沖縄市議会 > 2022-10-17 >
10月17日-09号

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  1. 沖縄市議会 2022-10-17
    10月17日-09号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第422回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第422回                                 ││                                      ││           令和4年10月17日(月)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 9 号                 令和4年10月17日(月)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 町 田 裕 介 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 瑞慶山 良一郎 議員    17 番 稲 嶺 隆 之 議員  3 番 新 屋   勝 議員    18 番 桑 江 直 哉 議員  4 番 新 里 和 也 議員    19 番 知 花   圭 議員  5 番 大 城   隼 議員    20 番 喜友名 秀 樹 議員  6 番 仲 吉 信 勝 議員    21 番 新 里 治 利 議員  7 番 桑 江   研 議員    22 番 栄野比 和 光 議員  8 番 伊 佐   強 議員    23 番 伊 禮   悟 議員  9 番 千 葉 綾 子 議員    24 番 仲宗根   誠 議員 10 番 前 宮 美津子 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 小 谷 良 博 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 金 城 由 美 議員    27 番 屋富祖   功 議員 13 番 當 山 全 克 議員    28 番 宮 城   浩 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    29 番 諸見里 宏 美 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 眞榮城 健 二 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長         桑 江 朝千夫    総務部長     我 謝 勝 俊 副市長        平 田 嗣 巳    総務部次長    森 山 雅 人 企画部長兼      山 内   強    上下水道局長   仲 本 兼 章 プロジェクト推進室長 市民部長       平 安   栄    上下水道部長   新 里 智 昭 健康福祉部長兼    仲宗根   勲    消防長      知 念 順 一 福祉事務所長 こどものまち     與那嶺 智 才    教育長      比 嘉 良 憲 推進部長 経済文化部長     花 城 博 文    教育部長     島 袋 秀 明 建設部長       比 嘉 直 樹    指導部長     多和田   勝 建設部参事      川 満 輝 繁    教育総務課長   内 間 三千代     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長       仲宗根   剛    議事課長     金 城 優 一 事務局次長兼     島 袋 勝 博    議事課長補佐   喜屋武 千鶴子 庶務課長                  兼調査係長 ○瑞慶山良一郎議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数30名、全議員出席でございます。 本日は、議事日程第9号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 一般質問4日目、一番手でございます。まず初めに、昨日東部まつり大成功、お疲れさまでございました。 それでは市民の皆様、市長をはじめ市当局の皆様、議員諸賢の皆様、改めまして大きな元気でよく、おはようございます。議席番号22番、会派令明、栄野比和光でございます。去る9月11日に執行されました沖縄市議会議員選挙におきまして、市民の皆様より真心から多大な御支援をいただきまして、3期目の当選をさせていただくことができました。初戦を忘れず、初心を忘れず、与えてくださったこの4年間の任期を、本当に市民に寄り添った目線を大切に、頑張ってまいりたいと考えております。どうぞよろしくお願い申し上げます。 さて本員、会派躍進より会派令明に加わりました。新屋 勝議員と仲が悪くなったわけではありません。違う角度で地域を見つめ、何をどのようにやっていくのかを新たな気持ちでやってみようということであります。私生活では亀同好会の師弟関係でありますので、これまで同様に市当局、市民の皆様方のために一生懸命汗をかいて、お役に立てるよう頑張ってまいります。 黎明とは、新しい事柄が始まろうとすること。また、その時とあります。所見ではありませんが、我が会派令明を本員なりに少し御紹介したいと思います。会派代表は、じっくりと腰を据えて周りの話を聞き、自分のことは後回し、常に周りの人を立てる演出家、大器晩成、会派長仲宗根 誠議員。次に、歴史事が大好き、歴史を学び、精細な軍士的存在、動かざること山のごとし、風林火山伊禮 悟議員。次に、幸せ一番星、9月11日に沖縄市議会議員当選を勝ち取り、翌日には二男が誕生とたくましさを増し、生活もハッピーで、今期はデジタル田園都市国家構想推進に向けて大張り切り、親しみを込めまして、デジタル一番街野郎、嵩元直萌議員。次に、1期目でありながら議員生活に精通し、羨ましいくらい体格もちょうどよく、いろいろな話題の引き出しも多い会派令明のホープ、當山全克議員。このように個性豊かなメンバーであります。一つだけ本員が勝るのがあります。沖縄市民として一番長く、沖縄市大好きと叫び続けています。一番シージャ、栄野比和光を紹介申し上げ、この5名体制で頑張ってまいりますので、皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは早速でございますけれども、通告書に基づきまして、スピーディーに一般質問を始めさせていただきます。 通告書の26ページ、質問事項1.上下水道行政についてであります。下水道施設としてポンプ場やマンホールポンプは、市の地勢が段丘や低地など複雑に分布する地形であることから、汚水を送るためにはポンプによる圧送が必要で、市内には中継ポンプ場が4か所、小規模ポンプ場マンホールポンプ)が27か所、計31か所のポンプ施設が整備されていると聞いております。また、ポンプ場から送水する汚水は、県管理のポンプ場(越来ポンプ場)や、汚水幹線を経由し北谷町の伊佐浜処理場、そしてうるま市の具志川処理場で汚水を処理しているとのことであります。このように汚水を処理するため、ポンプ施設は重要な役割を担っていますが、去る8月にポンプの故障によって送水できなくなった汚水が流出する出来事が発生しました。本員たちは今日、当たり前に水道水を使い、そして生活排水、トイレの汚水を処理しております。マスコミも今回の出来事を取り上げて報道しました。上下水道部のその後の対処であります。とてもよかったのです。すばらしかった。と申しますのが、8月、本員も含めて選挙期間真っ最中、終盤に差しかかっていたのですね。本員もトイレが使えなくなった、知花中がいろいろな生活が止まってしまう。近隣市町村から、あるいは沖縄中から汚水用の排水のためにポンプ、バキューム車をどのようにするのかと。本員も明道に事務所移転という打ち合わせもしていました。それが常時流入してくる汚水を止めることなく、住民の生活も何も起きていないかのように維持してくれました。ポンプが止まった初期対応として、河川へのシルトプロテクター(汚濁防止幕)の設置、ポンプ場屋外への仮設ポンプ設置のため陸閘の設置、400メートル以上の配水汚水管の切り回し、全てが24時間体制の作業だったと思います。本員も幾度となく現場に行きました。住民より昨日は朝まで工事をしていた。今日は午前2時、朝方まで工事をしていた。家の前のマンホールから噴水のように汚水が噴き出した。いろいろありました。生活道路を通行止めすることなく対応してくれた新里部長をはじめ、緊急事態対応をしてくれた業者の皆様、もし優良建設業者表彰の特別枠があるならば、表彰に値するのではないのでしょうかと。ポンプ場のことについて、市民説明会も含めてのことを以下お伺いいたします。 質問の要旨(1)知花第1ポンプ場の汚水流出についてお伺いいたします。 ①知花第1ポンプ場の現状についてお伺いいたします。 ア.整備から何年が経過しているのかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道局長。 ◎仲本兼章上下水道局長 おはようございます。栄野比議員の御質問に答弁する前に、このたび知花第1ポンプ場のポンプの故障が原因で汚水が比謝川へ流出したことにつきまして、市民並びに議員の皆様、また、御指導いただいている国及び県の皆様には御心配と御迷惑をおかけしておりますことに深くおわびを申し上げます。今回の件を踏まえ、老朽化施設につきましては、早期整備に向け取り組んでまいりたいと考えております。御質問に関しましては、部長より答弁させていただきますので、よろしくお願いいたします。 また、栄野比議員の冒頭の御挨拶は、下水道課、あるいは業者の皆様に対する激励だと受け止めております。大変ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 おはようございます。栄野比議員の一般質問にお答えいたします。 今回ポンプが故障いたしました知花第1ポンプ場につきましては、主に知花、登川地域の汚水を送水するため、中継ポンプ場として昭和55年に整備され、今年度で設置から42年が経過をいたしております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 上下水道部長、ありがとうございます。 続きまして、イ.汚水が流入する区域についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 知花第1ポンプ場に汚水が流入する主な区域は、知花地区の一部、知花一丁目から三丁目、知花五丁目から六丁目、登川地区の一部、登川一丁目から二丁目、松本地区の一部、松本二丁目から七丁目、美里地区の一部、美里六丁目、八重島地区の一部、八重島二丁目となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 続きまして、ウ.ポンプの設置数等をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 知花第1ポンプ場におきましては、通常時稼働しているメインポンプが1台、また、汚水量が多いときやメンテナンス時のバックアップ用として稼働するサブポンプが2台、計3台の汚水ポンプが設置されております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 続きまして、エ.これまで実施した対応の詳細についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 8月17日に知花第1ポンプ場に設置しているポンプが全て停止し、同日昼頃から汚水の流出が発生しております。ポンプ停止を受け、汚水の流出が予測されたため、早期のポンプ改修及び流出抑制について直ちに検討に入り、早期改修に向けたメーカーとの協議やバキューム作業による流出量の抑制を実施しております。バキューム作業による流出抑制につきましては、全ての流出を抑制することは困難であるため、その後の対応として仮設ポンプを設置し、別ルートで汚水の圧送を行っております。また、流出汚水の細菌などによる環境負荷を軽減するため、流出箇所付近の3か所に滅菌剤を浸透させる装置を設置するとともに、汚濁防止ネットの設置を行っております。
    瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございました。 続きまして、オ.これまで流出した汚水量、概算でよろしいのですけれども、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 流出した汚水量につきましては、令和4年10月13日時点において概算値ではございますが、6万9,000立方メートルとなっております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございました。 大変な量ではありますけれども、続きまして、②今回のポンプ停止の原因についてお伺いいたします。 ア.施設の老朽化に伴う維持管理計画は、いつ作成してどのように更新する予定なのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 ポンプ場施設につきましては、平成24年度に長寿命化計画を策定し、その中で施設及び機械、電気設備等の点検調査、評価を行い、更新等に係る計画を策定しております。また、平成29年度に長寿命化計画からストックマネジメント計画に移行し、継続してポンプ場施設及び管渠施設の改築更新が行える計画を策定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 イ.ポンプ停止までの管理方法はどのように実施してきたのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 ポンプ場の保守管理につきましては、他のポンプ場を含め機械設備と電気設備に分け、業務委託を行っております。機械設備につきましては、ポンプの動作及び状態の確認を行うとともに、ポンプの詰まりの原因となるごみ等の除去、清掃を実施しております。また、電気設備につきましては、法定点検、定期点検に区分し委託しており、主な内容として法定点検は、電気事業法に基づき非常用発電機等の点検を行い、また、定期点検は、ポンプの動作に必要な電源装置の点検などを実施しております。知花第1ポンプ場の汚水ポンプにつきましては、本委託業務に基づいた点検作業として、2日に1回の頻度でポンプの動作や状態の確認、また、スクリーン清掃作業等を実施いたしております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。いろいろあるのですけれども。 ウ.ポンプの管理(修繕を含む)に伴う財源をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 ポンプ施設の維持管理につきましては、主に修繕対応を行っており、財源としましては使用料収入を充てる必要がございますが、他の事業も含め賄うだけの収益が不足しているため、不足する財源につきましては、一般会計からの基準外繰入金により対応している状況となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。 続きまして、エ.ポンプの更新に伴う財源をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 ポンプ場施設におけるポンプ等の機械設備及び関連する電気設備の改築・更新につきましては費用も高額になることから、国庫補助金を活用し対応したいと考えております。国庫補助金につきましては、沖縄振興公共投資交付金ハード交付金を財源としております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 続きまして、③これまでに汚水流出に伴う苦情等はないかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 今回の汚水流出により、沖縄市ホームページ及び公式LINEに掲載し、現況の報告や節水への協力などをお願いしてまいりました。市民からの問い合わせにつきましては、これまで計10件ございました。内容としましては、飲料水への影響についての問い合わせが5件、悪臭に関することが1件、PFOSとの関連に関することが1件、汚水流出の概要に関することが1件ございました。また、仮設ポンプの不具合によるマンホールからの溢水及び発電機の騒音に関する問い合わせがそれぞれ1件ずつございました。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。 続きまして、④今回のポンプ停止に伴い、現時点で要した費用についてお伺いいたします。 ア.いつから、どのような対策をして、どれくらいの費用を要したのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 今回のポンプ停止に伴う汚水流出に対する対策費用につきましては、現時点において概算で約3,700万円となっております。内容としましては、建屋、人孔・河川のバキューム作業及び仮復旧工事として仮設ポンプの設置、仮設圧送管の配管、組立人孔の設置を行っております。また、環境負荷への対策といたしましては、汚濁防止ネットの設置及び継続的に水質検査についても実施していく予定としております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。 ⑤今後の予定についてお伺いいたします。 ア.汚水流出を防ぐために何を実施するのか。その実施までの期間はいつまでなのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 今回の汚水流出事故による緊急対応として、バキューム作業仮設ポンプの設置及び流出汚水への滅菌剤の投入、汚濁防止ネットの設置を行い、比謝川への流出、水質への影響をできるだけ抑制するよう実施をしてまいりました。現在は仮設ポンプによる汚水の流出抑制を行いつつ、4月に契約した本設ポンプの修繕のため、メーカーにより製作している修繕部材の到着を待って、11月には本設ポンプが稼働する予定となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。 イ.ポンプ更新に伴う財源が一括交付金ハード交付金)であれば今後4年間は交付される可能性が低いが、市としてどのような対応をするのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 ポンプ更新に伴う財源は、沖縄振興公共投資交付金ハード交付金)で、近年の交付決定額は要求額に対し3割から4割程度となっております。