沖縄市議会 2015-07-02
07月02日-04号
第377回
沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────
┐│ ││ 平成27年
││ 沖縄市議会定例会会議録 ││ 第377回
││ ││ 平成27年7月2日(木)午前10時開議 ││ │└──────────────────────────────────────
┘ 議 事 日 程 第 4 号 平成27年7月2日(木) 午前10時 開議第 1 一 般 質 問 ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 (議事日程のとおり) ──────────────────────────────出 席 議 員 (30名) 1 番 糸 数 昌 弘 議員 16 番 高 橋 真 議員 2 番 島 田 茂 議員 17 番 森 山 政 和 議員 3 番 栄野比 和 光 議員 18 番 千 葉 綾 子 議員 4 番 小 谷 良 博 議員 19 番 前 宮 美津子 議員 5 番 普久原 朝 健 議員 20 番 高江洲 義 八 議員 6 番 稲 嶺 隆 之 議員 21 番 喜友名 朝 彦 議員 7 番 屋富祖 功 議員 22 番 小 浜 守 勝 議員 8 番 伊 佐 強 議員 23 番 浜比嘉 勇 議員 9 番 桑 江 直 哉 議員 24 番 新 里 治 利 議員 10 番 諸見里 宏 美 議員 25 番 阿多利 修 議員 11 番 新 屋 勝 議員 26 番 与那嶺 克 枝 議員 12 番 金 城 由 美 議員 27 番 島 袋 邦 男 議員 13 番 仲宗根 誠 議員 28 番 喜 納 勝 範 議員 14 番 小 渡 良太郎 議員 29 番 池 原 秀 明 議員 15 番 藤 山 勇 一 議員 30 番 新 垣 萬 徳 議員 ──────────────────────────────欠 席 議 員 (なし) ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市 長 桑 江 朝千夫
総務部次長兼 石 原 昌 尚 総務課長 副市長 仲 本 兼 明 企画部長 源 河 朝 治 総務部長 島 田 孝 市民部長 伊 佐 剛
健康福祉部長兼 仲 本 兼 章 消防長 高宮城 寛
福祉事務所長 こどものまち 屋比久 功 教育長 狩 俣 智 推進部長
経済文化部長 上 里 幸 俊 教育部長 比 嘉 良 憲 建設部長 宮 里 善 伸 指導部長兼 宮 平 守 市
教育研究所長 建設部参事兼 甲 斐 広 文
教育部参事 銘 苅 政 伸
東部海浜開発局長 水道局長 仲宗根 弘
教育総務課長 松 元 司 水道部長 仲宗根 弘 光 ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長 平 田 嗣 巳
議事課長補佐 金 城 優 一 兼調査係長 事務局次長兼 盛 島 秀 紀 議事係長 桑 江 徹 議事課長
○
普久原朝健議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数28名であります。伊佐 強議員、
小浜守勝議員から遅刻の届け出があります。 本日は、議事日程第4号によって議事を進めます。
△日程第1 これより一般質問を行います。
藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 皆様、おはようございます。一般質問2日目、本日の一番手になります公明党会派の藤山勇一でございます。本日の日程がスムーズに進行できるよう、先駆を切って頑張ってまいりますので、よろしくお願いいたします。 質問に入る前に先ほど議長からもありました、本員も少し所見を考えていたのですけれども、日本代表の
女子サッカーチームが
FIFAワールドカップ準決勝、日本対イングランドが今、行われて、前半1対1の冷や冷やした展開と、後半戦もなかなか苦しい戦いでありましたけれども、
最後ロスタイム、劇的な相手選手の、ちょっとかわいそうでしたけれども、オウンゴールで、2対1で日本が決勝に進出となりました。大変におめでたいことだと思います。 決勝は7月6日、月曜日です。朝の早い時間に、宿敵のアメリカとまた決勝戦という形になっております。2連覇を目指して頑張ってほしいと思います。 この
なでしこジャパン、「大和なでしこ」の日本女性の美しさを表現したということで、「
なでしこジャパン」と命名されています。本当に日本の女性、この
ワールドカップの
女子サッカー選手を見てもわかりますけれども、本当にりりしい姿、そしてまたその中でも清楚で女性らしい姿で誠実に、また地道に戦っていく姿が印象的だと思います。連覇を目指して、しっかりと応援していきたいと思います。簡単ではありますけれども、早速質問のほうに移らせていただきます。
一般質問通告書の6ページでございます。それでは、質問事項1.安心安全なまちづくりについてお伺いいたします。昨日、7月1日は国民安全の日が国として制定されている日でありました。国民の一人一人が、その生活のあらゆる面において、施設や行動の安全において反省を加えながら、その安全確保に留意し、これを習慣化する気運を高め、産業災害、交通事故、火災等国民の日常生活の安全をおびやかす災害の発生の防止をはかるため、「国民安全の日」を創設するとありました。そこで質問の要旨でございます。(1)
市内公共施設等の事故・事件について。①中学校・小学校・幼稚園での件数と内容についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会指導部長兼
市立教育研究所長。
◎宮平守市指導部長 おはようございます。藤山議員の質問にお答えいたします。 質問の要旨(1)①中学校・小学校・幼稚園での事故件数と内容についてということでございます。平成24年度から平成26年度までの3年間の数でまとめてあります。まず幼稚園においては、夜間や休日等の器物破壊が2件、それから保育活動中のけがが74件、不法侵入が1件ございました。 小学校においては、夜間や休日の器物破壊が6件、教育活動中のけがが22件、不法侵入2件、不審火も1件報告されております。 中学校においては、夜間や休日等の器物破壊が12件、教育活動中のけがが5件、不法侵入3件、それから不審火2件という報告がございました。以上です。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 指導部長、御答弁ありがとうございました。 市内の中学校、小学校、幼稚園等のこういった事例で、今、外部からの侵入による事件等、また校舎等の
器物破損等、さまざまあると思います。 本員がお伺いしたところ、学校の公用車のいたずらとか破損等も多々あるというのをお伺いしました。先日、ある幼稚園にも少しお伺いしたところ、外部から侵入されたような形跡があったということも見受けられておりました。 そのまま引き続いて、次、質問の要旨(1)②市内公園での、件数と内容についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 おはようございます。藤山議員の御質問にお答えいたします。 質問事項1.質問の要旨(1)②についてでございます。器物破損につきましては、平成24年度に3件、平成25年度に4件、平成26年度5件、平成27年度現在1件となっております。 不審者につきましては、市では把握しておりませんが、市民や自治会の情報により、街灯の消灯時間の調整を行った経緯はございます。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今建設部長のほうから、公園内での
器物破損等の報告がありましたけれども、この中で、もし多数回とか、何か警察とかでも届出した件とかがあるのでしたら、もう一度答弁いただけるのでしたら教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 特に悪質な3件として、1つ目に
コザ運動公園内において目的外駐車した人が車どめの南京錠を破損したことがありました。2つ目に、池原のあしびなー公園、
トイレ舞台側のステンドグラスの破損がありました。3つ目に
八重島公園バスケットゴール支柱保護マットが外されることが続き、カッターによる破損がありました。以上です。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、やはり市内公園で、少し確認させていただいたところ、こういった駐車場の車どめの破損は何回もあったということで、また池原の公園のほうでもガラスの破損は本当に何度もあるということで、同じく
八重島公園のほうでも、あちらはバスケットをされている方も多いのですけれども、保護マットの破損も何回もあるということで、この辺の対応等もあると思いますけれども、続いて質問の要旨(2)に移ります。 市内の公共施設における
防犯カメラの設置状況についてでございます。今までも中学校、小学校等のことは議会でもたびたび取り上げていらっしゃいますけれども、また重ねてお伺いしたいと思います。質問の要旨(2)①中学校・小学校・幼稚園の
防犯カメラの設置状況についてお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 おはようございます。それでは、藤山議員の御質問にお答えいたします。 質問の要旨(2)①中学校・小学校・幼稚園における
防犯カメラの設置状況についてでございます。中学校におきましては8校中3校、小学校では16校中11校、それから幼稚園におきましては16園中4園で設置をしております。 また、現在、
校舎全面改築を進めております中の町小学校におきましても、設置を予定しているところでございます。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 教育部長、今、幼稚園、小学校、中学校、沖縄市内の学校に設置してありますけれども、今、設置されている、詳しい学校名等がございましたら教えてください。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 では、ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。 中学校におきましては、コザ中学校、美里中学校、宮里中学校の3校でございます。 それから小学校におきましては、
コザ小学校、
安慶田小学校、
諸見小学校、
島袋小学校、
山内小学校、
美里小学校、
宮里小学校、
高原小学校、
室川小学校、
美原小学校、
比屋根小学校の計11校になります。 それから幼稚園については、美里幼稚園、室川幼稚園、美原幼稚園、
比屋根幼稚園の4園でございます。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 詳しく各学校を教えていただき、ありがとうございました。 ではそのまま続いて、質問の要旨(2)②市内公園での
防犯カメラの設置状況について伺います。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 市内の公園におきまして、市が設置した
防犯カメラはございません。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、市内公園で
防犯カメラを市が設置したのは1台もないという御答弁をいただいたのですけれども、聞き取りした中で、上地第一公園、中の町の近隣の公園には
防犯カメラみたいなものが設置されているように思うのですけれども、そのことを詳しく教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 設置については警察が行っております。平成13年度に上地第一公園を含む通りに
防犯カメラが設置されております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 あの近隣は、またとても暗い状況があったり、いろんな状況があると思うのですけれども、もしこの辺、上地第一公園にある
防犯カメラの設置の経緯等が、わかりましたら教えていただければと思いますが、よろしいでしょうか。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 平成11年度歩いて暮らせる
まちづくりモデルプロジェクト事業に応募いたしましたところ、
防犯モデル公園、
防犯モデル道路として本市の上地第一公園、中の町小学校線、市道中の町19号線が選定され、平成13年度に設置されております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今、市内公園、上地第一公園ですけれども、本員もこの防犯の何か話を聞いたら、警察のほうが、いろいろ県が取り組んで、
街頭緊急通報システムという形で通称「
スーパー防犯灯」として設置をされたと、今、市民部長がおっしゃったみたいに運用の
システム開始です。本市が県の補助に応募して、
モデル事業になったというのを聞いたのですけれども、お話の中で警察の方もおっしゃっていたのですけれども、この防犯灯が何か老朽化がひどくてとか、今までの使用回数をいろいろ検討した結果、撤去の予定があると聞いたのですけれども、今後はどうなるでしょうか、教えてください。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 ただいまの質問にお答えいたします。 去る4月に沖縄県警察本部と調整を行った際、設置当時と比べ、
携帯電話機器、通信手段の増に伴い、リアルタイムに警察への通報が可能になっていること。また、老朽化も進んでおり、近年は誤作動やいたずらがふえている状況にあるため、年内で機能停止ということで、平成28年度には撤去予定と伺っております。 中の
町小学校校長や
関係自治会長にも説明し、了承を得たと伺っております。その他の各
関係自治会とは
保安灯設置が必要という共通認識を持っておりますので、今後調整を進めてまいりたいと思っております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 確かに最初は本市としての
モデル地域で、応募した形でありますけれども、引き続きこの
保安灯設置をまた早急に果たしていただいて、これの代替ではないですけれども、しっかり
パトロール等の
取り組み等もしっかりしていってほしいと要望したいと思います。 そのまま質問の要旨に移りたいと思います。質問の要旨(2)③設置における防犯効果についてお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会指導部長兼
市立教育研究所長。
◎宮平守市指導部長 質問の要旨(2)③設置における防犯効果についての御質問でございます。
先ほど教育部長より設置されている学校の状況報告がありましたけれども、まず
防犯カメラが設置されている学校、幼稚園も含みますけれども、深夜から朝方にかけての器物破壊が起きた事案は、4件ございました。それから
防犯カメラが設置されていない学校においては10件発生しております。
防犯カメラが設置されている学校と、設置されていない学校においての深夜の事件の発生率を比べてみますと、やはり
防犯カメラが設置されていない学校は設置されている学校よりも発生率が2倍以上高くなっております。
防犯カメラの設置によって外部からの侵入による器物破壊を伴う事件ですとか、あるいは不審者の侵入とか、そういう防犯効果については効果が大きいと考えております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 御答弁ありがとうございました。 各学校、設置されているところと、設置されていないところ今、指導部長からの答弁にもあったみたいに、やはり比率としても、たくさん
防犯カメラが設置されているおかげで、本当に犯罪の抑止です。その防犯上の機能はしっかりと果たしていけているのではないかということで本員は実感しました。 市内の公園には
防犯カメラの設置がありませんけれども、もし建設部のほうで公園等、他市で
防犯カメラ等を設置されている状況とかありましたら、教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 他市町村の実績についてでございます。問い合わせた結果、うるま市は2公園、宜野湾市は1公園に
防犯カメラを設置したとのことでございます。浦添市、那覇市については、設置していないと聞いております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 うるま市は2公園です。宜野湾市が1つの公園、ほかの北谷町とか、また浦添市、那覇市のほうは、設置はないのですけれども、このうるま市の2公園、宜野湾市ですけれども、設置した
取り組み状況とか、経緯等も何かあるのでしたら、また参考にさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 設置した経緯についてでございます。うるま市につきましては、公園計画時の住民説明会において、住民からの要望により設置したとのことでございます。 また、宜野湾市につきましては、試験的に設置したとのことでございました。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございました。 うるま市は2公園、宜野湾市も1つあります。本市においても、
コザ運動公園、先ほどの事例等があります。また大きな公園で美里公園とか、マンタ公園とか、いろいろ大きい公園もありまして、今後、設置に向けて検討があると思いますので、よろしくお願いいたします。 それで関連しますけれども、質問の要旨(2)④今後の対応についてお伺いいたします。
防犯カメラの設置については、犯罪等の抑止効果が期待できる。しかしまた
プライバシー保護の観点などから、多々課題等もあると伺いましたが、本市の今後の対応を教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。 質問の要旨(2)④について、学校での今後の対応ということでお答えを差し上げます。これまで、学校施設における
防犯カメラにつきましては、学校からの要望等を受け、学校改築など、工事の補助金を活用しながら設置をしてきたところでございます。 しかしながら今後におきましては、改築工事の予定のない未設置の学校につきましても、学校や関係部署との協議を通して調整を進めてまいりたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 公園への
防犯カメラの設置の可能性についてでございます。公園の防犯対策として週2回の職員による巡回、維持管理する上での課題の多い重点公園については、夕方から夜間にかけて毎日、夜間警備を実施しており、防犯対策に努めているところでございます。
防犯カメラの設置については、
プライバシー保護の観点から、公園へ設置することは難しいと考えております。 しかしながら、防犯上特に必要な公園については、地域の意見や関係部署との調整の上、対応について調査検討してまいります。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 教育部長、また建設部長、御答弁、大変ありがとうございました。
教育部関連、学校施設における
防犯カメラについては、たびたび取り上げていただいています。また学校改築時の工事の検討もありますけれども、例えばこの改築等、校舎の建てかえ等なり、計画がまだ立てられていない学校などは、今後四、五年、またもしくは10年とかになると、
先ほど指導部長がおっしゃっていたみたいに
防犯カメラによる抑止という部分では少しずつほかの学校との差別化等があると、ここに通う子供たちの安心・安全が守られるということは少なくなるのではないかと思いますので、前向きな検討、調査をしっかりと取り組んでいってほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。 建設部の公園のほうについても同様でございますけれども、たくさんの今、それに伴うような対策等もされているそうですけれども、近隣の状況等、やはり
防犯カメラの抑止効果、例えば先ほども何度もありますけれども、
コザ運動公園等、大きい施設とかなど検討していただければと思っております。 先ほどもありましたけれども、安心・安全な学校の施設、そして公園の施設、児童生徒がよく利用されるところでありますけれども、皆さんもわかると思いますけれども、今年の年頭、2月に起きた川崎市の
多摩川河川敷での事件はショッキングなことでありましたけれども、事件解決の決め手となったのも、この
防犯カメラのビデオ映像でございました。
事件現場付近に複数の
防犯カメラが設置されており、子供たちの映像等の報道等もありましたけれども、最近のこういった犯罪等は
防犯カメラが事件解決のための大変大きな手がかりになる事例だと思いますので、ぜひ前向きな検討をしてください。少しでも未然に犯罪を防ぎ、犯罪ゼロ、安心・安全なまちを目指して、しっかり市として計画的に一層の強化を図っていくよう、強く要望して次の質問に移りたいと思います。 続きまして質問事項2.観光振興についてでございます。沖縄市、コザの魅力ある資源を、観光客誘客のためにどういったところに
情報発信等をしていくのかということでございます。いよいよ季節は7月になりまして1年の折り返し、そして皆さんも待ち遠しい夏休みも近づいてきております。その一つには観光という楽しみもあります。質問の要旨(1)でございます、観光宣伝や
観光情報発信について。①本市の取り組みや事業内容について伺います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 おはようございます。それでは、
藤山勇一議員の一般質問にお答えいたします。 今年度の
観光情報発信の取り組みにつきましては、県内のレンタカー、モノレール、
イオンモール等の集客施設及び県外の旅行客や、沖縄に関連する飲食店等で配布する刊行情報誌の制作と、
県内ホテル等で配布する観光機関紙の制作、それから県内の各施設等で配布する本市を代表する食のAランチや、観光客等に人気の沖縄そば、それから観光土産品をテーマにした観光マップを制作します。あわせて
市内観光集客施設等で
無料公衆Wi-
Fiサービスの提供や、沖縄市
