美咲町議会 > 2014-03-04 >
03月04日-02号

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  1. 美咲町議会 2014-03-04
    03月04日-02号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成26年第 2回( 3月)定例会第 2 日 (平成26年3月4日)(1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 5時19分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1林田 実出席9金谷高子出席2小林達夫〃10江原耕司〃3左居喜次〃11三船勝之〃4片山 剛〃12松島 啓〃5延原正憲〃13下山和由〃6形井 圓〃14山本宏治〃7松田英二〃15岡田 壽〃8岩野正則〃16貝阿彌幸善〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長定本一友産業観光課長山本尚幸町長岡部初江建設課長矢木史朗総務課長難波寛治郎会計課長桑英昭企画財政課長遠藤 透柵原総合支所長中西 学情報交通課長鈴鹿 滋旭総合支所 産業建設課長山本 資税務課長鳥越道正柵原総合支所 産業建設課長國宗 順住民課長高田美智子柵原総合支所 上下水道課長森廣恒男健康増進課長村島眞由美教育長泉 和男保健福祉課長木谷正弘教育総務課長桑芳郎福祉事務所長福田芳幸生涯学習課長山下一巳上下水道環境課長赤堀達男         (4)職務の為出席した職員の職・氏名    事務局長  山 崎 秀 仁    書  記  宗 近 由 利(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問 ○議長(貝阿彌幸善君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) 本日の日程を報告します。 第1に一般質問、以上のとおり定めますので、ご了承を願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 これから一般質問を行います。 なお、この際申し上げておきます。会議規則第54条の発言内容の制限、第55条の質疑回数の規定を厳守願うとともに、第56条の発言時間の制限により質問時間が30分までと決定されておりますので、ご了承を願います。 13番下山議員の質問から行います。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 13番下山でございます。 皆さん、おはようございます。 本年も明けて3月に入っております。また、本町も来年は合併10周年、東日本大震災発生から3年目、さらには昨年は本町においても、大干ばつ、集中豪雨、長雨等に見舞われてから1年、まだ復旧の跡も生々しいところであります。「歳月は人を待たず」、また「光陰矢のごとし」とも言われます。災害はいつ何どき起こるかわかりません。昨年は、世界中で予期せぬ災害が発生しております。そういったところで、予期せぬ災害に備えて、本町でも町を挙げて災害防止に、また発生時の迅速な対応など、官民ともに周知徹底していくときを迎えておるのではないでしょうか。災害のない明るいまちづくりを目指していきたいものであります。 まず、今回私は3つの質問をさせていただいております。 まず1番目に、本年度災害対策に向けての対応ということで一般質問に入らせていただきます。 本町においては、昨年7月15日、8月5日、9月3日、4日と、3地区において甚大な被害が発生しております。災害件数も、公共、農林合わせて146件、被害額にしては200億円近くに及んでおります。以前は、「災害は忘れたころにやってくる」と言われておりましたが、現在は想定外の大被害が今の異常気象が続く中で、いつ何どき起こるかわかりません。そういったときの対応について質問させていただきます。 まず、小河川のしゅんせつ、不要物の撤去など、早急に県と協議し、災害防止の徹底を、そして河川上流に位置する大小のため池の視察など実施、さらに新たな災害マップも作成して住民に周知をということでございます。この件についての質問をさせていただきます。ご答弁をお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) おはようございます。 下山議員の本年度災害対策に向けての対応はという質問にお答えをいたします。 まず、1番目でございます。 小河川のしゅんせつ、それから不要物の撤去等を早急に県と協議し、災害防止の徹底をということにつきましてですが、この件につきましては、県管理の河川につきましては、毎年4月から5月の間に岡山県に対しまして河川の状況を確認し、砂防、土砂等が堆積している箇所については、しゅんせつが必要な箇所として、位置図と写真を添付して、美咲町の要望書として提出をしております。対応につきましては、県の予算の範囲で対応をしていただいております。 また、町管理の河川や山間部の小河川につきましては、数が多いために職員で調査するということはなかなか難しい現状があります。現状としましては、地元からの要望書、それから行政相談などで出していただいたものについて、現地を確認後、農業用水路なら修繕で、それからまた、普通河川ならしゅんせつで対応をしております。 続きまして、2番目の河川上流に位置する大小のため池の視察をということで、現地検証をという質問内容でございました。 これにつきましては、ため池の点検ということで、平成24年度より震災対策農業用水利施設整備事業、ため池一斉点検、この事業を行っております。 この事業の目的につきましては、土地改良施設の現状を確認するとともに、万が一決壊した場合に影響を及ぼす下流域の現状を明らかにし、今後計画的に防災・減災対策を推進するための基礎資料とするものでございます。 調査の内容としましては、現地確認により、ため池堤体の土質判定、それから横断測量、構造的危険度を調査、あわせて水利計算及び面積計算の中で、流域面積や貯水量を求めていっております。また、ため池下流の被害を想定するに当たり貯水量5,000トンを上回る規模のため池につきましては、下流に人家や公共施設に影響を及ぼすおそれがあるものについて、簡易氾濫解析を行い、図面へ取りまとめをしております。 美咲町のため池台帳の登録数は384カ所ありまして、平成26年度までに288カ所のため池点検を予定をしております。 内訳といたしまして、平成25年度点検箇所数が157カ所で、うち109カ所が5,000トン以上のため池です。25年度現年分につきましては、42カ所調査しておりまして、うち11カ所が5,000立米以上のため池となっております。平成26年度につきましては、89カ所の点検を予定しておりまして、うち5カ所が5,000立米以上のため池となっております。これらの結果につきましては、調査終了後何らかの方法で水利組合等の方にお知らせのほうをしていきたいなというふうに考えております。 それから、3番目にあります新たに災害マップも作成して住民に周知をということですが、災害マップの作成につきましては、現在、総務課の防災担当により、平成19年度に作成されました美咲町防災マップ、これの改訂版の作成を検討をされているようです。マップの内容につきましては、岡山県が行っています公共砂防基礎調査、これによります町内の土石流危険箇所、それから急傾斜地崩壊危険箇所、それから地すべり危険箇所の反映、それから浸水想定区域などが図示されておりまして、また新しく指定されます避難場所等も明記されたマップを作成するとのことです。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 下山議員。 ◆13番(下山和由君) それぞれ適切な準備もなされておるようなんで、安心もいたしましたが、本当に災害のことなんで、予期せぬことは多々あると思います。 いま一つ、お伺いしたいのが、いわゆる町内の地域の特性としては、やはり本流にかけて小河川が走っておるわけでございます。うちの塚角の例をしましても、やはり2つの小河川があると。そして、上流にはやはり大きなため池があると。それも水量が2万トンクラスということで、築造も100年か200年たっとる。その下に下流があると。現在では、やっぱり砂防ダムもできておるということで、時々、水が漏りょうるとかなんとかということも聞くんですが、本当にため池の決壊ということについての周知がまだまだなかなか行き渡ってないんだろうかと思います。今、申し上げていただきましたご答弁について、本当に詳細に点検されていただいておりますので、あとは水利組合とそうした集落でのやっぱり話し合いがもっともっと必要でなかろうかと思います。 また、防災マップの避難場所でございますが、立派な防災マップもできとんですが、やっぱりこれは平地の体育館とか公民館とかに限られております。しかしながら、今言ったため池の、もしそういう災害が起きたとかというときには、やっぱり高台の避難場所も指定しておく必要があるんじゃなかろうかと思います。最近、運動場があって使ってないようなところもありますし、そうしたところもひとつマップの中に避難場所として指定をしておけば、これが小位置であろうと、何だろうと、即時に住民はそこに行けるということも必要じゃなかろうかと思います。 そして、小河川につきましては、本当にゲリラ豪雨ということがまたまた起きると思います。そうした中で、やはり本所に行くまでに小河川、土石流など発生し、そして途中に不要になった公有物があるところもあるわけなんですが、やはりそれは県の事業か町の事業かということで聞きましたら、やっぱり町の事業じゃというんで、こういうことについては、もし土石流とかそういう大きな災害が起きた時分には、やはりそこがせきとめられると。せきとめられた場合には、相当の被害が出ることは、既にもう予想もされるわけなんで。したがって、そういうような公有物については、要望とか陳情でなしに、やっぱり町が建てたものなら町が責任持って撤去して、少しでも防災について、事前にそういうこともわかっとるところはすると。町がやらなきゃ誰がやるということです。だったら、町もその辺をよく把握して、不要物については撤去して、水の流れをできるだけスムーズにしていくという方向づけも必要じゃなかろうかと思うわけでございます。いま一度ご答弁願いたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 失礼いたします。 下山議員のご質問でございまして、議員申されましたように、本当に毎年のように災害が起こって、ここ数年起こっているのが現状でございまして、気候も大変変化をしております。気象庁の方もこの前来られまして、もう10年前とは全く違う状況になっておるというようなことを申されております。そういう中におきまして、県管理の河川におきましては、今、課長が申しましたように、4月から5月にかけまして、私とそれぞれ本庁の課長、建設課長、そして柵原、旭の産業建設課長と4人で県庁のほうへお伺いいたしまして、要請、陳情をしておるところでございます。そういう中におきまして、順番をつけて、ここを1番にやっていただきたい、ここを2番にやっていただきたい、緊急性を帯びたとっからそのような方向づけをして、要請を今しておるところでございます。 議員言われる小河川につきましても、大変この地方におきましては、急峻な地形からそして平地に行くというようなことでございまして、土石流がたくさんたまる地形になっておるところでございます。そういうことにおきまして、県が管理している土地におきましても、町が今まで土砂を撤去したと、しゅんせつやったというところもたくさんございますんで、それは地元の人がお気づきになっていただいて、大変ここが盛り上がっておるんだというところにつきましては、県もしくは町に申し出ていただきまして、我々が撤去できるところは撤去していこうと、このように思っております。災害に対しまして、本当に細心の注意を払っていかなければならないわけでございまして、自然には勝てません。そういうことで、一番いい方法としては、逃げるという方法が一番いいんでございますけれども、ある一定までは防災・減災を町がやっていく必要があるというように、このように思っておりますので、その点につきましても、地域の方々の要望を取り入れていきたいと、このように思っております。 以上でございます。            (13番下山和由君「町長、それから今の高台の避難場所をマップの中へ加えれんかということを、ちょっとお尋ねします」と呼ぶ) はい。これから総務課におきまして、そういうハザードマップをつくったり避難マップをつくらせていただきまして、それにつきましても、そういう今、議員が申されたことも明記をさせていただきたいと、かように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。            (13番下山和由君「よろしい、次の質問へ入ります」と呼ぶ) よろしいですか。            (13番下山和由君「はい」と呼ぶ) それでは、次の質問に入ってください。 ◆13番(下山和由君) 第2番目の質問でございますが、本年度特産物の振興に向けての対応ということでございますが、特にニューピオーネの生産拡大、販路拡大にどのように対応していくのか。昨年度は、海外輸出も試みているが、本年度の計画があるのかということでございます。 まず1つに、シンガポール等に向けての海外輸出の計画がどうか。 それから2番目は、ちょっと対応はもうできとるということなので削除します。 3番目の黄ニラ、アスパラガス、シイタケなどの生産拡大、販路拡大もさらに企画・立案をJAと協議し、特産物としての定着を望む声を聞くが、対応はどうかということでございますが、今、予算書を見ますと、特産品、ニューピオーネ海外輸出事業としまして、297万4,000円が計上されておると思います。そうした中で、海外へ輸出をしてどんなメリットがあるのか。また、生産者にとって販路拡大につながるのか。さらには、輸出経路に問題があるのではないか。昨年は、飛行機では運賃が高い、船ということで。船ということになれば、シンガポールにしても相当の時間もかかると。そういうことで、経費もかさむんじゃなかろうかと思うんで、そういうことの中で、今年度は海外輸出をどうするのか、あるいは生産者にとって販路につながるのか、今、輸出の経路の問題についてご答弁を願いたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山本産業観光課長。 ◎産業観光課長(山本尚幸君) おはようございます。 下山議員のただいまのご質問でございます。 まず最初に、ピオーネの販路ということでございまして、海外輸出の件でございますけど、去年は主に香港に向けて海外輸出のトライアルを試みました。出荷量は5キロコンテナがほとんどでありまして、約1,000キロ、1トンを空輸とそれから船便で試してみました。香港の現地では、3店舗で試食コーナーを設けさせていただきまして、現地の広東語の通訳にお願いをしまして2日間PRをさせていただきました。 本年度は、まず香港につきましては、昨年同様継続をさせていただきながら、新たにシンガポール新規販路開拓ということを提案をさせていただいております。今エア便、船便とご質問があったんですけど、エア便と船便両方をやってみました。エア便は、もう飛行機なんですぐ着くんですけど、船便のほうはやっぱりちょっと時間がかかります。本当にせわあないんかということでいろいろと段取りをしまして、ここからまずクール便、低温便で神戸港まで運びます。神戸港でおろしたら、すぐもう低温庫、大きな低温庫がありまして、そこにいろんな野菜もありますし、果物もあります。そういうところへ一時保管をします。一時保管をした後、今度はコンテナ、大きな、トレーラーが引っ張るようなコンテナですけど、それに乗せて船で行くんですけど、そのコンテナも実は低温庫になっておりました、僕は初めて知ったんですけど。低温庫になっておりまして、ここから現地の港に着くまでは低温庫、低温の状態で行くということで、ただ問題は、一時保管とか荷おろしのときに数十分なり、1時間という時間ロスがありますんで、そこら辺がちょっと問題なんですけど、船の中とか車の中は低温庫で低温の状態で行くのを確認をしました。クレームのほうもありませんでした。という結果でございまして、船便でも少し時間はかかりますけど、もちろん船便のほうが経費的には安くつきます。そういうことで、実験をさせていただきました。 どういう狙いがあるのかということでございますが、美咲町のブランドとしてピオーネの販売促進を行いまして、美咲町内のピオーネを海外で人気を高める、ブランド化をして、さらに高付加価値がついたものを逆輸入しまして、日本にフィードバックさせるということで、美咲町のピオーネの知名度とそれから価値を上げるのが主な狙いでございます。 続きまして、振興作物の件でございます。 平成25年度、本年度ですけど、美咲町の振興作物としてピオーネ、黄ニラ、アスパラの栽培を推進してまいりました。特産物の生産拡大につきましては、先日、先週でありましたが、開催をさせていただきました農業再生協議会で、ブドウ、黄ニラ、アスパラにつきまして、平成26年度の振興作物として選定をして、新規植栽につきましては、産地交付金の上乗せということで決定をいただいております。今のブドウ、黄ニラ、アスパラについて、産地交付金を上乗せをさせていただくように決定をいただきました。また、アスパラにつきましては、JAが平成27年度まで、3アール以上の新規または増反者に苗の無料配布を実施しておりまして、産地交付金とあわせて推進ができるものと考えております。また、黄ニラにつきましては、帰農者等支援事業、濃農クラブで25年度黄ニラの栽培講師をさせていただいたりしました。新年度につきましては、普及センターと連携を図りながら、また新たな推進策を考えたいと考えております。シイタケにつきましては、現在9,000床で生産をしておられますが、最近になりまして新規栽培をしたいという方も相談に見えたりしまして、稼働率の向上を目指して生産拡大を図りたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 海外輸出もされるということでございます。先ほど5キロコンテナで輸送したということなんですが、5キロコンテナというと、今の1箱が2キロかぐらいだと思うんですが、これはやっぱり輸出するにしても、いわゆる国内価格というもんが、安定しとると思うんです。生産者から経過としては2,300円なら2,300円で購入して、それをほんならシンガポール、香港でどれぐらい売られるんかわかりませんが、その利潤はもちろんあると思うんですが。やはり生産者にとっては、海外で売られる値段と生産者が直接そうして販売する値段との大きな差もあるわけなんですが。生産者についても、ちょっと声を聞きますのに、海外輸出もええけど、もうちょっと国内の販路を広げてもらって、需要と供給がいくように努力をしてもらえればなあという話も聞いておりますんで、いま一度その海外輸出についてのその辺の価格の差についていろいろなことが生じると思うんですが、それをあえて今後も続投していくのかということを1つ聞きたいと思うわけでございます。 以上です。もうちょっと答弁願います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) ピオーネのことにつきまして、課長が申しましたように、今、付加価値を上げていくということでございまして、まず1点、認識を新たにしなければならないことは、私も香港に行かせていただきまして、香港の人の国際的な考え方、どこもそうなんですけれども、香港も上海も北京もソウルも台北もジャカルタもシンガポールも東京も、皆もう一緒だと。昔は、日本人は日本の東京は一歩上だというような感覚を持っておりましたけれども、今はそういう感覚は全くないということでございまして、だったら日本が何がいいんかという、工業的なこともありますけれども、我々が今関心を持っております農業につきましては、安心・安全な農産物をつくって出すからいいんだというような考え方で、アジア市場どこも同じというような考え方を持っておるのがアジアの人、今言った都市の人なんかの考え方があるというようなことを、私も再確認したわけでございます。 そういうことを踏まえまして、例えば、今、課長が申しましたように、輸出してほんならそれによって利益を上げていこうかとか、もうけていこうとかということではなくって、その輸出することによって日本の企業なり、我々が美咲町ピオーネが自信持って輸出できる、人にお話しできるというようなことを、相手方に、外国に伝えると。その伝えた返りが日本に返ってくると。私も東京市場の大田市場にも行かせてもらったわけでございますけれども、やはり大田市場に返ってきたときに、その付加価値を高くしていただくとか、ほんならもうちょっと美咲ブランドとして、ピオーネ、ニューピオーネが売れやすいような形をつくるとか、私はそういうような形にしていくのが我々行政の務めだと、このように思っております。今、現在、岡山県につきましては、担当者、県職員を大田市場のほうに派遣をしております。私ももう今がチャンスではないかなと、このように思っておりまして、その大田市場に勤めております職員とも、お話をさせていただきながら、より美咲ブドウを売っていこうということでございまして、大阪、そして東京市場にそういうものを売ってやっていきたいと、このように思っております。 この前もエコシステム山陽の方ともお話をしたわけでございますけれども、秋田の人なんですわね。階級は常務か社長か専務かどうか知りませんけれども、その人が言われておりました中に、秋田にはこういう大きな大粒のブドウがないから物すごう喜ばれるというようなことを言われるわけではないので、それが美咲ブランドにはね返ってくるんではないかなと、そして付加価値が高くなってくるというような構想を我々は持っておるところでございまして、そういうような感覚で農協さんにも力をかしていただかなければなりませんけれども、やっていこうと、このように趣旨としてはそういうことでございます。 それから、2番目につきまして、出荷箱のことについては、いろんな農家の人の考え方を取り入れさせていただきまして、議員も申されました。もっと価格を高くせえとかねということで、私ら知らなんだんですけど、2キロ箱は2キロしか入ってないんじゃなくて2キロ以上入っとんですわねえ、あれ。そして、盛り上がるということで、もうちょっと高くせえということで、今年度の分、来年度26年度の分については、もう少し箱価を高くするということで、皆さん方にもお配りさせていただこうと、このように思ってます。 以上です。
    ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 荷送りのことについては、わかりました。本当に美咲の特産物として世界に定着することを、私どもは心から願うとるわけでございますので、努力、ひとつお願いしたいと思います。 もう一つ、黄ニラのことですが、町長がいつももう黄ニラをぜひ美咲町の特産物に定着したいということは何度も申されております。今、全国で7割を生産しておるのが岡山県産でございます。やっぱりこれからは黄ニラを美咲町の特産物として位置づけるための対策が必要じゃなかろうかと思います。美咲町といえば、たまごかけごはんの卵の黄色、そして昨年開発されました黄色のれんが、それにやっぱり黄ニラをつけんとおかしいんじゃないかという声のもとに、町長も発想されとんじゃなかろうかと思いますが。今、私ども生産部会では、出荷量が約1.5トンぐらいで、将来2トンを目指しておるところでございます。そして、特産物としてやっぱり定着するためには、柵原地区外の栽培をするわけでございます。そして、この前からうちの公社とも話しとんですが、先ほど課長はアスパラガスの苗を無料配布するとかのように言われて、奨励すると言われとんですが、黄ニラ、ニラについても、もとはタマネギと一緒なんで、苗を植えればいいんですが、なかなか発芽の問題が難しい植物なんで、今、公社とも話をしとるのは、将来的に公社がニラの発芽をしてみてはどうかと。そして、そのニラの苗を希望者に無料配布するかもらうかは別としても配布してつくっていただければ可能なんじゃないかなと。そして、旭地区にしても中央地区についても、休耕地はたくさんあるわけなんで、そしてニラですから箱に入れても500グラムですから、相当の高齢者でもできるし、栽培についてもアスパラのように時間、日にちを決めんでも自由に栽培できるというあれもありますんで、ぜひそのことについて、もしそういう構想ができれば、一応町とJAとがもっとさらによう協議をしていただいて、いわゆる旭のみち停、そして中央の物産センター、そしてやさい畑とあるわけなんですが、そこにやはり黄ニラが常時いっつもあるぐらいなことをすれば、やはりもっともっと美咲町の黄ニラということで、評価も上がるんじゃなかろうかと思うわけでございます。やはり、今後そういったことでぜひとも協議をしてもらいたいと。 町長、これ新聞見られましたか。3月1日の山陽新聞に、伊原木知事が黄ニラを県下で出しとる、もう特産物として奨励するんで、これをぜひやりたいと。それから、料理のあれも一応しとんで、県知事も相当力を入れてくれておりますんで、その辺もあわせて今後の対応をちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 黄ニラでございます。黄ニラとニューピオーネとアスパラ、県が指定しております、奨励品種ということでございます。黄ニラの部会長として、下山議員も黄色いジャンパーを着ながら一生懸命頑張っていただいておる姿を見させていただいておるところでございます。 そういうことで、中国香港に行きましたときに、黄ニラは中国料理によう使うということで、お話ししましたら、やっぱり価格が合わないんですよね。向こうは、物すごう安い価格であると。それから、シンガポールにつきましても、やっぱりそういうことで、ちょっと黄ニラは取り扱いできんなあというようなことでございますけれども、今、考えておりますのは、この前もお話ししたかもしれませんけれども、まきばの館の指定管理をしておる方がおられます。その人の親戚の方が、今度たまごかけごはんのところにつくっております黄色いれんがでつくりましたピザ釜ですわな。あのピザ釜を管理、協力していただけるということでございまして、その中におきまして、黄ニラのピザというのは、私も食べたことはないんですけど、おいしいというようなことを言われております。そういうことで、そういうことからも、一つの切り口といたしまして、そういうこともやってみながら、黄ニラの普及に努めてまいりたいと、かように思ってます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、13番下山議員、次の質問に行きます。 ◆13番(下山和由君) それでは、次の質問に入ります。 林業活性化にさらなる努力をと、林業活性化に向けて林道整備を急げということでございますが、美咲町の森林面積は1万6,085ヘクタールと、町面積の69.3%が森林でございます。このうち森林計画対象森林、これは国有林と民有林を含めるわけでございますが、1万6,082ヘクタールあります。そのうち37.6%が人工林ということでございます。これは、県下10市町村の中で10番目に大きい比率と言われております。町内の人工林も昭和30年代から40年代にかけて植えた木が既に60年を経過、正木として市場に流通するまでに至っておるところでございます。今、材木協会も市場取引も多く、価格も上昇していると伺っておりますが、そうした現状の中で、山林従事者にとって伐採の時期を迎えているが、残念ながら林道あるいは作業道の整備がおくれているため、市場の供給に添えない状態であると。材木利用として、今、木質バイオマス発電が注目、既に真庭市でも実現可能にまでに至っておる経緯でございます。こうした経緯の中で、やはり間伐材、そしてそうした材木の供給がこれからは自然と多くなるんじゃなかろうかと思います。 参考までに、昨年県産材の使用の住宅が10棟予算つけとったんが足らなんで5棟分の予算編成したということ経過もあるんです。最近木造建築が非常に脚光を浴びとる中で、製材業者も非常に意気込んでおると伺っておるところでございます。本町も24年、5年と3回、スマートコミュニティ委員会を発足されております。熱エネルギーの活用に向けて審議しておられて、町の報告書も提出ということも聞いております。今後どのような活動をしていくのかということでございます。ここに平成24年度スマートコミュニティの構想及び支援事業ということで、美咲町太陽光発電及びバイオマスエネルギーの連携利活用に関する調査報告書というものが町にも出とるわけでございますが。これについて、24年と25年、これまで3回委員会を開かれとるということも伺っとるわけでございますが。この中でも太陽光はもちろんですが、木質バイオマス、やはり木材利用について、いろんなことも書かれておるわけなんですが、今後その町としてこういったことについてどう対応していくのか、あるいはこの委員会から出されとる報告書についてどう対応されていくのか。今後もやっていくのか。そして、町有林が恐らく100町歩ぐらいあるんじゃなかろうかと思いますが、既に町有林も柵原地区にあるのはやっぱり昭和30年早々ぐらいに植林した木なんで、非常にもう大きくなっております。そうしたことも今後管理をどうしていくのか、あるいは将来的にそういうような計画があるのかもあわせてご答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山本産業観光課長。 ◎産業観光課長(山本尚幸君) 下山議員のご質問でございます。 山の関係で、実は個人的なことなんですけど、私も9歳か10歳のころに親と一緒にヒノキを植えまして、私ほうも50年生の木が3町歩ほどあります。同じ気持ちでおります。ただ、個人の林家の面積というのは大変3反とか5反とかという単位で少のうございます。これを個人が個人でやっていこうとすると、大変な経費がかかるということがありまして、現在町としましては、森林経営計画と集約化実施計画の策定に取り組んでおります。これは、団地での施業を伴う作業路の開設、皆さんでまとまって作業路を開設して経費を削減しようということでございまして、森林組合などの事業実施体と連携をして行っております。 森林計画といいますのは、今現在推進をしとるんですけど、林班といいまして、大きな60ヘクタールぐらいの一つの固まりをつくって推進をしていくわけなんですけど、おおむね2分の1の面積ぐらいで経営計画をつくってくれえと、60割る2は30ヘクタール、30町歩ぐらいの範囲で皆さんでお話をして経営計画を策定をしてくださいということをお願いをしております。今言いましたように、一人一人で間引きとか作業路を整備したり木を切ったりするというのは大変なことなんで、効率的にしようと思うたら、今の森林経営計画に参加をしていただきたいということです。それによりまして、作業路の整備も含まれますので、ぜひお願いをしたいと思います。 また、特定間伐の促進事業でも作業路の整備が取り組めるわけなんですが、これは集約化実施計画というもんが必要となります。