名護市議会 2021-12-02
12月09日-05号
令和3年第205回名護市定例会 第205回
名護市議会定例会会議録┌─────────┬───────────────────────────────┐│招 集 年 月
日│ 令和3年12月2日 木曜日 午前10時 │├─────────┼───────────────────────────────┤│招 集 の 場
所│ 名 護 市 議 会 議 場 │├─────────┼───────────────────────────────┤│開
議│ 令和3年12月9日 木曜日 午前10時0分 │├─────────┼───────────────────────────────┤│散
会│ 令和3年12月9日 木曜日 午後3時51分 │└─────────┴───────────────────────────────┘出席並びに欠席議員 出 席 26名 欠 席 0名┌────┬───────────┬───┬────┬───────────┬───
┐│議席番号│ 氏 名 │出
欠│議席番号│ 氏 名 │出 欠│├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 1 │ 島 袋
力 │ 出 │ 15 │ 翁 長 久美子
│ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 2 │ 長 山 正 邦
│ 出 │ 16 │ 仲 村 善
幸 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 3 │ 大 浜 幸
秀 │ 出 │ 17 │ 比 嘉 拓
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 4 │ 吉 居 俊 平
│ 出 │ 18 │ 宮 城 安
秀 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 5 │ 川 野 純
治 │ 出 │ 19 │ 比 嘉
忍 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 6 │ 石 嶺 康
政 │ 出 │ 20 │ 岸 本 直
也 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 7 │ 仲 尾 ちあき
│ 出 │ 21 │ 金 城 善
英 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 8 │ 金 城 隆
│ 出 │ 22 │ 大 城 秀
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 9 │ 宮 城 さゆり
│ 出 │ 23 │ 岸 本 洋 平
│ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 10 │ 宮 里 尚
│ 出 │ 24 │ 神 山 正
樹 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 11 │ 大 城 敬
人 │ 出 │ 25 │ 小 濱 守
男 │ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 12 │ 東恩納 琢 磨
│ 出 │ 26 │ 比 嘉 祐 一
│ 出 │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 13 │ 比 嘉 勝
彦 │ 出 │ │ │ │├────┼───────────┼───┼────┼───────────┼───┤│ 14 │ 平 光
男 │ 出 │ │ │ │└────┴───────────┴───┴────┴───────────┴───┘ 署名議員 8番 金城 隆 9番 宮城 さゆり 議事日程 別紙のとおり 会議に付した事件 別紙のとおり 会議の結果 別紙のとおり法第121条第1項による出席者 市 長 渡具知 武 豊 副市長 金 城 秀 郎 総務部長 比 嘉 一 文 企画部長 棚 橋 邦 晃 地域経済部長 平 得 薫 市民部長 仲 本 太 福祉部長 荻 堂 盛 邦
こども家庭部長 比 嘉 ひとみ 農林水産部長 玉 城 勝 建設部長 當 山 賢 環境水道部長 佐久川 博 光 消防長 安 里 順 総務部参事 祖 慶 実 季 教育長 岸 本 敏 孝教育次長 岸 本 尚
志議会事務局出席者 事務局長 屋 部 憲 克 次長兼庶務係長 大 城 秀 樹 議事係長 宮 城 建 庶務係主査 金 城 浩 議事係 島 袋 ちえり 庶務係 久 高 志 津 議事係 岸 本 健 伸 議事係 上 地 健
会計年度任用職員 玉 城 直 喜
○大城秀樹議長 おはようございます。これから本日の会議を開きます。 まず初めに諸般の報告を行います。12月7日受付で、済井出区在住の方から
多面的機能支払い交付金についての要請の文書がありました。 日程により一般質問を行います。岸本洋平議員、一般質問を許します。
◆岸本洋平議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ウチナーグチはここまでにいたしまして、これより議席番号23番、岸本洋平、一般質問をいたします。質問に入る前に一言、所感を述べさせていただきます。師走に入り、
皆さんお忙しい日々をお過ごしのことと思います。コロナの影響は予断を許さないものの、一定程度の落ち着きを取り戻し、まちは年末年始の行事に向けて活気を帯びております。私も、今年の年末、そして来年の年始は忙しくなるぞと気を引き締めているところであります。それにいたしましても、
新型コロナウイルス感染症の影響は、先ほど一定程度落ち着いたと申し上げましたものの、これからも私たち議会、行政、そして市民の皆さんと力を合わせて、このコロナ禍を乗り越えていかなければなりません。私も全力を挙げて、市民の皆さん、そして事業者の皆さんのご支援をしてまいることをお約束申し上げます。毎日があまりにも忙しく過ぎていきますと、大切なものを忘れてしまう、そのようなこともあるように思っております。心にゆとりを持って1年間を振り返ることも大事なことではないでしょうか。ふと、家族の顔が思い浮かびます。日頃の妻への言葉はどうだっただろうか。子どもの話を聞くことはできているだろうか。思い当たることがたくさん出てまいります。家族、そしてお一人お一人の思いをしっかりと受け止める。向き合うことの大切さを改めて今年の年末は感じております。私たちは日々、多くの方々との関係性を持って暮らしております。それは今や、直接のコミュニケーションにとどまらず、インターネットにより世界中に広がっています。今、世界での関心事、最も重要な課題は何といっても気候変動です。地球温暖化を何としても食い止めて、子どもたちが豊かな自然と共に暮らすことのできる社会を、これからの未来に残していかなければなりません。本日の新聞記事をここで紹介させていただきたいと思いますけれども、12月9日付ですが、一面に「普天間第二小近くに汚水 米軍、PFASを放出。米軍が普天間飛行場の消火訓練施設の
有機フッ素化合物PFAS汚水を、普天間第二小学校に近接する水路を使って民間地に放出していたことが8日、分かった。」、「民間地への
PFAS放出経路を示す地図が明らかになったのは初めて。」という報道があります。大切な沖縄の自然環境。子どもたちに残していかなければ、受け継いでいかなければならない沖縄の財産。このように汚染されている現状がいまだにあります。私たちは、こうした米軍基地からの問題にこれまでも向き合ってまいりました。戦後76年たった今もなお改善されないことが、このような問題が多く残っている現状、私たちは、今ここではっきりと示さなければならないことがある。意見しなければならないことがあります。今の生活、県民の命、財産を守るために、たとえどのようなものが相手であろうとはっきりと物を申し上げていく。その姿勢を、毅然(きぜん)とした態度を持ち続けなければいけません。しかしながら、ここ名護市の辺野古・大浦湾では、米軍基地を造るために防衛省が埋立工事を行っています。生物多様性に富んだ貴重な海を埋め立てる行為は世界的な自然再生への取組にも逆行し、先人たちから受け継いだ大切な名護市民の財産を破壊するものであります。去る11月25日、
玉城デニー知事は、この新基地の設計変更申請を不承認としました。法の適合性を含め、論理的かつ科学的な知見に基づいた不承認の理由に、名護市民、沖縄県民のみならず、多くの国民の理解を得たと考えております。完成が見通せない新基地、ここで止めるべきです。県の試算では2兆5,000億円もの予算がかかると言われている工事。軟弱地盤により、完成が見通せないものに、莫大な予算をかけることが許されるわけはありません。そのような予算があれば、国民の生活を手厚く支援すべきです。これからの時代を担う子どもたちへの教育、若者の雇用創出、そして高齢者、障がいのある方への福祉に使っていくべきではないでしょうか。大切なものは何か。市民の暮らしと命を守るために、はっきりと言わなければならないことがある。今ここで勇気を持って、新基地建設を止めるべきときです。そして、名護市の新たな未来図を描いて力強く前へ進むときなのです。以上を申し上げて一般質問に入ります。質問の事項1
玉城デニー沖縄県知事が辺野古新基地建設の設計概要変更を不承認としたことについて。質問の要旨(1)11月25日、
玉城デニー沖縄県知事は、軟弱地盤を改良するために昨年防衛省が申請した「
普天間飛行場代替施設建設事業に係る
埋立地用途変更及び
設計概要変更承認申請」を不承認とし、
公有水面埋立法等への適合について論理的かつ科学的知見に基づいた理由を述べられました。改めて計画のずさんさが浮き彫りになりました。特に、B27地点は海水面下90メートルまでマヨネーズ並みの軟弱地盤が広がるが、改良工事は70メートルまでとされ、20メートルの未改良層が残り、妥当性を示すデータは示されておりません。地盤の安定性が確保できず、完成が見通せない工事を強行することは許されません。知事の不承認について市長の見解を伺います。質問の要旨(2)不承認に伴い、辺野古ダムの洪水吐、美謝川の切替工事も見直すべきであると考えるが見解を伺います。質問の要旨(3)安心・安全な住民、市民生活を守り、生物多様性に富んだ辺野古・大浦湾の海とやんばるの美しい自然環境を守って次の世代に引き継ぐためにも、辺野古新基地建設問題について名護市は意見すべきだと考えますが市長の見解を伺います。質問の事項2 教育行政について。質問の要旨(1)小中学校の学用品費、修学旅行費の徴収については、中学校は事務担当者が、小学校は各担任が担っている状況です。日頃、保護者との良好な関係構築を行っている担任が徴収することは負担となります。スムーズな学級運営が維持できるよう対応策を講じていただきたいと思いますが、当局の見解を伺います。質問の要旨(2)児童生徒の校区外申請について、様々な理由で校区外申請をしていると思われるので必要だと思いますが、学校まで距離があり通学に時間を要する場合が多く、児童生徒の登校が困難になっているケースはないか確認をすることが必要だと考えるがいかがでしょうか。以上一次質問といたしまして、二次質問は自席より行います。ご答弁よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 質問の事項1要旨(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局が申請をしておりました
普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立変更承認申請につきましては、県知事が権限に基づいて不承認と判断したものと認識しております。報道にもありますように、先日、沖縄防衛局が国土交通大臣に対し
行政不服審査法に基づく審査請求を行っておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。次に要旨(3)についてお答えいたします。いかなる開発行為においても、自然環境への影響が最小限となるよう配慮すべきであると考えております。
普天間飛行場代替施設建設事業につきましては国と県との間で見解の相違があり、訴訟などにまで至っている状況となっていることから、慎重に推移を見守る必要があると考えております。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 質問事項1要旨(2)についてお答えします。沖縄防衛局が実施している辺野古ダムにおける洪水吐の付替工事及びそれに接続する水路整備工事につきましては、変更承認申請に係るものではなく、既に沖縄県知事の承認を得た計画に基づき実施されているものと承知しておりますので市から申し入れることは考えておりません。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 質問の事項2質問の要旨(1)についてお答えします。学用品費の徴収につきましては、議員がおっしゃるとおり中学校は学校の事務員が、小学校につきましては各担任が担っている状況にあります。これは、中学校に比べて小学校では学年ごとに購入する学用品等が異なっていることなど、中学校のように事務員が取りまとめて処理をすることが難しいことが背景にあります。学用品費等の徴収を学級担任以外で担うとなると学校事務員が考えられますが、小学校事務員の方々の業務量も多くなるため、すぐに対応することが難しい状況にあります。学校によっては、銀行口座からの引き落としなどを活用し事務軽減を図っている事例もありますので、教育委員会といたしましてはそういった事例も紹介しながら各学校とも連携を図り、教職員の負担軽減について引き続き検討してまいりたいと考えております。次に、質問の事項2 質問の要旨(2)についてお答えします。質問にある「校区外申請」とは、指定された学校以外の学校へ通うことができる「
指定学校変更制度」のこととして回答させていただきます。
指定学校変更制度とは、児童生徒の住所によりあらかじめ指定された学校以外の学校に通学できる制度です。保護者が指定学校変更をする理由は、両親共働きのため、放課後、親戚や学童に預けなければならない留守家庭、年度の途中に住所地の変更があったが学校はこれまで通学した学校へ通わせたい、指定学校変更が許可された児童生徒のきょうだいを同じ学校に通わせたいなど様々ですが、中にはいじめや不登校、その他複合的なやむを得ない理由で指定学校を変更したご家庭もございます。指定学校変更により通学が困難になっている情報があった場合は、学校と情報を共有し対応を図っていきたいと考えております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 二次質問の順番を質問の事項2からお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。(うなずきあり)では、質問の事項2から二次質問をさせていただきますけれども、この要旨(1)の学用品費、修学旅行費の徴収についてですが、これについて特に課題となっているのは滞納等があった場合、その際何度も請求をするのは大変心苦しいと。それを担任の先生が行うのはかなり難しいものがあると。それは非常によく分かります。ですので、長期にわたり滞納が続いている場合等において、それのみでも結構ですので、まずそういったケースから事務員のほうで対応することができないのか。それについて伺います。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 就学援助での学用品費を、保護者にではなく学校へ直接支払うことは可能だと考えております。その場合に保護者から承認を得る必要があり、承認がない場合はこれまでと同じく直接保護者への支給になると思います。また、学校へ直接支払うことを考えると、対象となる児童生徒ごとにその内訳を振り分ける作業が新たに発生すると考えられておりまして、特に小学校においては学校ごとに学年の内訳が違うために振り分ける費目が多岐にわたるほか、小中学校ともに就学援助費の余剰分をまた学校側が支給、返さなければいけない、渡さなければいけないということになります。これに伴ってまた新たな作業が生じるものと考えておりますので、この辺については我々としては検討しなければいけないと考えているところであります。滞納につきましては、準要保護世帯ではなく滞納している全世帯を対象に対応する必要があると思っております。どのような形で教職員の負担軽減ができるか、教育委員会としては今後、学校も含めてやり方を検討していきたいと思っております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 今、教育次長のほうからいろいろなケースについてご説明がありましたので、大方理解はできたのですが、まずは滞納のケースの話を先にさせていただいたのですが、まず、それについてはいろいろな対応の仕方があるということですので、これは現場のほうとぜひしっかりと話し合っていただいて、
先ほど援助制度の話もなさっていましたけれども、それについてやはり条例との関係等もあると思いますので、そこについてもしっかりと、改正になるのか、また規則によるのか、取り組んでいただきたい。学校側としっかりと協議をして、一番いい方法、最もいい方法でやっていただければと思います。よろしくお願いいたします。続きまして校区外申請ですけれども、これについては先ほどもお答えがありましたが、具体的なケースを少し申し上げると、校区外は車で送迎しているケースも多いと思います。車での送迎が何かの理由でできなくなったということもあるようです。そうした場合、あまりにも距離があって通えないと。それで不登校になってしまっている子がいらっしゃるということで、そういった場合、学校側からご家庭に登校を促すことはできるのですが、なかなか校区の話云々(うんぬん)まではやりにくいというところがあって、車で通うことが難しいのであれば最寄りの学校に転校してはどうかというようなご提案をしてはどうかと思うのですが、いかがでしょうか。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 一次答弁で説明してありますけども、家庭によっていろいろな事情で校区外の学校へ通いたいということがありますけれども、その申請の場合、転入転出の担当者と生徒指導の担当者、それと学校とで情報を共有して、情報収集を行って、転校、この手続をしてもらっているのですが、通学の困難な家庭などの困り感への対応につきましては、情報が入り次第、このメンバーで対応して、よりよい、いい方向での通学、登校ができるような形に向けて取り組んでいきたいと思っております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 それについて、状況の把握、確認作業ですけれども、年に一度はしっかり確認していく必要が、学校側とご家庭というよりも、学校側としっかり通えているかどうか確認していく必要があると思いますが、年に一度、半年に一度とかであればなおいいのでしょうけれども、学年が上がるごとに、年に一度確認をしていく、それについてはどのように思われますか。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 うちの教育委員会内にいます学校教育課長を含めて指導主事が各学校を毎月訪問しております。その中で、不登校に対しての情報、また特に今おっしゃられる通学が困難で不登校になっているという情報が入りましたら、昨日の翁長議員の答弁にもありますけれども、チームで問題解決に向けて、我々はまたこの事案に対して対応していきたいと思っております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 そうですね、ぜひ確認をしていく担当チームをしっかりと明確にしていくことが大切だと思います。どうぞよろしくお願いいたします。続きまして質問の事項1について二次質問をさせていただきます。先ほど渡具知市長からもご答弁いただきましたけれども、要旨(3)についての部分でありますが、工事について自然への配慮は必要であるというようなことを言っていたわけですが、その対象が、一般的な工事を対象としたような答弁であったと思っています。私が聞いているのはこの辺野古新基地建設の工事です。ご存じのように、これは市のほうで以前に作成されたパンフレットですけれども、これにもこの施設の面積は205ヘクタール。200ヘクタール以上と。そして、その200ヘクタール以上というのは、
東京ディズニーランドの2倍以上という本当に大きな基地です。そして、機能としてはオスプレイが普天間から来た場合は24機、元の、防衛大臣をなさっていた方は100機来る可能性もあるというようなこともおっしゃっていました。そしてここにありますけれども、辺野古に移設された場合、辺野古を中心に運用が行われるということであります。もしもこの新基地が運用を開始された場合、これについては、例えば市民への影響というのは出るとお考えですか、市長。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前10時28分) (質問内容の説明あり) 再 開(午前10時32分)
