沖縄市議会 > 2018-12-19 >
12月19日-06号

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  1. 沖縄市議会 2018-12-19
    12月19日-06号


    取得元: 沖縄市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-21
    第399回 沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────┐│                                      ││  平成30年                                ││          沖縄市議会定例会会議録                 ││  第399回                                 ││                                      ││           平成30年12月19日(水)午前10時開議          ││                                      │└──────────────────────────────────────┘              議  事  日  程   第 6 号                 平成30年12月19日(水)                  午前10時 開議第 1       一  般  質  問     ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件      (議事日程のとおり)     ──────────────────────────────出  席  議  員  (30名)  1 番 島 田   茂 議員    16 番 藤 山 勇 一 議員  2 番 栄野比 和 光 議員    17 番 宮 城   浩 議員  3 番 仲宗根   誠 議員    18 番 森 山 政 和 議員  4 番 嵩 元 直 萌 議員    19 番 高江洲 義 八 議員  5 番 町 田 裕 介 議員    20 番 諸見里 宏 美 議員  6 番 瑞慶山 良一郎 議員    21 番 新 屋   勝 議員  7 番 屋富祖   功 議員    22 番 小 浜 守 勝 議員  8 番 稲 嶺 隆 之 議員    23 番 大 城   隼 議員  9 番 眞榮城 健 二 議員    24 番 新 里 治 利 議員 10 番 喜友名 秀 樹 議員    25 番 高 橋   真 議員 11 番 喜友名 朝 彦 議員    26 番 阿多利   修 議員 12 番 金 城 由 美 議員    27 番 伊 佐   強 議員 13 番 小 谷 良 博 議員    28 番 桑 江 直 哉 議員 14 番 伊 禮   悟 議員    29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 上 地   崇 議員    30 番 前 宮 美津子 議員     ──────────────────────────────欠  席  議  員  (なし)     ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市   長     桑 江 朝千夫    総務部長       仲 本 兼 章 副市長       仲 本 兼 明    企画部長       宮 里 善 伸 副市長       與那嶺 克 枝    企画部参事兼     山 内   強                      プロジェクト推進室長 市民部長      大 庭 隆 志    消防長        仲宗根   繁 健康福祉部長兼   上 原 三千代    教育長        比 嘉 良 憲 福祉事務所長 こどものまち    屋比久   功    教育部長       森 川 政 寿 推進部長 経済文化部長    上 里 幸 俊    指導部長兼      與那嶺   剛                      教育研究所長 建設部長      仲宗根 保 彦    教育総務課長     松 元   司 建設部参事     比 嘉 直 樹    選挙管理委員会    城 田 世 市                      委  員  長 水道局長      仲宗根   弘    選挙管理委員会    平 田 嗣 篤                      事 務 局 長 水道部長      新 里 智 昭     ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長      平 田 嗣 巳    議事課長       中 村 厚 夫 事務局次長兼    盛 島 秀 紀    議事課長補佐     金 城 優 一 庶務課長                 兼調査係長 ○小浜守勝議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数30名、全員出席でございます。 本日は、議事日程第6号によって議事を進めます。 △日程第1 これより一般質問を行います。 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 おはようございます。議席番号9番、会派護憲凛の会、眞榮城健二です。一般質問の前に所見を申し上げます。 安慶田市営住宅がこのほど、全棟が完成する運びとなりました。安慶田市営住宅のコンセプトは、ひとまち(人にやさしいまちづくり)ふくまち(福祉のまちづくり)を目指す市営住宅でございます。既に完成された棟もありますので、拝見させていただきましたが、部屋の中では段差がほとんどなく、つまずいて転ぶ心配もないバリアフリーに特化したつくりとなっております。また、安慶田市営住宅の敷地内には、連動して安慶田公園が再整備されております。2016年4月に開園され、自治会の納涼祭も行うなど、多くの住民や子供たち、高齢者の皆様に親しまれている公園であります。沖縄こどもの国が近いことからも、公園内では動物をモチーフに設計された滑り台などの遊具も設置されており、大変ユニークなデザインとなっております。現在、最後の棟が完成するに当たって、入居などの調整も進められていると思いますが、これまで何年もかけて、安全安心を第一に工事に携わってこられました、市当局関係部署の皆様を初め、建築業関係者、業者の皆様のご尽力により、すばらしい安慶田市営住宅ができたと思います。心より感謝申し上げます。なぜ本員がこのように述べるかと申し上げますと、工事関係者の方々が、常日ごろから住民の皆様へ目配り、気配りがあり、子供から高齢者の皆様への安全配慮はもちろんのこと、温かい声かけが常にあったことで、よき話し相手として信頼関係が築かれていたとのことです。改めまして、お礼と感謝を、地域住民にかわり述べさせていただきます。 また、ここ数年、市内でも中学生に対する朝の読み聞かせが行われております。本員も読み聞かせボランティアの皆様とともに、先日、母校の安慶田中学校で行ってきました。一つすばらしい絵本がありますので御紹介いたします。ドクター・スースという絵本作家が脚本しました「きみの行く道」という絵本です。この本は、人生の岐路に立ったとき、どの道に行けばよいか困ったとき、迷ったとき、ぜひ読んでいただきたい一つであります。現在、受験勉強のために勉強に励んでいる方、就職活動、進学、卒業後の進路に迷っている、悩んでいたりする学生や、その保護者もいらっしゃるかと思います。その際に、ぜひこの「きみの行く道」を読んでみては、または読み聞かせてみてはいかがでしょうか。 またその活動以外にも、本員も地域の安慶田青年会で、三線、地謡をしております。朝早くから安慶田中学校に行きまして、三線を弾きに行ってきました。朝早くから三線を聞く機会はほとんどなかったと思いますが、三線を通して沖縄の伝統文化を学び、地域の青年会の歌を聞いたり、民謡を聞いたりすることで、地域と学校がかかわり合い、開かれた学校づくりにつながっていくのではないかと感じております。それでは平成30年12月第399回定例会、一般質問通告書に従いまして、本員の一般質問を行いたいと思います。 通告書30ページ、質問事項1.歩道整備について。質問の要旨(1)グラウンド通りと沖縄市文化センターの歩道整備について質問いたします。本市では、エイサーのメッカとして、エイサー文化の継承発展と青少年の健全育成、地域活性化を図る目的に、エイサーのまち宣言を行っておりますが、中心市街地においては、様々なモニュメントなどが制作され、観光客や街に来る方々などが、歩いて楽しめるために工夫されたエイサーデザインが幾つかあると思います。そこで、道路等におけるグラウンド通りと沖縄市文化センターの歩道整備について、①事業目的についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 おはようございます。眞榮城議員の一般質問にお答えいたします。 市道総合グラウンド通り線や沖縄市文化センター前の市道中の町12号線につきましては、音の回廊事業として、歩道のカラー舗装や植樹帯の改善等を行っております。同事業につきましては、沖縄市中心市街地活性化基本計画に位置づけられた事業として、コザミュージックタウンを拠点に、沖縄こどもの国コザ運動公園等を結ぶ市道において、歩いてみたくなる歩行空間づくりとして、カラー舗装や植樹帯の改善等を行い、市民や観光客等の回遊性を高めることを目的とした事業でございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 御答弁ありがとうございます。 同事業については、音の回廊事業として、市民や観光客の回遊性を高める事業とのことです。 次に②に移りたいと思います。歩道脇の街路樹についてです。グラウンド通りの歩道にはフクギ、市道中の町18号線においては、低木が植えられていたと思いますが、フクギや低木が撤去されているとお聞きしました。その理由をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 街路樹につきましては、景観性の向上や騒音低減、緑陰の確保等に寄与し、快適な歩道空間を形成するため植樹しているものでございます。しかし、市道総合グラウンド通り線及び市道中の町18号線につきましては、街路樹により、歩道が狭くなる箇所や見通しの悪い箇所があったため、歩道の有効幅員を確保すること及び見通しをよくするための、歩行者の安全対策として街路樹や植栽ますの一部を撤去したところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 御答弁ありがとうございます。 子供から高齢者の皆様が、誰もが安心して安全に通行できるために、景観や安全対策も改善されたとのことで、より見通しのよい街並み、景観を構築していくということが本員も理解できました。 次の③に移りたいと思います。エイサーデザインは、本市のさまざまな箇所で、さまざまな方法で作成され、今や国内外の観光客の集客においても、果たす役割はとても大きいと本員は思っております。そこで、エイサーサイン整備事業につきまして質問させていただきます。ア.エイサー柄鉄ぶたの作成の経緯並びに予算についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 おはようございます。眞榮城議員の一般質問にお答えいたします。 本市は、平成19年にエイサーのまちを宣言し、エイサー文化の継承発展と、エイサーを通した青少年の健全育成及び地域活性化に取り組んでいる中で、エイサーのまちをPRするため、歩行者の目にとまりやすい下水道マンホールや汚水ますの鉄ぶたに、本市のエイサーキャラクターであるエイ坊とサーちゃんの絵柄を取り入れ、設置しております。予算については一括交付金約3,000万円を活用し、平成24年度と平成25年度に整備を行っております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 御答弁ありがとうございます。 エイサーを通したまちづくりを図るために、本市でもこのサイン事業が行われている。その中でエイサーキャラクターについて、幾つか補足させていただきます。エイサーキャラクターは、全国公募で423点の中から選ばれたいきさつがあると思います。県内からは92点、県外からは330点、そして海外からは1点の作品が応募されていると本員は思っております。当時の沖縄市青年団協議会の役員からの第1次審査を、本員もかかわらせていただきました。その後の第2次審査では、当局の関係する専門家の先生方の審査の後、選ばれた経緯があると思います。今、このような形で一括交付金3,000万円を活用したということで、御答弁ありがとうございます。中心市街地に人を呼び、見て、歩いて楽しむことはとても重要だと本員は思っております。また、沖縄市の個性、そして魅力あふれる景観の一つとして、人と景観が空間を通してつながっていくためにも、この一括交付金が活用されたのではないかと思います。関係者の皆様の御尽力、大変ありがとうございます。それでは次の質問に移りたいと思います。 エイサーマンホールは、沖縄県のマンホールコンテストでも1位を取るなど、全県的にも認められてきたすばらしいマンホールであるとともに、非常に効果的であると本員は思っております。そのために活用されたのではないかと思います。エイサーのまち宣言が10周年を終え、これまでの観光客の集客や景観も含めて、何を残し、何を伝えていくのか考えなければならないと本員は思っております。そこで、イ.エイサーマンホールは市内に何箇所あるのでしょうか。また、今後ふやしていく計画でしょうか。お伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 エイサーマンホールは、本市の中心市街地の主要な集客施設であるエイサーまつりの会場でもあるコザ運動公園や、沖縄こどもの国へのアクセス道路となる市道や一番街及びその周辺の市道などにおいて198カ所設置しております。今後の整備計画についてですが、当初計画どおり平成24年度と平成25年度の2カ年間で予定箇所への設置が完了したことにより、現時点では新たな整備計画はございません。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 198カ所整備されてきたエイサーマンホール、そのエイサーマンホールを中心市街地の回遊路の目玉の一つとして、もっとPRしてもよいかと本員は思っております。ぜひこのことも検討をお願いします。 続いて、エイサーキャラクターのエイ坊を初め、たーくん、サーちゃん、さなじぃ、全部合わせて4つのエイサーキャラクターは、県内外へ出向き、さまざまなイベントなどでエイサーのまちおこし、そして沖縄市のPR、そして全島エイサーのPRのために一生懸命活躍していると思っております。エイサーマンホールも景観を通してPRしていく一つだと本員は思っておりますが、市道総合グラウンド通り線及び市道中の町18号線における歩道整備において質問させていただきます。ウ.点字ブロックでエイ坊が全て見えない箇所、一部見えない箇所などがありますが、なぜそのようになったのか。見解をお聞きします。
    小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えする前に、先ほどの①の事業目的の中で、市道中の町12号線ということで答弁したようでございます。済みません、市道中の町18号線でございますので、訂正方をよろしくお願いいたします。 それでは答弁いたします。市道総合グラウンド通り線及び市道中の町18号線につきましては、マンホール上では点字ブロックが途切れた状況であったため、視覚障がい者が安全かつ円滑に歩行できるよう、途切れた箇所へ点字ブロックを整備したところでございます。整備の結果、両路線に設置されたエイサーマンホール全46カ所中、マンホールぶたに描かれたエイ坊が、全て見えない箇所が8カ所、一部分見えない箇所が6カ所となっております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 御答弁ありがとうございます。 計14カ所のエイサーマンホールにおいて、このような状態になってしまったということで、本員はさまざまな事業が存在する中心市街地の事業の一つとして、先ほど答弁でもありました音の回廊事業がしっかりと連携しているのか、そしてまたつながっているのか、危惧しております。少々残念であります。それでは次の質問と関連しておりますので、次に移りたいと思います。 点字ブロックは視覚に支障があったり、視覚障がい者のための大切なブロックで、視覚障がい者が歩道などに設置されたブロックなどの突起を踏むことによって、前方の危険や進行方向、進路変更などを知ることができる大切なものであると本員は理解しております。そこで当局として、歩道整備の際に、エイサーマンホールを避けたりする方法があったのではないかと本員は思っておりますが、エ.ほかのマンホールと交換できなかったのかお聞きします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 エイサー絵柄が点字ブロックにかからないように、絵柄のないマンホールぶたとの交換については、大きさが同じでも断面や高さなどの形状が異なることから、取りつけ枠と合わないことや、またマンホールの位置をずらすことについても、人孔や埋設管の移設が伴うなど、工事費が増大することなどから、マンホールの交換やマンホールの位置をずらすことは行っておりません。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 再質問させていただきます。 市民に親しまれてきたエイサーキャラクターのエイ坊です。そのエイ坊が、この文化センターの前で点字ブロック整備時において、下水道課と道路課の中で設置計画の段階で見直したりするなど、調整する必要があったと本員は思いますが、見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 市道総合グラウンド通り線及び市道中の町18号線につきましては、平成26年度に設計を行っており、設計時にはマンホール上は点字ブロックを整備しない予定であったため、特に関係部署との調整は行っておりませんでした。今回の対応は、平成28年度の沖縄行政評価事務所による直轄国道への点字ブロックの安全性に関する指摘を踏まえ、平成29年度から平成30年度にかけて実施したものでございます。