沖縄市議会 > 2022-03-18 >
03月18日-07号

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  1. 沖縄市議会 2022-03-18
    03月18日-07号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第419回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和4年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第419回                                 ││                                      ││           令和4年3月18日(金)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 7 号                 令和4年3月18日(金)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (28名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 大 城   隼 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  4 番 伊 禮   悟 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    21 番 新 屋   勝 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    22 番 金 城 由 美 議員  7 番 屋富祖   功 議員    23 番 小 谷 良 博 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    24 番 新 里 治 利 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    25 番 高 橋   真 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    26 番 阿多利   修 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    27 番 伊 佐   強 議員 12 番 小 浜 守 勝 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (1名) 13 番 仲宗根   誠 議員     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部長       石 原 昌 尚 副市長      仲 本 兼 明    企画部長       宮 里 善 伸 副市長      與那嶺 克 枝    企画部参事兼     山 内   強                     プロジェクト推進室長 市民部長     久 高 久 雄    上下水道局長     仲 本 兼 章 健康福祉部長兼  與那嶺 智 才    上下水道部長     新 里 智 昭 福祉事務所長 こどものまち   平 安   栄    消防長        知 念 順 一 推進部長 経済文化部長   花 城 博 文    教育長        比 嘉 良 憲 建設部長     比 嘉 直 樹    教育部長       島 袋 秀 明 建設部参事    我 謝 勝 俊    指導部長兼      花 城   修                     教育研究所長     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     仲宗根   剛    議事課長       金 城 優 一 事務局次長兼   島 袋 勝 博    議事係長       喜屋武 千鶴子 庶務課長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数26名でございます。仲宗根 誠議員から欠席の届出が出ております。瑞慶山良一郎議員、大城 隼議員から遅刻の届出が出ております。 本日は、議事日程第7号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 市民の皆様、市長をはじめライブ配信を御覧の市民の皆様、市当局、議員諸賢の皆様、改めまして大きな声でおはようございます。議席番号2番、会派躍進、栄野比和光です。ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。 まず初めに、ありがとうございます。保育所、保育・幼稚園課をはじめ関係部署、当局の皆様、沖縄市知花保育所であります。新しい保育所は、かりゆし園に隣接し、小谷議員イチオシ通称アンパンマン公園も道を隔てて近くにあり、立地環境としては沖縄市で一番ではないかと本員は誇らしい気持ちでいっぱいであります。去る16日の内覧会に行かれた議員の皆様、きっと本員と同じ気持ちであったと思います。旧知花保育所は、終盤は100坪ぐらいの園庭もプレハブ校舎が建てられ、子供たちの遊びのもありませんでした。本員も今から二十三、四年前、1歳に満たない我が子、孫1人を含め4人の子がお世話になりました。今では保育士となり、近くの園で子供たちに関わる仕事をするようになっております。10年近くお世話になった旧知花保育所は、本員の今も続く子育ての原点でありました。通るたびに心の中で、いつもありがとうとつぶやいております。2月21日より移設開園された新しい知花保育所の積み上げていく歴史を見守っていきたいと思います。では、通告書に従いまして30ページ、一般質問に入ります。スピーディーに行いますので、よろしくお願いいたします。 質問事項1.市北部地域における振興についてであります。質問の要旨(1)前回の当局の答弁で、市北部地域の振興について、市北部地域の各自治会長を中心に意見を聞き取り、具体的な検討が可能かどうか調整させてもらいたいとの答弁でありました。実際、具体的な意見交換はされたのでしょうか。お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 おはようございます。栄野比議員一般質問にお答えいたします。 各自治会長を中心とした意見交換については、新型コロナウイルス感染症の状況を考慮しながら調整させていただいております。今後は移設に係る進捗状況の説明や市北部地域の振興等につきまして、関係部署と連携し、北部地域の各自治会長との意見交換を設定させていただきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 企画部長、答弁どうもありがとうございました。これまでも訴えてきましたが、市北部地域は長年基地負担を強いられている地域であり、その地域における松本、知花、登川自治会の公民館の老朽化はかなり深刻な状況となっております。 そこで、質問の要旨(2)単刀直入にお伺いいたします。松本自治会公民館改修、知花及び登川自治会公民館建て替え等につきましては、以前から地域の要望として各自治会より要請書が沖縄防衛局及び当局へ提出されております。その要請に対し、市当局の中ではどのように調整されているのでしょうか。全体的な基地負担軽減の観点、それから公民館の所管部署の立場からおのおのの答弁をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 市北部地域につきましては、最近のF-35戦闘機等の外来機を含め、日常的な航空機騒音など基地から派生する諸課題を抱えている地域と認識しております。御質問の公民館建設等につきましては、地域の状況を踏まえ、御要望に沿えるよう関係部署とも連携し、対応に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎久高久雄市民部長 おはようございます。栄野比和光議員一般質問にお答えいたします。 松本地区学習等供用施設の改修と、知花及び登川地区学習等供用施設の建て替えにつきましては、自治会からの要望を沖縄防衛局にお伝えをしており、松本地区学習等供用施設につきましては現在実施設計に取り組んでいるところでございます。実施設計の策定後に沖縄防衛局と調整を行ってまいります。また、知花及び登川地区学習等供用施設につきましても、引き続き自治会と調整を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 御答弁ありがとうございました。 質問の要旨(3)市北部地域における振興策の一つとして、知花花織を担う人材育成や伝統文化を周知していくための拠点整備が必要だと思うが、当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 おはようございます。栄野比和光議員一般質問にお答えいたします。 知花花織は2012年に国の伝統的工芸品に指定されるなど、本市を代表する工芸品でございます。 本市はその産業化を目的に、これまで組合の運営や織り手の育成による生産基盤強化の支援などを行ってまいりました。今年度は展示会のほか、組合員を対象にマーケティング研修なども実施しております。特に、先月、浦添市美術館で開催されました展示会では着物や帯地のほか、日傘や置き時計、手鏡やアクセサリーなどのバラエティー豊かな新作小物の展示販売も行われ、多くの来場者がいらっしゃるなど好評でございました。 知花花織の拠点整備につきましては、人材育成支援生産体制強化、また、ものづくり産業の振興の視点からも重要だと認識しておりますが、予算や織り手の確保なども課題となっておりますので、引き続き関係部署と連携して検討を進めてまいりたいと思います。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、答弁ありがとうございます。本員も浦添市美術館の展示会へ行ってまいりました。ちょっと前までは紺系が中心での作品だったのですけれども、カラフルになっております。きれいなブルー系の織物やら、ちょっと今風になっておりますので注目して、皆さんよろしくお願いしておきましょう。 質問の要旨(4)沖縄防衛局や関係機関との対外的な調整は行われているのでしょうか。具体的な調整をされているのでしたら、その進捗状況をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 市といたしまして、沖縄防衛局に対し、松本自治会及び知花自治会登川自治会の御要望をお伝えし、関係部署において沖縄防衛局との調整を行っております。当該案件が早期に実施できますよう、関係部署とともに沖縄防衛局と調整してまいります。
    小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。全体的なバランスは大事なことであります。しかしながら、基地から派生する諸問題を一番に受ける地域があるということもしっかりと理解していただきたいと思います。積極的な調整をよろしくお願い申し上げます。 続きまして、質問事項2.倉敷ダムの返還跡地の銃弾等の発見についてであります。本員、地元議員であり、また住民の生活に直結する問題として対応に注目しております。 質問の要旨(1)知花自治会松本自治会からは、統合計画の移設受入れ当時から、倉敷ダムという子供たちが遊ぶ水が近いことから、水質汚染等がないよう環境汚染の問題に注意してもらいたいという地域からの意見が上がっていたはずであります。今回の倉敷ダムの件では近隣住民への影響や水質基準等を含め安全なのかどうか、対応状況を含め、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 おはようございます。それでは栄野比議員一般質問にお答えをいたします。 去る2月7日、倉敷ダムの水位が低下したことにより、陸地化した箇所から不発弾やドラム缶が発見されております。水位が下がった理由につきましては、企業局へ照会したところ、毎年実施をしている東系列導水路トンネル改築工事の期間中は福地ダム水の取水量が減り、北谷浄水の原水が不足するため、倉敷ダムからの取水を増量したことによるほか、水源地降水量の減少が水位低下の要因の一つと考えられるとのことでございました。県企業局では、2月14日に倉敷ダム管理所からドラム缶等の発見に関する報告を受け、同日、直ちに倉敷ダムからの取水を停止し、当面の間、取水を停止することとしており、現段階で取水再開につきましては未定とのことでございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 答弁ありがとうございます。 再質問であります。当面の間は取水を停止するということでありますけれども、その影響はないのか。また、安全性とか水道等への影響はないのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 県企業局への照会によりますと、取水停止した分の水量につきましては、当面の間、北部ダム等から取水することとしており、直ちに影響が出るということはないが、取水停止が長期間に及ぶと、天候にもよりますが他ダムでは貯水率低下の影響が出てくる可能性も考えられるとのことでございます。