宜野湾市議会 > 2022-03-15 >
03月15日-06号

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  1. 宜野湾市議会 2022-03-15
    03月15日-06号


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    最終取得日: 2023-06-08
    令和 4年  3月 定例会(第442回)   令和4年第442回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時01分(開議時刻)            令和4年3月15日(火)                       午後3時43分(散会時刻)1.出席議員(24名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     2   伊佐文貴       3   平安座武志    4   又吉 亮       5   栄田直樹     6   上里広幸       7   宮城政司     9   濱元朝晴      10   宮城 司    11   石川 慶      12   宮城 克    13   山城康弘      14   真喜志晃一   15   知念秀明      16   米須清正    17   伊佐哲雄      18   屋良千枝美   19   知名康司      20   呉屋 等    21   平良眞一      22   桃原 朗    23   伊波一男      24   岸本一徳    25   桃原 功2.欠席議員(なし)3.欠員2名(8番、26番)4.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     安藤 陽     基地政策部長   米須良清   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部長   崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     石川康成   教育部長     嘉手納貴子     指導部長     又吉直正   消防長      浜川秀雄5.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       仲村厚子     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主任主事     棚原裕貴6.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号         令和4年3月15日(火)午前10時01分開議 日程第1 議案第9号 令和4年度宜野湾市一般会計予算上地安之議長 おはようございます。ただいまから第442回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時01分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時01分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時02分) 前日、又吉亮議員の質疑に対する答弁に誤りがあるようですので、再度答弁を求めたいと思います。建設部長。 ◎石川康成建設部長 おはようございます。昨日答弁申し上げました又吉亮議員の答弁に誤りがございましたので、訂正させていただきたく存じます。予算書の217ページ、説明欄03の都市計画事業のうち、沖縄県都市計画協会負担金の増額については、パーソントリップ調査の負担金が増えたことによるものと答弁申し上げましたが、パーソントリップ調査に係る負担金につきましては別でございまして、都市計画協会負担金の増額の理由については協会会費の内訳に変更があったものでございます。 まず、沖縄県都市計画協会の会費は、通常会費と特別会費に分けられております。このうち通常会費につきましては、昨日答弁申し上げましたとおり、基本額と人口規模に応じた会員割額により構成されております。特別会費につきましては、各市町村の前々年度における都市計画事業費の国庫補助額に一定の率を乗じた額となっております。都市計画事業につきましては、例えば土地区画整理事業都市公園事業、街路事業などが該当いたしますが、本市におきましては西普天間住宅地区土地区画整理事業が始まったこともあり、令和元年度交付額に比べ令和2年度交付額が12億円以上増えているため、特別会費が増額しております。なお、そのため令和3年度負担金27万7,000円に対し、令和4年度の負担金は53万8,000円となっております。沖縄県都市計画協会の事業内容につきましては、本日、お手元に配付の資料番号83のとおりでございます。 以上、答弁に訂正がありましたことをおわび申し上げます。 ○上地安之議長 日程第1.議案第9号 令和4年度宜野湾市一般会計予算を議題といたします。 本件に対する質疑を許します。桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) おはようございます。款ごとなのですね。午前中は4款まででしたか、それだけ確認したいのですけれども。     (「2、3、4」という者あり) ◆25番(桃原功議員) 5款以降が午後以降ということで確認。午前中が2款から4款、午後から5款から10款までということでよろしいですね。     (「はい」という者あり) ◆25番(桃原功議員) ちょっと5款以降に集中していたものですから、失礼いたしました。改めてお伺いいたします。68ページの政策参与の報酬ですけれども、私は昨日から言及しているように、予算計上した以上は、今年度も計上されているわけですから、成果としてしっかり示してほしいということを要望してまいりました。この政策参与を設置した経緯と、改めてその成果というのをお伺いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 おはようございます。桃原功議員の御質疑にお答えいたします。まず、政策参与設置の目的としましては、平成25年3月26日に宜野湾市政策参与設置規定を制定して、市政における重要課題の解決に促進するため、市長が特に命ずる事項について調査研究し、市長に進言することというふうに伝えているところでございます。政策参与の成果につきましては、先日も御答弁申し上げましたけれども、いろいろ防衛補助を活用でございますだとか、各種補助金をどういった事業に充てられるのかとか、そういったアドバイザー的なものを事務方としてはさせていただいておりまして、例えば政策参与がこう言ったから、こういう交付金をつけたとか、そういった形の成果という意味ではあるのですけれども、例えば個別具体的にどの補助金に幾らついたとか、そういう金額的な成果というのは、なかなか出すことは難しいというふうに考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) そうしますと、防衛予算に限定して、その防衛予算をどうやって活用していくかということが大きなテーマになるのでしょうか。例えば防衛以外の予算、総務だったり、厚労省だったり、こういったものはなかなかアドバイスがいただけない。主に防衛予算に限って、どうやってそれを引っ張ってくるか、活用していくかということでよろしいのでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。予算の例えば防衛補助という件については、おっしゃるとおり、防衛補助が主であるとは言えると思うのですけれども、決して防衛補助のみというわけではなくて、ほかの交付金であるだとか、そういったものも例えば沖縄防衛局に内容を確認してもらったりだとか、そういったことでいろいろな補助金というのを活用させていただいて、できるだけ一般財源の支出を抑えられるような技術的なアドバイスを事務方としてはいただいているといった回答でございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 防衛予算だけではないと。その役割を例えば市長だけではなくて、副市長も非常にネットワークが広いですから、それで活用できないのか。私、別に政策参与の個人的なことを言っているのではないです。設置した成果というのは市民もやっぱり見ていますから、どういったことがされたのかということで、ちょっと歯切れが悪い答弁というか、なかなか紙として出せないというのはどうなのかなと思うのですけれども、では市長にお尋ねしますけれども、政策参与を置いてよかったと、こういった実績があったのだという実感はあるのでしょうか、お答えください。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 おはようございます。御答弁申し上げます。補助金についていえば、例えば他省庁、総務省の補助金であるとか、厚労省の補助金、経産省の補助金、こういったもの全て制度補助金で法律補助金なのです。ただ、防衛の予算につきましては、予算補助といいまして制度はないのですけれども、大枠のガイドラインがあって、それでもって例えば統合事業なんかも3条、8条合体して、市の計画に基づいて予算で補助するというものですので、どのタイミングで、どういう形で要請したらいいのか、申請したらいいのか、そこは多少ちょっと若干違いますので、そういった方面で非常に力を発揮していただいたと感じております。 ○上地安之議長 桃原功議員
    ◆25番(桃原功議員) 副市長の答弁で力を発揮していただいたとあるので、そういうものが私は具体的に資料として見える化が欲しかったのですよ、金額は年間120万円であれ。やっぱり政策参与を設置して、予算を出している以上は、データとして示してほしかったなというのがあるので、副市長の答弁で力を発揮していただいたということであれば、それなりにちゃんと文字書けますよね。私は書けて、書いて出すべきだと思っています。力強かったということが確認できましたので。 あと、4款以内だと、93ページ、ふるさと応援寄附推進事業約3,600万円ですけれども、宜野湾市のふるさと寄附などを見て、返礼品もいろいろホームページで確認したら、すごい数の返礼品があったのです。ここの部分の予算なのか少し確認したいのですけれども、もう例えば宜野湾市に寄附をしたいということで、返礼品が目的ではない方もいらっしゃいますけれども、返礼品が目的の方もいらっしゃるわけです。そういった中でずっとホームページを見ていくと、何百という返礼品があったのです、何百という。ビールだったり、お肉だったり、もちろんスイーツだったり、これ委託料は約3,300万円書いていますけれども、これ少し説明いただけませんか。どういう委託をしているのか、お願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。令和4年度、来年度当初予算といたしまして委託費といたしましては、3,370万円を予定してございます。こちらの根拠でございますけれども、基本的にはふるさと応援寄附、他市町村ないしは宜野湾市内からも御寄附いただいているものがございますが、見込みの基礎数値というのを作成しまして、例年の数値から伸び率を大まかに乗算してつくっているものではございますけれども、そちらの金額に、いわゆる還元率といいますか、返礼品にかかる諸費用でございますとか、そういったものを掛け合わせた数字が、こちらの数字となっているということで、金額として計上させていただいているということでございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) その返礼品の中に宜野湾市の産品というのは何割ぐらい占めるのでしょうか、大まかでいいのですけれども、見たらオリオンビールであったり、あるいは牛肉も多分市内の業者はいらっしゃらないと思うので、精肉店、小売店はあるかもしれませんけれども、もちろんみやざと製菓の田いもパイとかもちろん市内のほうにもありましたけれども、どれぐらいの割合で市外、市内とあるのかなという点が1点と、あと3,600万円を支出して、ふるさと応援の寄附額というのは幾らなのかお伺いいたします。要はインとアウトです。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時16分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時17分) 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。ふるさと納税の返礼品に関しましては、いわゆる総務省のほうから基準もしっかり出ておりまして、要は何でもかんでも返礼品として出せるというわけではございません。御質疑のいわゆる県内、市内の割合が幾らでというのは、ちょっとなかなか申し上げるの難しいのですけれども、ただ例えばおっしゃったオリオンビールなんかは、県内の市町村だったらどこでも使えるように総務省のほうの基準がしっかりとされていまして、あとはお肉に関しても、例えば加工場が宜野湾市にあれば宜野湾市、これも総務省の基準ではあるのですけれども、そういった基準に基づいて市内で生産して販売しているものというのをいわゆる返礼品として扱っているものでございます。 2点目のインに関しましては、3,370万円の基礎数値を申し上げますけれども、基礎数値といたしましてはいわゆる寄附見込みです。寄附見込みといたしましては、6,000万円を想定してございます。なお、令和3年度におきましては5,000万円だったところを1,000万円増額して6,000万円と基礎数値を変更しているところでございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございます。3,000万円強投資をして、ちょうど2倍の6,000万円ぐらい収入として入っていらっしゃるということだと思うのですけれども、先日、テレビのニュースで、非常に変わったコスパのいい返礼品があったのです。何かというと、大阪のちょっと自治体名忘れたのですけれども、Vリーグ、バレーボールがその市に所在しているということで、Vリーグ選手のアタックしたボールを寄附した方が受けると、レシーブすると。たったこれだけなのですけれども、それだけで2万5,000円出さないといけないのですって。選手には大きなステーキ上げたら多分選手は満足すると思うのですけれども、非常にコスパがいいなと思って。要は私が言いたいのは、特色ある何かそういう返礼品というのをやっぱり宜野湾市でも、市内業者育成のためにももっと支援をしていくべきではないのかな。ただ、オリオンビールだから41市町村全部扱っても薄いですよね。 例えばクラフトビールを育成させる仕組みとか、その辺をもう少し力を入れていただければなと。あまりにも返礼品が200も300もあると、探すのにとても、私、難儀になってしまったのです。迷うし、見るだけでもどういったものがあるのかなということで、そういった意味でもやはり市長が公約としていたスイーツのまちづくり、あれ私、発想自体とてもすばらしいと思っているのです。ただ、一般質問でも出していますけれども、あのスイーツのまちづくりは及第点には至っていなかったのかな、まだあまり実行途上だということで記憶しているのですけれども、そういう点でも特色ある、宜野湾市が一番といつもおっしゃっているではないですか。宜野湾市の特産品、あるいはVリーグのアタックではないけれども、あらゆるアンテナを張って、どうやって市をPRするか、市の収入を増やすかという部分では、あのVリーグのアタックのレシーブをするという返礼品は、非常に目からウロコでした。こういうやり方もあるのだということで、以前は宜野湾市でもキングスが練習はしていましたけれども、沖縄市に行ってしまいましたけれども、そういった意味でもぜひ力を入れていただきたいなと思うのですけれども、市長もうなずいていますけれども、元バスケットボール選手としていかがでしょうか、回答があれば。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 おはようございます。御質疑にお答えいたします。ただいま桃原議員から御提案ございましたけれども、やはりふるさと応援寄附につきましてはアイデア勝負だろうと思います。ただいまバレーボールのアタックの返礼品の話もございましたが、宜野湾市でも泡盛であるとか今取り組んでもおります。様々事業者の皆様にもお願いもして、これまで200近くですか、多くの返礼品が準備をされて、応援寄附のほうも増額をしております。事務方も非常に今頑張っておりまして、ぜひそれを伸ばしていきたいと。改めて今御提案もございましたけれども、ぜひまた議員の皆様とも御提案、知恵もお貸しいただいて、ぜひふるさと応援、宜野湾市を応援してくださる皆様にアピールできるような返礼品、改めてまた取り組んでいきたいと思います。ぜひ議員の皆様からも御提案、改めてお願いも申し上げたいと思います。以上です。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 市長からも答弁ありましたように、ぜひ頑張っていただきたいなと思っています。 前に私が言及した宜野湾市の西海岸のダイビングスポットの件、非常に透明度の高いサンゴ礁があり、きれいだということで評判です。ただ、なかなか、もちろんコロナもあって観光客がいらっしゃらないというのもあるのですけれども、以前、宜野湾市議会議員全員と商工会の方々との意見交換会がありまして、その中で私のチームは観光協会の事務局長が、ダイビングするところの西海岸の動画を見せていただきまして、ここが宜野湾市の西海岸なのかと。