浅口市議会 > 2019-12-02 >
12月02日-02号

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  1. 浅口市議会 2019-12-02
    12月02日-02号


    取得元: 浅口市議会公式サイト
    最終取得日: 2022-12-06
    令和 元年第4回12月定例会       令和元年12月浅口市議会第4回定例会会議録(第2)1.招集年月日 令和元年12月2日(7日目)1.招集の場所 浅口市役所議場1.開   議 12月2日 午前9時30分1.議事日程  第1 一般質問1.本日の会議に付した事件及びその結果  日程第1 一般質問1.出 席 議員 (4番欠番)   1番  沖 原 有 美            2番  山 下 周 吾   3番  横 山 達 士            5番  石 井 由紀子   6番  藤 井 立 子            7番  伊 澤   誠   8番  佐 藤 正 人           10番  桑 野 和 夫  11番  中 西 美 治           12番  藤 澤   健  13番  青 木 光 朗           14番  大 西 恒 夫  15番  香 取 良 勝           16番  井 上 邦 男  17番  大 西 洋 平1.遅刻または中途退場した議員の番号、氏名(な し)1.欠 席 議員(1 名)   9番  竹 本 幸 久1.地方自治法第121条の規定に基づく説明のため出席した者の職氏名  市長      栗 山 康 彦      副市長     松 田 勝 久  教育長     中 野 留 美      理事      秋 田   裕  企画財政部長  徳 田 政太郎      生活環境部長  新 田 直 哉  健康福祉部長  高 倉 道 雄      産業建設部長  井 上   聡  上下水道部長  山 本 青 司      金光総合支所長 原 田 尚 文  寄島総合支所長 竹 本 好 之      教育次長    小 山 朋 子  会計管理者   笠 原 浩 一1.出席した事務局職員  議会事務局長  畝 山 善 生      次長      三 宅 清 正  書記      三 宅 勝 朗      書記      山 崎 敦 史            午前9時30分 開議 ○議長井上邦男) ただいまの出席議員は15人であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。            ~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長井上邦男) 日程1、一般質問を行います。 通告順に発言を許可します。 まず、15番香取良勝議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) それでは、通告に従いまして一般質問を2点行いますので、よろしく答弁のほうをお願いします。中途半端な答弁は要らんのんで、きちっとした答弁をしてください。 通告には、浅口工業団地、明星産商について。 金光町時代からの懸案であった工業団地が誘致時の地元の元区長、多数の議員の反対を押し切ってでき上がった。この工業団地について、市民からの要望であった浅口市民をまず最初に雇用するとの約束は守られているのか、この件について答弁をお願いいたします。守られているか守られてないか。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 失礼いたします。御質問浅口工業団地企業進出雇用についての御質問でございますが、雇用の拡大や定住促進を図ることを目的に浅口工業団地を造成し、明星産商株式会社に売却する際に市民雇用の配慮についてお願いをいたしております。これにより、会社側としても47名の新規雇用を行う中で、約半数の方が市民や市外からの定住につながっているものであります。 明星産商株式会社につきましては、操業を開始して約1カ月程度が経過しておりますが、現在工場の稼働が始まったばかりでございまして、今後の生産設備の整備とともに、新たな雇用をふやしていくというふうに聞いております。引き続き市内企業には浅口市民雇用に御配慮いただけるようにお願いしてまいりたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 47名入っとると言うんですけど、その内訳を教えてください。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 47名の内訳ですが、市内の方が約半数、23名程度であるというふうに聞いております。それは、市内在住者、市に住民登録をしておる転入した方も含めてということでございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) よう調査してください。浅口市の市民は誰も入ってないんです。これはタイじゃったかな、から9名来とん。それと、ハローワークから14名入っとんです。浅口市からは市を通して誰も入ってないんです。答弁をすりゃ何でもええと思うとんじゃ、市長。調査をして物を言うてください。もう一回答弁してください。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 浅口市の市民雇用がないというお話でございますが、そういう話は聞いておりません。市民から雇用しているというふうには聞いております。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私は1週間ほど前、この会社へ行ったんです、明星産商。へえで、総務部長タカダタイゾウという人と会うたんです。話をしとんです。派遣会社でよそへ頼んで入れとんだと。浅口からは入れてくれえというて来たことはねえちゅうんだ。だから、これからどうするんならと言うたら、これからは浅口市の市報へ出したり、いろいろ出して入れるようにしましょうという約束をこのタカダタイゾウ部長と私は話をした、2時間ほど。 おたくらがしとんのは、ただ、市長工業団地をつくった、みんなでやった、できた。私は、以前の副市長との話で、つくるのはええけど絶対に雇用浅口から入れてくださいと、優先的にということを再三再四副市長室で何十回と言うとんです。間違いありませんと。へえで、今回これを見ると、じゃあないじゃないですか。 へえで、これを入札したときに、予定価格が4億4,800万円のを3億8,100万円で大本組岡山支店が落札しとん。三幸工務店が3億8,137万円、2番目、あとの5社は棄権したんです、工事をするのに。なぜ棄権したか。入札してもとれないから棄権したんです。へえで、この1社が入っとんのは、入札の残が約4億円の工事で10万円しか違わんのんです。これ誰が見ても市が談合さすようにしてそこがしとんだと。聞くところによると、この大本組、この会社は渡辺県議が行きょうたとも聞いとん。そして、これを下請したんが金光の広栄なんです。市長を応援しょんです、バックアップ。そこが大方をしとんです。それでできたんがこれなんです。 しかし、私は、あえてこれを言いとうなかったのは、浅口市民をここへ使うてくれるからというんで余り質問せなんだ、市長。なったらこういうことじゃないですか。市民の税金を使うてつくった。今度は第2期工事しょんです。こういうことじゃったら誰も応援を市民はせんですよ。そのときに反対した勢力は、浅政会、公明党中西美治、ここらが反対して2回も行って、今度はアンケートとれとやり出したんです。知っとってでしょうが。副市長が私のところへ泣きついてきたん、どうかしてくれえと。ええようにいきょうるやつを中途しようとした。 それで、私が今の竣工式に7月20日に行った。中西と公明党来とるじゃねえか。私は、この件についても部長に言うたんです、どうなっとんですかと、何で呼ぶんならと。きつう言うたんです、反対しとんですよと。1回ならず2回反対しとん。議員として失格じゃねえかといってはっきり部長に言うたんです。考えられますか。市民のためにやりょうるやつ、バックアップするようにやらにゃいけんものを反対に反対する。市長がしょんじゃったら、表へして応援してやるんが普通じゃないですか。そういうことが今まであって、だから私が今腹が立つのは、なぜそこまでしてしとるものを浅口市民を優先して使わんのんならというて私は怒っていったんです。そしたら、この部長が言うのには、今度は市報へ出したり、市と協力してやろうと思よんですということを私と約束して帰ったわけです。浅口市から何も言うてきてないと言うんだ、市長。仕事をしたらこれで終わりですか。そういうもんじゃないでしょうが。 へえで、私は、これをやって市民が入れるんなら、第2期工事をやって浅口市民を使うてもらうように大きゅうにやってくださいというて前へ前へ進めるように言よんでしょうが。もう少し自分のことを考えんと、市長市民のことを考えてやってください。 この会社は森彰良が社長、9,800万円が資本金年間売り上げが146億8,000万円ということなんです。それだけ大きな会社。それで、金光の駅前に宿舎を建っとります。タイの人間が、タイじゃねえわ、あれはベトナム人か、ベトナムから9人来ております。入っとります、そこへ。へえでやっとります。なぜベトナムを雇うたんならというて聞いたら、これから外人を呼ぶんで、日本語で先に勉強をさせにゃいけんから、ベトナムで仕事をしょうたのを呼んできたんだと。それともう一点、この会社はベトナムに会社を建設する予定があるんだと。だから、呼んできて勉強さすんですという話だったです。そういう件もいろいろありますんで、ぜひこの件についてどうやっていくか、浅口市民をどうやって使う。私、前副市長との話では、市民を一番に30名はすぐ入れますという約束をしとったんです、副市長。副市長が亡くなったらもうそれはパアですか。答弁してください。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 市内企業による市民雇用というのは、定住が促進され、人口減少問題等の解決に寄与します。一方で、企業の社員雇用につきましては、各企業が適材適所に人員を配置できるよう、熟慮した上で雇用されているものと認識いたしております。市といたしましては、市民雇用促進を図るべく、毎年、あさくち就職フェアも開催をいたしております。引き続き立地企業には市民雇用を最優先していただけるよう、約束ではございません、お願いをいたしております。 それから、一つ申し上げておきたいんですけども、先ほど市民が採用された方はいないというふうに言われましたけれども、これは間違いでございます。市民は採用されている方もいらっしゃいますので、それは勘違いのないようにお願いいたします。 それから、入札のことも言われましたけれども、入札は適正に行われておりますので、誤解を招くような言い方は適切ではないというふうに申し上げておきます。 それから、工業団地につきましては、予算をつけていただくまでにいろんな議論があったこと、アンケートもとっていただいたり、これは議員の皆様の適正な判断であったと私も思っております。しかし、最終的には、ここにいらっしゃる、前のもうやめられた方もいらっしゃいますけれども、そういった方全員の賛成をいただいて今日に至っているというふうに、これは事実でございますので、御報告を申し上げます。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長、はっきり言うて、今度の市長選挙をにらんで市民に、議員にええことを言うようなけど、そうじゃないんです。私はこれ本気でしょうたんだからわかるんです。金光町時代からしょうたんです、この案件は。へえで初めてできとんでしょうが。市長は入って何年ですか。 それで、今の入札の件、誰が見ても公平とは思えんです。我々も、入札、大林へおった、自衛隊におったときも入札にかかわっとった。こんな入札はないです。何で8社入札業者がおって、5社ははっきり言うてもう入ってもとれん。積算するだけでも何百万円も要る。入ってもとれんものは入らん。やめとんでしょうが。へえで、2社が入っとって、4億円の工事が10万円しか違わんような入札がどこにあるんですか。これがどこを見て公平ですか。 それともう一点、その土を中本屋工務店中学校の裏へ全部捨てたでしょうが、13万立米。そして、それに600万円の金を市から出しとるでしょう、運送費を。これも公平なんですか。市長、言やあ何ぼでも出るんです、これ。副市長と話をそがんせんでもええでしょうが、知っとってでしょうが。答弁してください。