森林経営計画の中では、集約化実施計画は必要ないんですが、いずれにしましても山林所有者の皆さんの承諾、許諾といいますか、必要になりますんで、地域でどの範囲で施業していくのかということをお話し合いをしていただきまして、取り組んでいただきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 本当に木材についても、そういう販路がないとやはり生産者にも励みにもならないということで、枝は伸び放題、もうほったらかしというのが多いんで、やはり問題は今は何ぼうも申し上げておるように、作業道の早期解決とそして林道でございますが。私どもの地区の例をとりますと、やはり小河川の奥に町有林が10町歩ほどあります。それは、既にもう60年生です。そして、それまで行くまでに民有林も、それも皆さんのもあります。そうした中で、非常に効率のええところなんですが、作業道がもう計画が立てられないんで、圧縮状態ということでございます。そうして、うちの地区有林の隣に国有があるわけなんですが、国有林と併設しとるんで、昨年管理所に行きまして所長と会うて、うちばあが金出してせえでも、国有林も問題があるんじゃからあんたところで木を出すにしてもこの道を通るんだったら、ここに国としても多少の予算づけできんのかともいう談判もしたことがあるんですが、直接経費としちゃあ出しにくいんで、仮に林道、あるいは作業道ができたときには、砂利ぐらいは提供するという答弁をいただきました、過去にそういう例があるんですが。そうした中で、やはり国有にしてももうそういう木があるわけなんで、やはり国といわゆる県、町、そして民が一緒になって、やはり林業開発をしていくためには、そうしたところからやっぱり発想を立てていかんと、個人個人ではなかなか難しいんで、将来にはそういう国、県との話し合いも、それを町が中心になっていただければ道は開けるんじゃなかろうかと思います。 本当にこれからはバイオマスということについては、非常に関心も高いわけなんで、やはり真庭市においても、この報告書の中にもありますけど、1万キロワットほどの発電をするということなんですが、それについて公共的なものについては電力配給すると。それについても材料が不足するんで、やはりそこら辺にもやっぱり美咲は美咲なりのある程度林木の供給することにもいいんじゃないかという声まで上がっておるわけですが、いま一度そういうことについての抱負といいますか、計画をお聞き願いたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) まず、1番の路網の件でございますけれども、砂利だけは供給してやるというようなことでございますけれども、「砂をかむ」というような言葉もございますように、それぐらいのことではどうにもなりませんので、国ももっと力を入れていただきたいな、路網につきましてはこのように思います。といいますのは、今、議員申されましたように、バイオマスのときに材料が要るということになりますと、こういう地形でございます、中山間地帯の地形でございますんで、これに路網をつけていくと、もう大変な作業になります、考えだけでも。今あるところの道から木を切って出す。その道のそばの木を切って出すことは、多様でございますけども、それからもう一つ入っていく道をつくるというようなことになりますと、なかなか大変なことになるんではないかなというように思っておるところでございます。 そういうことで、2月の補正予算、5.5兆円の国が予算をつきました。そん中に、再生エネルギーということにつきましても項目がございまして、町を通しまして2件ほど国のほうに申請してくれと、直接総務省でございますけれども、県の意見書も要りますんで出してくれというようなことで、出させていただいたところでございますけれども、なかなか許可してもらえないというのが現状でございます。それは、やっぱり書類不備ということで、材料をどう供給するんかとかというような問題も出てきまして、なかなか難しいなあと、このように思っております。 それから、スマートコミュニティ、確かにつくっております。つくっておりますから、それに伴いましてかっちりした計画を出されますと、我々はそれに伴いまして意見書を出しまして、国、県に提出するということでございまして、事業主体が誰がやるかということが一番の問題なんです。それで、町がやるかというと、町はやることはできません、はっきり言いまして、何億円もかかるようなことを。もうかるかもうからないかわからんようなことに町は出すわけにもいかないということでございますんで、事業主体が誰がやるかということをかっちり決めていただきますと、我々はそれに対しまして応援していこうと、このように思っておるところでございます。 それから、2点目でございます。 材価確かに上がったそうでございますけれども、私も専門家でもないんですけれども、またちょっと下がり出したと。何で下がり出したかといいますと、製材所が価格調整をしてくるんですね、あれ。余りにも高く原料、材料を買いますと、製品にしたとき、それにはね返って高くなると。高くなったら人が買わなくなるとかということになってきますんで、それは製材所が価格調整をしているというようなことで、今ちょっと下がりぎみというようなことでございました。 それから、最初に申されましたように、町有林をどうするかということでございます。 旭にも倭文西財産区を持っている町有林がございますし、それから中央町時代に植えた60町歩ですか、60町歩ほどの山がございまして、柵原にもございます。ほんまはこのままほっておくのは、私ももったいないと思います。そういうことで、5町歩になるか3町歩になるかわかりませんけれども、年次的にこれを適正な管理をしていくということは、もう必要になってくるという、今までこういうものはほったらかしにすることは財産として価値がなくなるというようなことでございますんで、それをやっていきたいなと、このように思っておるところでございます。ちょっとそれぐらいで、ほかはなかったか、よろしいですか。            (13番下山和由君「はい、また言います」と呼ぶ) はい。ほんならどうも失礼させていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 13番下山議員。 ◆13番(下山和由君) 私がここであえて申し上げたいのは、バイオマスの件については、後ほど三船議員が質問通告されておるんで、その辺で進展のあるご答弁を期待しとるところでございますが。やはり何遍も申しますように、林道の整備、作業道の整備でございますが、やっぱりやりかけとるところについては、早急に予算をつけてある程度までやるということで、年に100メートルちょっこちょっこしたんじゃあ、やっぱり時期もならんので、特に作業道については、今の山本課長がご答弁いただいとんですが、林道整備について建設課長、何かあったら答弁願いたいと思うんです。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 下山議員の林道の計画についてですが、現在町で林道関係で整備しておる分につきましては、小規模林道整備事業、単県事業ではございますが、これによって前年度に要望箇所をまとめまして次年度に一応やっていくという形で進めていっております。林道につきましては、生活道の要件を兼ねておる部分もありますので、そういったところから中心という形にはなりますが、やっていっていこうというふうな形、現在考えております。場所については、中央、柵原、旭それぞれの支所、それから本庁のほうで検討しながらやっていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で13番下山議員の質問を終了します。            (13番下山和由君「はい、ありがとうございました。特産品物の販路拡大、そして林道整備、災害防止対策と、いろいろ予算の厳しい中でございますが、この26年度もしっかりと頑張って行政振興をしていっていただきたいと、こういうことを要望して、終わります」と呼ぶ) じゃ、続きまして1番林田議員の質問に入ります。 1番林田議員。            (1番林田 実君「議長、着席でいいですか」と呼ぶ) 着席を許可します。 ◆1番(林田実君) 失礼いたします。 改めて1番林田でございます。 本日の質問は、私の議員活動でのテーマでもあります障害者福祉についてお尋ねいたします。 題目といたしまして、障害者福祉の先進町を目指せの1点の質問でございます。また、内容につきましては、美咲町では新年度より療育手帳所有者の雇用という画期的な取り組みを行います。これを機に、障害者福祉の先進町として、町内外へ情報発信はできないものかということであります。 質問するに当たり、まず町長初め執行部の皆様方に対しまして敬意を表するとともに、定本町長の本事業に対しましての英断、そして決断に感謝を申し上げるところでございます。 私がここまで皆様方を褒めたたえるのには、理由がございます。皆さんご存じのように、国及び地方公共団体には、障害者を雇用することが義務づけられております。そして、この場合の障害者とは、身体障害、知的障害、精神障害を区別するものではなく、障害全般を問うものであります。しかし、現実的には比較的雇用しやすい身体障害者を優先的に雇用する機会が多いものと思われます。ちなみに、本町の取り組みを岡山県教育委員会に問い合わせたところ、大変画期的な取り組みだと評価されておりますことを皆様に報告しておきます。 私が調べたことを少し報告いたします。 本町と同様の取り組みを都道府県単位で調べましたところ、大半の都道府県が取り組んではおりますが、ほとんどの場合、職場体験、職場研修にとどまっております。そうした中で、わずか雇用まで至っている団体もあります。しかし、その雇用の内容は、短期間での臨時雇用であり、本町が新年度より始める通年での雇用となると、全国的にも極めてまれな事例であることは、間違いありません。 以上、釈迦に説法のような話をくどくどといたしましたが、このたびの取り組みは近い将来、メディアの目、耳にもとまり、町内外へと情報の発信がされることと思います。これを機に、美咲町が障害者福祉の先進町として羽ばたくことも可能だと思われますが、定本町長のお考えをお尋ねいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) 林田議員、お褒めをいただきまして本当にありがとうございます。 林田議員のお話にありましたように、4月から嘱託職員として主に清掃業務などに従事します誕生寺支援学校の高等部の卒業生を雇用することになっています。ご存じのように、誕生寺支援学校は知的障害や身体障害のある児童・生徒の教育を進める学校です。その中で、知的障害のある彼は、その実習中、とても真面目で、そして本当に前向きに業務に取り組んでおりました。庁舎内がぴかぴかになりました。報告、連絡も本当にきちんとできていました。そして、何よりも、「毎日の仕事が楽しい」と言って生き生きと取り組んでいました。その彼の言葉を取り上げて、役場の中で毎日の仕事が本当に楽しいと感じながら取り組んでいる職員が何人要るでしょうかと、幹部会議でもお話しさせていただいたことがあります。また、美咲物産でも管理させていただいております食堂かめっち。には、そこは実習なんですけれども、誕生寺支援学校の生徒が来ています。食堂では、挨拶、接客などを、そこに前から働いております従業員が皆絶賛して、そして「自分たちもとてもいい勉強になった」と言わせるほどの丁寧な仕事ぶり、働きぶりだったと聞いています。また、町内の企業でも、支援学校の卒業生を採用しようと前向きに取り組んでいらっしゃるところがあります。療育手帳を持った方の就職は、さっき林田議員もお話しされたように、本当に大変厳しい状況があります。周りの人々が障害のある方の本当の力とその思いを理解して配慮を持って、彼ら、彼女らの活躍できる場を広げて、自立と社会参加を支援することができればと、心から思っています。そのためにも、4月からの嘱託職員としての彼の頑張りをいろいろな場で情報発信していくこと、そしてその頑張りを私たち職員も皆共有していきたいと思っています。また、彼の勤務が挫折しないように、私たち職員や、また関係機関の温かい支援によりまして、自立した生活ができて、彼自身、そして後に続く後輩たちに自信と誇りが持てるようになることを期待しています。 美咲物産のほうでも、現在1名の障害のある方が勤務しておりますけれども、今後も実習を積極的に受け入れたいと思っておりますし、また療育手帳を持っている方の採用につきましても、検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 1番林田議員。 ◆1番(林田実君) 定本町長に、再度お尋ねいたします。 このたびの事業の取り組み方次第では、やがては療育手帳をお持ちの子供さんを持つご家庭のご家族の方にも耳に入り、情報が入り、美咲町に転居すれば希望が持てるかもとのこととなって、第2次振興計画の中の重点施策の一つでもあります定住促進プロジェクトにもつながる可能性があるかと思いますが、このたびの取り組みを機会があるならば、来年度以降も継続いただければと思いますが、いかがでしょう。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 林田議員のご質問でございます。 療育手帳を持っておられる方を採用していただいたというようなことでございますけれども、それなりの仕事があったというように理解していただければいいわけでございます。 障害教育を進めていく根底には、やはり生存共生の社会を目指していくと、実現していくという一つのテーマが、私はあると思います。そういうことで、障害者の方もごく普通に一般の方と同じように暮らしていけるというような社会をつくっていかなければならないというように思っております。そういうためには、その人らが自立できるように、我々も協力をしていかなければならないということでございます。 今回、美咲町において採用したのは、法定雇用率が副町長言いましたように、守らなきゃならないということもありますけれども、それは別といたしまして、そういうことではなくって、障害者のどの方の雇用にも町を挙げて、やはり行政が率先して取り上げていく、そしてそれによって企業の方も雇用していくというような、そういうような形ができたらいいんではないかなと、このように思っております。障害福祉の先進地ということでございますけれども、先進地にはなるかどうかわかりませんけれども、そして毎年採用ということはどうかわかりませんけれども、障害者の方の雇用をこれからも進めていきますし、それぞれの企業がたくさんございますけれども、企業の方にも推薦をしていきたいなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。            (1番林田 実君「いやいや、もうまとめでよろしいですから」と呼ぶ) 1番林田議員。 ◆1番(林田実君) このたびの取り組みが町内外にすばらしい情報となって発信されますことを切に願いまして、質問を終わらせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で1番林田議員の質問を終了します。 次に、6番形井議員の質問に行きます。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 6番形井であります。 平成25年度の締めくくりであります3月定例会の開催に当たりまして、ささやかな質問をさせていただきたいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 まず、地域からの町に対するいろいろな要望が出ておるんじゃないかと思いますけども、その要望の状況とか、またその要望に対する実施状況等についてお伺いしたいと思います。 私は、昨年の議会選挙におきまして、次の事項を町民の皆様方にお約束をし、議会に出させていただきました。 それはまず、町民の皆様方のご意見を行政に、町長に届けたいということを、これに徹します。そして、子供やお年寄りを大切するまちづくりをしていきたいと、そして地域が元気になる活力のあるまちづくりとか、生活道路網の整備など、安心して暮らせるまちづくりを目指してきて、そして6月、9月、12月におきましても、一般質問をし、そして町長のお考えをいただいたところでございます。今議会におきましても、町民の地域の皆様方からのご意見、ご要望をもとに質問させていただきたいと思います。 その第1点でありますけども、各地域から多くのご意見、そして要望が町に出されていると思いますけども、平成25年度におきまして、町に対する要望がどれぐらいあったのか。また、その要望に対して何件が実施されたのか、お伺いしたいと思います。 あわせて、地域からの要望に対しまして、その地域に対し、どのように回答されているのか、この辺をまずお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それじゃあ、失礼いたします。 形井議員のささやかな質問に対しましてお答えをさせていただきたいと、かように思います。 今、要望事項がたくさん出ております、町内で。その要望事項につきましては、私も見させていただきまして、建設関係につきましては、柵原、中央、旭と要望箇所を見させていただきました。そういう中におきまして、もう回答はしとんかなどんなんかなあ、したんかなあ。3地区とも地区の皆様方に回答をしております。そういうことでございますし、それから企画におきましては、それぞれの要望につきまして、受け付けさせていただきまして、その要望につきましては、その都度回答をしておるということでございます。詳細につきましては、また各課のほうからさせます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 形井議員の地域からの要望件数及び実施状況についての質問にお答えをいたします。 全体の流れのほうは、今、町長のほうが申したとおりでございます。建設関係に来ております要望書についてお答えをしたいと思います。 平成25年度に地域の皆様方からいただきました要望書の状況につきましては、建設関係分としまして、町内全体で、これは4月から2月末までの件数ですけど、74件の要望書をいただいております。地域別の内訳としましては、中央地区が32件、それから旭地区が10件、それから柵原地区が32件となっております。 実施状況につきましては、各地域から数多くの要望書が出されているため、予算等の問題もありまして、緊急度、それから利用度の高い箇所から順次対応をしてきております。年度内で全てに対応できるというわけにはいきませんので、当然来年度以降、26年度以降で検討させていただくものも数多くあります。ですから、この74件のうち何件ができたかというのがちょっとはっきりお知らせできないという現状があります。 要望者への回答につきましては、先ほどもありましたが、町長と3地区とも現地を回っております。現場確認をして検討した結果を回答書のほうで、2月末、3地区とも郵送で自治会長、それから区長さんのほうへ回答書のほうを提出をしております。ですから、連名で出されている方もおられるんですが、ちょっと区長さん等に代表して町のほうからも返しておりますので、連絡のほうはそちらのほうからまたあるのかなというふうに思います。 以上でございます。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 形井議員の地域からの要望件数でございますが、企画財政課で25年度に要望を受けたのが14件あります。その中には、集会所の関係が2件、それから土地とか建物、こういうものの払い下げの関係とか改修が12件ということになつております。集会所につきましては、現在もう修復したりしとるところが全部です。 それから、12件の要望につきましては、5件についてはもう処理済みということでございます。2件については、この議会に条例というか、譲渡の議案を提出をさせてもらっとります。あと3件につきましては、26年度、これを処理する予定でございます。それから、1件につきましては、議会に要望書も出ておりますが、大垪和の駐在所につきましては、国庫の申請が出とんのじゃないかと思うんですが、この関係がありますので、私のほうもまだよう回答をこれは出しとりません。その関係の処理がまだ残っておるということでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。            (6番形井 圓君「はい、再質問させていただきたいと思います」と呼ぶ) 6番形井議員、はい、どうぞ。 ◆6番(形井圓君) 私がなぜこの質問をさせていただいたかということでございますけども、1月の終わりから2月にかけて、町内の幾らかの集落を回らせていただきました。先ほど申し上げましたように、私の第1の目標が、地域の皆様方のご要望を行政へ伝えたいということがありましたので、町内を回らせていただいておったところ、こういう声があったんですね。町へいろいろな要望を出したけども、何ら返事がないんだということを何回かお伺いいたしました。行政運営で、特に建設課の皆様方にはいろんなことでちょっと電話したら、すぐ見に来ていただいて回答していただいたり実施していただいた件があります。大変ありがたく思っております。また、災害復旧等で仕事量も大変だとは思います。しかしながら、やっぱり地元の皆様方から要望が出ておれば、やっぱり地域との信頼関係をつくるためにも、やはりきめ細かく、どういう状態であるとかということの回答を地域の人にしていただきたいと思います。そのことによって、地域の皆様方も町に対する信頼が大きくなっていくんじゃないかと思います。この要望書を出したけんなあということを地域の皆様方に言っておったところ、つい最近、「あ、形井君、回答が来たけん」ということを声をお聞きしたんですけども、できれば早急にきめ細かく地域の皆様方に要望があったら回答していただきたいなあというように思いますんで、またその中でもし職員が本当に不足して仕事ができんのであれば、財政的なこともあるでしょうけども、職員の増加をしていくこと、それも町民の皆様方のご要望にお応えできる行政としての責務じゃないかと思いますんで、そういう点も、本当に職員が足らなくて仕事ができないのであれば、職員を増員していくのも一つの方法じゃないかと思いますんで、再度町長のお考えを。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、職員を増強してもええんじゃないかなというようなご理解を示していただきまして、まことにありがとうございます。 それと、1年間まとめて要望書を出すという意味におきましては、すぐに回答できない部分があります。と申しますのは、予算がやっぱりくくられるわけです。こういう予算内で建設をしなさいと、改修とか新設なんかにつきましては、その予算内でやっていかにゃあいけんと。修復につきましては、すぐできると思いますけれども、現況復旧すればええです。そういう面がありまして、やっぱり緊急かつ、重要なとこからやっていかないかんというようなことでございまして、そういう意味も含めて、25年度は25年度まとめて回答するというようなことが多くなってくると、このように理解していただければええと、このように思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 少し疑問がありましたので、今、町長の答弁では、まとめてというお話があったと思いますけども、例えば4月ごろに、今でしたら例えば3月ごろに要望出しますねえ、多分建設課のほうへきょうかきのうか要望書が建設課か総務課のほうにも、ガードレール設置していただきたいという要望も行っとると思いますけども。これはまとめてというのは、ちょっと理解できないんですけども、もう小さなことであれば、町長は現場を見られたり、建設課長も見られたりするんでしょうけども、できることについてはできる、できないことについてはできないということを、いち早くやっぱり町民の方にお返ししていくことが、町と住民との信頼関係にあるんじゃないかと思うんですけども、その点、再度。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、申しましたように、それはできることをやっております。すぐできることはやっております。すぐできないことについては、まとめて緊急かつ重要なところから先やらせていただきたいというようなことで回答をさせていただいておるということでございますんで、ちょっと意味わかりましたでしょうか。            (6番形井 圓君「はい、わかりました」と呼ぶ) そういうようなことで、できるところはやっております。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員の次の質問に行きます。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) じゃ、次の質問に入らせていただきます。 中央中学校の旧正門付近の整備についてお伺いをしたいと思います。 長年の夢でありました中央中学校の新築がなされまして、子供たちも、そして父兄の方たちも大変町に対して感謝しているところだと思います。そうした中ではありますけども、多くの父兄の方から、どうしてもこのことは、町、または教育委員会のほうに尋ねてほしい、確認してほしいという案件がありました。 それは、旧正門付近、ここの整備であります。その話がありまして、私も現場を行って見たんですけども、皆様方、中央地区の方はご存じだと思いますけども、旧正門前、前というか入り口ですねえ。には二宮金次郎の像、そして自主・友愛・剛健と書かれた、これは校訓ですかねえ、教育長、校訓ですねえ。そして、大変立派な石碑があります。しかし、それは大変寂しそうに見えます。そして、大変残念なことに、行ってみると、放置されとるんかなあというようにしか見えませんでした。やっぱりこれらを正門のほうに移転すべきじゃないかと、こういう声が地元の方々から聞かれます。聞くところによりますと、移転の要望はよく聞いておると、しかしながらこれに反対する意見もあるんだと、だからほっておるというようなお話もお聞きしております。この自主・友愛・剛健というのは、加美中学校のころからですかねえ、それから中央中学校になってからですかねえ、あの校訓は、立派な碑がありますけども。やはりこういう大切なものが、もう今では、前は正門だったんですけども、今は片隅のようにしか思えないんですね。こうしたことをそのまま放置しておくということは、好ましくないんじゃあないかと思います。 また、現地を見に行かせていただいたんですけども、庭木、これも荒れ放題、伸び放題、「形井君、あれ何とかならんのだろうか」ということを地元の方々から聞いております。この件について、教育長なり教育総務課長なり、どちらでも結構でございますんで、ご答弁、どのようにしていくか、お考えを示していただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 形井議員のほうから、今の中央中学校の旧校門付近のほうの整備についてのお話でございます。 今、お話がありましたとおりでございまして、私どもも気にはしとるところでございます。ただ、旧中央中学校の校舎の正門ですから、長い歴史がございまして、恐らく現在の姿になるまでには多くの卒業生や同窓生の方々のご寄附と申しますか、さまざまな経過を経て今の形になったんだろうと思うわけです。今もお話しございましたように、あの校門付近は我々が卒業をした思い出の残る学校の唯一の残ったもんだと。したがって、それを動かすということについては、今のところはどうも納得できんというふうなご意見もあるわけでございます。片や今お話がありましたように、早急に荒れ放題もなってもいけんから移転をして新しい校舎とマッチするような形に整備をしたらというふうなご意見もあるわけでございます。私どものほうは、そういう長い卒業生の皆様方のお気持ちを無にするということもできませんし、かというて、今のような形の放置というのもなかなか難しいんじゃないかなあと。今、形井議員さんのほうからご質問もございましたので、私どもの気持ちとしましては、できれば今のような両方のご意見も取りまとめていただいて、そしてやはりそのままにしちゃあいけんからこういう形にしたらどんなやがということの意見を取りまとめていただいて、そしてお話しいただくということと同時に、できましたら学校の校舎を建てたり、運動場を直したりすることについては、もう町が全面的にあれをせにゃあならんわけですけれども、それに付随をして卒業生の思い等が入ったもんでございますので、そういう方々のお力添えもいただきたいと、校舎の移転のときに大勢の卒業生の方々から大変なご助力をいただきました。ということもお願いをできたら大変ありがたいと。そういう形で円満に整備ができればと願っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 私も先ほど言いましたように、現場へ行ったんですけども、本当放置の状態ですね。放置の状態のようにしか、私は思えませんでした。あれが大切なもんであるならば、もう少し管理をすべきじゃないかと思うんです。あそこ例えば学校の子供たちがあそこへすうっと行けるようにしておくのか、地域の方々でもあそこ、例えば公園のような形で行って、ああここが中学校の正門だったんだなというような形であればいいのですけども、もう本当片隅ですね。敷地の片隅に置かれたような感じでしか見受けられません。ぜひとも、特に校訓なんかをああいうところに残しておくべきだという方の気持ちというのは、私わかりません。やっぱり校訓というのは、一番大事なもんですね、教育長。学校の目標とするものですから、そうしたものがああいう片隅のほうで放置されておるということは、やはり地元の方としても、こういう大事なものは正門に置いてほしいという希望がやっぱり強いと思うんです。いろいろな事業をしていくときに、いろいろなご意見あることはわかります。小数意見もあることは、わかります。しかしながら、町長、教育長として、責任ある立場の中で決断をしていただきたいと思いますけども、再度町長のお考えをお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) るる今、教育長が申したとおりでございますけれども、1点あの地区の下町の方から陳情が出ております。駐車場として使わせてほしいということでございますんで、私のほうの町といたしましたら、あそこを片づけて駐車場にするというようなことでやろうというような話も持ち上がったわけでございますけど、一方では、そういうことで昔のままで残してほしいというようなご意見がございますんで、今、教育長が申しましたように、意見をまとめていただきますと、またあそこにどうしても残してほしいと言われるんだったら、それは今までの碑とか教訓をちょっと片隅に置かせていただいて、あそこを駐車場にするとか、そしてそこを公園的に整備するとか、いろんな方法もあるんではないかなあというように思いますんで、卒業生の方が一番ええのは、PTAの方、卒業生の方がまとめていただいて、ここはこうあるべきという考え方を出していただければ、町長、教育長が判断すればええがなというようなご意見でございますけれども、やはりそこの学校関係の卒業された方の魂もあるわけですからね、そういう人のご意見がやっぱり最優先されるべきではないかなと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 私は、今お聞きして、逃げのようにしか思えません、逃げ。なぜ、校訓というのは、学校の一番大切な目標でしょ。その碑がああいう片隅のほうに置かれておるということは、私は理解できません。