観光サイト、コザウェブによるイベント・施設情報の発信、
地元テレビ局のRBCで月曜日深夜1時28分から放送し、今週で100回目を迎えました地域動画「コザの裏側」の制作発信に取り組んでまいります。 なお、「コザの裏側」につきましては、月曜深夜のテレビ放送後、翌日の火曜日、正午に沖縄市の
観光サイト、コザウェブ及びYou Tubeに特典映像を追加した内容をアップし、県外などからも視聴できるようにしておりますので、議員の皆様や市内外の多くの皆様に視聴していただければと思っております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 さまざまな沖縄市の情報路線での情報発信でございますけれども、たくさんのメーンターゲットを絞ったコザのパンフレットと、そういった食、また観光施設に限ったマップ等も制作されているとお伺いいたしました。この新しい取り組みとしての、また新しい沖縄市の観光マップをつくるとお伺いしたのですけれども、今、
経済文化部長の答弁にもあったのですけれども、コザウェブ等、コザのポータルサイトを通してWi-Fiの無料サービス等も沖縄市は力を入れておりますけれども、この利用実績等がありましたら、教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 Wi-Fiの利用実績につきましては、本市の
無料公衆Wi-Fiについては県内自治体の中では最も早い時期から取り組んでおり、平成25年4月からサービスを開始しております。Wi-Fiの利用実績につきましては、月により増減があるものの、毎月増加傾向にあり、平成25年度の総利用数は12万9,951件となっており、平成26年度の総利用数につきましては、18万5,652件となっております。今年度は、24万件程度の利用を予測しているところでございます。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございました。 そのまま引き続いて質問の要旨(1)②ICT事業やプロモーションによる効果についてお伺いいたします。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 ICT事業の一環として取り組んでいる
観光サイトの閲覧数は毎月増加傾向にあり、平成26年度は総利用数150万8,468件、対前年度比93万1,774件の増、率にして162%の増加となっており、効果的な情報発信ツールになっていると考えております。 プロモーションの効果につきましては、平成26年度の市内主要施設来場者数が245万7,000人、対前年度比13万7,000人の増、率にして5.9%の増加となっており、また、
観光サイトのコンテンツとして制作している「コザの裏側」を見て本市を訪れたという県外の観光客の報告が各店舗等から多数寄せられております。以上です。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございました。 先ほど、最初の質問の取り組み、事業内容、事業実績、そして今の効果についてでありますけれども、やはりネットを使う、またインターネットを介しての、こういった年々、取り組みとしては、沖縄市は最も早い時期からの取り組みであります。今後はWi-Fiを活用した新たな取り組み、恐らくほかの自治体等も、こういった形で観光に向けての、そういった取り組みに力を入れてくると思いますので、沖縄市がもう一歩進んで取り組んでいけるようなこともしていくのがよろしいのではないかと思っております。 先ほど
経済文化部長からありましたように、地域動画「コザの裏側」でございます。今回100回記念が月曜日にありました。市長とコザの町歩きということで放送されて、テレビでは約15分前後ありまして、ネットのほうでも見られますので、どうぞ皆さんもぜひ見てください。毎週月曜日の深夜、25時28分ということで、深夜遅い時間帯なので、なかなか見られない方もいますけれども、しっかりコザウェブでも動画配信がされていまして、本市のちゃんぷるー沖縄市大使のお二人がMCをされて、本市の情報発信、また観光の誘客の一翼を担っていただいております。 このテレビ制作の担当の方にお話を聞いたところ、この時間帯としての視聴率もとても高いということをお伺いいたしました。別の曜日で同じような時間帯と比べても、大変高い視聴率をとっているということです。ちなみに、ほかの曜日で放送されているエグザイルの番組よりも、この「コザの裏側」の視聴率のほうが高いということをお伺いしました。場合によっては、このバックナンバーでありますけれども、8,000回以上も動画再生されて、これだけ沖縄市の魅力がネットを介してでありますけれども、存分に行き渡っているのかというところもありますけれども、まだまだその課題等があると思いますので、次の質問の要旨(1)③今後の方向性についてお伺いいたします。お願いします。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 本市の
観光サイトにつきましては、市内のイベント情報や店舗情報、地域動画など、きめ細やかな運営を行っており、利用件数が増加傾向となっております。 しかし、検索サイトで沖縄市観光を検索すると、一番初めに出てくる状況となっていないことから、さらなる対策に取り組んでいきたいと考えております。 また、観光集客施設等に整備している
無料公衆Wi-Fiにつきましては、利用者数が増加しておりますが、さらなる観光誘客に努めるため、急増しているアジア圏の観光客等へ積極的にPR等の取り組みを行っていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 御答弁ありがとうございます。 たくさんの課題等、また今までの効果等をしっかりと検証していってほしいと思います。 今、
経済文化部長がおっしゃったみたいに、やはり今後、その観光誘客、県内外問わず、そして外国人の観光客の誘客もしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 Wi-Fi事業というものは、1つのネットを介するのですけれども、外国からの観光客は日本にいても、通常自国にいるような形でメールや、メールの確認、またネットができるようなことで便利なツールとして、観光地にあるとすごく助かるという意見もたくさんあるそうです。ネットで観光情報を調べながら、この沖縄市がしっかりとしたWi-Fi、または
観光情報発信の情報のツールをしっかりと活用できれば、こういった外国人の方が沖縄に着いて、沖縄市に真っ先に来るような
取り組み等も考えていただければと思います。 先日、いろんな報道を見たのですけれども、沖縄市の泡瀬漁港、パヤオのほうにもレンタカーでいらっしゃる率が沖縄県でもとても高いというのもお伺いしました。あちらのパヤオのほうにもWi-Fiが設置されて、本当にこのアジア圏の外国人の方も来やすい、また沖縄市の発展にも寄与していっていただけるような観光客がふえていくと思いますので、ぜひ今後とも、一歩も二歩も先を進む沖縄市の
観光情報発信をしていただけるように、よろしくお願いいたします。 それでは、そのまま質問事項3.に移らせていただきます。道路行政についてでございます。質問の要旨(1)音の回廊事業についてでございます。この音の回廊事業でございますけれども、ミュージックタウンを拠点にして、今、こどもの国に行く道や、また
コザ運動公園を結ぶ市道の簡易施設整備事業でございますが、①現在の進捗状況についてお伺いいたします。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 質問事項3.質問の要旨(1)①、進捗状況についてでございます。これまでに市道中の町1号線や市道こどもの国線、市道中央公園線のコザ中学校から沖縄こどもの国までの区間で整備を実施しております。現在、沖縄こどもの国から島袋諸聖徒教会手前までの約440メートル区間において工事を実施しており、平成27年10月完了を目標に取り組んでおります。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 ここは続いてお伺いしたいと思います。②今後の計画についてお伺いいたします。お願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 今後の予定でございますが、平成27年度は市道中央公園線の島袋諸聖徒教会手前から国道330号までの約800メートル区間の整備を予定しております。また、平成28年度以降に市道こどもの国北側線、市道総合グランド通り線ほか2路線の整備を予定しております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今後の状況とあるのですけれども、この音の回廊事業は、今、平成27年度、平成28年度以降という形で今後の検討をお聞かせいただいたのですけれども、建設部長に少し答弁いただけるのであれば、南インターから音の回廊、市道総合グランド通り線の進捗で、国道330号沿いまで全部と思ったら、途中のほうはその回廊事業に入っていないとお伺いしたのですけれども、そちら側の入っていない部分はどういった整備になるのか、お聞かせください。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 市道総合グランド通り線、ファミリーマートから国道330号までの区間につきましては、一括交付金を活用し、道路景観形成推進事業として同様に整備を行っていく予定であります。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 そのまま引き続き、次は質問の要旨(2)市道センター11号線について、お伺いいたします。①現在の進捗状況についてお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 市道センター11号線は、国道330号、胡屋北交差点の回廊事業とあわせて、相互通行化に向けて取り組んでいるところであります。 進捗状況ですが、平成24年度に概略設計、平成25年度は用地測量及び実施設計、平成26年度は修正設計を行うなど、現在、平成27年度中での都市計画道路の変更に向けた手続を進めております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 このセンター11号線、中央パークアベニューの一方通行のところを整備方針として、胡屋北の交差点等の改良と、また中央パークアベニューの相互通行化に示されているということでありますけれども、コリンザの完成も平成28年度末、そしてまたこういった形で国道330号の回廊と一緒にやりますけれども、②今後の計画についてお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 現在、都市計画道路変更に関する取り組みとあわせて、補助事業のメニューに関し検討を行っているところであり、今後、早期事業着手に向け、取り組みを進めてまいります。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 建設部長、ありがとうございました。 今の御答弁にあったみたいに、今後の計画で、市道の部分でありますので、しっかり補助メニューの模索等もありますけれども、それに関連しまして次の質問事項に移りたいと思います。 質問の要旨(3)国道330号の拡幅について、お伺いいたします。こちらのほうも、たびたび議会のほうでも取り上げていただいておりますけれども、胡屋十字路からコザ十字路間の国道330号の拡幅事業でありますけれども、しっかりと連携等を取りながら事業化に今、計画を、そう聞いておりますけれども、①現在の進捗状況について教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 本市におきましては、国道330号沿線まちづくりのため、昨年度、国へ早期事業化の要請を行っております。現在は、中央パークアベニュー入り口の胡屋北交差点改良に伴う国道330号拡幅に係る取り組みを進めており、平成28年度の事業化に向けて、今年度中の都市計画決定を目指していると伺っております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 今後も本市の国道330号沿線のまちづくりは、昨年度も国に対して早期事業化に向けて要請活動等を行ってきましたという形で、具体的に事業化に向けた、しっかりとした活動をどのような形で行っているのか、聞かせていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 次年度以降のスケジュールにつきましては、都市計画決定後に実施設計を行い、その後、土地や建物の補償に向けた現地測量や権利者との交渉を行った上で、工事を実施していくと聞いております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 ありがとうございます。 この国道の問題であります中心市街地の、やはり顔と言うべきところであります。胡屋十字路からコザ十字路の間でございますけれども、また詳しく聞かせていただければと思いますが、質問の要旨(3)②今後の計画等、再度教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 次年度以降のスケジュール、先ほど申し上げましたけれども、都市計画決定後に実施設計を行いまして、早期に事業化に向けた取り組みを行い、工事を実施していく予定と聞いております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 建設部長、ありがとうございました。 こちらの国道330号の拡幅事業、そして先ほど質問させていただいた中央パークアベニューの市道センター11号線、しっかり補助メニューの検討とか、また同時に今の整備をしていくというところもありますけれども、恐らくこの事業化に向けた要請活動として市長が年頭にしっかりとしたトップセールスを持って、事業化に向けた要請行動を行ったとお伺いしましたが、どのようなことだったのでしょうか、教えてください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 沖縄市長。
◎桑江朝千夫沖縄市長 おはようございます。お答えをいたします。 平成27年、本年のお正月、1月に年始の御挨拶を兼ねて要請という形で太田昭宏国土交通大臣にお会いすることができました。その際、国道330号、胡屋北交差点改良の早期事業化などについて要請を行いました。その際には太田大臣より、要望に沿えるように進めていきたい旨のお答えをいただき、大変喜んだものであります。その後、要請後、胡屋北交差点改良事業については、平成28年度の事業化に向けて、予算獲得に向けて、予算化に向けて大きく前進をしております。 本市におきましても、胡屋地区周辺の活性化に向けて胡屋北交差点改良に伴う沿線まちづくりをしっかり進めていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 市長、大変ありがとうございました。 市長が、この沖縄市の先頭に立ってトップセールスをしていただいて、国のほうにもしっかり自分で要請活動をしている、この一つ一つが早期の、平成28年度の事業化に向け、予算確保につながると思います。 続いて、質問の要旨(4)に移ります。地域や関係団体との連携についてお伺いいたします。この道路行政の(1)(2)(3)でございますが、道路の整備、たくさんの補助メニュー、または事業化、そして予算等もたくさんつくものでありますけれども、音の回廊に則しては先ほど事業の年度にありました
コザ運動公園の地域の道路整備であります。今後、多目的アリーナの整備等を含めての、ここの交通状況等も含めて関係各団体等の連携も必要かと思います。そしてまたこのセンター11号線もありますけれども、国道330号もしっかりこのまちづくり、また市民との地域連携等もあります。しっかりとした連携をどのようにとっていくのか、お伺いします。よろしくお願いいたします。伺います。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 沖縄市におきましては胡屋北交差点の改良に伴い、周辺地区のまちづくりについて地域や関係団体と連携しながら検討を進めております。また、今年度よりコザ商店街連合会において、胡屋地区商店街まちづくりビジョンの策定に取り組むと聞いており、今後とも地域を初め、同連合会等と連携しながら検討を進めていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 藤山勇一議員。
◆
藤山勇一議員 御答弁ありがとうございました。 しっかり市長がトップセールスをして、早い事業化に向けた
取り組み等をして、なかなか補助メニュー等も難しいところもあると思いますけれども、こういった形で国にも要請をしながら、しっかりこの国の方たち、県とのパイプがある市長でございますので、この国道330号、また中央パークアベニュー、そしてまた周辺整備もしっかりとしていただいて、道路整備等をしながら周辺の地域とも連携をとっていただければと思っております。 今、まちの中心市街地、この国道330号、胡屋十字路付近、または中央パークアベニューのまちづくり、中心市街地の方たちは、本当に今、整備に対して大変希望を持っております。一日も早い事業化と、そして新しい建物、コリンザ等もできますけれども、沖縄市の顔である中心市街地の活性化、そして発展のためにも一つ一つ丁寧に進めていってほしいと思います。 この中でたくさんの整備等ありましたけれども、本当に今、市長を中心に沖縄市の皆様が団結していただければと思っております。 さまざまな道路行政等、また建物づくり、また沖縄市の福祉の部分でも、横の連携が大切ではないかと本員自身思いました。この国道330号のまちづくりの目標で、人プラスまちプラス歴史の交差点という形でありました。そこに住んでいる地域、そしてまちをつくっている方たち、今まで先人が築いた歴史を交差させる沖縄市、さらなる魅力あふれるようなまちに一日も早くなれるよう、市長を中心に、またともども頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 本日の一番バッター、本日の所見は「なでしこ」で明るくさせていただいたのですけれども、最後は市長の新しく、トップセースルをまたまたしていって、「コザの裏側」を見て、市長の人間味あふれる様子を見ると、やはり沖縄市は何か大変楽しいところだなという、県外に、また観光客も来ると思いますので、ぜひ皆様もごらんになっていただいて、沖縄市の発信をしていきたいと思いますので、本員も頑張ってまいります。 7月、熱中症、また暑い中ですけれども、しっかりまた成長の夏にしていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。以上で一般質問を終了します。ありがとうございました。
○
普久原朝健議長 以上で、
藤山勇一議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。 休 憩 (午前10時48分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午前10時58分)
○
普久原朝健議長 再開いたします。 次、金城由美議員。
◆金城由美議員 おはようございます。まずもって、当局の皆様、毎日お仕事お疲れさまでございます。 先ほど藤山議員からもお話がありましたが、世界大会の
ワールドカップ、日本なでしこチーム決勝進出ということで非常に喜ばしい、女性としては非常に心強い限りでございます。 去年の市長選、桑江市長の女性部の名前も、皆さん御存じでしょうか、女性部なでしこの会でございます。なでしこの会の、「なでしこ」という花言葉は、多分本員の記憶は当たっていると思うのですけれども、「謙虚に、したたかに物事をなし遂げる」という花言葉だそうです。それが目標で、本員たちは市長とともに、なでしこの会、見事に桑江朝千夫市長が誕生いたしました。なでしこの会とつけたのは、なでしこのチームを少しでもそのチームの強さを本員たちが得られればいいかということで、与那嶺議員といろいろ考えてつけた名前でございます。 あと、今後また市長とともに、より大きな仕事に励んでいき、なでしこチームが世界一になった暁には市長、世界のなでしこを沖縄市のなでしこチームと初対面をかなえていただきたいと思いますが、どうでしょうか。よろしくお願いいたします。 では、議席番号12番、会派躍進、金城由美、通告書に基づき一般質問を行います。質問事項1.子ども・子育て支援新制度における利用者支援事業について。質問の要旨(1)子ども・子育て支援新制度における利用者支援事業について。①子ども・子育て支援新制度における利用支援事業について本市の取り組みを伺います。まず子育て支援の充実及び女性が活躍できる環境を整えるためには、不妊の相談、妊娠前及び妊娠期から子育て期にわたるまでの支援を行う子育て世代包括センターの整備が必要と感じております。子育て世代包括センターの整備を行うためには、利用者支援事業における母子保健型の実施が必要不可欠だと思っております。そこで、ア.母子保健型の
取り組み状況をお聞かせください。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 おはようございます。金城由美議員の一般質問にお答えいたします。 通告書7ページ、質問事項1.子ども・子育て支援新制度における利用者支援事業について。質問の要旨(1)①のア.母子保健型の