整備する段階において、関係部署との調整を行ってはおりますが、今後につきましてはエイサーサインなど、他事業で整備した目的なども考慮しながら、設計段階からより細やかな調整を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 やはり整備の段階でより細かい調整を、各課で、両課で行っていただければ、このようなことにはならなかったかと本員は感じております。今後、この内容をもう一度総括していただきまして、横の連携の強化に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。それでは次に行きたいと思います。 沖縄市観光物産振興協会は、これまでさまざまな視点からエイサーキャラクターを通して、一生懸命努力して、商品開発やグッズ販売などに取り組んだり、エイ坊のFacebookなどの更新を行い、職員の皆様においては、昼夜問わず一生懸命頑張ってきたと思います。これからの沖縄市のさまざまなイベントや景観、そしてまちづくりを行う上でも、各部とともに調整することは最も大切なことだと本員は思います。市民、県民、観光客に愛されてきたエイ坊にこれまでの思いを込めて、オ.エイサーキャラクターを通して沖縄市をPRしておりますが、今後、どのように取り組んでいくのか、当局の見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 おはようございます。それでは眞榮城議員の一般質問にお答えいたします。 エイサーキャラクターを通した沖縄市のPRにつきましては、県内外イベントエイサーキャラクターをデザインしたステッカーなどのグッズの配布や、エイサーキャラクターの着ぐるみの派遣、また市内ではエイサーキャラクターがデザインされたマンホールやモニュメントの設置、それから中心市街地へのバナー掲載、また名刺のデザイン等に活用することにより、エイサーのまち沖縄市のイメージ定着を図るとともに、沖縄市民がエイサーを通して愛郷心を育む取り組みを行っております。今後もエイサーのまち沖縄市のイメージ定着のため、関係部署や民間など関係機関と連携し、エイサーキャラクターを活用した積極的な広報活動を図ってまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、御答弁ありがとうございます。 エイサーキャラクターを活用した物品販売やモニュメント制作、そして看板、景観づくりなど、本市のさまざまな場所で親しまれ、育まれてきたエイサーキャラクターをこれからどのように発していくか、つなげていくか、そして大切にしていくかだと思います。ぜひこれから横の連携を密に、これからもともに力を合わせて取り組んでいただき、頑張っていただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 それでは次に、質問事項2.区画整理事業について。質問の要旨(1)安慶田区画整理事業について。安慶田区画整理事業は、1961年の都市計画道路網を行政と地域住民との協働のまちづくりを行いながらつくり上げてきたことと、高齢化率の高い住宅密集地を再開発し、災害に強いまちづくりをどう考えていくかを基本コンセプトにおき、事業がスタートしていると思います。市職員は地域の声を聞き、一生懸命事業の成功に向けて取り組んでいることと思います。改めまして、職員の皆様にはお礼を申し上げます。そこで①進捗状況についてお伺いします。ア.今年度の建物等の除去における補償交渉についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 安慶田地区土地区画整理事業における今年度の物件補償件数につきましては、平成29年度からの繰り越し予算分が2件、これは借家人補償1件と建物補償1件でございます。また平成30年度現年予算分の建物補償1件、合計3件となっております。3件の現状でございますが、繰り越し分の借家人補償は5月に移転完了となっており、建物補償については今月中の完了を予定しております。また現年分の建物補償につきましては、今年度内の移転完了を予定しております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 物件補償について着々と進めている中で、今年度における移転完了を予定しているということが理解できました。 地域の声とニーズに合った物件補償を創出していくことも、職員の頑張りが目に見える形で動くと、安慶田土地区画整理事業推進協議会の役員の励みになるかと思います。今後とも継続して、勉強会や事業方向の可能性について、検討をお願いします。そのためには、最も重視しなければならないものが、予算についてであります。当局の皆様におかれましては、主な予算要望と財源確保について、常に意識しながら、考えていると思います。住民の皆様からは、今後どのようになっていくのかという声があります。そこで主な財源についてと、今後の予算についてお聞きします。イ.次年度の予算についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 安慶田地区土地区画整理事業の主な財源は、沖縄県から交付される補助率90%の沖縄振興公共投資交付金を活用しております。次年度、平成31年度の予算につきましては、現在沖縄県に対して、事業に必要な工事費や物件補償費等の予算要望を行っているところでございます。今後、予算の配分額が正式に決定される予定となっており、その配分額に応じて予算編成を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございます。 地域の声と課題解決などについては、大小さまざまなであると本員は思っております。 当局がさまざまな課題解決に向けて取り組むため、努力していると思いますが、これから事業を進めるに当たって、区画整理事業の目的は地域づくり、まちづくりにほかなりません。そこで②安慶田土地区画整理事業の現状と課題についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 安慶田地区土地区画整理事業は、平成22年2月2日に事業認可をいただき、区域を10工区に分け、仮換地指定を進めております。平成27年度に第1工区、平成28年度に第2工区、平成29年度に第3工区、今年度は第4工区の指定に向け、作業を進めているところでございます。仮換地指定を終了した工区から補償を進めており、平成29年度末現在で176件中25件の補償契約を行っており、進捗率は14.2%となっております。また、当該事業は減価補償地区となっており、用地の先行買収を平成23年度から行っており、平成29年度末現在で23筆中9筆を先行買収しており、進捗率は39.1%となっております。道路整備工事につきましては、平成28年度から一部の区間で整備に着手しており、今後も物件補償の進捗状況を考慮しながら取り組んでまいりたいと考えております。事業を進めるに当たっての課題としましては、当該地区は密集市街地であり、既に建物が存在していることから、権利者が多く、権利関係が複雑であるという特徴を持っております。また土地区画整理事業は、事業認可後、仮換地指定、補償、工事、換地処分と言う手順で進めていく面整備であるため、仮換地指定や補償交渉の際、権利者それぞれの意思決定を必要とするために時間を要する事業であることから、円滑な事業推進のためには、権利者の理解をいただくことと予算の確保が必要であると考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、詳しい答弁ありがとうございます。 事業を進めるに当たって、権利者の理解が最もだと本員は思っております。先ほども申し上げましたが、1961年に都市計画が決定され、半世紀の歳月を経て、事業が進められておりますが、事業を遂行するに当たって、新たなまちづくりと同時に進めなければならないのは、予算の確保が必要であると本員は思います。地域周辺の現状において、地震や台風などの災害が多発する今、ソフト面、ハード面、両面から福祉、防災の充実した地域づくり、まちづくりへの対応が急がれていると本員は感じております。また、安慶田地域においては、緊急時に消防車、救急車の通行に支障を来したり、公園や災害時の避難場所も整備しなければならないと感じております。住民の皆様が地域の中でともに支え合い、ともに高齢者を見守り、安心して子供たちを育て、安全に暮らせる街を実現するための一つに、公園整備も重要と本員は思っております。 次に③公園用地の整備と、今後の取り組みについてお伺いします。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 安慶田地区土地区画整理事業における公園計画につきましては、当該地区は建築物の老朽化、行きどまり、狭小道路等が多く、防災性の向上が求められております。そのため、地域の防災拠点として機能するために、避難場所に指定されている安慶田小学校及び安慶田自治会館に近接し、日常的な利便性を考慮して、歩道つきの計画街路沿いに2,700平方メートルの街区公園を1カ所配置する計画となっております。進捗状況につきましては、平成23年度より物件補償を開始し、区域内の移転補償件数は残り1件となっております。引き続き補償交渉を進め、用地の確保に努めてまいります。区画整理事業の今後の取り組みについては、現在の事業計画上の期間が平成30年度までとなっておりますが、まだ事業完了には至っていないことから、今年度に事業期間の延伸を予定しており、県や国と協議を行っているところでございます。事業期間の延伸後も、引き続き権利者のご理解と御協力をいただきながら、早期の事業完了に向け、取り組んでいきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございます。 福祉、災害に強いまちづくりを基本コンセプトに置いて、活動する安慶田土地区画整理事業のこれからを、ぜひ当局といたしましても力を注いでいただき、地権者や地域関係者の声もぜひ聞いていただき、反映してもらいたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 それでは質問事項3.福祉行政について。質問の要旨(1)沖縄市民生委員児童委員協議会につきまして、民生委員児童委員は、さまざまな理由で地域の困っている方など、行政との間で市民の声をつなげたりするなど、必要があれば担当区域外へも出向く活動を行っており、仕事をなされている方においては、合間を見て活動を行っているとお聞きしました。また、地域住民と各自治会との連携共助を図りながらも、次のなり手や候補者の人材育成、人選など、早期から取り組みを、本市としても同協議会と連携をさらに密にし、強化していかなければならないと本員は思っております。そこで以下のとおり質問いたします。①民生委員児童委員の活動状況についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 おはようございます。眞榮城健二議員の一般質問にお答えいたします。 民生委員児童委員は、民生委員法及び児童福祉法に基づき配置されております。その活動は社会奉仕の精神を持ち、常に住民の立場に立って相談に応じ、必要な援助や調査を行い、住民と社会資源とのパイプ役となるなど、社会福祉の増進に努めるものとされております。本市においては、定数200人に対し、165人の現職者数となっており、35人の欠員が生じている状況がございます。このように、欠員が生じている中ではありますが、平成29年度中に、本市の民生委員児童委員が行った相談援助活動は、合計で6,378件、地域活動への協力や会議、研修への参加、実態調査等は合計1万3,928件となっており、民生委員児童委員の皆様の日ごろの活動が、本市の地域福祉を支えているものと認識しています。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございます。 社会情勢や時代の変化に伴い、スキルアップのための研修会や各地域連絡会、他市町村との意見交換会、当局主体のシンポジウムなどの参加や出席など、民生委員児童委員におかれましては、個人の業務以外にも参加、出席することで、最新の情報を各委員同士で共有し、そのことを地域におろす、市民福祉の向上のために活躍なされていることと思います。その中で、各委員の連携と資料を取りまとめる事務局の業務の多様化が生じていると思います。次に移ります。 ②民生委員児童委員協議会の業務の増加についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 民生委員児童委員の活動を支える仕組みとして、民生委員児童委員協議会がございます。これは、民生委員児童委員相互の緊密な連携により資質向上を図り、個別の活動や地域課題について情報を共有し、連携を図る場となっております。民生委員児童委員は、今後、地域共生社会の構築が求められる中で、分野を問わない地域における総合相談窓口として、要支援者のアウトリーチや見守り活動を担うことが期待されております。こうした期待の増大に伴い、研修の企画、参加や会議への出席がふえており、その事務調整を同協議会が担っております。また、住民の個別課題も複雑化、多様化しており、個別ニーズに対応できるよう、行政から民生委員児童委員へ実態調査の依頼や証明事務の依頼もふえております。さらに本市においては、地域型地域包括支援センターとの連携強化を目的に、今年4月に同協議会を5つから7つに拡大、再編いたしました。組織の拡大、再編に伴い、協議会相互の連絡調整やそれに伴う事務量も増加している状況でございます。このように、民生委員児童委員協議会の業務は、民生委員児童委員の役割、期待の増大や組織体制の改変に伴い増加している状況でございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、答弁ありがとうございます。 やはりこのような形で負担がどんどんと出てきている状況もある。そしてその中で、実は県内の各市町村では、専従事務局員が協議会ごとで配置され、事務機能が効率的に、効果的に働き、動いているとお聞きしました。民生委員児童委員の活動が、市民や地域、外部団体との連携などにつながっていると思うのですが、次の③専従事務局員の設置とその方法についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 本市におきましては、現在、専従事務局員を配置しておらず、民生委員児童委員協議会の事務を、民生委員児童委員の中から選任された役員が担っている状況でございます。今後は、事務の効率化と環境整備を行うことにより、民生委員児童委員の皆様の活動しやすい環境づくりを行う必要があると認識しております。専従事務局員の配置の方法については、引き続き民生委員児童委員協議会と協議を行うとともに、予算の確保も伴うことから、財政当局とも相談、調整しながら、前向きに検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、ありがとうございます。 前向きに検討してまいりたいという言葉をしっかりと受けております。専従事務局員の配置について、前向きな検討を先ほどお聞きして、ありがとうございました。近年、特に民生委員児童委員に対する期待は、これまで以上に求められていると感じております。ぜひ当局と民生委員児童委員協議会、力と力を合わせて、福祉に強い沖縄市をつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは質問事項4.防災行政についてに移りたいと思います。質問の要旨(1)備蓄食料の配布について。①昨年度における市内各地域で、防災訓練時、備蓄食料の申請があったと思いますが、その個数についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 おはようございます。眞榮城議員の一般質問にお答えいたします。 備蓄食料の提供につきましては、災害時用備蓄物の有効利用に関する要綱に基づき提供しているところでございます。平成29年度の実績といたしまして、自主防災組織等の訓練に保存水1,584本、食料600食、パンの缶詰312缶を提供させていただいております。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、答弁ありがとうございます。次に移りたいと思います。 防災訓練時の備蓄食料などの大切さは、本員は非常に必要、そして大事なことだと思っております。賞味期限の取り扱いについて、正確な取り決めがあるのかないのかお聞きしたいと思います。②賞味期限の取り扱いについてお願いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えをいたします。 備蓄食料の賞味期限の取り扱いにつきましては、賞味期限までの期間が1年未満になった食料及び飲料水等を、市民等が防災意識の向上に寄与することを目的として提供しているところでございます。主な提供先としましては、市内で行われる防災訓練及び自主防災組織等やフードバンク等となっております。なお、このような備蓄食料を提供する際には、賞味期限を遵守する等の提供条件を守るようにお願いをしているところでございます。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございます。 それでは質問の要旨(2)防災教育についてです。大災害発生時、公的な支援物資がすぐに届くとは限りません。今年度の台風被害においても、コンビニやスーパーなどのお店に人が殺到し、商品が間に合わないなど、御家庭での物資確保は大変だったのではないかと思います。電気、水道、ガスといったライフラインは、大災害発生直後は停止し、利用が困難になる可能性も大いにあり得ます。1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災での各ライフラインの普及までの日数は、数週間かかったところもあったと思います。地震や台風などの大規模な災害を常に意識し、取り組むべくことは非常に大切であるとともに、子供たちへの防災教育についても、常に防災・減災に関心を持ち、教え、伝え、取り組んでいくことは大切なことであると本員は考えております。そこで①市内の学校や社会教育団体、保育園などの防災訓練においても備蓄食料の配布や体験等は重要だと思いますが、見解をお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えいたします。 備蓄食料の提供につきまして、災害時用備蓄物の有効利用に関する要綱に基づき、市内の小学校の防災クラブや要配慮者施設、保育園等に防災意識の向上に寄与することを目的として提供しているところです。今後も、備蓄食料等の有効利用の観点から、市民または市内の小中学校、要配慮者施設等と連携を図り、備蓄食料の有効利用を行ってまいります。