沖縄市議会 2010-10-15
10月15日-09号
第341回
沖縄市議会定例会┌──────────────────────────────────────
┐│ ││ 平成22年
││ 沖縄市議会定例会会議録 ││ 第341回
││ ││ 平成22年10月15日(金)午前10時開議 ││ │└──────────────────────────────────────
┘ 議 事 日 程 第 9 号 平成22年10月15日(金) 午前10時 開議第 1 基地に関する
調査特別委員会の正副
委員長当選報告第 2 一般質問 ──────────────────────────────本 日 の 会 議 に 付 し た 事 件 (議事日程のとおり) ──────────────────────────────出 席 議 員 (29名) 1 番 桑 江 直 哉 議員 17 番 花 城 貞 光 議員 2 番 諸見里 宏 美 議員 18 番 与那嶺 克 枝 議員 3 番 宮 島 眞 則 議員 19 番 辺土名 和 美 議員 4 番 宮 城 浩 議員 20 番 普久原 朝 健 議員 5 番 喜友名 朝 彦 議員 21 番 新 垣 萬 徳 議員 6 番 小 渡 良太郎 議員 22 番 前 宮 美津子 議員 7 番 高 橋 真 議員 23 番 池 原 秀 明 議員 8 番 阿多利 修 議員 24 番 棚 原 八重子 議員 9 番 新 屋 勝 議員 25 番 島 袋 勝 元 議員 11 番 高江洲 義 八 議員 26 番 新 里 八十秀 議員 12 番 瑞慶山 良 得 議員 27 番 瑞慶山 良一郎 議員 13 番 森 山 政 和 議員 28 番 浜比嘉 勇 議員 14 番 喜 納 勝 範 議員 29 番 小 浜 守 勝 議員 15 番 新 里 治 利 議員 30 番 仲宗根 弘 議員 16 番 仲宗根 誠 議員 ──────────────────────────────欠 席 議 員 (1名) 10 番 長 嶺 喜 清 議員 ──────────────────────────────説明のため出席した者の職、氏名 市 長 東 門 美津子 副市長 島 袋 芳 敬 総務部長 川 畑 弘 隆 建設部長 金 城 勉 総務部参事 伊志嶺 和 成 水道局長 嘉陽田 朝 博 総務課長 平 田 嗣 巳 水道局部長 照 屋 弼 二 企画部長 神 里 興 弘 消防長 高宮城 寛 市民部長 金 城 清 安 教育長 仲 松 鈴 子 会計管理者 銘 苅 康 孝 教育部長 知 花 朝 勝
健康福祉部長 宮 城 ゆかり 指導部長兼 浜 口 茂 樹
教育研究所長 経済文化部長 中 山 貴 洋
教育総務課長 比 嘉 良 憲 ──────────────────────────────職務のため議場に出席した事務局職員の職、氏名 事務局長 喜 瀬 照 夫
議事課長補佐 盛 島 秀 紀 兼調査係長 事務局次長 大 庭 隆 志 議事係長 島 袋 慶 彦 兼庶務課長 議事課長 久 高 久 雄
○
仲宗根弘議長 これより本日の会議を開きます。 ただいまの出席議員数29名であります。
長嶺喜清議員、追って来ると思いますが、今のところ連絡がございません。以上、29名で会議を開きます。 本日は、議事日程第9号によって議事を進めます。
△日程第1 基地に関する
調査特別委員会の正副
委員長当選報告であります。 本件についてはお手元に配布してありますので、これをもって報告にかえます。
△日程第2 これより一般質問を行います。 前
宮美津子議員。
◆前
宮美津子議員 おはようございます。日本共産党の前宮美津子です。よろしくお願いします。 9月12日に行われた
市議会議員選挙で見事2期目の再選を果たすことができました。13万沖縄市民の皆さんをはじめ、多くの皆さんに心から感謝を申し上げます。同時に、今回当選された議員の皆さんに祝福のエールを送り、喜びを共有したいと思います。長い選挙戦、本当にお疲れさまでした。 それでは一般質問に入る前に手短に所見を述べたいと思います。 今から65年前にアジア・太平洋戦争が終結し、凄惨をきわめた沖縄戦が終わった年であります。80年前は、日本が中国東北部で、いわゆる満州事変を引き起こした前の年であります。そして100年前は、日本が韓国を併合して朝鮮半島を植民地にした年に当たります。高齢化が進み、厚生労働省の調べでは、100歳以上の人は全国で過去最多の4万4,400人を超えております。ちなみに沖縄県は922人、
ひとり暮らし高齢世帯は5万2,000世帯を超えました。高齢を迎えた人たちの「二度と戦争は嫌だ」「安心して暮らしたい」という切実な思いに、今、政治がこたえるべきときだと思います。ところが、高齢者が満足な年金や医療も受け取ることができず、生活もままならず、
ひとり暮らしの老人が熱中症になり、所在不明の高齢者が多発し、だれにもみとられることなく息を引き取るという事態は決してあってはなりません。貴重な体験の担い手を失うことは、社会にとっても大きな損失です。高齢者が安心して暮らせる年金を実現すること、高齢者に差別医療を押しつける
後期高齢者医療制度は直ちに廃止すること。高齢者の生活を支える
公的介護制度の抜本的な充実は、
文字どおり待ったなしの課題となっております。 今年は「長寿をすべての国民が喜びの中で迎え、高齢者が安心して暮らすことのできる社会の形成」をうたった
高齢社会対策基本法の制定から15周年を迎えます。国と自治体が責任を果たし、国民と協力してひとりぼっちの高齢者をなくしていくことが強く求められている時代だと思います。では、発言通告に基づいて、一般質問を行います。 まず初めに、質問事項1.くらし、福祉・医療行政についてお伺いいたします。 質問の要旨(1)国保行政について。今年2月、厚生労働省は、2008年度市町村国保の
国保税収納率が過去最低の88.35%に落ち込んだことを速報として公表しました。今、社会保障としての
国民健康保険を守る国と自治体の責任が厳しく問われております。では、お伺いいたします。 ①2009年度沖縄市
国民健康保険加入世帯、その平均所得と
平均保険料額の割合、そして滞納世帯数割合と
保険料収納率を教えてください。あわせて沖縄市の
所得別滞納世帯の特徴をお聞かせください。 ②2010年度9月末現在の沖縄市の
短期証発行数割合、保険証未更新世帯数割合、資格証数をお聞かせください。 ③市民は、高過ぎる
国民健康保険料が払えなくて困っております。沖縄市は一般会計から国保会計への
政策的繰り入れをふやして、高過ぎる国保料を引き下げ、市民負担を軽くする努力をしておりますが、それでも市民は悲鳴を上げております。当局の見解をお聞かせください。 ④2009年度
国民健康保険の赤字について、その要因は何でしょうか、教えてください。
前期高齢者交付金の影響について、類似都市との比較で説明をしてください。 ⑤沖縄市は18歳以下の無保険状態の子供を対象に、すべての子供に保険証を届け、いつでも病院へ行ける体制をとったとのことでありましたが、対象世帯・人数及び現状をお聞かせください。 質問の要旨(2)
生活保護行政についてお伺いいたします。本員は日常的に
無料相談活動を続けておりますが、最近は相談内容も深刻なものになってきております。特に一昨年、社会問題ともなった年越し派遣村のころから、住む家がないという相談がふえております。家賃が払えなかったり、家を追い出されたり、今夜寝泊まりをするところさえ決まっていない、そうした深刻な相談があります。相談活動を通じて、沖縄市や県の支援制度につなげることができたとしても、新しく生活を始める際に部屋が見つからなかったり、保証人がいなかったり、その都度新たな難問にぶつかります。 働ける年齢を超えた高齢者の皆さんは、生活保護などにつなげることができますが、たとえ生活保護が決定しても、沖縄市の
ひとり暮らしの生活保護の家賃補助の基準額は3万2,000円です。限度額内で適当な部屋がなかなか探せない。あるいは見つかっても、大家さんから「
ひとり暮らしの高齢者は遠慮してほしい」と言われて困っている。こうした声をよく聞かされます。住まいは
人権そのものですが、地縁血縁のきずなが強く、イチャリバチョーデーの沖縄県においても、高齢者や失業など、生活困窮者になっている方々にとっては、家を借りるための保証人を探すことすら大変困難な時代になっています。人として、家に住むという最小限の生活、最も基本となる問題について、人と人、地域で支え合う、つながっていく、結局のところ、「ひと輝くげんきな沖縄市」
づくりそのものです。それでは端的にお伺いします。 ①高齢者や障害者、生活困窮者がアパートなどの賃貸契約が結べず困っているケースがふえております。
社会福祉協議会やNPO法人が転貸借契約を行い、入居後も見守り支援を行う「
居住サポート事業」を実施すべきだと考えます。見解と見通しをお聞かせください。
②生活保護が必要な人に、申請書を渡さない「水際作戦」は、決してあってはなりません。申請書に固執せずに、困っている人々の立場に寄り添った相談を行うべきです。見解をお聞かせください。
③生活保護法第37条の2が創設され、自治体が家主にかわって代理納付をできるようになりました。生活保護の適正受給と家主の家賃滞納不安を解消するためにも積極的に導入すべきと考えます。実現の見通しをお聞かせください。 質問の要旨(3)女性の健康支援策についてお伺いいたします。日本共産党は、だれもが安心して子供を産み、育てられる社会を実現するために、妊婦健診の14回の必要性と自己負担なしで実施するべきだと主張し、実現することができました。国は14回妊婦健診について、2009年度と今年度の2年間だけの
時限予算措置としていますが、厚労省は2011年度予算の概算要求に、
子宮頸がん予防ワクチンや検診への助成費用として150億円を計上しております。 妊婦の14回健診は今後も継続して行われるべきです。また、最近問題になっている
成人T細胞白血病要因ウイルスHTLV-1の抗体検査など、妊婦健診のさらなる充実が求められております。では、端的にお伺いいたします。 ①妊婦健診が14回に拡充されたことの意義、効果についてお答えください。これは、今後も継続すべき施策だと考えますが、見解と対応をお聞かせください。
②子宮頸がんワクチンの一日も早い定期接種について、本市における進捗状況はどうなっているかお聞かせください。
③教育委員会として、学校における児童生徒・保護者への啓発はどうなっているかお聞かせください。 質問の要旨(4)
特別養護老人ホーム、
地域密着型特定施設の新・増設についてお伺いします。 ①沖縄市の
特別養護老人ホーム数、施設規模、
入所待機者数をお聞かせください。
②特別養護老人ホームの増設、
地域密着型特定施設の新設について、施設整備の年次計画をお聞かせください。 次に、質問事項2.
まちづくり行政についてお伺いいたします。 本市のマチグヮーと呼ばれる一番街、銀天街などの中心商店街は、
郊外大型店舗やスーパーの影響を受けて空き店舗がふえ、空洞化が進んでおります。4月にスタートした
中心市街地活性化事業は、行政、商店街、通り会、業者や
地域住民一体となって中心商店街のにぎわいを取り戻すための東門市政の目玉政策の大事業です。その進捗状況についてお伺いいたします。 質問の要旨(1)
中心市街地活性化事業50業種の概要、事業の執行状況をお聞かせください。 質問の要旨(2)
コザ十字路周辺の環境整備と地域活性化についてお伺いします。
コザ十字路周辺は、国道、県道の拡幅工事に伴う建物の
解体撤去作業が進み、本体工事のための仮設工事も始まっております。ところが、
コザ十字路市街地の顔とも言うべき銀天街の景観は、無惨な姿をさらして、見る影もなく放置されております。少なくない皆さんからは「一体どうなっているんだ」と、心配の声が寄せられております。
道路拡幅工事に伴う
コザ十字路周辺の沿線の町並みの整備は、市の責任で進めなければなりません。そこで、端的にお伺いいたします。 ①拡幅道路沿線取りつけ面の町並みの景観、
残地の利活用について、現状と対策を報告してください。また、
中心市街地活性化事業の関連性はどうなっていますか、お聞かせください。
②コザ十字路周辺の地域活性化のためには、行政主導の「地域再
開発事業基本計画」の策定が不可欠です。市としての具体的なビジョンをお聞かせください。 質問の要旨(3)交通施策についてお伺いいたします。「ひと輝くげんきな沖縄市」を目指し、県内唯一の動物園・
沖縄こどもの国、泡瀬干潟を有し、エイサー、ロック、島うたなど、
国際文化観光都市を売りにして、内外に
チャンプルー文化を発信する沖縄市、ところが、市の大動脈とも言うべき国道329号、330号の基幹道路は、一部のバス停を除き、ほとんどの各停留所は
屋根付きバス停がなく、腰かけいすもありません。全市的に皆無と言っていいほど設置がおくれております。 障がい者や高齢者など、交通弱者の利便性の確保、公共工事の利用環境の向上、
国際文化観光都市沖縄市の
グレードアップの上からも、雨や暑い日差しを避ける
屋根付きバス停、ベンチの設置、
バス停車スペースの確保が必要です。そこでお伺いいたします。 ①本市のバス停と
屋根付きバス停、
ベンチ設置バス停の数をお聞かせください。 ②道路の
拡幅工事計画のある
コザ十字路周辺地域を手始めに、市内全域で設置を促進すべきだと考えますが、見通しをお聞かせください。 以上、壇上からの質問を終わります。
○
仲宗根弘議長 答弁を求めます。
健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 おはようございます。
一般質問通告書の1ページをお願いいたします。質問事項1.質問の要旨(1)国保財政についてでございます。 ①2009年度の沖縄市
国民健康保険加入世帯は、平成21年6月現在で2万5,610世帯、係る平均所得は世帯当たり107万9,715円、また、
平均保険料額は世帯当たり12万2,948円となっております。滞納世帯数の割合につきましては、平成22年5月末現在で34.12%、また、平成21年度の
保険料収納率は、現年度一般分で88.19%でございます。次に、本市の
所得別滞納世帯の特徴についてでございますが、低所得者が圧倒的に多く、所得が低いほど収納率が低い傾向にあり、所得段階ゼロ円の世帯の収納率が77.9%と最も低くなっております。また、100万円以下の世帯は、世帯全体の約69%を占め、収納率は83.73%でございます。所得250万円以下の世帯数は、全体の90.4%を占め、また、調定額が17.9億円で全体の59.7%、収入未済額が2.7億円で、全体の収入未済額の78.2%を占めております。所得が300万円以上の収納率は93.8%となっております。 次に②でございます。2010年度9月末現在の本市の
短期証発行割合でございますが、
国保世帯総数2万5,760世帯に対し、短期証の世帯数が3,304世帯で、割合は12.83%でございます。また、保険証未更新世帯数の割合は、今年度未更新世帯数1,178世帯で、割合は5.7%で、資格証数は1件でございます。 次に③でございます。
国民健康保険は、国民皆保険制度を支える基盤的役割を担っております。市民に対する医療の確保と健康の保持増進に大きく貢献するものでございます。しかし、高齢化の進展に伴って今後も増大していく医療費に対して、沖縄市国保財政は、今年度、一般会計から11億円を繰り入れるなど、大変厳しい状況にございます。一方、
国民健康保険料の支払いにつきましては、所得段階を見ますと、所得250万円以下の世帯が沖縄市
国民健康保険被保険者の約90%強と大半を占め、現下の経済状況も重なり、国保料の負担がとても厳しい状況となっております。そのような中、
国民健康保険料の支払いが困難な方につきましては、保険料の分納相談等を気軽にできるような環境づくりを図るとともに、
国民健康保険制度の構造的な問題につきまして、引き続き沖縄県市長会を通して問題提起し、改善を求めていきたいと思います。 次に④でございます。2009年度
国民健康保険の赤字、収支不足の要因でございます。
国民健康保険加入者が受ける医療費は、平成11年度から平成21年度までの約10年間で、およそ32億円伸びているのに対して、受けるために掛ける保険料は、平成11年度で29億4,000万円、平成21年度は29億7,000万円と横ばいでございます。
国民健康保険制度は、主に現役世代を対象とするほかの
医療保険制度と比べ、
零細事業者、失業者、
年金受給者等の占める割合が高いことから、低所得、あるいは所得が不安定な世帯が多いという構造的な問題を抱え、一方では、生活習慣病などの増加や団塊世代が加わることにより加入者の高齢化が急速に進み、これに伴い医療費の増大は避けられないと予測します。次に、
前期高齢者交付金の影響についてでございます。
国民健康保険事業で
前期高齢者、これは65歳から74歳の方でございますが、この
前期高齢者の人口比に対し、市町村に支払われる
前期高齢者交付金が導入されました平成20年度の
医療制度改革以降、県内市町村の多くの国保財政が急激に悪化しております。平成20年度の
前期高齢者交付金などの額が改革前の
退職者給付費交付金に比べ、九州各県で39億円から299億円増加しているのに対しまして、沖縄県は約22億円の減少となり、
国保財政悪化の一因となっております。沖縄県は出生率が高いこと、沖縄戦の影響などで
前期高齢者が少ない特殊事情が相まって、
前期高齢者の人口比が他府県に比べ低く、これが算定に影響し、
前期高齢者交付金が低額にとどまっている状況でございます。次に、類似市として宮崎県都城市と比較してみたいと思います。本市国保被
保険者平均数5万4,132人、都城市の平均5万1,894人を比較しますと、全被保険者数に対する
前期高齢者の割合は、
前期高齢者数が、本市は8,149人で15.05%、都城市は1万6,805人で32.38%となっております。また、
一般医療給付費に対する
前期高齢者分医療給付費の割合は、本市が33.03%、都城市が48.71%となっております。
前期高齢者分医療給付費に対する
前期高齢者交付金の割合は、本市が19.27%、都城市が74.05%となっております。なお、沖縄市に交付されている
前期高齢者交付金を全国平均の61%に引き上げることになりますと、約7億円の交付金がふえることが予測されます。 次に⑤でございます。本市は、
国民健康保険の未更新世帯で18歳以下の被保険者に対して、今年の去る6月末に平成23年3月末まで有効の短期証を窓口交付及び郵送しております。その対象世帯は、今年5月末現在で1,670世帯、対象人数は3,096人でございます。 次のページ、通告書の2ページをお願いいたします。質問事項1.質問の要旨(2)①高齢者等の
居宅サポートについてでございます。本市は
在宅介護支援センター5カ所において、
ひとり暮らし高齢者の実態調査や相談を実施しておりますが、これまで賃貸住宅探しに大変困っておりました。そのような中、平成21年10月から沖縄市
社会福祉協議会におきまして、
高齢者住宅サポートモデル事業の実施となり、現在はその事業を活用し、高齢者の入居支援、入居後は見守り支援を実施しているところでございます。この
高齢者住居サービスモデル事業の内容でございますが、入居支援と
居宅継続支援、入居保証を行います。入居支援は、賃貸住宅探し、賃貸住宅の賃貸人との契約の支援になります。また、
居宅継続支援は、24時間電話相談と居住継続をする上で発生する問題等に対する支援になります。入居保証は、入居する高齢者が負うべき金銭債務を賃貸借契約の規定のとおり
不動産事業所に対し保証するものでございます。ちなみに対象者は、沖縄市の65歳以上の高齢者及び
福祉施設入所、または病院に入院しており、直前まで市内に在住している方でございます。また、家賃及び契約保証に必要な費用負担ができる方等としております。 次に②でございます。
生活保護申請時についてでございます。現在、生活保護の申請時等の面接相談員として4人を配置して対応しているところでございます。面接では、市民の生活状況の把握、他法他施策の活用の助言、保護制度の説明、さらに、
生活保護申請の意思確認をし、速やかに保護申請書の交付をするとともに、手続について説明等を行うなど、きめ細やかな対応をしております。 次に、③家賃の代理納付につきましては、生活保護法に基づき、適正に実施しているところでございます。現在、376件の
家賃代理納付を実施しております。 次に質問の要旨(3)女性の健康支援策についてでございます。①妊婦健診が14回に拡充されたことの意義、効果についてでございます。妊婦健診は、母胎の健康状態や胎児の健やかな成長を確認し、母と子が安心、安全な妊娠、出産を迎えられるように実施されております。妊娠初期から23週までは4週間に1回、妊娠24週から35週までは2週間に1回、妊娠36週から出産までは週1回の合計14回が標準とされております。平成21年度より妊婦健診の公費負担が5回から14回に拡充され、妊婦の健康管理の充実が図られ、安心して出産できる環境が整えられたと思います。ちなみに、平成20年度の妊婦健診の
平均受診回数は9.7回でございましたが、拡充後の平成21年度は、受診回数は12.5回となっております。なお、平成23年度につきましては、国は引き続き公費助成することを閣議決定しており、今後とも国の動向を踏まえながら対応していきたいと思います。 次に②の
子宮頸がんワクチンについてでございます。厚生労働省は、現在、予防接種の抜本的な改正に向け議論を進めているところでございます。同省の
予防接種部会におきまして、
子宮頸がんワクチンを含め3種類のワクチンにつきまして、公費での定期接種に位置づけるべきだとする意見書をまとめ、厚生労働省に提出するところでございますので、その動向に注意していきたいと考えます。 次に3ページをお願いします。通告書の3ページでございます。質問の要旨(4)①本市の
特別養護老人ホームの数につきましては3カ所でございます。施設の規模は、沖縄一条園で100人定員、緑樹苑で70人定員、おきなわ長寿苑で70人定員となっております。また、
入所待機者数は252人、これは平成21年11月末現在の沖縄県からの情報によるものでございます。 次に、
②特別養護老人ホームの増設につきましては、沖縄県
高齢者福祉計画、これは平成21年度から平成23年度までの計画でございますが、これでは、南部圏域に100床増床、中部圏域に60床増床の整備計画となっております。南部圏域は平成21年度に認可先を内定しております。中部圏域は今年度中に募集して、審査をしているというところでございます。また、地域密着型サービスの一つでございます
地域密着型特定施設入居者生活介護についての計画はございませんが、同じく地域密着型サービスの一つで、入所定員29人以下の小規模
特別養護老人ホームで実施する介護サービスを、地域密着型介護老人
福祉施設入所者生活介護と言いますが、これにつきましては、第3次沖縄市高齢者がんじゅう計画、これも平成21年から23年の計画になっておりますが、この中で、中部地区1カ所、西部地区1カ所、平成23年度までに整備する計画で、今年度、指定事業者を公募し、9月に選定したところでございます。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 おはようございます。 通告書の2ページ、質問の要旨(3)女性の健康支援策について。③教育委員会として、学校における児童生徒・保護者への啓発はどうなっているかということでございますが、本件につきましては、現在学校における対応はなされておりません。しかしながら、児童生徒の健康を守るという視点から、本ワクチンは極めて有効であるという認識はしております。今後、国、県などによる本ワクチン接種に関する助成制度の確立等の動向を見据えながら、今後、学校における啓発等のあり方について、市教委としてどのような取り組みができるのか考えていきたいと思っております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 おはようございます。通告書3ページ、質問事項2.
