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10月14日-08号

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  1. 沖縄市議会 2022-10-14
    10月14日-08号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第422回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第422回                                 ││                                      ││           令和4年10月14日(金)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 8 号                 令和4年10月14日(金)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (28名)  1 番 町 田 裕 介 議員    15 番 上 地   崇 議員  2 番 瑞慶山 良一郎 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  3 番 新 屋   勝 議員    17 番 稲 嶺 隆 之 議員  4 番 新 里 和 也 議員    18 番 桑 江 直 哉 議員  5 番 大 城   隼 議員    19 番 知 花   圭 議員  6 番 仲 吉 信 勝 議員    20 番 喜友名 秀 樹 議員  7 番 桑 江   研 議員    21 番 新 里 治 利 議員  8 番 伊 佐   強 議員    22 番 栄野比 和 光 議員  9 番 千 葉 綾 子 議員    25 番 高 橋   真 議員 10 番 前 宮 美津子 議員    26 番 阿多利   修 議員 11 番 小 谷 良 博 議員    27 番 屋富祖   功 議員 12 番 金 城 由 美 議員    28 番 宮 城   浩 議員 13 番 當 山 全 克 議員    29 番 諸見里 宏 美 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    30 番 眞榮城 健 二 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (2名) 23 番 伊 禮   悟 議員    24 番 仲宗根   誠 議員     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部次長      森 山 雅 人 副市長      平 田 嗣 巳    企画部長兼      山 内   強                     プロジェクト推進室長 総務部長     我 謝 勝 俊    市民部長       平 安   栄 健康福祉部長兼  仲宗根   勲    上下水道部長     新 里 智 昭 福祉事務所長 こどものまち   與那嶺 智 才    消防長        知 念 順 一 推進部長 経済文化部長   花 城 博 文    教育長        比 嘉 良 憲 建設部長     比 嘉 直 樹    教育部長       島 袋 秀 明 建設部参事    川 満 輝 繁    指導部長       多和田   勝 上下水道局長   仲 本 兼 章    教育総務課長     内 間 三千代     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     仲宗根   剛    議事課長       金 城 優 一 事務局次長兼   島 袋 勝 博    議事課長補佐     喜屋武 千鶴子 庶務課長                兼調査係長 ○瑞慶山良一郎議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数28名でございます。伊禮 悟議員、仲宗根 誠議員から欠席の届出が出ております。 本日は、議事日程第8号によって議事を進めます。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時00分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 △日程第1 これより一般質問を行います。 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 おはようございます。ここに立ちますと、また改めて3期目スタートだなという身の引き締まる思いです。3期目も本員らしくシンプルにスマートに一生懸命頑張っていきたいと思っておりますので、皆様よろしくお願いいたします。 まず初めに、ちょっと所見を述べさせていただきます。 先日といいますか、8月に行われました夏の甲子園、仙台育英高校が優勝しました。これはある意味喜ばしいなと本員は思っております。なぜかと申しますと、去る5月26日から29日まで、沖縄市高等学校県外招待交流試合がありました。そこに本市が招待したのが仙台育英高校だったということで、本員は1試合の途中までしか観戦できなかったのですが、少しだけお話させていただきます。 当初予定では9試合、本市に関係する美里工業高校美来工科高校、コザ高校、球陽高校、美里高校、日本ウェルネス高等学院、6チームが仙台育英高校と対戦する予定でしたが、ずっと大雨で結局試合が行われたのが2試合と半分といいますか、1試合は雨で流れたということでありますが、雨天練習場で合同練習もしたということも伺っております。そういう報告書も上げられております。 この仙台育英高校と県内、市内の高校生たちが一緒に練習したり、試合を組めたということは、かなり大きかったのではないかと。その成果が秋の県大会に表れていたのではないかということで、少し報告させていただきます。 まず、美来工科高校が秋の大会1勝もできなかったのですが、コザ高校、球陽高校が秋の大会1勝ですね。コザ高校は沖縄水産高校に勝っています。美里高校が2勝、美里工業も2勝、日本ウェルネスが準優勝と。九州大会出場ということで、やはり全国優勝するチームを目の当たりにして、また、合同練習したりしてかなり自信もついたのかなということで、今回は質問では取り上げていませんが、紹介させていただきました。現時点、いつまで続くか分からない招待野球ですが、できるだけ今後も続けていただけるような形で進めていただきたいと思っております。 それでは通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。 質問事項1.市民行政について。 質問の要旨(1)さくら猫TNRについてお伺いします。これまでも何度かいろいろな形で質問させていただきまして、また、今回の選挙期間中でもいろいろな声をいただきました。その中で少し整理していかないといけないなと思うことと、また、いろいろな課題をどうやって解決していけばいいのかというのも踏まえながら質問をさせていただきます。 ①本市の現状を伺います。動物基金からのチケットを活用させていただいて、これまで取り組んできたと思いますが、ア.過去3年の実績をお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 おはようございます。稲嶺隆之議員の一般質問にお答えいたします。 過去3年分のTNR活動の実績について、自治会への行政枠チケットの配布枚数とTNR実施頭数についてお答えいたします。令和元年度につきましては年2回実施しており、行政枠チケットを280枚配布し、TNR実施頭数は210頭、令和2年度につきましては年2回実施しており、行政枠チケットを390枚配布し、TNR実施頭数は311頭、令和3年度につきましては年4回実施しており、行政枠チケットを131枚配布し、TNR実施頭数は117頭となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 令和元年、令和2年からは伸びてきた感じなのですが、令和3年はコロナの影響もあって少なかったというのも伺っておりますが、イ.今年度はどうなっているのか、今年度の実績をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 令和4年度につきましては、第1回目が令和4年5月に実施され、行政枠チケットを24枚配布し、TNR実施頭数が24頭、第2回目が令和4年8月に実施され、行政枠チケットを19枚配布し、TNR実施頭数が19頭となっております。今後の予定につきましては、令和4年11月、令和5年2月の実施を予定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 今年度も少し数は少ないのかなと思いますが、これもどうにかして増やしていくという課題が多くあると思います。 ②本市の課題をお伺いいします。動物基金のチケットだけでいろいろこれまでやってきましたが、これも行政枠ということなので、市が獲得枚数を配分していかないといけない。また、これをやる市民、協力者などが考える課題と当局が考える課題と、いろいろ整理していって今後につなげていきたいと本員も考えていますので、ア.当局が考える課題をお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 現在全ての自治会でTNR活動の取組が行われているわけではなく、TNR活動に参加できる人員やノウハウがない、捕獲した猫の保管場所がないなどの課題からTNR活動の取組ができない自治会もあります。今後TNR活動を行っている愛護団体やボランティアで活動されている方の協力を得ながら、自治会の支援を行ってまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 これまで行政枠チケットは自治会を中心に配布して、自治会の協力を得ながらやってきたのですが、その他のボランティア団体などにも協力いただきながら協力者を増やしていきたいということだと思うのですが、次、イ.これは当局はどのように考えているかお聞かせいただきたいのですが、餌やりの問題も一方ではあるというので、この餌やりについて市当局としてはどのようにお考えかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 飼い主のいない猫への餌やりについては、餌を与える時間を決めて、餌を放置しないことやふんの後始末など、適切な管理をしながら行っている方もいる一方で、ただ餌を与えるだけで、餌の食べ残しの処理やふんの後始末をしないなど、近隣トラブルにつながるケースもあることから、餌の食べ残し処理、ふんの後始末などの適切な管理を行うよう促しております。なお、餌やりにつきましては法的に規制することができないため、なかなか理解が得られず苦慮しているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員
    稲嶺隆之議員 法的に縛れないということなのですが、苦情はちょいちょい出てくると思うのです。そのときに指導というのはやっていただきたいと思います。動物好きな方々がこうしていろいろやっていると思うのですが、一方でかなり迷惑を被っているという声も本員も聞いてきました。そういうのも踏まえて、行政側として指導はきっちりやっていただきたいと思います。 協力病院についてなのですが、このTNRを行うに当たって、本市にある動物病院から協力をいただけていないという現状があると。市外に連れていって、また連れて帰ってくるのに時間もかかるので、それが一番手間だという声もあったのですが、ウ.協力病院について本市が考える課題は何なのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 協力病院は、公益財団法人動物基金TNR事業の趣旨に賛同し、一定の費用で避妊・去勢手術を実施する動物病院となっております。本市の取得した行政枠チケットによる手術を受け入れていただいている病院には、TNRよみたんとTNRなかぐすくの2病院となっております。また、本市には現在5か所の動物病院があり、以前話を伺ったところ、野良猫の受け入れについては病院内でのノミの媒介や感染症の伝染などが考えられるため、一般の飼い猫と待合室を分けたり、診察室の消毒などが必要となることから受け入れは難しいと伺っております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 そのままエに行きます。協力者(ボランティア)がいろいろな方、自治会も含めていると思うのですが、その皆さん方についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 TNR活動は、猫の捕獲やTNR協力病院までの搬送など、多くの手間と人手が必要となる活動となっており、継続的な活動を実施するには多くの人員が必要となっております。本市としましては、今後ともTNR活動の周知を行っていくとともに、動物愛護団体の御協力をいただきながら、ボランティアの方々の人材育成を支援し、より一層の活動につながるよう取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 今も出てきましたが、協力病院とか、その辺の働きかけも市当局と協力者が一緒になって病院にお願いしていくと。協力してくださいという形を当局だけではなく、市民、協力者と一緒になってやっていただきたいと。本員も最終的にどれぐらい進めればいいのか、年間何頭やれば環境問題は改善されるのか。猫が好きな人、嫌いな人のトラブルがなくなるのかというのがまだ見えてこないので、どこまで行けばいいのかというのは本員もまだ模索中といいますか、勉強中なのですね。いろいろな方々の話を聞いても、この人たちの思いとかそういうものになるので、数値としての目標も当局としても多分示せないところだと思うのです。チケットが何枚獲得できれば、年間何頭手術をすれば環境はよくなるのか。放し飼い、野良猫がどれだけ減るのかというのが見えてこない中で、できることを一つずつ取り組んでいきたいなと考えていますので、市当局も意見交換をいろいろやりながら前に進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に行きます。質問の要旨(2)火葬場整備計画について何度も質問させていただきますが、①現状はどうなっているのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 火葬場整備の進捗につきましては、令和3年度に候補地として選定した北部地域3か所より、(仮称)沖縄市火葬場建設候補地庁内選定委員会において最終候補地を決定し、土地所有者へ事業の説明を行ったところでございます。また、地域住民への説明を行うとともに、基本計画、用地測量、地質調査の発注に向けて準備を進めているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 これは3か所から1か所に絞ったということなのですが、その場所は具体的にどの辺なのかというのを、もし地番とか何とかで説明できるならお聞かせください。その場所の地域説明会をやっていくということなのですが、その地域住民というのはどの辺なのか、お願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 最終候補地として決定した場所につきましては、倉敷ダムに近接する沖縄市字池原石城原地内となっております。地域としましては池原自治会、その隣接として登川、知花自治会となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 倉敷ダム近辺ということですので、煙が出る迷惑施設でもないのですので、池原にしろ知花にしろ、そんなに近くないですよね。かなり遠いかと思いますので理解は得られると思うのですが。 ②今後の計画をどのようなスケジュールで進めていくのか、お願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 お答えいたします。 火葬場整備の今後の計画につきましては、今年度に基本計画、用地測量、地質調査を実施し、令和5年度から令和6年度にかけて基本設計、実施設計、令和7年度に整備工事、そして令和8年度の供用開始に向け取り組んでまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 ぜひ今おっしゃったスケジュールで進めていただければ、市民が待ち望んでいる公営の火葬場ができるということですので、鋭意取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次に行きます。質問事項2.経済文化行政についてお伺いいたします。 質問の要旨(1)広島東洋カープキャンプについて。 ①去る2月に広島東洋カープのキャンプが40周年ではなくて40回、コザしんきんスタジアム建設のときに一度お休みということで40回を迎えたということなのですが、どのような形で40回を迎えて、どのように取り組んできたのかお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。稲嶺隆之議員の一般質問にお答えいたします。 本市の広島東洋カープキャンプにつきましては、昭和57年から行われており、沖縄市営球場の改築によりキャンプを実施できなかった平成25年を除いて毎年行われ、令和4年2月のキャンプで40回目を迎えております。今後も広島東洋カープ沖縄協力会と連携を図りながら、本市でのキャンプ継続に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 ②記念イベントについてお伺いします。キャンプ時だけではなくて、いろいろな形で市民にもっと応援していただけるように、市当局ができる範囲というのも限られているのも承知しております。