非常にきれいで、ぜひ私も潜ってみたい、ダイビングしてみたいという気になります。ああいうプレゼンテーションをぜひ、多分都市圏でもやっているのでしょうけれども、もっと力を入れて、ああいうすばらしい自然もあるわけですから、ぜひさらなる活用をして伸ばしていただければなと思いますけれども、企画部長もうなずいていますけれども、あそこダイビングされたことありますか。ぜひ一緒に体験しましょう。そして、私たちが体験して初めてPRもできると思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○上地安之議長 ほかに質疑はございませんか。宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) よろしくお願いします。1点だけお伺いします。予算書の68ページの政策参与の件で1点だけお伺いします。令和3年度は補正予算で減額されました。今年度も同じような、先ほど副市長から力強かったという感想、感触も御答弁あったのですけれども、同じような働き方を要望というか、お願いするという内容でいいでしょうか。この辺り御説明お願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。政策参与の補正の減額に関しましては、新型コロナウイルスまん延の状況等もあり、市長と調整をしながらこの勤務を調整したという実態もございます。今年、令和4年度におきましても、予算通りましたら勤務体系については、また市長と個別に調整をさせていただければというふうに思っております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) ありがとうございます。同じ方が継続されるという理解で合っていますか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。そちらも含めて調整させていただければというふうに思っております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) こういったことも明らかにしていただけると、より市民にオープンな行政になると思います。これは委員会でも提言させていただいたのですけれども、こういった方のアドバイスというのが主な業務になると思いますので、ぜひテレビ会議とか活用していただいて、なかなかコロナで移動とか難しかったりする場合もあるかも、県内にいらっしゃるということだったので、それはないかもしれませんが、それでもなかなか会って話すことが難しい場合もあると思うので、ぜひそういった技術の活用をしていただければと思います。以上です。 ○上地安之議長 ほかに質疑はございませんか。又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。今、桃原功議員からもふるさと応援寄附金の件についても出ていたので、ちょっとタイミングよく私のほうでも質疑させていただきます。予算編成方針のほうでも、ふるさと納税企業版ふるさと納税クラウドファンディング型ふるさと納税等の積極的な活用というふうに予算編成方針のほうにも記載はされてございまして、今、桃原功議員が言ったようなバレーボールのアタックをレシーブするというような返礼品も奇抜で、そういったものもありますよというようなことでおっしゃっていたのですけれども、宜野湾市の返礼品の中で、このような体験型の返礼はどのようなものがあるでしょうか、御答弁ください。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時28分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時29分) 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 失礼いたしました。御質疑にお答えいたします。本市のふるさと納税の返礼品としてそういったサービスにつきましても返礼品として載せておりまして、例えば先ほど桃原功議員もおっしゃっていた体験ダイビングでございますとか、あとはフォトウェデイングだとかそういったものをサービスとして載せさせているところでございます。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。この西海岸のサンゴの立地、サンゴがきれいな海の立地を生かしたような体験の返礼品もあるということで、たしかこれダイビングの資機材とかもたしか返礼品の中に組まれていたと思うのですけれども、一度私のほうで前に提案させていただいたサンゴの植付け、マイサンゴといいますか、名札をつけてやることで、そのサンゴを自らのサンゴということで育ててもらう。そして、自然を愛して、宜野湾の海をよその方にも愛してもらうということを提案させていただいたのですけれども、今現在、そちらはどのようになっていますでしょうか、その当時は前向きな御答弁いただいておりますけれども。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。サンゴの植樹につきましては、令和2年度にいわゆる市民向けの新型コロナ対策として、業者支援としてサンゴの植樹というのを行って、市民の皆様からかなり御好評をいただいたということもございまして、例えばそれを県外の方を対象にサンゴを植樹していただくとか、今もマリン支援センターで、若干今コロナでなかなかやりづらい状況ではあるのですけれども、そういったいわゆるサンゴの植樹に関しては現在もちょっと検討中でございまして、具体的な形としてはまだ出ていないといった形になっております。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。返礼品としてはまだないけれども、事業者の方とかだったり市民向けにサンゴの植樹をやっているというところでもありますけれども、この自主財源の確保という観点からも、そしてSDGsの海を守ろうにもつながりますので、その辺はまたサンゴの植樹というのも前向きに検討していただきたいなと思っております。 あと、ふるさと納税をやっていく、業務委託で3,000万円余りされているというようなことですけれども、返礼品を先ほど市長のほうでもアイデア勝負というようなこともあったのですけれども、どのようなものを返礼品にするか、そして物ではない体験型、どういったものをやるのかというのも大事なのですけれども、その商品に対するストーリー性というものを持って広報していくことも大事なのかなと。そして、もう一つ、返礼品ありきではないふるさと納税の納税者がいるのです。実際にいるのです。県外にお住まいの高額納税者の方で、自分の納税額をどの市町村にやろうかなといって探してふるさと納税される方がいるのです。その方というのは、返礼品ありきではないのです。どの市町村が、どこの自治体が、どんなビジョンを持って、何か面白いことをやろうとしている。それに対して、私の税金をその市町村に投資するような気持ちで納税をする、ふるさと納税をするというような高額納税者の方が実際にいるのです。 ですから、返礼品のアイデア勝負もそうなのですけれども、自治体が見せるビジョンというのもやはり必要なのです。そこを見て、思わぬところからふるさと納税というのも出てくるので、そこもしっかりと戦略に入れていただきたいなと。ふるさと納税の戦略として、ここはしっかりと入れていただきたいなと思うのですけれども、御見解いただけたらお願いします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。例えばですけれども、ZOZOTOWNの創設者の前澤友作さんのほうが、ツイッター、フェイスブックでそういったものを募集して、本市もそれに手を挙げさせていただいて、今年度、500万円御寄附をいただいております。 我々大事なのは、ふるさと納税の返礼品というのは、地域振興のため、いわゆる業者の収入を下支えするためにも宜野湾市の特産品というのをPRする観点でも、そういったものは重要だと思うのですけれども、やはり議員御指摘のとおり、それをどうPRするかというのが非常に大事だと思っております。また、加えていえば、例えば令和3年12月末までの実績になるのですけれども、ふるさと応援寄附金として先ほど申し上げた前澤友作さんからの寄附金も含めて6,600万円余り御寄附をいただいております。これは例えば新型コロナ対策に関する寄附もいただいていたりとか、大事なのはその使途をしっかりと御寄附いただいた方々にお示しをして、いただいた大事な御寄附の意思に関しては、しっかり宜野湾市がそれを引き継いで使わせていただいているというPRも併せて大事なのかなというふうに思っております。いずれにしても、内容についてはしっかりと検討して、宜野湾市のふるさと応援寄附金をいただけるような環境ができるように今後も精進してまいりたいというふうに思っております。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。今、部長の答弁の中でも、市内業者、事業者の方たちのそういったものをまた何というのでしょうか、飛躍させるというか、躍進させていくというような、そういったものも必要だなと。要するに市内事業者の方たちが持っているものをブランド力を高めていくことによって、返礼品を求めてされる方たちもいるだろうし、先ほど言ったように高額納税者の方が、その市のビジョンを見てとか、面白いまちづくりをしようとしているから投資をしようというような感覚で納税される方もいるのでしょうけれども、この市産品のブランド力を高めていくことが、ふるさと納税の増額につながるのであれば、ひとつ市のほうでもブランド力を高めていただくための支援として、市内事業者の方たちが日本国内に売るというよりも、海外に売ることによって評価を得る。日本国内に売っても、日本の国民というのはパイが限られていますので、その中でお金を回していくような形になります。 ですから、宜野湾市のものを海外に売れるようなこれからの戦略も必要なのかなと。そのための支援、例えばECサイトで販売するようなことが難しいような事業者の方がいれば、ECサイト、ネットで販売できるような支援をしていったり、それが海外で売れることによって世界での評価が高くなり、宜野湾市の市産品の評価が高くなって、ブランド力が上がって、ふるさと納税の返礼品が上がることによって納税額が増えていく。そのような戦略も直結はしないのかもしれないですけれども、巡り巡って宜野湾市の財政の増額にもつながるのではないかなというようなものも見えますので、ぜひともこういったものも御検討していただいた上で、戦略というものを練っていただきたいなと思っております。 続いて、また予算編成方針のほうから続けさせていただきます。予算編成方針のほうで補助金、負担金の見直しというふうにも記載されているのですけれども、先ほど建設部長のほうから御答弁いただきました。沖縄県都市計画協会の使途について不透明なところがあるのでというような昨日の質疑の中で、今回、増額の理由ということで挙げられてはいたのですけれども、この補助金、負担金の見直しの中で、今年も予算編成方針のほうにこういうふうに記載されております。この負担金の見直しというものは、令和4年度の予算を組み立てる際に、どの部分を負担金の見直しをされたのかというのをお答えいただけますでしょうか。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前10時37分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時38分) 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 失礼いたしました。御質疑にお答えいたします。補助金、負担金の見直しについては、個別の補助金、負担金の見直しというのはなかなか一概には難しいと思います。というのも補助金、いわゆる補助団体がございますので、その補助団体に対する補助は適正かどうか、例えば令和2年度、令和3年度においては新型コロナウイルスの状況もあったので、各補助団体のほうが実際活動ができていなくて、余剰金が生まれていないかとか、そういったチェックは不断に行っているところでございます。 また、負担金に関しましても、例えば負担をこちらがしている事業そのものが終わっている場合とかはもちろん、その負担金自体がなくなりますので、それは見直しという形につながるのですけれども、ただやっぱりそれはもう一つ一つ、個別個別の事情がありますので、例年どおり、いつもどおり上げるのではなくて、しっかり補助金、負担金もゼロベースで見直してほしいという財政当局からの庁内体制のアピールという形にもなっているかと思います。 具体的な話で言わせていただきますと、例えば水道事業会計に関する繰出し、今年もかなり6,000~7,000万円ぐらい減らしているのですけれども、あれも繰出し基準の見直しとかそういった形で不断に見直しをさせていただいて、適正な額をこういった繰出しであるとか補助とかをしている状況でございますので、なかなか個別具体的にこれを減らしましたとか、これを削減しましたというのは難しいということは御理解いただければと思います。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) 部長、ありがとうございます。各種団体の補助金については、次に議論しようかなと思っていたのですけれども、今、補助金と負担金2つ併せて御答弁いただいたので、今部長のほうでも補助金、一定の補助をずっとやっていて、この余剰分がどういうふうにされているかというのは精査しているというような話もされていたのですけれども、これしっかりやったほうがいいと思います。この額ありきではなく、しっかりと使われているのか、それが事業として、その団体の育成につながっているのかどうか。それをしっかりと見て、その分が留保資金みたいになっているような形では、この補助額は見直す必要がありますし、これが足りなくてもっともっと事業をやって活性化につながるけれども、この額しかないから事業ができませんというようなところであれば、これは原則として補助の増額というのは考えられないというのは予算編成方針にも書かれてはいるのですけれども、しかもそれもしっかりとめり張りをつけて、増額すべきところには増額をする、補助金も。減額すべきところには減額をするというような、しっかり精査もしていただきたいなと思っております。 そして、負担金に関してなのですけれども、なかなかちょっと難しいなというようなところ、その負担金をやっているところの協会だったり、組合だったり、そういったものの事業がなくならない限りは、この見直しというのは難しいかなというのはおっしゃってはいたのですけれども、例えば後期高齢者広域連合だったりとか、倉浜衛生施設組合とか、そういったものは議会がありますので、議員の中からもそこに行って、しっかりと見ているような状況ではあるはずなのですけれども、そういった議会ではないものの、協会だったり、組合だったりというものの負担金というものは、昨日、御指摘させていただいたように、宜野湾市の財源がしっかりとそこに負担金として支払われていますので、感覚的にはやっぱり一円たりともどのように使われているかというのは、しっかりと注視していただいて、その組合がどのような決算をやって、予算を計上して、事業計画はどうであって、その効果がどのように出ているというものはしっかりと注視していただきたいなと思っておりますけれども、これは見直すべきところは見直す。しっかりと提言する必要があるのかなと思います、この組合に対しても、協会だったり、そういったものにも提言する必要があるとは思うのですけれども、その辺で御見解いただければお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。宜野湾市がそういった負担金とか補助金とか、いわゆる宜野湾市の公金を支出している場合は、補助金、負担金にかかわらずやはり市民の税金、宜野湾市の財源を他団体に出しているわけですから、これはやっぱり不断のチェックというのは、これは絶対に必要だというふうに思っております。その金額の多寡を問わずなぜ補助しているのか、なぜ負担しているのかというのは、しっかりと市民に説明できるようにしていかなければいけないと思っておりますので、その辺はしっかりと現在も含めてやっておりますので、それで今年の予算というのも計上させていただいております。 来年度以降もしっかりとそういった全ての見直しというのはなかなか難しいかもしれませんけれども、例えば補助額に満たないような事業であれば当然下げるべきだと思っているし、そこは実際下げています、下げようというふうな形にもしていると思いますので、そこはしっかりとちゃんと役所のチェックというのは働いているというふうに認識しております。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。市民の税金がそこに使われているから、しっかりと見ていくというようなことでもあるのですけれども、やっぱりその感覚はとても大事なのかなと。予算編成方針をずっとみていて、これ質疑させていただいているのですけれども、この宜野湾市の財政難というものも職員全員が共有する、その感覚をしっかりと共有するというようなことも大事だというふうには書かれております。 ですので、税金が使われていくところというのが、自分の財布が、自分の財布の感覚で痛むように支払いをする、入ってくるという、その感覚でもって一人一人が見ていくしかないのかなと。自治体の財布であっても、自分の財布のようにその感覚は必要なのかなと思っております。 あと、少し時間ありますので、もう一つだけ。これも予算編成方針のほうにネーミングライツの部分も記載がされてございます。