また、防災教育についてでございます。地震や台風などの自然災害について、日ごろの備えや、災害時に取るべき行動など、身を守るために必要な知識を持っていただくことは重要なことだと考えており、今後、防災教育について、関連部署と調整等を図ってまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 ありがとうございます。 ぜひこの防災教育、日常生活から取るべき行動、防災訓練と同時にではあると思いますが、子供たちや高齢者も含めて、特に学校の中でも、これまで防災教育という部分が取り扱いされていなかった経緯があると思います。ぜひもう一度検討と、また調査もしていただいて、本市としての防災教育がさらに向上していくために取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願い申し上げます。 次の②ですが、防災教育と関連しておりますので、防災教育の視点も含めて質問をさせていただきます。現場体感訓練システムは、避難訓練では再現することが難しい災害現場を、VR技術を活用することによって、火災発生時の建物内の煙の影響をリアルに体感して学ぶことができるとお聞きしました。それは、災害に備えた安全体験システムであると思います。内容は、さまざまな災害や事故から学ぶ体験教育、地震、津波、海上事故などの避難方法を含めて取り上げられているものもあれば、避難対処すべき現状判断なども含まれているシステムもあるとお聞きしました。②VR、AR防災システムの導入についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えをいたします。 VR、ARを利用しての防災システムの導入につきましては、全国の先進地等から情報収集し、どのようにして防災システムに生かせるか調査を進めてまいります。 ○小浜守勝議長 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 部長、ありがとうございます。 実は11月になるのですが、本員もこのVRを体験してきました。映像がとてもリアルで、本当にこれが防災・減災教育にもつながる一つだと本員も感じました。そこで、このVR、AR防災システムについては、これからの防災・減災を考えるに当たって必要なシステムだと本員は思います。同システムを通して、災害に強いまちづくりをどのようにしてつくっていくか、取り組んでいくか、考える必要性は十分にあるのではないかと思います。特に本市の中南部の臨海地域が、人口密集地となっており、津波警戒地域にも指定されているところがほとんどだと思います。そこで、さまざまな要因で想定される大地震、津波、暴風雨、高潮、そして洪水、住宅地火災、土砂崩れなどの備えとなる防災・減災対策について、調査検討を、本員もこれからも沖縄市の防災教育につながることができるよう切に願いたいと思います。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 休憩いたします。  休 憩 (午前10時52分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前10時52分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 眞榮城健二議員。 ◆眞榮城健二議員 最後になります。 沖縄市各地域では、イルミネーションが輝き、これから本格的なクリスマスシーズンに入ります。沖縄こどもの国では、12月22日土曜日から30日日曜日まで、毎年恒例のクリスマスファンタジー、そして年明けの1月2日から6日日曜日までは、雪と光の冬物語が開催されるとお聞きしました。市内でインフルエンザもはやり始めております。どうか沖縄こどもの国職員の皆様を初め、同イベントに関係する皆様には、防寒対策に十分御留意いただきますようお願い申し上げます。ぜひ頑張ってください。また本日、本員の地元、安慶田から多くの方々に傍聴していただきました。関係する皆様、大変ありがとうございます。以上で一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で眞榮城健二議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前10時53分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午前11時05分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 こんにちは。護憲凛の会の高江洲義八です。通告書に従いまして一般質問をいたします。よろしくお願いいたします。 共稼ぎ世帯の増加に伴いまして、保育ニーズは高く、認可保育園と認可外保育施設の補助金の格差は大きく、認可保育園はさまざまな厳しい条件をクリアした保育園であり、認可外保育施設はそれらをクリアするところまでではありませんけれども、適正に運営をされている保育園であります。児童福祉法の理念に基づくならば、平等に支援すべきであると思います。今年4月時点で、認可保育所に入れない県内の待機児童は1,870人で、昨年より400人近く減ったものの、割合は全国でもワーストであります。我が子を保育所に預けられるかどうかは、親たちにとって切実な問題であり、厚生労働省のまとめによりますと、県内の待機児童数は東京都の5,414人、兵庫県の1,988人に次いで全国で3番目に多い。待機児童数を申込者数で割った待機児童の率が本市では約3%、2番目の東京都、そして3番目の兵庫県を大きく上回っているということであります。沖縄は全国一、公的保育所が不足している県であるそうですけれども、子育て環境をめぐる課題に、県や市町村も頑張っておりまして、昨年に比べ、保育所は約100カ所、定員は5,000人ふえ、受け皿整備が進んでおりますけれども、増加のスピードには追いつけない。県が掲げる目標は、2019年度末までに待機児童ゼロ。ただ、来年10月に保育料の無料化が実施される。利用希望者がさらにふえるのではないかとみられております。全ての子供は、よりよい保育を受ける権利があり、行政にはサービスを提供する責務があり、予算や人を集中させるなど、異次元の対策が必要だと思います。 それでは質問事項1.福祉行政について。質問の要旨(1)認可保育園と認可外保育施設について。①認可保育園の施設数についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 おはようございます。高江洲議員の一般質問にお答えいたします。 平成30年4月現在の私立認可保育園の数は、分園4園を除いて47施設となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次に②認可保育園に対する補助金の種類と予算額についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 お答えいたします。 認可保育園等に対する主な補助金としましては、保育士の働きやすい環境づくりのため、保育士の年休や休憩を取得しやすくするための保育士加配や、保育業務のICT化導入経費に対する補助を行い、業務負担の軽減を図っております。また正規雇用化を促進するための補助や、保育士のために宿舎を借り上げている施設に補助等を行い、保育士の処遇改善を支援しております。これらの認可保育園等の施設に対する補助に要する平成30年度の予算現額は、総額で約1億1,300万円となっております。また、私立認可保育園は、国2分の1、県4分の1、市4分の1からなる給付費負担金により運営されておりますが、市内の私立認可保育園47園、認定こども園2園、地域型保育事業所17施設等に対する教育・保育給付費の平成30年度の総額は、約59億円となっております。市内の私立認可保育園での平均的な90人規模の場合、1施設当たり年間で約1億1,000万円を給付することにより、入所児童の保育環境の向上や、保育士の処遇改善等に努めているところです。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に③認可外保育施設の施設数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 平成30年10月現在の市内の認可外保育施設は35施設で、企業主導型や事業所が運営する施設が11施設となっており、計46施設でございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に④認可外保育施設に対する補助金の種類と予算額についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 本市における認可外保育施設への支援につきましては、認可化移行支援に特に力を入れて取り組み、県の補助金を活用しながら、4年間かけて運営費約7億2,000万円、施設整備費約8億3,000万円、計約15億5,000万円を投入した結果、県内市町村で最も多く認可化移行の実績を上げており、保育環境の向上や保育従事者の働きやすい職場環境づくりを積極的に推進してきたところです。さらに給食費につきましても、県内11市で最も高い日額165円を補助することで、認可外保育施設の保育の質の向上に優先的に取り組んでいるほか、入所児童や職員の健診等に対しても、県補助基準額を上回る支援を行っております。これらの認可外保育施設に対する補助に要した平成30年度の予算現額は、総額で約8,700万円となっております。さらに市が単費で県基準に上乗せした事業及び独自の単独事業の総予算は、県内トップの年間約7,200万円で、2番目の那覇市よりも約2,900万円も多い予算額となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。再質問をさせていただきます。 認可保育料の算定は、市町村民税額を合算した額で保育料を決定いたしますけれども、無認可保育施設の保育料の算定についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 認可保育園の保育料算定は応能負担で、市条例に基づき、世帯の市県民税額に応じた7段階の保育料となっております。認可外保育施設の利用料につきましては、各施設が独自に定めており、市は関与しておらず、世帯の所得等は反映されておりません。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 認可保育料は市町村民税額で保育料を決定しております。課税世帯所得割額によっては、1人5万1,000円と高い保育料を納める。そのことによって、所得割額の高い保護者があえて無認可保育所に入所をさせるという声も聞いております。 次に⑤本市の4月現在の待機児童数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 平成30年4月現在の本市の待機児童数は264人でございます。対前年度比で176人の減となっており、平成29年度から30年度にかけては、県内市町村で本市が最も多く待機児童数が減少しております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。 待機児童数もかなり改善されているという答弁でございます。待機児童ゼロを目指して、今後とも頑張っていただきたいと思います。 次に質問事項2.高齢者福祉についてであります。身体上、または精神上に著しい障がいがあり、常時介護を必要とするが、居宅でこれを受けることも困難な65歳以上の高齢者を養護をするための施設、入所者の意思を尊重しながら日常生活の世話や機能訓練などのサービスを提供する老人福祉法に基づいて、老人福祉施設、介護保険法においては、介護保険施設のうちの指定介護老人福祉施設に当たり、利用者は施設と契約してサービスを受けることとあります。それでは質問の要旨(1)特別養護老人ホームについて。①市内の地域密着型特別養護老人ホームと、広域型特別養護老人ホームの件数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 高江洲議員の一般質問にお答えいたします。 本市には、市が指定する地域密着型の特別養護老人ホームが2カ所、県が指定する広域型の特別養護老人ホームが4カ所、計6カ所ございますが、常に満床の状態でございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。 次に②入居条件についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 特別養護老人ホームは、要介護3以上の方が対象の施設となっておりますが、その入所に関しては、各施設の入所判定委員会で入所決定を行っております。入所要件については、県から特別養護老人ホームの入所指針が示されており、それによると、本人の要介護度、本人を実際に介護している家族等の状況、その他考慮すべき事情があれば、その点も考慮して評価し、より必要性の高い方から入所を決定するということになっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に③入所待機者は何人かお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 県が毎年行っている調査によると、平成29年10月末現在、特別養護老人ホームに入所申し込みをしている方のうち、在宅で介護をする方が高齢者、あるいは障がい者であるなど、入所の必要性が高いと判断された方が本市には25人という結果が出ております。
    小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に④入所待機者への対応についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 特別養護老人ホームなどの介護保険の施設系サービスにつきましては、介護報酬が高額で、新たな整備は保険料の高騰につながることから、慎重に検討する必要があります。県の計画である第7期介護保険事業支援計画においては、中部高齢者保健福祉圏域内で広域型の特定施設入居者生活介護の新たな整備が計画されており、待機者の解消につながるものと期待をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 県が第7期の介護保険事業支援計画中に整備をする予定の広域型の特定施設入居者生活介護によりまして、待機者解消が図れるとの答弁でございました。本市の入所待機者が25人とのことですけれども、中部圏域の市町村と比較いたしましても、待機者の数は少ないほうでございます。今後も、入所待機者ゼロを目指して、ぜひ頑張っていただきたいと思います。ありがとうございました。 次に質問事項3.環境行政について。質問の要旨(1)沖縄市クリーン指導員についてであります。昨日、阿多利議員からも質問がありましたけれども、よろしくお願いいたします。①クリーン指導員の制度についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 おはようございます。高江洲義八議員の御質問にお答えいたします。 クリーン指導員の制度につきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、市町村は廃棄物減量等推進員を委嘱することができると規定があることから、本市においては、沖縄市廃棄物の減量及び適正処理等に関する条例にて、廃棄物減量等の推進員として、クリーン指導員を置くこととなっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次に②クリーン指導員の活動内容についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 クリーン指導員は各自治会、地域のごみ分別指導や不法投棄の情報などを、クリーン指導員からの報告書等を通して市と共有し、連携して地域環境美化の推進に取り組んでおります。活動内容につきましては、クリーンデーin沖縄市や、美ら島環境美化全県一斉清掃及びごみのポイ捨て防止公開パトロールなどへの参加だけではなく、市がかかわるイベントでのごみ分別指導や清掃活動へも参加しており、平成29年度においては比謝川上流清掃、メーン通り一斉清掃、比屋根湿地泡瀬海岸清掃、沖縄市産業まつりなどで活動しております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に③クリーン指導員の数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 平成30年11月末時点で76人のクリーン指導員が活動しております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に④クリーン指導員の任期についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 沖縄市クリーン指導員の任期につきましては、沖縄市クリーン指導員設置要綱で定めており、2年となっており、再任も可能でございます。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 任期2年で再任も可能との答弁でありました。クリーン指導員の平均年齢は67歳と聞いております。中には高齢者の方もおられると思いますが、これからも地域環境美化や各種イベントでの清掃活動等を頑張っていただきたいと思います。 次に質問の要旨(2)野犬保護についてであります。犬や猫の殺処分ゼロを呼びかけるイベント、つなぐフェスが那覇市の緑ヶ丘公園で開催されました。処分をされる前に動物愛護団体が引き取った犬や、路上で保護された猫の新たな飼い主を探すブースもあり、来場者が犬や猫と触れ合った。主催者代表の畑井モト子さんは、8年前に大阪から移住し、県内の野良猫・犬の多さに驚いたということであります。イベント参加者が年々ふえているとして、余り動物に関心のない人にも、イベントを楽しみながら、犬や猫の殺処分の現状について考えてもらえればと話しをしております。イベントでは犬4匹と猫2匹に、飼い主になりたいという申し出があったということで、今後飼育の環境や試験期間を経て、正式に譲渡されるとのことであります。那覇市内の2017年度の殺処分数は、犬が7匹、猫が138匹、2014年度に比べてそれぞれ36匹と114匹も減少したということであります。自身も猫2匹を飼っているという玉城デニー知事も参加し、行政と市民で協力して、犬や猫が幸せに暮らせるよう、殺処分ゼロを目指そうという挨拶をしたそうです。