    議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 一つ一つ事実だけを申し上げます。 金光町時代からといいますと、確かにそういう構想があったかもわかりませんが、私が市長になったときには、工業団地構想は全て白紙の、ゼロの状態でございました。一から始めたということでございますので、今言われたことは間違っていると思います。 それから、入札のことを不適切とかというふうに言われておりますけれども、これもきちっとした書類のもとにきちっとしたことでやっております。想像でそういうふうな誤解を招くようなことを言われますと、市民皆さんも誤解を招くので、そういうことはやめていただきたいと思います。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 残っとんですよ。書類、書類と言うてもそういうふうに。何で8社がやめたんですか。入札に入っとって何で棄権したんですか。みんな、私も言うけど、業者は、市長、誰もがとりたいんです、仕事は。4億円の仕事は。誰も逃げていく者はおらんのです。10万円というのは、話し合いで1社じゃいけんから、積算しとるからこれでおめえも入ってくれえということで三幸建設が入っとるとしかとれないんです、私には。安倍が言ようるように、ああだこうだ、いけにゃあ書類がのうなった、そういう答弁しなさんな。市長ができんのなら副市長せえ、そがん話をするんなら。私は、金光町時代から、私がしょうたんだから知っとんです。今の前の副市長の田村氏とずっとやってきょうたんです、前の田主市長の当時から。今のように多いかったけど、やめるということで減ったんです、どおんと。へえでまたやるということで、その職員がふえたんです。金光町時代にもあったんです。市長のほうが、はっきり言って、言うちゃあ悪いけど、うそを言うて表向きにするようなことを言わんでください。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 私はうそを言うとかでなしに、事実だけを申し上げているわけでございます。金光町時代にそういった計画が進んでいたかどうかは私は存じ上げません。しかし、合併いたしまして4年間いろいろな議論をされたようでありますけども、私が市長になったときには工業団地構想はもう白紙に戻ってた状態、ミクロものづくり財団ですか、そういった大きな計画も聞いておりますけども、それは白紙に戻っていた段階でございます。 何回も申し上げますけども、どこどこの業者が10万円しか違わなかったとかというふうに言われますけど、私はそういうことは存じ上げません。もしそういう不正なことがあるんなら、きちっと表へ出してください。私はその業者にどういう形でお聞きになられてどうなのか、こういうことは想像で物事を言われたら市民皆さんに誤解を招くようになりますので、しっかりと議論して、そしてこうなんだという証拠を見せていただかないと、想像で物事を言われると皆さんに誤解を招きますので、よろしくお願いします。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市長、それはこっちが言うことです。8社の業者が入札に入って、なぜ5社がやめるんですか。それで、2社が入って10万円しか違わんのです。我々も入札を何度もしてきとんです、大林におるときとか、いろいろに。その当時は、はっきり言うて談合が普通じゃったんです。せえで、今、書類を見てみると、誰が見ても不自然なのは当たり前なんです。8社が入って、5社が逃げて、1社が入って入札したと、10万円しか違わなんだと。市民が見たらどっちが正しいと思いますか。安倍じゃないんです。 それで、何でほんなら、我々が土をくれえと言うても、中本屋工務店で最初からやるというて決まっとったんじゃけえ、よその建設業者がくれえと言うてもやらねえんだと。副市長から私は聞いとんだから。1万3,000立米、金光の中学校の裏へ全部持っていったんです、埋め立てに。団地ができとりますが、50軒か60軒。その運送費まで浅口市が600万円払うとるでしょうが。どうなんですか。それがあるんですか、ねえんですか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 市の関係した残土を、とった工業団地の泥を個人のところへ持っていったことはございません。だから、香取議員は個人のところへ下さいということですけど、それはお断りしたというふうに前副市長から聞いております。 そして、今の住宅の造成に持っていったのは、しっかりとした取り決めのもとに、こういう条件のところにはお出しします。これは、処理費もかからない、そして買うほうも安くできる、いろんな方がウイン・ウインの関係になれるということで、きちっとした定めによってお出ししたというふうに考えております。間違っておりません。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) この件について、私は前副市長と何回というて会議しとんです。そして、ほかの建設業者も欲しいと言うたら、もう前もってこけへ出すようになっとるから出せないんだという話です。そこと話をしとるから、浅口市の建設業者へも出せんのかと、出せないと、もうここと話をしとんだと。そして、その費用までを浅口市の市民の税金で600万円払うとんのは間違いないでしょうが。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 済みません。前の副市長とどういう話をされたかというのは、私もそんなほかのどうのこうのという話は聞いておりませんし、600万円という大金の話なんか全く存じ上げません。これ、話がずれております、質問の内容から。だから、これを質問されるんであれば、また次回ではっきりと証拠を出して、こうなんだよということで改めて質問してください。 ○議長井上邦男) 香取議員。 ◆15番(香取良勝) 600万円出しとんじゃったら、もしこれが本当なら、市長が600万円払いますか、出しますか。答弁しなさい。証拠を持ってくるから。 ○議長井上邦男) 松田副市長。            (15番「何で市長が答弁せんのなら」の声あり) ちょっと待って。            (15番「待て。今しょんじゃから、途中から勝手のええとこだけ変わるな。わしが質問者ど」の声あり) また答弁させますから、ちょっと待ってください。            (15番「副市長となってなかろうが」の声あり) いやいや、ルールで。            (15番「ルールじゃろう。副市長になってなかろうが」の声あり) あるんです。            (15番「副市長になってなかろう、これには」の声あり) それは違う。            (15番「前にわしが市長質問したときに」の声あり) ちょっと待ちなさい。            (15番「前に質問したときに、わしが質問したら、これはあんた、通告にないから答弁しないといって言われとんだ。だったら守れや、言うたことを」の声あり) 香取議員に言いますけど……            (15番「市長となっとんじゃろう。市長部長になっとんじゃ」の声あり) ちょっと聞きなさい。聞きなさい。            (15番「通告ねかろうが」の声あり) 聞きなさいと言うんじゃ。ちょっと待って。ちょっと待ってください。 執行部のほうで市長に言うても誰に言うても、そのときによって執行部側から誰が答弁するんかということは、誰が答弁してもいいようになっとんですから。            (15番「議長」の声あり) ちょっと待ってください。話を聞きなせえ、最後まで。そういうことになっておりますから、そのために私は副市長と命令したんです。そういうことです。            (15番「ちょっと待って」の声あり) はい。 ◆15番(香取良勝) わしが前、質問したときに、通告にねえものはわしは答弁することはねえといって市長は言われとんだ。通告しとんです。副市長にはしてないんです。ほんなら、これはうそか。通告がないんか、これは。そんなばかなことなかろうが。市長部長にということを言うとんです、わしは。 ○議長井上邦男) 何回も言いますけど、香取議員、今言うようにこれになくても執行部側のほうから答弁があったときはしてもいいということになっておりますから、それはもう考えてください。            (15番「ほんなら、ちょっと待ってくれ」の声あり) はい。ちょっと立って言ってください、あんた座って言わずに。ちゃんと立ってから言うてください。            (15番「これ質問じゃないんだもん」の声あり) 質問じゃなかったら、ほんなら言いなさんな。黙っときなさい。静かに。質問じゃないんじゃったら。これは一般質問の場ですから、一般質問をしとりますから。 はい、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 言うけどな、市長が、私が質問したときに、自分の勝手のええことは答弁しねえんだ。わかるか。これはあんたが通告しとる、書いてないから答弁しませんと言うたんだ。だから、私はすぐやめました。今回は、これに副市長と通告してないんですよと。だから、市長部長にというて書いとんだから、市長が答弁するのが当然じゃないんですか。自分がいけんようになったら副市長に回すんですか。そういうことは通らんでしょうがと言うんだ、一般的に。 ○議長井上邦男) 香取議員にもう一回再度申しますけど、通告しとるかもわかりませんが、執行部側のほうから手が挙がった場合は、そちらを先に議長のほうから指名しても、それから後から市長が答弁しても、どちらでもいいようになっとんです。 質問いいんですか。 はい。 ◆15番(香取良勝) ほんなら、わしが市長と言うたときに何で市長に答弁ささなんだんですか。 ○議長井上邦男) 市長が手を挙げなんだから、しなかった。            (15番「私が以前に市長答弁せえと言うたら、市長がこれは私に通告ねえからこがんものはしないというて途中で切ったんです。何でそのときに議長市長答弁しなさいと言わなんだんですか。今回だけ何でそういうことに変わるんですか」の声あり) この答弁後からにしましょう。後から。きょうは一般質問ですから。 市長が答弁するのか。 市長、どうぞ。            (15番「言うだけか」の声あり) ◎市長栗山康彦) 先ほどの香取議員の御質問でございますけども、私、今言われた600万円ということは数字がよくわからないんで、これは副市長がもし知ってたらあれなんで、副市長に答えさせます。 ○議長井上邦男) 副市長、どうぞ。 ◎副市長松田勝久) 私、このときに建設のほうの部長をしとりましたんで、内容を少し覚えております。 その前段階で、済みません、議員さんの通告にはその件に関しては触れられてないので、ここでの答弁は準備がされてない状態で今やっております。ですので、多少の違いがあるかもしれませんが、通告していただいた内容にはこの件が入ってなかったので、記憶だけでの答弁になります。 もともと今の工業団地A地区の工事は、残土がたくさん出る工事でした。土を処分するのは、当然、運搬賃とそれから処分費がかかります。大量の土を処分するのはそんだけの処分費がかかるので、処分先をまずきっちり確保しなきゃいけないということがあります。そうした中で、実はいろいろアイデアを絞りまして、ある取り決めの中で開発工事なんかに使っていただくということで、そうすると処分費が要りませんので、先ほど市長が申しましたようにお互いウイン・ウインになると。片一方は土を入れてほしい、片一方は土を処分したいという、この関係が成り立ちますので、そういう形でのルール決めをつくって処分をしました。恐らくその中で金額の話、600万円でしたかね、おっしゃったのは、運搬賃だと思うんです。当然、もしも処分地がなかって処分しなきゃいけないというときには、土を持っていって、処分代も払って処分しなきゃいけない。当然、運搬賃プラス処分費が要ります。だから、運搬賃はこっちで持ちましょうと、そのかわり処分費は要りませんと、こういう構図になります。