もちろん協力会中心でやっていくことだとは思うのですが、キャンプ時以外で応援ツアーがあったり、いろいろあるのですが、もう少しキャンプ時以外に何か沖縄市としてできないかと思っているのですが、40回をちょっと過ぎてしまったのですけれども、何らかの形で、コロナも収まって、去年、おととし、キャンプも見れない時期もありましたよね。それも踏まえて、こういう40回とか、そういうときに記念イベントとか、何か考えていないのかと思って質問させていただきます。記念イベントについてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 キャンプの節目となる記念イベントを開催することは、新たなファンや観客数を増やし、地域の活性化につながるものと考えております。40回目のキャンプ開催時につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響も考慮し、記念イベントは行っていない状況でございます。今後45周年、50周年記念イベントの開催に向けて、広島東洋カープ及び広島東洋カープ沖縄協力会と検討を行い、引き続き支援をしてまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 今45回、50回というお話をいただいたのですが、40回で何かできないかということですので、まだ検討の余地はあると思います。次、2月で41回になるのですけれども、40回ができなかったからという口実はどんなしてでもつけられますので、キャンプ時以外で何か検討できるなら、ぜひお考えいただきたいと思います。次に行きます。 質問の要旨(2)エイサー商品券について伺います。本員には好評の声しか聞こえてはこないのですが、いい取組だなという話ばかりです。そういう中でちょっと実績などを伺っていきたいと思います。 ①令和3年度のエイサー商品券の実績を伺います。 まず、ア.エイサー商品券が使える参加店舗数をお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和3年度の沖縄市エイサー商品券参加店舗数は591店舗でございました。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 そのままイに行きます。販売実績をお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和3年度の沖縄市エイサー商品券の販売実績は、販売数14万5,493冊に加えまして、非課税世帯への給付が2万4,800冊の合計17万349冊でございました。また、発行総額は11億5,361万円でございました。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 販売実績と利用実績に少し差があるわけですよね。販売数と利用数の差額をもう少し教えていただけますか。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時25分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時25分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 ウ.利用実績をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和3年度の利用実績についてお答えいたします。令和3年度は商品券の発行総額11億5,361万円に対し換金額は11億4,982万円で、換金率は99.7%でございました。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 再質問です。 99.7%、0.3%が利用されなかった。利用率は高いかなと思うのですが、今の金額からすると11億円の0.3%ですから、単純計算でも330万円ぐらいの商品券が使われていないということですよね。もちろん商品券に有効期限が書かれているのは分かるのですが、今年もこれはやっていますよね。これは再質問ですけれども、今年度でも使えないかとか、そういう話はなかったのか。実際に使えなかったのか。その辺、そういうことはなかったのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 使用しなかった商品券について使えないのかというふうな御意見は幾つか伺いましたけれども、当該事業につきましては単年度事業でございまして、令和3年度から4年度への繰り越しができない事業となっております。また、令和3年度の事業は既に生産が終わっておりまして、令和4年度の商品券として使用することはできないという状況でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 経済文化部長、ありがとうございます。今の答弁からしても三百何十万円の商品券が無駄になったというのはもったいないなという思いはありますね。 ②令和4年度エイサー商品券について、現在1次販売が終わって、来週でしたか、2次販売が始まるということのチラシがうちのポストに入っていました。 ア.令和4年度のエイサー商品券参加店舗数をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 沖縄市エイサー商品券参加店舗数は、9月末時点で626店舗となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 イ.1次販売の実績をお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年度の1次販売実績は、発行数18万4,000冊に対し販売数7万8,009冊で、約42.4%の執行率となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 ありがとうございます。半分もまだやれていないという形で、また、2次販売の経済効果に期待していきたいと思います。 ウ.一部店舗での利用方法についてお伺いします。これは店舗名は申し上げられないのですが、ガソリンスタンドでのお話です。経済文化部も把握されているとは思いますが、商品券は日本銀行券と同じ扱いだということで市民みんな思っているのですが、一部店舗でそれが一緒に払えないという状況をまず把握されているかだけお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 エイサー商品券の使い方につきましては、いろいろな店舗に御協力いただいているところですけれども、ユーザーのほうからはいろいろとその使い方に関するお問い合わせ等が我々のほうにも伝わってきております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 把握されているということなのですが、実はこういうことなのです。例えばガソリン満タン入れます。エイサー商品券は2,000円持っています。ガソリンが4,000円でしたと。2,000円はエイサー商品券、2,000円は日本銀行券で払おうとすると、それはできないと。エイサー商品券で2,000円払って1回清算して、残りの2,000円は日本銀行券で払うと。領収書も2枚になると。どういうことかというと、エイサー商品券で払うガソリンの単価と日本銀行券で払うガソリンの単価が違うと。要するに実質、このエイサー商品券は額面が1,000円ではないわけですよね。言ってみれば、日本銀行券の1,000円と違うわけです。これは本員はおかしいなと思って、そこでもう一回ガソリンを入れるときに、満タンで4,354円とかそんな感じでやると、4,000円分エイサー商品券を使うとまた一回、354円は現金で払うという、このエイサー商品券の額面が違うというのは、本員はおかしいなと思っています。この辺の見解をちょっとお聞かせいただけますか。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 エイサー商品券などは、資金決済に関する法律におきまして事前に現金でお支払いし、買い物のときに決済する前払い式支払い手段とされておりまして、様々な規制や義務、払い戻しが認められていなかったりと、必ずしも現金同様の取り扱いができる状況にはなっておりません。近年、給油所におきましては、資金繰りや手数料の観点からクレジットカード、その他の支払いに比べまして現金払いが優遇される傾向にあるようでございまして、現金の場合、ガソリンの単価が安く設定されている場合がございます。エイサー商品券の御利用の場合におきましても事業者は換金を行わなければならないということもございまして、入金までにタイムラグがあることから現金払いを重宝しまして、結果的に単価の違いが生じる場合があるというふうに認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 今の答弁からすると一定の理解はできるのですが、使う側からすると、本員はまだおかしいと思っていますし、このエイサー商品券で商売をして、また、結局1,000円券は1,000円戻ってくるわけですよね。タイムラグとか、そういうこともおっしゃっていましたが。ルール上指導もできないということなので、そういう店舗もあるというのも市民の皆さんにも周知していただきたいという思いはあります。実際このガソリンスタンドでは、単価が4円違っていました。そういうこともあると。多分市民の皆さんも分からないのではないかと。本員はとてもおもしろくない思いでした。以上です。次に行きます。 質問の要旨(3)スポーツツーリズムについて。 ①本市のスポーツツーリズムの推進について伺います。ずっと桑江市長も力を入れてきたので、本員もここにはぜひ本市に頑張っていただきたいという強い思いがあります。 ア.近年の取り組みはどのような状況なのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 スポーツと観光を融合したスポーツツーリズム推進事業として令和2年度から取組を進めております。令和2年度はスポーツツーリズムのモデル事業に取り組みまして、FC琉球や琉球ゴールデンキングスのプロスポーツの観戦の前後に、中心市街地の街歩きや市内飲食店を巡る等のモニターツアーを構築しております。令和3年度は令和2年度に実施しましたモデル事業をブラッシュアップしつつ、新たなツーリズムのコースを構築し、合計で15のスポーツツーリズムのコンテンツを造成しております。また、市内の関連事業者向けのセミナーを開催し、先進事例の紹介や有識者によるパネルディスカッションを行い、地域全体でのおもてなし力の向上に取り組んでおります。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 コロナ禍の中でも結構取り組んできているなという感があるので、今後かなり期待できるかなという思いがあるのですが、イ.現況はコロナの中で環境客も戻りつつある中、現在どのような状況なのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 令和4年度は、これまでに構築いたしました15のスポーツツーリズムのコンテンツをブラッシュアップしまして、旅行商品化に向けた取組を行っております。また、本市のスポーツツーリズムを地域全体で推進するためのマーケティング戦略の策定に向けて、市内関係事業者や有識者とのワークショップを行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 いろいろな取組を進めているということなのですが、シーズンもいろいろありますが、現時点でまだそういうスポーツツーリズムで本市を訪れる方が去年、おととしより増えたというのはまだ見えない状況なのかなというところではあるのですが、今後にかなり本員も期待しております。 ウ.市長3期目の今回の4年間で、ここにさらに力を入れていくようなことも聞いておりますが、ぜひ本市の観光スポーツツーリズム、その辺に力を入れていくという思いを、3期目のビジョンをお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 本市は活気と共感に満ちたスポーツ交流のまちづくりを目指し、スポーツコンベンションシティを宣言しておりまして、第5次沖縄市総合計画においてもスポーツと地域の魅力を掛け合わせたツーリズムを推進することを位置づけております。 また、令和3年度に策定いたしました第2次沖縄市観光振興基本計画におきまして、主要ホテル延べ宿泊数の増加を目標として掲げ、スポーツによる誘客拡大及び交流促進を図るため、本市をホームタウンとするプロスポーツチームなどと連携した観光振興に向けて取り組むこととしており、引き続きスポーツと観光を融合したスポーツツーリズムを推進することによって、交流人口の拡大と地域経済の活性化に取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 稲嶺隆之議員。 ◆稲嶺隆之議員 ありがとうございました。ぜひ急いでといいますか、もう来年、再来年である一定の成果を出すような、全国的にも知名度が上がるような取組を進めていただきたいと思いますので、市長ぜひよろしくお願いいたします。 ありがとうございました。これで質問項目すべて終了です。3期目に入りましたので、一生懸命、またこれから4年取り組んでまいります。30名の議員がいますので、30名が独自色を出しながら、職員の皆様に襲い掛かっていくと思います。ぜひ一緒になって、すばらしい沖縄市をつくっていくように取り組んでまいりたいと思いますので、御協力よろしくお願いします。今日はありがとうございました。以上で終わります。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で稲嶺隆之議員の一般質問を終わります。 新里治利議員。 ◆新里治利議員 当局並びに市民の皆様、おはようございます。会派一志会の新里治利でございます。何回目の一般質問かはちょっと数えていないのですけど、このたび4期目の当選をさせてもらって、また議場に戻ってくることができました。一般質問の前に所見を少しだけ述べさせてもらいたいと思います。 この間、新しく瑞慶山良一郎議長が誕生されました。おめでとうございます。本員はちょっと変わった視点を特色として議員活動をさせてもらっていますが、皆さん、右翼と左翼の由来というものを考えたことがありますでしょうか。ある文献から抜粋しましたが、フランス革命時の議会で、これは二百数十年前のことですが、議長席から見て右側を占めたのは王党派、貴族派、国教派など旧体制を維持しようとする保守派でした。一方、議長席から見て左側には、旧体制の打破を目指す急進派が陣取りました。この議会での席の位置関係及び議会の席の並び方が鳥の翼のように見えたことから、以後保守派を右翼、急進派を左翼と呼ぶようになり、この区分けが世界中で共有されることになりました。 議長どうですか、今急進派、保守派。瑞慶山良一郎議員が議長になったときにいろいろ感慨深いことがあって、なぜそういう話をするかというと、前に議長、D-Wingという会派をやっていましたよね。恐らくダブルウィングという意味でD-Wingだと思うのですけれども、右翼、左翼っていったらちょっと言い方がきついのですが、今説明したとおり、世界では右翼と左翼に分かれていろいろ政治がなされているという現状もあります。この令和の新時代にもっともっと市民を幸せにする方法として、手を取り合って平和的に物事が進むことはないのかなと単純に思うところではありますが、恐らくそういう意味で議長はこういうD-Wingという会派をつくったのかなという勝手な思い込みをしているのでありますが。本員の後に町田裕介議員が国民保護法の質問をやってくれるのですけど、本員もずっと国民保護法の、特に国民保護訓練の実施を訴えてまいりました。ある反戦平和を訴えている活動家の方が、対話と平和外交でそういう争いは絶対回避できるのだということをおっしゃっているのを見たのですけれども、昨日昼休みにテレビを見ていると、アメリカが安全保障の今後の指針を発表しておりました。バイデン大統領は、中国は米国の唯一の競争相手であると。専制主義と民主主義の戦いだということをはっきりと述べておりました。皆さん、この新聞がさっき配られていたのですが、これを見ていて、この新聞おもしろいなと思ったのですけれども、少し読み上げます。 中国の習近平国家主席は、基本的に台湾は平和的に統一すると言っているが、台湾が独立を宣言したりすれば、武力統一を排除しないということを何回も明言している。そして、台湾の蔡英文総統は、これまでの台湾の政権の中で最も独立志向が強い政権である。そのため習近平政権は、台湾に対する軍事的圧力を年々強化しています。さらに、米国のトランプ前大統領は、中国との強い対決姿勢を取り、その後のバイデン政権もトランプの対中強硬路線を転換することなく、中国は米国にとって唯一の競争相手、民主主義 VS 専制主義だと言い切っている。その中で中国は台湾の防空識別圏への戦闘機の侵入を繰り返すようになった。これに対抗して米国は周辺海域で日本などの同盟国や友好国との軍事演習を増加させ、ほぼ1か月に一度のペースで駆逐艦やフリーゲート艦に台湾海峡を通過させ、航行の自由作戦と称している。米国も中国にプレッシャーをかけている。 ここからがおもしろいですね。米国は中国による台湾進攻、台湾有事は近いと見て焦りを強めている。2021年3月、米インド太平洋軍の新旧司令官が2人そろって、中国の台湾への武力侵攻は6年以内にある。我々が考えているよりも差し迫っていると明言しております。 何が言いたいかということですが、今日の朝、またニュースを見たときにびっくりしたのですけど、ウクライナがNATOに加盟したら第三次世界大戦を始めると言っています。これは脅しかもしれませんが、本員からすると、ついにそういう時代になったかと思いました。ですから、本員が何が言いたいかというと、もう本員たちが武器を取って戦うわけにもいかないですし、本員たちが何ができるかというところで、やはり国民保護法の下で国民保護訓練をしっかり私たち沖縄市はやっていくべきではないかということを思っております。その件に関しては、また、町田議員がやってくれると思います。