沖縄市議会 > 2020-12-21 >
12月21日-08号

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  1. 沖縄市議会 2020-12-21
    12月21日-08号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第412回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  令和2年                                 ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第412回                                 ││                                      ││           令和2年12月21日(月)午前10時開議           ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 8 号                 令和2年12月21日(月)                  午前10時 開議第 1        一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 大 城   隼 議員    18 番 森 山 政 和 議員  4 番 伊 禮   悟 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 金 城 由 美 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    23 番 小 谷 良 博 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    24 番 新 里 治 利 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 小 浜 守 勝 議員    27 番 伊 佐   強 議員 13 番 仲宗根   誠 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 嵩 元 直 萌 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市長       桑 江 朝千夫    総務部長       石 原 昌 尚 副市長      仲 本 兼 明    企画部長       宮 里 善 伸 副市長      與那嶺 克 枝    企画部参事兼     山 内   強                     プロジェクト推進室長 市民部長     大 庭 隆 志    上下水道局長     仲 本 兼 章 健康福祉部長兼  與那嶺 智 才    上下水道部長     新 里 智 昭 福祉事務所長 こどものまち   上 里 幸 俊    消防長        仲宗根   繁 推進部長 経済文化部長   上 原 三千代    教育長        比 嘉 良 憲 建設部長     仲宗根 保 彦    教育部長       島 袋 秀 明 建設部参事    比 嘉 直 樹    指導部長兼      與那嶺   剛                     教育研究所長     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長     平 田 嗣 巳    議事課長       中 村 厚 夫 事務局次長兼   仲宗根   剛    議事課長補佐     金 城 優 一 庶務課長                兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数30名、全議員出席でございます。 本日は、議事日程第8号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市長をはじめ、当局の皆様、傍聴席、ライブ配信を御覧の市民の皆様、おはようございます。会派創志、嵩元直萌です。最終日のトップバッター、よろしくお願いいたします。一般質問に入る前に、少し所見を述べさせていただきます。本当に未曽有の1年となった2020年、コロナウイルスに対し、慣れない習慣、対策を強いられた1年だったかと思います。市民、市内事業者に向けて、各種コロナ対策事業を行った市当局の皆様へ感謝する中で、改めて感謝申し上げたいのが医療、介護などの最前線で闘う皆様です。先週、介護施設の感染対策に関するオンラインセミナーを受けました。県立中部病院高山義浩医師らが介護施設に入り、細かな換気対策や効果的なアルコール消毒液の配置など、コロナウイルス対策で見えてきた様々な取組を紹介しておりました。高齢者というリスクが高い方と向き合う中で、細心の注意とともに、柔軟に適宜対策を取る医療介護従事者の現場の方々の努力に頭が下がる限りです。また、コロナ禍における取組として、前回9月定例会でも触れました沖縄市こども議会(マイプロジェクト沖縄市)、4チームの最終報告会を昨日受けてまいりました。市長、副市長、議長、教育長も参加されておりました。コロナ禍で会話が少なくなったオジー、オバーのコミュニケーションを増やしたい。コロナで学校休校になった子供たちの生活学習リズムを守りたい。コロナで見えてきた子育て問題に対する支援体制をつくりたいなど、長期テーマに対し、中学、高校生が自身で問題提起し、ヒアリング調査を行い、中には解決策を実践するという大変すばらしい報告を受けました。もちろんコロナ禍でチームが集まれない。課題対象となるシニア世代や、子供、お母さんたちに会えない。取組を周知するのが難しい。いろいろなハードルがある中、自分たちはその中で何ができるか、SNSであれば緊急事態宣言中でも周知できる。直接会えずともZoomを活用して対話ができる。それぞれ試行錯誤で取り組むすばらしい姿勢に大変感銘を受けました。来年以降も続くこのコロナ禍において、地方自治体、沖縄市は何ができるか、来年度予定のデジタル庁創設も見据えた非接触の中で進められるデジタル行政サービスに向けて、一般質問に入らせていただきます。 一般質問通告書35ページ、質問事項1.デジタル社会に向けて。質問の要旨(1)デジタルガバメント実行計画について。こちらは昨年度、総務省より出されたものになります。①沖縄市の現状と課題についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 おはようございます。嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 地方公共団体におけるデジタルガバメントの推進といたしまして、主に行政手続のオンライン化の推進、適正な情報セキュリティー対策、AI、RPA等による業務効率化の推進などが上げられております。本市ではeLTAX(エルタックス)、沖縄市すくすくサポート給付金及び沖縄市こども応援寄附金の電子申請が可能となっており、次年度以降、保育所入所申込みの手続や、児童手当関係の手続について、電子申請の開始を目指しております。次に、AI等の活用による業務効率化として、AIチャットボットの本年度の導入に向け、準備を進めております。セキュリティー対策としては、国において情報セキュリティーポリシーガイドラインの改定後、強固な情報セキュリティーを保ちつつ、利便性の向上に向け取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 今年度の9月に条例制定したデジタル手続法、これをもって本市としては、デジタルガバメントの中で必要になってくる独自条例自体は、今はもう全て制定しているということを確認させていただきました。また、来年度以降、保育園の入所システムが自動化したり、AIのチャットボットが今年度より始まると。様々な取組がある中で、総務省としては、今年12月、今月中に自治体DX計画というものを各自治体に提唱していく流れを受けて、沖縄市として、市民が参加するデジタル改革デジタルDX、それを進めていく上で必要になるオープンデータ、いわゆる市の情報をより公開することで、地域におけるエンジニアが例えばコロナの感染者数やマスクの在庫数、こちらは台湾の取組で有名になっているかと思いますが、より開かれた市内の情報を発信していくオープンデータの取組について、再質問させていただけたらと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 オープンデータについては、市が保有する公共データを二次利用可能かつ機械判読に適したデータ方式で公開することで、市民や企業等が利活用することができます。令和3年度は公開可能なデータの精査を行いながら、順次公開に向け取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 聞いている限りでは、那覇市をはじめ、他市町村でもより公開された情報の体制づくりということで、事業化、予算組を検討していると聞いておりますので、沖縄市としてもしっかりと進めていっていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(1)②こちらは今年2月から提案していたCIO(情報統括責任者)、CIO補佐官設置検討の進捗について。こちらは改めて確認させていただきますが、これからのデジタル社会に向けて、行政のデジタル化を進めていく上で、それを包括的に、全庁的に見られる人材というのは限りがあるという中で、沖縄市として、より率先して、庁内のデジタル化を進めていける人材確保の観点でお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 全国の市区町村の状況として、2019年3月、総務省の自治体情報管理概要によりますと、CIOを設置しているのは1,505団体、CIO補佐官は1,174団体となっており、そのうち外部から任用している件数としましては、CIOはゼロ団体、CIO補佐官は37団体となっております。本市はICTの観点からCIO補佐官の設置について、外部団体との情報共有を行いながら、国の制度の活用や外部の人材の任用も含め、検討してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 外部団体が持つデジタル人材ネットワークを連携して活用していくことと同時に、今、答弁にもありましたとおり、国の制度の活用というところで、質問の要旨(1)③総務省「地域情報化アドバイザー派遣制度」の活用検討について。こちらも国が無償で協力するような形でございますので、検討可能か確認させてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 地域情報化アドバイザー派遣制度は、地域が抱える様々な課題を解決するため、ICTを利活用した取組を検討する地方公共団体等からの求めに応じ、ICTの知見等を有する地域情報化アドバイザーを派遣し、ICT利活用に関する助言等を行う制度となっております。今後、同制度の活用も検討しながら、本市におけるICT利活用に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。
    ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 追って、質問事項3で確認するシェアリングエコノミー、こちらは市民が空いている土地を駐車場に活用したりと、そういうデジタル化についても地域情報化アドバイザーが生かしていけると思いますので、ぜひとも来年度以降の検討をしていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(1)④内閣官房が提唱している「デジタル専門人材派遣制度」、こちらも人材確保の観点から活用可能か確認させてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 デジタル専門人材派遣制度は、意欲と能力のある民間のデジタル専門人材地方公共団体へ派遣する制度であり、令和2年度に創設されております。全国21自治体に対し、ITベンダー等の民間人材が派遣されている状況です。本市においては、国におけるデジタルガバメント実行計画の動向を注視しつつ、活用を検討してまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 こちらは民間人材を活用するという制度になり、給与等の有償の予算が必要になってくるとは思いますが、やはり先ほど申し上げたとおり、来年度以降、デジタル庁ができて、自治体のデジタル化が必要になってくる中で、人材が限られてくる。その中で沖縄市として、ひとつ検討していただければと思います。 続きまして、質問の要旨(1)⑤情報セキュリティー体制について。デジタル化を進める上で、やはり情報漏洩であったり、サイバーテロであったり、そういうセキュリティーの問題が注視される中で、沖縄市として、総務省が各種提唱するセキュリティー体制についての中で、ア.実践的サイバー防御演習について確認させてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 実践的サイバー防御演習「CYDER」は、情報通信研究機構が毎年開催しており、サイバー攻撃によるインシデントへの対処方法の演習となっております。本市においては、令和元年度に情報推進課職員1人が参加しております。また、今年度は自治体CSIRT(シーサート)の協議会によるインシデント対応能力向上研修に参加を予定しております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 既にこの防御演習について、昨年度も職員が参加して、また、今年度も予定しているということで、ぜひともこの市職員のセキュリティー対策の向上に向けて取り組んでいっていただけたらと。また、その受けられた方が庁内で共有することで、職員のITリテラシーセキュリティーに対する観点も上がっていくということで、質問の要旨(1)⑤イ.