○大城秀樹議長 再開します。
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 現在も名護市には
キャンプ・シュワーブが存在しております。そのことによって、地域住民の方々に、夜間の低空飛行とか、それから派生するいろいろな問題が生じております。ですから基地があるがゆえに派生する問題というのは想定されると思っておりますが、
普天間飛行場代替施設建設につきましては、まだ今、完成を見ないわけでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから、その設計図が出てきているわけですよね。普天間飛行場でいま運用されているオスプレイが来るわけですよね。それはもう誰が考えても分かるじゃないですか。そうなった場合、住民生活への影響というのは、いま以上に、今の
キャンプ・シュワーブ、キャンプ・ハンセンは分かりますよ。いま以上に出るのでしょうかと聞いているのです。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 まず、基地が移設されるということにつきましては今、既存の基地がいろいろとございます。そういう中において、周辺に影響を与えているということは存じ上げているところでございます。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前10時33分) (岸本洋平議員から質問に答えていないとの指摘あり) 再 開(午前10時34分)
○大城秀樹議長 再開します。
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど岸本洋平議員は、この辺野古新基地は完成しないという話をしているわけです。ですから、完成はしないのに、住民に与える影響はどうですかということを聞かれても、ちょっとかみ合わないのかなと思っているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 市長も完成しないと考えているのですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 いや、先ほど岸本洋平議員がそうおっしゃったということを私は指摘したわけでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから、私は完成しないだろうと思っています。しかし、防衛省であったり、完成するだろうと考えている方々もいるわけです。市長はどう考えているかはっきりお答えになりませんけれども、しかし、設計図がある、計画がある、この計画が進んでしまった場合、そのことを考えない市長がいるのですか。将来のことを、子どもたちのことを考えずに何もしないということがあるのですか。そのことを考えない、想定しない、あり得ないですよ。それについて聞いているのです。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 この
普天間飛行場代替施設建設事業、このことにつきましては、公有水面埋立法に基づいて国土利用上の観点や環境への配慮など様々な項目を審査した上で、知事において承認されているものと認識しているところでございます。しかしながら、国と県との間で見解の相違があり訴訟になっていることから、慎重に推移を見守る、そういう立場でございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 すみません。タイマーのコントロールをよろしくお願いしたいと思いますけれども。答弁が全くかみ合っていないというか、一次答弁をそのまま今なさらないでください。しっかり私の質問に答えていただきたいと思います。普通、住民生活への影響はどう考えても出ると考えるのが、市民の生命・財産を守る市長としての、将来を見据えて、出ると考えて、要するにいろいろな、あらゆるケースを想定して、そのことについて発言をし未然の対策もするべきです。今、何もしていないんですよ。何も言わないんですよ。それは安全性も何も影響がないと考えているからですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 一次質問から市長が意見を述べるべきだというような話から、こう来ているわけですけれども、この
普天間飛行場代替施設建設事業に対して、法律で求められている事項以外は意見を申し上げる立場にないと9月定例会で答弁をしました。基地問題全般に対して意見を申し上げる立場にないという意図ではございませんので、ご理解をお願いしたいと思います。その中で、米軍基地が所在することに起因する事故は、あってはならないと考えております。これまで事件・事故が発生した場合には、政府や米軍に対して抗議等、要請等を行ってきた、そういった対応をしているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ちょっとあまりにもかみ合わないので、少し角度を変えたいのですが、11月の市民のひろばに掲載されておりましたが、市長のコメントが載っていたわけですけれども、名護市のいいところは何ですかという質問に対して名護湾、大浦湾、羽地内海の三つの海に囲まれて、山がいっぱいあるところ。豊かな自然に囲まれていて、野生の生き物が多いということで、この中で大浦湾の野生の生き物、生物多様性についても、これがいいところだとおっしゃっているわけです。本当にそのとおりだと思います。それについて、そうお考えであるならば、この大浦湾が埋め立てられようとしている、実際工事が始まっている、埋立てが進んでいる、この新基地建設の工事に対して大浦湾の豊かな自然を守るために止めるべきです、ここでやめるべきですと言うべきではないでしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほども申し上げましたが、いかなる開発行為においても、自然環境への影響につきましては最小限となるよう配慮されるべきであると考えております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 配慮はもちろんのことです。しっかりと次の世代に受け継いでいく、大事な自然を守っていくことも市長としての役目ではないでしょうか。もう一度申し上げますけれども、この大浦湾の豊かな自然、大切なものだと市長も感じているということでよろしいでしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど答弁したとおりでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 議長、かみ合っていないのですが、これでいいわけはないと思っているのですが、タイマーは止まらないですね。それでは、また別の事案ですけれども、平成28年12月にMV-22オスプレイが安部の海岸に墜落いたしました。そして、それについて区長会からも抗議決議が出ているわけです。そうしたオスプレイが24機も辺野古に来る。それについて危険性が増すかどうか、それについてはどうお考えになりますか。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前10時43分) (議長から通告外との指摘あり) 再 開(午前10時45分)
○大城秀樹議長 再開します。岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 危険性を認識しているということだと思います。抗議をしているということは。そのオスプレイについてはどうお考えになりますか。危険性があるとお考えですか。これは、事故率がどうでとかそういうことを聞いているわけではないのです。オスプレイが来ることに、オスプレイについて……、(「通告外」との声あり)辺野古新基地と書いているじゃないですか。辺野古新基地にはオスプレイが24機来る計画ですよ。計画を無視して、それをないことにして議論はできないですよ。何が来るんですか、あそこの埋立地に。新基地ができて、オスプレイが来るわけでしょう。そのオスプレイの危険性については認識しているのですか。そして、安部の海岸にも墜落しました。それで、住民生活の安全について何も言わないということがあり得るのですかと聞いているのです。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 住民生活の安全という話がございました。そういった事故が起きた際には、議会でも、そのことについて意見書を可決し、抗議決議をし、要請もしているところだと理解しておりますし、またそういった事件・事故が起きた際、しかるべき各所について、そのことに抗議、あるいは再発防止等を申し入れる、そういったことをやっております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 その大本ですよ。なぜそういうことをしなければいけないのか。そういう事件・事故が起こらなければ何も言わないのですかということです。計画、想定される事案、住民生活を守るために、市民の生命・財産を守るためにやるべきことがたくさんあるじゃないですか、基地問題に限らず。そういうことをいま放棄しているのです。こんな無責任なことがありますか。それについてはっきりいま言うべきときですよ。何も言わない。裁判の行方を見守る。そんなことでは通りませんよ。いかがでしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 市民生活に影響を及ぼしている、そういった状況がある。そういう中において、関係閣僚と面会する際には、米軍基地に起因する諸問題に係る負担軽減等を直接要請をしているところでございます。先日も岸田内閣総理大臣や松野内閣官房長官にも直接そういったことを要請しているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 1つの二次質問でここまで時間がかかるとは思っていなかったのですが、今、市長が申し上げていることは起こったことに対して、現状に対してです。これからもし埋立工事が進んだら、向こうに200ヘクタール以上の、ディズニーランド2つ分以上の基地ができる。オスプレイが来ます。それ以外にもたくさんの危険性を伴う訓練も行われるでしょう。そういったことが想定されるわけです。それについて何も言わない。そういった無責任な姿勢ではいけません。はっきりと意見すべきです。そのことについては質問の要旨にきちんと書いていますよ。それについてはいかがですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 よく意見をすべきだ、意見をすべきだというような話があるのですが、このことについては9月議会でも答弁をして、先ほども申し上げたところでございます。基地問題のスタンスを明確にしなさいというようなことだと思っておりますが、もう二十数年前から、このことについては、名護市にとってずっと抱えてきた問題であります。そういう中において、先ほども申し上げましたが、この工事自体は知事の埋立承認によって、いま工事が進んでいるわけでございます。工事が進んでいる中においてもいろいろな意見があります。権限で止めろ、止めるというような意見もございました。現在は、国と県のほうで、この問題については裁判をしているわけです。私は、その推移を見守っていくという立場に変わりはないのです。今から来るであろうというところの、いろいろな意見をすべきだということですが、これに意見するのは、先ほど9月議会であったようなときに意見を申し上げました。ですから、その意見をすべきというのがなかなかかみ合わないわけでございます。先ほど来、いろいろな事故を想定して、いろいろなことを申し上げておりますけれども、それはその都度、議会の決議等、そしてそれを基に、市としても関係各所に抗議要請をこれまでも繰り返してきているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 その議会では幾度となく新基地建設工事を止めるべきだと抗議、意見書を出しています。それについて市長は議決を基に反映させた行動をなさったのですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 具体的に申し上げていただければ答弁できますので、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 新基地建設の反対決議については、これまでも随時行われてきているところです。休憩をお願いします。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前10時56分) (質問内容の説明あり) 再 開(午前10時57分)
○大城秀樹議長 再開します。岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 これまでも議会において、そして区長会においても、オスプレイの墜落への抗議決議は幾度となく行われております。それについては、今、資料も手元にありますので確認をしているところですけれども、それについて、まだその当時の決議についてお答えにならないということであれば、やはりこれから先の計画についてしっかりと議論していかなければならないと考えております。さて、先ほどからご質問させていただいている住民生活への安全性の考え方について、全くかみ合っていないというところであります。それについて想定される危険性について全く考慮しないと。市長の立場が今、分かったわけです。考慮しているのであればはっきりと申し上げてほしい。そうでないからいま申し上げられないのでしょうということになるわけです。そして自然環境への配慮です。先ほど市長が、市民のひろばでお答えになっているコメントのお話をさせていただいたとき、先ほど申し上げたとおりですということでありました。本当にそれでは答弁になっていないわけです。それにつきまして、もう一度質問をしていきたいと思っております。この辺野古・大浦湾の美しい自然を守っていく。それについて、一般論ではなくて、辺野古の大浦湾の今の美しい自然を守っていくために、設計変更申請等々が出ておりますけれども、名護市はその辺りの自然への配慮、一切触れておりませんでした。本来は答えることができるのです。なのに、漁港の用地の件だけにとどまって、一切そのことについて意見していなかった。それについて、改めて質問をいたしますけれども、その大浦湾の貴重な自然についての認識をいま一度お伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 環境保全等に関しても、知事の審査を経た上で、この承認を得ているものと理解をしておりまして、承認の内容に沿ってこの事業者が生活環境や自然環境に配慮するのは当然のことだと認識しているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから、それについて名護市からのご意見、市長としてのご意見はないのですかと先ほどから質問をさせていただいております。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 知事の埋立承認を得て行われている事業について、市として何らかの見解を示す立場にないと考えております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから、そのことが問題だと言っているわけです。もう同じ質問になっているわけですけれども、この環境の重要性については認識しているということでよろしいですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど来申し上げておりますように、その自然環境への影響については、最小限となるよう配慮するべきであると考えているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ということはですよ。配慮すべきという考え方には、既に基地建設を認めているという考え方が入っているのです。配慮して工事は行われるべきという考え方ですよね。もう既に認めているということです。それについてはいかがですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど来何度も申し上げているとおり、
普天間飛行場代替施設建設、そのことにつきましては、知事の承認を得て進められている工事と理解をしております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから、質問の……。議長、質問の趣旨に全然かみ合っていないというところは、整理していただきたいと思うのですが、いろいろ質問の角度を変えると、質問の要旨と違うというようなことをおっしゃり、一次質問でもしっかりと答えていないから、こうして二次質問で繰り返しさせていただいているわけです。県がどうこうではないです。国がどうこうではないです。市長はどう考えているかと聞いているのです。配慮しているという考え方には、配慮するという考え方には、もう既に基地建設を認める。工事はされるけど、配慮すべきですよと言っているのです。私はそう感じられます。そういうことだと思います。それで最初に質問をさせていただいているとおり、何の答えにもならないというところで、これについて私は、この基地が建設され運用されたならば、住民生活に著しい影響を与えると思っています。自然環境も本当に大きなダメージを受ける。生物多様性に富んだ大浦湾が破壊されると考えています。このようなことについては、いつ何どきでも意見すべきではないでしょうか。そのことが市長には求められるのではないでしょうか。そのことについて改めてお伺いします。この新基地ができたならば、オスプレイが飛び交い、そして建設工事により大浦湾の自然は破壊され、住民生活に著しい影響を与えると私は考えております。そのことについて、渡具知市長はどのようにお考えになりますか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 基地問題のスタンスだと思っておりますが、それについてはこれまで述べてきたとおりでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 これまで述べてきたとおりというのは、どのような内容でしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 普天間代替施設建設につきましては、知事の埋立承認を得て建設が進んでいるものと理解しております。しかしながら、国と県が現在訴訟を繰り返している、そういう中において、その推移を見守っていくということでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 どのような危険が想定されようと、自然破壊が考えられようと、見守る、アクションはしない、意見を言わない、そういうことでよろしいですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 意見を言うべきところは意見を申し上げているところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 どのようなご意見だったのでしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 9月議会において
普天間飛行場代替施設建設事業に対し、法律で求められている事項については意見を申し上げたところでございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 用途変更については述べられていましたが、住民生活と自然環境破壊については述べられていませんでした。そのことについて、いかがお考えになっているのですかということです。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 住民生活に著しい影響があってはならないと思っております。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ということは、危険性を認めているということですね。認めているのであれば、国に対してはっきりと意見すべきです。いかがですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほどから申し上げているのは、法の定めの意見でございます。