それでは①野犬保護はどのように行っているかお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 市内における野犬や徘回犬への対応につきましては、人や家畜などへの危害を防止し、社会生活の安全を保持することを目的に、野犬等の保護及び市内のパトロール業務を委託しております。北部地域や東部地域では、いまだ野犬が目撃されていることから、周辺の安全に配慮しながら、保護器による保護を実施しております。また市街地でも、逃げてしまった飼い犬の徘回の通報もあることから、随時パトロールを行い、保護を行っております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 次に②徘徊犬の捕獲件数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 市内で保護された野犬や徘回犬について、過去3年の状況をお答えいたします。平成29年度56頭、平成28年度77頭、平成27年度89頭となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に③保護器の保護件数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 市内で保護された野犬や徘回犬のうち、保護器で保護された頭数について、過去3年間の状況をお答えいたします。平成29年度56頭のうち13頭、平成28年度77頭のうち13頭、平成27年度89頭のうち14頭となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に④保護器設置数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 保護器の設置件数について、過去3年間の状況をお答えいたします。平成29年度4,546件、平成28年度3,684件、平成27年度5,695件となっております。なお保護器につきましては、設置延べ件数での集計となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 次に⑤沖縄県動物愛護管理センターへの引き渡しの件数についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 市内で保護された野犬や徘回犬のうち、飼い主へ返還した頭数を除き、沖縄県動物愛護管理センターへ引渡しを行った件数について、過去3年間の状況をお答えいたします。平成29年度56頭のうち55頭、平成28年度77頭のうち69頭、平成27年度89頭のうち84頭となっております。 ○小浜守勝議長 高江洲義八議員。 ◆高江洲義八議員 答弁ありがとうございました。 野犬保護及びパトロール作業日報からも、計画的に作業をしていることがよくわかります。大変御苦労さまでございます。これからもぜひ頑張っていただきたいと思います。これで本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で高江洲義八議員の一般質問を終わります。 続けます。喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 こんにちは。議席番号11番、会派躍進の喜友名朝彦でございます。本日も元気よく一般質問をさせていただきます。よろしくお願いいたします。早速ではございますが、通告に従いまして一般質問を始めさせていただきます。 通告書32ページ、質問事項1.本市の防災についてであります。今年は本当に、台風が毎週末のように襲来していた年かと思います。また、台風が去ったと思ったらまた次の台風ができて、後片付けも終わらないうちから、また台風対策に乗り出していかないといけないという年だったかと思います。台風が発生するたびに、桑江市長を先頭に、庁舎内にも防災対策本部が設置されまして、市長、副市長を初めとする、本市防災対策本部におきましては、現場での総務部長の指揮のもと、総務部の防災課、また市民部の皆様、建設部の皆様などの各部署において、24時間体制で頑張っていただいている市職員の皆様へ、心からの敬意を表したいと思います。本当にありがとうございます。質問の要旨(1)今回、特に被害が大きかったと思われる台風24号、25号における台風対策、建物補修とか倒木と書いてありますけれども、道路課や建築・公園課にかかった経費、予備費を含め幾らだったのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 喜友名議員の一般質問にお答えをいたします。 台風24号、25号で道路や公園の倒木関係でかかった経費でございますが、公園樹木処分費で約200万円、道路の倒木処理で約1,000万円となっております。以上です。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 台風が来るたびに木を片づけたり、道路を整備したり、たくさんお金がかかっているのではないかとは思っていたのですが、本当に1回の台風で、これだけのお金がかかっているということ、多分議員の皆さんも、市民の皆さんも知らなかったかと思ってお聞きをさせていただきました。 続きまして、今定例会においても、多くの議員の皆様から防災に関する質問、また備蓄に関する質問等が多くなされております。また食料とか水等に関しては、マンタ公園とかコザ運動公園ですとか、若夏公園でしたか、公園に備蓄されているという答弁をお聞きして、確認ができておりますが、質問の要旨(2)本市には、防災備品、ロープですとか、養生ネット、チェーン、または照明器具等の備蓄は、どこでなされているのかをお聞かせください。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 今、議員からお話のありましたように、災害時における食料、飲料水、生活必需品に関しては備蓄をしているところでございます。また、民間の事業者と物資の供給に関する協定も締結しているところです。議員お尋ねの防災備品に関しましては、消防本部や建設部などの各事業課において、関連資材を保管しているところでございますが、防災備品として集積しているということは、現在行っておりません。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 防災に関する備品、普通に備蓄されていると、本員たち、ほかの議員の皆様もそうだと思うのですが、あると思っていました。実際今お聞きしたら、自主防災組織とか消防にはもちろんあるというお話はお聞きしておりますが、本員がなぜこんな質問をしているかというと、まず台風は目に見えてやってきます。最初の動き、初動が後々の被害を抑えきれるか、抑えきれないか、つながっていくと思います。その際にも、各自治会であったり、自主防災組織であったり、消防本部であったり、いろいろなところと助け合い、連携をとりながらやっていくとは思うのですが、市民の皆さんが被害に遭われた場合に、まず役所に電話がかかってくるかと思います。道に木が倒れているから車が通れないとか、クーラーの室外機が強風であおられてぶらぶらしているとか、本当に最近の台風は、最大瞬間風速が70メートルとか、大きな台風が沖縄にも襲来するようになってきておりますし、特に今回、台風24号、25号で通告していますけれども、週末に襲来して、例えば市民の皆さんから、先ほど言ったみたいに室外機がぶらぶらしているけど、養生ネットを貸してもらえないかというのがあったりした場合、本当は多分、自分でやらないといけないかもしれないのですが、土日でホームセンターがお休みの場合、やはり市民が困っているときには、役所でそういうものが準備できていれば、被害が余り大きくならずに済むのかという視点から、ぜひ役所の、本員らがいつも利用している地下3階ですけれども、そこのスペースにそういう防災のロープ、チェーン、ネット、いろいろなものを、ネットも何メートルとかいろいろなサイズが必要だと思います。そういうものをしっかりと庁舎内に備蓄しておいて、市民に対するライフラインとか、安全安心を確保していかないといけないという観点から、質問の要旨(3)この庁舎内にそういう備蓄ができないかという質問でございますがいかがですか。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えいたします。 先ほどお答えさせていただきましたが、台風時等の災害において、市民からの通報等がございましたら、消防本部あるいは建設部において、例えば高いところの作業であったり、あるいはロープで縛ったり、それぞれの所管課、あるいは事業部で対応してきていただいているところではございます。しかし、議員が今お尋ねのように、現在防災備品を集積した備蓄は行っていないところから、台風時の応急対策備品に関して、今後、各事業課が保管する応急対策備品の数量や保管状況を精査し、庁舎内外での備蓄について検討してまいります。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 ぜひ市民の皆さんから問い合わせが来た場合等、安心をさせていただけるように「済みません、今こうこうで困っているんですよ」というときに、わかりましたと、土日でホームセンターも閉まっていて、いろいろな道具の確保ができなかった場合には、本当に大変だとは思いますけれども、職員の皆様が行ってお手伝いをするとか、そういうネット等を貸し出して、被害が大きくならないようにするとか、本当に大事なところ、庁舎内にそういう備蓄をしていくことは大事かと思いまして、今回こういう質問をさせていただいております。ぜひしっかりと検討していただいて、早目に、またいつどんな災害が訪れるかわかりませんので、ぜひこの庁舎内にしっかりと必要なもの、今、本員はロープとかネットと言いましたけれども、ほかにもたくさん必要なものがあると思います。しっかりと予算をつけていただいて、また場所を確保していただいて、市民の安心安全に向かって行く方向で、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして質問事項2.選挙時の投票についてであります。質問の要旨(1)選挙の際において、視覚障がいをお持ちの方々や、全盲の方々は、どのようにして投票されているのかお聞かせください。 ○小浜守勝議長 選挙管理委員会委員長。 ◎城田世市選挙管理委員会委員長 おはようございます。選挙管理委員の城田でございます。喜友名朝彦議員の一般質問にお答えいたします。 視覚障がいをお持ちの方々や全盲の方々の投票につきましては、選挙人からの申し出により、点字投票である旨を表示した投票用紙を交付し、点字にて投票していただいております。また、投票所の係員の代筆による代理投票にて投票していただく方法もあります。そして、開票時においても点字解読者を配置して、開票作業などを行っております。以上であります。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 これはお土産ではありません。議長の許可を得て、お見せしたいと思うのですが、これが目の不自由な皆さんが使う点字器というものです。本員たちは日ごろ、選挙に行きますけれども、視覚障がいをお持ちの皆様ですとか、また全盲の皆様がどのように投票しているのかがわかりませんでした。30人ぐらいの候補者がいて、本員たちが普通にやるように、候補者の名前が書いてあって、これを手で読んで誰々と、普通にこうやっているのかと思ったのですが、そうではなくて、自分でまず読んで、自分で書いていくということです。その際に、こちらの選管のほう、各投票所、26カ所ぐらいありましたか。投票所においても、このように目の不自由な皆様、全盲の皆様に使っていただけるような点字器が準備されているとお聞きしております。本員も見せていただきました。こちらに書いてあるのですが、質問の要旨(2)視覚障がいをお持ちの方々や、全盲の方々からの「投票の際にここを改善していただけるとありがたいのですが」という要望はありますか。お聞かせくださいと質問をさせていただいておりますが、現在、期日前投票で行うような選管で準備されているものの点字器は、これではなくてアクリル板といいますか、プラスチックといいますか、ちょっと硬いです。投票用紙も見せていただきましたが、これは物すごく厚手になっています。そういうものに変えていただけるとありがたいという御相談があったものですから、選管にお聞きしておりますがいかがでしょうか。 ○小浜守勝議長 選挙管理委員会事務局長。 ◎平田嗣篤選挙管理委員会事務局長 ただいまの喜友名朝彦議員の質問にお答えいたします。 視覚障がい者の方から改善してほしいということの要望等はありましたかという御質問ですが、確かに、投票所の中で木製盤に変えてもらいたいという要望はありました。それについてお答えしたいと思います。当市における、各投票所において、現在プラスチック製の点字盤を備えつけておりますが、木製の点字盤について、沖縄県視覚障害者福祉協会へ問い合わせましたところ、木製の点字器は旧式タイプの点字器であることから、現在、製造は行われていないという旨の回答をいただいております。我々としましても、今後、点字投票におきまして、備えつけの点字器に限定することなく、使い慣れた自前の点字器を持ち込みいただいて、点字投票が可能である旨の周知を図りたいと思います。これはあくまでも、秘密の保持が守られるよう、我々は21投票所の投票管理者には申し伝えておきまして、自前の木製の点字器を持っていただく。そのかわりそれは、投票管理者において必ず調査、調べてもらって、秘密の保持が守られれば、自前の木製の点字器を持ち込みいただいて投票する旨の周知を、今後図りたいと思っております。また先ほど、投票用紙におきましては、厚手の投票用紙が使えないかということの御質問でありましたが、これも他市町村等の事例等を調査研究しまして、厚手の用紙に変更するなど、選挙人が気持ちよく投票ができるよう、改善を行っていきたいと考えております。以上でございます。 ○小浜守勝議長 喜友名朝彦議員。 ◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 近年投票は、さまざまな選挙において投票率も伸び悩んでいるところかと。視覚障がいをお持ちの皆様も、しっかりと投票に行きます。その際に、やはりいろいろ難儀をしながら投票所まで行って、また使いにくい投票用紙であったり、使いにくい点字器よりは、書きやすい紙であったり、また使いやすい点字器、変えていただけますかとお願いしたところ、本当に快くそのようにいたしますと言っていただいたことは本当に素晴らしいと思います。気持ちよく投票ができるようになると思います。本当にありがとうございました。本員がわからないことはまだまだたくさんありますけれども、議員の皆様もそうですけれども、さまざまな市民の皆様から御相談があったり、そういうことはお伝えしていきながら、しっかりと改善されていって、みんなが幸せであるように、本当に住んでいてよかったという沖縄市になるように、本員たちも頑張っていきますので、当局の皆様もぜひよろしくお願いいたします。質問はそんなになかったのですが、しっかりとした答弁、また前向きに進んでいくというところが大事だと思います。本当にありがとうございます。今年も1年ありがとうございました。また来年もお互いよい年を迎えましょう。これで喜友名朝彦の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で喜友名朝彦議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午前11時52分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時00分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 午前に引き続き一般質問を行います。 新里治利議員。 ◆新里治利議員 皆さん、当局の皆さん、こんにちは。議席番号24番、会派輝の新里治利でございます。一般質問に入る前に所見を述べたいと思います。 先日、先輩の瑞慶山良一郎議員が所見で県民投票のことを述べておられました。後ろから見ていて、本当に先輩は至極真っ当なことをおっしゃっていると思いましたので、感化されて、本員も所見の中で持論を含めた考察を言って、議事録に残しておきたいと思っております。 昨日、瑞慶山良一郎議員がおっしゃっていたのは、法律、法令に基づいて、辺野古移設を進めている政府の姿と、また県議会において、県民投票条例が公布され、来る2月24日に県民投票があるという流れになっております。要するに、県が主張している姿勢と、虐げられているという姿勢があるという事実のようなものの中で、実際には二律背反であると。言っていることとやっていることがあべこべではないかという主張であったと思われます。それを受けて、本員も前から思っていることがありまして、まずその前に、我々ウチナーンチュは、その昔、琉球王国だった我々の祖先たちは、まず何をしていたのだろうかと。やはり今の混迷する沖縄の時代の中で、本員としてはまず歴史をひも解いて、我々ウチナーンチュの立場をしっかり明確にするべきではないかという観点から思うところがありまして、これは何かと言いますと、今、国連とかで、ある思想の方々が国連に行って、我々は先住民族であるとか、基地があるがゆえに人種差別されているということで国連に申し立てたら、国連はそれに呼応して勧告を出しております。そうだと、人種差別されているということで、勧告がなされているわけでありますが、その根幹の考え方というのは、当時1429年から1879年まで続いていた琉球王国という独立国の存在があったがゆえの答えだったのかという思いがします。 当時、450年間続いた琉球王国でありますが、まず中国でできた封建制度に倣い、国を運営しておりました。天子がいて、天子が諸侯に領土を分け与え、諸侯が臣下にその領土の政治を任せたというのが基本的な封建制度のあり方でありますが、その封建制度に倣って、琉球王国は450年間繁栄しておりました。その中で、その当時の人口が約20万人程度だったと言われております。その中の73%が平民です。残りの27%が王族。親方、俗に言うペーチン、里主(サトヌシ)というように、王族と士族が27%であったと言われております。その中で、琉球王国の流れの中で1637年に薩摩藩から支配、侵略といいますか、薩摩侵攻があって、でも表上は中国と冊封の契約がありますので、表上は琉球国であるが、内実、薩摩藩に搾取されていたということでありますが、その中で時の琉球政府は、薩摩藩から大きな年貢を取り立てられていくわけです。搾取されていますので。ところが、時の琉球政府は、本島の人たちからの課税は据え置きにしながら、宮古、八重山の方々から過重な税金を取り立てるわけです。