本員もまたその件については、一般質問等で聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 一般質問に入ります。 質問事項1.まちづくりと市民の利便性向上等についてでございます。 質問の要旨(1)泡瀬干潟では夏になると潮干狩りを楽しむ市民の方々が多くいらっしゃいます。以下伺います。 ①およそどれくらいの人出がありますでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 おはようございます。新里治利議員の一般質問にお答えします。 東部海浜開発局におきましては、潮干狩りの状況は把握しておりませんが、泡瀬干潟の環境利用学習の観点から実施しております「干潟観察会」などについては、平成18年度から継続しているところでございます。これまで約5,000人の市内児童生徒などが参加しております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 我が沖縄市にも泡瀬干潟という国内でも貴重な生物がいっぱいいる干潟があります。本土のほうではコロナ禍が過ぎ去ろうとするタイミングから、この潮干狩りがすごく人気といいますか、活発になっているというニュースを見ました。そういう話をしていたら市民の方から、潮干狩りに行くんだけど、特に女性の方はトイレに行きたいときにサンエーまで行ったりとか、近くにコンビニもないと言って、「私たちは県総まで行かないといけないのかね」みたいな話をされていたのですが、それを聞いて、「ああ、そうか」と思いました。 ②周辺に公衆トイレはあるかを確認させてください。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 泡瀬干潟周辺の利用できる公共トイレといたしましては、沖縄県総合運動公園や泡瀬二丁目の黒潮公園、泡瀬三丁目のぐるくん公園のトイレがございます。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 もちろん潮干狩りの方々のために、それだけにトイレを造るというのは大変ハードルが高いのかなという思いではありますが、そこをどうにかするのが行政なのかなと。どうにかするといいますか、本員たちも市民の代表としてここに来ています。まず、単刀直入に聞いてみたいと思いましたので、③調査研究してトイレ整備はできないでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 新里議員の御提案につきましては、現状の把握や課題の整理が必要と考えておりますので、沖縄県及び庁内の関係部署から潮干狩りに関する情報収集を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 東部海浜開発事業も着々と進んでいる、そういう中でございます。これからコロナ禍が明けていくと市民の方々も外に出ていって、いろいろなことで楽しみたいという、そういう時期になると思います。そういう中で質問事項の1にあるように、市民の利便性向上という観点から質問させてもらいました。ぜひとも調査研究してもらって、そこら辺の市民の方々の憩いの場に必要なものができるように、当局の皆さんの御努力を期待しております。よろしくお願いいたします。 次に、質問の要旨(2)近い将来、胡屋十字路スクランブル交差点の見直しが想定されています。朝夕の渋滞による経済損失は計り知れません。以下伺います。 ①スクランブル交差点解消に伴う「エレベーター付陸橋」の整備を提案しますが、御見解をよろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 おはようございます。新里治利議員の一般質問にお答えいたします。 現在胡屋十字路はスクランブル形式により、横断歩行者と自動車の交通を完全に分離することで歩行者の安全性は確保されておりますが、全車両の通行が一時止まるため、交通渋滞の一因とも言われております。スクランブル形式を議員御提案のエレベーター付き横断歩道橋が設置されることになれば、車両も歩行者も常に通行可能な状態になることから、交通渋滞の緩和が見込まれるとともに、高齢者や障がい者を含めた歩行者の通行が円滑になり、安全性の確保にもつながるものと考えられます。一方で、横断歩道橋の設置基準においては、現在階段や斜路が原則とされており、エレベーター等の昇降機を設置する場合は、車椅子利用者や高齢者等の通行量が多いことや、設置箇所周辺の状況、維持管理等に関する検討などの要件があることから、エレベーター付き横断歩道橋の設置が可能かどうか調査研究し、地域及び国、県等の関係機関とも協議、調整してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 御答弁ありがとうございました。 本員は常々一般質問等でスクランブル交差点の見直しを訴えてまいりました。スクランブル交差点自体がいいとか悪いとかの問題ではなくて、時代に合った交通形態というのは、その都度見直していくべきであるし、そういう議論を活発化させることが議会の役目だと思っております。そういう意味で、本員はきっかけづくりになればなと思って、重ね重ねスクランブル交差点の見直しを言っているのですが、その以下の質問にもつながるので、これを先に質問させてもらいました。もともと陸橋があったので、最新式といいますか、いろいろな陸橋の形が全国にはあるのですけれども、沖縄市胡屋十字路というのは、その性格的に見ても沖縄市の顔といいますか、ランドマーク的な場所であると思っております。実際に目を背けないで考えてほしいのですが、スクランブル交差点になって往来者といいますか、歩行者の数と、その全方向の車の往来を止めてまでの歩行者の往来が本当にあるのかというところは、当局の皆さん、目を背けないで、ないのはないと言ったほうがいいと思います。そこから議論がいろいろ始まっていって、まちづくりの何たるかという呼び水になると本員は思っております。この陸橋については高齢者の方々が、逆にスクランブル交差点は長いと。歩いている間に赤になるという話も聞こえますし、車を運転されている方々も、我々沖縄市民は喉元過ぎればじゃないですけど、もう慣れっこになって、本員も含めて何とも思わないときもあるのですが、そこはしっかり陸橋等を整備して、歩行者と車の往来をスムーズにして経済損失がないような、そういうまちづくり、そして国道329号も330号も通る沖縄市が、県内のそういう渋滞箇所にならないようなまちづくりを、ぜひとも当局の皆様には目指してやっていってほしいと思います。これも今後いろいろ調査研究があると思いますので、本員も一緒になって勉強させてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、質問の要旨(3)国道拡幅やバスタ構想、パークアベニューの相互通行を鑑みて以下お伺いします。 ①パークアベニューの名称を昔の「BCストリート」に変更することを提案しますが、当局の見解をお伺いします。変更といいますか、名称を戻すのはいかがでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 建設部参事。 ◎川満輝繁建設部参事 お答えいたします。 本市では平成4年度に、生活空間としての道路に親しみと潤いを与え、快適で美しく、楽しい道路環境を創出することを目的に、市内の道路22区間において公募により愛称を名付けており、パークアベニュー通りの愛称もそのときに名付けられたものでございます。パークアベニュー通りの愛称は、設定から約30年が経過し、地域の皆様にも親しみと愛着を持っていただいているところだと考えておりますが、今後胡屋周辺の中心市街地の活性化に向け、国道330号の拡幅やバスタ構想が進められ、本市中心市街地の5年後、10年後を見据えた新たなまちづくりが期待される中、より本市の特色を市内外にアピールする観点からも、新里議員からの御提案はその時々の時代に合った名称、愛称の在り方について様々な御意見をいただくことは意義のあるものと考えております。今後、国道330号の拡幅やバスタ構想の進捗を加味しながら、変更の必要性について地元自治会、商店街、関係部署と協議してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 御答弁ありがとうございます。 もちろんそのパークアベニュー周辺にお住いの市民の皆様、自治会、そして代表されている市議会議員の先生方もいらっしゃる中、なぜわざわざそういうことを言うかといいますと、冒頭にも言いましたが、いろいろな議論をする中で誰かがきっかけをつくらないといけないと思っております。少し大げさですけれども、よく言う、まちを活性化させるのはよそ者、ばか者、若者と言われている中で、本員は地域に住んでもいませんから、よそ者でございます。ですが、そのパークアベニューの歴史といいますか、本員も小学生、中学生のときにはあそこで買い物もしましたし、カツアゲもされました。そういう歴史のあるパークアベニューでございます。本員からすると、パークアベニューはまさに平成の賜物といいますか、バブルの賜物だったのではないかと思っておりまして、これからの新しい令和の時代にどうやって沖縄市の顔として、そしてコロナ禍が明けていく今、インバウンド、外国人観光客も含めた、そういう外貨獲得のための仕組みづくり、まちをどう見せるか。そして、まちに住んでいる方がどう思って、そのまちをどうしようかというようなきっかけをつくっていきたいと一心で、この質問をさせてもらいました。いろいろ先輩方から話を聞くと、やはりBCストリートのときはよかったなと。相互通行になるわけですから、その昔のBCストリートも相互通行だったということを聞いております。あの上の白いもこもこは残ると聞いています。その間の歩道といいますか、植え込み等があるところが道になって、その分相互通行のスペースになると聞いております。いろいろ国道拡幅、バスタ構想等、これからまちが変わっていく。大きな開発行為がこれから控えております。そういう中で、本員が言うようなことも一つのいい意味でのきっかけづくりではないかと思って質問をさせてもらいました。 次に行きます。②中心市街地を構成するに外すことのできない「空港通り」「パークアベニュー」だが、令和の新時代に合わせての原点回帰が必要と思います。市長の御見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。新里治利議員の御質問にお答えいたします。 このゲート通り及びパークアベニューは、戦後米軍人相手のビジネスとして地域の生業となるなど、本市の中心市街地を形成した重要な通りであると認識をしております。私も生まれも育ちも住吉で、このかいわいで育ってきました。大変な時期がありました。このBCストリート、BC通り、大変よく覚えております。コザ小学校に通うときに大変な思いをしたこともあります。そういうところが、以前、先輩たちはこの米国人相手、軍人相手、基地依存から脱却しようと。まちを変えていきたいという思いでまちづくりを行ってきたと私は思っております。それが復帰後、この沖縄が観光立県としてここまで発展をしている。まださらに伸びるというところを見ていきますと、まさに原点回帰といいますか、基地からの脱却ということは、もうそこを越えて観光客にどうまちを見せるかという時代に入ってきていると思います。ですからBCストリートも、そしてゲート通りもコザというまちを大きく発展させたまちであるという自負を持ちながら、戦後すぐにできたコザの独特な雰囲気は残していきたい。特にゲート通りの異国情緒あふれるあの街並みは残していきたいと、私自身も考えております。今後国道が拡幅され、パークアベニュー通りが相互通行になり、バスタ構想を確実に実現させて、そこを交通の要衝として観光客、県内外の方々がバスを乗り降りする、タクシーを乗り降りする、そしてモビリティのものも使いながら、このバスタ構想を確実に実現させて、そこを拠点に南北は基幹バス、そして東西をシャトルバス、あるいは循環バス、東部海浜「潮乃森」にも行ける、こどもの国にも行ける、そして北谷、その手前の沖縄アリーナで遊んでいくと。その流れの中でパークアベニュー、そしてゲート通りは、その異国情緒の色彩を放つ魅力的な地域にしていきたいと。そういう考えを持っております。まさしく原点回帰といいますか、沖縄市はコザが発展してきたこの原点を見せることも、観光の資源となり得るだろうと考えております。
    瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。市長の幼少期からの様々な思いも聞かせてもらいながら、BCストリートやゲート通り、やはり俗称といいますか、愛称もしっかり通じるのがコザのまちのいいところかなと本当に思っております。 本員が改選してすぐの一般質問でこれを持ち出したのは、特にゲート通り、軍人さんは月に2回給料日があるようで、その前後の終末のにぎわいっぷりを、中に入って体験してまいりました。すごいパワーで、やはり外人さん見た目は怖いんですけど、思った以上に本当にフレンドリーで、私たち沖縄市民を温かく迎えて、一緒にこの時間を楽しませるというか、やはり市長がおっしゃった異国文化、異国情緒豊かなというところはコザの特権だと思っております。これからもっともっと沖縄市のまちづくりが加速していくこの時期に、本員の思いを議事録に残しながら、議員の皆様にも聞いてほしいなという思いで質問をしております。 ゲート通りを通行止めもして歩行者天国にして、市民の皆様とあそこを拠点にやるのが最善の策ではないかと思っている。そういう中で、ちょうどコロナも過ぎ去ろうとしております。本員は1期目、2期目から、当時はインバウンドという言葉はなかったです。でも外国人観光客、特に中国人の方が県内にすごい勢いで来たときを鮮明に覚えております。あの方たちは白いTシャツに白い短パン、大きな声で歩き回るものですから、すごく目立つのです。でも購買力も高くて、アジア人の観光客は特にまとめ買いをしてお金を落としていくという特徴があるそうです。私たち沖縄市は市内にインターチェンジが3つもある稀有な自治体にこれからなろうとしております。交通の便もすこぶるよくなるでしょう。そういう中で、受け入れる側としての意識が灯台下暗しではいけないと思います。人が見てすごいなと思うことは、沖縄市には実はいっぱいあるわけです。そこをしっかり観光というその字のごとく、光を見に来る方々の受入体制、そこら辺をしっかり整えていきたいと思います。そして外貨を獲得して、稼げる沖縄市、雇用が生まれる沖縄市。歓迎することによって仕事ができるという、こういうすばらしい仕事をもっと多くしていきたいなと思っているところでございます。ぜひとも桑江市長、もっともっとリーダーシップを、今あるリーダーシップをもっと発揮して、我がふるさと沖縄市の発展のために尽力してほしいと思います。本員たちも一緒に頑張りたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして、質問の要旨(4)近い将来、こどもの国の敷地は今の倍になり日本一ユニークな動物園を目標に拡張が進むという。以下お伺いします。 ①こどもの国の敷地内に「キャンプ場」整備はできますか。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 おはようございます。それでは新里治利議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄こどもの国のキャンプ場整備につきましては、既存エリア及び拡張エリアでも可能であると考えております。キャンプ場としてのエリアの整備に際する常設または仮設、規模、また、先ほど新里議員からもありましたようなトイレとか、あと、動物等への影響など多角的に勘案する必要があり、来園者ニーズや今後の整備計画で検討してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 御答弁ありがとうございます。 ②ホテルまでいかないが、宿泊施設設置の可能性はありますでしょうか。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄こどもの国への宿泊施設の設置につきましては、拡張区域が約12ヘクタール予定しており、区域へ整備することは可能であると考えております。民間企業のノウハウの活用や、パークPFIの手法も研究しつつ、来園者のサービスの向上につながるよう検討してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 くわえビジョン、プロジェクトK等、桑江朝千夫市長は市民が「これは何だ?」というような、沖縄市が活性化するための目玉政策を目に見える形で、2期8年の本当にタイトな時間の中でここまで実現したという、そういう実現力、そして公約達成というところでは本当に右に出る者はいないと、本員はそう思っております。その中で日本一ユニークな動物園を造るんだと。県内で唯一の動物園の沖縄こどもの国、本員は平成22年に初当選したのですが、当時のこどもの国というイメージは、正直ちょっと古ぼけた、ちょっと汚い動物園であるようなイメージがありました。遊園地も昔ありましたし、それなりに、もちろん沖縄の子供のために先人たちがしっかりと施策を講じてきたというのはあるのですが、客観的に見て、遊園地がなくなった後のさびついたレールだったり、いろいろなものがあった、そういう時期だけを人間といいますか、本員は印象に残っているのが強い、そういうイメージがありました。ところが、あれよあれよと12年たって、今のこどもの国の印象たるや、本当にこれから沖縄県のみならず、世界に発信できるような施設になるのではないかと。桑江市長におかれましては、市内の子供たち、18歳までの入園無料もうたっております。沖縄市民が「ここは必ず行けよ、とってもいいところだから」と一緒になってPRできるようなこどもの国を本当に期待しているところであります。 そこで本員の個人的なといいますか、希望としては、航空写真を見たときに北中城村側に12ヘクタール拡張するのですが、森林地域になっているのを見ました。