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令和 02年(2020年) 9月定例会-09月11日-06号

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  1. 那覇市議会 2020-09-11
    令和 02年(2020年) 9月定例会-09月11日-06号


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    最終取得日: 2021-05-01
    令和 02年(2020年) 9月定例会-09月11日-06号令和 2年 9月定例会             令和2年(2020年)9月那覇市議会定例会                   議事日程 第6号              令和2年9月11日(金)午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名 第2 一 般 質 問                ~~~~~~~~~~~~                会 議 に 付 し た 事 件 〇議事日程に同じ                ~~~~~~~~~~~~ 〇出席議員(37人)  1番  永 山 盛太郎 議員  2番  3番  久 高 友 弘 議員  4番  上 原 安 夫 議員  5番  上 原 仙 子 議員  6番  坂 井 浩 二 議員  7番  中 村 圭 介 議員
     8番  前 泊 美 紀 議員  9番  當 間 安 則 議員  10番  新 崎 進 也 議員  11番  上 原 快 佐 議員  12番  下 地 敏 男 議員  13番  多和田 栄 子 議員  14番  西中間 久 枝 議員  15番  古 堅 茂 治 議員  16番  湧 川 朝 渉 議員  17番  我如古 一 郎 議員  18番  前 田 千 尋 議員  19番  宮 里   昇 議員  20番  野 原 嘉 孝 議員  21番  大 城 幼 子 議員  22番  奥 間 綾 乃 議員  23番  小波津   潮 議員  24番  大 嶺 亮 二 議員  25番  吉 嶺   努 議員  26番  27番  清 水 磨 男 議員  28番  金 城 眞 徳 議員  29番  平 良 識 子 議員  30番  宮 平 のり子 議員  31番  翁 長 俊 英 議員  32番  桑 江   豊 議員  33番  糸 数 昌 洋 議員  34番  喜舎場 盛 三 議員  35番  大 浜 安 史 議員  36番  上 里 直 司 議員  37番  仲 松   寛 議員  38番  39番  奥 間   亮 議員  40番  粟 國   彰 議員 ──────────────────── 〇欠席議員(1人)  大 山 孝 夫 議員 ──────────────────── 〇説明のため出席した者の職、氏名  城 間 幹 子  市長  久 高 將 光  副市長  知 念   覚  副市長  渡 口 勇 人  政策統括調整監  屋比久 猛 義  総務部長  仲 本 達 彦  企画財務部長  比 嘉 世 顕  市民文化部長  名嘉元   裕  経済観光部長  玉 寄 隆 雄  環境部長  宮 城 寿満子  福祉部長  長 嶺 達 也  健康部長  末 吉 正 幸  こどもみらい部長  金 城 康 也  都市みらい部長  城 間   悟  まちなみ共創部長  上 原 はつみ  会計管理者  島 袋 弘 樹  消防局長兼総務部参事監  上 地 英 之  上下水道事業管理者  大 嶺 政 信  上下水道部長  田 端 一 正  教育長  山 内   健  生涯学習部長  武 富   剛  学校教育部長 ──────────────────── 〇職務のため出席した事務局職員の職、氏名  小 嶺   理  局長  當 間 順 子  次長  金 城   治  議事管理課長  根路銘 安 彦  副参事  仲宗根   健  主幹  高江洲 康 之  主幹  佐々木 優 佳  主査  喜屋武 太 一  主査  又 吉 明 子  調査法制課長  徳 永 周 作  主幹  豊 里 正 章  主幹  宮 城 勝 哉  主幹  山 城 泰 志  主査  名 城 政 直  主事            (午前10時 開議) ○久高友弘 議長   これより本日の会議を開きます。 ○久高友弘 議長   諸般の報告を行います。  来週9月15日・火曜日は、議案及び報告に対する質疑を行います。その質疑についての発言通告書の提出期限は、本日午後2時までとなっておりますので、御協力のほどお願いいたします。  これで諸般の報告を終わります。 ○久高友弘 議長   日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は議長において、翁長俊英議員、喜舎場盛三議員を指名いたします。 ○久高友弘 議長   日程第2、一般質問を行います。  一般質問に関する発言の割当時間は、答弁を除いて各議員15分以内とし、答弁を含めて30分以内といたします。  それでは、発言通告書に従い、順次発言を許します。  吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   おはようございます。自民党会派吉嶺です。一般質問をさせていただきます。  9月11日といえば、2001年アメリカ同時多発テロ事件が思い起こされます。今月初め、琉球大学への爆破予告がありました。最近、全国的に市役所などへの爆破予告が続いているのを御存じでしょうか。  今、世界は新型コロナ感染症と人類がどう向き合うか。経済を立て直し、頻発する自然災害、そんな中で本日は安心・安全な那覇市の実現のために質問をさせていただきます。  市長の政治姿勢について。  (1)那覇市文化芸術基本計画の旗頭の保存・継承について伺います。  (2)地方独立行政法人那覇市立病院建替事業における、新型コロナウイルス等感染症に対応しうる病院にするための病院機能強化と、病院建設費用のさらなる増額について伺います。
     (3)那覇市新型コロナウイルス感染症対策第一次経過報告書内の今後の課題として挙げられた中のサーベイランス(県内の情報収集)、医療(協力医療機関の医業収入の減少に対する市からの支援)について伺います。  (4)消防力整備指針における重要港湾について那覇市の見解を伺います。  (5)環境基本計画とその中間見直し提言マイクロプラスチックへの取組、海域水質環境基準の改善等施策の具体的な見解について伺います。  (6)那覇市の観光資源とその経済効果について伺います。よろしくお願いします。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   御質問の1番目、(1)那覇市文化芸術基本計画における旗頭の保存・継承に対する取組についてお答えいたします。  那覇市文化芸術基本計画では、旗頭の後継者や練習場所、保管場所の確保等を課題として捉え、本市の文化資源として観光と地域コミュニティに資する旗頭につきましては、関係部署と横断的な連携を図りながら、各地域と協働による保存・継承に取り組むこととしております。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   御質問の(2)地方独立行政法人那覇市立病院建替事業についてお答えします。  建替事業における感染症対応の強化につきましては、基本設計時点においても院内感染対策に関わる職員からのヒアリングを行い、各病棟や集中治療室等への陰圧室の設置、一般用とスタッフ専用に分離したエレベーター動線を確保する等、感染症対策を考慮した設計となっております。  しかしながら、新型コロナウイルス感染症対応の経験から、さらに踏み込んだ感染症対策ができるよう、実施設計においては、感染症患者の診察エリアや入院病棟の位置、その経路、全体的なゾーニング及び動線計画等について改めて整理するとともに、通常の診療に極力影響を与えないような設計を目指すこととしております。  実施設計を進める中で建設費用が膨らむ可能性が高いと考えておりますが、現時点で具体的な変更内容が決まっていないことから、その金額をお示しすることができません。  次に、(3)新型コロナウイルス感染症対応第一次経過報告書の中で課題として挙げられたことについてお答えいたします。  県内の情報収集については、県や各保健所、関係機関等と日々メールや電話等を通して小まめに行っているところであります。患者や検査に関する情報、県の動きや患者発生状況等、多くの情報のやり取りがございます。特に、各医療機関の感染症担当者と本市保健所の感染症担当者間においては常に連携を取り合い、患者の情報だけではなく、医療資材の在庫状況や職員の状況等も適宜確認しております。  各協力医療機関の院長と保健所長の間でも常に連携を取り合って対応をしております。また、那覇市医師会の協力を得て、市内協力医療機関検査協力医療機関との間にメーリングリストを開設し、本市保健所から情報の発信も行っております。  その中で、個人防護具等といった衣料資材の備蓄に関しては、沖縄県が国の窓口となっており、沖縄県新型コロナウイルス感染症対策本部で一括して備蓄し、G-MISと呼ばれる情報共有ネットワークで各医療機関の備蓄状況をモニタリングしております。医療資材については、G-MISの情報に基づき、同本部から各医療機関に必要な支援が行われているものと理解しております。  8月から9月にかけての流行において市内の医療機関などでクラスターが発生するなどして事業所内の備蓄では対応困難となった際に、本市保健所が事業所のニーズを受け、県へ備蓄放出を要請した事例もありました。  また、本市保健所が事業所への訪問等を行う際には、医療資材の状況について、声かけをしながら確認を行っております。  100%の情報の共有ができていないこともあり得ることから、今後はさらに、各医療機関と連携を取りながら対応してまいりたいと考えております。  協力医療機関の減収に対する支援につきましては、昨年度末に協力医療機関を対象に本市が実施した空床確保補助金を参考に、事業構築を目指しておりましたが、4月以降の沖縄県への事業主体の変更、国の2次補正予算成立によるメニュー見直し等もあり、事業化には至っておりません。8月下旬には、国の予備費による新たな支援措置の表明もあったことから、その動向を注視するとともに、国や県の支援策による減収補填が十分に進んでいるのか、市内協力医療機関に確認し、本市独自の支援策について引き続き検討してまいります。 ○久高友弘 議長   島袋弘樹消防局長総務部参事監。 ◎島袋弘樹 消防局長兼総務部参事監   御質問の(4)消防力整備指針における重要港湾についてお答えいたします。  那覇港は、港湾法第2条第2項に定める重要港湾に指定されており、消防力の整備指針第12条第1項第2号に「市町村の区域内に港湾法第2条第2項に規定する国際戦略港湾、国際拠点港湾及び重要港湾がある場合には、当該港湾における火災の鎮圧等に、必要と認められる隻数」と規定されており、消防艇を配置する旨が示されています。  また、同指針の解説では、広大な海域における消防責任を市町村だけで負うのは、現実として著しく困難なことから、海上における船舶火災等に対する消防責任については、海上保安庁と職務分担していると示されていることから、昭和47年に第十一管区海上保安本部と那覇市との業務協定を締結し、職務分担しているところであります。  同協定第3条では、「ふ頭、さん橋または岸壁にけい留された船舶および上架または入渠中の船舶」、上架とは整備のために揚げられた船であります。入渠というのは船検のために揚げらた船のことを指しますが、また、「河川内の船舶の消防活動は、主に那覇市が担任し、それ以外の船舶の消火活動は主として第十一管区海上保安本部が担任する」と規定されており、万一、海上で船舶火災が発生した際には、同保安本部と共同して消防活動を行うなど、それぞれの責任分担に応じて対応することとなっております。  なお、本市が整備指針に定める、消防ポンプを搭載した消防艇は保有しておりませんが、水難救助用としての小型船舶を4隻配備し、各種水難事故に対応しているところでございます。 ○久高友弘 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   御質問の(5)環境基本計画とその中間見直しについての御質問にお答えいたします。  本市では、第二次那覇市環境基本計画の中間年度である平成30年度に見直しを行うに当たり、那覇市議会よりマイクロプラスチックについて、何らかの対策をすべきであるとの提言をいただきました。  マイクロプラスチックにつきましては、その処理方法が確立されていないことから、原因となるペットボトルやビニール袋などを捨てない、海に流さないという行動が求められており、ボランティアによる清掃活動などを通して啓発活動に努めております。  次に、海域水質環境基準について、国・県・市の協議会を設立し、組織的な処理ができるよう連携して取り組むべきであるにつきましては、広い海域を保全するという観点から大事なことだと考えております。現在本市では、水質汚濁防止法に基づき、那覇港海域において6か所の測定地点で水質の常時監視を行っており、この調査結果は沖縄県環境保全課へ報告しております。さらに沖縄県環境審議会において、本市の調査結果をはじめ県内各海域のデータを基に海域水質に関する議論がなされているところであります。海域水質の保全は、県全体として取り組むべきものと考えており、本審議会を通して国、県との情報共有が図られ、広域的な連携が取られているものと考えております。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   御質問の(6)についてお答えいたします。  本市には、琉球王国に由来する歴史や文化の蓄積が有形無形として残され、保存されている人文資源、漫湖湿地帯や波の上ビーチ、周辺離島などの自然資源、生活や産業、文化に根差したマチグヮーやイベントなどの生活文化資源など、多くの観光資源が存在しております。  その経済効果につきましては、これに合致する数字は持ち合わせておりませんが、多くの観光資源が折り重なって本市の魅力を高め、観光誘客につながっているものであり、その成果を観光収入として捉えることができると考えます。  その場合、令和元年の本市の観光収入は3,815億円となってございます。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   旗頭について、再質問します。  旗頭をやっている方々から相談があります。今、小学校に旗頭を保存している。でも、その学校が近いうちに建て替えになる。そういった場合に建て替えに伴う保管場所がなくなることについて、そういったことを横断的に調整してやってくれるのが市民文化部であるということで間違いないでしょうか。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   お答えいたします。  旗頭に関しては、市民文化部文化振興課が課題等の相談窓口を担い、関係部署と横断的な連携を図るとともに、各地域と協働により保存・継承に取り組んでまいります。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   今の言葉、大変心強く思っています。ぜひともそういった相談、もうすぐに来ると思いますので、対応のほうよろしくお願いいたします。  次に移ります。  観光の分野なんですけれども、今後観光産業のV字回復を狙う中で、ダイビング、マリンアクティビティーが最大のコンテンツであると私は考えておりますが、那覇市内のダイビング、マリンアクティビティーを提供する事業者等の実情など、把握していますか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  県外国外からの観光誘客が望めない現状におけるマリンレジャー事業者の実態を把握する目的で、8月14日付で市内の26事業者にアンケート調査を実施し18事業者から回答をいただいております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   アンケートの結果から、観光客の激減により企業活動への影響があった企業など、どの程度あったか数字はありますか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  8月に実施したアンケート結果から、全ての事業者が新型コロナウイルスによる影響を受けており、前年と比較し売上及び客数が90%以上減った事業者が42%、80%以上減った事業者が16%、60%以上減った事業者が32%と、6割以上売上及び客数が減少した事業者は90%にも及んでおります。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   那覇市内のレジャーボート所有事業者の連絡会というのがありまして、その方々が那覇市内のダイビング、マリンアクティビティー事業者94社に独自のアンケートを実施し86社から回答を得られていますが、このアンケートによれば50社が来年度事業継続が困難と回答しているそうです。そのときの観光収入における経済損失というのはどのぐらいあるか、考えていますか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えします。  御質問にありましたダイビング、マリンアクティビティー事業者への独自アンケート及びその結果をまだ見ておりませんので、事業者の規模ですとか、利用客数、平年の売上額、コロナの影響での損失額などが得られてございません。御質問の経済損失につきましては、現時点でシミュレーションするだけの情報を把握できておりませんので、残念ながら数値をお答えすることができません。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   ダイビング、マリンアクティビティー等を提供する事業者は年間売上の大半を占める繁忙期、ゴールデンウィークから始まりますが、政府の緊急事態宣言、そして夏休みの8月、県独自の緊急事態宣言が出され、繁忙期がなくなり活動自粛を余儀なくされました。それによる廃業の危機に直面していると聞いております。那覇市はダイビング等をはじめとしたマリンアクティビティー等の提供事業者が那覇の観光を支える柱だと考えていますか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   那覇市が実施しております那覇市観光入込統計調査におきましても、マリンレジャーやダイビングに関する期待度及び満足度は非常に高い結果となってございます。本市の観光を支える柱の1つであると考えております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   観光客は沖縄の青い海を楽しみに来ているというところで、やはりこういった観光客をしっかりとその場所に案内する事業者がいなければ、この那覇市でも観光収入を得られないと私は考えております。  そこで、ダイビング、マリンアクティビティーが那覇市における観光の柱の1つとして今後売り出すために何をすべきか方向性を示すために、まずはダイビング、マリンアクティビティーを目的に那覇市に泊まる観光客の消費単価や域内消費の調査であったり、事業者の実態調査など、今後調査を検討してはいかがでしょうか。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長
    ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えいたします。  那覇市の観光統計では、先ほども申し上げましたが、マリンレジャー、ダイビングは非常に期待度、満足度の高い結果となってございます。  しかし、具体的に利用客数でありますとか、消費額等の経年データは得られてございません。マリンレジャー等の業界の現状を把握する意味においても、調査等の実施は必要との認識でございます。まずは業界の団体等との意見交換から進めさせていただきたいと考えてございます。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   まずはその団体の方々と話をしていただくというところで、ぜひとも積極的にお願いしたいと思います。  次の質問に移ります。  環境なんですけども、この計画の範囲内に、本計画は那覇市全域を対象とし、ずらずらありまして、「『自然環境』、『地球環境』とこれらの環境と分野横断的に関わる『人づくり』、『環境と経済・観光の調和』とします」とあります。那覇市の管轄区域として海域、環境保全の中に港と海底ごみの撤去、環境基本計画施策の範囲に含まれますか。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前10時19分 休憩)            (午前10時19分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   本市が那覇港港湾区域内で水質監視を行っている6か所は、市域でございます。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   それでは再質問します。  港湾内、もしくはその海底にある人工物のごみ等に関し、環境基本計画ではどのような取扱いになりますか。 ○久高友弘 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  那覇港湾内から引き上げられた人工物につきましては、施設管理者である那覇港管理組合において適正に処理されるものと考えております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   先日、7月なんですけども、宜野湾市では宜野湾市から委託を受けた宜野湾市内ダイビング、マリン関連の約20業者が宜野湾沖でサンゴの植付けと海中清掃をしています。これは御存じだと思いますけれども、取組は美ら島クリーン活動支援事業ということで、7月6日から7月17日までの計10日間実施されています。予算は約1,500万円、新型コロナウイルス感染拡大影響の経済対策として打ち出された地方創生臨時交付金を活用していたそうです。写真をお願いします。        (モニター使用)  海底写真をお願いします。        (モニター使用)  これは那覇北マリーナの海底の写真です。9月4日に撮影されたものです。次お願いします。        (モニター使用)  次お願いします。        (モニター使用)  次お願いします。        (モニター使用)  海底にこのような大きなごみがあると。なぜこの近距離で撮っているかというと、視界がゼロ、海底のヘドロがあって、ここまで近寄らないと写真が撮れないといった状況です。次お願いします。        (モニター使用)  人工物、このような大きなものもあります。  第2次環境基本計画、基本目標4環境と経済・観光が調和するまちというところで、観光産業をはじめとした産業、経済、環境の好循環の視点の目標というところに、環境マネジメントシステムの導入や環境共生型観光産業、那覇市発の観光環境商品の開発、販売、環境資源、ビジネス推進など、本市の環境を生かした観光産業振興や経済振興が持続的に展開する那覇市を目指しますとあります。環境保全と経済振興をマッチングさせた事業を展開したのがこの宜野湾市の事例だと思うんですけども、そこで再質問します。  那覇港管理組合の副管理者である那覇市長、城間市長、那覇港管理組合が管理する港の様子、今、御覧いただけたと思いますが、あの状況の港から観光客の皆さんがダイビング船に乗り込むわけですが、市長、あの海の様子を見てどう感じましたか。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前10時22分 休憩)            (午前10時22分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   今、吉嶺議員の説明も受けながら写真を見せていただきました。非常に残念な状況であるなというふうに思いました。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   宜野湾市は、ああいった清掃活動を通して市内事業者の経済危機を脱すると。健全な海を保存することができないかと考え、事業を実施しているわけであります。  また環境基本計画に戻りますけれども、水辺環境の保全と水とふれあう場づくりというところの項目にも、海域の不法投棄ごみの回収に協力しますと、こういったことも書かれています。  今後、ああいった今経済的に困っている事業者に対して、やはり宜野湾市のような支援策を出しながら那覇市の環境を守っていくといった事業、どこか取り組む、那覇港管理組合と一緒に那覇市も取り組む、こういった姿勢というのはつくれないでしょうか。いかがでしょうか。 ○久高友弘 議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  那覇港湾内の施設管理は那覇港管理組合であることから、事業化等につきましては一義的に組合で検討されるものと考えております。  本市としては、議員からの御提案など、港湾内の廃棄物の状況やコロナ禍におけるマリン事業者の状況等について組合にお伝えしてまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   他市の事例が存在している中で、これは初めてだからできないということではなく、前向きに検討していただきたいと思っております。  次の質問に移ります。  那覇市立病院建替事業に関してですけれども、建設費用の削減を考える中で、病院建設は建て替えは一括発注が望ましいという結論に至っていますが、一括発注の建設コストが安くなる根拠を教えてください。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   昨年6月に市立病院が策定しました新病院建設基本計画において、発注方法の検討を行っております。  工事一括発注方式、分離分割発注方式のほか、3つの方式について、効果や課題等から総合的に判断して、入札による競争原理も働き、管理上の優位性も見込まれることから、工事一括発注方式が望ましいとの結論に至っております。  どのような発注方法を採用すべきかにつきましては、発注者の意向が直接反映されるか、施工の責任や工事に係るコストの明確化が図れるか、より円滑かつ効率的か等を検討した上で、事業主体である那覇市立病院において総合的に判断されたものであり、本市といたしましては、その判断を尊重すべきと考えております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   では、分離発注のメリットはあるんですか、ないんですか。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   新病院建設基本計画における発注方法の検討において、分離分割発注の効果として、建築段階ごとに仕様を確認して発注するため、求める性能を確保できること、維持管理や運営が別途発注のため、環境変化に対する長期リスクに対応しやすいことを挙げております。この点がメリットになると考えられます。  しかしながら、一括発注においては今挙げた効果に、もちろん一括発注にも今挙げた効果があって、それに加えて…。 ○久高友弘 議長   今ね、聞いた分だけ答弁してくれということです。メリットだけということです。いいですか。 ◎長嶺達也 健康部長   分かりました。  以上でございます。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   今、こういった独法の工事だから那覇市は関与しないという考え方、ざっくりと言えばそういう形だと思うんですけども、他市の事例などでは独法の病院建設は、その市の財政状況等はあると思うんですけども、コンストラクションマネージャーがいれば分離発注でも建設コストを下げての建設は可能じゃないでしょうか。検討されましたか。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長