それは、ある程度のご意見はあろうかと思いますけども、学校の校訓がああいうところにあるよりか、やっぱり学校の校訓というのは、一番正門のところに、誰もが見えるところに置くべきじゃないかと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 例えば、そういうご意見もございますし、昔のような状態でその校門を残してほしいというご意見もあるんではないですか。私は、いろんな観点からご意見があるもんと思いますけれども。形井議員におきましては、校訓はやっぱり全面的に校門の表舞台にあるべきだという、それは一つの考え方もそれはあるかもしれません。決して我々は、逃げてはおりません。そういうことで、皆さん方の意見がまとまれば、そのように我々はしますし、今、申しましたように、町やそして教育委員会でそのもんにつきまして決定するというもんではないと、私は思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員の次の質問に行きます。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 決断をしていただきたいことをお願いしときます。 続きまして、公共交通についてお伺いしたいと思います。 この案件につきましては、現在、総務委員会で審議中であります。しかしながら、地域の要望が大変強いということでありますので、総務委員長にはこの点をご理解いただきまして、あえてご質問させていただきたいと思います。 まず、旭地区で試験的に実施されております幸福タクシーの利用実績、どのようなのかということをお聞きしたいと思います。 私もここ1カ月ほど町内をいろいろ回らせていただきまして、お年寄りの方々のご意見をお聞きいたしました。そうした中で、現在こうしたことを旭地区でやっておるんですよという話をしたところ、大変いいことだなというようにいろいろなお話をお聞きいたしました。先日、町長の説明におきまして、町内全域に広げていきたいんだということでありましたけども、具体的にどのようにしていくのか、再度お聞かせいただきたいと思います。総務委員長、お許しいただきたいと思います。 次に、6月議会で一般質問させていただきました、あわせて12月議会においても、大垪和地区から要望されておりますスクールバス、和田北まで延長してほしいという話がありましたけども、またあわせて保育園児の送迎についても要望がありましたけども、これの結果をどうするかということも、町長としてお示ししていただければと、皆様方が大変心配されてますんで、町長の口からこうやるんだと言っていただければ、大変安心すると思いますんで、よろしくお願いいたしたいと思います。 あわせて、町内にはスクールバスがいろいろ走っておりますけども、この乗車の基準、明確なもんがあればお示しいただきたいと思います。何遍も申し上げますけども、町内をことしいろいろ回らせていただきました。特に、そうした中で、加美小学校にはスクールバスがありません。皆様方のご意見では、この加美小学校においてもスクールバスができないだろうか。特に、地名を出しちゃあいけないんですけども、越尾とか金堀という地域があります。ここの皆様方のお話を聞かせていただきましたら、5キロも6キロも子供たちが歩いておると。朝6時ごろに出ないと間に合わないという話もお聞きいたしております。そういう経験を持った父兄の方もいらっしゃいます。遠距離通学の子供さん方がどれぐらいいるのか、調査をしておれば、教育総務課長、もしそういう人数の把握されておればお聞きしたいと思いますが、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員の質問でございます。 福祉タクシーを全町に回したらどうかということでございますけれども、その件につきましては、ここの26年度新年度予算の中に上げておりますんで、どうぞ皆様方でご審議をしていただきたいと、かように思います。 それから、大垪和からスクールバスを延長してほしいということにつきましては、当初委員長報告にございましたように、審議をしてこの3月の定例会で結論を出すという議会の委員長報告がございましたんで、それをお待ちしておるところでございまして、提案としては上げておりますけれども、議会がそれはだめですということになりますと、だめになってしまうというようなことになると、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ほかのことについては、各担当課よりご報告させていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鈴鹿情報交通課長。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) 6番形井議員の旭地域で実施している福祉タクシーの利用の実績の内容についてご説明をさせていただきたいと思います。 現在、試験運行しています旭地域福祉タクシー、幸福タクシーという愛称で呼んでいただいているんですけども、こちらの利用の状況なんですけども、まず対象者として登録制で行っております。対象となる方としましては、75歳以上の方、それから満65歳以上に達した独居老人で非課税の方、次に身体障害者手帳1級、2級、3級の交付された方、次に療育手帳Aの交付された方、精神障害者福祉手帳1級、2級の交付された方、特定疾患医療受給者証の交付された方、それから今、読み上げました方々に該当しない要介護3から5の方ということで、この方々が対象となっていて、登録していただいた方には写真入りの利用者証を交付をさせていただいてます。現在、利用できる区域については、原則として旭地域内、利用できるタクシーについては町内業者の西川タクシーさんに限定をさせていただいてます。利用料につきましては、1回の利用乗車について1,000円を限度に利用された方にご負担をお願いをしているところです。旭地域外、町外に出られた場合については、旭地域外の料金については利用者の負担をお願いしておるということです。 そのような状況の中で、登録等の利用の状況なんですけども、現在登録者、きのう現在で195名の方が登録をしていただいてます。利用の実績についてなんですけども、2月分の利用の実績がまだ出てないんですけども、利用者の実人数としては79名の方、運行総回数については10月から1月分までなんですけども、477回、うち町外の利用が63回ということで、利用された料金については、総運賃としては119万7,000円、約120万円ですね。そのうちの個人の方にご負担していただいている金額が64万7,000円、町の負担が約55万円ということになってます。 登録者の年齢構成なんですけれども、75歳以上の方が約181名ということで、90%を占めております。74歳以下の方については、19名ということで約1割の方ということになってます。男女別なんですけども、男性の方が49名、女性が146名ということで、4分の3が女性の方というような状況になっております。 来年度につきましても、先ほど町長のほうから申していただいたんですけども、旭地域、中央地域、柵原地域で実施予定にしていますけども、現在柵原地域にタクシー事業者がないんですけども、4月から有本交通さんのほうにご協力いただきまして、柵原支所のほうに1台を待機していただいて、全庁的なタクシーの実施を予定をしているというところでございます。 タクシーについては、以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 桑元教育総務課長。 ◎教育総務課長(桑元芳郎君) 形井議員のご質問にお答えします。 スクールバスの運行につきましては、美咲町旭小・中学校児童・生徒通学バス運行規定によりまして、旭小・中学校の遠距離通学児童・生徒の便を図るためと規定されています。乗車できる者としましては、区間につきましては、起点、終点が規定され、中学生徒につきましては、片道6キロメートル以上の通学距離というふうになっております。小学校児童につきましては、特に規定はございません。あと美咲町の柵原西小学校児童通学バス運行規定及び美咲町柵原東小学校児童通学バス運行規定では、通学バスの運行区間が規定され、利用区域が規定されています。こういうふうになっています。それから、美咲町立美咲町中央小学校児童通学バス運行規定では、遠距離児童の便を図るためにと規定され、通学バスの運行区間が規定されています。それから、美咲町立中央中学校生徒通学バス運行規定では、遠距離生徒の便を図るためと規定され、通学バスの運行区間が規定されています。例規上では、そのようになってます。 以上でございます。            (6番形井 圓君「人数は調べてませんか、遠距離」と呼ぶ) 遠距離という形では人数調べてませんので、人数は把握できておりません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 町長にお伺いします。 幸福タクシーは、町としても町内全域でやっていくということでいいんですね。はい、わかりました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◆6番(形井圓君) 続けてやっとかんと、再々質問になりますので、もうちょっと済みません。申しわけありません。 スクールバス等保育園児の送迎について再度お伺いいたします。 今回の回答ではなかったんですけども、旭地区では、保育園児について介助員の方が町の費用で同乗されていますね。大垪和については、町長のほうもバスも認めようということなんですけども、大変申し上げにくいんですけれども、前回の町長のお話では、父兄が同乗してほしいと、それも無料でと、無償でということでしたねえ。やはり、同じ、もう合併して美咲町ということでございますんで、統一していただいたほうがいんじゃないかというような気がいたします。大垪和地区の方に町長が保育園児についても同乗を認めていただけるようですよという話をさせていただいて、大変喜んではいただいておるんですけども、先ほど言いましたように、旭地区と中央地区、また柵原地区の格差があることに少し疑問を感じます。やはり合併してもう10年ですから、統一した方向で美咲町としての方針を出していただきたいというように考えておりますんで、よろしくお願いいたします。 町の振興計画、55ページに、既存の枠にとらわれない地域のニーズに根差した拡充を図っていく必要があると、こう書かれてます。また、学校教育の充実につきましては、スクールバス等の学校支援、通学支援、必要な検討整備を行っていくと、こう明確に書かれております。ついでにもう少し行かせてください。 町内では、またかめっち。バスとか支所間バス、町内の巡回バスがありますねえ。各地域から本庁までの交通が確保されております。その予算を見ますと、かめっち。バスが620万円、支所間バスが1,290万円、町内巡回バスが1,520万円、端数はちょっと言ってませんけども。となっておりまして、これらに乗車される方の運賃というのは無料なんですねえ。しかしながら、ちょっとこれは質問に出してなかったんですけど、三保地区と、特に錦織から来ますねえ、現在有本観光さんによる運行をお願いしておりますけども、錦織、三保地区から本庁へ来られる場合、有料なんですね、前回もお聞きしたと思うんですけども。私もちょっと過去を振り返ってみたんですけども、以前この路線を町が運行しておった。そして、有本さんも運行しておった。町のバスは、クローズドドアで途中乗りおりができなかったという経過があったと思います。クローズドドアでは、大変地域の方に不便だと、三保地区の方に不便だということで、有本さんとお話をさせていただいて、町の運行をやめて有本さんに運行をお願いしたと、こういうことだったと思います。しかしながら、地元の皆さん方の福祉のためにということで、このお話ができて、クローズドドアが解消されたんですけども、運賃を負担するということになれば、この錦織地区を初めとした三保地区の方々の恩恵は何もないんじゃあないかと思います。 やはり、町内で、先ほど言いました地域間バスとか、町内巡回バスとか、支所間バスとか、役場へ来るに無償で乗っておられるんであれば、例えば有本さんのバスへ乗っても、例えば町がその乗った方に何か証明書なんか出して無償にしていく方法もあるんじゃないかと思います。やっぱりこれが格差だろうと思います。この格差をなくしていくことが、行政として必要じゃないかと思います。先ほども申し上げましたように、合併10年過ぎたわけです。保育園の園児の送迎にしても、地域間の皆さん方が本庁へ来られることに対しましても、格差がある、これはやっぱり解消していく必要があるんじゃないかと思いますけども、町長、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、形井議員の質問でございます。 まず第1点、福祉タクシーはやるんかということでございますんですけども、これは今言ったように、予算に上げておりますんで、皆様方が同意していただければできるというような手順になっておるところでございます。 それから、今言われましたように、大垪和地区から出ている要望につきましては、スクールバスという言い方をしておりますけれども、あれはスクールバスではなくって、要するに亀甲まで巡回しておるバス、巡回バスという、福祉巡回バスというか、建前で捉えていただければよろしいかと思います。だから、あそこから子供を運んで、保育園の場所のところでとまるというんではなくって、バス停の名前といたしましても、緑花公園というバス停にさせていただいて、そこにとめていただくと。新たにスクールバスで路線をつくるというんではなく、今ある既線の路線についてそれを利用していただくという考え方、これはへ理屈かもしれませんけども、そういう考え方をしていただければと、このように思っておるところでございます。 それから、巡回バスにしても、子供さんが乗るということで、チャイルドシートを何ぼうかそれに備えさせていただこうということでございまして、そういうことで保護者の同乗がするのに、旭の場合は別に雇った人が介護員がおるんではないかというお話でございますけれども、スクールバスについてはそういう形態がとれると思いますけれども、巡回バスというようなことでございまして、自分の子供は自分たちが守っていただくように乗っていただきたいと。子供さんが乗ってはいけないという福祉巡回バスには、そういう規定はございません。しかしながら、やはり子供さんばっかりでは危ないというようなことでございますんで、保護者の方も乗ってやっていただければと、このように思っておるところでございます。 それから、亀甲から出て有本バスさんにお願いしとって、津山へ行くバスは料金を取るということでございますけれども、ほかは取ってないのにそこは取るというようなことでございますけれども、中央地区全体を考えると、あの路線だけはお金を取ってるということでございますけども、旭川沿線バスとか、それから津山へ行っているチェリーバスにつきましても、やっぱり料金をもらっております。それから、柵原から出て津山へ行っているバスについても料金をいただいておるというようなことでございまして、中央地区だけ考えるとほんなら不公平感があるんではないかなということでございますけれども、町内全体を考えますと、そういうような、今、形態になっておるということをご理解をしていただきたいと、このように思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 私がお願いしたいのは、地域間の格差をやっぱりなくしていただきたいと、これが第一でございまして、先ほどの保育園児の送迎につきましても、今まではなかったものを町長のほうも乗せてやろうと、認めてやろうということで、地域の方も大変安心して喜んでいただいておると思いますけども、やはり先ほど申し上げましたように、旭では介護員ですか、乗っておられるわけですから、そこら辺の統一を図っていただきたいなあということです。 それと、錦織の関係につきましても、私も役場におったんですけども、錦織は町のバスと業者のバスとあったわけですね。それでは、その中を一本にして有本さんにお願いをして、町民の皆様方が少しでも有利になるようにということで一本化にしたと思うんですよね。そういう経過があったと思うんですよ。しかしながら、先ほど申し上げましたように、一つの路線になった、一つの、有本さんが運行してくださった。これだったら、町が廃止したんと一緒なんですよ、町の運行バスを。やはり町も通っとった、有本さんも通っとった、そこん中で一本化したことによって、住民の方々が利益を受けてないわけですね、利益を受けてないわけです。だから、これをやっぱりほかの福祉巡回バスと同じような形に見ていただいて、無料にできないかということでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 有本さんが運行しているバスについても無料にできないかというようなことでございますけれども、最初の経緯から、副町長としておられたときは、最初の経緯の中では、あっこう、有本タクシー、有本バスさん、そして町のバスが二重に走るのは不経済ではないかなということから話が発端であったように、このように私も思っております。そういうことの中で、あの路線につきましては、有本さんが先優的にあっこの路線を運輸省の許可を受けて持っておるということでございまして、有本さんの許可がないとあっこは走ることができないというようなことであったと思います。そういう中において、有本さんの最初に観光業をとったときに、思いの中に、あの路線については私は若いときにあの路線を一番にとらせていただいたと、運輸省から許可をいただいて、あの路線についてはもう何ぼう赤字があっても忘れられんというような発想の中から、ああいうような料金を設定したというような経過があったんではなかろうかというように、今、思いますと思います。 そういうことで、最終的には格差をなくす、それは確かに大切だと思います。私もそう思います。今の現状では、柵原、そしてまた旭においても、そういうような有料バスも回しておるということもご理解をしていただきたいと。一遍にはほんなら無料にするかということにはならないというようには思っております、財政的なことも含めまして、ということも考えていただければと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員の次の質問に行きます。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 続きまして、高齢者福祉ほかの見直しについてお伺いいたします。 この案件につきましても、6月議会におきまして質問したことであります。6月議会におきましては、自宅で介護している方への支援について質問させていただきました。再度お伺いしたいと思います。 このときは、担当課長から、自宅介護者の方に対し、紙おむつの支給とか要介護4、5の対象者の方に月額9,000円を支給しているということだったと思います。しかしながら、このとき、この支給には住民税が非課税の世帯に限られているほか、大変厳しい条件があるというご回答があったと思います。このとき、条件の緩和及び支給額の増額等、いま少し検討していただけないかというように申し出をしておったと思いますけども、検討していただいたかどうか、お伺いしたいと思います。 また、自宅で介護されている世帯の件数とか、養護老人ホームへの待機者の把握ができておれば、その数をお聞かせいただきたいと思います。 あわせて、介護施設に入所した場合、町としての費用はどれぐらい要ってるのか、町の負担が、これがわかれば教えていただきたいと思います。 現在、美咲町では、「子供は地域の宝」と、これを合い言葉に数多くの子供支援策されています。大変好評であろうかと思います。しかし、私は真の地域の宝というのは、子供さんもそうでしょうけども、この美咲町をつくってこられた現在のお年寄りの方たちではないかというように思っております。そうした方々がお年をとって介護を必要とされておると。そうした方が年々増加しておるというのが現状だと思います。私は、この一月間ほど、自宅で介護されとる方々のご意見を何件かお伺いいたしました。自宅で介護している場合、本当に大変なんだというお話をよく聞きます。私も実は私の妻の両親を家で引き取って、最期うちの家から送ったんですけども、大変だったことを思い浮かべております。つい最近も、近くの方とか友達と話をしたんですけども、家で介護をしておると本当に大変なんだということをお伺いいたします。つい3日ほど前も、そこの関医院で同級生とお話をして、同級生が親を介護しておるんだということで、車椅子へ積んでこられてまして、本当に困っておると、大変だということをお聞きしております。また、こうしたことは、やっぱり経験をした者でないとわからんのじゃないかと思います。 また、あわせて、医療費について、70歳以上の方については、この4月から1割が2割になりますね。一定の所得のある方については3割になります。大変な負担になっていくと思います。こういう言葉がありますねえ。「子供叱るな来た道だ。年寄り笑うな行く道だ」という言葉がありますけども、誰もが年をとっていくと思うんです。そして、誰もが通る道であると思います。希望される方が入所できておればいいんですけども、入所ができずに家で介護をしている方々に、いま少し手助けができないか、町長のお考えを示していただきたいと思います。 次に、今年度、インフルエンザがいろいろと流行したと思います。多くの子供たちが学校を休んだと思いますけども、こうしたときに病気にかかった、あるいは病後の子供たちを預かってくれる施設がほかの市町村ではあるようにお伺いしております。美咲町でもこうした制度ができないか。そして、この施設に預けた場合、津山市なんかでも、近隣の市町村でも補助金が出されているように聞いておりますんで、町としてもいま少しのお考えができないか、ちょっとお伺いしたいと思います。すぐにはできないかと思いますけども、ご検討いただければと思いますんで。 ○議長(貝阿彌幸善君) 木谷保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(木谷正弘君) 失礼いたします。 6番形井議員の高齢者福祉の充実のご質問について、まずご回答させていただきたいと思います。 まず、保健福祉課から現状の制度と現状を説明させていただきたいと思います。 現在、美咲町では第5期の高齢者保健福祉計画に沿って事業を進めております。 まず、町内の介護認定者の状況でございますが、65歳以上の要支援、要介護の認定者は、1月末現在で1,373名、65歳以上の約24.2%の方が認定を受けておられます。先ほど、その中でも重度の介護者で在宅か施設入所かというようなご質問がありましたが、昨年12月末現在、ちょっとさかのぼるんですけど、そちらのほうで見させていただきますと、要介護3以上の方の総数では552名おられます。そのうち施設入所の方が285名、在宅で介護を受けておられる方は267名ということになっております。 それから、各施設ごとに待機者のご質問がありましたが、これは各施設ごとに申し込みをされますので、重複しておるということもありますし、施設の待機者まではうちのほうも毎月月ということでは把握しておりませんので、現状ではちょっと精査が難しいかと思います。 それで、町の高齢者福祉の施策といいますのが、大きく分けますと、介護保険のサービス事業と介護保険を受ける前の地域支援事業とに大別されます。介護保険でのサービスは、ご存じのように、要介護、要支援の認定者に対しまして、自宅でサービスを利用する居宅介護サービスとか、あるいは施設に入所してサービスを受ける施設介護サービスとかがあります。いずれにも国の介護保険法によりまして中身が統一されておりまして、各地の事業状態に合わせたサービス事業となります。 それから、先ほどの質問の中にありました入所施設の費用につきましてでございますが、これについてご説明させていただきます。 要介護度によって、またそれぞれの入所施設によって費用は異なりますが、例えば最も重い要介護5の方で特別養護老人ホームに一月入所した場合、施設の費用は約33万円必要となります。このサービス費のうち1割は個人負担となりますので、残りの9割、約30万円が介護保険での負担となります。また、逆に在宅介護の場合では、訪問看護とかリハビリ、あるいは施設への1週間程度の短期入所とかというようなことでのサービスが受けることになります。 今の介護保険のサービスのほかに、地域支援事業といたしまして、任意事業で先ほど議員さん質問の中にございましたように、町といたしましては、家庭介護用品の支給事業、紙おむつとかの支給をさせていただいたり、あとは非課税世帯でございますが、在宅介護者の支援手当を支給したりというような事業も行っております。 その後のもうちょっと在宅の方にということにつきましては、後ほど町長のほうからお答えさせていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼いたします。 私のほうからは、病児・病後児保育のことについてご説明させていただきます。 形井議員さんのほうのご質問なんですが、美咲町では現在病児保育・病後児保育の制度を設けておりません。申しわけないんですが、今のところは制度はないと。ただ、担当課といたしましては、近隣の市町村の問い合わせを調査しております。この中で、津山市さん、真庭市さん、赤磐市さん、鏡野町さん、久米南町さんが取り組んでおられるようです。ちょっと調べのほうも余り遠くまでしてませんが、近隣でしております。 それで、近隣で一番近いといったら津山市さんでしょうかなあと思いまして、現在津山市さんの病院で取り組みをされていらっしゃる小児科のほうに問い合わせをさせていただきました。病院のほうは、市町村のほうの契約に基づいてすることはできるんですが、ただ、今現在、市と町とそれぞれ取り組みをしております。ただ、その取り組みの中でやっぱし町と契約をされてる中で、何人の受け入れを確保しなさいというような内容になっているので、その枠を確保しながら美咲町と契約となったときに、病院が果たして対応できるのであれば、美咲町も進めていきたいと思うんですが、なかなか難しく、今、ことしと26年度で美咲町では子ども・子育て支援事業計画を策定するようにしております。この中で、それぞれ保護者の方のニーズがそういった質問がありますので、子供が病気のときお母さんはそのときどういうふうな対応をされましたかという内容の質問があります。そういったところを集計が出ましたら、それを踏まえて今後のことも考えていきたいと思います。ただ、議員さんのほうが補助しているというようになってるんですが、一応その制度がもしできたとしましたら、町はその施設に対して利用料を払うんですが、あわせてご利用の保護者の方も施設の一部負担をしていただくような形の制度になっております。 以上、制度のほう、概要説明させていただきました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員の質問でございます。 再度質問ということでございまして、この次の議会にまでに考えとけえということでございます。今現在におきましては、ただいま課長が申しましたように、在宅福祉の方に対しましては、家族介護用品支給事業といたしまして、非課税の方に、今17名おられますけれども、4以上の方にお払いをしておるということでございまして、9,000円ですけどね。それから、非課税の方におしめ代といたしまして1万円、56人の方がおられるということで、これは3以上の方にされておるというようなことでございます。そういうことで、施設介護と居宅介護に差があるんではないかなというところでございますんで、そのことも検討させていただいたところでございます。そういう中におきまして、27年から介護保険の第6次事業が始まります。その中のメニューを見てみにゃいけんのですけども、どういうようなことがうたわれておるか見てみにゃあいけんのですけれども、それを踏まえまして、もう前向きにそれをやっている、検討にもいろいろとあると思いますけれども、前向きに検討させていただきたい。そして、これが非課税以外の方の居宅の方にも、3以上の方と私は思っておりますけれども、これについても前向きに検討をさせていただきたいなあと。というのが、今はっきりここで申し上げましても、介護保険事業6次が始まります。その内容を見定めないと、ここではっきりとしたことが言えないというようなことでございますんで、ご了解のほどをお願いをいたします。27年からですから、26年度中には決定すると、来年度中には決定するというようなことでございます。 それから、病児・病後児保育教育につきましては、今課長が申しましたように、受け入れ態勢が津山市の場合も4人ほどだと、津山市自身が4人ほどだというようなことでございまして、我々としてみても受けていただきたいと申し上げましたところ、今課長が申しましたように、病院としては受け入れしてもいいんだというようなことになりますけれども、やっぱり津山市であったり鏡野病院であったり、美咲の子が入りますと、また後、自分ところの子が入れんというようなこともありますんで、津山の子も美咲の子も一緒じゃあないかということで、津山市にお願いをしておるところでございます。町内にも小児科の先生もおられますんで、そのことについてもこれからじっくり相談をさせていただきまして、これにつきましても今課長が言いましたように、計画を立てることになっておりますんで、その中に盛り込んでいきたいと、かように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員、どうぞ。 ◆6番(形井圓君) いろいろな補助制度があるんですけども、先ほど何回もおっしゃっていますように、在宅手当が9,000円出たり、紙おむつが出るのも、ここに書いてますけどねえ、その加入者が市町村税非課税世帯と、こうあるんですね。大変厳しいと思います。やはりこの辺についてもご検討いただきたいと思います。 再質問ではないんですけども、本年度策定されました2月臨時議会で承認された振興計画に、町長はこのように書かれております。町民の皆様方が住んでいてよかった美咲町、これからも住み続けたい美咲町、そしてこう結ばれとります。ちょっと感動しながら読ませていただいたんですけども、「ちいさな町のちいさな幸せ」、覚えておられますか。            (町長定本一友君「はい」と呼ぶ) やはりこの言葉には、私は心を打たれました。じいんと来ながら読ませていただいたんですけども、本当に困っている方々に小さくても救いの手を差し伸べていただきたいと。それが定本町長らしい、定本町政らしい心優しい取り組みだと思いますんで、ぜひとも最良の結果が出るようにご検討いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 1万5,000人のやっぱり身の丈に合ったような町政をしていかにゃいかんと、飛び抜けてほんならそれが一時的に世間受けするからというて花火をどおんと上げるということであっても、後、続かないと困るわけでございますんで、やっぱり地道にやっていこうと、このように思っておりまして、美咲町は保育所が充実しておるということは口コミでずっと津山あたりに伝わっておるということでございまして、その口コミというのは本当に大事なことでございまして、そういうことが評判になってきてありがたいなというように思っておるところでございます。 