宜野湾市議会 > 2022-10-18 >
10月18日-06号

  • 知事(/)
ツイート シェア
  1. 宜野湾市議会 2022-10-18
    10月18日-06号


    取得元: 宜野湾市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    令和 4年  9月 定例会(第446回)   令和4年第446回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和4年10月18日(火)                       午後3時55分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   呉屋 等     2   棚原 明       3   松田朝仁     4   嶺井拓磨       5   下地 崇     6   プリティ宮城ちえ       7   座間味万佳    8   伊佐文貴       9   平安座武志   10   知念秀明      11   上里広幸    12   宮城 優      13   我如古盛英   14   知名康司      15   石川 慶    16   山城康弘      17   又吉 亮    18   伊佐哲雄      19   宮城政司    20   濱元朝晴      21   宮城 克    22   上地安之      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   屋良千枝美   26   桃原 功2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      仲村宗男   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄     選挙管理委員長  喜瀬昭夫4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     川上一徳   次長兼総務課長  仲村厚子     議事担当主幹   平田駒子   議事係長     大城拓也     主任主事     棚原裕貴   主事       伊佐直樹     主事       又吉竜希5.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号         令和4年10月18日(火)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)伊佐哲雄     (2)平安座武志    (3)宮城政司     (4)伊佐文貴 ○呉屋等議長 おはようございます。ただいまから第446回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。18番 伊佐哲雄議員の質問を許します。伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 皆さん、おはようございます。議席番号18番、和みクラブの伊佐哲雄でございます。一般質問に入ります前に、ちょっと所見を申し述べたいと思っております。皆様よく御承知のとおり、昭和37年7月1日に宜野湾村が宜野湾市になり、今年は市制施行60年になりました。その年の9月9日に初めての宜野湾市議会議員選挙が行われましたが、定数21人に対して24人が立候補し、初めての宜野湾市議会議員21人が誕生いたしました。ちなみに、大変恐縮ではございますが、そのうちの一人が私の父でございます。 資料によりますと、当時の有権者数が1万5,710人、そして投票者数が1万2,965人、投票率ですけれども、何と82.53%だったそうです。先月の宜野湾市議会議員選挙トリプル選挙となって、投票率は前回と比べて少し上がりましたが、残念ながら近年の選挙の投票率は決して高いものではありません。私たちは宜野湾市議会基本条例の精神にのっとり、市民の負託に応えるため、これからも経営改革を進め、引き続き信頼を得ていくことによって、投票率もおのずと上がってくるものではないかと思っております。 去る9月11日の宜野湾市議会議員選挙では、市民の信託を受けて、皆様方とともに当選をさせていただきました。改めて御支援をいただいた多くの市民の皆様方には、厚く感謝を申し上げます。ありがとうございました。これから4年間、嘉数中学校の9期同窓でもあります知名康司議員、そして濱元朝晴議員、そして同じ昭和30年の私の憧れの人でもあります屋良千枝美議員ともども精いっぱい精進していきたいと思っておりますので、引き続き市長はじめ行政当局の皆様、そして議員の皆様方の優しい御指導を賜りますようによろしくお願いを申し上げます。それでは、議長からお許しが出ましたので、一般質問を始めさせていただききす。 まず、市長の所信表明の中から取り上げてございます5つのビジョンにおける施策についてお尋ねいたします。力強い宜野湾の経済政策の実現についてでございますが、そのうちの一つ、企業誘致及び正規雇用の促進についてでございます。所信表明では、企業誘致等により若者に働く場を創設するとあります。企業誘致の施策として、他市に誇る魅力的な立地条件が必要だと思いますが、この企業誘致促進につながる何らかの手だてがあるのかをお伺いいたします。 そして、正規雇用の促進でございますが、市民所得を向上させ、結果的に所得税等の税収アップにもつながるものだとは思いますけれども、営利企業である民間会社には、経営戦略上なかなかそのような要請には応えられない一面、事情もあるかと思っております。公約として掲げておりますので、しっかりと準備をしているものかと思いますけれども、どのようにアプローチをしていくのか、お伺いいたします。 あとは自席から続けてまいります。皆様どうぞよろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。本市におきましては、沖縄振興特別措置法の下、情報通信産業振興地域など4つの地域指定を受けていることから、同法に基づく固定資産税に関する各優遇制度を活用した企業誘致、また企業の設備投資活動の促進に取り組んでまいりました。また、本市の情報通信産業振興施設である宜野湾ベイサイド情報センターでは、平成15年度の供用開始以降、高い稼働率を維持しており、関連産業の集積が図られております。さらに、空き店舗対策事業による家賃補助、リフォーム補助により、空き店舗への立地誘導が図られており、これらの支援により企業集積、ひいては雇用創出につながっているものと認識しております。また、今年度におきましては、旧愛誠園跡地への立地企業公募を実施するなど、取組を進めているところでございます。 一方で、本市では、企業を誘致するための相当規模の土地が不足している現状にあり、産業用地確保が課題となっておりますが、西普天間住宅地区をはじめとした基地返還跡地区画整理事業など様々な地区整備が予定されていることから、担当部署や企業との連携の下、新たな土地開発を契機とした産業用地確保の促進に努めております。ハード面での環境整備に併せて、本市の特性に合った企業支援策の拡充を図るなど、ソフト面での施策検討の両面から企業誘致施策の強化、雇用拡大に向け引き続き取組を進めてまいります。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 様々な施策をお考えになっているというふうなことでありますが、固定資産税の優遇というのがちょっと気になるというか、必要だろうなというのを思うわけですけれども、これって例えば法律上、固定資産税って決められた制度がございますよね、土地の種別だとかいろいろあると思うのですけれども。これは市の判断で、市の裁量で増減というのですか、特別な税制の下で、国の制度でもってそういったのがあるのでしょうか。それによって、何割ぐらいの減額になるというかそういった、この辺よく分からないので、ちょっとだけ教えていただけますか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。今議会で条例改正ということで、企業立地促進条例の一部を改正したいということで、併せて提案しております。これは沖縄振興特別措置法等の一部を改正する法律、この法律が改正されたことに伴い、沖縄振興ビジョンのほうも併せて改定されておりますが、その中で産業高度化・事業革新促進地域等々含めまして、4つの地域の制度が定められております。本市におきましては、この4つ該当しておりますので、その中で5年間の固定資産税課税免除措置を講じる、それに伴っての条例改正となっております。これで免除された分は、地方交付税により75%が補填措置されると、そういった制度になっております。そういった制度を広く企業にもアピールして、少しでも企業立地とかに役立てて、宜野湾市に集まってきてほしいなと、そういうことで取り組んでいるものでございます。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) そこら辺のところがお聞きしたくて質問をさせていただきました。要は効果というのでしょうか、掲げたけれども、あまり効果がないというものは当然よくないので、その辺のところはきちんとアピールしながら、企業誘致頑張っていただきたいと思っております。よろしくお願いします。 では、産業支援センターについてお伺いいたします。商工会との連携によって、市内事業者の経営相談、そして販路拡大、様々な支援の拠点として産業支援センターの設置に取り組むとありました。市内事業者が事業の拡大、発展をしていくというのは、みんなが、誰しもが望むところだと思いますが、改めて産業支援センター、本市に設置する目的、そしてどの程度の規模を想定しているのか、その辺もし今、青図面ができているのであれば、詳しく御説明をお願いしたいと思います。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市におきましては、本施設の整備のための立地場所や公有地が少ないという現状がございます。また、施設整備に係る財政上の課題もあり、整備に当たりましては民設民営など様々な手法を検討する必要があるものと認識しており、これまで関連団体や民間企業とのヒアリング、また先進地事例等の情報収集等を行ってまいりました。 具体的な構想につきましては、これら課題を整理しながら検討されていくものではございますが、本市産業、とりわけ商工業やIT、観光産業を主体とした産業振興並びに中小企業等の経営支援や産業交流の場として、また地域経済活性化や活力向上が図られる施設の設置を目指し、引き続き取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 県内に似たような施設が浦添市と、それから読谷村にあるというふうなことでお聞きしまして、ちょっとネットで調べてみたのですけれども、主な事業というのがネットで調べる限りでは、いわゆる貸し会議室、研修室だとか企業経営に係るいろんな会議をこちらのほうでどうぞ御利用くださいというふうな形での利用が大きいのかなというふうな思いがあります。商工会の皆様方、御商売の専門家ですから、そことの連携というのが最初に書かれていて、その辺の情報交換をしながらやっていくものだろうと思っておりますが、しっかりと中小企業、今おっしゃったITも含め、観光も含めて、市内事業者が支援にしっかりとつながるような取組をしていただきたいと思っています。この件は、これで終わります。 続きまして、18歳までの医療費についてお伺いいたします。市長は18歳までの医療費完全無料化についてということで、取組をするというふうなことでした。子育て支援の一環として、非常に価値のある政策だと私は評価をしておりますが、改めて宜野湾市こども医療費助成のこれまで今年もいろいろ変化があったように思っています。これらの経緯について、まずそこから御説明をお願いしたいと思っています。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。本市におけるこども医療費助成制度でございますが、今年度より制度を拡充し、実施をしてございます。通院分の対象年齢を小学校6年生までとしていたところ、中学校3年生まで引上げをし、助成方法につきましても償還払いを見直し、医療機関の窓口で支払いを要しない窓口無料方式へと拡充をしてございます。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 今年から現物支給の拡大をしたというふうなことかと思います。非常に子育て支援、大きな支援につながっているのではないかなと思っています。 では、今、部長から答弁があった窓口負担をなくすというのが現物支給ということですよね。完全無料化を目指すというふうなことです。沖縄県の子どもの貧困率が約30%ぐらいあるということでお聞きしております。これは全国平均の2倍強というふうな現状にあって、困窮する子育て世代の皆様方への支援の拡充になると思います。高く評価をしたいと思っています。 すばらしい政策でありますけれども、気になるのがやっぱり財源です。この財源はどこから捻出するのかをお伺いしたい。そして、できるだけ早期に実施をしていただきたいと思っています。これは選挙公報でも重点施策として取り上げておりますので、皆さん注目をして、よかったというふうに多分思っていらっしゃる親御さん、結構いらっしゃるかと思うのです。いつ頃からできるのか、その辺含めて御説明お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長
    岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。本市におけるこども医療費助成事業につきましては、現在、入院分、通院分ともに中学校3年生までを対象とし、医療機関での窓口無料方式により助成を実施しているところでございます。 同じく窓口無料による手法で、対象年齢を18歳までとした場合に必要となります予算につきましては、令和3年度のこども医療費助成額の実績により試算いたしましたところ、概算で新たに年間約3,500万円の予算が必要であると見込んでございます。財源や拡大時期でございますが、現在、沖縄県の2分の1補助を活用し、事業実施をしており、補助対象年齢が中学校3年生までとなっております。対象年齢を18歳まで拡充するとした場合、財源や時期につきましては、沖縄県や他市町村の動向等にも注視しながら、情報収集に努め、活用可能な補助金等がないか、今後、財源確保と事業拡大時期を一体的に検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) ということは、これからもいろいろ調査をしていくと。では、補助金、補助メニューをこれから探していくということですか。ということは、現時点でいつ頃から開始できるかというのはお答えできないというふうな認識でよろしいのでしょうか。そういうことですか。目標とか、そういうのは想定しておりませんか。選挙公報に大きく載っておりますので、さっき言ったように市民の皆様方かなり期待していると思うのです。高校3年生、18歳といえばそうですよね。まで引き上げるということは、朗報ですよ、市民からしたらば。 今年は、まず無理でしょうと大体分かるのですけれども、来年、再来年、いつ頃までというのが、約束はできないとしても、目標として置いているものがあれば、それをちょっとお答えお願いしたいのですが、いかがですか。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。こども医療費助成事業につきましては、次代を担う子供たちの発育、発達の目覚ましい大切な時期に、安心して必要な医療が受けられるよう医療費を助成するものでございます。ですので、なるべく早めに情報収集と他市町村の状況等も勘案しまして、財源等も担当部署とも調整を図りながら、拡充に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 子育て支援というのは大切なことだと思っていますので、特に沖縄県においては、この医療費だけではございませんけれども、様々なところからの助成、支援等についてしっかりと対応していただきたいと思っています。 では、次に参ります。火葬場建設についてでございますが、選挙公報が手元にございます。市民が主役、市民参加のまちづくりというところで、火葬場を4年で造るという重点ということで公報が載っております。私、真に受けてしまっているところがあるかと思いますけれども、まさに市民の悲願とも言える火葬場建設について、4年で造ると明言をしております。市長は、4年前の市長選においても火葬場建設を公約として掲げていたと思います。火葬場建設については、これまで紆余曲折があって実現をしておりません。改めて、まずその経緯から御説明をお願いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。本市に火葬場がないことから、現在、市民は他自治体での火葬をしているところでございますけれども、こちらのほうで時間を要して、金銭的にも先日、上里議員からもありましたけれども、例えば御遺体の収容施設の管理料等いろいろとかかっているという具体的な状況になっているところでございます。過去に5市町村、本市と西原町、北谷町、中城村、北中城村での枠組みで共同建設に向けて取り組んでまいりましたが、候補地の選定の問題や財源確保の問題等により、平成27年度に断念をした経緯がございます。また、これまでも近隣市町村との意見交換等や先進地視察を行っておりますが、現在も引き続き取り組んでいきたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 昨日の山城康弘議員等の一般質問でも、かなり難しいというのは想定はしているのです。しかし、安置に係る費用等も昨日お伺いしてびっくりしたわけですけれども、かなり市民の皆様方の御負担というのは大きいかなと。ところが、一方で、なかなか土地あるいは予算、財源が確保できないというふうなもどかしいところもあるわけですけれども、市長はそれを承知の上で火葬場を4年で造ると明言しているわけですから、何とか気合でできるようなものではないとは思いますが、あらゆる方策を取って可能性を排除しないというふうな取組の中で、しっかりと市民の皆様方の本当に悲願ですよね。普天間飛行場もそうなのですけれども、この火葬場建設も相当な覚悟を持って取組をしていただきたいし、当然市長もそのつもりでいらっしゃるかと思っています。具体的にはお答えできる構想というのでしょうか、いつ頃までに、4年で造ると言っているから、4年以内で多分その実現の可能性を探っていくのだろうと思っていますが、どうなのでしょう。 仮に建設が難しいのであれば、周辺自治体との連携とかというふうなところを含めて、何とか市民の皆様方の期待にお答えできるような、するような施策というのは、胸の内に何か秘めているのがあるのでしょうか、いかがですか。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。現在、市民の方々が本市に火葬場がないことで、周辺自治体の火葬場を利用しているという状況の中で、やはり4日、先日も答弁申し上げましたが、4日ないし1週間、火葬までに待たされてしまうといった御負担が生じているのは承知しております。このため市長の公約にもございましたけれども、4年以内の火葬場建設を目指して、まずはしっかりと組織等を市長と相談しながら立ち上げて、検討していく必要があると思っております。 また、火葬場建設までの期間も、例えば伊佐議員がおっしゃっていたような他市町村との連携や、もしくは市民の火葬場がないことによって待たされて、例えば周辺の浦添市とかとは違った状況になっているという現状を鑑みて、負担軽減策を具体的に検討していく必要があるというふうに考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) ありがとうございます。去年の3月の新聞なのですけれども、火葬場がない自治体から越境ということで、浦添市、そして豊見城市で大混雑をしているというふうな記事がございまして、その記事を見るとちょっと寂しい感じになるわけですけれども、なかなか他市のところでは受け入れてくれないというふうなことが現実としてあって、それゆえに1週間だとか、もしくは1週間以上待たせるというふうなところもあるらしいのです。その辺は本当に歯がゆい思いを皆さんしているかと思いますけれども、先週の沖縄市議会で、沖縄市の池原の石城原というところに新たに火葬場が建設されるというふうな情報があるのです。沖縄市さんにお願いをして、例えばこれから建設を始めて、2026年度に稼働する予定らしいのですけれども、そこに本市から予算を投入して建設資金を入れて、できるかどうか分かりませんけれども、その辺のところ連携を密にするというふうな手法とかというのも、もしかしたらありかなと思っていますけれども、他市との連携というのは、もちろんただ乗りではなくて、当然費用も負担をしながら、もしかしたらそこに可能性があるのであれば探っていくというのもありかなと思っていますが、部長、その辺御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。先日の新聞記事等で沖縄市の石城原地区に火葬場が建設されるという記事も私も拝見いたしまして、沖縄市の連携というのも考えていく必要あると思います。ただ、やはり先方のスケジュールでございますとか、例えば建設費用を負担する場合の応分の話とか、これもやはり我々市民の税金預かっておりますので、そこに対してまず理解を得られるかどうか、また宜野湾市が、いわゆる普天間飛行場の返還後を見据えると、やはり今後も伊佐議員も最初に宜野湾村の話をしましたが、宜野湾村からやはり人口はかなり増加をしていて、火葬場需要というのが高まっているという状況を鑑みますと、沖縄市にできるのは沖縄市にできるのでいいと思うし、宜野湾市は宜野湾市で検討をまず進めていきながら、その可能性も含めて探っていきたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) いろいろな可能性を探りながら、しっかりと対応していただきたいと思っています。