北谷町議会 > 2018-10-15 >
10月15日-05号

  • "砂辺浜川線"(/)
ツイート シェア
  1. 北谷町議会 2018-10-15
    10月15日-05号


    取得元: 北谷町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-10
    平成30年  9月 定例会(第478回)    平成30年第478回北谷町議会定例会会議録(第18日目)       開議 平成30年10月15日(月)10時00分       散会 平成30年10月15日(月)15時40分出席議員  1番 大浜ヤス子議員  2番 新垣千秋議員  3番 玉城靖規議員  4番 喜友名盛充議員  5番 渡久地政志議員  6番 又吉朋和議員  7番 友利 勉議員  8番 照屋正治議員  9番 宮里 廣議員 10番 高安克成議員 11番 宮里 歩議員 12番 玉那覇淑子議員 13番 與儀 誠議員 14番 仲地泰夫議員 15番 喜友名朝哲議員 16番 阿波根 弘議員 17番 田場健儀議員 18番 仲栄真惠美子議員 19番 亀谷長久議員欠席議員     なし説明のため出席した者の職氏名町長         野国昌春副町長        神山正勝教育長        川上啓一会計管理者兼会計課長 知念喜忠総務部長       玉那覇 修住民福祉部長     伊波興繁建設経済部長     松島 勲教育次長       佐久本盛正上下水道部長兼上下水道課長           安田茂正町長室長       宮里泰明総務課長       岸本 満企画財政課長     仲松 明情報政策課長     與那覇政彦税務課長       兼城泰志住民課長       仲地桃子福祉課長       西田由紀保健衛生課長     金城睦彦子ども家庭課長    与儀 司農林水産課長     根間朝弘商工観光課長     伊波孝規都市計画課長     田仲康児土木課長       仲宗根義覚教育総務課長     鉢嶺宗則学校教育課長     原田利明社会教育課長     池原 誠学校給食センター所長 太田守男職務のため出席した事務局職員の職氏名議会事務局長     比嘉良典議会事務局次長兼議事係長           稲嶺盛和議事法制担当主査   宇良留美子    平成30年第478回北谷町議会定例会議事日程(第5号)            平成30年10月15日(月) 10時00分開議日程第1 会議録署名議員の指名日程第2 一般質問     1.11番 宮里 歩議員     2. 3番 玉城靖規議員     3.16番 阿波根 弘議員     4. 1番 大浜ヤス子議員平成30年10月15日(月) △開議(10時00分) (開議宣告) ○亀谷長久議長  これから本日の会議を開きます。 △日程第1 会議録署名議員の指名 ○亀谷長久議長  日程第1 会議録署名議員の指名を行います。本日の会議録署名議員は、会議規則第127条の規定によって9番宮里廣議員及び10番高安克成議員を指名します。 △日程第2 一般質問 ○亀谷長久議長  日程第2 一般質問を行います。 順次発言を許します。 11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  おはようございます。外は雨のようですが、元気よく一般質問をしていきたいと思います。 その前に一言挨拶をいたします。去った8月8日に命がけで最後まで県民を信じ戦い抜いた翁長前知事がお亡くなりになりました。 沖縄の未来のために子や孫その先の世代のために辺野古の新基地は造らせないという信念を貫き戦った知事。沖縄の歴史に残る政治家であったと思います。 その後9月2日に行われました沖縄統一地方選挙、北谷の町議会選挙はほかの市町村より真っ先に行われ、日本共産党は新人を含む現有2議席を獲得しました。福祉や教育、あらゆる面で議論を交わし、本町の発展のために頑張って行く決意であります。 9月30日に行われました県知事選挙では翁長前知事の意志を引き継ぐ県政を実現させようと過去最多の39万票を獲得し、玉城デニー新知事が誕生しました。 オール沖縄の勢いは留まることなく前進しています。昨日には豊見城市長選挙でも勝利を勝ち取っています。北谷町はいまだ53パーセントが米軍基地に接収されております。 新知事には県民との最大公約である辺野古の新基地建設を許さないという立場を貫いて頑張ってもらいたいと思います。 そして私も一町議会議員として、また県民の一人として子や孫その先の世代に誇れるようなまちを築いていく、野国町政を支えながら議論、提案も積み重ね、町民のためにこれからも頑張っていきたいと思います。 それでは一般質問に入らせていただきます。 質問事項1点目、こどもの医療について。 (1) 本町は他の市町村より先駆けてこども医療費、中学3年生までの現物給付を今年度から始めております。お財布の中身を心配しなくても、安心して子どもを病院に連れていくことができるのは、保護者の願いでもあり、全国各地、どこの病院で受診しても現物給付を受けられるという環境が求められています。沖縄県が今年10月からこども医療費の現物給付をスタートしますが、県は入院・通院共に未就学児までが現物給付となっています。本町との兼ね合いを伺います。 (2) こども医療費の現物給付を高校生までの対象拡大について実施できないか伺います。 (3) こども医療費受給資格者証の再発行の件数はどうなっているのか。また、カードの大きさについてお財布に入る大きさにできないか伺います。 (4) 国民健康保険税に未納がある場合、こども医療受給資格者証についての対応はどのようになっているか伺います。 (5) 現在、任意接種となっているロタウイルスワクチンの接種で、全国的に助成している自治体が増えてきています。乳幼児期に胃腸炎として多く起こるウイルスで、県内の幾つかの町村では全額補助や一部補助を行っているところがありますが、本町でも実施する考えはないか伺います。 質問事項2、発達障害児の支援について伺います。 本町における発達障害児支援の取組、発達障害受給者証の申請状況を伺います。 質問事項3、緑化運動について。 桑江区内の街路樹について、行政懇談会で街路樹として黒木を提案していた声がありましたが、その後の進捗状況を伺います。 再質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。 ただいま宮里歩議員から御質問をいただきました。私のほうからは質問事項2番目「発達障害児の支援について」の質問要旨「本町における発達障害児支援の取組、発達障害受給者証の申請状況」についてお答えいたします。 発達障害児・者の支援においては、全ての関係者が共通の視点に立ち、連携を取りながら継続的に支援を提供することが重要であることから、本町では平成24年に支援体制図を作成し、ライフステージに応じた支援体制を明確にするとともに、事例をとおして保健・福祉・教育の連携を図り、切れ目のない支援に取り組んでおります。 支援の内容については、本町では、乳幼児健診や学校での健康診断等による発達障害の早期発見、育ちの支援センター「いっぽ」における子どもと保護者に対する支援、保育所・幼稚園・小中学校における特別支援員の配置、障害福祉サービスの給付による療育・自立の支援など、関係する各部署において発達が気になる段階からライフステージに応じた支援を実施しております。 また、庁内関係各課の担当者による意見交換会を開催しており、各課における取組の状況や課題について情報を共有し、支援体制の充実を図るため課題の抽出と意見交換を行っております。 今後も庁内の連携を強化しつつ、また県や発達障害者支援センターなどの関係機関とも連携を図りながら、発達障害児・者へのきめ細やかな支援を行うとともに、発達障害に関する住民の理解を深めるための啓発活動にも取り組んでまいります。 本町の障害児福祉サービスを受給している児童のうち、発達障害の診断を受けている児童は延べ60人となっております。 その他の質問につきましては、担当部長とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項1番目「こどもの医療について」の質問要旨1点目「沖縄県が今年10月からこども医療費の現物給付をスタートしますが、県は入院・通院共に未就学児までが現物給付となっています。本町との兼ね合いを伺う。」についてお答えいたします。 本町におきましては、疾病の早期発見と早期治療を促進し、次代を担う子どもの健全な育成を図ることを目的に、平成27年度から、こども医療費助成の対象を中学校卒業まで拡大し、さらに平成30年4月からは、所得区分を設けず中学生卒業までの全ての子どもを対象とした現物給付方式を導入し、町の単独費用で実施しているところでございます。 沖縄県の現物給付方式導入と本町の兼ね合いにつきましては、10月から、これまで町の単独費用で負担していました3歳以上の就学前児童の通院分の自己負担額1千円が県の補助対象となります。また、これまでより、現物給付方式へ対応する医療機関の増加が期待されるところでございます。 次に、質問要旨2点目「こども医療費の現物給付を高校生までの対象拡大について実施できないか伺う。」についてお答えいたします。 高校卒業までの助成の拡充につきましては、現在、予定はございませんが、現物給付方式導入後の動向や各保険制度への影響等を考慮していく必要がございます。 本町といたしましては、子ども・子育て支援計画の基本目標である「健やかな子どもの育ちを応援する環境づくり」を実現するため、現物給付方式導入に併せて、子どもの健康情報、小児電話相談事業(♯8000)の普及を重点的に取り組んでまいります。 次に、質問要旨3点目「こども医療費受給資格者証の再発行の件数はどうなっているのか。また、カードの大きさについてお財布に入る大きさにできないか伺う。」についてお答えいたします。 こども医療費受給資格者証につきましては、平成30年4月の現物給付方式導入に伴い、5千151件を対象世帯へ送付しておりますが、平成30年4月から現在までの間に再発行した件数は87件となっています。 こども医療費受給資格者証の大きさにつきましては、沖縄県から大きさを統一するよう要望があることやこども医療費受給資格者証に子どもの医療費制度についての説明を記載していることから、現行の大きさが必要となっております。 御質問にありますサイズの小型化につきましては、現物給付方式が広く県内に普及した次の段階で検討していくこととしております。 次に、質問要旨4点目「国民健康保険税に未納がある場合、こども医療受給資格者証についての対応はどのようになっているのか伺う。」についてお答えいたします。 こども医療費助成金受給資格者証を交付する際は、受給資格認定申請書に添えて対象児の医療保険各法の被保険者証の写しを添えて提出することとなっておりますので、国民健康保険税の完納、未納にかかわらず、対象児の被保険者証の写しが添付されておりましたら、受給資格者証の交付を行っております。医療機関を受診する際に、被保険者証に受給資格者証を添えて窓口に提示することで、現物給付方式又は自動償還方式により医療費助成金を受けることができます。 次に、質問要旨5点目「現在、任意接種となっているロタウイルスワクチンの接種で、全国的に助成している自治体が増えてきています。乳幼児期に胃腸炎として多く起こるウイルスで、県内の幾つかの市町村では全額補助や一部補助を行っているところがありますが、本町でも実施する考えはないか伺う。」についてお答えいたします。 ロタウイルスワクチンの接種につきましては、現在、予防接種法に基づく定期接種には定められておらず、自由診療による任意接種となっております。 現在、厚生労働省では、厚生科学審議会予防接種ワクチン分科会において、他のワクチンも含め、ロタウイルスワクチンの定期接種化について検討が行われているところでございます。 そこで、本町におきましては、感染症予防対策の一環として助成を行うためには、有効性や安全性の検証、健康被害が生じた場合における補償責任等について十分な検討が必要であると考えておりますので、今後の国の検討結果を注視しながらの課題とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  松島勲建設経済部長。 ◎松島勲建設経済部長  質問事項3番目「緑化運動について」の質問要旨1点目「桑江区内の街路樹について、行政懇談会で街路樹として黒木を提案していた声がありましたが、その後の進捗状況を伺う。」についてお答えします。 現在ある桑江区内の街路樹については、継続して管理していきますが、樹木が枯れた場合等、新たに植栽する際は、推薦木として黒木等を植栽していきたいと考えております。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  本町では今年度平成30年度4月から子ども医療費の現物給付実施しているということで、保護者から本当に喜びの声が聞こえてきます。 私自身子どもを病院に連れていって、窓口で支払いを気にしなくて済むということが、これまでどれだけ親に負担が掛かっていたのか。これまでの苦労を身に染みて感じたところでもあります。 町民の中でも特に収入が少ない家庭、病院や歯医者に連れていきたくても躊躇してしまう。そういった状況におかれた家庭は本当に多かったのではないかと思います。 福祉施策に力を入れる町長や職員の頑張りに敬意を表したいと思います。 また子どもを持つ保護者から現物給付で恩恵を受けていると町に対して感謝の声が上がっていることも報告させていただきたいと思います。 こういった市町村での町単位での取組が県での現物給付化を後押しして、更には国の制度へと発展していくものだと思います。 現に県では、今月から未就学児までの現物給付を実現しました。これは市町村からの強い要望と、住民要求の運動から実現しているものであります。しかし、現物給付を行う国の自治体へのペナルティーに関しては、まだまだ課題があります。就学前までのペナルティーは廃止されたものの、それ以上の年齢の現物給付を実施する市町村に対しては、ペナルティーが科せられます。本町でもその負担額は約540万円と先の答弁にて出ております。中学卒業まで現物給付を実施するとした市町村は、全国的に広がりを見せています。沖縄県内においても本町を含め約10か所ほどあります。ペナルティーは、少子化対策、子どもの貧困対策などの課題に逆行したものであり、廃止するべきであると国に求めていくべきであります。 ペナルティーに関して、本町は今後、県や国に対してどういったことを要望していく方針でありますでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。ただいま質問のありました現物給付化に対する保険制度のペナルティーに関してですけれども、町の考えといたしましては、子どもの医療費に関しては、制度として自己負担を軽減していくようにということで国に要請しているところでございます。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  本当にペナルティーというのはおかしな話だと思うんですよね。是非とも要望として出していってもらいたいというのがあるんですが、10月から県が未就学児までの現物給付を始めているということを先ほどもお話しいたしました。県の未就学児までの現物給付の対応機関は本町の掲げる中学卒業までの現物給付実施対応機関と同一であるというふうに捉えてもよろしいでしょうか。また、歯科などについては、どうなっていますでしょうか。
    亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。現物給付化に対応する医療機関ですけれども、6月に調査したものによると、町が実施した際に現物給付化を対応した医療機関に加えて県が実施する10月に現物給付化に対応したいという医療機関が幾つかありましたので、北谷町が対応している医療機関に併せて、県の開始に伴って医療機関が増えてくるものと認識しております。 歯科に関しましても同様の認識でございます。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  現在、県内の現物給付対応医療機関と歯科と薬局を含め、どれぐらいの何パーセントぐらいのところで対応が可能となっているんでしょうか。また、対応できてない医療機関とか薬局とかはあるんでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。6月段階で調べたものですけれども、その段階では北谷町民が過去に受診した医療機関を基に調べたんですけれども、その際は北谷全体の79パーセントが現物給付化に対応しておりました。その調査時に県が始まる10月から対応したいという医療機関も今、集計は出していませんけれども、幾つかございますので、パーセンテージは上がっていくものと認識しております。 4月から現物給付を実施しておりますが、4月からの実績を見ますと75パーセントが現物給付に対応している状況でございます。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  対応機関が75パーセント、まだちょっと低いように思うんですね。やっぱり子どもが病気になったとき、本当にお金がないときに、保護者はインターネットで一生懸命調べるんですよ。どこが現物給付の対応している機関なのか、探してから行く。やっぱり手間が掛かるところがあるので、100パーセント県内どこの市町村、歯科を受診したとしても、薬局どこで薬をもらっても、無料でお金の心配をすることがないように100パーセント目指して頑張っていただきたいので、これはやっぱり町には限界があるところがあると思います。町は県に先駆けてやっているところがあると思うので、ですからそういったことは県のほうに全体で増やしていって欲しいということは本町としても要望として上げていく必要があるのではないかと思います。 現在、子ども家庭課の町のホームページ等でもそういった医療機関、どういったところが受診できるというものは、アップされているものでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。対応している医療機関につきましては、随時、更新しましたらホームページも更新しまして、町民に情報提供しているところでございます。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  県も10月からスタートしたということで、テレビとか広報などかなり力を入れているところがあると思いますけれども、まだまだ、それが伝わらない部分とかもあると思うんですね。学校関係機関との連携は、そういった情報等を含めて保護者への伝達といいますか、そういったものとかというのは連携を取られていらっしゃるでしょうか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。学校関係機関との連携は、実施しておりません。この制度の周知がまだ十分でない場合は、その辺も視野に入れて検討してまいりたいと思います。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  やはり困った人がいるので、そこは、連携を取って行く必要があると思うんです。家庭訪問等、いろいろ手段はあると思います。子どもの貧困対策としてもやはりこういったところから、救い上げていくという手立てになるので、そういったところは、縦割りではありますが、横の連携というものを取っていただいて、やっていく必要があるかと思います。 それから、高校卒業までの医療費の無料化について、これまで取り上げてきていますが、検討課題としていくということですが、もう一度分かりやすく説明いただけますか。現在進展が少しでもあるのか。検討は全くしていないのか。もうちょっと説明をいただけますか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。町といたしましては、4月から現物給付化を行っておりますので、その後の給付費の増減等を見ながら対象者の拡大は検討していきたいという考えでこれまできております。現在、現物給付対応してから4か月分の医療費の実績が上がってきておりますが、前年度比で102パーセント、平成29年度前々年度比では103パーセントとなっております。直近で申し上げますと6月診療分については、急に増加しておりまして、前年度の120パーセントとなっておりますので、月によって変動もありますから、年間をとおして、この給付費の動向を見て対象の拡大をできるかどうかというのを検討する必要があると思います。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  是非、医療費の無料化の拡大については、本当に前進させていっていただきたいと思います。 それから(3)番目のこども医療費受給資格者証なんですが、県内のほうではカード、先ほど県のほうからの要望で大きさ等が指示といいますか、この大きさで統一ということであるということですが、県外のほうではカード式にしているところも中にはあるんですね。やっぱり受給者証は大きいものですから、折り曲げて財布に入れたりとかしているお母さんもいたりとかして、そうすると使っていくうちに擦れて、文字が見えなくなったりして再発行に来ないといけなかったりとか、そういったケースがあるということで、カード式にして欲しいという声がありますので、そういった声を県のほうにも出していただきたいんですけど、答弁いただけますか。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えします。この受給者証の大きさにつきましては、沖縄県から大きさを統一するよう要望があることや、子ども医療費受給資格者証にこの制度の説明を記載していますことから、現在はこの大きさとしております。 制度については、マスコミ等の報道で周知されてきていると思いますけれども、必要な物品とかの記載は制度が安定するまでは、明記して窓口でちゃんと手続が取れるように進めて行く必要があると考えております。制度が周知されてこの手続も県民に普及した後に、受給者証の小型化については、県のほうに要望してまいりたいと考えております。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  是非、小型化にしていっていただくと少しでも負担が減るので、そういったところをお願いしたいと思います。 それから(5)番目のロタウイルスワクチンの件ですが、ロタウイルは0歳から6歳までのほとんどの子どもが感染症にかかると言われています。出産したほとんどの病院では、高額のロタワクチンの接種を勧められるんですね。ですが、ワクチンが約3万円掛かると、本当に高額なんです。接種できないという方がやはり中にはいらっしゃるかと思います。しかし、病院からは勧められるというところがありますので、すごく迷う親も多いかと思いますけど、県においても今年からロタウイルについての注意喚起している状況がありました。やはり高額のため接種できないというのがあります。県外は割りと公費接種が前進していて、県内では幾つかの市町村で全額あるいは一部助成という形を取っているところがあります。 本町にも予防接種事業がいろいろな項目があると思いますが、他の市町村と比べて公費接種の項目というのはどのようになっていますでしょうか。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えします。本町においてはまず、子どもの予防接種といたしまして、定期の予防接種に当たる予防接種が10接種ございます。その内容としましては、BCG、B型肝炎、それからヒブ、小児用肺炎球菌、4種混合、MR混合、水疱瘡、日本脳炎、それから2種混合、子宮頸がんとなっております。 あと行政措置予防接種としまして、おたふく風邪がございます。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  すみません。私が聞きたかったのは、他の市町村と比べて、市町村によってはその項目が入っているものと入ってないものが公費の負担を出しているところと出してないところがあると思うんですが、本町がどの位置付けなのか。比べて項目が少ないのか多いのかというのが分かるようでしたらお答えいただきたいんですけど。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えします。他の市町村の状況というのは今は資料のほうは持っていないですけども、今、説明した定期予防接種については、同様に他市町村でも実施されていると把握しております。 あと行政措置予防接種についてもおたふく風邪については、今年度感染拡大がございまして、県内の市町村においては、行政措置予防接種として位置付けられているというふうに確認しております。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  資料をお持ちでないということでありますが、やはりこのウイルスは県の注意喚起を出しているところがありますので、そういったことであれば、やはり3万円となるとやっぱり高額なところがありますので、そこはやっぱり要望として声を上げていっていただきたいです。お願いしたいと思います。 それから2番目の質問事項に移ります。発達障害児の支援についてですが、障害児の福祉サービスの点について伺います。 受給者証を申請して申請が下りなかったというケーズがあるかどうか。また下りなかった場合の理由などがありましたら伺います。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  障害児の受給者証の申請につきましては、医師の意見書や療育に関する意見書等が添付されていますので、これまで下りなかったというケースは私のほうでは把握しておりません。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  発達障害と診断されているが福祉サービスを申請してないケースというのもありますでしょうか。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  サービスの利用の申込みの希望がなければ、申請されてないケースはたくさんあると思います。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  発達障害の子どもを抱えるお母さんからの声で自分の子どもは医師に診断されて発達障害があるというふうに診断されているけど、一体どういうサービスが受けられるか分からない。そういうサービスがあることさえも知らなかったというような声が多々あって、そういった部分は、そういった診断とかされた場合には、役所に来ることももちろんそうですけれども、学校のほうで担任の先生とそういった傾向があると相談を持ちかけられるようなケースとかもあるのではないかと思うんですが、そういったサービスについての周知というのは、学校側のほうはどのようになっているんですか。そういった支援につなげていくということがなされているのかどうか。という部分をお聞かせいただけますか。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えします。学校におきましては、今おっしゃったサービス等についての詳細についての紹介ということまでは行っておりませんが、個々学校には特別支援教育コーディネーターというのがおりまして、そこを通じて学校で親御さんの相談を得て、就学支援のほうにつなげていって、検査等を受けてもらったりしておりますので、その中で行政等が関わるところでそういうサービス等の紹介があるものと思っております。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  答弁を聞く限りでは、そこら辺の体制みたいなものがしっかりまだできてないのかなあというような印象を今の答弁から受けたんですが、やはりなかなかそういった制度があることを知らない親御さんがいるというのは本当に親の負担もものすごいものがあると思いますので、そういった体制について見直す必要があるのではないかと思いますが、いかがですか。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  現在、発達支援に関しましては、町内関係各課の担当者との意見交換会等を開催しておりまして、その中でそういった課題の抽出等を行っておりまして、福祉課、学校教育課、子ども家庭課、保健衛生課等でそういった漏れがないような発達段階に応じた支援を確実につなげるようにということで、体制の整備を行っているところです。 学校に関しましても、エイブルという発達障害のお子さんが支援を一連で受けれるようなノートの活用方法ということで、その辺について、幼・小・中への情報提供ということで、現在話し合いを行っているところです。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  お母さんが日本人でお父さんがアメリカ人というケースで基地内の学校に通っている子どものケースもあるかと思うんですけど、そういった子どもの場合、受けられるサービスはあるんでしょうか。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  障害児通所支援等につきましては、事例として6つほどサービスがあるんですが、多分その中でおっしゃっているのが放課後等デイサービスと思いますが、これにつきましては、この法律の中で学校教育法に定める学校の放課後ということで定めがありまして、放課後等デイサービスについては、該当しないということのお答えをしていると確認しております。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  1つ事例を挙げたいと思いますけど、相談を受けていまして、子どもは医者のほうから発達障害であるとの診断を受けている方で、基地内の学校に通っているために、支援を受けることができない、受給者証がもらえないという相談事例がありました。今課長がおっしゃったように学校教育法の1条項に通学していることが法律で定められているということです。他の市町村では基地内の学校に通っていても夏休みの期間に公立の学校に通うことができるようなんですが、本町ではそういった受入件数が多くて対応ができないとしてどちらかを選ぶことになっているんですね。