まちづくり行政の質問の要旨(1)
中心市街地活性化事業についてお答えいたします。 中心市街地活性化基本計画におきましては、商業の活性化事業をはじめ、市街地整備事業、あるいは都市福利施設整備事業などを盛り込んでおります。本年度は、中心市街地循環バス実証調査事業や地域おこし協力隊事業をはじめ、民間で実施するプロムナードコンサート事業や胡屋地区リノベーション事業等を支援してまいります。現在のところ、着実に事業が進んでいるところでございますので、各事業の連携、さらに事業の相乗効果が発揮できるように取り組みまして、中心市街地のにぎわい創出を図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 おはようございます。通告書3ページ、質問事項2.
まちづくり行政。質問の要旨(2)
コザ十字路周辺の環境整備と地域活性化について。①拡幅道路沿線取りつけ面の町並みの景観、残地の利用についてにお答えいたします。国道330号コザ十字路交差点改良事業に伴う銀天街側の残地の取り扱いにつきましては、商店街の活性化に資する景観に配慮した土地利用について、早急に対応しなければならない問題であると認識しております。これまで残地土地利用に向けた取り組みといたしましては、内閣府より認定を受けた沖縄市中心市街地活性化基本計画に基づいた社会資本総合整備計画への位置づけを進めており、市街地整備事業といたしまして、コザ十字路交差点改良事業に伴う残地整備を目的に、国道330号沿線景観整備事業として採択されるよう国へ計画書を提出しているところでございます。また並行して、昨年度沖縄市活性化100人委員会から報告を受けた国道330号胡屋十字路からコザ十字路区間沿線土地利用計画案をもとに、今年度におきましてはその沿線土地利用計画の策定に向け、地権者や地元住民、銀天街地区まちづくり検討会等との具体的な土地利用の合意形成に向け取り組みを進めてまいります。 続きまして、同じく3ページの質問事項2.質問の要旨(2)②
コザ十字路周辺の地域活性化のためには、行政主導の地域再
開発事業基本計画の策定が不可欠ということについてお答えいたします。当該地区は、沖縄県が主体となり策定しました那覇市・浦添市・宜野湾市・沖縄市地域公共交通総合連携計画や沖縄本島中南部都市圏都市交通マスタープランの中で、複合交通結節点として位置づけられております。本市におきましても、都市計画マスタープランの中で交通結節点として位置づけしており、今後、国、県など、上位計画や本市総合計画等と整合を図りながら、まちづくりや地域活性化について調査研究を行っていきたいと考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 おはようございます。通告書3ページ、質問事項2.
まちづくり行政。質問の要旨(3)交通施策についてお答えいたします。 ①本市のバス停と
屋根付きバス停、ベンチ等の数でございます。市内に設置されておりますバス停につきましては、バス路線の現地調査を10月8日に行っております。上がり下りのバス停を一つと数えた場合、91カ所ございます。国や県、バス事業者が設置した
屋根付きバス停はその中で12カ所、ベンチが設置されているバス停が8カ所、確認をしております。 続きまして、②道路の拡幅工事に伴い
コザ十字路周辺地域を手始めに、市内全域で設置を促進すべきだということでございます。お答えいたします。一般的にバス停の設置はバス事業者等が主体となって、道路管理者である国や県、市町村に道路の占用を申請し、設置をすることになります。道路管理者は、道路管理上、支障のない場合に限り、上屋、これは
屋根付きバス停でございますが、それからベンチの設置場所、構造等を審査し、許可をしているところでございます。設置主体は基本的にバス事業者であることから、現在のバス事業者の厳しい経営状況の中、
屋根付きバス停やベンチの設置については、必要な箇所について設置するということのようでございます。総合事務局運輸部がまとめました消費者行政レポートというのがございますが、それによりますと、すべてのバス停に設置するのは困難であるという県バス協会の見解もございます。お尋ねのまちづくりの観点から、
コザ十字路周辺を手始めに設置をしていくということになりますと、国、県、市の支援も含めた検討が必要であると考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 前
宮美津子議員。
◆前
宮美津子議員 では順次再質問を行っていきます。5点ほどさせていただきます。 まず第1点目、国保の問題ですが、当局の先ほどの答弁で、沖縄市の国保料が市民にとっていかに負担が大きいかがわかりました。加入世帯平均所得は年間107万円、それに対して国保料の平均額は12万円。この所得の1割以上を国保料に充てなければなりません。沖縄市の国保加入世帯の3割が滞納世帯になっており、その内訳を見ますと7割の世帯が年間所得100万円にも満たない収入の低い皆さんです。これでは払う意思があっても払えないことは当然です。ない物ねだり以外の何物でもありません。今や国保問題は低所得者の皆さんだけの問題ではありません。一定の所得があっても払えない、困っている状態に今なっております。国保が国民皆保険の社会保障制度である以上、国は当然負担金をふやし、自治体が国保世帯の負担を軽くすべきであります。国が減らし続けた負担金をもとの45%に戻せば負担軽減は可能です。ところが厚労省は、全国の都道府県に一般会計からの繰り入れをやめるようにと通知を出しております。民主党政権に対し命を削る通知を撤回させ、国庫負担の増額を要求すべきだと考えますが、市長の御認識をお聞かせください。 2点目、高齢者の入居手続についてお伺いいたします。住居サポート事業は、市営住宅への入居申し込みの際には活用されておりますでしょうか。市営住宅入居申し込みの際に、現在二人の連帯保証人が必要で入居手続ができないとの苦情が最近高齢者の方から実際に寄せられております。ちなみに、県営住宅の保証人は現在は一人です。これが事実であれば即刻改善すべきことだと思います。責任ある答弁を求めます。 3点目、女性の健康支援についてお伺いいたします。妊婦健診の14回無料化実現をしていることは、行政の皆さんの御奮闘もあると思っております。引き続き、国の制度として拡充、継続できるように、国に積極的に働きかけていただきたいと思います。新聞報道によれば、厚生労働省は10月6日に、主に母乳を介して母子感染する成人T細胞白血病(ATL)の原因ウイルス対策で、ウイルス感染の有無を調べるHTLV-1抗体検査を妊産婦健診の標準的な血液検査項目に追加し、公費負担の対象とすることを全都道府県に通知しております。これにより、本市でも公費負担によるHTLV-1抗体検査が可能になりました。母から子供への感染が全体の6割以上を占め、母子感染を予防するため検査が不可欠との理由からであります。現在の妊婦健診の項目を追加して、費用の自己負担なしで実施すべきと考えますが、当局の考えをお聞かせください。 4点目、
コザ十字路周辺の沿線、特に国道330号沿いの銀天街の町並みの景観と残地利用活用について、再度お伺いいたします。先ほどの答弁は余りにも無責任な答弁だと本員は思っております。中心市街地活性化部会の銀天街地区への提言では、アーケードの老朽化対策とそして食とアートによる町並みの再建を挙げております。本員は沿線の建物の外壁を思い切って大型のキャンバスに仕立てて、市内の小中学生の描いたレプリカの絵で町並みの景観を飾ることを提案いたします。残地については、グリーンベルトの緩衝地帯として活用し、ホウオウボクやガジュマル、クヮーディーサーの木などを植栽して木陰の空間をつくり、遊歩道を水辺プラザまで延長し、そこにはベンチ、いすや子供の遊具類を配置し、高齢者や子供たちが遊び、憩いの場としていつでも利用できるふれあいヘルスゾーンにしてはいかがでしょうか。改めて見解をお聞かせください。 5点目、中心市街地の活性化は東門市政の「ひと輝く げんきな沖縄市」を目指すまちづくりの重点公約です。
中心市街地活性化事業の必要性について、基本計画では市民の86.2%が取り組んだほうがよいと答えております。また、最も力を入れるべき場所として、胡屋十字路周辺33.5%、
コザ十字路周辺が25.5%となっております。現在、活性化のために行われている一番街や銀天街などへのマチグヮー支援事業、先ほどもおっしゃっておりました。地域おこし協力隊のことをおっしゃっておりました。それぞれの頑張りやアイデアを支援することは市としても大変重要であり、続けていただきたいと思います。しかし、それぞれの事業だけでなく、中部圏の中核都市にふさわしい風格ある沖縄市を目指し、どのようなまちづくりを進めるのか、未来を描く大切なビジョンが必要です。沖縄市の魅力を内外に発信するためには、中心市街地の現状分析と中心商店街に対する市民の意向、また、これまでの計画などの検証を行って、活性化事業の具体的な中身を13万市民に広く広報、開示していただきたいと思います。事業の目標、達成に向けての当局の決意をお聞かせください。 6点目、
コザ十字路周辺地域の活性化の方策について、本員は議会でマスタープランのたたき台を何度も提案してまいりました。この地域は、市街地活性化事業の水準にとどまらない、総合的な地域再
開発事業基本計画の策定がどうしても必要です。このことは研究課題として問題提起にとどめておきます。 以上、先ほど述べました5点につきまして、市長及び関係当局からのいま一度の御答弁をよろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 答弁を求めます。 建設部長。
◎金城勉建設部長 前宮議員の再質問にお答えいたします。 通告書の3ページの質問事項2.
まちづくり行政。質問の要旨(2)
コザ十字路周辺の環境整備と地域活性化についての残地利用についてでございますが、現在、中心市街地活性化基本計画に基づいた社会資本総合整備計画への位置づけを進めている状況でございまして、このコザ十字路交差点改良事業に伴う残地の整備を目的に、国道330号沿線景観整備事業として国に要望しているところでございます。これが認められますと、来年度には残地の利用につきまして、例えばポケットパークですとか広場ですとか、そういったものを残地を利用して整備していきたいという計画を考えてございます。この整備を進めるに当たっては、やはり地域の皆様方、あるいは商店街の皆様方と十分調整をしましてその計画策定に向けて取り組んでいきたいと考えております。地権者の協力も得ながらやっていきたいと考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 通告書の2ページでございます。質問事項1.質問の要旨(2)①
居住サポート事業の件で、市営住宅のほうも該当しますかという御質問でございましたが、これについては該当しておりません。 次に同じく2ページのほうで、質問の要旨(3)女性の健康支援策について。①妊婦健診のHTLV-1抗体検査の追加についてでございます。基本的な妊婦健康診査の項目以外の各種医学的検査につきまして、標準的な検査項目の中にHTLV-1、これは先ほど議員がおっしゃっていましたように、ヒト白血病ウイルスで、抗体検査を追加することが閣議決定されたという情報がございます。その中で、厚生労働省はHTLV-1について、妊婦で抗体陽性が判明した場合、人工栄養による育児で母子感染のリスクを一定程度低減できるとしていることから、意義があるものと考えております。今後は、かかる費用も含め調整会議が開かれる予定になっておりますので、その結果を踏まえて検討していきたいと考えております。以上です。
○
仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 前宮議員の質問で一つ答弁漏れがございましたので、お答えいたします。 質問通告書の2ページでございます。質問事項1.くらし、福祉・医療行政の質問の要旨(2)
生活保護行政についてでございますけれども、市営住宅の連帯保証人の件がございました。市営住宅の保証人についてお答えしますが、入居の際、2人の連帯保証人の連署が必要とされておりますが、沖縄市の市営住宅条例第12条第3項におきまして、「特別な事情があると認める者に対しては、連帯保証人の連署を必要としないことができる」というのがありまして、特別な事情があれば保証人一人でも入居は受け付けてございます。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 通告書3ページ、質問事項2.質問の要旨(1)
中心市街地活性化事業についてお答えいたします。 中心市街地活性化基本計画につきましては、本年度から5年間ということで計画がスタートしているところでございますが、引き続き、地域の方々、あるいは関係機関と連携しながら、また、国の重点的な支援をしっかり受けながら着実かつ迅速に実施してまいりたいと考えております。 次に、質問の要旨(2)コザ十字路地区の景観整備の関係につきましてお答えいたします。銀天街地区につきましては、昨年度、カラー舗装や街灯の整備を行うとともに、オーニングの整備等によりまして、安全で明るい商店街になっております。今年度は、食とアートと交流のまちづくり事業によりまして、課題であります国道330号沿いの景観整備を実施いたします。簡易的ではありますが、ユニークなデザインの幕の設置を銀天街商店街と連携して行う予定でございます。また、先ほど議員のほうから御提案がありましたように、アーティストの方や学生の意見も取り入れまして、空間にマッチした形の手づくりアートベンチの製作ですとか花いっぱい推進運動を活用した花鉢を壁に設置するなど、明るく憩いのある商店街の空間づくりを支援していきたいと考えております。以上です。
○
仲宗根弘議長 沖縄市長。
◎東門美津子沖縄市長 おはようございます。前
宮美津子議員の国保料についての御質問にお答えいたします。 議員御指摘の国保料の所得に占める高い割合等の実態から、これまでも市長会を通して何度も国への要請はしてきたところでございますが、本当に
国民健康保険料の支払いが困難な方につきましては、保険料の分納相談等を気軽にできるような環境づくりを図ることと同時に、
国民健康保険制度の構造的な問題につきましては、引き続き国に対し、沖縄県市長会等を通して問題提起をし、改善を求めていきたいと考えているところでございます。実を言いますと、市長会のほうでつい一月、二月前でしたか、ちょっと日にちは覚えていませんが、
前期高齢者の件とこの件が問題になりまして、私としましても、九州市長会を通さずに、直接に沖縄県市長会として、国に対して申し入れをしていくということが決まりましたので、市長会の会長のほうからは同行してほしいという依頼もございましたので、ぜひ直接伺って、日程が決まりましたら御一緒して、この件につきましても国に対し要請をしていきたいと思っております。以上です。
○
仲宗根弘議長 前
宮美津子議員。
◆前
宮美津子議員 ありがとうございました。では3回目は要望といたしまして、3点ほど行っていきたいと思います。 銀天街なのですけれども、本員はあの地域に住む者として、本当に見る影もない、本当に寂しいまちになってきたという思いがしてなりません。今、国道330号拡幅工事をきっかけにあの残骸となっている取り壊されたところの壁を、今アートを売りにするのであれば、銀天街のまちは現在芸術のまちとして売り出すという絶好のチャンスではないかと思っております。ぜひともここに入ってほしいというイメージをどうにかつくってほしいと本員は思います。今、頑張りどきだと本員は思っております。ぜひ頑張ってください。
中心市街地活性化事業は、沖縄市百年の大計として、市民はもとより、県内外の多くの自治体がこの本市の活性化事業に注目しております。その誇りと緊張感を片時も忘れず、行政一丸となって事業の執行に当たってほしいと思います。ぜひ頑張ってください。要望といたします。 それから妊婦健診の件です。成人T細胞白血病は、九州南からこの沖縄県、そして特にこの沖縄市、うるま市に多く見られる風土病とも呼ばれる特異な病気となっております。これは発病後1年内外の寿命の難病となっております。妊婦健診の充実、市民福祉の向上のためにも、国の政策の後追いではなく、予防施策の見地で東門市政ならではの福祉行政をしっかり取り組んでいただきたいと、このことを最後に要望いたしまして、本員の一般質問を終わります。ありがとうございました。
○
仲宗根弘議長 以上で前
宮美津子議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。 休 憩 (午前11時04分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午前11時16分)
○
仲宗根弘議長 再開いたします。 森山政和議員。
◆森山政和議員 皆さん、こんにちは。新人の森山です。初めての一般質問で大変緊張して、心臓もばくばくです。本員に与えられた時間を有効に使っていきたいと思います。議長や当局の御協力、よろしくお願いします。また、今日は偶然にも議長と本員の上着がデザインも全く同じということで、本員はすごく親しみを感じるとともに心強く思っています。あるところからすごく高い値段で買わされましたので。 それでは、まず質問事項1.本市の児童生徒の学力向上についてであります。 資源のない日本、我が沖縄は昔から「人材をもって資源となす」と言ってきました。本員は、家庭や地域の未来を託す子供たちをしっかり育てることが、これからの人間社会の形成において最も重要であると考えます。市長の施政方針にもあります「沖縄市の魅力の源泉は人であり、これからも人こそ力、人こそ財産、人こそ希望を市民に約束する」とおっしゃっております。それでは、子供をしっかり育てるということはどういうことでしょうか。本員は、みずから学び、みずから考え、みずからの力で人生を切り開いていける生きる力の育成、すなわち、人並みの学力を一人一人の子供にしっかりつけてあげることだと考えます。ところがどうでしょう。皆さんも御存じのとおり、沖縄県、沖縄市の子供たちの学力は全国的に見てもかなりレベルの低い位置にあります。そこで教育長に伺います。いいものから学べと言いますので、質問の要旨(1)世界一学力の高いフィンランドの教育と日本の教育の違いを伺います。 質問の要旨(2)日本一学力の高い秋田県と沖縄市の学校体制の違いと同時に、沖縄市の全小学校に複数担任制、全中学校に教科(英・数・国)3教科の教科担任制を導入した場合のおおよその予算、どれぐらいかかるかお伺いいたします。 それから質問事項2.こどものまちの推進についてであります。 平成20年4月30日にこどものまちを宣言して以来、子供が宝という理念のもとに、子供たちの主体的な活動、子供たちの夢をはぐくむ政策に力を入れて取り組んでいることは評価します。また、中心市街地活性化の概念図の中にもありますこどもの国改修整備事業というのがあります。それに向けて機関車トーマス君の導入とその可能性について伺います。さらに、子供たちの活躍の場づくりのためにジュニアオーケストラの結成を強く要望するわけですが、その可能性についてと県内11市の中でジュニアオーケストラのない市はどこか伺います。 質問事項3.音楽によるまちづくりについてであります。 音楽のまちづくりの拠点であるコザ・ミュージックタウンを中心として、ロックやジャズ、沖縄民謡やチャンプルー音楽は確かに県内外にもよく知られ、活性化していると思いますが、クラシックはどうでしょうか。質問の要旨(1)クラシック愛好家にも活躍する場を提供するための手段として市民オーケストラの結成を強く要望します。その必要性と可能性を伺います。 質問事項6.環境衛生についてであります。通告書にはありますが、質問の要旨(1)南桃原4-14-15~4-15-15、この地域のごみの収集方法についてとその改善策について伺います。と申しますのは、この地域は、各家庭が雨の日も風の日も、10年以上も指定された収集場所に運んできて、それをパッカー車で運んでいくという方法をとっています。今どき考えられないことではないかと思っております。一番遠い家庭は約100メートル、よっこらよっこら担いでくるのです。その中には80歳を超すお年寄りの家庭もあります。このような状態をぜひ改善してほしいと思います。①その改善策を伺います。 質問事項5.福祉行政についてであります。 質問の要旨(1)登川団地の中に身障者用の立派な屋根付きの駐車場ができています。18台駐車ができるのですが、その中の9台の駐車場にカラーコーンが打ちつけられて駐車ができないようになっているのです。その真意と目的について伺います。 質問事項4.地域の活性化についてです。 「ひと輝くげんきなまち・市民が主人公で協働の自治のまち」を目指すためには、各地域に住む人々が安心して暮らせる優しいまちづくりの実現が不可欠だと思います。そのためには、地域の人々のつながりや交流により、自治会活動を活性化することが重要となります。そこで、質問の要旨(1)自治会への加入率(市平均)と自治会活性化のポイントについて伺います。あわせて①市職員と②学校職員の自治会加入率を伺います。 最後に、質問事項7.