○大城秀樹議長 岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 ですから一般論ではなくて……、議長、ちょっと休憩してください。(「何で」との声あり)いやいや、全然答弁になっていないですから。かみ合っていないですから。議長、タイマーを止めてください。
○大城秀樹議長 ちょっと待ってください。何のための休憩ですか。
◆岸本洋平議員 いやだから、答えていないですよ。議長、止めてください。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午前11時10分) (質問内容の説明あり) 再 開(午前11時15分)
○大城秀樹議長 再開します。岸本洋平議員。
◆岸本洋平議員 平成28年12月16日に、MV-22オスプレイ墜落に抗議する意見書が議会でも可決されています。それを受けて、市長もその議決に伴った行動をするということでよろしいですか。
○大城秀樹議長 時間となりましたので、これで終わります。(「何で」との声あり)時間どおり進めないといけないです。岸本洋平議員の一般質問を終わります。暫時休憩します。 休 憩(午前11時15分) 再 開(午前11時26分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。東恩納琢磨議員、一般質問を許します。
◆東恩納琢磨議員 ハイサイ、グスーヨ、チューウガナビラ。ただいま議長のお許しが出ましたので、東恩納琢磨、一般質問を行います。それではまず最初に、質問の事項1 基地問題について。質問の要旨(1)玉城沖縄県知事が11月25日に沖縄防衛局による辺野古・大浦湾埋立てに関する設計変更申請に対して不承認としました。地元の名護市長としてどのように受け止めていますか。誠意を持ってお答えをお願いします。質問の要旨(2)現在、防衛局により辺野古崎に土砂を搬入し埋立てが始まっていますが、埋立てを始める3年前の2015年には防衛局は軟弱地盤の存在を把握していたが、それを隠して埋立てを行ったと報道がありましたが、地元の市長としてどのように考えていますか。質問の要旨(3)9月定例会で現在の美謝川の水量は把握していないということでしたので、早急に把握するとの答弁でした。現在の美謝川の年間平均水量と雨の多い季節の最大値の水量及び環境水道部の年間を通しての取水量と排水量の説明を求めます。資料提供ありがとうございました。質問の要旨(4)美謝川の流末処理は防衛局の雨水排水計画において海域へ放流する計画があると承知しておりますとの答弁でした。水量と放流方法について伺います。質問の要旨(5)9月定例会で第9条賃貸物件形質の変更について、沖縄防衛局と本省との文書のやり取りを確認するとのことでしたが、確認はとれましたか。また外務省にも問い合わせて確認するとの答弁でしたが、確認はとれましたか。伺います。質問の事項2 旧消防庁舎等跡地について。質問の要旨(1)旧消防庁舎等跡地開発事業を継承した企業の親会社の常務執行役員は市長の縁者と聞いておりますが、間違いないですねとの大城敬人議員の質問に対して、執行役員かどうかは知りませんが、そこに勤めていますと市長は答弁しています。そこで、再度伺います。その縁者は重役ですか。質問の要旨(2)旧消防庁舎等跡地開発事業を継承するためには議会の承認が必要だと思いますが、議会の承認を行わず継承させた理由を述べてください。質問の要旨(3)旧消防庁舎等跡地開発事業はどのような内容で継承したのか。現在の役員体制、執行体制、工程表について伺います。質問の事項3 文化財について。質問の要旨(1)名護市嘉陽「上城」発掘調査について、貴重な出土品が発見されたとの報道がありますが、今後について、現状保存か記録保存かどのような対応を考えていますか。また嘉陽区との協議は環境水道部を含めて行っているか伺います。質問の事項4 林業振興について。質問の要旨(1)名護市、特に東海岸の山林の伐採が多く見受けられますが、赤土流出の被害はありませんか。(現在の伐採計画と今後の伐採計画を資料として提出をお願いいたします。)以上一次質問とし、二次質問は自席から行います。質問については一問一答、事項別でよろしくお願いします。
○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 それでは質問の事項1についてお答えいたします。沖縄防衛局が申請をしておりました
普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立変更承認申請につきましては、県知事が権限に基づいて不承認と判断したものと認識しております。報道にもありますように、今後、国の対応やそれに対する県の対応が予測されておりますので、その動向を注視してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 それでは事項1の要旨(2)、(4)、(5)についてお答えします。まず要旨(2)です。議員ご指摘の報道について沖縄防衛局に確認をしましたところ、「ご指摘の報道については、2015年当時、B-28地点のボーリング調査を行っていた受注者が、ボーリング中にB-28地点で粘性土の地層が確認された旨の報告を沖縄防衛局の担当職員に行っております。その時点の報告は、ボーリング調査の最終的な結果の報告ではなく、引き続き室内試験等を追加して調査することを提案していたものであり、地盤の強度等を評価するような段階にはなく、もとより地盤改良工事の要否を判断できるような状況にもなかったことから、報道で指摘されているような「不都合な報道非公表」、「隠した」といった事実はないと考えています。」との見解を伺っております。次に要旨(4)についてお答えします。辺野古浄水場及びその周辺からの雨水流入量を考慮し、雨水排水計画が行われているものと認識しております。放流方法につきましては、飛行場用地内の地下に配置する雨水排水管に接続され海域へ放流される計画であると承知しております。資料につきましては、沖縄防衛局や沖縄県のホームページで確認できるもの以外はございませんので、ご了承のほどよろしくお願いします。要旨(5)についてお答えします。土地建物等賃貸借契約書第9条の解釈について、沖縄防衛局から防衛省本省へどのような方法で確認がされたのか、令和3年9月27日に改めて沖縄防衛局へ問合せをしたところ、口頭で確認しているとのことでございました。また、外務省沖縄事務所に確認しましたところ、名護市と沖縄防衛局が締結している土地建物等賃貸借契約に関しましては、外務省の直接の所管ではないため、お答えを差し控えますが、米軍の施設・区域は日本政府が米国に対しその使用を許しているものであり、建設工事等を行う場合には日本の法令が適用されるとのことでございました。
○大城秀樹議長 佐久川博光環境水道部長。
◎佐久川博光環境水道部長 要旨(3)についてお答えいたします。辺野古ダムへの流入量につきまして、令和2年度の日平均流入量は1万9,418立米、日最大流入量は58万2,767立米となっております。なお、流入量につきましては流量計がなく、名護測候所の降雨実績、辺野古ダムの流域等から算出しております。また、本市が辺野古ダムより取水している日平均取水量につきましては、令和2年度実績で2,607立米となっており、辺野古浄水場の施設運転に伴う排水につきましては、1日当たり約200立米となっております。資料につきましてはタブレットにアップロードいたしましたので、お目通しをお願いいたします。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 それでは二次質問を行います。市長はこれまでと同じように、県知事が不承認としても、県と国の動向を見守るということをずっとおっしゃってきています。そこで私は、9月議会でも県知事が不承認としたらどうなるのか、どういう意見を持っていますか、どうですかと聞いたら、市長はそのとき、まだ不承認も承認もしていないのでコメントはできませんと言ったわけです。ですから私は、今回もう1回聞いたのですが、そのときは不承認としていなかった。今回は不承認としたわけです。不承認としたということを踏まえて、見守るのではなくて、やはり県知事が態度を表明したわけですから、地元の名護市の市長としても、見守ることはあなたの仕事ではありませんよ。もっときちんと市民に伝わるような意思表示をしてください。それを聞いているのです。型どおりのあなたの意見を聞いているわけではなくて、本心を、名護市民に伝えたい、あなたの意思を伝えてください。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 繰り返しになりますが、県知事が権限に基づいて、専門的な知見を持って判断したものだと考えており、詳細についての答弁は差し控えたいと考えております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 市長、県知事の判断を聞いているのではないです、あなたに。あなたは名護市長として、名護市民に対してきちんと意思表示をしないといけない。分かりますか。意見をきちんと堂々と言わなければいけないじゃないですか、この状況の中で。だからあなたの意見、知事が不承認としたときに、この点に対してあなたはどう思うか。名護市民にどう伝えるのかと聞いています。あなたの意見を言ってください。(間があり)休憩、止めて。
○大城秀樹議長 何で拓也議員が止めてとか何とか言うの。
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど来申し上げているのは、私の意見、市長としての答弁をしているつもりでございます。県知事が変更承認申請に対し不承認の判断をしておりますが、報道にもありますように12月7日、沖縄防衛局が国土交通大臣に対し
行政不服審査法に基づく審査請求を行っております。また、国と県の見解に相違のある状況が続いておりますので、慎重に推移を見守る必要があると考えております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 全く残念でなりません。これが名護市長なんですね。本当に、名護市民としては、こんな市長を生んだことを今頃後悔しているのではないかと思います。本当に、名護市の市長、地元の市長であれば、自分の言葉でしゃべることだって、その状況説明、あなたに状況の説明を聞いているわけではないのです。あなたの市長としての思い、市民に対しての責任、それをいま話すべきではないですか。それをごまかしてこれから選挙に臨もうなんて、本当にもう情けないと言うしかありません。そんなことを言ってもしょうがないでしょう。だって、そのことしか繰り返さないわけですから、そういう市長に同じような話をしたってもう無駄だなと。時間の無駄ですよ、本当に。そういう意味で要旨(2)に移ります。防衛局は何も隠していないというようなことをおっしゃったと、聞いたということですけれども、名護市として確認をとる前に、防衛局から何かこのことについてありましたか。2015年に業者からこういうのがあったのですがという、問合せとか、自ら行っていましたか。そこは確認しましたか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 一次で答弁いたしましたとおりでございまして、今回改めて確認をさせていただいたところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 初めてですよね。それで確認をしたら、隠していないと防衛局は言っていると。本来、隠していないなら自ら公表すべきではないですか。それが、防衛局がやることであって、そういう隠したと言われても仕方ないようなことをやってきたわけですよ。それで私は市長に聞いているのです。あなたは防衛局に対して誤解を招くような、名護市の市民の生命・財産を守る立場から、この設計が間違っていれば沈下するわけです。そういうことを考えれば、名護市長としてやはりこれに対してコメントしなければいけないと思うのですが、その意思はありますか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほど参事のほうから答弁がございました。沖縄防衛局に確認をし、先ほどの答弁だと思っておりますので、事業者である沖縄防衛局において判断されたものであると認識しているところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 市長、質問に答えてくださいよ。防衛局が隠していないと言ったことに対して、名護市から聞いて初めて報告、確認をしたわけですよ。隠していないのであれば自ら報告すべきで、説明すべきですよ。それに対して市長は、防衛局が隠していると思っているのか、思わないのか、そこだけ答えてください。今のそういうことに対して、それでも防衛局は隠していないと思っているのかどうか、お聞きします。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 このことについて、先ほど参事のほうから答弁されております。参事たちが発言するのも、市長が発言したのと同じ内容でございます。そういうことで、先ほど発言されたとおりでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 参事が発言されたのは、防衛局がそれは隠していないと言ったことの話をしたのです。それで私は二次質問をして、防衛局のほうから説明があったのかと聞いたら、名護市から確認して初めて回答が来たわけです。それは隠したことになるのではないですかと聞いているのです。ここから聞かれて、そうでしたと3年前の話を今頃やるなんて、これは誰が見たって隠していることじゃないですか。それに対して、市長はどう思っているのか。防衛局は隠していないのか、隠していると思っているのかを聞いているのです。答えてください。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 このことについて先ほど答弁したとおりでございまして、防衛局が隠しているか、隠していないかということは、防衛局に確認されたほうがいいのではないでしょうか。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 はい、分かりました。防衛局のほうに私から確認します。本当に雇われ市長ですか。名護市の市民のことを考えれば自ら確認すべきでしょう。そして本当に隠していないかどうかを尋ねるべきじゃないですか。それをあなたがやらないと、どこの市長でしょうか、全くもう話にならない。同じことしか繰り返さないと思いますから、次に行きますけれども、水量の報告ありがとうございました。それで、この水量を見ると、1日の量が1万立米を超える、そして最大のときは58万立米を超える、それを雨水排水で処理できるのですか。それは処理できると防衛局が答えたのでしょうか。答弁をお願いします。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 具体的な実施設計はこれからと伺っておりますので、そういったことを考慮してされるものと認識しております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 だから参事。美謝川の件ですよ。美謝川が下の流末に流れる処理ができるということで、そのことについては影響がないと。影響がないということで法定外公共物に当たらないという答弁だったのではないですか。これがまだ確認もできていない、これから設計するという段階で、なぜ影響がないと言えるのですか。普通だったら、影響がないということが判明して、法定外公共物に当たらないと言うべきではないですか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 これまで雨水排水計画につきましては、新たに整備する基地内の雨水排水管を受けて、海域に放流する計画であると承知をしておりますと答弁をさせていただいております。今後も、そのようになっていくものという認識でありますので、事業者である沖縄防衛局から事前に調整があるものと理解をしているところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 事前に調整が来るのを待つ段階で、法定外公共物に当たらないという判断をしたのです。それは市長判断だったのですか。これからそういう調整を行うけど、先に法定外公共物に当たらないという判断は、市長がしたのでしょうか。市長、お答えください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 話が少々混雑というか、入り交じってしまっているかと思います。今回移し替えるのはあくまで洪水吐ということでありまして、美謝川ではないとこれまでも説明してきたとおりでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 ですから、いま現在、美謝川から流れている流入量が、環境水道部からあったとおり、1日1万9,000トン、多いときで58万トンが流れる。それを下流で処理できるということで、あなたがおっしゃったんですよ。だから本当に処理できるかどうかを尋ねているのです。それを、今から詳細をやるというのはおかしいじゃないですか。防衛局の言っていることを信じているだけで、何の確証もないということではないのですか。もう一度お答えください。なぜ信じることができるのですか。数字を出してください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 先ほどもお答えしたところではございますが、今回工事が進められるのはあくまで洪水吐の付替えというところのお話でございます。下流側についての事業についてはこれからの話になるかと理解しております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 美謝川の下流側の処理について、きちんともう一度確認してください。きちんと数字も出たので。環境水道部から数字も出ています。その数字できちんと処理できるのか。ぜひ確認していただきたいと思いますが、いかがですか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 下流側の設計の段階で調整が入るものと理解をしております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 設計の段階ではなくて、名護市として美謝川を管理しているわけでしょう。ですから、下流側が変わるわけですから、その前に数量が出ているわけですから、自らそれを基に防衛局に問い合わせることはできるでしょう。それはできないのですか。やる気があればできることではないですか。やってくださいよ。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 いずれにしましても実施設計が入らないことにはこの部分は分からない状況がございますので、そういった状況になり次第調整が入るものと理解をしているとお答えしているところです。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 もう自ら積極的に問合せをしようという意思がないということがよく分かりました。本当に、この市長だからこの職員だなということではないでしょうか。本当に、やる気が伝わらないというか、全てが後回し。自らは何もしない、受け身受け身でやっていく。それで本当に市民の安全を守れるのでしょうか。それでは要旨(5)です。外務省は、日本の法律が適用されるということをおっしゃっています。そこで伺いますが、洪水吐の切替えです。それでその水路が名護市の土地にかかるということについて、賃貸借契約で済ますということを考えているのか。それとも、これはやはりそこは水路として、もう半永久的に提供するわけですから、そこは購入すべきだということですけれども、名護市として最終的にどのような判断をしているのですか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 前回、そのお話がございましたので、口頭ではありますけれども、確認をさせていただきました。沖縄防衛局としては、これを購入する意思はないということでございましたので、また名護市としても、そういったお話でしたので、現在の賃貸借契約に基づいて行っていくという理解をしております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 現在の賃貸借契約はそういうことを想定していましたか。賃貸借契約は米軍に提供している施設、土地ということですよね。それを改変してもいいというようなことが書いてあるのでしょうか。改変する場合は当事者の合意でできるとうたってあるのでしょうか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 契約書の第9条にそういった条項がございまして、改変する場合は通知をするということでございまして、資料として、通知についても提示させていただいているところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 第9条に書いてあるということですか。