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06月12日-03号

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  1. 美咲町議会 2013-06-12
    06月12日-03号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成25年第 4回( 6月)定例会第 3 日 (平成25年6月12日) (1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 2時57分 (2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1林田 実出席9金谷高子出席2小林達夫〃10江原耕司〃3左居喜次〃11三船勝之〃4片山 剛〃12松島 啓〃5延原正憲〃13下山和由〃6形井 圓〃14山本宏治〃7松田英二〃15岡田 壽〃8岩野正則〃16貝阿彌幸善〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長定本一友建設課長矢木史朗町長岡部初江会計課長桑英昭総務課長難波寛治郎旭総合支所長池本圭三郎企画財政課長遠藤 透柵原総合支所長中西 学情報交通課長鈴鹿 滋旭総合支所 産業建設課長山本 資税務課長鳥越道正柵原総合支所 産業建設課長國宗 順住民課長高田美智子柵原総合支所 上下水道課長森廣恒男健康増進課長村島眞由美教育長泉 和男保健福祉課長福田芳幸教育総務課長桑芳郎上下水道環境課長赤堀達男生涯学習課長山下一巳産業観光課長山本尚幸         (4)職務の為出席した職員の職・氏名     事務局長  木 谷 正 弘     書  記  宗 近 由 利(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問          平成25年第4回美咲町議会定例会             平成25年6月12日             午前 9時30分 ○議長(貝阿彌幸善君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) 本日の日程を報告します。 第1に一般質問、以上のとおり定めますのでご了承願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 昨日に続き一般質問を行います。 9番金谷議員の質問から行います。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 9番金谷高子君でございます。2日目のトップバッターとして一般質問に入らせていただきます。 このたびは再選をいたしまして、新しい議会が誕生いたしました。私も新たな気持ちで4年間、皆様方のご意見を聞きながら頑張っていきたいと、このように思っております。 今回の質問は、再選されました定本町長の新首長インタビューの町民の健康づくりに力をと大きくスローガンを出されております。私も希望あふれるまちづくりをつくっていきたい、そのスローガンで選挙期間中も本当に頑張ってまいったところでございます。 それには、まず美咲町、どこに住んでも隅々まで光が当たる行政でなくてはならない、このように私は地域を回ってみてそうなんだな、本当にいろんなところがあるけれども、隅々まで本当に光が当たる、そういうやはり行政をしていかなければいけないし、私自身もその思いでしっかり頑張っていかないといけないなと感じたところでございます。 それには、まず基本は健康でなければいけない、このように思ってます。私は常々、町長にはいつもお聞きすることがあります。体力がありますか、また気力がありますか、そのたびに町長も冗談を交えておっしゃいますけれども、本当に十分に充電をしていただきまして、疲れたときには休んでいただき、また充電していただき、美咲町の町民の皆様のために頑張っていただきたいなと、このように思ってます。 それから、1期目から掲げておられます人づくり、地域づくり健康づくり、これには地域一人一人の皆様と行政、議会とが連携をとり、住んでよかった美咲町を目指して頑張っていきたい、このように思っております。 それでは、本番の一般質問に入らせていただきます。 まず、今回の一般質問は、今これから始まりますけれども、特定健診、集団健診、本当に1年に1回の大切な健診があります。その健診について、その取り組みについてお尋ねしたいなと、このように思ってます。 まず最初には、国民健康保険で1人当たりの医療費が大体40万円と県内でもトップになっております。加入者は3,133人、国民保険に加入者の特定健診やがん検診が年に1回行われておりますけれども、受診率がなかなか上がってないというのが現状でございます。この点も1つお尋ねしたいところでございます。 そして、医療費が上がってくるというのはどういう要因があるのか、そして私も前回もジェネリックの医薬品を使ったらどうかなというようなこともお尋ねしてきております。その点も、それからジェネリックをどれほど使っていらっしゃるのかというところもお聞かせいただきたいなと思います。 それから2つ目は、未受診者が多い働き盛りの世代に受診の勧奨をしていくと町長も言われております。目標の受診率はどれぐらいなのか、また私がお聞きしているのには、なかなか会場までが行けれないから行きたいけれども行けない、こういうお話もあります。これが行政のほうにも届いているのかなと、このように感じておりますけれども、そのような受診をしていくのには、どのようなこれから方法を考えていらっしゃるのか。本当に、町長は全員の皆さん方が受診をし、そして健康に気をつけていただきたいという思いの中で、基本健診を1,500円を無料にしていただいております。そういった行政の本当に温かい、そういう思いをしっかり受けとめて受診をしていかなければいけないんじゃないかなと、このように思っておりますけれども、なかなか年々ふえるのかと思えば、年々そうふえてはいないというのが現状ではないかなと、このように思っております。 それから3つ目は、がん対策の推進事業ということで、クーポン券が発行されております。利用状況が、これも全く低いということであります。ですから、ただであってもなかなか皆さんが受診をされないということでありますので、これは大きな問題ではないかなと、このように思っておりますので、その取り組みにはどのようにされているのかなと、このように思ってます。 それから、4つ目としては胃がんの検診ですけれども、これも前回質問させていただいております。ピロリ菌の除菌治療で、胃がんの発生率が本当に抑えていけるということであります。ピロリ菌の感染胃炎の除菌については、このたび保険が適用になっております。その保険が適用になったことによって、受けられる方がどのような利点があるのか、その辺をどういうふうにしたらいいのかという点も教えていただきたいなと思います。 それから、これにはABCの検査もあるんですけれども、それも含めて両方でしていけば、これはピロリ菌を除菌することによって本当に胃がんが抑えられる、これは医学的にも本当に発表されているとこであります。その辺をどのように受けとめておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。この4点をお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 福田保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(福田芳幸君) 失礼します。 9番金谷議員のご質問にお答えしたいと思います。 まず、1番目の医療費が上がる要因、ジェネリック利用についてはどうかということでお答えをしたいと思います。 近年の国民健康保険医療給付費について、ちょっと少し申し上げた後、お話ししたいと思います。 平成20年度から後期高齢者医療というのが始まりました。国民健康保険の被保険者の方がゼロ歳から74歳までになりました。この20年度から少し見てみますと平成20年度におきましての医療給付費は12億5,900万円余りでございました。それから、23年度の医療給付費が14億円ということで、3年間で1億4,000万円ほど増加しております。年平均で申し上げますと4,700万円余りということになりますが、1人当たりの医療費もこれに伴って増加しております。平成20年度では、岡山県下では11位ということで、この当時35万円ぐらいだったんです。21年度では3万円ほど上がりまして38万5,000円、このときに県下3位というふうになりました。その次の年が22年度なんですけど、また5,000円、6,000円ほど上がりまして39万1,000円程度となっております。23年度の統計なんですけど、議員がお話しされましたように40万7,000円余りということで、統計上では県下27市町村で1番というふうな数値になっておるのが事実でございます。 医療費の上昇する要因なんですけど、最近の美咲町の国保なんですけど、疾患分類を見てみますと、平成22年度で申し上げましたら上位が新生物、新生物というのはがんというふうに捉えていただければよろしいかと思います。その次に、精神障害、それから循環器疾患がベストスリーなんです。23年度では、1番目が循環器系の疾患、それから新生物、がんです。それから、損傷中毒及びその他外因の影響ということで、けがとかそういったものの診療費なんです。これが上位を占めておるということで、医療給付、入院と入院外というのがありまして、やっぱり入院をされますと高額になります。 1件当たりの医療費は、それぞれいろんな要因で高騰することがあります。先ほど申し上げました入院医療を要する状態になればもちろん上がります。それから、医療の進歩によりまして新薬、これが開発されて承認されまして、それに対する使用頻度が高くなれば、当然高くなりますし、それから高血圧症とか糖尿病等で合併症という診断がされることもあります。そういった合併症を伴う場合は、治療費が高騰しやすいということで、その要因を本当に特定するというのは大変難しいとされております。今後、確実に進行する高齢化というのがあります。それとともに、新しい薬、新薬の開発でありますとか医療技術が高度化しますので、それに伴う診療報酬も当然高くなりますので、医療費はもう一年ごとに高くなるのは目に見えていますといいますか、一層増加することになります。そういった要因で、医療費は上がるというふうに思っております。 次に、ジェネリック医薬品についてですが、昨年の議員のご質問でございましたように、ジェネリック医薬品というのは後発医薬品とも言いますが、先発医薬品と治療学的に同等であるものとして製造販売が許可されたもので、一般的に後から出る薬というのは開発費用が安く抑えられておりますから、新しい新薬に比べましたら薬価、薬の単価です。これが安くなっております。 ご質問にもありました美咲町の国保でどれだけジェネリック薬品で使われたということなんですけど、これはちょっとデータ的にございませんので、今のところその統計が出てこないというか、わからない状態です。今後、システムが開発されて、新しいソフトウエアでそういうことが、統計が出るようになりましたら、またご報告、そのときにはさせていただきたいと思います。 そういったことで、このため後発医薬品の普及は患者さんの負担の軽減、1割とか3割の負担が、その薬を、ジェネリックを使われることによって少し安くなりますということで医療費も安くなりますので、医療の保険財政の軽減、改善に資するものというふうに考えておりますので、美咲町の国保におきましても被保険者証と一緒にジェネリックの希望カードというのを毎年送らせていただいております。ことしも10月が更新時期で、9月に新しい被保険者証をお送りしますので、そのときに希望のカード、あるいはことしはシールにさせていただければと思うんです。シールになりますと、その保険者証に張っていただければその1枚のカードで簡単に使えるということで、そういうふうなことも考えておりますので、こ理解を賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 私からは以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 失礼いたします。 金谷議員の特定健診の取り組みについてということの2番の未受診者が多い働き盛りの世代の受診勧奨、また目標の受診率、そして健診までの交通手段についてのご質問についてお答えしたいと思います。 まず、がんの受診率なんですけども、私がお答えさせていただくのはがん検診の部分についてとなります。がん検診の受診率は、検診全てによって差があります。平成24年度の受診率、これは毎年、愛育委員さんにお願いして調査して、町の検診を受けると言われた方に対する受診率なんですけども、これが胃がんが64.4%、大腸がんが70.5、肺がん79.8、子宮がん68.7、乳がん61.7%となっております。その中で、検診を受けられた中で、40歳から59歳までの年代というのは、それぞれの受診者の約2割とさらに低い状況にあります。 しかし、平成24年度実施した健康づくりと地域福祉に関する意識調査の結果では、40歳から59歳では、がん検診を受けた割合として、職場検診あるいは人間ドック、かかりつけ医、そして町のセット検診を合わせると約6割が受診できている結果もあります。それで、受診率の向上に向けて今、愛育委員さん、栄養委員さんを通じてがん予防とか受診による早期発見、早期治療の周知、また広報紙、告知放送の活用、そして母子クラブや地域サロン等の集いの場などで、あらゆる機会を通じて啓発をしております。今年度は、さらにそこのところを強力に実施していきたいというふうに考えております。 目標値なんですけども、国は全年代に対する人口に対して町が報告する受診者数でパーセンテージを出しますので、そこで出る数字、例えばクーポン券利用状況等はそういう割合で出しますので、非常に低い数字になりますけども、私たちが今目指しているのは、まずは町の検診を受けようというふうに答えた人ですら100%受けていただいておりませんので、まずはそこを100%に底上げしていきたいというふうに考えております。 それから、会場までの交通手段についてですけど、合併後、検診のスタイルをセット検診の形に変えていきました。そのときにいろいろご意見を聞きまして、旭地域、柵原地域の一部においては、送迎バス等の運行を現在も実施している場所もあります。ただし、利用状況は地域によって非常に差がありますし、また実際には送迎バスは運行時間が限られておりますので、自由がきかないということで乗り合いで受診される人も多くて、現在出しているところも利用者数が非常に減っている現状もあるということをご理解いただきたいと思います。 続きまして、がん検診の対策事業のクーポン券の件ですけども、これの利用率というのはご指摘のように本当に低くなっております。その理由というのは、統計で出しますのは全人口に対しての町の受診者数ですので、職場で受けた方とか、あるいは人間ドック等で受けられた方というのは、ここに含まれておりませんので、あくまでも補助金を申請するときの数でいってますので非常に低くなっておりまして、大腸がんが昨年が19.1%、乳がんが25.7%、子宮頸がんが25.9%ということで低い状況は続いております。 年度当初、この推進事業につきましても先ほど言いました愛育委員さんによる検診対象者の調査にあわせて、この検診の対象になる年齢の方につきましては、周知できるように全世帯にチラシを配付しております。また、愛育の地区会等ではこの検診の事業について説明等をさせてもらっております。対象者には、実際にはこういうクーポン券、紙のクーポン券とあわせてがん検診の手帳とをお渡しして、この手帳には詳しく早期発見のとても大事なこと等を書いてありますので、ぜひ読んで受けていただきたいということで啓発をしております。これについては個別通知でさせてもらっております。 昨年は受診者がなかなか伸びないということで、大腸がん検診につきましては、未受診者の方に再度封書で検診のお知らせ、このクーポンのことを書いたお知らせと返信用はがきを送らせていただいて、返信用はがきを返していただいた方に検診セットをお送りして、郵送で検査をするというような方法もとってみましたけども、先ほど言ったような受診率になっているのが現状です。 今後ともがん検診の推進をあらゆる機会で啓発していかなければいけないというふうに考えております。 続きまして、ピロリ菌の検診についてですけども、現在の胃がん検診なんですが、その方法というのは国のガイドラインに添った方法で実施しております。国のガイドラインの中にも胃がんのスクリーニング検査の方法は、胃のエックス線検査、胃の内視鏡検査ペプシノゲン、ヘリコバクターピロリの抗体法が上げられております。しかし、そのガイドラインの中で、死亡率減少効果を示しそうな医学的根拠があるのはこの胃のエックス線検査ということで、対策型の検診として実施することが適当であるというふうにされておりますので、美咲町は今のところ胃のエックス線検査のみとしております。 前回の質問のときにも真庭市のお話が出たと思うんですけど、真庭市で行われている胃がんのABC検査は、血液検査によってペプシノゲン検査とピロリ菌の抗体検査を実施してスクリーニングするという検診でして、これは胃がんのリスクが高い人を見つけ出して、本人と主治医が把握して、将来にわたってこのリスクに応じた内視鏡検査を実施していくっていう考え方に基づいております。真庭市では、このABC検診でピロリ菌はあるけども、萎縮が進んでいない人たちもいるわけで、その方は3年に一度、医療機関において胃のレントゲン検査または内視鏡検査を実施することを進めているということで、やはりリスクが高いと言われた人が本人の自覚と、それから主治医の先生とが組んで、長期的に、継続的に検診をしていくっていうことが必要ではないかというふうにお話を聞かせてもらっております。 国のガイドラインでも、このペプシノゲン検診とかピロリ菌の抗体検査については、対象者の絞り込み等について評価する必要があるということで、前向きに今検討されているところですので、総体的に見て、今の時点では当町は胃のエックス線検査をしておりますけども、流れをよく見て、早い時期にいろんなことを考えていきたいというふうには考えております。 ピロリ菌を除菌をする保険適用には、今までは繰り返す胃潰瘍とかそういうのは適用になっていたんですけども、胃炎でも保険適用になったということなんです。ピロリ菌が陽性になっても胃の萎縮等で胃炎であるという、内視鏡で見て、それがはっきりしないと除菌はできないということもあるので、ピロリ菌、陽性だけども、除菌には結びつかない方も実際にはおられるということで、その辺もどう対策していくかということも考えつつ、検討していきたいと思います。 今の検診の一番の問題点は、先ほど言いました受診率の中で、精密検査を言われる方もあるんですけども、その精密検査の受診率もまた低いということで、精密検査を通知するということはリスクが少なからず高いということですので、やはりそこに現在健康増進課としては受診率を高めるように声かけを強めていきたいというふうに、今年度は計画を持っておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 金谷議員、再質問ありますか。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 最初の保健課長のお話の中で、やはり一番高額なのは、これから出てくるがんであろうということでしたよね。ですから、たとえがん、または脳梗塞、何にしてもですけれども、やはりふだんの生活からそういうことを心がけていくというのが一番大切なことではないかなと、このように思っております。そして、がんも早期発見、早期治療、早く発見すれば本当に軽くて済みます。ですから、そういうこともしっかりと進めていっていただきたい。本当に私の周りのところでも、本当にがんで亡くなる方、それも若い方ががんで亡くなっているという人がたくさんおられます。本当にもう少し早く発見しとったら、まだまだ大丈夫だったんじゃないだろうか、このような方も本当にたくさんいらっしゃいますので、どうか早期発見ということで、まだまだ力を入れていただきたいし、やはり食生活、栄養委員さんもいらっしゃいますので、しっかりと食べる物からまず気をつけていくということもしっかり指導もしていっていただきたいなと思います。 