名護市議会 2022-03-02
03月10日-06号
令和4年第206回名護市定例会 第206回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 令和4年3月2日 水曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────────┤│開
議│ 令和4年3月10日 木曜日 午前10時0分 │├─────────┼───────────────────────────────┤│散
会│ 令和4年3月10日 木曜日 午後3時24分 │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 25名 欠 席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 1 │ 島 袋
力 │ 出 │ 15 │ 翁 長 久美子
│ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 2 │ 長 山 正 邦
│ 出 │ 16 │ 仲 村 善
幸 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 3 │ 大 浜 幸
秀 │ 出 │ 17 │ 比 嘉 拓
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 4 │ 吉 居 俊 平
│ 出 │ 18 │ 宮 城 安
秀 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 5 │ 川 野 純
治 │ 出 │ 19 │ 比 嘉
忍 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 6 │ 石 嶺 康
政 │ 出 │ 20 │ 岸 本 直
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 7 │ 仲 尾 ちあき
│ 出 │ 21 │ 金 城 善
英 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 8 │ 金 城 隆
│ 出 │ 22 │ 大 城 秀
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 9 │ 宮 城 さゆり
│ 出 │ │ 欠 員 │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 10 │ 宮 里 尚
│ 出 │ 24 │ 神 山 正
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 11 │ 大 城 敬
人 │ 出 │ 25 │ 小 濱 守
男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 12
│ 東恩納 琢 磨
│ 出 │ 26 │ 比 嘉 祐 一
│ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 13 │ 比 嘉 勝
彦 │ 出 │ │ │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 14 │ 平 光
男 │ 出 │ │ │ │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───
┘ 署名議員 14番 平 光男 15番 翁長 久美子 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり法第121条第1項による出席者 市 長 渡具知 武 豊 副市長 金 城 秀 郎 総務部長 比 嘉 一 文 企画部長 棚 橋 邦 晃
地域経済部長 平 得 薫 市民部長 仲 本 太 福祉部長 荻 堂 盛 邦
こども家庭部長 比 嘉 ひとみ
農林水産部長 玉 城 勝 建設部長 當 山 賢
環境水道部長 佐久川 博 光 消防長 安 里 順 総務部参事 祖 慶 実 季 教育長 岸 本 敏 孝 教育次長 岸 本 尚
志議会事務局出席者 事務局長 屋 部 憲 克 次長兼庶務係長 大 城 秀 樹 議事係長 宮 城 建
庶務係調査法制 金 城 浩 担当主査 議事係 島 袋 ちえり 庶務係 久 高 志 津 議事係 岸 本 健 伸
会計年度任用職員 玉 城 直 喜
○
大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。休憩します。 休 憩(午前10時0分) (
農林水産部長より昨日
東恩納琢磨議員から提出依頼のあった資料についてタブレットへアップ済との報告あり) 再 開(午前10時0分)
○
大城秀樹議長 再開します。 日程により一般質問を行います。
比嘉拓也議員一般質問を許します。
◆
比嘉拓也議員 おはようございます。ただいま
大城秀樹議長から許可がありましたので、議席番号17番、礎之会、比嘉拓也、一般質問を行います。まず本
定例会開会日に
渡具知武豊市長から二期目最初の施政方針が示されました。もっと輝く名護市を築くため5つの柱を新たに掲げ、公約実現に向け引き続きスピード感を持って取り組む所信を述べられました。渡具知市長には施政方針を柱に名護市民にとって今、何が最も必要な政策か、将来の名護市発展のために取り組むべき政策をしっかり進めていただくことを希望として申し上げ、一般質問に入ってまいります。それでは質問の事項1 農業振興について。要旨(1)
耕作放棄地解消事業年度別実績について、平成20年度から令和2年度までの実績がトータルで176件、71.1ヘクタールとなっております。当該事業の現状と成果について伺います。要旨(2)農地を利用しようにも、畑に通じる道路がないため、昭和の後半からなかなか農地を活用できない一帯があります。名護市の事業として、道路に面していない農地への道路を開設できないか伺います。これは地主の皆さんからの要望がございました。場所といたしましては
伊差川深田原一帯でございます。要旨(3)農地を守る必要性については理解するが、数十年にわたり農地として活用されず今後も活用される見込みがない農地について
農業振興地域から除外し、地目を変更して土地の有効活用を図る必要があると思うが当局の判断を伺います。要旨(4)降雨等による路盤洗堀で営農活動に支障がある農道の整備とその維持管理について伺います。この件につきましては、度々一般質問で取り上げておりますが、洗堀されている場所というのは大体決まった場所であります。質問の事項2 河川整備について。要旨(1)喜知留川の
河川整備工事について、現在河川工事が行われている一帯は深田原と言い、「深田とは文字どおり深い田んぼのことだがプナタまたはユビタと言われていた。」これは伊差川誌より引用しております。軟弱な地盤の土地で、施工業者も慎重に工事を行っていると思いますが、自宅から近いこともあり頻繁に現場を見に行き、周辺住民からも話を聞いたりしております。
土砂崩壊防止の矢板を打っているものの傾いているのが目視で分かる状態であり、広い範囲で土地が動いていることが確認できます。そこで、前回に引き続き下記のことについて伺います。現在では既に手直しされている部分もあります。ア 目視で分かるほどの矢板の傾きが確認できるが設計に問題点はないか。イ
アパート駐車場の地盤沈下で車を駐車するには危険な状況であります。工事を進めていく上で施工の問題点はないか。ウ 住宅や施設等の破損、または損害を与えた場合は補償を行うのか。エ さらなる土砂崩壊を防ぐため早期の対策が必要と思うがどのように対策は行うのか。要旨(2)河川を整備をすることで河川の氾濫、水害問題は解消されると期待しているが整備する上での基準について伺います。これは水量の件です。質問の事項3 福祉行政について。要旨(1)介護問題について。ア
介護職員処遇改善支援補助金について、従来の
処遇改善加算及び
特定処遇改善加算は書類作成に手間がかかりすぎており、現場の負担が大きく改善が必要と感じております。基本給への上乗せや毎月の手当等によって職員が処遇改善を実感できるようにすべきと考えておりますが、1人当たりの金額と支給期間について、今回の
処遇改善支援補助金は
マンパワー不足を解消できる十分な
支援補助金と言えるのか、市当局の見解を伺います。イ
居宅介護支援事業所や福祉用具の貸与事業所への対応、処遇改善の対象とされていない
養護老人ホームに勤務する職員への支援もしっかり行うのか伺います。ウ 処遇改善については継続的な支援ができるのか。また、
小規模事業所において入院、死亡等により利用者減になった場合の救済措置はあるのか伺います。質問の事項4
名護湾沿岸構想について。これにつきまして中身は土地利用についてというような内容でございます。現地踏査を行い、浮き桟橋の整備事業などの説明を受け、ほかの要旨をカットした経緯から土地利用だけが残ってしまいまして、事項を土地利用に訂正すべきであったと反省しているところでございますが、中身は土地利用についてであります。ご答弁よろしくお願いします。要旨(1)以前、
名護湾沿岸構想に関して、国道58号と
土地改良区間の森林地帯の土地利用について伺いましたが、その後関係部署で検討されたのか伺います。質問の事項5 公共施設の再配置について。要旨(1)第205回定例会に引き続き、名護市本庁舎の建て替えについて建設場所の選定を含めて計画を伺います。以上、一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。当局の皆さん、ご答弁よろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。
玉城勝農林水産部長。
◎
玉城勝農林水産部長 質問の事項1要旨(1)から(4)についてお答えいたします。まず初めに要旨(1)について答弁いたします。名護市では、
遊休農地対策として平成20年度から平成30年度までの11年間で、国の事業である「
耕作放棄地再生利用緊急対策交付金事業」を活用し、その後継事業として県の事業である「
荒廃農地利活用促進事業」を活用し
耕作放棄地の解消に努めております。事業導入後の営農実績として、サトウキビが70件で27.65ヘクタール、パインが14件で8.36ヘクタール、牧草地が28件で13.63ヘクタール、その他が64件で21.46ヘクタールとなっております。これらの事業を活用した再生農地の利用状況ですが、
農地利用調査を行っており、おおむね継続的な耕作状況が確認できているところでございます。次に、要旨(2)についてお答えします。現在、名護市では農林水産省及び防衛省の補助事業を活用して農道などの
農業基盤整備を実施しております。議員ご指摘の箇所は、喜知留川と深田川の合流部一帯で
琉球政府時代の
土地改良事業で整備された農地のことかと推察しております。当該地区に限らず、農道などの
農業基盤整備を事業化するに当たって初めに必要となるのが地元要望でございます。
農業基盤整備に対する十分な機運が高まっているのか、事業への同意取得や地元意見の取りまとめを行う体制が整っているのかを確認し、受益範囲、整備内容などを勘案し、合致する補助事業にエントリーしていきます。当該地区においても、まずは地元の意向を確認する必要があると考えております。続きまして、要旨(3)について答弁いたします。
農業振興地域制度は、自然的経済的社会的諸条件を考慮して総合的に農業の振興を図ることが必要であると認められる地域などを示し、農業の健全な発展を図ることを目的としております。農振農用地からの除外は、申出をしていただき、法の定める要件を満たしているか、その土地の位置、基盤整備の有無など、総合的に判断し除外の可否を決定します。また、
国営かんぱい事業などの受益地域の指定となっている場合は、国や関係機関との協議、代替地の再検討などを考慮する必要がございます。以上を踏まえ、農振の総合見直しは社会情勢などの変化に対応するため、おおむね5年ごとに行われることとなっております。本市では、現行の
名護農業振興地域整備計画の総合見直しを行うため、令和2年度に基礎調査を行い、令和3年度より関係機関との協議を進めているところでございます。要旨(4)についてお答えします。
土地改良事業などにより整備され、名護市が管理する農道はそのほとんどが砂利舗装で整備されており、大雨などにより路面浸食が発生している状況と認識しております。路面浸食が発生し、地域からの報告・要望があった場合、その都度砂利敷きなどの修繕を行い対応しているところでございます。また、修繕で対応できない維持管理の範疇(はんちゅう)を超えるような整備要望があった際には、営農の状況や浸食被害の履歴、地域の状況などを勘案し、根本的な対策が必要となる路線については、補助事業などを活用し農道整備に努めてまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎
當山賢建設部長 まず質問事項2要旨(1)ア、イ、ウ、エについてお答えいたします。現在、施工中であります喜知留川の護岸形式は、河川に矢板を打設し、前面には
コンクリートパネルを設置し、矢板頭部を
コンクリートで連結する矢板式護岸となっております。要旨(1)アの矢板の傾きにつきましては、矢板打設後に根入れ部分の地盤改良を行い、
コンクリートパネルを設置するため矢板前面の土砂を掘削した際、背面の湧水や雨水等により設計時の想定以上の土砂の滑りが発生したことから、矢板へ設計値以上の土圧がかかり傾きが発生しております。周辺住民の皆様にはご心配とご迷惑をおかけしておりますが、
工事請負業者、設計業者とも連携し、また所有者に説明した上で適切に対応してまいりたいと考えております。次にイの
アパート駐車場の地盤沈下の状況につきましては、今回、工事の施工方法等に問題はないと考えておりますが、矢板の傾きによる影響で新たな沈下やひび割れが発生していることから、応急対策といたしまして、駐車場下部の空洞部分の埋戻しや
ひび割れ箇所に雨水の浸透を防ぐため、防水材やモルタル等で補修作業を実施したところであります。次にウの住宅や施設等に破損や損害を与えた場合の補償につきましては、施工前後で家屋調査を行い、工事の影響による被害が認められた場合には、所有者と調整した上で補修等を実施したいと考えております。今回、工事による影響を受けたブロック塀や舗装箇所につきましても、所有者と調整を行い、
矢板式護岸完了後に復旧作業を行う予定となっております。次にエの今後の対策につきましては、現在、
矢板背面土砂の地盤改良や埋戻し材料を石材に変更するなど、アパート側の土砂による矢板への土圧軽減を図る工法の検討を行っており、設計が完了次第、早急に対策を講じてまいりたいと考えております。喜知留川周辺は軟弱な地盤が多い地域となっておりますので、今後とも、より一層慎重に
河川整備工事を進めてまいりたいと考えております。続きまして、質問事項2要旨(2)についてお答えいたします。通常、河川整備を行う上での基準につきましては、
河川砂防技術基準や
河川管理施設構造令等に基づき河川整備の設計を行っており、河川流域の調査、
計画高水流量の算出、河道計画、治水計画等の検討を行い、
河川平面計画、
河川断面計画及び護岸構造等を決定しております。喜知留川整備事業につきましても各種基準にのっとり
河川整備計画を行っており、近年の集中豪雨による河川氾濫、浸水被害を防止するとともに、地域の自然を生かした教育の場、憩いの場として活用するため、多自然型及び親水性を考慮した
河川整備計画となっております。今後、名護市と並行して沖縄県が実施している我部祖河川合流部から喜知留川上流側への整備を含めた喜知留川の
河川整備完了後には、喜知留川や深田川の河川氾濫を防止することができ、周辺地域の浸水被害が低減されるものと考えております。
○
大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。
◎
荻堂盛邦福祉部長 私のほうからは質問事項3要旨(1)のア、イ、ウについてお答えします。まず、要旨(1)のアにつきましてですが、
介護職員処遇改善に関するこれまでの動きとして平成24年から
介護職員処遇改善加算が、それから令和元年から
特定処遇改善加算が
介護給付費にプラスされて事業所に支払われ、その分を介護職員の給与等の処遇改善につなげることを目的として行われてきております。介護職員への処遇改善として、国の令和3年度補正予算において「
介護職員処遇改善支援補助金」が新たに開始しております。利用者に直接
介護サービスを提供する職員を対象として、収入の3%程度、月額9,000円の
ベースアップに必要な交付率を設定し、事業所の総報酬にその交付率を乗じた額を支給するものとなっております。賃上げ効果が継続するために、補助額の3分の2以上を介護職員の
ベースアップに使用することが交付要件として追加されております。また、今回の
処遇改善支援補助金は令和4年9月までを対象期間としておりますが、それ以降も
ベースアップを維持するため、10月以降は新たに加算として事業所に支給する予定となってございます。
処遇改善加算支援補助金が
マンパワー不足を解消するかどうか、その辺は予見し難いことでございますが、他産業との賃金格差を是正する一助になっているものと捉えております。
マンパワー不足の解消については、介護職に対するよくないイメージの払拭や事業所ごとの魅力のPRなど解決すべき課題が多い状況となっており、今後とも
市内事業所の皆様からのご意見をお聞きしながら解決策を模索していきたいと考えております。併せまして、
処遇改善加算支援補助金の申請方法は国において統一的な方式や手順が示されておりますので、今後、その変更がありました場合には早急に
市内事業所に情報提供を行い申請を支援していきます。続きまして、要旨(1)のイについてですが、令和3年末に国から発出された事務連絡などの資料を確認すると、
居宅介護支援や
福祉用具貸与などにつきましては交付対象外とされているところでございます。同じく
養護老人ホームにつきましては、介護保険法ではなく、老人福祉法に基づき、
社会経済情勢や地域の実情等を勘案し職員の人件費を含む
老人保護措置費を
養護老人ホーム所在市町村において毎年改定しているところです。
養護老人ホームに勤務する職員については今回の処遇改善の対象とはなっておりませんが、その業務内容は介護職員の業務内容に類似していることなどから、処遇改善を図ることが重要であると考えており、今後、沖縄県や他市町村と情報共有や連携を図っていきたいと考えております。続きまして、要旨(1)のウでございますが、