9月定例会ではそういう書きっぷりはないと、参事はおっしゃっていましたけれども、その第9条にどのようなことが書いてあるか、読み上げてください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 契約書の第9条でございます。賃貸物件の形質の変更。乙は、駐留軍の機密上等の理由によりやむを得ない場合のほか、本契約期間中、駐留軍が当該賃貸借物件の全部または一部を除却し、もしくは増築、改築その他その形質の変更及び立木等の伐採をする場合においては、あらかじめ甲に通知するとなっております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 いま参事に読み上げてもらいましたけれども、駐留軍としか書いてありませんよ。防衛局がやることに対して書いてあるのですか。今の洪水吐の付替工事はどこがやるのですか。防衛局がやることでしょう。なのに、何でここの第9条が当てはまるとおっしゃるのですか。おかしくはありませんか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 9月議会でもこの件についてお答えしたかと記憶をしているところではございますが、日本国が造って、米軍に提供する場合もその中に含まれるという解釈であると、答えをいただいております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 いま解釈とおっしゃいましたね。誰が解釈をしたのか。どこで解釈をしたのか、ご説明いただきたいと思います。それと、外務省はたとえそうであっても、日本の法律が適用されると言っているわけです。日本の場合では、公共工事をするときは買い取って工事をする。それが基本です。それを曲げてまで解釈したのは誰ですか。市長ですか。お答えください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 契約の内容については5月31日に沖縄防衛局に口頭で確認をしております。沖縄防衛局と防衛省本省の確認方法については9月27日に確認しておりまして、先ほど申しましたように、日本国が造って米軍に提供する場合もこの中に含まれるというような解釈ということでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 防衛局が解釈したというのであれば、口頭ではなくて解釈文を要求すべきではないですか。口頭でこう解釈しました、はい分かりました、そんなことで行政が務まるのですか。普通、行政というのは文書ですよ。文書によって文書で返ってきたそれを認めるか認めないか。電話で話をして、はい分かりましたなんて、すごく怠慢ではないですか。おかしくありませんか、これ。市長、そのようなやり方でいいのですか。市長、お答えください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 今回の件につきましては、先ほどお話したように口頭ではありますが、確認済みだという認識をしております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 行政マンですよね、あなた。口頭で確認済みとできるのは何をもって言っているのですか。そういう条例があるのですか。解釈する場合は口頭でいいという条例があるんだったら言ってください。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 契約書の第25条において、当事者間に疑義を生じたときは、甲乙協議して決定するとなっておりまして、この協議が文書であるとは書いてございませんので、口頭でも足りると理解をしております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 これは疑義が生じた場合ですよね。それといま言っていること、これは法律で定められていることです。疑義が生じたからといって、法律を曲げて解釈するということはできないはずですので、できないと思います。日本政府は、日本の領土ですから、領土で行われていることに疑義が生じたという、これは米軍の提供水域の話ですよ。それを、そこの疑義を米軍との関係でそういうことがあるんだったらいいのですが、これは日本政府のやることですよ。それに対して、そこを根拠にするというのはおかしな話だと思うのですが、役所として、口頭ではなくてきちんと文書で確認を取っていただけないですか。これは今後重要な問題になると思います。これから国会でもそういう論争が起こるかもしれないので、そこは文書で確認を取っていただきたいのですが、市長、いかがですか。
○大城秀樹議長
祖慶実季総務部参事。
◎
祖慶実季総務部参事 確認済みの案件でございますので、改めて文書を取るといった考えはございません。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 そこまでおっしゃるわけですか。これは名護市の財産が失われるかどうかの話ですよ。本来の買取りがなくてそのまま借地契約でいいという判断は、これまでなかったのではないですか。新しい、初めての事例ですよ。それを、今のような答弁でいいのですか。市長、お答えください。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 先ほどから申し上げている参事の答弁のとおりでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 事項2をお願いします。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 まず要旨(1)についてお答えいたします。有限会社サーバントの関連会社であります金武町所在の会社に勤めている市長の縁者につきましては、法人の登記に記載がある役員ではございませんが、役職が常務執行役員だと伺っております。続きまして要旨(2)についてお答えいたします。本市は共同企業体を相手方として有効な土地売買契約を締結しており、本件契約の権利の継承の承認はこの有効に成立した契約に基づいて行ったものであること。土地等の所有主体が現地法人となる旨につきましては当初より予定されており、議員にも説明がなされていることに鑑みると、権利の継承の承認は売却の相手方を変更するものではなく、また別の新たな売買契約を本市が締結したものでもないため、再度の議決は、この件については必要なかったものと考えているところでございます。こうしたことから、地方自治法第96条第1項第8号にのっとった取扱いをしたものと考えているところです。続きまして要旨(3)についてお答えいたします。資料を提出いたしましてタブレットにアップしておりますので、そちらをご参照願います。まず、資料の2ページでございます。こちらは有限会社サーバントの役員についての資料となっております。次に3ページをお願いいたします。旧名護市消防庁舎等跡地売却事業の現在の執行体制となっております。当初提案のとおり、大和ハウス工業が企画・テナント誘致や建物の設計・建設を担い、事業全体をサポートいたします。また有限会社サーバントが土地・建物所有となっております。次に4ページでございます。こちらは事業者から提出を受けている現時点の工程表となっております。
新型コロナウイルス感染症の影響により観光客等が減り、ホテル業も大きな影響を受けていることから、金融機関の助言により着工のタイミングを図っているということでございますので、現在のところ令和4年4月着工の予定はしておりますが、金融機関との調整が整い次第、すぐに着工すると伺っているところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 継承した親会社は、あったとおり執行役員ということですよね。執行役員という、縁者だということが言われています。それで尋ねますけれども、株式会社丸政工務店ですよね、その執行役員が縁者と。そこから政治献金が、ちょうど市長の市長選挙の年に、自民党名護支部に政治献金が行われていますけれども、市長、そのことはご存じでしょうか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 存じ上げております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 そして、市長の後援会の会計責任者は市長のきょうだい、お姉さんがなさっているということで間違いありませんか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 渡具知武豊後援会の会計責任者でございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 先ほどの株式会社丸政工務店の執行役員はその会計責任者の旦那さんということでよろしいですか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 そのとおりでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 ありがとうございました。先ほどのものとちょっと関連するのですが、先ほど、継承したということについて、その継承はプロポーザルのときにそういうような応募をしたということであります。そのプロポーザルのときに、現地法人というか新たに名護市につくるということをプレゼンした会社は、そこだけでしょうか。ほかにもあるのでしょうか。それと、そのプロポーザルのときに買受希望価格が一番高かったのはどこでしょうか。要するに、これぐらいで土地を買いますと言った、高く評価した会社はどこですか。教えてください。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 プロポーザルにおける事業者からの、採択されたところ以外の提案の内容ですとか、それ以外の会社の実際に提示した価格でございますけれども、これまでも各法人の提案内容を公表することについては不利益を与える可能性もあるものとして、情報公開条例上の不開示情報にも該当するおそれがあり、また提供許諾を各法人から得ているわけではございませんため、ちょっとお答えが難しいということで、ご了承願います。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 私は不利益を与えるようなことを質問していませんよ。プロポーザルの内容として、そういうことがほかにもあったのかと聞いているのです。大和ハウス工業以外に現地法人をつくると提案したのはほかになかったのですかと聞いているのです。そして買受希望価格は、大和ハウス工業より高い提案をしたところはなかったのですかと聞いているのです。答えてください。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 先ほどご答弁したとおりでございまして、プロポーザルの際にもこうした情報の提供の許諾について、各法人から得ているわけでもございませんで、提案内容を提供することについては不利益を与える可能性もあるものということから、このようなご答弁をさせていただいていることでご理解いただければと思っております。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午後0時13分) (質問内容の説明あり) (答弁の調整あり) 再 開(午後0時20分)
○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 お時間をいただき失礼いたしました。今の点、条例上の考え方も含めて、改めて整理をさせていただきましたので、改めてお答えをさせていただきますと、個別の提案内容ではございませんで、あったかないかということで、お話をさせていただきますと、まず今回、プロポーザルで事業を受けることになった大和ハウス工業株式会社沖縄支店及び株式会社アベストコーポレーション共同企業体より高い金額で提案した企業があったかという点については、それはございましたという点がまず1点目になります。また、現地法人をつくる提案が他社からもあったかという点につきましても、それもございましたということになります。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 今、高い提案があったということでありますけれども、どれぐらい高いのか、そこの数字は公表できると思いますので公表してください。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午後0時21分) (答弁の調整あり) 再 開(午後0時26分)
○大城秀樹議長 再開します。棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 度々お時間をいただき失礼いたしました。社名を特定しない形で、実際に提案のあった金額ということでございますが、大まかな額で言いますと約5.5億円の提案がいずれかのところからあったということでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 いま部長からあったとおり5.5億円、約1億円以上の高値をつけた企業は、このプロポーザルの採点で落ちてしまったということですね。それで選ばれたのが、後々、丸政工務店の子会社、別会社ということで、そこが最終的に契約を結んだということになるわけですね。要するに1億円以上も高値をつけたところは、採用されなかったということになりますね。それはお認めになりますか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 このプロポーザルは総合評価方式でやっておりまして、おっしゃるとおりの状況でございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 プロポーザル方式で選ばれた大和ハウス工業、そして継承したわけです。継承したら、やはり地方自治法第96条第1項第8号にのっとって、これは再度、議会に諮るべきではないですか。なぜかと言ったら、金額が2,000万円以上で、敷地面積が5,000平米以上は、この不動産の信託もしくは受益者の介入、売払いについては議会の議決に付すべきと条例で定められているわけです。なぜ、その継承したところと、もう一度条例に沿ってその議決を諮らなかったのですか。お聞かせください。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 本市は共同企業を相手方として有効な土地売買契約を締結し、本件契約の権利の継承の承認はこの有効に成立した契約に基づいて行ったものであるということ。土地などの所有主体が現地法人となる旨、当初より予定されており、議員にも説明がなされていることに鑑みますと、権利の継承の承認は売却の相手方を変更するものではなく、また別の新たな売買契約を本市が締結したものでもないため、再度の議決は必要なかったと考えております。この点については弁護士からも同旨で見解をいただいているところでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 継承するのはどうぞやってくださいよ。ただ、それは条例にのっとってやってもらわないといけないわけです。新たな売買契約にもなっていないと言いましたが、実際払ったのはサーバントでしょう。それを払うわけですから、新たな売買契約が成立したとも言えるわけです。そうなれば、ここに書いてあるとおり予定価格2,000万円以上、それで1件の平米が5,000平米以上は、きちんと書いてある、議会の議決に付すべきと。支払ったのはどこの会社ですか。例えばその会社が、最初にとった大和ハウス工業と、そこの関連が全て支払いをしたのであればそれでいいかもしれません。しかし支払ったのはサーバントです。ですからそこと、議決をもう1回しなければいけないわけです。議会に諮るべきです。きちんと答えてください。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 地方自治法及び条例上の、条例についての解釈につきましては、先ほどお答えしたとおりでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 ちょっと待って。どこで解釈ができるんですか。条例にきちんと書いてありますよ。「議会の議決に付すべき財産の取得又は処分に関する条例」。それにちゃんと書いてあります。どこにそういう解釈ができるように書いてあるんですか。支払ったのはどこですか。もう一度聞きます。残金を支払ったのはどこですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 再度の議決の必要性についてでございますけれども、繰り返しになってしまいますが、本市は共同企業体を相手方として有効な土地売買契約を締結しており、本件の契約の権利の継承の承認は、この有効に成立した契約に基づいて行ったものであること。土地等の所有主体が現地法人となる旨は当初より予定されており、議員にも説明がなされていることに鑑みますと、権利の継承の承認は、売却の相手方を変更するものではなく、また別の新たな売買契約を本市が締結したものでもないため、再度の議決は必要なかったと考えているところでございます。また、支払い主体でございますけれども、契約保証金につきましてはアベストコーポレーションが支払っておりまして、残額につきましては有限会社サーバントが支払っております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 有効な契約の下と言っているんですが、その協議書を見ると第19条に基づいて次のとおり協議しましたと。第19条というのは疑義があった場合、要するにサーバントと大和ハウス工業との最初の契約の中にそう書いてあって、疑義があった場合は、双方で相談してやるということですよね。協議のほうにそう書いてありますけど、第19条に基づいて次のとおり協議したと。そうであるなら、それを議会に報告すべきだし、議会の承認を得るべきではないですか。疑義が生じたので、サーバントのほうが3億いくらかを払ったということであれば、それは議会の承認が必要ですよ。議会を無視したのではないですか。いかがですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 まず契約書の第19条でございますけれども、見出し、協議事項といたしまして、「当該契約に定める事項に疑義が生じたとき又は当該契約に定めのない事項については、信義誠実の原則に従い、甲乙協議の上これを定めるものとする。」という規定となってございまして、これに基づいて協議書を交わしたということになっております。議決の必要性につきましては、繰り返しになってしまいますが、先ほどご答弁させていただいたとおりの考え方によっているということでございます。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 ですから、第19条の疑義が生じたときは双方でやる。それはいいですよ。やってもいいんです。ただ、その後に、何で条例できちんと定められていることに従わなかったのかと言っているのです。条例では、議会に付すべき契約だと。金額も2,000万円以上、平米も5,000平米以上と定められているわけですよ。そうしたらあなた方が継承する、当局で継承するとか、そういうのはいいですよ、任せるのも。きちんと条例にのっとって手続をやってくれと言っているだけです。それができないのですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 本市は共同企業体を相手方として有効な土地売買契約を締結しており、本件契約の権利の継承の承認はこの有効に成立した契約に基づいて行ったものであること。土地等の所有主体が現地法人となる旨は当初より予定されており、議員にも説明がなされていることに鑑みて、権利の継承の承認、相手が売却の相手方を変更するものではなく、また別の新たな売買契約を本市が締結したものではなかったということで、再度の議決は必要なかったと考えております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 答えにならないというか、私が聞いているのは議会に付すべき事項ではないかと聞いているのですが、それには全く答えないで、継承された、継承された、だからいいんだということであるわけで、これはもうはっきり条例違反だと私は思っていますし、これは弁護士に聞いたと言うのですが、これは顧問弁護士に聞いたのですか。