられるわけですから、その辺は早目の対応をとっていただけたらと思います。大丈夫ですか。大丈夫じゃないの。早目の結論、あと7分あるよ。
○議長(
識名盛紀) 山口議員、答弁を求めてください。
◆山口修 議員 答弁をしてください。
◎
福祉課長(岡剛) ただいまの山口議員の再質問にお答えをいたします。福祉課で行っております実証実験については、残り1年と3カ月ということになっておりますので、その中で今後のあるべき外出支援というものについて検討をしてまいります。そしてその中で当然、町内全域、そして対象者どなたでもというようなことも出てきた場合には、企画政策課との政策調整ということも当然出てこようかと思います。それについては、来年の今ごろまでにはどういった方向でいくのかということはある一定のめどはつけるべきものとして、今事業を進めております。以上です。
◎企画政策課長(石川毅) 福祉課がやっている一括交付金での事業ですね、これはあくまでも1年半の期限つきということで、次年度についても既に予算決定をしております。一括交付金の内容精査はですね。先ほど
福祉課長が言っているように次年度という話があれば、今後、煮詰めて検討していきたいということですので、よろしくお願いいたします。
◆山口修 議員 何かはぐれているな、外されているなという気はするんだけれども、できるだけ早い結論をしていただかないと、当該のお困りになっている方々がおられるわけですから、この辺は配慮をしていただきたい。幹部会議で決まると思うけれども、町長、その辺はよろしく配慮はしてください。
上江洲議員同様、私も7分残して、前代未聞だな。終わるとします。ありがとうございました。
○議長(
識名盛紀) 以上で山口修議員の
一般質問を終わります。 次に舩谷政喜議員の
一般質問を許します。 〔舩谷政喜 議員 質問席に着く〕
◆舩谷政喜 議員 皆さんこんにちは。最近、よく耳にするのが一括交付金がそろそろ終わると。それまでに自立した地域をつくるためにどういったことができるかとか、そういうことがよく話の中で出てきます。その中で、じゃあその一括交付金がなくなるかわりにどういうことが必要かというと、やっぱり県や国からの補助金を活用して、自立に向けた
取り組みというのは本当に大事じゃないかと思います。こういうあらゆる公共事業によって経済の流れですね、うまく回っていくという。それが本当に理想の動きじゃないのかなと思っています。そういうことに関しては本田宗一郎が言っている「チャレンジしないことに恐れろ」と、そういうふうな意識のもとお互いにいろいろチャレンジしていけたらなと思っております。そして今回私が
一般質問に出している(1)の社会福祉協議会への予算検討と、(3)の駆け込み寺のような民間の窓口(受け入れ施設)が必要と出しているのは、最近、社会から孤立してしまったというような方々の知人とか知り合いからの相談が本当に多くて、今回この問題を、関連するので取り上げました。 まず(1)社会福祉協議会への予算検討をということで、①社協に委託している事業の内容、そして予算。②現状の予算で十分だと思うか。この2点を一括してお願いします。
◎
福祉課長(岡剛) ただいまの舩谷議員の御質問にお答えをいたします。現在、与那原町社会福祉協議会に委託している事業は、生活支援コーディネーター、これは地域の課題等を聞いて、その課題を整理してまとめていく協議体を運営するというような事業になっております。高齢者の行き場所づくりとしてのふれあいサロン、高齢者のお互いの相互扶助によるボランティア制度であるシルバー活き生きライフサポート事業、そして地域支援事業を利用する際の送迎を行う送迎事業の4事業で合計1,491万8,140円の委託料となっております。そして現状の予算で十分だと思うかという2点目につきましては、大方の事業については、現在の委託費で目的を達することができるようになっております。ただ、ニーズが増えているシルバー活き生き事業については、今後、社協とも相談しながら適切な予算確保に努めてまいりたいと考えております。以上です。
◆舩谷政喜 議員 そうですね、今課長がおっしゃっていたように、この委託事業の中でも、本当に人気が出ているのがシルバー活き生き事業、これを使用する側と、あと登録する側ですね、どちらも本当に増えてきていて、例えば中間で電話をとって、これを采配するというか、その業務の人が今1人しかいないということで、その事業に区切りをつけるのか。本当にこれは活き生きサポート事業、これは福祉の面で予防事業にも深くかかわってくるので、この辺の事業を、今課長は答弁の中で検討するということで、協議をすることでおっしゃっていましたので、これは協議をしてもらいたいと思っています。またこの事業以外に社協に補助金を出している団体の中で母子寡婦福祉会があるんですが、会員がこれも増えていて、今ある事業以外に会員同士がもっともっと助け合うというか、そういうふうな会員も今後やっていきたいと。そういう事業費がないために、新たな事業ができないという、そしてまた例えばそういった協会の運動会とかがあるときに、交通費だったり、お弁当だったり、そういうものが予算の中に対しての割合がかなり大きいということで、この辺ももう少し充実させたいということだったんですが、この辺、課長どうですか。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 舩谷議員の再質問にお答えしたいと思います。母子寡婦福祉会に関しては、