情報セキュリティー各種研修について、市庁舎内での取組について確認させてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 本市においては、今年度全職員を対象にeラーニングによる研修の実施に取り組んでおります。また、本市独自の取組としまして、情報セキュリティーに関する理解度テストを行うなど、情報セキュリティーに対する意識の向上に努めております。正答率の低い項目に関しては、情報セキュリティー研修に反映するなど、職員個々の情報セキュリティーに対する知識、意識の向上に努めております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 全職員を対象に理解度テストや、セキュリティー研修を行っているということで、ありがとうございます。先ほどもありましたが、質問の要旨(1)⑤ウ.インシデント対応チームの設置について。画面がフリーズしたり、IT上でのトラブルに関して、市としてどういうふうに対策チームを取っているのか、確認させてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 インシデント対応チーム、CSIRTは、コンピュータやネットワーク上で何らかの問題が起きていないかを監視するとともに、万が一問題が発生した場合に、その原因解析や影響範囲の調査等を行う組織の総称でございます。本市におけるインシデント対応の体制といたしましては、副市長と部長級職員で構成する情報セキュリティー委員会を設置しており、情報セキュリティー全般に対するインシデント対応を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 今後、各種デジタル化が進む上で、情報セキュリティー委員会の役割が大変重要になってくるかと思います。現在としては、紙一枚の紛失も含めて、そういうところも対応していけるようなセキュリティー全般に対する委員会と位置づけられていると思いますので、引き続きこのデジタル化に合わせて、委員会の役割を拡充していただいて、情報セキュリティー体制を充実していっていただけたらと思います。 続きまして、テレワーク推進について。コロナ禍において、非接触でどのように市民サービスを充実させていくのか、このテレワークという概念が大変重要になってくる中で、まず質問の要旨(2)①沖縄市役所業務の現状と課題についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 おはようございます。嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 今年度、新型コロナウイルス感染症対策における3密解消の緊急対応としまして、在宅勤務を実施しております。しかしながら、窓口業務が多いこと、個人情報を大量に扱うなど課題があり、実際に在宅勤務で行う業務については、資料作成など、庁内業務システムにアクセスする必要がない仕事に限られておりました。また、テレワークを実施するに当たりましての課題としましては、通信基盤の整備、セキュリティー対策などがございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 沖縄市としては、現状は窓口業務が多い中で、庁舎内のシステムにアクセスする必要がないもので行っているということで、これからは通信基盤の整備だったり、セキュリティーの対策が必要とあります。その中でやはり非接触のテレワークの取組というものを総務省が提唱している中で、自治体向けの各種交付税措置など、各種支援制度があると思いますが、その検討について、質問の要旨(2)②をお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 お答えいたします。 テレワークにつきましては、どのような業務が実施可能か、その可能性を調査する必要があることから、今回、地方公共団体情報システム機構、いわゆるJ-LISといいますが、J-LISが公募をしました自治体テレワーク推進実証実験事業へ、10月に応募を行い、11月下旬に採択の見込みがあったところでございます。環境が整い次第、テレワークの実証実験を行いながら、市役所業務におけるテレワークの可能性を図ってまいりたいと考えております。また、採択されました事業につきましては、令和3年度までとなっておりますので、その間にテレワークの本格的な導入を見据え、実施を検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 このJ-LISが公募したものに対して、10月に応募を行い、今年度中に実証が見込まれるということでありましたので、ぜひとも市庁舎内のテレワークの導入に向けて、鋭意改善も含めて、検討して進めていっていただけたらと思います 続きまして、質問の要旨(2)③地域IOT実装共同利用推進事業、こちらは総務省が展開している事業になりますが、事業概要を含めて、地域の中のテレワークを推進する活用事業として、当局の見解と検討についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 おはようございます。 嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 地域IOT実装共同利用推進事業とは、IOT等の本格的な実用化の時代を迎え、これまでの実証等の成果の横展開を強力、かつ迅速に推進するために、総務省が取り組んでいる事業であり、要件として、テレワークの普及展開がございます。本市でも都市部と同じように働ける環境を活用し、テレワークで新たな関係人口を創出することにより、市内産業の高度化を図ることは重要だと考えております。今後も国や県、商工会議所等市内関係機関と連携し、企業ニーズを踏まえた支援に取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 前向きに検討していっていただけたらと思います。また、このテレワークを推進していく上で、やはりインターネットのネットワーク環境が重要だと認識する中で、質問の要旨(2)④地域Wi-Fi環境の整備拡充について、先ほど言ったように、関係人口を増やしていくという意味では、ワーケーション、いわゆる会社に行かなくても仕事ができる方々が、市内に滞在をして仕事をしながら余暇も過ごすという取組もある中で、観光振興にもつながるワーケーションも含めて、④の制度を検討していっていただけたらと。また、地域BWA制度という形で、地域内の自治体が持つWi-Fi通信の制度がありますので、そちらの活用検討についても併せて確認させていただきます。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 地域BWAとは、市町村の公共サービス向上等に資する高速データ通信サービスのことで、利用する事業者は自治体と公共の福祉の増進に寄与する協定の締結が必要となっております。令和2年2月時点におきまして、全国の地域BWAシステムの導入数は、85者となっており、公民館でのフリーWi-Fiスポットの設置や、モニター付き機器等を使用した防災情報の共有、地図アプリによる子供や高齢者等の見守り体制の構築、自主運行バス位置情報の提供など、自治体と事業者が連携し、地域の課題解決に向けて、様々な取組が行われております。地域BWAの制度につきましては、ICTを活用した課題解決の手段として有効であると考えていることから、今後、調査研究に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 課題解決の手段として有効であると。答弁の中にありました公民館でのフリーWi-Fiスポット、こちらは以前から本員も議会の中で提案させていただいておりますが、今、自治会の中で加入促進が必要となる中で、子供たちが例えば緊急事態宣言であったり、休校が行われた際に、密にならない。学校に登校しない状況で、地域の中で集まったり、GIGAスクールと連携した公民館の活用、また、地域の中の子供や高齢者の見守りのネットワークにつながったり、また、防災につながったりとすごく今後の課題を解決していく可能性につながる地域BWA制度だと思いますので、ぜひとも前向きに調査研究して、検討していっていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)ICT分野における他団体連携について。①ISCO沖縄ITイノベーション戦略センター)との連携について。こちらは2月に提案させていただいていますが、沖縄県の中でITのイノベーションについて推進していく団体として位置づけられておりますので、ぜひとも今後沖縄市のITイノベーションにつながる形での連携を検討、現状についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 沖縄ITイノベーション戦略センター(ISCO)では、沖縄県経済の振興を図る産業支援機関として、県内経済の課題解決と新たな価値創造を実現するため、最先端のITイノベーションを活用する場と機会を提供しております。連携につきましては、現在、ISCO側と調整を行っているところであり、今月中にも包括連携協定を締結する予定となっております。ISCOとはこれまでも沖縄市創業支援拠点Startup Lab Lagoonにおいて、リゾテックやスタートアップフェスタなどのイベント運営において連携を図っておりましたので、今後はさらなる連携体制の強化に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 おっしゃるとおり、今、答弁の中でありましたリゾテックやスタートアップフェスタを通して、台湾の中のIT企業とも、また沖縄県のISCOと沖縄市のStartup Lab Lagoonという形で、これからの時代に向けてのイノベーションに取り組む各種スタートアップの企業が連携し出していると伺っております。また、今月中に、もう下旬なので、ISCOとの包括連携協定というのが具体的に目の前にまで来ていると思いますので、引き続き沖縄県内でITによる改革を進めて、ISCOとの連携を深めていっていただいて、市内事業者の支援も含めて、検討していっていただけたらと思います。 続きまして、質問の要旨(3)②OIST(沖縄科学技術大学院大学)との連携について。せんだって、教育委員会との協定が結ばれたと思いますが、今回はデジタル社会の中のテレワーク推進の中のICTを推進していく上で、OISTが持つ技術開発イノベーションセンター、こちらはITで起業をする、起業を目指すスタートアップの事業になっていまして、かなり多くの補助金が用意されていたり、OISTの中の起業するところと、市内の事業者の連携であったり、OISTが取り組むこの事業について様々な連携が可能と思いますので、当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 沖縄科学技術大学院大学OISTとは、これまでも創業支援やICT人材育成等に関連して、共同でセミナー等を開催するなど、連携を図ってまいりました。議員御提案のとおり、OISTとの連携によって、本市の認知度の向上や国、県による事業やイベント等を本市に誘致する、よい機会になると考えられますので、さらなる連携の強化について検討を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 ぜひとも教育委員会との協定も踏まえて、今後、包括連携をして、近隣市町村である沖縄市がOISTを最大限に活用していただけたらと思います。 続いて、質問の要旨(3)③STARTUP都市推進協議会との連携について。こちらは全国の中のITによる様々な取組を行う自治体が参加する協議会であります。福岡市をはじめ、全国の中でIT改革を進めている自治体と様々な情報共有、取り組んだ改善例などの共有、そういうものが見込まれる協議会の今後の検討についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 スタートアップの先進地であり、STARTUP都市推進協議会における幹事でもある福岡市とは既に相談や意見交換を行っている状況でございます。本市としましては、引き続き福岡市とスタートアップに関する取組において、連携を図っていくことで、協力関係を構築していくとともに、関係人口の創出や起業家支援に努めていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 せんだって、LINE Fukuoka株式会社が取り組む福岡市の中でのLINE SMART CITY(ラインスマートシティ)というコロナ禍におけるAIチャットボットであったり、ごみの回収であったり、皆様が今、一番使われているSNSと伺っておりますが、このLINEが行う福岡市での取組60事業を全国に横展開していくということが、先月発表がありました。そういうものも含めて、この協議会に入ることで、各自治体が取り組んでいる市内の改善サービスを横展開して、沖縄市の中での検討が、開発費を使わず検討できると思いますので、引き続き協議会への参加の検討をしていただけたらと思います。 続きまして、通告書36ページをお願いいたします。質問事項2.中心市街地活性について。質問の要旨(1)令和2年度末で終える中心市街地活性化基本計画について。①経緯、目的、事業概要についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 中心市街地活性化基本計画は、平成22年3月に第1期計画、平成28年3月に第2期計画を策定し、内閣総理大臣の認定を受けております。第1期計画の策定当時は、モータリゼーションの進展や、消費者ニーズの多様化、近隣市町村における大型商業施設の立地等による商業環境の変化などにより、中心市街地の活性化が課題となっていたため、計画の策定に至った次第でございます。計画の目的としては、まちなか交流の促進によるにぎわいの創造や、中心市街地全体としての付加価値の向上による生活環境の改善を目的としております。現在は「住みたい・訪れたい魅力あふれるコザのまち~来街者・居住者が集う持続可能な交流街へ~」をテーマに、音楽や芸能など、豊富な地域資源を積極的に活用し、商店街の活性化をはじめ、住環境と都市機能の向上による暮らしやすい、にぎわいのあるまちづくりを目指し、各種事業に取り組んでおります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 現在「住みたい・訪れたい魅力あふれるコザのまち~来街者・居住者が集う持続可能な交流街へ~」と御答弁がありました。