鏡野町議会 > 2019-06-13 >
06月13日-03号

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  1. 鏡野町議会 2019-06-13
    06月13日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    令和 元年 6月会議           令和元年鏡野町議会6月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和元年6月13日                                   於   議   場1. 出席議員(14名)   1番  飯 綱 洋 平              2番  牧 田 俊 一   3番  仲 西 祐 一              4番  光 吉   準   5番  片 田 八重美              7番  中 西 省 吾   8番  岸   泰 廣              9番  水 田 喜 富  10番  原   章 倫             11番  長 石 幸 男  12番  櫻 井 邦 紘             13番  小 椋 晶 志  14番  藤 田 多喜夫             15番  沖 田 清 明2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(0名)4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     有 本 昌 充   教育長     年 岡 康 雄         総合政策室長  武 本   学   総務課長    藤 田 昭 彦         総務課統括参事 瀬 島 栄 史   まちづくり課長 小 林 英 将         くらし安全課長 小 椋   保   危機管理監   金 平 憲 明         住民税務課長  景 森 淳 義   保健福祉課長  武 本 吉 正         保健福祉課特命参事                                   坂 手 真 雄   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    安 道 智 秋   上下水道課長  中 西 豊 久         学校教育課長  金 平 美和子   生涯学習課長  黒 瀬   豊         国保病院事務長 石 原 靖 之   会計管理者   和 田 敦 志5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  奥   克 彦         同 書記    瀬 島 道 子6. 会議録署名議員   8番  岸   泰 廣             11番  長 石 幸 男              令和元年6月会議議事日程                              (第3日)令和元年6月13日日程第1 一般質問              午前10時0分 開議 ○議長(沖田清明君) おはようございます。 本日は一般質問であります。 通告のとおり各議員さんは質問をしていただきたいと思います。 ただいまの出席議員は14名であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 直ちに日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(沖田清明君) 日程第1、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げておきます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間は制限30分以内、質問と答弁の合計時間は50分までと決定されていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、あわせて御留意をお願いします。 では、一般質問に入ります。 まず、一括方式により10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 失礼いたします。 改めまして、皆さんおはようございます。10番原 章倫です。 議長の許可をいただきましたので、通告に従いまして質問をさせていただきます。一括方式にてやらせていただきます。 今回は大きく2点、子育て支援と林業振興について町長にお尋ねをいたします。 まず、1問目でありますが、子育て支援についてであります。 子供たちも新学年になって2カ月余りが経過したところでありますが、朝の学校への通学の風景が昭和、平成、令和と大きく変わったと見受けられます。小学生、中学生においてはスクールバス通学利用を含め、少子化が拍車をかけ、朝ですら子供たちの姿を見ることが少なくなりました。今6月会議においても、国が10月からの消費税率引き上げに対して低所得者や子育て世帯、ゼロ歳から3歳半の消費に与える影響の緩和剤としてプレミアム商品券としての支援措置の予算が上がっておりますが、今回は子育て世帯の中でも高校生の支援に目を向けてみたいと思います。 先ほど朝の通学の風景が変わったと言いましたが、高校生において自転車通学の学生の数が少なくなったと見受けられるわけですが、そこで今年度の重点施策の一つでもある定住化の促進で、転出を減らして転入をふやす、子育ての支援として高校生等通学助成金支給制度がありますが、現在の制度において通学助成を受けられる対象者数及び年度ごとの推移をまずお尋ねをいたします。 次に、小項目2ですが、支給に対しての要件が3点必要となってくるわけですが、まず助成の対象となる住所地から高等学校等までの通学距離が15キロ以上30キロ未満と、30キロ以上の2段階があるわけですが、助成金も2段階方式です。この制度要件の15キロ以上が、例えば津山市内の津山市役所周辺の高等学校に通っているとした場合の制度対象エリアはどのあたりになるのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目3ですが、先ほども言いましたが、社会状況や交通状況の変化とともに高校生の通学の方法も変化したのが現状だと思います。要件の15キロ以上での助成金対象ですが、15キロ未満での家族の送迎ができない、ましてやひとり親世帯などにおいては公共交通機関の利用となるわけだと思いますが、3カ年間は大きな経済的負担となるが、通学助成を受けられない、このような世帯を支援するためにも要件等の見直しが必要と思うが、町長の所見を求めます。 次に、大項目であります最重点施策に上げておられます林業の振興についての質問をさせていただきます。 平成31年4月より適正な林業経営の効率化、及び森林の管理の適正化の一体的な促進を図るとともに、林業の持続的発展や森林の多目的機能の発揮を目的とされる森林経営管理法が施行をされました。それに先駆けて、町が平成31年3月15日現在のデータのもとで山林所有者全ての方に森林の管理についての意向調査を行う旨をお知らせをいたしました。が、今年度から森林環境譲与税の暫定的配分があり、今6月会議に補正予算計上されておりますが、そこで小項目1ですが、令和5年度までの町の体制整備の進捗に伴い、譲与額が決定してくるものと思われますが、まず森林所有者の方たちがこの制度でどのように進んでいくのか、ここ二、三年の町の進めていく施策及びスケジュールはどのように考えているのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目2でありますが、新たな森林管理システムでは森林管理を実行できない場合は町が森林管理の委託を受け、意欲と能力のある森林経営者につなぐスキームを設けることや、再委託できない森林等においては町がみずから管理を行うこととなっておりますが、どのような体制を考えているのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目3ですが、森林環境譲与税の使用、利用の目的は幅が広く、各自治体での進め方で大きく変わってくるのではないかと、このように思われますが、新たな木材利用の促進にどのように進めるのか、町長の所見を求めます。 以上、あとは質問席でやらせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして、皆さんおはようございます。 気持ちのいい朝を迎えております。6月会議3日目であります。一般質問をそれぞれお受けをし、答えをするわけであります。まだ中国地方は梅雨入りをしていないわけでありますけれども、暦の上では入梅を先日されたわけでありますけれども、上齋に行ってまいりました。上齋では夏鳥のカッコウが鳴いておりまして、気持ちのいい高原を闊歩してまいりましたけども、今キスゲが今や遅しということで一面に咲いております。また、あすの新聞にも載ると思いますけども、多くのにぎわいを見せるものと、このように思っているところであります。 ○議長(沖田清明君) 町長、答弁を求めています。挨拶はよろしいですから。 ◎町長(山崎親男君) わかりました。 ただいま10番原議員の質問にお答えをいたします。 まず、高校生等通学助成制度の小項目1についてでありますけれども、現在の制度におきまして通学助成を受けておられる対象者、申請により実績数値となります。前年度は79名であったところであります。 また、年度ごとの推移を過去5年間で申し上げますと、平成26年度より29年度に至るまで99人、85人、79人、77人といった状況で推移をしております。前年度助成をいたしました地区別状況の人数を申し上げますと、鏡野地域37人、奥津地域18人、上齋原地域12人、富地域12人といった内訳となっております。 続きまして、小項目2の質問であります。 15キロを見ますときに要綱上では、自宅から高校までの距離と規定をしています。また、逆にこちらから見れば一番近い対象校となります津山高校から15キロ見た場合ということで説明をいたしますと、越畑方面におきましては、寺和田以北の方、また中谷方面に向けましては、中谷以北の方、また奥津、上齋原方面に向けましては、自宅からバス停までの距離の関係がありますので、正確には申し上げられませんけれども、塚谷の一部から奥津、上齋方面にかけての方が助成対象となります。また、勝間田高校、あるいは真庭高校落合校地、勝山高校などにおきましては、鏡野町内どのエリアの方でも助成対象になります。 続きまして、小項目3の御質問であります。 御質問の趣旨はよく理解できるわけでありますが、現在公共交通の再編を行っていく中におきまして、ごんごバスの町内乗り入れに伴いまして、これに接続していく昼間の中鉄北部バスの料金を一律200円にしていく予定としております。今後全体の計画を考えていく上で料金を含め、さらなる検討をしていくということになります。例えば公共のバス料金を下げた場合、町の負担は重くなります。しかし、一般の方も含めまして、高校生を含めた利用者の負担は軽減できるのではないかと考えられます。経済的負担の緩和ということについては、このような検討の中で考えてまいりたいと思っております。 次の質問であります農林業振興についての御質問でありまして、森林環境譲与税の活用事業についての御質問であります。 小項目1であります。 ここ二、三年の町が進めていく施策及びスケジュールについての御質問であります。本年4月1日より新たに森林管理システムといたしましてスタートいたしました森林経営管理制度を踏まえまして、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律に明記をされている使途に基づきまして、森林整備を担うべき人材の育成及び確保、また森林の公益的機能等に関する普及啓発、また木材利用あるいは森林整備及びその促進に関する施策を実施してまいります。 本年度につきましては、森林経営管理制度に対応する事業、木材利用を促進する事業を計画しておりまして、具体的には本6月会議に補正予算を計上している事業のとおりであります。 まず、予算議決後できるだけ速やかに、仮称でありますが、鏡野町森林づくり推進センターを開設いたしまして、森林経営管理制度に対応する事業といたしまして適正に経営管理がなされていない人工林、森林の把握、その森林所有者の意向調査などを行いまして、森林管理の適正化を促進する事務を行います。 さらに、木材利用を促進する事業といたしまして、町産材の利用あるいは需用拡大のため貯木場を整備するための調査設計、あるいは町産材を利用した幼児用玩具、あるいは学習机の開発、製作を考えております。 さらには、人材育成、担い手を確保する施策につきましては、現在鏡野町森林づくり協議会で協議をされていますので、その結果を踏まえ、有効性の高いものにつきまして積極的に進めていく予定であります。 今後の事業につきましては、引き続き森林経営管理制度に対応する事業を行いまして、木材利用の促進あるいは人材育成、担い手確保を各関係機関と連携しながら計画的に進めてまいります。 続きまして、2の新たな森林管理システムにおきまして、町が管理を行うこととなっておりますが、どのような体制で行うかが肝要であります。大事であります。これには条件もありますけれども、森林経営管理法に基づきまして森林所有者が行うべき人工林、森林の経営管理を町が行うために森林所有者の同意を得まして経営管理権を取得し、町が経営管理を行ってまいります。その中におきまして林業経営に適した森林につきましては、県が公表いたしました民間事業者の中から町が当該森林の経営管理を委託する民間事業者を企画、提案等、公平な方法で決定をいたしまして、その民間事業者林業経営者として経営管理を行います。また、再委託できない森林経営に適さない森林の施業につきましては、町が請負事業といたしまして、民間事業者に発注をいたしまして、経営管理を行うこととなります。その森林の施業方向につきましては、公益的機能の維持増進を目的とした管理を行ってまいります。 続きましては、3、町独自での特色のある新たな木材利用の促進をどのように進めるかの質問であります。 鏡野町森林づくり条例第16条の森林環境教育の一環といたしまして、小さいときから木に触れる機会を設けまして、木育を推進するために生まれたときから町産材を利用した玩具を使用し、中学生になれば、町産材を利用した授業で使う学習机を提供いたしまして、身近に林業を感じ、木のよさを知り、ふるさとへの愛着、地域のつながりを深める木材利用を促進します。 また、今年度につきましては、学習机につきましては、材料の調達方法、あるいは規格の統一等を考慮いたしまして、試作品の製作を行いまして、来年度以降の事業実施につなげていきたいと、このように考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 最初の答弁をいただきましたが、まず子育て支援通学助成制度、これに対しまして人数的なものをお聞きいたしました。 まず、小項目1でありますが、その人数、前年度で79名が対象となっているということでありますけれども、79名、これ総体的に総体人数、全員対象、学生、高校生の比率的にはどれぐらいなパーセンテージになるのか、お尋ねをいたします。 それから、次であります小項目2でありますけれども、例えばで津山高校から自宅までということでどの辺がその15キロ以上のエリアなのかということをお聞きしたら、その方面の地域名が出てきましたけれども、これ例えば奥津、上齋方面に行きますと、正確には申し上げられませんが、塚谷の一部からということになっております。ここら辺の申請者の親御さんがお聞きをして、申請をなされて、おたくはどういうはかり方で決められるのか、その辺がわからないんですけど、そこら辺のほんだら際というもんがあろうかと思うんですけど、その辺も教えていただきたいと思います。 それから、まず最近の高校生の通学、私も時々コンビニあたりで通学時間に自転車通をされている方も見受けられますけれども、非常に少なくなったように思います。家族の方が送迎をされているんだろうなと、このように思いますけれども、そこで小項目3でありますけれども、3年間そういう助成を受けられない学生さん、そしてひとり親の世帯等においては仕事やそれの都合において送り迎えができないというような場合どうしても大きな負担となるわけであります。例えばこれ塚谷でありましたら、片道津山市役所西ぐらいあたりでは5、6百円かかるんだろうとは思いますけれども、それが往復で1,000円を超えてきます。そうした場合一月当たりの親御さんの負担というのは非常に大きくなってくると思うわけで、その辺のことも、町長、どう思われるか、お尋ねをいたします。 それから森林のほうですけども、先ほど事細かにスケジュールをお教えいただきましたが、まず今回の6月補正で進め方の一部をセンターの開設と、それから貯木場の調査等も上がってきております。まず、この経営管理法が各個人の人工林をどう進めていくのか、まだ皆さんよくわかられてない部分もあろうかと思います。しっかりとその辺をアンケートをとっていくんだろうと思いますけれども、まずこのアンケートなんですが、どの時点でアンケートを意向の調査をされるのか、そこら辺はお聞かせ願いたいと思います。 それから、小項目2であります。 この管理にあたって調査をし、そして管理に適正であるというような人工林に対しては県の認定を受けた林業経営者に委ねるわけですけれども、それに適さない人工林において町がみずから管理をしていくということでありますけれども、相当大きなこれは予算的なものがかかってくるんだろうと思いますけど、そのあたりもちょっとお聞かせ願います。 それから、今後において譲与税が毎年配分が決定し、町に入ってくるわけですが、先ほど町長言われたように新たな町産材の利用ということで学習机等ということで施策をしていくということでございますけれども、いいですか、今まで補助金というか、間伐材の補助金とか、作業道の補助金とかという形でやっておりました。それから、木のぬくもりの事業として町産材を使えば助成するという形のものがありましたけれども、それ以外にもう少しというか、町長、お考えがあればお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 失礼いたします。 それでは、原議員さんの御質問に対しまして御答弁させていただきます。 まず、順番に行きますが、1点目の対象が比率でいうとどれぐらいになるかというふうなことでございます。おおむね現在中学校卒業している方が115人前後ぐらいおられるんじゃないかと思いますが、そうすると全体で350人程度が対象になると、そのうち79名から80名ぐらいが対象と考えた場合は4分の1程度の方が対象になっているというふうなことになろうかと思います。 それから、2番目の距離の算定の仕方についてというふうなことでございました。これは自宅から最寄りのバス停、バス停に行き、バスに乗って高校付近のバス停、おりたところのバス停から高校までの距離、これを全て換算してトータルを見て、15キロ以上あるかないかを見ております。初めて申請に来られる方がいらっしゃる場合には、初めてですかというふうなことを窓口のほうでお伺いをいたしまして、御自宅がどこにありますか、バス停はどこを使われますかというふうなことでお伺いをして、その都度距離を出して、15キロ以上あるかないかを見て、それぞれ対象になります、なりませんというふうなことをお答えさせていただいております。 それから、3点目の考え方というふうなことになるんですが、やはり経済的にかかるかからないかによってある程度の負担になってくるというふうなことがありますが、町長が3番目の項目で答弁をいたしましたとおり現在バスの再編の中でこの辺を解消していこうかというふうなことを考えております。例えば昨年11月からごんごバスの一部がプラントとか鏡野病院に乗り入れをされるようになりました。これについては、利用者数が増加しているというふうなことから10月以降も継続していくというふうなことになろうかと思います。それに伴いまして、町内利用者の方の利便性を高めるためにことし10月から中鉄北部バスの運行を昼間に限り上齋からプラント方面に向けて折り返し運行に変えるというふうなことを考えておるわけですが、そういった変更に伴い、これらの便に限っては1回200円というふうな料金を考えているところでございます。そうすれば、乗り継ぎは必要になるんですが、現在例えば上齋から津山まで片道1,200円かかっております、往復で2,400円となりますが、これが200円を2回払うだけで400円で津山のほうに行けれますというふうなことになります。ただ、朝夕のバスについては従来どおりの運行料金を残すというふうなことで今考えておるわけでございますが、これについては利用される頻度の高いバスについては、バス全体の維持運営をしていくというふうな観点からある程度の収入も必要だろうというふうな観点に基づくものでございます。ただ、現在までにこうした話を中鉄北部バスさん等も協議する中でも、片や200円で、片や距離に応じて料金が変わるというふうなことについては、後々にやっぱりよくよく考えていかないといけない課題になるんじゃないかというふうなことも申し上げております。そうした中で、仮に朝夕の便についても料金を下げるというふうな結論になった場合に利用者の方にとっては安くバスに乗れるというふうなことから、高校生を持つ家庭の経済負担も緩和されていくだろうという一方で、町にとってはバスを運行していくために多額の費用がかかってくるというふうなことになります。そうしたことを考えていくと、例えばバスの料金が現在の通学助成制度で支給される助成金以上にバス料金が下がってくるというふうなことを仮定していくと、例えば料金が下がるんなら制度そのものを廃止して、今現在年間で400万円ぐらい支給させていただいておりますが、これをバス運行のほうに振りかえていこうというふうな考えもあるんではないかというふうなことも考えておりますが、いずれにしてもこうした結論を令和2年度の末までには出していきたいというふうに考えておりますので、その状況を見ていただければというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 原議員の質問にお答えします。 経営管理法に町ができる対象となる森林というのは条件がございます。ただ、鏡野町は非常に広い面積でございまして、話によりますと近隣の市におきましても15年計画で実施するという話も聞いております。したがいまして、早い時期に実施したいというような気持ちはございますが、アンケートの範囲、それから対象者、内容等につきまして決定次第、実施をさせていただきたいというふうに思っております。 それと、2点目でございます。 再委託できない森林についてでございますが、確かに大きな予算になるのではないかと思いますが、対象がどのくらいあるかというようなところも個人の方から申し出がないとわからないとこでございまして、こちらにつきましても森林環境譲与税の対象になりますので、そちらのほうで対応していきたいというふうに思います。 3番につきましては私でよろしいんですかね。お願いします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 原議員の再質問にお答えをいたします。 いわゆる出口の御質問でありまして、その出口はよくよく精査をしてやらないと非常に混乱が起こるというふうなことも懸念されます。 また、先日ですが、神奈川県のほうから鏡野町に住宅情報館というところの社長が来られました。かなり全国でも何千戸も家を1年間に建てておられるという業者さんでありますけれども、鏡野町の奥津にヒノキ材を植栽されると、美作産材のヒノキというのは非常に全国的にも嗜好が高いというか、そういうところであります。町が考えておりますのは森林づくり協議会からも提案がありましたし、さらに考えているところでありますけれども、やはり木材を自然乾燥させて、それを供給するというのは限りなく香りが高い、あるいは上品な木材を供給するということは大事なわけでありまして、環境を整えて、その製材をして、ある1カ所に貯木して、それを業者に直接販売をするという方法も考えられるなと。ただ、先ほど課長が申し上げましたように長い計画の中でそれを着実にやっていこうと思えば、やはりその下準備というのも確実なものでなければいけないと、このように思っておりますので、しっかり素地を見ながら計画を練っていきたいと、このように考えております。 ○議長(沖田清明君) 10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 再質問にお答えをいただきました。 まず、通学の助成の件でございますけれども、今課長がいろんな案を出されましたが、まず学生さんにとって日中安くても、これがまた意味がないことであって、それは買い物、高齢者の方々には非常に恩恵があるわけなんですけれども、当初予算として先ほど350、60万円という答えが出ましたけれども、それを投じて金額を落とすということも考えられるということであります。特にひとり親世帯というのは、中学までは児童手当もございます。そういう制度もありますけれども、高校生になればそういう制度もございません。どうしても家庭において負担がかかってくるということでございます。ひとり親の制度においては児童扶養制度もございますけど、そこにおいては2人目、3人目になったら加算額が少ないので、非常に通学する費用までに賄えるような金額ではないということなんで、その辺も十分考えていただいて、今度令和2年の進め方を見させていただきたいと、このように思っております。 それから、林業の件でございますけれども、課長も申されたように鏡野町は非常に人工林の比率が高うございます。ですから、なかなか作業も非常に時間と労力がかかるんだろうと、このように思いますので、長期なスパンで考えていただいて、より一層の町産材の木材利用を進めていただくようによろしくお願いをいたしまして、私も質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で10番原 章倫君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により5番片田八重美君、登壇。 ◆5番(片田八重美君) 改めまして、おはようございます。5番片田八重美です。 ただいま議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一括方式でお尋ねをさせていただきます。 今回の質問は、鏡野町学校給食に係る給食調理員と配送業務も委託化することについて、もう一点は、奥津渓にある中銀旧青楓荘の公売について、この2点についてお尋ねをさせていただきます。 それでは、一般質問通告書に従いまして質問に入らせていただきます。 大項目、鏡野町学校給食について、中項目、学校給食共同調理場給食調理、配送業務の委託化について、小項目の1、安心・安全が第一の給食づくりとして、優秀な民間業者に委託することはとても納得いくことだと思っております。がしかし、鏡野町は健康条例を掲げております。さらには食育・地産地消推進計画が完成されまして、各家庭にダイジェスト版も配布されております。健康づくり推進をする町として調理部門を民間委託することに私はとても違和感を持ちます。町長の御所見、文字が間違っておりますが、御所見をお聞かせください。これまで教育長の説明を受けてまいりましたので、あえて町長の御所見をお聞かせください。 小項目2つ目、給食を民間委託することへの議論は十分だったのでしょうか。給食づくりは民間業者の責任のもとに運営するだけで、おいしい給食を子供たちに提供することには何の変わりはないと説明を受けております。本当に変わりないのでしょうか。学校給食共同調理場運営委員会、PTA役員会などの説明では議論が足りているとは思えません。町民や子供たちの声、調理場で働いている方々の声はどのような状況にあるのでしょうか、お聞かせください。 小項目3、これまで調理指導はどのようにしてきたのでしょうか。衛生教育、研修期間はあったのでしょうか。今回の工事に伴い、8月に一旦雇用を終了し、希望する調理員は引き続き業者のもとで勤務することが可能であるとしておりますが、それならば工事期間中に研修期間として学ぶ機会を与え、スキルアップを図り、かがみのっ子は鏡野が育てる、そんな考えにはならなかったのでしょうか、お聞かせください。 小項目④、人手不足はさまざまな業界で課題となっております。近隣の病院や施設などからも調理員を公募しても集まらないと、これはよく耳にします。この理由の一つには、働き場の苛酷さにあわせて、処遇の低さにもあるのではないかと聞きます。処遇の見直し、募集の改善は働き手の確保につながると思いますが、そのようなお考えはないのでしょうか、お聞きいたします。 小項目⑤、民間委託化によるメリットの中に人事管理事務の効率化が図れる、栄養教諭や栄養士が献立づくりや食育の指導に専念ができるとあります。委託化後の職員体制等はどのようになるのでしょうか、お聞きしたいと思います。 続いて、大項目、町有財産の売り払いについて、中項目、中銀旧青楓荘の公売について、小項目①、町有財産である中銀旧青楓荘が一般競争入札により公売に出されておりました。入札受け付け期間は5月13日から6月10日でしたので、現在既に受け付けは終わっていると思います。広報紙での案内によりますと、入札日は示されておりませんでしたけども、問い合わせ状況等どのような反応があったのでしょうか、お尋ねをいたします。 小項目②、普通財産土地の売り払い規則に基づいての予定価格と思いますけども、適正な処分方法だったのでしょうか。譲与とか無償貸し付け、こういったことは考えにはなかったのでしょうか、お尋ねをいたします。 小項目③、なぜそもそも一般競争入札だったのでしょうか、お尋ねをいたします。 これ以降の質問につきましては、質問席において質問をさせていただきます。
    ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番片田議員の御質問にお答えをいたします。 町長としての意見をということでありますけれども、私からできるとこだけ答弁をさせていただきまして、後は教育長で答弁させます。よろしくお願いします。鏡野町として考えることでありまして、町長と教育長の意見が違うということはございません。御理解賜りたいと、このように思います。 まず、1についてでありますけれども、優秀な民間業者に委託をするということにつきまして御納得をいただいているということであります。調理業務を業者に委託しても給食の内容、食育はこれまでと同じように町が責任を持ち、行っていきます。給食を通じて子供たちに食べることの大切さ、あるいは楽しさ、健康な食習慣を伝えていくことは可能ことであると、このように考えます。 2の質問以降は後ほど教育長に答弁をさせていただきます。 次の質問であります町有財産の売り払いについての回答をいたします。 小項目1につきましては、御指摘のとおり広報紙には入札日をお示しをしておりません。詳細につきましては、町のホームページに掲載をしている旨をお知らせをしております。 また、問い合わせ状況につきましては、物件の内覧が3件、さらには電話問い合わせが2件となっております。 次の小項目であります予定価格でありますけれども、不動産鑑定士に鑑定依頼をした金額を最低価格としております。価格に関しましても妥当な金額であると、このように認識をしております。 また、譲与あるいは無償貸与に関する御質問であります。鏡野町財産の交換あるいは譲与、無償貸し付け等に関する条例の規定によりまして、譲与、無償貸与を行うことは困難であると判断をいたしました。 小項目3の御質問であります。昨年度中国銀行より寄附を受けました土地、建物は鏡野町が奥津渓の景勝地の一部を購入取得するための条件といたしまして、当該物件を中国銀行から受納することとしたものであります。寄附者であります中国銀行とも協議を行いました。民間事業者等への売り払いに関しましても問題がないと回答をいただいているところであります。町が継続して所有する場合、適切な使途がないために民間事業者への売り払い、あるいは活用していただくほうが適当であると判断いたしました。その結果といたしまして、規則に則して一般競争入札とするということにしております。 以上、答弁とさせていただきます。 以下、教育長に答弁をさせます。 ○議長(沖田清明君) 教育長年岡君。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼します。 町長に引き続きまして、5番片田議員の御質問にお答えをさせていただきたいと思います。 鏡野町学校給食につきましての項目でございますが、2番から私のほうからお答えをさせていただきます。 この件につきまして、運営は町が責任を持って行うものでございます。業務委託をした場合でも献立の作成や指示書の作成、食材の調達、調理後の味見や火の通りぐあいなどの確認は行い、町の責任でこれまでの同等か、それ以上においしい給食を提供することは可能だと考えております。 委託につきましては、学校給食共同調理場運営委員会におきまして、学校関係者、保護者の皆様方の委員会のメンバーの皆様方で慎重な御議論を何回もいただいて、御承認をいただいたところでございます。 3項目めにつきましては、衛生管理研修につきまして、文部科学省の学校給食調理員の標準的研修プログラムをもとに、採用時と長期休業期間中を通しまして栄養教育につきましては座学で研修を進めております。 また、調理指導につきましては、新しく採用された方につきましては、経験値のあるベテランの調理員とペアになりまして、即実践方式で行ってまいりました。毎日違う献立、違う作業内容を積み重ねて技術を身につけていくため、習得までには相当な時間がかかるものと思われてます。 工事が終了いたしまして給食が再開するまでの期間に研修をすることは可能だとは思います。が、先ほど申し上げましたように新人の皆様につきましては、給食再開までの短時間での必要な技術を身につけていくことは難しいのではないかと考えております。 4項目につきまして、これまでも働き手の確保に向けまして募集要件の見直しや時給の引き上げなどについても取り組んでまいりました。見直すことのできる要件が限られることもございますので、要件の見直しで3学期からの給食再開に向けて必要な人数と人材を確実に確保することにはつながるのは難しいのではないかと考えております。 5についてでございますが、業務委託後の職員配置でございます。町職員であります運営の中心となる所長、県職員の栄養教諭、町臨時職員の栄養士の3名を配置し、調理員等は委託業者が配置することになります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 御答弁ありがとうございました。 済みません、失礼いたしました。 私も町長の意見と教育長の意見がばらばらだというふうには思っていなかったことは当然なんですけども、あえてお聞きをさせていただきました。 安心・安全でおいしい給食の提供で食中毒を起こさないというのが大前提の学校給食であると認識しておりますので、このことをもとに2回目の質問をいたします。 済みません。 まず、これまで何度か教育長のほうから、教育委員会のほうから説明を受けました。全てが委託ありきの説明だと思っております。本当に委託がいいのか、町民目線に立って私なりに考えてみました。近隣の町にも聞き取りをしてみました。私が望むことは直営であってほしいな、この直営を願って一般質問もさせていただきました。 まず、1の質問の中に優秀な民間業者に委託すること、これは納得のいくことだと私自身申し上げておりますが、それはあくまでも委託にすれば安心・安全な給食が提供できる、その部分のみの賛同であります。調理員を求人してもたやすく来てくれない、働き手が得られないからやむなく冷凍野菜も使わざるを得ない、この理由から委託にする、何とむなしく残念に思います。鏡野町の子供たちはまず町民で育てようという思う心が私には感じられません。給食は義務でつくっているとしか、現場は違うかもしれませんけど、感じられます。愛のない給食に感じてしまいます。町が掲げる健康推進の町に反しているのではないでしょうか。食育を人に任せることに抵抗はありませんか。本当に地産地消の給食は守られますか。このことについてお答えをいただきたいと思います。 それから次に、2つ目の議論は十分だったのかにつきましては、何度も学校給食調理運営委員会とか、そういったところでもう納得いただいているということでございますけども、本当に十分だったのか、親御さんや現場の人にはいつ伝えられたのか、納得されているのでしょうか、そこが気になります。 それから、3番目の調理員の指導研修、衛生教育はどのようにしてきたのですかとの問いをいたしました。それにつきましては、文部科学省の学校給食調理員の標準研修プログラムで長期休業期間を利用して指導をやっている、新しい人はベテランの調理員とペアになって即実践方式でやっている、それはそうだとは思います。ですけども、現場では栄養士さんを中心に頑張って働かれております。ただ、見させていただきましたけども、何冊もある衛生マニュアル、これを新しく入った人が一度にぱっと見て身につくものではない、そうだと思います。毎日の実践のもとに身についていくことだと思います。でも、よそで食中毒が発生すれば、さらに衛生基準が見直され、厳しくなるのは当然で、その対応についていけない調理員はやめていかざるを得ないのが現状だとしたら、経験のない新人調理員は厳しい現場となり、技能面において格差が生じているのは当然だと思います。そのことが原因で長続きできない人がいたのかもしれません。栄養士さんもその配慮に苦労され、現場の能力に合わせた献立を考えたり、人手不足がゆえに、何度も言いますが、冷凍野菜を使わざるを得なかったりしたのではなかったのでしょうか。こういったことを払拭する意味においても、やっぱり研修会、勉強会は鏡野独自でも義務づけて、繰り返し行うべきだと私は思います。 長期休業期間というのが3期間のことだと思います。春休み、冬休み、夏休み、この使い方はどうだったのでしょうか。ここの場で勉強期間を設けて一生懸命人材確保に努めることはお考えにはないのでしょうか、お尋ねしてみたいと思います。 それから、4番目の質問に、人手不足の解消法は処遇改善ではないかとお聞きしましたけども、これは私働き場の苛酷さが2つあると思います。まず1つは、これまでは冷房がなかった。尋常ではなかったと思います。1,150食の食をつくるということはかなりの火を使います。暑いと思います。これは改修工事で解消されますので、問題ないと思いますけども、もう一つは調理員の人数不足にある気がいたします。現状は今栄養士1名、常勤11名、パート3名の15名です。改修工事で快適な調理場になりますけども、衛生面から調理に合わせて間仕切りが義務づけられたりとか、いろんなことが起きてくるのではないかと思います。あの狭い場所は、面積は一緒ですから、そこへ間仕切りをしていくという、そうすると配置人数もふやさなければならないようなことが起きてくるのではないかと思います。本来ならば衛生上1人が何役も作業を受け持つようにはなっていないと聞いてもおります。そうなると、果たして今のままの人数でいいのでしょうか。鏡野の調理場の適正な人数は一体何人なのでしょうか、お尋ねをいたします。今まで人数が少ないから仕方なく、これも何回も言って申しわけありません、冷凍野菜を使っていたのではないかなと、そういうふうにも思いました。お聞かせください。 また、処遇改善策として給与、身分補償の改善が必要にも思いました。近隣の町もちょっとだけ調べてみましたが、給与自体そんなに高いところはありませんでした。その比較はしなくても、鏡野町なら働きたい、働いてみたい、そう思えるやり方、給与体制も魅力の一つで募集で人が来るのではないかなというふうにも思ったりしました。今回教育長の説明の中で、委託すれば試算上、運営費が約300万円アップしますよと、委託すれば300万円アップする、委託しなければ300万円少ないわけですから、その予算を処遇改善に使うということは、このようなお考えはないのでしょうか。 それから、5番目に質問しました今後の調理場の体制についてでございますけども、鏡野町の場合はセンター長、県職の栄養教諭さん、栄養士さんがいらっしゃいます。一体権限は誰にあるのでしょうか、お聞かせください。 近隣の町の方、例えば久米南町では配送と事務を兼ねて事務補助員1名という比較的給料の低い方と言ったら失礼でしょうけど、そういった方の採用、奈義町では事務職員1名、これは町職員でした。美咲町も確認しましたが、調査不十分でわかりませんでしたけども、そういった感じで現状のベテランの声には栄養士さんも苦労しているんですよという声もありましたけども、いずれも栄養士さんが仕切っているようです。現場を統括し、統制をとることもおいしい給食づくりには欠かせない要因には思いますが、いかがでしょうか。 鏡野の場合はセンター長は課長代理クラスですよね。給食で視察してまいりましたけども、兵庫県稲美町では町職員1名を配置して、事務兼調理場も兼務という女性の方が配置されており、現場の声を伝える、部長クラスが現場にたびたび入り、生の声を聞きながら調理場の和をとり、改善に努め、コミュニケーションづくりを大事にしているんだというふうに聞きました。だからスムーズな体制にあると、稲美町の声を聞いてまいりました。権限と体制づくりについてどのようなお考えでしょうか、お聞きしたいと思います。 それから、大項目で中国銀行旧青楓荘の公売についてでございますけども、現状としては電話が2件、物件の内覧が3件ということをお聞きいたしました。入札はまだこれからかもしれませんけども、予定価格が428万円と示されておりましたけども、普通財産、土地の売り払いに関する規則に基づいての価格だったと思います。無償でいただいたこと、それについて町長からの答弁もいただいておりますけども、最初奥津渓の場所、それにグリコのおまけのように青楓荘がついてくるんだということで、議会ではいろいろ賛否ある中で、私は賛成をいたしましたけども、使い道をどうするんですかと聞いたときには、まだ考えておりませんというようなことでございましたが、町が継続して所有する場合適切な使用がないため売るということを決断というふうにお答えされておりますけども、言い方が悪いんですが、無償でいただいた家屋です。使い方によっては譲渡するとかのお考えはなかったのかなと思ってみました。 また、ここは急傾斜地危険地帯として県から指定されておりますので、土地に建物、ハンデがある場所だと思います。この物件の内覧に来られた3件の方、電話の2件の方に対してもこういった説明はされたのでしょうか。ちょっと気になります。 それから最後、2番目の、なぜ競争入札をされたのかとお聞きしました。適正に基づいてということでございますけども、一般競争入札よりも企画提案型の企画コンペ式での入札をしたほうが町としても今後の使い方を知ることができて、名勝地にふさわしい使い方をする方にお渡しすることができると思うんですけども、これだと一刻も早く手放したいというのが見え見えでとても私は残念に思いました。もう落札者が決まっているならば、もうこれ以上聞くことはございませんけども、入札するとしたら規則にのっとり、第6条にある公募方式の採用、さらには第7条にある、その他町長が別に定めるというのもありますので、名勝奥津渓の周知含めて全国へ公募して、反応を見るのも方法の一つではないかなと思っています。全国公募というのは、やっぱり優秀な人材とか組織が集まって、すばらしい使い方で名勝奥津渓が生かされるかもわからないじゃないですか。そういったことも考えられたほうがよかったのかな、そうすることによって寄贈された中国銀行さんに対しても意が尽くせたのではないかと私は思いますが、どのように思われますでしょうか、もう一度お聞きしたいと思います。 以上、よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 一般質問は途中でありますけども、ここで11時15分まで休憩といたします。              午前11時6分 休憩              午前11時15分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続き一般質問を再開いたします。 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 片田議員さんの御質問にお答えさせていただきます。 質問がたくさんあったので、ひょっとしたら漏れがあるかもしれません。また聞いてください。 まず、最初に聞かれたところです。食育を人任せにすること、それから地産地消も委託でできていくのかというような御趣旨の御質問だったと思います。 食育につきましては、現在栄養教諭、栄養士、それから学校の先生方が協力をして、各学校で行っております。食育につきましては、これまでと同様に栄養教諭、栄養士、それから学校の先生方が教育課程の中に位置づけまして行っていくものと考えております。 また、地産地消につきましてですけれども、こちらのほうにつきましても、現在鏡野町のほうで町内業者さんを中心に食材の購入をしております。そちらのほうもこれまでどおり行っていこうと考えております。なので、食育、地産地消については、たとえ委託になったとしてもこれまでどおり行うことができると考えております。 続きまして、保護者、それから現場への説明はいつするのかという御質問だったと思います。 保護者の方、それから現場の方についてですけれども、まだ決まってないことを説明はできないと判断しまして、まだ行っておりません。今後委託するということがはっきり決まりましたら、説明を行っていこうと考えております。 続きまして、研修のことで御質問があったと思います。 長期休業中とか最初のときだけではなくて、繰り返しすべきではないかなという御意見をいただきました。まとまってするのは長期休業中ですけども、日々の調理の中でも細やかに研修、気がついたところは指摘するなどして行っております。 今の調理場の人数のことで今の人数でいいのかなという御質問もいただきました。 今の人数で足りているとは私たちも考えておりませんが、なかなか人を集めることも難しい、あとは工事を目の前にして8月末で雇用を打ち切るところで新たに募集をかけていくのも難しいだろうなという判断で今の人数で今のところは頑張っていただいているところです。 処遇の改善についての御質問をいただいたと思います。 処遇の改善につきましても、私たちで考えれることは今まで取り組んでこさせていただいたつもりです。何かいい案があったらということも思いますが、なかなか思いついてないのが現状です。 それから、体制についての権限はどこにあるかということですが、給食の最終的な権限は町にあると考えております。現場のことにつきましては、所長のほうが調理場に関する業務を総理しということで、規則のほうでは定めさせていただいております。 以上です。失礼いたします。 ○議長(沖田清明君) 教育長年岡君。 ◎教育長(年岡康雄君) 申しわけありませんが、ただいま片田議員の御質問の中で、私としては片田議員に御意見を伺いたい件がございますが、お許しをいただけますか。 ○議長(沖田清明君) ただいま片田議員への反問権ということでよろしいですか。 ◎教育長(年岡康雄君) はい。 ○議長(沖田清明君) ただいまの反問権につきましては、これを許可いたします。 ◎教育長(年岡康雄君) ありがとうございます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、反問権を使わせていただきたいと思います。 片田議員の再質問の中で、働き手がいないから民間に委託を決めたのか、町民が行うから愛がある給食で、民間だと愛がない給食になるのではないかという御質問でございますが、私どもは以前から皆様方にも御説明を申し上げましたとおり長期間にわたります給食の停止という中で、3学期スタートするにあたりまして、子供たちに確実に提供できる手法としての一つとして民間委託というものを御提案をさせていただいたつもりでございます。民間委託になりますと、なぜ愛がない給食になるか、このあたりと、それから直営が望ましいということですが、人員が集まらなくて確実に提供できることができないので、一つの手法としてこれでやりたいというふうに申し上げてきたつもりでございますが、じゃあ直営にするために確実に人数が集まるという方法がございましたら、議員のほうからも御提案いただければ大変ありがたいかと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) まず、反問権をいただきましたので、愛がない給食というふうに、それは私が感じていることですけども、これまで一連の教育長、教育委員会の説明を聞いたときにやっぱり委託ありきでずっと説明をされ、それはもう委員会とかで承認をされたかもしれませんけども、そこに私はすごく違和感をずっと持っておりますので、なぜ委託で、委託委託と、委託をすれば、いろいろな安心・安全というか、今よりもさらに現場のほうは楽になる、教育長、これまた言うと怒られるかもしれませんけど、やっぱり直営でなぜできないのかなというのをすごく思いまして、それは調理する、そこだけが調理員、そこだけが委託するということですものね。それは処遇改善をすることによったり、少し人数をふやしたり、働き手の方の理解を持っていただくことによって、やっぱり町民は町民の鏡野の子供たちは町民みんなで育てるんだという意識が、そこが私には委託してしまうと、業者さんが愛がないとはないでしょうけども、そこの部分がすごく寂しく感じるので、おいしいものを頑張って提供して、地産地消のものを出して、それで愛のあるいい子供たちを育てていく、食育、そこの部分だけを委託というところにどうも違和感を感じているというのが、説明が悪いかもしれませんけど、思いました。 その処遇改善をすることによって魅力ができれば、鏡野町はおもしろい、頑張れる職場があるなということで、もしかしたらふえるんではないかなという気もいたしますけども、そういった人数をふやしたり、処遇改善をされたりすることも一つの方法かなというふうに思いましたので、申し上げました。 ○議長(沖田清明君) 教育長、今の答弁で御理解をいただけますか。 ◎教育長(年岡康雄君) 片田議員の子供たちのためにというお気持ちは私どもも十分理解をさせていただきます。ただ、処遇改善等のことを言われますが、鏡野町の給食調理場の臨時職員の調理員の皆様方の給与につきましては、議員調査のとおり周辺と比較しましても決して、まさるとは申しませんが劣るものでもございませんし、現在の給食調理場の運営にあたりましては年間6,000万円以上のお金がかかっております。大切な町のお金を使うわけですし、それを子供のために減らすということを私も目的とはしておりません。そういうことですので、そのあたりのところは御理解いただきたいと思います。 また、食育に関しましては先ほど課長のほうも御答弁申し上げましたけども、職員とおります栄養教諭を中心とし、その方々と学校との栄養担当教諭等がしっかり連携しながら今まで以上に食育教育はできてくると思いますし、地産地消につきましても今現在60%未満ではございますが、できるだけここをふやしていこうということで、夢広場等が町内の商工業者にあたりまして努力をしているところでございますので、こういう意味で民間委託になったからといって食育等が変わるわけでもございませんし、栄養教諭はよりその部分に力を発する時間もできるということで、今現在は栄養教諭、栄養士が現場の中に入っております。その関係でどうしても時間がそちらのほうでとられるという面もございます。 それから、人不足の関係ですが、課長申し上げましたように当初12名で今年度スタートできる予定でしたけども、1名の方が3月末をもって退職された関係もございまして、現在11名で運営しております。決して十分な数ではございません。 ○議長(沖田清明君) 教育長、済みません、今のはもう反問ではないんで。 ◎教育長(年岡康雄君) わかりました。申しわけありません。 ということでございますので、そのあたりのことも御理解いただきたいと思います。今度はしっかりとした体制でスタートできるような事業者に委託を考えております。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 3回目、最後の質問になります。 ○議長(沖田清明君) 次の旧青楓荘の話がありますから。 総務課統括参事瀬島君。 ◎総務課統括参事(瀬島栄史君) 失礼いたします。 先ほど最初の答弁で問い合わせ状況につきまして物件の内覧3件、電話問い合わせ2件と申し上げました。その説明の中で中銀の裏山のことを議員のほうから再質問されたかと思いますが、そちらについてもお答えはしております。ただし、中国銀行のほうでフェンスでありますとか、落石防止のための岩のボンド固定等を行っているという旨の説明もさせていただいております。価格につきましては、あの土地が長細い土地でございますので、不整形補正でありますとか、急斜地補正といったことを踏まえまして値段が出ている旨もお伝えしております。 それから、問い合わせは合計で5件ということでございましたが、入札のほうがあす行われる予定となっておりまして、入札への申し込みも実際ございます。そちらのほうが不調に終わりました場合には議員が申されました第6条に係ります公売のほうを、公募方式による採用を行う予定としております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。 3回目の質問で最後となります。 先ほど教育長も言いかけてあれなんですけども、適正な人数は何人なのでしょうかの問いで、十分ではないという御回答をいただきました。これ勝手な計算をしてみたので、これがいいということにはならないかもしれませんが、近隣の直営での町のやってるところを見ますと、奈義町では520食の給食に対して、栄養士1名、調理員、パート含む8名、栄養士は基本的に余り味見ぐらいで入りませんので、8名での給食づくりということで、これを割り算しても1人65人対応ぐらいかなと思いました。久米南町の場合は350食の給食に対して、調理員7名とパート2名、9名の給食づくりで、1人39人ぐらいの対応、鏡野町の場合は1,150食の給食に対して、調理員が11名、パート3名で、14名の給食づくりで、1人83人ぐらいの対応という、単純な計算はこうなるんですけども、奈義町も久米南町もそんなにやめることもなくスムーズな運営が続いてるというふうなことを伺っております。ですから、単純計算でございますけども、1,150食に対して鏡野町の場合は18人から19人ぐらい本当は要るんじゃないかなというふうにも感じました。