今後も県、国に補助金要求を行っていくとともに、施設の状態や更新のスケジュール及び必要性について説明を行いながら、財源確保に努めてまいりたいと考えております。国庫補助金が要求額に不足する場合は、優先度を考慮しながら市単費による維持管理上の修繕等で対応してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。ぜひ対応をよろしくお願いしたいところであります。 続きまして、ウ.市内の他のポンプ場について知花第1ポンプ場と同様な状況であれば同じことが発生しないよう、どのような対策を講じるのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 美里ポンプ場につきましても、4台あるうちの3台の汚水ポンプについて附帯施設の不具合等があることから、実質的には1台の汚水ポンプで運用している状況となっております。美里ポンプ場の設備改修につきましても早急な対応が必要であることから、今9月定例会で補正予算を要求いたしまして、先月承認をいただいたところでございます。現在は契約に関する手続を進めており、早期の発注に向け作業を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございました。しっかり対応は滞りなくやっていけるようにお願いしたいところであります。知花ポンプ場はまだ終わっていないのですね。よろしく対応方をお願いしておきます。 そして、これと並行して河川の浚渫工事が県の土木事務所から発注されていました。地域の願いでありました。それがポンプの故障等によって、その工事が止まることがないように、工期が8月から次年度の2月まででしたか。しっかりと工程管理の打ち合わせ等も含めて、両方がスムーズに行くような工事をやっていただきたいと。河川の氾濫がまた起きたら大変なことになりますので、その工事も絶対に止めてはいけない工事でありますので、伐開等、あるいは測量等が今現地で行っているというふうに見受けられます。対応もよろしくお願いして、頑張っていただきたいと思います。まずは地域住民に成り代わりまして、御礼を申し上げます。大変御苦労さまでございました。ありがとうございました。 続きまして、質問事項2.市教育委員会、指導行政についてであります。 質問の要旨(1)学校保健特別対策事業交付金事業等に関する事務執行問題についてであります。 ①市教育委員会と、市内校における事務手続についてお伺いいたします。 去年より事あるごとに教育委員会指導部にはいろいろ教えていただいていることではございますけれども、確認の意味も含めまして、どのように是正しているのかという確認をさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 おはようございます。栄野比和光議員の一般質問にお答えします。 学校保健特別対策事業交付金に関する事務手続につきましては、各学校より提出された交付申請書及び事業計画書を確認、審査し、問題がなければ交付決定し、学校へ通知します。その後、各学校は、交付金の請求及び入金を確認後、事業計画に基づき執行いたします。事業が完了すると、実績報告書を提出いたします。各学校から提出された実績報告書を確認、審査し、問題なければ確定通知書を学校へ通知し、事業の完了となります。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 指導部長、大変ありがとうございます。 続きまして、②公金の取り扱いについてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 学校における公金の取り扱いにつきましては、市会計規則の定めにより、校長及び教頭が収納出納員となります。学校保健特別対策事業交付金においても市会計規則に基づき、公金の取り扱いについて適正に行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。 答弁がありました校長、教頭が収納出納員であるならば、今後市会計規則の遵守徹底を学校の事務職員、会計担当、配置されるPTA事務担当にもしていただきたい。令和3年度の学校保健特別対策事業交付金の事業に関する事務執行問題は、不適切な事務執行、不適切な公金の取り扱いという面だけではなく、出納員に該当しない人が口座から引き出すなどということも起きているので、コンプライアンスの欠如、健全な学校運営から指導すべき立場の委員会は危機感と認識を持つべきと考えております。 続きまして、③管理面の問題点についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 令和3年度の学校保健特別対策事業交付金につきましては、学校と担当課との連携不足により、学校によっては文書の作成や契約方法、公金の取り扱いなどについて不適切な事務執行による問題が発生しております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 指導部長、ありがとうございます。 事務手続はしっかりやっている。事務手続の処理上問題なければよしという委員会の考え方が感じられます。また、連携不足という文言で片づけている印象を持ちます。公金取り扱い時のチェックすべきポイント、学校がどのように進めているかという確認のポイントについて、委員会担当課側のマニュアルも設け、担当職員は外部研修やアドバイスを受ける等徹底しなければ本質的な解決にはならないと思います。学校側が報告してくれることを精査できる委員会のチェック機能を構築していただきたいと思います。 続きまして、④対応策についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 令和3年度の学校保健特別対策交付金において不適切な事務執行や公金の取り扱いを行った学校により、多くの関係者に御迷惑をおかけしました。一連の行為を起こした学校長に対し、同様なことが起きないよう厳重注意や指導を行うとともに、公金の処理につきましては是正措置を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 指導部長、ありがとうございます。 答弁で多くの関係者に御迷惑をおかけしたとあります。このことに委員会は何をしてくれたのでしょうか。さきの12月の委員会からの文書には、こう書かれております。「関係者への誤解や事業所の活動に影響を及ぼす、または及ぼしかねない行為について、学校及び教育委員会として責任を持って、一連の行為の経緯説明を行います」とありました。しかし、事業所には何ら具体的対応策が示されず、事業者が保護者や関係者に対し、学校との合同説明会の開催を求めても委員会から回答はなかったと聞いております。 続きまして、⑤改善策についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 今回の事案を踏まえ、小中学校の校長、教頭に対し、学校における予算執行、事務手続、コンプライアンスに関する研修を行っております。また、予算執行や事務手続に関する事務執行上のポイントや注意点などをまとめたマニュアルを更新し、各学校に配布し周知を図っております。また、学校からの事業計画についても細かく内容を確認し、同様なことが起きないよう再発防止に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 指導部長、大変ありがとうございます。 研修がいつどこで行われたのか。その研修内容と研修実施等マニュアル作成において、外部の専門家は関わったのか等について、後でまた教えていただきたいと思います。よろしくお願いして、以上で栄野比和光、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で栄野比和光議員の一般質問を終わります。 続けます。 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 皆さん、おはようございます。一般質問を始める前に議長に御了解をいただきまして、各議員のタブレットのほうには情報として一般質問で最初に取り上げさせていただくTNR関連につきましての資料をデータとしてお送りしておりますので、御参照いただければと思います。議長、ありがとうございます。 一般質問に入る前に、本員も少しばかり所見といいますか、御挨拶をさせていただければと思います。 2022年、すごいですね。選挙、選挙、選挙、選挙、選挙。また、来週には那覇市長選挙というところで、もう4年に1回の選挙イヤーでございます。本市につきましても桑江市政が誕生され、また、9月に改選をされ、新たな5名の皆さん、そして再選された皆さん、現職議員の皆さんと共に沖縄市議会をしっかりと踏まえ、沖縄市民、沖縄市につながるそれぞれの働きの中で、しっかりとお互いに切磋琢磨しながら沖縄市の、本員は今回幸せづくりというところをメインに展開させていただきました。そこにつながればという思いからでございます。 そして、私たち会派も森山政和元議員が引退され、3名の会派で新たにスタートをさせていただきました。それに伴いまして会派名も、屋富祖議員からも歴代の会派名が変わった経緯もお話がありましたけれども、今回みらい沖縄という会派名で、私たち3名は三者三様でございまして、それぞれがずっといわゆる立候補前にいろいろなアンケートが実質ありますけれども、中立という項目があるのですね。そこにずっと私たちは〇をしてきているのですが、中立というものがどういうものなのかというところも、我々はこれまでそれぞれが3期務めさせていただいていますけれども、その中で今回、この中立ということを改めて本員たちもそれぞれが考えながら、色濃く議会の中ではしっかりと行っていきたいというところから、当局におかれましては、これまで与野党という市議会の中においての区割りがあったと思うのですが、そこにまた新たに、改めて本員たちも中立を色濃く出しながら、どういう形で議会として、議員として活動していけるかというところを自問自答しながら行ってまいりますので、どうぞ御協力、御理解よろしくお願いしたいと思います。 また、今日の冒頭議長からもありましたように、東部まつり、3年ぶりの開催ということで、前回もたしか台風で途中中止になったりとか、これまで2日間開催が1日開催となって、スタートは大分ゆっくりとした形だったのですが、本員はじめ東部出身の議員の皆さんの御協力、地域の御協力、11自治会の御協力等の実行委員会の形式で開催をいたしました。本市においても花火の部分も御協力いただきながら、よりいい地域イベントというところだったのですが、正直、夕方からものすごく市民の皆さんをはじめとする方々にも御来場いただいて、実は交通整理ができないような状況もありまして、非常に怖い部分というのは常にありました。ただ、従来いつも警備関係で御協力いただいている方々のお顔ぶれがありましたものですから、3年ぶりとはいえ、そういう誘導等につきまして多少心配はありましたけれども、それを上回る来場者数でございまして、これはもう自治会レベルの祭りではないなというのが直感でございました。市長をはじめ副市長、そして議長もおいでいただきまして、御挨拶もちょうだいいたしました。それを見て、市の新たな祭りとして位置づけをしていただいて、また、さらにすばらしい地域イベント、地域祭り、ひいては市の祭りに昇華していくイベントとしては非常に将来性、また、さらに幅が広がる祭りになっていくのではないかなと思います。今回、実行委員会の皆さんも様変わりをしまして、世代替わりもしまして、非常にイベント性の高い様々な取組もありました。これまではやはり地域祭りですので、地域の様々な取組状況の御紹介であったりというのがメインになりましたけれども、イベント性を高めるということでモータリゼーションの中においてセグウェイの体験であったり、電動キックボードの体験であったり、昨今様々な取組で活動を展開されているキッチンカーの出店であったり、これまでの出店業者の皆さんのものであったりというところでありましたけれども、すばらしいぐらいお食事を取られる方々が多くてもう間に合わないのですね。ピーク時は会場の約3分の1ぐらいはその出店やキッチンカーの前に並んでしまって、そこの安全対策がちょっと心配だなというところもありましたけれども、何とか締めくくりの花火ですばらしい東部まつりを終えたことを、改めて御報告と感謝を申し上げたいと思います。 さて、東部まつりに寄与しながらではありますけれども、早速本員も一般通告書に基づきまして、一般質問を始めさせていただければと思います。 通告書28ページ、質問事項1.環境行政についてでございます。冒頭、皆様のほうにはデータ資料で御説明させていただきましたものも参照しながらということですので、よろしくお願いいたします。 まず、質問の要旨(1)本市の動物愛護に関する状況についてお伺いさせていただきます。 ①犬、猫の本市の課題または問題についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 おはようございます。宮城 浩議員の一般質問にお答えいたします。 犬に関する課題については、本市の狂犬病予防接種率が県内でも低い状況となっているため、広報等での周知を引き続き行い、接種率の向上に向けた取組を進める必要があると考えております。猫に関する課題としましては、飼い主のいない猫によるふん尿被害の相談が多く寄せられており、現在、自宅にある身近なものを利用した忌避剤の案内や猫よけ超音波発生装置の貸し出しを行うなど、猫が寄りつかなくなる対策の紹介を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 狂犬病の接種率が低いというのを改めて知り得まして、一時期かなりペットブームであったり、時代に沿って波はあるのでしょうけれども、今はもう猫のほうが犬を超えてペットとして飼われる方々が多くなっているともお聞きします。ただ、その中において、ちなみに本員は犬派なのですが、やはり犬は狂犬病の予防接種というのがちょっと心配な部分というのがまた出てまいりました。猫に関してはそのまま変わらず、町なかにおいてはふん尿被害、市街地周辺ですね、市街地においては捨て猫、これは捨て犬も含めてですけれども、そういう課題がまだまだあるのかなというところでございます。 それでは、②各自治会と連携し、TNRを活用した、取り分け、野良猫対応について、現況と課題についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 TNRにつきましては、市内37自治会長の賛同の下、平成30年11月25日付で提出された「飼い主のいない猫の不妊手術に関する請願」を受け、令和元年度より環境課において、公益財団法人どうぶつ基金が発行するTNRの行政枠チケットの申請業務を行っております。また、TNR行政枠チケットの配布に当たっては、TNR活動の普及啓発及びTNR活動に伴うトラブル防止の観点から、TNR活動に関する周知チラシを作成し、併せて自治会へ提供しております。これまでの実績としましては、令和元年度210頭、令和2年度311頭、令和3年度117頭となっております。課題としましては、現在全ての自治会でTNR活動の取組が行われているわけではなく、TNR活動に参加できる人員やノウハウがない、捕獲した猫の保管場所がないなどの課題からTNR活動の取組ができない自治会もあります。今後TNR活動を行っている愛護団体やボランティアで活動をされている方の協力を得ながら、自治会の支援を行ってまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。37自治会の会長名の連名というところで、今回課題にも挙げられています、捕獲したときの保管場所というところで37自治会の御協力をというところがスタートだったことを本員は記憶しております。TNR等につきましては、我が会派の稲嶺隆之議員もずっとこれについての関わり、ほかの議員の皆様も地域からの相談を受けての関りというものが出てきております。 本来猫って、飼い猫で家の中で飼われるものというのも、改めてこのTNRの件を通じて分かり得たところなのですよね。町なかにいる野良猫というものが、本来存在しえない。ただ、言葉としては出ている。現実としても出ているという、そんな状況の中、各動物愛護に関する、とりわけ思いを持っていらっしゃる方々、ボランティア団体の皆さんというのは非常に感情が入りますので、なかなか行政と地域と連携が組みにくいという課題もこれまではあったと思います。ただ、そんな中、読谷村であったり、このTNR活動を通じたこういう対策、課題等に行政の皆さんと地域の皆さんと関わりを持ちながら、連携を持ちながら、成功事例もあるともお聞きしています。そういうところを市民部の皆さんにおいても、ふん尿被害等につきましては本員も御相談を受けたりするケースがあります。餌やりの件とか、先だって一般質問でありましたけれども、餌やりが果たしていいのか悪いのか。餌やりをしてTNR活動につなげていらっしゃるボランティア活動家の方々もいらっしゃるのですね。それを一緒くたに餌やりをやっているから、「あなた方がやるからこうやってここに野良猫が集まるんだ」というお叱りを受けるボランティア団体がいるということも事実なのです。なので、そういうすみ分けを改めてつくるに当たりまして、いかがなものでしょうかと思いまして、③でございます。これはちょっと大きな交渉ということでお聞きしました。いずれにしましても、そういう取組も今後必要なのかなと思いまして、今回質問の要旨として挙げさせていただいております。 ③沖縄市動物愛護管理基本構想の策定を行い、動物愛護推進を構築すべきと考えますが見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 動物愛護管理基本構想の策定につきましては、対象動物が犬、猫のみならず、愛玩目的で使用される動物全般に及び、さらに保護施設や治療施設、獣医師の確保など、様々な動物を扱う上での専門的な知識、スキルなどが必要となるため、策定を行うことについては解決しなければならない課題が多岐にわたるものと考えております。現在その役割を担う沖縄県動物愛護管理センターと連携しながら、ペットの飼い主に対する適正飼養の普及啓発、動物愛護思想の普及促進を図ってまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。そうなると、本市においては本市にあります沖縄こどもの国もその中に加わっていかないとなかなか策定がしづらいという、ハードルがかなり上がってくるのかなというところはあるのですが、いずれにしましてもそれの前段の状況でも、やはり共有する意味では必要なのかなと思ったりもします。なので、この辺はいま一度、本市なりの独自性も高めながら調査研究していただいて、口頭のみならず、動物愛護推進の観点から少し進めていってみてはいかがでしょうか。 