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09月14日-03号

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  1. 美咲町議会 2012-09-14
    09月14日-03号


    取得元: 美咲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-06
    平成24年第 8回( 9月)定例会第 3 日 (平成24年9月14日)(1)会議の開閉時刻    開   議  午前 9時30分    解   散  午後 4時15分(2)出席・欠席・遅参または中途退場した議員の番号・氏名議員番号氏   名出欠別議員番号氏   名出欠別1金谷高子出席小島洋征出席2松田英二〃10草苅良明〃3江原耕司〃11松島 啓〃4林田 実〃12日神山定茂〃5岩野正則〃13岡田 壽〃6染山朝子〃14下山和由〃7角南憲一〃15貝阿彌幸善〃8山本宏治〃16三船勝之〃(3)地方自治法第121条の規定により出席した者の氏名職  名氏   名職  名氏   名町長定本一友建設課長池本圭三郎町長岡部初江会計課長桑英昭総務課長難波寛治郎旭総合支所長杉山肇志企画財政課長遠藤 透柵原総合支所長中西 学情報交通課長鈴鹿 滋旭総合支所長 産業建設課長山本 資税務課長鳥越道正柵原総合支所長 産業建設課長清水史郎住民課長高田美智子柵原総合支所長 上下水道課長森廣恒男健康増進課長村島眞由美教育長泉 和男保健福祉課長福田芳幸教育総務課長桑芳郎上下水道環境課長赤堀達男生涯学習課長山下一巳産業観光課長矢木史朗        (4)職務の為出席した職員の職・氏名     事務局長  木 谷 正 弘     書  記  宗 近 由 利(5)日   程日 程議案番号件         名1  一般質問2  議案に対する質疑3  美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の設置4  美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長及び副委員長の互選5  議案並びに陳情等の委員会付託          平成24年第8回美咲町議会定例会             平成24年9月14日             開 会  9時30分 ○議長(三船勝之君) 皆さんおはようございます。 ただいまの出席議員は16人です。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。(午前9時30分) 本日の日程を報告します。 第1に一般質問、第2に議案に対する質疑、第3に美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の設置、第4に美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長及び副委員長の互選、第5に議案並びに陳情等の委員会付託、以上のとおり定めますので、ご了承願います。 これから日程に基づき議事を進めます。 日程第1、一般質問。 昨日に引き続き一般質問を継続します。 それでは、2番松田議員の質問に入ります。 2番松田議員。 ◆2番(松田英二君) 皆さんおはようございます。 定例会一般質問第2日目の一番手で登場させていただきます。2番松田でございます。 平成24年9月定例会の一般質問を始めさせていただきますが、その前にちょっと皆さんに聞いておいていただきたいことがあるんですが、8月10日に発行いたしました議会だよりでございます。町民の皆さんも読んでいただけましたでしょうか。この表紙の写真は草苅議員が撮影をしました自信作であります。この表紙を1枚めくっていただきますと、3ページ目から6月定例会で制定をいたしました議会基本条例の文章が掲載をしております。町長は読んでいただきましたでしょうかね。この議会基本条例に沿いまして、8月の下旬に議会報告会というものが各地域にお邪魔して開かれました。その中の一つの意見といたしまして、町政の報告は町長がすべきであるという意見がありました。今回の定例会でそのことを申し上げようと思っておりましたやさき、一昨日ですかね、町長のほうから11月をめどに町政報告会を各地域に出向いて行うというお話がございました。議会が動き、そして執行部が動く、そしてさらにお互いが切磋琢磨し合うことによって町民との信頼関係を築いていく、これが一つの大きな目標、そして目的と思います。ぜひお互いに頑張っていきたいと思います。 そしてさらに、この議会基本条例の中には、第4章町長と議会の関係という項目がありまして、議長から本会議、常任委員会特別委員会への出席を要請された町長などは、議員の質問に対して議長の許可を得て、論点争点を明確にするための反問をすることができると定められております。そういうこともありまして、今回の私の一般質問は、町長と教育長のお二人に限定をさせていただいております。どうぞ私を実験台といたしまして逆質問をしてみてください。殊に私の後には議長の質問が控えております。議長と町長の激論とも言うべき質問あるいは答弁を期待しながら、このことをお願い申し上げまして質問に入らせていただきます。 今回私が提示をさせていただいております質問は、2件提示させていただきました。まず、教育長を初めといたしました教育委員会に対しての質問を始めさせていただきたいと思いますが、小・中学校施設の老朽化などに対する整備方針について。 地方自治体が区域内の学校施設に大規模な改造工事を実施する場合、文部科学省の学校施設環境改善交付金の交付を受けることができる。これは築後20年を経過した校舎、体育館などの改造工事に必要な事業費の3分の1を補助する制度である。町内では、平成3年度に改築された加美小学校体育館、平成3年度に新築された旭小学校、平成4年度に新築された柵原東小学校加美小学校特別教室棟などが該当するものになります。これらに加えて、中央中学校加美小学校共用のプール新築、老朽化の著しい柵原中学校などの学校施設整備にはどのような方針を持って臨むつもりなのか。このほど成立した税と社会保障の一体改革の中には景気条項が盛り込まれており、消費税が増税される前に景気対策予算の計上がささやかれております。機を逸することなく臨機応変な対応を図るつもりがあるのであれば、今から準備を進めるべきと思われますが、教育委員会の考えはどうかと。これが質問の要旨であります。 皆さんもご存じかと思いますけれども、現在の美咲町内の学校施設というのは中学校が3校、小学校が5校、合計8校の学校が存在しております。ちなみに、古い順からいいますと、加美小学校の体育館が平成3年度に改築をされました。旭小学校の校舎、体育館、給食室、これらも平成3年度に改築をされております。それから、平成4年度にいきますと、加美小学校特別教室棟、これが増築されております。柵原東小学校の校舎、それから体育館、給食調理室、当時の柵原東幼稚園、さらに柵原東小学校のプール、そして旭小学校のプールというものがこの平成4年度に建設をされております。さらに、平成5年度にいきますと、柵原西小学校の給食室、平成6年度、平成7年度、平成8年度の3年間かけて柵原中学校の改造工事というものが行われており、平成6年度には一部柵原西小学校の校舎も改修されております。ずっといきまして、平成12年度、加美小学校校舎管理棟改修工事が行われております。ずっと来まして、この中で築後、建設後20年を経過している学校施設というのが、町内で言いますと旭小学校、それから柵原東小学校、そして加美小学校ということになります。さらに、柳原中学校も20年どころか三十数年を経過しているわけなんですが、こうした学校施設に対する整備の予定、計画というものは今現在お立てになっていらっしゃるのかどうか、まずそのことを教育長にお伺いをしてみたいと思います。よろしいですか。 ○議長(三船勝之君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 松田議員の町内の学校の20年以上経過したものについて、改修の予定を立てておるかどうかということでございますが、一言で申しますと、一応内々に予定はしております。ただ、その具体的な実現の中身については、これから先検討させていただくというふうにとりあえずお答えをさせていただきます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、松田議員。 ◆2番(松田英二君) この質問をするに当たりまして、今現在学校施設の状況がどうなっているのかということについて、旭小学校、それから加美小学校柵原東小学校それぞれをお邪魔をさせていただきまして、校長先生あるいは教頭先生にお話をお伺いし、目視ではありますけれども外観の状況というものを拝見をさせていただいてまいりました。私が校長先生等から聞いた話についてはもう既に教育委員会のほうに伝わっているんでしょうから、細かい話はいたしません。いたしませんが、少し私が感じたことだけ申し上げておきますと、まず西の旭小学校、これがちょうど20年を経過しておりますね。この学校施設については、建物が建っている地盤、これが少し緩んできているというようなことから、学校施設の内部についてさまざまな支障が出始めているというお話でございました。この部分については、何としてでも早急な整備対応が必要であろうと思います。この補正予算にも何がしかの事業費が計上されていらっしゃるようでございますので、そのことに対しては期待をするところであります。 それから、東に行きまして柵原東小学校、この建物は平成4年度ですから平成5年4月に完成をしたものだと思いますが、当時の設計の仕方といたしまして、学校施設のオープンスペースというやり方を取り入れているようです。これは旭小学校も同じなんですが、この時期に建設をされた校舎というのは、同じような建て方がどこでもされているようです。ただ、それをすることによって、いい面もあるし、また悪い面も出てるというようなこともあるようでございます。柵原東小学校の場合は、当時デザイン面というものを余りに重視したがために、本来必要であるべき機能が省かれてしまった。具体的に申し上げますと、雨どいですね。これがないために雨水がそのまんま外壁に降り注いで、モルタルが剥がれかけているというような状況が見て取れました。 そして、加美小学校でございますけれども、これは一部昨日の江原議員の質問とかぶりますけれども、加美小学校の場合は、学校の沿革を見せていただきますと、明治の時代から続いている小学校みたいですね。非常にこの時期としては珍しい学校だと思いますが、現在の校舎が建設されたのが昭和48年というふうに書かれておりました。ほぼ来年で40年が経過をするわけですが、この中でせんだって建設されたランチルーム、これは新品でございます。体育館というのが平成3年度に改築をされ、この翌年に特別教室棟が増築をされた。そして、平成7年度ぐらいに校舎教室棟の大規模改造が行われ、平成12年度に管理棟の改修工事が行われる。さらに、平成19年度ですかね、耐震補強工事が実施されております。こうした状況の中で見てみたんですが、殊に校舎普通教室棟ですね、3階建ての。この部分については耐震補強工事が施されてはいるんですけれども、ただ40年も経過する建物でありますから、少し安全面については不安が残るかなというふうに私は見てきました。ですから、前回耐震補強される前に耐震診断というものをされていると思いますけれども、もう一度耐震の2次診断、コンクリートの皮をくりぬいて内部を調査するという、この方法をやっておくべき必要があるんではないかと思います。これをやった上で、Is値という数値が0.3を下回るようなことになれば、この校舎は立てかえる必要が出てまいります。 以上のような状況を見てまいりましたんですけれども、もう一つ、柳原中学校、この校舎は昭和54年でございましたですかね、建設されたのが。三十数年を経過しております。当然内部あるいは設備関係に相当老朽化が進んでいるようです。これについても早急な整備というものが必要になってくると思います。 今までにこれまでにもさまざま補修なり、あるいは整備なりというものを続けてきていただいておりますけれども、こうしたものはでき得ることならば年次的な計画を立てて、一つ一つ整備をしていくという方向性を持った上で計画を立てていかれるのが本来のやり方ではなかろうかというふうに私は思ってるんです。 昨年ですかね、つくられました美咲町教育振興基本計画、これの中を見させていただきますと、そうした計画が載ってるのかと思うてみたんですが、この中身は言うてみればソフト面だけなんですね。ハード面に対する計画というものが全く載っておりません。そこで、企画財政課がつくりました美咲町過疎地域自立促進市町村計画、これの中に年次的な計画が載っておりますのでこれを見せていただきますと、一応一つ一つの項目は上がってるんですけれども、なかなか計画どおりに事が進んでいない。進んでるのが大半なんですけれども、中には計画どおり進んでいないものも見受けられます。そうしたものも含めまして、本年度策定される振興計画、町政振興計画の中にはそうしたできれば各年度ごとの実施計画というものを策定するのが望ましいんではありますが、できないにしてもある程度の方向性を持った計画というものを立てておくべき必要があるのではないか。こうしたことについての教育長の答弁を求めたいと思いますが、どうぞ遠慮せずに反問してください。 ○議長(三船勝之君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 松田議員のただいまの質問でございますが、今ご指摘のございました美咲町の過疎地域自立促進市町村計画、私行政のほうは詳しくないんで細かいことは申しませんけれども、いわゆる町の過疎地域としての自立促進市町村計画というものを策定をして、そして今後どういうふうな大きな事業が町としてやらなきゃならんかということをあらかじめ計画を立てて、そしてそれによる費用の出所、予算的な裏づけを、過疎債の裏づけというようなものを必要のために議会のほうで議決をしていただくためにこういうものをつくるんだというふうにお聞きしとるわけであります。 その中に幾つかの今のご指摘のございましたような教育関係の建物の補修の計画を載せておるわけであります。ただ、それは実際にそれを具体化する段階で町のほうの予算というか、財政状況にもよりましょうし、国の補助金、助成金等が実際につくかつかないかということによりましょうし、国の補助金等の関係で具体的に決まっていくわけでして、あらかじめ過疎債の裏づけをするためにつくった計画がそのまま全部が100%実施されるということはないようでございます。したがって、ご指摘のように、既に計画の中にはあるんだけれどもできてないものもあるということも起こり得るんだと思います。 が、今ご指摘のように、あらかじめ計画を立てて実施すべきだということはそのとおりでございまして、とりあえず、今これからのことでございますが、考えておりますのは、先ほどもご指摘のございましたような例えば旭小学校の校舎が建物というか、基礎とかあるいは骨組みそのものはしっかりしとるわけでございますけれども、つくられた当時の先ほど同じような形でははやりといいますか、流行の中で、いわゆる可動式、校舎の仕切りであるとか廊下の仕切り等が状況によって動かせると、そういう可動式の校舎として教室棟を中身を設定をしてつくっておりますので、それが20年の間にだんだんがたがきまして、例えば生徒が毎日出入りをします戸等がうまいこと立てつけができなくなると。斜めになって支柱とのすき間ができるというようなことになってまいりまして、まずそれを直さなければ、例えば緊急避難等のときに戸が開かんことではどうにもならんわけでありますから、そのあたりを一番にせにゃあなるまいというふうに今計画をしておるところでございます。 さらに、中央小学校校舎そのものは新しいんでございますけれども、いわゆる児童数がだんだんふえてまいりまして、中でも特別支援を要するような子供の学級数が、2クラスだったんですけれどもそれが3クラスにもなった。そうしますと、その教室が空き教室がございませんので足らないということで、どうしても来年度一つ特別支援の生徒のための教室を新築しなきゃならん、増築しなきゃならんというふうなことが出てきております。その2つにつきましてはとりあえず今調査費を予算化をさせていただいておるわけであります。その後、今ご指摘のありましたような老朽化しておる町内の学校の校舎について、どこが一番緊急性を要するかというようなことについては、後財政当局とも相談をしながら今後検討させていただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 今旭小学校のことを質問されましたけれども、私もそのことを言おうと思ったんですけど、教育長が全部お話になりました。役場も文化センターもあそこに建っておるわけでございます。町民センターも建っておるわけでございますけれども、それぞれの小学校の岩盤まで基礎は打ち込んでおります。狂いはありません。今言われるように、オープンスクールにしたということで戸はあきにくいような、閉まるような状態だったということでございまして、早急にそれも直していかないかんということでここで応急に直したと、戸だけを直したということでございます。全体で松田議員言われますように、各小学校のふぐあい、プール、また中央小学校の増設、そういうものにつきましては24年から29年までで年次的に、24年から32年までですね、年次的に計画表をつくりましてそれのもとこれからやっていこうということにしておるところでございまして、事業計画はつくっておるところでございます。 それから、最初申されました質問の中にございます税と社会保障の一体改革の中に景気条項を盛り込まれておるとささやかれておるというようなことでございまして、それがどういう景気条項か教えていただきましたら、我々は我々といたしまして20年以上たったものにつきましては3分の1の補助があるということで、これを使ってそれぞれ学校の改造をしていこうと、このように思っておりますんで、それ以上に上乗せをしていただけるんならありがたいんで、それはどういう景気条項か教えていただければ、お願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 松田議員、再々質問。 ◆2番(松田英二君) 再々質問です。 税と社会保障の一体改革の景気条項の内容につきましてはわかりません。今国勢の状況がかなり流動化しておりますね。現在の総理大臣がそのまま継続するようであれば、恐らく二、三年前に出ておりましたきめ細かな交付金みたいな形のものが景気対策の予算として出てくるんではないかなということを私個人が期待をいたしましてここに書かせていただいたんですが、だからそういった交付金が出てきたときに即座に整備をしようとすれば、ある程度の計画ですね、基本的な図面ぐらいはできていないとすぐに取りかかることができない。さらに申し上げるならば、平成26年4月から、今の形が続くとするならば、消費税が8%に上がりますね。平成27年10月からは10%に上がることになります。例えば一つの学校を直すのに1億円の経費がかかるとした場合、今の消費税ですと1億500万円ですが、10%になったときには1億1,000万円、その差額は500万円あります。この500万円の差額の工事が5校続いたとするならば2,500万円の余分な費用がかかってきます。今回私が申し上げました質問の最終的な質問はここにあるんです。先々経費がかさむことがわかっているんであれば、今のうちにできるだけ整備を済ませておくという考え方は皆さんはお持ちにはなりませんか。タイミングを逃すことなく、その経費の上乗せを回避していこうとするならば、できるならば今のうちから実施設計まで済ませておくというのがベターだとは思うんですけれども、ただ、今から済ませておいて後また新しいところが壊れてきたということになると難しくなりますので、そうしたことの質問が2番目の質問に行くことになります。 教育長にお伺いすればいいのか、町長にお伺いすればいいのかわかりませんけれども、合併特例が終わる、消費税が上がる、そうしたことの前にできるだけ経費のかさむものは済ませておこうというお考えはお持ちになっておられませんか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 先ほどのご質問でございまして、景気条項を盛り込まれておるんではないかなということでございますけれども、我々が得ておる情報といたしましては、消費税のアップ分につきましては医療と、それから介護と子供支援、このことについて消費税アップさせるというようなことだそうでございます。8月22日に総務大臣よりそういうファクスが来ております。 その中におきまして、これは後からご質問でございますんで今言うことじゃないかもしれませんけれども、今消費税の中の5%の中の1%は地方消費税で地方に来ております。これが消費税がアップすることによりまして交付税分とそれから地方消費税分、これの合算が今より約1%上がります、1%。地方へ回る金が1%上がります。1%というのは何ぼかというたら約2.5兆円です。今ささやかれとるのは2.5兆円。2.5兆円が美咲町にとりましてどれだけのお金になるかといいますと、大体交付税が十七、八兆円の中のうちが交付税が60億円ぐらい来ております。だから、60億円来るということは2.5兆円では何ぼ来るかというたら、その計算をしたときには約10億円となります。ということは、27年から一本算定になってきます、交付税が。ということは、5年間で10億円減ります。今の政府の通達によりますと、これはどうなるかわかりません、10億円減ります。その10億円というものは返ってくるんじゃないかと。このように甘いかもしれませんけどもこの通達によったらそういうような言い方をされております。それを信じるよりほかに仕方がないということでございまして、政権がかわったらどうなるのかということでございましたけれども、公明党さんにおきましてはニューディール政策で200兆円、100兆円ですか、自民党が200兆円というような、そういう景気条項を立てております。これはあくまでも赤字国債の発行ということになりますんで、今の段階におきましては、この消費税のアップ分につきましては医療、介護、子供支援というようなことに使われるというような政府の方針でございます。 学校の学校建設につきましては、今ある交付税、そういう補助金要綱を使いましてやらせていただきたい。確かに老朽化しております。老朽化しておるのにつきましては、やはり子供たちの学校で安全に安心して生活できる、勉強できる状態をつくってやることが我々の使命でございますので、その使命にのっとってこれからもやっていこうと。そのかわり、財政が絡むことでございますんで、年次的にやらせていただきたいと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 松田議員。ちょっとさわって、それから行ってください、次へ。 ◆2番(松田英二君) いいですね、町長、こういう形でやりましょう。 消費税については、増税分は医療、介護、子育て支援、これに使うということが限定されております、今の段階では。ただ、景気条項というのはいわゆる名目成長率、これを3%に上げる、そして実質的な成長率を2%に上げることができなければ消費税は上げれないというのが今の制度になっておると思います。ですから、景気を上げるための景気対策というものが必ず出てこなければ消費税を上げることはできないということになっているというふうに私は理解しております。したがって、先ほどの質問を投げかけさせていただきました。 2番目の質問に行ってもよろしいですか。
