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09月09日-02号

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  1. 南城市議会 2020-09-09
    09月09日-02号


    取得元: 南城市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-30
    令和 2年  9月 定例会(第7回)       令和2年第7回南城市議会(定例会)会議録1.開議     9月9日 10時00分 宣告2.散会     9月9日 16時35分 宣告3.出席議員   1番 安谷屋 正議員  11番 上地寿賀子議員   2番 運天貴也議員   12番 吉田 潤議員   3番 宮城秋夫議員   13番 平田安則議員   4番 森山 悟議員   14番 中村直哉議員   5番 新里 嘉議員   15番 大城竜男議員   6番 宮城康博議員   16番 宮平憲二議員   7番 島袋裕介議員   17番 松田兼弘議員   8番 仲間光枝議員   18番 親川孝雄議員   9番 前里輝明議員   19番 玉城 健議員  10番 知念俊也議員   20番 国吉昌実議員4.欠席議員   なし5.本会議に職務のため出席した事務局職員の職、氏名  事務局長      山城 匡   事務局主査     島袋旭史  事務局主事     宮城安奈6.地方自治法第121条の規定により、会議事件説明のため出席した者  市長        瑞慶覧長敏  教育長       上原廣子  副市長       新屋 勉   教育部長      上原 昇  総務部長      屋比久正明  上下水道部長    知念哲雄  企画部長      糸数義人   農林水産部長    嶺井 洋  市民部長      永吉盛哲   土木建築部長    玉城 勉  福祉部長      城間みゆき7.議事日程-----------------------------------     令和2年第7回南城市議会定例会 議事日程[第2号]                 令和2年9月9日(水)午前10時開議日程第1       会議録署名議員の指名について日程第2       一般質問(7人)           (1)仲間光枝           (2)松田兼弘           (3)中村直哉           (4)平田安則           (5)新里 嘉           (6)運天貴也           (7)親川孝雄-----------------------------------8.会議に付した事件  議事日程の事件と同じ9.会議の経過  次のとおり ○議長(国吉昌実)  これから本日の会議を開きます。 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、午前は議席番号が偶数席の議員、午後は議席番号が奇数席の議員各位の離席を許可いたします。 休憩いたします。     (休憩 10時00分)     (再開 10時02分) 再開します。 諸般の報告を行います。 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 これで諸般の報告を終わります。 日程第1.会議録署名議員の指名を行います。 本日の会議録署名議員は、会議規則第88条の規定によって、2番運天貴也議員及び3番宮城秋夫議員を指名します。 日程第2.これより一般質問を行います。 なお、本日の質問者はお手元に配付してあります議事日程のとおりであります。 順次発言を許します。 最初の質問者、仲間光枝議員。 ◆8番(仲間光枝議員)  ハイタイ、グスーヨー、チュウウガナビラ。 改選による初議会は、平成30年9月でした。今議会から3周目に入ります。早いですね。 与えられた20分の1の重みを忘れずに、残された2分の1もウイルスにも老化にも負けず頑張ります。 それでは、通告に従い質問してまいります。 なお、使用する資料については議長の了承を得ております。 まず、1点目、コロナ禍における児童虐待防止対策について。 新型コロナウイルス感染症は、収束するまでにかなりの時間がかかると予想され、その時期が長引けば長引くほど社会に与えるダメージは深刻化していくと思われます。 先の見えない不安を抱える人たちも多い中、自宅で過ごす時間が増えたことで、これまで以上に家庭内での虐待リスクが高まっています。 厚生労働省虐待防止対策推進室は、宣言が解除されてもすぐに元どおりの生活には戻らない。自治体と連携して子どもの見守り活動を続けるとしていますが、本市の現状について、以下伺います。 ①本市が把握している虐待相談、通報等の件数。令和2年1月から直近の月ごとでお願いします。 ②相談、通報を受けた際の本市の初期対応とその後の対応についてお願いします。 ③児相による措置事例の有無。令和2年1月から現在までをお願いします。 ④要保護児童対策地域協議会の活動内容と活動状況をお願いします。 ⑤子ども家庭総合支援拠点の設置計画を伺います。 ⑥子どもの権利尊重や虐待から守るための条例制定の予定はあるか伺います。 大きく2点目です。 災害避難時のコロナ対策について。 ①本市の指定避難場所とおのおのの収容可能人数 ②コロナ対策として追加されたこと(ゾーン分け、指定避難所以外の活用等)、ありましたらお願いします。 ③今秋以降、インフルエンザ新型コロナウイルス感染症の重複流行が懸念されております。避難所対策として想定していること。 ④不測の事態によりマンパワー不足が起こった場合の対策は講じられているか伺います。 ◎福祉部長(城間みゆき)  おはようございます。 仲間光枝議員の1点目、コロナ禍における児童虐待防止対策についてお答えいたします。 仲間議員の御質問の中で通報とありますが、児童虐待の防止等に関する法律では、通告と記載されていることから、通報を通告に置き換えてお答えさせていただきます。 ①本市が把握している虐待相談、通告等の件数(令和2年1月から直近の月末)においてお答えいたします。 1月0件、2月0件、3月0件、4月2件、5月5件、6月1件、7月0件、8月3件となっております。 次に、②相談、通告を受けた際の本市の初期対応とその後の対応についてお答えいたします。 本市では相談や通告を受けた際は内容を精査し、社会福祉士等の専門資格を持つ相談員による助言や、現場に出向いて児童の安全確認等を行っています。 その後、継続的な支援が必要な場合は、ケースに応じて要保護児童対策地域協議会の中で役割分担を行い、状況改善に向けた支援を実施しています。 協議会での検討が必要ないケースについては、地域ごとに担当相談員を配置し、関係機関等と連携を図りながら定期的な見守りや面談等を実施しています。 次に、③児相による措置事例の有無(令和2年1月から現在まで)についてお答えいたします。 令和2年1月から現在までに、1人が措置されております。 次に、④要保護児童対策地域協議会の活動内容と活動状況についてお答えいたします。 要保護児童対策地域協議会は、要保護児童の早期発見及び適切な支援を図ることを目的に設置されております。 協議会では、児童虐待等の要保護児童の適切な保護を図るために、必要な情報の交換を行うとともに、要保護児童やその世帯に対する支援の内容や役割分担に関する協議を行います。 活動内容は、代表者会議、実務者会議、個別支援会議の開催で、要保護児童の支援について協議しています。 次に、⑤子ども家庭総合支援拠点の設置計画についてお答えいたします。 本市は令和4年度に設置予定です。 次に、⑥子どもの権利尊重や虐待から守るための条例制定の予定はあるかについてお答えいたします。 本市では現在のところ予定はございません。 ◎総務部長(屋比久正明)  おはようございます。 仲間光枝議員の発言事項2番目の、災害避難時のコロナ対策の御質問にお答えします。 初めに、①本市の指定避難所とおのおのの収容可能人数についてお答えします。 本市の指定避難所は市内10か所を指定しており、おのおのの収容可能人数については、知念小学校が1,994人、知念中学校が1,696人、知念体育館が678人、知念児童館が125人、知念社会福祉センターが458人、百名小学校が1,572人、船越小学校が2,088人、大里南小学校が2,844人、南城市総合保健福祉センターが666人、大里北小学校が2,045人となります。 次に、②のコロナ対策として追加されたこと(ゾーン分け、指定避難所以外の活用等)についてお答えします。 新型コロナウイルス感染症対策として、世帯ごとに間仕切り等で避難所内を密にならない対策、体調不良者や体調に不安のある避難者を一般の避難者と分け、会議室等の別室に避難していただく対策、避難時の検温や体調面、感染者との接触の有無など、聞き取りをする対策を行っております。 指定避難所以外を避難所として活用することについては現時点で検討しておりませんが、今後、国や県の施設や民間施設等を視野に協力体制が築けるよう模索してまいります。 次に、③の今秋以降、インフルエンザ新型コロナウイルス感染症の重複流行が懸念されている。避難所対策として想定していることについてお答えします。 基本的な対策については、先ほど②の御質問でお答えいたしましたが、体調不良者や体調に不安のある避難者を一般の避難者と区分けする対策を取ることで、どちらの感染症についても一般の避難者や避難所に従事する職員への感染拡大を最小限にできると考えております。 現在、国や県等においても、同様の検討を行っておりますので、新たなガイドライン等が出た場合には、それに準じた対策を検討し対応していきたいと考えております。 次に、④の不測の事態によりマンパワー不足が起こった場合の対策は講じられているのかについてお答えします。 不測の事態によりマンパワー不足が起こった場合の対策については、今後、大規模災害を想定した受援計画を策定し、マンパワー不足に対応してまいります。 以上です。 ◆8番(仲間光枝議員)  ありがとうございました。 それでは1点目の質問、コロナ禍における児童虐待防止対策についてから再質問をしてまいります。 部長の答弁では、虐待件数が1月0件、2月0件、3月0件、4月2件、5月5件、6月1件、7月0件、8月3件というふうにして報告がございましたけれども、これは例年と比べてどうなのかというところの比較はできますか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  担当のほうからは、例年に比べて特に増えているということではないということでありました。 ◆8番(仲間光枝議員)  分かりました。例年とあまり変わりがないということで理解します。 要対協の活動内容と状況もお聞きしたのですけれども、現在、委員数が何名でどのような方々が委員として委嘱されているのか、差し支えなければその範囲で教えてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  要対協の代表者会議、また、実務者会議のメンバーをお答えいたします。 15人ですかね。 どういったメンバーかと申しますと、沖縄県中央児童相談所、沖縄県南部福祉事務所沖縄県立総合精神保健福祉センター、沖縄県与那原警察署、南城市社会福祉協議会南城市民生委員児童委員協議会児童養護施設島添の丘、南城市教育委員会教育指導課、福祉部から子育て支援課、社会福祉課、生きがい推進課、市民部から健康増進課、南城市立の小学校長会、南城市立中学校長会南城市立法人保育園園長会、それぞれからメンバーを招集して会議を行っております。 ◆8番(仲間光枝議員)  ありがとうございました。 様々な組織から、いろんな専門的な知見を持った方たちが集まって要対協を運営されているというふうに思いますけれども、では、コロナ禍で社会が混乱、疲弊する中、要対協に対するニーズって今後高まってさらにいくと思うのですが、今現在、支援対象となっている児童、そして特定妊婦も対象だと思うんですけれども、何名いるのかというのが、もしこれも差し支えなければでよろしいですので、教えてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 今年8月末現在の要対協登録者数は46件となっております。 ちょっと内訳につきましては私のほうで控えておりませんので、お答えすることができません。すみません。 ◆8番(仲間光枝議員)  国は児童虐待防止対策体制総合強化プランに基づき、2019年度から2022年度までの4年間で全市町村に子ども家庭総合支援拠点の設置を決め、進行中です。 ただ、県内で策定済みの自治体はまだ少数と聞いていて、南城市も令和4年に設置予定というふうに聞いていますけれども、沖縄県の中で現在設置済みの、もし市町村を把握していましたら教えてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  現在、この法律に基づいて設置されているのが、那覇市、宜野湾市、沖縄市であります。 ◆8番(仲間光枝議員)  今、那覇市、宜野湾市、沖縄市というふうに報告ありましたけれども、実は私たち会派、7月22日に県の沖縄県青少年・子ども家庭課と意見交換をしてまいりました。 その際に県から伝えてもらったというか、資料をいただいた中では、今、部長が挙げた那覇市、宜野湾市、沖縄市以外にも浦添市、糸満市、うるま市、金武町がもう設置しているという報告を受けておりまして、宮古島市も今年度中には設置予定ということで聞いております。 なので、市を中心に設置を進めているところだと思いますが、南城市は最終年の令和4年度設置ということで、それまでにはもうこれは全市町村に設置ということで決めて推進しているところなので、できていくとは思いますけれども、ほかの市町村との情報の交換をしながら、いいものにつくり上げていってほしいなというふうに思っています。 資料1をお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時20分)     (再開 10時25分) 再開します。 ◆8番(仲間光枝議員)  その際、県のほうからいただいた資料になりますけれども、これを見る限りでも、要体協はとても重要な位置づけであることが分かります。 国は立ち上げ、運営、機能強化に対する国庫補助とか、地方交付税の措置でバックアップしていくとのことですけれども、この子ども家庭総合支援拠点の設置目的からすると、かなりの専門性、機動性の担保が求められていると思います。 設置に当たり必要な人材の確保、そして育成がとても重要になってくると思いますけれども、それ以外に、人材以外に考えられる、今、想定されている課題とかはあるでしょうか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 私たちも人材が一番大切かという認識から、その設置を見据えて今年度から家庭児童相談員の1人増、社会福祉士を1人増員して配置しております。 それ以外の課題につきましては、相談のときに支援計画というのがうまくできていないという部分がありまして、その拠点を設置するまでには、先進地を参考に支援計画をつくって、寄り添った支援ができるように努めていきたいというふうに考えております。 ◆8番(仲間光枝議員)  今後は子ども家庭総合支援拠点が核となって、要対協や様々な関係機関、そして個人の人的ネットワークが連携強化されることで、虐待の未然防止につながることを期待しますけれども、現在、新型コロナウイルス感染症による影響か、一般社団法人日本子ども虐待医学会公益社団法人日本小児科学会が連名で次のようなことを厚生労働大臣宛てに要望しています。 市区町村等の子ども家庭福祉の強化を国として依頼、支援することとして、4つ挙げています。 ①経済的問題やメンタルヘルスの問題を抱える親・家族への相談業務を強化すること。 ②現在の状況は家族の危機でもあり、子どもの虐待・ネグレクトの危険が増加しているのにもかかわらず、ほかの人と関わることが減少しているために発見の目が減少していることを認識し、電話連絡や家庭訪問などを増やす等、ハイリスク家庭へのアクセスを増加させること。 ③子どもや家庭からSOSを拾うための相談窓口を強化すること。 ④この状況における親子関係に関する広報を強化して、親子関係の悪化につながらない方策を講ずること。 まさにそういったことを子ども家庭総合支援拠点が中心になって取り組んでいくのだろうというふうに思っていますが、自分自身も見守り人であるという意識を市民一人一人へ広げていくこともすごく大事なことだというふうに思っています。 そこで、あるアンケートを行ってみました。 資料2をお願いします。 市民または市内で働く人108人に、直接あるいはライン等を用いて質問をしました。 189。これが何の番号だか知っていますか。結果は、イエス15人、ノーが93人でした。 さて、こちらにいらっしゃる皆さん、イエスでしょうか、ノーでしょうか。 資料3、お願いします。 ノーの中には、聞いたことはあるけど思い出せなかったという方もいて、このようにポスター、今はテレビとかラジオ等でもやっていますけれども、確かに見たり聞いたりはしているんですよ、皆さん。 ところが、しっかり記憶に残すところまではいっていないという状況が、このアンケートに出ていると思います。 資料を下げてください。 189の運用が始まって5年間、本市が周知に関してどのようなことを行ってきたのかを伺います。 ◎福祉部長(城間みゆき)  ただいまの御質問にお答えいたします。 毎年11月が児童虐待防止月間となっております。 その月間中、このようなものなんですけれども、このオレンジリボンを窓口等に置いて周知を図っているということと、あとはホームページにも今回、第1波のときにそういうものがありますという広報をしております。 この児童虐待防止につきましては、昨年度は階段を利用して広報もしたところであります。 今後、先ほどの仲間議員のアンケートの結果を見ると、まだまだ周知が足りないなということを実感しておりますので、周知方法について検討していきたいと考えております。 ◆8番(仲間光枝議員)  よろしくお願いします。 2010年に沖縄県女性の翼の27期生として、台湾の研修に参加してきました。10年前、10年たっているのですが、今でもはっきり覚えているのが、113という番号のお話です。 台湾ではもう20年前、2001年からこの虐待通報ダイヤルとして3桁の113を運用していました。 日本の189は第三者、要するに虐待かなと思う第三者から、そういう通報に重きを置いているので、虐待を受ける側の子どもたちが直接助けを求める手段としては、ほぼ周知されていないのが現状です。 ところが、台湾では113という番号が自分を守るため、そして助けを求めるためにあるということを子どもたちもみんなよく知っていて、親がたたこうとすれば113に電話するよと言われるぐらい、もう本当に浸透しているという話を聞きました。それが10年前です。 千葉県のある医師が、189の運用から1年たった頃、要は4年前ですね、4年前に台湾の113との違いを語っています。 ちょっと一部、抜粋して紹介します。 189は、子どもが自分で通報することがあまり想定されていないシステムである。 台湾では、113は学校での教員による生徒への暴力、いじめなどに際して生徒自らが通報することが意識され運用されている。 私は、189は全ての学校の見やすいところに掲示され、全ての生徒が覚えて、いじめを含めた虐待行為に対して利用されるべきであると考えている。 我が国は、子どもに関しても高齢者に関しても、虐待通報システムを本気でつくろうとはしていない。 私は、通報システムという以上、虐待やいじめやDVに関しては、全ての年齢で統一した番号とし、国民が覚えて、自らとっさのときに通報できるようにすべきであると考える。 もし、中途半端にやるくらいならば、もう虐待通報システムを全面的に廃止し、このような通報も全て一括して110番とするべきであろうというような意見を述べています。 参考までに台湾のニュースサイトを開いてみたら、何と今年の8月10日から台湾では、日本語対応も始めましたということでやっているのですね。要は自分たちのことだけじゃなくて、居住する外国人に対応するような通訳も置いて相談を受けているということをやっているのですよ。 対応が、英語、ベトナム語、インドネシア語、タイ語、カンボジア語、そして日本語というふうにやっています。 やはりこの通報に関しても、本当に具体的なんですね。ポスターにもこんなふうに書いています。 家庭内暴力、性暴力、児童と少年のSOS、高齢者虐待、障害者虐待、セクハラ等の悩みを抱える皆さんは113へ連絡してくださいというふうになっています。 要は、本当に人権侵害を他人から受けたときには、もう即この電話にかけてくださいということを本当に周知し、そして外国人への対応もやっているというすばらしい取組を台湾から学ぶことができます。 日本もこのお医者さんが1年後にこういう意見を述べたことがあったか、そのことがあったかどうかは分からないのですが、少しずつ改善はしてきているんですね。 当初は有料だったようです。今は通話も無料化されるなど改善はしてきているんですけれども、市長にお伺いします。 市長はイエス15人の中のお一人に入っています。 私が今、結果は御存じなかったと思うんですが、このアンケートの結果と周知に関してどう思われるのか、御見解を伺います。