また、住んでいてよかった美咲町、これからも住み続けたい美咲町ということでございまして、住んでいてよかった美咲町ということは、高齢者の方を守備範囲の中に入れておるわけでございまして、インフルエンザとかそれから特定健診を無料にしておるとかというようなこともさせていただいておりまして、お年寄りの方が生きがいを持って生きれるような、ふれあいサロン等も充実しておるというようなことで、最初申し上げましたような身の丈に合うたような行政をしていきます。これからもご指導。ご鞭撻のほどを何とぞよろしくお願い申し上げまして、回答とさせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) ありませんけども、皆さん読まれたと思います。この美咲町の振興計画の第1ページに、町長が、再度申し上げます。 結びのところに、「ちいさな町のちいさな幸せ」を積み重ねていくと。そして、みんで支え合って幸せが実感できるまちづくりを行うというように結ばれておりますんで、ぜひともその実現に向けて頑張っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 次の質問に行かせていただいてよろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) はい、どうぞ。 ◆6番(形井圓君) 小原地内における小原駅前、国号53号線ですけども、この改良について少しお伺いしたいと思います。 町長、そして建設課の職員の皆様方のご努力により、この地域の大変長い間の強い要望でありました小原地内の国道53号線の改良化事業が行われております。心から感謝と敬意を表したいと思います。 そこで、建設課長にお伺いいたしたいと思います。 現在、改良されております国道53号線小原駅付近の改良事業の概要、どのようになっておるのか、ちょっとご説明いただければと思います。 あわせて、実はこの長年の事業要望とあわせて信号機の関係なんですけども、西幸地区から国道53号線へぶつかる、ここのところでよく事故が起きておるんですね。ここの信号機、新設というのは難しいと思うんですけども、少し岡山寄りに信号機がありまして、あれを変更できないかという要望がずうっと長年あったと思います。この要望を実現するためには、町へ言えばいいのか、国へ言えばいいのか。地元のほうは、国のほうにはなかなか要望できませんので、もしできれば町として地元の要望をまとめていただいて国のほうにやっていただければと思うんですけども。地元としてどのようにしていけばいいのか、そうしたところをご指導いただければと思うんですけども、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 形井議員の国道53号線小原地内の改良計画についてというご質問でございます。 まず、53号線小原地内の改良計画の概要についてですが、目的としましては、53号線の岡山から津山間、この区間は低速車両が後続車に道を譲るといった区間が少ないということで、右側通行区分違反を原因とする交通事故等が多く発生していますということで、このことから地形的に条件がよく譲る箇所として効果的なこの区間に付加車線を整備して事故の削減を図るというもので、道路計画としましては、岡山・津山間の下り車線、誕生寺池からJR小原駅手前までの大体800メーター区間に2.5メーターの歩道とそれから低速車両を追い越すことができる付加車線、もう一車線津山向けに整備をするというものです。事業計画は、こういった形ですが、現在のところは国土交通省岡山国道事務所によります用地買収ほか順次行われておりまして、見ていただければわかると思うんですが、買収済みの箇所については順次工事がされていっておるという状況でございます。 それから、信号機の位置の変更を求める声があるがということですが、基本的に道路計画で整備をするものもありますが、信号機とかといった規制するものについては、県の公安委員会の規制となります。ですから、町がするんであれば、本委員会と協議をしてその位置に信号機をお願いしますという形にはなるんですが、地域からの要望書につきましては、具体的には地域から要望書のほうを、どちらでもいいということじゃったんですけど、町のほうに出していただいて、町のほうはそれに上申書をつけて美咲警察署、これは公安委員会の業務をされとるということで、美咲警察署のほうにその要望書を提出してくださいと。美咲警察署のほうは、要望書をもとに現地確認をして、交通量の調査等もしながら、それを本部のほうに出して、本部の交通規制課になるんですかね、そこがもう一度審査をして、よければ要望事項が実現するということのようです。ただ、県下全域ということなんで、かなり大変多くの要望書が出ているそうです。ですから、要望書を出したからといってすぐに実現するといったことにはならないということでお聞きしております。よろしくお願いします。            (6番形井 圓君「はい、わかりました」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 再質問ではないんですけども、あそこでよく事故が起きておりまして、ぜひとも信号機の位置変更というんか、これをお願いしたいという長年の要望でありますんで、地元からまた要望書が出ると思いますんで、ぜひとも善処をお願いいたしまして、質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で6番形井議員の質問を終了します。 ここでただいまから午後1時まで休憩とします。(午前11時45分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時00分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 それでは、5番延原議員の質問に行きます。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 5番延原正憲です。 私からは、町長の所信表明に関連しての質問を1題、それから通告書で提出しております2項目の質問を予定しております。誠意あるご答弁をお願いいたします。 まず、昨日町長から発表されると思っておりました所信表明につきましては、町長からは2月20日の第1回臨時議会で美咲町の第2次振興計画の中で既に所信表明しているので、今回の3月定例議会では省略いたしますと、その旨の説明がありました。新年度を迎えまして、恒例となっておりました町長の所信表明を期待していた町民には、少し残念だったのではないかと感じております。 そこで、もう少し確認しておきたかった第2次の振興計画の中につきまして、1点質問をさせていただきたいというふうに思います。 そもそも第2次の振興計画というものは、美咲町の今後10年間進むべき青写真ということで、広く町民の意見が反映をされ、十分検討され、練り上げられて策定されるべきものと認識しております。このため、先日の臨時議会で松島議員から質問がありましたように、広く町民からの意見を求め、これに回答することにより、町民にしっかり理解をしてもらう努力が大切であります。そのためのパブリックコメントの制度、これの対象にすべきではないかと、私も感じておるところでございます。常に見直すことも大切でありまして、策定後であっても町民の意見を受け付けして、ちゃんとそれに答えて説明をするというスタンスは必要ではないかと、このように考えております。これからでも遅くないので、パブリックコメントについては検討をしていただきたいというふうに思っております。 さて、この第2次振興計画につきましては、先ほども言いましたように、先般2月20日の臨時議会において、審議、承認をされたところでございます。再度どうしても確認しておきたいということがございますので、説明をお願いしたいというふうに思います。 この振興計画の案、34ページに記載しております将来人口について、この欄では、このように記載してあります。 総人口の目標は、定住促進プロジェクトによる政策効果で予想される人口以上の減少に歯どめをかけることを最低限の目標とし、平成34年度で1万4,300人を保つと設定します、このように記載されております。これは、将来推計人口として統計上算出された、9年後になります平成34年度の推計人口というのが計算式で出てくるんですが、これで1万4,041人、10%以上の減少ということで、これに対してわずかプラス259人目標値を上げているというような状況でございます。この目標値1万4,300人、24年度よりマイナス1,530人とした考え方、まずこの根拠につきましてご説明をお願いしたいというふうに思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 延原議員のご質問でございます。 きのう振興計画に載っておるから所信表明は取りやめさせていただきましたということを申し上げましたところ、いややはり所信表明をすべきだというようなご意見でございまして、その中からご質問を受けたところでございます。 パブリックコメントを振興計画等につきましては行うべきではないかというようなご意見でございました。その中におきまして、各それぞれの団体から出ていただきまして、審議会を行いました。3遍審議会で審議をしていただきまして、そういうことで了解をしていただきまして、議会におかけしたと。議会にかける分につきましては、議会の基本条例の中に審議会を審議するという項目がございますんで、やらさせていただきましたという経過でございます。 そういうことで、今、議員もおっしゃいましたように、それは10年間何も変えんというわけではございませんで、その都度その都度皆様からご意見がございましたら、いい意見であれば取り入れていきたいと、このように思っております。それが基本姿勢でございまして、5年先には必ず全体を見直していくというように思っておるところでございます。 それから、人口についてでございますけれども、総人口1万4,300人を34年度想定しておるということでございまして、実際には議員ご存じのように、私も知らなんだんですけど、コーホート要因法というのがあるそうでございまして、人口を将来にわたってそれを推定できる、その計算式があるそうでございますけれども。それによりますと、1万4,000人ちょっとということで、300人の上乗せは何かということでございます。その300人の上乗せにつきましては、年間に30人ふえたとして、10年間で300人、努力目標と言ったらおかしいんですけどね、いろんな定住政策をあわせ持ってそれにやっていかんと、これに近づかない、それが達成できないという数字だというように思っておるところでございまして、実際だったら1万4,041人でするところを300人ほど気持ちやれせいたいするというようなことでございます。それはどういうことかと申しますと、平成24年の推定人口を最初振興計画の中におきましては1万5,000人として読んでおったわけでございます。しかしながら、実際には1万5,997人となったというようなことでございます。しかしながら、584名が減少しておるわけでございますけれども、目標値ほど減少しなかったというようなことでございまして、それは子育て要因とか、子育てに対する支援とか、いろんな要因があったと、私もいまだに分析はしてないんですけども、そういう要因があったかなというようでございます。 そして、第1次の計画におきましては、10年間で2,000人人口が減っておったわけでございますけれども、それをもとに計算をしていきますと、2次計画の10年間では1,820人では減る量になるんではないかなと、このように推察をさせていただいたところでございます。確かに、人口をふやしていくことが我々の目的でございます。その中におきまして、日本の総人口はこれから減っていきます。それの中で美咲町の人口を年間30人ふやしていくと、なかなか大変なことだと。それは自然増以外で30人ふやすということですから、よっぽどいろんな政策を持ちながらこれをふやしていかなければならないなというようなことでございますし、そういう計画を立った以上は、その計画にのっとって当然やっていかにゃあいかんと。何もせずにふえたかな、減ったかなでは、これは筋通らんというように思いますんで、そのために努力もしていこうと思いますけれども、議員におかれましても、いろんな施策があると思いますけれども、いろんな施策の中でこれという確信がおける施策がありましたら、ぜひともご教授願いまして、我々もそれを取り入れていきたいと、このように思っておりますんで、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 延原議員。 ◆5番(延原正憲君) いい意見があれば私も提言していきたいと思います。 平成17年に策定されました、これは第1次の計画、先ほど町長もご説明されたように、第1次の振興計画の中でも、将来人口の目標を定めて、当時は平成17年に1万6,581人、それが7年後の平成25年、現在、これを推計人口では1万4,727人、マイナスの1,854人という推計人口であったものを、実際には、先ほど町長も言われましたが、1万5,997人ですかね。非常にマイナスの約600人ぐらいにとどめることができた。これは1,800人ほど下がるだろうという統計上の数字を600人ぐらいのマイナスにとどめることができた。これは、若者定住少子化対策プロジェクトとか、いろいろな政策を町長が先頭になられて強力に推進された結果だろうと、非常にこれは大きな成果だろうというふうに大いに評価するというふうに考えております。よく頑張られたというふうに思っております。このご努力には敬意を表したいというふうに思っております。 そういう頑張りがあって、推計人口よりもそんなに1,000人を超える推計人口のマイナスよりもマイナス幅を縮小できたということでございますんで、今回の第2次の振興計画につきましては、10年後の推計人口の、先ほど言いましたわずか300人ぐらいプラスということではなくて、これは余りにも目標が低過ぎるんじゃないかというふうに感じております。つまり、振興計画の中にもありますように、まちづくりの重点施策ということで、高々と掲げられております定住促進プロジェクト、これを懸命に推進をし、9年後の推計人口が1万4,041人、先ほども言いましたが、マイナスの約1,800人マイナスするところを、せめてマイナス800人ぐらいの1万5,000人、これにとどめるんだというぐらいの勢いで目標をすることは、私は可能ではないかというふうに思っております。町の総人口につきましては、この町のいろいろな政策を推進すると、その結果が具体的に数字、人口という形であらわれます。いかに住みやすい町か、住民福祉に充実した町か、これが評価される実数の数字でございますんで、目標は高く掲げて、そしてそれに向かって最大限の努力をすると、こういうことが必要だと考えます。振興計画の重点施策として定住促進プロジェクト、これについて、執行部、議会、町民が一体となって強力に推進する必要があるというふうに思います。今からでも遅くありませんので、1万5,000人を最低目標ということをされてはいかがでしょうか、町長、もしご意見がありましたら。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。
    ◎町長(定本一友君) ありがとうございます。 いろいろなご意見を今いただいたわけでございますけれども、事実に基づいた数字を出させていただきたいと。確かに思いといたしまして、そういうようになってほしいです、当然でございますけれども、思いだけでは物事は成り立ってませんので、やはり基礎のデータというもんが要ると思います。いろんなデータの中、日本の総人口の減少率と比較しながらこういうような数字を出していっとると、このように思っておるところでございます。 1つ、34ページの中にございます、若者比率というのがございます。グラフがあると思います、ありますね。            (5番延原正憲君「あります、はい」と呼ぶ) この若者比率でございますけども、平成25年の12.2%というのは、これは高いです、美咲町はですね。この辺でいいますと、鏡野のほうが少し高いぐらいで、久米南とかそれから美作市、それから新見市はちょっと高いですか、高梁市なんかよりは高いと思います。真庭市程度でございまして、ということは若者がそれだけの人数おるということに対しましては、親もそれだけおるというような比率になってきます。そういうことで、この量を基本として維持していきながら、定住を促進していきたい。また、美咲庁舎内におきましても、各課横断して定住促進プロジェクトというのをつくっておりまして、大阪や東京とか、そういう催し物がありますと、職員が出かけていって、美咲町をPRして定住促進の方をPRして帰っておるというようなことをしておるところでございまして、目標といたしましては1万5,000人にせえということでございますけれども、事実に基づきまして測定できる体制、約1万4,300人、700人をこれからのより以上の努力目標として頑張っていきますので、ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) この振興計画につきましては、議会の基本条例においても、その効果を常に検証して、評価するというふうに規定されております。議会としても、引き続き検証、評価をしていきたいというふうに思います。 次に、移らせていただいてよろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) それじゃあ、5番延原議員の次の質問に移ってください。 ◆5番(延原正憲君) 次に、通告書で提出しております老朽危険家屋対策についてであります。 9月の定例議会の一般質問でも取り上げましたが、町長からは、美咲町の空き家等の適正管理に関する条例、この条例の規定にのっとって適正に対応いたしますと、このような回答をいただきました。また、12月の定例議会において、岩野議員の一般質問においても、条例の範囲内で対応しますというふうなご回答をいただいたところでございます。 そこでまず、何回もということになりますが、この条例の目的であります、この条例は空き家等が放置をされ、管理不全な状態となることを防止することによって、生活環境の保全及び防犯のまちづくりの推進に寄与すると、これが条例の目的でございます。これの実効ある対策が実施されているかどうか検証したいと思っております。 この条例が平成24年6月施行されて以降、この条例第4条による町民からの情報提供の実績、同じく第5条による実態調査の実績、これに基づき第6条による助言・指導・勧告の実績を再度確認をしたい。 さらに、勧告に応じない者に対する条例第7条の措置命令、第8条の氏名の公表の実績についても確認をしたい。たしか9月定例の私の質問では、24年度の情報提供は4件、25年度は2件の計6件、25年度の2件のうち1件については、助言・指導が必要と考えており、残る1件については、調査の段階であるという回答でございました。また、12月の定例議会での岩野議員の質問に対しては、25年度の情報提供は5件受け付けをして調査を実施したと。そのうちの2件について指導・勧告を実施し、1件については解体することはできない旨の回答があり、残る1件はまだ回答がない。また、2件については対象外であったと。それから、残る1件は指導が不可能な実態であったということでありました。その後の対応状況も含めて確認をしたいと思います。お願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) それでは、延原議員の老朽危険家屋対策についてということでお答えをしていきます。 まず、それ以前に、平成25年度で情報提供があったものにつきましては、柵原地域が8件、中央地域1件の合計9件の情報提供を受けております。 それで、まず1番目の質問の第6条の助言・指導・勧告ということの質問でございますが、6条1項の助言・指導、こちらにつきましては3件文書を送付しております。そのうちの1件目でございますが、転居先が不明でちょっとその後どうしようもないというものが1件あります。それから、1件につきましては、相手方が高齢者で生活困難なため、対処できないということでございました。それからもう一件につきましては、親族内で問題があり、そのままになっていましたが、26年の秋ごろには更地にするということで返答は返ってきております。このうちの1件につきまして、生活困難のため対処できないということですけども、指導文書を発送しております。これにつきましては、ある程度期間を置いた後に第7条の措置命令、その後の氏名公表という形になっていくと思っております。 それから、指導・勧告ではないんですけども、受け付けた中で管理者がどこにおるかわからないと、ちょっとうちのほうも手が出せないのが、これが1件あります。それからもう一件は、連絡をとったときに1度返ってきて、一部修繕を行ったもの、これが1件あります。それから、電話によりまして他人になぜこんなことを言われなければならないのかというお叱りを受けたんですけども、暖かくなるまでに1度戻って片づけをしようと思っているという回答を受けたのが1件。それから、これは区長のほうで連絡できる親族に連絡して改善するよう区長のほうから伝えるということで話をしたのが1件ということで、助言・指導をしてないのが4件です。 それで、先ほども申しましたが、措置命令を行うべきものは、今のところちょっと時期が来ておりませんので、時期が来次第、措置命令を出し、その後地名公表までいくかどうかは、また不明ですので、そこは言いませんけども、そういう状況でございます。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 延原議員。 ◆5番(延原正憲君) ただいまの報告で多少残念なんですけれども、条例が制定をされてもう2年が経過すると。措置命令も、まだ実施されていない。何の目的でこの条例が制定されたのか、大きな疑問を感じているところであります。先般の9月の私の質問において、町が代執行をして解体撤去を実施をして、解体撤去費を所有者に対して請求する制度とか、解体撤去費の一部を経済的に無理であれば一部を補助をする制度の導入について検討をお願いしたんですけれども、これにつきましても予算措置を伴うということで、執行部からのほうはいい返事がなくて、あくまでも条例の範囲内で対応したいというご回答でした。このように、町内の本当にもう崩けそうなような、人がもう立ち入れないような、本当にいつ倒れてもおかしくないような建物がまだあります。このままだと、町内の老朽危険家屋は放置されたまま、このままの状態が続きます。本当にそれでいいのかということを条例で規定しております老朽化もしくは台風等の自然災害によって倒壊するおそれのある状態とか、建物の建築材料が飛散をして、その危険な状態である、不特定の者が侵入して火災もしくは犯罪が誘発されるおそれのある状態、こういう建物についてのことなんですから、このような建物を美咲町内から一掃するために、その目的で条例を制定したんだろうというふうに思いますが、実効が上がってない。子供たちが探検に立ち入って、そのときに家が倒れたり、中で火遊びをして火事になったり、それからそういうような事故や事件に巻き込まれる、それができてからではもう遅いわけです。この条例に実効ある対策として、じゃあ例えば町が家屋つきのままのその土地を買い取って解体撤去を町でやって、更地としてそれを今度は町が売り出すと、こういう制度を導入することを前向きに考えていただきたい。これは、不動産鑑定の評価において、老朽危険な家屋、これの解体撤去費相当額は更地の土地からするとマイナス減価要因になるんで、例えば更地が100円のところに30円の家の解体費が要れば、70円で町が買い取って、また更地にして100円で売ればいいわけですから、そういうふうなことでは実質的に、理論上ですよ、理論上では町の財政負担はかからないという方法もあろうかと思うんです。安心・安全なまちづくりにも貢献するということなんで、もう強い風が吹いたときに不安な生活をしている隣の隣接住民の方とか、そういうふうな子供がいつ入るかわからん、いつけがするかわからんというような古い家がもう一件もない、もうすばらしい生活環境の美咲町だと評価されることは、住んでよかった美咲町につながる政策になるんではないかと考えます。この制度の導入について、町長のご見解をお伺いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 老朽化した家屋について撤去を町で行えということでございます。 前の一般質問の中で延原議員の中でその撤去費用を何ぼか出したらいいんじゃないかなと、補助したらいいんじゃないかなというようなご意見がございました。空き家につきましては、他町村も本当に悩んでおると思います。私もびっくりしたんですけど、真庭におきましては、今2008年ですか、3,000軒が空き家というような話だそうです。美咲町におきましても300から350程度だと思うんですけれども、そのような空き家の中には老朽化してどうにもならないという土地もあると思います。そういうことで、1軒どうしても倒してほしい、撤去してほしいというところが道路のそばへあります。そういうことで、そこの持ち主を捜してこうずうっと行くんですけど、確固たるその持ち主に出会わないんですわねえ。知り合いの人はたくさんおられて、知り合いの人が倒せえと言うけん倒したじゃあ話になりませんので。そういうことで、現在の現状でございますけれども、美咲の今のそういう勧告をした家につきましていろいろ調べてみますと、ある程度補助金をこっちがすると倒していただけるんかなあというような、今、気持ちになっておるところでございます。 そういうことで、4月1日からまちづくり課というのができます。条例を提案しておるところでございますけれども、機構改革の中でそういうこともやっております。そういう中で、この空き家についての条例をもう一度見直して、加えるところもあるかもしれません、また削除するところもあるかもしれません。そういうことで、来年9月をめどにそういうような補助金制度を設けて、9月定例に提出できればええんですけど、そう大きな金額ではならないと思いますけれども、幾ばくかのお金を補助できるような形に持っていこうと、このように今、思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 町長、ありがとうございます。初めて前向きなご回答をいただけたというような感じで、非常に期待しておりますんで。 本当に道路のそばにあの家かとかと言われるような家が、本当に通っていく中であります。本当に美咲町、もうどうしたんかいなというふうに言われないように、少しでも安全な町をつくるということで、9月の定例議会にはそういうようなものが実効ある措置が期待しておりますんで、よろしくお願いしたいと思います。 そういうことで、引き続き。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に行ってください。 ◆5番(延原正憲君) また、最後の質問でございます。 AED(自動体外式除細動器)という、AEDという機器の整備についてでございます。 このAEDというのは、もうご存じのように、心臓の心室細動、心臓麻痺、ぶるぶるぶるっと上手に脈拍をしないようになった状態の心臓に、電気的なショックを与えたら正常に戻るという器械でございます。1分間で10%の救命率が下がると、このような心臓麻痺の話ですけれども、これはもう早期措置が絶対的に要求される救命措置、それに使用される器具でございます。これを迅速・的確になされることによりまして、救命率が向上するということになりますので、その普及促進が求められております。全国で約20万台がもう既に設置されているというふうに聞いております。このAEDにつきまして、過去何回か一般質問の中でも取り上げられているということでございます。町内の公共施設に設置されている状況につきましては、先日報告をいただきました。これによりますと、町内の5つの小学校、3つの中学校、そして有人管理の体育館、公民館、それから3つの図書館、役場の庁舎等に合計21台、これが教育委員会の管理が14台のようですけれども、21台のAEDが、それからイベント等の貸し出しが可能なのがそのうち3台があると、3台はイベント等にでも貸し出しいただけますと、こういう状況です。町内に21台のAEDが設置されていると、公費で設置されているという状況です。 ところが、配置の状況につきましては、旭地区が3台、いずれも西川地区です。小学校とか中学校、それから中央地区では10台、このうち原田地区が7台、それから打穴下に3台、これで10台です。柵原地域は、全体で8台です。久木地区に2台、書副地区に2台、その他に4台というような状況になっております。非常に地域が偏って設置されている状況です。多分使用の目的が学校とかそれから人が集まる場所ということでつくっておられるんだろうと思いますけれども。このために、必要なとき、いつでも、誰でも利用できるような体制ではないというふうに感じております。今後の整備方針があれば確認をさせてください。 ○議長(貝阿彌幸善君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長(村島眞由美君) 延原議員のAEDの整備についてご説明させていただきます。 心臓がとまって脳への血流が3分停止すると、脳の機能は正常には回復しないとも言われております。ご質問のAED(自動体外式除細動器)は、常に人が集まるところに設置されるようになっております。なので、議員がお調べになったように、町内のその公共施設に設置を進めているところです。ただし、AEDの設置に関しては、行政のその報告義務というのがありませんので、町が全てを把握しているというわけではありませんけども、日赤のホームページとか日本救急医療財団のホームページ等の検索をしますと、町内の企業でも設置をされているところがあるというふうにわかります。 さて、AEDの導入につきましては、今までにもご説明しておりますように、購入代金というのは20万円から30万円、また購入後も正常に起動するためにバッテリーの定期交換とか、あるいはパットがきちんと張れるように、それも更新するということで、維持管理に結構経費がかかるということもご説明させていただいているところです。何よりもAEDを設置してもいざというときにそれを使えるような、日ごろからの心肺蘇生法とかAEDの使用法について、多くの人が研修を受けて、その場に居合わせた人がちゅうちょなく使えるということが一番重要なのかなあというふうに考えておりまして、現在新たな施設への設置は計画しておりませんが、愛育委員さんや自主防災組織からの声かけで、日赤とかあるいは津山圏域消防の協力を得て住民対象の研修会等を企画しており、今後もそれは継続してやっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 先ほども申し述べましたけれども、救命率の向上を目指して町民全員が救急車が到着する前に最低でも5分以内、先ほど言いましたように1分で10%救命率が下がる、3分間で脳に障害が起きると、このような状況でございますので、救急車が来るまでの間に、人工呼吸等はやるにしても、AEDが近くにあれば、それだけ救命率が高くなる。そういうことで、器具の使用ができるだけ平等に、町民が恩恵を平等に受けられるような器具の配置と、それから今、先ほど村島課長が言われたように、器具の使用の訓練、講習、ハードとソフトの充実が必要と考えております。例えば、今、先ほどはもう増設は考えていない、訓練で誰でも使えるようにすると、これはお金がかからなくていいんかもしれませんけども。例えば、町内の全ての自治区、自治会に配置できれば非常にベストだろうというふうに考えております。