    ○議長(三船勝之君) はい、どうぞ。次へ行ってください。 ◆2番(松田英二君) 2番目の質問でございますけれども、建築行政の強化についてという質問にさせていただいておりまして、住宅、工場、学校、病院など建築工事に関係する職種は、建築設計、基礎工事、型枠、生コン、鉄筋、鉄骨、木材、とび、電気設備、冷暖房設備給排水設備、サッシ、塗装、内装、上水道、ガスなど、あらゆる業種に波及することから景気浮揚の効果が大きいとされております。 本町でもこれまでに多くの公共建築物を建設しているが、建築物の維持管理も含めて建築工事の全体的な工程管理ができる職員がいる役場といない役場とでは長期的な観点から大きな開きができてくる。今後建築行政を進めていく上で一級建築士の資格を持った職員を採用し、老朽箇所の調査、基本的な図面の作成などを内部で処理することによって財政の健全化にも役立つものと考えるが、町の対応はどうか、これが2つ目の質問であります。 これは1番目の質問にも大きく関連をしてくることになります。恐らく町長、教育長、私の質問に対しては傷んだところから一つ一つ直していくという、計画を持って進めていくというようなお答えが出てくるだろうということを想定いたしまして、ならばまずどこどこの学校のどこがどのくらい傷んでおるのか、この傷んだところは今すぐに修理しなければならないのか、ある程度の期間を置いて修理してもいいのか、さらにはもうこの部分は使えないから全面的な改築をしていかなければならないというような話を内部で処理することによって、先ほど町長が申されました計画というものも立てやすくなってくるのではないか。さらに、一級建築士の資格を持つ職員が内部におることによって、例えば3年先にはあっことあっことあっこを全部直さにゃいけんようになるから経費がかさみます。ところが、それを過ぎればあとは通常の分で予算を確保しておけば大丈夫です。さらに、5年先にはここが傷みますから予算を固めますというような形の、町長が今進めてらっしゃいます行財政計画ですね、これの策定にも役立つもんではないかなというように思いました。単純過ぎると言われるかもしれませんけども、私の知っております他の小さな町村では、村じゃないですね、小さな町ではそういうことをやっておられる町もあります。というようなことから、まずはこの質問に対しまして答弁をいただけますでしょうか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 松田議員の質問でございます、建築行政の強化についてということでございまして、美咲町では今現在一級建築士が1人おります。それから、二級建築士が2人おります。現実的には建築ばかりではなくて、土木も、それから下水もいろんな業種をしておりまして、専門でやってないということがございます。建築工法もやっぱり日進月歩していきながら常に進歩しておるというような今の状態でございます。だから、専門的にやってないということで、なかなか建築行政についていけないというようなところもあります。確かに松田議員言われますように、そういうことを一人持っとくとそれぞれに全てのことに、建築だけに対応できるというようなことも考えられるわけでございます。そういう考え方もありますし、また平素そうたびたび年間に使わないんだから委託でいいんではないかなという考え方もあると思うんです。両方の考え方がある中で、改築するときにはやはりその専門の方の意見も聞きながら改築か改修していかないかんということはこれは確かでございますわね。 そういう中におきまして、美咲町におきましてもことし、来年の採用でございますけど、ことし募集をしたところでございますけれども、一般職と保母さんはかなりの人が応募してこられるんです。それで、残念ながら土木で募集すれば誰もおられんのです。そういうことで、おらなかったらもう第2募集をさせていただかにゃいけんかなあと思うたりしょうるんですけど、そういうだけでなかなか難しい。そういう人が来られますと今ベテランの人が、一級建築士、二級建築士がそういう建築のほうに回ればええがなというような考え方ができると思うんですけども、そういうことで確かにそういうことも必要だと思いますけれども、今そういう状態で人数が足らないんで、今おられますほんならある程度の年をとった方でそれぞれの方を雇いますとかなりの金額になるというようなこともなるということで、建築士高いですからね。そういうこともなるということで、もう一回募集をかけさせていただきたいなと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、松田議員。 ◆2番(松田英二君) そうなんでしょうね、理想を申し上げましたけれども、現場の実情というものがあるんでしょうからあれなんですが、例えば一級建築士を現在お持ちになっていらっしゃいます赤堀課長、専門職というわけにはいきませんよね。したがって、私が考えておりますのが、財政全般をつかさどる企画財政課、ここに専門職として建築士を配置し、町内全体の公共施設の、昨日は随分話が出ておりましたけれども、公共施設の健康診断ですね、場合によっては内臓の電気設備、機械設備等も含めたセット健診というような感じのものをパトロール的に行う。それをすることによって、財政の健全化等々にも寄与してくるんじゃないかと思います。そして、今一番私が思っておりますのが、工業高等学校建築科を卒業する新卒。新卒では二、三年は使い物にならないかもしれませんけれども、そこのところはベテランの職員さんが指導をして、いわゆる確保、育成というものを図っていかなければならない。こういった資格を持った人たちというのは、言ってみれば社会的な資産でありますから、その社会的資産の確保、育成というものは行政がやらなければ今の段階ではなかなか難しい状況になってきております。そういう意見について、町長、答弁を求めてよろしいですか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) まさにそのとおりだと思いますので、我々もちょっと工業の、この辺で建築科があるのは工業で、高専にはないんですね。それで、工業に建築科あるということでちょっと工業の学校のほうに行ってみたらどうかという話も今しょうります。そういうことで、受験していただきますように、応募すれば必ず通るというわけではございませんので、試験もあります。そういうことで、工業のほうにちょっと足を運んで受けていただくようにお願いをしたらどうかという話も今しておるところでございます。 そういうことで、やはり人は使い捨てではなく人材でございます。私は人材がやっぱり町全体を支える上においては大きなウエートを占めると思います。そういうことで、人の育成も大事でございます。そういうことで、ベテランの課長さん、そういう建築建設工事にかかわってきました優秀な課長がこの二、三年の間にかなりやめられるということでございまして、本当に危機感を持ってそれをやっていかにゃいかんなというように思います。来年やめたからことし採りゃあええわ、再来年だったらその前の年でいいわというようなことではいけないと、このように思っております。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、松田議員。 ◆2番(松田英二君) しつこいですけども、もう一つだけ言うときます。どうぞ質問していただいて結構ですから。 3月の定例会でしたでしょうか、空き家対策の条例ができましたですよね。空き家管理条例でしたですか。これはいわゆるどんどん空き家がふえていって危険な施設になったというようなときに所有者の方にいろいろと要請をするということになってくるんだと思うんですけれども、今現在町道沿いあるいは県道沿いで空き家になった建物がほとんど道に倒れかかるかのような老朽化をしている建物というのが私は何カ所か見たことがあります。柵原にもありますし、中央にもありますし、また旭にもあります。そうした建物が崩れたとき、これはもう行政代執行というような形をとらざるを得ないと思うんです。そうしたときに建築士の資格を持った人にある程度の建物の診断というようなものまでしていただくことができれば、倒れる前にどうするかということを法律的な面も含めて対処していただけるんではないかというふうな期待感も持ってるわけなんです。一級建築士の資格を持つということは、例えば農業振興地域の解除申請であるとか、あるいは農地転用であるとか、さらには国が新しく出してくる補助制度ですね、そうしたことにも一つ一つ知識を持って対応を図っていかなければなりませんので、法的な対応に対しての取り組みというものもできることになるはずなんです。したがって、これは一級建築士に限ったことではないんですが、そうしたさまざまな資格を持った人たちを社会的な資産として、例えば土木関係であれば土木施工管理技士であるとか、保健師さんもそうですし、保育士さんもそうですし、介護福祉士さんもそうですし、いろんな面で役場の機能を上げることによってそれが町民の皆さんの役に立つという意識を持ってこれからも行政執行をお願いできればと思います。 あくまでも申し上げておきますけれども、これは人事に関して介入するという話ではありませんので、そのことだけはご理解をいただいておきたいと思いますけれども、最後になりました、町長、何かあれば。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 今空き家に対する条例でございます。きのう岩野議員からのご質問でございまして、最終的に町ができるのは勧告とそれから公示ですね、までなんですね。代執行までうたってございません。そういうことで、代執行をやるということになりますと条例改正が必要になるということになります。それも含めまして、中銀跡地を改修した中で、そこに常駐といっても週3回来ていただくわけでございますけれども、元久米郡の商工会の局長さんもお願いいたしております。空き家に対して長いこと携わってこられたということで、その人ともお話をしながら、企画が条例をつくったわけでございますけれども、お話をしながらもう一つ踏み込んだ条例が必要ならば議会にかけさせていただくということになると思います。 確かに議員申されましたように、私もあちこちで道路に寄りかかっておるような建物を見ることがあります。過去1件、代執行とまでは行きませんけれども、町の費用で倒れかかってくる部分だけを取り除いたというような経過もございます。そういうことで、危ない箇所も多々ありますんで、そういう条例改正が必要ならばしていきたいと、このように思っております。 ○議長(三船勝之君) 松田議員。 ◆2番(松田英二君) 再々質問まで終わりましたので、これで質問を終わらせていただきたいと思いますが、きょうお話をさせていただきましたのは一級建築士の資格についてでありました。先ほども申し上げましたとおり、こうした資格を持った皆さん方というのは社会的な資産であります。美咲町役場の職員の皆さんはご自分が社会的な資産になっていらっしゃると思いますか。どうぞ今後も努力をしてください。 以上で終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでございました。 以上で2番松田議員の質問を終わります。 続きまして、16番三船の質問に入ります。 ここで副議長と議長の交代をいたします。 岡田副議長、議長席へお願いいたします。            〔議長交代〕 ○副議長(岡田壽君) 議長を交代いたしました。 16番三船議員の一般質問を受けます。 16番三船議員。 ◆16番(三船勝之君) それでは、早速質問に入りたいと思うわけでありますが、久々の質問で、こんな感じを緊張と、何ていうんでしょうかね、そういう気持ちでおります。柵原流儀でいくとするならばここで社会情勢から入るんが通常でありますが、これも議会改革の一つで時間制をとったことによって皆さん時間がもったいないということで前段は省略される、最近はそのような状況でありまして、私も早速質疑に入りたいと、このように思っておるところであります。 通告いたしておりますとおり、私は機構改革で小さな行政を目指せということで通告をさせていただいておるところでございます。 私は、少数精鋭主義という言葉が好きでありまして、言葉だけでなく私は今の美咲町は行政改革、少数精鋭主義を断行するべきではなかろうかなと、こういう思いで常々おったわけであります。私も一般質問に立つという気持ちでなしに、この問題が誰かの議員が取り上げてもらえんだろうかなと思っておったわけでありますが、今日まで誰も取り上げていただけなかったので私が一般質問を考えたところであります。しかし、後通告書見ますと、私の後に今度は小島議員が同じような機構改革で質問されるので、いま一度待っとったらえかったんかなという気持ちもいたしておるわけでありますが、通告順ということでございまして私がまずこの機構改革という点ではご質問させていただきたいなと、このように思っておるところでございます。 私は、この機構改革というのは、適切な事務分担と役割分担を明確にして一つの課をつくり、そして適切な人員を配置するということであろうと思っております。少し過去を振り返ってみますと、本町は17年に合併いたしまして、我々は40名の議員がおりましたが、16名の定員にいたしたところであります。我々は選挙で選ばれる議員でありますし、職員の皆さんとはいささか違うわけでありますが、合併時にはそれぞれの旧3町が一緒になったわけでありますから、それぞれの同じような課もあり、それ相当の人員も配置されておったわけであります。そうした中で、当時の町長も苦慮されて、やはり旭、柵原というのは総合支所でありますからそれぞれの人員を配置し、あとは中央地区へ集結したというようなことでありまして、その時点では私は多い職員をそれなりに課に配分しながら、また課の増設しながら職員の配置がなされたという記憶が、私はそういう記憶を持っております。定本町長もその時点では議長もお務めでございましたので、そのような思いは十分思われとんではなかろうかなというふうに思っております。当時の町長も大体将来は170名ぐらいの職員に持っていきたい、このようなことも言われておりました。 そうした中で、総務課長も当時は保健福祉課長ぐらいされとったんですかね。ですから、この議会にも出席なさっておったのでその記憶も多少あるんではなかろうかなというふうに思っておりまして、その後総務課長をお引き受けになっとるわけでございまして、その機構改革に対する気持ちも持っておられたんではなかろうかなというふうに思っておるところでございますが、そうした中で、岡部副町長が誕生したのは去年でしたかな、去年ですね。6月の男女共同参画の日に何か議会議決をした思いがあるわけでありますが、そうすると去年の6月に議会議決したんかなというふうな感じもいたしておるわけでありますが、そのとき副町長は、去年ということになりゃあ1年ですからそうなかなかの期待もできないわけでありますが、そのとき副町長は、町民の思いを形になるようにアクションを起こすんだと、このことをおっしゃっておられましたし、そしてまたスリーワークで、フットワーク、チームワーク、ネットワークですか、そしてチーム美咲で頑張るというようなご発言でございましたので、私はこの副町長なら必ず機構改革もやっていただけるんではなかろうかなというふうに思っておりましたが、そうした中で一向に機構改革が進まないということでございまして、私も町長に個人的に機構改革をされてはどうですかということも私言ったことがあるわけです。町長は即今検討しとるんだと。要するに平素使われる検討させてくださいと、いつまで検討か、時期のない検討だというふうに思っておるわけでありますが、ですから副町長なり総務課長にそれなりの機構改革をやれというような指示もなされてなかって今日に至っとんではなかろうかなというふうに思っております。 そして、先ほどもお話がありましたように、町長が就任以来ずっと職員を採用されておるわけです。そして、ことしも、先ほどお話のように、職員の採用を検討されとるということで、一切この機構改革というものは考えられてないんじゃなかろうかなという、こういう思いがいたしましたのでこうして一般質問に立ったわけでありまして、行政のいつも言われる行政の悪いところは、コスト感とスピード感がないんだと、このように言われておるわけでありまして、岡部副町長はスピード感も言われておりましたので、そういう意味では本当にいまだにこの機構改革というのが置き去りになっとるのは大変残念であります。 そうしたコスト感とかスピード感というものが解消されるような行政でありますと、これは町民からも大きく評価されますし、また定本町長の評価も私は上がってくるんじゃなかろうかなと、このように思っておるわけであります。昨日2期目の定本町長は出馬表明もされたわけでありまして、きょう大きく新聞にも出ておるわけでございます。そういう中で、きょう私の質問に対する、機構改革に対する答弁によっては、私もご支援しかねるなあというふうな気持ちで質問に立っておりますので、ひとつ余り頭にかっか来ずに冷静にお答えいただきたいなと、このように思っておるところであります。 そして、まず最初に総務課長に、17年の合併時の職員数と労務費の人件費の全体金額、そして21年、24年度と、24年度は私も当初予算見ておりましたので、20億円少々だというふうに思っておりますが、それをひとつまず総務課長のほうからお伝えいただきたいなと、このように思っております。 そして、2番目の総務課、企画財政課の2課を1課にしなさいよというようなことを書いておりますが、決して2課にするんでなしに、機構改革という中でそういう考えもないかという意味で書いております。2課を一つにすれば課長が1人でええわけですから1人減るわけでありますから、その辺をどう考えられとるかということでありますし、また建設課と産業課の2課を1課にと、こういうことも私ちらっと頭に浮かんだもんで書いてあるわけでございますが、これも2課を一つにすると課長は1人で済みますし、今職員配置がどのような考えでおられるかわかりませんが、私も昔46年ごろですか、そのときに私はやめたと思うんですが、お世話になったときに、その当時建設課は課長以下5人ほどでやっておりました。それで、今総合支所があり、本所がありする中で、中央の建設課という、建設と産業というのは美咲町全体的のということにはなっておりましょうが、実質に現場を担当するのはこの中央地区の人は中央地区だけの担当でいいんじゃなかろうかなと、このような気持ちでおります。そうした中では、支所とは比べて大変人数が多いと。この辺のことを建設課長はどのようにお考えになっとるだろうかなと。建設課長に尋ねたら、いや、今適正な人間だというふうにおっしゃられるだろうと私は思っとんですが、率直な気持ちでお答え願えればなというふうに思っております。 それから、上下水道環境課におきましては、昨日も質問に出ておりましたが、28年度より上水道になるということでございまして、今の簡易水道の補助金がいただけるように、今の幾らかの特別会計で分かれておる中では、私が覚えとる中では中央地区の北部簡水なんかは古い水道でありますので、この辺は注意をしとかにゃいけんのじゃなかろうかなと、このような考えでおりますので、そういう考えも課長は当然きのうのお話なら持っておられるんでなかろうかなというふうに思っておりますが、私がきょうは課長に本当にお尋ねしたいのはその後なんですよ。その後の今の上水道のあり方として、私は上水道課を設けられるか、私はどっちかというと企業団よりも美咲町の上水道を一本化しながら管理していく企業団的なものを持つか、また上水道運営委員会等々持つか、その辺を改革をしたらどうだろうかなという私なりの考えがあるんですが、課長としてお話を聞けば一級建築士さんでございますんで、その辺の計画もその技術を使っての計画もなされとんではなかろうかなと。いずれも定年になられるわけでありますから、定年したら私がこの企業団を引き受けてやったろうというぐらいの気構えでお考えいただいてご答弁いただきたいなと、このように思っております。 それから、情報交通課、昨年オービスに委託されるということで課長からお話ありました。そのときに課長は、オービスに渡せばうちの職員は2人ぐらい削減できますということを言われました。これは職員が全部聞いとりますから。それと、もう一つには理由には、もう専住であっこへ入ると。人事異動ができんようになるんでオービスに渡さにゃいけんのじゃと、このようなご発言だったというふうに思うわけであります。そして、今オービスに渡してどれだけのみさきネットワークの変化があったか。私は決して何も変わってないというふうに思うわけです。サンテレビが導入されたというのは、これはサンテレビに聴取料払やあ見せてくださるわけですから、決してオービスに入ったからあれができたんではなかろうかなというふうに思っております。そして、オービスに払うのが4,000万円です。4,000万円というたら25万円の給料の人が20人まで使えんけどかなりの人が使えれますわね。ちょっとやっぱり私はこのオービスへお任せしたということは問題ではなかったんではなかろうかなというふうに思います。常々みさきネットの費用を月々1,000円ぐらいにできんかと、1,000円じゃなしに500円ぐらいにできんかという意見があったわけです。それに逆行するようなことじゃないですか、4,000万円も出してやるということは。4,000万円のうちには前々から入っとるコールセンターと言われるインターネットなんかの24時間管理をしてくださる会社へお願いしとったわけでありますが、その辺ももう今かなりインターネットの使われる方もなかなかなれてこられたので、余り問い合わせがコールセンターにないんではなかろうかなというふうに思うんですが、その点も最近の問い合わせの状況をお聞かせ願いたいなと、このように思っております。 まず、総務課長のほうからそれではひとつご答弁をいただきまして、町長にはまた後からご答弁いただければいいと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○副議長(岡田壽君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。 三船議員の機構改革で小さな行政を目指せというご質問の中で、平成17年度の合併時と平成21年度、平成24年度の当初予算での職員数と人件費の総額はというご質問でございますが、先ほど24年度につきまして人件費は約20億円程度と言われましたが、ちょっと拾い方が私のほうと違うてますので、純粋に正職員の数とそれに係る給与費等を調べております。 まず、平成17年度の当初予算分ですが、職員数233名、一般会計分ですね。それと、特別会計13人分で、総数246名で計上しております。金額につきましては18億2,900万円、100万円以下単位がありますが、丸い数字で18億2,900万円。 それから、21年度につきましては、一般会計分で184名、それから特別会計分で13名を計上いたしました。合計では197名、額にいたしまして15億2,400万円となっております。この間の異動は49名の減という数字になっております。 それから、平成24年度でありますが、一般会計分で187名、特別会計分で15名、合計202名で、予算計上額は10億8,300万円。            (16番三船勝之君「10億円」と呼ぶ) 15億8,900万円であります。人数はプラスの5ということになっております。 この内訳の中ですが、統計分類上の内訳ですが、このうち一般行政職の数は、平成17年度が172名、それから21年度が132名、24年度も132名という数字になっております。この間で事務事業の大きな異動があった者についてですが、平成21年度からは福祉事務所が岡山県からの移譲ということで、福祉事務所のほうを町のほうで処理するようになりました。また、地方主権ということで約30事業ぐらいが事務移管をされているのが現状でございます。 以上です。            (16番三船勝之君「ことしの職員の採用するのはどういう意味で」と呼ぶ) 職員の採用については、退職者の補充ということで採用を予定しております。            (16番三船勝之君「この総務課はそれで2課を1課と、総務課長の考え。総務課と企画、2課を1課にすること」と呼ぶ) 2課を1課にすることは後ほど町長が。 ○副議長(岡田壽君) 一通り質問が終わってからやってください。 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) 三船議員さんのご質問にお答えをさせていただきます。 行財政改革の一環としまして、組織を見直して、そしてスリムで機能的、効率的な組織体制をつくるために、総務課長が申し上げましたように、美咲町も合併以来機構改革や定数削減など行ってまいっております。機構改革の一番の目的は、住民サービスの向上です。機構改革によりまして事務効率がアップしたり、業務内容がわかりやすくなったり、そして職員定数を削減してその人件費を他の事業に回すということは住民サービスに直結することでございます。コスト感覚が大事だと私たちも肝に銘じております。 ただ、機構改革に伴う職員数の管理は、定数削減を目的としているのではなくて、行政全体の効率化と質の向上を達成するためというふうに思っております。そのためにも常に見直し、そして改善を進める必要があると思っております。 そこで、ご質問にありました課の再編につきましてですが、町長の指示によりまして業務内容や分掌などについても十分見直しをしまして、より機能的で効率的な組織にするために今検討をしているところでございます。今情報収集をしながらその作業に入っております。今経済の成長が全てを解決してくれた、そういう時代ではなくなりました。これから先の町のあり方を明確に示すことが以前にも増して必要となってきています。美咲町もチーム美咲として町民の皆様と協働して活気あるまちづくりができますように組織を見直して、職員の意識改革に努めて、皆様の多様なニーズに応えられる役場にしていきたいと思っております。 以上です。            (16番三船勝之君「ほんなら、情報交通はあんたがやるん」と呼ぶ) ○副議長(岡田壽君) 赤堀上下水道課長。 ◎上下水道環境課長(赤堀達男君) 失礼します。 三船議員の機構改革で小さな行政を目指せというお尋ねの中で、上下水道環境課に関する部分についてのお尋ねをお答えをいたします。 既に何回も今まで答弁させていただいております中で、国の方針によりまして平成28年度で簡易水道施設整備に係る全ての補助事業を終了するんだということになっております。その後につきましては、水道料金の見直し等も考慮しながら、上水道として公営企業会計への移行をするという方針が既に決まっておるところでございます。 上下水道環境課といたしまして、小さな行政を目指す上で考えられることといたしましては、すぐお隣の津山市が昨年度平成23年度から実施をしておりますけれども、水道事業の第三者委託という手法も考えられます。