    ◎市長(瑞慶覧長敏)  児童虐待に関しては、やはり地域全体で大人がしっかりと取り組まないといけないと思っています。 その中でも、行政の周知の役割というのは非常に大きいと思っておりますので、ただいま御指摘のあった、例えば学校での周知をもっと徹底すべきじゃないかという御意見等は真摯に受け止めて、そこら辺は南城市がもっと積極的に取り組んでいけるように対策をしていきたいと思っております。 ◆8番(仲間光枝議員)  今回のアンケートを通して市民の方から御意見も幾つかいただきました。 長年、心理的DVを受けていた知人が、コンビニのトイレに貼ってあった貼り紙で救われたことを挙げて、コンビニのトイレに貼ったら目に留まりやすいですよという御意見。そして、広報誌、市民カレンダー、議会だより、ホームページ、あらゆる媒体に継続的に掲載すべきとの意見などがありました。 とにかく、現状としては189について知らない人が多いということは確かなので、周知の工夫はすべきと考えます。 特に、先ほどの千葉県のお医者さんの、子どもにこそ周知すべきとの意見についてどう思われたか、教育長の御所見を伺います。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの仲間光枝議員の御質問にお答えします。 学校のほうでは、「いちはやく」のカードであったり、人権擁護委員の皆さんの協力を得てお手紙などを通して子どもたちを守るということを取り組んではまいりましたが、残念ながら事件の発生で報道を見るたびに心が痛んで、何とかならないものかと思っているところでございますが、子どもたち自ら声を上げられるように教育相談員や、それからスクールカウンセラー等々の強化を、さらなる強化を図ってまいりたいと思います。 それと同時に学校職員、それからPTAとの連携を図りながら、この189のさらなる周知、徹底を図っていきたいと思っております。 二度とこういう事件が起こらないようにということで、私たち大人がやれるもの、周囲の者がやれるものはやはり周知をして徹底していくということなのかなと思います。 学校のほうでも、早速それを、どういうふうな形で取り組むかを校長会あたりで協議させていただきたいと思います。 ◆8番(仲間光枝議員)  今回の108人のアンケートの結果には入れておりませんが、高校3年生の孫にも実は聞いてみました。聞いたことないし、友達も知らないだろうということでした。 ぜひ、一方通行の情報を与えると記憶になかなか残らないということもあると思うので、質問的な、先ほど、この番号何だか知っている的なものを貼り出すと、もしかしたら子どもたちが自ら調べて、そして覚えて周知にもつながるのかなというふうに考えますけれども、学校にそういったことを掲示するということについて、もう一度、教育長の御意見を伺います。 ◎教育長(上原廣子)  今、私の頭の中で浮かんでいることではございますが、人権の日というものを定期的に設けておりますので、その日を活用して子どもたちにこの虐待189の取組、それを子どもたちに定期的に確認させていく作業も必要なのかな、それが可能ではないかなということは今思っておりますので、これを学校のほうとまた協議して取り組んでいけたらということで進めてまいりたいと思います。 ◆8番(仲間光枝議員)  ぜひよろしくお願いします。 台湾にできて日本にできないということはないと思うので、ぜひしっかりと周知ができるように取り組んでいただきたいなというふうに思います。 この質問の最後に、市長へお伺いします。 沖縄県は今年4月1日、沖縄県子どもの権利を尊重し虐待から守る社会づくり条例を施行しました。 これまでは国の児童虐待防止法に準拠してきたが、栗原心愛さんの事件を受けて独自条例の必要性を痛感したというふうに話されていました。 調べてみますと、市町村では虐待に特化した条例は少ないです。でも、子ども関連の条例はあって、その条例の中に組み込む形として虐待にも触れているのが多いですね。 市長は、こどものまち宣言をこれからされます。 県も4月1日にこの虐待条例を施行したばかりですから、県と歩調を合わせる意味でも子どもの権利尊重、そして虐待から守る条例づくり、こどものまち南城市として基盤を固める必要があると私は思うのですが、市長の御所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  仲間光枝議員の再質問にお答えいたします。 沖縄県のほうも条例を定めているということで、南城市としても非常にそういった条例に関しては注意をしているところでございます。 当然、虐待をなくすのが、防止するのが一番の目的でございますので、常日頃の業務の中でも努力できるところは努力しているところでございます。 加えてこどものまち宣言、もう来年の5月には宣言をする予定で進めておるところですので、そこら辺も踏まえながらしっかりと取り組んでいくという姿勢を、南城市もアピールすることが大事だと思っておりますので、今後もその条例に関しては今のところまだ予定はないということではあるのですけれども、しっかりと対応策は練っていきたいと思っております。 ◆8番(仲間光枝議員)  令和4年に予定されている子ども家庭総合支援拠点、もうそれも設置に向けて進みます。 そして、先ほどの189の周知のことに関しても、やはりしっかりと条例もつくって、それを根拠にどんどん市民のほうにも啓発なり、そして協力なり呼びかけていくというのが、やっぱり南城市こどものまち宣言をするまちとしてはふさわしいというか、いいのかなというふうに思っています。 では、それを期待しまして、次の質問にいきたいと思います。 今回、台風9号、10号の襲来において対応された職員の皆様、本当に御苦労さまでした。 避難所のテント活用については、新聞でも、そして日曜日でしたかね、全国放送のニュース番組でも取り上げられておりまして、利用者にも大変好評だったというふうに聞いています。 今後とも様々なアイデア、工夫を凝らしながら避難してくる方々の不安を少しでも和らげてほしいと思いますし、今後避けては通れない感染症対策に必要な予算、人員の確保はマストです。 市長に最後にお聞きします。 コロナ対策を含む避難所の在り方、民間施設活用、市民への防災教育、啓発等について、市長の御所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  防災を含めてコロナのこともございます。 ですから、市民を守るために行政としてあらゆることを努力していかないといけないと思っております。 今回、台風の避難ということで、コロナ対策のために購入したテント、キャンプ用のテントですけれども、それも活用させていただきました。 市民の皆様が非常によかったという声を上げているということですので、今後とも市民のニーズに合ったような、そして対策にちゃんとできるような、そのような防災対策につなげていきたいと思っております。 併せて9号、10号も含め、5月の豪雨のときも南城市商工会の建設部会の皆様はじめ、様々な方々に御協力をいただいているところは本当に改めて感謝を申し上げたいと思っています。 今後とも連携を深めながら、しっかりと市民を守っていくために努力を重ねていきたいと思っております。 ◆8番(仲間光枝議員)  よろしくお願いしたいと思います。 今、市長が触れた災害後のボランティアのことに関しても、しっかりと商工会と連携を取っていただきたいなというのがあります。 ちょっと連携不足があるんですね。商工会は知らずにボランティア、要するに災害協定を結んでいる地元業者がやっていたというところも見受けられたので、今回ですね。 それは、災害協定を結んでいるのは商工会とですので、しっかりと商工会を把握した中でやらないと、ちょっとまずいのかなというふうに思いますので、今後の検討課題にしてください。 私の質問は以上です。ありがとうございました。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 10時46分)     (再開 10時48分) 再開します。 次の質問者、松田兼弘議員。 ◆17番(松田兼弘議員)  おはようございます。 松田兼弘でございます。通告に従って、一般質問を行います。 大きい1番目、保育士の給料等の改善について。 待機児童解消と保育士確保は一体であります。保育士の給与等の改善なくして保育士確保、待機児童解消はできません。 給与等が保証され、保育の専門家として働ける環境を求め、以下について伺います。 (1)市内各保育所の保育士の給与、手当等の設定の状況を伺います。 ①初任給、昇給の体系は。 ②正規保育士、臨時、パートの割合は。 ③諸手当の有無は。 ④年休、昼休み等の取得の状況は。 ⑤離職率と主な離職の理由は。 (2)市内保育所の保育士の給与等、働く環境のアンケート実施を提案します。 挿入をお願いします。 保育士はじめ、事務、栄養士職員ということで、保育所の全ての働くということで、この部分の挿入をお願いします。 アンケートを提案するということです。 大きい2番目、公立保育所民営化の検証について。 (1)南城市立保育所民営化基本方針について。 平成19年11月に策定した民営化基本方針は、今後も存置する市内保育所は経験豊かな人材の有効活用等により、地域の子育て支援の拠点施設としての役割と配慮や適切な対応を必要とする保育の先導的な役割を担うとともに、保育現場の情報を保育行政に反映するための情報収集拠点としての役割に重点化するとします。 また、市立保育所の民営化は単にコストの削減のみを目的とするものではなく、市立保育所と私立保育所それぞれの役割が十分に発揮され、結果として南城市全体の保育水準を高め、子どもたちにとっての保育環境の向上に寄与することを目的に実施するものであると明記されています。 しかしながら、平成29年10月に最後の公立保育園を廃止しました。 ①公立保育所が先導的役割を担うことができなかったのはなぜか。 ②公立保育所が保育現場の情報を保育行政に反映する情報収集拠点としての役割を果たすことができなかったのはなぜか。 (2)公立保育所1園を廃止する方針転換についての理由。 広報なんじょう平成28年8月号には、現状として施設面積や人員配置の困難さの中(中略)これらの役割(保育の先導的、情報収集拠点としての役割)を達成できる状況ではありませんでした。 これらの役割の代替機能として、児童家庭課に専門職を配置し、先導的な役割や情報収集、指導・助言の機能を果たしてまいりますとあります。 ①公立1園を残す方針を転換した理由について、施設面積や人員配置ができなかったのはなぜか。 ②代替機能として児童家庭課に専門職を配置したとあるが、先導的役割や情報収集、指導・助言の機能を果たすことはできたか、具体的に示してください。 ③公立を廃止したことで不都合なことはありませんか。 (3)認定こども園の公立1園(案)について。 平成19年11月策定の南城市立保育所民営化基本方針は、公立と私立の役割の発揮、南城市全体の保育水準を高め、子どもたちにとっての保育環境の向上に寄与するとあり、すばらしい内容であります。 しかし、残念ながら平成29年10月、公立保育所1園を民営化しました。 今回の幼稚園の認定こども園移行案では、公立を残すという案は評価します。 しかしながら、公立1園という案になっております。 ①今回の認定こども園については、公立案を作成しています。公立保育所民営化の検証を踏まえ、公立を残す案としたのかについて伺います。 ②公立保育所と公立認定こども園の公立の役割の違いについて伺います。 (4)発達障害児支援と公立認定こども園の役割について。 この質問については、平成28年の6月議会で同僚議員が質問しております。先見性のある質問と敬意を表します。 8月21日(沖縄タイムス)の記事は、県内公立小中学校の自閉症、情緒障害、特別支援学級に通う児童生徒が2019年3,389人、2010年の272人から10年で12.5倍に急増し、全国平均も2.4倍と伸びているが、沖縄が突出していると、ショッキングな記事です。 三位一体改革(2004年以降)公立保育所の民営化が進み、これまでの公立が担っていた発達障害児など、要支援児への対応の遅れが大きな要因であると思います。 ①要支援世帯への対応として、発達障害児や虐待、医療的ケアを要する児童等の受入れについては、法人園での受入れは困難だと思うが、現行案にある大里公立こども園から遠隔地となる知念地域等の児童の受入れは1園で可能かを伺います。 ②発達障害者支援法では、発達障害児の幼児期の早い段階からの支援が重要だと言われていますが、南城市の保育所と小学校との情報交換や現状把握はどのように行われているかを伺います。 以上です。 ◎福祉部長(城間みゆき)  松田兼弘議員の1点目の(1)保育士の給与、手当等の設定の状況についてお答えいたします。 まず、①について、経歴や資格、経験年数等により等級を定め、勤務成績や技能に応じ昇給をするという体系が、園ごとの給与規程により定められております。 次に、②については、全ての園は把握できておりませんが、おおむね6割以上の正規雇用率となっております。 次に、③については、処遇改善加算に基づく手当は全園で支給されていますが、通勤手当や扶養手当等のその他の手当については、園ごとに給与規程により定められております。 次に、④については、保育士ごとに異なりますが、園全体として3割から7割程度の取得率となっており、保育士年休取得等支援事業や保育士休憩取得支援事業を活用し、取得率の底上げに努めております。 次に、⑤については、市内保育施設については把握できておりませんが、離職理由については、沖縄県保育士・保育所総合支援センターが平成31年度に実施したアンケートによりますと、給与・賃金への不満、人間関係、仕事量・待遇への不満が離職理由の上位となっています。 次に、(2)市内保育所へのアンケートの実施については、同様のアンケート調査を実施している沖縄県保育士・保育所総合支援センターと調整の上、実施を検討いたします。 次に、2点目の公立保育所民営化の検証についての(1)南城市立保育所民営化基本方針についてお答えいたします。 まず、①南城市公立保育所民営化基本方針が策定された当時、地域の子育て支援の拠点施設や、配慮や適切な対応を必要とする保育の先導的な役割として公立保育所に期待されたのは、親子通園事業や子育て広場の運営などがあり、これらを実施するための施設面積の確保が必要でした。 しかしながら、公立保育所に対する施設整備の補助がなく、当時のみどり保育所では実施することができませんでした。 次に、②については、情報収集拠点としての役割は、公立保育所(みどり保育所)では、日々の子どもたちの保育に精いっぱいで、その役割を果たすことができませんでした。 次に、(2)公立保育所1園を廃止する方針へ転換した理由についてお答えいたします。 まず、①の施設面積については先ほども述べたとおり、公立保育所に対する施設整備の補助がなく、必要面積を確保することができませんでした。 また、公立保育所への人員配置ができなかったのは、国からの権限移譲等により行政事務が増大し、新たな市民サービスに対する人員確保を優先したことによるものです。 次に、②については、平成29年度より公立保育所の元所長を保育園支援員として、当時の児童家庭課に配置しており、法人保育園からの相談や園長会においての情報の発信や収集、また、保育士資質向上に関する講演会や保育新制度に関する研修会などの企画運営、保育士への相談窓口の開設・対応などを行っており、役割を果たせているものと考えております。 次に、③については、公立保育所廃止後、子育て支援課へ保護者からの苦情もなく、特に不都合はございません。 次に、(3)認定こども園の公立1園(案)についてお答えいたします。 まず、①について、公立保育所を民営化した理由としては、法人保育所の歴史が長く、各法人において特色ある保育を実践するなど十分実績があったため、民営化しても支障がないと判断したことによるものと認識しているところであります。 一方、認定こども園においては、平成27年度の子ども・子育て支援新制度の施行に伴い、各地でこども園化が進んできたところです。 本市においても、平成30年度に3園が保育園から幼保連携型認定こども園へ移行しております。 また、平成29年3月に改訂された幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領が平成30年4月より施行され、幼児教育の重要性がクローズアップされているところであります。 こども園移行に際しては、これまで幼児教育を実践してきた公立幼稚園の教諭が軸となり、こども園のモデルとなり得る運営を目指すとともに、行政との連携強化により市内保育施設の保育・教育の質の向上を図る必要があると判断したため、公立を残す案を提示したところであります。 次に、②について、公立保育園と公立幼稚園の公としての役割について、違いはないと考えております。 次に、(4)発達障害児支援と公立認定こども園の役割についてお答えいたします。 まず、①については、法人保育園に現在も発達障害児や医療的ケアを要する児童は在籍しているため、今後も法人保育園での受入れは可能と考えております。 また、公立、法人問わず、希望する施設で児童が保育を受けられるよう、受入体制を整えることも公の役割と考えております。 次に、②については、保護者や園からの相談、定期の健診等において支援を要すると判断された児童は、心理士や保健師等の専門家の意見も踏まえ、関係各課において情報を共有し、切れ目のない支援を行えるよう体制強化を行っているところであります。 また、毎年7月に教育委員会から保育施設へ支援が必要、または支援を行っている児童の情報提供依頼があり、提供された情報を基に、教育委員会において保護者や関係機関との情報交換、現状把握などを行っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  保育士の給与等の改善から伺ってまいります。 1と2については、私は特に現状の施設の働く環境についてのアンケートをやってほしいということで前段を持ってきました。 それで私は、保育士の今の賃金の現状と保育所の職場の現状について、私なりの所見を述べてまいります。 2018年の賃金構造基本統計調査によると、県内の保育士の平均月給は20万8,000円。全国平均より3万1,300円低い。県内の他の産業の平均より5万700円も下回る。改善は見られるが、全職員の平均に届かない現状です。 民間保育所の給与は公定価格によって決められます。 公定価格は、公務員の給与水準を基に八つの地域区分がされ、沖縄は首都圏に比べて20%も公定価格が低く設定されております。沖縄と同じ青森の地域の分布の中で、青森県より3万円も低くなっております。 民間保育園は公定価格に基づいた委託費と人件費、管理費によって充てられる配分はその園の裁量に任されており、各園の状況によって給与が異なります。 次に、本市の現場の状況はどうなっているか。 発達状況の把握、気になる子の発達状況を把握し、親が障害の告知のショックから、普段の相談に時間がかかっております。 また、知識を積み上げたベテラン保育士が担う保育の平均就業年数に対し、処遇改善費が支給されるのが平均10年以上に対する12%で頭打ちの、ベテラン保育士がなかなか昇給状況にありません。 また、若い看護師の保護者の保育力が弱る中で、いろいろな苦情の中で対応に苦慮して、なかなか職に安定できない、離職の原因になっております。 また、事務作業も増えてきています。いろいろな徴収義務とかが増えてきています。 こういう中で所得格差、職場の環境について、市長の所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員の再質問にお答えいたします。 民間の給与等に関しては公定価格が基礎になっているということで、沖縄県においてはその公定価格が他の地域に比べても低く設定されている。それが給与の低賃金につながっているということは私も認識しておりますので、今後、これは国が定めたことによるものですので、国のほうにも積極的に公定価格を引き上げるように交渉するとか、要請するとか、そういった形で解決に向かっていくのかなと思っております。 いずれにしても、行政として、保育園の皆様が専門知識をきちんと評価していただけるような仕組みづくりというのは必要だと思っておりますので、引き続き努力を重ねていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  分かりました。 現状を報告しました。 次に、アンケートについて、実態調査については実施の方向ということでやっています。 ぜひ実施して、保育所の今の賃金の状態、国に求めるのはしっかりと求めていく。また、現状を、社会的仕事の役割を果たしていくということをしっかりやってほしいと。 私の調査の目的ということでは、県の監査とかがあるんですけど、やっぱり監査に見えない、一生懸命やっているところが反映されていないとかあるし、公定価格の中でも、やっぱり認可保育園の皆さんの、園長先生の配慮の中でしかやれないという部分があります。 やはり、もともと人件費とか別々に入ってきたのが丸めになったものだから、なかなか大変な状況があります。ぜひやってほしいということで。 それで市長、これはぜひ職場環境も含めてですので、ぜひしっかりとやってほしいということで、検討でしたが、しっかりやってほしいということで、市長の所見を伺います。 進めてほしいということで。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員のアンケート調査をやってほしいということですので、これはやはり現場の声というのは最も大事かなと私も思っておりますので、担当課と調整しながら早めにそのアンケートができるようにしていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  アンケートを進める上で、無記名とか分析後の個人や団体が分からないような配慮をしっかりやってほしいということで、部長の、進め方についてお願いします。 ◎福祉部長(城間みゆき)  進め方についてはこれからの検討になりますけれども、個人情報は漏れないようなことを考えてやっていきたいと思います。 ◆17番(松田兼弘議員)  しっかりとお願いします。 次に、民営化については、一通り、総くくりで一定の理解をしたつもりです。 それで、民営化についての検証について、これは検証記録、公文書がなかなか見当たらなかったです。 この辺については、民営化の検証をやったか否かについて答えてください。 ◎福祉部長(城間みゆき)  正式な民営化についての検証は行っておりません。 ◆17番(松田兼弘議員)  正式なということですが、公文書も残っていないということで理解でよろしいですか。 ◎福祉部長(城間みゆき)  公表しておりませんので、公文書もございません。 ◆17番(松田兼弘議員)  私、何でこれを取り上げたかといったら、保育士の処遇改善も含めていろいろ調べる中で、全体にこういうことが出てくるんじゃないかという期待をしていたんですよ。民営化する前にいろんな処遇も改善しますということで、いろいろ言われてきたのを受けてやりましたので、そういうことでした。 ほかの自治体では、文書化については、一定の規定を設けてやっているところもあります。そういうことで質問を出したつもりです。 次に進めます。 障害児と認定こども園についてです。 障害児保育は根気と時間がかかるものです。気になる子の対応で、早期発見、早期支援の基礎を担うのが公立認定こども園の役割と考えます。 市長の所見を伺う前に、私の持論を述べます。 障害児保育の現場は、親が、我が子が正常に生まれ心身ともに健全に育つことを願っています。親にとって障害のある我が子の誕生は思いもよらないことであり、親の衝撃と苦悩の大きさは計り知れません。 親が障害の告知のショック、苦悩から立ち直り、我が子のありのままの姿を受け入れ、前向きに歩き出したときからが障害児保育が本格的に始まる。保育士の使命感が伝わってきます。 また、障害児保育の中の中心を担うベテラン保育士は、民間保育所では平均10年以上になると賃金の昇給が頭打ちになります。給与等が保証され、保育の専門家としてじっくりと安心して仕事に当たれる公立の役割があることが障害児を持つ親の願いと思います。 市長の所見を伺います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  松田兼弘議員の発達障害児の支援等々についての再質問にお答えいたします。 日本においてもそうですけれども、発達障害の学術的な研究というのはまだまだ歴史が浅いと認識しております。 その中で、発達障害を抱えている子どもの数もだんだん増えてきている、発表も増えてきているということになっております。 ですから、その子どもたちをどう支援していくかというのはとても大事なことで、その上でも行政の役割、例えば公立の保育園とか、あるいは認定こども園等の役割もそこは増していくのかなと思っております。 いずれにしても、全ての親御さんたちが自分の子どもが健やかに育つことを願っているはずですので、その保護者の皆様の期待にも応えられるように、しっかりと行政としても支援等は進めていきたいと思っております。 ◆17番(松田兼弘議員)  発達障害のある子どもをどのように支えていくかということで、子どもや保護者に向き合う現場の保育者が模索しています。幼稚園教育要領、保育所保育指針でも特別支援教育、障害児保育の重要性が指摘されています。 特に障害のある子どもは知的に問題ない場合が多いため、他の子とは異なる動きをすることを見逃しがちです。我が子のありのままの姿を受け入れるまで時間がかかります。障害を持つ子どもたちの将来の基礎を支える障害児教育の公立の役割はここにあると思います。その辺をしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 以上で質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時21分)     (再開 11時30分) 再開します。 次の質問者、中村直哉議員。 ◆14番(中村直哉議員)  こんにちは。 ゆまぢり会、中村直哉です。 早速、通告に従いまして、発言事項を3つ通告してございます。 質問を始めたいと思います。 まず1点目、小中学校のコロナ及び熱中症対策について、以下に伺いたいと思います。 ①検温等の学校現場での対応と教職員の負担。 ②マスク着用の指導と現状。 ③マスクを忘れた児童生徒への対応。 ④水分補給の状況と課題の有無。 ⑤マスクを着用し、徒歩で当下校する児童も多く見受けられます。水筒や体育着セットを持って歩く児童の負担軽減のため家庭学習に影響のない教科書を学校に置くことを許可することは可能か。 発言事項の2点目、南部東道路について伺います。 ①第4工区(佐敷・玉城IC~大里東IC)間の供用開始時期について。 ②今年度は予算が大幅に増えました。次年度以降コロナの影響で予算獲得が厳しくなると予想をしております。予算獲得に向けての所見を伺います。 ③県が示した整備計画は工区順に、4工区、1工区、2工区、3工区、5工区の順序でありました。南城市のまちづくりの観点から4工区を先にして5工区、そして3工区、2工区、1工区ということで、そのほうが望ましいということで、ゆまぢり会、あるいは会派ニライ・カナイ共々、国や県に説明したことがあります。変更があるのかどうか伺います。 ④直接乗り入れについての進捗状況を伺います。 発言事項の3点目、市民からの要望について伺いたいと思います。 ①令和元年12月議会で質問をさせていただきました、玉城富里の点滅信号から国道331号に接続する道路で通行に支障がある枝対応については、まだ改善されていません。現在も枯れ葉や、大変大きな枝が道路、歩道に放置され、大雨や台風時にスリップ事故や冠水の原因となっております。早期の対応を再度要請できないか伺います。 ②市道屋嘉部~親慶原線の玉城幼稚園から島尻消防への坂道は、大雨の際、流水がひどく、歩道や道路が冠水し非常に危険であります。対応策を伺います。 ③市道仲村渠~富里線、通称グスクロードの道路沿いにある電柱の支線、支柱が自転車道と歩道の間に設置されているため、大変危険な状況であります。対応策について伺いたいと思います。 以上よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  中村直哉議員の質問、小中学校のコロナ及び熱中症対策についての①検温等の学校現場での対応と教職員の負担についての質問にお答えいたします。 現場においての対応は、南城市小中学校感染症対策ガイドラインに基づいて行っております。 地域感染レベルが2以上の現段階では、登校時、家庭で記録した健康観察チェックシートを活用し、児童生徒の検温結果及び健康状態を校舎に入る前に教職員が行っております。通常の業務に加えての業務ですので、朝の検温等に係る教職員の負担が生じているのが現状ということであります。 次に、②のマスク着用の指導と現状につきましては、身体的距離が十分に取れないときは着用させていますが、身体的距離が確保できる場合や、熱中症の危険がある場合と、体育の授業などではマスクを外すよう指導をしているところでございます。 次に、③のマスクを忘れた児童生徒への対応につきましては、学校にあるマスクを使用させているところでございます。 次に、④水分補給の現状と課題の有無につきましては、水筒を持参させ、小まめに水分補給をさせております。 水の補給は、水道水か冷水機を活用している学校もあります。水筒を忘れた児童生徒がいることも課題となっておりますが、そのような場合には学校で紙コップを貸して対応をしている学校もありますということであります。 最後に、マスクを着用し、徒歩で登下校をする児童も多く見受けられます。水筒や体育着セットを持って歩く児童の負担軽減のため、家庭学習に影響のない教科書を学校に置くことを許可することは可能なのかについてですが、市内小中学校におきましては、既に学校によって教科書等を学校に置くことを許可しております。学校ごとに実情に応じて許可することは可能だと考えているところでございます。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  中村直哉議員の2、南部東道路についての御質問の①点目の第4工区(佐敷・玉城IC~大里東IC)の供用開始時期についてお答えします。 事業を所管する沖縄県道路街路課へ確認したところ、令和2年度末の暫定供用開始を予定しており、具体的な供用開始時期については、工事の進捗を踏まえ検討をしているということでありました。 次に、②点目のコロナの影響下における予算獲得に向けての所見についてお答えします。 本市はこれまで道路関係3団体や市商工会等と連携しながら、国(内閣府、国交省、財務省)などに対し、早期整備の必要性、緊急性を訴え、予算確保(増額)の要請行動を行ってきました。 しかしながら、本年度は新型コロナウイルスの感染拡大のため、要請活動を自粛しなければならない状況となっております。今後の新型コロナウイルス感染状況等を踏まえ、要請活動等を行っていきたいと考えております。 次に、③点目の県が示した整備計画の変更の有無については、整備計画が4工区、5工区、3工区、2工区の順へ変更になっております。 この変更については、5工区のつきしろインターチェンジ周辺区画整理事業計画の進捗や本市からの職員派遣、5工区を含めた複数工区の工事着手に係る要請等を踏まえ、沖縄県、国との調整を行い、整備計画の変更に至っております。 次に、④直接乗り入れについての進捗状況についてお答えします。 那覇空港自動車道への直接乗り入れを含む区間については、平成30年3月に事業計画の変更が国に認められ、令和2年4月に都市計画変更が告示されたところであります。 今年度は橋梁予備設計を予定しているということでございます。 続きまして、3点目の市民からの要望についての御質問にお答えします。 初めに、①点目につきましては、道路管理者である南部土木事務所へ令和元年12月3日に要請を行っております。同事務所からは、民地の木なので地主に伐採をお願いしたいところだが、早急な対応が必要と判断した場合は県道路管理者で伐採を行うという回答がありました。 御指摘のように、まだ行われておりませんので、通行車両や歩行者の安全確保を図るためにも、適切な維持管理について再度要請していきたいというふうに考えております。 次に、②点目の市道屋嘉部~親慶原線の冠水については、近年の豪雨等で山手側からかなりの流入があり、道路勾配等の地形的な条件もあり、現況の道路側溝では処理できないのではないかと考えております。今後、工事等における現地状況の把握を行い、どのような調査や対策が必要なのかについて検討をしていきたいというふうに考えております。 ③点目のグスクロードの道路沿いにある電柱の支線、支柱に関する対策については、現在、沖縄電力と電柱の支線、支柱へのクッション材の巻き付け、警告色の表示看板等による安全対策について調整を進めているところでございます。 ◆14番(中村直哉議員)  お願いします。再質問させていただきます。 小中学校のコロナ対策からですけれども、検温は、検温シートに記入して確認するということで。僕も子どもがいるので毎朝検温をしてチェックしていますけれども、その確認ができない場合。結局、晴れた日には運動場で先生方が確認するんですけど、検温チェックができない場合は、保護者に連絡が取れるまで教室に入れない子どもたちがいて、そこに、要は玄関とか保健室とか体育館とかで待機しなければいけない。 夏休み明けは、そういう忘れた子どもたちが結構いたので大変だったんだけど、現状でも数人いるということを確認されていますけど、結局はコロナ対策のために授業に参加できない子どもたちが出ているのも、また反面、事実であるわけですので、その辺の部分で教育委員会として事実を把握しているのか、それに対応した対策というのがあるのかどうか、その辺を聞かせてください。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 11時43分)     (再開 11時44分) ◎教育部長(上原昇)  今の御指摘については、まだ、すみませんけどちょっと確認できていないんですけど。 今の状況では、濃厚接触者じゃない限り、親御さんが陽性であっても濃厚接触者ではないというのであれば学校へ入れていますので、そのあたりを再度、学校との確認をさせていただきたいと思います。 ◆14番(中村直哉議員)  部長、お願いします。 全部の学校を確認したわけじゃないんですけれども、自分の子どもが通っている学校はそういう状況ということで子どもたちから聞き取りしていますので、その辺の確認をお願いしたいと思います。 あと、忘れた子どもたちのためのマスクの在庫状況については十分確保されているのかどうか、その辺の確認をお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  学校で、忘れた子にマスクの対応の数ということですけども、基本的には子どもたちが全部持ってきます。忘れた子のためだけに一応、配付していますので。 ある学校によっては、忘れた子にあげても、次は返すような感じで持ってくるようにという指導をしている学校もあるようです。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  返すのがいいのかどうかというのは、ちょっとあれですけれども、対応をしていただいているということで、安心をしました。 コロナに対しては、ほかの議員も結構質問もありますので、自分はその負担軽減の中で、ランドセルですね、教科書の部分。 部長からの答弁からすると、教科書を学校に置くことを許可している、そういう学校もありますよということですけど、その学校がどこなのか教えていただけますか。 ◎教育部長(上原昇)  その件については、平成30年の9月6日付ですけれども、これはちゃんとした、文科省から各学校に子どもたちが教科書等を、例えば各学校においては教科書やその他教材等、何を児童生徒に持ち帰らせるのか、または何を各校に置くこととするのかについては、保護者とも連携を取りながら児童生徒の発達段階や学習上の必要性、通学上の負担等を交えて、学校や地域の実態を考慮して判断していただけるようにということで、教育委員会から各学校には周知しているところでございます。 今、御指摘のあるどこの学校が置いている、置いていないというのは、ちょっと今のところは把握していないところでございます。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  文科省からもそういう通達があるという、教育委員会もそのような指導もしているということで理解をしたいと思います。 子どもたち、小学校は特にそうですけれども、国語と算数が宿題が多くて、ほかの教科はそんなにまで宿題はないのかなというふうに理解していますけれども、毎日のようにおうちに持って帰る子どもたちが多くて、やっぱり量ると4キロから6キロぐらい、ランドセルの重さも含めてあるわけですよ。 てくてく登校も推奨していく中で、やっぱり集団登校している子どもたちはマスクもしながらやっている子どもたちもいるので、コロナ、そしてインフルエンザその辺を含めて、熱中症対策も含めた期間だけでも、もうランドセルも持たなくていいよと、本当に必要な分だけリュックサックに入れて、重量の負担軽減だけでもできれば、子どもたちの身体的な負担軽減にもつながるんじゃないかということで取り上げさせていただいております。 文科省のほうからそういう通達があるのは十分理解しますけれども、やはり現場、先ほど言った保護者との共通理解という部分では、僕はまだまだ不十分じゃないかなと思っております。 なのでぜひ、朝はお父さん、お母さんが学校に連れて行くからいいかもしれませんけど、やっぱり帰りは子どもたち歩いて帰る。今の時期はまたプールもありますので、ぬれたタオルも持ちながら歩くって結構、子どもたち、もう歩いて帰ってくるだけで疲れてしまう、そういうのをぜひ軽減していただければなと。 そのような通達があるのであれば、ぜひ学校は分かっているはずなので、保護者へも周知をしていただいて、子どもたちの負担軽減にしていただきたいなと思います。 それについて、教育長の所見をお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの中村直哉議員の再質問についてお答えいたします。 私どもとしては、先ほど部長が申し上げたとおり、子どもたちの持ち物については考慮するようにという通知は出してはいるんですが、これがまだ周知不足ということの御指摘があるようですので、再度改めて、また学校のほうに保護者との連携の上、子どもたちの持ち物については軽減を図るようにという周知をさせたいと思っております。 以上です。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひ子どもたちの負担軽減をしていただくような、もう学校も始まっていますので、早めにそれが実現できるように期待したいと思います。 次にいきたいと思います。 南部東道路ですけれども、若干遅れぎみかもしれませんけれども、南城市の中での希望する方向で整備計画が進んでいるのかなということで理解をしたいと思いますけれども。 これを取り上げた理由というのも、前回もそうでしたけれども、南城市、南風原、国、県の4者会議を定例的にやってほしいということと、情報を公開してほしいと。 市民の皆さんの、何て言うんですかね、いつ頃開通をするんだとか、その辺の部分をぜひやってほしいということで、前回もやった記憶があるんですけれども、今回も同じような再質問をさせていただくんですけれども、まず、先ほど申し上げた4者協議について、今現状どのような形になっているのか、ちょっとお聞かせください。 ◎土木建築部長(玉城勉)  中村直哉議員の再質問にお答えします。 4者会議につきましては、以前同様の御質問がありまして、今後必要に応じて開催していきたいと。 特に、直接乗り入れの部分は南風原町が関係してまいります。そういった部分で、ある程度の動きが見えてきたら、それを詰めていこうかと思っていたんですけども、今現状ではいろんな、コロナ感染拡大の影響下において、気軽にこういった会合を持ちにくいという状況がございます。それと、県の進捗もちょっと遅れぎみということで、まだ開催に至っていないと。 今後、時期等も踏まえて考えていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  ありがとうございます。 4者会議、協議は定期的ではなくて、不定期に何かあったときにやりますよということですので。 ただ、今、直接乗り入れも、国の告示もできて、その辺の都市計画変更の手続もやっていかないといけないでしょうし、お互いの調整も必要になってくるかと思います。その辺をぜひ市民のほうにも進捗が分かるような形で広報をしていただければ幸いです。よろしくお願いします。 最後に、その南部東道路について市長の所見を聞きたいんですけれども、やはり予算の部分が非常に重要になってくるかと思います。 もちろん、土地の用買の部分もそうですけれども、いろんな機関との協力もしながら計画どおり進めていかないと、まちづくりにも影響が出るんだろうと思っておりますので、その部分も含めた市長の所見を聞かせていただきたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  中村直哉議員の南部東道路の予算獲得についての再質問にお答えいたします。 コロナの中で、なかなか直接、国への要請等は本年度はできていないのが実情です。 ただ、沖縄県内においても、国の出先機関である総合事務局との懇談会等、あるいは県との意見交換会等では積極的に要請をさせていただいているところでございます。 引き続き、まだ10月、11月、国へ出向いて直接要請をする機会は残されておりますので、積極的に、そこは予算獲得に向け動いていきたいと思っております。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひお願いしたいと思います。 我々も会派で去年の8月でしたかね、5月でしたかね、お願いしに行ってきましたけれども、次年度の概算要求が固まるのが大体8月までに固まると。それから復活折衝等々あるんですけれども、要望は8月までには来たほうがいいよということで国の役員から言われて、そのように動いていましたけれども、今回はコロナの影響もあって動くことはかないませんでした。 先ほど市長がおっしゃったように、総合事務局等々での話合いの場を活用しながら、予算も今年度以上の、また予算の獲得に向けて御尽力いただければと思いますので、またよろしくお願いします。 最後の、市民からの要望について確認をしたいと思います。 1番目は、要望もして、地権者がやるということでありましたけれども、ちょっと写真も僕、撮ったんですけれども、危ない木の緑と奥にある緑とかぶってしまって、なかなか写真では見えづらいのかなと思って。準備してあったんですけど、提供することは今かないませんけれども。 本当に道路に木が出てきて、部長分かると思うんですけど、出てきて、それをよけるために普通の軽貨物でも中央線側に寄ってくると。大型車はもちろん中央線を、本当に出るぐらいよけて通ると。反対から来る車は、マンホールがあって、そのマンホールが若干段差があるもんですから、これを避けようとして内側に寄って走るんです。そういう危険な状況がかなり聞こえてきます。ぜひ早急に枝打ち、枝打ちというか撤去ですね。 また、そこはたまたま接続道路の関係なのか分かりませんけど、枯れ落ちた枝も葉っぱもそのまま放置されているんですよ。歩道を見たら分かると思うんですけど、とてもじゃないけど歩道の体をなしていないと。地元の皆さんが不定期で掃除はするんですけど、なかなかそれが、きれいにするにはやっぱり回数が足りないという部分ありますので、ぜひ管理者である県との調整をしっかりしていただければと思いますので、その辺について、部長もう一度お願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 議員御指摘のとおり、木にかかるということで、特に大型車等々がセンターラインを超えて反対車線に行くということがございます。 以前、同じ県道新里坂でも同様のことがございまして、木がかかるということでセンターラインをはみ出すということで、こういった観点から道路交通上危険であるということをさらに強く状況を訴えて早急に対処していただくよう、やっていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひお願いしたいと思います。 2点目の屋嘉部の幼稚園前の坂ですけれども、それも分かると思いますけれども、僕が心配しているのは、歩道も波打ってもう本当に凸凹な状況になっています。 何を危惧するかというと、その下ですね、陥没、穴が開いているんじゃないかなという心配をしているんですよ。 富里の点滅信号のところも流水があって、そこも凸凹したときに、危ないんじゃないかといって、そこも下、穴が開いてアスファルトが落ちたと。そこは直径50センチぐらいの穴だったので車が落ちるということはなかったですけれども、あそこは玉城幼稚園の子どもたちがグスクロード公園に歩く歩道としても活用していますし、また、大雨が降っているときだけが流水が流れているんではなくて、台風のときもそうですけれども、雨がやんだ後も翌日も翌々日も、もう水が流れる。そのときは、反対側は片側歩道なので、そこを歩道として利用する地域の皆さんもいるわけです。 なので、そこが落ちたりしないかなというのは非常に、とても心配するところですので、先ほどの答弁からすると、調査対策について検討をしていきたいということでありますけれども、その部分について、ぜひスピード感を持っていただければなと思います。 そこで予算が必要になってくるのかなと。6月の中でも、今後そういう新規の道路プラス、いろんな防災の対策もしながら予算を整備していきたいということもあったので、その辺についてまた、市長の所見も聞かせていただきたいなと思います。 そこだけじゃなくて、いろんな道路、今後はその補修も含めた部分で、予算的なことも含めての市長の所見もちょっと聞きたいなと思います。ぜひお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  中村直哉議員の道路に関する再質問にお答えいたします。 御指摘の道路等も含めて、市内全体を未然に事故防止につなげるような調査というのは当然、必要だと思っておりますので、非常に大事な御指摘だと思っております。 担当課のほうも努力してまいりますので、予算組みに関しては、今後また、担当課とも調整していきながら、市民の心配事が解決できるような、そういった期待に応えるようにしていきたいと思っております。 ◆14番(中村直哉議員)  ぜひよろしくお願いします。 先ほど言ったように、片側歩道なので、あの歩道の部分を、側溝を整備して、逆側に歩道をする。それが技術的に可能かどうかは何とも言えませんけれども、そういった形で、ぜひ向こうの対策も進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後のグスクロードの部分ですけれども、写真1枚だけ準備していますのでお願いできますか。 こういう状況が島尻消防の前から仲村渠の合流地点まで、グスクロードに13か所あります。この赤茶色い道路が自転車道で、真ん中が歩道ですね。そこの境目にこうやって支線が打ち込まれているという部分ですので、そこはもう自転車道として整備されている中で、やはり危険じゃないかという市民の声が非常に大きいです。 これを、先ほどの答弁からすると、クッション材の巻き付けとか、いろんな安全対策ということですけれども、そもそも僕は、これを移動するのが一番手っ取り早い安全対策じゃないかなと思っております。 ガードレールというか、右側の落下防止柵の部分、右側は恐らく市の財産だと思いますので、個人、民有地は少ないだろうという思いがしております。その辺について所見があればお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 御指摘のように、我々もやっぱり邪魔にならないところに移設できないかということで調整してまいりました。 