先ほど1台20万円といっても、81自治区に全て置けば、購入の予算がもう1,600万円もかかると、こういうような状況になります。例えば、レンタルをした場合、1台一月5,000円ぐらいでレンタルできるのがあるらしいんですが、これでも全部の自治区に、81自治区に5,000円で12カ月、月6万円でいっても、年間500万円もかかると、このような状況になるんですけれども。このような予算措置でもする予定があるんかどうか、そこら辺につきまして、例えばもうそんなに81の自治区のほうには出せれんというんなら、せめて自主防災組織がもうできている単位ででも町費で配置するというような方法についてはいかがでしょうか、考えがあれば教えてください。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、課長が申したとおりでございまして、今のところそういう計画はないということでございますけれども、自主防災組織の中にそういうメニューも入っておりますんで、もしその自主防災組織が点々ありますわね、そういうところで自分ところはそういうものを使いたいということになると、町の補助金も出ますんで、自主防災組織の器具として、これは補助金を受けていただければと、このように思っておるところでございます。お金のある自治区もありましょうし、お金のないところもございましょうけども、そういうものがどうしても必要ということになりますと、そういう手だてもございますんで、そういうことをまず一番にやっていただいて、その後につきましては、また皆様方と検討させていただくということにさせていただければと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 済みません。 今、補助の制度があるというお話です。せめて地域のコミュニティー活動の補助という一環で、例えば協働のまちづくりの事業の中で器具を購入されて、それの訓練の実証をやりますよ、だから訓練については町のほうで口ききをして練習をさせてください、交渉してください、それでうちのコミュニティーとかにはAEDが欲しいということは、じゃあ何分の何の補助が出ますよとか、そういうようなもし具体的にあれば教えていただければ、ひょっとすると1,600万円とか500万円の予算を町のほうでは無理だけども、そういう管理をちゃんとコミュニティーのほうでやるんであれば補助してもいいよというようなことがあれば、具体的にもしわかれば教えてやっていただければと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、自主防衛組織についてのお話でございましたけれども、協働のまちづくりで買われるんなら全額出さにゃあいけんとか、今の段階では補助金制度ございません。また、訓練につきましては、圏域消防にお願いいたしますと、訓練に来ていただけますんで、そういうことも利用していただいて、日ごろから使用につきましては手なれたようにしておくということも必要じゃないかなあと、このように思います。 以上です。            (5番延原正憲君「済みません。もう時間が、再々質問終わったんですけど、それじゃあ協働のまちづくりの事業の中でも出してもらえる可能性はあるということでいいんですかね」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) はい、許可します。 はい、どうぞ。            (町長定本一友君「よろしいです、地区の判断で」と呼ぶ) ◆5番(延原正憲君) 地区の判断で。            (町長定本一友君「自主防災組織で買とるでしょう」と呼ぶ) ああ、そうです。そこらは把握されてるんですか。 もしわかれば教えてやってください。済みません。 以上。 ○議長(貝阿彌幸善君) それは補助金を出したのを見たらわかるんでしょうから、それはまた後日連絡してあげてください。            (5番延原正憲君「はい、わかりました。ありがとうございます。よろしくお願いします」と呼ぶ) 以上で5番延原議員の質問を終了します。 次に、11番三船勝之議員の質問に行きます。 11番三船議員。 ◆11番(三船勝之君) それでは、11番三船でございます。 通告どおり3問の通告をいたしております。 まず1番目には、地域交流の道路整備はということで通告を申し上げております。きょう午前中にも出ておりましたが、合併して10年目を迎えるということで、いま一度10年前の合併協議を思い出していただきたいなあと、このように思うわけでありますが、美咲町、要するに旧3町と久米南町も含めて4町で合併協議を進めておりました。そうした中で、久米南町さんが脱退ということでございました。この美咲町という町の名称も、久米南町さんを含めての美咲町でございます。そうした中で、慌ただしい合併協議がなされまして、美咲町が誕生したわけでありますが、そうした中でやはり協議の期間がなかったということもありまして、新町へ引き継ぐという文言が多かったわけであります。余り協議なされないままに、とりあえず新町へ引き継ごうじゃないかというような行政でやってこられ、そのような合併が進められたというふうに思っております。 先ほども学校教育の通学の問題もありましたが、やはり地区によっては6キロというものを示されておるところもありますし、柵原地区では遠距離という言葉を使われておりますが、やはりこうした問題も10年たったわけでありますから、執行部のほうでしっかりとこの辺を統一した内容にしなければいけないんではなかろうかなというふうに思ったところでございまして、本題に入る前に、私、そのことをしっかり頭に置いていただきながらお話をしたい。そしてまた、道路行政もやはり同じようでありました。継続事業は、言うまでもなく新町でも継続事業は引き継いでやってきておりますが、このたび私が道路行政という言葉で出したのも、町長は当初から地域づくり、人づくり、健康づくりを提唱しながら町政の推進に努力されてまいったところであります。今回も先ほどもお話がありましたように、4月の新年度の定例会でありますから、やはり所信表明があってほしかったなあと、やはり人づくり、地域づくり、健康づくりもありますが、その柱にして、地域づくりでは今回は地域と地域を結ぶ道路行政をしっかり取り組んでまいりたいと、このような当初の新年度に当たっての力強いお話がいただけんかなあというふうに思ったわけでありまして、それがあるならば、私のこの今回の地域行政というので、道路整備というのにつながるんではなかろうかなあというふうに思ったわけでありますが、暗にそのお言葉がなかったわけであります。 そうした中で、合併当初は本当に皆さんも旧3町の町民の皆さん方からいろいろ声を聞かれたと思うんですが、一体感がないということを言われておった。これは確かだというふうに思います。 そこで、町民の皆さん方に我々もお会いするごとに、町民皆さんでひとつ交流を深めていただきまして、一体感を養っていただきたいということで、婦人会の皆さん方であるとか、また文化協会の皆さんであるとか、またスポーツの団体の皆さん方に、やはり交流を深めていただきまして、一体感の努力をされてきたというふうに思っております。しかし、地域交流に必要な道路整備は、また環境整備は、これは行政の責任ではなかろうかというふうに、私は思っております。そういうことで、この地域間交流の道路整備が置き去りになっておると、このように私は思っておるわけであります。特に、ここに書いておりますのは、旭地区と中央地区の道路整備が必要ではないかと、このように書いておりますが、私は旭地区と中央地区を結ぶだけでなしに、やはり柵原地区内でも、中西所長、北和気から南和気へ抜ける道ですね、あれは県道ですかねえ。            (柵原総合支所長中西 学君「上間通る」と呼ぶ) 上間通るところへ、前草苅議員のところの前を通ってね、あれ町道ですか。あれも少し短い、狭いところがありますわね、道路。その辺も私は整備が必要ではないかなと、私は二、三回かしか通ってないんですけど、そういう思いがあるんですわ。その辺を所長のお考えとしてはどうかと、私、質問通告しておりませんが、所長の見解を、この地域の交流という意味ではどうかということをお尋ねしたいなと、このように思いますし。 また、中央地区においては、大垪和地区がこの中央地区へ出てくるのに、滝谷周辺が大変曲がりが大きくて大変困っておるということは、常々言われておったわけでありますし、これは建設課長に、境地区のほうは県道改良が、用地買収も済んで境地区、これはもう道路改良が25年度ぐらいから県がかかってくれるんじゃなかろうかという話があったんですが、いまだにかかれてない。それから、滝谷池の周辺の突角をとる工事も、もう十何年前に県は用地買収しながら、それもほったらかしにやっとるというようなことで、この辺も最近では産廃物があったということで、滝谷池の理事の方やらそれからまた大垪和地区の区長さん方で取り除いたというようなお話があって、地域の皆さん方、一日も早くやってくれよというようなお願いもしながら今日まで延びてきとるということでございまして、この辺の経緯を矢木課長に、ひとつ建設課長にお尋ねしたいと。わからなんだらわからんでもよろしいですけど、私はやっぱり建設課長ですから、その辺の進捗状況もしっかり頭に入れられとんではなかろうかなと、このよう思っております。 そして、旭地区と中央地区のこの連結する主要道路というのは、やはり旧久米町を通ってからのが主要道路になっとんではなかろうかなというふうに思うわけであります。特に栃原地区の皆さん方は、旧の中央地区の境のほうへ上がってくる道が県道があるわけですが、これは余りにも狭いということでございますし、それを通らずに行くということになれば、やはり53号まで出てからこの中央地区に来にゃあいけないというような話も聞いております。 そこで、私は旭地区と中央地区を結ぶのには、この運動公園から上がりまして、建設課長はどういうふうにルートで柵原支所まで行かりょんかわからんですが、私はこの運動公園を上がって両山寺の周辺をトンネルで抜いて垪和に出て、せえであさひがおかの老人ホーム家があるところへ行ければ、栃原からも上がってこれるし、西川地区もあっこへ上がってきて、それで来れば、物の私が打穴から5分ほどで来るんですから、10分もあったら来れるような距離になるんではなかろうかなと。トンネルが両山寺の下が1キロ500もあったら十分抜けれるんではなかろうかなと。メーター2車線で200万円ぐらいということを通称言われておりますが、200万円にすれば30億円ですか。しかし、その掘った土を盛って道路ができますので、かなりこれも安くできて、本当に旭地区の方が合併してよかったなあというのは、実感が抱けるのはやはりこの道路がしっかりしたもんができたら、私はそういうふうに思いが出てくるんではなかろうかなというふうに思うんですが。今、私が言いました、山本所長、その路線は、ああ三船君、それは無理でとか、いやそれはどんなかというて、ちょっとご意見を聞かせていただきたいと、このように思うわけであります。 私が一方的にしゃべっても何ですが、今の私のお尋ねしたことを、まずご答弁いただきたいと、このように思います。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 中西柵原総合支所長。 ◎柵原総合支所長(中西学君) 失礼します。 柵原地域の道路の状況でございますが、先ほど言われました町道につきましては、百々藤田線という町道なんですが、百々から上間を通りまして藤田へ行く道路なんですが。これについては、平成5年ごろから約15年間ぐらいかけまして、役場としては一応整備済みという位置づけになっておりますが、一部すれ違いに支障がある場所があるというような状況で、一応町としては整備済みということになっております。 柵原の町道は、結構整備できとるというふうに私は思っておりまして、これからは舗装が老朽した部分というのはもうたくさんありまして、舗装の全面改修というのが町道については必要じゃないかなあというふうに思っております。 あと、去年も吉井川の増水で県道が通行どめというようなことが一部あったわけですが、災害時のために県道のかさ上げ、そして災害時に県道がつかった場合の迂回路の整備とか、そういうようなことで道路整備が必要かなというふうに思っておりますが、まずは町道の場合ですと、舗装のもう30年、40年近うなったところが結構ありますので、舗装の全面的な改修が必要な箇所がたくさんあるというふうに、柵原地内の道路については思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山本旭総合支所産業建設課長。 ◎旭総合支所産業建設課長兼住民福祉課長(山本資君) 旭の山本でございます。 心配していただきました中央地域と旭地域の連絡ということ、合併して10年をこようとしています。私、合併したときに中央本庁に4年間で建設課でお世話させていただいたときに、何と畝坂、畝坂、縦断的に勾配のきついところを、地図上で見るとすとっと近いですけども、やっぱり道のりとしたら結構あったということは、記憶にあります。私がこうして旭の支所に配属になってこれで丸3年が来ます。私は、柵原の東北部におりますから、今の旭総合支所まで約33キロ、40分以上かかります。みんなが僕に言うのが、遠いじゃろうというて言うんですけども、なれたらこれはとっても通勤が楽というか、楽しいことがあります。いろんなきょうの朝出てくるときには、きょうはこんなことをしようとか、そんなことは全てその40分の中でなるし、それから疲れて帰る、帰りの40分が今度は癒やされて帰れるようになると、自分でコントロールができる、その40分ができるようになったということがありますが。 本題に移りますけれども、本当にさっき目の覚めるようなプランをいただきました。これについては、国の補助金をもらうような大きな補助金をいただかんと、こういうプロジェクトは多分できないと思います。これについては、可能性はゼロではないと思いますので、これから私が研究していなかったことを、これから研究して、またお話ししたいと思いますので、きょうは即答を避けさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。            (11番三船勝之君「よろしい」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 三船議員の中央地域の道路事情のことについてでございますが、旭と中央地区のことについては結構調べとったんですが、県道関係につきましては、ちょっと余り濃いくないんですけど、言われました境地区、紅そば亭から下、久米建部線につきましては、現在改良工事のほうが下部のほうが出ております。おっつけ工事もできるものと思います。できますと、ほぼ全線に近い路線で久米建部線は改良ができるものかなというふうに思っております。 それから、滝谷池の下の栃原久米南の改良でございますが、池のすぐ下で設計ができつつあったところがありました。前からの懸案事項になっておった部分であると思うんですが、中に産廃物か一般投棄のごみがあるということで、ちょっとそれが撤去できないと県のほうもなかなか改良のほうへ取っかかれないという実情がありました。先般、滝谷池の改良区の方が、あそんところが個人の民地とそれから改良区の土地があります。改良区の方が有志の方が出られまして片づけをされております。木の伐採、それからある程度のごみとかについてはとられたかなとも思います。残りについては、地権者の方が撤去されるという感じで、撤去できれば、これは正式ではないんですけど、県の担当者との話ですが、軒並み全部とってしまうと、あっこは残土処理で土で埋めとる部分もあるんですけど、それまで覆さなくても、残土処理は残土処理ということで、表面にある部分でもとっていただければ、県のほうも改良のほうを前向きに進めていくというような形でできるんじゃないかなということで、これはあくまでも担当者レベルですけど、話のほうができております。あと地元の方、池の方とかも協力をしていただいとるというのがありますので、この点については町としてもできるだけ協力してやっていきたいなというふうに思っております。 以上です。            (11番三船勝之君「はい、よろしいです」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 突然の指名いたしまして大変ありがとうございました。しかし、的確なご回答を、ご答弁をいただいたというふうに思っております。 特に、中西所長におきましては、私が今度は再質問の中で、それなら道路舗装をというふうに言おうかと思うたんで、先言われてしもうたわけなんですが。私ももう本当に道路が下水道工事であるとか、水道工事であるかして、した後がやはり沈下しとるわけですわ。そういうところの整備が必要ではないかということが、再質問で質問しょうか思うたんですけど、先、そういうふうに言われたんですが。今、言われた、町道ではあるけど、町とすれば一応改良は済んどんだというふうに、今、言われておりますが、所長はいつも通られませんが、私が二、三回通うてみて、南和気寄りが狭いというふうに感じましたので、その辺は整備が必要ではなかろうかなというふうに思いましたので、ひとつその辺をもう一回ご検討いただければなというふうに思います。 同時に、先ほども出ました、ちょっと大雨が降ると柵原地区は交通どめになるということがあるわけですから、今、中央地区から大戸へ出る道がようやく県道でありますが、開通しました。そうした中で、あれからもう山越しにずうっと行って西小学校ぐらいまで出る道が計画できたらねえ、迂回路としていいんではなかろうかなというふうなことをちょっと頭に浮かんだんですが、ちょっと地形的によくわからないんですが。私は、こっちの両山寺の下を抜いてトンネルというのは、地形的に頭にあるし、距離も余りないから、これはできるなあというふうに思ったから、山本さんに質問したんですが、この辺もひとつ地域の活性化という意味では、また道路ができれば、やっぱりそこにまた家も建つ、民家も建つというようなことでありまして、まちづくりにもしっかり貢献できるんだろうと思うんで、やはり行政のほうがその辺はしっかりと検証しながらしっかり取り組んでいただきたいなというふうに思っております。 山本所長には、課長でも所長でもええんですな、兼務ですから。そういうことの中で、遠い山道行くのがあなた好きなんじゃね、イノシシと出会ったりすると、やっぱしいいんだろうかなあというふうな思いがしたんですが、距離が遠いんで大変つらいというふうな答弁であるじゃろうかなあ思うたんですけど、愉快におっしゃられました。がしかし、まだまだ今、合併して10年ですけど、合併特例債も3年延長できたんでしょ、これね。じゃから、そういうもんも使えるんで、しっかり今私が言ったことは、取り組んでいただきたいなあというふうに思います。 そこで、矢木課長には、長年の懸案であります、道路でありますんで、これが早期着工、完成に向けてしっかり建設課として取り組んでいただきたいなというふうに思うわけであります。 そして最後に、町長に、こうした、私今、地域の交流は道路も必要なんだという思いの中で、今、質問いたしたわけでありますが、町長の考えはその辺どうなんであったんだろうかなと、そしてまた意識調査、町民が本当に合併してよかったなあというような声が最近聞こえないもんで、どちらかといえば行政のほうもそうした意識調査をされとんだったろうかなあというふうな思いがいたしましたんで、その辺意識調査とあわせて町長のお考えをひとつご答弁いただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 三船議員のご質問でございます。 一体感の意識調査はやったことがあるかということでございますけれども、一体感ができておるか、できてないかということについての意識調査はやっておりません。そういう中におきまして、今回の振興計画をつくる中におきまして、それに類似したような意識、アンケート調査をつくっております。あなたはお住まいの地域のまちづくり行事に参加しておるかとか、いろんな調査をしておるところでございます。その調査をもとに振興計画をつくったわけでございますけれども、そういったほんなら一体感があるかどうかということについては、調査をしておりません。 道路行政につきましても、それは確かに道路はよくなったほうがいいと思います。それで、今の現状で実際に行われることといいますと、やっぱり今の現道の拡張とか修正、修理、そして改良ということが最優先されるんではないかなあと、このように思っておるところでございます。中央地区から旭地区への一体感を持つための道路というお話でございます。その中におきまして、境まで、県道でございますけれども、坂口の交差点から境まで、この部分につきましては、緊急できると思います。それから、境から大垪和の部分につきましては、今、部分部分におきまして、滝谷池のそばですかね、そこら辺から改良していこうというように思っておるところでございます。 それからまた、大垪和の西を通って栃原ではなくって、真末に抜けるところですね。あっこが、旧旭部分につきましては改良ができておるということでございまして、家数があるところ、大垪和西の家があるところの部分についてが改良がまだ全然手つかずで残っておるというようなことでございまして、それができますと、旭部分に入りますと道幅は中央町部分よりは狭いわけでございますけれども、かなりの改良ができておるということで、垪和というところが旭地区にありますけれども、垪和まで行きますとかなり、西川に近いところまで改良ができておるというようなことでございます。 それからもう一点、私も町長にならせていただきまして、大垪和の部分について改良させていただいておるところが祖母から県道へ抜けるところです。祖母の人が境に行って、境から県道へ今までは抜けておりましたけれども、祖母から下に今、県道へ抜くということで、今、祖母滝谷線、あれを改良しておりまして、ここで改良ができます、あと舗装だけに残ってきます。それと、その下の山崎下線というところですかね、これを改良いたしまして、祖母の人も地権者もかなりおられますんで、それの人が田んぼをつくりやすくするようにというようなことも考えますし、また岡山のほうにも出やすいようにということで、あれを改良しておるところでございます。30億円かけてトンネルされるのもええかもしれませんけど、とりあえず今の現状におきまして、現道の拡張を先にやらせていただきまして、皆様方が通りやすい道路として使っていただくようにしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 11番三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 町長のほうからは、小さいさっきの祖母のところなんかは、陸の孤島と言われておったわけですね、本当に。もう3軒か4軒ほどですかね。それがやはり祖母へ上へ上がればすぐんですけど、道がもうぐっと滝谷池まで回らにゃいけないということで、これは本当に中央町時代、そしてまた合併してからが少しちょっと、中央町時代に少しやって、合併時代になってとまっとったわけですけど、これをやっていただいたということで、本当に地元の方も喜ばれております。そうしたことで、やっぱり道路の大切さ、必要性というものは、町長もしっかり認識されとることだというふうに思っておりますが、今言いました、私がこの全町を車で走ってみて、やっぱりそうした、特に中央地区から今真末通って旭に抜ける道も確かにありますが、しかし時間的にはやっぱしかかるというようなこともありますので、これも一つの合併10年の夢のプランとして山本所長が検討してみるというんで、研究するというんですから、ひとつ研究はさせてあげてください。私がざらっと言ようるだけであって、30億円かかるか何ぼかかるかわからんでな、けどざらっと大体2車線で200万円ぐらいでしょう、山本課長ね。それがあの両山寺の下のほうやったら、それから裏には林道がありますんで、あれまでいうたら余りないだろうと思う、直線にすると、ぐるっと回ればかなりありますけど。そうしたことで、それも一つの研究課題で、しかももう合併して10年ですから、10年の合併事業としてでもしっかりと私はやっていただきたいなと、このように思いますんで、まずは研究、調査からひとつよろしくお願い申し上げまして、次の質問に行かせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) じゃあ、11番三船議員、次の質問に行ってください。 ◆11番(三船勝之君) 次の質問は、経済浮揚対策ということでございまして、言うまでもありません。本年4月から消費税が3%上がる、各商店もコンピューターの入れかえ、またコンピューターの内蔵の入れかえというんですか、いろいろともう既に取り組まれとるというようなニュースもあるわけでありますが、また一方で消費税も上がるのに地方税の住民税も上がるというようなことが、私新聞で見たわけでありますし、また軽自動車税も早くからこれは上がると、こういうことを言われております。そして、国保税は一律上げるんだと言われておりますが、本町においては、国保委員会で26年度は上げないんだということに言われておりますが、しかし上げなくても段階的なものがある、幅が変わると上がる人も出てくるんではなかろうかなというふうに思うわけであります。 そういうことで、各担当課も3%上がることによっていろいろと事務的なもんもありましょうが、所管する課の中で税が上がるんだというようなものがありましたら、ひとつお知らせ願いたいなあと、ご報告願いたいなあと、このように思います。 また、1万円の支給するということでございます、政府のほうが。そのことにつきまして、支給時期、新年度予算も新年度までには成立すると、見通しになっておりますが、まだ詳細なご連絡も入っとらんのかなというふうに思いますが、支給時期、支給範囲等々をひとつお教えいただきたい。 そしてまた、町長には、美咲町独自の経済浮揚対策をお考えになっておるであろうかなあと、私はこれは町独自の浮揚対策が必要ではないかなあと、このように思いますので、あわせてご答弁願いたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鳥越税務課長。 ◎税務課長(鳥越道正君) 三船議員の地方税の今後の動向ということについてのご質問にお答えしたいと思います。 先ほどお話もありましたが、まず町税についてでございますけども、平成26年度に変更がありますのは、個人住民税、町県民税と言いますけども、その均等割が1,000円上がります。500円、500円、町と県が500円ずつで1,000円上がりまして、今現在4,500円ですけども、これが5,500円になります。これが26年度から10年間上がるということに決まっておりますので、ご理解のほどよろしくお願いしたいと思います。26年度につきましては、町税については今申し上げたぐらいでありまして、軽自動車税は26年度変更ありません。 国保税につきましては、これはもうそれぞれの市町村の国保会計に応じて大変苦しいんですけども、26年度は現状維持でいくというふうに、町長からお聞きしておるところでございます。国保税につきましては、その中では26年度から課税限度額というのがありますけども、これが少し上がります。いわゆる普通の一般ですと、現行14万円のところが16万円になりますとか、介護分について12万円が14万円になるとか、課税限度額が4万円上がります。それから、軽減判定のところでは、今、値上がりというよりも軽減判定がありますけども、その一部の軽減判定を受けられる範囲が広がるということで、これはどっちかいいますと、値上がりというよりも軽減を受けられる方がふえてくる、そういう制度に26年度から改正になる予定でございます。 それから、27年度、軽自動車税、報道機関でも言われておりますけども、27年度から軽自動車税が上がる予定でございます。かなりの大幅な値上がりになる模様でございます。まだちょっとはっきりとは決まっておりませんけども、今の最低2,000円ということで、今、原付50㏄以下が1,000円でございますけど、これが2,000円になるという予定でございます。これも全国で上がります。先ほどの今の住民税1,000円上がりますのも、これも全国の市町村で上がります。 それから、27年度に影響がありますのは、法人住民税、これはもう報道もされておると思いますけども、法人住民税が現在法人割12.3%でありますけども、これが9.7%に下がりまして、一方で地方法人税という国税が設けられまして、それを国税庁のほうが徴収されまして、それを地方交付税の原資に充てるということですので、それが4.4%ですので、地方の法人税全体でいいますと、ちょっと税率がふえるんではないかなあと、全体ではというふうに考えております。それが26年10月1日からの事業年度からの改正ですので、実質的にその影響が出ますのは27年度からというふうに見ております。 それから、28年度から三輪以上の軽四自動車の一部で新規の登録から13年を経過したかなり古い車について税率を上げる、税金を重くするという制度が28年度から設けられる予定でございます。 以上が今わかっております町税についてでございます。 あと県税につきましては、もう今ちょっとこれは詳しいことはわかりませんけども、自動車取得税について、今現在も軽減が行われておりますけども、この軽減幅がちょっと変わると、それから自動車税についても、今はグリーン化特例ということで最初の分だけ自動車税が安くなっておると思いますけども、これについて燃費のいい車についてはその軽減がふえるということが言われております。これにつきましては、ちょっと詳しくはわかりませんけども、そのような状況でございます。 税金については、以上のようなことでございます。よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 福田福祉事務所長。 ◎福祉事務所長(福田芳幸君) 失礼します。 三船議員のただいまの質問の1万円の支給範囲と支給時期ということでお答えをしたいと思います。 消費税の関係で、政府は消費税率の引き上げに際し、低所得に与える負担の影響を鑑み、一体改革の枠組みの中で講じる社会保障の充実のために、その措置とあわせ低所得者に対する適切な配慮を行うため、暫定的臨時的な措置として、総額約3,000億円の給付の措置を行うものとされております。 内容ですけれども、給付対象者なんですが、基準日としまして、平成26年1月1日において、各市町村の住民基本台帳に記載されている人であります。基本的にはそうです。そうしまして、市町村民税均等割が課税されていない人が対象となります。その中で市町村民税が課税されている人の扶養親族等を除いた方が対象となります。ですから、本人が非課税でその方が課税されている扶養親族でありますと対象とならないということです。ですから、課税されていない方の扶養親族ですと対象となりますが、課税されとる方の扶養親族でありますと、対象とならないというふうに国のほうでは設けられております。 給付額は、議員申されましたように、支給対象者1人つき1万円となっております。ただし、支給対象者の方のうち、老齢基礎年金でありますとか、児童扶養手当等の一定の年金、一定の手当をお受けになっておる方につきましては、お一人5,000円を加算するというふうになっております。 支給時期でありますが、今の国のスケジュールで見ますと、美咲町におきましても7月から申請を受け付けまして、国のほうでは申請開始から3カ月をめどに受け付けをしなさい、それから順次お支払いをするということで、7月から開始したとしまして、7、8、9ぐらいで受け付けをさせていただいて、順次8、9、10月いっぱいをめどに支給できればというふうな考えでおります。 