中心市街地活性化事業についてであります。 コザらしい生活ができるまち、活力とうるおいに満ちた
国際文化観光都市の沖縄市を目指して
中心市街地活性化事業に取り組んでいると思いますが、質問の要旨(1)特に一番街、銀天街の活性化に向けて具体的方向性を伺います。 また、市長の施政方針、8つの基本政策というのがありますが、その5番目にある中部の中核都市としての都市機能や広域交通体系の整備の中に、質問の要旨(2)鉄軌道(次世代路面電車・トラム)の導入も視野に入れているのか。また、その必要性と可能性について伺いまして、壇上からの質問を終わります。どうもありがとうございました。
○
仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 通告書の4ページ、質問事項1.学力向上について。質問の要旨(1)世界一学力の高いフィンランドの教育と日本の教育の違いを伺う。質問の要旨(2)日本一学力の高い秋田県と沖縄市の学校体制の違いを伺うという御質問にお答えいたします。 (1)のフィンランドと日本の教育の違いでありますけれども、特に大きな違いは、一クラス当たりの生徒数が約16人から25人という少人数学級の実施、それから低学力の子供たちに対する補習支援制度、並びに教科複数担任制、それから授業料が小学校から大学まで、すべての学費、教材とも無料という点が挙げられます。 次に、(2)秋田県と本市の学校体制の違いですが、特に大きな違いとしましては、秋田県では平成13年度から少人数学習推進事業を県主体で実施し、その費用に累計53億円をかけて推進していることでございます。その内容ですが、学級の規模を小さくして30人程度にする少人数学級、もう1つは、20人程度の学習集団として授業をする少人数授業であります。 次に、①本市で小学校の複数担任制、並びに中学校で教科担任2人制を実施した場合の予算を示せということでございますが、小学校の場合、3年生以上で約200人が必要となりますので、約6億円が必要になります。また、中学校の国語、数学、英語の3教科を2人制にした場合ですが、約80人が必要となり、約1億5,000万円が必要となります。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 通告書の4ページでございます。質問事項2.質問の要旨(1)こどもの国への機関車トーマスの導入の必要性と可能性についてでございます。 現在、こどもの国には機関車トーマスに類似した乗り物としまして、汽車のテキサス号がございます。このテキサス号の平成21年度の収入実績は約800万円を上げ、好評を博しているところでございます。軌道を走る大型機関車トーマスを導入するためには相当広いスペースを確保しなければなりませんが、そのスペースがございません。現時点におきましては、導入は困難だと考えます。なお、メーンゲート近くのウェルカムテント内に機関車トーマスのデザインが施された小型の定置式乗り物を設置しているところでございます。テキサス号の老朽化等に伴う入れかえの際は、世界的人気を誇る機関車トーマスの導入も一つの案として検討してもいいのではないかと思います。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 通告書4ページ、質問事項2.質問の要旨(2)ジュニアオーケストラについてお答えいたします。 ジュニアオーケストラの結成状況でございますが、県内11市のうち、うるま市、名護市、宮古島市の3市におきまして、現在、ジュニアオーケストラが結成されていると認識しております。ジュニアオーケストラの本市での結成につきましてですが、音楽によるまちづくりやこどものまち宣言をしている本市といたしまして、今後調査研究する必要があると考えておりますので、他市の取り組み状況、あるいは市内音楽関係者との意見交換などを今後実施してまいりたいと考えております。 次に、質問事項3.質問の要旨(1)市民オーケストラについてお答えいたします。本市では、コザ・ミュージックタウンを中心に音楽関係者の人材育成、にぎわいの創出、音楽の産業化を柱に、音楽によるまちづくりを推進しております。御質問の市民オーケストラ結成につきましては、現在のところ取り組みはございませんが、今後、他市の状況の確認や市内音楽関係者との意見交換など、調査研究に取り組んでまいりたいと考えております。 次に、質問事項7.質問の要旨(1)一番街・銀天街の活性化に向けてでございます。一番街・銀天街の活性化につきましては、商店街再生チャレンジショップ事業や企業誘致推進事業、クリエイター支援事業等に取り組むとともに、民間が実施する胡屋地区リノベーション事業等への支援によりまして、物づくりをはじめ、アート、音楽関連や都市福利施設、また、中心市街地の活性化に寄与する業種等について、市内外から誘致を図り活性化を推進してまいりたいと考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 通告書4ページの質問事項4.地域の活性化についてでございます。質問の要旨(1)自治会活性化のポイントについてお答えいたします。 自治会活性化のポイントについては、まず特効薬はないという認識でございます。各自治会の置かれている状況によっても変わってくるという認識を持っておりますが、自治会活性化の大きな要因と考えておりますのは、やはりその地域の住民が将来にわたり、安全・安心・快適を満たしていける環境づくりにあるということでございます。住みよい住環境、地域の身近なコミュニティ活動が充実した地域を、自治会を中心に行政と協働で進めていくことが最も大切であると考えております。地域が一体となって取り組める仕組みとしましては、その一助として、各自治会ごとの一区一品事業や隣接する自治会での共通のイベント等、それから自治会対抗陸上競技大会など、自治会住民の連帯感をはぐくむことで活性化に結びつけていきたいということで考えております。 それから①②の市職員、学校職員の加入でございますが、市職員並びに学校職員の自治会加入率については、職員に対する自治会の加入の呼びかけは現在行っておりませんが、職員専用の電子掲示板で行っているところでございます。加入率については把握しておりません。議員の質問を踏まえまして、今、調査を行っているところでございます。なお、結果につきましては調査終了後に御報告を申し上げたいと考えております。 それから自治会の加入率でございますが、現在、1月1日時点で37%ということでございます。 次に、質問事項6.環境衛生についてでございます。質問の要旨(1)南桃原4-14-15~4-15-15地域のごみ収集方法についてでございます。本市の家庭から出されるごみの収集については、原則門前収集となっておりますが、袋小路となっている住宅地などについては、なるべく近い場所に集積地を設けるなどの対応となっております。本市南桃原4丁目の15番、16番地域は袋小路となっている道路、これは市道南桃原62号線でございますが、その周囲に住宅がある状況となっております。当該道路の幅員が狭く、収集車両のUターンする空地がない上、議員御指摘のとおり、一番奥に位置する住宅から約100メートルと長い距離となっている特殊な箇所でございます。そのため門前収集が厳しく、北谷小学校裏門の付近を現在集積場所として、そこで収集する方法を行っておりますが、現在、当該地域の状況を確認しておりまして、収集方法の改善に向け、住民の理解、協力のもと、収集車両のUターンできる場所の確保に向け取り組んでいるところでございます。
○
仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 質問通告書4ページの質問事項5.福祉行政について。質問の要旨(1)登川団地身障者用屋根付き駐車場のカラーコーン打ちつけの真意と目的について。①説明・改善の必要性についてということでございますが、登川団地の身障者用屋根付き駐車場は18台が整備されており、9台の契約があり、9台が未契約駐車場とし残りました。カラーコーンを設置しましたのは、その未契約駐車場に契約をしていない方が勝手に違法駐車し、管理上公平さを欠いたものになると判断し、違法駐車防止のためのカラーコーンを設置したところでございます。駐車場は、基本的に1世帯1台の割り当てで整備をされており、登川団地は平成21年度に168台整備されております。1回目の駐車場申請で113台の契約があり、50台の空き駐車場が出ました。その後、2台目の駐車場の申請で36人の申し込みがありました。さらに、申請を受け付け、現在は13台の空き駐車場となっております。今後も申請を受け付け、空き駐車場を有効活用していきたいと考えております。
○
仲宗根弘議長 企画部長。
◎神里興弘企画部長 通告書の4ページの質問事項7.
中心市街地活性化事業について。質問の要旨(2)鉄軌道についてお答えをいたします。 特に鉄軌道につきましては、これまでも国、あるいは県に要望を行ってきたところでございますが、なかなか厳しい状況にございます。今後の可能性でございますが、新たに内閣府の沖縄担当部局で本年度から次年度にかけまして、本県におけます鉄道、LRT、モノレール、基幹バスなどの交通機関について、幅広く可能性調査を行うことになっております。今月中にはその調査に着手すると聞いておりますが、交通利便性の向上、あるいは環境、また、本市の観光振興、中心市街地活性化などの観点から必要であると認識をしておりますので、国の調査に関心を払い、情報収集をしながら、引き続き国、県に鉄軌道などの導入を要望し、実現方を促進してまいりたいと考えております。以上です。
○
仲宗根弘議長 森山政和議員。
◆森山政和議員 再質問をさせてもらいます。 世界一のフィンランドの学級は先ほど16人から25人と。私が調べた中では12人から15人というのを見たことがあるのですけれども、多いところで15人というような資料もあるのですけれども、これについては置いておきましょう。第1回目、1956年の学力テストで40位だった秋田県が、連続日本一になったのはなるべくしてなったと思うのです。2007年、2008年、連続日本一になったときの知事、そのときの知事は寺田さんとおっしゃるのですが、この人はコメントでこういうことを言っているのです。「全国に先駆けて少人数学習に取り組んできた成果があらわれた」と、こうおっしゃっているのです。いかに少人数での指導が重要か、大事かということがわかるはずなのです。当然のように膨大な予算がかかります。7億5,000万円という予算がかかりますが、未来の沖縄市を担う子供を育てることですから、本市でもやってみる価値は大いにあると思うのです。日本も沖縄もしかりですけれども、余りにも教育費が少な過ぎると思います。経済協力開発機構というところがあります、OECDという。ここの調査では、日本の教育費は28カ国中最低です。学級の人数の多さは2番目に多い。こういう条件の中で子供たちはよく頑張っていると思うのです。日本の子供たちはこういうような条件でも、世界でもまだ10位以内ぐらいに入っていますから、まだ頑張っています。だからもっと予算もつけてあげるとすぐ世界一になれると思うのです。沖縄市の子供たちもです。そういうことで我が沖縄市も全校とは言いません。段階的に実施できるように計画してもらいたいと思います。予算が許せる、まず中学校区を単位として実施できないか、それを提案します。私の調べでは3,000万円ぐらいあれば、ある中学校区は可能です。次年度からでもすぐ可能です。どうですか、こういった中学校区でやるとして、次年度から実施できるかどうか。やろうという気持ちがおありかどうか、これをお聞きしたい。 2つ目が機関車トーマス、機関車トーマスではないのです、機関車トーマス君です、君がつきます。ですから大型の鉄軌道ではないです。先ほど言ったテキサス号と似たような感じの大きさなのです。それは種類が幾つもあるのです。富士急ハイランドにありますけれども、これについては、子供から大人まで本当に人気があるのです。これをこどもの国に導入したら、県内はもとより本土や外国から客がやってくるのは間違いないです。関連商品やグッズも魅力があると思います。100社以上がたくさんの商品やグッズを製造販売しています。市街地の活性化にもつながると思うのですが、どうでしょうか、伺います。 また、ジュニアオーケストラの結成については、私が現場にいる30年前からずっとこれは訴えているのです。なぜかというと、中城村、キビしかないと言ったら失礼になるかな。本当にキビ畑の中のジュニアオーケストラと言われて、有名なオーケストラがあるのです。キビ畑が生んだオーケストラ。中城村にあるのです。これが沖縄市でできないというのはおかしいと30年前からずっと言っているのです。実現できないその原因は何なのか。多分、私は教育委員会に訴えましたから、縦割り行政のデメリットではないかと私は思っています。だから結成に向けて、これからは行政の連携をいかに図るかが課題になってくるのではないかと思いますので、そこをお聞かせください。 3つ目、市民オーケストラ、よその市を見て決めますではないのです。音楽でまちをつくっていこうという、音楽のまちづくりをしようという、県内でも有名な沖縄市が、それを打ち出している沖縄市が、よそを見るのではないのです。よそから沖縄市を見るのです。見られているのです。だからそういう中で、愛好者もたくさんいます。オーケストラがなくて、よその市町村に行って活動しているのです。よその舞台で一生懸命演奏しているのです。そういう方々がたくさんいるのです。そういう資源をよそに持っていかれることはないのではないですか。これはつくろうと思えばすぐできます。一般の方々はみんな楽器は持っていますから。だからだれかが音頭をとって「はい、やりましょう」という一声ですぐできるのです。私も後押しをしますから、やりましょう、ということです。それをお聞きします。 それから4つ目、市長のお宅はごみは門前収集ですね。そうだと思うのです。みんなそうなっていると本員は思っていました。ある方からこういうのを聞かされて愕然としたのです。この南桃原の4丁目のごみ収集の方法、この方法でいいのかどうか。市長の施政方針にこういうのがあるのです。「すべての市民にまんべんなく多様なサービスを提供する」とあります。また、地方公務員法30条に、「すべて職員は、全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、且つ、職務の遂行に当つては、全力を挙げてこれに専念しなければならない」と。地公法30条、これがあるのです。これらをかんがみて、この地域でごみを収集している職員の対応をどう見ますか。本当に全力を挙げているかどうか。どうでしょう、これをお聞かせください。 5つ目、管理上問題があるということで身障者用のところにカラーコーンを打ちつけているということがありましたけれども、市長の施政方針の中に、「くらし・福祉の充実を図り、誰もが安心して生き生き生活できる環境づくりに取り組んでまいります」とあります。登川団地のこの方々、身障者用の駐車場、お話を聞きましたら、保護世帯なので車を持っていけないということになっているらしいのです。「ではどうしてですか」と聞いたら、実際にそこに住まれているある方のお話では、「私はヘルパーさんのために借りているのですよ」と。中には「借りることができなくて、ヘルパーさんが路上駐車をして切符を切られたり、そうしたことがあるのですよ、これどうしますか」と。ですから、例えばその駐車場をヘルパー用として使えないかとかいろいろな方法があると思うのです。だからそういうところをもう少し考えてもらえませんか。ヘルパーのために借りているのです。そういうところの改善の必要性をお聞かせください。 それから自治会の活性化、特効薬はないとおっしゃっていましたけれども、本当に特効薬はないと思うのです。でも特効薬に近い薬をつくらないといけないのではないですか。まず本員は、先ほど自治会の活性化のためにいろいろと努力していることには本当に敬意を表して、ありがたいと思っているのですが、まずはニーズにこたえることが一番必要ではないかと思うのですけれども、なぜ学校職員とか、本員が通告したにもかかわらず、先ほど「調べていません」と軽くあしらわれましたけれども、本当に残念です。もう少し誠意を示してほしかったのです。なぜこれを調べてほしいかと言いますと、市職員とか学校職員は、自治会の活動を通して市長の市政を直接市民に伝えることができるのです。そうではないですか。自治会の中に市の職員が入っていけば、「今、市はこういうことをやっている、みんなでやろうね」とか、できると思うのです。また、逆に市民の声を市政に反映する役割も担っていると思うのです。担えると思うのです。そういうことから、自治会活動の意識を高め、参加することが大切だと考えてほしいと思います。そこで、職員の意識を高める指導について伺います。さらに、アパート住まいで、今、子育て真っ最中の皆さんが自治会に入らないという問題もあります。アパート住まいの方々の加入をどう促進するかも活性化のポイントとなると思いますが、どうすれば加入してもらえるか伺います。 2回目の最後になりますが、市街地の活性化について、いろいろと取り組んでいます。本員の考えを述べていいでしょうか。例えば一番街、そこに世界の名店街などを誘致したらどうか。今、インターネットというのがありますから、インターネットを通して募集してみてはどうか。沖縄市は世界にも知られていると私たちは自負していますから。世界からもすごく羨望の目で見られているということがありますから、本員は応募者はかなりいると思うのです。だからそういう募集する方法も一つあると思うのです。それから銀天街、これは沖縄文化何でも体験街というまちをつくって、そういう銘打って、沖縄工芸とか沖縄の芸能、陶芸、工芸、武術、沖縄音楽、歴史、いろいろたくさんあります。沖縄はすばらしい文化がたくさんあります。そのもろもろを専門家の皆さんに空き店舗に入ってもらって、そこで体験できる、例えば県内外から修学旅行生を勧誘して、そこで体験してもらって、実際そこでやってもらって帰ってもらう。主婦の方々には民宿を経営してもらう。民宿にその修学旅行とか、そこで体験した方に泊まってもらって、琉球料理を堪能してもらって、コザの人情に触れてもらって、そういうふうにリピーターをつくれば、私は観光産業はもっともっと伸びていくと思うのです。どうでしょうか。名案ではないかと思うのですけれども。また、那覇空港から鉄軌道で結んで、プラザハウスから国道330号沿いは日本や沖縄の名店街を誘致してはどうか。鉄軌道だと駐車場のない沖縄市にぴったりなのです。鉄軌道の場合は駐車場はなくていいのです。駐車場がなくてもできます。だから私は、この鉄軌道というのは沖縄市にマッチした交通機関だと思いますが、どうでしょうか、お答えください。以上です。
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仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 市主体の少人数指導について、手始めに一つの中学校校区で実施してはどうかということでございますが、大変心強い御指摘、ありがとうございます。この少人数指導を実施するためには、教室の増設とか施設の課題も含まれてまいりますけれども、今後、真剣に検討させていただきたいと思います。以上でございます。
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仲宗根弘議長 健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 通告書の4ページでございます。質問事項2.質問の要旨(1)機関車トーマスの件でトーマス君ということをおっしゃっていましたけれども、私どもはこの通告書のとおり、機関車トーマスということで調べてございます。その中で、先ほどおっしゃっておりました富士急ハイランドのほうのトーマスなのでございますが、先ほどテキサス号と大体同じぐらいのトーマス君ということをおっしゃっておりましたが、テキサス号は宝くじ事業の助成で導入された乗り物でございますので、撤去してトーマスに切りかえるというのは極めて難しいです。現時点では800万円も売上を上げておりますので、それにかなり子供たちになじんでおります。それから、2つ導入するとすれば、当然スペースはさらにふえるわけですけれども、今現在、団体シーズンには子供たちが弁当を食べるスペースの確保も厳しい状況ですので、この広場の確保が重要な課題の1つとなっています。機関車トーマスを導入するためには、広場を確保しつつ、費用対効果についても十分に精査し、慎重に検討する必要があると思います。先ほど1回目の私の答弁のほうで、テキサス号の老朽化に伴う入れかえのときには、この世界的人気を誇る機関車トーマス、いろんな種類のトーマスがありますけれども、それを調べておりますが、さらにトーマス君についても調べていきたいと思います。以上です。
○
仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 南桃原の件でございます。 現地については職員が早速調査をしまして、その対策について今現在取り組んでおりまして、そこに住まわれている方で空地をお持ちの方と、Uターンをさせていただくようお願いをしているところでございまして、その改善に向けて積極的に取り組んでいるということでございます。もうしばらく時間をいただきたいと思います。 それから自治会の加入について、議員の、特に若年者、アパートにお住まいの方の加入というのは、私どもはやはり課題として認識してこれまで取り組んでおりますが、その地域で安心して住める。夜、保安灯、防犯灯もあって、その地域が自治会を中心にしてその保安灯等もとり組んでおりまして、その地域で安心して住めるということをアパートに住まれている方にも理解をいただく。それから地域の防犯灯についても、自治会あたりで中心となって防犯活動等々もやっておりますので、やはりアパートに住まわれている方でも、この地域がやはり地域にとっては非常に住みやすいところ、環境がいいところということを理解していただくほかにないのかということで考えております。いずれにしましても、どの地域にあっても、自治会の必要性というのは十分その地域の方々に認識していただくということでございますが、先ほども申し上げましたとおり、37%ということで非常に危機感を持っているところでございます。今後とも積極的に自治会の加入促進については取り組んでいきたいということでございます。