補正予算のほうでも少しこれは質疑させていただいたのですけれども、今年度減額がされていたというようなところでもあったのですけれども、ネーミングライツの導入ということで令和4年度にその辺の見直しも着手していくというようなところがあったのですけれども、どのような戦略を練っていくのか、令和4年度にそういったプロジェクトチームというか、そういったものをやっていくはずなのですけれども、今後、ネーミングライツというのはどのように令和5年度以降活用していこうとしていたのか御答弁ください。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。ネーミングライツ、現在、行政改革推進室でやっているので、総務部が所管ではございますけれども、令和4年度から企画部のほうに行政経営室として異動してくるので、私のほうから御答弁申し上げたいと思います。ネーミングライツに関しましては、今現在、アトムホームスタジアムのほうでネーミングライツをやっているのですけれども、やっぱり全国的に他団体の事例とかをしっかりと研究して、宜野湾市が持っている財産をどういうふうに有効的に活用するのか、例えば屋内運動場、最近できておりますけれども、あれもなかなか大きい施設でございますし、子供とかもいろいろコロナ禍でありながらしっかりと使われているということもありますので、そういった部分のネーミングライツもできないかとか、あとは例えば道路の名前を、市道の名前を市道宜野湾11号とかもかなり今注目されているので、そういった部分もネーミングライツできないのかというのは来年度しっかりと検討させていただいて、令和5年度の予算に可能であれば反映できればというふうに思っております。 ○上地安之議長 又吉亮議員。 ◆4番(又吉亮議員) ありがとうございます。新たなもの、道路だったりとか、ほかの公共施設だったりというのもネーミングライツ料、新たに得ていこうというようなところでの答弁ではあったのですけれども、補正予算のほうでも私のほうで話をさせていただいたのですけれども、やっぱり広告の媒体としての広報の機能というものがとても大事なのかなと。これが使われたかどうかで価値が下がるのでは、ちょっと本末転倒という感じはするので、例えば宜野湾球場、アトムホームスタジアムが利用されなかったから今回減額という補正ではあったのですけれども、これがバイパス沿いにアトムホームスタジアム宜野湾というのが大きな看板があれば、球場に入らずとも、そこの道を通る人はその看板を見るわけですし、それは広報の機能が維持されているということにもなってきます。 そういった観点からほかの市道だったり公共施設というものを施設に看板を上げるというよりも、しっかりと広報ができるというところの場所、その看板の場所だったりとか、あとメディアの露出です。メディアに露出すること、この施設がどういったもので利用されました。新聞に載りました。テレビに載りました。広告の媒体として機能しています。ネーミングライツ料の価値が上がりますというようなところでしっかりと戦略を練っていくことが必要なのかなと思っておりますので、その辺も頭に入れて御検討いただけたらと思います。以上です。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時48分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前10時59分) 休憩前に引き続き会議を進めてまいります。 議案第9号に対する質疑を許します。岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) 94ページの2款1項7目安全対策費の03自治会防犯灯対策事業というのがあるのですけれども、その下にある使用料及び賃借料1,016万円、それから防犯灯設置補助金ということで300万円あるのですけれども、この予算についてはほぼ毎年変わらないものなのか、あともう一つ気になるのが、昨年の3月議会で答弁いただいた防犯灯の各自治会への設置数、3,546灯というふうに認識をしているのですけれども、これ基本的に増減というのですか、そういうものがこの何年間で変化がないのかどうなのかというふうなことを含めてお願いをしたいというふうに思いますが、この03の自治会防犯灯事業、これは10年間のリースで契約をして、債務負担行為がありまして、年度ごとにこの金額だというふうに思うのですけれども、以前に10分の10で国から防犯灯の設置、防犯カメラの設置と一緒にプラスアルファされたと思うのですけれども、この3,546というのはもともとの数なのでしょうか、それとも現在のそういう防犯灯の自治会が担当している部分だけなのか、この辺のちょっと違いを御説明いただけたらというふうに思うのですが、国吉部長、お願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 岸本議員の御質疑にお答えいたします。この防犯灯のLED化事業は、防犯灯をLEDで整備し、防犯機能の充実を図るという事業でございます。議員おっしゃるように現在3,500灯を設置しております。10年間のリース契約を結んでの予算執行となっておりますので、例年大体同じような額になっております。 ○上地安之議長 岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) この庁舎も耐震化の工事と一緒にLED化したと思うのですけれども、LEDに変えると電気料金の削減、そしてなおかつ機器の耐用年数というのですか、そこが白熱灯とか蛍光灯よりもずっと長く維持ができるというメリットがあるというふうに認識をするのですけれども、これも自治会によって防犯灯の設置数というのが違いますので、もちろんそこで管理をしている各自治会の電気料金も違うというふうに認識をしているのですけれども、市全体としてもう7年、8年経過をしていると認識をするのですけれども、以前と比べてどのくらいの電気料金が削減をされたのか、概算で結構ですので、それもお答えできるのでしたらお願いしたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質疑にお答えいたします。防犯灯をLEDで導入することによって、電気料金が年間約800万円以上削減されております。10年間で自治会全体で4,370万円、市としましては370万円が負担が軽減されるというふうに見込んでおります。 ○上地安之議長 岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) ありがとうございます。以前に一般質問でもさせていただきましたけれども、10年たつとリースの相手先とのまた契約が交わされる。変更といいますか、新たな契約になってくるというふうに認識をしております。そこで、以前にも市長にも提案をしました。今、お答えができるかどうか分かりませんが、契約時期とか契約内容とか市内の企業の育成の観点から受注の受皿を市内業者で育成をして、そういう話合いもしっかりやっていただきたいというふうなことで、もう何年も前から提案をさせていただいておりますけれども、そのときに答弁は、10年たっても残存期間といいますか、3年から4年ぐらいはもつので、その間は要するに市としてのメリットになるというふうな話もございました。この辺について、すぐに答弁が返ってくるとは思っておりませんけれども、その方向で育成をしていく。それから、市内企業をしっかり育てていく。リースも県内でなかなか見つからなかった経緯もありますので、そこら辺のことをぜひお願いをしたいなというふうに思うのですけれども、これについて答えられる分で結構ですので、お答え願えませんか。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質疑にお答えいたします。10年間のリース方式による防犯灯LED化事業につきましては、平成26年度からスタートし、令和6年3月31日までの契約となっており、残り3年半残すまでとなっております。リース契約終了後の防犯灯につきましては、市が無償譲渡を受けることとなっており、引き続き自治会の管理の下、使用が可能となっております。また、現在設置している防犯灯につきましては、光源寿命が6万時間となっており、約13年から14年もつとされていることから、契約終了後、3~4年は活用できる状況になっております。市としましては、契約終了後、直ちに次のリース契約をすることが効果的か、または3年から4年程度の使用可能な期間を活用していくのがいいのか、現在のところまだ具体的な検討には至っておりませんが、担当課のほうでは商工会と情報交換を行っており、令和6年度をめどに、今後どうやっていくのか、情報収集等に取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) 部長から前向きの答弁ありましたけれども、市長、副市長も認識の下でそういう取組をしている、進めているという認識でよろしいのでしょうか。市長、お願いします。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 お答えいたします。議会でも決議が毎年されているように、市内企業優先で取り組んでいこうと考えております。また、市内企業でできない部分につきましても、ジョイントベンチャーで市内を入れていくというような手法も今検討しているところでございます。 ○上地安之議長 岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) よろしくお願いをしたいと思います。やっぱり県内どこを探してもリース先、受けてくれるところがなかったというのが当初の事業のスタートでございましたので、もう10年たとうとするわけですから、しっかり市内の受皿づくり、育成をしっかり進めていただきたいなということをお願いしておきたいと思います。 それから、次に行きます。ページは181ページ、こっちまだいいのですよね。2、3、4で4款1項1目の説明欄の17、妊娠・出産包括支援事業の中で一番下のほうにあります産婦健康診査費助成金25万円になっておりますが、昨年度の予算では12万5,000円、2倍になっているので2回分の助成費用というのですか、そこを計上されているというふうに私は認識しているのですけれども、それでよろしいでしょうか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 おはようございます。岸本一徳議員の御質疑にお答えいたします。この妊娠・出産包括支援事業につきまして、議員おっしゃるように産婦健診につきましては令和3年度、これまで1回だったものが、令和4年度からは2回という形で計上しているものによるものでございます。 ○上地安之議長 岸本一徳議員。 ◆24番(岸本一徳議員) これが全国的にも、それからまた県内でやっている産婦健診、産後ケア事業の一環としてやっている、そういう進め方だというふうに思っておりますので、これはスタンダードなのです。これが標準なのですよね。ということを確認しておきたいというふうに思います。一般質問でまた詳しくは提言も提案もしていきたいなというふうに思っておりますが、昨年度からお願いしている予算計上できましたので、ありがとうございました。 もう一つだけいきたいと思います。182ページ、4款1項2目、03の健康審査事業、これ1億2,000万円余りの予算計上されておりますけれども、コロナ禍で健康推進部長、崎間部長、がん検診に始まって発見したら、検診でがんが分かったら、判明をしたら、その治療や、そしてまた入院とかというふうな重症の場合には、そういうふうな形になってくるだろうというふうに思うのですけれども、以前に一般質問のときにもらった資料で、胃がん、それから大腸がん、肺がん、それから乳がん、子宮がんというふうなことで、例えば平成29年の国保だけしか医療費の実数はつかめないということで、そういう説明でございましたけれども、データのKDBシステムの中から要するにデータを頂いているのですけれども、例えば平成29年は入院が1億2,400万円、この5つのがんの医療費、それから外来として1億7,000万円余り出ているのです。 だからこの健康診査事業の中で、がん検診というのが非常に私は大事な取組ではないのかなというふうに思うわけです。特定健診とか40歳以上の健診の場合には、手厚くされていました。無料で、それからオプションで検査もできるわけですけれども、このがん検診については本人の、多少は助成金があるわけですけれども、実は福祉保健の概要を見ても、がん検診はほとんど受診率が変わらないのです。ここの03の健康診査事業の中で、特定健診と一緒に強化しなければいけないのは、がん検診の受診率を向上させるための取組だというふうに私は思うのです。 今言いましたように、医療費がこれだけかかっているわけですから、がんを一人でも二人でも早期発見、早期治療していくという、そういうことをしっかりやっていかなければ、特定健診だけの話ではないというふうに私は思っているのです。そういうことも含めて、がん検診についてももう少し力を入れていく、それから受診を勧奨していくために何が必要なのかというふうなことをもっと力を入れていかなければいけないのではないかなというふうに、この一般会計予算審議で私はそういうふうに認識をしているもので、これについて例えば助成制度とかいう部分も、この5つのがんに関してはしっかり受診率を向上させる、そういう取組を強化していかなければいけないのではないかなというふうに思うのですけれども、どうでしょうか。 ○上地安之議長 健康推進部長。 ◎崎間賢健康推進部長 岸本議員の御質疑にお答えいたします。議員おっしゃるように、がんにつきましては早期発見することで完治する確率も高くなるということで、その検診を受ける必要性というのはこちらも十分認識しているところでございます。まず、宜野湾市の取組の方向としましては、まず特定健診の受診率が県内でもまだ一番低い状況にあるものですから、その辺から力を入れて取り組むと同時に、特定健診の案内もしながら、もちろんがん検診をオプションでできるということを周知しているところでございます。 ちなみに、令和4年度の予算の中で、ちょっと周知とは話が違ってくるのですが、このがん検診の精度を上げるため、正確さ、例えば胃の胃カメラを受診した方については、今後、ダブルチェック、一医療機関でやったものをまたダブルチェックができない機関については中部地区医師会でダブルチェックして、より精度を上げていくような手法も委託事業として検討しているところでございます。以上です。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) よろしくお願いいたします。予算書の295ページ、公債費の中の先日、呉屋等議員が質疑されていた一時借入金の利息200万円、説明欄02です。それについて少しお話をさせていただきたいと思います。 まず、先日の呉屋等議員の質疑に、令和3年度は6億2,000万円余りの一時借入金があったというふうな御説明がありました。まず初めに、部長、初歩的な質疑でありますけれども、この一時借入金70億円設定されていますけれども、一時借入金を設定しないといけない理由について改めて説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 山城康弘議員の御質疑にお答えします。一時借入金につきましては、いわゆる予算、今回御提案させていただいている令和4年度予算も、予算の総額を載せているわけでございまして、その間も月々のキャッシュフローというのがございます。いわゆる入の問題と出の問題、例えば4月に事業が集中していれば出が多くなるので、お金は足りなくなってしまいます。そういったものに対して、いわゆる銀行の方から一時借入金、これは一時なので当該年度中に返還しなければいけないのですけれども、一時的にお金を借り入れて、後から来る補助金なり税収入によってそれを返還するといった流れで一時借入金という制度がございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、説明ありがとうございます。非常に分かりやすい説明ありがとうございました。たしか私も数年前に、一時借入金の最高額、この70億円の少し議論をさせていただいたときに、過去の年度におきましては、例えば最高額が数十億円あったとき、そして累計のその出し入れのお金が160億円、170億円あった時代があったのではないかなというふうに記憶しているのですけれども、今回、令和3年度におきましては6億2,000万円しか一時借入をしていない。これ過去数年間遡ってどのような状況になっているのか、もし今説明できるのであれば、今年度だけではなくて、数年間について少し説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。一時借入金の平成29年から令和3年度までの状況について確認をいたしましたので、口頭ではございますけれども、御報告させていただきます。 まず、一時借入金の最高額といたしましては、平成29年が25億7,900万円、平成30年度が8億9,500万円、令和元年度が20億1,000万円、令和2年度はゼロでございます。借入れをしてございません。令和3年度は、先ほど山城議員がおっしゃったように6億2,000万円という形になってございます。 また、累計の借入額、借入れの累積額といたしましては、平成29年度が169億6,311万円、平成30年が23億7,700万円、令和元年度が104億2,800万円、令和2年度がゼロ、令和3年度が6億2,000万円という形になってございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、部長のほうからの説明で、4~5年前からしたらどんどん、どんどんこれ一時借入金がなくなっていっていると。