その部分の金額のことを言われてるのかなあと、こう思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 結局、この土でもうけたのは中本屋工務店だけなんです。土はただ、ただで入れてくれる、そして運搬費も600万円ただ。こんなええ話はないんです。それで浅口市にどれだけの貢献したんですか、この中本屋工務店が。それよりは、私が前の副市長にも言ようたんですけど、浅口市にもようけ建設業者があるんです。世話になっとるところもあるんです。そこに要るんならどうですかというものを出してくれえというて私は前副市長に言うたけど、もうこれは決めてしもうたんじゃから今回はこらえてくれと私に話があったわけです、市長。そのときにあんたは市長じゃったんだ。後ろを向かんと、前を向いてから聞かれえ、私が言よんじゃから。そういうことがあったんです。だから、副市長が言よんじゃけえ、せえぐれえええじゃろうと思うとったんですけれども、後から考えると、600万円運送費を出した、わしらもくれえと言うたときはくれなんだという市民建設業者、個人の方から私のとけへ話があったからここで言よんです。そういう要らんことをせずに、市民のために行政をやってくれえというのが私が言ようることなんです。今、誰が考えても、これを見て、プロの方が考えて、普通、入札やこうこがんことは考えられんのんです、私は。だから、ここで質問しょんでしょう。 それともう一点、この件について。なぜ、はっきり言うて、これだけのことをやっとって、皆さんが、議員が勉強もせんとよう座っとんだなあと思うんです。もうちいたあ考えたらわかることなんです。へえで、この予算をつけたのも、議員が皆賛成したからついたんです。だから、議員は何を勉強しょんかなと。私はこれを前でも質問しとんです、おかしいと。だけど、なあなあで予算は通過したわけです。今後このようなことがないように。今度、第2期工事にこれからかかる。今の3倍あるんです。絶対にこのことについてきちっと精査してやっていただきたい。 それで、もう一点、雇用の件でありますけれども、今後、浅口市はこの雇用をどのようにしていくのか。お願いお願いで、相手がしないと言うたらもうそれで終わりなのか。もう工事をして終わったら、もうおめえに任せたんだ、売ったんだと、どうでもしんせえと、雇用はあんたに任す、浅口にはええ人間がおらんけえ入れないんだと、そうしたらそうですかと終わるんですか、どうなんですか。答弁してください。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 引き続き立地企業には市民雇用を優先して行っていただくようにお願いをしてまいります。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 市民から私のところへようけ届くんです、匿名で。私たあよう勉強しとります。読みます。 拝啓。さて、浅口工場で操業を開始した明星産商でありますが、誘致時の約束で従業員に地元民を採用するという話があったものの、実際の一般求人では、契約社員に人材派遣会社を通した派遣社員の募集が行われただけでした。しかも、派遣社員の募集では、市内で聞きなれない名前の人材派遣会社ばかりに依頼している上、派遣社員、11月上旬に20、30名単位で一斉勤務開始としていたものが、11月以降より順次数名ずつの勤務開始に変更となっております。その一方で、外国人研修生を大量に受け入れており、地元民より外国人という雇用の姿勢が明らかになった。本来、外国人研修生は人材の不足を補うことが目的だったはずですが、地元民を受け入れる前に外国人研修生を入れ、外国人研修生の不足人材分を地元民で賄うような大変おかしな話であります。ぜひとも議会で追及していただきたいというのが、一般市民から届いとるわけです。 こういうことは、これだけじゃないんです。私はあちこちから聞くんです。おかしいという話を、市長市長も外へ出て回りょうりますから、そういうことは聞かんですか。もう少し今回の件を受けて、絶対に今度は浅口市民を前へ出して募集していただきたい。もし募集ができんのなら、出ていってくれというぐらいな力を持ってやっていただきたい。安倍が韓国にぐちゅぐちゅ言われるんでも、もうおめえとは話をせんということをはっきり言やあええんだ。今回でも、きちっとやってください。どうなんですか、市長。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 今、手紙をお聞きして、ああ、そういう方もいらっしゃるんだなと思いました。そして、率直に今の手紙の内容を見て、実はびっくりいたしました。私も知らないような内容をすごく知ってらっしゃる方なんだなあと。私、全然今その内容は存じ上げませんでした。もちろん先ほど申し上げましたように、できるだけ浅口市民を使ってほしいというお願いはずうっといたしております。しかし、会社というものは、やはり適材適所というものを優先することも私は理解をいたしております。そういった中で、一人でも市民を使っていただくようにお願いをずうっといたしておりますし、これからもお願いをしてまいります。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私もこの話がある前に、行ったんです。行ってから部長と話をしたんです、どうされるんですかと。浅口市が何か言うてきたかと、何も言うてきてないっちゅうんです。だから、こういうことになっとんじゃないですか。だから、私が行って、部長と話をして、今後は浅口市の市報に出したりいろいろやってくれますかというて言ったら、それはこれからはきちっとしたことをやりますんでという話はしてきました。市長からは明星産商へお願いに行ってくれますか。それとも行かんのですか。市長でなくても副市長、どうなんですか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 明星産商の部長さんがどのように香取議員にお話をされたか私は存じ上げませんけれども、私は社長及び専務、常務とたびたびお会いし、市長室でもお会いし、浅口市民を最優先に雇用していただく、このお願いはずっとしてきておりますし、私も採用されてありがとうという言葉を市民の皆様から偶然お会いしたときに聞いた方も何人もいらっしゃいます。そういったことで、そういった声が聞こえるようにこれからもしっかりとお願いをしてまいりたいと思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私が言ったのは、はっきり言うて浅口市民を使うとると言うてないんです、この部長は。ハローワークで募集して、浅口市民が来たのは、どこを使おうが関係ねえから、来たのは浅口市民おりますと。へえで、今アパートが建っとります、金光へ。そこへ建っとんのも、はっきり言うて、そこへ入っとんのも市外から来て浅口市民になっとんですということは言われました。市民を使うとるということは言われなんだんです。わしは本人から聞いとんですから。だから、市長浅口市民使うとる使うとると言うけど、私は現に行って話をしとんです。それが私が言うんがうそですか。どうなんですか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 香取議員の言われてるのがうそとか、そういうことは私は申し上げておりません。私も同じように、ただ、ハローワークから募集をとって、それが浅口市民であっても、それは浅口市民を採用してくださったということで私はオーケーだなと思っておりますし、よそから来られて就職するから浅口市民になる、これもオーケーだと私は思っておりますし、私がお礼をいただいた何人かも、生まれて育ちもこちらの方、そういう方もいらっしゃいますので、何かの言い違い、勘違いがあったかもわかりませんけれども、いずれにいたしましても、これからも最優先で、議員の言われるように浅口市民を優先的にとってほしいと、採用してほしいというお願いは続けてまいります。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 今後、私も見守っていきますんで、ぜひ浅口市民を重点的に、優先的に使っていただくように市長と副市長、そして建設部長、よろしくお願いします。 それでは、次の質問に参ります。 2点目でありますけれども、2点目は今の笠岡テレビについてです。この点について、今まで私は何回となく質問をし、これは6回も7回も質問しとんです。金光町議会からしたら10回ぐらいしとんです。裁判もしとんです、これ、笠岡テレビ。へえで、今までやってこられとんですけど、最初私が言うたのは、はっきり言って、合併するときに言うたのは、何でするんならということも話をしとります。そのときに、今までどおりにやっていきますと、金光を。市長が答弁しとんのは、玉テレにやったら行政が違うんだからという答弁されとります、何回も。だけど、私らが最初に合併するときに言うたのは、金光を閉鎖するということは聞いてないんです。同じように今までどおりやりますと。それはもう売ったんだからしょうがないにしても。だけど、やりますということは私は何回も聞いとるわけ。 しかし、今見ると、市民から聞くと、全然もう内容がなってない。市長はテレビによう出ますけど、普通の一般の人が今までに出ようた3分の1も出ないんです。同じように出しますという約束じゃったんです。それがもう全然。やっぱし個人の会社になったから、赤になるからもう金光は閉鎖、鴨方も閉鎖。 へえで、これは市長に伺うんですが、これは総務部長でも結構です。笠岡テレビ、この金額、約3億円、2億9,200万円かね、この金額、これで売買しとります。その金はどこに入って、どういうふうに使ったんか教えてください。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 失礼いたします。株式会社ケーブルネットワーク金光の株式5,884株の売却金2億9,420万円でございますが、これにつきましては、平成24年9月24日、笠岡放送から浅口市の口座、通常使っております会計管理者名義の口座でございますが、こちらに振り込みが行われております。 また、この売却金につきましては、平成24年の9月補正予算にまちづくり基金に全額を積み立てる旨の予算を計上いたしまして、議会の御承認をいただき、まちづくり基金に積み立てを行っております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) まちづくり基金というのは、金光の大谷の分ですかね。 ○議長井上邦男) 企画財政部長。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 大谷まちづくり基金とは別にまちづくり基金という基金がございます。 ○議長井上邦男) 香取議員。 ◆15番(香取良勝) これは浅口市全般ですか。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) こちらのまちづくり基金につきましては、浅口市の全域を対象として地域の振興に役立てるという目的でつくっております基金でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私が言うとることを答弁してください。浅口市全般に使う金ですかというて聞きょんです。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 浅口市全般の振興に役立てるための基金でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、ちょっとゆっくりしてください。 香取議員、どうぞ。ゆっくり言うてください。 ◆15番(香取良勝) 残が何ぼ残っておりますか。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 平成30年度末で6億8,895万5,000円でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) ケーブルネットワークは、これは金光町が使うようになっとんです。といいますのも、この金は、1億創生事業の金でつくったわけです、金光町民に。鴨方は鴨方で1億創生事業で1億円入っとるわけです。それをよそへ使うとるわけです。寄島は寄島で入っとんです。だから、金光に入っとって、3億円。そして、この間に毎年5,000万円を、はっきり言うてリース料、それで5,000万円払ようた。知っとってですね。