他の市町村のように夏休みの間に通うことができれば、この受給者証というのは発行することが可能なものなのかどうかというのを分かればお答えいただけますか。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  今、この事例に関しては詳しく私のほうでも把握をしていないので、ここですぐにお答えすることはできませんので、それぞれの申請に対してまた調査をして決定するという形になると思いますので、まず、福祉課のほうに御相談いただきたいと思います。 ○亀谷長久議長  11番 宮里歩議員。 ◆11番(宮里歩議員)  是非、基地を抱えている市町村である以上こういった事例はこれからも多分見られるのではないかと思います。窓口のほうで伺うとそういった相談件数、結局サービスが受けられないままになっている件数については特に把握されていないということだったので、内容を含めて把握してないようなので、こういった事例があるというような把握をしておく必要があると思います。 3番目の緑化運動についてですけれども、行政懇談会のほうで黒木を提案した方がいらっしゃって、結構前の行政懇談会の内容なんですが、植栽していくということでの答弁をいただいたようですね。その後、街路樹のほうですが、植えてあるところは植えてありますが、黒木が全然進展がないようですので、なぜ進展しなかったかということを答弁いただけますか。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えしたいと思います。平成29年度昨年度に行われた行政懇談会で先ほども部長の答弁にもございましたが、枯れた場合とか、新規で植えるときには黒木を植えようということでございました。今回、議員がおっしゃるように進展がないわけではなくて、黒木についても区から枯れた場合にその意向があれば、やっていますけど、見嘉作線がございますが、ここにホウオウボクという大きな木をみんな切って、根だけを残しておりました。その時に根を伐採するということで、区からではなくて、周囲の住民の方から低木は自分たちで植えさせてくれませんかという話がございましたので、黒木には進展はしておりませんが、そういう低木は植えさせて現在に至っております。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(10時47分) △再開(10時56分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  おはようございます。初めに今回9月の町議会選挙により当選させていただきました玉城靖規と申します。 定例会一般質問を初めてさせていただいております。1期目の初質問ということで限られた時間に恐縮ではございますが、所信を述べさせていただきますとこれまで育ててもらった北谷町しっかりと世代をつないでいきたいと思い立候補させていただきました。 町民一人一人がより安心して、より笑顔で暮らしていけるように頑張ってまいります。また、今回、最年少の議員であることも強みとして町民の皆様にとって、身近できめ細やかな相談がしやすい議員を目指します。特に子ども達の目線、子育て世代の声を前提に起きながら、この31年間育ててもらった北谷町をつないでいく世代を結んでいきたいと思っております。 私も対話と協働をしっかり実践してまいりたいと思います。先の改選で投じていただいた502票の重みをしっかり受け止めながら諸先輩の方々と力を合わせて頑張っていきたいと思います。4年間よろしくお願い申し上げまして、通告にしたがって質問をいたします。 1 北谷公園の有毒植栽の管理について。 散歩コースにきれいな夾竹桃(キョウチクトウ)が植栽されていますが、一方では有毒性があると言われ、子供の手の届く場所にあるのは危険ではないか危惧しております。公園の安全利用のための早急な対応は必要ではないか伺います。 2 児童の登下校の安全確保について。 町道砂辺浜川線、自動車のスピードも早く、子どもの通行が多い場所のスピード規制の取組や安全確保の促進についてお伺いします。 3 熱中症事故等の防止対策について。 熱中症や遊具等でのやけどの危険について町民への普及啓発や具体的な防止対策がされているかお伺いします。 再質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま玉城靖規議員から新人議員として協働と対話をしながら素晴らしい北谷町をつないでいくと、こういう決意が述べられました。全く同感でございますので、御一緒して素晴らしいまちづくりに頑張っていければと思っておりますから、こちらからもどうぞよろしくお願いいたします。 ただいま3点にわたり御質問をいただきましたけれども、答弁につきましては、担当部長とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  松島勲建設経済部長。 ◎松島勲建設経済部長  質問事項1番目「北谷公園の有毒植栽の管理について」の質問要旨「散歩コースにきれいな夾竹桃が植栽されているが、一方では有毒性があると言われ、子供の手の届く場所にあるのは危険ではないか危惧している。公園の安全利用のための早急な対応は必要ではないか伺う。」についてお答えいたします。 現在、北谷町で管理する公園内にキョウチクトウが植樹されております。キョウチクトウは、経口毒性があり、口に入った場合に中毒を起こす事例が知られております。過去に、北谷公園において、実がなっているキョウチクトウについては伐採した経緯がございます。 しかしながら、公園利用者の中にはキョウチクトウの花が咲くのを楽しみにしている方もおり、そういった声も伺っております。 今後の対応につきましては、子どもたちが触れやすい場所に、キョウチクトウがある場合の対応策やこの樹の毒性についての注意喚起の方法を検討していきたいと考えております。 ○亀谷長久議長  玉那覇修総務部長。 ◎玉那覇修総務部長  質問事項2番目「児童の登下校の安全確保について」の質問要旨「町道砂辺浜川線、自動車のスピードも早く、子どもの通行が多い場所のスピード規制の取組や安全確保の促進」についてお答えいたします。 町内各地域の交通安全の取組といたしましては、事故防止等の観点から、道路への横断歩道設置や止まれの表示、車両への注意を促すための横断歩道注意、止まれの標識及びグリーンベルト等の設置などで対策を講じているところでございます。 議員御質問の砂辺浜川線については、児童生徒の登校時に合わせ、保護者や地域住民の協力により、交通安全指導が行われ、また児童の横断が認識できるようにグリーンベルトやポールの設置を行うなど対応しているところでございますが、児童と車両の接触する事故も発生していることから、交通安全対策については、沖縄警察署及び関係機関等と連携を図りながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項3番目「熱中症事故等の防止対策について」の質問要旨「熱中症や遊具等でのやけどの危険について町民への普及啓発や具体的な防止対策がされているか伺う。」についてお答えいたします。 熱中症対策につきましては、熱中症関係省庁連絡会において、毎年7月を「熱中症予防強化月間」と定め、熱中症の予防や応急対策等に係る知識の普及・啓発を強化することとされております。そこで、本町におきましては、毎年6月下旬頃から熱中症予防等に関するポスター掲示、パンフレット配布等による普及啓発を行うとともに、町内関係機関等への注意喚起の呼び掛けを行っております。 遊具等でのやけどの防止対策につきましては、過去に設置している遊具については、主にステンレスや鉄製等の材料が使用され熱くなることがありますので、必要に応じてやけど等の注意喚起を促していきます。 また、近年、新たに設置している道具については、温度の上昇抑制が施された材料等を使用していくように取り組んでおります。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  一通りの御答弁をいただきましてありがとうございます。子ども達や保護者の立場で安心した環境を整えることが最重要だと考えております。 順を追って再質問をさせていただきます。まず、キョウチクトウの件でございますが、ミーフクラギという沖縄の方言からこのような名前も付いていますキョウチクトウでございます。 昨年、ある町民の保護者の方から1年生の女の子が北谷公園で遊んでいるときにキョウチクトウの実を拾って持ってきておままごとをしていたのでとても危険でしたという声を聞きました。幸いにこの保護者の方は、キョウチクトウの危険性について承知しておりましたので、その場でそのキョウチクトウの実を捨てるように指示し、手を洗うように言ったそうなんですが、水道の場所も分からなくて、非常に冷や冷やしたという声がありました。 実際、キョウチクトウは実を口に入れると中毒性があるのですが、それ以外にも幹や葉っぱを触るだけでも、又は燃えた際の煙りも毒性があると言われております。 少量でも家畜が食べたら死に至るケースもあるということも聞いたことがございます。それはペットも例外ではないです。又はキョウチクトウの毒性を利用し、漁業も行われていたという過去もありまして、やはり非常な危険な毒があるのは間違いがありません。キョウチクトウが北谷公園に植えられたのはいつ頃でしょうか。またその際は有毒性であることを知った上で植栽、植樹をしたか。植樹の選定で気を付けていることなどがあれば、お伺いしたいです。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えしたいと思います。まず、キョウチクトウがいつ頃植えられたかということですけど、このキョウチクトウが植栽されているところは、陸上競技場の外周、周りですね、そして白比川沿いの護岸の上の方のテニスコートの裏のほうに植樹されて、そして桑江中学校グラウンド側のフェンス沿いにキョウチクトウが植えられております。 このキョウチクトウがいつ頃植樹されたかということなんですが、確かな時期等は手元に資料を持っておりませんので、お答えはできないんですが、平成2年以降に植樹されたかと推測ではありますが、陸上競技場ができてからの植栽と思います。そして、このキョウチクトウがなぜ植えられたかということですが、まず、この台風とかそういう塩害に強いからということで、防潮林ということで、キョウチクトウが植えられたと考えております。毒性についてもいろいろとそういうことがあるというのは確認をしておりますが、子ども達の手が届かないと判断して植えたと確認しております。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  やはり植栽をするなら安全性をどう確保するかが重要になってくるのではないかと思います。と言いますのも2003年に1歳の男の子が実を誤って口にし、緊急配送され入院をするといった事故があったのは記憶に新しいことです。その後にキョウチクトウが危険性があるにもかかわらず植えられていたのかという、これでいつ頃植えられたのでしょうかという御質問させていただきましたが、今、2002年ということでこの前ということでございました。幼児が物を口に入れる行為は、成長過程で大切なことでありまして、実が下に落ちていたら、子どもというのは「何かなあ」といって口に入れて試すものです。また、実が赤いですし、先ほどの回答の中にもきれいな花が咲くのが楽しみにしている方が一方ではいるよということもありましたが、きれいな花が咲いていると子ども達はより一層その花に近づくのではないでしょうか。 また、私も何度かそこを通るんですけれども、可愛い幼虫あお虫がキョウチクトウにはたくさん付いておりまして、子ども達もそういった低学年や小学生においてはそういうあお虫も観察のとても大切な材料になりますので、急いで近づくのは想像ができるかと思います。 先ほどいくつか植えられている場所を御答弁いただきましたが、北谷公園において、特に桑江中の裏のフェンスの辺りにおいて、更には運動公園の海沿いを通る散歩コースにおいて等間隔でキョウチクトウが植えられているのを確認しております。 また、そのキョウチクトウは、フェンスや手の届かない場所にあるわけではなく、本当に2メートル歩けばすぐに触れるような場所に等間隔に並べられております。 管理という名の下にキョウチクトウを植栽しているのであれば、やはりこの安全性をどう確保するかが課題になってくると思います。 現在は実がならないように整えている。というだけでは、やはり不十分ではないでしょうか。 毒性のある植栽を公園内にあえて植栽している認識は先ほどもお伺いしたとおりではございましたが、やはり早急に撤去していただいたほうが良いのではないかと思いますがいかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  安全性はどう確保するかについての質問でございましたので、部長答弁にもございましたが、キョウチクトウの花を見てきれいだねと言う人もおれば、これは毒だから切りなさいと言う方もおられます。賛否両論だと思いますが、今言っているように毒性を持っているのは認識しております。そして防潮林という観点からの植栽、植樹だということも分かっておりますので、この辺は指定管理者であります地域振興センターと協議をして今後のキョウチクトウの在り方について議論をして対策を整えていきたい考えております。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  早急な対応を考えていただけるということで安心はしておりますが、一方でそれがいつ行われるかというのもまたお伺いしたいのですが、先ほど最初のほうに答弁いただきました子どもの対応、注意喚起、その間進めて行くという旨の答弁をいただきましたが、子ども達の対応、注意喚起を具体的にどのようなものなか。お伺いします。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えします。子ども達の手の届くところには、やっぱり毒性があるという観点から、やはり移設この辺の検討は重々していきたいという担当課も思っていますが、先ほども咲く花とか防潮林の話をしていまして、手に届かないところというのは、注意喚起ということで、このキョウチクトウの由来とか、その毒性について注意喚起、看板で早急に対応させていただきたいと思います。このキョウチクトウに関しましては、沖縄キョウチクトウは実がなるということですが、今植えられているのは、在来種ではなくて、外国から来たキョウチクトウでございますので、実はならないということで安心はしておりますが、葉っぱとかそういうものは気になりますので、看板等を早めに対応していきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  看板で対応していただけるということでありますが、やはり早急な撤去が必要だと思います。というのも看板で子ども達がそれを見るかと言いますとなかなか5歳以下の子ども達やお散歩コースに利用するよということも保育園も幾つかあったりとか。又は外国の方が観光でいらっしゃることもあります。一番は環境を整えることが最優先でございますので、実が落ちている落ちていないにかかわらず、やはり葉や幹や毒性のあるキョウチクトウでございますので、こちらの撤去をお願いしたいと思います。 