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仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 まず、通告書4ページの質問事項2.質問の要旨(2)ジュニアオーケストラの関係でございます。 ジュニアオーケストラにつきましては、先ほど議員のほうからもございました先進地である中城ジュニアオーケストラを含めて、しっかり関係者の方々に御意見を伺うということと、それから市内の音楽関係者の方にもヒアリングを行いまして、教育委員会を含め、関係部署と連携を図りながら結成に向けて検討をしていきたいと考えております。 それから、質問事項3.質問の要旨(1)市民オーケストラについてでございますが、本市の吹奏楽のレベルが非常に高いということで、その市民オーケストラの結成につきましても可能性があるのではないかと我々も思っておりますが、まずはその市内音楽関係者の方々の協力等が恐らく必要になってくるのだろうと思っておりますので、そういった方々と意見交換をしっかり重ねながら検討をさせていただきたいと考えております。 次に、一番街、銀天街の活性化につきましてですが、先ほど世界の名店街ですとか、あるいは沖縄文化体験街にしてはどうかという御提案がございました。貴重な御提案だと受けとめておりますが、地域のほうに、こういった御提案について説明もしながら、今年度からスタートしております中心市街地活性化基本計画、これとの整合性も図りながら進めていく必要があると考えておりますので、引き続き地域の方々、そして関係機関との調整を進めながら活性化に取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 再質問にお答えします。 質問通告書の4ページの質問事項5.福祉行政について。質問の要旨(1)①駐車場のカラーコーンについてでございますが、身障者用の駐車場につきましては、居住者や居住者の家族が利用することができますほか、デイケアの利用のほうも申請があれば、本来割り当てられた駐車場を利用できるようになっておりますので、そのように利用していただければと考えております。
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仲宗根弘議長 企画部長。
◎神里興弘企画部長 再質問にお答えいたします。 鉄軌道についてでございます。先ほど答弁いたしましたとおり、本年度から国が行います可能性調査に関心を持って、注視をしてまいりたいと考えております。また、沖縄県におきましてもポスト沖縄振興計画に位置づけをする考え方があるということでございますので、ぜひポスト振計に位置づけられるよう促進をしてまいりたいと思っております。以上です。
○
仲宗根弘議長 休憩いたします。 休 憩 (午後12時04分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後12時04分)
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仲宗根弘議長 再開いたします。 森山政和議員。
◆森山政和議員 3回目の質問です。 昨日はチリの落盤事故で救出は不可能かと思われておりましたが、全員が無事救出され、本員は感動しました。皆さんもそうではないですか。不可能を可能とすることが人間ではないですか。沖縄市の子供たちの学力も、家庭、地域、学校が一つになって、そして行政、我々議会が予算をつけて、しっかりした体制をつくり、全員で取り組めば全国一も夢ではないと思います。本員の好きな上杉鷹山という弱小米沢藩を改革した人の言葉ですが、「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。」と、そういうことわざがあります。人間はやろうと思ったら何でもできるということなのです。どうですか、次年度からの複数担任制、教科2人制、ぜひできるように頑張ってもらいたいと思います。 それから機関車トーマス君の導入については、導入を前提として、これも課題としてお互いに研究していきましょう。 それからジュニアオーケストラの結成については、子供たちのためにも待てないのです。もう待てません。こどものまち宣言をした以上は、待てない。これからどういう姿勢で臨むか、決断をお聞かせください。 それから音楽によるまちづくりの件なのですけれども、私は何でもバランスが大事だと思っているのです。いろいろなジャンルの音楽があります。だからそういういろいろなジャンルの音楽がまちにあふれ、市民に愛されるようになって初めて音楽のまち沖縄市と言われるのではないでしょうか。ぜひ早期の結成をお願いして、市民オーケストラの実現に向けてについても、これからの意気込みについて、いつごろまでに関係者と話し合って、協力をしてもらうとか、そういう大体の見通しをお聞かせ願いたいと思います。 地域の活性化についてですが、本員がなぜパーセンテージを聞いたかと言いますと、我々も含めて市の職員や学校の職員は、地域に帰ったら本員はリーダーだと思うのです。地域のリーダーになれると思うのです。そういうことで、地域の皆さんもまたそれを望んでいるのです。リーダーになってほしいと。だからそういうことで、そういう期待にはやはりこたえてあげたいと思います。地域活性化のためにこれからもぜひ自治会加入促進を呼びかけてほしい。本当に37%というのは危機的状況です。防犯活動など、ちょっとこれは危ないです。ですから我々が先頭に立ってやらないといけないのではないかと思いますので、よろしくお願いします。 それから先ほどの南桃原のごみの収集についてなのですが、質問を通告して今日で10日たっているのです。本員は正直申し上げて、既に改善してありますという回答を今日はもらいたかったのです。実は昨日、この現場に行きましたら何も変わっていませんでした。私はこの今の状態が続けば、市長の信頼も損なわれていくのではないかと思って危惧しているのです。明日からすぐ直せる方法があります。解決できる方法。メモしなくていいですか。今とは逆に、職員が一件ずつ回っていけばいいのです。パッカー車をそこにとめておいて1件ずつ回っていけばいいのです。簡単です。一輪車を持っていってもいいのではないですか。小さなトラックを一緒に持っていって、そういうところ拾って歩けばいいのです。どうでしょうか、こういう考えは。できるかどうか。できなければ、その理由をお聞かせください。 それから福祉行政についても、先ほど申請があれば免除できますというお話でしたか。ちょっと聞き漏らしましたけれども、できれば当事者の皆さんによく説明していただいて、できたら免除をしていただいて、ヘルパーさんのためにあけていただきたいと思います。よろしくお願いします。 最後になりました、あと1分です。本員の地域活性化の案が実現できたら、沖縄市に来れば世界が体験でき、日本が体験できるということになります。まさに世界的
チャンプルー文化に進化するわけです。もちろん企業や人材を誘致するのですから何らかの優遇措置をしなければなりません。どういう優遇措置が必要でしょうか。銀天街についてはすぐ取り組めると思います。どうでしょうか。 鉄軌道については、10日に、名護で市長が中心になってシンポジウムが持たれました。今、近隣市町村で鉄軌道導入への関心が大分高まっていますが、沖縄市はまた乗りおくれるのではないかと心配しています。
○
仲宗根弘議長 森山議員、まとめてください。
◆森山政和議員 近隣市町村が一つになって国や県に訴えなければなりません。
○
仲宗根弘議長 時間ですので、まとめてください。
◆森山政和議員 22日には、沖縄商工会議所で3時から鉄軌道のシンポジウムが持たれますが、市長はもちろん、我々市議会議員もぜひ参加して、将来の沖縄市を考える機会にしたいのですが、どうですか、伺います。時間切れです、大変ありがとうございました。
○
仲宗根弘議長 なるべく時間は自分で配分して、少しまとめてください。 答弁は午後からいただきます。 休憩いたします。 休 憩 (午後12時11分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 2時00分)
○
仲宗根弘議長 再開いたします。 午前に引き続き会議を開きます。 当局の答弁からいただきたいと思います。
経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 こんにちは。それでは森山議員の再質問にお答えいたします。 ジュニアオーケストラや市民オーケストラにつきましては、先進地の取り組み状況や市内音楽関係者との意見交換をできるだけ早く実施いたしまして、今後検討していきたいと考えております。御理解のほど、よろしくお願いいたします。 次に、銀天街の活性化についてでございますが、銀天街は現在、食とアートと交流のまちづくりを中心に活性化に取り組んでおります。議員御提案の件につきましては、地域や関係団体の意見をお伺いしながら研究していきたいと考えております。よろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 こんにちは。通告書4ページの森山議員の御質問にお答えいたします。 まず、職員の自治会加入率の件でございます。現在、調査票を回収しているところでございますので、集計後速やかに御報告を申し上げたいと思います。 それから南桃原のごみの収集についてでございます。現在、精力的に取り組んでいるところで、地主の御理解もいただいており、早急に改善していきたいと考えておりますので、御理解のほど、よろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 企画部長。
◎神里興弘企画部長 こんにちは。商工会議所で行われる鉄軌道のシンポジウムに参加する考えはないかという森山議員からの御質問にお答えをさせていただきます。 10月22日、沖縄商工会議所で経済活性化シンポジウム、鉄軌道導入によるまちづくり戦略が開催をされます。同シンポジウムは沖縄商工会議所の主催でございますが、沖縄商工会議所会頭から市へも案内文書が届いておりますので、早速庁内の電子掲示板「allmail」で職員に参加を呼びかけたところでございます。当日は担当部署をはじめとする市職員も参加する予定でございます。以上です。
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仲宗根弘議長 以上で森山政和議員の一般質問を終わります。 宮島眞則議員。
◆宮島眞則議員 皆さん、こんにちは。お昼の大変眠いひとときではありますけれども、おつき合いください。新人の宮島です。よろしくお願いいたします。まず一般質問に入る前に、皆さんと一緒に頑張ってきた、取り組んできた選挙運動について所見を述べたいと思います。 ある町、お隣の自治体で、違法ポスターのない選挙運動が展開されました。新聞等でも大きく取り上げられまして、内外からも視察に訪れていたという、そういう報道がありました。それを見て、「大変すばらしいことだな」と感じた次第です。こうでなくてはいけないと、そう思いました。本員も実は、本当は張らない運動を展開しようと心には決めていたのです。でも、できなかったのです。おっしゃるとおりに。それは皆さんの勢いに押されてしまいまして、諸見里地域が皆さんの勢いに押されてしまいまして、ポスターがいっぱいありまして、支持者からしかられました。「強気になっているのか」と、「大丈夫か」と、そういう心配で、本員の言うことにも支持者が納得しないのです。それでとうとう、ぎりぎりまで我慢したのですけれども、負けまして、私もポスターを張らせていただきました。本当はこういうこともないような選挙運動が展開できたらと、そういうふうに思っております。次の選挙、4年後、皆さんも当然出ると思います。そのときは、本当にそういったまちのきれいな景観が乱れないような、そういった選挙運動を展開できたらなと、そういうふうに考えます。よろしくお願いいたします。本員もこれから4年間、この初心を忘れずに頑張っていきますので、ぜひよろしくお願いいたします。 それでは質問に入りたいと思います。質問事項1.議員報酬について。 質問の要旨(1)新人議員の報酬についてお尋ねします。まず、私ども新人議員12人が新人議員の研修会において一月分をいただけると、そういう話を聞きました。正直言ってびっくりしました。国の流れも日割り計算のほうに行っていますよね。そういう中で、当然沖縄市もそういうことだなと本員自身は思っていたわけです。そして、よその市町村もそういうものなのかなと。月割りというか、月でもらっているのかと。多分そうだろうという形で自分自身を納得させていたわけです。でも、新聞報道を見まして、日割り計算をしているところは少ないのではないかと。沖縄県で4カ所でしたか、それを見て愕然としました。私たちは3日間勤務をしまして、一月分の報酬をいただきました。そのことに対して、本当に市民の皆さんには申しわけないような気持ちがあるのです。そこで質問いたします。 ①ほとんどの市町村が日割りなのを当局は把握していたのか伺いたいと思います。これは本員も新聞報道で知った次第であります。 そして②新聞報道をされてからの対応のまずさというか、これは議員なのか、当局なのかと書いてありますけれども、お隣の自治体が28日に新聞報道されました。でも30日にはすぐ条例改正に踏み込んでいるのです。だからそういう意味でも、沖縄市とのそういう違いはどこにあったのか。その手続上のことがよくわかりませんので、それも含めてお伺いします。 そして③いただきましたけれども、これからその報酬を日割り計算して、また返金はできるのかどうか。それも伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 質問事項2.学校施設について。 質問の要旨(1)中の町小学校体育館の改築についてお伺いいたします。中の町小学校は本員の出身校でもありますし、体育館をつくったのがずっと昔なのです。それでいつまでたっても改築ができないと、そういうのがあるものですから、非常に気にしているところでもあります。これまで多くの議員が質問をしたと思いますけれども、じかにお聞きしたくて再度質問をさせていただきます。 ①中の町小学校の体育館は築何年になるのかを伺います。 そして②その改築が進まない理由はどういうことかも伺います。 そして③当然その計画があると思いますけれども、それはいつごろなのか。そして、順番もあると思います。それはどういう順番なのかも伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 そして質問事項3.児童館の建設について。 質問の要旨(1)西部地区の児童館についてお伺いします。西部地区に児童館を建設するということは以前からお聞きしております。そして諸見里の自治会からも平成19年10月に児童館の誘致の要請をしております。そして平成21年12月には、署名を添えて再度誘致の要請をしております。それでもまだいい返事がもらえない。うんともすんとも言ってこない。地域住民の中にはどうなっているのだと、そういう思いがあるわけです。それで、その児童館についてお尋ねします。 ①現在、その児童館の候補地は何箇所あるか伺います。 そして②諸見里自治会からの要請について、可能性はあるのかどうか、それも伺いたいと思います。よろしくお願いいたします。 そして質問事項4.個人情報保護法について。 質問の要旨(1)敬老事業の名簿についてお伺いいたします。 ①沖縄市全体の敬老事業の対象者の人数は何人なのか。そして全体の補助金の額もお願いいたします。 そして②この対象者の名簿は自治会に提供できないのかも伺います。 そして③自治会にある名簿、それを当局に持ってきたら、要するに亡くなっているかどうか。そして沖縄市から転出しているかどうか、そういった名簿のチェックはできるのか、それも伺いたいと思います。と言いますのは、以前、名簿は平成13年から住民台帳が各自治会に配られなくなったのです。平成13年以降です。ですから、今もその平成13年の名簿をもとにしてずっと名簿を作成して、そして自治会の敬老会、敬老事業、それに案内を出している、そういう状況であります。ぜひ、その自治会から持ってきた名簿に対して転出、もしくは死亡のチェックはできるのかどうか、それを伺いたいと思います。以上で1回目、質問を終わります。よろしくお願いします。
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仲宗根弘議長 総務部長。
◎川畑弘隆総務部長 こんにちは。宮島議員の一般質問にお答えいたします。
一般質問通告書5ページになります。質問事項1.議員報酬について。質問の要旨(1)①②③ありますので、順次お答えをしていきたいと思います。 まず①でございます。他市町村の日割り支給の状況でございます。本市市議会議員の報酬につきましては、沖縄市議会の議員の報酬及び費用弁償等に関する条例で、議員報酬は、その職についた当月分から支給し、任期満了等によりその職を離れたときは、その当月分までの議員報酬を支給すると規定をされております。御質問の県内市町村議員報酬の日割りに関する状況につきましては、平成22年8月11日に、国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律の一部を改正する法律の公布があり、早速、県内11市の議員報酬が月割りか、あるいは日割りかの状況確認を行ってまいりました。その結果、本市と宮古島市を除く市において日割り支給の規定がされているのを確認しております。また、議会事務局に対しましても、同法律改正の公布の翌日、8月12日に同法律の一部を改正する法律の官報情報を参考資料として送付をしております。 次、②でございます。議員報酬の支給の件につきましては、まず条例の改正が必要になりますが、月割りから日割りへの支給見直しを求める世論がある一方、議員活動に専念するには一定額を保障する必要があるという意見もございます。議員報酬の改正につきましては、まず議員の中でも御議論をいただき、その意向を伺うことも必要だと思っております。今後、議会と当局と協議をして考えてまいりたいと思います。 それから次でございます。③日割り計算をし、返還ができるかということでございますが、今回改正されました国会議員の歳費、旅費及び手当に関する法律の改正内容ですが、あくまで暫定的な措置で同法の本則に規定をされております月割りから日割りへの改正ではなく、附則において月割りで支給された報酬額を日割りによって計算した場合、その差額を国庫に返納する場合は公職選挙法第199条の2の規定、これは公職の候補者等の寄附の禁止でございますが、それには適用しませんという内容となっていまして、あくまで自主返納ができるという改正でございます。そのため地方自治体議員の報酬の返納については、条例で法律規定の適用の辞退を設けることは形式的効力の観点、この形式効力というのは上位の法令等に違反する下位の法令等は効力を有しないという、そういったものということで、本市で支給された議員報酬の返納は、公職選挙法第199条の2の寄附行為に当たるため返金はできないものと判断をしております。以上です。
○
仲宗根弘議長 教育委員会教育部長。
◎知花朝勝教育部長 こんにちは。宮島議員の質問に関しましてお答えいたします。 通告書の5ページお願いいたします。質問事項2.学校施設についてであります。質問の要旨(1)中の町小学校体育館の改築について。3点あります。まず①であります。体育館は築何年になるかということでありますが、昭和42年に建設されまして、43年を経過しております。 ②改築が進まない理由についてであります。中の町小学校は43年を経過していまして、市内の体育館では最も古いといいますか、最も年数がたった体育館であることは事実であります。しかし、電気、水道や窓枠など、全体的に経年劣化は若干認められますが、他の学校の体育館と比べまして躯体が非常にしっかりしていまして、そういうことで改築までは至らないということであります。この間、教育委員会としましては、全面防水や床の全面改修などを行い、学校教育に支障のないように維持管理をしてきております。 ③であります。計画はあるか、いつごろかということでありますが、教育委員会としましては、体育館のほか、校舎等も含めまして全庁的に調整を図りながら整備を進めているところでありまして、現在は美里小学校、幼稚園の全面改築に取り組んでいるところであります。その事業の進捗状況も踏まえながら、順次検討してまいりたいと思います。以上です。
○
仲宗根弘議長 健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 通告書の5ページ、質問事項3.質問の要旨(1)西部地区児童館についてでございます。 ①候補地につきましては、諸見里、山内、南桃原方面で4カ所から5カ所を候補地として、高校生を含めた児童数や地域の公共施設の設置状況等を視野に入れて選定しております。現在、数箇所の地域の地主の意向を伺っているところでございます。 ②諸見里自治会からの誘致の可能性についてでございます。諸見里自治会からの児童館誘致についての要請書が平成21年12月14日にございました。築39年目の諸見里公民館の老朽化に伴い、公民館と児童館の複合施設として再建設したいとの要請でございました。現在のところ、健康福祉部といたしましては複合施設ではなく、単館施設として児童館建設を検討しているところでございますので、御理解よろしくお願いいたします。 次に、質問事項4.質問の要旨(1)敬老事業名簿についてでございます。①敬老事業対象者の人数につきましては、平成22年4月1日現在で80歳以上の方になります。5,026人でございます。事業費の予算額が344万円になります。 次に、②対象者の名簿提供につきましては、個人情報保護の観点から、本人の同意がないと提供することはできないことになっております。 次に、③転出、死亡等の名簿チェックでございます。個人情報に関しましては、亡くなられた方につきましても該当するということでございますので、死亡している、転出しているということをチェックしてお教えすることはできないということでございます。なお、自治会名簿に掲載されている方が死亡している、あるいは転出していることを明らかにすることは厳しいでしょうが、名簿の中に対象者がいるかどうかを確認し報告することができるかどうかにつきましては、関係部署、個人情報の担当、あるいは市民課のほうの住民基本台帳法から見たり、あるいは情報推進課の電算処理等の関連部署の今後の研究課題とさせていただきたいと思います。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 宮島眞則議員。