これをわかりやすく言うと人頭税、悪名高き人頭税ということでありますが、説明文をインターネットからかいつまんで読み上げますと、1637年、薩摩藩から支配され、重税をかけられた琉球王朝は、財政に困窮し、その分を宮古、八重山地方の人々に厳しい人頭税を課します。人頭税は1903年、明治36年までの260年にわたり、島民を苦しめ、世界で最も残酷な税と言われている。具体的には、15歳から50歳までの男女に課され、俗に言う人頭石という150センチぐらいの石、背丈がこの石を超えたときから課税が始まり、よわい50歳まで、男女関係なく課税されたと。男の人は粟を納めろと言われ、女性の方は宮古上布、布を納めなさいと言われたということが書かれておりました。 ということでありまして、我々沖縄の人は、今置かれた状況を云々かんぬん言う前に、まず自分たちの歴史を読み解いて、学んで、知ってから声を叫ぶべきだと本員はそう思っております。その中で、今日、県民投票に係る玉城知事のコメントをインターネットから抽出してきましたが、ここのコメントが引っかかります。「今回の県民投票は、地方自治法に基づく県民からの直接請求により制定された条例に基づき実施されるものである」ということでありますが、変な話ですが、本員はお願いしたことないです。県民ですが、お願いしたことはないのですが、一部の人によって県民投票は施行されるということであります。そして、辺野古米軍基地建設のための埋立賛否を問う県民投票条例に基づく事務の執行に係る予算についてということで、県から沖縄市に通達があったようでございます。その中に1.県民投票事務の執行に係る経費の取り扱いについての説明、2.県民投票事務の実施に係る予算案が議会で否決された場合の対応について、3.再議においても否決された場合についてということで、わざわざ、親心といいますか、こういうことがあったらこうしなさいという指導文書のようなものも添えられて、今回の県民投票に備えよということになっているようでございます。これが本当に地方自治のあるべき姿なのか。地方分権のあるべき姿なのか。それとも、辺野古反対派の方々がおっしゃっている弾圧されているというその姿が、こういう形で、地方議会に回ってきているという事実が浮き彫りになっているわけでございます。 本員は県民投票に思うことがあって、先ほどの本員の思いの中で、去る県知事選挙において、8万票余りの票差がついて、知事選が行われた。そのときも争点は辺野古であったはずでございます。なぜまた民意を問うのか。しかも法的拘束力のない県民投票をなぜ行うのかということを、本当に疑問に思ったわけでございます。基本的に、住民投票というものは、憲法に基づく投票と地方自治法に基づく投票と、そして今回県民投票である地方自治体の条例制定に基づく投票の3種類がございます。先に言った2つの住民投票は効力がございます。憲法のもとにその効力が発動され、具体的な形で言えば、首長もクビ、議会も解散というぐらい、とても強い効力を持っているのが先の2つの住民投票でございますが、地方自治体の条例制定に基づく投票というものは、その効力がないということであり、去る10月31日に賛成多数で県議会で決められた県民投票条例でありますが、過去にも1996年に、日米地位協定の見直し及び基地の整理縮小に関する県民投票というものがありました。その結果でありますが、当時の有権者数が90万9,832人中、48万2,538人の方が、日米地位協定の見直し及び整理縮小を支持するという結果が出ております。日米地位協定見直しと基地の整理縮小には反対という方が4万6,232人という結果が出まして、その当時も支持と反対という2択でございます。この二者択一の流れというものは、今回に始まったことではなく、22年前にもあったことでありまして、本員の見立てによると、今回も同様な形になるのではないか。あるいはそれ以上の数字が出てきて、ますます辺野古移設に係る政府とのあつれき、亀裂、そして混迷が訪れるのではないかと懸念しております。 要点はここからです。なぜそこまでして県民を二分しようとするのか。ここが本員の腑に落ちないところであります。県民を二分するわけです。賛成と反対に二分するわけです。変な話、これも人一人の自由ですから、投票に行かない人は投票に意思を示さず、示す人は示す。仮に県民、辺野古移設に賛成という方々は、間違いなく村八分にされて白い目で見られる。その当時、琉球国であった、独立国である認識でいくと、非国民扱いになるわけです。そういう実態をわかりつつ、県民投票を推し進めた、決断していった県議会議員の方々と、なかなか意思疎通もできず悶々とするところではありますが、本員がここでしっかりと申し上げておきたいことは、県民を二分する県民投票は悪行です。悪行と言ってもいいと思います。これも本員の一つの主観的なものの考え方ですけれども、地域住民、あるいは国民を分断させて、混乱させて、その機に乗じて革命を推進するというやり方は昔からあるやり方です。 その昔、マルクス・レーニン主義が唱えた階級闘争に似た二分法というものがありますが、先ほど言ったとおり仲たがいをさせるのです。仲たがいをさせて、混乱に乗じてクーデターなり、軍事クーデターでもいいですし、何でもいいのですが、革命を起こしていくという形が、その昔からあります。全くそのとおりの流れになってきているというのが本員の見立てでございますが、議員諸兄、皆様におかれましては、どう思うところでしょうか。以上で本員の所見を終わります。 質問事項1.我が沖縄市における港湾行政についてでございます。質問の要旨(1)俗に「中城湾港」とは沖縄市のどこにあり、どこからどこまでがその範囲でしょうか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 こんにちは。それでは新里議員の一般質問にお答えいたします。 中城湾港とは、沖縄本島中部の東海岸に位置し、北の勝連半島から南の知念半島まで、沖縄市を含む3市2町2村にまたがる、約2万4,000ヘクタールの広大な海域を指しております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 質問の要旨(2)「中城湾港」の誕生からの沿革を伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 中城湾港新港地区は、本県における物資の物流拠点として整備するとともに、産業の振興、雇用機会の創出等を目的に、昭和59年から本市とうるま市にかけて段階的に用地造成と港湾施設の整備が進められ、平成19年に完成しております。本市の区域については、平成元年に工業用地の分譲が開始され、平成3年から立地が始まり、現在は全て企業が立地している状況でございます。また、平成11年には新港地区の一部が特別自由貿易地域に指定され、企業の立地を促進するとともに、貿易の振興に資するため、税制優遇措置等が講じられている地域となり、さらに平成15年にはリサイクルポートに指定され、また平成26年には当該地区全域が国際物流拠点産業集積地域に指定されたところでございます。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 続きまして質問の要旨(3)「中城湾港」の管理者は誰でありましょうか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 中城湾港の港湾管理者は沖縄県となっております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 管理者はと聞きましたが、県知事だということでありますが、続きまして質問の要旨(4)これまでの期間、沖縄市が施した事業、施策、指導等を伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 これまでの本市の取り組みといたしましては、沖縄県と連携して取り組んだ鹿児島航路の定期航路化に向けた物流促進支援事業、これは平成24年度と25年度に行い、平成27年度には定期航路化を実現いたしました。さらに平成29年度には東京、大阪への定期船就航に向けた実証実験も始まっており、本市も関係機関と連携しながら、貨物の集荷等に係る支援に取り組んでおります。また、中城湾港新港地区に立地する製造業等の企業に対し、設備投資に係る固定資産税の減免措置等を行っております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 続きまして質問の要旨(5)「これまで」の課題、そして「これから」の課題、「展望」を伺います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 中城湾港新港地区においては、現在鹿児島と先島に定期航路が就航しておりますが、大都市圏の定期航路がないということ、さらに那覇港との適正な機能分担が図られていないことなどが課題だと認識しております。現在、新港地区内に立地している企業は約240社、約5,400人が雇用されており、そのうち全体の約30%に当たる約1,600人が沖縄市民となっております。沖縄市側の区域は全て埋まっておりますが、今後、中城湾港新港地区の、これはうるま市側になりますが、未分譲地域に企業立地が進めば、さらなる市民雇用の創出にもつながるものと期待しております。今後も、関係機関と連携し、企業の立地の推進に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 この質問は、今、沖縄市は桑江市長のもと、くわえビジョンの1丁目1番地、沖縄アリーナの建設にいそしんでいるわけでございますが、先日、伊禮 悟議員からもありましたように、沖縄市に所在している港湾のこれからを見据えての質問であります。これから東部海浜開発も埋め立てが順調に進み、しっかりとした形になってくる中、中城湾港新港地区を含めた利活用といいますか、我が行政体であります沖縄市に、どういう恩恵があるのかということを、やはり皆さんで再び考える時期ではないかということで質問しております。再質問はないのですが、これから東部海浜開発が完成した後、沖縄市役所には東部海浜開発局もあります。その後のあるべき形はどうなるのだろうか。先日、伊禮 悟議員がおっしゃっていた港湾課等の新設も含めて、大いに、沖縄市にある港のこれからを一緒になって考えていきたいと思います。本州にあります神戸港、そして横浜港等、年間3ケタの億を超える物流取引があると聞いております。これから我が沖縄市、もっともっと発展していくためには、そして沖縄市全体の均衡ある発展には、やはり税収、そして財源の確保が必要だろうと思っております。今日を機に、また本員の至上命題として、中城湾港、そして新港地区の企業誘致等を含めた、包括的な稼げる港、そして稼ぐマインドの沖縄市というものにスウェーしていってほしいと思いますので、ぜひとも御協力をよろしくお願いいたします。 質問事項2.防災行政についてでございます。質問の要旨(1)沖縄市が地域の自主防災組織に「防災資機材」を貸与する事業があると聞いたが、どのような事業かお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 新里議員の一般質問にお答えいたします。 防災資機材を貸与する事業につきましては、災害対策基本法及び沖縄市地域防災計画の自主防災組織育成計画に基づいて行っております。地震・津波への対応力を強化するためには、自分たちの地域は自分たちで守るという心構えと連帯意識に基づき、地域住民が主体的に防災体制を確立し、防災活動を行うことがより有効な防災対策になると考えております。このことから、自主防災組織の育成強化を目的として、消火、救助、救護等に必要な100万円分の防災資機材の整備及び20万円相当の資機材倉庫を設置し、必要な援助を行うための事業となっております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 再質問をさせていただきます。 自主防災資機材に関する要請を当局は受けておりますでしょうか。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えをいたします。 防災資機材に関して、自主防災組織からの要請の文書、担当課に確認をいたしましたが受けていないということでございました。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 続いて再質問でございます。 自主防災組織が必要とする資機材と、当局が提示する資機材リストには差異があると聞くが、どのように考えているかをお伺いします。 ○小浜守勝議長 総務部長。 ◎仲本兼章総務部長 お答えいたします。 自主防災組織の資機材の貸与について、防災課におきましては資機材リストを作成し、対象となる自主防災組織に選んでいただいております。その理由としまして、東部地域は津波対策、住宅密集地域では初期消火対策など、災害対応に必要な資機材は組織や地域の特性で異なるためであります。自主防災組織機材の要望に関しましては、他の自主防災組織からもあり、その都度、事業の対象となる資機材なのか、精査をし、できる範囲で資機材の要望に対応しているところでございます。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 本員のところに、自主防災資機材に係る要請ということで、東自治会の自主防災組織からペーパーが上がってきております。今回相談がありまして、この質問の要旨は、沖縄市が貸与する防災資機材、要するに指定されているわけです。これから選びなさいと。でも東区の自主防災の会長さんは、もともとそういう職業につかれていた方なので専門知識がございます。その中で、専門家が見てみると「ん?」と。これは本当に災害の現場で使えるのかというものとか、あるいは「メイクマンでこれより安いのが売っているけど」みたいな話があって、本員のところに相談に来ました。ということで、ちょっと自分の中で疑義があるので、今回貸与はしたくない、貸与は断ろうという話があったのですが、この100万円分の機材に何の罪もないと。ぜひ受け取ってくれということで、今回、資機材に係る要請は当局には出さず、本員が預かりました。そこでの一般質問の形になっているわけですが、少しだけ読み上げます。「東北地方を襲った大地震を契機として、日本全国、今世紀中に起こり得る東南海大地震では、死者が30万人とも予測され、また沖縄近海にあるプレートがいつ沈み込み大きな地震が起こってもおかしくない状況で、国は自主防災組織の普及に努めており、また我が沖縄市でも各自治会に組織の普及を図っているのは周知の事実であろうかと思いますが、我が自主防災会でも、区民の生命を守るべく、沖縄市から防災資機材の貸与を受けることになっております。市防災課からの貸与リストによりますと、100万円の物品貸与がありますが、ほとんどの貸与品が高額、または使い道がないようなものである」これはこの人の主観です。「使い道がないものであるように思われます。使用者の意向に沿った物品が選べるようにしていただきたく要請いたします。貸与品でありますので、私たちがセレクトすることもかなわず、災害現場において力を発揮できないものもあるので、また、セットで買わないと意味がないようなものが含まれていて、そのほか市販品の3倍ぐらいの金額が設定されていたり、ほかの機材との整合性がなく、その際に支障を来すようなものが多くあります。実際の災害が起きたとき、公助(防災課、消防、消防団、警察)の援助が期待できない以上、私たち自主防災組織が地域住民の生命、財産を守る前線にいることをぜひ考慮し、もう少し自由度のある機器材の購入貸与をお願いいたします」というのが上がってきておりました。その中で最後に考慮事項というものがありまして「うるま市では貸与総額200万円ぐらいで購入も自由度が高いそうなので、我が沖縄市もぜひ検討してもらいたいと思います」とつけ加えられております。そこで再質問であります。 うるま市が行っている自主防災組織への補助金等は、自由度が高く、補助金についても本市の2倍と聞くが、本当でしょうか。 ○小浜守勝議長 総務部長。
    ◎仲本兼章総務部長 ただいまの御質問にお答えをいたします。 ただいまございましたうるま市の自主防災組織の補助金について確認をさせていただいております。結成した当初に、先ほど申し上げました200万円程度の資機材に対して、補助金を交付しております。自主防災組織が購入しようとする資機材に対して、防災担当者が見積書や納品書等で、補助事業の対象となる資機材なのかどうかを確認し、過大な出費にならないようチェックをしているところです。また、訓練等に対しての補助金はないと伺っております。一方、本市が行っている自主防災組織強化の取り組みは、一括交付金を活用して100万円分の資機材貸与及び20万円相当の資機材倉庫の設置のほか、結成準備金30万円を組織結成時に都度、訓練補助金5万円及び啓発活動補助金5万円を、訓練を行ったときに毎年1回ずつ交付するということで、実績を積み上げた場合に交付するという形を取っております。そのような形で、自主防災組織の活動に負担にならないように交付をしているところでございます。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 内容を確認したところ、うるま市は200万円分の資機材であるということは事実のようであります。ですが、我が沖縄市においても、結成準備金30万円、そして訓練補助金5万円ということで、うるま市にない補助制度がしっかりとあるということでありまして、安心したところでございます。いずれにせよ、災害というものはいつ何時来るかわかりません。変な言い方ですけれども、金の出し惜しみといいますか、出し惜しみはしていないのですが、これとこれを買いなさい、これは買えませんという、最初からそういう仕組みよりは、地域の実情に合った機材、要するに想定されることが、泡瀬にもし津波があった場合に、高台である東、宮里地域に避難民が来るだろうということで、地理的、地政学的な観点から見ても使う道具が違うわけでありまして、先ほど要望書にもありました、消防隊も警察も数がいるわけではありません。自主防災組織が前線に立って、陣頭指揮をとるわけでございますので、そこでしっかりと力を発揮できるような資機材の貸与、そしてそれに合わせた弾力的な指導を、今後もお願いしたいと思います。よろしくお願いします。 続きまして質問事項3.地域行政についてであります。質問の要旨(1)沖縄市と「自治会」との法的関係を伺います。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 こんにちは、新里治利議員の御質問にお答えいたします。 