小規模事業所への救済措置ということでありますが、例えば
認知症高齢者向けのグループホームの場合だと、長期入院中の方がいる場合に空いているベッドをショートステイとして活用することが可能な取扱いとなっております。
介護給付費の減少があると補助金の額にも影響がありますので、
市内事業所から相談があれば共によいアイデアがないか考えていきたいと思います。また、
処遇改善支援補助金の申請作業が煩雑で申請を断念する事業所がないように、県に提出する申請書の作成方法に関する相談があれば対応してまいります。
処遇改善支援補助金の紹介などにつきましては、3月中に
市内事業所にご覧いただく
集団指導資料の中で取り上げてまいります。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項4及び5についてお答えいたします。まず質問事項4の要旨(1)についてお答えいたします。議員のご質問につきましては、喜瀬区から世冨慶の間の国道58号より山手側の土地利用に関することと承知しております。当該エリアにつきましては、
名護湾沿岸構想においては
土地利用計画のエリア外となっており、また、農振農用地区域や補助事業により整備された土地改良区が含まれますことから、原則、その用途や補助の目的に沿った土地利用となるものと考えております。次に質問事項5の要旨(1)についてお答えいたします。名護市役所及び
名護市民会館につきましては、令和3年度から庁内の関係各課の課長級で構成されます「
名護湾沿岸関連公共施設更新検討ワーキングチーム」を設置いたしまして、移転を含めた更新に向けた検討を始め、その取組といたしましては、今後の更新検討の進め方、更新までの業務フローの確認などを行っております。今後の計画といたしましては令和4年度に現状の確認や課題の抽出、更新の方向性を検討する基礎調査の実施を予定してございます。その調査を踏まえ、建設場所の選定も含め必要な取組を進めていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 まず農業振興についてでありますが、要旨(2)農地を利用しようにも、道がないために利用しづらいと、それで畑を耕作せずにそのままにしてあるというのが、
耕作放棄地の一つの要因であります。それから、そのほかにもやはり農業の問題は農家の高齢化です。私が今回の一般質問に取り上げております伊差川の深田原一帯につきましては、市内に住んでいない、市外に居住している方々が結構いらっしゃるというような状況にあります。それで先ほどの答弁の中で、利用者の皆さんの意向をまとめてというお話がありましたが、大分前のことですけれども、所有者の皆さんの中から集まれる方々に集まっていただいて、意見交換、要望なども取りまとめたのですけれども、なかなかそれが道路を入れたり、農地を改良したりするというようなことまではできなかったというような経緯があります。それで現在はどうかといいますと、現在は当時よりもますます高齢化が進み、それから地域に住んでいない方々も増えてきている。さらには土地が相続されていないといいますか、こういった多くの課題がありまして、農地が使われずにそのままの状態になっているのが現状だと見ております。そういう中においても何人かの方々はどうにかそこで農業をしたいという方もいらっしゃるのですが、トラクターなどの農業機械も入らない。それから部長から説明があったように、ここは国頭の中では最も早い土地改良区ではあるのですけれども、その当時は道路を土地改良区で設定していないわけです。それで今のような現状になっていますが、所有者の皆さんの意見を取りまとめてということはなかなか厳しい状況にあると感じているのです。そういう中で区長ともよくここの件については相談をしていたのですが、何とか市のほうで道路を入れられないのかという要望があります。そういうことで行政として何かいいアドバイスができないものか、再度お伺いいたします。
○
大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。
◎
玉城勝農林水産部長 当該
土地改良事業で行ったときは、
琉球政府時代のかなり古い
土地改良事業でございまして、当時ですが、道路等々が入れられていない状況というのは我々も確認しております。その中で、やはり今の社会情勢からすると、おっしゃるようにトラクターとかそういうものが入らないと農業というのは成り立たないということがございますが、それについても実際、この地権者の意見も聞きながらしっかりとそれが事業化できるのか。あるいは道路を入れるからには土地の減歩とかもやはり発生してきますので、課題が非常にいろいろとございます。その中で、いま議員がおっしゃられたように何人かいらっしゃるということもありますので、区長とも話しながら少しそこら辺の意見を聞く場を設けながら、少しお話を聞かせていただきたいと思っています。なかなかここは農地、
国営かんぱい事業地の面積にも含まれておりますので、しっかりとこの農地を活用していただきたいというのはあります。ですから、片や農振除外の話もございますけれども、我々としてはしっかりと農地整備をするにはどうするか。そのためにはやはり所有者の意向とか熱意とか、そういうものがあって初めて補助事業等々で対応していくと考えておりますので、地元と少し意見交換をしたいという、そういった場を持ちたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 農地については、やはり私も農業を推進すべきだという考えからすると、今、部長の答弁は十分理解はできますし、取り組まないといけないようなこともあります。ところが、先ほど私が申し上げたように当該深田原一帯は市道に面した土地に関しては農振を除外されて、近年、住宅が新たに11軒建てられております。市道に面した所は宅地化して道路がないまま住宅で塞がってしまった。残っている所に関しては、今、喜知留川の整備工事で河川管理道路が工事用に使われております。工事後にこの道路が使えるかもしれないのですけれども、この道路に面した僅かな土地だけです、道路が利用できるのは。あとは袋地であるという状況にあります。そして高齢化によって、そこにエネルギーを注いでどうにかしようというような気力がもうだんだん少なくなってきているような感じに思います。そういう中で、私はさっき何名かと言いましたけれども、2人です。農業を広い面積でやっている方は2人で、いま工事で1人はもうやっていないというのが現状であります。ほとんどの土地はもう農地として使われていない状況でございます。そういう中でどうにかできないのかという相談もあるものですから、今回、一般質問で取り上げておりますが、今年2月27日の沖縄タイムスの記事ですけれども、ちょっと読んで紹介したいと思いますが、部分的にです。戦後、収容所から帰郷して飢えから生命を救ったのは、畑で芋を作って食糧の自給ができたからだと。非常にそのときは助かっていたわけです。この頃は、宝の農地が負担になってきた。子は農業より外で働いたほうが収入が高いと農業を継ぐ気はない。親は畑を買い足して1町5反に増やしたのに。人家の隣の畑も雑木林になり、ハブが出たと言われて、重機を入れて雑木を除いたが、反当たり2万円かかった。町では土地は売れるが、やんばるの農振地域の農地は安価過ぎて売れない。賃貸しようにも、借手を探すのは容易でない。畑が雑木林になるのを防ぐのに苦労する。農地は宝から負担になっているというような記事がありました。まさに今、私が言っていることと似たような場所がほかにもあるというようなことです。このような状況で自分の土地をどうにか有効活用したいという思いがあって、相談を受けているわけですが、先ほど
国営かんぱい事業のお話もありました。当該地域は国営かんぱいの管は入っていないのです。そういうことで袋地になる。そして農地は安価であると。これまで30年以上、もうそれ以上全く農地として活用されていない所がほとんどです。こういう土地をどうにか活用したいというのは地主として当然の思いだろうと思います。そういうことで地主が集まって相談をして事業を入れようかということがあっても、非常に厳しい。ではどうすればいいんだということでそのあたり区長を含めて、相談があれば部長、そういう相談に乗っていただけますか。
○
大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。
◎
玉城勝農林水産部長 土地利用に関してのご相談であれば、いろいろと区長ともお話したいとは思っております。ただ、議員がおっしゃる場所は非常に課題が多いところでございまして、例えば我々農業政策をする立場ではやはりしっかり農地、管は入っていませんが、
国営かんぱい事業の面積の中に包含されております。ですからそれを除外なりすると、またほかの面積を確保しないといけないところもございまして、という意味合いからして我々としては守る立場だと。ただ、ここに行政側が誘導するような道路を入れたりするということは今のところは考えていません。ですからまずは地域の皆さんがどのようにこの土地を活用したいのかというのはやはりしっかりと聞かないといけないところがございますので、とりあえず区長にお話をして、聞いていきたいと思っておりますので、まずは話を聞かせてください。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 ぜひ相談に乗っていただきたいと思います。よろしくお願いします。次に質問の事項2の河川整備についてでありますが、先ほどちょっと触れましたけれども、この河川整備もさっきの農地の深田原一帯にちょっと面している河川です。この一帯は以前はもう馬も埋もれてしまうような地盤であったということで、今回の工事についても非常に以前から気になっていた状況で、現在、工事が進められているわけですが、今回、矢板の件で追加の工事が出るのではないのかなと思いますが、どうですか。追加の工事はありましたか。
○
大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎
當山賢建設部長 現在、矢板が傾いた場所ですが、突発、想定外の湧水がありまして、背後の土砂が圧迫したということで傾いています。それに対して現在設計変更を行いまして、また土壌改良も含めて復旧していく考えであります。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 当初計画にない追加工事、設計の変更があるということであります。これはせっかく地域の要望を受けて行っている河川整備事業でありますので、受けていただいた業者に損をさせるわけにはいかないだろうと思います。それに追加工事に関しても、当然その部分の予算が組まれるのか、そこを確認してください。
○
大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎
當山賢建設部長 現在、工事を進めている工事区間を少々縮めまして、その分の工事費用を土壌改良ゾーンに先に入れていくというのを検討しているところであります。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 喜知留川の整備に関しましては、今回だけではなくて以前から私はこの地盤については指摘をしてきたわけですが、今後も工事は続いていくということからすると、今回のようなところを十分に考慮して進めていかないといけないと思うんですけれども、これから工事を進めていく上で市として従来の考え方でいくのか。あるいは今回の矢板の傾きなどがあったのを受けて、何か新たに設計・工法などを見直す必要があるのか、その辺を確認させていただきたい。
○
大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎
當山賢建設部長 現在、矢板の、早めの土壌改良をして、地盤を再度ボーリングマシンで穴を掘ってミルクセメント等を注入して、地盤を強化する対策を検討しているところであります。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 今後も慎重に工事を進めていただきたいと思います。駐車場の件ですけれども、じわりじわりと土が動いているというようなことを聞いております。私もそれは見て感じているところですが、駐車場は現在も駐車できないような状況になっていると思います、ロープを張って。そこの駐車スペースに止めていた方は近くの空き地に別の駐車場を借りて車を駐車しているということを聞いていますので、早めにその辺の対策も市としてできる限りのことをやっていただきたいなと思います。そして、この工事を進めていく上で、やはり今後とも細心の注意を払って周辺の方々、関係者の皆さんの情報も聞きながら工事を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。では次の質問の事項3に移りたいと思います。介護問題についてです。先ほどの答弁で10月以降、新たに加算として、事業を継続して支給する予定であるという答弁がありました。それとこの
支援補助金の申請については、非常に手続が難しいと。現場の負担になっているということで、ぜひとも行政のほうで指導していただきたい。やるということですので、そこのところをしっかりやっていただきたい。これは申請書をつくる国の皆さんは大変優秀な方々ですから、非常に細かいところまであるのかなと。そうすると介護現場にいる皆さん、事務専門の方がいらっしゃればいいんですけれども、そうでない事業所に関しては非常に現場の負担になっているという話も聞いております。そういうことで、現場の負担を極力少なくしていただきたいのですけれども、これも国がつくることですから、名護市がどうこうできることではなく、中身に関しては名護市で変えることはできないと思うのですが、市のほうで手続の指導をしていただけるということでありますので、そこのところをしっかりお願いいたします。それから今回、額としては月額9,000円程度。これは介護職に限っての話。それがほかの職員まで、あるいはリハビリの職員、事務の職員というのは対象にならない。しかし事業者によっては対象になっていない方々、正職員ではない職員も含めて計算していくと9,000円を割るというような状況も発生していくと。そうなると9,000円でも私は十分ではないと思っているところですが、そうしますとこの金額で介護職の人材を確保しやすくなるかというと、どうもそうではないだろうという気がしております。そういうことで、渡具知市政になりまして、子育て支援に非常に手厚い市政をやっていただいております。7億円余の子育て支援の予算をつけていただいております。介護職の中にも子育て支援の恩恵を受けている職員がたくさんいらっしゃると思うのですが、それはそれ。仕事の報酬は仕事の報酬として月額9,000円という金額がマンパワーの不足を解消できるかというと、どうもそうではないと思っております。そこについて、名護市としてその点をどうにか対策しようということは考えていないのか、伺いたいと思います。そこはやはり他の業種もありますけれども、他の業種と比較して公平感があるかどうかということがいま問われているような気がしますので、その辺、福祉部長はどうお考えですか。
○
大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。
◎
荻堂盛邦福祉部長 処遇改善に関する事業につきましては、介護職員が主な対象として実施されているということで、その背景としましてはやはり業界の
マンパワー不足、特に実際に介護を行う従業員の高齢化、それから若い人が就職を希望しない状況がございます。その点から
居宅介護支援事業所や福祉用具の貸与事業所は対象から外れているような状況もございますが、この金額について、市独自のこの処遇改善に関する補助というのは今のところは予定されていないという状況でございます。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 今回の
支援補助金の申請手続については、事業所から県のほうに申請をするというような形であるということですけれども、この介護人材の確保問題については、県あるいは国のほうで対策を考えていただかないといけないと思ってはいるのですけれども、各地方自治体はこういった実情を訴えていく必要があると感じておりますので、今回、直接名護市が申請を受け付けるわけではないにしても、そういうことを訴えていかなくてはならないということで取り上げさせていただきました。今後ともよろしくお願いいたします。次に質問の事項4の