先ほど一時借入の役割、現金を準備しないといけない、年度末も含めて現金をしっかり準備しないといけないときがあると。その後に、税収とかでまた払っていくから、その現金を準備しないといけない時期というのは、これは毎年度同じ状況だと思います。にもかかわらず、ここまで一時借入が使われていないというふうな、どういったことを是正して、どういった形で財政運営をしながら、この少なくなっている結果が出ているのか、その辺説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。一時借入金でございますけれども、予算に計上されておりますように、利子というものが発生いたします。ですので、本市におきましても財政運営をする際に、やはり利子というのがどれだけ必要なものなのかというのは厳しく精査しながら、一時借入金をしているといった現状でございます。 ただ、令和2年度がゼロで、令和3年度が6億2,000万円となった経緯でございますけれども、これはちょっと個人的な主観にはなりますが、令和2年、3年に関しましては新型コロナウイルスの関係で、地方創生臨時交付金ですとかかなり国から手厚い補助をいただいたということもあって、キャッシュが非常に予想外に、予定外にかなり多く流入したというのもございます。かつ、財政調整基金のほうからも組替え運用というのをしております。一時借入金は銀行から借りるものでございまして、財政調整基金からの組替運用というのは、いわゆる市のお財布、財政調整基金から一回ちょっと出して、また補助金なり、税収で入ってきたものをまたそこの財政調整基金に組み戻すというだけで、こちらに関しては利子が発生しないので、財政運用としてはできるだけそういった基金からの組替運用というのをやると、やるべきだという形で運用した結果、令和2年度がゼロ、令和3年度は6億2,000万円というふうになっているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、組替運用ではなくて、繰替運用ですよね。今おっしゃったように繰替運用に関しては、各基金に全部設定されていると思います。基金の中の残高を含めたものを歳計現金に替えて、市長の判断の下、その運用ができるというふうな、もちろんこれは自分たちの財布ですから、利息が要らない現金であります。ですから、私が今回、皆様に御指摘させていただくのは、この一時借入を使わないで繰替運用も含めたやはり細かい財政運営をしているなというふうなことを私は感じております。少しでもこの利息が発生すれば、やはり払わないといけない。出ていく。今回も200万円設定されていますけれども、これが銀行に払うのか、それを払わないで自分たちの財布の中でしっかりとした財政運営ができているというふうに私は思いますけれども、今後も部長、これやはりこういった細かい金額が小さいとかそういう問題ではないと思います。あらゆるところにそういう細かいしっかりとした賢い財政運営をしていく、そういった中でもこれは一つ例だと思います。 ちょっと確認させていただきたいのは、この一時借入金、銀行のほうとやり取りすると思うのですけれども、今現在、どういった銀行とやり取りしているのか、あとは利率の設定についても、もし今分かれば説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御回答申し上げます。一時借入金のいわゆる借り先銀行に関しましては、本市で毎年決定させていただいている指定金融機関でやってございます。毎年度、銀行を替えて、指定金融機関でやっているという形でございます。利率につきましては、おおむね大体0.45%程度というふうに聞いております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 再度質疑しますけれども、この指定金融機関はどのようになっているのか。それと、その借入れの配分というのを、その辺をどのように皆さんは運営されているのか。例えば3か所、4か所あったら、どういう運営しているかとか、みんなちゃんとしっかり均等にやっているかという、その辺の詳細について説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。指定金融機関に関しては、いわゆる宜野湾市の当座預金なり普通預金を預ける金融機関でございまして、毎年度、当方の会計のほうでしっかりと決めているところでございます。 あと一つ何でしたっけ、すみません。あと一つ。     (山城康弘議員「質疑。要するに均等にちゃんと皆さんと取引するとき、例えばこっちに偏っているとかそういったことがないですかというお話」と呼ぶ) ◎安藤陽企画部長 こちらに関しましては、各銀行との調整にはなりますけれども、基本的には持ち回り制という形でやっております。当番制というか、そこからまず交渉に行くというような形にさせていただいております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) ありがとうございます。いずれにせよ部長、これは財政運営としては、本当に私はこれはすばらしいと思います。こういった細かいところからやっていけば、しっかりと積み上げていって、午後にちょっと全体の総括したいと思いますけれども、財政収支見通しも非常に厳しい中、そういった細かいことから積み上げていってやっていくというふうに、見えないところまでやっていらっしゃる。そういったことは非常に評価したいと思います。また、こういった感覚で財政運営していただきたいと希望いたします。以上であります。 次の質疑なのですけれども、予算書174ページ、今まで少し議論が誰もしていないものですから、生活保護事業について少し議論をさせていただきます。この生活保護事業、おととし、令和2年度予算が約46億円ありました。そして、令和2年度末で5億円もの大金です。5億円もの補正で41億余りの補正かかって、令和3年度、また今年度を迎えていると思いますけれども、そのときの当局の5億円もの補正はどういった原因かということを尋ねたところ、医療費のほうです。生活保護の中の医療扶助費の5億円の補正がかかっていると。その中で、対象者の医療機関への受診等の見積りよりか大分皆さんの思っていたよりかは行かなかったというふうな話、これコロナの影響だというふうな答弁がございました。 今回、当初予算も、部長、同じように5億円落とした41億円で予算組まれているではないですか。これ今後、コロナが落ち着いたときに、バーンと医療費が伸びる可能性だってあるのですけれども、その辺はどのように考えて予算組みをしたのか、この41億円の説明をお願いできますか。
    上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。医療扶助費の今回の予算組みの経過のほうでございますが、医療扶助につきましては世帯数や被保護者数の増に合わせて例年増加傾向が見られましたが、令和2年度新型コロナ感染症の影響で補正予算において大幅な約5億円減額補正をした経緯がございます。その経緯を踏まえ、令和3年度は予算立てをしております。令和4年度につきましても医療扶助費については新型コロナウイルス感染症の影響も踏まえ、平成29年度から令和2年度の4年間の実績平均を見込額として予算計上しているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) あくまでも平均値でやっているということですよね。ですから、今後、コロナが落ち着いてきたら、もしかしたら手術していない方たちが一斉に病院のほうで手術をする可能性もありますし、その辺は頭に入っているということで認識してよろしいですか。     (岡田洋代福祉推進部長「はい」と呼ぶ) ◆13番(山城康弘議員) ありがとうございます。 あと一点、一般的に生活保護の費用というのは、社会保障費の右肩上がりというふうな各自治体でも、全国的にも、国でもそういった流れがある中、今回、中身を見てみますと、生活扶助費12億3,800万円、これ去年と比べると約3,700万円ぐらい減額されている予算組みなのです。これは対象者が減ったのか、どういった形で3,700万円前年度と金額がずれていると、減っているのか、その辺の説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。生活扶助費の減額の理由でございますが、平成29年度、年金制度改正以降、受給資格要件が25年から10年に短縮されたことにより、高齢者世帯の年金受給者が増え、それに伴い世帯収入認定額が増えたため、保護受給世帯数が増加傾向にあっても生活扶助費は微減傾向にとどまっているということでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、今の説明では、では対象者が減ったということでよろしいのですよね。今の年金の話、対象者が減ったのですか。というふうな認識でいいのですか。もう一度、すみません。今ちょっと理解できなかったものですから、この減っている理由というのはどのようになっているのか、もう一度お願いいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。対象者は若干増えている状況にあるのですが、この年金制度改正以降、年金を受けるために必要な期間が短縮されたために、その分だけ今回の生活扶助費の減額ということになってございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 年金を受ける期間が短縮されたことによってですね。分かりました。 もう一点、一番最後にちょっとお話ししたいのは、今対象者が増えているというのは、これやっぱり増えているというふうなお話がありましたけれども、これもずっと将来的に大きな課題なのです。対象者をどのようにして抑制していくか。ある私たちが前に行った自治体なんかでは、その対象者、要は予備軍です。介護でいえばフレイルの人たちですよ、老人でいえば。そういう人たちをどのように生活保護に落ちていかない、落ちというか、生活保護に入っていかないかという、要するに策を練らないといけないのですね、行政は。 ある自治体は、この生活保護に陥る条件として決定因子という項目を設けて、これとこれがくっついたら間違いなくここへ行くよということを要は理論づけてやっている自治体もありました。ですから、今後、部長のところで、今の対象者をしっかりまた普通に戻していく作業も必要ですけれども、一方で今から陥っていきそうな生活貧困も含めて、そういった方たちの対策もしっかりやっていかないといけないのです。要するに予後軍です。この両方をやっていかないと、自立させるのももちろんそうです。入ってくるのもしっかりやっていかないといけないと思いますけれども、部長、どうですか、見解。最後に聞いて、終わりたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。今後の生活保護の適正化ということで、今後、生活保護適正化事業というのがございます。それと、また被保護者健康管理支援事業というのもございます。こういったいろんな事業のほうを活用しながら、生活保護の適正化に努めてまいりたいと考えてございます。     (山城康弘議員「以上です」と呼ぶ) ○上地安之議長 先ほど山城康弘議員の質疑に対する答弁に誤りがあるようですので、再度答弁を求めたいと思います。企画部長。 ◎安藤陽企画部長 先ほど指定金融機関の契約期間の関係で、「毎年」と申し上げましたけれども、ただしくは「2年に1度」更新してございます。当座口座の貸越し契約を行っているところでございます。おわびして訂正させていただきたいと思います。 ○上地安之議長 ほかに質疑は。栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。よろしくお願いします。予算書の129ページをお願いします。3款1項7目の地域自殺対策緊急強化事業についてお伺いしますが、予算で約600万円ついていますが、この事業内容についてまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。歳出129ページ、3款1項7目、説明欄02地域自殺対策緊急強化事業654万7,000円を計上してございます。事業概要でございますが、自殺対策及び自殺未遂者の再発防止に関して、地域の特性に応じた対策を後押しし、地域におけるさらなる強化を目的としているものでございます。内容といたしましては、今回、計画策定実態調査事業を行う予定となってございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。資料のほうも61になりますが、頂いてありがとうございます。この事業、今、再発防止とかいろいろ説明がありましたが、これいつから始まる事業の予定ですか、お伺いします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。地域自殺対策緊急強化事業でございますが、平成28年に自殺対策基本法が改正され、地域公共団体が自殺対策計画を策定することが義務づけられております。それに伴いまして、令和4年度事業内容として、令和4年度から事業のほうをまず自殺対策計画策定を進めていきたいと考えております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。令和2年度で8万4,000円の計上をされており、令和3年度で2万8,000円だったものが、今年度から、令和4年度から654万7,000円がついているのですが、なぜ令和4年度に600万円上がったか詳しくちょっと説明願えますか。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。前年度との比較でございますが、651万9,000円の増額となってございます。増額理由でございますが、主に令和4年度自殺対策計画策定実施のための委託料を計上したことによる増額となってございます。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) それでは、委託業者についてどのように選定しているかお伺いしていいですか。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。委託の件でございますが、これからプロポーザル方式で行っていきたいと考えておりますので、今後、協議会の中等で決定をしていくこととなります。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。プロポーザルでしっかりと今後はやっていくということで、ちょっとこの事業を最初見たときに、電話とか相談とかそういった窓口もできるのかなというちょっと考えがあったものですから、そうではなくて、今、先ほど部長から説明があったとおり、事業を進めていくということでありますが、今後、しっかりと再発防止に取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いします。 続いて、資料の62番頂きました。沖縄振興交付金事業計画についてでありますが、交付対象名称のところで30事業ほどあるのですが、その例として1番目の宜野湾西海岸エリア活性化事業について、計画期間で10とありますが、これ10年の意味だと思いますが、事業終期について13年までとなっておりますが、これは令和13年までの計画で理解してよろしいのかお伺いします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時44分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時45分) 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 失礼しました。栄田直樹議員の御質疑にお答えします。書いてある計画期間につきましては、沖縄振興法のほうが、これがまた今後5年ごとに見直しにはなっておりますけれども、期間としては10年になっておりますので、10年というふうにさせていただいております。 その右側にある13年の部分に関しては終期でございまして、令和13年という形にさせていただいております。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。今部長からありましたように、この振興予算、5年になる可能性が出てくるというお話もありますので、このように載せたらちょっとどうなのかなというのがあるのですが、その辺について再度しっかりと決定していく中で載せていったほうがいいのかなと思いますが、その辺の見解お伺いしていいですか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。5年後に見直しといいましても、法律上は、この期間としては10年間という形ですので、沖縄振興、いわゆる一括交付金のほうが、5年後存続するかどうかというのはちょっと不明瞭な部分ありますけれども、当方としては、やはり長期的にこういった例えば西海岸エリアの活性化事業というのは行っていく必要があると思いますので、またその時期に来たらしっかりと国のほうに要望させていただいて、この事業の継続について訴えさせていただければというふうに思います。 ○上地安之議長 栄田直樹議員。 ◆5番(栄田直樹議員) ありがとうございます。今後、国の動向も見ながら、しっかりと取り組んでいただきたいと思います。以上です。ありがとうございます。