ネットで拝見しますと、宜野湾市だけの問題ではなくて、沖縄県の問題でもなく、全国で火葬場が不足をしている。あまりいい表現ではありませんけれども、多死、亡くなる方が多い社会というふうな表現もしておりますが、ある意味、本市においては、なかなかそれは土地がない、空き地がないというようなところで難しいところで、いかんともし難いところではありますけれども、何とかいろいろ考えながら、しっかりと対応していただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。 続きまして、見守り自販機の件をお尋ねいたします。市民の健康を大切にするまちづくりについてでございますが、見守り自販機の増設です。本市は平成28年に宜野湾市認知症高齢者等おかえり支援ネットワーク事業を立ち上げ、やっております。その一環として見守り自販機というのがあるわけですけれども、これは行方不明者をいち早く発見し、そして保護に結びつけるというふうなところで、文明の利器というのでしょうか、画期的な取組だと思いますが、この機能について改めて御説明をお願いできますか。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。まず、認知症高齢者等見守りおかえり支援ネットワーク事業について御説明いたします。本事業は、宜野湾市社会福祉協議会、宜野湾警察署、宜野湾市が相互に連携して、認知症高齢者等が道迷いで行方不明になった際に、いち早く発見、保護するネットワークでございます。現在では、ネットワークへの協力団体が42団体まで増加しております。 次に、見守り自動販売機についてでございますが、従来のアナログ的な捜索に加え、ITを活用した捜索システムとなってございます。概要としましては、まず道迷いリスクのある方にコイン型のタグを携帯していただきます。その方が受信機が設置された自動販売機や公共施設等を通過すると、その位置情報が瞬時に保護者のスマートフォンアプリやメールに通知され、捜索時の情報源となります。本システムにより、迅速かつ効率的な捜索が可能となることが期待されます。両事業の相互補完により、地域の見守り体制や安全確保を行い、住み慣れた地域で安心して暮らし続けられる地域を目指し、取り組んでいるところでございます。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 全国的にもあまり例がない、非常に画期的な取組だということで思っております。一昨年の11月に役所敷地内に1号機を設置しておりますよね。その際の新聞記事がありますけれども、そのときには4年間、2020年からですから2024年、再来年ぐらいまでに400機を設置する、それを目標に掲げているというふうな記事がございますけれども、それは自販機のベンダー事業者の御協力も当然得ながらしかできないと思いますけれども、ある程度の対応した自販機を設置しないと、いわゆるネットワークとして機能しないのではないかなと思っています。15メートルぐらいでしたか、届く範囲が。そうなると、経路というのでしょうか、道に迷っていらっしゃる高齢者の皆様方が、どこからどこに向かっているのか、今大体どの辺にいるのかというのが分からなくなります。いわゆる十分に機能が発揮できないというふうなことになると思いますが、それから2020年11月から当面100機というふうな表現もありますけれども、今何機ぐらいあって、それからあと1年あるいは2年で、どのくらい増設をする予定なのか、目標というのでしょうか、その辺ちょっとお答えいただきたいと思っています。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。本事業は、令和2年度より開始してございます。現在は、普天間中学校区、宜野湾中学校区で本格運用が始まっており、30機、受信機を設置しております。また、道迷いリスクのある5名の方には、情報源となるタグを配布しております。当面の目標でございますが、令和6年度末時点で400機の設置を目標に頑張っております。現時点での設置数だけ見ますと、少ない印象をお受けになると思いますが、ゼロベースの企画当初から運用開始まで、段階的着実に進めているところでございます。 また、全国初の取組であり、周辺市町村への広域化の動きも出てきており、注目度の高い事業であります。現在は、受信機増設の段階に入りましたので、事業の周知も強化しながら、民間企業へのアプローチを進めているところでございます。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 現在30機ぐらいと、令和6年度ぐらいをめどに400機まで増設したい。数字的にはかなり、なかなか厳しい目標ではないかと思っておりますが、周辺の市町村とも連携しながら、何といっても自販機のベンダーさん、民間企業の皆様方も社会貢献というふうなところで考えれば、どんどん手を挙げてくださるものではないかなと思っています。しっかりとその辺のところをPRしながら、みんなで安心して住める、そして宜野湾市だけではなくて、私は嘉数ですけれども、浦添市すぐそこです。普天間も北中城村、中城村すぐ近いですから、やっぱりその辺の市町村の連携というのもまた大切なことかと思っていますので、取組をしていただきますようにお願いします。 続きまして、市民が主役、市民参加のまちづくりについてお尋ねします。近年、自治会加入率、加入者の減少をはじめ、地域のコミュニティーが希薄化しておりますよね。その中にあって、地域組織の活性化を図るというふうなことでございますけれども、そこへ注力するというのは大変意義のあるものかなと思っておりますが、ずっと平成元年に60%ぐらいあった自治会加入率がずっとずっと下がっていって、今もう25%ぐらいですか、4分の1ぐらいに減ってきている。世帯数が増えているので、分母と分子の関係で下がっていくのは分かりますけれども、それ以上に何か地域のコミュニティーが減少、低下傾向にあるというふうなことは否めないと思っています。何か所信表明に載っけるぐらいですから、作戦というのですか、秘策というのがあるのかと思っておりますが、その辺いかがでしょうかお願いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市では市民参加のまちづくり、市民と行政が協働するまちを基本目標に掲げ、各種施策に取り組んでおり、自治会など協働の主体の育成、支援につきましても重要な課題として取り組んでいるところでございます。その一環として、今年度より市民協働課におきましては、自治会加入促進モデル事業を実施しております。初年度は、嘉数区自治会及び伊佐区自治会を対象とし、自治会を身近に感じ、興味を持ってもらえるような新たなイベントの企画検討をはじめ、公式ラインの開設及びインターネットを利用した加入申込みの仕組みづくりなど自治会と連携し、新たな加入促進対応に取り組んでおります。 また、昨年度からICTを活用した地域課題解決策を学ぶ講座を実施しており、地域の持つ課題をICTの技術を使って解決を図ることができる人材の育成にも取り組んでおります。自治会への加入促進を図りながら、地域活動の核となる人材の育成を行うことで、地域コミュニティーの活性化につながると考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 自治会に加入していない方々からすると、自治会が何をしているか分からない、自分が何ができるのか分からないというようなところで、要はその辺のところオープンにしながら、そしてこれも文明の利器なのでしょうか、ラインだとかネットだとか、そういった若い人たちが飛びつくようなところのものを駆使しながら、まずは何をしているかというようなところを知らしめるというところが大切かなと思っています。しっかりと取組をしていただきたいと思っています。 続きまして、Wi-Fi環境整備についてでございますが、これは通信事業者と契約すれば、自治会だろうがどこだろうが割と簡単に環境が整うわけです。ただ、自治会の側からすると、初期費用の問題だとか、あるいはランニングコスト、月々の通信費、これをどこが負担するのかというのがまず気になるところなのです。 今のお答え大体分かりましたけれども、整備することによって地域組織が活性化するかのような表現、文脈になっているのです。改めてまたどのようなメリットがあるのか、御説明をお願いしたいのですが、いかがですか。メリット、費用負担の問題、そして地域が活性化する根拠みたいなものというのは、それをお答えをお願いしたいと思っています。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。地区公民館へのWi-Fi環境整備につきましては、現在、総務部において取組が行われているものと承知しており、連携を取りながら、自治会に過度な負担とならないように取り組んでまいりたいと考えております。このWi-Fiを整備するメリット、どういったものがあるか、例えば公民館にWi-Fiを整備し、十分な通信環境を整えることにより、災害時などへの備えが一番でございますが、平常時においてもWi-Fiが整備されていることにより、利用する市民が公民館に来訪する機会が増えることが期待され、地域コミュニティーの活性化につながるきっかけになるものと考えております。公民館で実施するイベントについても、インターネットを利用した催しが可能となるなど活用が期待されます。 今、取り組んでいるICTを活用した地域課題解決策を学ぶ講座、これも無料のアプリを活用して、その講座に参加した地域の方がアプリケーションを自分で作るのです。そうしたことによって、地域の課題を自分たちで解決する、そういった活動が見込まれております。 それから、公民館において講演会活動などを開催するとき、インターネットを中継することで、自宅から出るのが難しい方や当日都合の合わない方が自宅や出先で講演等を聞くということも可能になります。こういったことがいろいろ活性化につながって、加入の促進にもつながっていくのではないかと考えておりますので、そういったことを含めていろいろ支援してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 要はネット社会をうまいこと活用しながら、利用しながら、地域のコミュニティーを深めていくというふうな、簡単に言えばそういうふうなことと考えてよろしいのでしょうか。そして、こうやって災害のときに情報通信手段としてWi-Fiが当然大きく役立つわけです。その辺のところよく分かりました。既に自治会あるいは青年会活動をしながら、Wi-Fiがあったらいいのになというふうにお声も私も聞いてはいるのです。取組をできるだけ早めにしていただきますようにお願いをして、この質問を終わります。 基地問題については、昨日、知念秀明議員がいろいろお聞きになっておりますので、返ってくる答弁は大体想像できるので割愛をさせていただきたいと思っています。よろしくお願いします。期待していましたか。割愛します。 次に、市内循環バスについてお尋ねいたします。ちょっと時間がないので早めますけれども、なかなか市内循環バス、これまでいろいろ一般質問でも様々な議員が取り上げておりますし、市のほうでも取組をこれまでやってきたと思っています。 選挙公報で、またこれも市内循環コミュニティバスを整備するというふうなことで市長は表明をしております。私、嘉数に住んでおりますが、まさにそこがいわゆる公共交通の空白地帯だと思っております。しっかりと運行実現に向けて取組をしていただきたいと思っております。 出ては消え、出ては消えみたいなイメージが、私、公共コミュニティバスについてはそういった印象を持ってはいるわけですけれども、簡潔にできるのか、できないのか、できるのであればいつ頃を目指していらっしゃるのか、そして予算、これまでずっと赤字だということで実現はしていませんよね。3,000万円ぐらいの赤字だとかというふうなことをお聞きしたような記憶がありますけれども、今後の取組、新たな手法といいますか、財源を確保できたのか、その辺御答弁お願いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。宜野湾市の地域公共交通のマスタープランである地域公共交通計画を今年度から来年度までの2年間で作成してまいりたいと考えております。公共交通空白地域などの公共交通が利用しにくい地域におきましては、多様な移動手段が確保できるような施策を検討してまいりますが、地域公共交通計画に掲げた各施策につきましては、令和6年度以降にバスやタクシー事業者をはじめ、関係団体や庁内関係部署と調整を行い、実施に向けて取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 部長、ありがとうございました。しっかりと空白地帯を解消できるように取組をしてください。みんなが待ち望んでいるところですので、公共事業として決してプラスだからやる、マイナスだからやらないというふうな二者択一ではなくて、しっかりと市民のニーズにお応えできるように取組をしていただきたいと思っています。 時間がありませんので、次に進みます。教職員の勤務実態と健康管理についてでございますが、本市小中学校に勤務する教職員の勤務実態と、そうした勤怠管理についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 こんにちは。伊佐哲雄議員の御質問にお答えいたします。昨今注目されております勤務実態の課題として、教職員の過重労働がございます。教育委員会では、毎月教職員の勤務時間を集計し、全職員の勤務実態を把握してございます。令和4年度、月当たり80時間を超える時間外労働者数は、9月末時点で延べ72人であります。令和3年度9月末時点は延べ65人であり、前年度と比較しまして7人増となります。また、全体的に小学校に比べ中学校教員の時間外労働の割合が高い傾向にあります。その原因の一つが、昨今、社会問題として取り上げられております部活動問題であると認識しております。 勤怠管理につきましては、主に2つの対策を講じております。1つ目は、時間外労働が80時間を超える長時間勤務の職員に対しましては、疲労蓄積度確認シートを記入してもらい、課題の焦点化を行っております。疲労度の高い職員には、委員会配置の保健師が該当職員に連絡し、状況の確認や健康相談を行っております。 2つ目は、客観的な方法で勤務時間を把握できるよう、ICカードによる打刻システムにより勤務時間の把握を行っております。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 80時間という今数字がありましたけれども、これって多過ぎますよ、どう考えても。民間会社に長いこと勤めておりますが、時期的に忙しい時期と忙しくない時期があるわけですけれども、忙しい時期でも2か月か3か月ぐらい、マックス50時間でした。これを超えると協定違反で、そこの職場長が、処分ではありませんけれども、厳重な注意を受けるようなところだった。民間会社でもその辺なのです。80時間というのは、もしかしたらそれ以外にもまたあるかもしれません。家に帰っての仕事もあるかもしれないということで、その辺はきちんと。深刻ですよ、今。 全国的にそうなのですけれども、この間の新聞で「教員ドミノ倒し」という見出しで記事がございました。今、まさに教師を目指して一生懸命勉強していらっしゃる学生さん、教員免許を取得するために頑張っている若い人、そして目の前にいる憧れの先生を目指して、私も、僕も大きくなったら学校の先生になろうという子供たちの気持ちもぶっ壊しですよね、これ。学校現場にそういった課題があるのであれば、まずそれを全部解決していくというようなことも、学校現場だけでは難しいと思う。教育委員会がその辺、あるいは市長を含めて本市の子供たちが伸び伸びと育っていく環境というのをつくっていただきたいと思っていますが、いろいろ質問を準備してはございましたけれども、教育長、指導部長もそうですけれども、長いこと教育現場で働いてきました。全て裏も表も、いいところも悪いところも知っていらっしゃるかと思うのです。その辺のところを含めて、将来の子供たちのよりよい教育環境のために、いま一度、できれば教育長から決意みたいなもの、熱い心みたいなものが多分あろうかと思っていますので、その辺ちょっとお伺いしたいのですが、いかがでしょうか。 ○呉屋等議長 教育長。 ◎仲村宗男教育長 おはようございます。伊佐哲雄議員の御質問にお答えします。教育委員会としましては、1学期に行った定例校長会の中で、各校長先生方に攻めの業務改善方針を示してくださいと説明しております。その攻めの業務改善方針といいますと、本市でも実施している水曜日はノー残業デー、それを各学校でも残業をなくして定時退勤日を設けてくださいと。そのためには週時程を、日課のほうです。それを見直して、例えば水曜日は掃除をなくすとか、そういったことをして、また会合もなくす、それぐらいの攻めの気持ちで業務改善方針を出して、できるだけ水曜日は先生方が定時に帰れるような状況をつくってくれというふうに話をしております。 また、部活の地域移行ということで指導部長から話があったのですが、部活に関してもスポーツ庁の室伏スポーツ長官が、令和8年度より地域移行ということで部活動を見直す方針を出していますので、宜野湾市教育委員会としましてもその辺を踏まえて、今後、検討していきたいと考えております。それが業務改善、教職員の労働環境の整備につながるものと考えております。 以上です。 ○呉屋等議長 伊佐哲雄議員。 ◆18番(伊佐哲雄議員) 教育長、よろしくお願いします。学校だけでなく、社会の問題というふうな見出しがありますけれども、まさにそのとおりだと思うのです。我々全ての大人の問題として、子供たちのためにみんなでいろいろ知恵を出しながら頑張ってもらいましょう。これで終わります。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で18番 伊佐哲雄議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時57分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時07分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。9番 平安座武志議員の質問を許します。平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 議員の皆さん、こんにちは。絆輝クラブ、議席番号9番 平安座武志でございます。一般質問を始める前に所見を述べさせていただきます。去る9月11日の市議会議員選挙におきまして、大変厳しい選挙でございましたが、2期目の当選を果たすことができました。この2期目も市民の皆様の負託に応え、行政をチェックする役割と、そして市民の声を行政に届ける役割、両方全うしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。 これより議長のお許しも出ましたので、一般質問を始めさせていただきます。まず、市長の所信表明にございます交通渋滞緩和政策を強力に推進するから質問をさせていただきます。この所信表明演説の中で3路線を挙げられておりますが、真栄原から大謝名までの県道34号線、そして真志喜、喜友名に抜ける県道の建設、そして市道宜野湾11号と国道330号を結ぶはしご状の市道の整備とありますが、その説明からいただきます。 あとは自席にて質問させていただきます。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 平安座武志議員の御質問にお答えいたします。所信表明における交通渋滞緩和政策につきましては、真栄原から大謝名までの渋滞の激しい県道34号線について、沖縄県にて令和3年度までにバス停車スペースや右折帯の整備を行っております。今後も県が令和元年度に実施しました住民説明会で説明した整備について、早期に実施していただくよう要請してまいります。また、真志喜から喜友名に抜ける県道の建設推進につきましては、沖縄県におきましてパイプライン線延伸の整備の可能性について検討を行っておりますので、県の検討状況を注視しつつ、連携して取り組んでまいりたいと考えております。 市道宜野湾11号と国道330号を結ぶはしご状の市道整備につきましては、現在、市道中原33号の整備に取り組んでおります。今後、道路が狭隘で交通量が増加している路線の整備につきましても検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。市内各所交通渋滞が起こっているところが今ございますが、私はこの3路線のうちの県道34号線についてはちょっと確認させていただきたいのですけれども、県道34号線、皆様御存じのとおり、朝夕、昼夜問わず交通渋滞が発生している道路だということは皆様認識していると思いますが、今回の市長の所信表明でございますので、県道34号線が入っていなかったのですけれども、市長も県道34号線に関しては十分認識していると思います。 先ほどありました県道34号線、去年ですか、県のほうがいろいろな改善策を行い、一部路肩を削ったり、あと歩道を削ったりして、右折帯の延伸、そして一部歩道を削って、あとバスだまりの設置等を行っていただき、多少は改善したのかなというふうに見られる部分もございます。また、その他、あと真栄原交番からパイプラインまでの下り車線の3車線化というのもこれから進んでいくというふうに県のほうから説明がございましたので、県は県のほうで県道34号線の渋滞解消に向けて取り組んでいるというふうに認識しています。 私、1期目の4年間の中でも何度か質問させていただいていますけれども、県道34号線、これは県のものなので、やはり県が整備していくというのは分かりますが、宜野湾市としてもしっかりと何らかの形で渋滞緩和策に取り組んでいただきたいというのを日々訴えさせていただいておりました。