その中で10年続けてきた計画について、質問の要旨(1)②最終年度における評価、課題の総括についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 沖縄市中心市街地活性化基本計画では、4つの目標指標を掲げております。1つ目が休日の歩行者通行量。2つ目が観光関連施設の入り込み客数。3つ目が都市福利施設の年間利用者数。4つ目が居住人口の増減率、毎年度計画期間中における定期フォローアップを実施しております。また、参考指標として、空き店舗率を上げておりますが、令和元年度と平成26年度を比較したところ、3.9ポイントの改善が図られ、営業店舗数も55店舗増加したという結果が出ております。これは本市が実施している商店街等店舗改修工事支援事業の支援策が功を奏しているものと考えており、また、営業店舗数が徐々に増えることで、商店街等の魅力向上が図られ、それが呼び水効果として新たな店舗の出店につながっているのではないかと考えております。このようににぎわいの創出には、一定の成果を上げていると考えておりますが、休日の歩行者通行量や居住人口の減少が課題となっております。最終年度となる今年は、事業等の進捗状況や目標の達成状況に加え、中心市街地全体の活性化の状況や市民意識の変化など、中心市街地活性化に向けた取組に関する総合的な評価を行うため、計画期間終了後に最終フォローアップを実施することになっております。この第2期沖縄市中心市街地活性化基本計画は、令和2年度で計画期間の満了を迎えますが、来年供用開始を迎える沖縄アリーナからまちなかへのにぎわい創出や、波及効果を図る必要があることから、計画期間の1年間の延長について、現在、内閣と調整を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 総括の中のプラスの側面としては、店舗改修事業が功を奏して、空き店舗率が下がってきたと。また、少し課題点としては休日の歩行者通行量、居住人口の減少が見られるということでありました。現在はさらなる1年の見直しで、後年度、来年2月供用開始となる沖縄アリーナからの波及効果を期待しているという状況ということでありますので、この沖縄アリーナの効果も含めて、ぜひともこの課題であったり、プラスの側面もより中心市街地の中で生かしていけるよう検討していただけたらと思います。 続きまして、中心市街地に関わる中で、質問の要旨(2)国道330号沿線拡幅工事関連について。①胡屋地区商店街まちづくりビジョンで出た課題と取組についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 胡屋地区商店街は、国道330号の交差点改良や、中央パークアベニューの双方向通行化など、胡屋地区商店街全体の構造が変わる可能性がある大規模な事業が計画されたことに伴い、平成28年3月に胡屋地区商店街全体と地区別の将来のまちづくりビジョンを策定しております。策定に当たって出た課題としましては、大きく5つあり、1つ目が消費者のライフスタイルの変化やモータリゼーションの進展による商業環境の変化。2つ目が国道330号の拡幅工事による周辺の都市構造の変化。3つ目が施設の老朽化。4つ目が商業者の高齢化。5つ目が借地における複雑な権利関係となっております。それを受けまして、本市では翌年度ビジョンの検証を実施し、6つの検討案を提起いたしました。1つ目が具体的な事業案の作成。2つ目が権利者、住民を含む地域の合意形成。3つ目がまちづくり会社設立への協力。4つ目がコザ商店街連合会の内部組織の構築。5つ目が子供、若者、女性、観光客も訪れやすいまちへ。6つ目が目的合理性の観点からの手法の検討となっております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 このビジョンの中で出てきた5つの課題に対して、市当局から6つの企画案・検討案を提起したとありましたが、中でも出ていた内部組織の構築やまちづくり会社設立への協力など、現時点でも課題として残っている分があるかと思います。その中で、質問の要旨(2)②国道330号沿線「胡屋十字路~胡屋北交差点」土地利用検討調査で出た課題と現状についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 おはようございます。 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 国道330号胡屋北交差点改良事業を契機とした沿道まちづくりにおける課題と取組状況についてお答えいたします。まずスケジュールでございます。国道拡幅のスケジュールが用地買収の進捗状況に左右されるということが課題としてございます。残地の活用が期待されるまちづくり会社においては、スケジュールが明確でなくては沿道での事業計画が立てにくいとしており、現在、沖縄総合事務局、南部国道事務所やまちづくり会社と情報共有を図っているところでございます。次に、修景です。国道拡幅後に発生する残地や2列目の建物の背面が国道に面することによる沿道の修景でございます。沿道の拡幅残地や2列目も含めた建物再建の促進を図るため、土地建物権利者の再検討の意向把握を行うことが必要だと考えており、今年度立ち退きが進む胡屋北交差点からコザボウリング場区間において、再検討に関する意向調査を実施しているところでございます。最後に用途でございます。拡幅残地にて、本地区の特色にふさわしくない用途の建物が建築される懸念があることから、建築物等の用途の制限、誘導を図ることが必要だと考えており、地区計画の策定に向け検討を進めているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 国道330号の各種事業の中でも先ほどの用地の設定であったり、景観に関しての取組が見込まれる中で、質問の要旨(3)今後の方針、取組について。先ほど課題で上がっていた回遊性、休日の歩行者の通行量の中で、駐車場が大変重要になってくる中で、今、現状は民間と市が共有するものがありますが、24時間ではなかったり、駐車台数が足りないという声が聞こえます。①駐車場利便性向上に向けた観光消費創出事業等の活用が検討可能か、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 国が実施する商店街活性化観光消費創出事業は、地域と連携した魅力的な商業、サービス業の環境整備等を行い、インバウンドや観光といった新たな事業を効果的に取り組む商店街等の取組を支援するもので、補助事業目的に合致し、消費の喚起につながる事業として、説明が可能であれば駐車場整備等につきましても補助対象に含まれるとされております。本市における活用事例としては、昨年度プラザハウステナント会、株式会社プラザハウスがプラザハウスショッピングセンター1階における空き店舗の改修等を行う事業が採択されております。商店街等がこういう国等の補助事業の活用を検討する際には、事業者が作成する申請書の調整や、地方公共団体による支援計画書の作成など、要望に合わせた支援を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 駐車場問題を解決する上での事業として、活用、検討、支援いただけたらと思います。 質問の要旨(3)②拡幅工事により表になる建物側面に対する補助検討について。こちらはコザ十字路をイメージしていただけたらと思いますが、1列目が削られた後、出てくるところがちゃんと表向きになる補助ができるのか、確認させてください。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時41分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時41分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 本市においては、商店街等地域における空き店舗対策の推進に資する店舗の改修工事に対して、商店街等店舗改修工事支援事業補助金を交付しております。国道330号拡幅に伴う建物側面に対しての支援については、新規出店の誘致及び既存店舗の魅力向上を図ることを目的とした改修であれば、現在の要綱上、支援の対象となっております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 2列目の側面が出てくるという問題に対して、現状は銀天街が重点地区として、補助率や補助額が他地区に比べて大きい状況にありますので、先ほどもありましたが、景観を維持したり、そういう用地をしっかりと今の状況に合わせて進めていく上でも何かしらの重点地区としての増額を検討していただけたらと思います。 続いて、質問の要旨(3)③アリーナと連携したまちづくりについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 いよいよ来年供用開始となる沖縄アリーナでは、琉球ゴールデンキングスの公式戦やコンサートなど、県内外から多くの人が集まることが想定されます。このアリーナに期待される高い集客力を生かし、まちなかへの誘客につなげていく仕組みづくりが必要であると考えております。そのため令和元年度は沖縄市中心市街地活性化協議会が主催となり、沖縄アリーナと連携したまちづくり勉強会を開催いたしました。その中で指定管理者を含めた情報共有の場が必要との意見があり、今年度は商店街周辺施設連携にぎわい創出業務を委託により実施しているところでございます。イベント来場者を商店街へ誘客するための具体的な方策等を協議する場として、商店主及び沖縄アリーナをはじめとする周辺施設の指定管理者を交え、これまで全6回会議を開催し、各施設との情報共有や商店街の自主性や受入れ体制の整備、アンテナショップやコラボグッズの開発、販売など、活発な意見が交わされているところでございます。その効果として、琉球ゴールデンキングスより、商店街へユニフォームの寄贈があり、琉球ゴールデンキングスの試合のときはユニフォームを着て営業を行っており、商店街とアリーナとの連携が進んできつつあると考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 商店街周辺施設連携にぎわい事業の中間報告書も確認させていただきましたが、大変活発な形で、琉球ゴールデンキングスも含めて、スポーツコンベンションシティとしての中心市街地になってきていると思います。 質問の要旨(3)④地域と連動した取組についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 本市では中心市街地の各店舗の魅力向上や新たな店舗の開設などを支援し、中心市街地エリアとしての価値を上げることが重要だと認識しております。そのため既存店舗や空き店舗のリフォーム工事並びに商店街等が実施するイベント等に対して支援を行うなど、商店街の魅力向上に取り組んでいるところでございます。今後は各店舗や通り会、商店街振興組合が自主的な施策に取り組めるよう、引き続き地域との意見交換や必要な支援を行いながら、中心市街地エリアの魅力向上や商店街のにぎわい創出に努めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 今年度で最終となる基本計画でありますが、大変気になるのが中心市街地活性化推進協議会が計画とともに終了すると伺っていますが、この協議会の目的、役割、必要性について再質問させてください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 中心市街地活性化推進協議会は、中心市街地活性化に関する法律に基づき、市町村が作成しようとする基本計画等の実施に関し、必要な事項、その他中心市街地活性化の統合的かつ一体的な推進に関し、必要な事項について協議するため設置されております。また、協議会と連携し、当該認定基本計画における目標達成の推進に向けた意見の聴取を行っております。認定基本計画の期間終了後は、中心市街地の概況の把握、分析、取組等に対する協議会からの意見を聴取し、最終フォローアップを行うこととなっております。本市としては、最終フォローアップを踏まえ、引き続き中心市街地の活性化に資する取組の計画的な実施につなげていきたいと考えており、民間が主体となった取組に対し、本市も一緒になって中心市街地の活性化に向け取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 本協議会は、まちの意見を市に届け、市の制度をまちに届ける大変重要な橋渡し役だと本員は認識しております。来年度、最終フォローアップを行うと思いますが、引き続き中心市街地の活性化に資する継続的な取組を市当局と一緒になって進めていけたらと思います。よろしくお願いいたします。 質問事項3.シェアリングエコノミー推進について。質問の要旨(1)シェアリングエコノミー活用推進事業の活用検討についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 総務省が実施するシェアリングエコノミー活用推進事業は、個人等が保有する活用可能な遊休資産等や能力をほかの個人等も利用可能とする経済活動であるシェアリングエコノミーを活用し、地域課題の解決や地域経済の活性化を図る地方公共団体の取組を支援する事業と伺っております。本市においても、スポーツ庁のスポーツによる地域活性化推進事業を活用し、電動自転車のシェアサイクルを実施中であり、総務省が実施するシェアリングエコノミー事業についても、今後、調査研究を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 既に実証中のものもあるかと思います。 質問の要旨(2)スポーツスキルとスペースのシェアリングエコノミー導入促進事業の検討について。