鏡野町議会 > 2020-12-14 >
12月14日-03号

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  1. 鏡野町議会 2020-12-14
    12月14日-03号


    取得元: 鏡野町議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-04
    令和 2年12月会議           令和2年鏡野町議会12月会議会議録                                   第  3  日 目                                   令和2年12月14日                                   於   議   場1. 出席議員(12名)   1番  飯 綱 洋 平              2番  牧 田 俊 一   3番  仲 西 祐 一              5番  片 田 八重美   7番  中 西 省 吾              8番  岸   泰 廣   9番  水 田 喜 富             10番  原   章 倫  11番  長 石 幸 男             12番  櫻 井 邦 紘  13番  小 椋 晶 志             15番  沖 田 清 明2. 欠席議員(0名)3. 遅参・早退議員(1名)   8番  岸   泰 廣4. 地方自治法第121条の規定により説明のため会議に出席した者の職氏名(19名)   町長      山 崎 親 男         副町長     有 本 昌 充   教育長     武 本 吉 正         総合政策室長  瀬 島 栄 史   総務課長    藤 田 昭 彦         総務課統括参事 大 塚 英 明   まちづくり課長 小 林 英 将         くらし安全課長 小 原 克 則   危機管理監   金 平 憲 明         住民税務課長  景 森 淳 義   保健福祉課長  水 島   剛         保健福祉課特命参事                                   石 原 靖 之   産業観光課長  小 椋 正 己         建設課長    安 道 智 秋   上下水道課長  中 西 豊 久         学校教育課長  金 平 美和子   生涯学習課長  黒 瀬   豊         国保病院事務長 福 田 紀 彦   会計管理者   和 田 敦 志5. 職務のため出席した者の職氏名(2名)   議会事務局長  奥   克 彦         同 書記    柳 井 ひとみ6. 議員提出議案の題目   「自立支援医療(精神通院)に入院を加える改善、及び、岡山県の心身障害者医療費公費負担制度の対象者に精神障がい者を加えることを求める」意見書の提出を求める請願書撤回の件について7. 会議録署名議員   3番  仲 西 祐 一              5番  片 田 八重美              令和2年12月会議議事日程                              (第3日)令和2年12月14日日程第1 議会運営委員長報告日程第2 一般質問追加日程第1 請願第1号 「自立支援医療(精神通院)に入院を加える改善、及び、岡山県の心身障害者医療費公費負担制度の対象者に精神障がい者を加えることを求める」意見書の提出を求める請願書撤回の件について              午前10時0分 開議 ○議長(沖田清明君) おはようございます。 ここで、冒頭御報告をいたします。 8番岸泰廣君から早退の届けが出ております。これを許可しておりますので、御報告をいたします。 ただいまの出席議員は12名であります。定足数に達しておりますので、直ちに本日の会議を開きます。 本日の議事日程は、お手元に配付したとおりであります。 直ちに日程に入ります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(沖田清明君) 日程第1、議会運営委員長報告の件を議題といたします。 議会運営委員長から12月7日及び本日開催した議会運営委員会での12月会議の運営について報告の申出があります。この際、議会運営委員長からその審議の結果について御報告を願います。 議会運営委員長岸 泰廣君。 ◆議会運営委員長(岸泰廣君) 改めまして、皆さんおはようございます。 ただいま議長からありましたように、開催しました議会運営委員会での審議結果について御報告を申し上げます。 12月7日開催の議会運営委員会では、町長から緊急を要する案件として訴えの提起1件が送付されました。審議の結果、12月会議最終日に上程し、委員会付託を省略し、議決することとしております。 次に、本日開催の議会運営委員会では、請願者から内容に誤りがあったため、請願取下申出書が提出されましたので、本日追加日程として上程することにしております。 以上で議会運営委員長の報告といたします。終わります。 ○議長(沖田清明君) これで議会運営委員長の報告を終わります。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(沖田清明君) 次に、日程第2、一般質問を行います。 質問の通告がありますので、順次発言を許します。 なお、この際、申し上げます。 会議規則及び議会運営基準の規定により、発言時間の制限は30分以内、質問と答弁の合計は50分までと決定されていますので、質問者及び答弁者はそれぞれ簡潔明瞭にまとめてお願いをいたします。また、議員におかれましては、通告された項目以外の質問はできませんので、併せて御留意を願います。 それでは、一般質問に入ります。 まず、一括方式により10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 失礼いたします。 改めまして、皆さんおはようございます。10番原 章倫です。 質問の許可をいただきましたので、一括方式で順次質問をさせていただきますが、12月会議も3日目となり、新年の足音も近づいてまいりました。今年は、年初来から新型コロナウイルス感染症による大きな日常生活の変化により新しい生活様式や経済の衰退など、人の移動にも制限や抑制も加わり家族そろっての年末年始が違った形になるのではと思いますが、一日も早く以前のような日常生活が戻ることを望み願うものであります。 それでは、早速質問に入らせていただきます。 今回は、大きく2点、高齢者・障害者の公共的交通機関についてと、令和3年度の予算のうち町債・税収について、町長にお尋ねをいたします。 まず、大項目1点目であります。 高齢者・障害者の公共的交通についてでありますが、我が国は核家族化はもとより少子・高齢化が進む中、高齢者のみの世帯の増加や運転免許証返納者など、鏡野町においても全世帯の3割以上が高齢者単身世帯と高齢者夫婦のみの世帯で占めているのが現状であります。高齢者が不安と思うことはまず第1に健康と統計調査にも出ておりますが、高齢になればなるほど医療施設も1つではなく数か所になることも多く、月に数回にわたり診療を受けるケースが多くなってきます。診療を受けることにおいては、交通機関の利用となるわけですが、現在の現状の公共交通を利用するにおいて高齢者にとって利便性がおおむね良と言える現状ではないと私は思っております。 以前から何回かにわたり一般質問をさせてもらっておりますが、以前の質問の答弁の中に、令和2年度末までの予定で町内全ての公共交通機関の見直し、方向性を協議しているとして公共交通会議を進めていると思いますが、進捗状況はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目2で、町内公共的交通においては、名称、運行形態は異なるが、主な利用者は高齢者、朝夕の学生であり、特に日中は高齢者であると思います。どのような運行方法を取っていくのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目3についてで、高齢者の利用目的においては病院や診療所の受診と買物が主なものと思いますが、受診においては複数の医療機関を受診している人は多く、同じ日に複数の施設を回ることもあると思います。移動においては、全て公共交通機関に頼れないのも移動手段としてタクシー利用となり大きな負担となっていると思われます。その実態について調査、アンケートなど行っているのか、お尋ねをいたします。 次に、小項目4でありますが、町営バスにおいては1回の乗車代金は200円と低額運賃であり利用者としてはよい乗り物であるが、個々においては目的を果たすために利用範囲の幅を広げより利便性を持った公共交通と併用してタクシー利用の料金援助制度の創設を望むものですが、町長の所見を求めます。 次に、小項目5でありますが、県内において私が望む制度に類似するような制度を実施しているところの情報があれば形態や予算等についてもお尋ねをいたします。 次に、大項目2であります。 令和3年度予算についてお尋ねをいたします。 冒頭、新型コロナウイルス感染症に触れましたが、年初来コロナ感染症も1次、2次、3次と大きく広がってきております。全国では3,000人を超える日もあり、経済に大きな打撃を与え、国においてはコロナ禍の経済対策として1次、2次補正予算を57兆6,000億円の対策費を上げ、令和3年度当初予算にも第3次補正を予定しているようでございます。その中に地方創生臨時交付金も1兆5,000億円程度組まれる予定とされていますが、町内においてコロナの影響で打撃を受けている方々の対応に十分、町長、目配りをしていただきたいと、このように思っております。 そこで質問でありますが、小項目1です。新型コロナ感染症の影響において、現在令和3年度の予算策定を進めていることと思いますが、この感染症拡大の影響による経済の衰退において町税や地方消費税交付金などの減収が予想されるが、前年度と比較してどの程度の減収になるのか、試算されているのかをお尋ねをいたします。 次に、小項目2につきましてでありますが、当初予算において大きな部分に当たる歳入部分の町債、過疎債についてお尋ねをいたします。 過疎化が進む地域に対して財政支援として1970年からスタートし、10年ごとに議員立法で名称を変えながら今日まで続いてきている制度であります。令和2年度で現在の過疎地域自立促進特別措置法が終了することとなっておりますが、町民福祉の推進に大きな役割を持ち有利な起債であることは皆さん御承知だと思います。全国自治体の半数近い市町村が過疎指定を受けていますが、今後においての過疎対策の方向性の中に対象自治体数の削減もあるのではと危惧するところでありますが、長期計画や令和3年度予算において支障は出てこないのか、お尋ねをいたします。 以上、登壇にての質問を終わりまして、あとは質問席でやらせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 改めまして皆さんおはようございます。 本日は、12月会議の3日目、一般質問であります。どうかよろしくお願いをいたします。 それでは、10番原議員の御質問にお答えをいたします。 まず、大項目であります高齢者あるいは障害者福祉の推進についてであります。 中項目、高齢者・障害者の公共的交通機関についての小項目1でありますが、鏡野町地域公共交通計画の策定につきましては、本年の6月15日に国から補助金の交付決定がございました。鏡野町地域公共交通会議で審議しているところであります。 内容につきましては、昨年度も含めまして現在まで3回の会議を開きまして委員や専門員の方から御意見をいただいております。12月からの町内の無作為で抽出いたしました高校生を含む2,000人と、さらに町内を走るバスを実際に利用されている方250人に対しましてアンケート調査をお願いをし実施をしている最中でございます。これによりまして得られた調査結果を分析するとともに、公共交通会議に対しまして計画案を提案をし、あるべき鏡野町の公共交通の在り方につきまして計画案に反映させたいと考えております。 なお、進捗につきましては、コロナ禍の影響もありましてスタートが若干遅れました。本年12月末までにアンケートを回収をし分析をするという作業計画は予定どおり進んでおります。3月末までにはパブリックコメントが行えるような状況に持っていきたいと考えております。 続きまして、小項目2であります。 公共交通会議の中におきまして審議中であることから、現時点では個々の路線の運行方法をどうするのかという具体的な内容をお示しすることはできかねます。先ほど答弁いたしましたとおり、アンケート調査の結果を分析をしまして今後の会議の中におきまして審議を通じ地域公共交通計画に反映させていきたいと考えております。 続きまして、小項目3であります。 現在実施しておりますアンケート調査の中におきましてバスの利用状況をお尋ねするとともに、バスを利用しない場合の交通手段とか主な移動目的などにつきまして具体的にお伺いをしております。 続きまして、小項目4であります。 創設を要望されましたタクシー利用に関する助成制度につきましては、既に利用券やデマンドタクシーなど現在実施されている自治体もあります。本町におきましては、民生児童委員協議会など各種団体で組織をいたします住みやすいまちづくり会議におきましても、そのような課題や要望に対しましてどのように解決し、どういう形にしていくのかを現在協議をいただいているところであります。 今後、町といたしましてアンケート調査の結果、また制度の創設に伴う財政負担、既定路線との関係をどのようにしていくのか、また各地域で異なる地理的要因、あるいは地域特性など、実情に合わせた取組などを踏まえながら様々な角度からの協議検討を行い、その結果を待ちまして具体的に進めていきたいと考えております。 次に、小項目5でありますが、お尋ねにあります予算に関する情報は持ち合わせておりません。県北近隣の市町村の令和元年度における運行形態と決算額につきまして把握している範囲でその概要を答弁させていただきたいと思います。 なお、決算額につきましては、スクールバスに係るものも含まれております。 まず、美咲町ですが、運転免許証の自主返納者に対しまして1人年間6,000円のタクシー利用券の交付、併せまして65歳以上の方には利用回数制限なしのタクシー運賃の助成制度があります。決算額は、公共交通全体で約3億円、そのうちタクシー利用に係るものは約7,700万円でありました。 奈義町におきましては、無償福祉タクシーと直営で運行する予約型乗合タクシーの料金1回300円を半額にする制度があります。決算額は、公共交通全体で4,100万円、乗合タクシーの経費が約1,100万円であります。 次に、美作市におきまして、市内でのタクシー利用に対しまして半額助成、上限は5,000円で、回数制限なしの助成制度が今年度より開始されております。公共交通全体の予算額は約2億円、そのうちタクシー利用に係るものは3,600万円となっております。 お隣の津山市におきましては、福祉施策として重度身体障害者の方に特化した助成制度がありまして、決算額は約1,800万円、そのうちタクシー利用に係るものは約1,000万円でありますけれども、一般の高齢者等を対象としたタクシー利用助成制度はございません。 その他、近隣の市町村であります勝央町、久米南町、そして西粟倉村、真庭市では、タクシー利用に係る助成制度はございません。 続きまして、大項目2番目の令和3年度予算につきまして、中項目、町債・税収についての質問にお答えをします。 まず、町税につきましては、経済状況により変動いたしますけれども、新型コロナウイルス感染症の影響が明確に現れているものは入湯税であります。移動自粛によりまして観光事業が停滞をいたしまして、平成30年度から今年度の徴収実績予測におきましては約20%、また今年度4月から9月までの期間で比較をいたしますと約44%の減収となっておりますので、令和3年度予算での入湯税予算は約40%の減収を見込んでおります。 その他といたしましては、町民税が影響されると思いますけれども、個人または企業の経営状況等で明確に変動が現れてなく予測が困難なため、今年度とほぼ同額を見込んでおります。固定資産税につきましても、同様であります。 なお、軽自動車税につきましては、登録台数が僅かに増加しているため約2%の増収、たばこ税につきましては、代金の値上がりで禁煙が影響してか、収入実績により約2%の減収を見込んでおります。 税収全体としては、入湯税の減収は予測されますけれども、本年度とほぼ同額を試算をしております。 続きまして、令和3年度予算につきましてお答えをいたします。 まず、減収予算につきまして、交付金等で減額が見込まれるものといたしまして地方消費税交付金を前年度比約21%の減収と見込んでおりますけれども、その額は消費税増税前と同額程度であります。現在予算編成中であるために暫定ではありますけれども、国からの地方財政措置などにつきましては大きな増減はないものと見込まれるために、全体としては本年度とほぼ同額程度を見込んでおります。 続きまして、小項目2であります。 言われるとおり、現行の過疎地域自立促進特別措置法は令和3年3月をもちまして失効する中、いまだ国からは新たな過疎対策法の制定につきましては何も示されてない状況であります。過疎法につきましては、議員申されたとおり、昭和45年に制定されて以来、今日に至るまで継続されておりました。過疎債の借入れなど多くの恩恵を受けている鏡野町にとりましては、過疎法が継続されないということになれば大きな支障を来すことになります。鏡野町といたしましても、現在全国過疎地域自立促進連盟あるいは全国町村会などを通じまして国に対しまして継続的な要望を行っているところであります。これに対しまして、国は新たな新法策定に向けまして協議を重ねていると聞いております。 現在編成中の令和3年度予算におきましては、今までどおり、過疎債も見込んでの予算組みを予定しております。国の動向も注視しつつ長期計画の策定あるいは事業の見直し等も検討していく必要があると考えております。 以上、答弁とさせていただきました。 ○議長(沖田清明君) 10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 再質問をさせていただきます。 まず、大項目の高齢者、障害者の公共交通につきましての1項めであります交通会議の進捗状況というものをお尋ねをいたしましたが、その部分でアンケートを取って今やっておるというところをお聞きしましたが、高校生を含めて無作為の2,000人と、へえから利用者の250人というのをお聞きしましたが、本来私とすれば、対象者はもう後期高齢とか前期高齢の人が利用するものでありますので、その人に特化と言うてはまたおかしくなってくるんですけれども、そういう方々を中心としたアンケートが妥当だろうと私は思っております。 そこで、今回そのアンケートによってそれをまとめて計画案を立てられるということでありますけれども、使ったこともない方にアンケートを取るというのは非常に困難な答えになってくるわけです。もう常に自家用車利用の人が、ほんだら公共バス一回も使ったことがないのに本当はどう書いたらいいのかなあというようなことになってくるんじゃないかなと私は思っております。そのアンケートによって反映されて計画案を立てられるということはよろしいんですけど、今後においてこのパブリックコメントを3月に出せるように策定していくということですけど、この交通会議においてスケジュール、パブリックコメントを出せるまでのスケジュールをお尋ねをいたします。 それから、2番目でありますけれども、どういう高齢者に対しての運行形態をするのかというのは、これは答えは当然求めるわけにはいかないのでそこは飛ばさせていただいて、小項目3、そのアンケートの中でタクシー利用とかという部分もアンケートに入っているというようなお答えでありましたが、私もそのアンケートの一部分を見させてもらったんですけど、たしか12月9日、1日の最初の行動からの利用という形でアンケートだったと思います。そこで、タクシー利用はほんだらアンケートを取っているというのが少しちょっとずれるんじゃないんかな、私は思いはその医療機関においてのタクシー利用という意味合いで思っておるんですけど、その辺の受け止めようがちょっと違ってくるのかなあと、このように思っております。 それで、次に4番目、タクシーの料金援助という形を是が非でも私はやっていただきたい、このように思っておるわけですけども、先ほどの答弁の中に、民生委員の関係の各種団体を組織する住みやすいまちづくりという協議会の中でも同じような課題とか問題があるということで協議をしているということですけれども、どのような内容なのか、お聞かせをいただきたいと思います。 それから次に、小項目5番でありますけれども、タクシー利用の料金助成を願うものですが、近隣の各自治体においても高齢者、障害者の移動手段としての援助、手だてを講じておるということでございまして、突出して鏡野町をよくしろというんではなくて、高齢者の人に優しい、そういう助成をしていただきたいと、このように思います。 それから、大項目2であります。 令和3年度の予算につきましてお尋ねをいたしましたら、入湯税は40%程度下がるということでございますけれども、おおむね前年度、今年度の予算と同額程度でいけれるんじゃないかという見込みをされているようですけれども、コロナ禍の中で経済が非常に衰退した中で企業においては非常に町民税のほうがちょっと心配するとこなんですけれども、そこにおいてはまだ正確なことはできない、来年度にならなくては分からないというとこは、そりゃ分かります。ですけど、例えばその減収が大きかった場合、どういうところで財源を確保してくるのか、そこをお尋ねをいたします。 それから、小項目2であります過疎対策債、この件でございますけれども、令和3年3月で失効ということでございまして、この過疎債につきましては毎年鏡野町でも3億円から5億円程度の起債の発行をしていると、このような状態であります。そして、有利な起債ですので、そこを使って町民の福祉に十分利用しなければならない起債であります。ですから、町長も上京した際に、今回でも全国町村会に出向かれていろいろとお願いをしているところだろうとは思いますが、町長も岡山県の町村会の会長でありますので、十分そういう積極的に物を申せる立場だと、このように思いますので、その部分は十分にお願いをしたいと、このように思います。 それでは、再質問のお答えをお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) それでは、原議員さんの再質問にお答えしたいと思います。 まず最初に、今後のスケジュールについての御質問でございました。現在行っておりますアンケート調査につきましては、12月後半までには回収を終えたいと考えておりますが、その集計を早急に行いまして、1月上旬から中旬にかけてその結果を基に、ではどういう最終な形に持っていくかというふうなことを内部でまずは考えたいと思います。その結果を持って再度公共交通会議を開催し、1度か2度になるか分かりませんが、その中でお話をしてこれでよいというふうな結論が出たものを3月末までぐらいにはパブリックコメントができる形として取りまとめていきたいというふうな状況になっております。 それから、アンケートのことについて何点か御質問がございました。今回やっておりますアンケートは、御質問の趣旨にありましたように、タクシー助成をするというふうな視点ではなくて、公共交通全体の視点からアンケート調査を行ったものでございますので、そういうふうな角度から見ると少し内容が異なっているのかなというふうにお考えになっても仕方がないのではないかというふうに思います。 ただ、質問の中でおっしゃられておりました、本来使っている方に対して聞くべきではないかというふうなことだったんですが、こうした点につきましてはいろいろと会議の中、あるいは内部でも検討しましたが、そういうふうな状況を日々公共交通を使われてない方に対しても知っておいていただく必要があるというふうな観点から、アンケートとしてはそうした方々も踏まえて実施したほうがよいというふうなことでございましたので、今回2,000人を抽出するとともに、また実際にバスを利用した方に直接手渡しでお願いをしてアンケート調査を実施するというふうな形にさせていただいております。 それから、5番目の項目のほうになりますが、近隣の手法も見ながら優しい制度にしてほしいというふうなことでございました。近隣を見まして、このタクシー制度の状況を見ますと、タクシー利用者について一部補助をしているというふうな形をされているというふうな市町村ございました。ただ、我々としていろんな視点で考えた中で、今だけが継続できればいいというふうな考えで行うんじゃなくて、今後将来に向けてそうした制度を行っても持続が可能であるというふうなことを踏まえて考えていかなければなりませんので、そうした点、町民の方々にもしっかり御理解をしていただかなければならないと思っておりますが、十分に御理解をいただきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 原議員さんの4項目めの再質問のほうにお答えをさせていただきたいと思います。 住みやすいまちづくり会議でございますが、こちらのほうは小地域ケア会議、中地域ケア会議というものを経まして、その中での問題点を住みやすいまちづくり会議というもので協議するものでございます。年のうちには2回程度行っているんですが、本年度につきましてはコロナの影響で実施ができていない状況でございます。今年度中に1回はやりたいものであると考えております。 この中でどういったことを協議をしているのかという御質問であったかと思います。内容につきましては、多岐にわたるものでございます。タクシーというところに中心を置いてどういったことが出たかということでございますが、社会福祉協議会さんがされている福祉有償運送であるとか、そういった内容、今ある町の資源を御説明をさせていただいているとともに、買物であるとか病院、それから地域の中での集まりでも距離があるところはどのような運送方法があるのだろうかと、この会議で結論を出すものではございませんが、こういった問題がある、何かいい方法はないかということを協議している状況でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 住民税務課長景森君。 ◎住民税務課長(景森淳義君) 原議員さんの税収の財源ということでございますけども、当住民税務課におきましては税収について固定資産税を除いては申告に対しまして税額を算出して徴収をしているというのが現状でございます。ですから、減収に対する財源をどういうふうに捻出するかとかということは当課においてはできませんので、適正に課税をし徴収をしていくということを考えております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 総務課統括参事大塚君。 ◎総務課統括参事(大塚英明君) 財源の質問についてお答えします。 一般財源によるものの事業の縮小などを含めまして減収補填債、あと国の交付税などの見直しというとこと、あとは財政調整基金の取崩しというところがメインになってくると思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。