どういう弁護士がこれに関わったのですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 顧問弁護士からその見解をいただいております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 そうしたらもう平行線なので言いませんが、協議書を、今度は9月24日にされていますね。その協議書の内容はその新設法人であると。サーバントを承認するということですが、では、そのサーバントに、これまでの契約をやってきた。初めてそこにサーバントが出てきているわけです。新たな変更協議の必要が出てくるのではないですか、この4者で。名護市も含めて。サーバントのその協議書というのはただ1枚だけです。これ1枚で、これからずっとやっていけるのですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 協議書ですね、土地売買契約書の契約の権利を大和ハウス工業株式会社沖縄支店、株式会社アベストコーポレーション共同企業体から、土地・建物を所有する「名護市を所在とする新設法人」である有限会社サーバントに継承したと。こちらにつきましては、この協議書で行っておりまして、協議書自体は1枚紙となっております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 継承されたということですけれども、もしこのサーバントが途中でできなくなった場合はどうなるのですか。事業が遂行できなかった場合はどうなるのですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 先ほどの協議書に基づきまして、契約の権利が有限会社サーバントに継承されているところでございますけれども、こちらの契約書の中において、土地利用の条件ですとか、買戻し特約ですとか、そういった規定がございますので、そういった規定に基づきまして状況に応じて判断することになろうと考えております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 今、サーバントの執行をしている、携わっている、仕事に就いている方々は何名いらっしゃるのですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 当方ではそういった細かい人数については把握をしておりません。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 執行体制とかそういうことを把握するためにも新たな契約が必要ではないですか。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 このたびも資料を提出させていただいておりますけれども、今回のプロジェクト、大和ハウス工業株式会社、アベストコーポレーションと有限会社サーバントの中で提出させていただいているこのスキーム図のとおりの事業体制でやっていくということで認識をしております。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 サーバントがお金を支払ったにもかかわらず、新たな契約は必要ないということにすること自体、やはり議会軽視だと思いますし、これは条例違反ではないかと思います。そこを言ってもしょうがないので、次、残りをお願いします。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 質問の事項3要旨(1)についてお答えします。嘉陽上城の発掘調査は、嘉陽上城構内道路整備事業に伴う記録保存調査として、本年9月16日から実施しております。その試掘調査の結果、当初の想定を上回る遺物や遺構が検出され、建物の柱跡と思われる遺構が約500基、自然地形の傾斜地を人為的に削り平場にした場所も確認されています。遺物は、グスク時代の11世紀から16世紀頃の中国産陶磁器や祭祀(さいし)に関わると思われるまが玉状のガラス玉やビーズ状のガラス玉などが検出されております。予想以上に多く発見されておりますので、予定期間内に発掘調査を終えることができませんでした。引き続き発掘調査を行うため、現在、環境対策課や関係機関と変更協議を行い、現場における調査期間の延長を調整しているところです。なお、嘉陽区との協議につきましては、環境水道部の環境対策課を含めて行っているところでございます。
○大城秀樹議長 玉城勝農林水産部長。
◎玉城勝農林水産部長 質問の事項4要旨(1)についてお答えいたします。本市における森林整備事業は立地条件に適応した樹木を植栽し森林を育てる人工造林や、立地条件に適応して成長している天然のイジュやイタジイ等の高木性の樹種をより育てる天然林の改良を行っております。ご質問の本市東側の山林の伐採につきましては、昭和50年代から平成の前半頃に天然林改良を行った箇所で、樹齢40年以上となるイタジイやイジュなどの広葉樹が多くある森林について、毎年1ヘクタール程度の収穫伐採を実施し、その年で造林を行い、森林の更新を行っているところでございます。その際、作業道を開設する必要がございます。作業道開設は山林を掘削し、作業機械が入れる幅員約3メートル程度の道路を造ることとなり、ブルーシート等で作業完了時に裸地面を覆い、掘削完了後は直ちに砕石等で赤土の流出がないよう対策をとっております。のり面部についても植生マットや材として使用できない雑木等で裸地がないよう対策を行っているところでございます。収穫につきましては樹木を根元付近から切断し搬出しており、掘削を伴わないことから、赤土流出を発生させない作業となっております。最後に、資料提出の依頼がございましたが、本市としては名護市森林整備計画の一環として収穫伐採を実施していることから、議員要求の資料については提供できない状況となっております。ご了承いただきたいと思います。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員。
◆東恩納琢磨議員 いま質問したことについては、ほとんどが解釈だとか、そういうことで議会を無視しているということが分かりました。これで東恩納琢磨、一般質問を終わります。
○大城秀樹議長 東恩納琢磨議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後0時44分) 再 開(午後1時30分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。宮城さゆり議員、一般質問を許します。
◆宮城さゆり議員 皆さん、こんにちは。ただいま大城議長よりお許しをいただきましたので、議席番号9番、礎之会、宮城さゆり、一般質問をさせていただきます。午前中はちょっとぴりぴりした時間でしたけれども、午後は穏やかに質問をさせていただきます。先日、世冨慶川河口の堆積砂処理をしていただきまして、そしてまた名護市営大北団地の繁茂した草木の伐採を早急に対応していただいた建設部維持課の職員の皆様、誠にありがとうございました。早期の対応、感謝いたします。それでは早速ですけれども一般質問に入らせていただきます。質問の事項1 子育て支援について。質問の要旨(1)待機児童解消と保育士確保は不離一体であります。保育士の給与等の改善なくして、保育士確保、待機児童解消はできません。給与等が保障され、働ける環境の充実によって保育士の不足が改善されると思います。そこで、本市においての取組について伺います。ア 直近の待機児童数について伺います。イ 市内保育士の給与、手当等の設定状況についてお伺いいたします。ウ これまでの処遇改善等の取組について伺います。質問の要旨(2)公立幼稚園について伺います。ア 現在の園児数について伺います。イ 令和4年度入園希望者状況について伺います。ウ 空き教室について伺います。エ 公立幼稚園の現状、適正化について伺います。オ 認定こども園及び幼保連携型認定こども園への移行と現状について伺います。質問の事項2 道路整備について。質問の要旨(1)久志区における県道13号線歩道設置事業について、進捗状況と今後の事業計画について伺います。質問の事項3 観光振興について。質問の要旨(1)沖縄北部テーマパーク事業の概要及び進捗状況について伺います。質問の事項4 市長政策について。質問の要旨(1)子育て支援事業の保育料、給食費の無償化、18歳までの医療費の窓口無料化は多くの市民に喜ばれている。現在は再編交付金にて予算を充てておりますが、これからも継続して再編交付金にて予算を計上していくのか、市長へお伺いいたします。質問の要旨(2)
渡具知武豊市長のこれからの取組について伺います。以上をもちまして一次質問とし、二次質問は自席より行いたいと思います。当局の皆様、よろしくお願いいたします。
○大城秀樹議長 さきの通告により一問一答、事項別の申出がありますので、市当局は事項別に答弁をお願いします。比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 質問の事項1要旨(1)についてお答えします。ア 直近の待機児童数についてですが、本市における令和3年10月1日時点の待機児童数は、国基準で147名となっております。イ 市内保育士の給与、手当等の設定状況ですが、市内保育士の給与の状況について現時点で把握できているものとしては、令和元年度の給与実績となります。園長・副園長、主任保育士、主幹保育教諭などの管理職や年度途中の採用者等を除いた保育士や保育教諭で、勤務形態が160時間以上の正規職員・非正規職員の常勤の方424名の基本給の月額平均は17万3,999円。手当の月額平均は3万8,997円で、合計月額は21万2,996円となっております。賞与、一時金等については正規職員、非正規職員合わせた年額平均は72万6,948円となっています。諸手当につきましては、各園それぞれの設定となりますので措置されている手当の種別、金額等に違いがありますが、主に通勤手当、住居手当、特殊業務手当となります。ウ これまでの処遇改善等の取組についてですが、処遇改善については、教育・保育の提供に従事する人材の確保及び資質の向上を図り、賃金体系の改善を通じて「長く働くことができる」職場環境を構築し、質の高い教育・保育の安定的な供給を目的として、職員の賃金改善やキャリアアップの取組に応じた人件費の加算である処遇改善等加算Ⅰ、技能・経験を積んだ職員に係る追加的な人件費の加算である処遇改善等加算Ⅱがあり、施設・事業所からの申請に基づき、沖縄県知事が加算認定を行います。処遇改善等加算Ⅰにつきましては、施設・事業所の職員1人当たりの平均経験年数に応じた改善基礎分と賃金改善要件分で構成されており、各保育所等に対して公定価格、給付費に含めて支給され、支給対象者は非常勤を含む全ての職員となります。また、処遇改善等加算Ⅱにつきましては一定程度の経験年数及び専門分野、職務分野別の研修を受講している職員で、副主任や当該分野の専門リーダーの辞令の発令等がされている職員が対象です。当該加算Ⅰ・加算Ⅱによる賃金の改善の方法につきましては、先ほど申し上げた加算の目的に沿うよう、その方針をあらかじめ職員に周知し、改善を行う賃金の項目以外の項目の水準を低下させないことを前提に行うとともに、ある特定の個人や特定の役職のみなどに処遇改善に係る額が偏ることなく、改善が必要な職種の職員に対して重点的に講じられるものとなっております。一方で、毎月の手当として職員へ支給される処遇改善等加算Ⅱに比べ、処遇改善等加算Ⅰについては施設・事業所によって柔軟に賃金改善を行ってよいこととされており、職員への支給方法は、基本給、手当及び賞与または一時金等、様々な給与項目で行われ、配分額についても経験年数や職務難易度等により配分額を算定したり、均等配分した額を支給したりするなど、施設・事業所によって様々な方法で賃金改善が行われているのが実情です。本市としましては、そういった実情も踏まえながら、当該加算制度の趣旨に鑑み、加算翌年度に実施する当該加算による賃金改善の実績額調べにおいて賃金の改善状況を確認し、要件を満たす賃金改善が確認できない場合は、必要に応じて書面による理由の提示の要求や直接の面談により職員の賃金改善の充実を図るよう指導を行っております。また、名護市では国や県の補助金を活用し、処遇向上関連事業として「保育士正規雇用化促進事業」及び「保育士宿舎借り上げ支援事業」の実施、新規確保関連事業として「保育士試験受験者支援事業」及び「保育士特別配置等支援事業」の実施、その他の事業として「保育所等のICT化推進事業」、「利用者支援事業」を実施しております。また、沖縄県から保育士登録情報の提供を受け、潜在保育士が就職・復職へつながるよう、各種事業等の情報提供を潜在保育士に対して行うなどの取組も行っております。これらの取組に関しては、沖縄県からも高評価をいただいております。さらに、名護市独自の取組である「名護市保育士等緊急確保事業」及び「市内保育施設見学ツアー」や、今年度、沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し、北部で初めて開催した「沖縄県保育士合同就職説明会」を今後も継続して実施していくことで、保育士等の処遇の改善や保育士確保を進めてまいりたいと考えております。続きまして質問の事項1要旨(2)公立幼稚園について答弁します。アにつきましては、令和3年5月1日で200人の在園児数となっております。次にイの令和4年度入園希望者の状況につきましては、令和3年11月15日から12月3日までの期間で受付を行ったところであり、今後、提出書類の確認などを行い、入園を決定していく予定となっております。次にウについてですが、幼稚園の一時的余裕教室や休園となった園舎については、放課後児童クラブや子どもの家といった「午後の子どもの居場所」のほか「小学校の相談室」として活用されております。次にエ・オについてですが、公立幼稚園の入園児童数は令和元年度が232人、令和2年度が207人、今年度が200人と減少しており、減少の要因としましては、令和元年10月からの国の幼児教育・保育の無償化等により保護者の保育ニーズが高まったことなどによるものと考えております。このようなニーズに対応し、乳幼児期における保育と教育の連続性の確保や一体的な提供を図るため、瀬嵩保育所と久志幼稚園を統合した認定こども園の整備に取り組んでまいりましたが、今年度9月に緑風こども園として開園し運営を行っているところです。久志地域以外での認定こども園等の設置につきましては、部内で検討を進めているところですので、今後、保護者のニーズを踏まえた施設運営に取り組んでいきたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 ではこれより事項1要旨(1)ア、イ、ウから、子育て支援について、随時二次質問をさせていただきます。今年度の待機児童の解消に向けて、小規模保育事業所の整備を予定されておりますけれども、何施設が整備される予定でしょうか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 今年度、待機児童解消に向けた小規模保育事業所は、3園の創設が予定されており、現在、令和4年4月1日の開所に向けて取り組んでいるところです。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 3園で57名ほどですか、19名の3園でよろしいですよね。(うなずきあり)では、待機児童の解消が見込まれると私は思っています。この57名、19名の3園ですね。また保育者ニーズにも応えていただいていると思っております。継続的な支援を図っていくことを希望いたします。これまでに国と県と連携し処遇改善等を実施しております。努力されていることも答弁の中からうかがうことができました。保育士確保への取組で、これまでに処遇改善関連事業の保育士宿舎借り上げ支援事業が実施されておりますが、その事業の実績についてお伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 保育士宿舎借り上げ支援事業の実績としましては、過去3年間で見ますと、平成30年度実績が1園で1人、令和元年度実績3園で9人、令和2年度実績4園で15人となっております。年々実績数が増加している状況にあります。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 増加傾向にあると。喜ばしいことです。県外から沖縄県へ就職する保育士にとって、保育士宿舎借り上げ支援事業は大変魅力的な事業だと考えております。県外の保育士に対してどのような周知方法で行っていたのか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 保育士宿舎借り上げ支援事業については、沖縄県保育士・保育所総合支援センターと県内市町村が連携した事業となっております。保育士宿舎借り上げ支援事業や就職支援金の制度などの広報冊子をセンターが作成し、県外の保育士養成施設などに配布するなどして周知を行っております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 これからもあらゆる媒体を使っていただいて、保育士確保のために努めていただければと思っております。ありがとうございます。また、いろいろな活動をしていただいている中で、処遇改善についてですけれども、処遇改善が保育士と職員の給与に確実に反映される仕組みづくりをしていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 処遇改善については、給付費として保育所等に対して支払う仕組みとなっており、一次答弁でお答えしたように、実績額調べにおいて賃金改善状況を確認することと併せて、要件を満たす賃金改善等が確認できない場合は、必要に応じて、書面による理由の提示の要求や直接の面談により職員の賃金改善の充実を図るよう指導を行っております。保育士の処遇改善については、県内他市においても同様な課題があると聞いており、他市とも情報交換をしながら適切な処遇改善の実施に向けて今後も努めてまいります。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 ではよろしくお願いいたします。それで、名護市もこれまで保育士宿舎借り上げ支援事業や保育士正規雇用化促進事業、他の取組で保育士の処遇の向上に努められているとともに、保育士確保対策として保育士試験対策講座、名護市保育士等緊急確保事業、市内保育施設見学ツアーの開催、また新たな取組として沖縄県保育士・保育所総合支援センターと連携し、北部で初めて沖縄県保育士合同就職説明会も開催されるなど、様々な事業に取り組まれていることに感謝申し上げます。しかしながら、保育士不足の中で、現在、保育士として働いている皆さんについて給与などの処遇改善がなされることが保育士の離職防止になると私は思っております。また、新たに保育士として働きたい、また、保育士として復職してみようと思われる皆さんのモチベーションが上がっていくと考えております。また、政府の経済対策においても、医療関係者や介護従事者、幼稚園教諭、保育士に来年2月に3%ほどの賃金上げを行う報道もございました。今後とも名護市において、保育所などに対して保育士などの職員の処遇改善が図られるよう働きかけていただき、先ほども述べましたように、職員の処遇改善が確実に反映されるような仕組みづくりをしていただきたい、検討していただければと思っております。また、子育て支援の観点からも、待機児童解消に向けて取り組まれるよう要望といたします。では、次の要旨(2)の二次質問に入らせていただきます。令和4年度の入園受付が先日行われたと思いますが、現時点での希望者は何名いたのでしょうか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 受付書類については、これからデータ入力を行いますので、集計はまだとなっておりますが、並行して行われている幼稚園での面接者の人数につきましては、12月6日時点で146人となっております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 先ほどの答弁で、今年度の在園児数が200名、次年度の希望者が現時点で146名、幼稚園の定員は今年度、久志幼稚園が緑風こども園へ移行したことを差し引き、現在690名と認識しているのですが、定員よりかなり受入児童数が少ない状況にあると思います。保護者から公立幼稚園に求められるニーズはどのような声があるか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 保護者からの声としましては、預かり保育を実施し働く保護者が利用しやすいようにしてほしい、小学校への入学を見据え早めに学校行事等に慣れさせたい、特別支援教育を受けさせたいなどの意見をいただいております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 分かりました。また、預かり保育を実施し、働く保護者が利用しやすいようにしてほしいという声とのことでありますけれども、やはり女性の就業率も高く、また、両親共働きの世帯も多くなっている現状でございます。午後までの受入れが必要だとも思います。保育園においては待機児童が発生しておりますので、幼稚園を認定こども園に移行するなどし、施設を有効活用すべきだと思いますが、いかがでしょうか。