    ◎長嶺達也 健康部長   コンストラクションマネジメント方式につきましては、市立病院において検討をしております。  基本計画を策定するに当たり、コンストラクションマネジメント方式を導入した広島県の安佐市民病院、これも独法になりますけれども、その視察や沖縄市の多目的アリーナの状況を調査しております。  調査の結果、コンストラクションマネジメント方式を導入することについて、メリットは見出せなかったということでございます。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   県内の設備会社さんや団体等から分離発注を望む声があると思うんですけども、この分離発注を望む声というのはなぜあるんでしょうか。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   3月10日に開催されました厚生経済委員会において、陳情審査がございましたが、陳情者は、これまで社会インフラ維持のため、重要な役割を果たしてきたという自負や経験を踏まえた施工力に対する自信、市立病院の新病院建設という、公共性の高い事業において貢献したいという思いをお持ちであると感じたところでございます。  一方で、一括発注になった場合に、材料調達力の違いから本土大手とは勝負にならない、建設会社からのコスト圧縮の圧力といった、しわ寄せを受ける懸念や危機感から、分離分割発注により受注機会の確保を望んでいらっしゃるものと考えております。 ○久高友弘 議長   吉嶺努議員。 ◆吉嶺努 議員   先日、沖縄総合事務局が発注した公共事業のうち、約45%を県外企業が受注したという報道がありました。公共事業は確かに市民の税価を用いて行われるのであるが、建設コスト削減のために県外企業に一括発注してしまうことは、結局市民の収入を減らすことになってしまうのかと私は思います。那覇市立病院の建設コスト削減のためにもし県外企業がこの受注をした場合、7億円が削減できたが、ということは、市民の税金が県外に7億円流出することになると考えられます。もちろん県内企業にも下請として仕事を発注されるだろうが、彼らが受注すれば得られただろう利益にはるかに及びません。なぜなら、県外企業は7億円削減しても利益が出るように下請けの支払いを決めることができるからです。  新型コロナウイルス感染症拡大の影響で観光客が激減し、那覇市の経済が急速に冷え込む中、今こそ景気、雇用を実現させるために、公共性の高い那覇市立病院建替事業は社会状況から一括発注ではなく分離発注を検討すべきであり、行政ができる経済支援策となり得ると思うが、設置責任者の市長の考えを聞かせてください。 ○久高友弘 議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   現在のコロナ禍において、医療を守ることと経済を回していくこと、この両立が叫ばれてございます。その両立は大変困難を伴うものであると私たちは実感をしております。  発注方法を巡って、市立病院に対し、設立団体である本市がどう関わるべきかについては、このことと本質的に同じ問題だと考えております。  公営企業型地方独立行政法人である市立病院には、法律上、病院経営に伴う収入をもって必要な経費を確保していく独立採算が求められております。  例外として、運営負担金の制度が設けられているものの、総務省が示す運営費負担金の繰出基準では、病院建設等に伴う起債償還については、設立団体、独法それぞれ2分の1ずつ負担するルールとなっております。  本市の一般会計予算が約1,576億円、対する市立病院の事業規模約148憶円、10倍以上の差がございます。  これだけ財政規模に違いがある中で、起債償還の半分は本市が負担するからといって、市内中小企業の育成など、経済的支援に重点を置き、市の方針に沿う分離分割発注を求めるべきか。あるいは、市の発注方針には沿わないが、一括発注という市立病院の経営判断を尊重し、30年に及ぶ起債償還の負担軽減を図って、病院経営の安定性、ひいては地域医療を守ることを優先すべきか。  健康部としましては、消防局管轄だけで年3,700人以上を受け入れる救急搬送、救急外来を訪れる年3万7,000人の約半分を占める小児救急、緊急帝王切開やハイリスク妊婦への対応、NICUを擁する周産期医療、がん医療、医師をはじめとする医療職の育成など、これまで40年間、市民のために市立病院が果たしてきた地域医療に対する貢献を次の40年も果たし続けていただきたいと…。      (終了告知のブザー音) ○久高友弘 議長   時間が来ております。  休憩します。            (午前10時33分 休憩)            (午前10時33分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   ハイサイ、チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)。日本共産党の上原安夫です。  初めに、図書館行政について質問します。  日本図書館協会は、図書館の自由に関する宣言で「図書館は、基本的人権のひとつとして知る自由をもつ国民に、資料と施設を提供することを、もっとも重要な任務とする」と、うたっています。  市民の皆さんの読書、知りたい、調べたいを保障し、学習権を保障するため、図書館サービスの向上、充実に頑張っている図書館司書の皆さんをはじめ、職員、教育委員会の皆さんに敬意を表します。  (1)那覇市中央図書館の概要、蔵書数、貸出冊数等について伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  中央図書館は、昭和44年7月に琉米文化会館として建設されました。昭和47年に市立那覇文化センターとなり、昭和50年に那覇市立図書館として開設されました。  中央図書館の蔵書数は、令和元年度、2019年度末現在、17万7,282冊で、市立図書館7館中最も多い蔵書数となっております。  令和元年度の貸出冊数の実績は15万982冊、来館者数は7万5,501人で、現在も幼児から高齢者まで幅広い世代の利用があり、市民に親しまれております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   (2)中央図書館は、市内7か所の図書館のうち、一番の蔵書数を誇ります。幅広い世代の市民、そして多くの市民の方が利用されています。  しかし、中央図書館は駐車場がなくて、障がい者の方、車でしか来られない高齢者等の市民の皆さんが困っています。  そこで、移転した旧県立図書館の駐車場が目の前にあります。県の駐車場が活用できれば、市民の皆さんに喜ばれ、図書館のさらなる利用につながるものと思います。  中央図書館の利便性の向上を図るために、旧県立図書館駐車場の活用などについて県と調整することができないか、伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  沖縄県の庁舎が築30年ほどになります。大規模な設備等の改修が見込まれるため、旧県立図書館はその期間中仮庁舎として使用されるとのことでございます。  また、借用する場合、沖縄県からは警備員を常駐させることが条件として求められております。警備会社に見積もりを依頼したところ、500万円ほどがかかるということでございます。  本市の厳しい財政状況の中、駐車場の借用は少し厳しいかなと思っております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   旧県立図書館の駐車場が利用できるようになれば、中央図書館の市民の利便性の向上、教育環境の向上につながるだけでなく、与儀公園など周辺の環境整備につながると地域の皆さんも期待しています。ぜひ県の駐車場が活用できるよう、県とも話し合い、那覇市も前向きに取り組んでいただきたいと思います。  次に、コロナ禍の中、電子図書館の導入について伺います。  先日、公共図書館での電子図書の貸出件数がコロナ禍の中で、急増しているとの報道がありました。緊急事態宣言が出ていた4月、5月が特に顕著で、図書館流通センターによると、78自治体が利用する同社の電子書籍貸出しシステムで、5月の貸し出し実績が前年同月比5.3倍の8万5,392件になった。コロナの感染拡大で電子書籍を読むニーズが高まっている、との内容でした。  市立中央図書館も将来的には新たな複合施設へ建て替えが予定されています。今からさらに充実した電子図書館として、システムの導入など検討し、準備されてはいかがと考えますが、見解を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  電子図書館は、那覇市の図書館に登録した市民が、スマートフォンやパソコンなどを利用して、インターネット上で電子化された図書等を借りることができるシステムで、時代のニーズに合ったサービスだと考えております。  コロナ禍で外出を自粛している場合などでも、図書館に出向くことなく、いつでもどこでも図書等を借りることができ、市民の利便性が向上することで、魅力ある図書館となることが考えられますので、今後、調査・研究し検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   スマホやインターネット等の様々なメディアの発達の中、電子情報を発信したり、保存することなど、これからの図書館に求められているのではないでしょうか。  電子図書は、借りるだけでなく、英文の洋書等は英語の発音で読み上げる機能があり、英語学習の支援にもなると言います。  新しい時代のニーズに応えた役割を担い、さらに魅力ある図書館、電子図書館へと発展できるよう頑張ってください。  次に教育行政について。  小中学校のブロック塀対策事業について伺います。  児童や生徒だけでなく地域住民も使う通学路での命と安全を確保するために大切な小中学校のブロック塀対策事業となっています。この事業の目的と進捗状況について伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  平成30年6月に発生した大阪府北部の地震を受けて、本市では市内小中学校のブロック塀について、調査を行いました。  現在、把握している小中学校のブロック塀の総延長は4,954メートルであります。  これらのブロック塀は、児童・生徒の安全確保などの観点から、順次撤去を進めております。  本市では道路沿いのブロック塀から優先的に撤去等を進めておりますが、8月末までに安全対策を完了したブロック塀の延長は、全体4,954メートルのうち、1,934メートルでございます。  そのうち、道路沿いのブロック塀につきましては、全体1,776メートルのうち、およそ8割強の1,442メートルの安全対策を完了しております。  現在、道路沿いには、高さが低く危険性の低いブロック塀が残っておりますが、改築事業等で撤去するブロック塀もあり、令和4年度までに安全対策を完了する予定となっております。  今後も関係者の御理解を得ながら、児童・生徒の安全確保を図るよう取り組んでまいります。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員 
     学校隣地のブロック塀の安全対策についてはどうなっているのか伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   学校隣地の境界沿いのブロック塀につきましても、引き続き安全対策を進めてまいりますけれども、これらのブロック塀については、敷地境界の確認や関係者との調整などに時間を要する事例もあることから、より丁寧に対策を進めていく必要があります。  現在のところ、隣地境界沿いブロック塀の安全対策は、小学校が令和9年度、中学校が令和7年度の完了を予定しておりますが、できるだけ早期に対策を完了できるよう努めてまいります。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   災害等発生時には、学校が避難先となり、その場合の避難路には、当然、通学路が指定されています。事故や災害に向けた安全対策の上から大変大事な事業です。関係者とも丁寧に話し合い、引き続き頑張ってください。  次に、小中学校のトイレ整備について。  学校のトイレ研究会では、昨年11月、学校トイレの感染症対策実施について、全国自治体アンケートを行っています。コロナウイルスの感染者発生前ではありますが、大変参考になる結果が得られたと報告されています。  学校トイレの感染症対策として実施していることはという問いに、トイレを改修するときに便器の洋式化が約9割と圧倒的でした。トイレを利用するときは、手洗いの励行となっております。トイレの洋式化による衛生環境の改善は、新型コロナウイルスだけでなくその他の感染症から児童生徒を守り、予防するために大切な事業となっています。小中学校のトイレ整備の内容を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  小中学校環境整備事業(トイレ整備事業)の事業内容としましては、当面改築予定のない小中学校の校舎及び体育館等に設置された和式大便器を洋式大便器へ更新するとともに、トイレ内の老朽化したブース及び床等の改修を行うことで、児童・生徒の教育環境改善を図る事業となっております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   当面、改築予定のない小中学校の和式トイレを洋式化する、この事業の進捗状況を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えします。  トイレ整備事業の進捗状況としましては、小学校が41.0%、中学校が33.5%、小中学校を合わせた事業全体の進捗率は38.6%となっております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   改築事業とトイレ整備事業を合わせた全小中学校の洋式化率はどうなっているのか伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  改築事業とトイレ整備事業を合わせた便器洋式化の進捗状況、洋式化率でございますけれども、小学校が53.8%、中学校が44.4%、小中学校を合わせた全体の洋式化率が50.7%となっております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   今後の取組、トイレの洋式化を完了する予定等を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  今後の取組としましては、校舎等の改築事業及びトイレ整備事業を継続的に実施することで便器洋式化率の向上を図り、令和7年度までに、全ての学校のトイレ洋式化を完了する予定となっております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   トイレの洋式化は学校が避難所となることを考えても急がれています。  さらに今後は、コロナ禍の下で、感染予防のために非接触型の自動水栓による手洗いが当たり前とか、今はどの家庭にもついている温水洗浄便座が当たり前とか、新しい設備も求められてくると考えられます。引き続き、学校トイレの改善、充実に頑張ってください。  次に、公園行政について伺います。  現在、小禄小学校の校舎隣り森口公園の擁壁工事が始まっています。小禄地域の皆さんからは、前々から対策について要望も出されていたと聞きました。森口公園の擁壁工事の概要について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  森口公園と小禄小学校の境界部の斜面につきましては、校舎に隣接する公園区域内の斜面が崩れ、土砂が小学校敷地内に堆積にしている状況であります。  本件につきましては地元自治会やPTAなどから改善要望があることから、その対策として当該斜面の表面にモルタル吹付けする工事を実施するものであります。  現在、年度内完成を目指して工事を進めているところであります。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   児童生徒の安全のためにも大切な工事です。頑張ってください。  今後の森口公園全体の整備についてはどうなっているのか伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  森口公園は、平成2年6月15日に沖縄県から事業認可を受け事業に着手しており、事業費ベースの進捗率は、令和元年度末時点で約56%となっております。  現在、公園区域内の用地が取得できた箇所から順次工事を進めており、公園の全体面積3.69ヘクタールのうち、0.54ヘクタールを部分的に供用開始しております。  平成30年度には公園区域中央部でトイレを供用開始しております。今年度は広場の造成工事を行う予定でございます。  公園全体の完成時期につきましては、事業予算や用地取得の状況などを勘案しながら、早期供用開始に向けて、整備を推進してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   森口公園周辺は、那覇市に残された貴重な自然が残る緑に囲まれた地域です。高台にあり、眺めもよく、小禄地域を一望できる大変よいところです。これからも市民の憩いの公園として、整備等に頑張っていただきたいと思います。  次に、与儀公園の桜の木について伺います。  モニターをお願いします。        (モニター使用)  ガーブ川沿いの桜の木が倒れ、そのために川沿いの安全柵が曲がっているところがあります。  この写真の木だけでなく、公園内には、ほかにも桜の木が倒れています。小さい子供を持つ保護者から危ないので、早く直してほしいとの要望がありました。その対策について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  議員御指摘の与儀公園の桜の倒木などにつきましては、現地調査を行っており、生育不良が12本、撤去の必要な倒木や枯れ木が10本あり、また、倒木に伴う柵の不具合を確認しております。  これらの対応策としては、今年度、倒木の撤去と柵の不具合箇所の修繕を行うこととしております。  残りの案件につきましては、予算を確保し次年度に対応してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   台風9号や10号が相次ぎ、大きな影響や被害等もあったと思います。市民の安全を図る上から、危険な箇所から早急に対策を取っていただきますようよろしくお願いします。  次に、道路行政について伺います。  昨年9月定例会で、古波蔵上線の道路整備について取り上げました。その後の進捗状況について伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  都市計画道路古波蔵上線の道路整備につきましては、令和元年度から、現地測量、道路設計、地質調査等を行う詳細設計業務を進めております。  詳細設計業務を取組むに当たり、関係権利者や地域住民の皆様を対象にした1回目の住民説明会を令和元年10月7日に開催しております。