これは全国で進んでるわけですけれども、一番最近の統計でいいますと、厚生労働省の統計が一番最近といいましても平成22年4月1日現在ですから、先ほど申し上げました津山市が23年度の4月1日からですから、岡山県は津山市は入ってないんですけれども、全国では23の道県で既に114の上水道、簡易水道で第三者委託がなされております。美咲町におきましては、この委託するかしないかも含めまして先進自治体の研究を今後はしていった上で考えるということでしていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○副議長(岡田壽君) 鈴鹿情報交通課長。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) 失礼します。 16番三船議員のご質問にお答えをさせていただきたいと思います。 情報交通課の関係の事業なんですけれども、みさきネット事業につきましては、合併以降ラストワンマイル事業として告知放送、インターネット、デジタル放送の対応、それからIP電話等の各事業の整備を進めてきましたけれども、これらの各事業の中で過去におきましてはインターネットの関係については今お話しありましたオービス、それからこちらのコールセンター関係ですね、それからケーブルテレビの番組制作の関係については過去は県の補助事業をいただいて緊急雇用であるとかふるさと雇用事業の関係で美咲物産からの派遣の方、それからIP電話の関係で情報公社のほうからの派遣ということで、極端に言えば3社での管理センターの運営という形になっておりました。ですけれども、県の補助事業もありまして、昨年度末の3月ですね、美咲物産からの派遣の終了、それからIP電話の終了に伴います情報公社からの契約の終了という事態になったわけでございます。 こうした事態にいかに対応するかということで、今後の安定的なみさきネットの運営を行うかということで検討した結果がオービスへの委託という形でございました。このオービスにつきましては、県内の企業の方が情報化の推進を図るために県を初めとする県内の市町村とか産業界から出資を受けた第三セクターの会社ということで設立をされてます。現在管理センターの業務としては、ケーブルテレビの番組制作であるとか、それから収録、編成、それから放送、機械の管理、それから宅内機器の保守及びトラブルの対応であるとか、町内21カ所にありますサブセンターの管理、それからパソコンの簡易設定であるとかテレビの開始、中止、それから停止等の業務を行っていただいております。 このオービスさんに委託するということについてのメリットとして、現在の町のネットワークの保守等の管理を委託していることもあって、包括的に委託することによってみさきネットのネットワークが安定的に管理できるんじゃないかということ、それからこれまで3社で共同運営していた管理センターを一括にすることによって一括した運営ができるということ、それからネットワークの専門事業者であるということから知識、技術、経験等があって新しい技術にも素早く対応していただいて、町のネットワークの関係についてもいろいろと相談をさせてもらったり、助言をいただいたりしております。それから、インターネットの障害などに対して知識ある方がサポートしていただくためにきめ細やかな保守対応ができるというようなこともあります。 これらのことを含めてオービスさんに業務委託という形をとらせていただいたわけなんですけれども、ことし、先月8月から9月にかけてオービスさんが業務の職員の研修ということで倉敷芸術科学大学の教授であるRSKのアナウンサーをされてた、今もされてるんですけども、浜家輝雄さんに講師をお願いしたりして、2時間3回にわたって講習をしていただきました。この講習では、マスメディアの心構えであるとかアナウンスの仕方、その辺の研修を行わせていただいて、新しい番組作成とかにも力を注いでもらっているところです。 現在、6名の体制で行ってるわけなんですけども、昨日松島議員のご質問にもありましたように、新しい教育番組の制作であるとか新しい事業にも取り組むようなことにもなってまいります。4月に契約をさせていただいたというか、お願いしたということで、半年が現在のところ経過したような状況でございます。できましたら、一、二年ないしは二、三年の業務の内容を見ていただいて、今後の機構の改革を考えさせていただけたらなと思ってるところです。 それから、もう一点ご質問で、コールセンターへの問い合わせの状況なんですけれども、コールセンターのほうは平成19年5月から運用を開始をしています。ご存じのとおり、コールセンターにつきましては年中無休、24時間いつでも対応をしていただけるという体制をとっており、運用の開始の当時から3名の方が交代で対応をしていただいております。 このコールセンターの業務としましては、みさきネットの利用者からの問い合わせのほか、インターネットのポートというのがあるんですけども、IPがアドレスという住所になればそのポートというのはその家の玄関というふうに考えていただければいいんですけども、これのあけ閉めであるとか、インターネット回線の通信確認、それからネットワークの管理、サブセンターも含めてなんですけれども、その辺の管理も同時に行っていただいているところです。 利用状況なんですけれども、平成19年度が762件、このうちインターネットの関係が553件。平成20年度はちょっと減って352件で、インターネットの関係が267件。平成21年度が578件で、インターネットの関係が221件。22年度が535件で、インターネットの関係が188件。平成23年度が499件で、インターネットの関係が234件。今年度24年度が8月末現在で193件で、インターネットの関係が104件というふうな数字になってます。 余談になるんですけども、曜日別であるとか時間別で見ますと、土曜日、日曜日とか役場のほうでいって申しわけないんですけども、勤務時間外の対応ということで、午後6時から翌日の8時半ぐらいまでの時間の問い合わせが、大体いずれも25%から30%、大体4件に1件ぐらいが時間外であるとか休日の対応、問い合わせとなっております。 現在のところ、コールセンターの対応については特別苦情的なものはないんですけれども、現在テレビであるとかインターネットにつきましては、電気、水道、ガスと同じように日常の情報収集の手段として日常生活には欠かせないものとなってきております。今現在コールセンターの設置については利用者の方にも定着してきているんじゃないかなということで、町民の皆さんに安定したサービスを提供するためには引き続き運営をしていけたらなというふうに思ってますけれども、利用状況であるとか費用対効果を見ながら新しい方法を模索できたらなと思います。 それから、人員のことについてなんですけども、現在情報交通課8名で業務を行っています。事務の内訳といったら申しわけないんですけども、私課長をさせていただいているんですけども、あと7名のうち情報交通という関係で交通の関係があります。バスとか交通安全の関係で、こちらのほうに2名携わっていて、それから広報の関係で1名、それから庁舎内のネットワークの関係の職員が1名、それから賦課徴収の関係で1名、それから技術士の方が1名ということで、みさきネットのテレビの関係とかでかかわってる者は1名ということでございます。先ほど2名削減というふうな話がありましたんですけども、ちょっと私の説明がまずくてそういうふうにとらわれたのかもしれませんけれども、現在の情報交通課の関係としてはそのような状況で行っておりますので、つけ加えさせていただきます。失礼します。 ○副議長(岡田壽君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) それでは、ご質問にお答えしたいと、かように思っております。 機構改革で小さな行政を目指せということでございます。今地方が行う事業といたしましては、合併当時言われましたように、1,200程度というような事業というのにその当時は言っておりました。今は地方分権ができまして1,300から1,400というような事務量に今なっておるところでございます。そこで、人をふやさないように事務を行えということでございまして、どういう見方をするかによってかかってくるんではないか、人を人件費がかかる経費と見るという見方と、やはり人は資源だと、地域にとりましての資源だという見方と二通りの見方があると思います。そういう中におきまして、それはどこで判断するんならというようなことになってきます。それはやっぱり財政との関係が大きくかかわってくるんではないかなと。財政が赤なのに人ばっかりふやしてみたけえというてそれは行政は成り立ちません。 そういうことで、そういう見方もありますけれども、やっぱり住民サービスを厚くしていくという中におきましては、やっぱりある程度の人、人材が私は必要だと思います。そういう意味におきまして私が就任させていただいたときから幼児教育の充実ということをうたわさせていただきました。その中におきまして、保育所の嘱託を6人減らしましたけども正職員は6人ふやしたというようなことになっております。それから、一般職につきましても、社会福祉事務所が21年からできました。これに4人専従をしておるところでございまして、あと2人は専従ではないですけれども両方の仕事をしておるというようなことでございます。そういうことで、一般職につきましては7名の減となっておるところでございます。美咲町の場合で、よそと比較ということになりますけれども、美咲町の場合、一般職の場合が、保育士を除きました、それからまた現業さんを除きまして132名というようになっておりまして、鏡野なんかで147名と。これは病院とかそういうところを全部除きましてそういうようなことになっておるところでございます。 最初申し上げましたように、人材をどのような見方にするかというところに私はかかってくるんではないかなと。人材を減らして、きのうもありましたような文化センターをうたったんがええんか、そのようなところもバランスを考えていかにゃいかんじゃないかというように思っておるところでございます。 また、水道の件でございますけれども、上水道に28年から一本化されるというようなことでございまして、これは国の方針ということでございます。美咲町におきましてもどういう改革をしていくんならというようなことでございますけれども、先ほど課長が申しましたように、民間委託も一つの手だと。津山市が全部行っている保守点検も全て、工事につきましては行政がしている分だそうでございますけれども、それも一つの手だというように思っております。 それから、庁内のシステムをどう改革するんならというようなことでございますけれども、今現在考えられるのは、高下の井戸からたくさんの水が出ております。それが久木まで今使っております。その久木を伸ばして、連石の配水池に上げて、今まで連石の配水池に買ってありました水を少しでも少なく水を買うようにするというのも一つの手だと。そのためには今まで高下、吉ケ原、そしてまた藤原ですか、久木まで伸ばしておった水が不足するということにはそれは決してしたらいけないというようなことで、両方調節できるようなことになってくると私は思っておるところでございます。 また、中央の場合につきましては、今井戸を掘っておるところがございます。井戸を掘っておるところにつきましても、また老朽化して使えなくなって井戸を掘るよりは事業団から水を買ったほうが安くつくんではないかと。そういう施設をするよりは事業団から水を買ったほうがいいというようなことでございます。 また、旭地区につきましても、今までの状態と同じような状態でやっていけるんではないかなということでございまして、上水道にしたから3つの水道を結ぶというんではなくて、それぞれ独立したところで運営をしていくということについての上水道を行っていくということもできるんではないかなと、このように予定をしておるところでございます。 それからまた、今申されました機構改革で小さな行政を目指せというようなことでございまして、決して何も伝えてなくて何もしょうらんのではないかなというようなご質問でございましたけれども、ことしに入りまして副町長を中心にしていろいろなところで調べていただいております。例えば総務課と企画を一緒にしたらどうならということでございますけれども、総務と企画が今のある仕事を持ってそのまま一緒になっても、一つになってもこれはやっぱり前と同じことになってきます。そういうこともありますんで、総務と企画が一緒になるんだったらそれぞれ似た、それぞれ同じような仕事を、似たような仕事をしてるところをひっつけてもらうというようなこともできるんではないかなと、このように思います。そういう中におきましては、建設課と産業課と上下水道もほんなら一緒にできるんではないかなというような考え方も事業畑としてできるんではないかなというような考え方もありますし、1万人以上の町村では、大きな町村におきましては部長制を引いておるところもございます。そういうことで、例えば総務課と企画財政が一緒になった、情報交通も入れてもいいんです、そういうのが一緒になったときにやはり部長制を引かないと課長が一番上に立つ課長がもう全てのことで課長一人になったときに、その人が全ての会合とか企画立案をするということはそれはなかなか難しいんではないかなと、このように思っております。そういうことで、機構改革にはそういうやり方もあるんではないかなということで試行錯誤をさせていただきながら、いずれ年度がわりでないとできないということになりますんで、そこに焦点を合わせまして今やっておるところでございます。 ○副議長(岡田壽君) 三船議員。 ◆16番(三船勝之君) 私が始めが長かったんかな、時間がもうのうなってしまよんですが、まず町長のほうから業務内容をしっかりと見きわめながら機構改革をやるということであります。私もこの総務課と企画財政課を1課にせよというのは、要するに人数を減らすだけじゃなしに、また建設産業でも同じ屋根の下へおるのに縦割り行政で、産業課が忙しゅうしょうるのに建設の者は知らん顔しとると。1課にすればそうならんのじゃないかという考えの中で言うとるわけでありまして、先般も災害がばっと出た。出たら災害復旧も農地災害も建設のほうがやられとんで、建設のほうは忙しゅうしょうるけど産業課のほうは知らん顔しとるというような状況がのうなるんではなかろうかなと。縦割りがなくなるんじゃなかろうかなというふうな感じを持ってやっとると、このことを私は訴えとるわけでありまして、特に総務の今の業務の内容というんですか、それが私打穴小学校のいろいろと町長に後の再生に向けていろいろとご尽力いただいたわけでありますが、当初は生涯学習課で担当し、途中では総務課が担当し、今では今度は企画財政課が最終的な木工センターのほうやられておりますわね。あの木工センターでも本当は生涯学習課で私はやっていただいたらいいんじゃないかなと。財産を企画課が持っとるから、あそこの財産をいらうんだからというんで。しかし、やることはここを木工センターとして高齢者の生きがいの場としたいということでやっとるわけですから、どちらかといえば生涯学習課のほうじゃなかろうかなというふうに思うわけでありますが、そうしたことがごろごろごろごろやった例を私考えてみても、これはいささか中の機構改革というか、中の役割分担というのがきちっとできてないからこういうことになっとんではなかろうかなという感じがいたしております。 それと、時間がないな、次へ行きます。そういうことで、私はこの総務課と建設課とかというものはそういうような縦割り行政でなしに本当に1課が、副町長が言われるチームワークでやれるような感じがしたので、そういうような2課を一つにしたらどうというのを、私の本心というのはそこにあるということをお考えいただきたいと、このように思うわけであります。 また、上水道の環境課におきましては、28年以降は第三者委託も考えておるんだと。検討して今回やられるんだろうというふうに思いますが、いずれにいたしましてもこれも今どこの特別会計にも3,000万円、4,000万円ぐらい皆一般会計から入っとりましょう。その辺も解消しなけりゃいけないし、それから今度はやはり基本が独立採算でやるわけでありますから、そういうことを検討しながら町民の皆さん方に安く飲んでいただけるようなことも検討せにゃいけないということの中で私はあえてこの環境課を取り上げたわけでありまして、ひとつその辺もぜひ検討をしていただきたい。検討、検討でいつまでたっても検討かなと思ったんですけど、この機構改革についても町長が指示してやられとんだなあと。副町長があえて声が小さいのに大きく言われたんで、町長の指導によりましてというて言われたんで、私もよく耳に入りましたので、町長が指導されとったんだなあと。また、そのことを強く言えよと言われとったんじゃなかろうかと思うんですが、そういうことで、私が思ったように町長もそうした行政の機構改革に頭を少しは使うていただいとったんだなという感じがいたしましたので、安堵いたしましたので、先ほど申し上げましたが、ご指示も申し上げれないかもしれませんと言いましたが、ご指示もしてまいりたいと、このように思っておりますので。 それから、情報交通課の関係であります。課長からご答弁いただいたわけでありますが、ネットワークの専門業者にお任せしとかないけんのだというような感じにとれたわけでありますが、私は最近のこのインターネットのふぐあいが起きたりあちこちするのは、私は情報交通課の職員ぐらいならやれるもんだなというふうに私思っとったんですが、ようやらんのですか。とするならば、情報公社というのが美咲町にあるわけですから、ああいうところをきっちり使えればその辺のふぐあいぐらいは見ていただけるんではなかろうかなという感じがいたしております。これは私も余りインターネットに強くない者が言うわけですからわかりませんが、そういう意味でしっかりと検討いただいて、もう前々から言われとるこのみさきテレビを安く見れることをまず考えていただかにゃあいけんのではなかろうかなというふうに思いますし、そのためには加入率もふやさにゃあいけますまあし、いろいろ課題はあるわけでありますが、私はこのオービスに委託されたというのはいささか不満でなりません。というものも、この仕事は合併の記念事業でやったわけですから、合併記念事業で。あくまで美咲町で管理をし、そしてすばらしい番組を編成していただいて町民の皆さん方に見ていただくと。このことが一番大事ではなかろうかなというふうに思っておりますので、ひとつ今後ともそうした面でしっかりと検討に検討を重ねられますようにお願いを申し上げまして、時間が参りましたので一般質問を終わりにしたいと思います。どうも失礼しました。時間が少し延びましたが。 ○副議長(岡田壽君) それでは、以上で16番三船議員の質問を終わります。 ここで三船議長と交代いたします。            (16番三船勝之君「いや、そうじゃなくて休憩なら休憩しよう」と呼ぶ) よろしいか。 それでは、これから会議を休憩に入らせていただきます。20分までということで、11時20分まで休憩に入らせていただきます。(午前11時10分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午前11時20分) ただいまの出席議員は16名です。 1番金谷議員の質問に行きます。 1番金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 1番金谷高子でございます。 久々に議長が先ほど一般質問されまして、本当にさすがに三船節を出してされたなと思います。その後にするもんですからちょっと緊張しておりますけれども……。 ○議長(三船勝之君) 金谷節でやってください、金谷節で。 ◆1番(金谷高子君) しっかり金谷節で頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 私は3点今回質問をさせていただきます。 まず、1点目は成年後見制度、また育成についてお尋ねしたいと思います。 成年後見制度というのは、認知症や知的障害のある方、また精神障害のある者などで自分では判断能力ができない人に対して法的に支援する後見人が、本人にかわり財産の管理や福祉のサービスを受けるための事務の処理などを行うものであります。この制度は、2000年4月にスタートしてから12年がたちますけれども、利用が少ないのが現状でございます。制度自体の認知度が低いのではないかとも言われています。また、親族以外の第三者や専門職が後見人になるというケースがふえています。後見人として長い期間種々の後見事務を担うために、一人の後見人の人が引き受けるには限りがあります。地域支え合いによって市民の中から後見人の担い手を確保するなど、人材と育成が急務となってきております。 8月25日の山陽新聞に、認知症が10年で倍、300万人を超えるとの推計もあります。今後さらに加速する高齢化を考えれば、成年後見制度の必要性が高まることは間違いなく、後見人となる人材育成を進めるのが必要ではないでしょうか。 これが成年後見人についての内容でございます。 私のところに地域の方からお便りをいただいております。これは成年後見人に関する思いをこのようにつづられたんではないかなと思います。少しご紹介させていただきたいと思います。 美咲町は、人口減少に加え、少子化が進み、超高齢化社会に突入している昨今、今後団塊世代の人々も仲間入りすることになり、認知症等に罹患する率が今の水準をさらに押し上げることが必至です。反面、戦後経済成長に伴い、若者が都会へと流出、また女性の社会進出により結婚しない、さらにひとり暮らしの世帯が増加する中で、後継者が亡くなり、面倒を見てくれる者がいないと将来を嘆いている高齢者がいます。きっと過疎、僻地になるほど多いと思います。現在の美咲町発展の原動力となって地域を守り、強いては町をつくってきた人々が将来とも安心して暮らせる社会、このことの実現こそ行政の責務だと痛感します。いや、それ以前にこれら人々が認知症や障害者等になった場合、生活の質を確保してあげることができるのは、まず身近に住む住民、向こう三軒両隣の精神や不屈の精神で支え合う地域愛がなくてはなりません。現在、県南を初め県北でも成年後見人の育成を始めています。昨年は津山、ことしは真庭市でもあったようです。今後見人を育成することは将来必ずプラスに転じると思います。美咲町も先見の明を持ってもらいたいと思います。 このような地域の方からの思いをいただきました。本当にこの方は美咲町の将来をこんなように思ってくださってるんだなと、心が熱くなった思いがしているところであります。 そして、先ほどから行政に対する議長からのご質問もありました。その中で、やはり岡部副町長も住民サービスのアップをしていかなければいけない、そして職員の質の向上ということも言われております。こういうことは、本当に住民の皆様方は期待をされていることではないかなと思っております。そして、これに対する3つの質問をさせていただきたいと思います。 1つは、成年後見制度の利用の実態はどうなっているか。2つ目は、後見人の育成、確保はどのように考えていらっしゃるか。3番目は、対象者への制度の周知、また支援はどのように考えていらっしゃるか、お聞きしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長(村島眞由美君) 金谷議員の成年後見制度についてということのご質問にお答えしたいと思います。 高齢化が加速している現状ですが、美咲町にあって昨年在宅の65歳以上の方、要介護3、4、5の方は除いておりますが、その方を対象に実施しました日常圏域ニーズ調査を見ますと、何らかの認知傾向が見られる方の割合は全体の13.9%となっております。しかし、年齢階層で見ますとやはり高齢になるにつれてその割合は高くなっております。また、介護認定の申請をされた方の約5割に認知傾向が見られるという統計もありますので、おっしゃるとおり、こういうことを進めていく必要性っていうのは十分感じているところです。 そこで、ご質問の1番ですが、成年後見制度の利用実態はということなんですが、町内の成年後見制度を利用している方の全体像というのは実際にはつかめておりません。ただし、本人に4親等内の親族がいなかったり、いらっしゃっても音信不通であったり、高齢でその方も介護が必要であったりという状況の中で成年後見を申し立てることができない方につきましては町長申し立てをするという制度がありまして、これを利用された方は平成20年度に1件、それから平成21年度に2件、そして今年度は2件の方を、障害のある方とそれから高齢者と1件ずつですけど、2件の方を町長申し立てで申請中です。このほかに毎年数件は相談が上がってきておりまして、いろいろ親族の方等にアプローチさせてもらって、親族の方が申請したりというようなことで、直接町長申し立てをされた方については先ほど申し上げた人数になっております。 それから、2番目ですが、後見人の育成確保についてということで、昨年老人福祉法が改正されて研修の実施とか後見等の業務を適正に行うことのできる者の家庭裁判所への推薦等が市町村の努力義務となっております。これについて、研修につきましては養成のための基本カリキュラムが示されておりまして、基本研修が21単位、実践研修が29単位で、基本的には50単位というような専門性の高い研修となっております。現在、県社協が県の委託を受けて7日間の研修が実施されております。当町としましては、このことを受けて検討しているところなんですが、単町でこのような研修を企画するのは難しいので、県社協開催の研修を受講していただき、補講として町の地域状況をお伝えするような講義を工夫していけないかということで現在研究中です。