そもそも、この地域、今こういった状態になっているというのは、台風のたびに停電をするということで、ここの電柱を強化をするということで本数も増やして、この支柱、それと引っ張るこのワイヤーも増やしてということで、停電対策ということで電力さんがこれを行ったということであります。 台風に想定をして、ステーというんですけども、これを引っ張るとなりますと、今、自転車道の外側にやるとなると、やっぱりどうしても強度がもたないということがございまして、やっぱりこの場所じゃないとどう計算してもなかなか難しいということでありました。 そういったことで、今現在、電力さんとは、今だけじゃなくて、サンドバッグみたいな、ちょっと大きめのクッション、これを取り付けたいと。 このクッションについては、ほかに同様に那覇市内でも同じようなステーの取り方をやっているところがございます。そちらのほうと同じような部分でこのクッションをつけること。それと、警告看板ですかね、そういったお知らせをすることで何とかできないかということで調整を進めているところでございます。 ちなみに、南城市内ではそこだけじゃなくて、ユインチホテル南城の前にも同じ、同様な構造物がありまして、やっぱり台風対策のために、停電させない対策のためにやっているという部分も踏まえながら、どのような対策が講じられるのかというふうなことで考えていきたいというふうに考えております。 ◆14番(中村直哉議員)  部長がおっしゃるように、停電対策ですね、多分ループの関係もあるんだと思うんですけれども、その停電対策で電柱を立てたということも、この一般質問を出す中で、沖縄電力の那覇支店のほうに確認を取らせていただいております。 ただ、向こうとしても、市役所の担当者と協議の上、ここがベストだということで支線、電柱を立ててきたという話もありました。 そもそも、そこ自転車道なので、普通の歩道じゃありませんので、自転車がやっぱりある程度のスピードを出してそこを通るということを考えた場合に、その安全対策という意味からすると、僕はそこはベストではないだろうと。そもそも電柱の話になるんであれば、大本の電柱をちょっと奥のほうで建てればよかったんじゃないかという思いもしているところであります。 これは、沖縄電力との調整も必要だと思いますので、今後、早急にその対策をしていただきたいという思いがあるんですけれども。 最後に一つだけ、その間、何か事故があった場合の責任の所在です。南城市に責任があるのか、あるいは電力にあるのか、その辺の確認だけさせていただきたいと思います。 ◎土木建築部長(玉城勉)  明確に確認したわけじゃございませんが、電柱そのものの付属物は沖縄電力さんの持ち物になるかと思います。 その辺の責任の所在というのも、いま一度ちょっと確認したいと思います。 ◆14番(中村直哉議員)  電力としては、南城市の許可を得てそこに設置したと。市道の管理責任者は南城市側にありますので、そういった部分では多分、お互いに主張が少し変わってくるんじゃないかなと思いますので、そういった部分の話ではなくて、安全対策をどうするかという部分を早急に対応をしていただきたいなと思っております。 いろいろアームの長さとかの話も、電力の方からも聞いたんですけれども、確かにここのグスクロードのアームが短くて、真下がそこになっているというのは理解するんですけど、南風原とか八重瀬あたりではアームの長さがもっと、3メーターぐらいあって、歩道に全然かからないように支線を落としているところも結構あります。外間にもありますし。そういった意味では、技術的にはそれは可能じゃないかなと。 あとは結局、その占有地、占有料とか、その辺の私有地の場合の許可等での問題があるのかなというのが私の思いですので、その辺をちょっとクリアにしていただいて、安全対策、それと台風対策、停電対策ですね、その両方が両立できるような形で進めていただきたいと思いますけど、最後に、これについてのまた、市長の所見を聞かせていただけますか。お願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  そうですね、中村直哉議員が言っているように、そもそも自転車道であるわけですから、こういった安全に支障があるようなものはどうにかしないといけないという認識は沖縄電力さんも我々も持っておりますので、技術的にどのようなことが可能かというのは引き続き電力さんと協議を重ねていきながら、一番いい方法を模索していきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 12時08分)     (再開 13時30分) 再開します。 次の質問者、平田安則議員。 ◆13番(平田安則議員)  平田安則でございます。よろしくお願いいたします。 コロナ禍の中、9号、10号の連続での台風により、農林水産業や市民生活に大きな影響が出ているのではないかと危惧されております。お見舞い申し上げるとともに、一日も早い平穏な日常の市民生活が取り戻せるよう、取組を強化する責務を強く感じているところでございます。 質問に入る前に、議長の許可を得ておりますので、議員の皆様、執行部の皆様には、1番目の通告事項に関する写真をお配りしてございますので、説明はいたしませんが、御覧になっていただきながら、質疑の参考にしていただきたいと思います。 一部、個人情報であったり、肖像権、著作権の保護等の観点から、インターネット中継されている議場内での公開は控えさせていただきます。 また、通告後に県の緊急事態宣言が解除され、状況に変化がありましたが、質問の趣旨に変わりはありませんので、通告どおり質問させていただきます。各位の御理解をよろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして、一般質問を始めさせていただきます。 大きい1番目、津波古天の浜人工海浜及び馬天児童公園について。 コロナ禍で市内や近隣公共ビーチ等の海浜施設は閉鎖されているが、津波古天の浜人工海浜には、市内外から海水浴やレジャーボート愛好者等が多く訪れ、遊泳、ジェットスキーやボート運転を楽しみ、簡易テントを設置し、バーベキュー等が行われている。また、その利用者が隣接の児童公園内のトイレや水道、休憩施設を使用し、ごみを放置する等で地域の方々は困惑している状況です。 そこで、以下についてお伺いいたします。 通告書には括弧はついておりませんけども、(1)近隣類似施設は閉鎖されているのに、天の浜は使用制限されないのかについて。 (2)天の浜、児童公園、それぞれの管理者は。 (3)天の浜での遊泳者及びその他利用者への危険行為等は禁止できないのか。 (4)コロナ感染症防止のため、市内海浜施設が閉鎖されている中で、このような現状について市はどのように対処する方針なのか。 大きい2番目、市長の国際物流拠点産業集積地域の指定条件緩和要請活動について。 本年7月2日に南城市長、南風原町長、八重瀬町長の3者で県に標記要請を行ったとの新聞報道や、今議会冒頭での行政報告でもございました。 以下について、市長の考えを伺います。 (1)当市から関税空港、港湾への幹線道路での経由地である与那原町はなぜ要請メンバーに入っていないのか。 (2)具体的ビジョンの下、要請が行われたと思うが、どのような構想の実現を目指し、条件緩和要請なのか。 (3)物流強化及び円滑化を図るためには、市内及び拠点間の幹線道路網の充実が不可欠です。現状では、市内幹線道路網の整備に遅延が生じていると考えるが、具体的にどのように対処し、物流拠点地域とする考えなのか。 (4)現状の土地利用計画において、市内の工業地域及び商業地域等はどの程度を確保されているのか。また、同地は既存の土地利用規制の下、物流特区指定業種の用地として使用可能なのか。 (5)佐敷仲伊保地区は産業拠点に位置づけられております。中城湾港港湾計画変更に合わせ、既存の内航物流機能を充実させ拠点化を図り、つきしろICとの連結道路を整備することで、関税港湾空港との効果的連結が図れると考えるが、所見を伺います。 大きい3番目、中城湾港港湾計画変更の進捗について。 変更作業の進捗状況と今後の作業計画を伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  平田安則議員の1、津波古天の浜人工海浜及び馬天児童公園についての御質問のうち、1点目の天の浜の使用制限についてお答えいたします。 現在、閉鎖されている近隣類似施設は、中城湾港安座真海浜公園(あざまサンサンビーチ)と、西原・与那原マリンパークが挙げられますが、いずれの施設も沖縄県より受託を受けた指定管理者が管理・運営を行っているため、閉鎖の判断も指定管理者で行っております。 津波古天の浜人工海浜は、そのようなビーチ、海浜公園ではなく、沖縄県の管理する一般海岸(海浜)であり、県の海浜を自由に使用するための条例第3条において、海浜利用自由の原則が定められており、何人も公共の福祉に反しない限り、自由に海浜に立入り、これを使用できるとしております。 2点目の、天の浜、児童公園の管理についてお答えします。 天の浜の管理者は、沖縄県南部土木事務所で、馬天児童公園は市の都市公園であり、南城市が管理者となっております。 3点目の、天の浜での遊泳者及びその他利用者への危険行為等は禁止できないのかについてお答えします。 沖縄県の、海浜を自由に使用するための条例施行規則の第3条において、海浜を利用する者は、海浜において他人に危害を与えるおそれのある行為、迷惑を及ぼす行為または不快感を与える行為をしてはならないと定められております。ただ、禁止行為に対する罰則はないことから、注意喚起等を行っていくことになります。 4点目の、コロナ感染防止のため、市内海浜施設が閉鎖されている中、市はどのように対処する方針かについてお答えいたします。 天の浜の管理者は県(南部土木事務所)であり、県条例等を踏まえ、どのように海岸の使用を制限するか(できるか)について県と相談、問い合わせております。 現在、県は施設の閉鎖を行わず、海岸の利用を認めつつも、利用者には感染防止対策を呼びかけておりまして、市としても県の方針に準じてコロナ感染防止の呼びかけ等、注意喚起を行っていくことと考えております。 以上です。 ◎企画部長(糸数義人)  平田安則議員の発言事項2、市長の国際物流拠点産業集積地域の指定条件緩和要請活動についてお答えします。 初めに、(1)当市から関税空港、港湾への幹線道路での経由地である与那原町はなぜ要請メンバーに入っていないのかについてお答えします。 沖縄県商工労働部企業立地推進課が令和元年8月に実施しました産業振興に関する調査において、本市、南風原町及び八重瀬町は国際物流拠点産業集積地域、いわゆる国際物流特区への指定希望の意向があった3市町であり、与那原町の国際物流特区指定希望はなく、令和元年度に2回開催されました沖縄県企業立地推進課主催の圏域別市町村意見交換会、こちらは南部地域を対象とした意見交換会でございますが、そちらへの出席はなかったところであります。 また、国際物流特区の指定希望をしている本市、南風原町及び八重瀬町においては、国際物流拠点産業集積地域連絡会議、こちらは沖縄県の企業立地推進課主催の会議となっております。そちらへの招待を受け、オブザーバー参加をさせていただいております。 次に、(2)具体的なビジョンのもと要請が行われたと思うが、どのような構想の実現を目指した条件緩和要請かについてお答えします。 平成25年度に新たなまちづくり検討業務の中で、企業誘致・定住促進に係る基本方針として、都市の活力を維持・向上する、都市の自立性・求心力を高めるという都市像を目指すとしており、基本方針の実現のため国際物流特区への編入が可能となるよう、その条件緩和を要請したところでございます。 次に、(3)物流強化及び円滑化を図るためには、市内及び拠点間の幹線道路網の充実が不可欠です。現状では、市内幹線道路網の整備に遅延が生じていると考えるが、具体的にどのように対処し、物流拠点地域とする考えかについてお答えします。 物流強化には幹線道路網の充実が不可欠であります。その大動脈となるのが南部東道路であり、国道や県道であります。それに連結する市内幹線道路網の充実は不可欠であり、その事業に遅延が生じないよう、国や県に対する予算確保をお願いしてまいります。 また、本市の国際物流特区への指定を希望する区域は、現在、区域指定されている他市と同様、離島を除きます市内全域を想定しております。 次に、(4)現状の土地利用計画において、市内の工業地域及び商業地域等はどの程度確保されているのか。また、同地は既存の土地利用規制のもと、物流特区指定業種の用地として使用可能かについてお答えします。 都市計画法に基づく土地利用規制区分、特定用途制限地域内の産業環境地区として、約14ヘクタールでありますが、企業誘致可能な残りの面積は約0.5ヘクタールとなっております。 また、特定用途制限地域とは別に、産業拠点として、古堅地区、大城地区、読山原地区、仲伊保地区があり、具体的な面積までは定めていないところであります。 商業地域等は、現在の都市計画マスタープランに定める都市計画制度の中で、立地を推進しているところでございます。 工業の立地を推進する産業環境地区では、企業立地が可能として残された約0.5ヘクタールしかないため、産業拠点地域や南部東道路沿線及びインターチェンジ周辺において、産業立地を検討してまいります。 また、国際物流特区指定を見据え、その対象業種を中心に、当面の対応策として、南城市特定用途制限地域における建築物等の制限に関する条例及び条例施行規則における特例許可建築物申請による特例許可も視野に、積極的な企業用地の確保に努めてまいります。 次に、(5)佐敷仲伊保地区は産業拠点に位置づけられています。中城湾港港湾計画変更に合わせ、つきしろインターチェンジとの連結道路を整備することで、関税港湾空港との効果的連結が図られると考えるが所見をについてお答えします。 都市計画マスタープランにて産業拠点に位置づけられている仲伊保地区においては、南部東道路つきしろインターチェンジや市内幹線道路網との充実により、産業拠点としての魅力が増すことと考えております。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  平田安則議員の3点目、中城湾港港湾計画変更の進捗についての、変更作業の進捗状況についての御質問にお答えします。 現在、港湾管理者である県において中城湾港長期構想の策定作業を行っております。今年度、長期構想検討委員会を3回程度開催し、令和2年度中に策定を行うという予定になっております。 この長期構想を踏まえ、令和3年度に中城湾港港湾計画の改定案を策定し、令和3年度中の計画変更を予定しているということでございます。 ◆13番(平田安則議員)  丁寧に御回答いただきありがとうございます。 それでは、まず、確認事項から行いたいと思います。 大きい3番目、中城湾港の港湾計画変更について、これまでの答弁していただいた同じ流れで御答弁いただけたと思いますけれども、最近、県において港湾計画変更改定に係る関係機関との協議資料を作成するという目的で、環境調査、影響評価の業務が公募されております。今、公募されている最中です。 これは、公募をしているということは、港湾計画の基本方針、計画が決まり、その環境評価のための業務ではないかということも私ちょっと危惧しておりますので、そこら辺の情報をもしお持ちであれば、御回答いただきたいと思うんですけれども。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 御指摘の県が今、発注準備をしている業務につきましては、令和2年度中城湾港港湾計画環境調査委託業務ということであります。 我々もこの中身についてちょっと問い合わせたところ、この業務につきましては、港湾計画改定に伴って環境影響調査に基づく将来予測を行うことにより、計画変更に対する環境影響評価について予測評価をするということであります。 御指摘のとおり、これ港湾計画変更で線形とか、そういった新たな計画に対しての環境影響評価になります。 ただ、これは令和2年度で完了するスケジュールではなくて、長期構想をつくりながら進めていって、港湾計画変更と合わせながら業務を進めていくものというふうに考えております。 以上であります。 ◆13番(平田安則議員)  中城湾港の港湾計画変更については、大変地元も注視していることでございますので、ぜひとも今後もしっかりしたアプローチよろしくお願いしたいと思います。 それでは、まず、1番目の天の浜の件についてからいきたいと思います。 この質問の目的は、回答していただいたとおり、海浜、海岸であります。管理についても協力をお願いするという程度しかできない状況であるということは重々承知しております。 その中において、今の状況というのは、皆さん写真で見ていただいたとおり、なかなか看過できる状態ではないなということが考えられます。 ですから、そういうことが起きないように、いかにすれば管理できる状態に持っていけるか、そして危険行為等が行われないようにするためにはどうすればいいかということを、改善策を考えていただきたいということで、今回質問に上げておりますんで、そこら辺も御理解いただきたいと思います。 そこで、改善するためには短期的、長期的、中期的にもあると思うんですけども、短期的にですね、例えば沖縄県の水難事故の防止及び遊泳者等の安全の確保等に関する条例というのがあります。そこの16条に、プレジャーボート操船者の遵守事項というのが書いてあります。その中に、海域及び内水域において、みだりに疾走させたり、急転回させる等により、遊泳者その他の海域等利用者に対し、危険を覚えさせる行為。これはやってはいけない行為として挙げられております。 これについては、船舶法の下でそういうことが決められておりますんで、これについての注意喚起ではないんですけども、海上保安庁に協力していただいて、ある意味、協力以上の行為ができるのではないかということを考えておりますけども、それについてどういうふうにお考えなのか、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 我々が把握している部分につきましては、海浜の利用の部分、こういった部分で字のほうからも、ごみを捨てたりとか、隣の都市公園の水道を使いっぱなしにしているとかという話がありました。 それと同時に、何かプレジャーボート、ジェットスキーを使って、ここで営業行為的なものをやっているという情報も聞いております。ですから、今、御指摘の水難事故防止関係の条例の部分については、その点で有効にこの指導ができるんじゃないかと思います。 我々もこういった条例があって、我々でなかなかしづらい指導等々ができるという可能性がありますので、海上保安庁とも連絡を取って、どのような連携体制が取れるかについて検討を進めていきたい、相談していきたいというふうに考えております。 ◆13番(平田安則議員)  これについてはよろしくお願いします。 それと、もう1点。 同じ条例の第21条にあります、これは公安委員会はということで、海域等の状況調査という項目がありまして、遊泳者その他の海域等利用者の生命、身体及び財産の保護を図るため、海域及び内水域の状況その他必要な事項について調査を行うことができるということで、公安委員会がそういう調査を行うことができる。 先ほど、今、営業行為云々ということもありました。それがあるんであれば、19条の指導ということで、必要な指導を行うことができるということも、公安委員会に許される行為としてここでは載っております。 それについて、与那原署の管轄になると思うんですけれども、そことの協議、連携、お願い、そういうことはどういうふうにやられているのか、それについてよろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 与那原署については、県の海岸管理者と一緒に、どんな対策できるかということで相談しているところでございます。御指摘の部分について、今後どういう形にできるかということで、さらに進めていきたい。 それと同時に、地元の字ともちょっと協力、漁組とも協力して、我々も行ったときにいないという、この当事者がいない場合がありますので、例えばプレジャーボート等でどのような危険行為をやっているかというふうなビデオでも何でもあれば一番、公安委員会なり、海上保安庁なりに、この事情を説明できますので、地元とか漁組と連携しながら、とにかくどういった実態になっているかということを調査、記録に残したいというふうに考えております。 ◆13番(平田安則議員)  地元の方も津波古の自治会報にも、今月号にも載っております。大変地元も困惑している状況で、皆さんに呼びかけている状況もあります。ぜひとも、市のほうからも協力依頼どうこうすれば、しっかり協力していただけると思いますんで、取組の強化、お願いいたします。 それと、もう一つ、短期的と言いました。入り口のコンクリートポールであったり、看板類とかあるんだけども見えにくい、小さい。そういうのを今すぐにでも改善できる項目だと思うんですけども、そこら辺はどういうふうに考えておられるのか。 それと、児童公園。市で管理されているわけですから、もうちょっと積極的に使用制限をかけるべきではないかと思うんだけども、この二つ、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 御指摘のポールとか、確かに看板とか、アダンに隠れて見えなくなっているところがあります。 そういった部分、今現状の使い方というんですか、ちょっと不適切な使い方について、喚起をするような形での、この表示の仕方、それと改善の仕方をやっていきたいというふうに思っています。 これは県と連携しながら、市としてできることを、県としてできることを役割分担してやりたい。 それと、児童公園につきましては、我々も水道を使われているということなんで、一時的にこの水道の使用制限、特に夜間なんかも使ったり、バーベキューしたりとか、早朝とか夜間とか使っているということなんで、ちょっと地元区とも相談して、鍵とか、そういったガランの部分について管理をできないかというふうな形で、ちょっと使用制限をしていけないかということで検討を進めているところでございます。 ◆13番(平田安則議員)  今お話されたことについて、スピード感を持ってしっかり対応をしていただきたいと思います。 それと、ここからが肝心なんですけども、もう少しやっぱり管理をしっかり強化しなければいけない。 先ほどジェットスキーの話も出ましたけれども、そういう行為に対してもしっかり対応できるような方策を考えなきゃいけないということで、ここで沖縄県の迷惑行為防止条例というのがあります。 そこの中に、第6条、海水浴場等における危険行為等の禁止ということで、現在行われているようなことについて、そういう行為を禁止できることが、条項ができております。これを行うためには、海水浴場にするということが必要になります。 ということで、できたら一、二年、二、三年のうちに、中期とは言いましたけれども、なるべく早い時期に南城市が指定管理を受けて海水浴場届けを出して、しっかりこういう危険行為が行われないように管理を強化すべきだと考えます。 