◆宮島眞則議員 ありがとうございます。質問事項1.議員報酬についてですけれども、返金はできないということでしたけれども、市民は手続とかそういうものは重要視していないのです。要するに報道を通じて、沖縄市はどういう対応をしているか。そしてよその市町村と比較をするのです。それで沖縄市はいいか、悪いか、進んでいるか、おくれているか、そういう判断をしているのです。だからそういう意味でも、これから議会運営、そして行政の運営も、市民の目線で本当に沖縄市はいいなと、そう思えるような運営ができたらと感じているところでございます。 そして質問事項2.中の町小学校の体育館について。丈夫過ぎたから、頑丈過ぎたからおくれているという、そのとおりでありますけれども、築43年ですか、一番古いです。その中で、順序としては美里小学校、幼稚園のほうが今計画していると、そういう話であります。その次には中の町小学校が来るのかどうか。それもお伺いしたいと思います。住民は非常に待ちかねているのです。それもぜひお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 そして質問事項3.西部地区児童館について。諸見里自治会からの要請は複合施設ということでの要請でしたけれども、それは単館が望ましいという話ですので、多分可能性としては諸見里自治会の要請は厳しいだろうと、そういうふうにとらえておりますけれども、願わくは、諸見里に欲しいと、そういうことであります。 そして質問事項4.個人情報保護法について。これが正直言いましてよくわかりません。自治会から出された転出、死亡等の名簿も引っかかると、そういうことですけれども、それがよくわからないのです。名簿を見せてくださいではないのです。亡くなっているかどうか。よそに移っているかどうか教えてください、チェックしてくださいと、ただそれだけのことなのです。この住民台帳が自治会になくなりましてから、その後一度はチェックしてもらったことがあります。でもそれ以降、それもできませんとずっと言われ続けてきました。それは今も非常に疑問に感じております。5,026人、344万円の補助金をいただいて、沖縄市は敬老事業を地域で進めてくださいと。沖縄市ができなかった事業です。途中で投げ出したというか、そういう形で地域の自治会でやってくださいと、そういう事業なのです。そして5,026人います。諸見里においては、沖縄市からの名簿の人数が231人。補助金が決定しましたということで231人、そして金額にして14万4,047円ということで補助金の決定がされております。その中で、自治会は当然その231人という人数は名簿がありませんので把握はしていないのです。これまで老人クラブの名簿とか、それなりにいろいろ手探りしまして、今度11月6日に自治会の敬老会があります。その準備を進めているところです。その案内の数が194人。今、案内を準備しております。でもその中には亡くなっている人もいるかもしれないのです。それをわからないのです。現に過去何回も「うちのおじいちゃん、おばあちゃん、亡くなっています」と、そういう電話もいただきました。これをどう思いますか。そういう形で、沖縄市ではすべての市民に等しくサービスを提供する。それは当然なことだと思います。でもそれはなされていますか。諸見里自治会には231人の80歳以上の方がいますと、そういうのを沖縄市からいただきました。でも実際に諸見里自治会が出す招待の名簿は194人、差し引いて37人、その方々はどうしますか。そこが一番の問題なのです。亡くなっている方は家族から電話が来ます。「うちのおじいちゃん、おばあちゃん、亡くなっています」と。そのときは、自治会長は「ごめんなさい」と誤ればいいのです。転出したところはハガキが戻ってきます。それである程度わかってきます。でもこの34人はどうしますか。どう思いますか。等しくサービスを提供すると言いながら名簿も出してくれない。そこが行政側の非常におかしいところなのです。だからそういうことで、これをどうしたらいいか、ぜひお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
○
仲宗根弘議長 教育委員会教育部長。
◎知花朝勝教育部長 お答えいたします。 中の町小学校体育館の改築についてであります。先ほども説明しましたけれども、躯体が非常にしっかりしているということで、なかなか改築に至っていないということを御理解願いたいと思います。今、美里小学校、幼稚園の全面改築が平成24年で完了いたします。順序の話も出ましたけれども、近々ではないかと、その後ではないかと、委員会としましては考えております。よろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 通告書の5ページ、質問事項4.質問の要旨(1)敬老事業名簿についてでございます。 先ほど宮島議員のほうからございました。私どものほうから231人ということで諸見里自治会のほうに行っているわけでございますが、この敬老事業について少し御説明します。平成16年度まで、市主催の敬老会を開催しておりましたが、各自治会でも独自に開催しているところがございまして、二重に開催しているという状況がございました。市主催の敬老会の参加者が年々減少している中、予算の効果的な支出を検討した結果、市の主催を廃止し、自治会で主催する敬老会に補助金を出すことにしております。ですから、私たちのほうは住民基本台帳のほうで80歳以上がこの地区に何人いるかということで単純に計算をして、それをこの事業費に充ててくださいということで自治会のほうにいっております。ただ、この敬老会の名簿、人数は私たちのほうはその住民票のピラミッド、こういう年齢別の数字が出てきますので、それを見ておりまして、名簿自体、どこどこにだれだれが住んでいますという名簿は健康福祉部高齢福祉課のほうでは持っておりません。それで、先ほども少し私のほうの答弁をしたわけですけれども、この231人の中には当然入院していらっしゃる方とかいろいろな人がおりますから、単なる数字として自治会にはこれだけいますということでございます。宮島議員がおっしゃっておりますように、できたら231人全員に通知をして一緒に祝いたいという気持ちだと思います。平成13年度に自治会名簿の中で、名簿の中に対象者がいるかどうかの確認をし、報告することができるかどうかというのは、同じ答弁になりますが、私たちのほうでは、今、名簿を持っておりませんが、個人情報の公開担当、あるいは市民課の住民基本台帳の係、あるいは情報推進課が持っているデータ、この分がチェックできるかを再度検討させていただきたいと思います。以上です。
○
仲宗根弘議長 宮島眞則議員。
◆宮島眞則議員 ありがとうございます。 中の町小学校の体育館については、美里小学校、幼稚園の次にできると。50年以上は待たさないと、そういうことですよね。そういうふうに理解したいと思います。 今の自治会の敬老会の名簿についてですけれども、どうも納得いかないのです。すべての市民に等しく、平等にサービスすると。そして敬老事業をやってくださいということで補助金も出すわけですから、敬老事業をやってください、でも名簿は自分たちで調べてください、これは話が通らないのではないかと本当に思います。そこで、ひとつこういうこともできるかどうか提案させてください。できたら亡くなった方の名簿のチェック、そして転出の方のチェック、それもお願いしたいと思いますけれども、新しく名簿を見せていただくというのは難しいと思うのですけれども、自治会にある名簿を持ってきていただいて、その中から漏れている人たち、諸見里でいえばその34人分です。そういう方々の、本人の同意があればできるわけですよね。それはできますよね。だからそういう形で役所が取り組んでいただけるかどうか。諸見里は34人ですけれども、多分よその自治会はもっと多いと思います。多分全体で何百名いると思います。その何百人の漏れた名簿、80歳以上の高齢者、元気なお年寄りいっぱいいると思います。そしてお年寄りを大事にしましょうと、そういうことも、こどものまち宣言ではないのですけれども、お年寄りにも優しいまちづくりと、そういうふうに思っています。ぜひそういうこともできるかどうか。その本人に確認をとっていただいて、自治会の敬老会のための名簿を提出してくださいと言えば、そんなに断らないと思うのです。そういうことが市のほうでできるかどうか、それを伺いたいと思います。以上で終わります。
○
仲宗根弘議長 答弁調整の休憩をいたします。 休 憩 (午後 2時37分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 2時37分)
○
仲宗根弘議長 再開いたします。
健康福祉部長。
◎
宮城ゆかり健康福祉部長 ただいまの敬老事業につきまして、同意書の件でございます。同意が得られれば、当然情報としては流せますので、同意書をとること、私たちのほうは前向きに検討して、検討ということは、できる限りやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 以上で宮島眞則議員の一般質問を終わります。 次、宮城 浩議員。
◆宮城浩議員 皆さん、こんにちは。宮城 浩でございます。一般質問に入る前に、本員も一言所見等を述べさせていただきます。 今回やっとこういう形で登壇させていただいたということを非常にうれしく思っております。いつになるか、いつになるかと思いながらあの席でずっと見つめておりましたけれども、この一般質問の中をしっかりと活用して、本員を含め、各議員の皆さんがこれから沖縄市政、沖縄市においてどれだけしっかりと、また当局サイドを含め、議員の皆様の本質たるものも含め、どのように市の発展に寄与していくかということをしっかりと個々の皆さんとそれぞれ協力し取り組んでいければというのが一番の願いでございます。本員も当然ながらその中の一人として、市長をはじめ、各担当部局の皆さん、市当局のスタッフの皆さんとともに、その取り組むべき問題点というよりは、本員は課題点とあえて申し上げさせていただいておりますが、その課題点をどう取り組んでいくか。その優先順位をどう取りつけていくかということになるかと思われます。御承知のように、今現在国政はさまざまな部分でねじれ等、もろもろが出ております。そのさなか、本員もこの中では一番近い側の人間にはなっております。ただ、それはあくまでもこれから沖縄市としての観点、沖縄県の中心地としてのこれからの発展に対して、本員もしっかりと粉骨砕身取り組んでいく所存でございますので、どうぞ皆さん、よろしく、優しく、御指導をお願いいたします。それでは一般質問に入らせていただきます。 まず質問事項1.防災マップより高潮警戒区域の避難経路についてお聞きしたいと思います。 質問の要旨としましては、皆さん、既にごらんになられている方もいらっしゃるかと思うのですが、質問の要旨(1)本員も出身が泡瀬ということもありまして、高潮警戒区域は大半が東部地域となっております。津波警報が発令された場合、もしくは注意報等が発令された場合の避難経路としての順路はどのようになっているのか伺いたい。 先日もたしか津波警報が発令されたと思います。先週の頭でしたか、そのときに、先島で約50センチほどの高さで押し寄せてきていたのも既にマスコミ等の報道で御承知かと思います。①その中において、本市は避難シミュレーション、よくテレビ等で、都心のほうではこの避難シミュレーションは行われておりまして、皆さんもごらんになられた方あるかと思いますが、その避難シミュレーションを本市はこれまで行ったことがあるのか。またはこれから行う予定があるのかを伺いたい。 ②避難場所において東部地域の住民の皆さんを受け入れられるものなのかお聞きしたい。実際、防災マップを拝見しました。高潮警戒区域にすべて避難場所があるのです。びっくりしました。この防災マップは、後ほど当局サイドのほうからまた御説明があると思いますが、その辺は御説明をいただいた後にお聞きしたいと思います。 ③将来において東部海浜開発事業へも当然ながら影響が懸念されるので、今後の取り組みはどのように考えているのか伺いたい。これは非常に関連性が膨らむ質問の内容になっております。これから一般質問等でも多々出るであろう泡瀬干潟の埋め立て事業、中城湾港の重点港指定、これについても当然ながら東部海浜開発事業への影響は非常に懸念されます。まずもってその避難経路が確保されているとは本員は思いません。今後の計画についてお聞きしたいというのが③趣旨でございます。 そして質問事項2.中心市街地活性化基本計画についてでございます。 これは個々の議員の皆さんからもおありかと思いますが、質問の要旨(1)事業全体の進捗状況を伺いたい。先ほど来、質問内容について御説明はいただいておりますが、事業全体の進捗状況ということでお願いします。 その中で、①市内業者への事業発注及び依頼は現状でどれぐらいあるのか、または予定しているのかを伺いたい。これはハード事業、ソフト事業両面からです。 そして②市内業者への事業周知による公募等、事業主側からの提案等を含むものですが、本年度4月からなのですが、それがこれまであったのかを伺いたい。また、その公募が実際行われていたのかどうかも重ねて伺いたいところでございます。 ③質問事項には期限ありと言いますのは、5年なのです。既に4年半切っています。その間で事業達成見込みを含め、①に関連しますが、市内業者優先発注を軸に市内業者の育成に努め、雇用の創出につなげるべく、執行部としての取り組み方とその考えをお聞きしたい。 続いて、質問事項3.学校給食について。 今、知育、体育、食育と、各市町村、各学校、行政の中でいろいろと取りざたされている、はぐくむというところをつけているものがあるかと思います。その中で、まず食育の中で、現実として本員もちょっとびっくりいたしましたが、食物アレルギーの子供たちが非常にふえてきているという声を聞きます。これは実際増加傾向にあるのか、顕在化しているのか、ということも含め、その対応と対処を伺いたいということです。 ①学校側と保護者側でのコミュニケーションは進行中ということで伺っております。献立表や学年が進級ごとに問診、または抜けておりますが、家庭訪問等で確認しているということでお聞きしておりますが、その実態を把握されているのかをお聞きしたい。 ②食物アレルギーの子供たちは別メニューをつくるということはできるのかも伺ってみたいです。本員がお聞きしたところでは、つくるところもある。つくらずに今日は給食抜きというところもあるとお聞きしております。これが実際どうなのか。その中において、実際別メニューをつくることができるのか。 ③、②に関連しますが、できないのであれば、給食費等の軽減は可能なのかも伺いたいということです。同様に給食費はお支払いしているということです。 続いて、④将来において給食費の軽減や無料化についても伺いたい。これは先日の本会議の中でももろもろ関連することがありましたけれども、給食費等の軽減等ができるのかどうなのか。実際財政上の問題等があるかと思われますが、そのお考えがあるのかどうなのか。質問事項としては、以上の1、2、3点、それに関連する要旨についてもろもろ、各それぞれで入れております。何とぞよろしくお願いいたします。
○
仲宗根弘議長 総務部長。
◎川畑弘隆総務部長 宮城 浩議員の一般質問にお答えいたします。
一般質問通告書6ページになります。質問事項1.質問の要旨(1)①②③ありますので、順次お答えをいたします。 ①避難シミュレーションの件でございます。まず、市独自で津波避難シミュレーションは実施してはおりませんが、平成19年3月に県が沖縄県津波高潮被害想定調書の中で、津波のシミュレーションの結果を公表しております。それに基づきまして沖縄県地域防災計画が作成され、また、その内容に整合した本市の地域防災計画の中に災害想定の明記や災害予防計画を定めております。本市としては、東部地域において津波を想定した防災訓練を平成8年、平成9年、平成12年、それから平成19年に津波避難訓練を実施しておりまして、平成19年からは東部地域の保育園、それから小中学校においても津波避難訓練を実施しております。さらに、東部地域の自治会においては防災出前講座を実施し、防災の普及、啓発を行っています。今後も津波シミュレーション及び避難訓練については、沖縄市地域防災計画に基づいて実施をしていきたいと考えております。 次、②でございます。本市における高潮警戒区域は、泡瀬地区や海邦町、古謝、東桃原、大里、高原、比屋根、与儀の一部が指定されていますが、当該地域における避難人口は約2万6,000人と想定をしています。本市の公的施設の避難場所としては、市内の小中学校24校等を指定していますが、先ほども議員のほうからありましたが、高潮警戒区域が東部区域一帯になるため、津波が発生した場合に当該地域の小学校5校を除いた19校と市体育館の避難収容人員を約5万4,000人と想定をしていることから、避難者の収容受け入れは可能と見ております。 それから③になります。現在の沖縄市地域防災計画は、平成22年7月20日に県の承認を得て、大幅な修正を行ったところでありますが、東部海浜開発地区を、沖縄市地域防災計画に位置づけることにつきましては、今後の具体的な埋立事業の進捗を見守り、本市の防災会議において、東部海浜開発区域内の災害予防計画、災害応急対策計画、災害復旧、それから復興計画内容の検討を行い、沖縄市地域防災計画に追加及び修正等をしていきたいと思っております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 それでは通告書6ページ、質問事項2.中心市街地活性化基本計画について。質問の要旨(1)①市内業者への事業発注につきましてお答えいたします。 中心市街地活性化基本計画における事業のうち、既に実施しております市街地整備、あるいは体育施設整備などのハード事業、また中心市街地循環バスや情報発信事業などのソフト事業につきましては、原則として市内企業を活用しております。今後実施する予定の事業につきましても、引き続き市内企業の活用を推進してまいりたいと考えております。 次に、質問の要旨(1)②の事業公募についてお答えいたします。基本計画に位置づけられた事業の選定につきましては、計画策定段階におきまして、地元商店街、市内業者への説明会、あるいはまちづくり関係団体等で構成する協議会の中で検討を進めてまいりました。民間からの事業提案といたしましては、胡屋地区リノベーション事業やプロムナードコンサート事業等が選定されております。 次に、質問の要旨(1)③の事業達成見込み等についてでございます。平成22年度から平成26年度までの計画期間内に、着実に事業を推進するとともに、市内業者への優先発注という方針に基づき、引き続き市内企業の育成に努めてまいります。また、同計画における大型の市街地整備事業をはじめ、民間が実施する予定の空き店舗対策事業等を支援することによりまして、雇用の場の拡大も図ってまいりたいと考えております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長
一般質問通告書6ページ、質問事項3.学校給食について。質問の要旨(1)食育の中で現実として、食物アレルギーの子供たちがどれくらいいて、増加傾向にあるのか。また、その対応及び対処を伺いたいということでございますが、①から④まで関連しますので、一括してお答えいたします。 現在、本市の小中学校に在する食物アレルギーの子供たちは、4月現在で27人おります。また、増加傾向ということでございますが、現在、市内の保育所に数人在籍しているとの情報がありまして、やや増加傾向にあると言えるのかと思います。また、学校と保護者のコミュニケーションについてでございますが、これは保護者の申し出により学校が申請し、保護者、学校長、養護教諭、栄養士、調理係長、給食センター所長、庶務係によるアレルギー面談を実施しております。面談を受けて、各調理場で診断書や各調理場の処理能力等を総合的に判断し、最終的に除去する食材の決定を行っております。 次に、食物アレルギーの児童生徒に対する別メニューでございますけれども、現在対応できているのはあえもののみでございます。 次に、給食費の軽減の件でございますが、牛乳アレルギーの児童生徒については牛乳代のみの軽減を行っております。 また、将来の無料化についてですが、現時点では考えておりません。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 休憩いたします。 休 憩 (午後 2時58分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 2時59分)
○
仲宗根弘議長 再開いたします。 総務部長。
◎川畑弘隆総務部長 大変申しわけございません。答弁漏れです。 質問事項1.質問の要旨(1)でございますが、実際災害が起こった場合の避難経路でございますが、避難場所につきましては指定はしておりますが、避難経路については特に定めておりません。
○
仲宗根弘議長 休憩いたします。 休 憩 (午後 3時00分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 3時18分)
○
仲宗根弘議長 再開いたします。 暫時会議時間の延長をいたしたいと思います。 宮城 浩議員。