空いているスペースを活用できるのかの事業になりますので、検討をよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 スポーツ庁の事業であるスポーツスキルとスペースのシェアリングエコノミー導入促進事業は、一定のスポーツ指導スキルを持つ指導者とスポーツ指導を受講したいと考える利用者のマッチングサービス実証を実施し、様々な競技の指導者が登録された実証アプリから、利用者が希望する時間帯等でオンライン指導を提供するなどの事業となっております。同事業は、令和2年度は渋谷区、令和元年度は大阪市や神戸市で施設と利用者をマッチングし、効率的な運営を行う実証事業を行っていると伺っております。本市でもスポーツ関連の組織を一元化する新たな組織を令和3年度からスタートする準備を行っておりますので、今後、同事業も含め、スポーツ庁の事業を活用できるか、調査研究を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 現在コザ運動公園で「コザッパ」と題して、指導者とコザ運動公園を活用する取組があるかと思いますので、よりマッチングが市民サービスの中でしやすいように検討していただけたらと思います。今回も大変足早になってしまいましたが、2020年も市当局の皆様、大変ありがとうございました。来年うし年、2021年もどうぞよろしくお願いいたします。本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で嵩元直萌議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時50分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時05分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 皆様、おはようございます。議席番号26番、公明党会派、阿多利 修でございます。令和2年12月定例会、一般質問を行わせていただきたいと思います。少し所見を述べさせていただきたいと思います。今年を振り返ってみますと、中止になったもの、また喧々諤々しながら多くの事業や出来事があったと思いますが、しかし、その全てを覆い隠すように新型コロナウイルス感染症が世界中に広がっていった年だと思います。その中で明るい話題はないかと探しました。広島東洋カープが来年1か月間、沖縄市でキャンプを行うというのもうれしい話題ではあるのですが、2014年12月3日に打ち上げられた小惑星リュウグウでのサンプル採取の任務を果たした探査機はやぶさ2ではないでしょうか。本年12月6日に約6年に及ぶ宇宙の旅を終えて、オーストラリアの砂漠にカプセルを投下し、ミッションは成功しました。調査ではリュウグウの砂と思われる物質が確認されたという報道がありました。まだまだ知らないことの多い宇宙の謎が解明されることを期待いたします。さすが日本の技術、すごいで終わるかと思ったら、はやぶさ2は地球を防衛するという裏のミッションが存在するようです。再び地球を離れたはやぶさ2が向かったのは、小惑星1998KY26という小惑星らしいです。将来地球に衝突する危険性のある直径30メートルの小ささですが、実態がよく分かっていないようで、接近観測を試みるという報道があったようであります。大きなプロジェクトを終えて、次のミッションへ滞りなく進む我がくわえビジョンに重なるような思いがして、わくわくしているところであります。期待しております。 それでは通告に従いまして、一般質問に入らせていただきたいと思います。 通告書37ページをお願いいたします。質問事項1.沖縄アリーナの駐車場対策と公共交通の活用についてお伺いいたします。質問の要旨(1)最大1万人収容可能な沖縄アリーナの姿がコザ運動公園内の山内に、完成が明年2月と近づいてまいりました。多くの市民は駐車場の問題を気にしています。駐車スペースが足りないのではないか。また、近隣住民は路上駐車が増えるのではないかと。そこで、来場者の駐車場についてお尋ねさせていただきたいと思います。①今後拡張予定の駐車スペースについてお尋ねいたします。ア.どこに何台分増設するのか教えていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 おはようございます。 阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄アリーナの周辺の駐車場につきましては、新たに女子学園跡地及び隣地部分に立体駐車場の整備を予定しているところでございます。現在、基本設計の中で立体駐車場の配置、規模、構造、概算工事費等を算出してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 今、設計を行っているということです。 質問の要旨(1)①イ.既存のコザ運動公園の駐車場と合わせると何台ぐらいの駐車場が確保できるのか、教えてください。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 女子学園跡地及び隣地部分の立体駐車場として整備されることにより、現時点でサッカー場も含めたコザ運動公園内約900台と合わせて、アリーナ外構及び女子学園跡地及び隣地部分の合計として、約2,000台の駐車場を予定しているところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。
    ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 約2,000台の駐車スペースということであります。運動公園にしてはかなり多くのスペースを確保すると思いますが、質問の要旨(1)①ウ.この駐車場の完成はいつ頃になるのか。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 令和2年度に立体駐車場の基本設計を行い、令和3年度から順次実施設計、立体駐車場の整備に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 アリーナが来年早々に完成いたしますので、できましたらこのオープンと合わせた形でできればいいかと思うのですが、できるだけ早く進めていただきたいと思います。 次、質問の要旨(2)公共交通の利用計画についてお尋ねいたします。①既存の大手バス会社のコース新設やコミュニティバスとの連携についてお尋ねをいたします。山里、山内、諸見方面を通っているバスということで、とりあえず2路線だけ上げさせていただいたのですが、ア.謝苅線や大山線の迂回ルートは可能か、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 アリーナ周辺における公共交通機関との連携につきましては、既存路線バスの増便等の可能性について、現在、バス事業者と意見交換を行っているところでございます。バス事業者からは既存路線の系統113番、具志川空港線などを増便することは可能であるとの御意見をいただいており、今後ともアリーナ周辺への路線バスの増便等について、議員御提案の迂回案も含め、バス事業者等との意見交換を継続してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 既存のバスもなかなか乗客も乗っていない時間帯等いろいろありますので、やはりアリーナができることによって、そのイベントに合わせて、既存のバスで、特に謝苅線あたりは北谷高校のところを通ったり、迂回しているような形もありますし、今、高速道路から下りてくるバスも増便を検討しているということですので、しっかり連携を取って、既存のバスも利用して、渋滞のない形でアリーナが進むといいかと思います。そこで次の質問をさせていただきたいと思います。 質問の要旨(2)①イ.コミュニティバスの活用についてお伺いします。例えば今、泡瀬東部線が回っておりますが、高原からイオンモール沖縄ライカムや中部徳洲会病院を通って、アリーナに直行して上がってくる路線というのはできないのか。また、コミュニティバスだからといって、迂回線を必ずつくる必要はないと思うのです。行って真っすぐ帰ってきて、また行くという路線の在り方でもいいのではないかと思いますが、この辺について御検討はどうか。可能性についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 本市循環バスにつきましては、バスが通らない地域、いわゆる公共交通空白地域の縮小を図るため、今年4月より4つのルートで市域全域を運行したばかりでございますので、当面は部分的なルート見直しを図りつつ、現行の4ルートの運行継続に努めていきたいと考えております。また、御提案のような高原からアリーナまでの路線につきましては、沖縄市地域公共交通網形成計画において、アリーナや東部海浜開発地区などの新たな開発地区を経由するルートの必要性を認識しているところであり、路線バスの再編も含め、バス事業者や関係機関との意見交換を継続してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 琉球ゴールデンキングスの試合がアリーナで、FC琉球の試合が県総合運動公園でということで、スポーツコンベンションシティの我が市としても、このコミュニティバスをスポーツ観戦にうまく利用できるような流れがつくれるといいのかという思いでお尋ねをさせていただきました。また、今後も検討をお願いしたいと思います。 次、関連するのですが、質問事項2.高速バスのバス停のバリアフリー化についてお尋ねをいたします。アリーナ運営で集客のためにあらゆる交通機関が利用できないか、活用について調査をさせていただきました。国、県による鉄軌道がまだまだ見込めない中で、高速バスの活用はどうかということで調査をいたしましたところ、本市には4か所のバス停があるというのが分かったのですが、ほとんどがお年寄りや障がい者が使いにくいバス停のつくりになっていましたので、今回、質問をさせていただくことにしました。そこでお伺いさせていただきたいと思います。質問の要旨(1)高速バスとの連携と沖縄南インターチェンジバス停をはじめ、各バス停のバリアフリー化を進め利用客の利便性を図り市民の利用やアリーナ利用客を増やすことについてお尋ねいたします。①全国一、障がい者やお年寄りに優しくない沖縄自動車道の本線上のバス停ですが、本市には山里、南インター、池武当、北インターと4か所もあります。改善に向けては、沖縄市しかできません。そこで、提案も込めてお伺いいたします。ア.国や県などに改善を働きかけたことはありますか。お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 沖縄自動車道におけるバス停のバリアフリー化につきましては、これまでバス事業者やネクスコ西日本、国、県などに対して、整備に関する要請を行ったことはございません。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 それでは質問の要旨(1)①イ.高速バス停のバリアフリー化についてどのような見解をお持ちですか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 我が国の急速な高齢化の進展を背景に、関連法の施行など、バリアフリーに資する取組が求められております。本県においても高齢化率が21%を超え、超高齢社会を迎えております。こうした社会状況を踏まえ、本市においてもバリアフリー化のまちづくりは大きな課題と認識しており、高速バスを含む公共交通機関についてもバリアフリー化への取組が必要だと考えております。バリアフリー法におきましては、公共交通事業者が旅客施設の新設、改良や新規車両を導入する場合、バリアフリー化が義務化されていることから、高速バス停の改善についても、バス事業者において実施されることが望ましいと考えておりますが、沖縄アリーナの供用を間近に控えている中、誰もが利用可能となる高速バス停となるよう、バス事業者をはじめ、ネクスコ西日本や国、県などへ積極的に働きかけてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 実はいろいろネットで調べたのです。沖縄市だけではなく、全国的に高速バスのバス停が障がい者やお年寄りに優しくないというのが分かりまして、これは全国的なものかと思うのですが、沖縄アリーナに関連して、南インターのバリアフリー化は特に重要ではないかと感じております。 そこで質問の要旨(1)①ウ.アリーナの関連もあり、南インターのパークアンドライドも併せての検討はどうか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 沖縄南インターチェンジにおけるバス停につきましては、階段による移動手段しかなく、高齢者や障がい者の方には利用しにくい状況となっているため、現状におけるバリアフリーへの対応策としては、現在の高速バス停をコザ運動公園サッカー場跡地に最も近くなる位置まで移設し、スロープを設置することなどが考えられます。現在、高速バスの路線上に隣接するサッカー場跡地に関して、パークPFIを活用した駐車場等の整備運営事業が公募されているところであり、今後、選定される事業者をはじめ、関係機関と意見交換を行いながら、南インターチェンジバス停の移設及びバリアフリー化も含めた交通結節の可能性について検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 今後、パークPFIを活用するということで、今、計画が進んでいるようでありますが、関連して、高速バスを利用したお客様がそのままパークPFIの施設に横づけできる形になれば、アリーナの活用、また運動公園全体、市内の全体の活用にもつながるかと思いますので、これもしっかりと検討しながら進めていただきたいと思います。 次のページをお願いします。質問の要旨(1)①エ.山里や池武当、北インターのバリアフリー化改修についてはどうか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 沖縄自動車道における高速バス停は、地形的な制約を大きく受けているため、停留所までの距離や高低差が高齢者等に障害となっている現状がほとんどであり、市内全ての高速バス停をバリアフリー化することは、費用対効果などの面から難しいものと考えております。