     その後、設計途中段階で2回目の住民説明会を令和2年2月に開催する予定でありましたが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大の影響により開催を延期し、関係権利者を対象とした説明会を7月4日に開催したところでございます。  今後は、設計完了時に3回目の住民説明会を開催する予定としております。  設計が完了後、分筆測量業務を行い、令和3年度から建物などの物件調査を進め、早い方で、令和3年度後半から用地取得及び建物などの補償交渉を始める予定としております。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   コロナ禍での住民説明会の開催も大変だったと思います。御苦労さまでした。  住民説明会への参加状況、また、住民説明会で、参加された皆さんからの意見や要望等の特徴はどのようなものであったのか伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  新型コロナウイルス感染症拡大防止対策を講じて開催した2回目の住民説明会には、約70人の関係権利者の方が参加しております。  また、過去2回の住民説明会での主な御意見としては、長年待ち望んだ事業であり、ぜひ推進してほしいとのことでございました。 ○久高友弘 議長   上原安夫議員。 ◆上原安夫 議員   古波蔵上線は、そのほとんどが一方通行の道路を2車線へと拡幅整備を行うもので、周辺地域の皆さんの積年の願い、希望が実現へと動き出しています。地権者、関係者の皆さんの意見を大切にし、引き続き頑張ってください。  これで私の一般質問を終わります。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前10時53分 休憩)            (午前10時54分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  永山盛太郎議員。 ◆永山盛太郎 議員   会派ニライの永山盛太郎です。発言通告書によって質問いたします。  初めに、教育行政についてです。  いまだ新型コロナウイルス感染症が収まらない中で、子供たちにも大きな影響を及ぼしているのがずっと続いております。そこで質問です。  (1)新型コロナウイルス感染症の影響で、学校の休業期間が長引き、授業日数の不足が懸念され、本市においては報道では土曜日授業を検討しているとのことですが、現状と対策をお伺いします。  次に、夏休み等、学校の長期休み明けに学校に行きたがらない子供が増えると聞いております。そこで質問です。  (2)休業明けに学校に通えない児童生徒の現状及び対策をお伺いいたします。  次に、特別支援学級が急増しているとの報道で、現場での負担増などが新聞でも毎日連載されております。そこで質問です。  (3)特別支援学級の現状及び今後の取組についてお伺いします。  次に、2.都市計画についてです。  私の住まいは古波蔵にあり、小学校の頃から自宅から数十メートル先に米軍施設のフェンスがありました。小学校1年ぐらいまではそのフェンスのそばを通って与儀小学校に通っていたんですけど、今、俗にいう与儀タンクというところです。2年から3年ぐらいに返還されたんですね。その返還後は、僕は第1期卒業生ですけど、古蔵小学校ができて、その広場に住宅ができて、商業ができて、今那覇では比較的住宅がたくさんそろって、商業が戻って比較的にぎわっているまちになっているというふうに僕自身は感じております。  その後、小禄金城地区、そして新都心地区が返還され、県下でも有数の商業地区になり、経済の貢献度も高く、市民の住居としても人気の高い地区となっております。  広大な軍施設が返還された後に、しっかりとした都市計画が立案でき、現実化したときには県経済の発展、そして市民の住居確保等に多大な貢献をもたらすと思っております。  米軍那覇港湾施設は本市にとって、最後に残された広大で物すごくポテンシャルの高い地区だと私は思っております。本市、そして沖縄県発展のために跡地利用をしっかり行うことが行政の最重要課題だと考えております。本議会において多くの議員が取り上げていることも同様の考え方だと思っております。米軍那覇軍港施設の返還過程についてはいろいろな御意見があるので、今回質問はいたしませんが、私も金城眞徳議員、そして県議会に行った翁長雄治県議と共に、一緒になって、誇りある豊かな沖縄、平和な沖縄を目指し、玉城デニー知事、城間幹子市長を支えて政治活動を行っておりますが、この米軍那覇港湾施設の返還に関しては反対をしたことは一度もないということを、まず一言、申し上げさせていただきたいと思います。  効果的な跡地利用で一番大切なことは、全ての地権者が協力し、行政が一緒の目標に向かうことだと私は思っております。そこで質問します。  (1)地権者の構成はどのようになっているのかお伺いします。  大分前なんですが、返還後のイメージ図を見たという記憶が僕の中に残っていました。野球場なのか、球場が2つあって、商業施設があって、マリーナがあるようなイメージパースを見たことがあったように記憶しています。  そこで、(2)施設返還後、本市の跡地の活用に関してどのような計画を検討しているのか。現在の社会情勢、地権者との合意等を含めてお伺いいたします。  以上、残り時間は再質問いたします。 ○久高友弘 議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   永山盛太郎議員の御質問の1番目、教育行政の(1)から(3)について順次お答えいたします。  まず(1)現状と対策についてお答えいたします。  新型コロナウイルス感染症予防のため、今年度の市立小中学校においては、4月8日から5月20日までと、夏休み明けの8月11日から8月30日まで臨時休業しております。  児童生徒の学びを保障するため、文部科学省からは、授業コマ数の増加等の時間割編成の工夫、長期休業期間の短縮、土曜日の活用、学校行事の重点化等の工夫が例示されております。  教育委員会としましては、それらの通知を受け、各学校や市の実情を踏まえ、児童生徒の学びの保障に努めており、土曜事業については、教職員の週休日の振替を適切に設定し、実施してまいります。  次に、(2)休業明け学校に通えない児童生徒の現状及び対策についてお答えいたします。  休業明け学校に通えない児童生徒の現状及び対策ですが、今年度の学校休業明けの不登校の状況は、前年度との比較で、大きな増減は見られませんでした。しかし、教育委員会といたしましては、保護者や学校からの相談については、心理士や相談員による丁寧な対応を行ってまいりたいと考えております。  次に、(3)特別支援学級の現状及び今後の取組についてお答えいたします。  令和2年度の特別支援学級に在籍する児童生徒は、小学校1,003人、全体の5.1%、中学校382人、全体の4.4%となっております。学級数は小学校168学級、全体の21%、中学校68学級、全体の22%となっております。  令和元年度と比較しますと、小学校は101人、9学級の増加で、中学校は4人、2学級の増加となっております。  年々増加傾向にあるのは、障がいについての理解が進み、個々の子どもの教育的ニーズが多様になってきたことと、特別支援教育の認識が広まったことにあると考えます。  今後の取組としましては、全ての子どもの学びを保障する視点から、校内の支援体制の充実が重要であると考えます。中心的役割を担うのが各学校で任命されている特別支援教育コーディネーターです。校内の支援体制を円滑にするため、特別支援教育コーディネーターのより一層の資質向上に努めてまいります。  また、特別な支援を要する児童生徒の生活面や安全面をサポートするため、各小中学校には特別支援教育補助員を配置しております。  現状としましては、88人の定員に対し、80人配置しております。継続し募集をかけて、定員に達するよう周知を図ってまいります。 ○久高友弘 議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   御質問の2番目、都市計画について、米軍那覇港湾施設に関して順次お答えいたします。  まず、(1)地権者の構成については、沖縄県が発行している統計資料集「沖縄の米軍及び自衛隊基地」によりますと、平成31年3月末現在、地主数1,376人となっており、施設面積55.9ヘクタールの所有状況は、国有地21ヘクタール、37.6%、県有地4.6ヘクタール、8.2%、市有地1.5ヘクタール、2.7%、民有地28.7ヘクタール、51.3%となっております。  那覇軍港においては、面積の51.3%が民有地であり、1,300人以上の多くの地権者の方々がいることから、跡地利用を進めていく上では、地権者の方々と行政が協力していく必要があるところでございます。  第5次那覇市総合計画においても、那覇軍港の跡地利用の方針として、合意形成活動を基礎とした跡地利用計画づくりを進めることとしております。  次に、(2)施設返還後の跡地の活用についてお答えします。  本市は、平成7年度に地主会と共同で、那覇軍港跡地利用計画基本構想を策定しておりますが、策定から既に20年以上が経過し、那覇軍港を取り巻く周辺環境は大きく変貌していることから、新たな跡地利用計画の策定に向けた取組を進めているところでございます。  那覇軍港の跡地のまちづくりの進め方につきましては、合意形成活動のための基礎的体制づくりである第1ステージ、跡地利用計画策定の第2ステージ、事業着手の第3ステージと3段階に区分し、現在は、第2ステージの跡地利用計画策定に向けた活動に取り組んでおり、地主会の理事や次世代を担う方々との勉強会などを実施しているところでございます。  那覇軍港は、空港や港に近く、沖縄の玄関口とも言える良好な立地環境から、様々な点でそのポテンシャルは高く、本市のみならず沖縄県全体の発展に資することが期待されていることから、今後も引き続き、地主会や関係機関と連携を図りながら跡地利用計画の策定を進めてまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   永山盛太郎議員。 ◆永山盛太郎 議員   各部長、答弁ありがとうございました。  それでは再質問させていただきます。  初めに、授業日数の件です。本市では土曜日授業をするということで、その授業に関しての教職員の振替休日等をやっていくということなんですが、休日は振り替えてもいいけど業務に関しては比較的増えたりとかするので、そういった業務の負担の増。例えば土曜日は休みだったのでほかの仕事が入っていたとか、そういったのがあるので、休み以外の負担増の軽減、もしくは生徒も突然、土曜日休みだったのに授業になるんですよ。予定が入っていたのに授業になったりするかもしれないんです。そういったものの負担に関して、どのような対策を取っているのかお伺いします。 ○久高友弘 議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   教師への支援としましては、新型コロナウイルス感染症予防のため、消毒作業を行うなど新たな業務が発生しており、教師をサポートする人材としてスクール・サポート・スタッフを配置しております。  また、土曜日に授業を実施するに当たり、保護者から諸事情で欠席したいとの相談があった際には、教育的意義を考慮し、学校長の判断で欠席とはならないよう配慮してまいります。 ○久高友弘 議長   永山盛太郎議員。 ◆永山盛太郎 議員   ありがとうございます。  それで授業数が足りるかどうかはちょっと不明なんですけど、もう一つ、法令上それができるかどうか分からないんですけど、在校生に関しては足りない授業数を例えば翌年に回すとか、そういったのができるかどうかは別としても、可能性はあるんですけど、ただし、小学校6年生、次中学校に進学する。中学3年生は高校受験に入っている。この2つの学年に関しては待ったが許されない状況なんですよ。だから、少しでも学習指導員とかそういったのを増やしてでも、ぜひ遅れがないようにしなければいけないと思っています。そういったところの対策はどのようにしていますか、お伺いします。 ○久高友弘 議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   児童生徒の学びの保障のための事業で、これまで配置している会計年度任用職員の教諭に対し、生徒を支援する時間を拡充しております。  また、臨時休業による授業の遅れを次年度に繰り越すことができない、小学校6年生と中学校3年生の児童生徒を対象に学習指導員を配置し、教師をサポートしながら学習支援を行う予定です。  さらに、小学校3年生の算数の学習支援員を小学校2年生及び4年生にも対象を拡大するなど、学びの保障を充実させてまいります。 ○久高友弘 議長   永山盛太郎議員。 ◆永山盛太郎 議員   遅れないようにしっかりと対策を取っているということなので、特に中学生は高校受験という大切な時期なので、休みが多くなったから高校受験で落ちたということがないように、しっかりと対策をぜひ取っていただきたいと思います。  (2)の不登校に関して増えていないということで少し安心しました。ただ、普段から通学できない子どもたちもおりますので、日頃から気配り、心配りはぜひ怠らず、基本は全児童生徒が学校に通えるのが基本なので、そこになるように一生懸命ぜひ努力したい、これは要望でお願いいたします。
     次に、特別支援学級に関してです。数字からも分かるとおり、本市でも昨年1年で101人増えていて、学級数に関してもかなり増えているという現状がありました。  報道なんかでもいうように、特別支援が増えているということで現場は物すごく大変だということを聞いております。そこに対してサポートするサポーターも定員に達していない。さらなる負担が増えているのかなというのは受けるんですけど、少しここで御紹介したいことがあります。  今、特別支援学校の先生なんかは毎年いろんなセミナーとか研修会を受けて、県が主催しているのを受けているそうです。今年はやっていないんですけど、那覇市はほとんど全て受けているということを聞きました。大学でも今ネット授業とか、塾でもネット授業とかいろいろやっています。  実は那覇市の先生とか全国の先生たちは、今オンラインセミナーというのを受けているようです。教科書を持って、ネットで日本全国の先生と一緒になってそのセミナーを受ける。一度このセミナーをそばで見させていただきました。これはGIGAスクール構想とも同じだと思うのでぜひ聞いてほしいんですけど、講師がいて、そこでいろんな各地の先生方が受講しながら、時には講師が突然モニターに向かって名前を呼んで質問してくるんです。時にはいっぱいいるのでグループに分かれて、そのグループの中で6人から9人がお互いにティスカッションして、これを報告したりとか、先生役、生徒役をお互いやりながらそのイメージをつくったりする。今普通に教室とかどこかでやっているセミナーと余り変わらない。本当にそのままの、強いて言えば小道具がないぐらいでほとんど変わらないのをこういうので受けているというのを見ております。  これなんですけど、「子どもたちの心に届くほめ方・叱り方」ということで、特別支援用の研修というのがありました。この中で、本当にいろんなことが書いてあるんですけど、例えば子どもの心に届く関わり方のコツ、1から10まであるんですけど、例えば子どもたちの幸せスイッチを押すとか、子どもたちと課題を共有して関係を築くとか、子どもたちを変えようとするのではなくて自分のマインドを変えようとか、いろんなのが書いてあってすごい勉強になるなというのがありました。その中でも、ぜひ教育長とか校長、ここにあるのが、校長、教育長は教育委員会から本当にありがとうとか、大切だからよろしくお願いしますと、日頃から声をかけられていますかということがあったんですよ。そういった日頃から目をかけている、声をかけている、気配りをしてくれるということがよい環境につながって、それが先生たちにもいくというのが第一問になっていて、できていますよね、教育長。大丈夫ですよね。そういったのがあって物すごくいいものだと。こういったものを勉強しているわけです。  ここで資料をお願いします。        (モニター使用)  この資料で最後のほうにあったんですけど、よい教師と駄目な教師、これはもともと何もないものですけど、先生たちがいろいろディスカッションしながらするんですけど、ここに入る言葉、もう皆さん見ているから分かると思うんですけど、        (モニター使用)  実は、よい教師というのは「子どもとともに笑う」なんです。駄目な教師は「子どもを笑う」です。  先日、喜舎場議員が中部の県の失態があったのがありました。まさにこれなのかなということです。そういったのをしっかり先生なんかは勉強しているんです。  なぜこの話をするかというと、先生たちは休みの間もしっかりと勉強するんですよ。これは何かというと、一人一人の子どもたちをしっかりと遅れることもなく普通教室に戻したい。そういった思いを持って一生懸命頑張っているんです。ただし、特別学級の子どもたちというのは、状況もいろいろありますけど、1時間じっとしていられないんですよ。突然大声出したり、泣いたり、立ったり、座ったり、動き回ったり、いろんなことがあって、もし先生が授業をするときにそこで授業が止まるんです。せっかく自分たちの能力で子どもたち支えていくというときに、それができなくなる。そのために支援員とかサポーターがいるわけですけど、これが今足りていない状況なんです。せっかく先生たちが頑張っているのに、行政がそれを手助けしてあげられないということに、すごく残念に思っています。  募集要項を確認させていただきました。ぜひこの募集要項の見直しとか待遇とかも含めて考えていただきたいんですが、この支援員を増やすのを考えていただきたいんですけど、まず賃金に関しても946円ですか、それが適正なのか、それで来なかったら増やすとか、そういったのを考えるとか。例えば今、定員が88人ということになっていました。88人というのは恐らく今ある学級数からの定員だと思うんですよ。だって、休むこともあれば、途中退職することもあれば、そういったのもあるので、定員が88だったら採用するのも100でも採らないと、絶対足らなくなるんです。本当に先生なんかいっぱい頑張っているのを手助けすることをしないといけないので、そういった意味でも定員が88だったら100名採る。時給が少なくて来ないんだったら時給も上げる。そういった形をぜひ財務に強く主張するべきだと思いますが、どう思いますか。 ○久高友弘 議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   今、議員のほうより御指摘のありました特別支援教育補助員の定員であるとか、賃金の見直し等につきましては、関係部局と調整してまいりたいというふうに考えております。 ○久高友弘 議長   永山盛太郎議員。 ◆永山盛太郎 議員   もう時間がないんですけど、もっといっぱいしゃべりたいんですけど、費用がないからということで、今財政が厳しいからといって削られているのもいっぱいあるというのは理解していますけど、支援学校に関しては、例えば定員が5人だとすると、5人を超えるともう1学級増やさないといけなんです。毎年増えるとどんどん教室が増えていくんですよ。逆に先生なんか頑張る状態をつくって1人でも通常学級に戻れば、1つ枠が空くんですよ。そうしたら教室が増えなくていい。教室が増えるということは、先生も増えるし補助員も増えるから余計費用が出てくるんです。そう考えれば、なるべくその環境を整えて、少しでもそのニーズをどんどん減らすような作業をしていかないと、結局増えて費用が大きくかかってくるので、そのへんも踏まえてやってほしいのと、もう一つは、大山議員が先日すごいいい話をしていました。選挙で苦労をかけた奥様と子供に一番の恩返しは、那覇市に住んでよかったという言葉。とてもいい言葉だと思います。この子供たちが将来大人になって、成長していく。そうなると那覇市の納税者になるんです。この子供たちが那覇市に住んでよかった、本当に小さい頃はよかったと思えば、ずっと住み続けるでしょう。そして、子育ては絶対那覇市だな。仕事はほかでも那覇市に住みたいという。そうすると、ずっとちゃんとした安定した納税者がいれば那覇市の発展はずっと続くんです。  じゃなくて、今度子供を産むときにいろんなことをされて駄目だった。仕事は那覇でもいいけど住むのがほかだったら、住みたくない。そうしたらもっと悪くなります。そういったのも含めて、長期的に考えて、親はコロナで今大変だからちょっとサービス悪くてもいいなと理解できるけど、子供たちはそういった理解はできませんので、そういった意味でもこの子供たちにもっと厚く予算を組むのをぜひ全庁で考えてください。私たちの老後は子供たちにかかっていますので、ぜひよろしくお願いいたします。 ○久高友弘 議長   休憩します。            (午前11時17分 休憩)            (午前11時18分 再開) ○久高友弘 議長   再開します。  我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ(皆さん、こんにちは)日本共産党の我如古一郎でございます。一般質問を行います。  初めに、新型コロナ禍対策について質問します。  (1)新型コロナウイルス対応・地方創生臨時交付金の次回交付に向けて、9月末の申請受付が迫っております。具体的な計画等、対応を問います。 ○久高友弘 議長   仲本達彦企画財務部長。 ◎仲本達彦 企画財務部長   当該交付金の本市への配分総額は、30億7,143万3,000円となっております。  9月末には、総額約32億円、計49事業について、実施計画を国に提出する予定としております。  これまで予備費を活用した事業や補正予算などで予算化した事業などを中心に、一例としましては、社会福祉施設等応援金事業、防災活動支援事業、GIGAスクール事業などが実施事業となっております。  なお、今後予定されております追加分につきましては、第3波に備えるとともに、様々な分野で顕在化してくるであろうニーズを捉えながら柔軟かつ迅速に活用してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   城間市政が、これまでも財政調整基金を取り崩して、コロナ禍で苦しむ市民や事業者に支援を行ってきたことを、高く評価しております。  地方創生臨時交付金は、国の各種給付金への上乗せをはじめ、公共施設利用料、上下水道の料金、市営住宅家賃、給食費等の減免,PCR検査の拡充、エッセンシャルワーカーへの慰労金などに幅広く活用できる交付金となっております。  また、実施計画に記載されていれば事業間で流用も可能と聞いております。  全国知事会は、需要が交付限度額を上回って、5,000億円の増額を求めています。政府の第2次補正予算の予備費の活用での増額を求めようではありませんか。  今、特に憂慮されることは、コロナ感染治療の最前線で頑張っておられる医療機関の大幅赤字、経営難であります。政府が抜本的な損失補てんを行うと共に、自治体としても何らかの支援ができるよう、県と連携して真剣に考えておく必要があるということを、要望しておきたいと思います。  次に、(2)中小企業の労働者対象のコロナ休業支援金・給付金は、事業主が労働保険に未加入の場合は、支給に困難がありました。日本共産党の提言で、厚生労働省は職権による加入手続で、支給を可能とする改善を行っています。迅速な給付に結びついた内容を伺います。 ○久高友弘 議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   お答えいたします。  新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金は、感染症の影響により、4月1日から9月30日の間に事業主の指示により休業した労働者が、休業手当の支払いを受けることができなかった場合に、給付を行うものであります。  当該給付制度は、事業主が労災保険や雇用保険に加入していない場合、給付に先立って労働局から事業主に対して確認が必要になるなど、申請から給付まで時間を要しておりました。  今回、新たに国の対応が変わった点として、労災保険等に加入していない事業主に対し、国の勧奨・指導を経て、職権により成立手続を行うことが可能となり、給付の迅速化につながっております。  なお、県内における同給付金の申請状況について沖縄労働局に確認したところ、8月31日時点で申請数1,431件、支給決定件数523件となっており、労働保険に加入していないパートタイマーや学生アルバイト、外国人技能実習生など、幅広く対象となっているとのことです。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   答弁にありましたが、今回の改善のポイントは3つです。事業主が労働保険に未加入だった場合、支給に時間がかかった。それで諦めてしまった人を救うことが可能になりました。就業していた店が廃業してしまった場合でも、厚労省が職権で労働保険番号を作り、支給を可能にし、迅速化しました。またパートや技能実習生、契約社員も対象です。  休業支援金の4月から6月分の申請期限は、今月9月30日が期限となっています。このことを市民へ周知して、活用をぜひ呼びかけていただきたいと思います。  感染が急拡大した4月から5月にかけては、助けてほしいと窮状を訴える外国人留学生の報道がありました。食費は月2,000円、貯金は残り5万円。生活費を得るアルバイトができなくなった上に、国際線の欠航で祖国に帰ることもできない。行政は県民生活への対応に追われ、外国人の支援に手が回らない状況でもありました。  民間の飲食店が弁当を提供するなど、心温まる支援もありました。  そこで、(3)コロナ禍による外国人留学生・労働者の窮状・実態を伺います。 ○久高友弘 議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えいたします。  本市では、那覇市就職・生活支援パーソナルサポートセンターにおいて、外国人留学生や外国人労働者を含む、現に生活に困窮している方々から就労や生活上の困りごとに関する相談を受け、自立に向けた支援を行っております。  報道によりますと、突然の解雇を言い渡され、在留資格が変更されたことで、住民票が取り消され、特別定額給付金の給付対象外となった外国人労働者の窮状が取り上げられるなど、外国人留学生・労働者の就業環境や生活環境への影響が懸念されるところでございます。  本市といたしましては、那覇市外国人相談窓口やパーソナルサポートセンターにおいて、緊急小口資金などの特例貸付けや住民確保給付金などの支援制度を御案内するなど、相談者に寄り添った支援を引き続き行ってまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   城間市政は、6月にこのような外国人留学生や就労者を支援する、外国人相談窓口を設置しております。