    ◎町長(山崎親男君) 失礼をいたします。 まず、私が気になるところから御答弁をさせていただきます。 特に公共交通につきましては、各議員さんから過去にこれはもう幾度となく質問をいただいておりまして、その都度答弁をさせていただいておりますけども、ここに来て他の自治体はタクシーの利用を勧める、あるいはデマンドタクシー等も検討をされておるというふうなこともございます。鏡野町としてももう少し具体的に進んだ結論を出してそれを実施していくことが必要であろうと、このように考えておりまして、いろいろな方向から協議をしながら具体的に進めていきたいと、このように思っているところであります。 それから、過疎債の話がございました。全国町村会といたしましても、そして個人的におきましても各方面の国会議員と知り合いになっているもんですから、その方向性についてのみ聞きました。全国町村会の中でもありましたけれども、基本的には過疎債というのは進めていく方向だと、けれどもどこの自治体も多くの自治体が人口が減少している昨今、この内容、今までした成果がどのように現れているのか、それと今後につきまして過疎債本体をどのように変えていくのかということをその中に付け加えていかなければ本来の意味はなさないというふうなことも伺っておりまして、新たな新法制定に向けての協議は同時になされるものと考えております。 当面来年の3月が失効するというふうなことでありますので、そのときに地方の自治体の財源がないというふうなことではいけませんので、予算が立つように考えておるというふうな方向を聞いております。 以上であります。 ○議長(沖田清明君) 10番原 章倫君。 ◆10番(原章倫君) 答弁いただきました。ありがとうございました。再々質問、最後になりますけれども、まず、タクシー利用、いろいろな協議、検討しいろんな角度から進めていきたいというお答えで、まあ、このように思っております。 なかなか、地域的なこともあるでしょうし、財源にもありましょうし、それは十分考えて頂いて、是が非ともそういう町民の、高齢者、特に高齢者福祉、障害者の方に優しい方向性に持って行っていただきたい、このように思いますので、よろしくお願いをいたします。 それから起債の話ですけど、過疎債、積極的にお願いをしていただいとると思います。 本当にまた名前は変われども、またこういう制度が持続されるように願いまして、私の質問を終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で10番原 章倫君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 2番牧田俊一です。ただいま議長のお許しを得ましたので、今回一問一答方式にて質問をいたします。 大項目は、新型コロナウイルス感染症対策についてです。 中項目、小項目はそれぞれ通告書どおり、順によって質問いたしますので、よろしくお願いをいたします。 まず、中項目ですが、1、事業継続計画(BCP)の策定状況についてお尋ねをいたします。 小項目では、まず滋賀県大津市役所では4月11日に職員の感染が確認されて以降クラスター発生と認定され、4月25日から5月6日までの期間、庁舎が閉鎖となりました。鏡野町では、このような感染症発生による非常事態時にも町民への行政サービスを継続するために庁舎内の事業継続計画のBCPの策定状況をお尋ねをいたします。 2番目に、町内の病院や診療所、介護・福祉施設内で感染者が発生をし、医療や介護・福祉サービスの崩壊を防ぐための事業継続計画(BCP)の取組状況についてお尋ねをいたします。 2番目の中項目ですが、新型コロナウイルス感染症に対しての検査についてです。 小項目では、美作圏域内の自治体では新型コロナウイルス感染症の意識向上を図り、住民の不安を軽減させるために抗体検査や抗原検査、そしてPCR検査、検査事業を行っております。鏡野町としては、今後このような検査事業を町民へ提供したり、また検査のための支援策にはどのように取り組んでいくのかをお尋ねをいたします。 次に、中項目といたしまして、鏡野町国民健康保険病院(鏡野病院)についてですが、小項目の1といたしまして、新型コロナウイルス感染症が発生以降、今年度の鏡野病院の経営や運営状態は近年の鏡野病院の経営状態や運営状況と比較し、現在問題点や課題点になっている点をお尋ねをいたします。 次に、新型コロナウイルス感染症が収束するまでの期間、町民が安心して日常生活を過ごすためには美作圏域内の病院との連携が必要であると考えております。つきましては、美作圏域内の他の病院との連携や協力体制についてどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 次の中項目は、インフルエンザワクチンについてです。 小項目では、厚生労働省によりますと、昨年と比較して今年度のインフルエンザワクチンの供給量を12%増しの供給を見込んでいるとの報告がありますが、現在町内でのインフルエンザワクチンの供給の体制はどのようになっているのか、お尋ねをいたします。 次の中項目ですが、町内の教育機関・施設についてです。 まず、小項目1、町内の幼・保育園、小・中学校での発熱症状の対応と、インフルエンザ、また新型コロナウイルスの感染症対策についてはどのような取組を行っているのか、お尋ねをいたします。 2番目に、今年度末進学受験を控える小学6年生や中学3年生の児童・生徒は、昨年度と比較しても受験への不安に加え感染症の不安を抱えながら現在進学受験に取り組んでおります。町としても子供たちの感染症の不安や安心して受験に取り組むための今後の対策や支援についてお尋ねをいたします。 次に、町内の公共施設内では、不特定多数の施設利用者や来場者に対し施設内で接触する部分や、各施設としては独自の感染症の予防策が取られております。町の施設である図書館内でも、今度安心して本を読んだり借りることができるよう図書の除菌機の設置が施設のさらなる利用促進と安全面の対策を講じることができると考えますが、町の見解をお尋ねをいたします。 最後の中項目ですが、今後の財政状況についてです。 全国の各自治体では、自治体の貯金に当たる財政調整基金を取り崩し感染症対策に取り組んでいることとなります。鏡野町としても、新型コロナウイルスの影響により景気の低迷や町内での消費額が減少など来年度の税収の減収が予想されますが、来年度の予算や事業計画についてはどのように取り組んでいくかをお尋ねいたします。 以上、質問席にて質問いたしまして、今後お願いいたします。 ○議長(沖田清明君) ここで11時まで休憩といたします。              午前10時49分 休憩              午前11時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それでは、2番牧田議員の質問にお答えをいたします。 まず、小項目であります、庁舎内の事業継続計画、いわゆるBCPの策定状況でありますけれども、令和2年1月16日に国内初の新型コロナウイルス感染が発表されたのを皮切りにいたしまして岡山県内でも3月22日に初めて感染者が確認され、現在も国内におきまして感染拡大が続いております。 鏡野町におきましては、2月18日に鏡野町新型コロナウイルス感染症対策本部を設置をいたしまして、鏡野町新型コロナウイルス等対策行動計画、平成26年6月に策定をしております、及び鏡野町業務継続計画、平成31年3月策定、これを活用しつつ新型コロナウイルス感染症へ対応してまいりましたけれども、対応策が自然災害と異なる部分も多いために、本年4月に新型コロナウイルス感染症対策業務継続計画を策定をしたところであります。 この計画におきまして、新型コロナウイルスによりまして町職員が感染等による出勤困難者が発生した場合におきましても、町民の生命と健康を守り町民生活に必要な行政サービスを継続して提供していくために非常時に優先すべき業務、業務継続のための人員体制、庁舎内における措置、職員の感染予防対策などにつきまして定めております。加えまして、本計画の実効性を高めるために、各所属課で職員の新型コロナウイルス感染等が明らかになった場合の対応につきまして検討しマニュアル化を図ったところであります。 また、新型コロナウイルスの感染者が鏡野町の職員等、あるいは町が管理する施設等で発生した場合には、個人情報などのプライバシー保護に十分配慮しつつ情報を迅速かつ正確に発信をいたしまして町民の安全・安心を確保することが最重要であるということから、7月に鏡野町の新型コロナウイルス感染症に関する公表の考え方を決定をしたところであります。 11月に鏡野病院におきまして医療従事者の感染が確認された際には、この方針に基づきまして速やかに公表を行ったところであります。 続きまして、町内の病院、診療所、介護・福祉施設での事業継続計画の取組状況についてであります。 現在策定を確認をしているのは、鏡野病院、いずみ山荘であります。他の施設につきましては、新型コロナウイルス感染症に特化したものではなく、感染症全般での感染症対策マニュアルを作成しておりまして、これに基づきまして感染症が発生した場合の対処等を定めております。 コロナウイルス感染症の感染拡大による医療・介護体制の崩壊を防ぐためには、事業継続計画は重要と考えております。この後は多くの施設が事業継続計画を策定されるように、町といたしましても働きかけていきます。 続きまして、鏡野町内での検査体制についてであります。 現在町内では、発熱外来を行っている病院におきまして、基本的に症状があり医師が必要と認めた人に対しまして検査を行っております。PCR検査、抗原検査につきましては、検査時点におきまして感染しているかどうかを調べるものであります。抗体検査は過去に感染したかを調べるものであります。いずれの検査も感染を予防するためのものではないわけであります。 現在、苫田郡医師会におきましても、発熱者や疑わしい症状のある方には積極的に検査を推進する体制を整えてきていると聞いております。町といたしましては、医師の判断に基づく検査体制を継続してまいります。 現在の医療機関の現場では、通常診療に加えまして発熱外来を実施している状況であります。医療の逼迫した状況はどうしても防ぎたいと考えております。住民の不安を軽減させるために、発熱や風邪のときはかかりつけ医等にまず相談をしていただくように積極的に啓発しております。この後、クラスター発生等があった場合には、早期収束を図るために保健所、苫田郡医師会などと協議の上、その時点で最適な支援策を検討してまいりたいと考えております。 続きまして、中項目であります。 今年度の鏡野病院の経営、あるいは運営状況についての御質問であります。 現在の経営状況は、収入おきまして昨年度比5%減収、支出につきましては3%増加、収支差額では86%の減収となっております。また、入院患者では、昨年度比6%減少、外来患者数では12%減少となっております。非常事態宣言がなされておりました今年の年度当初と比較いたしますと徐々に回復はしておりますけれども、新型コロナウイルスワクチンの接種が開始されるまでは現状のまま推移していくものと考えております。 続きまして、運営状況の課題といたしまして発熱外来における専従の医師、看護師の確保ができていない点が上げられます。このため、発熱外来に対応できるように医師、看護師の業務内容を見直すなど、町民の皆様に対しましてスムーズな診察ができるように現在も工夫、方法を検討しております。 次の項目であります美作圏域内の他の病院との連携あるいは協力体制についての御質問であります。 現在他の病院とは、事務局会議などによる情報交換が主なものとなっております。協力体制につきましては、美作保健所の主導の下、PCR検査、あるいは日曜、祝日における発熱患者等の診療、検査実施機関としての協力を行っております。この後も保健所などの各関係機関からの要請があれば積極的に協力してまいります。 続きまして、インフルエンザワクチンについての御質問であります。 厚生労働省の発表によりますと、本年度はコロナ感染症との同時流行に備えましてインフルエンザワクチンは平成27年度以降で最大の6,600万人分が供給されております。鏡野町におきましても、同様の対策といたしまして一人でも多くの町民の方に接種していただけるように全ての町民を対象にし接種費用の助成を実施しておりました。町内の各医療機関におかれましても、例年より5%から20%の増加割合で調達していただいている状況にあります。 ワクチン入荷状況でありますけれども、現在は既に在庫がなくなった医療機関も多数存在するようでありますけれども、今後におきましてもできるだけ多くの町民の方に接種していただけるように県や国に対しましてワクチンの安定供給のための調整につきまして要望してまいります。 次の質問であります、中項目の町内の教育機関・施設につきましては、後ほど教育長より答弁を行います。 私への最後の質問でありますけれども、鏡野町の今後の財政状況についての質問であります。 この質問につきましては、先ほど原議員への答弁でも述べております。税収につきましては、予測が難しいところでありますけれども、来年度予算につきましては全体としては本年度と同額程度と見込んでおります。しかしながら、年々より厳しい財政状況となることが今後想定されますので、令和3年度の当初予算編成におきましても、事業計画におきましても財源、あるいは事業を十分精査をいたしまして予算の縮減に努めてまいりたいと考えております。 今後の事業計画につきましては、商工会などと連携を密にいたしまして町内の中小企業の状況を把握をいたしまして時期を逸することなく対応してまいりたいと考えております。 以上、私の答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 失礼いたします。 残りました中項目、町内の教育機関・施設について、牧田議員の御質問にお答えをいたします。 寒くなりますと、インフルエンザをはじめとした様々な感染症が流行いたします。特にこの冬は、新型コロナウイルス感染症の拡大により例年以上に感染症に対する格段の注意と予防対策が求められるところでございます。 小項目最初の御質問の発熱症状への対応でございますが、登校前に発熱をしている場合は欠席、学校にいる時間中に発熱した場合も保護者に連絡し帰ってもらうことになります。また、インフルエンザも新型コロナウイルスも飛沫や接触により感染すると言われております。このため、感染症対策としては手洗い、せきエチケット、消毒などの基本的な事項が重要になるわけですが、これらの指導を徹底するようにしております。 加えまして、新型コロナウイルスについては、会食が感染拡大につながった事例が多数報告されております。このため、給食の場面では食事中の会話を控えるよう指導するとともに、向かい合わせにならないような席の配置やパーティションの設置などの工夫も行っているところでございます。 次の御質問ですが、小学6年生や中学3年生に限らずどの学年においても感染症に対する不安を軽減し安心して学校生活が送れるようにすることが、まずは大切だと考えております。このため、各学校とも文部科学省が示す学校における新型コロナウイルス感染症に関する衛生管理マニュアルを参考に、換気、身体的距離の確保、手洗いの徹底など、できる限りの感染症対策を行った上で日々の学習活動や行事などを行っております。併せまして、各学校には、命を守る行動の大切さについても御指導いただくようお願いをしているところでございます。 そして、受験や進学を控えた児童・生徒に対しては、担任や進路担当の教師などが本人の不安をしっかりと聞き、寄り添いながら一緒に考えたり適切なアドバイスを行ったりすることで不安の解消に努めてまいります。 また、学校では、児童・生徒が教室を掃除したり学校職員が様々な箇所の消毒を行っているわけですが、場合によってはかえって感染を広げることにつながったり、必要のない箇所まで労力を割いている可能性もあると思われます。そのため、今後接触感染に着目した園や学校の掃除のマニュアル作成を業者の支援の下で着手することとしております。そして、マニュアルに基づいた掃除を行うことで、できるだけ確実に接触感染を起こす可能性のある箇所の消毒清掃を行い、学校や園での感染や拡大防止にも取り組んでまいりたいと考えておるところでございます。 続きまして、鏡野町立図書館への図書除菌機の設置についての御質問でございます。 図書除菌機とは、紫外線照射によって本を除菌し、同時に送風によりページの間に挟まったごみを取り、消臭抗菌剤でたばこやペットの臭いなどを取る機械のことでございます。県内の図書館では、8つの市と町で利用されていると聞いております。鏡野町立図書館におきましても、新型コロナウイルス感染症予防対策としまして、現在返却された本はアルコールスプレーでの拭き取りを行っておりますけども、皆様により安心して図書館の本を利用していただくために、現在図書除菌機の導入に向け発注の準備を進めているところでございます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。詳細にお答えをいただきましたので、私も答弁書に基づきまして確認事項をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 まず、小項目1番です。 事業継続計画のBCPの策定については、答弁書によりますと、新たに本年4月より計画を作成されておれるということで、これは当然企業としても自治体としても非常時には対応ができるということで取り組んでいかなければならないことで、これはいいことだと思うんですが、答弁書にありますように、本年4月に新型コロナウイルス感染症対策に伴う事業計画を作成したと答弁がありますが、この作成状況を閲覧で見たいと思っておるんですが、これはどこにあれば、私たちも確認することができるんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 2番牧田議員の御質問にお答えします。 現在のところ、ホームページとかでは公表してませんので、くらし安全課のほうにおいでいただければ確認していただけるとなっております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 各自治体、他の自治体のほうもホームページ等で策定状況を公開しておりますので、町民の方も安心ということを示す上でホームページ等に公開をしていただけたらと思っております。 また、BCPの策定状況についてなんですが、これは庁舎内のことだと思うんですが、例えばこれは庁舎から出た場合、例えばごみ収集運搬やバスの運行、それと施設の委託管理や指定管理としている団体等が感染した場合にどうしても管理運営ができないとなった場合の庁舎外の対応については今後どういうふうなお考えがあるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 今回定めたBCPのほうでは、指定管理者とかそういう委託業者に対する記載はしておりますけども、詳しい内容につきましては個別に担当課のほうでマニュアル化をするようにしております。ですので、今のところまとめてそういうやり方を作ったような計画というのは持ち合わせておりません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 今のところは、庁舎内はできておりまして、庁舎から出てしまうとまだ策定のほうはできてない、取り組むということだと思うんですが、町の運営としては庁舎内、庁舎外にも当然そういった対応を、あとBCPの策定に当たっては予想外のことを予想していくということが計画の根本になってきますので、今後ともそういった庁舎外での取組と町民への行政サービスが滞りなく遂行されるようなことを想定として今後も取り組んでいただきたいと思います。 それと、もう一点なんですが、毎年この年度が新しくなりますと職員の配置や異動も替わりましてそれぞれ役割分担等も替わってくると思いますので、毎年このBCPの策定についての見直しの時期や、新しく職員さんが配置が替わったときの対応、そういった庁舎内での改めて再確認という取組はいつ行っていくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 危機管理監金平君。 ◎危機管理監(金平憲明君) 緊急時におきまして、人員の確保というのが一番重要だと考えております。どのように確保するかということなんですけども、例えば業務ごとに担当者がもしいなくても代替的にできるような業務ごとのマニュアル化というのが大変必要だというふうに考えております。各課のほうでそれぞれ担当所属課のほうでマニュアル化を進めていただいておるんですけども、それに加えまして経験のある方とか、あるいは退職者の方に協力要請をしたりとか、そういうことも進めていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) しっかりと対策のほうを講じていただきまして、何回も同じことを繰り返しますが、町民へのサービスが滞りなく止まることなくいけるように対策のほうをお願いいたします。 続きまして、次の小項目に移りますが、町内の病院や診療所、介護・福祉施設のBCPの取組について答弁がありました。現在答弁書の中では、医療関係につきましては鏡野病院といずみ山荘がこのBCPの策定をしておるという答弁になっておりますが、まず町内にある診療所、診療所についてのこのBCPの作成については今後どういうふうに考えていくのか、また取組を考えていくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 牧田議員の質問にお答えいたします。 今現在診療所、3つの診療所と、あと3つの歯科診療所がございます。これにつきましては、全てBCPできておりません。今後につきましては、早急に計画書のほうを作成してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) やはり、元根本は町内では鏡野病院がありまして、そしてまたいずみ山荘があるんですが、各自治体、地域に行きますと診療所にも各町民の皆さん足を運ばれることとなりますので、こういった診療所の作成についても今後至急に取り組んでいただきたいと思っております。 このBCPの策定の中に鏡野病院は策定ができているという答弁なんですが、例えば今鏡野病院に在駐の専門医の方が感染してしまって今入院されている方への診察や容体の変化が確認できないとか、薬の投与の指示ができない、そういった場合はこのBCPの策定の中でどういうふうにされるのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 失礼します。 