自治会とは、同じ地域に住む方々が自主的に結成し、運営していく団体、いわゆる住民の互助組織であり、お互いがお互いを助け合う組織と考えており、法的には地方自治法第260条の2第1項による地縁による団体、そして市内37の自治会を地縁による団体として認めております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 続いて質問の要旨(2)沖縄市にとっての「自治会」の存在意義をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 お答えいたします。 自治会は、市民に最も近い自治組織であり、安心・安全な地域社会づくり、社会福祉や青少年健全育成、防災活動や環境活動など、行政だけでは行き届かないさまざまな活動を行っている団体であり、自治会の存在は大変重要であると考えております。そのため、良好な地域社会の維持及び形成には、市と自治会が連携し、協働による問題の解決が重要であると考えております。また、今年度の自治会への補助として、自治会振興費補助金、一般コミュニティ助成事業補助金、地域ものづくり活動支援事業補助金、自治会公民館改修(補修)工事等補助金、保安灯電気料金補助金、自治会運営補助金、沖縄市自治会インターネット回線使用料補助金、自治会事務所家賃補助金、地域コミュニティ活性化まつり補助金など、自治会に対して9つの補助を行っており、これらが自治会運営や活動の向上に寄与するものと考えております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 今日は時間の都合でないのですが、自治会は法律では家族だと。地縁ということは、あのちですか。後で聞きます。沖縄市行政にとって、なくてはならない存在だということが聞けました。また、これも本員の一般質問のレギュラーとして聞いていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 質問事項4.沖縄市財政についてでございます。質問の要旨(1)平成30年度予算額はお幾らでしょうか。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 こんにちは。新里議員の一般質問にお答えいたします。 平成30年度沖縄市一般会計補正予算(第3号)後の歳入歳出総額が747億1,801万7,000円となっております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 再質問です。 予算額を受けまして、市税や公債費はどのような状況、傾向にあるのかを教えてください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 市税につきましては、歳入予算額が149億267万4,000円となっており、前年度同期と比べ、約5.1%伸びており、増加傾向にあります。公債費につきましては、歳出予算額が32億3,790万9,000円となっており、前年度同期と比べ、約5.0%伸びており、増加傾向にあります。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 150億円近くの市税があったということで、750億円のうちの150億円ですから、これがいいのか悪いのかは、また今から聞いていくのですが、その前に再質問で、地方債についての残高、そして県内の状況を踏まえたお話をお聞かせください。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 普通会計の平成29年度末、地方債残高は約390億223万2,000円となっております。人口1人当たり27万5,100円となっており、県内11市の中では最も低い借入額となっております。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 要するに沖縄市の借金がこれだけあるということで、市民1人当たりの負担が27万5,100円であるが、県内11市の中では低く抑えられているということであります。 続きまして、それを踏まえて質問の要旨(2)沖縄市の財政は健全でしょうか。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 本市の財政につきましては、地方公共団体の財政の健全化に関する法律における、平成29年度決算の比率の数値結果から、現時点において健全な状況と考えられます。各事業会計ともに、黒字決算となっていることから、実質赤字比率や連結実質赤字比率は該当なしとなっております。また、実質公債費比率や将来負担比率につきましても、指標の数字が健全な範囲内にあります。しかしながら、自主財源につきましては、市税等の歳入の伸びは見られるものの、財源の6割以上を国や県の支出金等に依存するとともに、経常収支比率が87.9%と増加傾向にあり、財政構造の硬直化が懸念されます。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 おおむね健全であるということですが、自主財源も、先ほど150億円の市税の中も含めてでありますが、全体の30%台ということであります。 再質問でありますが、経常収支比率や健全化の指標を悪化させている要因等は何でしょうか。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 経常収支比率につきましては、市税等の経常一般財源の伸びが見られるものの、それを上回る社会保障関係費などの扶助費の伸びが見られます。主な要因となっております。一方、財政健全化の指標につきましては、平成24年度以降、市債借入額が償還額を上回る状況が続いており、普通建設事業等の投資的経費の伸びによる指標への影響が想定されます。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 ありがとうございます。 以上のことを鑑みまして、今後、沖縄市の財政は安定した運営が可能なのか。皆様御存じのとおり、我が沖縄市は、県下第二の都市であります。加えて、沖縄県全体の観光入域客数も伸び、これから大いに景気の上向きが予想されるわけですが、心配なのは2020年の東京オリンピック以降の財政の、世界金融であったり、そのような情勢に左右されるようなことが、これまでも多々あったのであります。それに立ち向かうためには、やはり自主的な財政の健全化、そして自浄作用等が必要で、大事になると思われます。先ほども言いましたが、沖縄市の財政は安定した運営がこれからも可能でしょうか。 ○小浜守勝議長 企画部長。 ◎宮里善伸企画部長 お答えいたします。 社会保障費負担や老朽化した公共施設等の維持管理費などを考慮しつつ、市税等の自主財源の確保に努めるとともに、将来負担となる地方債の計画的な発行や、経常的経費の抑制など、安定した財政運営に向け努めてまいります。また、事業目的やその効果等の検証とともに、類似事業の見直しによる事業の効率化、公共施設等の適正管理などに取り組んでまいります。 ○小浜守勝議長 新里治利議員。 ◆新里治利議員 終わります。ありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で新里治利議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 2時46分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 2時58分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 市長を初め当局の皆様、そして市民の皆様こんにちは。会派輝、議席番号4番、新人議員の嵩元直萌です。9月に選挙を終えてから、定例会、決算委員会、会派視察、都市計画等の視察、また地域行事、イベントと、あっという間に年末を迎え、本員第2回目となる定例会での一般質問となり、せわしなさが隠し切れません。ですが、年末の締めくくりとして、しっかり本員の思いを込めた質問をさせていただきますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。質問の前に御礼と要望をお話させていただきます。 去る11月24日、25日、沖縄市独自のイベントである国際カーニバルとゲート#2フェスタが開催されました。市長、議長を初め、議員で御参加いただいた皆様、またイベントを支え盛り上げていただいた当局の皆様、この場をおかりし、中心市街地の大切なイベントを盛り上げていただき、まことにありがとうございました。国際色豊かなパレードを楽しむのはもちろんのことながら、本員にとって、小学生のころからPK大会などで参加していた大変思い出深いイベントであり、今回は沖縄市議団としてパレードに参加できたことが何よりうれしく、今後の盛り上げを一層頑張っていきたいと決意しました。また、ゲート#2フェスタでは、ゲート通り会の皆様が中心となり、当局の皆様と一緒に、本員も朝から設営をお手伝いしておりましたが、マイクの準備が追いつかなかったりと、ハプニングもあった中ですが、市民の手づくりの中で、多くのバイカーや、またゲート#2ファンの方に御参加いただき、大変国際色あふれる、特色あるフェスタになりました。今後も、国際文化観光都市を目指す沖縄市だからこその両フェスティバルとして、市民の皆さんはもちろんながら、市外、県外、海外、そして基地内との交流を促進するイベントとして、盛り上げに尽力してまいりたいと思います。2018年も終わりが近づいておりますが、来年以降、2020年のオリンピック、またその合宿の誘致、そして2023年のバスケットボールワールドカップと、沖縄市がより国際的に輝く年が控えております。沖縄市のアリーナが完成し、国際文化観光都市として輝く今後の機会を、市長を初め当局の皆様、そして市の中心となる市民の皆様と一緒に、より盛り上げていけるよう、全庁的な組織体制づくりを本員がもっとも強く要望するテーマとして一般質問に入らせていただきます。それでは通告書34ページをお願いいたします。 質問事項1.国際文化観光都市について。質問の要旨(1)2023年バスケットボールW杯について以下の点をお伺いします。①アリーナ整備計画の見通しについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 こんにちは。嵩元議員の一般質問にお答えさせていただきます。 アリーナにつきましては、琉球ゴールデンキングスのホームアリーナとして利用されること、また2023年のFIBAバスケットボールワールドカップの開催地となることが決定しております。世界基準の大会を開催するには、席数や設備、動線など総合的に勘案し、決定していくものではございますが、今回のFIBAバスケットボールワールドカップの決定に当たっては、本市アリーナは建設に着手していない時期に構想を評価していただき、3カ国の共同開催に至ったものであり、日本を代表する施設として評価されたものであると考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 これだけの世界基準のアリーナであれば、バスケットのほかにバレーやほかのイベントも、今後誘致していくことが検討できるのではないかと、本員は考えます。その件に関して、当局の見解をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 まずは2023年のFIBAバスケットボールワールドカップがすばらしい大会となるよう、関係機関と連携し、全力を尽くしてまいります。今回、国際試合を誘致するプロセス、スペックを知ることを経験することができたことは、今後沖縄市の大きな財産になると考えております。バレーボールやフットサルなど、他のスポーツ興行のみならず、コンサートやコンベンションなど、活用できる利点を生かしながら、アリーナを核としたまちづくりを推進していきたいと考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 これだけの国際的なイベントを誘致できるアリーナだからこそ、周辺地、中心市街地との連携が重要になってくると考えております。 そこで②周辺地の環境整備、衛生面についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 アリーナと市街地との連携につきましては、例えば飲食店やライブハウスなどとの連携や宿泊施設の誘致、シャトルバスの活用など、アリーナのイベント前後に市内に人を滞留させる仕組みづくり等を、今後関係部署と連携し、地域の意見も踏まえながら、環境整備に向けても検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 市民部長。 ◎大庭隆志市民部長 嵩元直萌議員の御質問にお答えいたします。 事業所から排出されるごみにつきましては、廃棄物の処理及び清掃に関する法律において、事業者は、その事業活動に伴って生じた廃棄物を自らの責任において適正に処理しなければならないと規定されていることから、事業系廃棄物の収集運搬業者が直接事業者と収集運搬の契約を交わし、処理することとなっております。ゲート通りを含めまして、深夜まで営業を行っている事業者から排出される一般廃棄物、ごみにつきましては、通りにごみ袋が長い時間放置されると、さらなるごみのポイ捨てや不法投棄を誘発するおそれがあるため、ごみ袋の放置される時間をできるだけ短くできるよう、収集業者と調整していただくことや、通りからごみ袋が見えないような対策を講じていただくよう指導し、また自治会や通り会の方々と協力し、各事業者に対し、事業系ごみの分け方、出し方のチラシによる周知を行い、不法投棄につながらないよう努めてまいります。また、議員が懸念されております周辺市街地、ゲート通りなどにつきましては、ポイ捨てや不法投棄が確認された場合、不法投棄の排出者確認を行い、排出者が特定された場合は、排出者に対し環境課にて指導を行い、また排出者が特定されない場合には、通りの管理責任者である県などへ、速やかに処理するよう要請してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 環境面、そして衛生面についての御答弁、ありがとうございます。 本員も住まいが中央ということもあり、ゲート通りはよく通るのですが、答弁の中にありましたけれども、金曜日、土曜日、また日曜日の夜が、米軍の方たちも出られて大変盛り上がる場所になっているのは大変いいことではあると思うのですが、それと同時に、大変多くのごみが散乱している。朝に、また昼に営業しているような事業者からしては、衛生面として大変よろしくない状況が続いております。答弁の中にあった県との取り組み、まさに県道でございますので、しっかり連携をしていただいて、今後は国際文化観光都市沖縄市として、またアリーナが完成してより多くの観客の方が来客する場所として、衛生面をしっかり整えていくために、引き続き県との連携を進めていただけたらと思います。 続きまして③アリーナの完成、2020年を予定しておりますが、それに向けて、現在でも取り組めることが多々あると存じております。経済効果拡大に向けた取り組みについて、当局の現状をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 企画部参事兼プロジェクト推進室長。 ◎山内強企画部参事 お答えいたします。 FIBAバスケットボールワールドカップの開催による経済効果につきましては、約60億円と報じられております。大会参加者や各国の応援団による宿泊、飲食、買い物などから、かなりの経済効果があるものと考えておりますので、中心市街地に誘導する公共交通機関の活用、宿泊施設の誘致を行うなど、アリーナに来た観光客等も含め、市街地へ足を運ぶ仕組みについて、関係部署とも連携しながら検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 先ほどもアリーナ整備計画の質問の中で、国際大会の話が出たと思うのですが、再質問をさせていただきます。アリーナが整備されることで、各国際大会を誘致していく可能性が高まると思うのですが、そのときの沖縄市としての体制はどのような取り組みが可能でしょうか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 それでは嵩元議員の御質問にお答えいたします。 多目的アリーナ完成や2020東京オリンピック・パラリンピック競技大会を見据え、スポーツコンベンションシティの推進に向けて、スポーツ競技の国際大会や、事前合宿の誘致に取り組んでおります。現在スポーツツーリズム関連アドバイザーや宿泊・交通施設、観光、医療、競技連盟等の関係者などで構成する沖縄市スポーツコンベンション受入体制準備委員会を設置し、受入体制の強化に向けて準備を行っているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 沖縄市スポーツコンベンションの受入体制を準備しているということで、委員会の設置も進めているということで大変心強く思っている中で、せんだっても、フランスのバレーボール男子の代表が来ていたと思うのですが、2020年のオリンピックの開催までに、どのような取り組みが現状から可能なのか。この辺をもう少し詳しくお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 沖縄県体育協会を初めとする県内のキーパーソンと連携し、東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿の誘致活動を行っております。これを機に2020年以降も継続的な合宿交流等を行うことを目的としており、2020年完成予定の多目的アリーナの活用につながるものと考えております。また、受入体制準備委員会の中で、今年の9月に行ったフランスバレーボール男子アンダー19の合宿及び、パナソニックパンサーズとの親善試合の結果をもとに、スポーツ合宿や大会の際の受入体制の課題や効果を検証しているところでございます。また、合宿、大会等の誘致や受け入れの取り組みを継続する中で、地域への波及効果を高める仕組みの構築に、引き続き取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 スポーツはまさに人種を超え、国籍を超え、市民が交流できる取り組みとなりますので、国際文化観光都市沖縄市として、スポーツコンベンションをより推進していただき、2020年、そして2023年と、体制づくりに取り組んでいただければと思います。 今回は、まだこういう2020年に向けての体制づくりや2023年のバスケットワールドカップに向けての体制づくりについて、要望という形で、今後全庁的な組織づくりをお願いしたいということで質問をさせていただいたのですが、といいますのも、今回、会派輝で、11月に視察でスタジアムを有する岡山市を訪問してまいりました。