それから、先ほども村島課長がおっしゃいました。本当にこのデータの中には、精密検査をしなさいよと封筒が来ます。その方が、本当に胃がんの場合でも106人の方には来ているけれども、受けた方は69人ということです。大腸がんも子宮がんも大体来るけれども、半分しか検査には行ってない、ここのとこが大きな私は問題ではないかなと思ってます。行った人にはないけど、行かなかった人にひょっとがんがついてるかも、何かがあるかもしれないということで、本当にここの要検査の方にはぜひ行っていただくように、再度のお願いをしていっていただきたいなと思います。 それから、クーポン券ですけれども、私もこの対象になりまして、この前、このクーポンが参りました。やっぱし封筒も重みがありました、手帳が入ってましたから。本当に何となくこのクーポンが来るということはうれしいことではないですけれども、行かなきゃいけないなという気にはなりましたので、ぜひこのクーポンが来られた、持ってる皆さん方は忘れないように、まだ先のことでありますので、どうか入れ忘れがないように、また置き忘れがないように、このクーポンの紙が自分の命を守ってくれる、そうなんです。ですから、必ず行ってください。これは国も町も本当に皆さん方の体を大事にし、命を大事にするこのクーポンでありますし、基本健診であります全ての自分にかかわるこの健診であります。どうかこれから始まりますこの健診には、パーセントはどれぐらいかお聞きしておりませんけれども、国は60%か50%の受診率を上げていきなさいということでありますけれども、うちは今どれぐらい、三十何%か40%というようなお話を聞いておりますけれども、それを50%、60%まで上げるということは至難のわざではないんじゃないかなと、このように思います。どうかしっかりと再度、皆さん方に通知をしながら、またこれは地域ネットワークの中でもお話をしていただければいいんではないかなとも思います。本当にいろんなところで啓発をしながら、自分の体でありますけれども、なかなか皆さんが行かないというのが現状でありますので、しっかりと検査していただき、健康な体でないと元気な美咲町を皆さんとつくっていけませんので、その点もよろしくお願いしたいと思います。 それから、今課長が循環の車が回っているとおっしゃいましたけれども、やはり今の循環バスのように全体的を時間で回ったんでは、なかなか難しいかと思います。やはり車の要る方、また要らない方もありますので、要る方のほうが多分少ないんじゃないかなと、このように思ってます。その辺をもう少し細かく聞いていただきながら、たくさんの数ではないんじゃないかなと思います、聞いていただいても。その地域で聞いていただいて、本当に健診を受けていただくように努力もしていただきたいなと思います。 それから、ピロリ菌ですけれども、このピロリ菌は本当に各市町村でもかなり今進めていっております。昨日、明石のほうの議員さんからちょっとピロリ菌についてお話を聞いたんですけれども、明石のほうはもうエックス線のバリウムを飲まなくても血液だけでできるという最新型の検査をされております。これからだんだん本当にこの過疎の美咲町でも、そのような検診ができるようになれば、たくさんの方が検診を受けられるのじゃないかなと思います。ですから、本当にピロリ菌を除去することによって、本当に胃の胃潰瘍とかいろんな胃の病気が予防ができるということでありますので、美咲町はそういうところは先進的で、本当に進めていく町であります。どうか早目に、医療機関という関係もあるということもお聞きしておりますけれども、なるべく早くピロリ菌除菌の検査ができるように進めていっていただきたいと思いますけれども、そのあと何%かということも、今受診率がどれぐらい、うちができているかということを。            (健康増進課長村島眞由美君「クーポン券の」と呼ぶ) クーポンじゃない、全体的の。            (健康増進課長村島眞由美君「全体ですか」と呼ぶ) ○議長(貝阿彌幸善君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 受診率はそれぞれのがん検診。 ◆9番(金谷高子君) 大体、国が言われてる受診率の率というのは、どれを言われてるの。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 国は目標値は、がん対策推進事業で60%とかっていう数は上げてますけども、まずは30%に上げていきたいなというふうにうちでは思っております。ですけども、大腸がんが先ほど言いました19.1だったり、それから乳がんが25.7%、それから子宮頸がんが25.9%ということで、まだなかなか先が遠いという現状ということです。 それで、精検率のことも言っていただいたんですけども、本当に精検率低い、胃がんなんかでも60%ぐらいですので、ぜひ受けていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ◆9番(金谷高子君) もう一つ。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、再々質問、金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 済みません、最初1番のジェネリックの利用なんですけれども、課長はなかなかわからないとおっしゃっておりましたけれども、調べられる方法というのはあるんじゃないでしょうか。前回のときもそんな大変なんですとおっしゃっておりましたけども、大変なところでもそういう国保連のほうに言ってもそれはわからないんですか。わかればどれぐらい、それから例えば高額で使っている方のところに通知をして、そのジェネリックを使えるような方法というのはできないんでしょうか。そういうようなところもありましたけれど、高額の人のところ、そういうところの使ってる方のところにジェネリックを使えれば、それを使ってほしいというようなそういうような方法というのはできないんでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 福田保健福祉課長
    保健福祉課長(福田芳幸君) ただいまのご質問ですけど、データが今機械もよくなりまして、今のところではデータがとれないんです。将来的にはとれるようなということも聞いておりますので、そういうふうに私のところで機械を使って出れるようになりましたら、もちろんご報告させていただきたいと思います。 それと……            (9番金谷高子君「高額」と呼ぶ) 高額ですね、済みません。高額の方に通知というのは、なかなかどこまでが高額という階のラインをどこに引くかということもありますけど、他の市町村で行われとるのはジェリネック医薬品を使われたら、これだけ医療費が下がってご負担も下がりますよというような差額通知のようなこともされとるところもございます。その点、経費もかかるわけなんで、研究させていただいてできるようになればよろしいかと思いますけど、ちょっと是非について、するかしないかというのはお答えできませんけど、そういった方法もあると思われます。 それから、特定健診の受診率のことも申されましたが、特定健診はこの特定健診が始まって35%前後をずっと推移しております。ですから、やっぱり行かれる方は行かれるんですけど、行かれない方はやっぱり行かれないということで、なかなかその辺が勧奨するんですけど難しいという面があります。 被用者保険のように会社の保険に入られた方というのは、会社が強制的に行きなさいというふうなことができますので、その点、ちょっと国保とは違う面があります。 それと、ことしから3年間、国保の特定健診を受けられてない方に特別なチラシを一緒にお送りさせてもらって、受診勧奨もするというふうにしておりますので、ご理解を賜りたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、9番金谷議員の次の質問をお願いします。 ◆9番(金谷高子君) それでは、次の質問に行かせていただきます。 ことしは風疹が全国でも大きな流行を見せております。風疹患者の数は、国立の感染症研究所の発表によるとことしの4月28日までに報告された風疹の患者数は5,442人に達しているとのことであります。これは風疹は、大体春から初夏にふえる病気と聞いております。風疹で特に気をつけなければいけないことは、先天性の風疹症候群であります。これは妊婦、初期の女性が風疹にかかった場合に、難聴、白内障、先天性心疾患などを伴った赤ちゃんが生まれてくる可能性があると言われております。1度風疹にかかると免疫ができるために、基本的には二度とかからないと言われておりますけれども、子供のときに風疹にかかったと思っていても、記憶違いや風疹に似た病気であった可能性もあるので、予防接種を受けることが進められておるということであります。昨年は患者の7割以上は男性であったということです。そのうちに20代から40歳代が8割を占めておる。ことしも同様の傾向が見られると言われております。また、妊婦さんは、この予防接種は受けられませんので、周りの人たちが予防接種を受けるということであります。妊婦さんの風疹感染を減らすためにも緊急予防対策として風疹のワクチンの予防接種の費用の助成が美咲町でも進められていかないかということをお尋ねしたいなと、このように思います。 そして、岡山県では今現在、どれぐらい風疹にかかられた方がいらっしゃるかということがわかれば教えていただきたい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長村島眞由美君) 金谷議員の風疹についてというご質問にお答えしたいと思います。 今、金谷議員のほうから風疹という病気、またそれの風疹によって起こる先天性の風疹症候群について説明していただきました。ご指摘のように昨年非常に多く発生しまして、今年度も同様の傾向にあるということで、昨年風疹注意報というのが厚労省から発せられまして、当町でもそれが出てすぐ、このようなチラシ、ピンク色とブルーとあるんですけど、こういうものを各保健センターとか、それから保育園とか、今言われるようにやっぱり妊婦さんとかにかかっていただきたくないので、そういう可能性の多い人が訪れる場所にこういうもの、チラシを張らせてもらってます。 また、生まれてくる赤ちゃんのためにという、風疹のワクチンを受けましょうという啓発のこういうものも厚労省が出しておりますので、これもあわせて張らせていただきました。ことし3月末には麻疹の対象者です。麻疹、小学校に入る前のお子さんに麻疹の予防接種の2期を受けていただくんですけど、その対象者に麻疹、風疹の個別の勧奨をしたときに、あわせて風疹が流行してるので積極的に受けましょうということで注意喚起もしているところです。 また、住民課及び各総合支所の住民福祉課で婚姻届を出されるときには、妊娠を考えるなら麻疹、風疹混合ワクチンをということで、こういうチラシも出させていただいてるのが現状です。どうして先ほどから麻疹、風疹と言ってるかといいますと、風疹のみのワクチンの製造が非常に全国的に少なくて、供給不足になっている現状がありますので、麻疹、風疹混合ワクチンをぜひ受けられるようにということでお薦めしております。 先ほどの県内の数なんですけども、済みません。トータルは持ってきてなかったんですけども、速報値で5月29日の時点で、岡山県4件というのがありました。今、近畿地方も非常にふえておりますので、岡山県のほうも影響を受けてくるのかなというふうには思っておりますけども、今後も積極的に啓発をしていきたいというふうに思っております。 また、県内の各町村、聞きましたけども、現在のところ成人の助成をしているとこはないというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) 岡山県で今出てるのは、今26件ということを聞いております。 それから、これは今度は町長にお願いしなきゃいけないんですけれども、本当に美咲町はもう少子・高齢化、そして子供たちを守り、またワクチンはまず第一ということで、町長は本当に、岡山県ではどこもしてないということでありますので、どうか美咲発でこのワクチンの助成がしていただければありがたいかなと、そして本当に1年間に100人足らずの子供たちが、赤ちゃんが生まれてきております。本当に妊娠されたお母さん方が安心して、本当に立派な子供さんを生んでいただけるように、ぜひ美咲町として応援をしていただきたいと思いますけれども、町長、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 金谷議員のご質問でございます風疹に対しまして交付金をするという話でございますけれども、岡山県では今全然成人に対しましては、予防接種に対しまして助成はしてないということでございます。今言うように、妊娠をされた方には、かなりいろんな障害が起こってくるということでございますんで、結婚届を出されますわね、町にです。結婚届を出された方に対しまして助成をしていこうと、女性の方に助成をしていこうというように今のとこ考えております。要綱なんかにつきましては、これから研究をさせていただきまして作成をさせていただこうと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 9番金谷議員。 ◆9番(金谷高子君) それでは、今は出てないけれども今後婚姻届を出された方にはしていくと。この風疹を子供のころにされてる人はしなくてもいいということなんで、母子手帳を見られたらわかるということでありますので、ぜひそういうところを本当に進めていっていただきたいと、このように思います。 それでは、最後の質問に参ります。 ○議長(貝阿彌幸善君) よろしいですか。 ◆9番(金谷高子君) はい、よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) それじゃ、金谷議員、次の質問をお願いします。 ◆9番(金谷高子君) 最後ですけれども、英語教育と、また道徳教育についてお尋ねしたいと思います。 幼児期から英語教育が必要であろうと、国のほうも新聞紙上でも本当に早くから英語を学ばしていこうという見解を出されております。ですから、来年ですか。今度は4年生から英語の授業をしていきたいというように新聞にも出ておりましたけれども、それに先立って本当のうちの美咲町の町長は幼児期から英語を学ばしていくということで、今本当に英語の指導員も1人おっていただきますし、ALTの先生も3人いらっしゃるということで、本当に早い時期から遊びの、また体で英語に親しんでいく、これは大切なことじゃないかなと、このように思って、本当に先進的に町長はよくしてくださってるなと、子供たちも本当にありがたいなと思ってます。 それから、ホームステイに行っていろいろと体験をさせていただく、本当に世界に羽ばたく美咲町でありますので、子供たちも本当に英語力をしっかりつけて外国にも行き、そして羽ばたいていただいて、最後には美咲町に帰っていただきたいなと、このように思っておるとこであります。 それで、学力向上はもう当然もちろんこれからしていかなきゃいけないと思いますけれども、道徳教育も本当に学力とともにつけていかなきゃいけないんじゃないかなと、このように思っております。学力だけが先にできても、後について道徳、心の教育というのは、私は大切じゃないかなと、このように思っております。 先般から、これ読売新聞に道徳の力ということで出ておりましたけれども、本当にそれを読んだときにそうなんだなと、その教育を教えてなかったら子供はわからないわけでありますので、学校の勉強でないですから、道徳というのは平素からのしつけとか、そういうことでありますので、それはしっかりと学校だけではできないんじゃないかなと思ってます。 先日も学校でも本当にさまざまな授業をしていらっしゃるということで、地域の人を交えて本当に一つ一つ、昔のこと、いろんなことを教えていただいてるということであります。また、土曜日を使ってわくわくホリデーですね。それは今度2年目ですよね。昨年して、今回はグレードアップしたわくわくホリデーをしていくということで、先月でしたか、子供たちが土曜日の南和気荘でパンのパン工房があって、そのときに売るということで、子供たちも土曜日に来て、本当に売ってました。そのときに私が行くとおばちゃん、きょうはこのパンがきょうのお薦めなんですよと、本当に上手に私をリードしてくれましたけれども、そうした一つ一つのそういうことを教えていくことが道徳ではないかなと思いますし、学校ではどのような道徳の授業をされているのか、時間がありませんので、簡単にお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 今、英語教育と道徳教育と両方のお話をされましたので、どういうようにお答えしようかと今考えよったんですけども……。 ◆9番(金谷高子君) 道徳を言うてください。 ◎教育長(泉和男君) 道徳のほうですか。 ◆9番(金谷高子君) はい、英語はもうよくできてますので。 ◎教育長(泉和男君) ここへ学校のほうから道徳の副読本といいますか、テキストでか、借ってきております。こちら側が中学校で自分を見詰めるという副題がつけてあります。これ1年生ですけども。こちらが小学校の1年生で道徳と書いてありまして、小学校のほうはごらんのように絵がたくさん書いてありまして、文は少ないわけですが、教材につきましてはこういう副読本を使っております。中には、これ以外にもそれぞれの担当する先生のほうで適当な教材といいますか、内容も含めて、一番問題になるのは指導をする先生のいわゆる人間性というか、道徳性ですか。そこのところが一番問題になると思うんです。子供たちにどういうふうに道徳を教えるかというようなことになってくると思いますが、一般的にはこの副読本等に出ておるような中身のものを一応並べると。新聞記事であるとか、あるいはDVDであるとか、他教材を利用しましたり、あるいは先ほど言われましたような新聞の記事、あるいはほかの老人の体験というんですか、体が不自由になってきたときの体験をするような器具もあります。それから、おなかの大きくなった妊婦さんの経験をするような、そういったものを使った体験活動というようなことも努めておるとこでございます。そういうものを通じて、日々学校の中で授業としては毎週1時間、年間35時間、あとは全ての教科、あるいは全教育活動の中での道徳についての人間としてのあり方、それの指導にかかわってくるかと思います。そういう意味で懸命に続けておるとこでございますけれども、さまざまな社会条件等もございまして、必ずしも全部が全部行き渡ってない面もあろうかと思います。金谷議員さん、お気づきの点がありましたら、またよろしくお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問、時間ありませんが。 ◆9番(金谷高子君) これはもう答弁はよろしいんですけれど、新聞にこのような記事が載っとったんで、ちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。 大人の世界でお金よりも大切なものがあるように、子供にとっても勉強より大切なものがある。それは感謝の念や謙虚さ、思いやり、敬う心、慈愛、最低限の品格など、これらは道徳に通じるものだ。 ○議長(貝阿彌幸善君) 金谷議員、ただいま金谷議員の質問時間50分を超えましたので、会議規則第56条の発言時間の制限により終了といたします。ご了解をください。 ◆9番(金谷高子君) 以上で終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で9番金谷議員の質問を終了します。 続きまして、10番江原議員の質問に入ります。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 10番江原でございます。金谷議員みたいにちょっと元気がないですけど、ちょっとこらえてください。 私は5件のあれを出しておりますんで、これに準じてちょっと行かしていただきたいと思います。 まず1番に、消防水利についてということで、亀甲商店街の密集地で火災が起きて、鎮火までに2時間も要したが、消防水利に問題があるのではないかとか、JR亀甲駅東側に河川があるけども、活用ができないというようなことで、防火水槽の設置などの考えはということでございます。 