名護湾沿岸構想について、先ほど棚橋部長から説明がありました。前回も同様の質問をさせていただいております。それから次の事項については前回も取り上げました。これは同じ質問を連続してやると、大体答弁は一緒であろうとは思っています。しかし、繰り返しやることによって、私たちだけではなく一般の市民にもこういったことがあるのだなというのが受け入れやすくなるものと期待をしているところであります。まず要旨(1)の土地利用についてですが、先ほどの説明にありました、この森林地帯については土地改良区は土地改良区別として規制はありますが、森林地帯について何らかの規制があるのか、そこのところを確認できますか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 当該区域につきましては、その農振農用区域や土地改良区以外にも森林法に基づく地域森林計画の対象地ですとか、自然公園法に基づく特別地域なども含まれているようでございます。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 今、答弁がありました件につきましては、これは手続によって解除できるようなものであるのか、もしそこを確認できているのでしたらご答弁いただきたいんですが、よろしくお願いします。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 この場での一般的なご質問ですので、開発ができるとかそういったことはお答えが難しいのですけれども、具体的な検討がされる際に、その各種法令に基づく届出許可が必要になる場合があると思いますので、その計画を検討される際に各担当窓口に事前にご確認いただければと思っております。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 次に質問の事項5 公共施設の再配置の件ですが、市役所の庁舎の建て替えについてですけれども、個人的な考え方として、現代においては各自治体の行政を行う庁舎というのを昔のお城に当てはめて考えてみると、今後、市の庁舎を建て替える場合に発想も面白くなるのではないかなと思っております。お城といいますと、沖縄では首里城が有名であります。首里城は琉球王国の政治、それから外交、文化の中心として、威容を誇ったお城であります。行政機関の本部でもあったと解説がされておりますが、2019年10月31日に発生した火災に大変ショックを受けたのですけれども、建物9棟が焼損して、復興途中ではありますが、正殿の遺構が今は見られるということで観光客も多いと伺っております。名護市庁舎もいま建て替え計画を進めていくということで、市の庁舎というのは行政事務を取り扱う組織が入居する単なる建物ではなくして、政治、外交、文化あるいは芸術等あらゆる情報が集まるネットワークの拠点として整備していくと面白いのではないかなと。名護には名護城がありますけれども、あれは古いお城のことでありますので、いま新しい庁舎の建て替えもそういった昔のお城を建築するような感覚で発想をめぐらすとやはり高台、市街地を見渡せるような高台に、観光客も、そして先ほど言った行政の中心でもあり、あらゆる情報の発信源として生かせるような構想で取り組むと面白いと。これは所有者が誰か云々(うんぬん)ではなくて、場所がどこかというと目立つ場所、機能的な場所、そういうものを考えた場合に、前回も言いましたけれども、現在の県立北部病院、それが移転した後にはそこは面積的にも結構広いので、私個人的にはいい場所だなと思っているところであります。南部の首里城、北部の名護市庁舎という感じでそういう感覚で今後、計画検討を進めていってもらいたいなと思っておりますけれども、その辺、市の考え方としてどうでしょうか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 まず一次答弁の一部繰り返しとなりますが、来年度、現状の確認や課題の抽出等、更新の方向性を検討する基礎調査を行いまして、その調査を含めて、建設場所の選定ですとか、どういった形、建て替えにするのか移転にするのか、そういったことを決める取組を進めていきたいと思っております。いずれにいたしましても、具体的な新庁舎をどうしていくのかの検討に当たっては住民の皆様の意見もしっかり聞きながら、皆様に喜んでいただける形で造っていければと思っております。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆
比嘉拓也議員 同じような質問を繰り返したような感じになりましたが、私の個人的な希望も含めての一般質問、特に最後の事項5については個人的な思いのほうが強かったのかなと思いますが、私と似たような考え方をされている方もおられるという確認もできましたし、これから庁舎の建て替えについてしっかり取り組んでいただきたいという希望を申し上げまして、私の一般質問を終わります。
○
大城秀樹議長 比嘉拓也議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。 休 憩(午前10時59分) 再 開(午前11時9分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。翁長久美子議員の一般質問を許します。
◆翁長久美子議員 皆さん、ハイタイ、グスーヨ、チューウガナビラ。議席番号15番、市民ネット、翁長久美子、大城議長のお許しをいただきましたので、早速一般質問に入らせていただきます。事項1 施政方針より。要旨(1)(子育て・教育、女性の働く環境支援)について。ア P6の4行目、「ゼロ歳から2歳児までの待機児童解消のため、小規模保育施設整備の支援に取り組みます。」とありますが、以下について伺います。①現在市内では何か所の小規模保育施設が運営されていますか。②3歳児からの受入れ保育園との連携について。③全ての小規模保育施設について、定員割れはなく運営されているのか。イ P7の16行目、「コミュニティ・スクールを推進し地域とともにある学校づくりを進め、学校・家庭・地域が連携・協働し、将来の担い手となる子どもたちの生きる力を育成するとともに、地域の持続可能な発展に寄与することを目指します。」とありますが、以下について伺います。①実施学校数について。②実施内容と対象学年について。要旨(2)(誰もが安心して暮らせるまちづくり)について。ア P11の13行目、「亡くなった後に発生する様々な手続の支援窓口である「おくやみ窓口」を試験的に運用します。」とありますが、以下についてお伺いします。①運用開始の時期について。②対応職員の配置人数について。③窓口の場所について。④支援内容について。要旨(3)(名護ににぎわいを取り戻すまちづくり)について。ア P11の23行目、「長年市民からの要望がありました武道場の整備につきましても、令和4年度は基本設計に着手いたします。」とありますが、以下についてお伺いします。①規模について。②場所の選定について。③利用できる武道種目について。イ P12の5行目、「「名護漁港周辺エリア」につきましては、現在取り組んでいるコミュニティバスの実証実験や4月から予定されている高速船の就航を含め公共交通の充実を図り、市民や訪れる人の移動の利便性を高める取組を行うとともに、それらを有機的につなげる交通結節機能の創出として総合交通ターミナルの整備に向けた取組を行います。」とありますが、以下についてお伺いします。①コミュニティバスの実証実験の集計結果の取りまとめは何月を予定しているか。②コミュニティバスの本格運行の開始予定について。③高速船の運航ルートについて。④総合交通ターミナル整備について、タイムスケジュールの資料をありがとうございました。事項2 市道為又1号線の街灯設置について。要旨(1)為又集落より名桜大学入り口に向かう沿道は、道路整備が終了して多くの名桜大生が往来をしております。車での通学が大半を占めておりますが、徒歩での通学者もおり、日が暮れると街灯が1基も設置されていないため真っ暗で、非常に危険な通学路となっております。ご存じのとおり、為又区は市内でもハブの捕獲数が多い地域であり、足元が見えない中での通学は学生にとっては恐怖だと思います。区での年間街灯設置数は限られており、既に集落内への街灯設置も予定しているため、市道為又1号線の街灯設置に関しては非常に厳しい状況です。学生の安心安全な環境と防犯の面から市のほうで設置していただきたいと為又区長からの要望もありましたので、市のお考えをお伺いいたします。以上を一次質問とし、二次質問は自席にて行います。よろしくお願いいたします。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 事項1要旨(1)のアについてお答えします。令和4年3月1日現在、名護市内には6か所の小規模保育事業所があり、全ての小規模保育事業所において連携施設の設定がされており、また現在定員割れが生じている施設もありません。また、令和4年4月1日には新たに小規模保育事業所を2か所、5月以降にはさらに1か所開設する予定となっております。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 それでは質問の事項1質問の要旨(1)イについてお答えします。コミュニティ・スクールにつきましては、保護者や地域住民の皆さんが学校運営に参画する仕組みとして、学校運営協議会を設置した学校を「コミュニティ・スクール」と言います。地域とともにある学校として、保護者・地域住民の皆さんと教職員が学校の教育ビジョンや課題を共有し、共に知恵を出し合いながら、教育活動の充実と学校や地域の課題解決につなげていく取組であります。名護市では平成28年度より、導入に向けて取り組んでまいりました。①の実施学校数につきましては、令和3年度現在、市立小中学校14校でコミュニティ・スクールが導入されております。令和4年度には、市立全小中学校で導入の予定となっております。次に②の実施内容と対象学年につきましては、実施内容の一例として関係者で構成される学校運営協議会での熟議をはじめ、地域に出て学ぶふるさと学習、地域住民を招いて行う職業人講話や読み聞かせ、放課後の見守りなど活動は多岐にわたり、各学校や地域の特性を踏まえた活動が実施されております。内容に応じて学年や対象児童生徒も様々となっているところでございます。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 それでは質問事項1要旨(2)のアについてお答えいたします。開始時期等について申し上げる前に、このたび、おくやみ窓口の試験運用で予定しております支援内容と現時点での取組状況についてご説明申し上げます。おくやみ窓口は、お亡くなりになられた方に関する一部の手続について、必要な申請の受付や案内等をワンストップで行うものでございます。本市では、関係する部署の担当職員が順次おくやみ窓口に出向く方式をとりましてワンストップ化を図ってまいりたいと考えております。おくやみ窓口での主な流れとしましては、名護市に住所がある方が亡くなられ死亡届を提出するときに、おくやみ窓口利用に関するハンドブックをお渡しいたしますので、おくやみ窓口の利用を希望される方はあらかじめ電話予約をしていただきます。予約の際に必要な手続の見当をつけるため、おくやみ窓口の担当が聞き取りを行うとともに、持参すべき物をお伝えいたします。また、聞き取りの内容を関連部署と共有いたしまして、関連部署は必要な申請書類等を事前に準備し、ご遺族がおくやみ窓口にお越しの際に関連部署の職員が順次おくやみ窓口に出向き、必要な手続を行うものでございます。おくやみ窓口で取り扱う手続の主なものとしましては、国民年金、国民健康保険、介護保険関係の手続に加え、障害福祉サービスを受けていた方、市営住宅に入居していた方などに関する手続につきましても取り扱う予定となっております。現時点での取組状況につきましては、昨年12月から関係する部署との調整会議を開催し、試験運用に向けた課題解消や意識の醸成を図っているとともに、業務マニュアルの作成に取りかかっているほか、今後、折を見て先進地である那覇市の現地視察を行いたいと考えております。続きまして、運用開始の時期につきましては、本年8月頃を予定しております。対応職員の配置人数につきましては、
会計年度任用職員1名、委託職員1名を専属で常時配置し、これに加えておくやみ窓口担当として市民課職員1名を兼務で配置いたします。これらのほかにも、先ほど申し上げましたが、順次、関連部署の職員が窓口に出向いてまいりますので、関連部署の職員もおくやみ窓口の対応職員として業務に従事することとなります。窓口の場所につきましては、東側庁舎1階の総合案内窓口付近を予定しております。
○
大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 それでは私のほうから質問事項1要旨(3)ア ①、②、③について、関連しますので一括してお答えしたいと思います。武道場整備につきましては、現在、名護市武道場基本計画の策定に着手しているところでございます。基本計画の策定に当たっては、市内で活動する武道関係団体の相撲、空手、柔道、剣道、なぎなたなどの代表者を中心に構成している懇話会において、施設の規模、選定場所、利用される武道種目などについて意見を聴取し検証しているところでございます。続きまして、質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。本市では、市内の生活環境の整備並びに不良有害環境の排除及び犯罪の誘発を防止するとともに、市民の安全安心及び青少年の健全育成を図るため、各自治区などからの申請により街灯設置にかかる経費の一部補助を行っているところでございます。街灯設置につきましては、各区等で優先順位を決めていただき、名護市街灯設置補助金交付要綱に基づき補助を行い、新規設置または既存街灯のLED街灯への取替えを行っております。現在、各自治区などから次年度の街灯設置及び取替えの希望調査を行っているところであり、引き続き各区と調整を図りながら予算の範囲内において設置してまいりますが、活用できる補助金などがあれば、積極的に活用し、市民の安全安心なまちづくりを推進していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 私のほうからは質問事項1の要旨(3)イについてお答えいたします。まず①のコミュニティバスの実証実験の集計結果の取りまとめにつきまして、お答えいたします。名護市街地周辺を対象エリアとしたコミュニティバスの実証実験を令和3年9月15日から令和4年2月28日までの167日間実施いたしました。利用実績につきましては、速報値ではございますが循環線、東西線、南北線の3路線合計で延べ2万8,971人、1日平均173.5人となっており、この最終的な取りまとめにつきましては、令和4年3月末を予定しております。続きまして、②コミュニティバスの本格運行の開始予定につきましてお答えいたします。まず、今年度の実証実験の結果を踏まえ、令和4年度に名護市街地周辺と二見以北地域を対象としまして、運賃有料の実証実験を実施しながら、本格運行で導入する小型ノンステップバス車両を購入する予定でございます。本格運行につきましては、令和4年度の実証実験を経て結果の分析などを行い、令和5年度に名護市地域公共交通協議会で本格運行についての同意、運行管理者の選定、また沖縄総合事務局への許認可手続を得まして、運行を開始することを予定しております。続きまして、③高速船の運航ルートにつきまして、こちらは那覇・泊埠頭から名護漁港への直行便としての運航を現在予定しております。現在、高速船の運航事業者である第一マリンサービス株式会社が沖縄総合事務局へ航路申請等の諸手続を行っているところでございます。運航ダイヤなどの詳細が決まりましたら、名護市のホームページや市民のひろばなどで周知広報を行っていきたいと考えております。最後に④総合交通ターミナル整備につきましては、アップしております資料をご覧いただければと思っております。総合交通ターミナル整備のタイムスケジュールにつきましては、今年度策定の名護湾沿岸(名護漁港周辺エリア)実施計画において検討しているところではございますが、令和2年度策定の名護湾沿岸基本計画で名護漁港周辺エリアの交通結節機能の充実で示したロードマップのとおりとなります。具体的には、令和4年度より当該エリアにおける事業手法の検討を行いますとともに、関係機関との調整や住民及び地権者への説明会を通じて合意形成を図り、施設整備につなげていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 それでは順次、二次質問をさせていただきます。市内認可保育園において、ゼロ、1、2歳の定員割れ保育園は何か所ありますでしょうか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 ゼロから2歳児までは認可保育園12園で37人の保育士が不足しておりまして、定員割れは180人となります。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 小規模保育事業所をつくることに私は反対ではないのですけれども、待機児童がいっぱいいらっしゃるので、そこを改善するためには小規模保育事業所が必要だと思っているのですけれども、3歳児の受入れもしっかりやられているということではありますが、現在、開園している保育園でゼロ、1、2歳児がやはり定員割れをしているという状態なので、そこの保育士をしっかりと皆さんで育てていただいて、雇用できるような処遇改善をしていただければこのような定員割れにはならないと思うのです。認可保育園の皆さんをしっかり支えていただきたいなという希望もあり、今回この質問を含めて、潜在保育士の復職支援などを含めて、名護市保育士等緊急確保事業においての実績をお伺いいたします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 名護市保育士等緊急確保事業については、令和2年1月から事業を開始し、令和元年度は2名の採用。令和2年度は29名の採用。令和3年度は3月8日現在で37名の採用で、合計68名の実績があります。そのうち62名の方が現在でも市内保育施設で保育士等として勤務されております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 68名の中で62名が現在お仕事を続けていらっしゃるということで、すばらしい実績ではあります。この件につきましては、浦添市が県外の保育士に対して住居費用の支援を行ったけれども、3年間で在職者が1人もいなかったという実績があるのです。そこの部分で私はちょっと危惧していて、名護市の状況はどうだったのかなということで質問をさせていただきました。今回、この保育士の確保に市、県、国も努力をされて、この保育士等処遇改善臨時特例事業です。1人当たり3%の引上げということで、大体月額9,000円ぐらいということですけれども、これは法定配置人数の補助となりますか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 今回の国の処遇改善につきまして、補助額は利用児童人数で計算されるということになります。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 利用人数すなわち配置基準に対しての保育士数になると思います。それだと加配している保育園がありますよね。今、ゼロ歳児では1対3ですけれども、保育士1人に対して子どもたち3人ということですけれども、この配置基準の見直しがされていないままで、法的に子どもたちが単に7人いたとします。保育士って2人ではないのです。本当は3人です。だけど7人でも1対2ぐらいで保育園はやっているわけですよ、現在は。ですから加配の分のこの保育士に対して、調べたら沖縄県において令和4年度、新年度予算として、認可保育所保育提供体制強化事業に約9,990万円が計上されているのですが、この事業において、法定配置基準を超えている各園で加配されている保育士に対しても補助金が活用できるのかお尋ねします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 令和4年度予算において、沖縄県が予算計上しております認可保育所保育提供体制強化事業については2つの事業があります。