そこを普通に伐開して開発行為に行くのではなくて、自然の地形を生かしたような形でどうにか、サファリパークと言ったらちょっと大げさですけど、何回も行きたくなるような動物園。コロナ禍ですごくキャンプの人気が出ました。本員も何回か友人に誘われてキャンプをしたのですが、本当に開放的なその異空間といいますか、非日常を味わえる、とてもストレス発散できていいものだと思いました。やっていることは、みんなで外で焚火をやったり、小川で釣りをやってそれを食べたり、これは本土の話ですけど。キャンプにはいろいろ定義があるとは思いますが、沖縄市の中で気軽にキャンプができるのは、やはりキャンプ場というかそういうところがあれば、市民ももっともっとこどもの国に目が行くのではないかと。多角的な要素を取り入れるべきだと思っておりますので、今後本当に御検討をお願いします。その中でそれに付随するような、簡易でもいいですから宿泊施設があれば、いろいろ観光客の方々もそれを目的に沖縄市に来る可能性も出てきます。そこからさっき言ったゲート通りやBCストリートかいわいに出ていって観光する。そして、沖縄アリーナでコンサートや興行を見るというような、沖縄市の観光というものが完成されるのではないという期待をしております。ぜひともそこら辺の調査研究を進めて、目に見えた形で市長、市民にまた夢を、そして希望を見せてもらいたいなと思います。よろしくお願いいたします。本員の一般質問を終わります。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で新里治利議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時18分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時31分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 おはようございます。4期目、議会に戻ってくることができました。また4年間、当局の皆様、そして議員の皆様、よろしくお願いいたします。早速、所見は述べないで一般質問に入っていきたいと思います。護憲凛の会、議席番号28、諸見里宏美。 質問事項1.重層的支援体制整備事業についてです。重層的支援体制整備事業については、既存の介護、障がい、子ども、生活困窮の相談支援などの取組を生かしつつ、地域住民の複雑・複合化した支援ニーズに対応する包括的支援体制を構築するため、相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施するものです。この事業を実施する意義の一つは、包括的な支援体制の具体的な構築方針について、地域住民や関係機関などと議論を行い、考え方などを共有するプロセス自体にあります。事業実施に向けた検討を行う際には、地域における関係機関などとの間で地域住民が抱えている課題を踏まえて、事業実施の理念や目指すべき方向性について認識の共有を図ることが重要です。この事業は、全てを推進するためには一朝一夕で完成するものではありません。沖縄市が考える重層的な支援体制とはどのようなものなのか確認する意味から、以下質問をいたします。 質問の要旨(1)重層的支援体制整備事業の進捗状況について。 ①重層的支援体制整備についての事業概要について、御説明をお願いいたします。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 おはようございます。諸見里宏美議員の一般質問にお答えいたします。 重層的支援体制整備事業の事業概要についてお答えいたします。重層的支援体制整備事業につきましては、介護、障がい、子育て、生活困窮などの分野を問わない相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援を一体的に実施するもので、地域住民の複雑化、複合化した生活課題や既存の制度では対応できない狭間のニーズに対応できるよう、包括的な支援体制を整備するものでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 重層的支援体制整備事業を推進することの最終目的は、地域共生社会の実現です。実現するための手法として、重層的支援体制整備事業の推進があると考えます。 そこで再質問をさせていただきます。まず、沖縄市が描いている包括的な支援体制とはどのようなものか。そして、最終目的である地域共生社会とはどんな社会なのか、見解をお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 高齢者や障がい者、子供など、それぞれの分野における専門的な支援は継続しつつ、制度のはざまにある方にも必要な支援を届け、困難事例にも連携して支援できるよう、専門機関をはじめ福祉団体や事業所、ボランティア団体、民間事業所など多種多様な支援者による受け皿づくり、当事者と支援者、または支援者同士がつながり続けていける環境づくり、交流や参加、学びの広がる地域づくり、こういう取組が進められることで、沖縄市らしい包括的な支援体制が構築できるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、参加支援のバリエーションは無数にあることから、参加支援事業についても様々なタイプが想定されます。参加支援事業のタイプについて、大きく以下のタイプに分類されると考えられます。まず、1つ目が個別支援型で、個別支援型は自治体、参加支援事業者が課題を抱える当事者の事例に合わせて、その課題を解決し得る地域資源をつないだり、つくったりすることで支援を行う型とされています。2つ目に場づくり型は、自治体、参加支援事業者が地域の中に住民が気軽に来ることができる居場所やコミュニティなどの場を用意することで、当事者の発見や支援につなげる型です。これらは自治体、参加支援事業者が主体となる支援として考えられるタイプです。3つ目に地域支援型がありますが、2つ目の場づくり型は自治体や参加支援事業者が居場所やコミュニティを企画、運営するのに対して、3つ目の地域支援型は地域住民や事業者がコミュニティやプロジェクトを自ら企画し、自治体や参加支援事業者は住民、事業者に伴走、サポートを行う型です。そして、4つ目が3つ目の発展形として、地域事業者や地域住民が課題の解決だけでなく、課題の発見までも主体的に行う型です。自治体や参加支援事業者は、地域住民が課題を共有される場をつくったり、3にてプロジェクトの支援に伴走する中で、住民の主体性を高めたりすることで地域住民の課題発見・解決を支援するという型です。 そこでお伺いいたします。②沖縄市の考える参加支援のタイプはどのような型を想定されているのかお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 参加支援のタイプについてお答えいたします。 議員が御指摘のとおり、厚労省のほうでは基本的には大きく3つのタイプを示しております。個別支援型、場づくり型、地域支援型、大きく3つございます。本市におきましては、参加支援については当事者のニーズや地域の事情に合わせて形をつくることが大切だと考えております。沖縄市の事情に合った、沖縄市に合う、沖縄市だからできる参加支援のタイプをこれから探していくところでございます。そのためにも、現在各課における現状や想定されるケースの整備を進めているところでございます。その結果を踏まえ、どのように実施していくのか、今後検討を進めてまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 次に、参加支援事業の実施に当たっては、行政内のみで完結するのではなく、実際は委託などを行い、自治体と連携して参加支援事業を行う業者などがいると事業が円滑に進むと考えます。特に多くの方を対象とした継続的な参加支援を行っていく必要が出てくるため、自治体単独での支援は難しく、参加支援事業者の存在が重要であると思われます。 そこでお伺いいたします。③参加支援事業者(「参加支援事業」の主体)についての考えをお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 参加支援事業の実施主体は、市町村となっております。ただし、重層的支援体制整備事業において実施する各事業の一体的な実施が確保されるよう必要な措置を講じた上で、事務の全部または一部を、地域における福祉に資する事業実績を有する社会福祉法人、一般社団法人、特定非営利活動法人などに委託することができることとされていることから、関係機関の意向も踏まえ、参加支援の在り方も併せて、今後実施体制を検討してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 参加支援事業者に求められる役割、能力が重要になってきます。当事者への個別支援の中で地域資源につなげた経験を持ち、地域資源への一定の理解があること。自分たちだけでないことを正しく把握し、地域のキーパーソンの人脈を活用し解決することができること。一緒に関わってくれた人や団体へフィードバックをし、継続的な関係構築ができることなどが求められます。また、参加支援事業になり得るには、連携コンソーシアムをつくるということが必要になると考えます。機能を一つの団体や個人に任せるというよりは、キーパーソンとなる複数の団体・個人が緩やかに連携することで様々な地域資源の開発につながると考えます。例えば生活困窮者向け事業を行っている事業者、商工会議所や青年会議所(JC)なども重層事業におけるステークホルダーの一つになると考えます。検討されていただきたいとぜひ思っております。ただし、重層的支援体制事業プロジェクトチームだけでなく、商工会議所やJCなどへのアプローチに関しては、経済文化部が接点をお持ちなので、アプローチができると思います。この事業は、組織全体で動かなければ成り立たない事業です。プロジェクトチームを立ち上げたからそちらでという考えでは、事業は一向に進みません。重層的支援体制事業に期待するものとして、やはり全庁的に取り組んでいく必要があると思いますので、よろしくお願いします。 次に、対象者のはざまのニーズの想定です。④事業対象者(「参加」のサポートを受ける対象者)を沖縄市はどう想定されているのかお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 参加支援事業につきましては、高齢者や障がい者など対象者が限定される各制度の社会参加に向けた支援では対応できない、個別性の高いニーズを有している人、地域とのつながりが希薄で、この状態が長期化している人など、社会のつながりづくりに向けた支援を必要とする方が対象になるものと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 次の質問に移ります。 ⑤当事者に対する参加への導線づくりについてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 当事者に対する参加への導線づくりについてでございます。 参加支援事業を必要とする当事者においては、社会とのつながりを継続することに困難を抱えている場合が多いことを意識し、丁寧にニーズを把握した上で、社会資源や支援メニューとのマッチングを行う必要がございます。そのためには当事者の現状把握をするための関係づくりや、当事者が進んで参加できる場や参加のきっかけづくりの工夫を行うとともに、自らの役割を見出し、継続して参加することができる受け皿づくりなど、個々の状況に応じた丁寧な対応をしていく必要があると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 この当事者に対する参加への導線づくりも大変重要になってくると思います。当事者の現状把握の工夫、そして当事者のマッチング、初回参加に向けた工夫、継続参加に向け工夫が必要になってきます。個々の状況に応じた丁寧な対応になるよう期待しております。 では、次の質問に移ります。⑥担い手となる地域資源についてはどう考えているのか、お聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 参加支援事業におきましては、就労支援や居住支援、学習支援など多岐にわたる支援が求められております。担い手となる地域資源につきましても、福祉サービス事業所や企業、商店や農家、地域における居場所や地域活動の場など多種多様なところが想定されており、様々な課題を解決していくためには、種類の多さ、質の高さ、活動の継続性が重要だと考えております。当事者と支援の担い手となる地域資源、双方をサポートすることに留意し、継続して社会参加ができるよう取り組んでいくことが大切であると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 協力者となる地域事業者、住民との関係を構築していかなければなりません。これが大変なことだと思います。プロジェクトチームのみで動くとうまくいかないと思います。各部局が関係団体や事業者に対しアプローチをかけていく、庁内でのキーマンになり得る方の聞き込みなどを丁寧に行わなければなりません。また、地域の自発的アクションの主体性を引き出すか、そのためには財政面でのサポートも必要になってきます。まさに全庁的な取組が必要になる作業だと考えます。 そこで次の質問に移ります。質問の要旨(2)庁内での円滑かつ継続的な事業実施について、以下お伺いいたします。 ①事業評価、記録の取り方に関する課題についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 重層的支援体制整備事業を通じた支援の効果や成果を把握するため、各事業の取組実績と、個別支援や伴走支援の実態について評価指標を設定することにより、市町村全体の包括的な支援体制の整備事業を把握することを目的に、今後国において調査することとなっております。先進自治体においては、評価指標として設定した項目やその数値は適切であるのか。当事者の個々の状況に合わせた支援に対し、一律に評価することが適切なのかどうか、事業評価の課題が見えているようであり、本市におきましても今後同様な課題が出てくるものと思われます。また、支援記録につきましても、当事者、支援者のそれぞれの視点や変化、達成状況に留意した記録の取り方や共有の方法など、先進自治体における取組状況を参考に、今後検討してまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 事業評価、記録の取り方については、誰のための事業評価なのか。自治体、当事者、地域の担い手など、ステークホルダーごとの目標整理、すり合わせが重要だと思います。また、評価では、定性評価と定量評価をうまく組み合わせることが大切です。なぜなら、それぞれ評価する対象が全く異なるためです。ぜひ先進自治体の取組状況なども参考にされながら御検討されますよう、こちらのほうは要望に代えさせていただきます。 次に、②庁内での説明、連携に関する課題についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重層的支援体制整備事業の実施に向けては、これまでに事業の周知のため、庁内説明会を2回開催しております。今後はより具体的な取組を進めるため、庁内勉強会の開催を予定しているところでございます。重層的支援体制整備事業につきましては、当事者の状況に応じた様々な部署との連携体制の下、どのような支援を行うかなど、具体的な取組を共有し、実施する仕組みづくりが重要であると考えております。しかしながら、支援の対象者が既存事業では対応できない人、社会とのつながりが希薄化している人などであることから、その実態やニーズの把握が困難の中でどのように理解と協力を求め進めていけばよいかなど、そういうものが課題として挙げられております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、部長の答弁でもありましたが、先進自治体においても同様な課題があるということです。例えば予算要求の際の参加支援事業の説明や事業の前提となる当事者ニーズに関する説明に課題を抱えた自治体もあるようです。また、重層的支援体制整備事業、参加支援事業は、他事業と比較して庁内のほかの部署との協力が必要になる事業であるがゆえに、庁内連携の課題が多いようです。事業周知のための庁内説明会を2回開催されているようで、今後は具体的な取組を進めるための庁内勉強会を開催する予定ということなのですが、ぜひとも本員のほうからは、学識の方にファシリテーションに入ってもらい、関係部署の人たちに参加支援の理解を促進するワークショップを行っていただきたいと思います。その際は具体的な事例をモデルとして提示して、それぞれの事例についてどの制度を使うのが適切か考えるロールプレイを実施し、そこで整理したことを基に役割分担についての確認を行う、そういう勉強会、学習会が必要だと思います。ぜひともそういう学習会を実施していただきたいと思います。また、地域共生社会の実現には、まず地域参画が重要になってきます。地域コミュニティデザインを行っている会社の代表者などを呼んで、住民向け講演会も実施すべきだと考えます。これらをまず要望に代えていきます。 次の質問に移ります。質問の要旨(3)事業の成否を左右するのは支援を担う人材であります。人材の育成、確保、専門性の向上、処遇改善を図り、支援者を孤立させない、バーンアウトさせない取組が必要だが、本市としてどう取り組んでいく考えなのか。また、本市の現状についての認識と併せて見解をお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 重層的支援体制整備事業におきましては、当事者が抱える目の前の課題解決だけではなく、地域の中で孤立することなくつながり続けていけるよう伴走支援が求められており、長期間にわたることも想定されております。一部の支援者が抱え込み、支援者自身が孤立することがないよう、重層的支援会議や既存の協議会などにおいて支援の役割分担や連携を強化していける仕組みづくりが求められているところだと認識しております。