牧田議員さんの質問にお答えします。 医師がもし感染いたしますと、その代わりの医師が代わって処方、診察なりをしていくような形になっております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) そしたら、代わりの医師ということはもうすぐに対応はできるということでよろしいですか。 ○議長(沖田清明君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 牧田議員のおっしゃるとおりでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) それについては、大変安心をしたなあと思いますので、そういったことがないように今後ともしっかりと取り組んでいただきたいと思います。 それともう一点ですが、町内の福祉・介護施設についてのBCPの策定についてお尋ねをいたします。 私の見解によるんですが、厚生労働省は11月初旬に介護事業者に対して感染症や災害が起きたときにも介護サービスの提供が続けることができるようにBCPの策定を求めたことがあると思いますが、町内の介護事業者や福祉団体については今後介護サービスが止まることなく介護サービスが提供できる取組については今後町としてはどのように取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 牧田議員さんの質問にお答えいたします。 確かに厚生労働省のほうからそういう通達が参っております。しかしながら、今現在町のほうから特別なBCPの策定について強制しておりません。といいますのが、県のほうからそういう策定をいつまでにしなさいっていうのがまだ来ておりませんので、順次県のほうの動向も見据えながら策定のほうを計画してまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 失礼いたします。 特命参事が説明申し上げましたものと併せまして、介護・医療連携ということで他種業者間への職員の派遣ということについて今県も、それから町としましても検討をしている状況でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 厚生労働省からも指示等あるということでありましたが、県のほうからも詳細ないつまでしなさいというのが来てないということでなかなか取り組めてないということなんですけど、医療連携、そして介護サービス等を止めることなく事業を進めるためには早めの設定が必要だと思いますので、今後とも町内の事業者さんらと連携しながら取り組んでいただきたいと思います。 そしたら、次の質問に移らさせていただきます。 抗体検査や抗原検査、PCR検査を一まとめにして検査事業として質問させていただきますが、まずこの答弁書につきましては、この検査事業については今のところ積極的に町としては取り組んでいかないということでよろしいんでしょうか。確認です。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 検査につきましてですけれども、今後の感染状況、それから近隣の状況を見まして、それから美作保健所、それから苫田郡医師会等の御意見を聞きながら進めてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 昨年度のコロナ発生から今日まで町民の方からこういった検査状況については鏡野町としては取り組んでほしいという声は今までなかったんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 意見としてはあるのは聞いております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 私の周りの方もそういった意見もありますし、近隣の自治体でも今PCR検査等の事業には取り組む事業もだんだん増えていると思います。つきましては、今後そういった検査事業を取り組むに当たってはこれ何が一番課題になるのか、もう一点お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 質問にお答えいたします。 検査の場合、感度というものがありまして、正しく陽性と判断されるかどうかというところ辺がまた難しいところでありまして、疑陽性が増えることによりまして医療体制の逼迫を招くおそれがあるということです。それから、全ての人に無差別で行うより、感染の可能性が高い人に絞って行うのが効果的であるということも考えられます。ですので、もちろん感染の可能性がある人の検査が受けられないという状況は改善していかないといけないとは思いますけれども、今現在ではそちらのほう、疑陽性が増えて一般の重要な本当に受けなくてはならない方の検査が後に回されるというふうなおそれを懸念して、今のところ一般の方への検査は行わないとしております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 今回の答弁書にもありますように、PCR検査等を実施をしたとしても感染を予防するものではないという答弁もありますが、町民からしますと、自分は感染しているかどうかといった不安を持っておりますし、万が一感染した場合でも行動を自粛することも、検査によって判明し自粛等もできると思いますので、例えば民間のPCR検査等も今実施をしておると思いますが、民間の検査キットにもこういった対応とか補助をしていくということも一つの方法だと考えますが、そういった点についてはどのようなお考えがあるのか、一旦お尋ねいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 牧田議員の御質問であります。 PCR検査につきましては、様々な見解がございます。今特命参事の申し上げましたように、PCR検査の結果というものが必ずしも100%ではない、結構、結構というか、医師会のほうからの話でありますけれども、確実なものではないというふうなことから疑陽性というふうなものがかなり懸念されるというふうなことでもあります。 しかし、町民の皆さん方の不安を払拭するというふうな意味、あるいは職員関係の会社に従事されている方、様々にあろうかと、このように思います。今もPCR検査の用意はできてるというふうな話も聞いておりますけれども、いずれにいたしましても苫田郡の医師会などと協議をいたしまして本日の質問に答えたいと、このように思います。少し時間をいただきたいと、このように思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 当然様々な取組に対して課題点や問題点があるという町長の答弁ですので、その点を踏まえまして今後とも対策なり協議のほうを医師会ともしていただいて取り組んでいただけたらと思います。 次の質問に移らさせていただきます。 鏡野病院の経営について今答弁をいただきました。外来等の診療が少し減少しておるという答弁もありますが、1つ課題点といたしまして、発熱外来に対する専従の医師や看護師の確保ができてないということがこの答弁書にもあります。つきましては、この課題点にはどういうふうに今後取り組んでいくのか、お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 失礼します。 牧田議員さんの質問にお答えします。 先ほど説明させていただきました、専従の医師、看護師の確保ができていない点についての今後の課題点につきましてお答えをさせていただきます。 今後は、午前中でありますと検査を担当しています医師等がおりますので、その検査の件数を減らすとか予約を減らすとか、そういったことで対応をしていきたいと考えております。 また、午後につきましては、検査等を行ってない医師等もおりますので、比較的発熱外来等の対応が可能ではないかと考えております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 今のところインフルエンザ等は猛威を振るっておりませんが、今後とも油断することなく準備のほうはしていただきたいと思います。 それと、もう一点お尋ねいたしますが、12月9日にたしか岡山県からコロナウイルス感染症の診断や検査を年末年始にも受けられるよう県内の医療機関に診察の要請を行っていたという報道がありますが、これには鏡野病院も該当するんでしょうか。お尋ねをいたします。 ○議長(沖田清明君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) 失礼します。 牧田議員さんの御質問にお答えします。 年末年始に関しましては、保健所のほうからそれぞれ対応できる医療機関ということで協力できないかという打診はありまして、その際、当院も一応手を挙げましたが、年末年始はほかの民間の病院さん等もできるということでしたので、鏡野病院といたしましては郡の休日当番医という形で12月29日と1月3日で対応をさせていただくようになっております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 答弁ありがとうございました。 緊急を要するときも当然これは鏡野病院としては12月29日、1月3日以外にも一応緊急外来ということに対しては対応できるということでいいんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 国保病院事務長福田君。 ◎国保病院事務長(福田紀彦君) それでは、牧田議員さんの質問にお答えします。 通常時でありましても、通常夜間等、休日等対応はできますが、検査の技師、放射線技師等が夜間でありますとか休日とか当番でないときには出ておりませんので、簡単な診察等でありましたら対応できるかと思います。その際、どうしてもそういった検査とかが必要な場合でありますと、その当日の当番医であります医院を紹介するなどして対応していきます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 分かりました。今後とも対応のほうを取り組んでいただけたらと思います。 次の質問がありますので、次に行かせていただきますが、6番目のインフルエンザワクチンについてです。 まず、答弁書につきましては、今なかなか在庫を抱えていないという答弁がありましたが、もう一度確認いたします。このインフルエンザワクチンの確保は毎年どのように町は国や県にうたって確保しているんでしょうか。お尋ねいたします。 ○議長(沖田清明君) 特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) 牧田議員の質問にお答えいたします。 インフルエンザワクチンの供給につきましては、主に卸業者さんのほうで入荷の数を調整しているようです。ですので、町でありますとか、県のほうで何ぼの数っていうふうに決めることはありません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 今回鏡野町は、インフルエンザワクチンの接種につきましては接種の費用をほとんど満額助成するということで、これは非常に全国でも先駆けた取組だと思いますし、報道機関でも報道されたと記憶しておりますが、そのときに今後そういったことが供給が非常にたくさん要るのではないかということで町としても取り組んでいくという答弁をいただいておりますが、今後一応今不足となっておるとか在庫不足に対しては極力町民の方も早めに接種をしたいという声も聞きますし、子供たちは大体2回ほど接種をしないといけないと思いますので、そういった意味で今後の供給体制にはどうやって取り組んでいくのか、再度確認の意味で質問をさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課特命参事石原君。 ◎保健福祉課特命参事(石原靖之君) それでは、質問にお答えいたします。 鏡野町の10月の実績ですが、65歳以上2,245人、全体で3,031人でございました。昨年の65歳以上の実績でございますが、昨年は65人でありました。ワクチン接種のほうは、大体例年10月、11月がピークでございまして、今年の場合は10月24日まで65歳というか、高齢者優先で接種としておりまして、多少全体のピークが12月にずれ込んでいるんではないかなとは思っております。 今現在のインフルエンザの発生率なんですけれども、岡山県におきましては11月30日から12月6日までの1週間におきましては4件ということでございます。昨年につきましては387件ということで、今年におきましてはかなり件数が減っております。ですので、今後の供給につきましては、ほぼ注射を打たれる方につきましては大体注射をされとるんではないかなと思います。 あと、残りの部分につきましては、先ほども申しましたように、卸業者のほうが調整しております。ですので、余っている地域から足りないところに回してもらうようになっておりますので、それにつきましては県を通じまして国のほうへ働きかけをしていきたいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) ありがとうございました。 次の質問がありますので行かせていただきたいと思います。 町内の教育機関・施設についてなんですが、町内の幼・保育園や小学校での発熱状況の対応と感染症に対する取組を答弁をいただきましたが、今回12月補正予算で診療所に顔認証検査検知システム機、サーマルカメラを設置という予算計上が上がっておりますが、これを例えば各小学校や保育園にも設置をしたらどうかと思うんです。これはなぜかといいますと、朝の登下校時に生徒・児童の健康管理も確認することができますが、町内の小・中学校の隣接する体育館には公共の避難場所になっております。移動式のサーマルカメラを設置しますと、非常災害時にも設置等によって災害の対応もできるということも聞いておりますが、この点についてはいかがでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 学校教育課長金平君。 ◎学校教育課長(金平美和子君) 各学校にサーマルカメラを設置してはどうかというお尋ねだったと思います。学校のほうでは健康管理としまして、基本的には家で熱を測ってくる、熱があるかないかを学校のほうで報告して把握してるという方法を取っております。あと、非接触型の体温計のほうは全ての学校に複数台配置しておりまして、そちらのほうで発熱児童の管理等も行っております。 サーマルカメラなんですけども、やはり費用がかかるということで、もし設置するかどうかにつきましては財政のほうとお願いして調整していくことになると思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 2番牧田俊一君。 ◆2番(牧田俊一君) 最後の質問になりますが、受験生にとりまして今年度は特にコロナ感染により不安を抱えております。身近になりますが、改めて教育長から受験生に対しましての不安払拭への支援のほうをお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 武本教育長。 ◎教育長(武本吉正君) 牧田議員のほうから今年度進学を予定されている小学6年生、また中学3年生の受験に対してのしっかりとしたサポートをということで御意見をいただきました。まさにそういう形の中でサポートがきちっとできるように、学校と協力し合いながら教育委員会としてもできる限りのサポートを進めていくということを申し上げさせていただきまして、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 以上で牧田俊一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 失礼いたします。 議長のお許しをいただきましたので、通告書に従いまして一問一答方式で質問をさせていただきます。 大項目、福祉に優しいまちづくりについて。 中項目、敬老祝賀会について。 小項目、我が町もコロナ禍において決して安心とは言えず、コロナルールを徹底しながら窮屈な暮らしをしているのが現状です。特に高齢者はコロナリスクも高いとされて外出もままならず、その上入院すれば面会もできません。さらに、家族とも地域とも離れてしまい、さらにさらに寂しい状況になっております。人との接触を制約されればされるほど、特に高齢者はこれまでよりも寂しい現実を突きつけられております。この状況下において、高齢者に限らず楽しめる優しいまちづくりが求められているのではないでしょうか。いつの間にか置き去りにされそうな敬老祝賀会や県立森林公園の在り方、いずれも町の大事な宝に思っております。この2点について改めてお伺いをいたします。 特に県立森林公園につきましては、岡山県の施設でありますので、このことは私も重々承知をいたしております。その上で鏡野町から岡山県へさらに強く要望していただきますればと思い質問をさせていただきます。これは、平成30年12月にも私が初めて一般質問をさせていただきました。これは2度目になりますが、どうぞよろしくお願いをいたします。 小項目の①これまで開催してきた敬老祝賀会を地域に実施主体を移行させようとしたことの経緯についてお尋ねをいたします。 小項目②このことについて町民の声はどうだったのでしょうか。どのように把握されたのでしょうか。 小項目③町としての今後の方針をお聞かせください。 ④今年はコロナ禍でもあり、敬老祝賀会の代わりに商品券が配られております。商品券にした理由をお聞かせください。 中項目の2つ目に参ります。 県立森林公園のバリアフリー化についてお尋ねをいたします。 小項目の①念願の森林公園バリアフリー化が実現をいたしました。管理棟への石の階段に電動の椅子が設置されました。このことへの町長の御尽力には本当に感謝を申し上げます。バリアフリー化の第一歩には思いますが、第2歩に向けてさらなる御尽力に期待を寄せますので、町長の御所見をお伺いいたします。 小項目②ユニバーサルデザインとは申しませんが、せめて障害者、高齢者にも巡れる優しい県立森林公園を目指してほしいと思っております。町長はどのような公園を描かれていますでしょうか。 これよりの質問につきましては、質問席において質問をさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 5番片田議員の御質問にお答えをいたします。 大項目であります福祉に優しいまちづくりについて、中項目の敬老祝賀会について、小項目1の経緯についての御質問でもありました。町村合併後も旧町村単位で行っていただいておりました敬老祝賀会とは形を変えましたけれども、新町としてできる形で敬老祝賀会を実施したところであります。しかしながら、祝賀会への出席者は対象者4名に対しまして1名の割合でしか出席者がなくて、評価会議では平等性を欠くのではないかという意見もいただいております。また、敬老祝賀会の在り方について協議を重ねてきたものであります。 また、近隣市町の状況を調査した結果でありますけれども、自治体が主催する敬老祝賀会は実施されておりませんでした。このため、高齢者の皆様に敬意を表し長寿のお祝いをする方法、あるいは場所等を身近な地域でとの思いから地域づくり協議会へ御提案をしたところであります。 次に、小項目2であります。 平成30年度の鏡野町敬老祝賀会評価検討会議につきましては、毎年楽しみにしている、しかし飲食ができない、残念だという声、あるいは出席しない方に何もしないのかという声、あるいは合併後10年を経過したのだから記念品配布に移行したほうがよいなどの意見をいただいております。また、老人クラブの代表の方との意見交換会も行った際にも、今後の敬老祝賀会について意向をお伺いしましたけれども、祝賀会への出席率が低いなどとの理由から同様の意見をいただいたところであります。 小項目3であります。 今後の方針といたしまして、高齢者の皆様に敬意を表し長寿のお祝いをする方法を模索してまいります。鏡野町が主催する敬老祝賀会は、現在のところ考えていないということであります。 小項目4でありますが、令和元年度と本年度の2年間は商品券をお送りをさせていただきました。商品券につきましては、鏡野町敬老祝賀会の評価、あるいは検討会議、老人クラブ等からの御意見もいただいたことと、自らの生活に必要なものを購入するためにお役立てをいただければという思いからであります。また、種類については、町内あるいは近隣の市町で一番取扱店が多いものを選んでおります。 続きまして、中項目2の県立森林公園のバリアフリー化についてであります。 かねてから片田議員要望されていたものでありまして、直接県のほうにもお伺いされたと聞いております。 小項目1のバリアフリー化、第2歩に向けた私の所見というふうなことでありますけれども、今回管理棟に整備された乗用椅子式の階段昇降装置は、私も含めた多くの方の要望に応えた形で実現されものでありまして非常に喜ばしいことと思います。町内全ての施設につきまして多くの方が利用可能な状態となるのが理想であります。しかし、岡山県に対しましても、さらなる利用者の拡大に向けた措置を引き続き強く要望してまいりたいと考えます。 小項目2につきましてでありますけれども、同様でありますので御理解をいただければと、このように考えます。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) ここで13時まで休憩といたします。              午前11時54分 休憩              午後1時0分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) では、質問いたします。 敬老祝賀会について、①でこれまで開催してきた敬老祝賀会を地域に実施主体を移行させたことについての経緯についてまずお尋ねをいたしました。答弁書の中に評価会議とか、評価検討会とかという名前が出てまいりますけども、まずここでいろいろ協議をされているようですけども、評価検討会、それから評価会議というのはイコール同じ会議なのかということと、どのような会議で、どういうメンバーでされたのかを教えていただければと思います。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 片田議員の質問にお答えさせていただきます。 評価会議というものは、敬老会が終わるたびにいま一回この評価会議というのはやっております。その中でも御意見をいただきましたが、評価検討会議におきまして今後の方針等を協議したわけでございます。 メンバーにつきましては、民生委員会の会長さん、それから愛育委員会の会長さん、それから栄養委員の会長さん、それから公民館長さん、そういったメンバーの方々と、あと事務方とで協議を行っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 敬老会開催後の後にこういった会議を反省会と併せてやったということなんでしょうけども、民生委員、愛育委員、栄養委員、もう一つ、ちょっと聞き逃したんですが、何だったでしょうか。すいません。 ○議長(沖田清明君) 水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) あと、公民館長さん。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) すいません、抜けておりました。老人クラブの会長さんも入っております。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。