1つ目は、年度途中に発生するゼロ歳から2歳児入所児童の受入れの円滑化を図り待機児童を生じさせないことを目的とした保育士特別配置等支援事業で、年度途中の待機児童、乳幼児を受け入れるため、保育施設があらかじめ配置基準を超えて保育士を配置する場合に当該保育士の配置に係る費用を支援する事業となっております。2つ目は、障がい児に保育支援員を配置することで障がいのある未就学児童の円滑な受入れを図るとともに、担当保育士の負担を軽減することを目的とした障がい児保育支援員配置支援事業で、保育施設が障がい児の担当保育士に加え、新たに保育支援員を配置することに係る経費の一部を助成する事業となっております。ただ、当該事業につきましては、議員がおっしゃる保育士等の職員配置基準を超えて職員を配置している保育所等に対して支給する補助事業には当たらないものと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 そうなのですね。加配の分にこれが活用できるのかなと思って調べたのですけれども、ありがとうございました。それでは、以前、名護市には公立保育所がありました。その頃に公立保育所に勤める保育士と認可保育園に勤務する保育士との処遇格差を埋めるために、認可保育園勤務の保育士に一定の金額を支給されたと記憶しておりますが、間違いないでしょうか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 以前、名護市でも実施していたということです。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 なぜそれを確認したかというと、保育園で頑張っている保育士、認可保育園の皆さんは処遇改善の分が今回入ってきたとしても、配置基準に対しての配分なのでそれは保育園に入りますよね。お金が入ると配置基準でしかないこの職員の分ではなく、それプラス加配している職員の皆さん、保育士の分まで配分するわけです。ですから、一人月額9,000円にはならないわけです。3%の賃上げにはならないということです。今回のこのコロナの状況で公立学校が休みだったときにも開園していますよね。保育士の皆さん、子どもたちと密着するではないですか。危険を伴う仕事をしているのに、処遇改善で加配されている分の皆さんがいることによって、この処遇改善の賃上げ分がしっかりと配分されない。私が今、公立の保育所があったときはこの調整がありましたよねということを聞いたのは、以前はそういう力があったわけです。財力があったわけです。今回もあると思います。ですから、この配置基準以上に加配している保育園の保育士に対して、名護市がこれはどうにか処遇改善の賃上げ分の埋め合わせをするような形で補助をしていただきたいと思うのですけれども、それのご検討を今すぐは返事はできないと思いますけれども、ぜひこれは市独自として、その処遇改善に対して、今回、賃上げする分を一人一人に、加配された皆さんも同じく3%アップできるような形で補助をしていただきたいと考えております。これは三役の皆さんが頑張って予算をどうにか駆使して、保育士の皆さんのこの処遇改善に向けて名護市だけは対応してもらったのだということであれば、潜在保育士の皆さんも働く意欲が湧くと思うのです。ですから、そのことをぜひご検討いただきたいと思います。それと配置基準の見直しについてです。前回も私、お願いをいたしました。これはぜひ、名護市としてぜひ市長、市町村会でぜひこれは沖縄県として声を上げていただかないと待機児童の解消には本当につながらないと思います。配置基準の見直しをすることによって保育の質も上がりますし、処遇も自動的に改善されるような形になるわけです。今、ゼロ歳児が3対1ですよね。もし何かあったときに、一人の保育士で3人は抱えられないです。もう一人の子どもはどうするのですか。歩くことができない子どもたちです。それがもう何十年も配置基準の見直しはされていません。これはぜひ声を上げていただきたい。ここは市長、いかがでしょうか。こういう状況ですけれども、配置基準の見直しに対してこれは部長が答えることではないと思います。市長に声を上げていただかないと市町村ではこれはみんな同じ考えだと思います。保育園の皆さんも市保連の皆さんも国会など国へ行って政府に要請をしているのですけれども、市町村としてやはり声を上げていただかないと、これは絶対にかなわないと思います。国の基準ですから県の基準ではありません。国基準です。国が変えないと変えられないのです。何十年もこれがそのまま放置されているので、そのことに関してどうお考えですか、市長、お答えください。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 保育士の配置基準については国で定められておりますので、おっしゃるとおり急に変えるということは難しいと思いますけれども、関係機関のそういう情報収集に努めてまいりたいと思っております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 前回も市長に答弁をお願いしたのですけれども残念です。やはり子どもたちは宝なので、将来を担う子どもたちのためにぜひこれは考えていただきたいと思います。保守、革新とか関係なく名護市の子どもたちなので、そこはしっかり声を上げていただきたいと思います。そして、この加配の分の処遇改善について、ぜひ名護市として独自に予算を出していただけるような形でご検討いただきたいと思います。では次に、コミュニティ・スクールですけれども学校運営協議会へは名護市も参加されるのでしょうか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 学校運営協議会の中には、市の支援員とかの担当もいますけれども、支援員も含めて、熟議とかこの辺には参加をしていくということです。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 健常児童にとっても地域の皆さんと関わりを持って多方面から活動支援をするコミュニティ・スクール。その取組はとても評価させていただいているのですけれども、読み聞かせだったり、講師を招いて講話をしたりとか、教室内とか屋内でやる支援が多く聞かれているのです。ややもすれば特別支援学級の児童の皆さん、そして発達障害のある児童にとっては集中して講話が聴けない。読み聞かせをしても何やらこう動き回っているというのを耳にしているのですけれども……。そこで特別支援学級の児童や軽度の発達障害のある児童に対して、農業体験だったり、屋外、校外に出て何か子どもたちが学校の授業では体験できないようなそういうメニューをやっている学校もあるのでしょうか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 主な取組として、稲刈りとかその辺の農業体験、それと自然観察。それとシーカヤックで褶曲を見に行ったり、また特別支援学級活動に特化したもので、授業で作成した小物類を授業参観に来た方々に接客して販売をするとか、スーパーでの買物体験をするとか、その辺までは学校外で実施したところでございます。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 コミュニティ・スクール、本当に地域と連携して子どもたちを育てていくということはとても大事なことで、とてもすばらしいメニューとなっているので、これは称賛いたしますが、気になるのは特別支援学級の皆さんです。その児童の皆さんの能力を引き出すような形で、何か、外に出て、授業ではなく校外に出て体を動かしたり、作業をやったりとかということをとても集中してこの子たちはやってくれると思うのです。ですから、当局として、教育委員会として各学校にそういう申入れをやる。校外でこの特別支援学級の子どもたちは特に、健常児の皆さんはお話がちゃんと聞けると思うのですけれども、やはり発達障害を持っている子どもたちは集中できない時間が本当に長くて、集中できるのが本当にいっときですよね。ですから、この子たちのためにも校外に出て体を動かしたり手作業をしたりとかということが可能な、この子たちのために何か能力が発揮できるような形でコミュニティ・スクールを運営していただきたいということを教育委員会として助言というか、要望とかそういうことはお願いできるのでしょうか。
○
大城秀樹議長 岸本尚志教育次長。
◎岸本尚志教育次長 特別に支援を要する子への対応ということで、これまでの体験活動や子どもたち同士の交流、それとその対象の子どもの特性を踏まえた多様性を尊重した教育が行われているということで、コミュニティ・スクールを推進することによって、子どもたちが学校内だけではなく地域住民と、多様な地域にいる多様な方々と触れる。それとまた地域の資源に触れるということで子どもたちの学びが深まっていくということで、今後、また引き続きコミュニティ・スクールを、我々は支援員をつけておりますので、その辺からの助言をやっていきたいと思っております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 令和4年度には全校導入になるということなので、ぜひコミュニティ・スクールは続けていただいて、ほかの市町村からもとても評価されているので、皆様と一緒に子どもたちの成長を見守りながら一緒に育てていければいいと思います。よろしくお願いします。ありがとうございます。次に、おくやみ窓口ですけれども、私も那覇市のほうに視察に行かせてもらいました。この名護市において、年間死亡者数ですが、何名でしょうか。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 本市における死亡者数ですが、令和2年度、前年度では577名います。今年度につきましては2月末までで502名です。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 那覇市においては3,500名でしたかね、年間でいらっしゃるそうですけれども、担当職員が2人だと言っていました。本格的に施行するのは、今年4月1日から始まるらしいのですけれども、3,500名ぐらいいる中で職員が2人配置だと言っていたので今回3人配置されるので、これは十分だと思います。そして、この申請用紙ですが、記入欄が多いので、できるだけ分かる範囲でのこの記載、印字を役所の担当課でできるのかどうか、それをお聞かせください。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 今回、本市で行う予約の事前シートがあります。このシートにつきましては、関係する部署にあらかじめ送りまして、そこで記載できるものは記載した形で、それを取り寄せた上で、その来られている遺族の方に提供します。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 関係部署から担当の職員が申請者のおられる窓口に出向いて対応していただく予定とのご答弁もありましたので、ワンストップで手厚く本当に取り組んでくださることを非常にうれしく思っております。運用開始予定は8月頃ですが、ぜひ頑張って市民の皆さんのためにワンストップに取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。それでは事項2から行かせていただきます。街灯設置についてですけれども私が今、街灯設置をしていただきたい場所は為又1号線の名桜大学に上がっていく喜屋武食品とかがある所です。その道ですけれども地番は確かに為又です。しかしながら、年間の設置数は限られています。年間2基ですか。55字ありますので為又区においても毎年要求はしているのですけれども、今回は4基やっていますけれども2基しか認められないので、2基はまた来年度ということになるのですけれども、設置してほしいこの箇所ですが、1号線には民家がないのです、まず。為又の地番ではあるのですけれども、集落への街灯設置が優先となっていて、集落地内に民家がどんどん建ってきているのです。それで追いつかない状態です。この1号線に関しては、名桜大学は公立ということもあって県内外から、市外からの多くの学生さんがこの道を通っているわけです。本当に歩いている姿を見たのは真っ暗な中で、女子学生が一人で歩いているわけです。これからの夏場に向けて暴行事件だったりとか、ハブの発生も為又は多いのでその事故があったりとか、とても懸念しているわけです。それを区長は心配して、区の毎年予定されている街灯の2基では、区内で手いっぱいなのに1号線には17基ぐらい必要らしいのです。あの動線に。そこを何とか市の予算で設置してもらえないのかというのが今回のご相談です。これをもう一度答弁いただきたいのですけれども、あらゆる市の予算でぜひこれは出していただきたいと思うのですけれども、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 先ほど議員がおっしゃったとおり私も17基必要な場所を確認しました。先ほども答弁いたしましたが、補助事業を活用するには各部署との調整が必要となりますので、早急に各部署との調整を進めていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 先ほども申し上げましたけれども、公立の大学であります。そして、県内外からの多くの学生がこの道を通っています。事件・事故が起こってからの対応にならないように、本当に早急に皆さんご対応をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。それではコミュニティバス、高速船についてですけれども、公共バス路線の本数の少ない地域を含めて、市内全域で利用できるような有効的な本格運行を皆さん、今回有料のまたテストをやるということですけれども、ぜひ有効的な運行路線を計画していただきたいと思います。前回、長山議員からもありましたし、安和とか勝山とかでそういう公共交通が本当に1時間に1本あるかないかの路線に関しては、しっかりと公共交通関係者の皆さんと協議をしてもらって、そこも運行していただけるようなことでお願いしたいと思います。これはノンステップバスを購入するということなので本当にありがたいと思います。よろしくお願いします。そして、4月からは高速船の直行便が運航予定とされていますけれども、乗船される利用者は観光客が大半でしょうか。そして、この直行便の就航については名護市のほうから要請したのでしょうか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 まず1点目、利用者の属性といいますか、利用者はどういった方かということでございますけれども、高速船の利用につきましては、対象者を限定するわけではなくてどなたでも利用可能でございまして、観光客が北部を訪れるための利用ですとか、市民が那覇へ出向く際に利用することが考えられるのかなと思っております。参考とはなりますけれども、現在、就航しております那覇・泊埠頭から本部渡久地港への高速船、就航開始1周年を記念して500円のワンコインキャンペーンも実施されたところでございますけれども、この利用があった6,722人の方、ほとんどが県民の利用であったということだそうですので、観光客だけではなく市民の新たな移動手段として利用されるのではないかと考えてございます。次、2点目にございました、これは直行便になることを名護市が要望したのかということでございますが、これは事業者側からの提案ということでこのようになっております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 県民も利用されているということですけれども、本部町は、観光地がいっぱいあります。名護市のほうには観光地というのが、観光スポットというのが、目新しいものがないのです。名護東道路が開通してから名護市街地を通過することも減少しています。高速船が就航したとしても、名護市内の目玉の観光スポット、そこが私の頭の中でぱっと浮かばないのです。桜の時分には名護城がありますけれども、これといって観光スポットがなく、いま思いつくのはひんぷんガジュマルです。ひんぷんガジュマルでも、観光客が訪れて記念写真を撮ったらそれで終わりです。お金が落ちることがないのです。やはり観光というのは経済を生まないと駄目なのです。お金が落ちてこないと何も潤わないわけです。だから願多(がんた)君とか、このマスコットを名護市はやったのではないですか、そこにお土産品店をつくったりとか、飲食ができるような出店があったりとか、あそこにガジュマル広場がありますので、そこを活用して若者たちが起業できるような形でそういうスポットをつくってあげないと、観光客というのは出向かないです。足を運ばないです。そこに自然と観光客が行きたいと思うような、あそこには何があるよと行きたくなるような魅力ある観光スポットのつくり方、そこを当局としても少し考えていただきたいと思います。人って食べる物があれば集まってきます。ぜひ中心市街地の十字路を、商店街においても、比嘉勝彦議員からももう何回か提案があった夜間の屋台村などの、お店が閉まった後の夜のまちづくり。そういうことでも若者たちの起業につながっていくわけです。お金が落ちていく。ホテルがいっぱいできたけれども、宿泊できるような形で、夜間を利用してやるような形で、計画をしていただきたいと思うのですけれども、そういう計画もなされているのでしょうか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 令和2年度に策定した名護湾沿岸基本計画及び現在検討しています名護湾沿岸基本構想におきましては、名護漁港周辺の中心市街地におきまして、交通結節機能を充実していくというだけではなく、その物産拠点の整備も含めてにぎわいにつながるまちづくりの取組を行うこととして進めております。名護漁港で水揚げされます海産物ですとか、北部地域の農林水産物等の特産物に加えまして、オリオンビールや泡盛など名護のお酒といったもの等々が楽しめる、またホテルなどの宿泊機能も備えることで市民だけではなく来訪者の方でもにぎわい、楽しんでいただけるまちづくり、これを地域の皆様と意見交換を重ねまして検討していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 高速船のこの浮き桟橋の現場も先日、私たちは視察しましたけれども、あそこの場所では動線を少し皆さん考えていただかないと、雨が降った場合とか、そういうときにはどのように対応できるのかというのも、ぬれないような形で高速船から降りて、皆さんがこの待合室みたいなところに行けるような形でしっかりと取り組んでいただかないと、人って名護でああいうふうに降りても不便だよって、それだったら本部に行こうということになります。ですから動線をしっかり考えて、人を呼び込めるような計画をお願いしたいと思います。何か物を造ればいいということではないのです。今のこの漁港内にある食堂も、私はできたときに何でこんなちっちゃいのができたのだろうと思ったのです、申し訳ないのですけれども。本当に糸満市とか豊見城市とかのは大きいです。道の駅とか、この海の駅とか、大きく造って集客を期待している。そういう所にやはり人は集まってくるわけです。いろいろなものがあるので。だからそういうような構想で、このターミナルの計画もその飲食を含めたターミナルとしてやはり考えていただきたい。名護湾は本当にサンセットのすばらしい海があって、21世紀の森ビーチとか、東江海岸にも飲食店が立ち並べば北谷のサンセットビーチに本当に劣らない、海はきれいですからこちらは負けないと思うのです。そういう計画も構想として入れていただきたいなという私の思いはあります。今回、この高速船が就航するわけですから、そこでひんぷんガジュマルです。ぜひこれも前倒しして取り組んでいただきたいと思います。もうこれをやらないと、メインである観光スポットがないところには観光客は足を運ばないと私は思っていますので、ぜひそれを皆さんは考えていただきたいと思います。最後に武道場建設についてです。やっと進んだなということで島袋力議員も喜んでいると思いますけれども、この懇話会については各団体の代表で構成されているとお話しされていましたけれども、メンバー構成と人数。そして何回開催されたのか。今後の日程についてお伺いします。