庁内外における支援者や関係機関の意見も踏まえ、支える側のサポートや人材育成の取組を今後進めていきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 参加支援事業をはじめとする重層的支援体制整備事業は、特定の課題を抱えた特定の行政サービスを提供するという従来の行政支援とは異なってまいります。地域資源を活用しながら特定の制度には収まらない狭間のニーズと向き合うことが求められます。そのような制度を運用するに当たっては、事業を所管する自治体の担当者にも新たな視点が求められてきます。沖縄市らしい重層的支援体制整備事業の制度設計を行うには、やはり全庁的な取組が不可欠です。そのためには、やはりトップが先頭に立って、各部署への働きかけが重要になってまいります。 そこで本員からの提案なのですが、1点目としては、市長、今副市長1人ということになっております。市長が自ら先頭に立ってということも厳しいものがあると思います。副市長は1人で全庁的に渡り歩くというのも大変なことになると思います。この重層的支援体制を担っていく、トップに立って号令をかけていく方が必要になってくると思います。ですから副市長は1人、あるいは国から招聘していただいて、参事等を据えていくということが必要になってくると思います。移行期間が3年ということで設けられておりますが、これが成功を収めるためには、この制度の設計に関しては、国のほうも初めての試みなのですよね。だから、手探り状態で動いている状況です。このプロジェクトが今必死になって動いているようですが、なかなかうまくいかないのが現実で、先進地を見ても、これから見直し、見直し、見直し、どうすれば地域と関りが持てるのかということも、また庁内連携がすごく課題になっているようですので、このあたりを御検討していただきたいと思います。 以上、質問事項1の重層的支援体制整備事業についての質問は終わらせていただきます。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時57分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 午前に引き続き、午後ですね。 質問事項2.安心安全な給食の提供について。 質問の要旨(1)9月28日に発注した給食献立の調理中に複数の虫の混入事案についてです。 ①食材である冷凍ブロッコリーに虫が混入していた可能性があるということで、調査を進めているということだが、調査結果についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 はじめに、9月28日に発生した事案につきましては、幼児、児童生徒及び議員、保護者、関係者の皆様に大変御心配をおかけしたことに対し、改めておわび申し上げます。 それでは、諸見里宏美議員の一般質問にお答えします。 今回第3調理場での給食調理中に一部の献立の中に複数の虫を確認したことから、急遽その献立の提供を中止しております。給食センターでは混入原因等について、現在食材の納入業者や調理業務受託業者の協力も得ながら、引き続き調査を進めております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、②9月28日の献立の提供中止を行った際の対応についてお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 当日9月28日の対応につきましては、まず第3調理場の調理業務を受託している業者より、調理中に複数の虫を確認した旨を当調理場の栄養士へ連絡があり、その状況を確認した栄養士より給食センター所長へ連絡がありました。その後、その状況から献立の提供を中止するよう、所長より第3調理場へ指示するとともに、第3調理場の管轄の学校へその旨、連絡を入れております。その後、管轄の学校へ保護者宛ての文書を送付するとともに、所長より各学校長へ経緯とおわびの電話を入れております。また、速やかに所長から上司へ報告するとともに、市議会議員の皆様、教育委員の皆様、沖縄県の担当課及び中部保健所へ報告しております。そのほか関係者からの状況確認や情報収集、全調理場での情報共有、全職員の注意喚起等も行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 中止を行った経緯については分かりました。しかし、第3調理場というと泡瀬地域、東部地域一帯の小中、そして幼稚園も含めてですよね。このときの献立というのがメインの献立だと聞いております。そこで、2022年6月30日、那覇市立仲井真小学校で「本日の給食に異物混入のおそれがある」という知らせがあり、学校に備えてある緊急非常食を食べたということなのですね。沖縄市教育委員会ではそのような対応もなかったようなのですが、これはいかがなものかというのがあります。9月28日当日、提供中止をした献立はメインとなる献立とお聞きしました。当日はミルク、パン、デザートのみとなったようです。給食提供中止となった場合、緊急対応策として災害用非常食の提供を検討すべきではないでしょうか。このあたり、すぐにということは厳しいと思います。異物の混入事案だけではないと思うのです。例えば台風時、このときも台風の状況を見ながらなのですが、中止になってしまう場合があります。そういうときにも災害用の非常食というのを活用すべきではないかというのがあります。こちらのほうは要望とさせていただきますので、前向きに検討していただきたいと思います。特にメインの献立がなくなって、本当にミルクとパンとデザートのみとなると、後の残りの時間帯、本当におなかがすいて、また、栄養も取れない状態になるのです。このあたりも検討していただきたい。 そして、③9月22日の糸満市で学校給食の献立に虫が混入するという同様の事案が発生している。糸満市学校給食センターと沖縄市学校給食センター第3調理場の受託業者についてお伺いさせてください。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 糸満市の調理業務受託業者と第3調理場の調理業務受託業者は同じ事業者でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、④業者選定の際の重要なポイントとして、食に関することから、安全安心、安定的な給食が提供でき、そして職員をしっかりと管理できるところがとても重要と、令和2年408回定例会における町田議員の一般質問に対し、当時の指導部長は答弁されています。今回の事案を受け、当該委託業者に対し、いかなる措置を講じられたのか明らかにされたい。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 当日の受託業者の対応としましては、異物の混入を確認した時点で速やかに栄養士へ連絡し、市の判断を仰ぐ等、適切に対応できていたものと認識しております。また、他自治体での類似事案に関する情報を収集し提供するなど、混入の原因究明にも協力いただいております。給食センターでは今回の事案を踏まえ、改めて栄養士や受託業者に目視確認の徹底等を指導し、今後とも安心安全に給食が提供できるよう、引き続き栄養士や受託業者の指導及び円滑な連携を図りながら、しっかりと給食運営を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 再質問をさせていただきます。 食材であるブロッコリーは、糸満市と沖縄市の仕入れ先についてお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 糸満市と沖縄市の仕入れ先業者は同じであります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、再々質問です。 仕入れ先の業者にはどのような対処をされたのかお伺いします。これは第3調理場だけの問題ではないのです。お話を聞きますと、第1調理場、第2調理場ともに同じ仕入先からブロッコリーを仕入れているということです。たまたま第3調理場のほうでブロッコリーを使用したことによって虫の混入があるわけなのですが、第1調理場、第2調理場でも同様な異物の混入事案が発生するおそれもあるのです。そこでお伺いしたいのが、この仕入先の業者に対してどのような対応をされたのかお聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 仕入れ先業者に対しましては、混入原因の究明及び再発防止の周知徹底を指示するとともに、同食材の調達について、安全性が担保されるまで調達を控えるよう指示しております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 仕入れを中止しているということなのですが、要は第1調理場、第2調理場、第3調理場はブロッコリーの在庫があるのかどうなのかということも含めてなのです。在庫がある場合には、ほかのものと返品交換するのが業者としては当たり前じゃないかと思うのです。このあたりもしっかり教育委員会、在庫があるのであれば、ほかのものと交換するということをしっかり検討するように、対処するようにお願いします。 給食のほうはこれで終わるのですが、しっかりとした対応、特に仕入れ業者が糸満市も沖縄市も全く一緒ということなので、在庫があるのであればほかのものと返品交換できるような対応をしてください。 次の質問に移ります。質問事項3.特別支援教育について。 質問の要旨(1)沖縄市立幼・小・中学校の支援学級数の推移と、また支援学級の在籍を決める期限についてお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 それでは、諸見里宏美議員の一般質問にお答えいたします。 公立幼稚園は支援が必要な園児も通常学級で教育を行っており、支援学級がないため、御質問につきましては園児数でお答えさせていただきます。過去5年間の支援が必要な園児と判定された数は、平成30年度が84人、令和元年度83人、令和2年度84人、令和3年度96人、令和4年度が80人となっております。また、支援児の判定は就学支援委員会で行われております。今年度の事務スケジュールといたしましては、保育所等への説明会を4月と5月に行い、9月27日を期限に保育所等経由で申し込みを受け付けております。今後は12月に医療従事者や心理士、幼稚園などから構成される就学支援委員会で審査を行い、その判定結果を令和5年2月頃、保護者へ発送する予定となっております。支援児の在籍期限については、期限設定はございません。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 諸見里議員の御質問にお答えします。 沖縄市立小学校及び中学校の平成30年度から令和4年度までの5年間の特別支援学級数の推移についてお答えします。小学校の特別支援学級数は、平成30年度82学級、平成31年度96学級、令和2年度103学級、令和3年度117学級、令和4年度121学級となっております。中学校の特別支援学級数は、平成30年度28学級、平成31年度34学級、令和2年度39学級、令和3年度40学級、令和4年度43学級となっております。また、特別支援学級の入級の判定につきましては、沖縄市就学支援委員会で行っておりますが、今年度の事務スケジュールといたしましては、4月、5月に幼稚園、小学校、中学校、保育所、児童発達支援事業所等へ就学支援委員会についての説明を行いました。その後、次年度小学校及び中学校で就学支援委員会の判定を行う児童生徒については、7月20日を期限に、学校をはじめとする関係機関経由で申し込みを受け付けました。6月より11月まで就学支援委員会では申し込みを受け付けた児童生徒の適切な学びの場についての判定を実施しております。判定結果につきましては、9月より順次学校、保護者へ通知しております。支援学級の在籍期間につきましては、児童生徒の状況によって異なりますので、特に期限は設けておりません。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて行きます。 質問の要旨(2)特別支援学級担任の配置状況についてお伺いします。(幼・小・中学校別)ということなのですが、幼稚園のところは特別に配置はされていないということですよね。 では、①必要人数、不足人数についてよろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 特別支援学級担任の配置状況としましては、令和4年4月時点で小学校121人、中学校43人となっており、必要な学級担任が配置されている状況です。沖縄市内の小中学校の特別支援学級担任の4月時点での不足人数はありませんでした。しかしながら、令和4年9月時点で特別支援学級担任の不足数は、病気、休職等により4人となっております。担任以外の教諭、教頭等が担任の代わりとして授業を受け持っている状況です。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ②特別支援教諭免許保有率についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市内特別支援学級担任の特別支援教諭免許保有率は、令和4年4月の時点で小学校、中学校ともに32.5%となっております。また、市内の特別支援学級担任のうち、15人の教諭が今年度習得中となっております。今年度、沖縄県では約1,500人の教諭が特別支援教諭免許の習得のための講習を受講しております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 特別支援教諭免許の保有率というのが32.5%。以前に本員、多分3年前だったと思います。こちらのほうも特別支援教諭免許の保有率を聞きました。あのときも32.5%ぐらいだったと思うのです。全然変わっていない状況なのですね。学校の現場で聞きますと、特別支援教諭免許を保有していない方々が特別の支援を要する子供たちを見るときに、すごく苦労を感じているようです。何に苦労を感じているかというと、個別の教育支援計画、これを作成しないといけない。個別の教育支援計画というのは、障がいのある児童生徒一人一人に適切な支援を行うという視点で、教育、心理、医療、福祉、労働、保護者などの関係機関、関係者が子供の生涯にわたって連携・協力して支援するためのツールで、長期的な視点で作成された計画となります。これに対して、もう一つが個別の指導計画。これは個々の児童生徒の実態に応じて適切な指導を行うために学校で作成されるもので、教育課程を具体化し、一人一人の指導目標、内容、方法を明確にして、きめ細やかに指導するために作成するものです。個別の教育支援計画と個別の指導計画、これが義務化されているわけですよね。これを作成するのに大変な負担を担っているというのが今の現状です。先ほど病休で4人お休みしているということなのですが、そういうことも一因になっているのではないでしょうか。ですから、この特別支援教諭免許の保有者、そして初めて担任になられる方々には、きちんとした講習等をやっていただきたいと思います。 続いて、質問の要旨(3)特別支援教育補助者や特別支援介助者の配置状況についてお伺いします。(幼・小・中学校別)ということなのですが、それと(障害種別 例:病弱学級児の看護士配置など)。 ①必要人数、不足人数についてです。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 公立幼稚園には自閉スペクトラム症やダウン症などの障がいを抱える園児が在籍するほか、胃ろうや吸入・吸引などの医療的ケアが必要な園児も在籍しており、幼稚園教諭免許を保有する特別支援担当や子育て支援員研修修了証書を有している補助者、看護師を配置し、それぞれ対応しております。補助者の必要人数は24人、看護師の必要人数は4人です。現在、補助者及び看護師は全て配置しております。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 特別支援教育補助者につきましては、医師からの発達等に関する診断を受けている通学級に在籍する児童生徒を中心に対応しております。今年度4月の時点で補助者申請のあった児童は219人、生徒は92人となっております。支援の必要な児童生徒10から16人程度に対し、補助者1人の配置の考えに基づき、小学校21人を募集しておりますが、4人不足しております。中学校につきましては10人募集しておりますが、2人不足している状況にあります。介助者につきましては、主に肢体不自由学級の児童生徒に対応しております。介助者申請のあった19人の児童に対し、9人の介助者が対応しております。中学校につきましては1人の全介助の生徒に対し、1人の介助者が対応しております。医療的ケアに対する看護師は、主に病弱学級、肢体不自由学級の児童に対応しております。6人の対象児童に対し、5人の看護師が対応しております。介助者、看護師につきましては、申請のある児童生徒に対し、必要な人員の確保ができている状況にあります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ②勤務形態、勤務内容、処遇等について明らかにされたい。よろしくお願いいたします。
    瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 幼稚園に勤務する補助者及び看護師の勤務形態としましては、会計年度任用職員として採用しており、1日の勤務時間は7時間30分、週5日勤務となっております。補助者の勤務内容は、特別支援担当の補助業務が主な内容となっており、具体的には担当が作成した個別の教育支援計画を基に、他の職員と連携し教育支援を行うほか、園児の安全管理や教育環境の整備等を行っております。また、看護師については、たんの吸引や酸素吸入、胃ろうなどの医療的ケアを行うとともに、担当や補助者と連携し、医療的ケア児の教育支援を行っております。処遇につきましては、条例や規則に基づいております。補助者が月額14万7,800円から17万1,200円、看護師が24万3,200円から26万100円となっており、職歴や勤務年数によって報酬額を決定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 特別支援教育補助者につきましては、週5日1日4時間、または6時間の勤務となっております。看護師につきましては、週5日1日6時間の勤務となっております。介助者につきましては週5日、小学校は7時間、中学校は7.5時間の勤務となっております。勤務内容としましては、特別支援教育補助者は、発達等に関する診断のある児童生徒の学校生活を過ごす上での安全確保や授業のサポートを行っております。看護師は医師の指示書に基づき、吸引、経管栄養、導尿、気管切開部の衛生管理、その他医療的な生活支援行為を行っております。介助者は食事や排せつ、着脱等の生活支援、車椅子等の移動支援を行っております。処遇につきましては、沖縄市の規定に基づいており、経験年数や資格の有無によって金額に幅がございます。6時間勤務の特別支援教育補助者につきましては、日額5,630円から6,520円、4時間勤務の補助者につきましては、日額3,750円から4,350円となっております。看護師につきましては、正看護師資格を有する方を採用しており、経験年数により日額9,580円から1万250円となっております。介助者につきましては業務委託を行っており、小学校は日額1万2,460円、中学校は日額1万5,570円となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今の処遇の在り方というのを聞いて、正看護師の方を雇用するのに、介助者より日額が少ないのです。そして、なぜ幼稚園と小学校、中学校の処遇の違いが出てくるのか。このあたり、もう少し連携して、同じような月給、日額になるようにしていただきたいと思います。そうじゃないと人は集まらないと思います。 続いて行きます。通級により指導等は、小学校、中学校、高等学校などにおいて通常の学級に在籍し、通常の学級での学習におおむね参加でき、一部特別な指導を必要とする児童生徒に対して、障がいに応じた特別な指導を行う指導形態を言い、通級指導教室の対象となる障がいは情緒障害、自閉症、LD、ADHD、言語障害、弱視、難聴、肢体不自由、病弱及び身体虚弱で、言語障害の指導にはことばの教室とも呼ばれる言語通級指導教室があるなど、それぞれの障がいに応じた教室で子供の課題に合った指導を受けることができます。 質問の要旨(4)通級指導教室について以下、お伺いします。 ①設置・対応状況についてです。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 沖縄市の通級指導教室につきましては、今年度美原小学校、比屋根小学校、北美小学校の3校に配置されております。中学校に関しては、設置がされていない状況です。通級指導教室では、児童生徒の実態に応じて、週1時間から8時間の間で自立活動を中心に支援を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、②入級までの経緯をお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 児童生徒の困り感を見取り、校内就学支援委員会を行い、学校と保護者の相談を経て、保護者並びに学校が沖縄市就学支援委員会への審議を依頼します。沖縄市就学支援委員会では、本人、保護者の面談、学校からの提出書類、発達、知能検査等により審議を行い、児童生徒に合った学びの場を判定します。通級指導教室判定が出た場合、保護者同意により入級を決定しております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 続いて、③入級者数の推移についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 平成30年度から令和4年度まで通級指導教室と判定された児童生徒数をお答えいたします。平成30年度25人、平成31年度29人、令和2年度19人、令和3年度51人、令和4年度100人となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 質問の要旨(5)通級指導教室の設置校の学区外児童生徒の通級方法についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 学区外児童生徒の他校通級につきましては、現在実施しておりません。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 質問の要旨(6)通級指導教室に受け入れられる児童生徒数と、現在教室に通っている児童生徒数の状況について適性か。また、待機児童生徒の現状についてお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 現在通級指導教室を設置している学校は小学校3校で、そこで通級指導を受けている児童数は57人です。通級指導教室が設置されていない学校で、通級指導を必要としている児童数は42人、生徒数も42人です。そのような児童生徒に対しては、学校の状況に合わせ、校内の弾力的な運用で支援しております。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、校内の弾力的な運用で支援しているということなのですが、再質問をさせてください。通級指導教室のない学校における校内の弾力的運用は、通級指導教室判定の児童生徒の支援に十分に行われているのか、お聞かせください。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 通級指導教室の設置がない学校については、通常学級の担任が個別の支援計画等を作成することもあり、本来は特別支援教育に関する専門的知識に基づいた個別の支援計画が必要となりますが、作成が困難な状況となる場合が多くあります。また、県から通級指導教室の設置が認められていない場合、担当の教諭もいないことから、通級指導による自立活動等について十分な時間や内容の確保が行われていないため、現場の教諭の負担も少なくありません。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 平成29年3月には、国会で義務教育諸学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律が可決・成立しました。その中で通級指導に係る教職員定数の基礎定数化を平成29年度から10年間をかけて段階的に実施するとされております。障害に応じた特別の指導、通級による指導のための基礎定数、これは副校長、教頭、看護や栄養の指導、管理を行う主幹教諭を除く教諭などの教職員定数は児童生徒13人につき教員1人、日本語能力に課題のある児童生徒への指導のための基礎定数が児童生徒18人につき1人を配置するという本基準に当てはめた場合なのですが、現在合理的配慮によって指導しているわけなのですよね。これが本当に適正なのかどうなのかというと、本員疑問に思っております。特に待機児童、中学校では通級指導教室がゼロ、これは本当に適正に配置されているのかというのが、疑問に思います。 そこで、質問の要旨(7)通級指導教室の拡充についての見解をお伺いします。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 お答えします。 通級指導教室のニーズは高いですが、設置につきましては県の判断が必要となるため、市の状況や必要性などについて県と調整を行い、子供たち、学校のためにも、設置について引き続き粘り強く協議を行ってまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 通級指導教室の拡充というのは、沖縄市だけの問題ではないのです。これは全国的な問題なのです。国会の中では13人に1人ということは定数化しているのですが、なかなかこれが進んでいかないのが現状。また、1教室を設置するのに、沖縄市だけの単独での事業というのはなかなか厳しい状況にあるというのも理解しております。しかし、注意欠陥・多動性障害(ADHD)や学習障害を持つ児童生徒にとって、充実した学校生活が行われるよう、公立学校における通級指導教室の計画的な増設を図ることを切実に要望いたします。また、本員たちのほうも、これは本当に全国的な問題なのです。どこの学校も右肩上がりに通級指導教室を利用しないといけない子供たちが増えていっている状況なのですが、この通級指導学級というのが設置できていないというのが現状です。ぜひ粘り強く頑張ってまいりましょう。よろしくお願いいたします。 以上、本員諸見里宏美、一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で諸見里宏美議員の一般質問を終わります。 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 改めまして、このたび本員、せんだって行われました沖縄市議会選挙で初当選いたしました知花 圭と申します。市民の方々の御支援の下、負託を受けてこの場に立っておりますので、精いっぱい頑張ってまいりたいと思っております。また、当選後事務局の方々にはサポートいただきまして、大変ありがとうございます。また、市長並びに各部署の方々と一緒に精いっぱい、政策等もブラッシュアップしながら沖縄市民のために頑張っていきたいと思っておりますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。また、後ろにおられます各先輩議員であったり、同期の議員の方々には日頃大変お世話になっておりまして、諸見里議員、宮城 浩議員であったり、昨日は栄野比議員であったり、今日は新屋 勝議員から本員が朝来た段階からすぐに「知花 圭、今日一般質問だな」と言われまして、「大変緊張しております」というお話をさせていただきましたら、「何も緊張する必要はない。精いっぱいやれ」ということをおっしゃっていただきましたので、多少は緊張もほぐれたかなと思っております。つきましては、議席番号19番、知花 圭、質問事項のほうに移らせていただきたいと思います。 質問事項1.こどものまち行政について。 質問の要旨(1)現在、沖縄市の年少人口の割合は約17%と、年少人口の割合としては比較的大きな割合でございます。昨今の調査では、子どもの居場所づくりや自己肯定感を養うために習い事や塾が有効的であると言われております。 ①沖縄市の子供たちへの政策は十分になされているのか、桑江市長にお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 それでは知花 圭議員の一般質問にお答えいたします。 本市における子供たちへの主な施策としましては、まず子どもの貧困対策として子どもの居場所支援事業や若年妊産婦の居場所の運営支援、さらに貧困対策支援員を配置し、支援を必要とする子供に関して関係機関との情報共有や適切な事業等へつなげる支援を行っております。また、今年度におきましては、全ての子供たちに対する施策としまして、子供1人当たり一律1万5,000円の給付金の支給に取り組んでいるところでございます。支援を必要する子供に対する取組としましては長期的な支援が必要なことから、引き続き継続した支援事業に取り組むとともに、国や県の補助メニューを精査しながら、子育て支援施策に取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 沖縄市の子供への政策というのは、本員ももう何十年も沖縄市に住んでおりますので、大変ありがたく思っておりますし、市として精いっぱい、できる限りのことをやっているということは本員も実感しております。 質問を移らせていただきまして、②他市町村における習い事や塾の取組等についてどうお考えなのか、こちらは桑江市長にまたお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 各自治体で行っている子育て支援につきましては、限りある財源の中で各自治体の実状に応じて、事業の目的と効果を設定し取り組まれていることと理解しております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 知花 圭議員の御質問にお答えいたしますが、こどものまち推進部長からの答弁もありましたけれども、市長として他市町村の事業を評価する立場にないし、評価すべきではないと思っております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 今の答弁、本当にありがとうございます。新人議員の本員に対して、こういう形でしっかり受け答えをしていただいたということに、大変ありがたく思います。 では、質問のほうを移らせていただきまして、③沖縄市に通う小学生児童で習い事や塾に通っている児童の割合を伺いたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 小学生児童で塾や習い事に通っている割合につきましては、直近のデータはございませんが、平成30年度に実施した「沖縄市こどもの生活等に関する調査」の回答結果では、塾に通っている子供が25.1%、習い事をしている子供が56.6%となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。小学生の割合という形でお聞きさせていただきました。 当然、小学生の方が進学すると中学生に移行していきます。中学生の割合なのですが、今お答えいただいた同一の資料で本員も見せていただいておりますが、沖縄市のほうで調査した「沖縄市こどもの生活等に関する調査報告書」、これは2018年、4年前に調査したものでございまして、こちらは大変いい資料でございますので、ぜひ皆様のほうにも見ていただきたいというところでありますけれども、この資料の中で中学生の割合を見せていただきますと、中学生本人のほうが記載しているものでございますが、この中の中学生本人のアンケートの中で問41というものがありまして、この中で「あなたは、学習塾に通っていますか」という問いがあります。その中には「通いたいと思わないので、通っていない」という方は36.6%、「通いたいと思うが、通っていない」という方が17.2%。あと、問44、これも中学生本人が答えているのですが、そのアンケート結果の中で問44の質問項目が、「あなたは、習い事をしていますか。当てはまる番号の一つに〇をつけてください。そろばん教室、ピアノ教室等」ということでありますけれども、この中で中学生当人が回答している結果としては、「していない」という方が68.6%という形となっております。 そこで、それを受けた上で再質問させていただきたいと思っていますが、中学生に対する支援についてお伺いさせていただきたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 健康福祉部長。 ◎仲宗根勲健康福祉部長福祉事務所長 知花 圭議員の再質問にお答えします。 本市における中学生に対する支援の一つといたしまして、高校進学に向けた学習支援事業を実施しております。被保護世帯の中学1年生から中学3年生及び準要保護者であるひとり親家庭の中学3年生並びに、その世帯の保護者を対象として、高校進学に向けた学習支援や養育支援など、包括的な支援を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 指導部長。 ◎多和田勝指導部長 知花 圭議員の再質問にお答えします。 教育委員会では、学校教育における児童生徒の学力向上を図る一つの方策として、英検等を受験する全ての児童生徒の検定料を半額助成しており、このうち要保護・準要保護世帯の児童生徒を対象に検定料の自己負担が生じないよう、全額助成を行っております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 検定料等の受験料について半額を助成しているということでございますけれども、これはこれで本員もとてもすばらしい、評価している部分ではありますが、ただ、非課税世帯ということではなくて、例えばボーダーライン、年収が何とか非課税ではないが、税金を払っているけれどもなかなか生活が厳しいという家庭もおられるかと思います。沖縄市の平均所得は大体230万円とかというところでございますし、実際に先ほどお見せしましたアンケート結果を見ますと年収が250万円、300万円弱というのが半数を占めているということを考えますと、この検定料にしても助成というのはこのボーダーラインにいる家庭の方々、生徒だったり、子育て世帯に対してしっかりと支援を拡充していくことも必要ではないかと思いますので、ぜひ御検討いただければと思います。 次の質問に移らせていただきたいと思います。④本市における習い事や塾に通うことの意義、有効性ついて見解を伺いたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 習い事や塾などに通うことの意義や有効性としましては、子供たちの学力や学習意欲の向上を図り、個性や才能を伸ばす機会などにつながる取組の一つであると考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 大変ありがとうございます。習い事とか塾というのは、学習の意欲向上とか、子供の個性を伸ばすためには本当に必要な部分ではないかと、本員も実感しております。 実際に豊見城市だったり、あとは大阪市、福岡市という自治体も、ある一定の縛りはございますけれども、習い事とか塾に対しての助成というのは行っておりますので、そういう部分を踏まえて、沖縄市のほうもそういうやられている自治体に対して一度見ていただくとか、資料とかそういうものを取り寄せて御検討いただくということも市民のために、特に子育て世帯、学生であったり、そういう小さい子供たちに対してのいい取組なのではないかと思いますので、まずは見ていただきたいなというところでございます。 質問のほう、次に移らせていただきたいと思います。⑤本市としてこれまで習い事や塾へ通うための助成などを行った経緯というのはございましたか。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 本市においては、家庭環境が厳しく、経済的な理由で学習塾等に通うことができない子供たちに対する支援を優先的に取り組んでいるところでございます。