その分がやっぱり働き手の皆さんにとって負担があったり、いろんなことが生じてきたのかなというふうには感じてしまいました。 最後の質問になりますけども、前にお聞きした年間の研修、調理員も含めてどれくらい受けられているのかという、ここは御回答がなかったと思います。 それと、これは聞きましたね、調理員の声はというところでは、決定もしてないのに今から説明すると混乱するから議会で決まってからというようなことを言われましたですけども、それはそれでよかったのかな、本当はその過程からもう少しこうなるんだよということは言ってあげたほうが親切じゃなかったのかなというふうにも思いました。 給与の見直しなどを図っていただいて、働きたくなる鏡野体制がつくれていただければうれしいかな、これが直営でおいしい給食づくりができる基本になるんではないかなと、そうなることを私は願っております。 それから、最後の中銀旧青楓荘の公売についてですが、危険地帯等を了解してもらっている、その中で電話等含めて5件あったということがわかりました。 それから、入札はあすということで、そういった中で寄贈された中銀さんにも了解をいただいとるということで、思いますけども、公売という形で処分されることが少し残念かなというふうにも思いました。なぜ中銀さんからの、使い道がもう少しあれば、なかったから売ってしまったのかな、もう少し考えた道がなかったのかな、こういうことを思ってしまいます。もし入札があす、どうなるか知りませんけども、これがもしどうかなれば、全国公募考えてみてください。 以上の質問になります。 ○議長(沖田清明君) 総務課統括参事の瀬島君。 ◎総務課統括参事(瀬島栄史君) 旧青楓荘の使い道につきまして、もう少し検討があればという御質問だったかと思いますが、時間がたてば建物のほうも傷んでくるということもございましたので、ちょっと急がせていただいたという経緯がございます。あすの入札がもし不調に終わりましたら、また全国公募ということで考えさせていただきたいというふうに考えております。よろしくお願いいたします。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で5番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一括方式により9番水田喜富君、登壇。 ◆9番(水田喜富君) 9番水田喜富でございます。 通告書により質問をさせていただきます。今回は一括方式でお願いをいたします。 私は大項目として、1番、地域の遺産についてと2番健康づくりについての2つについて質問をいたします。 まず、大項目1、地域の遺産について、中項目は、地域の遺産の継承についてお伺いします。教育長の答弁をお願いします。 続いて、小項目です。 近年世界遺産、日本遺産、地域の遺産などが脚光を浴びております。日本遺産の制度が創設されてから5年目で、岡山県も16件が認定されているそうです。町内でも貴重な文化的遺産は登録文化財として指定されております。町内には登録文化財以外にも貴重な遺産、文化的価値の高いものが多くあると思います。こうしたものを町の遺産として認定すれば、地域の関心も高まり、観光の振興にも寄与できると思います。 ①です。町内の国、県指定文化財の内容と町指定登録文化財の地域別登録数を教えてください。 ②、地域の貴重な遺産は地域、個人の保護、管理で継承されております。町としてこうした遺産等を調査し、把握しておられますか。 3番、全体の把握ができていないとすれば、地域の推薦を受けて、調査、認定し、冊子にまとめて町民に知ってもらうことはできませんでしょうか。 4、こうした遺産等は長年個人、地域の努力により草刈りなどの保護、管理がされております。適正な保護、管理がされている認定遺産等に対し、少額でも支援ができないでしょうか。 続きまして、大項目は、健康づくりについてです。中項目は、健康ポイント制度の導入について、答弁は町長にお願いします。 小項目に入ります。 鏡野町健康づくり条例が施行されてから5年が経過しました。30年度から健康づくりの施策が最重点施策とされ、各種イベントや講演会など、健康づくりの取り組みがされております。特に、健康診査や予防接種などが無料化となり、受診率の向上にもなっております。 健康チャレンジ90日は毎年各自の健康づくりの取り組みを計画、実行し、報告することで、各事業所からの景品がいただける取り組みがされ、町民の関心も高いと思われます。毎年同じ取り組みもよいのですが、最近他の自治体を見てみますと、検診の受診、健康づくりイベントへの参加、自身の健康づくりの取り組みなどにポイントを付与し、ポイントにより景品や買い物券などと交換できる、いわゆる健康ポイントという制度が人気で、導入されています。健康づくりへの取り組みの参加の動機づけ、受診率向上などのため健康ポイント制を導入してはどうでしょうか。 以後の質問は質問席で行います。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 失礼いたします。 9番水田議員の御質問にお答えをいたします。 小項目1の御質問でございますが、町内の国指定文化財につきましては、旧森江家住宅の建造物1件と、奥津渓の名勝1件で、合計2件ございます。町内の県指定文化財は、彫刻2件、工芸品2件、史跡2件、天然記念物5件、無形民俗文化財1件の合計12件あります。また、町指定文化財は151件あります。地域別の内訳としまして、鏡野地域に58件、奥津地域に30件、上齋原地域に20件、富地域に43件あります。 次に、小項目2の御質問ですが、町村合併前の旧町村のころから町村史等の自治体史の編さんや苫田ダム水没地域民俗調査、岡山県内遺跡詳細分布調査、文化財保護委員による地域の文化財調査、郷土史家など個人による調査などが実施されており、これらの成果は全て刊行物としてまとめられております。 また、これまで町村で実施した調査データは教育委員会のほうで保管をしており、主なものはおおむね把握できているものと考えております。 次に、小項目3の御質問ですが、町では各地域3名、合計12名の文化財保護審議会委員を委嘱しております。委員は地域での保護活動や情報収集を行い、地域に指定文化財の候補となる文化財がありましたら、文化財保護審議会で協議や現地確認等を行い、指定文化財の可否を審議しております。 また、町では平成23年度より指定文化財以外の貴重な文化財の存在を把握し、地域ぐるみの保護意識の向上を目指し、顕彰する町登録文化財制度を設け、指定文化財に準ずる価値や将来的に指定文化財となり得る要素を有するもののうちから、所有者や管理者の同意が得られるものについて町登録文化財としており、町登録文化財は現在5件あります。こうした文化財はこれまで刊行物として発刊しており、指定文化財につきましては、2010年に鏡野町の文化財として1冊にまとめた冊子を刊行しており、関係者や関係機関へ配布し、一部販売も行っております。 また、本書刊行後、指定・登録になった文化財は全て広報紙を通じて地域住民の皆様へ周知をしております。 次に、小項目4の御質問ですが、文化財は国民共有の貴重な財産であり、基本的に所有者や地域に保護、管理をしていただいておりますが、近年過疎、高齢化、所有者の転出等により地域の文化財の維持管理が困難になってきているということは把握しております。ただ、周知の文化財全てに行政が援助することは難しいと考えております。 町では鏡野町文化財保護管理費補助金交付要綱を定め、指定文化財となっている文化財へ補助を行っております。ただし、この補助制度は草刈りや清掃など、通常管理の範囲内の保護活動につきましては対象外となっておりまして、修理、治療、防災設備の整備、調査など、所有者のみの負担では実施が困難な事業が補助対象となっております。 鏡野町は県内でも有数の指定文化財を持っておりますので、補助の対象となる文化財が少ないわけではないというふうに考えております。文化財の管理につきましては、地域での保存会などのグループを結成し、活動しているところや、未来・希望基金によって草刈り、看板の設置など、保護、継承活動を行っている地域もあります。文化財の所有者や地域の皆様には多大な御負担をかけていることは承知しておりますが、地域の文化財は地域で守るという意識を持っていただき、さまざまな可能性を探っていただきたいと思っております。 町として現状を把握し、行政としての文化財保護のあり方をこれからも検討していきたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 続きまして、大項目2番目の健康づくりにつきまして、中項目めの健康ポイント制度の導入についての御質問にお答えをいたします。 健康ポイント制度につきましては、厚生労働省が個人の予防、健康づくりに向けたインセンティブを提供する取り組みに係るガイドラインを示して推奨していることもありまして、近隣の市町村でも真庭市、美咲町、奈義町及び勝央町で制度内容に違いがあるものの、取り組んでおられます。当町でも特定健診等の受診率をさらに伸ばす動機づけの一つといたしまして健康ポイント制度の導入を検討してまいりたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 9番水田喜富君。 ◆9番(水田喜富君) ありがとうございました。 まず、1の地域の文化財についてでございます。 小項目の1で国、県の指定文化財と町の指定登録文化財の詳細をお示しいただきました。非常にたくさんあるなという思いでございます。ありがとうございました。 2番、3番につきましては、細かな説明をいただいたんですが、全体としては各旧町村時代からの民俗調査であるとか、そうした町史の編さんであるとか、そういうことで大体拾われておるんではないかということで、それらも刊行物として、また町史とか民俗の報告とか以外に刊行物としてまとめられて発刊されておるということですね。ということは、私がお聞きしております調査して発行してはどうかというのは、もうできておるというふうに捉えてよろしいんでしょうか。私もいろいろ最近鏡野であるとか、ほかの地域のを見ましてもそうした町史とか民俗資料とかを調べてみたわけではないんで、記憶になかったんで、新しい、あ、こういうものがあるんかなということがわかりまして、こういう質問をさせていただいたわけですが、私の地域のことを言いますと、答弁の中で触れられておりましたように非常にこうした登録文化財に準じた形のものがありますが、家もなくなり、後継者も東京のほうに出られておって、あと管理がなかなか行き届いてないというような状況もありますし、なかなか後の管理が廃れるんかなという思いがありまして、こういう質問をさせていただいたんですけど、地域で守っていけばいいんですけども、なかなかそれが困難だということで、次第に廃れていくんじゃないかなと、それを危惧したもんですから、こういう質問させていただいとんですけども、既に町史とかで発刊してるからとかという答弁はいいんですけど、これからはもっと、広報紙にも載せておるということですが、もうちょっと刊行物が別にそれらだけをまとめたものがあるんなら、こういうなんがありますとかというのを広報紙でまたPRするとかということで、広く周知をされていってはどうかなというふうに思いますが、その点どうですか。 ○議長(沖田清明君) 教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 水田議員の再質問にお答えしたいと思います。 大変御示唆ありがとうございます。ここで最初お答え申し上げましたように全てがもう私どもも完璧に把握しているという意味合いではございませんので、まだまだこの歴史のある鏡野でございますので、何が出てくるかわかりませんが、お答え申し上げましたように文化財保護審議委員会の委員様が各地にございますので、こういう方々が地域の伝承等の中で新たなものを見つける可能性は多々あるのかなと思います。 確かに私どもが書籍を刊行して、それを一回出したらおしまいという周知の努力が足りなかった部分はあるかと思いますので、専門の学芸員がおりますので、広報の一番後ろに学芸員が毎月出している文章がございます。これがちょうど100号を見まして、ことし1冊の冊子として発刊する予定にしております。こういうものも含めまして、まだまだ地域の皆様に鏡野が持ってるすばらしいものをお知らせするという機会を広げていくということは、私どもがこれからしっかり頑張っていかなきゃいけないと思います。文化財保護審議会委員の皆様方と一緒に教育委員会のほうもその方向で行きたいと思いますし、また観光パンフレット等への掲載等も含めまして、あり方、使い方、今後の守り方、そこも含めてしっかりと頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。ありがとうございます。 ○議長(沖田清明君) 9番水田喜富君。 ◆9番(水田喜富君) わかりました。 3回目の質問になりますが、地域の遺産の継承の中で、4番目の適正な管理、保護がされておるものに対しては少額でも支援ができないかという質問、これも答弁の中にありましたように私も文化財の保護の補助金関係の条文を読んでみますと、回答にありましたような内容が書いてありまして、文化財だけでも大変なのに幅を広げるというのはなかなか制度的に難しいかなということで、何かいい提案があったら、これからも御検討をお願いしたいと思います。 それから、大きい項目の健康づくりについての健康ポイント制度の導入については、回答にもありましたようにこれから導入に向けて検討していくという内容でございますので、検討をお願いしたいということの一言に尽きるわけですけども、ことしは町の健康づくり計画の見直しの年でございます。これが10年計画ということで、5年の見直しの年でございまして、ことしの健康チャレンジ90日というのは、ここで見直しをどうこうということにはいきません。もう公表されるような時期でございますので、健康づくり計画の来年度からの後期計画の中で、回答にありましたような前向きの検討をして導入がされれば幸いかなと思いますので、検討よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終了します。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) ここで13時まで昼食による休憩をいたします。              午前11時55分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一括方式により4番光吉 準君、登壇。 ◆4番(光吉準君) 光吉です。 それでは、今回も住民との協働で持続可能な町をという大きなテーマで質問を行います。 まず、中項目1、給食民間委託をめぐる議論をもっとするべきではということです。 学校給食の民間委託がこの6月会議の大きな焦点となっています。きょうの一般質問でも何人かの議員から質問が行われているところです。子供たちの食の安全にかかわる問題ですので、議会としてもしっかりとした議論、検証を行わなければならないと考えております。 基本的な点につきまして3月会議で教育長のお考えは聞きましたので、同じような質問になりますが、まちづくりの観点から町長に質問をいたします。 (1)民間委託は極めて大きな転換ですが、その是非を問う議論は足りていると考えていますか。3月会議において教育長のほうからは食材の購入、献立作成、味つけは今までどおり、こちら側の指示で行うのであり、調理する人、配送の人の雇用先が変わるだけで給食そのものは変わらない、つまり大きな転換ではない、大きな転換とは考えていないという答弁がありました。つまり、大きな展開ではないから、民間委託の是非を問う議論はそもそも必要がないのだというふうにとれるような答弁でした。町長もこれは同じ考えなのでしょうか。 (2)新しく策定された鏡野町食育・地産地消推進計画では基本施策の第1に、町民運動としての食育・地産地消の推進と述べています。給食の民間委託はそれに逆行するものではありませんか。 (3)直営を維持し、安定した雇用を確保することは住みよい鏡野をつくることにつながるとは考えませんか。移住・定住のために町はさまざまなことを行っています。逆に移住先を探している方はさまざまな点において他の地域との比較検討を行い、移住先を決定しています。その比較検討の中で子育て環境や働く場というのはやはり大きな位置を占めています。子育てをしやすい、安定した職場を確保しやすいというのは町の大きな魅力になります。給食の調理場に限ったことではありませんけれども、安定した職場がこの町にあるということは大切なことではないでしょうか。 (4)教育委員会の説明では、民間委託のメリットについて説得力ある説明がなされていないと私は感じております。民間委託のメリットについて、いま一度町民に対して語っていただきたい。教育委員会は民間委託について幾つかのメリットを示しています。しかし、それが本当にメリットと言えるものか大いに疑問があります。いま一度町長からこの場で議場において町民の皆さんに学校給食の民間委託のメリット、民間委託をすればこんなふうによくなるのだということを説明してもらいたいと思います。 (5)調理現場の課題を直接解決しようとするのではなく、民間委託によって解決し、そのツケを子供たちに回すような民間委託でいいと町長は考えておられますか。 中項目の2、ごみ減量化、プラスチックごみ対策の強化をということです。 プラスチックごみの海洋汚染が大きな問題となっています。あの大量のごみや魚など海の生物の悲惨な状況を見るたびに心が痛みます。水産物やあるいは塩を通して人間にもその影響は極めて近い将来に必ず出てきます。一刻も早い対策が求められています。特に日本はレジ袋が年間300億枚、ペットボトルが225億本も消費されています。世界銀行の報告では、人口1人あたりの使い捨て容器包装の廃棄物はアメリカに次いで世界で2番目に多いそうです。逆に言えば、日本での取り組みには大いに意味があるということでもあります。政府も無料のレジ袋を禁止する法制化の方針を示しています。事業者と協定を結び有料化している富山県ではマイバッグの持参が9割を超えているそうです。実効性のある対策を一刻も早くとりたいものだと思い、質問をいたします。 その前に少し余談になりますけれども、給食調理場の改修工事中の弁当は使い捨てのプラスチック容器になりそうですけれども、それも今後検討していただければというふうに思っております。この件はつい先日知ったことなので議会質問とはしておりませんけれども、ぜひ検討していただきたいと思います。 さて、質問です。 (1)プラスチックごみの海洋汚染が注目を集めています。プラスチックごみ削減に向けてどのように取り組んでいますか。 次に、農業用廃プラについてです。例えば漁業においては漁網がプラスチック汚染の大きな原因となっております。ヨーロッパでは既に取り組みが始まっています。日本でも早急に漁網がプラスチックごみ化しない取り組みが求められています。我が町で考えれば、農業関係のプラスチックごみという課題が浮かんできます。 そこで、お尋ねします。ビニールハウスやマルチのフィルムなど、農業用廃プラの対策に取り組んでおられますか。 (3)に移ります。施策評価シートの成果指標、ごみ減量、リサイクルに取り組んでいる町民の割合では、成果ははかれません。以前採用していたリサイクル率に戻し、現状を町民に示すべきではないでしょうか。 (4)この6月会議にごみ袋の値上げ案が出されていますが、プラスチック容器包装袋は値下げとなっています。値下げすればリサイクルが進むと考えてのことなのでしょうか。また、減量につながるのでしょうか。 中項目の3、PDCAサイクルの確立をに移ります。 (1)新しくつくられました鏡野町食育・地産地消推進計画と地域福祉計画はどのように計画の進捗管理を行っていくのでしょうか。 (2)鏡野町第2次総合計画の基本計画は来年度2020年度までが計画期間であり、目標数値も設定されています。総合計画の節目を迎えようとしており、町民参加で評価と見直しを行う体制を整えていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 (3)かがみの創生総合戦略は今年度で計画期間が終了します。これまで鏡野町行政評価外部評価委員会が検証を行ってきたようですが、計画終了にあたってもう少し広い枠組みでの検証が必要ではないでしょうか。 (4)鏡野町一般廃棄物処理基本計画も今年度が区切りとなります。改定に向けてどのような取り組みをしておられますか。 (5)鏡野町地域防災計画の見直しはどのように行われるのでしょうか。 最後の中項目に移ります。 防災情報を的確に伝えるために、質問は1つだけですけれども、大雨のシーズンを前に山陽新聞が県内自治体に防災アンケートを行いました。鏡野町は避難情報の発令方法は見直さない、避難情報の周知方法、ハザードマップ、避難所のあり方を見直すと回答されておりますが、どのように見直すのかをお示しください。 以上で1回目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 4番光吉議員の御質問にお答えをしたいと、このように思います。 まず、質問第1であります。給食民間委託をめぐる議論をもっとすべきではないかということにつきまして、小項目の順にお答えをいたします。 小項目1でありますけれども、民間委託につきましては、工事に伴いまして調理業務ができない期間が長期間にわたるということを発端に再開時に確実に安全で安心な給食を提供する方法といたしまして学校給食調理場の重要な事項を協議、決定するための組織であります学校給食運営委員会におきまして、委員の皆様で御論議をなされたものであります。今後につきまして、委託を開始する中で給食を食べた子供たち、あるいは保護者などからの御意見を聞きながら、その意見を反映させて、よりよい給食となりますように町としても取り組んでまいりたいと、このように思います。 次の御質問であります。鏡野町の第2次食育・地産地消推進計画、議員も読まれたということでうれしく思っておりますけれども、町民運動として食育・地産地消の推進といたしまして、食育・地産地消の普及啓発に努め、町民が自発的に取り組む気運を醸成するということになっております。町民一人一人が食育という言葉の意味、それを理解し、関心を持つことを目標としております。学校におきましても食育活動、教育活動を通しまして食育を体系的、あるいは組織的、計画的に行い、食べることの大切さ、あるいは楽しさを実感し、またさらに加えればつくる人の思いというものを感じながら望ましい食習慣を育んでいくことで子供の成長あるいは発達段階に応じた食育を推進することができると考えております。 次の御質問であります地域の安定した雇用、これは大切にしないといけない部分と考えております。議員も同様だと、このように思いますけれども、委託となった場合でも地元雇用を優先することを業者に義務づけることで、町といたしまして安定した雇用を確保し、住みよい鏡野をつくることにつなげていけるものと考えております。 次の4でありますけれども、調理員を確実に確保でき、人事管理事務の効率化が図れること、あるいは急な人員配置にも対応してもらえること、あるいは地元産の野菜、果物を使用して、これまで以上に安全で安心な給食を提供できること、あるいは食育の充実、調理場への責任者の配置などが民間委託のメリットであると教育委員会から報告を受けております。委託することとなり、業者が決まりましたら、学校給食運営委員会において報告をし、メリットにつきましても保護者の皆様にお伝えをしてまいりたい、このように思っています。 次の5でありますけれども、今回の委託につきましては、工事に伴い、調理業務ができない期間が長期間にわたることを発端にいたしまして、再開時に確実に安全で安心な給食を提供する方法といたしまして御提案を申し上げたものであります。委託することでこれまでと同等か、今まで以上に安全・安心な給食を提供することができ、子供たちに負担をかけることはないと、このように考えております。 次の中項目、ごみ減量化プラスチックごみ対策の強化をということであります。 私も幾度となくボランティアで海のごみを取りに行きました。そういう中で強く感じております。ごみの減量化、プラスチックごみ対策の強化につきまして、小項目1から順にお答えをいたします。 小項目1についてでありますが、町におきましてはレジ袋削減に向け、年1回町内の各種イベントにあわせましてマイバッグ運動と称し、環境衛生委員と協働で来場者にマイバッグの無料配布を行っております。また、プラスチックごみの海洋汚染の原因の一つであるポイ捨てなどの不法投棄につきましても、環境衛生委員の御協力をいただき、不法投棄禁止看板を設置いたしまして、不法投棄の抑制を図ってまいっております。昨年度におきましては、海ごみの発生抑制に向けました啓発活動を行うとともに、岡山県の海ごみ地域対策推進事業費補助金を活用いたしまして、町内の児童・生徒を対象といたしまして海ごみの認知度向上を目的といたしましたアンケートの実施及び役場本庁舎へ懸垂幕の掲揚も行いまして、啓発に取り組んだところであります。 今後にいたしましても、ごみを減らす3R、reduce、reuse、recycleにつきまして、広報紙あるいはホームページを通じまして周知を図り、ごみの削減促進に努めてまいりたいと考えます。 次に、小項目2についてでありますが、農業用資材、農業用廃棄プラスチックはいずれも産業廃棄物に該当するために町では収集、処理することはできておりません。産廃処理業者に引き取りを依頼する、またはJAつやまが定期的に行っております農業用廃プラスチック回収を御利用いただくなどして適切に処分していただくよう周知に努めてまいります。 次に、小項目3でありますけれども、リサイクル率で表示できるよう検討してまいりたいと、このように思います。 小項目4についてでありますが、ごみの減量化、資源化を促進するためには可燃用ごみ袋あるいはプラスチック容器包装袋の価格に差別化を図り、可燃ごみ発生の抑制及びプラスチック容器包装の資源化を促進を促すことが一つの手段であると考えております。これが全てだと、このように思っておりませんけれども、手段であると考えております。ごみ袋の値段の改定によりまして直ちにリサイクル、あるいはごみの減量化が進むことは難しいかもわかりませんけれども、分別につきましては、周知を図りながら減量化、資源化に取り組んでまいります。 中項目3のPDCAサイクルの確立の御質問であります。 小項目1でありますけれども、地域福祉計画は地域福祉を推進していくための理念あるいは仕組み、総合的な方向を示すものであります。福祉の各分野における共通事項を定める上位計画といたしまして位置づけております。福祉に関する個別計画であります高齢者福祉計画、介護保険事業計画、あるいは障害者基本計画、障害福祉計画、子ども・子育て支援計画、あるいは健康かがみの21における地域福祉施策の基本的な方向性を示すものであります。この計画自体には目標値を設定しておりません。しかし、鏡野町食育あるいは地産地消推進計画につきましては、2019年度、平成31年度から2028年度、令和10年度までの10カ年を計画期間としております。計画の進捗管理につきましては、保健福祉課、産業観光課、学校教育課等、関係機関が中心となりまして横断的に進捗状況の把握あるいは評価を実施いたしまして、適切な進捗管理に努めるとともに、計画は必要に応じまして見直しをしていくこととしております。