ということは、10年したら5億円払うとんです。それと職員を2名入れとった。へえで、部屋も貸して、クーラーも貸し、駐車場も貸しとったんです。勘案すると10億円じゃ立ってないん。へえで、3億円で売っとんです。そうですな、計算すると。 へえで、約3億円で売って、その金が鴨方だけで使うというのは、金光町民が今の1億創生事業でもらっとる金を一緒に使うというのはおかしいじゃないかと、私はそう思うんですが、どうなんですか。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) まちづくり基金に積み立てていくということにつきましては、先ほども申し上げましたが、平成24年9月の補正予算、こちらに計上いたしまして、議会の皆様の議決をいただきまして積み立てたわけでございますので、その使途についても御承認を得ているものと判断しております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、ゆっくり言うてください。 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 承認を得とるからええというもんじゃなかろうが。さきになってからおかしいんじゃというものが今出てきょうろうが。安倍でも、今の加計学園にしても、桜を見る会にしても、公明党と一緒に乾杯しょうたでしょうが。おかしゅうてもそうなるから、後になってでもぴしっとしたことをせにゃいけん、あの当時はよかったんです。それがおかしいから質問しょんでしょうが。そしたら、議会で承認をして、予算を組んで終わったからもういいんだというような答弁ですか。答弁してください。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 時間も限られておりますので、私のほうから答弁をさせていただきます。 先ほど、基金のこと、全体で使う基金の中に入れてるからおかしいだろうという御質問だろうと思いますけども、基金としては確かにまちづくり基金の中に入れております。特別な基金はつくっておりませんが、私は金光町に出向いたときも、この3億円のお金はしっかりと金光町のまちづくりのために使いますということはもう申し上げておりますので、これからもその考えに変わりはございません。香取議員の言われるように心配はしていただかなくても大丈夫でございます。 それから、あえて申し上げますと、もし金光ケーブルテレビ、ケーブルネットワーク金光でございますけども、笠岡ケーブルとこういう関係にならなかったら、恐らく私の考えではもう潰れているような感じでございました。いわゆる基金を取り崩しながらの営業でございますので、やはりこれは非常によかった選択肢だなというふうに思っております。 それから、笠岡ケーブルは、2市1町に放送をいたしております。そういったことによって、限られた時間の中で今までどおり金光町だけを全部流しなさいというのは、これは香取議員も物理的に無理だということは御理解いただけると思いますけども、前のときに答弁申し上げましたように、平等に同じような時間で放映していただいているものと私は感謝をいたしております。 それから、もう一つ大切なことで、さっき5,000万円と言われましたけども、合併、一緒になってから5,000万円は払っておりません、市は。だから、1年間に5,000万円の支払いがなくなったということも非常に大きなメリットでございますし、前も申し上げましたけども、災害時に同じような内容のものを流していただける。これも、もし違うケーブルテレビが金光町に入ってたら、そうはならないような、同じ時間帯に同じようなものは流れない。後から、今になって改めてこれは笠岡ケーブルテレビには私は感謝をいたしておりますので、香取議員も御理解をいただきたいと思います。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) 私が言うのは、公平性がないんです。公平性があって、同じように流すんなら私は言わないんです。それは金光町民から出とんです。私が言うたときには、同じようにしますということじゃった。少々外れても、10のうち2割ぐらい外れても言わんのんです。しかし、余り外れ過ぎとるから言よんです。公平性がないんです。出る人間は出るばあなんです。へえで、笠岡は常時出ようる。それは地域じゃから出すでしょう。へえで、金光なんかは田舎、寄島も田舎、やっぱしよそが、笠岡が10出たら、浅口ははっきり言うて6か7しか出んからみんなが言うわけです。 そして、11チャンネルなんかは、前も言うたんですけど、県会議員ばっかしが一般質問に出るんです、流しょんです、ずうっと。県会議員、誰が見る者がおる。そこへ浅口市の議会を流したり、里庄のを流したり、笠岡をずうっと流しゃあええんです。もうしょうることが、言うちゃ悪いけど、市長、わしが社長になったんじゃから何をしてもええじゃろうというような者が社長をしょんじゃから、ろくなことにならんのはわかるんです。やはりみんなに見てもろうて、コマーシャルばあ出さっと、もうちいと市民のためになるような放映をしていただきたいんです。それについてもう一遍答弁をお願いします。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 市民の皆様方にとって県議会も大切ですし、もちろん国のことも大切、県議会も大切、それぞれの市町の市議会、町議会も大切でございます。 それから、私がよくお聞きするのは、確かに議員の言われるように、金光ケーブルと比較したときのことはよく、今ごろ最近はありませんけども、以前はよく耳にいたしておりました。というんが、金光ケーブルは、朝から晩まで金光町しか流してなかった。これは確かですよね。しかし、これは今、先ほど申し上げましたように、2市1町を流すわけですから、金光町だけを流す、それと比べたら出なくなったというお叱りの声をお聞きしたのは否めません。 そういったことでも、今のようなメリットも非常に大きいものがありますし、私は笠岡ケーブルさんには非常に感謝をいたしております。 それから、前も申し上げましたけれども、最新の光ケーブル、そして今なおまた最新のものにずっと次々に更新していこうというその意欲、これは合併したからこそやっていけれることでありまして、放映のことだけを議員は言われていると思いますけども、そういう全体のことを考えて御理解をいただきたいと思います。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) それは市長、それは私も前市長と話をしたんです。これ監査のときに取り外したんです。ワタナベサトシ氏が来とるときに全員集めて、監査委員、代表監査委員と一緒に話をしたときに、これはもう絶対取り外せんようになっとったん。ケーブルは社長が要らないと言わん限りは、ずうっと5,000万円ずつ払うという契約書があったんです。それを私とサトシとけんかをして、その場で赤じゃねえ黒じゃと言うから、ほんなら要るまあがということで、そこでカットしたんです。だから、前市長は大変喜んでおりました。へえで、これでずうっといきょんです。私もわかります。これでずっといきょうたら、市長と一緒です、絶対潰れます。5,000万円払わんようになったら絶対に潰れます。人件費を年間何千万円も払ようたから。人件費が2人おれば、駐車場からいやあ1億円の金を払よんじゃから潰れるのはわかっとります。だから、前の田村氏に、買うてくれたらわしも助かります、それはわかりますということは言うたんです、市長。 そして、そしたら同じようにやりますということで売ったわけなんですけど、それが違うとるから、市長、私がここで質問しょうるわけです。100%まで出せと言いません。もう少しは金光町民のことを思うて、金光町民から3億円の金が出て、あとばかな町長と言うちゃいけんけど、ずうっと金を5,000万円、7,000万円払ようたんじゃから。それで、買うてくれたんじゃ。それは助かります。市長言ようたように、ほんまにそのとおりです。光ケーブルやこう絶対できるような状況じゃなかったです。へえで、買ってもらった。ほんなら、それだけのことを浅口市民に今の議会を何回も流してもらうとか。倉敷なんかは、1回流すだけじゃないんです。見てないと言われたら、また流しょんです、倉敷のケーブルは。ここは1回流したら終わりなんです。香取が市長に対して怒った質問するから、おい1回でやめんかと言うとんかしかとれんじゃないですか。市長笑わんでも、だったら流しゃあいいじゃないですか。ほかの議員質問しょんだから。ぜひそのように。もう一回どう思われとんか答弁してください。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 私が番組の時間をどうのこうのと言ったことはないのは、今冗談で言われたと思うんですが、そんなことはございませんので。引き続き、議員が言われるように、できるだけ市民皆さんからそういった不満の声が出ないように、私もお願いしてきておりますけども、そうしてくださってると私は理解をいたしております。住民の皆さんのそういった声をしっかりとこうして議場で取り上げていただいてありがたいと思って感謝をいたしております。これからもそういったことに意に沿うように社長ともしっかりと話をして、すばらしいケーブルテレビになっていただくようにしてもらいたいと思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 香取議員、どうぞ。 ◆15番(香取良勝) やはり市長市民ですから。ぜひお願いします。 そして、今度また工業団地、第2期工事をやるんですから、それも早急にやっていただきたい。もう中途半端でなくて、人間を入れるんだから、大きく早くやってくださいと。ころころころころ何か物すげえ長うなりょうるようなんで、ぜひそれも早急に第2期工事完成させていただきたい。よろしくお願いします。これで終わります。ありがとうございました。 ○議長井上邦男) 御苦労さまでした。 ここで休憩します。            午前10時23分 休憩            午前10時38分 再開 ○議長井上邦男) ちょっと早いようですけど、それでは再開いたします。 次に、2番山下周吾議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 2番議員山下周吾です。 全国で水道管の老朽化が浸水や断水などトラブルを引き起こすと問題視されています。水道事業は、生活の上で重要な部分です。今回は、議会でもたびたび一般質問のある水道事業について通告に従い質問させていただきます。 まず初めに、浅口市の水道管の総延長です。平成28年では約260キロだったんですが、今はどうなっていますか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(山本青司) 市内の水道管の総延長についてでございます。 市が管理している水道管の総延長は、平成30年度末時点で約263キロメートルでございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ちょっとだけ延びてるんですけど、その3キロメートルというのは大体どこかわかりますか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 平成28年のときに約260と御説明いたしております。今回、263ということでございます。3キロの差について、具体的にどこかというと、あちらこちらということになるかと思うんですが、新しくしたところもあれば、撤去したところもあると、こういう形になるかと思います。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 老朽化した水道管が問題になっています。現在、市内の状況はどうでしょうか。平成28年は34キロ、大体13%だったんですが、変更はどんな様子でしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(山本青司) 老朽化した水道管の問題でございます。 前回お答えしたときには法定耐用年数の40年について御説明しているようでございます。現在、市内の状況について、法定耐用年数40年を過ぎている水道管の延長でございますが、これは約66キロメートルでございます。割合にいたしますと、先ほどの約263キロメートルに対しまして約25%ということになります。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 25%にもなっているということなんですが、2018年12月に水道法が改正されました。令和元年10月1日の施行となっております。この法律はどのように改正されましたか。また、浅口市にはどのような影響があるんでしょうか。教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 改正水道法についてでございますが、昨年末、30年12月12日に水道法の一部を改正する法律が公布され、ことし、令和元年10月1日から施行ということになってございます。 この法律の概要でございますが、関係者、国、都道府県及び市町村の責務の明確化、それから広域連携の推進、それから適切な資産管理の推進、それから4番目としまして官民連携の推進、5番目としまして指定給水装置工事事業者制度の改善となってございます。 この改正法によりまして、例えば水道台帳の整備を行うものでありますとか、あと、これは9月議会で審議していただいた浅口市給水条例の一部を改正する条例で指定給水装置工事事業者の指定に係る更新制の導入ということがございました。これも水道法の改正によるものでございます。順次対応したいと考えております。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ありがとうございます。この法律の改正によって、多分地震に対しての強化的なところも含まれていたと思うんですが、その点についてはどうでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長
