宜野湾市議会 > 2022-10-19 >
10月19日-07号

ツイート シェア
  1. 宜野湾市議会 2022-10-19
    10月19日-07号


    取得元: 宜野湾市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-08
    令和 4年  9月 定例会(第446回)   令和4年第446回宜野湾市議会定例会会議録(第7日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和4年10月19日(水)                       午後3時43分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   呉屋 等     2   棚原 明       3   松田朝仁     4   嶺井拓磨       5   下地 崇     6   プリティ宮城ちえ       7   座間味万佳    8   伊佐文貴       9   平安座武志   10   知念秀明      11   上里広幸    12   宮城 優      13   我如古盛英   14   知名康司      15   石川 慶    16   山城康弘      17   又吉 亮    18   伊佐哲雄      19   宮城政司    20   濱元朝晴      21   宮城 克    22   上地安之      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   屋良千枝美   26   桃原 功2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      仲村宗男   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄     選挙管理委員長  喜瀬昭夫4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     川上一徳   次長兼総務課長  仲村厚子     議事担当主幹   平田駒子   議事係長     大城拓也     主任主事     棚原裕貴   主事       伊佐直樹     主事       又吉竜希5.会議に付した事件は議事日程第7号のとおりである。              議事日程第7号         令和4年10月19日(水)午前10時00分開議 日程第1 一般質問    (1)濱元朝晴     (2)座間味万佳    (3)宮城 克     (4)プリティ宮城ちえ ○呉屋等議長 おはようございます。ただいまから第446回宜野湾市議会定例会第7日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第7号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。20番 濱元朝晴議員の質問を許します。濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 皆さん、おはようございます。9月議会定例会の一般質問、議席番号20番、絆輝クラブの濱元朝晴です。ちょっと所見を述べたいと思います。 去る9月11日に行われた宜野湾市議会議員選挙におきましては、市民の皆さんから御支持、御支援をいただき、4期目の当選になりました。この場をお借りしまして、皆さんに心より感謝を申し上げます。ありがとうございました。これからも市民目線に立ち、全力で議会活動に取り組み、市民生活に潤いと活力の向上ができるよう頑張ってまいりますので、よろしくお願いします。 ただいま議長よりお許しがありましたので、通告してありました一般質問を順番よく執り行いたいと思います。 まず初めに、宇地泊第二土地区画整理事業についてお伺いします。宇地泊第二土地区画整理事業の工事については、事業期間が平成6年6月11日から始まり、令和4年3月31日には終了しております。また、換地処分のほうは、令和3年11月15日から令和3年12月10日までの期間で進んでおります。令和4年2月22日は、審議会で換地計画などの意見交換もなされていますが、今後の換地処分計画がどのように進んでいくのか、お伺いします。 あとは自席にて質問いたしますので、よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。去る令和3年度3月議会定例会の一般質問におきまして御答弁申し上げましたが、令和4年の11月までには関係権利者換地処分通知を発送する予定となっております。その後、予定どおりに令和5年2月には換地処分の公告が行えるよう進めているところでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございます。資料を見ながら、そして部長の答弁から、令和4年10月頃に関係権利者には換地処分通知を発送して、令和5年2月頃には換地処分の公告を行い、そして令和11年3月31日まで延伸する予定と聞いておりますが、668名、約1,000筆の権利者がおりますので、どうか最後までしっかりやってもらいたいと思います。これは答弁要らないです。 次に、公園及び遊歩道についてお伺いします。宇地泊第二土地区画整理事業内で公園事業は防衛補助による第2期統合事業が行われ、てぃーちがー公園には、完成後、何度か行っています。児童広場や幼児広場に区分されている公園でありますが、既にてぃーちがー公園は完成していますが、芝生の囲い、そしてロープの一部にいまだ使用されていない場所がありますが、てぃーちがー水源地の湧水が汚染されていると判明したことから、令和4年度に湧水の水質改善工事を行い、整備済みのしちゃばる公園及びせせらぎのある遊歩道へ湧水を放流する計画と思いますが、てぃーちがー公園の工事の概要と進捗状況及び湧水の利活用時期についてお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。てぃーちがー公園水質改善施設整備工事の概要につきましては、機械設備室水質改善設備一式、中水及び排水設備一式、外構設備がございます。進捗状況でございますが、今年度の8月末に契約を締結し、9月末より仮設工事を着手しており、令和5年3月末の工事完成を予定しております。湧水の利活用時期につきましては、4月末の予定で考えております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。機械設備室水質改善設備、そして排水設備などの工事が行われ、今年の8月末に契約を締結し、9月末より仮設工事に着手するということで、令和5年3月末には工事が完成になる予定ではありますが、湧水の利活用時期は4月末頃になるという計画ですが、地域に住んでいる方や公園に遊びに来る方々が安心・安全な利活用ができるようにお願いいたします。 次に、かにくばる公園施設について、地域説明会が令和3年の12月下旬に行われ、そのアンケートの回答を令和4年3月17日から23日の期間に都市計画課ホームページや宇地泊区公民館の窓口にて公開しております。進捗がどのようになっているか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。かにくばる公園の進捗状況でございますが、整備計画といたしましては、令和4年度から令和5年度の2か年にかけて整備を進めてまいります。今年度の整備といたしましては、敷地造成、排水施設、電気・機械設備を行い、令和5年度にて遊戯施設、休養施設、多目的広場の整備を行います。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。整備計画は令和4年から5年、2か年にかけて工事が進むということですが、また敷地造成や機械設備などいろいろ整備が行われますが、かにくばる公園には、特にお年寄りが利用するために特にペタンク練習ができる広さの敷地を確保できるようにということで、宇地泊区自治会ほか2団体からの連名で強い要望がありました。ペタンク練習の施設整備に関しては、部内調整し、検討するということでありますが、実際にはどのような計画で進むか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。令和4年1月に宇地泊区自治会ほか2団体の連名により、要望を受けております。かにくばる公園の北側、多目的広場小にてペタンク練習が可能なスペース2コート分の広さ、縦10メートル、横15メートルを確保しております。利用者の皆様が安全・安心で快適に利用していただくよう施設を配置し、整備してまいります。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございます。今の部長の答弁から、令和4年1月17日に宇地泊区自治会ほか2団体の連名により要望を受け、令和4年4月15日付で宜野湾市長より整備方針の回答を付して、かにくばる公園の北側、多目的広場小にてペタンク練習が可能なスペース、縦10メートル、横15メートルの2コート分の広さを確保し、利用者の皆様が安全・安心でできるような施設を配置するということですが、このペタンクは、誰でも、いつでも、どこでも、いつまでも生涯スポーツとして競技ができるということを聞いています。また、来年の11月には第38回日本ペタンク選手権大会沖縄開催が糸満市で行われるということを聞いておりますので、ぜひ関係者や選手などのためにも早めの整備、お願いします。 次の質問に移ります。次は、宇地泊地区住居表示についてお伺いします。宜野湾市では、住居表示に関する法律が昭和37年に施行されています。この質問は、令和2年の6月と12月、令和4年の3月にも質問しましたが、宇地泊第二土地区画整理事業は工事も終わり、確認測定及び換地計画事業換地処分手続が行われているところでありますが、改めて質問したいと思います。 今回の住居表示は、宇地泊の第一と第二土地区画整理事業が終了したので、番地から町(丁目)に変えるのが目的です。字宇地泊、字真志喜の一部を真志喜3丁目に変更し、宇地泊1丁目、2丁目、3丁目、真志喜5丁目を新設するための住居表示です。行政運営の効率化及び地域活動の利便さに寄与するために住居表示を実施するとともに、字の区域の変更と町(丁目)の新設をしたいとのことで、地方自治法第260条第1項の規定により議会の議決を得る必要があるため、昨年の12月23日に字の区域の変更と令和4年3月25日の字の区域の変更と、町(丁目)の新設について、議会で議決されております。また、その後は、令和4年6月に委託業者と契約して、8月からは対象となる全世帯、事業者に対しての住所付番に向けた実施調査など、宇地泊地区住居表示整備事業が進んでおりますが、前回のスケジュールと進捗状況がどのようになっているか、お伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長
    国吉孝博市民経済部長 おはようございます。濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。宇地泊地区住居表示実施に向けて、令和4年3月議会において、字の区域の変更と町(丁目)の新設について、議会の承認をいただきましたので、令和4年7月に委託事業者と契約を締結しております。 事業を始めるに当たり、関係各課や法務局、郵便局、自治会などの関係行政機関と事前に調整を重ね、その上で令和4年8月からは委託事業者により、対象区域の住民や事業者に住所の付番に必要な実態調査の協力依頼文書を配布し、8月の末からは対象世帯や事業者を訪問し、実態調査を進めております。実態調査は、10月初旬までに全体の約70%を終えており、10月の下旬までには完了する予定でございます。その後は、実態調査を基にして住所変更に必要なデータを作成し、令和4年12月頃をめどに実施区域、実施期日及び住居表示の方法などについて告示する予定となってございます。住居表示実施日につきましては、市街地整備課が施行する宇地泊第二土地区画整理事業と併せて、令和5年2月末に宇地泊地区住居表示を実施する予定でございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。今後もホームページや事前にお知らせして、今後は委託業者が対象となる世帯や業者に対して資料を配りながら進めて、令和5年2月には住居表示もなされるということでありますが、対象世帯が2,476世帯、対象人数が5,591人の方と、あとは事業者数が406の事業者で町(丁目)に変わるということを聞いておりますが、住居表示が行われますと、住所や本籍が変更になりますが、それに対して住民や事業所にどのような手続が必要になるか、お答えお願いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。住居表示実施に当たっては、市で管理している住民票や印鑑登録、選挙人名簿などの住所は市において変更を行うため、市民のお手を煩わせることはございません。マイナンバーカードや運転免許証などの身分確認に必要なものに関しては、必要に応じて個人で書き換えていただく必要がございます。そのほか個人の土地、建物の不動産登記簿の名義人等の住所変更などにつきましては、すぐに変更する必要はございませんが、売買、贈与などの場合は速やかに住所変更の手続をしていただく必要がございます。 市では、手続に必要な住居表示証明書を対象区域の住民や事業者に無料で発行いたします。また、手続に必要な内容を記載したパンフレットや一覧表をお配りするなど、丁寧に対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 今後、住居表示をするためにはいろんな手続が必要になります。例えば住居表示の際、個人的に行う手続、市役所で変更するもの、法務局で変更するものがありますが、今後、宇地泊地区住居表示整備事業について、市民への周知など、どのように行うか、お伺いします。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。対象区域の住民や事業者に対しましては、実態調査の前に宇地泊地区住居表示実施への御協力についての文書を配布し、住居表示に関する周知を図ってございます。 また、手続の案内に関しましても、12月から1月にかけて、住居表示の詳細を記載したパンフレット手続一覧表などの資料をお配りするなど、丁寧に対応してまいりたいと考えております。そのほか、市のホームページにおいて、宜野湾住居表示NEWSとして、これまで2回情報を掲載しており、今後も継続して情報をお伝えする予定でございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。市民への周知は、市のホームページとか、丁寧にやっているということで安心しました。引き続き、市民が負担にならないようにお願いしたいと思います。この件はそれで終わります。 次は、県営団地の件で質問します。県営大謝名団地周辺の環境整備について、まず団地内道路の周辺整備が、前回の質問でパイプライン線市道宇地泊4号及び27号を結ぶ延長336メートルで、歩道が両側に2メートルと車道は6メートルの全体が10メートルの幅員の立派な道路が県営大謝名団地内の道路として完成しましたが、市当局の答弁では、市道認定については、県住宅課の分筆作業及び市への引継ぎのため県庁内の関連部署と調整を行っており、引渡し協議については4月以降に行いたいとの回答でした。また、引渡し協議の中で、市道認定に向けての道路構造及び道路用地等の帰属について協議していく予定であるとの答弁でしたが、その後の状況がどのようになっているか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。県営大謝名団地内の道路の引渡し協議につきましては、県に問合せしましたところ、令和4年度末までには行いたいとの回答でございました。引き続き、引渡し協議において市道認定に向けての道路構造や道路用地等の帰属について協議していく予定でございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 今年度に県から譲り受け、市当局の市道認定ができるとの答弁ですが、この延長336メートルある道路には、部分的に県保有、また南建さんの土地、市の土地などがありますが、県から譲り受け、管理を市または団地のほうにさせ整備できないか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。当該道路敷以外の県有地につきましては、県道側の県有地は市に譲渡し、生コンクリート会社入り口側の県有地はそのまま県が所有する方向で進めてまいりたいとのことでございます。当該道路敷以外の里道や譲渡予定の県有地は、県営大謝名団地自治会へ花壇としての利用の許可を考えております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございます。今の話だと、道路敷地以外の県有地につきましては、県道側の県有地は市に譲渡し、生コンクリート会社側の入り口のほうの県有地はそのまま県が所有するという方向で、当該団地内道路引渡し協議を行いたいとの話でありましたが、ここの敷地の里道や譲渡予定の県有地は、現在、県営大謝名団地自治会の花壇として利用しておりますが、現在も一生懸命花壇の美化に努めておりますので、どうか早めの譲渡及び許可をお願いしたいと思います。以上でこの件は終わります。 続いて、団地内に整備予定の複合施設についてお伺いします。今年の3月議会にも質問いたしましたが、大謝名児童センター隣接地の空き地については保育施設の建設を予定しており、待機児童解消対策として、沖縄県と保育施設の形態や規模の検討、また敷地の賃貸料など、様々な整理を図っているとの答弁でありました。その後の進捗状況をお伺いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 おはようございます。濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。大謝名児童センターの隣接地につきましては、待機児童解消対策として、保育施設の建設について沖縄県と協議を行っているところでございますが、現在の本市における保育施設の整備量や今後の待機児童の状況等も踏まえ、慎重に検討する必要があることから協議に時間を要している状況でございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございます。保育施設の整備量や今後の待機児童の状況等も踏まえ、慎重に検討する必要があることから協議に時間がかかっているということですが、当該地の活用方法としては、団地自治会の声として、団地の周りには小学校、保育所、児童館等が多いので、老人施設の建設を検討してほしいのですが、いかがですか。御答弁お願いします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。