○大城秀樹議長 比嘉ひとみ
こども家庭部長。
◎比嘉ひとみ
こども家庭部長 こども家庭部においては、これまで緑風こども園の整備に取り組んできましたが、今年度9月の開園で久志地域での就学前の一体的な教育・保育体制を整えることができました。議員のおっしゃるように、そのほかの地域での認定こども園への移行等についても必要と考えており、現在部内で検討を進めているところであります。公立幼稚園においては小学校との連携や円滑な接続に加え、保護者からの要望の多い特別支援教育の充実を図るため、指導主事、専門指導員を配置し、訪問観察、相談、支援員等の配置による支援を行っております。このような公立で担うべき役割があると考えておりますので、今後の幼稚園の在り方についてはどのような形がいいのか幅広く検討し、施設の有効活用も含めて方向性を示していきたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 名護市立幼稚園、今後の在り方、また方針についてですけれども、ホームページにもございました。平成29年から実施され、もう5年がたっております。また、他市町村においても認定こども園への移行は進んでおります。公立幼稚園、入園児数においても、令和元年度は232名、令和2年度207名、今年度は200名。そして令和4年度、現時点でございますけれども、希望者が146名と減少しているのは明らかでございます。名護市の令和3年度幼稚園状況から、4・5歳児の合同保育や預かり保育も行われておりますので、ぜひ保護者のニーズに沿った施設活用もしていただいて、認定こども園、また保育を必要とする、しないにかかわらず通うことができるメリットもございます。待機児童解消に向けて、小規模保育事業所も整いつつあります。すばらしい幼稚園の教諭も在籍しております。公設公営認定こども園や公設民営認定こども園等、様々な形態もございますので、ぜひ教育委員会と、またこども家庭部が連携を十分に図りながら、幼保連携型認定こども園の移行整備に早急に取り組まれることを要望といたします。次をお願いいたします。
○大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎當山賢建設部長 質問事項2要旨(1)についてお答えいたします。県道13号線道路整備事業の実施主体であります沖縄県北部土木事務所に確認いたしましたところ、県道13号線道路事業は交通安全事業と道路改築事業があり、豊原1号線の接続部から久志橋までの久志区集落内は道路改築事業で延長1,050メートル、道路幅員13メートルの車道2車線、両側歩道を設置する事業で予定事業期間は平成28年度から令和7年度までとなっており、県道13号線全体の令和3年度末での進捗率は事業費ベースで約16%になる予定であると回答がございました。今後の事業計画といたしましては引き続き道路整備に向け、用地測量、物件調査、用地買収に取り組んでいくと伺っております。なお、久志区長にも現在の状況を確認いたしましたところ、沖縄県から久志区への事業説明があり、事業概要については把握しておりますが、今後は対象地権者への説明会を早期に開催するよう要望していくと話がございました。それを受けまして、名護市からも区の要望を沖縄県のほうへ伝えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 では名護市から、この対応として、県のほうにどのような対応を行っていくのか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長 當山賢建設部長。
◎當山賢建設部長 名護市といたしましては久志区とも連携を図りながら、久志区の要望の内容と地権者が自分の土地がどのようにかかるのか、買収はどのようにやっていくのか、この時期等も早めに知りたいという声がありますので、そういう旨を、早期に久志区の地権者のほうへ説明会をしていただきたいという旨を伝えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 この地権者は15名前後おりまして、久志区においても区長さんを中心に地権者と意見交換会を持ってその意見を集約し県へ上げていくというのをお聞きしております。また、私が相談を受けた区民、この地権者にとっては道路整備をすることによって移転を余儀なくされる方たちがほとんどでございます。まだ物件調査、地権者への説明がなく、不安を抱く区民からの声でございました。今後とも県と連携をしていただいて、情報共有をしていただければと思います。よろしくお願いいたします。次の事項3をお願いいたします。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 本事業の概要は、沖縄県の亜熱帯海洋性気候に恵まれた豊かな自然環境を有する観光地としての魅力、また、近傍には成長著しい上海・香港・ソウルなど、東アジアの大都市が存在する地理的優位性、沖縄県が観光をリーディング産業の一つと定め、観光立県・沖縄を推進している地域戦略などを踏まえ、本市と今帰仁村に位置する既存のゴルフ場でありますオリオン嵐山ゴルフ倶楽部を改修して、亜熱帯沖縄の魅力ある自然環境を生かしたテーマパークへと再整備するものとなっております。本事業を通して沖縄経済の活性化及び観光立県・沖縄を推進し、ひいては観光立国・日本の観光戦略の要となり日本の観光及び経済に貢献することを目的に令和7年、2025年の開園に向けて準備を進めているところとなっております。施設の概要といたしまして、既存の都市型テーマパークのような大規模な建物や工作物を多数建設するものではなく、沖縄の雄大な自然そのものを楽しめる工夫を凝らし来場者の皆様に体感・感動していただく施設を計画していると伺っております。これまでの事業の進捗につきましては、本体工事着手に向け環境影響評価に取り組んでおり、令和元年9月に環境影響評価配慮書の公表、令和2年2月に環境影響評価方法書の公表、令和3年6月に環境影響評価準備書を公表し、同年10月に18項目44件の知事意見をいただき、今後は知事意見を踏まえた評価書の作成を行うと伺っております。また、環境影響評価と並行して資金の増強に向けて取り組んでいると伺っておりまして、
新型コロナウイルス感染症の影響は現在のところ受けてはおらず、事業は順調に進捗しているものと認識しております。沖縄北部テーマパークの開園は、本島北部のみならず世界中から沖縄県へ注目を集める契機になるものと認識しておりまして、
新型コロナウイルス感染症の影響で落ち込んだ沖縄経済へ大きなビジネスチャンスをもたらし、起爆剤になるものと大きな期待を寄せております。本市としても、今後も包括連携協定に基づきまして、同事業の推進に共に取り組んでいきたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 では二次質問をさせていただきます。沖縄北部テーマパーク開園によって、周辺の交通渋滞などが予測されると私は思っております。交通渋滞解消など、アクセス面を向上させるために名護東道路の延伸など、市として今後前向きに取り組んでいく予定はありますか。お伺いいたします。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 現在、沖縄北部テーマパークへのアクセスルートといたしましては、3つのルートがございまして、1つ目に中山の県道84号線から市道古我知山線に入りテーマパークに至る県道84号線のルート、2つ目に呉我の国道505号から市道呉我山線今帰仁村道嵐山線を通りテーマパークに至る国道505号ルート、最後に今帰仁村の県道123号線から村道嵐山線を通りテーマパークに至る123号線のルート、3つございます。現在のところ、開園時の需要予測などを踏まえても、これらについては現在の規格で道路法を満たしているため、特段市道の拡幅や延伸などは予定していないところでございます。一方、名護東道路の延伸につきましては、前回定例会の一般質問において市長からもご答弁をさせていただいておりますが、新たに世界自然遺産に登録されました大宜味村、東村、国頭村方面や、テーマパーク事業が進められている今帰仁村、そして本部町方面への延伸が必要だと考えておりまして、名護市といたしましても今後あらゆる機会を通して要請等を行ってまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 沖縄テーマパークは2022年、来年4月以降着工、そして2025年、令和7年、開園に向けて準備が進められていることをお伺いしております。沖縄の経済、北部、名護観光の起爆剤になることを私も期待しております。それでは事項の4をお願いいたします。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 まず要旨(1)について、子育て無償化3事業については、議員のご指摘のとおり再編交付金を活用し、学校給食事業及び幼保助成事業については平成30年9月、こども医療費助成事業につきましては平成31年4月から実施しているところでございます。本市といたしましては、現状の財政状況を踏まえますと、今後も再編交付金を活用して基金に積み立てることにより、継続的な事業の実施を図っていくことが現実的と認識しております。次に要旨(2)につきまして、先ほど答弁しました子育て無償化3事業の継続も含め、これからもっと輝く名護市としていくためには今後も様々な取組を行っていく必要がございます。具体的には現在着手中であります新設一般廃棄物処理施設や給食センター、斎場、冷凍冷蔵施設、多世代交流施設の整備等につきましては完成までに時間を要するものの、名護市民のために確実にやり遂げなければなりません。また、現在、名護湾沿岸のまちづくりを進めている中で、名護漁港を再編し、鉄軌道やバス、高速船、そしてレンタカー、タクシー、自転車も含め、様々なモビリティーが集結する交通結節点としての機能と物流拠点の機能を持つ複合的な施設を整備し、中心市街地の活性化も併せて取り組む必要があると考えております。そのほかにも、本市の様々な分野において改善すべき部分や新たに再編する必要がある施設等があると考えております。そのような中、官民連携窓口の設置など、様々な手段を活用しつつしっかりと整理をし、解決に向けて取り組んでまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 では、市長政策についての要旨(1)、(2)から二次質問をさせていただきます。子育て支援、先ほどおっしゃった学校給食費、こども医療費、保育料の3事業の無償化で毎年必要な財源はそれぞれおいくらになるのか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 無償化3事業、令和2年度の実績額で申し上げますと学校給食事業におきまして2億5,325万2,050円、こども医療費助成事業におきまして1億1,312万3,031円、幼保助成事業で3億4,779万6,600円となっております。これらを合計いたしますと7億1,417万1,681円となっております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 では、トータルで約7億1,000万円、毎年この財源を確保するのはそう簡単なことではないと思います。市長は、あらゆる予算を活用しと常々おっしゃっておりますが、今後も再編交付金を使っていくのでしょうか。それとも、これに代わる財源のめどがあるのか、お伺いいたします。
○大城秀樹議長 棚橋邦晃企画部長。
◎棚橋邦晃企画部長 この点、一次答弁と重ねてになりますが、本市といたしましては現状の本市の財政状況を踏まえますと、今後も再編交付金を活用して基金に積み立てることにより、継続的な事業の実施を図っていくことが現実的だと認識しております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 6日の琉球新報でしたか、記載がありました。市長選挙の----は、再編交付金に頼らず、市財源の無駄を省くことで子育て3事業の無償化を継続できるとおっしゃっております。また、それで可能だという人もいるようでございますが、市長の見解を求めます。
○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 令和3年度の一般会計当初予算では、子育て無償化3事業、幼保助成事業、こども医療費助成事業、学校給食事業分の再編交付金基金繰入金は、約8億1,500万円となっております。仮に、それを一般財源に切り替えますと、財政調整基金取崩額が増加することになります。令和3年度当初予算の財政調整基金取崩額は約6億円でしたので、約14億1,500万円増加となります。令和元年度から、年間10億円前後の財政調整基金の取崩しで予算を編成し、基金残高を約33億円前後で維持しておりましたが、子育て無償化3事業を一般財源へ切り替えることで、財政調整基金が減少していく状況となります。財政調整基金は災害による経費の財源や災害による減収を埋めるための財源、また、年度間の財源の不均衡を調整するという機能がありますので、財政調整基金が減少すると災害時の対応や予算編成に影響が生じることが考えられます。また、財政指標の一つである経常収支比率は、子育て無償化3事業を一般財源に切り替えた場合で試算しましたところ、令和2年度決算を参考にした経常収支比率は92.7%から96.9%となりました。財政調整基金残高と経常収支比率を維持しながら子育て無償化3事業で約8億1,500万円を一般財源に切り替えた場合は、令和3年度当初予算総額の一般財源比率を48%で算定したところ、経常的な事業などから16億9,000万円以上の事業費削減が必要になり、大きな影響が生じるものと考えられます。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 では改めて、市長の見解を求めます。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 今、総務部長からございましたが、本市の一般財源を活用しての子育て無償化3事業につきましては、大変厳しいものがあると理解をしているところでございます。また、ほかの事業実施にも影響が出るということは、本市の地域振興の後退を招くものと懸念されているところでございます。そういった中におきまして、私は就任当初から、あらゆる予算を活用して市民に還元するというスタンスから、今後においても活用可能な財源としてこの再編交付金を活用して、子育て無償化を継続し、子育て世代の家計と時間のゆとりをつくり出してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 市長、今後もぶれることなく、市長のスタンスを貫き、子育て支援の継続をよろしくお願いいたします。では最後になりますが、これまで
渡具知武豊市長が就任して約4年間、名護市発展のために掲げた公約の8割が実現いたしました。また実現に向けて、令和6年3月完成を目指している新設一般廃棄物処理施設や給食センター、斎場、冷凍冷蔵施設、多世代交流施設の整備、名護湾沿岸構想、まちづくりと、道半ばの政策。これまで市長が歩んだ4年間の実績は、市長のフットワークの軽さとリーダーシップの発揮で市民生活の向上に寄与してまいりました。これからも名護市の、住みよい名護市、市民の希望を未来へつなぐために、子育て支援、福祉の充実、まちづくりと、名護市発展に力を注ぎ、これからも頑張っていただきますよう切望いたします。これをもちまして、12月議会、宮城さゆり、一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員の一般質問を終わります。暫時休憩いたします。 休 憩(午後2時21分) 再 開(午後2時32分)
○大城秀樹議長 休憩前に引き続き会議を開きます。吉居俊平議員、一般質問を許します。
◆吉居俊平議員 皆さん、こんにちは。本日最後です。最後までよろしくお願いいたします。ただいま議長の許可を得ましたので、議席番号4番、日本共産党、吉居俊平、一般質問に入らせていただきます。一般質問に入る前に少し紹介をさせていただきたいと思います。地元の大東区において、福祉推進委員会が設置されました。その福祉推進委員の初めての行事が先月18日に、いきいき百歳体操と健康講話のサポートということでした。残念ながら、私は議案説明会とかぶってしまい最後の片づけにしか参加ができませんでしたが、このコロナ禍の中で区などが主催するイベントが軒並み中止されていたこともあり、参加者の皆さんが明るく笑顔になっていること、本当に印象的でした。私も福祉推進委員の一員として、区民の皆さんと共に、健康増進、そして高齢者の皆さん、子育て世代の皆さん、子どもたちが安心して暮らしていける大東区のために頑張っていきたいと思います。その次の日にちょうどヒヌカンがありまして、初めて参加させていただきました。沖縄の伝統的な催事に参加したのは僕自身初めてで、区長さんから説明をいただきながら、本当に貴重な経験をさせていただきました。WHO世界保健機関の憲章では、前文において健康を次のように定義しています。健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも全てが満たされた状態にあること。そして90年代後半には、この健康の定義に、スピリチュアル、霊的とダイナミック、動的を追加するという議論がされたこともあります。その中でのスピリチュアル、霊的という観点が、この沖縄の歴史と文化を見ると、すごく重要な視点だと思います。一刻も早くコロナ禍を終息させ、市民の暮らし、健康、文化を守っていくことが改めて必要だと感じました。それでは質問に入らせていただきます。今回、当局の皆さんには、多数の資料をご提供いただきました。ありがとうございます。また、私のほうからも事項4に関連した資料をタブレットに上げさせていただきました。ご参考にされてください。それでは事項の読み上げに移ります。事項の1 学校教育(GIGAスクール)及び教職員の働く環境について。要旨の(1)GIGAスクール開始前後からの教職員の業務量が増加していることが現場の教職員から上がっています。就業時間及び残業時間等の変化について伺います。資料の提供ありがとうございました。事項の2 妊産婦の切れ目のない支援について。要旨の(1)妊産婦支援の連携についてお伺いします。令和2年10月27日、「名護市母子健康包括支援センター」が開設されました。厚生労働省が示す子育て世代包括支援センターの役割は「妊産婦・乳幼児等の状況を継続的・包括的に把握し、妊産婦や保護者の相談に保健師等の専門家が対応するとともに、必要な支援の調整や関係機関と連絡調整するなどして、妊産婦や乳幼児等に対して切れ目のない支援を提供する。このような取組により育児不安や虐待の予防に寄与することができる。妊産婦・乳幼児等の状況を継続的・包括的に把握するためには、センターが母子健康手帳交付時の面談等の機会を活用して直接把握する方法のほか、関係機関が把握している情報をセンターに集約させ、一元的に管理することによって可能となる。この過程で、各関係機関が把握した妊産婦や乳幼児等の支援ニーズを踏まえて適切な関係機関・支援を紹介するなど、センターが調整役となることで妊産婦や乳幼児に対して包括的な支援を提供することが期待される。さらに、センターが関係機関間の顔の見える関係づくりを支援することで、より円滑な連携も可能になると見込まれる。」としています。そこで、この1年間で構築してきたセンターを中心とした情報の集約体制と市民(妊産婦等)と支援機関等との橋渡しの役割を見える化していただきたいが当局の見解を求める。構造図の提供もありがとうございました。要旨の(2)母子包括支援センターの開設から1年が経過しました。その間に浮かび上がった課題について伺います。事項の3 災害対策について。要旨の(1)災害時の避難計画について伺います。大東区は浸水被害が頻発する地域であります。震災時には城ため池堤体の決壊も危惧されており、避難時にはいとまのないことも予想されます。また、津波被害と合わせると海からも山からも水が押し寄せるという逃げ場のない状況も考えられます。その際の避難計画について当局の考えをお伺いします。要旨の(2)水平・垂直避難場所について伺います。大東区を含め比較的低い位置にある市街地地域においては、水平避難よりも垂直避難の重要性が高い状況も大いに考えられます。しかし、大東区においては産業支援センターや名護城公園などが指定避難場所となっていますが、距離が離れているなど、避難の方法に課題を抱えている状況です。そこで伺いますが、民間のアパートなどと一時的な避難場所としての協定等が締結可能であるか。また可能であるならば、その状況等について伺います。要旨の(3)防災無線での災害情報発信について伺います。現在、災害対策や国民保護の観点から、全国瞬時警報システム(J-ALERT)により災害等の発生が予測される場合に緊急速報等が発信されます。定期的に携帯電話に訓練用の速報通知が来ますが、それだけでも混乱を来します。また、災害発生時に防災行政無線で一斉に発信をしても混乱を来すことが考えられます。防災行政無線での災害情報の発信方法について伺います。事項の4 子育て・学びの支援について。要旨の(1)本市独自の給付型奨学金制度について、事業開始からの対象人数・予算・実績人数・不用額の状況について伺います。資料ありがとうございました。この件については、先ほど申し上げたとおり私のほうでも資料をタブレットのほうに上げさせていただいております。要旨の(2)本市独自の給付型奨学金制度の利用実績については令和2年度実績は対象人数5名中、利用実績は2名と決算審査の際にお聞きしました。その状況の要因について伺います。事項の5 辺野古新基地建設及び関連交付金について。要旨の(1)11月25日、玉城デニー県知事が名護市辺野古の新基地建設に伴う軟弱地盤改良のため沖縄防衛局が提出していた埋立変更承認申請について不承認としたと発表しました。不承認通知書の内容は論理的で科学的な見地からの指摘でした。知事は「普天間飛行場の危険性の早期除去にはつながらず合理性がない」としましたが、市長の見解を伺います。要旨の(2)辺野古新基地建設の推進に資すると防衛大臣が判断し、名護市に交付されている再編交付金ですが、その再編交付金交付額の名護市一般会計に占める割合について年度ごとに伺います。資料提出ありがとうございます。以上一次質問とし、二次質問は自席から行います。質問方式は一括で、どうぞよろしくお願いします。