高く評価しております。相談を多言語で受け付け、必要な支援へ結びつける素晴らしい取組だと思います。目的と業務内容、相談状況を伺います。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   お答えいたします。  本市では日本人と外国人、誰もが心豊かに安心して暮らせる多文化共生のまちづくりを目指しており、行政・生活情報の多言語化や相談体制の整備を急務としていたところ、去る6月1日から外国人相談窓口を本庁1階で開所しております。  本市に住民登録をしている外国人は7月末現在で5,444人。上位はネパール国籍が1,571人、中国国籍が1,013人、ベトナム国籍746人となっております。  業務内容は関係機関へのつなぎや法律、消費者相談などの専門的な相談、地域への交流支援などを行っております。相談窓口には通訳士1名を配置し、英語を中心にコミュニケーションを取りながら、中国語、韓国語、ネパール語などその他の言語についても翻訳機を活用しながら対応しております。  相談内容はコロナ感染症の影響で生活に困窮した夫婦や留学生などの相談に対し、特別定額給付金の申請支援や社会福祉協議会の生活福祉資金貸付制度への案内、那覇市就職・生活支援パーソナルサポートセンターの紹介のほかにも雇用・労働関係、社会保険・年金、住宅、税金、医療等多様な相談に対応している状況でございます。  8月末までの相談者数は101人で国籍別ではネパールが32人で42%、中国人が11人で14%、ベトナムと欧米諸国が各9人で12%となっており、そのほかにもインドネシア、台湾、フィリピンなど多国籍に及んでおります。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   すばらしい取組だと思っています。今後も感染拡大の波が来るたびに、外国人留学生には同じような問題が発生いたします。本市に住む外国人のうち約3割が留学生ということであります。政府の給付金では、とても足りないという現実もありました。  アルバイトができず、学費を払えなくて、退学の危機にもさらされています。外国人留学生は、貴重な労働力として今、那覇市の地域社会を支えています。困窮から救うだけではなく、多文化共生を進める施策としても支援制度の拡充が求められています。今後に備えてどうぞ調査研究を進めていただきたいと思います。  次に、新型コロナウイルスの感染拡大で休館が相次いだのを機に、各地の図書館がサービスを工夫して充実させています。ドライブスルー方式で貸出しを実施するなど、コロナ後の新常態を見据え、利用者の来館や滞在を前提とした機能の見直しが進んでいます。対応と課題を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  那覇市立図書館では3密を避ける対策を講じて、貸出しや館内閲覧など入館ができるよう取り組んでいるところでございます。  しかしながら、最近では8月2日から28日まで臨時休館するなど、感染蔓延期などにおいては不要不急な外出を避けていただき、感染リスクを回避するため休館せざるを得ない状況もございました。  御質問のドライブスルー方式でございますが、那覇市の図書館においては、館内の図書館システムで貸出、返却処理を行う必要があることや、また施設の構造上やスペースの関係でドライブスルー方式を導入することは困難な状況でございます。  なお、ドライブスルー方式ではございませんが、入館を制限せざるを得ない時期はカウンターまでの入館としたり、図書館入り口で資料の受け渡しを行ったりし、貸出しサービスを行っております。  引き続きいろいろ模索しながらではございますが、工夫を凝らしサービスの提供に努めてまいりたいと考えております。
    ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   安心して本の貸出しができるようにすることが大事です。書籍消毒機の導入が全国で広がりつつあります。全国の状況と本市での可能性を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  取扱業者のホームページで確認したところ、全国では約250館ほど書籍消毒機の導入があるようです。沖縄県内では3館の公立図書館で導入しているとのことでございます。  那覇市としましても書籍消毒機の導入について、今後調査・研究してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   私は、自称ではありますけど、読書少年でありました。図書館に通い、本によって自分の知らない世界を体験して、自然と宇宙に比べたら、人間の小ささを知り、大きな世界を見ることの面白さも体験をしてまいりました。  様々な本との出会いは、子供たちの人生に、必ずよい影響を与えるものと思っています。  コロナ禍で、必要な時期に必要な本に出会う機会を逃してしまう、今の子供たちに特別な対策が必要だと思っています。コロナ禍に対応した図書館行政の充実を要望いたしまして、次に移りたいと思います。  今回の質問は、2番から5番は国場・仲井真地域の皆さんの声を紹介して、取り上げたいと思います。  まーいまーいNahaについて。  (1)待望の那覇市人材育成支援センターまーいまーいNahaが2020年4月に開館し、国場・仲井真地域の皆さんに大変喜ばれております。完成までの市職員の皆さんの努力に感謝いたします。  ところが、コロナ禍の影響を受けて、休館の状態が長く続いています。この施設の目玉でもある、人材育成機能の構想と準備状況を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  本施設の運営に当たっては、沖縄振興・観光振興等に資する人材育成の拠点、人材育成等の取組を通じたコミュニティの活性化、外国人観光客を受け入れる風土の醸成や異文化理解、市民・事業者・行政の協働による事業推進と施設運営の4つの基本方針を掲げております。  議員御質問の人材育成機能、外国人観光客に対応できる人材育成につきましては、主な事業として語学習得講座、国際相互理解増進に関する講座、独自文化継承・発信関連講座などを実施してまいります。  今年度は、予定しておりました語学習得講座や外国人との交流イベント等を新型コロナウイルスの影響により、規模縮小または中止しております。  現在、新型コロナウイルスの影響下において、実施できるオンライン講座の開設に向け、準備を進めているところでございます。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   いずれ講座が開設をされれば、多くの講座を受ける方がこの施設に来訪します。  2019年度包括外部監査人から、人材育成のための講座実施は、市内全域から多数の皆さんが来訪することを予定する建物とは言い難いと駐車台数の少なさと整備の必要性について意見が述べられています。この意見について見解を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  本施設には、乗用車用7台、身障者用1台、バイク用12台の駐車スペースがございます。2019年度の包括外部監査における御意見は、施設周辺に民間の駐車場がないということでの御意見でございました。しかし、その後、今年の8月ではございますけれども、施設の隣接地に約100台駐車可能な民間駐車場がオープンしております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   答弁にありましたように、わずか7台分の駐車スペースしかありません。公共施設である公民館・図書館利用者や人材育成支援施設としての講座利用者にとっては、自家用車でしか来られない、そういう方も必ずいらっしゃいます。  幸いにも近所に大きなコインパーキングができましたが、料金は1時間で200円、一日最大500円のお金がかかります。決して利用する方には、安いとは思いません。負担軽減が必要だと思います。見解を伺います。 ○久高友弘 議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  本市の厳しい財政状況を鑑みますと、議員御提案の駐車場料金の補助につきましては、難しいものがあると考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   財政は分かります。今後も地域の皆さんの声はしっかり聴いて、改善をしていただきたいと思います。  次に、道路行政について伺います。  農道仲井真2号線は、まーいまーいNahaに通じる唯一の道路です。幅員が狭い道路で、車が2台すれ違うことが厳しい区間もあります。  モニターを御覧ください。        (モニター使用)  まーいまーいNahaの前の道路が、農道仲井真2号線です。モニターありがとうございました。  現在でも、朝夕には交通量が多くなってしまいます。国道507号線(旧国道329号線)への接続部分は、横断歩道信号機があり、信号待ちの車両が止まっていると、国道からの進入が厳しいほどの狭さであります。  まーいまーいNahaまでの数十メートルを拡幅・整備することは、渋滞の緩和と、施設を利用する市民の皆さんと児童生徒の安全の向上に寄与するものと考えます。見解を問います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  現在、那覇市内に存在する農道は、かつて農業振興に伴い整備された道路であり、道路法上の道路ではありませんが、生活道路として利用されていることから、里道と同様に本市において維持管理を行っております。  農道仲井真2号線は、個人有地と里道からなっており、道路拡幅を行うには用地取得が必要なことなど課題がありますが、出入り口付近の拡幅の可能性については、今後調査研究してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   今回、質問に当たって初めて分かりました。大変びっくりしております。農道仲井真2号線は、いまだに里道的な位置づけになっていることであります。公共施設であるまーいまーいNahaに通じる唯一の道路でもあります。隣には仲井真小学校があり、国道329号線につながる間には、介護施設や保育園もあります。  生活道路・通学路としての観点からも、那覇市道ではない現状は、今後改めるべきだと思います。  将来的に適正な管理をするためにも、調査し、拡幅計画を進めていただきたいと要望して終わりたいと思います。  関連して、再質問いたします。  農道仲井真2号線が接続する地点の国道507号線についている横断用信号機を、押しボタン式からセンサー式併用にすることで、車両が安全に国道に合流できると思われます。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   お答えいたします。  信号機の押しボタン式からセンサー式への変更について、所管する那覇警察署に確認したところ、そのような要望があれば、交通量等の現場の状況を確認し、信号機のセンサー式への変更について、沖縄県警察本部への上申を検討するとのことでございました。  本市といたしましても、歩行者横断歩道信号機の押しボタンを押さないと、国道507号線の自動車用信号機が赤に変わらないため、農道仲井真2号から国道への自動車の進入が難しい時間帯があるかと思われますので、那覇警察署へセンサー式への変更について、要請してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   ぜひ推進をお願いしたいと思います。  次に、4.国場川の廃川敷について質問します。  2017年12月議会で取り上げた国場川の廃川敷の件で、進展を問います。モニターを御覧ください。        (モニター使用)  国場川こいのぼり祭りが行われている、通称さんかく公園は城間市長も何度も足を運んでいただいているところであります。モニターありがとうございます。  しかし、正式には市の公園ではないようです。仲井真小校区まちづくり協議会は、このさんかく公園を含めた3か所の廃川敷を、県から譲り受けて、那覇市として整備してほしいと希望しています。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  議員から御提案のありました3か所の河川敷の現場を確認したところ、通称さんかく公園につきましては、国場川への親水護岸を整備する際に、アプローチする階段や花壇、園路などの整備が行われており、地域にも活用されているとのことです。  次に、通称さんかく公園の市道仲井真3号の道路を隔てた河川敷につきましては、フェンスや園路、サクラなどが植栽され、地域の皆様による清掃活動も行われており、地域で活用されているとのことでございます。  また、もう1か所の国道507号線を隔てた河川敷につきましては、一定程度、植栽やベンチ等が整備されておりますが、民有地との境界部分について河川敷に越境していると思われる建物や排水が不明瞭な沼地が存在する等、多くの課題があるものと考えております。  河川敷の廃川手続につきまして、沖縄県へ確認したところ、市町村からの利活用の要望を受けて手続を行うものになるとのことでございました。  本市としましても県への要望を行う前に、既存で整備された箇所の公園化や越境した建物の存在などの問題解決、また、ファシリティマネジメントの考え方、国庫補助金の活用及び都市計画決定などの条件を整理していく必要があると考えております。  今後はそれらの条件整理を行い、関係機関と調整しながら公園整備の可能性について検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。
    ◆我如古一郎 議員   この3番目の廃川敷の場所です。仲井真278-3番地裏の廃川敷、これは2017年に取り上げました。すごく雑草と木が生い茂って、何とかしてほしいという話を取り上げたものです。現在、仲井真小校区まちづくり協議会は、南部土木事務所からこの場所を借り受けて、仮称・ゆんたく公園と命名して、子どもたちが遊べるように草刈りなどを行い、整備したいと考え頑張っておられます。協議会は、運動広場的な活用を目指していますが、資金がなく、草刈りが精一杯だと聞いています。那覇市が譲り受けて、抜本的な整備をしてほしいとの要望があります。せめてこの場所だけでも優先的に進めてもらいたいとの要望への対応を伺います。 ○久高友弘 議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  当該河川敷の公園の整備につきましては、様々な課題解決や条件整理が必要となると考えております。そこで関係機関と調整しながら、公園整備の可能性について検討してまいりたいと考えております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   頑張ってください。今回の質問で、3年前より前進した点があります。沖縄県は、廃川手続は市町村からの利活用の要望を受けて手続を行うと明言しています。これは初めて考えを示したものです。本市からの要望があれば、県は検討をするわけですから、調整と検討をぜひ進めていただきたいと思います。  次に、5.放置車両問題について質問します。  モニターを御覧ください。        (モニター使用)  この放置車両がある場所は、さんかく公園横から入る道路であります。河川管理道路です。モニターありがとうございました。  仲井真小学校裏の、国場川沿いの河川管理道路には、常に数台の駐車車両があり、2台の放置自動車とともに迷惑な状態となっています。小学校への出入りもできる場所であり、通学路として環境の悪化が課題となっています。駐車の禁止と、放置車両の撤去が要望されています。対応を伺います。 ○久高友弘 議長   大嶺政信上下水道部長。 ◎大嶺政信 上下水道部長   お答えいたします。  国場川沿いの河川管理道路を所管する沖縄県に確認したところ、このような放置車両や駐車車両への対応は、警告シールの貼付け等を行い、所有者において自主撤去や、適切な駐車場所の確保について促している、とのことでございます。  本市としましては、当該箇所につきましても適切な対応をしていただくよう、沖縄県に要望してまいります。  また、駐車違反の取締りを所管する那覇警察署へも情報を提供しております。 ○久高友弘 議長   我如古一郎議員。 ◆我如古一郎 議員   管轄なども入り組んで、なかなか難しい場所ではありますが、どうぞ県と共同して、放置車両の撤去や違法駐車がなくせるよう、よろしくお願いいたします。  以上で質問を終わりたいと思います。 ○久高友弘 議長   午前の会議はこの程度にとどめ、再開は午後1時といたします。  休憩いたします。            (午前11時45分 休憩)            (午後1時   再開) ○桑江豊 副議長   休憩前に引き続き、会議を開きます。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   皆さん、こんにちは。奥間亮です。一般質問を行います。行う前に所感を申し上げます。  先日の真嘉比古島地区区画整理事業の裁判の件について、皆さん議場で聞いていたと思いますが、全く答弁になっていない。つまり、どういうことかというと、これ原告の方もそうおっしゃってましたけど、この敗訴した違法行為となった理由について、皆さん聞いていたと思いますが、相手方との調整不足というふうにおっしゃったんです。決して法律解釈が、自分たちの法律解釈が間違ってましたとは言ってないですよね。これが大問題なんです。ここが問われてくるということなんです。  久高副市長、この原告の方と私の質問の後に何かあったか知りませんけれども、様々な面でこれ那覇市の姿勢なんだな、粟國さんの質問の答弁にもいろいろなところで出てくるんです。これをしっかり正して、新しい那覇市につなげていくために私も一生懸命やりますから、ぜひお願いします。  では、質問に入っていきます。  1番、特別支援教育について。  年度途中であっても、小中学校から特別支援学校への転学、また特別支援学校から小中学校への転学について、柔軟かつ、そして今より速やかに手続きが進められるよう改善すべきであります。見解を問います。 ○桑江豊 副議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   現在、障がいのある児童生徒が特別な教育の場での指導を受けるためには、那覇市就学支援委員会への申請が必要となっております。  就学支援委員会は年に2度開催しております。年度途中の転学につきましては、障がいの状態が急激に変化した場合に柔軟に対応しております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   これはもう担当の方とも昨年からずっとお願いもしましたし、いろいろな話し合いもしましたが、私もあの後上京して文科省に行ってきて、担当の役員の方にお願いをして、お願いというかいろいろな話をして、今この文部科学省がその後出した資料にどうなっているかというと、那覇市でいうと就学支援委員会と言ってますが、教育支援委員会ですね。那覇市の就学支援委員会も含めて教育支援委員会をあらかじめ柔軟に開催できるように準備しておくこと。開催ができるようにしておくことということが強調されています。それでまた各地方にもこれが通知でいっています。  したがいまして、例えば今2回の開催でありますけれども、ほかの自治体を見るともっと開催をしている。そういった統計もあるんです。だから、那覇市にできないことはないんです。こういった機会のチャンスをつくって、諸々の判断基準、そういったのも整理をしていく。それで柔軟に、この期限が過ぎているかというわけではなくて、柔軟に学びの機会の確保、転学が年度途中であってもスムーズに、そしてより速やかにできるようにこれは強く要請をいたします。次に進みます。  2番、児童虐待防止について。  新型コロナウイルス禍における児童虐待防止の取組を一層強化すべきであります。これに関し、以下問います。  (1)乳幼児健診の未受診者数。  (2)要対協に登録されている要保護児童数。続けて答弁お願いします。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   (1)の乳幼児健診の未受診者数についてお答えします。  令和2年3月末時点の未受診者数は、乳児の前期健診が273人、乳児の後期健診が283人、1歳6か月健診が327人、3歳児健診が362人、合計で1,245人となっております。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   那覇市要保護児童対策地域協議会において登録されている要保護児童数は、令和2年4月1日現在で280人となっております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   意外に時間使ってしまったので、ちょっと議長休憩お願いします。            (午後1時5分 休憩)            (午後1時5分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ちょっと2の再質問を後にやります。先に4番いきましょうね。  那覇市営住宅迷惑行為等措置要領の運用マニュアル等はいつになったら作成していただけるんでしょうか。ぜひ早期の作成をお願いします。 ○桑江豊 副議長   城間悟まちなみ共創部長。 ◎城間悟 まちなみ共創部長   お答えします。  那覇市営住宅迷惑行為等措置要領の運用マニュアルにつきましては、他都市の事例を参考に作成作業を現在行っておるところでございます。  今後は実務との整合性を取りながら細部を詰めて、今年度中の策定を目指しております。以上です。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   今年度中は遅いですよ。ちょっと前倒しできませんか。 ○桑江豊 副議長   城間悟まちなみ共創部長。 ◎城間悟 まちなみ共創部長   現在、6件ほどの迷惑行為についてもそれぞれ対応しながら、作業を並行して行っておりますので、今年度中ということでお時間をいただきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   以前も指摘しましたけど、これに関連する事案、事件のようなものもありましたよね。そして、あれテレビにもなりましたよね。そういったことで大変緊急を要するので、ぜひこれ前倒しでお願いします。  ただ、部長も前の課長も含めて大変、何ていうんでしょう、プライベートの時間といいますか、本当に時間を割いてやっていただたいのは分かりますが、ありがたいんですが、ただ、そこまでやるというよりも、きちんと先進事例を調べてもらっているようなので、前倒しでお願いします。これを習っていけば、ある程度防げると思いますから、また半年というのではなくてぜひお願いします。  私も調べました。部長、高知市ですね。これ迷惑行為、他の住居者に対し部屋の音がうるさいということでドアを叩いたり、こういう行為を繰り返したということで、これ市が提訴しています。こういった事例もあります。僕も調べました。ぜひこれ早急にお願いします。  そして次にいきますが、7番、教育行政。  新型コロナウイルスの再流行(第2波)に伴う那覇市小中学校の休校判断に関する市長部局との連携について問います。