また、倉敷ダム水については県企業局における定期検査等において、今回の事案で特に懸念されておりました揮発性有機化合物や重金属類の異常は見られていないとのことでございます。 倉敷ダム水を水源としている北谷浄水の原水及び浄水についても、常時監視及び定期水質検査等で安全性を確認しており、同様に水道水質への影響は見られていないとのことでございます。取水再開の際には、安全性確認のため必要な水質検査を検討したいとの回答がございました。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 答弁ありがとうございます。 倉敷ダムには駐車場から広場に向かって右側に子供たちが水遊びを楽しめる広場、やんばるの森という、いい名前のついた広場があるわけでありますけれども、本員が見に行ったら干上がっているのです。循環型なのかどうか、とても気になっているところでありますけれども、今回の不発弾等の影響があるのかどうか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 ヤンバルムイに流れる水は本島北部の4河川から取水した水を利用しているとのことでございますが、現在ヤンバルムイへの注水は止まっているとのことで、再開につきましても現段階ではめどが立っていないとのことでございました。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 答弁ありがとうございます。 続きまして、質問の要旨(2)移設予定エリアである嘉手納弾薬庫の白川地区でも相当な数の不発弾等が出ています。周辺に住む知花及び松本自治会地域住民への対策はどのように行っているのか。地域住民の安全安心は確保されているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、市道知花38号線の東側のエリアで発見された不発弾等につきましては、周辺地域への安全を確保した上で、米軍において処理されているとのことでございます。また、市道知花38号線の一時的な閉鎖を行い、地域の安全に配慮した対応を行っているとの説明がございました。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 再質問でありますけれども、当該エリアで発見され、処理された不発弾等の実績について教えてください。また、市道封鎖の際、地域への連絡はどのように行っているのか、教えていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 沖縄防衛局からの報告によりますと、不発弾等は米軍において、これまでに746発が処理されたとのことでございます。不発弾等の発見時は、その都度沖縄防衛局より本市へ連絡があり、市道知花38号線の封鎖が必要な場合は、本市から関係自治会や周辺の施設へ適宜報告しております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。しっかりと連絡系統のチェックをしながら、確実にそれが守られるようにお願いをしておきます。 質問事項3.本市の歴史認識についてであります。質問の要旨(1)沖縄市の歴史について学習することは沖縄に誇りを持ち、私たちの心を豊かにし、これからの沖縄市をもっとよくしていくために大切なことであります。尚泰久、鬼大城、百度踏尚宣威をもっと市民、県民、観光客に親しまれるよう、関係市道等、区間を決めて通り名をつけることについてお伺いいたします。 ①第398回、第402回定例会において、建設部から市道の通り名の導入を検討していくとの答弁をいただいたが、その後の進捗をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 おはようございます。栄野比議員の御質問にお答えいたします。 市民が日常利用している道路に愛称名をつけることは、より地域と結びついた道路となり、市民が道路や地域への親しみが芽生え、愛着や誇りが培われる効果があると考えております。議員御提案の越来グスク周辺の道路に愛称をつけることについては、これまでも県内外の事例収集や関係部署との意見交換を実施しており、対象路線の選定及び愛称名の決定手法などについて、引き続き取り組んでいる状況でございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございます。ポイントを絞って、調整をよろしくお願いしたいと思います。 ②第402回定例会において、県内外の情報収集関係部署との意見交換を実施しているとの答弁でしたが、詳細的な内容を教えていただけますか。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 情報収集については、県内外において道路に歴史や文化遺産などに由来する名称がつけられた事例や、路線の選定方法について確認しております。名称では、県内で那覇市の龍潭通りや崇元寺通りなどがあり、そのほかには名護市、読谷村、与那原町で実施されており、県外では京都府南丹市で城跡や城主に着目した道路愛称をつけている事例などがございました。対象路線の選定では専門家及び地域の意見や、市民公募により選定している事例が多くございました。また、関係部署として教育委員会との意見交換では、越来グスクに関連した取組状況を聞き取っており、今後道路愛称へ向けては歴史背景を踏まえ、連携して取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 ③同件については予算が伴う案件ではないと考えているが、なぜ約4年前から現在まで通り名導入の実現に至っていないのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 道路に愛称をつけることについては路線の選定、歴史的な人物や観光的なテーマに絞った愛称で市民から公募するのかなど、専門家や関連部署及び地域の意見集約など、愛称決定までの手法について、様々な観点から検討が必要であると考えております。また、道路愛称表示板設置やマップの作成による地域の魅力を有効に発信し、道路愛称の目的と効果を生かす取組も必要となります。 議員御提案につきましても、令和元年度に越来グスク国指定名勝アマミクヌムイに指定されており、県外の事例も参考にしながら、さらなる情報収集を行い、令和4年度に地域と意見交換を行い、連携して道路愛称へ向け取組を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 シタタカ、ニフェーデービル。 このように、これは越来グスク城下町まつりですけれども、公認キャラクターがこういうふうに作られているわけです。こういうふうに道路に名称をつけて、子供から大人まで親しみやすい、見て興味を引くようなことをすることにより、経済効果、そしてまだまだ越来がどこにあるかも分からない。「尚泰久って何ですか」ですよ。まだその世界です。認知されていないわけです。それをしっかり沖縄市の宝ということで、先人たちがこのような歴史をつくったというのをアピールし、ものすごい経済効果も生むような方向に向くというふうなことを本員は確信しておりますので、ぜひ前向きに取り組んでいただきたいというふうなことを要望しておきます。ありがとうございました。 質問の要旨(2)本市の北部玄関口アピールについてであります。①池原1丁目1、ウブガー広場の管理について、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 おはようございます。栄野比議員の御質問にお答えいたします。 御質問のウブガーについてでありますけれども、池原地域で親しまれている井戸でございます。ウブガーには池原の石碑があり、これらは地域にゆかりのある文化財として、池原自治会において管理されております。教育委員会では池原の石碑を地域の歴史を示す文化財として説明板を設置し、市民への周知を図っているところでございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 本員も30年近くその地域に通勤しながら、そばをいつも通っていたわけでありますけれども、とても静かなところで、カーが3か所、沖縄市の名木集に選ばれているタブノキ、クワガタが集まる木も、大木もあるわけです。この地域はカーがあるぐらいですから、地域がしっかり管理をされています。その地域が沖縄県の名所100選に応募して、それが推薦されているものですから、しっかりと管理しないといけない。本員は、またそれと同時に天願川の上流に当たるものですから、この地域が侵食されてきているのです。それも注目しながら、下水道課でもしっかりと定期点検を行いながら、失ってからでは遅いですよということで今回取り上げているわけなのですけれども、見てください。侵食されてきておりますので、しっかりと河川の対策等、あるいはまた防災において注目していきたいと思います。地域の愛着ある広場であります。よろしくお願いします。 そしてこの地域には、②鳩目銭の鋳造跡「木火土金水」とは何か、お伺いいたします。その広場にあるものであります。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 鳩目銭とは、琉球国時代に用いられた貨幣の一つでございます。円形で中央に四角い穴の空く無文の銅銭となっております。琉球国時代の文献である球陽などに、当間重陳という薩摩藩の人物が鳩目銭を1656年に池原で作ったとの記載がございます。ウブガーの傍らに設置されている池原の石碑の表には「木火土金水」と彫られており、1657年に建立されたと考えております。木火土金水とは、万物は「木・火・土・金・水」の5つの要素からなるという、五行という中国古来の自然哲学の思想に由来する文字となっております。石碑の裏には建立の由来が刻まれていると考えられておりますが、摩耗が激しく、「地の神、金の神」などの一部の文字のみが判読できる状況となっております。石碑の建立の年が、文献にある池原で鳩目銭を作ったとされる翌年であること。また、鳩目銭の中央には水や木などを使用するため、自然の神々を祀る意味も含め、五行の木火土金水と彫られたと考えられることから、同石碑は池原での鳩目銭鋳造等に関連する石碑と考えられております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございました。歴史の中でお金が、この沖縄市池原で作られていたということが本員も含めて、議員の皆様方、知っていましたか。ここはまた、興味がある方たちはそのツアーを組んで、知花グスクを回ったり、鬼大城の墓を回ったりというツアーを組んで、民間の旅行ガイドたちに回らせているのです。そういうふうに地元の人は分からないのに、県外の人が分かって、こういうふうな旅行を組んで、知花自治会にも御挨拶に見えたりするわけです。もっともっと注目していただいて、これも経済の波及効果につながると思うのです。しっかりとそのウブガー広場も整備しながら、まず地域でもしっかりと整備はしているわけですけれども、その整備でも人が来るということであります。国道の10メートル、すぐ下なのです。北美小学校を過ぎて信号の手前右側を見てください。残念なことに駐車場がないのです。国道の路肩に止めないといけないという危険性もありますので、しっかりとそこら辺は池原公民館等の駐車場に止めて、徒歩で見られたほうがいいかと思います。 ③国道329号に隣接して、鳩目銭をかたどったオブジェの設置は可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 国において文化財について観光資源として捉えられ、歴史体験や魅力発信に向けた取組が推進されているところでございます。本市におきましても、他の地域にはない歴史的・文化的価値を生かした観光振興に取り組むことが重要であると考えております。鳩目銭につきましては琉球国時代に使用されたとされ、池原地域で製造された貨幣とされております。このような琉球国時代の歴史的価値は、観光資源としても魅力的であると考えております。したがいまして、鳩目銭の認知度向上に向けた取組について調査研究をしてまいります。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。内地のほうでは六文銭という戦国武将もいらっしゃいますけれども、こういうふうに地域の宝、あるいはまた地域をイメージして、それを売り出すという流れの中で、エイ坊はとても重要です。何でこの中にお金みたいなものが飾ってあるかなというのが、インパクトがあるのではないかというのがありますので、ぜひ調査研究も含めて何が沖縄市の北の玄関口、またこの国道の分岐点が、池原に南部国道と北部国道の接点があるわけです。そういうのもアピールをしながら、しっかりと地域の宝をアピールしていくのも大事なことではないかというふうに思います。ありがとうございました。 続きまして、質問事項4.教育行政についてであります。質問の要旨(1)限られた、教育現場における諸問題について、お伺いいたします。 ①教育委員会に報告のあった諸問題等の実情をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 おはようございます。栄野比和光議員一般質問にお答えいたします。 学校における諸問題で委員会に報告があった事例では、不登校やいじめなど、諸問題に対して改善が見られない児童生徒の保護者からの相談や、また学校行事の持ち方などについて、教職員からの相談が挙げられます。