◆宮城浩議員 まず、最初の一般質問の質問等にお答えいただきありがとうございました。 まず高潮警戒区域、大半が東部地域に当てはまっているという、これは市の形状上このようになっているのも周知のことではありますが、その中で、先ほど御回答いただきまして、避難経路としての順路はないということでした。防災マップの部分に記載されております各自治会とあるのですが、これはその一帯を総称した表記ではないかと。避難場所としては公民館になっているかと思いますので、自治会表示で記載されているものが、公民館という、米印が入っているのがそれだと思うのですが、その中にほとんど高潮警戒区域の東部地域、先ほどもありましたように、約2万6,000人いらっしゃる。これは増加傾向だと思うのです。それにおいて万が一の対策としてのことで総体的に①②③ということでお聞かせいただきました。これまでは避難シミュレーションは行っていないということなのですが、今後これは行うべきかどうかということと、平成8年、9年、12年、19年で、各自治会等、あと保育所等ですか、その中で行いましたということではありますが、当然それは周知の行動計画としては、今後さらに必要になってくるのかと当然考えられます。その計画においてもまずお聞きしたいということです。あと、避難場所においては、先ほど申し上げましたように、自治会表示ですけれども、これは実際公民館ということです。あと、これも防災マップに記載のとおり、近くの鉄筋コンクリート造りの3階、または10メートル以上の高台へ避難してくださいということではありますが、果たして、パニック状態になったときにそれが十分可能なのかどうなのかというのは、これは当然①のシミュレーションに大きな役割を担ってくるということもお考えいただきたい。避難場所は、約5万4,000人は収容可能ということで分散されておりますが、果たしてそこまでの順路といいますか、避難案内、これは当然所轄である沖縄署、消防を含めて、各自治会を含めての避難案内だとは思うのですが、当然それもしっかり取り組むべきではないかと思われます。それについても、①にすべて集約してくるような形になりますので、この避難シミュレーションの今後の計画についてということを①②含めて、再度お考えをお聞かせください。 ③においては、地域災害計画と連動してのものを考えていらっしゃるということでございました。当然その中においては、東部海浜開発事業においては、総体的に、先ほど申し上げました泡瀬埋立事業や中城湾港整備事業で重点港とされておりますが、その中の道路行政まで当然ながら今後においては入ってくるだろうというのが考えられます。現在、比屋根のほうに入っております循環道路ですか、それも進んだり、とまったりで、高原十字路においても、私たち市民が考えられる避難経路というのは、当然ながら本能的に高台にということであればなおのこと、高原方面、大里方面、与儀、比屋根においては当然ながらその一帯をということになるかと思うのですが、この東部地域の2万6,000人、これからふえるであろう方々のものにおいては、東部地域の海浜開発事業とも連動はしてくるということはままならない事実になるかと思われます。その取り組みは地域防災計画のみならず、東部地域全体のことを踏まえた上で考えていらっしゃるのか、改めてお聞きしたいということです。 そして中心市街地活性化基本計画についてでありますが、ソフト面、ハード面、両面からの事業について、市内業者優先発注等については、これは皆様が今現在お考えのとおり進捗していただきたい。当然、先ほど来、本員のほうからの質問内容、そして
経済文化部長のほうからもありましたように、市内業者の育成、そして当然ながら雇用の創出につなげていくという最大目的、目標がありますので、それはしっかりと踏まえていただきたい。その中において、公募という部分を②で入れさせていただきましたが、その提案等は市内業者の事業主の方からも募っているのか。この50事業についてはやはり期限があるわけですから、その中において当然達成可能な事業なのか、現在50事業ということで資料もいただいておりますが、これは市長選挙のほうでもありましたように、国等としてはそれ以上に見合った整合性があれば、さらに増加しても構わないということもお聞きしております。当然それは、今、50事業を処理的に行っていくのではなくて、当然公募をしつつ、当局サイドを含め、50事業であってはいけないと思うのです。その公募についても今後どうお考えかお聞かせください。 中心市街地活性化基本計画については、今申し上げたとおり、沖縄市としての非常に大きな起爆剤になる、地域発展の上で起爆剤となる基本計画になっております。それを改めて当局サイド、並びに本員たちも含め、しっかりと取り組むべき事項だと考えておりますので、先ほど来ありました公募についてはぜひとも市内業者優先ということを定義づけてお願いしたい。その考えも改めてお願いいたします。 そして学校給食においてなのですが、すべて関連性がありますので、①から④までわかりやすくお答えいただきまして、ありがとうございます。現在、本市で確認されているのが27人。これから入ってくるであろう保育所のほうからは、数は未定ですけれども数人いらっしゃるということをお聞きしているということでした。この食物アレルギー、症状がさまざまなのです。発疹で終わられる方、ましてや重度によっては呼吸困難に陥る子供たちもいらっしゃるとお聞きしています。 本員も飲食業をやっておりました。その中でいろんな食物アレルギー、非常に気をつけながら、そのときはお客様なので、お客様から当然ながら申告があるわけです。その中で対応していくということを行ってまいりましたが、そのような中で、先ほど御説明ありましたように、コミュニケーションのほうについては現状でとられているということでした。献立表を見て、各家庭の特にお母さんのほうになるかと思うのですが、その中に含まれている成分等まで確認している現状があるということをお聞きしております。この成分で入っていないだろうと思われたら、実際入っていて呼吸困難で、自宅に帰られて救急車で運ばれたケースもあるということを、直接その御本人からお聞きしております。経緯としては、それで一般質問の中に取り上げさせていただきましたが、この食物アレルギーについては、皆さんも御承知のように飽食の時代になっております。以前と異なる食育になっているかと思われます。その中においては、実際何人という数字をお聞きしましたら27人ということで、本員はさらに大きな人数かと思っていたのですが、その人数だと。これは恐らくなかなか減っていくことはないだろうと思われます。これは本員もこれまでの飲食業の経験の中で、そういう要望が非常に多かったのです。年々多くなっておりましたので、これは当然ながら出てくるだろうと。その辺をしっかりと継続して行っていただきたいということと、今現在、別メニューはあえもののほうと牛乳分は除いて軽減しているということでございましたが、あえもの以外に対応ができないものか。または、別メニュー対応がこれから考えるべきものなのかどうかも含めてお聞かせください。 給食費の軽減や無料化については、今現在のところ考えていらっしゃらないということでありますので、それは今後の取り組みとして、やはり全く無視できないものではないかと思いますので、それは先ほど来の答弁で構いません。別メニューの対応については、やはりしっかりと取り組むべきものとしてお考えをお聞きしたいということです。 関連づけて、1つ。これまで栄養士等をつけてかなりコミュニケーションをとられているということは非常によいことだと思います。子供たちの成長と、あと最近では当然ながら体にいいもの、悪いもの、しっかりと明確にされてきているかと思いますが、地産地消も含め、給食そのものの量というのはいかがでしょうか。非常に子供たちの家に帰ってからのおなかのすきぐあいというのは多くなってきていると聞いております。給食では足りないということらしいのです。はっきりわかりやすく言えば。これは質を重んじたばかりにそうなったのか、給食費の徴収率の問題があってなのか。今現在、本市ではその辺はそんなに大きな問題にはなっていないということではあるかと思うのですが、今後それも出てくるかと思われますので、関連づけではありますが、給食の量についても、生徒、並びにコミュニケーションをとられている中において、保護者の皆さんの御意見も聞いてほしい。そのお考えがあるかどうかもお聞かせください。
○
仲宗根弘議長 経済文化部長。
◎中山貴洋
経済文化部長 再質問にお答えいたします。 中心市街地活性化基本計画の事業の拡充及び公募についてでございます。現在、中心市街地活性化基本計画には全部で50事業が位置づけられているところでございますが、さらなる事業の拡充が必要だろうと我々も思っておりますので、引き続き事業拡充に努めてまいります。その方法の一つといたしまして、先ほど議員のほうから御提案がございました公募につきましても、前向きに取り入れていきたいと考えております。また、市内業者の優先発注については、これは基本的な考え方として維持いたしまして、引き続き市内業者の育成、さらには雇用の拡充ということで取り組んでいきたいと考えております。以上です。
○
仲宗根弘議長 総務部長。
◎川畑弘隆総務部長 宮城 浩議員の再質問にお答えいたします。 質問事項1.質問の要旨(1)のほうで2点ほどあったと思います。避難シミュレーションの件でございますが、もちろん私どもが住民に対して防災意識の高揚を図るということは非常に重要なことであります。また、あわせまして、防災訓練を実施していくということも重要になりますので、特に高潮、あるいは津波等の場合の被害が想定される東部地域につきましては、今後とも引き続き地域住民を対象とした避難訓練等を実施していきたいと思っております。 それから避難道路の件になりますが、現在、高潮警戒区域、つまり東部地域のほうから避難できる主な避難道路として利用できるという部分になりますが、一つには国道、これは329号です。それから県道85号線、これは沖縄環状線泡瀬ベイストリート、それから県道8号線とか、県道227号線というふうに県道で6道路、それから市道でございますが、市道では21路線あります。そういったものの活用をすることになります。それから東部からの避難道路につきましては、もちろんその事業がまだ進行している状況ですので、その辺の推移を見ながら、東部の担当者と、それから建設部、それから私ども防災担当のほうと今後調整が必要になってくると思います。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 給食の食物アレルギーの児童生徒に対する除去食の対応の件でございますけれども、大変残念ではありますけれども、本市の現在の給食施設では完全なアレルギー除去食の対応は困難な状況でございます。ただし、今後の方針でありますけれども、現在、第3調理場の建設に向けての基本構想、次年度は基本計画、設計、そしてその後に着工という運びになっておりますが、その中におきまして、食物アレルギー除去食対応の施設を設置する方向で計画を進めているところでございます。 それから給食の量についてでございますが、量に関して保護者の意見を特別に聞くとかそういったことではないのですが、ただ、日常的な学校教育活動の中で、学級懇談会とか、あるいはPTA総会とか評議員会とか、いろいろ保護者と意見交換する場がありますから、そういう機会を利用しながら、また給食に対するそういう意見等も情報交換してまいりたいと、そのように思っております。以上でございます。
○
仲宗根弘議長 宮城 浩議員。
◆宮城浩議員 再質問の答弁ありがとうございました。 時間もちょうどこの時間になりましたので、最後はいただいた答弁を含め、その中で要望とさせていただきます。 先ほど来よりあります高潮警戒区域の避難経路、東部地域が主ということでありまして、出身地域でもあるというのがあって、そこでこだわって各担当部局のほうへお伺いさせていただいているのですが、万が一の避難シミュレーションということではありますが、やはり昨今、さまざまな気象変化等でいろんな影響が考えられます。これは東部海浜開発事業の中の泡瀬埋め立て事業も当然その中に入ってくるわけで、先ほど来より申し上げております重点港についてもそうです。これは避難シミュレーションから始まる地域づくり、まちづくりというものを当局サイドのほうに求めたいということをまず一点。それは当然ながら市民である皆さん、そして当然それを担ってこの場に来させていただいている各議員の皆さんも当然取り組むべき内容だと思っておりますので、東部海浜開発事業に関連するものとしてしっかりとお願いしたいところでございます。 名古屋議定書のものもいろいろとお話が出ておりますので、沖縄市が率先してその中の避難シミュレーションを含め、東部海浜開発事業をときには別物で必要になるのですが、やはり一つのものとしてお考えいただきたいという要望でございます。 中心市街地活性化基本計画については、50事業の拡充計画、それ以上の拡充計画ということでありましたが、期限があるのです。5年なのです。もう残すところ4年半過ぎているのです。その公募についても当然ながら、積極的な公募案内をしてほしい。ソフト、ハードともに、市内業者育成のためにも、雇用創出のためにも、明確に出ているわけですから、その50事業、既存事業を含め、それ以上の拡充計画も含めしっかりと行っていきましょう。よろしくお願いいたします。 学校給食においては、第3調理場、これからまた出てくるであろう議案の中にも入ってくると思うのですが、その中でそのようにお考えだということですので、しっかりとその旨も踏まえていただき、子供たち、そして保護者が安心してお預けできる、そして食育を通じて健やかに育てられる環境を改めてつくっていただきたいということでございます。 初の一般質問ではございましたが、その質問事項の1、2、3に何とか絞らせていただいて、今回の一般質問とさせていただきました。それについてはぜひとも当局サイド、並びに皆さんとともに、これのみではありませんが、さまざまな課題点をしっかりと取り組むべき役割を本員たちは担っているという責任を持ってお願いしたい。または一緒にやっていきましょう。よろしくお願いします。以上です。
○
仲宗根弘議長 以上で宮城 浩議員の一般質問を終わります。 次、喜納勝範議員。
◆喜納勝範議員 こんにちは。市民ネットワークの喜納です。一般質問をさせていただく前に所見を述べたいと思います。 去った9月12日に執行されました
市議会議員選挙において多くの市民に御支援をいただき、三度議会へ送っていただきました。この場をおかりしまして改めてお礼を申し上げます。誠にありがとうございました。これから4年間、山積する本市の課題解決に一生懸命努めてまいります。また、今度の選挙は、新人候補の方々が12人当選されまして、議会に新しい風を吹き込み、これまで以上に活発感があり、議会運営に活力を与えると同時に、本市の活性化に多くの市民が期待をしていることと思います。その期待にこたえるべく保革の枠にとらわれることなく、行政と車の両輪となって本市の発展のために一緒に努めてまいりましょう。それでは通告書に従いまして、一般質問をさせていただきます。 質問事項1.教育行政についてであります。 質問の要旨(1)本市の児童、生徒の健全育成についてであります。昨今、児童生徒を取り巻く社会環境は、新聞等のニュースで取りざたされる事件、事故等の報道で周知のように、大変憂慮します。去る7月に起きた少女暴行事件は、複数の少年が女子中学生を泥酔させた上で乱暴し、その果てに自殺に追いやるという集団準強姦事件は社会を震撼させると同時に、被害者、加害者双方の親たちを苦悶させていることに心が痛みます。このような事件を聞くたびに、学校や地域、家庭の連携の弱さをとても痛感いたします。このような観点からお伺いいたします。学校、地域、そして家庭の結びつきが欠如し、子供の居場所がなくなる。そのことで不登校に陥り、いじめや虐待、そして飲酒に喫煙といった非行に走ってしまい、それが常態化してあのような痛ましい事件を起こしてしまうのではないかと考えるわけであります。そこでお尋ねします。 ①本市の児童生徒の不登校の実態とその対策についてお伺いいたします。 ②児童、生徒の虐待の実態と対策についてお伺いいたします。 ③児童、生徒のいじめの実態と対策についてお伺いいたします。 ④児童、生徒の飲酒、喫煙の実態と防止対策についてお伺いいたします。 次に、質問の要旨(2)沖縄市野球場建設についてお伺いいたします。今年の本県のスポーツ界は、プロ、アマチュアで大変な活躍で、女子プロゴルフの中においては、宮里美香選手が日本女子オープンで宮里 藍選手に続いて最年少で初優勝しております。高校野球では、興南高校が春の選抜大会初優勝に続いて夏の甲子園大会でも初優勝し、沖縄県じゅうを歓喜の渦に包み、県民に大きな元気を与え、また、高校球児には大きな夢と希望を与えたことは、高校野球のさらなる技術の向上になります。このように興南高校の春夏連覇は、沖縄県の活性化に大きく寄与したことは、人材育成であり本県の財源になるものと考えます。そこでお尋ねいたします。 ①沖縄市野球場の基本設計の進捗状況についてお伺いいたします。 ②完成後はプロ野球広島東洋カープのキャンプ地として、また、高校野球の主会場にすることで、本市の経済効果に寄与するものと期待するわけでありますが、当局は経済効果についてどのように試算しておりますか、お伺いいたします。 質問の要旨(3)「美ら島沖縄総体2010」についてであります。高校生最大のスポーツの祭典であります美ら島沖縄総体2010が県総合運動公園を主会場に開催され、それぞれの競技種目により各地域で高校生が主体になり、地域と一体となって大会を盛り上げ、成功裏に終了されました。本県の経済の波及効果も大きなものがあったようでありますが、本市においてはどのような効果があったでしょうか。そこでお尋ねいたしますが、リニューアルされた本市の体育館等で、5つの競技、6種目が開催されました。その成果と経済効果はいかがなものでしたかお伺いいたします。 次に、質問事項2.道路行政についてであります。 質問の要旨(1)安全、安心なまちづくりについてお伺いいたします。本市が管理する道路はほとんど舗装され、市民が安全で安心な生活が営まれているやに思う半面、道路標識や道路標示、反射鏡等の未設置や街路樹や植栽が見通しを遮り危険な箇所があると市民の声があります。そこでお尋ねいたしますが、①市道に道路標識や反射鏡が設置されていない箇所がありますが、その設置基準があるのでしょうか。設置基準の有無についてお伺いいたします。 ②コリンザの前面道路とアベニュー通りの交差点、そこはロータリーになっていて、そこにある植栽が死角になって危険であると市民の声があります。その植栽を改善すべきと考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 ③市道美里東西線と明道線の交差点の道路標示の仕方に疑問があってお伺いいたします。美里公園方面からの標示が2車線の内側車線が直進線と右折線が1つになっておりますが、左折線と直進線が1つになっているのが普通ではないかと思うわけであります。なぜその右折と直進線がそのようになっているのか。道路の形態や交通量などでそういうふうになっているのかお伺いいたします。 ④安慶田中線にかかるセイシジャー橋の排水の件でありますが、雨降りの後の排水が遅く、歩行者が心ない運転手の車両により水しぶきをかぶるというところを見かけ、憤りを覚えることが何度かありました。また、その通りは通学路にもなっており、早急に改善すべきであると考えますが、当局の見解をお伺いいたします。 次に、質問事項3.環境行政についてであります。 質問の要旨(1)街路の環境美化についてお伺いいたします。本市の街路は整備され、朝な夕なにウオーキングをする人を多く見かけるようになりました。しかし、歩道や植樹帯に空き缶や空き瓶、たばこの吸い殻等々のポイ捨てがひどく目につきます。そのようなことがあって、ごみがごみを呼び、ごみ捨て場となっているところも多々あります。歩行者やウオーキングを楽しむ人たちには、気分を損なわれ、健康ウオークに支障を来すことに大変憂慮いたします。そこでお尋ねいたしますが、①歩道と車道の間にある植樹帯のスペースや広幅な歩道にごみ箱を設置することで、ポイ捨ての防止になり、街路の美化になるものと考えますが、ごみ箱の設置について、当局の見解をお伺いいたします。 壇上から、1回目の質問を終わります。
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仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長
一般質問通告書7ページ、質問事項1.教育行政について。質問の要旨(1)本市児童、生徒の健全育成について伺うというところで、①から④まで関連しますので、一括してお答えいたします。 ①不登校生徒数についてですが、ここ数年間、小学校では30人前後、中学校においては180人前後で推移しております。教育委員会としては、不登校対策ヒアリング、生徒指導巡回訪問、不登校等相談員の派遣、適用教室の設置、学校支援協力補助者の配置等、さまざまな学校支援を行っております。学校におきましては、教育相談体制の充実や子供の居場所づくりとしての学級経営の充実を目指すとともに、休みがちになった子供の家庭への電話連絡、訪問、相談を早い段階で行うことで、不登校の早期対応、未然防止を目指しております。 次に、②児童、生徒の虐待の実態と対策についてですが、平成17年度から21年度、教育委員会へ報告、相談のあった虐待に関する相談件数は21件でございます。すべてが養育放棄、いわゆるネグレクトによるものでございます。虐待防止については、教師による日常の健康観察、日記等を通した日常生活の点検、教育相談を通して子供から実際に聞き取りをする等の対応を行っております。 次に、③児童、生徒のいじめの実態と対策についてですが、昨年度、教育委員会に報告のあったいじめの件数は小学校で5件、中学校で9件となっており、過去3年間では最も低い数値となっております。ただ、数値にはあらわれない子供同士のトラブルや保護者からの相談等もあり、学校においては、いじめ等のトラブルを未然に防ぐために定期的にアンケートを実施したり、教育相談や道徳の授業を充実させるなどの対応をしております。 次に、④児童、生徒の飲酒、喫煙の実態と防止対策についてですが、学校内での飲酒や喫煙については、昨年度、飲酒が小学校ゼロ件、中学校7件、喫煙については、小学校28件、中学校141件となっております。また、校外において警察に補導されたり、市民からの通報を受けることもあり、校外での行動についても継続的に指導を行っております。市教育委員会では、青少年指導員が毎日午後9時から11時の間、巡回パトロールを行うとともに、本市で退職を迎えられた教員による教友会も毎週木曜日にパトロールを行うなど、未然防止に努めております。学校におきましては薬物乱用防止の観点から、喫煙や飲酒の害について、定期的に特別授業を行ったり、毎月1回、校区生徒指導連絡協議会を開催し情報交換を行い、連携し問題行動の未然防止について取り組んでいるところでございます。以上です。