これについては、もう地元津波古区の皆さんにも協力をしっかりお願いしなければいけない事項ではありますけれども、私は海水浴場にして、こういうしっかりした禁止行為、そういうものをある意味しっかり取り締まるじゃないのですけれども、危険行為の禁止というのを明確に打ち出すべきだと思いますけれども、これについては市のほうとしてはどういうお考えをお持ちなのか。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 今後の有効な管理の在り方の部分だと思います。 我々もこれをどのように管理していけば本当にいいのかということで頭を悩ませております。 単純にビーチとなりますと、やっぱり監視員を置くのかどうなのかということになります。 あざまサンサンビーチのように人工ビーチとして整備されたものではございません。それで、養浜、海浜というところでつくったビーチという形でやるとなりますと、やはりそれなりの、監視員とかそういった部分を含めて、入場料を取るのか、駐車料を取るのかといろいろなものが出てきます。 こういった人口ビーチとしての管理のやり方にするのか、それとも一般海岸としての管理、その部分について県と協議をした上で、市がこの部分については地元と一緒になって条例化をして、通常管理以上の、使用制限も含めた管理ができるのか、その辺の部分についてはもうちょっと検討しながらですね。 我々もやはり、これ以上悪化するのであればそこまで踏み込んでやっていかざるを得ないのかなというふうなことを考えていますので、その辺は状況も見ながら対応していきたいというふうに考えております。 ◆13番(平田安則議員)  これ以上という言葉の端っこをつかまえているわけではないんですけれども、これ以上というのはなかなかないです。今がその上限に近い状態ですので。 先ほどの条例に、10日前までに届けを出せば海水浴場の開設ができます。これに載っています。どういうことしなきゃいけないかというのも、しっかり書かれています。 既にサンサンビーチでやられているのでしっかり理解されていると思いますけれども、本当に危険行為、地元の皆さんの安全を確保するためにはしっかりと対応する必要がありますので、そこら辺は信念を持って市民への危険行為を抑止する、防止するという信念を持って早急に対応をお願いいたします。 もう一度、市長、今どうお思いでしょうか、これについて。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  平田安則議員の、これは天の浜ではなくてティンの浜なんですね。よくこの看板を見ると。天の浜ではなくてティンの浜に関しては、まず、利用される皆様に私は訴えたいのですけれども、南城市に来て、いい思いをするというのは非常に有り難いことだと思っております。ぜひお越しいただきたいなと思っております。 ただ、気持ちよく使っていただくためには最低限のルール、マナーを守っていただかないといけないと思っておりますので、ぜひとも利用される場合はそういったことをきちんと守っていただきたいと思います。それを強く訴えたいと思います。 その上で、今、平田安則議員が提案されている、天の浜をどういうふうにしていくのかというのは検討課題も見えてきておりますので、課題を整理しつつ最善の方法を、我々のほうとしても模索していきたいと思っております。 ◆13番(平田安則議員)  市長が先頭に立って、佐敷、特に地元の津波古の皆さんの安全確保、まずそれから考えていただき、よろしくお願いしたいと思います。 それでは、次に移らせていただきます。 物流特区の拠点産業集積地域の要請についてです。 市長、知事は市長の要請に対して区域指定についても国に要請したいという、何かよく分からないようなことを発言されております。 沖縄振興特別措置法41条では、指定地域は知事が集積計画書、国際物流拠点産業集積計画、それに指定すれば、特に大臣の認定は不要ということも書かれております。 そういうこともあって、ここら辺、市長はそういうことをしっかり理解されて今回の要請活動だと思うのですけれども、それについては市長の認識はどういう認識であったのか、その確認をしたいと思いますけれども。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  この国際物流拠点産業集積地域の指定条件の緩和の要請ということでございます。 つまり、今の状態でいくと、緩和されないと、那覇空港に近いところがそこの条件に当てはまっているので、そうではなくて我々が要請したのは、遠くてももっと重要なところもあるのではないかと。 特に、八重瀬、南風原、南城、特に我々は南城ですので、私たちは。そこまで地域を拡充してくれと、条件も緩和をしてくれと。それが、ひいては東側の、沖縄県の東側海岸の発展にもつながっていくし、その発展は、ひいては沖縄県全体の発展につながっていくんだということで条件の緩和をお願いしたところでございます。 知事に関しては、よく分かったということでありましたので、今後も機会があれば、そこは引き続き要請をしながら、南城市が指定地域に入るように努力をしてまいります。 ◆13番(平田安則議員)  趣旨は理解できました。 それと、南城市、工業、商業地域、先ほど0.5ヘクタールしかないということですので、これじゃ、とても新しい工場立地であるとか、適用業種の用地としてはもう絶対的に不足なんだろうなと、不足というのが明らかに分かります。 私もこの質問をするために那覇港の新港地区であったり、うるま・沖縄地区の指定地域を見て回りました。そうしたら、それこそ南城市の残りの何倍もあるような土地が既に多く確保されて、まだそこに何の立地もない状態であったということです。 それで、南城市はこれから本当にどういう、例えば土地の調査、活用の可能性がある土地の調査、そういうものはまず、しっかりやっていかなければいけない重要なことだと思いますけれども、そういう調査なるものを、これからやろうとか、これから計画しているとか、そういうことについては今どういう取組をされているのか、それをお願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  再質問にお答えいたします。 現在、企画部のほうでは、産業拠点地域、そちらを中心として地主さんに当たりまして、意向調査に取り組んでおります。 そのエリア、エリアと言いますか、その数は今後もどんどん増やしていって、まずは地主さんの意向はどのようなものがあるのか。貸したいのか、それとも売却したいのか、そういうことも視野に入れて現在、取り組んでいるところでございます。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問にお答えします。 土地利用の観点、都市計画の観点から、私から答弁いたします。 御質問の部分については、企業を誘致するための土地利用の計画になってきます。 この手順としましては、今、企画部長が言ったように、この適地の部分の絞り込みをした上で、最終的な都市計画マスタープランの中に位置づけをしていく。 位置づけをした上で産業プロジェクト拠点なり、本来であれば用途地域の工業地域とか準工業地域に指定をすると、段階を追ってやっていきます。 最終的な用途地域の準工業地域、用途地域となればいろいろな業種の工場も含めて立地できることになります。 ただ、南城市の場合は、用途地域の準工業、工業地域は指定されておりません。その代わり特定用途制限地域という、誘致できる、許可できるエリアを定めている、それが大里北地域のあのエリア一帯になります。 先ほど言ったように、その部分ではまだ足りないということなので、今の現状ではこういった段階を踏んで法的に土地利用を誘導していくというふうに取り組んでいくということになります。 ◆13番(平田安則議員)  方向性は分かりましたけれども、対象業種の企業誘致に向けて、工業用水であったり下水道であったり、道路、電力、通信等、市内インフラというものを、やはりほかの地域に比べて優位性をアピールしなければ、企業というのはやはり寄って来ないというのが一般的だと思います。 そういう意味で我々、南城市、特に道路整備については相当遅れている状況があると思います。 そこで土建部長、今、南城市の予算、道路関係予算について、現状は大分厳しいということは伺っておりますけれども、その厳しい状況になってきているのが分かる資料があれば、例えば要求に対して内示額が半分程度しかないんですよとか、そういうのが分かるのであれば、細かい数字は要りませんので、今の状況をもう少し分かりやすく説明をお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  この市道整備につきましては、以前の一般質問等々で御質問があって答弁しているところでありますが、道路整備につきましては二種類の予算があるということです。 沖縄一括交付金のハード交付金、それと社会資本整備総合交付金事業ということで、従来からある補助金の事業は2種類ありまして、沖縄一括交付金、ハード交付金につきましては、要望額の28%が今年度、交付決定されております。それと、この社会資本整備総合交付金事業の部分については、たしか70%を超えるくらい、75%前後だったと思います。 その両方を足すと約40%弱ということで、4割くらいの交付決定という状況でございます。 ◆13番(平田安則議員)  市長、お聞きになったとおりでございます。 工業用水も大里の一部地域まではきておりますけれども、今の現状であります。 こういう現状を捉えて、市長は南城市の優位性をどういうふうにアピールして企業誘致につなげていきたいという思いなのか、それについて市長の見解をお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  平田安則議員が御指摘しているとおり、市内のインフラの優位性を高めていかないと企業もなかなかここに誘致してくれないだろうということで、細かい道路、あるいは工業用水、その他のことが課題として挙げられていっておりますので、市長としてはそこら辺のインフラの優位性を高めていくための努力を今後とも高めていくと、やっていくということでございます。 ◆13番(平田安則議員)  物流というのは、もう本当に時間との勝負です。1分1秒、それをいかに短縮しながら物を運ぶのか。そういうことが常にこの事業の中で求められていくということになってまいります。 当然、用地とかそういうものも必要でしょうけども、やはり時間をいかに有効に活用できる方法を考えるか。それにはやはり鉄道のない沖縄では、特に南城市においては道路網の整備というのは本当に急務でございます。 そういう意味でいま一度、副市長、市長と考えは同じだと思うのですけれども、いかがでしょうか。 ◎副市長(新屋勉)  平田安則議員の再質問にお答えします。 南城市の優位性というのは先ほど市長が答弁したとおりでございますが、まず1番には南部東道路の早期完成というんですか、それが一番大きな理由になると思います。 それから、この物流特区については、現在要請する中でも、現在の特区指定内での用地の確保が困難というのもありました。そういう意味で南城市、それから八重瀬、南風原町においてはまず、土地の確保の可能性もあるのではないかと。 それから空港に近いと、そういうのもありますので、そういうインフラも整備した上で、やはり南城市の今後の発展につなげていけたらと思っております。 以上です。 ◆13番(平田安則議員)  市長、最後に提案があります。 佐敷の仲伊保区は昔、税関が常駐しておりました。ということは、国際流通があったということです。 現在は内航航路は週に一、二回、船は入ってきております。 そういう意味でも、仲伊保港をある意味、南城市のメインに立てて、例えば中城湾港全体、そこの中で国際物流拠点になるような用地を確保しながら、全体として南城市を盛り上げていくという方法も一つとして考えられると思います。 それについて市長、突拍子もないことを言い出したかもしれませんけれど、見解をお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  歴史というのは時によって突拍子もないことから突破口になって、いろいろことが展開するということもあると私は伺っております。 特に仲伊保地区に関しては非常に魅力的なところだと思っておりますので、ただいま平田議員のおっしゃった、提案されたことに関しては、一つの特筆事項として我々の検討事項の中にも含めていきたいと思っております。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時17分)     (再開 14時20分) 再開します。 次の質問者、新里嘉議員。 ◆5番(新里嘉議員)  皆さんこんにちは。 それでは通告に従い、一般質問を始めさせていただきます。 新里嘉でございます。 大きな1点目、ブックスタート事業について。 絵本を通して赤ちゃんと保護者がゆっくり向き合い、楽しく温かい時間を持つきっかけをつくり、赤ちゃんの健やかな成長を応援する活動、ブックスタート事業は県内でも21の市町村が導入しております。 その趣旨は、こどものまち宣言を予定している本市においても必ず賛同していただける事業だと思いますが、市の所見を伺います。 大きい2点目、馬天小学校の建替えについて。 昭和57年4月に開校しました馬天小学校は今年度で築38年を迎え、校舎の老朽化も目立つようになってまいりました。 現在、建て替え事業に関しては諸事情等により一旦時期が白紙になっていると認識しますが、今後どのように進めていく予定であるのか、市長の考えをお聞かせください。 大きい3点目、地域課題について。 市道大里連絡線の馬天小学校上部側に位置するヘアピンカーブの滑り止め対策を早急に講じていただきたいが、所見を伺います。 大きい4点目、学習支援員の増員について。 コロナ禍の影響により、本市の教育現場でも授業の遅れ、対策が喫緊の課題となっております。各学校においても様々な工夫を凝らし、先生方は対応をしているところではありますが、大変厳しい状況であると聞いております。 以前より大規模校への増員を要望してきましたが、いまだ各学校お一人配置であります。今取り組まなくて、いつ取り組むのか。増員配置についての市長の所見を伺います。 以上4点、よろしくお願いいたします。 ◎教育部長(上原昇)  新里嘉議員の1、ブックスタート事業についての質問にお答えします。 本事業は、赤ちゃんとその保護者が絵本を介して心触れ合うひとときを持つきっかけをつくることを目的としております。 また、本市においては、平成29年度から実施しているところでございます。 実施の方法としましては、乳幼児健診会場で市内の全ての赤ちゃんとその保護者を対象に、絵本の楽しみ方や読み聞かせの大切さについて指導を行っております。 また、会場にて絵本の引換券を渡し、最寄りの市内の図書館で読み聞かせの実施と絵本の無料配布を行っているところでございます。 次に2番目、馬天小学校建替えについてですが、馬天小学校は今後どのように進めていく予定であるのかについての質問にお答えします。 本市の公立学校施設整備事業長期計画において、令和2年度から馬天小学校の設計業務を進め、次年度より整備工事を行っていく計画でありましたが、市の財政状況を踏まえて検討した結果、実施設計において優先順位の高い学校施設等を先行して今現在進めているところでございます。 委員会としては、長期計画に準じて令和3年度より事業実施に向けて計画をしておりますが、今後の財政状況も見極めながらの判断、実施となると考えております。 次に4、学習支援員の増員についての質問にお答えします。 学習支援員の増員については、国による2次補正予算を活用し、13人の増員配置を行う計画であります。 現在、事業計画の申請と予算要求を行っており、沖縄県の補正予算計上が9月になるということで聞いておりますので、今のところ補助金を活用した運用ができるのが11月以降になることで、現在、配置に向けた準備を進めているところでございます。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  新里嘉議員の地域課題、市道大里連絡線のヘアピンカーブの滑り止め対策についてお答えします。 御指摘のカーブにつきまして、以前からも議会等で御指摘がございました。 当該カーブにつきましては、制限速度が30キロでありますが、制限速度を超えて通行する車両も多く、特に降雨時はその危険性が増すため対策を検討しておりました。 今年の5月14日に与那原警察署と市の生活環境課、施設整備課で合同で現場確認を行い、与那原警察署より当該路線の事故発生箇所についての情報の提供をいただき、当該市道の危険箇所の状況を把握することができました。 現在、事故発生件数の多い箇所より滑り止め対策工事を行う方針であり、業者から見積りを徴取しております。予算確保ができ次第、滑り止め舗装を今年度中に発注したいというふうに考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  それでは再質問のほう、よろしくお願いいたします。 順を追って再質問をさせていただきたいと思います。 部長、ブックスタート事業のほうなのですけれども、平成29年から本市のほうも取り入れているということだったのですけれども、私が確認したところ、最初の質問で言いましたけど、県内も21の市町村が導入しているということですが、その中に南城市は入っていないということで私は認識しているんですけれども。 これは確認の方法が間違っていたら誤解を招くかもしれませんけれども、ネットとかで確認したところ、県内の21の中に南城市のブックスタート事業というのが入っていなかった。その背景とかが分かるのであれば、よろしくお願いしたいと思います。 ◎教育部長(上原昇)  ブックスタートというのはNPOさんが手がけたものでありまして、NPOさん、ブックスタートという名称を使っていますけれども、そこから、NPOさんから本等を購入した場合には、対象市町村名を載せるということでなっております。 ただ、当初、本市もこのNPOさんからブックを購入しようということで計画していたみたいなんですけれど、何せ1冊当たり800円から2,000円ということで、予算上厳しいということで削られたということも聞いております。 現在、市においては1冊400円のものを購入して、約400世帯に無料で配布をしているところでございます。 ただ、NPOさん、ブックスタートの方々から聞きますと、指導等はできますよと。名前も、ブックスタートという名称も使っていいという承諾を得ているということで確認をしております。 ただ、県内の21市町村については、そこからブックを取り寄せているためにホームページ等で載せて公表しているということになっております。 ◆5番(新里嘉議員)  市とほかの21市町村とは若干違うというところでありますが、やはりほかの県内の市町村が導入している対面方式で、健診期間中にしっかりこの絵本の大切さをいろいろと相談も受けながら、親御さんに、特に親のほうにそういった対話を持ちながら話していく。 もう一つは、お母さんとの絵本だけではなくて子育ての悩みも、保健師さんもいると思うのですけれども、そういう方々も見落としの部分もあると思います、保健師さんも。 そういったところ、細かい部分も拾っていく意味では、やはり大勢の方がそれに関わることによって、そういった子育てに対する保護者世帯の応援にもなると思いますので、ぜひ本市もこのNPOさんを活用して、ある意味、外部の方々をどんどん、どんどんこういった健診等の中に導入していただいて、ある意味、今とは違う形のブックスタート事業を、ぜひ次年度からでもスタートしていただきたいなと思います。 財源は本当に厳しいとありましたが、実は新潟の県知事のシノダさんが、ブックスタート事業に関して、これはNPO活動をしているブックスタート事業に関して、ブックスタートは費用対効果の高い事業であるということを、県知事さんも言っているんですね。 大変財源は厳しいかもしれませんけれども、それだけ後々、この費用対効果が出てくるのだということで、新潟県自体も県を挙げてこの事業を取り入れています。 こういったことを念頭に置きながら、ぜひ次年度、導入していただきたいのですが、それに関して教育長の所見を伺いたいと思います。 ◎教育長(上原廣子)  ただいまの新里嘉議員の再質問にお答えします。 新里議員のブックスタートに対する思い入れを、十分感じさせていただきました。 ブックスタートに関しては、子どもたちの健やかな成長に大きく身につけなければいけない大切な要素である、知的好奇心の芽生えを促すという大きい要素があるということを、私のほうも認識しております。 ひいては、それが将来の子どもたちの健やかな成長の大きい柱になるということも認識しておりますので、今現在私どもがやっていますブックスタートも継続しながら、さらにブックスタートの効果が現れるような手がないものかどうか、今からまた担当の者と話し合って検討させていただきます。 ◆5番(新里嘉議員)  今、残念ながら本市の形態としましては、絵本を配布するという形で終わっている状況であります。 やはり健診の中でしっかり取り組むことによって、先ほど私が申し上げましたように、しっかりとした、保護者の皆さんにこういった絵本の大切さをしっかりとその場で伝えられる、直に伝えられるということですので、ぜひ導入していただきたいと思います。 那覇市に至っては、平成15年より事業をスタートしているのですけれども、大変財政が厳しい那覇市さんでも、実は昨年度、この予算を増額しているんですよ、この事業の大切さということも含めてですね。 そういったことも踏まえて、最後この件に関して、市長、やはり財源も厳しいかもしれませんけれども、先ほど言いました、必ず費用対効果が出てくる事業であると思いますので、その点について市長の所見を伺いたいと思います。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  絵本というのは本当に楽しいもので、恐らく大人の方が絵本を読んでもらっても非常に心地いいんですよね。それも赤ちゃんのときから読んでもらうというのは、情緒育成に関しては非常に効果があると。私も同感でございます。 今、教育長がおっしゃっているように、教育委員会の中でしっかり検討するということですので、市としても、教育委員会と相談しながらやってまいりたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  市長も教育長も大変前向きな意見ということで、南城市には、また外部の方々も、本当に人材が豊富であります。そういった方々もまた活用することによって、教育委員会が進めている、これは年代がちょっと上がるんですけれども、コミュニティスクールに関しても、やはり外部の力が必要です。 底辺からそういった形で教育現場に関わるということが大事なことだと思いますので、ぜひとも早めの導入を検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 大きい2点目に移りたいと思います。 馬天小学校の建て替えについてということで、こちらのほうなんですけれども、これは南城市が2年前に、平成30年3月に南城市公共施設適正配置計画というのを、この前年度に公共施設等総合管理計画を基にこの配置計画というのを作成しております。