岡山市は、J2チームのファジアーノ岡山というチームを有しておりまして、スタジアムと中心市街地が約2キロメートル弱という立地になっております。これは沖縄市が、アリーナが完成し、中心市街地と言われるこの胡屋十字路、ちょうど2キロメートル弱です。同じような立地条件になります。岡山市では、そのスタジアムから中心市街地までを、観客がしっかり足を運ぶような取り組みとして、マンホールにJ2チームのキャラクターのマンホールをつくったり、商店街も一緒になって盛り上げるということで、応援の旗であったりのぼりを設置して、よりスタジアムに訪れた人たちが、この岡山市で飲んで、食べて、泊まって楽しめるような取り組みを、市を挙げて取り組んでいる事例を、大変参考にさせていただきました。今後、2020年、2023年と、沖縄市の中でも大きく、そういう誘客に対しての取り組みが重要になってくると思いますので、今後引き続きの連携を、また市の中で組織をつくっていくような体制を、市長を初め、当局の皆様にお願い申し上げ、質問事項1.を終わりたいと思います。 続きまして質問事項2.教育行政について。質問の要旨(1)今後の教育行政について、以下の点をお伺いいたします。本員、平成29年度の決算委員会にも参席したのですが、その際にも、この児童生徒支援事業を質疑させていただきまして、沖縄市のセーフティーネットとして大変有意義な事業であると確認させていただきました。だからこそ、この事業をより拡充していくことに向けて質問していきたいと思います。①まずは当局の現状、取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 こんにちは。嵩元直萌議員の一般質問にお答えいたします。 現在、市教育委員会が取り組んでおりますセーフティーネット事業、いわゆる児童生徒支援事業についてということでのお尋ねでございます。児童生徒支援事業といたしましては、小学校へスクールカウンセラーを8人、中学校へ心の教室相談員を8人と、学校支援教育補助者を6人、そして指導課内に生徒指導のスクールソーシャルワーカーを1人配置しております。また、児童生徒支援事業の貧困対策といたしまして、指導課にスクールソーシャルワーカーコーディネーターを1人、各中学校区へスクールソーシャルワーカーを8人配置しております。それから、不登校児童生徒支援として、委託先としてホップステップクラブとゆめさきの2カ所を指定して、セーフティーネットとしての対応をしているところでございます。以上でございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 実態としての各人員の配置を御答弁いただきました。本員としては、これをより充実させていきたい中で、先ほど本員が申し上げたセーフティーネットという役割を果たしているという実情をもう少しお伺いしたく、さまざまな相談が上がってきていると認識しております。どのような相談があるのか、またその相談を受けて市の各関係部署にどのように連携してつなげていっているのか、そこの詳細をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 どのような相談活動がなされているかということでございますが、まず貧困対策についてのスクールソーシャルワーカーの活動状況から御紹介させていただきます。平成29年度の活動の報告では、支援世帯が153世帯、支援した数が257人、うち児童生徒の人数189人となっております。また支援をした人をつないだ場所におきましては、学校においては50人、居場所に関しては10人、児童相談所に9人、市役所内の各関係機関に57人、その他50人で計176人のつなぎをしているということでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 やはり本事業は、この児童生徒支援事業という名前にとどまらず、実際、この児童を見ている親御さんの問題であったり、その生徒を取り巻く環境に関しても、しっかりと実際の現場での課題、問題というものを聞く相談の窓口になっている大変重要な事業だと思います。今後も引き続き、この実態をしっかり把握しながら、今後は地域包括支援センターの皆さんや地域と連動して、上がってきた相談内容を、先日も高橋 真議員からもありましたような、全庁的な取り組みで、市のさまざまな課題を集約して、より的確にサービスを充実させていける、対応していけるような取り組みにつなげていければと思います。ありがとうございます。 続きまして②教育用コンピューター整備事業について、現状の取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 当該、教育用コンピューター整備事業に関しましては、各小中学校のコンピューター教室の整備更新を行っている事業となっております。パソコンの更新計画を約6年として、毎年おおむね4校ずつ更新してきております。またパソコンのほかサーバーや、時代に合わせて教育用ソフトも合わせて更新していく事業でございます。教育用ソフトの内容としては、アニメーションで理解を深めたり、習熟度別指導や少人数指導といった、いわゆる個に応じた指導ができる教材もあり、児童生徒の理解度に合わせて学年を変えて学習することもできるということでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 更新計画6年として、毎年おおむね4校ずつということで、沖縄市内の小中24校を回っているということですが、実際に更新の際にはソフトも変更するということで、本員はこのソフトのほうが重要かと認識しております。と言いますのも、本員は以前、ひやみかち教室という放課後学習支援事業に携わらせてもらっておりましたが、本員の見ている中で、児童生徒の学習習熟度には大きな差がありまして、自身の理解がストップしているところ、例えば、本員は中学生を見ていたのですが、数学に関して、やはり小学校レベルで習熟、理解度がとまってしまっている生徒もいて、一概に同じような内容を指導することが難しい状況にありました。しかしこのコンピューター、またソフトをそれぞれの習熟度に合わせて、戻って学習することが可能なソフトもあると伺っております。実際に本員も自分の携帯で探してみたのですが、そういう無料のアプリもありました。なので、本員からの提案なのですが、再質問としてお伺いいたします。 このコンピューター教室を開くことで、放課後残って学習したい生徒たちに、より開けた教室を準備してあげて、それぞれの理解を深めるための教室としての活用ができないかお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 指導部長兼教育研究所長。 ◎與那嶺剛指導部長 お答えを申し上げます。 原則として、学校の施設でございますので、基本的には学校長の判断に委ねられていると思いますが、せっかく整備をしているパソコンでございます。そしてソフトも有効なものもたくさん完備しておりますので、基本的に子供たちの学力向上であったり、また居場所づくりであったり、基本的に我々としては積極的に活用していただきたい。もちろん先生方の時間の制約もございますけれども、極力先生方が当然ついて、学校で使っていきますので、せっかくのものですので、ぜひどんどん活用していただいて、子供たちの学力向上等にどんどん使っていただければと考えているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 前向きな答弁ありがとうございます。 まさに、答弁の中にもあった先生たちの時間が、やはり部活動であったり、各生徒に割く時間が大変膨大になって、一人一人の細かな教育指導であったり、そういうものが難しい状況にあるので、生徒みずからが学べて、自分で理解度を高められるようなこういうコンピューターやソフトというものを生かして、みんなが同じような環境で、同じような状況で、教室の中では同じような教育指導の内容になってしまうので、放課後をいかして、そういう差を埋めていけるような取り組みにできればと。また実際に本員も携わっていたので、ひやみかち教室は学校によって使う教室が違うと思うのですが、本員の場合は理科室を使って数学を教えていたのですが、これをぜひコンピューター教室を使わせていただければ、生徒がやっている学習の内容に応じて、それぞれがストップしているところで指導することができるので、より効率的なそれぞれがとまっているところに対しての指導というものが可能になってくるので、沖縄市が既に取り組んでいる放課後学習支援事業と連携して、コンピューター教室、せっかく数千万円の事業として取り組んでいるので、連携した形を今後充実していただければと思います。 続きまして③です。教育行政ではないのですが、保育所AI入所システム検討についてお伺いしたいと思います。以前から待機児童の問題が残っている中で、市長を初め、この待機児童を解消するためにさまざまな取り組みをして、保育所を新しく準備してやっているのですが、実際どこに入所するのかという処理自体大変膨大な作業量だと認識しております。これを今後解決していくために、職員の時間をより的確に使っていくためにも、こういうAIの入所システム、全国的に広がりを見せていると伺っておりますので、沖縄市当局としての見解についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 こどものまち推進部長。 ◎屋比久功こどものまち推進部長 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 保育所の利用調整に当たりまして、各家庭の就労等の状況や保護者の希望などを総合的に考慮し、保育の必要性について優先度を点数化し、入所選考をしておりますが、人工知能、いわゆるAIシステムを活用する実験的な試みが、昨今マスコミで報道され、注目を浴びております。その際、AIシステムが算出した利用調整案をベースに、職員が入所選考の最終判断を行うこととなります。現在本市では、待機児童対策で倍増した七十数箇所の保育施設と、急増する約5,300人を超える申込者の多様な要望をマッチングさせるため、多くの職員を動員し、約2カ月間、時間外でかなりの労力をかけている状況がございます。導入により、膨大で煩雑な手作業を省略化し、職員の負担軽減を図りつつ、より早く保護者に選考状況をお知らせし、保護者との丁寧な利用調整が可能となります。本市の実証実験でも一定の制度があることを確認していますが、全国でも導入事例が少なく、技術開発の途上にあるAIの課題も指摘されていることもあり、現在、多角的な観点からモデル事業的に導入できないか、具体的に検討しているところです。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 既に実証実験まで入っているということで、モデル事業として検討したいということなので、ぜひ推進していただけたらと。と言いますのも、今、5,300人を職員が2カ月間かけて処理すると聞いただけでも、本当に大変な作業だと。本員の周りも、兄弟を入園させたい親御さんが、既にお兄ちゃんが入っているところに入れたい。でもそれは難しい。弟さんがどこに入るかといったら、大変遠い場所を提案されたりして、それをより効率化していけるのも、チェスであり、将棋であり、AIに負ける時代になってしまっていますので、AIに任せて、より最適な分配をして、家族にとっても、そして先ほど聞いた作業量も膨大になりますので、沖縄市職員の負担を軽減する意味でも、ぜひ今後も積極的に導入について検討を進めていただけたらと思います。 続きまして質問事項3.健康福祉についてであります。質問の要旨(1)市内病院との連携について。本員は、以前バイオデザインという医療関係のワークショップに参加したのですが、沖縄の医療の現状というものは、機器であったりも含めて、なかなか情報も含めて本土からおくれをとっている現状がございます。そこを市がきちんとリードする形で、市内の病院と連携して、より市民の健康福祉の向上について取り組んでいっていただきたいというところから、質問をさせていただきます。①保育器等の医療機器の改善についてお伺いします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 こんにちは。嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 保育器等の医療機器の改善についてのお尋ねでございます。まず市からの補助等はございませんので、県あるいは国の補助があるかどうか、県の保健医療部に確認したところ、医療施設等設備整備費補助金交付要綱に基づく、国の補助メニューがあるとの案内がございました。ただ、この補助金は僻地医療の確保及び臨床研修医の研修環境の充実等を図ることを目的としており、主に公立病院や公的病院を対象とするものとなっております。中には民間医療機関への補助メニューもございますが、僻地が対象となっており、市内の民間医療機関は補助の対象外ということでございました。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 本件、質問をするに当たっていろいろな情報をやり取りさせていただいて、国の補助メニュー自体はある状況ですけれども、目的は僻地に対しての補助メニューであるということで、なかなか本員が訴えていきたかった、今の保育器等を、やはり沖縄の病院の中で老朽化が進んでいるようなものを改善していく補助は、現状はないということだったのですが、これはあくまで行政機関としての補助メニューがないという状況だと思いますので、今後は民間の医療機器のメーカーが持っている財団なのか、もしくはそういう機器に対して補助が出るようなところがあるのか、その辺を市として、より市民の健康福祉増進に向けて、市内の病院と連携するような取り組みを積極的に行っていただけたらと思います。 続きまして②健康増進に向けた取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 市内病院と連携した取り組みとして、主に3つの事業に取り組んでいます。まず1つ目に健康づくり講演会の開催でございます。健康に関する知識の普及、啓発を目的に、医師や看護師などによる講演会を毎年開催しております。2つ目に37ある自治会で実施する37運動の開催でございます。希望する自治会には、医師や看護師、理学療法士などを派遣し、健康講話や運動の実践等を実施する事業となっております。3つ目にCKD(慢性腎臓病)・糖尿病性腎臓病登録医事業でございます。この事業は平成29年度から開始した事業で、生活習慣病から発生する慢性腎臓病を早期に発見し、早期治療につなげ、人工透析を少しでもおくらせることを目標に取り組んでおります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 市として、積極的に市民の健康増進を図るような形で、市内の医療機関であったり、医師会と連携をしてさまざまな取り組みをされているなと理解させていただきました。せんだっても、稲嶺隆之議員からもソーシャルインパクトボンドの話もありましたが、将来的に、本員は医療の分野においてのコストが一番の懸念材料になっていると認識しております。今後、市としてよりリードしていって、こういう市民の健康増進を促すような事業をすることで、将来的な医療費を下げていく、そういう取り組みに期待して、積極的に取り組んでいっていただきたいと思う中で、本員少し、以前から感動している沖縄市の事業がございまして、おきはくん健康ポイント事業について、概要についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 お答えいたします。 市民が健康づくりに自主的に、また継続して取り組んでいただくための動機づけとして、18歳以上の市民を対象に、おきはくん健康ポイント事業を平成29年度より実施しております。健診の受診が必須項目となっているほかは、市が主催する健康づくり講演会などへ参加したり、けんこう応援店や市内の運動施設を利用したり、日々の歩いた歩数を報告することで、健康ポイントをためることができます。一定のポイントに到達した市民には、抽選で2,000円から2,500円相当の得点引換券を贈呈する内容となっております。得点は10種類用意しており、東南植物楽園やちゃんぷる~市場、市内のけんこう応援店などで利用できます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 本員はこの健康ポイントの実際の特典を聞いただけでも、みんながより参加しやすい取り組みになっているのではないかと。一番ちゃんぷる~市場の商品券が人気だということも伺っていて、市の中で、しっかり健康増進しながら、市内のお店も使っていくというすばらしい取り組みかと。実際、月曜日から始まった東南植物楽園でのウオークラリーのキャンペーンに、本員も参加したく応募しようと思ったら、あっという間に一日で募集定員を終えたということで、一般質問の準備をしている場合ではなかったかもしれないと後悔しております。済みません。積極的におきはくん健康ポイントを進めていただきたいと思う中で、特典の御説明をしていただいたのですが、実績をお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 健康福祉部長兼福祉事務所長。 ◎上原三千代健康福祉部長 実績をお答えする前に、ウオーキングフェスについては、議員の皆様には別枠で御案内を申し上げますので、御参加いただけますようよろしくお願いします。 それでは平成29年度の実績についてお答えいたします。平成29年度は782人の応募があり、当選の定員が1,000人だったことから、全員に2,500円相当の特典を贈呈いたしました。応募者へ実施したアンケートでは、健康無関心層が多いと言われる30歳から50歳代の参加率が38.9%と約4割を占めており、また32.1%の方が本事業へ参加したことがきっかけとなり、健康づくりに取り組むようになった、または今後取り組みたいと答えております。ほかにも、参加者のほぼ全員が特典がなくても、今後、健康づくりに取り組むと答えております。このことからも、始めたばかりの事業で目に見える成果としてあらわれるのは今後になろうかと思われますが、健康づくりに対する動機づけと意識の向上が、ある一定程度図れたのではないかと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 そして答弁の前に市議会議員は特別枠で参加できるということで、積極的に参加申し込みをしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。不健康だと思われている方は、ぜひ一緒に参加しましょう。ありがとうございます。 続きまして質問の要旨(2)市内公園での取り組みについて。①パークPFI活用による健康増進についてお伺いいたします。