きのう下山議員が大半のことは言っていただきましたが、私としては地元のことでもありますし、皆さんより原田のこと、また亀甲のことを言っていただき、原田、亀甲が住みよい町になれば、多くの方々の助言もありがたいことだなと思っております。 火災の当日は4月14日で、選挙の当日早朝で、商店街の密集地で隣に商工会館、亀甲駅、おかげで3棟で4世帯が全焼しましたけども、大火が少なくて済んだんじゃないかなと思っております。 一度火が出たら大変なことになると思いまして、町も何とか対応は考えていただいているものとは思いますが、防火水槽または初期消火のできる対応を考え、津山線が通っている関係で皿川が近くにあっても使用ができなかった。そのことも大変な問題ではないかなと。45年ほど前に亀甲の商店街、中町、今のイワサキストアの裏のあたりで火災があり、当時、私もまだ20歳になってなかったと思いますが、その当時、津山線の下を消防に対する配管をしていただいたらどんなかなというていう話もうるうるちょっと聞いたように思います。それも時間がかなりたったんで忘れてしまっておりまして、きのうも町長も言われておりましたが、JR、企画との交渉がよい方向でいけばなと期待をしております。何がともあれ、初期消火で誰でもやれるような放水消火のことで、様子のわかっていない人たちが消火栓があれば、全部その消火栓が使えると思うように思っておったんでしょうけれども、今この役場を境として上と下を後で引いたんですけども、配管が違っておって、上と下とは1本ずつは出るけど、下から1本以上、2本立てると水圧が落ちるというようなこともあります。そういうこともちょっと水道課のほうの説明もあってもいいんじゃないかなというような気がいたします。そのことにつけて、どのように思われておりますか、ちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。それでは、江原議員の消防水利についてというお尋ねでございますが、まず当時の防火水利の確保状況でございますが、第1現場到着時に地元消防団員の方が出火建物横の消火栓から延焼拡大防止の防御放水を行っております。続いて、津山圏域消防久米南隊が170メートル南側の消火栓を、続いて旭隊が60メートル北側の消火栓を水利として放水を行っております。また、消防団本部は駅舎奥、これ40トン級の防火水槽でございますが、こちらから放水、3分団につきましては皿川、4分団につきましては榎本川から水利をとり、合計5カ所を水利として消火活動に当たっていただいております。 まず、その場合、消防から当時は水利の不足ということのご指摘はございませんでしたが、水利については多いにこしたことはありません。それからまた、河川などの自然水利を利用できれば水不足を心配する必要が少ないと思われます。防火水槽への補給もまた可能なものと思われます。 特に、この地域におかれましてはJRの線路があり、この部分を横断する際に問題がございます。この皿川からの自然水利の利用につきまして、今後関係各位のご協力をお願いしながらJRと協議を進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 江原議員、再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 5カ所も6カ所も水利があったということであっても、あの場で2時間も燃えたということは大きなことだと思います。商工会館も、それこそ商工会館のほうへ水を当てて一生懸命食いとめるようにはしていったんですけど、それこそ今、商工会館も修理に入っておりますけども、六、七百万円かかるんじゃないかというようなことも言われております。消防水利があってもなかなか今の駅のへりの防火水槽からとっとった自動車ポンプも近う寄り過ぎて、吸管が回って出て、上に吸管のもとが出てしもうとったというようなこともありまして、水がない、水がないで、水がないんでなしに吸管が入り過ぎて、上に出てしもうとったというような話もありますんで、いろいろと消防の方がおられますけえ、いろいろと差しさわりがありますんで、またいろいろとひとつよろしくお願いします。 次の問題へ……。 ○議長(貝阿彌幸善君) これ回答は、答弁よろしいですか。 ◆10番(江原耕司君) よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、10番江原議員、次の質問をお願いします。 ◆10番(江原耕司君) 次は、分譲住宅用地についてということで、新婚夫婦向けに家賃の助成事業がありますが、一定期間が来たら転出された場合は人口の増加につながらず、助成金が無駄になるのではないかということで、分譲住宅をつくり、補助金を出すほうが人口増加に役立つと思うがということで、本年度は緑花公園にも分譲19区画が予算がついておりますけれども、ほかにも加美団地と農道の間に町の町有地があり、農道の斜面になっておりますけども、状態に合わせて東側よりというか、農道のほうから進入路をつくって南側に方向を向けて辰巳の方向に玄関がつくというような最高の家相条件ができるような最高の土地があるんですが、それをご存じでしょうか。 今は加美団地が10世帯ですかね。ありますけど、それ以上の用地があるんではないかというようなこともありますんで、そういうようなことに対して行う考えがないかちょっとお聞きしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。江原議員の分譲住宅用地についてというご質問にお答えをいたしたいと思います。 新婚夫婦向けの家賃の助成でございますが、これにつきましては旧中央地区で実施したものでございまして、これを実施するに当たりまして、公営住宅の建設をして維持補修など経費が多額になるということで、民間の業者が建設した住宅に入居していただき、家賃の助成するのが効率的だということで、民活利用若者向け住宅施策事業ということで補助金を始めたものが今も続いているのが現状でございます。 家賃の助成ですけども、23年度に対象者が52件、24年度で51件の補助金を出しております。一定期間で転出し、補助金が無駄になるんではないかということでございますが、入居者の追跡調査等は行っておりませんのではっきりしたことはわからない状況でございます。 ただ、国勢調査のある年に入居しておれば、美咲町の人口として加算されるということも考えられると思われます。 続きまして、分譲宅地をつくり補助金を出すほうが人口増加に役立つということでございますが、建てていただければ永住していただけるということで、人口はふえるものと思っております。 それから、先ほど江原議員が言われた土地につきましては、ちょっと私のほうでは確認はできておりませんので、ちょっとそのことについてはお答えができません。 ただ、分譲地の造成でございますけども、平成23年12月28日付で総務副大臣から通知が来ております。宅地の造成における地方公共団体の財政負担のリスク、これを限定する観点から、分譲をする場合、第三セクター等、法人格を別にして、収益性を考えながら資金を調達しなさいということで来ております。それから、その法人格にさせるんですけども、その法人に債務に関して地方公共団体による損失補償、これを行わないことということで通知がきております。この関係で町が行ったりするのは、大きな開発が難しくなっている状況でございます。ただ、うたのしも団地につきましては余りお金がかからないということで、町の基金を取り崩しまして、本年度は造成をする予定でおります。 これから先ですけども、今までいただいていたような国の補助金、それから地方債の発行、これがいただくのが非常に難しくなっておることは確かでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 江原議員、再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) 資金のほうが難しいということもありましょうけれども、きょう今言うたことでちょっとわからなかったと思いますけど、加美団地のへりの土地もこれは町有地でございますんで、これも行ってみていただいて、これは町の資金を出してやっとっても見返りがあるのならやったほうがいいんじゃないかなというような思いもいたします。ちょっとそこもひとつ考えてやってください。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁よろしいですか。 ◆10番(江原耕司君) よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長から答えていただきましょうか。 ◆10番(江原耕司君) 言うてください、ほんならお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 江原議員のご質問でございます。要するに、団地をつくって若者を呼び寄せなさいということだと思います。 今、うたのしも団地に今後予定をしております補正予算にも上げていますように、うたのしも団地の下に十二、三戸ですか、そこにできると思います。今、課長が言いましたように収益性に着目した、要するに計画を立てなさいということの通達が来ております。ということで、そのうたのしも団地の下の団地につきましては、今基金を持っております。住宅造成の基金を持っております。その基金を使ってやっていくということでございまして、そこが売れましたら次の段階へ行けるんではないかなと、このように思っております。今、江原議員言われる場所につきましても候補地かもしれませんけれども、まだ私も見たこともございませんので、一回通った便にでも見させていただければと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 江原議員、再々質問ありますか。 ◆10番(江原耕司君) 再々質問ではございませんけど、一遍見て、ちょっと考えてみてください。 次に、行かせてもらいます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問をお願いします。 ◆10番(江原耕司君) 次に、加美小学校プールについてということで、加美小学校のプール整備事業については、ことし着工しなければ来年の夏には間に合わないのではないかということで、当初、本年度の予算の中で1億1,000万円ほどの予算を出されておりますけれども、中央中学校ができると同時、または遅くても1年後ぐらいには完成するというような約束を学校関係者にも言うておられたこともありまして、町の負担が少なくてもよいようなものがなかったのでちょっとおくれたんだろうと思いますけれども、この予算がついた以上、この夏が終わったら即着工していただいて、中学校と共用になっておりますんで、ひとつ小学校も中学校も期待しておりますので、段取りしていただきたいと思います。そのことについて、ひとつよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 桑元教育総務課長。 ◎教育総務課長(桑元芳郎君) 江原議員のご質問にお答えします。 現在、議員がおっしゃられたようにこの補正予算を今しておりますし、県のほうからも内示というような形でいただいておりますので、今現在は中央中学校と加美小学校に対して要望などを聞いておるという状況でございます。 この6月定例議会にプールの建設に関する補正予算を計上しておりますので、今後設計業者の選定などを進めてまいりたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 江原議員、再質問ありますか。 ◆10番(江原耕司君) 再質問はありませんけども、ひとつ期待しておりますんでよろしくお願いいたします。 次に、行かせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に行ってください。 ◆10番(江原耕司君) 町に金がないのに金のことばあ言いますけど、物産センターについてということで、以前、物産センターの拡充について質問をいたしましたところが、地権者の問題などがあるのでという町長の答弁がありました。理解があれば前向きに検討したいというようなこともございましたんで、このことにつきまして私が思いますのに、町長の言われる文化センターとかというそのやつを私も言いかけたことなんですが、加美保育所の問題もあります。必要は必要ではありますけれども、それ以前に人口の減少を考えるほど永住住宅機能を確保したほうがええんじゃないかなというように思います。 このセンター拡充には、国道53号線沿いで亀甲ではこの地しかないんではないかなと思うようなところで、ひとつ大規模なもので名前も道の駅とも変えてもいいんじゃないかなと思うぐらい、変更して、予算がつければ、町民センターもその中に取り組んでもええよえな大きなものをつくっていただいて、53号線を通る人がちょっと寄ってみようかなというような雰囲気になれるようなものでもこしらえたほうがええんじゃないかなと思われますが、何かその寄ったことに対してその町のアピールを行うと、この町に住んでみたい、この町を出たくないというような声が聞こえるようになれば、まだ話の段階で全員ではございませんが、町の施設ができるんであれば土地のほうは協力しますというような声もいただいておりますので、ひとつ前向きな考え方をしていただけたらありがたいと思いますが、このことに対してよろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 江原議員のご質問でございます物産センターについてでございますけれども、物産センターの拡充をしたらどうかというようなことでございましたけれども、平成25年3月の定例会におきまして江原議員がご質問をされております。 たまごかけごはんとか飲食をするテナントを1カ所に集めますと雇用ができてくるんではないかなと、より雇用の大きな雇用ができてくるんではないか、たくさんの雇用が生まれるんではないかなというようなことで、ご提案を願ったところでございます。そのときに前向きにお話より土地の問題もあるとか、答弁の内容につきましては駐車場の問題とか場所の問題とか、それから今持たれている地権者の方の問題とかというようなことを答弁をさせていただいておるところでございます。 それで、今言われるように文化センター並びに物産センターを、住宅言われたかね、中に何か、住宅は言われてない。 物産センター並びに文化センターをあわせたような大きなものをつくったらどうかなというようなご質問でございます。 それはできるんならこしたことはないと私も思いますけれども、なかなか補助金の問題もあったりして、自主財源が乏しい美咲町におきまして、恐らくそういうものをあわせますと何十億円というような金額になってくるんではないかなと、何億円では無理だというようなことになってくると思います。そういうことでございますんで、もしそれをやるということになりますと、前々から計画を立てていかないと、ことし計画を立てたから来年やりますということにはならないんではないかなと、このように思います。そういうことで、前の25年の3月定例会と同じでございますけれども、そのことにつきましてははいようござんすというようなこともなかなか言えないというようなご答弁をさせていただければと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 江原議員、再質問ありますか。 ◆10番(江原耕司君) すぐにせえとかというていうような話じゃないんですけど、見返りのあることになるのであれば、ちょっと少々何十億円かけてもやったんがいいんじゃないかなというように思われますんで、ひとつ検討していただきたいと思います。 次に、行かせてもらいます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、江原議員、次の質問をお願いします。 ◆10番(江原耕司君) 河川のしゅんせつについてということで、水路のとり口や消防水利に利用するために井堰の手前を掘り下げるべきだが、井堰の手前も埋められている場所があるのを建設課の方にお伝えしますが、把握されておられますでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 江原議員の河川しゅんせつについてということで、井堰の手前も埋められている場所があるのを把握しているかということでございます。 これにつきましては、現在井堰の管理等につきましては、それぞれの水利権者のある組合等で管理をされております。取水場所についても県管理の河川、それから町管理の普通河川等、町内数多くの井堰が設置されているのが現状です。井堰の手前に土砂が堆積している場所についてですが、県管理の河川につきましては洪水時等により土砂が堆積している箇所について、先日、下山議員からも質問がありましたが、毎年調査をしまして、しゅんせつ工事のほうを県に対して要望をしております。 この要望箇所につきましては、岡山県により順次対応のほうをしていただいて、土砂の取り除きをしていただいているというのが実情です。 ただ、数について少ないと思いますが、町管理の河川にも設置されたものもあるとは思いますが、これについては急峻な河川とかもかなりあると思いますが、調査のほうはできていないのが実情です。 ただ、今後につきまして、このような箇所についても災害防止の意味からも河川を十分調査していきたいというふうに思っております。 あわせて、井堰の管理者の方に対しましても井堰の適正な管理、これについては土砂ばけの管理が主なものになるかと思いますが、堰板については水の要らない時期、水田等に対してかんがいの必要がなくなった時期については板を外していただいて、土砂が通常水位流れるように、また土砂がたまることで取水のための水路にも土砂が入っていくような問題が出てきますので、その辺のとこの管理のほうをしていただくようお願いすることも検討していかにゃいけんのかなというふうに思います。 それから、井堰の手前、井堰の周辺に消防水利としての利用についてということですが、これについては井堰の使用目的が一応かんがい用ということになっております。通常の管理を行っている場合につきましては、農地に水が要らない時期には土砂ばけの堰板を外されておりますので、水はほぼたまっていない状態が通常であるかと思われます。消防水利としての井堰の周辺利用は、適当な場所ではないのじゃないかなというふうに思われます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 10番江原議員。 ◆10番(江原耕司君) この間の火災があった関係で、何か消防水利に物すごう気になるんですけど、川におりれないところもありますし、消防吸管がつかるだけのとこはよう確認しておいたほうがええんじゃないかなというように思いました。 しゅんせつのほうも亀甲も駅裏の鉄橋のとこら辺まではできておりますけれども、そこから上、越尾川から出てきたとこが堆積されとるとこ、それからそこから新城から出てきて、新城に入ったらちょっと今、去年ですか。去年からことしにかけてしゅんせつされましたけども、まだちょうど亀甲歯医者のあたりから上の辺が土砂がたまって、そこから水田に今たまり水を上げよるとこがあるんです。それに水が上がらんということで、私にちょっと言われたもんですから、私、機械を下げていってちょっと水が入るだけにしたんですけど、ことしは順番からいうてもそろそろしてもらえる時期になっとると思いますというてからいうのは言うとります。だけど、そういうことがありますんで、しゅんせつのほうもひとつよろしくお願いしときまして、質問を終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁よろしいですか。 ◆10番(江原耕司君) よろしいです。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、以上で10番江原議員の質問を終了します。 ◆10番(江原耕司君) ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) ここでただいまから午前11時10分まで休憩いたします。(午前10時52分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午前11時10分) ただいまの出席議員は16名です。 