本市としましては、当面、沖縄アリーナへの公共交通機関による利便性を高めていくため、沖縄南インターチェンジバス停におけるバリアフリー化を中心としてバス事業者やネクスコ西日本などの関係機関へ働きかけていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 今後アリーナに隣接する南インターチェンジ、特にここはバリアフリー化が重要といいますか、費用対効果に関しては、一番効果があるのではないかと思います。突破口として、そこの南インターのバリアフリー化について、市長の決意と、また、アリーナ関連についての活用についても進むと思いますが、いかがでしょうか、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 沖縄市長。 ◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。 阿多利 修議員のただいまの御質問にお答えをいたします。 公共交通でありますバスの停留所は誰もが利用しやすく、障がい者にももちろん優しいバス停であるべきものと考えております。特に南インターは沖縄アリーナに隣接しているのでありますから、そのアリーナのアクセスポイントとなる南インターのバス停については、バリアフリー化に向けての様々な課題もあるかと思いますが、ネクスコ西日本等、関係機関に御理解、御協力をいただけるよう、働きかけてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 市長、大変ありがとうございました。 アリーナ建設がスタートしたときも、まさか1万人のアリーナがスタートするとは思ってもいませんでしたが、もう形が見えてきて、この間、視察させていただきましたけれども、本当にすばらしいアリーナが着々と進んでおります。次のミッションに向けて、利活用、利便性が大切だと思います。そういう中で、公共交通の一環としての高速バスの利用も、活用によってはかなり大きな利用価値があるのではないか、費用対効果もあるのではないかと思いますので、取組、市長の決意、大変ありがとうございました。私どもも一生懸命頑張ってまいりますので、よろしくお願いしたいと思います。ありがとうございます。 次、お尋ねいたします。質問事項3.中部広域などの他機関が連携しての対応についてお尋ねをいたします。質問の要旨(1)障がい福祉サービス事業者の指導及び実地検査に関する事務の共同処理についてお尋ねさせていただきたいと思います。①事業の経緯と目的についてお尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 おはようございます。阿多利議員の一般質問にお答えいたします。 障がい福祉サービス事業者等の指導及び実地検査に関する事務の共同処理を検討するに至った背景としまして、障がい者のサービスに対するニーズの増大から、各市町村においては自立支援給付費の支出が年々増加傾向にあることや、サービス事業者も年々増えており、サービスの質の確保も求められているというところがございます。その中で、市町村側における課題としまして、経営面、実地指導の面、それぞれの専門知識を有する人材の継続的確保や、専門職員の配置、さらにノウハウの蓄積、平準化した指導検査の必要性がございます。障がい福祉サービスは住んでいる市町村を越えた利用ができることから、それぞれの市町村で利用者のいる全ての事業者に対する指導を行っていくことは厳しく、広域的な対応をすることが求められておりました。それらの課題を解決する目的としまして、平成28年度から中部広域市町村において共同処理事務導入の検討が始まり、これまで協議を進めてまいりました。令和2年11月の中部広域市町村事務組合の理事会において、令和3年度から共同処理を行っていく方向で、各市町村長の了承をいただいたところでございます。共同処理事務の実施における効果といたしまして、1つ目に事業者への指導が行き渡ることによる障がい福祉サービスの質の向上や資質の適正化。2つ目に広域での共同処理をすることにより、請求方法等の共通化をすることで、事業所及び市町村の事務の効率化が図られるものと考えております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 広域での事業ということで、画期的な形かと理解しております。 質問の要旨(1)②今後の進め方と課題についてお尋ねさせていただきたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 お答えいたします。 今後の進め方といたしまして、まず共同処理を実施する体制についてでございます。職員は3市から1人と、6町村から1人の計2人と、中部広域において直接任用する会計年度任用職員2人の合計4人が出向職員と会計年度任用職員のペア2班で従事する予定としております。また、事務の進め方につきまして、現在、市町村の担当者からなるワーキングチームにより、指導及び実地検査における詳細な方法について協議を進めているところでございます。その中での課題としまして、障がい福祉サービスには、必須事業と市町村の任意事業があり、指導検査を行う上での任意事業の扱いや、請求基準の共通化をどのように行うかといったところでございます。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 法改正が行われて、広域での事業がいろいろ進められていくということであろうかと思います。それでお尋ねしたいと思います。 次、質問の要旨(2)多機能が連携し、また各種相談機関が連携し解決を目指す「断らない相談支援」対応の推進についてお尋ねいたします。①中部広域等の連携で、社会問題となっているひきこもり等の対策に対応可能か、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 お答えいたします。 現在、本市ではひきこもり等の課題に対応する主な相談窓口として、39歳までは青少年センター、65歳以上の高齢者については地域包括支援センターがございます。また、40歳から64歳までの相談対応については、沖縄市社会福祉協議会が令和2年度よりアウトリーチ相談員を配置し、対応しております。また、県のひきこもり専門支援センターがひきこもり専門の窓口として、相談に対応しておりますので、同センターとも連携し、対応しているところでございます。中部広域での連携については、今後その必要性と効果等を踏まえながら検討してまいります。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 広域でこのような多機能な対応ができるということで、スタートしたという報道がありまして、他県のほうでは動き始めているということでありました。広域での対応が幅広くひきこもり対策に効果があるのではないかという思いから、②をお尋ねいたします。 質問の要旨(2)②小中学校までの不登校の把握は可能だが、高校や社会人になってからの対策が大きな問題となっている。最近では8050までつながっているのではないかと言われております。今回の法改正で子供からお年寄りまで幅広い支援ができると思うが、お尋ねいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 お答えいたします。 ひきこもりの問題につきましては、年齢により相談支援窓口が分かれていることにより、その時期、時期に必要な支援について、より専門的な支援が可能となるメリットがある反面、切れ目のない継続的な支援や世帯で複数の課題を抱える8050世帯等への支援について、各相談窓口の連携体制の強化が課題となっています。そのため令和2年6月に公布されました社会福祉法の一部改正におきましては、断わらない相談支援体制の構築を推進していくことが市町村に求められており、本市においても、令和3年度に策定予定の第6次沖縄市地域保健福祉活動計画において、検討を進めていくこととしております。 ○小浜守勝議長 阿多利 修議員。 ◆阿多利修議員 ありがとうございます。 広域での支援については、今回、福祉に関しての部分が多いのですが、今後多岐にわたっていろいろな書類の統一化とか、資格事業等の統一化等も併せると、中部広域での活性化につながるのではないかという期待も込めて、制度はスタートしたばかりですが、お尋ねをさせていただきました。以上で本員の一般質問は終わります。今年は本当にコロナに翻弄された年ではありましたが、来年こそはワクチンが完成して、接種できて、そして何としてもオリンピックが開催できればいいなという思いでありますし、また、アリーナも完成して、沖縄市のスポーツコンベンションシティがますます脚光を浴びる時代が到来してまいるという思いを込めて、また来年に向けて頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。大変ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で阿多利 修議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時36分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時37分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 皆様、おはようございます。当局の皆様、議員の皆様、沖縄市議会インターネット動画配信を御覧いただいている皆様、会派かがや氣、議席番号3番、大城 隼でございます。よろしくお願いいたします。ここでコロナ禍において、高校生のために開催した地域行事を紹介させてください。第13回越来城下町まつりプレゼンツ第3回高校対抗ダンス大会の紹介です。先月11月29日、日曜日に沖縄市民会館大ホールで、無観客の中、3校5チームで行われ、去年に引き続き優勝は北中城高校でありました。参加した高校生たちはとても喜んでおりました。無観客での開催でしたが、映像を録画しています。追って動画配信をするそうですので、「Yoチェケラ!」「おきなわし!らし!素晴らし!」(ダンス大会)の紹介とさせていただきました。よろしくお願いいたします。 それでは令和2年12月定例会の一般質問とさせていただきます。 通告書に従いまして、質問させていただきます。39ページをお開きください。質問事項1.沖縄市の市歌について。質問の要旨(1)沖縄市歌の位置づけについて。①沖縄市歌の目的・歌詞について。ア.沖縄市歌の目的を伺う。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 こんにちは。大城 隼議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市歌につきましては、昭和49年4月1日に沖縄市が誕生した際に、沖縄市の発展を願い、みんなで歌いやすい市歌という目的で制定されております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 市民が歌いやすい、分かりやすい市歌だと思います。自治体が合併する際、合併協議会で取りまとめられる協定書に項目を設けて、市町村のシンボルを合併後、自治体の歌に記載されることが多いそうです。 それでは質問させていただきます。質問の要旨(1)①イ.沖縄市歌の歌詞を伺う。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 それでは昭和49年10月31日に制定されました沖縄市歌を読み上げさせていただきます。まず、1番でございます。「みどりの風よ ふるさとよ 越来美里の 豊かなる 文化の花は 咲きほこり ひらく市勢は たくましく 永遠に栄える 沖縄市 永遠に栄える 沖縄市」、2番「かがやく空よ 青い海 中部のかなめ 自治のまち 平和の光 照りはえて 老いも若きも 手をとりて 永遠に栄える 沖縄市 永遠に栄える 沖縄市」。以上でございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 部長、歌詞の中で印象に残った歌詞があれば教えてください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 印象に残る歌詞ということでございます。私としましては、繰り返しで使われている「永遠に栄える 沖縄市」が記憶に残って覚えやすい歌詞となっております。以上でございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 「みどりの風よ ふるさとよ 越来美里の 豊かなる 文化の花は 咲きほこり 永遠に栄える 沖縄市」「かがやく空よ 青い海 中部のかなめ 自治のまち 老いも若きも 手をとりて」とあります。政治や教育の中心であった越来村、そして歴史文化を感じさせる緑と水のまち美里村、そして青い海は中城湾港であります。中部のかなめの自治のまち沖縄市です。合併当時の皆さんの思いが詰まっている市歌だと思います。コザ文化だけではなく、美里文化もしっかりと活用していただきたい。そういう思いで質問させていただきました。 質問の要旨(1)①ウ.沖縄市歌の歌詞の想いが取組に反映されているか伺います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎石原昌尚総務部長 お答えいたします。 戦後、基地の街として急速に発展した「コザ市」と中城湾港を臨む緑豊かな「美里村」が合併し、昭和49年4月1日に「沖縄市」が誕生いたしました。本市の目標とする「国際文化観光都市」を同年10月に宣言し、これまでも施策を推進しております。歌詞の思いは、いろいろな市の取組に反映されているものと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 しっかりと反映されているという認識でありますが、旧コザ市、旧美里村の思いを反映させた市歌です。今後の施政方針の中でも合併時の市民の思い、コザ文化だけではなく、美里文化も反映させてほしいです。お願いいたします。 それでは質問事項2.沖縄アリーナのこけら落としの質問の前に、2004年1月に沖縄芸能の伝統として、大きな期待を集めオープンした浦添市勢理客にある国立劇場の開幕記念公演の紹介をさせてください。開場記念公演を皮切りに、8週8テーマの記念公演が華やかにスタートすると当時の新聞に掲載されておりました。ここからが大事です。