子供の支援に関する施策につきましては長期的な取組が必要であることから、当面は現在取り組んでいる事業を着実に実施していきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。本員がなぜこの質問を先にしたかと申しますと、本員は小さい頃から習い事、ピアノだったり、バイオリンだったり、やってきておりましたが、結果的にいうと、特にその道に進んだということではありませんが、最終的に特技、個性というのを磨くことによって、後々人生を過ごしていく中で、これを通じていろいろな人と出会えたりとか、いろいろな場面で習ったものを使って、様々な部分で人生を謳歌できるという、子供たちにとって将来、人生を楽しく過ごすためのとてもすばらしいものではないかと思いましたので、今回最初の質問として取り上げさせていただきました。 では、次に移らせていただきたいと思います。質問の要旨(2)第421回定例議会の桑江市長の施政方針演説で「経済的にも安心して受診できる環境をつくるため、18歳まで医療費を無料化します」とおっしゃっておりました。大枠として、無料化の実施時期やめどをどうお考えなのか、桑江市長にお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 本市では、こども医療費助成の通院対象年齢を令和3年10月より、県に先駆け中学校卒業まで拡充し、現物給付を導入しております。18歳までの対象年齢拡充につきましては、扶助費の増加や現物給付の導入に伴い発生する国民健康保険の国庫負担金の減額調整等が課題となっております。拡充の時期につきましては、財源の継続的な確保など、国や県の動向を踏まえながら、多角的に検証を行い決定してまいります。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。多角的に検証してやっていくということでございますので、ぜひそうやっていただきたいと思います。 質問のほうを移らせていただきまして、質問の要旨(3)第421回沖縄市議会定例会、6月22日、上地 崇議員が御質問した18歳までの医療費無償化についてなのですが、当時の担当部長の答弁では、「18歳までの対象年齢拡充により扶助費の増加や、それに伴い発生する国民健康保険の国庫負担金の減額調整等の課題はありますが、子供の健全な育成や保護者の経済的負担の軽減、そして誰もが安心して医療を受けられる機会の提供にもつながることから、財源の継続的な確保など、多角的な検証を踏まえながら、拡充に取り組んでまいります」との回答でございました。その後の進捗状況についてお伺いしたいと思います。 ①検証結果、または検証実施に向けた取組状況を伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 医療費助成の対象となっている中学生の医療費のデータから、高校生に係る医療費の傾向を把握し、また、さきに高校生年齢まで拡充している他市の実績から人口比率で扶助費を積算するなど、拡充した場合における影響額の試算を行っている段階でございます。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。 では、また質問のほうを移らせていただきまして、②財源的な課題の有無について伺います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 令和4年4月から県がゼロ歳から中学校卒業までの扶助費の2分の1を負担しておりますが、さらなる拡充を行った場合の15歳から18歳までについては、市の単独負担となります。また、扶助費の増加や現物給付に伴い発生する国民健康保険の国庫負担金の減額調整など、大きな財政負担を伴うことが課題と認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。確かに、またさらに高校生、18歳まで医療費無償化という形になりますと財政的な問題ということも出てきますので、そこは改めて、本員のほうでお話させていただきたいと思います。 次の質問のほうに進めさせていただきたいと思います。③18歳まで無償化を実施している他自治体の状況や問題、課題についてヒアリング等を行っているのかを伺いたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 こどものまち推進部長。 ◎與那嶺智才こどものまち推進部長 お答えいたします。 県内11市のうち、名護市のみが18歳までの無償化を実施しており、拡充対象となる高校生年齢の資格者数や扶助費の額について、現在ヒアリングを行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 ありがとうございます。確かに名護市については先に先行してやっておりますけれども、本員もいろいろ調べていくと、なかなか高校生の医療費、年齢が上がるにつれて医療費というのは減っていくのかなと思っていましたら、実はそうではないという傾向もございまして、逆に中学生よりも高校生の医療費がかかってしまっているというケースもあるので、単純に高校生の医療費が中学生よりも低くなるとは限らないということを考えますと、なかなかこの財源、どうやってめどをつけるのかというところが難しいなという部分ではあります。ただ、本員も子供がいる身でございますので、その部分をどうやっていくかというところで、本員は先月まで会社員でありましたので、転勤で東大阪市というところに4年間住んでいたことがあります。その東大阪市は、出生してゼロ歳から18歳まで医療費は無償ではないのですが、同一病院に対して月2回まで、要するに2回までは1回500円を上限にして500円の負担で、それ以外の部分は東大阪市のほうで持つということになっております。ですので、そうなると東大阪市に関して言えば、1回につき上限500円ですので、それが2回までということになりますので、月1,000円の負担で各子供たち、18歳までの子供たちは少ない医療費で病院に通院することができるということになっております。ですので、医療費完全無料化というのは確かにすばらしいことではありますけれども、本員はオプションとして段階的に、例えば月5,000円までは負担してくださいと。ただ、それ以上かかる場合については市のほうで持ちますとか、そういう形で完全無償化が財源的になかなか難しいということであれば、いろいろオプションをつけながらぜひやっていただければ、市民の方々も納得いただけるかと思いますし、最終的に無償化というところに持っていけばいいということで、まずは手始めに、最初の段階ではそういう形で一部負担、残りは、それ以上は市のほうで持つという形でやっていけば、少なくとも多少は財源的なめどというのもつきやすいのかなと思いますので、桑江市長、是非よろしくお願い申し上げます。 また、質問のほうを移らせていただきたいと思います。質問事項2.経済文化行政について。 質問の要旨(1)中心部の活性化、照屋やその近隣字の活性化のためには銀天街の再構築が必要であります。どのような状況なのかをお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 知花 圭議員の一般質問にお答えいたします。 銀天街につきましては、令和2年度に老朽化したアーケードを撤去し、地域連携の拠点となる銀天街プラザを設置いたしました。令和3年度には、コザ十字路通り会が結成されるとともに、銀天夜市やeスポーツ教室、ビジネス講演会などを開催し、令和4年度には銀天街の地権者の会も発足され、徐々ににぎわいが出てきているところでございます。最近ではスイーツ系を中心とした飲食店も出店し、これまで少なかった若い客が訪れるようになりました。しかし、その一方でゆらてぃく広場で飲酒行為が増えるなど、課題も挙がってきております。今後も銀天街プラザや自治会、関係部署とも意見交換を行いながら、商店街の活性化につなげていきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 銀天街につきましては、常々何十年も停滞している状態が続いておりまして、近隣住民もしかり、商店街で実際経営されている方々も含めていろいろな意見等もありまして、そういうものを考えますと、できるだけ早めに。以前から沖縄市議会のほうでは、この銀天街についていろいろな議論というのが交わされておりますが、なかなか前に進みづらいという部分がありますけれども。ただ、銀天街プラザのほう、何か地権者の会というのがつくられたようでございまして、そこでいろいろまた銀天街の再構築に向けて、この地権者の会の下にやられているようでございますので、そこもしっかり支えていきながらやっていきたいと思っております。 同時に、ゆらてぃく広場の飲酒の件に関してですが、ゆらてぃく広場で飲酒が増えてきていることに関して、市の対応というのはどのような状況でございますか。お伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 市の対応といたしましては、飲食者による騒音や暴力行為等に対する苦情が寄せられていることから、広場内に飲酒行為禁止の貼り紙等の告知はもとより、保護課など庁内関係部署、照屋自治会、コザ十字路通り会と一体となって、8月、9月、10月と巡回指導を行っているところでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 いろいろ巡回しながら指導とか、そういうものも行っているということでございます。また、本員もその銀天街に住んでいる方からお話があったのは、当然飲酒している方というのは確かに問題視されている部分であるけれども、ただ、この人たちが悪いというのはちょっとおかしいと。この人たちも沖縄市の住民だし、そういうことも含めて、ただ飲んでいるから悪いんだということになっていくと、それはそれでその人たちのバックグラウンドとか、そういうものを除外した上での話になってくると、またそれもよくない話でございますので、ここはなかなか難しい部分でありますけれども、こちらも含めてやっていく必要性があるのかなと思いまして、再々質問のほうをさせていただきたいと思います。 実際指導されているということなのですが、当事者、要するに飲酒されている方々からはどういう声が挙がっていますか。よろしくお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 巡回指導を行っている中で当事者からは、「どこにも行くところがない」という声や、「自分たちはおとなしく飲んでいる」等の声も寄せられておりますが、広場は公共の場であり、飲酒行為等が地域課題となっていることなど、現状を理解していただけるよう声かけをしていきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 知花 圭議員。 ◆知花圭議員 「どこにも行くところがない」「自分たちはおとなしく飲んでいるだけ」とか、そういうお声というのはいただいているということでございますので。とはいっても、ここの場所については子供たちも通りますし、若い人たちも一部のお店に行くために夜遅い時間帯から来ておりますので、どうしても飲酒すると理性が失われてしまって、たがが外れてしまってということも考えられますので、そこも含めて未然に防ぐという意味でもしっかりと考えていかないといけない問題でございますので、これは本員のほうも、しっかりとこの問題については実際に入りながら、頑張ってこの問題に対しては対処していきたいと思っておりますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。 以上をもちまして、本員初めての一般質問となりました。これで本員知花 圭の一般質問は終わらせていただきたいと思います。今後ともぜひよろしくお願い申し上げます。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で知花 圭議員の一般質問を終わりました。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時08分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時20分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 暫時会議時間の延長を行います。 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。会派群星ヌ桑江直哉ヤイビーン。9月11日の市議会議員選挙において多くの市民から負託を受けて、4期目の当選をすることができました。この場をお借りいたしまして、いま一度感謝申し上げます。そして、会派群星にも新たに桑江 研さんを加えて3人となりました。会派の平均体重は、以前100キロを超えていたのですけれども今回は100キロを下回って、これから4年間、健康管理と議会活動をしっかりと頑張らせていただきます。ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。 一般質問に入る前に、所見を述べさせていただきます。 先日中学校の同級生に会った際に、安慶田中学校がすごいという話を聞きました。本員もびっくりしたのですが、県道20号線、胡屋から高原十字路ですか、胡屋泡瀬線ですけれども、ちょうど安慶田中学校の裏門側ですが、株式会社安慶田交通さんの前に信号機のない横断歩道があります。そこを朝夕登下校の際に安慶田中学校の生徒が横断するのですが、通行中のドライバーが横断歩道前で停車して歩行者に道を譲ると横断した後に振り返り、安慶田中学校の生徒がおじぎをします。本員も実は2日前にこれを見かけましたが、何ともすがすがしく、母校である安慶田中学校の生徒を誇らしく思いました。こういうのにチビラーサンというんですかね。私たちドライバーにとって歩行者に道を譲るというのは当たり前のことかしれませんが、おじぎ、礼儀をされるとまた譲りたいなという気持ちにさせられて、優しい気持ちにさせられました。今、コロナ禍で密を避けるため、対面を避けるため、会いたくても会えない日が続いております。また、ウクライナの戦争、景気後退など暗い話が多い中で、中学生のこのおじぎを見て、改めて挨拶の重要性を再確認させられました。有ることが難しいと書いて「ありがとう」となりますが、当然当たり前だと思っていることにも本当は当たり前ではないのだなという、感謝の気持ちを持つことの重要さを改めて後輩に気づかされました。大変ありがとうございます。 それでは通告書に従いまして、一般質問を続けさせていただきます。通告書24ページをよろしくお願いいたします。 質問事項1.市長の政治姿勢についてです。 質問の要旨(1)安倍総理の国葬等についてです。 ①安部元総理の国葬に参加したことについてお伺いいたします。また、安部元総理に対する評価、どのような方だったのかもお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 桑江直哉議員の御質問へお答えを申し上げますが、安倍元総理の国葬参列につきましては全国市長会を通して、県市長会に対して国葬への出席の確認があり、県市長会の総会において各市長にお伺いをし、了解を得ました。市長会を代表して、会長である私が出席した次第であります。 評価ということでありますが、私としては安倍元総理は尊敬する政治家の一人であります。そして実績についても、特に沖縄県においては観光経済を急成長させた第2滑走路の建設、そして年3,000億円の沖縄振興費を10年間約束するという、沖縄振興に多大な貢献をしたと思っております。そして、経済的にも沖縄県の失業率が11%を超える時期があったのを、アベノミクスによるものなのか分析をしっかりすれば、沖縄県が5.6%から4%台まで失業率を回復したということの実績は大きいのではないでしょうか。また、求人倍率においても企業の成長に伴い、沖縄県が1.1倍を超えた時期もあったということで私は記憶をしているところであります。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、②安部元総理が銃弾を受け暗殺されたことについて市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。