    ○桑江豊 副議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   臨時休業等につきましては、那覇市危機管理対策本部会議の中で情報を共有しております。なお、市長部局から意見があった場合は、判断材料の参考にしてまいります。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、答弁お願いします。今ありましたように、市長部局からこの休校判断、今後もどんどん出てきます。延長するのかどうなのかという判断出てきます。そのときに、いろいろ教育委員会の方、教育に対する行政の介入云々というのを気にしてらっしゃいましたけど、ただ、私が知る限りいろいろなところは市長部局としっかり教育委員会と、つまり教育委員会が疫学的、その感染症の専門機関ではありませんから、保健所も含めて多角的な意見をしっかりと教育委員会と連携してやる。  つまり子供たちというのは、重症化のリスク、死亡のリスクというのは統計的にないわけですから、低いわけですから、だから、家庭内での感染というのは、これを防ぐのは行政の仕事。教育委員会はぜひ子供たちのため、部活動も含めてこういった支援をしてほしい。  それで、市長部局からの意見を言ったら聞くと言っているんですから、これ積極的にしっかりと議論して今後はやって、休校判断についても判断してもらえませんか。どうですか。市長部局に。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時9分 休憩)            (午後1時9分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   今回、危機管理対策本部の中では、やはり医療的な疫学の見地、あるいはこども園等々の関係から、そういった中で関係部長等からいろいろな意見も申し上げております。そういった中で、教育委員会のほうでしっかりと判断をしたというふうことでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   終わらそうと思ったのに。  ちょっと違うんじゃないですか。今回の休校判断、最終的な会議の中では、市長部局からの意見は特になかったと答えているんですよ。だから、もう言いませんけど。  いいですか、じゃそこも含めて今後はということで答弁お願いします。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   少し言葉が足りませんでした。  確かに教育委員会からの報告を受けて、こういった考え方もありますよというところの意見があったということでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   では2番にいきます。再質問していきます。今回は城間市長、ぜひお願いしたいと思っています。  例えば今回、私が質問していくのは、大田区でありました児童虐待死事件の梯稀華(かけはしのあ)ちゃんの事件。昨年、3歳だったということで非常に大変な事件でありました。  それで、このケースというのは児童相談所が認知していないケースでした。つまりどういうことかというと、虐待死が起きたら、児童相談所は何をしていたんだということがよくニュースで散見されますが、このように児童相談所がリスクというふうに感知していなかったというケースがあるわけです。  つまり、じゃ梯稀華ちゃんケースの場合、どこで私たちが気づけるチャンスがあったかというと、保育所を退所した時点と3歳児健診を受けていないという時点、この2点が唯一と言っていいかもしれませんけど、行政が、私たちが気づくチャンスがあったということなんです。  だから、今回、児童虐待防止については、私たちがリスクとして感じていない保健所の子供部門、リスクとはそこまで認知していないケースについて、どれだけ私たちが気づける体制をつくれるのかという観点で質問をしていきたいと思います。  では、乳幼児健診の未受診者について、一生懸命この受診勧奨に取り組んでいるのは分かりますが、その次を質問をします。  転入や転出などありますね。そういった転入、転出など市町村間の情報共有において、未受診者の安否確認が漏れるケースというのが想定されますよね。どういったケースが想定されますか。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   頻回に訪問や電話をしても会えない親子、居住していると思われるが、訪問を拒否している場合や住民票を移動させずに住まいが点々と変わるため居所不明となっている場合、また転入・転出を繰り返しているため自治体が把握できないなどが考えられます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   急ぎ足でいきましょうね。長嶺部長、確認だけ。  ということは、現在、転入・転出があったとしても、つまり誰一人残すことなくこの未受診者を必ず全員安否確認できる仕組みになっていますか。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時13分 休憩)            (午後1時15分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   おっしゃるような訪問しても会えない、電話でも確認が取れない、住民票でも確認が取れないという、そういったケースについては残念ながら確認できる手立てが保健所にはございません。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   これは多分、恐らく全国そうなんですよ。  つまり、どういうことかというと、乳幼児健診というのは保健が目的なので、児童虐待を防止するというのが主眼というか、意味合いは結果的になりますけど、そういう目的がそもそも保健という目的がある。  つまり、これが私たちがやっぱり共有しないといけないのは、未受診者だからといってリスクはイコールではないんですね。仕事が忙しかった。これが連続して続ければ未受診、未受診ということになるわけですから、ただ、それがリスクと判断しないで放置していった場合は、虐待のリスクというのは途中で出てきたときはどうするのかというところが、まさに私たちの課題なんですよね。  なので、ちょっと聞きたいんですが、この全て未受診者の安否確認をするために大変な課題がありますよね。例えば予算だったり人員だったり課題がありますよね。その課題というのは何が課題だと思いますか。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時16分 休憩)            (午後1時17分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   本市では、母子保健推進員さんにできるだけ複数回訪問して何とか遭遇できるように苦労しているんですけれども、最近はこの推進員さんも減少していると、そういったマンパワーが足りないということが挙げられると思います。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   城間市長、母子保健推進員さん、そして保健師さんなんですよね。だから、那覇とまーるクーポン3億円も大事かもしれないですけど、こういうところ気になるわけなんですよ。  次に、これこどもみらい部長に答弁お願いしたいんですが、つまり虐待を子育て、子供相談も含めてですけど、防止するという課が積極的に未受診者の情報というのを共有しに、皆さんがアクションを起こしていくべきかなと思うんですね。  具体的に何かというと、例えばこの6月から運用されている母子保健情報共有システムというのがありますね。こういうのがあって、ただ転出、転出、転出となると、3歳児健診受けないA市で、B市で1歳半受けないとなったら、じゃ各都市で1回受けなかったからとリスクをどうやって認識するかという課題がありますよね。  なので、やっぱりこれはこどもみらい部の人員の課題はあると思うんですが、こういった情報共有システムとかいろいろ保健所のほうでも出てくると思いますから、積極的に情報を共有しに行って児童虐待防止をやっていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   議員御紹介がありました、他市町村間含めまして情報共有システムは非常に大切だと思っています。それは庁内でも一緒だと考えております。  現在、厚生労働省のほうでは、その要保護児童、気になる児童が転居した場合については、この自治体間の情報共有を行うためのシステムの構築を進めております。  こどもみらい部内の虐待担当課のほうでも、課内で共有する情報管理システムについては、実は県内でいち早く導入しておりまして、それを厚労省の進める全市町村間の情報共有システムのほうにつなげるために、現在システムの改修を予定しているところでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   (資料掲示)例えば大阪府は、こういった未受診者のフロー図、これ期間を区切ってこういったのを作成しています。那覇市も作成しているということですが、ただ期限は設けてないと思います。  この大阪府のフロー図も参考にしたらいかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   母子保健における未受診者対策は、乳幼児の健康の保持増進、異常の早期発見を目的に実施しておりますが、虐待防止の観点も重要であるため、御提案のありました大阪府のガイドラインも参考に取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   今度はこどもみらい部だと思いますが、この市町村から今度は児童相談所に連絡する判断基準のケースについて、これは市が細かくルール化をしておけばケースバイケースで担当者が悩まなくて済むのではないか、あるいはまた職員の方が急に休みに入ったとしても、これを組織内でみんな共有できると。どの時点になるのかということで、事務処理マニュアルの例は、厚労省から市町村に既に送られていると思います。ちょっと端的に答弁お願いしますね。時間がないので。
     この独自のマニュアルを今作っているか、作ってないかだけ答弁お願いします。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   全般に関するマニュアルは作成しておりますが、個別の事業に関するマニュアルは現在ないところでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   部長、職員の方から聞いていると思いますが、この事務処理マニュアル、ぜひ活用してくださいね。これ僕も提供してよかったなと思いますよ。ぜひこれ作成してください。  そして、いろいろな先進事例もあります。例えば明石市はどういうことをやっているかというと、子供や赤ちゃんの安否確認ができなければ、児童扶養手当や児童手当を手渡しにして、そのときに子供の安否確認をしているそうです。しかし、これは一長一短ありますが、これも参考にするということはいろいろな課題を整理する意味では有意義だと思いますが、いかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   明石市のほうで実施しております、安否確認ができない場合に児童手当を窓口支給に変更する取組につきましては、安否確認を行う方法としては有効な側面がある一方、今議員のほうから御紹介がありましたとおり、強権的な対応として捉えられるために様々な課題もあるものと考えております。  なお、明石市のほうに確認したところ、2014年度の実施以降、これまで実際に窓口支給に切り替えた事例はないとのことです。  ただしながら、本市としましては幾つかの課題もございますが、重大な事案を防ぐ最終的なセーフティーネットの一つの手法とも考えられることから、検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   やり方はいろいろありますが、つまり徹底的にこの安否確認をするということをやっているわけなんですね。これぜひ那覇市でもお願いしたいと思います。  それで、例えばこれちょっと関連になりますが児童虐待・DV対策等総合支援事業費補助金の児童養護施設等における子供用マスク購入費等の感染防止対策に係る支援で、説明しましたが、ちょっと裏技的な感じで、この学校のオンライン授業に使うというような理由づけでパソコンやWi-Fiを整備すると読み込むことができるそうなので、これぜひ国から10分の10の補助なので、那覇市でいうと母子生活支援施設さくらで検討していただけないでしょうか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   新型コロナ感染症により母子世帯等の児童が学ぶ機会が失われてしまうことがあってはならないと考えております。そのような観点も含めて、GIGAスクール構想に取り組んでいるものと考えておりますが、議員御紹介の児童養護施設におけるタブレット配布等の支援策につきましては、補助メニューの有無を確認の上、必要な場合その活用について検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   こういった細かい、細かいというか環境整備も児童虐待防止にしっかり資するというものだと思います。  また、本年度子ども家庭総合支援拠点事業の機能強化に関する令和2年度の国からの2分の1補助メニューが出てまして、普及啓発活動を強化する取組、要支援児童の居場所づくり、支援拠点において外国人家庭への対応のための通訳に関する業務。  ちょっと端的な質問になります。これまだ那覇市は活用してないですよね。してるか、してないかだけ。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   本事業につきましては示されたばかりですので、まだ活用しておりません。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   ぜひこういったことも検討お願いします。最後になりそうです。  未就園児ですね。この未就園児の安否確認。ちょっと総括的な答弁になると思いますが、この未就園児の安否確認は、ある意味基礎自治体にしかできない、そういった見方もできます。児童相談所だけじゃなくて、私たち市町村が一生懸命これをやらないといけない。未就園児の安否確認はどうなっているのか。 ○桑江豊 副議長   末吉正幸こどもみらい部長。 ◎末吉正幸 こどもみらい部長   未就園児の安否確認につきましては、先ほどの乳幼児健診未受診者と同様に、厚生労働省からの通知に基づきまして、毎年安否確認を行っているところでございます。  厚生労働省からはその手順等も示されており、その中で実際に安否確認を行って、現在、安全確認を行っているというところでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間亮議員。 ◆奥間亮 議員   時間もないのでがらっと変わりますが、松山地域の給付金ありますね。  例えば北海道だったら、ああいう歓楽街というんですか、そこに個別訪問をするというニュースがありました。つまり、どういうことが必要かというと、やっぱり松山にこうやって支援するんだったら、民生委員、福祉的な相談専門員等、例えば経営の専門相談員2人ぐらい雇って、ペアで全戸訪問して相談に乗るとか、そういった支援がまたこういった様々な福祉にも関連するかもしれません。  とにかくこのコロナ禍における児童虐待防止対策をさらに力を入れて進めていただきたい。とりわけ、この市町村でできるこういった未受診者の安否確認等々、未就園児の安否確認等々をぜひよろしいお願いします。終わります。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時26分 休憩)            (午後1時27分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   公明党の大城幼子です。一般質問を行います。  9月7日の代表質問で時間の都合上できなかった質問から、一問一答形式で取り組ませていただきます。  先日、防災行政における新型コロナ対策について質問しました。  国は5月に防災基本計画を修正し、新型コロナウイルスを含む感染症対策の実施を計画に盛り込みました。  そこで、①防災基本計画では避難所の過密を抑制するために、避難者を分散させる必要性が強調されていますが、本市での取組を伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   本市では、県立の高等学校や大学、私立の学校法人と避難所等施設利用に関する協定を締結しているほか、去る8月28日に一般社団法人沖縄県ホテル協会と災害時における宿泊施設の提供に関する協定を締結するなど、避難所の拡充に取り組んでいるところでございます。  また、市民の皆様に対しては、自宅や地域等の災害リスクを踏まえ、自宅で安全確保ができる場合は在宅避難を検討いただき、自宅外に避難する必要がある場合でも、親戚や知人の家などへ分散避難することも事前に検討するなど、市民の友やホームページ、SNS等で周知を図っているところでございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   ホテルや旅館などと提携をすることを、会派として4月と8月に緊急要請で申入れを行っていたところです。  そこで、この協定の効力はいつ発生するのか。また、協定を結んだホテルと旅館の数を伺いたいと思います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   本協定書の第14条において、この協定の締結の締結に8月28日から効力を有する旨を定めております。  少し休憩をお願いします。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時29分 休憩)            (午後1時30分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   お答えいたします。失礼いたしました。  ホテルの実数については、その災害が起きたときに、この協会に加盟しているネットワークの中で探すと、空室があるところを探すということになっております。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   このように、指定避難所以外のホテルや旅館などに市民が避難をする場合、災害物資の届け先が増えることになります。そのときの対応はどのようになりますか。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時30分 休憩)            (午後1時31分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  屋比久猛義総務部長。
    ◎屋比久猛義 総務部長   失礼いたしました。在宅避難や分散避難などで避難所以外に避難している方への支援ということでお答えをしたいと思います。  那覇市地域防災計画において、避難所外への避難者への支援につきましては、やむを得ず避難所に滞在できない在宅避難者や地域で自主的に開設する避難施設等の状況を把握し、食料など必要な物資の配布、保健師による保健指導や巡回健康相談等による保健医療サービスの提供、生活支援情報の提供等に努めることとしているところです。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   今後、物資を届ける人員の確保も課題となってくると思われますので、その辺の検討よろしくお願いしたいと思います。  ②のほうにいきます。8月31日から9月1日にかけて、大型で非常に強い台風9号が沖縄を直撃。その週末には台風10号が接近をし、那覇市においても暴風警報発令とともに自主避難所が9か所開設をされました。  新型コロナ感染症の中で行う初めての避難所運営であったと思いますが、取組状況を伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   先日襲来した台風第9号及び第10号時においては、新型コロナウイルス感染症対策を踏まえた避難所運営に当たり、各避難所にマスクや手指消毒液、非接触型体温計を配備し、避難者受付での検温や健康管理チェックシートによる体調の確認を徹底いたしました。  また、避難スペース内におけるソーシャルディスタンスを確保した避難者への配慮や、発熱者等の専用スペースを設置するなど、感染防止対策を講じた避難所運営を行ったところでございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   今回、本庁舎1階ロビーのソファーで眠る避難者の姿を見かけ、段ボールベッドなどの準備ができなかったものかと感じたところです。  代表質問答弁で、地方創生臨時交付金を活用して避難所用のパーティションや簡易ベッド、アルミ製の床マットなどを整備するとの答弁がありました。これらの防災資機材の整備はいつ頃整うのでしょうか。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   地方創生臨時交付金を活用し整備する避難所用のパーティション、簡易テントやベッドなど資機材につきましては、一部を年内に整備し、残りは年度内に整備する計画でございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   台風9号が接近をした9月1日午前2時、石嶺公民館が停電のため閉鎖をされ、避難者5人が首里公民館に移動する事態が生じております。  そこで、自主避難所における自家発電の整備状況がどのようになっているのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   自主避難所9か所のうち、自家発電設備が備わっている施設については、本庁舎や那覇市津波避難ビル、なは市民協働プラザなど8施設で、中央公民館のみが未設置となっております。  未設置の自主避難所への自家発電設備の設置については、施設を所管する部署と調整してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   停電で最も心配されることは、エアコンが使えず、避難者の方々が熱中症などの体調不良になってしまうことです。台風シーズンは続きますので、常に万全の体制を整えていただくよう強く求めて、次の質問に移ります。  避難行動要支援者対策について。  代表質問の答弁で、昨年度の取組として対象者およそ5万人のうち障がい者や介護度の高い方々を優先に8,705人の方々へ同意書と個別避難計画書を送付したところ、およそ31%の2,657人から返信があったことを確認いたしました。2年前から始まった銘苅小学校モデル地区事業では、返信率が23%でした。そのことからすると、3割の返信は頑張られた数字だと受け止めております。  さらに今年度は、来月10月より要介護1~3の4,500人の方々へ同意書等を送付するとのことでした。第2弾の取組が始まります。  そこで、提案ですが、①個別避難計画の作成を前に進めるために、高齢者の場合はケアプランを作るケアマネージャーに、障がい者の場合はサービス計画等利用計画を立てる相談支援専門員に手伝ってもらえるよう、那覇市が相談支援事業所等と協力をして取り組むことができないか、見解を伺います。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えいたします。  昨年、個別避難計画や同意書等の送付を行った際には、沖縄県介護支援専門員協会沖縄支部の研修会へ参加し、ケアマネージャーの皆さんに個別避難計画の作成支援を依頼したところです。  障がいのある方につきましても、関係課と調整し相談支援事業者等への協力依頼について検討してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   ぜひ前に進めていただきたいと思います。当事者の状況をふだんからよく把握しているケアマネなど専門職の方々の力を借りることは、この事業を大きく前進させる次の一手となると確信をいたします。  有償でお願いをしている事例が全国にありますが、まずは協力のレベルからでもと考えます。いずれはこの個別避難計画を基に、災害弱者の方々が御自身の避難のシミュレーションができ、実際に訓練に参加するところまで、この事業のレベルを引き上げていただくことを望みます。頑張ってください。  ②代表質問の答弁によりますと、福祉避難所については現在20法人、29施設と協定を結んでいるとのことでした。市民の方々から公表を望む声がありますが、公開について伺います。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えいたします。  福祉避難所は、より専門的な支援や援護の必要性の高い避難者のために確保されるものであるため、事前に公開した場合、一般の避難者が福祉避難所へ直接避難してしまい、要配慮者が避難できなくなることが懸念されることから、協定福祉避難所の施設名については公開しておりませんでした。  しかし、国が策定した福祉避難所の確保・運営ガイドラインにおいて、福祉避難所に関する情報を広く住民に周知すると記載されていることから、施設名の公開に向け、協定福祉避難所に対し公開の是非について確認を行っているところです。  公開に同意をいただいている施設につきましては、ホームページヘ掲載を行うなど、広く周知を図る予定でございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   公開へ動き出していることが分かりました。