子育て支援課のほうで担当していまして、おっしゃるとおり母子寡婦福祉会に関しては補助金をこちらのほうから申請によってお渡ししているところですけれども、毎年、確かに会員が増えてきているということで、活動を今後充実させたいという相談はありますので、補助金申請の精査の中で現状のままに、今はやっているところですが、うちのほうには補助金を決める審査会というのがありますので、そこのほうに今後審査いただき、現状をお話して、できるだけ補助金申請どおりにわたるようにしていけたらと思っています。以上です。
◆舩谷政喜 議員 これも審査をしていただきたいと思っています。小さなという表現が合っているのかどうか。3万円とか5万円とか、そういう会をするごとに必要な経費、本当にそれだけで大きな効果が生まれてくると思いますので、その辺はお願いしたいと思います。 (2)中小企業振興条例制定後、早目の実施をということで、①中小企業振興条例後の進捗状況は。そして②中小企業振興条例の中から各業種の課題を吸い上げる仕組みづくりをしないといけない。今後はどのような計画を立てているか。お願いします。
◎観光商工課長(比嘉義明) では、ただいまの舩谷議員の(2)中小企業振興条例制定後、早目の実施を。①、②を連続で御答弁申し上げます。まず①です。今年度は本条例に基づき、町内中小企業を対象とした現況調査を実施、意見聴取のための協議会や調査結果から見えてくる課題を解決するための審議会を開催する予定でありました。しかし、商工会と協議をしながら準備を進める中で、商工会が次年度に行う調査と、本町が実施予定の調査の内容に類似する点が多くあったことから、改めて次年度、共同で効率的な調査を実施する予定となっております。 続きまして、②についてお答えいたします。次年度初めに、与那原町商工会と連携のもと、現況調査を実施、その調査結果を踏まえて事業者の方々が参加する協議会や専門員の方々による審議会を開催し、課題解決に
取り組みます。また本条例の第17条におきまして、中小企業等の意見を反映させるための協議会の開催など、意見交換の促進を図るための措置を講じなければならないと明記されていることから、協議会の開催については事業者が参加しやすい、意見の言いやすい場となるような工夫をし、事業者の課題の吸い上げに努めたいと考えております。以上でございます。
◆舩谷政喜 議員 そうですね、条例をつくったからにはというか、それを実施していかないと意味がないと思うんですが、今課長がおっしゃるように17条の中小企業の意見を反映させると。この中小企業振興条例というのが本当に大きな役割を担っていると思うんです。例えば、今、一番のテーマである地方創生、それの仕組みづくりというのは、まず課長がさっき言っていた地域のいろんな企業がまずは自由に今の課題を出す協議会の開催ですよね。これが本当に必要だと思っているんです。そういうところから各企業だけではなくて、その近所の通り会だったり、いろんなところでの課題がここで出てくるわけです。それをもっと絞って、審議会の中でまた絞っていくという。まさしくこれも、私も条例を見たら、条例の規約の中に協議会と審議会を設けるというふうにうたっていたので、まさしく中小企業振興条例の中身というのは、この地方創生、まちづくりの本当に原点だと思っているんです。なので、これを早急というか、今、後ろからもありました公共交通機関の充実、これも中小企業振興条例、その中から出てくるものなんです、普段は。だからあらゆることがその中に含まれているので、これは本当に重要な位置づけとしていろんな意見を吸収してほしいなと思っております。この協議会ですね、振興条例が制定されて数カ月たつわけですが、協議会をいつごろ行うかというめどは立っていますか。
◎観光商工課長(比嘉義明) ただいまの舩谷議員の再質問にお答えいたします。協議会の開催の日程につきましては、まず協議会の話の内容ですけれども、現況の調査、どういったことに関して課題があり、補助が必要かというところですね、まず洗い出してみないことには意味ある協議会にならないのかというふうに考えておりますので、今年度はその調査に時間を費やしまして、次年度早々にでも協議会の開催に進めていきたいと考えております。