    ◆5番(片田八重美君) 分かりました。そういう方々が入って再三にわたる協議をされたということで、知りたかったのはこの敬老会が浮いてしまったという一番の要因は何だったのだろうかということで、この答弁書の中にもありますが、出席者が対象4人に対して1人の割合の参加しかない、平等性を欠くのではないかというような意見があったというふうにあります。ただ、それを協議されてきたということは分かりましたけども、近年の高齢化から見ても本当に高齢化が進めば進むほど、バスに乗ったり、会場に行ったり、歩いたりする、そういった方々が対象者が減ってくるっていうのはもう分かってるような話でもあります。こういった中でそういった役員の皆さんが協議じゃなくって、実際に難しいかもしれませんけど、参加される老人の皆さんとか、それからアンケートができなければ聞き取り調査をしたとかというふうなこと、生の声というのは聞いてはいなかったのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 片田議員さんのおっしゃられるとおり、アンケートはなかなか難しいということで実施をしておりません。ただ、町長の答弁のほうにもございましたとおり、老人クラブとは協議をしておりまして、その中での御意見をいただいてという格好でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 分かりました。慎重にされたということに捉えたいと思いますが、答弁書の中に、さらに高齢者の皆様に敬意を表し長寿のお祝いをする方法や場所などを身近な地域でという思いから地域づくり協議会へ御提案したものでありますというふうにありますが、これは課をまたぐといいますか、保健福祉課からまちづくり課へこういった御提案をしたということだろうとは思います。実際に未来・希望基金、そういった事業の中でも話が出てまいりました。議員としても経緯は知っておりますけども、このことについて途中でその地域づくり協議会へ行ったために途中から何かうやうやうやっとなくなるような、そんな感じがあったのですが、そういったことについて福祉課としてはどのように対処されたのか、どのように思われたんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 地域づくり協議会に移管をされて保健福祉課としてどう思ったかという御質問だったかと思いますが、保健福祉課としましては、長寿のお祝いをやらせていただきましたし今後もやっていきたいということで、米寿のお祝いであるとか、こういったものにつきましては今までどおりやらせていただいております。ただ、やり方とか方法については、皆さんが参加できるやりやすい方法という思いでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございます。敬老者を敬う意味においても、次々と質問していく中で次は考えてないという回答はもう出ておりますけども、私自身としては敬老者を敬う意味においても町が主催すべきではないのかなあという、もっと考える余地がないのかなあということを思っておりますが、これは回答は無理なんでしょうね、もうさきにありましたですよね、検討はしていないという回答がありましたので、余地はないのかなあと思いますが、もし回答ができれば何かお答えいただければと思います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) いずれにいたしましても、100人おられたら100人とも全員が来られるということはないわけでありまして、平等性を欠くという点では皆さん方に同じような気持ちで接するというのが適当なんではないかなと、このように思いますけれども、かつては地域ぐるみで敬老祝賀会をやっていたときがあります。それを合併して、上齋、あるいは奥津、富といったところではまた身近なところでやっておられますけども、そうでないところというのは、鏡野地域というのは比較的町一つでやっていたというふうなことでありまして、そういうところは従前から参加者が少なかったというふうなことが経緯として上げられます。しかし、今後どう捉えていくかというふうなことを皆さん方に協議をしていただいたと、協議をしていただいたところには行政の代表者としての参加はしていないわけでありますけれども、やはり当事者あるいは開催する愛育委員さんとか栄養委員さんとか民生委員さんとか、そういう方たちに協議をしていただいたというふうなこと、それを踏まえてこういうふうなことの結論、経過になったところでありまして、この答弁でもありますように、現在のところ考えておりませんというふうなことで御理解いただきたい、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございます。 今も町長言いましたのですが、3番目の町としての今後の方針をお聞かせくださいというところで、高齢者の皆様に敬意を表し長寿のお祝いをする方法を模索してまいりますが、敬老祝賀会は現在のところ考えておりませんという、町長の口からも言っていただいたとおりであると思いますけども、もし米寿とか、それはやりますということですけども、それに今の敬老祝賀会に代わるようなものは今後考えては、その模索の中でどういうことを今考えておられるのか、話せることがあれば教えてください。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 模索の内容でございますので、なかなか申しづらいところはございますが、本年度商品券のほうを配らせていただきました。こういった格好でいいのであればこういう方向も検討はしていきたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) では、今予算月でもあると思いますけども、次年度についても商品券というふうに思っててよろしいのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 現在のところいろいろな方向を模索しているという状況でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) それでは、4番目の質問にも入るんですけども、今の商品券の言葉も出ておりますけども、この商品券、JCBギフトカードだったと思いますけども、これはあえてこれを選ばれた理由っていうのがあるのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) こちらのほうにつきましても、先ほどの答弁のほうにございましたが、近隣の市町で一番取扱店が多い商品券を選ばせていただいたということでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 実は、この商品券についていろんな声を聞きました。頂くことはありがたいっていうことの上で、この商品券がどうやったら使えるのか、どこに持っていったらいいのか、高齢者ですからもう家族があればそれは家族で使ったりとかというんでしょうけども、ほとんどの私が聞く敬老者の皆さんは、ありがたいんでもう神様の神棚にまつっとるだとか、使い方が分からんとか、もうもらえるだけでもありがたいけど買物に行くすべがないとか、娘とか孫が帰ればその人たちにはあげて喜んでもらえたけど、やっぱりもらったものは自分で使いたいというふうな声をたくさん聞きました。要するに車にも乗れない高齢者にとってはとっても便利が悪いという声を正直に多くの方から聞いております。これ今課長のほうから広く使えるとこと言われましたけども、これどこどこで使えると調べられましたか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 大きなところは調べました。ただ、細部にわたって全てのものを調べることはできませんので、お配りをした方については問合せではこういうところが使えるように調べてますっていうことはお伝えをさせていただきましたが、全体に広く伝えるということはしておりません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 鏡野町には大手スーパーなんかがございますけども、ここではどうやら使えなかったんです。津山の大きいとこに行けば使えたんでしょうけども、何にしても言いたいのは不便だということでした。もし来年度も商品券にする、こういったもので皆さんにお配りするというようなことがあるんでしたら、何か方法を考えられたほうがいいんではないかなあと。もらって喜ぶものっていうのがいいのではないかなあと思いました。これは要望になりますけども、地元のお店で使えるようなものとか、本当に身近で使えるもの、そういったことに気配りをしていただければと思いますが、そういった考えはいかがでしょうか。今のところはないのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 御指摘のあったところを十分検討させていただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) じゃあ、十分検討していただきたいと思います。 もう一つ、これは敬老者からの声です。予算が限られた中で1,000円券を何枚とかというよりも、もう少しおつりが要らない100円券とか500円券とか、そういった小さなものにしてほしいという声もありましたので、付け加えさせていただきます。 それでは続けて、中項目の県立森林公園のバリアフリー化についてになります。 冒頭にも申し上げました、この森林公園につきましては岡山県の施設でありますから、ここでこうしてほしい、ああしてほしいっていうのは県への要望として聞いていただいて、重々私も承知の上で一般質問をさせてもらっておりますのでよろしくお願いしたいと思いますが、乗用椅子式階段乗降装置っていうふうになるんですね。私、電動椅子って思ったんですけど、これが正式な名前なんですね。これがついたということで、町長としても多くの要望に応えた形での実現であり非常に喜ばしいというふうに御回答をいただきました。 ちょっと私説明が下手なもので、実際にパネルを用意してみました。昭和50年から始まったこの森林公園、いまだにこのままで、平成30年でしたか、町長に障害者の方も一緒にお話をさせていただいて、町長から伊原木県知事へ届けるということで今回実現はなった話でございますけども、11月の中頃に電話が入ってつきましたからという声があったのでメンバーを連れていきましたら、この階段のところにこれが乗用椅子式階段乗降装置ということになるんですね。こういう椅子がついたということです。これに乗ってみました、メンバーの方が。そうすると、3人ぐらい人が要るんですね。これバス1台来て全員ここに上がりたい言うたらどうするんですかというて言ったら、もうそれ森林公園の皆さんはすごく丁寧に対処いたしますということで、これ何分もかかります。そういった状態でこれが1つつきました。実はこれはバリアフリー化の中でこうしてくださいというお願いではなかったんですが、県のそういった県の皆さんの考えでこうなったんだと思うんですけども、これをまずつくということについて、町長にはお願いをしておりましたので、県のほうから町長にこれがつくというのはいつ頃連絡があったのでしょうか。聞いたときにどういうふうに思われたのか、分かればお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 県立自然公園でありますので、誰もが利用できるようにバリアフリー化をお願いをしたい、この向きを伝えたわけでありまして、そういうふうなことでこれがつくというふうな、何にしますかというふうな選択するような御意見というか、そういうものではなかったです。私は、県立自然公園ですので、多くの人が利用できるようにというふうな要望を出しました。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) ありがとうございました。結果的にこういう椅子がついたということは、私としてはまず第一歩かなと思いました。ただ、一緒に行っている不自由な皆さんにとっては、そのときにはやっぱりうれしいという表現をされたけど、帰る道々では少し残念です、もっと何とかしてもらえんのかなあっていう声は多く言われておりました。 私というか、皆さんの声はここにも写真入れておりますけど、園内はきれいに整備はしてあります。ありますけども、砂利道です。これをバリアフリー、少しでも電動の車椅子、押せる椅子、電動の椅子なりでも巡れるようにしてあげられたら、以前にも言いました、周遊800メーターぐらいになると思うんです。ザゼンソウ、ミズバショウが見えて、カラマツの園地に行けれて、マユミの園地が見れて帰るのが800メーターぐらい。ここにこの作業道の道、作業する方の邪魔にならない、歩く人の邪魔にならないような道を何とか、町長、これから第二弾として県のほうに要望をしていただけたらと思いますが、これについては無理だよとか、いかがでしょうか。どのように思われますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 私はもうバリアフリー化を要望したわけでありまして、そういうところでは全てを要望したと思っております。ただ、議員も申されたように、御存じのように、県立自然公園でありますので、その向きは県のほうも議員さんがおられますので、そっちのほうが直接的ではないかと、このように思います。ただ、設置してる自治体は鏡野町内にありますので、バリアフリー化をお願いするという要望の仕方をしたまでです。 ○議長(沖田清明君) 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) せっかく作ってきたので何度も見せますけど、ぜひとも町長、これからも強く要望をお願いいたします。 それと同時に、県への要望ですので、鏡野町はさることながら指定管理者が鏡野町内におりますので、そちらのほうからはそういった声は随時毎年その反省とかなんとか、お客様の声とかといったものは入ってないのでしょうか。要望というのは指定管理者からは届けることはできないのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 片田さん、通告書通りの質問をして下さい。 5番片田八重美君。 ◆5番(片田八重美君) 確かに町長にお願いをしますということで指定管理者には書いておりませんでしたので、それでは質問はこれでやめますけども、ぜひとも声を上げていただいて福祉に優しい鏡野町に一緒につくっていけれたらと思いますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。 終わります。 ○議長(沖田清明君) 以上で5番片田八重美君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 3番仲西祐一です。議長のお許しをいただきましたので、本日2件の質問を一問一答方式でさせていただきます。 それでは、早速入らせていただきます。 大項目、鏡野町のこれからの将来について。 中項目、香典横領事件後の鏡野町の対策について。 香典横領事件の時効が過ぎて久しく犯人逮捕には至りませんでしたが、このようなことは二度と起こさせないと町長も答弁で言われておりました。その後の対応は、行政としての反省と改善を町民の皆さんは求めていると思います。その後風化させるのではなく、改善をどのように取り組んだのかを伺います。 令和元年度6月会議最終日において、鏡野町社会福祉協議会寄附金紛失事件に関する決議案を全会一致で可決しました。 その内容は、1、町民、被害者(寄附者)及び社協に対し本事件の詳細を説明して町として謝罪すること。また、議会に対し詳細な報告を行うこと。 2、職員のコンプライアンス意識の向上や業務改善を行う計画を作成、実行し、その詳細を町民に報告すること。 3、社協に対し、町として生じた損害を公金で賠償すること。 4、町役場窓口での香典返し寄附金の取扱いを復活させること。 5、町が町民からの現金を扱う全事務について再点検を行うとともに、必要な改善、見直しを行い公表すること。 6、町長が社協理事長を兼務する慣例をやめ、社協理事長を社協独自に選任する取扱いに改めること。 以上、6つの内容に対しての現在までの取組状況をお尋ねいたします。 以上が1件目の質問です。 次は、鏡野町の今後どのように考え発展させていくのか伺います。 中項目、令和2年度鏡野町経営方針について。 ①最重点施策の農業において。 新規就農者の確保・育成という中にある1つ目、定住化の推進施策等と連携し、Uターン、Iターン、Jターンなどの就農者を支援する対策を行うこと。 2、各関係団体連携の下、農家情報の収集、戸別訪問を行い、青年就農者のみならず新規就農者の掘り起こしと認定農業者の確保、育成を図ることとあるが、本年度の取組と成果について数値を含めてお答えいただきたいと思います。 ②重点施策の移住・定住について。 移住希望者への支援の充実。 1つ目、空き家の積極的な掘り起こしを行い、少しでも移住希望者の求めるニーズに近づけるよう努めること。 2つ目、現在実施している移住・定住ツアーの在り方を検討し、効率的かつ効果のある内容に変更していくこと。 以上、2点について本年度の取組と成果をお尋ねいたします。 ③重点施策の循環型社会について。 排出抑制の推進の中の1つ目、ごみの分別収集や排出抑制に取り組む町民、事業者を増やしていくこと。 2つ目、町民や事業者がごみの分別収集や排出抑制に取り組むための支援として、人づくりやシステムづくりに取り組むこと。 以上、2点について本年度の取組と成果をお尋ねいたします。 以上で壇上の質問を終わります。あとは質問席で行わせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) それでは、3番仲西祐一議員の質問にお答えをいたします。 大項目、鏡野町のこれからの将来について。 中項目、香典横領事件後の鏡野町の対策について。 小項目1についてお答えをいたします。 町民・被害者等への謝罪の件についての御質問であります。被害が確実に判明しております5件の皆様方に対しまして、各お宅に訪問させていただきまして事のてんまつを説明をした上、事件解決に至らなかったことの謝罪を行いまして、今後の再発防止についてお伝えをさせていただいております。 なお、直接お会いができなかった方につきましては、お電話にて同様の内容にて御理解を賜っております。 また、説明についてでありますが、その時々におきまして誠実にお話しできることは伝えていると、このように思っております。本事件を戒めまして二度とこのような事件が起こらないよう信頼の回復に向けて努めているところであります。 小項目2の職員の研修につきましては、毎年度鏡野町職員研修計画を総務課におきまして作成をいたしまして、全職員に対しまして住民福祉の増進を目的といたしましてその目的を達成するために研修を行っております。特にコンプライアンスの研修につきましては、議会からの要望にもありますように、コンプライアンスに対する正しい認識を深めた上で意識改革の対策と不祥事の予防策、ハラスメントの防止につきまして毎年講師を招き研修を行っております。本年度は、令和2年7月14日、15日の2日間、全職員を対象といたしまして開催をいたしております。今後も継続して研修を行いまして、職員のコンプライアンスについての意識、対応能力の向上に努めたいと思います。 業務改善といたしましては、基本的に職員は窓口で現金を受け取らないこととしております。 小項目3についてでありますが、町社会福祉協議会に対しまして生じた損害につきましては、令和2年2月にその全額を公金で補償しております。 小項目4についてでありますが、過去の町議会定例会議一般質問におきましてお答えしたとおりであります。同様の答弁となるかと思いますが、鏡野町社会福祉協議会側から香典返し寄附金等の受領については社会福祉協議会の各地域福祉センターにおいてのみで取り扱う旨の連絡を受けておりまして、今後も取り扱う予定はございません。 次に、小項目5であります、町民からの現金の取扱いにつきましては、以前より私や副町長から全職員に対しまして可能な限り職員は現金の取扱いをなくすよう指示をしておりまして、扱う場合があれば担当課長と協議を行い、現金の受領につきまして複数の職員で対応することとしております。 現在では、住民税務課、各振興センター、各公民館等におきまして町民の皆様より交付に対する手数料、施設使用料といたしまして現金をいただいておりますが、業務終了後にその日のうちに出納室などの金庫にて収納いたし、翌日、またはできる限り早期に金融機関に納めております。 そのほかに現金を取り扱う事業といたしましては、産業観光課に関する狩猟者登録事務、緑の募金事業など、くらし安全課の関係する狂犬病予防接種業務、家電リサイクル品戸別収集業務などありまして、町民から直接その場所で現金を預かり、役場に帰り入金処理を行っております。 また、学校教育課の関係する保育園での絵本代、職員の給食費などがありますが、いずれも取扱いにつきましては、複数の職員で確認が取れる体制を取っておりまして、現金は必ず金庫に収納するようにしております。各担当課におきまして、必要な改善は既になされていると考えております。 小項目6についてでありますが、鏡野町社会福祉協議会は独立した社会福祉法人でありまして、理事及び職員につきましては社会福祉協議会で選出もしくは採用を行うものと考えております。しかしながら、社会福祉協議会の業務は行政と密接な関わりがあります。地域における公益的な取組を実施する責務があることから、町全体での福祉行政を進める上で町長が理事長を兼務することも選択肢の一つであると考えます。 いずれにいたしましても、兼務に対する慣例の是非についての御意見を踏まえ、社会福祉協議会の理事会及び評議員会での審議結果を持ちましてその意向に従っていくこととしております。 続きまして、中項目の令和2年度鏡野町経営方針につきまして、小項目の順にお答えをいたします。 小項目1、最重点施策の農業についての本年度の取組と成果についてでありますが、鏡野町での本年度の新規就農者の相談につきましては5件ありました。その都度、美作広域農業普及指導センター及び晴れの国おかやま農業協同組合と就農に向けての協議を行っております。 また、その方が40歳未満のUIJターンの場合におきましては、まちづくり課と連携をいたしまして定住対策としての新卒者等ふるさと就職奨励金の支給につきましての説明、手続を行っております。本年度につきましては、相談者のうち2名が来年度農業研修を開始いたしまして、うち1名がUIJターン者としての対象となる見込みであります。 各関係団体との連携につきましては、新型コロナウイルス感染症拡大によりまして昨年度末から予定しておりました農業団体等との意見交換会等の開催が実施できてない状況でありました。認定農業者の確保につきましては、新規認定就農者の期限が切れる農業者、今後規模拡大を図る農業者など要件に該当する方には関係機関との連携の下、必要に応じて戸別訪問等を実施いたしまして認定農業者としての経営改善の指導などを通じまして育成を進めていきます。 本年度新規認定農業者につきましては、1名の方と相談を継続しておりまして、認定農業者の更新につきましても現在まで5名の方の面談を行いまして、認定審査会を経て、年度末までに合計16名の方との面談による更新継続を実施していく予定であります。 続きまして、小項目2であります。 空き家対策に関する質問でありまして、空き家に関する取組ですが、今年度も固定資産税納税通知書の発送に併せまして空き家掘り起こしの啓発チラシを同封いたしております。また、空き家実態調査を基に再度各地区におきまして聞き取り調査を行っておりまして、現在までに町内6地区に出向きまして58件の調査を実施しております。 成果につきましては、売買契約が9件、そのほかに商談中の物件が3件、賃貸借契約を行った物件が4件となっておりまして、空き家情報登録件数は5件となっております。今年度になりましてコロナ禍の影響も少なからず関係しているのではないかと思いますけども、かなりの件数が動いており、前年度までに契約していただいた件数が32件でありますけれども、今年になりまして一気に40件を上回る状況となっております。 次に、移住・定住ツアーについてであります。 移住・定住ツアーの実施方法につきましては、実施する日時、内容を決めた後に募集を行いまして集団でのツアーを実施しておりましたけれども、このツアーに参加される方々に意見を聞いたところ、見たいところとか体験したいことなどニーズが様々でありました。これらの要望にお応えするために前年度後半から移住希望の家庭を対象にオーダーメード型移住体験ツアーも行っております。 今年度におきましては、年度当初より従来型のツアーとオーダーメード型のツアーを並行して実施しておりまして、現在までの参加者として従来型ツアーにつきましては11月7日、8日に実施をいたしまして3家族9名の方に参加をしていただいております。一方、オーダーメード型のツアーにつきましては、現在までに12組の方に実施しておりまして、参加者といたしましては23名といった状況であります。いずれのツアーにおきましても、参加者の方々にアンケート調査をお願いしておりまして、おおむね満足であるとの回答をいただいております。 移住・定住ツアーにつきましては、平成27年度から実施しておりますが、昨年度までに51家族、91名の方に参加をいただきまして、そのうち7家族の方につきましては移住をしていただいている状況であります。 続きまして、小項目3についてお答えをいたします。 循環型社会の形成には、町民一人一人の意識づけが重要となります。町民アンケートで見ますと、ごみの減量化やリサイクルに取り組んでいる町民が73%、また循環型社会の形成を重要と考えている町民の方が68%と一定の水準での取組、御理解をいただいているところであります。さらなる向上が図れるように今後も取り組んでいきたいと、このように考えております。 御質問のごみの分別収集、排出抑制に取り組む町民あるいは事業者を増やしていくことについてでありますが、今年度新しい事業といたしまして10月に岡山県と共同で岡山県三大河川流域啓発リレー事業を実施いたしました。