続きまして、④令和4年6月1日に「改正動物愛護管理法」が施行され、販売時に犬や猫へのマイクロチップの装着・登録が義務づけられましたが、課題についてお伺いいたします。それがこのものでございますので、どうぞ御覧いただければ。これは一つのポスター、チラシですね。御覧いただければと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 改正動物愛護法の施行によるマイクロチップの装着は、飼育している犬、猫が迷子になった場合や、災害により離れ離れになった際、飼い主を特定し速やかに返還できること。また、犬、猫の遺棄の防止が期待できることから、令和4年6月1日よりブリーダーやペットショップ等で販売される犬、猫について、マイクロチップの装着が義務づけされております。しかしながら、改正法施行前に購入した犬、猫についてマイクロチップ装着は努力義務となるため、今後の課題であると認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 今、まさに部長がおっしゃっていただいたとおりなのです。6月1日以降に購入した犬、猫についてはこの法が適用されますが、それ以前に、もう既に飼われている方々の御家庭では、これは努力義務なのですよね。それはどのように使うのか。最初の観点は災害時の部分で離ればなれになったものとか、生活していく中で、特に猫や犬が帰ってこなくなったりとかというケースになった場合に、保護犬、保護猫にならないためのものとしてあるのですが、マイクロチップも小さいとはいえ、動物に異物を入れるということから、また動物虐待ではないかというお声もあるようでございます。ただ、本市の状況においても狂犬病の件があるので、犬は実は登録制なのです。猫はなぜないのか。猫も本来登録制にすべきではないのかと思います。この辺は改めて要望もしながら、今後の課題として、ぜひ本市の所管の部署、課につきましては、飼い猫、飼い主さんの一部モラル等もありますけれども、やはり最後までかわいがっていただくという動物愛護法の観点を最大限に活用して理解を深めていく上では、猫も同様に登録制にするというのも一つの手だと思います。マイクロチップ等を含めて、そういうところの取組をうまく活用しながら、本市において「さくらねこ」やTNRが広がっていくというのは、実はあまりよろしくないとは思います。なので、そういう形を本市で独自でやられてみるのも一つかなと思いますので、ぜひ御検討していただければと思います。 続けます。質問事項2.新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策(第9弾)についてでございます。 質問の要旨(1)新型コロナウイルス感染症緊急経済対策の第9弾についてお伺いします。 ①第9弾の各支援の状況についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 おはようございます。それでは、宮城 浩議員の一般質問にお答えいたします。 本市の新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策(第9弾)の支援策の進捗状況につきまして、主なものといたしまして、プレミアム付商品券事業については9月30日で1次販売期間を終え、10月17日より2次販売を予定しているところでございます。また、子育て世帯給付金につきましては、10月末に児童手当の給付を受けている世帯に対し、プッシュ型で給付を行うとともに、高校生のみを養育する世帯等を対象とした給付申請受付を開始する予定となっております。そのほかウェディング関連事業者への支援や公共交通の運行継続支援など、コロナ禍において原油価格、物価高騰等の影響を受けた市民及び市内事業者の方々への支援策に取り組んでいるところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 ②周知、告知方法及び課題についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策の内容につきましては、これまでもより多くの市民の方々や事業者等への周知を図るため、本市ホームページやFacebook、広報おきなわ等を基本に、個々の支援策において効果的な広報活動に努めているところでございます。市民への周知につきましては重要なことだと考えておりますので、様々な手法で情報を発信するとともに、ホームページや広報紙の掲載方法等を工夫するなど、各種支援策の内容が分かりやすく伝わるよう努めてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。周知、告知については、毎度毎度なのですよね。知らなかったから損した感というのを市民に与えることのないように、しっかりと継続して第9弾から行っているもの、現在既存で行っているもの、第1弾から第8弾、第9弾、今後第10弾にもつながっていくでしょうが、新型コロナウイルス感染症による緊急経済支援策って、実はこれからなのです。これに加えて事業を拡大していく。また、事業をしっかりと検証していく。継続的なものも含めて、そのための国の支援金も出ているわけじゃないですか。これからなのですね。これからコロナは終息するでしょうけれども、経済政策というのはこれから幅広になってくる可能性があるのです。これは終息とともに支援策が終息するのではなく、ピンポイントで本当に必要とされるところに行政として何ができるのかというところを、改めてこれまでの第1弾から第9弾までの、せっかく市民に対して本市が行ってきた緊急経済支援策をさらに活用して、市内の事業者であり、沖縄市民の皆さんの生活の向上につなげるためのものであったはずなので、コロナで疲弊した状況をさらに高めて、従来のものに戻していくという観点からすると、これからです。これからなので、そういうところはまたしっかりと取り組んでいただければと思います。特段、広報おきなわ等については、連続掲載すべきだということは本員、常々伝えてきていたのですが、抜け落ちていたりするケースもあります。SNS等についても、今広報を通じていろいろな形で取り組まれていますけれども、なかなか登録者数が増えてこない。もう少し増えてもいいのではないかという。努力は当然理解しますけれども、やはりもう少し広げるための工夫、これは常に全てのものに対して、当局には本当に周知、告知等について。せっかくすばらしい、沖縄市民に対する支援事業があるにもかかわらず、また既存事業があるにもかかわらず、それが伝わっていない。これは言いたくはないのですが、伝わっていなければやっていないのと結果、一緒になります。それはしっかりと踏まえて、周知、告知については徹底していただきたい。前から言うように、広報車を回すのも一つの手です。財源をつかさどる企画部からすると、所管部署から上がってくるいろいろな事業があると思います。中身が伴わないと、これは意味ありますか。社会保障等について、扶助費等については、これは必要なものです。必要経費です。商工関連、こういう経済政策についてもちゃんとすみ分けをして、費用対効果を求めていくというのは、これからまたあり得る姿にもなってくるでしょうし、ただ、今は疲弊している状況なので、費用対効果は先々を見ながらというところでもあるのでしょうが、やはり中長期スパン的な考えはもとより、しっかりとお伝えしていくという努力は企画部のほうから各担当部署の担当するところにはもっと強く言うべきです。広報車を回して、聞こえるのですから。防災無線では聞こえません。はっきり申し上げます。 それでは、それに伴うものとして、③今後の第10弾としての想定や、全市民型支援としての考え方、見解及び課題についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 お答えいたします。 国においては、物価価格の大半を食料品とエネルギーが占めている物価動向を踏まえ、電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援地方交付金が創設され、効果的と考えられる推奨事業が提示されているところでございます。本市におきましては、新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策第10弾として、食料品、エネルギーの価格高騰の影響を受けている生活者と事業者に対し、幅広い支援を検討しているところでございます。また、介護、障がい者施設等への支援や関係機関等との連携を図りつつ、子育て支援施設、農水産業事業者への支援のほか、広く市民の皆様へ支援につながる取組も含め、早期対応ができるよう、国や県の動向を注視つつ、検討をしているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 ぜひ市長、こういう支援が今もう出ております。市民にしっかりとお伝えする。こういう形で検討されているということを聞いて、ある種、ほっとしております。これまでの様々な取組で、ピンポイントで協力等、支援する団体、業種、業界等については、これまでの第1弾から第9弾まで含めてあるでしょう。これは国や県もあるでしょう。ただ、本市独自のものからすると、全市民型というのは、しかしながらお声としては、いわゆる不公平感の声というのは結構皆さんもお聞きしていると思うのです。各議員も聞いているのですね。私たちもかなりひっ迫した状況になっていますと。共働き世帯でも収入が減った現実を踏めると、物価高騰という背景もあり、様々なところがあるので、ただ、行政としてもでき得る限界というのはありますが、限界論を出すのではなくて、今あるものを含めて効果的に、全市民型に何が行政としてできるのかということはぜひ一緒になって考えていきたいと思いますので、これは皆さんのみならず、私たちも、各議員からも様々な地域の事情、地域のお声を聞いてお届けさせていただければと思いますので、ぜひ御参考にしていただいて、その支援につきましてはこれからです。コロナで疲弊した状況を踏まえていくということについては、行政の役割はこれからですので、ぜひ皆さんとともに、また頑張っていっていただければと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時10分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 質問事項3.水産行政についてでございます。 質問の要旨(1)R4年6月定例会の代表質問にて取り上げさせていただきました。泡瀬漁港新施設及び(仮称)海の駅構想についてでございます。 ①沖縄市第5次総合計画において位置づけと改めての考え方をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。宮城 浩議員の一般質問にお答えいたします。 本市では、第5次総合計画の中で施策の方針として、持続可能な水産業の振興を掲げております。その中で持続可能な水産業の実現のため、水産資源の保全を図るとともに、漁船、漁具等の購入や収益性を高める取組を支援するなど、漁家経営の安定化を図るとしております。沖縄市漁業協同組合が現在計画をしております(仮称)泡瀬漁港新施設につきましても、収益性を高まる取組の一つとして支援をしていきたいと考えており、本市におきましても関係機関と調整を図っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 代表質問の際の答弁は、調整を行ってまいります。今回の一般質問等では調整を行っているというところでございますので、少なからず進捗はあるのかなと考えますが。 本員がずっと様々な機会で申し上げている海の駅構想と、その新施設整備基本計画等、漁協から挙げられてきたものとは別立てでございますので、構想は大きな構想であり、今、漁家経営安定を求めるというところから漁協のほうから上げられている要請等があるかと思います。これまで県の農林水産課のほうからすると、これまでの沖縄市泡瀬漁港が示されたものについて、担当課、県の担当部も含めると、漁家経営を高めていく、広めていくという意味では、非常に高い評価をいただているというところもお聞きしております。方針をしっかりと決めることにより、地目変更等もスムーズに行えるということもお聞きしております。沖縄県においては、代表的な泊いゆまちであったり、糸満おさかなセンターであったりというところはあるのですが、ただ、本市において東部地域を含めると、第3調理場がハザードマップの改訂によりいわゆるレッドゾーンから外れ、そこもなくなり、今ではもうマンションです。防災の観点もやはり複合的に考えていくべきではないかという観点からの海の駅構想であって、そこには周辺地域の皆さんが集い、そういう施設等、緑地帯も含めた形も造れるのではないかという複合的な観点も兼ね備えております。ただ、これまで構想ありき、構想、海の駅のイメージがしやすいがゆえにそのような形で来ておりましたけれども、漁協としては、しっかりと今要請を出されている内容について高めていく。今、様々な中台問題まで発展するとまでは言いませんけれども、海人の皆さんはそういう監視船で先島まで行くと。県漁連の割り当ての中で行って、いわゆる魚価として果たしてどうなのかと。海人としてのいわゆる漁獲高はどうなのですかというところは、やはり課題として残ってくるかと思います。ただ、高齢化に伴って漁場が、環境がいろいろな形で変わってきているということもお聞きしますし、そういう意味では、この漁家経営安定、養殖等も行けるわけですよね。販売センターとしても非常に機能が高まってくる。いろいろなものをくっつけることが可能であるという施設の観点からすると、位置づけられた形での考え方としては、ぜひ本市においても担当課をはじめ連携を取っていただいて、少しずつでも進めていけるような形につないでいっていただければと思います。 そこで水産業に特化した形で、改めてお聞かせください。②第3次沖縄市水産業振興基本計画での考え方と実施計画としての考え方をお伺いさせていただきます。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長
    ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 第3次沖縄市水産業振興基本計画におきまして、沖縄市水産業の振興に向けた各種取組を総合的、効果的に進めるための新たな拠点施設として、整備を支援する位置づけとなっております。本市におきましても、沖縄市漁業協同組合から新施設についての要請、要望をいただいていることから、引き続き関係機関と調整を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 ありがとうございます。 ③そこで所管部局として、冒頭申し上げました6月定例会代表質問にて御答弁いただきました、その後の進捗については改めてお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 (仮称)泡瀬漁港新施設についての進捗状況につきましては、現在沖縄県の関連部署への説明や先進事例の情報収集を行い、整備の主体や手法について検討を行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 宮城 浩議員。 ◆宮城浩議員 そこです。担当課を含めて、これは場合によっては農林水産課のみでおさまらない状況になり得る可能性も非常に秘めているのです。非常に魅力あるものにし得る上では、担当課を越えた形になり得る可能性も非常に秘めていると。本員は、そこに附帯する機能をしっかりと持ちながら、附属してくっつけていく形にすると、東部の皆さんが求めている図書館構想であったり、図書館を単体で建てろとは言っていない。その機能をそこに持ってきたりとか、泡瀬復興期成会の歴代の皆さんがずっと申し上げている東部11自治会の文化芸能、それを集約する生涯学習施設、その機能もぜひ欲しいということもお聞きしております。それからすると、沖縄市の東部地域のみならず、漁港のこういう形の様々な魅力ある複合施設的な考えはもとより、うるま市からうるマルシェ等をはじめとするあの一帯の大きな役割を担う、中部圏域の観点で非常に大きく寄与するものになり得るものではないのかなというのが本員の考えでございますので、ぜひ御検討をいただきながら、まずは今まで出ては消え、出ては消えしている、こういう構想を含めた新施設整備等についてはきちんとすみ分けをして、総会でまずは組合員の了解、了承を得ていることは非常に大きいことです。部長、これはぜひ御理解いただいて、いつまた組合の皆さんから、漁協の皆さんから、「いや、もうなし」だと、また消えますよ。このタイミングをぜひ逸しないでいただきたい。それは今現在の組合員の皆さんも高齢化であったり、準組合員の皆さんの漁家経営等を含めるとぴったり当てはまるはずなのです。なので、すみ分けをしながら、構想的なものも見据えながらという形でぜひ進めていっていただければと思います。県の中には、水産業についてはうるま市などのモズク養殖業やパヤオ漁業の盛んな本圏域において、安定生産、流通体制の確立を図るため、関連施設の整備や漁港、漁場等の生産基盤施設の維持更新を推進しますと明記されております。併せて、水産物加工品の開発促進による高付加価値化、水産資源の持続的利用に向けた資源管理型漁業の展開にもつなげてまいりますとあります。なので、ぜひその考えの下、合致しているはずなのですね。本市の考え方と漁協の考え方と県の考え方と。これが事を進める一つの起爆剤となって、さらに大きくつなげていっていただければと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。これはまた引き続き、県の動向等にもしっかりと本員もドゥーチューバーエーすることなく、東部の皆さんとしっかりと確認しながら進めてまいりたいと思います。 さて、本員の一般質問も今回は1、2、3という形で大きく分けて質問をさせていただきました。締め切った後、「改選後喫煙の件が宮城議員、ないんですけど、何か寂しいですね」という声もお聞きしました。次回、12月定例会で改めて御提案をさせていただければと思います。 東部まつりですばらしい特定屋外喫煙場所機能を高める設置場所もありました。市長、御覧いただいたと思います。副市長も御覧いただいたと思います。議長も御覧いただいたと思います。御来場いただいた皆さんも御覧いただいたと思います。そういう意味では、ああいう共存共栄という観点からすると、ああいう場所も必要です。本員も何度か行きました。何度かじゃないです、何十回も行きました。顔ぶれが違うのです。御来場される方々の顔ぶれ、喫煙者。それだけ喫煙者がいるということなのです。ただ、マナーをしっかりと守っていただく。そういうところからすると、あの機能は必要です。ちなみに、来年の10月に、喫煙者の皆さんには非常に訃報なのですが、また税庁から御指摘があって、たばこが上がるのではないかというところだそうです。ただし、JT沖縄さんは、2兆円企業は変わらないそうですね。