取り組み状況でございます。子ども・子育て支援新制度において利用者支援事業は、子ども・子育て支援事業計画とともに車の両輪として位置づけられている重要な事業であり、主に行政機関の窓口に配置する特定型、子供及び保護者の身近な場所に設置する基本型、そしてこの母子保健型の3つのタイプがございます。 お尋ねの母子保健型の内容でありますが、保健師や助産師などの専門職が全ての妊産婦等の状況を継続的に把握し、必要に応じて関係機関と協力し、支援プランを策定することによりまして、妊産婦等に対してきめ細かい支援を行う事業であります。 現在、母子保健サービスとして妊娠中に開催する両親学級、産後ママ教室、不妊相談などを実施するとともに、保健師や助産師による家庭訪問、母子健康手帳交付時の保健指導、さらに個別の電話相談や来所相談などを実施しております。 このような、現在実施しております母子保健事業全般を視野に入れて総合的に整理し、人員体制のあり方も検証しながら、利用者支援事業の母子保健型の実施に向けて調査研究を進めてまいります。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございました。 質問の要旨(1)②国が今年度全国150市町村に設置を目的とする「子育て世代包括支援センター」についてお聞かせください。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 子育て世代包括支援センターは、さまざまな機関が個々で行っている妊娠期から子育て期にわたるまでの支援についてワンストップ拠点を立ち上げ、切れ目のない支援を実施することを目的としております。 ワンストップ拠点としての子育て世代包括支援センターでは、保健師、ソーシャルワーカー等を配置して、きめ細やかな支援を行うとともに、妊産婦等を支える地域の包括的支援体制の構築を図ることとしております。国としては地域の実情に応じた支援体制の構築が求められることから、まずはモデル的に段階を踏んで整備を促そうという趣旨での事業展開でございます。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 では、質問の要旨(1)③に移らせていただいます。結婚、妊娠、出産、子育ての中で、子育て期の女性は働く希望があるにもかかわらず、両立が困難などの理由により、諦めている人。また、核家族世帯で妊娠・出産時の不安などを気軽に相談できる人がいないとか、女性の力がまだまだ発揮できないのが現状です。女性の力が最大限に発揮されれば、社会のあらゆる場面で価値観、新しい視点がもたらされ、創意工夫が生まれてきます。 女性の活躍は、男性にとってもメリットは大きく、女性が活躍できる環境を整えるということは、男女ともライフステージに応じた柔軟な働きができ、また男性も家庭や地域と十分にかかわることができるはずです。男性にとっても暮らしやすい社会になるはずです。それを前提に、③国が設置した「子育て世代包括支援センター」は女性が活躍する中で必要だと考えておりますが、本市の見解をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 女性が安心して子育てをしながら社会で存分に活躍できる環境を整えることは、極めて重要な課題であると認識しております。 子育て世代包括支援センターには、地域における子育て世帯の安心感を醸成する役割が期待されており、今後ますますその必要性が高まるものと予想されます。立ち上げに当たりましては、個々の母子保健サービスの充実を図りつつ、幅広い連携による仕組みづくりが前提となることから、医療機関、保健所、児童相談所、子育て支援機関、利用者支援実施施設などの関係機関と調整を図りながら、子育て世代包括支援センターの設置について調査研究を進めてまいります。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございます。 沖縄市のほうでは、この子育て世代包括支援センターを実施する計画は持っていらっしゃいますでしょうか。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 議員に先ほど御紹介いただいたように、この子育て世代包括支援センターの前提としまして利用者支援事業の母子保健型をまず実施することが重要になってまいります。この段階を踏んで、目指すビジョンとしましては、このような地域の包括支援センターを目指しながら、着実に取り組んでまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございます。 そうでしたら沖縄市も積極的に子育て世代包括支援センターを取り入れるということで、よろしいでしょうか。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 現在、さまざまな形で母子保健事業を展開しております。拠点として母子未来センターも本市にはございますし、そのような地域の方々の力を結集しながら目指す方向として、この子育て世代包括支援センターを目標に掲げて事業に邁進してまいります。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 こどものまち推進部長、本当にありがとうございます。 子育て世代包括支援センターを取り入れていくということで、大変うれしく思っております。元気のある家庭、家族、元気のある沖縄市をつくり上げるには、やはり女性が元気で、元気の出る環境を整えるのが市の行政の仕事ではないかと思います。ぜひよろしくお願いいたします。ぜひ実践できるよう、取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、質問事項2.に移らせていただきます。教育環境の整備について。質問の要旨(1)美東小学校の新増改築工事について。①工程のおくれの原因を再度お聞かせください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 それでは、金城由美議員の御質問にお答えをいたします。 質問事項2.の教育環境の整備について。質問の要旨(1)美東小学校の新増改築工事についての①でございます。事業につきましては、昨年の9月定例会におきまして基本設計業務に関する委託費を予算計上させていただいたものでございます。 しかしながら教育委員会におきまして、美東小学校の過大規模の状況に係る課題の検討や、国及び県との調整に時間を要したことから、繰越手続を行ったものでございます。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございました。 では、質問の要旨(1)②現在の進捗状況をお聞かせください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えしたいと思います。 現在の進捗状況ということでございますが、基本設計業務委託の発注手続を進めておりまして、今月、7月中旬の入札を予定しており、今年度の完了を目指して取り組んでいくところでございます。 今後、国や県との調整、それからまた本市の財政との兼ね合いを図りながら実施設計及び建てかえ工事へと進めていく計画となっております。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございます。 では、質問の要旨(1)③現状に対する教育委員会の見解及び新工程計画をお聞かせください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 現状に対する見解と計画ということでございました。美東小学校の校舎等につきましては、老朽化が著しく、早目の建てかえが必要な建物と認識をしているところでございます。また、保護者や地域の皆様方から全面建てかえの嘆願書も受けておりまして、早期の改築を要望されていることは十分承知をしているところでございます。 改築時期などの期間につきましては、安全面などを最優先し、学校との連携を図りながら定期的に現地調査を行い、修繕が必要な箇所があれば、学校大工や専門業者を活用しながら迅速に対応してまいりたいと思っています。 また、今後の計画といたしましては、適正規模に向けた検討や、国及び県との調整を行いながら、平成29年度に実施設計が行えるよう、取り組んでまいります。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございました。 基本設計が7月の中旬ごろ入札ということで、実施設計のほうが平成29年度をめどにしているということの見解でよろしいのでしょうか。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 はい、そのとおりでございます。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございました。 では、質問の要旨(1)④美東小と泡瀬小、高原小の校区変更による調整等も考えられるのでしょうか。よろしくお願いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 校区変更による調整が可能かという意味で捉えておりますけれども、まず学校施設の老朽化、耐震化対策としましては、効果的な財政運営の観点から国の補助金等を活用して整備をしていくこととが前提となっております。 その場合、過大規模校であります美東小学校におきましては適正な学級規模への対応として議員から御提案のある通学区域の調整・見直しも視野に入れ、総合的かつ多面的な視点から議論を進めていく必要があり、現在、教育委員会の中におきまして、その検討を行っているところでございます。 今後、学校関係者や保護者、地域の皆様方の御意見もお聞かせいただきながら、判断をさせていただきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 どうもありがとうございます。 当局におかれましては、過大規模の状況に係る検討と、国・県との調整の課題が山積されている中で大変な御苦労だと思いますが、あの老朽化した校舎で学んでいる子供たち、見守る保護者の方々の心境を思うと、一日でも早く新校舎で勉学に励んで、しっかり成長していく環境を与えていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。ありがとうございます。 では、質問事項3.法改正に伴う不動産登記について。質問の要旨(1)認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例について。①本市の見解をお間かせください。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 金城由美議員の質問にお答えいたします。 認可地縁団体が所有する不動産登記の特例についての見解でございます。平成27年4月からの改正に伴い、地方自治法第260条の38による認可地縁団体が所有する不動産に係る登記の特例につきましては、認可地縁団体が一定期間所有していた不動産について、登記名義人やその相続人の所在が知れない場合等、一定の手続を経ることで認可地縁団体へ所有権移転の登記ができるようにする特例制度となっております。 現在、1自治会から相談を受けておりますが、ほかの自治会も同様な状況の自治会も存在するかと思われますので今後、周知を図ってまいりたいと思っております。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 ありがとうございます。 地方自治法に基づいた団体の法人取得したものが、不動産登記手続に関する特例ができ上がりまして、市町村長の証明をもって登記申請ができる仕組みができました。非常にすばらしい仕組みだと思います。 何十年も相続をする状況であっても手をつけられないような状態が続いている自治団体もあります。それをやる場合、身元不明、国外に行って身元が確認できない状況の権利者も、所有者もいらっしゃるのです。そうなった場合に、それを相続登記して抹消登記に持ってくるまでに莫大なお金がかかります。それを今回は、そういった仕組みができまして、非常に経費の削減にもなると思いますので、ぜひ早急に市としては取り組んでいただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 あと、質問の要旨(1)②のほうで、今後の市の取り組みをお聞かせください。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 お答えいたします。 本市のみならず同様な状況の自治体が県内他市町村にも存在するものと思われますが、県に確認したところ、特に相談は上がっておらず、他市もまだ取り組んでいないとのことでございました。このため、他府県の状況等も含め調べているところであり、登記の円滑化を図れるよう、特例制度に取り組んでいきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 金城由美議員。
◆金城由美議員 今年、平成27年4月1日からでき上がった法制ですので、まだどこの市町村も取り組んでいないことは確かだと思います。だからこそ早目に沖縄市は取り組んで、沖縄市からその模範を示したほうが今後の沖縄市のいろんな意味での発展につながるのではないかと思いますので、ぜひ頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で、本員の一般質問を終わらせていただきますが、今日は女団協の方々もいっぱいいらっしゃいまして、非常にありがとうございます。 沖縄市女性軍団、頑張ってまいりますので、また皆さん、ぜひよろしくお願いいたします。今日は、どうもありがとうございました。お疲れさまです。
○
普久原朝健議長 以上で、金城由美議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。 休 憩 (午前11時20分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午前11時22分)
○
普久原朝健議長 再開いたします。 次、小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 皆さん、こんにちは。会派一志会、自由民主党の小渡良太郎でございます。 この梅雨が明けて非常に過ごしやすいというか、暑いというか、いよいよ沖縄も本格的な夏なのだなというのを感じるわけでありますが、6月23日の沖縄は組織的戦闘が終結した日ということで慰霊の日と定められているわけであります。この慰霊の日については、さまざまな意見もあって、本来であれば9月7日、沖縄市は平和の日として規定をしているのですけれども、この調印がなされた日が適切ではないかとか、いろんな意見があるにしても沖縄戦犠牲者のみたまをしっかりと慰めて戦場の経験をしっかりと後世に受け継いで、二度と戦争を起こさないという思いは皆さん同じはずですから、本員の地元泡瀬にも泡瀬の塔という慰霊の塔がありますので、そこでしっかり式典にも参加をして、当時の状況に思いをはせながら、みたまに対して黙祷をささげたわけであります。 ただ、本年度について少し残念だったのは、今まで厳かに行われてきた沖縄全戦没者追悼式典が、今年はちょっと騒々しかったなというのを感じるわけであります。やはり本来の目的はみたまを慰めることですから、そこにしっかりと集中して今後行っていただきたいという思いを所見にかえさせていただきたいと思います。 それでは、
一般質問通告書に従って一般質問をさせていただきます。まず質問事項1.教育行政についてであります。質問の要旨(1)、スマートフォンについてなのですけれども、最近、例えば川崎市で、スマートフォンで夜間に呼び出されて、集団暴行を受けて少年1人が亡くなったという事件の報道がありました。また愛知県の刈谷市でも同じような事件が起きた。このスマートフォンというのは便利で、本員もスマートフォンを今、使用して、大いに利活用しているところであるのですけれども、この青少年においては、青少年だけではなくて、大人も含めてさまざまな事件の要因になっているのではないか。それは、このニュース報道等を聞いていても、スマートフォンによるとか、あとは特定の通信アプリ、こういうアプリによって例えば援助交際があったとか、呼び出されて事件に至ったとか、そういう報道を余りにも多く耳にするものですから、この青少年の健全育成の観点から、どのようなあり方が適切なのか、特に市内、これは教育についてなので、児童生徒のスマートフォン使用の実態等についても含めて、現状と保護者・教育現場・教育委員会の考え方及び今後の方策について伺いたいと思います。
○
普久原朝健議長 教育委員会指導部長兼
市立教育研究所長。
◎宮平守市指導部長 小渡良太郎議員の御質問にお答えいたします。 質問事項1.質問の要旨(1)、スマートフォン等についての児童生徒の現状、保護者・教育現場・教育委員会の考え方や今後の方策等についての御質問でございます。少し長い答弁になりますけれども、よろしくお願いいたします。 まず、市内児童生徒のスマートフォン等の現状、実態についてであります。先月、6月でありますが、市内小学校5年生、6年生及び中学生全員を対象にスマートフォン等の実態についてのアンケートを実施いたしました。その結果によりますと、回答のあった小学生3,160人中1,799人、約57%の児童、中学生4,641人中3,178人、約68%の生徒が自分専用のインターネットに接続できる機器を所有しております。そのうちスマートフォンを所持している小学生児童が524人、中学生生徒が2,046人であります。そのほかにネットにつながる携帯電話やゲーム機、音楽プレーヤー、コンピュータを所持している児童生徒も多くおります。 家庭でインターネットを使用している割合は約75%、そのうち午後10時以降利用している児童生徒の割合が20%、中には午前1時以降利用している児童生徒も3.6%おりました。 主にYou Tube等の動画の視聴、あるいはライン、ツイッターでの使用、ネットゲームでの使用等、娯楽的な使用が多数を占めております。調べ学習、あるいはドリル的な学習に使用している者も27.5%見られました。 また、使用に当たってフィルタリングを使用していると答えた児童生徒は16%、フィルタリングをかけているかわからない児童生徒が約48%おり、多くの児童生徒がフィルタリングのかかっていない状態でインターネットを使用しているという実態があります。インターネットでトラブルに巻き込まれた児童生徒も1.4%、もう少しで巻き込まれそうになった児童生徒というのも2.2%おりました。インターネット利用上のルールがある家庭が約3割、35.4%となっております。 この実態調査によって、市内の児童生徒のスマートフォン等の使用に関し、不適切な環境で使用している児童生徒がかなりいることがわかりました。 それから保護者、教育現場、学校、教育委員会の考え方についてでございますけれども、本県においては昨年7月に青少年保護育成条例が改正され、携帯電話販売店は未成年に販売する際はフィルタリングの確認義務、また保護者へは必要な教育と適切な管理の義務を課しております。しっかりとこのフィルタリングを設定して、ルールを決めて使用させている保護者も多数おりますけれども、現状はやはり子供任せで使用させている保護者や、あるいはこのフィルタリングの設定などが困難で、対応に悩んでいる保護者も少なくないと思われます。 県外の他市においては、学校、あるいは教育委員会、PTA等で組織する会から21時以降のスマートフォン等の利用禁止の要請を保護者へ行っており、保護者より子供に注意しやすい、あるいは児童生徒からはルールがあるとラインなどのやりとりをとめる口実ができる等の声が寄せられているようです。 本市のPTA連合会、各学校のPTAにおいても子供たちのスマートフォン等の使用に関する研修会を実施し、この問題に危機意識を持ち、取り組んでいると聞いております。 各学校においては、校内でのスマートフォンや携帯電話等の持ち込みは原則禁止となっております。ライン等によるネットいじめの問題や不適切なサイトの閲覧によるトラブル等の防止のため、児童生徒のネットモラルについての指導を特別活動や教科の学習の中で指導を行っており、また警察や関係機関と連携して児童生徒や保護者対象の講演会等も実施しております。 教育委員会としましては、今年度よりコンピューターインストラクターを1人増員して、小学校高学年より中学生に対してのネットモラルの指導充実を図って、児童生徒がインターネット等の使用によるトラブルに巻き込まれないよう、現在取り組んでいるところでございます。 今後の方策としましては、これまでの各学校による取り組みや、教育委員会としての取り組みをさらに充実させていきたいと考えております。また、県外の先進地域の取り組みを参考にして学校、家庭、地域が一体となって本市の児童生徒がインターネットや情報端末を正しく利用し、みずからトラブルを回避できる能力を身につけることができるように取り組んでまいります。 さらに教職員への情報教育に関する研修会を毎年、市内全小中学校を対象にして実施しております。その中で授業改善のツールとしてのICT機器の活用研修はもちろんでございますけれども、教職員がきちんとネットモラルの指導が行えるよう、指導力の向上にも努めてまいりたいと考えております。少々長くなりました。以上でございます。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 答弁ありがとうございます。 携帯電話は、ちょうど本員の世代はこういう携帯電話等の個人端末の進化だと思うのです。青春時代を送ってきたというものがあります。高校1年生か2年生のときにポケベルが出てきて、大学入ったぐらいのときに携帯電話が出て、PHSとかが普及をしてきて写真が撮れるようになった、写メールが送れるようになった、他社携帯電話にもメールが送れるようになったという形で、ずっとそれを使用しながら大学生活を送り、大人になり、仕事をしという形でやってきたのですけれども、スマートフォンに関して本員も個人的に保護者の方々を中心に、いろいろと聞き取りを以前からしてきているのですけれども、本員たちが児童生徒だった、小学生、中学生、高校生だったときと、今の状況というのは全然違ってきている。例えば友達のおうちに夜電話をするということは、家電しかないですから、なかなかなかった。家に帰ったら家族との時間だったのです。また、例えばちょっと好きな女の子のおうちに電話をする。声が聞きたいから電話をするというときに、父親が出てきたら「済みません、間違えました」という形ですぐ切るような状況だった。 でも、携帯電話の普及によって、これが個人のコミュニケーションでつながるようになってきた。それは一つ時代の進歩として、またコミュニケーションのあり方としてもいい部分ももちろんあるとは思うのですけれども、そういうのが余りにも便利になり過ぎてしまった結果、夜間、親が知らないうちに子供が呼び出されて出かけてしまっているとかということにつながっていたり、これは警察の方々にも話を聞いたのですけれども、以前までは、要は不良の子供たち、ちょっと夜間徘回をする子だったり、不純異性交遊をする子供たちがたむろする場所というのは大体決まっていた。でも最近は、この携帯電話で、スマートフォンでやりとりをして、場所が点々と移るものだからなかなか補導も行き届いていないという話もしていました。 そういう状況をいろいろ鑑みると、教育委員会として、もしくは市として大人がスマートフォンの使用の規制について、しっかりと考えていく必要があるのではないかということを感じるわけであります。