劇場の専門のプロデューサー2人で、各種の公演に隅々まで気を配るとあります。8週8テーマの記念公演になれば2人必要だと思います。質問させていただきます。 質問事項2.沖縄アリーナについて。質問の要旨(1)こけら落としについて。①プロジェクト推進室の考えを伺う。ア.沖縄市の地元有名アーティストを伺う。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 それでは大城議員の一般質問にお答えいたします。 こけら落としについてでございます。本市はオレンジレンジをはじめ、音楽のまち沖縄市からは多くのアーティストが県内外で御活躍されていると認識しているところでございます。こけら落としとしましては、沖縄アリーナを日本全国へ発信する一大行事となるため、コロナを踏まえた開催方法、開催時期など、指定管理者とも意見交換を重ねているところでございます。こけら落としの後、この先10年、20年と、スポーツや地元アーティストを含めた多くの方々にこのアリーナを活用していただけるよう全国に発信していきたいと考えており、指定管理者とともに、市も一体となって誘致活動を推進してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 あえて地元とつけた理由に、山内地域出身のオレンジレンジの存在をPRしたかったからです。現在、沖縄アリーナの位置する場所、闘牛場で2017年10月14日土曜日にテレビズナイトin闘牛場ファイナルと銘打って、イベントを開催しております。オレンジレンジなりに地元の闘牛場のファイナルと飾れたこと、次は地元の1万人アリーナでのオープニングを飾る。ヒストリー的にもつながり、また、ストーリー性も十分あると思います。あとは企画力だと思います。本員も少しばかり舞台関係に携わっておりましたので、イベント企画の話をさせてください。演出よりも構成が大事です。本番より本番までの準備が大事です。そして何よりもお客様が満足する舞台づくりが大事です。国立劇場の話に戻りますが、舞台スタッフのコメントです。組踊りは何度も演じられてきた演目だが、稽古から従来とは全く緊張感が違うと張り詰められた稽古風景を明かすとあります。記念公演がどれだけ重要なのか感じさせるコメントであります。もちろん沖縄アリーナの指定管理業者もスポーツ興行、コンサート誘客のプロの専門家です。企画力、ブッキング力、制作力に大いに期待しております。市民、県民、国民のためにもよろしくお願いいたします。以上です。 それでは続きまして、質問事項3.政策企画についてです。質問の要旨(1)沖縄市の主要事業について。①どのような主要事業があるのか、お聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 大城議員の一般質問にお答えいたします。 主要事業につきましては、執行状況の把握及び管理をするため事業を選定し、決定しております。事業の選定基準につきましては、施政方針に関連する事業及び選択と集中により重点的に実施する事業のうち、新規事業や予算規模の大きな事業等としております。現在、主要事業として、沖縄アリーナ整備事業や沖縄こどもの国整備事業、ミュージックタウン推進事業、市立保育施設等整備事業、生活困窮者自立支援事業などがございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 部長、答弁ありがとうございました。 事業の選定基準については、施政方針、選択と集中により重点的実施をする事業、そして新規事業等ということで分かりました。 それでは続いての質問に入ってよろしいですか。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前11時49分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 改めまして、こんにちは。それでは続いての質問に入ります。先日開催されたタウンミーディングでも取り上げられていました市内の猫の状況につてお聞かせください。 質問事項4.環境保全について。質問の要旨(1)沖縄市内の猫の状況について。①現状と課題と実績を伺う。ア.環境課に伺います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 こんにちは。大城 隼議員の一般質問にお答えいたします。 沖縄市内の猫による被害の現状につきましては、ふん尿被害による相談が寄せられていることから、環境課において、餌やりを行っている方に対し、餌の食べ残し処理、ふんの後始末などの適切な管理を行うよう促しております。それらが難しいようであれば、近隣トラブル防止の観点から餌やりを控えることを促しております。また、地域における飼い主のいない猫によるふん尿被害等の問題解決のため、平成30年度に自治会が賛同し、提出された請願を受け、令和元年7月より公益財団法人どうぶつ基金が行う「さくらねこ無料不妊手術事業」のチケットを取得し、TNRを実施する自治会へチケットの配布を行っております。なお、令和元年度におけるTNRの実績として、11自治会へ280枚のチケットを配布し、そのうち210頭の不妊去勢手術が実施されております。しかしながら、餌やりにつきましては、場所や時間帯を変えて行う方もいることから、引き続き地域からの情報をいただきながら、随時対応していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 現状と実績、TNRなど、いろいろと把握できました。餌やりに関しては対策が必要であります。再質問をさせていただきます。餌やりは具体的にどのような場所で行われていますか、お聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 餌やりの場所につきましては、猫の集まりやすい公園や路地裏などで行われているという相談が寄せられております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 餌やりは環境課に取り上げられるところは、公園や路地裏等ということで、行われているのですね。 続いての質問です。質問の要旨(1)①イ.建築・公園課の現状と課題と実績をお聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 こんにちは。大城議員の一般質問にお答えいたします。 市内の幾つかの公園においては、猫への餌やりによって、砂場などへのふん尿及び食べ残しの餌の腐敗による悪臭や、虫が群がるなどの衛生面、また、容器の放置や猫の就寝用の毛布までも公園に持ち込まれ、美観を損ねるなどの問題が発生しており、その都度、公園愛護団体や現場職員で片づけ、清掃しておりますが、しばらくすると同様なことが繰り返される状況でございます。対策として、看板設置による注意喚起やパトロール等で餌やりを発見した場合には、注意をしているところでございますが、あまり効果がなく、対応に苦慮しているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 看板設置やパトロール、また、餌やりを発見した場合は、注意をしているがあまり効果がないと。対応に苦戦しているということでございます。では再質問をさせていただきます。公園内での猫の餌やりを禁止することを公園の禁止事項に明記できないのか、お聞かせください。よろしくお願いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 公園内での禁止事項としては、公園の損傷、汚損や火気の使用など、公園の管理上、支障があると認められることを禁止としております。猫への餌やり自体は食べ残った餌や容器の片づけなど、モラルを守っていただければ、周囲の迷惑にもならず、禁止事項には当たらないと考えておりますが、一部の方々による不適切な餌やりにより、ふん尿や悪臭など、環境悪化を招く行為は、公園の汚損や管理上の問題として、禁止行為に当たるのではないかと考えております。誰もが安心、安全、快適に利用できる公園づくりのため、モラルやルールを守っていただき、看板による注意喚起により、公園の適正利用の啓蒙を図ってまいりましたが、いまだに餌やりの行為がなくならないことから、今後も引き続きパトロール等により粘り強く対応してまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁どうもありがとうございます。 禁止事項に該当してくるのではないかと思われます。今後はまた関係部局と連携して、この禁止事項に取り入れてみてはどうでしょうか。また、パトロールは日中だと思います。猫の餌やりは夜が多いと思います。粘り強く検討する必要がありますが、環境課と建築・公園課だけでは対策や解決策が困難と思い、続いての質問です。この地域課題は所管が複雑になっており、市も施策的に検討する必要があると思い、質問させていただきます。 質問の要旨(1)①ウ.政策企画課の見解をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 こんにちは。お答えいたします。 先月開催したタウンミーティングにおいて、環境や防犯対策、道路整備など、各分野において様々な御意見をいただいております。これらの市民意見等を踏まえ、関係部署と連携しながら、地域の課題解決に向けて対策を検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁どうもありがとうございました。 再質問をさせていただきます。各部署との連携とありましたが、総務部とも連携するのか、お聞かせください。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。
    宮里善伸企画部長 お答えいたします。 それぞれの課題に応じて、関係部署と連携しながら、地域の課題解決に向け、全庁的に対策を検討していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 総務課の事務分掌の(19)に、他の部課の所管に属さないこととあります。この事務分掌に関しては、次回に質問させていただきますが、この各部にまたがる地域課題は、全庁的に市の施策として検討する必要があります。先ほどの建築・公園課の答弁の中で、モラルとありました。モラルを少し調べてみました。モラルとは、倫理や道徳観が欠陥とありました。モラル、倫理、道徳観を扱う部署は沖縄市役所内に存在しないと思います。それはさておき、本員が思うに、啓蒙活動がポイントだと思います。啓蒙活動も調べてみました。啓蒙活動とは、人に正しい知識や合理的な考え方を教え、導くこととありました。すぐに解決策はないと思いますが、全庁的に関係部署と連携して対策を検討してまいりましょう。よろしくお願いいたします。 それでは続いての質問に移ります。時代のニーズに合わせた観光とスポーツの組織統合と芸術文化の事務移管と認識しております。質問させていただきます。 質問事項5.組織統合について。質問の要旨(1)各課の期待と効果を伺う。①組織統合と事務移管することでの効果を伺います。ア.観光振興課に伺います。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 こんにちは。 大城 隼議員の一般質問にお答えいたします。 組織統合と事務移管をすることにより、次の3つの効果が期待できます。1つ目はスポーツの事業の持つ幅が広がり、多様な視点で市民のための新しい事業を行うことができます。2つ目はプロ、アマ、市民スポーツの支援や施設利用の年間スケジュール調整など、スポーツに係る窓口を一元化することで、市民目線で分かりやすい組織になると考えております。3つ目は市民スポーツからスポーツ産業の活性化まで、市全体でトータルコーディネートを行うことが期待できると考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 すばらしい3つの効果だと思います。2つ目の効果として、施設利用の年間スケジュール調整などとありました。窓口が一元化により、市民目線で市民が利用しやすい施設利用が増えることを期待しております。よろしくお願いいたします。 質問の要旨(1)①イ.文化芸能課への芸術文化の事務移管について伺います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 文化は市民の多様な生活習慣や地域行事、活動などによって形成されるもので、市民生活の全てにかかわるものだと考えており、年齢、性別等にかかわらず、老若男女全ての市民が文化に触れる機会を創出することを目指し、文化振興に努めているところでございます。小中学校における文化活動自体は学校生活の中で、これまでどおり育まれると伺っており、今後は教育委員会と連携し、学校にも働きかけ、文化イベントへの参加や地域活性化に資するまち中でのコンサート、市民参加型演劇などの事業にも出演していただくなど、大人と子供、プロとアマチュアとの交流をこれまで以上に促進していきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 答弁を聞くと、これからはより教育委員会と連携して、芸術文化を促進していくという考えでよろしいでしょうか。 それでは再質問をさせていただきます。文化庁のメニューで、伝統音楽普及促進事業という事業があります。御存じでしょうか。内容までお聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 伝統音楽普及促進事業は、伝統芸能を継承することが困難な状況にある中、次代を担う子供たちが、学校の授業の中で伝統音楽に触れ、将来の伝承者や理解者として育っていく環境づくりや、学校教育において、伝統音楽のすばらしさを子供たちに教えていく仕組みが形成されることを目指し、文化庁が実施する事業であると認識しております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 この事業は学校教育において、伝統音楽のすばらしさを子供たちに教える文化庁が実施する事業です。今回の事務移管で芸術文化(文化庁)の所管に属するものが文化芸能課に移管されますが、この伝統音楽普及促進事業は、学校教育においての事業です。教育委員会とより連携して、芸術文化を促進してください。