これは30年3月ですけれども、この中に、馬天小学校の老朽化とか、調査結果とかそういったものが載っております。 読ませていただきたいと思うのですけれど、一部ですね。 評価結果というところに、馬天小学校では現地調査でも老朽化が進行している施設が見られています。 今後の取組というところに、老朽化が進行している馬天小学校は随時建て替えを実施しますということで、これは2年前の3月にもう市の計画のほうでうたわれております。 これを踏まえて再質問させていただきたいのですけれども、これは3月の同僚議員の質問の中から、本来、今年度から基本設計、実施設計を予定していた馬天小学校の建て替えが今現在保留になっているという情報が初めて出ました。 その中で、この予算が今回、大里統合幼稚園のほうに財政の面で渡って、ある意味、予算の組替えになったということで私は認識しているのですけれども、そもそも大里統合幼稚園は以前より統合するというのは決まっています。となると、こういう配置計画の中でも、以前に立てられたこの管理計画の中でも、実際、文章が出てくるんですよね。大里の南北の幼稚園統合を進めてまいりますというのが出ているんです。 その中で、そもそも決定している事業、これが補助メニューに関しては未定のまま計画を当初から進めていたのか。 財源の裏づけのないままこういった事業を進めていくというのは、市の進め方として実際こういったことはあり得るのか。 これは個人的な感想なんですけれども、そういったことがもしあるのだったら、ずさんな計画であったと言わざるを得ないのかなというふうに思っているのですけれども、その辺に関して、これは財源のことなので、これは教育部長、教育長ではなくて、市長、副市長あたりにお聞きしたいのですけれど。 もし教育長が答えられるのであれば、その辺も含めてお聞かせ願いたいと思いますけれども、よろしくお願いします。 ◎副市長(新屋勉)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 馬天小学校の建て替えについての質問ですが、当初の計画はそのとおりだと思っております。 ただ、大里中の建て替えがまだ途中ですし、完了しておりません。それと並行して、留保、建設するという部分は順序を追ってやっていくものだと考えております。 現在、また公共施設の再編の見直しも行っているところでありますので、そういうものも含めて財政状況を勘案して今後進めていきたいと考えております。 ○議長(国吉昌実)  財源のほうの部分の説明はどうしますか。 統合幼稚園のものであったのか、馬天小学校のものであったのかという質問がございました。 ◎副市長(新屋勉)  財源については、当初は、大里幼稚園については県の補助メニューを使ってやっております。 そういう意味で、馬天小学校についても補助メニューを使ってやろうというふうに考えているのですが、合併特例債の関係で学校施設は教育債を使うということでも対応はしておりました。 ただ、県の一括交付金についても令和3年までですので、今後の補助メニューとか、そういう財源も含めて今後の対応については検討していきたいと考えております。 ◆5番(新里嘉議員)  副市長の今の答弁によると、大里統合幼稚園も、もともと県の補助事業のメニュー、馬天小学校は3月に説明がありましたけれど、県の補助メニューということです。 それを予算組替えをして、馬天小学校はある意味、県の補助メニューを取り下げたということだったのですけれども、県の補助メニューに何か有利性の違いがあって組替えを行ってもう一方は取り下げたということでよろしいのでしょうか。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時40分)     (再開 14時41分) 再開します。 ◎教育部長(上原昇)  馬天小学校についても新里議員のおっしゃるとおり、計画的には幼稚園も一緒に、計画はずれてはいなかったのですけれど、ただ、事業費ベースで通常、公立学校、市の学校整備事業は二十二、三億が平均的にやっていたのですけれど、たまたま先ほど副市長がおっしゃったように、大里統合幼稚園も馬天小学校も大里中学校もとなったときには、25億から30億になるということで、ずらしたということの話は過去にありましたが、そういう事業費のバランスで対応ができないということで馬天小学校をずらしたという話だと思います。
    ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 14時42分)     (再開 14時45分) 再開します。 ◆5番(新里嘉議員)  話を聞くと、馬天小学校も大里統合幼稚園事業も県の補助メニューというか、それは使える状況だったと。 ただ、やはり財源の予算関係上、単年度で見ると、これは南城市の財政として厳しいから馬天小学校を取り下げたという、今、休憩中の中での説明の中で私は今、辛うじてそういう理解をしたのですけれども、3月の定例議会の中でも、教育部長のほうがこうもおっしゃっているんですね。 先ほど休憩中にあった答弁とかぶるのですけれども、馬天小学校については県のほうからも前倒しの請求があり、もうこれは内閣府から直接文書で前倒し、もう厳しいので早くやりなさいということだった。それで組み入れた経緯があります。 この組み入れたというのが、昨年3月に策定した長期実施計画書というのに、昨年3月に長期実施計画書という中に入れているのです。これは3年、昨年の3月から3年間の事業です。この事業の中に、馬天小学校を組み入れたという答弁がありました。 ただ、その中で昨年の12月の定例会では、森山議員に対して、その時点でもまた馬天小学校の計画は生きているのだということの話もしております。昨年12月ですね。 これを踏まえて、去年の12月までは馬天小学校の建て替えという事業は、実際これはもう走っていたと、予定していたというわけですね、実際ですね。 令和2年度の今年度の南城市の予算には、馬天小学校の建て替えは取り下げられました。 実際この予算というのは、大体8月から、大体この10月、11月ぐらいまでで次年度の予算の計画というのは決まると。 昨年の12月の時点でも馬天小学校の計画は生きていたのに、蓋を開けて実際、今年に入ると馬天小学校の建て替え事業は取り下げられたと。 いろいろと時期もあるとは思うのですけれど、この予算の取り下げ、これを判断、指示したのは、これははっきり言って教育委員会では不可能だと思っています。教育長でもちょっと厳しいのかなと思っています。 この判断を年明け、それとも年末に、定例会が終わった後に判断したのか。その指示をしたのは一体、誰だったのか。その辺を明確に、お答えをお願いしたいと思います。 ◎副市長(新屋勉)  新里嘉議員の再質問にお答えします。 馬天小学校の予算がなぜ削られたかというお話なんですが、馬天小学校建て替えについての計画を取り下げたというようなことではありません。 ただ、市としての事業費ベースで予算の、ある程度めどがあって、先ほど教育部長からもあって、20億とかそういうベースで事業をしておりますので、それが大里中学校とか大里統合幼稚園とか走っている中では、並行して実施するのは厳しいと、そういうような判断も含めてしたものと理解しております。 ◆5番(新里嘉議員)  昨年の12月までは、実際に3本とも大里中学校、馬天小学校、統合幼稚園の件も、これは走っていた。それが実際、令和2年度の事業費を見ると、馬天小学校は取り下げられていた。 この判断というのは、実際に半年前と言いますか、その時点でできなかったことなのか。こういったのは本当に急に入ってくるものなんですかね、予算というのは。 計画というのは実際、長年かけて3年後、5年後の事業というのは、これまでもやってきたと思います。半年以内、1年以内にぽんぽん、ぽんぽん、それだけ南城市の財政って急に変わったり、計画が変わったりするものなんでしょうかね。 実際これ、馬天小学校の予算の取り下げに関しては、いつ頃これは決めたのか、これはもう市長の判断だったのか、その辺、市長よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  新里嘉議員の馬天小学校の予算の関連に関しての質問にお答えします。 いつだったかという具体的な日にちは今、お答えはできませんが、ただ、何度か議論をした中でどうしようかという、教育委員会と何度もやったことは事実です。 それで、あくまでも市の財政事情なんですね。ですから、先ほど教育部長も答えていましたが、どこを優先していくかという中で、馬天小学校に関しては、もうちょっと長寿命化の対応でもできるんじゃないかということ判断しながら、この予算を少し今回、待っていただこうと、馬天小学校に関してはそういうふうな判断をしたところでございます。 ◆5番(新里嘉議員)  いろいろと総合的に判断して、これはもう最終的には市長が判断したという理解でよろしいでしょうか。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  そのとおりです。 ◆5番(新里嘉議員)  先ほど冒頭でも言いましたけど、平成30年の3月に発刊されたこの配置計画でも、馬天小学校はやはりもう老朽化も進んでいるということもうたっています。あれから2年たった状態で、市長は、馬天小学校はまだ、もう少し長寿命化もいけるんじゃないかと、総合的に判断して、そういったことでありました。 ただやはり、結構この時点でも剥離箇所など、現場調査をして、そういったことも見受けられるということもあります。それから年数はたっております。 いつ頃を目安に着手をする予定でいるのか、計画でいるのか。その間は、もちろんしっかりと不具合等の補修を行っていくという理解でよろしいでしょうか。 よく私も、大里北小学校の建て替えに少し関係していたもんですから、やっぱり建て替えがあるからということで、結構後回しされたという経緯もありますので、ぜひそういうことがないように、これはもう、担保していただけることだという理解でよろしいでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  建て替えまでの補修等のいろいろあるんですけども、実際、子どもたちの安全第一ですので、それは修繕等を行って、最善の万全の体制で、修繕等で運営をしていきたいということであります。 ○議長(国吉昌実)  答弁漏れです。 ◎教育部長(上原昇)  文科省からも財源上厳しい、早めということを、指導もずっと受けっぱなしですので、できるだけ早めに建て替えできるように進めていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  教育委員会におかれましては、しっかり現場の声を拾って、もう本当に安心安全、これを第一に事業を進めていただきたいなというふうに思っています。 今のところ、はっきり言って、いつになるかということは本当にまだ明確に月日は出せないということも理解をしました。 ただ、一言だけ。昨年の年末の時点で、財政が厳しいということは実際、絶対分かっていたと思います。分かっていたにもかかわらず、その時点で3本を進めていた。これが年明けて、やはり財政が厳しいというのは、ある意味そういったことを担う行政として、こういったことはやはり猛省していただいて、しっかり市民が安心して事業を見届けられる行政運営を心がけてほしいなと思っていますが、それに関して市長、よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  予算の配分等、市民の皆さんに不安を与えるようなことはあってはいけないんですけれども、私のほうの判断が、馬天小学校に関しては遅れたということを率直に認めて、今後そういうことがないように、しっかり計画を立てながら、担当課ともしっかり調整もしながら、今後やっていきたいと思っております。 ◆5番(新里嘉議員)  ぜひですね、もう時代は常に流れています。止まることはありませんので、本当に児童生徒、そして市民が安全安心の下に、安心できる、そういったまちづくりを市長を筆頭に頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 大きい4点目ですね。学習支援員についてですけども、こちらのほう今回コロナ禍の影響もあって、第2次補正の南城市も少し予算が余っておりました。コロナでですね。それをまた活用して、ちょっといろいろと調整があるので、11月をめどに増員を図っていきたいということがありました。 その増員を図る中で、今、教育委員会が課題としていることを上げられるんであれば、よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  今回11月をめどに配置するということでありますけども、実際は昨今のコロナ禍で、学びの保障が欠けていることで、我々はそういった学びの保障を徹底的にサポートするためということで、県のほうに実際、学習指導員、県からでも派遣できないかということで、調整をしていたところでございます。 その中で、県のほうから、5月下旬頃に実際、学習指導員の配置委託事業というのがあると。これは100%補助ということで情報を得まして、早速5月下旬か6月頃、市の補助ということで、100%補助がいただけるという話をくんだ上で、学習指導員の配置について検討したんですけども、今課題となっているのは以前から言っている、指導員というのは教員免許を持っている方ということで、なかなか探せないと。やっと探せたとしても、県が、例えば教員としての臨任のところによく引っ張られたり、もう本当にパイの引っ張り合い、譲り合いということで、大変危惧しております。 その代わり、今回この学習支援員整備事業補助金というのが100%補助なんですけれども、この事業については、規定が退職教員とか教師志望の学生を初めとする大学生とか、あるいは学習塾の講師とか、いろいろそういった幅広い地域の方々を全部呼びかけて、そういったものに活用をしなさいという指導があって、今後そういった方々についての呼びかけを今、進めているところでございます。 以上です。 ◆5番(新里嘉議員)  今、最後に部長の答弁もありました。やはり、マンパワー、人材であります。 これは以前から学習支援員の増員に関しては、本当に大規模校を中心に1人でも2人でも増員できないかということを、多くの議員、私も含めて、これまでも訴えてまいりました。やはり、その中でも、財源があってもやはりこういった人材が不足しているということでありました。 今、部長からもありましたね。教員免許が、要は資格がなくてもといったら失礼ですけども、ある意味、教育実習をしている大学生とか、あと、塾の講師。 実際、うるま市さんも、今この学習支援員の資格の要領のところに、教員免許の取得を目指している大学生も可ということをうたっております、今年度から。 北谷町は、地域未来塾ということで、小中を対象に、放課後中心に学習支援を行っているんですけれども、その中でも資格要領として、教員免許以外に、先ほど言いました塾の講師経験者、あと、教員を目指す大学生も可ということも、もう既にうたっております。 これも踏まえて、やはり人材は幅広い方々を、資格の縛りが、教員免許という縛りがなくなれば、南城市でもそういった方々、近隣に多くいらっしゃると思いますので、ぜひとも、11月と言わず、もしできるんであれば早めに人材を集めて、こういった方々を早めに現場に配置していただきたいなというふうに思っています。 ネットでもちょっと調べたんですけれどもね、これ実際、法律上、学習支援員というのは、小中教員免許は不要ということもうたっております。 もう既に、このコロナ禍の影響は関係なく、ある都道府県においては学校教育に詳しい方であれば、本当に熱心であれば、先ほど言ったこの塾の講師とか、そういった方々も当たると思うんですけれども、もう既にコロナ禍は関係なく、前年度から当てている都道府県とか自治体もありますので、ある意味、少し後れを取ったではないんですけれども、やはり以前から学校現場ではこういった学習支援員の方々の要望というのは増員の要望がありましたので、ぜひとも本当にこれを機にしっかり南城市も、今後ともしっかり対応をしていただきたいなというふうに思っております。 この件に関しては、学習支援員の増員なんですけれども、含めて、8月17日にゆまぢり会、会派ニライ・カナイ、両会派にてコロナ禍における教育現場における課題、その対策の要請というのも市長、教育長に上げています。その項目の一つとして、学習支援員の増員ということも上げていますので、今回こういった形で対応していただくということでありますので、この辺はスピーディに対応をして、先ほどからの繰り返しになると思うんですけれども、早めに現場に配置できるようにお願いしたいなというふうに思っております。 最後になりましたが、今回、本当にコロナ禍の影響も受けて、大変厳しい状況になっていると思います。しっかりと対応をしていただきたいなというふうに思っています。 あと一点、私、質問ありましたね。 馬天小学校上部側にあります、大里連絡線のヘアピンカーブ。こちらのほうもいろいろ各議員が今まで質問しているんですけれども、私のほうにも実はヒヤリハットが最近2件ほどありました。 小雨の場合でもこのヘアピンカーブ、ゆっくり速度を落としても滑ってしまうと。特に、こういった運送とか事業会社は荷物積んでいますので、滑るということがありますので、早めの対応をこれはお願いしたいと思います。 私の質問、終わりです。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時02分)     (再開 15時15分) 再開します。 次の質問者、運天貴也議員。 ◆2番(運天貴也議員)  こんにちは。 令和2年9月議会一般質問初日、今回は6番バッターで登壇させていただきました、運天貴也でございます。 2018年9月南城市議会議員として初当選し、議会活動が始まり、おかげさまで2年が経過いたしました。これまで定例議会8回、臨時議会7回と、政務活動費、所管事務調査を活用した県内外での視察、また、日頃は、地域と考え、行動するを基本に、市民の皆様の声を伺い、安心して暮らせるまちづくりの議会活動を行ってきました。 このたび、新型コロナウイルスにより亡くなられた皆様、謹んでお悔やみ申し上げますとともに、非常事態宣言に伴い、経済的、精神的に影響を受けた皆様に心よりお見舞い申し上げます。 これからも運天貴也は地域の皆様とともに考え、行動をしていきます。 さて、通告書に従い一般質問を始めたいと思います。 発言事項1、児童生徒に関わる教育環境についてです。 市内小中学校も夏休みから引き続き学校が休業となり、ようやく8月26日より2学期がスタートされました。コロナウイルス感染症に伴い、自宅で自粛していた子どもたちもうれしそうに元気に登校する様子をうかがい、うれしく感じた朝を迎えました。 では、進めます。 1、新型コロナウイルス感染防止に伴い、教育現場の感染予防対策状況を伺います。 2、各幼小中学校の電話回線(通話)の本数を伺います。 3、市道知念45号線は、知念幼小中に通う児童生徒の通学路となっております。下記の内容について伺います。 (ア)国道331号との接続部分の段差と始点の歩道の幅の改善について伺います。 (イ)市道知念10号線が接続する地点付近に、新たに横断歩道または児童横断注意の表示の設置ができないか伺います。 (ウ)終点で接続する市道知念18号線は、台風8号の大雨で崩落箇所があり、現在、立入禁止となっています。また、隣接する民家の外壁は歴史的建造物で古い、危険な状態と思われます。朝夕と多くの生徒が通学路として活用していますが、安全対策について伺います。 4、複合施設ふれあいの学び庭敷地内に屋外時計の設置について伺います。 5、台風接近による登下校の統一化について伺います。 発言事項2、人と猫が共生する街づくりについて。 1、猫に関する苦情や相談など、市に寄せられている件数(複数年)、また、主な内容について伺います。 2、近隣市町村の状況、対策についても伺います。 3、市内におけるTNR活動の実績と今後の取組予定について伺います。 4、県地域猫活動に対する市の考え方、モデル地域の実績を伺います。よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  運天貴也議員の質問1、新型コロナウイルス感染症防止に伴い、教育現場の感染防止対策状況についての質問にお答えします。 市内幼小中学校におきましては、南城市小中学校感染症対策ガイドラインに基づいて感染症対策を行っております。具体的には、マスクの着用や手洗いの基本的な感染予防対策を継続しております。 また、学校活動の中で教室内の換気を行う、あるいは教室内の座席間隔を空ける、グループでの話合い活動を避ける等の3つの密の対策を講じております。 また、地域感染レベルが2以上の現段階では、登校時、家庭で記録した健康観察チェックシートを活用し、児童生徒の検温結果及び健康状態を、校舎に入る前に教職員が行っております。 消毒清掃につきましては、各学校とも1日1回以上、清掃時間や放課後に児童生徒が手を触れるドアノブ、手すり、スイッチなどを次亜塩素酸ナトリウム等を使用して、拭き取りしております。 次に、2、各幼小中学校の電話回線の、これは通話用の本数についてお答えします。 市内各幼稚園、小学校及び中学校につきましては、通話用の契約回線は基本的には各校とも2回線の本数となっております。また、幼稚園については、玉幼のみが2回線で、あとは全て1回線となっております。 次に、4、複合施設ふれあい学び庭敷地内屋外時計の設置についての質問にお答えします。 時計の設置については、施設利用者の利便性の向上を図ることから、関係部署と調整を行い、設置に向けて検討したいと考えております。 次に、5番、台風接近による登下校の統一化についてお答えします。 本市では、各小中学校の台風時の登下校の統一化を図るため、台風時登下校マニュアルを作成し、各世帯への配布及び市や各小中学校ホームページへの掲載を行っております。それに基づいて判断することとしております。 また、登校後、暴風警報が今後発令が見込まれる場合、教育委員会から各小中学校へ下校時刻の指示を行い、その時間までに安全に児童生徒を下校させるよう連携を図っているところでございます。 以上です。 ◎土木建築部長(玉城勉)  運天貴也議員の1、児童生徒に関わる教育環境についての御質問のうち、3、市道知念45号線に関連する御質問についてお答えいたします。 まず、(ア)の歩道幅の改善については、議員御指摘のとおり国道との接合部分で段差が生じており、歩行者の安全確保を図るためにも、段差の解消及び歩道幅の確保が必要ではないかと考えております。 当該箇所は学校施設への車の乗り入れ口として活用されておりますので、今後、学校関係者との調整や、国道事務所との協議を図りながら検討してまいりたいと考えております。 次に、(イ)市道知念10号線に新たに横断歩道または児童横断注意の表示の設置については、交通規制の所管課である沖縄県公安委員会の判断が必要となることから、関係部署との連携を図り、与那原警察署と相談、協議を行いたいと考えております。 次に、(ウ)の安全対策については、本来ブロック塀等の安全確保をすることは所有者の責務でありますので、所有者に確認したところ、現在専門業者と調整中で、今年度中には対策を講じる予定と聞いております。