あるいは評価見直しにあたりましては、関係者あるいは町民の皆様などの意見を聴取しながら適切に行いたいと考えております。 続きまして、総合計画の評価あるいは見直しの体制についての御質問であります。 鏡野町第2次総合計画の前期5カ年の基本計画が令和2年度に終了いたしまして、来年度中に令和3年度以降の5カ年の基本計画を策定する予定にしております。後期5カ年の基本計画を策定するにあたりましては、前期5カ年の基本計画の取り組みにつきまして検証、評価をいたしまして、後期5カ年の計画につなげていきたい、反映する必要があります。 検証、評価の方法といたしましては、基本計画で掲げています各種施策につきましては、町が実施しています行政評価の手法に基づき評価するとともに、住民の方の御意見をいただくなど、住民アンケート、あるいは地域座談会の開催、あるいは産官学勤労言士等の各種団体の代表者で構成をいたします町民検討委員会、仮称でありますけれども、それを立ち上げまして、御意見を伺いながら次の計画を策定をしていきたいと、このように考えております。 次のかがみの創生総合戦略の検証についてでありますが、かがみの創生総合戦略につきましても、次期戦略を策定する上におきましていろいろな方の御意見をお伺いする予定であります。そういう必要がありますので、これでの行政評価外部評価委員会での検証ではなく、産官学勤労言士等の各種団体の代表で構成する組織を立ち上げまして、評価する予定であります。 次の御質問であります平成27年度に令和11年度を長期目標年度といたしました15カ年計画を策定をいたしました。計画策定から5年目となる本年度が見直し年度にあたりまして、現在改定へ向けた作業に取り組んでいるところであります。今後鏡野町廃棄物減量等推進審議会に諮問をいたしまして、内容の見直し等につきまして御審議をいただく予定にしております。 次の鏡野町地域防災計画の見直しについてでありますけれども、現在岡山県では平成30年7月、昨年の西日本豪雨の検証結果、あるいは災害救助法、水防法、ガイドラインなど、関係法令等の改正を踏まえた修正作業を行っているところであります。本町といたしましても、国の防災基本計画、あるいは県の地域防災計画の内容との整合を図りながら検証を加えた上で見直しを行ってまいります。 次の中項目4の防災情報を的確に伝えるための質問にお答えをいたします。 まず、避難情報の周知の方法でありますけれども、これまでの方法に加えまして、新たに有線放送の自主放送番組の画面におきましてLアラートと連動、連携をいたしまして、ロールスーパー、あるいはL字レイアウトで情報を表示するシステムを整備をいたしまして、情報提供の充実を図ってまいります。 次に、ハザードマップの内容、周知方法についてでありますけれども、現在岡山県が実施している調査をもとに土砂災害特別警戒区域の追加を予定しているところであります。この後、県の調査結果を踏まえまして、ハザードマップを見直しを行ってまいりたいと考えております。ハザードマップを住民の適時、的確な避難につなげるために作成配布するだけでなくて、作成した内容をさまざまな機会を通じまして継続的に周知を図るとともに、出前講座、あるいは住民みずから避難計画を考えるマイ・タイムラインの作成、あるいは防災教育等での利活用等の取り組みを積極的に行っていきたいと考えています。 次に、避難所のあり方でありますが、見直しを予定していることについてでありますけれども、避難所での災害発生時の情報伝達手段の確保、あるいは災害対応の強化を図るために今年度一部の避難所に公衆無線LANのWi-Fiの整備を行うことにしておりまして、来年度以降も引き続き環境の充実を検討してまいる所存であります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 4番光吉 準君。 ◆4番(光吉準君) 再質問をさせていただきます。 まず、給食の民間委託に関連してですが、食育・地産地消推進計画、この中では家庭、学校、地域、生産者、行政、この5つが連携を図りながら食育と地産地消の一体的な推進に取り組んでいくということを述べられております。5つの柱の一つといってもいい学校給食をなぜ民間委託するのか、やはり私には理解がしづらいところであります。今までどおりの直営で5つの柱に据えていただきたいというふうに思っております。それは私の意見です。 この計画をつくるにあたって総合的、計画的に施策を進めていく基礎資料とするために町民アンケートを行ってます。給食の民間委託の検討が執行部で行われていた時期と重なると思います。であれば、給食の民間委託もまたアンケート項目に加えるべきではなかったのでしょうか、御見解をお願いします。 それから、(3)のところの安定した雇用のところであります。 先ほどの答弁の中で町民の声を義務づけたいというふうに答弁がありまして、これは歓迎をいたすところです。労働条件をよりいいものにしないとなかなか人が集まらないということもたびたびお話の中で出てくるわけですけれども、契約の仕様書にそういう労働条件のことであるとか、先ほどの町民を雇用するであるとか、そういうことをぴしっと入れていただきたいというふうに思いますが、御答弁をお願いします。なかなか労働条件について仕様書に入れてるという例も私も見つけることができてないんですけれども、やはり公契約条例のようなものを全体としては考えないといけないのかなというふうに思っているところです。 それから、(5)に関連してですけれども、教育委員会のほうはこの民間委託のメリットとして幾つかのことを上げて説明をされております。調理員の確保ができる、それから衛生基準を遵守したこれまで以上に安心・安全な給食が提供できる、それから人事管理事務について効率化が図れる、栄養教諭や栄養士が献立作成や食育に専念できる、地域の新鮮な野菜、果物の使用をふやすことができる、調理場においてトップダウンにより必要な指示を全員に通しやすくできるというようなことをメリットとして説明されました。しかし、これは今の直営でもできるはずのことだというふうに私は思えます。なぜできていないのかということのほうをむしろ一度は問題にするべきではないのか、検討するべきではないのかというふうに思います。本来は町行政として今上げられているメリットについては、今の直営のままでできるじゃないかということで、なぜできないのかということを検討して、直営でできるようにするというのが本来の筋ではないかというふうに思うのですが、これも御見解をお聞かせください。 中項目の2つ目、ごみ減量、プラスチックごみのほうに移ります。 プラスチックごみですけれども、鏡野テレビでは3Rを呼びかけておられますけれども、これなどももっと具体的に、例えば毎回同じことを流すのではなくて、今ですと大変マスコミも海洋汚染については注目しているところですけれども、そういったこととの関連をづかせながら3Rを呼びかけるとか、アピール力を増す努力をしていただきたいと思います。これも御答弁をお願いします。 それから、夢広場をはじめとして町内のお店にレジ袋削減の取り組みを呼びかけていただきたいと思いますが、どうでしょうか。 続きまして、農業用廃プラの対策についてです。 これはなかなか難しいんだというような答弁だったと思うんですけれども、直接行政としての取り組みではありませんけれども、2つ紹介をしたいと思います。産業観光課などと農協などとの協働した取り組みをぜひ検討していただきたいと思います。 1つは、北海道JAしべちゃと言えば、発音がわかりませんけれども、北海道JAしべちゃの取り組みです。これは農業用廃プラの集中回収日を年に2回設けているそうです。JAの青年部員と、それから役場の職員が各集積所を回って農家の廃プラの運搬を支援する、また中山間地域の直接支払制度の一部を廃プラの適正処理事業に充当して、回収費の補助をしているそうです。 もう一つは、東京都あきる野市です。ここの農業振興会では生分解性マルチの購入費を補助しているそうです。その結果ほとんどの農家がポリのマルチではなくて生分解性のマルチを使うようになったそうです。生分解性マルチは収穫後に畑にすき込めばよく、撤去と処分の作業が省かれ、処理費用もかかりません。 これらは行政が直接取り組んでいるということではありませんけれども、農協や地域の営農組織との連携でさまざまな工夫ができるんではないかというふうに思います。我が町としても研究工夫をしていくべきと考えますが、御答弁をお願いします。 次に、中項目の3つ目、PDCAサイクルに移ります。 食育・地産地消推進計画ですけれども、この計画の、どうも私は進捗管理についてどこに書かれているのか、見つけることができなかったんですけれども、書かれておられるでしょうか。PDCAサイクルについて記述しないような計画、そういうものをつくってはいけないというふうに思うわけですけれども、そうしないとつくっただけでその後の計画に責任を持つ部署がなくなりますので、そういうものをつくってはいけないと思います。この計画におけるPDCAサイクルについて説明をしてください。 それから、食育・地産地消推進計画と地域福祉計画について、この3月末にできたわけですけれども、つくる過程においてパブリックコメントを求めたけれども町民からの意見がなかったというふうにホームページでは報告をされております。ことしに入って4つのパブコメを実施されてますけれども、4つとも一つも意見が寄せられておりません。これは町民に関心がないということではなくて、働きかける側の工夫が足りないんじゃないかというふうに私は思います。町民にこの計画の改定について知っていただくためのどのような努力をされたのでしょうか。計画というものはつくる段階から町民が参加をする、町民のものになっているかどうかによって計画がその後、生きたものになるかどうかが決まってきます。ですから、この町民の関心がなくてパブコメがなかったということではなくて、働きかけ方がどこか問題がなかったのか、その点について検証することが必要ではないでしょうか。抽象的ですけれども、基本的なお考えを述べていただきたいと思います。 同じく今の2つの計画ですけれども、これは計画年度が仕方がないのかもしれませんけれども、第2次総合計画と計画年度がずれるわけです。できるだけ最上位に来ます第2次総合計画の計画期間に合わせて町のいろんな計画をつくっていくべきではないかと思いますが、基本的なお考えをお聞かせください。 それから、鏡野町の第2次総合計画ですが、新しい組織を立ち上げて検討していくんだという御答弁だったと思います。それに期待をしたいと思っております。 次のかがみの創生総合戦略についてですが、計画の改定についての答弁もありましたので、お聞きします。この第2次計画の動きが国のほうでも始まっていまして、年内に第2期総合戦略を策定する予定というふうに報じられております。その計画の中では都市と地方との交流の関係人口らがそこで取り上げられるというふうに報道されております。今の第1期の総合戦略は財政措置として事業費1兆円、そして地方創生の推進の交付金1,000億円を毎年確保して、意欲ある自治体を支援するということでした。意欲ある自治体というふうに言えば、非常に聞こえはいいわけですけれども、地方分権に逆行する、補助金で国が、中央政府が地方を動かそうとする中央政府主導の動きだというふうに私は思っております。そういういわば中央政府の意向に沿う形で計画をつくるのではなくて、補助金に踊らされるのではなくて、この地域のことを本当に考えて、地域の課題を解決していくことのできるような戦略を立てていくべきだというふうに考えます。これも各種団体の代表者で構成する組織で検討するという答弁でしたので、その動きに期待をしたいというふうに思っております。 次の一般廃棄物の処理基本計画です。プラスチックごみの質問とも関連するわけですけれども、例えば京都府の亀岡市は昨年の12月に使い捨てプラスチックごみゼロ宣言を発表して、プラスチック製レジ袋の使用禁止の条例を策定する予定だそうです。それに伴ってのレジ袋を紙袋にかえるコスト増への財政補助なども議論になっているそうです。こういうもちろんプラスチックごみに限らず全国でさまざまな工夫がなされています。よく鏡野町からも視察に行ったりをしていますけれども、徳島県の上勝町などもさらに計画を前に進めるような動きをしています。そういう全国の事例を学んで、邪魔者ごみではなくて、リサイクルをすることによってお金を生み出していくことのできるような、そういう夢のある計画をつくるといいますか、再検討するというか、そういうことをしていっていただきたいというふうに思っております。これは私のお願いであります。 それから、5番目の地域防災計画ですけれども、これの見直しというのはどこに書かれているでしょうか。見直しの手順、手続についてはどこに書かれているのでしょうか。 それから、最後の防災情報について、これはこの後、牧田議員のほうからまとまった質問が用意されておりますので、そちらに委ねたいというふうに思います。 以上で再質問、よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) ただいま給食民間委託をめぐるという中項目の中で、光吉議員からの再質問には具体がありますので、私のほうからお答えをさせていただきたいと思います。 今回作成いたしました食育・地産地消推進計画につきましては、この計画をつくるにあたりまして学校教育課のほうもこの中に参加をさせていただいて、一緒に出ております。学校におきます食育・地産地消推進に関しましては、学校のほうが食に関する指導計画の全体計画を毎年定めております。この中で子供たちが食を通じまして体の健康、心の育成、社会性の涵養、自己管理能力の育成等を給食を通してやるということで低学年、中学年、高学年、中学校と、その年代に合わせた計画の中でこの食育を進めていくと、また学校給食におきましては、地産地消を優先的にやるということで、食に関する指導の生きた教材として活用することと、また学校におきまして郷土料理とか伝統料理であります地域文化、こういうものも子供たちを食を通してということで進めておりますので、今回の民間委託という表現しかないんですけども、あくまで調理業務の委託でございますので、食品の納入から給食を提供するまでには必ず鏡野町が調理の中身まで確認し、安心・安全なものを届けておりますので、この委託が今回の推進計画に逆行するものではないというふうに私は考えております。 次に、アンケートに委託を取り上げるべきだったのではないかということですが、アンケートのほうは相当早く出ておりまして、私どもがこの民間委託も一つの検討材料としてしていたことはこの食育推進計画には特に大きな影響がないものと思いますし、アンケートには取り上げておりませんでした。 労働条件の仕様書への記入でございますが、議員申されましたように仕様書にそういう労働条件まで書くというのは普通あり得ませんが、これから仕様書におきまして業者に提案型の入札というか、業者指定をしていくための提案型のものを設けますが、その後、決まる段階、またそのプロポーザルの段階で業者のほうに雇用についてもしっかりと確認し、町内で働く方、雇用の場としてメリットのある、そういう業者をできれば選定していく方向で行きたいと思いますし、最終的には契約書の中に何らかの形で安定的な雇用についての条件を盛り込みたいというふうには考えております。 それから、もう一点でございます。民間のメリットは聞いたけども、現在の直営でもできるのではないかということでございます。現場としても一生懸命そういう形の中で進めてきたところではございますが、人数が少ないとか、それから指導が、栄養教諭、ましては栄養士ということで、なかなか微に入り細に入り十分なことができなかったのは確かでございますので、こういう部分も解消できるということで委託のほうを選定したほうがいいのではないかということで御議論をいただくように学校給食共同調理場運営委員会に御提案したものでございますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小椋君。 ◎くらし安全課長(小椋保君) 失礼いたします。 それでは、御質問にお答えをさせていただきます。 3点あったかと思いますが、まず最初の御質問でございます。有線テレビの3Rの広報についてもう少しアピール力を増してはどうかという御質問だったかと思いますが、広報につきまして内容を再度検討させていただきまして、さらにわかりやすく皆様にお伝えできるように検討を今後図ってまいりたいと考えております。 それから、レジ袋の削減についてでございますが、町内の業者に宣伝を行ってはどうかという御質問でございました。こちらにつきましても、今まさに国策として取り扱われているような状況でございます。町といたしましても、地元の店舗の方々を含めて御協力をいただくよう今後図ってまいりたいと考えております。 それから最後に、廃プラ対策について2つの団体をお示しをいただきまして、事例を紹介していただきました。私も今のところ詳しい内容等を理解しておりませんので、内容を十分検討させていただいて、今後のごみ対策の方向性を決めてまいりたいと考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事坂手君。 ◎保健福祉課特命参事(坂手真雄君) 失礼いたします。 光吉議員の食育・地産地消計画の進捗管理についての御質問にお答えさせていただきます。 まずは、進捗管理の項目が計画書の中に記載されてないことについてでございますが、本来ならば第1章、計画の策定にあたっての中に進捗管理についての項を設けて記載するべきところをこちらの手落ちで抜けておりました。これに対してはおわび申し上げます。 さて、進捗管理の方法でございますが、第4章、食育・地産地消推進施策の展開というところで、数値目標と町民、家庭の取り組み、地域の取り組み、行政関係機関の取り組みという各項目を設けまして、具体的な取り組み方を記載しております。数値目標に関しましては、毎年数値目標の数値を求めるにはほとんどが食に関するアンケート調査の数字をもとにしておりますので、毎年毎年アンケート調査をするわけにもいかないこともあり、前期5年の経過時点で令和5年の時点で前期の進捗状況の把握と評価を行う中間の見直しを行い、後期の計画を見直していくということとしております。 毎年の進捗管理につきましては、保健福祉課、産業観光課、学校教育課等の関係各課の担当者が集まりまして、第4章の取り組みの具体的な項目などについて現状の把握と課題の掘り起こし等をして、進捗管理とさせていただこうと考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) 各種計画のパブリックコメントのことについてお答えしたいと思います。 各種計画を策定するときには町民の皆様から意見をいただくパブリックコメントを募集しております。光吉議員言われるように町民の方からの意見というのはごくまれでしか、確かに現在のところありません。今やっている方法といたしましては、町のホームページであるとか広報紙にパブリックコメントの意見募集というのを掲載します。それで、計画案自体につきましてはホームページからもダウンロードできるんですけども、各地域の振興センター、それから公民館等にも配布いたしまして、計画が見やすいようにしているところでございますが、これ以外にも今後有線テレビで放映するとかといった方法も取り入れていきたいと考えております。 それから、鏡野町にもたくさんいろんな計画があるんですけれども、関連する計画はできるだけ同一計画年にしたほうがいろんな施策も進めやすいという御意見もございました。町のまちづくりの指針となります総合計画は来年度終了、それから総合戦略は今年度終了ということで、1年ずれているわけなんですけども、これらはもう鏡野町のまちづくりの指針となるところなので、できれば一緒の計画期間に合わせたいという気持ちも私たち持ってまして、それが可能かどうかということを今県や国に働きかけているところでございますので、もう少し研究をさせていただきたいと思っております。それを受けて、また今後の計画をどうするかということを決めたいとも考えております。 ○議長(沖田清明君) 以上で4番光吉 準君の一般質問を終わります。 ここで14時まで休憩いたします。              午後1時51分 休憩              午後2時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 会議を再開いたします。 休憩前に引き続き一般質問を行います。 次に、一括方式により1番飯綱洋平君、登壇。 ◆1番(飯綱洋平君) 1番飯綱洋平でございます。 議長のお許しを得ましたので、一括方式にて一般質問をさせていただきます。 私は大項目としまして、持続可能なまちづくりについて、中項目としまして、誰ひとり取り残さないSDGs、持続可能な開発目標についてお尋ねいたします。 SDGs、聞きなれなく難しい言葉です。新聞やメディアで最近よく取り上げられるので、言葉は何となく知っていたのですが、貧困や飢餓といった課題をなくす取り組みというイメージが先行して、私には身近に感じられませんでした。しかし、隣の真庭市や他の自治体もこの目標たちを地域の課題とみなし、事業化して成果を上げていることを知りました。調べてみると、現状の鏡野町の施策にも学校教育にも大変役に立つと感じ、その経緯から質問をさせていただきます。 ここで私SDGsについて説明をさせていただきます。今回取り上げますSDGs、英語でSustainable Development Goalsの頭文字をとったものですけれども、持続可能な開発目標と訳されます。聞きなれない言葉なのでわかりにくいと思いますが、これは2015年の国連総会で採決された国際的な目標です。単純化して言えば、世界的な課題を誰ひとり取り残さず美しい地球を構成へつないでいくための世界レベルの約束事です。SDGs、持続可能な開発目標は、先進国を含む国際社会全体の開発目標として2030年を期限とする包括的な17の目標を設定し、成長、雇用、クリーンエネルギー、循環型社会、温暖化対策、生物多様の保全、女性の活躍など、経済、社会、環境をめぐる広範な課題に統合的に取り組むものです。1992年のリオ地球サミット以来の地球温暖化や生物多様など、持続可能な開発にかかわる環境系の目標とあわせて、ミレニアム開発目標で求められた貧困、保健、教育、水、衛生などの開発系の目標を引き継いでいます。それに加えて、エネルギー、雇用、経済成長、技術革新、不平等、持続可能な都市、生産と消費といった持続可能な社会づくりのための目標も含まれております。 済みません、具体的に17の目標を示しますと、1、貧困をなくそう、2、飢餓をゼロに、3、すべての人に健康と福祉を、4、質の高い教育をみんなに、5、ジェンダー平等を実現しよう、6、安全な水とトイレを世界中に、7、エネルギーをみんなに、そしてクリーンに、8、働きがいも経済成長も、9、産業と技術革新の基盤をつくろう、10、人や国の不平等をなくそう、11、住み続けられるまちづくりを、12、つくる責任、つかう責任、13、気候変動に具体的な対策を、14、海の豊かさを守ろう、15、陸の豊かを守ろう、16、平和と公正をすべての人に、17、パートナーシップで目標を達成しよう、といった内容であります。いわゆる開発途上国と呼ばれる諸国の問題解決目標が多いと感じるかもしれませんが、先進国も取り組むべき普遍的な内容が含まれていることも理解できるかと思います。私たち一人一人が意識して行動することでゴールに近づけるものだとも思います。 さて、日本での取り組みはどうなっているのかですが、2015年に日本政府は総理大臣を本部長とし、全閣僚を構成員とするSDGs推進本部を設置しました。そのもとで外務省、環境省、内閣府が中心的な役割を果たしています。2016年12月にSDGs実施指針を決定、2017年12月にSDGsアクションプラン2018、2018年6月には拡大版SDGsアクションプラン2018を打ち出しました。 また、公募によってSDGs未来都市として29都市を選定しています。この先駆的な29の自治体の中に岡山県からは岡山市と真庭市が選ばれております。さらに、この29都市の中から上限4,000万円の予算がつく自治体SDGsモデル事業を10事業選定しておりますけれども、この中に真庭市は選ばれております。ちなみに真庭市の事業提案タイトルは、地域エネルギー自給率100%、2030SDGs未来都市まにわの実現、永続的に発展する農山村のモデルを目指して、私が私らしく生きる町でした。大きな町だけでしょうか。いや、そうではなくて、小さな自治体でも選ばれております。北海道の下川町は、林業や木質バイオマスエネルギーの取り組みで知られる町で、人口は3,300人です。SDGsの項目をチェックリストとして活用し、2030年あたりのありたい姿と照らし合わせているそうです。全国的に言えば、先進性を持った自治体がSDGsに正面から取り組み、独自の強みを認識し、未来に向けて発展しようとしています。鏡野町はいかがでしょうか。 済みません、前置きが長くなりましたが、小項目1として、SDGsは誰ひとり取り残さない、持続可能な世界の実現を目指す2015年に国連で採択された17項目から成る国際目標と169の項目を掲げ、貧困、教育、気候変動などの地球的な課題に対し、途上国、先進国を問わず、2030年までに達成することを目指し、国内政策として取り組むよう求められています。鏡野町としてSDGsをどう捉え、どのように積極的に推進されますか、町長の所見を伺います。 小項目2といたしまして、鏡野町が推進する事業とSDGsが掲げるターゲットが交わる部分も多いかと思います。例えば目標3、すべての人に健康と福祉を、は健康づくりを強く進める町の指針と合致します。SDGsの17の目標と具体的な169の項目がある中、町として取り組む課題を研究されたいが、いかがでしょうか、町長の所見を伺います。 小項目3といたしまして、SDGsは私たちが全員で取り組む活動であります。小・中学校など、子供のころから取り組むことも重要かと思います。町の教育現場においてどういう取り組みを行いますか、教育長の所見を伺いたいと思います。 以降の質問は質問席でさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 1番飯綱議員の御質問にお答えをいたします。 町としてのSDGsをどう捉え、またどのように推進するかという御質問であります。 SDGs、本当に次々ソサエティーとかSDGsとか、いろんな言葉が飛び交いますけれども、その捉え方についてお答えをいたします。 これは2015年の国連サミットにおきまして採択をされました持続可能な開発のための2030年アジェンダに掲載された2016年から2030年までの議員申されたような国際目標であります。これには持続可能な世界を実現するための17のゴールと169のターゲットが掲げられまして、地球上の誰ひとりとして取り残されない全世界共通の目標といたしまして経済、社会、環境の諸課題を統合的に解決するということが重要であるとされております。 鏡野町の総合計画、あるいはかがみの総合戦略等の各種計画にもSDGsが掲げている17のゴールと共通するところがあります。例えば地方創生事業は少子・高齢化に歯どめをかけるために将来にわたりまして成長力を確保することを目指しておりまして、住民の方が安心して暮らせるような持続可能なまちづくりと地域活性化が重要となりまして、SDGsの目標としているところにもつながると、このように考えております。 