ぜひ災害弱者の方々の安心安全につながる情報提供の体制の構築に今後も力も入れていただきたいと思います。  ③福祉避難所の多くは高齢者施設がほとんどであると思われますが、今年の7月豪雨災害では、老人施設が浸水をし、多くの高齢者が犠牲になりました。災害時に水害に遭う危険性が高い箇所が本市にはどれぐらいあるか伺います。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えいたします。  常に介護が必要な方が入所している特別養護老人ホームについて把握しております。津波災害警戒区域や高潮浸水予想区域内に所在する施設が3か所ございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   特別養護老人ホームが沿岸地域に2か所、国場川沿いに1か所、所在することをハザードマップで確認をしております。いずれも新しい施設であり、耐震化の面では安全かもしれませんが、水害への備えについては、昨今の高齢者施設の被災を念頭に、災害時の体制チェックをよろしくお願いいたします。  次に、福祉行政について。  (1)今年6月に改正された、来年4月から施行される改正社会福祉法について先日、代表質問で取り上げました。  今回の改正のポイントは、新事業、重層的支援体制整備事業が明記されたことです。新事業では3つの支援を行います。断らない相談支援、社会参加支援、地域づくり支援、この3つです。  例えば8050問題を例にとってみます。  80代の親が高齢者の窓口に行って、50代の息子さんの相談をする。すると、ここは65歳以上の人しか支援できないと言って断ったり、たらい回しをするケースがある。そういうことをせずに受け止める。これが1つ目の断らない相談支援です。  そして、そのひきこもりの方が働いてみたいという意欲を示したとき、いきなり一般就労は難しいので地域の就労支援施設につなげて、徐々に社会参加をしてもらう。これが2つ目の社会とのつながりをつくるための参加支援です。  ここまでは、那覇市がパーソナルサポートセンターが担っているものですけれども、3つ目の地域づくり支援。これがこの新事業の大きな特徴と考えます。  地域には、住民自らの意思で行う多様な活動があります。子ども食堂、運動教室、地域づくりに関心を持つNPO、福祉以外の分野の方々とも日常的に顔の見えるネットワークが地域にはあります。また、そのような地域づくりを構築していくのが、この事業の3つ目の地域づくりに向けた支援であると考えます。ひきこもりの息子さんのことで悩むご家庭のことをよく知っておられるのが、実は地域の方であるということもあります。  このようなネットワーク、その力を借りて孤立した世帯を置き去りにしない、救っていこうという取組が重層的支援体制整備事業のイメージといえると考えております。  これまでのように制度に人を合わせるのではなく、困り事を抱えている本人と家族を丸ごと抱えた支援へ、財政上も一体化して福祉が大きく転換をしていく。これが今回の改正法の大きな中身であると理解をしております。  課題は、この事業を実施するに当たって、どの部署が中心になるのか。生活困窮者自立支援制度が柱になると思いますが、これは既存の会議や計画の整理を必要とする大がかりなものになると予想されます。さらに地域づくりが加わってくるので、大きな福祉の協働のまちづくりになると思います。  そこで、この事業は、首長である市長のリーダーシップの下で取り組み、誰一人取り残さないという姿勢を示していくべきと考えますが、市長の見解を伺います。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   お答えいたします。  少子高齢化社会や生活様式の多様化等を背景に、高齢者世帯や単身世帯が増加し、社会的孤立や制度の狭間にある課題など、世帯の抱える悩みはより複雑なものとなっております。  このような中、全ての住民一人一人が、暮らしと生きがい、地域をともに創っていく地域共生社会がますます重要なものとなってきており、今回の改正では、その実現に向けた新たな事業として重層的支援体制整備事業が創設されております。  本市といたしましても、これまで育んできた地域資源を生かし、那覇市らしい地域共生社会の構築に向け、庁内及び関係機関との連携を図りながら、今後も取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   全国では、既に250を超える自治体でモデル事業が行われております。大阪府の豊中市では、この8月、市長を先頭に多機関にわたる連携体制を構築するためのプロジェクトチームを立ち上げ準備を開始したとのことです。  この新事業は、私ども公明党が長年推進をしてきた、断らない相談支援の集大成であり、SDGsの理念である誰も置き去りにしない社会を実現する基盤となる事業と確信をするところです。今後、本市が新事業実施に向けて積極的にアクションを起こしていくことを求めて、次の質問に移ります。  (2)医療・介護・障がい福祉サービス施設・事業所等に勤務する職員に対する慰労金の支給について。  これは、新型コロナウイルス感染の恐れに直面する中、業務に当たってこられた職員の労に報いるために創設をされた制度です。事業概要と申請状況を伺います。
    ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   医療・介護・障害福祉従事者に対する慰労金を支給する事業は、沖縄県が主体となって実施しております。  当該事業については、国が令和2年度第2次補正予算でメニュー化されたもので、当該従業者に対し5万円または20万円を給付するものとなっております。  同事業の申請状況について沖縄県に確認したところ、申請の受付開始からまだ間もないため、現時点で申請状況の集計ができていないとの回答でございました。なお、市内に1か所ある救護施設の職員への慰労金の給付につきましては、中核市である本市が実施主体となることから、その分の予算を本定例会において上程しているところでございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   これは事業所が代理で県に申請をする仕組みになっています。  実は、公明党・山口那津男代表の元に、この制度が十分に理解されず事業者がなかなか申請してくれないという手紙が届き、その実態を厚労省に伝えたところ、同様の声が多数寄せられていることが判明。そこで、厚労省が申請を促す通達が8月26日付で都道府県や団体に向けて発出をされております。今週あたりから勤務先が申請を行ってくれたという声が届き始めております。  再質問ですが、このコロナ感染リスクという状況の中では、受付や清掃などの業務者も対象に含まれることになりますでしょうか。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   同じ空間で作業をするなどの利用者と接している要件に該当する場合には、事務員や清掃員も対象となると考えられております。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   この制度は、本年度末までの申請可能となっている制度です。漏れなく支援の手が行き届くように周知を願うところです。  次に、健康行政について。  (1)これまで任意接種であったロタウイルスワクチン予防接種が10月1日から定期接種化されます。その意義と効果について伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   ロタウイルス感染症は、年齢5歳までにほとんどの乳幼児が感染すると言われております。急激な嘔吐と下痢、発熱を伴う急性胃腸炎を発症し、まれに脳や腎臓に影響を及ぼすこともあります。乳幼児の急性胃腸炎による入院患者のうち40~50%はロタウイルスが原因であるとのことでございます。  手洗いや消毒をしっかりしても感染を予防することが難しく、生後すぐに感染する場合もあり、ロタウイルスワクチン接種は生後早い時期に完了させる必要がございます。  厚生労働省の報告では、ワクチン接種によりロタウイルス胃腸炎による入院患者を約70~90%減らすことができるとのことでございます。ロタウイルスワクチンの予防接種が定期接種になることで、重症化予防に効果があるとされています。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   ロタワクチン接種は、これまで2万円から3万円前後の費用がかかっていました。そこで5年前の議会質問で、子育て世帯の負担を軽減するために市独自の助成ができないか提案したことがあります。このたび定期接種化されることで、経済的に受けることができなかった家庭も公費負担で受けることができます。経済格差が是正されたことも大きな効果であると受け止めています。  このワクチンは2回から3回接種をします。定期接種の開始は10月1日からですが、例えば9月までに1回を任意で自己負担で接種をした場合、その後の負担はどうなりますでしょうか。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   1回目を9月中に接種した場合、2回目以降を定期接種とみなすこととなってございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   経過措置が取られていることが分かりました。  このワクチンは、とにかく出生から14週と6日までに初回の接種を完了させることが望ましいことになっています。この期間を過ぎると腸重積など副反応の恐れが出てきます。  接種率の向上とともに、今コロナ禍の中で予防接種を控える動きもあります。重症化をさせないためにも対象者には丁寧な周知が必要です。周知についてどのように取り組むのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   8月1日から31日生まれまでのお子さんに対し、10月1日からの定期接種開始のお知らせのはがきを発送したところでございます。  9月下旬には、予診票を含む個別の通知を行い、その後も対象者には順次お知らせを発送いたします。また、市民の友9月号にも掲載をしておりますが、今後10月号、ホームページにも掲載をしてまいります。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   5歳までにほとんどの乳幼児がかかると言われる感染症です。漏れなく情報が行き渡るよう周知の努力を重ねてくださるようお願いいたします。  次に、那覇市ドナー支援事業について。  これは、白血病患者に骨髄を提供するドナーに対し1日2万円の休業補償を行うものです。  今年4月から同事業を実施する県内自治体に、沖縄県が補助金を交付することになりました。公明党・前県議の金城泰邦氏と連携を取り、4年前から県の対応を求めていたところ、今年度、県が事業化をいたしました。  これを受けての本市の対応を伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   骨髄移植ドナー支援事業は平成30年度から開始した事業となっており、ドナー休暇制度等、休業補償がない市民のドナーに対し、骨髄提供にかかる通院または入院の日数に応じた助成金の支給を通して、骨髄提供の推進及びドナー登録の増加を図るものでございます。支給対象の要件は、休業補償がないこと、重複給付はできないこと、市税滞納がないこと等となっております。  昨年度まで、助成金の額は骨髄等提供にかかる通院または入院1日当たり2万円、最大5日分、10万円を限度として支給しておりましたが、今年度より沖縄県が新たに創設した沖縄県骨髄バンクドナー助成事業補助金を活用し、最大で7日分、14万円まで支給できるよう制度の拡充を行っております。  交付実績としては、平成30年度5人、令和元年度3人、今年度についてはまだ申請がございません。  その理由として、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛や公益財団法人日本骨髄バンクの活動やドナー登録会などのイベントの自粛による影響もあると考えております。  ドナー休暇制度を導入している事業所につきましては、日本骨髄バンクによると9月1日現在、全国で608社となっており、昨年より227社増えておりますが、都道府県別の内訳については把握できておりません。  令和元年度から実施している骨髄移植後等予防接種費用補助事業の扶助費用の実績は、令和元年度に3人、11万2,124円、今年度は9月9日現在2人、6万5,820円となってございます。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   ありがとうございます。これまで議会質問を通し、那覇市の助成期間を全国並みの7日間に拡充するよう求めてきました。これが今年度から実現をされ大変うれしく思います。  また、今年度はまだ実績が0人でございますが、どうかこの二十歳未満の方を対象にした移植後の予防接種の再接種の助成、これもドナー助成制度とともに併せて周知を強化していただくよう要望して、終わります。  このドナー助成制度とともに、予防接種の再接種のこと、これがドナー登録の後押しにつながり、移植を待つ患者さんの大きな希望につながると思いますので、今後とも周知、徹底のほうをよろしくお願いいたします。  最後に道路行政について。  天久二丁目のたかえす歯科付近の交差点について、停止線の引き直しや薄くなった道路標示の改善を求める地域の声を届けております。対応状況を伺います。 ○桑江豊 副議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   お答えいたします。  議員から昨年12月27日に情報提供を受け、当日現場を確認し、年が明けました本年1月6日に那覇警察署に情報提供を行ったところでございます。  今回、那覇警察署に進捗状況の確認をしましたところ、去る7月1日付で沖縄県警察本部へ上申を行ったとのことであります。 ○桑江豊 副議長   大城幼子議員。 ◆大城幼子 議員   こちらは出会いがしらの接触事故が多く、いつまた事故が起こるか分からない中で、地域住民の皆さんやドライバーは不安を感じて生活をされております。早急の対応を求めます。よろしくお願いいたします。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後1時54分 休憩)            (午後1時54分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   ハイサイ、グスーヨー チューウガナビラ。公明党那覇市議団の大浜安史ヤイビーン。ユタサルグトゥ ウヌゲーサビラ(皆さん、こんにちは。公明党の大浜安史です。よろしくお願いいたします)。  発言通告書に従い、一般質問を行います。  1.教育行政について伺います。  石嶺小学校は老朽化に伴い、グラウンドの上に新しい校舎が改築しております。学校をはじめ地域住民の皆様も大変に喜ばれております。児童生徒858人、在籍36校の中でも一番大きな大規模校であります。体育館も老朽化し、早急に改築すべきとの多くの声が届いております。  また、屋内外運動場が使用できない状況に子供たちに対して不安な声もありますが、体育館の改築計画及びグラウンド整備計画について伺います。  次に、2.(仮称)当蔵古琉球関連施設について伺います。  これは琉球びんがた事業組合及び那覇市伝統織物事業組合、2組合の拠点施設整備として今回、国から沖縄振興特定事業推進費補助金を民間に直接配分されることで、今回の事業が推進され取り組まれているわけでございます。  去る2月13日、首里公民館にて首里当蔵町住民の皆さんに対しての説明会があり、市民の方から急に工事計画が出てきたということで寝耳に水との声が多く不評でありました。
     具体的には、施設内を市民が気軽に利活用できる内容とか、また、那覇伝統織物、琉球びんがた等を触れ楽しめる、観光客が休める施設として住民説明会でありました。大きな期待と事業内容には喜んではおりました。  着工前には、再度住民説明会を開催していただきたいとの強い要望があり、今回住民説明会を終了したわけでございますが、質問します。  (仮称)当蔵古琉球関連施設事業計画について伺います。  次に、3.道路行政について伺います。  (1)城東城北線でありますけれども、モニターをお願いします。        (モニター使用)  こっちは正面ですね。非常に道路が狭くて奥行きも歩道もない状況です。  次お願いします。        (モニター使用)  交通広場のそばですね。久高副市長の玄関先でありますけれども、それは置いといて。  石嶺駅交通広場と隣接した十字路交差点であります。信号機は設置されておりますけれども、道路は狭く朝夕の交通渋滞もあり、城東小学校の通学路であり、お年寄りが歩道のない中で危険な状況で利用されております。交通事故、人身事故が起こってもおかしくない状況であります。早急な城東城北線の整備は急務だと考えているわけでございますので、城東城北線の計画について伺います。  (2)次に、大名1号線の地滑り対策について伺います。またモニターお願いします。        (モニター使用)  ちょっと読み上げましょうね。大名1号線は大名むつみ自治会に隣地しており、大名小学校通学路として子供たちから、「地獄坂」と言われております。急激な坂でありますけれども、県においては急傾斜地崩壊箇所として指定されています。  次お願いします。        (モニター使用)  ちょうど真ん中に看板がありますけれども、あれが県の急傾斜地域の看板が設置されているわけでございます。道路が現在、地滑りが発生しております。早急な抜本的な整備が必要と考えておりますが、大名1号線の地滑り対策について伺います。  次に、4.防災危機管理について伺います。またモニターお願いします。        (モニター使用)  現在このように地滑りが起こっております。ちょっと説明します。  首里石嶺四丁目内、那覇市首里石嶺ハイツ自治会内で地滑りが発生しております。西原町の隣接地であり、住民は不安の中で生活を余儀なくされております。  次お願いします。        (モニター使用)  立っている方が主でありますけれども、不安な状況で暮らしているわけでございます。早急に対策が必要と考えますが、首里石嶺四丁目内、首里石嶺ハイツ自治会の地滑り対策について伺います。ありがとうございます。  次に5.公園行政についてでありますけれども、久場川公園の整備については前回も質疑をさせてもらいましたが、再度その計画についてお伺いします。  以上で質問は終わりますが、質問席より再質問、要望等を申し上げます。 ○桑江豊 副議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   一般質問の1番目についてお答えいたします。  石嶺小学校におきましては、老朽化した施設の全面改築事業を進めており、本年7月には新校舎の供用を開始しております。また8月には、旧校舎の解体及び新屋内運動場改築工事の事業者と仮契約を締結し、令和3年度末の完了を目指し工事を進めてまいります。  竣工後は、旧屋内運動場を解体し、その後こども園舎の改築、グラウンドの整備を行う計画となっております。なお、グラウンドの整備は令和6年度完了を予定しておりますが、暫定的な運動スペース確保のため、旧校舎解体後の跡地には仮グラウンドを設置する計画としております。 ○桑江豊 副議長   名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   御質問の2番目、(仮称)当蔵古琉球関連施設整備事業についてお答えいたします。  琉球びんがた事業協同組合及び那覇伝統織物事業協同組合の両組合が実施主体となり、拠点施設の整備を行う本事業につきましては、今年3月に首里当蔵町の建設予定地の取得が完了し、現在は拠点施設整備の基本計画及び管理運営計画の策定を進めております。  計画の策定に当たり、建設予定地周辺住民や関係団体に対し、施設概要の説明及び今後の連携等に関する意見交換会の開催を9月23日に予定しているとのことでございます。  今後の事業スケジュールにつきましては、基本計画策定後の10月には設計業務の発注を行い、今年度末までに建設着工、令和3年度末までの施設完成を目標に進めているとのことでございます。  本市としましては、本事業が円滑に進められるよう、両組合に対し必要な支援を行ってまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   御質問の3.道路行政について順次お答えいたします。  初めに(1)についてお答えいたします。  都市計画道路城東城北線は、県道29号線を起点とし、市道鳥堀石嶺線を結ぶ延長約580メートル、幅員19メートルの補助幹線道路で、平成25年度より事業に着手し、現在、道路の詳細設計や用地取得を進めております。  議員御指摘の、モノレール石嶺駅東側交通広場と接続する交差点入口部分につきましては、現況の道路幅員が狭く、歩道もないことから、早期に改善を図るため、令和2年から土地評価及び物件調査を進めており、現在、用地取得に向けた補償交渉を進めているところでございます。用地取得が完了し次第、歩行者の安全性、交通の利便性向上を図るため入口部分の拡幅工事を行い、早期の暫定供用を図りたいと考えております。  次に(2)についてお答いたします。  大名1号を含む周辺地域は、沖縄県において急傾斜地崩壊箇所として指定されております。  沖縄県に確認したところ、昭和58年度に急傾斜地崩壊防止工事を終えており、平成27年度に沖縄県が策定した急傾斜地崩壊防止施設長寿命化計画に基づき、経過観察を行っているとのことでございます。  本市といたしましては、舗装の亀裂から雨水の浸入を防ぐ対策と定期的な巡回を行うとともに、沖縄県へ情報の提供を行うなど、災害防止対策について連携を図っているところでございます。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   御質問4番目の石嶺町四丁目の地滑り対策についてお答えいたします。  那覇市と西原町字幸地との境界にある当該地域は、急傾斜地崩壊危険区域に指定され、昭和55年から沖縄県により幸地急傾斜地災害復旧工事を数回にわたり施工し、首里石嶺四丁目の危険区域周辺につきましても、平成10年から平成11年にかけて、抑止杭打込み工事、法面・現場吹付法枠工事の崩落防止工事が施工されたことを沖縄県から確認をしております。  今年1月に付近住民の方から、法面に亀裂が確認できるとの連絡を受け、本市と県南部土木事務所により現場確認、被害調査を行ったところ、崩落防止工事が施工された箇所など、広範囲にわたり亀裂が入っていることを確認したところでございます。  当該地域につきましては、沖縄県において崩落防止対策について調整を行っているということでございますので、本市においても引き続き沖縄県と連携を図って対応してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   御質問の5.公園行政についてお答えいたします。  久場川公園は、面積3ヘクタールの近隣公園で、首里久場川町及び首里石嶺町地域の災害時における地域住民の避難場所として、また、スポーツや地域コミュニティの場として平成18年7月に沖縄県より事業認可を取得し、事業を進めております。  これまで墳墓の補償や用地取得などを進めてきており、令和元年度末時点での事業進捗率は、事業費ベースで約33%、用地取得率で約71%となっております。  久場川公園の首里消防署の隣に位置する箇所は、都市計画道路石嶺線から公園へのアプローチとなる部分で、まとまった土地が取得できたことから、芝、フェンス、ベンチなどを整備し、多目的広場として今年度末の供用開始を予定しております。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   各部長、御答弁ありがとうございました。  では、教育行政について再質問しますけれども、モニターお願いします。        (モニター使用)  これは石嶺小学校の正面玄関のスロープのほうです。  次、またお願いします。        (モニター使用)  横から見るときれいな建物になっております。この点についてお伺いします。  実は、新校舎を移設し、学校現場から正面玄関のスロープを上ったスペースが未整備とのことで、早急にしていただきたいとの声がありました。この点について、正面玄関の取組についてお伺いします。 ○桑江豊 副議長   山内健教育委員会生涯学習部長。 ◎山内健 教育委員会生涯学習部長   お答えいたします。  議員御指摘の件につきましては、今後予定の関連工事の中で、暫定的な処置を含めて対応してまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   ありがとうございます。石嶺小学校は新校舎のもとで開校とともに4月からコロナ感染で休業となり残念でありましたが、現在、通常どおり開校し、既存校舎と体育館解体スケジュールがあります。また、新体育館及びグラウンド整備が計画どおりありますけれども、気になる点が解体が着工しますと、やはり大型ダンプの車両が増え、交通安全対策に十分に気をつけていただき、無事故で計画どおり完成することを要望とします。  次に移りたいと思います。  (仮称)当蔵古琉球施設事業計画について再質問いたします。  2月13日、住民説明会で多くの当蔵住民等の参加があり、次回は答弁で9月23日に住民説明会が行われることが分かりました。その後、基本設計が発表され、着工は来年3年2月頃になると聞いております。  そこで再質問します。  去る令和元年の定例会の質疑の中で、「本事業費は約9億3,000万円となって、土地取得費が約2億2,000万円、施設建設費が6億4,000万円、基本計画等の委託費用として7,000万円を見込んでおり、当該補助金により国が最大8割の補助を行い、残りを市と組合で担うことと想定しています。」との答弁でございました。  本市の担う金額についてお伺いします。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後2時9分 休憩)            (午後2時10分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  名嘉元裕経済観光部長。 ◎名嘉元裕 経済観光部長   当初の補助額ということでの御質問だというふうに承りました。