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午前11時47分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時49分) 質疑を許します。平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) よろしくお願いします。1件だけですので、よろしくお願いいたします。2款1項6目、予算書90ページと、あと政策事業総括7ページです。普天間飛行場周辺まちづくり事業について企画部長にお伺いしたいのですけれども、先日の呉屋等議員の質疑もありました。普天間地区もしっかり進んでいる状況が確認とれました。今議会で上がった補正増、防衛補助の補正増もあり、真栄原地区の手挙げ方式でやっている物件補償等も増えて、防衛の補正も増になったということで、順調に私は進んでいるのかなと思っているのですけれども、今年度、1,300万円余りの建物の実施設計の予定も入っているということで、私は順調に進んでいるとは思うのですけれども、その辺1点確認させていただいてよろしいでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 平安座武志議員の御質疑にお答えいたします。普天間飛行場周辺まちづくり事業の進捗ということでは、特に真栄原地区の関係だと承知してございますけれども、これまで令和3年度までに建物補償関連件数に関しましては、総件数70件のうち31件が補償完了予定というふうになってございます。令和4年度は議員おっしゃったように実施設計等を行ってまいりますけれども、令和4年度に関しましては5件を予定してございます。令和5年度以降に34件を予定している形となってございます。何分補償関係ということで、地権者の方々との調整もありますので、確たることを申し上げるのは難しいのですけれども、ただこれまでは順調に補償業務等々を行わせていただいているというふうに承知しております。 ○上地安之議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 今年度の補償件数が5件。     (安藤 陽企画部長「令和4年度が」と呼ぶ) ◆3番(平安座武志議員) すみません、令和4年度は。これはなかなか地権者との交渉がうまくいっていないのかなという思いがあるのですけれども、私としては進んでいるように見えたのですけれども、普天間地区は順調に進んでいると。真栄原地区の地権者との交渉がなかなか進んでいないということで、この政策事業総括の中で、今までは平成14年度から事業期間が平成14年度から令和7年度までというふうになっていたのですけれども、この令和4年度の政策事業総括から最終年度が令和8年度になっているのです。1年延びているのですけれども、その御説明をちょっといただきたいのですけれども、よろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。普天間飛行場周辺まちづくり事業のうち、真栄原地区に関しまして令和8年度というふうに変更させていただきました理由につきましては、物件補償に関するいわゆる購入費用の割合、分担とか、そういった地権者交渉等の状況を鑑みて、令和8年度までというふうに延長させていただいているところでございます。 ○上地安之議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 今、割合の負担とかということで、これは8条予算使っていますので8割の補助だと思いますけれども、政策事業総括を見ても、やはりこれ2割の裏負担が出てくるものですから、財政状況が厳しい宜野湾市としては、その裏負担分の財源措置が大変厳しい状況なのかな、それで事業期間も延ばしているのかなと私は思っております。次年度、9億円余りの国庫負担がつきますけれども、これ多分予定では10何億円かの、令和3年度のほうでは10何億円かの予定という形でどんどんやっていたはずなのですけれども、そこら辺も減らされているものですから、これ裏負担分の財源措置がやっぱり厳しいという認識でよろしいのでしょうか。この地権者さんとの交渉がなかなかうまくいっていないのではなくて、裏負担分の財源措置が難しいという考えでよろしいのでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。地権者様との調整もございますけれども、財政負担、一般財源の負担もある程度分散させてやらなければいけないと。財政運営上の理由ももちろんございますので、御指摘のとおりというふうに認識しております。 ○上地安之議長 平安座武志議員。 ◆3番(平安座武志議員) 分かりました。宜野湾市側の財政措置がちょっと難しいと。これやっぱり国の国庫補助を使っていますので、昔は、前に防衛省と意見交換、東京のほうでしたときに、この事業をどういったふうに進んでいるかしっかり財源措置してくれるのかという話をしたときに、国のほうはしっかりとやりますよと。あとは、宜野湾市の裏負担分がどうなるかという話だというふうに勉強会のほうでもあったのですけれども、やっぱりこの財源が厳しい宜野湾市、この1年間事業期間は延ばされておりますけれども、これ以上延ばすようなことがないようにしっかりやっていただきたいなと思っています。こちらが完成して、保健相談センターが移動してという、私がいつも訴えている真栄原区の問題にもちょっと関わってくる部分があるので、これ以上の事業期間を延ばすことがないようにお願いしたいのですけれども、企画部長、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。当初期間からも延長されているという状況もございますし、やはり地元住民の方々の期待もあると思いますので、そこについては速やかにできるように努力していきたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 午前の会議はこれで終わり、午後は2時から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時56分)              午後の会議 ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時00分) 午前に引き続き午後の会議を進めてまいります。 議案第9号に対する質疑を許します。宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) よろしくお願いします。予算書の191ページの4款2項1目、説明欄04倉浜衛生施設組合処理負担金事業に関して、本日の新聞報道でありましたダイオキシンが確認されたということで、この新聞報道について当局で認識されたのはいつだったのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時01分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時01分) 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 こんにちは。宮城政司議員の御質疑にお答えいたします。倉浜衛生施設組合の焼却炉の排ガスが基準値を超えたという件に関してですが、3月9日17時過ぎに倉浜衛生施設組合より担当課に連絡がございました。内容は新聞報道等にもございますが、沖縄県による立入調査により、焼却炉の排出ガスから基準値を超えているとの報告、そして対象である3号炉を緊急停止し、原因究明に当たるとの報告がございました。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) この件は年度内で解決する話ではないのかなと、来年度までかかってくる話なのかなということで、新年度の予算でも対応していく内容かなということで質疑させていただきます。原因はまだ特定中ということで、新聞報道のとおりだということなのですが、現在3基あるうちの、3炉あるうちの2つで、通常稼働として回しているということですが、これ調査の結果で、例えばこの一つではなくて2つ、2炉というのですか、2基以上停止せざるを得なくなった場合というのは、市民への影響は出てくるでしょうか、お願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質疑にお答えいたします。現在、倉浜衛生施設組合のほうで原因の調査、それから市民への影響、今後の対策等というのは取り組んでおるところでございますので、その報告を受けて、何か必要があれば一緒に検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 倉浜衛生施設組合からの報告を待つというのは当然だと思うのですけれども、宜野湾市側から何か要望とか、早く調査してほしいとか、協力依頼というか、いった要望は出されていますか。あくまで待つだけですか。     (何事かいう者あり) ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時04分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時04分) 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 先ほど申したとおり、この調査というのは今後も新年度予算で対応することになると思ったので確認させていただきましたし、新聞報道で市民が今非常に関心を持っていることだと思うので、ぜひ当局の意見をお伺いしたいと思って質疑させてもらっています。なので、市のほうから倉浜衛生施設組合に対して何か要望等されていく予定はありますか。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 お答えいたします。予算に入っているというふうにおっしゃっていますが、現在の予算でこの対策経費は一銭も入っておりません。今後の話になってこようと思います。今、一生懸命倉浜衛生施設組合のほうで対策を考え、原因を究明しているところでございますので、我々はそれを待って対応していきたいというふうに思っております。 ○上地安之議長 宮城政司議員。 ◆7番(宮城政司議員) 予算の使い方ということで当たらないということなのですが、やっぱりこういった新聞報道があった以上、市民の皆さんを非常に知りたいと思っていることだと思うので、そういった発信を、この件にかかわらず行政の在り方をどんどん発信していただくようやっていただきたいなと思います。以上です。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) では、お願いしたいと思いますが、予算書の136ページ、説明18、資料の42、あと政策事業総括の中での20ページということで、医療的ケア児の支援事業ということです。昨年9月18日に、医療的ケア児支援法というものが施行されました。それが今までは要望してどうにかやってほしいということだったのが義務化されるわけでありますが、本市のほうでも10月でしたか、支援員の募集をかけて従事して進んでいると思います。新年度予算の中でも事業内容というのは書かれていますが、まず今、本市において医療的ケア児支援の支援員というのが何名いて、どのようないわゆるお仕事をしているのか答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。医療的ケア児の支援事業でございます。3款1項8目医療的ケア児等支援事業、今回795万9,000円のほうを計上してございます。そのほうの支援員でございますが、今障がい福祉課のほうに看護師の1人を配置しているところでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 看護師が1人ということで、後でいわゆる仕事内容、業務内容もお聞きしたいと思いますが、要するに今回のこの件というものが、本員は当時、医療的ケア児ではなくて、重症心身障害児ということで約11年ずっと追っかけてきました。なかなか行政のほうで直営で支援できることがなかったあの当時からすると、すごく進展があったなと。本市においては、その対象児がいるのですが、宜野湾市初の認可保育園での医療的ケア児、要するに支援員の配置、看護師を配置して認可保育園でそれを受け入れた。そして、昨年、幼稚園で、これも宜野湾市初、県内でも例が少ないということで、医療的ケア児を市内の公立の幼稚園のほうに今通っていただいていると。 そこで、お聞きしますが、間違いなく来年以降、要するに今年の年末にかけてエントリーというか、多分申込みしていくということになると思います。なります、間違いなく。そこで、この支援員というのが、また審査会の中でいろいろと発言やら何やらという評価をしていくと思うのですが、改めて支援員の業務内容、そしてこれから実はこれを受けて当事者のお父さんのほうにもそうですし、私のほうにもですけれども、やはり宜野湾市のほうで県内でも7例目か8例目だと思うのですけれども、いわゆる医療的ケア児を認可保育園で受け入れたということがすごく先進地として今評価されているのです。すごく評価されているのです。そこで、宜野湾市に引っ越してきたいという相談が、実は私のほうにもダイレクトに今2件来ているのです。今後、そういうのが増えていくとなったときに、果たして今、支援員が1人で十分対応できていくのかと懸念されますが、改めてお聞きします。この予算計上の中で支援員が今1人と言っていましたが、その業務内容、今後どのような活動をされていくのか改めて答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。医療的ケア児等コーディネーターの配置ということとなってございます。こちらのほうは福祉推進部の障がい福祉課のほうに1名配置をさせていただいております。業務内容でございますが、保健、医療、福祉、子育て、教育等の必要なサービスを総合的に調整し、医療的ケア児と、その家族に対しサービスを紹介するとともに、関係機関と医療的ケア児と、その家族をつなぐというような役割を担ってもらっております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、説明いただきました。そこで、事業の取扱いとして今、岡田部長のほうから答弁いただいたのですけれども、これ今後、教育委員会間違いなく関わってくるのです。今、幼稚園でいますよね。これもう以前からやり取りしているので分かっていると思うのですけれども、間違いなく次、小学校のほうに進学をしたいと。いわゆる特別支援学校ではなくて、公立の小学校に上がっていきたいというふうになると思うのですが、例えばこれがエントリーする時期、10月頃となると、正直僕、遅いと思うのです。それを小学校のほうで受け入れる体制というのがしっかりとできるというのはまだ見えていないではないですか。 例えば教育委員会にお伺いしたいのですけれども、この支援員、今回で700万円近く計上されているこの支援員が、例えばそれを事前に話していく内容で、申込み時期に入る前の例えば4月とか5月とか早い段階で教育委員会との話合いを持つべきだというふうに判断した場合、教育委員会はそれをしっかりと机にのっけることできるのかというのを答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 こんにちは。宮城克議員の御質疑にお答えいたします。幼稚園、また小学校、中学校にそれぞれ公私を超えて進級する場合、あるいは入園する場合に、教育委員会という組織で子供たちの気になるお子さん、特別な支援を要するお子さんの状況、情報、そういった情報を吸い上げまして、医療的ケアが必要な子につきましても、数的なものを正確ではないかもしれませんけれども、つかむように努力をしているところでございます。 令和3年度、今年度配置している看護師3名、それから介助者1名でございますけれども、次年度、令和4年度を想定しまして、看護師を2名増して5名、それから介助者も1名増、2人体制ということで準備を整えているところです。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今の答弁で安心したというか、すごく評価させていただきたいと思います。これもまた報告させていただきたいと思いますが、最後なのですけれども、本当にこれすごく宜野湾市は評価されるべきだと思います。市長、副市長、そして当局の皆さん、岡田部長もすごく大変だったと思うのですけれども、医療的ケア児、いわゆる障害のある子供を公立で受け入れるというリスクというものは、保育士たちも当初はすごく不安だったと思うのですけれども、すごく積極的に受け入れてもらったというのは評価されるものですし、今後、先ほど言われたように、要は引っ越してきてでも宜野湾市で障害を持つ子供の親御さんというのが、子供を育てていきたい、認可保育園に通わせていきたい、公立の幼稚園、そして小学校に通わせていきたい、そういう方々が増えていくと思うのです。すごく大変なことだと思いますが、それはいい意味で受け入れられるような体制しっかりとつくっていただけるように、この予算評価した上で、ここから先も10年、20年というふうにこれが事業化がされていくことを希望します。以上です。ありがとうございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) それでは、2点ほど御質疑させていただきます。予算書の92ページをお願いいたします。92ページの説明欄、35番です。西普天間住宅地区跡地利用推進事業(コリドー地区調査)ということで、インダストリアルコリドー地区だと本員は承知していますが、この委託料1,746万8,000円の内容と、あとこの事業は平成28年度からされておりますので、進捗率というのでしょうか、この調査に関しての進捗状況はどのようになっていらっしゃるのか、これについて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 こんにちは。呉屋等議員の質疑にお答えいたします。予算書92ページの西普天間住宅地区跡地利用推進事業の委託料の内容でございますが、次年度は跡地利用基本計画の検討調査、あと地権者まちづくり活動の取組、庁内検討会議の開催、基本計画検討委員会の開催、先進地事例視察調査の実施を予定してございます。先ほど呉屋議員からございましたが、令和4年度は跡地利用計画案の検討を考えてございます。以上です。 ○上地安之議長 呉屋等議員。