1番林田議員の質問に行きます。 1番林田議員。 ◆1番(林田実君) 議長、着席の許可をいただいてよろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 許可します。 ◆1番(林田実君) 失礼いたします。改めて、1番林田でございます。 本日は、旭地域から多くの傍聴の方にお見えいただきまして、まことにありがとうございます。 失礼いたします。 さきの選挙では、定本町長も私ども議会も改選を迎えました。そして、この席におきまして定本町長を初めとした執行部の皆様方と町民を代表し、また地域を代表して、そして障害者を代表しまして、再び議論を交わせることに感謝を申し上げるところでございます。 今後4年間、改めてよろしくお願い申し上げて、質問に入らせていただきます。 本日の質問は、通告どおり定本町長の最も重要であろう施策、政策について、改めて町長の熱い思いと2期目を迎え、さらに具体的な施策等がありましたらお答えいただけたらと思います。 一昨日の町長の所信表明と重複すると思いますが、箇条的にお尋ねいたしますので、それぞれの項目につきまして、町民の方にわかりやすくお答えいただきますようお願いいたします。 昨年末の衆議院選挙におきまして、自由民主党は日本を取り戻すとのキャッチコピーで選挙戦を行っていたと記憶しております。そして、政権与党に返り咲き、安倍総理のもと、大胆な金融緩和、機動力のある財政出動、そして成長戦略と、いわゆる3本の矢を用いて、アベノミクスの名のもとで、以前の景況感を取り戻す勢いを見せております。 町長には大変失礼ですが、今思いましたら定本町長は本来より首長、リーダーとしての資質、本質を持っていたんだと改めて感じております。 定本町長は、安倍総理よりいち早くから人づくり、地域づくり健康づくりの3本の矢を唱えておりました。ちなみに、我が家では定本町長の3本の矢をサダモトミクスと呼んでおります。 本日は、定本町長の人づくり、地域づくり健康づくりに対しての熱い思いを力強く答弁いただき、町長のその強い思いが町全体に、そして町民全体に波及しまして、さらなる元気な美咲町になりますことを期待しております。 それでは、まず1番の人づくりに対します町長の思いを、また具体的な施策等がありましたらお伺いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、林田議員のご質問でございます重点施策についてのご質問でございまして、基本的には安心・安全のまちづくり、住んでいてよかった町・美咲町、これからも住み続けたい美咲町、これもキャッチフレーズとしながら行政に反映をしておるところでございます。 4年間におきまして、行政を運営させていただきまして、より深くないところもあったわけでございますけれども、これからはそれをより深く進めさせていただきまして、安心して住んでいけるまちづくりを目指していきたいなと、このように思っておるところでございます。 人づくりにつきましては、役場の職員が知識、技能の向上はもちろんでございますけれども、役場の職員としての資質の向上について、たくさんの研修を今してもらっているところでございます。職員もそれに率先して研修を受けているところでございまして、資質の向上ということに、それを重点的にやっていこうと、このように思っておるところでございます。 また、町民の方が若いときから、また時間的な余裕ができた時点で、やはり余裕の時間をそれぞれの高齢者の方が埋めていく時間帯を、それをつくっていかないかんということで、たくさんのいろんな教室をやっておるところでございますけれども、その教室につきまして参加をしていただきまして、それぞれ皆さん方が、そこで自由奔放に絵画とか彫刻とかお花とか、いろんなことをやっていただくというような教室も多々、たくさん設けておるところでございます。それに対して出てこれない人、出てこれない人が問題でありまして、そういう人に対しましては率先して出ていただこうと、このように思っておるところでございます。 政府の白書によりますと、65歳の高齢者、65歳以上は高齢者ということになっておりますけれども、65歳になりまして、そこから我々はまだ余裕があるんだと、体力的に、知能についても余裕があるんだということで、社会に貢献したいというそういう人もたくさんおられます。また、一方では65歳が来たんだから、我々はもう弱者だということで、これからは公の機関で助けていただきたいというような考え方を持たれておる人もおります。それが年々乖離が大きくなっておるということが問題になってくるところでございまして、その辺の乖離をいかに少なくするかということも我々の務めだと、このように思っておるところでございます。 また、幼児の方の、金谷議員のご質問がございましたんで、簡単に申し上げさせていただきますけれども、英語教育の充実ということに重点を置いてやりたいと。確かに、下山議員が言われましたように国語、算数、理科、社会、これも大事でございますけれども、それは個人で頑張っていただくことといたしまして、英語教育の重要性を鑑みて、その環境づくりを町がやっていくということでございまして、まずは保育所から、4歳、5歳の一番知能の発達する時期、そこに焦点を合わせていこうと、このように思っております。そういうことで、今ALTの方が3人、ニュージーランドから来ておりますけれども、本場の英語をやっぱり子供たちと接する機会をつくっていくということが、子供たちがこれから外人さんとお話をするときにおじけづかないというようなこともやっていかないかんのじゃないかなと、このように思っておるところでございます。 そういうことでありますし、中学生につきましてはホームステイを去年から始めておりますけども、これも続けてやっていこうということで、基金も積んでおるということでございます。 人づくりにつきましては、そういうようなことでございまして、高齢者の方、そして幼児の方も生きがいを持てるような、そういう人づくりをやっていこうと、このように思っておるとこでございます。 具体的なもんにつきましては、全般的な質問がありまして、その後、お話をさせていただければと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 林田議員、再質問ありますか。 ◆1番(林田実君) たしか、美咲町合併当初のキャッチコピーは、世界に羽ばたく美咲町でした。優秀な人材育成を図っていただき、美咲町から一人でも多くの方が、まさに世界に飛び立つことを願っております。 先ほど町長のお話の中にもありましたが、幼児に対する英会話の教育ですか。また、ホームステイの事業、いわゆるニュージーランドとの交流事業では、一人でも多くの子供さんを参加させていただくことも申し上げておきます。 それでは、続きまして2番の地域づくりに対しても同様の答弁をお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、地域づくりということでございまして、美咲町には81の自治区がございます。それぞれの持ち味を生かして、いろんな工夫を凝らしながら地域に元気をもたらしておるということでございまして、確かに高齢化が進んでおります。これ日本全国、どこも一緒でございます。そういうことで、いかに高齢化が進もうとも、やっぱり元気で地域を守っていく、事業を展開をしていくということが、私は必要なことだろうと、このように思います。 地域づくりにつきまして、いろんなことを言われますけども、難しいことを言ってもなかなか厄介なだけでございます。ただ、人が集まると、集まる場をたくさんつくるとか、それから自主防災組織をやりまして、人の集まりを一回でも多くするとかというような、そういう機会を皆さんで持っていただくために、自主防災組織を立ち上げていただきたいということを申しておるわけでございまして、まだ組織率につきましてもまだ100%近くにはなってないということでございますんで、これを少なくとも90%、100%目指して、これからも行政のほうもそういう啓蒙啓発をしていくべきだと、このようにまた思っておるところでございます。 それから、旧小学校単位でございますけれども、自治区、自治区で、この4年間におきましていろんな行事を行っていただいておるようになってきたということでございまして、自治区、自治区の活性化もできてきたなというように感じておるところでございます。それが自治区、自治区でそういう活性化がいきますと、やはりその町内全体の一体感ができてくるということでございますんで、これに対しましても助成をしていきたいと、このように思っております。 一つ、地域の難点といたしましては、高齢者がたくさんできますと、交通機関に対しましての解消が必要になってくるというようなことでございまして、国土交通省もアンケートをとっていただきまして、美咲町にそのアンケートが出ております。そのアンケートが出た、それを結果をもとにいたしまして、議会とも協議会を持っておりますけれども、公共交通のあり方というような検討委員会でも議論をしていただければと、このように思っております。それを踏まえまして、これから地域の交通対策についても講じていきたいと、このように思っております。 また、前の質問でもお答えしましたけれども、買い物支援に対しまして、やはり商工会とタッグを組みまして、移動販売の業者に対しまして町も補助金を出して販売していただいておるということで、これも今定例会に予算計上をしておるところでございます。これは久米郡商工会と連携をしてやっていくということでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 ◆1番(林田実君) よろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 林田議員。 ◆1番(林田実君) 定本町長の今答弁を聞かせていただく中で、地域づくり、非常になかなか難しい部分もあろうかなと思います。 先般、私どもの地元の南和気地区に、町長、議長にお越しいただきました。私どもの南和気地区、地域づくり、一生懸命頑張ってる地域だと思います。先般は、春の大運動会ですか。数えましたら30回目ということで、まさに地域だけの運動会だったんですけども。昨年の秋ですか。旭の倭文西の収穫祭ですか、お邪魔いたしました。そのときに岡田議員が先頭に立たれまして、一生懸命頑張っていた姿を思い出します。私ども議員も地域づくりに寄与できるように頑張りたいと思いますので、今後とも行政のほうも力強いご支援をお願いできたらなと思います。 続きまして、3番の健康づくりに移ります。 3番の健康づくりにつきましては、さきの3月定例会での私の質問と重なりますが、健康づくりは逼迫した美咲町介護保険会計、国保会計とも密接な関係、また影響がありますので、丁寧な答弁をいただけたらと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) これも前の一般質問と重なりますけれども、健康づくりということでございまして、重要政策の一番手に上げさせていただいておるということでございます。 健康づくり、これの大きな要素といたしましては、やはり介護予防と医学予防、私はこの2点が大事なんではないかなと、このように思っておるところでございます。 国保15億円、約です。介護保険15億円、約30億円というような予算を今組んでおるわけでございますけれども、これをいかに少なくしていくかということが、これから経費の節減も必要でございますけれども、我々にとっての、この行政を担当する者にとっての使命ではないかなと、このように思っておるところでございます。 その中におきましても、何遍も何遍も申し上げさせていただいておりますけれども、特定健診やがん検診を受けていただく、これを広報紙を使いまして、毎月号の広報紙とは言いませんけれども、それぞれの各月々の広報紙の中にもそれを掲載させていただきまして、啓蒙啓発をしておるところでございます。これにつきましても愛育委員さんやそれから栄養委員さん、本当にこの方々の力が必要だということでございます。 そういうことで精密検査を必要とする人がかなり出てくるわけでございますけれども、そういう人に対しましてもこれからは勧告をしていくと、してくださいということで勧告をしていくということが、やはり必要ではないかと思います。がんにつきましても、日本人の3分の1がかかるがんだということでございますけれども、早期発見しますとがんは治らない病気ではないというようなことでございますんで、その点も踏まえまして、町民の方々にそれを啓蒙していこうと、このように思っておるところでございます。 それからまた、町が考案しましたコロバン体操ですか、これにつきましてもそれぞれのふれあいサロン等を通じまして啓蒙啓発をしていこうと、やっていただこうと、このように思っておるところでございます。 昨年8月1日にNHKのラジオ体操が美咲町に誘致をいたしましたけれども、それを記念といたしまして8月1日に毎年記念事業、健康に対する記念事業をやっていこうと、このように思っておるところでございます。 それから、今までやった具体的なものを上げなさいということでございまして、具体的なものといたしましては柵原の総合支所の充実をしていったと、機能の充実をしていったと。そして、利用者が団らんできる場所を、施設をつくったということでございまして、またJA旭支所を旭支所の中に移転をいたしまして、町民の方々が便利ように、ええようにさせていただいたということでございます。 それから、ニュージーランドとの姉妹縁組をやったということ等ございまして、それから男女共同参画の充実ということでございますけれども、これにつきましても町民の方が農業委員さんとか、そしてまたいろんなそれぞれ組織の中に女性の方も選んでいただいておるということでございます。 それから、提案型のまちづくり事業ということでございまして、来年度からにつきましては提案型のまちづくり事業につきましては、13自治区ありますけれども、13自治区にそれぞれ交付するんではなくて、全体に交付するんではなくて、13自治区の中のそのどこかの区、自治体が優秀であったら、その自治体にも交付していこうと、このように思っておるところでございますんで、どしどし81の自治体の中からそれぞれの13の自治区の区長会の会長さんを経まして、それを申請していただければと、このように思っておるところでございます。 また、留町奨励金制度をつくったとか、それから今物騒な世の中でございます。防犯カメラを設置したとか、防災カメラを設置したとかということ等がございます。それから、空き家対策としては活性化センターを設置したということでございます。 それから、女性消防団員の県下では初めてでございますが、機庫を設置したということでございまして、3地区にまた高規格の消防車を配置していただきまして、救急救命士を配置していただいたということでございます。 それから、地域包括支援センター、これを旭地区、そしてまた柵原総合支所へサブセンターとして誘致をしておるということでございます。 また、子宮頸がんとかヒブワクチンとか小児肺炎球菌、このワクチンを無料化させていただいたということでございます。 それから、地域密着型の特養でございますけれども、これにつきましても柵原、吉井川荘に20床、白寿荘に20、それから旭のあさひが丘に25ですか、20、20、25、65床、それと旭にショートステイを4床というようなことをさせていただいたところでございます。 それから、柵原西、柵原東の保育所、新築、改築をさせていただいたということでございます。 それから、ごみ減量化に伴いまして資源ごみの回収ということでございまして、これに対しましても奨励金をお渡しをしたということでございます。また、合併処理浄化槽につきましては、県下では一番補助率が高いということでございます。 それから、ブドウ箱や米袋をそれぞれの専業農家の方に無料でお渡しをしたということでございます。 それから、津山線の列車のラッピングもやらせていただきましたし、切手シートやストラップの販売もさせていただいたということでございます。 それから、旭みち亭の建設、それから結婚推進事業も熱心にこれからはやらせていただいたということでございます。それから、パン工房を2カ所設置をさせていただいておるところでございます。 それから、中央保健所を増築して、使い便利のよいようにさせていただいたということでございます。 それから、中央中学校、そして加美小学校のランチルームの新設ということでございます。それから、小・中学校にエアコンを設置したということでございます。普通教室でございます。それから、打穴小学校に資料庫として整備をしたということでございまして、もう一つ今もやっておりますけれども、かなり皆さん、人気がいいというのが電話の健康相談事業です。電話で相談をするということでございまして、これかなり皆さん、健康に不安を持っておられる方がそれぞれそこに電話をいたしまして、その専門家の指示を仰いでおるというような事業をさせていただいたところでございます。 これが安心・安全のまちづくり、そして人づくり、または地域づくり、そして健康づくりに際しました事業、生活に密着した事業というようなことでございます。ひとつよろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) あと再々再を許可します。 ◆1番(林田実君) まとめです、まとめで。 ○議長(貝阿彌幸善君) 1度だけ許可します。 ◆1番(林田実君) よろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) どうぞ。 ◆1番(林田実君) ありがとうございます。 一昨日の町長の所信表明以上に熱い思い、力強い答弁、ありがとうございました。 町長の所信表明の中にもございましたが、本年度も人づくり、地域づくり健康づくりは継続していくということだったと思います。 町長の唱えます人づくり、地域づくり健康づくりに官民一体で取り組み、サダモトミクス効果が一日も早くあらわれ、さらなる元気な美咲町となりますことをご期待申し上げて、これで質問を終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) ご苦労さまでした。 以上で1番林田議員の質問を終了します。 それでは引き続き、5番延原議員の質問に行きます。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 5番、新人議員の延原正憲でございます。初めてこの席に立たせていただきまして、非常に身の引き締まる思いでございます。 私は、明るく健康で活力のある元気な地域づくり、元気なまちづくりを訴えて、町会議員選挙に臨みました。町会議員と町長とは立場こそ違いますが、町民が幸せになる町政、を目的としているところは一緒でございます。みんなで考え、みんなで行動するをモットーに、一生懸命努力いたしますのでよろしくお願いいたします。 さて、私からは通告書で提出しております3項目の質問を予定しておりますので、誠意ある回答を期待しております。 まず、1件目の地域高規格道路美作岡山道路計画についてでございます。 これに関しまして、3点ほどまとめてご質問いたします。 美作岡山道路は、岡山市瀬戸の山陽自動車道から勝田郡中央町の中国自動車道をつなぐ設計速度80キロメートル、全延長が約36キロの自動車専用道路でございまして、熊山インターから佐伯インターの約6キロが平成18年、それから勝央インターから湯郷温泉インターの約6キロが平成24年に開通、供用開始されております。 今回、美咲町飯岡の柵原インターと開通しております湯郷温泉インターとの約7キロの事業計画が具体化しているということでございます。広域交通網として社会インフラの整備でございますので、地元の理解と合意を得て早急に実現することが町勢発展の一助となると確信しているところでございます。 また、先日、これは6月5日でございますが、岡山県美作県民局から地元の飯岡地区の住民に対しまして、来る6月27日にルート案に係る説明会を開催するという案内があったところでございます。あくまでもこの道路の事業主体は岡山県でありますが、地元の美咲町としてまず1点目、美作岡山道路計画に対する基本姿勢をお伺いいたしたい。 また、本年2月末ごろと聞いておりますが、2点目として岡山県から柵原インター・湯郷温泉インター間の事業計画案について、町のほうが説明を受けているということの情報がありますが、その内容、例えばルート、予算、実施年度、例えば着工から開通までの期間、そして移転家屋の戸数等の説明内容がわかれば開示をお願いしたい。 