先ほど指導部長の答弁にもあったように、ネット環境が不適切な環境で使用されているパーセンテージが非常に高い。また、この使用についても子供任せになってしまっているという答弁が出てきました。今後の方策についても答弁をいただいたのですけれども、やはり今までのやり方、今まで考えているやり方だけだったら、なかなか時代の進展にも追いついてきていないし、子供たちの使用実態にも追いつかない。抜本的な取り組みが必要なのではないかと思うわけであります。 それで、一つ提案なのですけれども、先ほど県外の他市においては21時以降のスマートフォンの利用禁止の要請をしている。もう少し踏み込んで、この努力義務でも構わないので、21時以降なのか、22時以降なのかはともかくとして、この夜間、例えば家庭学習の時間を確保するため、家族の団らんの時間を確保するため、夜更かし等をしないために、このスマートフォンの規制の条例をつくれないものかと要望するのですが、ただ、規制をするに至っては、いろいろと課題等が考えられるわけであります。例えば時間を何時にするのかとか、子供と言っても市の教育行政の範疇は中学校までなのですけれども、市内の子供たちは高校生もいるわけですから、高校生までやるのか等々いろいろ課題はあると思うので、その課題について、どういったのが考えられるのか、お伺いしたいと思います。
○
普久原朝健議長 教育委員会指導部長兼
市立教育研究所長。
◎宮平守市指導部長 スマートフォン等の児童生徒の使用規制についての課題ということですが、まず児童生徒のスマートフォン等の使用を規制するに当たって学校、あるいは保護者、地域、教育委員会、関係機関と一体となって共通理解のもとに進めることが大切であると考えています。 教育委員会だけで規制をするということは、これは難しいところでございます。それから学校だけの指導ということも、大変難しいことでございます。実際にスマートフォンを買って与えているのは保護者でありますので、保護者の認識も大変大切なところになってくるかと思いますので、先ほどの県の保護育成条例がありましたけれども、それをしっかり周知していくことも考えまして、具体的な課題としまして、この規制をかける対象年齢、あるいは規制のかけ方等については今後、先進地域の事例も参考にして検討してまいりたいと考えておりますけれども、本市教育委員会としましては、やはり義務教育期間の小中学生を対象に、そして各家庭において家庭学習とか、そういう家族の団らんに支障がないように9時、または10時以降の使用については制限を設けるように学校、家庭に通知をする方向で考えていきたいと思っています。以上です。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 前向きな答弁をありがとうございます。 この条例化の話なのですけれども、先進地、例えば沖縄で言ったら豊見城高校が生徒に対してスマートフォンを使うなという形でやっている。昭和薬科、本員の母校でもあるのですけれども、同じように学校に持ち込みもだめだという形でやっている。県外でも教育委員会通達という形で保護者、各家庭に対して要請をしているという実情はあるのですけれども、いろいろ調べていると、やはりそれだけでは足りない部分というのがあると思います。 子供たちが、例えば各家庭に丸任せをしてしまうと、家庭が「うちの子供には使わせないよ」と。でも、ほかの子供たちが使える状況があったとしたら、この子供が学校に行って「何でおまえはメール返さないの」という言われ方をするというのが容易に想定できる。これは実際、本員が聞き取り調査をする中でもありました。自分の子供に対して夜使うなと取り上げたのだと。でも、この子供から、1週間、2週間たった後、このメールを返さないと言って友達にいろいろ文句を言われる。だから、インターネットをしないからメールを返すだけはさせてもらってもいいかという形で言われて、じゃあ本当に規制するのがいいことなのかということについて疑問を持ったという話も聞くことができました。 この条例の話をしたのは、行政として一括して沖縄市は使ってはだめだよというような、この意思を示すことで家庭ももちろん各家庭において温度差はあると思いますから、それでも従わないというか、子供任せになってしまう家庭が出てくることは容易に想定できるのですけれども、ただ子供たちの間の中で、今は家庭任せになっているから子供が学校に行ったときに「何でメールを返さない」という話になる。でもしっかりとシステムとして取り組んでいければ、逆に子供たちが「何で沖縄市は21時以降禁止になっているのに、おまえメールするの」と、「ルール違反じゃないか」というような話が子供たちの間で出てくるようになって初めて規制というのがちゃんとできるのではないかと感じるわけであります。 さまざまな事件の温床、または非行の温床になっているというスマートフォンの使用について、自由という部分もありますから、使うのは自由なのですけれども、やはり健全育成の観点からある程度の取り組みは必要じゃないかと先ほどから提案をしているわけなのですが、教育長の見解を、今の指導部長との議論を通じてどう感じるのか、教育長の見解をお伺いしたいと思います。
○
普久原朝健議長 教育長。
◎狩俣智教育長 小渡良太郎議員の御質問にお答えいたします。 子供たちが、いわゆるスマホを手放せない。食事中も右手に箸、そして左手にスマホ、夜10時を過ぎてもラインでやりとりが忙しい。このように子供たちがスマホに時間を奪われている現状は、極めて問題であると認識をしております。 また、子供たちがスマホやネット機器を通してアダルト動画やアダルト画像に容易に触れてしまうような環境にさらされている状況も極めて深刻であると認識をしております。 そこで教育委員会としましては、児童生徒のスマートフォンやネット機器使用について学校、家庭、関係機関が一体となって児童生徒の使用を制限するルールづくりを後押しする取り組みが必要であると、こう考えております。 教育委員会としましては学校や家庭の取り組みを、より強力に後押しし、支援する方策としまして例えば議員から提案のありました条例の整備等も視野に置いて、早急に検討する必要があると考えております。今後は学校や市PTA連合会や関係機関、そして本市の関係課等と協議を進めまして、検討を進めてまいりたいと考えております。以上であります。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 極めて前向きな答弁、大変ありがとうございます。 スマートフォンの規制について、全国の事例を見ると一番進んでいるのが通達として出している。できるだけ使わせないように気をつけてほしいという形で呼びかける程度なのです。だからもし、この条例化をするとかという話になったら、恐らく全国初の事例になるのかと感じるわけであります。 沖縄市はこどものまちですから、子供の健全育成については宣言をした以上、他市町村以上にしっかりと取り組んでいかないといけない。その責務があると本員は捉えておりますので、ぜひ前向きに。実態として条例ができるかできないかはともかくとして、実態として家庭で余り使われないような状況が生まれれば、それが一番いいところだと考えますので、しっかりと全国初の事例にもなりますから、この検討も難しい部分があるとは思うのですけれども、前向きに考えて行動していっていただきたいと思います。 次に、抜けていた質問の要旨(2)についてであります。一部で過密化・大規模校化が進む市内小中学校ですけれども、金城由美議員の質問とも少し重なる部分があるのですけれども、まずは東部地区においてどういった現状になっているのか、どういった課題があるのか、そして今後どう考えているのかについて、お伺いをしたいと思います。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 それでは、小渡良太郎議員の御質問にお答えをいたします。 質問事項1.教育行政について。質問の要旨(2)の特に東部地区についてということでございました。平成27年5月1日現在、美東小学校が児童数で996人、普通学級、特別学級合わせまして34学級でございます。
高原小学校が844人で31学級、泡瀬小学校は661人で23学級、
比屋根小学校が723人で26学級。それから中学校におきましては、美東中学校が925人で29学級、沖縄東中学校が699人で22学級となっております。 そのことから東部地域におきましては、小学校、中学校6校ございますけれども、2校が過大規模となっている状況でございます。 課題でございますけれども、文部科学省の方針に基づいて学校施設における老朽化、耐震化対策を進める予定であります美東小学校の改築工事に向けた対応が喫緊の課題と認識をしているところでございます。 そのため今後は、美東小学校の改築工事に向けた課題解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 答弁ありがとうございます。 答弁の話を聞いていると、東部地域全体で見たら、やはり美東小学校、
高原小学校が課題となっているという現状があると理解ができました。 この東部地域、以前は本員が小学生のときは美東小学校、
高原小学校の2校でした。その後、泡瀬小学校ができてある程度、この高原小の部分が移転を、動かしたのですけれども、さらに高原の過密化が進んだものですから、
比屋根小学校ができて、今、4小学校体制になっている。4小学校体制で行っても過大校が2校もあるという現状は、東部地域がそれだけ発展をしているのだなと捉えることができると思うのですけれども、やはりこの教育のバランスというのをしっかりと考えていく必要があるのではないかと思います。 高原地区については、ある程度この住宅の建設等も一段落しているのかと感じるわけなのですけれども、美東小学校の校区の中においては、あの地域はどんどんアパートも新しく建っている地域ですから、これからさらにふえていくということが考えられると思います。 今、高原小、美東小、両方とも校舎が大分老朽化をしている。この間、会派でも両学校にお伺いをして、どういう状況か確認をしてきたのですけれども、やはり狭かったり、増築に次ぐ増築で、ちょっといびつな形になっていたりという現状があるのを目の当たりしてきました。 今後、早急な建てかえが求められるという部分でもありますけれども、美東小学校についても建てかえの予算もしっかりとつけて進めているというのは、そこのところは安心をしている部分であるのですけれども、やはり今後も過大な集中が、特に美東小学校は考えられるというのを鑑みると、地域とか保護者とかとしっかり話し合いをして、金城由美議員もおっしゃっていたのですけれども、校区の見直しも含めて学校のあり方を考える必要があるのではないかと感じるわけであります。 この校区の見直しについては、中学校区にも多少影響してくる部分もあると思います。中学校区を見ると、美東中は925人もいると、沖縄東中は700人ぐらいいる。少し美東中が多いぐらいなのですけれども、うまく調整ができるように教育委員会にはしっかりと考えていただきたいと思うわけですが、見解をお聞きしたいと思います。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。 確かに議員御指摘のとおり、過大規模を解消していくためには貴重な御提案と受けとめております。校区の見直し等におきましては、子供たちの心情、あるいは保護者、地域住民、関係者の皆様と意見交換会をしながら、丁寧に対応することが必要かと考えております。 どうしてもこの校区再編というものが必要になった場合につきましては、やはり地域住民の皆様の御理解、御協力を得られるように、しっかりと対応してまいりたいと考えておりますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。
○
普久原朝健議長 休憩いたします。 休 憩 (午前11時52分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後2時00分)
○
普久原朝健議長 再開いたします。 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 午前に引き続き一般質問をさせていただきます。 質問事項2.自主文化事業についてであります。今年度、去年一時、前の市長の決断で中断となったキジムナーフェスタという事業がありました。同じように自主文化事業と銘打つ事業が今年度予算として上がってきているのですけれども、この自主文化事業について、今までとの違いとか、そもそも自主文化事業というのは今回どういうものなのか、まずお聞かせいただきたいと思います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 小渡良太郎議員の一般質問にお答えいたします。 今年度は新たに、仮称ではございますけれども、沖縄市芸能フェスティバルの開催を予定しております。コンセプトについてですが、本市にはエイサーを初め、泡瀬のチョンダラーやウスデーク、獅子舞、舞踊など多くの伝統芸能がございます。そうしたすぐれた芸能を中心とした舞台公演の実施により、市民の皆様に広く文化芸術に触れる機会を提供するとともに、後継者の育成や人材育成など、ひいては観光の誘客を図るものとなっております。 今年度は初めての開催ですので、実績等を見きわめて今後の具体的な方向性について検討してまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 答弁ありがとうございます。 自主文化事業、先ほども申しましたように、以前はキジムナーフェスタという名前で開催されていた事業だったと思います。 今回は、今の答弁を聞いていると少し違った形での開催になるのかという気がするのですけれども、以前あった自主文化事業との違い、どういった違いがあるのかというのをまずお聞かせいただきたいのと、あわせて、これは質問の要旨にもあるのですけれども、当事業の趣旨、またコンセプト、あとは期待される効果等について教えていただきたいと思います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 当該事業においては、先ほども申し上げましたが、本市の伝統芸能を中心とした公演を実施し、市民に広く文化芸能に触れる機会を提供することにより、文化芸能への理解や関心を深めるきっかけとするとともに、特に人材育成や後継者の育成を図ってまいりたいと考えております。 また、効果といたしまして本市のすぐれた文化資源を生かした事業の展開により市民の皆様にお越しいただくのはもちろん、市外の方々、さらに観光誘客などで本市の活性化にも寄与するものであると考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 ということは、以前あった演劇フェスティバルではなくて、伝統芸能のイベントであるということで理解をしてよろしいですよね。であるのだったら、市内、ほかにもいろいろ伝統芸能のイベントというのが実際今あると思います。市の補助が入っているものも入っていないものもいろいろあると思うのですけれども、(仮称)沖縄市芸能フェスティバル以外の伝統芸能系のイベントというのは、どういったものがあるのか。また、(仮称)沖縄市芸能フェスティバルが既存の伝統芸能系のイベントとどういった違いを持たせているのか、お聞かせください。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 本市が実施している他の伝統芸能イベントといたしましては、本市の事業として沖縄全島エイサーまつり、それから根音ウマチーがございます。ほかに、あしびなーや市民会館、音市場などで指定管理者などが実施する事業が幾つかございます。例えば音市場が実施する綾庭の宴、さらには沖縄市文化協会が主催する沖縄市文化祭などもございます。 今回、企画している事業については、本市の子ども会や芸能団体を中心に、市外や県外の芸能団体にも御出演いただくことで市民や市外の方々、さらには観光客の皆様に対しすぐれた舞台芸術を鑑賞できる機会を提供しようとするものであり、同様の企画は今回初めての試みになります。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 ありがとうございます。 今、手元に沖縄市芸能フェスティバルの仕様書というのが、資料としていただいた部分があるのですけれども、今、答弁にもあったように観光誘客も含めて考えていくのだと。例えば今まで既存のイベントにあるように、伝統芸能を練習している方々、取り組んでいる方々の発表の場としての部分だけではなくて、広く市内、市外から呼び寄せていくと、観光客も入れていくというお話があったのですけれども、これもキジムナーフェスタのときからずっと議論しているところであるのですけれども、どのような形で観光誘客を図っていくのかです。沖縄市のキジムナーフェスタのときにも、観光客にこういうイベントがあるというのをなかなか知られていないというのを、何度も指摘をさせていただいたと思います。 沖縄全島エイサーまつりは
観光サイト、これは市のサイトだけではなくて県のサイトにも載っていますし、また、ガイドブックとかにも沖縄と言ったらエイサーみたいな形で全島エイサーまつりというイベントがある、季節の風物詩という扱いで取り上げられているのですけれども、それ以外も、この沖縄市のイベントというのはなかなかそういった形で日の目を見ていないという現状が今まであったように思います。 今回の新しくまた始めていく自主文化事業、沖縄市芸能フェスティバルは、どういった形で観光誘客を図っていこうと考えているのか。今、もし取り組んでいるものがあるのだったら、それもあわせてお聞かせいただきたいと思います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 観光客誘客の取り組みについてでございますけれども、ホームページやSNSといったITを活用するほか、県内はもちろん県外のメディアも含めてパブリシティを積極的に活用し、PRに努めてまいりたいと考えております。 また、各旅行代理店などとも早目に調整し、団体旅行や個人旅行を計画されている方々にも積極的に周知してまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 今、お聞きしたようにいろいろ取り組んでいるようなのですけれども、観光客をしっかりと呼び込んでいくためには、1つはそういった形でちゃんと広報をしていく、引っ張るためのものをやっていくというのも大事なのですけれども、やはりこのイベント自体のクオリティです。観光客の方々が、広く市民の、また市外の人たちが求めているものなのかというのをつくり込んでいくこともまた重要なのかと。1回来て、何か余りおもしろくないなと言って帰ったら、もう二度とこの人たちは来ないわけですから、そこのつくり込みについても、まだこれからつくり込んでいくということなので、これは今後またいろいろと議論させていただきたいと思いますけれども、仕様書の部分を見ていると、予算的には2,500万円ぐらいですか、上限として上げている。目標数値は入場者数が5,000人という形になっている。 昨日、稲嶺隆之議員の一般質問の中で全島エイサーまつりの話があったのですけれども、予算は8,000万円かけて向こうは30万人以上の客を集める。この件については、2,500万円ぐらいかけるけど5,000人しか集めないよという形で、少し弱気というか、もう少し頑張ってもいいのかと考えるわけなのですけれども、この5,000人とした根拠を教えてください。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 予算は、出演料や舞台制作にかかる経費等を勘案し算出しております。また、入場者の目標数値でございますけれども、5,000人の根拠といたしましては類似の沖縄市が実施しているイベントや沖縄こどもの国のキャパシティなどから、総合的に算出し、5,000人程度を目標数値としておりますが、しかし、当然のことながら沖縄こどもの国のキャパシティを越えるような来場者に来ていただけるよう、各種旅行代理店などとの調整やPRに努めて多くの方々に、県内外から来ていただけるよう、頑張っていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 ぜひしっかりと、このイベントをつくり込んでやっていっていただきたい。先ほど、この質問もしたのですけれども、文化芸能に関する、伝統芸能に関するイベントは、今までもあちこちで開催をされてきた。新たな伝統芸能系のイベントを打ち立てるというのであれば、やはりしっかりとしたコンセプトも必要ですし、沖縄市が全予算を持ってやるのだったら、やるイベントについてはこれだけの客が集められるのだということをしっかりと打ち出していかないと、あとは結果を上げていただかないと困るわけであります。「何やっているの」という形で市民から聞かれると、我々もなかなかかばい切れない部分がありますので、しっかりとイベントの中身をつくり込んで、5,000人以上集めていっていけるように頑張っていただきたい。 あと、この5,000人について、もう一つだけ指摘をさせていただきたいのですけれども、今、沖縄市はくわえビジョンの1丁目1番地ということで1万人規模の多目的アリーナをつくっていくのだという形で事業を進めているところだと思います。 そうであるのだったら、このアリーナ開業に向けて沖縄市は1万人規模のイベントをこれだけやってきて、1万人の人が集まっている。だからアリーナが必要なのだというようなソフト面での押し上げというのも必要なのではないかと感じるわけであります。 沖縄市は3,000人、5,000人のイベントしかやっていないのに1万人のアリーナをつくって、本当に客が来るのかという疑問が市民の中にもまだあるわけでありますし、ほかの議員の一般質問の中でもちょくちょく指摘をされている部分じゃないかと感じるわけであります。 ですから、自信を持って目標は1万人なのだと、1万人集めるために沖縄市はこういうイベントをやるのだと。