    ◆20番(呉屋等議員) 部長、進捗率という質疑もしたのですが、それぞれちょっと範囲が広くてなかなか進捗率を表すのが、もし可能であれば進捗率もお聞きしたいのと、あとコリドー地区の面積は大体何ヘクタールぐらいになるのでしょうか。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質疑にお答えいたします。コリドー地区につきましては、平成25年の沖縄における在日米軍施設区域に関する統合計画において、2024年度またはその後に返還可能、南側部分の返還をできる限り早期に行う取組を段階的返還を考慮することにより行うと公表されてございます。面積でございますが、約25ヘクタールでございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 面積は25ヘクタールというと、西普天間のちょうど半分ぐらいの面積、進捗率についてはなかなかちょっと今お答えが難しいのかなと思いますが、先ほど部長がおっしゃるとおり、西普天間住宅跡地に隣接するインダストリアルコリドー地区というのは、統合計画によると2024年度、またはその後、そして南側部分、これは宜野湾市にかかる部分だと思うのですが、早期にということでありますので、次年度、2022年度、いよいよあと2年という話も出てまいります。ただ、早期にという話もありますので、返還の日時というのは具体的に話が今上がっているのかどうかについて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質疑にお答えいたします。返還時期については、決まってございません。ただ、市としては、可能な限り早期に返還していただきたいということで、去年も市長が東京に出張のときに要請をしてございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 市長を先頭に、早期返還に向けて今要請をしているということも確認させていただきました。 関連しまして、予算書の86ページの17のほうに普天間飛行場跡地利用計画策定事業ではなくて、すみません。18番の普天間飛行場返還促進対策事業です。失礼しました。この中に87ページにまたぎますが、特別旅費がございます。普天間飛行場返還促進対策事業の特別旅費の中身について御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 御質疑にお答えいたします。特別旅費につきましては、本土出張等の旅費を計上してございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) もちろん特別旅費なので出張というのは分かるのですが、いわゆる普天間飛行場の返還を促進するために市長はじめ代々佐喜眞市長も促進事業を行っておりますが、具体的にどこの省庁に行かれるとか、あるいは米軍関係であればどこのほうにこの促進に向けての、先ほどインダストリアルコリドー地区に関しても市長を先頭に今早期返還の要請をしていると。普天間に関しても、この1~2年はコロナでなかなか動きが取れなかったものですから、そういった動きがどのようになっていらっしゃるのか、新たなまた要請先があるのか、もしあればそちらのほうも御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎米須良清基地政策部長 質疑にお答えいたします。特別旅費の内容でございますが、返還要請で1泊2日で、3人で2回を計上してございます。あと、普天間飛行場負担軽減推進会議、これ市長が出席でございますが、これも1泊2日で3人の1回。もう一点、普天間飛行場負担軽減推進会議作業部会、これ副市長が出席しますが、1泊2日の3人で、3回を計上してございます。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 負担軽減推進会議、あるいは作業部会ということは分かったのですが、促進のための要請先というのは、今、コロナの時節柄、米国本土はないというのも承知していますが、逆に在日米軍であるとか、あるいは在日米大使とかその辺、そういうところにはアプローチの予定はないのでしょうか。 ○上地安之議長 市長。 ◎松川正則市長 お答えいたします。ただいま予算、予定をしている要請でございますが、一日も早い閉鎖、返還に向けて、令和3年度も訪米はかなわなかったわけでございます。令和4年度につきましては、米軍横田基地、そこのほうにも今4月から5月にかけて要請は行こうかと。当然米国駐日大使のほうにも要請をしたいと考えております。当然日本政府、総理はじめ防衛、沖縄担当大臣等々、関係要路に要請をしてまいりたいと考えております。以上です。 ○上地安之議長 呉屋等議員。 ◆20番(呉屋等議員) 市長のほうからの在日米軍の司令部がある横田基地への要請も考えていらっしゃるということで、大変力強い今の御答弁だったなと思って、大変私は評価させていただきます。というのも、米軍再編に係る訓練の移転ということで、今月の5日から25日まで普天間飛行場所属の米軍機が訓練を移転をしてやっているということの、それが富士の演習場ということも聞きました。つまり危険性の除去について、少しずつでも、一歩ずつでも今訓練が県外に、あるいは国外に移転できているのも、こうした市長の要請の本当にたまものだろうと思いますので、引き続き普天間飛行場の危険性の除去、そして一日も早い返還、そしてまたコリドー地区の早期返還も併せてよろしくお願いします。以上です。ありがとうございました。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) よろしくお願いいたします。民生費をお尋ねしたいと思います。予算書の154ページをお願いいたします。民生費、児童福祉費の児童措置費ですけれども、154ページの説明番号21番の認可外保育施設運営補助事業(単独)ということで833万円計上されていますけれども、市内にある認可外保育所の数と、1園当たりどれほどの金額の支援がされているのかお尋ねをいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。歳出154ページ、3款2項2目、説明欄21認可外保育施設運営補助事業(単独)833万円を計上してございます。こちらの園の数でございますが、令和4年度23施設、595人の児童を予定してございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございます。600人近くもまだいらっしゃると、認可外にも。補助とか手当ては公立あるいは認可保育所には厚いのですけれども、なかなか認可外保育所への手当てが認可ほど厚くはないという指摘もずっとされていますけれども、例えば行政がする認可保育園への支援額と、行政が行っているこのような認可外保育園の支援額、それぞれ1人当たりの認可保育所の園児の1人当たり、認可外保育園の1人当たりの補助金額は数字をお持ちでしょうか。もし持ち合わせていたらお答えお願いできますか。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。今、御質疑のございました認可外保育施設の運営補助事業でございますが、こちらのほうは運営費といたしまして6月1日現在入所の児童に対して年間6,000円、1人当たり6,000円です。こちらのほうを補助するということになってございます。また、教材費、こちらのほうも6月1日現在の入所の児童数掛ける6,000円、また行事費といたしましてこちらのほうも6月1日現在入所の児童数掛ける2,000円というふうな補助となってございます。 今、議員おっしゃっている認可と認可外の比較ということでございますが、こちらを比較することはちょっと難しくて、ただ認可保育園に関しましては施設型給付事業というのがございます。こちらのほうで運営費に含めまして、こういった運営費ですとか、教材費ですとか、行事費全て込みにして給付をするということとなってございます。そのほうを試算すると、1人当たり公定価格、国の定める保育料の価格がございます。そちらのほうで試算すると、1人当たり年間約120万円という試算となってございます。ただ、この120万円の中には、園の人件費ですとか、事務費ですとか、運営費全て入っての1人当たり120万円ということとなってございます。ですので、比較するということがちょっと難しいということになります。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございました。議会の中でも認可外保育園への支援の要請等も多数出ているわけですけれども、どのぐらいの開きがあるのかなと、具体的に数字として知ることができたらなと思ってお尋ねしました。 市長の御子息も認可外保育園だったと聞いています。実は、私の子供も認可外なのです。娘が保育園に入るときに、公立と認可園と認可外、この3種類を私、入る前に見に行って、一番気に入ったのが認可外保育園だったのです。すぐ近くにある緑ヶ丘保育園ですけれども、裸足で補助輪なしの自転車を乗り回すと言ったらおかしいですけれども、園庭内でずっと乗って遊んでいるのです。非常にたくましく感じて、私の希望と合致したので、私は迷わずこの認可外を選定したのですけれども、このように認可外の魅力もたくさんあるわけです。そういった意味で、市長も施政方針の9ページにも認可外保育施設につきましても引き続き保育の質の向上を図るための支援を行いますとあるのですけれども、具体的に今、部長がおっしゃった答弁以上に、今年度以降、認可外保育園の支援というのはどのような所見をお持ちなのかお尋ねいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質疑にお答えいたします。先ほど申しました認可外保育施設運営事務事業(単独)のほかにも、認可外保育園に対しまして新すこやか保育補助事業、待機児童対策特別事業、保育環境改善等事業等々行っているところでございます。今後につきましても予算の状況等を踏まえながら、考えてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 市長、引き続き認可外保育園の支援もよろしくお願いします。 あと、財政についてお尋ねします。予算編成方針で令和4年度は36.9億円足りないのだというような言及があって、どうやって歳出を抑えていくか、あるいは歳入を増やしていくかということで、なかなかこの資料を見ても分かる部分もあるのですけれども、時間外勤務手当の令和元年度以降の比較でマイナス25%とあるのですけれども、本予算書の299ページを開いていただけますか。時間外勤務手当が、対前年度比が出ています。今年度は1,300万円増えてしまっているのです。これは例えば会計年度任用職員の採用とか、こういったことで方針はマイナス25%で打ち出しているけれども、実態はこうやって今増えてしまっている現状があるのですけれども、その理由をまずお尋ねいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。超過勤務手当に関しましては、行革の集中改革方針2019でも25%、令和元年度比で減ということで提示をしたところでございます。ただ、令和2年度に関しまして、新型コロナウイルスの関係でございますとか、各種いろいろな業務というのが増えておりますので、やはりその分につきましてはしっかりと適正に査定をして、結果として前年度比で1,356万6,000円増加という形にはなっているところでございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 結局、この36億円足りない分というのは、いろんな努力しているのは理解していますけれども、市債に頼らざるを得ないと。この市債も今年度、歳入の11.6%を占めていますけれども、結果このようになってしまっているということで理解していいのでしょうか、市債だけではないけれども。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。市債の増加に関しましては、これはまたいろんな要因がございますので、超過勤務手当の増加がそれに直結しているわけではございません。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後2時34分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時35分) 質疑を許します。屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。先ほどは宮城克議員が医療的ケアの必要な幼児、児童生徒に対しての質疑がなされておりましたが、今回、私は10款1項3目の特別支援教育支援員派遣事業について伺いたいと思います。 ○上地安之議長 ページは。 ◆18番(屋良千枝美議員) 1億3,000万円余りが予算として計上がされております。ページは244ページです。政策事業としては47ページにあります。これは特別支援教育支援員の配置についての事業であると思いますが、この事業の目的として特別な支援を必要とする幼児、児童生徒一人一人の教育的ニーズや共に学ぶ機会を保障し、その持てる力を高め、学校生活や日常生活上、学習上課題を克服するため、各学校に特別支援教育支援員を配置し、その児童生徒へ適切な指導を行うとあります。 以前は、学校現場におきましては知的学級や言語学級のほとんど2クラスほどあったと思います。これは10数年前ではありますが、昨年度ですが、私宜野湾小学校のほうに特別支援学級の視察に行ってまいりました。クラスの数を見て大変驚きました。宜野湾小では9クラスが特別支援学級が存在していたのです。また、宜野湾市の教育の冊子を見ても、情緒学級や知的学級、言語学級、病弱学級などというような子供たちが別れて、支援学級に配置されておりました。このような現状でありますが、この知的学級より、今まで知的学級がありましたが、それよりも発達障害や情緒学級というのが児童生徒の数がどんどん増えているということは現状にあるのでしょうか、その件を少しお聞きしたいと思います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 屋良千枝美議員の御質疑にお答えいたします。小学校と中学校それぞれの学校にあります特別支援学級、知的学級、それから自閉・情緒学級、肢体不自由学級、言語通級教室等ありますけれども、議員御指摘の知的学級の学級数と情緒学級の数、この数の比較をしますと小学校及び中学校共に情緒学級のほうが上回ってございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) 分かりました。私も宜野湾市の教育の中で、子供たちの人数など特別支援学級の人数などの把握をさせていただきました。そうすると、子供たちの数が何と令和3年度は小学校で513名、そして82学級、中学校では125名、そして22学級というふうにありました。支援の数に対しても幼稚園が17名、小学校が45名の支援員、そして中学校が16名の支援員ということで冊子の中にありました。合計いたしますと支援員は78名いるということです。そういう形でありますので、この特別支援員の在り方や児童生徒の関わりも大変であると予測をされますけれども、この教育委員会としても特別支援教育に対してどのような対策をお考えなのでしょうか。お聞かせください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 屋良議員の御質疑にお答えします。特別な支援を要するお子さん、特別支援学級に入級しているお子さんの数というのが、先ほど御提言いただきましたとおり103学級以上でございます。これが年々増加傾向にございます。そこで、教育委員会としては、教育支援委員会という組織がございまして、そこのほうでしっかり特別な支援を要するお子さん、特に入級に値すべきお子さんなのかどうか、通常学級でもいいのかどうか、場合によっては特別支援学校、県立のそこでの支援が望ましいのかどうかというのを今後とも精査して、しっかり保護者にその結果、数値等を説明申し上げて、適切な支援、特別支援が展開できるように努めてまいりたいと思っています。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。このように子供たちが、こういう特別支援学級の子供たちが年々増えているというのが分かるような気がいたします。前の資料からも令和2年度に小学校で471名だったものが、今回は513名と増えています。そして、前回、中学校で106名だったのが、125名というふうに徐々に増えていく傾向があるというのが分かります。特にまた長田小学校でクラスの増があるということで、校舎の改修などを行いましたが、そういうクラスが足りないという事情はどういうふうにお考えでしょうか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質疑にお答えいたします。