これは海ごみ抑制啓発を目的としたものでありまして、鏡野町では鶴喜小学校5年生20名を対象に中谷川の河川清掃、海ごみについての出前講座、クイズラリーなどを実施いたしまして未来ある子供たちに、あるいは児童に学んでもらいました。児童からは、きれいな川に見えても探してみると多くのごみがあることに気づいた、今後海や川に行くときには自分で出したものだけではなく拾って帰るようにする、ポイ捨てをする人を見たらやめさせるなどの感想をいただいたところであります。 環境問題に取り組む町民の方の中核をなす環境衛生委員につきましては、本年度も各地区より98名の方にお願いをいたしまして活動をいただいております。 事業者につきましては、食品ロス削減への協力依頼を行いました。 次に、町民や事業者がごみの分別収集や排出抑制に取り組むための支援といたしまして人づくり、システムづくりに取り組むことに関しましては、スマートフォン等で活用できる分別アプリさんあ~るの運用を5月から行いました。主な機能は、ごみの分別検索、あるいは収集日カンダー、鏡野町からのお知らせ機能など登載いたしております。11月末までのダウンロード件数は216件であります。引き続き広報紙、ホームページ等で周知を図るとともにアプリの内容充実を図ってまいります。 また、現在環境に関する活動写真を募集しておりまして、年明けには展示いたしまして町民の皆様に御覧いただこうと考えております。それ以外に、年明けになりますけれども、環境に関する町民アンケートを実施いたしまして、今後の環境事業についての基礎資料にいたしたいと考えております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ありがとうございました。 それでは、再質問をさせていただきます。 横領事件の今後の対策をどのように取ったのかということで、1番に町民、寄附者、社協に対し説明して謝罪をしてほしいと、また議会に対し詳細な報告を行ってほしいということでした。それについて、まず被害者の方にはちょっとお会いしてお話をしていただいたということは書いてありますが、それ以外のこと、町民の方及び社協に対し事件の詳細を説明して町として謝罪することというのがあります。それと、議会に対して詳細な報告を行うこと、それに対して答えがありません。その分に対してのお答えをお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 議会に対し詳細な報告を行うことということであります。 ちょっとはっきりした答弁がしかねますので、休憩をお願いしたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 止めて、暫時休憩。              午後1時49分 休憩              午後1時51分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) すいません、少し休憩をいただきました。 この件につきましては、全体の中できれいに整理をして改めて皆さん方に御報告をいたしたいと、このように思っております。その時間をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 分かりました。まだいろいろ取り組むこととかあると思いますので、またそういったことがしっかりできてからでいいと思いますし、それとこういうことをやったよとか、こういうふうに取り組んでるよっていうのも議会のほうにも進んでいく段階の中で報告をしていただき、こういうふうに進んでいるんだなというふうになると思いますので、それでお願いをいたします。 次に行きます。 それで、2番です、コンプライアンス意識の向上、業務改善を行う計画を作成、実行ということで、いろんな取組をされているとは思うんですが、この提言には報告をしてほしいと、どういった計画でどういうふうにやっているか、それと町民の方々にこういうふうなことをやってるんだというのを聞けば答えるという形ではなくて、できれば自発的に公表して取り組んでるよということをやってほしいなと思います。ただ、その計画というもの自体が私たちも目にしたことがありませんので、どういった計画でそういうことをやっているかというのも見せていただけたらなあと思います。 本年度は7月に2日間ということで研修をしたということですが、具体的にどういった研修をされたのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 総務課長藤田君。 ◎総務課長(藤田昭彦君) 仲西議員さんのおっしゃられるとおり、コンプライアンスの研修というものは非常に大切な研修でございます。鏡野町役場といたしましてもコンプライアンス研修を毎年行っておりまして、過去に遡ってみますと、コンプライアンス研修として平成27年度は参加者90名、平成30年度が参加者56名、平成31年度が参加者が164名、それから令和元年度が66名というふうな形で参加しておりまして、要望いただいて今年開催をさせていただきました。今年につきましては、コロナのこともあったんですけれども、当然コンプライアンスですので全職員に出てきてくださいというふうな形で申し上げまして2日間の開催といたしております。2日間の開催の中で14日の午前中が48名、午後が43名、15日の午前中が50名、午後が45名といい、合計で2日間で186名の職員の参加をいたしております。 内容でございますけれども、内容につきましてはまずコンプライアンスについて、それからコンプライアンスの体制をつくるつくり方について、公益通報者保護法について、それからハラスメントの防止についてというふうな形でコンプライアンスやハラスメント全体、職員の規範について研修を行っております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 分かりました。そういったことをしっかりやられてるということでありますので、また今後ともそういったことをしっかりやっていただきたいと思います。 それで、計画を作ってというようなお話があるんですが、そういう計画は実際作成はされているんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 総務課長藤田君。 ◎総務課長(藤田昭彦君) 毎年度でございます。今年につきましては、令和2年度の職員研修計画といいまして総務課で作っております。内容といたしましては、令和2年度の職員研修方針、それから令和2年度の職員研修計画、内容でいきますと、集合で行う研修、単独研修、それから職場外で行う研修、それから岡山県市町村振興協会研修センターにおける研修等、計画を作っておりますが、今年につきましてはコロナの関係がございまして、リモート等で行うものもあったりしてなかなか順調には進んでおらないというのが現状でございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 当然コロナのこともありましたのでそれが思うようにいってないのは理解しますので、今後ともそういったことをしっかりやっていただきたいと思います。 では次、3番目の分ですが、公金で補填しているということですので、オーケーでございます。 4番ですが、香典返しの寄附金の受領について、以前も話もしましたが、社会福祉協議会の各地域福祉センターのみで取り扱うという旨の連絡を受けていると、今後も予定はありませんということなんですが、それはただそれだけの報告を受けた、なぜそういうふうになったのかという理由があるようでしたら教えてください。 ○議長(沖田清明君) 保健福祉課長水島君。 ◎保健福祉課長(水島剛君) 仲西議員さんの御質問にお答えさせていただきます。 社会福祉協議会の寄附金でございますので、社会福祉協議会さん独自で扱うということ、そのとおりでございます。町民の皆様に御不便をおかけするというお話もございますが、まずもって主体となる社会福祉協議会さんが寄附金のほうの受付をされるということを申出されましたので、そのようにさせていただいているということでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) それはよく分かるんですが、利便性の向上という意味では今までよりも扱いづらいという形の声は絶対あると思うんです。ですから、今言う今後、言うたら行政としてのサービスとしての向上という意味ではそういったことも当然検討していくべきことなのではないのかなということで我々も提言として入れてあるわけであります。ですから、そういったことをきちっと説明できる理由も、そういったコンプライアンスの研修もしている、そういった対策もできている、じゃあなぜそれができないのかということは、逆に明確な理由としてお答えをして説明をして町民の方々に理解をしてもらうということが必要だと思いますが、それについてのお考えをお聞かせください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) お答えをさせていただきます。 この件につきましては、この事件が起きて様々な向きから検討を加えました。その結果、こういうふうなことでセンターで社会福祉協議会あるいは各地区の福祉センターのみにおいて取り扱うということになったわけでありまして、新しい生活様式と申しましょうか、今葬儀の在り方も多様化しているようでありまして、そういうふうな向きもよく吟味した上で今後の在り方につきましては協議を加えていきたいと、このように思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(沖田清明君) ここで14時10分まで休憩といたします。              午後1時59分 休憩              午後2時10分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 分かりました。前向きに検討をぜひしていただいて、町民の方が納得できる説明をしていただけたらと思います。 そして、次に行きます。小項目の5番です。 全事務について点検を行うとともに必要な改善、見直しを行うということですが、いろんな改善点はされていると思います。ですので、要するに僕らとしては町民の方々にもっとアピールしてほしいと、こういうことを変えたよと、こういうふうに改善してるよと、御安心くださいという形の公表、こういうことを変えましたっていうことを公表することによって町民の方々も安心するんではないかと思いますので、そういったことをしっかりとやったことをアピールしていただきたいと思います。 そして6番目、町長が兼務することがどうなのかというお話なのですが、それもメリット、デメリットいろいろあるとは思います。ですので、そういったこともしっかりと検討して、評議員会での審議結果というのがあると思いますが、それが検討されていつ頃には何らかの形が出るんでしょうか。それを教えていただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 来年の頭に理事会、評議員会が改選されます。そういうところで、前回のときに私のほうからも申し入れて現在の理事長という立場で残っているんですけど、ちょっと外れるかも分かりませんけども、現在の状況はこういうコロナ禍の中で各介護施設、福祉施設が困窮いたしておりまして、デイサービスもやめたいというところもありますし、この間の新聞等で津山にあります菜花の里ですかね、鏡野町にありますアーバも経営しておりますけれども、これらの管理監督あるいは監視体制が鏡野町の保健福祉課にあります。そういう中で著しく改善をしなさいという改善命令も出しておりますけれども、また県のほうからも出しておりますけれど、そういうところからそれを精査する鏡野町の行政でもあろうかと思います。議員も申されたように、一長一短があるというふうなところはそれでありまして、しかしそれを利用するのが多くの町民でありますので、皆さん方の御理解をいただけるような立場で関わっていきたいと、このように思いますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) それはコロナのことだとかいろんな問題もありますので陣頭指揮に立ってやるということも必要だと思います。ですから、そういったことに関して方向性を検討していただいてこういう結果になったということであれば、またそれを教えていただけたらというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。 そして、次の中項目のほうに行きたいと思います。 令和2年度鏡野町経営方針につきまして、それの①新規就農者の確保・育成というところです。 今新規就農相談5件というお言葉をいただいております。これが多いのか少ないのかというと、私はもうちょっと頑張って数が、相談ですから、あくまでこっちばかりのことではないんですけども、そういったこと、とにかく確保、育成をしていくという意味では5件というのが少ないんでしょうか、多いんでしょうか、どのようにお考えでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 仲西議員の御質問にお答えをします。 相談者数が多いかどうかでございますが、例年5件程度でございます。例年新規就農者の数といいますのは、29年度1名、それから30年度5名、元年度は3名でございまして、その割合からいきますと本年度につきましても2名程度の方は新規就農する予定でございます。割合からしますと例年どおりぐらいだと思います。30年度多かったのは、県のほうの新規就農のカウントの仕方が変わりまして、定年された方につきましても新規就農としてのカウントができたということで、ちょっとそこは定年の方が2名入られまして増えたということでございますので、5名は通常どおりというようなところでございます。 新型コロナウイルスで県とかが独自にされております新規就農の相談会につきましてもコロナで中止になったり、それからオンラインであったりというようなところでございまして、相談の絶対数が少なくなっている中で5件というのはまあまあかなというふうに担当課としては考えております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) それは取り方いろいろあると思うんですが、目標数値とかというのは設定はされてないんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 新規就農者数の目標数値は、例年3名という数字を上げております。それに対して本年度は恐らく2名になるんじゃないかということで若干少ないかなというふうに思っておりますけど、コロナがあるということで若干そこは致し方ないかなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) でも、そもそも3件というのは、僕、その現状を全部把握しているわけではないんですけど、もうちょっと欲しいなあという感じ。今後移住も含めて、コロナでなかなか動けないけど、自然というか、こういったことが目を向けられてきているというとこは当然ありますので、今後例年3という数字ではなくて目標数値を設定してそのようにやってもらいたいなあとは思います。 ですが、その1名がUIJターンとしての対象となる見込みということですが、これはそのUIJターンも目標として何件とかというのがあるんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) UIJターンの目標値としては設定はしておりません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 目標設定ばっかりしてもしょうがないんですけど、でもそういった何か目標になる数値っていうのは作っていただいてそれを目指して頑張ってもらいたいですし、年を重ねるごとにちょっとずつ増えていってほしいなあというのは思うので、そういった部分を取り組んでいただきたいと思います。 それで、一元の定住化の推進という文面ではなくて、2つ目、各関係団体連携の下、農家情報の収集、戸別訪問等を行いということがありますが、実際どういったふうなことで動かれたものか、教えてください。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 基本的には、いろいろな事例がございます。例えば新規就農者につきましては、各機関単独でもございますし、先ほど申し上げた県とかJAでのサポートチームによりまして訪問指導、それから戸別訪問等も別個に行うというようなものもございますし、新規研修生につきましても訪問によります聞き取りの実施、それから新たに新規就農された5年後以降の方につきましては個別に面談の実施を町としてもしておりまして、そういった就農につきましての相談を個別にしております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 今後も町として空き家の利活用も含め、そういう新規就農者と連携してもうちょっと人が増やしていけれるようなこと、耕作放棄地も当然増えてきますので、そういった意味でもそういった方をどんどん新しく増やしていくことが必要だと思いますので、今後ともやっていただきたいと思います。 以上です。 それで、次に行かせていただきたいと思います。 小項目の2番です。 重点施策の移住・定住ということで、これ移住・定住の掘り起こし、空き家の掘り起こしを行いということで58件の調査を実施していますということ、成果については売買契約9件、商談中3件、賃貸契約を行った4件、空き家情報登録5件となっています。それ以外の分は動いてないということでよろしいんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) ここに上げた数字は町として関わっている部分でございまして、このほかに民間等で行われているものがありますが、町としてはこれ以上の数字はないというふうなことでございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) そういったふうな動き、売買であるとか、商談中であるとか、賃貸とか、登録とかっていうのが、当然件数が増えてほしいと思うんです。ですから、58件の調査を実施しているということで、ほかの物件がなぜそこにならなかったのかというのは分析はされとんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) なぜそこにならなかったのかという、ちょっと意味合いが分からないんですが、まだまだ調査途中の段階でございまして、今時点でこれだけの調査を行っているというふうなことでございます。ですから、以前に空き家調査、くらし安全課のほうでされたデータを基にA、Bランク、これの件数が338件ございましたから、まずはそこを手始めに見ていくというふうなところから進めているというふうなところでございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。
    ◆3番(仲西祐一君) 私の今質問の意図がよく分からないというような言い方だったんですが、58件調査してそういう動きをしているにもかかわらず利活用の登録としてはこの件数だという認識で私は今話をしてるんです。ですので、なぜ何も登録にもならず、売買にもならず、商談中にも何にもなってないというのは何か原因があるのかなあというのを先ほどお伺いをしたんです。ですので、成果というのはこれは本年度の成果ですか。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) そのとおりです。 ○議長(沖田清明君) 仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 答弁書にも後半にありますが、前年度までに契約していた件数が32件というのがありますが、これはいつから前年度までの分なんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) 平成23年度から令和元年度までの延べ数字32件でございます。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ですから、空き家所有者に対してのアプローチというのがもう少し細かい説明であるとか、そういう実際の提案してこうなりましたよという事例紹介であるとか、そういったことを所有者にもっともっと、啓発チラシがどういったものかというのは何ぼか私も見たことあるんですけど、実例をどんどんどんどん作って置いてるだけでは風化して駄目になってしまうんで早い利活用をという促しを今以上にしっかりやっていけばもっと動いてくるのではないのかなあと思いますので、そういった部分にもうちょっと力を入れてやっていただけたらいいんじゃないかなあというふうに思います。 次に、移住・定住ツアーについてですが、オーダーメード型という形で新しい取組をされております。そういった部分で、今言うオーダーメード型というのが果たしていいのかどうなのかというのは分かりませんが、私も。実際行かれて12組オーダーメード型参加ということですが、これのうちにオーダーメードでやってよかって移住した方というのは何件ぐらいあるんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) まちづくり課長小林君。 ◎まちづくり課長(小林英将君) オーダーメード型につきましては、昨年度後半10月より実施をしておる最中でございまして、実際この中で移住されてきた方というのはお二人というか、二家庭ございました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) ちょっと時間もあまりありませんので、最後の質問に行かせていただきたいと思います。 循環型社会ということでごみの減量ということをやっているんですが、本年度新しい事業といって岡山県と共同でやったということが載っておりますが、単体でやられた事業というのはあるんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 単体で特に新しい事業をしたというのは今のところございませんが、先ほどの答弁の最後にありますように、これから環境としては初めて町民アンケートのほうを行いたいと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 子供さんの教育でやるというのは確かにいいことだと思うんですが、ごみの減量を早くしようと思えば大人に対してもそういったことをするべきだと思います。将来的には子供さんにしっかりしてっていうのは分かるんですけど、今の段階から早く減量をということであれば、そういった取組が必要ではないかなあと思います。 人づくりやシステムづくりに取り組むということで目標として書いてあります。分別アプリのさんあ~るというのがありますけども、これがシステムづくり、人づくりどちらになるとお考えなんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 一応システムづくりのほうで考えて書きました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 確かにその取組、分別アプリも一つ必要だとは思います。ただ、これがごみ収集や排出抑制に取り組むための支援で人づくり、システムづくりになるのかというと、もう一つ何か欲しいなあと思うような感じがします。そういったこともしっかりと検討していただきたいと思います。何か案をほかにもお考えがあるのでしたら教えてください。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) そのあたりの案といいますか、プランを考えていくためにも今年度初めてアンケートのほうをやってみようということにつながってくるわけでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) でも、そういうふうに取り組むことっていう話になっとってまだアンケート聞いてから考えるんではやっぱりもうちょっと速いスピード感が欲しい。アンケートも必要だと思いますけども、必要だと分かってることですから、そういう取組をできるだけ早めにしていただけたらと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 全くそのとおりだと思います。頑張ります。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 3番仲西祐一君。 ◆3番(仲西祐一君) 町のコンポストといいますか、ごみの減量化する機械の補助金とかも実際あると思いますので、まだまだそういった認識がない御家庭も多いと思います。