○大城秀樹議長 市当局の答弁を求めます。
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 私からは質問の事項1と4についてお答えいたします。質問の事項1質問の要旨(1)についてお答えします。今回、教職員の就業時間及び残業時間等の変化についてはさきに提出しております資料について説明をさせていただきます。教職員の勤務時間外の業務時間に関する調査の資料でございます。令和2年度7月から9月と、令和3年度7月から9月の期間の比較になります。令和3年度よりGIGAスクールが本格稼働されていますので、GIGAスクール開始前後の期間における比較ができるかと思います。令和2年度7月から9月までは小学校で12.4%、中学校で31.5%の教職員が時間外勤務を行っています。下段の令和3年度7月から9月まででは小学校で10.6%、中学校で13.5%の教職員が時間外勤務を行っているとの調査結果になっています。全体的な時間は減少傾向にありますが、令和2年度から現在に至るまで、
新型コロナウイルス感染症に対する対応等もございますので、今回の数字でGIGAスクール構想により業務量が増加したのか、減少したのかどうかの判断は難しいと考えております。社会の急激な変化が進む中で、児童生徒が社会を自立的に生き、社会形成に必要な資質・能力を育成するため、学校教育の改善・充実が求められています。また、GIGAスクールのみならず、個別に最適な学びや学習指導とコロナ感染症への対策など、学校が抱える課題はより複雑化・困難化しています。その中でGIGAスクールにおいては、当初は5か年計画であったものが新型コロナウイルス禍で大幅に前倒しされ、教職員においては早急な対応が求められたことで負担感を感じられた教職員もいることと認識しております。教育委員会としましては、引き続きGIGAスクールサポーターの配置などにより、教職員の負担軽減に努めてまいります。次に質問の事項4 質問の要旨(1)についてお答えします。名護市給付型奨学金事業につきましては、意欲と能力がある若者が経済的理由により高等教育機関への進学を断念することなく、平等に教育を受ける機会を支援し名護市への郷土愛と生まれ育った地域へ貢献する心を醸成するとともに、特に成績が優秀であり高等教育機関へ進学後、さらに勉学に専念できる環境を整え、優秀な人材を育成することを目的に実施しています。令和2年度の実績としましては令和元年度に給付対象者を募集し、給付予定者数5人に対し、申請者は2人、給付者は2人となっております。予算額につきましては、予算額300万円に対し、年間給付額は108万円、不用額は192万円となっております。続きまして質問の要旨(2)についてお答えします。名護市給付型奨学金事業の令和2年度給付者につきましては、令和元年度において7月と12月の2回募集したところ、給付実績としては2人となりました。その状況の要因としましては、令和2年4月から日本学生支援機構の給付型奨学金制度において対象者の世帯収入・成績基準の引下げや給付額の増額といった拡充を行っており、その影響があったのではないかと考えています。
○大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 それでは事項の2要旨(1)、要旨(2)についてお答えいたします。先に要旨(1)についてお答えいたします。母子健康包括支援センターの関係機関との構造図、連携図につきましては資料を配付しておりますのでご確認をお願いいたします。連携図の下のほうに、当センターの役割と健康増進課で実施している母子保健事業となっております。関係機関につきましては、庁内、庁外で区分し、医療機関や相談機関、子育て支援サービス等の関係機関を表記しております。当センターでは妊娠届出時問診票を基に妊婦全数を台帳管理し、妊娠中期には全員へ電話連絡を行っております。また、産婦人科・小児科から産後の育児不安等で支援が必要な方の情報提供があるなど、各機関との情報連携により継続した支援となっております。今後とも、利用者の視点に立ち、妊娠・出産・子育てに関する切れ目のない支援を目指し、妊産婦等を支える地域の包括支援体制の構築に向け取り組んでまいります。続きまして要旨の(2)についてお答えいたします。当センター開設後の課題につきましては、妊娠期及び産後の精神的不調に対して支援している中で、精神科の治療や薬への抵抗感から妊娠を機に中断し、産後に症状が悪化する方や妊娠届出時の問診票では病歴等が把握されず、産後に分娩機関から情報提供があり把握される方もいます。母体への影響を考慮した服薬と妊娠・授乳の両立が可能となる場合が多くあることから、治療の継続により病状の安定や再発予防につながることについて、適切な時期に情報提供が必要であると感じているところです。また、センター開所前は産後支援が必要となり得る精神的不調、多胎や外国人などの特定妊婦に対し、情報提供の内容や支援時期については、地区保健師が個々に対応しておりました。センター開所により妊婦全数を台帳管理したことで、特定妊婦の困りごとなど共通の課題が把握できたことから、支援者で統一した助言・情報提供ができるようセンターで集約し共有に取り組んでいるところです。
○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 私のほうから質問の事項3要旨(1)、(2)、(3)と質問の事項5 要旨(2)についてお答えいたします。質問の事項3要旨(1)についてお答えします。市の避難計画では、指定緊急避難場所への避難や津波到達時間内に避難が困難な場合は、付近の高台や高層建物等へ緊急避難することとなっております。しかしながら、地区によって想定される災害が異なるため、それぞれの地区の状況を熟知した自主防災組織等において地区に合わせた避難計画を作成することが有効と考えております。事例として、自主防災組織が結成されている大西区や大浦区では、地区の状況に合わせた避難計画が作成されております。大東区においても、地区に合わせた避難計画を作成できるよう自主防災組織結成を促してまいります。次に要旨(2)についてお答えします。民間のアパート等と避難場所としての協定等の締結については、指定緊急避難場所の基準である「災害時に確実に開放されること」や「洪水または津波の想定水位以上の高さに避難者を受け入れる部分があり、かつ当該部分までの避難上有効な経路があること」、「新耐震基準に適合していること」を満たしている建物であって、施設管理者の同意を得ることができれば、協定を締結することは可能であります。協定の締結状況については、これまでに市と民間アパートの間で協定を締結した事例は名護市全域においてはありません。大東区の基準を満たしている民間アパートの施設管理者に対し連絡をしているところでありますが、これまでのところ同意は得られていない状況であります。次に要旨(3)についてお答えします。防災行政無線での災害情報発信について、通常の防災行政無線の放送は、音響が重なり合わないよう隣接する防災行政無線に時間差をつけて放送するようにしていますが、全国瞬時警報システムにより発信される緊急災害情報は、瞬時に災害の情報を伝えることを目的としているため、放送の時間差はなく、全ての防災行政無線から一斉に最大音量で放送されるようになっております。全国瞬時警報システムの緊急災害情報は、防災行政無線だけでなく、緊急速報メールやアプリ、テレビ等でも発信されていますが、より多くの人が少しでも早く異常を感じ、災害情報に気がつけるようにするには一斉放送が有効であると考えております。次に質問の事項5質問の要旨(2)についてお答えします。資料として名護市一般会計に占める再編交付金の年度別割合の一覧表を提出しております。資料をご覧ください。年度ごとに、Aが再編交付金額、Bが歳入総額、Cが歳入総額に対する再編交付金の割合、Dが歳出総額、Eが歳出総額に対する再編交付金の割合となっております。また、平成20年度から令和2年度までは決算額、令和3年度は9月末時点、補正予算第6号までの予算額と明許繰越を合わせた金額となっております。平成20年度は、再編交付金が11億8,899万5,000円で、歳入307億64万2,891円に対して3.9%、歳出299億8,780万1,335円に対して4%、平成21年度は、歳入に対して1.7%、歳出に対して1.8%、平成22年度は、歳入に対して0.2%、歳出に対して0.2%、平成23年度から平成29年度までは、再編交付金の交付はございません。平成30年度は、歳入に対して6.9%、歳出に対して7.1%、令和元年度は、歳入に対して3.5%、歳出に対して3.6%、令和2年度は、歳入に対して2.8%、歳出に対して2.9%、令和3年度は、歳入に対して1.4%、歳出に対して1.4%、となっております。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 それでは質問事項の5要旨(1)についてお答えいたします。沖縄防衛局が申請しておりました
普天間飛行場代替施設建設事業公有水面埋立変更承認申請につきましては、県知事が権限に基づいて不承認と判断したものと認識しております。報道にもありますように、先日、沖縄防衛局が国土交通大臣に対し、
行政不服審査法に基づく審査請求を行っておりますので、今後の動向を注視してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 それでは順次二次質問に移っていきたいと思います。事項の1から、GIGAスクールのことですが、残業時間については皆さんがかなり気をつけていらっしゃるということで、減少しているということですけれども、持ち帰りした業務についてはなかなか把握できない部分が多いと思われます。GIGAスクールの開始に当たって、子どもたちに配付されたタブレットについては、マイクロソフトではなくてクロームのOSが採用されました。しかし、先生たちが通常業務で使うPCはオフィス、マイクロソフトのものとなっていて、学習教材の作成においても、ある程度の互換性はあるにしても、微妙な差異が出てくるんです。私も両方とも使いますので分かるのですが、全く違えば結構諦めもつくのですが、微妙な差異があると相当修正をかけないといけないと。子どもたちに見せるものだから、ずれていると分からなかったりというのがあるので、余計に時間がかかってしまうのです。それから、GIGAスクールの導入で遠隔授業が開始されまして、ICTの利用というのが一層高度化していると思います。ネット関連の事柄については、なぜか若いというだけで得意だと言われるのです。教員の皆さんもそうだと思います。実際に私の、実の兄も福岡県で教員をしているのですが、ほとんどの先生から聞かれるそうです。どうやったらいいかと、トラブルがあったら呼ばれて行かないといけないというような形です。若い先生は業務量がかなり多くなっているのではないかと思います。本来、子どもたちと関わる時間が、若い教員の皆さんには必要であるはずなのです。そういったところにもかかわらず、かなり業務量が増えているということで、教職員の皆さんへの支援が絶対に必要だと思います。ぜひ、ICTの支援員の皆さんの支援を強めていただきたいのと、教育委員会は総力を挙げて支援に当たっていただきたいのですが、いかがですか。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 日常的な使用で操作に困ったときに、ICTが得意な教職員に相談することが多くなりがちになることは、ある程度想定はされています。教職員がそれぞれ教育委員会やGIGAスクールサポーターにいつでも相談できるように体制を整えているところでありまして、負担が集中することがないようにするとともに、ICTに対して苦手意識を持つ教員に対しても、研修を通してICTに慣れていただく、負担を感じることが少なくなるよう支援していきたいと思っております。教育委員会としましては、今後ともGIGAスクール構想に対する負担軽減の策として、GIGAスクールサポーターの配置や学校のニーズに合わせたカスタマイズの研修、操作方法の相談がいつでもできる体制の構築、ICTの活用による学習や校務効率化の事例の情報提供など、引き続き教職員に対する支援をやっていきたいと思っております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ支援を強めていただきたいと思います。継続的にやっていかないと、1年で慣れるものではないので、ぜひ継続的にやっていただきたいと思います。次の事項に行きます。母子健康包括支援センターのことで、資料のご提供ありがとうございました。かなりの機関が関連をしているということが、これを見れば分かると思います。庁内だけでも6、それから庁外の関係機関についてもかなりの機関が関わってきています。それで、この母子健康包括支援センターについては、国のほうでは、子育て世代包括支援センターとなっています。これは、ガイドラインの中にある資料ですが、これを見ながらお話をしていきたいと思います。対象者については一般層、それから中間層、要介入支援層と、こちらの赤いほうに行けば行くほど介入が必要となっています。この真ん中にある青い子育て世代包括支援センターの役割が4つ書いてあるのですが、これは答弁いただいた内容です。それと一体的に運用するということで右側に書いてありますが、市町村の保健センター、今、健康増進課にいる地区担当保健師だと思われます。それから、地域子育て支援
拠点・利用者支援実施事業所、地域の関係機関・関係者ということです。下に行けば行くほど支援が必要ということなので、下に行けば行くほど児童相談所なんかが関わってきます。要保護児童対策の地域協議会もありますが、その上に市区町村子ども家庭総合支援拠点ということで、総合支援拠点のものが書かれています。これは、包括支援センターと一体的な運用が必要だと、国のガイドラインの中でも話されているわけです。ぜひこの部分について見解を伺いたいと思うのですが、資料提供いただいた構造図の中にも庁内の関係課との協力があります。子ども家庭総合支援拠点についても、かなりのところでこども家庭部が関わってくると思いますが、そういったところと連携をしていくのに、どういう調整をいま現在なさっているのかお聞きしたいのですが、いかがでしょうか。
○大城秀樹議長 仲本太市民部長。
◎仲本太市民部長 名護市につきましては、この連携につきまして、これからこども家庭部、関係部署と協議をしていく予定であります。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ありがとうございます。これからということなので、前議会、今議会でも、翁長久美子議員が、妊産婦の支援、多胎児の支援ということで上げられていました。今回、この質問をさせていただいたのは、僕のところにも19歳のお母さんから相談がありました。どこに相談していいか分からないというのが一番の内容です。今回の場合は、内容は個人情報に関わるので言えないのですが、かなり介入が必要な部分になってきていました。その前段階で、本来は早期発見、早期支援につなげなければいけないと。そこが中間層に当たる部分で、一般層にある、まだ困り感ぐらいのレベルのときに支援に入っていかないといけないと、そういう役割が包括支援センターにもあるのかと思いますので、今回、妊娠中期全員に電話連絡をしているということですけれども、中期ってなかなか困り感ということが少ない時期でもあると思います。今、僕のパートナーも妊娠後期で、本当にここまで聞いていいのかという小さいものがいっぱい出てくるわけです。それを気軽に相談ができる窓口に、ぜひ母子健康包括支援センターにしていただきたいので、体制の強化をしていただきたいと思います。地区の保健師も関わりながらやっているということですが、今、保健師も人員が足りないようなことも聞いています。マンパワーがどうしても必要な場合が出てきますので、ぜひ、そこら辺の対応をお願いしたいと思います。以上にしたいと思います。次、災害対策についてです。避難計画については自主防災組織でやっていくということでありました。大東区でも区長を中心に各班の中央から各指定避難場所への距離とか、移動時間を測定するというところからスタートしようかという予定です。ぜひ、市としても協力できる点があればお願いしたいと思いますが、どんなことができるのか、お伺いしたいと思います。それから、まとめていきます。指定緊急避難場所の基準を答弁いただきました。災害時に確実に開放されること、それから洪水または津波の想定水位以上の高さに避難者を受け入れる部分があり、当該部分までの避難上有効な経路があること、それから新耐震基準に適合していることということで、この一番最初の、災害時に確実に開放されることというところがかなりネックになっているかと思います。所有者、もしくは管理者の負担が、災害時に開けておかないといけないと。常時開放すると事故の可能性も出てくると。不合理だということで、ぜひ市に、災害時に自動で、または遠隔で開錠できる鍵を設置するところに対しての補助ができないか、お伺いしたいと思います。2点お伺いします。