    ◎桑江朝千夫沖縄市長 端的に申しまして、殺人はあってはならないことです。当たり前のことであります。特に政治家として演説中に殺害されたということは、大変大きな衝撃を私も受けておりますし、いかなる理由があっても暴力によって言論を弾圧することは絶対にあってはならないと思っているところであります。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 本員も7月8日、テレビで見た際には大変びっくりいたしました。お昼前でしたか、たしかそうだったと思いますけれども、本当にドラマの一場面を見ているかのように、その後もずっと信じられないというか、本当にこれが事実だったのかなというのが認識できないようなショックを受けました。 それで一つ読み上げるのですけれども、安倍元総理が銃撃され死亡した事件で、この3日後の7月11日に世界平和統一家庭連合・旧統一教会が記者会見をしました。そしてその翌12日に、旧統一教会による霊感商法被害の根絶や被害者の救済を目的に活動している全国霊感商法対策弁護士連合会が都内で記者会見を行いました。そのときの声明文がありますので、ちょっと紹介させていただければと思います。 1 山上被疑者が、安倍晋三元首相を死に至らしめた今般の卑劣極まりない行為は、いかなる理由があろうとも決して許されないことです。当会は、安倍元首相の御冥福を心からお祈り申し上げます。 2 山上被疑者の母親が統一教会に多額の献金をし、家庭を崩壊させられたことへの恨みが今回の事件の動機であるという報道が事実だとすれば、同被疑者が母親の常軌を逸する統一教会への献金をはじめとした忠実すぎる活動のために、どんなに苦しんできたことか。多くの元信者やその家族、二世信者の苦悩や葛藤、生活の困窮などの悩みに接してきた当会としては、かねてよりこのような実情について心から憂いてきたことであり、その意味で、山上被疑者の苦悩や教会に対する憤りも理解できます。家庭を崩壊させる統一教会の活動について行政も政権を担う党の政治家もこの30年以上何も手を打ってきませんでした。今回の行為は決して許されることではありませんが、こうした問題に対し社会としてどう取り組むべきかが改めて問われているとも思います。 3 安倍元首相が、統一教会やそのダミー組織の一つである天宙平和連合(UPF)などのイベントにメッセージを発信することを繰り返し、特に昨年9月12日の「神統一韓国のためのTHINK TANK2022希望前進大会」(UPFのWEB集会)でビデオメッセージを主催者に送り、その中で文鮮明教祖(2012年死去)の後継の教祖・韓鶴子氏に「敬意を表します」と述べたことは、統一教会のために人生や家庭を崩壊あるいは崩壊の危機に追い込まれた人々にとって大変な衝撃でしたし、当会としても厳重な抗議をしてきたところです。政治家の皆様が政治的信念に基づいて意見を述べ行動されることについて当会として異議をはさむものではありません。しかし、その献金・勧誘行為や信者獲得手法について繰り返し違法である旨の判決が下されている統一教会やそのダミー組織の活動について支持するような行動は厳に慎んでいただきたいと改めて切実にお願いいたします。 4 統一教会の霊感商法の手口による金銭収奪行為や正体を隠してビデオセンターに誘い込んで信者にしていく行為が、信者となった者やその家族の人生を狂わし、あるいは狂わしかねないものであることについて、少しでも理解して下さるようお願いしますということでした。 本員も48になりますけれども、統一教会については何も分かりませんでした。今回の安倍元総理の痛ましい事件がなければ、多分本員あまり分からなかったと思うのですけれども、今回この事件をきっかけに、このようなことがあるということを知りました。 それで質問の要旨(2)統一教会と政治についてですが、①統一教会(現在、世界平和統一家庭連合・旧統一教会)とはどのような団体なのかお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 総務部長。 ◎我謝勝俊総務部長 こんにちは。よろしくお願いいたします。 統一教会についてどういう団体なのかという問いでございますが、世界平和統一家庭連合、旧統一教会でございます。当初、世界基督教統一神霊協会として1954年に韓国のソウルで創始者の文鮮明氏よって設立され、神と人間の理想である地上天国を実現するために、神からそのみ旨を託された文鮮明氏とその夫人を人類の真の父母とする教えに従い、世界各地で活動しております。また、当該団体を巡っては霊感商法や多額の献金が問題となり、刑事事件や民事訴訟が起きている団体だと認識しております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、②桑江朝千夫沖縄市長は、世界平和統一家庭連合・旧統一教会に関係する会合に出席したことがあるのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 御質問の団体とは認識せずに、市民会館中ホールで令和4年4月3日に開催された催し物に出席はしました。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 去る4月3日ですよね。ちょうど沖縄市長選挙の3週間前に出席されたということでした。 続きまして、③桑江朝千夫沖縄市長は、世界平和統一家庭連合・旧統一教会に関係する団体・個人から選挙協力を受けたのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 選挙でありますので、出発式とか総決起大会、そういう集会には参加をしていると聞いております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 何らかの形で選挙協力は受けているということですね。ありがとうございます。 ④桑江朝千夫沖縄市長は、世界平和統一家庭連合・旧統一教会と今後どのように関係していくつもりなのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 先ほど桑江議員自身もお話ししていたとおり、あまり認識がなかったものですから、旧統一教会がどういうものか、名前も変えて、我々もよく認識をせずにいたわけであります。それが今回の安倍元総理の銃撃ということで明らかになり、まだ問題を抱えている団体だということを認識しておりますので、これからは細心の注意を払って対応していきたいということにしたいと思っております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。対応していくということは関係を持たないということですか。もう一度その部分だけお願いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 繰り返しになりますが、細心の注意を払い対応していく。つまり関わりのないようにしていかなければならないと思っております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 今回はちょっと急でしたので、これ以上追及はしませんけれども、今後確認できる機会があれば、また確認していきたいと思います。 続きまして、質問事項2.沖縄市暴力団排除条例についてです。 質問の要旨(1)暴力団幹部の家族に香典を渡した報道についてであります。 ①沖縄タイムス9月28日にて市議会議員が香典を渡した報道について「沖縄市は27日までに市暴力団排除条例に違反しないとの見解を示しました。香典の額2,000円は社会通念上、儀礼の範囲内であり、暴力団への利益供与には当たらない」との報道でありました。 市としては、2,000円の香典を渡すことは暴力団への利益供与に当たらない。問題ないとしているが、もう一度この報道だけでは分からない部分があるのかなという思いで質問させていただきます。今回一般質問で取り上げたのは、この報道を見て暴力団関係者に対して2,000円の香典を渡すこと。交際を行っても問題ないという印象を与えてしまっています。逆に沖縄市は2,000円までの香典等の交際は問題ないとお墨付きを与えている形になってしまっているのですね。報道の内容からすると。いま一度、この報道に対して、沖縄市の考えをお伺いしたいと思います。 ○瑞慶山良一郎議長 市民部長。 ◎平安栄市民部長 桑江直哉議員の一般質問にお答えいたします。 本条例は地域全体で暴力団の非社会性を共通認識し、暴力団の排除活動を市民、事業者及び市が一丸となって展開し、暴力団を利用しないこと、暴力団に金を出さないこと及び暴力団を恐れないこととした、暴力団排除、暴力団追放における基本理念を定めたものとなっております。市民、事業者及び市の基本的な姿勢を示しております。市としましては、暴力団排除条例の基本理念に対し、市民に疑念や暴力団活動を助長することがあってはならないと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 この件については、これ以上深く聞けるものではないのかなと思いますけれども、これから本条例の逐条解説とかもつくるという話も聞いておりますが、県の意見もまだ出ていないという話も聞いていますのでこれ以上やりませんけれども、やはり市民に対して、この報道に対して何らかの市としての見解は今後示すべきなのかなと。この新聞報道だけではなくて、しっかりと示していただければと思います。 続きまして、質問事項3.基地の汚染問題についてです。 質問の要旨(1)有機フッ素化合物(PFAS)汚染の問題についてです。 ①京都大学と有機フッ素化合物(PFAS)汚染から市民の生命を守る連絡会が、血液検査を行い血中のPFAS濃度調査が行われました。その結果について市の見解をお伺いしますということですけれども、当会は今年6月から7月にかけて、6市町村7会場で387人の参加により、全国でも初めてPFASによる人の体内汚染、環境汚染に関する大規模調査を実施しております。その結果が、何と明日午前中ということで結果がまだ出ていないということで、本員の質問は結果が出ておりませんので、今回は取り下げさせていただきます。また、12月定例会で今回の結果をまた確認できればなと思いますので、この①に関しましては取り下げさせていただきます。 ②米国環境保護庁(EPA)は、本年6月にPFASについて新しい生涯飲料水健康勧告値を公表したが、2016年勧告値に比べてどう変わったのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 こんにちは。それでは桑江議員の一般質問にお答えいたします。 米国環境保護庁(EPA)は、有機フッ素化合物(PFAS)の一種であるPFOS及びPFOAについて、飲料水として生涯摂取してもよい濃度を表す生涯健康勧告値は2016年に公表しました合算値1リットル当たり70ナノグラム以下からPFOS0.02ナノグラム以下、PFOA0.004ナノグラム以下と大幅に引き下げをしております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、③現在、沖縄市の上下水道事業は、PFASについてどのような基準をもって水を供給しているのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 環境省、厚生労働省が設定しております暫定目標値として、PFOS及びPFOAの合算値50ナノグラムが一つの基準となっております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 再質問ですが、以前はEPAの勧告値は70ナノグラムでしたけれども、今日本は暫定目標値は50ナノグラムですが、この差があったのはなぜかというのを確認してもいいですか。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 厚生労働省、環境省では、諸外国・機関が行った評価の中で妥当と考えられる数値を用いた試算のもと、安全性の観点より最も低い値を採用し、水道水の目標値を暫定的に設定しておりました。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 続きまして、④EPAの勧告した値と比べて、沖縄市の水道水はどうなのかお伺いいたします。また、今後どのような対応が沖縄市としてできるのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 県企業局北谷浄水場から供給されている上水につきましては、県企業局のPFAS低減化の努力もあり、令和3年度は最大35ナノグラムでしたが、令和4年度時点で最大6ナノグラムまで低減されており、これまでの勧告値よりも低く、かつ、国の暫定目標値内でございました。しかし、このたびのEPAの勧告値は極端に低い値となっており、勧告値を上回る状況となっております。県企業局といたしましても、このたびの勧告値を受け、国の動向を注視しているとのことであり、本市としましても引き続き国や県に対し、水の安全管理を徹底してもらうよう要望するとともに、各事業体とも連携しながら、安全安心な水の供給に取り組んでまいりたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 ありがとうございます。以前は30ナノグラム以上あったというものが、今は6ナノグラムまで軽減しているということで、しかし、EPAの勧告値よりもまだまだ高い状況であるということでした。ありがとうございます。 ⑤水道水の有機フッ素化合物(PFAS)汚染の問題で、嘉手納基地由来が疑われてます。立ち入り調査がいまだ実現しておりませんが、この現状について市長の見解をお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 平成28年、県企業局による嘉手納基地周辺河川のPFOS、PFOA汚染の発表後、過去3度にわたり、嘉手納基地立ち入り調査等についての要請が行われておりました。この間本市におきましても、平成30年12月、令和元年5月、令和2年6月と当面の間の取水停止や立ち入り調査の実施を県企業局へ要望を重ねてまいりました。さらに本年度は、去る8月に県及び関連市町村の合同で要請活動を行いましたが、現在まで立ち入り調査の実現には至っておりません。有機フッ素化合物(PFAS)問題の解決に当たっては、汚染源の究明が大きな要因となりますが、基地内立ち入り調査の実現について、まずは米軍及び国並びに県が責任を持って対応すべきものと考えております。本市としましても引き続き関係部署と協力し、国、県に対して早期の調査実施と問題解決を要望していきたいと考えております。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 神奈川新聞の2022年10月6日の電子版によりますと、在日米海軍厚木基地、大和市と綾瀬市の基地ですけれども、人体に有害な有機フッ素化合物を含む泡消火剤が流出した問題で、防衛省や神奈川県は6日、日米間の環境補足協定に基づき、基地内への立ち入り調査を実施したと発表した。県によると、2015年の協定発効後、環境汚染事故に関連して県が県内米軍基地に立ち入ったのは初めて。立ち入り調査は同年、正午から2時半頃にかけて、防衛、外務、環境の3省の職員と県、大和市、綾瀬市の職員が実施、米軍関係者の案内で有機フッ素化合物を含む排水が流入した基地内の調整池を確認し、調整池内2か所で採取した水は県環境科学センターで有機フッ素化合物の濃度などを調べているということでした。 沖縄県においては、平成30年からずっと要請しているのですが、できていないと。神奈川県はもうできちゃったんですよね。そこが神奈川県民と沖縄県民でどれぐらい、何が差があるのか分からないのですが、この事実を知ったときには愕然といたしました。方言で言うとウシェーラッティルというんですか。ここら辺は先ほども部長が申し上げていたように、根本解決には基地内をはじめとした汚染源を解明する調査と汚染浄化が本員も必要だと思います。この神奈川県の事例も含め、しっかりと強く要請をしていただきたい。市長、ぜひよろしくお願いいたします。 そして、続きまして⑥現在嘉手納基地内で使われている泡消火剤はどのようなものかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 こんにちは。それでは、桑江直也議員の一般質問にお答えいたします。 有機フッ素化合物につきまして沖縄防衛局に確認したところ、沖縄に所在する全ての海兵隊の施設及び本土に所在する全ての陸軍の施設においては、高濃度のPFOS等を含む泡消火薬剤の交換作業は完了したとのことですが、嘉手納飛行場を含むその他の在日米軍が保有する泡消火薬剤の交換計画等の詳細につきましては、現在米軍に確認中とのことでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時51分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時51分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 この質問は本員も3回、全く同じ言い回しで質問しているのですが、嘉手納基地に関してはずっと交換計画等の詳細についてはまだ確認中ということで答える意思というか、全くそれを感じません。この点については、やはりPFOS汚染の原因となっている泡消火剤がいまだに使われているとしたら、私たちの飲料水にも影響してきますので、一日も早くこれはまず使わないという部分をしっかり要請していただきたいと思います。内容については、再度強く確認していただきたいと思います。これは続けて分かるまで聞きたいと思うのですけれども、よろしくお願いいたします。 ⑦PFOS、PFOA等有機フッ素化合物(PFAS)を含まない泡消火剤への切り替えはどうなっているのかお伺いいたします。いつ頃変更予定なのかお伺いいたします。 ○瑞慶山良一郎議長 企画部長。 ◎山内強企画部長兼プロジェクト推進室長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、現在在日米軍全体として順次、保有する泡消火薬剤の交換を進めており、引き続きこの交換プロセスを加速するよう求めているとのことでございます。 ○瑞慶山良一郎議長 桑江直哉議員。 ◆桑江直哉議員 同じ質問を、これも3回目なのですが、交換プロセスを加速するという答弁で、ずっと同じ答弁なのですよね。加速されたのですかね。これも引き続き質問のほうをしていきますけれども、やはり誠意のなさをずっと感じております。今回血液検査の結果がまだ出ておりませんので、これ以上の追求は行いませんが、次回は血液検査の結果も踏まえて確認していきたいと思います。 本員の一般質問をお聞きいただいた皆さん、誠にありがとうございます。今日は議長、最後まで一般質問を聞いていただき、ありがとうございます。これから4年間、市民の生命、財産を守るため、また、市政発展のため頑張りますので、よろしくお願いいたします。これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○瑞慶山良一郎議長 以上で桑江直哉議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 3時55分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 3時55分) ○瑞慶山良一郎議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○瑞慶山良一郎議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は、10月17日月曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 3時56分)...