続きまして、児童の登下校の安全確保についてお伺いしたいと思いますが、町道砂辺浜川線、自動車のスピードも早く、子どもの通行が多い場所のスピード規制の取組や安全確保の促進についてお伺いします。 こちらも地域の保護者の方から相談がございまして、今回質問させていただいておりますが、砂辺浜川線においては、旧来の民家のところとそして埋立地がちょうど真ん中を走るように線がございまして、凄い急な勾配があるところもあれば、見通しが良い場所もできたり、非常に複雑な形をしております。その中であの地域においては、多くのやはりスピードが出しやすい環境になっているのではないかと思いますが、これまで小学生が巻き込まれた事故、こちらは何件あったかお伺いしたいです。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。詳しい事故件数につきましては、警察が把握をしておりますが、私どものほうには件数は来ておりません。ただ、そこで交通指導をしております喜友名議員から報告があったのは2件の報告をいただいております。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  事故という観点で見た場合、把握がないのは分かるんですけれども、やはり小学生、しかも北谷町内の小学生が事故に巻き込まれたというのであれば、やはり小学校でこちらは把握しているかと思いましたので、今お伺いしました。その中でもやはり2件という件数が出ておりまして、朝、とっても多くの方があちらの通りを安全確保に努めておりますが、やはり人的なこちらは環境においては、しっかりとこの道、子ども達が安全に安心して通れるまちづくり、環境づくりというのも同時に進めていかなくてはならないかと思います。町道砂辺浜川線の事故防止について、これまで具体的な取組があったのか。今一度お伺いしたいと思います。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。砂辺浜川線の取組につきましては、地域の方、また議員のほうからも御指摘がございまして、現在、部長答弁にもございましたとおり、ポールの設置、グリーンベルトの設置もしております。また併せて沖縄地区安全協会と連携も図りながら幼稚園、小学生、それから新小学生に向けまして、交通安全指導も実施しているところでございます。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  運動機能の発達と好奇心の発達によりまして、子ども達というのは、走る出すものでありまして、今いただきました交通ルールを守るという規範意識の芽生えもとても重要なことでございますので、更にこちらの推進もお願い申し上げたいと思います。しかし、勾配の急な箇所にはスピードハンプを設置していったり、ほかの車を運転されている方からも相談がありました。砂辺向けで走行車が進入する車から十分に車が見えない。進入するときに困難な場所があるというのも聞きました。というのもカーブミラーは設置や非常にたくさんあるんですけれども、何箇所かカーブミラーが不十分な箇所があるように見て取れます。それはこの道に面しているお家の植栽、こちらのほうが陰になっておりまして、進入する際に、カーブミラーが目の前にありませんから、又は勾配が急でございますから、少しスピードを上げてこの道に出る。その際にやはりスピードはどちらも必要になりますので、ぶつかりそうになることがあるといったこともありました。先ほども北谷町内全域において、この安全確保は努めていると答弁をいただきましたが、やはりこの砂辺浜川線においては、もう少し早急な対応、もう一つ安全確保を意識的にしていただければと思いますが、今一度お伺いしたいと思います。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。砂辺浜川線につきましては、議員御指摘のとおり、車両の速度が速いということは実感をしております。また、カーブミラーについてもその速度のせいでやっぱりなかなか安全が確保できてない部分がございますので、そこにつきましては、また点検をさせていただきたいと思います。その他の施策につきましても、いろいろと状況提供をいただければ、また一緒に考えていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  前向きな御答弁をいただきましてありがとうございます。朝の安全確保ももちろんなんですけれども、現在、放課後の防犯プランも策定されて周知が始まっておりますが、この放課後の防犯という観点から見ましてもやはりスピードが早いだとか、そういったスピードを制限することによって、連れ去りなど、またはそういった防犯が促進されるのではないかと思うんですけれども、放課後防犯プランにおいてもこの啓発や周知を進めるべきだと思いますが、その辺りもお伺いできますでしょうか。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(11時28分) △再開(11時28分)
    ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  防犯という観点はこの安全確保の面から派生してそういった目も必要になってくるのかなあと、朝の登校時の配慮はもちろんなんですけれども、併せて放課後の配慮もお願いしたいと思い、ただいまの質問をさせていただきました。 次の質問に移らせていただきたいと思います。 熱中症事故等の防止対策について、熱中症や遊具等でのやけどの危険について町民への普及啓発や具体的な防止対策がされているかお伺いしますという質問の中で、今年も県外、県内においても、記録的な猛暑が続きまして、熱中症対策のガイドラインの啓発や周知は進められておりまして、本町でも7月を熱中症予防月間、知識の啓発が取り組まれているとありました。町内において、今年、公園や学校などで熱中症を原因とした事故などの報告があるかお伺いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長 ◎原田利明学校教育課長  お答えします。熱中症の報告については、中学校において地区陸上の練習、それから地区陸上大会当日に熱中症で救急搬送された事案が出ております。ただ、病院に行ってすぐ快復して無事だったということを聞いております。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  熱中症で事故があって、ただ、快復されたということは心から安心をしております。 この熱中症が本町でもあったことを受けて、小学校、中学校、高校と具体的な取組があればお伺いします。 ○亀谷長久議長  鉢嶺宗則教育総務課長。 ◎鉢嶺宗則教育総務課長  お答えいたします。学校施設における熱中症、紫外線対策についてでございますけれども、特に小学校、中学校におけるプールについては、紫外線対策として、全てのプールにおいて開閉式のシートを設置して対策を取っているところでございます。また、幼稚園全てではないんですけれども、学校から要望がある幼稚園につきいては、遊具のスペース、遊び場に同じく開閉式の日よけシートを設置をしているところでございます。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  日よけシートの設置は、私のほうも提案をさせていただきたいと思っておりますが、早速されているということで、非常に安心しております。 一方でこの公園等の日陰のこの防止のシート、又は熱中症の計測器などの設置。こちらを検討することはいかがでしょうか。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  公園等の日陰等の対策はあるのかということなんですが、各公園には東屋とかパーゴラとかの日陰になるような施設もございます。そして学校関係もそうですけど、北谷公園のプールも火傷をしないそういう対策をとって、足元に熱がこもらないような資材等々を使っております。私達もなるべく熱中症とかそういうのに気にはしていますが、私のところにはこういう熱中症という報告は幸いにしてないですが、今後あるかも知れないというところは、重点的にチェックをして対策等々を考えていきたいと思います。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  熱中症の対策、今後、各公園で今は東屋があったりとか非常に私も公園を利用する機会は多いですが、非常に緑も多くて温度の管理はされているのかと思います。3分前のブザーが鳴りましたので最後の質問とさせていただきたいと思います。 先ほど最初で御答弁をいただきました火傷等の注意喚起をしていく。又はまだ鉄やステンですと熱を持つ遊具があるというような御答弁いただきましたが、こちらについて熱中症や火傷の注意を促すお知らせ、何かステッカーなどで熱中症事故の危険性を周知したりするのかどうか。具体的にお伺いしたいと思います。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えいたします。先ほど部長答弁にもございましたが、過去の鉄性やステン性とか熱がこもるということで、今時は大体熱のこもらない仕上げ材となっているということでありますが、指定管理者であります地域振興センターと、月に1度程度、そういう問題が無かったかということで報告がきますけど、幸いにして火傷とかそういうものは無かったものですから、大丈夫なんだろうという考えがありましたが、今後はそういう意見があることを十分考えて地域振興センターのほうと協議をして、どういうふうな方法で喚起をしていくか検討していきたいと思います。 ○亀谷長久議長  3番 玉城靖規議員。 ◆3番(玉城靖規議員)  非常に多く御尽力や早急な対応されているということをお伺いして、その中で更にもっと対策を取るというのは、心苦しいところではありましたが、やはりこれからどんどん気象も変動しておりまして、非常に暑い日々がまた来年も続くのではと想定されます。是非、熱中症の対策をお願いしたいと思います。 また、今回3つの御質問をさせていただきましたが、どちらもやはりきめ細やかな目線で住民生活の充実を促進していけますようにこれからも努めてまいりたいと思いますので是非、一緒に頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(11時37分) △再開(13時30分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  日本一のふるさと北谷を目指して、第11代町議会議員に町民の皆さん多くの方々が負託を受けまして当選をさせていただきました。桑江選出、北谷町民党、阿波根弘でございます。向こう4年間、ユタシク、ウニゲーサビラ。 まずは、9月2日の町議会議員選挙、私を含めて、大変、厳しい選挙、少数激戦の中、当選をされました議員諸兄の皆さんにも敬意を表したいと思います。向こう4年間喧々諤々しながら町民福祉の向上のために共に頑張っていきましょう。 議会人事も無事に終了しまして、亀谷議長を先頭に向こう4年間頑張るわけですけれども、議会も私は今期で5期目ですけれども、いろんな課題があります。それを数点言って一般質問に入りたいと思います。やはり町長も執行部側も町民が選挙で選んだ代表であります。我々19人の議員も町民が負託をして選ばれたわけですであります。正に二元代表制という意味では執行部と議会はやはり対等の立場でと言いたいところですが、実際はかなり議会のほうは弱体化しているのではないかなあと。そういった意味ではいろんな課題もあります。議会人事もおおむね終わったんですが、監査委員はまだ選任されておりません。これは町長の選任事項でありますので、できましたら議会改革の中にいろんな議論はある中でも、議会での選挙もあるのかなあということも今後、みんなでいろいろ協議する必要があるのかなあと。これは町民のほうからありました一般質問を傍聴の方はいませんけど、一般の方々ができましたら一般質問においては、これは前から言っていますよね。ナイター議会も開催する必要があるんじゃないかということも指摘がありました。これはなかなか達成しておりませんけれども、町民の声があります。やっぱり仕事を終わって一般質問等で議場で一度は傍聴したいということもありました。これも議長を先頭にできうるならば、一部条例改正して、この4年間でできればなあという思いもあります。 それから我々議員は、一般質問の通告をしますよね。できうるならばこれも議会改革の中で初回の執行部答弁の答弁書の提出をお願いできればという思いもあります。そうするとQ&Aがスムーズにいくんじゃないかなあということも感じております。 今回は、議長の一般質問ですけど、亀谷議長が予定しているようでありますので、やはり議長もそういう一般質問という形でやはり議会の中で影響力をどんどん遂行したほうがいいんじゃないかという考えがあります。 議員報酬ですけど、これは平成17年から言い続けております。我々議員は平成17年に22人の定数から3人削減をしております。その条件と言ったらなんですけど、議員報酬をアップしてくれと。それから政務調査費を取り入れてくれということで3人の議員を削減した経緯があります。 今、北谷町議会議員は大変嬉しいことですよ20万円という報酬ももらって頑張っているわけであります。ただ、私はこう思うんですね、やはり北谷町議会議員、山原の議員も離島の議員も町村議員はほぼ同額ですけれども、やはりこれは、町の事業規模とか、予算規模に応じて私はこの改定もしても良いんじゃないかなあと。そうしないと生活給ではないもので、後々若い方々が今後議員のなり手が大変危惧されますので、それも今回の議会でいろいろと議論ができればなあと思っております。 それから最後に、これも毎回言われていますけれども、議会事務局の強化ですよね、やはり我々議員の中でもいろいろ良いアイディア持っている議員が多いんですけれども、やはりこれを議員立案ということで、議会でなかなか生かしきれてないというねそういう意味では議会事務局にこういう政策に精通している職員がいればどんなに我々の議会活動も幅広くできるのかなあという、具体的に言うと国や県のいろんな動向とか、あるいは資料の提供とか、もっともっと我々議員の補佐的な立場で議会事務局のほうでフォローできないかなあということもあります。これもたくさんありますけれども、11代議員として議長を先頭にそういったもろもろのこともいろいろと議論できればなあという思いがあります。ただ、今回の議長人事ですけれども、どうでしょうか。町長も桃原、議長も桃原という意味では、個人の意見ですよ。ちょっとバランスが悪いのかなあと。我々は少数ですので、議長のそういう議会改革とか。それから選挙にはほとんど関われてないので、そういったものも含めて、これは多数が決めたことですから、これは亀谷議長でこの4年間しっかりと福祉向上のために頑張らなければいけないなあと思います。 あと12分ですけど、一般質問を行います。 危険ブロックの緊急点検について。 大阪北部地震で建築基準法に違反していた小学校プールのブロック塀が倒壊をしました。女児が死亡をしたことは御承知のことだと思います。北谷町においてはどうでしようか。点検実施について説明を求めたいと思います。 ハブ対策について。 