それらは当事者間での解決が難しかったり、言い出しにくいなど困っている場合に、その解決や改善を求め、委員会へ連絡しての相談がございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 部長、ありがとうございました。不登校やいじめ等、諸問題の件は、人は違えど毎年のように起きる課題であります。学校に行きたくても行けない。子供の問題に関しては本員の次の質問者、喜友名議員より詳しく質問があると思います。この件には触れません。 学校行事の持ち方についての教職員からの相談、そしてPTA、ペアレンツ、「P」のほうです。保護者からの相談が挙げられるとのことでありますけれども、さて、めったに起きない事例があると聞いております。修羅状態にならないように、教育委員会等、指導課、学務課におきましては、この議会動画を視聴されている市民の皆様が隠蔽体質ではないかとの誤解を招かぬよう、簡潔明瞭な答弁をよろしくお願いいたします。 再質問をさせていただきます。学校保健特別対策事業交付金とは何か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 学校保健特別対策事業交付金は、感染症対策などのため、学校規模に応じ、各学校へ一定の予算を交付する仕組みとなっております。当該交付金の特徴としまして、各学校の実情に応じ、迅速かつ柔軟に対応できるよう学校長の判断で予算を計画し、事業を実施することができるものとなってございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございました。 そういって行われた交付金、コロナ対策ではありましたけれども、進め方に対してだったのですが、各学校が授業を進める中で契約事務手続等の不備があった事例とか、契約しないまま活動が行われた、不備があった授業とはどんな事例だったか。同業務の作業員への謝礼金は交付金から支払われたのか。校長が私費で支払ったのか。契約もしていないのに、なぜ交付金から支払われたのか。なぜ今回のようなミスが起きたのか。学校への指導は十分だったのか。作業員への支払いは適正か。個人が公金に返納することは適正か。教育委員会から学校長にはどんな処分を課したのか。法人に対してはどんな対応をしてきたのか。法人の信頼を損ねる行為であったと本員は認識しておりますけれども、どういうふうにお考えだったでしょうか。今回の問題の点については、法人は策が取れないままで、いまだ教育委員会から手だてに対する協力はなく、公金取扱いと処理について立証説明は不十分ですと。回答期限も市から延ばす連絡がありながら、守られていません。このような経緯から、請求を継続しているわけであります。同時に、この案件は学校長だけの問題として捉えているのではなく、教育委員会の財務・服務の指導、県の人事の在り方、地域の声を軽視する姿勢の改善を強く願っております。何よりも公金の取扱い、処理過程、委員会の対応については、これで許される前例をつくってはいけないという思いがあります。ですから、今後、法人の受けたダメージ回復のため、関係者への説明を求めたいと現時点では思っております。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時40分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時40分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ②教育指導上の課題解決処理をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 学校での諸問題への対応ですが、まず相談があった双方から別々に事実確認のための聞き取りを行い、主張の相違点に関して円滑に解決・改善ができるよう助言いたします。それでも解決が難しそうな場合は、相談会などに立ち会って、その中で助言を行ったりします。例えば、児童生徒の不登校などで困っている保護者が委員会へ連絡し、学校の対応の不満な点などを相談に来た場合、具体的な様子、教員の関わり方や、また保護者として今後の要望等を聞き取りし、その内容を学校に確認します。保護者と学校との相談会を持つよう働きかけ、教育委員会も寄り添いながら立ち会って、今後の対応について直接話合いを聞き、助言を行っております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 続きまして、③スクールロイヤー制度とは。活用状況をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 スクールロイヤー制度とは、学校で起こるいじめや保護者とのトラブルなどを法的に解決する弁護士のことで、問題が起きた際に弁護士会との連携の下、学校に弁護士が派遣される制度のことでございます。現在、本市ではスクールロイヤー制度は導入しておりません。しかし、学校で保護者とのトラブルなどの問題が発生し、法的な助言や解決などを求めたい場合、本市の顧問弁護士に相談してございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 再質問をさせてください。県や市町村のスクールロイヤーに関する動向はどうか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 主に高等学校を担当する県教育庁の県立学校教育課では、令和2年度から各地区に地区担当のスクールロイヤーを県全体で8人配置しており、主に学校からの法律に関わる相談や学校へ出向いての講話や研修、保護者とのやり取りを学校に代わって聞き取りするなどの業務を行っているようです。また、小中学校を担当する義務教育課では予算化を進めているとのことですが、まだ実現していない状況でございます。県によると引き続き予算化を推進し、各市町村への配置を目指すという回答がございました。県内市町村においてのスクールロイヤーは、南風原町のみが確認できております。令和2年度からこの制度を立ち上げ、学校からの法律相談や学校での研修といった業務を行っているとの情報でございます。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございました。 大なり小なり、組織の中ではいろいろなトラブル等が発生するのは分かるわけでありますけれども、その現場、学校の場合ですけれども、現場で処理できない専門的な知識、あるいはまた一方的に悪い方向に向くような判断のできない問題等、それができなくて教育委員会に来る。教育委員会の中では顧問弁護士がいらっしゃるから、それでは遅いのです。学校の中で、あるいはそういう現場の中で処理するものは現場で処理していただかないと、こういうふうに判断のできない教育委員会に来てしまった場合に、いろいろな問題がまた新たに発生するということでございますので、ぜひ他市を含めて参考にしていただきたいと思います。ありがとうございます。 続きまして、質問事項5.児童福祉についてであります。質問の要旨(1)こども医療費助成事業について。 ①学校保健「医療券」の内容をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 医療券は、学校保健安全法及び学校保健安全法施行令の規定に基づき、感染症または学習に支障が生じるおそれのある疾病で、政令の定めのあるものとして、1つ目、トラコーマ及び結膜炎。2つ目、白癬、疥癬及び膿痂疹。3つ目、中耳炎。4つ目、慢性副鼻腔炎及びアデノイド。5つ目、齲歯。6つ目、寄生虫病の治療に係る医療費について援助を行っております。この医療券を利用できる方は、要保護及び準要保護に認定されている児童生徒の家庭が対象となります。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 とてもいい制度であるわけであります。 ②医療費助成事業で補うことは可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎平安栄こどものまち推進部長 おはようございます。栄野比和光議員一般質問にお答えいたします。 学校保健における医療券の制度との整理によって、こども医療費助成事業での助成が可能となれば、市民の皆様の利便性向上につながると考えております。県内においても事例があることから、そのメリットやデメリットを含めて実施可能なのかどうか、関係課等と調整してまいります。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 現在就学援助を受けている世帯は、先ほど答弁申し上げましたように特定の疾病の場合は、学校から医療券を発行し、病院を受診すると援助を受けることができます。特定の疾病以外については、こども医療費助成事業が適用されているものと認識してございます。教育委員会としましても、市民サービスの観点から、こども医療費助成事業との整理につきましては関係課と連携を図りながら取組を進めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。この医療費助成事業ですけれども、県が4月から始めます。そして沖縄市においては桑江市長の下、昨年度の10月から始まっているすごい事業なのです。中学3年生までの医療費無料制度ですけれども、その半年近くたって、先ほど答弁がございましたメリット・デメリットが分かってきたのです。使い勝手があまりよろしくない。要するに、例えば子供をお持ちのお母さん、休んで保健室に券を取りに行ったり、それをまた事業課に持って行ったりという手間がかかるということであります。国の2分の1助成、あるいは県の2分の1助成があるわけでありますけれども、しっかりと調整していただいて、使い勝手のいい、本当にかゆいところをかいていただきたいということでありますから、しっかりまた前向きに、中学3年と言わず高校まで拡充できるようなお願いもしたいと思っております。桑江市長ならできます。よろしくお願いします。 質問事項6.建設行政についてであります。質問の要旨(1)松本都市緑地内の水路についてお伺いいたします。 ①これまで大雨時に道路が約1メートル近く冠水しております。令和3年度に下水道課において委託調査を実施していると聞いたが、原因は究明できたのでしょうか。お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 当該場所につきましては、松本都市緑地公園に美里第一雨水幹線が隣接している場所であり、松本1丁目25番付近において道路冠水が発生した場所となっております。また、当該場所の地形につきましては、ややくぼ地となっていることに加え、水路の蛇行や急激な曲線になっていることなど、雨水の流れが悪くなりやすい場所となっております。調査結果によりますと、冠水が発生する原因としましては、降雨が続いた場合、道路側の上部から落ち葉などが雨水とともに流れ込み、堆積することによって道路側溝への排出を妨げ、道路側の内水が徐々に滞留してまいります。さらに降雨が続いた場合、水路の水位が道路側溝のはけ口より上昇し、水路からの逆流が発生することによって冠水状況は悪化してまいります。その後、さらに降雨が続いた場合には、水路から雨水が溢水し、冠水の水位や範囲が増長するといったことが要因となっております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 ②今後はどのようにして事業を進めるのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 当該場所につきましては、10年確率の雨量による流出解析について要件を満たしておりますが、昨今の急速な都市化による表面水の増量や集中豪雨などの影響により、当該地域を含め、他の地域においても冠水の発生が懸念されております。冠水等の対策につきましては、部分的な件数はもとより総合的・相対的に検査する必要があり、継続して調査を進めるとともに、当面の対応といたしましては流入範囲における流出の抑制の推進や、重点的なパトロールを実施し、土砂のしゅんせつや清掃等に取り組んでいくこととしております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。下流側の比謝川、福地橋の付近については白川地区ですけれども、数年前に国及び県により拡幅工事を実施し、その後、比謝川の流れが改善されておりましたが、昨今、現地を確認したところ、また土砂の堆積等が見受けられますので、そういう影響もあるのではないかと本員は思っております。改めて国、県に対し、樹木の伐開やしゅんせつ等の工事を要望し、冠水被害の解消に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 質問の要旨(2)東部海浜開発事業についてであります。潮乃森でございます。このように沖縄市も市長がPRもしていました。完成が待たれる東部海浜事業でございますけれども、①現在の国・県・市の進捗状況は。特に令和5年度末に人工ビーチの、供用開始と書いてありますけれども、部分使用でございます。部分使用に向け、橋梁、ビーチまでの道路の整備状況(計画延長、整備延長など)に関して、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 おはようございます。栄野比和光議員一般質問にお答えさせていただきます。 東部に係る国・県・市の進捗でございますが、国事業の進捗といたしましては埋立て面積、約86ヘクタールについて、約19ヘクタールが部分竣工しており、残り約67ヘクタールのうち、約41ヘクタールが概成しているところでございます。