その中で私が何回か質問させていただいていますが、県道34号線の交通渋滞を解消していくには、都市計画道路の真栄原・真志喜線、さつき保育園のコーナーの辺りから国道58号前まで延びていく都市計画道路の計画が必要ではないかというふうにずっと訴えさせてもらっております。この真栄原・真志喜線の整備計画について、現状の状況をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。(仮称)真栄原・真志喜線の計画でございますが、本路線は都市マスタープランにおきまして真志喜から真栄原地域間を連結する地区幹線道路として位置づけられており、本路線が整備されれば道路網が形成され、県道34号線の渋滞緩和につながることが期待されておりますが、本計画路線の一部が普天間飛行場の提供施設に影響を及ぼすため、全区間の事業化については大変厳しい状況でございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。一部誘導灯の辺りを通りますので、大変厳しいというのは存じ上げておりますが、これは真栄原地域、あとは県道34号線にかかる地域の皆様のみならず、早めの渋滞緩和策が必要だということですので、ぜひ進めていただきたいなと思いますが、次の質問ですけれども、都市計画道路でありますので、都市計画決定をまず最初に行っていくものだと認識しておりますが、都市計画決定の時期についてもお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。都市計画決定の時期につきましては、現時点での財源確保が厳しい状況もあり未定となっておりますが、様々な課題を整理し、地域の皆様からある程度の同意を得られた場合には、関係機関等との協議を諮りながら、事業化の実現性が見えた時点にて都市計画決定を行い、事業の着手に取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。都市計画決定の時期もまだ未定だということでありますが、私としましてはどうしても県道34号線の渋滞解消を訴えておりますので、どうしても真栄原・真志喜線早めに整備していただきたいものなのですけれども、この真栄原・真志喜線、平成19年度からいろいろと業務委託やら、あと路線検討3案等があったということに伺っておりますが、普天間飛行場がどうしても誘導灯の辺りを通るのが厳しいという認識であるのであれば、普天間飛行場を避けるなどその他の計画の変更ができるのか、必要ではないか、早くするためには。その他の避ける計画などの必要性については、見識をちょっとお伺いしたいなと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。(仮称)真栄原・真志喜線につきましては、都市計画マスタープランで幹線道路として位置づけされており、起点、終点が確定しておりますので、現計画どおりにて進めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。起点、終点が確定しているので、現計画どおり進めるということでございますが、なかなか飛行場の問題で難しいという現状がございます。分かりました。 次の質問ですけれども、宜野湾市の都市計画マスタープランにおいて、西地区区間の未整備区間、短期での事業化を目指すとありますが、事業化のめどはあるのか伺います。国道58号からの160メートル、その事業化のめどはあるのかどうなのか伺います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。本市の都市計画マスタープランにおいて、西地区区間とは真志喜26号、通称コンベンション通りと国道58号との交差点部より博物館前の市道大謝名・真志喜線へと接続する約160メートルの区間でございますが、財政的な裏づけが必要であり、関係機関との予算等の調整が調わず、事業化には至っていない状況でございますが、引き続き関係機関と調整してまいります。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 分かりました。予算も難しい事業化のめどがなかなかつかない状況でございますが、都市計画道路3・4・71号が現在、防衛メニューを使って、問題なく行けば令和7年度に完成するというふうに伺っておりますので、新たな都市計画道路のほうもしっかりと検討していただいて、ぜひ真栄原・真志喜線都市計画決定をして、早めな事業化を目指していただけるよう、市長のほうにもお願いしたいと思います。日々から防衛局のほうにも、しっかりと誘導灯の辺りを通る交渉等もしながら、真栄原・真志喜線の事業化に向けて取り組んでいただければなと思っております。以上です。 続いての質問へ移らせていただきますが、続いての質問でございますが、コロナ禍で疲弊した経済の立て直しについてお伺いをしたいと思います。コロナ禍の中で疲弊した経済を立て直していくのは、大変重要なことだと思っております。現在、市内の事業者の現状をどのように市が把握しているのかを伺いたいのと、あと沖国大との連携事業で市内、幅広い事業者の声を今拾っている段階だと思いますけれども、その報告も含めてお願いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 平安座武志議員の御質問にお答えいたします。新型コロナウイルスの感染拡大によって、市内の事業者も大きな影響を受け、現在でも事業の売上げが減少するなど今後の経営に不安を持っている事業者も増えていることから、ここ数年は経営状況が悪化した企業の立て直しを図るために各種支援事業を実施してまいりました。市内事業者の状況を把握する取組としましては、本市と沖縄国際大学との統括連携協定の下、同大学の附属機関である沖縄経済環境研究所と共同で、昨年度よりアフターコロナ時代に向けて事業者の現状を把握する取組を行っております。取組内容としましては、事業者向けのアンケートの実施やコロナ禍においても売上げを維持している企業、新たな業種形態を展開している企業などにヒアリングを実施しており、優れた取組を市内事業者にロールモデルとして提示していくことも考えております。年明けには報告会も開催する予定でございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。大変よい事業だと思います。私は、前からおっしゃっているとおり、やっぱり市内事業者の現状を確認する取組が分からないと、どういった支援をしていいのかが分からなくなりますので、継続的に大学との連携事業を進めて、市内事業のしっかりとした状況の把握に取り組んでいただければなと思います。 続きましてですけれども、市長は、新型コロナウイルス感染症で疲弊した経済の立て直しを図るために、AIやRPAによる業務の自動化と、あとITの活用による非対面型ビジネスを推奨していくというふうに書かれておりますが、そちらについての御説明をよろしくお願いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。近年は、コロナ禍におけるビジネスモデルとして感染リスクを低減するために、人と人とが直接対面しない非対面型のビジネスへの転換が進んできております。本市においては、令和2年度にコロナ交付金を活用した飲食店の支援事業内でECサイトの開設を行いました。また、3年目の取組となる中小・小規模事業者支援事業においてもIT専門家によるECサイト利用方法の相談を受けるなど、ITの利活用支援を続けております。今後も企業の事業継続や売上げアップなどを目指し、ECサイトの取組やリモートを活用した事業を展開する非接触型ビジネスを推奨してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。今おっしゃっていただいた非対面型のビジネス、やはり多少の外的要因が加わっても動じない柔軟な経済ということで、将来的には私は必要だと思っております。ですが、今現在は、将来的なものを語る前に、疲弊した経済、大変な状況にある経済をどう支援していくのかのほうが私は先だと思っています。やはり市長のほうもその辺は考えているとは思いますけれども、現在は緊急事態等、そういったのも緩和されて、居酒屋等にお話を聞くと、ただやっぱり緩和をされて人は戻ってきているのですけれども、コロナ前の半分にも満たない程度のお客さんしか来ないと。そういった中で、タクシー運転手の方に話を聞いても、タクシーも前はコロナ禍で何台も走っていないタクシーがヤードにはあったのですけれども、今は全部走っているらしいですが、やはり新しい生活様式の中でも家飲み等が増えて、居酒屋でもすぐ帰ってしまう。要するに、夜中になると人が歩かないような状況が続いていて、タクシー業者の売上げ等もやはり3割から4割しか入ってこないという状況があるというふうにタクシーの方からもお伺いをしております。 ですから、コロナで疲弊した経済を立て直していくには、まずはやはりコロナ前の人の行動、あるいはそういったコロナ対策をしながらの経済の活性化をやる、あと人が動くのを止めないやり方をどうにか市のほうでも推奨していただきたいなというふうに思っているのですけれども、一つ例を挙げさせていただければ、先週の土曜日に真栄原区のほうで納涼祭りをさせていただいて、そちらではフルで6時から9時までしっかりとやって、アルコール類の提供もして、4年ぶりの納涼祭りを開催しました。バザー等で出されている婦人会、老人会の皆様もいろんな飲食物等やったりしていたのですが、やはりそれが販売できるのか、それだけ人が来るのかというのを相当心配しながら開催したのが今回のお祭りだったのですが、コロナ前が大体300名前後の人の集まりだったのですけれども、今回開催してみると400名を軽くオーバーするぐらいの子供たちからお年寄りが入ってくるわけです。バザーに出されている食べ物等もすぐ完売するというような状況が今回あって、大盛況なことが起こったのです。 子供たちも物すごく喜んでいるのが見られて、やはりこれは経済をまず立て直していくには、人が外に出るような施策を行政のほうで打っていただいて、人は外に出ることによって飲食業に食べに入ったり、そしてその帰りに親友同士であればちょっと飲みに行こうかというふうに経済が回っていく。それに対して、タクシーを使ったりというお金の循環が始まるわけですので、今回ははごろも祭りも中止になっておりますが、ぜひ今後は、経済を立て直していくには、まずは人をコロナ前の状況に戻すような施策をどんどん市のほうが引っ張っていってやっていただき、市内の経済の循環をやっていただければなと思いますが、部長の見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。御提案含めて御意見ありがとうございます。議員おっしゃるように、仮にお店がコロナ前の状態に開けられるようになったとしても、今、リモートワークであるとか、それから家飲みであるとか、市民、事業者、雇用者含めて生活形態が変わっているような部分もございます。そういった部分も含めて様々な要因がございますので、商工会であるとか、観光振興協会であるとか、いろんな団体と意見交換もしているところでございます。 先ほど申し上げた沖縄国際大学との共同研究、そういった部分、あるいはこれまで市にいろんな支援の要請をいただいた団体、いろんな部分で意見を交換しながら、今後の立て直しにどういったことが必要か、私もこの間、新城の自治会のほうで催されたがじゅまる通りを使ったすーじぐゎーフェスというのに参加したのですけれども、やはりコロナ禍以来、久しぶりの開催ということで人が集まるのか心配して見ておりましたが、活気がすごくございました。子供の踊りであるとか、空手であるとか、それから老人の方々の踊りであるとか、もう老若男女を問わずいろんな出し物をして、出店もすごく列をつくるほどにぎわっておりました。議員おっしゃるように、家に籠もっているような部分も、また外に出ていただけるような、そういった施策も含めて、いろんな研究を進めながら対応策を考えてまいりたいと思っております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 部長、ありがとうございます。ぜひコロナ前の活気ある宜野湾市が取り戻せるような施策を打っていただいて、また経済のほうも順調な伸びが出てくるような形の施策をどんどんやっていただければなと思っております。 続いての質問に移らせていただきます。続いての質問でございますが、所信表明にある最重要政策に位置づける普天間飛行場関連施策について伺いたいと思います。基地政策部長、よろしくお願いいたします。まず、最重要政策に位置づける普天間飛行場の閉鎖返還実現に向けての改めて決意をお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 平安座武志議員の御質問にお答えいたします。まちのど真ん中にある普天間飛行場は、その危険性ゆえ、平成8年に沖縄の基地負担軽減の象徴として日米間で全面返還が合意されました。しかしながら、26年が経過しようとしている今日においても返還は実現しておらず、米軍機騒音や航空機事故の危険性など市民の負担は既に限界を超えており、早急な解決が必要不可欠であります。 そのような中、普天間第二小学校のグラウンドに米軍CH-53ヘリの窓落下事故や、PFOSを含む泡消火剤漏出事故など市民が抱える危険性が改めて浮き彫りとなりました。これ以上解決を先延ばしすることは絶対にあってはならず、未来を担う次世代のためにも今こそ返還合意の原点に立ち返り、普天間飛行場の一日も早い全面返還の実現という目標に向かって、全ての関係者が力を合わせて取り組む必要があると考えております。日米両政府及び沖縄県に対し、引き続き地元の声や現状をお伝えしながら、返還の実現に最優先で取り組むよう強く求めてまいります。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。続いてお伺いいたしますけれども、1996年のSACO合意で全面返還が発表されたわけでございますが、この全面返還の合意には、返還条件がついていると思いますが、8つだったと思います。返還条件の説明をちょっといただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。平成25年4月に沖縄における在日米軍施設・区域に関する統合計画に、返還条件が公表されております。その中の普天間飛行場の全面返還条件として、1、海兵隊飛行場関連施設等のキャンプ・シュワブへの移設、2、海兵隊の航空部隊・司令部機能及び関連施設のキャンプ・シュワブへの移設、3、普天間飛行場の能力の代替に関連する、航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急時の使用のための施設整備は、必要に応じ、実施、4、普天間飛行場代替施設では確保されていない長い滑走路を用いた活動のための緊急時における民間施設の使用の改善、5、地元住民の生活の質を損じかねない交通渋滞及び関連する諸問題の発生の回避、6、隣接する水域の必要な調整の実施、7、施設の完全な運用上の能力の取得、8、KC-130飛行隊による岩国飛行場の本拠地化、以上8つが満たされ、返還のための必要な手続の完了を2022年度、またはその後に返還可能と合意されております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。今8つの返還条件をおっしゃっていただきました。この返還条件が整った後、返還に必要な手続完了後に普天間飛行場は閉鎖返還されるという流れになると思っております。無条件返還ではなく、この返還条件が整って返されるのが今の普天間飛行場だということですね。はい、分かりました。 今、ちょっとおっしゃっていただかなかったのですけれども、8つの返還合意事項の中で、まだ整っていないものはどちらになるのかお答えいただけますか。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。平成26年8月に普天間飛行場所属機のKC-130空中給油機全15機が岩国飛行場へ移駐を完了しており、普天間飛行場条件のうち8が実施済み、あとほかのものにつきましては随時行われるものと認識をしております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。今、8番目のKC-130だけをおっしゃっていただきましたけれども、3番目の航空自衛隊新田原基地と築城基地の緊急時の使用の施設整備はもう進んでいるというふうに伺っております。また、もう一つ、4番の普天間飛行場代替施設で確保されない長い滑走路を用いた緊急時の活動、民間施設の使用の改善なども、普天間飛行場2,800メートルの滑走路と同等な滑走路というのは、現在沖縄に2か所ぐらいありますが、特定はされておりませんけれども、こちら2004年の有事法制の中で特定公共施設利用法というのがうたわれておりまして、有事の際は特定公共施設、港湾、飛行場などは自衛隊が優先的に使用できるということなので、こちらもある意味はもう法整備が整っているものだと思っております。 残りの4つの部分に関しては、これは代替施設が建設されない限り進まないものが残りの4つだと思っておりますので、ですから普天間飛行場の全面返還をするには、この4つの返還条件を早く進めてもらう、そういう取組を私はぜひ宜野湾市にはしていただきたいなと思います。現在、いろいろな事情があり、なかなか進まない現状がございますが、そちらをどうにかしない限り、返還条件は整わない。もしこの返還条件が整わない場合は、ある意味の固定化につながってしまうという意味合いになってしまいますので、ぜひ市のほうとしてはしっかりと訴えていただきたい。返還条件を早く進めるために、国、県に対してもしっかりと訴えていただきたいなと思っております。よろしくお願いいたします。 昨日も質問等がございましたけれども、進捗状況に合わせた段階的移駐については、ある程度話は分かりました。市長の思いだということも存じ上げました。私も今回の選挙の中で、市長と一緒に街頭に立ち、政策についても訴えさせていただきましたが、これはぜひ市長には頑張っていただきたい。担当課からもらった資料によりますと、辺野古側の埋立ての場所には、ヘリパッドも2か所程度設置される。既存のキャンプシュワブの中にもヘリパッドは国立高専の周りとか4つぐらいヘリパッドがあるということですので、回転翼機の場合は大浦湾岸が埋め立てられなくても、私は専門家ではございませんが、部分的、段階的移駐は可能なのかなと思いますので、市長、ぜひこれは頑張っていただきたい。 今、なかなか進んでいかない中で、負担軽減推進会議等でも訴えていくとは思いますけれども、しっかり段階的な移駐、今の辺野古側の埋立てが終われば、段階的な移駐ができるかどうかは市長の思いをしっかり防衛局に訴えて、これはやっぱり政治の決着でしかつかないものだと思っていますので、しっかり取り組んでいただいて、この所信表明、そして公約に上げた段階的移駐に向けて頑張っていただきたいなと思っております。私も一緒になって頑張っていきます。よろしくお願いいたします。 最後に、返還時期の明確化について伺いたいのですけれども、明確化について見解をお伺いいたします。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質問にお答えいたします。現在は平成25年に発表されました日米両政府による統合計画におきまして、返還時期が2022年度、またはその後と公表されているものの、明確な返還時期については示されておらず、普天間飛行場返還問題の解決に向けた道筋は依然として不透明な状況が続いているところでございます。 本市といたしましては、普天間飛行場負担軽減推進会議及び同作業部会をはじめ、あらゆる機会を捉えて返還期日を確定し、明示するようお願いするとともに、沖縄におけるオスプレイの駐留及び訓練の時間を削減するために、引き続き県外での訓練移転も含めた目に見える形での基地負担軽減を推進するよう求めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 思いを訴えることは大変重要だと思っております。ですが、最初に質問させていただいたとおり、返還条件が整わない限り返還の時期は示せないものだと私は思っております。この返還の条件を早く整えるように、私は、これは国ではありません。いろいろな方策を取って設計変更などを止めているのが沖縄県のほうですので、しっかりと県のほうに訴えていただいて、宜野湾市の実情をしっかりと訴えていただいて、返還条件が早く整うように行動していただければなと思っております。よろしくお願いいたします。 最後になりますけれども、昨日も知念秀明議員からも少しありましたけれども、市長は今回、宜野湾市で初めて辺野古移設容認を上げて選挙で当選したと私自身は思っております。沖縄県知事は今回の選挙で、テレビとマスコミ等で堂々と沖縄の民意は辺野古移設反対だとおっしゃっておりますが、宜野湾市民の民意としては、市長、今回大変な得票差で当選しております。宜野湾市の民意としては容認と捉えてよろしいのか、市長のお考えをお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市長。