町内、県内におけるハブの捕獲件数とか、咬傷の件数、死亡例について、3年間の推移を伺います。 北谷長老祭について。 米軍キャンプ瑞慶覧内に位置する長老山で毎年行われております長老祭を現樹昌院で行ってはどうかお聞きします。 独居老人対策についてであります。 独り暮らしの老人の現状は一体どうなっているか、70代、80代、90代の推移を伺います。 町の支援体制はどのようになっているか伺います。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま阿波根弘議員から御質問いただきました。私のほうからは質問事項4番目「独居老人対策について」の質問要旨1点目「独り暮らしの老人の現状はどうなっているか、70代、80代、90代の推移を伺う。」についてお答えいたします。 本町における高齢者のいる世帯は、平成12年には1千999世帯でしたが、平成29年度には3千807世帯となり、約2倍となっています。単身高齢者世帯は、平成12年10月1日時点では、413世帯でしたが、平成29年10月1日では、1千194世帯で、約3倍となっています。 70代、80代、90代以上の、一人暮らしの高齢者数の直近3年間の推移は、平成28年度は、70代が402人、80代が294人、90代以上が76人で合計772人。平成29年度は、70代が401人、80代が299人、90代以上が81人で合計781人、平成30年度は、70代が433人、80代が351人、90代以上が84人で、合計868人となっており、各年代ともに、増加傾向にあります。 次に、質問要旨2点目「町の支援はどのような対策か伺う。」についてお答えいたします。 単身世帯の高齢者及び高齢者のみ世帯は年々増えてきており、今後もますます増加していくことが予測されております。 町としましては、第7次高齢者保健福祉計画のなかで、「自助機能の促進」を基本施策として位置付けており、高齢者自身が地域の中で安心して自分らしい生活を継続するため、自ら緊急時の備えに積極的に取り組むことを推進しています。 また、独居の有無にかかわらず、高齢者の相談窓口として平成18年度から福祉課内に地域包括支援センターを設置し、保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員、理学療法士等を配置し、総合相談を始めとした多様な相談に多職種がその役割を活かしながら連携し、高齢者の在宅での生活を支えるよう努めております。 町の福祉サービスとしては、独居老人宅へ「ふれあいコールセンター」から週3回定期的に電話を入れ、心のふれあいと併せて健康状態及び安否の確認をするための「ふれあいコール事業」、ひとり暮らしの高齢者が家庭内で急病又は事故等の緊急事態に陥ったとき、緊急通報システム機器を用いて緊急通報センターへ通報することにより、速やかな援助を行うための「緊急通報システム事業」、在宅の高齢者が急病、災害その他緊急の事態に陥ったときに円滑に救急搬送が行えるよう、かかりつけ医療機関情報、持病その他必要な情報を事前に登録する「救急医療情報登録事業」を行っております。 また、介護認定を受けていない高齢者を対象に、年に一度「基本チェックリスト」を送付し、生活機能の低下等がみられる高齢者を、地区担当の看護師が訪問し近況を確認するとともに、基本チェックリスト未返信者については実態把握調査員が訪問し、高齢者の近況を確認しております。 その他の質問につきましては、担当部長、教育委員会とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項2番目「ハブ対策について」の質問要旨「町内、県内におけるハブの捕獲件数、咬傷件数、死亡例について、3年間の推移を伺う。」についてお答えいたします。 本町におけるハブの捕獲数につきましては、平成27年が34匹、平成28年が24匹、平成29年が29匹となっており、咬傷件数及び死亡例についてはございません。 県内のハブに関する実績数につきましては、平成29年の情報がまだ出ておりませんので、平成28年以前3年間についてお答えいたします。 捕獲数につきましては、平成26年が3千23匹、平成27年が4千509匹、平成28年が4千142匹、咬傷件数につきましては、平成26年が54件、平成27年が67件、平成28年が56件となっており、死亡例についてはございません。 ○亀谷長久議長  玉那覇修総務部長。 ◎玉那覇修総務部長  質問事項3番目「北谷長老祭について」の質問要旨「米軍キャンプ瑞慶覧内に位置する長老山で毎年行われている長老祭を現樹昌院で行ってはどうか。」についてお答えいたします。 北谷長老は、数多くの修行を重ね、災害や災難から多くの人々を助け、また、多くの民に心の安寧をもたらした本町の偉大な先人であります。 その遺徳は、町民にしっかりと引き継がれ今日の本町の発展に大きく寄与しているものと思っております。 長老山での報恩の墓前祭は、北谷・玉代勢・伝道の三ケ字を中心に挙行されたのが始まりで、大正11年沖縄史跡保存会によって「北谷長老南陽禅師の塔」が建立されたのを記念して、村祭に移行された経緯がございます。 その後、第二次世界大戦による中断はございましたが、昭和23年から再開され、現在に至っているところでございます。 北谷長老の遺徳を偲び、功績と精神を後世に継承するために、長老山の墓前にて北谷長老祭が挙行されてきた歴史的な背景から、墓前で執り行うことは大変意義深いものと受け止めております。 ○亀谷長久議長  川上啓一教育長。 ◎川上啓一教育長  質問事項1番目「危険ブロックの緊急点検について」の質問要旨「北谷町の点検実施」について、お答えいたします。 平成30年6月18日に発生した大阪北部地震により、小学校プールのブロック塀が倒壊し、女子児童が亡くなる痛ましい事故が発生しました。それを受け、文部科学省及び沖縄県教育委員会より、「学校におけるブロック塀等の安全点検等について(通知)」を受け、緊急点検を行っております。 現行建築基準法でのブロック塀に関する基準は、高さの基準として、ブロック塀の高さを2.2メートル以下に制限。1.2メートルより高い場合は直角方向に「控え壁」を設けて強度を確保するよう定めております。 また、内部補強の基準として、内部を鉄筋で補強するよう定めております。 ブロック塀等の状況調査、安全点検については、高さの基準を主眼において調査、点検を行っております。幼稚園、小学校は同一敷地のため1学校施設として、点検の結果は、本町6学校施設のうち、5学校施設において12か所の現行建築基準法に適合しないブロック塀が確認されました。 現在、高さの基準を超えるブロック塀の改修工事は計画的に進めており、平成31年度中の解消に向けて改修工事をしていきます。 また、ブロック塀の内部を鉄筋で補強することの点検は専門家の意見を聞きながら点検及び必要な対策を講じていきます。 ○亀谷長久議長  16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  玉城議員からは有害なキョウチクトウの話がでました。これも久しぶりにミーフクラギという方言名を聞いたんですが、ハブ対策もやはりこれは人命に関わることなので、今回質問を出しました。捕獲件数が平成29年度で29件ということです。平成28年度は24件、結構いるんですね。それからバブ咬傷とか、死亡例は3年間に限ってはないようであります。 捕獲件数は平成27年から、平成28年、平成29年、おおむね34件、24件、29件ということでありました。 あと1点確認したいのは、住民からのハブが出たという発生件数といいましょうか。捕獲はしなかったけれどもハブが発生したんだという、その辺の件数を確認させてください。 それからハブが出た場合には、一体どこに連絡すればいいのか。警察なのか、消防なのか、衛生課なのか、素朴な疑問ですけど、質問します。 それから、万が一ハブに噛まれた場合に、救急搬送でしたらこれは消防職員がちゃんと病院まで連れていってくれると思いますけど、個人でアファティハーティした場合ですよ。どこの病院に行けばちゃんと血清もあって、適格な対応ができるのか。まずその辺を把握しているだけでよろしいです。答弁してください。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。まずハブの発生件数という質問でございますけれども、こちらとしては、ハブの捕獲件数が先ほど部長から答弁があったとおり、件数としては数字を押さえています。ただ、ハブ等に関して発見、出たよという連絡があった場合には、環境衛生係のほうでそういった数値は押さえてはいるんですけれども、そういった場合は早急にそこに出かけて対応するのに捕獲箱ですかそういったものを設置するのは対応していますので現在手持ちの資料としては、捕獲件数のみ今所持しているものですから、すみませんがお答えすることとはできません。 連絡先については、まず、ハブが出た場合の第一報については、警察のほうに連絡することになっております。そこと併せてこちらのほうに連絡していただいて、こちらからも早急に対応はすることは可能となっております。 次に、どこの病院に行けば良いかということでございますけれども、どこの病院にも血清があるかという情報までこちらの方で持っておりませんでして、まず、ハブに噛まれた場合は早急に救急車を呼ぶことが重要であるということで考えております。 ○亀谷長久議長  16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  発生件数は抑えてないということであります。平成12年10月16日に北谷町ハブ対策に関する条例というのが制定されていますよね。先ほど課長からもありましたハブ捕り器の設置ですか、それはほかに条例上どういうサービスというんですかね、被害に遭わないような、条例上どういうサービスがあるのか。対策はしているのか。教えて欲しいのと。ハブの捕獲件数はきっちり抑えておりますよね。これは持論ですよ。捕獲したハブは住民からすると全然危険でも何でもないんですよ。私が何で発生件数にこだわるかというと、発生しました。その後のそのハブはどうなったんですか。捕獲したんですか、それともどうなったのか。捕獲してなければ、そこの界隈に居るということですよね。その辺の周知徹底とか。皆さんの対応といいますか。その辺はどういうふうに対応しているのか。ハブの仕掛けをしました。仕掛けをするということは、発生したから仕掛けているわけですよね。それは捕獲したら問題がないんですよ。捕獲できなかった。その後の対応はどういうふうにしているのか。それが大事なんですよ。それを答えてくださいね。どういうふうな対策をしているのか。周知ですよ。 それからここに条例の中にもあるんですけれども、生息地域の指定というのが書かれていますけど、北谷町内では、そういう指定された場所はあるんですか。あるんでしたら教えてください。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。まず、1点目に条例上におけるハブ対策についてのサービス内容ということでございますけれども、まず、ハブ対策として所有者の義務として、町内にある土地、建物、石垣等の所有者又は占有者は、土地、建物、石垣等がハブの生息地ならないように良好な状態に管理しなければならないということで条例で規定しております。 そこで本町としては、12条のほうで保守材料の助成ということで、こういったハブ生息地域にある建物に対してハブが出ないような対策の補修をする際に、予算の定める範囲内でセメントとか砂、そういったものを補修材料として助成することができるということで規定しておりまして、そういった助成としてのサービスといいますか、そういったものを行っているところでございます。 次に、ハブが出た際にこちらが駆けつけて捕獲ができなかったとかという場合は、その土地の所有者等に確認をした上で、捕獲器の設置を行っております。それと併せてその地域はやはりハブが多く出るとかいう地域であれば、そこにハブ出現の注意喚起の看板も設置して近隣の方に対する周知広報は行っているところでございます。 次に指定した場所については、近年町内でもハブの捕獲が多い地域というのは、情報は持っております。そこを指定地域として公にはしておりませんけれども、こちらのほうで内部では多い地域としてそういった捕獲器の設置とか、注意喚起の看板とか設置しているということでございます。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(14時03分) △再開(14時05分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  キョウチクトウとかね、これは目に入れたら非常に痛い思いをするんですよ。ハジマカーだったらかゆくなるんですよ。このハブの場合は人命に関わる。先ほど課長の報告では、平成29年度は29匹も捕獲しているというんですね。平成27年度は34件も捕獲しているんですよ。だから要は捕獲できなかったことがあれば、例えば自治会長なりあるいは皆さんのほうで何かやることがあるんじゃないですか。周知徹底する必要があるんじゃないですかということを強調したいわけです。それはやったんですかということです。 昨今皆さんのほうでも車を追突して弁償しました。白比川沿いで溝に落ちて足をくじいて何万円損害が出ていますと。ハブの場合は、これは金額が違ってきますよ。後遺症も出ますよ。それをそのまま放置するということであればこれはもってのほかですね。何のためにハブ条例を作ったんですかと。ハブを仕掛けたというんだったら、仕掛けましたけれどもこれは捕獲できませんでしたと区長に報告して、区長から地域住民に徹底して周知をする。皆さんのほうでもできることがあるんじゃないですかということなんですよ。私が言いたいのはね。ちょっと認識がそういった意味では薄いじゃないかなあと思うんですが、どうですかね。その辺課長答弁できますか。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えします。そういった桑江区でハブが出たということで事例があったということで、こちらとしても議員がおっしゃるとおり、捕獲器の設置までは行っていて、場所によってそういつた住民の許可等も得ながら注意喚起の看板等も設置してきている状況ですが、ただ、ハブが出たという近隣へのまだまだ周知が足りなかったということで、そこは否めないんですが、今後、そういった自治会辺りとの連携、そしてまた近隣周辺への周知広報をそこもまた強化してハブの対策については、徹底的にやっていきたいということで考えております。 ○亀谷長久議長  16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  捕獲した数というのは、これは数あわせでどうでも良いんですこれは。捕獲できなかった場合の対応をしっかりもっと危機感を持って、対応していただきたい。せっかくそういう条例も作って、いろんな対策も皆さんはやっているようですので、これはもっともっと広報宣伝も含めて徹底をして広く知らしめていただいて、こういう逃がした場合には、きっちりと対応してください。それを言いたかったんです。平成26年に先ほど捕獲件数も平成28年が4千142件ということでかなりの数ですよね。そういったことで、平成26年に沖縄県はハブ対策の基本計画を打ち出しているんですよ。