そういった部分もしっかりしていけば、ちりも積もれば山となるということでありますので、せっかくそういう制度をされているんですからもっともっと啓発してそういう意識を高めて、逆に子供さんが家でそんなこと、お父さん、お母さんしたほうがいいよ見たいなことを言うような教育に持っていくというのも一つの方法だと思いますので、そういったこともぜひ検討していただけたらと思います。 以上で私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(沖田清明君) 以上で3番仲西祐一君の一般質問を終わります。 次に、一問一答方式により7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 7番中西省吾です。議長の許可を得ましたので、一般質問通告書の内容にて一問一答方式でこれより質問を行います。 まず、今回の質問といたしましては、この12月会議での一般質問は9月会議の一般質問の続きを行います。なぜなら、平成25年3月会議に議案提出され可決された鏡野町地域情報通信施設整備運営事業85億円に関する契約と当時議会に説明していたことが順調に進んでいるのかと尋ねたところ大きな疑問が浮かんできました。その疑問についてさらに検証をします。 大項目1、合併町政85億円事業を検証する。 中項目1、鏡野町地域情報通信施設整備運営事業の疑問について。 ①この事業は平成25年3月8日に議第47号事業契約の締結についてが賛成多数で可決された。そのときの契約金額は84億9,983万5,698円であった。当時の議会への説明は、平成24年11月19日全員協議会資料が主なもので、その中の機器更改費は総額27億100万円であった。契約締結後1年以上過ぎた平成26年4月15日の鏡野町議会勉強資料(執行部提出)には、機械更改費の総額が14億4,900万円とある。その差12億5,200万円と思うが、相違ないか。 ②機器更改費の差額がなぜこんなに出るのか。 ③契約時点での機器更改費は幾らだったのか。また、現時点の機器更改費は幾らなのか。 ④9月会議で町長は、機器更改費が性能発注での契約であり変更はできないとの意の答弁をしましたが、契約金額と数億円も差が発生した場合も変更なしかという質問に、後に遡って検討するとの答弁だった。その後、検討していないと思うが、なぜしないのか。 ⑤変更契約ができない場合、業者が差額を得るのか。 ⑥この契約締結案件は、当時の総務常任委員会に審査付託された。委員3名から文章で質問状が提出され、その回答を含んだ文章が当時の委員長から各委員に配付されている。その中に契約書の開示を求めるものがあった。町の回答は、弁護士に相談した結果、企業秘密の関係で開示はできないとのことだったと。間違いはないか。 ⑦これにより委員会は契約書を見ることなく審査結果を出すことになるが、当時の議会に性能発注という説明はなかったと思うが、行っていたか。 ⑧その後、契約書の開示請求を行い契約書を確認したが、黒く塗り潰されているところは陰影のみで企業秘密の関係場所は分からなかった。本当に契約書に企業秘密があったのか。 ⑨なかったのであれば、あると言った弁護士は誰なのか。開示を止めた理由によっては委員会の審査妨害である。不開示としたその真意は何なのか。 ⑩また、質問状の中に、経費の縮減率16.7%はどこが出したものかの問いがあり、回答は、コンサルタントが出したとある。9月の一般質問の答弁は町職員が出したと述べている。町職員の試算書等はあるのか。 ⑪質問状の回答には、コンサルタントの計算根拠は教えてもらえなかったと記されている。コンサルタントからの縮減率16.7%の書面等はあるのか。 ⑫平成25年1月29日にコンサルタントの試算により縮減率8%、縮減額4億3,800万円を鏡野町ホームページで公表したというが、なぜ金額がこんなに変わったのか。 ⑬契約書の開示により、平成26年4月15日の鏡野町議会勉強資料(執行部提出)に誤りがあったことが判明した。契約書の機器更改の回数は、奥津、上齋原、鏡野地域が各1回、富地域が2回となっている。勉強資料は、奥津、上齋原、富地域が2回、鏡野地域のみ1回になっている。どちらが正しいのか。また、回数の変更は可能なのか。 ⑭今後10年の指定管理期間がある。技術革新等により機器更改費等の減額が想定できる。両者協議の下、合意できれば随時契約変更も可能と思うが、できないのか。 ⑮このPFI事業の計画は、平成21年に行政は視察を行っている。議会説明は平成24年からであり、内閣府のガイドラインの説明も平成25年6月21日の全員協議会であった。長い年月をかけ周到に計画しているが、議会に真摯な説明を順を追ってしなかったのはなぜか。 ⑯この契約により損害が発生した場合は誰が責任を取るのか。 登壇での質問は以上です。あとは質問席で行います。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 7番中西議員の御質問にお答えをいたします。9月議会でいただいた質問でございます。1から順にお答えをいたします。 小項目1でありますけれども、平成24年11月の資料と平成26年4月の資料の機器更改費の総額の差額は12億5,200万円で間違いはありません。 続きまして、小項目②であります。この差額についての御質問であります。 これは、平成24年11月の資料があくまでも本事業をPFI事業として実施するために必要な想定資料としての作成であります。平成26年のものは、各種機器の専門家が要求水準書等を基に実際に機器を確認をいたしまして算出した額であるために差が生じたということになるわけであります。 続きまして、小項目3でありますが、契約時点での機器更改費は14億4,900万円であります。現時点での機器更改費というお尋ねですが、日本銀行が行っております企業向けサービス価格指数調査の情報処理・提供サービス部門でいいますと、令和元年度のサービス価格指数は平成24年度に対しまして1.842ポイント上昇しておりまして、その上昇率を14億4,900万円に乗じますと14億7,700万円になります。ちなみに、この企業向けサービス価格指数は、本事業の物価変動によりますサービス対価改定の指数といたしましても使われておりまして、品質を固定した商品価格を継続調査するものであります。 続きまして、小項目4でありますが、金額の変更につきまして契約内容を精査いたしました。書面にあります契約変更の要件に該当いたしておりませんでした。今後につきましては、その時々の経済状況等によります。その都度確認していくことになります。 小項目5であります。先ほども申し上げましたように、年々支払うサービス対価の額を変更できる条件に該当しない場合、契約書で定められた金額をお支払いをする、そういうことになります。 小項目6でありますが、当時そのような答弁をしたことに間違いはありません。 小項目7につきまして、平成24年3月に鏡野町議会へ本事業の概要を説明した際にPFI方式が最適であると考えていること、あるいはPFI方式の特色といたしましては設計施工から運営、維持管理まで一括契約できること、また仕様発注ではなく性能発注を徹底することという内容を御説明した記録が残っております。 小項目8であります。2年前に中西議員より情報開示請求をいただきまして、契約相手であります鏡野光サービスとも協議を行いました。その中におきまして情報公開制度の趣旨を鑑み、極力公開するという町の方針を伝えまして公開することと決定した経緯であります。 小項目9につきまして、鏡野光サービスにも確認をいたしましたけれども、このことについては書面でのやり取りではなく口頭での協議であったようであります。不開示とした理由として考えられるのは、当時鏡野光サービスを構成する代表企業は本契約書だけではなく他の様々な契約書類について顧問弁護士とも相談の上、開示しない方針としておりまして、そのようにお答えをしたのではないかということでありました。 小項目10及び小項目11について、一括でお答えをいたします。 9月議会で職員が算出したと申し上げましたが、再度調査したところ、当時既にPFI事業推進のためにコンサルタントと契約しておりまして、内容的にも町職員のみでの算出は困難であることから、根拠となる数字は職員が提供し、それを基にコンサルタントが試算したものと考えております。 縮減率16.7%につきましては、試算資料は一部残っておりますが、民間企業に算出した金額を利用していることから、これ以上の答弁は差し控えさせていただきます。 小項目12、金額や率の変更についてであります。内閣府のPFI事業に関する手引書にも、PFI導入可能性の検討段階で示す試算と、落札業者が決まってから計算する実際の計算の2種類があるとされております。また、議会への当初説明にある縮減率につきましては、算出数値の単純比較でありまして、平成25年1月の公表数値につきましては現在価値換算を行った上のものであります。想定段階での数値と事業者からの提案結果を受けまして数値が異なるのは致し方ないのではないかと考えております。 次の13であります。契約書別紙には、確かに奥津、上齋原、鏡野地域が各1回、富地区のみ2回と記載されております。この件につきまして確認いたしましたが、契約書第37条にあります維持管理業務計画書に奥津、上齋原、富地域2回、鏡野地域は1回と記載されております。これにつきましては、平成26年3月14日付で鏡野光サービスと締結した覚書によりまして維持管理業務の中で鏡野地域1回、奥津、上齋原、富地域の機器更改を各2回行うこととしておりまして、その内容につきましては平成26年4月15日の議会勉強会で報告をいたしております。 続きまして、14でありますけれども、維持管理費用の変更する基準といたしまして、日本銀行の企業向けサービス価格指数の上昇、または下落率が一定の基準を超えた場合は変更いたします。それとは別に第86条に、契約内容に疑義が生じた場合または変更の必要性につきまして検討の必要が生じた場合は、双方協議するという規定もあります。今後の技術革新等によりまして経費の削減が考えられる場合は、鏡野光サービス株式会社とこの条文解釈の確認等行いたいと考えております。 次に、小項目15であります。担当課で確認いたしましたけれども、先進地への視察は、平成23年に行った記録がございました。視察先は山梨県身延町でありまして、選定理由はPFI事業で電気通信事業を行っている唯一の先進自治体であったということであります。議会への説明でありますけれども、本事業は合併当初に4地域にありました情報格差の解消を目指す中で平成23年度末に担当課内で基本構想を策定いたしまして、最初の議会への説明が平成24年3月でございました。平成24年度以降も数回の御説明をいたしましたけれども、民間企業の提案内容あるいは契約交渉などの内容につきましては詳細まで説明することができなかったという点は御理解いただければと、このように思います。 最後の小項目16でありますけれども、本事業の執行に当たりまして損害が発生した場合はその原因者が責めを負うということになっております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) それでは、再質問をいたします。 まず、機器更改費の総額の差は12億5,200万円ということで間違いないというお答えですが、この差額が議会説明のときには27億100万円で14億4,900万円になったということは、その差額についての説明がなかったんです、議会に対しては。町のほうは、1月29日ですか、ホームページで紹介していましたというだけで。これは9月でもう一般質問で分かったんですけど。この12億円の差が何で出るんかというたら、今町長が言うふうには、要求水準等を基に実際の機器の確認を算出した額であるため差が生じたということになっとんですけども、要求水準っていうのは募集要項を出したときからもうできとったでしょう。なぜこんなふうになるんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 差としては大変大きな差が出ております。これにつきましては、当初想定のものを作る際にはある機器全てを更改するっていう考えの中で作ったもので、後から説明したものにつきましてはその中で更改が必要であろうと思われるもの、ですから全部に対して一部っていうことになりますが、そういう差ではないかと私のほうはそう引継ぎを受けております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 今担当課の小原課長が答弁されましたが、これは平成24年から5年にかけてですので、課長になぜそうなったかということを究極な問いをしても答えが出ないと思うんですが、町長はこの差額が出るっていうことに疑問を持たなかったんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) この時点に遡って調べるということはなかなか困難でありまして、担当課長が細部にわたりまして調査をいたしておりまして、全員協議会あるいは議会での答弁を基に今日の答弁書をこしらえております。そういうことで、私はその当時に遡っての記憶はまだたどっておりません。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) これは合併して一番大きな事業で、これ合併特例債が最後の年だという説明を議会では繰り返しされてたんです。それで、町長も今は記憶がとか言われるんですが、町長が先頭になってこれやったんじゃないんですか。だから、こんだけ大きい事業を合併特例債最後の年にPFI事業を用いてやらなければ、次に送ったらいけないという思いで行ったんでしょう。それが12億5,000万円も機械の入替え費が差が出ると、この答弁書おかしいでしょう、だって要求水準を基に実際に機器を確認、算出したというて、このときにはもう要求水準出来上がっとったんですからね、11月29日でも、平成24年の。ですから、その辺のところは町長本当に覚えてないんですかね。再度聞きます。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) このときも中西議員も当然議員としておられまして、細部の説明は受けておられるものと、このように思います。私も、先ほども申し上げましたように、当時の資料を確認をしておりません。ですから、細部についての説明は控えたいと思います。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長、一般質問は町長宛てに質問してるんですよ。町長が細部のを調べてなかったら答弁できんでしょうが。 町長、仲西議員も、私も議員でそのときいたんですけど、私らに説明をされたのは、契約が終わった翌年の1年以上たった平成26年4月15日ですよ。そのときに初めて14億4,900万円の機械更改費だという表を見させてもらったんですよ。議決前じゃないんですよ、言うときますけど。それについて、町長記憶ないんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 先ほども申し上げたとおりであります。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) じゃあ続いて言いますと、11月の表でも総額が約85億円、それで機械の費用が27億100万円、1年後に説明を受けたときの総額も事業費は85億円、機械の値段は14億4,900万円。最初に27億円のときも85億円で、14億4,900万円になったときも契約金額変わらないんですよ。これについて疑問を感じませんでしたか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) これにつきましては、図ってそうなったとかというものではなくて、最初の想定の数字にたまたま近かったということではないかと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長にまた同じ質問をしますけど、それに加えて、町長、この12億5,000万円が契約金額が変わらず機械費用だけが下がったんです。そしたら、この12億5,000万円はどこに使われたんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) これにつきましては、当然その設計施工費、また後からの維持管理費の中で適正に使われるということで契約をしたものと思うております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 議会にはそんな説明一切ないし、契約書を見せてくれって言ってもその時点では企業秘密関係が入ってるから弁護士で見せられないっていう返答だったんですね。小原課長が今一生懸命答えてくださったんですが、町長に再度この12億5,000万円が、この4月26日、1年後でもいいじゃないですか、1年後でもどうやってこの金がどこに使われたんかというのを考えたことありますか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) この件は、一般質問が出されまして担当課長が細かに調べ上げたものでありまして、私には正確なことは申し上げられません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長は最終的には契約書に判こを押してるわけですよ。85億円の事業ですよ。それで、これに性能発注の説明は25年3月会議にしたと書いてますね。これ3月会議の質疑のときぐらいでしょう、したのは。それまでの説明のときに性能発注ですよと、この契約は。我々は、契約書を見てたら性能発注であるかどうかっていうことぐらいはそれ見せてもらって説明してくれとったら言えたんですよ。町長、性能発注を3月会議にしたという、それは資料が残っとるから言われるんでしょう。この年は選挙のある3月なんですよ。めちゃくちゃ議員は浮き足立っとるわけですよ。そのときに、そのときだけに説明したんではもう委員会決定も付託もはっきり言ってできて、ここに文章で私読み上げましたが、当時櫻井委員長だったんです。3人の議員がいろいろ質問して執行部の回答をもらってるんですが、そないなところに性能発注というのないですよ。 もう一つ今日資料持ってきたんですけど、これは議会の全員協議会で平成25年6月21日、この事業について詳細な資料をいただきました。この中に内閣府のガイドラインがあるんですね、PFIのガイドライン。その中には、例えば運営業務の一部を委ねることはできますかとの問いに、内閣府の答えはできますと書いてあるんです。公共団体の判断によります、基本的にはまとめて業務を委ねたほうがメリットが期待できますが、地方公共団体の施策や利用度のニーズに変動が予想され柔軟性が求められたり技術革新により長期委託が適当でない場合は、その業務は委託範囲を含めずに地方公共団体が直営で行い、その他を民間に委ねる等の調整ができますとあるんですよ。これ平成17年にもう作られた内閣府の案内を契約が終わって、それも1年後に議会に出してくると。この事業は15年間運営を託して、そして機械の更改費っていうのは機械は日進月歩、ここにもありましたように、技術革新によって値段、それから要領等が大きく変動するわけですよ。その機械を全て当初の契約のまんまずうっと行っていくと、金額を変えずに。今日の答弁書も14億7,700万円ですか、物価変動でなったと言いますが、私が開示をしたところによると、この維持管理運営業務費相当額の機械更新がある内容については平成29年3月31日の覚書に11億3,700万円、失礼しました、ちょっとごめんなさい、私の記憶違いです、これは。トータル1年間のですかね、これは。機器更改費の金額が1億1,000万円にしても掛ける15年間にすると、今の14億7,700万円にはなりません。ここの計算についてはちょっとすぐ計算ができないんですが、これは小原課長に聞きますが、1年間の費用で15年間掛ければいいんですかね、これについては。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 中西議員さんの御質問にお答えします。 その覚書の内容にあります中で1年間当たり幾らっていう表につきましては、基本的には15を掛ければ維持管理費の15年分にはなるんですけれども、その詳細につきましてはちょっと確認が必要になりますので、今この場ですぐ計算っていうのはなかなか難しいところがあります。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) そして、開示資料に覚書が3通出てきました。今言いました平成29年3月31日の開示資料だけ印紙が貼ってあるんですね。これはなぜそうなったんですか。1万円の印紙が貼ってます。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) その29年の覚書につきまして、その内容は放送機器の更改を追加業務としてしますっていうものでございました。内容的に3か年にわたって、覚書から3か年かけて更改していきますっていう内容でして、額が大きかったので印紙を貼っているんだと思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) この覚書は平成29年3月31日ですので、今の話ですと平成30年、それから令和元年、令和2年、この3か年にわたる金額の変更といっても契約金額は変更にならないんでしょう。じゃあ、なぜ印紙が要るんですか。工事をするっていうだけでしょう。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) まず、29年の覚書に書いてありますのは、29年度、30年度、令和元年度の3か年について追加業務として工事を行いますっていうことを書いてあります。これにつきましては、消費税額の率の引上げの時期がずれたこともありまして、その差額のほうを使って行いますっていうことになっているようでございます。契約金額そのものは変わってないんですけれども、その分追加でやるっていうことで印紙を貼ったのではないかと思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) この覚書にも町長が判を押されてますが、今の説明でいいですか、町長。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 担当課が検証して答弁したものでありまして、間違いないと思います。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 間違いないと思いますではちょっと困るんですが。というのが、その覚書はまず町長が代表者ですので、町長が一番詳しく把握していないと、なぜその1万円の印紙が一旦要るのかっていったら、先ほど工事をするのに追加工事とか言われましたけども、要求水準を満たすんであれば業者が契約額の中で工事をするわけでしょう。だから、なぜその印紙が要るんかと。 そしたら、消費税の話が出ました。確かにこれを見ると、消費税は平成27年10月1日から10%として計算してくださいと書いてます。実際消費税が10%に上がったのは昨年の10月1日でしょう。この契約は平成27年10月1日、要するに3年間の消費税の8%が続いた、でもこの契約は今の話によると31年に10%になったんだから、8%から10%に移行するのに2年間は2%は浮いてます、浮くお金が出ますと。何かそれを使って追加工事をするように聞こえるんですけど、それは間違いないですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 端的に言ってそういう内容でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ちょっと計算できないんですけど、その金額は幾らなんでしょうか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 私の手元で見つけることができました資料によりますと、およそ1,300万円ほどになっております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) その1,300万円、消費税の変更によって浮いたお金があると。それをこの事業に費やすというのはこの契約上おかしいと私は思うんですけど、これは58条なんですけど、法令の変更または不可抗力云々とあるんですが、法令の変更によって維持管理費、運営費の相当額が変化した場合は減額することができるとなってますよ。そしたら、法令が消費税の8%、10%が法令によって変更されたんだから、これは1,300万円安くしてもらわなきゃいけないんじゃないんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) それにつきましては、先ほど中西議員さんもおっしゃいましたとおり、その法令の変更で額が増減する場合はっていうことは書いてありますが、その減額することができるということで、先ほどの答弁にもありました86条のほうに両者で協議しましょうねっていうことも書いてありまして、その協議の結果がそういうことになったんだというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 業者が話し合ってという話なんですけども、何に用いるかにもよるんですが、追加工事というのは要求水準が追加工事をしないとできないのか、できたのか、どっちなんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) もちろんその要求水準は満たしているから契約に至ったわけですけれども、よりよいものにということで設備の追加をしたというふうに書いてありました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) じゃあ、そういう重大なことは議会に、事務所管の担当委員会ありますが、委員会や議会に報告なり、聞いたことないんですけどね、こういうことは報告はしなくていいんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 私も正直覚書で契約の内容を変えるというのはあまり聞いたことがなかったんですけれども、長期契約なのでそういうことになるのかなあとは思いました。それについて議会のほうにこういうことになりますっていう報告はあってもよかったのかなあとは思いました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長、今課長が答弁されました約1,300万円、どこをどうしてよくなったんですか。分かりますか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。