    ◎松川正則市長 こんにちは。御答弁を申し上げます。このたびの市長選のお話で、辺野古移設の容認、これは市民がこれを認めたということなのかということですが、市長選挙におきましては様々な政策もありますし、これまでのまた市民の皆様には、実績も含めて高い評価をいただいたことだと私は理解をしております。 4年前と違いまして今回の選挙におきましては、辺野古移設は容認せざるを得ないということははっきり申し上げてまいりました。さらに、選択肢がないのだということも申し上げてまいりました。これまでの、4月12日にも先ほど平安座議員からございましたように、県知事に訴えてほしいということでしたが、返還合意から26年が経過をした4月12日を捉えて、玉城知事と直接1対1の意見交換もしております。 そこでも申し上げましたが、やはり宜野湾市民としては、これ以上我慢ができないのだと、もう我慢の限界だということも知事にも申し上げました。やはり何とか、何らかの対策をしてほしい。普天間飛行場を辺野古に移設をするという容認をせざるを得ないということに対しましても、そこはやはり一定の、あるいは高い評価をいただいたものということは私としても理解をしており、今後、これまで議会の場でも申し上げておりますし、市議会としましても3年前に辺野古移設の容認決議もされておりますし、ぜひ議会とも一緒になって市議会の皆さんとも一緒になって、何とか普天間飛行場、少しでも、一歩でもという思いで返還、負担軽減に取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 市長、どうもありがとうございます。我々も辺野古移設促進の意見書を2019年9月議会で可決されていただいております。市議会の声としてしっかりと意見書も出したものだと思っております。 今回は、今までは移設に触れなかった市長選で、今回初めて市長は取りあえずは触れて当選をされているわけですので、私はその民意はあるものだと思っております。ですから、玉城県知事のように大ざっぱに大きな声で出してくださいとは言ってはおりませんが、我々議会側からの質問に対しては、市長、もうちょっと堂々とここは答えていいと思います。昨日の知念秀明議員の答弁等を聞いても、なかなかもごもごして、まだ移設容認をする前のときの議会のような答弁の仕方をするもので、そこにちょっと歯がゆい思いを感じておりますので、そこは市長、もうちょっと自信を持って、これだけの大差で当選しておりますので、自信を持った我々市議会、意見を求められたら、そういった答弁を心がけていただければなと思っております。ぜひ基地政策部長のほうもよろしくお願いを申し上げます。この質問については以上で終了させていただきます。 続いての質問ですけれども、防災危機管理室の所掌事務についてお伺いしたいと思います。これは市民防災室から防災危機管理室へ去年、名称を変更して、人員も増えて、組織が大きくなったというのですか、組織を強化したというふうに私は捉えておりますが、所掌事務の内容からまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 こんにちは。平安座武志議員の御質問にお答えいたします。防災危機管理室の事務分掌でございますけれども、宜野湾市行政組織規則第4条別表に規定をされており、防災対策に係る計画や防災会議、災害対策本部に関すること、国民保護関連、自主防災組織の充実、防災の啓発、防災訓練に関すること、不発弾対策及び危機管理に関することが主な事務分掌ということでございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。防災に関する全般、あと危機管理に関する全般ということで、もう一点だけちょっと部長、確認させていただきたいのですけれども、この危機管理に対しては、テロ等に対する危機管理も防災危機管理室の担当になるのか確認させてください。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。議員からございますテロ等に関する部分も含まれるということで、管理室そのものの業務範囲、あるいは責任も大きくなったということで考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。そこでお伺いしたいのですけれども、私はテロ予告ではないかというふうに思っておりますので、あえて確認させていただきたいのですけれども、去る8月28日に宜野湾市のほうに国葬中止を求めたテロ予告と私は捉えておりますが、子供たちをさらって、ある意味爆破テロを行うというショッキングな予告が来たというふうに伺っておりますが、詳細をお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。国葬中止を求める爆破予告メールでございますけれども、今年8月28日日曜日になりますけれども、午前3時頃、市のホームページ、御意見、御要望にメールで届いております。投稿内容につきましては、安倍晋三元首相の国葬を中止しなければ、子供を誘拐し、爆弾を仕掛け、公共施設や人が集まる場所へ特攻させるなどの犯行予告というふうになっておりました。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。こういった犯行予告が起きたということは、私も後で知ったのですけれども、メディア等でもあまり報じられなかったので、市民の方々はなかなか知らなかったというのが現状だと思っております。このテロ予告に対して、本市はどのように対応したのかお伺いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。爆破予告メールに対しまして市の対応でございますけれども、投稿の内容やアクセスログを宜野湾警察署のほうに情報を提供するとともに、これ各部の次長になりますけれども、宜野湾市危機管理連絡会議の委員へ情報を共有し、各部局注意喚起を行っております。また、市ホームページにおきましても8月31日と9月26日に爆破予告メールに関する情報提供と注意喚起を行っております。また、爆破予告の当日につきましては、宜野湾警察署によるパトロール強化及び市庁舎内外の点検等も実施し、警戒に当たっている状況でございます。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 平安座武志議員の御質問にお答えいたします。教育委員会といたしましては、これまで全幼稚園、小学校、中学校へ向けて登下校の安全管理の徹底に関しての周知及び保護者に対しましても送迎等の協力依頼や、不審者や不審物に対しての注意喚起等の公文配布、メール送信等の対策を講じております。また、各学校のPTAや立哨ボランティア等へ協力依頼し、安全管理を徹底いたしました。なお、各学校においては、教育委員会からの情報を受け、保護者に対してPDFデータ文書を添付できる機能を有するメールアプリ等を活用し、情報伝達をするなど注意喚起に努めているところでございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。学校のほうでは、父母等にもしっかりと周知をしたというふうになっておりますが、実は私の知り合いから私はこれを聞いて、この件があったのを知ったのですけれども、知らない保護者の方もやっぱりおりまして、周知の方法に問題がなかったのかなと思っておるところでございます。今回は何も起こらなかったのでよしとはせず、しっかりとした周知方法をやっていただきたいなと思っているのですけれども、今回、議員の方でもなかなか3日前になるまでこの件が、こういったのがあったということを知らない方々もいたわけで、ホームページ等にただ載せるだけの周知方法に問題がなかったのかどうなのか、私は危機管理として問題はなかったのかなというふうにちょっと考えているのですけれども、この周知方法、あと行動マニュアル等が作成されているのか分かりませんが、行動マニュアルの問題、課題について危機管理監としての総務部長の見解をちょっとお伺いしたいなと思います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。危機事象に対する市民の皆さんへの周知、議員の皆さん含めてでございますけれども、危機事象の具体性、あるいはまた緊急性、確実性などの情報の収集、あるいは分析を行い、危機事象の規模や状況に応じ、様々なツールを活用し、迅速で正確な情報提供が不可欠だというふうに考えております。 今回の爆破予告メールにつきましては、全国の他自治体にも同様なメールがあること、投稿内容に確実性がなく、愉快犯的な予告メールであることなどから、市民に余計な不安を抱かせないよう危機事象の内容と注意喚起での周知を行っているところでございます。議員のほうからは恐らくマニュアル作成についてもということの提言ということで受け止めておりますけれども、今回の事象を含めて、今後いろんなテロに類するようなものも含まれてくるというところも想定をしながら、危機管理マニュアルの中にどんどん書き込んでいきながら、精度を上げていくというようなところで危機管理の対応についても今後取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。ぜひ総務部長、危機管理監という役割を今宜野湾市で担っているわけでございますので、総務部長だけの判断でやるのはやっぱり迷うところもあると思いますから、今度マニュアルをしっかり作成して、どういったものには、どうやって対応するというのをつくっていただきながら、あと周知方法に際してもいろいろと改善していきながら、宜野湾市民の安全安心を守れる防災危機管理室になっていただきたいなと思っております。よろしくお願いを申し上げます。この質問は以上で終了させていただきます。 あと、続いての質問ですけれども、市旗、国旗の掲揚についてお伺いいたします。時間がありませんので、行きます。市旗、国旗が宜野湾市でも掲揚されておりますが、市旗、国旗の掲揚の理由、根拠についてまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。市の庁舎については、開庁日の午前8時半から午後5時15分まで市庁舎前のポールに市旗と国旗を掲揚しております。掲揚については、市庁舎警備業務の委託業者のほうで対応しているところであります。 市旗、国旗を掲揚する根拠でございますけれども、規則、要綱等の規定は今のところ持ち合わせておりませんで、これまでの慣例によって対応しているところであります。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 分かりました。根拠はないという、内規もつくっていないということでございます。 では、次の質問に移りますけれども、半旗の掲揚について、今回、安倍晋三首相の国葬がございましたが、半旗の掲揚について、近年、宜野湾市ではどのようなときに半旗の掲揚をしているのか、理由と根拠についてお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。半旗につきましては、毎年6月23日の慰霊の日と8月15日の「戦没者を追悼し平和を祈念する日」、いわゆる終戦記念日でございますけれども、両件につきましては国、県からの依頼文書に基づいて半旗掲揚をしている状況でございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。国、県の依頼に基づいて半旗の掲揚をしているということですね。はい、分かりました。 では、国葬当日、本市または他市、沖縄県の対応について、まずお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。把握している状況でございますけれども、国葬の当日に半旗を掲揚したのは、県内11市におきましては浦添市、沖縄市、南城市、宮古島市、石垣市となっており、半旗にはせず通常どおりとしたところが沖縄県、那覇市、うるま市、豊見城市、糸満市でありまして、名護市は通常でも市旗掲揚はしていないとのことでありました。本市におきましては国葬当日、市旗及び国旗のどちらも掲揚しないという対応を取らせていただいております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) ありがとうございます。私は別に弔意を示すのがいいとか悪いとかという議論をしているつもりはございません。今確認しましたら、国葬当日、本市は、平日は通常は市旗、国旗の掲揚をしているのですが、当日、国旗の掲揚もしない、半旗の掲揚もしなかったという、この意味が私はちょっと分からないわけでございます。ですから、この対応の理由と、それはどういう意味なのか、弔意を示している意味なのかよく分からないので、御説明いただけますか。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 皆さん、こんにちは。平安座武志議員の御質問にお答えいたします。本年9月27日に執り行われました安倍元総理の国葬当日の半旗掲揚につきましては、その当日は市長が出張で上京してございまして、私が市長と連絡を取り、半旗掲揚に賛成、反対と市民の皆様に様々な御意見があることから半旗掲揚はしないこととし、さりとて国旗、市旗を天高く掲揚することもはばかりましたので、弔慰は市民の皆様の個々の意思に任せることとし、国葬当日の国旗及び市旗ともに掲揚しないという対応を取らせていただきました。私は喪章をつけて当日は1日勤務してございます。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 副市長自身は弔意を示していたということですけれども、私は行政の対応としては、よく分かりにくい対応はちょっといかがなものかなと思っております。揚げるのであれば揚げる、半旗を掲揚するのであれば掲揚するという対応、どちらかでやっていただければなと思っておりましたが、賛否が分かれることで、どちらもしないというのはちょっといかがなものかなと思っておりますので、今、内規等の規定がないということですけれども、沖縄市等はしっかり国旗掲揚、市旗掲揚の内規等をつくって、細かくではないですけれども、内規をしっかりつくっているところもありますので、こういった内規をしっかりつくって、そういったいろんなものに左右されないような国旗の掲揚に努めていただければなと思います。こちら回答は要りません。ぜひよろしくお願いします。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後0時05分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後0時05分) 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) すみません。ありがとうございます。1問だけの質問でございます。私は1期目の中で、何度も市民経済部長のほうに再犯防止推進計画の策定をお願いしてまいりました。この再犯防止推進計画の策定においては、去る6月10日に法務省那覇保護観察所長、あと中部南保護区保護司会宜野湾支部長、そして宜野湾市更生保護女性会の皆様と再犯防止推進計画の策定に向けて、市長への要望所を手渡しさせていただいております。この再犯防止推進計画、国のほうでもしっかりと進めていく、再犯の刑法犯検挙者数の再犯者の割合が50%を超える2人に1人が再犯者という中をどうにかしていかないと、安全安心なまちがつくれないという観点から、この再犯防止推進計画、地方自治体でしっかり現状に合った計画をつくって、再犯防止推進計画、再び罪を犯させない、更生への道へ導いていくのは民間団体、そして地方公共団体がしっかりと手を組んで進めていくという国の方針に基づいての防止計画でございます。 今回、要請させていただきましたが、改めて再犯防止推進計画、私は絶対必要だと思っておりますけれども、見解をまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。去る6月10日に中部南保護区保護司会宜野湾支部及び宜野湾市更生保護女性会の連名により、市民が安心して暮らせるまち、犯罪や非行のない社会の実現を掲げ、地方再犯防止推進計画策定の早期策定に係る要請書が市長に手交されました。沖縄県内の再犯者率は全国に比べて高い傾向にあり、特に少年犯罪が多い状況であることがうかがえ、地域社会で孤立させない切れ目のない支援を行政や地域、民間団体が連携して取り組む必要があると考えております。再犯防止推進計画の策定に関しましては、行政の役割、地域の役割、民間支援者の役割などそれぞれの役割を施策に明記する必要があると考えております。 また、被害者支援も重要な市の役割であると認識してございますので、庁内関係部署や中部南保護区保護司会などの民間支援者を含む横断的な取組が必要不可欠となると考えております。策定に向けましては、県や県外の先行事例の調査研究を進めながら、庁内関係部署と調整してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 市長の答弁も一言だけいただきたいのですけれども、よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 答弁申し上げます。私も直接、この手交をいただきまして、市民経済部長が答弁をしたように、県内の状況等々も報告をいただいております。沖縄県がその計画を策定しておりまして、ぜひ参考にできるものだとは思います。あとは北大東村と多良間村、まだ市段階でその検討がなかなか進まないということに関しましても、各市段階も調整もしながら、ぜひその策定には取り組んでまいりたいという思いであります。以上です。 ○呉屋等議長 平安座武志議員。 ◆9番(平安座武志議員) 市長、ありがとうございます。前向きな答弁、誠にありがとうございます。ぜひこれつくっていただきたいと思います。先ほど犯罪被害者の件もお話しされておりましたが、こちらは犯罪被害者を生まない観点もございます。要するに刑法犯検挙者数、再犯を防ぐ取組で進めていくということは、罪を犯す方々が減っていくという観点からもあります。 あと、もう一つは、罪を犯して立ち直りをしたいという方々への手助け、これは賛否あるかもしれませんが、そういった思いを持っている青少年等もたくさんいます。ただ、これが行政等の助ける仕組みがないと、また同じ環境に戻ってしまって、同じ罪を犯してしまうというまずこの悪循環が今続いているのが沖縄県内でございます。今、沖縄県内、薬物等の問題も多発している現状がございますので、これは民間団体に任せるだけではなく、行政、あと市民、そしてボランティア団体がしっかりと手を組んで、再犯を防ぐ地域づくり大変大事だと思っておりますので、ぜひしっかりとした計画策定に向けて取り組んでいただければなと思っております。ぜひよろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で9番 平安座武志議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時11分)              午後の会議 ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。19番 宮城政司議員の質問を許します。宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ハイサイ、グスーヨー、チューウガナビラ。議席番号19番、会派結・市民ネットワーク、宮城政司ヤイビーン、ユタサルグトゥ、ウニゲーサビラ。多くの皆様の御支援をいただき、2期目当選させていただくことができました。この場をお借りしてお礼を申し上げます。大変ありがとうございました。御支援いただいた皆様、そして市民の皆様の思いをしっかりと議場で訴えていきたいと思います。 そして、本日、地元宜野湾から傍聴に応援に来ていただきました。ぜひ当局の皆様、優しい答弁をお願いします。それでは、議長の許可をいただきましたので、通告した質問の順を追って質問させていただきたいと思います。 まず1番目、市道宜野湾11号の整備について、今後も引き続き要望させていただきたいと思いますが、1つ目の街路灯、ガードレール、信号機などの事故防止対策を伺ってまいります。街路灯の整備、防犯灯も含め検討していただくということだったと思いますが、設置に向けた現在の状況についてお伺いいたします。 残りの質問は自席にて行います。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 こんにちは。宮城政司議員の御質問にお答えいたします。市道宜野湾11号の街路灯及び防犯灯の設置につきましては、引き続き関係部署とも調整を行っていますが、新たな補助メニューなど検討を行っているところでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 補助メニューを検討していただいているということで、設置すること事態には前向きに動いていただいているというふうに理解しました。ぜひ今後も継続して設置に向けて頑張っていただきたいと思います。 そして、街路灯の整備には、独自の支柱が必要なのでしょうか。最近、電柱や電線が市道宜野湾11号に整備されてきています。この電柱を見ていると、ここに街路灯がつくのではないかなというふうな期待を持ってしまうところもあって、この電柱を利用できるかも含めてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。一般的に街路灯につきましては単体で設置いたしますが、防犯灯とする場合には他企業所有の電柱の利用について企業側と調整が必要でございますので、その状況を踏まえて対応してまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 街路灯にするのか、防犯灯にするのかといったところで、またどのようなやり方が出てくるのか、それぞれいろいろあると思いますので、できるやり方をしっかり検討して進めていっていただきたいと思います。歩行者だったり、運転して利用する方からすると、今の季節どんどん日が短くなっていて、暗い時間というのが長くなっていきます。事故や事件が起きる前に、未然の防止のためにもぜひ街路灯の設置をよろしくお願いします。 そして、歩道の整備についてお伺いします。歩道側の雑草が増えています。歩行者にとっては歩きにくい状況です。歩道を歩くときに、雑草を避けて通ると、どうしても道路側を歩いてしまうことになります。場所によっては、これは目測ではありますが、歩道の8割ぐらい雑草で通れないような状況もあったりしました。私有地から出ている雑草というのは、なかなか難しいところもあるかもしれないのですが、この歩道で市当局で対応できる範囲ででも草刈りを実施していただきたいと思いますが、見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在、市内一円の草刈り作業に時間を費やしており、対応が遅れまして申し訳ございません。