これは御存じだと思いますけど、3年間の間には死亡例はないんですが、あるいは10年、15年、20年の間には、そういう事例もあると思うんですね。もっと危機感を持って対応していただきたいとそういうふうに思います。その中で広報啓発もそうですけど、市町村でできることも多々あります。先ほど北谷町はさすがですよ条例も作ってある。やはり環境整備への支援とか、捕獲器の貸し出しとか。穴埋めの件も課長は言っておりましたけれども、そうしたらもっと町民に知らしめて、万が一の事故も無いような形で対応していただきたいと思います。意外と統計の中であるみたいですよ。普通山林とか、竹藪とか多そうですけど、ちょっと確認してみたら、屋敷内での被害が一番多いということで聞いておりますので、一つ再度保健衛生課のほうでしっかりと対応していただきたいと思います。 危険ブロックですけどね、12か所の今補修とかやっているようでございます。 私も1か所確認してきました第二小のプール側のほうです。第二小のプール側のあれも多分危険ブロックの皆さんの点検の中で補修していると思いますけれども、建築基準法に違反していると言うことですよね。これは設置したのはどこでですね、こういう違反するような工作物を皆さんどういう経緯で施行させたのかね。建築違反だから今回取り壊しているんですよね。この12か所に関しては。今1つだけ例を取って第二小学校のプール側も皆さん違反ということで、分かっていたのかね。分かってそのまま放置していたのか。それと小学校近辺を回ってみたんですけれども、民間の所有しているブロック塀があります。それに対する皆さんの対応はどんなものでしょう。ある自治体では、やはりこの掛かる費用の2分の1とか、あるいは3分の1とか、助成をしているという自治体もあるんですけどね。北谷町ではどういう対応をしているのか。助成するという考えも持っていらっしゃるのか。今、民間のそういうブロック塀は、各自治体と協力してどの程度把握しているのか。答弁してください。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(14時13分) △再開(14時14分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 鉢嶺宗則教育総務課長。 ◎鉢嶺宗則教育総務課長  学校施設における危険ブロックに関する答弁を行いたいと思います。 調査の結果、5施設の12か所において、現行の建築基準法に適用しないブロック塀があることが分かっております。その原因なんですけれども、まず、建築基準法において、ブロック塀の基準が制定されたのが昭和46年、その後昭和56年に改正になっていると変遷があって、今までのブロック塀の中でのいわゆる既存不適格と言われているものがまず存在するのが1つ原因に挙げられます。 また、昭和56年以前において造られたブロック塀においても、現行の基準法に適合しないのがあるわけですけれども、これは建築基準法で基準が定められています。しかし、申請義務が無いために誤った判断だとか、認識でもって、施行を終えたというのが原因に挙げられるのかなあと思っております。例えば学校敷地と道路との境界において、高さの違いがある場合とか。ブロック塀が長いところは100メートルぐらいあるわけですけれども、手前のほうでは1.2メートルをクリアするんですけれども、奥の方では2メートルを超えるとか、そういった形で現行の基準法に合わないのが今回分かってきていますので、いくつか要因としてまず既存不適格、そして申請義務が無いために誤った判断をされたというのが大きな原因になっております。 ○亀谷長久議長  田仲康児都市計画課長。 ◎田仲康児都市計画課長  民間のブロック塀の状況についてお答えします。今のところは民間のブロック塀につきましては、危険性が認識としては高まっているということも我々も認識をしております。 ただ、ブロック塀に関しては、個人の所有する財産ですので、これをすぐに行政のほうで手を付けるということは、なかなか難しいんじゃないかというふうに考えております。それで今町のほうで補助金ですとか、そういったものを今、検討ということはやっておりません。 ほかの事例ですが、県内では我々が調べたところまだ無くて、他府県、県外のほうでは一部の地域の市町村においてはやられているようです。ただ、おそらく内地のほうになっているんですが、ブロック塀の数とか、その不適格になっているブロック塀の数ですとか、その費用等もどの程度あるのかというのは我々も把握してないものですから、一概に比較もできない状況です。できれば、国や県辺りからそういった補助金等もあれば、非常にやりやすいなあというふうに考えていますが、今我々にできることは、まずは所有者に注意喚起を行うのが最善の策かと今考えています。 ○亀谷長久議長  16番 阿波根弘議員。 ◆16番(阿波根弘議員)  そうですね、今、課長の答弁にもあったように最低でも注意喚起をしっかりと各自治体と協力しながら指摘をしていただきたいと。僅かではあるんですが、私がサッと見渡してもこれはちょっと危ないなあというところがあります。中には、通学路だけではなくて、公園の近くとか、人が多く集まるような、そういうところにも危険だなあというところもありますので、しっかりと対応をしていただきたいとそういうふうに思います。 「備えあれば憂い無し」ということであります。一般質問を終わります。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(14時20分) △再開(14時30分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  こんにちは。今日最後の一般質問です。お疲れのことと思いますが、しばらくの間お付き合いください。 第11代議員として、この場に立てたことに対し、町民の皆様方や野国昌春町長始め執行部の皆様及び役場職員の皆様にこころから感謝申し上げます。 向こう4年間、野国町政を支える議員の一人として町民の声を町政に反映させてまいりたいと思いますので、よろしくお願いします。 質問を始める前に、私、今回多良間島に行ってまいりました。多良間島のアピールをちょっとさせていただきます。私が生まれ育った多良間村は人口が1千176人、島の周囲が20キロメートルという小さな丸い島です。その島で毎年旧暦の8月8日から3日間、五穀豊穣を祈願して8月踊りが国の重要無形文化財として継承されています。 自分が幼い頃は、女性は舞台に上がることはできませんでしたが、現在は人手不足もあって、小学5、6年生、そして中学生の女子生徒も巧みな演技をするようになりました。その中で、普段聞き慣れない、もちろん、話す事のない首里の言葉で組踊を披露する演技には感動し、鳥肌が立つぐらい感動ものでした。多良間島は特に観光地はございませんが、豊かな自然ときれいな海があります。皆様も機会があれば、是非、多良間島の豊年祭8月踊りを見に行かれてください。では、質問に入ります。 1点目に、災害対策について。 (1) 災害時における本町の取組についてにお伺いします。 (2) 避難勧告が出された場合の交通対策についてお伺いします。 (3) 9月8日に実施された嘉手納空軍基地内への地震・津波避難訓練時に参加された方々からの意見として、 ① 基地は国道58号と遮断されているため徒歩での訓練は厳しいのではないか。 ② 信号が作動しなくなるのではないか。 ③ 国道58号は車での混雑が想定される。 以上のことから、歩道橋の設置が望ましい等の意見がありました。そのことについて当局の所見をお伺いします。 (4) これまで行った避難訓練でのアンケートの結果は、どのように反映されているかお伺いします。 2点目に、教育行政について。 (1) 全国の児童相談所が2017年度に対応した児童虐待の件数が13万3千378件、厚生労働省が統計を始めた1990年度の1千100件から27年連続で過去最多を更新しているとの報道がありました。本町の虐待件数と対策についてお伺いします。 (2) 新学期になるといろいろな悩みを抱えた子供たちがいると聞きます。本町におけるいじめと暴力の実態と現状についてお伺いします。 (3) 町立各小学校・中学校のひきこもりの現状と課題についてお伺いします。 (4) 不登校と思われる児童生徒の数及びどのような支援をされているかお伺いします。 (5) 児童生徒の不登校による親のひきこもりがクローズアップされています。親支援の必要性を感じますが、親のひきこもりに対する行政支援の現状と課題についてお伺いします。 3点目に、保険事業の充実について。 (1) 厚生労働省は4月17日、2015年の全国市区町村別の平均寿命を公表しました。全国で最も長寿だったのは男性が横浜市青葉区の83.3歳、女性は北中城村の89.0歳だった。5年に1度の調査で今回が4回目。北中城村は3回連続1位、女性の2位は中城村の88.8歳、3位は同じく名護市の88.8歳との報道がありました。本町の平均寿命を延伸するための対策として、どのような取組がなされているかお伺いします。 (2) 国民健康保険税を抑制するための事業の取組についてお伺いします。 よろしくお願いします。 ○亀谷長久議長  野国昌春町長。 ◎野国昌春町長  ただいま大浜ヤス子議員から御質問をいただきました。私のほうからは質問事項3番目「保険事業の充実について」の質問要旨1点目「本町の平均寿命を延伸するための対策として、どのような取組がされているか伺う。」についてお答えいたします。 沖縄県が公表している平成27年の県内市町村別平均寿命によると、本町男性の平均寿命につきましては、81.1歳で、全国平均80.8歳及び沖縄県平均80.3歳を上回り、県内41市町村中3位となっております。 一方、本町女性の平均寿命につきましては、87.8歳で、全国平均87.0歳及び沖縄県平均87.5歳を上回り、県内41市町村中8位となっております。 本町における平均寿命を延伸するための取組としましては、本町の健康増進計画である「健康ちゃたん21」に基づき、健康寿命の延伸を全体目標とし、特定健康診査・特定保健指導及び各種がん検診の受診率向上対策、生活習慣病重症化予防の推進、自殺予防対策事業、地域のつながりの強化、適正体重維持のための支援、運動習慣の確立に向けた対策等を重点施策として取り組んでおります。 これらの取組により、町民一人一人が主体的に健康づくりを実践し、健やかで明るく活力にみちたまちづくりを目指すことで、更なる平均寿命の延伸が図られるものと考えております。今後とも健康増進に向けた各種施策の取組強化を図ってまいります。 次に、質問要旨2点目「国民健康保険税を抑制するための事業の取組について伺う。」についてお答えいたします。 国民健康保険制度における自己負担分を除く医療費は、50パーセントを国・県からの補助金等で賄い、残る50パーセントを加入者の保険税等で賄うことが原則となっておりますので、医療費が増えるほど保険税が高くなるという構造となっております。 よって、保険税の抑制のためには、医療費の適正化や、医療費に充てられる財源となる交付金や税などの収入をより多く確保することが重要となっております。 そこで、本町においては、特定健診やがん検診の受診勧奨を強化し、早期発見及び早期治療による重症化予防を図るなど、医療費の適正化につなげる取組を行っており、近年の効果としましては、特定健診やがん検診の受診率が右肩上がりで向上しております。 また、近年、国民健康保険制度改革において「保険者努力支援制度」が創設され、医療費適正化への取組や国民健康保険が抱える課題への取組に努力をしている自治体に対し、交付金が交付される仕組みが導入されたことから、本町におきましては、「重症化予防」、「収納率の向上」、「特定健診受診率及び保健指導実施率の向上」、「後発医薬品の使用割合の向上」、「がん検診受診率の向上」などの取組を重点的に実施しております。 これらの取組によって、より多くの交付金を確保し、医療費に充てられる財源を増やしつつ、疾病の予防や重症化の予防により医療費の適正化を図ることで、結果として保険税の伸びが抑制できるという仕組みとなっておりますので、今後とも取組の強化及び拡大を図ってまいります。 その他の質問につきましては、担当部長、教育委員会とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  玉那覇修総務部長。 ◎玉那覇修総務部長  質問事項2番目「災害対策について」の質問要旨1点目「災害時における本町の取組」についてお答えいたします。 災害については、地震・津波避難、台風、土砂災害や高潮等あらゆる種類の災害があり、その災害に備えるため、北谷町地域防災計画の策定、防災マップ等を作成しております。 また、地域の防災に関する意識の向上を図るために、本町に防災アドバイザーを設置し、基本的な知識の習得を目的に、地域の要望に添った防災に関する勉強会や講座を設けるなど、防災に対する備えがいかに大切であり、その行動によっては命を左右しかねない等、町民の防災意識の向上に取り組んでいるところでございます。 また、防災に関する「自助、共助」の取組については、「自分の身は自分自身で守り、共に助け合う」という自主防災の基本理念に基づいて、地域の自主防災の強化を目指し、各行政区へ自主防災組織の立ち上げを支援しているところでございます。 現在、平成29年度に自主防災組織の認定を行いました桃原区、栄口区、謝苅区、宮城区、美浜区及び本年度8月に認定を行いました北前区の6行政区と、北玉区自主防災会が活動を行っているところでございます。 次に、質問要旨2点目「避難勧告が出された場合の交通対策」についてお答えいたします。 災害時における交通対策といたしまして、通行の禁止・制限に関する情報の収集に努めると同時に、道路及び橋りょう等の交通施設の被災状況の確認、交通混雑の状況等を情報共有するとともに、必要な情報を防災行政無線等において地域住民への周知を図るものとしております。 次に、質問要旨3点目「9月8日に実施された嘉手納空軍基地への地震・津波避難訓練時に参加された方々からの意見として、1番目、基地は国道58号と遮断されているため徒歩での避難は厳しいのではないか。2番目、信号が作動しなくなるのではないか。3番目、国道58号は車の混雑が想定される。以上のことから、歩道橋の設置が望ましい等の意見がありました。そのことについて当局の考えを伺う。」についてお答えします。 1番目については、今回の地震・津波避難訓練は、宮城区・砂辺区の住民、保育園、福祉施設、事業所等を対象に、主に避難経路、避難場所、避難時間の確認と防災意識の高揚を図ることを目的として、午前10時に沖縄近海で巨大地震が発生し、沖縄気象台から沖縄県沿岸全域に「大津波警報」が発表されたとの想定で、防災行政無線及び広報車による合図により、嘉手納基地内又は津波一時避難施設に徒歩で避難する訓練を設定しました。 平成23年に発生した東日本大震災においては、多くの住民が自動車で避難したため、各道路で交通渋滞が発生し、そのために避難が遅れ津波にのみこまれて多くの方が犠牲になられたことは、記憶に新しいことと思います。 また、平成7年の阪神淡路大震災においては、倒壊による瓦礫や道路に放置された車両等が、警察や消防・自衛隊の緊急通行の妨げになり、救助活動や消火活動に大きな支障がでました。 さらに大規模災害時には、特に幹線道路においては道路交通法に基づく交通規制がかかり、緊急車両優先で一般車両は通行不可となることが考えられます。 