    上下水道部長(山本青司) 概要の中で申し上げました適切な資産管理の推進という中で、今までもやっておったことでございますが、維持修繕というところがございます。水道施設を良好な状態に保つように維持及び修繕をしなければならないと、こういうところがございます。そういうあたりで耐震のことも含めたことを考えたいと考えております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 現在把握している老朽管に対してどのように対応していくか、今後の見通しはという質問をさせていただきますけれど。先ほどのお話で13%だった老朽管が25%に二、三年の間で上がっております。このままいくと、老朽化した水道管は年に何%ずつふえていくまたは減っていくと予想されていますか。10年以内ぐらいでどんな感じかというのを教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 今後の見通しということでございますが、水道事業を始めましてちょうど40年を過ぎた状態ではございますが、先ほど申しました法定耐用年数のことで御説明させていただきます。 これは、地方公営企業法に定められております耐用年数でございます。現在、厚生労働省のほうから更新基準、アセットマネジメントにおいてマニュアルが出てございます。その中で実使用年数というのがございまして、これは管種等によって異なりますが、40年から80年、種類とかによって変わってくるわけでございますが、そういう設定がございます。40年だけではないということでございます。 昨年度、浅口市老朽管更新計画ということをまとめまして、その中で法定耐用年数の約1.2倍ぐらいが市の更新基準ということでいいんではないかということで、今考えてございます。今後の見通しでございますが、年によって整備状況も違いまして、そのあたりはこれからまとめたいと考えてございます。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 水道工事もいろいろな時期にやっているので、これから先に急激に老朽管がふえる時期があったりするのではないかと思われるんですが、そういうことはないでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 更新のピークでございますが、旧鴨方町については昭和45年から水道事業を進めておりまして、寄島、金光町につきましては46年からと把握してございます。それからしますと、ちょうど今が48年ぐらいのときになりますので、これからちょうどピークを迎えるとは認識してございます。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 同じように平成29年に策定された浅口市水道事業経営戦略においてポンプ等の更新などのことが書かれてありましたが、その件についてはどうでしょうか。僕が把握しているうちで5カ所ぐらい書かれているんですが、それについてはどうお考えでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 経営戦略につきましては、29年につくって、それから年々見直しする必要があるかと考えております。このあたりも後ほど御説明したいとは思っておりますが、下水道の工事等と調整をとりながら管の更新については進めてまいりたいと考えてございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 老朽管の改修工事だとか、それからポンプの工事だとか、インフラを整備するのにお金のことがかかってくると思うんですけれど、今後10年間でどのぐらいの額と予想されていますか。平成28年では約15億円か16億円ぐらいというお話だったんですけど、13%から25%にふえていることを考えると、もう少しふえているのかなと思うんですけれど、どうでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(山本青司) 今後の更新についての費用でございますが、現在、水道の移設等を行っております事業費等を考慮しますと、年間約5,000万円程度行うのがいいのではないかと考えてございます。10年間では5億円という見込みになりますが、今後の状況等においてその都度見直す必要があるんではないかと考えてございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 今のお話で、年間5,000万円程度であれば25%から余りふえていかないというお話でよろしいでしょうか。老朽管の総量が大体全体の25%のまま変わらずにいくということでよろしいでしょうか。それともふえていくんでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼します。先ほど申しました25%でございますが、これは40年という法定耐用年数でもって計算した場合の割合でございます。市のほうでは、この更新につきましては実使用年数というものを用いまして計画を立てたいと考えてございます。老朽管に対しまして先ほど申しました年間5,000万円で追いつくかというと、これはそれぞれの状況もあるかと思います。明確にここで間に合いますとは申し上げにくいんですが、状況を鑑みて対応したいと考えております。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) お金の話だとか古くなっていく話ばっかりだったんですけれど、今までに浅口市で漏水による事故があったかどうかと、それからそのうちに老朽管が原因のものがあったかどうかを教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼します。水道管の漏水でございます。 漏水につきましては、毎年といいますか、都度発生してございますが、原因につきましては一概には耐用年数による老朽という部分ではなくて、埋設状況でありますとかさまざまなものがあるようでございます。確かに古い管が割とよく漏水しとるという状況から見ますと、漏水の原因として老朽管ということがあるのかとは認識してございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 特別大きな事故は今までなかったという認識でよろしいか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼します。大きな漏水による事故ということでございますが、過去の状況についてまでは私が十分につかめてなくて申しわけないんですが、ここ1年については大きな漏水はないと認識してございます。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 老朽管の改修や水道法の改正によって水道料金を値上げせざるを得なくなるということはないでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 現段階としまして、水道料金の値上げということについてはまだ考えてございません。ただ、今後の状況によってそういうこともあるのではないかとは思いますが、現段階では考えてございません。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 計画的に行っていただき、料金の値上げはなるべくないようにしていただきたいと思います。 では、次の質問に行かせていただきます。 先ほどもお話に出ましたが、工業団地第2期計画が進んでいますが、水道についてはどのように検討されていますか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 工業団地2期計画について水道がどのように検討されているかについてでございますが、工業団地の2期計画についても、現在計画を検討中ということでございます。水道についても同様で検討中でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 倉敷市の原水の価格が値上がりしたと聞いております。金光側から引くのと鴨方側から引くのでは料金の差額が出ると思うんですけど、その点についてもまだ何も考えられてないということでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 工業団地の計画についてがまだ明確に決まってないという段階でどちらからというのはまだ決められないことかと思います。そのあたりの計画の進みぐあいを関係課と調整しながらいろんなことを考えたいと考えております。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 済みません。教えてください。水道をどちらから引くかというのは、設計段階で決まるものなんでしょうか。どうか、教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 工業団地のエリアが金光と鴨方の境にちょうど計画してございますので、そのあたりの整備状況、計画をよく見た中で一番合理的な給水と計画というのを考える必要があるかと考えてございます。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) この問題は浅口市の未来にかかわる問題だと思っています。慎重に考えていっていただきたいと思います。 では、次の質問に入らせていただきます。 県内で初めて浅口市は図上防災訓練を行われましたが、実際の災害などの断水時、水道関係の対応をどのように考えているのか教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 浅口市図上防災訓練がせんだっても行われましたが、実際の災害などの断水時に水道関係の対応をどのように考えているかということでございますが、災害時の対応につきましては、水道施設が被災した場合、各地域での断水が予想されます。そのため、施設の機能回復までの暫定措置といたしまして、給水タンク等による応急給水を実施いたします。この場合、災害発生後は避難所や医療施設などを中心に優先的な給水の実施ということとしています。 また、早急な施設の復旧体制の整備に努める必要もございます。そのため、浅口市管工事業協同組合と災害時における災害協定、災害対策業務の実施に関する協定書を締結してございます。給水支援や復旧支援などの協力要請を行い、資機材の調達でありますとか復旧作業の迅速化を図ることとしております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 何か対応協力をしていただけるというお話はわかりましたが、例えば浅口市で3日以上、30世帯程度の断水が2カ所で同時に起こった場合にどんな対応をされるのか具体的に教えてください。