市道宜野湾11号の歩道側の雑草の草刈りにつきましては、早急に対応してまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) よろしくお願いします。市道宜野湾11号全線の供用開始前は、米軍フェンス側の雑草が大変問題となっていたと思います、道路側にはみ出てきて。この草刈りを継続して要望してまいったのですが、供用開始後は逆にフェンス側のほうが草刈りが頻繁に行われているように見えて、歩道側がちょっと追いついていないように見えますので、ぜひ草刈りよろしくお願いします。 続いて、ガードレールについてお伺いします。ガードレール2か所設置していただきました。設置していただいてから少し時間たっていると思うのですが、そのほかの場所にも設置を検討していただくというふうに伺っていますが、現在の状況であったり今後の計画についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在、ガードレール、ガードパイプは上原側と宜野湾側のカーブの2か所に設置しておりますが、引き続き交通安全対策といたしまして防護柵の設置基準に準じて、設置が必要な箇所など確認しながら対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 進捗がないように聞こえました。ぜひ早めの設置が必要だと思います。市道宜野湾11号、少しずつ建物ができたり、利用頻度が増えていると思います。また、先ほどお話しした雑草が歩道側まで来ていると、道路側を歩く人も増えて、道路が走りやすいこともあって、車も皆さんスピードを出される方もいらっしゃるので、万が一の場合、ガードレールがある、なしでは大きな差が出てくると思いますので、ぜひ設置を進めていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 続いて、信号機の設置についてお伺いいたします。市道宜野湾11号と市道宜野湾7号の交差点、点滅信号等の設置の要望をしていますが、現状をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。当該交差点への点滅式信号を含む信号機の設置につきましては、これまで自治会からも設置の要望があり、本市から宜野湾警察署に信号機の設置について問合せを行いました。その結果、点滅式信号機の設置については、交通量が信号機設置の基準に該当していないことから、設置は困難との回答がございました。本市としましては、信号機の設置に代わる対策が必要であると考えており、地域自治会の意向も伺い、宜野湾警察署や交通安全協会と検討しているところでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 交通量が足りなくて、信号機は設置できないということですね。信号機が設置できないにしても、ここの交差点、交通安全対策が必要だと考えています。そこで、横断歩道で歩行者が立っているにもかかわらず、車は止まらずにずっと走り続けているという光景をよく見ます。この位置だと、恐らく車から歩行者が立っていても見えにくいという可能性もあるのかなというふうに考えています。そこで、横断歩道の両サイドに電柱などを利用して小さな箱を置いて、そこに横断歩道を横断するときに旗を差しながら、利用できるような旗を置いておくことはできないかお伺いしたいと思います。これは小学校の近くなどでも横断歩道に設置されているのを見かけたことがあって、こういったことであれば信号機が設置できなくても対応できないかなというふうな期待も込めてなのですが、こういった旗等を置けないか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該交差点は交通量が多く、車両の流れもなかなか途切れないことから、歩行者が宜野湾区公民館側と基地側とを横断する際、とても渡りにくいという話は伺っております。議員おっしゃるように、歩行者が安全に、そしてスムーズに横断できる対応策として、横断旗の設置は有効な手段であると考えておりますので、宜野湾警察署にも意見を聞きながら、地域自治会と調整し、設置に向け検討してまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。やっぱり事故が起きてからでは遅いと思います。先日も志真志小学校の付近で、通行中の子供が車と事故に遭ったというお話を聞きました。幸いにもすぐ近くに校長先生がいらして、早急な対応をしていただいたこともあり、大きなけがに至らずに済んだということを聞いてほっとしたのですが、どうしても事故というのは起きてしまうところがあるので、未然にできることはしっかりやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 そして、道交法では、横断歩道では歩行者優先となっています。残念ながら横断歩道で歩行者がいても車を止めないというのは、本当に市道宜野湾11号に限らずまかり通っているようなところがあるように感じます。そして、10月12日付です。宜野湾市ホームページで、横断歩道では歩行者が優先であるということを分かりやすい説明を発信していただきました。とても大事な発信だと思います。こういったことを市当局をはじめ関連する団体からも、もっともっと運転する方々へのマナーの啓発として発信していただくようお願いします。 続いて、佐真下交差点の信号機についてお伺いします。市道宜野湾11号からの全線供用開始から交通量がとても増えています。この交差点は4つ全ての車線で右折帯がありますが、どちらにも右折、矢印の信号がないため、交通量が多いときには右折できない車がたまってしまいます。特に市道宜野湾11号から交差点に進入し、上大謝名方面に向かって右折するときは、この交差点で角度があるためだとは思うのですが、真栄原交差点側からの直進車と右折車の区別がつきにくく、非常に危ない状況になっているのではないかなというふうに感じています。実際私自身、過去に事故も見かけたことがあります。ぜひこの交差点の信号機の矢印の設置に向けて対応していただきたいのですが、設置の状況をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該交差点は、4方向全ての車線において右折専用レーンが設けられておりますが、矢印つきの車両用信号機右折信号はどの方向にも設置されていないことを確認しております。右折矢印信号機の設置につきましては、地域の自治会からの要請を受け、宜野湾警察署に対し、本市から同交差点への右折矢印信号機の設置の要請書を提出しておりましたが、その後、宜野湾警察署による交通量調査が実施され、警察本部交通規制課へ右折信号の設置に対する上申を予定しているとの回答がございました。引き続き設置状況を確認していくとともに、渋滞緩和や安全対策に努めてまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。設置に向けて前進していただいたというふうに理解しました。ありがとうございます。ぜひそのまま継続して設置に向けて頑張っていただきたいと思います。 続いて、(2)の冠水、排水対策状況についてお伺いしていきたいと思います。先月、9月29日お昼過ぎに、突然大雨が降って、かなりの大雨だったこともあるのですが、少し気になって市道宜野湾11号を見に行くと、残念ながらやはり冠水していました。Uターンしていく車もあったり、そのまま突っ込んでいく車、停車してしまう車等あって、長い行列ができたりしたところまで見ています。そして、地域の方々、付近に住まれる方々から何とかならないかと、ちょっとお怒りの声も届いております。これまでも継続して、その対策要望してまいりました。当局側の整備は完了ということでこれまで伺っていて、普天間基地側での整備が必要で、米軍と調整しながら進めていくというふうに認識していますが、その後の対応状況についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。市道宜野湾11号の市街地側における冠水対策としての整備につきましては、これまで仮設により接続しておりました排水路が、今年度5月に本接続が完了いたしましたので、先ほど議員からもありましたように、市街地側での整備は全て完了済みでございます。また、米軍との調整が必要となる基地内排水路につきましては、市街地側を含めた当該流域全体の排水路としての断面性能を有しているかどうかの確認調査業務を今年度5月より進めているところでございます。当該確認調査業務は、来月11月末の完了に向けて現在、基礎資料等の取りまとめ作業を行っているところでございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。現在、設計をしていただいている途中だというふうに理解しました。この設計の調査だったり、設計の内容によってスケジュールというのは変動する部分も出てくるとは思うのですが、今後のスケジュールについて説明をお願いします。 ○呉屋等議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 御質問にお答えいたします。今年度進めておりますのは確認調査業務で、実際の設計ではございません。それでは、御答弁申し上げます。今後のスケジュールでございますが、現在進めております確認調査業務において、基地内排水路の断面が適正断面を有していないと判定された区間につきましては改良工事が必要となるため、今後、米軍との調整を行いながら、令和5年度に実施設計、改良工事につきましては令和6年度の予定でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございました。確認が11月までということですね。そして、その後、設計をしてという、令和6年度に改良工事が完了する予定ということで、正直2年後まで待たないといけないのかという、ちょっとそれまでの間どうなるのだという気もするのですが、ただこういった具体的なめどというのを示していただいたことには安心感も得られるところはあるかなと思います。継続して対応していただきたいと思います。 ただ、今申したとおり、2年間、今の状況そのまんまというわけにはいかないと思うのです。それまでの間で何か対処できる方法はないかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。上下水道局で行う既存排水施設の改良工事が完了するまで数年かかる見込みのため、それまでの間にできる応急処置としての道路表面の排水方法の検討を行っております。この排水方法の案が固まり次第、米軍側と調整を行い、承認が得られた後に応急処置の工事を行うことになっております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。上下水道局長も建設部長も一緒になって対応していただき、本当にありがとうございます。この市道宜野湾11号ができて、私の個人的な感覚ですが、本当に国道330号自体の渋滞が、交通量が減ったのではないかなと思えるところがあります。そして、宜野湾区内の交通量も明らかに減ったと思われます。交通安全につながっている市内の渋滞緩和にもつながっている大事な道路ですので、ぜひ継続して冠水対策実施していただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上で1番目の質問を終わらせていただきます。 続いて、2番目の創作市民劇についてお伺いいたします。取組状況と、今後の計画についてお伺いします。平成29年の開催が最後となりました。ただ、今でも私、伊佐哲雄議員が取り上げるほど大きな事業だったのではないかなというふうに理解しています。そして、この創作市民劇について、以前、当局の答弁で、それまでの取組の振り返りや反省、今後の検討をしているというような答弁もありました。 そこでお伺いしますが、公演した内容というのは録画保存されているか、そしてされている場合、市のホームページ等で市民の皆様に対して公表する予定があるかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。平成4年度から平成29年度まで上映しました14公演全てDVDで保存してございます。市のホームページ等での公表につきましては、技術面や出演者の同意などの情報モラル、セキュリティーの観点から、現時点では公表の予定はございませんが、今後、懸念事項も確認しながら検討してまいりたいと思います。 なお、宜野湾市民図書館では、館内での視聴や貸出しも可能となってございますので、御利用いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。市の図書館では閲覧できるということですね。平成4年のこの事業を始める前の段階では、インターネットの環境と現在とは大きく違って、動画の公開等はなかなか考えにくかったのではないかなと思います。ただ、現在、インターネット技術が非常によくなって、環境もよくなって、例えばスマホから動画を見るとか、家庭のテレビでインターネットの動画を見るとかというのはすごく簡単になってきていますので、今後こういった事業等ある場合は、あらかじめ動画で公開するようなこととかも検討していって、出演者の皆さんとかに了解を得るとかということも事前に考えておけばやりやすくなるかなと思いますので、ぜひそういったことも検討していただきたいと思います。 それでは、事業の取組内容や成果だったり、課題や反省についての公表はあるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。
    ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。事業の取組内容につきましては、平成4年度、真志喜地区の「察度と黄金宮」から平成29年度、大謝名地域の「謝名」をもちまして旧13字単位で一巡して終了しております。まず初めに、成果としましては、これまでの公演において地域住民が演者となり、市民劇に関わることで、地域を拠点とした文化活動が推進され、人材発掘や育成の機会につながったものと考えます。 次に、課題につきましては、対象地域を中心に新たな人材の発掘が難しいこと、自治会によっては負担が大きいこと、また財政面での懸念がございました。 最後に公表につきましては、市民劇事業の終了した次の年、平成30年度まで9月議会において点検評価書を市議会へ報告した後、市ホームページでも公表しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。公表はされているということで理解しましたが、この事業はほかの事業と比較しても多くの市民の方が参加して、自分ごとのように感じる方もいらっしゃると思うので、もしかしたら教育委員会で例年取りまとめられている資料等ではなく、独立したものがあっても喜ばれたのではないかなと思います。今後もぜひインターネット技術を活用して、様々な取組に対してしっかり計画に対してどういう実績があって、どういった反省があるのかというものを、これは教育委員会だけではないのですけれども、市民の皆様に公開していただくようよろしくお願いします。 1点確認なのですが、平成4年に「察度と黄金宮」の公演があったということなのですが、察度で2021年、昨年、察度王誕生700年、生誕700年ということで市民劇を復活させるにはいいきっかけだったのではないかなという思いもあります。2021年度の生誕700年で察度王を題材とするような市民劇の検討があったかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。創作市民劇公演事業が終了していることから検討はしてございませんでしたが、察度王生誕700年に関しましては、令和3年10月1日から12月5日の期間、市立博物館主催事業として「郷土の偉人、察度を知ろう!」をテーマにパネル展や市民講座を実施いたしました。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。それでは、創作市民劇に代わる新しい事業の検討状況だったり実施状況、またこういった事業に対する当局の思いがあるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。現在、教育委員会では、幅広い年齢層が多様な文化に触れ、親しめるよううちなーぐち講座や健康マージャン教室、LIVE GINOWANなどを実施し、主体的な活動の環境づくりや地域の特性に合った文化活動の推進に努めているところでございます。また、今年度は市制施行60周年記念事業として市立博物館において「山田真山展・アトリエに残された真山の足跡」を開催するなど先人の残した文化の偉業を市民の皆様に紹介しているところでございます。今後も様々な観点から、文化活動を支える基盤の形成が提供できるように取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 御説明ありがとうございました。やられている事業に関しては、ぜひ頑張って推進していただきたいと思います。ただ、創作市民劇は、市民の皆様とお話ししていてもよく耳にすることで、もしかしたら大変さは分かるのですけれども、何とか頑張って継続していたら宜野湾市の名物にならなかったかなという期待もあって、すごくいい事業だったと思います。今後も機会があるかどうかチャンスをぜひ探っていただいて、またこれまでの反省を生かして、よりよい市民劇を検討していただけたらなと思います。よろしくお願いします。 続いての質問に移らせていただきます。3番目の9月11日、投開票の選挙についてお伺いします。県知事、宜野湾市長、そして市議会議員選挙のトリプル選挙となりました。市民の皆様からの質問が多かったため、確認の意味で質問させていただきます。ポスター掲示板の設置についてなのですが、今回はトリプル選挙ということで予算等の関連で県との関連が出てくるのではないかなということで確認させていただきますが、ポスター掲示板を設置する場所を決定するのは市の選挙管理委員会かどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。ポスター掲示板の設置場所につきましては、公職選挙法の規定により市長選挙、市議会議員選挙ほか県政選挙、国政選挙も含めて市町村の選挙管理委員会が決定をいたします。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 市の選挙管理委員会で決定したということですね。では、このポスター掲示板の設置業者とも市当局、市の選挙管理委員会で契約されたかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。県知事選挙、市長選挙、市議会議員選挙のポスター掲示板設置に関する契約を宜野湾市長で契約します。事業の担当は選挙管理委員会となります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。確認できました。 それでは、今回の市議会議員選挙約120か所のポスター掲示板設置予定に対して、台風の影響で一旦撤去して、再設置というのが、最終的には約半数を少し超えるのですが、約70か所のみだったということになりました。この70か所という判断というのは、選挙管理委員会で判断されたということでよろしいでしょうか。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。選挙運動で候補者のポスター掲示ができる場所は、市町村が設置するポスター掲示場に限られております。選挙管理委員会は、選挙におけるポスター掲示場の重要性を強く認識しております。市議会議員選挙のポスター掲示場は、令和4年8月31日までに全て設置する日程で設置作業が進められておりましたが、台風11号が発生し、沖縄本島に接近するとの予報が出ました。選挙管理委員会を急遽招集し、対応した結果、市民の安全を第一に考え、委員会で決定し、8月29日午後から一時撤去に切り替えました。台風が通過した後、9月5日からポスター掲示場の再設置が開始されております。選挙管理委員会としては、全て設置することを求めましたが、設置業者と協議の結果、やむなく市議会議員選挙については70か所の設置が限界であるということになりました。理由といたしましては、県知事選挙や市長選挙のポスター掲示場と異なり、市議会議員選挙のポスター掲示場は既製品のパネルに大幅な加工が必要であることや、設置規模が大きいため、資材の運搬や設置作業により多くの人員と時間を要するということがありました。候補者や選挙人の皆様のため、ポスター掲示場は全て設置されることが当然でありますが、今回の台風11号に対しては選挙管理委員会としてもできる限りのことを取り組んだ結果、70か所ということになりました。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 台風の影響ということで致し方ない部分もあるかと思いますが、立候補した側からすると、頑張って120か所設置していただきたかったなという思いはあります。今の詳しい説明があったので、少しスキップさせていただいて、5番目の質問です。ポスター掲示板の設置が約70か所で終わったのですが、選挙結果に影響が出ることは想定されるかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。選挙におけるポスター掲示場は、候補者にとっても、選挙人にとっても大変重要であります。ポスター掲示場の再設置の状況が選挙結果に影響が出たかどうか言及することはできませんが、台風の影響があったとはいえ、ポスター掲示場全て設置できなかったことは大変残念に思っております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 選挙管理委員会でも十分認識されていると思います。