その間については、南城市のほうで安全対策として注意喚起の看板やカラーコーン等の設置を行っていきたいと考えております。 ◎市民部長(永吉盛哲)  運天貴也議員の2、人と猫が共生できる街づくりについて、1点目の、猫に関する苦情や相談など、市に寄せられる件数(複数年)、また、主な内容についてお答えします。 まず、苦情件数は平成28年度8件、平成29年度12件、平成30年度24件、令和元年度17件となっており、主な苦情の内容は、猫の糞尿被害、飼い猫の放し飼い、不適切な餌やりとなっております。 次に、相談件数は平成28年度4件、平成29年度1件、平成30年度0件、令和元年度3件となっており、主な相談内容は、行方不明になってしまった、飼い猫の不妊去勢手術補助制度はないかなどとなっております。 2点目の、近隣市町村の状況、対策についてお答えします。 近隣市町村の苦情、相談状況は、沖縄県動物愛護管理センター事業会概要により確認したところ、南風原町で、平成28年度から30年度までの3年間で61件。八重瀬町、同じ3年間で25件。与那原町、同じ3年間で52件であります。相談件数は、南風原町、平成28年度から30年度までの3年間で6件。八重瀬町、同じ3年間で4件。与那原町、同じ3年間で1件となっております。苦情、相談内容は南城市とほぼ同じ状況であるようです。 対策として、南風原町、八重瀬町はTNRを行っており、地域猫活動は未定。与那原町はTNRも地域猫活動も未定とのことでした。 TNRとは、トラップ(猫を捕獲し)ニューター(不妊手術を行い)リターン(猫を元の場所に戻す)ことです。そうすることにより、その場所にいる猫たちが子猫を産まず一代限りの命を全うし、最終的には野良猫がいなくなるようにするための活動のことであります。 3点目の、市内におけるTNR活動の実績と今後の取組予定についてお答えします。 現在、南城市では地域猫活動の考え方の下、地域が主体となって行う地域猫活動やTNR活動を自治会と協力し、実施しております。南城市内でTNRを始めてから現在まで、5自治会で合計394頭の不妊去勢手術を行っております。今後も自治会と協力しながら、不幸な命が生まれないようTNR活動の実施と、地域猫活動も提案していきたいと考えております。 4点目の、沖縄県地域猫活動に対する市の考え方、モデル地域の実績についてお答えします。 地域猫活動とは、地域住民の合意の下に、地域住民が主体となって飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施してこれ以上増えないようにし、一代限りの命を全うするまでその地域で衛生的に飼育管理を行う活動のことです。 この活動を希望する場合は、沖縄県へ地域猫活動の申請を行い、申請が受理されれば沖縄県のモデル地区として選定され、不妊去勢手術などの県の支援を受けることができます。 地域猫活動で人が責任ある行動を取り、猫の適正飼育が普及していくことで、人と猫が共生できるまちづくりにつながると考えます。 南城市としても、地域猫活動を推進するため、モデル地区へ希望する自治会があれば地域猫活動の取組について説明をしており、市内で平成30年7月からモデル地区として1自治会が選定されています。その自治会では、現在までに102頭の地域猫の不妊去勢手術を行っています。 地域猫の管理や適切な餌やり、猫のトイレの管理を地域住民でグループをつくり活動を行っており、今後も地域猫活動を支援していきたいと考えております。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  まず、発言事項の順番に追っていくんですけども、新型コロナウイルス感染症に伴い、教育現場の感染防止対策の状況を伺うということでありますけれども、休憩ちょっとお願いします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 15時31分)     (再開 15時32分) 再開します。 ◆2番(運天貴也議員)  去った7月30日に行う予定でありました産業教育委員会所管事務調査の、教育現場における新型コロナウイルス感染防止対策について、書面回答を見ながら再質問をしていきたいと思います。 そこの、共用の教材、教具、ドアノブ、手すりなどの多数の児童が触れる場所の消毒についてですね。除菌等における教職員の負担状況はどうなっているかを見ながら質問をしたかったんですけども。 毎朝、教職員は教材、教具使用前、使用後に消毒を行っていると。部活動については、担当職員が消毒を行っていると。除菌活動についても、全職員が毎日30分から50分ほど除菌作業に時間が追われ、本来の業務に支障を来しているということのコメントが学校から寄せられております。 それについて教育部長、よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  確かにですね、教材、教具、ドアノブ等の手すりは、教職員がやるということで以前はやっておりました。 最近、学校における新型コロナ感染症に関する衛生管理マニュアル、新しい生活様式ということで、改正がありまして、必ずしも、そういった学校施設清掃消毒作業の新たな内容を追加ということで、通常の清掃活動の中で、ポイントを絞って消毒の効果を取り入れる考え方を提示して、発達段階に応じて児童生徒がこれを行ってもいいということで、今、この文言と、さらにスクールサポートスタッフ等を導入してやりなさいということであったものですから、今、我々として考えているのは、午前中このスタッフを4時間程度導入し、各学校に配置するということで進めているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  状況が変わったということもあるんですけれども、やはり第2波が終わるというか、まだ終息とはしていませんけども、第3波、それ以上に続く可能性もあります。 また、同じように、22番に、先生方の過重負担対策についてということで、学校側から来ているんですね。書類がちょっと今、手元にあれば読む必要はないんですけれども、消毒作業などで新たに負担増があり校内で十分な過重負担対策は厳しい状況ですと。朝の健康シートも担任が確認して、除去作業の新たな負担増があって、マンパワーが必要であるということで訴えております。 24番についても、コロナに対する現場の声ということで、担当する職員の増員を求めております。 児童や職員に感染が判明した場合、消毒作業の専門業者に委託してほしいという声もあります。 今、部長がおっしゃいましたスクールスタッフ、4時間程度増員するということでありますけれども、いつから増員の確保ができそうですか。 ◎教育部長(上原昇)  当初は、先ほども答弁でありましたけど、5月、6月くらいから学習支援員を13名新たに派遣するということで要望して、その方々も利用しながらということでやっていたんですけど、これが11月ぐらいに伸びたということでありますので、今後、今コロナ対策臨時交付金が、2次分があります。その辺を活用して、早速1日4時間程度を活用したいと。 なお、県内の他市においても丸1日とか、そういった利用を、沖縄市あたりがずっと活用しているんですけども、本市としては清掃の簡素化ができているということで、午前中のみだったら多分、大丈夫だろうということで保護者も、特に主婦向けにお願いをして依頼をしたいという考えであります。 ◆2番(運天貴也議員)  午前中、午後、なぜ午前中、理由というのは教えていただけないですか。 ◎教育部長(上原昇)  午前中は検温、健康観察シート等ですね、その辺に主に充てたいということと、通常午後については、先ほど申し上げたんですけど、通常、生徒でも清掃の範囲でできると。机、腰かけ等、床等についても通常の一般の清掃作業でも可能ということで通知を受けてますので、午前中が妥当だろうということで判断しているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  先ほど新里議員もおっしゃっていました。 我々ゆまぢり会と会派ニライ・カナイにおきましても、3度目の緊急要請をさせていただいております。 それについて、コロナウイルス感染対策について、教職員の新型コロナウイルスの負担軽減のために、サーモグラフィーのカメラの設置もお願いしております。 保留となっている地域創生の臨時交付金から活用を求めているんですけども、それについて、サーモグラフィーカメラについても教職員の負担軽減になると思いますけども、導入は可能なのか、教育長、市長、コメントをお願いします。 ◎教育長(上原廣子)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 サーモグラフィーの要望に関してですが、今現在、6機、準備を今やっているところで、発注をしているところでございます。大きい学校を優先的に配置できたらいいかなと思っております。 以上です。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員のサーモグラフィーに関しての答弁ですけども、教育長の答弁のとおり、対応を6機しているということでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  ありがとうございます。職員の負担軽減につながるかと期待しております。 6機と言わず全学校に配置できるように、常時検討していただきたいなというのがあります。 というのは先ほど、ボランティアというのがありましたけど、私も参加しましたけど、知念小学校においては、7月の後半に3回、8月後半と9月の頭に6日間、9日間、夕方のボランティアをやって、子どもたちの衛生について努めてまいりましたので、そういった部分では、朝の活動の部分での負担軽減、ぜひとも安心安全の学校をよろしくお願いしたいと思います。 次、2番にいきたいと思います。 各幼小中学校の電話回線についてなんですけども、各学校2回線ということでありましたけれども、なぜ聞くかというと、今、コロナ禍の中で先生方、子どもたちに一人一人、電話で状況を確認していたというのが、休業中見受けられました。私も学校に電話するたびに話し中だったりとか、そういった部分がありました。 先生たちも、電話を待つ時間が他の先生方が使っている時間、待てないという状況があって、自らの携帯電話を活用してやられた先生方もいらっしゃったもんですから、電話回線を伺ったんですけど。 知念中学校については、私、1回線と聞いているんですが、間違いでしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  電話回線について、基本的に2回線ということで先ほど答弁しましたけれども、知念中学校は1か所。 例えば中学校におきますと、佐敷中学校も1か所、知念中学校1か所、玉城中学校が2か所、大里中学校が3か所というような感じで、基本は2か所ずつということで、小学校についても、2か所、1か所、2か所、1か所ということで、ほとんど基本は2か所。 これについてはですね、隣町村、周りの市町村等も確認したんだけど、やっぱり同じような1回線、2回線ということで確認しています。 ただ、今回はコロナ禍ということで、確かに電話がパニくったというんですかね、パンク状態であったということは聞いております。今後また検討していくべきだろうということで考えております。 ただ、一時的に借りるのか。常時というのは多分、厳しいと思うんですよね。これが例えば5路線、6路線と引いてあっても、取る先生方が対応ができなかったりですね、そういうこともありますので、こういったコロナ禍とか、また、有事の際についての電話対応を教育委員会では今協議しているところでございます。 ◆2番(運天貴也議員)  それについても、所管事務調査の14番に、どのように保護者とコンタクト取られていますかということの中に電話ということがやっぱり入っているんですね。学校もやはり、地域の方、保護者とコミュニケーションを取るためには、電話を活用されているというのがあります。 今、学校から防災メールは届くんですけど、なかなかそれでも行き届かない方がいらっしゃいますので、ですから、臨時的にでも構いませんので電話回線を検討していただいて、学校と保護者、学校と地域とコンタクトが常に取れるような形。外線が鳴りっぱなしになるとちょっと困る部分もあるかと思いますけども、検討していただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 続きまして3番、市道関係についてお伺いします。 先ほど、(ア)の331号線と接続部分の段差、始点の幅についてですけども、写真1をお願いします。 このような状況です。 これ、右手が331号線で中学生が歩いていますけど、カーブミラーの下に段差があります。 2番お願いします。 今、中学生が歩いてただろうと思うのが、青い線で引っ張っているんですけども、赤いポールとそのぐらいが1メーター以内、90センチぐらいなんですよ。 この交差点というと、志喜屋側から左折する車、安座真側から右折する車、様々に来ます。守るものも柔らかいオレンジ色のポールでありますのでこちらも強化していただいて、歩道の幅を広くしてもらいたいなと思うんですけども、もう一度、土建部長、この映像を見て、よろしくお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  運天貴也議員の再質問についてお答えします。 今、担当とも話しておりまして、やはりこの段差というのが結構、段差があるということと、幅が狭いというのはちょっと問題だということで、この巻き込みをうまく改善したいと。要は、歩道確保も含めて対処していきたいということで今、考えております。 警察署とも連携しながら、どういった形であれば最良な改善ができるかということで対応していきたいというふうに考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  ちょうど交差点の入り口にはグレーチングがあります。車のスリップも予測されますので、ぜひとも改善の方向と、あとポールについても、もし可能であれば鉄製のポールを、安全策の部分で鉄製のポールが設置できればより安全かな。 僕ちょっとそこでスクールガードで立っているんですけど、非常に狭いもんで、危険な状況でありますので、検討していただきたいなと思っています。 続きまして、(イ)にいきたいと思います。 市道知念10号線が接続する地点付近に新たに横断歩道、児童横断注意でお伺いしましたけれども、写真、3番をお願いします。 ちょうど子どもが渡る状況なんですけども、これちょっと子どもさんが少ない時間に写したんであれですけど、右側に細道があるのが、市道10号線になります。そこに歩いてくるのは、知念図書館の後ろで降りて、てくてく登校を実施しているもんですから、そこから歩いてくるという子どもたちが非常に多いという状況です。 4番をお願いします。 どうしても朝、保護者の皆さん、慌てている。知念は地形上、車で校門まで来る家庭が多いです。こういった形で、無理な追い抜きをするという状況であります。 5番お願いします。すみません、画像ではなくて、PDFありますか。 これはちょっと合成で、私のほうでイメージ作ってみたんですけども、このように、国道からすぐ子どもたちが渡るということを、注意喚起をしていただけないかなというのがあるんですけども、部長、もう一度見解をお願いします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  再質問についてお答えします。 先ほど答弁したように、関係者との協議も踏まえながらやっていきたい。これは市道管理者だけで最善の方法をすることは非常に厳しい。それと同時に学校側、それとPTAの方々とも連携しながら、この道路の使い方、登下校時の使い方という部分も含めて話合いをして、どの場所にどのような表示をするのが一番ベストで、それによってさらに、この市道の使い方、登下校時の使い方も含めて連携していきたいと、対応していきたいというふうに考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  平成27年に、私がPTA会長のときに幼小中PTA会長と学校長、地域の区長さんあたりと要請文は出させていただいたんですけど、その当時はそこに横断歩道が設置できないというコメントがあって、そういうことになりました。 今の現状でありますので、再度御検討をしていただけないかと思いますので、よろしくお願いします。 次に進めたいと思います。 (ウ)の部分ですけども、画像6番お願いします。 これですね、一番最初に写真を撮ったときなんですけども、その先に横断歩道があるんですけども、緑色に塗られた路側帯が封鎖されて子どもたちがパイロンの横、左横を歩いて行くんです。そこは、国道から車が入ってくるのと、対向から帰ってくる車が非常に多い状況であります。 歩道が塞がれている状況ですね。 皆さん覚えていると思います。2018年6月に、大阪の北部でブロック塀の下敷きになった部分があります。見守りに行くという男性も亡くなられているという情報があります。 市内小学校については危険なブロックの撤去は、安全対策は行われましたけれども、写真7番、8番。 先ほど、民間の方は、考えて撤去を考えているということでありましたけれども、個人財産で設計基準を満たしていない状況と思われるんですけども、補強、撤去の現行の法律では強制できないと思います。ですけども、安全対策について、市の補助、助成する市町村もあると聞いています。 今回の場合、子どもたちが頻繁に利用する通学路でありますので、区間です。個人財産のブロックではありますが、安全を優先する意味でも家主へ修繕費用の助成を交渉し、早期の修繕を求めますが、いかがでいらっしゃいますか。 ○議長(国吉昌実)  本日の会議は議事の都合によって延長いたします。 ◎土木建築部長(玉城勉)  ただいまの質問についてお答えします。 やはり行政というのは、支出をする根拠をつくらないと支出はできないというのが現実であります。 残念ながら、今回このような民地での構造物に対して撤去費用を助成するという制度の根拠が今のところございませんので、その部分については今、行っている安全対策とこの地権者と、早めに危険性の除去をしていただくということで対応していきたいというふうに考えております。 ◆2番(運天貴也議員)  もう1回、8番お願いします。 こういう状況です。 7番お願いします。 この画像を見まして、教育長、教育部長、これで、子どもたちは安心安全で登校、登下校できますでしょうか。よろしくお願いします。 ◎教育部長(上原昇)  私も今初めて見てびっくりしているんですけれども、毎月、毎回、これ多分、恐らく通学指定路になっていると思います。学校から500メーター以内は大体、通学路ということで校長が指定しているということでありますけども、その辺は毎年、与那原署をはじめ、PTA、学校、教育委員会、あと、関係の土建部交えてパトロールをしているところであります。 その上がった時点に、そういった危険な箇所があるということでありますので再度、安全パトロールの方々と一緒に安全策についての指導等を強化していきたいと考えております。 ◎教育長(上原廣子)  子どもたちの通学路の安全に関しては、私たち教育を預かる者としては見守っていかなければいけないかと思っております。 先ほども部長が答弁ありましたように、PTAの皆さん、それから学校、それから地域の住民の皆さん、警察署、土建部の皆さんとも調整しながら、何らかの手が打てないか検討してまいりたいと思います。 ◆2番(運天貴也議員)  ぜひともお願いします。 多くの中学生、幼稚園生がここを歩いて学校に行きます。 小学生はほとんど下に行くんですけど、先ほどの道を下って行くんですけど、幼稚園と中学生は使いますので、よろしくお願いします。 4番に進めていきたいと思います。 先ほどの時計の件なんですけども、この周辺は多くの子どもたちが児童館やバス停で迎えを待つ様子が見受けられます。時計を持たない子どもたちであります。時間を確認するために、児童館や図書館へ行くしか方法はありません。 以前はJAさんの時計が設置され、周辺の利用する方へ時刻を伝えておりましたけれども、多くの市民が利用する施設です。屋外時計の早期設置を望んでいますが、市長、考えをお願いいたします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  運天貴也議員の時計の設置に関してですけれども、必要であれば担当課のほうにチェックをさせて、検討はさせたいと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  ぜひとも早期の設置を望みますので、よろしくお願いします。 5番に進みたいと思います。 台風接近による登下校についてなんですけども、マニュアルは私もよく知っておりますけれども、台風が目前に来ると分かっているんですけども、下校時間の状況が各学校、発信も時間も異なるんですね。今回の台風9号に対してですね。それについて、市民はいろいろ迷います。 ある学校は朝7時半に発信されている、ある学校は12時手前に発信されている、そういった部分で、今回台風9号に、1つに絞りますけれども、明らかに暴風域に入るだろうということで予測されているにもかかわらず、下校の発信がなかったというのはどういう部分で判断でしょうか。 ◎教育部長(上原昇)  台風の場合、臨時で帰すという登下校、そのときの判断というのは大変厳しいものがあります。 今回、9号においては月曜日ということで、私たち天気を見ながら、前日の日曜日に、午後3時ぐらいからですかね、職員集まって、それからあしたの登校をどうしようかと判断したときに、なおかつその当時でも、向かってはいるんですけど午後あたりなのかと、夕方になるのか分からないということで、取りあえずは保護者向けに、日曜日の17時頃、台風9号に伴う下校についてということで、保護者宛てに防災メールを出しております。 内容をちょっと読み上げます。 南城市教育委員会からお知らせです。台風9号本島に接近し、予報ではあしたの午後暴風域の発令の見込みがあります。あしたの日程については、これは当日、月曜日ですね、あしたの日程については、台風の進路を見ながら、改めて学校から連絡しますということで、そのときに下校が早まる可能性もありますよ、十分対応、メールを注視してくださいというような感じで、事前には注意喚起を促しているわけです。 日曜日、明けまして、月曜日、早朝ですね、職員全部集まりまして、当日の状況、昨日と状況変わりますので、そこで、防災担当課の防災担当も呼びまして、この進路はどうなるという判断をしたときに、恐らく3時後、5時、夕方じゃないかというのもあったものですから、取りあえずは、給食も準備しています。コロナ禍の中で、学びの保障も注視しないといけない。 両方するためには、取りあえず給食はあげて、1時には全て帰しましょうという判断を教育委員会で行っているわけです。それを受けて、各学校には1時までには確実に下校させるようにという指示をしたところでございます。 