県事業の進捗といたしましては、人工ビーチの養浜工事が約8割の進捗となっており、現在令和5年度末の人工ビーチ部分使用に向け、先行して整備しているアクセス橋梁4車線中2車線について、延長810メートルのうち、約190メートルが仮設されている状況でございます。また、臨港道路につきましては計画延長約2,100メートルのうち、人工ビーチまでの780メートルの部分につきましては、令和5年度末までに4車線中2車線を整備する予定と伺っております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。見えない部分がありましたので、再質問させていただきます。 橋梁及び臨港人工道路の計画幅員、詳細をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 お答えいたします。 潮乃森へのアクセス橋梁の標準的な幅員といたしましては、4車線の総幅員が23.3メートルで、車道は片側7.25メートルの両側4車線、歩道は片側3.5メートルの両側歩道となっております。 また、島内を横断するメインの通りとなる臨港道路の標準的な幅員といたしましては、総幅員が30メートルで、車道は片側9メートルの両側4車線、歩道は片側3.5メートルの両側歩道となっております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 ②人工ビーチの供用開始時、この部分も訂正をお願いいたします。部分使用に訂正です。部分使用時に、道路に歩道はあるのか。また、周辺を散策することは可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 お答えいたします。 人工ビーチにアクセスする橋梁や臨港道路の完成時には、片側3.5メートルの両側歩道が整備されることとなっております。人工ビーチ部分使用の際には、周辺はまだ工事中であるため、人工ビーチを利用する市民・県民等の安全確保の観点から、当面の間はシャトルバス等での往来を想定しております。先ほど申し上げました利用者の安全確保のため、人工ビーチ部分使用の際には、歩道や人工島内を散策することは制限されるものと考えております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 ありがとうございます。 市民の方から、やはりビーチが供用されることになった場合、多分子供たちは歩いていくだろうと。学校にプールに行く感覚で、すごい900メートルのビーチができたわけなので、もう毎日でも行くようになると思いますから、しっかりと対策もお願いしながら、子供たちの安心安全な、快適なビーチにしていただきたいと思います。ありがとうございました。 続きまして、③ホテルの誘致やカーボンニュートラルなど、市においても最先端の業務を行っているが、その成果はどのようにして地域に周知しているのか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事
    ◎我謝勝俊建設部参事 お答えいたします。 潮乃森におけるホテルの誘致やカーボンニュートラルなど、その成果について市民並びに地域へ周知することは、東部海浜開発事業の周知や事業進捗など本市が行っている取組に対し、御理解や御支援をいただく有益な取組であると考えております。現在、ホテルの企業誘致に係るエリアマネジメント基本構想策定業務、カーボンニュートラル検討業務などは業務実施中となっており、業務完了時には必要に応じて成果等を市ホームページなどで周知していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 栄野比和光議員。 ◆栄野比和光議員 潮乃森、県民、そして沖縄市民はとても期待しているわけでございますので、早期の完成、そして市長の流れの中で、しっかりとした潮乃森のワクワクするような事業を進めていただきたいというふうに期待を申し上げまして、以上で本員の一般質問を終わります。 本年度で退職される石原総務部長、そして宮里企画部長、そして久高市民部長、お三方だと思います。そして職員の皆様、沖縄市の発展のため頑張ってこられたことに対し、ありがとうございました。そして大変御苦労さまでございます。次のステージでの御活躍を期待しております。以上です。終わります。 ○小浜守勝議長 以上で栄野比和光議員一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時58分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時10分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 こんにちは。議席番号11番、会派躍進、喜友名朝彦です。通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。 通告書の33ページです。質問事項1.教育行政についてであります。質問の要旨(1)教室に入りたくても入れない児童・生徒の居場所についてであります。 ①本市の小・中学校における教室に入りたくても入れない児童・生徒の人数をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 こんにちは。喜友名朝彦議員の一般質問にお答えいたします。 令和3年度市内小中学校に登校しているが、在籍する学級に入ることができずに別の教室などで過ごしている児童生徒の人数は小学校が32人、中学校が111人となっております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。こちらの質問は本員、4年ほど前にも1回させていただいております。教室に入りたくても入れない子供ですね。4年前の平成30年第398回の9月定例会の一般質問です。そのときは小学校で21人、中学校で63人の計84人という答弁がありました。今はコロナもいろいろあるのかもしれないのですけれども、この4年間で小学校が21人から32人、中学校が63人から111人に増えております。 ②教室に入りたくても入れない要因は何でしょうか。お聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 教室に入りたくても入れない要因としまして、学習の悩みや人間関係、友人関係の悩み、本人の特性によるもの、再登校などチャレンジ中のもの、教室復帰への準備段階によるもの、またはっきりした訴えや理由が分からないケースや幾つかの要因が複合的に関係するケース、学校に馴染めないなどが要因として考えられます。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 ③教室に入りたくても入れない児童・生徒へはどのような対応をされているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 教室に入りたくても入れない児童生徒への対応として、学校にあります会議室や保健室、図書館、特別支援学級、相談室、休憩室、学年広場などの教室以外の別の教室などで児童生徒が安心して過ごせるを確保し、対応に努めております。また、特定の担当者を配置することが難しい場合、空き時間の教員や養護教諭、教頭、市から派遣されている支援員、学校支援教育補助者や特別支援教育補助者、小中アシスト相談員、スクールソーシャルワーカーなどの支援員を活用して、時間ごとに割り当てたりするなど、支援を行っております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 ④そういう教室に入りたくても入れない児童生徒の皆さんの出席日数の取扱いはどうなっているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 会議室や保健室などの教室以外の別の教室での登校をしている児童生徒は、出席扱いとしております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。今の質問は、教室には入れないけれども、ほかの教室には入れていますよと。保健室とか図書館とか、そういう方は出席扱いであると。 では、⑤学校へ気持ちが向かない児童・生徒への対応はどうなっているのか。また、居場所はどうなっているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 学校へ気持ちが向かない児童生徒の対応としましては、年3回の不登校問題等ヒアリングを開催し、指導課、こどもの生活サポートチーム、青少年センター、こども相談・健康課、保護課及び学校からの情報を共有し、助言や支援の方針等を確認し、具体的な支援を行っております。また、沖縄市教育研究所に設置されている適応指導教室すだちの設置や、不登校児童生徒生活体験事業による委託団体、サポートセンターゆめさきや、ほっぷすてっぷくらぶなどでございます。それらの委託した団体による通級により、学校外施設の居場所での支援を行っております。 さらに申し上げますと、小学校にはスクールカウンセラー、中学校に心の教室相談員、それから学校支援教育補助者、市内8校区に8人のスクールソーシャルワーカーなどを配置し、学校へ気持ちが向かない児童生徒及び保護者への家庭支援なども努めているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 なぜ今回このような質問をさせていただいているかと申しますと、御相談がありました。我が子が2年間、学級で孤立しておりますと。2年間ですよ。もう転校も考えていると。中学校に上がるときには、ここの中学校に行って大丈夫かと。担任の先生の学級経営、また校長先生の学校経営、1人の子供が2年間孤立している状況というのは普通ですか。こんなのは教育委員会はどう対応していきますか。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 議員御質問の件があるとすれば、これはあってはならないことと考えております。担任及び学校長の対応があると思います。例えば、担任が学級に在籍する子供たちの対応をしていきます。もちろん全てパーフェクトな教員が、いないことは御承知だと思います。そういうときに援助してくれるのが、まず学年の単位なのです。学年主任を中心に、少し力が及ばない担任がもしいるとしたら、そこのサポートに学年として対応してまいります。それでも対応が行き届かない場合は、管理職が中心となって学校全体で対応してまいります。そういうところの情報が委員会に上がってきましたら、やはり即対応で委員会が学校のほうに状況を確認して、どういう支援ができるかどうか。もちろん学校だけではなくて、教育委員会が抱えているこどもサポートチーム、スクールソーシャルワーカーや関係課と連携しながら、その学級経営の改善が見られるよう、一緒になって取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 この子の親御さんは、ずっと担任の先生に訴えてきています。私の子供は孤立していますと。学校側の言い分は、多分共有されていません。上にも上がっていません。上がっていても知らないふりをしているのか、分かっていてそのままにしているのか。本員は、この状況がうまく理解できません。担任の先生には相談しているけれども、一向に何も変わりません。ある日、本員に相談が来ました。2年前からこんなですと。何でもっと早く言わないのと。誰に相談していいかも分からない。どんなやっていいかも分からない。ひたすら子供に「頑張れ、頑張れ」と子供の背中をたたいて、未だに学校に行かせています。この子は針のむしろの上に毎日座っているのです。PTA会長にまずお話ししてごらんと。役員の皆さんに集まってもらって、みんなでこんな情報を共有してごらんと本員はアドバイスをしました。だけど、あまり変わっていません。あなたが変わらないといけませんよと言われています。2年間たった今でもですよ。この子は変わろうと思って、一生懸命頑張ってきたのです。でも今さら、あなたが変わらないと駄目だよと。今、この子は頑張っています。この子は朝一番に学校に入っていく子供なのです。だけど最近は、本当にもう朝起きるのも遅くなったりとか、もう学校に行きたくないということを口に出してしまっているので、親御さんが本当に心配しています。それを学校の担任の先生、また主任の先生、教頭先生、校長先生、皆さんに訴えております。あまり変わっておりません。 この質問を本員がやっているのは何かと言ったら、学校に行きたい。人と会話したい。1日の大半、9時間ぐらい学校に子供はいますよね。1人で本を読んだり、誰とも会話することなく、最近は何人かのお友達が接しているみたいですけれども、何人かです。では中学校を受験して、ほかの中学校に行こうかと。勉強を一生懸命やって、ほかの中学校へ行こうと言ったときに、内申がありますよと。出席日数はどうするのとなったときに、聞いたじゃないですか。学校に入って、ほかの教室であろうが学校に来ている子供に関しては出席扱いですと。針のむしろの上に座りに行くのがもう本当に嫌になって、学校にも行けなくなった子供が中学校受験をしようとするときに、出席日数はどうなるのですか。お聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 高校入試のための基礎資料として、出席状況関係、それからいわゆる学習状況の両方が高校入試の事前の資料になります。