◆舩谷政喜 議員 課長、逆だと思っているんです。協議会の中から自由な意見を言ってもらって、その中で課題を見つけていくという順序で、実は南風原町、豊見城市の進め方というのも見てきたんですが、そうすると今課長が言っていることと同じことを2回やることになるので、現状調査をして、協議会でも自由な発言で言ってもらって、結局同じことを2回繰り返し時間の無駄なので、協議会を早急に立ち上げて、そこで自由な意見をぼんぼん言ってもらって、それをまた審議会でまとめるというほうが効率がいいので、それを早急に進めていただきたいと思います。答弁をお願いします。
◎観光商工課長(比嘉義明) ただいまの舩谷議員の再質問にお答えします。協議会と、その調査ですね、どちらが先にやるべきか。もう一度少しお時間をいただきまして、検討して協議会が先がよければその方向で、また現況調査のほうがよければという、商工会とも協議しながら検討させる時間をいただきたいと思います。以上です。
◆舩谷政喜 議員 時間はないと思いますので、効率よくお願いします。 (3)駆け込み寺のような民間の窓口(受け入れ施設)が必要。①役場の窓口でDVを受けている相談など、これまでにあったか。内容はどのような内容か。件数までわかればでいいですので、よろしくお願いします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) ただいまの舩谷議員の(3)駆け込み寺のような民間の窓口が必要ではないかという質問にお答えしたいと思います。まず、DV相談については
子育て支援課のほうで基本窓口として受けているところです。平成30年度に関しては3件、今年度は11月現在で8件と、約3倍の相談があります。内容としましては、精神的な暴力、いわゆる暴言など大声で脅す、あと身体的暴力、経済的暴力、いわゆる生活費を使い込んだり渡さないというようなこと。それと性的暴力などがあります。以上です。
◆舩谷政喜 議員 それでは、この相談があったことに対して、町はどのような対応をしたかをお願いします。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 相談に来るという方はかなりの勇気を振り絞ってうちのほうにいらっしゃるというような状況にありますので、しっかりと相談を受けるということでは、そこは心がけているところで。今回これまでの相談の中では、本当に重篤なものに関しては女性相談所、いわゆる保護していただける施設への相談、これまでに2件、この2年間では2件あったと聞いています。あとは基本的には本人の意思で離婚があったり、あとは転出ということで転出しているものです。あとは継続的に相談を受けながら改善に向かうのかどうかということで、継続での支援中のものもあるということを報告しておきます。以上です。
◆舩谷政喜 議員 まさしく、やっぱり女性相談センターだったり、そういうところがありますという案内、それが私は行政の役目だと思っているんです。これまでいろんな相談を受けてきた中で、皆さんちょっとわかっていないというか、役場に相談してもどこどこを紹介された。その施設に行ったとしてもまたどこどこを紹介された。結局、自分が本当に相談に乗ってほしいという部分を解決できないままに、何か困っている人たちがたくさんいるんです。本当に今、課長がおっしゃっていたようないろんな暴力を受けている人などは、相談を受けて、じゃあ例えば警察が家に来たと。その後の仕返しが怖いから、そういう、本当に現実的なところをどう保護してくれるかというのを、本当にみんな相談に困っているんです。緊急事態でどう対応してくれるかというところ、困っているので、例えば警察も一緒になって、子どもも一緒に緊急通報、子どもの番号も登録させてくださいと。今危ないときがあれば、子どもからすぐボタンを教えて警察を呼ぶような体制をつくってくださいとか。個人的にいろいろな相談を受けて対応したりしているんですね。なものだから、一番本当に困っている人が緊急に必要なのは、駆け込み寺のような民間の窓口、本当にそういうところがあればすぐ駆け込んでいって保護をします。その保護をされている間にいろんな対策が打てるという、そういう場所が本当に必要なんだなというのを感じているんです。中学生の不登校児を対象にした民間の窓口を設けようという話も出ているんですが、できればこれをちょっと幅を広げて、どうせつくるならそういうものもできないのかなと思いながら、これはだめかわからないんですけれども、その辺どうですか。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 再質問にお答えしたいと思います。