変わらないのです。喫煙者の皆さんのというよりは、ああいう形でマナーを高めていく上では、そういう施設を知り得ること、設置することによって、かなり体によくないというのは吸っている人が一番よく分かります。そういうところも高めながら、受動喫煙にもつながらない、ポイ捨てもさせない。そういうところを、しっかりとそういう場所を設置することによってつなげていく。本員は信じております。12月定例会をお楽しみにいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上をもちまして、宮城 浩、一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で宮城 浩議員の一般質問を終わります。 続けます。 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 こんにちは。議席番号7番、会派群星、桑江 研です。人生初の一般質問となります。よろしくお願いいたします。 去る9月に行われました第13回沖縄市議会議員選挙で多くの市民の皆さんの御支援を賜り、初当選をさせていただきました。本員が選挙の間に皆さんに申し上げてきたことが、市民の声を議会へ届けるパイプ役として働かせていただきたいということでした。なかなか陳情・請願が議会では通らない現状もあるようですけど、市民生活の向上、そして沖縄市政の発展のために一人一人の声を議会へ、そして行政へと届ける役割として、一生懸命働いてまいりたいと考えています。議会と行政は両輪であると思っています。お互いがワンチームとなって取り組んでいけますよう、しっかりと頑張ってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。 それでは、一般質問に入らせていただきます。 通告書29ページ、質問事項1.学校規模の適正化についてです。 沖縄市行政が所管します小中学校、幾つかあるのですが、県立が所管します高校あたりは定員制になっておりますのでそれはないのですが、小中学校は住んでいる児童生徒がそのまま入ってきますので、人口動態によりまして学校規模が変化していくと思います。近年は社会情勢の変化に伴って、都市部の空洞化や新興住宅地への人口密集により、市立小中学校の学校規模に偏りが出ていると伺っています。そこで下記について伺います。 質問の要旨(1)本市の学校規模について現状をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。桑江議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市学校規模等適正化基本方針の策定のため、策定を令和3年度に行った調査結果によって御説明いたします。小規模校が小学校4校、中学校が2校、標準規模校が小学校6校、中学校が5校、大規模校、小学校5校、中学校1校、過大規模校、小学校1校となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。小学校が16校中、適正規模というのが6校、中学校では8校中5校、その他の学校は小規模であったり、大規模であったりということで、何らかの対応が必要だということだと思います。 再質問をいたします。小学校の中でも過大規模校が唯一1校だけありますが、どちらの学校かをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 令和3年度の調査による過大規模校といたしましては、宮里小学校1校が過大規模校となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。唯一の過大規模校である宮里小学校ですが、現在非常に多くの在籍児童数があるかと思います。ここまで児童数が膨れ上がったのは、昨日今日のいきなりのことではないかと思うのですが、かなり以前からこの状況は継続しているのではないかと思います。実は本員も宮里小学校の出身ですから、以前からそういう問題があるのは聞いております。そこで次の質問をお伺いいたします。 質問の要旨(2)学校規模についての統計資料はいつからあるのかお伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 沖縄市立学校の在籍数及び学級数につきましては、沖縄市制となった昭和49年度から記録されております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 続けて、質問の要旨(3)当局が「大規模校」及び「過大規模校」との認識をしたのはいつかお伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 市内の小学校、中学校については、これまで学校の分離が行われてきており、現在過大規模校となっている宮里小学校も昭和44年に美里小学校から分離しております。昭和49年に沖縄市制となってからも在籍規模の増加に伴う学校分離が小学校4校、中学校3校で行われており、人口増加や都市化、宅地開発等に起因して学校規模の増大に対応してきたことは、市村合併当初から続くまちづくりの課題であると認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。今、昭和44年に宮里小学校が美里小学校から分離したというお話もありました。その宮里小学校がさらに大規模化してきているわけですが、当局のほうで過大規模校という判断をする際には、多分に文部科学省、国のほうからの基準が示されて初めて、沖縄市のほうでもそういう判定がされると思うのですが、再質問をいたします。 文部科学省が適正基準を示したのはいつかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 標準規模の学校につきましては、昭和22年文部科学省令第11条の学校教育法施行規則第41条において、学級数は12学級以上18学級以下を標準とするとされております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。基準としては、国のほうでは昭和22年から示されていたと。その中では12学級以上18学級以下が標準ということであったようです。その後、沖縄市においても小学校、中学校の大規模化が進み、先ほど御答弁もいただきましたが、分離新設が行われてきております。古い順で行きますと、昭和51年には室川小学校、昭和56年には安慶田中学校ができ、そして昭和60年、宮里中学校、平成2年、美原小学校、平成5年、泡瀬小学校、平成8年に沖縄東中学校、そして直近では、平成20年に比屋根小学校が新設され、それぞれ近隣地域の過大規模校の解消がされてきているかと思います。 このように財政規模の増加に伴って、小中学校の分離新設が行われてきておりますが、直近の平成20年の比屋根小学校を最後に、その新設が現在されていない状況、ストップしているといいますか、されていない状況が来ているかと思います。恐らく近年よく言われます少子化傾向を見越して、今後児童数が減っていくだろうという前提での現在の対応かと思われますが、しかし、過大規模校である宮里小学校においては、平成20年から32クラスという大規模校となっております。その後もずっと30クラス以上を維持し、現在でも、長いこと過大規模校という状況が続いているのですが、平成20年の過大規模校の前を見てみると、平成10年には既に26クラスということで、先ほどおっしゃった基準からいくと、もう既に大規模校となっているのですね。そうしますと、これまで大規模校となって24年間何らかの措置がされずにきていると思われます。この状況を改善するために、当初おっしゃられた学校規模等適正化基本方針の取りまとめに入っていると思いますが、続けての質問に移ります。 質問の要旨(4)学校規模等適正化基本方針についてお伺いいたします。 ①学校規模の将来推計についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 現状のまま推移した場合の将来の見通しについてお答えいたします。10年後の2030年には、令和3年時点と比べ大きな変化は生じないものと推計しており、25年後の2045年には31学級以上の過大規模校は解消する見通しとなっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございました。ただいまの御答弁によると、現状のまま少子化傾向に任せるということで推移していくと、過大規模校の解消は25年後ということになるようです。25年です。宮里小学校は過大規模となって現在まで14年経過しておりますので、何もせずにこのままの状態で行くと、39年間過大規模校という状況が続くという見通しになるかと思います。 続けての質問です。②学校規模等適正化基本方針では、アンケートを集計してアンケート結果まで掲載がされています。そのアンケート結果についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 学校に就学する当事者、児童生徒、保護者、教員を対象に、学校規模や学級人数等に関する意識調査を行っております。現在の学校規模、人数とか学級について、ちょうどよいと思うとの回答が最も多く、小学校で63.3%、中学校で70.7%となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 結果を拝見させていただきましたが、今回のアンケートの集計については、市内の全小中学校の平均値が掲載されているかと思います。その結果でちょうどいいと思うというのが一番多いという結果ですが、過大規模校である宮里小学校に限ってアンケート結果を集計すると、また違う結果が出るのではないだろうかと推察しておりますが、事前にちょっとお伺いをしたところ、その結果が現在手元にないということでしたので、これは本員の推測でしかありません。ぜひ今後その集計が出せるのであれば、お伺いをさせていただきたいと思っております。 質問を続けます。質問の要旨(5)大規模校・過大規模校に対する今後の対策をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 令和3年度に本市全体の動向を調査した段階であり、今後地域への影響や既存学校施設の有効活用、改善するための手法及び期間等を総合的に判断し、対応可能な方法を検討してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 再質問をいたします。 いろいろな対応可能な方法を検討していくという御答弁がありましたが、どういう手法があるのかお伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 沖縄市立学校規模等適正化基本方針の策定に際して想定される方策として、通学区域の見直し、通学区域の弾力化、学校施設整備を整理しております。現状と今後の動向を考慮して、学校規模の適正化に取り組んでまいります。これまで整備してきた学校施設の活用を図りながら、学校規模の平準化を図る方策として通学区域の弾力化があり、その具体的な手法として学校選択制があります。既に実施している自治体もあることから、学校選択制を導入する方法やそれに伴う課題等について調査研究してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 どうもありがとうございます。ただいま御答弁の中で学校選択制を検討されるというお話がありました。その学校選択制ですが、先日まとめられた基本方針の中で、その学校選択制についてのシミュレーションが行われているかと思います。それによると学校選択制を導入して10年後の結果をシミュレーションした結果、宮里小学校及びその他の大規模校についてもほとんど適正化には至らないという結果が出ているかと思います。現在の過大規模校である宮里小学校の現状の改善のためには、学校選択制というよりも施設整備の方向で取り組むべきではないかと本員は考えております。ぜひその辺のハード整備の御検討をいただければということで要望をさせていただきたいと思います。 再質問をさせてください。今回の学校規模の適正化についての着手に向けた今後のスケジュールをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 現在、学校規模適正化に向けた基本的な調査方針を整理した段階であり、スケジュールにつきましてはこれをたたき台として、今後検討する事項を整理してまいります。具体的な実施時期につきましては、現時点では申し上げられませんが、過大規模校となっている宮里小学校の規模緩和を第一段階として取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 まだ具体的なスケジュールが出てこないということをお伺いいたしました。 宮里小学校は先ほど申し上げたように、長年にわたり、過大規模校という現状にあります。つまり、ほかの学校と比べて児童生徒の皆さんは、教育の不公平を感じているところだと思います。これまでその状況が続いてきた中で、これからあと10年、20年と長引いていくと、宮里地域に住む方々は親子、もしかすると親子3世代にわたって過大規模校の課題を背負っていくという状況が続きかねないと思います。いろいろな状況があって、学校規模適正化には難しいというのは理解をしておりますが、この学校規模の適正化に向けての取組は行政にしかできないことだと思っています。ぜひ早期解決に向けてスケジュールを早期に策定していただき、早期解決に向けて取り組んでいただくよう要望をしておきたいと思います。ありがとうございました。 次の質問に移ります。質問事項2.市道認定についてです。 今回の質問は市道という言葉、沖縄市道、私道いろいろ出てきますので、少し分かりやすい言葉を使わせていただきたいと思いますが、質問の要旨(1)本市の私道の本数をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 こんにちは。桑江 研議員の一般質問にお答えします。 本市における私道は、市内の至る箇所にございますが、市が管理していない私道といたしましては、おおむね約3,000本程度と想定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。今回の本員の質問の趣旨でありますが、市が管理しない私道につきましては、もちろん市が管理する義務はないのですが、それでも一般の市民の多くの方々が利用し、生活道路として利用している道路については補修等、市が積極的に管理をしてもいいのではないだろうかということで質問をさせていただきます。 続いての質問、質問の要旨(2)道路アプリによって通報された箇所で私道のため、市が対応する義務がないために対応できなかった件数をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 道路通報アプリにより通報された件数のうち、私道で対応できなかった件数につきましては、令和3年度において私道を含む全ての通報件数が207件、その中で17件が私道関連となっております。また、令和4年度現在は、158件中12件が私道関連となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 再質問をさせていただきます。 令和3年度に17件、令和4年度は12件対応できなかった通報があったということでお伺いをいたしました。その対応できなかった通報内容の傾向をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 私道関連の通報内容といたしましては、大部分が舗装や側溝の不具合による内容でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。数は全体するからするとそんなに多くはないのですが、私道とはいえ、通報された方々にとっては多分に通行に支障があるということで、重要な不具合だということで通報されたかと思います。やはり生活道路として多くの市民が利用する私道については市道に認定し、平等な補修等手当てをするべきではないかと考えます。 そこで、(3)市道認定の基準をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 市道認定の要件といたしましては、沖縄市道路認定基準取扱要領の第2条に認定基準が定められております。基本的な要件でございますが、道路幅員が原則5メートル以上で起終点が公道につながり、道路交通上の必要性などの条件を備えた道路となります。また、既存の私道路を市へ移管する場合には土地所有者、抵当権者の全ての同意の下、原則的に市に対して土地の無償譲渡を条件としております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 道路の形状以外にも土地所有者の了解等、いろいろ要件があることが分かりました。 再質問です。今、御答弁の中にありました沖縄市道路認定基準取扱要領を少し見せていただきましたが、平成21年の決裁となっているようでした。市内に多くの沖縄市道が存在すると思うのですが、それ以前は何を基準にしていたのかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 平成21年度以前におきましても、私道から市道として維持管理してほしい旨の土地所有者からの要望や地域からの要請もあり、本市といたしましても市道として適切な維持管理を行っていく上では財政面を考慮するなど、ある一定の認定条件を定める必要性があったことから、私道を市道として維持管理しなければならない道路が生じた場合に備え、平成21年に道路認定基準取扱要領を定め運用しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。以前のたくさんある沖縄市道の認定が何を基準にしているのかというのをお伺いしたかったのですが、ちょっと今の答弁には入っていなかったようですけれども、今後また御指導いただきたいと思っております。 再々質問をさせてください。この要領を作成後に沖縄市道への認定の要望があったかどうか。そして、それに際して沖縄市道に認定した道路があったかどうかをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 市道認定基準を定めた後に、地域や自治会などから既存の私道を市道に認定し、維持管理を行ってほしいとの要望はございましたが、認定基準を満たしていないことや、土地所有者との合意形成が得られないなどの理由により、市道に認定した私道はございません。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。認定の基準がかなり厳しいような気がいたします。 次の質問です。