ただ、出席日数の多寡、多い少ないというところだけで、この合否が判定されるという情報はございませんので、そうならない事前の対応が必要だと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。このような背景の中、本員はこういう質問をさせていただいております。 ⑥学校へ登校ができず、学校外の居場所に通う児童・生徒の出席日数の取扱いはどうなるのですか。これは、今、指導部長がおっしゃったみたいに大丈夫ですよということですか。お願いします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 沖縄市教育研究所設置の適応指導教室すだちや、沖縄市不登校児童生徒生活体験活動支援事業委託団体ほっぷすてっぷくらぶ、サポートセンターゆめさきへの出席は出席扱いとなっております。ただ、民間施設を利用しての状況として、その生活規模、その活動内容など様々であるため、実施主体や事業運営の在り方、それから相談指導の在り方、相談指導スタッフ、施設設備等の事項を総合的に考慮し、総合的に判断をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。3か所ぐらいありましたよね。ほっぷすてっぷくらぶですとか、ゆめさきですとか、あと1つあったと思うのですけれども、そういうところは認可されていて、ここにも相談をいたしました。そしたら定員がいっぱいですと。だって、4年前からこんなに増えているのです。学校に行きたくても行けない。教室に入りたくても入れない子供、それ以外の子供の居場所はどうするのですか。今、多分国では今後子供たちが少なると言って、学校ももう造らないとか減らしていく状況にあるかとは思うのですけれども、子供の時間は1日でも大切です。この子は2年間、孤立しているのです。この子の居場所、この子の会話する能力とか、気持ちとか、人と話したい気持ち、どこかでつくってあげないといけないのではないかと思います。だから本員は、この質問をやっているのです。ほかにもっとこういうのを認可してあげて、こういうところにも、教室に入り切れないのだったら、もうそこで勉強してと。何も心配しないでいいよ。高校受験にも内申にも何も響かないから、ここで勉強してから、楽しい青春時代を過ごしてちょうだいぐらいはやってほしい。これで本員は一般質問をやっているのです。 ⑦学校外での子供たちの居場所はどれぐらいあるのですか。足りているのでしょうか。お聞かせください。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 学校外での不登校児童生徒などを受け入れる施設などとして、沖縄市教育研究所適応指導教室すだち、沖縄市の委託団体、先ほども申し上げたのですがほっぷすてっぷくらぶ、サポートセンターゆめさきの3か所がございます。また、民間の施設の情報ですが、市内に3事業所あると承知しております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。ただ、やはりこちらの家庭も、言っては申し訳ないのですが、あまり裕福ではないと思います。お金を払ってこの子の居場所というものを、やはり民間のものでしたらお金がかかるのです。ぜひ市で、この子たちを放置したら一緒になります。学級、学校で起こっていることを、助けを求めている子どもの居場所をつくってあげないと、そのままです。ぜひつくってほしい。予算をつけて、そういう認可の子どもの居場所をぜひつくっていただきたい。 ⑧認可外だと出費が大変です。認可の子供たちの居場所を増やす必要があると本員は考えますが、教育長のお考えをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 教育長。 ◎比嘉良憲教育長 こんにちは。喜友名朝彦議員の一般質問にお答えをいたします。 まず御指摘の件については、真摯に受け止めたいと思います。そして学校になかなかなじめない、あるいは足が向かないといった、そんな困り感を抱えている子供たちにとって、自立心や社会性を身につけながら登校支援や適応支援を行うことはとても大事だというふうに考えております。そこで教育委員会としましては、先ほど来、お話に出ております、直接運営をしております適応指導教室すだち、支援業務を委託するほっぷすてっぷくらぶ、そしてサポートセンターゆめさきを有効に活用しながら、引き続き学校外での支援については続けてまいりたいというふうに考えております。 加えて、また学校においては魅力ある学校づくり、学級づくり、それを推奨してまいりたいと考えます。それでも登校しても学級に入れない子供たちについては、小中学校に配置をしておりますスクールカウンセラー、あるいは心の相談員、スクールソーシャルワーカーや青少年指導員の活動を通しながら、個に応じた支援、指導を行い、別室登校に結び付けられる取組であったり、タブレット端末により、つながりを大切にした取組を進め、きめ細やかな支援に努めてまいりたいと考えております。ただいま支援委託業務ですか、学校以外の支援に携われるような施設を増設させていただきたいという御提言をいただきましたが、その件についても関係部署とも調整をしながら検討をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。子供にとっての大切な時間をこれ以上無駄にすることなく、しっかりと教育委員会が中に入っていって、この学級の状態、今、入っていただいているとは思うのですけれども、しっかりと見て把握して、またフォローをしていただきたいです。こういう孤立をしていっている子供がカウンセリングを受けて、学校も行き切れないで転校していったり、おうちに引きこもったりしている世の中はおかしいと本員は思います。カウンセリングするのは孤立させているほうです。先生たちも全員カウンセリングしてください。そして、もっと声が上げられるような状況をつくっていっていただきたいです。孤立している子供が逃げ回る自体がおかしいです。それをぜひやっていただきたい。 また、教育委員会だけの問題ではないと思っておりますので、市長部局でも予算をしっかりつけて子供たちの居場所、こういう事情があって教室に入りたくても入れない子供たちの居場所を、ぜひ一つでも、二つでも多くつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。この質問は以上です。次の質問に移らせていただきます。 質問事項2.市民行政についてであります。質問の要旨(1)コロナ過における自治会支援についてであります。 ①コロナ過においての自治会運営はどうなっているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎久高久雄市民部長 こんにちは。喜友名朝彦議員の一般質問にお答えいたします。 令和元年度末より新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、緊急事態宣言等の発令による自治会の閉館、行事の中止、また規模の縮小など、自治会活動が思うようにいかない状況でございました。また、集会などサークル活動の縮小等による貸館収入の減少、自治会員からの会費収入の減少などもあり、自治会の運営が厳しいという声も寄せられておりました。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 ②新型コロナウイルスの感染拡大によって、地域活動が制限されております。本市自治会に対し、これまでにどのような支援を行ってきているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎久高久雄市民部長 お答えいたします。 沖縄市新型コロナウイルス感染症に関する緊急経済対策の第2弾におきまして、令和2年度に37自治会に対し、新型コロナウイルス感染症の感染防止に係る備品として非接触型体温計、自動手指消毒器、空気清浄機、換気用大型扇風機等を購入するための補助金合計370万円を交付いたしました。さらに、緊急経済対策の第3弾といたしまして、感染症対策の環境整備を目的とした自治会換気空調設備等整備事業を令和2年度から今年度にかけて実施し、各自治会施設における換気設備や空調機器の設置を行ってまいりました。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 ③今後、自治会に対し、どのような支援が必要と考えているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎久高久雄市民部長 お答えいたします。 令和3年度において、自治会活動支援金として37自治会に対し、一律20万円、総額740万円の支援を行っております。また、令和3年度2月補正において、新型コロナウイルス感染防止を図ることを目的とした自治会支援事業として、衛生対策のための消毒液を37自治会へ配布予定でございます。新型コロナウイルス感染症の影響が長期化しているため、今後どのような支援が必要なのか、沖縄市自治会長協議会及び37自治会より要望がありましたら検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 コロナが来て、自治会にも足を運べなくなって、また老人会、婦人会、青年会、こども会の皆さんも行き場所がなくなっております。そういうところをコロナが明けてから、また楽しく活動ができるような、いろいろなアイデアがまた自治会のほうから上がって来るかと思います。Wi-Fiの設備はいかがでしょうか。そしたら向こうでタブレットを持ってきて、子供たちがゲームをやったりとか、ゲーム機を置いて後々のeスポーツに向けての選手づくりなんかもできると思っておりますので、ぜひいろいろなアイデアがこれから上がってくると思いますので、一緒になってどのような支援ができるのか。また、どんどん毎年減っていっている自治会員をどうやって増やしていけばいいのかというのを、ぜひ役所の皆さんが一緒になって支援していただけたらと思います。自治会の件に関していろいろ夢を持って、いろいろな楽しい話をやりたかったのですけれども、先ほどの件がちょっと重たすぎてあまり乗らなかったです。もうこれで今回終わりますけれども、またさせていただきます。 また、今期をもって退職される先輩方、本当にお疲れさまでございました。またこれからも、少し休んで沖縄市のために、また地域のために頑張っていただけたらと思います。本当にありがとうございました。お疲れさまでございました。 ○小浜守勝議長 以上で喜友名朝彦議員の一般質問を終わります。 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 こんにちは。護憲凛の会、高江洲義八です。通告に従いまして、一般質問をいたします。よろしくお願いします。 沖縄市文化財保護条例(昭和50年7月7日条例第10号)では、沖縄市の区域内に所在する文化財を保存し、かつその活用を図り、もって沖縄市民の郷土に対する認識を深め、文化の向上に資することを目的とするとあります。沖縄市は各種伝統芸能が盛んであり、地域で特徴ある芸能が区民の手によって手厚く継承されております。特に伝統獅子舞の起源は古く、大正時代に村の神獅子が現在の原型をなす形ができて、各地域の獅子舞は地域の神獅子として年中行事の中心となり、厄除けやはらいの獅子として大切に保全・継承されてきました。しかしながら、後継者不足による組織的な舞手の育成や、獅子の修復や新調など、人的並びに財政的な問題が顕著となり、文化の向上を資するべき文化財の継承発展はおろか、各種行事の運営にも支障が出てきております。琉球王朝時代から脈々と地域で大切に継承されてきた貴重な伝統文化が、いずれ遠い将来において失われる可能性が否定できません。 古謝自治会の獅子も約300年以上の歴史があり、今回虫干しでお披露目をされた獅子は3代目で、老朽化が進んだことで約5年をかけて、柱も衣装も全て古謝獅子舞保存会と区民の皆さんの手で作りました。お披露目を旧暦7月7月、区の御神屋で厳かに行われ、参加者と自治会長から集落の繁栄と、区民の健康を祈願いたしました。しかし地域の人力や財力は地域において脆弱であり、現状維持にも支障を来しております。沖縄市の誇れる文化財として内外からも高く評価を得る必要があり、市内で継承される伝統文化芸能を再度調査し、保全に向けての施策を立案し、沖縄市内に存ずる文化財を沖縄市指定文化財に指定し、永代継承・発展を促すことが肝要と考えられます。 それでは質問事項1.文化財保護行政について。質問の要旨(1)沖縄市の文化財保護について。 ①沖縄市の文化財保護条例についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 高江洲議員の御質問にお答えさせていただきます。 沖縄市文化財保護条例は、議員も先ほどおっしゃっておりましたけれども、沖縄市の区域内に所在する文化財を保存し、かつその活用を図り、もって沖縄市民の郷土に対する認識を深め、文化の向上に資することを目的として制定されております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。 次、②沖縄市の文化財の現状についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 令和4年3月現在、沖縄市には名勝アマミクヌムイに指定された越来グスクの国指定文化財が1件、泡瀬チョンダラーなどの県指定文化財2件、市指定文化財24件、国登録文化財4件の合計31件の文化財が指定及び登録文化財となっております。