それで、実際1万人以上集まるという実績をアリーナ開業までにしっかりと積んでいっていただきたい。これは要望いたします。 このイベントについては、花火を打ち上げるにしても何か舞台系のイベント、音楽系のイベント、さまざまあるのですけれども、やはりそれぞれについて賛否両論出てきます。この賛否両論を、いや沖縄市はこれだけやっているのだ、これだけいいイベントなのだという形で言っていくためには、実績を上げないといけない。結果を出さないといけないと思いますので、しっかりと結果を出していただけるように今後取り組んでいっていただきたいと思います。 11月に沖縄市芸能フェスティバルが開催されるということなので、また12月にどういった結果になったかということも含めて、この件については議論させていただきたいと思いますので、質問自体はこれで終わらせていただきたいと思います。 次に、質問事項3.まちづくりについて。質問の要旨(1)イオンモールについてなのですけれども、いろいろと質問どりをしながら聞き取りをしていくと、まだあいて2カ月しかたっていないということで、調査がなかなか進んでいないという形での話を伺いました。これについては、今回は一旦取り下げさせていただいて、しっかりと調査をした上で、また9月定例会にでも議論をしていきたいと思いますので、まずはどういった影響があるのか、プラス、メリットもデメリットも総合的に調査をしていただいて、しっかりとしたデータをまずとっていっていただきたいと要望いたします。 質問の要旨(2)中城湾港新港地区の振興について、現在、いろいろと定期船の就航実験とかもやってきたのですけれども、現在の沖縄市役所の体制と、今までやってきた取り組みの詳細についてお伺いしたいと思います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 体制につきましては、経済文化部雇用対策課に企業誘致係を設置して取り組んでいるところでございます。 それから平成26年度の取り組みといたしまして、沖縄県の定期船就航に向けた取り組みと連携し、運送費の支援を実施しました。また、中城湾港開発推進協議会において県外での企業誘致セミナーや企業立地、それから関係機関との意見交換会を開催しているところでございます。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 答弁ありがとうございます。 現在は雇用対策課企業誘致等のセクションが新港地区の振興についてやっているという形で理解はできたのですけれども、これも施政方針の中にもあったように沖縄市の発展のために、新しくできる中城湾港の新港地区、特に西埠頭は沖縄市側ですから、活用して経済の発展に役立っていくという形で打ち出しているわけであります。 ですから、この港湾を活用するため、もちろん港湾の管轄は県になるのですけれども、港湾を活用するための専門的な検討だったり、研究だったり、あとは現在出てくるさまざまな事務的作業について、そういったものを一括して受託できる専用のセクションをつくってもいいのではないかと考えるわけなのですけれども、港湾課という名前が適切なのかどうかは置いておいてです。現在の雇用対策課だったら、港以外にもやることはたくさんあるわけであります。東部海浜開発局の中に入れるのかどうなのかというのも本員は専門的ではないのでわからないのですけれども、そういったセクションをつくることは可能なのかどうか、お聞かせいただきたいと思います。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 お答えいたします。 中城湾港の管理・運営等につきましては、港湾を整備する役割として国、それから港湾を管理する役割として県と、明確な役割分担がなされている状況がございます。 本市といたしましても中城湾港の振興につきましては、非常に重要な課題になっております。当面の間は、雇用対策課の体制強化について検討していきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 小渡良太郎議員。
◆小渡良太郎議員 提案でもあるのですけれども、このような質問をさせていただいたのは、あそこの現場で働いている方々や応援している方々から国・県の施設は向こうにある。でも、市は市役所に行かないといけない。ぜひ、この港で一緒に仕事ができる環境をつくってほしい、または現地にいなくても、やはり港の件についてはここに行けばいいのだという、わかりやすい体制をつくってほしいということでの質問であります。 雇用対策の中で、しっかり強化をしてやっていくと、事務的作業については、それでもある程度いいとは思うのですけれども、やはりこの港湾を活用して沖縄市の発展に結びつけていくのだという意思を内外に表明する意味でも、少しは検討してもいいのかと考えますので、現在の体制の強化だけではなくて、そういったのが可能かどうか、またはやるかやらないかというのも含めて、当局全体で検討していただければありがたいと思います。 今回、途中で1つ取り下げたものですから、ちょうど時間もいい時間になったのですけれども、またしっかりと今回できなかった部分、議論し尽くせなかった部分は次に持ち越して、また議論を深めていっていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。以上で、本員の一般質問を終わります。
○
普久原朝健議長 以上で、小渡良太郎議員の一般質問を終わります。 次、高橋 真議員。
◆高橋真議員 市長並びに市当局の皆様、こんにちは。会派公明党の高橋 真です。質問に入る前に所見を少しだけ述べさせていただきたいと思います。 教育長並びに教育委員会の皆様、本員が前回、2月定例会におきまして、一般質問でティーボールの有用性について取り上げたことを覚えていらっしゃいますでしょうか。 早速、学校長会等でも御紹介くださり、大変に感謝申し上げます。本員は去る6月24日、中頭地区小学校体育研究会主催で、北中城小学校にて開催されました公開授業ティーボールの視察をさせていただきました。公開授業では、小学4年生の児童が対象で、授業もよく工夫され、皆、伸び伸び楽しそうに授業を受けておりました。 沖縄市内の小学校関係者も多く参加をしておりました。今後もティーボールの有用性の周知が図られ、もっと体育の授業に活用されることを期待したいと思います。 そして先日でありますが、日本ティーボール協会沖縄県連盟の発足総会が行われました。そこでおきなわエンジョイ・ティーボール選手権大会として、8月に埼玉県西武ドームで開催される文部科学大臣杯の全国大会派遣に向けて、初の沖縄
県予選大会となる大会が7月4日、浦添ふ頭南緑地多目的広場にて関係各位の御尽力により、開催される運びとなりました。何分初めての試みが多く、まだ周知など困難の連続で課題等も多くありましたが、今回、12チームがエントリーをしていただき、沖縄県代表の1チームを決める大会となります。 教育長と教育部長、その中でも大変にうれしい報告が、お知らせがあるのですけれども、本市のスポーツ少年団の新里本部長の多大な御尽力もあり、何と今大会出場にエントリーしてくださった12チーム中、6チームが本市の子供たちのチームとなりました。大変うれしいので、期待を込め、そのはえある第1回ティーボール選手権沖縄大会に参加される沖縄市チームをここで御紹介したいと思います。市内学童野球チームで頑張っている皆さんが御協力していただきました、感謝申し上げます。 チーム名、泡瀬ブルーパーズ、美東ドラゴンズ、泡瀬パイレーツ、与儀ファイターズ、安慶田ドラゴンズ、宮里カープの6チームで、小学三、四年生のチームであります。もしもこの中のチームが優勝をいたしましたら、初の西武ドーム全国大会行きの切符を手に入れることが決定をいたします。本市の子供たちが王 貞治名誉会長に会える可能性が出てまいりました。教育部長、派遣の補助をいよいよ本格的に御検討する時期が到来したかと思います。 今後は、理想ですが体育着でも参加できる沖縄選抜チームが全国大会に出場できる可能性もある球技ルールも、あるいは競技ルールもあるわけですから、スポーツを通した青少年健全育成の教育委員会の御理解、御支援を期待したいと思います。 それでは、20回目の一般質問を行います。お役に立てるよう、頑張ってまいります。 通告書9ページ、質問事項1.療育支援事業について、質問したいと思います。療育支援事業を質問する背景は、今、担当部では指針の策定やセンターの設置等に向け、鋭意努力、検討をしている最中である重要な時間帯であると認識をしております。しかしながら、今後その中心の一翼を担うであろう療育支援事業きらきらや、児童発達支援事業所つくし園といった現場の視察を通して気づいた点や違和感を抱いたことがありまして、本市の療育支援事業のあり方について、質問をするものであります。質問の要旨(1)療育支援事業きらきらについてであります。①事業所の役割、事業開始から現在までの経緯、実績、課題をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 高橋 真議員の一般質問にお答えいたします。 療育支援事業きらきらの役割は、発達の気になる子への早期支援の入り口と位置づけまして、発達の気になる子と、その保護者に対し、親子の愛着形成を図り、言語、行動、生活、コミュニケーション、社会性などについて、その子の特性に応じた発達を促すとともに、親支援として子供とのかかわり方、育ちに対する理解を深めることであります。 経緯としましては、平成23年5月にプレ事業として開始し、翌平成24年度より福祉文化プラザ1階において本格的に事業を開始しております。本市では発達の気になる子の早期発見、早期支援に力を入れ、乳幼児健診や発達相談、親子教室からきらきらへとつないでおります。 体制面では、平成26年度が保育士4人、臨床心理士1人の計5人体制で、平成27年度は保育士4人、臨床心理士1人に、新たに助産師1人が加わり、計6人となっており、全員が嘱託職員であります。 続きまして実績でございます。平成24年度は受け入れ50人、移行支援が17人、教室開催回数126回、平成25年度は受け入れ64人、移行支援が44人、教室開催回数146回、平成26年度は受け入れ48人、移行支援が37人、教室開催回数152回となっております。なお、きらきらでは年齢によって3つのグループに編成しておりまして、平成26年度は1歳半から3歳半までが18人、3歳半から年中組までが17人、就学前が13人、総数48人の利用者でございました。 最後に課題でありますが、きらきらからの移行支援がまだ十分に機能していないということを課題として認識しております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 さまざまな取り組みをされているという御答弁でありました。きらきらというのは、前年度と比較をすると、人員体制が1人増加した背景があるわけであります。もちろん答弁では親支援の充実等、理由を挙げられておりましたが、保護者のニーズの高まりとともに、ほかにどのような理由があったのか、考えられるのでしょうか。その根本的な、そういった背景、市当局の見解を教えてください。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 やはり1人増員の背景としましては、基本的にはきめ細やかな親支援の必要性が年々高まっておりまして、保護者のニーズに応えたいということでございます。 療育支援に当たりましては、やはり早期発見が非常に重要な鍵を握っておりまして、それから保護者の気づき、理解、そこを丁寧に寄り添いながら共感的に支えていくというところが療育現場で切実に求められていると感じております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 ありがとうございます。 今、こどものまち推進部長の答弁では親支援を強調されておりましたが、本員が考えるところ、いわゆるこれは関係機関との連携強化、移行支援等の充実を図るために、きらきらという事業所の体制強化を図ったわけであります。ということは、発達障がい児や気になる子らが潜在的な対象者で、増加しているのが現状にあって、そういったものに対して親支援を並行してやっていくのだと、対応していくためだと考えられるわけであります。つまりは、対象者の増加という部分が指摘されるかと思います。 支援の見立てや子供との愛着形成等、親支援をして適切な療育支援につなげていくきらきらの役割というのは大変重要であります。発達障がいという分野は、一般に周知がおくれているような印象を受けます。その周知も図りながら、発達のでこぼこ、いわゆる適切な支援体制をすることにより、その子だけではなく、周囲からのサポート体制を構築していくためには発達の早い段階で、どう手だてをするかが子供たちの成長、未来にかかってくると考えられます。 それでは、移行支援につなげていく体制強化等の充実を図るためにさまざまな課題がありましたが、質問の要旨(1)②課題解決に向けた本市の見解をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 課題解決に向けた取り組みでございます。療育支援事業きらきらを担当しているのは、こども相談・健康課でありますが、要保護児童対策地域協議会の運営、児童虐待防止等の家庭・児童相談に加え、女性相談の業務をも担っている相談係での兼務体制と現在なっております。 きらきらにおいて移行支援が十分に機能するためには、移行先を決定し、関係機関へつないでいく機能を強化することが求められており、人員体制を見直す必要があると認識しております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 課題と向き合い、しっかりと取り組んでいただきたいと考えます 続いて、質問の要旨(2)であります。児童発達支援事業所つくし園について。①事業所の役割について本市の見解をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 児童発達支援事業所つくし園は、児童福祉法第6条の2の2に基づく事業であり、心身に障害、または発達のおくれがあり、受給者証の交付を受けた児童が対象となっております。 つくし園は、かりゆし交流センターにおいて市内で唯一の親子通園に取り組んでおり、親子の愛着形成を図りながら児童への丁寧な保育や、保護者からの相談を受けることで児童の発達支援及び親支援を行う場としての役割を担っております。 今年度、つくし園ではカリキュラムを見直し、新たに並行通園を取り入れるなど、より充実した療育のあり方を模索しているところでございます。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございます。 本市として、つくし園が果たす役割、重要性はよく認識されているわけであります。しかしながら、ここで違和感を抱く現状があることに気づきました。見立て等、移行支援をしているきらきらの職員を1人増員して、その機能強化を図るのであれば、その受け皿の一つとしてつくし園は同じく対象利用者が増加することが容易に想定されると考えるわけでありますが、質問の要旨(2)②昨年度と比較して保育士2人が減少したことについて。ア.減少査定となった具体的な経緯と本市の見解をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 つくし園の体制につきましては、平成26年度が管理者である所長1人、保育士6人、臨床心理士1人、言語聴覚士1人の計9人体制で、その内訳として正職員3人、嘱託職員2人、臨時職員4人となっておりました。そのうち臨時職員2人については、利用延べ人数の増加傾向があること、及びつくし園の療育形態や関係機関との連携のあり方を検証するための増員でございました。 今年度、平成27年度は管理者である所長1人、保育士4人、臨床心理士1人、言語聴覚士1人の計7人体制で、臨時保育士が2人減となっております。この臨時職員の保育士が2人減となった経緯でありますが、主な理由としまして年間の利用延べ人数の減少がございます。平成25年度の利用述べ人数は3,578人でありましたが、平成26年度については2,750人と前年度に比べて828人減少し、平成24年度と同程度の利用述べ人数となったことから、平成27年度の臨時保育士が2人減となったものでございます。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 こどものまち推進部長、いろいろ答弁されておりますけれども、簡潔に言うと、利用者が対前年度と比較して減少したからでありましょう。だから保育士を減にさせたのだという結論に至っているわけであります。この見解、本員は納得しがたいと考えます。 本員は、県内の先進地視察として那覇市療育センターを視察してまいりました。さすが中核都市だなという印象を持った理由は、人員体制の充実ぶりや療育支援の取り組み、相談から移行支援、親支援、医師の巡回往診まであり、デイサービスのあり方等、一体的な体制が構築されていたことが大変見事に、本員の目には映りました。 要は組織的な課題が一番じゃないかと見えてくるわけでありますが、つくし園は保育・幼稚園課、きらきらはこども相談・健康課の所管であり、一体的に検討しなければいけない移行支援において、連携が弱すぎたと本員は見ているわけですけれども、質問の要旨(2)②イ.組織的な課題はないか、お伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 つくし園の課題としまして、きらきらとつくし園との間の移行支援が滞りがちであると、関係機関との連携が必ずしも緊密には行われていないという点を組織的な課題として直視しなければならないと痛感をしております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 こどものまち推進部長、本当にそういう見解でよろしいのですか。組織的な課題が見えている中で、何ら手だてを打てなかったという反省はないのでしょうか。 この件は、大変大いに反省すべき点であります。たとえ今、本市が療育支援の方針策定中であったとしても、療育の現場の質と量の低下は防ぐべきだったと指摘をいたします。療育に携わる保育士を2人失ったのは臨時職員とは言え、本市にとっては大きな損失であります。 まず組織的な課題について、当局の見解といたしまして連携が弱かったとお認めになっていただいたわけでありますが、つくし園の現在の所管は保育・幼稚園課であります。その担当は、単独で企画財政に予算要求していたのではないですか。療育支援の事業所の現場を見るということは、こども相談・健康課所管のきらきらも一体的に見ていかないと判断を誤ると本員は考えます。きらきらは1人増員したわけであります。その移行支援先のつくし園は、対象者が増加していくことというのは想像に難くないことではないでしょうか。さらに先ほどのこどものまち推進部長の答弁ですけれども、この受け皿の部分について、どのように認識されているわけでありますか。組織的な課題におきまして、受け皿は不足されているわけでありましょう。どうなのでしょうか、その辺の見解を教えてください。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 きらきらからつくし園への移行支援、すなわち受け皿としてのつくし園、まだまだ子供たち、そして保護者のニーズに応えるためには受け皿として十分ではないと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 不足だと言っておきながら、保育士を減らすのでしょうか。こどものまち推進部長の答弁は矛盾しておりますよ。これは、最終的に予算要求の査定をした企画財政の判断が誤っていることでありますか。これは企画・財政の責任ですか。違いますでしょう。各課の横の連携がしっかりとれて、説明できなかったことが一番大きいのではないですか。療育支援事業が、この各課横断、一体的に考え切れていなかった。それができていなかったこと、指摘させていただきます。 次に、答弁にもありましたけれども、つくし園は利用者が減少したから保育士の減少査定となっているということについてでありますけれども、本当にこれはよく中身を吟味したのでしょうか、大変疑問を感じます。 年度の途中に法改正があって、児童デイサービス等を利用する際は個別計画を立てなければいけなくなりました。その手間が、きらきら等が移行支援をする際、親の理解を求めるのに時間がかかって、ちゅうちょする人が増加し、つくし園まで行くような移行支援が難しいような状況もあったのではないでしょうか。本当にこういった実情等を、きちんと企画・財政に説明できていたのでしょうか。ここは、きらきらとの連携が見えづらい。 そもそもつくし園の利用者が減少したのは、丁寧な療育をしている現場のつくし園のせいだけでありましょうか。もちろん今後は受け入れ増加も検討して、園にも、いわゆる運営の工夫が必要になってくると考えます。 また、本員が聞いているところには、つくし園において昨年度、その前の年度ですか、加配増員、保育士の増員になった背景については、いわゆる関係機関との連携構築のあり方などを課した課題があったかと聞いております。だから、保育士の加配の査定が前年度にあったのだと。 しかしながら、つくし園の現体制で、丁寧な療育を見なければいけない現場が、それに対応するような余裕のある人員体制だったのでしょうか。結局その課題は解決されずに、今年度に持ち越されているはずです。こういったことを、しっかりと考えていかなければいけないことだと本員は思うのですけれども、課題が解決できなかったということは、事業所任せにしていたということが問題ではないでしょうか。 この件は、こども企画課などが引き取って、引き続き関係機関との連携構築のために、いわゆる現場の事業所と調整していくことが重要であり、まだ積み残した課題があるのであれば、保育士減少の対象に本当になり得るのか、本員は疑問であります。むしろ現場には人を配置して、関係機関との連携構築に取り組んでいくことが重要ではないかと指摘をさせていただきます。 もう一つ、現場を視察して気づいた点があります。きらきらは1人増員したのはいいのですが、正職員がゼロであります。つくし園は保育士2人減となりましたが、正職員は3人であります。そもそもこれが療育支援事業所は一体的に考えなければいけないと何度も訴えているところでありますが、定員の関係上、正職員が3人しか配置できないというのであれば、きらきら1人、つくし園2人が妥当ではないですか。今のうちに正職員というのを配置しておかなければ、今後の職員の育成、業務の引き継ぎに支障を来しませんか。人員配置のバランスも悪い。ここも指摘させていただきます。 これらを総括すると、別々の課でやるより、同じ課で新しい係を創設してでも、一つにまとめていくほうが効果的だと考えますが、せっかく部内で考える部署であるこども企画課があるにもかかわらず、本当に課の支援、コーディネートの役割を果たしているように見えるかは大変見えづらい。 最後に、つくし園で求められる保育というのは療育という分野で通常の保育とは違い、丁寧な保育が求められます。そこに長年携わっている臨時職員であれ、経験豊富なベテラン保育士を本年度手放すということは、療育支援事業に一生懸命取り組んでいる本市にとって大きなマイナスであると指摘します。今後はいいですよ、沖縄市は本格的に療育支援の方針やセンターの設置が検討されて、今後はよりよい形になっていくと思います。でも、今支援が必要で困っている子供たちは、次はないですよ。大切なのは、今、何ができるかでしょう。せっかく今、フォローできた子供たちを置き去りにしていくことが、本市の療育支援事業のあり方なのでしょうか。なぜ、質と量の低下を招くようなことが通るのか。せめて現状維持を旨として、限られた人的・物的資源を活用して事業推進を図るべきではなかったでしょうか。本市の療育支援事業は一体どこに向かっているのか、本員は疑問であります。 質問の要旨(2)②ウ.今後の方向性について、お伺いいたします。