質問の要旨(4)私道で市道の基準を満たしている道路はあるかどうかお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 私道につきましては、道路幅員などの詳細な情報を把握できていない状況でございますので、市道認定の基準を勘案しながら、個別に検討が必要となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 続けて、質問の要旨(5)宮里3丁目から宮里東側線に抜ける道路の市道認定ができない理由をお伺いいたしますが、この道路というのは沖縄市道宮里13号線、14号線、23号線、そして今出ております宮里東側線という沖縄市道に挟まれた間の道で、位置指定道路となっております。たびたび地元の方や自治会の方ほうからタウンミーティング等で修理の要望があるかと思うのですが、今言われたような理由で修理ができないという現状になっております。ということでの質問になります。お伺いをいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 当該私道が市道認定されていない理由につきましては、現地確認を行い、市道認定基準に照らし合わせて確認が必要でございますが、市道認定につきましては認定基準に合致するだけではなく、私道の土地所有者などの権利関係の整理や、周辺道路の状況等を総合的に勘案しながら判断されるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 先ほどと同じだと思います。個別の判断ということになるようです。 続いて、質問の要旨(6)私道の現地調査を行い、基準を満たしている場合は沖縄市道に認定すべきだと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 先ほども御答弁を申し上げましたが、私道の市道認定につきましては、認定基準に合致するだけではなく、私道の土地所有者などの権利関係の整理や、周辺道路の状況等を総合的に勘案しながら判断されるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。再質問をさせていただきます。 私道が市道認定基準を満たした場合、先ほどの要領には申請手続方法等が記されていなかったと思うのです。具体的に申請の手続方法についてお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 私道を市道に認定する際の申請手続につきましては、本市では具体的な定めはございませんが、当該道路用地に関する全地権者からの無償譲渡承諾や道路境界を確定できる資料のほか、道路幅員などが市道認定基準を満たしているのか確認する必要がございますので、今後そのような要望があった際には、申請者と協議してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。沖縄市道への認定はなかなか厳しい、ハードルが高い状況があるかと理解をしました。ですが、もしそのハードルをクリアして申請があった場合は、ぜひ積極的に沖縄市道への認定をしていただくという作業をお願いしたいと思います。 さらに申し上げると、位置指定道路、私道であっても、いつも当局の方々が答弁されていると思うのですが、その箇所の危険性等、通報の内容によっては速やかに補修をしていただけると非常に助かりますということですので、ぜひ御検討、対応をよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時53分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 引き続き一般質問、よろしくお願いいたします。 通告書29ページ、質問事項3.土砂災害の防止についてということであります。 質問の要旨(1)宮里3丁目37番付近において発生した土砂崩れについてお伺いをするわけですが、まず、この地域の概要を御報告しておきたいと思います。 この地域では、11年前の2011年8月の大雨で1回目の土砂崩れが発生しました。ここは袋小路になった指定道路ということになっておりますけれども、片側が住宅地、片側が三角地帯ということになりますが、そこで山側のほうにあった電柱の倒壊が起こったようです。そして2回目には、2014年7月にさらに大きな土砂崩れが起きて、建て直した電柱が再度転倒し、その宅地前の道路を封鎖するほどの土砂崩落が発生しています。そして昨年、2021年6月の線状降水帯による豪雨により、道路の半分を覆っていた土砂がさらに数十センチ宅地側へ流れて、付近住民は現在、財産及び生命の危険を感じているということで、その2011年6月の被害の後、7月には行政へ陳情書の提出もされているという地域であります。 そこで、質問の①当該地域の土砂災害警戒区域等の指定状況についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 こんにちは。桑江 研議員の一般質問にお答えをさせていただきます。 指定状況についてでございますが、宮里三丁目37番付近につきましては、土砂災害防止法に基づき地滑りの危険がある場所として、県により土砂災害警戒区域、いわゆるイエローゾーンに指定されております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 続けて、②当該土砂崩れについて、宮里自治会より要請書が提出されていると思いますが、これまでの市の対応についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 お答えさせていただきます。 当該土砂崩れの対応につきましては、令和3年7月に宮里自治会より要請を受けたところでございます。これまでの本市の対応としましては、当該土砂崩れが発生した土地及び影響を受けている範囲がいずれも民間地であることから、速やかに土地所有者に対し適切な対応、対策を実施するよう促してまいりました。また、当該地域は土砂災害警戒区域に指定されていることから、今後の二次災害等に備え、周辺住民に対しましては、身の危険を感じたらいつでも避難できるよう、避難体制の確保について周知をさせていただいているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございました。今おっしゃったような行政の指導を受けて、土地の所有者の方が昨年、道路に流れ出た土砂を撤去し、さらに土のうを設置するなど、一時的な対策を講じていただいたようです。それにより宅地前の道路は車が2台すれ違えるぐらいに回復をしたと聞いております。しかし、今年の9月、沖縄市議会議員選挙の真っ盛り、選挙にも影響を与えた台風の接近による降雨によってまた土砂が崩れ、道路へ土砂が流れ出しているようです。現在また、以前の状態に戻っているということです。民地であるということから、できる範囲は限られているかと思いますが、根本的な対策が必要ではないでしょうか。 さらには、現在イエローゾーンへの指定がされているということですが、イエローゾーンの指定というと、調べてみると避難体制の確保についての呼びかけを行っていただいているようなソフト面の対策しかできないというふうに伺っています。 そこで、③県のハード指定を受けることで行政による対応が可能と聞いておりますが、どのような内容でしょうか。また、その指定を受けるための要件等は何かお伺いします。
    瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 お答えいたします。 地すべり等防止法並びに急傾斜地法において、国または都道府県は土砂災害が発生するおそれがある区域を指定し、災害防止工事を実施することができる旨定められております。これら法に基づく区域指定を受けるための要件としましては、急傾斜地法に基づく指定については崖の高さが5メートル以上、影響を受ける人家が5戸以上、自然崖であること。また、地すべり等防止法に基づく指定については、区域指定面積が5ヘクタール以上であることなどの要件がございます。なお、いずれにしましても区域指定により土地利用に関わる規制があることから、土地所有者をはじめ周辺住民など、地域の同意が不可欠となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。幾つかの要件があるということですが、まず、環境については要件が合致しているかと思われます。さらには、周辺住民を含めたというところでは、住民の方々、先ほど少し申し上げましたが、令和3年7月には陳情書を提出されておりますが、その際に付近住民十数名の方々の連名での署名をいただいているようですので、そこについては問題がないかと思われます。さらに、土地所有者については先ほども御答弁いただいたように、行政から働きかけをして指導をいただいているようですから、さらに、引き続き行政による所有者の方への働きかけをお願いするものです。 そして、この要件を満たして県へハード整備の申請をしても、その県の、あるいは国の指定を受けるまでには、お伺いするところでは早くて5年ほどかかるのではないかという回答をいただております。多分に今、住んでいらっしゃる住民の方々はそこまで待てないのではないだろうかと思います。先ほど陳情書の内容を見させていただくと、実際に不眠症状も出ているというようなお話も書いてありますので、早急な対応が必要だと思うのですね。 そこで④の質問です。その指定を受ける前に、市独自の取組として当該土砂崩れに対する対応ができないのかどうかということでお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 土砂崩れの対応につきましては、先ほど来申し上げておりますが、一義的に、原則的には土地所有者の責任において対策を行うことが必要であると認識しております。当該事案につきましても、土地所有者による適切な対策が図られるよう関係部署とも連携し、引き続き土地所有者等の調整を行ってまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ぜひ所有者の方々との調整をお願いしていきたいと思います。 しかし、原則論はもちろん理解をしております。ただ、現在危険な状態であるということを認識している間に、万が一のことがあればという危惧があります。現在、異常気象であったり、線状降水帯であったり、多分それが通常化しているので異常気象とは言わないと思うのですが、降雨量が増えてきたりという状況が続いている現状が危惧されております。その周辺住民の方々は何かあれば被害者ということになりますが、被害者を出さないということはもちろん大事だと思うのですが、何かあった場合は土地所有者の方は加害者という立場になってしまうのです。加害者を出さないことも大事なことだと考えます。現在把握している危険性を除去し、市民の生命と財産を守り、安心安全なまちをつくることは行政の責任ではないかと考えます。 そこで再質問をさせていただきます。超法規的措置を含め、市独自の取組として対応ができないものかどうかお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 お答えいたします。 土砂崩れの対応につきましては、先ほども答弁させていただきましたが、土地所有者による対応が原則となっております。急傾斜地法や地すべり防止法において、一定の要件を満たした場合に限り、行政による対策が可能となってまいります。しかしながら、議員要望のあります危険な状態にあるものをそのままにしておくのもどうかと思いますので、土地所有者に対応いただけないケースなどは、直ちに対策を講じなければ大きな被害が生じる危険性がある場合など、状況は様々であることから、国や県とも連携した市独自の支援の在り方などについて、引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。ぜひ最大限に前向きな御検討、調整をお願いしたいと思います。ありがとうございます。 続いて、通告書30ページ、質問事項4.雨水による浸水についてでございます。 質問の要旨(1)市道宮里28号線における宅地への度重なる浸水被害について把握されていると思いますが、現在対応が進んでいると伺っております。進捗状況についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 市道宮里28号線沿線につきましては、近年の台風や集中豪雨の際に道路が冠水することは把握しており、大雨時の際には重点的にパトロールを行うほか、応急的な冠水対策として、側溝の清掃やグレーチングの新規設置などを行ってまいりました。現在当該路線における道路冠水などの対策に向け、冠水の原因調査並びに対策工事の設計を進めており、令和5年度以降の工事着手に向けて取り組んでまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 現在原因調査、そして対策工事の設計が進められているということであります。市道宮里28号線については、接続している宮里29号線と併せて、宮里28号線の少し高い位置に29号線があるのですが、そちらも側溝がないような沖縄市道になっているのですね。その辺と併せた一体的な設計、そして周辺の流水量などを十分調査をされた上での一体的な設計をしていただきたいと思います。 そしてもう一つ、令和5年度以降の工事着工ということですから、ぜひスケジュールを確定していただいて、令和5年度中にはできるようなことでやっていただければと思います。その被害を受けているお宅へお伺いしましたけれども、高齢の女性の方と娘さんと二人暮らしで、雨が降るたびに自分のお家の前に土のうを十数個並べて、上がったら片づけてという作業をずっとされているようなので、大変な御苦労をされているというふうに伺っています。地域の声としてお届けしておきたいと思います。ぜひ早急な対応をよろしくお願いいたします。 続いて、通告書30ページ、質問事項5に移ります。パークゴルフの普及推進についてお伺いをしていきます。 質問の要旨(1)県内のパークゴルフ場の整備状況についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 桑江 研議員の一般質問にお答えいたします。 県内パークゴルフ場の整備状況につきましては、公益社団法人日本パークゴルフ協会で公認しているコースが県内に8コースあるものと認識しております。また、公認コース以外にもパークゴルフをプレーできる施設として、西原町民パークゴルフ場や、かんなパークゴルフ場などが県内で整備されているものと認識しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 続けて、質問の要旨(2)市民の健康づくり、特に高齢者の皆さんの健康づくりとしてパークゴルフは有効だと考えますが、当局の認識をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 公益社団法人日本パークゴルフ協会の資料によりますと、芝生でパークゴルフを18ホールプレーいたしますと、40分から50分の運動時間の歩数で約2,500歩の運動になり、膝への負担も軽減されるとされていることから、幅広い市民、特に高齢者の健康づくりとして適しているものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございます。先ほど県内に8コース、それと公認コース以外にも幾つかあるというふうに伺っておりますが、こちらは近隣の中部地域でも西原町であったり、読谷村であったり、パークゴルフ場が整備されて、村民、町民の方々、高齢者を含めて非常に楽しんでいらっしゃると伺っております。沖縄市からも老人クラブの皆様など、よく近隣、あるいは近隣に飽き足らず、漢那だったり、北部のほうだったり、一時期はよくバスを使ってパークゴルフを楽しみに行かれたということを伺っております。 そして、一番直近にできた読谷村のユンタンザパークゴルフ場、令和元年に整備されたようですが、ちょっと調べてみますと、利用者数が令和元年度は1万9,000人、令和2年度は1万3,000人、令和3年度は途中までの数字でしたが、1万6,000人ということで、コロナ禍にあっても野外で取り組めるスポーツだと、レクリエーションだということで、変わらず人気で利用者が多いというふうに伺っております。 そこで、質問の要旨(3)本市にパークゴルフ場を整備する意向はないか伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市立総合運動場体育施設につきましては、平成16年3月に策定いたしました「沖縄市立総合運動場整備計画」に基づき整備を進めております。当該計画において、パークゴルフ場整備は盛り込まれておりませんが、今後その有用性を鑑み、関係部署とともに調査研究してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江 研議員。 ◆桑江研議員 ありがとうございました。この沖縄市議会においても、幾つか過去にもパークゴルフ場に関する質問等があったかと思うのですが、現在は予定されていないという御答弁をいただきました。昭和50年代、ゲートボールの導入で高齢者の方々がスポーツに取り組み始めたという事例があります。その前までは病院の待合室が高齢者の皆さんの集いの場であった、憩いの場であったという状況が、ゲートボールをきっかけに、特に男性の方々が外に出てスポーツを楽しむようになったということで、待合室がガラガラになったと。「最近顔を見ないね、元気かねー」という笑い話もよく聞いていると思うのですが、そういうところまでの爆発的なメニューということにはならないかもしれないのですけれども、ただ、現在福祉の分野でもよく言われています、高齢者のフレイル予防というところでいろいろ取り組まれていると思うのですが、楽しくフレイル予防としての活動をする上で、外出の機会を促す、外出のきっかけになる一つの手立てとして有用だと本員は考えておりますので、ぜひ何かの機会があれば積極的に御検討いただくようお願いをしたいと思います。ありがとうございます。 以上で本員の一般質問は終了となります。初めての質問でなかなか議論がかみ合わない点があったかと思いますのが、さらに精進を重ねて、より深い議論ができるように頑張ってまいりたいと思います。これからもよろしくお願いします。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で桑江 研議員の一般質問を終わります。 続けます。 新里和也議員。 ◆新里和也議員 沖縄市民の皆様、桑江市長をはじめ沖縄市当局の皆様、そして先輩議員の皆様、同期当選議員の皆様、最後に、後ろに来ております参政党の仲間たち、改めましてこんにちは。議席番号4番、ただいま参政党に所属しております新里和也でございます。 去る沖縄市議会議員選挙におきまして多くの市民の皆様の負託を受け、初当選させていただきました。