さらに、SDGsを活用することによりまして町の課題分析、あるいは注力すべき政策課題が明確化されることもありまして、SDGsの考え方を次のかがみの総合戦略等に取り込むことも必要ではないかと、このように思っているところであります。先ほど議員が紹介されましたように健康もそれですけども、エネルギーも、さらに鏡野町は随分前から全国の自治体の中でも水力発電の発するエネルギーは鏡野町の町民の100%を優に超えております。そういうようなところも議会の中で紹介をさせていただいたこともあるわけであります。SDGsを活用することによりまして町の課題分析や注力すべき政策課題が明確化されることもありまして、SDGsの考え方を次のかがみの創生総合戦略等に取り込むことも、先ほど言いました。 次に、2の鏡野町としてSDGsに取り組む課題を研究されてはどうかということについてでありますけれども、SDGsの169のターゲット、これが全て町の政策と合致するわけではありません。中には町が注力する施策と方向性が同じ内容のものもあります。先ほども答弁させていただきましたけれども、SDGsが掲げている課題を研究し、今後の各種計画に取り組むことが必要ではないかと考えております。さまざまなことにつきまして議員の御意見をいただきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) それでは続きまして、飯綱議員のSDGs、持続可能な開発目標の小項目3についてお答えを申し上げます。 今回、2020年度からスタートいたします新学習指導要領の改正にあたりましては、児童・生徒を持続可能な社会のつくり手となるように育成することが掲げられております。町内の小・中学校におきましても、豊かな人生を実現し、災害等を乗り越え、次の時代を生きる社会の形成者として現代的な諸課題に対応していけるような資質、能力を教育の中で育むよう各学校の計画の中にその特色を生かして取り組んでまいりたいと思います。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 答弁ありがとうございました。 町長からは、今後の総合政策戦略に取り組んでいかれるということで、前向きに検討していただけるということで安心しました。本年も地方創生に向けた自治体のSDGs推進事業の公募が3月にあったんですけれども、こちらは御存じでしたでしょうか。また、来年度募集があった場合は応募する意思などありますでしょうか。これが小項目1の再質問です。 小項目2につきましては、先ほどもエネルギーの問題や健康についておっしゃられましたけれども、町では既に実りのある政策を実現されております。健康づくり条例を制定し、無料の健康診断や予防接種など、町民の健康維持向上に貢献されております。話題になっている上齋原で整備がなされている高清水トレイルもその一環と言えると思います。SDGsの課題とひもづけをして、そういったことで情報発信をすることによって、されていることは同様のことかもしれないんですけれども、全国に発するときにわかりやすかったり、ひもづけすることによってのメリットが多分出てくると思うんです。そういったことを町の方針としてやっているということでもいいんですけれども、全国のトレンドも踏まえた情報発信もしていただきたいんですけれども、そういったことはいかがでしょうか。 小項目3につきましては、来年度学習指導要領の改正で、持続可能な社会のつくり手、これもSDGsの見解と合っているのかなと思うので、そのように子供がよく自分の力で解決していくような教育をとっていただきたいなと思います。座学だけでなく、生徒一人一人が課題を見つけて解決していく力とか考える力っていうのが本当に今後ますます重要になっていくだろうと思います。そういったことがローカルからグローバルまでの視点を多角的に身につけることによって、問題意識を持って生活する姿勢も身につくと思います。 報告書で読んだんですけれども、ある中学校では、地域に子供が出向いて大人と話し合いを持って対話をする、そういったことで社会性も身につくとともに、対話から学んだことを発展させてさまざまな地域の課題にタックルするようなプロジェクト、そういったことを中学生が考えて実際に行動に移している、そういった地域もあるというふうに読みました。そういったことにも鏡野町の子供がなっていってくれたら将来にわたってすごく有用なんじゃないかなと思います。そういった外へ向けてのフィールドワークなど、今後されるおつもりがあるかどうか伺わせてください。 ○議長(沖田清明君) 総合政策室長武本君。 ◎総合政策室長(武本学君) SDGsのモデル事業につきましては、国から県、それから県から各市町村に乗れる事業、こういう事業がありますけど応募してみませんかという案内は毎年来ます。それで、今言われた3月の時点での申請はしてないわけですけども、来年度以降に向けてそういうモデル事業としての申請というのをどうするかということなんですけども、実際にこれ鏡野町としてどういう事業に取り組んでいくかということも大切ですし、それが合えば、そのモデル事業として全国に鏡野町も発信することができますので、2番目の質問とも合うんですけども、鏡野町としての魅力発信という意味もSDGsにひもづけてやっていけば一つの情報発信として使えるかなという気もしますし、有利な、有利というか、国の補助金もいただけるということもありますので、そこら辺は国の採択に合うか合わないかというとこら辺も含めて検討はしていかなくちゃいけないかなというふうには考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 小項目3の再質問でございます。 一例でございますが、各学校によって多少の違いはあるんですけども、南小学校の総合的な学習の時間の指導計画書ができております。この中で3、4、5、6の中学年から高学年の子供たちが今やっておりますが、やはり教科横断的、また総合学習の時間を通して探究的な学習を、それからみずから課題を見つけ、みずから学び、みずから考え、主体的に取り組み、よりよく問題を解決していく資質、能力を育てるということを目標といたしまして、鏡野のよいところを調べようということで、地域に出ていき、地域の状況とか地域の方々の活動状況等を学ぶ、それをまたまとめて自分たちで話し合いをするとか、地域の歴史を知ろう、学校の所在します町のエリアのいろんな歴史を探訪しながら、自分たちがここにあるまでどういうことがあったのかということ、それから郷土の環境を守ろうということで環境の変化等も含めて学習したり、それからみんなで暮らしやすい生活を考えよう、こういう問題解決等も含めた中で、このSDGsの4項目めにあります教育ということに関して主体的に学校のほうもしっかりと計画の中に入れて、子供たちが中心となって自分たちが将来をつくっていくという大きな目標を子供たちが持てるような教育を進めているのが現状でございます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 教育長の答弁に水を差すわけではありませんけども、最初にお断りをしておきます。 新しい職員、教員が鏡野町に赴任をされるときに、教職員を前に鏡野町の豊かな自然、例えば上齋原のスキー場もしかりでありますけれども、豊かな自然の中で学ぶ力、あるいは問題意識を持つ力をもっともっと子供たちにつけてほしいというのは、私も懇願をしております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 答弁ありがとうございました。 課長からも返答をいただきましたけれども、魅力発信をしていくということで御尽力していただきたい。柔軟に取り組んでいただきたいと思います。ぜひよろしくお願いします。 教育長からの返答で、南小学校の事例、探究的、主体的な学習をしていくんだというような力強いお言葉をいただきましたので、今後も私もいろんな研究成果等を拝見させていただきたいと思いますので、すごく成果があらわれるのを楽しみにしております。ありがとうございました。 私の一般質問はこれで終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で1番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により3番仲西祐一君、登壇。 ◆3番(仲西祐一君) 3番仲西祐一です。 議長のお許しをいただきましたので、本日大きく5件の質問を一問一答方式で質問させていただきます。 早速中に入らせていただきます。 大項目、消防・防災対策の推進について、中項目、昨年の豪雨災害に対する対策について、小項目、①昨年の豪雨災害でいまだ手つかずの崩落、崩壊箇所等がありますが、その対策はどのようにしているのでしょうか。対応済みの箇所と未対応箇所はどれだけあるのでしょうか。そして、未対応箇所はどのような対策を立てているのか教えてください。 ②昨年の災害時に多くの消防団員が出動して警戒に尽力いただきましたが、装備の乏しさというのが、私も消防団員でございますが、感じました。本年度装備の拡充の計画をお尋ねいたします。 ③その他、昨年の災害の経験からの新しい対策計画等があれば教えていただきたいと思います。 2件目、大項目、地域情報化の推進について、中項目、有線放送の活用について、①町内に整備されている告知放送ですが、運用としては主に緊急時用の利用が大きな目的ではあると思います。その他、町民とのコミュニケーションとしての有効活用を検討しておられますでしょうか、教えていただきたいと思います。 そして3件目、大項目、子育て支援充実について、中項目、給食調理場の委託及び前後の対応について、①改修工事期間中のアレルギー食児童の弁当を、当初アレルギー食の弁当業者がいないということで保護者に弁当の作成を依頼していたと思います。そして、議員の提案によって対応できる業者が見つかったということで今話が進んでいるということですが、その予算はいつ計上する予定なのでしょうか。保護者等の方々への経緯説明等はしっかり行っているのでしょうか、教えていただきたいと思います。 そして4件目、大項目、効率的な行財政の推進について、中項目、職員の配置について、①各課によって業務のボリュームが大きく差がある部署があるように感じます。各課の職員の残業時間と有給等の取得率をお尋ねいたします。 5件目、大項目、行政の財政について、中項目、各種未納問題について、①町民の方々より各種の料金、水道料金、給食費等の未納は何種何件あり、金額は幾らあるのでしょうか。 ②未納額の回収率と回収方法などの取り組みを教えてください。 以上で壇上の質問は終わります。あとは質問席でさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それでは、3番仲西祐一議員の御質問にお答えをいたします。 消防・防災対策の推進についての御質問であります。昨年度の豪雨災害に対する対策について、小項目1から順にお答えをいたします。 小項目1でありますけども、まず町発注の工事についてお答えをいたします。 公共土木災害、道路、河川災害につきましては、16件のうち9件が完成をいたしまして、5件が実施中であります。残り2件につきましても、早期の事業実施を予定しております。農地農業用施設あるいは林業用施設につきましては70件ございまして、61件が完成もしくは実施中であります。残りの9件につきましては、河川内の施設の災害等のために仮応急措置を講じまして、渇水期での事業実施を予定しているところであります。 県の関係災害につきましては、地区、道路、河川別に取りまとめを行いまして、早期対応要望書を提出しております。県からは人的被害の影響が大きな箇所から実施を行いまして、未対応箇所につきましても随時対応するとの回答をもらっております。しかし、町からは再度早期着手、あるいは危険箇所の仮設応急あるいは安全対策等の施工もあわせて強く要望してまいります。 次の小項目2の御質問であります。 消防団の装備の拡充につきましては、昨年の豪雨災害で明らかになりました議題をもとに消防団からの要望を受けまして、本年度は水害に対して必要な装備、主に救命胴衣、いわゆるライフジャケット、あるいは胴つき長靴の整備を行います。今後につきましても、消防団員の安全確保を最優先に考えまして計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 続きまして、小項目3についてお答えをいたします。 平成31年3月に鏡野町業務継続計画を策定をいたしました。町自体が被災し、業務に制約を受けた場合でありましても、町としての役割が果たせるよう、非常時に優先する業務を整理をいたしまして、執行体制や対応手順について定めております。 続きまして、大項目、地域情報化の推進についてであります。 有線放送の活用につきましての質問にお答えをいたします。 町内に整備をされております告知放送、災害その他緊急時の通報及び連絡並びにこれらの防止と警戒等に関する事項の伝達、教育文化、産業、住宅、生活の福祉の向上に資するための情報伝達手段として活用がなされているところであります。また、地域の代表者の方が地域内の情報連絡を行う手段として告知放送を使用し、地域内放送を行うことも可能であります。ただ、この代表者の方によりまして差があるようであります。地域内の情報伝達の手段として有効に活用していただければ、より細やかな情報伝達が可能になるわけであります。告知放送の活用につきましては、今後も町民の皆様方の情報伝達手段といたしまして丁寧でわかりやすい放送に努めてまいります。 続きまして、大項目、効率的な行財政の推進について、中項目の職員の配置について、各課の業務量に関する質問にお答えをいたします。 まず、各課職員の残業時間に関してでありますけれども、平成30年度中におきましては、7月豪雨災害時と選挙事務従事を除く時間外勤務時間の平均におきましては、一般職員で約85時間となっております。所属別で見ますと、0時間から約224時間と大きな差が生じております。有給休暇につきましても、平成30年度中の平均取得率は29.25%、約10.5日平均の取得率となっております。同じく所属別で見ますと、11.41%で約3.8日から74.34%で23.3日と大きな差異が生じております。 主な要因といたしましては、他律的な業務を行う所属と自律的な業務を行う所属との相違でありますけれども、本町におきましては、地域住民との折衝等に従事するなど、業務の量あるいは時期が他律的に決まる所属におきましては、時間外勤務時間が多くなっております。一概に超過勤務時間数が多いから業務量が多いということでははかれない部分もあるわけであります。働き方改革の一環といたしましては、超過勤務の適正な運用が必要となります。やむを得ず長時間の超過勤務を命じざるを得ないことが予測される職員に関しましては、事務分掌の見直しあるいは事務処理方法の改善など、負担の軽減に課全体で取り組むほか、健康状態にも配慮いたしまして、休暇の取得も促してまいりたいと、このように考えております。 課ごとそれぞれの業務を割り振っておりますけれども、必要に応じまして見直しを行い、職場環境の整備あるいは業務量に見合いました人員配置等につきましても取り組んでまいります。 次に、大項目の行政の財政についての御質問であります。その中で各種未納問題についての御質問であります。 各種料金につきましては、現在管理の一元化ができておりません。各担当課による管理をしておるのが現状であります。担当課におきましては、債権の発生に係るそれぞれの根拠法令及び民法に基づきまして、債権の管理あるいは徴収事務等を行っているところであります。 主な未回収債権につきましては、決算の確定をした平成29年度決算で申し上げますと、上水道事業の簡易水道特別会計でありますけれども、収入未済額は1,008万5,000円で、徴収率が88.2%、滞納率につきましては11.8%でありまして、対象件数は150件で、回収率は2%であります。 次に、公営企業会計の水道事業会計につきましては、過年度未収給水の収益が4,746万7,000円、現年度未収給水収益4,577万7,000円で、一般会計に置きかえて申し上げますと、徴収率が96.3%、滞納率が3.7%であります。対象件数につきましては238件で、回収率は39%であります。 続きまして、下水道事業会計といたしましては、公共下水道及び農業集落排水及び林業集落排水事業の各特別会計を一本化をいたしまして合計値で説明をさせていただきます。 全体の収入未済額は871万8,000円で、徴収率が92.5%、滞納率が7.5%であります。対象件数につきましては126件で、回収率は5%であります。回収の取り組みといたしましては、滞納者への督促状を発行いたしますけれども、未納者の方へは分納誓約書を徴取いたしまして、分割納入をいたしております。著しく悪質な案件につきましては、催告状あるいは予告書によりまして通知をいたしまして、その上、給水停止を行っております。 保育料といたしましては、平成29年度に1億52万5,000円の調定額に対しまして、1億42万8,000円を収入いたしております。平成29年度以前の未納額は457万6,000円ありまして、平成29年度中に104万7,000円を収入しております。未納者への対応でありますけれども、督促状及び催促書によりまして納付を促しています。また、催告に応じない滞納者につきましては、児童手当からの天引き等によりまして納付にかえております。 給食費といたしましては、平成29年度の未納額につきましては6件、17万9,960円となっております。今後、裁判所に支払い督促も申し立てまして回収をしていく予定であります。 令和2年度に改正民法が施行されることに伴いまして、債権の消滅時効に関する項目も一部改正されますので、職員研修等を通じまして改正内容を周知した上で、各種料金の未回収債権の管理にあたりまして個別に精査を行いまして、適切な方法による債権の回収に努めておるところであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 子育て支援の充実についての中項目、給食調理場の委託及び前後の対応についての御質問でございますが、アレルギー対応食の弁当につきましては、現在議員御質問のとおり対応される業者が議員の御協力によりまして見つかったということで、当初はお弁当をということでお願いしておりましたが、業者のほうと今詰めているところでございます。先般も給食の栄養教諭等で試食もさせていただきまして、これならいけるかなということで今考えております。また、それに対しましては26名の対象者でございますので、現在ある予算の中で対応できるものというふうに考えております。 また、アレルギーをお持ちのお子さんの保護者の方の説明等につきましては、早急にできるだけ早い時期にということで、説明とそれから試食も兼ねたような形を御案内をさせていただいて集まりたいと思います。できるだけ早い時期を今やりたいというふうに準備をしているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 それでは、再質問を順番にさせていただきます。 それでは、1番の豪雨災害に関連の質問ですが、箇所数等は理解をいたしました。まだ現在の状況で、町の未施工地域、箇所というのがまだあるんでしょうか。それで、その対応というのはどういった対応になっていますか、教えていただきたいと思います。 それと、国や県とか町とかいろいろな管轄はあると思うんですけど、近隣の住民の方はいつになったら直るんかというようなことを心配されておると思います。そういった問い合わせ等はあったかなかったか教えてください。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 仲西議員の質問にお答えいたします。 町の未施工部分につきましては、現在水関係の応急対応だけで、秋以降でないと本施工にはかかれない箇所が多数あります。それにつきましては、今年度中の完成を見込んでおりますので、町の工事で今年度残るというのはほとんどなくなるということでございます。 それともう一点、県工事につきまして、割と未対応箇所が残っております。この件につきましても、県のほうに要望はいたしておりますが、県のほうといたしましても今年度の秋までにはまだ四、五十件、箇所が残っておるそうですが、それに対しましても対応はするというお答えをいただいておりますし、議員が申されましたように、この箇所はどうなるんかなというような問い合わせもいただいております。それにつきましても今の回答を返させていただいております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) わかりました。 やはり一応町の対応のところはほぼできるということで、完了はしないけど、対応はできているということで問題はないということの認識でよろしいんでしょうか。 それと、今県の河川とかが確かに手がついてない箇所が何カ所かあると思います。それは直接町として対応はできないんですけども、今後また豪雨が来る可能性があります。特に私の地域なんかでも10月ぐらいに入札が県のほうであるというような話も聞いてますので、多分もうこの夏の雨の降る時期にはちょっと工事が間に合わないというようなことがあります。再度そこに大雨が降って濁流が来た場合、どういった対策をするのかと、町としてできる対策があると思うんですけど、そういったことは考えられておられますでしょうか、御答弁をお願いします。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 最初の質問の町の工事につきましては、今年度中にほとんど完成をするという予定でおります。 次の県の工事が残っとるという件につきまして、秋以降の発注になるということで、それまでの間はどうなるかという御質問でございますが、その点につきましても県のほうにその間の監視等により現状把握をしっかりしていただいて、その辺は注視してくださいという要望をしっかりしておりますので、町がどうのこうのというわけじゃなくて、県に対しての要望を強くしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) わかりました。 あってはならないことなんですけど、例えば堤防が崩れたところがまたその後崩落するというか崩れるというようなことがもしあってはいけないので、私が思うのに地元消防団、実際何かあったときに見回りしたりとかというのは消防団が行うと思いますので、その未施工箇所での、当然知っとられるとは思うんですけども、じゃあそういったときに、もしそういうことがあった場合、どういう対策が打てるのかというようなこともぜひ一度お話をしていただいて、周知徹底といいますか、やはり町民の皆さんもそこを心配されとる方、特に堤防のあたりに畑や田んぼや家がある方とかおられますので、そういったことの不安を感じている町民の方々もおられると思いますので、できればそういったことの説明等を何らかの形で、地域としてこういう対応をしようとかというようなことの確認をぜひできたらしていただきたいなというふうに思います。 以上で今の質問は終わりたいと思います。 次の2番目の質問、②の分に移ります。 消防団の装備の件でございますが、ライフジャケットを用意するということで、それはありがたいなと思うんですけど、数とか時期は、この災害、雨の時期にちゃんと間に合うんでしょうか。 そこら辺のことと、あとこの間も話に出たんですけど、やっぱり無線機、そういったものを各分団に持たせていただいて、何か災害のときにお互い連絡がとりづらいということの声も出ておりますので、できればその無線等も各分団に対しての設備というものをしていただきたいと思います。そこら辺の御答弁をお願いします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 3番仲西祐一議員さんの質問にお答えします。 ライフジャケットの導入の数、それから時期の件なんですけども、積載車が消防団に45台ありまして、1台につき3着の数を支給する予定で今進めております。時期につきましては、台風シーズンまでにはと思っているんですけども、なるべく早い時期に団員さんのもとに届くようにしたいと考えております。 以上です。 済みません、それともう一つ、無線機の件です。失礼しました。 無線機につきましては、豪雨災害に団員同士の通信手段がとれないということは要望書のほうでもいただいております。少しでも改善したいと考えておりまして、現在各部長、班長に配布するトランシーバーの整備を検討しているところです。国のほうに事業を使ってできないか検討しているところでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございます。 早急に間に合うようにしていただければ大変ありがたいと思いますし、無線機のほうも早いタイミングでぜひ設置をしていただければ消防団員の安全にもつながることだと思いますので、ぜひともお願いをしたいと思います。 そして、あと災害時、私も豪雨のときに思ったんですけど、カラーコーンといって、河川の狭いところがもういっぱいいっぱいになってくるというようなところで通行どめを何カ所かしたことがあります。そういったときに、カラーコーンとかバリケード、それと土のう、去年多分足りなかったと思いますので、そういったことを例えば私、これは提案ですけども、近隣の建設工事会社さんとかと災害協定とか、そういうのも結ばれたりはしとると思うんですけども、取りに行くにいくのに、役場に去年取りに来たらなかなか出てこなかったんです、カラーコーンとかね。ですので、逆にあれば早急に地元で対応できるということであれば、例えば近隣の工事会社さんにそういうときにはちょっと一旦お借りできるようなお話をしていただくとか、そういうなことで通行どめをしたりとかっていうときに、そういう資材といったものは素早く調達ができるようなことができたらいいなというふうにも感じておりますので、そういった部分もぜひ御検討をしていただきたいというふうに思います。 ②のほうを終わります。 3番に行かせていただきます。 先ほど町長の話の中で、鏡野町業務継続計画というのを作成したということで書いてありますが、これあくまで町が被災した業務のことについての対応手順ということだと思いますが、それ以外に計画というのは特に考えられてはないんでしょうか、それについて御答弁をお願いしたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 3番仲西祐一議員さんの御質問にお答えします。 31年3月に策定しました業務継続計画以外のものとしましては、町の機能が完全に喪失したりとか不全になってしまいますと、県や国、それから他の自治体からの応援をいただくということが当然出てまいりますので、その受け入れのための応援受援計画、さらには逆にうちから他の自治体に対する応援計画というのも整備する必要があると考えておりまして、今後検討していきたいと考えておりますが、まだ完成には至っておりません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) わかりました。 そういった当然計画も必要ですし、去年の豪雨災害を受けて、もうちょっといろんな改善点、計画までつくらなくてもそういったポイントでいろんな計画ばかりではなくて、細かいところをつくっていただいたり、検討していただけたらいいなと思いますので、ぜひともさらにまた豪雨が来る可能性もありますので、その対策をしっかりできるようにしていただきたいというふうに思います。 それでは、今の大項目1の災害に対する質問はこれにて終了させていただきたいと思います。 それでは2件目ですが、告知放送の件でございます。 なぜ私がこういうことを質問したのかといいますと、これはあくまで有効活用ということで提案をさせていただきたいんですけど、先日テレビで拝見したんですが、鹿児島県鹿屋市で有線放送を住民が楽しみに聞いているというような情報が上がっておりました。その内容は、母の日に息子や娘が手紙をおじいちゃん、おばあちゃんに書く、それを市内の中学生が手紙を朗読するというような内容でした。大変それが好評でして、町民の皆さんがそういった親子の関係であるとか、そういったことを感謝であったり、いろんな気持ちを書き上げたものを中学生が朗読するというようなことをされているそうです。それで、話題にもなり、皆さんがそれをすごい楽しみに聞いているというようなことでして、その放送の後、地域の方でそういう読まれた方がお互い親子関係であったりとか、子供が心配しているとか、そういうなことも共感をして、大変人気になっているということですし、朗読した子供たちも、自分が大きくなったら将来自分もそういう手紙を書きたいというようなことを取り組んでいるというようなことが書いてありましたので、こういったことも町民の方にそういった関心を持っていただく、せっかくある設備ですから有効利用していただいて、そういった事業も新しく使っていただければ、もっと町内としてそういう親子関係であったりとか、みんなの声が発信できていいんじゃないかなと思いますので、そういったことも御検討をぜひしていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いします。 次に、3件目ですが、子育て充実支援について、給食調理場の件です。 なぜこの質問が出たのかということですが、やはりしっかりとこういった今いろんな議員が質問をされている中で一つの大きな事案ということになっておると思います。その中で、アレルギー食の弁当が対応できないというようなことを、しっかりと調べていただいて、今からですけど今後そういったことがないように、やっぱりデリケートな問題でもございますし、そういったこともしっかりと調査をしていただいて、そういったことを行動に移していただくというようなことが、私も何度もいろんな事業で言っておりますが、やはり調査研究という部分、しっかりとした、例えばその事案、こういったことをやるとなれば、それでよくなったところ、悪かったところ、いろんな議員からも提案があると思いますが、そういったところもしっかりと調べていただいて、調査してそういう行動に移るというのが基本ではないかと思いますので、そういったところをもうちょっとしっかりと調査をされたほうがいいのではないかなと思います。そういった部分に関してちょっと答弁をしていただけたらと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 年岡教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) ありがとうございます。 私どもも一生懸命インターネット等も含めて調査したつもりではございますが、当初のお話の中で給食委員会等に図る段階では、そういう該当するところが見つからなかった、県南等にはあるんですが、配達区域ということの中で対応できなかったということで津山エリアにということで進めてまいりました。調査が十分ではなかったというのは、次に発見されたわけですからそういう部分にもなるかと思いますが、一生懸命これからもアンテナはしっかり立てながら必要なことについてはしっかりいいところも悪いところも含めまして研究し、最終的にいいところを選ぶという考え方でいろんな事業を進めてまいりたいと思いますので、これからもしっかりと御指導いただけますようにお願いしたいと思います。
    ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) わかりました。 先ほども人間完璧にはできないこともたくさんありますので、その中でしっかりできることをやっていただいて、特にその保護者の方に負担のかかることですから、そういったことはしっかりと調べてやっていただきたいというふうにお願いをして、この質問を終わりたいと思います。 それでは、4件目の質問です。効率的な行財政の推進について、職員の配置についてということで、職員さんの残業時間とか、そういうボリュームに差があるのではないかという御質問をさせていただきました。 私も当然議員ですから、この役場にいることが多いです。その中でやはり私も夕方残っておられる職員さんをどこが残っとんかなと、どこが残っとんかなというのもあれですけど、遅くまでされている方もおられますので、御苦労さまですという声かけをさせていただいているんですが、やはり残業をしているから仕事が多いばかりとは言えないとは思います、確かに。でも、いつも残っているとこは大体同じとこが残っています。そして、どことは言いませんが、早く帰っとるところはいつも早く帰られとるような気がしています。それは業務内容とか、そういったところでっていうのも当然あると思いますが、やはり人の確保、配置っていう部分では特に遅くまで残っている部署もあるので、やっぱりそういった部分もしっかり町長見ていただいて、業務の改善であるとか、そういったことも当然していただきながらですが、配置のことをしっかり考えていただきたいなと思います。皆さん一生懸命されている方もたくさんおられますので、皆さんそうですけども、やはりそういった部分もちょっと考えてあげないと、偏った負担がかかっているのを私は感じておりますので、何事も削減削減ということばかりではいけないと思いますので、必要なとこは必要なものとしてのかえ方をしていただきたいと思います。それに対しての御答弁をちょっとお願いします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ありがとうございます。 本当に私たちが常日ごろ思っていることを議員が言われたわけであります。それに対しましてということではないんですけども、鏡野町では見えるような形で水曜日はノー残業デーにしておりますし、また加えて働く人の利便性を考えて、月曜日は窓口の対応は住民税務課の対応は残業もして行っております。各課の対応はさまざまに違うわけでありますけれども、そう言われるところは多分同じところを見ておると思いますので、注意をしていきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) じゃあ、よろしくお願いいたします。残業とかそういった部分だけでは判断できませんけど、そういった部分もしっかり見ていただいて、効率的な行財政の運営ということでやっていただきたいというふうに思います。 それでは、5件目です。 行政の財政について、各種未納金問題ということで、先ほど何件かの御答弁がありましたが、確かに私これ1つ気になっているのは、払えない方も実際おられると思います。逆に言うと、払えるのに払わない人っていうのが、おってほしくはないんですけど、おられるわけだと思います。そこら辺を逆に町のほうとしてはある程度把握をされているんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今の御質問であります。 なかなか答えにくい質問でありますがゆえに、誰も手が挙がらないのでということでありますけれども、しっかりそこのところは見えない部分は見えない部分として、先ほども上下水道もありましたように、とめる、停止をするというようなことも考えておりますし、効果の上がっている他の自治体を参考にしながら対応していきたいと、このように思います。これらにつきましてはそれぞれ決算議会で皆さん方の御指摘をいただいておりますので、またそのとこでも質問を受けると思います。そういうことでよろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) ここで15時10分まで休憩をいたします。              午後3時1分 休憩              午後3時10分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 引き続き一般質問を行います。 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 先ほどの答弁を控えたいというようなお話でしたので、ある程度把握はされているとは思います。ですので、そこら辺の関係各所の連携というのも当然情報共有がないとそういった無駄なことも発生してくると思いますので、そういった部分をちゃんと情報整理をしっかりしていただいて、支払いができるように、しない人に対してはしっかりとした毅然とした態度でそういった問題はもうさせないという強い意志で当たっていただきたいというふうに思いますので、そういった情報共有、各部署での情報共有というものもあれば、やっぱりそういった無駄な動きもしなくてもいいでしょうし、効率的なことができると思いますので、そういった部分を調べるような部署というか連携というのが実際できているんでしょうか、そこら辺はどうなんでしょう。 ○議長(沖田清明君) 副町長有本君。 ◎副町長(有本昌充君) 徴収に関します組織内の連携と。鏡野町には債権、未収金を扱う一元化した課を持っておりません。そのかわりに徴収金収納調整連絡会議、これ私座長をしておるんですけども、この会議で、未収金、不良債権についての扱いを進めておるところですけども、一言で未収金と、債権といいましても、私債権もあれば公債権もある、それから強制徴収もできるのもあれば、強制執行ですね、裁判所が絡んだ、こういうことをしなくてはいけないもの、また時効もまちまちに違っております。その辺もありますので、よくよく勉強しなくてはいけないということで組織横断的なこの徴収会議連絡会議を持ちまして、専門家の御意見も聞いたりしながらノウハウを高めて、一人でも徴収にたけた職員がふえることを、これを目指して進めていきたいと、そのように考えておりますので、御理解をいただきたいと思います。 先ほど町長が答えましたけど、悪いですか、あるのに払えないですか、もう毅然とした態度で対応いたしますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 副町長はしっかりそういったことは毅然とされる方だと思いますので、しっかりとした対応をお願いしたいと思います。 それでは、質問は以上で終わります。ですので、こういった内容ですので、今後いろんな問題点、いっぱいあると思います。何度も言いますが、調査研究、しっかりとした調査のもとにそういったそれぞれの事業がやっていけるような行財政であってもらいたいというふうに思いますし、我々議員も微力ながらいろいろ研究したり調べたり、そういった提案もしております。そういったのにもぜひ耳を傾けていただいて、お互い一緒に同じ方向を向いて、何度も言いますが、一緒に力を合わせてすばらしいまちづくりに邁進していきたいなと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 以上で私の質問を終了いたします。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で3番仲西祐一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により2番牧田俊一君、登壇。 ◆2番(牧田俊一君) 2番牧田俊一です。 ただいま議長のお許しを得ましたので、今回は一問一答方式にて質問をさせていただきます。 大項目は、昨年の豪雨災害から教訓と今後の防災・災害対策について、中項目、小項目は一般質問通告書どおり質問をいたします。 まず、中項目の避難方法についてですが、小項目、5月末より、内閣府による避難勧告等に関するガイドラインの改正に伴い、洪水、水害、土砂災害の警告レベルを用いた避難行動、避難情報等が変わります。町としてどのように町民に周知していくのかお尋ねをいたします。 次の中項目、今後の防災計画についてですが、小項目、昨年からの取り組みが課題となっておる災害発生時に自力で避難することが困難な高齢者、障害者の方といった要支援者の避難先や介助する人を事前に決めておく個別計画の策定状況は現在どのようになっているのでしょうか。 次の小項目では、光吉議員さんも触れられましたが、鏡野町地域防災計画では、ホームページ上では平成29年1月版として掲示がしてありますが、昨年の豪雨災害をもとにした見直しと今後の取り組みの計画、変更点がどのようなものがあるのかお尋ねをいたします。 次に、災害対策基本法に基づき、各自治体がそれぞれの防災会議に諮るとなっていますが、現在の町の取り組み状況をお尋ねをいたします。 次に、昨年度の9月議会での答弁がありました自主防災組織の機能強化に向けた支援事業や防災講演会の開催、防災意識向上のための出前講座の開催など、きょう現在までの取り組み状況をお尋ねをいたします。 次の中項目、防災重要ため池についてですが、県の指定により防災重要ため池の指定が、旧基準4カ所から新基準36カ所に再認定に変更となりました。今後、再認定により町はどのような防災対策を取り組むのかをお尋ねをいたします。 次の中項目、治水、治山ダム機能についてですが、町内の各ダム管理者との連携について、満水時の放流時のとき、避難を要する場合、1、住民への避難周知方法、伝達方法はどのようになっているのでしょうか。 2、現在の周知方法、伝達方法で夜間の避難や短時間での避難を要するとき、町民の方に確実に伝わることができるのかをお尋ねをいたします。 次、昨年の豪雨災害より、町内にある砂防ダム、治山ダムの防災機能状況はどのようになっているのかお尋ねをし、次に今後防災機能強化に向けた取り組みとして、砂防ダム、治山ダムの新規建設と既存ダムの補強工事やメンテナンス管理等の計画をお伺いをいたします。 最後の中項目になりますが、今後の町の取り組みといたしまして、昨年の豪雨災害発生から約1年を迎えます。今年度から新たな防災、災害に強いまちづくり構築に向けた取り組みをお尋ねをいたします。 以上、登壇での質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 2番牧田議員にお答えをいたします。 大項目の昨年の豪雨災害からの教訓あるいは今後の防災、災害の対策についての御質問であります。 中項目でありますけれども、避難方法についての御質問にお答えをいたします。 切迫度に応じまして、警戒レベルが1から5の5段階に区分をされました。警戒レベル3につきましては高齢者等は避難、警戒レベル4につきましては全員避難、警戒レベル5は命を守る最善の行動といったように、出された防災情報からとるべき行動を直下的に理解しやすくするために避難情報を発令する際に警戒レベルの数字で呼び方を追加をするものであります。本町でも、今出水期から運用開始をいたします。町民への周知の方法といたしましては、広報かがみの、町のホームページあるいは有線テレビの文字放送のほかに出前講座など、さまざまな機会を活用いたしましてお知らせをしていきたいと、このように考えております。 続きまして、中項目の今後の防災計画についての御質問にお答えをします。 個別計画の策定につきましては、新たに整備をいたしました鏡野町避難行動要支援者管理システムを活用しまして策定に取り組んでまいります。民生児童委員あるいは町社会福祉協議会あるいは自主防災組織、自治会、福祉事業者等の協力を得ながら、避難するときの一人一人の具体的な避難方法につきまして個別計画を作成していきたいと考えております。今後、町地域防災計画に定めました要件をもとに避難行動要支援者名簿を整備をいたしまして対象者の選定を行っていきたいと、このように考えております。 続きまして、鏡野町地域防災計画についてであります。 現在、岡山県では、平成30年7月豪雨の検証結果あるいは災害救助法あるいは水防法ガイドラインなどの関係法令等の改正を踏まえた修正作業を行っているところであります。国の防災基本計画あるいは県の地方防災計画の内容との整合を図りながら検証を加えた上で見直しを行ってまいりたいと、このように思っております。 主な修正内容といたしましては、市町村の避難情報発令基準の設定、あるいは国、県、関係機関から派遣されるリエゾンの受け入れ態勢の整備、あるいは要配慮者利用施設の避難確保計画作成及び避難訓練実施などについて検討していきたいと、このように思っております。 続いて、防災会議についてであります。 防災会議につきましては、災害対策基本法第16条及び鏡野町防災会議条例に基づいて設置をされまして、町長の諮問に応じまして町の防災に関する重要事項を審議することになっております。今後予定されております鏡野町地域防災計画の修正につきましては、町防災会議に諮って審議をしていただくことになります。 続きまして、自主防災組織の機能強化等であります。 自主防災組織への支援事業についてでありますけれども、昨年度の鏡野町自主防災組織活動支援事業費補助金の交付実績は3件でありました。また、11月には防災講演会を実施をいたしております。約50名の方の出席がございました。出前講座につきましては、沢田地区、奥津地域ケア会議、あるいは藤屋地区おたがいさま会議など、計5回実施しておりまして、早期避難、非常備蓄品、災害避難カード作成など、重要性につきまして話をさせていただきました。本年度につきましては、現在までで補助金の申請が1件、出前講座につきましては1回実施しております。また、地域防災の担い手の育成、地域防災力の向上を図るために日本防災士機構が認定をいたします防災士の資格取得費用の助成にも取り組んでまいりたいと、このように思っているわけであります。さらに、自主防災組織の100%実施に向けましてあらゆる手段を講じまして皆さん方に参加をして組織をつくっていただこうと、このように努力してまいる所存であります。 続きまして、防災重点ため池についてでありますけれども、昨年の7月豪雨によりまして全国的に多くの農業用ため池で決壊あるいは損傷等が発生をいたしまして、防災重点ため池ではない小規模なため池でも人的被害が発生をしてまいりました。このような状況を踏まえまして、決壊した場合でも浸水区域内に家屋あるいは公共施設等が存在し、人的被害を与えるおそれのあるため池が新基準の対象になりました。鏡野町といたしましては、まず決壊するおそれのある等の場合、迅速かつ安全に避難するための手段といたしまして、ため池ハザードマップを今年度から4カ年計画で防災重点ため池36池の全箇所作成予定としております。作成手順といたしましては、浸水想定区域の検討、避難経路等の設定、住民との意見交換などを踏まえまして作成をいたします。また、整備工事といたしましては、ため池管理者と協議を行いながら廃止工事等の防災・減災事業を進めてまいりたいと、このように考えております。 続きまして、中項目の治水、砂防ダム機能についての御質問であります。 放流時の住民への避難情報の周知方法あるいは伝達方法についての御質問でありますけれども、苫田ダムの場合、大雨による苫田ダムが洪水警戒態勢に入ったとき、あるいは放水量を増加させるときなどにファクスで町のほうに通知が入ってまいります。恩原ダムの場合も同様に恩原ダムから越流が開始されますと、中国電力から確認用端末とファクスを使いまして通知が来るわけであります。苫田ダム、恩原ダムからの通知を受けまして、町のほうで避難情報を発令する必要があると判断した場合には、有線テレビによる一斉の音声告知放送、文字放送、あるいは緊急メール、町のホームページなど、さまざまを使いまして町民にお知らせをいたします。 続いて、香々美ダムについてでありますけれども、大雨洪水に関する注意報、警報が発令された場合、建設課の職員が現地で警戒態勢をとり、洪水調整範囲の中で今後の流入量を予測し、放流を決定しております。まず、放流開始1時間前に各関係機関へ通知をいたしまして、警報車によりましてパトロール及び放流通知を行い、6カ所の警報局からのサイレン吹鳴によりまして、水難事故の防止等を行っております。 次の御質問の夜間からの放流につきましては、周知が出にくい点もありますので、極力避けるように調整対応しております。 次に、町内にさまざまあるわけでありますけれども、砂防ダム、治山ダムの防災機能の状況でありますけれども、砂防ダムにつきましては、流域における荒廃地域の保全を行うとともに、下流河川の河床上昇を防ぎまして、土砂流出による災害からの人命あるいは財産等を守ることを主たる目的によりまして県営事業で行っております。昨年の豪雨時におきましても防災機能は果たしたものと考えております。 また、治山ダムにつきましても、土石流などの過度な土石流出を小型のダムにより制御をいたしまして、下流の道路あるいは人家などの保全を主たる目的によりまして県営事業で行っております。昨年の豪雨災害におきましては、土砂堆積あるいは流速減速等の役割は果たしたものの、防災機能を加えまして、被災をした箇所につきましては、強く県へ要望を行いまして、早急に復旧を行っております。 続いて、小項目の2であります。砂防ダムの新規建設につきましては、上齋原地域と久泉地域の2カ所におきまして実施計画中であります。治山ダムにつきましては、香北地域、中谷地域及び富地域におきまして実施計画中であります。 既存ダムの補強工事あるいはメンテナンス管理等の計画につきましては、県の長寿命化計画策定に伴いまして調査点検を行いまして、計画的に修繕を行っております。 次に、今後の町の取り組みについての御質問であります。災害に強いまちづくり構築に向けました取り組みといたしまして、住民の避難の支援あるいは被害を未然に防ぐハード対策と、またさらには住民の災害の知識、認識を強めまして自主的な行動に結びつけるためのソフト事業が一体となった取り組みを進めてまいりたいと、このように考えているとこであります。 まず、ハード対策といたしましては、避難所の公衆無線LAN環境の整備、先ほどの質問でもお答えしたとおりであります。順次整備を広げていくつもりであります。また、光ファイバー網の強靱化あるいは防災機能を重視した災害に強い森づくりなど取り組みます。 次に、ソフト対策といたしましては、自主防災組織の活動支援あるいは地域防災リーダーの育成、防災イベントの開催、防災教育の充実、福祉部門との協力、連携強化などに取り組んでまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、行政でできることというのは本当に限られているわけでありまして、住民自身がそれを避ける行動というものはみずからが行動し、あるいは地域の皆さん方と話し合って行動計画を立てていただきたいと望むばかりであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 それでは、各項目から1個ずつ確認をさせていただきます。 まず、避難方法ですが、私は昨日までホームページでは警告レベル等を用いた避難方法がまだ周知ができていなかったと思うんですが、きょうホームページのほうに更新がされていたと思いますので、よかったかと思っております。今後ともさらに町民の方に新しい避難行動をしていくための警告レベル等の情報提供をより一層町も推し進めていただければなと思いますが、新聞等にも、また情報誌にもありますが、災害時に自分に危険がおっても、心の平常を保つために事態を過小評価する正常性バイアスと呼ばれる、自分は大丈夫と判断して避難がおくれる人が多いことが今課題となっております。今後町としては非常事態時に住民の方がみずから避難行動がとれることができる対策や、町民の方に今回の避難勧告のレベル等を理解してもらうなどの取り組みはどのような具体策があるのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 2番牧田議員さんの質問にお答えいたします。 まず、警戒レベルの決まった経緯なんですけども、先ほど議員さんもおっしゃっていたとおり、昨年の7月の豪雨災害でいろんな情報が出たんですけども、なかなか逃げおくれの方が避難行動をとられる方が少なくて、逃げおくれによる犠牲者が少なからずおられたということが一番大きな原因になっております。自主的な避難につなげようという取り組みの一つとして、なるべくわかりやすく皆さんにお伝えするということで、数字というラベルを張ったような状態なんですけども、その数字でイメージしていただこうというのが今回の趣旨でございます。 実際6月7日に西日本を中心に激しい雨が降ったんですけども、広島、山口、愛媛県なんかでは、初めて今回のこの警戒レベルを使った警戒レベル4という情報が出されました。ただ、結果的にはやはり浸透がまだまだしてないということで、始めたばかりということもありますので、これをどう生かしていくかということが大きな課題になっていると思います。我が町としましても、ホームページ、それから広報紙、それから有線テレビの番組とかで放送していく予定にしております。難しく言いますとなかなかわかりにくいので、数字からイメージしていただいて、どんな行動をとったらいいかということを重点的にお知らせしたいと思っております。 例えば警戒レベル3で言いますと、大雨洪水警報とかが発表された場合に出すものなんですけども、避難準備・高齢者等避難という情報が発令されます。お年寄りや体の不自由な方の避難、時間のかかる人の避難をここで開始してくださいということになるんですけども、この3という数字でイメージしていただけるように伝えていきたいというように思っております。4、5にしましても、土砂災害警戒情報とかいろんな情報が出るんですけども、なかなかそれをもって自分がじゃあどう行動したらいいかっていうことをイメージしくにいので、数字でわかっていただけるような部分をなるべくわかりやすくお伝えしたいというふうに思っております。 あと、実際に伝えるときも放送の仕方とか、そういうことにつきましても、やっぱり正確に伝えることとわかりやすく伝えるということはなかなか相反する部分はあるんですけども、できるだけ聞きやすい易しい言葉でゆっくりとしたスピードで、重要な部分はちょっと強調しながら伝えていくような方法についても研究していきたいというふうに思っております。 あと、実際の避難につなげるとしましても、ふだんからやっぱりそういう準備をしておかないといけないということで、今お配りしているハザードマップを活用していただきまして、自分が実際どういう行動をとったらいいかということを事前に計画をつくっていただく、避難行動を先に決めるマイ・タイムラインというんですけども、そういうものの重要性についてもいろんな場を見つけましてお伝えしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 町民の方にわかりやすく、また理解してもらうために丁寧な説明のほうを今後ともよろしくお願いいたします。 次に、時間がありませんので次に行かせていただきますが、2番目の昨年から取り組みの課題となっております個別計画なんですが、今答弁書をいただいておりますが、個別計画を作成していきたいと考えていますという答弁なんですが、これは結局まだできていないということでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) お答えいたします。 