それでは、今後の選挙において、台風の影響が計り知れない部分はあるのですが、ぜひ今後予定を変更しないような改善、工夫等を求めますが、選挙管理委員会の見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。今回の初のトリプル選挙ということもあり、ポスター掲示場の設置場所の現場調査や委託契約に関する仕様書作成にも時間をかけてまいりました。しかし、台風11号の影響を受け、結果として市議会議員選挙のポスター掲示場はすべてを設置することができませんでした。70か所という大変残念な結果になりました。選挙管理委員会としては、今回の経験を踏まえ、今後の選挙におけるポスター掲示場の対応を改善していく所存であります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ぜひよろしくお願いします。宜野湾市の市議会議員選挙では、ポスターの印刷は立候補者の負担となっています。県内他市では立候補者のポスター製作は公費負担となる市もあります。今回の機会に、そういったこともぜひ検討して、よりよい選挙となるようよろしくお願いします。 続いて、無効票についてお伺いしたいと思います。平成26年の市議会議員選挙では、投票者総数が3万9,000人程度、無効票が601、平成30年の市議会議員選挙では投票者総数が3万9,791で、無効票が643、今回の市議会議員選挙、投票者総数が4万9,248人と大きく増えているのですが、無効票が2,263とかなり例年に比べて増えていると思います。無効票には白票であったり、立候補者以外の名前、不要な記載などいろいろあると思うのですが、どういった票が無効票となるのか御説明お願いします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。宜野湾市議会議員選挙における投票総数は4万9,247票となっており、有効投票では4万6,984票、無効投票は2,263票であります。無効投票の内訳は多い順に白紙投票が1,601、単に記号、符号を記載したものが272、単に雑事を記載したものが229、候補者でない者または候補者となることができない者の氏名を記載したものが84、候補者の何ぴとかを記載したものを確認し難いものが50、2人以上の候補者の氏名を記載したものが21、候補者の氏名のほか他事記載した者が6となっております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございました。白票が約1,600票というのは少し驚きです。どのような思いで白票を投票されたかというのは、もうその方の判断だとは思うのですが、立候補者側としてはもっともっと市民の皆様に自分自身を知っていただく努力が必要だったのではないかなということも感じました。 次の質問、ちょっと時間ないのでスキップします。立候補者が31名、投票した方から投票所で立候補者の名前が多過ぎて、文字も余り大きくなくて見えづらかったという声もありました。投票所での立候補者の名前の文字の大きさを大きくするなど、投票者がより確認しやすい表示などの工夫が必要だと思うのですが、公職選挙法上、投票所の立候補者の名前の表記方法について決まりがあるかどうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。公職選挙法において投票記載所の氏名等の掲示について、規定があります。投票記載台の大きさに収まるようA3サイズの用紙を用いて候補者の氏名掲示を行っております。投票所内には選挙人の方が利用できる老眼鏡や虫眼鏡を備え付けております。今後は投票所内にA2サイズ以上の用紙を用いた氏名掲示を検討していきたいと思っております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ぜひそういった工夫をしていただければなと思います。先ほどあった無効票に関して、名前以外の不要な記載だったり、立候補者以外の名前を間違えて記載とか、投票者が意図せずに無効票となることはいけないと思いますので、ぜひ選挙管理委員会としてもさらなる対策をしていただくようよろしくお願い申し上げます。以上でこの質問を終わらせていただきます。委員長、今日来ていただいてありがとうございました。 続いて、4番目の質問に移らせていただきます。交通弱者支援についてお伺いいたします。多くの議員の方が取り上げています。そして、交通弱者支援といいますか、オンデマンドタクシーであったり、コミュニティバスであったり、様々な手段があると思います。市長のホームページにも公共交通機関の空白地域解消のため、オンデマンド型交通機関、市内循環バス、ミニバス等の運行に取り組むとあります。細かい確認になるのですが、市長任期期間中に運行させることが公約なのか、その取り組むことが公約なのかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市の地域公共交通のマスタープランとなる地域公共交通計画につきましては、今年度から来年度までの2年間で策定してまいりたいと考えております。地域公共交通計画に掲げました各施策につきましては、令和6年度以降においてバスやタクシー事業者をはじめ、関係団体や庁内関係部署と調整を行い、実施に向けて取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 今の計画だと運行させることが公約というふうに理解してよろしいですか。ぜひ運行させてください。 それでは、これまで松川市長の1期4年間での取組と結果はどうだったでしょうか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。地域公共交通に係るこれまでの取組につきましては、公共交通空白地域の解消や既存路線バスを補完する環状交通の確保、福祉サービスの向上などの観点から、コミュニティバスの導入について調査研究してまいりましたが、財源の確保が大きな課題であったため、実施には至っておりません。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。今の御答弁だと、財源が大きな課題だったというふうに理解しました。先ほどの、市長のホームページから引用なのですけれども、このオンデマンド型交通機関、市内循環バス、ミニバス等いろいろ手段あると思うのですが、それぞれ検討されるのか、複数案か、もしくはその中から一つが決まっていくのか、今後の検討次第だとは思うのですが、どういったイメージを持たれているかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。地域公共交通計画の中で課題の整理や課題解決となる施策を取りまとめておりますが、どのような施策が、どれだけ必要になるかなどにつきましては、来年度の地域公共交通推進協議会において検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。次の質問は、これまでの答弁で含まれていたと思いますので、最後の、こちらも含まれてはいたと思うのですが、当局で認識する課題はどういったものがあるか、先ほど財政とはおっしゃっていたのですけれども、それ以外にもないのか、今想定できる、これまで4年間取り組んだことも踏まえて、どういった課題がしっかり洗い出せているかということの確認も含めて、課題についてお伺いいたしたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。地域公共交通につきましては、公共交通空白地域にお住まいの方や移動手段を持たない市民及び運転免許を返納する受皿として移動手段の確保や維持、拡充することが必要であるとともに、課題であると考えております。地域公共交通に関する各施策を実施するためには、財政上の問題や利用者の確保、バスやタクシーなどの交通事業者との連携等も課題になるものと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。様々な課題があると思います。そして、実施しなければ見えてこない課題もあると思います。そういった課題をしっかり一つ一つクリアしていただいて、運行までしっかり頑張っていただきたいと思います。他市町村ではできているのに、宜野湾市はできないというような声もあると思います。ただ、もちろん宜野湾市には宜野湾市の事情があるというのも理解できますが、それを弱みと取るのではなくて、宜野湾市だからこそできる方法を探すというのも一つの策だと思いますので、ぜひ運行に向けて頑張っていただきたいと思います。 続いて、(2)のベンチ等の徒歩移動者への設備の設置を求める質問を伺います。先ほど部長の答弁でもあったのですけれども、高齢者の免許返納制度に対して市はどのような見解があるかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。高齢者の身体機能や判断力の低下により、運転に不安を感じる方が自主的に運転免許証の取消しを申請することができる制度が道路交通法の改正により、平成10年4月より施行されております。運転に不安を覚える高齢者が運転免許証を返納することで事故防止につながるものと考えておりますが、本市において高齢者向けに返納を呼びかけるような取組は特に行ってございません。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 高齢者のミスによる事故のニュースを聞くことがあります。また、逆に運転に不安を覚える高齢者の方の声というのも聞くことがあります。免許の取得に関しても、返納に関しても本人の判断なので、市から何かというのはなくていいとは思います。ただ、市としては免許を返納したいと思う方が安心して返納できる環境をつくるというのは大切ではないかなというふうに考えています。そこで、市内の路線バスのバス停に関して伺うのですが、市内の路線バスのバス停が何か所あるか、そしてそのうちにベンチや屋根が設置されているバス停が何か所あるかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市内の路線バスのバス停につきましては、68か所ございます。そのうち屋根が設置されているバス停は、国道330号で3か所、国道58号で4か所、県道81号線で4か所、市道に1か所、合計で12か所ございます。なお、ベンチにつきましては、屋根が設置されているバス停などに設置されていることは認識しておりますが、正確な数については時間が足りなく調査できませんでした。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。では、道路や歩道で市が設置したベンチというものがあるかどうか、そしてもう一つ併せて市がベンチを設置することが法的に問題ないかどうかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道や歩道に市が設置したベンチはございませんが、歩行者専用道路、遊歩道でございますが、そこに設置されている箇所はございます。 市がベンチを設置することは法的に可能かどうかという御質問でございますが、道路法においてベンチまたはその上屋は道路の附属物で設置が可能と定められておりまして、市が市道にベンチを設置することは法的には問題ございません。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。設置可能ということで受け止めました。 次の他市町村の事例は、また今度伺いたいと思いますが、宜野湾市内で地域の自治会だったり、近くの企業と一緒になって企業広告等を使って、地域と一緒になってスペース、場所だったり予算の確保とかできないか、そういった検討や取組って地域の活性化につながってほしいなということを考えます。そこで、自治会や地域の人たち、企業だったりを主体とするのではなく、当局自身が主体となって地域の方々には意見を伺うような感じで、ベンチだったり歩行者の支援となるような設備の設置を検討していただきたいが、見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。本市においては事例がございませんが、財政面、歩道に設置した場合の夜間の安全面、また構造面など設置できるか調査研究してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。先ほどまで質問していたオンデマンドタクシーだったりコミュニティバスの整備というのがあるのですが、徒歩で移動する方々への支援というのは、こういったことと並行して補完する形で相乗効果が出るのではないかなというふうに思います。こういったオンデマンドタクシーだったりミニバスと市内循環バスでは、100%網羅できることはないと思いますので、その辺りをうまく補完できるように、こういったやり方を活用すれば徒歩が市民の皆様の生活に取り込まれる可能性があるのではないかなと思っています。そうすると、市民の健康に寄与することもあるのではないかなと、そうするとさらに、楽観的かもしれないのですが、市民が健康になれば市の財政にもいい影響が出るのではないかなと期待しています。なので、こういった徒歩推進にもつながると思いますので、こういった徒歩移動者への支援をぜひ検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、最後の5番目の質問に移らせていただきます。火葬場建設についてです。火葬場建設については、もう今議会でも多くの議員の皆様が取り上げられて、本当に宜野湾市として一番の課題の一つなのではないかなというふうに理解しています。それでは、これまでの取組と現状についてお伺いしますが、宜野湾市では何年前から火葬場建設について取り組んできたのかお伺いいたします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 宮城政司議員の御質問にお答えいたします。本市では平成22年度から検討を進めてまいりまして、今から12年前になろうかと思います。平成27年度まで5市町村による枠組みで取り組んできました。平成28年2月の解散に至りまして、その結果としては火葬場の建設には至っていない現状でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。10年以上検討、取組をされている状況で、もう10年もたってしまうと当時と状況が変わってくることもあるのかなと思いますので、非常に難しい事業なのだろうなというのは分かります。 それでは、松川市長、1期目の4年間での取組と結果についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 1期目、4年間の取組といたしましては、近隣市町村の火葬場担当課との意見交換等、あとは先進地の視察を行ってございます。本年の6月に東京都葛飾区にある四ツ井斎場のほうに視察に行かせていただいております。結果としては、現段階においては建設を伴う事業化には至っていない状況でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) 潔い答弁だったと思います。それを何というか、開き直ってという言い方がいいか分からないのですけれども、その現状をしっかり捉えて、では何ができるかというのを前を向いてしっかり頑張っていただきたいなと思います。 それでは、これまで取り組んだ結果から、もしくは取り組むときに考えられることになるかもしれないのですが、どういった課題があるのか、当局として認識している、特に最も難しい課題等あれば御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。やはり火葬場建設の際、最も大きな課題になるのが候補地の選定でありまして、またその附随する財源の確保、こちらの課題が一番大きなものかというふうに承知をしております。平成27年度にも共同建設を断念した経緯があるとおり、こちらの課題が最も難しい課題となっておりまして、一番大事なのは地域住民の理解を得られる候補地の選定であるというふうに認識しております。 あわせて、建設には多大な一般財源も必要となりますことから、こちらの財源確保の取組も今後検討していきたいというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) ありがとうございます。もしかしたら分かり切ったことかもしれないのですが、場所と財源というのが大きな課題で、もうそこがクリアできれば見えるのではないかなというのは思います。ぜひ頑張っていただきたいと思いますが、ちょっと細かい確認なのですが、ほかの議員からも質問あったのですけれども、他市町村との協定により市民負担を軽減するということもホームページであったのですが、この意味を御説明ください。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。やり方は様々あると思うのですけれども、議員御質問の他市町村との協定でございますが、例えばですけれども、他市町村、他の自治体にある火葬場を本市の市民の皆様が御利用する際に、こちらの負担を軽減する協定を当該火葬場と結ぶことだと認識しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) そうですね。今大事なのは、やっぱり前提となるビジョンかなと思います。もうこれだけ今まだ手が出ていない状況ですので、ビジョンがあって、それに対して情報収集だったり検討、分析があって、企画化されていって事業となっていくと思いますので、ぜひ4年間で何とか進めていただきたいと思います。 それでは、今言ったように火葬場建設について事業というのは、今ありますか。あれば、名前をお伺いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。現段階において、火葬場建設に伴う事業はない状況でございます。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) そうですよね。事業があれば、きっとスケジュールも決まっていて、どういうふうにやるかというのも見えているはずなので、事業がないということなので、先ほども言ったように、やっぱりビジョンをしっかり持っていただいて、事業をつくり上げていくというところを頑張っていただきたいと思います。 なので、その次、2つぐらいのスケジュールの話は割愛させていただいて、宜野湾市内では普天間基地を返還して施設として活用しているケースがあります。県内外でも有名な施設になっていると思います。火葬場建設の候補地として普天間基地の一部を検討できないか、市の見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。火葬場の建設地候補として普天間基地内の土地を活用できないかという質問だというふうに受け止めておりますけれども、やはり現在、普天間基地のほうが米軍施設として使用されておりますため、米軍及び国との調整も必要でございます。また、当該土地の地権者の方々、こちらの方々との同意も必要となるため、建設場所の候補地の選定としては、現段階ではなかなか時間のかかるものだというふうに認識しております。 ○呉屋等議長 宮城政司議員。 ◆19番(宮城政司議員) おっしゃっている意味は理解できると思うのですが、そこ以外だとまだ候補地すら決まっていない状況ということで、進み切れないのではないかなと思うのです。なので、それはそれで探していただくにしても、今おっしゃった米軍だったり、政府だったり、地権者という交渉相手がもう見えているわけですよね。例えば、地権者が一番少なくなるように探すとか、何かもう一歩踏み込んでというのをほかの部分に関してもやっていただかないと、ずっとこのままの状況になりかねないかなという懸念もあるので、ぜひ様々な方法を検討していただいて、多くの市民が望んでいる火葬場だと思いますので、市民の皆様のためになるよう頑張っていただきたいと思います。 以上で一般質問を終わらせていただきます。 ○呉屋等議長 以上で19番 宮城政司議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時34分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時45分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。8番 伊佐文貴議員の質問を許します。伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 皆さん、こんにちは。議席番号8番 絆輝クラブ、伊佐文貴でございます。質問に入る前に所見を述べさせていただきます。去る9月11日、市議会議員選挙に2期目の挑戦をいたし、今回、私、伊佐文貴、3,002票という市民の負託を得て当選することができました。この場をお借りしまして、私を支援してくださった市民の皆様にお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。そして、その一票一票の重みを感じながら、今回2期目を当選されました松川市長、そして市当局の皆様、議員諸公の皆様、お互いに切磋琢磨をして宜野湾市をさらに進めていって、皆さん頑張っていきましょう。よろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しを得ましたので、質問を始めたいと思います。1番と5番を入れ替えまして、子どもの居場所づくりから質問をしていきたいと思います。対応のほうをよろしくお願いいたします。子どもの居場所づくりについて質問をいたします。まず初めに、本市の子どもの居場所づくりの支援体制についてお伺いします。 残りは自席にて質問していきますので、よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長