また、先ほど申しました臨時福祉給付金にあわせて子育て世帯臨時特例給付金というのがございます。これにつきましては、消費税の引き上げに際し、子育て世帯への影響を緩和するとともに、子育て世帯の消費の下支えを図る観点から、臨時的な給付措置を行うものとされております。これは、児童手当の上乗せではなく、臨時福祉給付金と類似の給付金としまして、これを併給調整、片や福祉臨時給付金の対象となる方は、子育て世帯の対象とならないというふうに、同時にはもらえないという制度なんですけど、そういうふうに調整をしまして支給するものです。基準日は、臨時福祉給付金と同じく平成26年1月1日現在の方で、支給対象者はその26年1月分の児童手当の受給者で、平成25年分の所得が児童手当の所得制限に満たない方というふうになってまして、給付額は対象児童1人当たり1万円というふうになっております。これについても、先ほど申し上げました支給時期にあわせて調整が必要ですので、同じような形で美咲町におきましては現在のところ考えております。 以上でございます。            (11番三船勝之君「美咲町で何人ぐらいになるん」と呼ぶ) 現在国の試算でいきますと、臨時福祉給付金の対象となると思われる方が、国の試算表で出しております。1万円の方が4,500人、加算対象者が3,000人、それから子育て世代臨時特例給付金の児童手当支給対象児童数の方が1,630人おられます。 以上でございます。            (11番三船勝之君「はい、ありがとうございました」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 三船議員の言われることが大体わかります。その今の臨時給付金も町もやったらどうなのというような考え方で言われておると思います。いや、私も実は考えたんです、この分については。そうすると、臨時福祉給付金に4,500人おるわけです、人数がねえ。それから、子育ての臨時特例給付金で1,600人おるということで、まず6,000人の方がおられるわけでございます。6,000人を1万円を渡すと6,000万円、それとこれは1年で済むんだろうかと、ことしだけで。来年からまた10%に消費税上がります。そのときにまたやったときに、町がそれだけの出費ができるんかなあということを考えたときに、これはちょっと難しいなあと。人口5,000人程度の方で2,000人程度のそういう非課税の方やら子育ての方がおられると、これはいけるかもしれんかなという頭で発想で考えてやりまして、情報公社等も打ち出してもらったんですけれども、ちょっとこれは無理かなあというようなことを思いました。 そういう中におきまして、美咲町ではほんなら手をこまねいて待つんかということになるかと思います。確かに臨時的にそのような交付金をお渡しするというようなことはなかなか思いつきません。そういうことで、継続的にやっぱり美咲町の経済発展のためにどうすべきかというようなことでございますけれども、今考えられることにつきましては、美岡道、飯岡をとっている美岡道をどうしても完成させていただきまして、そこに工場を誘致するというような考え方、また今の柵原に来て工場がたくさんありますけれども、この人らを逃がささないようにするためには、どうしても美作岡山道が必要だなというように、私は考えておるところでございますし、それで中小企業に対してはどういう策があるかといいますと、中小企業に対しましては、より有利な公共性を持った交付税対策をいたしまして、それを私が引っ張ってくるという形で景気浮揚していくということしかないかなあというような思いでおるわけでございます。 まず1点、今考えられることは、中山間総合整備事業をことしからやっていくということで、総額約12億円から13億円というような金額が上がっておりますけれども、こういうような形の補助率の高い公共事業を持ってきてそれに当たっていくということではないかなと、このように思っておるところでございます。 また、農業につきましては、この前言いましたブドウの話もありますけれども、ブドウをここで新植、新しく植えた方につきましては、3年間で1反当たり3万円の補助金を出していこうとしております。それから、これは町独自のことです。それから、アスパラとそれから黄ニラにおきましては、1年限りでございますけれども、反当たり3万円の補助金を出してこれを普及させていこうと、このように思っておるところでございます。 そういうことで、身の丈に合うた「ちいさな町のちいさな幸せ」をこれからやっていこうと、このように思っております。よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 11番三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 再質問といいましても、私、税がどのぐらい上がって、また消費税も3%上がる。消費税の3%で大体年収が600万円ぐらいの人で7万円ぐらいは消費税を払うだろうというふうに言われておるわけでありまして、そうした中で地方税も、ことしは本当に町民税の均等割だけということでありますが、来年からは上がっていくと、軽自動車税も上がっていくというようなことでございますので、やはりこれは本当に美咲町内でこれは消費が伸びないなあという、私、感じしたわけです。そういう中で、これだけ均等割が上がったり、そうした消費税が上がる中で、町民の皆さんがやはりここらで行政が愛の手を差し伸べにゃあいけんのじゃなかろうかなあという感じがいたしたわけであります。そうした中で、私なりには、私もこの1万円の対象にならない町民の皆さん方に所得は問わずに、私は1万円ぐらいは出したらいいんじゃないかなあと、そしてまたしかもそれを現金でなしに、今の商品券を出せば、町内で回りますので、町内の活性化につながるんではなかろうかなあと、このように思いがいたしたわけでありまして、この辺もご検討されるか、先ほどありましたように、地方の道路が、舗装がかなり傷んでおりますので、その辺に公共工事、舗装工事を多く出して工事をやっていただく、それが建設業者、その中には労働者もおられるわけでありまして、潤てくるんではなかろうかなあという感じもいたしますし、やり方とすれば、いろいろな方法があるんであろうと思いますが、今回の消費税の3%アップと同時に、町税の住民税も上がる、また27年度からは軽自動車税も上がるという中で、本当に町民の皆さんは財布を締めて余り使うほうに回らんのではなかろうかなあという形の中で、そうしたどちらかの線を行政として助っ人をせにゃあいけんのじゃなかろうかなあと、こういう感じがいたしましたので、浮揚対策としてアベノミクスの第3の矢も、きのうも町長言われておりましたが、これは第3の矢も地方にはなかなか回ってくる問題でないなあというふうにも感じがしたわけでありまして、成長戦略の何か道筋が見えないという状況の中で、私はもう独自の第3の矢でなしに、一つの矢を報いにゃあいけんのじゃなかろうかなと、このような感じがいたしたわけでありまして、そうした質問をいたしたわけであります。町長にそうした中での再度お考えがあるとかというようなことがありましたら、ご答弁願いたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今の考え方につきましては、ある程度共鳴もできますけれども、今の私たちのスタンスからいいますと、基金の中から今回の予算につきましても5億円ほど出して予算を組み立てておるというような状況でございます。そういう中におきまして、やはりそういう全員に1万円ずつ配るとか、そういうことについてはなかなか今の段階では考えつけにくいし、難しいというように判断をしておるところでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 それじゃあ、11番三船議員、次の質問に行ってください。 ◆11番(三船勝之君) その前に町長に、身の丈ばあ言わずに、身の丈超すようなこともひとつ考えにゃあいけんので、前向きにご検討を願ったらということをつけ添えまして、次の質問に行きたいと思います。 これは先般質問をいたしておりましたので、これは事業化に向けて検討するというご答弁もいただいとってますので、林業の活性化と同時に間伐材を使ってのバイオマス燃料、この発電とするのが、ガスをつくって、ガスからタービンを回して発電するというような仕組みのものでありましたが、もうそういうものを実際に事業化に向けて調査をされたかなあどうかなあということを、これは産業課長にお尋ねするんですけど、産業課長ももう何か今月いっぱいでおやめになるということで、やっとらんのんじゃないかなあとは思うとんですけど、質問いたしますんで。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山本産業観光課長。 ◎産業観光課長(山本尚幸君) 三船議員のご質問でございます。 実は行ってまいりました。            (11番三船勝之君「ああ、そうかなあ、よう行きんなさったなあ」と呼ぶ) 今のご質問の林業の振興と再生可能エネルギーについてというご質問でございます。 再生可能エネルギー、林業のみで排出された木材を使うという発電方式では、毎日かなりの量の、これは木です。木のくず等が必要となりまして、考えてみますに、美咲町では多分量的にそんなに毎日何十トンも出てはないのではないかということで、困難だろうということが予想をされます。ただ、畜産とかそういうものと組み合わせによりまして考えてみますと、有効な、先ほど議員がおっしゃられた発電システムであるということでございまして、木材のみよりは取り組める可能性が増すんじゃないかというふうに思うております。今、言いました木材や畜産ふん尿などのバイオマスの原材料を細かく、本当に小さい単位なんですけど、粉砕をいたしまして、ガスを発生させて発電の材料とする新しいシステムということで、実は行ってきた場所が岡山のコンベックスですか、にありますインキュベーションセンターというところに、入居といいますか、そこをお借りして研究をされている企業があります。そこの企業の方が開発をされておられました。まだ実はこの開発をして間がありませんで、北海道にその実証する機械が1台しかないということで、さすがに北海道までは行けませんので、代表の方にお話を聞きました。まだ詳細につきましては、公表といいますか、発表はされておりませんでした。 内容でございますが、この企業が開発いたしました装置というものは、NGUというナノグラインドユニットというもので、今まで木材などの材料を、原料は一緒なんですけど、破砕をさらに細かくして微細化といいますか、そういう装置を考え出されておられました。北海道で実証中ということで、聞きますと、これから岡山県内でも装置を設置しようかという計画があるようです。これは、野菜の加温に試みてみようかということで、野菜の残渣を利用して細かく砕きましてガス化にしまして、そのガスを使うてハウスを加温するというようなことを実証したいということでありました。まだ以上のことから、実証段階にあるということもありましたり、実は設置費用がちょっとかなりかかるということでございまして、将来そのプラントの改良がされまして、さらにコストダウン化が図れると思いますんで、今後費用対効果を見ていけたらなあというふうに考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 11番三船議員。 ◆11番(三船勝之君) 私も新聞で紹介されとんのを見ただけでありますが、1日に10トン程度の間伐材でいいんだということでございますんで、10トンなら24時間すれば別ですけど、8時間労働ぐらいでやられるとするならば、10トンもあったら十分だというふうに、私はこの新聞見てはあれしたんですが、その中にはまだ今課長が言われた牛ふん等も入ってくるとするならば、木材の消費は少なくて済むわけでありますから、私はこのことで十分対応できるなあというふうに自分なりには確信したわけでありますが、課長のほうはもうやめるんじゃけんできんでと言うてえたほうがええ思うて言われたんがどんなんかわからんですが、いや私は可能というふうに受けとめたんですが、その辺をしっかりしたその機械的なもんもできるだろうし、また新聞にも、市町村へ活性化のために営業に回るということまでも書いてありましたんで、私はもうある一定の完成品かなというふうにも感じたわけでありますが、しかし課長がやめられても後へ引き継いでこのことは研究せえよというふうにしっかり引き継ぎをしていただきたいと、このように思います。 そして、先般の2月23日の新聞に、津山市を県がスマートタウンのパイロット地域に指定したというふうに新聞に出ておったわけでありますが、その中にやはり津山市は大きな取り組みは津山市の中心部のアーケードビル街を太陽光でソーラー商店街事業をやるというようなことを書かれておりますし、また同時に、阿波地区のあの小規模なあの地区でありますが、木質バイオマスでの発電や水力発電導入を図る、その新しい事業に取り組みに津山市を指定したと、こういうふうに出ておるわけでありまして、津山市の阿波地区というよりかは、中央地区のほうがしっかり山林面積もありますし、私は対応できることではなかろうかなというふうに思っております。そしてまた、県では、このパイロット地域制度は12年度に創設したわけですが、津山市の指定は赤磐市、西粟倉村に次いで3件目だと。県は2016年度までに5件の指定を目指すというふうに言われておりますので、私は本町もしっかり研究をされて、こういう取り組みに着手しなければ、本当に林業の活性化も安易ではないというふうに思っておりますので、しっかりと取り組みをお願いして、私の質問を終わります。 町長さん、何かありますか。やりますか、やらんかだけのことですけえ。背丈に合うてやってください。            (町長定本一友君「身の丈以上のことをやりたいと」と呼ぶ) 身の丈以上のことを。ほんなら一言言うんならおっしゃってください。 ○議長(貝阿彌幸善君) どうぞ。 町長。 ◎町長(定本一友君) ただいま課長が申したとおりでございまして、美咲町もスマートコミュニティということで、国の事業も受けております。受け入れ態勢はできておりまして、そういう事業主が美咲町にこういうことをやりたいんじゃあというようなことを申し出ていただきますと、我々はそれに対しまして援助していくというような形になるかと、これからは思います。今の課長が見に行った部分につきましては、200キロワット、0.2メガぐらいで、今の段階では設備が約5億円ほど要るというようなことでございまして、太陽光では250ぐらいで1億円だというようなことになっております。これも改良されていきますと、だんだんよくなってきますし、まず第1点といたしまして、スマートコミュニティの中に美咲町が挙げておりますのが太陽光とそれからふん尿と木質バイオ、この3点をスマートコミュニティの中に挙げておりますんで、これを使って代替エネルギーを発生させるということについては、我々としては国の許可を得ておりますので、大いにそれでやっていただければ援助できるものと、このように思っております。 以上でございます。            (11番三船勝之君「県への申請はされるん」と呼ぶ) どうですか。            (11番三船勝之君「県は指定はまだ2件あいとると」と呼ぶ) 研究させてください。            (11番三船勝之君「身の丈に合うたように」と呼ぶ) はい、身の丈に合う。            (11番三船勝之君「ほんなら以上で終わります」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で11番三船議員の質問を終了します。 ここでただいまから午後3時10分まで休憩をします。(午後2時49分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後3時10分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 なお、執行部説明員の教育長より、公務により退席される旨の申し出があり、報告をいたしておきます。 それでは、3番左居議員の質問に行きます。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 3番左居でございます。 私のほうからは、2問の通告をさせていただいております。 まず、地域防災力の充実強化についてということで質問を始めさせていただきます。 平成7年の阪神・淡路大震災や平成21年の東日本大震災を初め近年局地的な豪雨、豪雪や台風などによる災害が各地で頻発し、住民の生命、身体及び財産を災害から守る地域防災力の重要性が増大しております。さらに、南海トラフ巨大地震等の発生が予測される中で、地域防災体制の確立が喫緊の課題となっております。 一方、少子・高齢化の進展、社会経済情勢の変化により、地域における防災活動の担い手を十分確保することが困難となっています。このような現状に鑑み、住民の積極的な参加のもとに、消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図り、住民の安全の確保に資することを目的として、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が平成25年12月13日に公布され、同日づけで施行されました。 美咲町においては、他の自治体に比べ設備あるいは装備に関しましても、岡山県下でも初めてとなる女性部の機具庫、詰所を初め他の自治体と比較して大変優遇されているものと思っておりますが、3点についてお尋ねいたします。 まず、今後地域防災力の充実強化に向けて本町として具体的にどのような対策を講じていくのか。 次に、消防団員の処遇の改善として、本法律第13条関係におきまして、地方公共団体の非常勤特別職である消防団員には報酬を支払わなければならないと規定されています。団員の活動も平時の訓練、火災予防の啓発活動、災害出動あるいは捜索活動など多種に及びますが、風水害時の出動、火の粉が落ちてくる中での消火活動、急峻な山へ入っての捜索活動など危険を伴う場合もたくさんあります。報酬の額については、出動、訓練、その他活動の実態に応じた適切な報酬及び費用弁償の支給がさなれるよう、必要な措置を講じるものとすると明記されており、国は消防団員に一定額の手当を支給する前提で地方交付税を地方自治体に配分していますが、本町では消防団員の報酬分として幾らの交付税が入り、消防団員に幾らの手当を支給しているのか、教えていただきたい。 また、3点目といたしまして、第14条、15条関係におきまして、消防団員の装備の改善が記されておりますが、消防庁次長の助言の中で、消防団員の安全対策、救助活動等の新たな役割への対応、市町村においても、安全対策9条、情報通信等の装備についてなお一層の充実強化を図ってくださいと記されております。その情報通信の装備ですが、現在、消防車両においては旧町単位で周波数の違いがあり、装備されていない地区もあります。統一するお考えはおありでしょうか。 以上、3点についてお尋ねいたします。よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 左居議員の質問でございます。 地域防災力の充実強化についてでございますけど、1番と3番については私のほうからお答えをさせていただきたいと、このように思っておるところでございます。 阪神・淡路大震災や東北大震災などの経験から、住民参加に消防団を中核とした地域防災力の充実強化を図りながら、住民の安全確保を目的として衆議院議長より提出されました消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律が制定されたということでございまして、先ほど左居議員申されたとおりでございます。 この中におきまして13項目ございます。1項目めといたしましては、地域防災力の充実強化に関する計画というようなことでございまして、そして2番目につきましては、消防団の強化ということでございまして、これは行政ともども消防団あわせてやっておるというところでございます。 それから、消防団への加入の促進ということにつきましても、行政、消防団あわせて加入の促進をやっておるところでございます。 それから、4番目の公務員の消防団との兼業に関する特例ということでございまして、美咲町職員も消防団に加入をしておるというようなことでございます。 それから、5番目の事業者への協力ということにつきましても、これにつきましても、チラシ等で各事業所のほうに配布をしておるところでございます。 それから、6番目の大学等の協力ということでございますけども、これについてはまだできてないということでございます。 それから、7番目の消防団員の処遇の改善というようなことでございまして、これは徐々に改善をさせていただいておるというところでございます。 それから、8番目の消防団員の装備の改善ということにつきましては、これは徐々でございますけれども、させていただいておるということでございます。 それから、9番目の消防団員の教育訓練の改善及び標準化ということでございまして、これも消防団ともどもやっておるところでございます。 それから、10番目の市町村による防災体制の強化ということでございまして、これはチラシ等によりまして行政のほうもあわせて消防団と一緒にやっておるということでございます。 それから、11番目の自主防災組織の教育訓練及び消防団の役割ということにつきましても、自主防災組織に地区の消防団員が出向きまして、教育訓練をやっておるということでございます。 それから、12番目の自主防災組織等に対する援助でございますけれども、いざ災害がございますと、消防団員といたしまして自主防災組織に援助を行うというようなことがうたってあるところでございます。 それから、13番目の防災に関する学習の振興ということでございまして、これは明確にはこういうことだというようなことはやってないということでございまして、ぼやっとやっておると。振興計画等には、防災計画等には記載をしておるところでございます。 以上のように、13項目につきまして、そういうような指針がなされておりますけれども、ここにつきまして、予算が入ってないんですよね、これね、国のがね。予算を入れずに口だけ入れてくるということでございまして、あれをやれ、これをやれということでございまして、これに予算をつけていただきますと、明確に我々としてもやって成果を検証できるということになるわけでございますけれども、県や国にお願いをしながら衆議院の総務委員長より提出されておりますので、消防団を中核とした地域防災力の充実強化に関する法律でございますんで、これはやはり遵守しながらやっていきたいと、これからの、先ほど左居議員が申しましたように、南海トラフ等もいつあるかわかりません。そういう面に備えていかなければならないと、このように思っておるところでございます。 それから、3番目のご質問でございますけれども、26年度当初予算におきまして、平成28年5月でアナログ無線の期限が切れるということでございまして、消防車両37台の中の10台分を予算請求いたしておりましたけれども、ここに予算がついてないというようなことでございます。そういうことで、法的にデジタル方式に変わるわけでございますんで、これはどうしても、切れるのが平成28年5月までですね。それまでには手当てをしていこうと、このように思っておりますけれども、手当ての方法といたしまして、無線がいいのか、携帯がいいのか、その辺のところ、そして自分が持って、今はもう携帯を持ってない人はおられませんので、その携帯で持っておられる人に手当を出すか、そういうようなことも考えられますんで、平成28年5月までにはどうしてもやっておかなければならないことでございますんで、そのような目標を定めまして、これからやっていこう、やり方につきましてはまた消防団の方と議論、討議させていただければいいんではないかなと、このように思っています。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。 左居議員の地域防災力の充実強化にというご質問の2番目でございますが、この法律の中で消防団の処遇の改善がうたわれており、国は消防団に一定の手当を支給する、地方交付税で支給しているが、本町にはどれぐらい入って、実際にどれほどの手当を支給しているかというご質問でございますが、担当課長というふうになっておりまして、交付税は総務課の担当ではございませんが、消防団ということで私のほうから、担当課のほうから資料をいただいておりますので、それに基づいて率等で計算をさせていただきました。正確な数字ではないかもしれませんが、お答えをいたします。 平成25年度地方交付税における基準財政需要額、これは歳出のほうでございますが、この中で消防費としては、合併算定がえといいまして、合併から10年間は旧町で算定するというものでございますが、これで計算しますと、3億4,227万4,000円で、10年たったら、1本算定のほうへなっていきますが、こちらで計算をしますと2億7,079万9,000円という、7,000万円ほどの差はございますが、こういうふうになっております。このうち非常備消防は3,238万9,000円で、これを合併算定がえの率で計算しますと4,093万7,000円となります。それで、そのうち団員報酬などの人件費でございますが、1,400万7,000円になっております。これを先ほどの率で計算しますと1,770万4,000円となろうかと思います。 一方、実際の歳出額でございますが、平成24年の決算では、非常備消防費は5,782万7,000円、団員報酬など、そのうち2,281万7,000円となっております。差し引きいたしますと、約880万円程度の差があろうかと思われます。交付税のほうが少ないということでございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) ありがとうございました。 町長の防災無線等前向き、ご検討いただきたいと思います。消防団も今までは柵原であるとか、中央であるとか、地区別の活動というのが多いかったわけですが、ここに来て捜索であるとか、全団を動かしての活動も大変多くなってきております。その時期におきまして、無線が統一されてないというのは大変効率的にも悪うございます。今後とも、できるだけ早い段階での統一をよろしくお願いいたします。 それから、報酬の件ですが、大変優遇していただいているようでございます。ありがとうございます。交付税のほうが少ない、支払っている額のほうが大変多いということなんですが、昨年1年をまとめてみますと、消防団員902名おりまして、延べ人数で2万8,800人余りが出動しております。その中でその2,281万7,000円が高いのか安いのか、またご判断いただきまして、団員に対しましてもより理解をしていただきまして、活動費のほうもお考えをいただけたらと思います。町長、ご答弁ございましたらよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) ただいま団長らしいお言葉で、それぞれ団員のことを気遣っての質問だと、このように思っておるところでございます。 今の現状をお話しさせていただきますと、それが安いか高いかは私にもわかりません。しかしながら、普通の団員の方が1万7,000円、これは岡山県下でいいますと、8番目ということになりまして、市が多いわけでございますけれども、その後美咲町というようなことになっておるところでございます。津山市は、よく火事がいく割には低いというようなことでございますけれども、その中において、新聞に載りましたモデル、新聞に載りましたでしょう、1人当たり3万6,500円ですか。あの新聞に載ったんですけれども、モデルといたしましては、10万人の都市で団員が563名というようなことをモデルにしておるそうでございまして、それによりますと1人当たりが3万6,500円になるというようなことでございますんで、美咲町におきましては、こういう今お払いしておる、確かに本当に生業のある傍ら皆さんほんまにすぐ駆けつけていただきまして、仕事をほったらかしにして出てくださる、本当にありがたいことでございまして、それに対してはほんま心から敬意を払わにゃあいけんわけでございます。しかしながら、その1万7,000円が安いか高いか、私にはわかりません。しかし、県下の平均値を見ますと、こういうようなことでございますんで、もうしばらくはこの値段で、この報酬でやっていただきたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) ありがとうございます。 我が身を挺して消防団活動を行っている団員もそうですが、団員を有していると申しますか、団員が勤めております企業の関係の方も大変ご理解をいただき、ご無理をしていただいていることと思います。そのような中で、各企業の方、企業に対しましても、団員を有する企業であれば何か処遇を考えていただけるとか、そういったことも今後お考えいただけたらと思いますが、町長、ご答弁よろしくお願いします、企業の方に。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、お聞きいたしまして、そういうこともあるんだなあというのを考えさせられました。全般的にそればっかりでなく、ほかのことも考えながらやっていきたいなあと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 3番左居議員の次の質問に行ってください。 左居議員。 ◆3番(左居喜次君) それでは、次の質問に移らさせていただきます。 橋梁点検、また公共施設白書について質問させていただきます。 国土交通省は、2014年度から道路の橋やトンネルの定期点検、また5年に1度地方自治体に義務づけることとなりましたが、それに関しましての質問をさせていただきます。 本町におきましては、いち早く点検を終え、昨日町長の予算説明にもありましたけど、ことしから長寿命化の工事に入っていくとのことですが、この対象となる橋梁やトンネルの数は幾らあるのか。 また、既に予防措置や手当てが必要な箇所をまとめられて金額もはじかれておられることと思います。今後、計画的な整備を進めていく上で、また住民の皆さんにこのようなことがあるのだと広く知っていただき、ご理解を求める上でも、白書といいますか、台帳であるなり白書をつくっていっていかれたらいかがでしょうか。 また次に、3点目といたしまして、公共施設白書につきましてですが、この橋やトンネルにおきましてもそうですが、公共施設といいましても、建築物であったり建築物のない公園や広場、また先ほど申し上げました道路、橋梁、上下水道などの基盤施設、そして建築物の中には庁舎であったり学校教育施設、公営住宅、集会所など多種多様なものがありますが、中には運営経費ばかりかかり、ほとんど使わないものがあったり、老朽化して使えないものなど、またその反面予約を入れてみるがいつもいっぱいで、また利用者が多過ぎてもっと広ければいいのにといった施設もあると思います。これを集約して白書をつくり、町民の方々に実情を知らせるべきではないかと思います。すぐに要らないもの、利用していないものは取り壊せといった話ではなくて、現状を、量、管理運営費、利用状況などから調査分析し、将来における課題を明らかにしていくべきだと思います。このうち更新という問題も大きく取り上げられてくると思います。