沖縄市の指定文化財としましては、建造物等の有形文化財が5件、拝所や民俗行事等の民俗文化財が9件、井戸や遺跡等の記念物が10件となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次、③沖縄市の文化財の施策についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 市内の文化財について、調査や指定、整備等の保護と展示会の講座等の普及活動を実施し、次の世代に継承していく取組を行っております。文化財調査の報告書発刊や、地域の文化財への説明板等の設置や修繕、文化財に関連する展示会や講座等を鋭意実施しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 ありがとうございました。 次、質問事項2.福祉行政についてであります。質問の要旨(1)若者世代のニートやひきこもり対策について。 ①県内の15歳から34歳の非労働人口についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 こんにちは。高江洲義八議員の一般質問にお答えいたします。 県内の15歳から34歳の非労働人口につきましては、沖縄県が実施しております令和2年度労働力調査からの情報でございますが、20万7,000人となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次に、②本市の若年無就労者数について。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 令和2年度国勢調査データが、数字がまだ決定していないとのことで、平成27年度国勢調査における完全失業者数で御説明させていただきます。本市における15歳から34歳の完全失業者数につきましては1,493人となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。 次、③本市の若年無就労者の対策についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 指導部長。 ◎花城修指導部長兼教育研究所長 お答えいたします。 教育委員会が行っている事業としまして、15歳から39歳までの若者の様々な相談を受け付ける若者相談窓口を青少年センター内に設置してございます。そこで未就労者やひきこもりなどについて、本人またはその御家族などからの相談を通して、適切な機関につなげて対応しているところでございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。ニート状態にある若者は、単なる就労支援では自立がなかなか難しいということでありますので、ぜひ頑張っていただきたいと思います。 次に、質問の要旨(2)独居老人についてであります。古謝自治会の福祉連絡会、くじゃーアコウ会は、誰もが安心して快適な生活ができるように自治会長、民生委員、児童委員、保護司、市議会議員、関係団体、ボランティアなど様々な人たちの参加を得ながら、地域住民の福祉、生活問題に対する援助活動や各地域に応じた福祉コミュニティづくりのための活動をしております。古謝地域には、独り暮らしの要援護者、高齢者が23人、若年者が17人おります。また、内閣府の平成28年度高齢者の経済生活環境に関する調査の結果、65歳以上の独り暮らしの高齢者は男女ともに増加傾向にあるそうです。1980年、古い資料ですけれども、男性が約19万人、女性が約69万人。高齢者人口に占める割合は男性が11.1%、女性が20.3%という結果になっております。さらに、国民の3人に1人が65歳以上になると言われる2025年には男性が230万人、女性が約470万人。高齢者人口に占める割合は男性14.6%、女性が22.6%にまで増加をする見込みがあると言われております。 それでは①本市の独居老人の世帯数と人数についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長福祉事務所長 こんにちは。高江洲義八議員の一般質問にお答えいたします。 独居老人の世帯数と人数については、毎年行われる沖縄県による高齢者人口等調査より、65歳以上の高齢者の単身世帯数、人数でお答えいたします。令和3年10月1日付で1万45世帯、1万45人となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次、②本市の独居老人の現状と取組についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長福祉事務所長 お答えいたします。 本市の高齢者単身世帯の割合は、平成29年度の13.9%から令和3年度の15.4%と増加しており、今後も増加していくことが見込まれます。本市における独居高齢者に関連する事業は4事業ございます。1つ目が配食サービスで、昼食または夕食の弁当配達時の安否確認を目的としております。2つ目が緊急通報システムで、緊急時に機器のボタンを押すだけで受診センターに通報され、安否確認や必要時、救急車の搬送要請を行うものでございます。3つ目が「ゆんたくコール」で、定期的な電話によるおしゃべりを通して見守るサービスとなっております。そして4つ目が救急医療情報キットで、医療情報を入れた容器を冷蔵庫に保管し、緊急時に迅速にキットの情報を活用して救急医療につなげることができるものとなっております。また、市内のおおむね自治会単位で、沖縄市老人クラブ連合会会員による友愛訪問や、民生委員・児童委員、高齢者サロン、地域福祉連絡会メンバーの見守りチームなど、地域包括支援センターが把握している団体が26団体あり、独居高齢者等の見守りや支援が行われています。独居高齢者世帯の増加に対応できるよう、今後とも地域関係者と連携し、独居高齢者等の支援体制の推進に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時56分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 午前に引き続き、一般質問を行います。 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に、うるま市のちょうちょう愛好会を紹介したいと思います。当時の知念恒男具志川市長からの提案により、結成をされました。自然豊かな具志川市を市民に身近に親しんでいただくと同時に、未来を担う子供たちの情操を育んでいけるようにとの思いで、ちょうちょう愛好会が平成11年11月に結成されました。この22年間でオオゴマダラの食草ホウライカガミを、個人をはじめ各施設や学校、各イベント等で配布。うるま市内では約1万株ホウライカガミを配布。オオゴマダラについても1万頭以上は放蝶しているようであります。自然界では容易に見ることができません。田畑が住宅街になり野山を開拓され、小さな生き物たちが生息地を奪われ、危惧をしているところであります。小さな生き物たちが生きている場所は、人間にとっても住みよい場所であり、健康の源でもあります。本員もうるま市ちょうちょう愛好会の会員で、庭にホウライカガミを植え、小さなチョウハウスを造り、幼虫やオオゴマダラを子供たちに見せています。また、本市では南桃原自治会がオオゴマダラチョウを飼育しているそうであります。 次、プラネタリウムについてでありますけれども、那覇市牧志駅前ほしぞら公民館、プラネタリウムが2021年7月に10周年を迎え、プラネタリウム入館者が20万人達成ということであります。さらに時間を遡り、今から60年以上前に沖縄のプラネタリウムの歴史は始まったそうです。戦後の荒廃した時代に、子供たちの健全な成長を願った人々の力で始まり、その思いをつないできた人々の努力で、現在も那覇市ではプラネタリウム投影を続けることができています。平日に行われる小学校の学習投影や、保育園やこども園の団体投影、週末の一般投影には多くの方が家族で見に来るそうです。2011年現在の公民館に新たな全自動型のクロノスⅡ・ハイブリッドが設置され、映し出される惑星の映像は、来館者に夢と感動を与えると話しています。 それでは質問事項3.沖縄こどもの国について。質問の要旨(1)①沖縄こどもの国にオオゴマダラチョウハウスとプラネタリウムの設置についてお伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事。 ◎山内強企画部参事プロジェクト推進室長 こんにちは。それでは、高江洲議員の一般質問にお答えいたします。 オオゴマダラは日本最大級のチョウで、さなぎが黄金色の特徴があり、沖縄県のチョウに指定されております。プラネタリウムにつきましては、天候、季節に関係なく天体を映し出せることから、天文・宇宙分野への関心を高めていくきっかけにもなります。県内では、海洋博公園内の海洋文化館、また那覇市の牧志駅前ほしぞら公民館に設置をされております。コンテンツ内容も充実したものであると伺っておりますので、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。ほしぞら公民館のプラネタリウムの操作技師、福里さんから頂きました資料を参考にして、ぜひ検討をしていただきたいと思っております。 次、質問の事項4.道路行政についてであります。質問の要旨(1)沖縄市道路通報アプリを利用した道路通報について。 ①アプリを利用した道路通報のこれまで市民からの件数についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 高江洲議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市道路通報アプリは、市が管理する道路の損傷状況等をスマートフォンのカメラ、GPS、メール機能等を利用して市に通報するシステムで、令和3年4月より運用を開始しており、これまでの通報件数は令和4年2月末時点において190件でございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。
    ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次、②アプリを利用した道路通報の内容と対応についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 通報内容の主なものは、舗装面及び側溝の損傷やカーブミラー等、安全施設の破損、街路樹の枝折れや倒木、雑草の繁茂などとなっております。その対応については、損傷箇所の危険性や緊急性に応じて行っており、例えば道路通行に支障のある路面の陥没等の場合は、即時、応急的に穴埋めやカラーコーン設置による安全対策を施し、後日、復旧作業を行っております。また、雑草や樹木の除草及び剪定、側溝の詰まりの清掃は危険性の度合いに応じて優先順位を決め、適宜対応しております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次、③アプリを利用した効果についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 アプリの導入前は、職員が現場の特定及び損傷具合を確認した後、修繕の対応策を検討しておりましたが、導入後は添付された写真により、損傷具合やGPSによる詳細な位置が確認できることから、危険性や緊急性に応じた迅速な対応が可能となり、業務の効率化につながっております。今後はより多くの市民にアプリを利用していただけるよう、定期的にリーフレットの配布やSNSの活用による周知を行い、普及に向けて取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 再質問をさせていただきます。 アプリの利用料金についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 アプリの利用料は無料でございますが、アプリのダウンロード及び利用に伴う通信料金は利用者の御負担となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。本員も沖縄市道路通報アプリを利用して、古謝大里線沿いのガジュマルの木の枝が歩行者専用の信号機にかぶさり、子供たちの登校に支障を来しておりまして、剪定をしてほしいと。現場の写真を送信、道路課に確認をいたしましたところ、届いているとのことでありました。それで、現場を確認して対応するという返事をもらいました。今後もアプリの通報件数が増えるものと思いますけれども、現業職員の職場の環境も十分に整えてほしいと思います。 それと今日、朝の交通安全をしながら、その信号機のかぶさっている枝を見たら、きれいに切られておりましてびっくりしましたけれども、早急な対応ありがとうございました。 次に、空き家の割合ですけれども、年々増えている状況で、空き家は周辺や地域に悪影響を与えます。また、仏壇だけが残っている空き家も古謝の自治会に数件ありまして、市道古謝大里線沿いに四十数年間の空き家があります。雑草が伸び放題で、周辺住民からの苦情の相談がありますが、解決策がなかなかありません。所有者に対してお願いをしても、反応がないのが現状であります。壊して更地にするのも相続や管理、固定資産等の様々な課題があります。