個別計画につきましては、これから策定に取り組んでまいるところでございます。個別計画を立てる前に避難行動の要支援者はどんな方がおられるかというのを今リストアップをしております。先ほど言いました鏡野町避難行動要支援者管理システムというのを活用しまして、個人個人の要介護度とか、それから障害の程度とか、世帯の状態とか、そういうものを一元的に管理するシステムがございまして、そちらのほうで対象となる要件を入れまして抽出作業をこれからやっていきたいというふうに考えております。抽出する範囲としましては、要介護3、それから身体障害者1、2、あとひとり暮らしの高齢者、それから高齢者のみの世帯というようなものを考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 私も昨年9月でこの質問をさせていただいたんですけど、昨年はできていないということで検討していくという返答をいただいたんですが、昨年の答弁で鏡野町避難行動要支援管理システムは整備を1年かけていくという答弁をいただいたんですけど、きょう現在、鏡野町の要支援管理システムも整備ができていないということでいいんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) きょう現在ではシステムのほうはできております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) わかりました。一刻も早く個別計画等を作成していただきまして、非常時または災害発生時に避難等の要支援が必要な方が町内には多数の方がおられると思いますので、一日も早い完成のほうを目指していただければと思います。 次に、3項目めの鏡野町の地域防災計画に移らさせていただきます。 光吉議員さんも触れられたんですけど、鏡野町地域防災計画の見直しはどこに示されているのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) お答えいたします。 地域防災計画の見直しにつきましては、災害対策基本法第42条の規定によりまして行います。そちらの規定には毎年市町村地域防災計画に検討を加え、必要があると認めるときはこれを修正しなければならないというふうに定められております。 あわせまして、鏡野町防災会議条例第2条のほうにも防災会議の所掌事務としまして鏡野町防災計画の策定あるいは推進についての規定がそこに盛り込んでありますので、それにのっとって行うことになります。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) わかりました。 計画の見直し等は今説明がありましたが、もう一つの次の項目に行かせていただきますが、災害対策基本法に基づき、各自治体が防災会議に諮るとなっているということが書いてありました。鏡野町の地域防災計画内にも記載がありましたが、防災、災害に係る条例といたしまして、鏡野町防災会議条例により防災会議を設置して、防災に関する重要事項を審査することができると条例に記載がありました。昨年度の豪雨災害発生からの教訓としてきょう現在まで防災会議議員よりどのような協議事項が議題に上がり、今後取り組まなければならない課題点、問題点があるのかをお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) お答えいたします。 現在のところ、具体的な委員さんとの会議とかは持っておりませんけども、県下の市町村、それから国とかいろんな機関とのあわせました説明会、それから研修会を通じまして今後計画の修正についてどんなものがあるかということを研究しているところでございます。今のところ予定しているとことしましては、今回新しくなりました警戒レベルの部分も今後盛り込んでいく必要があります。まだ計画のほうは直ってないんですけども、事前にできるところから始めようということで、この5月29日から新しい警戒レベルのほうは運用が始まっておりますけども、そのほうを盛り込んだりするようになってくると思います。それから、避難勧告の判断につきましても、基準につきましても、今後変わってくる可能性がありますので、そういうものが出ましたら重要な変更の部分になると考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 私も答弁の説明がありましたように、町の防災会議は防災基本条例の42項の規定により、地域防災計画を毎年検討を加えるとの一文を確認いたしました。よって、次の会議はいつごろ開催を予定しているのかお尋ねします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) お答えいたします。 現在、県のほうで土砂災害の特別警戒区域の調査、それから指定を進めておられます。これも防災計画に盛り込むべき事項になりますので、今の予定ですと、県の調査が今年度いっぱいで、来年度、令和2年度に指定になるというふうにスケジュールが示されておりますので、それを受けましてできるだけ早い時期に開催したいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 令和2年の開催ということで、しっかりとした取り組みをしていただきまして、防災会議等充実していただきまして、課題点等を持ち上げていただきたいと思っております。 次の項目に移りますが、自主防災の機能に向けた取り組みといたしまして昨年度はいろいろな取り組み実績の報告を受けました。昨年度も町長からの答弁で、昨年度の西日本豪雨を機に自主防災組織の立ち上げを100%目指していくという答弁をいただいておりました。しかしながら、まだ100%には至ってないと思われますが、今後自主防災組織等を立ち上げてない地区の方にはどのような支援策や対策、また取り組み等を計画していくのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 町長。 ◎町長(山崎親男君) 私のほうの質問であったように思います。 あらゆる方法を講じてと申しましょうか、その地域には地域づくり協議会等もあります。あらゆるところからその問題意識を講じていただきまして、我々は机上ではできますけども、実際動くのは町民自身であり、それぞれの団体がお手伝いをしていただくわけでありますから、むしろその中心になっていただくのは防災士であり、その中にいるさまざまな人が動くということが肝要かと、このように思いますので、幾ら計画がなされても実行がなされないということではだめでありましょうし、またその会ができていても自助能力がなければだめでありましょうし、さまざまなことがありますので、一件でも多く、早く100%を目指して頑張っていきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 何かあったとき、まず地元の方、地域の方がお互いに助け合って町の援助を待つという形が一番理想かと思いますので、自主防災組織が100立ち上がったことで安心とはいきませんが、皆さんの意識向上のためには今後とも町も積極的に取り組んでいただきたいと思います。 もう一点お尋ねしますが、昨年度からの答弁で防災について出前講座という言葉はよく聞きました。この出前講座のお知らせ、例えば富山県の高岡市では、ホームページに1カ月前から事前に予約が受け付けができるという取り組み等がホームページに載っていたんですが、鏡野町としてはこういった出前講座の取り組み、あと受け付け方法はどのように今後計画していかれるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) お答えいたします。 出前講座、今のところはお電話とかあるいは直接足を運んでいただきまして、日時、場所をこの日でどうでしょうかということでお話をいただきまして、調整をして、担当の者、私かもう一人担当者がおるんですけども、2名の体制で訪問してお話をさせていただいております。そのときに皆様が相手方が期待されている内容というのがやっぱりいろいろ変わってまいりますし、対象となる年齢層も違ってきますので、今後はそれぞれどういうニーズをお持ちかということをしっかり調査しまして、回っていきたいというふうには思っております。ちょっとホームページの予約ということまでにはまだ至りませんけれども、なるべくフットワークが軽くなるように頑張っていきたいと考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 町としても今の答弁で、フットワークは軽くという言葉をいただきましたので、各地域から要望等がなかったとしても、こちらから問いかけるぐらいのフットワークの軽さを今後ともよろしくお願いいたします。 次に移ります。 重要ため池についてなんですが、旧基準の4カ所から新基準の36カ所に再選定となりました。この新基準の36に数がふえたんですけど、この重要防災ため池に認定となった場合は、従来のため池とどのような違いが出てくるのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) お答えいたします。 重要ため池になった場合がどうなるかという御質問ですけども、防災・減災事業というのが昨年度から国のほうで示されております。その中で補助率の高い事業がございます。その要件の中に防災重点ため池でないとこの事業には当てはまらないというのがあります。それが大きな点でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 補助率の高い事業ということの答弁があったんですけど、今後これを管理している各自治体や重要ため池がある各自治体、地域の方には、今後管理体制が変わってくるのか、ちょっとお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 管理体制は今までと同じ体制でございます。ただ、今までどおりため池シート等で毎年アンケート等もとっておりますので、その中でどういうぐあいに状況がなっているかというのも踏まえてアンケートをとっておりますので、管理的には変わりません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 管理は変わらないということですね。はい、わかりました。 それともう一点なんですが、昨年の答弁を振り返ったときに、建設課の課長さんからありました、平成31年度から令和2年の2年をかけて、ため池のハザードマップ作成というのを答弁をいただきました。これは2年をかけてということだったんですが、今回の答弁書では4年計画ということで、これは重要ため池の選定によって2年延びたということでいいんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 今議員さんが申されたとおり、あの当時は重点ため池は4点でございました。この5月31日におきまして4カ所から36カ所になったということになりますので、数がふえましたので、この4カ年ということにさせていただいております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) わかりました。 4年かかると思うんですが、ため池のハザードマップ等もぜひ住民の方にも周知徹底をしていただきまして、危険箇所とか決壊したときの浸水等が起きる可能性がある地域には早目にお知らせをしていただければと思っております。 そしたら、次の項目に移らさせていただきます。 治水、治山ダムの機能について今答弁がありましたが、まず砂防ダムや治山ダムはそれぞれ国土交通省や林野庁の管理だと思います。砂防ダムは国土交通省で、治山ダムは林野庁の所管となって、国や県が管理をしていると思うんですが、今後国や県以外の管理業務として鏡野町が行わなければならない管理業務があるのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 御質問にお答えします。 今議員さんが申されたとおり、砂防ダム、治山ダムにつきましては、どちらにおきましても県の事業でございます。ですから、鏡野町自体が管理をするというものではございません。ただ、鏡野地内にあるものでございますので、鏡野町が一番把握をしているということになります。ですから、御要望等につきましては、町のほうから詳しい要望を出していくというのが町の役目だと思っております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 町内にある砂防ダムや治山ダムの、例えば容量が満杯になっているとか満杯になっていないとか、水漏れ等といったそういう日々の点検はもう県に任せるということでよろしいんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 県に全て任せるというわけにはいきませんが、県もこちらの答弁に書いてありますとおり、長寿命化計画を今現在立てている最中ということで、まだできていないという中で、調査点検を県のほうも行っておるという話を聞いておりますので、県のほうが調査点検は行いますが、何かあったときには一番わかる町のほうでお知らせをしていくという形にもなると思いますが、基本的には県が調査のほうはいたします。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 県の管理ということで、町のほうも全く管理ではないということなんですが、今後とも災害等、また梅雨等のシーズンに入ってきますので、県との連携を強化していただきたいと思っております。 あともう一点なんですが、砂防ダムの建設また治山ダムの建設につきましてもそれぞれ各地域から2カ所ずつ要望、計画実施ということで上がっておりますが、この計画実施に対して本当に実際に計画、建設ができるまで大体どのくらいの期間を要するのかお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) 質問にお答えします。 期間はどれぐらいかという御質問ですけども、砂防ダムにつきましては割と大きな工事になります。ですから、四、五年以上はかかると思います。治山ダムにつきましても、要望は上げていかなくてはならないんですが、こちらについても三、四年はかかっているというところでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 答弁書の中に、ある地域の要望が実施計画として上がっておりまして、私もちょっとこの地域を一回見に行ったことがあると思うんですが、これはもう確実に建設が確定ということでいいんでしょうか、それともあくまでもきょう現在計画ということなんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 建設課長安道君。 ◎建設課長(安道智秋君) こちらの答弁に上げている箇所につきましては、実施計画なんですけども、こちらはもう県のほうで計画が上がった地区でございます。治山につきましても、要望で上げているだけじゃなくて、これはもう県が実施をするといった箇所でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) わかりました。 それぞれ治山ダムと砂防ダムとのかかわりについて教えていただきましたので、ありがとうございました。 それでは、時間の都合上、最後に行かせていただきます。 今後の災害対策につきまして町の方針をそれぞれお示しをいただきましてありがとうございました。 それで、昨年の西日本豪雨から早くも1年が経過します。それで、鏡野町ではいまだ1人の方が行方不明で、その家族の方はいまだに安否がわからず心苦しい日々が続いておられます。その中で、昨年の経験したことがない災害等を教訓に、総社市であったり、倉敷市では、それぞれ7月6日、7月7日のほうを忘れてはいけない日として、いろいろなセレモニーや式典のほうが計画されておられますが、例えば鏡野町としましても、この時期に実践的な防災訓練や町が配布するカレンダーの中に鏡野町独自の防災の日の設定であるとか、こういった教訓を次の世代にも伝えていくために何らかの形をとっていくのがいいのではないかと私なりに考えますが、町の見解をお尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 一般的には9月1日が防災の日ということで定められておりますけれども、今牧田議員が言われたその件につきましては、それぞれ検討を加えてまいりたいと、このように思いますが、余りあれば、議員もわかるとおり余りたくさんあればそれを軽々しくということもありましょうし、そういうことでそれをもって何をするかというふうなことよりも、教訓として捉えるということであれば可能性はあると思います。 いずれにしましても、御指導いただいたというふうなことにとどめさせてもらいたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 昨年の教訓をぜひ生かしていただくとともに、1年がたちます。本当にまだ1人の方が行方不明となっておりますので、今後こういったことがない災害に強い鏡野町、また安心して暮らせる鏡野町としてぜひ取り組んでいただきたいと思います。 以上、終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で2番牧田俊一君の一般質問を終わります。 ここで16時10分まで休憩いたします。              午後4時0分 休憩              午後4時10分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続き一般質問を行います。 一問一答方式により7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 7番中西省吾です。 議長の許可を得ましたので、一問一答方式により一般質問通告書の内容で質問をいたします。 まず、大項目はまちづくりについてと給食調理場についてがあります。まちづくりについての中項目といたしまして、1、健康づくり条例と温泉の活用について、2、健康づくり条例と観光について、3、スイスとの経済交流について、そして給食調理場については、改修後の運営についてをそれぞれ小項目の内容で質問をいたします。 まず、健康づくり条例と温泉の活用についてですが、鏡野町のまちづくりは地域に合った地域振興を行い、地域住民が生き生きと暮らせる均衡のとれた持続可能なまちづくり、地域づくりを推進すべきと私は考えます。ことしの3月会議の私の一般質問の中、山間地振興の資源を生かした観光に関する問いに、町長は鏡野町として健康づくりをキーワードとし、地域や町民が主役となり、その地域である鏡野町に住んでいる方々からの提案をいただき、またさまざまな関係者の話を聞き、身の丈に合ったPR等を実施してまいりますとの答弁でした。この答弁の進捗状況と身の丈に合ったPR等についてお尋ねをします。 1、山間地域の住民からどのような提案がありましたか。 2、鏡野町から健康づくりをキーワードとした観光開発しているとのことを地域住民に伝えていますか。 3、鏡野町には広範囲に温泉があり、公設や民間の施設が多くあります。これは地域固有の資源であり、何々温泉とかの名称が8カ所あると思いますが、実際は何カ所あるのでしょうか。 4、温泉と健康づくりは昔から深くつながると思います。これは体にも心にも共通する。温泉の成分は源泉によりさまざまと聞いておりますが、鏡野町は把握しているのでしょうか。 把握していれば、その内容と効能はどのようなものでしょうか。 6、温泉と健康づくりと観光をつなげ、温泉地固有の魅力を発信するPRは考えておられますか。 7、また、町営バスやレンタサイクル等を観光に生かす取り組みも必要だと思います。このような施策はあるのでしょうか。 8、今年度の鏡野町経営計画の最重点施策の筆頭に健康づくりの推進とありますが、内容は健康チャレンジ90日事業を継続することだけであります。全国でも珍しい健康づくり条例を生かした地域振興を考えればと思いますが、町長の所見はどうですか。 9、町内資源には、独立行政法人日本原子力研究開発機構と人形峠原子力産業株式会社が共同開発したドールストーンが健康づくりに余り生かされていないと思います。このドールストーンは、人形峠周辺で採取したラドン発生源となる岩石、土砂を使用してつくった素焼きタイルであります。このタイルから発生するラドンは、呼吸器疾患に効果があると聞いています。鏡野町の原料と会社でできた健康づくりに役立つドールストーンを積極的に活用し、町民が旅人が服を着たまま気楽にラドン浴ができる施設をつくり、健康と観光のアピールをすればと考えます。町長の所見はどうですか。 10、高清水高原にトレッキングコースを整備し、健康と観光を兼ねた事業を進めていますが、障害者の方が利用できないのではないかと思います。公共施設は障害者が利用できるようになっております。このコースにも障害者が利用できる箇所を設けることが必要と考えますが、町長の所見はどうでしょうか。 11、この高清水トレイルは、足に優しく自然を大切にするコースとして木チップを敷き詰めていますが、強風での飛散や大雨で流出することが予想されます。このようなことがたびたび起これば、健康と観光に生かすことが難しくなります。現時点で設計変更が必要ではないかと思いますが、町長の所見はどうでしょうか。 続いて、3のスイスとの経済交流についてですが、スイスのイヴェルドン市とは両首長が行き来するほど文化交流が進んでいます。昨年の交流から経済交流も考えると、町長のお話を聞きますが、その現状と将来性について町長にお尋ねをします。 1、現状はどこまで進んでいるのでしょうか。 2、将来の計画はどう考えているのでしょうか。 3、人材育成における交換留学は考えているのでしょうか。 最後に、給食調理場の改修後の運営についてお尋ねをします。 改修後、調理等を業者委託したいとのことですが、その後の対応についてお尋ねをします。 1、雇用者として、現在の調理員の気持ちを個別に聞いたのでしょうか。 2、業者委託しか方法はないのでしょうか、町長、教育長にお尋ねをします。 登壇での質問は以上としまして、再質問は質問席で行います。よろしくお願いします。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 7番中西省吾議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大項目の1のまちづくりについての御質問の中で、中項目1の健康づくり条例と温泉の活用についての御質問であります。小項目の順にお答えをいたします。 小項目1の住民からの提案でありますけれども、町民アンケートをはじめとする多くの意見、提案をいただいております。具体的には、奥津温泉街の活性化のほか、新たな特産品あるいは体験素材の開発、レストラン等観光スポットの整備及び積極的な観光PRの提案、観光素材としての体験メニューの提案等がありました。その他にも観光関連の会議におきましては、恵まれた資源を生かした健康づくりのメニューの創設、そして美しい水資源に抱かれ育った安心・安全な農作物あるいは独自性のある特産品等、地域の食からの健康を素材として取り組むべき等の多様な多彩な御意見を頂戴をしております。 続きまして、2であります地域住民への周知でありますけれども、従来より健康づくりの推進を最重点施策として町内外へお伝えをし、PRも行っております。町民の皆さんへも広く知られていることと思います。特に特定健診等でその数値があらわれるわけでありますけれども、特に観光につきましては、健康の町かがみのをキャッチフレーズとし、鏡野町の観光&移住総合サイトにおきまして、全ての観光イベントのPRを行っており、健康につながるトレッキングやカヌー体験をはじめとし、楽しく健康を目指せるイベントプランの情報を季刊パンフレットのほか、広報紙あるいはケーブルテレビ等によりまして情報発信をしております。 続きまして、温泉箇所の数であります。現在、鏡野町におきましては、奥津温泉、大釣温泉、般若寺温泉、上齋原温泉、のとろ温泉、鏡野温泉、瀬戸川温泉、担当課長はそのことはわかっておると思いますけども、城山温泉というのも入っておりますけども、私が認知しておりませんのであえて言いませんけども、計7カ所を温泉地として紹介をしております。温泉源といたしましては、町内で24カ所の把握をしております。 次の4の温泉の成分につきましては、町に関連しているものにつきましては、成分分析表がございますので、把握をしております。民間のものにつきましては、全ての把握はできておりません。 5の成分の内容と効能でありますけれども、町が把握している温泉施設の泉質につきましては、アルカリ性単純温泉であります。効能につきましては、まず単純温泉でありますが、刺激が少ない優しい温泉と言われておりまして、適応症といたしましては、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩等に効果があるとのことであります。また、アルカリ性の温泉には肌の角質を取る働きもありまして、一般的には美肌効果もあると言われているところであります。 続きまして、6の温泉地固有の魅力を発信するPRにつきましては、現在鏡野町では主に魅力的な体験を中心とする素材を町内外へ発信しております。奥津温泉におきましても日帰り温泉施設でヨガを体験し、温泉とあわせまして健康を目指す観光プランなど実施しておりまして、観光総合ウエブサイトあるいは季刊パンフレット等への記載によりまして魅力発信をしております。今後につきましては、各温泉とトレッキング、郷土食や農作物など各種体験を連動させた観光プラン等の充実によるPRも進めてまいりたいと、このように考えます。 次のレンタサイクル等の利用につきましては、12月会議でレンタル自転車の配置利用の可能性の検討を行うと答弁をさせていただきましたが、まず今回6月補正予算で提案をさせていただいております岡山県の補助を受けまして本年度に自転車の導入を行いまして、サービスあるいは運営面の課題を検証すべく事業実施していきたいと考えております。 続きまして、小項目8の健康づくり条例を生かした地域振興についての御質問であります。確かに当町の当初予算概要説明書にあります平成31年度当初予算につきましての衛生費の説明の中では健康づくりの推進につきましては、自分で決めた健康目標を実践するためのきっかけづくりといたしまして健康チャレンジ90日事業を継続してまいりますと記述しておりますが、健康づくりの推進につきましては衛生費に限ったものではなくて、健康づくりの推進に結びつくものといたしましては、4月27日にプレオープンした高清水トレイルの整備事業、こちらは11月7日にグランドオープンを予定しておりまして、総延長8キロメートルのトレッキングコースで健康づくりに生かすことができると考えております。また、商工会の主催でありますけれども、6月2日に開催をされましたファンライド鏡野、そのほかにも10月開催予定の岡山鏡野 SEA TO SUMMIT、これは県知事も参加予定であります。また、11月17日開催予定のかがみのハーフマラソン&健康マラソン大会なども健康づくりの推進に結びつくものであります。 