まずDV相談に関しては、確かに本当に困っていて相談をしたけど、なかなか確保というか、施設まではつながらないというのは何件か、私たちもせっかく女性相談所あるいは警察へつないだにもかかわらず、その場所に行けなかったというのは何件かあります。なので、そこら辺は本当に今何が彼女たち、彼たちに必要なのかというのをしっかりと相談を受けとめるような形で、本当に必要な対応ができたらなと思っています。おっしゃるみたいに、役場はハードルが高いというようなことで、本当に民間施設での相談というようなところがあれば、その周知がもっとあればと。確かに民間でやっていらっしゃる方々は何件かあるのは事実です。それの情報交換もうちのほうではあるので、こちらのほうではこういうところもあると、来てくれたらそこを紹介することもできるんですけれども、来るまでのハードルが高いというのが、もしかしたらあるのかなと思っていますので、そこは改めて周知をしていきたいと思っています。もう1点の、今現在、不登校支援として中学生の支援の事業を進めようとしていますが、それについてもう少し幅を広くという御意見に関しては、再度…、大丈夫ですか。については改めて検討できればと思っております。ありがとうございます。
◆舩谷政喜 議員 民間でもともと受け入れているような施設があるというんでしたら、それに越したことはないのかなとあるので、できればそういうのをもう少し、そういう情報提供はできるんですか。いろんな人が知っていたほうが、やっぱり地域というのは自分の知り合いがこういった相談を受けて、こういうところがあるよとか、またそこに一緒に相談へ行ったりできるはずなので、その辺はもっと情報提供はできるんでしょうか。
◎
子育て支援課長(
伊集京美) 再質問にお答えします。今お話しした民間施設の情報というのは、一昨年ですか、糸満市の、千葉の事件が起こって、ある一団体が中心になって相談機関の集まりを1回持っています。それを継続的にやっているところで、その資料がありますので、それを皆さんに公表することは可能だと思っていますので、ただ住所まではもちろん伏せられて。要するに相談機関で確保しているので、確保される場所がばれるのもよくないので、そうなんですよ。ある程度の伏せた形での相談となるので、そういったことも本来だったらうちでその相談を受けてそこを紹介する形が一番ベターかなと思っています。以上です。
◆舩谷政喜 議員 課長、じゃあそういった情報共有をしながら、危ない目にあった人たちを救済できたらなと思っています。 それでは(4)町・人・環境に優しい公共交通機関LRTの導入を。①これまでの公共交通機関についての進捗状況は。②MICE施設が建設される前提で、施設とLRT導入はどちらが先だと思うか。お願いします。
◎企画政策課長(石川毅) では、舩谷議員の①について答弁申し上げます。平成30年度に島尻地域振興開発推進協議会において、南部地域が一体となって持続可能な新たな公共交通システムの構築とまちづくりの実現に向けた南部地域の新たな公共交通基本計画基礎調査を策定しております。その中で、那覇市、豊見城市、糸満市を中心としたA軸、那覇市、南風原町、与那原町を中心としたB軸の幹線軸を指定しております。今年度は、前年度の調査業務を具体的に掘り下げ、検討を進めている状況で、新たな公共交通システムとしてA軸はモノレール、B軸はLRTが有力案となっております。B軸の那覇与那原間においては、3つのルート案を検討しているところで、それぞれの案について整備延長、駅の数、所要時間、事業費などの項目を比較検討しているところでございます。今年度末には島尻地域振興開発推進協議会としての報告書を取りまとめる予定となっております。以上です。
◎政策調整監(前城充) 議員の皆様こんにちは。舩谷議員の4番目の②にお答えいたします。MICE施設への催事の開催時は多数の方々が短時間で移動する必要性があることから、施設の完成にあわせて移動手段としてのLRTを含めた公共交通施策を整える必要があると認識しております。以上でございます。