よろしくお願いいたします。 質問の要旨(1)①ウ.組織統合によって市民スポーツ課の効果を伺う。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 こんにちは。大城議員の御質問にお答えさせていただきます。 本市のスポーツ活動の拠点である沖縄市立総合運動場体育施設の整備充実、学校体育施設の開放や親子スポーツ教室の開催を行うなど、市民が身近にスポーツに触れ合える環境づくり、さらに児童生徒の競技力向上に資するための県外大会への派遣支援や、各スポーツ団体の育成など、本市のアマチュアスポーツ推進に寄与する取組を行ってまいりました。スポーツにはそれぞれの参画の仕方があり、スポーツをするだけでなく、見ることや支えることなど、多様な形態がございます。組織が統合し、一元化されることにより市民サービスの拡大やスポーツの好循環が生まれ、スポーツ人口の拡大や競技力向上などが期待されます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 部長、答弁ありがとうございました。 市民スポーツ課には要望があります。統合後は生涯スポーツ及び市民スポーツの企画及び調査研究を大いに実施していただき、多様な視点で市民のための新しい事業を期待します。どうぞよろしくお願いいたします。 続いて、質問の要旨(1)①エ.芸術文化の事務移管をすることで、生涯学習課の効果を伺う。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 文化庁の支援事業である伝統文化親子教室事業に対し、市民団体からの申請書類を取りまとめ、県を通して提出するなどの事務手続の窓口を担ってまいりました。今後、文化庁の所管に属する事務が市長部局へ移管し、文化事業の窓口が統合されます。このことにより市民サービスが向上し、芸術文化活動の促進が図られることを期待しております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 答弁ありがとうございました。 窓口が統合されました。これまで生涯学習課が行っていた市内団体への申請書類の取りまとめは、文化芸能課に窓口が変わることを、市内団体にはしっかりとお伝えください。よろしくお願いいたします。 続いての質問です。沖縄市教育委員会の職務権限の特例に関する条例の制定で、組織統合と事務移管がされます。質問の要旨(1)①オ.政策企画課(行政改革)の効果を伺う。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 第5次沖縄市行政改革大綱において、時代の変化に対応する行政体制の確立を基本方針の一つとして掲げており、市民の視線に立った質の高い行政サービスを迅速かつ的確に提供できる組織体制の見直しを位置づけております。一元化による事務の効率化とともに、市民サービスの向上や地域の活性化にも寄与するものと考えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 御答弁ありがとうございました。 時代の変化に対応する行政体制の確立、時代の変化、時代の進化、時代の流れ、いろいろあると思います。スポーツ立国を目指す日本において、スポーツコンベンション、スポーツツーリズムを推進できるのは沖縄県だと思います。県の中でも抜きん出ているのが沖縄市です。スポーツ大国アメリカでもかつては、スポーツは金食い虫だったそうです。スポーツが産業ではなかった時代です。大きな転換点になったのが1984年のロサンゼルスオリンピックとのことです。経済的にも大成功を収め、まちおこしにも最適と地方自治体も気づいたそうです。スポーツを産業化するには、官民一体が重要であり、5つの要素があるそうです。その要素を簡単に御紹介させてください。アメリカの事例になりますが、1つ目がスタジアム・アリーナ革命、沖縄市にもそろっております。2つ目にリーグ・団体革命、沖縄市にもホームタウン、サブホームタウンのチームがあります。3つ目に大学革命とありますが、沖縄市の子供たちの身体表現のポテンシャルは世界レベルです。例えば小中学校において、ダンス等でのブランディングをしてみてはどうでしょうか。4つ目にメディア革命とあります。市独自で企業広告等をいただき、スポーツ基金を立ち上げてはどうでしょうか。5つ目は女性スポーツ革命とのことです。法律、通称タイトルナインが整備されたそうです。男女の教育機会均等を保障する法律で、女性のスポーツ参加率を飛躍的に高めたそうです。少し長くなりましたが、沖縄市にもマッチすると思い、紹介させていただきました。今回の組織統合と事務移管に大いに期待しております。よろしくお願いいたします。 次の質問とさせていただきます。質問事項6.音楽のまちについてです。質問の要旨(1)音市場の管理運営について。①施設収入の減少について伺う。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の影響により、年度当初から利用予約のキャンセルが相次ぎ、また、4月10日から5月20日までと、8月4日から9月5日までの期間は施設を休館せざるを得なかったことから、施設利用収入については減少している状況にございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 御答弁ありがとうございました。 収入の減少は新型コロナウイルス感染症により、施設利用がないことが原因ですね。しかし、コロナ禍においても事業計画を見直し、音楽事業の企画を行ったのか。 質問の要旨(1)②事業計画の変更について伺います。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 施設利用収入の減少に伴い、このまま当初計画どおり自主事業を実施した場合、施設の維持管理等の経費が不足することから、それらの経費を確保するため、9月時点でリリースした事業を除き、実施を見送る形での事業計画へと変更をしております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 御答弁ありがとうございます。 施設の維持管理等の経費が不足することで、今回、補正予算も組んだと思います。気になるのが他施設から補正予算が組まれない中、市の主要事業であるミュージックタウン音市場がいち早く補正予算を組んだことです。12月定例会に向けてのミュージックタウン音市場の事業計画変更の資料を拝見させていただきました。事業計画の変更については、市文化芸能課との協議を行い、事業計画の変更をし、対応しているとありました。 再質問をさせていただきます。その事業計画の変更の協議、会議に経済文化部長も含めて、協議を行ったのか、お聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 私も含め、第1回目だけですが、協議を行っております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 部長、文化芸能課、指定管理者との協議を行ったのですね。 質問の要旨(1)③その際に行った計画変更の協議についてお聞かせください。内容をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 お答えいたします。 9月時点で令和2年度の収支がマイナスになる見込みが濃厚となりましたので、事業計画を変更し、自主事業に係る経費を人件費や施設維持管理に係る経費として支出する旨の協議を行っております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 再質問をさせていただきます。 市との協議によって、自主事業を行えなくなった指定管理者はどのような反応をしておりましたか、お聞かせください。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上原三千代経済文化部長 予定していた自主事業のほとんどができなくなるということで、大変残念がっておりましたことを覚えております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 どうもありがとうございました。 今年度は自主事業を行えませんが、次年度はコロナ禍においても沖縄市の音楽を止めることなく、ミュージックタウン推進委員の意見も踏まえ、地域の皆さんと一緒に音楽のまちのブランディングをしてください。よろしくお願いいたします。 続いての質問です。今回、組織統合に伴い、教育委員会から事務分掌も移管されます。芸術文化(文化庁)の所管に属するものの普及及び振興に関することであります。質問させていただきます。今後の教育委員会での芸術文化の教育について。 質問事項7.教育委員会について。質問の要旨(1)芸術文化の教育について。①芸術文化に関することを伺う。ア.教育部での取り組みをお伺いします。よろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 芸術文化に関する教育部の取組につきましては、主として青少年及び政治に対して行われる社会教育活動を推進する中で、市民が芸術文化を体験する機会を提供しております。例といたしまして、中央公民館ではウージ染め、三線、陶芸などの体験講座を開催するとともに、展示発表会として、市民が作成した盆栽や絵画などを展示し、多くの市民が芸術文化活動を展開しているところでございます。芸術文化活動は人々に感動や生きる喜びをもたらすと同時に、社会全体を活性化する上で大きな力となるものであり、これからも市民が芸術や文化活動に参加できる環境づくりに努めてまいります。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 部長、答弁ありがとうございました。 今後も市民が芸術文化に気軽に参加できる環境づくりをどうぞお願いいたします。教育委員会においての芸術は作品であり、商品ではないと思われます。芸術家で有名な岡本太郎氏はこう表現しております。「芸術が商品になるのは嫌だね。無償、無条件なのだ」と。教育部での芸術文化の定義を考えるいい機会だと思いますので、どうぞ調査研究もよろしくお願いいたします。 続いて、質問の要旨(1)①イ.学校での文化的行事をお聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。大城 隼議員の一般質問にお答えをいたします。 学校における文化的行事には、合唱コンクール、文化祭、学習発表会、演劇鑑賞会や芸術鑑賞会などがございます。児童生徒が実際に実演することで、文化的な演舞等を習得したり、各分野のプロの演技や演奏を鑑賞し、体験的な学習として見聞を深めることを目的として、実施をされているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 部長、答弁ありがとうございました。 コロナ禍においても学校の規模にかかわらず、児童生徒が芸術文化に触れる機会を創出していただきたい。もちろん安全面に配慮しながら、可能な限り実施してほしいです。本市にはエイサーや音楽といった豊かな文化があります。全島エイサーまつり65周年記念特別動画や、音楽のまちおきなわ音楽月間のライブ動画を授業のコンテンツとして活用してみてはどうでしょうか、御検討ください。よろしくお願いいたします。 続いて、質問の要旨(1)①ウ.芸術の普及及び振興事務を伺います。今回、生涯学習課の事務分掌(9)の芸術文化(文化庁の所管に属するものの)の普及及び振興に属することの事務移管でよろしいですね。しかし、移管は文化に関すること(文化財の保護に関することを除く)とあります。事務分掌にある芸術文化の芸術の事務は、どのように整理されたのでしょうか、お聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 教育部長。 ◎島袋秀明教育部長 お答えいたします。 芸術につきましては、今定例会で提案しております沖縄市教育委員会の職務権限の特例に関する条例の上位法の解説が示されており、文化とは芸術及び国民娯楽、文化財、著作物等の国民の文化的生活向上のための活動を言うと解説されております。これまで生涯学習課が担っておりました芸術に関する事務につきましては、文化に関する事務事業に含まれるものとして整理され、市長部局に窓口が一元化されるものでございます。芸術に関する事務は、市長部局において文化に包含されるものとして統合され、さらなる文化振興が図られることを期待しているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございます。 職務権限の特例第23条2、地方公共団体の長が管理、執行できる事務の「文化」とは芸術及び国民の娯楽の中に、芸術を文化に含んだということでよろしいですね。しかし、事務分掌には芸術文化と表記、明記されております。行政職員が仕事をする際に、事務分掌は要だと思います。事務移管される際に、事務分掌の文言を削除することは事務手続上どうなのか、疑問でありました。引き続き次回の質問とさせていただきます。 続いて、質問事項8.学校経営についてです。学校経営の中で大きな行事、運動会についてです。質問の要旨(1)沖縄市内の小学校の運動会について。本員の運動会の思い出は、家族そろってのお弁当、そして音響がラッパスピーカーなので、挨拶の際のハウリング、そして秋空になびく万国旗がとても印象に残っております。①万国旗の設置状況について。ア.運動会での取付け状況をお聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えをいたします。 令和2年度市内16校の小学校の中で、11校で運動会を実施しております。5校は校舎の建て替え工事、あるいはまた新型コロナウイルスの感染症拡大の配慮から実施を断念したと承知しております。議員お尋ねの万国旗の設置につきましては、運動会を実施した11校中約半数に当たる6校が取付けを行っております。取付けができなかった理由といたしましては、新型コロナウイルス感染防止の対策として、種目や演技の縮小、時間の短縮、あるいはまた保護者の入場制限等の中、準備や片づけの時間の短縮等も考慮した結果、やむを得ず取付けができなかったとの報告を受けているところでございます。