長田小学校を開設して、そのときの学級数で今現在、その特別支援学級の数が増加したことと、また35人学級ということで県のほうからも方針が示されましたので、その分、学級数が必要になってございます。長田小学校については、特に特別支援学級が一つの教室として確保されていないという状況もございましたし、また学級数も35人学級に今後対応できるかどうかということには課題がございましたので、そういったところで改修ということで今、教育部のほうと調整しているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。各学校を回ってみますと、やはり特別支援教室というものもどんどん、どんどん増えてくるという状況があります。部長の御説明がありましたように、特別支援員の児童生徒への関わりというのは大変重要であると思いますが、また特別支援教育の状況から児童生徒が支援員を必要としているという体制についても十分理解ができたような気がいたします。このようにして児童生徒のニーズも把握しながら、教育委員会も頑張っていただきたいと思いますが、そこで支援員がそういう合同のミーティングとか研修会などというものの支援員の質の向上というものが大切ではないかと思います。多くの情緒教育などを必要とされる学校現場におりますので、そういう面では支援員の研修などはしっかり体制はなされて取れているでしょうか。また、支援員の労働条件というものもしっかりと保障はされているのかということを御説明ください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質疑にお答えいたします。学校に配置されます特別支援教育支援員についての研修についてでございますけれども、学校への配置が特に初めてという支援員の皆さん含めまして教育委員会のほうで研修を計画しておりまして、そこで講師を招聘したりして、特別な支援を要する子供の障害の種類に応じた支援の在り方、昨今のまた難しさについて共通理解をしたりということを定期的にやってございます。 また、配置される支援員の労働条件につきましても、可能な限り働きやすい環境ということで、支援員の労働条件に合わせた形も少し取らせていただいて、場合によっては4時間勤務とか、ちょっと6時間とか、そういった工夫をして、2種類の勤務形態を整えて採用、また働きやすさにちょっと支援をしているところでございます。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) ありがとうございます。このような勤務形態など、そういう特別支援員の派遣事業に関してのまた資料も頂ければ幸いだと思います。できれば令和元年、2年、3年と子供たちの人数が変動しておりますよね。そういう資料もいただければ大変助かりますが、よろしくお願いしたいのですが、よろしいでしょうか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎又吉直正指導部長 御質疑にお答えいたします。先ほどの労働条件、例えば幼稚園でありましたら週5時間の3日であったり、それから週2日の4時間であったりとか、そういう工夫をしているとか、また小中学校では週28.5時間ということです。働きやすさに係る、またそういった資料を選んで整理しておりますので、それを提供していきたいと思います。     (屋良千枝美議員「人数の変動があるものは」と呼ぶ) ◎又吉直正指導部長 人数については、令和3年度より72名の配置で調整をしております。 ○上地安之議長 屋良千枝美議員。 ◆18番(屋良千枝美議員) できれば子供たちの人数、特別支援学級の子供たちの人数が小学校では何名、中学校では何名という形の人数も欲しいです。できれば子供たちの年々増えぐあいというものが一目瞭然に分かると思いますので、どうぞ資料としていただきたいと思います。 このような児童生徒が一人一人の特性を生かして、学習面などの支援を進めていただきたいと思います。そして、ほとんどの方が待遇として会計年度任用職員ということでありますので、本部の先生方としっかりと連携して、子供たちの成長のためにぜひ頑張っていただきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございます。以上です。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時50分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時00分) 休憩前に引き続き会議を進めてまいります。 その前に、先ほどの宮城克議員の質疑に対する答弁に誤りがあるようですので、再度答弁を求めたいと思います。指導部長。 ◎又吉直正指導部長 失礼いたします。先ほど宮城克議員から御質疑いただきました医療的ケア児に対する介助者についてですけれども、私は答弁の中で今年度の配置について、「看護師3名、介助者1名を配置している」と答弁をいたしましたが、介助者につきましては配置はございませんでしたので、訂正いたします。大変失礼いたしました。 ○上地安之議長 議案第9号に対する質疑を許します。桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ありがとうございます。建設部長にお願いをしたてぃーちがー公園の件で、経路図が示された資料を提出いただきました。資料番号82番ですけれども、てぃーちがー公園についてお尋ねをいたします。 カラー刷りで非常に分かりやすい資料となっています。ボックスカルバートの経路、それからせせらぎの箇所、埋設している箇所の埋設管、排水管が示されています。ちょっと今、部長と離れているのですけれども、確認していきます。 大謝名十字路があって、それを北側に右折するとスタバがあって、モスバーガーがあって、うどん屋さんがあって、リクシルがある、安木屋がある、十字路があります。そこにボックスカルバートが来ているわけです。ボックスカルバートを真志喜側から国道の下を通って、てぃーちがーのそばではなくて、てぃーちがーのワンブロックそばなのですね、通っているのは。そして、緑のラインで短い排水管があるのです。ボックスカルバートがずっとしちゃばる公園向けに行って、そうするとボックスカルバートの管がもう一つ出てきているのです。スタバとモスバーガーの間辺りから合流していますよね。合流していますよね、部長。それで、しちゃばる公園に来て、そこで湧水をくみ上げるのかどうするのか分かりませんけれども、そこからせせらぎがスタートしていくと、かにくばる公園に向かって。それから、かにくばる公園を通って、ユニオン宇地泊店があったり、サンエーコンベンションシティを通って海に放流という流れだと思うのですけれども、この経路図で分かったことは、ボックスカルバートが2つあるということが私分かりました。 それで、排水管はてぃーちがー公園のほうをスタートして、ボックスカルバートで消えているのですけれども、何か赤い線があります。埋設管があって、排水管から埋設管に行って、埋設管がしちゃばる公園で消えているということは、多分ここから赤い埋設管から青のせせらぎに変わるということですよね。それが、私が今言ったのが正しいのか、御答弁いただけますか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 桃原功議員の御質疑にお答えいたします。排水路の経路につきましては、桃原功議員の御見解のとおりでございます。詳細につきまして改めて説明させていただきますが、まずボックスカルバートがございます。ボックスカルバートは、黒の波線のとおりでございます。国道58号の上流側から流れているボックスカルバートが2路線ございまして、しちゃばる公園の手前のほうで合流いたします。その後、埋設を続けまして、かにくばる公園の下を通りまして、サンエーコンベンションシティの北側にございますマリーナと公園の間にある排水路のほうに放流されている状況でございます。 てぃーちがーからの湧き水につきましては、現在使用していないところでございまして、その湧き水については緑の波線、これも埋設管になっておりますが、排水管を通りまして北側のボックスカルバートに放流しているところでございます。排水しているところでございます。また、てぃーちがーの水質改善において水質改善をした後の水につきましては、赤の実線を通りまして、しちゃばる公園の湧水池、自然流下でもちまして湧水池のほうに放流されます。その後、公園内のせせらぎ、青いラインでございます。せせらぎを通りまして、かにくばる公園手前のボックスカルバートのほうへ排水されてまいります。その後、ボックスカルバートからサンエーコンベンションシティ沖の排水路のほうに流れて行く経路となってございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) はい、分かりました。私の認識も大体そうだということで確認できました。湧いている湧水は、てぃーちがー公園の左下にある緑の波線の排水管がありますよね。この排水管の始点、始まるから湧水が湧き出ている。ここに水質改善施設がつくわけですよね。オーケー、うなずいたので分かりました。 それで、赤い埋設管がしちゃばる公園に行っているのですけれども、気になるのは、ボックスカルバートと同じラインになっているのですけれども、これって両方ともここでは地下を通っているのですか、それをお尋ねします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質疑にお答えいたします。赤い系統の埋設管、これはてぃーちがーで浄水した、水質改善した水の流れでございますが、そちらにつきましてもルートは一緒でございますが、別々の配管、別々の施設でもってしちゃばる公園の方向へ流れていくものでございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 分かりました。青いラインの、青い実線のせせらぎという部分で、この水質改善施設から出てきた湧水が流れるわけですけれども、もう一度聞きますけれども、こここういうふうにせせらぎなので、公園みたいな集中的な場所ではないので、ただのせせらぎですよね。そこで児童、幼児が遊んでも分からないですよね。そこを通る方は分かるかもしれないけれども、せせらぎだから数センチの、特に別に溺れるようなものでもないと思う。だから勝手に遊ぶと。勝手に遊ぶわけですよ、児童たちは。 そうすると、昨日お尋ねした水質改善装置を通過しても、どれだけ下がるか分かりませんけれども、皆さんは低減させるとおっしゃっているけれども、このせせらぎに出てきた湧水で幼児が素足で30分遊んだと。今年の夏はとても暑いから毎日のように遊んでしまいましたと。これって健康で、安全で、大丈夫なのですか。大丈夫であれば、そのお答えをいただきたいのですけれども。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質疑にお答えいたします。てぃーちがー公園で水質改善された水につきましては、環境省基準、暫定値ではございますが、その安全値を保って流した水を、浄化した水を流していきますので、飲料に使用しなければ安全であると考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) お肌も水を吸収する力もあります。幼児あるいは児童らが、ここで遊んで、PFASを含んだ湧水で遊んでも、今、部長は50ナノグラム以下だから大丈夫だとおっしゃっていましたけれども、これ知見はあるのですか。本当に根拠は、これで大丈夫なのですか。私たちもう60過ぎの体と幼児のお肌、とても違う。やはり弱い者、小さい者、あるいは妊婦さんだったり、そういった方々に影響が強く現れるという指摘があるのです。これちょっと手元に私持ち合わせていませんけれども、今、部長は本当に安全ということをおっしゃったけれども、本当に安全でいいのですか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質疑にお答えいたします。繰り返しの答弁になりますが、環境基準暫定値でございますが、それを遵守して、水質改善してまいりますので、一時的な使用につきましては安全であると考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) まだこういうデータは出ていないはずなのです。乳児が、あるいは児童がPFASが含まれている湧水で遊んでも安全というデータは出ていないはずです。今、安全と断言されていること自体が、ちょっと私にもまだ承服できないのですけれども、いわゆるこのようにPFASが含まれていると分かっているものは、あえて公園建設はいいけれども、流すべきではないのではないですか。なぜそこまでして流すのですか。なぜそこまで危険を負うのですか。市民の安全ということを考えたら、流せないと私は思うのです。 では、お尋ねしますけれども、この2つのボックスカルバートから来た水流は、サンエーコンベンションシティの左上側で海流で放流されていますけれども、ここは、この浄化装置を通ったものだけではなくて、2つのボックスカルバートから出てきている水流が全て含まれて放流されていますけれども、ここに放流して大丈夫なのですか。この放流した湧水って大丈夫なのですか、相当高いのではないかという予想がつきますけれども。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質疑にお答えいたします。てぃーちがー公園で浄化された、水質改善された水につきましては、水質浄化しました後に放流してまいります。上流からの水質改善の装置ではございませんので、そちらにつきましては県の調査等によるものだと考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) ここのマリーナ辺りで出てくる水質というのは、例えばチュンナーガーであったり、ほかのところの湧水から出てきているぐらい高い濃度になるということが推測、推理できるのではないですか。ここで捨てて大丈夫なのですか。私は高い濃度が出てくるのではないのかなと。だってこれ水質改善装置以外にもボックスカルバートから出てくるのが、ここで放流されるわけでしょう。多分高くなるのだろうなというふうに推理していますけれども、部長の見解はいかがですか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎石川康成建設部長 御質疑にお答えいたします。てぃーちがーでの水質改善につきましては、我々のほうで、本市のほうで水質改善して放流してまいりますが、その原因につきましての見解につきましては、県の調査等を踏まえた結果になるものと考えております。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 県の結果ということは、県の結果は高かったですよね。そのように高くなるだろうということで、部長も私と同じ見解でよろしいわけですよね。県の結果ということは、今、県の数字も高い数字が示されていましたから、そのようなことでいいのかなと思っているのです。 何回も言いますけれども、やはり基地の西側、つまり伊佐であったり、大山であったり、真志喜であったり、宇地泊だったり、大謝名というのは、どうしても下流域というのはPFASの影響を受けている可能性が高いわけです。これまでチュンナーガーでも、あるいはほかの大山、伊佐辺りの湧水からも高い濃度で出てきています。ここで、その施設で仮に止めたと、止めるというか、軽減しようということで装置つけたにしても、機械がやることだから、人がやることだから、どこかからほかの水も、雨水もここに来る可能性がある。あるいは、せせらぎの部分から入り込むおそれもあり得るのです。人がやることだから、完全ではない。機械がやることだから、完全ではないと思うのです。であれば、PFASが出ているものは止めましょうと言っているのです。止めてくださいとお願いしているのです。せせらぎも枯山水ではだめなのですか。いかがですか、市長。私は、もう止めるべきだと思っているのです。なぜあえてこんなリスキーなことするのですか、高い浄水器みたいなものを買ってまで、出ていると分かったら、止めたほうがいいのではないですか。いかがですか、市長。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 お答えいたします。つい2年ほど前までアメリカの基準値が200ナノグラム・パー・リッター、これが人体に影響がないであろうという基準値がございました。基準値というか目標値です。それがいろいろな科学データを基に、非常に残存性が高いということで、これが70ナノグラム・パー・リッターに引き下げられております。日本の環境省が決めた50ナノグラム・パー・リッターは、アメリカ人と日本人の体格差を考えてのことなのです。70ナノグラム・パー・リッターに基準を下げたのは、胎児がいるお母さんが毎日水を飲んでも安全だという基準が示されたわけです。それをスライドさせて、体格差で日本は50ナノグラム・パー・リッター、これも胎児のいるお母さんが毎日水を飲んでも大丈夫だという基準なのです。私も水道水を毎日飲んでいます。医学的にまだ害があると立証されたわけではございませんので、今ある目標値、基準値が50ナノグラム・パー・リッターなので、そこを我々が目標として、万が一口に入っても大丈夫な、安全であるという基準を目指そうということでございます。 ○上地安之議長 桃原功議員。 ◆25番(桃原功議員) 今、副市長、アメリカの基準値ということでおっしゃっていましたけれども、日本は基準値ではなくて、暫定値なのです。     (和田敬悟副市長「アメリカもそうです」と呼ぶ)