新聞報道によりますと、管理不全の空き家がもたらす問題に対応するために、那覇市役所が令和4年1月28日に沖縄弁護士会を含む6団体、弁護士会、司法書士会、行政書士会、宅地建物取引業協会、不動産協会、解体工事業協会と協定を締結し、空き家の所有者から寄せられた相談について官民で解消する取組を始めたとありました。 それでは質問事項5.建設行政について。質問の要旨(1)空き家対策について。 ①本市の空き家の件数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 こんにちは。高江洲義八議員の一般質問にお答えさせていただきます。 本市の空き家の件数ですが、空き家等の定義は、建築物またはこれに附属する工作物であって、居住その他の使用がなされていないことが1年以上経過したものというふうに定義されております。令和元年度に行った実態調査において、空き家等は507戸を確認しております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次、②那覇市が空き家問題官民で解消とあるが、本市の取組についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 お答えいたします。 空き家等の対策として、空き家等の利活用の促進を目的に、空き家バンクの設置に向けて現在取り組んでいるところでございます。今後は不動産会社等の民間企業とも意見交換を行いながら、取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 再質問をさせていただきます。 具体的な取組の内容について、お伺いをいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎我謝勝俊建設部参事 具体的な取組内容といたしましては、空き家等の所有者へ利活用を目的に情報発信に必要な情報の提供を促してまいります。市はいただいた情報をホームページで発信し、利活用につなげてまいります。利活用につきましては、宅地建物取引業協会等との連携を図りながら取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 最後に、道路課の皆さん、農林水産課の皆さん、サンエー食品館古謝店前の道路の修復と、市道泡瀬213号線のアスファルトの舗装工事、ありがとうございました。そして初めてアプリを使った道路通報、樹木の剪定、すぐに対応してくれまして、本当にありがとうございました。退職をされる職員の皆さん、御苦労さまでした。これで一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で高江洲義八議員の一般質問を終わります。 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 議席番号20番、諸見里宏美、一般質問を早速始めてまいりたいと思います。一番最後ということで、後ろの視線がちょっと痛い、早く終われよというのが突き刺さっておりますので、早速進めていきたいと思います。 では、質問事項1.沖縄振興特別措置法についてです。現行の沖縄振興特別措置法はこれまでにない画期的なもので、これまで国主導で策定されてきた計画であったものが県主導に変わり、県や市町村はそれぞれの抱える課題解決に向けた独自の施策に主体的な取組が求められるものでありました。しかし新たな沖縄振興特別措置法は、これまで同様、国が新たな基本方針を策定し、これに基づき県が振興計画を策定するということになっております。国の示す基本方針では、現振計の10年間で表面化した問題を解決することを主眼としたものになっております。県の主体性を担保する上で懸案事項だった一括交付金制度は、継続する方針を示してはいますが、有効活用に留意と釘を刺したものになっております。そこでお聞きいたします。 質問の要旨(1)沖縄振興特別措置法の一部改正案が閣議決定された。そこで、本法案改正概要及び本市との関連性についてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 こんにちは。諸見里議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄振興特別措置法の一部改正案につきましては、有効期限の10年延長及び5年以内の見直しとともに、所要の改正を行うことが閣議決定されております。特区地域制度におきましては、産業の競争力強化等を図るため、全ての特区地域において事業者による措置実施計画の作成や、知事による認定制度を導入するとされております。また、離島北部地域における地域特性に応じた産業の振興、子どもの貧困対策や多様な人材育成のための教育の充実などに関する努力義務を新設するとされております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。一部改正案の内容について聞いたわけなのですが、次のほうです。 質問の要旨(2)これまでの沖縄振興は、企業における生産性向上、人材育成などが必ずしも十分とは言えないということも国のほうはうたっておりました。では、本市の課題についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 諸見里宏美議員の一般質問にお答えいたします。 内閣府によりますと、沖縄県の産業の振興につきましては、これまで振興策により入域観光客数や観光収入、各種産業の売上などについて増加が見られたものの、生産性向上や沖縄ブランドの確立等については必ずしも十分ではなく、またコロナ禍に伴い、沖縄が外的な変化に脆弱であるなどの課題も顕在化しているとされております。本市における課題といたしましては、平成27年度の国勢調査において失業率が県内11市の中で2番目に高い7.2%となっており、改善傾向にあるものの、依然厳しい状況が続き、1人当たりの市民所得につきましても県内他市と比べ低い状況を踏まえますと、企業が求める人材と求職者が求める職種にミスマッチが生じていることや、若年者の失業率、離職率が高いことが課題であると認識しております。その要因の一部といたしましては、沖縄県全体の地域的な特徴でございますが、県外に比べ付加価値が高い製造業の立地割合が低いことによる影響があると考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。沖縄市としても県外に比べて付加価値が高い、製造業の割合が低いということが全体的に影響を受けているということの答弁がありました。 では、質問の要旨(3)沖縄市の自立的発展を目指すには新たなビジネスモデルの構築を図り、競争力ある産業育成が必要と考えるが、取組についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎花城博文経済文化部長 お答えいたします。 今回の沖縄振興特別措置法の改正におきましては、沖縄の抱える政策課題を踏まえ、同法に基づく特区・地域制度において課税の特例を受ける際は一定の要件を満たす必要があるほか、子どもの貧困対策や多様な人材育成、脱炭素社会の実現等の課題に対し的確に対応するために努力義務規定を設けることとなっております。本市といたしましては、これまでも様々な取組により産業の振興に努めてまいりましたが、課題である雇用のミスマッチ、若年者の失業率の改善を図るため人材育成の重要性を認識しており、同法に基づく特区・地域制度の活用を促し、商品サービス等の高付加価値やブランド化、AIやICT等の新技術の活用による産業の高度化により生産性を向上させ、台湾等アジアに近い立地を生かした競争力のある産業の育成に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、台湾などのアジアに近い立地を生かした競争力のある産業育成に取り組んでいくということでありましたが、では次です。 質問の要旨(4)次期沖縄振興計画の新たな視点についてお伺いさせてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えします。 現在、沖縄県が公表している新たな振興計画における新たな視点につきましては、SDGsを取り入れ、社会・経済・環境の3つの側面が調和した持続可能な沖縄の発展を目指すとしている点や、ポストコロナのニューノーマルにも適合する安全安心で幸福が実感できる島を形成、併せて我が国の持続可能な発展に貢献することを目指すとしている点などが挙げられます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 再質問させてください。新たな振興計画を市としてはどのように捉えているのか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 新たな振興計画素案におけるSDGsとポストコロナにつきましては、本年度からスタートした第5次沖縄市総合計画においても持続可能なまちづくりに向け、5つの都市像の下で展開する施策にSDGsを取り入れるとともに、感染症対策の推進や産業振興におけるポストコロナに向けた取組を位置づけております。引き続き第5次沖縄市総合計画を推進し、本市のさらなる発展に資するよう取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では再々質問です。 第5次沖縄市総合計画を推進し、さらなる発展に資するよう取り組んでいくということですが、では具体的な取組についてはどのように考えているのか、お伺いさせてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 これまで本市は一括交付金を活用し、沖縄21世紀ビジョン基本計画に位置づけられた人材育成や産業の振興、軍用地の跡地利用に向けた取組など、様々な事業を展開してまいりました。次年度よりスタート予定の新たな振興計画におきましても、引き続き同事業をはじめ地域課題の解決や本市のさらなる発展に資するよう取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、今回沖縄振興特別措置法の有効期限を延長するとともに、跡地利用特別措置法の期限を10年延長、令和14年3月31日までとなりました。一括交付金を活用した沖縄市特定駐留軍用地内土地取得事業基金はどうなるのか。また、平成25年5月に跡地利用特措法に基づく特定駐留軍用地に指定されているキャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザはどうなってくるのか。立入りあっせんも可能であります。また、夏にも日米合同委員会で共同使用に合意する方向で調整に入ったというのであれば、跡地利用特措法で示されている支障除去措置が行われてもよい頃なのではと本員は思っております。あの土地というのは既存住宅のアスベストの対策、それから過去のオイル漏れ等による土壌汚染の除去などがあります。 そこで、基地返還に伴う沖縄市の跡地転用推進事業の一環として行うことも可能ではないかということで、質問の要旨(5)沖縄市特定駐留軍用地内土地取得事業についてはどのようになっているのかを伺う。また、基地返還に伴う跡地転用推進事業についても併せてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 諸見里議員の一般質問にお答えいたします。 キャンプ瑞慶覧ロウワー・プラザ住宅地区における公共用地の先行取得につきましては、今年度約3,300平方メートルの用地を取得しており、これまでの取得面積は約9,700平方メートルとなっております。先行取得は土地売却を希望する地権者からの申出により行うことから、今後の買取り見込みを立てづらいところではございますが、引き続き地権者の方々へは税控除や整備手法として想定している土地区画整理事業の減歩などの仕組み、買取り用地の単価設定などといった情報を提供し、取得実績を高めていきたいと考えております。また、跡地利用計画につきましては平成23年度に4つの素案が作成されておりますが、当時と周辺環境や社会情勢が変化していることから、今年度、北中城村と合同で実施した跡地利用計画の検討に向けた諸条件の課題の整理を踏まえ、次年度は跡地利用計画素案の作成を予定しており、今後とも地権者及び北中城村とも連携し、返還後のまちづくりに取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 今、沖縄市のほうには特定駐留軍、取得するための基金が積み立てられております。しかし、これがこの前年度3月31日末でそれが切れてしまう。では基金はどうなるのかというのがまだ見えてこないような状況にあるのです。今まで積み立てられた基金というのが返還を求められてくるのか。それともどうなるのか。そのまま使用してもいいのかということで、これから詳細に関しては内閣府のほうで詰められていくと思います。そこでちょっと心配だったもので、今回この質問に至っているわけですが、再質問させてください。 先行取得についてお伺いいたします。次なる沖縄振興特別措置法が5年ごとに見直すとされているので、5年後の取得見込みについてお伺いさせてください。まず跡地利用については、東門市長時代に土地利用計画が出されたと思うが、時間も経過し、周辺環境も大きく変わっております。跡地利用計画の見直し予定はどうなっているのか、お伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎比嘉直樹建設部長 まず先行取得の5年後の取得見込みについてでございますが、先ほどの答弁と同様になりますが、先行取得につきましては売却を希望する地権者からの申出により行っていることから、買取りの見込みを立てづらいということでございます。