このようなことから、大規模災害時には、基本的には徒歩で避難することを、地域住民の皆様には防災講座等にて指導しているところです。 次に、2番目については、大規模災害時には、ライフラインに障害が出て停電により信号が機能しなくなるのは想定されているところでございます。 訓練時には、参加する住民の安全を確保するため、嘉手納基地前2か所の横断歩道前に警察官及び地域の誘導員を配置して万全な対応をとっておりますが、災害時には、まず「自分の身は自分で守る」自助の行動が優先するので、自分自身で安全を確保しながら国道を横断して高台へ避難することが重要なことだと考えております。 次に、3番目については、2番目にお答えしたことと同様に、大規模災害時には、ライフラインに障害が生じるとともに、道路の陥没等によって車両通行が不可能になる可能性が高く、また、国道については既に通行車両等により混雑していることが想定され、車両での移動は不適当であると考えております。 従って、緊急避難時の際は徒歩での避難が原則であると考えておりますが、歩道橋については倒壊や損壊のおそれが想定されますので、歩道橋の設置については、防災の観点から厳しいものと考えております。 次に、質問要旨4点目「これまで行った避難訓練でのアンケートの結果は、どのように反映されているか。」についてお答えいたします。 避難訓練の実施時に、アンケートを実施しておりますが、特に多かった意見として、防災行政無線からの広報が聞こえないという意見がございましたので、防災行政無線と合わせて消防団等の広報車を増車し、計3台で対応いたしました。 また、訓練開始1時間前には「訓練実施」の事前広報と、訓練開始時刻には「避難開始」の広報を行っております。 避難訓練を事前に周知するために、町ホームページや町広報紙の「広報ちゃたん」への掲載、防災行政無線やFM二ライからの放送とともに、自治会の協力の下、訓練対象地域におけるチラシの全戸配布を行っております。 さらに、保育園、福祉施設、事業所等に直接出向き訓練参加を呼びかけ、昨年度から嘉手納基地内への避難だけではなく、地域の津波一時避難施設も活用するよう取り組んでおります。 ○亀谷長久議長  伊波興繁住民福祉部長。 ◎伊波興繁住民福祉部長  質問事項2番目「教育行政について」の質問要旨1点目「全国の児童相談所が2017年度に対応した児童虐待の件数が13万3千378件、厚生労働省が統計を始めた1990年度の1千100件から27年連続で過去最多を更新しているとの報道がありました。本町の虐待件数と対策数について伺う。」についてお答えいたします。 本町における虐待件数と対策数につきましては、平成27年度児童相談受理件数278件のうち虐待件数及び対応件数22件、平成28年度児童相談受理件数186件のうち虐待件数及び対応件数17件、平成29年度児童相談受理件数266件のうち虐待件数及び対応件数9件となっております。 虐待として、北谷町要保護児童対策地域協議会で登録されている事例につきましては、全て対応しております。 ○亀谷長久議長  川上啓一教育長。 ◎川上啓一教育長  質問事項2番目「教育行政について」の質問要旨2点目「本町におけるいじめと暴力の実態と現状」についてお答えいたします。 今年度8月までのいじめの件数は、小学校で115件、中学校で21件となっております、件数が多くなっているのは、深刻ないじめに発展しないよう、いじめの芽を摘むことを目指して取り組んでいるためであり、先生方が丁寧に子ども達に関わっている結果と捉えております。 また、暴力は中学校で、ふざけているうちにお互いに手を出してしまった事案1件が上がっております。 次に、質問要旨3点目「町立各小学校・中学校のひきこもりの現状と課題」、質問要旨4点目「不登校と思われる児童生徒数及びどのような支援しているか。」については関連しますので、一括してお答えいたします。 学校教育の中では、ひきこもりという概念ではなく、年間30日以上欠席のあるものを不登校として対応しております。今年度8月末現在での不登校は、小学校で5人、中学校で23人となっており、そのうち、週に1回程度も登校しない児童生徒が、小学校で3人、中学校で8人となっております。 対応としましては、「組織的・計画的指導支援システム」に基づきチームで支援に取り組んでおります。学級担任を始め、教育相談担当教諭、生徒指導主任、養護教諭等の関係職員や心の教育相談員等から3人から4人でチームを組み、効果のある取組を模索・共有しながら支援しております。必要があればスクールソーシャルワーカーに助言を求めたり、関係機関・施設につないでもらうなどを行うとともに、スクールカウンセラー、青少年支援センター、民生委員児童委員、子ども家庭課、福祉課、児童相談所等の関係機関と連携して支援しております。 また、中学卒業後にひきこもりそうな生徒や社会的な自立が難しいと考えられる生徒には、スクールソーシャルワーカー等を活用し、卒業後の居場所の紹介として、支援施設等の見学を行い、施設職員と顔合わせをし、卒業前にリレーション・信頼関係を築くよう取り組んでおります。 課題としましては、登校復帰には、本人の持っている力を引き出し、自己肯定感を高めてあげることが大切で、それには、信頼関係をつくり関わることが必要で、時間が掛かります。また、家庭に介入支援を行い、家族の本人への関わり方を変えていく必要がありますが、保護者が関わりを受入ないことが多く苦慮しているところです。 次に、質問要旨5点目「親のひきこもりに対する行政支援の現状と課題」についてお答えいたします。 議員御指摘の「児童生徒の不登校による親のひきこもり」の事例は本町では確認しておりませんが、親の精神疾患等によるひきこもりによって生活が不規則になり、ネグレクト傾向から不登校になった事案があります。この場合、スクールソーシャルワーカーが、継続的な面談を行うことで生活困窮の状況を把握し、就学援助及び無料塾につなげることができるようになりました。しかし、親のひきこもりについては、家庭訪問等を拒否することから、直接的な親への支援ができないことが課題として挙げられております。 不登校や親のひきこもりに対する支援につきましては、教育、福祉、保健、医療など複数の専門機関による多面的な支援が必要であることから、本町におきましても、関係機関と連携しながら支援に取り組んでまいります。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  一通りの御答弁ありがとうございました。 今回の台風24号、25号が発生しました。その中でやっぱりこれまでにない大きな台風で、停電が3日間というところと5日間という家庭がありました。その中で美浜辺りでは、電柱の地中化に取り組んでおられますけれども、北谷町としてもこの電柱の地中化をこれから推進して行く必要があるんじゃないかと私はそのように考えておりますが、それに対しては莫大な予算も掛かると思うんですけれども、町の計画としては、どのようになっているかをお願いします。 ○亀谷長久議長  しばらく休憩いたします。 △休憩(15時00分) △再開(15時00分) ○亀谷長久議長  休憩前に引き続き会議を開きます。 岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。去る台風につきましては、長期間停電が続いているところでございます。これは場所によって停電の日数というのは違っていますが、大規模に停電をしていたところでございます。議員がおっしゃる地中化による停電対策については、防災の観点から非常に有効な手段ということで考えております。しかし、議員もおっしゃったとおり、予算等もありまして、災害対策でそういう予算が付くかというのは、今の時点での不透明でございますので、国の支援等も今後注視しながら検証はしていきたいということで考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  是非、国の予算等も勘案しながら、本当に沖縄は凄い台風がいつやってくるか分からないという事態にありますので、その事に対しては行政としては、しっかりと計画に入れていってもらいたいと思います。 今回の台風24号等に25号はそんなに被害はなかったと思いますけど、災害対策の観点から今回の台風の災害の状況について、把握されておればお願いします。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。今回は大規模の台風で大きな被害があります。倒木はもちろんですが、屋根が吹っ飛んだり、先ほど議員からの質問にありましたとおり、停電も長引いておりました。それに伴って高潮の越波によりましての被害も相当出ておりました。というところで公共施設等の被害もございました。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  私も自分なりに調べました。宮城海岸の柵ブロックが剥がれたり、馬場公園のマンタのモニュメントが剥がれたり、西海岸の護岸が破損、公園等の木がなぎ倒されたり、自然の恐ろしさを身に染みて知ることができました。予算的にも大変でしょうが、今回宮城区では大雨と高潮と重なって水位も上がって、洪水もありました。その地域は、町営団地に自主避難もされております。そういう観点からやっぱりもうちょっと西海岸の高潮対策について町としてももう一度検証する必要があると思いますけれども、そのことについてはどのように考えておられるか。お願いします。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。今回、宮城、また西海岸地域で高潮で越波による被害が相当出ております。今回感じたことは、やはり災害というのはいつどこで起きるか想定ができないというのがひとつあります。また、反省点としましては、やはり情報の周知が遅かったという部分がございますので、今後、高潮また満潮時等を見ながら、地域の自主防災組織とも連携を図りながら、事前に周知ができる体制をとっていきたいと思っています。ただ、ハードの面につきましては、県のほうで対策は十分に取っているものとだと思っています。今後もそういう対策がとられるものと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  この現状回復というか。災害復旧までの土木課長にお願いしてありますけれども、現状復旧までの期間と莫大な予算が掛かると思いますけれども、予算についてはどの程度想定されておられるかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  仲宗根義覚土木課長。 ◎仲宗根義覚土木課長  お答えいたします。去る台風24号で宮城海岸のほうがインターロッキング等々の転落防止柵も壊れて、普及にちょっと時間が掛かるかと思っていますが、これは県のほうには報告してございまして、まず面積等々の被害がインターロッキングで面積にして450平方メートル、転落防止柵で距離にして110メートル、ベンチが2基ということで、これは報告してございます。そしてこの場所は観光地でもございますので、災害復旧事業の決定には、一応時間は掛かるかなあと思っておりますが、町のほうとしても町のほうから早急な対応ができるようお願いをしていきたいと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  国道58号と基地に避難した時で参加した方達は、今回の台風時にありましたけど、今の部長の答弁では警察官がこの信号が止まったときには警察官とか誘導者が立って誘導どうするという答弁がございましたけれども、今回の台風の場合は、全然こういう体制が取られてなかったんです。だから地震・津波が発生したときには、尚更できないと思うんですよ。私は以前にもこの歩道橋の件は提案したんです。今、部長の答弁では、防災の関連から厳しいものがあると。前回は国道だから厳しいという答弁があったと思います。ですが、やっぱり車も無理、特に宮城地域はもし津波が発生したときは、避難場所まで行くのが、相当時間が掛かるんですね。今は防災マップも作られて、どこに避難しなさいというのはありますけれども、そこまでたどりつけるかどうかというのもこの地震・津波の発生時は大変厳しいものがあると思うんです。だからこの歩道橋については、今一度検討する必要があるのではないかと思いますけど、もう一度御答弁をお願いします。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  お答えいたします。まず先ほど部長が答弁したのは、訓練時においては、警察官の誘導があったが、実際災害が起きたときには、そういう誘導はなく、自分で逃げないといけないということを答弁しております。 また、台風の時にそういう誘導がなかったということですが、台風の時も警察、消防につきましては、相当数の各事案に対応するために出動をしているところで、個別の対応というのはなかなか厳しいところでございます。 また、歩道橋につきましては、既存の歩道橋というのは、2本の柱で階段がありまして、狭い幅員というところもございまして、直下型の地震等があった場合には、もしかしたら倒壊のおそれもあるだろうというところと、国道につきましては、国道の管理になりまして、設置義務者は国道になります。その調整についてもすぐできるかというのは不透明なところでございます。ただ、現在タワー形式のような歩道橋の設置とか、全国のほうで見られるところでございます。また国につきましても、そういう災害復興の予算面もいろいろと出てきておりますので、その辺については、そういうことも注視しながら、沖縄に取り入れられる部分については、また検証はしていきたいということで考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ありがとうございます。防災無線の件ですけれども、やっぱりお家の中にいたら、防災無線は聞き取れないんですよね。今回、避難訓練の時も防災広報無線は、走っているんだけれども、何を言っているのかがあまり聞き取れなかった。広報車も一応広報はしているんだけれども、聞き取れない。やっぱりお家の中に居たら聞き取れないという部分があるんですね。だからそのところをもう少し分かりやすい、聞き取りやすいという方法はないでしようか。 ○亀谷長久議長  岸本満総務課長。 ◎岸本満総務課長  防災訓練時の広報無線については、課題でございます。このことにつきましては、やはりアルミサッシの窓を閉めたら聞こえないという部分と、本町の防災無線につきましては、かなり老朽化をしまして、聞こえない部分が相当数あるというところでございます。 ただ、今年度の事業としまして、デジタル化に向けて整備をしているところでございますので、難聴地域のところは解消されるだろうと思っております。また、エリアメール等も活用できれば、良いんですが、ただ、訓練時においてのエリアメールの活用ができないもので、いざ災害が発生した場合には、そういうエリアメール等も使って複数で周知を図れるものと思っております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  次に教育行政に移っていきます。虐待件数22件というお話がありました。 児童虐待については、皆様も御承知のとおり、今年3月5歳の女の子が東京都目黒区で両親から虐待を受けて死亡するという痛ましい事件がありました。しかも、「おねがいゆるして」というメモが本当に社会に衝撃を与えていたと思います。早期発見、対策が本当に必要だと思うんですけれども、今の答弁では、やっぱり何の事件・事故には至らなかったというような答弁でしたけれども、対策済みということですけれども、どのような対策をなさったかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長