◆舩谷政喜 議員 この進捗状況は前回の議会の答弁とほぼ変わらない状況で、さほど変わっていないなと感じました。それも含めて、そういう状況をもっともっと加速化していくためにこの質問ですが、MICE施設が先か、LRTが先かとなると、一番いいのは同時、それか公共交通機関が先に整備されているというのが本当に望ましいと思うんです。世界中のMICE施設の周辺地域でLRTとか公共交通機関が整備されていないのは、言えば沖縄のコンベンションセンター、ここに世界会議場ができればここがそうなると今言われていて、先にMICE施設が完成してしまうと、あれだけの数万人の人たちが出入りしますので、やっぱり目に見えて渋滞が発生して、町民に一番迷惑をかけてしまうという、これは恐らく皆さんが知っていると思うんです。ですから、じゃあ今現在、沖縄県で単独で、単独というか、PPPですね、民間と企業を活用して一緒になってMICE施設を運営できないかということを今調査していますよね。それ次第では、このMICE施設の建設が早く進むかもしれないということを想定して、これはもう早急にでも、LRTとか公共交通機関の充実を、勉強会なりそういった運動というのを早い時期からもっともっとやっていって、例えば与那原、南風原、那覇、もしくは県、もしくは国に緊急性というのをもっともっとアピールする必要があるんじゃないかなと思っているんですね。それで今回この質問をしたわけですけれども、それについて今後の、もっともっとしたピーアールをどのようにやるかというのを、できれば町長、この辺どう考えるか、お願いします。
◎町長(照屋勉) 舩谷議員の御質問にお答えしたいと思います。MICE施設については、今議員からございましたように、PPP、PFIの活用をしての民間活力を入れたMICE施設ということで検討がされているところでございます。今、舩谷議員がおっしゃるように世界のMICEを見ても公共交通がしっかり整えられているという状況でございます。一方で、やはりどれだけの需要が発生しているから、どれだけの公共交通を敷いていくかというような予測といいますか、その辺も出てくるかと思います。パシフィコ横浜が一旦需要に基づいてやったんですが足りなくて、また新たな公共交通ができたというような経緯もあって、パシフィコ横浜はさらに面積も広げているというような状況かと思います。当然、このMICE施設ができるときに公共施設をどうしていくかということは問われてまいりますので、同時並行的にその辺も県としっかりと議論できるようにしてまいりたいと思います。以上です。
◆舩谷政喜 議員 確かにパシフィコ横浜、あそこは世界会議場が先にできて、その後に公共交通機関が整備されたと。少なからず与那原の場合は周りに民家がたくさんあって、道もそんなに多くはなくて、もうはけ口がない状態ですので、その辺は少なからず公共交通機関のピーアールとかというのは重要じゃないかと、今町長がおっしゃっていたとおりです。今度1月に商工会青年部のほうで栃木県の宇都宮市にLRTの視察をしに行くんです。向こうというのが与那原から那覇圏内、距離が15キロ圏内で、距離的には似ているということで、またこれは宇都宮共和大学シティーライフ学部の教授がいるんですけれども、その教授がそこでの誘致活動の当時のことから、今現状のところまでを知っているということで、これは何らかのヒントになるんじゃないかと。地域から声を出していく、住民から声を出していくということを向こうで聞ければ、そういうこともできるのかなと思ってですね。ほかの施設の目的というのが、なぜLRTかと、例えば大がかりな駅をつくらなくてもできると。路面を工事するにも、これも本当に民間企業でできると。あとはなぜLRTかというのは、福祉の面だったり、いろんなことがありますよね。そういう面も勉強できたらいいのかなと。最大の課題はLRTではなく、何らかの力が働いてもっとコストの高い公共交通機関が導入されたらということを想定した場合に、なぜLRTかと。コストも安い、環境にも優しい、運賃がバスよりもモノレールよりも安い、いろんなことを考えると…、あと平面と平行して乗り入れができるので、高齢の方々にも、障がいを持った方々にも優しいとか。いろんな状況を住民の人たちが知っていると、そういうものが来たときにもこうであるべきだろうということを説明できるので、これはみんなで勉強していったほうがいいんじゃないかと。今、那覇から名護間で地下を通してという、電車の話とかがあるんですけれども、聞けばあの予算でLRTを沖縄県内に敷けるぐらいという話があるんですね。これは試算もちゃんと出しているんですが。だからそういうことをみんなで勉強していって、そういうふうにも持っていかないというのも一つの目的にもあるので、ぜひこれは町民でまずは盛り上げていきたいと思っております。それで行政の方からもぜひ1月の視察、もしできれば一緒に勉強してもらえたらと思っています。以上で、私の
一般質問を終わります。
○議長(
識名盛紀) 以上で舩谷政喜議員の
一般質問を終わります。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ * ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
○議長(
識名盛紀) 以上で本日の日程は、全部終了しました。 本日は、これで散会します。 なお、明日の会議は午前10時から行います。御苦労さまでした。 午後2時34分 散会...