○
大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 構成団体としましては、名護市体育協会の剣道専門部長、空手専門部長、柔道専門部長、相撲専門部長、今回、名護高校になぎなたの顧問の先生が赴任しておりますので、なぎなたの先生とスポーツ推進計画の有識者としてスポーツ推進審議会議長、スポーツ推進委員の会長、計7名となっております。回数は3回の懇話会の開催となっております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 部長、答弁漏れです。今後の日程……。
○
大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 失礼しました。今後の日程は今の懇話会の意見を集約しまして、それからまた再度、団体のほうにいろいろな内容を投げていきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 21世紀の森体育館の築年数をお伺いします。
○
大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 平成2年の供用開始で、現在32年たっております。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員。
◆翁長久美子議員 築32年経過、21世紀の森公園の整備が進んでいる中で、私の考えとして、武道場の建設については21世紀の森体育館を1階と2階にして武道場の建設を進めていただきたいと思います。補助金の返還とかそういう金額を算出した上でどちらのほうがいいのかというのもやはり懇話会の中で協議をしていただいて、しっかり武道場については進めていただきたいと思います。でも今回、このように進めてもらいましたので、本当に感謝しております。以上をもって翁長久美子、一般質問を終わらさせていただきます。ありがとうございます。
○
大城秀樹議長 翁長久美子議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後0時12分) 再 開(午後1時30分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。休憩いたします。 休 憩(午後1時30分) (企画部長より昨日
東恩納琢磨議員から提出依頼のあった資料についてタブレットへアップ済との報告あり) 再 開(午後1時30分)
○
大城秀樹議長 再開いたします。川野純治議員、一般質問を許します。
◆川野純治議員 皆様こんにちは。ただいま
大城秀樹議長より許可を得ましたので、議席番号5番、会派市民ネット、社会民主党の川野純治、ただいまより一般質問をさせていただきます。冒頭に一言、さきの市長選におきまして再選を果たされた
渡具知武豊市長、ご当選おめでとうございます。市長とは政治的な立場、特に辺野古新基地建設問題に対するスタンスが180度違うと思いますが、市民の負託を得た市長として、ぜひ市民の命と暮らし、市勢発展のために今後とも頑張っていただきたいと思います。それでは通告に従い一般質問を行います。質問の事項1 子育て支援・待機児童対策について。沖縄県子育て支援課は2月7日、2021年10月1日時点での待機児童数速報値を発表しました。発表によると、名護市の待機児童は147人で2020年の139人を上回っています(2月8日付沖縄タイムス、琉球新報)。県内では2020年と比較して1,013人も減少し、その減り幅は過去最大の43.6%にもなったとあります。待機児童が2020年より増えたのは、名護市のほかには浦添市、国頭村、大宜味村、今帰仁村、宜野座村、渡嘉敷村の1市5村のみです。北部地域が目立ちます。特に100人以上の待機児童がいる那覇市、沖縄市、うるま市、八重瀬町は軒並み減少しているのに、名護市だけは増えているという状況に驚愕(きょうがく)したのは私だけではなかったと思います。事態は深刻であります。そこで、質問の要旨(1)名護市における最新の待機児童数、年齢別内訳を明らかにしてください。資料提供ありがとうございました。質問の要旨(2)渡具知市長の令和4年度施政方針も含め、待機児童解消に向けた具体的な施策の説明を求めます。質問の要旨(3)待機児童(保護者)への早急な支援が必要です。支援対策について伺います。質問の事項2 市庁舎への歩道の屋根設置について(市民要望から)。質問の要旨(1)高齢者や障がい者の方から、降雨時に庁舎に入る際にぬれて大変困ったという声が寄せられています。西側建物(教育委員会・福祉部棟)前の障がい者用駐車スペースやタクシーの車寄せとして使われているゼブラゾーンからの動線において早急な整備が必要です。対応をお伺いいたします。質問の事項3 北部テーマパークについて。北部テーマパーク事業については、現在、環境影響評価手続(環境アセスメント)が進行中ですが、それと並行して3月中にも開発行為許可申請書を提出するとの情報を受けております。オリオン嵐山ゴルフ倶楽部も今年の3月末で営業を終了するとの報道がありました。造成工事に入る前に周辺関係区への住民説明会の予定もありますが、いよいよ今年度には本工事が着工される運びです。そこで、以下について伺います。質問の要旨(1)環境影響評価準備書によると、資機材の搬入計画では10トンダンプで1日17台と計画されています。中山区などの住民説明会で地元から強い懸念と要望が出されたことを受け、テーマパーク予定地(嵐山ゴルフ場)への搬入は、県道84号線(伊豆味線)から市道古我知山線と接続する三差路を、名護市街地方面(南側)からの右折ではなく、本部町方面(北側)から左折するとしています。しかしながら、工事車両の復路を考えても県道84号線と接続する三差路の交通渋滞は、現状以上となることは必至です。具体的な方策は、県道84号線の三差路拡張整備になると思いますが(強く要望します)、市としての対応、県への要請等はされているのか伺います。質問の要旨(2)名護市と株式会社ジャパンエンターテイメントとの間で「北部テーマパーク事業に関する包括連携協定」が2020年(令和2年)10月30日に締結されました(今帰仁村とも)。現在も更新され有効な協定だと思いますが、「連携事項」について具体的な協議は進行しているのか伺います。質問の事項4 FAC6010辺野古弾薬庫の一部土地の共同使用(商用車両用ゲート整備)について。米軍キャンプ・シュワーブの通称第3ゲート(正確には第4ゲートらしいが)内側で始まった伐採工事等は、美謝川付替工事(新設水路整備)のための工事車両進入路とするためだけではなく、キャンプ・シュワーブの陸上施設再編成に伴う商用車両用ゲートの整備工事でもあることが判明しました。キャンプ・シュワーブには現在、商用車両用の第1ゲートがありますが、従来難しかった大型のトレーラーの出入りに使用するためだと報道されています。この施設整備のため、昨年6月17日、日米合同委員会にて「FAC6010辺野古弾薬庫の一部土地の共同使用について」が承認されました。合意対象面積は土地約7万9,000平方メートルとなっています。「事案内容」として「本件は、キャンプ・シュワーブの陸上施設の再編成に伴い、ゲート施設の整備を行うため」とあります。報道では12億円の予算を見込むとありましたが、現在の工事は「シュワブ(R2)造成追加工事(その1)」で、宜野座村在の仲程土建(株)が5億8,960万円(税込)で契約し、工期は令和3年3月9日から今年3月31日までとなっています。そこで、質問の要旨(1)「共同使用地」について防衛局からどのような説明があったのか伺います。質問の要旨(2)新聞報道だと「商用車両用ゲート」整備とありますが、なぜ「共同使用地」になるのでしょうか。現在商用車両用ゲートとして使用されている第1ゲートの土地も「共同使用地」ですか。理由をお聞きします。また、目的や整備計画の概要について説明を求めます。沖縄防衛局からの説明資料があれば資料提供を求めます。これにつきましては、昨日の
東恩納琢磨議員の提供資料と併せて、一部重複していますので後でまた皆さんにご覧いただきたいと思います。質問の要旨(3)当該「共同使用地」は、昨年6月第203回定例会で私と石嶺議員要求の資料(地籍図重ね地図)と照合しても名護市有地です。軍用地契約についての「土地建物等賃貸借契約書」はあくまでも米軍専用区域内の土地に関するもので、「共同使用地」の場合は適用できないのではないか、確認を求めます。質問の要旨(4)従来名護市は、付け替える新美謝川における市有地の著しい形質変更についても、国との「土地建物等賃貸借契約書」第9条に基づいて「通知のみ」を容認し、「水路整備は国の事業」だから底地買取りも必要ないとの主張を繰り返してきました。「共同使用地」となると従来の前提が崩れることになります。従来の立場を撤回し、市民の共有財産である市有地の一方的な形質変更に対して、沖縄防衛局に抗議し工事の即時中止を求めるべきではないでしょうか。以上、一次質問とし二次質問は自席にて行います。誠意あるご答弁をお願い申し上げます。
○
大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 質問事項1要旨(1)、(2)、(3)についてお答えいたします。まず要旨(1)について。令和4年4月の待機児童数について現在選考を行っている途中ですが、2月1日時点の1次選考後の待機児童数は、ゼロ歳児13名、1歳児41名、2歳児7名、3歳児14名、4歳児ゼロ名、5歳児1名の計76名となっています。前年度の同時期の待機児童数が92名であったため、16名の減となっています。次に要旨(2)について、待機児童解消に向けた取組としては、名護市独自の取組であります潜在保育士や保育士養成校新卒者などを対象に採用1年目に15万円、2年目継続でフルタイムの場合は15万円、パートタイムの場合は半額の7万5,000円を助成する「名護市保育士等緊急確保事業」や、今年度、令和3年11月7日に北部地域で初めて沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」の次年度継続実施、さらに市内保育施設での就職を希望する潜在保育士や保育士養成校の生徒などを対象とした「名護市保育施設等見学ツアー」も次年度も継続して実施してまいります。さらに、国・県の補助金を活用し、保育士試験に合格し市内保育施設で保育士として就職することを目指す方々を対象とした保育士試験対策講座の実施や、保育士の正規雇用化に取り組んだ保育施設に対して補助金を支給する保育士正規雇用化促進事業、保育施設が保育士の宿舎の賃借料を補助する保育士宿舎借り上げ支援事業、保育士の負担軽減のため補助者を雇用するための保育体制強化事業などについても、継続して取り組んでまいります。次年度から新たに取り組む事業として、県の補助金を活用し、県外在住の保育士等が市内認可保育施設に就職する際にかかる渡航費、引っ越し費用等について助成を行う「県外保育士誘致支援事業」を実施することにより、さらなる保育士の確保に努めてまいります。また、ハード面につきましても、既存の認可保育施設等の受入枠の拡大を目的とした改修等に対する補助や、新規の小規模保育事業所の整備支援に取り組んでまいります。続いて質問の要旨(3)について、待機児童保護者への支援は、待機児童保護者に限った支援というものではありませんが、家庭で保育を行う保護者等を支援する「地域子育て支援拠点事業」を市内認可保育施設など6か所で実施しております。地域子育て支援拠点施設では、保育士等の職員による子育ての相談や、外部講師を呼んでの講話などを無料で実施しており、子育て世帯の支援を行っております。また、家庭保育の児童を対象に、日常生活上の突発的な事情や社会参加などにより、一時的に家庭での保育が困難な場合や、育児疲れによる保護者の心理的・身体的負担を軽減するために一時的に保育を行う「一時預かり保育事業」の実施に向けて取り組んでまいります。
○
大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 質問の事項2要旨(1)についてお答えします。現在名護市庁舎につきましては、障害者用駐車場及び一般駐車場に屋根がなく、天候が悪い場合には利用者の皆様へご不便をおかけしております。議員からご指摘のありました障害者用駐車場に関しましては、利用者のご意見を聞きながら不便な点の解消に努めてまいりました。これまでには、床の滑り止め施工や、植栽の一部を改修しスロープを設けた経緯がございますが、雨風をしのぐものがなく大変心苦しく思っております。屋根の設置に関しましては予算がかかることでございますので、何かしらの対策ができないか検討させていただきたいと思います。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 私からは質問の事項3要旨(1)についてお答えいたします。県道84号線の拡張整備に関しましては、事業者からは開園後の交通需要量予測調査結果及び住民説明会での地元住民の方々の意見を基に、沖縄県に対し県道84号線の右折帯設置や信号機の設置などの申入れを行っており、協議を重ねていると伺っております。本市からも沖縄県に改めて現状を確認したところ、県道84号線三差路の渋滞対策につきましては、令和元年から北部テーマパークの開業による周辺道路への影響について事業者と意見交換を行っており、対策の必要性について引き続き事業者と調整していくことを確認していると伺っております。今後、本市からも進捗状況を把握するため、沖縄県と意見交換を重ねてまいりたいと考えております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。本包括連携協定に基づきます連携事項は、観光リゾート振興と地域活性化に関すること、交通対策に関すること、教育・子ども育成に関すること、雇用促進・女性活躍に関すること、安心・安全に関すること等となっております。現在、本包括連携協定に基づく具体的取組の一つとして、教育分野で将来の観光人材の育成としまして、名桜大学での講義、講座の提案を行っていると伺っております。具体的な連携事項につきましては、事業の進捗に併せ議論を進める必要があり、本包括連携協定に基づき定例的に開催しております庁内連絡会議を通じまして、事業の進捗状況を把握し、地産品活用の推進などに向け協議を重ねてまいります。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 質問の事項4についてお答えします。まずは要旨(1)についてお答えします。議員ご質問のゲートの名称について確認したところ、第4ゲートとのことでございました。沖縄防衛局からは、第4ゲート付近においてキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として、商用車両用ゲート、コマーシャルゲートと言うらしいですが、その整備のための工事を実施することについて、令和3年6月15日に口頭で説明を受けております。先日の東恩納議員の一般質問の際に、手続等について一覧表にまとめた資料をタブレットにアップロードしておりますので、ご参照をお願いします。次に、要旨(2)についてお答えします。当該共同使用地は、工事の安全確保や施設・区域の適切な管理を図りつつ、整備工事を円滑に実施するため、日米地位協定第二条4(a)に基づき、沖縄防衛局が工事区域に係る土地を共同使用するものであり、共同使用の期間はゲート整備工事完了の日までと伺っております。また、第1ゲートの土地は共同使用されていないと伺っております。商用車用ゲート整備工事の概要等について、沖縄県を通じて防衛省から通知された文書を資料としてタブレットにアップロードしておりますので、ご確認をお願いします。要旨(3)と(4)は関連しますので、一括でお答えします。国が共同使用する米軍提供施設及び区域において形質変更等を行う場合も、土地建物等賃貸借契約書第9条に基づき沖縄防衛局から賃貸人へ通知することとされているところ、市へ伐採届が提出され、伐採することについて事前に連絡を受けているほか、土地建物等形質変更通知書も提出されており、商用車用ゲート整備工事について、中止を求める考えはございません。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 それでは順次、二次質問に入りたいと思います。まず質問の事項1の子育て支援・待機児童対策についてでございます。この問題については過去何回も、今議会も含めて大きな課題になっております。資料提供がありましたので、提供資料の範囲で若干確認したいと思いますが、待機児童数が昨年度同時期比で92人から76人、16人減ったということでございます。年齢別では需要の多い年齢層でありますゼロ歳児から2歳児が20人減少しております。新聞報道にあった昨年10月の時点での147人から大幅に減少した、減少する見込みだということでありますが、そうとはいえまだまだ多い数字だと思っております。