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仲宗根弘議長 教育委員会教育部長。
◎知花朝勝教育部長 お答えいたします。 通告書7ページお願いいたします。質問事項1.質問の要旨(2)沖縄市野球場建設についてであります。①基本設計の進捗状況についてであります。沖縄市野球場建設につきましては、現在設計業務を進めているところでありまして、設計委託期間が、平成22年8月16日から平成23年3月31日までとなっております。進捗状況でありますが、土質調査、現況測量を終えまして、現在は関係団体から聴取した意見等を参考にしながら平面計画を行っているところであります。 ②完成後の経済効果についてであります。沖縄市野球場は、これまで高校野球の主会場や社会人野球大会、そして広島カープのキャンプ地として広く活用されてきました。完成後の経済効果の面につきましては、これは専門機関には依頼しておりませんので、あくまで独自の試算でありますが、広島カープを含む合宿を中心とした試算でありますが、平成21年度は7,900万円程度見込んでおります。今回の改築で夜間照明や電光スコアボードの整備など、全体的に
グレードアップされます。そういうことから、高校野球をはじめ、県外からのキャンプ誘致なども勘案しますと、これまで以上の経済効果が見込まれるものと考えております。 質問の要旨(3)「美ら島沖縄総体2010」についてであります。今年の7月28日から8月20日にかけて、県内全域で開催されました美ら島沖縄総体2010、単独県での開催はこれが最後であります。本市では総合開会式をはじめ、5競技6種目が沖縄市体育館や県総合運動公園施設を中心に開催されました。大会には県内外から選手役員3万5,792人、うち沖縄市開催競技には9,158人が参加しております。また、大会期間中の観客数、全競技で延べ49万2,495人のうち、沖縄市開催競技では延べ15万5,400人となっております。御質問の大会の成果でありますが、高校総体は高校生最大のスポーツの祭典として「一人一役」を合い言葉に、すべての高校生が競技、あるいは運営にかかわるような配慮をされた大会であります。今大会におきましても、競技役員をはじめ、伝統文化の紹介や会場案内、接待、環境美化など、さまざまな分野において高校生が主となり運営されました。 また、本市独自の取り組みとしましては、青年会によるエイサー演舞や選手役員へのエイサーグッズ、観光マップの配布など、本市の個性的な文化の紹介を観光協会と連携し行いました。このように、高校生が主役となる大会でありましたが、市民にとっては高校生とともに全国の高校生と交流を深めたり、地域歴史や文化を紹介するなど、環境美化や地域社会の協働のまちづくりに多くの成果があったものと考えております。 また、全国規模の大会の開催を通して、本県・本市スポーツの振興、競技力の向上、競技施設の整備、ひいては青少年の健全育成にも大きな成果をもたらしたものと考えております。 経済効果についてであります。先日、県は高校総体での経済効果は198億円以上あると公表しております。これは専門機関での調査であります。本市への経済効果でありますが、専門機関での調査は行っていませんので、具体的に数字は出せませんが、市内のホテルに宿泊した選手、役員の数からしまして独自で試算しておりますが、約1億5,000万円の効果があったのではないかと考えております。以上であります。
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仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 喜納議員の一般質問にお答えいたします。 7ページをお願いいたします。質問事項2.道路行政について。質問の要旨(1)安全、安心なまちづくりについての①市道における反射鏡の設置がなされていない箇所についてでございますが、反射鏡につきましては、道路反射鏡設置指針や道路構造令によりますと、道路の屈曲部、見通しの悪い交差点等、他の車両等を確認するため、必要がある場合において道路反射鏡を設けるものとされております。道路反射鏡の設置につきましては、道路パトロールや地域住民等の要望により、危険箇所の把握に努めているところであり、今年度におきましては70基の道路反射鏡を設置する予定にしております。今後とも現場調査の上、道路反射鏡の設置を引き続き行っていきたいと考えております。 続きまして、同じく質問通告書7ページ質問事項2.(1)②コリンザ前交差点の植栽についてでございますが、現在コリンザ前交差点には高木ホルトノキと低木が植えられております。当該箇所におけるパークアベニュー方面及びコリンザ方面からの右折、左折の見通しの問題につきましては、高木の剪定と除草を早急に行っていきたいと考えております。 同じく通告書7ページ質問事項2.道路行政。質問の要旨(1)④安慶田中線にかかるセイシジャー橋の雨水排水についてでございますが、市道コザ保健所越来線にかかるセイシジャー橋につきましては、平成20年度から平成21年度にかけて、県の中部土木事務所が比謝川改修に伴い整備をした橋梁でございます。セイシジャー橋の路側に設置された水抜きの口が原因で排水の低下が見受けられますので、県中部土木事務所と調整の上、改善に向けて検討していきたいと考えております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 通告書7ページ質問事項2.道路行政について。質問の要旨(1)安全、安心なまちづくりについてお答えいたします。 ①市道に道路標識が設置されていない箇所がある。設置基準の有無についてでございます。道路標識等を設置する基準といたしましては、交通規制基準というものがございます。この基準に基づき、道路標識等の設置や規制が行われております。道路標識等の設置につきましては、地域自治会長から要請を受け、現地調査の上、市長名で沖縄警察署長あてに要請いたします。要請を受けた沖縄警察署から沖縄県警本部に上申し、県公安委員会が設置する手順となっております。 続きまして、③市道美里東西線と明道線の交差点の道路標示についてでございます。この路面標示規制につきましては、沖縄県警及び沖縄警察署の交通状況確認後に規制されたものであります。御質問の箇所は、四方の交差点のうち、一方だけ幅員が狭いという通常とは異なる交差点であることや道路の構造を検討し現在の規制に至っております。この件に関しまして沖縄警察署へ確認しましたところ、今年度、沖縄署管内の路面標示規制を集中的に見直すとの回答をいただき、御質問の箇所につきましても、今年中に左折、直進車線と右折車線に改修される予定でございます。 続きまして、質問事項3.環境行政について。質問の要旨(1)街路の環境美化についてでございます。①歩道と車道間の植樹帯や広幅な歩道にごみ箱を設置し、ポイ捨て防止をすることについてでございます。街路へのごみ箱を設置することによるポイ捨ての防止については、ごみ箱を設置した箇所のごみの散乱が減るなど、一時的な効果は期待できますが、設置されたごみ箱への家庭や事業所などからのごみの持ち込みやごみ箱がない場所へのポイ捨ての助長が懸念されます。全国的にはごみ箱設置による方法よりも、ごみを出さない、または持ち帰るという考え方を認識していただくために、観光地や駅、インターなどからごみ箱を撤去する傾向にあります。本市においても、公園等に設置したごみ箱に家庭や事業所からのごみが持ち込まれ撤去した経緯があることから、ごみ箱の設置が市全体のポイ捨て等、散乱ごみの防止には結びつきにくいと考えます。循環型社会の構築に向けて、各家庭においてもごみの分別に積極的に取り組んでいるところであり、郊外にあっても出したごみは持ち帰る、あるいは分別収集箇所に出すなど、ごみの分別に対する意識を高めていくことが最も大切であると考えております。ポイ捨て防止については、粘り強く取り組んでいきたいと考えております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 休憩いたします。 休 憩 (午後 4時11分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 4時26分)
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仲宗根弘議長 再開いたします。 喜納勝範議員。
◆喜納勝範議員 御答弁ありがとうございました。 再質問させていただきたいと思いますが、まず質問事項1.教育行政についてであります。質問の要旨(1)先ほどの答弁の中で不登校の実態、それと対策について御答弁ありましたけれども、実態としましては、小学校の不登校のほうで30人、それから中学校で180人ということでしたでしょうか。この数からしますとかなり多いのかと感じるわけでありますけれども、対策としましては家庭訪問をする、その効果は出ているのかという感じはするのですけれども、やはり不登校の問題はその中身、どういうことで不登校になったのか。その辺のことが大事であるのかと思うわけです。その辺がしっかりと対応できないと、対策ができないと、なかなか不登校の問題は解消にはつながっていかないのかと。対策の中で、たしか学校協力支援補助員の方が市内に配置されていると思いますが、その方々、4人でしょうか。4人といいますと4校ということになろうかと思いますが、そこでの補助員の4人の方々の役割といいましょうか。そのことでどういうふうな効果が出ているのか。そのことで不登校の子供たちが学校に行けるようになったと、そういうことにつながれば一番いいことではあるわけですけれども、そういう中で、やはり家庭の環境、そういったところも非常に不登校と深い関係があるのか。つまり子供の居場所がそういうことになっているのかということもあるわけです。その辺の補助員の役割が、今、うまいぐあいに活用されているのか。あるいはこの4人の配置されている学校に関しては不登校の数は減っているのか。あるいは4人の補助員の方で市内の学校を巡回して、4人で市内の小中学校の不登校対策に当たられているのか。その辺の現状はどうなっているのか教えていただきたいと思います。 それから質問の要旨(2)野球場についてであります。進捗状況は、今、設計に入っていらっしゃる。これは実施設計ということだと思うのですが、実施設計に取り組む段階で、いろいろ関係機関とのヒアリング等もあったようでありますが、そのヒアリングをする中で、今、平面計画の段階と言いますけれども、それは十分反映できているのかどうか。その辺教えていただきたいと思います。 同じく教育行政の質問の要旨(3)「美ら島沖縄総体2010」についてであります。これはかなり沖縄県全体に経済的波及効果が生まれたようでありますし、本市においてもかなり経済的効果、それ以上に本市で開催された5つの競技、それと6種目、それを開催するに当たり、かなり地元沖縄市のエイサーといった伝統芸能、そういったことも全国的に発信ができて、かなり本市としても成果が出たのかと。経済効果以上にそういったところでも沖縄市を全国に知らしめる大きな成果があったのかと。それと同時にやはり地域が一体となって、全国からいらっしゃった選手を含めて、その応援団に対するそういったところに沖縄市のよさをいろいろ知らしめた意味では本当に大きな成果だったのかと。それと、やはり高校生が主体となってそれぞれの地域で、地域の方々も関係機関も一緒になってボランティアという、そういう形で接していって、沖縄のよさを非常に全国に知らしめたということも含めると、やはり沖縄県全体、この美ら島総体が非常に大きな意義のある大会だったのかと。そういうことでは非常に喜んでいる一人であります。関係機関の皆さん、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。 それから質問事項2.道路行政についてであります。(1)①安全で安心なまちづくりということで、この道路標識、あるいは路面標示、それの設置につきましてはそれぞれの指針があるようで、やはり市民の生命、財産、これを守る意味からしましても、道路標示というのは非常に大事なものであると思います。大きな道路に関しては、かなり標識等もしっかりありはするのですが、各部落内にある小さな道路、そういったところは非常に危険だなというところもあります。それについては、その地域、あるいは自治会を通して要請があればそれに対応するというようなそういったところがありますので、その辺を安全パトロールをされている職員の皆さんも一生懸命頑張っておりますけれども、その辺を地域と一体となって、地域のほうにこの要請ももちろんあろうかと思いますが、パトロールを通して、その地域の自治会なり、そこの安全指導員、そういったところの方々といろいろコミュニケーションをとりながら、地域と一緒に踏み込んでいってほしい。これを要望いたしたいと思います。 同じく道路行政の中で、②コリンザ前の交差点の植栽について改善方法を述べていただきました。除草、草の繁茂しているのと枝打ち、そういったところでそこの安全性を保とうという、そういう改善策だと思います。ここは頻繁にやらないと、かなり伸びるのも早いですし、それと、何分ロータリーの幅が狭いものですから、一瞬歩行者になかなか目の届かないところが出てきます。その辺は十分重点的にパトロールをして、そのたびやっていただく、あるいはこの地域の方々、そこにも声をかけていただいて、できるのであれば自治会なりに「ここの安全性はどうですか」と、そういうところも確認されながら十分対応していただければ、そこの安全がさらに有効に保てるのかと思います。それをお願いしたいと思います。 最後に質問事項3.環境行政について、街路の環境美化についてなのですけれども、先ほど部長から御答弁がありましたように、ごみの問題につきましては、これは市民一人一人のモラルの問題もありまして、やはりごみは出さない、あるいはごみは捨てないというところが基本的なものだと思います。しかし、そのモラルがなかなか守れないとういうのが現状にあるわけです。そういう指導もしながら、例えば道路に近い地域、あるいは学校、そういったところの利用されている地域の方々、例えば例を申しますと、ある県ではそこを通って利用されている児童生徒にごみ箱を公募して、要するに作品展示ではないのですけれども、作品を学校に公募して、それの中から手づくりのごみ箱、これは分別できるようなものでありまして、そこにどこどこの学校のだれだれ君の作品ですというようなことを書いて、歩道形態によって置ける場所、置けない場所あると思いますが、そういったところ、置けるようなスペースにその作品を置いてやると、かなり効果がありますという、そういう例もあります。それをやることによって、やはり分別できるようにその箱を置くと、資源ごみ、それと可燃ごみ、そういった分別できる、そういう指導もできる。そういう事例、ほかの県でやっているところもあります。ですから、もちろん捨てない、出さないという指導も必要でしょうけれども、その箱があると、場合によってはその近くにある、落ちているごみを拾ってそこに入れるということもできるわけなのです。落ちているごみをおうちまで持ち帰るということはなかなか勇気のいることであるのですけれども、近くにごみ箱があればそこに持っていって、周囲のごみも拾ってそこに入れる、こういう効果もあるわけです。ですから、その辺まず検討していただきたいと思います。 質問事項2.道路行政、一つ忘れていました。(1)④先ほどのセイシジャー橋であります。ここは工事そのものは土木事務所、県の工事でやられていると思いますけれども、雨の降った後にかなり水がたまる。それについて、ここはスクールゾーンということもあって、なかなか通学路の子供たちにも非常に支障を来しているというところがあって、改善が今検討されているということでありますので、早目に改善できるように県のほうとも十分調整しながら、早目にそれをやっていただきたいと、そういうふうに要望しておきます。2回目終わります。
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仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 先ほど喜納議員から御指摘のありました学校支援協力補助者の内容でございますけれども、本年度9月から、つまり先月から4校へ4人配置しております。学校は、安慶田中学校、沖縄東中学校、それから山内中学校、越来中学校の4校へそれぞれ一人ずつ配置をしまして、学校の実態に応じて不登校傾向の生徒に対する登校支援、居場所確認、並びに学習支援、また、地域の巡回パトロール等、多岐にわたって活動しております。まだ始まって1カ月程度の取り組みではございますけれども、今、私どもに入っている情報によりますと、2人の不登校生徒、並びに3人の遅刻常習者が現在ではそれぞれ通常の学校生活を送れるようになっているといった成果が届いております。当局としましては、今後とも学校と連携、協力して、不登校生徒の軽減に努めてまいりたいと思います。以上でございます。
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仲宗根弘議長 教育委員会教育部長。
◎知花朝勝教育部長 お答えいたします。 野球場建設についてであります。関係団体とのヒアリング、設計に反映されるかということで理解しております。設計に当たって、県高野連をはじめ、広島カープ、観光協会、あるいは沖縄市障がい者福祉協会等、10団体前後と2回ないし3回、ヒアリングを重ねてきております。内容といたしましては、野球場の内部、本部席、審判席、会議室等、そのあたりの大きさとか、あるいはまたグラウンドやブルペン、スタンドの形状等を主に調整してきております。可能な限りそういった団体の意見も反映されるように設計を進めていきたいと考えております。
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仲宗根弘議長 市民部長。
◎金城清安市民部長 喜納議員の再質問にお答えいたします。 環境行政についてでございます。まず、ポイ捨て防止が最大の目的でございます。したがいまして、議員の御提案についてもさらに検討していきたいと思います。特に手づくりでのごみ箱で効果があるというようなこともございますので、やはり私どもはそのポイ捨てがいかに防止されるかというところに関しまして、これからも研究を重ねていきたいと思います。今後の検討課題として前向きに検討させていただきます。
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仲宗根弘議長 喜納勝範議員。
◆喜納勝範議員 ありがとうございました。 教育行政についてであります。学校支援協力補助者の4人の方々のそういう活動の中で、中学校の4校に配置をされているようでありますけれども、それぞれに成果が出ている。9月から短期間の間ではあるのですけれども、2人が学校に行けるようになった。3人が改善されようとしている。そういう成果があらわれているわけですので、これはすぐに大きな成果があるということではなかろうかと思いますけれども、地道にやっていくということが、子供たちの健全育成につながっていくものだと思っておりますので、予算の関係もあろうかと思いますけれども、中学校は今8校あるわけです。その辺をあと4人ふやして、ぜひ残り4校のほうにも、全校に配置ができるように、その辺を要望したいと思います。 それと環境行政、検討されるということでありますので、ぜひ前向きに検討していただいて、これは作品を見てもらいたいという子供たちもいると思いますので、その辺を学校側、あるいは地域といろいろ連携とりながらぜひ取り入れていってほしいと強く要望して、一般質問を終わります。
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仲宗根弘議長 以上で喜納勝範議員の一般質問を終わります。 次、喜友名朝彦議員。