○
普久原朝健議長 こどものまち推進部長。
◎屋比久功こどものまち推進部長 議員の御指摘は子供たち、そして保護者の視点の立場からの切実な声として重く受けとめてまいります。 本市における療育支援において、つくし園の位置づけを改めて明確にし、課題となっている関係機関との連携による円滑な移行支援を推進するために、業務の量や内容に応じた人的体制の強化が急務と認識しております。 そのために臨時職員の増員等について早急に関係部署との調整を進め、さらに療育事業の一元化等を目指して取り組んでまいります。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございます。 ということは、臨時職員かどうかわかりませんが、保育士2人を復活させると本員は認識いたします。 こどものまち推進部長、大変重要なことであります。通常の人員体制のあり方ではなく、現場に子供が見えているか見えていないかという判断が求められたわけであります。そういったことをしっかりと認識した上で、いろいろと申し上げましたけれども、期待しておりますので、頑張っていただきたいと思います。 同じような内容になりますので、質問の要旨(3)は割愛いたします。 続きまして、質問事項2.教育行政について。質問の要旨(1)オープン型とクローズ型教室について、お尋ねいたします。この質問は平成25年9月、第366回定例会の一般質問において花城貞光前議員が、丁寧に市当局の見解を聞いております。その続きとなる内容であります。まず、質問の要旨(1)①オープン型教室の全国、沖縄県、本市内の設置状況について教えてください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 こんにちは。高橋 真議員の御質問にお答えをいたします。 質問事項2.の質問の要旨(1)①オープン型教室の設置状況でございます。全国及び沖縄県内における設置状況でございますけれども、県教育庁を通して文部科学省に問い合わせをさせていただいたところ、具体的な調査を行っていないということがありまして、実態把握ができていないということでございました。 しかしながら、平成24年の3月に国立教育政策研究所の研究員が発表した調査報告書「少子化に伴う学校施設整備の展開と学校運営から見た成果検証に関する研究」というものがございますが、国内の設置状況が9.2%、沖縄県は40%との報告が見られ、その数値が一定の目安かと考えております。 また、本市の設置状況でございますけれども、現在、改築工事を進めております中の町小学校を加えますと、小学校で計9校となります。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 全国では約9%、そして沖縄県内では40%。全国と比較して県内はオープン型教室が増加し続ける背景は、どのような理由があるのでしょうか。オープン型教室のほうがよいと判断している理由があると思いますが、続いて質問の要旨(1)②本市施設整備方針について、お尋ねいたします。今後もオープン型教室を続けるのでしょうか。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 質問の要旨(1)②の整備方針等でございます。本市におきましては、教育機関等建設委員会というものを教育委員会の中に設けておりまして、その協議を踏まえ、小学校においては平成2年度に
美原小学校からオープン型教室を採用させていただいております。学校の改築工事におきましては、市議会へ契約議案を提案する前に教育委員会でも審議が必要になります。
美原小学校以降の全面改築工事に際しましては、その都度、教育委員会議で審議をし、その了解のもとオープン型教室で取り組んでいるところでございます。 また、今回、校舎改築を進めるに当たりまして、市内でオープン型教室を導入した学校関係者、それから学校に寄せられた保護者の意見、それからまた当該校の先生や、PTAなどの協議の中から改善してきた点、さらには県内外の先進地視察などをもとに検証を踏まえまして、昨年2月の定例教育委員会議において、その報告と、特に中の町小学校では教室と多目的スペースとの間に可動式の間仕切りを設け、授業内容に応じてクローズ型にもなるタイプで整備を進めていくことで了解をいただいたところでございます。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 ありがとうございます。 本市はオープン型教室、いわゆる可動式間仕切り、セミオープンでいくという方針のように聞こえてきます。少し日本建築学会、学校施設の音環境保全規準・設計指針を御紹介したいと思いますが、そこにはこう載っております。「子供にとって学校は一日の大部分を過ごす空間であり、それは学習の場であると同時に生活の場でもある。小学校で過ごす時間は、子供にとって人間形成の面でも重要で、学業面だけでなく心理的な面からのサポートも必要である。その心理面への影響要因として、音環境が重要だと指摘されている。学校施設においては、教育・学習活動を効果的に行うためには、教師と生徒、あるいは生徒間のコミュニケーションが容易にできることが重要で、そのためには、屋外や周辺諸室からの伝搬音がコントロールされ、適切な室内騒音が得られていることが必要だと言われている。とくに言語能力の習得段階にある小学校低学年では、言葉がはっきり聞き取れないと授業内容の理解が妨げられるため、良好な音響性能の確保は教育上の観点からも極めて重要である」と指摘がされております。 それを踏まえて、質問をしたいのですけれども、先ほどの答弁では、中の町小学校からの可動式間仕切りセミオープン型教室というのは、いわゆる音読の授業など、音に対する課題は解消が期待されると答弁なさっておりました。もう少し詳細にお聞きしたいのですが、オープン型教室の音の問題というのは大きな課題だと本員は認識しているわけであります。どのようにクリアされたのでしょうか。学校の先生方、PTA関係者と調整を行っていく上で、教育委員会として議論をして決めていくと前回、議会答弁をされておりますので、続いて質問の要旨(1)③オープン型教室の今後のあり方について、調査研究の成果はどのようになっているか、お伺いいたします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えします。 質問の要旨(1)③の調査研究の成果ということでございます。文部科学省がオープン型教室を推奨してきた背景、それからまた研究者の論文等を参考にしたり、またオープン型教室とクローズ型教室のメリット、デメリットなどを比較させていただきました。 また、先ほどの答弁との繰り返しになってしまいますが、オープン型教室を採用している市内の小学校の関係者や学校に寄せられた保護者の意見、それから改築時における設計段階での当該校の先生方やPTAとの話し合い、さらにはセミオープン型を採用してきている県内外の先進地視察などをもとに、今回検証をさせていただいたものでございます。 その結果、オープン型教室は多目的スペースと一体的に活用できるという点で評価がある一方、議員御指摘のとおり隣の教室等への遮音の対策というものが課題として整理をさせていただいたところでございます。 それらを踏まえながら導き出してきた答えが、先ほどお話がありましたけれども、音読など授業内容に応じてクローズ型にもなる可動式間仕切りを設けたセミオープン型教室でございました。この可動式間仕切りのセミオープン型教室は、遮音に対してある一定の効果があるものと考えておりますけれども、本市におきましては初の採用となりますので、その導入後、実際に活用する教職員を初め、学校関係者の御意見をお聞きしたり、十分なる調整を踏まえながら、さらなる検証が必要かと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 教育部長、答弁の内容、弱いです。本員は、これを再検証するということは、音の課題とどう向き合って教育委員会として方針を出したかと問うているわけであります。 可動式間仕切りを採用するのは、一定の効果があると、「一定の効果」って何ですか。クローズ型教室と同じような効果が実際得られるのですか。定量的な数値をしっかりと示して、どれくらい内部騒音が抑えられる効果があるのでしょうか、示してください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えします。 定量的な検証ということですけれども、確かに議員の御指摘する、これに特化した定量的な検証を行っておりません。 しかしながら、吸音材を用いた壁材や稼働棚を設置するなど、可能な限り音に対する改善策を模索したところではありますけれども、やはり議員御指摘のとおり、完全に音を遮断するというところまで至っていないということは確かだと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 教育部長、答弁おかしいです。教育委員会が可動式間仕切りを導入したのは感覚的なものですか。これだったら遮音できると、教育委員会って感覚で物事を決めるのですか。おかしくないですか。クローズ型教室との比較とか、実際可動式間仕切りを採用したときの防音、吸音、遮音、そういった効果というのを、しっかり検証して方針を出すべきでありましょう。物すごく感覚的な印象を受けます。もう少し手がたい検証をすべきだと思いますが、
先ほど教育部長の答弁をいただきました。手がたい検証をするとありました。いつまでにやるのでしょうか。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 手がたい検証という点では確かに議員の御指摘する内容からいたしますと、検証の深め方に課題があったのかと思っております。 今、いつまでにということがありましたけれども、今回、中の町小学校で間仕切り式を採用させていただきますけれども、その際に定量的な、あるいは科学的な検査方法を採用しながら、より深めた検証作業を行っていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 ありがとうございます。 今後の校舎改築に大きな影響が出ますよ。2年前の花城前議員の指摘を、何で真剣に受けとめてくれなかったのですか。もっと音の課題に対することと、しっかりと向き合うべきでありましょう。 可動式間仕切りの採用に至った理由は、教育委員会として音の課題と向き合い、検証したということは一定評価いたします、この部分は。そうでしたら、従来のクローズ型教室のほうが遮音効果は有効ではないですか。それでもオープン型教室の整備にこだわっていくという方針は何が理由なのでしょうか、教えてください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えします。 それでもオープン型を採用するのかということでございますけれども、オープン型教室は既に議員の皆さんも御存じだと思いますけれども、児童の学習の場として学年集会や読み聞かせ、個別指導、習熟度別学習などを行いやすいという点、それから保護者の活動の場から見た場合、学級や学年の保護者懇談会、PTA会合などの行事が行えるなど、多様な学習形態や行事への対応が可能となるというメリットがございます。 ですので、このオープン型のメリットを最大限に生かした教室づくりの考え方については、今後とも継続をさせていただきたいと考えております。 しかしながら、改善策を講じたことによって一定程度の遮音効果は期待できるものの、オープンなだけに依然として音の問題は考えていかなければなりません。ですので、先ほども答弁させていただきましたけれども、定量的、科学的な検証については、これまでやっておりませんけれども、今後は定量的、科学的な検証もとっていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 ありがとうございます。 今、教育部長の答弁もわからないではないわけです。オープン型教室のメリットを最大限に生かしていきたいということでありますけれども、やはりもう少し検証すべきであると指摘をさせていただきます。 音の部分に関してでありますけれども、やはりクローズ型教室と同等、もしくはそれ以上の効果があり、可動式間仕切りセミオープン教室でも、やはり大丈夫なのだということを明確に示すことも重要であると本員は考えております。 それでは、可動式間仕切りを導入することが遮音に対する効果的なものだと判断し、今後の整備方針として位置づけていくのであれば、既存のフルオープン型教室を導入している校舎も何らかの可動式間仕切りみたいな遮音効果が有効とされるものが導入されると理解してもよろしいのか、それを含めて質問の要旨(1)④今後の方向性について、教えてください。
○
普久原朝健議長 休憩いたします。 休 憩 (午後3時00分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後3時16分)
○
普久原朝健議長 再開いたします。
教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 貴重なお時間を拝借してありがとうございました。ただいまの御質問にお答えをしたいと思います。 まず中の町小学校での可動式間仕切りの導入について、定量検査も含めまして、その効果性を見きわめたいと思います。その上でまた既存の施設につきましては、構造上の課題等もありますので、それらを整理した上で現場の意見もしっかりとお聞きしながら、要望がもしあれば、検討をしていきたいと考えております。以上です。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 しっかり対応していただけるということなので、少し安心をしております。現場の教員、学校側、保護者、PTA側の意見もよく聞いて、やはりよりよい施設整備を推進していただくことに期待をしたいと思います。 一度つくってしまうと、50年、40年、30年と建物は残ってしまいますので、方針を再検証していくことは非常に重要だと指摘をさせていただきます。 本員は教育委員会として、しっかり検証して、納得のいく方針を示せるのであれば、オープン型でもクローズ型でも構わないですよということを一言つけ加えさせていただきたいと思います。 今回、教育委員会に対してオープン型教室、そしてクローズ型教室の音関連の質問をさせていただきましたが、ここからは行政全般に言えることでありますが、今後、本市が公共施設を整備していく上で、目的、使用用途に応じて音響、遮音にも、やはり意識を働かせていくことが重要であると指摘をさせていただきます。 市立図書館、エイサー会館、体育館など、音に起因するトラブルを未然に防ぐ観点からも市当局として、しっかり御検討、対応していただくことを要望いたします。 続きまして、質問事項3.に移ります。消防行政についてであります。質問の要旨(1)日本語が不得手な外国人からの通報・救急搬送等の対応について。今後、増加が予想される外国人観光客等に対応する取り組みとしてお尋ねいたします。①現状どのように対応しているのか、実績をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 消防長。
◎高宮城寛消防長 こんにちは。高橋 真議員の御質問にお答えいたします。 質問事項3.質問の要旨(1)①外国人からの119番通報についての対応についてでございますが、英語による119番通報については、米軍基地内の消防との連携によりまして、軍消防の指令室に電話を転送し、3者通話機能を使用して対応しております。 また、現場活動においては傷病者が外国人だった場合についてですが、特に交通事故事案では警察及び憲兵隊等の通訳が対応しております。急病、その他の事案につきましては、家族及び関係者などから日本語を話せる方に協力してもらい、対応している現状でございます。以上でございます。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 現場としていろいろ工夫なさっている現状があるわけでありますね。本員は米軍基地内の消防との連携があるというのは初めて知りました。米軍属かそうでないかの区別が最初に求められているようでありますが、それは英語の場合が主であるかと思います。 例えばほかの外国語、中国語、韓国語、スペイン語等の対応が今後は必要になってくるのではないかと思うわけでありますが、質問の要旨(1)②現状の課題というのは何か、教えてください。
○
普久原朝健議長 消防長。
◎高宮城寛消防長 御質問にお答えいたします。 課題とは何かとの御質問でございますが、本市消防の課題は英語以外の言語で119通報があった場合に、どのように対応するかが課題となっております。今後、社会情勢が多様化していく中で日本語が不得手な方からの119通報の対策も検討する必要があるのではないかと考えております。以上でございます。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 ありがとうございました。 それでは、その課題を解決していくという前提条件として、質問の要旨(1)③国際文化観光都市として、また多文化共生推進計画においてどのような対応をしていくのが適切だと考えるか、市当局の見解をお伺いいたします。
○
普久原朝健議長 消防長。
◎高宮城寛消防長 ただいまの質問にお答えいたします。 国際文化観光都市として、多文化共生推進計画においてどのような対応をしていくのが適切だと考えるのかという質問でございますが、日本語を母国語としない住民であっても必要な消防行政サービスが享受できる体制について関係部局、関係機関との調整を行い、緊急通報時の対応に取り組んでいく必要があると考えております。
○
普久原朝健議長 経済文化部長。
◎
上里幸俊経済文化部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 平成23年度に策定いたしました沖縄市多文化共生推進計画では、日本語を母国語としない市民に対する窓口対応サポートや防災情報の提供等のサービスに関する計画を掲げ、取り組んでおりますが、緊急時の対応に関しましては計画上の具体的な規定がないのが現状でございます。今後は日本語を母国語としない市民であっても必要な行政サービスが享受できるよう、計画の見直しを図り、市民誰もが暮らしやすい多文化共生のまちづくりに努めてまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 答弁ありがとうございました。 本市としてしっかり対応していくという、いわゆるその根本となる方針があるようでございます。最近、本員が聞いたお話によりますと浦添消防本部において試験的にコールセンターの通訳と委託契約をして、英語、中国語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語の5カ国語で119番通報が対応可能な体制整備を果たしたと伺いました。 本市も今後は英語以外の対応というものも必要に応じて求められた場合に、対応する体制整備をしていくということがいいのではないかと本員は考えますが、それではその課題解決も含めまして質問の要旨(1)④今後の方向性について、教えてください。
○
普久原朝健議長 消防長。
◎高宮城寛消防長 御質問にお答えいたします。 今後の方向性についての御質問でございますが、本市には数多くの諸外国人が住んでおります。多国籍市民や、さまざまな文化背景を持つ市民に対しても消防サービスが提供できるような体制について、必要性を認識しております。 消防といたしましては、多言語の119番通報に関する先進地、浦添市も含めまして情報収集を行い、多言語の対応ができるように関係部局とも連携を図り、調査研究を行いたいと思います。
○
普久原朝健議長 高橋 真議員。
◆高橋真議員 消防長、答弁ありがとうございました。頑張ってください。応援をしております。 ありがとうございました。これで本員の一般質問を終わります。
○