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 断水地区に対しましてどのような対応をするかということでございますが、これにつきましては、市のほうで備蓄してございます給水のタンクがございます。こちらでもって断水しております御家庭のほうに水を供給したいと考えております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 何人程度で対応される予定でしょうか。水道部だけで対応されるんでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。対応につきましては、まずは市の職員がと考えてございますが、通常業務等もございますので、それこそ先ほど御説明いたしました協定に基づきまして給水支援等の協力をお願いしたいと考えております。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) どこの町でも、大体断水とか災害になったときに水道局とかも忙しそうに復旧作業をされているのをいろいろなボランティアとかへ行って見させていただいております。水の問題は大事な部分であろうと思います。それを踏まえて次の質問に入らせていただきます。 市内の断水時や災害時の対応とともに、他市町村に対する応援などを考慮して、うちの町には給水車がないと思われます。給水車を持っておくというのはどうでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 市内の断水時や災害時の対応とともに他市町村に対する応援などを考慮して給水車があってもよいのではないかということでございますが、給水車は被災した際に迅速かつ円滑な応急給水活動の実施というものが見込まれますが、緊急時以外には使用されることがないということです。緊急時に使用できるように定期的な更新でありますとか維持管理が当然必要となってございます。 現在、浅口市には議員さんのおっしゃったように給水車はございませんが、給水のタンクがございます。1,800リットルから500リットルのタンクが17基ございまして、災害時の給水というのが可能ではないかと考えてございます。 現時点では、定期的な維持管理が必要となる給水車の導入よりは、先ほど申しました管の更新でありますとか、そういうものを優先して安定した水道水の供給を行うべきものと考えてございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 今まで余り浅口市の中では給水のことが必要な災害というのは少なかったと僕は今のところ認識しております。あったのかもしれないですけれど、余りなかったと思われます。ただ、南海トラフ地震では、浅口市もかなりの震度が予想されています。平成28年の水道部長のお答えにもあったように、災害対応なども考慮して浅口市は倉敷の水道と西南水道企業団の2系統から給水を受けております。このことから考えて、災害時水道事業に特化した機材をそろえておいてもよいのではないかと僕は思っておりますが、どうでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長。 ◎上下水道部長(山本青司) 災害に対する備えというのは非常に重要なものと考えてございます。現在用意しております給水タンクというのも、そういう災害時を考慮して用意した資材というふうに考えてございます。給水車等もそれはあれば確かに便利かと思いますが、先ほど申しましたように、まずは施設、日々の水道の安全、安定供給ということから進めてまいりたいと思います。今後も災害等に対しての備えを十分検討して、準備したいと考えております。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ありがとうございます。 では、僕が先ほど申し上げた、浅口市は2系統から給水をしております。それだけ給水についてほかの町にはないような構造ができ上がっているので、水道事業とかに特化したまちづくりをしていくのがいいのではないかと思うんですが、この点について市長にお話を聞かせていただけたらと思います。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、水道事業についてお答えをさせていただきます。 老朽化の問題あるいは対応等は先ほど部長が申し上げたとおりでございますけれども、給水車につきましては浅口市には現在給水車はありませんが、給水用タンクを備蓄しているため、災害時の給水対応は可能と考えております。安全で安心な水を安定して市民の皆様にお届けするため、老朽管等のことは計画的に更新をしてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ありがとうございます。ただ、先ほど僕が申し上げました水道事業とかに特色を持たせたほうがいいんですかというお答えにはなっていないように思うんですが、どうでしょうか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 済みません。特色という意味がよくわからないんですが、具体的に何かありましたら教えていただけたらと思います。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 水道は防災を兼ねて2系統から給水をしております。そのことでほかの町よりも何か特化したものが見えるような世界にはまだなってないように思えます。それについてはどうお考えでしょうかということです。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 2カ所からいただいているということが実はよそよりも違うところでありまして、1つが給水不可能になればもう1系統からいただける。これは、前もずっと申し上げてきたことでございますので、そういった意味ではよそよりも特徴があるというふうに考えております。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ありがとうございます。それに加えて特化した機材をそろえるとかというのはどうでしょうか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) 給水車のことを言われているんだろうと思いますが、給水車といいますと、2トン車あるいは4トンというような私も記憶がありますけども、浅口市は今1,800リットルが1基、タンクです、それから1,000リットルが7基、600リットルが1基、500リットルが8基というふうに、そういう大きなタンクも常時用意いたしておりますので、そういった意味では、2系統からくめば1系統からくんでも小回りがきくということでは、給水車1台よりももっと小回りがきくというふうに考えております。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 先ほどのタンクの話だと思います。言われることもごもっともだと理解しておりますが、水道水をプラスチックのタンクで持っていくよりは、1つ、2つはステンレスのタンクの、給水車と言わなくても給水装置というものがあってもいいんじゃないかなと思って今回お話ししました。今現在では難しいようなので、またその話はさせていただきたいと思います。ありがとうございます。 じゃあ続いて、災害時、先ほどから災害時の話ばっかりになってるんですけど、災害時の他市町村への対応について、市が行われていることがわかりにくいので、今まで他市町村にどんな協力を行ってきたか、今後はどのような対応をしていくのかお聞かせください。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) それでは、他市町村への災害の支援と今後の対応についてお答えをいたします。 大規模な災害が発生した際、市町村が被災自治体に協力できる発災直後の業務といたしましては、罹災証明発行のための家屋調査、それから罹災証明の発行業務の支援、それから避難所運営支援が主なものになります。 平成23年の東日本大震災においては、全国市長会や岡山県からの要請により宮城県多賀城市に被害家屋調査支援として1名、岩手県大船渡市へ相談業務の支援として保健師2名を派遣し、福島県浪江町には一般事務支援として約1年の期間、延べ21人の職員を派遣しております。 また、平成28年の鳥取県中部地震においても、岡山県からの依頼により、家屋被害認定業務のため鳥取県倉吉市へ職員1名を派遣しております。 さらに、昨年の7月豪雨災害においても、倉敷市が開設する避難所の運営に職員を延べ38名派遣をし、また倉敷市からの避難者を市内の避難所で受け入れ、入浴支援を行っております。 そのほか、職員派遣以外の支援といたしまして、被災地の希望に応じた物資の支援や避難所における手延べ麺の炊き出しなども行ってきたところでございます。 現在、岡山県内の自治体では、岡山県及び県内市町村の災害時相互応援協定というものを結んでおりまして、県内で大規模災害が発生し、この協定に基づく派遣要請があった場合には、ことしから県民局単位で県職員10名と市町の職員10名の合計20名から成るチームを編成いたしまして、ローテーションを組んで支援する体制をとっております。 また、全国的には、被災した市区町村が応援職員を要請する場合、昨年、平成30年3月から運用開始となりました被災市区町村応援職員確保システム、これに避難所運営や罹災証明の交付業務といった、そういった必要とする支援を入力することによりまして、総務省や全国知事会、全国市長会、全国町村会、指定都市市長会で構成されます市区町村応援職員確保調整本部というのがあるんですが、ここがそれらの要請を取りまとめまして、各都道府県や指定都市がこれを原則として1対1で被災市区町村に割り当てる対口支援の調整を行いまして、県を通じて派遣可能職員の紹介が行われると、こういう体制が構築されております。 被災市町村から具体的な支援業務や職員の支援の経験の有無、こういった経験のある職員を欲しいというようなリクエスト、それから派遣期間につきましても何カ月とかというような具体の詳細な要請内容がこのシステムによって取りまとめられます。応援する予定職員とのマッチングがそのシステムを通じて行われていくということになります。 市といたしましては、今後につきましては、被災地からの派遣要請があった際、こうした体制に基づきまして要請を満たす職員をリストアップし、可能な限り被災地への協力を行っていきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ほぼほぼ県とかそういう市町村の要請があってからの行動になるというのが取り決めであるというふうに認識してよろしいでしょうか。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) 現在は、発災の非常に早い段階で先ほどのようなシステムでありますとか協定に基づいて派遣要請の調査が来るというような状況になっております。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) 県内外にかかわらず協力していくことによって市職員の経験値がふえてきて、結局は自分たちの町が災害に遭ったときとかの対応力が早くなっていくんではないかと僕は考えております。積極的にこれからもやっていただきたいと思います。 この件について市長から何かありますか。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、災害時の他市町村への協力ということでお答えをさせていただきます。 被災自治体への支援につきましては、東日本大震災以降、災害の規模に応じて全国の自治体が職員の派遣を行っており、浅口市も支援を行ってきております。 また、支援に当たりましては、私自身も被災地を訪問し、被災地に寄り添った支援ができるよう行動してまいりました。 被災自治体からの派遣要請があった場合には、部長が言いましたように、個々の自治体の支援ではなく、国レベル、県レベルで整備されている応援体制に基づき、引き続き被災地のニーズを十分把握した上で、可能な限り支援を行ってまいります。 