日ごろから町民の皆さんに実情を知っていただいておれば、取り壊すといったときにおいてもより理解が得やすいのではないかと考えます。いかがでしょうか、町長にお伺いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 左居議員の橋梁点検、それから公共施設白書についての質問でございます。 私のほうからは、橋梁、それからトンネルの点検の状況、それから改良予定のほうを話させていただきたいと思います。 現在、美咲町で管理しておりますトンネルは1カ所、柵原の町道久木吉ケ原線の火之谷トンネル、これが1カ所でございます。 それから、橋梁につきましては491橋ありまして、うち15メーター以上の橋が66橋、それから2メーターから15メーター未満の橋が425橋あります。点検につきましては、先ほど議員のほうからもありましたが、平成20年度から21年度に長寿命化修繕計画策定事業により橋梁132橋、これは対象が15メーター以上が66橋、2メーターから15メーター未満が132橋を点検をしております。これ以外の橋梁につきましても、町独自で町の全橋梁につきまして点検については行っております。ただ、これは基準が町の基準でやったということで、県のマニュアルにはちょっと沿ってない部分があります。ただ、先ほどの策定事業でやりました分につきましては、橋梁の点検結果ということで、長寿命化の修繕計画とあわせて町のホームページのほうに掲載をしております。内容については、確認をしていただければと思います。 それから、点検結果をもとに平成24年度からですが、越尾橋、どうかん橋、それから小原橋の橋梁補修の設計のほうを行っております。平成26年度までにこの3橋の補修工事のほうを行っていくという予定で進めております。また、トンネルにつきましても、今年度前回の点検の結果をもとに補助事業により改修を行うために岡山県道路トンネル点検マニュアル、これは案なんですが、これに沿った定期点検を実施しまして、平成26年度にトンネルの改修工事を実施する予定としております。橋梁につきまして、全ての橋梁の改修したら幾らかかるかという部分については、まだ町独自には全橋しておりますが、一部残っている部分もありますので、全体の額というのはちょっとここでは……。            (3番左居喜次君「今どのぐらい」と呼ぶ) 今ですか、今現在の部分はちょっと集計をしてはないんですが、また集計をしてお知らせをしたいと思います。 白書については、公共施設ということで、企画財政課のほうでお答えします。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) それでは、左居議員の公共白書についてお答えをしていきたいと思います。 公共白書なんですが、これは神奈川県秦野市、309ページによる白書をつくっております。これにつきましては、行政財産だけの白書になっております。先ほど言われたトンネルとかその辺は一切入っておりませんので、そこら辺をどうするかなというのが問題のところではございます。 それから、国のほうから指針が来ております。公共施設等総合管理計画というものをつくりなさいというのが来ております。これにつきましては、公共施設の維持管理については老朽化する施設が多くなってくることから、管理費が今後増加することが推測されるところでありますということで、そういうものをつくりなさいということでございます。これをつくった場合、不要な施設の取り壊しにつきまして、地方債が借りるというのがございます。美咲町におきましても、交付税が減額されまして余裕がなくなりますので、そこら辺も加味しながらこの計画書を作成をして、本当は借りたくないんですけども、交付税の返りは一切ありませんので、借りたくないんですけども、もし予算が組めないということになれば、そういうことも考えていかなければならないことも考えられますので、美咲町としましては、公共施設等総合管理計画と、こちらを作成していきたいと思います。こちらにつきましては、行政財産だけでなく普通財産、こちらのほうも中に取り込んでいけるとは思います。 それから、これが可能であればでございますけども、この管理計画の中に白書と同じような、内容的には余り変わってないんですけども、同じような内容が取り込めるということになれば、それも一緒につくっていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 済みません。先ほどトンネルの改修工事を平成26年とここで回答させてもらったんですが、平成26年度は久木吉ヶ原線上の橋梁部分を改良しまして、引き続きトンネルの改修工事ということで、トンネルの改修工事は平成27年になります。失礼しました。 以上、訂正させていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、課長が言いましたトンネルの今近くの橋というのは、火之谷トンネルがありまして、それのこっちから行くと向こう側は南になるんかな、南側に橋が昔あったんですけれども、その橋を通らずにエコシステム山陽の土地を借りて道が今つくっとんです。そういうことで、エコシステム山陽にお返しせにゃあいけんということで、橋をとりあえず先にやりかえるというようなことで、後トンネルやるということでやっております。 それから、私も1つ言い方が間違っておりました。越尾橋については去年やるというようなことを私が申しております。これが繰り越しで1年延びました。そのお金がちょっとよそに回りまして、ちょっと1年延びたというようなことで、越尾橋についてはちょっとうそを言うたようなことになっておりますので、ここで訂正をさせていただきます。済みません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) 公共施設白書につきまして、遠藤企画財政課長のほうからご説明ございました。 公共施設等の管理計画で示していくということでよろしいですかね。これは、住民の方々にわかるような形で示されますか。はい、よろしくお願いします。どういう形で住民の方たちにはわかるでしょうか、はい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。 この計画の中の指針の中に、フォローアップの方針とかというのがありまして、計画の進捗状況等について、評価の実施についてを記載をしていきまして、評価結果等の議会への報告や公表の方法についても、これに記載するというふうな形になります。作成につきましては、ちょっとまだ今考えておりませんけども、パブリックコメント等を求めていくような形になるとは思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 3番左居議員。 ◆3番(左居喜次君) ありがとうございました。 私が思うに、住民の方々に広く知っていただきまして、美咲町の実情をよりよく理解していただきまして、これからの事業の進め方であるとか、そういった部分でもともに考えていくのが必要ではないかと思います。 以上、申し上げて、私の質問を終わりたいと思います。ありがとうございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか。            (3番左居喜次君「はい」と呼ぶ) じゃあ、以上で3番左居議員の質問を終了します。 一般質問を継続します。 10番江原議員の質問に移ります。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 10番江原でございます。 私は、3件の通告をさせていただいておりますので、順番に行かせていただきたいと思います。 まず1番に、加美小学校周辺の工事についてということで、加美小学校プール工事、通学路の瓜畝線の工事は順調に進んでいるでしょうかということで、加美橋から藁尾の信号までの工事、今風呂から榎本線の道路のつけかえ工事は、来年度、26年度中に予定どおり着工できるのかということでございますが、この関係で通告してから2週間とありますが、少し変わっておりますが、プール及び瓜畝線の工事の工事期間は2月末が期限のように思うとったんですが、延期願を出して3月中には何とかなるんじゃないかということではありますが、アスファルトも延びてくるようなことになっております。どこに、その工事契約どおりに進行してないということが多いのはどういうように思われているのかということで、予算の関係でおくれているのか、また資材の関係、また天候のぐあいでおくれているのか、そのことでちょっと聞くところによると、設計事務所のほうからいろんな意味で工事の内容がわかっていないのではないかという声もあり、工事の着工がもう少し早くできたんではなかったかということと、そういうことで入札の時期が遅かったという声もよく聞きました。よく考えて発注をしないと、次に予定している物件にも関係もあると思うし、例えば加美橋より藁尾の信号までの加美小通学路は皿川の管理道と併用と聞いているが、この通学路は小学生はもちろんPTA、父兄が待ちに待っており、瓜畝線が25年度で完成し、26年度には着工するということであったが、また今風呂より榎本線道路つけかえ工事も26年度着工と聞いておりますが、この道路は榎本上に大谷池というもんがありまして、万が一堤防が決壊した場合、情報公社を初め榎本川沿いに亀甲郵便局、中央中学校、本庁舎、亀甲商店街が水没し、大被害になると、災害がいつ起こるかもわかりません。その意味で、この道路が防波堤の役割になることでもあるので、予定どおり着工できるかお聞きしたいと思いますが、よろしく。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 江原議員の加美小学校周辺の工事についての質問でございます。 現在、加美小学校通学路で整備しています瓜畝線の工事につきましては、改良工事、舗装、新設工事、それから転落防護柵設置等の附帯工事とともに今年度で発注をしておりまして、一応繰越事業というふうにはなりますが、25年度発注の26年度に全線開通という、そういう予定で進んでおります。繰り越しになる件なんですが、全体的に継続事業ということでずっと工事をしてきております。ですから、前回の工事が終わって次の工事を発注という形で、それから適正工期をとって工事施工していくという形で、少し年度内に全ての工事が終わるというふうにはなっておりませんので、ちょっとその点でもう少し早期発注ということに努めていきたいなというふうなことは思っております。ただ、26年度中には瓜畝線については全線開通という形で予定をしております。 それから、加美橋から藁尾の信号までの通学路整備につきましては、平成26年度で一応補助事業として県のほうに要望していこうかなと。それで、平成27年度から工事発注ができればというふうに考えております。事業要望にあわせて地元の要望でありますとか用地の承諾など必要となってきますので、その点についてもご協力のほうをお願いしていくようになるかなというふうに思います。 それから、今風呂から榎本線の道路改良計画につきましては、平成26年度から事業着手をいたします中山間地域総合整備事業により予定をしています。この事業につきましては、県営で平成26年度から平成30年度までの5カ年で実施する事業であります。ですから、県事業ということもあり、県の事業計画により進められていきます都合上、来年度からすぐに工事着手というようにはならないのかなと。ただ、30年度までには全部完成するということでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 それから、プールの件につきましては、よろしいですか。ということで、どうぞよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 当初は25年度で全部終わるから、26年度には着工できるというような話であったんですが、1年延びたということですね。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 延びたというんが、延ばしたほうが得策ということでございまして、中山間総合整備事業でやると、ここで負担金の改正を出しておるんですけども、負担金が要らないということになりまして、今までの農道でやると何ぼか地元負担が要るというようなことになりますんで、そのほうが地元の人にも助かるかなということで、意図的に中山間総合整備事業のほうに当てはめさせていただいたということでございます。
    ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 一応今の町民の方には、そういうようなことで25年度に終わるんで26年度から着工しますよということを言うとりますんで、得策でこういうようになりますということであれば、これもいたし方がないかなと思います。 それじゃあ、次の質問に行きます。 ○議長(貝阿彌幸善君) ああ、そうですか。 それでは、10番江原議員、次の質問に行ってください。 ◆10番(江原耕司君) 町民文化センター建設についてということで、物産センター周辺は国道53号線沿いに面して美咲町の顔となる位置であります。この場所に美咲町発展のために現在の中央地域内に町民文化センターを建設し、さまざまな出店ができる道の駅を兼ねた設計計画を考えたらということでございまして、この件については町長は、旭、柵原地区には町民センター、文化センターがあるのに、中央地区にないのでどうしてもつくらなければいけないと思っておりますと言われておりましたが、私は美咲中央のことを思えば、物産センター周辺で体育館の下付近の規模の少し大きくなりますが、町民センター、物産センターとの店舗のつきのたまごかけごはんの宣伝効果もあり、多くのお客が順番待ちをしておるぐらいで、それらの人を引き寄せるためにも、たまごかけごはんを53号線沿いに移転して、今はやりの道の駅と称して建設すれば、国のよい資金が使えるとも聞きました。何とか26年度に計画をお願いしたいが、国の資金をお願いするのに設計図書等が必要で、そこで検討委員会でも設置するなど計画していただき、少しでも前向きな考えにはならないかということでございます。この質問は、もう私3回目でございまして、この間も1カ月前に公共施設の更新問題についてというセミナーがありまして、箱物の要らんもなあめがにゃあいけんということがありますし、なかなか新しい箱物を余計つくるのも大変でしょうけれども、必要なものは必要なものでございますんで、ひとつ前向きに考えていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、江原議員の町民センター建設についてのご質問ということでございますけれども、柵原地区にあって旭地区にあって中央地区にないからつくらにゃいけんと、そういう考え方ではなくって、合併をいたしまして10年がたちました。そういう中におきまして、江原議員の質問の内容というのは、要するに合併をしたけど中心となる地域にシンボリック的なものがないんではないかというような発想からこういう質問が出たんではないかなと、このように思っております。合併前におきましては、3町それぞれ身の丈と言うたらいけんのですかな。それぞれの地域で、それぞれの町に合った、人口に見合った施設ができておりました。そういうことで、それはそれでもう用を足しておったわけでございますけれども、3町が合併をいたしまして1万五、六千人の町になったということにおきましては、私も何らかのそのシンボル的なそのシンボルとなるようなものは必要だと、このように思っておるところでございます。それが文化センターかどうかということは別といたしまして、今のように物産センターとあわせたようなものをつくるとか、ほかの施設も併用してつくるとかというような、そういう施設をつくっていきたいなというように思っておるところでございます。 それでは、今すぐにできるかというようなことになりますと、財政状態もご存じのように公債費比率も岡山県で高いほうから2番目ということでございまして、将来負担比率につきましては大分下がってきましたけれども、財政状況が決していい状態ではないということも加味しなければなりませんし、今、議員言われるように、そういう有利な補助金制度、これを活用すべきだと、私はこのように思っておるところでございます。財政的なこともありますし、平成27年度からは交付税の一本化算定になるということでございまして、かなり交付税も減ってくるんではないかなというようなことも加味しながら、どういう補助金制度があるんかということを十分に研究しながら、そういうものをつくるにはやっていきたいと、このように思っております。形態につきましては、今、議員申されましたように、審議会というお話もございましたけれども、そういうものをつくっていただきまして、皆さんで研究をしていただくということが必要だと、このように思っておるところでございます。 また、それに伴いまして、取捨選択も必要でございますんで、不要になった建物は取り壊していくと、使用しないというような方向づけも、また必要になってくると思います。そういうことで、これからそういう、まだ計画性は全くありません。そういうことで、そういうような補助金制度も見合いながらこれから考えていきたいと、かように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 町からの負担でこういうものがなかなかできんと思いますし、国のほうからもそういうような有効な資金が出るんではないかというような話もちょっと聞いとりますんで、できればその亀甲の顔でもありますし、人の出入りの大きいものができたらええがなというようなことを思っております。ここで26年度で計画立っていただいて、27年度でまた予定組んでいただけるような話にしていただければと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) ただいま言われましたように、26年度からやるとか27年度からやるとかということではなくって、研究をさせていただきながら、これに向けて計画を立っていきたいというように思っておりまして、年次的にほんなら26年からやりますというようなことは言い切れないということだけご勘弁を願いたいと、このように思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 年度というんでなしに、そういうことでちょっとでも有効な資金が使えるもんならそういうものを上げて、いつでも対処できるようなことを思えば、ほんならここにどうしょうかこうしょうかというようなその検討委員会でもできりゃあせんかと思うたんですけど、できるだけ考えていただきたいと思います。それでよろしくお願いします。 次に行きます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、10番江原議員の次の質問に行ってください。 ◆10番(江原耕司君) 本庁舎内のATMについてということで、25年度末、3月いっぱいでこの本庁舎内にあるJAのATMの撤去が決定していると聞いたが、本庁舎内にあることを知らない町民が多く、広く周知してなかったのではないか。ATMの設置を再検討する考えはということでございますけども、この問題に関しては先日JAつやま中央支店で総代会があり、少し話を聞くことができましたんで、3月いっぱいで撤去というのは決まっているが、どうしてもということであれば、条件を持って話をすれば、特に中央地区より2名の理事が出ておられますんで、その人と一応相談して役員会にかけていただきやれば何とかとまるんではないかというような話も聞いておりますので、何とか残していただいたほうがええんじゃないかなと思いますし、役場の中にあるということは、役場に用事がある人なら使いますけども、役場に用事のない人が役場に入ってATMを使えいやあ、なかなか入りにくいこともあると思いますんで、屋外へ出すというんか、適当なところに場所があれば、何か目に映るところでなかにゃいけん、管理ができるところでなかったらいけないということもありますんで、亀太郎会館の下にどうのという話も一遍出したこともあるんですけど、そこではどうも人目にちょっと欠けるんじゃないかと思いますし、そこら辺を考えていただいて、何とかならんもんかと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 桑元会計課長。 ◎会計課長(桑元英昭君) 失礼いたします。 10番江原議員さんのご質問で、役場の本庁舎の中に農協さんのATMがあると、それを撤去するという話が出ておると、それにつれてはそのATM自体があることを町民の皆さんが知らんのじゃないかというようなご質問のようにとっております。 農協さんのATMということで、農協さんの持ちもんだということが、まず前提でございまして、担当課と申しましても、近くにおるということでここに立たせていただいたというふうにご理解いただけたらと思います。 町民の方でお聞きになりながらどこへあるんかなという方もたくさんおられるのは、事実だろうと思います。役場の本庁舎1階ロビーに入られまして、正面に会計課がありますけども、そのへりの隅のほう、そこにつやま農協さんの現金自動支払い機ということです。ATMが1台設置されております。想像するところによると、新町、美咲町が発足して公金の会計事務の中で指定管理ということで、つやま農協さんが入っていただいとるということの中で、業務を遂行する上で公金の最終の管理するところは農協さんの口座となっておりますので、それの管理をスムーズにする上で通帳の記帳業務、そういったものを行うのに便利ということが、まず1つには考えられてATMが置かれたんじゃないかと察するところでございます。町民に対して広くというところで考えますと、当然江原議員さんが言われたみたいに、よく目につくところ、当然よその金融機関さん、JAさんにおきましてもですけども、一般利用されておるところは目につくところで、外で、それから利用時間なんかにつきましても、10年ほど前までは土曜日ぐらいまでだったですけども、今、日曜日も含めて長い利用時間があると思いますけども、そういったもんもなされておるのが事実だろうと思います。逆に考えれば、やはりさっきの業務遂行のために設置していただいたものが広く町民の方にも役場に来られたついでに利用されればと、職員につきましても利用もさせていただくというようなことで、並行利用してきたのが事実だろうと思います。よって、広い範囲でのPR的なものまではされてないと思いますけども、農協さんの機関誌、毎月発行されておりますけども、ああいったものの中にもATM設置場所という表記では本庁舎もあったと記憶しておりますし、されておったというふうに思っております。 それから、撤去のほうでございますけども、撤去は3月末をもって撤去するということで、昨年12月ですか、組合長さん、専務さんほか皆さんで申し入れに来られました。今現在でも当然利用されとる方々が町民の方でもおられますので、撤去についても支障がなるべく出んようにということで、チラシを配ってできるだけ不便がないようにしたいとは思っておるというような申し入れをされておりました。また、逆にこの本庁舎周辺でしたら、もちろんつやま農協さんの中央支店がございます。そこにATMはございます。それから、郵便局さん、それからコンビニさん、それから中銀さんというふうにあるんですけども、基本的には自分ところの口座が使える範疇でないといけませんし、他行が使えば手数料が要るとかいろんな問題があるんですけども、そういったもんにつきましても、JAさんとしては無料の金融機関をふやしたいというような便宜を図っておるので、できるだけ経費の節減を努めたり、行政改革と一緒で、機構改革の一端での廃止ですのでご理解くださいという旨であったというのが察するところの状況かなと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) JAのATMの機械が32台あるというたんですかね、32台ある中で、ここの使用率が一番少ないということで、もうほんまに役場の中にあって、それも隅のほうに、奥のほうまで行ってからせにゃあいけんようなところにあったら、ちょっとほんまに寄りとおても寄りにくいんじゃないかなあということです。ほんならそれで今の農協の中央支店のほうへ行けば大抵何人も待たれる人がおって、なかなか自動ドアのつい隣じゃけど、前も両方中があいたり表があいたりして、自動ドアがほんまにあき詰めとるんで、ほんまいうたら、農協さんの自動ドアでなしに、そういう待つ人が大勢おるんなら、ここでも来なさいよとか、今の段階だったらちょっと話をして、今の理事に出とられる人を通じてやったら何とかならんことはないんですよというような話を聞いたんで、ちょっとお話しさせていただきました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 中銀の久米支店があったときには、あそこから皆さんから出されてたということでございまして、不便なかったと。それで、久米支店が向こうに移ったということで、今度はATM、この周りには役場の中だけしかないというようなことで撤去されたら困るがなというような考え方かもしれませんけれども、農協としては利用率を見ながらATMの設置をしておるところでございまして、今農協もガソリンスタンドも余り芳しくないというようなことで撤去しておるところもありますし、ATMにつきましてもかなりかかるということで撤去しておるところでございます。町のほうが何ぼか補助金を出しますと、それに見合った、そこに設置はしていただけることはあるかとも思いますけれども、そこまでしなくても農協さんが窓口におられますんで、すぐ通帳は打っていただけるということでございますんで、そういうことで多少は不便になるかもしれませんけれども、そのようなことでしていただきたいなと、このように思います。 今、課長がちょっと奥歯に物が挟まったような言い方を言われとったんですが、いろんな交渉をしとるわけです。いろんな交渉をして、どうしても撤去だなというようなことで、私もその内訳も聞いておりますけれども、農協のほうも意志がかたいということで、それでは理事さんお二人によってそれだけのがひっくり返るかなというのは、私もいささか疑問に思っておるところでございますけれども、ひっくり返ったらここに置いていただけるわけですから、そのほうも努力もしていただければと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。(10番江原耕司君「ありません。ひとつそういうような考えでおられるんだったら仕方がございませんけども、皆さんのためを思えば、ちょっとその交渉をしてみて、価値があるんならしてみてもらえばええかと思いますが。これで終わります」と呼ぶ) 以上で10番江原議員の質問を終わります。 ここでただいまから午後4時30分まで休憩をします。(午後4時13分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後4時30分) ただいまの出席議員は16名です。 ここで会議時間の延長をしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(貝阿彌幸善君) 異議なしと認めます。 本日の会議を午後7時までとします。 それでは、一般質問を継続します。 12番松島議員の質問に行きます。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 12番松島でございます。 今、時間延長もしていただいたんですが、こういった時間帯でもあります。先ほど旭総合支所の山本課長が三船議員の質問で、目の覚めるようなプランというようなことを言われましたが、今さっき三船議員とも話をさせていただいたんですが、旭地域の若い方もそういったプラン望んでおられる方もおられます。中央、柵原行くのにわざわざ津山市を通っていくんじゃなしに、美咲町の中を通っていきたいなあという声もあります。これが目の覚めるようなプランというか、夢じゃなくて現実になるように願うところであります。そういった形で。            (町長定本一友君「命をかけてやります」と呼ぶ) ということで、町長も言うていただいとりますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。時間帯が時間帯なんで、私は目の覚めるような質問というふうにはならないかもしれませんが、答弁のほう、ぜひ目が覚めるような答弁をしていただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 私は、3件の通告をさせていただいておりますので、順次質問させていただきます。 まず最初に、まちづくり課、こども課についてということで、これは機構改革ということで、今回議案のほうでも上がっておりますが、そういった形で本年4月から機構改革で新設される課の中でまちづくり課及びこども課というのが2つ新しい課ができております。保健福祉課が保健年金課になるということで、これは中身的にはほとんど同じ形ではないかというふうに思いますが、やはり機構改革、町長の新春の首長インタビューの中でも、まず第1は役場の機構改革であるということで、本年度の重点施策ということで挙げておられるということもありますので、その中での特にまちづくり課とこども課についてちょっとお尋ねをしたいというふうに思います。 全協等でも説明がありましたように、まちづくり課では協働のまちづくり、またコミュニティー活動の推進、また新たな施策の企画・立案・推進を図っていくというような説明もありました。その中で、合併以来県内の町村では、美咲町が一応人口は第1位ということで今日まで何とか第1位を保ってきておりましたが、もうすぐ近隣の町に、これは競争してみてもしょうがないのかもしれませんが、ただ人口を1人でも構成は変わってくるということで、具体的には和気町さんがもううちの人口にほぼ追いついて、もう何年か先には1位になるというような推計も出ております。また、矢掛町、また将来的には今早島町さんは1万少々なんですが、これがこちらは人口は少しずつふえているということで、十数年先には美咲町を追い抜くというような形で言われているわけで、非常に何か寂しいなという思いがしておるわけで、何とかここで頑張っていかなきゃいけない、本当に危機感をさらに持っていただきまして、また我々議会のほうも持っていきながら、行政とともに取り組んでいかなきゃいけないんじゃないかというふうにも思っておるところで、延原議員の質問の中でも人口のことも出ておりますが、定住促進ということも含め、まちづくりにおいて、来年度、26年度4月からの26年度においての新施策の計画、具体的にあれば答弁いただきたいというふうに思います。 また、こども課においては、子育て支援と今度は保育園の業務、これが住民課からこども課が担当するという形でありますが、その中でもけさほどから町長の答弁の中でも、特に子育て支援の中でも、本町は保育園は非常に充実している、近隣市町も美咲町の保育園うらやましいというような思いを持っておられるというようなこともありました。施設的にももう充実、昨年度も柵原の西、東の保育園のこともありましたし、充実しているところでありますが、今後子育て支援、新たな施策があれば計画のほう、答弁いただきたいというふうに思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 松島議員の質問にお答えをしていきます。 目の覚めるような計画があればと言われましたけども、26年度新施策につきましては、まだ確定というか、しておりません。