それから、3点目になりますけれども、本事業が予定どおり早期開通するためには柵原インター周辺の飯岡地区、地域住民の理解と協力が不可欠ということでありますけれども、町としては用地の提供者についてはもちろんのこと、地域住民の要望に真摯に耳を傾け、しっかりと受けとめていただき、要望実現に最大限の努力を求めるものであります。例えば家屋移転先の確保とか移転補償の充実、工事車両や完成したインターチェンジからの車両の増加等に伴う通学路の安全確保の問題、それから道路建設に伴い地域が分断、ルートによっては地域が分断されることもありますので、それの緩和策としての高架橋梁化対応等、さらにはインターチェンジが新しく設置された場合の進入路周辺の環境の整備等、いろいろなことが予定されております。そういうことについて、以上3点につきましてご回答をお願いしたい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 國宗柵原産業建設課長。 ◎柵原総合支所産業建設課長(國宗順君) 失礼いたします。 私もこの場でこういうことで説明とか答弁とかすることが初めてでございまして、聞きなれない点とか多々あると思いますが、ご容赦願ってよろしくお願いいたします。 それでは、5番延原議員の地域高規格道路美作岡山道路の計画に対する町の基本姿勢についてということでございますが、岡山県が管理する道路でありまして、この質問のことで岡山県と検討したことについてご回答させていただきます。 美作岡山道路は、中国縦貫自動車道と山陽自動車道を結び、美作圏域と岡山圏域の交流を促進する自動車専用道路です。 町としては、この道路の開通による県北、県南地域へのアクセス向上や地域活性化の効果を期待しており、とりわけ計画させている柵原インターチェンジについては、地域の発展にとって極めて重要なものと考えています。今後とも関係各署に対し整備促進を一層強く働きかけるとともに、町としてもこの計画に対し、最大限努力してまいりたいと考えております。 続きまして、2番目の質問で岡山県から美作岡山道路の事業計画について説明を受けているかということでございますが、この美作岡山道路の柵原インターチェンジから湯郷温泉インターチェンジの間の事業計画についてですが、今年度の計画については平成24年度から進めている環境調査を秋ごろに終了し、その結果を取りまとめた上で環境影響評価に係る地元説明会を開催する予定と聞いています。 また、この間の道路計画ルートについては、6月下旬、先ほど日にちが27日というのが出ましたけど、6月27日に地元説明会を開催して地元の皆様の意見を伺い、平成27年度の事業化に向けた準備を随時進める予定と聞いております。 それから、事業推進に当たって柵原インターチェンジ周辺の地域住民の理解と協力が不可欠である。町として地域住民の要望をしっかり受けとめ、要望の実現に最大限の努力を求めるということです。その回答ですが、事業を進めるに当たっては地元関係者のご理解とご協力を得られるよう、町としても最大限努力をしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 延原議員、再質問ありますか。 それでは、再質問、延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 再質問させてください。 27年度の事業化に向けて着手したいという県の説明があったということでございますが、もう既に開通している地域では相当着工から工事完成、供用開始っていうんですが、工事完成までに時間がかかっております。相当の時間がかかるのではないかと思っておりますが、例えば用地買収とか、それから地元住民の理解が得られるというような状況の条件が整った場合、最速で何年度に柵原インター、湯郷温泉インターが完成するかということをお聞きになっておられれば教えていただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 今、るる課長のほうから説明をさせていただきました。これにつきましては念願の、最初は高速道路ということで始めたわけでございますけれども、経費の関係から高規格道路ということになったところでございます。そういう変更をしながら、このルートの設計を、そして工事実施をしておるところでございます。そういうことで、今年度につきましては幾ばくかの予算がついたと。来年度につく、再来年度につきましては幾ばくかの予算がつくというのが確定をしておりませんということで、この道路につきましては一応は37年ぐらいの完成予定ということで県も進めておるわけでございます。今言いますように県もお金がございません。そういうことで、進捗状況につきましては県も苦慮して、これからは予算をつけていただくと、道としてはつながって初めて道ですから、そこだけつながらなんだら道にならないということでございますんで、町としての工業誘致もできやすくなるというようなことでございますんで、進めてまいりたいと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。
    ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 今お聞きしますと、早く行っても10年間かかるということで、なかなか開通までにはみんなが早く協力をして、早く完成をさせるということが必要かなというふうに感じております。 移転について、何軒かの家がかかると思うんですけれども、移転をしたくない人、それから道路の建設に伴って騒音や環境悪化を懸念している地域住民もおられます。そういうことも十分配慮していただいて、説明会につきましても地元が納得できるまで、1回だけじゃなく何回も開いて、地元の要望の実現に向けて、町として最大限のご支援をお願いしたいと思います。 そういうことで要望いたしまして、次の質問に入りたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁よろしいですか。 それでは、5番延原議員の次の質問に行きます。 ◆5番(延原正憲君) 次に、未納欠損額の縮小対策ということでございます。 執行部のほうにご意見をいただきたいと思うんですけれども、不納欠損額というのは固定資産税とか国民健康保険料等を町の収入になるべき債権、お金が徴収できなくなる。欠損ということになってしまうという金額であると理解しております。できる限り縮小されるべきものと考えておりますけれども、まず不納欠損額についての町長の基本認識をお伺いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 当然、やっぱり町民皆平等でございますんで、公平公正なことからいいますと、それは納めていただくということが当然だと、このように思っております。そうすることによりまして町も潤うわけでございますけれども、ほとんどの九十何%の町民の方は納めていただいておるということでございますんで、このことにつきましても平等にやっていただきたいということでございますんで、それぞれの組合とか町村の税滞納組合なんかに、なかなかいただけないものにつきましては依頼をしておるということでございます。詳しい内容につきましては、課長のほうが答弁させていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 延原議員、再質。 ◆5番(延原正憲君) 再質になってしまいましたが、最初全部ご質問すればよかったんですけれども、2点目です。 最近5カ年度の不納欠損額の実額と、それから不納欠損の原因につきまして、23年度の決算からいくと余り不納欠損額は出ている特別会計は、国保と介護保険のほうで少し出ているようですけれども、一般会計を中心に考えて、主なもので税の関係でもいいと思うんですけれども、金額を教えていただいて、その欠損額の原因がわかれば教えていただきたい。 それから、最後です。収入未済の債権が、まだそれは払ってもらってない状態のものと、それがもうとれなくなる不納欠損額にならないように、どのようなご努力をされているのかという点につきましてもご説明をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鳥越税務課長。 ◎税務課長(鳥越道正君) 失礼します。 延原議員の最近5カ年の不納欠損額とその原因、対策についてお答えいたします。 不納欠損額で、一般徴税分でございますけども、平成19年度792万8,000円、平成20年度173万2,000円、平成21年度189万6,000円、平成22年度414万9,000円、平成23年度245万5,000円でございます。 その主な原因でございますけども法人の倒産、それから死亡されまして相続人がいない、または相続放棄、最近ふえておりますけども、の場合、また居どころがわからない居所不明者、保護費等の受給者等です。不納欠損をせざるを得ないということになります。ということでございます。 その対策でございますけども、納付の再三にわたる催告、預金等の財産調査、それから市町村税滞納整理組合への徴収依頼、岡山県滞納整理推進機構への徴収の引き継ぎ等をして徴収に努めております。特に、悪質な滞納者には厳しく対処してまいります。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 再々質問です。 先日の山陽新聞で岡山県滞納整理推進機構っていうものに、平成24年度の機構の徴収状況が記事として載っておりました。美咲町から引き継いだ156万円余りのお金のうち、110万円余りが徴収できたと。徴収率は、その機構では70%というような記事が載っておりました。県平均の48%よりも徴収率はよかったというふうに聞いております。最後の質問になるんですけれども、どのような収納債権を引き継いでいるのかなというのをお聞きしようと思ったんですが、何度督促しても収納に応じない滞納者に対して回しているんだろうというふうに思っております。 収納事務は税務課長さんのご説明のように非常に苦労は多いんですけれども、なかなか実績が上がらない、非常につらいお仕事だろうというふうに思っております。本当に経済的に苦しい未納者の方、そういう方に徴収の督促をするっていうのは、使命感がないとなかなかできない。反面、非常に悪質な未納者等に対しては差し押さえというふうな毅然とした態度も必要だと思います。今後もこの不納欠損額の発生、これについては私は注視をしていきたいと思いますんで、日ごろのご努力に敬意を表しつつ、今後も不納欠損額の縮小にご努力いただきたい。もし、何か執行部のほうから回答が必要であれば、補足の回答があればいただきたい。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 最初申し上げさせていただいたように公平公正が原則でございます。そういうことで、今言うように市町村の税滞納整理組合とか、また岡山県の滞納整理組合もございます。それに今依頼をしておるというところでございますし、また職員がプロジェクトチームをつくりまして、チームをつくりまして滞納者のところを回っておるということでございます。議員申されましたように、なかなか滞納整理、なかなか難しいわけでございますけれども、何遍も言いますけれども、九十何%の人は真面目にお払いをしておるということでございますんで、引き続きお払いをしていただくように努めていこうと、このように思っております。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、5番延原議員の次の質問に行きます。 延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 最後の質問事項でございます町の顧問弁護士の制度についてでございます。 平成25年度の予算書の中に、歳出の項目の中で款2総務費、項1総務管理費、目諸費の節13で委託料、この中に76万5,000円という予算が計上されております。これはお聞きするところによると町の顧問弁護士に対する顧問契約の金額ということでございました。私も町が顧問弁護士さんと契約をしているというのは、それで初めて確認をしましたけれども、今後法的な措置、それからいろんな問題が法的に処理をしないといけないことがあろうかと思うので、顧問弁護士制度必要だというふうに考えております。この契約内容につきましては、いつどのような契約をされて、それの相談のどういう相談、契約内容ですけども、どういう相談の方法とか、1件当たりどれぐらいの単価なのか、それから顧問契約の更新の規定なんかはどうなっているのかというふうなこと、それから法律相談の件数、町からその顧問弁護士の方との法律相談の件数というのがどれぐらいあるのか、そこら辺を確認をしたいと思います。お願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。 延原議員の町の顧問弁護士についてというお尋ねでございますが、まず顧問弁護士との契約内容でございますが、顧問弁護士との契約は平成17年に美咲町が合併して新たにでき、約1年後の17年度末に契約を交わされております。 内容といたしましては、美咲町の顧問としてお願いするという内容で、法律上の事務に関する調査並びに指導、特に町が依頼した事項について、これを委嘱し、これを承諾してもらったという内容のものでございます。 特に、契約の年限については定められておりませんので、そのまま継続となった契約となっております。その中で、年間委託料は月6万3,000円ということで契約がなされております。 それから、町からの依頼ケースでございますが、平成22年度6件で、回数といたしましては18回、平成23年度が7件で21回の回数、それから24年度は4件で16回の回数となっております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) 契約の年限の定めがないということでございます。毎年契約更新をするのではなく、17年度末の契約でそれを継続しているというのは、これは予算の裏づけのない契約になるのかどうか、疑問があるんですけれども、地財法との関係でその辺の確認と、それから随意契約でやられているのかどうかわかりませんが、それの根拠について1点、確認したい。 それと、法律相談の件数をお聞きしましたが、これは事案が6件で、その6件の事案に対して18回相談をしたということだろうと、そういうふうに理解しているんですけども、それは記録として応答された記録が残っているのかどうか、残っているのかどうかも確認をしたいので、よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) それでは、延原議員の再質問でございますか、まず契約につきましては、当初の契約は随意契約でなされております。 この契約につきまして、各年度の契約が地方財政法上、必要かどうかという観点でございますが、行政のほうでは各年度に当初予算に予算を計上して、これを議会で承認をいただくという方式で、請求につきましては毎月請求書をいただいて、これに基づいて支出をしているところであります。 それから、相談の件数と回数でございますが、議員がおっしゃられたとおり全体での把握ということでございますので、事件件数は6件、1件につき1回というのもあれば3回ないし4回、22年から23年度につきましては特に裁判になった事案もございましたので件数がふえるかと思います。 それから、各この件数に伴います記録があるかどうかというのは、一応件数、回数については各課で報告をいただいて取りまとめたものであります。さらに、詳細に記録があるかどうかの調査はしておりませんが、今回報告させていただいたのは件数と回数を報告させていただきました。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 5番延原議員。 ◆5番(延原正憲君) わかりました。 最後の質問になりますけれども、各課で記録があるかどうかは再度確認したいということであります。私が質問してるのは、同じような事案が起きたときに記録をして残しておれば同じような質問しなくていいのかなというようなことで、各課が対応するのがいいのかどうか、考えれば、例えば担当の総務課が窓口となって直接弁護士さんとお話をされた記録を記録として残して、それを例えば保管整理をして情報を共有化するなどすれば、同じような質問が何回も繰り返されることがないのかなというような、ちょっと観点からお話ししたことであります。できれば記録保管をする、そして件数の管理をする。そうすれば76万5,000円の金額が妥当かどうもまた検証できるのかなというふうに思っております。これについて確認をしないといけないということでありますけれども、今後そういう総務課が窓口になるとかというような形での取りまとめのやり方を検討される予定があるのかどうか、そのつもりがあるのかどうか、最後にご質問します。 ○議長(貝阿彌幸善君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 延原議員の再々質問でございます。 まず、総務課が窓口になって連絡をとることは可能ですが、相談内容の案件につきましては非常にシビアなものがございます。特に、事案につきまして詳細を把握した担当課でないと相談ができないものがあると思います。確かに、相談件数、内容についての簡単な記録は総務課で把握も可能だとは思いますが、あくまで担当課のほうで直接相談に行っていただいて、細かいところの相談をしていただかないと最悪、裁判にまで発展する事案もございますので、それに対応できるだけの相談はしていただきたいというふうに、総務課としては考えております。よろしくお願いいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で5番延原議員の質問を終了します。 ここで、ただいまから午後1時30分まで休憩をします。(午後0時10分) ○議長(貝阿彌幸善君) 休憩前に引き続き会議を再開します。(午後1時30分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 それでは、引き続きまして15番岡田議員の質問に行きます。 岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 失礼いたします。 岡田でございます。一般質問を続けさせていただきます。 まず最初に、梅雨に入ってからずっと雨が降りませんでした。最近台風の3号を予定しておりましたけども、これも外れて逃げてしまいました。旭地域に一番多いんかなとは思いますけども、雨が降らずに田植えができないような状況のところが多々あるように思います。昨日の話なんですけども、池本旭総合支所長と話をしておりましたら、田植えができなくても農業共済が支払いができるというふうなことをお聞きいたしました。特に、田植えで困っておられる農家の方には朗報かなというふうなことで、ちょっとまずもって皆さんにお知らせをしておきたいなと。ただし、現地の確認と苗の確保といいますか、それは必要なことであるというふうなことでございます。農業共済の対象になると7割程度は出るんではないかというふうなことでお聞きしておりますので、町民の皆様がもしそういうようなことでお困りであれば、ぜひとも産業課のほうへご相談をしていただければありがたいかなというふうに思っております。 ただし、田植えができなかったら戸別所得補償のお金は入らないというふうなことでございますんで、何分にもそこらあたりを踏まえながらご相談していただければというふうに思います。 それでは、私の一般質問のほうへ移らさせていただきます。 全国学力テストが実施されまして、その結果発表で成績、あるいは点数の伸びなかった地域につきましては、県を挙げて、あるいは地域を挙げて学力向上をうたうといいますか、目指してございます。 ゆとり教育から学力向上教育へというふうなことで、最近盛んに学力向上についていろんな取り組みがなされております。私どもも子供たちの学力向上に異議を唱えるものでございません。ただ、ちょっと心配だなというふうなことがございますんで、その点について、ちょっと美咲町の取り組みをお知らせ願えたらなというふうに思っております。 まず、学校現場でもちろん学力の向上を目指すということはもちろんのことでございます。