先ほど議員が言われましたように、何事も経験すれば経験するほど今まで見えなかったことが見えてくるということは確かでございますので、3・11以降、積極的にそういった職員の派遣は行ってきているつもりでございます。これからも続けていきたいと思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 山下議員、どうぞ。 ◆2番(山下周吾) ありがとうございました。これからも続けていっていただきたいと思います。 つけ加えて言うならば、何かに特化している町であれば、そういうことには強いんだというイメージもできるのかなと。それは町のイメージアップにもなるのではないかと考えておりますので、進めていっていただけたらと思います。 以上で僕の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長井上邦男) 御苦労さまでした。 次に、8番佐藤正人議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 8番、公明党の佐藤正人です。本日最後です。もう少しおつき合い、時間よろしくお願いいたします。 それでは、通告に従いまして質問させていただきます。 まず、第1点目、新基準による防災重点ため池について質問いたします。 ことし3月の代表質問で朋進会の中西代表からため池の安全対策、災害対策について質問がされましたけれども、私は、今回、特に防災重点ため池について伺います。 岡山県は、全国で6番目にため池の多い県でございます。御承知のとおり、昨年の7月豪雨では、西日本2府4県で合計32件のため池が決壊しました。そのうち4件が岡山県内、またその4件のうち1件は浅口市であったわけですが。また、近くでは、福山市ではため池の決壊によって家ごと流されて3歳の女の子が亡くなるという大災害が発生しました。また、その32カ所決壊したうち、防災重点ため池には3カ所しか選定されていなかったという事実があります。そこで、農林水産省では、昨年11月に新基準を公表したということですが、お聞きします。 まず1点目に、防災重点ため池に選定される基準とはどういうものかをお聞きいたします。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 失礼いたします。御質問の防災重点ため池の基準でございますけれども、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等があると、存在すると、それで人的被害を与えるおそれがあるというため池が大きい基準でございまして、具体的には、ため池から100メートル未満の浸水区域内に家屋、公共施設があるもの。2点目には、ため池から100メートルから500メートルの浸水区域内に家屋、公共施設等があり、かつ貯水量が1,000トン以上のもの。3点目に、ため池から500メートル以上の浸水区域内に家屋、公共施設等があり、かつ貯水量が5,000トン以上のもの。4点目に、地形条件、家屋等の位置関係、維持管理の状況等から都道府県及び市町村が必要であると認めるものというふうになっております。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。
    ◆8番(佐藤正人) 答弁いただきました。大きな定義としては、決壊した場合の浸水区域に家屋や公共施設等が存在すると、また人的被害を与えるおそれのあるため池ということでございます。具体的には先ほど4点言われておりましたけども。 以前の防災重点ため池の基準でしたら、堤防高が15メートル以上で、また貯水量が10万トン以上というような、そういう基準だったんですけども、それから大きく基準が見直されたということで、比較的小さいため池もそういうふうに選定の対象になるということでございますけれども。 じゃあ、次にお聞きします。その上で、浅口市には現在幾つ指定されていますか。できれば3町の町ごとにわかれば教えてください。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 新基準での防災ため池の数ということでございますけれども、新しい基準での防災重点ため池は96の池が該当しております。そのうち、金光地域で41、鴨方地域で48、寄島で7つの池が対象となっております。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 山陽新聞にも出ておりましたけれども、浅口市には325のため池があって、そのうちの先ほど答弁がありました96が防災重点ため池に指定されたということでございます。以前は2つしかなかったわけですから、今回見直しで相当ふえたわけですけれども。 続いて、その上で3番目のハザードマップについてお聞きいたします。 今、新しいハザードマップも作成中だとお聞きしておりますけれども、今後、防災重点ため池がどのように明記されるのか。ことしの3月議会での部長の答弁では、ため池独自のハザードマップを考えているという、そういうような答弁もありました。それで、でき次第、公表していくとのことですが、その内容、スケジュール等はどうなんでしょうか。また、市民皆さんへの周知はどうされるのかお聞きいたします。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 失礼します。先ほど佐藤議員からも申されましたけれども、防災担当部署が作成している洪水、土砂災害、津波のハザードマップがございますが、これに追記するということになりますと、情報量が多くなり過ぎまして余計見にくくなるのかなというふうに思っております。別途ため池のハザードマップを作成して、市のホームページ、それからため池の下流の地区住民、そういった方へ配付していく予定でございます。 1つ、2つの池ができて掲載するということになると、ここの池だけが危なくて、自分の住んでいるため池は安全なんだというような誤解を招いてもいけませんので、災害が大きいと想定されるようなため池から順次つくってまいります。ある程度の数ができ上がった段階で公表していきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 従来のハザードマップに明記するということは、情報量が多くなり見にくいということでございます。独自のため池のハザードマップというふうになるんであろうというふうに思いますけれども。 農林水産省では、県や市町村は今年度中に全ての防災重点ため池について位置や貯水量などを盛り込んだマップを作成する、また20年度末には浸水想定区域図や緊急時の関係間の連絡体制整備などを進めるということですが、この辺はどうなんでしょうか。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 御質問の緊急連絡体制の整備ですか、そういったところにつきましては、順次整備をしていくという。要は、ため池の管理者との協議等も必要になってまいりますので、そういったところの整備は今後進めていきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 一遍に防災重点ため池が多くなりましたので、なかなか執行部のほうの対応も難しいと思いますけれども、そういう上で、倉敷市や笠岡市などは、既に市のホームページに新基準で指定された防災重点ため池の一覧を公表しております。 議長に許可をいただきまして皆さんにお手元に資料をお配りしていますが、岡山市と倉敷市のため池の防災マップでございます。これでございます。それぞれ市のホームページから出したものですが、岡山市は全てのため池の浸水想定マップがあります。倉敷市も、順次防災重点ため池のハザードマップをホームページで公表しております。倉敷市のほうは、平成30年、去年の2月ですけども、作成しているわけですけども。私も、実際にこの地図の場所、すぐ近くなんで玉島に行ってきました。上竹を抜けるとすぐのところなんで。玉島道口にある大木池と増原池という名前ですけれども、この両方とも倉敷の中では一番大きいぐらいな大きな池なんですけども。増原池の貯水量は80万トンということでございますから、両方ともかなり高いところにあって、私もこの辺はよく通るところなんですけども、すぐ下に集落がありますので、決壊すれば本当に大変なことになるという。私も以前質問しましたけれども、昭和水門の辺までずっとかなり行くんじゃないかなというふうな、そういうところでございますけれども。 ため池ハザードマップは、現在のところ、どの自治体も苦心しながら作成しているようでございます。ため池の課題は今までもずっと言われてきましたけれども、小規模なため池は所有者、管理者やまた使用実態や構造などが正確に把握し切れてないというような、また安全対策としてハード面での堤防等の補強対策も必要ですが、膨大な費用もかかるということでございますけれども。 その上で、今、部長に答弁いただきましたけれども、うちの浅口市で今考えておられるため池のハザードマップというのはどのような内容か、もう一度詳しくわかれば教えていただきたいと思います。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) ため池のハザードマップです。今、議員さんが倉敷市の資料を配付していただいておりますけれども、このようなものになります。具体的に申しますと、浸水想定区域図として、ため池が決壊した場合、どの区域がどれくらいの浸水になるかといった内容を地図に表示いたします。また、決壊が予想される場合には、どの方向に逃げるのか、また避難場所はどこにあるのか、そういった内容を記載するものでございます。内容の検討につきましては、地元の地形等をよく理解されている地元の土木委員さんや水利委員さん、そういった方々と協議しながらつくっていくということになります。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) はい、わかりました。1点お聞きするんですけども、倉敷とか岡山はホームページで閲覧できるということですけども、浅口市の場合もホームページで公開するということになるんでしょうか。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 周知につきましては、市のホームページ、それから関係のため池の下流の地区住民の方にこのマップを配付するなどによりまして周知していきたいというふうに思っております。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございます。恐らくそういうふうな形になるんだろうと思いますけれども、私が危惧していることは、従来の浸水区域で、また地震だとか津波だとか豪雨だとか土砂災害であるとか、そういうようなときの浸水区域と、そしてまたこういったため池の災害時でのそういう浸水区域とか、その辺の区別といいますか、市民皆さんへの周知の仕方といいますか、そういうことも課題ではないかなというふうに思いますけど、その辺はどんなでしょうか。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 議員さんがおっしゃるとおり、そういった今までお出ししているハザードマップ、それと今回また予定しておりますため池のハザードマップ、市民の皆様がわかりづらいというようなことはあるかもわかりません。ということで、先ほども申しましたとおり、別につくる、市の今つくっているマップに載せると情報量がわけわからなくなるというようなこともございますので、そういったことを考えております。 ということで、周知のときには、これはため池のハザードマップ、ため池が決壊した場合にはこういうことになる予想ですというのをよく周知できるように公表していきたいというふうに思います。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 今、そういうふうにまだいろいろ検討されとるというところもあると思いますけれども、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 要は、今回国が見直した基準というものは、豪雨時の情報収集とか、また決壊するおそれのあるときには住民の皆さんが避難行動にどういうふうにつなげていくかという、その対策をとることが一番大事だろうというふうに思います。