     これまで土地取得費及び基本計画策定等の経費として約6,600万円ほど補助していると。また、今後10月から予定している設計業務について、本定例会に補正予算を計上しております。  今後の建設工事についても、同様に支援をする計画としてございます。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   答弁ありがとうございました。  国から8割ということで、事業をする組合のほうもかなりこの取組で苦労しているわけでございますけれども、全体的に約6,600万円、現在市のほうで負担するということでしっかりと支援してもらいたいと、私もそういう考えるわけでございますけれども、せっかくですので、久高副市長も思いがあるかなということで、これに関して急に振るんですが、答えられるかどうかちょっと分かりませんけど、時間もないんですけど、1分程度。もしできれば。  思いです、思い。何でもいいですよ。この古琉球、拠点の場所ができることについて考えというか、気持ちというか何ていうか、分かる範囲で。 ○桑江豊 副議長   久高將光副市長。 ◎久高將光 副市長   大浜安史議員の御質問にお答えします。  この場所は御案内のとおり伊江殿内の隣接する場所にあるわけですから、大変首里地域としても地域の皆さんも大変いろいろなことで期待をされておる場所であります。また、びんがたと首里織関係の皆さんも大変期待をしておりますが、ただ、地域との問題等もいろいろあるようですので、ぜひスマートに事業が進行していければなと思っております。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   ありがとうございました。もう副市長は文化に詳しい方ですので、伊江殿内含めて。  この首里当蔵町の住民の皆さんも大いに期待しておりますので、当蔵古琉球関連施設が計画どおりに完成することを祈ると同時に、また9月23日の住民説明会を楽しみに参加したいと思います。  次に、城東城北線について再質問します。  城東城北線の整備計画の交差点入口については、再質問ですけれども、年度内には完成するのかお伺いします。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  当該箇所につきましては、現在、用地取得に向け補償交渉を進めているところであり、年度内での工事着手は厳しいものと考えております。早期に工事に着手できるよう、引き続き用地取得に向けた補償交渉に取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   部長、御答弁ありがとうございました。  地域の皆様方は毎朝、朝の交通渋滞、危険な中で子供たちの登下校ありますので、早急にその入口の部分だけでも先に整備していただいて、中に入れば広いですので、ちょうど入口は狭いですので、これはぜひとも今年度内で用地取得できれば次年度できるかと期待しておりますので、整備計画をよろしくお願いいたします。要望でございます。  次に、大名1号線について再質問します。  先ほど答弁の中で、舗装の亀裂からの雨水の侵入を防ぐ対策をどのように行うのか確認のためにお伺いします。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  当該箇所の舗装の亀裂や擁壁との隙間につきましては、雨水の浸入を防ぐためモルタルにより間詰などの補修工事を行い、安全安心な生活道路の確保に努めております。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   部長、答弁ありがとうございます。  今回については、大名1号線、20年前にも聞いて、その後また20年もたって質疑ということで、地滑りが、経過しておりますのでしっかり市民の生活している方々の安心できるよう補修のほうよろしくお願いします。  大名1号線は、実は浦添市から那覇市に首里琉球王朝時代の首里城へ結ぶ道であります。浦添市においては歴史散策道として整備がされております。那覇市へ結ぶ道でありますので、本市としても歴史散策道として整備することで、大名1号線の地滑り対策も含めて整備することを提案といたします。次に移ります。  次に、首里石嶺四丁目の地滑り対策について伺います。  現場を確認させていただきました。県においても過去に同じ場所から地滑りが発生し、整備されております。それから20年経っているわけでございますけれども、そういった面で市としてもこの現場を確認されておりますので、要請して県の土木事務所にて現場調査、予算化して整備していただくことを提案といたします。  最後になりましたけれども、計算では時間足りなかったんですけれども、実際余ってしましましたね。  最後になります。公園行政について再質問します。  今年、芝、ベンチ等を設置して供用できることに対し、住民の皆さんも大変に喜んでいただいているわけでございますが、夏場、公園として利活用が始まった場合に、やはり手洗い場とか水飲み場、屋外ですのでトイレ等が必要と考えますが、設置は可能なのか、再度お伺いいたします。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  トイレや水飲み場の整備につきましては、久場川公園全体の整備計画の中において整備を計画しておりますので、用地取得の状況などを勘案しながら、順次、整備してまいります。 ○桑江豊 副議長   大浜安史議員。 ◆大浜安史 議員   御答弁ありがとうございます。  久場川公園、用地取得が71%、事業推進は事業ベースで33%とまだまだでありますが、計画どおり着実に進めていただくことを提案申し上げ、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○桑江豊 副議長   休憩いたします。            (午後2時16分 休憩)            (午後2時17分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   こんにちは。なは立志会の奥間綾乃です。代表質問もさせていただいたので、そのまま質問にすぐ入らせていただきます。  1.新型コロナウイルス感染症による影響について。  本市感染者数と措置状況について伺う。  2.教育行政について。  連日、報道でも取り沙汰されておりますが、特別な配慮を必要とする児童生徒について。  発達障がいの児童生徒は増加傾向にあると聞いております。特別支援学級の1つに自閉症・情緒障がい学級がありますが、在籍する児童生徒数の平成28年度と令和2年度の比較、数を伺います。  特別支援学校の対象に自閉症・情緒障がいなどの発達障がいの生徒が含まれないのはなぜかを伺います。また、このような児童生徒に対しどのような支援を行っているのかを伺います。  3.環境行政について。  去る7月に、市民から相談があり、国際通りのごみの問題を指摘されました。観光立県という中でこれはないんじゃないかという御指摘だったので、早速、自身で現場を確認したところ、通りのあちらこちらにごみが散乱しておりました。  そこで自分たちで掃除をしようと活動を起こしたんですが、コロナの影響で観光客はほぼいない時期でしたが、当日も10袋ほどのごみを拾い集めました。そこで資料がありますので、ちょっと御覧になっていただけますか。お願いします。        (モニター使用)  これは国際通りの遠くから、反対側から見ているんですけど、次お願いします。        (モニター使用)  近づいてみるとこのような状況なんですね。これ朝の8時、9時の時点です。  お願いします。        (モニター使用)  もっと近づいてみたらこういう感じで、この状況なんですね。これがほぼ連日そのような感じになっております。これは週末から明けての日曜日になります。  次お願いします。        (モニター使用)  これはまた別の通りなんですけれども、国際通りの違う場所ですが、このような感じになっております。  続いてください。        (モニター使用)  こうやって植え込み、これ県のですかね。植え込みの中とかにもすごいごみが入ってますね。  次お願いします。        (モニター使用)  ここ第1回目はローソン前です。どこのローソンですかね。一応そこで3袋、4袋ぐらいまたここで置かせていただきました。また次進みました。テンブス前の方向に進みました。  こんな感じで、牧志御願公園まで第一勧銀だったところみずほ銀行、そこから10袋ぐらい拾いました。このような現状から質問させていただきます。  (1)国際通りごみの散乱が目立ちます。本市の取組を伺います。この質問、課題というものも載せてましたが、そこは省かせていただきます。  3番の(2)にいきます。  ロワジールホテルの裏手にあります三重城は、琉球王朝時代からのとても重要な聖地であります。東の海の彼方にある「神界」と呼ばれるニライカナイに向けて建てられたと言われ、旅人の出入りを祈る聖地とも言われております。  そこに三重城ふるさと海岸がありますが、大量のごみが集積しています。漂着ごみ、粗大ごみ、クリーン活動を行おうと計画しても手に負えないほどのごみがあります。台風通過後は特にひどい状況でありますので、資料をお願いします。        (モニター使用)  このような状況になっております。  続いてください。
           (モニター使用)  こういう状況ですね。あと1枚あったかな。        (モニター使用)  こんな感じです。ありがとうございます。  見ていただいたら分かると思うんですけれども、台風後からはすごい大きな粗大ごみのようなものも流れ込んでくるので、ここで質問をいたします。  三重城ふるさと海岸の管理について伺います。  (3)公園、道路の雑草の繁茂に県民誰もがなぜそのまま放置しているのかと、今疑問に思われているところです。伸び放題、伸ばし放題、景観も悪く、公園や学校周辺だと子供たちの安全面にもすごく影響してくるものと思われます。質問いたします。  公園、道路の雑草の繁茂や樹木の管理等について伺います。  残りは再質問、要望といたします。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   県内において新型コロナウイルス感染症が発生して以降9月10日現在での県内陽性者は2,259人、そのうち本市在住者は788人となってございます。入院中の方は188人、宿泊施設療養中が15人、自宅療養者は18人、入院・療養等調整中が16人となってございます。なお、本市在住の方の内訳は把握できておりません。  本市在住の陽性者788人のうち704人が就業制限解除となっており、84人が就業制限中となります。  厚生労働省の基準にのっとりまして、軽症者、無症状者のうち、高齢者、糖尿病や心疾患、呼吸器疾患などの基礎疾患がある者、免疫抑制状態である者、妊娠している者で、かつ、重症化の恐れが低い方で、医師が入院の必要がないと判断した方は原則ホテル等の宿泊療養者となり、食事の提供や健康観察を実施し、当該患者に対し療養環境を提供しているところでございます。  なお、家庭等の事情により宿泊療養施設に入所できない方は自宅療養とし、食料品や自宅療養の際の留意事項等の情報提供や健康観察を実施しております。 ○桑江豊 副議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   御質問の2番目、教育行政についてお答えいたします。  自閉症・情緒障がい学級の学級数及び在籍児童生徒数の推移につきましては、学級数は平成28年度は58学級、令和2年度は93学級で、62.4%の増加となっております。  児童生徒数は、平成28年度は325人、令和2年度は611人で、53.2%の増加となっております。  特別支援学校の対象については、学校教育法第72条で、視覚障がい者、聴覚障がい者、知的障がい者、肢体不自由者または病弱者と定められております。自閉症・情緒障害者については、その対象となっていないため設置されておりません。  本市立小中学校においては、特別な配慮を必要とする自閉症・情緒障がいのある児童生徒の学びの場として、通常学級、通級指導教室、特別支援学級があります。  特別支援学級や通級による指導では、自立活動を取り入れ、個々の特性に応じた指導内容・指導方法の工夫により個別最適な学びを保障しております。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   御質問の3番目、環境行政についての(1)国際通りのごみ、本市の取組についてお答えいたします。  本市のメインストリートである国際通りは、奇跡の1マイルとして沖縄県を代表する通りであります。この国際通りにおける不法投棄ごみについては、管理者である沖縄県が回収すべきものと認識しております。  しかしながら、本市が行う巡回指導パトロールにおいて、衛生環境に影響のある生ごみや飛散等の危険性のある不法投棄を発見した際には、柔軟かつ迅速に回収し、環境美化の維持に努めております。  また、通りに面した店舗やボランティアによる自主的な清掃活動も行われていることから、これらの地域清掃活動に本市も引き続き協力していきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   御質問の3番目、環境行政についての(2)、(3)について順次お答えいたします。  初めに、(2)についてお答えいたします。  三重城ふるさと海岸は、かつて倭寇などから那覇港を守るための防塁であった三重城の海岸沿いに位置し、その歴史性の観点から重要な施設であると認識しております。  当該施設の状況について管理者である那覇港管理組合に問い合わせたところ、必要に応じて漂着ごみなどの清掃、収集を行っているとのことでございました。  本市としましては、現場で漂着ごみを確認したことから、那覇港管理組合へごみ収集など海岸の適正な維持管理について申入れを行っております。  次に、(3)についてお答えいたします。  本市が管理する市道の維持管理につきましては、年度を通した街路樹剪定や除草などを行っており、市民から情報提供のあった箇所や、道路パトロールにより確認した箇所などを、交通や歩行の安全上、支障となっている箇所から優先的に剪定や除草などを実施しております。  情報提供箇所が国道や県道などである場合には、それぞれの道路管理者へ申し送りをし、対応をお願いしているところでございます。  また、本市が管理する公園の維持管理につきましては、年度を通した樹木剪定や月1回の除草などを実施しております。本県の気候特性により草木の生育が旺盛で、特に夏場などは繁茂する雑草の対応に苦慮しているところでございますが、自治会や通り会、道路、公園のボランティア団体などによる御協力もいただきながら、良好な道路環境及び公園環境の維持が図れるよう取り組んでいるところでございます。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   では、再質問に入らせていただきます。  1の新型コロナウイルスによる影響についての再質問です。  自宅療養とありますが、入院、ホテル、自宅療養。この自宅療養というものは任意なのか、それとも強制なのかというところを伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   お答えします。  感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律、いわゆる感染症法及び関連法令によりますと、感染症の蔓延を防止するため必要があるときは当該感染症の患者に対し入院を勧告することができるとなっております。勧告を受けた者が当該勧告に従わないときは入院させることができる。つまり措置入院をさせることができるということでございます。  新型コロナウイルス感染症については、現在の医療機関の状況に鑑み、軽症者や無症状者は宿泊施設または自宅療養となっておりますが、本来は入院勧告となりますので、自宅療養者についてもそれに準じた扱いとなってございます。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   再々質問させていただきます。  この強制入院、強制自宅療養、事例とかありましたか、今回。言うこと聞かないと言ったらおかしいですけど、従わなかった方とかいらっしゃったら。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   ホテル療養の途中で抜け出してしまった方はいらっしゃいますけれども、最初から拒否した、入院を拒否した、あるいはホテルに入るのを拒否した、自宅療養を拒否したという事例はございません。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   こういう抜け出したりとか、従わなかった方というのは、またそれもそれでちゃんとカウントとか取っているんでしょうか、質問します。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   今の事例は1例だけございます。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   ありがとうございます。ではまた再質問させていただきます。  感染者が入院、ホテル、療養、無症状であっても自宅療養と伺っておりますが、経済的な損失に対する補償とか、またはお見舞金などそういったものというのはないのか、ちょっと伺います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   感染症法上は入院、宿泊療養、自宅療養、いずれの場合も休業補償はございませんが、国民健康保険において、あるいは後期高齢者医療保険において、傷病手当金制度を設けております。  内容としまして、被用者のうち新型コロナウイルス感染症に感染した者、または発熱等の症状があり感染が疑われる者を対象として、労務に服することができなくなった日から起算して3日を経過した日から労務に服することができない期間に無給であった場合に対して、規定の支給額を給付するものでございます。  社保においても同様の制度があるものと伺っております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   ありがとうございます。  これ私の質問とはまた回答の趣旨が少し違ってくるんですけれども、今回、私の知人とかにもコロナ感染になって入院していた方や自宅療養していた方が何人かいらっしゃって、ヒアリングさせていただいたんですけど、まず食事支援を知らなかったという自宅療養者。なので、友人たちが家の外まで持ってきて、会うことなく、それで10日間ずっとつないで生きてこれたという方もいらっしゃいました。  また、今答弁でおっしゃっていたのは、雇用されている側の方とかのそういった意味なんですよね。しかし、フリーランス、こういう表現の仕方分からないんですけど、仕事をバイトをやったりとか、1日日雇い的な感じとかでやっている方もいて、女性なんですけど。そういった方はやっぱり経済的に困窮していて、仕事に行けなくて、10日間アルバイトにも行けない状態だったので、生活費が足りないということで路頭に迷っている。そういった方々もまたほかにもいらっしゃると思うんです。そういった方たち、補償とかそういう何もない人たちに対する生活状況とかも調査して、アフターフォロー、アフターケアというんですか、そういうことをしながらお見舞金というか、少しでもそういう手当ができないのかなというところを、少し見解を伺わせてください。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後2時33分 休憩)            (午後2時34分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   2つほど御質問があったと思います。  まずは自宅療養の際の食事等の支援ですけれども、これは一応制度的には県が担っておりまして、この自宅療養者から県に支援要請があれば、この食料等のお届けをするということにはなってございます。