これにつきましては、定住促進プロジェクトチームをつくって、ここから提言をいただいて、それに沿ったものをつくっていこうという形で、定住促進と子育て支援、これは両方含めたもので協議をしているところでございます。これが出次第、新たなものができればしていくという形になると思われます。 それから、協働のまちづくり交付金につきましても、平成26年度で一応交付期限が来ますので、こちらも新しく見直していきたいということを考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) 今、遠藤課長のほうから定住促進のプロジェクトチームで提言をということがありましたので、プロジェクトチームの一員として少しお話をさせていただきます。 プロジェクトチームは、ご存じのように課を超えて手を挙げたこの指たかれという職員が集まって本当に熱い気持ちで、まず職員が思うこの美咲町の強み、それから課題を出し合って、そしてそれを強みは力にして、そして課題はこれをどう克服していったらいいかというところから政策形成の方法で提言をまとめていこうというふうに、ずっと会を持ってやってまいりました。その中で、移住の相談会、それから後楽園等での移住相談のイベント、東京、大阪という、そういうことがありまして、またそれに向けての準備等もありまして、それから24年7月から始めまして2年間の委嘱ということで、今その途中でまだ提言ができ上がっていない状況で、このまちづくり課のほうへ引き継いでいきたいというふうに、今は思っております。昨年、そしてことしになってからも、美咲町をどういうふうに幸せな町にしていくか、「ちいさな町のちいさな幸せ」、「幸せを実感できる町」ということで、「しあわせ」をキーワードにまちづくりをしておりますけれども、その幸せなまちづくりということで、住民の方に集まっていただいてワークショップが何度もありました。いろいろな切り口からありました。いろいろな講演といいますか、いろいろな講師の先生から、ワークショップをしていただきました。昨年の幸せな美咲町をどういうふうにしたらできるかというようなこと、それから自分の好きなもの、自分の美咲町の好きなこと、懐かしいこと、美咲町への思いを出しましょうということ、それからきのうは美咲町を「黄福な」町にするには、「こう」は「黄色いな」ということですけども、美咲町のパンフレットをつくるに当たって、住民の方が美咲町をどうしていけばいいかというような、そういうワークショップもありました。そういう中で、いっぱい住民の方が思いを出してくださっていますので、職員だけではない、そういう方の思いも入れたやっぱり定住促進のプログラムをつくっていくということで、まちづくり課へしっかりとそれは引き継いでいくようにしたいと思っております。また、ご指導のほどもよろしくお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。 こども課ができるということなんですが、その業務の中で住民課にあります保育所の関係、それから子育て支援の関係がそちらの課のほうに行くということで、新たな施策はという議員さんの質問です。 私のほうからは、この2月の臨時議会におきまして、美咲町振興計画の策定がされ、議員の皆様から議決をいただきました。この中の56ページのほうに、美咲町の今後の10年間の計画で前期と後期にわたる子育て支援の関係を盛り込まさせていただいております。 美咲町では、住民意識調査の結果の中で、地域の子供の様子が生き生きとしているかどうか、この質問の中にわからないという回答をされた%が53.7%を占めております。安心して子育てができる地域づくりの必要性が重要課題となっておるというような意識調査の結果になっております。現在、住民課では、子ども・子育て支援新制度に向けて、26年度に向け、美咲町子ども・子育て支援事業計画の策定に取り組んでいるところです。現在は、子育て真っ最中の家庭であります就学前の児童の保護者、それから小学生児童の保護者に対してニーズ調査を実施しております。現在は、そのデータを集計中でありますので、そのデータができましたら、今後の子育て支援の中に何が必要であるかという事柄がわかってくると思います。 参考までに、今のニーズ調査の内容につきましてちょっとお知らせしておきます。 就学前の児童の保護者に対しては、57項目の質問をしております。内容につきましては、家族の状況について、母親の就労について、それから父親の就労状況について、それから保育園や幼稚園、美咲町では幼稚園ありませんが、他町の幼稚園を利用されている方の平日利用について、それから子育て支援センターなどの利用について、それから土曜日、休日、それから長期期間中の幼稚園、それから保育園の利用希望について、病気のときの対応について、泊まりがけが必要な一時預かりについて、小学校入学後の放課後の過ごし方について、育児休業について、それから子育て全般についてということで、就学前の児童を対象とした保護者に尋ねております。それから、小学生の保護者に尋ねている項目については、44項目あります。その中で、就学前の児童の保護者に対して質問している部分と重複する部分があるんですが、中でも小学生の保護者については、放課後児童クラブの利用希望についてという項目があります。そういった質問を保護者の方に調査として出しておりますので、この集計ができましたら今後の美咲町のこの新しい計画にどういったものを盛り込んでいけれるかというところになっております。状況のほうを報告させていただきました。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 答弁いただきまして、再質問でありますが、まず協働のまちづくりに関しては、26年度、来年度、この1年間で今の補助金制度が一旦切れるというか、今の補助金制度は26年度までということで、26年度中に自治会等、協議会等で協議をされながら、この1年間で27年度以降のことを決めていかれるということで、今の制度が100%ではない、いいところもあればもうちょっとこうしてほしいという意見も各地域で、今でも出ている、これからも出てくるんじゃないかというふうに思いますので、それをそのご意見を聞かれながら町としても予算措置をされていくというふうに理解していたらいいんじゃないかということだと思いますが。その中で、予算措置もそうなんですが、もう一つこれは同僚議員も何回も質問されたり、私も前回も質問をさせていただいたりする部分なんですが、人的な支援というか、そういう部分で、今、常会単位でいうと町内81ありますし、また旧村単位ということになりますと、協働のまちづくり事業ということでは13というような単位になってくるんじゃないかというふうに思います。今、前も提案型のことは私もいろいろ質問させていただきましたが、提案型に関しても今は13の協議会というか組織に対して、採択されれば交付をするという形になっておりますが、やはりこの81の区、昔でいう常会という形になるかと思いますが、その常会単位でもやはり苦労もされております。また、先ほど言った13の自治区というか協議会の中でも、やはりいろいろといろんな地域でお話を聞くといろんな苦労をされている中で、特にやはり役員をされる方がだんだんおられなくなる、高齢化もそうなんですが、やっぱり合併されてから特にこの地区の会長であったり、また会計であったり書記をされる方の負担が年々重くなってきている、もうずっとはできないと言われる方が大変たくさんおられるお話も伺うと、そういった形になっております。 そういった意味で、先ほどちょっと和気町さんの話もさせていただいたんですが、こちらはこれは私直接聞いてないんですが、間接的にお伺いしたときに、地域担当の職員という形で、うちでいう13の地区単位になるかと思いますが、3人の幹部職員さんを3人地区につけてその地区の担当ということで、これは常時ついているわけでも何でもなくて、月に1回の会議のときだけでも同席をしてされる。役目というのが、1つは会長の補佐をされる方が1人、それと会計、これは会計も町のほうが交付している補助金だけの会計、それ以外の地区の会計は地区の会計がやられるということで、補助金に対しての会計、そしてまたこれは一番、私、物すごく大切かなあと思うんですけど、書記という部分、書記をされてきちっと記録をされているというのか、私もいろんな会議に出させていただくと、書記がちゃんとおられてちゃんともう全部記録して、同じ文書を皆さんに配られれば、これはもう同じ情報が伝わるわけなんですが、やはり地区によってはもう伝達ゲームじゃないですけど、口頭でいわれるところがほとんどかと思います、決まったことに関して。そうすると、そのとき伝わったことと次のまた小さい地区に帰って皆さんに伝わることとが多少どんどんずれが出てくる、伝える方の考え方でもかなり変わってきて、何かうまくいかない、またそういう形のことがトラブルにもつながりかねないということが起きるという可能性があるということで、私も感じたところであります。 そういった意味でも、地区担当というか、またこれの一番の和気町さんがやられて効果があったのは、逆にこれをやると町の仕事、町の職員さんの仕事もスムーズにできているというのがあります。というのが、今でも形井議員のけさの質問でもありましたが、要望という形で、実際要望に関しては常に随時回答をされているということでありますが、相当な要望というのはあるかと思います。その中でも、こういった会議に地域担当ということで職員さんが出向いて一緒に話をされれば、要望件数というか、その中でももう全く実現、全くゼロ%というか不可能な要望というのは出てこないということで、その会議の部分でかなり要望というのがもう選択をされているというような形で、逆に町の仕事も楽と言ったらおかしいんですけど、スムーズに行政運営ができているというような効果もあるということを、これは間接的ですけど、お聞きをしたところであります。 そういった意味でも、地域に担当職員というような形で、財政措置というんではなくて、これは月1回というような形ですが、これに例えば残業という形でされてもこのほうがかなり財政的にも非常に節約もできているというふうなお話もお聞きしたところでありまして、そういった形の制度というか、職員配置というような形でされてはいかがかなというふうに、1つ協働のまちづくりについては私は考えるところであります。 また、先ほど副町長のほうが答弁いただいた、今度はプロジェクトチーム、定住促進プロジェクトチームは、今これは24年7月からということですけど、もうすぐ委嘱の2年間が終わるのかと思いますが、今かなりいろんなご意見が出ているんじゃないかというふうに思いますが、この意見を今度新しいまちづくり課に引き継ぐという形で、その中で新しい施策を考えていくという形でありますが、振興計画の中にもいろんな子育て支援ということで、今まで現在も続いている子育て支援策というのは全部のっておりますが、これは町長、前回も私質問させていただいたときに、これは維持しながらという形で言われておりましたが、この中でもやはり行政でありますから、効果というのをもうちょっと検証をしっかりしていただくというのが、ひとつ追跡調査も含めてしていただくというのが1つじゃないかと思います。そん中で、また新しい施策というのも打ち立てていかなきゃあいけないんじゃないかというふうにも思いますので、その辺もしっかりとこのまちづくり課のほうで考えていただく、これはまちづくり課だけで考えるんじゃなくて、もうこれは全庁舎内、もう全課で考えていきながら、そのまとめがまちづくり課じゃないかというふうにも思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 また、もう一つの子ども課につきましても、ニーズ調査をもとに子ども・子育て支援事業計画の中に打ち出していく、入れていくということで、この子ども・子育て支援計画というのが新たに始まるわけでございますが、これもいろんなご意見もこの計画の中には出ているようでありますが、しっかりその中で協議をしていただく、また保護者の方からのニーズ調査もそうですが、前回も言うたように、私この中にもこういった計画を立てる、委員さん委嘱されていかれるんじゃないかと思いますが、この中にも公募の委員さん、町民の中から公募も募っていただいて、そういった町民の方も入っていただきながら計画も立っていただきたいなというふうに思います。 半分何か私が答弁したような形にはなりましたが、答弁がありましたらよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今もう答弁をいただいたようなことでございますんで、私がそれ以上しゃべっても何でございますけれども、要するに81区がありまして、13自治区があると、その中に職員を配置したらどうかというお話でございます。 いろんな考え方があるかと思いますけれども、私は81区もあるし、自治会もあります。その中で、これだけのことを必ずせにゃあいかんとか、よそより負けとるからこれをせにゃあいかんとかということじゃないと思います。といいますのが、それぞれの地域のそれぞれの区や自治会の中だって、やっぱり物の考え方の温度差が違うということでございまして、一つ事を議論するんでも、本当にけんけんがくがくとやる区もありますし、コンセンサスでそれでええわというて、何にもせずに、議論もせずに、それで皆さんの考え方が暗黙のうちに了解して決まっていくというようなところもあるわけでございます。いろんな形態がそれぞれの区の中にあると思います。だから、ここのこういうことをやらにゃあいけんとか、ここまでやってやらにゃあいけんとかという強制的なもんじゃないかというような考え方を、私は持っておるわけでございまして、そういう職員を派遣すると、職員はやっぱり一様に、一律的にこういうことをしてくださいというような形に、たとえこっちが口を出さんでも、そういうような考え方になってくると申しますと、それが区や自治会に反映をしてくるというように、私は思うんです。そういうことになりますと、役場の職員に任せときゃあええがなというようなことになってくるようなところが、私は多々あるんではないかなあというようなことで思っております。 そういう意味におきまして、今回81の区長さんにそれぞれアンケートをとりまして、これから神石高原町ですか、あっこに視察に行きまして、あそこで地域おこし協力隊というんですか、それから集落支援協力隊、その2つ習うたわけでございますけれども、美咲町にどっちが当てはまるかなあというアンケートをとらせていただきましたところ、集落支援員ですか、それが美咲町には合うとんではないかなあというようなことも思います。そのことについてこれから区長会ございますんで、提案をさせていただきたいなと、このように思います。区長が兼ねるかもしれませんし、それから区長以外の人が兼ねるかもしれませんけども、その区内の地元の人が出られると、地元の人から出られるというようなことで、内情がよくわかっている人がそういう指導をしていただくというような方向づけがいいんじゃないかなと、このように思っておるところでございます。 また、先ほど議員申されましたように、美咲町の子ども・子育て支援事業計画の中に、子ども・子育て会議を設置するということでございまして、この答弁書の中に書いてますように、じゃあそれぞれ担当課といたしましては、「広報みさき」の3月号にも募集をさせていただきますけれども、一般公募を若干名募集させていただこうというように思っております。 それから、そのほかのメンバーも現在検討しながら、誰に入っていただくかということも検討しながらやっておるところでございます。そういうこと、1つ余談かもしれませんけども、ことしの6月議会のほうで、ここで議会に提出しようと思ったわけでございますけれども、ちょっとおくれました。6月に予算を計上させていただきますけれども、小学生対象でございますけども、美咲の子は全員泳げるというような、インストラクターを1人お願いをいたしまして、そういうことでやっていこうと、このように思っておるところでございます。そうして、スポーツクラブの本職に指導していただきまして、泳げない人は泳げるようになる、今泳げる人はより速く泳げれるようになるというようなこともやりたいなということで、今スポーツクラブと交渉を重ねておるところでございます、これはまた余談ですけれども。そういうようなこともやっていこうと、このように思っておるところでございます。 本年度のまちづくりにつきましての新たな施策はということでございますけれども、新年度予算に上げていますように、何遍もここの場でお話をさせていただきました。幸福タクシーを全域に広げたいとか、目玉でございます6次産業化、これをもうどうしてもやらにゃいかん時期には来とるし、これを積極的に進めていきたいなあと、このように思っております。 それから、旭周辺の公園化、前々から上がっております旭役場周辺の公園化、それもやっていきたいと思いますけれども、それから今あるもんの観光地を十分に使っていくということにつきましては、やはり柵原の鉱山公園かなと。あの鉱山公園をやはり美咲町の目玉といたしまして、観光の目玉として、あれを片上鉄道の保存会の皆さんと協力しながらそれをやる、そしてまた地元の皆さんとも協力しながらそれをやっていきたいなと、このように思っております。 それから、今、前年度からずうっと継続しております事業がございます。途中でやめるわけにいきませんので、それも進化させながら一歩進んだ形でやっていきたいなあと、このように思っておるところでございます。大した答えにならなかったかもしれませんけれども、そういう考えでおりますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 再々質問じゃなくて、町長から答弁いただいたんですけど、協働のまちづくりに関しては、このアンケートのことをちょうど12月議会で集落支援員と地域おこし協力隊のことを質問させていただいたら、その区長さんのアンケートをもとにということを言われとったんで、神石行かれた後の。集落支援員がいいんじゃないかというような形で、そのことをお聞きしようと思うとったら町長今言うていただいたんでよかったんですが、その辺もしっかり協議しながら美咲町に合った形で進めていただくということで、また新しい施策に関しても先ほどいろいろと町長も言われておりますが、先ほどから身の丈に合ったというような形言われとったんですけど、一歩進んだというふうに今言われたんで、よろしくお願いしたいというふうに思います。 次の質問に入らせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に行きます。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 次は、記念事業についてということで、この質問の1つは、旭川ダムが通水開始からことしの秋で60周年という形で60年がたつということで、以前ちょうど2年ほど前に私記念事業は考えられないかということで質問をさせていただきました。そのときに、町長の答弁のほうが、合併の10周年と合わせて検討していきたいというような答弁をいただいたところで、合併で来年3月22日で10周年という形になるということで、来年度予算書のほうで100万円合併記念事業ということで予算のほうも上がっておるようですが、そういった形で旭川ダムの60周年、また美咲町の合併10周年をどのように具体的に考えられておられるのかということで答弁いただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 松島議員の記念事業についてでございまして、2回目のご質問ということでございます。 第1番に、旭川ダムを60周年で記念事業になるんで何か記念をする事業をしてはどうかというご質問でございます。 ほんまに人柱ではないですけど、あそこでもうかなりのダム建設の場合に、私らも子供のころでございますけれども、犠牲者が出たというようなことでございまして、記念事業もああいったことであったんでございますけれども、そういうことで、あれから県や旭川ダム管理事務所のほうに問い合わせをさせていただきました。こういうことで一般質問をされる人があるんですけれども、記念事業をされますかという答えに対しまして、そういう県は考え方はないというようなことでございまして、これからもそういう方向にあるんかということでお伺いをしましたら、今んところそういう記念事業もやる考え方はないというようなことでございまして、美咲町といたしましても、美咲町が本体ではない、堰堤につきましては建部町、今は岡山市に堰堤があるわけですんで、実際に主体となってやるんなら岡山市がやるべきかなあ、県の管理者だから県がやるべきかなあというような考え方もあります。そういうことで、もしやられる場合は、美咲町にももうそのダムで犠牲になったという言い方はおかしいんですけれども、その恩恵を受けたんか犠牲になったんかわかりませんけれども、そういう関係があるところだから一緒にやらせていただきたいなということだけはお伝えをしておるところでございます。そういうような場合に、50周年をやってないので、60周年というのはなかなか難しいんかなあというようなことを思っております。 それから、合併10周年につきましては、これは美咲町独自の考え方です。この合併10年というのは、ほかの他町村にもほろほろ合併10周年されるというところがございますけれども、それも参考にはさせていただきたいなと、このように思っておりますけれども、町といたしましては、記念事業といたしまして、町民憲章の策定をして、そして講演をしていただこうかなと、今のところそういうようなことを思っております。記念講演でございますけれども、町ゆかりの誰か有名な人、芸能人であるか誰であるかわかりませんけども、町ゆかりの人でそういう人に頼めれたら頼みたいなあというように思っておるところでございます。これにつきましても、実行委員会をつくって、この議会で経費を計上しております。そういうことで、この議会が通りますと、早速に実行委員会を設定いたしまして、予定といたしましては、来年、27年、26年度中でありますけども、27年がいいんではないかなというように、標準といたしましては27年3月22日が合併10周年ということになります。そういうようなことで標準をそれに合わせてもいいんではないかなというように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) 再質問ですが、旭川ダムの60周年に関しては、前回とほぼ町長答弁も同じで、幾ら質問してもこれは堂々めぐりになるかなあというふうには思いますが、そのときもただのイベントじゃなくて小水力発電とか、そういったものも考えてはどうかというような提案もさせていただいたんですが、50周年はちょうど合併の旭町時代で50周年をした次の年が恐らくダムの50周年でもあったということで、なかなかそういった記念事業、町制50周年ということを大々的にやられたので、ダムのことまではやられなかったんじゃないかというふうにも一つは思うわけですが、旭川ダムの主体は岡山市であり、また岡山県の公営企業局になるかと思いますが、その中でもちょうど真ん中であり、中流が旭地域で、今は美咲町ということでなっておりますので、県がもし少しアクションをされれば、町としても積極的にお願いしたり、動いていただければというふうに思いますし、また近隣の岡山市であったり、真庭市さんからいろんな話でそういう話が出る機会があれば前向きにお願いしたいというふうに思います。 また、合併10周年に関しては、記念事業ということで100万円の予算をこの定例会のほうで上程されておりますが、その中でも町長が言われた町民憲章をその中でもやっていくということで、これは岡田議員がもうずっと質問されておりました、提案もされておりました。大変いいことじゃないかなというふうにも思いますので、しっかりと公募もされたりしながら、委員さん、実行委員会、また審議委員会というような形でやられるんじゃないかというふうにも思いますので、この憲章というのがただ単な飾りじゃなくて、また強制されるものでも、強要されるものでもなくて、やはりこれが振興計画は10年という形で立っておられますけど、この憲章というのはずっと続いていくもんじゃないか、美咲町がある限り続いていくと思われますので、そういう意味でもしっかりとした皆さんの意見も聞いていただきながら、美咲町の将来へ向けての憲章という形でつくっていただければというふうに思いますし、我々議会も一緒になって頑張っていきたいというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。 また、延原議員からもパブリックコメントのことを再度質問のほうで言っていただきましたが、これは時間がありますので、しっかり憲章をつくった後はパブリックコメントということで意見公募もしていただきながら、また皆さんの意見も聞いていただくということで、よろしくお願いしたいというふうに思います。 もう以上でこの質問に関しては。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか。(12番松島 啓君「はい」と呼ぶ) それでは、松島議員、次の質問に行ってください。 ◆12番(松島啓君) 最後の質問でありますが、地域活性化にサロンの常設をということで、サロンという言葉自体が先日会議がありまして、今、社会福祉協議会さんが特に中心となってサロン活動というのをやっておられるのですが、ある会議の委員の方が、このサロンというのは何ですかというふうに言われたような経緯もあります。もとの言語でいうと、これは応接間というか、皆さんが誰でも寄れる、そういう居場所というか、そういうことになるんじゃないかというふうに思いますし、今、イメージ的に地域でやられているサロンというのが、やはり大体平日の昼間にやられる形が多いかと思いますので、どうしても高齢者の方が、特にやっぱり参加されるというと、男性よりは女性の方が参加されているんじゃないかというふうに思います。これは、町内それぞれ今117カ所でサロン活動をされて、そういった形で、特に社会福祉協議会さんのほうが連携をとられ、サロン活動を展開もされて、毎回、これは頻度がいろいろともお聞きしとります。月に1回のところもあれば、週1回、2回という形で活発にやられているところもあるということで、毎回やっぱり楽しみにされて参加をされておるということで、中身については地域地域でいろんなことをやられておると思いますが、そういった意味でも、地域づくり、健康づくりにも大変つながっているものではないかというふうに思います。その中で、1つ、いつでも誰でも気軽に立ち寄れる、また集える場所ということで、このサロン活動をさらに発展させていただいて、これを常設できればいいんじゃないかという声も以前からよくお聞きはしております。これは方法はいろいろあるかと思いますが、また政権かわりまして、国のまた補正予算というのでいろんな何かメニューがどんどん出て、また町のほうもそれに対して研究されているんじゃないかと思いますが、そういったサロンを常設するような地域に、そういったメニューもあるんじゃないかというふうにちょっとお聞きもしております。そういった意味で、そういった国の補助事業というのも研究もしていただきながら、地域の拠点施設にそういったサロンの常設はできないかという質問でございます。答弁のほう、お願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長(村島眞由美君) 松島議員の地域活性化にサロンの常設をというご質問にお答えしたいと思います。 紹介していただきましたように、高齢者の介護予防や地域の触れ合いのために、現在美咲町社会福祉協議会と連携して、地域にサロン活動を展開しているところです。平成24年度の実績では、中央地域に53カ所、それから旭地域が21カ所、柵原地域が43カ所ということで117カ所で開催されておりまして、開催回数のトータルが1,475回、町内で。参加人員が延べ2万2,504人という報告を受けております。高齢者の介護予防とか元気づくり、また地域の活性化にとってなじみの顔が定期的に集う場、それをサロンという言い方をしておりますけど、そういう場というのはとても有効であると言えます。国も1月21日に、全国の課長会議があって、その資料を見させていただきましたら、今後の介護予防事業については、市町村の独自財源で行う事業や地域の互助、民間サービスとの役割分担を踏まえつつ、介護予防の理念の徹底の観点から、元気高齢者と二次予防対象者を分け隔てなく住民運営の集いの場を充実させ、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような地域づくりを推進する等、機能強化を図る必要があるというような文言が示されております。現在、介護保険の6期計画のために、愛育委員さんにお願いして、日常圏域ニーズ調査を実施しているところです。これらのデータをもとに、地域の実情に合わせて住民の方たちの協力、そういうものと社会福祉協議会等と連携しながら、通いの場について計画していきたいというふうに思っております。 議員ご指摘の国の補助金等も研究しながら、活用できるものはぜひ活用して進めていきたいというふうに思っております。住民の方が主体になって常設の場があるというのは、とても高齢者の方だけではなくって、地域で閉じこもりの方にも意味のあることだと思いますので、ぜひ研究してやっていきたいと思います。ご理解をお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、課長が申したとおり、前向きに検討させていただこうと、このように思っております。受け付けにつきましては、随時受け付けということでございますんで、26年度に計画いたしまして、27年度に実施できたらいいなあと思っております。 それで、1つ不安があったのは移動手段、そこまで行かにゃあいけん、どうしたらええかという、ちょうど幸福タクシーで1,000円で行けますんで、4人乗ったら250円ですか、3人乗れば300円というようなことでございますんで、それを移動手段として使えるんではないかなあというようなことも思っております。そういうことをかみ合わせながら、やはり福祉巡回バスを回しておりますんで、それも利用しながら移動手段については考えていこうと、このように思っております。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 12番松島議員。 ◆12番(松島啓君) もう質問にはならないと思いますが、大変前向きな答弁をいただいたので、そういう形で研究をしっかりとしていただきたいと思います。特に、先ほども言った、このサロンというのは、高齢者の方が中心ではありますが、本当にもう小さい子供からもう高齢者の方まで、本当に皆さんが集えるようになるのが一番の理想じゃないかというふうにも思いますので、いつでもどこでも誰でもというような形で、集えるサロンになるようにしっかり研究していただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 以上で私の質問、終わりといたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか。 答弁よろしいです。            (12番松島 啓君「はい。もう、はい、いいです」と呼ぶ) それでは、松島議員の質問を終了します。 これで本日予定しておりました日程は終了しました。 明日の議事日程は午前9時30分開議で、一般質問から行います。 本日はこれをもって散会します。(午後5時19分)...