    岡田洋代福祉推進部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。本市においては、ボランティア団体等が実施する子どもの居場所へ年間60万円上限の補助金を交付し、運営を支援するほか、子ども支援員が地域の子どもの居場所や学校、児童センターを巡回し、気になる子への個別支援や保護者へ行政サービスの案内を行っております。また、子どもの居場所連絡会を運営し、企業等からの寄附金寄贈、食料品等の居場所への分配や他機関の助成金や研修会の情報案内、各居場所の取組やノウハウの共有、居場所間のネットワーク形成を図るなど居場所の機能強化や地域社会とのつながりを促進できるよう支援を行っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、今回、この質問をしたのは、居場所づくりのボランティア団体の一部意見を聞いてきておりますので、ちょっと細かくなると思いますが、今おっしゃっておりました子ども支援員、地域の子どもの居場所や学校へ巡回をし、気になる子供への個別支援、保護者への行政サービス案内、これどれぐらいの頻度で行っているのか、まずそこから御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。各小学校区ごとに1人ずつの子ども支援員を配置しております。子どもの居場所のほうへ子ども支援員のほうを派遣いたしまして、それぞれ意見を聞きながら運営の支援を行っているところでございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 私が聞いたところ、この支援員の方かどうかちょっと確認はまだちゃんとしていないのですが、2週間に1度程度、同じ方が居場所のところに来て確認をしながら、ただ何をするのと聞いたときに、例えば居場所の状況を把握しながら、子供たちの様子も見ているのかなぐらいの感じで、例えばその居場所の困り事とかそういったことを相談を受ける役割もあるのかなと思ったら、何かどうやらそうではないらしくて、ただ回ってきて、子供の確認をしているといった状況があるので、その辺も今後課題なのかなという認識は私のほうではありました。その辺は部長のほうでも、またもしそういった声があるのかどうかは確認のほうをお願いいたします。 それでは、次の質問に行きます。子どもの居場所連絡会です。今年度まだ開催されていないと伺いましたが、今後開催する予定があるのかお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。今年度の子どもの居場所連絡会ですが、居場所の支援者に向けた研修会と意見交換会の開催を年内に予定をしてございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 年内に開催するとのことです。では、令和3年度の子どもの居場所連絡会の内容についてお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。令和3年度の子どもの居場所連絡会は、連絡会についての概要説明、当年度補助金交付団体の案内、寄贈物資の受入れ希望調査、各種助成金の案内、居場所間の意見交換、子供への関わり方や支援方法を支援員が学ぶことを目的とした研修会などを実施しております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) では、部長、少し細かくなるのですが、私の相談を受けた方は、残念ながら多忙で仕事もやりながらなので、参加できなかったということでございましたけれども、実はメールとかそういったのはやり取りがあるということで、コロナ禍でサービスの案内というのですか、日本郵便株式会社フードドライブの案内が来たそうです。それは、こういった案内がありましたよということで、この連絡会がうまく機能しているのかなと私思ったのですけれども、このフードドライブ、宜野湾市はどのように扱ったのかお伺いします。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時54分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時55分) 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 失礼いたしました。御質問にお答えいたします。今現在、コロナ禍におきましてフードドライブ等については、あちら様の申出により、今現在はストップしている状況にあるということでございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 相手の都合で今回、取扱いがなかったという形ですね。     (岡田洋代福祉推進部長「はい」と呼ぶ) ◆8番(伊佐文貴議員) でも、この連絡が来て、恐らく宜野湾市さんがどのように扱ったのかがちょっと知りたかったということで本人からの希望がありましたので、これまたほかの市町村は実施をしているという声もありましたので、部長のほうでまたこれは確認をお願いします。そういった情報がいわゆる大事になってくると思いますので、ボランティア団体のほうには。そういった情報もよろしくお願いします。 では、ボランティア活動を実施する子どもの居場所への補助金についてですが、なぜ年間60万円を上限としたのかお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。ボランティア団体等が実施する子どもの居場所運営事業補助金は、1団体につき月額5万円、年間60万円を上限とし交付している補助金でございます。補助金の交付額を定める際には、市の直営で運営していた子どもの居場所の支出実績額を参考に、補助金交付額を月額5万円と設定いたしております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 月額5万円の補助金だと、月に1回もしくは週に1回などのボランティア活動をしている団体だととてもよいものなのかなと思います。しかし、中には毎日ボランティア活動を実施している団体もございます。ちなみに、市が運営していた子どもの居場所づくりの開催日数、月でいいのでどれぐらいやっていたのか御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時58分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時58分) 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 失礼いたしました。御質問にお答えいたします。令和3年度まで2か所の市の直営として我如古、普天間3区のほうで直営でお願いをしておりました。週2回実施をしていただいておりました。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 週2回ということで、分かりました。毎日ボランティア活動をしている団体に月5万円では、とても運営が厳しいと伺っております。6月議会の一般質問で石川慶議員からもありましたように、しっかり活動している団体には、その活動内容を見て、補正を組んででも助成すべきではないかということがありましたが、私も同様に、しっかり活動している団体には補正を組んでほしいと思います。 では、他市の居場所づくりの支援体制についてお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。他市の状況でございますが、一般的な居場所では対応が困難な不登校、非行、ひきこもり等の課題のある子たちへの相談、援助、食事の提供、学習支援、キャリア形成支援などの手厚い専門的支援を行う拠点型子どもの居場所を法人等へ委託し、実施していると伺っております。自治体によって子どもの居場所運営支援の手法は様々であり、自治体の直営、委託、居場所団体への補助金交付など各自治体の地域の実情に応じた居場所運営支援を行っていると伺っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 先ほど部長の答弁で、他市においても予算の範囲内ではありますが、対象経費に上限を設けない補助金交付を行っている市もあるということでしたが、毎日ボランティア活動を実施している団体には、上限を設けない補助金交付も必要ではないかと考えています。困っている子供たちが来ているので、そういう団体も毎日活動を実施していると思いますけれども、先ほども申し上げましたが、当局もそういった団体に対してしっかりまずは調査を行って、補助金交付額を見直す、また補正を組むことも必要ではないかと考えますが、御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。補助金交付額の見直し等につきましては、市内の子どもの居場所へニーズを聞き取りながら、今後、他市の実施状況も調査の上、検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) では、今後の居場所づくりの支援の拡充についてお伺いします。先ほどおっしゃっていた拠点型子どもの居場所の設置については、大変よいものだと思います。ぜひこれも検討していただきたいと思います。また、市内の子どもの居場所へ、部長も今、ニーズを聞き取りながら支援策を検討するということですが、ぜひ定期的に、さらにそのニーズを巡回していただき、どのようなことが困っているのか、支援する確認を行ってほしいと思います。また、今後、企業や地域に支援を募るために、市報やホームページで居場所づくりの活動をぜひ周知していただきたいのですが、御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。居場所の支援の拡充についてでございますが、市内の各小学校区にまだ居場所のない地域がございますので、ボランティア団体等が実施する子どもの居場所の実施箇所数を増やす取組を進めてまいります。また、先ほど他市の支援体制で御説明いたしました拠点型子どもの居場所の設置を検討してまいりたいと考えております。 次に、周知方法でございますが、今後、市報やホームページ等を活用し、子どもの居場所づくりの活動について周知してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) ぜひ、まずはそうですね、このボランティア団体がどのような活動をしているのか、なかなか市民も分からない。事情があって伏せておきたいという児童生徒もいますけれども、この活動自体はとてもすばらしいもの、私、見に行ってきましたので、また会って直接お話しすると、こういうことをやっているのだなという、本当にびっくりするぐらいのことをやっていましたので、その辺のまた活動をぜひ宜野湾市のほうでも周知していただけたらと思います。 それでは、社協の居場所づくりの支援体制についてお伺いします。よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市社会福祉協議会においては、企業や市民から寄附された食料等を子どもの居場所へ提供する支援や、子どもの居場所連絡会への参加、子どもの居場所の学習支援で子供たちが使用するパソコンを貸与するなどの取組を行ったと伺っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 私に相談があった団体は、宜野湾市社協さんからは、まだ食料の提供も受けていないとのことでした。では、現在は那覇市社協さんより寄附された食料の提供または補助金も、あとサービスの情報提供ももらっているとのことです。とても手厚い支援だと感じましたとお話もございました。私のほうでまだ社協さんに確認しているわけではないのですが、例えば当局と社協さんのほうでも、こういったボランティア団体にもう少し行き渡るような連携というのですか、そういうのも宜野湾市が社協さんに言うことはできないと思うのですけれども、連携を取ることがまず大事だなと思っております。これしっかり強化してほしいと思います。 では、続きまして、今度は、この居場所づくりの学校サイドとの連携についてお伺いします。学校側がこういった子どもの居場所づくりに対して、どれぐらいの認知をしているのか、まずそこからお伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えします。議員御指摘の子どもの居場所づくりに関しましては、教育委員会としましても重要な取組だと考えております。このため教育委員会としましては、子どもの居場所に御尽力されている方々や団体の皆様と学校との連携を深め、市民ぐるみで支援体制の構築に向けて、より充実してまいりたいと考えております。支援体制を整え、配慮の必要なお子様に対しては、不利益とならないように十分配慮し、学校へ、適応へつなげられるよう取り組んでまいりたいと思っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、今おっしゃっていただいたように、この団体の方からお話聞くと、先生方が話合いをしているのですが、なかなか現場で見てくれない、見に来てくれない。先生方が、先ほどの答弁でもありましたように、今の教職員の先生方の業務が本当にとても忙しいのが分かるというお話もおっしゃっておりました。しかし、こういった受皿もあります。しっかり学校の先生が、こういった団体、自分の生徒の状況を把握するべきではないかなと思います。また、学校と団体、または地域が一緒になって協力することで、いろいろな悩みを持っている子供たちの問題や改善に向けた取組ができるのではないかと考えます。もう一度すみません、今の答弁で見解だけお願いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。支援体制を整え、そういう学校外の施設でお世話になっている関係機関との連携というのは大変重要でございます。学校におきましては、欠席した場合に、基本的には担任等を中心に、家庭や関連施設に連絡をするわけですけれども、そういったお子さん、漏れがないように、学校にも今後しっかり連携体制整えて、関係する施設と連携、キャッチボールをしながら、うまく子供の育ち、成長につながるように声かけをしてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 最後に、市長、今、私と部長のやり取りを聞いて、市長のまず見解をお伺いします。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。子供たちのやはり貧困問題、そのことを大変心を痛めておりますが、その解決に当たっては様々な施策があると思います。子どもの居場所づくり、その取組に対しましては、ボランティアの皆様方、改めてこの場を借りて感謝を申し上げたいと思います。 ただ、やはり今、社協との連携であったり、学校との連携であったり、あるいは行政の側、その様々な連携がなかなかスムーズにいっていないのかなという感がいたします。やはりそこは行政としても週に何回とか、2回のところもあれば毎日のところもあると、その辺はやはり拠点型の子どもの居場所といいますか、そのお話もございました。そういうことからしましても予算も含めまして、やはりしっかり調整、検討をする必要があるのかなと。連携にしましても、社協のお話が出てきたり、もう少ししっかりした連携が取れるような形を持っていくべきだなというふうに改めて感じております。その辺は、また私としても福祉推進部と調整をさせていただきたいと思います。以上です。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 居場所づくりに関しては、まず今、市長がおっしゃっていた貧困を抱えている家庭の子供もおりますが、様々な事情で学校に行けない、もしくは事情を持っている、いろいろな子供たちがおります。その団体の人たちには私から見ても心を開いている様子もございましたので、今後、子どもの居場所づくりを行っていく団体に対して、こういった団体がもっと増えるような、宜野湾市が一番だという思いで子どもの居場所づくりの底上げをしていただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。 次の質問に行きます。続きまして、大山地区土地区画整理事業の取組について質問します。先日行われましたまちづくり勉強会のワークショップの内容については、石川慶議員、宮城優議員からも質疑がありましたので、そこは省いていきたと思います。 私も参加したのですが、今回のワークショップ形式での勉強会は、参加者が意見も出しやすく、とてもよいものだと感じました。では、そのワークショップの内容をまとめて当局は今後どのような取組をしていくのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。今年度は、これまでに初回の勉強会を令和4年7月27日に開催し、第2回の勉強会はワークショップを中心に令和4年9月28日に開催してまいりました。今後のスケジュールでございますが、年内に3回目の勉強会を予定しております。そのほかにも当該地区におきましては、田いも保全・振興などの課題もございますので、田いも生産者など農業を営んでいる方々の意向や既成市街地に住んでいる方々の御意見もお聞きしたいと考えております。今年度におきましては、当該地区における問題点を踏まえ、土地利用につきまして方向性を見いだしていきたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 今年予定されている3回目の勉強会の後、開催された内容について、ほかの地権者にも知ってもらうためにも取りまとめたものを周知していただきたいと思います。部長、この御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。勉強会へ参加なされていない地権者への周知につきましては、第3回目のまちづくり研究会を終え次第、今年度の事業の状況を大山まちづくりニュースとして全地権者の皆様に年度内には送付する予定でございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 3回目の勉強会が終わり次第、具体的な結果がまとまり、また今後の実施方法が決まっていく流れになっていくのかなと思いますが、現在、当局の考え方は組合施行または公共団体施行、どちらで考えているのかお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現時点においては、現在進めております勉強会を含め、地権者の意向を整理する段階だと考えております。組合施行であるか、公共施行かの施行方法につきましては、物件状況や土地の利用増進など様々な視点で総合的に検討する必要があるものと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) まちづくり勉強会でも意見はあったと思いますので、参考にして、ぜひ早めに決めていただきたいと思います。また、この質問は3月議会でも提言しましたが、委託業務や工事についてJVの方法を使って、市内事業者をできるだけ活用できるようお願いしましたが、当局の御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。本市としましても、事業の内容や段階によって委託業務や工事に関しては共同企業体による発注方法も含め、市内業者を活用してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、前向きな答弁ありがとうございます。実際、他市ではJVを使って市内事業者を育てる意味合いで活用している情報もありますので、他市の状況も収集して調査していただきたいと思います。ぜひよろしくお願いいたします。 この質問は終わりまして、では続きまして広域葬祭場の建設の推進についてお伺いします。今回の標題の広域葬祭場の建設の推進についてですが、火葬場も含めての質問とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。所信表明の重点施策として、火葬場の建設及び市町村との協定により、市民負担を軽減するとありましたので、市長2期目の今後の取組について確認をしますが、これまで今議会で多くの議員が質問をしておりますが、私のほうも幾つか質問していきますので、よろしくお願いいたします。 まず初めに、建設についてですが、過去に5市町村、宜野湾市、西原町、北谷町、中城村、北中城村の枠組みで建設検討の取組があり、広域火葬場の建設を検討してきて、共同建設を断念した経緯があります。市長2期目の4年間で建設の推進を実現してほしいと思っていますが、今後の火葬場の建設と他市町村との協定をどのように進めていくのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。現在、取組といたしましては、近隣市町村の火葬場担当課と意見交換等を行っており、広域火葬場を検討した時期とは自治体ごとに少しずつ、また方向性に違いが出ている状況でございます。したがいまして、今後の取組といたしましては、新たな枠組み、他市町村の枠組みであるだとか、もしくは単独の建設も視野に入れて検討する必要があるというふうに考えております。また、市民の負担軽減の部分でございますけれども、現在、宜野湾市民が多く利用する火葬場の担当者と本市の協定締結の可能性について情報交換を行ってきてございます。ただ、当該施設域内の利用者についても火葬状況も逼迫していることと、本市の協定がなかなか締結が厳しいという見解が出ている状況でございます。ただ、本市の周りに、やはり火葬場が全くないというこの現状を看過できない状況でございますので、そこは市長とともに取組を進めていきたいというふうに思っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 今、部長がおっしゃったとおり、本市も含め近隣には、まず火葬場がないため、他市町村の火葬場を利用するため、かなりの時間を要しているのが現状です。