    ◆25番(桃原功議員) アメリカは70ではなくて、EPは70かもしれませんけれども、各州によってPFASの暫定数字というのは違うのです。もっと30ぐらい、あるいは30以下のバーミンガムなどは30以下の数値を暫定値として扱っているところもあるのです。多分実際にそういうPFOAの被害が出たところ。前、私が言った「ダークウォーターズ」という映画、今回また3月18日から今、桜坂でやっています。どれだけPFOAが、あるいはPFASが恐ろしいか見ていただきたいと思っています。 もう何回も言うように、今、飲み水のことをおっしゃっていましたけれども、これは、では今日ゼロから始めて、何十年飲んでもというカウントだと思うのです。ところが、私たちはもう今何十年も生きています。児童は日本の暫定値が50ナノグラム・パー・リッターですけれども、データは出ていないのです。今、部長は、安全だとおっしゃっていましたけれども、私は安全だと断言はできないと思うのです。安全と断言できないですよね、副市長。本当に安全なのですか。そういう知見があるのですか。データあるのですか。安全だと分からないのは、やっぱりやめるべきではないですかということを私はぜひ強くお願いしたいです。終わります。     (何事かいう者あり) ◆25番(桃原功議員) 笑い事ではないよ、副市長。こっちは真面目に言っているのだよ。 ○上地安之議長 ほかに質疑はございませんか。進めてよろしいですか。山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) よろしくお願いいたします。今回、5款から10款の歳出に伴う歳入ですけれども、今から僕が話しするのは、地方交付税であったり、あるいは基金からの繰入金だったりするので、一般財源に組み込まれますから、多岐にわたる歳出になりますので、ここから入っていくということはしませんので、御理解をよろしくお願いいたします。 まず、今回の令和4年度の一般会計498億7,000万円、毎年度、財政の予算の組み方というのはいろいろ特徴があって、今回が一つ大きな特徴があります。これは財政調整基金からの16億3,000万円の基金からの取崩しを中心とした予算編成だと思います。そして、私が毎年度指摘している市債と公債費のバランス、毎年度、公債費のほうが市債を下回っている。そういった状況でここ数年間、少なくとも私が議員になってからは、ずっとそのように、一般で言われると借金をするお金より返すお金が少ないというふうな財政運営をしてきた。 今回、逆転しております。借金返済のほうが1億円余り上回っていい方向に進んでいるなというふうに思います。そして、今から中身をちょっと議論させていただきたいと思いますけれども、まず基金の16億3,000万円の取崩し、これ資料が財政収支見通しの2ページと3ページ、そして皆さんから頂いた基金残高調書をちょっと見ながら議論をしたいと思います。 令和4年度の基金残高調書、当初予算ベースの令和3年度末残高36億9,500万円余りの財調の基金残高がございます。そして、今回、16億3,000万円を繰り入れる予算編成でありまして、皆さんの令和4年度予算、今の現在高の見込みが約20億円であります。そして、先ほど申し上げました財政収支見通しの3ページも見ていただくと、令和4年度以降の予算編成におきまして、財調から令和5年度も17億円、そして令和6年度も17億円繰入れしながらの運営を今ある程度の見通しとして立てているところであると思います。 そこで、この16億3,000万円、今回繰入れします。来年度も17億円やっていきます。再来年度も17億円やっていきます。そういった中で、財調の残金が非常に気になるところですけれども、ひとつ企画部長にお伺いします。この財政調整基金の残金というのは、どのような指標で皆様は運営なされているのか。この財政に対する残金の指標があれば、説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 山城康弘議員の御質疑にお答えいたします。財政調整基金の残高にかかる指標につきましては、国が公式見解として示したものはございません。ただ、参考として総務省が平成29年度に地方自治体に向けて調査を行った地方公共団体の基金の積立ての状況に関する調査というのがございまして、こちらの中で財政調整基金の適正規模が標準財政規模の5%から10%以下というふうに回答した団体が多くなっているところでございます。 本市における財政調整基金の残高の標準財政規模に占める割合は、令和2年度の決算ベースだと約14%となってございまして、先日した総務省調査の最多回答である10%程度を超えている残高となっております。ただ、当市の標準財政規模でございますけれども、こちらが過去3年だけを見ても16億円程度伸び200億円に到達するなど、今後も伸びていくことが見込まれることから、財政調整基金の残高を維持できるように財源確保の取組を継続していく必要がございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、部長が説明したとおり、基本的に国が示した数字、あるいは指標がしっかりと正式な指標があるわけではないですよね。今、部長が説明したとおり、私も調べた結果は、やっぱり専門家等の意見も踏まえた一般的なものは、部長が今おっしゃるように標準財政規模の約10%ぐらいというふうな一般的に知れていると思いますけれども、皆さんの令和2年度の決算見てみますと、標準財政規模が約202億円、ですから単純に20億円ぐらいが今の財政規模の中では適正とは言いませんけれども、一般的に言われている10%、標準財政規模の10%の20億円は保たれているというふうに理解いたします。 私が少し心配しているのは、今回は20億円、今まだ残っていますよね。これから令和4年度運営していく中で、6月出納整理期間終わりまして、9月決算来たときに、また地方財政法7条の基本の下、剰余金の50%以上がまた剰余金戻ってきますから、その辺の見通しも含めて、今企画では来年度の末の残高に対しては、この17億円繰り入れていくというのは心配ないということでよろしいですか。少し長くなりましたけれども、答弁お願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。やはり財政調整基金の残高に関しては、非常に財政当局としても注視をしているところでございまして、特に先ほどちょっと午前中の答弁でも申し上げた一時借入金の繰替運用でございますとか、あとは真に必要なときに、例えばコロナ対策事業を急遽やる場合に、まずは単費を支出するための財源として財政調整基金から繰出しをしたりとかいうことをしておりますので、財政基金というのはやっぱり最低限度必要だという認識は共通しているかと思います。 令和5年度、6年度以降の財政収支見通しにおいても、財政調整基金からかなり繰り出すというのがどうしてもやはり令和3年度、国がすごく手厚い地方財政計画を立てたものですから、臨時財政対策債のほうが非常に発行可能額増えまして、それでいろいろ財源が温存できているというのが結果として出ているわけでございます。そういったことを鑑みて、今のうちにしっかりためられるものはためた上で、そういった今後はやはり支出も多くなっていきますから、宜野湾市は人口も増加傾向にございますし、そういった観点でも標準財政規模というのがかなり伸びる可能性も秘めているわけなので、そこについてはしっかりと財政調整基金を積み立てられるように財源、いわゆる財政運営というのをさせていただければというふうに思っております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、今の答弁、ちょっと1点気になることがありまして、国の臨時財政対策債の発行額が多くなったというふうな表現でしたけれども、皆さんの収支見通しの令和4年度以降は、今回9億6,000万円余り前年度から減額で予算組んでいるではないですか。皆さん、令和5年度、令和6年度も国がいっぱい発行しているという割には、今年度並みで6億8,000万円でやっているのですけれども、それちょっと矛盾しているのではないかなと思いますけれども、それちょっと説明お願いできますか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えします。ちょっと私の説明がうまくなくて大変申し訳ございません。形としては、令和3年度の臨時財政対策債の発行が16億円余りということで、かなり過去最高レベルに高い金額だったということで、令和4年度の部分については、そこから6億円以上減額をして立てているところでございます。今後もコロナ禍を脱出しますと、どうしてもやっぱり臨財債の発行可能額というのがどうしても落ちていきますので、その落ちていった分をではどこで財源を補うかというと、やはり財政調整基金で補う必要があるという形になっております。したがって、臨財債が多ければ財政調整基金の繰出しは少なくて済むし、臨財債の発行可能額が低ければ、財政調整基金から繰り出すのが大きくなるといった相関関係にあるのではないかというふうに考えているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今の説明、非常に分かりやすいです。臨財債に関しては、地方交付税に間違いなくこれ算定、基準財政需要額に算定されますから、100%戻ってくるという保証というのはちょっと分からないのですけれども、ある程度交付税措置ができてくる万能の市債でありますよね。これは小泉政権のときに、国の財政対策の中で、平成12年度ぐらいだったと思うのですけれども、地方交付税の減額に伴って、その差額分を国が臨時財政対策債として発行するからということで多分やったということがあると思うのですけれども、そういった中である程度発行するというのも臨財債の場合は、私は交付税措置がありますので、これはありかなと思います。 今、部長がおっしゃったように、このバランスを考えながら、臨財債を発行すれば財調の繰入れが少し抑えられるとか、その辺のやりくりはしっかり今後もやっていただきたいと思います。 ちょっと地方交付税に移っていきますけれども、今回、皆さんの地方交付税の算定が61億2,000万円余り、前年比に対しまして5億1,700万円の増額、これは皆さんの説明によると、国の地方財政対策による5.2億円の増額が見込まれるというふうなお話ありましたけれども、今年度12月に補正予算でお話をしました6億3,000万円余りの交付税増額、これも地方財政対策の一環だと思うのですけれども、この5.2億円の根拠というのは、これ令和4年度もこういった地方交付税の増額も含めた財政対策があるということが、この5.2億円の増額の根拠なのですか。少し説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 すみません。ちょっと簡潔に申し上げたいと思うのですが、まずはいわゆる国の地方財政対策と地方財政計画の話をしないといけないと思います。地方財政計画というのが、国のいわゆる予算と並行してつくる計画でございます。国のいわゆる例えば国税の収入ですとか、そういったものを含めて、踏まえて地方税の収入とか法人税の法人市民税とか、法人税割とか、そういったものを算定して地方の収入の計画を立てるという形になります。 地方財政対策というのは、収入を立てた地方財政計画と、あと財政需要額というか、いわゆる需要との差額を埋めるための調整額という形になっていまして、それがいわゆる地方交付税の増額分に跳ね返っていくという形になっております。今回の国の令和3年度第1次補正予算で地方交付税も大幅に増額をしていただきましたけれども、こちらもいわゆるコロナ禍に応じて、やはり令和3年度に予算立てて、交付税措置もしたのですけれども、臨財債の発行可能額がかなり高くなったというのもありますし、あとはそういった点も踏まえて地方の財源不足を補うために補正予算として地方交付税をつけさせていただいているというのもあります。 また、令和3年度のいわゆる所得税でございますとか、消費税の消費の上振れ、交付税の原資となっているものも上振れたことも関係して増額となった結果でございます。令和4年度以降もこういったいわゆる景気の回復基調に併せて、交付税のまず原資が増えていくということがまず見込まれるというのと、あとちょっと国が補正をするかどうかちょっと現段階で断言はできないのですが、国のほうに関しましても令和4年度のいわゆる地方交付税の額に関しましても、しっかりと国税と連携して確保していただいているところでもございますので、そういった点を踏まえまして、当方としても金額の増加をしたと。地方交付税も18兆円あまりということで、前年度比からしっかりと増額をされておりますので、こちらに併せて本市でも交付税の交付額というのを増加というふうな形で見込んでいるところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今のお話では、地方交付税の原資が増額見込まれるというお話ありましたけれども、確かにコロナ禍がある程度落ち着いてきたら経済少し回ってきますから、地方交付税の原資であります消費税を含めた所得税、そしてあるいは法人税、酒税ですとか、そういったものの消費が今以上に見込まれる可能性があるということのお話だったと思いますけれども、要するに消費税の全体が伸びていけば、そういうふうにして今おっしゃっていたような原資に跳ね返ってくるというお話だった。分かりました。それは、国としてもそういった見込みも立てながら、財政運営しているということの理解でよろしいですか、部長。分かりました。 では、ちょっと初歩的な話なのですけれども、地方交付税、これ皆さんが今回、令和4年度の予算で出してきた61億円、これを令和3年度に調整していくのですけれども、どういった形で、どういった順序でその61億円を算定しているのか、参考にどのようにして進められて、今回の予算に61億円地方交付税ありますよと。これ国とのやり取りで、国から何かもらっているのかとか、その辺も含めてちょっとお話しできますか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。来年度、令和4年度の地方交付税の算定におきましては、県のほうから試算の計算表を送られておりまして、必要な事項を入力するといわゆる来年度の普通交付税の見込みというのが総額案分されて出てくるような形になってございますので、そういった形で試算をさせていただいているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 地方交付税に関しては、毎年度、大体1月頃に国から地方交付税の概要が多分届くと思うのです。今おっしゃっていたのが、それですよね。そして、国と協議をするのではなくて、その概要に基づいた算定方法が多分毎年度違ってくると思います。その中で県と協議しながら、新しい年度の地方交付税を算定して、あくまでも見積りとして算定しながら、今回の予算書に上程されると。 大体7月頃にある程度の交付が決定いたしまして、毎年度9月の議会で補正予算として地方交付税補正予算入ってくるのですけれども、そういった手順で理解して部長、よろしいですか。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。お見込みのとおりでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) ありがとうございます。もうあと3分切っていますから、ちょっと時間がないので話を締めたいと思いますけれども、財政収支見通しも1日目にちょっと大きく声を荒げて、その収支不足の対応に関して少し私も指摘させていただきましたけれども、いずれにせよ次年度以降の財政の予算編成も非常に厳しくなってくると思います。ですけれども、私は午前中に質疑させていただきました一時借入金の利子の話で、部長、皆さんたった200万円の議論ではないかというお話するかもしれないですけれども、そういった私たちが予算書の中で見えないところをしっかり皆さんが節約している、節約というのがちょっと適当なのかな。ちゃんとした財政運営をしている。少しでも利息を払わない。午前中も話しました繰替運用を含めた、そういう財政を運営していることで、私はその一点を取っても、今の宜野湾市の財政運営も含めた市長の運営というのは非常に信じております。 ですから、この非常に厳しい中で、今からやっていかないといけないのですけれども、みんな力合わせて一緒に私たちもやっていきたいと思いますので、最後に部長、やるぞという意欲の答弁いただけますか、そうしたら終わりますので。 ○上地安之議長 企画部長。 ◎安藤陽企画部長 御質疑にお答えいたします。本当に財政当局だけでこれは達成できたわけでもなくて、やはり職員全体が一丸となって、コスト意識を持って、市民の税金を運用しているという、こういう意識が徐々にしっかりと芽生えてきた結果だと思っております。やはり必要なものは必要に充てるべきだと思っていますし、不必要なものは不必要だと思っていますので、来年度以降もしっかりと財政運営をさせていただければと思っております。 ○上地安之議長 休憩いたします。(休憩時刻 午後3時42分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後3時43分) 本件については、質疑も尽きたようですので、質疑を終わり、質疑終結の段階で継続審議としておきたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」という者あり) ○上地安之議長 御異議ありませんので、さよう決定いたしました。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は3月16日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでございました。(散会時刻 午後3時43分)...