普久原朝健議長 以上で、高橋 真議員の一般質問を終わります。 次、屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ、市民クラブ・新風会、屋富祖 功でございます。よろしくお願いします。 けさのなでしこの情報ですけれども、本当にうらやましい限りです。2連覇を目指して、ぜひ優勝していただきたい。 また、現在、沖縄県におきましては第97回全国高校野球選手権大会沖縄大会が沖縄セルラースタジアム那覇を主会場に、北谷町、宜野湾市を含む3球場で熱戦が繰り広げられております。現在、市内の高校で勝ち残っているのは、コザ高校、美里工業、美来工科、2回戦へ進んでおりますが、球陽高校と美里高校は1回戦敗退で残念な結果でございます。そのほかにも市外の高校で活躍している沖縄市出身の選手もたくさんいます。ぜひ甲子園を目指して頑張っていただきたいと思っております。この残っている3校でございますけれども、甲子園を目指せる力は十分持っております。本市としても、この3校が優勝したときには、ぜひ支援していただければと思っております。よろしくお願いいたします。 さて、それでは、通告書に従いまして一般質問をさせていただきます。質問事項1.障がい福祉についてでございます。質問の要旨(1)耳マークの普及についてでございます。聴覚に障がいを持った方々の対応について、お聞きいたします。難聴者、中途失聴者の方々の支援対策としての耳マークの表示板の設置についてでございます。「耳マーク」、余り聞き慣れない言葉でありますけれども、今日はここに耳マークの絵をお持ちいたしました。このマークでございます。耳の不自由な方は、筆談しますと書かれております。このマークは全日本難聴者・中途失聴者団体連合会制定のシンボルマークでございます。中途から聞こえなくなり、それまで耳から入っていた情報がなくなり、強い孤独感、疎外感、回りの人に理解してもらえず、自分は社会の中で必要とされていないのではないかという気持ちを抱えながら、家族や身近な人に支えられ、立ち直った人たちが同じ苦しみ、つらさを持った人たちと助け合うように、またそうしたことを多くの人たちに知ってもらうために考えられたのが、この耳マークでございます。①でございます。市内に聴覚障害手帳所持者は何人いるのか、お伺いいたします。
○
普久原朝健議長 健康福祉部長兼
福祉事務所長。
◎仲本兼章
健康福祉部長 屋富祖議員の御質問にお答えをいたします。 通告書10ページ、質問事項1.質問の要旨(1)①、手帳の所持者の人数でございます。平成27年6月末時点で市内の聴覚障害による身体障害者手帳の保持者は総数で675人、内訳といたしましては1級が31人、2級が180人、3級が79人、4級が110人、6級が275人となっております。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 今、説明にありましたように、675人の方たちが聴覚障害手帳をお持ちだと説明がありました。 続きまして、質問の要旨(1)②でございますけれども、市役所内の窓口でこのような方たちが来られたときに、どのような対応をされているのでしょうか。また、今後、耳マーク、それと無線式振動呼び出し装置を設置してはいかがと思いますが、所見をお願いします。
○
普久原朝健議長 健康福祉部長兼
福祉事務所長。
◎仲本兼章
健康福祉部長 お答えをいたします。 健康福祉部の障がい福祉課におきましては、現在、聴覚に障がいのある方々が窓口にいらした際に、手話通訳者等による手話及び筆談による対応をいたしております。さらに今年の1月からは窓口で、今、お話のありましたボタンを押すことにより、振動で担当者に来客を知らせる無線式振動呼び出し装置を設置するとともに、6月からは耳マークを掲示するなど、聴覚に障がいのある方々が安心して窓口を利用できるように取り組んでいるところでございます。 今後、市役所内の各部署における耳マークと無線式呼び出し装置の設置につきましては、関係部署と調整をいたしまして、設置に向けて働きかけを行ってまいりたいと考えております。以上です。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 前向きな御答弁ありがとうございます。 ところがこの耳マークでございますけれども、聴覚障がい者の方が窓口に来た場合、例えば受付した場合、窓口のほうをずっと見ていなければいけない。呼ばれても、後回しにされたりするケースが多々あるのではないかと思って、その耳マークをぜひ導入してほしい。また、無線式の装置もぜひ導入していただければと思って質問いたしました。ぜひよろしくお願いいたします。 質問事項2.公園の維持管理についてでございます。質問の要旨(1)美里公園の維持管理及び整備についてでございます。今週の土曜日にも美里自治会主催の七夕祭りが美里公園で行われます。10月ごろにも沖縄市の福祉まつりも予定されております。年間を通してたくさんのイベントが行われる公園です。平日は朝早くからウオーキングや太極拳で多くの市民に親しまれている公園でございます。 しかし、数年前までは公園にある噴水で子供たちが水遊びをする姿をよく見かけておりましたけれども、最近は噴水がとまった状態になっておりますが、ここでお伺いいたします。美里公園の供用開始をして何年になるのか、そしてこの噴水が停止した理由をお聞かせいただきます。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 屋富祖議員の御質問にお答えいたします。 質問事項2.質問の要旨(1)①、噴水を停止した経緯についてでございます。美里公園は、平成13年2月に近隣公園として供用開始され、園内に設置されております噴水については平成18年ごろに停止をしております。当時、多くの子供たちが藻の発生した噴水池に入り、転倒事故につながるとの公園利用者等からの意見を踏まえ、停止するに至った経緯がございます。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 せっかく立派な噴水があるわけでございます。この噴水を再稼働できないのか、お伺いいたします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 噴水につきましては、当時の課題を踏まえ、管理の手法等についても考えつつ、検討していきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 今、あの美里公園は夕方になると、中学生、高校生が公園周辺で自転車なりスケボーなどで遊んでいるのですけれども、その管理ですけれども、子供たちはコンビニで買い物をして、このあずまやの下で飲み食いして、ごみをそのまま捨てるわけでございます。その噴水を稼働して、その噴水の回りにベンチなどを設けて、そこに大人がくつろぐということによって、そういった子供たちがごみを捨てたり、そういった抑制にもつながるのではないかと思っております。ぜひこの噴水を稼働して、その噴水の回りにベンチを設けたらどうかという要望でございます。ぜひ御検討よろしくお願いいたします。 2月定例会でも新屋議員が一般質問で取り上げておりましたけれども、質問の要旨(1)②、美里公園のゴムチップの老朽化について、お聞かせください。このゴムチップの耐用年数をお聞かせください。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 ゴムチップの耐用年数については10年となっております。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 ありがとうございます。 耐用年数が10年とおっしゃっておりましたけれども、美里公園が供用開始いたしましたのが平成13年でした。となると、10年以上たっているわけでございます。この前、新屋議員が一般質問をしたときには、部分補修をしたらどうかということでしたけれども、現在、一部補修はされておりますけれども、今後もそういった悪いところは部分補修していくのか、それとも全面改修をしていくのか、お聞かせください。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 美里公園のウオーキングコースは、健康増進の場として毎日多く市民の方々に活用されております。整備されてから14年が経過しており、舗装面がすり減っている箇所も多くあることから、ウオーキングコースのゴムチップにつきましては、全面改修も視野に入れ、補助金の確保に向けて検討していきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 時期的には何年ごろを予定されているでしょうか。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えします。 補助金の確保を今、検討しているところですので、時期についてはまだ申し上げられませんけれども、早期の改修ができるように取り組んでまいります。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 御答弁ありがとうございます。 ぜひ早急な全面改修のほう、よろしくお願いいたします。 続きまして、質問事項3.コザ十字路周辺のまちづくりについてでございます。質問の要旨(1)コザ十字路一角に建設予定の貸しホール(葬祭場)建設についてお伺いいたします。沖縄本島を貫く3つの幹線国道のうち、2つが交差する唯一の十字路、そして国道330号の起点と東海岸の物流の核となる国道329号が交差するのがコザ十字路です。1970年代から80年代の銀天街や周辺の商店街の最盛期には十字路と言えばコザ十字路がイメージされるほど、活況を呈した。それでは、以下のほうをお伺いいたします。①本市はコザ十字路周辺のまちづくりビジョンをどのように持っているのか、お聞かせください。
○
普久原朝健議長 休憩いたします。 休 憩 (午後3時40分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後3時40分)
○
普久原朝健議長 再開いたします。 企画部長。
◎源河朝治企画部長 屋富祖議員の御質問にお答えいたします。 コザ十字路周辺の空間を生かしていくために、沖縄市中心市街地活性化基本計画における施策の展開や、国道330号の拡幅整備を促進するとともに定住人口の増加による購買力の向上に向け、安慶田土地区画整理事業や美里第二土地区画整理事業を推進しておりますが、御指摘のある地域につきましては、特にこの地区のビジョンというものは策定しておりません。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 非常に残念でございます。コザ十字路周辺のまちづくりビジョンが今まで計画がないとおっしゃっておりましたけれども、コザ十字路周辺は胡屋十字路、そして山里、中の町に比べると、この周辺には全くビジョンはない。これまでに平成18年度からそういった、ある程度計画が立てられていたと思いますけれども、例えば道の駅、あとバスセンターとか、そういった計画が立てられていたと思うのですけれども、このあたり詳しく説明していただけませんでしょうか。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 国道330号沿線土地利用計画基本方針があります。本基本方針は、胡屋からコザ間を、胡屋地区、住吉・室川地区、安慶田・水辺公園地区、コザ地区の4つのエリアに分け、各エリアにおける主要交差点の改良とあわせて国道の拡幅整備等の基本的な考え方を示しております。 同基本方針は、個々の事業化をイメージしたものではなく、短期、中期、長期に分けた交通網として位置づけを行ったものであります。 議員のおっしゃっていた道の駅、交通バスセンター等は長期的整備として位置づけられております。構想については、短期間で10年、中期計画で10年から20年、長期計画で20年後の計画として位置づけており、実現の可能性を含め庁内及び関係機関、地域の皆様と精査、検討していきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 これは、葬祭場建設に当たっての業者が何度か沖縄に足を運んでいると思いますけれども、現在の建設計画に当たっての進捗状況をお聞かせください。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 葬祭場の建設に当たり、建築確認申請や沖縄市景観条例に基づく届出、里道の用途廃止申請があります。建築確認申請については、民間の検査機関へ申請されており、現在、審査中と伺っております。 次に、本市景観条例に基づく届出については、内容の審査を行い、適合を確認したところであります。 里道の用途廃止等につきましては、利害関係者からの同意が必要となります。企業は地域自治会より、利用者の利便性が損なわれるという理由で同意を得られなかったことを踏まえ、再度、廃止された場合の里道にかわる機能として葬祭場敷地内に自由に往来できる通路を確保していることを説明したとのことですが、里道廃止の理解を得ることはできなかったと聞いております。 現段階において、里道廃止の是非の判断には至っておりません。以上です。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 現在、沖縄市の37自治会長が十字路周辺の葬祭場建設には反対だとおっしゃっております。 そこで、質問の要旨(1)③市長は行政機関の長として、この問題をどのように考えているのか、明確な意思表示をお聞かせください。ちょっと全国的に、この葬祭場問題はあちらこちらで問題となって上がっております。そこで本員がネットで調べたところ、一例を述べさせていただければと思っています。 平成19年8月27日、これは鎌倉の例でございますけれども、厳しい残暑の中、鎌倉市の由比ガ浜通りで、由比ガ浜葬儀場建設を阻止、総決起集会が開かれた。総決起集会は、由比ガ浜商店街のど真ん中に葬儀場の建設を計画している業者が8月16日、鎌倉市の業種変更の要請を振り切り、強行着工を地元に通告してきたのを受け、急遽開催された。総決起集会会場の由比ガ浜中央商店街には、午前8時前から地元の住民が続々と詰めかけただけでなく、鎌倉市長、鎌倉市議会議長、超党派の鎌倉市議会議員、神奈川県会議員、衆議院議員らも顔をそろえ、葬儀場建設反対の意思を示した。葬儀場の建設計画が明らかになったのは今年4月。地元自治会や商店街は「葬儀場はこの地区のイメージに合わない。鎌倉由比ガ浜の街並み文化を守ろう」と、葬儀場建設反対の運動を展開してきた。地元の要請を受け、鎌倉市長を初め、行政が業者に対し、再三の業態変更を要請した。さらに鎌倉市商工会議所会頭、鎌倉市観光協会、鎌倉市商店街連合会のそれぞれの団体が、業者に直接出向き、業態変更を要望。6月28日の鎌倉市市議会本会議では、開業の中止を求める請願を、議員全員の賛成で採択し、建設反対の署名活動も展開し、2万人以上の署名を集めている。地元住民、鎌倉市民、鎌倉市、鎌倉市議会、鎌倉市商工会議所会頭、鎌倉市観光協会、鎌倉市商店街連合会が一致して、この葬儀場の建設に反対していると、市民と行政と議会と一緒になって行動しているわけでございます。 市長、4月28日のコザのまちづくり準備委員会で市長との意見交換があったと思います。自治会長協議会会長の質問で、「市長は最後まで市民側でフェニックス社と向き合ってくれないか」という質問に、市長は「もちろんです」と答弁なさっていると思います。 今、5,000人余りの市民からの署名が集まっております。市長の今の政治的判断、そういったものをお聞かせいただければと思っています。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 沖縄市長。
◎桑江朝千夫沖縄市長 お答えをいたします。 コザ十字路一帯は、歴史的背景から見て沖縄市の発展に寄与してきた中心地でございます。私としましても議員同様、そして地域住民の方々同様、この葬祭場がコザ十字路の一角に建設計画されているということに大変困惑をしているところであります。 私としても、これまで企業側と住民の間に入り、意見交換の場や説明会の開催など、そして直接、先ほど議員がおっしゃった地域住民と私の意見交換等も開催してまいりました。こういったこともしっかりと企業側に住民の意見を伝えながら、私としても引き続きこれまでどおり企業側に対し、用途の変更はできないものか、そういう要望はし続けていきたいと思っています。
○
普久原朝健議長 屋富祖 功議員。
◆屋富祖功議員 市長、前向きな御答弁ありがとうございます。 今日は中学生の皆さんが傍聴に来ておられます。ぜひこの子供たちのためにもユニークな沖縄市、まちづくりを一緒に市長、頑張ってまいりたいと思っておりますので、当局の皆さん、一緒になって頑張ってまいりましょう。 これをもちまして、本員の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○
普久原朝健議長 以上で、屋富祖 功議員の一般質問を終わります。 暫時会議時間の延長を行います。 次、糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 こんにちは。議席番号1番、会派躍進、糸数昌弘、4回目の一般質問、よろしくお願いいたします。 早いもので、もう4回目、年間として1巡目ということです。本員、市議会議員になりまして少し落ちついてきたところでございます。市役所に通うようになって、一番市の職員、日ごろから非常に頑張っておられます。しかし、少し感じたことがあります。それは、ちょっと仕事が忙しいのかどうかわかりませんが、何かちょっと暗いような、何か疲れているような感じがします。なぜかといいますと、廊下とか階段ですれ違って、挨拶をしてもなかなか爽やかな挨拶が返ってこないというような感じで思っていましたが、やはり市長がかわりまして、職員もやはりかわってきたのだなと思います。 6月から各部署で、明るい市役所をつくろうということで標語をつくりまして、「明るい」の「あ」が「挨拶」で、「か」は「快適な環境づくり」、「る」は「ルーキー、新人のころの気持ちを忘れず」、そして「い」は「いつでも笑顔で信頼される市役所」ということで、すばらしい。これで市民サービスの向上を図るということですので、全庁的にぜひ職員の皆さん、頑張っていただいて、市民へのサービス向上のために頑張っていただきたいと思います。 それではまたちょっと余談ではございますが、今度の第60回沖縄全島エイサーまつり、本員の地元、松本青年会が本祭のほうに出場が決定したということで、また我々青年会、そしてまた地域のオジー、オバーターが非常に喜んでおります。このはえある、伝統ある沖縄全島エイサーまつりの本祭に出場できるということは、盛り上げるために一役買うということで、日ごろまた練習も頑張っておりますので、応援していきたいと思います。 本題です。一般質問、本員、台本をつくって、今までずっと質問をしておりましたけれども、先輩方から早口であると、意味が余りわからないということですので、今回は台本なしで、本員の容量の少ないハードディスク、ハードディスクではなくてヘッドディスク、そのほうもフル回転しながら、整理しながら質問していきたいと思います。よろしくお願いします。 では、11ページです。質問事項1.コザしんきんスタジアムの利用状況についてでございます。昨年、コザしんきんスタジアムが完成して、本当に県内で一、二を争うすばらしい球場であります。そこで、質問の要旨(1)コザしんきんスタジアムの利用状況について、教えてください。①小学校、中学校、高校、大学、一般別の年間の利用状況について教えてください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 それでは、糸数昌弘議員の御質問にお答えいたします。 質問事項1.質問の要旨(1)①年間の利用状況でございます。平成26年度の利用状況でお答えをさせていただきたいと思います。小学生が3,105人、中学生が3,345人、高校生が3万8,955人、大学生が1,410人、一般が6,634人で、合計5万3,449人でございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 どうもありがとうございます。 これだけのたくさんの野球少年、一般の方も含めて利用されているということで、非常にすばらしいことだと思います。 次に移ります。質問の要旨(1)②市内、市外、団体別の年間の利用状況はどうでしょうか。お願いします。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えします。 質問の要旨(1)②市内、市外、団体別の年間の利用状況でございます。これも平成26年度においてお答えをさせていただきます。市内は245団体で人数にいたしますと1万275人、市外が93団体で4万3,174人、ですので年間にしますと合計では338団体で、人数にしますと5万3,449人でございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 ありがとうございます。 このようなすばらしいコザしんきんスタジアム、本員も元高校野球選手として、そこを利用できたらすばらしかった。本員たちの時代は沖縄市営球場、そして奥武山球場ということでやっていますけれども、次に移ります。 質問の要旨(1)③今年の全国高等学校野球選手権沖縄大会の組合せ抽選を見ますと、コザしんきんスタジアムでの試合が組まれていないというのがわかりました。これについて、去年完成しまして開会式も行われまして、決勝まで行われた。これまでは奥武山と沖縄市営球場で交互に主会場が変わって、試合はそのまま組まれていた。そして、改修とかいろいろあったものですから、北谷球場、宜野湾球場を使うようになったのですけれども、今年、組まれていない理由について教えてください。
○
普久原朝健議長 教育委員会教育部長。
◎
比嘉良憲教育部長 ただいまの御質問にお答えいたします。 質問の要旨(1)③の今年の全国高等学校野球選手権沖縄大会の件でございました。受付の窓口になっています沖縄市体育協会におきましては、沖縄市総合運動場体育施設利用者受付要領でもって大会や事業の優先順位を取り決め、
コザ運動公園内の体育施設の利用割り振りを行っているところでございます。 この要領は、野球場にも適用されておりまして、日程調整の段階で御質問の全国高等学校野球選手権沖縄大会よりも、別の市の主催事業等が優先されてしまった結果、コザしんきんスタジアムでの試合を組むことができなくなったものでございます。 教育委員会といたしましては、コザしんきんスタジアムのコンセプトからしましても、高校野球に対する配慮不足があったということを深く反省をしているところであります。そして、大会関係者に対しましては、経緯の御説明とおわびを申し上げまして、今後の優先利用に対し、最大限の配慮をする旨、お話をさせていただいたところでございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 コザしんきんスタジアムの利用については、市に申し込んだら借りられていたということなのですけれども、広島東洋カープのキャンプ、それと高校野球の県大会というのは、やはり最優先されるべきではないかと思います。 特に夏の県大会というのは、それだけお客さんも入りますし、母校の応援ということで多分見えます。特にまた沖縄市にある高校が試合するときに沖縄市で試合すれば、それだけ観客も応援団もふえます。それで、地元の小学生、中学生、チームの先輩方が応援に駆けつけるという、非常にいい環境にあると思いますが、今回、非常にこれが残念だと思います。 特に夏の県大会というのは慰霊の日前後、大体6月20日ぐらいから夏、7月いっぱいということで期間はあらかじめわかっております。それはやはりいつでも利用できるように、ある程度あけて高野連を待っておくような。指定管理ということで体協が行っているということですけれども、やはり教育委員会でも指導監督、意見を言えるというような関係をつくっていただきたいと思います。ということで、それは要望にかえまして、来年から確実に。沖縄セルラースタジアム那覇が今年、主会場です。来年はコザしんきんスタジアムが主会場になると思います。これを確実にやっていただいて、高校野球の試合がコザしんきんスタジアムでできるように、よろしくお願いします。 では続きまして、質問事項2.旗掲揚ポールの活用状況についてであります。質問の要旨(1)市役所正面玄関横に設置されている旗掲揚ポールの活用状況についてです。本員は、これまで議員になりまして、そのポールに旗が掲揚されているのを見たことがありません。それで、質問をさせてください。①設置の目的について教えてください。