さきには、道徳教育であるとか英語教育というふうな話も出ておりました。私の地域で子供たちを交えていろんな取り組みをやっておりますが、子供たちも地域のことを一生懸命考えてくれますし、またよく見ております。 ただ、その中で地域の歴史であるとか、あるいは地理、文化、伝統というふうなものについて、非常に学ぶ機会が少ないのかなというふうな気がいたしております。そういうことを踏まえながら、学校現場ではそういう地域のことについてどういうふうに教えるというか、それは学校の教育じゃないよと、地元ですることだよと言われるんであれば、生涯学習のほうで何とか対応ができるもんではなかろうかというふうなことでございまして、そういう学校現場ではそういう地域のことをどういうふうに教えているのかなというのが1点ございますし、そういう機会はあるのかというふうなことでご質問をいたしております。 地域のことを理解するということは、地域に自信と誇りが持てると。よその人と会ってもうちの地域こうなんですよ、こんなとこがありますよというふうな自信持って言えるというふうなことが、子供たちに必要なのではないかなと。もちろん、我々大人もなかなかそんな地域の自信と誇りを話せといって言われてもなかなか大変なことなんですけども、そういうふうなものをある意味、理解して、送り出してやりたいなというふうなことがございます。育ったふるさとへの愛着が失われないような対策を望むということでございます。 そして、ここに最後に1行だけしか書いてありませんけども、定住への長期計画化を求めるということなんですけども、これは住むために帰ってくる、いいとこですよというふうなことなんで、子供のころからもう帰っておいでよと、いつでも帰って、もちろん恐らく一時は若さに任せて出るとは思いますけども、帰っておいでよと。そういう中には受け皿はこういう受け皿がありますよと、総合的な定住化への長期計画というものを、空き家があるから云々というんでなしに、もう長い目で、20年、30年、そういうものを計画していく必要があるんではないかなというふうに私は思っております。 町長の発言の中に年間100人と、100人の子供を100人が100人、全部残れとは言いませんけども、残れるようなそういうものを総合的に、働くとこがないじゃないかということになれば働くとこも確保せにゃいけんでしょうし、いろんな意味で振興計画もでき上がりつつあるんでしょうから、そういうような総合的な計画を、長期的な計画を立てていただきたいというふうなことで質問をさせていただきました。ご答弁よろしくお願いします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 岡田議員の地域の学習は十分かというご質問でございます。 今、お話がございましたように、地域あるいは自分が生まれた郷土に愛着を持つということは非常に大切なことで、それは小さいとき、子供のときからしっかり植えつけておくということが必要であるということは間違いないことでございまして、私もそう思うわけでございます。 学校のほうで今どういうふうにしとるかということでございますが、実はごらんになった方もあるかと思いますけども、こういう小学校の3年生と4年生が使っておりますうちの町独自の副読本でございます。これは私たちの美咲町、社会科副読本という名前で、こちら側が、ちょっと小さいほうが平成17年、合併直後につくられましたもんでございます。これを昨年の春でしたか、改訂をしまして、A4判のほうに改訂をいたしました。中身は町内の歴史、それから地理、風土、さらに産業といった全ての面にわたりまして写真も交えて、あるいは一部書き込みができるようにして、航空写真、あるいは統計等も入れた、地図も入ったものが中にあります。これを3年生と4年生の間、2年間かけて学習をするということになっております。したがいまして、これをしっかり勉強しておけば、町内の様子については一応はわかってくるだろうと思います。後5年、6年になりますとそれが日本国内に広がり、さらに世界に広がっていくというふうになります。それがとりあえず学校における郷土学習ということになろうかと思います。 さらに、きのうかですか、中学校が行っておりますチャレンジワークと申します職場体験学習で、役場のほうにも今3人ほど中央中の子が来ておりまして、昨晩も告知放送をしておったと思います。ああいう体験をして、地元の産業やそういうところにももちろん顔を出して体験をするということは、将来にもプラスになるんではなかろうかというふうに思っております。 それ以外に、小学校で特に多いわけですけれども、地元のブドウ農家のところへ行ってブドウの栽培を習ったり、あるいは芋掘りをしたり芋植えをしたり田植えをしたり、そういう地元の産業と結びついて、地元の方のボランティアに応援をしていただいて続けておるというのが現在のところだろうと思います。 さらに、せんだっても申しましたけれども、町内の学校の一部ではチャレンジのわくわくのほうをやっておりまして、そういうような作業のほうを体験しとるというところでございます。そういう観点から、郷土学習については進めておりますので、今後とも頑張っていきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) 定住促進といいますか、それの長期計画をどういうふうにするかということでお聞きくださっています。 そのことについては、まさに1年前に立ち上げました定住促進プロジェクトチームの目指すところでありまして、今目の前のイベントなどにもちょっと振り回される感もあるんですが、実際のところはそこの一番のバックボーンをきちっとみんなで話をして提言をしたいというところが本当のところでございます。 定住促進プロジェクトチームといたしましては、長い長期の見通しを持って、どういうふうな施策を美咲町としてすればいいか、魅力ある美咲町をどういうふうに発信していけばいいかということ、それをしっかりと今つくり上げようとしているところでございまして、振興計画とも連携しまして、今後、後で出ます機構改革の中でも今度おさまるところが出てくると思いますので、そこでもしっかり検討していきたいと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 15番岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 定住促進で計画をつくり上げつつあるというふうな報告をいただきましたんで、期待しながらお待ちしておりますので、よろしくご検討のほうをお願いしたいと思います。 私たちが子供に一番望むことというのは、ふるさとに子供が残ると。中学校の卒業式であるとか、そういうとこに行ったら、必ず帰ってこいよと、みんな帰ってこいよというふうに、私が物を言えといったら言うんですけども、そういうふうなことをよく言います。 今、子供たちの教育を恐らく全国一律のような感じがするんですけども、特色ある地域づくりであるとかまちづくりというふうなことを考えるときに、教育も僕は特色ある地域づくりのうちの一つになるんではないかなというふうに思います。 美咲町で一番肝心なのは、子供たちが帰ってこれるような教育というのはできんもんだろうかなというのが、私の一番の願いであります。青少年健全育成の活動なんかでも余り問題ありませんよと、一生懸命健全育成をするんだけども、皆さん残らずに出ていってしまわれる。我々はどこのための子供の教育をしよんだろうかなという、子供たち一生懸命まともに育ってくれるというのは非常にありがたいことなんですよ。ありがたいんだけど、結果を見ると非常に悔しい思いが、恐らく教育長も一生懸命地元の子供たちに携わってやって、一生懸命すばらしい子供をこしらえとる、頑張る、頑張った結果、誰も残っておらん。何のために我々は子供たちの教育しよったんだろうかと、そういう疑問に陥りませんか。だから、僕はもっともっと美咲町独自の教育が、地方分権とかいろんな意味があるんだけども、美咲町独自の、うちはこういうふうに教育するんだというふうな、僕はもんがあっていいんじゃないかなというふうに思うんですが、今、いや、教育長はそんなことはない、わしだってちゃっとやりよるよ。美咲町独自のをやりよるよというふうなことがあれば、もしお知らせして、きのうたくさんの憧れの人、授業であるとか、いろんなことが言われましたわね。だから、それぞれに特徴のある授業をこしらえながらやられると思うんですけども、子供たちが帰ってくる、もちろん出るのはわかるんですけども、帰ってくると、そういうふうな教育というものはできんのだろうかなというふうに思うんですが、教育長、どう思われますか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 大変難しいお話でございますけれども、考えてみますと今から5年前、4年前になりますか。私が最初に教育長になりまして、ある議員の方から質問、急に振られたことがございます。どういう教育をするんならということでございまして、そのときに私が答えたのをまだ覚えておられると思いますけども、地域に根づいた地域に基づく教育を展開したいというふうに申し上げたというふうに思っております。それは今でも変わってないわけでして、今岡田議員がおっしゃいましたような本気で勉強させりゃさせるほど出ていんじゃないかというふうなことは、その後、私が今5年目になるわけですけれども、いろんなところでお話を聞きました。ある校長さんの話では、さっきの学力テストじゃないんですけれども、頑張ってくださいというて話をしますと、それは冗談の話ですけれども、いや実はこんなことを聞いてなというて冗談話に返されると。その返される内容は勉強せえ、勉強せえばあ言うてくれるなというふうなことを言われる方がたくさんおられるんじゃというて、これは冗談ですけれども、話されるというふうな方がございました。 昔から言いますように子供は大人の背中というか、親というんですか、その背中を見て育つわけでして、その背中を見ていいと思ったらその場に残るでしょうし、それから自分でそれなりに生きがいが地元に見つかれば、それなりにまた頑張って帰ってくるというふうに思います。したがって、根っこをしっかり勉強させておくという、それが小学校、中学校のときに義務教育の段階で大事なんじゃなかろうかと、それの一つが先ほど申しましたような郷土学習であり、また郷土体験学習だろうと思います。その体験をさせるような場をしっかり地域の方々がつくっていただいて、そして例えばそれが農作業であったり、あるいはお祭りであったり、いろんなイベントであったり、いろいろな行事もあるんですが、そういうようなときに参加していただいて、大人の背中を見て、やっぱり自分が生まれたとこはこういういいとこがあるんだなというようなところを身につけていただくようなことができれば、これは学校というとこではできないことでございまして、それを今地域に根づいたということでお願いをしたいなというふうにつくづく思うわけでございます。さまざまなそれに似たようなことをホリデーわくわく活動というようなこともやっておったり、きのうもお話、私が申しましたようなこともやっておるわけでありますが、それはあくまでも学校でごく一時的なものでございまして、継続的な活動というのはなかなか難しいわけでございます。したがいまして、そういう意味ではそれぞれの地域で異年齢、年齢の違う先輩、あるいは大人、おじいさん、おばあさんからしっかり学ばせていただくような機会が数多く持てればというふうに願っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありますか。 15番岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 最後は町長にお尋ねしたいと思いますが、今教育現場のほうというのは大変忙しいというふうなことは私も伺っております。さらに、この上に地域学習のことで学校の先生に余分なことを、迷惑をかけるというふうな表現は非常にあれなんですけど、負担をかけるというのはいささか、ちょっと厳しいかなと、今の現状の中ではというふうに僕は思っとんですが、そういった場合に、子供たちをどうやってやれるかというと、あとは生涯学習であるとか地域でやるしかないと思うんですけども、そういうことについて町長はどういうふうにお考えでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 岡田議員のご質問でございまして、私も教育論を論じるほど教育に深い造詣を持っとるわけでもございませんし、昔から言われますように読み書き、そろばん、寺子屋でやっとった基準ですわね。学習指導要綱の中にある基準だけは、どうしても皆習っていかなきゃならない。それ以外の分について、地域の特色ある学習をしていくということでございますけれども、その地域の特色ある学習の中で一番それを学ぶのは家だと思うんです。家から学んでいくと、両親であり、おじいさん、おばあさんであると、私はこのように思っております。 そういう中において、やはり町史の編さんということをここで掲げたわけでございますけれども、町史の編さんを親御さんがそれをぱらぱらっとでもよろしい、読んでいただきまして、この地域はこうだったということを子供たちに伝えていくということが、平素できることではないかなと、このように思っております。 それから、子供たちがどう育つかということについては、美咲町も世界に羽ばたく元気な美咲町、人間、一生に一度しかございません。二度も三度もありません。そういうことで、東京へ出られる人もおるし、外国へ出られる人もおるし、それから地元でやっていただける人は地元でやっていただけりゃいいし、やっぱりそういうようなこれからの子供たちというのは跡を継いでいくという感覚ではなくて、子供の将来を伸ばしてやるというようなことで進んでいくんではないかなと、またそれが私はそうすべきではないかなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 15番岡田議員の次の質問に行きます。 岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 質問ではありません。 ○議長(貝阿彌幸善君) どうぞ。 ◆15番(岡田壽君) よろしいですか。 今、町史が柵原と旭はできているということで、非常に子供たち、家庭、あるいは地域で子供たちに教えるというか、一緒に学ぶのには非常にいいものができとるなと。今回、中央地域の町史編さんが始まるというふうなことで、非常にすばらしいことだなというふうに思っております。町長、言われましたよう町史を使うというのは、非常にいい参考書が既にすぐそばにあるんで、大いに活用していただけたらなというふうに考えております。 それでは、次の質問に移らさせていただきます。 町民憲章の制定をということで、前回、何年前でしたか、3年ほど前でしたか、制定をしたらどうでしょうかというふうな質問をさせていただきました。 制定には時期とタイミングがあるんだというふうなことで、町長の答弁は制定しないというふうな答弁ではございませんでした。時期とタイミングっていうふうな表現なんで、今回、私自身はできるだけ早いほうがいいだろうなと、町民の一体感の醸成であるとか、まちづくりはこうするんですよとかっていう、何かその基本になるものなので、できるだけ早いほうが僕はいいんだろうなというふうに考えとんですけども、今回、美作の建国1300年ということで、これを勢いに一刻も早く制定をされたらいかがなものかなと。 ただし、制定をするに当たってはちょっと奇抜なやつを、1つ、私たち美咲町民は自然を大切にしますとかというて長たらしい文章でなしに、自然を大切に、ぱっというふうな、何かこうインパクトのあるような町民憲章をつくっていただけたらなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 町民憲章の制定をということでございまして、これいつの議会でしたかね。            (15番岡田 壽君「3年ほど前です」と呼ぶ) 3年ほど前ですか。の議会で岡田議員より質問がございました。確かに、そのときの答弁といたしましては時期とタイミングということを申し上げさせていただいたということが記憶に残っております。 岡田議員言われるように、町民の方が一体感を持つということについては、皆さん同じ文章で同じネーミングのものは目に見えたり頭の中に描かれるということは、私はいいことだと、このよう思っております。 その時期につきましてですけれども、確かに議員言われるように美作の国1300年記念、確かにことしあったわけでございますけれども、それも確かにいいんであるかと思いますけれども、美作の国1300年ということは美作全体で起こったことだと。美咲町の中で起こっておることについて、その記念碑を設定したいというような考え方を持っているわけでございまして、それには合併10周年がいいんではないかなということで、来年が10周年に当たります。そういうようなことであります。 そしてまた、奇抜なことをやったらどうかということでございますけれども、並みの人、普通皆さんから愛される憲章でなかったらいけませんので、その辺の制定も奇抜なだけではなくいろいろ考えてやりたいし、相談に乗っていただければと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 15番岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 再質問です。 制定を10周年で考えているっていうことなんですが、10周年は来年の3月26日でしたか、ですね。来年の3月26日か7日ですね。合併、22ですか。その記念式典がもしあるんであれば、そのときに発表できるように町長、お願いしたいと思います。27年ですか。失礼いたしました。 それでは、次の質問に移らさせていただきます。 健康づくりについて、またまたラジオ体操と書いてありますが、これは1回、草苅良明議員がされましたんで、私とでこれで3回目になるはずです。 今回、ラジオ体操ということで、町長は人づくり、地域づくり健康づくりの3本柱のうち、健康づくりを最も重視するんだというふうなことが所信表明の中でもございました。そういうふうなことも含めてちょうどいい機会かなというふうな感じでおります。ある一方では、健康増進課のコロバン体操であるとか特定健診ですかね。そういうようなもので非常に健康づくりには気をつけられておられるわけでございますが、昨年8月1日ですね。全国ラジオ体操が美咲町で開催されました。それを勢いに、ラジオ体操の指導員を養成されておりますね。習いに行かれた方がおられるはずですね。そういうふうなことで、指導をされる方は何人かおられるようですし、昨年は夏休みの期間中、ラジオ体操をやらさせていただいたようなに記憶しておるんですけども、せっかくの健康づくりでラジオ体操が一番身近なんじゃないだろうかなと。特に、早寝早起きというふうな生活習慣をつけるのにもいいのではないかなというふうに思うわけですけども、夏休みだけといわずに年がら年中ラジオ体操を美咲町でやられよるよと、おかげなことに告知放送がございますんで、どこにおっても聞けるわけなんで、そういうふうな健康づくりを大いに進められたらどんなんだろうかなと。 町民運動会でもラジオ体操をやりました。そういう意味で、各地に指導に出向いてでもよろしいから、そういうラジオ体操が一番基本になって、各家庭で手軽にできる、あるいは車のラジオをぽっとつければ6時半になったら第2体操までできるというような状況が今既にできとるわけなんで、そういうものを大いに進めていただきたいなというふうに思っておりますが、どんなもんなんでしょうか。 学校でも一時はラジオ体操をせずに、ストレッチというふうなことでやられとったそうですけども、最近また運動会ではラジオ体操がぼちぼち復活してきたかなというふうには思っております。中には、ラジオ体操を非常に毛嫌いする人もございますけども、健康のためにはラジオ体操は全ていいんです。軍隊とのかかわりがあって、何かいかんのだというふうな人もおられるんですけども、そういうことは抜きにして、健康づくりのためにはラジオ体操はすばらしいもんだというふうに僕は理解しておりますので、せっかくのラジオ体操を告知放送を通してやっていただければ、さきの質問にもございましたが、町長、8月1日が記念日としてやるんだというふうなことですけども、その記念日だけでなしにずっとやられたらどんなかなというふうに提案をいたします。 ○議長(貝阿彌幸善君) 山下生涯学習課長。 ◎生涯学習課長(山下一巳君) 失礼します。 岡田議員のラジオ体操の普及と告知放送の利用は考えられないかの質問にお答えします。 昨年8月1日に行われましたラジオ体操会は、1,000人を超える参加者で盛会に終えることができましたことをまずもって皆様に厚く御礼申し上げます。 議員のご指摘のとおり生涯学習課としましても健康づくりとともに、スポーツを楽しむ環境づくり、また地域の輪づくりを行っていく上で、ラジオ体操は一番身近で有効なツールと考えており、各地域の協働のまちづくり推進協議会や各種団体には、ラジオ体操のCDをお贈りし、推進を努めているところでございます。 現在では、グラウンドゴルフ大会などのスポーツイベントで競技開始前にラジオ体操を行っている団体もふえており、生涯学習課としましても多くの町民の皆様が、さまざまな機会を通じまして、このラジオ体操を行っていただくよう今後も尽力をしてまいりたいと考えております。 本年度も小・中学校の夏休み中に、昨年と同様、ラジオ体操の告知放送も行う予定にしております。また、スポーツ推進委員会を中心に、各地域において多くの町民の皆様が参加できるようなイベントをこの夏休み中に開催できるよう、現在準備を進めているところでございます。 いずれにしましてもさまざまな場面場面で、今後ともラジオ体操を推進してまいりたいと考えておりますので、議員の皆様のお力添えをお願いしたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 岡田議員。 ◆15番(岡田壽君) 夏休み中だけというふうな今お話だったんですけども、本当に告知放送、第1体操だけだったら5分ですから、5分間なんです。それが鳴るとああ6時半だな、体操しようかなと。もちろん早寝早起きの習慣がずっとつくでしょうし、夏休みだけといわずに、私は一年間ずっと続けて、やかましいというふうな、寝るのに邪魔だって、朝寝るのは、確かに夜勤の人がおられたりいろんな方がおられるからうるさいっていうふうな苦情もあるかとも思いますけども、本当に町民の早寝早起き、心と体の健康を目指すんであれば、きおいに、この8月というか、夏休みをきおいに年間を通してやられたらどんなもんだろうかなというふうな感じがいたしております。検討をお願いしたいと思いますが。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 過去にアンケートをとりまして、ここでご報告させていただいたかもしれませんけれども、どちらでもいいというのが一番多かったわけです。それから、しなくてもいいという方もかなりあったというようなことで、夏休みからしたらいいんじゃないかなということで夏休みから始めておるというような現状でございます。 確かに正月前に、6時の暗いときにやっとられても寝とられる方もまだおられると思いますんで、それはやかましいかもしれません。その辺のとこも考慮しながら考えていきたいと、このように思っております。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問はありませんか。 ◆15番(岡田壽君) 終わります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で15番岡田議員の質問を終わります。 続いて、本日最後の質問者の質問に入ります。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 質問に入る前に、町長にお礼と報告をさせていただきたいと思います。 その一つは、小原西幸地区から加美小学校への通学路の整備であります。この案件は、地元の皆様方が大変長年要望しておりましたけども、なかなか実現できていなかったというのが現実であります。しかし、ようやく願いがかない、子供たちを初め、父兄の方々から大変感謝されております。改めて、地元の皆様方を代表して心から感謝を申し上げたいと思います。 早期の完成をよろしくお願いいたします。 次に、私たちは4月24日から議員として活動を始めました。今日までに数名の町民の方から、数件の要望事項が私のとこに来ました。この要望に対して、相談を受けていただいた職員の方々から全て即対応していただきました。そのことを町民の方にご報告いたしますと大変喜んでいただいたと思います。顔を見ていただいたらわかるんじゃないかと思いますけど、課長の方で。 これからもできるできないは別として、迅速な対応をお願いいたすところであります。 さて、私は2期目の定本町政を支えながら、地域住民の皆様方からお寄せいただいたお話、要望、皆様方のお心を行政に伝える、そしてそれを実現できる議員として力いっぱい頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 今議会におきましては、地域住民の皆様方のご意見、ご要望を行政に伝えるパイプ役に徹していきたいと、そう訴えてまいりました。そのことを基本に質問に入らせていただきたいと思います。 私の質問は8件でありますけども、これは全て町民の皆様方の声であります。小さなことではありますけども、真剣なご回答をいただきたいと思います。 まず、公共用地として提供されている土地の登記移転についてお伺いいたします。 ある町民の方から形井さんちょっと来てくれと、町道を拡幅するため測量に協力してほしいとの要請が町からあったそうです。町の事業でもあり、快く承諾いただいたようでございます。しかし、その測量でのくいの位置を確認したところ、道路の中心に境界の印がつけられた。そこで、職員さんに確認したところ、官民の境界は測量どおりですよということでした。その道はいつごろ拡幅されたものか記憶は定かではありませんが、自分の土地を提供して道路改良した記憶はあるそうです。そこで、その測量に立ち会われた職員の方に地図の訂正を申し出たと。しかし、いまだ何ら進展もないと。形井さん、これどうにもならないかということでありました。 私がその現状を担当課の方に確認をいたしました。回答は、現在進行中であるということでございましたので、早急に対応をお願いいたしたいと思います。これ二、三年前のことでございます。 このような登記ができてないような箇所が何カ所かあるんじゃないかとも思われます。これは中央町時代ではありますけども、道路等の改良要望を地域がなされたときに、土地を無償で提供し、その工事がなされた経過があります。旧中央町の議員は多分ご存じだと思います。しかし、土地が提供されていたにもかかわらず、土地の分筆測量も行われず、所有権移転もされていない状況が続いておりました。こうした状況ではいけないということで、一時、職員の専属職員を配置いたしまして現状調査、分筆測量、そして所有権移転登記を進めてきたと思いますが、途中でとまっておるんじゃないかと思われます。いまだそのことが完了していない箇所もあるんではないかと思われます。 このことには、2つの大きな課題があると思います。 その一つは、早急に移転登記を行わないと相続を受けたとき、また個人での売買があったとき、所有権問題とか面積などで大きなトラブルになると思われます。町主体で実施した事業であれば、当時はどうあれ、町が責任を持って測量、所有権移転登記を行うべきだと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 もう一つは、税金の問題であります。自分の土地を提供して、現実は公共の道路として使用されているにもかかわらず、もとの面積のままで課税されているということであります。この方が、形井さん、私は税務課に問い合わせたと。そうすると、面積が確定ができていないので課税の変更はできないという回答があったということでございます。 地域の発展のために先祖から受け継いだ大事な土地を無償で提供しているにもかかわらず、分筆登記も行われない、もちろん所有権移転登記も行われない。しかし、税金はもとの面積のままで課税される。この現状を見たとき、住民あっての行政とは到底思われないと思います。早急な対応を願うところであります。 あわせて、税務課長にお伺いいたします。 私の知っておる限りでは、土地の課税は現況主義ということであると思います。このような状況のとき、税務課としてどう対応されているのか、お聞きしたいと思います。 実は、回答があってからでもいいんですけども、きのう税務課長とこの質問に対する事前協議を少しさせていただきました。税務課長のお考えでは、分筆測量もできていない土地を道路だからといって非課税とすることは困難であるというお話であったと思います。間違いないですね。 これは税法上においても大きな間違いであると私は考えております。例えば宅地以外の土地に住民の方が家を建てられた。家屋については、登記をされてなくても町として課税をされます。また、土地におきましても宅地登記がされていなくても宅地課税を職務権限でされていると思います。宅地課税をすれば、当然税額は相当額上がります。これが現況の課税であります。ならば、現況が道路であれば、道路で評価をしていただく、これが正しい税務行政のあり方ではないかと思います。 町民の方も大変強くこのことを訴えておられましたので、ご回答をお願いしたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 矢木建設課長。 ◎建設課長(矢木史朗君) 失礼します。 形井議員の公共用地として使用されている土地の登記についての質問にお答えをいたします。 まず、建設課のほうからですが、先ほど今、形井議員の言われましたとおり町道の未登記部分については、平成10年ごろから中央地区におきましては総務課において登記担当者を配置し、用地測量を発注、年3から4路線の登記を行っておりまして、路線によっては相続関係者等が多数おられる土地ですとか、用地は寄附採納であるにもかかわらず、買収を要望されているため、後回しになっているというのが現実のようです。 平成16年ごろ、合併前ですが、そのころより中断しまして、平成17年、市町村合併が行われております。合併後は、形井議員も言われたとおり何もなく、現在に至っておるのが現状でございます。 また、旭地区におきましても昭和62年国土調査終了後、平成元年から平成4年3月までの3年間、用地課により必要と思われる路線について用地測量を行い、順次登記を行ってまいりましたが、相続等により登記のできない土地も多くあり、そのままになっているのが現状のようです。 また、柵原地区においても同様に相続等で登記のできない土地が残っているというふうに思っております。 現在の状況につきましては、一般的に、改良工事等については測量設計、用地測量と発注をいたしまして、工事後に分筆登記、それから所有権移転等の登記を嘱託により職員で行っているところでございます。 現在、町道認定されているものにつきましては、昨年、平成24年4月1日現在の道路現況調査によるものですが、2路線、総延長1,046キロメートルでございます。未登記の正確な数字のほうは調べないとわかりませんが、未登記である認定町道の割合は大体1割強はあるのではないかと、230路線、120キロ程度はあると思われます。 用地測量の1メーター当たりの委託単価につきましては3,000円程度かかると思います。測量を行う場合の事業費は、計算しまして約3億6,000万円程度は必要かと思われます。これは登記については職員で行う場合での試算でございます。それから費用のこともあります。 ただ、今後につきましては町民の方からの、例えば申し出でありますとか、その他の事業で判明した場合に、できればその都度早急に見て、用地をいただくようになるとは思いますが、町で分筆登記を行い、それぞれ処理をしていきたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鳥越税務課長。 ◎税務課長(鳥越道正君) 形井議員のご質問にお答えします。 昨日のお話をされました。昨日の話は、先ほど建設課長が答弁される内容を聞いておりました。先ほど申されましたとおり申し出されたら対応するということでありましたので、そういう場合にはまず建設課のほうへ出していただきたいということを申し上げたので、ちょっと先ほど言われたのを反論といいますか、一応そういうつもりでございます。そうすることが結局は将来課題を残さない最善の方法ですので、それをとりあえずは推進させていただきたい。 もっと突っ込んだことを思われているというふうに思いますので申し上げますと、そういうふうに提供されまして分筆の協力もされましてもご本人の意思だけで、例えば分筆ができないとか、認知承諾ができないとかということで、その分筆登記が途中で頓挫するというようなことが、そういった場合にどうするか、課税についてどうするかということについては、これはそのときに、そのときというか、税務課内の対応をさせていただきたいというふうに思いますが、それでは将来的には先ほど議員の申されたトラブルとか、将来の課題は解決できないと思いますので、ぜひこれはそういう場合には建設課のほうに相談をまずしていただいて、それが町道であるとか、そうしたら税務課のほうにもそれなりに情報が入ってくるはずですので、まずはそういうふうに対応をお願いしたいということでございます。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 6番形井議員。 ◆6番(形井圓君) 私のお願いしたいのは、例えば土地が、既に宅地が道路になっておると。この面積を少しでも変えてほしいといって税務課へ行ったら、税務課が建設課へ行ってくれとかというんでなくして、実は実例を申し上げますと柵原のあるゴルフ場で、全てゴルフ場じゃないですよと、ゴルフ場は一部分ですよと。ゴルフ場の場合、課税の評価額が違いますから。そのとき、面積を分筆測量なんかせずに現実で課税をした経過があります。今、情報化の時代ですから、地図情報がありますね。後でGISの話もさせていただこうと思うんですけども、地図情報と航空写真を重ねれば、例えばどれだけが宅地でどれだけが道になっとるかというのはすぐわかるんです。たとえ分筆登記ができなくても課税上だけでも変えてほしいという住民の方もいらっしゃいます。確かにそのとおりだろうと思います。そういうことを私はお尋ねしたわけです。確かに、分筆測量、所有権移転していくのが一番正しい道でしょうけども、相続の関係とかいろいろな関係でできない場合があると思います。そうしたときは、課税上の原則はあくまで現状課税というのが基本でありますから、そこら辺を考慮していただきたい。 ただ、これは税務課のほうから一々調べてするんでなくして、申し出のあった方については積極的に住民サイドの立場に立って協力してあげるというようにお願いしたいということであります。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鳥越税務課長。 ◎税務課長(鳥越道正君) 失礼いたします。 基本的には先ほどの答弁と変わりませんけども、役場で税務課、建設課一体で対応、ということで対応させていただきたいと思います。よろしいでしょうか。 ◆6番(形井圓君) はい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再々質問ありませんか。 ◆6番(形井圓君) 少し言いたかったんですけども、よろしいです。たくさんありますんで、次へ行きます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に行ってください。 ◆6番(形井圓君) 次は、町道、農道の維持管理についてお尋ねいたしたいと思います。 これは約9年前のことでありますけども、市町村合併の担当をさせていただいたことがあります。合併協議会におきまして、各種事業のすり合わせの中で、当時これは旭町、町長もいらっしゃるんですけども、旭町では町がダンプとか重機を所有されて、町が道路側溝等の管理をしておられました。そして、その予算は相当額なものであったと思います。間違いないですね。 私たちの地区では、毎年春と秋に地元で道路とか側溝の清掃を自分たちで行っていたので、旭町はすごいなと、予算にも恵まれているんだなと思いながら、自分たちの生活道路は地元で管理してもええんじゃないかなと、こう感じながら合併協議を進めていたことを思い浮かべております。しかし、合併後、職務の関係で町内の各地に出向く機会が多かったんですけども、その地域を訪問したとき、集落から集落への距離が余りにも遠い。あわせて住んでおられる方も少ない。そして、その上、高齢者が多い。失礼に当たったらお許しください。旭町が町の予算で町道管理をされていた理由をその当時、身をもって感じたことを今さらながら思い出しておるとこでございます。また、今改めてその痛感をいたしているところでございます。 集落が密集しており、そこで住んでおる方の多い地区は別として、町道の維持管理、特にのり面の草刈りとか側溝の清掃は、旭町がやっておったように町、行政の責任で行うべきではないかということを最近深く感じております。道路の管理に困っておるというようなご意見をいろいろお聞きいたしました。そうしたことから、まず加美地区を何軒か歩きましたけども、この加美地区だけを見ましても数キロもある町道、農道、水路を数名の方で管理しておられる地区が数多くありました。その皆さん方のお話を聞くと、本当に大変なんだと、何とかならんかと、皆さん、口をそろえて訴えられております。生活道路といいながら、お年寄りの方々が腰を曲げながら草刈り機を使い、大きな汗を拭いながら働く姿を見たとき、町道の管理を地元だけに押しつけるには余りにも負担が大き過ぎるのではないかと、最近感じております。 町長もきのう言われておりましたけども、地元の道路は地元で管理していくのが今までの慣習であったとは思います。確かにそのとおりだったと思います。しかし、これからはこの考え方を方向転換する時期が来ておるのではないかというような気がしております。 町道、地元の道とはいえ、地元の方のみが通る道ではないと思います。公の道路は行政が責任を持って、前、旭町がやっておったように町が管理することができないかということであります。これは多くの町民の方々の声であります。管理の方法は、知恵を出せば幾らでもあるんではないかと思っております。 去る5月22日に、美咲町のシルバー人材センターの総会が開催され、私も会員の一員として参加させていただきました。このシルバー人材センターにお世話になることも、名前出しちゃいけんのですけども、一つの選択肢になるんではないかと思います。このことによって、中高年の方の就職があるんじゃないかなと。ご承知のとおり中高年の方の就職が困難をきわめていることは、ご承知のとおりであります。 津山市に雇用労働センターがあります。そこに私は高齢者の雇用相談に行きました。形井さん、60歳を超えた方の就職はありませんよと、なかなかありませんよと、これが雇用労働センターの担当者の回答であります。雇用の場があれば、働きたい方は町内にはたくさんいらっしゃると思います。シルバー人材センターの活用は、雇用の促進にもつながり、一挙両得でもあるのではないかと思われます。今後の町道の管理について同僚議員もお尋ねしておりますけども、再度町のお考え方を示していただきたいと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) 形井議員のご質問でございます。行政に長いことおられてよう知っとられると思いますけれども、知っとられる方の上塗りになるかもしれませんけれども、基本的に今言われたように、町道につきましても生活道路につきましては地元の人方で管理していただきたいというのが、町においての基本でございます。また、農道につきましても地元が要望してされたということで、地元ができるだけしていただきたいと。そういうもんで、できない分については町が行わなければならない、当然でございますんで行わなければならないというようになっております。 それから、今旭におりました道路を掃除する人、その人は旭ばっかりでなく柵原へ行ったり中央に行ったり、ぐるぐる回っていただいております、今は。重機とそれからトラック1台持って、主に側溝の掃除をしてもらうんですけど、側溝の掃除とか、また道路に木がおぶさって通行困難になっておるというようなところも、それぞれしていただいておるとこでございます。 それから、今シルバー人材センターの話も出ましたし、極力シルバー、そういう危なくない、そして単純な仕事についてはシルバーさんや森林組合にも今発注をしております。