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 理由が3つありました。取付けられなかった理由として、学校経営として正しいかは判断できませんが、万国旗は6年生が卒業する際に、卒業記念としても学校に寄贈されたりもします。卒業生が在校生に思いを込めた記念品でもあります。再質問をさせていただきます。取付けを行った学校の理由をお聞かせください。お願いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えをいたします。 取付けができた学校ということでよろしいですね。コロナ禍において、規模の縮小はございますが、横断幕や入退場門、それから児童テントの設置はせずに、最小限の装飾で万国旗を選択した学校、あるいは雰囲気を盛り上げるために本数や長さを調整しながら、設置場所を少なくした上で設置をしたなど、職員がコロナ禍で規模が縮小になった中でも雰囲気だけでも、いわゆる場の設定ということでございますが、出してあげたいという思いで取付けた学校があったと報告を受けております。 ○小浜守勝議長 大城 隼議員。 ◆大城隼議員 ありがとうございました。 教職員がコロナ禍でも運動会の雰囲気を出してあげたいという思いで設置していただいたことは本当に感謝いたします。教育現場でも場の設定を大事にしてほしいです。情操教育の感じる力、生きる力につながります。子供たちにふだんとは違う場の体験をさせて、感じる力、感受性豊かな心を育んでほしい。場の提供は経営側、学校の役目です。場で人は育ちます。コロナ禍で学校経営も大変だと思いますが、しかし、子供たちの成長に待ったはないです。次の時代を担う子供たちのために大人が本気を見せるときでもあります。学校と地域、行政が一体となって、この大変な時期を乗り越えてまいりましょう。これをもちまして、大城 隼、10回目の一般質問をお開きとさせていただきます。どうもありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で大城 隼議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時30分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時31分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 こんにちは。 会派躍進、新屋 勝です。上地 崇議員の確かな情報によりますと、昨日は前宮美津子議員の何歳かの誕生日だったそうです。令和2年12月定例会、最後の一般質問です。よろしくお願いいたします。所見はなしに、一般質問に入ろうと思ったのですが、浩議員、少しいいですか。浩議員の許可をもらいましたので、所見を述べたいと思います。よろしくお願いいたします。今年は新型コロナウイルスの感染症により、令和2年4月7日に7都道府県に緊急事態宣言が出され、4月16日に対象を全国に拡大しました。8月1日には沖縄県独自の緊急事態宣言が発令され、解除後も感染拡大防止の取組を進めてきました。今、まだ収束には至っていない状況です。本市においても新型コロナウイルス感染症、新規感染者が確認されており、感染拡大に歯止めがかからない状況の中、職員の皆様におかれましては、感染リスクを意識しての日々の業務、大変御苦労さまです。また、本市消防職員の皆様には、日頃から災害現場の最前線に立ち、14万人余りの市民の安心、安全に全力を尽くしていることだと思います。昨今の新型コロナウイルス感染が拡大する中、緊急搬送する際については、感染防止の注意を図りながら、感染防護服、高性能マスク、ゴーグル等を着用するなど、通常とは異なる厳重な装備をしての現場活動に奮闘していただいていることに心から感謝と敬意を表します。消防職員の皆さん、市民の大切な命を守る立場から安全対策をしっかりとって緊急活動に頑張っていただきたいと思います。 それでは一般質問に入ります。 質問事項1.公園整備について。質問の要旨(1)西森公園の整備についてであります。西森公園につきましては、平成15年度、平成20年度の市政懇談会において、地域の方々からの意見、要望等で、道路からかなり高台になっていることから、公園内に目が届きにくい。ましてや見通しが悪いなど、安全面から公園内に視野が届くよう整備をお願いしてきたところです。平成28年度に一部災害工事等が終わっていますが、その後の進捗が進んでいないことから確認したいと思います。①西森公園の現在の整備、進捗状況について伺います。建設部参事の前向きな答弁をよろしくお願いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 新屋議員の御質問にお答えいたします。 西森公園は落石や土砂の滑り等が確認されたことから、平成23年度から平成28年度にかけて、応急的な対策工事を実施してきたところですが、地形が丘陵地で利活用できる場所も限られていたため、斜面地の改善による災害防止及び見通しの確保による防犯対策や広場の拡充など、抜本的な再整備へ向け、平成28年度から平成29年度にかけ基本設計を実施しております。本来なら、その後実施設計を行い、整備工事を進めていくところでございますが、園内には管理されていない所有者不明の複数の掘墓があることから、その埋蔵箇所の調査や墓の移設及び保全手法の検討が必要となっております。また、一部の公園区域の拡大予定地においては、相続人調査が難航していることから、現在、それらの課題整理や再整備に係る工事費の財源確保に向け取り組んでいるところでございます。 ○小浜守勝議長 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 次に行きます。前向きにいくはずですから。 質問の要旨(1)②今後の整備計画について伺います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 西森公園の整備については、これまでも沖縄防衛局など、関係機関と調整を行ってきたところでございますが、課題解決に向けては整備費用の縮減に努めるなど、計画内容や整備手法等の見直しも視野に入れ、整備スケジュールを再検討していく必要があると考えております。今後につきましては、まずできることとし、未確認の掘墓の調査や移設等に取り組みながら、引き続き補助事業の活用に向け、関係機関と調整を行うなど、再整備に向けた取組を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 今、参事のほうから公園についての答弁がありましたけれども、本員は前向きか、後ろ向きか、はっきり分からないのですが、いろいろ課題があるということで、参事、後ろ向きと言っていますよ、ぜひ前向きに。いろいろな課題があって、なかなか進められない状況とのことですけれども、また、先月、11月にはタウンミーティングで越来自治会長からも要望があったように、地域住民は西森公園の再整備に期待しております。公園整備には時間がかかると思いますが、ぜひ着実にできるよう、よろしくお願いいたします。 それでは次に行きます。質問事項2.福祉行政についてであります。質問の要旨(1)骨髄バンクドナー助成制度についてお伺いいたします。日本骨髄バンクが行っている骨髄バンクドナー登録事業は、骨髄移植などが必要な患者と提供するドナーをつなぐ事業であることは御存じだと思います。適合するドナーが見つかる確率は、兄弟、姉妹の間でも4分の1、血のつながっていない方々は数百万から数万分の1だそうです。また、適合するドナーが見つからないこともあるそうです。昨年は競泳の池江璃花子選手が白血病を公表した影響かと思われますが、日本骨髄バンクの速報では、昨年1月から11月までの新規ドナー登録者は5万6,776人、ところが今年の1月から11月までは2万6,169人と、約3万600人の減と異例の事態となっているそうです。恐らく今年は、新型コロナの影響が大きいと思いますが、ドナー登録がしっかりスムーズに行われるような環境整備に取り組む必要があると本員は考えます。そこでお伺いいたしますけれども、①国、県、沖縄市民でどれくらいの方がドナー登録をされているかお伺いいたします。健康福祉部長の前向きな答弁をお願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 こんにちは。 新屋 勝議員の一般質問にお答えいたします。 骨髄ドナーの登録者数につきまして、日本骨髄バンクの公表では、令和2年3月末現在、全国の登録者は52万9,965人、そのうち沖縄県の登録者数は2万5,024人で、本市の登録者数は2,680人となっております。また人口1,000人当たりのドナー登録割合につきましては、沖縄県が全国で一番多い状況となっております。 ○小浜守勝議長 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 本市においても約2,600人余りいらっしゃって、そして沖縄県が全国でも一番高いということですけれども、そこでお伺いします。 質問の要旨(1)②骨髄バンクドナー助成事業について、今まで市民などから本市に対して問合せはないか、お伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 お答えいたします。 御質問の助成事業についてですが、市民から直接のお問合せはございませんが、医療機関から沖縄市では骨髄ドナー助成事業を行っているかとのお問合せはございます。患者にドナーが見つかっているにもかかわらず、実際、骨髄の提供に当たってドナーは数日間の入院が必要となることから、休業による経済的な負担や仕事の都合がつかないなど、ドナーの健康面以外の理由で、提供に至らないケースが多いという話を伺っております。 ○小浜守勝議長 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 病院のほうからは問合せがある。しかしながら、提供者については若干負担がある。入院等の日数と経済的な負担があるということなのですが、今、部長のほうから医療機関より、沖縄市の状況を確認する問合せがあったと。休業による経済的な負担、そして仕事の都合がつかないとしてドナーが骨髄提供に至らない理由での答弁でしたけれども、このことから本員は骨髄バンクドナー助成制度は、ドナーの経済的負担を軽減するために重要な制度と理解いたします。市民の命を守るためにもドナーの経済的負担を取り除き、提供しやすい環境を整える必要があるのではないでしょうか。本員は県がドナー助成をしていると聞いたので、県の要綱を確認しました。部長、実際、県のほうが直接、ドナーへの助成ではなくて、ドナーへ助成をした市町村に対しての助成交付金みたいです。ですから市のほうがドナーへの助成を行わない限り、県のほうはなかなか動いてくれない。市のほうがしっかりやってくれということですけれども、市町村がドナー助成を行わない限り、ドナーの負担を取り除けない。しっかり環境を整えられないと思うのですが、質問の要旨(1)③沖縄市として骨髄ドナー助成制度の必要性をどのように考えているか。また、今後、取り組むことは可能か。他市の状況ももし分かれば、お願いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長福祉事務所長。 ◎與那嶺智才健康福祉部長 お答えいたします。 骨髄の提供を待ち望んでおられる白血病などの血液難病の患者さんにとって、ドナーの善意は患者に勇気を与え、また、ドナー自身にとっても命の尊さ、大切さを改めて知る貴重な経験になります。沖縄県では令和2年度から骨髄等移植の促進を図ることを目的に、ドナーに助成を行う市町村に対して、費用の2分の1を補助する制度を開始しております。また、県内では那覇市、浦添市、うるま市において、既に補助事業を実施しております。本市におきましても、次年度以降の補助事業導入に向け、前向きに取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 新屋 勝議員。 ◆新屋勝議員 他市のほうでは那覇市、浦添市、うるま市が既にその制度に取り組んでいるということです。しっかり本市のほうとしても頑張っていただきたいと思います。本員の知り合いにも数人ドナー提供した方がいらっしゃるのです。そのうち1人の方から、お礼の手紙を本員も拝見しました。提供された方から、実際感謝のお手紙が届いています。その方に許可を得ましたので、その手紙の中から一部抜粋して読んでみたいと思います。「私は自分の運のなさを恨み、もう駄目かもしれないと絶望感を味わいました。今回フルマッチのドナーが見つかったと聞いたときは、本当にうれしかったです。家族全員本当によかったと大喜びでした。そして何よりも骨髄を提供してくれるドナーさんの気持ちに応えるために、絶対に完治します。本当にありがとうございました」。そういう感謝の言葉がつづられていたのですが、今、健康福祉部長から骨髄バンクドナー助成について、力強い言葉をいただいたと本員は思います。制度導入により環境を整えることができることは、イコール骨髄提供を待っている市民の命を守ること、そのものと確信しております。この制度が早めに一日でも早く始まることを強く願います。健康福祉部長の前向きな答弁でしたので、これで一般質問は終わりますので、ぜひ市長、しっかり来年からはできるような体制づくりをお願いいたします。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で新屋 勝議員の一般質問を終わります。 これをもちまして、日程第1 一般質問を終結いたします。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時49分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時50分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして散会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は散会することに決定いたしました。 次の本会議は、明日12月22日火曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして散会いたします。  散 会 (午後 2時50分)...