大謝名児童センター隣接地でございますが、待機児童解消対策として沖縄県と協議を行っているところであり、今後の待機児童の状況等も踏まえ、沖縄県と協議を継続してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。4~5年前からこの点は質問しておりますが、当時は保育所を造るということでありましたが、提言として、当該地区への保育施設の整備検討を開始した5か年前ですか、それと比べると本市の保育施設の整備は進んでいると思います。現在、待機児童の解消に至っていない原因は、保育施設の不足ではなく保育士不足によるものと理解しております。当該地への保育施設の整備については、今後の人口減少等も視野に慎重に検討する必要があるとは思いますが、早めに検討を進め、活用方法について方向性を示していただきたいと思います。御答弁はよろしいですので、よろしくお願いします。 次に、防災行政無線デジタル化整備事業について質問します。総務省の無線設備規則の改正に伴い、令和4年11月30日以降、免許更新ができなくなるため、アナログ方式からデジタル方式に変わりますが、防災行政無線デジタル化整備事業の概要についてお伺いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 おはようございます。濱元朝晴議員の御質問にお答えいたします。防災行政無線デジタル化整備事業の概要でございますけれども、防災行政無線アナログ方式からデジタル方式へ整備を図る事業となっております。具体的には、市内一円のアナログ系防災行政無線88局が総務省の無線設備規則の改正を受け、令和4年、今年の11月30日以降、免許更新ができなくなるため、当該防災行政無線を撤去し、68局のデジタル化整備を行っております。これによりまして、本市では県及び市において先に設置をしております既存のデジタル子局17局を加え、計85局のデジタル方式防災行政無線を整備いたしております。デジタル化によりまして、情報伝達手段の多様化が図られ、災害時の情報収集や他システムとの連動が可能となり、迅速な避難支援につながるというふうに期待をしております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 85局、デジタル方式に変えるということと、双方向性や大量データ通信とか、このデジタル化は様々な情報伝達の迅速な避難支援につながることが大事ですので、どうか早めの整備、お願いしたいと思います。 防災行政無線デジタル化整備事業の経過について、令和3年度の繰越し理由等も含めてお願い申し上げます。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。当該事業の経過でございますけれども、まず平成29年度に基本計画の策定業務、平成30年度に実施設計業務を行っておりまして、令和元年度から令和3年度までの3年間をかけ、親局1局、子局68局、個別受信機51機の設置工事を行っております。繰越しとなりました令和3年度につきましては、防災無線機器に使用される半導体の逼迫に加え、部品生産国アジア諸国でございますけれども、新型コロナウイルス感染拡大の影響によりまして、製品、部品仕入れ先からの納期遅延が生じたため事業繰越しを行っておりますけれども、令和4年5月末までには事業完了をしているところでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 平成29年度から基本計画策定業務委託が始まり、令和4年5月17日の第3期工事と5月24日には工事現場技術業務委託も完了しております。令和3年度の繰越しの理由としては、新型コロナウイルス感染拡大の影響で半導体の製品、部品仕入れ先からの納期遅延が生じたためということですが、市内23行政区にスピーカー施設がありますが、その際、自治会への聞き取りや説明会を行ったかどうか、お伺いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。新規に建てております13本につきましては、事前に地域住民、市民の皆様へビラ等の配布を行い、周知及び説明を行っている状況であります。アナログからデジタル系への防災行政無線の既存の更新、55本につきましては、機器の入替えのみのため、特に周知等は行ってはいないところでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 説明会は行わずに、新規に建てた13本に対しては地域住民へビラ等で説明しているということですが、その地域住民からの放送が聞こえにくいという話もいろいろあります。放送が聞こえにくい場合の対応について、市はどのような対応、対策をしているのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。放送が聞こえにくい場合の対応でございますけれども、地域自治会とともに、まず現場での立会い調査を行い、地域の状況把握を行い、音達の確認やスピーカーの向き及び音量の調整をするほか、声のトーンを変えるなどの対応を行いながら、再度調整をしているところでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 音量や声の発し方、方向を変え、工夫をして対応しているということですが、最後に市内自治会も防災行政無線の活用は可能になっておりますが、詳細をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。防災行政無線の発報につきましては、地域自治会の要望等も踏まえまして、自治会行政の周知連絡に関すること及び地震や台風等の災害で区民に対して緊急に伝達の必要とするものについては防災行政無線の活用、使用について認めているところでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございます。防災行政無線の発報には固定電話や携帯電話から可能となったということは聞いております。令和4年度6月で運用規定を制定し、自治会行政の周知に関することも放送可能ということですので、ぜひ市内自治会との連携を努めて頑張ってもらいたいと思います。この質問を終わります。 続いて、西海岸地域の環境整備の状況についてお伺いします。1番目の浦添北道路開通による交通渋滞の対策については、浦添北道路が平成30年3月18日に供用開始され、開通から4年余りが経過しました。宜野湾市と浦添市を結ぶ大変重要な道路であります。一時は国道58号は渋滞緩和が図られていましたが、国道58号の朝夕、バスレーンがあり、県道34号線の渋滞もあり、宜野湾バイパスの宇地泊インターチェンジ付近は朝の通勤のために大山や大謝名、そして牧港方面などから宜野湾バイパスから浦添北道路に行く車両が多く、渋滞しております。夕方の時間帯では、那覇から宜野湾市向けに大変混んでおります。渋滞の原因はいろいろあるとは思いますが、国道58号においては62%以上が通過交通であり、宜野湾バイパスの5キロ流動では74%以上が通過交通であります。西海岸地域の道路整備が車両の流入、流出による容量不足に間に合わない状況だと思います。特に最近は朝夕を含め、日中も慢性的に渋滞が起きていますが、市当局は状況を把握しているのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。国道58号宜野湾バイパスにつきましては、浦添北道路及び臨港道路浦添線が開通したことにより南部方面へのアクセスは向上いたしましたが、交通量が増加し、上下線共に慢性的な交通渋滞が発生していることは、市といたしましてもその状況は把握しております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 市当局も慢性的に渋滞が起きている状況は把握しているということですが、国道58号や宜野湾バイパスの道路整備などは沖縄総合事務局南部国道事務所の管轄ですが、宇地泊や真志喜、大山、大謝名などの周辺地域の方は慢性的な交通渋滞が深刻な状態になっております。西海岸地域の交通渋滞については、県道34号線の大謝名交差点付近も渋滞が発生している状況にあります。県道34号線の大謝名、真栄原の渋滞緩和対策について、県の工事内容とスケジュールはどうなっているか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。県道34号線の渋滞対策につきましては、令和3年度までに真栄原バス停、中大謝名バス停及び第二真栄原バス停におけるバス停車スペースの整備等を行っております。今後の対策について沖縄県に確認したところ、大謝名交差点付近につきましては、大謝名バス停のバス停車スペースの整備等について継続して実施する予定であると伺っております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 県道34号線の渋滞対策は、令和3年度までに真栄原のバス停、中大謝名バス停などのバス停スペースの整備を行い、そして大謝名交差点については左折帯を増やすということも聞いており、理解しました。この件は終わって、次の質問に移りたいと思います。 令和2年12月議会でも質問しておりますが、宇地泊・大謝名線と国道58号大謝名交差点から手前の右折帯の中央ポストコーンの撤去については、撤去すると事故の誘発につながり、交通安全上、好ましくないと宜野湾警察署から報告を受けているとのことですが、地域住民の声が今もありますので、改めて撤去についてお伺いしたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。大謝名交差点付近の宇地泊・大謝名線のポストコーンにつきましては、右折する対向車との衝突防止のため、交通安全対策上、設置をしております。ポストコーンを撤去した場合は対向車線へはみ出し違反が多くなる可能性があり、事故の誘発につながるため、撤去はできないと考えております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 了解しました。事故の誘発につながるということで撤去ができないということの今、部長の答弁でしたが、そういう声がありますので、またそのときは、そのときに質問したいと思います。 次の質問は、伊佐から宇地泊までの宜野湾バイパスの道路整備について質問します。浦添北道路は、平成30年3月18日に供用開始、さらに浦添北道路はⅡ期線が新規事業化されますが、当該事業の課題等の整理や円滑な事業の実施を目的に浦添西海岸関連道路に関する調整会議もありますが、浦添北道路は将来的には6車線の予定だと聞いておりますが、今度の拡張計画は4車線を国道58号宜野湾バイパスへの延長と聞いておりますが、現在の宇地泊インターチェンジ付近は地域内交通渋滞に加え、通過交通が集中し渋滞があります。 特に宇地泊インターチェンジ付近から伊佐に向かう渋滞の件ですが、沖縄西海岸道路宜野湾地区起点が伊佐で、終点が宇地泊の5キロになっております。宜野湾バイパスは現在4車線の車線ですが、沖縄コンベンションセンター周辺のぎのわん海浜公園やビーチ、マリーナを含め宜野湾コンベンションエリアの利便性の向上とエリア周辺の活性が期待され、宜野湾市の観光資源や物流の効率化と、また大型ホテル建設により、さらなる観光振興が期待される中、商業地域でもあり重要な道路になっております。そのために慢性的な渋滞があります。 前回の質問で、沖縄西海岸道路宜野湾地区である伊佐から宇地泊までの国道58号宜野湾バイパスの道路整備について、南部国道事務所では昨年までアンケート調査を2回行っております。調査の目的や調査の内容についてお伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。南部国道事務所で令和3年3月から4月に実施した第1回アンケート調査につきましては、解決すべき課題の把握や分析のために沿線地域である宜野湾市、北谷町にお住まいの方、道路利用者及び観光客を対象に地域課題や道路交通の問題等について伺うとともに、新たな道路整備の必要性について御意見を伺っているとのことでございます。また、令和4年1月から3月に実施した第2回アンケート調査につきましては、地域の課題や達成すべき目標の検討に向けた対応方針案を取りまとめるために道路整備において重視や配慮すべき内容について御意見を伺っているとのことでございます。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 沿線地域、道路利用者及び観光客を対象に地域の課題や道路交通の問題解決に向けた対応、方針などを検討する上のアンケートだと思います。アンケート調査には2つの整備案を示して調査していると思いますが、調査結果等を踏まえて整備案は決定しているのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。整備案につきましては、これまでのアンケート調査の結果を踏まえ、現在、取りまとめ中であると南部国道事務所より伺っております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) ありがとうございます。資料によると、ルート帯案が2案あると聞いておりますが、隣接する浦添北道路のⅡ期線が高架構造であるため、接続する宇地泊インターチェンジから海浜公園入り口までは2案とも同じルートと聞いております。高架構造のためにA案は全線宇地泊インターチェンジから北谷南交差点まで、そしてB案は海浜公園入り口交差点平面8車線ということで、一応聞いてはおりますが、まだ決定もされていないし、その辺はまだ情報は分からないということですが、宜野湾バイパスの交通渋滞を緩和するためには早期に沖縄西海岸道路宜野湾地区の整備が必要だと認識しておりますが、今後の整備スケジュールがどのようになっているか、お伺いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えします。今後のスケジュールにつきましては、沖縄総合事務局が沖縄県より意見を聞いた上で整備案を取りまとめ、第3回沖縄地方小委員会にて道路の概略ルートや構造の対応方針を審議していただき、対応方針が決定されます。その後、都市計画変更に向けた関係機関等との調整を進めていく予定とのことでございます。また、今後も進捗状況等につきましては、宜野湾市へ情報共有を図りながら取り組んでいくと、南部国道事務所より伺っております。 ○呉屋等議長 濱元朝晴議員。 ◆20番(濱元朝晴議員) 部長、ありがとうございました。今後のスケジュールは、沖縄総合事務局が沖縄県から意見を聞いた上で整備案を取りまとめ、第3回沖縄地方小委員会にて道路の概略ルート及び構造の対応方針を審議していただき、対応方針が決定、都市計画変更に向けた関係機関等との調整を進めていく予定ということで、ぜひ県のほうとも連携しながら頑張ってもらいたいと思います。 これをもちまして本員の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で20番 濱元朝晴議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時52分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時02分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 7番 座間味万佳議員の質問を許します。座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 議席番号7番 じのーんの風立憲・社民の座間味万佳です。一般質問の前に一言所見を述べさせていただきたいと思います。 去る9月11日の選挙において、初めて宜野湾市議会議員選挙へと挑戦いたしました。それまで1人しかいなかった宜野湾市議会の女性議員をもっと女性の声を届けたいとの思いから立候補いたしましたが、どうやってよいか分からず、立ち止まることも多々ありました。それでもたくさんの方が背中を押してくださり、本日この場に押し上げてくださいました。この場をお借りして、改めてお礼申し上げます。支えてくださった方々の思いに応えるためにも、この4年間を一生懸命努めてまいりたいと思います。何もかもが初めてなので、この議場にいる先輩議員の方々や宜野湾市当局の方々から教えをいただき、共に協力して宜野湾市のために頑張ってまいりたいと思いますので、4年間、どうぞよろしくお願いいたします。 では、一般質問に入りたいと思います。1は子育て支援についてです。第2期宜野湾市子ども・子育て支援事業計画に関するニーズ調査報告書、平成31年3月発刊ですが、こちらの報告書において、宜野湾市の子育て支援サービスで今後利用したいものとして、1位、児童センター68.5%、2位、放課後児童クラブ66.3%、同率3位、放課後や幼稚園の園庭等の開放、子育て応援「ぽけっと」60.4%、病児・病後児保育53.4%と報告があります。報告書は新型コロナ感染前のもので、約5年前のものとなりますが、現在、これらの活用はどうなっているか、お伺いいたします。 あとは自席にて質問させていただきたいと思います。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。利用要望の多かった児童センターや学童クラブ等の活動状況について御答弁させていただきます。 現在、本市におきましては、6つの児童センターがございます。利用状況については、総計、令和元年度、12万2,093人、令和2年度、6万1,325人、令和3年度、4万6,286人となってございます。新型コロナウイルス感染症拡大による緊急事態宣言等に伴い、令和元年度、令和2年度、令和3年度において児童センターが閉所となった時期があり、利用者が減少してございます。 また、放課後児童クラブにつきましては、令和元年度、43クラブ、令和2年度、45クラブ、令和3年度、46クラブ、令和4年度、46クラブと、クラブ数を増やしている状況でございます。利用定員数につきましては、それぞれの学童クラブで違いがございますが、令和4年5月1日現在、20名から54名の定員となってございます。利用している児童の数につきましては、令和元年度、1,470人、令和2年度、1,543人、令和3年度、1,544人となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。新型コロナ感染症拡大防止対策のために児童センターが閉所してしまい、利用者が減少してしまったということ。仕方がないこととはいえ、学校なども休校となり、児童生徒や保護者の方も学びや遊ぶ場所など子供の居場所についてどうしようか、思い悩んだ時期かと思います。ただ、放課後児童クラブについては、クラブ数を少しずつ増やしているということですので、コロナ禍が落ち着いた際にはたくさんの子供たちの笑顔につながることと思っております。 同報告書では、5年前の調査報告時において、子育て支援16サービスに対し、1,365の回答がありました。利用したことがあるとの回答で30%以上は、子育て応援「ぽけっと」45.3%、こんにちは赤ちゃん事業39.3%、地域子育て支援センター37.1%、両親学級こうのとり倶楽部や育児学級コアラ倶楽部30%と、4つしかなく、16支援全体で利用したことがないの平均は約75%となっています。