実際私も経験がありますが、豊見城市の火葬場のほうへですが、そのとき開いていなかったので、豊見城市で火葬しましたが、本市から豊見城市までの距離、例えば私の場合、高齢の親族の方の移動の負担がやはりあったということで、声もございました。こういったことから、そしてまた今回、コロナ禍の中、さらに火葬への時間がかかるため、ずっと議会でも問題になっております金銭的にも大変という声もあります。 私が考えているのは、火葬場と葬祭場が一体化したワンストップ的な葬祭場を推進したいのですが、火葬場と葬祭場のセットで建設する可能性もあるのかお伺いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。火葬場と葬祭場のセットで建設する可能性についてですけれども、こちらについても他の自治体の手法を参考に調査研究していきたいと思っております。やはり市民負担の小さい火葬場と葬祭場の建設というのは、求められているものだというふうに認識しておりますので、引き続き調査研究していきたいと思っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 今、部長が、他市町村のこともあると、調査するということでありましたので、では今年6月に東京都の四ツ木斎場を先進地視察したと聞いております。聞き取りのときに、まさしく火葬場と葬祭場がセットになっていて、本当に私がイメージしていた火葬場だったと思いましたが、どのようなことを視察してきたのかをお伺いしします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。本年の6月に東京都葛飾区にあります四ツ木斎場を本市の職員2名で視察をしてきております。この四ツ木斎場の大きさでございますけれども、大体1万平米のところに7基の火葬可能施設と、あとちょっとすみません。5つだったと思うのですが、5つの葬祭場ということで造っているものでございます。こちらの四ツ木斎場というのが都市型の最新設備を有する施設ということで、例えば煙の出ない火葬場であるだとか、あと運営方法です。こちら私の印象に残ったのが、友引の日というのは火葬場は運営をしていないのでございますけれども、その日に地元の自治会とバザーを開いたりとか、火葬場が密集地内に非常に自然な形で存在しているなという印象を受けました。この火葬の状況も含めまして、環境対策等もしっかり行っているということでしたので、施設の見学をさせていただくとともに、運営されている方々との意見交換などの現地調査を行ったところでございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、説明ありがとうございます。今の部長の説明で、東京都のほうの葬祭場のほうは、火葬炉が12基と資料であるのですが、これたしか5市町村で計画していたときには7基だと聞いております。例えばこの火葬炉、炉が7基だと、5市町村だととても大きい火葬場のイメージが私あったのですが、この炉を減らすことで、よりコンパクトな都市型の葬祭場、火葬場込みの葬祭場が建設できるのかなと思います。 今、問題になっている候補地、一番場所などの課題はこれからあると思いますが、火葬場を含めた葬祭場が建設できるとなれば、さらに市民負担軽減にもつながるのかなと思いますし、また候補地の問題もこういったコンパクトな都市型であれば、今問題になっている工事の要は反対が起きるといったことも、もちろん反対が起きると思います。だけれども、説得の材料にはなると思いますので、ぜひこういったことも、知念秀明議員なんかは施設に行ってきたとのお話もありましたので、私たち会派もぜひ視察に行って、またよりよい情報を取り組んでいきたいと思いますので、御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御提言どうもありがとうございました。先ほど私、四ツ木斎場7基と申し上げましたが、議員おっしゃるように12基が正しい数字でございますので、訂正させていただきます。また、火葬場の建設には、地元住民の理解も必要不可欠であることからも、地元の皆様、議員の皆様方と火葬場をぜひ視察に一緒に行っていただいて、火葬場の概念、今どきの火葬場をちょっと見ていただいて、昔みたいな迷惑施設なのかどうかという御判断もしていただきたいと思いますので、ぜひともその際は御協力をお願いしたいと思います。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、今後、ぜひ視察に行ってまいります。 では、続きまして医療費削減のための健康増進の取組についてお伺いします。国保の財政が厳しい中、医療費を抑えるため、これまで私も何度か議会で取り上げてきましたが、確認のため。これまでの医療費適正化に向けた事業の実績についてお伺いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 伊佐文貴議員の御質問にお答えいたします。医療費適正化に向けた取組としまして、糖尿病性腎症重症化予防事業、要医療者受診勧奨支援事業、特定保健指導などの保健事業を実施しております。より多くの市民の健康増進を目的として、令和4年度より新たな受診率向上対策として国民健康保険加入者40歳から74歳を対象とした特定健診受診者全員へ商品券3,000円分を交付するGO!GO!とくとく特定健診キャンペーンを開始いたしました。また、健康ぎのわん21第2次では、肥満対策を重点課題とし、食生活、運動、健診受診及び保健指導について取組を強化してございます。健康に関する情報発信や出前講座を含めた健康教室の開催、市内企業及び食生活改善推進員、健康づくり推進員等と連携した食育キャンペーンを開催し、特定健診受診勧奨も同時に行っております。 また、コロナ禍で実施できなかったウオーキング大会につきましては、アプリを活用したウオーキングイベントに変更し、11月開催に向けて準備を進めております。今後も全市民へのポピュレーションアプローチを継続し、市民の健康意識の向上と行動変容に向けて取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、かなりの取組を今やっていると、事業を展開しているのですが、まずその中で、たくさんある中で、本市の課題でありました特定健診受診率について、向上に向けた特典事業の効果についてお伺いします。 また、取組状況及び令和2年度、3年度と比較して、現時点での受診率はどのようになっているのかお伺いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。特定健診受診率向上対策としまして、令和4年度より国民健康保険加入者の40歳から74歳の方のうち、特定健診受診者へ商品券3,000円分の交付を開始いたしました。新たな特典事業により、健診を受診する方が増えることを見込みまして、令和4年度の集団健診は22回を計画し、まず昨年度より4回増やすことで、より多くの市民が健診を受けられるように整備しております。事業周知につきましては、4月中旬に対象者全員への個別通知をはじめ、ポスター、チラシ、市報、ライン、ホームページ及び全庁的に各窓口にて周知を強化し、受診率向上に努めております。 商品券特典事業の効果につきましてですが、まず令和3年度、令和2年度は新型コロナウイルス感染症の影響があるため単純に比較はできませんが、令和4年8月末時点の受診者をコロナの影響がなかった令和元年度と比較したところ、令和元年度748名、令和4年度1,343名と約1.8倍の伸びとなっております。受診者特典による健診受診効果がうかがえるものと考えております。 しかしながら、集団健診予約状況につきましては、今月、10月以降の予約にはまだ空きがある状況ですので、引き続きチラシやラインによる呼びかけ、電話による受診勧奨を取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、まだ年度途中なので、現時点ではまだはっきりした数字は分からないので、今後、私もこの件に関しては注視していきたいと思います。まず、でも3,000円の商品券をやることで、少し効果は出ているのかなと。今日、せっかく議会の場ですので、議員諸公の皆様もまだ受けていない方は、しっかり健康増進の特定健診、この商品券をもらって受けていただけるよう私のほうからも提言をさせていただきます。 それで、部長、今後の取組について、琉球大学との連携がありますよね。その連携について、御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。まず、本市では、これまで健康ぎのわん21計画に基づいた市民の健康増進と啓発、生活習慣病予防のための1次予防、特定健診、保健指導による病気の早期発見、早期治療につなげる2次予防に取り組んでおります。令和3年度に策定された沖縄健康医療拠点健康まちづくり基本方針では、全市民参加型の健康まちづくりを推進することを目的としており、その一環として健康増進課においては令和4年度より琉球大学と連携し、健康行動プログラム構築実証事業に取り組んでおります。 令和4年度の取組といたしましては、市民が自発的に健康づくりを実践、継続できるような支援及び行動変容を促すことを目的に、地域と学校での取組について調整を進めております。地域に対しましては、各自治会に対し、事業目的や取組内容の説明を行い、健康づくりを進めるための人材発掘や人材育成についても琉大と調整等を行っております。また、学校導入に向けましては、市教育委員会へ事業趣旨の説明等を含め、現在、調整を行っております。 令和5年度以降は、地域と学校に向けた琉球大学の知見を生かした健康プログラムの導入と効果検証等を行う予定となっております。また、ゼロ次予防につきましては、1次予防の介入が個人であることに対し、ゼロ次予防では社会環境であることから、働き盛り世代や無関心層を含めた全市民が、宜野湾市で暮らしながら、自然に健康行動を取れるようなまちづくりが必要になります。今後は、ゼロ次予防の視点も含めた健康まちづくりへの取組も含め検討してまいりたいと考えております。
    呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、長い説明ありがとうございます。今の説明は、最後のほうのゼロ次予防につきましては、分かりやすく言えば社会環境ということが今の宜野湾市の現状が、まさしく社会環境が出ているのかなと私は思っております。これについては、本当に壮大な、今すぐぱっとできるような、健康について宜野湾市のほうも、そして私たち議員も、そして市民が一番健康について、いろいろな自分たちの状況をやはり理解しながら、例えば食べ過ぎたり飲み過ぎであったら、今度は少しそれを抜こうという、その市民の自発的なやっぱり活動がこれからのそういった健康予防、一番それに向かっていくと思います。 大学と連携、今からこれをやっていくと思いますので、もちろんこのとおりに行けば何も問題はないと思うのですけれども、これが今までうまくいかないから、多分市当局も担当課のほうも頭を痛めていたと思います。 資料でもらいました沖縄医療拠点健康まちづくり推進事業、これ全部読んだらちょっと時間がないのですけれども、最後のほうです。沖縄医療拠点まちづくりにおいては、職員自らが健康意識や健康に関する知識を高め、健康施策展開の担い手となり、施策の効果検証や改善等を推進する役割を果たすことが必要になります。庁内の推進体制を強化し、各部門による健康関連施策の検討及び実施、市民への情報発信と普及啓発、市民リーダーの育成と地区組織の連携強化など、推進に関わる協力体制づくりを進めていきたいと考えておりますとの資料がございます。 これ参考までなのですけれども、この資料は担当部のほうで一応作られてはいるのですけれども、まさしく今言っている先ほどのゼロ次予防、もしこういう、これはこれからのあれなのですけれども、今部長のところでもし答え切れるのであれば、この資料を作った職員さん、こういった取組をチームみたいな、もう少し健康、そういった自発的なゼロ次予防に向けたチームも発足して、これぐらいの内容ができているのであれば、私、これができるのではないかと思うのですけれども、これはちょっと唐突ではございますが、部長がもし答えられるのであれば御見解お願いします。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。様々な御提言、誠にありがとうございます。議員が特に強調して読まれた部分でございますが、職員自らが意識や健康に関する知識をまず深めていく、高めていこうということで、さきに紹介しました市民向けのアプリを使ったウオーキング大会については、事前に職員向けに実施しまして、その使い勝手の確認等をさせていただいたところでございます。そういったものも使いながら、健康意識に関する職員の意識を高めているというところでございます。 また、全庁的な取組ということにつきましては、今回、国保の特典事業をするに当たりましても、その時点から述べてきていることでございますので、議員御提言のありましたチーム等の発足については、またこれから検討してまいりたいと思います。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、いきなりの質問に答えていただき、ありがとうございます。この問題は、やはり簡単にいく問題でもないし、これはもう宜野湾市全体で考えるべきもので、私たち議員もしっかり健康については改めまして、自分の体調管理をしていきながら、まず本市は健康都市宣言をしておりますので、市長を筆頭に今後また健康づくりに関しましては、私も一生懸命調査研究をして、また市担当課と一緒になって頑張ってまいりたいと思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。 続きまして、高校生(18歳)までの医療費完全無料化について質問します。これも所信表明、先ほども質問がございましたが、私も大変これは興味がある政策なので質問してまいりたいと思います。現在、本市は中学校を卒業するまでは入院、通院が無料で、医療機関での支払いが不要な現物給付で助成を受けています。こども医療費助成制度では、市町村が実施主体で、医療費は県と市町村が折半となって、子供の疾病の早期発見や保護者の経済的負担の軽減を図ることを目的としています。私の政策の一つでもありますが、所信表明にもありましたように、ぜひ市長も一緒になって取り組んでいきたいと思います。 現在、高校生、いわゆる18歳までの医療費完全無料化を行っている他市の状況についてお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。県内他市の状況でございますが、令和4年10月1日現在、18歳までこども医療費助成を行っている市は、11市中、1市のみとなってございます。なお、県内41市町村のうち、18歳まで医療費助成を行っている市町村は、1市4町9村の14市町村となってございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 市町村、取りあえず市単独では名護市だけが今やっているということですね。すみません、部長、ちょっと質問するの忘れていました。この無料化した場合の予算はどれぐらいかかるのか、まずそこからお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。本市におけるこども医療費助成事業につきましては、現在,入院分、通院分ともに中学校3年生までを対象とし、医療機関窓口での支払いを要しない現物給付により助成を実施しているところでございます。同じく現物給付による手法で対象年齢を18歳までとした場合に必要となります予算につきましては、令和3年度のこども医療費助成額の実績により試算いたしましたところ、概算で新たに年間約3,500万円の予算が必要であると見込んでございます。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 約3,500万円の予算がかかるということで、高額ではあります。これはまず単費でやるのはちょっと難しいのかなと思います。先ほど伊佐哲雄議員からもありましたが、補助金、まず確認します。補助メニューが活用できるのかお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。こども医療費助成事業につきましては、現在、沖縄県の2分の1補助を活用し事業実施をしており、補助対象年齢が中学校3年生までとなってございます。対象年齢を18歳まで助成する場合は、現状、県の補助メニュー等はございませんが、今後の沖縄県の動向等を注視しながら情報収集に努め、ほかに活用可能な補助金等がないかを含め調査してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 県の動向をまず今現在は情報収集していくということでございますが、仮に県がそういう情報を少しでもできたら、他市よりかも早く情報をキャッチしていただきたいと思います。先ほどの伊佐哲雄議員もありましたが、これとても今回、市長の政策の目玉でもありますので、ぜひ事業化に向けた道筋だけでも、事業の時期でも早めにできるようにお願いします。 まず、コロナ禍の中、本当に厳しい家庭がとても増えております。また、今年はさらに物価高騰により家計を圧迫している家庭が増えてきています。家計が厳しいことを理由に、子供のけがや病気を後回しすることなく、本市の高校生たちの経済的な負担の軽減ができるよう取り組んでいただきたいと思います。 繰り返しになりますが、ぜひ活用可能な補助金の財源確保、そしてまた先ほどおっしゃっておりました名護市への補助金の調査もしてほしいと思います。 最後に、市長の意気込みについて御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。こども医療費の18歳までの拡充、拡大、これにつきましては公約でも掲げております。試算をしますと3,500万円の予算がかかると。今年度から中学生までの無償化を実行しておりますが、これが次年度から対応できるのか、予算等を含めて今後しっかり検討して、早めに対応できるように取り組んでまいりたいと考えております。以上です。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 市長、ありがとうございます。私も市長を後押しするような格好で、一生懸命一緒になって取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 では、この質問を終わりまして、続きましてRPA、AIの活用について質問します。まず初めに、RPA、AIの必要性、目的についてお伺いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質問にお答えいたします。RPA、こちらはロボティック・プロセス・オートメーションといいまして、仮想知的労働者と言われているものでございます。このRPAの対象業務でございますけれども、いわゆる機械で作業をするものですから、作業手順やルールが決まっている定型業務、こちらを自動化することで、例えばチェックが不要になったりだとか、転記ミスがなくなったりだとか、こういった形で大幅に作業の時間が短縮されるものでございます。 また、AI-OCRでございますけれども、これはいわゆる人工知能型の文字認識ソフトみたいなイメージを持っていただければと思うのですが、手書きの文字をいわゆるパソコン上の文字に落とし込むツールでございます。これは申請書などをスキャンして、例えば電子保存したいときに、こちらのものを文字データで変換することで業務の効率化を図るものとなってございます。 今、御説明申し上げたAIやRPAでございますけれども、現代の先進技術を活用して自治体の事務処理の自動化や業務の標準化をすることで、効率的な行政サービスの提供を行うことが可能になります。少子高齢化が進む中で、生産年齢人口の減少による労働不足が大きな課題となってございます。従来の半分程度の職員であっても、自治体業務を担わなければならないことから、AIやRPAなどの先進技術を積極的に導入し、事務作業の自動化も図らなければなりません。あわせて、行政手続のペーパーレス化、デジタル化も図る必要がございます。こうした効率的な業務を通じた行政サービスを提供するために、AIやRPAの導入は必須のものと理解しております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) たくさん私も言いたいことがあるのですが、ちょっと時間がないので、最後のほうだけ。まず、私が一番RPAを活用していただきたい業務が、以前から申し上げておりますが、保育所入所選考事務作業です。この作業が非常に時間を要すると伺っており、保護者に通知結果を早く知らせたいのが私の本音であります。作業を効率化することにより、職員の負担軽減にもなり、通知を早く保護者へ届けることもできるのではないかと思いますが、今後、その他の事務処理への適用も全庁的に検討して、市民サービスの向上を実現していただきたいと思います。御見解をお願いします。 ○呉屋等議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御提言ありがとうございます。そういったまず業務の洗い出しのほうも必要だと思いますし、行政サービスのさらなる効率化に向けて関係課と協議、連携してまいりたいと思っております。 ○呉屋等議長 伊佐文貴議員。 ◆8番(伊佐文貴議員) 部長、ぜひよろしくお願いいたします。 これで私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で8番 伊佐文貴議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は10月19日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時55分)...