この場をお借りして、改めてお礼を申し上げます。ありがとうございます。いきなりですが、本員は選挙期間中に「#平成パワー」というスローガンの下、選挙活動を行っておりました。というのも本員が1991年、平成3年生まれだからです。なぜこの話をしたかというと、この沖縄市議会議員にも今回の選挙を終えて平成生まれの議員が誕生したということをお伝えしたかったからです。本員は沖縄市の平成世代の代表として、この場に立っているとも考えております。多くの若い世代が政治、まちづくり、そしてこの沖縄市に今まで以上に関心を持ってもらうきっかけになるべく、全力で取り込んでまいります。 少しだけ参政党の紹介をさせていただきます。本員たち参政党は2022年4月に結党し、去る7月に行われた参議院選挙後に国政政党になったばかりの政党であります。投票したい政党がないから、自分たちでゼロからつくる。国民が政治に参加するというコンセプトの下、生まれました。政策として3つの重点政策がある。1.子供の教育 学力より学習力の高い日本人の育成。2.食と健康、環境保全 化学的な物質に依存しない食と医療の実現と、それを支える循環型の環境の追求。3.国のまもり 日本の舵取りに外国勢力が関与できない体制づくりを掲げております。また、参政党は党員の声を吸い上げ、政策に反映していくボトムアップ政党です。参議院選挙期間中において、SNSや各メディアでも大きく取り上げていただき、本員の選挙期間中も沖縄市の党員の方や市民の皆様から多くの声をいただいたコロナ関連の内容から一般質問を始めていきたいと思います。 それでは通告書31ページ、質問事項1.本市の新型コロナウイルス対応に関して。 質問の要旨(1)新型コロナウイルスやワクチンに関して日がたつにつれ情報も増え、世界的に規制も撤廃されている中、本市の新型コロナウイルス対応についてお伺いいたします。 ①新型コロナウイルスの分類を2類相当の感染症から5類感染症にすることで医療機関の負担が減り、経済が立ち直るのではと考える専門家もおり、世界各国でも規制撤廃がされておりますが、県や国に本市から2類相当から5類に変更する要望を出す考えはないかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 新里和也議員の一般質問にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症については、国や県の指針や対処方針が示され、本市としても新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づき各対策を講じてきたところでございます。新型コロナウイルス感染症の2類相当から5類への変更につきましては、今後専門的知見により国の対策本部及び関係機関において議論されるべき事項だと考えております。本市といたしましては、国や県の今後の方針等について注視しながら、新型コロナウイルス感染症対策について、引き続き対応を図ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。 9月7日の帝国データバンクの調査をちょっと本員拝見しまして、今2類から5類に変更を希望している企業というのが51.1%ありまして、「どちらともいえない」というのが26.4%、「わからない」というのが10.1%、そのまま2類でいいのではないかというのが12.3%という調査結果が発表されておりました。県や国の動向を注視するのもいいのかもしれないのですが、しかし、沖縄市としてもここの部分というのをウィズコロナ、アフターコロナというのを考えた上で、円滑に経済がすぐ動けるように議論をしながら準備していくというのが必要なのかなと本員は考えておりますので、そこの部分というのも当局の皆様と少し話をさせていただきながら、調整させていただければと考えております。 質問の要旨(2)に移ります。5歳以上11歳未満の子どもへのワクチン接種に関してです。 ①9月2日厚生労働省の分科会で5歳以上11歳未満の子どもへのワクチン接種が「努力義務」ということが決まりました。「努力義務」という言葉はいかにも義務であり、強制であるかのような印象を与えます。重症化リスクの低い若年層(子どもたち)へワクチン接種に疑問を持っている御家庭もありますが、本市はどのようにお考えになっているかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 それでは、新里和也議員の一般質問にお答えいたします。 ワクチン接種の努力義務は、接種を受けるよう努めなければならないという予防接種法の規定であり、義務とは異なります。感染症のまん延防止の観点から、接種に御協力をいただきたいという趣旨からこのような規定がございます。本市におきましても感染症のまん延防止だけでなく、重症化予防対策の観点も考慮しワクチン接種業務に取り組んでおり、中部地区医師会や医療機関と連携しながら接種を希望する方への体制構築を図っておりますが、強制的な接種は行っておりません。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。 では次、②同調圧力を不安視されている御家庭もいることを踏まえて、任意でのワクチン接種であることを市ホームページ以外でも周知や対策を行っているか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 対象となる全ての方へ送付する接種券がございますが、その中に同封するお知らせで、「小児の場合はワクチン接種は強制ではなく、保護者の方の同意なく接種が行われることはありません」と最初に見やすく表示しており、すぐに予約につなげるのではなく、コールセンターのみの予約受付にするなど、一旦ワクチンの効果や副反応について考えてもらうよう工夫をしております。また、送付物には、ワクチンの効果や安全性だけでなく、差別、偏見に関する内容をまとめた、厚労省作成のリーフレットも同封しており、保護者や子供たちが接種を検討するための資料として活用いただいております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。 市から接種券が届くと、文書をあまり読まない方も中にはおられまして、何となく届いたからこれは受けさせないといけないものなのかなという感覚で予約というところに進んでしまっている方もいるかとは思っております。結局何が言いたいかといいますと、ちょうど明日ではあるのですけれども、「子どもへのワクチン接種とワクチン後遺症を考える超党派議員連盟」のほうが、16時10分から17時30分にワクチン大討論会というのをYouTubeで配信する予定がありまして、その中で専門家の方を呼んで、ワクチン接種に関して慎重派の方、反対派の方、中立の方、推進する方の立場で討論を行うというのが実際企画されております。結局いろいろな情報というのをしっかり保護者の皆様にも聞いていただいて、自分の子供に本当に打たせることがいいことなのかどうなのか、そういうところというのをしっかり情報提供というのを、やはり文書とかだけではなく、何かしらもっとSNSとかそういうものも使いながら、検討できるような形でしっかりと伝えていく必要があるのではないかと思っております。 次、質問の要旨(3)新型コロナウイルス対策におけるマスクの着用に関してであります。 ①10月3日の岸田総理の所信表明演説で新型コロナウイルス対策における屋外のマスク着用は原則不要だと表明していますが、市民への周知はどのように実施するかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 屋外でのマスク着用につきまして、本市の周知に関してお答えいたします。今年6月から9月までの間、熱中症予防と併せて屋外でのマスク着用の注意喚起をLINE、Facebook等のSNSや防災無線、広報車などで周知を行ってきたところでございます。今後につきましても、マスク着用につきましては場面に応じた適切な着脱等を、市民に対し周知を図ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。 続いて、②他市町村では、小中学校の保護者へのマスク着用に関する周知が教育委員会より通達が出されておりますが、本市でもそのような取組を行う予定はあるかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 こんにちは。新里和也議員の一般質問にお答えします。 沖縄市教育委員会では、県の方針を受け、感染症対策の一つとしてマスクの着用を周知しております。しかし、十分な身体的距離が確保できる場合、体育の授業、運動部活動の活動中、登下校中、会話をほとんど行わないような場合、また、熱中症などの健康被害が発生するおそれがある場合など、マスクを外す場面を児童生徒に指導するよう、各学校に周知をしております。また、子供たちの学校の教育活動全体を通じての指導や文部科学省からのマスク着用に関するリーフレットを配布し、学校を通じて保護者への周知を行っております。今後も県の動向を見ながら、熱中症などの健康被害の発生防止を念頭に、マスクを外す場面について周知に努めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。マスクのことは、すごくいろいろな意見があると思っております。ただ、大人は自分の判断で自分の好きなときに外していると思うのですね。周知、その方法をもう少し分かりやすくというか、「外したい人は外してもいいのだよ」という伝え方をしないといけないのではないかと思っていまして、多分何となくつけている方が今ほとんどだと思っているのです。もちろん中には必要があるからつけている方もいらっしゃると思うのです。別に全員必ず外せというふうに思っているわけでもありません。特にお子さん、選挙期間中も歩いている子を見たりすると一人で歩いていて、暑い中マスクをして歩いていて、大丈夫なのかなと。熱くないのかなと。そういうことを思いながら見ている部分も本員ありましたし、あとは車の中で一人で運転しているのにマスクをつけている方とか、多分もう何も考えないでマスクをつけているのだと思うのです。結局、大人が外さないと子供って外さないと思っていまして、もう背中を見せるじゃないですけれども、なるべく外では外していいというところをしっかりと周知徹底していかなければ、いつまでたってもマスクをずっとつけているのではないかと考えております。とにかくマスクに関しては、大人が外して子供たちに見せていくしかないのかなというふうに考えておりますので、もう少し具体的な周知の方法とか、そういうものを考えていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に移ります。通告書32ページです。質問事項2.地域ポイント・地域通貨制度の実施状況について。 質問の要旨(1)地域通貨・地域ポイントの概念は一見、そのメリットなどが見えにくく、導入が難しいと推測されるが、制度として構築することで、今流通しているキャッシュレス決済での支払いなどのように非常に便利であると考えます。同時に、地域での経済循環など、多くのメリットが考えられるが、本市での導入の状況をお伺いいたします。 ①本市では、現在地域通貨・地域ポイントの導入はされているか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 新里和也議員の一般質問にお答えいたします。 現在、本市におきましては、プレミアム付クーポン券として紙媒体によるエイサー商品券を発行し、好評を得ているところでございますが、電子による地域通貨及び地域ポイントは実施しておりません。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。今、導入されてはいないということではあるのですが、それに代わるようなものがあるのかなと思っておりまして、現在「介護予防がんじゅうポイント制度」と「おきはくんウォーク」というものがあるかと思います。介護予防がんじゅうポイント制度というのは、65歳以上の高齢者の方が活動を行うと、活動というのがレクリエーション支援とか、ごみ出しとか草刈りとか軽作業とか、そういうもので1ポイント100円、上限5,000円で料金を換金申請すると口座に交付金として入るものだと本員は理解しております。おきはくんウォーク、これも100歩歩くと1ポイントになって、1日上限8,000歩の80ポイント、今2万ポイントで2,000相当の特典に何か変えられるというのが令和5年2月から始まると伺っているのですけれども、こういうものというのを地域通貨、地域ポイントの部分に代用することができないのかなと考えているのですが、②地域通貨・地域ポイントを導入することで、地域内での経済循環、新規事業者が参入しやすくなる、補助金交付や商品券配布などのコストが抑えられる等、様々なメリットが挙げられると思いますが、本市として特に重要だと考えている項目は何かお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 地域通貨や地域ポイントなどにより経済循環が図られ、地域内に通貨やポイントが循環していくということは、地域経済的なメリットにもなり得ると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。地域内にお金を循環させていくところが大事だというふうに御答弁いただいたのですが、例えば介護予防がんじゅうポイント制度とかであれば、現金が直接入金されてしまって、その後どこにお金が使われているのか分からないとか、そういう部分があるかと思います。おきはくんウォークに関しても2,000円相当の特典というのがまだ決まっていないかと思うので、こういうものを例えばエイサー商品券とかそういうものに充てて、本当に地域の中で回すというところに代用できないのかとか、そういうものを考えておりまして、提案させていただきたいと思っております。 ③導入においてコスト的にも近年だいぶハードルが下がってきているかと思いますが、導入に至る障害、またデメリットなどはどう考えているかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 地域通貨や地域ポイントのメリットにつきましては、現金の持ち運びが不要で、決済完了までの時間が短いことから気軽に活用することができることや、また、利用を対象店舗に限ることで対象店舗の利用が増えることなどが挙げられます。一方デメリットといたしましては、利用が対象店舗に限られること、事前にチャージが必要であること、決済に様々な種類があると使い分けや管理が複雑となることなどが挙げられます。また、導入には参加店舗の協力が必要なことから、導入への理解や、場合によっては整備に係る初期費用のコストなども考えられます。 ○瑞慶山良一郎議長 新里和也議員。 ◆新里和也議員 ありがとうございます。介護予防がんじゅうポイント制度とか、おきはくんウォークとかというものも、全部課だったり、部だったりが違っていたりするものがあるかと思うのですけれども、こういうものを一つにまとめて、分かりやすく、市内で循環できるような制度にしていただいて、高齢者の方が例えば外に出るために実施しているものだったり、ウォーキングということで健康の部分にポイントを置いているものだったりすると思いますので、もっと歩きたくなったり、もっと活動したくなるような何かポイントとか制度というのをつくって、さらに課を分けるのではなくて、一緒にして一つのサービスにしてしまって、もっと広告とか周知とかがしやすくなって、市民の皆様が使えるようなサービスにしていけばいいのかなと本員は考えております。そういう部分というのも一緒につくっていきたいと考えておりますので、ぜひサービスの向上というのを一緒に考えさせていただければと思っております。ありがとうございます。 本員の一般質問は以上で終わりにはなりますが、本当につたない質問だったりやり取りで、まだまだ勉強が必要だなというのは十分認識しております。これからの4年間でさらに成長して、一緒に何か一つでも市民の皆様のために還元できることができるようになればなと考えておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。では、新里和也の一般質問を終わります。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で新里和也議員の一般質問を終わります。 続けます。 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 市民の皆様、市長、教育長をはじめ当局の皆様、こんにちは。もう午後3時になります。昼食後ですので、少し眠くなる時間帯ではございますけれども、しっかりとよろしくお願いいたします。9月11日、沖縄市議会議員選挙において改めて市民から負託をいただきまして、2期目をスタートすることができました。議席番号20番、喜友名秀樹です。よろしくお願いいたします。 それでは早速、一般質問に入っていきたいと思います。よろしくお願いいたします。その前に、少しだけ所見を。先ほど来、昨日東部まつりが市内で行われまして、非常に盛り上がったというお話がありましたが、本員も東部まつりに行こうと思ったのですが、人が多くて断念させていただいたのですが、ただ、銀天街であったボランティアまつりには参加させていただきまして、そこの宣伝もさせていただけたらなと。部長も参加しておりまして、新たな取組というところで、これまでの福祉まつりから少し形を変えた形にはなりましたが、まちと一体となったイベントということで、非常によかったなと思っております。いろいろと課題であったり、よかった点を含めて、今後も生かしていただけたらなと思いますが、この週末は市内で多くのイベントもございましたが、本員、結婚式もございまして、本当に久しぶりの多くの方々が集まる披露宴に参加させてもらいましたが、この会場にいる議員の何名かは一緒でした。よかったですね、コロナが少しずつ何か光が見えてきた、出口が見えてきたような気がいたしまして、わくわくするこれからの沖縄市へ。先ほどマスクの話もありましたけれども、これからも市民が活躍できる、そしてわくわくするような沖縄市づくりを一緒にできたらなと思います。ただ、本員2期目、この間4年間取り組んできたものを振り返りながら、そして次に生かせるような一般質問をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 それでは通告書に従いまして、一般質問を行いたいと思います。33ページをお願いいたします。 質問事項1.総務・教育行政についてでございます。これもこの間質問した内容でございます。2020年にスタートいたしました「沖縄市職員等駐車土地使用規則」についてでございます。10月1日に徴収を始めて2年経過したということですので、一旦振り返りもしながら、また違う目線で質問をしたいと思います。 