5年前のアンケートではありますが、必要とされているはずの子育て支援の75%が利用したことがないとの結果に驚きました。ですが、宜野湾市は第四次宜野湾市総合計画基本構想の中でも子育て環境の充実を挙げており、現在、宜野湾市は子育て支援が充実していると他市からの声も耳にしています。宜野湾市民として子育て世代にとって、優しいまちなのだと誇らしく思いました。 この5年前のアンケート以降、子育て支援サービスを積極的に活用してもらうためにどのような取組を行ったのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。子育て支援サービス16支援のうち、児童センター事業、地域子育て支援センター拠点事業、母子・父子自立支援員、子育ての相談窓口事業のほか11事業を福祉推進部において所管してございます。いずれの事業も、主に市報や市ホームページへの掲載、ガイドブックやリーフレットなどの配布、担当窓口での説明、さらに関係機関との連携などを通して利用の促進に向け、取り組んでいるところでございます。今後も子育て支援サービスを積極的に活用していただくために継続し、利用の促進に取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 おはようございます。座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。子育て応援「ぽけっと」、またこんにちは赤ちゃん事業、両親学級等の事業は、健康推進部健康増進課で取り組んでいるところでございます。これらの事業を活用してもらうための取組につきましては、ホームページ等でのサービスの内容などの周知に加え、母子健康手帳交付時に窓口で妊婦さん全員に子育て応援本「ぽけっと」の配布、こんにちは赤ちゃん事業、両親学級等の内容を説明、利用の案内をしているところでございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。どちらの課も積極的にホームページなど広報、周知をしているということで、それが今現在、子育てしやすいまちというようなことで、他市からの評判も耳にするほどになっているかと思います。ぜひこのコロナ禍が落ち着いた際には、それをより広めていく形で、もっともっと子育てしやすいまちというような形にしていただけるよう、ぜひお願いして、取組を続けていってほしいと思っております。 第四次宜野湾市総合計画の中で、各学校区において児童センターの設置に取り組むとあります。宜野湾市には現在9校の小学校がありますが、児童センターは6施設となっています。児童センターが設置されていない地域に対しての取組についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。現在、児童センターが未設置の小学校区は、3地区となってございます。設置に当たっては、用地、予算の確保等の課題がございますので、関連します部署と連携を図りながら検討してまいりたいと考えております。 なお、市内児童センターの利用が困難な地域の児童に対し、児童厚生員を自治会、公民館に派遣し、遊びの指導や支援を行う、じゃんけんぽん事業を実施しているところでございますが、今後も継続して取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。現在、子供の居場所について、民間も含めたくさんの取組がなされています。学校区における児童センターの設置も重要ですが、じゃんけんぽん事業のように自治会や公民館を活用した取組も、より地域に根差した子供の居場所づくりとして必要だと思っております。児童厚生員だけではなく、多くの地域の方々を巻き込んで一緒になって子供の居場所を増やしていってほしいと思います。 次の質問に参りたいと思います。8月15日に市民団体が普天間第二小学校の土壌調査を行い、3か所のうち2か所から高濃度のPFASが検出されました。それに伴い、松川市長は9月7日に普天間第二小学校の児童の安心・安全な教育環境を最優先に対応したいと語っておられ、環境省の資料を基に独自の試算により子供の1日当たりの土の最大経口摂取量の値が0.34ナノグラムで、PFASなどの耐容1日摂取量300ナノグラムを大きく下回っているとして、グラウンドの土ぼこりなどを児童が吸い込んだ場合による健康への影響は極めて少ないとも語っておられます。ですが、それでも土ぼこりを抑えるためにスプリンクラーの利用や高濃度のPFASが検出された場所にはカラーコーンによる立入禁止の対応を取るなど、不安を感じる子供たちや保護者のことを考え、できるだけその不安を和らげようという市の対応に安心感も覚えました。ただ、やはり対処法でしかなく、根本的な対応とは言い難いのではないかとも思っています。 土ぼこりを立たせないためのスプリンクラー、例えばこの水道代にはどれぐらい費用がかかるのでしょうか。また、そのスプリンクラーに使用する水にもPFASが含まれていることについて、どうお考えなのか、見解をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 こんにちは。座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。今回の散水対策を始めて、まだ1か月余りしか経過しておりませんので、現時点では費用を算出できておりません。本市におきましては、市内公立幼稚園を含む学校施設の光熱水費について一体的に予算計上しておりますので、水道料金が不足することはないものと考えております。 また、スプリンクラーに使用する水については水道水を利用しております。国が定めるPFASの水質暫定目標値、1リットル当たり50ナノグラムを下回っていることから、使用することについては問題ないと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。水道代としては特に予算上問題がないということが分かり、安堵いたしました。ただ、やはり土にもPFASが入っている、そしてそのまく水にもPFASが入っている、含まれているということに関して、ずっとその対応をし続けていいのかなというような疑問は感じております。 例えばこのスプリンクラーのような対処方法ではなく、土壌そのものを入れ替えたほうが、より安全なのではないかとも思いますが、その場合にかかる経費についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。現在、国内において土壌の基準値及び測定方法が定められていない中、土壌そのものを入替えする場合、どれぐらいの深さまで土壌の入替えをするのか、判断する根拠等がございません。また、費用についても、手法が確立していない中では経費を算出することは難しいものと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。基準値が決まっていないこと、そしてそれによってどれぐらいの入替えになるかということで、なかなか算出ができないということも理解いたしました。 では、例えば土壌入替えが難しい場合の代替案を伺いたいのですが、グラウンドを芝生にするなど、土ぼこりがもともと立ちにくい環境にすることも対象の一つになるのではないかなと思っています。現在、長田小学校やはごろも小学校、大山小学校が芝生の運動場となっているかと思いますが、芝生にした際の費用はどの程度かかるのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり本市の教育施設において、グラウンドの芝生化を行っている学校は3校でございます。初めに、長田小学校は平成11年度に新設校として、グラウンド整備で芝生化を行っておりますが、公文書の保存年限が経過していることから、費用については確認できませんでした。平成26年に新設したはごろも小学校につきましては、グラウンド整備で約9,700万円の費用がかかっております。平成28年の大山小学校のグラウンド改修における芝生化は約2,800万円の費用となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。
    ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。この芝生化についても、あくまでも土ぼこりを立たせないための代替手段の対処法の一つとしてお聞きしましたが、この芝生を管理するためにはやはり水が必要になってきます。その水というのは、やはり先ほどから申し上げていますようにPFASが含まれた水での管理になるかと思っています。また、土壌の入替えや芝生化するには大きく予算が関わってくることということも理解しております。そして、現在、その予算内の範囲で収まるということで、スプリンクラーで対応するということも承知いたしました。 普天間第二小学校区には公園が新城地域に2件、喜友名地域に1件、学童については新城地域に3件のみ、児童センターは新城地域に1件のみとなっております。授業だけではなく、放課後の遊ぶ場として安心・安全な学校環境の提供を考慮していただけるようお願いいたします。 次に、PFASには人体にも影響があると言われています。保護者は、その点もとても不安に思っているかと思います。宜野湾市として2004年の普天間第二小学校区内に基地内排水口が完成する前から校内に雨水排水が流入していたことを認めていますが、児童の健康診断において、他校または全国や県内平均と比較して何か違いがあるのか、お伺いします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 おはようございます。座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。児童の身長及び体重は、調査時期や年齢で異なる状況でございます。参考までに、学校保健統計調査によりますと、身長などの調査があり、普天間第二小学校と比較できる過去の調査では、小学校5年生を対象にした場合、宜野湾市の平均は沖縄県平均より下回り、また沖縄県の平均は全国平均より下回る傾向にございます。 その中で、具体的に普天間第二小学校5年生男児の平均身長は137.6センチであり、宜野湾市平均の137.1センチより上回っている状況であります。また、同校の女児の平均身長138.6センチは、宜野湾市平均の139.6センチより若干下回っている状況でございます。 なお、各小中学校では、毎年学校医、学校歯科医、学校薬剤師で構成する学校保健委員会を開催します。その中で、子供の健康診断や歯の検査結果等を踏まえて健康状況について報告を受け、指導助言を受ける機会がございます。今年度に入りまして、普天間第二小学校なのですけれども、実施済みの健康診断等を踏まえて、同校の調査委員のほうからは、普天間第二小学校につきましては令和4年度の身長、体重、また体力テストについても、同様に全国比に近づいている状況にあり、よい傾向にあるという報告をいただいております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。先日、PFASの血中濃度の検査が公表され、沖縄県は全国平均よりも高い値が出ており、また喜友名地域においては市内の長田地域より高い値が検出されています。市内で値が異なること、また健康被害が起こり得る可能性が高いとされることについて、松川市長の見解もお伺いしたいと思います。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。市民団体による血中濃度分析結果で、喜友名地区及び長田地区のPFOS、PFHXSの値が全国平均値、最大値、共に上回っており、市民の皆様が不安を抱いている状況について理解しているところでございます。しかしながら、現在、血中濃度について指標となる基準値が国においては定められておらず、そのような中で市として検査の予定はございません。国でも健康影響との関係を証明する科学的知見の情報収集を進めている段階であり、血中濃度の基準値が示されていないことが実施に向けての課題と言えます。今後も市民の不安解消に向けて、沖縄県や国と対応について調整、連携していきたいと考えているところでございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 市長。 ◎松川正則市長 こんにちは。御答弁を申し上げます。ただいま健康推進部長から答弁をさせていただきましたが、市長の見解もということで、やはりこのことは大変重く受け止めております。これまでも湧水からのPFOSの値が非常に高い数値が出ているということで、これまで政府のほうにも、県内の防衛局のほうにも要請をしてまいっております。 6年ほど前からPFOSを含む泡消火剤は使っていないということの確認も取れておりますし、切替えも済んでおります。ただ、この間、沖縄県の調査を見ますと、数値がなかなか落ちてこない。チュンナーガーで言いますと、1,100から、昨年12月は冬場は1,000と、数値がなかなか低減してこないということもありまして、沖縄県照屋副知事と一緒ですが、7月には宜野湾市、沖縄市、金武町、北谷町、それぞれ首長一緒になって、基地内への立入調査の要請も沖縄県と一緒になってやっております。なかなかハードルが高いということでございますが、防衛大臣からも、機会がある都度、要請をしているということもお聞きをしております。改めて今回の市民団体の皆様の結果を受けまして、11月には上京し、しっかり要請もしてまいりたいと考えております。どういった形で取り組んでいけるか、沖縄県、政府のほうともしっかり調整してまいりたい。取り組んでまいりたいと思います。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。今の松川市長のお言葉で、いろいろPFASに関して関心を持って取り組んでいただいているということも分かりました。ただ、今回の報道で、自分自身の血中濃度について不安に思ったり、調べたいと思った方はたくさんいらっしゃると思います。PFASに対する土壌や血中濃度の基準がないため調査は難しい。また、国や県に対して基準値の設定を要求、また立入調査の要請などだけではなく、宜野湾市として市民の不安を取り除くために何かできることはないかというように積極的に取り組んでいただけるようお願い申し上げます。 では、次の質問に移りたいと思います。コミュニティバスやスクールバスの導入についてです。今議会でもコミュニティバスやオンデマンド交通についての取組について質疑が多々あります。また、松川市長の所信表明の中にも、公共交通機関の空白地域解消のためオンデマンド型交通機関や市内循環バス、ミニバス等の運行を目指すとの御発言もございました。 宜野湾市は普天間基地を挟んでドーナツ型となっており、市内移動の際にもバスの乗換えが発生する場合がございます。高齢者にとっては、近くの公民館へ行くにもタクシーを使う。また、家族に遠慮して、出かけたい場所へ連れていってと言えないなど交通弱者も多くおります。改めて、コミュニティバスやオンデマンド交通について、現在の状況や進捗についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 座間味万佳議員の御質問にお答えいたします。地域公共交通につきましては、公共交通空白地域の解消や環状交通の確保、福祉サービスの向上など、公共交通網の維持、充実を図るとともに、自動車から公共交通への利用転換を促進する必要がございます。そのために宜野湾市の地域公共交通のマスタープランとなる地域公共交通計画を今年度から来年度までの2年間で策定してまいりたいと考えております。地域公共交通計画を策定するに当たり、交通事業者をはじめ地域住民や利用者などの様々な関係者で構成した地域公共交通協議会を設置して、協議、調整を図ってまいります。来年度に策定する地域公共交通計画に掲げた各施策につきましては、令和6年度以降の実施に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。これまでの質疑の中で、過去コミュニティバスに対しては費用が課題というふうにして計画できなかったとの御答弁がありました。ですが、今年度より市民の希望に寄り添い、コミュニティバス等の調査を行い、実現に向けて対応を始めたとのこと、とてもすばらしいなと思っております。また、市民の方々も待っていたという思いがあり、とてもうれしく思っていることと思います。その際には、子供たちや高齢者だけではなく、移動手段が限られることも多い障害を持った方々についても考慮した調査を行っていただければと思います。 続いて、スクールバスについてですが、現在、宜野湾市には9校の小学校があり、保護者から登下校時の渋滞に関する苦情の声を聞くことも多々あります。保護者にとっても朝は貴重な時間であり、また近隣住民の方にとっても渋滞による負担は大きいと聞いています。私が大山小学校に通っていた頃、個人ではありますが、通園バスが運行していました。伊佐浜から大山小学校までは距離があり、指定の場所からみんな一緒になって通園バスで通っておりました。その際、学年も異なる児童とともに通学すること、また、ほかの保護者等からの声かけなど、地域による子育てや見守りがあったなと感じています。 大山小学校を例に挙げると、現在は徒歩での通学を推奨していますが、実際は登下校に際し送迎が行われており、また市道伊佐・大山線は道幅が狭く、抜け道としても交通量が多いため、徒歩通学のために整備されてきてはいますが、まだまだ危ない面もございます。近隣では、北谷町の北玉小学校で通学バスが運用されているようです。北玉小学校での通学バスはどのように行われているか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 座間味議員の御質問にお答えいたします。北谷町教育委員会へ確認をしましたところ、北前区在住で北玉小学校及び北玉幼稚園に通学、通園する児童及び園児の遠距離通学の解消並びに安全な登下校を確保するために実施していると確認しております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) 私のほうもちょっと詳しくは調べていないのですが、子供たちの登下校に関し、通学の安全確保や地域による見守り、学校付近の渋滞緩和や子育て世帯のゆとり等を考慮し、スクールバスなどの導入についても今後検討していただけるようお願い申し上げます。 では、次の質問に移りたいと思います。市民図書館についてです。コロナ禍において経済が停滞し、また昨今の物価高において、公共施設の市民図書館は無料で活用できる場所であり、こんなときだからこそ、もっと活用してほしい場所です。ですが、私の周りでも、子供が小さいときは通ったが、今は行く機会がない、行ったことがないという方が多くいます。 図書館から資料を借りるには、市民の図書館利用カードを作成する必要があります。市の報告書等で確認しますと、カード登録者数は毎年増加していますが、こちらは延べ人数なのではないかなと思っております。コロナ禍以前も含め過去5年間ほどの年度ごとの本館での新規登録者数や貸出冊数、また移動図書館ちゅらゆめ号での推移をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。