ただ、本市としましては、平成23年度に土地利用計画の素案に基づき緑地公園部分の約1万7,000平方メートルを目標値として先行取得を今、実施しているところでございます。また、跡地利用計画につきましては、イオンライカムなど当時の周辺環境が非常に変わってきております。今年度は北中城村と合同で実施しました跡地利用計画の素案づくりについての諸条件の整備を行っています。それを基に令和4年度は素案の作成を予定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 御答弁ありがとうございます。 これからまた素案づくりをしていくということなのですが、今回返還される地域というのは本当にポテンシャルの高い地域であって、沖縄市の南の玄関口と称しております。数年前にも同地区はセントラルパーク構想や、エンターテインメント型ショッピングセンター構想、エンジョイカルチャー構想など、地理的特性を生かした案が基本構想の中で示されていました。しかし、これらの構想が基地返還の遅れとともに立ち消えとなり、次第に地権者の土地活用の意欲も薄れております。地域全体の活性化が大幅に遅れることとなってしまいました。当局においては、以前から構想はあったのですから、現在の周辺環境の状況を生かした土地活用と地域全体の活性化につながるよう、ロウワー・プラザ地区の土地利用計画策定並びに早期返還について積極的に取り組んでいただきますよう、要望に変えます。 では次です。質問事項2.基地問題について。質問の要旨(1)嘉手納基地から派生する米軍機等の騒音について。平成8年3月28日、航空機騒音対策分科委員会の日米両側の議長は合同委員会に対し、嘉手納飛行場における航空機騒音規制措置を提案することに合意している。 ①騒音防止協定の内容についてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 嘉手納飛行場における騒音防止協定は、平成8年3月に日米合同委員会で合意された嘉手納飛行場における航空機騒音規制措置で、嘉手納飛行場周辺地域社会の航空機騒音レベルの影響を軽減するため、進入及び出発経路を含む飛行場の周経路をできる限り学校、病院を含む人口稠密地域上空を避けるように設定するなど、各種措置について在日米軍の任務に支障を来すことなく、航空機騒音による影響を最小限にすべく設定されているものとなっております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では、②沖縄県はこれまで騒音防止協定の厳守と飛行訓練をしないことなどを日米両政府に求めてきております。しかし、一向に改善されない現状が続いております。航空機騒音について沖縄市の取組をお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 航空機騒音の状況については、本市が設置している4か所と沖縄県が市内に設置した2か所で測定された24時間の観測データにより、年間を通じた騒音状況を確認するとともに、市民から寄せられる航空機騒音に係る苦情受付電話を24時間対応するなど、騒音状況の把握に努めております。また、三連協において毎年嘉手納飛行場を離発着する航空機の目視調査を実施し、離発着の頻度や騒音の大きさ、市街地上空における飛行状況等を確認しております。これらの調査結果を基に、毎年度第18航空団や沖縄防衛局等に対し、外来機の飛行制限や航空機騒音規制措置の遵守について要請を行っております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。 本員も航空機騒音に関する合意書の内容を読ませていただいたのですが、結局のところ米軍の訓練等、運用に関して支障を来さないということが盛り込まれて、全然実効性のないものになっているということが現状であります。これが、夜中だろうと何だろうと騒音をまき散らしているというのが現状であります。 続いて③に移らせていただきます。嘉手納基地周辺の防音工事対象区域の現状と予算、件数、課題についてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 沖縄防衛局によりますと、沖縄市域における住宅防音工事の予算及び件数につきましては、令和3年度が確定していないとのことでございますので、令和2年度において約39億4,300万円、件数は約2,600世帯とのことでございます。防音工事の対象区域につきましては、指定区域以外における騒音苦情が寄せられることなどから、これまでも沖縄市全域に拡大することなどを沖縄防衛局へ要請しております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。39億円かけて、それから2,600世帯しか防音工事がされていないわけなのですよね。ほとんどが防音工事を受けない中で、この航空機騒音の被害にさらされているという現状なのです。 では、続いて④第4次嘉手納基地爆音差止訴訟、原告数3万5,566人、沖縄市の原告数5,799人、世帯数1,969世帯。過去最多の原告数になりました。米軍航空機の飛行訓練や外来機の飛来に伴う爆音による生活環境破壊、健康被害に苦しめ続けられている嘉手納基地周辺住民の訴えであります。桑江市長については、この原告数に対してどのように受け止めてられているのか、お伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 桑江市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 こんにちは。諸見里議員の御質問にお答えをいたします。 第4次訴訟に至るこの背景を鑑みますと、嘉手納飛行場を取り巻く地域住民の爆音被害が広範囲で、かつ地域にとっていかに深刻な問題であるかを如実に物語っているものと感じております。三連協による航空機騒音の調査結果を踏まえながら、さらなる地元負担軽減を図るべく、市長として日米両政府に対して強く働きかけをしてまいります。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 市長、ありがとうございます。 実は、この1月28日に那覇地裁沖縄支部に提訴いたしました。その間、まず1か年半前ぐらいから募集業務を行ってまいりました。この議会の中にも栄野比議員、それから小谷議員、そしてまた喜友名秀樹議員、屋富祖 功議員もこの原告団の一員であります。本員が沖縄市のほうの事務局をしておりまして募集業務に当たっておりました。その中で、実はこの1年半の中で東部地域の方々からの多数の問合せがありました。原告に入りたい。そして75コンター地域以外の方からも切実な訴えがありました。この方々というのは、実は一つ事例を挙げますと、コザ高校の近くに高層マンションが建っております。そちらの最上階にお住まいの方でした。夜勤勤務の中で、マンションの上空を航空機が通過する。その間にアルミサッシが揺れる。そして自分の家にこの爆音が響いてサッシが揺れる。物が落ちる。そういう中で夜眠れない。夜勤明けであるにもかかわらず眠れない。それによって、少し心を病んでしまった。この方というのが沖縄県の方ではなくて内地の方でした。このままでは一向に病気がよくならないということで、環境を変える必要がありますということで医者に言われ、今、内地のほうに帰っている次第です。そういう訴えもありました。そういう意味で、この沖縄市全体がやはり騒音の被害に遭っている。被っているという実態があります。ぜひ沖縄市に対して、市長に対しては、沖縄市民の健康調査、どれだけの健康被害を受けているのか。眠れない。この方は躁鬱になりました。自立神経失調症から躁鬱病を発症し、もう自殺を考えるぐらいになったということです。そういう意味では健康被害の調査、そして嘉手納基地、東部のほうでは普天間飛行場所属の飛行機です。そこのほうにオスプレイが飛んでくる。あるいはヘリコプターが飛んでくる。特にオスプレイが飛んできたときには、住宅が揺れる。そして電波障害も起こる。これをどうにかしてくれ。何で自分たちが原告団として入れないのかという訴えでありました。ですから、この普天間基地所属の飛行機に対する飛行経路の調査、そしてまた東部地域の部分の騒音の測定を行ってほしいということです。特に沖縄市独自でこれをやるのが難しいというのであれば、普天間基地所属の部分に関しては、うるま市、北中城村、中城村、宜野湾市と連携して飛行経路の調査を行う必要があると思いますので、ぜひ中部広域として取り組んでほしい。これをちょっと要望させてください。オスプレイに関しては北部地域のほうも、池原地域のほうも飛んでいるということですので、ぜひこの普天間基地所属の航空機等がどういう経路で飛んでいるのかということを調査していただきたいと思います。これは要望に代えさせてください。次年度あたり、6月、市長がもし当選した場合は、ぜひ行っていただきたいと思います。そして本員たちの推している森山政和にもそれは取り組んでほしいということで要望をさせてください。では次に行きます。 質問事項3.環境問題について。これは多くの皆さんが取り上げている事例です。2月17日の倉敷ダムの湖内で小銃弾とドラム缶が見つかった案件であります。ほとんど内容は一緒だと思いますが、続けさせてください。 質問の要旨(1)2月17日、倉敷ダムの湖内で小銃弾とドラム缶が見つかった発見地点は基地返還地点であり、米軍由来の可能性が高い。県と連携し、国の責任でドラム缶の回収・不発弾の処理及び周辺の水質調査、土壌調査を求めるべきと考えるが見解を伺う。また、沖縄市の取組についても併せてお伺いさせてください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 こんにちは。それでは諸見里議員の一般質問にお答えをいたします。 県河川課への照会によりますと、倉敷ダム管理所職員が不発弾等を発見した2月7日同日、自衛隊により爆発の危険性がある不発弾は回収され、現地に残置されていた鉄くずやドラム缶についても沖縄防衛局において、3月7日には一部を除いて撤去されております。加えて、今月末頃には沖縄防衛局、県がそれぞれで行った土壌調査の結果が公表される予定で、そのほかにもダム湖全体の調査及び不発弾やドラム缶が現地に残された経緯の調査も求めているとのことでございました。本市といたしましても国、県による調査の推移に注視し、関係機関との協議、連携を図ってまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 では続けます。 質問の要旨(2)実は市民から、水道水への影響はないかということで問合せが多々あります。この影響についてお伺いさせてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 上下水道部長。 ◎新里智昭上下水道部長 お答えいたします。 県企業局は2月14日に倉敷ダム管理所からドラム缶等の発見に関する報告を受け、同日、安全面を考慮し、倉敷ダムからの取水を停止しております。取水停止した分の水量につきましては、当面の間、北部ダム等から取水することとしており、取水停止が長期間に及びますと、天候にもよりますが、他ダムへの貯水率低下の影響が出てくる可能性も考えられるとのことでございます。倉敷ダム水につきましては、県企業局において定期検査等の調査を行っておりますが、今回の事案で特に懸念された揮発性有機化合物や重金属類の異常は見られず、また倉敷ダム水を水源の一部としている北谷浄水の原水及び浄水についても、常時監視及び定期水質検査で安全性を確認しており、同様に水道水質への影響は見られていないとのことでございます。併せて、県企業局からは沖縄防衛局や河川課の調査を踏まえ、取水再開の際には安全性確認のため、必要な水質検査を検討したいと考えているとの回答も得ており、本市といたしましても企業局をはじめとする関係機関とも連携し、良好で安全な水質の維持に努めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 諸見里宏美議員。 ◆諸見里宏美議員 ありがとうございます。これで一般質問を終わりたいのですが、やはり取水停止が長引くことによって、倉敷ダムから取水していた市民等に影響があるだけではなく、また北部のほうから取っているので、県全体に影響が及ぼされるのではないかということで心配ではあります。ぜひこれは一日も早い解決、そして土壌調査、影響がないということを宣言していただいて、一日も早い再開を待ち望んでおります。 最後に、定年退職される総務部長、市民部長、そして企画部長、何と本員たちは同級生なのです。総務部長、そして市民部長、特にこのお二人とは幼小中高、ずっと一緒なのです。何か寂しいやら、もう自分もこの年になったのかと、本当は言いたくなかったです。年がばれるなということで、本当に長い間御苦労さまでした。以上です。 ○小浜守勝議長 以上で諸見里宏美議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時50分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時50分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は、3月22日火曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 2時50分)...