これも発注をしておりますけれども、入札というようなことでやっておるとこでございます。 以上でございます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 ◆6番(形井圓君) 質問ではないんですけども、実際に困っている地区がたくさんいらっしゃいます。お年寄りの方だけの地域もたくさんいらっしゃいます。今後、ぜひともそうした地区におきましては、地区内では何とかなるかもわかりませんけども、その地区と地区を結ぶ道路ですね。家から家へ行くのに何キロもあるようなところがあるんです。そうしたところまで、その地区の方が管理しておるという現状を目の当たりにしてきました。そうしたところについては、ぜひとも、先ほどいい制度があるようですけども、町として地元のために頑張っていただきたいなということをお願いをして、次の質問に入らせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に行ってください。 ◆6番(形井圓君) 保育園児の送迎の実態についてと公共交通の改善については、関連性がありますので、一括質問させていただきたいと思いますけども。 ○議長(貝阿彌幸善君) 関連性があって、本人がそれでよければしてください。 ◆6番(形井圓君) まず、保育園児の送迎の現状についてでありますけども、送迎方法に町内で相当な差があるんじゃないかと思われます。そして、またこのことが過疎化に拍車をかけているんではないかと感じております。ある町民の方から一通の手紙をいただきました。きょうは持ってきてませんけども。そして、その手紙が来てから、その方を初めとして、数人の方からお話を聞きに行きました。手紙にはこう書いてありました。私たちは、岡山県美咲町に憧れてこの町にやってきました。自然の美しさ、美咲町の美しさの中で毎日過ごしています。しかし、子供の保育園の送迎に大変困っています。それは保育園までの距離が余りにも遠いということです。送り迎えで、送りと迎えで2回ですから3時間かかります。燃料代も大変かさみます。こんな手紙でありました。この方たちは、ちょうど私がお伺いしたのは大垪和地区の方でありましたけども、この地域からはスクールバス、かめっち。バス、福祉バスも走行されております。これらのバスに乗車することができないのか、お尋ねしたいと思います。 柵原地区は保育所が2カ所あります。旭地区では保育園の送迎は町が実施しております。中央地区は統合により大垪和にあった、打穴にあった、三保にあった、加美にあった、この保育園がかめっこ保育園1つになっております。このことから保育園との距離が余りにも遠くなって困っておられる。そんな保護者の方がたくさんいらっしゃいます。 同時に、このことが地域活性化の大きな妨げになっているんではないかと思います。大垪和のことでありますけども、中学校が、小学校が、保育所がなくなった。支所もなくなった。この保育所がなくなったことも、これは行政が決めたことであります。保育所が、小学校が、中学校が遠いから、住みなれた地を離れていく方も多いんではないかなという感じもいたしております。そういうことをおっしゃる方も何人かいらっしゃいました。子供のためにここにはもうおれんと、家を建てるんなら小学校の近く、学校の近くに建てなければならないんじゃないかなという方も何人かいらっしゃいました。過疎化に拍車がかかった責任の一端は行政のこうした施策にもあるのではないかと思っております。 町の財政上の理由からこうした機関をなくしたのであれば、不便となった方々の、この方々の救済策を考えることも行政の大きな責任ではないかと思います。 単に道路運送があるからとかそんな回答でなくして、美咲町は自治体であります。自治体独自の住民サイドの住民の立場に立った行政の回答を願うところであります。 例えば美咲町には子育て支援策という大変すばらしい制度があります。この中に保育園の通所問題、通園問題等について、何か支援策が追加できないか、お尋ねいたします。 あわせて、公共交通の改善についてであります。 美咲町内の交通の現状をお聞きしたとき、支所間バス、ちょっと早くしゃべります。福祉巡回バス、町内のコミュニティーバス、または真庭市、岡山市、津山市等との共同バスが3路線、そしてJR、民間バス、合わせてタクシー会社等によって交通の足が確保されていると聞いております。 急速に進む少子化、高齢化による公共交通機関の維持の大切さを痛感しておるところであります。また、その充実を願っておるとこでありますけども、その運用に格差があるのではないか。この格差をなくしてほしいということであります。これも実は住民の方からの私に対した訴えでございます。 町内では、支所間バス、福祉バスが運行されていますが、これに乗車した方は無料です。私は西幸でありますけども、西幸から本庁のある役場に来るには無料であります。中央地区内の他の地区の方が、役場のある原田に来ても同じ無料であろうと思います。しかしながら、三保地区の方がバスに乗って役場に来た場合は有料であります。支所間バスとか福祉バスで役場に来るのが無料であるんならば、三保地区の方が役場のある原田まで乗車した場合、無料にしてもいいんじゃないかなというように思います。ただ、原田から三保地区への交通は、名前を出してええんかわかりませんけども、有本タクシーさんにお世話になってると。あわせて、いろいろな大変大きなご協力をいただいて、町として感謝しておると聞いておりますけども、このバスに原田から三保地区、一番遠いとこは錦織です。まで、この区間は無料にしてもいいんじゃないか。そこで、民間のバスが運行しておるから無料にならないというんであれば、その区間の費用を町が運賃補填として行ったらどうかなと、これは私の単純な考え方であります。 そのことが町内での均衡のとれた運行ではないかなと思います。三保地区の方から、議長、前にして申しわけないんですけども、三保地区の方からの何人かのご要望でございます。ご回答をいただければと思います。 ○議長(貝阿彌幸善君) 高田住民課長。 ◎住民課長(高田美智子君) 失礼します。 6番形井議員さんの質問についてお答えいたします。 私、福祉のほうからは町内保育園の園児の送迎について実態ということで、ご回答させていただけたらと思います。 議員さんの言われたように、町内に保育園は4園あります。まず、中央かめっこ保育園なんですが、現在の入園児が約209名、こちらのほうは全面保護者による送迎となっております。 それから、旭保育園ですが、今通園されております園児数が54名、こちらにつきましては3歳以上、4月1日現在で3歳以上の方は園バスを使用しております。この園バスの中には町の園バスと西川タクシーさんへ委託しておりますあいあい号、この2台が運行しております。こちらについては、それぞれ介助員を1名同乗させております。内容といたしましては、北路線っていうんですか、北線から15名乗っております。江与味線のほうから4名乗っております。それからもう一点、スクールバスの使用を一部しておるようです。これは小山線というところで、こちらのほうは介助員はスクールバスですからありません。こらのほうへ3名乗っております。旭の保育園では計22名がバスの利用をしております。3歳未満については、保護者の送迎というふうになっております。 それから、平成25年4月でオープンしました柵原西保育園、それから柵原東保育園なんですが、どちらにも保護者による送迎ということで、保護者のご理解をいただいております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 鈴鹿情報交通課長。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) 形井議員の公共交通の改善ということなんですけども、今ご指摘のとおり民間路線が走っている区間と町の福祉巡回バス等が走っている路線については、有償無償で差があるのは事実でございます。 そうした中、民間の青ナンバーの路線が走っている関係がありますし、相手があることですので、民間事業者の方との協議も必要になってくると思いますし、民間事業者の方がある区間は無償、ある区間は有償というようなことが、道路運送上ですから陸運局のほうの許可等もちょっと確認したいところがあります。 それから、柵原地域においても中鉄バスさんと支所間バスとが重なってる区間等もあって、そちら等のバランス等も考えて、ちょっと協議をさせていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質問ありますか。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) ぜひとも考えていただきたいのは、スクールバスにも乗っておる箇所もあるようです。何とかスクールバスに乗れるような方法がないのかなというようなことを考えていただきたいと思います。 これ余談事でありますけども、距離がやっぱり遠いと保護者の方も困るんです。ここから余談事です。 例えば役場の職員さんが採用されたときに、亀甲の方も大垪和の方も職員です。例えば30キロから先来れば、町長、交通費出ますね、同じ仕事をしに来るのに。それと同じような考え方でいけば、保育所が遠くなったのは行政の責任ですから、遠い保育所の方には何か手だてを打つ策ができないのかなと、これ単純な私の考え方であります。 交通費を出せと言うちゃおかしいかもわかりませんけども、職員の方には交通手当が出とるわけですから、それと似たような考え方ができれば、即回答は要りませんけども、一つの考え方ではないかと思いますんで、ご検討をお願いしておきます。 時間がありませんので……。 ○議長(貝阿彌幸善君) 答弁よろしいですか。 ◆6番(形井圓君) もし町長、答弁がいただければ。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) このことについて十分納得ができなくてもできても、お話しする場合はちょっと長くなるんです。それで、長くなります。保育所につきましては、通園通学につきましては親の送迎が基本ということになっておるわけでございます。そういうことで、柵原保育所につきましてもここで2園開園したわけでございますけれども、これについても両親の送り迎えというようなことになっておるわけでございます。 旭地区につきましては、合併の条件等もありまして今のような状態にありますけれども、なるべく縮小していかんといかんのではないかなと、このように今思っております。その内容につきましては、今言われるように道路交通法がどうとかという問題でなしにやりなさいと、地方自治の観点から独自のことをやんなさいということでございますけれども、独自のこともやれないこともあるんで、またお話をさせていただければ思います。よろしいですか。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、6番形井議員、次の質問に行ってください。 ◆6番(形井圓君) 続きまして、美咲町の振興計画についてであります。 平成17年3月に美咲町が誕生し、美咲町振興計画が7年計画で策定され、この計画は平成24年度までだったのではないかと、こう思います。25年度からの振興計画がどの程度されているのか、お尋ねしたいと思います。 まだできていないということを少し聞いたんですけども、もし何かの理由で策定中であるんであれば、GISですね。地理情報システムの導入ができないか、お尋ねをいたしたいと思います。 振興計画に基づいて事業を進めていく上において、GISの導入は欠かせないものではないかと思っております。私の職員時代もそう思っておりました。GISについて執行部の方はよくご存じのことと思いますけども、この情報化の導入によって税務課が持ってる国土調査の地図情報とか、航空写真による地形の情報、住宅地の情報、町道、農道情報、水道、下水道、消防、防災、危険箇所情報などが、こうしたものの行政が把握している情報が全て一元化できるシステムであります。 また、高齢者のひとり暮らしの問題も大きな課題となっておりますけども、介護の問題等も含めて、福祉計画の中にも大きく活用できて、職務の能率化、効率化が図れ、町の事業計画の策定、そして実施においても大きく役立つものと私は考えております。情報化の進む中で、ぜひとも必要なものと考えておりますので、町の考え方をお伺いしたいと思います。 あわせて、地域活性化とよく叫ばれておるんですけども、地域活性化の原点は若者が生活できる仕事のある、仕事のできる環境整備ではないかと思っております。仕事がなくては、若者が地域に住むことが大変困難だと思われます。こうしたことから、企業誘致も行政の大きな課題の一つと思われますけども、振興計画に企業誘致等についてどのように組み込まれているか、また組み込まれていないのか、これから組み込むのか、その辺、簡単にご説明をお願いしたいと思います。時間がありませんので。 ○議長(貝阿彌幸善君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。 形井議員の振興計画についてということでお答えをします。 振興計画につきましては、今2次計画の基本構想と基本計画の策定を行っているところでございます。 おくれた原因としましては、町長選挙があったということで、町長、かわらなかったんですけども、昔の町長がつくって、そのつくったものを次の町長が4年間していくのかというような形もありますので、ちょっとおくれたということもあります。まことに申しわけございません。 それから、振興計画のGISでございます。こちらにつきましては美咲町の職員が見るGISにするか、それとも岡山県のホームページに載ってあるような全町民が見えるようなGISというものもあります。しかし、町の内部情報としてましてGISをつくっていくというか、今一部できております。それにいろんな情報を重ねていくやり方ができるかと思いますので、そこら辺をまた情報課とも連携しながらやっていきたいと思います。 それから、企業誘致の件でございます。企業誘致につきましては、なかなか来てくださる企業がないということなんで、余り載ってないかと思いますけども、高規格道路等ができるということで、そちらにつきましても何らかのものを載せていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(貝阿彌幸善君) 地域活性化はええかな。 形井議員。 ◆6番(形井圓君) 時間がありませんので簡単に、企業誘致の関係でありますけども、私のところにある企業の方から、介護施設です。特別養護老人ホームをするにはどうすりゃあいいんだろうかなという相談を受けたことがあります。そこの次のところに要望があるんですけども、そうした介護施設も大きな企業の一つになるんじゃないかと思います。雇用の場も大変生まれると思います。ぜひともそうした介護計画の中にも入れていただきたいということをお願いいたしまして、回答は要りません。次に行きます。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、次の質問に移ってください。 ◆6番(形井圓君) ごみ収集場所の増設についてでありますけども、過疎化、高齢化が日々進んでいるということは、私が今さら言うことではないと思いますけども、町内の特にお年寄りの方から、これだけはどうしてもやってほしいという話が飛んできます。それはごみの収集場所に何とかならんだろうかなと、ふやしていただきたいというささやかなお年寄りのお願いでございます。 その方たちの場所へ私も行きました。本当に住んでおるところから収集場所まで遠い箇所が何カ所もあります。ただ、遠いばかりでなくして急な上り坂、下り坂、週に一度ではありますけども、猫車を押して収集場所へ運んどんだというお年寄りの声を聞きます。例えば、収集車が通る途中であれば増設ぐらい可能じゃないかなと、私も担当しておったことがあるんですけど、担当者はふやすことを何か嫌います、担当者は。担当者の方の担当課長の回答はええんですけども、事務的な回答でなくして町長のお考えをできればお願いしたいと思うんですけども、いかがでしょうか。 ○議長(貝阿彌幸善君) 町長。 ◎町長(定本一友君) ごみの収集場所の増設はできないかということでございまして、確かに困っておられるということは私も聞きます。それで、今現在ごみ収集を中央地区が行っておるのは津山市と鏡野の美咲と1市2町でやっておるということでございまして、これにつきましては西部衛生組合でごみの収集場所も決めておるというのが現状でございます。 それから、新しいクリーンセンターができるのが平成27年12月ということになりますんで、それに向けてはここには必ず欲しいんだという設置場所は可能だと、このように思っております。よろしいですか。
    ◆6番(形井圓君) はい。 ○議長(貝阿彌幸善君) 再質ありますか。 ◆6番(形井圓君) 質問ではありません。 本当に困っておるお年寄りの方はたくさんいらっしゃいますんで、その27年度でクリーンセンターができて、再度見直しができるんであれば、そのときは必ず地元のご要望を確認しながら進めていただきたいということをお願いして、次の質問に入らせていただきます。 ○議長(貝阿彌幸善君) 次の質問に移ってください。 ◆6番(形井圓君) 自宅介護者への支援についてであります。 6月2日の新聞に厚生労働省研究班の調査で認知症高齢者の方の有症率が74歳までで10%以下、85歳以上では40%を超えている。あわせて介護サービスを使っていない方もたくさんおられるというような報道がなされておりました。 次へ行きます。 簡単に質問だけ、まず美咲町の方で介護施設に何人の方が入所されているのか、その方々が負担している金額は平均幾ら程度なのか、また施設に入所希望されているが、入所できず自宅で介護されている方が何人程度おられるのか、特にお聞きしたのは、自宅で介護されている方へ、どのような支援をされているのか、自宅で支援されている方々から本当に困っておると、いま少し支援策を考えていただきたいという切実な声をよく聞きます。簡単にお願いします。時間がありませんので。 ○議長(貝阿彌幸善君) それでは、福田保健福祉課長。 ◎保健福祉課長(福田芳幸君) 失礼します。 6番形井議員のご質問にお答えします。 済みません、人数については正確な数字をきょう持ってきておりません。大変申しわけないです。 ご質問の先ほど言われました簡単にということなんですけど、特別養護老人ホームの入所者の公費負担額はよろしいですか。            (6番形井 圓君「言うてください」と呼ぶ) これは介護度と施設の報酬単価というんが、それぞれ違います。一例で申し上げますと要介護の5の方が一月、その施設の加算等も含めますと約30万円介護報酬要ります。そのうち利用者の方が1割負担ですので、その残りは27万円、これが保険給付になります。そのうち公費、国、県、町、これが50%でございまして、そのうち町が12.5%、純粋に持つようになっております。そういった計算でいきますと、その部分だけでいきますと3万4,000円程度になります。それに加えまして、その方が所得段階が低い方でございますと食費とか居住費が減額される場合がありまして、それらの部分を含めますとそれに1万円ほどふえてまいります。それが純粋に町が負担をする額ということになります。 次に、支援策でございますけど、在宅でおられる方は介護保険の事業計画の中で地域支援事業というのが行われております。そういった中で、その中で介護の慰労金制度でありますとか、紙おむつ等の支給事業とかを行っております。一般会計の中で一般高齢者施策中でも要介護4と5の方に月額9,000円を支給させていただく事業も行っております。ということで、その対象の方が所得でいきますと非課税世帯が対象となっておりますが、そういった事業もたくさんやっております。ご理解をいただきたいと思います。 ◆6番(形井圓君) 改善策をお願いして……。 ○議長(貝阿彌幸善君) ただいま形井議員の質問時間は50分を超えました。 ◆6番(形井圓君) 済みません。 ○議長(貝阿彌幸善君) 会議規則第56条の発言時間の制限により終了といたします。 ◆6番(形井圓君) 改善策をお願いして終わります。ありがとうございました。 ○議長(貝阿彌幸善君) 以上で6番形井議員の質問を終了しました。 以上で本日予定しておりました一般質問の日程は全部終了しました。 あすの議事日程は午前9時30分開議で、本日同様一般質問から行います。 本日はこれをもって散会します。(午後2時57分)...