平成29年度の新規登録者は2,188名、平成30年度は2,079名、令和元年度は1,749名、令和2年度は1,291名、令和3年度は1,430名となっております。 また、移動図書館ちゅらゆめ号の利用者数及び貸出冊数でございますけれども、利用者数、貸出冊数がそれぞれ、平成29年度が1万1,322名で4万1,638冊、平成30年度が8,907名で3万7,845冊、令和元年度が8,698名で3万9,707冊、令和2年度が6,374名で3万1,707冊、令和3年度が6,484名で3万139冊となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。減少傾向にあった利用者カードの新規登録者が令和3年度に増加に転じたことは、公共施設としてうれしいことだと思っております。コロナ禍で図書館の存在が、おうち時間の充実につながっているものかと思います。ぜひこの無料の公共図書館を皆様に、この時期だからこそ、このときだからこそ利用していただきたいと思っております。 また、図書館は、単に本の貸出しを行う場所ではなく、学習センター、情報センター、居場所づくりなど様々な役割を担っています。宜野湾市民図書館の2階には、カルチャーホール、展示ホール、会議室などがあります。利用するに当たり、図書館の目的に沿って許可を出しているものと認識しています。2階施設の利用状況の推移と利用許可の基準についてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。市民図書館2階にございます館内施設の利用状況につきましては、令和元年度が1,591名、令和2年度が387名、令和3年度が216名となってございます。施設利用につきましては、宜野湾市民図書館管理運営規則第15条で、市内所在学校、公共団体、社会教育団体、図書館ボランティア、その他館長が適当と認めた団体と定めております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。2階の施設に関しては無料で使用できるものとの認識でよろしいでしょうか。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃるとおり無料での提供となってございます。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。収容人数が30人から50人までの施設が無料で使用できるということは、市民にとってうれしく、居場所づくりなど何か新しい取組が生まれる可能性も秘めていると思います。ぜひこの2階施設の利用が増えるといいなというふうに思っております。 図書館業務の一つにレファレンスがあります。レファレンスとは、利用者からの質問、相談を受けて、調べ物に必要な資料を探すお手伝いをすることを指しています。作者名や作品名の問合せのような軽微なものから、結論に至るまでに長い時間を必要とする難しいものまで様々です。宜野湾市民図書館においてレファレンスは1日何件程度、年間でどの程度のレファレンス対応を行っているのか、お伺いします。また、難しかったケースにはどのような事例があったかも、併せてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市民図書館では日々多くのレファレンス業務を行っておりますが、件数については記録を取ってございませんので、職員に聞き取りを行いました。書名や著者名など簡易な問合せは、貸出しや案内業務で対応しております。それ以外の時間を要するレファレンスは、1日当たり30件程度、年間で約8,000件程度とのことでございます。 対応に長時間かかるような困難なレファレンスの事例としましては、先祖のことを調べたいが、家系図のような資料がないか調べてほしい、あるいは法的な文書、陳述書の書き方について知りたいので、その資料を紹介してほしいというようなものがありました。他機関に照会をかけるなど、回答に至るまでに時間を要する事例も多くございました。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。レファレンスについて、なぜこういった質問をしたかといいますと、図書館司書は専門職としてレファレンスについても学んでおり、答えを提示するのではなく、あくまでも必要な資料の提供を行います。県外の図書館では、図書館職員とともに生涯学習の一環として、図書館資料を活用し、地域の歴史に関して調べ、フィールドワークを行い、その結果を報告書にまとめ、郷土資料として残すなど、地域に根差した図書館もあります。 宜野湾市にも、宜野湾市立博物館があり、貴重な資料がたくさんございます。聞くところによると、その資料を整理する時間も予算もないため、そのままになっているそうです。ぜひ専門職である図書館司書と博物館の学芸員によって宜野湾市の貴重な資料を掘り起こし、まとめ、市民に提供できるような方向へ持っていけたらと思います。郷土資料の充実を図ることで、過去や未来における宜野湾市のアイデンティティーをつなげる役割を担うものと思います。地域に根差した公共施設ならではの強みを強めていっていただければと思います。 次ですが、コロナ禍ということもあり、全体として図書館の利用者が減少傾向にあることは致し方ないところなのかなと思っております。だからこそ、コロナ禍や物価が高騰し、経済的負担が大きくなっているこのときに無料で利用できる公共施設はとても重要な場所になります。現在、宜野湾市民図書館ではどのように利用者の拡大促進を行っているのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。市民図書館では多くの市民の皆様に足を運んでいただくために、市民図書館主催や他部局との共催で、年間約30件程度の企画展を開催しております。内容といたしましては、本屋大賞特集展、芥川賞、直木賞作品展示、おもしろ絵本展のような図書資料に関するものから、沖縄本土復帰50周年パネル展、SDGs特集展のような、市民の皆様が興味を持っていただくような展示となっております。また、健康増進課と連携して、赤ちゃんと保護者に絵本を開く楽しさを体験してもらい、お気に入りの絵本を提供するブックスタート事業にも取り組んでおります。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。たくさんの展示、特集を行っているとのことですが、ただ先ほどもお伝えしましたが、図書館を活用していない方が多くいることもまた事実です。こちら、先ほどの企画などに関してですが、宜野湾市民図書館は市のホームページや市報、図書館のホームページにおいてのみイベント情報を告知、また図書館だよりを発行しており、図書館の情報を知りたい人にしか届いていないのではないかというような懸念があります。他の公共図書館は、展示コーナーの内容が変わるたびに、またその日の図書館の様子をホームページやSNSなどを発信することで情報の鮮度を上げ、待ちの姿勢から利用者を呼び込む積極的な姿勢を取っております。コロナ禍や物価高、経済負担が大きくなっているときに、無料で利用できる公共施設として利用拡大に力を入れ、たくさんの方に利用していただけるように様々な周知方法の検討をお願いいたします。 学校図書館との連携について伺いたかったのですが、ちょっと時間もないため、今回は割愛させていただきます。 次に、9月11日に行われました市議会議員選挙についてお聞きいたします。過去の選挙、平成14年、2002年から過去5回の市議会議員選挙を見ると投票率は年々低下していますが、今回はトリプル選挙ということもあり、投票率が10%上昇しています。投票率が伸びた要因として、トリプル選挙以外にも、サンエーコンベンションシティを投票場所とするなど投票しやすい環境づくりを行ってきた選挙管理委員会の動きも大きいと思います。改めて、前回選挙と比較して投票者数や投票率がどのように変わったのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。令和4年9月11日に宜野湾市議会議員選挙が執行されました。市議会議員選挙につきましては、前回の投票者数が3万9,791票、投票率が52.82%であったのに対し、今回は投票者総数が4万9,248票、投票率は63.47%となっております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) この投票率、10.65%という上昇率は県内でもトップでした。投票率が60%を超えるのは20年ぶりになります。多くの市民の方に今まで以上に関心を持っていただいた選挙なのかなと思っております。ぜひこれを機に投票率アップに向けての取組を選挙管理委員会でも取り組んでいただきたいと思いますが、そのためには要因分析が必要かと思います。例えば男性と女性で違いはあるのか。年代別の投票率など、どの属性や構成によって、どれぐらいの投票率かが分かると、弱い部分に対してどういったアプローチが今後できるのかなど、次回選挙に向けて取り組めると思います。 今回の選挙においての投票者数の属性及び構成をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。男女別で見ますと、男性につきましては、前回の投票者総数は1万8,652人、投票率にして51.69%、今回は2万2,987人、61.77%となっております。女性につきましては、前回の投票者総数が2万1,139人、投票率53.86%から、今回は2万6,261人、65.04%となっております。 投票に関する年齢別の集計は、市の選挙管理委員会としては行っておりません。参考といたしまして、沖縄県選挙管理委員会から依頼を受けて、県知事選挙に関する年齢別投票者数があります。市町村が任意で選択した1か所の投票区について、年齢別に有権者数、投票者数、投票率を調査しております。この調査によりますと、今回の県知事選挙の場合、投票率は75歳から79歳までが最も高く、78.41%となっております。また、25歳から29歳までが最も低く、50.94%となっております。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。これまでの過去5回の選挙の男女別の投票率を見ても、女性の投票率が高くなっていましたが、今回も男性61.77%、女性65.04%と、女性の投票率が高いことが分かります。また、投票率の伸び率についても、男性10.08%、女性11.18%と、女性の伸び率が高く、今回の選挙は女性の関心が高かったのではないかと言えるのではないかと思っています。 また、市の選挙管理委員会として年齢別の集計は行っていないとのことでしたが、トリプル選挙だったため、参考値はいただくことができました。年齢別で25歳から29歳までが最も低いとのことでしたが、次回の選挙でこの年齢層の投票率を上げるためにホームページに選挙公報を掲載し、ネット世代に対応するなど対応が立てられるかと思います。低下傾向にあった投票率が20年ぶりに60%台になった今回を機に、例えば次回選挙では目標65%と、さらなる投票率アップを目指し、市民の声が届く宜野湾市議会への取組を図っていただけたらと思います。 続いての質問になります。今回初めて選挙に臨むに当たり、周りの方から選挙について教えていただく機会がたくさんありました。その中で、宜野湾市の公費負担がないことに驚かれました。選挙費用に関し、選挙公営制度といったものがどういったものなのか、お伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。選挙公営制度は、お金のかからない選挙のため、また候補者間の選挙運動の機会均等を図るために採用された制度であります。選挙公営のうち公営で行うもの、または条例により公営で行うことができるものとして、まずポスター掲示場の設置、選挙公報の発行、演説会の公営施設使用、選挙運動用通常はがき、選挙運動用自動車の使用、ビラの作成、ポスターの作成に関する費用があります。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。では、現在の宜野湾市の選挙運動における公費負担についてお伺いいたします。また、県内や県外の他市町村における公費負担の状況についても、併せてお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 答弁いたします。本市では、選挙運動用自動車の使用、選挙運動用ビラの作成、選挙運動用ポスターの作成につきましては、いずれも条例等の整備は行っておりません。県内では、那覇市や沖縄市などが実施されております。他市町村の条例を見ますと、選挙運動用自動車の使用につきましては、選挙運動用自動車の借入れや燃料の供給、運転手の雇用などが含まれております。また、選挙運動用ビラの作成、選挙運動用ポスターの作成につきましては、無料で作成できるというものであります。また、県外も含め他市町村状況について調査研究をしてまいります。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。今回の選挙では、119枚のポスターを作成しましたが、台風のため約半分の70枚しか掲載されず、ほかは無駄となりました。ポスター作成も現在自己負担となっています。ポスターなど枚数について決まっているものは、ある程度公費負担にしてもよいのではないかなと思っております。費用が原因で立候補を諦めざるを得なかった方々にも可能性が出てきます。宜野湾市へ市民の声を届けたい、頑張りたいと思っている方たちのために、今後、選挙活動における公費負担についての方向性をお伺いいたします。 ○呉屋等議長 選挙管理委員長。 ◎喜瀬昭夫選挙管理委員長 御答弁を申し上げます。選挙公営制度は、費用負担の軽減や候補者間の選挙運動の機会均等を図るものとなっております。本市の財政当局とも協議の上、選挙運動に係る公費負担については考えてまいります。 ○呉屋等議長 座間味万佳議員。 ◆7番(座間味万佳議員) ありがとうございます。国政選挙や県議選など選挙は常にありますが、宜野湾市の選挙は4年に1度です。ぜひ4年後の選挙に向けて、投票率のアップや公費負担などの検討をお願いしたいと思います。本日は喜瀬選挙管理委員長、御登壇ありがとうございました。 以上で質問を終わらせていただきます。 ○呉屋等議長 以上で7番 座間味万佳議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午後0時03分)              午後の会議 ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。21番 宮城克議員の質問を許します。宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) こんにちは。議長から許可をいただきました。議席番号21番、絆輝クラブ、宮城克でございます。自身の一般質問としては、平成22年の初当選から連続49回目、させていただくという前に、少しばかり所見を述べさせていただきたいのですが、去る9月11日の選挙で今回4回目の当選をさせていただくに当たり、多くの私のことを支えてくれた皆さんに、この場を借りて感謝申し上げたいと思います。特に今回は、いろいろと諸事情もあり、後援会長も新たにバトンタッチをし、地域の、特に若い世代がすごく、政治、そしてこういった行政の仕組みなどに興味を持っていただき、選挙に参加していただいたということがすごくよかったのかなと思います。その辺をしっかりと胸に秘めながら、その重責の重さ、胸につけたバッジにしっかりと、自分のまた決意も込めながら議会活動を4年間させていただきたいと思います。 では、質問のほうに入らせていただきたいと思います。1番目の質問です。スケートボードパークの整備について、この件に関しては継続的に質問をさせていただいている内容でございますが、いろいろと動きがありましたので、質問させていただきたいと思います。質問の要旨なのですが、令和3年に普天間中学校のスケートボードに熱中している当時の1年生の生徒たちから陳情を受けました。そして、重ねて保護者からも要請を受けて、議会に要望、提言させていただき、そしてさらには令和3年8月には、会派絆輝クラブにて、市長、教育長へ施設整備の要請もさせていただきました。その後、令和3年12月、令和4年3月に議会にてその選定場所というものを具体的な候補地として提言、要望させていただき、市民広場の一角を議会にて取り上げさせていただきました。その後、松川市長、担当部署が、普天間基地司令官と広場の利用に関して調整を得ていただき、スケートボード場整備事業、事業費3,282万4,000円として、6月定例会の承認を得て事業化したものだと認識しております。 そこで、質問させていただきます。前回の一般質問にて要望を行った中学生と、度々紹介させていただいております才哲治プロを交え、事業計画の意見交換、そして実際に設計に携わらせていただきたい旨の要望を行ってまいりましたが、その後、どのような対応を行ったのか、確認させていただきたいと思います。 あとは自席から進めてまいりますので、よろしくお願いします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 こんにちは。宮城克議員の御質問にお答えいたします。6月の定例会において採決されましたスケートボード場整備におきましては、スケートボード場の設計に取り組む中で、令和4年7月26日において、宮城克議員同行の下、本庁に中学生数名を招き、スケートボード場の形状及びセクションについて意見交換を行いました。その際、中学生よりセクション変更の要望を受け、整備計画に反映させていただいたところでございます。その後、令和4年8月3日、プロスケーターの才哲治氏と意見交換を行ったところ、コース設定のみならず管理運営に関する内容についても御教示いただいたところでございます。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今、答弁いただいたとおりでございます。やはり当時もそのように説明したのですが、実際に携わる中学生であったり、スケートボードの愛好家、その辺の意見をしっかりと集約したものを反映させないと、そのコースというものは実際いけないのかな。今説明のあったように、中学生の代表数名に絞って意見交換をさせていただいたのですが、当初の計画設計を見た際には、やはりその子たちは、この配置だと全然興味がないと。もしかしたら、立派なものができても来ないかもしれませんという意見があったのです。なので、やはり携わる者がしっかりとその設計に加わっていくということがすごく大事なのかなというのを今回感じられた一場面でありました。 そこで、またお聞きしますが、実際に利用を行う中学生、そして先ほど説明のありましたオリンピックの強化コーチでもあります才哲治氏、当初の計画から大幅に変更要望があったと思いますが、予算の都合やパークの設定、いろいろとセクションの確認などが取れたと思います。 改めて確認します。この普天間飛行場ゲート4エリア、通称市民広場でございますが、そこへスケートボードパークを設置します。