     それから、先ほど申し上げた国保とかの休業補償が受けられない方については、国保については給料をもらっている形が必要なんです。そうでない方については、自営業の方であれば例えばコロナ休業支援金。これは経済部門になりますけれども、そういったものが考えれます。  今のところ、私のほうからは以上でございます。 ○桑江豊 副議長   宮城寿満子福祉部長。 ◎宮城寿満子 福祉部長   私のほうからは、福祉部所管の支援制度についてお答えさせていただきます。  本市では、那覇市就職・生活支援パーソナルサポートセンターにおいて、新型コロナウイルスの影響による収入がなくなるなど、生活に困窮している方々が就労や生活上の困り事に関する様々な相談を受け、支援プランを作成して、自立に向けて相談者に寄り添った支援を実施しております。  また、同センターや那覇市社会福祉協議会におきましては、住居確保給付金や緊急小口資金、総合支援資金などの給付金制度や貸付制度の案内など、引き続き支援を行っております。  今後とも、支援を必要とする方へ必要な支援の情報が届くように、なは市民の友やホームページ等で周知も図ってまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   松山でクラスターが発生して、休業を余儀なくされた女性たち、私そういうシングルマザーフード支援もさせていただいたんですけれども、それで休業を余儀なくされたり、お店が休業支援金でしたっけ、そういったものとか入るんですけど、従業員というのは給料の保証がないわけですよ。それで、プラスアルファ感染したという人というのはさらに。  だから、私たちがフード支援しなかったら、本当に一日一日稼いでいたお金すらも手に入らないわけなので、本当にそういった人たち、すごい困っている人がたくさんいるということをぜひ分かっててください。そして、そういった感染までして仕事も休まざるを得ない方が貸付でお金を借りるというのも、私どうなのかってすごく疑問に思います。この辺ちょっといろいろ考えていただいて、支援策を講じていただきたいと思います。  では、この質問を終わらせて続きます。  2の特別な配慮を必要とする児童生徒についての再質問をさせていただきます。  報道では、高校受験において発達障がいの生徒は内申書の基になる評価が不利益になるのではないかとありましたが、実際どのようになっているのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   本市立中学校では、高等学校に提出する調査書を作成する際、一人一人の特性を理解し、生徒の良さを認め、適正に評価しております。  教育委員会としましては、障がいの特性について正しく理解し、適正な評価ができるよう研修等の充実を図り、さらなる教員の資質向上に努めてまいります。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   答弁にもありました、自立活動の主な内容を教えてください。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後2時38分 休憩)            (午後2時40分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   お答えします。  日々の生活が送れるように、栽培活動などの体験活動を中心として行っております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   すみません。ちょっと聞き取れなかったのでもう一回お願いします。 ○桑江豊 副議長   再度、武富剛教育委員会学校教育部長。 ◎武富剛 教育委員会学校教育部長   日々の生活が送れるようにするために、栽培活動等の体験活動などを中心として行っております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   ありがとうございます。  今、連日報道されているので、自立活動ってこれだけ内容がすぐ出てこないというのは勉強不足だと思いますし、おかしなことだと思います。もうちょっと勉強していただいて、今本当に心に寄り添う、そういった方々に寄り添うような姿勢というのがすごく求められていると思います。  この件に関して再質問させていただきます。  この障がいを抱える子たち、特に各々特性がありまして、先生に対して反抗的な態度を取る子などもいます。  また、昨日、私教員の方々何名人かとお会いしてヒアリングさせていただいたんですけど、通常学級でも同じように理解の乏しい先生など、主観だけで低評価していく先生、これは通常学級もそうなんですけど、先生自体が資質に問題がある方とかも結構いるそうなんです。これは校長先生を経験した方ともお会いしているんですが、こういうのを理解、スキル向上というんですか、精神性の高さとか寛容さというのがこれからの教員の方々に求められると思いますので、市長、教育をやってきた先生ですので、そこから市長の見解を伺わせてください。お願いします。今の現状ですね。 ○桑江豊 副議長   城間幹子市長。 ◎城間幹子 市長   手厳しい言葉がございましたけれども、特別支援教育では障がいの子供たちの、先ほどありました自立、生活が送れるようにそういうことと合わせて、社会参画に向けた主体的な取組を支援しているのは特別支援教育でございます。  特別支援教育を受ける子供たちの状況は十人十色。本当に先ほど特性という言葉がありましたが、それぞれ個性を持っています。それぞれをしっかりと把握して、その能力や可能性を最大限に伸ばすことというのは非常に重要なことであると思います。  したがって、現場の教職員にとっては学びの機会ではないかなと、チャンスでもあるというふうに私は捉えております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   いろいろと問題もある中で、これからやっぱりこの問題って、こういった子たちが増加してきているというのはすごい社会的にもみんなで捉えなければいけない問題なので、前向きに考えていきたいです。  やはり理想としてはインクルーシブ教育。本当に健常の子も障がいを抱えている子たちもみんな一緒にして、小さいときからその環境で育てる。支え合うような、そういった社会づくりを私はすごい理想としていますので、今後もこの質問をさせていただきます。今日はこれで以上です。続きます。  環境行政の1番なんですけど、これ私ども若い子たちと掃除をしまして、発信力のある若者たちと一緒にやったんですけれども、SNSで発信したところ全国から、やはり若い子がやると私たちも掃除したい、自分の町を掃除したい、今度また一緒に国際通りやりたいとかいう声が1人のSNSに50件以上きたりして、ばーっと広がったんですね。私たちもそういうことをやっていきますけど、行政としても今からモラル向上のために何かやるべき手法というか、そういう課題だと思いますが、いかがでしょうか。 ○桑江豊 副議長   玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   お答えいたします。  環境問題の解決に向けては、身近な環境への関心とモラルの向上へ向けた取組が重要であると認識しております。  本市では、4R運動の普及啓発や環境学習、河川の清掃活動や不法投棄の監視・指導、クリーンサポーターをはじめとする環境推進員の活動などを通じて、地域の環境維持に取り組んでおります。  今後も、市民や美化活動を行うボランティア、地域事業者の皆様と協働し、モラル向上を含め、地域環境の維持に継続的に取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   ありがとうございます。続きます。  3の(2)の再質問です。  那覇港管理組合が必要に応じて清掃、収集を行っているとのことでありますが、最後にやったのはいつなのか伺います。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  最後に清掃を行ったのはいつかについて、現在問い合わせしているんですけど、まだ回答がきておりませんので、回答がき次第、議員のほうに御報告させていただきたいと思います。大変申し訳ありません。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   ぜひとも報告待ってます。  では、続きます。3の(3)の再質問です。  樹木の選定はどのようにしているのかを伺います。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  樹木の樹種の選定につきましては、街路事業や都市公園事業、土地区画整理事業などの各事業の実施に当たり上位計画などの方針に基づき、環境特性や維持管理などの検討、ワークショップや住民説明会などの地域との意見交換を経て、公募樹種を選定しております。  また、必要に応じて那覇市街路樹等選定検討委員会において、樹種を決定することもあります。 ○桑江豊 副議長   奥間綾乃議員。 ◆奥間綾乃 議員   いろいろ市民から私も相談があって、何度か木を剪定していただいたこともありますけど、虫がすごいつく木とか、そういった木だと分かっていながらなぜそういうのをまたどんどん植えるのかとか、やはり疑問が多いので、そういう選定というのをしっかり行っていただきたいです。  枯葉というんですか、葉っぱがすごい細かくて、それがまた人の家の玄関口に風で寄ってきて、掃除が大変だということもありますので、本当に選定ってすごい大事だと思います。  全て、雑草もそうなんですけど、予算的なものもあると伺いましたが、管理できないようであれば、できないなりでまた工夫していただきたいですし、そういった公園やまちづくり、造形物、アート感覚な公園にするとか、ここは緑化した一画にするとか、そういうふうにしてやっていただきたいと思います。今後またよろしくお願いいたします。
     今日の私の一般質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○桑江豊 副議長   休憩します。            (午後2時47分 休憩)            (午後2時49分 再開) ○桑江豊 副議長   再開します。  この際申し上げます。  先ほど奥間綾乃議員の質問に対する答弁の中で、玉寄隆雄環境部長から発言の一部訂正をしたいとの申し出がありますので、発言を許します。  玉寄隆雄環境部長。 ◎玉寄隆雄 環境部長   先ほど奥間綾乃議員の再質問の際に、正しくは「環境推進員」と述べるところを「環境監視員」と発言をしてしまいました。改めて訂正しておわび申し上げます。どうもすみませんでした。 ○桑江豊 副議長   ただいまの玉寄隆雄環境部長の発言の訂正申出につきましては、会議規則第65条の規定により、議長において許可することといたします。  宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ニライ会派の宮平のり子です。  一般質問をします。  1.安倍首相の沖縄政策について。  1947年4月28日、サンフランシスコ講和条約の発効により沖縄が切り離された。日本にとっても、沖縄にとってもその日は屈辱の日であるはずが、安倍首相の在任中、2013年4月28日には、主権回復の日として記念式典をしてお祝いをしています。  沖縄問題に対しては、県民に寄り添うとしながら沖縄県民の基地負担はますます重く、沖縄県民の民意を無視した辺野古新基地の強行、米軍基地、自衛隊の南西諸島配備が今進められています。米国と同盟国の深化を目指し、武器を爆買い、そして集団的自衛権の一部行使容認や安全保障関連法の制定などを進めてきました。  世界で唯一の被爆国でありながら、原水爆禁止条約に批准・加盟を日本はしておりません。加盟した国は84か国に上っています。  安倍首相が、森友学園や加計学園、桜を見る会、元法務大臣の選挙買収など国民に説明がなく、多くの疑惑を残したまま病気を理由に辞任することとなりました。森友学園については、文書改ざんを強いられたとして近畿財務局の職員が手記を残して自死、自殺しています。  コロナ禍にあっても対策が後手後手で、アベノマスクに見られるように国民の求めているものとかけ離れ、人災の様相も呈してきています。  市長の安倍首相の沖縄政策についての認識、そして次期首相に何を望むかを伺います。  2.新型コロナ感染対策について。  (1)新型コロナウイルスは飛沫感染、接触感染だけでなく、微小粒子が気体で伝播拡散し、離れたところでも吸入され感染者と濃厚接触しなくても感染をきたすことが分かっています。  7月以降の沖縄県内の感染者累計、検査数は何件か伺います。  行政検査による累計陽性者数、陽性割合について伺います。  (2)無症状者が感染源になっていると言われていますが、これを解消するには検査しかありません。検査方法と検査料金について伺います。  (3)保育所のクラスター、大型スーパー、郵便局、銀行など感染者が見つかっていますが、病院に入院隔離することができず、家庭内において入院待機している人は現在何人いるでしょうか。那覇市内に何人いるかお答えください。  3.佐藤惣之助詩歌碑の首里城公園内への移設についてです。  (1)佐藤惣之助詩歌碑が年度内移設の移設予定地の整備について補正予算が上程されていますが、詳細について伺います。  (2)移設とともに説明板も設置することになっていますが、説明板について伺います。  (3)川崎市では、移設の式典祝いに駆けつけ友好都市の交流をしたいとして報道が新聞にありましたが、今後のスケジュールについて伺います。  次に、4.虎瀬公園の整備についてです。  虎瀬公園の整備計画と進捗状況について伺います。 ○桑江豊 副議長   屋比久猛義総務部長。 ◎屋比久猛義 総務部長   1番目の御質問にお答えをいたします。  安倍首相においては、歴代最長となる任期の間、沖縄振興に資する様々な政策を推し進められ、支援していただいたことについては、本市としても一定の評価をしているところでございます。  一方で、沖縄政策については、大きな課題である辺野古新基地建設問題をはじめとした米軍基地問題において、県民の気持ちに寄り添うとしながらも、依然、民意に背を向ける政策が進められている現状でございます。市長も、民意に沿うことは政治を行う上での基本であると述べており、次期首相においては、平和で安全な生活を求める県民の思いに真摯に応えていただけるよう強く願っているとの考えを示しているところでございます。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   御質問の2番目、新型コロナウイルス感染症について(1)から(3)に順次お答えします。  7月以降の沖縄県内における感染者累計は、9月10日現在で2,117人となってございます。検査につきましては、行政検査と保険診療による検査に分かれております。  行政検査につきましては、9月8日時点の数字になりますが、1万5,761件となってございます。そのうち陽性となった方は984人、陽性割合は62.4%となっております。  一方、保険診療による検査は、各医療機関にて実施されるため全数を把握できておりません。  次に、新型コロナウイルスに係る検査には、PCR検査と抗原検査がございまして、抗原検査はPCR検査より比較的短時間で判定が出ます。  新型コロナウイルスに係る検査については、行政検査も保険診療での検査も初診料等を除き全額公費負担となっており、検査に関する自己負担は発生いたしません。  検査料金としましては、保険点数10割でPCR検査が1万9,500円、抗原検査が7,440円となっております。  最後に3番目、9月10日現在で県内において入院・療養等調整中、つまり入院でもなくホテルでもない、調整中という方が16人、これとは別に自宅療養をされている方が18人となってございます。 ○桑江豊 副議長   比嘉世顕市民文化部長。 ◎比嘉世顕 市民文化部長   佐藤惣之助詩歌碑についての御質問に、順次お答えします。  まず、補正予算の内容についてお答えします。  首里城公園において当初予定しておりました移設場所につきましては、沖縄県と調整を進める中で、技術的な課題等から見直すこととなり、別の場所への移設検討を進めておりました。その結果、同じ首里城公園内の首里城公園地下駐車場入口横の広場に移設することで、沖縄県と調整が整ったところであります。  当該場所においては、広場内のベンチ等や植栽の一部を移設する必要が生じております。また、今回の移設を機会に、詩歌碑の価値などを記載した説明板を新たに設置する予定であります。これらに必要な費用として、778万3,000円を増額する補正予算を上程したところでございます。  次に、説明板の内容についてお答えします。  説明板には、川崎市出身の詩人である佐藤惣之助が首里の情景を詠んだ詩が刻まれていることや、日本で最初の人間国宝である濱田庄司が作製した詩歌碑であること、そして、川崎市から友好の証として贈られた経緯などを記載する予定であります。記載内容につきましては、川崎市や川崎市県人会の方々と十分に調整した上で決定したいと考えております。  最後に、今後のスケジュールについてお答えします。  詩歌碑移設工事につきましては、今年度中の完了を予定しております。移設のセレモニーについては、昭和34年、西暦で申しますと1959年でございますが、川崎市より佐藤惣之助詩歌碑を贈られ、惣之助の17回忌に当たる同年5月15日に除幕式が行われたことから、惣之助の命日となる来年の5月15日を中心に計画しております。これと併せて、友好都市である川崎市との交流につきましても、関係部署と連携して検討を進めてまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   御質問の4番目、虎瀬公園の整備についてお答えいたします。  虎瀬公園は首里八景に数えられた虎瀬山の頂に位置し、優れた眺望を有する公園として、昭和57年度から事業を開始しており、令和元年度末時点での事業進捗率は事業費ベースで約80%となっております。公園の全体面積2.7ヘクタールのうち、公園南東側の約0.8ヘクタールを部分的に供用開始しております。  本公園の施設整備の内容としましては、多目的広場やウォーキングコースの整備、合わせて子供たちのための複合遊具や健康遊具などの設置を予定しております。また、高台の立地を生かし、広場内に整備をする予定のトイレの屋上を利用して、周辺地域や東シナ海の眺望を確保する計画となっており、市民の休養、休息の場などとして利用していただけるものと考えております。  昨年度は公園北西側の幼児広場を整備し、約0.1ヘクタールを供用開始しており、今年度は公園予定地中央部の園路、広場などの整備を行っております。  完成時期につきましては、事業予算などを勘案して、早期の供用開始に向けて取り組んでいるところでございます。 ○桑江豊 副議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   御答弁ありがとうございました。  まず1番目の安倍首相の沖縄政策についてですが、「政治は民意に沿い」ということで市長のほうから答弁をいただいています。平和で安全な生活を求める県民の思いに真摯に応えていただきたいとのお考えをいただいて、としました。ぜひこれから総裁選もあるようですけれども、臨んでいきたいというふうに思います。  次に、新型コロナ感染対策ですけれども、やはり答弁の中にも出てきましたが、無症状者のその感染者を見つけることが今最重要ではないかというふうに思います。  それについては、海外では教室などの空気が非常に正常であるかどうかという検査ですね。そういったものなどもあるようですけれども、国内的には東京都のほうで介護施設の職員20万件PCR検査を2,000円でするとか、あるいは世田谷区の保育所職員に2万件のPCR検査をするであるとか、あるいは墨田区では感染者の出る学校丸ごと検査をして、3人の無症状の患者を発見をして感染拡大を防ぐことができたとか、あるいは岡山市などでは医療介護職員、教育職員に検査を無料でするなど、もちろんですけれども、国の支援を活用して自前の対策を打ち出しています。  そういった意味においては、やはり感染経路不明が約半数近くに上る実態からすると、無症状者の検査はこの時期も、これから来るインフルエンザと重なるこれからの季節にも検査が重要であると思います。  再質問ですが、那覇市において検査を拡充する対策について伺いたいと思います。 ○桑江豊 副議長   長嶺達也健康部長。 ◎長嶺達也 健康部長   これまで症状のない濃厚接触者のPCR検査が一部制限されておりましたが、9月7日より検査が再開され、濃厚接触者であれば無症状でも検査を受けることが可能となりました。  また県は、新型コロナウイルス感染症の検査機会拡充を図るため、今後、濃厚接触者以外の相談・検査体制についての窓口を県のコールセンターに一括し、相談内容に応じて最寄りの診療所等を紹介するとしております。  市内においては、那覇市医師会が県と連携し、PCR検体採取センターを再開しております。症状がある場合には、同センターと連携している医療機関を受診し、医師が検査が必要と判断した場合は、同センターを通して検査を受けることが可能なため、これまでよりも検査機会は拡充されるものと認識しております。  今後は、インフルエンザとの同時流行も予想されます。医療機関の診療体制を維持しつつ、必要な方が診療を受けられる体制を確保できるよう、県や医師会、各医療機関等と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   ありがとうございます。ぜひ無症状者の感染をなくしていくためにも、今おっしゃったような9月7日から濃厚接触者であればできるということ。そういうことをぜひ広く進めていってもらいたいと思います。  次に、佐藤惣之助詩歌碑の首里城公園内への移設についてですが、とても丁寧にお答えをしていただきましたので、特に再質問とかはないんですけれども、古くと申し上げたら失礼になるかな。議員の大先輩の唐真弘安議員から、虎瀬公園から首里城公園内への佐藤惣之助詩歌碑の移設の訴えも過去にあって、昨今、多くの議員が関心を持ってこの件について関わってきました。  平成29年(2017年)10月4日、委員会で採決された後、那覇市議会でも本会議で移設の陳情が採択をされました。移設場所は、整備工事の補正予算が今回の議会に上程され、いよいよ佐藤惣之助詩歌碑が年度内移設が完了する予定を見通すことができました。市民文化部長をはじめ担当部署の皆さん、県との調整など御苦労もあったかと思いますが、大変お疲れさまでした。ありがとうございました。  おかげ様で「宵夏」の詩が詠まれた首里城公園への移設に由来し、川崎市の皆さん、そして佐藤惣之助御自身、象嵌技法を施された濱田庄司・人間国宝も草葉の陰でお喜びでしょう。また、佐藤惣之助詩歌碑の移設を考える会の発起人代表の山川宗徹氏にも御報告申し上げたいと思います。  また、川崎市からおいでになる2021年5月は、友好都市の交流に加えて移設の式典などもあるようですので、若干予算も必要と思います。次年度に向けての対応もよろしくお願いをして、この項は終わりにしたいと思います。ありがとうございました。  次に、この佐藤惣之助詩歌碑の移設と非常に関係のある虎瀬公園の整備計画ですけれども、答弁で80%の事業進捗で、多目的広場、ウオーキングコース、トイレの屋上に展望塔を予定するなど、子供たちのための複合遊具や健康遊具の設置予定など、高く評価したいと思います。  これまでの0.7ヘクタールが2020年度の整備計画で2.7ヘクタールに拡張されます。公園を生かす方法として集会所、展望台などの設置については前向きに検討するという答弁を以前にいただいておりますが、去る2月定例会に古堅茂治議員は、例えば佐藤惣之助詩歌碑を首里城公園に移設することによって首里城公園の新たな観光スポットになり得ると述べています。  同様に、新たに生まれる虎瀬公園を大きな観光資源に活用すべきだと思います。集会所、村ヤーや展望台の設置に加えて、公園内の道に沿って200メートルから300メートルの桜を植栽して、桜並木の造成を提案をしたいと思います。
     桜の苗木は、市民や桜の有名な地域に寄贈をお願いして、寄贈者の氏名を記して謝意を表す。虎瀬公園の桜並木を首里城から臨むと、首里城の一層の見どころ、価値を高めるもので那覇市の一大観光スポットになるでしょう。  ここで、虎瀬公園の将来、桜並木の季節を描いた絵を御紹介したいと思います。(絵を掲示)     (「モニターに」と言う者あり)  絵はモニターに適さないそうで、随分と交渉したんですけれども、ぜひ虎瀬公園の高台の首里城との対峙している、ぜひ大きく映して市民にも紹介してください。お願いします。  映りましたか。桜の並木がこうやって、その前をモノレールが通っていって、赤瓦の家があってということで、また那覇市の一大観光スポットになると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。ありがとうございました。  桜並木の沿線に出店を出して、地域の人々、観光客が行き交う光景を思い描けるのではないでしょうか。  コロナウイルス感染により、市内の中小企業、零細企業は深刻な状況に置かれており、観光客の極端な減少は本当に死活問題です。首里地域をはじめ市内の観光客相手の沖縄物産の生産業者、店舗等、例えば沖縄独特の琉球菓子、祭祀に欠かせない餅菓子など大きな打撃を受けています。那覇市、沖縄県がリーディング産業として位置づけてきた観光産業の強固な基盤を固めるためにも、その一つとして那覇市の都市公園の整備の中で、佐藤惣之助詩歌碑の移設ともとても関連のある虎瀬公園を重点的に、桜並木などを提案したいと思います。  そのことについての答弁をお願いいたします。 ○桑江豊 副議長   金城康也都市みらい部長。 ◎金城康也 都市みらい部長   お答えいたします。  議員御提案の虎瀬公園に桜並木を整備することにつきましては、琉球王国時代より虎瀬山においては松が生い茂っていた記録などがあることから、現在進めている整備計画においてはリュウキュウマツを植栽する予定となっております。  議員御提案のありました桜並木の整備や当該公園の重点整備につきましては、地元の御意見や事業計画などを勘案しながら検討させていただきたいと考えております。 ○桑江豊 副議長   宮平のり子議員。 ◆宮平のり子 議員   御答弁ありがとうございます。リュウキュウマツと桜の相性は大変いいかと思いますので、ぜひ御検討いただきたいと思います。ありがとうございました。  それでは、私の質問を終わります。ありがとうございます。 ○桑江豊 副議長   これで本日の一般質問を終わります。 ○桑江豊 副議長   以上で本日の日程は全て終了いたしました。  来週9月14日・月曜日も、午前10時に本会議を開き、一般質問を行います。  休憩いたします。            (午後3時13分 休憩)            (午後3時13分 再開) ○桑江豊 副議長   再開いたします。  本日はこれにて散会いたします。            (午後3時13分 散会) ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  上記のとおり会議録を調製し、署名する。   令和2年(2020年)9月11日     議  長  久 高 友 弘     副 議 長  桑 江   豊     署名議員  翁 長 俊 英     署名議員  喜舎場 盛 三...