    小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 パークPFIとは、公募設置管理制度で、都市公園に民間の優良な投資を誘導し、公園管理者の財政負担を軽減しつつ、都市公園の質の向上、公園利用者の利便性向上を図る新たな制度管理手法で、公園利用者の利便性向上に資する飲食店や売店等の施設の設置と、当該施設から生じる収益を活用し、その周辺の園路、広場等の整備、改修等を一体的に行うものを、公募により選定する制度で、平成29年6月に創設されたものでございます。パークPFI活用による健康増進の実施に当たりましては、公募対象公園の選定や方針の整理、公募設置等指針に基づく民間からの事業提案を受け、事業化への運びとなります。今後、健康福祉部と庁内部署との連携を図り、他市町村の事例も参考にしながら、パークPFIの導入へ向け、調査研究に努めてまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 平成29年度の都市公園法の改正によって、今後広がりを見せてくる制度かと認識しております。前回の一般質問でも、センター公園を、昔は交番があったりした場所で、本当に市街地の中にあって、利用している方もなかなか限定的なところではあるのですが、それを積極的に活用していきたいというある団体さんの要望も伺っておりますので、この制度も活用しながら、ぜひ沖縄市内の、ちょうど指定管理でいろいろと大きな公園も変わって、指定管理者も変わっていく流れもありますので、より公園の市の持つストックを利活用していけるような制度として推進していただけたらと思います。その中で再質問させていただきます。 現在、既に本市のホームページに掲載されている、コザ運動公園内サッカー場跡地活用のための公民パートナーシップ構築事業というものが掲載されていると思うのですが、その中で、先ほどの答弁でも少し説明があったと思うのですが、今、現段階で、沖縄市としてこの制度をどのように取り入れようとしているのか、現状の個別型サウンディング調査という現状と伺っているのですが、少し詳細をお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 個別型サウンディング調査とは、民間の活力、ノウハウを活かした提案を広く募集し、参画意向のある民間事業者と個別に対話を実施するものでございます。コザ運動公園においては、多目的アリーナの建設を契機に、さらなる公園全体の機能向上や公園利用者のサービス向上を図るため、サッカー場跡地の駐車場整備などに向けた検討を進めているところです。今年度は、サッカー場跡地が県道の幹線道路や沖縄自動車道南インターチェンジに隣接している立地特性を活かし、公共交通などの交通結節機能の導入や施設整備における民間活力の導入に向けた可能性調査を行ってまいります。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 現段階では調査という状況で、マーケティングをしている状況かと思うのですが、本員としては、皆さん御存じのように、ライザップなどは健康増進を図る意味では、ミニライザップみたいなものが公園にできた際には、よりダイエットを積極的にしたい人が利用したり、そういう公園の中での収益事業につながるような取り組みになっていくのではないかと思う意図も含めて、ぜひパークPFIの推進を進めていただけたらと思います。 健康増進ということだったのですが、②パークPFI活用による福祉充実について。先ほどカフェのお話もされていたと思うのですが、福祉の面でどのような事業者を導入することが可能なのか。事例等も含めてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部参事。 ◎比嘉直樹建設部参事 パークPFI活用による福祉の充実の実施に当たりましては、公園内に子育て支援施設や地域の交流をより促進することができるカフェ等の設置などの県外事例もございますので、パークPFI活用による健康増進と同様、導入へ向け調査研究に努めてまいります。また、他市の事例の一例を御紹介させていただきます。福祉の充実につきましては、ただいま御紹介したように民間企業が公園内にカフェを設置管理している事例が多数ございます。人々が集まるカフェ等の設置により、これまで以上に公園の利用促進につながり、公園で遊ぶ子供を見守りながら、公園内のカフェでママ会が開催されるなど、コミュニティ及び福祉の充実が図られ、都市公園の魅力が向上したとの事例がございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 今の御答弁のような事例が、ぜひコザ運動公園や八重島公園、そのほかの市の公園の中で実際にされることで、より沖縄市内のすてきな絵が広がっていくかと。ママさんたちがコミュニティをつくるいいきっかけとしても、そういう制度を利用して推進して、市民の健康福祉に関して、公園を活用して取り組んでいただけたらと思います。 続きまして質問事項4.沿道まちづくりについてお伺いいたします。質問の要旨(1)中心市街地における拡幅、区画整理事業について以下の点をお伺いします。本員の地元でありながら、国道330号とゲート通りの両事業についてお伺いしたいと思います。①現在の取り組み、今後の展開についてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 嵩元議員の一般質問にお答えいたします。 国道330号拡幅事業につきましては、沖縄総合事務局を事業主体に、国道330号胡屋北交差点改良事業として、平成29年度に事業着手しております。平成30年度の取り組みとしては、南部国道事務所において用地測量や土地評価及び物件補償金算定調査等を行っており、早ければ平成32年度の工事着手、平成33年度の工事完了を目指して取り組んでいると聞いております。本市の取り組みとしましては、これまで国道拡幅の時期に合わせた中期的な残地活用方法や活用主体及びまちづくりルール等の検討を行ってまいりました。また権利者等に対し、共同建てかえやまちづくりへの意識を促すための勉強会及び講演会を開催しております。引き続き、国道拡幅事業の進捗状況に合わせて、沿道まちづくりを進めてまいります。中の町地区土地区画整理事業の取り組みとしましては、現在、中の町地区のまちづくり基本方針であるにぎわいの創出と、定住促進に向けた身の丈のまちづくりの実現に向けて、権利者や中の町地区関係団体との意見交換等を通じ、まちづくりルールの検討、その他、道路詳細設計を行っております。今後は平成31年度以降の仮換地指定に向けて、引き続きまちづくりルールの検討や換地設計等を行っていきたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 もう既に国道330号の拡幅も、ゲート通りの中の町の区画整理も、さまざまな市民団体とのやりとり、意見交換を進めているということで、さまざまな事業、取り組みが進んでいると思うのですが、実際に沿道まちづくりという言葉の中に、追加で質問していきたいのが②です。沿道だけではなく沿道の奥に存在するエリアの人たちとの連携について、市としてどのように取り組んでいるのかお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 国道330号沿道まちづくりにつきましては、平成30年度は拡幅残地の活用主体となるまちづくり会社の設立を促すべく、広く権利者等に呼びかけ、まちづくり会社設立準備会を開催し、具体的な拡幅残地の活用方法を検討しているところでございます。まちづくり会社による残地を活用したにぎわい創出を、沿道奥地といいますか、後背地へと面的に波及させていくことを念頭に、今後設立されるまちづくり会社とともに、後背地の商店街や地域住民の方々との連携を検討してまいりたいと考えております。中の町地区まちづくりにつきましては、区画整理後の将来を見据えたまちづくりに対する意見交換及び情報共有を行うことを目的に、中の町地区の権利者及び自治会、ゲート通り会、コザ商店街連合会、沖縄市観光物産振興協会等の地区関係団体、それから庁内関係部署をもって構成する中の町地区まちづくり検討会を開催し、意見交換及び情報共有を行っております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 このまちづくり会社というところがすごくポイントになってくるかと。どういうメンバーが入ってきて、どのような見通しになっているのか、設立の見通しを含めて再質問したいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 国道330号沿道まちづくりの主体となるまちづくり会社につきましては、今年度は、まちづくり会社設立準備会を計8回開催し、開業計画書を作成する予定でございます。次年度には、その開業計画書をもって出資者を募るとともに、権利者や地域の方々に協力を呼びかけ、まちづくり会社の設立を目指しております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 続きまして③市民参画に向けた取り組みについて。今のまちづくり会社、実際にかかわっている権利者であったり、地域の中でいろいろと活動している方のみが知っている状況は避けたいと思っておりまして、より広く一般の市民、またはまちづくりに関心がある人たちが参加しやすいような取り組みを広げていくために、③の取り組みについてお伺いしたいと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 国道330号の沿道まちづくりに関する市民参画に向けた取り組みといたしまして、これまで、国道330号沿道まちづくり講演会や勉強会に、権利者を初め、商店街や地元住民の方々へ、広く案内、呼びかけを行ってまいりました。中の町地区につきましては、土地区画整理事業が、地区内の地権者の減歩により公共用地を生み出し、道路等の公共施設整備を行う事業であるため、まちづくりにおいても、地権者を中心に議論を重ね、勉強会や意見交換会等に、地区の関係団体の御参加をいただいているところでございます。市民参画の取り組みにつきましては、今後どのような取り組みが可能か、地権者やまちづくり会社、地域住民の意向を鑑み、検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 広く案内を呼びかけたと御答弁があったのですが、せんだって、中の町区画整理事業に関して、推進協議会を行っているところに参加してきたのですが、地権者のうち半分にも満たないような参加者の状況だということで、区画整理事業であったり、拡幅事業がこの街をつくっていくすごく大切な事業であるということをわかりやすく、そして楽しく説明することが、すごく重要だと認識しております。 その中で再質問、広く案内を呼びかけていく、今後の取り組みも含めて、御答弁いただけたらと思います。 ○小浜守勝議長 建設部長。 ◎仲宗根保彦建設部長 お答えいたします。 まちづくり講演会や勉強会について、これまで平成28年度に5回、平成29年度に3回開催し、それぞれ権利者など約200人へ文書郵送による案内を行っております。また、地域の自治会や商店街、まちづくり関係者などの代表者で構成する胡屋地区まちづくり検討ワーキングでの案内を行ってまいりました。まちづくり会社設立準備会については、権利者約200人へ郵送、商店街関係者約200人へ配布し、市のホームページでも1カ月、掲載を行っております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 膨大な量の郵送を行って、市民であったり関係者に訴えている取り組みは、大変すばらしい取り組みかと思いながら、やはり先ほども質問事項1.でお話していたとおり、アリーナが完成して、より街が一体となって、アリーナに訪れた観光客や市内外の人たちの交流を、街が一体となって取り組んでいくためには、より多くの参加者、そしてその認識が大変必要だと本員は思っております。今後、ホームページであったり、いろいろ発信していく情報の中で、沖縄市の顔と言われるゲート通りを含めた胡屋十字路近辺の区画整理と拡幅事業が、沖縄市の顔を改めてつくっていくというすごく大変重要な事業を、みんなで考えてみんなで盛り上げていこうというムードをぜひつくっていっていただきたく、本員はこの質問をさせていただいております。先ほどの答弁のとおり、権利者約200人、商店街関係者約200人へ郵送にて配布しているとありますが、今後も、本員も一緒になって、地元でもありますし、対象者でもあるので、より多くの人が参加しやすい、間口を広げたまちづくりができるように、当局と連携していきたいと思っておりますので、市長を初め、当局の皆様、ひとつ、この沖縄市の顔が変化していくこの事業を、あたたかく積極的に参加していただけたらと思います。 続きまして質問事項5.商工振興について。質問の要旨(1)商工振興を盛り上げるのに必要な就労支援について以下の点をお伺いいたします。①就労支援の現状、今後について、当局の現状の取り組みについてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 暫時会議時間の延長を行います。 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 それでは嵩元議員の御質問にお答えいたします。 就労支援の取り組みといたしましては、パークアベニューに設置しているジョブカフェにおいて、カウンセリングによる就労支援を初め、講座の開催や職場体験のコーディネートなどを行っております。また、自治会や商業施設などで就労相談会を実施したほか、早い時期からの就労意識の向上を目的に、小中学生を対象として職場体験イベントなどを実施し、多くの児童生徒に参加いただいております。さらに障害者の就労支援といたしまして、職場開拓や就職後の定着支援などを実施しているところでございます。今後も引き続き関係機関と連携し、就労支援に努めてまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 御答弁ありがとうございます。 ジョブカフェが設置してあるパークアベニューの場所が、本員は大変重要だと認識しておりまして、下にファミリーサポートセンターがあることによって、働きたい意欲のあるお母さんが、一時赤ちゃんを預けながらジョブカフェで新しい仕事を探すという、すばらしい連携が取れているので、今後もこの設置のメリットを生かして、より働きたいお母さん世代も含めて、取り組みを充実させていただけたらと思います。 続きまして②起業支援の現状、今後についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 創業・起業への支援につきましては、一番街商店街内にスタートアップカフェコザを開設し、創業・起業を志す方々の相談に対応する専門相談員を配置しているほか、各種セミナーの開催を通じて、創業・起業の機運を醸成し、潜在的な希望者を発掘するなど、さまざまな支援を行っており、平成29年度には年間約2万人に御利用いただいております。また、県内の金融機関と創業支援に関する協定を締結するなど、関係団体や関係機関と連携し、創業・起業を希望される方が抱えるさまざまな課題やニーズ等に対応できるよう、支援体制を構築してまいりました。今後も引き続き、関係機関と連携し、創業・起業支援に取り組んでまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 本員もスタートアップカフェコザのイベントによく参加するので、本当に起業したい人口がふえていると実感しております。 この働き方改革で、さまざまな働き方、そして起業というものが多様になっている中で、③非大卒向けの就労支援について。この言葉だけ聞くと、大変限定的な内容に聞こえるのですが、沖縄の現状の中で、20代の失業率が高い、失業者が多い現状があります。学歴社会の中でそういう大卒ではなくても働けるという現状に対して、県外ではそういう非大卒というものを逆にブランディング化して取り組んでいる就労支援を行っている会社、ハッシャダイというところがあると聞いております。そういう取り組みについて、本市の検討、見解についてお伺いいたします。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 現在、本市における就労支援といたしましては、学歴による区分ではなく、若年者と障がい者に特化した形で就労支援を実施しているところでございます。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 再質問になるのですが、ハッシャダイであったり、人材育成でユニークな人材として、より支援をしていっていることに対して、沖縄市としての取り組み、検討について、どのようにお考えでしょうか。 ○小浜守勝議長 経済文化部長。 ◎上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 議員御提案の件につきましては、雇用就労のマッチングにつながる手法になる可能性もあると考えており、就労支援の新たな手法として、今後調査検討してまいりたいと考えております。 ○小浜守勝議長 嵩元直萌議員。 ◆嵩元直萌議員 ありがとうございます。 本市出身の人間もアンバサダーとして活躍していると聞いているので、ぜひ連携していただけたらと思います。御答弁ありがとうございました。これにて、嵩元直萌、2018年最後の一般質問も終わりとなります。2019年以降、目まぐるしく沖縄市の環境が変化していくと思います。どうか市長、当局、市民の皆様、お体を御自愛なさって、よりよい新年に向けて、よりよい年末をお過ごしくださいませ。未来につながる沖縄市を目指す嵩元直萌の一般質問、御対応、御答弁、まことにありがとうございました。 ○小浜守勝議長 以上で嵩元直萌議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。  休 憩 (午後 4時00分)  ~~~~~~~~~~~~  再 開 (午後 4時01分) ○小浜守勝議長 再開いたします。 お諮りいたします。 本日はこれをもちまして、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。    (「異議なし」の声あり) ○小浜守勝議長 御異議なしと認めます。よって、本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は、明日12月20日木曜日、午前10時より会議を開きます。 本日は、これをもちまして延会いたします。  延 会 (午後 4時01分)...