○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 まず最初の質問であります区のほうの避難経路、場所とか、それについての測定からスタートするということでございますが、具体的な協力ということで、大東区への協力といたしましては、自主防災組織を結成するための支援や、それから防災知識向上のための防災学習会の講師や避難訓練等の支援を考えております。指定緊急避難場所につきましても、民間アパートも含め新たな指定施設を増やせるように取り組んでまいりたいと思います。大東区のほうから要望等があれば、協力できるよう努めてまいりたいと思います。それから、避難場所の基準等で、なかなか難しいのではないかということでございますが、指定緊急避難場所の指定につきましては、基準を満たしている建物を選定し施設管理者に指定緊急避難場所の必要性をご理解いただき、同意を得られるよう取り組んでいるところであります。基準を満たすための開錠の仕組み等につきましては、施設管理者からの意見等を聴取しながら研究してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ緊急避難場所の件は前向きにお願いしたいと思います。それから災害情報の発信について、Jアラートの件で、防災行政無線での災害情報の発信ですが、一斉に行われるということで、異常を認識させるということが大きな目的なのかなと捉えました。ただ、いま緊急速報メール、アプリ、テレビ等でも発信されるとご答弁いただいたのですが、異常を感じて、その媒体が近くにないときに、やはり一次的に聞くのは地域の防災行政無線なわけです。それで、最大音量で一斉に流すということなので、かなり聞き取りづらいような状況が出てくると思います。そこら辺の、1回目の放送は一斉放送でいいと思うのですが、2回目、3回目というときに、そうやって聞き取りやすいようにするということが可能なのか。お伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 ただいまの質問につきましては、防災行政無線の業者等の意見も聞きながら、今後検討してまいりたいと考えております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ありがとうございます。ぜひ聞き取れるようにしていただきたいと思います。特に大東区の場合は、城ため池の堤体の決壊というのは、水が来てからしか分からないというような状況にあります。そうなった場合、まずは地震で、そういう状況、可能性が考えられるということも含めて、発信ができるような形をぜひとっていただきたいと思います。それでは次の事項に行きます。子育て、学びの支援について。給付型の奨学金制度についてお伺いしました。皆さんのお手元、タブレットの中に名護市給付型奨学金奨学生募集要項というのを上げております。それを見ながらですね、ぜひ聞いていただきたいと思います。お答えいただきました内容から二次質問をさせていただきたいのですが、この募集要項について、2の応募資格の(4)成績評価についてです。5段階評価による評定、平均評定が4.3以上ということになっています。しかし、次のページの4の給付額等の記載内容では、継続給付については毎年度、継続給付の申請の際には原則としてGPA、成績評価値が2.5以上とされているそうです。それを分かりやすくつくってきました。こんな感じです。赤い丸の部分が、今、この要項に書いてある点です。上が高校卒業時に4.2の評定です。それが大学とか高等教育に進んだ後、継続給付を受けるときには2.5でいいという、これを見ると成績が下がっているのです。その状況が、本来あるべき姿なのかということです。この奨学生募集要項の趣旨の一番上のところに、勉学に専念できる環境を整え、優秀な人材を育成することを目的として、奨学金の給付を行うと書いているのです。そうであれば、普通だったら、中等教育のところ、3から4の間ぐらいにかけてやって、募集をかけて、高等教育の間に成績を上げてもらうということが必要ではないか。GPAでいうと3から4にかけて。これが普通の考え方なのかと思ったのですが、なぜこれは下がってもいいということになっているのか、お伺いしたいと思います。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 一度認定された学生の継続審査の際の評定につきましては、議員の指摘のとおり募集時より緩やかに下がっているということになっております。応募時よりも下げている意図としましては、学生生活を送る中において、学業はもちろん一番重視しているところでございますけれども、ゼミやサークル活動、地域社会活動、社会に出る前に様々な経験を積んでいただいて、卒業後の社会で活躍できる人材に育っていただきたいという考えもあります。そこで、成績のみを重視するのではなく、幅広い経験をする機会を逸することなく、緩やかにしているところでございます。そこで、継続審査の際は学生生活の状況に係るレポートの提出を求めており、学生生活の過ごし方についても重視をしております。さらに市内高等学校から推薦された学生が平均評定において4.3であったとしても、進学した学校の特性において差が生じてしまうことが考えられます。高い成績評定基準をクリアできずに継続給付が認められなくなると、学生生活を継続すること自体がままならない状況に陥ることも考えられますので、そういった状況にならないためにも、在学中の成績評定は応募時よりも若干設定を低くしているところでございます。ただ、本市の制度は運用したばかりですので、議員のご指摘を踏まえながら、今後も引き続き内容は検証していきたいと思っております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 ぜひ間口を広げていただきたいのです。それに関連してもう二、三問質問をするのですが、募集要項の5について併給が不可となっています。国、県または、他団体からの給付型奨学金との併給は不可。貸与型奨学金との併給は可能となっています。何で併給を禁止するのかと。先ほど教育次長が答弁されていた内容からすれば、成績が足りなくなった場合に中止されると。併給していればそれはクリアできるわけですよね。半分は残るわけだから。そういった理由で何で併給を禁止するのかが気になります。日本学生支援機構、最初に、一次答弁の中で、日本学生支援機構が間口を広げたからこちらに応募するのが少なくなったと言いました。併給を否定していないのです。併給してもいいですと。かつ、授業料の免除まで、減免まで含めているわけです。日本学生支援機構が窓口となっている給付型奨学金については、授業料減免と、この給付型奨学金、セットになっているのです。授業料の減免の対象になれば給付型奨学金も対象になりますと言っているのです。だけど、名護市から奨学金を得ている子は授業料減免しか受けられないわけです。日本学生支援機構のQ&Aの中にそういった質問がありました。併給を禁止されていると。そうしたら、片方だけ、授業料減免だけをやりたいけどどうしたらいいかと。まずはセットで申し込んで、後で給付型奨学金を拒否してくださいと書いてあります。併給を禁止するとこういう弊害が出るのです。もちろん、日本学生支援機構も併給を禁止している部分があります。国が国庫から出す社会人対象の給付金なんかは対象外にして、併給は禁止をしているけれども、市が出しているものと国が出しているものは別であるわけだから、別に併給可にしていいのではないかと思います。それから学校推薦の件もありました。校長の推薦が必要だと思います。なぜ1人と限定する必要があるのか。門戸を狭くするための条件付けではないかと思ってしまうわけです。学校推薦があれば何人でも出していいですよと。市がそれを見て、きちんと選びますとすればいいわけじゃないですか。学校のほうで、名護高校の通信も見ました。希望する方は応募してくださいと。選考会をしますという。学校側で選考会をさせて、もうこの子にしか行かせないと。もしかしたら、それで外れる場合も出てくるわけですよね、応募の状況によっては。そういうことも考えると、もう全員応募してもらって名護市のほうで判断をするほうがいいのではないかと思います。この2点、お伺いします。
○大城秀樹議長
岸本尚志教育次長。
◎
岸本尚志教育次長 併給についてですが、名護市給付型奨学金制度におきましては、収入基準が日本学生支援機構には該当しない学生も対象となる場合があります。限られた財源の中で、子ども夢基金を活用しているのですが、その中でそのような学生にも対応したいと。多くの学生を支援する観点から、ほかの給付の奨学金との併給を不可としたということでございます。それと学校推薦についてですけれども、学校推薦につきましては、名護高校、北部農林高校、名護商工高校とあります。それと高専、また外に名護の生徒が行かれている学校がありますので、学校間の隔たりがないように各校1名として採用させていただいているところですけれども、今後については、まだ制度が2年目ですので、学校のほうともまた今後も話を続けていきたいと思っております。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 今の説明でも併給を禁止する、そういう理由には当たらないと思います。ぜひ併給を可能にして、受けさせればいいじゃないですか。実際に5人定員があって、予算を確保して、2人しか通っていないんですよ。だからそれをぜひやっていただきたい。市長の応援のビラに大学生に月5万円給付しましたと。1人は4万円ですよ、これ。お一人は県外だから5万円だと。ご存じでしたか。今、実績一覧がありますよね。見られますよね。お一人は、名桜大学に進学されて県内なので給付月額は4万円。もう1人の方は公務員のビジネス専門学校に行った。多分県外でしょうね。5万円になっています。こういった内容であります。僕も大学の学費について調べました。全く足りないんです。入学金も合わせて初年度に、大体80万円ぐらいかかるんです。国公立で初年度60万円です。名桜大学だと年間48万円。授業料にも足りないんですよ。ぜひ、額も増額をしていただく、それから間口を広げていただくということを徹底していただきたいと思います。以上で給付型奨学金の件は終わりたいと思います。次、事項の5です。県知事が、設計変更承認申請を不承認としたと。市長、不承認通知書をお読みになられましたか。
○大城秀樹議長
渡具知武豊市長。
◎
渡具知武豊市長 いえ、読んでおりません。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 それでは市長の意見が出ないわけですよ。不承認の決定がされて、もう2週間ぐらいたっています。ぜひ読んでください。不承認の通知書の内容は、本当に論理的で科学的な見地から指摘をされています。それをぜひ読んでいただいて、この辺野古の新基地建設に伴う国の税金の無駄遣い。ぜひ理解をしていただきたいと思います。それから要旨の(2)です。再編交付金の問題ですが、先ほど、宮城さゆり議員も質問されておりました、子育て3つの無料化。僕が要求した資料の中で、再編交付金の一般会計に占める割合について書かれています。令和2年度は歳入で2.8%、歳出で言うと2.9%。令和元年度3.5%、3.6%。平成30年度は、平成29年度の分も平成30年度にいただいたので6.9%、7.1%ということです。そして財政課にお聞きします。この再編交付金がなくなって、何か財政指標に大きく影響を与えることがあり得るのか、お伺いします。
○大城秀樹議長 比嘉一文総務部長。
◎比嘉一文総務部長 経常的な経費を活用している事業、子育て3無償化事業です。それを教育委員会バス管理費再編交付金基金で、一般財源で行う場合は、経常収支比率への影響が生じます。財政指標の一つである経常収支比率は、子育て無償化3事業を一般財源に切り替えた場合で試算しますと、先ほど宮城さゆり議員に答弁しました令和2年度の決算を参考にした経常収支比率が92.7%から96.9%となります。また、投資的経費に活用している事業、豊原地区広場や久志区民倉庫などでは国・県補助金の活用が難しいため、一般単独事業債、その場合充当率を75%で行った場合、公債費負担比率への影響が生じます。公債費負担比率とは、地方債の元利償還金等の公債費に充当された一般財源総額に対しどの程度の割合になっているかを示す指標であります。公債費がどの程度一般財源の使途の自由度を制約しているかを見ることにより、財政構造の弾力性を判断するものでございます。再編交付金を受け入れなかった場合は、名護市の一般会計及び指標などに大きな影響が考えられ、予算の大幅な見直しが必要になると考えられます。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員。
◆吉居俊平議員 実質的に僕はそこまで大きくないと思っているんです。なぜかというと、一般会計に占める割合が3%程度なわけですよね。その財源がなくなったということで、大きな影響があるということはあまりないのかなと思います。先ほどの宮城さゆり議員への答弁の中で、無料化の3事業で7.1億円かかると。今後も再編交付金を使っていくということが現実的だと。もう本当に思考停止の考え方だと思います。こども医療費助成事業を例に挙げると、来年、令和4年度から沖縄県の施策で中学卒業までの医療費が無料になります。この部分の市の負担率は5割になりますので、大体、以前6月議会のときに出していただいた資料の中にありました。4,300万円ぐらいの負担率になるそうです。この部分については、再編交付金はもう使えないわけですよ。一般財源から出さないといけない。あとは高校生の2,700万円。こういった事業費がかかってくるわけです。そこら辺をしっかり見た上で本当にいくらかかるのかということをもう一度、再試算していただきたいと思います。学校給食費や幼保助成事業についても、幼保助成事業は国の支援策がまた広がっていく可能性もあります。そういったところもぜひ見定めていただいて、どうやったら再編交付金でなくてもできるのかというところを考えていくことが必要ではないかと。なぜかと言えば、再編交付金は時限つきのお金です。先ほど時間を稼ぐと。時間に余裕を持ってやっていくという話がありましたが、これはいつ終わるか分からないんですよ。明日切れるかもしれない。そんな予算を使って子どもたちの医療費、保育料、学校給食、本当に任せていいのかということが問われていると思います。医療費の部分についてもかなり削減をされて、稲嶺進前市長のときに僕が資料要求をしたものがあります。平成20年度には歳入が300億円だったものが、平成29年度には400億円まで上がっているわけです。この予算を増やしてきた、財源を増やしてきたということがいま求められていることで、平成30年度から再編交付金で増えた額、それから近年はコロナ対策でかなり増えています。それを除けば、市長、4年間でどれぐらい財源が増えたのか。財源を増やす努力をしてこそ、市長の責任が果たされるのではないかと思います。ぜひ再編交付金を使わずに子どもの医療費、保育料、給食費を賄っていけるように、ぜひ知恵を絞っていただきたいと思います。以上をもちまして、吉居俊平、一般質問を終わります。ありがとうございました。
○大城秀樹議長 吉居俊平議員の一般質問を終わります。 ここで、軽石に関する件について建設部長から説明があります。當山賢建設部長。
◎當山賢建設部長 皆さん、お疲れのところ、少々時間をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。タブレットに今、沖縄県からのお知らせのチラシが届いています。開いていますでしょうか。よろしくお願いします。それでは説明いたします。本日、沖縄県北部土木事務所から軽石撤去作業について情報提供がありましたので報告いたします。チラシに沿ってお知らせの内容について説明いたします。運天港及び羽地内海ご利用の皆様へとなっております。今般、軽石の撤去作業に際し、下図の箇所において汚濁防止膜の展張を行います。海域内の航行に際し、十分ご注意いただくようお願いいたしますとなっております。そして汚濁防止膜の設置につきましては、航空写真、左中央にあります。説明いたします。まず、黄色の①です。これは古宇利大橋から約140メートルほど沖合に出た、古宇利大橋のカエル島と言うそうです。そことの間に、汚濁防止膜をもう設置完了したということです。続きまして、真喜屋運動公園から、羽地奥武橋、屋我地大橋の2か所にも汚濁防止膜を設置済みだということで報告が来ています。調査によりますと、軽石の羽地内海への流入ルートがこの①番と②-1、②-2から入ってきているという状況で、そこを封鎖しているということであります。続きまして③番です。今帰仁キャンプ場付近については、12月8日から設置を始めているということであります。そして④番が呉我海岸、⑤番の湧川マリーナ付近については、本日から設置を始めているということであります。連絡先につきましては右上に記載している港湾管理者、沖縄県北部土木事務所都市港湾班となっております。設置者につきましては①から③番が沖縄総合事務局からの委託業者となっております。設置場所④、⑤につきましては北部土木事務所の都市港湾班のほうから発注しているということであります。そして、右側の写真、この①番から順に設置場所の詳細案内写真がありますけれども、その黄色い線の真ん中にオレンジの点があります。それは標識、夜もそっちにありますよと標示する標識となっております。なお、羽地内海の軽石の撤去作業につきましては、④番と⑤番の陸域のほうで撤去するということだそうです。④と⑤番につきましては、陸上からのバックホーと重機による軽石の撤去作業を進めていくということで、なお④番の呉我につきましては、本日からもう撤去作業を始めたということで情報が入っております。そして羽地内海、海上で漂流している軽石につきましては、砂利採取運搬船による作業を予定しているところです。この機材が届き次第、速やかに海上に漂流している軽石も撤去していくという方法の報告を受けております。説明は以上であります。
○大城秀樹議長 休憩します。 休 憩(午後3時37分)(説明内容の確認あり) 再 開(午後3時37分)
○大城秀樹議長 再開します。當山賢建設部長。
◎當山賢建設部長 訂正したい点が1点あります。④番の呉我の沿岸の撤去作業につきましては、汚濁防止膜が約1,000メートルぐらい張らないといけないということで、まだ終わっていないということで、それが終わり次第、撤去作業に取りかかるということであります。失礼しました。
○大城秀樹議長 この件について質問はありますか。 (「質問なし」と呼ぶ者あり) 質問がありませんので、そのように決定されました。 もう1点、さきの宮城さゆり議員の一般質問において、事項4の市長政策について、要旨(2)の市長のこれからの取組についての中で、タブレットに表示した部分について取り消したいとの申出がありました。 お諮りします。タブレットにアップされた文言について、これを取り消すことにご異議ありませんか。(「異議あり」との声あり)休憩します。 休 憩(午後3時39分) (議会事務局長から発言の取消内容の説明あり) 再 開(午後3時40分)
○大城秀樹議長 再開します。屋部憲克議会事務局長。
◎屋部憲克議会事務局長 失礼しました。タブレットにアップしていますように議事録の中で、上に示したものから、今回、下に示したものに変更するということで、取消しの変更となります。(「本人からの取消しの申出ではないのか」との声あり)これにつきましては、議長発議でもできるということになっておりますので、今回、議長発議ということでさせていただいております。(議場内騒然となる)
○大城秀樹議長 宮城さゆり議員。
◆宮城さゆり議員 二次質問の中で、「琉球新報に記載されておりました市長選挙の----」と私のほうが発言してしまいました。それを「----」ではなくて「予定候補」と入れていただきたかったのですが、「----」は削除していただいて「選挙戦の予定候補」、そして再編交付金に頼らず、市財源の無駄を省くことで、子育て3事業の無償化を継続できるとおっしゃっておりますということになります。よろしくお願いします。
○大城秀樹議長 これに対して、今の発言を加えて削除してよろしいですか。 (「理解ができない」との声あり) では、この件については議会運営委員会でやりましょうね。すぐやりますので。だから、まだまだ理解できていない方がいらっしゃるわけだから……。この件については、議運で整理しましょうね。そういう話だから。(再び議場内騒然となる)
○大城秀樹議長 屋部憲克議会事務局長。
◎屋部憲克議会事務局長 これにつきましては、その件も含めまして議会運営委員会の中で再度整理していきたいと考えております。
○大城秀樹議長 比嘉拓也議員。
◆比嘉拓也議員 大変お疲れのところ、私からも1件。今の件も、やはり間違いは間違いで訂正したほうがいいと思いますけれども、本日の午前中の一般質問で、東恩納琢磨議員の発言に対して、私の名前を議長が呼ばれたので、そこは訂正を私も求めたいと思っております。といいますのは、その発言の内容が、雇われ市長という発言。この市長あって、この職員ありというような内容の発言がありましたので、そこは私としては、私の心得として日頃、議会には平常心で臨むように心がけているつもりであります。私は渡具知市長に対して、このような失礼な発言をしたということを、多くの方々に勘違いされては困るという思いから、そこは訂正をしていただいて、ネットで配信されたのはやむを得ないとしても、会議録にはそのことは載せないよう、削除するようにお願いしたいと思っております。それからこの東恩納琢磨議員が発した発言そのものを、私の感覚からしますと、大変失礼であり、不穏当な発言だという認識を持っております。そういうことで、こういったことも、私たちは午前中休憩をとりながら、いろいろ時間も長引いてきました。スムーズな議事進行ができるように願っておりますので、そういった開会、それから散会、休憩、再開といったようなことに関しても、議運でもう一度確認をしていただきたいと思います。今議会、まだ半分でありますので、残りの議会がスムーズに運ぶよう願っておりますので、議長その辺のところ取り計らいをお願いいたします。
○大城秀樹議長 まず初めに、議員の名前を間違えたということは、議長としては深くおわびします。何回もしゃべり通すと、東恩納琢磨が拓也になって、比嘉拓也が琢磨になる場合もありますので、その辺は本当にチュージューとおわびしますので、よろしくお願いします。 ただいま比嘉拓也議員の申出がありました東恩納琢磨議員の一般質問において、市当局に対する不穏当発言等について、疑義のある発言がありました。会議録を調査して対応方について検討し、その後の本会議において対処していきたいと思いますが、これにご異議ありませんか。 (「異議あり」と呼ぶ者あり) だから要するに取消し……。(再び議場内騒然となる)一般質問において市当局に対する不穏当発言等について、疑義のある発言がありましたと。会議録を今から調査して対応方法について検討し、その後の本会議において対処していきたいと思いますと。これは要するに、会議録を起こしてから、その件は明日にでもまた報告しますので。(「議運でやらないよ」との声あり)。会議録を確認するということでありますので……。休憩します。 休 憩(午後3時50分) (議長から、「回ってきた次第を読んだだけだよ」との発言あり) (議会運営委員会開催の連絡あり) 再 開(午後3時51分)
○大城秀樹議長 再開します。 本日はこれにて散会します。お疲れさまでした。 散 会(午後3時51分)...