○
普久原朝健議長 総務部長。
◎島田孝総務部長 こんにちは。糸数昌弘議員の一般質問にお答えをしたいと思います。 質問事項2.質問の要旨(1)市役所正面玄関横に設置されている旗掲揚ポールの活用状況について。①設置の目的でございます。庁舎内の掲揚ポールにつきましては、庁舎に向かって右手のほうに設置してございます。本市の掲揚ポールは、3本の併用式と言えると思いますけれども、市旗、国旗などを掲揚するために設置したものでございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 質問の要旨(1)②です。これまでの使用状況について教えてください。
○
普久原朝健議長 総務部長。
◎島田孝総務部長 質問の要旨(1)②のこれまでの使用状況についてお答えをいたします。 庁舎内の掲揚ポールの活用状況については、現在、市旗、国旗の掲揚についての方針に基づき、年末年始、12月29日午前8時30分から1月3日の午後5時15分まで常時国旗及び市旗を掲揚しているところでございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 年末年始ということで、閉庁日ということでなかなか見る機会がないものですから、済みません、本員、ちょっと見ていなかったものですから。国、県の公共施設であれば、当然開庁というか、あいているときには掲げられていました。本員は議員になりまして、いろいろ視察研修で県外へ行っていますけれども、やはり各市町村、国旗、市旗は掲揚されておりました。県内各市の状況はどうか、教えてください。
○
普久原朝健議長 総務部長。
◎島田孝総務部長 県内10市の状況についてお答えをしたいと思います。 県内10市に聞き取りをいたしましたけれども、国旗及び市旗を開庁時に掲揚している市は7市でございます。それから祝日のみに掲揚が1市となっております。以上でございます。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 他の市でも7市は現在掲げているということですので、質問の要旨(1)③市役所開庁時に、日章旗(国旗)、市旗を掲揚できないかどうか。よろしくお願いします。
○
普久原朝健議長 沖縄市長。
◎桑江朝千夫沖縄市長 糸数議員の質問にお答えをいたします。 国旗、市旗の掲揚については、現在、担当部に指示を出しているところであります。国旗、市旗の管理等についてもしっかりとやっていくように、早急に対応していきたいと思っております。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 ありがとうございます。 本員たちは日本国民であって、沖縄県民、そして沖縄市民であります。やはり市庁舎の前は国旗を掲げ、そして市旗を掲げる。そこに存在をしっかりあらわすということが大事ではないかと思います。そしてまた、今、行われている女子の
ワールドカップしかり、オリンピック等々、やはり日本の代表選手が日の丸を背負って闘うというような言われ方もしておりますし、日の丸については自分の国を愛する気持ちもあります。そしてまた沖縄市を愛する市旗もしっかり掲げてもらいたいと思います。よろしくお願いします。 では、次に移ります。質問事項3.公園の管理状況についてでございます。質問の要旨(1)今年度から、公園の管理が市直営となっておりますが、公園の管理状況について、本員が感じるところ、シルバー人材センターのほうに指定管理していた昨年度よりちょっと管理の状況が悪いのではないか、質が落ちているのではないかというような、本員自身も感じておりますし、市民の方も何人かからそういう声をいただいております。そこで、①公園の管理体制はどうなっているのか、教えてください。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 糸数議員の御質問にお答えいたします。 質問事項3.質問の要旨(1)①公園の管理体制についてでございます。前年度までシルバー人材センターが指定管理を行っていた公園106カ所については今年度から市の直営による管理を行っております。 現在の管理の状況としましては、現業職員14人を配置してごみ回収、日常遊具の点検、遊具等の修繕、樹木剪定等を行っております。また、前年度まで指定管理者としてシルバー人材センターが行っておりました30カ所の草刈り、14カ所のトイレ清掃については引き続きシルバー人材センターへ委託しており、その他の街区公園などについても前年度同様、愛護団体が草刈りやトイレ清掃を行っております。 大規模な修繕や樹木剪定、遊具の定期点検、毎日の公園巡回
パトロール等については外部委託している状況にあります。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 質問の要旨(1)②公園の清掃、遊具の管理状況はどうなっているのか、教えてください。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 公園の草刈り清掃及びトイレ清掃については、シルバー人材センターへ委託しております。各公園の草刈り清掃は、現場状況を見ながら年間5回行うこととなっており、各トイレ清掃は週3回行うこととなっております。 その他の公園の草刈り清掃については、現業職員、または愛護団体が適宜実施しており、トイレの清掃については愛護団体が行っております。また、各公園のトイレットペーパー補充については、週2回、現業職員による補充を行っており、利用者の多い美里公園については公園巡回警備業務委託の巡回パトロール時においても補充を行っております。 園内のごみ拾い清掃については、現業職員による週2回の清掃や、愛護団体による清掃を行っております。また、利用者の多い美里公園、越来城(ギークグスク)水辺公園については、現業職員による清掃とは別にシルバー人材センターによる週2回のごみ拾い清掃を行っております。 遊具の管理については、現業職員による週2回の目視点検、月1回の日常点検を実施しております。また、今年度より年2回、専門技術者による定期点検業務委託を予定しております。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 年5回の草刈りと、週3回のトイレ掃除とか、いろいろ決められておりますけれども、特に草刈りとかトイレ掃除については、掃除してもすぐ汚れるというのもありますし、また草刈りについても夏場、今の時期と、また冬場では草の伸びぐあいも違います。そういった状況に応じて公園が常にきれいに市民の方に使っていただけるように快適にする。そしてまた遊具とかも事故がないように安全に遊んでもらえるように、しっかり管理してほしいと思います。 次、移ります。質問の要旨(1)③指定管理の場合との違い、メリット、デメリット、どう考えているか教えてください。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 前年度まで指定管理者の作業員が常駐しておりました美里公園につきましては、緊急の連絡が、市への問い合わせができるよう、園内の表示看板等に担当部署、建築・公園課の連絡先を明記しております。 また、管理棟の見やすい箇所への連絡先を掲示し、いつでも利用者が連絡、問い合わせ等が行え、安心して公園を利用できるよう努めております。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 公園のほうに連絡先を書いてあるということですけれども、以前は美里公園だったと思いますけれども、管理事務所がありまして、そこに常時シルバーの方が詰めていたということで、不測の事故とか、ちょっとけがしたとか、トイレのトイレットペーパーが足りないとか、そういったいろいろな相談も、すぐぱっと事務所に行ってやっていたということですけれども、現在はずっと閉まっている状況ですので、できればそこに人員が配置できるようにしていただきたい。特に美里公園は非常に利用者が多い、子供たちも多いところですので、そういった配慮ができればいいかと思いますので、御検討よろしくお願いします。 最後に、4月に指定管理から直営になっていますけれども、直営になってしばらくの間、草刈りもしない、トイレ掃除もされないというのが1カ月半ぐらいですか、その期間があった。それは非常に市民からの苦情もあったと思うのですけれども、その掃除の委託契約がおくれた理由について教えていただけますか。
○
普久原朝健議長 建設部長。
◎
宮里善伸建設部長 御質問にお答えいたします。 直営管理される初年度ということもありまして、委託公園数や草刈り年間回数等について、シルバー人材センターとの調整に時間を要したため、契約が5月になった経緯がございます。 次年度に向けては、委託先のシルバー人材センターと早期に十分な協議を行い、市民サービスの向上に取り組んでまいりたいと考えております。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 それでは、4月といいますと、やはり遠足時期でありまして、近くの小学校がよく公園を利用しております。そのときには本当に草が結構、50センチぐらい伸びて、トイレはちょっと汚れている状況だったということで、前もって本員も何回か電話を入れまして、そこ汚れているよということでやったのですが、なかなかこれがうまくいかなかったということで、やはり市としまして人事異動時期とか、会計年度が変わるとか、いろいろ多忙な時期でありますけれども、やはり市民には、ここを利用する方には全く関係のないことで、そういった利用について本当に不便を与えてはいけないと思うのです。 またこれは、その公園の契約だけではなくて、ほかのいろんな契約とかあると思うのですけれども、全庁的にその辺はスムーズに業務が移行できるようにしていってもらいたいということで、要望にかえさせていただきます。 次、質問事項4.防災行政についてでございます。質問の要旨(1)災害発生時にライフラインがストップした場合の避難場所等の現状についてでございます。①避難場所等(官公署、公園)の電気、水道、トイレ等の対策はどう考えているか、教えてください。
○
普久原朝健議長 総務部長。
◎島田孝総務部長 糸数議員の御質問にお答えいたします。 避難場所等の電気、水道、トイレ等の対策についてでございます。まず、これまで台風や大雨等に伴う避難場所といたしましては、基本的には本庁舎を利用しているところでございます。避難場所における電気、水道、トイレ対策等は重要なことだと考えており、それぞれについて答弁をさせていただきたいと思います。 まず初めに、電気に関する対応につきましては、自家発電設備のある施設を優先的に避難場所とし、それ以外には現有している持ち運び可能な小型ソーラー発電機や可搬式発電機等を活用して、万一の災害に備えているところでございます。 次に、水道、飲料水につきましては、500ミリリットルのペットボトルの水を約5万本備蓄しており、災害に備えているところでございます。そのほか水道局におきましては、ステンレス製の1.2トンの給水タンク1基、それから500リットルの給水用ポリタンクを3基保有しており、災害時にはトラックに詰め込み、給水車としての機能を果たすことができるものと考えております。また、大規模災害時には市内5カ所の配水池を応急給水拠点として位置づけ、応急給水が行えるよう準備を行っているところでございます。そのほかにも応急給水袋、約6,900枚を水道局で備蓄していまして自主防災組織へ提供するなど、災害時において活用していただけるようにしているところでございます。 次にトイレ対策についてでございます。トイレ対策につきましては、衛生状況の悪化だけではなく、精神的ストレス、それから体調維持管理の観点からも特に重要だと考えております。そのため、市におきましては断水した際にも既存の電気を利用して使用可能な携帯トイレを人口の20分の1の3日分、約13万1,000回分を目標に備蓄を進めているところでございまして、今年度には目標を達成する予定であります。 今後も引き続き災害時の防災対策に万全を期しながら、しっかりと取り組んでいく予定でございます。御理解をお願いいたします。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 御答弁ありがとうございました。 できるだけ本当に災害があった場合に対応できるように、そういった備蓄をするということが重要だと思います。 次に移ります。質問の要旨(1)②最近、太陽光発電を利用した防災器具が開発されております。例えば太陽光を利用したLED街灯で結構明るいのですけれども、そういったものから災害時に、もし電気がストップした場合はコンセントが引っ張り出されて、そこで携帯電話とか、そういった簡単な充電はできるというようなものとか、いろいろ開発されております。日ごろから公園とか、公民館、自治会の前あたりに設置しておけば、そういった災害時、有事の場合に利用できるというのもあります。そういったものを、今後取り入れていく方針はあるか、教えてください。
○
普久原朝健議長 総務部長。
◎島田孝総務部長 太陽光を利用した防災器具が開発されておりますけれども、それを取り入れていく方針があるかということでお答えをいたします。 災害発生時における電源の確保は重要な課題の一つと考えております。近年、太陽光発電システムがクリーンエネルギーとして注目をされております。太陽光発電システムは、災害時によりエネルギー供給が断たれた地域、場所において非常時の電源として活用できることから、防災機器として期待をされているところでございます。特に大規模災害時には、公園等に避難を余儀なくされる事態というのが想定されるため、最近では電源がとれる街灯なども開発をされております。 一方、市におきましては平成24年度にソーラー発電機、先ほど少し答弁をいたしましたけれども、ソーラー発電機を13台購入し、かりゆし園、寿楽園、福祉文化プラザ等に貸与をしてございます。 太陽光発電を活用する防災機器の整備は、ソーラー発電機だけとなっております。そのため議員から今、お話がございました太陽光発電を活用した防災機器等を含め、今後、避難場所、または避難場所で使用する防災用品、設備等の情報収集を行い、災害に備えた取り組みの充実を図り、災害に強いまちづくりに努めていきたいと考えております。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 太陽光発電、最近では一般住宅でも結構普及しておりますけれども、やはり大規模になった場合に、それがどうか、使えるかというのがいろいろ問題もありますので、そういった備えあれば憂いなしで、人間は一番明かりがあったらほっとしますので、日ごろ使っていて有事に使えるという、そういった便利な器具をいろいろ研究して、とれる方向でいってもらいたいと思います。要望して終わります。 次、質問事項5.自治会加入促進についてでございます。先月、6月は自治会加入促進月間でございました。本員も自治会長の経験者ということで、最近、各自治会の取り組み、自治会加入といいますと、やはり任意ですので、一番は各自治会の努力になるのですけれども、やはり市役所としていろんな業務で委託契約をしている自治会長、自治会にいろいろお願いすることも多々あります。やはり支援していかないといけないと思います。先月、6月号の広報おきなわには自治会加入の勧めということでパンフレットも非常にわかりやすい。本員たちの時代にはなかったような感じで、市民に理解しやすいようにパンフレットもつくって配布されていますけれども、そこで質問の要旨(1)自治会加入促進月間の市の取り組みについて。①市としては、どう取り組んでいるか教えてください。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 糸数議員の質問にお答えいたします。 自治会加入促進月間の市の取り組みについてでございます。沖縄市自治会長協議会では、平成22年度から毎年6月を自治会加入促進月間と位置づけ、本市も一緒に街頭パレードや活動パネル展を行い、庁内放送や防災無線を活用しながら自治会についての広報活動に努めております。 平成26年度は自治会長と先進地視察も行い、沖縄市自治会ハンドブックを作成しております。今年度におきましては、自治会加入のパンフレットを市の広報紙とともに市民へ配布を行い、また市長を先頭に市民ロビーでもお配りしております。先日、加入促進ポケットティッシュができ上がりましたので、パンフレットとともに市民ロビーや窓口、全島サッカー1万人祭りで配布をいたしました。 また、市民にもっと自治会の活動を知ってもらうために市の広報紙では「わったーじちくゎい」というタイトルで4月から2自治会ずつを掲載し、自治会について周知活動に努めております。 そのほか、定期的に自治会長協議会との意見交換を行い、自治会長とともに自治会加入促進に努めてまいりたいと思います。
○
普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 答弁ありがとうございます。 いろいろ市としてもバックアップしているということですけれども、本員がちょっと思うのは、市役所の市民課ではそうやっていると思うのですけれども、市役所の各窓口にも、お客さんのいる窓口あたりにも見やすいところに自治会加入促進のパンフレットを置いたり、各窓口で手軽にとれるようにやっていただきたい。 そしてまた広報紙に折り込まれている市民カレンダーにも自治会加入の呼びかけの分はあるのですけれども、できれば市の広報紙の一面、広報おきなわの一番見やすいところに、この下のほうにもでも自治会加入促進を訴えるとか、というような文言を入れていただけたらと思っております。 次に移ります。質問の要旨(1)②市職員は、積極的に自治会活動に参加すべきではないかと思います。やはり各地域で自治会への参加、行事とか、そういったいろんな参加に市役所の職員がちょっと少ないのではないか。一生懸命頑張っている方もいますけれども、やはり全体的に少ないのではないか。やはり自治会長をバックアップできるのは市の職員だと思います。市の職員が参加することによって、またどんどん輪が広がっていくと思いますし、自治会が元気になれば、ひいては沖縄市は元気になるということにつながっていくと思います。 また、市の業務も結構接触が多ければやりやすくなるのではないかと考えております。そこで積極的に参加する。そしてまたほかの自治体、北中城村は職員が各自治会のこういったいろんな司会とか、餅は餅屋で、そういったものに参加していくというような話も聞いたことがあります。沖縄市も参加すべきではないかと思いますけれども、それを教えてください。
○
普久原朝健議長 市民部長。
◎
伊佐剛市民部長 ただいまの質問にお答えいたします。 日ごろより自治会加入促進につきましては、全庁メールを活用したり、加入促進月間では庁内放送を活用し、職員への自治会加入の呼びかけを行っております。 今年度は新採用職員の研修の中で自治会活動の周知と加入の呼びかけを行い、6月初めには出先機関を含め、各課へ事務連絡とパンフレットで自治会加入について通知いたしました。引き続き職員へ自治会加入の呼びかけを積極的に行ってまいりたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
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普久原朝健議長 糸数昌弘議員。
◆糸数昌弘議員 ありがとうございます。 ぜひとも呼びかけて、各自治会への活動に参加してもらいたいと思います。自治会活動の中心となっているメンバー、ほとんどの方が仕事を持っております。土曜、日曜日、ほとんどボランティアでございます。やはり沖縄市の職員ということで、土・日、自分のプライベートもあるかと思いますが、毎日毎日ではございません。できるだけ自治会の活動に参加していただいて、そしてまた沖縄市を盛り上げていってほしいと思います。 希望して、今回の質問を終わります。ありがとうございました。
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普久原朝健議長 以上で糸数昌弘議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。 休 憩 (午後4時30分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後4時31分)
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普久原朝健議長 再開いたします。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会したいと思います。これに御異議ありませんか。 (「異議なし」の声あり)
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普久原朝健議長 御異議なしと認めます。よって本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は、明日7月3日、金曜日、午前10時より会議を開きます。 本日はこれをもちまして延会いたします。 お疲れさまでした。 延 会 (午後4時31分)...