    ◎町長(山崎親男君) 先ほど小原課長が説明したとおり、放送設備というふうなことで、その必要性は当にあったものと思いますし、成果もあるものと、このように思っております。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) ユーザーに利用料金払っている人たちに役立つ追加工事だったんでしょう。それユーザー感じてますか。お知らせをしましたか、ユーザーに、これだけの性能か何か分かりませんが、よくなったということを。どうですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) その当時そのようなお知らせを私は見た記憶はございません。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) では、そしたら要求水準を全うしてくださいでよかったと私は思うんですよ。ユーザーも気がつかないような追加工事をして1,300万円何したか知りませんよ。しかし、町長、町長がこの覚書は何なんならと、覚書を判こつくときぐらい、それぐらいは確認するんでしょう、してないんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 細かくは記憶がございませんけれども、先ほどの放送設備でありますけれども、必要であるというふうなことから業者と協議はいたしまして設置したものと、このように思っております。その件だけを、今の質問内容とすれば必要であるからこれを協議をして設置をしたというふうなことでありますので、御理解いただきたいと思います。この契約をほごにするというふうなことは当然ございませんでした。町民の利益を最優先に考えるというふうなことを考えていたものと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 詳しいことは、その専門的なことは分からなくても例えば光のスピードが少しでも速くなるとか、それから容量が大きくなるとか、それぐらいのことは覚えておられてもいいんじゃないですか。何にもないんですか、覚えてないんですか。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 質問の内容が分かりません。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 多分みんな聞いてる人は内容分かると思うんですよ。私が聞いてるのは、性能をよくするために追加工事1,300万円払ったと、でも要求水準は全部出来上がってるわけですよ。違反はしてないの、要求水準は。それ以上に追加工事をして利便性を高めるとか、何か分かりませんよ、私はこのときいないわけですから、だからそれぐらいは覚えているんじゃないんですかと聞いてるんですよ。もう何度も同じ質問をさせないでください。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 今のやり取りで議員も分かられると思いますけども、そういう質問があるというふうなことで私は調査をしておりませんので、今は答弁できません。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 町長が覚書に判こ押してるわけだから一々調査をしなくても薄ら覚えでもあるでしょう、覚書3回も交わしとるんだから、何ので。特にその3回目は1万円の印紙貼っとるわけですよ。1万円の印紙を貼らなきゃいけない取引が発生しとるわけですよ。金額は1,300万円程度というて今聞いたんですけど、もうそれすら記憶がないんなら、もうこれ押し問答になるから次に行きますけども、当初契約書に機械を更改する頻度が載ってるんですが、この契約書によるとここの答弁書とは違うんですよ。この契約書は、機器更改費が富だけが2回でそのほかは1回になっとるわけです。でも、この答弁書はそう書いてないでしょう。業務計画により鏡野が1回でほかが2回となってましたというて書いてますね。業務計画とこの契約書が食い違うわけですよ。何でなんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) これにつきましては、当初契約を締結した時点では設計施工業務の中で1回目の奥津、上齋地区の機器更改を行いましょうっていうことになってました。それにつきまして、奥津、上齋地区の機器更改を考える中で監督省庁である総務省のほうからはそれは問題ないですよという回答をいただいておりましたが、補助金を別のとこから受けておりましたので、そちらのほうの確認をしましたらまだ耐用年数といいますか、その省庁が定めている年数に達してないのでもう少し駄目ですよっていう返事が来まして、設計施工業務を行った平成25年、平成26年では触れないということになったために後年度に繰り延べますっていう報告を平成26年4月15日に勉強会だったと思うんですけれども、御説明させていただいているような経緯がございました。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 勉強会で説明されたっていうのは私も記憶がないので、それはしたんでしょう。そしたら、契約変更じゃないですか。だから、契約変更しなきゃいけないでしょう、お金がどうだこうだでなくて、お金のその年に利用できないとかなんとかじゃなくて利用できなかったんだから。だから、この契約は最初に設計施工で奥津、上齋を機器更改やると書いとんですよ。これは設計と施工段階です。維持のところで、維持業務、運営業務で機器更改を奥津、上齋、鏡野が1回ずつで富が2回となっとる。これを今行ってるのは実際は奥津、上齋も2回で鏡野地域だけが1回と。だから、そこで契約変更しないとこの契約はずっと残っとるわけですよ。でも、実際はそうなってないんですよ。これは今後契約変更できるんですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) それにつきましては、覚書のほうで交わしているということのようでございますが、実際にその契約書の変更までするのかどうかにつきましては、近いうちに鏡野光サービスさんとも会う機会もありますので、そこで確認させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 7番中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) きちっとしたことをやりましょう。それから、町長、今後も覚書が何か出てきそうなんで在任中はしっかり覚えとってもらわんといけんし、判こつくときは実際何の覚書なんかしっかりと確認をして印鑑を押すようにお願いしたいと思います。 それから最後に、もう時間ないので、損害が発生した場合はその原因者が責めを負うことになってますなんですよ。原因者といったら原因の出した人なんですか、町ですか、企業ですか。 ○議長(沖田清明君) くらし安全課長小原君。 ◎くらし安全課長(小原克則君) 契約書に記載しておりますのは、例えば町の責めによる損害が発生した場合は町がもちろん補償しますし、事業者の責めによるものであれば事業者のほうが補償をするということを書いております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 中西省吾君。 ◆7番(中西省吾君) 続いて、3月議会がありますので、そのときにさらに質問をいたします。よく精査をしておいてください。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 以上で7番中西省吾君の一般質問を終わります。 ここで3時30分まで休憩といたします。              午後3時19分 休憩              午後3時30分 再開 ○議長(沖田清明君) 休憩前に引き続きまして一般質問を再開いたします。 次に、一問一答方式により1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 1番飯綱洋平です。議長のお許しを得ましたので、登壇しての一般質問を行います。 本12月会議に上程されております議第83号一般会計補正予算(第8号)の中の観光振興費、新規事業、健康の町かがみの滞在型アクティビティコンテンツ開発事業2,060万円は、誘客多角化のための魅力的な滞在コンテンツ醸成に関わる実証事業であり、観光庁に採択された事業として100%国の予算で行うものと理解しております。私はこの事業に大変な魅力を感じております。鏡野町の観光産業に希望を与える息吹のような思いを抱きました。そのため議会2日目にも質疑を行い回答をいただいております。また、担当課より事業の概要説明もしていただきました。それらを踏まえながらより詳しくこの事業を理解し将来の鏡野の観光振興にもつなげたい思いから一般質問でも取り上げさせていただきます。この滞在型観光事業を基点として鏡野町らしさを前面に押し出したこれから目指すべき観光ビジョンについて伺います。 近年整備された高清水トレイルは大変人気を呼んでいると聞いております。名勝奥津溪は県内有数の紅葉のスポットですし、奥津温泉、いろんな温泉あります、恵まれ、冬季にはスキーも楽しめる。町には、自然に恵まれた観光資源が多数あります。本年は新型コロナウイルスの流行により観光産業は不況となり厳しい局面を迎えておりますが、そのような状況下で大手アウトドアブランド企業と連携しながら3密になりにくい鏡野の豊かな自然に触れるという切り口で町に来られた方々に多様な自然アクティビティーや体験を楽しんでいただくこの取組は、未来の鏡野にとって大変重要なものになると考えます。地域が一体となり感染対策を行いながら新型コロナウイルスとともに歩む社会、さらには感染症を乗り越えたその先にある未来を見据えて新しい生活様式に対応した観光客の受入れ環境を今から整備していこうとするその取組に私は新しさと希望を感じました。この観光振興について、町長の所見や展望をお尋ねいたします。 以下、通告書に従い一問一答方式にて行わせていただきます。 大項目、鏡野町の自然を活かした観光振興について。 中項目1、滞在型アクティビティコンテンツ開発事業について伺います。 小項目1、事業概要とこの企画を立案した狙い、どのような点が評価されて観光庁に採択されたと分析されているのか、お尋ねいたします。 2、この事業はSEA TO SUMMITを行うなど町が包括連携協定を締結している大手アウトドアブランドと連携して取り組む事業と理解しております。この企業は100万人近い会員を持たれておりますが、それによって期待される効果はどのようなものがあるでしょうか。また、この連携協定はいつまで続くのでしょうか。 3、ジャパンエコトラックとはどのようなものでしょうか。また、このルート登録による受入れ環境の整備はどうされるのでしょうか。 4、自然アクティビティーと町のオンリーワン素材を生かした独自性のある健康プログラムが融合した滞在型コンテンツとは一体どのようなものでしょうか。 5、鏡野町観光公式ウェブサイトへの販売システム導入とはどのようなものでしょうか。 6、奥津温泉旅館組合新型コロナウイルス感染症対策本部とは具体的には誰がどのように取り組まれるのか、お尋ねいたします。 7、自然スポットへの標示看板とはどのようなもので何か所設置されるのでしょうか。 8、温泉手洗い場の設置はどこに何か所設置されるのでしょうか。 続きまして、中項目2に移ります。 町が将来目指す観光ビジョンについて伺います。 小項目1、ウイズコロナ、アフターコロナ社会に町が目指す観光ビジョンとは一体どういうものか、お尋ねいたします。 2、年間の観光客の集客分析、人数、年代、目的等の把握はできているのでしょうか。 3、今まで宿泊等の滞在までつながっていなかった課題点の分析はされているでしょうか。また、今後の持続的な滞在型観光を促進する取組はどうされるのか、伺います。 4、地域住民、企業を巻き込んだ観光の確立にはどのように取り組まれるのでしょうか。 5、提案になりますが、観光のハブ拠点となる観光案内所が町南部にも必要ではないかと思います。いかがでしょうか。 6、四季を通じた集客力を高める取組は計画されているでしょうか。 7、自宅から1時間圏内の地元や近隣への短距離観光、いわゆるマイクロツーリズムの推進などリピーター客を取り込むための計画は検討されているでしょうか。 8、新型コロナウイルス感染症が終息した後のことになると思いますけれども、これからのインバウンド対策にはどう取り組まれるのでしょうか。インバウンド対策とは、外国人観光客の受入れをどうしていくのかという課題への取組です。対策として、外国語の標識の設置、町有施設内の多言語化を進めるなど計画はあるでしょうか。 9、ここ5年間の外国人観光客の国別人数、観光の目的等について分析、把握されているでしょうか。 続きまして、中項目3、観光による循環型地域経済対策について伺います。 1、観光資源を活用した地域経済が循環する持続可能な仕組みづくりに今後どのように取り組まれるのか、お尋ねいたします。 2、新しい働き方の促進や雇用を生むための構想は検討されているのか、伺います。 以上、登壇での質問は終わります。以降は質問席にて続けさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 答弁を求めます。 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 飯綱議員の鏡野町の自然を活かした観光振興についての御質問にお答えをいたします。 まず、中項目1であります、滞在型アクティビティコンテンツ開発事業、小項目1の事業概要と企画立案の狙い、そして観光庁の評価のポイントであります。鏡野町は、議会の協力の下、町民一丸となりまして取り組んでおります、全国的にも珍しい健康づくり条例を制定いたしまして、高清水トレイルなど多くの自然のアクティビティー素材をはじめとする健康づくりの拠点として注目がされております。 今回この観光庁の公募事業、実証事業に取り組むことによりまして新しい滞在型のアクティビティコンテンツを開発提供し、持続的な滞在型観光を促進していくものであります。 事業概要であります。一般的にこの実証事業は、主にいろいろな自治体あるいは団体がそれぞれ関連した観光事業者等と連携いたしまして新たな生活様式に沿った旅行スタイルに対応いたしました着地型の整備を行っていくものであります。鏡野町は、全国的なアウトドアブランドの株式会社モンベルと連携をいたしまして全国100万人に迫る株式会社モンベルの会員モンベルクラブを対象といたしましたモニターツアー、モニター調査などを実施いたしまして、株式会社モンベルが全国統一的に実施をいたしますジャパンエコトラックへの登録によりまして受入れの環境の整備、自然をメインとしたアクティビティーと独自性のある健康プログラムが融合いたしました魅力の高い滞在型コンテンツを開発するものであります。鏡野町公式観光ウェブサイトの販売システムの導入並びに動画コンテンツの整備等、将来的にはインバウンドも見据えた持続的なPRプロモーションを展開をしております。 観光庁の評価のポイントでありますけれども、どのあたりが国に評価されたのかという問いでありますけれども、明確ではありませんが、近隣でも一次選考から漏れた自治体、協会等もたくさんあると伺っております。特に観光庁に対する働きかけを行ったわけではなく、鏡野町独自の対策が評価されたものと思います。 具体的には、先ほど申し上げました健康づくり条例を策定をいたしまして健康づくりを基本としている鏡野町と、健康に重きを置いた大手アウトドアブランド株式会社モンベルとの連携による独自性、将来性、安定性が評価されたものではないかと、このように推察されます。 続きまして、小項目2、期待される効果でありますけれども、100万人規模の株式会社モンベルの会員に対する周知、広報はそれ自体非常に大きな効果であると認識しております。旅行会社といたしましても、日本全国で多くのアウトドアツアー、あるいはイベントを開催いたしまして旅行商品の提供も行っておりまして、町といたしましては可能な限りこの連携を重要と捉えまして持続していきたいと考えております。 昨年締結いたしました包括連携協定の期間でありますけれども、昨年10月12日から1年間、両者が書面による特段の申出が行われないときにはさらに1年間の継続更新が協定に表記されております。 小項目3であります、ジャパンエコトラックでありますけれども、こちらも基本的に株式会社モンベルが実質的に主催をしております旅のスタイルの登録認証制度であります。コンセプトといたしまして、トレッキング、カヤック、自転車といった人力による移動手段で日本各地の豊かな、そしてまた多様な自然を体感をいたしまして地域の歴史、文化、人々との交流を楽しみながら旅をするスタイルの下、統一されたデザインの公式ルートマップをベースに、ルート情報、協力店の情報、地域の魅力を発信いたしまして受入れ体制を整備することによりまして旅行者の快適な旅をサポートするものであります。こちらに登録することによりまして、株式会社モンベルの会員のみならず、あらゆる多くの方へ共通のデザインによる見やすいガイドマップの提供、またホームページの掲載によりまして鏡野町をより広く周知することができます。 小項目4の滞在型コンテンツでありますけれども、ここで言う自然アクティビティーとは自然環境での健康につながる楽しみ方の総称と捉えておりまして、鏡野町内で可能なカヌー、自転車、トレッキング、各種体験と、町内外に誇るオンリーワンの素材、妖精の森ガラス、足踏み洗濯、ヒメトウガラシ、蜜蜂産品などを滞在型健康コンテンツプログラムといたしましていかに生かすかをこの事業で検討していきたいと考えております。 小項目5のウェブサイトへの販売システムの導入についてであります。本事業で磨き上げを行いまして、モニターツアー等で取り組んでいきますアクティビティコンテンツをはじめとした健康につながる着地型の体験プランなど、ウェブ上で直接販売できる機能を構築いたしまして鏡野町の観光公式ウェブサイトかがみの旅とくらし内に設置するものであります。 小項目6の奥津温泉旅館組合新型コロナウイルス感染症対策本部でありますけれども、新型コロナウイルス感染症対策防止に向けた地元宿泊施設の衛生対策のために奥津温泉旅館組合内で独自に設置している対策本部であります。 小項目7の自然スポットの標示看板でありますが、ウイズコロナにおける鏡野町への来訪先は自然スポットが多いと推察されまして、新しい生活様式に沿いました自然環境の楽しみ方について記載をいたしました啓発看板を町内自然主要スポット10か所程度に設置する予定であります。 小項目8につきましては、温泉手洗い場のことでありますが、美作三湯の一つでありまして鏡野町を代表する温泉地であります奥津温泉エリアに温泉を利用した手洗い場を1か所設置予定であります。 続きまして、中項目2の町が将来目指す観光ビジョンについてであります。 小項目1のウイズコロナ、アフターコロナ社会に鏡野町が目指す観光ビジョンについての御質問であります。現在町内では、観光地だけでなく多くの場所に多様な形で多くの方が訪れております。新型コロナウイルス感染症対策を十分取った上で、鏡野町健康づくり条例によりまして鏡野町民だけでなくて鏡野町を訪れる多くの方々についても心も体も健康になれるまちづくり、観光地づくりを目指していきたいと考えております。 続きまして、小項目2の観光客の集客分析であります。 各施設に対する入り込み客につきましての把握はできております。しかし、年代、目的等の把握は実施できておりません。特に観光物産施設など不特定多数の方が来場される場所における年代、目的の把握は難しく、現状では参考として把握している程度であります。 小項目3の宿泊、滞在型観光の問題点の分析、今後の取組でありますが、宿泊を含む観光事業者あるいは観光団体、行政等が連携した取組によりまして一部は効果が出始めております。旅行ニーズへの対応不足、受入れ環境の低下等から宿泊等の滞在にはつながりにくい状況も見受けられます。今後近年の異常気象や感染症リスクによる新しい旅行形態を踏まえまして、行政、観光関連団体、地域住民が一体となりました推進体制の中で事業推進等が必要であると考えております。 小項目4の地域住民、企業を巻き込んだ観光の確立でありますけれども、将来的にはDMOによる観光団体の一元化を目指していきたいと考えております。現在その受皿となります団体、本部についての検討をしております。まずは本年度取り組んでおりますエコツーリズムを推進する本部の立ち上げを行いまして、その後従来の観光団体だけでなくて、地域住民を巻き込んだ手法を検討していきたいと、このように考えております。 小項目5の観光拠点が町南部に必要ではないかという御質問であります。 現在鏡野町では、奥津湖総合案内所に健康の町かがみのプロモーション本部を設置いたしまして、道の駅奥津温泉にある鏡野町観光協会と連携しながら観光PRあるいはプロモーションに取り組んでおりまして、特に豊かな自然資源に恵まれている町内北部地域への玄関口といたしまして引き続き拠点として受入れ環境整備を進めていきたいと、このように考えております。 なお、町南部に位置しておりますプラント5にあります鏡野いろいろ情報コーナーにおきましても、観光をはじめとした町内の基本的な情報につきましても引き続き利用可能であります。 小項目6であります。四季を通じました取組でありますけれども、恩原高原、ニッコウキスゲなど既にある四季それぞれの自然の魅力を高めるための取組はもちろんでありますけれども、地域資源に人のセンス、あるいは面白さ、楽しさが加わるアクティビティープランなどイベントの開催を検討していきたいと、このように考えております。 小項目7、リピーター客を取り込む計画についてでありますけれども、新型コロナウイルス感染症対策事業といたしまして実施しております、素敵にステイ観光キャンペーンをはじめとするモニターツアー等におきましても、鏡野町ファンクラブ、かがみの里山健康クラブの会員限定特典といたしまして岡山県や近隣の県の方を対象としたモニターツアー、あるいは日帰り温泉施設の割引制度を実施しておりまして、消費者ニーズの把握、あるいはファン創出に向けた取組などマイクロツーリズムを見据えたマーケティングやPRを進めているところであります。 小項目8のインバウンド対策でありますけれども、鏡野町といたしましてはまず本年度の事業により全国的なジャパンエコトラックへの登録を行いまして、インバウンドを含む町外の多くの方へ周知を図りながら取組への手がかりとしたいと考えております。一昨年度より少しずつではありますけれども、パンフレット、ホームページ、標示看板につきましての多言語化も進めておりまして、この後新型コロナウイルス感染症終息後の需要を見据えまして、財源を確保しながらさらなる受入れ環境の充実を図っていきたいと考えております。 小項目9でありますけれども、小項目2の答弁と重なりますけれども、平成29年度以前は主要施設への聞き取りによる推計、平成30年度より調査を実施しておりますけれども、宿泊客における国別人数等につきましてはある程度把握が可能であります。