受講者の推薦、選定については、市民後見人の活動に関心があったり活動意欲のある人を選定する必要があり、選定委員会等を設置している町村もありますので、この辺も今情報収集をしているところです。受講後に主に身上監護、後見人の中身なんですけど、生活とか治療、療養、介護などに関する法律行為をしていただける、そういう人材が近くにいるということがとても大事だと思うんですけど、その方をどう確保するかが大きな課題と考えております。そのことも含めて今研究中です。そういいますのも、身上監護になっていただける後見になると、定期的に裁判所へ報告に行ったりとか、書類を提出したりとかということで、先日も県の講習会があるのでその情報をお伝えした方があるんですけど、やはり研修は受けてもいいんだけどそこまでしなければならないとなるとちょっと考えるかなというようなご意見も聞かせていただいてますので、その辺も含めて今後もう少し研究が要るのかなというふうに感じております。 それから、こういう制度があるということがなかなか周知されていないと。先ほどご説明の中にもありましたけど、介護保険が始まって今までのそういう福祉が措置制度から契約制度に変わったというところでこの後見というような制度も一緒にスタートしてるんですけど、おっしゃるように、なかなか周知できていない現状があります。役場とかもパンフレットを置いたりとか相談があったらお話ししたりとかということで周知するように努めてはいますけど、現実なかなか説明だけで浸透しないということは感じているところです。申請についても複雑な部分もありますので、住民に説明する職員のほうもしっかり理解しておくことが必要だというふうにも感じております。 現在、町では財団法人リーガル・エイドと本年度から権利擁護のアドバイザー契約をさせてもらって、毎月1回定例で問題解決が困難な事例については職員と専門の弁護士さんと検討会を開催したりとか、そういうことで権利擁護の視点に立った支援を進めているところです。そういうことで方向性を検討して進めるんですが、現状では利用者の、成年後見になりますと、その人の財産の状況にもよるんですけども、幾らかの金銭的な負担というのが発生します。そういうような負担感ですとか、あるいは他人に財産を監理してもらうことに対する抵抗感とか、あるいははたから見るとこういう制度を利用されるほうが理想的だなと思っても、なかなか自分はまだまだ大丈夫ということで理解を得られないケースなど、難しいと実感していることも事実です。今後とも広報等でわかりやすい説明に努めるとともに、私たちのいる地域包括支援センターあるいは福祉事務所の高齢とか障害福祉担当者、また民生委員さんとか社会福祉協議会等、関係機関と連携をしながら住民の権利擁護に努めていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今課長がしっかりご説明をしていただけました。私もその後見人ということはどういうことなのかと、本当に少し本を読んでみましたけれども、なかなか難しい。手続も難しいし、後見人になっていただける人というのも本当に難しいのかなというのは感じておりますけれども、でもこれから先高齢化率がだんだん美咲町も高くなってきますし、本当にひとり暮らしの方、また本当に認知になってくる方が必ずふえてくるかなと、このように思っております。そうした中で本当に難しい制度であっても確実に一歩一歩でも進めていかなければいけないんじゃないかなと、このように思ってます。 それから、きょうもこのようにお手紙をいただいた方は本当に関心を持って後見人のことを考えていらっしゃるのかな、こういう方はやはりたくさん美咲町にもいらっしゃるのではないかなと、このように思っているところであります。それから、しっかりこれからも取り組みはしていただきたいと思います。 これは津山の後見人になられた方のちょっと出てますので、これもちょっと紹介させていただきます。 これは津山市において選任第1号となられた市民の後見人の方なんですけれども、市民後見人になろうと思ったきっかけは、理由は何ですかとお聞きすると、私は福祉関係の仕事をしてきました。身寄りのない方や病気で苦しんでいる方、また経済的に困っている方々、支援を必要とする人に多く接してきました。退職後、日常生活自立支援事業の生活支援者として活動していく中で成年後見制度を知り、必要性を学びました。その中で、市民後見人という形で少しでも役割が担えたらという思いで手を上げたということでありました。この日常生活自立支援事業というのは、判断能力が不十分な方々が地域において自立した生活が送れるように利用者との契約に基づき福祉のサービスの利用援助や日常的な金銭管理等を行うものであるということです。この方はこれをしてたけれども、この市民後見人制度というのがあって、私はみずから手を上げた、こういう人がやはり美咲町にもいらっしゃるかと思います。 そうした中で、本当に町長も安心で安全な美咲町をつくっていきたい、このようにおっしゃっておられました。これは本当に切実におひとり暮らしの方、また本当に子供がおるけれどもなかなか帰ってこない、そして親戚があるけれどももう希薄になってきてなかなか連絡もとれない、そういう方は本当にどうしていいのかわからないというのが心情ではないでしょうか。そして、町長にもお願いです。本当に優しい美咲町の安心・安全のまちづくりというのはこのような本当に困っている方々が安心してこの美咲町で住んでいきたい、その思いをしっかり私は酌み入れていただき、町長はどのように思っていらっしゃるのか、お尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 成年後見人制度ということでございまして、その前に前段といたしまして安心・安全のまちづくりをしなさいということでございます。 議会しょっぱなの日でございましたでしょうか、監査委員さんの意見書の中に、住んでいてよかったまちづくり、これからも住みたいまちづくり、そして世界に羽ばたく元気な美咲町をつくりなさいというようなご指摘がございました。まさに私もそのとおりでございまして、そういう理念にのっとって町政を運営させていただいておるところでございます。そういう中に、しつこいように言いますけれども、人づくりと地域づくりとそして健康づくり、この骨組みを太くしながらそれに骨づけをしていくということが安心・安全のまちづくりになるのではないかなと、このように思っておるところでございます。 また、この質問に戻りますけれども、成年後見制度ということでございまして、昔で言う禁治産者制度が一歩進んだ形かなと、このように思います。私も老人福祉法というのはどういうようなもんか知らんのですけれども、その中に措置から契約に変わった。そういうてみりゃあそうですね、介護難度の人がケアマネさんの指示を受けながら施設と契約をしていく、そういうことかなというようなことを思っておるところでございまして、たくさんのこれからそういう人が出てくるということは想像はつきます。そういうことで、一つ問題点があるんが、市民の人がそれに、今津山市の方のように福祉関係の仕事を長いことされたということであると、なかなか入り口が入りやすいということでございまして、全くそういう知識がなしに、ただそういう思いだけ、そういう人を助けてあげようという思いだけでそこに入るのはなかなか抵抗があるんではないか。 それで、研修にいたしましても1週間程度ですか、研修がなされるわけでございますけれども、専門性の高い研修となるということで、どれぐらい理解できるんかというようなことが問題になってくるかと思います。しかしながら、県の社会福祉協議会を通じましてパンフレット、済いません、全部ここにパンフレットを社会福祉協議会がつくってる、県の社会福祉協議会がつくっております。ここにおきまして研修が受講できるということでございますんで、そういう啓蒙啓発は美咲町としてもやっていきたい、かように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今町長も本当に世界に羽ばたく安心・安全なまちづくり、本当にそれは聞くのには皆さんすごいなと思います。でも、本当に安心・安全のまちづくりをしていく、行うのはなかなか難しいところがあろうかと思います。こうした一つ一つにしてもちっちゃいことかもしれません。こうした人たちは悩んでいるんです。それからまた、子供だって不登校している子は悩んでいるんです。そういうようなことは本当に安心で安全でみんなが世界に羽ばたくような美咲町の住民になっていこうと思えば、まだまだ私は職員さんも皆さん腹をくくっていただきたい。副町長もおっしゃっておりました、資質の向上、本当に向上というのは研修はよく皆さん職員さんもされておられます。本当に資質の向上というのは事務の仕事ができるだけではないと思います。窓口に来られた一人一人の人が窓口に来てよかったな、そうして帰っていただくことが私は資質の向上じゃないかと。それがなかなかできてないところがあります。町長は200人から300人のトップですから末端までのことはわからないかもしれません。でも、住民の方はよく知っておられます。私のところにも言うてこられます。あの人を配置してもらいたいな、そういう話もあります。そういうようなところは副町長もしっかりと把握していただきながら、やはり町民の皆様のサービスをするところでありますので、町民の皆さんが来たときに役場に行って、行かなんだほうがよかったなというようなんじゃなしに、何も用事はなくてももう一回役場の窓口に行きたい、あの人の対応はよかった、私らでも研修に行きますけど、本当にすばらしい職員の対応をされておられるところもあります。すごいなあ、何がこんなにいいのだろうかと思ったこともたびたび研修に行ってあります。どうか本当に意欲とは簡単でありますけれども行うことは難しいということをしっかり肝に銘じて、これからそういう困った方々に対するしっかり支援をしていただきたいなと思って、この質問は終わります。 それでは、2番目に行きます。 ○議長(三船勝之君) 次の質問に行ってください。 ◆1番(金谷高子君) 2番ですけれども、これも空き家対策についてですけれども、昨日岩野議員もおっしゃっておられまして、空き家対策で旧中銀の跡地に空き家対策室というのができて、そこで今まで、この前も議会報告会のときに、これは柵原でしたけれども、空き家対策の数を出せ出せというて出したけれども、その後その数はどうなっとんだろうなというようなご質問がありまして、それは私もちょっとそのときにははっきりとご答弁はできませんでしたけれども、後から聞くと商工会との今連携をとりながら岩野さんと言われる方が空き家対策の数を聞いて、そこに回っていかれて移住者の方を何人かされたというような話の中でその地域の空き家の数を調べられたんじゃないかなと、このように感じております。それでまた、空き家対策室をこれから設置するけれども、どのような目的をしてどのようなことをしていかれるのかということをお尋ねしたいのと、それから管理条例ができておりますけれども、それの申請書がまだできてないということで課長もおっしゃっておられましたけれども、やはり条例ができるとそれにすぐ、この管理条例はすごく喜んでいただいて、困っているんですという人もおられます。そのときにまだ申請書ができてないというのはどういうことなのでしょうか。ちょっとそこを。 ○議長(三船勝之君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。 金谷議員の空き家対策室についてというご質問にお答えをします。 まず、商工会と連携をとって移住を決めてもらい、成果が出ているということで、何件か成果は出ております。しかしながら、担当者が退職しまして、その後は進んでないというのが現状でございます。 それと、平成21年度と22年度に空き家の調査をいたしました。その結果、賃貸の意思があるのは10件、売却の意思のあるのも10件、情報公開の意思があるのは11件ということで、売ったり貸したりする物件がなくなってきているというのが実情でもございます。それで、その中で318件の空き家を調査したときから数年たっておりますので、この資料をもとに再調査をしたり、新しい空き家を探したりということで、物件のほうをふやして、移住してこられる方がいろんな条件のいいところを探せるようにということでその調査などをしていただきたいということで仕事のほうをお願いしたいと思います。 仕事の内容としては、その調査と売り主、買い主、また賃貸物件の所有者と入居者、この方のマッチングのほうを行ってもらいたいということで思っております。週に3日ということで、9月26日ごろから月水金と3日間で1日5時間程度ということでお願いをしたいと思っております。というのが、これは来られる方の本人の希望でございまして、そのようにしていただきたいと思います。 それから、先ほど空き家の適正管理条例の執行のことで申出書ができていないということでお答えさせてもらったんですけども、2件ほど電話で対応させてもらったんですけども、電話だけでは書類に残らないということなんで、一応申し出があったものについては書類に残したいということで、これを早急に申出書をつくって、支所、また本庁で対応できるようにしたいと思っております。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) その空き家対策室ですけど、9月26日、あそこもう工事はできてちゃんと入れるようになってるんでしょうか。机が入ってないだけ。 ○議長(三船勝之君) 出ていうてください。 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。 施設の改修はほとんど済んでおります。会議室としての机、椅子、これが入ってないのと、それからトイレで一つ便器が壊れているのがあるので、これを取りかえなければいけないということで、その作業が残っている程度でございます。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) そしたら、9月26日まではまだありますので、それまでにはトイレも机も全部して、担当の方がちゃんとそこにお勤めできることになるわけですね。それじゃあ、期待をしておりますので、空き家対策はどのようなあれになるのか、聞いてないですね、町長、何かありますか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) おおむね今課長が申したとおりでございまして、机が実は柵原文化センターの前の机と椅子を持ってこよう思ようたんですけども、それももういっぱいいっぱい使うようになっておりまして持ってこれないということで、買わにゃあ仕方がないなということで、トイレは今言うたようにちょっとふぐあいができたというようなことで延びております。近い将来ではなくて、近いうちにやりますんで、ひとつよろしくお願いいたします。 それと、鍵につきましては、宿直に1つは預けとくということや、それからあっこを管理してもらう人に預けるとかというような方向で皆さん手軽に使っていただけるようにやっていきたいと。それで、この町内の人が言われるのが、あそこにいろんな芸術の写真やそれから描いた絵を並べさせてくれないかというような申し出もございますので、それは構いませんがなというようなことも言っております。身近な人に使いやすいような形で使っていただきまして、愛着の持てる施設になればと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 対策室どのような仕事をするんならということ答えたかな。ええんですな。            (町長定本一友君「言いましょうか」と呼ぶ) わかっとられんけえ言われたんじゃろうと思う。 ◎町長(定本一友君) 済みません、今まで空き家につきまして調査をさせていただきました。合計318件ということでございまして、その中には売ってもいい、公開してもいい、貸してもいいという空き家がございます。しかしながら、その空き家につきましては10件程度と、公開につきましては11件が公開してもいいと、318件の中の11件しか公開してもいいというような状態でございます。それをもう一回改めまして精査していきたいと。本当に11件だけじゃろうか、売ってもええ人が10件だけだろうかということをもう一回精査するという意味で、その前の商工会の事務局長でありました岩野さんにお願いをするということでございまして、なぜ岩野さんという話が出てくるかといいますと、岩野さんが前職でおられたときに産業課とそれから商工会とがそういう打ち合わせをしながら空き家についての情報を提供してきたと。それで、情報につきましては商工会から情報を発信しておったということでございまして、その間を持つ岩野さんに役割を果たしていただきたいということで、マッチングという言葉を使ったと思いますけれども、そういう間に入っていただきまして情報を提供していきたい、このようなお仕事をお願いするということでございます。 ○議長(三船勝之君) 日本語でお願いします。            (1番金谷高子君「議長、もう一回よろしいか、このことについて」と呼ぶ) どうぞ。 ◆1番(金谷高子君) この岩野さん言われる方と、例えばここ中央だからの中央のここの空き家があるというたら、そこの区長さんとのお話も会ってされるのか、その岩野さんが行ってされるのか。というのは、やはり売ったり貸したりしてそういう話をするというのは、地元の区長さんとか地元の人がその方と話をすることによって心を閉ざされることがある。全くそんな唐突に来られてもやっぱり貸さないとかもうだめとか言われるようなことが私はあるんじゃないかなと思う。そのときにとりあえず地元の方と一緒にお話をされていくのかどうか、その辺はどうなんですか。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 当然そういうその空き家の方と親しい人ですね、区長でなかっても親戚の人とか区長さんとか、そういう人とのお話はされとると思います。一軒一軒写真も撮っておりますんで、写真も撮ってこれならまだ使えて空き家としてお貸しできるとか売れるとかということは判断されると思います。そういうことです。            (1番金谷高子君「ちょっと認識不足で済いません」と呼ぶ) いやいや、何をおっしゃいます。 ○議長(三船勝之君) それじゃあ、次の質問行ってください。 ◆1番(金谷高子君) 定住促進についてお尋ねしたいと思います。 定住促進プロジェクトをつくっておられるということで、どこの市町村も人口減少の歯どめにということで特色のある取り組みをしておられます。隣の久米南町さんは町の人口増減の表示板を庁舎の入り口に置きながら、町民の方も本当に意識を持ってするということではないかなと思います。また、定住支援のうちわをPRにして1,000枚配ったということでありますけれども、また美作市では空き家を改修して二、三カ月、岩野さんが言われるお試しか、少し定住されて試みをしてみるというような2件ほどの空き家を改修されてしてるというようなこともお聞きしておりますけれども、やはりどこの市町村も本当に力を入れて、また定住促進には力入れていらっしゃるんじゃないかなと思います。 うちの定住は子育てですから、しっかり子育て支援にはもうさまざまな支援があります。魅力がある美咲町の子育て支援だと思います。津山のほうの若い人なんかは美咲町に住んでみたい、どうしてというたら、子育て支援がすごいから、支援がすごいからということで、本当に魅力ある子育て支援だと思います。 そうした中で、今度新しいいろんな企画があろうかと思いますけれども、新企画は何を考えていらっしゃるのか、それから美咲町の自然の美しさを求めて県外からたくさん来ておられます。柵原でも何人かの方が来ておられまして、お話をしたんですけれども、大阪から来られてどういうところがいいですか言うたら、自然の緑の多いところがすごくいいということで、私たちは生まれたときからこの緑の中に住んでおりますから、本当にそこがいいのかなというようなよさは全く麻痺してしまってるということで、やはり外から入られた方はすごく自然で美咲町はすごいいいところだと言われております。その方々に一度集まっていただいて、美咲町がなぜ、どこがよかったのかということもお聞きするなり、またこういうところはちょっと改善したほうがいいんじゃないかな、こういうようなところをちょっと直してもらいたいなというような意見もあろうかと思います。そうした中で、やはりいいところを少しずつ皆さんが思われたところを改善することによってこの来られた方のまたお友達が美咲町に住んでいきたいなと言われるような新しい企画も立てていただきたいなと思いますので、この2点を少しお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) さきの6月議会で定住促進プロジェクトを立ち上げますというその予定についてお答えをさせていただきました。それで、そこから去る7月に第1回のプロジェクトチームを会議をさせていただきまして、今2回を済ませたところでございます。通常の職務の中でなかなか全員が集まることができませんで、この指とまれで集まれる人だけでフットワーク軽く、スピード感を持ってやっていこうというふうに思っています。 定住促進イコール空き家対策ということではなくて、中・長期の見通しを持ちまして美咲町に何が必要か、どんな仕組みをつくっていけばいいのかっていうことを教育とか子育て支援と産業振興や雇用、それから住宅、そして広報など、いろいろな面について実現に向けましてメンバーで方向性を打ち出そうとしているところでございます。将来を見通して施策を検討しているところなんですが、スピード感も必要でございます。できるところからやれることはその都度形にしていきたいとは思っています。新しい施策につながる美咲流の取り組みにつきまして、いま少し検討させていただきたいと思います。ここでこれをしますということをまだ申し上げられないというのは大変申しわけないんですが、また皆さんからのお知恵もよろしくお願いしたいと思います。 ちなみに、10月13、14の日には岡山の後楽園で定住促進にかかわる美咲町のブースを確保しておりますので、美咲町のよさをしっかり発信したり、情報を得たりしながら、他市町村とも交流してきたいと思っております。定住促進につきましては、美咲町だけにということではなくて、やっぱり岡山県とかこの津山圏域とか、それから隣の久米南町さん、隣接する町の皆さんとも手を組んで連携していかなくてはいけないと思っております。その中で美咲町を選んでいただけるような魅力づくりに力を注ぎたいと思います。 2つ目の美咲町に他市町村から移住された方々の意見交流会の開催についてですが、おっしゃられましたように、本町について外から見た客観的な視点での意見をお聞きして、そしていろいろな面で町の課題にも気がつきながら改善につながる、そういういい機会でもありますので、そしてまた皆さんのネットワークをつくるいいチャンスでもありますから、前向きに考えていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今副町長がおっしゃっておられました新企画ということ、これからいろんな企画を上げていかれる中で、町民の皆様方からもそういうようなアイデアとかというものの募集というようなことは考えていらっしゃる。結構いいアイデアを持ったりとかされておられるので、そういうようなことは考えていらっしゃらないでしょうか。 ○議長(三船勝之君) 岡部副町長。 ◎副町長(岡部初江君) ありがとうございます。もちろんプロジェクトチーム12人しかいませんので、そのメンバーだけでっていうと大変狭いということになりますので、いろいろなやり方、いろいろな方法、今おっしゃられたような多くの方、町民の方のご意見を聞く機会を設けたり、そしてまた県外の方、それからスーパーバイザーの方、いろいろな方からもご意見や示唆や助言をいただいたりしながらやっていきたいと思っております。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、金谷議員。 ◆1番(金谷高子君) 今副町長もおっしゃっておられました。本当に美咲町を活性化していくということは、やはり町民の皆様と行政と、議会もそうですけれども、ともに共有していき、またしていかないことにはやはり私美咲町は活性していかないんじゃないかなと、このように思っております。そういうことで、しっかり町民の皆様のご意見、またそういうことは聞いていただきながら、美咲町発展のためにしっかり頑張っていっていただきたいなと、このように思って一般質問を終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでした。 以上で1番金谷議員の質問を終了します。 ここでただいまから1時30分まで休憩します。(午後0時05分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午後1時30分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続し、13番岡田議員の質問に行きます。 13番岡田議員。 ◆13番(岡田壽君) 13番岡田です。よろしくお願いいたします。 