今、運天議員からの指摘だと、7時半、8時に通知を受けた学校と、あとは12時に受けた学校がまちまちだったという御指摘ありますので、そのようなことのないように、我々再度、学校校長会あたりでも、校長を呼び出して、そのような状況があるという判断で、ぜひ注意をしていきたいということであります。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  私も、防災メール確認しております。日曜日、わざわざ来ていただきまして、防災メールしていただきましてありがとうございます。 約5,000名の子どもたちが学校に通っています。その日はウンケーであったもんですから、パッとその準備をやりながら、保護者の迎えができたのかなというのはあるんですけども、非常に南城市の状況でいくと、那覇で働いている保護者が非常に多いという状況もありますので、早い段階での判断というのを今後も望んでいきますので、ぜひとも、給食があるからとかという理由もよく聞くんですね。給食を食べてから帰るということも聞くんですけども、僕は安全性を考えると、給食という言葉ではなくて、適正に下校するということを希望していきたいと思いますので、ぜひとも統一をお願いしたいなと思っております。 時間もないですので、発言事項2に移りたいと思います。 今回、個人でTNR活動を行っている市民より、地域の方から活動について理解が得られず困っている。脅しを受けた。市からさくらチケットを受け取りたいがどうしたらいいのか。また、逆ですね。近所に猫を複数匹外飼いされている方がいて、庭にふんをされた。自宅内に進入し、台所を荒らされた。孫の猫のアレルギーで困っているなど、猫に関する相談が、私に増加しました。 恐らく市民はどこに相談すれば解決策が見つかるのか、市役所なのか、保健所なのか、自治会なのか分からない方がほとんどだと感じたんで、今回、動物愛護週間が9月20日から始まるタイミングで、本会議で一般質問することにしました。 TNR活動について再質問を伺います。 本市は平成30年度から、どうぶつ基金が実施しているさくらねこ無料不妊手術事業の支援を受け、行政はこの手術チケットを利用し、市内の飼い主のいない猫に不妊去勢手術を施し、耳をカットした後、元いた場所へ戻すTNRを行っています。 チケットの利用をしたい市民はどこにどのように情報発信され、どのような申請が必要なのか伺います。 ◎市民部長(永吉盛哲)  運天貴也議員の再質問にお答えします。 猫のふん尿の相談とか、迷惑行為とか、そういうものについては、市の生活環境課のほうに相談は来ております。その際に、こちらのほうから、どのような対策をしたらいいですよというふうな丁寧な説明をしておりますし、対策に向けての支援、指導は行っております。 ただ、先ほどありました不妊手術の件につきましての相談につきましては、自治会のほうから相談があれば、こちらのほうから出向いて、いろいろ相談を受けてやっていきたいと思っております。 これは個人というよりは、自治会全体で巻き込んで、ボランティア的に去勢をした後のお世話もやってもらおうという狙いもありますので、だから、個人ではなくて自治会からそういう相談があれば、私たち市民部と、また、県と、どうぶつ基金、そこら辺は合わせて対応していきたいと、連携していきたいと思っております。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  自治会を通して要請するということで、分かりました。 地域猫活動についてですが、沖縄県においても殺処分される犬、猫は年々減少ぎみと聞いておりますが、引き続き殺処分ゼロに向けて様々な策を掲げ、人と動物が共生できる社会づくりなど、県の愛護センターの職員から状況を伺うこともできました。 南城市内においても、地域はお伝えできませんが、自治会長が中心になり、地域猫活動を市民ボランティアの皆さんと一緒に取り組まれている内容も直接お話を聞くことができました。 コロナ禍の中で、癒やしを求めてペット需要が高まる反面、年間3万頭強が殺処分される。人は動物から目に見えにくいものをたくさんもらっている。もっと動物に優しい国になってほしいという新聞記事も昨日掲載されておりました。 お話を伺いました自治会長いわく、南城市の担当する職員の取り組む姿はとてもすばらしいと、お褒めの言葉があったことは部長に報告しておきます。 でも、もう一つ工夫をお願いしたいです。 犬に比べ猫との共生について熟知している市民はほとんど一部にすぎないと思います。 市ホームページ、広報だけの発信ではなく、環境省や沖縄県が作成した猫に関するチラシや冊子を、市民へ全戸配布することはできないか伺います。 ◎市民部長(永吉盛哲)  再質問にお答えします。 ただいま運天議員から提案がありましたリーフレットの各世帯への配布ですけども、これ昨年の4月に全世帯へ、沖縄県の一生うちの子プロジェクトというリーフレットを各世帯へ配布しております。そして12月には全自治会掲示板へ、一生うちの子プロジェクトポスターの掲示をしております。 今年度につきましては、まだちょっと予定はないんですけども、県と調整して、そういうふうに動物、ペットを飼うマナー、基本約束事項、そういうのが記載されたリーフレットを、県と調整した上で配布できるようであれば配布していきたいなと考えております。 以上です。 ◆2番(運天貴也議員)  先ほどの自治会長さんも、何度も何度も区民だより、猫のことを発信し、区民が理解できるまで発信したとありましたので、ぜひとも根気よくやっていただきたいと思います。 最後に市長に伺います。 日本全国には猫との共生に関する条例が数多く議会で制定されております。南城市においても、市民が猫と共生できるまちを目指す意味でも、制定に向けて考えるお気持ちはあるか伺います。よろしくお願いします。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  猫に関する条例ということですので、地域の皆さんが猫と共生できるような、広報というんですか、それも含めて検討していきたいと思っております。 ◆2番(運天貴也議員)  最後に、愛犬家の教育長についてもお伺いしたいんですが、いかがですか。お願いします。 ◎教育長(上原廣子)  運天貴也議員、わざわざ私のほうに振っていただいてありがとうございます。 基本、私は動物大好きなものですから犬も飼っていて、もう14歳になりますが、猫も近所にやっぱり何匹か飼っていらっしゃるお宅がありまして、とても大事にされています。 そういうふうに動物たちが、本当に共生してかわいがられて一生涯を終えていくというのは、これは命を大事にするという教育にも、子どもたちにも伝える必要があると思うんですね。 そういう意味では、やはりこの猫に対する地域の人たちの協力を得ながら、命を全うしていけるような、そういう取組は大事かと思いますので、できれば南城市民、皆さん一緒になって動物愛護に協力していただけたらいいかなと思っております。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 16時04分)     (再開 16時06分) 再開します。 次の質問者、親川孝雄議員。 ◆18番(親川孝雄議員)  グスーヨー、チュウウガナビラ。親川孝雄ナトーイビン。 チューヌ一般質問ヤ、シーバンアタトーイビン。4時ンスギティ、ウタトーイビルハジヤイビージガ、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。 6ガチヌ定例会ニン話サビタシガ、新型コロナンディルマジムンヌアメーティ、ナマチキティ、ウサマイルヨウシヌミーヤビラン。楽しみにソータル高校野球ヌ甲子園大会ン中止ナティ、ハーリーからチナヒチ、ヌーバレーからエイサーマディ、ムル中止ナティ、シグク残念ナクトゥヤイビーン。 ナーサイ、ウヌ新型コロナンディシェ、ミーリンミーランルアイビーグトゥ、フントゥ、ジャーフェーナムンヤイビーンヤ。ヤーグマインウフクナティ、グスーヨーン、ナー、イージブンニリトールハジヤイビーシガ、コロナンディルマジムンヤジミールマディヤ、ニジークレーソーティ、ウマンチュチムアーチ、コロナンカイマキラングトゥサネーナイビラン。ジンブンイジャサガナ、フィービーヌクラシガタン、チバティイチャビラナヤーサイ。 トー、アンシェー、一般質問ウンヌキヤビラ。 今回は3点、発言事項を通告しております。 1番目、市道知念1号線の改善についてであります。 この道路は世界遺産の斎場御嶽への参道にもなっており、年間40万人もの来訪者があります。許可車両を除き、車両の乗り入れが禁止されているため、来訪者はがんじゅう駅で入場券を購入し、斎場御嶽まで歩いていくことになっております。 毎年猛暑が続いており、炎天下で来訪者が熱中症になる可能性も高いため、その未然防止と安全性確保の視点から対策を講ずる必要があります。つきましては、歩道に屋根等を設置して、熱中症対策ができないか伺います。 2点目、知名バス停の屋根設置について。 知名バス停には、コンクリート造りのバス停が設置されておりましたが、老朽化により崩落の危険性もあって撤去され、現状は野ざらしの状態にあります。区民から屋根つきバス停の設置について強い要望があることから、早期に屋根つきバス停の設置ができないか伺います。 3点目、土地改良区の擁壁崩壊防止について。 知念字吉富197-1に近接する農地に石積みの擁壁があります。その擁壁は崩落のおそれがあるため、大袋の土のう80個程度を積み上げて、緊急的対策がなされております。 近年はゲリラ豪雨が多発し、崩落の危険性が増していることから、抜本的な対策を早急に講ずる必要がありますので、その見通しについて伺います。 以上、よろしくお願いいたします。 ◎企画部長(糸数義人)  親川孝雄議員の1点目の御質問、市道知念1号線の改善についてお答えいたします。 世界遺産の斎場御嶽への参道となっている市道知念1号線には、聖地にふさわしい景観が必要であると考えております。 昨年度は現地調査を行い、関係者へのヒアリング、観光客のニーズ調査を踏まえ、検討委員会及び市役所関係課職員、市観光協会、久手堅区民、アマミキヨ浪漫の会、関係事業者、住民などで構成する関係者会議を開催し、世界遺産斎場御嶽周辺エリア景観形成基本計画書を策定しました。 現在、本基本計画書に基づき、熱中症対策として屋根などの設置を検討しております。 続きまして、2点目の御質問、知名バス停の屋根設置についてお答えします。 バス停屋根の設置につきましては、去る9月7日に知名区から設置要請を受けましたので、道路管理者である南部国道事務所及び一般社団法人沖縄県バス協会へ設置要請を行っていきたいと考えております。 以上でございます。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  皆さんこんにちは。 本日最後の答弁者ということになりました。よろしくお願いします。 親川孝雄議員の3、土地改良区の擁壁崩壊防止についての御質問にお答えいたします。 当該石積み擁壁は、平成6年度に完了した吉富地区土地改良総合整備事業により整備されたものでございます。令和元年7月の集中豪雨の後に、石積み擁壁の変状が確認されたため、大型土のうを設置し、応急対策を講じているところでございます。 抜本的な対策としましては、災害復旧事業導入の調整を進めてまいりましたが、採択要件がそろわず、事業化は厳しい現状であります。 しかし、豪雨等の自然災害に対し早急な具体策を講ずる必要があるため、最善な工法を検討し、対応していきたいと考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  御答弁ありがとうございます。 まず、市道知念1号線の改善についてから再質問をいたします。 答弁用紙によりますと、昨年度は現地調査を行って、関係者へのヒアリング、それからニーズ調査を踏まえて、検討委員会や市役所の関係課職員、市の観光協会、久手堅の区長、アマミキヨ浪漫の会、関係事業者等の関係者会議を開催して、世界遺産斎場御嶽周辺エリア景観形成基本計画書を策定したとなっております。 そして、熱中症対策としては、屋根などの設置を検討しているんだということの答弁をいただいております。 市道知念1号線は、斎場御嶽に参拝するため、年間を通して40万人もの来訪者の往来があります。これまで、道路をカラー舗装し、電線を地中化するなどの改善が進んでおります。このことについては、当局の取組を高く評価しております。 しかしながら、近年は地球温暖化の影響か、30度を超える猛暑が全国規模で続いております。そのせいで熱中症になる人々も全国的に増加する傾向にあります。 斎場御嶽を訪れる観光客は、がんじゅう駅で入場券を求め、斎場御嶽までの200メートル余りの道のりを歩いて行くことになりますので、炎天下では熱中症になるおそれが高いと思います。 これまで来訪者が熱中症を発症した事例もあったのか、把握しているのであれば、教えてください。 ◎企画部長(糸数義人)  再質問にお答えいたします。 これまで熱中症と思われるお客様の報告件数、1件ございます。令和2年、今年の7月ということでございます。 その他、軽い脱水症状と思われるお客様、こちらは例年夏場5月から9月にかけまして月に一、二名程度あるということが報告されております。 ◆18番(親川孝雄議員)  やはり1件ではあるのですけれど、熱中症にかかった来訪者もおられると。そして、脱水症の状況もあったというようなことであります。 斎場御嶽には年間1億円を超える入場料収入があります。斎場御嶽は豊かな自然環境の中に立地する歴史的な精神文化遺産で、設備投資の必要がなく、南城市にとっては財源的にも観光の視点からも貴重な世界遺産と言えるのではないでしょうか。斎場御嶽への来訪者が今後とも継続するための取組を実施することは、重要な施策だと思います。 熱中症を未然に防止し、安全安心な斎場御嶽の魅力を向上させるため、歩道側に屋根つき参道の設置を提案したいと思うのですが、部長からは検討するというような答弁書も頂いております。 これについて、部長からもう一度お願いいたします。 ○議長(国吉昌実)  休憩します。     (休憩 16時19分)     (再開 16時19分) 再開します。 ◎企画部長(糸数義人)  再質問にお答えいたします。 答弁の中で、熱中症対策として屋根などの設置を検討しておりますよという御答弁をさしあげたところでございます。 この件につきましては、次年度実施を予定して、ただいま見積書の徴取等を行っているところでございます。 ◆18番(親川孝雄議員)  ありがとうございます。 検討から、次年度は実施に向けてさらにまた進めていきたいという前向きの回答が得られて有り難いと思っております。 将来を見据えても、私は屋根つき参道の設置はぜひ必要だと思います。 そして屋根をふくとした場合、私が提唱したいのが、昔の沖縄家屋の原風景であったかやぶきにすべきだと思います。カヤの材料は、和名でいうチガヤですね。ウチナーグチで言うマカヤが最適だと思います。 大工をしていた地域の先輩にも意見を求めていたのですけど、マカヤの屋根なら涼しくて沖縄らしく、20年以上は十分に持ちこたえることができると言っておりました。 炎天下の下、涼風を感じながらかやぶきの参道を歩いて参拝に行く観光客の姿を思い浮かべれば、風情があって絵になると思います。かやぶき参道なら、歴史的な文化遺産である斎場御嶽にもマッチし、相乗効果も得られ、聖地としての魅力向上にもつながるのではないかと思います。 今はコロナ禍の中、県の非常事態宣言を受けて閉鎖をするなど、来訪者は激減しておりますが、コロナが収束すれば、再び例年どおりの活気が戻るものと信じております。 かやぶき参道の実現について、ぜひ検討し実施をしていただきたいと思います。 部長、そして市長からも御答弁を得たいと思います。よろしくお願いします。 ◎企画部長(糸数義人)  ただいま御提案がございましたかやぶきの屋根の設置ということで、私、答弁の中で聖地にふさわしい景観というのが必要であると申し上げております。確かにかやぶき屋根をイメージしてみましたが、趣があってマッチはすると思われます。 台風が毎年多く襲来する沖縄県ですので、その辺の観点からも総合的に勘案しまして、可能なのかどうなのかというところを検討してまいりたいと思います。 以上です。 ◎市長(瑞慶覧長敏)  親川孝雄議員の、斎場御嶽に向けた参道をかやぶきにしたらどうかという御提案です。 非常に夢のある計画だなと思っています。 農業研修生を受け入れたフィリピンのビクトリアス市を訪問したときに、農家の皆さんのところを回ったときに、そこの農家の方々はかやぶきというか、何ぶきですかね、材料を聞いたのですけど忘れました。作業小屋とかを造っているのですね。非常に涼しいし、風通しもよくて、また風情もありました。そういったイメージになるかなと思っております。 ただ、台風等とかいろいろ対策を立てないといけないと思っておりますので、そこはしっかりと計画を立てながら、観光客も喜ぶ、それから地元の方々も喜ぶ、そのようなまちづくりにしていければと思っております。 ◆18番(親川孝雄議員)  ぜひ夢のある計画を実現していただきたいなと思います。 確かに台風の心配もあるのですけれど、私は骨組みさえ十分にすれば、カヤの屋根というのは風が通り抜けるだけですから、案外もつんじゃないかなと思っております。ぜひこの辺も検討しながら実現していただきたいと思います。 次に移ります。 2点目の知名バス停の屋根設置についてであります。 今日は知名区の区長であられる照喜名区長も見えておりまして、大変心強く思っております。要請書も出されておりまして、ぜひ早めの実現を期待しております。 知名バス停には、コンクリート造りのバス停が設置をされておりましたが、老朽化に伴い崩落の危険性があったことから撤去されております。撤去されたバス停は、アメリカに移住をした知名出身で篤志家の方が里帰りをした際、区民のためを思い、寄進してくださり、50年以上もの間、真夏の太陽や風雨から区民を守り恩恵を受けてきたバス停でしたので、区民には深い思い入れがありました。 多くの区民から屋根つきバス停の再設置を切望する声が上がっております。老朽化による崩壊の危険性から南部国道事務所によって撤去されたものと思いますが、再設置について国道事務所との調整も行われているのか伺います。 ◎企画部長(糸数義人)  再質問にお答えいたします。 国道事務所との調整でございますが、何せ一昨日7日に要請が出されているものですから、これから速やかに取り組んでまいりたいと考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  知名のほうからの要請が、去った9月7日でありますので、まだ二、三日前ですので、まだ国道事務所や、あるいはバス協会との調整はされてないようですけれども、ぜひ早めに調整を行って早期に設置ができるようにお願いしたいと思います。 次に移ります。 3点目、土地改良区の擁壁崩壊防止についてであります。 この擁壁は、合併前の知念村時代に施工されたものです。答弁書によりますと平成6年度に完了したということでありますので、もう20年以上になっているのではないかと思います。 雨水の浸透による影響なのか、石積みが膨張しております。崩落の危険性があります。当局も危険性を察知し、大型の土のうを積んで緊急対策がなされております。 この緊急対策は昨年の7月頃だと聞いておりますが、近年は想定外の降雨量となる豪雨が毎年のごとく発生しているのが現状です。擁壁崩壊の危険性は増大していると思います。 擁壁の真下には住宅があります。その民家には2人の幼児も居住しております。子どもたちが外に出て遊んでいる光景も見受けます。擁壁の崩落が発生すれば岩石が民家を直撃し、最悪の場合、人命にも危険が及ぶことも想定されます。市民の生命、財産を守る行政の立場から、抜本的な対策を早急に講ずるべきだと思います。 答弁書には、災害復旧事業の導入の調整を進めてきましたが、採択要件がそろわないと。事業では非常に厳しいということがあるんですけど、先ほど申し上げましたように、生命財産の危険も非常に高いと思いますので、ぜひ早急な対策をする必要があると思います。 その件で、踏み込んだ答弁をお願いしたいと思います。 ◎農林水産部長(嶺井洋)  ただいまの親川孝雄議員の再質問にお答えします。 先ほど、答弁の中に災害復旧事業の導入ということで、補助事業を導入する予定で進めてまいりました。やはり金額のほうが概算で、当初予定では五、六百万ぐらいで工事ができるであろうということで、当初予算には一応組み込んでおりますが、近年5月の豪雨等によっていろいろ維持費を食い潰している状況でございます。 抜本的な対策ということで、やはりこれは地滑りに関する状況になっているということで、専門家に確認をしたところ、石積みのほうが割としっかりし過ぎて、地盤のほうが弱いということで、盤膨れをしていると。前のほうに持ち上がっている状況だということで、押え盛土工法という専門なんですが、今、大型土のうで設置をしている、そこで崩れを押さえているという状況でございます。 抜本的な対策ということで、幾つかの工法をちょっと検討しないといけない。先ほど言ったように、補助事業を導入できない場合については、どういった工法がいいのかとか。 もちろんこれは安全安心が一番大事ですので、ただ、単独事業という部分になりますと、より効果が出る対策をしないといけないということになりますので、その対応で今考えていきたいと。 前のほうにH鋼というくいを打ってできないかということで、今ちょっと設計のほうにも、コンサルさんも調整をしないといけない。 ただ、委託等も、実際はやはり発生する部分が出てくるということで、時期的にはあと半年、1年ぐらい、もしかしたら応急処置のほうで対応をしながら今後対応をしていきたいと。すぐできる状況ではないと。 採択条件においても、これは受益者が2名以上ということで、このハウスの1人の方が受益者と。下の民家のほうは、これは農林省の補助事業でございますので、この民家については該当しないということで、そういった状況もあって、補助事業が導入できないということでございました。 今、工法の検討はしておりますので、先ほど説明したとおり、最善の工法で対応をしていきたいと考えております。 ◆18番(親川孝雄議員)  石積みの重圧に対して地盤も弱いということで、いろいろと説明を受けたわけなんですけれども、住んでいる方からすれば本当に日々の、雨が降ったら本当に危険を感じて、怖い思いをしておりますので、ぜひいろんな工法等を検討して、早めに対応をしていただきたいと思います。 そして、その状況、今、部長から説明があったことは、この擁壁の下に住んでおられる市民の方に、丁寧に説明をしていただきたいと思います。 本人は非常に切迫した状況を持って、心配した状況で毎日、子どもたちのこともあって夜も寝られないというようなことも言っていましたので、ひとつよろしく、優先的に対応をしていただきたいと思います。 以上で私の質問を終わります。 ○議長(国吉昌実)  これで本日の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は全部終了しました。 次回は9月10日木曜日、午前10時から本会議を開き一般質問を行います。 本日はこれで散会します。     (散会 16時35分)地方自治法第123条第2項の規定により署名する。議長    国吉昌実署名議員  運天貴也署名議員  宮城秋夫...