質問の要旨(1)沖縄市職員等駐車土地使用規則に定められている使用料の見直しの必要性について以下お伺いいたします。 ①使用料金の徴収に当たり現場職員から駐車スペースの確保や料金見直しを求めるなどの声があるかと思います。その他にどのような課題がこの2年間で見えてきたのかお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。喜友名議員の御質問にお答えいたします。 教育委員会におきましては、使用料の支払い方法について改善してほしいとの求めがあり、工夫の必要があると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。徴収方法ですが、そこは後でまたやりたいと思います。 ②学校などの公共施設敷地内に駐車する事に対して当局の見解、これも前回聞いたと思いますが、改めてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 学校を含めた公共施設は、市民共有の財産であり、施設の設置目的に沿って利用するものと考えております。施設の利用に際にしても設置目的に沿った使用が求められ、その目的に支障が生じない場合に限り、目的外使用の手続を経て使用許可処分を行い、使用料を徴収するものであります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 今の答弁にはなかったことが一つありまして、まず、基本的に駐車場という言葉が出てこないのです。あくまでも公共施設での市民の共有の財産であると。ここは少し確認させていただいて、後の質問で話をさせていただきたいと思います。進めていきたいと思います。 ③「沖縄市職員等駐車土地使用規則」第7条使用料の積算根拠をお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 よろしくお願いします。喜友名秀樹議員の一般質問にお答えをさせていただきます。 駐車使用料徴収につきましては、行政改革の取組の中で進められた経緯がございます。使用料については、沖縄市公共施設内における職員等駐車の有料化に関する基本方針の基本的な考え方に基づき、市内における民間有料駐車場の駐車料金の額を勘案し、全施設統一して設定しております。同規則制定時の市内の民間契約駐車場の相場を参考に、その平均額の5,000円を自動車の使用料とし、バイクなどについては5分の1の額の1,000円として設定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。前回もこの規則においての積算根拠をお伺いしましたけれども、先ほど答弁にもあったように、まず駐車場ではないというところなのに、駐車場として料金を調べたというところは疑問に思うので、そこも確認させていただくのですが、本員は2年前に不動産サイトを調べたのです。これは9月でしたけれども、二、三回だったと思うのですが調べたところ、この二、三回調べただけでも、まずサイトに出てくる件数が幅広いのです。70件から100件を超える日もあるわけですね。本市が調べた資料にもありましたけれども、その中に最低が3,000円から最高が1万円というのがございました。本員も見たところ、2,500円から8,800円でした。このとき調べると。要は、変動が結構あるのです。9月だけでこれだけ変動があって、年間を通すと、例えば年度のまたぎだったり、年末年始、時期によってはもっと変動があるのではないかというふうに思っておりますので、まずそこの積算根拠も非常に疑問に思うところではありますけれども、次の質問に行きたいと思います。 先ほどもありましたように、駐車場と認めていないにもかかわらず、改めて、この公共施設は市民の共有財産であるわけですよね。そこで、④駐車料金ではなく使用料金として「沖縄市行政財産使用料条例」第2条 使用料の額に定められている(1)土地の使用の算出方法によって財産の価値(使用料金)を決めるべきだと本員は考えるのですが、当局の見解をお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 お答えさせていただきます。 公共施設における職員等駐車の有料化については、沖縄市公共施設内における職員等駐車の有料化に関する基本方針の基本的な考え方に基づき、条例の改正、関係例規の整理を行っており、使用料の額については、市内における民間有料駐車場の駐車料金の額を勘案し算定することとされております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 同じような答弁が出てくるということなのですが、そもそも駐車場としていない公共施設内のスペースの金額を出すのに、駐車場を参考にしたという当局の方針、その方針が、ちょっと再質問として確認させていただくのですけれども、なぜ土地の使用の算出方法ではなく、あくまでも駐車場として出すという方針を選んだのか、ちょっと確認させていただけますでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 それでは、喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 駐車場の算定につきましては、沖縄市行政財産使用料条例に定められている算出方法で算出いたしますと、近隣の民間駐車場と料金の乖離があり、民間事業者を圧迫しかねないことや、県内他市の事例などを勘案して、市内民間有料駐車場の料金を参考に算定することとしております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。ごもっともな答弁だと思いますが、本員がやはり気になるのが、この出し方なのですね。民間事業者を圧迫するというような答弁がございましたけれども、当初算出するに当たって、本市を四分割して平均を出されて、それをさらに平均を出されていますよね。もともと高いところの地域ってあるじゃないですか。西部地域です。この庁舎周辺、胡屋であったり、前回の2年前の調査の中であった1万円というのはこの辺に集中するわけなのです。最初から、この庁舎周辺に住まれている職員の皆さんというのは限られているので、そんなに意識しないで出されているのかなと。だから民間事業者を圧迫すると話ししていますけど、本員はだったら4地域に分けた時点の平均で終わったほうがよかったのではないかと思うのです。北部だったり、そういう地域からすると「何じゃそりゃあ」という声が上がっているのです。この辺の事業者からすると、「何で安いの出してるんだ」と。そういう意味でも今回のといいますか、2年前からあります課題において、本員は教育委員会という話ではなくて、この算出方法がどうも理解ができなくて、そういう部分が今現場からの不満がなかなか収まらない理由の一つではないのかというふうに考えております。なぜ駐車場ではないのに駐車場として出したのかと。その出した方法が民間を圧迫すると言いながら、高いところ、高い地域、そこは省いているのかと。他市の状況を見て出していますよね。他市の状況を2年前の資料を見ると、浦添市、宜野湾市、那覇市を出しているわけですね。宜野湾市が3,000円でしょう。浦添市、那覇市は5,000円です。那覇市に関しては商業施設等、こういう高い地域を省いて平均を出しているのです。沖縄市はこれがやられてないですよね。恐らく条例の部分の8,000円、そこは整理されていると思いますが、他市の状況と言いながら、他市と全く同じような方法は取っていないのです。何で那覇市5,000円で沖縄市5,000円という数字が出るのですかと。だから不満も出てくるんじゃない。高いように見るのって、那覇市と同じ金額だからじゃないですかというふうに本員は思いますので、ぜひここを検討していただきたいと思っております。 それでは最後の質問ですね。⑤徴収方法も含めた今後の対応をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 駐車使用料につきまして、納付書払い以外の方法を求められております。現在の支払い方法から変更する場合、支払手数料、徴収委託料などが発生することから、その費用の負担方法を整理する必要があり、その点も含め検討してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 総務部としましては、庁舎等いろいろ施設管理をしているところでございます。その辺も含めまして、教育委員会と同様、徴収方法等につきまして、さらに研究していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 料金の算出方法、そこをうまくいい答弁を聞き出せないわけでございますけれども、本市の別のケースでやると、土地の契約をする際に、要は借りる場合に沖縄市は、これはちょっとどこのというのは言いづらいのですが、3年間で33万円の土地を借りる場合に、不動産鑑定に80万円出しているのです。今回の駐車場は年間数千万円なのです。なのにサイトだけで調べたと。ぜひ算出方法、今後同じような出し方になってくるのかという心配もございますので、そうなると毎度毎度いろいろな声が出てくると思います。ぜひ検討をしていただけたらと思います。これは引き続き本員も勉強をさせていただきながら聞いていきたいので、よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時11分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 引き続きよろしくお願いいたします。 それでは次、質問事項2.教育行政についてでございます。 現代社会において核家族化も進んで、共働き世帯が増えております。そういう中、子供たちの栄養のバランスを取れた食事というのは、やはり給食というのが非常に大事になってくるのではないかと思っております。 質問の要旨(1)その中、教育の平等、それからコロナ禍において経済対策の観点も給食についてはあるのかなという視点から、学校給食費の段階的な支援拡充、また、無償化ができるのであれば無償化についても進めていただきたいという思いから、以下をお伺いいたします。 ①就学援助制度(給食費助成)の実績について、延べ人数、支援率、支援額、そういうところまでお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 喜友名秀樹議員の一般質問にお答えします。 就学援助制度における学校給食費の実績につきましては、給付人数は令和元年度が4,303人、令和2年度が4,158人、令和3年度が4,034人となっております。給付額は令和元年度が1億8,190万2,745円、令和2年度が1億7,990万3,744円、令和3年度が1億7,615万4,645円となっております。さらに、要保護・準要保護の就学援助制度に加えて、特別支援奨励第3子助成費を含めた給食費助成については、令和3年度の合計値でお答えします。納めるべき給食費6億2,361万1,733円に対し2億2,142万1,818円となり、約35.5%の支援となります。また、支援者数は延べ人数でございますが、5万6,403人となります。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時14分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時14分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 支援率については、約35.5%の支援となります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。35.5%の支援率ということですので、ちょっと高いのか分からないのですが、今もし他市の状況と比較できる状況が分かるのであれば少し答弁願えますでしょうか、お願いいたします。
    瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市を除く県内10市のうち、回答いただいた自治体の状況で報告いたします。那覇市27.3%、うるま市34.9%、浦添市27.8%、糸満市20.4%、南城市25.5%、豊見城市19%、石垣市23.7%となります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。ちょっと市民所得が低い地域と同じような地域でかぶってくるのかなというふうに感じました。 それでは②ですが、給食費助成を利用していない支援対象外の給食費徴収の実績についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 令和3年度における支援対象外の給食費徴収についてお答えします。 令和3年度97.4%の徴収率となります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。本員、最初に97.4%という答弁を聞いたときには、徴収をしっかり頑張っておられるのかと。もちろん頑張っているというお話も聞いておりますけれども、ただ、残りの3%というのが本市の児童数からすると五、六百人ぐらいいる計算になるわけですよね。 そういう観点から再質問をさせていただくのですが、いつもこの制度から漏れる方々というのは非常に苦労なさっているというのがあるものですから、そういう制度は、先ほど宮城 浩議員からもありましたが、情報が行き渡っていないケースがないのかというところで再質問をさせていただきますが、就学援助制度を必要している家庭に十分サービスが届いているのか。そういう部分の課題はないのか、お伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 今後の取組として、未納者の中には支援の対象者となる方々もいると見られることから、そういう方々への制度の周知について、関係部署と連携を図っていきます。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。また、周知方法をいろいろ聞きたいところではございますけれども、これはしっかりとやっていただきたいと思います。なかなか声を挙げられない方、本員が聞く中には保護者がそんなに気にしていない。例えば収入が高い方でも払っていないという情報もありますし、実際に払えないのに助成制度を活用しない、教育に関心のない親御さん等いろいろな家庭があるというふうにお伺いしておりますので、まず、そういう家庭を把握するというのも非常に大事だと思いますので、この周知方法を徹底していただけたらなと思っています。次の質問に行きたいと思います。 先ほどもありましたが、現在本市は第3子の助成を行っています。非常にありがたい取組でございます。この取組は小中合わせて2,800万円の取組というふうな資料を拝見させていただいておりますけれども、それでは③もし第2子から助成した場合、市の財政負担額はどのように変わるのでしょうか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 現在実施しています第3子助成における市負担額が約3,000万円でごいます。第2子まで拡充した場合は、プラス約1億6,000円増えるものとなります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。一気にがんっと数字が上がるわけですけれども。 ではそのまま引き続き、④給食費完全無償化にした場合、市の財政負担額はお幾らになるのでしょうか、お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 約6億2,000万円となります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 食材費については、法的にも受益者負担というところで、無償化にすると今まで受けていた国からの補助の部分でペナルティー的なものがあるというふうにお伺いしておりますけれども、そういう部分も考えて、6億円あるうちの今、市が出している助成等がありますよね。そういうのを整理したときに、実際に今の財源から無償化にするために必要な追加予算はどのぐらいというふうにお考えなのですか。もしそのデータがありましたらお伺いしたいと思います。ありますか。なければないで。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 現在の6億2,000万円から給食費助成に約2億2,000万円支援しておりますので、残りは約4億円となる計算になります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。 今回初めて給食費の部分を一般質問させていただいているので、今回でいろいろ分かってきたところがございます。また、その辺を引き続きいろいろ聞きたいところではございますけれども、先ほどから答弁があるように、給食費は全体で6億円かかっていると。非常に大きな予算を使っているわけではございますが、次の質問に行きます。 給食費を提供するに当たってはもっとかかっているのは分かるのですが、この食材費だけを今回は書かせていただいていますが、⑤給食のカロリー摂取量・充足率について、本員が調べたところで全国や県平均と比べて沖縄市が低いのです。資料を見てみると。これはなぜかなと。単純に量が少ないのかなと思ってしまうところがあって、その辺の実態を少しお聞かせ願えますでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市の摂取量が小学生546キロカロリー、国の摂取基準の84%の充足率となります。中学生が648キロカロリー、国の摂取基準の71.8%の充足率となります。学校給食として国の摂取基準を目標に献立を提供しているところですが、結果として一部摂取されないまま残量、食べ残しとして戻ってきていることから、摂取量が低くなっております。要因としては、児童生徒の食べ物の好き嫌いなどの嗜好が影響しているや、喫食時間の十分な確保ができていないこと。また、一部食材でカロリー量が低くなったことが起因していると考えられます。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。たしかほかの議員からもあったのではないかと思うのですが、食べる時間が短いというのがありましたよね。本員も子供が今小学校でお世話になっておりますので、そういう声を生で聞いている者の一人でございます。 それでは再質問をします。今の答弁、食事時間であったり、要は食べ残しが多いという部分について当局はどのように受け止めて、どういう対処をしているのか、取組についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 摂取量や充足率を改善するために学校と連携を図り、食品ロスや栄養価などの食の大切さ、食育授業を効果的に行う必要があると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 子供たちには食の大切さ、食育が大事だと。