この表を見ると、今年4月1日見込みで昨年同月と比べて減った理由ですね。人口動態を除いて主な理由として考えられるのはどういうことでしょうか。その辺を確認したいと思います。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 全体の数が減っている理由については、まだ選考途中であるため結果的に4月の待機児童数が令和3年度に比べ増減しているのか分からないこともあり、結果を受けて分析することとなりますが、令和3年度に比べて1歳児と3歳児については待機児童の増。ゼロ歳児と2歳児については減となっています。その主な理由としましては、毎年度出生率に偏りがあるため、令和4年度は令和3年度に比べて1歳児、3歳児クラスの子どもの人数が多く、ゼロ歳児、2歳児クラスの子どもの人数が少ないことが考えられます。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 確定ではないので、分析は今からということでありますが、どうしても人間ですので、子どもたちが相手ですので様々な流動があると思いますが、こういう分析も含めてしっかりと今後とも待機児童対策に生かしていただければと思います。そこで、今回私が質問に上げたのは、待機児童を抱える保護者の問題の一つであって、様々に待機児童解消問題は課題がいっぱいあります。即効力といいますか、これだけで全て解決するというものではなく、問題は一点だけではない。いっぱい各方面にあります。その中で現実的に入所保留になった待機児童保護者は非常に負担が大きい。職場に復帰できなかったりすることもあるわけです。そういうことで、先ほど一次答弁に出されました様々な、今年度の地域子育て支援拠点施設とか、一時預かり保育事業とか案内等もありますが、できればそういう待機児童保護者にもっと丁寧な案内とか相談窓口とか、そういうのができないのかどうか、そこのところも確認をしたいと思いますが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 一時預かり事業については、令和元年度から今年度までは市内で実施している事業所がないため周知を行っていない状況です。令和4年度は調整中で、事業実施に向けて取り組んでまいります。地域子育て支援拠点施設については、各施設が毎月発行しているお便りを保育・幼稚園課の窓口で自由に持ち帰ることができるように配置しています。また保育園の利用を希望する保護者に配布する利用案内書に、地域子育て支援拠点施設について記載することにより周知を行っています。議員がおっしゃるように、もう少し身近にできる対応策を検討していきたいと思います。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 入所保留になったときも、その通知の中で様々な案内をしているということは知っています。また、当局からいま参考にもらいました入所保留者に対するチラシがありますが、これを見ると無料を強調していて、そうではなくて入所保留の保護者に対するマニュアルといいますか、そういう形で主語を、同じ施設案内でも無料の案内ではなくて入所保留の保護者へのマニュアルみたいな形で、ちょっと主語を変えた上で工夫していただければと思っていますので、その辺も今後ぜひ検討していただければと思いますので、よろしくお願いします。そこで、市長に伺いたいのですが子育て支援というのは渡具知市長の重点政策でもあったと思います。今回の市長選挙でも子ども・子育て政策については本当に大きな市民の話題となって、大きな柱でありました。待機児童対策の柱としては先ほども言いましたが、ずっとありますし、今議会でもいっぱい一般質問があるし、昨年の12月定例会でも多く出ておりました。そういう意味では待機児童解消に向けてやる方策としての大きな流れは、もちろん受入枠を拡大することが第一であります。そのためにも保育施設の増設や保育士の確保、処遇改善、それから定着を図るのが当然であるというのがほぼ見えてきているわけですね。担当部局も一生懸命努力していると思います。そこで、いま必要なのは渡具知市長の政治力と決断であります。政治力というのは午前中にも翁長久美子議員が指摘しました国の保育士配置基準の見直し、改善とかを含めてであります。ですので、ぜひこの待機児童解消に向けてプロジェクトチームを創設するということを含めて、ぜひ渡具知市長のご意見をお伺いしたいと思いますが、いかがでしょうか、市長。
○
大城秀樹議長 渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 待機児童解消につきましては、多くの議員からご指摘がありまして、幾度となく議論が交わされてきておりますが、いまだ解消には至っていない状況でございます。市としてもハード面での施設整備、そしてソフト面での各種保育士確保に係る事業の実施を推し進めておりますが、保育所への入所申込率が上昇し続ける中、日々その解消に向けた効果的な取組について知恵を絞って取り組んでいる状況にございます。今後は、これまでご答弁申し上げておりますとおり待機児童解消に係る各種の事業を実施することによりまして、待機児童を抱える保護者の負担軽減に誠心誠意取り組んでまいりたいと思っているところでございます。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 市長。市長も公約で政策の5本柱の一番目に「子育て・教育、そして女性の働く環境を全力で支えます!」という形で、こういう政策も掲げておりますので、ぜひ公約実現のためにも頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いします。では、続きまして市庁舎までの屋根設置についてです。これにつきましては先ほどありましたが、申し訳ないと思っている認識はありますので、ぜひ早めに検討して予算措置も含めまして速やかな工事着工。もうすぐ梅雨ですので、これについては答弁は要りませんので、よろしくお願いします。続きまして北部テーマパークについてです。まず1点目、三差路。中山区の市道と県道84号線と古我知山線が接続する三差路ですが、これについての答弁を聞くと事業者が県に要請していると。それを市はただ県にどうなっているのと問い合わせるという、そんな感じにしか答弁を受けとれませんでした。名護市としてここで渋滞があるだろうと。地域住民にとっても非常に大変なことになるということの認識を含めて、名護市はどういうふうに思っているのかということを、そこを私は聞きたいのです。名護市の見解です。お伺いします。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 まず、工事期間中についてでございますが、工事用車両による資機材の運搬につきましては、大型工事におけるような特殊車両の使用などがない限りは道路の拡張、仮設等の整備などはなく、工事用車両は既存道路を走行するものと伺っております。今回の計画、議員のご質問や環境影響評価準備書にも記載がございますとおり、工事用車両が右折待ちの交通渋滞を引き起こす可能性があったということで、基本的に県道84号線の北側から左折して対象事業実施区域へ進入するという計画になっておりまして、本市としても交通渋滞に配慮された計画になっているものと認識をしております。引き続き、今後も工事の具体的な内容が固まってきた段階でも、安全策の対応について説明を伺っていきたいと考えております。また、開園後でございますが、開園後の県道84号線の三差路の拡張等については、県と北部テーマパーク準備会社との間で協議が現在進められているということでございまして、市としてもその開園後の交通需要予測の調査結果や地域住民の意見を踏まえまして、三差路などの拡張等の必要性を整理して県と意見交換を重ねたいと考えております。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 県のほうも、聞くところによると本庁の担当部と北部土木事務所との連携が、まだ十分情報が共有されていないということも聞きましたので、そこも含めて名護市としてぜひ強力に情報共有と、そして事業者から県道の拡張要求をして、それが通るのだったらどこの事業者でも多分やると思いますので、ぜひ名護市として必要性を、地域住民の安全も含めて確保するという意味で、改めて県との協議、要請も行っていただきたいと思います。よろしくお願いします。そこでもう1点ですが、包括協定の問題で、先ほど答弁に出たように、包括協定の柱が雇用促進・女性活躍、それから観光リゾート振興と地域活性化、教育・子ども育成、そして安心・安全という5つの分野で連携協定が組まれています。これについても一次答弁では名桜大学と観光人材育成で連携というのがありましたが、これもあくまでも主語が事業者であります。もちろん北部テーマパークをジャパンエンターテイメントが主体となった民間事業者が推進するわけですから、それについては名護市の直接の単独事業ではないので、当事者ではないという、当事者ではないという言い方が適切かどうか分かりませんが、事業主体ではないというのは分かりますが、しかし連携協定を結んでいるわけですから、ぜひ名護市のほうからも積極的に、例えば税収増や地域活性化の観点から職員、スタッフ用の宿舎を名護市で造るとか、要請するとか、確保するとか、そういう具体的な提案をもうちょっと連携協定を実践するためにも仕掛けるべきではないかと思いますが、その辺はいかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎
棚橋邦晃企画部長 先ほどもご答弁させていただきましたが、名桜大学との連携についてでございますが、当該包括連携協定を締結する前の令和元年度より本市と北部テーマパークの準備会社との間で連携事項について協議を行っておりまして、その際、公立大学法人名桜大学や県立名護商工高等学校などと連携した観光人材の育成、テーマパークにおける地元雇用の促進などの要望を本市から提出しているところでございます。その要望を踏まえまして包括連携協定の柱も掲げられ、その具体策として準備会社のほうから観光人材育成に係る講座等の提案にも至っているというところでございます。市からも本包括連携協定の具体策について、今後も事業の進捗状況を踏まえながら提案・要望してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 スケジュールによりますと、先ほども述べましたとおり嵐山ゴルフ場が今月いっぱいで営業を終了し、5月末までには建物の引き渡しを完了するという予定になっているということと、それから年末の本格工事に向けた先行工事、準備のために様々な重機を入れたりというのを7月頃からやりたいということであるそうです。そういう意味では非常に具体的に見えてまいります。中身についてはジャパンエンターテイメントが、USJとかディズニーランドとかという、ああいうアトラクション的な施設を入れるということではなくて、自然と共存した長期滞在型の施設とだけは聞いていますが、中身についてはまだまだ今からしか、ぎりぎりになってから発表するということで、乞うご期待みたいなことになっているのですが、それにしても環境影響評価書を見ると、ほぼ中身は大体分かってきて、自然体験を中心とした施設であるということは分かっていますので、そのためにも私たちもそれに対する対応をしっかりやらないといけないと思います。またすみません、市長。この公約を出しますが、市長は5本の柱の中の5番目に、「市内の均衡ある発展を目指します。」というところで、「北部テーマパークと連動した商品開発・名護産食材の提供」、それからもう一つは「北部テーマパークと連動した観光施設周遊バス路線を開設」。北部テーマパークというのが2つ出てきます。そういう意味では非常に市長の政策の柱にもなっていますので、ぜひ実行していただきたいと思います。今後とも連携協定の実施については私も注目していきたいと思いますので、しっかりとやっていただきたいと思います。続きまして質問の事項4、辺野古弾薬庫の一部土地使用についてでございます。最初に
東恩納琢磨議員の昨日の資料をめくってみますと、日米合同委員会での共同使用の承認が昨年、令和3年6月17日。それから防衛事務次官から県知事への通知が昨年7月16日。さらに県知事から名護市長へ名護市の関係部分だけの送付があったのが令和3年7月28日。そして名護市の総務課が受付をしたのが令和3年8月3日。名総務第211号となっております。また防衛事務次官から沖縄県知事宛てのかがみ文に、閣議決定を令和3年7月13日にやったということも書かれております。そうすると、防衛局から今回の共同使用について口頭での説明があったというのが6月15日です。日米合同委員会の正式承認の前に口頭で説明を受けたということになっております。それが全ての始まりになっていますが、予定として聞いたとしても、正式な閣議決定や県からの通知とかというのがない段階で口頭説明だけでよしとするのか。これが名護市の行政の在り方なのかということ。その辺、いつもこういう形で簡単に、決定もされない間に「はい、そうですか。」ということで受けて、そこから始めるのでしょうか。そういうことなのですか、通常。どうなのでしょうか、そこをまず確認したいと思います。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 商用車用ゲート整備のための共同使用については、工事着工前に沖縄県を通じて防衛省から閣議決定の通知がされており、一連の手続に問題はないと認識しております。なお、共同使用について市は是非を申し上げる立場にはなく、あくまでも事前に説明を受けたということでございます。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 別にこの文書の流れが違法かどうかというのは私も聞いていませんし、それは妥当だと思いますが、ただ私が言っているのは名護市の市有地を対象とした共同使用なので、それでこれはしっかりと慎重にやらないといけないのではないかということで、いま質問をしたわけです。では口頭説明の際にどのような説明があったのか。是か非かとか、ノーとは言えないということでありますが、しかし説明はしっかりと受けてもらわないと困ると思いますが、口頭で、例えば目的に関してはどうなるか、資料提供を求めたのがどうなるか、その辺も確認したいと思いますが、もしなければしっかりと概要説明……、概略設計とか基本設計とかそういう資料がありましたら、それも一緒に求めたいと思うのですが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 沖縄防衛局からは第4ゲート付近においてキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として商用車用ゲートを整備するための工事を実施するとの説明は受けておりますが、整備するゲートの工期等についての説明は受けておりません。商用車用ゲート整備のために辺野古弾薬庫の一部土地の共同使用が決定されておりますが、ゲート整備工事に必要な範囲の土地に関し共同使用する手続を取ったものと理解をしております。計画概要の資料につきまして、沖縄防衛局へ提供可能な資料があるか確認をしているところでございますが、現時点では返事をいただいておりませんので、ご了承ください。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 本当にアバウトですね。では確認ですが、今はまだ防衛局からの資料回答が出ていないということでありますが、もし防衛局が回答されて、文書の提供がされた場合においては、今回の一般質問での質問をもった上で自動的に議会へ提供していただけないでしょうか。仮定の話ですが。一応防衛局からの資料提供があった場合にということですが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 現在確認中ということでございます。沖縄防衛局から提供よしということであれば提供させていただきたいと思います。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 ですからこんなものですかね。口頭でやって「はい、そうですか。」と。何か言われなければ資料も、詳しい話も、どういうことなのと普通は、共同使用地で名護市の市有地ですよ。ですからどういうことなのかということも普通は聞くでしょう。そう思いませんか、皆さん。私、いま担当部局から資料提供で個人的にもらったんですけど、この一般質問の関連で。共同使用地に係るのが名護市辺野古下福地原というのですか、ハル名は。630-1から、それから630-7、630-13、630-14、630-15の5筆なんですね。すごく広いんです。辺野古弾薬庫まで係る、第2ゲートからね。第2ゲートから辺野古弾薬庫に係る広い範囲なんですけど、先ほど日米合同委員会の添付資料を見ても辺野古弾薬庫全般に、辺野古弾薬庫の地番というのは630-13ですけど、こんなにいっぱいはかかっていないんです。この辺の名護市有地の共同使用と書かれているこの5筆の中で、具体的にどこの範囲までというのは、皆さんは確定していないのですか。それからもう1点関連ですが、下のほうの第2ゲートの周辺は、今でいう正式な第4ゲート。美謝川の水路付替工事のための工事用車両を入れるための、基本的には第4ゲートなんですね。ですからそういう意味では美謝川との関連工事。商用車用ゲートを造るということですが、商用車用ゲートを造る大きな目的は、まずは美謝川の水路整備のための車両を入れるというのが大きな目的です。そういうことも含めて電線の地中化工事もありますが、そういう目的外的な使用も含めてしっかりとこの共同使用についての内容を確認されているのかどうか、そこも確認したいと思います。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 まず当該工事を実施するに当たり必要な範囲が、共同使用区域として閣議決定されたものだと承知をしております。辺野古弾薬庫本体部分とのご質問ではございますが、共同使用区域となりますのは当該工事を実施するために必要な辺野古弾薬庫の土地の一部であると伺っております。なお、沖縄防衛局へ資料は求めてはございません。次に洪水吐の付替工事との関連ということでございますが、辺野古ダムにおける洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備区域と重複する地番があると承知をしておりますが、商用車用ゲート整備工事に必要な部分について今回共同使用が決定されたものと理解をしております。また、沖縄防衛局からは第4ゲート付近においてキャンプ・シュワーブの再編成工事の一環として商用車用ゲート整備のための工事を実施すると説明を受けております。商用車用ゲートの整備場所、洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事や送電線等の地中化工事との関連について、市は承知しておりません。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 口頭での説明にしては非常に随分細かいところまで確認されているなと、逆に感心しました。今回、第4ゲート整備に係る伐採届について確認したいと思いますが、当初の伐採届が令和2年1月23日付で出されましたが、昨日、