その事業概要、どのような施設になるのか、イメージができるような説明、答弁いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。スケートボード場整備事業の概要につきましては、520平方メートルの整備面積を予定しております。コース内のセクションにおいては、バンクコンクリートから始まり、バンクtoバンク複合、クォーターランプなど、4か所のセクションを予定しており、コース難易度は初級者から中級者向けのコース設定を計画しております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 説明がありました。今、部長のほうから説明があったような内容というのですか、このバンクtoバンク複合とか言われても、多分皆さん分からないと思うのです。いわゆるスケートボードパークとなると、オリンピックのときにテレビで見たようなもの、そして、いこいの市民パークにあるようなものなのですが、あのようなフルコンクリートで造られたセクションの完備ではないのです。いわゆる既製品、持ち運びができる。持ち運びというか、移動ができるものです。その場でコンクリートで打ちっ放しにするようなものではなくて、永久物ではなくて、そうではないもの、それが今回の内容になっておりますので、いろいろとホームページなど調べていただけたら、県内にも、私が認識しているところで約21か所ぐらいありますので、それを見ていただきたいと思います。 今回の宜野湾市のスケートボードパークの設置というものは、各種ニュース、そして新聞等で取り上げられまして、またたく間に県内のスケボー愛好家、その辺に話題になっておりますが、供用開始時期については様々な情報が飛び交っているのです。年内でできる、来年だよ、いや、そうじゃないよ、これはあくまでも計画で何年かかるか分からないなどというふうな情報が飛び交っていますので、その供用開始時期、計画工程、タイムスケジュール等を可能な範囲で答弁いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。整備工事の工程といたしましては、現在、事前の測量を実施しており、11月初旬より整備工事に着手する予定でございます。令和5年2月末には工事完成を予定しており、令和5年3月中には供用開始できるよう取り組んでまいります。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 令和5年、いわゆる年明け、2月末、3月には供用開始ができるというような答弁であります。先ほど説明したように、これから土間を打って、いわゆるセクション、既製のセクションを設置していく内容になっていますので、従来の打ちっ放し、いこいの市民パークのようなフルコンクリートとは違いますので、早急にこれが対応できるものだというふうな説明の内容だと思っています。 そこで、以前に中学生や才プロと話をされた際にも出てきた内容の一つであるのですが、県内には本当に、私の資料の中では約21か所のスケートボードパークスポットがあるのですが、年々増えていると。基本的なものは一緒であると思うのですが、細かい内容は今後決定していくものだと考えます。何かというのは、いわゆる供用開始時に、その施設のスケートボードパークの管理運営をどのようにやっていくのか、もし今決まっている範囲、決まっている予定があれば説明いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 こんにちは。宮城克議員の御質問にお答えいたします。現在計画しております市民広場内のスケートボード場につきましては、市民広場のゲート開閉時間に合わせまして、午前7時から午後7時までの時間帯での利用時間の設定を予定しておりますが、まずは利用者の皆さんが安心・安全に利用するためにはどのような管理方法や運営体制が必要なのか、検討課題事項もいろいろあろうと思いますが、まずはあまり制約もかけずに、子供たちが自由に思いっきり楽しんで使ってもらいたいというようなものを基本としまして、今後、既にスケートボード場設置をしております他市町村の事例や関連団体とも意見交換もしながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 総務部長のほうから説明がありました。まずは伸び伸びと利用していただくということであります。以前にも中学生や才プロと意見交換した際に管理運営の話もあったのです。その中で、いわゆる既存の他市町村のスケートボード施設に関する内容でございました。何かというのは、中にはどうしても心ない、そしてマナーが悪いような利用者が一部いると。でも、その際にも才プロであったり、一つの団体というのですか、そのような組織の名前を、例えば看板に掲げるだけで、そのようなことがなくなったと、そういったことがあります。なので、その辺も今後鑑みながらいろいろと検討していただきたいなと。 答弁要らないのですけれども、その際にいろいろとありました。例えばスケート場の周りをフェンスで囲むのかなとか、いろんなものがあって、その意見交換した際には、できればそういったフェンス等は、逆に危ないからつけないほうがいいなどとのものがありましたが、その辺は一旦、行政の主導の下、まずはそれで進めて構いませんということで、意見交換、終わったと思うのですが、その辺もまずは運営してみて、後で様子を見ていただけたらと思います。 今回、急遽という形で、話題になったスケートボードパークであります。その辺はまた市長の裁量であり、その辺の思いというのをまた市長にも一言お聞きしたいと思うのですが、市長、いかがでしょうか。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。スケートボードにつきましては、東京オリンピックのほうから金メダルの獲得と、非常にこの機運が高まっておることも承知をしておりました。議会のほうからも御提言もいただきまして、このように今取組ができること、大変うれしく思います。あとはやはり、総務部長が管理の件もお話を今しましたが、子供たちが伸び伸びと本当に楽しくスケートボード場を使っていただけるよう、我々としては、これからまたしっかり、工事も含めて対応を考えてまいりたいと。改めて、完成の際には、普天間基地司令官、ドーベリー司令官のほうにもお礼は申し上げたいなと思います。以上です。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 市長、ありがとうございます。多くのスケートボードファンに代わってお礼を申し上げたいと思います。 あと、今回のこの件でどうしても申し付け加えたいことがありまして、スケートボードパークができるということで、これをやっていただけるというところからスタートした話がありまして、結構、担当部署に対して相当むちゃ振りしました。いろいろと要望も出させていただき、その辺をしっかりと真摯にそれを聞いていただき、すごく親身になって取り組んでいただきました。建設部の都市計画の担当の比嘉技幹、同じく比嘉工事係長、相当僕のわがまま聞いていただきました。すごく優秀な職員だと思います。すごく親身になって子供たちやプロの話も聞いていただきました。それで、しっかりと図面に反映させて、これが形となって、2月にお目見えできると思いますので、この辺も市長、副市長、共に褒めてあげていただきたいと思います。 続きまして、2番目の質問に移らせていただきたいと思います。(仮称)はごろもバス運行について質問させていただきたいと思います。まず、コミュニティバス運行計画、本定例会でも数名の議員から質問があったと思いますが、確認の上で質問させていただきたいと思います。コミュニティバス運行計画における過去の取組について伺います。過去の取組経緯と、その結果、そして現在の取扱い、事業の方向性、どうなっているのか、説明いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。当時担当しておりました市民経済部より、過去の取組、答えられる部分について答弁申し上げます。コミュニティバスなど地域公共交通に係るこれまでの経緯ですが、本市は中央部を普天間飛行場が占めており、東側地区と西側地区を結ぶ路線バスの運行がほとんどなく、市民の日常生活の移動に対し支障を来していることや、温暖化対策の面から自家用車から公共交通への利用転換が求められていることなどから、新たな公共交通導入の機運が高まりました。 このような背景から、平成21年度に沖縄総合事務局の公共交通活性化総合プログラム検討調査が実施され、平成23年度には平成21年度に行われた調査と運行計画を基礎とし、コミュニティバス運行事業について検討するため宜野湾市地域公共交通会議を立ち上げ、同会議においてコミュニティバス運行計画や事業費について審議してまいりました。 これまで公共交通の空白地域の解消、既存路線バスを補完する環状交通の確保、福祉サービスの向上などといった観点から、コミュニティバスやデマンド型タクシーなどの導入に向けた実証実験について検討を行うなど、運行形態や諸経費等について調査研究してまいりましたが、公共交通導入の必要性については認識しつつも、財源の確保が大きな課題であり、実施には至りませんでした。公共交通事業に関しましては、令和4年度より市民経済部から建設部へ移管し、地域公共交通計画の策定に向け進めているところでございます。これまでの検証結果や課題を整理し、コミュニティバスなどの導入の必要性について協議されるものと認識しております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今説明いただいた内容となっております。申し訳ないです。部長、小刻みになるのですけれども、現在、県内におけるコミュニティバスの運行状況、代表的なもの、手短でよろしいので、説明いただけないでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。本市の近隣市町村である中城村、北谷町にお聞きしたところ、中城村におきましては護佐丸バスという名称でコミュニティバスを運行しており、普天間りうぼうや中部商業高校前まで運行している路線もございます。また、北谷町におきましても、C-BUSという名称でデマンド型コミュニティバスの実証運行事業を行っているとのことでございました。そのほかに南城市におきましては、令和元年度よりコミュニティバスを本格運用しており、糸満市におきましてもデマンド型交通の運行を行っていると伺っております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今説明いただいたとおりで、少し変わっていたのが、北谷町のC-BUS、ちょっと調べてみると、実証実験、6月20日に終わっていて、その後、いわゆるデマンド型に変わっているということでしたので、問合せしてみると、今後また検討してまいりますということでした。しかし、北谷町在住の知り合いや職員にも後輩なんかがいるので、確認を取ると、すごく大好評だったということで、改めての復活、実証実験のときのような運行を求める声が結構多いですよというふうに聞いております。 そこで、これからもいろいろとそれも踏まえながら、やっぱり宜野湾市でも走らせてほしいという多くの議員からの要望だったと思うのです。それがちょっと厳しい言い方になるのですが、今までも一般質問において、答弁の中でも調査研究なんてよく言われます。皆さん、これどのような調査研究をしているのかなというのをお聞きしたいと思います。答弁いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。宜野湾市の地域公共交通のマスタープランとなる地域公共交通計画を本年度から来年度までの2年間で策定してまいりたいと考えております。地域公共交通計画を策定するに当たり、今年度から地域公共交通推進協議会を設置して、協議、調整を行ってまいります。 また、今年度の主な業務につきましては、公共交通に関する現況把握調査や市民等の意向調査及び交通事業者とのヒアリング調査等を実施して、地域公共交通を取り巻く課題を整理してまいりたいと考えております。来年度につきましては、主な業務としまして基本方針や施策の検討、計画推進方策等について調査を行い、地域公共交通計画を策定してまいります。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 答弁がありました。これは今までのものではなくて、これからこうしていくという内容だと思いますので、そこに期待をするとともに、通告はしていないのですけれども、その地域公共交通推進協議会、これはどのようなメンバーがいるのか、これは後で聞きに行きたいと思いますので、窓口で答弁お願いしたいと思います。 では、毎回、コミュニティバスに関して、やはりただ聞くだけではいけないのかなということで、いろいろとこれまでにも政務活動として出張を重ねながら、いろんなところでコミュニティバスの形態というのを勉強してきました。いわゆる広告型で予算を集めたり、例えば自練の送迎車を協定を結んでやっているところもありました。そういったものもいかがですか。言うからには、やはり提案もないといけないと思うのです。 そこで、今回もひとつ、選挙をきっかけに地域の先輩方や周りに聞いたときに、いろいろと意見交換の中で出てきたものがあって、その一つとして提案させていただきたいのですが、いわゆる今回の質問の題名にもなっています(仮称)はごろもバスということなのですけれども、これは何かというのは、別にこれは私の政策として今回出している内容であります。何かというのは、いわゆる市役所を出発点として、市内の23の自治会を経由していくというような内容になっております。そこから老人福祉センターであったり、図書館であったり、体育館であったり、保健相談センター、後に総合福祉センターでしたか、真栄原にできる。そういうところを、また意見を酌み取りながら、自治会を経由して、いわゆるミニバンというのですか、ハイエースやキャラバンみたいなものを走らせていくというような提案でございます。 これは何かというのは、特に高齢の先輩方に聞くと、免許証を自主返納した際に、いわゆる表現は正式ではないのですけれども、足がなくなると言うではないですか。いわゆる交通手段がなくなると。そうなると、身動き取れなくなって不安になると。グラウンドゴルフに行けない。赤道の老人福祉センターに囲碁を打ちに行けないとか、買物に行けなくなる。そのような不安があって、自主返納に踏み込めないというようなことを言っておりました。なので、その辺を自治会を経由することによって、いわゆる公民館はみんな知っているではないですか。大体その地域の中心にありますので。行けば、またそこで公民館で休憩することもできる。自治会長に意見取っても、そこに来ることによって、またこのおじい、おばあ、利用者の顔が見れるというのがすごくいいメリットになっている。なので、そのような提案をさせていただきたいということなのです。なので、その自治会を経由したような、(仮称)はごろもバスでありますが、その辺をぜひ運行させていただきたいというような提言でございます。御見解いただけますか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。第2回の地域公共交通推進協議会におきましては、自治会代表の委員より、高齢者の中には自治会が遠くて行くことができないため、何らかの施策ができないかとの御意見があることなどが報告されております。議員御提言の各自治会や公共施設を経由するバスの運行につきましては、課題解決の一つとして参考にさせていただきたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) その辺を課題に挙げていただくと。あとはまた予算の問題もあると思いますので、これも本員もあちこち調べて、駆けずり回って、どのような形で予算を組んでいるのか、全国的なもの、先進地を探して、また行きたいと思いますので、またこれは次回にできるようにしていきたいと思います。 もう時間、半分過ぎました。では、3番目の質問に移らせていただきたいと思います。災害時における本市及び自治会と薬剤師会及び医薬品卸業者との災害時医薬品の供給協定について質問させていただきたいと思います。まず、災害時における備蓄について、本市の取組状況、説明いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。
    伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。本市の災害時における備蓄でございますけれども、白米などの備蓄食や保存水、災害トイレ、避難所間仕切り、段ボールベッド、ガス発電機、仮設照明機などを現状としましては備蓄をしている状況となっております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今部長から説明がありました。そうなのです。水とか飲食品、食料などの備蓄はあるのです。電気とか。それが実はいろいろ調べてみて、意見交換した中にこれを知ることができたのですが、2011年3月11日に発生した東日本大震災や熊本の震災をはじめとした大規模災害の教訓から様々な課題が明らかになっております。 何かというのは、東日本大震災発生後、被災者の医療現場で想定外の問題が浮上したと。それは薬の不足であった。いわゆる消毒とか麻酔、水、そういったものはたくさん備蓄はしていたが、実はこのときにすごく不足していて、なくてすごく困った。実は命に関わることもたくさん起きていると。何かというのは、いわゆる薬なのです。降圧剤やインスリン、そういったものが全然不足していて、悲しい結果になったという事例がたくさんあるそうなのです。なので、その辺というものは実際に岩手、宮城の病院でも、慢性疾患用の薬を求める被災者が相次いで、当時、電話とかネットとか、そういった連絡手段も全て途絶えてしまって緊急事態に陥ったという事例があるそうです。それを踏まえて、医薬品の備蓄検討、実施すべきではないかというふうに本員は思うのです。いかがでしょうか。見解述べられますか。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。議員からございますように、現在、本市におきましては医薬品についての備蓄はやっていないという状況でございます。これにつきましては、温度や湿度などの管理の面から困難さが伴うというところで、これまでは備蓄をしていない状況でございました。 今後のお話になりますけれども、議員からございましたように、種類によりましては、包帯等については特に備蓄にも該当はするというふうに考えております。必要性は十分認識はしてございますので、備蓄の部分と、あとこの薬関係の医療品販売事業者含めての話になりますけれども、そういったところと協定書を結んで、優先的に調達ができる体制、対応を取っていくというのも一つの手法だということで考えておりますので、両面から含めて考えていきたいと思っております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) すごく前向きな答弁でございました。見解としていただきました。やはり命に関わることですので、私がここで大きく叫ぶ内容ではないのですが、当事者にとってはやはり命に関わるというところで、見ていても何もできなかったというのがすごく心苦しかったのです。すごく締めつけられました。それを文章として見たときに、意見として聞いたときに。なので、ぜひそれを実現させていただきたいと思います。意見交換もぜひ実施していただきたいと思います。 では、これに併せて聞きたいのが、例えば県内の10市、多くにすると大変だと思いますので、10市でよろしいです。10市の状況はいかがなものになっているのか、答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。県内の10市のほうに確認をしましたところ、那覇市のほうでは一般社団法人沖縄県医薬品登録販売者協会と災害時における医薬品、医療資機材、防疫用資機材及び生活物資の調達、確保について、協会に加盟をする会員に対し、協力する旨の協定書のほうを締結している状況でございます。また、豊見城市におきましては、株式会社マツモトキヨシ九州販売と、大規模な災害時に医薬品、生活物資等を提供する旨の協定書を締結しているというふうに伺っております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) その内容も分かりましたので、他市はあくまでも他市で参考までにとどめ、宜野湾市としてどのようにやっていくのかというのがすごく大事なことだと思いますので、ぜひよろしくお願いします。 先ほど部長の答弁の中で、また意見交換などやっていくというような答弁がありましたので、次の質問、それだったのですけれども、それは割愛していきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。つないでいきますので、よろしくお願いします。 では、この件はこの程度にとどめ、4番目の質問に替えさせていただきたいと思います。4番目、医療的ケア児の受入れ及び環境整備について。医療的ケア児とは、酸素吸入や鼻から栄養を送る経管栄養などが必要な子供たちのことです。2021年、令和3年6月に医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律が成立し、同年9月18日に施行されました。2016年に児童福祉法の改正案で、各省庁及び地方自治体が医療的ケア児への支援を努力義務として対応してまいりました。しかしながら、2021年9月18日に医療的ケア児支援法が施行されたことにより、国や地方公共団体は医療的ケア児及びその家族に対する支援に関する法律に関わる全てを実施する責務を負うことになりました。このことを受け、多くの自治体にて認可保育園や公立中学校等への入学希望が増えると言われている中に、宜野湾市はいち早く医療的ケア児担当相談支援員を2021年9月16日に募集を実施して、10月から開始をしてまいっております。 医療的ケア児相談支援員の業務として、実態調査や市内でのケア児の人数の確認、通園入学希望者への個別聞き取りなどと、宜野湾市が具体的に支援へつなげていくことが目的とされておりました。以前より紹介させていただいております、私が紹介をしております、ある女児の件でございます。平成31年に宜野湾市初の医療的ケア児として看護師を配置した認可保育園への入園が認められた女の子でございました。現在は本市公立保育園へ通っておりますが、御両親の希望として、そのまま公立小学校への入学を強く切に希望しております。 そこで、改めて質問、そして確認をさせていただきたいと思いますが、宜野湾市の、まず公立保育園での受入れ状況について伺います。その内容として、まず沖縄県における公立保育所での医療的ケア児の受入れ状況を聞きたいと思います。この内容は、平成30年3月に確認をした際に、県内41市町村で4市町村5施設、利用者5人というようなすごく低い数字だったのです。 そこで、改めてお聞きします。沖縄県における受入れ状況、答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。沖縄県内の公立保育所における医療的ケア児は、令和4年6月現在、9市町村12名の受入れとなってございます。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 大分増えたように見えますが、全然まだまだなのです。そこで、さらにお聞きしたいのですが、宜野湾市、本市における公立保育所での医療的ケア児の受入れ状況、それから次年度、新年度の令和5年度に向けた医療的ケア児の保育所での受入れについて、申込みがあったのか。もし申込みがあったのであれば、その審査の流れ、フローをお聞きしたいと思います。2番、3番です。答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。医療的ケア児の受入れにつきましては、公立保育所では本年度より受入れを開始しており、現在1名の医療的ケア児を受け入れております。 また、審査会への申込みがあったのかという御質問でございますが、公立保育所における医療的ケア児の受入れに際しましては、宜野湾市特別支援保育事業実施要綱や宜野湾市保育所等における医療的ケアの実施に関する要綱により、医療的ケアを伴う保育利用に必要な条件を定め、安全かつ適切な医療ケアと円滑な保育の提供に努めることとしております。 令和5年度の公立保育所での医療的ケア児の受入れにつきましては、特別支援保育審査委員会にて対象児の適正保育利用の審査を行っております。その際に審査対象児童の状況、家庭や事業所訪問時の様子、主治医意見書など、また新規の申請時には丁寧な審査に努めており、医療的ケア児の審査会に対し1件の申込みがございました。特別支援保育審査委員会へ現在諮っているところでございます。 公立保育所における医療的ケア児の受入れは今年度が初年度となっており、まず第1に安全・安心、適切に医療的ケアを実施する中での保育を優先しております。保育所、保護者、関係者等との連携を密に図り、安定的な看護師等の配置を含めた医療的ケア児の受入れ体制を整え、今後は私立保育施設等へも段階的に拡大していきたいと考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 今部長から説明があった内容なのですが、宜野湾市は本当に率先してそれをやっているというのがすごく感じます。ありがたいことです。ですが、なかなかまだ現場からすると、まだまだ分からないことだらけで、確かに怖い、不安、そういったものがあると思います。なので、その辺の受入れ先の看護師や保育士のフォローもしながら、行く行くはそれが普通に当たり前のようにできるような、そのような環境をつくっていただきたいと思います。よろしくお願いします。 (2)番の公立小学校での受入れ状況に移っていきたいと思いますが、先ほどと一緒です。まず、沖縄県内における公立小学校での医療的ケア児の受入れ、それから重ねて本市の受入れ状況、お聞きしたいと思います。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。沖縄県における公立小学校での医療的ケア児の受入れ状況でございますが、本市を含む県内11市において、10市が医療的ケアの必要な児童生徒を受け入れております。 また、宜野湾市本市における公立小学校での医療的ケア児の受入れ状況でございますが、令和4年度は幼稚園1名、小学校に1名受け入れております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 説明あったとおりでございます。着々と受入れ環境ができてきているのかなと思いますが、次の質問です。令和5年度の入学希望、医療的ケア児の相談とかがあったのかということで、審査会の流れとか、どういったふうになっていくのかなというような説明いただきたいと思います。3番。 それで、そのまま重ねて、現時点での受入れ可能な施設、いわゆる小学校がそういった子供たちの受入れが可能なのか。バリアフリーであったり、何だったり。そのような小学校が実際宜野湾市に存在するのか。3番、4番、重ねてお聞きしたいと思います。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質問にお答えいたします。令和5年度の医療的ケア児の公立小学校への入学希望でございますけれども、令和5年度に向けて医療的ケアの必要なお子さんの本市公立小学校入学の希望は1名ございました。そういう状況の中、教育支援委員会がございます。就学先の判断を学校教育法施行令第22条の3を基準に行ってまいります。その基準に照らしまして医療的ケアを必要とする児童生徒につきましては、基本的に特別支援学校の判定となります。特別支援学校判定後、保護者が市内小学校への就学を希望する場合は、再度教育委員会と保護者との話合いを行っています。就学先の最終判断を行うに当たり、当該児童の主治医より、通園、通学が可能かどうか、安全性の確保の条件について助言をいただいております。また、看護師の配置条件や体制、本市の状態等を確認し、保護者、学校、教育委員会、それぞれの役割や連携、協力について様々な角度から話合いを重ね、安全性について確認した後、最終決定を行ってまいります。 入学希望小学校受入れ体制でございますけれども、保護者の要望等により、小学校においてそういうお子さん、保護者と同伴で施設の見学ということもやっている報告がございます。入学が決定した場合は、合理的配慮の観点から、児童生徒が安全に過ごせるよう必要に応じて在籍する学校施設の改修や教室環境の整備等を行います。また、並行して、看護師の配置を行うなど関係機関と連携して環境を整えてまいります。入学後も対象児童生徒が安全に安心して学校生活が送れるよう、保護者や学校、教育委員会で校内体制や他機関との連携等を確認しながら支援をしてまいります。 なお、医療的ケアを必要とする児童生徒の保護者や当該学校より就学先についての御相談があった場合には、教育委員会が設置する教育支援委員会において総合的な観点、判断から、特別支援学校や特別支援学級等の就学先について助言をしております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 説明のとおりだと思います。この件に関しては、また次回の一般質問のときに確認をさせていただきたいと思いますが、この障害児に対する質問、本員も約10年前、まずは重度心身障害児として要望させていただきました。本当に10年前、すごく温度差があったのです。しかし、10年間粘ってきてよかったなと。しかしながら、10年たって、今やっとこさというところだと思います。なので、その10年後、この件が本当にごく当たり前のような環境である、そのような宜野湾市になってほしいというふうに思いますので、その辺、しっかりとずっと継続的にやっていきたいと思います。よろしくお願いします。 では、時間もないので、5番目に移らせていただきたいと思いますが、5番目です。交通安全対策及び道路整備についてということなのですが、(1)番も、多くの今定例会の一般質問で内容は把握しております。(3)番の佐真下公園前交差点の件についても、先日の宮城政司議員の質問から内容は把握しておりますので、そこは割愛して、(2)番です。信号機のない横断歩道への「ぴかっとわたるくん」の設置について要望させていただきたいと思います。 皆さんも経験されたことあると思いますが、信号機のない横断歩道では、歩行者がいても約90%の車が停止してくれないというようなことが起こっているそうです。道路交通法第38条によっては、横断歩道は歩行者優先とされ、歩行者優先の原則を守らなければなりません。信号機のない横断歩道は危険性も高く、本市議会から市長へ政策提言としても交通安全対策として取り上げられております。ということで、継続的にやっておりますが、まずその「ぴかっとわたるくん」について、改めて説明いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。県外において設置されております、歩行者が押しボタンを押すとLED灯が点滅し、ドライバーに横断する意思を強く示すことで横断歩道手前での一時停止を促すことができる「ぴかっとわたるくん」が交通安全対策資材として販売されていることを確認しております。本市においても、同製品をはじめ類似商品の導入についても調査研究を始めており、現在コスト面の確認を行っているところでございます。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 調査研究を始めているということですが、部長、沖縄県において、その「ぴかっとわたるくん」の設置実績がある自治体はあるのでしょうか。答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。県内での導入実績はございませんが、横浜市において設置実績があり、事業者が行った効果測定の結果として、夕方の停止車両が増えた印象を受けたなどの考察がなされております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 設置実績がないということで、というのは、もともとは代理店がずっと沖縄になかったのです。最近、1か所できたらしいのですが、その現物、そのものがないということで、まだまだ代理店としてスタートしたばかりだというふうに担当のほうから聞いております。この件は、約2年前にたまたま東京の省庁に要請に行った際に夕方のニュースで目にしたのです。そこからメモを取り、写真を撮り、それで持ち帰っていろいろと調べてみました。そうすると、この「ぴかっとわたるくん」の内容が分かってきたのです。 今、横浜市の実例もありましたが、結構、愛知県だったり、茨城県だったり、兵庫県、三重県、多くのところで今これが取り上げられていると。特に兵庫県明石市では、去年、中学生が横断歩道でひかれて、すごい重症になったというような事故があったらしく、それを受けて、明石市が今年これを設置して供用開始しているのです。また、茨城県警のほうでは、県警がこれをモデル事業として既に取り組んでいるのです。そのような効果があるような「ぴかっとわたるくん」ということであるのですが、約2年前からそのメーカー担当者とやり取りしているのですけれども、ちょうどコロナの影響で、どうしても沖縄に来れないというところで、いろんなものが重なって今回に至っているわけではございますが、今回、メーカーのほうからも確認取れております。いわゆるデモンストレーション、実証実験をやっていただけないかと言ったら、メーカーはぜひさせていただきたい、ぜひやりますよと。ただし、要するに県内になくて横浜市から来るものですから、なかなかその辺というのは、ただ私の一存だけではできない。 なので、今日お聞きしたいのは、そのメーカーさんがデモンストレーションをやっていただけるというところに担当部局、要するに執行部のほうがこれをしっかりと受け入れていただけるのかというのを今日お聞きしたいのです。いかがでしょうか。答弁いただけますか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。デモンストレーションを実施する上で、道路管理者や宜野湾警察署の協力を得る必要もございますので、担当課において対応してまいります。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) ぜひよろしくお願いします。信号機1基つけるのに何千万円かかります。この「ぴかっとわたるくん」は数百万円で終わるのです。それも低い金額。なので、ぜひ検討いただきたいと思います。 では、6番目の最後の質問です。市庁舎中庭を憩いの場として整備することについて、これも継続的に質問をしておりますので、前回の質問の後、どのような結果になっているのか、説明いただきたいと思います。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。経緯も含めて答弁させていただきたいと思います。市庁舎本館1階の市民課窓口の待合スペースや、地域活動や行政情報の発信等に利用されているロビーが大変狭隘化をしておりますので、その解消を図るため、市庁舎中庭を整備して有効活用できないか、この間、検討してまいりました。 中庭の現状としましては、床面タイルの老朽化、壁面れんがの剥離のおそれ等があり、改修費用をなるべくかけずに有効活用できないか、商業施設等で空間デザインの実績がある事業者とも意見交換をしながら検討したところ、床面タイルの補修は最小限にとどめ、ウッドデッキを設置し、スロープと自動ドア設置によるバリアフリー化や壁面れんがの落下被害防止柵、デジタルサイネージの設置による待ち時間等でくつろぎながら地域活動や行政情報等を受発信できるような空間へ整備する有効活用案を取りまとめ、第7次実施計画に提案をしてまいりましたけれども、現状としましては不採択となってございます。よって、当面の間につきましては、修繕費等の経常費用での改修に取り組みながら、有効活用案については再検討をする必要があるというふうに考えております。 ○呉屋等議長 宮城克議員。 ◆21番(宮城克議員) 不採択ということであるのですが、その内容を取りまとめてそれを提出していったところに、必要性はすごく感じていただいている。すごく考えていただけているというのが感じられましたので、そもそもこの案を出したというのは、例えば待合室というか、宜野湾市ないではないですか。例えば若いお母さんが子供、赤ちゃんを抱っこしたまま休憩ができなかったり、ドアを開けられない。子供がぐずったときに何かそういったものを与えるものができないというところからの意見の集約でした。ですので、今回は見送るということであるのですけれども、改めて再検討というような答弁もありましたので、こちらのほうも、そこに粘り強くまた要望していきたいと思います。いろんなことをまた提案できるように勉強してまいりますので、ぜひよろしくお願いします。 では、少し割愛した部分は、部長たち、本当にすみません。担当の職員も大変申し訳ありません。次の機会にしっかりとさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。では、本員の一般質問、これで終了させていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で21番 宮城克議員の質問を終わります。 ○呉屋等議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時28分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時38分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 6番 プリティ宮城ちえ議員の質問を許します。プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ハイサイ、ワンネー、マブイ会派、プリティ宮城ちえヤイビーン。ミーシッチョーティ、ウタビミシェービリ。私は、マブイ会派、プリティ宮城ちえです。どうぞよろしくお願いします。 一般質問の前に、まずおわび申し上げます。