農業のことに関してきょうは質問をさせていただきたいというふうに思っております。 町内全域でそうかもしれませんけども、我が旧旭町の地域の中を見渡しますと、ここに書かせていただきましたように、荒廃地だった作付地が非常にふえております。特に、以前でしたら養豚とか養鶏、あるいは酪農、和牛、葉たばこというふうなものがどこの地域に行っても見られとったわけです。今現在葉たばこ農家が30年前は旭の地域で400軒はあったのが、今1戸です。和牛農家がその昔和牛の爪切りをさせていただいとりましたが、30年ほど前はこのころ400軒近い、恐らく350軒超えとると思いますけども、そういう和牛農家が見られました。今現在、旭の地域で6軒です。養豚農家もありましたけど、今旭では養豚はゼロです。酪農もほとんどゼロと、ゼロじゃありませんが、2戸残っております。非常に少なくなって、養鶏もありましたけども、養鶏は西地区で養鶏団地といって非常に盛んにやられておりましたが、ここも今何軒残っとんでしょうか、非常に少ない状況というふうなことでございまして、非常に危機的な状況が起きているのかな。農業と言えば今稲作を中心とした農業が残っているだけ、あと町長が一生懸命推進するというピオーネのブドウ農家がある意味息を吹き返しつつあるというふうな現状ではないかなというふうなことでございます。 そういうふうな現状についてですけども、まず美咲町全体でどういうふうに農業というのが変わっていったのかなというふうなことで、農業センサス等でそういう調査がありますんで、そういう調査をもとに、農林業も含めてのことになるかもしれませんけども、変化どういうふうになっとるのか、そういう変化を土台にしていかないとこれから先対応をどうするかといったときになかなかそこから先一歩、新しいことこれやりゃあええがなというふうにはいかないというふうに思うてます。とりあえずその状況、変化というふうなものをお聞きしたいなということで、農業センサス等の資料の中でどういうふうに変化してるかというのをお知らせいただきたいということと、最近新しい施策といいますか、マスタープランづくりが始まりました。マスタープランづくりの中でやめる人、存続していく人、あるいは存続する農地もほっとく、ほっとくというたらおかしいですけども、そういうのを区分しますというふうなことでありますけども、マスタープランづくりに向けてアンケートを実施されました。6月の定例でもちょこっと話をさせていただいたと思うんですけど、それのアンケートの結果についてまずはお知らせいただきたいということです。よろしくお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) 矢木産業観光課長。 アンケートの配付は許可いたしますんで、お配りください。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) それでは、失礼します。 岡田議員の農業の現状についてということで、まず1番目に、激変する農業、農林業センサス等でのここ20年間の美咲町内の動向はということの質問のほうにお答えをさせていただきます。 資料のほうは手元にはございませんが、20年間ということで一番直近の農林業センサスが2010年となっております。それからさかのぼりまして20年前ということで、1990年世界農林業センサスの結果のほうを対比をさせていただきました。項目につきましては、多岐にわたりますのでその中で関係したものだけを抽出いたしまして報告のほうをさせていただきます。 まず1番目ですが、農業経営体、農業者の数ということで報告のほうをさせていただきます。 2010年世界農林業センサスにおきまして組織形態別経営体の数ということで、2010年時点では法人化している農家の方、それから法人でない法人化していない農家の方、地方公共団体財産区という項目があります。それ以外にもう一つ個人経営体という項目があります。1990年の調査の段階では農業経営体だけということになりますので、農家の推移だけを報告させてもらいます。 まず、2010年の美咲町全体の農業経営体の数、農家の数ですが、1,303軒となっております。それに対しまして1990年、個人経営をされている農家の方、これは旧町時代のことになりますので、中央町が1,238戸、それから旧旭町が784、柵原町が1,020ということで、合計3,042の農家の方がおられました。2010年の状況ということで比較しますと、42.83%ということで、58%減っておるという状況になっております。 続きまして、販売目的の家畜等を使用している経営体数と飼育頭羽数調べという分で報告をさせてもらいます。 これにつきましては、先ほど岡田議員のほうからもありましたが、2010年の結果ですが、乳牛を飼われておられる方、農家の方が407で、頭数にしましては1万8,037頭、それから肉用牛につきましては627経営体の方です。それから、頭数につきましては2万8,955頭、それから豚につきましては17経営体の方が飼われております。頭数につきましては3万1,415頭。採卵鶏卵農家につきましては101戸で、頭数にしまして7万2,212、それからブロイラーにつきましては9経営体ということで8万4,019の羽数となっております。済みません、鶏の頭数につきましては7万2,212羽ということですが、これは100羽単位での数字になっております。ブロイラーについても8万4,019、これにつきましては100羽単位となっておりますので、掛ける100で計算をしていただければと思います。 それに対しまして、1990年の数値としまして、乳牛につきましては47戸で1,449頭、率にしまして2010年の率が31.91%、牛の数につきましても27.44%となっておりまして、7割方減っておるということです。それから、肉用牛につきましては、2010年が627の2万8,955、1990年につきましては192戸の1,720ということで、2010年の数値としましては11%ほどということになっております。9割の方がやめられとるということです。頭数についてはふえております。それから、豚につきましては2010年が17戸に対しまして1990年が14戸。これにつきましては7.14%ということです。それから、頭数につきましては3万1,415に対しまして1990年につきましては772ということでふえております。あと、養鶏、ブロイラーにつきましては101戸の7万2,212、これも掛ける100でお願いします。1990年につきましては39戸の907、これも100倍した数字です。それから、ブロイラーにつきましては9戸の8万4,019、それから1990年につきましては4戸で468という数字になっておりまして、率にしましては養鶏につきましては9割方やめられておるということです。 続きまして、経営耕地面積別規模の集計をしております。2010年に対しまして1990年ということで、耕地面積に対しての農家数という形になっております。今一番多い耕地面積、経営されておる耕地面積というのが0.5ヘクから1ヘクの方が美咲町内では一番多いということで、581戸の農家の方が今農地をつくられております。それに対しまして1990年当時の数値としましては、このときも0.5ヘクから1ヘクの間の方が一番多く農地をつくられております。このときの人数が1,079戸ということで、その当時と比べて今現在53%ということで47%の減という形になっております。 あと、農家数を報告させていただきます。農家数につきましては、2010年の専業農家の数が378戸、それから1990年の調査のときが専業農家の方は386戸ということで、これは97.93%ということで3%弱の減となっているということです。あとはもう兼業農家ということで、兼業農家の方、2010年につきましては920戸に対しまして1990年、20年前は2,000戸兼業農家の方がおられたということです。農家の方につきましては46%ということで、54%の減という結果になっております。 あとは、世帯別でも集計をしておりますが、これは高齢者の数が今現在ふえているということで、2010年の世帯構成は50歳からが一番多いのに対しまして、1990年現在、これにつきましては年齢構成はさほど変わっておりませんが、数のほうがどれも43%ぐらいという形になっておりますので、57%の農家の方が減っておられるという結果になっております。 続きまして、地域農業マスタープラン作成に当たってのアンケートを実施したが、結果はという部分で報告させてもらいます。 地域農業マスタープラン作成に当たってのアンケートにつきましては、現在多くの農業者の方が地域農業の問題につきまして高齢化や後継者不足、それから耕作放棄地の増加など、多くの不安を抱えられております。どの担い手が地域農業を担っていくのか、それから農業経営集落営農組織をつくるのか、それから農地集積はどうするのかなど、5年後、10年後の展望すら描けない地域がふえております。地域に暮らす農家の方が自分たちの地域農業の将来を考えるため、これらの問題をみんなで話し合い、地域の将来を考えていただくために実施をしております。 調査結果につきましては、先ほどお配りしました取り組み状況及びアンケート結果の報告書のほうで説明をさせていただきたいと思います。 一応結果ということで表にさせてもらっております。一番最初に人・農地プランの仕組み、それからどういう制度であるか、どういうメリットがあるかという説明書をつけております。それから、3月、ことし1月、年度当初から人・農地プランの普及、推進に向けた取り組み、説明会等をしております。今年度4月から5月にかけてアンケート調査を実施しました。その後このアンケート結果をもとに各地域で集落の代表者の方、中山間の代表者の方と現状の報告、それから制度の仕組みの説明会を行っております。 アンケートの結果ですが、アンケート実施枚数3,400枚を農家の方に配っております。そのうち回収枚数は1,349枚ということで、回収率につきましては39.67%という結果になっております。返されてない方もおられるんですが、高齢者の方、それから農地の少ない方とかもかなりおられるので、こういう結果になったのかなというふうに思います。 順を追って説明をさせてもらいます。 まず第1に、先ほどのアンケートの趣旨に賛同するかということで、回答につきましては82.8%の方が賛同ということで返事をいただいております。 続きまして、設問1から設問13まで、まず第1ですが、あなたの暮らす地域農業は10年後どのようになっていると思いますかに対しまして、44.3%の方が後継者不足が深刻化していると。それから、同じく41.4%の方が耕作放棄地が増加しているという回答をしています。 それから、設問2で、現在あなたの地域では地域農業の中心となる担い手、集落営農を含むですが、担い手がいますかということで、これは70%の方がいないということで回答されています。 次に、あなたの地域は問題なく地域農業を行っていくため何が必要だと思いますか。これに対しましては、担い手の育成、それから集落営農や法人をつくるということが32.6%、31.7%という回答です。 それから、現在のあなたの農業経営を教えてくださいということで、これは専業農家である方が19%、兼業農家で収入は農業以外の収入、2種兼業の方が47.4%ということです。 現在あなたの農業経営は何名で行っていますか。35.9%の方が1人、42.8%の方が2人ということで、一家で一人でしておるか家族でやられてる方がほとんどということです。 それから、設問8としまして、あなたの地域農業での立場を教えてくださいということで、56.9%の方がみずから農地を耕す一般的な農家であるということでした。 設問9で、あなたの今後の農業経営の考えはいかがですかということで聞かせてもらっております。1番目のこのままの現状維持をするという方が41%、それから続いて多いのが11.5%で誰かに任せてつくってもらいたい。それから、中山間など管理だけしていきたい。それから、耕作放棄地となると思うと言われる方が12.1%おられます。 設問10で、あなたの経営は今後何年ぐらいできると考えていますかという問いに対しまして、多いのが10年以上ということで36.7%となっておりますが、あと24.6%の方が5年ぐらいという答えを出されております。 それから、設問11、あなたの農業経営は5年後どのようになっていると考えていますかにつきましては、31.8%の方が兼業農家で主たる収入は農業以外の収入でやっているという、先ほどと同じ答えの方が一番多いというふうになっております。それから、28.2%の方はわからないという答えを出されておる方もおられます。 それから、問い12で、あなたの農業経営は5年後何名で行っていると思いますか。これにつきましても、現在行っている人数の方、1人ないし2人という回答の方が一番多くて40.1%、41.9%という結果です。 あなたの農業経営に必要なものは何だと思いますか、それを開始するとしたらいつごろになると思いますかという問いに対しましては、72.1%の方がわからないという答えを書かれております。それで、多いのが12%の方が生産コストの低減ということで回答のほうをいただいております。これにつきましては、中央地区、旭地区、それから柵原地域、後ろのページにそれぞれ集計をしております。どこの数値も大体同じような回答のとこが多いのかなというふうな結果になっております。 この今回のアンケート結果につきましては、今後人・農地プランを策定していただくために各地域、集落を回らせてもらいます。各集落ごとのアンケート結果もまとめておりますので、地域に出たときにはその地域ごとのアンケート結果のほうを持ってまいりまして、プランのつくるときの参考にしていただこうというふうに考えております。 以上、長くなりましたが、結果報告とさせていただきます。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 岡田議員。 ◆13番(岡田壽君) もう一点、数値的に教えていただきたいんですが、農業センサスの中で人口が20年前のが出てると思うんですが、課長、ありますか。 ○議長(三船勝之君) 出てやってください。 矢木産業観光課長。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 町の人口については、今回申しわけありません、調べておりませんので、後日報告したいと思います。 農業経営体の数が2010年は出とるんです。1990年については人口が出ておったんですが、ちょっと私の見方が悪かったのかもしれないんですが、ちょっときょうのところは集計できませんでした。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、岡田議員。 ◆13番(岡田壽君) 今いろんな意味で農業センサス引っ張り出してやられたんですけども、やっていただきましたけども、中に極端に減っている部分、あるいは農家の数が減っとっても頭数とかそういう経営規模自体は大規模化して余り関係ないものというふうに見られておりますけども、特に水稲関係ではかなりの面積が減って、あるいは耕作放棄地、不作付地がかなりふえているんだなというふうに私自身は認識をいたしております。 今ここにアンケートの集計をきょう初めて見させていただくんですけども、アンケートの集計が出ました。これで本当に非常に悩ましいといいますか、大変な状況に陥っているなというふうな感じがいたしております。特に、設問の13ですか、経営に必要なものは何だと思いますか、わからない、72%ですか。どうしたらいい、こうしたらいいと、ある意味ちょっと意欲がないのかなというふうな気もせんことはないんですけど、本当に非常に大変なことの現実を示されたのかなというふうに感じております。 こういうふうな現実を踏まえて町長にお尋ねをいたしますが、今まで国であるとか、もちろん町も含めてかもしれませんけども、6次産業化あるいは企業化というふうな企業の参入をというふうな方向が国なんかでもかなり示されております。町の現状と、特に企業化というと農家と全く離れて企業化されてしまうというふうな、建設業者の方なんかが入って、もちろん以前農業をされてた方を雇用されたりしてするというふうなこともあり得ますけども、こういうふうな動きについてどういうふうなことを考えられとるかなということと、もう一点は、町の基幹産業であるというふうなことを位置づけられておりますし、私自身もそうであってほしいなと強く希望をしておるわけですけども、農業が疲弊するということは地域の経済自体も疲弊しますし、人口あるいは高齢者対策等々についてもひっかかる部分が、特に中山間地では多いんではないかなというふうに思っております。考えられるピオーネを一生懸命推進するんだというふうなことなんですけども、そういうふうなものも含めて農業の将来像、今までこういうふうな、集計的にはちょっと今時間がないんでただちょっと聞き流すというふうな感覚でのことかもしれませんけども、将来像どうあるべきかというふうなことを検討していただければと思うんですけど、もし今ここでできることというか、考えられていることがあればお答えをいただきたいなというふうに思っております。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 農業に対する意欲がどうかということですか。そうじゃなくて、これからの将来像がどうかということですね。 岡田議員実際に農業をされておりまして、私よりはよっぽど現状についても詳しいし、先を見通す力もあるんではないかと思いますけれども、私なりにそれでは答えさせていただきます。 今農業の問題でございますけれども、奨励品種、美咲町においては黄ニラとかアスパラとかピオーネが奨励品種となっております。そういう意味で、この3品目につきましては県の奨励品種でもございますし、町も力を入れておるところでございます。最近になりまして黄ニラをやってやろうという人が部会もふえて、人数もふえてきたということで、我々もいいことだなと、このように思っておるところでございます。米つくりからこういうものに転化したらどうならというようなことも思うんですけれども、なかなか労働力の問題、そして資金の問題、いろんな問題の中からなかなか踏み切れないというのが現状だと、このように思っております。そういうことから、今の段階におきまして町としては農家の方々、米づくりの農家の方々に一番できる方法といいますと、いろんな補助金がある中でその補助金を取ってくると。その補助金に対応できるような農業体制にしていくというしか今の段階ではないんかなと。町独自で農業政策に力を入れていけということかもしれませんけども、農業政策につきましてはかなりの莫大な費用が要ります。町単独でやるということにつきましてはなかなか難しいかなと。そういう意味で、県、国の補助金をいただきながら、またそれぞれの草刈りとかそういう面につきましての特権がある直接支払制度ですか、それから環境とか水と農地、そういうような関係のことを奨励していくということしか今の段階ではないんではないかなと、このように思っておるところでございます。あとにつきましては、それぞれが意欲を持っていただいて、それぞれピオーネを美咲町それぞれ奨励しております。そういうことで、その意欲を持ってやっていただける人がありましたら、我々は相談に乗れることは十分相談に乗っていこうと、このように思っておるところでございます。 回答になりませんけれども、私なりの考え方を示させていただきました。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 岡田議員。 ◆13番(岡田壽君) 町単独の補助は困難というふうなことでございますが、1つちょっと気になるのが農業公社のことがございます。農業公社も今全町に拡大するというふうなことで町の振興計画の中にも、貝阿彌議員がされましたけれども、振興計画の点検ということをされましたけども、元気な農業ですか、通信簿の30では10%が元気な農業ですよと17年当時答えられて、その後20年ですか、20年には60%にするという振興計画の目標が出ておりましたけども、この前の通信簿の点検ではその分野には全く触れられてないということはそれは調査をされていないというふうなことだろうと思いますけども、非常に大きな60%の目標を、元気な農業になりましたというふうなのを60%の目標に掲げられていたということは非常に頑張って農業政策に取り組むんだなというふうな意味合いではないだろうかなというふうに解釈をさせていただいたんですけど、その中で今言いました農業公社について、これから先どういうふうにされていくのか。私も農業公社に一応関連しておるんですけども、ぜひとも温かいそういう、特に水稲関係が中心になると思うんですけども、水稲関係について現実を言いますと、なかなか町の補助というふうなことでなしに県の補助あるいはいろんなとこの補助制度を探すんですけどなかなかございません。恐らく農業公社もそういう面では非常に苦労しとると思います。農協も旭のライスセンターがそろそろ危ないよというふうな話も聞きました。となると、どこに頼ればいいんだろうかな。中核農家の方も恐らくいろんな意味で頑張りたいんだけどなかなかそういう資金的なあるいは補助的なものが少なくなってるんで、非常に困難な苦労をする面が多々多いんだと思うんです。今回も農業公社の中でもそういう話が出ております。ここらあたりをどういうふうに町長はされていくんだろうかなというふうなことをちょっとお聞きできればなと。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) さきの通信簿30の中でありました農業関係については23年に調べてないんじゃないかということでございますけど、あれは教育関係のことだけを調べて抜粋しとりますんで、あれの全部、振興計画の全部の通信簿を再確認したということではないように理解をしてください。 それから、今質問がありました農業公社の件でございまして、それこそ私も理事、岡田議員も理事という同じ立場でございまして、農業問題につきましては岡田議員に尋ねてみたいがなというような逆の方向考えておるところでございます。 農業公社の役割、私はこれから大変重要になってくると思います。中核農家の方はええとこだけは請け負っていきます、やりやすいところだけは。それで、端のほうのやりにくいところについてはよう受けていかないということでありまして、ある程度の部分についてはそれは農業公社が引き受けていかないかんのじゃないかなというように私は思います。そういうことによって国土が保全されたり、水の涵養ができていくというように私も思っておりますし、米づくりばかりではなくて、その町のそういう景観も必要な、草ぼうぼうよりはそういうものをつくっていかにゃあ、していかにゃあいけんのじゃないかというように思っております。そういうことで、私はこれから町の持ち出しも多くなると思います。しかし、やはりそれは各農家のことをお守りするという意味では仕方ない出費、仕方ないというたら失礼な言い方ですが、必要ある出費につきましてはしていかにゃいけんのじゃないかなと、このように思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 岡田議員、もう済んだんじゃないかな。まだあるん。            (13番岡田 壽君「まだあります」と呼ぶ) 岡田議員、再々質問。 ◆13番(岡田壽君) 農業公社のことなんですけども、農業公社充実させると言いながら実際には職員が事務が1人と職員が1人しかおりません。動ける職員が1人ではどうにもなりません。そういうふうなことも含めて農業公社の組合長、理事長ですか、そこらあたりと検討しながらよりよい方法を考えていただければなというふうに思います。 特に、稲作が何といってもまだ基本になるのかなというふうに思います。いろんな特産品づくりで成功した例も多々あるとは思いますけども、瑞穂の国と言われますが、そういう国の中で稲作を中心としながらほかの作物を考えていくというふうな発想でないとなかなか僕は難しいんじゃないかなというふうな感じがするんです。昔の農家というのは牛がおって畑があっていろんな田んぼがあって大豆つくったり麦つくったりというふうないろんなことをしょうりました、昔はね、百姓というふうな意味合いで。ある意味それを美咲町全体に拡大していく。昔だったら一軒の家の中で全てのものをやりょったんですけども、そういうような美咲町全体の中で畜産業もあり養鶏もあり、そういうふうな関連づくりを、牛だけ僕は飼ようりますよというふうな、単独で切れてしまうんでなしに、稲作農家と連携するとか、そういうふうな一軒というの、副町長言われたようにチーム美咲じゃございませんけども、チーム農家というふうな感覚でのことが必要なのかなというふうに思われます。そういうふうな意味で、こういうふうな現状を考えながら、きょう資料もらったばっかしなんで何とも私も頭の中が、非常に莫大な資料で混乱しとりますので、またご相談させていただければなというふうに思います。ということで、よろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(三船勝之君) ご苦労でした。 以上で13番岡田議員の質問を終了します。 続いて、6番染山議員の質問に行きます。 6番染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 6番染山朝子です。どうぞよろしくお願いいたします。 