東恩納琢磨議員が言っていました、
備考欄に林地開発協議書は現在沖縄県と協議中とありました。今年の令和4年2月2日付の期間の変更の伐採届においては、延長の理由が沖縄県との林地開発協議書の協議に時間を要したためとありました。それについて、沖縄県と防衛局との間の林地開発協議の成否については、名護市は確認していないというのが昨日の答弁でございました。そこで、美謝川付替工事における林地開発協議では、沖縄県のほうは協議未了と言っているのですが、沖縄防衛局のほうが勝手に協議終了ということで工事を強行いたしました。そこで、今回の第4ゲートの整備のための伐採届との整合性を確認するために美謝川付替工事、水路整備と言ってもいいですが、工事に関連して洪水吐や水路、工事用の道路の伐採届について提出されているのかどうなのか。もし提出されているのだったら一連の資料提供もお願いしたいのですが、その辺はいかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。
◎
玉城勝農林水産部長 まず初めに、林地開発協議は事業者と沖縄県により行われます。その際、市町村に伐採届は提出されません。林地開発協議の中での取扱いということになっておりますので、そのことを踏まえまして法的に国または地方公共団体が林地開発行為を行う場合、林地開発協議は必要とされておりませんが、国からの通知では開発許可の許可権者たる都道府県知事と連絡調整を取るよう記されているため、本市に国や地方公共団体から林地開発規模に当たる伐採届があった際は、沖縄県と連絡調整するよう伝えております。したがいまして、本市としましては県と国の協議及び連絡調整の内容に対し確認する必要はないと考えております。ご質問の伐採届に関してでございますが、令和3年8月31日に洪水吐及びそれに接続する水路、仮設道路とするための転用を目的に提出されたものがございますので、川野議員に確認しながら提出したいと考えております。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 丁寧な説明でありました。納得はしませんが一応分かりました。ただ、この森林法とか林地開発協議書は、名護市がこの地域は地域森林計画対象の民有地として
土地利用計画に入っている区域です。ダムから。これは去年6月の石嶺議員に提供された資料の土地開発計画の写しですが、そういう意味では森林の保護・保全というのは非常に大事だという前提でこれが作成されています。民間は免許許可制、県知事への許可制ですが、昨日もあったように国、地方公共団体がやる事業に関しては許可は必要ない。それに代わる協議というのがやられる。これは、国や地方公共団体がやる事業というのは性善説といいますか、悪いことをするわけがないと。ですからあの公有水面埋立法も民間はみんな免許制ですが、国や地方公共団体がやるのは協議で済ます。それを悪用したのが、ずっとこの間の防衛局のやり方です。協議という名の下に協議書を出せば終わり。向こうはイエスかノーは関係ないです。そういうことで、ずっといろいろなことをやってきました。直近ではこの美謝川の付替工事がそうです。そういう意味では、今回の第4ゲートの問題というのは非常にこういう国の不作為な、直接的な違法行為とまでは言えなくても、信義に基づいてやるべき法律の体系を国自らが崩しているという、本当に腹立たしい思いがするものであります。そういう意味で、この問題については再度しっかりと伐採届の件についても点検をして、制度のほうに安住するのではなくて、辺野古の新基地建設問題だということで、緊張感を持ってしっかりやっていただきたいと思っております。そこで今回、防衛局は伐採届もそうですが、名護市との土地建物等の契約に基づく土地建物等形質変更通知書、これを出さないで2月8日に伐採と整地作業を始めたのです。ゲート前で監視する市民の指摘で、慌てて2月24日に提出したのです。本当におかしいのではないかと思います。そういうことで名護市は伐採届も土地建物等形質変更通知書も出されているから、工事の中止を求めないということでありますが、先ほど言った本来国が遵守すべき条例、法律を自らが裏口を使ってやるとかというやり方でやってくる国のやり方に対して非常に憤りを感じるわけです。ですので今回は、名護市との土地建物等賃貸借契約第9条に基づく通知変更が遅れたことに対して、これは契約違反です。名護市としてしっかりとこれについては防衛局に厳重に抗議し、始末書あるいはてんまつ書、弁明書でも何でもいいです。とにかく防衛局の勝手なやり方は許さないということをしっかりとやっておくべきではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○
大城秀樹議長 祖慶実季総務部参事。
◎祖慶実季総務部参事 繰り返しになりますが、市へ伐採届が提出され、伐採することについて事前に連絡を受けているほか、土地建物等形質変更通知書も提出されており、商用車用ゲート整備について中止を求める考えはございません。通知書についても今後、着工日前に市へ提出するよう沖縄防衛局に申し入れ、沖縄防衛局も了承済みとなっております。
○
大城秀樹議長 川野純治議員。
◆川野純治議員 あくまでも伐採届も通知書も出ているから、そのまま工事をやらせるということでありました。残念であります。今後は注意しますということで済ませていくわけですが、今後しっかりと私たちは監視してまいります。そこで、渡具知市長も常日頃から、この辺野古の問題については法令にのっとってやるということを常々申し上げていると思います。ですので辺野古基地に賛成・反対に限らず行政として、あるいは名護市の市民の共有財産である市有地を守るという、保全をするという、そしてまた地域の森林も保全するということからしても、しっかりとした毅然(きぜん)たる態度で臨んでほしいというのがあります。ぜひそこは、今回改めてこういう防衛局の違法な開拓を容認するような態度は許さないということをはっきりとしていただきたいと思います。最後になりますが、12月定例会でも指摘をしましたが、この第2ゲート、そして今の第4ゲート、あの辺は急カーブというのは皆さんご存じです。日頃から交通安全対策が必要なのに今度は工事が重なります。この第4ゲート整備、そして美謝川整備の仮設道路のゲートがまたできます。そういう意味では非常に危ないということをはっきり言います。電線の地中化工事も多分入ってくると思いますので、ぜひこれは一般質問で通告してはないので要望ですが、交通安全対策も含めて防衛局に厳重にしっかりと申し入れていただきたいということを最後に申し上げまして、川野純治、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうござました。
○
大城秀樹議長 川野純治議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後2時28分) 再 開(午後2時37分)
○
大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。比嘉忍議員、一般質問を許します。休憩します。 休 憩(午後2時38分) (字句の訂正あり) 再 開(午後2時38分)
○
大城秀樹議長 再開します。
◆比嘉忍議員 皆さんこんにちは。議席番号19番、礎之会、比嘉忍、一般質問をさせていただきたいと思いますが、その前に
渡具知武豊市長、二期目の当選おめでとうございます。二期目の当選を目指して共に取組をさせていただきました。名護市民、名護市議会議員の一人として、多くの名護市民と共に大きな喜びとご期待を申し上げます。
渡具知武豊市長の当選は、一期目の4年間の行動力とリーダーシップを名護市民が評価しての当選だと思っております。行動力は皆さんご承知のように、この一期目4年間での公約の実現でございます。リーダーシップは北部の首長を引っ張る行動力です。喫緊の状況で申し上げますと、昨年の10月に衆議院議員に当選させていただきました島尻安伊子先生と共に、今年度で法律が切れる北部の振興事業の根拠となる沖振法の延長を、昨年には幾度となく北部の首長と共に政権政党や政府へ要請し実現していただきました。そのような行動力とリーダーシップをさらに発揮して今回の選挙で掲げた公約をしっかりと名護市民のために達成するために、もう一度市長として頑張っていただきたいとの多くの名護市民の思いでございますので、これからも4年間、引き続きよろしくお願い申し上げます。それでは通告に従いまして質問をさせていただきます。質問の事項1 ワクチン接種について。質問の要旨(1)これまでの接種状況と今後の見通しについて答弁を求めます。質問の事項2 公立幼稚園での預かり保育について。公立幼稚園での預かり保育について次のとおり答弁を求めます。質問の要旨(1)現時点での実施状況と今後の見通しについて。質問の要旨(2)認定こども園の計画について。質問の事項3 保育士の処遇改善について。保育士の処遇改善に向けて次のとおり答弁を求めます。質問の要旨(1)県内の先進事例について。質問の要旨(2)市の今後の取組について。質問の事項4 施政方針について。施政方針より、以下について具体的に答弁を求めます。質問の要旨(1)P6、保育施設の改修及び小規模保育施設整備の支援について。質問の要旨(2)P10、「障がい者支援につきましては、居宅介護などの介護給付、就労継続支援などの訓練等給付や補装具給付、更生医療などの医療費助成を引き続き実施いたします。」について。質問の要旨(3)P13、「まちづくりにおいては、行政のみならず民間の力も積極的に取り入れていきます。その中で、スケートボードや3x3などができるスポーツパークの整備については、民間企業と連携した取組で実現してまいります。」について。質問の要旨(4)P17、「軽石の影響を受けた漁業者に対する支援を実施してまいります。」について。以上、一次質問とし、二次質問は自席にて行います。事項別に答弁をよろしくお願いします。
○
大城秀樹議長 さきの通告により一問一答事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 質問の事項1要旨(1)についてお答えします。コロナワクチン接種の状況につきましては、現在、3回目の追加接種を実施しているところでございます。昨年12月から医療従事者の追加接種を開始し、高齢者施設の巡回接種につきましても、北部地区医師会をはじめ県立北部病院や市内各医療機関の協力により施設が希望した時期に接種を終えることができました。高齢者や高齢者以外の一般の方への接種につきましても、当初、2回目接種から8か月経過後としていたものを、市内医療機関の協力により早期に接種体制を整えることができたことから、6か月経過後の前倒し接種を高齢者では1月19日から、高齢者以外の一般の方は2月から実施しております。令和4年3月9日時点の本市の3回目接種の対人口接種率は25.3%で、そのうち65歳以上高齢者の接種率が69.2%となっております。沖縄県では特に若者世代に比べ重症化リスクが高い65歳以上の高齢者について、令和4年3月末までを「沖縄県ワクチン追加接種推進期間」として、期間中に「高齢者人口の70%の追加接種」を数値目標として設定しております。本市におきましても近日中に当該目標の達成が見込まれますが、引き続き関係機関と連携を図りながら接種率アップに取り組んでまいりたいと考えております。また、1回目、2回目の接種につきましても引き続き個別接種実施医療機関において実施しておりますので、名護市のホームページ等を通して接種を呼びかけてまいります。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 実施状況が県の目標値70%に対して69.2%ということで、もう間もなく達成するという状況であります。それから1月19日から高齢者の3回目接種がスタートしたということで、県内を見ても名護市は先んじて接種が進んでいる状況ではないかというのが伺えます。それから圏域別の状況に関しましては重症者病床使用率がございますが、これに関しては市町村別とかは出ておりませんで、これは3月2日の状況ですが、重症者病床使用率が沖縄県全体で20.6%、それから本島内だけで21%ということでございます。市町村別のものは数字が出ていないということですが、名護市において重症者がいらっしゃるのかどうか、その点について答弁をお願いいたします。
○
大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 現在のところ市内における重症者、患者はおりません。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 県内においては3月2日時点で重症者病床に21名が入院されているということで、名護市においてはいらっしゃらないということで、これは昨年からマスコミでもテレビでも報道されておりました名護市役所と北部地区医師会、あるいは県立北部病院の皆さん、三者の連携のすばらしさが評価されておりました。よく使われますエッセンシャルワーカーの皆さんと名護市役所の担当職員の皆さんが連携を密にして取り組んだ結果だと思っております。それは3回目接種の取組が早かったからではないかと思っております。重症者がいらっしゃらないというのもワクチンの効果が大ということが専門家の先生方の意見等でも多く出ておりますので、引き続き目標値をクリアしながらも、より多くの高齢者、それから市民が3回目接種を達成できるように、またこれからも引き続きよろしくお願いしたいと思います。それでは議長、事項2をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 事項2要旨(1)、(2)についてお答えします。名護市の公立幼稚園での現時点での預かり保育の実施状況としましては12園のうち屋部幼稚園、名護幼稚園、大北幼稚園の3園で預かり保育を実施しており、各園の定員は30人となっております。令和4年3月1日現在の利用者は屋部幼稚園30人、名護幼稚園30人、大北幼稚園29人となっており、屋部幼稚園、名護幼稚園については定員が全て埋まっている状況となっており、大北幼稚園については1枠空きがある状況となっております。今後の見通しにつきましては、次年度もこの3園で預かり保育を実施する予定で募集を行っており、令和4年2月末現在で屋部幼稚園30人、名護幼稚園30人、大北幼稚園29人の利用が決定しており、大北幼稚園の1枠のみ空きがある状況となっております。幼稚園の預かり保育につきましては、「名護市立幼稚園の今後の在り方についての方針」に基づき実施しているところですが、実施している3園においては利用率が100%近くとなり希望しても利用できない状況もありますので、定員の拡充等について検討していきたいと考えております。なお、検討する際には近隣の法人保育施設の5歳児の受入れへの影響も想定されますので、法人保育施設等のご意見も伺いながら検討を進めてまいりたいと思います。次に要旨(2)の認定こども園の計画についてですが、名護市においては久志地域において久志幼稚園と瀬嵩保育所を統合した公設公営の「幼保連携型認定こども園」の設置に向けてこれまで取り組んできましたが、今年9月の「緑風こども園」の開園で久志地域での就学前の一体的な教育・保育体制を整えることができました。こども家庭部では、久志地域以外での認定こども園への移行等についても検討が必要と考えており、幼稚園施設の有効活用も含めて幅広く検討し方向性を示してまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 預かり保育の利用者については30人、30人、29人ということですが、それぞれ実施しているこの3園の幼稚園児の定数について答弁をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 預かり保育実施3園の定数についてですが、それぞれ90人定員となっており3園で計270人となっております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 90人の定数で預かり保育を受けられる子どもたちは30人ということで3分の1ということになります。設置基準、預かる施設の面積や配置する先生方の基準等があるとは思いますが、これは保護者のほうからどうにか増やせないかというような要望もございますが、今は定数がそれぞれ30人ずつで、大北幼稚園が29人ということで1枠空いているわけですが、その他30人ずつの屋部、名護幼稚園でのキャンセル待ちとかのお子さんもいらっしゃるのでしょうか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 現時点でのキャンセル待ちにつきましては、名護幼稚園3人、屋部幼稚園10人の計13人となっております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 これは実際、手続上キャンセル待ちをされている方の数字だと思います。キャンセル待ちになりますよと言われて諦めたという保護者の声も聞いておりますし、なぜその幼稚園の預かり保育を望むのか、望んでいるお母さんから意見を聞いたときに、一番多かったのが同じ園児がそのままスライドして小学校に行く。名護幼稚園でしたら、いらっしゃる皆さんが、90人の名護幼稚園の園児が名護小学校に行くという形で、1年生、小学校に上がってからの不安等の解消、それから学校現場になじめないというようなものの解消を目指しているという保護者が多い、そういう思いで幼稚園の預かり保育を希望しているんだよということを伺っております。