実際にこれがどう生かされているかは、今後チェックしたいところなのですが、そうでないと数字が上がってこないですから、せっかく作られた給食を沖縄市の子供たちにしっかり食べていただくというのは非常に大事だと思いますので、ぜひその部分も。本員は先ほど申したように、これは予算的な問題なのかなと思ったものですから、ちょっと確認させていただいたのですけれども。 予算の部分で⑥なのですが、近年食材の価格が上昇しているわけですけれども、当局は今後給食費の値上げなど検討をなさっているのかお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 本市の給食費については、平成21年度に改定して以降、平成26年4月の消費税8%増税時を含め、約13年余り金額を据え置いております。その間、食材選びや献立の工夫をしながら、栄養面を確保した給食の提供に努めてまいりました。しかしながら、この間の食材費の増加や昨今の世界情勢による物価等の高騰により、栄養価を維持することが難しい状況となっております。このような状況の中、今後も食材費の上昇が続いていくことも懸念され、現行の給食費では安心安全で栄養のバランスの取れた安定した給食の提供がより困難になっていくことも考えられます。そのようなことから給食センターでは、現行の給食費の値上げについて今後検討していきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 検討しないでいただきたいなというのが本員の思いではございます。 豊見城市は一般財源等から月600円補助しているというお話も聞かせていただいております。確かに今の御答弁はごもっともなのではありますけれども、本来給食というのは、先ほど答弁もありましたように、食育というのは非常に大事なのです。それを確保する上での値上げを検討ってありますが、コロナ禍において、非常に家庭が厳しいという声が聞こえております。先ほども言ったように、助成を受けられる家庭はいいのですが、受けられない、本当に制度のぎりぎりの方々って厳しいものですから、そこを上げるというのは、本員はできればやめていただきたいなというところから、逆に支援してあげるべきじゃないかという思いから、ちょっと最後の質問をさせていただきたいと思います。 ⑦教育の平等やコロナ禍における経済対策の観点からも子育て世帯の支援に学校給食費の段階的な支援拡充、そして完全無償化、逆にその辺のほうを検討していただきたいと思うのですが、当局の見解をお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 学校給食費の段階的な支援拡充、完全無償化につきましては、国や県の支援を含め、必要となる財源の確保が課題であると考えます。本市では、現在就学援助や第3子助成により、経済的困窮世帯や多子世帯への給食費の助成を行っております。また、沖縄県においては、給食費無償化に向けた調査研究を進めていくと聞いております。今後は関係部との調整はもとより、国や県の動向を注視しつつ、他自治体の取組も参考にしながら調査研究をしてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。国、県の動向を見るということで、本県においてはさきの知事選で給食費の無償化が挙げられておりました。本市は、医療費については県より先行して動いたということもありますので、ぜひ前向きに本市の早い対応をお願いしたいというところであります。 ただ、子供たちへの投資というのは、よく言われているように未来への投資です。やはり大事にしていかないといけないと思います。そして家庭の部分で、先ほどから申し上げているように非常に厳しい世帯もありますので、値上げの検討よりは、例えば所得の段階に応じて支援するとか、今は第3子でありますが、所得の高い方でも第3子は免除されていると。この制度から漏れるぎりぎりの所得の厳しいライン、そこもいろいろと支援できないのか検討していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 それで少し関連する所得について、次の質問へ行きたいと思います。 質問事項3.企画・教育行政についてでございます。 質問の要旨(1)市民所得の向上・若者の実態把握についてお伺いいたします。 ①沖縄市の1人当たりの市民所得は、県内市町村の中でも非常に低い状況が続いておりますが、その原因やその背景について当局の見解をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 平成30年度沖縄県市町村民所得によりますと、本市の場合、不動産賃貸等による1人当たりの財産所得は11市の中で最も高いものの、雇用者報酬及び企業所得がともに低いため、全体として市民所得が低くなっております。付加価値の高い業種である製造業や情報通信業の生産額が低いことも原因の一つであると分析しております。また、令和2年国勢調査におきましては、本市の完全失業率は6.1%で、県平均の5.6%を上回っております。さらに、令和3年度の有効求人倍率につきましては0.6となっており、県平均0.76を下回っております。これらの要因も市民所得に影響しているものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。この市民所得の出し方というのはいろいろなデータを基に出していくので、単純に一人の所得がどうかという話ではなくて、今あったように、どちらかというと本市においては今不動産を持っている方もいるけど、実際には所得が低い方がいて、企業ももうかっていないのではないかというように本員は聞こえたわけでございます。 それでは、今答弁にもあったように産業構造をどうにか変えていかないといけないのかなという観点からお伺いします。②本市は所得を上げるために、主にどの産業に力を入れているのか、そして入れるべきだと考えているのか、現在の取組状況についてお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市の産業別構成比につきましては、第一次産業0.4%、第二次産業18.3%、第三産業が81.8%となっており、おおむね県平均と似た産業構成となっております。市民所得の向上のためには、付加価値額が高い業種であります製造業や情報通信産業の企業を誘致し、産業を集積させることが重要だと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。必ずしもどこかに偏っているということではないということでしたけれども、ただ、今あったように付加価値の高い、要は給与が高い産業としては情報通信作業とか製造業とか、非常に本市が力を入れている分野というのは理解できているわけではございますけれども、本員もその判断はすばらしいと。離島県において製造業はどうかということはありますけれども、情報通信産業については、この間も嵩元直萌議員も多く取り上げております。 その中で、では人材育成はどうなのかというところで③の質問ですが、老若男女問わず教育面において、今の答弁にあった分野と、その人材育成がしっかりと足並みがそろっているかという観点から、この課題と取組みについてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和2年国勢調査によりますと、我が国の生産年齢人口は、2015年に比べ約226万人減少しており、深刻な人手不足を解消するためには、各産業における人材の育成が喫緊の課題であるとされております。そのような中、本市におきましては、「Startup Lab Lagoon(スタートアップラボラグーン)」においてプログラミングスクールを開校するなどして、デジタル人材の育成に取り組んできたところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。経済文化部の取り組み、先ほども言ったように、これまで非常にいい取組をなさっているというのは理解できております。 それで再質問なのですが、これは教育委員会側に同じ質問をそのまましたいと思うのですけれども、どのような取組をなさっているのかお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 喜友名秀樹議員の一般質問にお答えいたします。 教育委員会におきましては、青少年センターに若者相談窓口を開設し、15歳から39歳までの困り感のある若者等の相談支援を行っております。その中で仕事に関する相談者に対して、就労をサポートする機関をつなげて支援しております。学校ではキャリア教育として、中学校1年生の総合的な学習の時間を利用して、職業観や勤労観の形成、将来の進路に関する現実的な探索など、学校生活で学んできたことと社会とのつながりを体感することができる職場体験学習を実施しております。また、学校に企業の方をお招きした講和やマナー講座を実施することで、自己の将来について考える機会を提供しております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。確認したかったのは、今、本市が目指している人材育成の部分と教育委員会が目指している部分がマッチしているかと。要は、歯車が合っているかというところなのですが、今の答弁からすると、このデジタルの部分が出てこなくてちょっと気になっているのですけれども、再質問でもし答えられるのであれば、今の人材育成の部分で経済文化部と教育委員会、これを取り組むに当たって連携は取れているのでしょうか。今、本市の付加価値の高い製造業、情報通信産業に力を入れていくのだと。そういう部分で働ける人材をつくらないといけないじゃないですか。教育委員会ではどういう部分が連携を取れるのか、もし答えられるのであれば、そこをお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 デジタル人材の育成におきましては、これまで教育委員会との連携は必ずしも取れてはおりませんが、スタートアップにつきましては、球陽高校の生徒を対象に出張授業を行う予定でございまして、現在学校側と日程について調整中でございます。デジタル人材の育成につきましても、中学生や高校生などの段階から産官学を挙げて育成していくことが重要であると考えており、本市といたしましても庁内関係部署と調整し、学校教育活動に連携できるよう企業や大学等が支援する仕組みを構築することで、市民所得の向上を図ることが期待できるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。今お話があったように、球陽高校とかありましたけれども、本来は本市の所得の低い方々の所得を上げようというような取組なのですよね。言い方は悪いですが、本来は情報通信とかの意識のある子供たちに対しての支援はできているのかなというところなのですが、ただ、所得が低い、もしくは先ほど言ったように、この制度から漏れている方々、どうやって所得を上げるのかというところで本員は取り組むべきだと思うのですね。そうじゃないと格差が広がるだけだと思うのです。できる人の所得は増えていくと。そこを全体的に押し上げて数字が上がったと言っても、市民一人一人が幸せになったかというふうな話になると、これは違うのではないかと。だから、本市は今年度から例えば沖縄産業開発青年協会青年隊入隊者に対して助成を出すとかというのもありましたけれども、そこって結局建設業、もちろん人手不足ではあるのですが、そこの案内はするけれども、実際に今取り組んでいる情報通信産業の部分の人材育成ってどうなっているのかなというところがあって、所得が厳しいと言われている若者たちの実態把握、これは前にも一般質問で取り上げさせていただいたのですけれども、再度確認させていただきたいと思います。 ④中学校卒業後の進路未定者、高校に行かなかった、もしくは高校中退も含めますけれども、まずはこの進路未定者の若者の実態把握はどのようになさっているのか、お伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 平成27年国勢調査からですが、本市では15歳から19歳の若者のうち、通学している者が5,289人、通学の傍ら仕事をしている者が354人、仕事をしている者が764人、通学も仕事もしていない者が199人となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。 すみません、さっきちゃんと質問できてなかったので、中途退学者を教育委員会に聞きたいのですが、教育委員会で中途退学者の実態を把握なされているのか、再質問をしたいと思います。お願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 進路未定者につきましては、令和3年度市内中学校卒業生において42人となっております。県内における高校の中途退学者は、県の調査資料において1,422人となっております。実態把握につきましては、青少年センターにある若者相談窓口でひきこもりや就労関係、進路関係などの相談があり、その中で実態を把握している状況でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございました。確認取れたのは、前回聞いたものより何ら進んでいないというのが本員が確認取れたところだと思います。 先ほど来ありますように、本来は所得を上げるための取組ですので、こういう進路未定者の若者の実態を把握するのをまず先に優先してやるべきだと思います。これは前にもお話ししましたが、中学校を卒業して、今あったように相談が本人、家族からない場合は、本市の若者は行方不明なのです。分かりやすく言えば。個人情報とかいろいろ言いますけど、本員は言い訳にしか聞こえなくて、本当に実態把握できないのかと。これはどの部局においても把握されていないわけですよね。これは教育委員会とか経済文化部ではなくて、健康福祉部とかこどものまち推進部もそうですけれども、向こうも把握してないというのはどこかおかしいのではないかと。例えば民生委員であったり、青年会に聞いたらすぐ把握できます。お金もかからず、個人情報は関係ないですよ。先ほどから言っているじゃないですか。皆さんが持っている情報を何でもっとちゃんと提供しないのですか。本来そこをやるべきじゃないのですか。今後沖縄市の所得を上げていくという意味で、どんなに観光客が来ようが、稼ぐ力がなければ働けないのです。市外から来て稼ぐことをやろうとしているわけじゃないじゃないですか。今、沖縄市に住んでいてよかったなと。今後も住もうと、そこで働きたいなというような若者を本来は支援していくべきだと本員は思います。ですので、先ほどあったデジタル人材、非常にいい取組をしているのですが、ちょっとハードルが高いのです。本員が行くかという話になると、なかなか高い。そこをもう一歩、今子供向けにそういう取組もしているという話も聞いております。ぜひもっと連携を取って、これは先ほどから言うように、庁舎全体で取り組まないと無理です。それが個人情報何とかかんとかという話ではなくて、やる気があれば必ずできる。これはできると思いますので、しっかり沖縄市で市長、教育長を中心に、この環境づくりをぜひ取り組んでいただきたいなと思います。 最後の質問です。⑤今後の取り組み、本員はきちんと把握するという目標を持ちながら、いついつまでにどういう取組をするというのをつくっていくべきだと考えております。目標や計画についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 進路未決定者や高校を中退された方の支援につきましては、先ほど御指摘の個人情報の問題や、御本人及び御家族の意向等もございますので、把握そのものが難しい部分がございます。そのため現段階におきましては、目標や計画を定めておりませんが、失業率の改善や貧困の連鎖を断ち切ることは市民所得の増加にもつながるものと考えておりますので、まずは就労等支援事業、通称ジョブカフェに足を運んでいただけるよう関連部署と連携して、就労意欲の喚起及び支援に努めてまいりたいと考えております。また、本市では、沖縄市企業誘致基本方針において、情報通信関連産業及び観光関連産業を重点対象業種として位置づけ企業誘致に取り組んでおりますが、今後は付加価値が高い業種でございます製造業の企業の誘致も国や県等の関係機関と連携し、国の優遇制度を活用した企業支援に取り組み、市民所得の向上につなげてまいりたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 喜友名秀樹議員。 ◆喜友名秀樹議員 ありがとうございます。本員、この質問を出すときに、全庁的な部分で企画かなと思って、企画という部分で質問をしたのですけれども、それだけではなくて取組ができると思っておりますので、しっかりとした連携、これはどこかが中心になってやっていかないとできないと思うのです。これは引き続き、本員はまた質問を取り上げさせていただきますので、せっかくいい取組をしているのでつなげていく、そして子供たちにきちんとした情報を出していくという取組をやっていただきたいなと思います。 もう時間がございませんので、これで本員の一般質問を終わりますけれども、新たな4年間のスタートでございます。また、市長、教育長をはじめ議員の皆様、一緒に市民のために頑張っていけたらと思いますので、よろしくお願いいたします。以上で一般質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で喜友名秀樹議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時46分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時46分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 休会についてお諮りいたします。10月18日から10月19日までは、市長の県外出張のため休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良一郎議長 御異議なしと認めます。よって、10月18日から10月19日までは、市長の県外出張のため休会とすることに決定をいたしました。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良一郎議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定をいたしました。 次の本会議は、10月20日木曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 3時47分)...