専門家の先生も言っておられましたけれども、ことしの台風19号は東日本に大きな災害、被害をもたらしましたけれども、超巨大雨台風といいますか、そういうのは温暖化の影響が非常に大きいということです。これからも世界が温暖化傾向に向かえば、そういうようなさらにそのリスクが高くなるというようなことだろうというふうに思いますけれども。 その上で、今後の浅口市の防災重点ため池を含む全てのため池の安全対策についてお願いします。お聞きします。 ○議長井上邦男) 産業建設部長、どうぞ。 ◎産業建設部長井上聡) 御質問の安全対策についてでございますが、ため池管理者が異常を発見した場合、市に連絡をするようにお願いしております。毎年受益者の方に作業をしていただいておるため池の草刈り、これによってため池の異常が早期に発見できるというようなメリットも多く、防災的にも役立っているところでございます。地元の草刈りの実施の御報告をいただいた後、市の職員が現地の確認を行いに出向いてまいります。そういったことで、市の職員も目視による堤体異常などの管理を行っておるところでございます。 また、利用されていないため池の廃止など、計画的にため池の防災安全対策を推進してまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございます。ため池は浅口市も多いわけでありますので、ぜひともそういった安全対策をよろしくお願いしたいというふうに思います。 では、総括して市長のほうからよろしくお願いします。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、防災重点ため池についてお答えをさせていただきます。 防災重点ため池に係るハザードマップは、決壊時に影響が大きいと想定される池から優先順位を決めて作成をいたしまして、関係地域に配付をいたします。また、従来からある洪水・土砂災害・津波ハザードマップについても、本年度末までに新たに作成し、市民の皆様に配付をいたします。みずからの身の安全はみずからが守るということが防災の基本であり、災害発生時にはみずからの身の安全を守るよう行動することが重要であります。今後作成していくため池ハザードマップも、いざというときの市民の皆様の安全確保と防災意識向上に役立てていただきたいと考えております。 私は、最後に市民の皆様にお願いがございまして、私は地区の総会あるいはいろんな会合に出ていきまして、こういう質問をいたしております。ハザードマップが現在家のどこにあるか知っている人、そしてそれをしっかりと家族で共有して見たことのある人、手を挙げていただけますかという、こういう御質問でございますけれども、普通平均して1割、多くて2割、一生懸命防災に取り組んでいらっしゃるところで8割、9割という方もいらっしゃいますけれども、平均して2割弱の方しかハザードマップの存在を知らないという、こういう状況でございます。先ほど申し上げましたように、今度新しいデータでお配りしたハザードマップによって家族の皆さんと一緒に我が家がどういう危険にさらされているか、大雨が降ったときはどうなのか、そして南海トラフ等が来たらどういうふうになるのか、しっかりと色分けをしてありますので、それを皆さんと一緒に見ていただくこと、このことが自分たちの家族を守り、兄弟を守る、親族を守る、こういうことにつながってくると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございました。市民皆さんの安全・安心のまちづくりのためにも、ぜひともよろしくお願いしたいと思います。 次の質問に入らせていただきます。 災害時に備えてのマンホールトイレの設置についてお聞きします。 災害時に備えてのマンホールトイレの設置ですけれども、ここ数年、我が国の地震災害や豪雨災害などで特に避難所において課題が指摘されているのが、トイレの問題です。災害が起こるとライフラインがとまります。使えなくなる。道路もそうですが、電気や水道、下水。その中で断水時には、トイレの確保が大きな問題になっております。平成7年の阪神・淡路大震災のときにはほとんどの水洗トイレが使えなくなり、どこもあふれていたり、また中越地震では車中泊をしていた被災者がトイレを我慢してエコノミークラス症候群で死亡するといったケースもあったようでございます。 我が町においても、非常時でのトイレの確保は十分検討はされているとは思いますが、現実問題として、いざ災害が起こるとトイレの確保が難しいのが現状だと思います。 そこで、マンホールトイレは、日ごろは必要はありませんが災害時には水洗トイレに近い環境で迅速に確保できるというもので、今、全国で整備が進んでおります。つい先日の報道では、岡山市も小学校の校庭に初めて5基整備し、防災訓練とあわせて設置訓練が行われたということでございます。 一般的に災害用トイレには携帯トイレ、簡易トイレ、仮設トイレ、そしてこのマンホールトイレとあるんですが、議長に許可をいただきまして皆さんのお手元に資料を配らせていただいています。国土交通省のホームページとガイドラインからコピーした資料ですが、マンホールトイレは下水道管路にあるマンホールの上に簡易な便座やパネルを設け、災害時には迅速にトイレ機能を確保できるものです。そして、この裏面には様式がありますけれども、種類としては本管直結型、また流下型、また貯留型、こういうような大きく3つのタイプがあるようです。平成29年の浅口市の防災訓練では、寄島B&G体育館で避難所の開設訓練もありましたけれども、そのときには簡易トイレが設置されていました。 ここでお聞きいたします。 マンホールトイレの利便性についてどのように認識されているでしょうか。 ○議長井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(山本青司) 失礼いたします。災害に備えてのマンホールトイレの設置についての中で、利便性でございます。 マンホールトイレの利便性でございますが、災害時には仮設トイレを避難所等に設置するという場合、搬入に時間がかかります。議員さんのおっしゃるとおりでございます。すぐに使うことができないということになると思います。その点、マンホールトイレでございますと、既設のマンホールに設置するため、設置に時間が余りかからないと、汚水のくみ取りも必要ないと、こういうふうな利便性があると認識してございます。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございます。通常でしたら避難所で断水等したら仮設トイレ、よく工事現場であるような、そういうのを調達するんですけれども、先ほど部長も言われておりましたけども、時間がかかる、調達するのに4日以上かかるというような、そういうような自治体が7割近くぐらいあったということでございます。設置できても、し尿のくみ取りが思うようにならないケースも多々あるようですけども。仮設トイレはほとんどが日本式なので、大きな段差もありますし、要支援者の方には非常に使いにくいという、そういったものでございます。 その上で、次に国や県内の設置状況についてお伺いします。また、国の指導等今後の動向についてお聞きいたします。 ○議長井上邦男) 上下水道部長、どうぞ。 ◎上下水道部長(山本青司) 国、県での設置状況ということでございます。 平成29年度末のマンホールトイレ管理基数というのがありました。全国では約3万基ございます。県内では約300基とお聞きしております。 あと、国の指導等についてでございますが、特に今のところはございません。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) 全国では防災公園であるとか一時的な避難所であるとか、また学校施設等も今設置されているようでございますけれども、ガイドラインにもありますが、国の防災基本計画においては、災害予防対策として市町村は指定避難所においてマンホールトイレ等要配慮者にも配慮した施設の整備に努めるものとされております。また、災害応急対策として、避難所の生活環境を確保するために必要に応じてマンホールトイレ等を早期に設置するものとされている。以上により、マンホールトイレの整備は地方公共団体が地域防災計画に位置づけて取り組むべき事項の一つとなっていますけれども、その上で本市、浅口市においても、学校であるとか、また避難所施設への設置の必要性について伺います。 ○議長井上邦男) 企画財政部長、どうぞ。 ◎企画財政部長(徳田政太郎) それでは、学校、避難所施設への設置の必要性についてお答えをいたします。 マンホールトイレの一番のメリットは衛生面であろうかと思いますが、その優位性というものは十分認識をしているところでございます。 ただ、避難所への設置に当たりましては、まずマンホールの場所、これが議員さんお配りの資料の中でも3種類の方式がございましたが、いずれにしましても、ただ下水管の上に設置をするということではなく、下水管に接続する形でそれ用の管を敷設しなければならないというようなことがあります。そのために、そういった工事、設置ができる場所かどうかというようなこと。 それから、既存の避難所につきましては、避難者の動線というものも考えて避難所を開設いたしますが、その動線等の確認。 それから、マンホールトイレにつきましても、汚物を処理するための水の確保ということが必要になってまいります。停電等が発生した場合に、例えば学校のプールの水を手動のポンプでマンホールトイレのところまで流すというような施設が必要というような、たしかガイドラインにもあったと思いますが、そういった水の確保ということもあります。 また、下水管そのものの災害耐性、地震等で破損しにくいとか、地震の場合ですと、下水管が破損しますとマンホールトイレも使えないというようなことがあるようでございます。こういったことも調査、考慮していくというようなことで、各施設の設置の適否を一つ一つ調査していくことが必要になります。 こうしたことから、設置に当たっては整備計画を策定していくことや工事の実施など時間や多額の費用を要することから、早急な設置は難しいのではないかというふうに考えております。 そうしたことから、浅口市におきましては、現在、簡易トイレ、それから簡易トイレ用の簡易のテント、それから集便袋、こういったものを備蓄をしておりますので、適正な備蓄量が確保できるよう、まずはこれを計画的に配備していきたいというふうに考えております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございます。なかなか今現状は難しいということでございますけれども。 災害時においては、少しでも被災者の皆さんの健康管理とか、また環境整備としてマンホールトイレの検討もしていただければというような、そういう思いもあります。総括して市長のほうからよろしくお願いします。 ○議長井上邦男) 市長、どうぞ。 ◎市長栗山康彦) それでは、マンホールトイレの設置ということでお答えをさせていただきます。 避難所におけるトイレの整備につきましては、避難所生活でのストレスを軽減し、健康の維持を図る上で大変重要なことであると認識をいたしております。マンホールトイレの整備につきましても、衛生面から一つの有効な手段であると考えられます。 しかしながら、部長が申し上げましたとおり、マンホールは通常道路に設置されておりますので、マンホールトイレを設置いたしますと通行の妨げになります。そのため、別途支障にならない場所に整備する必要があります。新たに設置するのであれば、部長が申し上げましたように、学校や避難所を選定する必要が生じます。また、汚物を流すための水の確保もしなければなりません。どこにでも設置できるものではありません。こういったことから、設置については慎重に考える必要があろうかと思います。まずは、移動も簡単で数も確保できる簡易トイレあるいは簡易テント等で避難所のトイレが確保できるよう今後も継続して備蓄に努めてまいりたいと思っております。 以上でございます。 ○議長井上邦男) 佐藤議員、どうぞ。 ◆8番(佐藤正人) ありがとうございました。よろしくお願いします。 以上で終わります。 ○議長井上邦男) 御苦労さまでした。 以上で本日の日程は終了しました。 これにて散会といたします。 明日は本会議を9時30分より開議いたしますので、御参集ください。 御苦労さまでした。            午前11時47分 散会...