私は、このたびは非常に簡単な、しかも住民から直接ぜひこのことはという要望を込めた内容を幾つか質問させていただきます。 最初に、副町長のほうから不祥事云々のときに本当に朝メール、夕メールという、そういうふうな形の中で一日一日を大切にしていくという意識改革、そういう教育をなさっていらっしゃると。そのことを私お聞きしまして、非常に心強く、本当に一日一日を大切にお仕事をなさる皆さん方の気持ちが一つになっているんだなあということで、非常に心強く思ったところでございます。そういう点で私はすぐ感動するたちでございますので、その点はやはり皆さんの思いが一つになるということが大きな、これからの行政にも非常に大きな活力といいますか、皆さんがやる気になるということでいいことだなあと思いました。まずそのことをお話をさせていただいて、幾つかの問題について質問させていただきます。 最初に、投票所が変更されますので、県知事選挙から変更になる箇所、地域で、交通手段を持たない方が心配されているので、送迎時刻表を早く示していただきたいという、そういうことをおっしゃっている住民の方がおられますので、安全・安心なまちづくりのためにも国民の権利としての投票が本当にスムーズにいくように、このことをぜひお示しいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。 染山議員の投票所変更に伴う問題についてというご質問でございますが、平成24年9月1日からは美咲町の選挙管理委員会において投票所の変更が行われております。まず、目前に迫っておりますのが岡山県知事の選挙だろうというふうに思っていますが、県知事選挙から投票所が変更になる地域で交通手段を持たない方が心配されているので、送迎時刻を早く教えてほしいというご質問だと思います。ご指摘のとおり、今までの投票所から新しい投票所ということで変更になります。今回につきましては、その投票所から新しい投票所、前の投票所から新しい投票所につきましては送迎を計画いたしているところでございます。 さて、ご質問の時刻表の公表ですが、現在事務方のほうではいろいろと協議しております。方向性といたしましては、選挙管理委員会の了承がいただけた段階で10月の広報紙には掲載を予定しておりますし、告知放送もする予定というふうにしております。それから、当日は投票所にも表示する予定というふうにはしております。これまだあくまで予定ですが、選管のほうの了承が得られ次第こういう方向で進めたいというふうに考えております。 ただ、ご留意いただきたいのは、この送迎はあくまで旧投票所と新しい投票所を結ぶものであります。それから、これに伴いまして個々のご自宅に迎えに行ったりするものではありませんので、ご留意はいただきたいと思います。また、福祉巡回バスといいますか、自宅からかえって支所に行ったほうが近いという方がございましたら、期日前投票もございますので、本庁及び支所のほうにこれをご利用いただいていかれてもどうかと思います。 いずれにしても初めての試みなので、利用状況、利用者の方の声などをいろいろいただいて、今後の運行の仕方についても検討していきたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 先ほど10月の広報紙でというふうなお話がございましたけれども、お年寄りの方は早くから計画を立てたい、そのほうが安心だからというふうなこともありますし、また期日前投票が多くなっているという点もありますけれども、やはり旧の投票所、集まっていたところに大きく表示をしていただくこととあわせて、広報紙などでお知らせをいただくということが大事ではないかなあと。皆さんの願いが本当に町政の中で反映されるように、そして県知事選挙ですので県知事さんを選ぶのに私たちがこの方を選ぶんだというのが本当に十分行使できるような形をとっていくためにはそういう形がいいのではなかろうかと思いますので、告示、公示にならないうちにもそういう手段は講じることができるのかどうか、その辺をお尋ねしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 難波総務課長。 ◎総務課長(難波寛治郎君) 先ほど公示前に時刻表の公表ができるのかどうかというご質問ですが、これにつきましてはもちろん町の選管のほうで取り扱う業務ですので、県選管のほうと協議いたしました結果、町のほうで独自に決めていただければよいということですので、承認が得られ次第そういう表示をしたり告知をすることは可能だと思います。 ○議長(三船勝之君) 再々質問ありますか。 染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 私は今まで投票していたところにも大きく表示をしていただくこともあわせてそういうことをしていただければということを申し上げましたので、広報紙と一緒にということももちろんですけれども、その辺はどうなんでしょうか。 ○議長(三船勝之君) 難波総務課長。
    ◎総務課長(難波寛治郎君) 失礼します。 染山議員の再々質問でございますが、旧投票所に大きな時刻表を張り出す予定にはしております。ただ、これがいつになるかということはここでは申し上げられませんが、このことは実施しようというふうには予定しております。 ○議長(三船勝之君) 染山議員、次の質問へ行ってください。 ◆6番(染山朝子君) それでは、次の質問に入らせていただきます。 次に、火葬場の手洗い所にジェットタオルの設置はできないかということ、これは住民の方が火葬場に行かれまして、それで手洗いがあるといいなと。火葬して骨拾いを済ませて、それを別に汚いものをさわるわけではないんですけれども、やはり一つの行事を行ったり、それから次の仕事に移るときには手洗いをするという習慣がついておりますので、住民の方がここにジェットタオルがあったらいいなというふうにおっしゃっておられましたので、私もその点中央地区にある火葬場と柵原地域にある火葬場に行ってみました。どちらもついてございませんでしたので、もしできることならそのことをお願いしたいということですので、住民の方の要望に応えていただきたいということでここで取り上げさせていただいております。よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 火葬場の手洗いの場所について、火葬場の手洗い所にジェットタオルの設置はできないかというご質問でございます。 柵原の場合は赤磐と美作と、そしてまた美咲と一緒にやっとって、火葬場組合がございます。その場で言わないとここではちょっと、私がつけますからつけませんからということは言えないと、このように思います。それから、町の分につきましては、ほかも調べさせていただきまして、いろんなとこにつけておるならばつけなければならないと、このように思います。ハンカチを一枚持っていっていただいて、水で洗うてハンカチでふいていただいたらええんじゃないんかと思うんですけれども、その辺もほかも調べさせていただきたいと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 私は中央地区にある火葬場に行ったときに、皆さんがハンドバッグ持ってて、そこでハンカチを出すとかいろんなことの動作の中でここにこういうものがあるといいなというふうにおっしゃってたんです。それで、やっぱり手を洗いたいという、そういう次の動作に移るときに、汚いものを焼却するんですから、骨拾いは神聖なものですけれども、やはり手を洗いたいという。それで、ハンドバッグがいろいろなハンドバッグを持っていらっしゃるかもしれないんですけれども、こういうものがあるとやはり皆さんが喜ばれるだろうというふうにおっしゃっておりましたのでここで取り上げさせていただいたんです。 それで、もう一つ、赤磐、吉井、英田ですかね、柵原との3町の組合議会のほうで取り上げるということもやはり大切なこととは思いますけれども、いつも町長は公平性ということをおっしゃるんで、こちらにつけたら向こうにもつけたらいいんじゃないかという思いを持っていらっしゃるんじゃなかろうかと思います。それと、3町の組合議員のほうに申し出ることも大切ですけれども、町としての思いをそこに伝えていただくということもありますし、柵原のほうには外にトイレがないんですね。だから、皆さん外が公衆便所のようになっておりまして、外で手を洗うことができないという、そういう事態もありますので、そういうことがどちらにもあるといいなという思いも含めましてそのご意向を町長のほうから伝えていただけるかなという思いでございますので、よろしくお願いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 熱意がよくわかりました。別にこだわるわけじゃないんですよ、するとかせんとかにこだわるわけじゃないし、これが例えば大きな問題にいたしましても、まず柵原の火葬場において大きな問題、駐車場がもっと広くなったほうがいいんじゃないかとか、建物を建てかえとかというときに、やはり3町で組合をつくっております。その組合の中でお話をさせていただかんと、この美咲町の議会の中でお話しするとことはちょっと舞台が違うんではないかなと。例えばそういうこと、細かいこと、設置すると10万円ほどだと思います。10万円ほどだから美咲がつけるけんとか、美咲がつけるとかという問題じゃなくて、大きな問題になったときもやはり3町でお話をしながら、組合議会もあります、そしてその中で議論していただくというのが正しい方向ではないかなと、このように思っておるところでございます。だから、組合議会へ出られとる議員さんについて、染山議員のほうから、おい、これがあったほうがえんじゃないかなというようなことをおっしゃっていただいてもそれはそれで構わんと思います。そういうことで、やはり舞台がそれぞれありますんで、その舞台でやはり解決していくということが必要じゃないかなと、このように思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 染山議員、再々質問。 ◆6番(染山朝子君) 町長の思いはわかりますけれども、やはり私は町長を通じて、責任者の町長がこのように考えるんだということをその火葬場組合のほうにおっしゃっていただければ、いや、そんなことは必要ないんだというふうに思われたら仕方がないし、私もその場に出ておりませんけれども、やはり公平性ということからしてこちらにも柵原にも必要じゃなかろうかという、こういう町長がいつも公平性とおっしゃるから、そういう立場からいっていただければいいんじゃないかという思いでございますので。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 別にこだわりょんじゃないんですよ。こだわりょんじゃないんですけれども、やはりここは美咲町議会の議場でございます。美咲町議会です。それで、火葬場組合につきましては2市1町でやりょうるわけです。また、舞台が違うわけです。じゃけえ、そういうものについてはそういうとこでお話をすると。それで、染山議員が私に言えというんだったら、この議会場ではなくて、個人的に言うてくだされば私はそれでええことだと思います。こだわってはないんですけれども、そういうようなけじめもやっぱり必要ではないかなと思います。別にこだわってこうだああだと言よんじゃないんですけども、筋論としてみたらそれが筋論かなということを私はそのように思いますんで発言させていただいとるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 染山議員、次の質問へ行ってください、それじゃあ。 ◆6番(染山朝子君) それでは、次の質問をさせていただきます。 健康づくりに関連して、私は前回の6月議会でも三重県でのいなべ市の研修後に健康づくりは地域づくりだという立場から質問をさせていただきまして、3地区それぞれ2カ所ずつのモデル的に運動指導員を配置して、それを実践するという、そういうご回答をいただいておりますけれども、やはりそこら辺でどういう構想でリーダー養成講座を続けてしていただくということが、今までもモデル地区というふうな形がとられたときにはそこの地域には根づいてずっと継続されても全体に広がらなかったという、そういう教訓もありますので、ぜひこのリーダー養成講座を実施してほしいという内容を一つ進めていただいたほうがより全体的に健康づくりができるんではなかろうかということで、ここでリーダー養成講座を続けてほしいという内容を盛り込ませていただきました。本当にいなべ市では健康づくり事業を外部団体に委託をして、そしてまた皆さんがやる気になって楽しみながら行っているという内容、非常に私もいいことをされているということを思いまして、この点でも補助事業で外郭団体に委託してしてもらってもいいんではなかろうかと思いますので、その点をお聞きしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長(村島眞由美君) 染山議員さんの健康づくりに関連してということでご質問いただきました。今年度から取り組んでいる教室についてご説明をしたいと思います。 この教室は、コロバン公民館という名称で町内6会場、具体的には打穴西地区、大垪和地区、それから中地区の川北地区、垪和地区、大戸上定宗地区、飯岡地区の6会場です。対象は日常圏域ニーズ調査で2次対象となった人とコロバン体操の指導員の方で、各会場とも25人前後の参加予定となっております。実施期間は9月末のスタートということで、半年間を1クールと考えております。目的は、運動機能の向上と口腔機能の向上で、教室終了後はその方たちが地域のサロン等で継続実施をしていくという考え方で行っております。この事業は、単年度だけではなく、今後3年間、また来年別の地域でということで、町内に広げていく計画を持っております。 次に、リーダー研修についてですが、健康増進課は愛育委員会、栄養委員会の組織育成及び介護予防においてコロバン体操の指導員の養成に力を入れております。健康づくりのリーダーとしては、これらの既存の組織を中心に今までの活動にプラスアルファしながら展開していくということが大切ではないかというふうに考えておりますので、今もセット健診等で愛育委員さんには早朝から協力していただいておりますし、栄養委員さんにも協力していただいているところなんですけども、そういう地域のリーダーを大切にしながら健康増進を進めていきたいと考えております。 また、健康づくり事業の委託についてですが、いなべ市が委託している元気クラブいなべのスタッフは、私も研修に行かせていただいて聞かせていただいたんですが、健康運動指導士とか保健師という有資格者がスタッフでいらっしゃる、そういうところに委託されておりました。先ほどお話ししました美咲町のコロバン公民館におきましても、町職員には健康運動指導士はいませんので、健康運動指導士の指導が受けるところにプロポーザルで応募していただいたところに委託して事業を進めていくということで、現在準備が整って9月末のスタートとなっておりますので、ご理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問、染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 非常にきめ細かくしていらっしゃるし、また今おられる愛育委員さんや栄養委員さんの方々にも協力を願うという、そういう内容的には美咲流というか、そういうことで、いなべ市が全ていいということではないんですけれども、やはりそのモデル地域だけにとどまらないような、全体にどうやって広げていくかということが大切じゃないかなと思うことと、それから半年間ですね、6カ月間ということでございますけれども、頻度がどういうふうな形でされようとしているのかという辺をちょっと教えていただきたいと思います。1カ月に1回とか、そういうふうなことだったらどうしても広がりにくいんじゃないだろうかという思いがありますので、よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 村島健康増進課長。 ◎健康増進課長(村島眞由美君) 先ほどお話ししました教室は2週間に1回ということで組ませていただいてますけども、現実に参加される方もなかなか頻度が多くなると出にくいということも言われております。対象者がやはり介護予防中心ですので、高齢者の方を一応イメージしておりますので、現在のところではこれで進めさせていただこうというふうに思っております。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再々、染山議員、ありますか。 染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 非常にきめ細かにしてくださることを期待をして、次の質問に移らせていただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) どうぞ。 ◆6番(染山朝子君) 私は本当にモデルとしての3カ年間が有効に使えるような形というものを強く望んでおきたいと思います。継続してというのがなかなか、3年間が終わったらもうこれでというふうな形にならないようにという思いを込めてこの質問をさせていただいておりますので、次の項目に移らせていただきたいと思います。 柵原星の里スポレクの看板についてですけれども、これは柵原総合支所の改築に伴って柵原星の里スポレクの看板が外されておりますけれども、幅広い活動を行っているので補助事業として作成されたと聞いておりますけど、その取りつけをされたいがどうでしょうかということで、どういうふうに位置づけておられるのか、その辺をお伺いしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 中西柵原総合支所長。 ◎柵原総合支所長(中西学君) 失礼します。 スポレク倶楽部の看板でございますが、昨年支所の改修工事を実施いたしまして、スポレクさんほか各種団体の皆さんは今文化センター別館に移転をいただきました。スポレクの看板でございますが、大きさが縦が約1メーター、幅が約6メーターぐらいあります。今までは文化センターに改修前は設置していたんですが、現在は外して別館の裏に置いてあるという状況でございます。この話、ほかからも少しそういう話が役場のほうからありまして、またスポレクのほうにもありまして、今は、今までもそうだったんですが、あの施設、町の文化センターでございますし、町の支所の施設でございますから、今までのように既設の看板を設置することについては今のところはお断りをしております。それで、今別館にはスポレク以外に各種団体の皆さんがたくさんご利用されておられますから、皆さんと協議いただいて、スポレクだけの看板でなしに各種団体の皆さんとの共用の看板を設置されるよう協議されたらいいんじゃないかなというふうに私はそういうふうに思っておりますが。 以上です。 ○議長(三船勝之君) 再質問、染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 地域総合型スポーツクラブという柵原星の里スポレクでございますけれども、全国では3,241の団体があるというふうに聞いております。いつでもどこでも誰でも、そしていつまでもスポーツやレクリエーションに親しむことで地域の皆さんが生きがいづくりや健康づくり、仲間づくりや、そして青少年の健全育成を通じて楽しく活気ある地域づくりを目指しているという、そういう点でも非常に我が町でも大いに誇りを持ってあの看板を上げることができたらいいんじゃないかというふうに私は考えるわけです。それで、メリットとしては、自分の体力や目的に合った種目が選べるので気軽にスポーツに参加できるということ、そしてまた身近な地域にあるので継続的に活動ができ、みんなが親しんでスポーツに参加できるということ、そしてまたお金や知恵を出し合い、自分たちで運営をしているという、そういう地域の方々のニーズにすぐ応えられるという、そういうメリットもあると思いますので、そういう点でやはり私は青少年健全育成という立場からスポレクが果たしている役割を、以前にも教育長のお考えをお聞きしたことがありますけれども、やはりそのことを位置づけるとみんなで話し合って看板をつけるかつけないかをそれじゃあスポレクの皆さんが聞いてからするようなものだろうかというふうに思いました。そして、やっぱり本当に健康づくりをしていく、これほど皆さんから親しまれ、そしてまたイベントや感謝祭などで実際に皆さんが参加して、そのたびに皆さんが感激やときめきを、感動を持って帰られるという、そういうすばらしい中身なので、それを総合支所はもちろんですけれども、教育委員会としてもどういうふうに位置づけるかということが非常に大事ではないかというふうに考えますので、その辺のお考えをお聞きしたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) スポレクの看板の件につきまして今染山議員のほうからのお話でございます。 おっしゃられるとおり、前にもお答えしましたけれども、さまざまな幅広い活躍の場を提供していただいてますんで、そのことについてはおっしゃられるとおりだと思います。ただ、事情が今までありました総合文化センターのほうから今度は分館のほうに場所が変わりまして、そのほうへいろいろな団体が、先ほど支所長がお話ししましたように、一緒に入っておりますので、そこへスポレクだけのがどんと、こういうのが恐らくいろいろな話があるんじゃないかと思います。いろいろな団体にもそれぞれ活動の目的がありまして、それぞれすばらしい活躍をされてますので、それもやっぱりお互いに我々も考えなきゃならんというふうに思っております。看板の扱い等につきましては、先ほど支所長のお話もありましたようなことをベースに、今後検討してまいりたいと思います。 ○議長(三船勝之君) ということでございます。            (6番染山朝子君「済みません」と呼ぶ) ほんなら、もう一回だけ。 染山議員。 ◆6番(染山朝子君) 私はやはりスポレクの方々が中心になってというよりも、やはりこういう目的で皆さんが望んでいらっしゃる位置づけも教育委員会としても教育長としてもこういうふうに位置づけているので、このことについて問題提起をするというふうな形の中でそこでリーダーシップをとってもらってというふうなことができるかどうかということをお尋ねしたいわけなんです。ただ、高圧的にこれをしなさいというふうな命令的なものでなくて、スポレクそのものが皆さんが本当に仕事終わってからでも本当夜8時までも10時までも自分たちがどういうふうにして健康づくりをしていくか、そしてまた皆さんに親しまれる内容にしていくかということを真剣に考え、ボランティアの方々がなさっておられるという、その姿を見て、私もすばらしい内容だなと。上からしなさいというふうな形でないということが非常にこれからの地域づくりに、そして健康づくりももちろんですけれども、望まれていることではなかろうかと思いますけれども、そこまでこぎつけるためにはやはり看板も遠くから教授の方やいろんな方が来られます。そういう教授の方も対等で、皆ボランティアだからみんな同じですよというふうな形の中で真剣に取り組まれ、そしてまたNPOの申請だとか、そういうこともなさっておられるんで、本当に私たちの地域に必要なものだなあということを感じますので、その辺はどうでしょうかということを思うわけなんです。 ○議長(三船勝之君) えらい看板にこだわるな。つけん言よんじゃねんじゃけえ。 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 染山議員さんのスポレクに対する熱意、よくわかりました。私もスポレク本当に一生懸命地域のスポーツ以外のほかのことについてもいろいろよくやっていただいておるなというのを私もたびたび来賓かなんかで呼ばれます。そういうときもたくさんの人がお集まりになっていろいろやられておる、それはもう十分そこでわかります。そうする中で、あそこの建物の中にスポレクも入っておるし、文化協会もおられるし、婦人会の方もおられるし、それから体育協会ですか、の方もおられます。同じようにおられるわけです。そういうことで、その4者がお話をしていただきまして、こういう看板だったらええとか、ほんならスポレクが今ある1メートルに6メートルですか、1メートルに6メートルの看板をそりゃあ皆さんがかけてもええがなと言われたらそれでええと思います。じゃけど、皆さんの同意を持ってそうすべきではないかなと。というのが、4つの団体が入っとるわけですからね。それで、もし建物一つの中にスポレクが入っとんだったらスポレクの看板かけても私はええと思います。その辺のところを一遍お話をしていただいて、その看板の大きい小さいとなるわけでございますけれども、その辺も十分お話をしていただければと、このように思っております。上から目線ではございません。要するにお話をしていただければと、このように思っております。 ○議長(三船勝之君) ご理解いただけましたか。            (6番染山朝子君「わかりました」と呼ぶ) それでは、終わってください。            (6番染山朝子君「それでは、終わります」と呼ぶ) 以上で6番染山議員の質問を終了します。 ここで、ただいまから3時まで休憩します。(午後2時47分) ○議長(三船勝之君) 休憩前に引き続き一般質問を継続します。