定数が30人、設置基準があると思いますが、30人の基準の次に増やすとなると、すぐ60人になるのか、あるいは30人の次は、15人の定数増とかという形で、配置基準ができるのかということと、1人当たりの面積とか、その辺の確保というのも課題になるのか。なので、今の30人でやっていてニーズ調査等も踏まえて今後、先ほどの答弁では周辺の保育園との調整も、との答弁がございましたが、この預かり保育の定数が現時点で30人である理由。あるいはもう少し増やせないのかということについて、もう一度答弁をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 名護市においては、これまで保育施設等の整備を進め保育を必要とする子のゼロ歳から5歳児までの受け皿を確保してきました。このため、幼稚園での預かり保育を拡充した場合には近隣の法人保育施設等の5歳児の受入れへの影響が想定されます。また、幼稚園の一時的余裕教室や休園となった園舎については、放課後児童クラブや子どもの家といった午後の子どもの居場所としても活用されていることから、時間帯によっては幼稚園児と小学生が同じ敷地を利用することになり、敷地が手狭なことから安全面での課題等もあります。しかし、現在預かり保育については定員を超える申込みがあり、希望しても利用できていない状況がありますので、課題等を整理しながら預かり保育の拡充等について検討していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 今後またさらに状況把握、ニーズ調査等含めて、それから施設の設置、近隣の保育施設との調和等も勘案しながらニーズに合った政策を展開できるように、しっかりと対応をよろしくお願いしたいと思っております。それでは議長、事項3をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 質問の事項3要旨(1)、(2)について一括してお答えします。保育士の処遇改善に向けての県内の先進事例についてですが、県内10市では石垣市の1市が独自の処遇改善の取組として、平成28年度から「石垣市認可保育所等に勤務する保育士等給与費補助金」事業を実施しており、残りの9市については市独自の処遇改善については行われていないと伺っております。石垣市の事業内容としましては、市が保育所等に対して正規・非正規の身分を問わず石垣市に住所を有する保育士・みなし保育士及び保育補助者の給与等に要する経費について補助する内容となっております。補助金額については、保育士及びみなし保育士1人につき月額5,000円、保育補助者1人につき月額3,000円となっております。なお、石垣市については、今年度で本補助金事業について終了することになっていると担当者から伺っております。その他の町村では、北谷町と北中城村で独自の処遇改善が実施されていると伺っております。要旨(2)今後の市の取組につきましては、国において新型コロナウイルス感染症への対応等において最前線で働く保育士・保育教諭等の処遇改善のため、賃上げ効果が継続されることを前提として、令和4年2月から保育士・保育教諭等の収入を3%程度引き上げるための措置を実施する「保育士等処遇改善臨時特例交付金事業」が実施されることから、名護市においてもまずは本事業を着実に実施することにより、保育士・保育教諭等の処遇改善に努めてまいりたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 独自の保育士処遇改善の取組についてもありましたが、国のほうから今回の処遇改善もございました。その前に皆さんご承知のことと思いますが、平成25年度からですか、処遇改善等加算Ⅰが3%分、9,000円程度。それから平成30年度には11%分ということで3万5,000円程度ですか、加算されている。これは質の高い、今ありました保育・教育の安定的な供給を目的として職員の賃金改善、キャリアアップの取組に応じた人件費の加算である処遇改善等加算Ⅰ、技能・経験を積んだ職員に係る追加的な人件費の加算である処遇改善等加算Ⅱがあり、施設事業者からの申請に基づいて沖縄県知事が加算認定を行っておりますということでございます。処遇改善等加算Ⅰについては事業所職員1人当たりの平均経験年数に応じた改善基礎分と、賃金改善要件分で構成されており、各保育所等に対して公定価格に含めて支給され、支給対処者は非常勤を含めて全ての職員が対象であり、また処遇改善等加算Ⅱについては全ての職員が対象の加算Ⅰとは異なり、一定程度の経験年数及び専門分野、職務分野別の研修を受講している職員で副主任や当該分野の専門リーダーの辞令の発令等を受けている職員が対象ということであります。それは先ほども申し上げましたが、それぞれの施設からの申請に基づき県知事が加算認定を行っているということでございますが、名護市内の保育施設においての申請と加算認定の状況について答弁をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 処遇改善等加算Ⅰ及び処遇改善等加算Ⅱの認定について、申請に当たっては、保育所等から名護市を通じて沖縄県へ提出し、沖縄県が加算率を認定することとなっております。議員ご質問の処遇改善等加算Ⅰ及び処遇改善等加算Ⅱの加算認定状況についてですが、昨年度は処遇改善等加算Ⅰについては39園が、処遇改善等加算Ⅱについては35園が申請を行い加算認定が下りております。今年度、処遇改善等加算Ⅰについては41園が申請し、処遇改善等加算Ⅱについては37園が申請を行っております。加算の認定状況については現時点においては沖縄県からの認定が下りてはおりません。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 今年度の分に関しては申請してまだ下りていないということですが、昨年度分に関しては申請した件数全て認定されているということでありますが、全保育施設が申請しているというわけではないということであります。そういう部分もこの国の制度をフル活用できるように、役所としてもそれの認定に向けてのお手伝い等もぜひやっていただきたいと思っております。またこれはしっかり認定を受けて、園のほうでの裁量になってくると思いますが、要件を満たす賃金改善が確認できない場合には必要に応じて書面による理由の提示の要求や、直接の面談により職員の賃金改善の充実を図るよう指導ができるということになっていると思いますが、それの実施状況について答弁をお願いします。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 賃金改善実績調べにおいて、今年度は令和2年度の実績額調べを行っておりますが、現時点においては全ての施設の確認は終えておりません。令和元年度の賃金改善実績調べでは、処遇改善等加算Ⅰについては39園中25園で基準年度と比較して賃金の改善が図られ、処遇改善等加算Ⅱについては35園中18園で基準年度と比較して賃金の改善が図られております。また、基準年度より賃金の改善が図られていない施設については、賃金の改善が図られるよう指導を行っているところでございます。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 こういう制度をうまく活用してしっかり認定を受けて、それから給付を受けて職員にしっかり反映できるように市としても連携しながら、アドバイスをしながら何かの手違い等でされていないという部分もあると聞いておりますので、その辺はしっかり対応していただきたいと思っております。それから次年度予算にもありました今回の処遇改善、午前中の答弁でもありましたように、名護市としても独自にやるべきではないかという思いもあります。その件に関してはどのような見解をお持ちでしょうか。
○
大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 今回の処遇改善について、施設側は補助される額以上の賃金改善を実施することが要件となっておりますが、その配分方法については、その施設が独自に加配している職員も含めて一定の賃金改善が可能となるよう、実際の賃金改善に当たっては施設側の判断で柔軟な配分が可能となっておりますので、まずは各保育施設においてどういう形で対象職員に対してその改善額が支給されるのかをきちんと把握することが必要であると考えております。一方で、これまで度々議会で答弁させていただいているように、従来の処遇改善に係る指導を行う中で、その施設への適正な支出について市と施設の双方で考えていくことも大変重要であると考えておりますので、市独自の補助につきましては、今後そういう内容確認も踏まえながら総合的に判断していきたいと考えております。
○
大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 課題として挙げられた点をしっかりとまた解決できるように、今
こども家庭部長から答弁がありましたように、総合的に判断して考えていきたいということでありますので、前向きな答弁だと捉えて、次に行きたいと思います。よろしくお願いいたします。議長、事項4をお願いします。
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大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 質問の事項4要旨(1)についてお答えします。令和4年度につきましては、令和4年4月の待機児童数の状況を踏まえながら待機児童が多いゼロ歳から2歳児を対象とした小規模保育事業所1園の整備と既設の保育施設の増築・改修等を行い児童の受入枠を増加し、待機児童の解消を図ることを目的とした整備について進める予定です。小規模保育事業所については新設への整備に対応した令和4年度予算を計上しており、増築等に関しましては、施設の有効面積から算出される最大収容可能児童数と利用児童数の差が10人以下であること、認可定員と利用定員が同数であり、かつ、定員以上の受入れを行っていること、定員増に対応できる保育士が確保できること等を条件に増築等を行う施設を選定し、必要な年齢についての部屋の増築等に取り組んでまいりたいと考えております。
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大城秀樹議長 荻堂盛邦福祉部長。
◎
荻堂盛邦福祉部長 私のほうからは質問の事項4要旨(2)についてお答えいたします。障がい者への支援、具体的にということでございますので、まず介護給付についての事業ですが、こちらのほうはヘルパーによる訪問系のサービスということで、食事の調理や掃除・洗濯などの家事援助といったものや、それから居宅での入浴介助、そういうものがございます。それから訓練等の給付ということですが、こちらのほうは市役所庁舎の草刈り、または21世紀の森公園内の清掃等、環境美化作業や、それから事業所での野菜栽培、それからカフェの運営など、そういう就労の訓練などを行う事業を実施しております。それから補装具の給付でございますが、こちらのほうにつきましては義足や義手などの交付、それから車椅子など日常生活に必要なものを給付している事業でございます。それから更生医療ですが、こちらのほうは人工透析であったり心臓の手術など、医療費の助成をする事業でございます。これまでのこれらの支援に加えて、コロナ禍での支援体制の調整など障がい者が地域で安心して暮らせるための支援を実施していきます。なお、これまでも言われていましたが、障害者支援に携わる人材不足が今回のコロナ禍においても課題として挙げられております。そこで、令和4年度は試験的に障害者支援人材の育成、養成に取り組んでいきたいと考えております。
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大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 それでは私のほうからは質問の事項4要旨(3)についてお答えいたします。現在スケートボードや3x3の利用者が使用する場所につきましては、21世紀の森公園の多目的プレイゾーンを使用しております。一方では、本市において、21世紀の森公園周辺エリア活用推進事業による当該公園の魅力創出の取組として、Park-PFIの導入に向けたトライアル・サウンディングによる暫定的な公園利用を許可したところ、多目的プレイゾーンにおいてスケートボードや3x3以外の利用要望が多くあったところでございます。そのような中、新たにスケートボードなどに適した用地の確保や整備について検討を始め、未利用、または活用可能性がある場所を検討したところ、イオン琉球株式会社と意見交換を行った際に、イオン名護店の屋上駐車場の利活用についてご提案をいただいております。その活用について、現在検討をしているところでございます。
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大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。
◎
玉城勝農林水産部長 質問の事項4要旨(4)についてお答えいたします。本定例会においては、多くの議員の皆様から軽石に関するご質問が出されておりますので、答弁に関しまして重複するところもあると思いますが、ご了承いただきたいと思います。昨年10月頃より沖縄本島周辺に漂流してきた海底火山噴火に伴い発生した軽石により出漁できないなど、漁業活動に影響が生じたため、本市の名護漁業協同組合、羽地漁業協同組合からは、こし器等の設置や漁業補償などの支援を求める要望が、国、沖縄県、名護市にも出されてきました。その後、国や県の補助により、ある一定程度の要件を満たした場合に限り、こし器等の設置支援が受けられる状況となっております。また漁業協同組合によりますと、漁業者が加入している漁業共済により、減った水揚げに対する漁業補償が行われると伺っております。本市としましては、国や沖縄県の補助や既存の補償制度では対応できない部分を市独自の支援策として、令和4年度の単年度ではございますが、本市の漁業協同組合に所属している漁業者が名護漁港で実施されている競り市場に出品する際に必要な水揚手数料と漁船建造等に対する助成を行う予定で、本定例会において令和4年度当初予算案として計上しているところでございます。名護漁港で実施されている競り市場における水揚手数料でございますが、漁獲物を出品した漁業者は競り市場を運営する名護漁業協同組合が定める水揚手数料として、競り落札額5.5%を漁協に支払っております。また、他の漁業協同組合員が名護漁港の競り市場に出品した場合は、名護漁業協同組合への水揚手数料に加え、所属する漁業協同組合に対しても各漁業協同組合で定めている水揚手数料を支払うことになります。羽地漁業協同組合に所属している漁業者が出品した場合は、名護漁業協同組合と羽地漁業協同組合へそれぞれ5.5%、合計11%の水揚手数料を支払っております。本市としましては、名護漁業協同組合及び羽地漁業協同組合に所属する漁業者が各組合に支払う水揚手数料を支援したいと考えております。支援額につきましては、市内の漁業協同組合に所属する組合員が、令和3年1月から12月までの1年間に支払った水揚手数料の実績額を基に予算を計上しております。このような支援により漁業活動の意欲が上がり漁獲高も上がっていくものと考えているところでございます。また、漁船建造等に対する助成につきましては、これまでも本市独自の支援として名護市水産業奨励補助金交付要綱に基づき、名護漁業協同組合、羽地漁業協同組合に所属する組合員が購入する漁船やエンジン、GPS等の科学装備品を購入する際の金額に対し、予算の範囲内で補助率20%以内の補助を行っておりますが、軽石の影響により漁船の故障も生じていると伺っておりますので令和4年度はより多くの漁業者に名護市水産業奨励補助金を利用してもらえるよう予算を上乗せ計上しており、軽石により経営に影響が生じている漁業者に対し、支援を行っていきたいと考えております。
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大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 事項4については1点だけ。平得部長、やっとこのスケートボードパークですね、七、八年ぐらい前だったと思います。民生教育常任委員会にも陳情が上がっていて、民生教育常任委員会で県内の市町村で設置しているところを視察させていただいて、陳情も採択させていただいたのですが、やっと兆しが見えてきたかなと思っております。現時点での事業スケジュール等をもしお示しできましたら、よろしくお願いしたいと思います。
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大城秀樹議長 平得薫
地域経済部長。
◎平得薫
地域経済部長 現在は、スケートボードをやっている方々の意見を聴取して、それから取りまとめをしているところではありますが、特に場所につきましては先ほど述べたようにイオン琉球名護店の屋上を活用していければと思っています。あと、イオン琉球名護店の3階の駐車場ですので、そこを見学したところでありますが、そこに関しては荷重とかそういうのは問題ないということで、イオン琉球の担当の方と今そこまでは進めているところでございます。
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大城秀樹議長 比嘉忍議員。
◆比嘉忍議員 結びに軽石の件で、二次質問ではないのですが、再利用、再利用は今回通告していなかったのですが、昨日までの県での再利用について、県のホームページにアイデア集があり、私も拝見させていただきました。塩分が含まれているということで除草剤等に適しているとか、いろいろなチーム、企業がアイデアを県のほうに上げております。また、名護市内のある企業がサンゴ養殖用基盤材として、その技術を確立しております。これは養殖業者と漁業者の皆さんとのマッチングになると思いますが、そういう需要があれば、そういう技術開発をしている市内企業の皆さん、企業体もいらっしゃいますので、ぜひその辺の声もフォローアップしてマッチングにも努めていただきたいと思っております。ありがとうございました。以上をもちまして比嘉忍、一般質問を終わります。
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大城秀樹議長 比嘉忍議員の一般質問を終わります。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。 散 会(午後3時24分)...