しかし、観光物産施設など不特定多数の方が来場される場所におきましては国籍や目的の把握は困難でありまして、現状では参考数値として把握しているところであります。 続きまして、中項目3、観光による循環型地域経済対策につきまして、小項目1の持続可能な仕組みづくりへの取組及び2の新しい働き方の促進や雇用を生むための構想についてでありますけれども、特に本年度この滞在型アクティビティコンテンツ開発事業に取り組むことによりまして鏡野町といたしまして多くの関係人口の創設につながりまして、これが持続可能な仕組みづくり、あるいは新型コロナウイルス感染症を見据えた新しい働き方促進、雇用を生むための一つの方法、手段となることを期待をしております。 以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 町長、丁寧に御答弁ありがとうございました。 小項目1についてですけれども、滞在型アクティビティコンテンツ開発事業、概要を教えていただいて、それが健康づくり条例を基にされて町の強みとか、強みである自然、上手に活用されていて、それが健康と観光の分野を横断するという取組になっている点に大変新鮮さを感じております。 再質問ですけれども、この事業の企画は担当課の職員が立案されたんでしょうか、それともコンサルタントなど町外の団体によって企画されたんでしょうか、伺います。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。 飯綱議員の御質問にお答えします。 この事業の企画立案についての御質問でございます。こちらにつきましては、コンサル等に特に依頼したものではございません。観光担当者が観光の関連団体、それから観光の事業者と連携しまして意見交換を行う中で現状の課題、問題解決等に向けた解決をするための企画として応募したものでございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 課長、ありがとうございます。コンサルタントではなくて町の実情をよく知る町の職員の方によって企画立案されたということで、大変これで観光庁から予算をいただいているということですばらしいことだと思います。この実証実験にしっかり取り組んでいただいて、事業の分析等を行って今ある観光資源のさらなる磨き上げを行っていただきたいと思います。 小項目2へ移ります。 先ほど町長から株式会社モンベルという企業名お答えいただいたわけですけれども、このモンベル、全国展開しておりファンも大変多く大手のアウトドアブランドとして名が通っているところで、こういったブランドと連携し事業を進めていくという効果、大変大きいのかなあと思っているんですけれども、再質問ですが、2017年からSEA TO SUMMITを3回開催されておりますけれども、この事業も大変人気があったと思うんですが、これは今後どうされるのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) SEA TO SUMMITを今後どうされるかという御質問でございました。今回この事業を実施しますジャパンエコトラックの登録の認証によりましてこのSEA TO SUMMITを通じて鏡野町を訪れた方、こういった方も含めまして、トレッキング、カヤック、それから自転車といった自然のアクティビティーを365日楽しめる体制を取ってその魅力を発信していくという取組でございます。したがいまして、短期で実施しておりましたSEA TO SUMMITにつきましては、今後年間365日自由に鏡野町で自分に合ったSEA TO SUMMITを実施できるという体制を取りたいと思いますので、そのジャパンエコトラックに移行していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 課長答弁のあったように、SEA TO SUMMITというイベントがなくなってしまうのは残念ではあるんですけれども、これが拡大というか、大きく事業展開をする息吹というか、感じるのが365日いつでも滞在してそういった観光の自然を楽しんでいただけるということで、すごい事業の広がりを感じております。観光のブランディングに大変大きく寄与すると思うので、この開発について期待をしていきたいと思います。 次に参りますけれども、モンベルが主催するジャパンエコトラックへの登録により今後より多くのアウトドアスポーツを楽しむ人々が町へ来てくださる可能性が生まれると思うのですが、快適な旅を行っていただくために町が独自に行っている事業はありますでしょうか。例えば道路標識とかサインを充実させて観光客が自転車サイクルをしている方々が迷わないようにするとかといった、そういった取組はなさるのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 今後の独自の取組についての御質問でございます。 受入れ環境の整備を行う上ではハード面、ソフト面の整備は必要だというふうに考えております。先ほど申し上げました今まで実施しておりました短期のSEA TO SUMMITにつきまして、この費用として計上していた予算を今後当面の間ジャパンエコトラックを運営する基盤づくりの経費として、御指摘の看板づくりとか、そういった基盤づくりについて実施していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ただいまの件でありますけども、全国観光地所在町村の鏡野町も一員となっておりまして、既に観光庁あるいは環境省などにインバウンド対策といたしまして多言語化の看板等も強力に推進してるところであります。ただ、昨今の事情でありますので、来年度の予算がどのように反映されるかっていうのは分かりませんけれども、日本にとりましても大きな財源の一つがインバウンドによる効果でありますので、それを鏡野町としても進めていきたいと、このように思います。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 町長より多言語化であったりインバウンド対策、今こういった状況にはありますけれども、今後強力に進めていきたいというお言葉で、お願いいたします。 質問に参りますけれども、先ほどのSEA TO SUMMITですけれども、3期開催されておりますが、その予算と参加人数、そういったものが分かればお答えいただけますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 失礼します。 SEA TO SUMMITの予算と参加人数でございます。予算につきましては、この3か年、おおむね350万円程度の計上をしておりますが、実績としまして、29年度は230万円、30年度は340万円、元年度も340万円の決算でございます。参加者につきましては、29年度178人、30年度135人、元年度183人ということになっております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) おおむね350万円、300万円ぐらいの予算を組んでいるということですが、ジャパンエコトラックへの基盤の整備、これについても年間で300万円ぐらいのものを計上されてると理解していいでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 次年度につきましては、まだ予算の査定も終わってない状況でございましてそのあたりは差し控えさせていただきますけど、短期のSEA TO SUMMITをやめるという、発展的に解消するということでございますので、その費用につきまして計上する予定でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 365日自然のアクティビティーを鏡野で楽しんでいただける受入れ体制拡充をお願いいたします。 小項目4については、滞在型コンテンツの内容をいろいろ書いていただきましたので理解いたしました。 次ですが、小項目5、ウェブサイトの販売システムの導入ということですけれども、私は勝手に物販をイメージしていたんですけれども、着地型の体験プランをウェブで販売するシステムということで御答弁がありました。これはどちらがどういった形で運営されるのでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) ウェブサイトの運営でございます。こちらは従前と同じような形でございますが、プロモーション本部が中心となり観光協会、それから観光関連団体、観光事業者と連携して運営していきたいというふうに思っております。将来的につきましては、先ほど町長が申し上げましたとおり、DMOが運営主体になっていけばなというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 理解しました。 次ですけれども、小項目6についての再質問です。 これは奥津温泉旅館組合が行う感染症の対策で地元宿泊施設の衛生対策のためとありますけれども、どのような対策をされるのでしょうか。伺います。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 奥津温泉旅館組合新型コロナウイルス感染症対策本部についての御質問でございます。こちらにつきましては、全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会の旅行業における新型コロナウイルス対応のガイドラインというものを基本としまして、マスクの着用、それから消毒液の設置、従業員の健康管理など、宿泊施設における3密の防止対策を行うものというふうに聞いております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) ガイドラインに沿って基本的なものを構築されていくということで確認いたしました。 次ですけれども、看板について触れられておりましたが、自然スポット、鏡野たくさんありますが、主要スポット、どちらのほうに設置するのか、お尋ねいたします。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) こちらにつきましては、たくさんのお客様が来られております高清水トレイル、それから奥津溪、奥津温泉等といろいろな名勝地がございます。こちらを主体に10か所程度考えておりますが、今後この事業を一緒に連携していきます観光の関連団体、それから観光事業者等と協議しながら最終的には決定していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) もう一点、自然資源の楽しみ方について記載したというふうに書いてあるんですけど、これは例えばどんなことを記載するんでしょうか。分かる範囲で教えてください。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 新型コロナウイルスの感染症を対応を考えた上で自然の施設についての説明を含めて、それから自然の楽しみ方について看板を設置していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 温泉の手洗い場につきましても、これは奥津のエリアに造っていただくということで確認しました。いい取組ですから、広報紙や観光ホームページなどに掲載するなど情報発信を多角的に行っていただきたいと考えております。 では、中項目2、小項目1について、こちらのほうに移りますけれども、アフターコロナ社会において心も体も健康になれるまちづくり、観光地づくりを目指していきたいと考えておりますと答弁にありましたけれども、どんなふうに今後さらに取り組んでいかれるのでしょうか。伺います。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) ただいまの質問でありますけども、飯綱議員が想定されている範囲だと思いますけども、さらにアフターコロナにつきましては若い方々の声を聞きながら、例えば渓流下りも楽しめるでしょうし、釣りもその中にあると思います。豊かな森を今デザインをしていただいております。森林づくりセンターもございます。そういうところで鏡野町の全域を体いっぱい広げて健康であるということを体感しながらも子供と一緒に遊べる環境、これもできるものではないかなと、このように考えます。健康づくりと観光をミスマッチさせることなく十二分に考えていきたいと、このように考えております。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 健康と観光をミスマッチじゃなくてマリアージュさせていただいてすばらしい取組にしていただきたいと思うんですけれども、小項目2への再質問ですが、ここ数年の入り込み客数は把握されているんでしょうか。伺います。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 最近の観光入り込み客数でございます。平成29年度から3か年の資料を持っておりまして、29年度につきましては町全体で99万9,000人、30年度につきましては92万8,000人、元年度につきましては92万5,000人でございます。30年度から減少した理由につきましては、30年度は豪雨のためということでございまして、元年度につきましては紅葉の時期が遅れたということ、それから想定外の雪不足によるスキー客が減った、それから後半につきましてはコロナウイルスの発生によりましてお客様が減ったということでございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 自然災害はありますけれども、それによって毎年ばらつきはあると思いますが、おおむね90万から100万程度の観光客が鏡野に来られているということで、調べましたら岡山県の観光地の年間入り込み客数が1,500万人と言われてるそうなので、大体5%、6%、7%あたり鏡野町に来られているという計算になるのかなあと思います。かなりの善戦してるということですが、こういった自然アクティビティー、これからより発展していってもっと来ていただければと思います。 次、小項目3の再質問ですけれども、観光事業者、観光団体、行政等が連携した取組によって一部効果が、滞在観光ですけれども、出始めているんだというふうな御答弁ありましたけれども、どのような取組によって効果が出始めたのか、お伺いします。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 一部効果があったことの具体的な取組についてでございます。こちらにつきましては、従前から実施しておりますプロモーション本部によりまして町や観光団体、それから観光事業者で取り組んできました旅行業者に対するプロモーション、こちらによりまして特に日帰りのバスツアーの造成により観光施設等への立ち寄りが増加したこと、それから日帰り素材の組合せや、それから合宿等の補助金を創設しております。こちらによりまして上齋原温泉いつき等へのお客さんが増えたということが一部でございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 先ほど御答弁にあった合宿補助金っていうのは初めて聞くんですけれども、これはどういった内容になるんでしょうか。簡単でいいので教えてください。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 数年前から実施しておりまして、鏡野町内の宿泊施設、それから鏡野町内のスポーツ施設等を利用された場合、町内、町外を問わず宿泊1人につきまして、金額はちょっと明確に覚えておりませんけど、補助金を出すというものでございます。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) そういった取組もなさっているということですけども、先ほど御答弁にありましたDMOとありますけども、意味を詳しく教えていただけますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) DMOにつきまして御説明をさせていただきます。DMOにつきましては、観光庁のホームページ等にも出ておるところでございますが、観光の地域づくりを行うかじ取りとなる法人というものでございます。鏡野町としましては、このDMOを中心に地域の関係者が主体的に参画し、それから体制を構築していきまして、その後独自の観光の戦略の策定、それから観光コンテンツの造成、そういったものを含めまして受入れ環境の整備を実施するということを目指しております。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) 説明ありがとうございます。そのDMOの受皿となる団体、検討されているということですけれども、これは町内の団体になるんでしょうか、それとも町外の団体で選考されるのでしょうか。伺います。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) DMOの受皿の団体でございます。現時点では、まずは町、それから町内の観光関連団体、それから観光事業者、こちらの方々が中心となって新たな法人を立ち上げるというものを想定しております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) ありがとうございます。まずは町内の事業者でこのDMOという法人化を検討されていくということで確認が取れました。必要に応じては町外からのサポートを加えながら最適化を図っていただきたいと思います。 小項目5への再質問ですけれども、奥津湖総合案内所について御答弁をいただいております。このロケーション、私も好きでよく行くんですけれども、大変豊かな自然資源に恵まれていて町内の北部地域への玄関口になっております。しかし、町の観光案内所として観光の情報発信という観点からいささかサービスが弱いのではないか、発信力が不足しているのではないかというふうには感じているところがあります。この施設、活動についても磨き上げっていうものが必要かなと思うんですが、そのあたりはいかがでしょうか。
    ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 奥津湖総合案内所についての御質問でございました。こちらにつきましても、御指摘のとおりでございます。インフォメーション機能を強化したり、それからお客様の視点に立った受入れの環境整備を今後進めていかなければいけないなというふうに思っております。これに対しまして、あちらの施設につきましては指定管理者もございます。こちらと連携を取りながら鏡野町の総合の観光案内所としての魅力の向上を図っていきたいというふうに思っています。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) ありがとうございます。 6、7、8については確認できましたので飛ばしまして、小項目9への再質問です。 参考数値でよいので、どんな国の方々がいらっしゃってるのか、分かる範囲でお答えいただけますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) こちらは参考数値になります。令和元年度、鏡野町に来られた方の中で宿泊された方、それと宿泊以外の方でも出身の国が分かった方について集計したものでございますが、割合で申し上げますと、台湾が55.3%、中国が22.3%、欧米が13.2%、香港が9.2%でございます。 以上でございます。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) ありがとうございます。インバウンド、ちょっと総数のほうが分からなかったので、その数だけ教えていただけますでしょうか。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 先ほどの国別の出身の国が分かった方の割合だけでございまして、インバウンドの数字につきましては、町長の答弁にありましたように、平成29年度は推計でございまして1,000人でございます。30年度から調査をしておりまして、30年度は2,708人、元年度につきましては1,549人という数字を把握しております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 1番飯綱洋平君。 ◆1番(飯綱洋平君) もう時間もないので、次に参ります。ありがとうございます。 次の項目ですけれども、再質問ですけれども、新しい働き方、これについてどういった可能性を現段階で展望されているのか、そういったところをお聞かせください。 ○議長(沖田清明君) 産業観光課長小椋君。 ◎産業観光課長(小椋正己君) 新しい働き方改革についてでございます。こちらにつきましては、国内人口が減少傾向にあるということで人材不足によります観光サービスの低下というのが全国的に懸念されている状況でございます。鏡野町につきましては、地域の人々が観光に携わりやすい環境の構築、それから力を発揮しやすい仕組みづくり、これがもう重要というふうに考えておりまして、特に鏡野町の魅力を伝えることができる案内人やインストラクター、それから観光施設スタッフの育成など、地域が一体となってレベルアップできるネットワークの構築など、観光が産業として根づいていくための受入れ環境整備に取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(沖田清明君) 山崎町長。 ◎町長(山崎親男君) 残る時間をいただきましてPRしていきたいと思いますけれども、観光はつくるものではなくてなりわいの中から生まれるものだと、このように考えておりまして、以前から答弁しているとおりでありますけれども、農業、林業がしっかりした中で観光が生まれるものだと、このように思っております。 先ほどの質問の中でもありましたように、農業の中でこの働き方、働く人材を入れよというふうなことで、新しい新規就農者の拡大については農業の差別化を図っていかなければいけない。そういうふうな中におきまして、久米南町あたりはピオーネを特化した農業というふうなことで新規就農者も10数名に及んでると聞いております。そういうふうに差別化によりまして新しい農業の仕組みを考えて、そこに働く新規就農者を増やす、そしてまたそこに観光が生まれる、林業についても同じでありまして、鏡野町におきましてはすばらしい将来につきましての可能性が大いにあるものと、このように思っておりまして、それに全力で傾注してまいりたいと、このように思っております。 ○議長(沖田清明君) 以上で1番飯綱洋平君の一般質問を終わります。 これにて、一般質問を終了いたします。 次に、9月7日、岡山県精神障害者家族会連合会及び岡山県精神障がい者団体連合会から提出された請願第1号「自立支援医療(精神通院)に入院を加える改善、及び、岡山県の心身障害者医療費公費負担制度の対象者に精神障がい者を加えることを求める」意見書の提出を求める請願書について、撤回したいとの申出があります。 請願第1号撤回の件を日程に追加し、追加日程第1として議題にいたしたいと思います。これに御異議はございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沖田清明君) 御異議なしと認めます。請願第1号撤回の件を日程に追加し、追加日程第1として議題とすることに決しました。              ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(沖田清明君) 追加日程第1、請願第1号「自立支援医療(精神通院)に入院を加える改善、及び、岡山県の心身障害者医療費公費負担制度の対象者に精神障がい者を加えることを求める」意見書の提出を求める請願書撤回の件を議題といたします。 お手元に配付したとおり、請願取下申出書のとおり、請願者から内容に誤りがあったため取下げしたい旨の申立てが提出されました。 お諮りいたします。 ただいま議題となっております請願第1号撤回の件を許可することに御異議はございませんか。              〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(沖田清明君) 御異議なしと認めます。よって、請願第1号撤回の件を許可することに決しました。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 次の本会議は12月24日午前10時に開議いたしますので、本議場に参集を願います。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでした。              午後4時24分 散会...