高清水トレイル以外にも当町は自然環境あるいは観光資源にも恵まれておりまして、県立森林公園あるいは奥津温泉をはじめとする温泉、恩原高原スキー場、オートキャンプ場、ゴルフ場など、健康づくりの推進につながる施設も多くあり、これらハードと前述のソフトを絡み合わせ、健康の町かがみのを町内外にアピールすることが地域振興に寄与するものと考えております。 続きまして、中項目2の健康づくり条例と観光についての答弁でありまして、その中でドールストーンの利用があります。ドールストーンは鏡野町の上齋原原子力産業でつくっておりますオリジナルのドールストーンということで商標もいただいておりまして、いろいろなところからオファーがあるところでありますけれども、鏡野町といたしましては、ドールストーンの持つホルミシス効果を期待をいたしまして、上齋原地域の国民宿舎いつきにおきましてドールストーンルームといたしまして町内外のお客様に御利用いただいております。また、遠くでありますけれども、茨城県の大洗町の健康ランドにおきましてもドールストーンルームを設置をしてPRに役立てていただいているところであります。 効能等につきましては、御提案のとおりでありまして、町といたしましても、より積極的なPRを行いまして、今後完成する高清水トレイルと国民宿舎いつきの宿泊をセットにした健康ツアー等の企画も行いまして、こうした資源を有効に活用していきたいと考えております。 10番目につきましては、去る12月会議におきまして中西省吾議員の答弁のとおりでありまして、再度申し上げますと、本高清水トレイルにおきましては、構造上、車椅子での通行は非常に困難であると思います。今後新たな施設整備を行う場合におきましては、物理的に可能であれば、車椅子等の利用も十分考慮した施設整備の検討を行いたいということで御理解をいただけたらと、このように思います。 また、同じく12月会議での片田議員への答弁で申し上げさせていただきました岡山県立森林公園につきましては、障害者の方も多く広く利用可能となるべく、岡山県に対しましても引き続きバリアフリー化への働きかけを行ってまいりたいと、このように思います。先日、東京の奥多摩に行ってまいりましたけども、小高い丘に議員の質問された車椅子でのレールもついておりましたけども、非常に最初は効果的だったけども、最近は利用者が途絶えているというふうなことの意見もお聞きしまして、費用対効果も含めて考えてまいりたいと、このように思っております。 続きまして、高清水トレイルのチップの件につきましては、氷ノ山後山那岐山国定公園内でありますこの事業でありまして、事業実施にあたりましては、岡山県自然環境保全審議会の審査を経まして事業決定に至っております。その審査の際の調書におきまして、環境影響予測及び自然環境保全のための対策を記述する項目がありまして、自然環境等に与える影響を軽減させるための措置といたしまして、路面には人工的に樹脂を注入したものではなくて、いずれ自然に返る木製チップを敷設するなど、自然に溶け込んだ景観を損なわない工夫をすると記述されております。このことから自然環境に配慮した樹脂加工など行わない木製チップを使用しております。定期的に補充することを想定しておりまして、健康づくりから観光に生かす取り組み、また環境にも配慮した施設として活用してまいりたいと、このように思います。 続きまして、中項目3、スイスとの経済交流についての御質問であります。 余談事でありますけども、昼休みにスイスのイヴェルドン市から本町を訪れた1家3名の方とお会いをいたしました。非常にきれいな町だなというふうな印象も述べておられました。スイスのイヴェルドン市との経済交流の現状はどこまで進んでいるのかの御質問でありますけれども、現在イヴェルドン市と調整をしておりますのは、2020年に同市で行われる北ヴォー州の地方フェアに鏡野町の特産品を紹介するためのブースを確保していただきまして、そこに特産品のサンプル、あるいは町のパンフレット等を展示、紹介をしたいと考えております。北ヴォー州地方のフェアの主催者からは、鏡野町を名誉顧客としてフェアに招待をしていただくこと、あるいは展示場所としてブースを自由に使わせていただくこと、フェアのチラシ等によりまして、鏡野町をPRしていただくことを提案をしていただいております。また、イヴェルドン市の特産品のサンプルを鏡野町の産業祭り等のイベントの際に展示、紹介をしてまいりたいと、このように考えております。 次に、小項目2の将来の計画についての御質問であります。小項目でお答えをしたとおり、イヴェルドン市で行われる北ヴォー州地方のフェアに鏡野町の特産品を紹介いたしまして、逆に同市の特産品を町のイベントの際に紹介をさせていただきたいと考えております。そして、将来的には相互の特産品販売などにつなげていくことができればと考えております。 次に、小項目3の人材育成における交換留学は考えているのかの御質問にお答えをいたします。 町民友好都市交流といたしまして、イヴェルドン市へ平成17年度に中学生と町民の方、19年度、23年度、25年度、30年度に町民の方を派遣をいたしております。また、同市から町への受け入れといたしましては、平成18年に市民22名の方、27年度に市民オーケストラ有志講演会で6名の方、28年度には公式訪問といたしまして10名の方が鏡野町に来られています。昨年度も私もイヴェルドン市長より公式な招待をいただいたために表敬訪問という形で町民の方と、また議員数名の方と同行させていただきました。市長をはじめ多くの皆様と有意義な意見交換を行うことができ、今後の交流につきまして相互の理解を深めることができたと考えております。 スイス大使館からは、イヴェルドン市との友好都市交流がありますので、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けまして、スイス・グランドツアー in Japanというプロジェクトの準備を進めておりまして、その中におきまして鏡野町やスイスとの関係のある市町村の紹介を行う予定と聞き及んでおります。特にスイス・ハウスということで鏡野町も紹介をされたわけであります。 今後はより一層イヴェルドン市との交流によりまして、町と町民が国際社会の一員として活躍できるよう将来を展望した人材育成を行っていきたいと考えております。今のところ、交換留学は考えていないところであります。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 教育長。 ◎教育長(年岡康雄君) 大項目、給食調理場についての改修後の運営についてのお答えをさせていただきます。 小項目1の質問でございますが、昨年の10月に関係ある職員と個別に面談を行いましてお気持ちのほうは伺っております。 小項目の2でございますが、民間委託につきましては、片田議員にも申し上げておりますが、調理場再開後に確実に安全で安心な給食を提供するための一番望ましい方法として御提案を申し上げ、学校給食調理場運営委員会におきまして御承認をいただいておるものでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 私へも同様の御質問でありましたけども、同じと考えていただいて結構でありますので、控えさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それぞれの答弁ありがとうございました。 それでは、一問一答方式で再質問をいたします。 まず、山間地域の住民からどのような提案ということで、具体的には奥津温泉のことが中心なんですけども、そのほかのところからはどういった内容のことが提案がありますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 中西議員の御質問にお答えします。 先ほど町長のほうから御答弁いただいた奥津温泉街の活性化のほかというところにつきましては、各地区からいただいているものでございます。これは具体的な事業でございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それでは、各地域から出たということで、改めてお尋ねをしますが、新たな特産品や体験素材の開発ということにはどういった内容のことがあったんでしょうか。
    ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) ちょっとアンケートを読ませていただきます。 鏡野町と言えばこれというような特産品をつくり観光客をふやし、それに伴い働く場をふやしていくことというようなことと、体験素材につきましては、例えば花美人の里と奥津ゴルフ場をセットにして売り出す、それから上齋原の野球場やテニスコート、こちらをセットにしてPRしてはどうかというような御提案がございました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 特産品に関しては、具体的な産物ていうのはなかったんですか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 具体的なものは載ってないです。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 受け待ちでもいいんですけれども、産業観光課または町長を筆頭として、この内容については行政サイドから住民の方にお示しをする、またはどうだろうかというようなお話はないんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 例えば県の幹部との話し合いの中で、鏡野町からはジビエの食材を調理して提出して、各部長さん方に食べていただきました。非常に高い好評もいただいておりまして、また興味もいただいているところであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 今具体的にはジビエのお話が出ました。以前にもそのような質問をさせていただいたことがあるんですが、今公設で、ジビエのお話が出たので、特産品の中でちょっとお話を続けさせていただきますが、美作市さんではジビエの加工場をきちんと公設で行っていると思います。県のほうにも町長が紹介したように評価をいただいているんであれば、鏡野町としてジビエの加工場等を建設して、運営はどこがするかわかりませんが、そういった特産品の開発も視野に入れているということでよろしいですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 美作市のジビエ、これは高い好評をいただいているものの、内容につきましてはさまざま問題があるというふうに思っているところでありますし、その御意見もいただいています。そのジビエに完全に使われない部分を鏡野町でも引き取って加工しているというふうなケースもありますし、真庭市あるいは奈義町にもジビエカーを用意しておりますけども、それらはまだまだ美作市のほうへ出していると聞いております。また、兵庫県の多可町ですか、ちょっと忘れましたけども、そこでジビエの話も伺いましたけども、最初に思うほど大きな効果は上がってないというふうなことも聞いております。ですから、よく場を踏んで確かめていきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) いろいろ問題があるようなお話も具体的に聞こえましたので、よく調査をして今後可能性があるかどうかをされていくということで、それはぜひともお願いをしたいと思います。 続けて、健康づくりの推進なんですけども、これがいろいろと町民の方には伝わっているという答弁ではありますが、私が考えるにおいて、健康づくり条例では、肉体的な健康づくりは当然うたっておられますが、鏡野町の特色としましては、心の健康もかなりうたっておられます。他の自治体の健康づくりは、口腔系です。口の歯の、そういったところをテーマで健康づくりを行っている自治体が多いんですが、体と心を中心に据えている鏡野町であれば、ちょっとここで温泉の活用について意見を述べさせていただき、町のあり方についてちょっと聞いておりますが、この体と心の健康をこの鏡野町の温泉が今お尋ねをしますと7カ所というような町長の答弁ですが、実際は答弁書には城山温泉という内容も載っておられます。成分は町の関係のは全部知っておられるが、民間のものについては把握してないということですので、ぜひともこの民間の、先ほど言いました城山温泉も含めて把握をされて、健康づくり条例とそして温泉の活用、そこの中には体と心も健康になりますよというようなことをできればいいなと思っておりますが、具体的にそれを進めるというような形のところは今考えられておられますでしょうか。課長並びに町長にお尋ねをします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ありがとうございます。 いろいろ提案をいただきました。口腔器官につきましては、いろいろ聞き及んでいるところでありまして、鏡野町には有名な歯科の先生もおられまして、非常にいろいろなところで講演をしていると聞き及んでおります。また、体の健康、心の健康というのは、さらに鏡野町の自然環境がそれを取り持つあるいは温泉に入って癒やしの効果があるということも十分認知しているところであります。さまざまに御提案をいただきましたけども、これから具体的にそこのところを調べておきます。例えばちょっと奥津温泉のある旅館からは成分の分析も詳しく聞き及んでおります。ただ、それを公表しますと、他の温泉施設に非常に影響があるというふうなことで、県からの予算をもらっているというふうなことで、公表は控えてほしいということを聞き及んでおりますので、あえて言わないということであります。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) ただいま町長の答弁のとおりでございますが、温泉につきましては、貴重な鏡野町の財産でございます。ただ、うちが把握しております泉源の中には、営業等もなされてないものというのも含まれておるところでございまして、御協力いただけるところにつきましては、成分の分析表等につきましては、いただけるところはいただけたらというふうに思います。その後に活用できるものは活用していきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) この7カ所もしくは8カ所の源泉、そして温泉というネーミングがあるというのは、岡山県内に27自治体がありますが、その中で7つ、8つという温泉名がある地域は多分鏡野町唯一ではないかと。今までは美作三湯という、奥津温泉を中心に県下でも名前が知れておられましたけども、これからはもう鏡野町が岡山県で一番温泉が多い町というキャッチフレーズでも使えるんではないかと。ぜひともこの固有の財産、資源でありますので、それをこれから本腰を入れてやっていただきたいと思いますが、町長いかがでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) そのように考えてまいりたいと思いますけども、奥津、湯原、湯郷というのは地区を総称して言われたんだと、このように思います。数のところを言えば、真庭市にももっとあるんかもわからないし、美作市にもっとあるんかもわからないですけども、議員の意見は参考にしていきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それでは、私は温泉にこだわりを持っているんですが、町長、この7カ所もしくは8カ所を一回お風呂に入りにいったらどうでしょうか。入られたことはありますか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) はい、あると思います。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それで、温泉の源泉の中身といいますか、公表できない部分もあると言われましたが、基本的には温泉として名を打つからには、入り口等に成分表または温度等をあらわさなきゃいけないんですよね。町長入って、全部同じ感覚でしたか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 薄暗い温泉もありますので、しっかり覚えておりません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 雰囲気じゃなくて、お湯に入ったときの感触ですよ、私が聞いているのは。多分同じような感触のところもあるかもしれませんが、かなり個性の強いところもあるという話であります。そういったところを温泉地固有の魅力をパンフレット等をつくっていただいて、それが観光客の誘客につながるような内容にしていただきたいと思います。 あと、それに関連することなんですが、今いろいろな農作業や郷土色、そして各種体験を連動させた観光プランの充実をというようなお答えもありますが、そこの中には宿泊施設、今民泊法が改正されて約1年たちますが、そして農家民宿もあちこちにできていると聞きます。そういった宿泊プランも一緒に入れたような内容になるんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 御質問にお答えします。 現在でも農家民宿につきましては、農家作業の体験ということでプランとして取り入れております。民泊につきましては、まだ共同体制にはとれてないので、そういったところも連携をとりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ぜひともその宿泊プランもお願いしたいと思うんです。これは地方創生の中身の中に、観光は入り込み客数というのが大体多く目標の数値に上げられているんですけども、宿泊客と入り込み客数で着地型で宿泊しないお客さんとの滞在費または消費に関する費用ですね、私が読んだ本の中では、鎌倉市のことが書いてあったんですが、日帰りのお客さんは大体5,000円ぐらい、その場所に落とすそうです。しかしながら、宿泊をされると、それの約4倍、2万円ぐらいは落とすそうです。ですから、今民泊のところはまだ具体的に把握されてないということですけども、体験がなくても宿泊をしていただくということは、鏡野町に外貨が落ちるわけですし、そしてそれは雇用を生む源にもなると思います。ぜひとも宿泊のプランをたくさん織り込んだ内容にしていただきたいと思うんですけども、その辺についてはいかがでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) さまざまにいただきましたけれども、日帰り、宿泊それぞれ落とす金額が違うというふうなことであります。PRにつきましては、当然産業観光課の一つの枠を通らなければ、あるいは通ったほうがというふうなところで産業観光課のほうがこの点につきましては把握していると、このように思いますが、十分今後につきましても目をみはっていきたいと、このように思っております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 前向きな御意見ありがとうございます。 それから続いて、健康づくり条例と観光についてのお話をさせていただきたいと思います。 まず、ドールストーンについては、こちらの答弁では、上齋原温泉のいつきにルームがあるというようなお話です。こういったものをもっともっと活用して、ラドン温泉ホルミシス効果ですか、隣の県境を挟んだ三朝町もそれをもう中心に据えておられます。鏡野町で採取した岩石や土砂で、そして鏡野町でつくったドールストーンをもっともっといつき以外にも、来られたお客さんが、または町内の町民の方も体験またはそういった効能が得られるような施設をたくさんつくるべきだと私は思うんですけど、これについての見解をもう少し具体的に答弁いただけたらと思います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほどの飯綱議員の質問でもありましたように、SDGsというのは、非常に事細かに分かれているわけでありますけども、十分中西議員の言われるそのことがその中に生かされていくものと、このように思います。我々といたしましても、後ろ向きではない、前向きの取り組みをしていきたいと、このように思います。答弁にあたりましては、いろいろ関係課の課長とも話をして答弁をしております。ですから、取り組みにつきましては積極的に行っていきたいと、このように思っております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 私の聞いたのは、ドールストーンのルームをいつき以外にもつくって、例えばそこの文化スポーツセンターのよこにB&Gのプールがあったり、ああいうスポーツ施設があるようなところにもそういった旅人が体験できたり、町民の多くの人がそのルームを利用できたり、新しいところをつくる気はありませんかという質問なんです。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 上齋ゆえに効果がある、あるいはPRできるというふうなことを私は思っておりまして、どこにでもあるというふうなことにつきましては、原子力産業が売り出しております主に関東地方が多いわけでありますけれども、ラドンルームとして売り出しております。それには原料は国内産、あるいは岡山県の人形峠さんと明記をされておりまして、そういうふうなところでPRをされておるものと、このように考えます。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 現地のみでは、多くの町民がそういうすばらしいものがあるということも知られないし、またはラドン浴もできないじゃないですか。ぜひとも南につくっていただきたいんですけど、御所見お願いします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 非常に申し上げにくいんですけども、原料にも数がありまして、思うようにというところでは。それから後のフォローもあります。原子力産業としてはフォローできないような数が出てもと思いますので、そこで今のところそこのみということであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) フォローができないようなお話で、どういったフォローが要るんですか。このルームにそんなに、または危険なようなものがあるんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 一定の放射線を出しております。ですから、その性質につきましては機構さんの認証を受けているというふうなことであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) その認証を受けているものを使うんだから、危ないことはないじゃないですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議員のほうからそういう意見があったということを捉えておきますし、今後におきましては、どのような展開が起こるかわかりません。今の段階についてのみ私が答弁をさせていただいたところであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) では、よくよくその人形峠産業とも相談してよろしくお願いします。 続いて、障害者も利用できる高清水トレイルでありますが、奥多摩では不人気というようなお話を今聞きました。不人気になりつつあるんですかね。しかしながら、今私も1.6キロ歩かせてもらいましたが、8キロの間には三朝町のほうから頂上まで来るまで上がれるルートがあるというようなお話を聞いたことがあります。その辺周辺だけでもできるような形に考えていただければと思いますが、いかがですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 障害のある方あるいはバリアフリーというのは、当然私も考えております。そういうところでできる可能性のあるところから進めていきたいとこのように思っております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) どうもありがとうございます。 それから、チップのことは今のようなお話の説明で理解しました。 続いて、もう時間が余りないんですが、給食調理場について、今まで何人もの議員が質問をし、答弁をいただいております。私もその関連の中で同じような答弁をいただきましたが、調理員、搬送員も含めて昨年の10月に個別に面談を行ったと。で、気持ちを伺ったというのは載っておりますが、もし新しいところができたら、お勤めされる気はあるかどうか具体的にお聞きしているんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 可能性の場合としましてそのときお尋ねした内容が、9月以降の勤務はどのようにしたいですかということと、それから1月以降、また調理場に帰ってくる気はあるかというような質問をアンケートでさせていただいております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それはアンケートというお話が最後のほうに出ましたが、面談を行って気持ちを伺っていると答弁にはあります。アンケートなんですか、それとも直接新しいところができたら勤務される気があるかどうか聞かれているんですか。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) そのとき口頭で説明をしまして、そのときすぐにお答えするのは難しいと思いますということで、アンケートの紙をお渡ししまして、日にちを決めてこの日までに出してくださいということをお願いしました。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 時間がないんで、もう一回その具体的な話を、そのときには難しいといえども、それは数分間じゃないですか、今のような話が。2時間も3時間もやっぱり行っていただきたいと思います。 最後に答弁をお願いします。再度行ってください。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 今後改めて調理員さんにつきましては説明会を行おうと思っております。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 説明会ではなくて個人の気持ちを面談の形で聞いてください。その人たちの人生がかかっているんですよ、仕事がなるか、または業者に使われるか、公務員として継続できるか、よろしくお願いします。 これでもう質問終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で7番中西省吾君の一般質問を終わります。 これにて一般質問を終了いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は6月25日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集をお願いいたします。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後5時0分 散会...