新聞等の各メディアに報じられた件については、皆様に御心配と御迷惑をおかけして、誠に申し訳ありません。議員としてこの場で質問に立てて、深く感謝いたします。ありがとうございます。 では、一般質問に入ります。今日は4つの柱で質問します。まず1つは、大謝名区の環境整備等についてです。2つ目は、PFASから子供や市民を守るための取組です。3つ目に沖縄を再び戦場にしないための市の取組について、4つ目は平和大使育成事業の拡充についてです。 まず、1番目の柱、大謝名区の環境整備等についてです。まず、公園及び遊歩道の設置についてお伺いいたします。市民、区民の間から公園が欲しいという声です。特に子育てのお母さんたちから寄せられています。大謝名区は大謝名団地があり、大謝名小学校があり、需要はとても大きいです。市民にとっても憩いの場である公園は、とても大切であると思います。大謝名区にとって悲願である、大謝名区に公園をという市民の声は、何をクリアしたら実現できるでしょうか。 残りの質問は自席からお尋ねいたします。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。市内の都市公園整備の状況につきましては、供用開始しております都市公園が40か所ございます。未供用開始の都市公園は11か所でございます。現在整備中であります野嵩第一公園及び比屋良川公園につきましては、事業期間が長期化しています要因としまして、用地買収、墳墓の移転補償の難航及び補助金の交付額の減少も要因の一つでございます。大謝名区の公園計画につきましては、大謝名区公民館付近のメーヌカー周辺を利用した公園検討もございましたが、高低差がある上に細長く、面積も狭いことから、計画には至ってございません。大謝名区は宅地が大半を占め、都市公園としての整備可能な空き地もほとんど存在しない状況でございます。また、事業中の2つの公園の進捗状況を踏まえ、未着手の都市公園整備に取り組む予定がございますため、現時点での大謝名区での新規都市公園整備の予定はございません。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 厳しい状況だということです。ただ、私は区民の方々と市民の皆さんと話しているうちに、これまでに垣花さんという、とても情熱を持った方がいらして、クガニナーという歴史的な史跡、そこを中心に壮大な公園を造るという計画をして、こちらにいらっしゃる何人かの議員さんも、そして市民も一緒になって実行委員会をつくって、その夢に向かって歩んでいたそうです。道半ばにして、この垣花さんという方はお亡くなりになったのですが、この夢、彼が抱いていた夢を、まだ夢を持ち続けている住民の方がいらっしゃいます。ですから、地元の歴史を大切にして、そして自然をどうにか生かしていきたいという市民の声というものを心にとめてくださって、ぜひこの住民の悲願が少しでも前進できるように応援していただけるでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。クガニナーの公園事業化については、これまでも御意見をお聞きして検討していたところでございます。しかしながら、文化財としての保存の関係等いろいろ課題を解決する要因がございますので、今後も引き続き、実施できるかどうか、検討して考えていきたいと思います。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ありがとうございます。引き続き考えてくださるということで、私もまた地元に帰りまして、様々な先輩議員や、それから地元のボランティアの方々と話し合いながら、前に進めるようにしていきたいと思います。ありがとうございます。 では、2つ目は遊歩道についてです。パイプラインから宇地泊川の河川敷を上流沿いに歩くと、比屋良川公園の下流につながると思われますが、そこは現在門扉で閉ざされている状況です。門扉を開放し、河川敷を遊歩道として利用できないでしょうか。住民の方々に聞くと、そこには植物や生物がすむ豊かな自然があるようです。子供や市民が自然に触れる場所となる可能性があります。どうでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在整備中の比屋良川公園下流側の宇地泊川河川敷につきましては、中部土木事務所の維持管理班に確認しましたところ、河川敷は河川の管理に使用される通路であるため、危機管理上の観点から開放することはできないとの回答をいただいております。また、宇地泊川河川敷につきましても、沖縄県の管理になってございますので、使用法については直接中部土木事務所の維持管理班へ御確認をお願いしたいと思います。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 宜野湾市というのは、どんどん都市化が進んでいまして、宅地が増えて、ホテルがどんどん軒並み建っていくのですけれども、その中で大山の田いも畑とか、その川のそば、この辺りは本当に宜野湾市の宝ではないかなと私は感じています。人間というのは自然がないと健康に生きていけない動物だと思うので、沖縄県のほうと連携をしながら、どうにか安全で遊歩道にも使えるような形で連携して取り組むという可能性はないでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。現在整備中の比屋良川公園につきましては、河川に下りられるように整備しているところでございます。そのようなところで河川に親しむ、水に親しむような取組をしてまいりたいと存じます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 事故があったことも以前に聞いたのですけれども、安全で、いろんなことに配慮していけば、この自然を生かして市民が自然と触れ合う場所になる可能性を私は秘めていると思いますので、ぜひ御検討していただきたいと思います。 では、3つ目です。宇地泊河川敷について、時期になれば白やピンク、オレンジ色のサガリバナがとてもきれいで、散歩する人たちの癒やしの場となっています。満開になる6月から9月にサガリバナ祭りを開催したいという声が上がっています。12月には桜祭りもしたいと話しています。浦添との境界のほうになるのですけれども、小さな畑があったりして、サギが飛んできたりもしています。県の中部土木事務所に問い合わせましたら、主催者が決まり計画ができれば話合いできますよというお話でした。この住民の声を受けて、市の一つのお祭りとして、自然を大切にするお祭りとして取り組んでもらえないでしょうか。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時51分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時53分) 建設部長。 ◎石川康成建設部長 失礼いたしました。サガリバナ祭りにつきましては、先ほども答弁申し上げましたけれども、中部土木事務所の維持管理班に確認していただき、許可を得ていただけますでしょうか。よろしくお願いいたします。 ○呉屋等議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時53分) ○呉屋等議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時53分) プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 中部土木事務所のほうとは連絡を取っていますので、ぜひ応援していただきたいなというふうに思います。 では、次の質問に移ります。大謝名区公民館前道路の整備についてです。大謝名区民からの熱い要望です。市道宇地泊・大謝名線、これは大謝名小学校裏門、大謝名区公民館前の道路です。これがずっと要望しているのですが、何十年も整備されていないという不満の声があります。質問は、なぜ整備が行われていないのか。そして、これから予定はあるのかどうかということです。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。市道宇地泊・大謝名線の整備につきましては、アスファルト舗装の経年劣化や交通も多いことから、部分的に路面のひび割れや舗装面の損傷があることを確認しております。市内の市道は約145キロございまして、そのような状況を各所で確認しております。建設部としては、損傷の激しい箇所を優先しながら修繕を行ってまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 2つ目です。大謝名区は密集していて、道路も小さなところが多いのですが、将来区画整理の予定はあるのでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。大謝名区においては、現在のところ区画整理の予定はございません。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 厳しいということです。 3つ目です。大謝名1丁目から3丁目付近の冠水対策についてです。質問1、パイプラインのバイクショップのところから上大謝名へと続く道です。凸凹で自転車で走ったり歩いたりするとき危ないという声です。そして、大雨のときは、排水溝がないため川のように水が流れ、危険であるとの声が多く寄せられています。その区域は米琉住宅の管轄だから、市は整備ができないとのことですが、上大謝名や大謝名自治会長も要望を上げているようですが、進んでいないようです。米琉住宅から道路を無償で譲渡してもらうということはできないでしょうか。あるいは、そのような声をどう受け止めて改善するお考えでしょうか。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。議員おっしゃる道路は私道となっておりまして、当該私道には土地所有者及び管理者がいるため、道路内の維持管理や排水溝などについても管理者にて行う必要があり、市が関与できるものではございません。管理者において対応していただきたいと思います。これにつきましては、管理者にこの件につきまして伝えてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 管理者は米琉住宅かもしれないのですが、その道を使っているのは市民であって、やはりどういうふうに市民の生活を改善するかというところで、住民と一緒に考えていただきたいなというふうに思います。 2つ目、もう一つはパイプライン交差点から市立博物館へ向かい、手前の信号で右に曲がっての急坂で、道の左側は真志喜、右が大謝名区となります。その凸凹道も危険だと住民から声があります。里道、市道も整備ができていないところがある今の状況で、手が回らないとのことですが、住民がバイクや自転車で転んだり、けがする可能性があります。いつまで放置するのでしょうか。整備計画をつくっていただきたいですが、どうでしょう。 ○呉屋等議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質問にお答えいたします。先ほどの答弁と重複するところもございますが、当該私道には土地所有者及び管理者がいるため、道路内の維持管理や排水溝などについても管理者にて行う必要があり、市が関与できるものではないと考えております。しかしながら、一部里道も含まれているため、危険な箇所については対応してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ありがとうございます。すごく大きな要望なので、雨が降ったら川のようになって歩けないとか、子供たちも危険ですので、いろいろなところ、できるところ、どうぞよろしくお願いいたします。 続いて、PFASから子供や市民を守るための取組についてお尋ねいたします。まず最初に、PFASに関する水道水の安全性の確保についての本市の取組をお伺いします。宜野湾市に飲料水を供給している県の企業局に対して、市は水の安全性を守るためにどのような要請をしているのでしょうか。 ○呉屋等議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。PFASに関する水道水の安全性の確保についての本市の取組でございますが、令和元年5月に県企業局に対し、北谷浄水場系統における水道水の安全性の確保に関する要請において、有機フッ素化合物の基準値、または安全性の確認が取れるまでは、嘉手納井戸群及び周辺水域からの取水を停止し、別の水源確保を図ることなど、PFOS等が検出されている水源からの取水抑制についての要請を行っております。 また、令和3年2月には、嘉手納飛行場司令官に対し、県と本市の連名による有機フッ素化合物対策の実施に関する要請、午前中の座間味万佳議員への市長の答弁にもございましたように、今年度は県や関係市町村との連名による基地の立入調査の要請なども行っております。 さらに、北谷浄水場から水道水を受水しております7市町村で構成する北谷浄水場系統受水市町村連絡会議においても中部河川や嘉手納井戸群からの取水を抑制し、さらなるダム水の増量に取り組んでいただくよう、機会あるごとに申入れを行っております。 また、令和2年4月より、PFOS及びPFOAにつきましては、水道事業者が水質管理上留意すべき項目である水質管理目標設定項目に位置づけられましたことから、本市においても、夏季と冬季の年2回、PFASに関する水質検査を行い、その検査結果は市のホームページにて公表し、市民の皆様の不安払拭にも努めているところでございます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ありがとうございます。続いて、土壌調査の結果について見解を問いたいと思います。まず1つ目、市民団体が募金を集め、土壌調査を行いました。その結果を教育委員会はどのように捉えていますか。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。市民団体による普天間第二小学校の土壌中のPFOS等の調査結果を受け、本市としましては、国には土壌汚染の基準値がないことから、環境省の中央環境審議会から出された数値を参考に試算いたしました。その試算により、空気中に飛散した土ぼこりを児童が吸い込んだことによる健康への影響は極めて少ないとして、9月7日に市ホームページで公表しております。 調査結果からは一定量の数値が検出されておりますが、我が国には土壌に含まれているPFOS等有機フッ素化合物に対する規制値、それから基準値等がない現状でありますので、確固たる安全性についての見解は申し上げることはできないものと考えております。 教育委員会としましては、健康への影響を評価するためには土壌の基準値が必要だと考えておりますので、市関係部署と調整し、県や国の動向も注視しながら、引き続き国に対し土壌の基準値の設定を求めてまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) でも、市民の不安は払拭できません。体に有害な可能性が高いということで、子供たちが運動したり遊んだりして大丈夫なのでしょうか。それに普天間第二小学校の半分は基地の返還地です。だから、普天間基地のファイアーピットからの雨水で汚染された可能性が高い土を、今すぐ土の入替えをできませんか。 ○呉屋等議長 教育部長。 ◎嘉手納貴子教育部長 御質問にお答えいたします。座間味万佳議員にも答弁いたしましたが、現在、国内において土壌の基準地及び測定方法が定められていない中、土壌そのものを入替えする場合、どれくらいの深さまで土壌の入替えをするのか判断する基準等がございません。そのため、土を今すぐ入れ替えることは難しいものと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 国の基準値ということなのですけれども、それがつくられるまでは相当な時間がかかるのではないかと考えられます。それを待つ間に子供たちを守ることができません。専門家と連携して対応策は取れないのでしょうか。 質問に移っていきます。質問3、沖縄防衛局へ市民団体が要請に行ったとき、子供たちの安全を守るのは誰ですかという質問に対して防衛局は、宜野湾市です、そして市と調整しますと答えたそうです。防衛局と調整しながら、目の前の子供たち、汚染にさらされている子供たち、水も土もです。市長、子供たちを汚染から守るのは宜野湾市です。どのように子供たちを守りますか。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。教育委員会といたしましては、市民団体による土壌調査の結果を踏まえて、普天間第二小学校と連携し、検出された場所へ児童が立ち入らないようにカラーコーンを設置して制限を行い、またスプリンクラーによる散水で土ぼこりの飛散防止などの対応を図っております。児童生徒が安全に安心して学べる場の提供に努めているところでございます。今後とも市長部局とも連携して、その安全・安心な環境確保等に努め、必要に応じて関係機関にも調整してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。
    ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ぜひ本当に保護者やお母さん、市民はとても不安が大きいですので、子供たちを守るために、県内、県外の研究者と連携して、基準値を国が出す前に動いて子供たちを守っていただきたいと思います。 では、3つ目の健康被害の懸念への対策についてお伺いします。質問1、有機フッ素化合物PFAS汚染から市民の命を守る連絡会の血中濃度検査の結果が、16日、大きく報じられました。新聞報道によりますと、松川市長は重く受け止めている。住民の不安の解消や健康を守るために国や県と相談しながら何ができるかの調整をする必要があると決意を述べていらっしゃいます。 北谷町長は、基地のない地域の平均値は低い、基地内が汚染源である蓋然性が高まったとして、同町に特化した分析も依頼する考えのようです。 市長、宜野湾市としては何ができるか調整するということは、具体的にどういうことをされるのか、教えていただきたいと思います。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。座間味万佳議員の御質問でもお答えしたように、市民団体による血中濃度分析結果でも、喜友名地区及び長田地区のPFOS、PFHXSの値が全国平均値と最大値、共に上回っており、市民の皆様が不安を抱いている状況については理解しているところでございます。しかしながら、現在、血中濃度について指標となる基準値が国においては定められておらず、そのような中で市として検査の予定はございません。国でも健康影響との関係を証明する科学的知見の情報収集を進めている段階であり、血中濃度の基準値が示されていないことが実施に向けての課題と言えます。今後も市民の不安解消に向けて、沖縄県や国と対応について調整していきたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 基準値ということが、また言われますが、この2つの市民団体が土壌調査やPFAS血中濃度検査をやったことで、今、注目をされているというところです。これはすごく大きな市民団体の動きだと評価しています。 2つ目の質問に移ります。米国疾病予防センター疫学追跡調査「全米健康・栄養調査」のデータの分析から、心疾患やがんなどとの死亡リスクと相関性が高いと発表しています。規制によって死亡者数が減ったりという結果も出ているところです。今回の血中濃度検査の分析を行った京都大学の原田浩二准教授が、PFASの影響が大きいとされる18歳未満の子供の検査の必要性を訴えています。早急に市でその検査を行ったほうがいいのではないでしょうか。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 御質問にお答えいたします。18歳未満の子供の血中濃度検査の必要性ということでございますが、先ほどもお答えしたように、血中濃度に関しましては国のほうで基準値が定められていないことが課題となっていることから、今後も市民の不安解消に向けて、沖縄県や国と対応について調整していきたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 不安の解消ということをおっしゃいますが、やはりそれはちゃんと検査を行ったり、何が原因だろうという解明をしていかないことには、市民の不安は払拭できないと私は思います。憲法25条の中で、生存権、生きていく上での権利が認められていますが、今、宜野湾市の子供たち、市民は、この生存権が脅かされています。憲法が市民を守るはずなのに、日米地位協定などのせいで憲法を享受することができていません。私はこの子供たち、本当に一番被害を受けるのは私たちよりも子供たちなので、若い子供たちなので、ぜひ行うことを要望したいと思います。 では、質問3に移ります。宜野湾市喜友名の水道水を飲んでいる方のPFHXSの23.3ナノグラムと最も高い数値、またがんや心疾患による死亡率が高いPFOSも16.5と高い数値が出ています。また、水道水をそのまま飲んでいる人、60歳以上、男性が血中濃度が高いという傾向も出ています。宜野湾市民は不安を感じ、検査を希望する方もかなりの数いることが予想されます。全市民対象で、希望者は全員PFAS血中濃度検査を受けられるように協議するおつもりはありませんか。 ○呉屋等議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 議員の御質問にお答えいたします。繰り返しの答弁となりますが、血中濃度に関しましては国のほうで基準値が定められていないことが課題となっていることから、今後も市民の不安解消に向けて、沖縄県や国と対応について調整していきたいと考えているところでございます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ここに米軍基地があり、横須賀にもありますが、嘉手納基地や普天間基地、大きい基地と私たちは暮らしていて、私たちが被害を受けているのです。東京ではないのです。遠く離れた東京が基準値をつくるまで待つ。私たちはその基準値ができるまで危険にさらされる。これでいいのでしょうか。調査や検査というものを進めていくことを要望したいです。今、2つの市民団体がお金のないところで募金活動して、そしてこの検査をしたから、私たちは事実を見詰めることができています。この水道水を飲み続けた方、本当に私たちの宝である湧水、それが汚染されていますので、そういう畑で使ってきた方、そういう人の対応策も考えていただきたいのです。原田准教授は、飲用水の購入や浄水器の設置など、個人的な対策は負担が大きい。行政がPFAS低減策を進めていく必要があると指摘しています。経済的に厳しい状況にある人が危険リスクにさらされるということが予想されます。要望として、抜本的対策、不安を払拭するためにではなくて、本当に抜本的対策を考えていただきたいと思います。 では、次の質問に移ります。3つ目、沖縄を再び戦場にしないための市の取組についてお尋ねいたします。質問1、1985年3月18日、世界平和を希求する反核、軍縮平和都市宣言がなされています。毎朝、見上げて感動しています。この小さな沖縄の、世界一危険な基地を抱える宜野湾市、宜野湾市役所から、市民も空も水も人権も脅かされている。その市民が、宜野湾市が、世界の平和を希求する発信をしている。すごいと思います。どのようないきさつでこの宣言が提案され、決議されたのでしょうか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。議員御指摘の宜野湾市反核、軍縮を求める平和都市宣言につきましては、1985年、昭和60年3月に市議会で議決され、成立したものでございます。 いきさつにつきましては、当時は米国とソ連の対立、冷戦期の中で、軍備競争が続いていた時代でございました。そのような中、平和都市宣言の2か月前、1985年1月にスイスのジュネーブで米ソ外相会談が開かれ、米ソ共同声明が発出されました。その中で、軍縮削減に向け、核兵器や宇宙兵器に関し、新たな交渉を行うことが合意され、世界平和と東西間の緊張緩和へ向けた機運が高まっていた時期でございました。本市としても、その世界的な緊張緩和への機運を後押しするとともに恒久平和を築く決意を示すため、平和都市宣言の決議が行われたものと認識しております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ありがとうございます。すばらしい、本当にまた感動しました。 2つ目の質問です。市はその宣言都市としてどのような取組を37年間取り組んできたのでしょうか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、宜野湾市反核、軍縮を求める平和都市宣言の理念の下、平和の尊さや平和思想に対する啓発及び戦争と復興の歴史の経験を継承することを目的とする平和事業を推進しております。 その一環として、平成17年からは平和学習派遣事業として、市内中学生8名を毎年8月9日に長崎で開催される長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典及び青少年ピースフォーラムに派遣を行っております。長崎派遣の前に沖縄戦を学ぶフィールドワークなど事前学習も含め、戦争の愚かさ、悲惨さ、平和の大切さを学ぶ事業を推進してまいりました。そして、令和2年度からは平和学習派遣事業を平和大使育成事業にバージョンアップさせ、平和大使として各中学校及び市民向けの啓発イベントに参加するなど、事業の充実を図っているところでございます。令和2年度から現在まで、27名の平和大使が誕生しております。平和大使の絆の構築と世代間のつながりの創出を目的とし、戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さを次代へ継承する人材の育成を図ってまいります。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) ありがとうございます。とてもすばらしい事業だと思います。 では、3つ目の質問です。共同通信社の石井暁氏は、台湾有事で南西諸島が住民巻き添えになると警鐘を鳴らしています。また、沖縄国際大学の前泊博盛教授が、来月のうるま市での米軍、自衛隊の共同軍事演習は、市街地戦闘を想定しての訓練だと指摘しています。有事に10万人宜野湾市民はどこに避難すればよいのでしょうか。 ○呉屋等議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。有事の際における避難所の件でございますけれども、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律第148条におきまして、都道府県知事が指定することとされておりまして、令和4年4月1日時点で沖縄県内の公共施設を中心に、県のほうで1,301か所指定をされております。そのうち宜野湾市内の避難所につきましては、市内小中学校や児童センターなど含め30か所指定をされており、有事の際には国や県からの避難指示を速やかに伝達し、要避難地域の住民に対する避難誘導を実施していく予定でございます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 分かりました。質問4番です。沖縄戦のころは普天満神宮の壕や野嵩壕に隠れ、生き延びた住民が多かったと聞いています。しかし、十分な、今10万人ですから、この壕では助からないと思います。そのようなことにならないために市がやるべきことは何でしょうか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。本市としましては、宜野湾市反核、軍縮を求める平和都市宣言の理念の下、平和都市として引き続き反核、軍縮を求めてまいります。平和の尊さや平和思想に対する啓発及び戦争と復興の歴史の経験を継承することを目的とする平和事業を推進するとともに、平和大使育成事業などを通じて、戦争の悲惨さや平和の大切さ、命の尊さを次代へ継承する人材の育成を図ってまいります。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 本当に反核、軍縮平和宣言都市にふさわしい姿勢だと思いました。ありがとうございます。 先島へ自衛隊基地を拡張したり、ミサイルを置いたり、防衛で緊張を生むのでなく、平和外交に私も同じように力を入れるべきだと思っています。その先頭に立つのは松川市長だと思います。松川市長、平和外交の構築を市長がリーダーとしてやるべきだと思いますが、どうでしょうか。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。国防に関しましては、やはり国のほうで、政府のほうで対応すべきものだと思います。市町村、自治体におきましては、今、市民経済部長からも答弁がございましたが、この宜野湾市において先人が本当にすばらしい宣言をしております。反核、軍縮、そして恒久平和への決議、そのことは大変、37年も前ですけれども、やはり市長としましても敬意を表しますし、我々はそのことをしっかりこれからの世代を担う子供たちにも伝えていく。平和大使の事業もそうでありますし、様々平和を構築していくための相手を尊重する、そういった子供を含めて宜野湾市民に私としてはぜひこの平和の構築に向けての取組をしっかり一緒になってやっていく。そのことを決意としてさせていただきます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 松川市長、本当に力強い言葉、とてもうれしいです。松川市長を先頭に、市議会も市民も一つになって、世界に対して平和を願いながら、反核、軍縮というものを叫んでいける、いろんな世界で苦しんでいる人たちが、宜野湾が明るい希望だと思えるように頑張っていきましょう。ありがとうございます、松川市長。 では、先ほどお話ししていた平和大使育成事業の拡充について質問していきます。先ほども、そのいきさつ、平和宣言都市になり、そして未来を継承していく子供たちをつくっていくという取組、本当に私はこれは継承の担い手をつくる、そして未来への光となる取組を高く評価しています。平和大使になった中学生たちが、学んだことを自分の仲間たちに、そして市民へ語っていくというのはすばらしいと思います。ですから、さらに深めていく必要があると思って質問していきます。 1つ目、平和大使となる中学生がどのような平和教育を受けてきたのか。それぞれの学校ではどのような平和教育が行われているか、知りたいです。多分様々な工夫をされていらっしゃると思います。教育委員会が把握している小学校、中学校での取組を教えていただきたいです。 ○呉屋等議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 プリティ宮城ちえ議員の御質問にお答えいたします。学校現場における平和教育についてでございますが、小学校では慰霊の日に合わせて平和月間を設定し、学級、学年ごとの平和集会や平和メッセージを掲示するなどの取組を行っております。また、今年度の一例では、対馬丸記念館館長や琉球大学より講師をお招きし、講演会を実施した学校がございました。中学校におきましては、全ての中学校で平和を考える講演会を実施しております。また、学年ごとに系統立てて計画的に宜野湾市内の戦跡巡りや読谷村のチビチリガマ、南部戦跡を巡るフィールドワークなどを実施するなどの取組がございました。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) いろいろな工夫がなされていて、すばらしいと思います。私が危惧していたのは、新聞報道によりますと、このコロナ禍の中で多くの学校の平和教育にかけていた取組、それをカットしているという結果が出ていたのです。だから、心配していたのですが、小学校も中学校も様々な取組をしているということで、とてもすばらしいと思います。 それで、他の市でも、例えば西原町などでも平和の礎に刻銘された名前を読み上げる集いというのが今年行われたのですけれども、それに西原中学校が総合学習の中で全員が読み上げていく、刻銘された名前を読み上げるという中で、すごく一人一人の命の重みを感じたという、そういう感想もありましたし、糸満小学校や向陽高校、城岳小学校なども参加していますので、そういう、やっぱり体験していくというのがすごく大切ではないかというふうに感じています。 あと、教育委員会に提案したいのは、語り部バンク、戦争を体験していらっしゃる90代、80代の方、そして70代、60代、戦後を生きた皆様、そういう人たちが歴史を語っていくということはとても大切だと思うので、そういう語り部バンクというのをつくるのもいいのではないかと思います。 それから、市立博物館、佐喜眞美術館というすばらしい美術館との連携、琉大平和ガイド、学生が平和ガイドとして勉強していますので、そことの連携など、あと自分たちの、今、基地と隣り合わせで、国際大学にヘリ墜落モニュメントとかあるのですが、それも含めて、そういう場所、フィールドワークなどをやっていくというのも大切なのではないでしょうか。 2つ目の質問に移ります。教育委員会が把握していらっしゃる小中学校での平和教育の取組を使って、平和大使育成事業を拡充していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。平和大使育成事業についての御提言、ありがとうございます。平和大使育成事業は、平和学習派遣事業の内容をバージョンアップした形で、令和2年度からスタートしている事業でございます。被爆地長崎への派遣、事前学習のフィールドワーク、新聞づくりワークショップ、中学校でのイベントなど盛りだくさんの内容となっております。関係機関と連携を取りながら、引き続き事業の円滑な実施に努めるとともに、拡充につきましては必要に応じて引き続き検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 11月6日には、今度は平和大使の皆さんが市民に対してコンベンションのほうで発表を持つということの情報を聞いたのですけれども、ちょっと説明していただけますか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。今、詳しい資料は持ち合わせてございませんが、先ほど説明申し上げたように、平和大使育成事業の拡充という中で、今までは派遣地で学習するとかというのがメインだったのですけれども、今後は学んだことを広く報告ということを含めて理解を深めていく。その取組の一環として、そういったイベントも計画している次第でございます。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 本当にすばらしいと思います。自分の中学校の仲間に伝える。そして、今度は市民に対してこの中学生たちが学んだことを伝えていく。本当に未来の継承者というか、すばらしい取組だと思います。 私はこの事業がずっと続いてほしいと考えていて、南風原文化センターのほうも調べてみました。南風原文化センターは1994年から小学校6年生を対象にやっていて、28年間、子ども平和学習というのを続けているそうです。南風原のほうでは、中学生は部活動で忙しいからという理由で小学生を対象に行ってきたようですが、その子供たちが28年間の中で、研究者になったり、あるいは高校生になって平和ガイドになったり、大学の教授になったり、地域の平和を伝える担い手となったり、すばらしい成果が出ているそうです。だから、きっと宜野湾市もこれからまたその成果が出てくると信じています。 それで、市長に対してお願いしたいのですが、平和宣言都市として重要な柱としてこの平和の担い手の育成というものに対して予算を増やして拡充できるようにしてほしいことと、それから担当者を増やしたり、他市町村、南風原町だけでなく、いろいろなところの市町村のアイデアも入れながら、進化、発展させるということを希望したいのですけれども、市長、どうでしょうか。 ○呉屋等議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁申し上げましたが、この平和の事業というのは、今、拡充をしている最中でございます。先ほども申しましたように、平和大使育成事業、これも広く学んだことをアピールしていく、そういった取組も今やっているところでございます。関係機関と連携を取りながら、引き続き事業の円滑な実施に努めるとともに、拡充については必要に応じて検討してまいりたいと考えております。 ○呉屋等議長 市長。 ◎松川正則市長 御答弁申し上げます。市民経済部長から今答弁ございましたが、令和2年度から平和大使事業に切替えをしております。やはりそこには平和への思い、構築、宜野湾市民の思いを平和大使として、これからの宜野湾市を担っていく中学生という取組をしております。担当を増やす云々もございましたが、この辺りは現在の担当職員がしっかり頑張っております。拡充もやっておりますし、各市町村の様々な情報もしっかりそこも拾い上げて、よいものは取り込んでいく。そのことは現状、市民経済部のほうでしっかり取り組んでおりますので、御提言がありましたことは、また改めてお伝えはしておきます。以上です。 ○呉屋等議長 プリティ宮城ちえ議員。 ◆6番(プリティ宮城ちえ議員) 松川市長、ありがとうございます。本当に前向きな姿勢で、市長をはじめ、そして市民経済部が取り組んでといるいうこと、本当に感謝を申し上げたいと思います。歴史を学ぶことは、今を見詰め、そして未来をつくっていくことだと信じています。平和をつくる主権者として、子供たちがフィールドワークで、そして平和を学んでいって、そして伝えていく。そこに宜野湾市の明るい希望と未来があると思います。これからも頑張ってください。頑張っていきましょう。ありがとうございました。 ○呉屋等議長 以上で6番 プリティ宮城ちえ議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は10月20日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時43分)...