    与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。議員がおっしゃられますように、虐待につきましては、早期発見、早期支援が大変重要となっております。本町における取組といたしましては、主に4つの柱がございますけれども、1つ目に要対協と呼ばれている地域ネットワークの会議です。北谷町要保護児童対策地域協議会というものを、平成17年から立ち上げておりまして、児童相談所、福祉事務所、警察、教育委員会、社協、民生委員など18の関係機関でネットワークの会議を行っています。その会議は3つの構成がありまして、代表者会議、実務者会議、ケース進行管理会議というのがあります。 代表者会議は、各機関の代表者が来まして、北谷町における児童虐待の実態であるとか、対応の基本であるとかを毎年研修しております。そのような取組がそれぞれの所属のほうに周知されてきていると思います。 実務者会議につきましては、現場レベルの方達を集めて、年に数回会議を開いております。 ケース進行管理会議につきましては、多くの関係機関が関わりますことから、目標を一致させて、役割分担も明確にして、滞りがないように進捗管理をする会議となっております。この会議は平成17年から行っていますので、その取組の成果が徐々に出てきているものもあると思います。 2つ目に学校訪問であります。年度当初に学校教職員等は人事等がありますので、子ども家庭課としましては、学校のほうを年度初めに訪問して、学校の校長、教頭、教育相談などの職員と気にかけている事例の情報共有を行っています。また、ほかにも児童虐待等が発生したときの手順を共通認識を持つことが大事ですので、手順の読み合わせを毎回行っております。併せて今年度からは保育所等も回って事例の共有や虐待対応手順の読み合わせを実施しております。 3番目に、研修であります。この要対協が主催して児童に接する機会が多い学校教職員や認可保育所、認可外保育所、児童館の保育士向けの研修を年に数回実施しております。これらによって、児童に一番近くで接する職員の虐待を察知する感覚が向上して、また発見した場合の手順もスピーディーにできるようになってきていると思います。 4番目に福祉事業の充実があります。まず、育児負担に関しましては、早期発見ということで、母子保険事業の乳幼児検診のほうで育児負担がある方を早めにキャッチして保健衛生課の自己保健師へつなぐシステムを構築しております。 また、こんにちは赤ちゃん事業として生後4か月までの家庭を全て訪問して育児不安や経済的不安を早めにキャッチする仕組みを作っております。 それ以外にヘルパーのような形で養育支援訪問事業というものを開始しまして、育児負担が高い世帯につきましては、家庭訪問をして育児サポートと育児の仕方のアドバイスを行っております。 また、経済的不安に関しましては、パーソナルサポートセンターが生活困窮者自立支援事業を実施しておりますので、そちらの相談員につないで経済的不安を解消する取組も進められております。 このように平成17年から虐待に対する対策は徐々に広がっておりますので、そのような効果もあって、現在、虐待登録件数が減っているのではないかと当課では考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  この児童虐待の件では、今月広報ちゃたんにも保育士向けの児童虐待勉強会を開催しましたという冊子がありました。このように勉強会を広げていくことによって、この虐待に関して、取り組む姿勢というのが出てくると思いますけれども、今後この勉強会を増やしていく計画はあるかどうかというのをお願いします。 ○亀谷長久議長  与儀司子ども家庭課長。 ◎与儀司子ども家庭課長  お答えいたします。研修会は学校教職員に対して年1回、保育士に対しても年1回実施しておりますが、研修会の回数を増やすかどうかは、検討しておりませんが、実際、現場のほうを見ていて、今、この虐待の家庭を見ていると、どのような子育てが正しいのかということがあまり分かっていない家庭が多いので、一昔前とは違う現在の正しい子育て、手を出してはいけないとか、そういう子育ての標準的な考え方を広く町民に普及する取組が必要ではないかと考えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  是非、頑張っていただきたいと思います。 次にいきます。いじめと暴力の実態と現状についてでございますけれども、結構、思ったよりはいじめのほうが多いかなあという気もします。 昨日の新聞に2015年10月に豊見城市内の小学校の男児が自殺した問題がいじめの実態を認識しながら対策を怠ったとして学校側に過失があると両親が損害賠償を求めたという記事がございました。 残るようなひどいいじめはないという教育長の答弁だったと思いますけれども、本当にいじめてやろうといういじめは、何人ぐらい居て、これは115件というのは、本当に大まかないじめ件数で実態として本当にいじめてやろうということの事例があればお願いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えします。教育長答弁では、小学校で今年度115件、そして中学校で21件と8月末現在でなっております。 大浜議員が今おっしゃった深刻なものは何件あるかということで、保護者同士の話し合い等を行ったものが小学校で3件となっておりまして、ひとつとしては、一人がある一定の子にわざとぶつかるとかいうのを繰り返していたということです。これは小学校3年生です。それで早いうちに指導ということで、一応両方の親を呼んで指導しております。また、2つ目は、これも暴力がつながっていくので背中を蹴ったり、女の子に対して男みたいだなと言ったりとかというのがあったということで、これも両方の親を呼んで放課後に話し合いの場を持ったということになっております。そして3つ目はランドセルにガムテープを付けたり、故意にぶつかって押したりというようなちょっとわざとやっているというものがこれは5年生です。先ほどのは6年生です。この3件が保護者との話し合いを設けたもので、この時点ではまだ深刻になる前に学校側がしっかり対応していただいていると思っています。 中学校では、保護者を呼んで指導したものはなく、こういう事案がありましたと親にまで報告をしないといけないような内容で4件あったということで報告を受けております。 いずれも今私達が取り組んでいるのは、そういう深刻ないじめにならないようにアンケートもとっておりますし、また、先生方が本当にきめ細かに子ども達を見ている。あるいは信頼関係がしっかりできていて、何かあると生徒がこういうことをやられたということを先生達に訴えるような学校環境がでてきているのかなあというふうに捉えております。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  ある児童生徒から金銭せびりをされているという相談があったんですね、その事は担当課には上がっていないのかどうかお願いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  お答えします。金銭せびりとお金を持ってこいとか、幾ら持ってこいとか、持っているお金を出せとかという事案については把握しておりません。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  次に進みます。まず、ひきこもりと不登校の違いについてお願いします。 ○亀谷長久議長  原田利明学校教育課長。 ◎原田利明学校教育課長  教育長答弁にもありましたが、学校の中ではひきこもりという言葉は使わないんですね。なぜかというとひきこもりの定義については、厚生労働省のほうが定義しておりまして、様々な要因の結果として社会的参加を回避し、原則的には6か月以上にわたっておおむね家庭にとどまり続けている状態、他者と交わらない形で外出をして良いのも含めたものを示す現象概念となっております。 この中に厚労省としては義務教育課を含む就学も入りますよとは言っておりますので、小中学校にひきこもりがいないというわけではなくて、普段の対応としてひきこもりとして特に対応しているのではなく不登校として対応しているということでございます。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  6月に「未来を見据えた若者支援と親支援の充実を目指して」をテーマに研修する機会がありました。その研修からひきこもりとは、仕事や学校に行かず、家庭以外の人と交流をほとんどせずに6か月以上自宅にひきこもっていることということでありました。このひきこもりの幅広い世代にまで広がっていて、40代以上のひきこもりは、実態把握が進んでいないということで、長期化、深刻化するほど支援が難しくなるのが指摘されておりました。 今回、国が実態把握のための40歳から59歳までを対象にして初めて実態調査を行うことを決定して、2018年度予算で内閣府所管の実態調査として2千万円の予算が計上されたということをお話されておりましたけれども、このことについて自治体としての取組は、どのようになっておられるか。分かっていましたら御答弁お願いします。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  ひきこもりの実態ということですが、町においては、ひきこもりの対象者というのは全ては把握はできておりませんが、障害福祉の相談支援事業や生活困窮支援センターであるパーソナルサポートセンターが実施する出張相談などでそのひきこもりに関する相談を受けることはございます。そういったことを把握した場合は、ひきこもり等の相談の専門機関である沖縄県ひきこもり専門支援センターや沖縄県子ども若者みらい相談プラザ「ソラエ」周知等を行っているところです。 今のところ、そういう町への予算というのは計上はございません。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  次、3点目の保険事業についてお願いします。先ほど町長から御答弁をいただきました特定健診の強化とがん健診の強化をやって「健康ちゃたん21・住んで楽しい人が行き着く元気なまちちゃたん」ということであります。 このデーターからもありますように、北谷町は以前と比べてどんどん平均寿命が下がってきているなあということも伺えます。 この特定健診の強化、がん健診の強化と町長はおっしゃいましたけれども、受診率については右肩上がりと町長はおっしゃっていましたけれども、そのことについて推移をお願いします。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。まず、特定健診の受診率につきましては、平成28年度の実績が本町は34.4パーセントでございました。平成29年度については、これはまだ確定値ではなくて、現段階における速報値でございますが、35.8パーセントということで、対前年度より1.4パーセント伸びております。 特定健診に関しましては、近年41市町村中40位とか41位とかという状況が続いていましたけれども、平成29年度現在速報値に関しましては37位ということで、昨年の40位より3位ほど上昇している状況であります。 続きましてがん検診、胃がんのほうからいきたいと思います。胃がん検診の受診率につきましては、平成28年度が6.1パーセント、平成29年度が11.2パーセントということで、数値的には大きく伸びているんですが、ただ、そこには、算定方法の計算が平成29年度から変わったということで、伸びてはいるんですが、大きな伸びの理由としてはそういった理由となっております。 大腸がんにつきましては、平成28年度が8.8パーセント、平成29年度が9パーセントとなっております。 肺がんにつきましては、平成28年度が10.3パーセント、平成29年度が10.7パーセントでございます。 続きまして子宮頸がんの検診につきましては、平成28年度が30.1パーセント、平成29年度が33.3パーセントでございます。 最後に乳がん検診につきましては、平成28年度が26.5パーセント、平成29年度が27パーセントということで全ての検診については、右肩上がりで上昇しているという状況でございます。 ○亀谷長久議長  1番 大浜ヤス子議員。 ◆1番(大浜ヤス子議員)  右肩上がりということは、数字にも表れているように担当課が頑張っている証拠だと思います。引き続き頑張っていただきたいと思います。 (2)番目の国民健康保険税を抑制するための事業としては、確か平成17年度でしたか、ヘルストロンという健康器具を各行政区に取り入れたんですけれども、各行政区は幅が場を取り過ぎるということと利用しにくいということで老人センターに寄贈したりしている行政区もございまして、そこを利用している方達から不眠症が治った、肩こりが治った、腰痛が治った、それで通えるようになって、病院に行く回数が減りましたという声もあります。そういった事業がほかにあるかどうかということを担当課としては調べていただいて、もっと有効活用ができるような施策をお願いしたいんですけれども、急には答弁はできないと思いますけれども、そういうことを考えていただきたい。老人センターは日曜日、祝祭日は休館ということなんですね。でも休館であってもガードマンはいらっしゃるので、是非そこの部分だけは開けてほしいという要望がありますけれども、そこについてもし御答弁がありましたら、御答弁をいただいて、私の一般質問を終わります。 ○亀谷長久議長  金城睦彦保健衛生課長。 ◎金城睦彦保健衛生課長  お答えいたします。現在、老人福祉センター等に設置されているヘルストロン等の利用によって、そういった健康状態を担って、結果としてそういった医療費の抑制にもつながるということについては、大変良いものだと考えております。 本町は、担当課主管では、特にそういった他の物は特にないものですから、そういったところは他市町村の状況をどういったものを取り入れて効果が出ているかというものも検証しながらまた今後研究課題とさせていただきます。 ○亀谷長久議長  西田由紀福祉課長。 ◎西田由紀福祉課長  老人センターにつきましては、老人センターの設置条例の中で、日曜、祭日は休館日となっておりまして、やはり安全対策上の問題から警備員は商工会と共同で設置ということで、ずっと人がいるという状態ではありませんので、何か事故が起こったときの安全策ということで休館日については利用を停止しております。(散会宣告) ○亀谷長久議長  以上で、本日の日程は全部終了しました。明日は午前10時から会議を開きます。 これで散会します。 △散会(15時40分)  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。  北谷町議会議長  亀谷長久  北谷町議会議員  宮里 廣  北谷町議会議員  高安克成...