(午後3時00分) ただいまの出席議員は16名です。 一般質問を継続します。 9番小島議員の質問に行きます。 9番小島議員。 ◆9番(小島洋征君) 失礼いたします。 今回私3点の質問を提出させていただいております。財政の問題、それから機構改革について、教育委員会のあり方、この3点について質問通告を出させていただいております。私が最後の質問者ということで、皆さん、執行部の皆さんもお疲れのところではないかと思いますが、幾ら頑張っても4時には終わります。4時10分前には終わりますんで、いましばらくのおつき合いのほどよろしくお願いします。 前置きはそれぐらいにいたしまして、まず財政の問題なんですが、これは改めてここで私が言うまでもないことかとは思いますが、さきの国会におきまして特例公債法案が成立しなかった。これが成立するとすれば、今後の臨時国会等でも開催されてやられるのかなというふうに思いますけれども、それを受けて政府のほうは予算、事業の執行を抑制してくれという話を各都道府県に出されたと。本来であれば2兆1,000億円は都道府県に渡る交付税分が実際に渡せるのは7,000億円しかならない。幸いなことにというべきかこれもわからないんですが、市町村についてはこれを削ってしまうと余りにも影響が大き過ぎるだろうということは市町村については従来どおり、当初の予定どおり配分されるということで、冒頭今回の補正予算につきましても町長からそのお話がございました。59億円何がしかの地方交付税が入ってくるということは確定したわけでございますが、やはり県にお金が入ってこないということになれば、岡山県のほうからも数億円、10億円前後でしたかね、補助金をもらう中で市町村も財政運営をしている、事業執行しているわけですから、この部分についてはもし国のほうから、あるいは県のほうから地方交付税がここまで減らされて事業執行ができない部分があると、市町村の皆さんにおかれましてもこういう部分がちょっと辛抱してくれんかというような話が来ておれば、その部分もここで説明をいただければというふうに思っております。 いずれにしましても、そういうことも踏まえながら考えますと、今後の財政もう厳しくなる一方だと。なおかつ、理論値からいっても合併特例の期限が切れて、26年度ですか、末には切れて、さらに5年後の経過措置を経てということですから、平成32年度ぐらいからは非常に厳しいというか、それまでも徐々に厳しくなっていきますけれども、財政規模を小さくしていかなければいけないというような形であろうと思います。 その中で、3点今回絞って質問をさせていただきます。この質問に当たりまして私が参考にしておる資料は、これはことしの24年度の当初予算を審議する特別委員会、予算特別委員会のほうで企画財政課のほうから配付された資料をベースにして質問をさせていただきます。よろしくお願いします。 まず、1点目ですけれども、合併以来財政指標ある程度よくなってきております。確かに町長たびたび言われますように、もう一、二年すれば17%台ぐらいまで落ちてくるかなということで、全体財政に占める公債費の比率は落ちてくる、その分多少は気持ち的に楽になるのかなということはありますけれども、どうも私なんか思いますのに、私が議会に出させていただいたんが14年前になります。その当時よく議論されていたのが、例えば公債費率、実質という言葉ついていなかったように思うんですが、公債費率15%を超えたら黄色信号ですよということがよく言われておりました。あるいはまた、経常収支比率につきましても70%を超えたら硬直化が進んでいるんで、事業をするに当たっては十分そのことを留意して予算組みをしなさい、事業執行しなさいというような考え方が通例、一般的であったというふうに記憶しております。その後国のほうも、その当時、私が議会へ出た当時が国債残高、発行残高400兆円ぐらいあったんです。それが合併までの5年、6年の間に600兆円を超えました。さらに、この数年で1,000兆円に及ぶというような形になっておりますんで、じゃあ国だけ借金して依存財源に頼っている我が町として借金せずに済むというわけにもいきませんから、経常収支比率にしても公債費比率にしても上がっていくのはやむを得ないということではあろうかと思いますけれども、やはり私たちが自立していく、地方の自立ということが言われていく中で、やはり健全財政をしっかりつくっていくんだという覚悟は必要であろうと思います。健全財政の指標として、国はこれで認めてくれるかもしれませんけれども、我々自身としてどういうふうな財政指標をもって財政運営に当たるべきかという考え方は明確にしておくべきであろう、こういうふうに思っております。 したがいまして、まず第1の指標自体を、見通すとなっておりますが、これ見直すです。見直すということですんで、よろしくお願いします。見直すと書いておりますが、実際には先ほど言いましたように、指標自体に頼っていたんでは余りいい方向にはいかない。国とともに共倒れということも十分あり得るのがこれからの時代ではないかという意味で書いておりますので、このことについてどういうふうにお考えを持っておられるか、町長の答弁をいただきたい。 次に、この資料にもあるんですけれども、もう基金は今年度24年度も積立金はできないだろうというのがこの24年度当初の資料にあります。幸いにして、23年度は幾らかの繰り越しができた。あるいは今回の補正を見ましても、3億5,000万円程度を繰り戻していっておりますんで、何とかかんとか赤字会計にはならずに済むかなというふうには思います。思いますが、繰越金をこれ以上積み上げる、その一部を基金に積み上げていくということは非常に難しい時代になってきよるんではないかなと思います。このことに対してどういうふうにお考えか。 それから、固定経費削減のために人件費をどう考えていくのか。職員の定数をどういうふうに考えていくのかということでございます。 この件につきましては、午前中、議長三船勝之議員のほうから質問もあったわけでございますけれども、これも見通しとして平成28年度の歳出見通しを見たときに、現在は先ほど三船議員に対する答弁では24年度が15億8,900万円ですか、総務課長答弁されましたかね。それが28年度、もう4年後です、この年度では11億3,000万円というような見通しを立てておられます。今より3億円違う。これできるんかな。定数につきましても、保育士等についての正職を何人かふやした結果、総員としてはふえているんだけれども一般行政職については7人ほど減員になっているんだという説明もきょうの午前中の三船議員の質問に対する答弁としてあったかと思います。そこらあたりをどう考えるのかということと、特に人件費の数字が何をベースにしてこういう数字が出ているのかわからないんですが、この歳出見込み額の調べと、これ見ますと、人件費が24年度の当初では14億5,647万6,000円という数字が上がっとる。ところが、先ほど課長がちょっと14億8,000万円になっとったでしょ。これ何でこういう数字の違いが出るんですかな。そこらあたりもあわせて説明してください。何を基礎にこういう数字を出されとるのか。15億3,700万円、この財政見通しの調べで言いますと14億5,600万円という数字が出とる。なおかつ当初予算の正職員の人件費としてはたしか14億7,000万円という数字を私頭の中に記憶しております。こう数字が変わったんでは、何をベースにして皆さんこういう今後の財政見通しを立てとるんか、さっぱりわからん。そこらあたりの説明もよろしくお願いします。 とりあえずこの3点について町長及び担当課長の説明を求めます。 ○議長(三船勝之君) 遠藤企画財政課長。 ◎企画財政課長(遠藤透君) 失礼いたします。 それでは、小島議員の財政問題をどう考えるかというご質問にお答えします。 まず、冒頭に小島議員のほうから交付税のことに触れられました。交付税は町村は100%配分ということで9月10日に入金を全額しております。その後のことなんですが、県につきましては3分の1を毎年9月、10月、11月と3分の1ずつ交付される予定になっております。 それで、国のほうにおきましても、医療、介護、生活保護費など負担の抑制はしないということになっております。しかし、国の裁量的補助金、普通建設事業などに充てると思うんですが、原則として新たな交付決定は行わないものとし、交付決定が済んでいるものであってもその補助事業の内容を改めて精査しまして、可能な限り執行の保留を行うということが来ております。これが県にも行っておりますので、県の補助金につきましても抑制されるおそれがあるとは思っております。そのことも今後の情勢を見計らって美咲町の財政の執行も考えていくようになると思います。 それで、最初の質問でございますが、指標全体を見通すということで私のほう考えとったんですが、見直すということで言われておりますが、国のほうから出ております公債費負担ですね、この辺はいいとしまして、小島議員が言われた経常収支ですね、ここらあたりは美咲町86%とかなっておりますので、硬直化が進んでおります。公債費の返還が大分済んできますので、ここら辺は何とかなるかなとは思いますけども、80%以上にはならないような形にしていきたいなと思っております。 それから、2番目の繰越金を見込めなくなる状況におきまして赤字予算を組み続けることはできないということで、予算的に見ましてもだんだん繰越金は少なくなると思います。ただ、繰越額の2分の1以上は積み立てるか繰上償還を行われなければならないという形になっておりますので、その分については積み立て、繰上償還に充てるようになると思います。            (9番小島洋征君「繰り越しが出ればということ」と呼ぶ) そうですね、はい。 美咲町としましても財政調整基金など積立金があります。赤字予算を組み続けてこれがゼロになるようなことには絶対にしてはならないと考えておりますので、収入が少なくなれば支出のほうも抑えていかなければならないという形で思っております。何年かは赤字の予算になるかもしれませんが、最終的には赤字の予算にならないような支出を考えまして、長期で持続可能な予算を組み続ける必要があると思っております。 それから、先ほど人件費のことで、見通しのことで人件費のことを言われたと思います。議員さんにお配りしたのは、平成23年8月に策定をした財政運営適正化計画だと思います。そのときに24年度の人件費につきましては、退職の2分の1か退職未補充ということで計画を策定をしておったと思います。これ以降も退職はおります。計画的には退職者の2分の1を補充するという形の計画にはなっておると思います。この計画につきましても、ことしの8月に財政運営適正化計画ということで平成29年度までの見込みを作成をしております。それから、実質公債費ですが、18%を超えておりますので、地方債を借りるために必要な書類としまして公債費負担適正化計画というもの、これは国のほうへ出すんですけども、これも平成29年度までの計画を今年度策定をしております。 以上ですけど。 ○議長(三船勝之君) 再質問、小島議員。 ◆9番(小島洋征君) いろいろ説明されるんですけど、特に財政の問題、やっぱり人件費にかかわらず、やっぱりデータベースっていうものをしっかりしたものにしておくということと、これから、昨日でしたか、貝阿彌議員のほうから振興計画についての質問もあったかと思いますが、25年度から新たな振興計画を策定していく。もう既にその作業に入っておられると思いますけれども、それをやる場合にやっぱりこういうのが参考になるわけでしょ。財政を基礎にした上でどういうふうな事業を進めていくかということでもろもろの振興策を決めていく、協議していくということであろうと思う。そのベースになる数字がどうもよく、これはいつつくった資料だからとかというふうなことで答弁が返ってくるんであれば、いささか危なっかしいなという気持ちがしております。先ほど経常収支比率についても、今ちょっと86%か9%ぐらいまで落ちてきましたわね。ずっと100%近かったと思います、合併直後。            (「そんなにはなかった」と呼ぶ者あり) だったかな。ちょっとそれは記憶間違いだった、ごめんなさい。この資料見ますと、平成28年の経常収支比率の予測は相変わらず92%なんですよ。幾らか変動要因はあると思います。国の政策が変わってきたり、あるいは政策的に本当経済対策ということでまたこれとは別途のお金が入ってくればこの数字も全部変わってきます。変わってきますから、こだわりはしませんけれども、やはりここらあたりもマニュアルどおり計算していけばそれを一般的には理論値で言えばということでしょうけれども、こういう数字が出ますよということだけでなくて、私が言いたいのは、やはりうちとしては、美咲町としてはこういうふうな政策をとりたいんだけれども、財源の推移を予測する中でこういう方向性をしっかりしたものを持ちたいんだと。それぞれの財政指標についても10年後にはこうしておきたいと、こういう主体的なものが欲しいんです。それが自立への第一歩だと思いますよ。それをやらなかったら国の政策に常に翻弄され続ける、そういう自治体になってしまうということだろうと思います。 ですから、3番目に書きました赤字予算の組み方、今後繰越金そのものが見込めなくなる。これまで合併以来6億円、7億円の基金を崩して予算組みしてきました。幸いなことに交付税も想定したよりも多く入ってきたといったようなこともあって基金も積み上げてきた。基金も当初崩したものも年度末にはきれいにまた基金のほうへ戻せたという状況で推移してきました。今後それは非常に厳しくなるんではないですか。そこらを町長のお考えも伺いたいんですが、ことし3月の新聞でしたかね、美作市あたりが合併特例法の期限切れを待たずにその前に前段から赤字予算は組まない方針だといったような新聞記事、これ皆さんもごらんになった方多々あろうかと思いますけれども、そういうふうに将来設計を既に具体的に取り組んでる自治体も数多くあろうと思います。早急にその姿勢を鮮明に出していただきたい。町長、よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 失礼いたします。 財政問題でございます。小島議員はもう決めつけてしもうて、赤になるんで、赤になるんだと、こう決めつけられて……            (9番小島洋征君「いや、決めつけとんじゃないです」と呼ぶ) どういうことになるんかというのが……            (9番小島洋征君「だから、それは変動要因もあるでしょうが、これを見るとそうですねということです」と呼ぶ) それで、実質公債費率の状況というのを県に申請しなければなりません。そういうことで、計画と見直し後というようなことでございまして、平成24年度、これにつきましては美咲町の場合は実質公債費率、いわゆる3年平均といたしまして17.3%だという予想がつきます。過去の計画におきましては22.3%だったということでございまして、5%ほど実質公債費率が下がったというようなことでございます。将来負担比率につきましても、24年度につきましては104ということでございまして、かなり下がってきておるということでございます。そういう指数で、なぜこういうような指数が出てきたかといいますと、やはり経済危機対策が大きかったなというように考えておるところでございます。 それと、1点明るい、明るいといったら住民のために怒られるわけでございますけれども、松田議員のご質問のときに消費税、消費税につきまして8%、10%になるというようなことでございまして、それに対しまして消費税分の中から交付税分も出ております。国税5税の何%かと、それから交付税の中からも何ぼか出ております。それを合算したものが交付税で出てきております。それと、地方消費税地方消費税は現在の場合は5%の中の1%は地方消費税になってる。要するに20%ですね、20%が交付税の中に地方消費税として町に来ておる部分がございます。それを合計をいたしますと、26年に8%になりますけれども、消費税が。これが消費税分の中から1.18%が1.4%になると。それから、地方消費税分については2.18%が3.1%になるということでございますし、平成28年につきましては消費税が10%になるんだというようなことでございまして、その中におきましては消費税の中の交付税分におきましては1.52%、それから地方消費税分については2.2%になるということでございまして、すなわち現行が消費税分と地方消費税、消費税の中の交付税部分と地方消費税部分を足したものが今2.18%来ておるということでございますけれども、これが3.1になり、3.1ということは1%上がるわけです。それが平成28年には3.72%になるというようなことでございまして、今からでいいますと、現行5%から10%になりますと約1.48%今よりは消費税が多く来ると。消費税の中の交付税部分が多いくなるというようなことも出ております。そういうことも一つ加味してこれからも予想を立てていかなければならないなと、このように思っております。あくまでもこれも予想でございます。それは当然そうでございまして、5年先のことはわかりません、どねえなっとるかですね。そういうことの中から平成29年、29年まで県がその指標を出しなさいということでございます。その指標の中には平成29年には実質公債費率が単年度におきましては14.1%、3年平均で15.1%、それで将来負担比率につきましては47.6というような数字が今のところ出ておるということでございまして、何もこれ当てずっぽうで書いた数字ではございませんし、計算の積み上げでございまして……            (9番小島洋征君「当てずっぽうだというつもりはないんです」と呼ぶ) 係数の積み上げでやった数字だというようにご理解を願いたいと、このように思います。 ○議長(三船勝之君) 再々質問、小島議員。 ◆9番(小島洋征君) 町長のほうはかなり楽観的な見通しを持っておられるなという印象を持ちましたが、別に今の数字が、指標が当てずっぽうな指標だというふうには思っておりません。私が言いたかったのは、やはりこの指標を持って国、県は美咲町の財政判断をしてくるだろうということでしょうけれども、そうではなくて、主体的に我々としてはこういう方向性を持った財政運営をしていこうじゃないかといったものをきっちり打ち出していくというのが自立への道ではないかなということを申し上げたかったわけでございまして、そこのところは誤解のないようにしていただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 今経常収支比率を申されまして、事業が多いときには、事業がたくさんやっておるときには80%ぐらいになってきますわね。事業がなかったら経費比率が上がりますんで85ぐらいになっております。それで、今の段階におきましては臨時財政対策債ですか、それも含めて構わんということで、100%来る分ですからね、それも含めて構わんということでそういうような数字になっております。 また、単年度赤字になるんではないかなと、24年度は辛うじてならなかったけれども、ごめんなさい、23年度、23年度は辛うじてならなかったけれども、24年度はなるんではないかなという……            (9番小島洋征君「いや、24年度は何とかとんとんではいけるだろうなとは思っております」と呼ぶ) いや、私はとんとんとは思ってないです。            (9番小島洋征君「今回の補正を見た限り」と呼ぶ) とんとんとはなりません。かなり余剰金が出ると、このように私は理解をしておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) それでは、3回が済みましたが、次行かれますか。何かこの中で。 ◆9番(小島洋征君) 本当はもう少しここのところやってみたいなという思いはあるんですが、次の質問も大切な質問であろうと思っておりますので、今回はこれでやめておきます。次に移らせてもらいます。 ○議長(三船勝之君) 次の質問へ行ってください。 ◆9番(小島洋征君) 次、機構改革について。 職員の削減につきましては、これは合併協議のときにいろいろ協議がなされたんですけれども、あらかじめ言われておりました総合支所方式とったら効率的な行政組織にするには時間かかりますよということはありました。その一方で、本庁方式をとったら周辺が急速に寂れていくんじゃないかということも懸念されるといったようなこと、またあわせて合併協議の期間が短かったというようなことも含めまして、駆け足で決めた関係もあったかと思います。私その委員会の中に入っておりませんでしたのでその中でどんな議論がなされたのかつまびらかにはしませんけれども、やはり今から考えれば合併協議のときに本当にこの部分は実際にどういう姿が将来想定されてくるのかをしっかり協議すべき、議論すべき課題ではなかったのかなということで今では思っております。 この機構改革につきましては、これも三船議員のほうから質問が出されておりまして、総務課の関係を統合したらどうか、総務、企画は一つにすべきではないかとか、情報交通課のあり方も問題じゃないかとかというような形で出たんですが、私今回とりあえずお聞きしてみたいのは、とりあえず行政の中枢は総務課であり企画財政課であろうというふうな基本認識を持っております。ここの部分を分けてやると何かとうまくいかない。昨年、一昨年まで企画財政課長だった難波課長と話をしても、いや、私はもう総務課に移りましたから企画財政のことは遠藤課長のほうに聞いてくださいというのが、これまでも2度か3度ありました。これでは困るんですよね。私は一部部制をしいてもいいと思います。我々と同等規模の和気町さんあたりが総務部を部制に、部にしているはずです。でしたよね。総務部総務課、企画財政課あるいはまちづくり政策課といったようなことで連携をとりながら運営していくというシステムを取り入れられております。それが1点で、ここのところは機構改革の中でも早急に手をつけて、心臓部が全体の組織に十分新鮮な血を送り込めるような形に持っていっていくべきではないかなという考え方を一つは持っております。 もう一点としましては、確かに総合支所方式、お互いの顔は立てにゃいけんというふうな思いもあったりしてこういう形になりましたけれども、今後の財政のここに出てくるもろもろも財政指標あるいは財政の内容等を見るにつけて、そろそろ人員削減にしっかりつながるような組織改革をしていく必要があるんじゃなかろうかなという意味で、部分的には本庁方式を取り入れた組織改革、機構改革ということも考えてもいいんではなかろうかというふうに思います。特に、事業課、建設課、上下水道環境課、環境課はまた別個に切り離すような形があっても、建設課、上下水道環境課については本庁方式をとって、支所においては日常的な地域の点検活動は常時やっとかにゃいけませんから、これはやらなきゃいけませんけれども、ゼロにするわけにいきませんけれども、そういうことをしていかないと作業の効率化はこれ以上望めんのじゃないかなというような懸念も感じております。もちろん一人一人の職員は一生懸命やっていると思います。やっていると思いますけれども、とかく漏れ聞こえてくるのは本庁の職員の愚痴、支所の職員の愚痴、折に触れて聞こえてきます。そういうものがある限り持っている能力を職員発揮できないだろうと思います。やっぱり前向いてようしやるぞという気持ちになるような指揮命令系統、組織形態というものを考えていかないとだめなんではないかなというふうに思いますので、この点よろしく説明をお願いします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) ちょっと待ってください。            (9番小島洋征君「時間延長してもらえん」と呼ぶ) 小島議員のご質問でございます。機構改革についてということでございまして、今具体的に何課と何課と何課は一緒になったほうがええんではないかと。我々もそのことについては、午前中の一般質問でもお答えしたように、やっていこうと思っておりますが、物理的に例えば健康増進課と、具体的に言いますと保健課が例えば重なるところが多いです。それで、一つにする、一つにする場所がないと、こういう問題も出て、物理的に問題も出てくると。            (9番小島洋征君「ですから、もちろんできるところを」と呼ぶ) だから、それも考えながらやっていかないかん、場所をですね、考えながらやっていかにゃいかん。 それと、やはり何遍も言いますように、今言う本庁方式にして支所は何人かだけでいいんじゃないかなというようなお話でございますけれども、私は合併したとき、17年に合併したんですけど、その前から合併協議をやりましたら久米南がああいう状態になって、1月から本格的にやったんですけれども、そういう中でやはり重大項目でありました本庁方式で、各支所につきましては総合支所方式にするということでそのときに合意をされとるわけですから、それからまだ7年しかたってないというような段階で、私は効率がいいからいいからだけでそれが果たしてできるでしょうかということでございます。例えば今柵原地区の人口は6,000人です。中央地区が6,900人です。職員の数は恐らく中央地区の職員の人が中央地区のことをやってる人が大半です。柵原地区のことは柵原地区の人がやっておられる、全部ですね。かなり職員数が違います。そういう意味で、やはり住民サービスがほんなら行き届いておるかということにつきましては、やはり人がおるだけ、人材があるだけ、中央地区の方のほうが行き届いておるというように私は思います。