◆喜友名朝彦議員 こんにちは。しんせいの喜友名朝彦と申します。「私たちの未来は私たちで築こう」をキャッチフレーズに、「諦めるな沖縄市、諦めるな自分たち」と言い続けて今回の選挙を戦ってまいりました。無事当選することができましたのも、本当に支えていただいた皆様のおかげだと思っております。本当にありがとうございました。初めての一般質問なのですが、早速始めさせていただきたいと思います。 質問事項1.教育行政についてでありますが、質問の要旨(1)脳性麻痺児童の普通学校への入学問題についてお聞きいたします。 この質問だけではわかりづらいかと思いますので、これまでの経緯をお話しながら、その中で質問させていただきたいと思います。このお話は、脳性麻痺を持つお子さん、平成15年、2年生のときに泡瀬養護学校から広島市のほうへ転校して、中学進学と同時に沖縄市のほうへまた戻ってきたときのお話なのですが、まず、その子は生まれながらに脳性麻痺という障がいを持っていて、車いすの生活を送っているのですが、体を思うように動かすことができないということではありますが、そのほかは本員たちと同じであります。まず、転校する際には、前もってその行く先の役所での手続が必要になりますが、そのお子さん、御両親もその手続のため、広島市の教育委員会のほうへ連絡を入れました。「沖縄県沖縄市のほうからⅠ課程の子供をそちらの養護学校のほうへ転校させたいのですが」と。すると、広島市の教育委員会の方から、「Ⅰ課程とは何ですか」という質問が返ってきました。「教科書を使って授業を受けているのであれば、普通校のほうがいいのではないでしょうか」という答えが返ってきたと言います。「大変お手数ではありますが、お金も自費になってしまいますが、一度、息子さんと本市(広島市)のほうまで来ていただいて、私と、(教育委員会の担当の方なのですが)一緒に普通学校と養護学校を回ってみて、それから判断しましょう」と言ってくれたそうです。沖縄市ではそのようなお子さんをお持ちの御両親は、当たり前というか、普通に養護学校に行くという選択肢しかないということで、情報がないみたいなのです。普通学校へも行けるのかということが、全然情報がなくてわからないということなのです。そこで教育長にお聞きいたします。 ①沖縄市の障がい者認定についてでありますが、基準はどのようになっているのでしょうか。②沖縄市だけのものなのか。各市町村で違うものなのか。沖縄県で決められているものなのか。 ③また、その基準はだれが決めるのか。 ④また、普通学校か養護学校かへの判断基準はどのようになっているのか。また、それをだれが判断しておられるのか。そのような情報はどこに行けば教えていただけるのか教えていただきたいと思います。 広島市の教育委員会の方に一緒に探していただいて紹介してくれた学校へ行くと、校長先生もウェルカム、ウェルカムと言って迎え入れていただいたみたいなのです。微妙なラインですということで、その普通校の特殊学級と呼ばれる学級のほうで半年間はそこでお勉強して、半年もすれば、そこからまた普通の2年生の学級のほうへ一緒に入っていったという経緯があります。広島市での学校生活は、先生、友人、友人の御両親たち、その他いろいろな方々に支えられて6年生まで楽しく過ごすことができました。学校側もこの子の中学校に向けての準備、手続等、いろいろなものも進学に向けて進められていたのですけれども、お父さんの仕事の関係でまた沖縄市のほうへ戻ってくるというときに、その母親と本市の教育委員会とのやりとりのお話があります。一度、お母さんのほうは、またその子が沖縄市のほうへ戻っていくということで養護学校のほうへ連絡を入れたそうです。すると養護学校のほうから、「まず県のほうへ御連絡を入れていただいて、県のほうから市に連絡が行きます。お母さんもまた沖縄市のほうに御連絡を入れていただいて、もう一度沖縄市のほうから県のほうへ連絡が行くと思いますので、それからの手続になります」というお話をいただいたそうなのです。中学生のお姉さんがいて、沖縄市の学校のほうが決まっていたので、その子もわくわくしながら、自分ももしかするとお姉ちゃんと同じ学校に入れるかもしれない。今まで普通学校にいたではないですか。また、お姉ちゃんと同じ学校でみんなと一緒にできるのだろうと期待を膨らませていたのですけれども、お母さんから市の教育委員会のほうへ「車いすの子がそちらに行きたいのですが」と連絡が行きます。この子は脳性麻痺なので、知的には全然大丈夫なのですけれども体のほうが動かないという状況にあります。車いすの生活です。字を書くときにも、えんぴつを握る力が少し足りなくて、字は書けるのですけれども、ちょっとミミズ文字みたいな感じになってしまって、おトイレに行くにも、着替えたりするにも介護の方が必要になるという状況ではあるのですけれども、そういった状況も沖縄市の教育委員会のほうへ提供したら、電話口で対応された沖縄市の教育委員会の方が、「そういうお子さんは養護学校のほうがいいのではないですか」と即答されたみたいなのです。お母さんも半分はわかってはいたとは思うのですけれども、「いきなり即答はないのではないですか」と。そこでまたお聞きします。 このような場合には、窓口、どこの部のどなたが担当になるのでしょうか。そういう話は、電話口でその対応する方が養護学校にしたほうがいいですよとすぐ答えを出すものなのでしょうか。障がいはありますが、普通校から転向してきた子供のこと、受け入れられる学校も調べもしないうちに、「調べてください」とお母さんは言ったらしいのですけれども、連絡もずっとないということなのです。これもどういうことなのか。なぜそういうことになったのかということを教えていただきたいと思います。 沖縄市の教育委員会には半年も前から普通学校に入るにしろ、養護学校に入るにしろ連絡はとっているのに、どのような手続が必要なのか教えていただけなかったというようなことなのですけれども、広島市のほうに行く際には、自費ではありますが一度行って、その教育委員会の担当の方とお会いして一緒に学校を回ってそれから決めたという経緯があるではないですか。沖縄市ではなぜそれをやってくれなかったのか。何らかのアクションは起こしてくれているのだろうと思っていたのですけれども、お母さんのほうには一向に連絡が来なかったらしいのです。また、再度県の教育委員会のほうに連絡をとったところ、県のほうにもまだ沖縄市のほうからは連絡が来ていないということだったらしいのです。そうしたらまたお母さんは市のほうに電話をかけて、「どうなっているのですか」、すると「いやいや、大丈夫です。手続は必要ありません」と。「本当にないのですか」、「本当にないですよ」。「広島に行った際には、一緒に担当の方にいろいろ回っていただいて決めてもらったという経緯があるのですけれども、本当に大丈夫ですか」ということを再三おっしゃったみたいなのですけれども、それでも電話の窓口の方が「いえいえ、大丈夫ですよ」と、ずっと大丈夫、大丈夫と言い続けていたみたいなのです。養護学校に入るにしろ、普通学校に入るにしろ、その電話対応をされている方が、「ではどれぐらいの障がいがあるのか検査を受けてきてほしい」と、「そこの広島の学校から検査結果を持ってきてください」というお話をされたらしいのですけれども、それはお母さんからしたら「それはありですか」と。広島の学校は広島県がやっている学校であって、沖縄市の教育委員会から広島市の学校のほうに検査した結果を持ってきてくださいというのは、ちょっとあり得ない話だと。まず広島県のほうに連絡が行って、広島県のほうから広島市のその学校におりてきて、検査受けたのをまた沖縄県に返してくるという形になるのではないでしょうかというお話なのです。その話をまた電話で、ずっと同じ方だったらしいのですけれども、そういう話をまた電話の方にすると「なぜそんなことを言うのですか」と。沖縄市のほうから広島市の学校へは指示ができないというお話。あと、「書類などはいつまでですか、本当に行かなくてもいいのですか」と、また再三聞くのですけれども、「全然大丈夫です」というお話だったらしいのです。3月、卒業まではしていきたいということで、卒業間際にもう一度沖縄市のほうに電話をかけると、またいつもの方が出られて、「本当に大丈夫ですか」、「大丈夫です」、「行かなくていいですか」、「大丈夫です」。上の方とお話をされたらしいのですけれども、次の日に電話がかかってきて、「やっぱり来てください、手続があるみたいなのです」みたいな感じです。そこでまたお聞きします。 ⑤県外、広島市なのですけれども、小学校を普通学校で通学、卒業して帰ってきたら養護学校に行くことになるというのはどういうことなのでしょうか。 ⑥御両親は、半年も前から子供の中学校進学のため沖縄市の教育委員会の方に連絡をとっているのにもかかわらず、沖縄に来て手続をする必要はないと言いながら実際には入学できなかった。「これできないですよ」と、ぎりぎり、過ぎて言われたみたいなのです。どういうことなのか。なぜそういうことが起きたのか。今までこのような事例は何件ほどあったのか。今後このような事例にはどう対応していくのかを教えていただきたいと思います。 ⑦これからも普通学校でも大丈夫な児童、普通学校を希望する児童がいると思います。普通学校を希望する御両親も多いかと思います。このような御両親の話をしっかりと聞いて、それをサポートしてくれる方はいらっしゃるのか。どこの窓口へ相談に行けばいいのかを教えてください。 1回目の質問はこれで終わります。
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仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 喜友名議員の御質問にお答えいたします。
一般質問通告書8ページ、質問事項1.教育行政について。質問の要旨(1)脳性麻痺児童の普通学校への入学問題について。まず①から④まで一括してお答えします。 沖縄市の障がい者の認定についてでございますが、当局では障がい者の認定に係る業務は行うことができません。特別な支援を要する児童生徒の障がいの状況を踏まえた特別支援学校、特別支援学級及び通常の学級への判定については、学校教育法施行令第22条の3にのっとって行われております。 障がいを有する児童生徒の判定をだれが行っているかとの御質問ですけれども、これは保護者の同意を得た上で、本市の就学指導委員会に諮られ判定されます。また、特別支援学校か、普通学校かの判断についてでございますが、発達検査、つまり知能検査でございますが、その結果及び保護者や児童生徒に対する就学指導委員会の面談等を踏まえ、先ほどの学校教育法施行令第22条の3にのっとって行われます。そして最終的な判定の受け入れは、保護者及び児童生徒本人に委ねられます。 次に、⑤県外の広島では小学校を普通学校で通学、そして卒業できたのに、沖縄に来たら養護学校へ行かされるというのはなぜかという御質問と⑥両親は、半年も前から子供の中学校進学のため本市に連絡しているのに、沖縄に来て手続をする必要がないと言いながら実際に入学できなかったというのはどういうことなのかという御質問ですけれども、これも関連しますので、一括してお答えします。 本件につきましては、今から3年前の平成19年に、県外から本市へ転入されてきた御家族のことだと認識しております。まず、就学指導の仕組みでございますけれども、住所の在する市町村が行うことになっております。先ほどの喜友名議員からの御質問にあるように、電話でのやりとりのみで入学に関する判定というのはできません。当初、当該児童の保護者からの相談内容というのは、特別支援学校への入学を希望されており、そのためにはどうすればよいのかということでございました。しかしながら、普通学校か特別支援学校かのいずれを選択するにしても、本市の就学指導委員会の判定が必要であり、そのためには規則上本市へ住所を移した上でないとできない旨の御説明をし、御理解をいただいております。それから一連のやりとりの後、2月末から3月初旬に本市へ転入されてまいりましたので、保護者の同意を得て就学指導委員会を実施し、その結果、特別支援学校への進学が適当との判定がなされ、その結果を保護者へ御説明申し上げ、判定を受け入れていただいた上で学校へ入学をいたしました。以上が当局が把握している一連の成り行きでございます。 次に、⑦そういう普通学校でも大丈夫な児童、それを希望する両親の話を聞きサポートをする方はいるのか。何人いるのかという御質問と⑧子供の夢や希望をつぶさないでほしいということについて、関連しますので一括してお答えします。 当局では特別な支援を要する児童生徒のために、特別支援教育支援員23人、教育介助者5人、特別支援教育巡回相談員、保健師、発達検査員を配置し、保護者や児童生徒のサポートに当たっております。当局では、児童生徒の夢や希望を大切にすることを第一に考えており、子供たちの状況に適した学習環境を学校や保護者及び関係機関と連携、協力しながら推進してまいりたいと考えている所存でございます。以上でございます。
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仲宗根弘議長 答弁調整のため、休憩いたします。 休 憩 (午後 5時10分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 5時37分)
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仲宗根弘議長 再開いたします。 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長 答弁漏れがございましたので、申し上げます。 本市に脳性麻痺の児童生徒は何人いるのかということでございますけれども、現在6人がおります。 それから一言申し上げます。今回の件に関しまして、保護者と当局の担当者との一連のやりとりの中で、保護者や児童に対し誤解や不愉快な思いを与えたとするならば、大変申しわけないと思っております。当局では、常に児童生徒の夢や希望を大切にすることを第一に考えておりまして、今後とも子供たちの状況に適した学習環境づくりを学校や保護者及び関係機関と連携、協力しながら推進してまいりたいと思っております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 喜友名朝彦議員。
◆喜友名朝彦議員 ありがとうございます。 障がいをお持ちのお子さんもそうなのですけれども、御両親もやはりナイーブになるといいますか、その人の話した言葉、また受け取り方が話された側と受け取る側が違ってくることもあるかと思います。これからの子供たちの未来のために、夢や希望をつぶさずにぜひ取り組んでいっていただきたいと希望いたします。 私の一般質問、これで終わらせていただきます。ありがとうございました。
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仲宗根弘議長 以上で喜友名朝彦議員の一般質問を終わります。 休憩いたします。 休 憩 (午後 5時40分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 5時41分)
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仲宗根弘議長 再開いたします。 次、高江洲義八議員。
◆高江洲義八議員 こんにちは。護憲フォーラムの新人議員、高江洲義八です。「子供に夢を 青年に未来を 老後に安らぎを」をスローガンに掲げ、去る市議会議員の選挙におきまして、市民の支持をいただき市議会に送っていただきました。東門市長をはじめ、各部局長、市職員の皆さん、新人議員、先輩議員の皆さん、市民の皆さん、4年間議員として頑張っていきたいと思います。よろしくお願いをいたします。それでは通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 質問事項1.議員報酬についてお伺いしたいと思います。 新しく選ばれた議員の任期は9月28日からで、本員たち新人議員は3日しか議会に出席しておりません。しかし、報酬は満額の43万3,000円が支給されたので、議会事務局にその旨を話しましたら、条例どおりの支給額で間違いないとのことでした。たった3日間出席して1カ月分受け取るのは気が引けるので、事務局に返納できるかどうか相談をしましたが、寄附の禁止に当たるというのでできないとの返事です。この報酬の件は、御承知のとおり新聞でも報道され、本員にも数名の市民から問い合わせがありました。報道によりますと、日割り条例がなく、月額分支給している自治体は本市を含め3市町村とのことです。やはり問題があると思います。そこでお尋ねいたしますが、質問の要旨(1)市当局はこれまで日割り条例について検討したことがありますか。また今後、議会と協議する意思があるか伺います。なお、この質問事項については、さきの宮島議員の質問要旨と類似でありますので、先ほどの総務部長の答弁で理解をいたしました。答弁は割愛してよろしいです。 次に、質問事項2.沖縄語の継承普及についてお尋ねします。 難しいことはわかりませんが、与那国島から奄美諸島までのウチナーグチは800から900種類あるそうです。各村々で言葉が微妙に違うということと思います。そして、ウチナーグチは日本語の古い型を多くとどめ、大変美しく貴重な言葉だと言われています。ところが、今やこのウチナーグチが全くわからない世代がふえ忘れ去られようとしています。残念ながら本員も聞くことは少々できますが、使いこなすことはできません。しかし、沖縄のすばらしい文化を守るためにも、その元であるウチナーグチを後世に残していかなければならないと考えています。そのことについて御所見を承りたいと思います。 また御承知のように、沖縄県は平成18年に、9月18日をしまくとぅばの日とする条例を制定しました。これはユネスコによってウチナーグチが絶滅危機言語に指定されたこともあって、何かと方策を講じようという決意のあらわれでもあると思います。県教育庁としても、各地で方言講座を開設するなど、施策を展開しているようでありますが、教育委員会としてこのことについて、これまでどのような取り組みをしてこられたか教えてください。 また、市民の間でもウチナーグチに対する関心が高まり、今年1月、越来小学校の学芸会で、子供たちによる方言による郷土劇の上演がありました。大好評だと聞いております。また、本員の先輩にも、各小学校へ方言による民話や絵本の読み聞かせをしている方がいます。こうした地域や学校での取り組み状況についても把握をしておられたら教えてください。 次に、質問事項3.旧海中道路についてお伺いいたします。 旧海中道路、泡瀬3自治会と海邦町周辺の現状は、自然発生的に一部の人が農作物をつくっているように思われますけれども、沖縄市民ふれあい農園として、市民に開放できることはないかお伺いをいたします。 以上で、1回目終わります。
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仲宗根弘議長 教育委員会指導部長。
◎浜口茂樹指導部長
一般質問通告書9ページ、質問事項2.質問の要旨(1)沖縄語は後世に残すべきだと考えますが、市長と教育長の所見をお聞きしたい。質問の要旨(2)これまで、教育委員会としてどのような取り組みをしてきましたかということで、一括してお答えします。 当局としましては、方言は無形の文化財であり、後世に継承、普及していく必要があると考えております。現在、学校教育の中で系統立てて方言の指導は行われておりませんが、各学校におきましては、方言による民話の読み聞かせ、学芸会等での方言劇、エイサー、三線、空手、琉舞、童歌などを学校行事や総合的な学習の時間に取り入れ、これらの活動を通して方言に触れさせております。このような教育活動は、伝統文化の継承と沖縄県民であることへの誇りやアイデンティティーの育成につながるものと考えており、教育委員会としても学校のそのような取り組みを大いに奨励し支援しているところでございます。去る校長会におきましても、NPOのウチナーグチ会の皆様にいらっしゃっていただいて、学校のクラブ活動などで活用していただけるようなお願いをしていただいたところでございます。今後とも沖縄語の継承発展を大切にしていきたいと思っております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 建設部長。
◎金城勉建設部長 高江洲議員の質問にお答えいたします。 9ページの質問事項3.旧海中道路について。質問の要旨(1)ふれあい農園として市民に利用させる考えはありませんかについてお答えいたします。 当該跡地につきましては、現場における聞き取り等を行い現状の把握に努め、耕作者との調整による退去期限の設定や退去に向けた通達指導を行っていきたいと考えております。しかし、地域住民が健康管理や愛護的な活動として、菜園や花壇を設置している場も多いことから、整備着手までの期間、所定の手続をとってもらい、草刈り等の管理も含めた条件つきで農園的な場として、市民への管理委託も検討していきたいと考えております。以上でございます。
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仲宗根弘議長 休憩いたします。 休 憩 (午後 5時54分) ~~~~~~~~~~~~ 再 開 (午後 5時55分)
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仲宗根弘議長 再開いたします。 教育長。
◎仲松鈴子教育長 皆さん、こんにちは。お疲れではないですか。高江洲義八議員の御質問にお答えしますが、先ほど指導部長から答弁がありましたけれども、学校教育の中では、先ほど高江洲議員は宮里先輩のことをおっしゃっていたかもしれませんけれども、どの学校にも方言で講座をしたい、ボランティアでやりたいと、私が現場にいるときからそういうお話があって、そのころもずっと方言のクラブ活動、小学校ではクラブ活動、中学では総合的な学習の時間、そういうのを利用して入ってもらっています。しかし、今回は全校長に把握してもらおうと思って、NPOの方、宮里さん、照屋さんを中心に四、五人いらっしゃってくださって、そこで全部説明しました。「いつでも連絡ください」と。「学校がその日を設定すれば、私たちは出かけていきます」と。そういうことで、各学校、非常に意欲を持った取り組みをこれからやろうとしております。だから学校については方言をなくさないでおきましょう。私も方言が大好きなのです。オジー、オバーと一緒に生活していましたので、ウヤファーフジの言葉はずっと自分は持っていますので、とても大事なことはわかります。そういうことで、学校には極力、校長会、教頭会を通じて入れてもらえるようにしていきたいと思っています。 それから地域についてですが、地域の中では「しまくとぅば語やびら大会」とか、そういうものを文化協会と連携をとり合って現在実施されております。これからなくさないために、学校や地域でまた取り組みを強化していきたいと思っております。以上です。
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仲宗根弘議長 高江洲義八議員。
◆高江洲義八議員 御答弁ありがとうございました。これで質問を終わります。
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仲宗根弘議長 以上で高江洲義八議員の一般質問を終わります。 お諮りいたします。本日はこれをもちまして延会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり)
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仲宗根弘議長 御異議なしと認めます。よって本日は延会することに決定いたしました。 次の本会議は10月18日月曜日午前10時より会議を開きます。 本日はこれをもちまして延会いたします。 大変ご苦労さまでした。 延 会 (午後 5時58分)...