そういうようなこともありますんで、一概に今そうじゃから、こうだからという方向づけはやはりある程度審議に基づいて、そのときにやった審議に基づいてやはりそれを遂行していかなければ、何ぼ苦しくても最初に決められた大きな柱というものは絶対崩したらいかんと、私はそのように思います。 それで、今もう小島議員言われるように、赤字赤字で行くんならそれは考えにゃいけんと思いますよ、成り立っていかないんだから。そういうことで、そういう場合におきましては考えてもいかにゃあいけませんし、出のほうをとりあえず抑制していかにゃあいけん。入が少なくなれば当然出は抑制していかにゃあいけん。というような考え方もそこでやって、それでもだめなようなら今言う本庁方式にして、各支所には人数を少なくするというやり方しかないんかなというように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、小島議員。 ◆9番(小島洋征君) 本当やれさえするんであれば当然それは守っていくべきです。ただ、この財政指標を見てると、なかなかそうはいかないんじゃないかと。先ほどおっしゃった消費税の部分で交付税への算入額もこうだというようなことがあった。あるいは地方消費税についても1%か2%になるというようなお話もございましたけれども、ここらあたりについてもまだ徹底しているわけではないでしょうし、今後これがどういうふうに動いていくのか全くわからない状況なんで……            (町長定本一友君「決定しとる」と呼ぶ) 決定しとるんですか。            (町長定本一友君「総務大臣が言ってる。総務大臣うそを言わんでしょう」と呼ぶ) いや、わからんですね、最近は。最近はわからんです。 この指標を見ていても、公債費率じゃなくて扶助費なんかどんどんどんどんふえていっとんですよ。物すごいふえようですわ。ちょっと目がよく見えないんでここで数字言えませんけれども、いわゆる福祉にかかわる経費、高齢化がどんどんどんどん進んでいく過程でこれはもう不可避的に、義務的に出していかなければいけない経費はどんどんどんどん膨らんでいくと思います。そこらのとこ十分踏まえて、ちょっと待ってくださいよ、これ質問終わりますから、あと10分なりましたんで。いずれにしても、今既に25年度からの振興計画の策定に取りかかっておられるだろうと思います。その中にやはり今後美咲町は向こう8年間をどういうふうな形でつくっていくんだという工程表の中にやはり検討課題としてこういう提言もありましたよという部分も踏まえて、そうしたやはりこういう段階を追った工程表というものはつくっておく必要があるだろうと、こういうふうに思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) そういうためにここで消費税が上がった分については医療とか介護とか子供とか子供支援に持っていくと。年間国ベースでは1兆円ずつ増加していくということの中でそういうものに持っていくということでございまして、当然美咲町の予算づけの中にはそういう医療とか介護とか、そういうもんがふえていくと思います。そういうための消費税でございますんで、ご理解をお願いいたします。 ○議長(三船勝之君) それでは、小島議員、次の質問へ行ってください。 ◆9番(小島洋征君) それでは、3つ目の質問に入らせていただきます。 教育委員会のあり方についてどのように考えておられるか、教育長並びに町長から答弁をいただきたいと思います。 これも私がここで改めて言うまでもなく、大津市で起こった問題が日々新聞、テレビをにぎわせるという時期が相当期間続きました。またあわせて、大阪市長橋下徹さんの教育委員会不要論というふうなものも出てくる中で、今教育委員会のあり方がどうあるべきかといったことについてはいろんなところで、いろんな形で議論がされているんではなかろうかなと思います。とりわけ昨今のそうしたいじめであるとか不登校であるとか学級崩壊であるとか、そうした問題に対して本当に教育委員会は力を尽くしているのかというような疑問の声もあろうかと思います。また、この教育委員会のあり方については、今回が初めてではなくて、かなり以前から各市町村にそれぞれ大も小も含めて教育委員会が今は設置されておりますけれども、こうしたものも例えば津山圏域、我々の生活圏であれば津山の教育事務所に統合して、そこで全て教員の配置等についてはやっていけばいいんじゃないかといったような議論もされてきたんではなかろうかと思います。またあわせて、教育委員会というのは町長部局、いわゆる執行部ですよね。一般行政部局とは独立の機関として設定されている。これは戦後からそうなったんだろうと思いますが、経緯はつまびらかにはしませんが、そもそもは思想信条の自由を確保する、あるいは教育の機会均等、人権教育を推進する、その場合に他のいろんな団体、思想から影響を受けない形での子供の教育にかかわってくださいよといったような意味合いで教育委員会ができたんではなかろうかというふうに思ってます。この辺につきましては、教育長もおられますし、もとはと言えばそうしたもの、先達もいらっしゃいますので、私がどうこう言うことではありませんけれども、いずれにしても実際に教育委員会というものがどう機能しているのかというのはなかなか住民からは見えないというのが現状ではなかろうかと思います。いろんなことを情報公開ということが今回大津の件でもいろいろ言われましたけれども、そうした点も含めまして教育委員会のあり方、現状はこうで今後はこうあるべきではなかろうかというお考えにつきまして教育長の答弁をまずはいただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 泉教育長。 ◎教育長(泉和男君) 小島議員の教育委員会のあり方についてのご質問でございます。 現在、今ご指摘のように、種々論議されておりまして、私どもも非常に重大かつ深刻な問題と受けとめております。大津市の痛ましい事件というものにつきましても、決してあってはならないことでございますけれども、一面ではまたどこでも起こり得ることだというふうに認識をしておりまして、学校内外の情報を事細かに集め、異常のサインを見逃さない感性が大事であり、万一の場合は人権尊重を第一に学校と教育委員会が一体となって迅速に、またできるだけ情報公開をしながら幅広く意見を集めて解決していくことが大切だろうというふうに思っておるところでございます。 さらに、事の重大性から教育委員会、今ご指摘のとおり、制度そのものにつきましてその存在意義を揺るがしかねない事態であるというふうにも認識をしております。ご存じのとおり、教育委員会制度につきましては、昭和23年の創設以来、変遷をしながら今日まで長い歴史がございます。町村教育委員会につきましては、都市教育委員会と違いましていわゆる事務局機能が十分とは申せませんし、委員会活動そのものにもおのずから限度もあります。しかしながら、より学校現場とあるいは生涯学習活動といったものに近く寄り添って、そして幅広いさまざまな活動を続けてまいりましたこともまた事実でございます。 美咲町教育委員会としましても、町当局並びに町議会の賛同を得まして本年度から指導主事を雇用していただき、事務局機能の強化を図るとともに、教育委員会の会議におきましても今日の事態を重く受けとめ、論議を深めてまいっておるところでございます。今後も引き続きご意見を伺いまして、よろしくお願いをしたいと思います。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 再質問、小島議員。 ◆9番(小島洋征君) 再質問する前に町長のお考えをちょっと。 ○議長(三船勝之君) 定本町長。 ◎町長(定本一友君) 教育長と同じような答弁になりますけど、私もそう言おうと思ったんですけれども、もうどこでも起こり得る可能性があると、このことはですね。もう恐ろしいことだなというように思っております。そういう意味で、指導主事もお願いしておりますし、うちも危機管理官をお願いしております。危機管理官にとりあえず学校回ってくれと。学校回ってその悩み事をその人に打ち明けてくれれば、子供がね。それから、いじめられとる現場を見たら注意するとか、そういうこともできるわけでございますんで、回ってくれというようなことも言っております。 それと、大津であったこと、それから札幌であったことの違いといいましょうか、これ絶対にあったらいけんことですけれども、やはりその後の善後策ですね、善後策に違いが出て大津はああいうようなことになったんかなというように思っております。後善策です。そういうことでああいうことになったんかなというように思ってます。とりあえずああいうことはどこでもある可能性があるということをもう一度我々も心の中に念じていかなければならないということで、学校の生徒を、子供たちを見詰めていかなければいけないんじゃないかなと、このように思っております。 以上でございます。 ○議長(三船勝之君) 小島議員、時間が来ましたので、最後の質問として。 ◆9番(小島洋征君) この問題、犯罪は社会のかがみであるということが言われます。社会の中にある矛盾が犯罪という形であらわれてしまうというような意味合いで使われます。同じように、やっぱりこれ子供の今の問題というのは大人社会を映すかがみであるというふうに私は思っております。大人社会のだめなところが子供のそうした行動につながっているというふうに言っても過言ではないのではないかなというふうに私個人的には思っております。そうした私の考え方がいいかどうかはともかくとして、いずれにしましても子供の問題非常に深刻な問題です。全力を挙げて教育委員会として頑張っていただきたいということとあわせて、先生方が少しでも多く子供たちと向き合える時間をつくるような方向性、指導というものを教育委員会内部でそれぞれの委員の先生方と協議をしていただく中で、研修研修で追いまくるんではなくて、それも必要なのかもしれませんが、やっぱり今必要なのは一人一人の子供と向き合って話をする、その子の心を知ってやる、見通してやる、それがやっぱり学校現場に一番必要なんではないかと思いますんで、よろしくお願いを申し上げまして、私の一般質問を終わります。どうも失礼しました。 ○議長(三船勝之君) ご苦労さまでした。 以上で9番小島議員の質問を終了します。 質問の通告は以上であります。 これをもって一般質問を打ち切りたいと思います。ご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三船勝之君) 異議なしと認めます。 ここで、矢木産業観光課長より発言が求められておりますので、許可いたします。 ◎産業観光課長(矢木史朗君) 失礼します。 先ほど一般質問で岡田議員の農業の状況についての中で、農林業センサス等でここ20年間の美咲町の動向はという部分で、対照表のほうを私のほうが一部読み誤っておる箇所がありました。後日対照表のほうを配付させていただき、訂正をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。大変失礼しました。 ○議長(三船勝之君) 日程第2、議案に対する質疑。 これから議案に対する質疑を行います。 順次質疑を願います。 2番松田議員。 ◆2番(松田英二君) 失礼します。2番松田でございます。 議案第97号平成24年度美咲町一般会計補正予算(第4号)、この中の34ページになりますが、教育費、小学校費の中の学校管理費の中に書いてあります数値について質問させてください。 私が一般質問の通告を出しましたのが8月31日でございまして、それから後にこの予算書が出てまいりました。先ほど教育長のほうから旭小学校等々の改造についての予算が今回の補正予算に計上されておられますという話でございました。この中の旭小学校管理費、小学校維持補修費300万円、それから美咲中央小学校管理費、小学校維持補修費150万円というのがそれに該当するもんだと思いますけれども、この予算は何をされる予算ですか、教えてください。 ○議長(三船勝之君) 桑元教育総務課長。 ◎教育総務課長(桑元芳郎君) 失礼します。 今お尋ねの補修費の関係でございますけれども、一般質問の中でも教育長のほうからご答弁申し上げましたように、旭小学校につきましては大規模改修に向けての委託料でございます。それから、美咲中央小学校の150万円につきましては、支援学級の環境への増築する関係の委託料というふうなことで計上させていただいております。            (2番松田英二君「どちらもそれ聞いた分ですね」と呼ぶ) そうです。            (2番松田英二君「議長、もう一ついいですか」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) どうぞ。 ◆2番(松田英二君) 通常ですと、国・県に対する補助金を申請する場合、恐らく今のうちから補助申請というものをしておかなければなりませんね。その際、基本的な図面をつけて申請をするということになると思いますけれども、今回の補正予算が成立するのが9月の末でありまして、そこから業者に委託をして設計図、基本設計ができ上がるのが早くても10月末ごろでしょう。これで国・県に対する補助申請、時期は間に合いますか。来年度整備されるという想定ですけど。 ○議長(三船勝之君) 桑元教育総務課長。 ◎教育総務課長(桑元芳郎君) その件につきましては、要望というような形で今出しております。それの基礎資料としても要りますので、それに向けて予算化しておるというふうなことでございます。 以上です。            (2番松田英二君「わかりました。ありがとうございました」と呼ぶ) ○議長(三船勝之君) ほかに質疑はありませんか。 8番山本議員。 ◆8番(山本宏治君) 8番山本です。 一般会計補正の17ページで、企画費の中のちょっと金額が大きいんで交通情報課長にお尋ねをしたいと思いますが、地方バス路線運行維持補助金ですが、ここで1,000万円。当初も1,000万円組まれておると思います。決算書を見ると1,480万円ほどだったと思うんですが、これはどういうことでの補正なのか、また関連がありますんで3件の特別会計のバス会計があると思います。その中で、利用料がちょっと減ってるのが2件、ふえてるのが1件だと思います。利用者が少ないんかと思いますが、その辺の何か状態が出てきてるのか、バスの分につきましては大まかで結構でございます。それで、この地方バス路線につきましては、詳細にわかれば1,000万円の用途についてお願いいたしたいと。 ○議長(三船勝之君) 鈴鹿情報交通課長。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) 失礼をいたします。 山本議員のご質問のほうにお答えをさせていただきたいと思います。 まず、最初の地方バス路線の維持費補助金のほうなんですけども、山本議員がおっしゃられましたように、当初のほうで1,000万円のほうを計上させていただいております。この内訳なんですけれども、現在この地方バス路線で美咲町内で2路線民間の事業者の方に運行していただいてます。柵原地域のほうを走ってます高下と津山スポーツセンターを結んでおります路線と、中央地域の亀甲と津山中央病院の間を結んでいる路線でございます。この亀甲と中央病院を結んでいる路線につきましては、昨年平成22年10月から中央のかめっち。バスにかわって津山まで走っていただいておる路線で、町の補助金の交付規則にのっとって今までこの路線については亀甲と三保の間を走っていた路線なんですけども、かめっち。バスが2便だったものを今4便、4往復をしていただいてます。その関係で、運行当時詳しい運行についての補助金等の話がまだ出てなかった関係で、昨年の3月の補正予算で五、六百万円の補正をしていただいて、その間の路線の補助金を支払った経緯がございます。この当初予算に計上する時点でその補助についての話がまだ煮詰まってなかった関係がありましたので、当初の予定では今までの過去の予算の計上で要求をさせていただいていたという事情があります。現在は補助金の交付措置も変更して、赤字額の3分の2をお支払いするという規則に変えております。吉岡線の路線につきましてもここで9月で決算になる、バスの路線については10月から9月までの区間での決算になる関係で、ここで大体1年間の運行の内訳がわかってくるんですけども、どうもそっちのほうの路線のほうの赤字が膨らむ見込みということです。その関係で約150万円、それから亀甲の関係につきましても3分の2の補助という関係で850万円というような補正予算の合計1,000万円というような要求にさせていただいてます。 それから、特別会計のほうの関係なんですけども、実際利用者の方については昨年1年間につきましても当初見込んでいた額よりかなりの利用者の減少がありました。その関係で、事業収入のほうの減少も見込んでいる関係もあるんですけども、実際ことしの運行について昨年12月にバスの運行について全部見直しして入札とかをさせていただいた関係で、当初の額よりは少なく済むというようなこともあるんですけども、その関係も含めての補正ということになっておりますので、ご了解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(三船勝之君) はい。 ◆8番(山本宏治君) それでは、先ほどの中央バス路線の分については、2路線、要するに沿線バスの分もこれは入っとん。柵原でなしに、もう柵原は吉井線かな、150万円は。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) 高下と、高下から津山のスポーツセンターを結んでいる路線、中鉄北部バスさんが運行していただいている路線です。これが当初大体850万円程度の運行に対する補助の予算を計上させていただいてました。 ◆8番(山本宏治君) ことしの決算書1,480万円ほどですけど、それよりはふえるということですね。 ◎情報交通課長(鈴鹿滋君) そうですね、ちょっと待ってください。昨年が中鉄北部さんが約880万円、それと亀甲の関係のほうが540万円ほどの金額でございました。ですから、毎年幾らかずつ50万円から100万円くらいの単位で吉井川線の路線のほうも赤字がふえてるというのが利用者の減少とかに伴って負担額がふえてるというのが現状です。 ◆8番(山本宏治君) 総務委員会でよく説明してあげてください。 以上です。 ○議長(三船勝之君) ほかに質疑はございませんか。 9番小島議員。 ◆9番(小島洋征君) 失礼します。 2点ちょっと説明をしてやってください。 1つは、26ページ、款4衛生費のうちの項2清掃費、目3塵芥処理費。ここでは1点は、ごみ収集委託料204万2,000円っていう数字が上がってますね。これは先ほどのバスじゃないですけども、臨時管理費のような形で上がってくるんならわかるんですが、この時期恐らく中央、旭地区のごみ、塵芥処理費についてはもう一切分担金というふうな形でそれぞれの一組のほうに当初で予算組みして放り込んでいきますからこういうことは起こらないんですが、まだ柵原の場合こういう問題が起こるんですが、委託料として出てるんでこの時期委託料はどういう新たな事業が加わったのかなということが1点。 それともう一つは、29ページ、款7商工費、商工費の中で目3観光費、この右側の説明欄に施設費として農村型リゾート整備費1,500万円という数字が上がっております。ここにつきましては、昨年でしたかね、パン工房をつくるということで基金を積み立てておった部分を崩す中で1,000万円少々の、このときは屋根の補修も含めてということだと思いますが、これをやったばかりで新たにここでまた施設費として1,500万円も上がってきている。何をどうするのか、ちょっと見当がつかないんで、簡単に説明していただけたらというふうに思います。 この2点についてよろしく。 ○議長(三船勝之君) 中西柵原総合支所長。 ◎柵原総合支所長(中西学君) 失礼します。 26ページのごみ収集の委託料でございますが、これは柵原地域のごみ収集の委託料ということでございまして、現在、済いません、ちょっと資料が出てこんのですけど、5名常時、5名の方で収集業務やっていただいておりますが、ここ最近のごみの量が非常にふえてきておるということと、プラスチック、紙類のリサイクルのための分別業務というのが非常にふえておるということで、1名10月から増員したいと、人数をですね。作業員を増員したいということでの委託料でございます。            (9番小島洋征君「6人態勢でごみ収集をやるための委託」と呼ぶ) そうですね、そういうことでございます。 ◆9番(小島洋征君) ちょっとよくわかりません。西部衛生なんかごみが全体的に減ってきてるんで、どんどん。減ってきてるんで、柵原だけどうしてふえるんかなというふうなこともようわかりませんが、これは委員会の中でしっかり、関係の委員会の中でやっていただきたいと思います。 ○議長(三船勝之君) 次の説明。 清水柵原建設課長。 ◎柵原総合支所産業建設課長(清水史郎君) 失礼します。柵原産業建設課長の清水でございます。 小島議員さんの議案質問でございますが、ページ29ページ、商工費の目観光費、施設費の農村型リゾート整備費1,500万円の件でございますが、これにつきましては南和気荘の体育館の改修工事の屋根と外壁の補修をするということの工事請負費1,500万円を今回補正をお願いしたものでございます。 南和気荘でございますけれど、ことしの4月に補正予算を50万円いただきまして、委託料としましてパン工房の設計監理費をお願いしたと。その後6月補正におきましてパン工房の建設工事とパン工房の備品の購入費を補正をしていただいたということで、今回は1,500万円につきましては体育館の屋根だけを補修する工事を計上させていただいたということでございますが、おわかりいただけますか。 ◆9番(小島洋征君) 内容はわかりました。ただ、そういう1,500万円というふうな大きな数字であるならば、本来当初のほうで予算要求する中でやるべき事業ではなかろうかなと。 ◎柵原総合支所産業建設課長(清水史郎君) それが雨漏りがしたから急遽ということなんです。 ◆9番(小島洋征君) 今までは全く雨漏りなかったんですか。 ◎柵原総合支所産業建設課長(清水史郎君) なかったんです。
    ◆9番(小島洋征君) 急遽し出した。 ◎柵原総合支所産業建設課長(清水史郎君) そうです。突然雨漏りがし出して、それで直さにゃいけなくなったということから始まったものです。 ◆9番(小島洋征君) わかりました。 ◎柵原総合支所産業建設課長(清水史郎君) よろしくお願いします。 ○議長(三船勝之君) これからはこういう場合には雨漏りのことじゃな。 ほかにございませんか。            〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三船勝之君) これで議案に対する質疑を終わります。 日程第3、美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の設置についてを議題とします。 お諮りします。 このことについて平成23年度の決算審査が終了するまで議員全員16人をもって構成する決算特別委員会を設置し、決算審査をしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三船勝之君) 異議なしと認めます。よって、本件については議員全員16人の委員をもって構成する決算特別委員会を設置することに決定しました。 日程第4、美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長及び副委員長の互選についてお諮ります。 本件については議長において指名することにしたいと思います。これにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三船勝之君) 異議なしと認めます。よって、本件については議長において指名することに決定しました。 去る9月4日開催の議会運営協議会で審議されていますとおり、美咲町歳入歳出決算認定特別委員会の委員長に1番金谷議員、副委員長に9番小島議員を指名します。 日程第5、議案並びに陳情等の委員会付託を議題とします。 お諮りします。 町長から提案されております議案第91号から議案第128号までの38議案及び陳情、要望等の4件については、お手元に配付している付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会並びに歳入歳出決算特別委員会に付託し、審査することにご異議ありませんか。            〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(三船勝之君) 異議なしと認めます。したがって、議案第91号から議案第128号までの38議案及び陳情、要望等の4件について、それぞれ所管の常任委員会並びに決算特別委員会に付託し、審査することに決定しました。 以上で本日の日程は全て終了しました。 今後の日程につきましては、9月15日から9月27日までを休会とし、9月28日午前9時30分から本会議を再開します。したがって、休会中に各常任委員会、歳入歳出決算特別委員会を開催し、付託案件の審査をお願いします。 本日はこれで散会します。(午後4時15分)...